02 2004日本シリーズ

2004年10月26日 (火)

悲しき幕切れ、オレ竜の夢破れる...。

まだ伸びる もっと強くなる!!

落合監督 悲願の日本一再挑戦


2004日本シリーズ第7戦

中日 2-7 西武 ●ドミンゴ


泣いても笑っても今季最後の大一番!

勝った方が日本一となる最終の第7戦!

ドラゴンズは悲願となる50年ぶりの日本一を目指し、

戦いましたが、ミスと連打で大量点を失い、

攻撃陣も石井貴にまたも抑えられてしまい、完敗。

残念ながら、日本一は、なりませんでした。

先発は、ドミンゴ石井貴

2回ウラ、一死後リナレスが四球で出て、

谷繁のピッチャー強襲の当たりを石井貴が足に当て

打球は一塁方向へのゴロとなる。

石井貴は治療の為、いったんベンチ裏に下がり、

再びマウンドへ。二死2塁で迎えるは井上!

わずかな中断で流れが変わり、

先制のチャンスとなりそうだったが、

二塁走者のリナレスが捕手からの牽制で刺されて、

チャンスが潰れてしまう。

一方のドミンゴは、今夜はひと味違う配球。

立ち上がりはあまり悪くないはない投手だが、

いつものストレート主体でなく、

スライダーとフォーク中心の変化球主体のピッチング。

特にクリーンアップには変化球で攻め、凌いでいった。

しかし、ちょっとしたミスから崩れてしまう、

いつもの悪いクセが今夜も出てしまう。

3回表、一死2塁で打者・石井貴の時に

ドミンゴボークを取られ、

ランナーを3塁に進めてしまう。

石井貴を二ゴロに抑えるが、

佐藤に散々粘られた末の10球目

打球は、高いバウンドのピッチャーゴロとなる。

しかしドミンゴが弾き、打球方向が変わる。

さらに拾った荒木が握り直してしまい、内野安打に。

その間に中島がホームインして先制されてしまう。

続く赤田にも三遊間を破られ、1、2塁。

動揺したドミンゴフェルナンデスにも

センター前に打たれてしまい、2-0

ホームは間に合わず、谷繁が二塁に送球。

飛び出していたフェルナンデスを挟んだが、

井端が送球をフェルナンデスの頭に当ててしまい

その間に赤田もホームインで3-0

あっという間の3個のミスで3点を失い、

ドミンゴは降板となった。

山井に交代して、カブレラを迎えるが、

甘く入ってしまったスライダーを狙い打ちされ、

レフトスタンドへ特大の一発を

叩き込まれてしまう!

結局、打者一巡の攻撃で、

5点のビッグイニングとなってしまった。

何とか反撃したいドラゴンズ

4回には、荒木がライトオーバーのツーベース。

5回は、井上がレフト線へのツーベースと

チャンスを作るが、

石井貴の気合と丁寧な投球の前に繋がらず、

結局6回を3安打無得点に抑え込まれてしまう。

そうしている間に流れはドンドン西武の方へ傾いていく。

4回、5回は岡本が何とか凌ぐが、

6回から登板した平井

フェルナンデスに左中間を抜くツーベースを打たれ6-0

7回には、平尾に右にうまく運ばれてしまい7-0

次第に開いていく得点差に

日本一が遠のいていく寂しさが増していった。

さらに気持ち的にとどめを刺されたシーンが

8回ウラに飛び出した。

西武は3人目のピッチャーとして、

昨夜8回134球投げた松坂大輔を登板させ、

オレ流サプライズを意識させる起用をみせる。

その松坂から荒木がライト線へツーベース、

立浪が四球で二死1、2塁のチャンスを作るが、

アレックスのレフトへの打球は伸びに欠け、

和田のグラブに入り、ここでも得点できず。

無得点のままついに迎えてしまった最終回

マウンドには、抑えのエース、豊田清

しかしドラゴンズは、最後の最後で意地をみせた。

先頭のリナレスがセンター前で出ると、

谷繁のレフトへのライナーを和田がそらして、2、3塁。

井上もセンター前に落として、ようやく1点!

続くの4-6-3のダブルプレーに間にもう1点!

2点を返すが、ランナーが無くなり二死となる。

代打・渡邉は初球を打ち上げ、ファーストフライ。

カブレラが掴んでゲームセット

西武ライオンズが、12年ぶりの日本一

観衆38050人の2%くらいの西武ファンが見守るなか

ナゴヤドームで歓喜の胴上げ。

伊東監督が宙に舞った。

ドラゴンズの願いは、今回も叶いませんでした。

とても悔しいです。

ナゴドで決めてくれると思っていたのに。

王手で名古屋へ帰ってきて、

大観衆と日本一への重圧

逆に選手たちが硬くなってしまったかもしれません。

その一方で、プレーオフ計8試合

そして日本シリーズ7試合

負けたら終わりの重圧と圧倒的アウエーのなかで

戦っていくなかで次第に強くなっていき、

この状況でものびのび戦っていた

西武の方に分がありました。

さらに西武のクリーンアップを最後まで抑えることが出来ず、

勝負どころで、致命的な失点を食らってしまった事も

敗因となってしまったと思います。

キャンプからの練習と意識改革

138試合のリーグを制する力は生まれましたが、

シリーズ7試合を制する力が

結局、今季のドラゴンズにはありませんでした。

選手それぞれが、足りなかった何かを見つけ、

それに挑んでいくことが、

今後のチームの成長に繋がっていくのでしょう。

ただ日本一は逃しましたが、145試合感動をくれた

中日ドラゴンズの監督、コーチ、選手、スタッフの

みなさん
には感謝したいと思います。

ありがとう、そしてお疲れ様でした。

セレモニーのあと、落合監督は、全員を引き連れて

ライトスタンドに向け、一直線に並んで全員で頭を下げました。

次に左翼スタンド。もう一度、感謝の気持ちを態度で示しました。

落合監督は、こう言っています。

「このスタイルだけは絶対に変えない。

課題は確かにある。

けどこのチームはまだ伸びる。

もっと強くなる。

忘れ物は来年、必ず取りに戻ってくるよ。」

来年こそは、日本一を掴んでほしいです!

これからも頑張れ!中日ドラゴンズ!


PS 今季は最終回、今夜の渡邉選手

劣勢のなか、なかなか出場出来ず

迎えた9回ウラツーアウト

残された代打の切り札として登場しました!

この場面だったら絶対出てくるだろうと

思っていたので、とても喜んでしまいました。

しかし初球を打ち上げてしまい、ファーストフライ。

最後のバッターとなってしまいました。

期待したウイニングボールとは全く逆の展開。

しかしTVには何度も写り、

違う意味で後世には、伝えられることに

なってしまいました。

シリーズでは、初戦に石井貴に調子を崩されてしまい、

思うようには、活躍できず結局ノーヒット

反省点を見つけ、来季も渋いスーパーサブとして

頑張ってほしいと思います。

これからも応援していきますよ!

2004年10月25日 (月)

いよいよ迎える大一番!絶対勝つぞ!

落合監督「もう一試合できる」

3勝3敗のタイとなった日本シリーズ

いよいよ今夜が最終戦です。

昨夜は、松坂大輔の好投に返り討ちにあい

逆王手となりましたが、

負けられない気持ちがドラゴンズより

西武の方が上回っていただけと思われます。

あと1試合ゲームが出来る」と、

落合監督もナインも口々に言っていたので、

しっかり前を向いて、チーム全体

西武にぶつかっていってほしいですね。

先発は、ドミンゴ石井貴が有力ですが、

両軍スクランブル体制!ドラゴンズは、

山井岡本平井英二岩瀬も、

そして川上憲伸までも用意して

いい順で投げてくると思います。

対する西武も、帆足小野寺、豊田

出てくるでしょう。

ただ前夜の松坂大輔以上の投手はいませんし、

石井貴が第1戦と同様のピッチングが出来るかは

微妙だと思います。

昨夜3三振の井端、ノーヒットの立浪

そしてシリーズ打率.400、出塁率5割

リナレスに期待したいと思います。

スタンドは9割以上ドラゴンズファン

気負わずに、多少の緊張感を保ちながら、

世紀の大一番に臨んで欲しい!

そうすれば日本一は見えて来るでしょう!

あと一試合、頑張れ!ドラゴンズ!!

山本昌被弾、勝負は第7戦に。

マサまた勝てず 痛恨の逆転被弾

2004日本シリーズ第6戦

中日 2-4 西武 ●山本昌


50年ぶりの日本一に王手をかけて、

ナゴヤへ帰ってきたドラゴンズ

大観衆のドラゴンズファンの期待を背負い

戦いましたが、負けられない西武のエース

松坂大輔和田の粘った末の二発の前に敗れ、

胴上げは最終戦に持ち越しとなりました。

ドラゴンズは、ベテラン・山本昌が先発。

しかし立ち上がりはかなり固かった。

先頭の佐藤がピッチャー返しで出て、赤田が送り、

フェルナンデスのセンターフライで3塁へ。

そしてカブレラに詰まりながらも運ばれ

タイムリーヒットを許してしまう。

あっという間の先制点だった。

対する西武は、もう負けられない。

エースの松坂大輔を立てて必勝態勢!

しかし立ち上がりは腕が振れず、あまり調子が

良くなさそうで変化球がかなり多めだった。

そんな松坂を攻め立てるドラゴンズ

2回一死後、好調のリナレスがストレートの四球で

出ると、谷繁がバッテリーのウラをかく

エンドランで1、3塁とチャンスを作る。

ここで迎えるは、ラッキーボーイ・井上一樹!

高く弾んだサードへのゴロは、内野安打となり、

ドラゴンズが同点に追いついた!

さらに4回またも5、6、7番でチャンスメイク!

昨日37才のバースデーリナレス

ライト線へ落ちるツーベースを放ち、またも出塁!

続く谷繁が初球をライト前でノーアウト2、3塁!

そして大音量の「狙い撃ち」のなか、

またも井上が決めてくれた!

甘いカットボールをセンター前に運ぶタイムリー!

2-1と逆転し、場内のボルテージはmaximumに!

しかし後続で追加点が取れなかったのが

後々、痛いことになった。

山本昌は、その後は根気強く投げ続ける粘投

審判の判定に若干苦しみながらも、

次第に自分らしい投球を見せ始め、

5回まで初回の1失点のみに凌いでいく。

あとは継投をどうするかの見極めが焦点となった。

6回表、山本昌は続投。

しかし先頭のカブレラに高目のスクリューを

右中間に運ばれ、ツーベースとされる。

迎えるは、和田一浩

和田は、追い込まれてからボール球をことごとく

カットして自分のペースに持ち込んでいく。

そして10球目、高目のカーブを巧く叩き、

レフトスタンドへ逆転ツーラン

ドラゴンズファンは静まりかえった。

山本昌は動揺したか、続く平尾にも

右中間フェンス直撃のスリーベースを打たれてしまう。

これで交代。5回0/3、96球でマウンドを降り、

またもシリーズ初勝利はお預けとなった。

ノーアウト3塁で上がったのは、

第3戦で痛い満塁弾を浴びた岡本

しかし今夜は真骨頂の投球!

中島、細川、松坂三者連続三振に斬って取り、

逆転へ望みをつなぐ快投を魅せてくれた。

勝ち越してからの松坂の投球は、

変化球から直球主体の投球へ変化していく。

終盤に近づいてからも150キロを超える

ストレートには気持ちがこもってきた。

6回も谷繁の当たりが惜しいレフトフライとなり、

なかなかチャンスが作れなくなりそうな

感じになってきてしまった。

8回からは、マウンドには落合英二

負けられない継投が続くが、

先頭の和田手痛い一発を浴びてしまう。

またも粘られた末に今度は右中間へ。

落合同様、ファンとしても悔しい一発になった。

8回もマウンドへ上がる松坂

しかしコントロールが甘くなる。立浪とリナレス

四球を選び、二死1、2塁のチャンスを作り、

迎えるは、今シリーズ打点王の谷繁!

逆転打を願う360°ドラゴンズファンの祈りむなしく

谷繁の当たりはバットの先。

力のないセカンドゴロとなり、勝負は決まった。

最終回は、中4日の守護神、豊田に抑えられ

ゲームセット。胴上げは持ち越しとなった。

自分もナゴヤドーム「悲願の胴上げ」を観に行きましたが、

残念ながら、敗れてしまいました。

今日は、西武の負けられない気持ち

ドラゴンズを上回っていたようです。

それにしてもナゴドドラゴンズファンの熱気は

ほんとうに凄かった!

そんなファンのためにも、最後の大一番

勝って決めてほしい!頼むぞ!


PS 出ましたよ、今夜の渡邉選手

ナゴドへ帰ってきてようやく出番が来ました。

9回から一塁の守備で登場!

荒木のナイスプレーをアシストする好捕

魅せてくれました。

久々の打席は、残念ながら三振。5-0となりました。

いよいよ最終戦。最後のシーンは内野ゴロで。

必ずTVに写って下さいよ!

2004年10月24日 (日)

いよいよ今夜、頼むぞドラゴンズ!

昌、偉大なアンカー「今年の総決算」

50年ぶりの日本一まであと1勝!

ドラゴンズ、いよいよ歓喜の瞬間が近づいてきました。

23日は、移動日。

選手達は地元・名古屋へ戻ってきました。

「休みたいやつは休めと言った」そうで

それぞれ休養する者、体を動かす者がいて、

全体的には静かな練習風景だったようです。

さて第6戦の先発投手は、

先週の日曜日の第2戦と同様、

山本昌松坂大輔と予想されています。

両投手ともに途中KOされた前回の雪辱戦

特に負けられない西武の先発である松坂

チームの期待をすべて背負い、投げてくるので注意です。

二度目の対決になりますが、なんとか打ち砕いて、

まだシリーズでは勝ったことのない昌さん

初勝利をつけてあげたいですね。

ナゴドへ戻り、飛ばないボール高いフェンス

なりますが、それでも怖い西武打線

ベテランの投球術で翻弄してほしいと思います。

打線も第5戦では、ようやく相手のスキをつく

自分達らしいゲームが出来ました。

荒木・井端の1、2番をはじめとして、

ホームラン2本ずつの立浪、アレックス、リナレス

打点9で新記録まであと2谷繁

そしてラッキーボーイ井上もスタメンでしょう!

もうひとつの外野は、英智か森野が入るのかな。

ロングヒットはあるにこした事はないですが、

シーズン中の繋ぐ打撃で戦っていって欲しいです。

我が渡邉選手には、最終回の守備で

ウイニングボールを掴んでもらいたいと思います。

2戦のうち、1つ勝てばいいと思わず、

とにかく目先の勝利一気に勝ってほしい!

ナゴヤドームの大観衆のドラゴンズファンの中で、

最後の頑張りに期待したいと思います。

頼んだぞ!ドラゴンズ!!


PS 24日の夕方からの度重なる地震

埼玉でも震度4。何度か揺れてちょっと怖かったです。

ただ新潟県では、震度6強が3回もあったそうです。

被害に遭われた方々にはお見舞い申し上げます。

2004年10月23日 (土)

ドラゴンズついに王手!ナゴヤで決めるぞ!

憲伸男だ!!エースだ気合だ魂の127球

2004日本シリーズ第5戦

西武 1-6 中日 ○川上


2勝2敗のタイで迎えた第5戦は、

今シリーズ初めてドラゴンズらしいゲームでした。

投げては、エースの完璧な投球!

守っては、絶妙な中継プレーで本塁を死守!

攻めては、ヒットこそ少ないものの、

四球と相手のスキを付く見事な走塁で得点を重ねる。

西武をほとんど寄せ付けない勝利で、

50年ぶりの日本一に王手をかけました!

先制は、今夜もドラゴンズ

約1ヶ月振りの先発の西口を攻める。

3回一死後、荒木の当たりはレフトフェンス直撃!

レフト・和田の緩慢な返球のスキを付いて

荒木は、一気に三塁を陥れる見事な走塁!

続く井端がショート・中島の野選を誘い、

荒木がホームイン。

続く4回には、アレックス、リナレスの連続四球から

谷繁がしっかり送って、迎えるは、

今シリーズラッキーボーイ井上

西口のスライダーを詰まりながらもライト前へ運ぶ、

見事な2点タイムリー3-0とリードを広げた。

ドラゴンズの先発、「沢村賞」川上憲伸は、

立ち上がりから気合十分のピッチング!

負け投手となった第1戦の反省を生かし、

前回よりもスライダー、カットボール、フォークなどの

変化球を増やし、どの球も際どいコースに決めていく。

フェルナンデス、カブレラの中軸をしっかり抑え、

西武打線にスキを与えない。

あれよあれよで、5回までパーフェクト!

快挙を期待させるくらいの好投を続けた。

ついに6回一死、細川にレフト前に運ばれ

さらに高木浩之も続き、1、2塁。

今夜初めての連打を浴びて、ピンチを迎える。

好調の佐藤は、外一杯のストレートで三振に斬るが、

続く代打・小関の当たりはライトフェンス直撃!

1点は許したものの、井上-荒木見事な中継プレー!

そして谷繁が本塁をしっかりブロック!

一塁ランナーの高木浩之はアウト。

一気に傾きそうだった流れをバックが食い止めた。

続く7回にも、和田のレフトへのツーベースと

平尾のヒットで二死1、3塁。

一発で同点のピンチを迎える。

しかし中島ショートゴロに抑え、追加点を与えない!

憲伸は、完投こそは逃したが、

8回を5安打7奪三振1失点でマウンドを降りる。

前回の雪辱をしっかり果たした。

8回まで、わずか3安打

ジリジリ追い上げられていた

ドラゴンズにようやく追加点が入る。

9回二死、レフトスタンドからは、

突如、井端のテーマのファンファーレに

割って入るように「狙い撃ち」が流れる!

これに後押しされたか、打線がいきなり爆発!

井端がレフト前ヒットで出ると、

立浪小野寺のストレートを見逃さず、

ライトスタンドへ弾丸ライナーのツーラン!

アレックスも続いて、レフトスタンドへ見事な一発!

連続ホームランで一挙3点!勝負を一気に決めた。

最後は、岩瀬がしっかり締めた。

いよいよ王手となり、最高の形でナゴヤへ戻る事になった。

もう完全に勢いは、ドラゴンズです!

西武はほとんど崖っぷち。まずいけるでしょう。

50年振りの日本一まで、いよいよあと1勝

松坂を再び攻略して、次の第6戦

一気に日本一を掴みとろう!


PS ナゴドで頑張れ、今夜の渡邉選手

今夜も9回の一塁の守備固めで登場。

なかなか打席に入れませんが、

ナゴヤドームではチャンスが来るでしょう。

今度こそ歓喜の場面を一塁で迎えて欲しい!

2004年10月22日 (金)

山井満点快投!中日、タイに持ち込む!

先発山井にサプライズ 好投で2度びっくり

2004日本シリーズ第4戦

西武 2-8 中日 ○山井


台風接近による順延で迎えた第4戦!

負けられないゲームで先発した山井が満点の好投!

打線も3本のホームランを始め、効果的に得点を重ね

西武を圧倒!2勝2敗のタイに持ち込みました。

先発は、西武は予想通り、張誌家

ドラゴンズは、中4日の川上でもなく、

小笠原でもなくなんと山井が先発。

確かに後半戦は好投をしていたが、

独特の雰囲気で自分の投球が出来るか、

正直、不安だった。

ところが、それは取り越し苦労となる。

立ち上がりは、自分の悪送球で走者を出したが、

自ら牽制で刺し、嫌な流れを断ったのが良かった。

それ以降は、シリーズ初登板とは思わせない

実に度胸のいい投球

若干制球は荒れたが、スライダーのキレが抜群!

内外角に散らし、西武打線を手玉に取った。

2回、二死満塁のピンチで、好調の佐藤を迎えたが、

外へのスライダーで斬ったのが印象的!

3回は、カブレラ、和田をしっかり抑え、

5回も二死2塁でカブレラを迎えたが、

外角低目のスライダーでライトフライに凌ぐ。

結局山井は、6回を5安打6奪三振で無失点!

負けられないゲームでまさに「救世主」となった!

打線は、このシリーズ初めて先制する。

口火は2回、今夜7番から5番

打順が上がったリナレス

追い込まれたあとの高めのストレートをフルスイング!

見事にレフトスタンドへ飛び込むホームラン!

初回のエラーを帳消しにする一発だった。

さらに4回にビッグイニング!

先頭のアレックスが真ん中に入ったスライダーを

バックスクリーン右に飛び込む一発を放つ!

さらに張誌家の乱調につけ込んで、リナレスの四球と

谷繁の巧いレフト打ちで掴んだ一死1、3塁のチャンス!

迎えるは、今シリーズのラッキーボーイ井上一樹!

高目の落ちないフォークボールを思いきり叩き、

右中間スタンドへ運ぶ貴重なスリーラン!!

井上は、両手をそして左手をあげ、ガッツポーズ!

5-0として、流れを一気に引き寄せた。

続く5回にも立浪のヒットとリナレスの四球から、

谷繁が左中間を破る2点タイムリーツーベース!

6回には、井上のセンター前と、

大西の代走・英智のヘッドスライディングの後、

荒木がライトへ巧く落とすタイムリー!

西武が繰り出すリリーフ陣をことごとく叩き、

3本のホームランと2本のタイムリーで8-0!

「とにかく勝ちたい」と思う気持ちが打線に火をつけ、

集中打を生み、大量点に繋がった。

8-0となったが、

7回からは落合、8回からは平井を投入。

しかし、共に1点ずつを奪われてしまう。

特に平井が一死後、中島にストレートをはじき返され

バックスクリーンに一発を浴び、

さらに高木浩、佐藤に連打、さらに小関に四球で

二死満塁のピンチを招いてしまう。

打者にフェルナンデスを迎えるところで、

ドラゴンズベンチは、今夜は迷わず岩瀬を投入!

見事な外角のスライダーでバットも振らせず、三振!

さすが岩瀬、まさに貫録の火消しだった!

続く9回も岩瀬がきっちり締めて、2勝2敗のタイに!

これでナゴヤに帰れることになった。

今夜は、やはり山井の好投ですね。

あれよあれよで6回を無失点。

打線の大量点の援護もありましたが

調子に乗りやすい西武打線を見事に抑えたのは、

とても大きかったです。

その裏には、第3戦までの反省をしっかり生かし、

執拗に外角で攻めた谷繁リード面の頑張りもありました。

さぁ、これで流れはドラゴンズでしょう。

先に王手をかけるためにも川上憲伸の力投に期待しよう!


PS 今夜は、テレビ朝日で中継を観ていましたが、

リナレスとアレックスのホームランは、

長すぎる途中のCMのせいで、

その瞬間を生で観ることが出来ませんでした。

解説者は第3戦と全く一緒で工夫がなく、

実況アナは、「負けたら後がない」の連発!

あげくは報道ステーションになだれ込み、

山井のインタビューはほぼカット!

下手を越えて、呆れてしまいました。

多分、来年はテレ朝の野球中継

観ることは無いと思います。ダメダメでした。

PSその2 今夜の渡邉選手

リナレス、井上の大活躍

8回まではベンチでウインドブレーカー姿

今夜も出番なしかとガッカリしていたら、

9回表に川相とベンチ前でキャッチボール!

9回ウラから一塁の守備で登場。

最後の3-6-3のゲッツーを見事に決めました。

明日は石井貴か。ちょっと出番はキツイかも。

2004年10月21日 (木)

日本シリーズ順延、流れは変わるか?

変える ライト井上レフト森野で 落合監督

台風で初の ドーム球場中止

攻撃型打線で流れ引き寄せる

昨日は凄かったですね。

台風23号の接近

日本シリーズ第4戦が順延となってしまいました。

そのせいでプロジェクト(私事)の変更を余儀なくされて

対応のために豪雨の中、車を走らせ

ちょっと怖い思いをし、疲れてしまったので、

10時過ぎに寝てしまいました。

ところで、おととい逆転負けを食らった

ドラゴンズにとっては、

良い「水入り」になっただろうと思います。

1日延びたことで西武ドームのグラウンドの特徴が

つかめたでしょうし、よかったと思います。

第4戦に先発と言われていた川上憲伸

中3日だとキツイかなと感じていたので、

中4日になった事は大きいと思います。

ポイントは、フェルナンデス、カブレラ、

そして和田のクリーンアップよりも

好調の佐藤、赤田の1.2番を抑えることでしょう。

特に佐藤を止めないと大量点ということになるので

塁に出さないように警戒して投げてほしいと思います。

西武の先発は、張誌家西口が予想されています。

どちらにしても右投手。中スポの予想では、

左の森野と井上をスタメンに起用するだろうと載っていました。

第2戦のラッキーボーイ、井上

死球2個の大当たりの森野の起用は間違っていませんし、

長打が期待出来そうですから、ぜひ頑張って欲しいですね。

DHは高橋光信、一塁は第3戦活躍のリナレス

そのままでしょう。

我らが渡邉選手の出番は、

リードしての守備固めからの登場か、

代打の2番手(1番手は大西?)あたりとみています。

シリーズではまだノーヒットなので、初ヒットを期待しています。

「負けたのは監督のミスなんだ。

 きのうの負けは、選手にとっては

 全く引きずるような1敗ではない。」


 

落合監督がそう言っていました。

台風での順延をプラスにして、とりあえずタイ

そしてナゴドで胴上げ出来るよう、逆襲に期待しましょう!

2004年10月20日 (水)

オレ竜継投ミス、谷繁満塁弾生かせず。

逆転2敗目 オレのミス

岡本交代のはずが…落合監督マウンド上で突然の変心


2004日本シリーズ第3戦

西武 10-8 中日 ●岡本


今夜も逆転に次ぐ逆転!

満塁ホームランが乱れ飛ぶ大乱戦!

オレ竜采配、痛恨のミス!

ベンチで決めた継投策をマウンドで撤回。

これが裏目に出て、まさかの大逆転負け!

「1球の怖さ」をまともに味わって、

勝てたゲームを落としてしまいました。

先発は、帆足ドミンゴ。共に最高の立ち上がり。

3回までは、持ち味十分の出来で投手戦を思わせた。

ゲームが動いたのが4回ウラ。

円陣を組んだ西武打線が奮起!

先頭の佐藤がセンター前ヒットで出塁。

赤田の進塁打で一死2塁となる。

それまでスイスイ投げていたドミンゴは、

走者を出した影響か?急に制球が乱れはじめる。

フェルナンデスに粘られた上、

10球目をレフトへ運ばれ、先制を許してしまう。

さらにカブレラにも、

ツースリーからストレートを詰まりながらも

左中間スタンドへ2ランを打たれてしまい、合計3失点。

3回までとはすっかり別人になってしまった。

5回ウラにも中島に右中間に運ばれ4-0となり、

今夜も劣勢を思わせた。

しかし、ナゴドをいい雰囲気で出てきたドラゴンズ

6回表に怒濤の大逆転劇が始まった!

荒木の遊ゴロエラーと立浪のライト前で一死1、3塁。

ここでアレックスが初球をバットを折りながらも、

ショートの横を抜くタイムリーヒットで3点差!

続く今夜「5番・DH」高橋光信

自慢の選球眼で四球を選び、一死満塁のチャンス!

迎えるは、谷繁

西武ベンチは、帆足から長田へ交代。

しかしこの長田がシリーズ初登板!

観客の雰囲気にすっかり飲み込まれてしまい、

ボールが先行。ワンスリーとしてしまう。

迷った末投じたインコースのストレートを

谷繁は、完璧に狙い打ち!

打球は大歓喜のレフトスタンドに飛び込む!

信じられない逆転満塁ホームラン!!

絶対負けないという気迫と、さすがの集中力!

ベテラン・谷繁の見事な一撃だった!

さらに7回にもこれぞドラゴンズという連打が炸裂!

荒木のセンター前、井端のバスターで無死1、3塁。

長田から代わった星野立浪に死球を与え、満塁に。

大沼に交代して迎えるは、4番・アレックス

見事にセンター前にタイムリー!

さらにリードを2点に広げ、一死満塁で迎えるは谷繁

二打席連続も期待されたが、

中途半端なバッティングでキャッチャー前の併殺打。

結局、この場面で1点しか取れなかったのが

後々に響くことになった。

6回からは勝利の継投で岡本が登板。

しかし、今夜はピリッとしない出来。

6回こそはランナーで出すも併殺で凌いだが、

7回一死後、中島に三塁線を破るツーベースを打たれ、

代打に左の石井義人が出てくると、落合監督がマウンドへ。

ベンチは、左の高橋聡文と交代しようとして、

事実聡文は、ブルペンからマウンドへ向かおうとしていた。

しかし、マウンド上の話し合いで考えが変わったのか?

なんと岡本続投となる。

ところがこの続投が次第に裏目になっていく。

調子の良くない岡本は、石井義人を四球で歩かすと、

続く高木浩之にまさかの死球で一死満塁。

好調の佐藤にライト線への同点タイムリーを浴び、

どうにか続く赤田は一ゴロで抑えたが、

フェルナンデスに四球を与え、二死満塁。

そしてカブレラがインコースを狙い打ち!

場外への満塁ホームランを浴びてしまう!

まさかの大逆転で10-6!岡本はついに降板。

続投によって払った代償は、実に大きいものになった。

8回にリナレスが反撃の一発を放ち、

荒木の遊ゴロの間に1点返し、10-8とするも、

小野寺-豊田の継投の前にもはや逆転する力はなく、

最終回は、クリーンアップが三者凡退。

勝ちゲームを落としてしまい、1勝2敗となってしまった。

所沢での「オレ流監督の胴上げ」ならず。

伊東監督強気な勝利監督インタビューが球場内に響いた。

打線は大分良くなって頼もしくなってきましたが、

それにしても悔やまれるは、7回の継投ミス

ミスした方が負けるんです。

マウンド上では、谷繁が続投を示唆して、

落合監督が納得したそうですが、

ベンチで一度決めたことを覆しての続投に疑問を持ちました。

タラレバはいけませんが、

この継投ミスがシリーズを左右することならないよう、

明日からはとにかくすべて勝って下さい!

PS 渡邉選手、今夜はお休みでした。

2004年10月19日 (火)

川上憲伸、沢村賞初受賞!

沢村賞は川上が初受賞 中日からは10年ぶり選出

川上憲伸投手に新たな勲章が加わりました!

それは、プロ野球創設期の名投手、

故沢村栄治氏を記念した「沢村賞」です。

厳格な基準(15勝、防御率2.50、10完投、200投球回、  

150奪三振、登板25試合、勝率.600)   

をクリアしたうえに、

(憲伸17勝7敗、防御率3.32、5完投(2完封)

192回1/3、176奪三振登板27試合勝率.708だった。)

選考委員(藤田元司・土橋・平松・斎藤明夫など)の主観

決まる賞だけに喜びも大きいと思います。

先発完投型の本格派投手に与えられる賞ですから、

今季の活躍を考えると、憲伸しかいないと思っていました。

上原、井川、岩隈、松坂らを押しのけての受賞だけに

本人もうれしいでしょうね。

「“獲る”のではなく、“選ばれた”というのがうれしい。」

とコメントしたそうです。

昨年はケガで早々と離脱しましたが、

今季は大車輪の活躍、まさしくエースの力投で17勝!

リーグ優勝に大きく貢献しました。

「短期決戦なので、なるべく疲れを

しっかりとるように気を付けています。

ビジターですけど、

この球場で一気に決まればいいですね。」

「今年最後の踏ん張りとして、

いつでも出られるように準備します。」

日本シリーズ初戦では、

惜しくも勝ち投手にはなれませんでしたが、

登板が予想される第4戦以降は、

再びエースの渾身の力投

チームを日本一に押し上げてほしい!

そしてこれは、自分の希望ですが、

来年は「背番号20」のエースナンバーをつけて

マウンドに上がって欲しいと思います。

おめでとう!

そしてこれからも頑張れ、川上憲伸!

2004年10月18日 (月)

ドラゴンズ大逆転!松坂粉砕!!

立浪、松坂粉砕 

こん身の力こめスタンドへ!待ってたぞ


2004日本シリーズ第2戦

中日 11-6 西武 ○バルデス


まさに二転三転の大逆転劇!

コチコチだったドラゴンズがようやく目覚め大爆発!

西武のエース・松坂大輔ををKOして

シリーズ初勝利をあげました。

山本昌松坂の先発。

昨夜何も出来なかったドラゴンズは、

松坂に対して、スタメンを入れ替え、

左打者を3人入れてきた。

山本昌は苦しい立ち上がり。

初回、一死1塁からフェルナンデスに真ん中に入った

ストレートを完璧にとらえらえ、

レフトスタンドへ先制ツーランを浴びる!

続くカブレラも四球で歩かすが、

和田を併殺に取ってどうにか2点に凌いだ。

一方、ドラゴンズ打線は、

ようやく3回に突如制球が乱れた松坂をとらえる。

先頭の森章剛にライト前で出ると、山本昌がきれいに送る。

さらに荒木の死球と井端のライト前で一死満塁!

ここで迎えるは、この所不振で特打を行った立浪

しかし当たりはボテボテのセカンドゴロ。

併殺崩れの間にようやく今シリーズ初得点!

併殺が取れず動揺した松坂から

続くアレックスが、初球をライト前に運び、同点!

さらに5番・森野も死球で二死満塁のチャンス!

押せ押せのドラゴンズに対し、松坂はさらに動揺。

死球の影響で内角がつけず、制球が粗くなり、

谷繁に逆転の押し出し四球を与えてしまう。

リードをもらった山本昌は、持ち前の粘投。

4回には、先頭のカブレラに二塁打を打たれるが

後続を三者連続三振に凌ぐなど、調子は上がってきた。

ところが5回、一死1塁からまさかの連打でつかまってしまう。

佐藤に三塁線を破るツーベースを打たれ、再び同点に。

続く赤田にもレフトへの連続ツーベースで逆転された。

ベンチは、ここで山本昌に代え、落合英二を投入。

落合は、フェルナンデスを投ゴロとし、

カブレラを敬遠するが、和田にやられてしまう。

フェンス直撃のツーベースを打たれ、5-3となった。

さらに中島を敬遠し、二死満塁で野田と勝負。

当たりは左中間を抜けると思いきや、

井上がダイビングキャッチ!

抜けていたら走者一掃で3点を失う場面だっただけに

この超ファインプレーは、大きかった!

劣勢ながらドラゴンズは、シリースに慣らすため、

6回からは平井、7回にはバルデスを投入。

しかしバルデスは、二死は簡単に取るが、

和田にレフトスタンドへ運ばれてしまい、3点差に。

松坂の4回以降のピッチングを考えると

4点を奪うのは難しそう。

ある意味ナゴドでの連敗を覚悟した。

しかしドラゴンズ打線は決して諦めてはいなかった。

7回、怒濤の大逆転劇の幕が開ける!

口火は代打・大西

高いバウンドの一塁内野安打で出塁!

荒木の当たりは惜しくもライトライナーとなるが、

続く井端がライト前に運び、一死1、3塁!

得点圏にランナーを置いて、立浪を迎えた。

立浪は、ノーツーから甘く入ったストレートを見逃さず叩く!

打球は、大歓声のドラゴンズファンで埋まる

ライトスタンドに飛び込んだ!

重い雰囲気を振り払う見事な同点スリーラン!

流れを引き寄せる実に大きな一発だった!

まさかの同点弾を浴び、力む松坂は、

アレックスに四球、森野に死球を与える。

こうなると流れは完全にドラゴンズ!

続く谷繁が初球をレフト線に運ぶ逆転タイムリー!

7-6となり、ついに松坂をKO!

ナゴヤドームは大騒ぎ!球場全体でウエーブが起きた!

星野に交代したが、ドラゴンズの勢いは止まらず、

井上の代打・高橋光信が見事にセンター前に運ぶ!

が三振、大西はレフトフライに倒れるが、

結局この回、打者一巡で5点を奪うビッグイニング!

これまで硬かった打線がようやく目覚めた。

続く8回ウラも、森慎二に襲いかかる。

井端、立浪の連打で一死1、3塁。

アレックスがセンターに犠牲フライで9-6!

さらに途中から5番に入った英智が昨夜の汚名返上

右中間を破るスリーベースで10-6!

仕上げは谷繁がレフト前で11-6!これで勝負あり。

大声援のドラゴンズファンをバックに

結局14安打11点!ドラゴンズ打線が大きく暴れ回った!

この点差をバックに8回は岡本、最終回は岩瀬

きっちり抑えて、ドラゴンズ日本シリーズ初勝利!

1勝1敗のタイで西武ドームへ舞台を移すことになった。

正直言って、7回の和田の一発で負けを覚悟しました。

しかし立浪のスリーランをきっかけに

ようやくドラゴンズ打線が目覚め、それ以降は

普段以上の自分たちの野球が出来たと思います。

とにかく相手のエース・松坂を叩いて

逆転勝ちしたのは大きいですね。

2試合でデータも集まり、第3戦からは

いよいよシリーズも本格的になると思います。

もしかしたら所沢で決まってしまうかもしれませんが、

とにかく4勝するまでは手を抜かず、しっかり頑張ってほしい!


PS やっぱ一塁でしょ、今夜の渡邉選手

右の松坂に左打者を並べた影響でスタメン落ち。

8回表の守りから7番・ファーストで登場!

8回ウラに回ってきた打席では、惜しくも見逃し三振。

シリーズ初ヒットはお預けとなりました。

2004年10月17日 (日)

ドラゴンズ大舞台にコチコチ、審判も大ミス。

落合監督、誤審・・・黒星スタート・・・それでも悠然

2004日本シリーズ第1戦

中日 0-2 西武 ●川上


いよいよ始まった日本シリーズ!

ほとんどがドラゴンズファンの

大観衆に膨れあがったナゴヤドーム!

50年ぶりの日本一を目指すべく

初戦に臨んだドラゴンズでしたが、

大舞台の雰囲気に飲み込まれ、

普段の自分たちの戦いが出来ず思わぬミスを連発

初戦を落としてしまいました。

先発は、ドラゴンズは予想通り、エース・川上憲伸

一方、西武は松坂ではなく、石井貴を持ってきた。

川上は、やや飛ばし気味ながらも順調な立ち上がり。

ただストレートで押しすぎて、緩いカーブやカットボールが

少なかったのが、普段とは若干違っていた。

2回、先頭の和田の当たりはにライトフェンス直撃!

英智がクッション処理を誤る間に三塁まで進んだ。

しかしそこからはエースの投球!

続く中島をショートゴロ、野田をセカンドゴロで

ランナーを釘付けにして、高木浩之を敬遠。

ピッチャーの石井貴と勝負。見逃し三振でピンチを防いだ。

対する石井貴は、気持ちで投げるタイプの投手!

初回こそは緊張していたようだが、

ドラゴンズの早打ちにも助けられ、

一巡目をノーヒットに抑えた。

探り合いの投手戦の均衡を破ったのは西武

4回、川上は、カブレラを空振り三振に取るが、

続く和田にボール気味のインコースのシュートを

巧く振り抜かれ、レフトポール際ギリギリに運ばれてしまう。

和田ならではの技ありの一発で先制!

この一発が後々まで響いた。

そして5回、思わぬミスが飛び出してしまう

ツーアウトまで取った川上だったが、

佐藤、赤田の連打で二死1、3塁のピンチを迎える。

フェルナンデスをライトフライに取って事なきを得た。

...と思いきや、なんと名手・英智がまさかの落球!

佐藤がホームイン。痛い失点となってしまった。

英智は、9/30の神宮でケガをして以来の久々の実戦。

しかもこの大舞台。完全に飲み込まれてしまったようだ。

4回までわずか立浪の内野安打だけに

抑え込まれたドラゴンズ。

2点ビハインドで何とか反撃したいところ。

5回ウラ、流れが変わりそうな場面が訪れた。

先頭のリナレスはボテボテのピッチャーゴロ。

これを石井貴が捕り損ないエラー!先頭打者が出た!

続く渡邉は三振に倒れ、迎えるは谷繁

しかし当たりはホームベースの前に落ちて止まり、

2-6-3と渡るダブルプレー

チャンスを潰したかに思われた。

しかし、この2-6-3が実に大変な事になる!

落合監督が抗議。

「二塁はタッチプレーだから、アウトは成立しない」

これを審判が認めて判定が覆った。

西武側に説明に行くが、

当然伊東監督は審判団の説明に納得せず、

試合が長々と中断してしまった。

振り返るとこうなる。

谷繁の当たりはホームベースの先端付近に落ちて、止まった。

橘高球審は捕手・野田の谷繁へのタッチを認めて

アウトの宣告


二塁ベースカバーに入った中島は、野田からの送球を受け、

一塁走者のリナレスにタッチせずに一塁へ投げてしまった。

二塁の杉永塁審も、

いったんはリナレスにアウトを宣告してしまった。

審判のジャッジに二つのミスが出て、

さらにそれを認めたことで混乱が生じ、

さらに対応の悪さで実に中断は49分にも及び、

結局は、ニ死2塁から試合を再開した。

石井貴が再びマウンドへあがる。

こうなると普通は流れが変わるものだが、

迎えた打者が、今夜のアンラッキーボーイ英智

キャッチャーフライに倒れ、石井貴はガッツポーズ!

流れがドラゴンズには、今夜は来なかった。

川上は、中断後は本来の自分の投球を取り戻し、

7回まで2失点に抑えるが報われなかった。

結局、打線が最後まで沈黙。

石井貴-小野寺-豊田のリレーに

わずか2安打の完封負けを食らってしまった。

それにしても、初めて迎える日本シリーズの大舞台。

プレーオフの勢いそのままに

のびのびやっていた西武に対して、

ドラゴンズナインは硬かったです。

鉄壁の守備がエラーをしてしまい、

自慢の一二番をはじめ、打線が全く機能しない。

普段通りのプレーがほとんど出来なかったですね。

これが大舞台独特の雰囲気による重圧かもしれません。

初戦は落としましたが、いい勉強になったと思います。

とにかく4勝すれば勝ち

第2戦からは切り換えて、落ち着いたプレーで出直しだ!


PS 日本シリーズもやります!今夜の渡邉選手

5年前に出ているとはいえ、実質初めての大舞台

それも6番・レフト!やはり硬くなってしまいました。

石井貴の前に2打席連続三振。小野寺に二ゴロ。

3打数0安打でいいところなしでした。

第2戦は、松坂が先発!

落ち着きを取り戻して打ち砕き、勝利に貢献だ!

2004年10月16日 (土)

今夜開幕!日本シリーズ!&さらば関さん!

落合監督、レオ丸裸 頂点へ絶対の自信
いよいよ今夜からナゴヤドーム
日本シリーズが開幕します!
50年ぶりの日本一を目指すドラゴンズは、
し烈なプレーオフを制した西武と対戦します。
チームカラーは似ているが、
やはり投手力と守備力のドラゴンズ
カブレラ、和田らの打力の西武との戦いに
なるだろうと予想されています。

「うちの野球をすれば、西武には負けない。
だからそれを貫くだけ。」

落合監督がこう言うように、
自分たちの野球をきちんと出来れば
負けないだろうと自分は思っています。

開幕投手は、ドラゴンズは、エース・川上憲伸!
西武は、松坂大輔石井貴と予想されました。
その川上は、1.4.7戦の中三日ローテが組まれるそうです。
実際にかなりキツイと思いますが、
頭で考えるよりも、身体能力でねじ伏せる。
50年ぶりの夢の扉が、開くも開かぬも憲伸しだい
エースの渾身の力投が、チームを日本一へと
導いてくれることを信じています。

ただパのように予告先発を提案した、
伊東監督の提案を一蹴した
落合監督ならではの奇襲もあり得るので
その辺も期待です。

練習前、落合監督は全選手を集めて、こう言ったそうです。

「聞いてくれ。
日本シリーズでも、普通にやろう。
普通にやればいいんだ。」

立浪、山本昌、谷繁、川相を除くとほとんどが
シリーズ初体験の選手が多いですが、とにかく普段通りを
心掛ければ、西武には勝てるでしょう。
森コーチ、高代コーチなどパの野球を知り尽くしている
ブレーンがいるのも大きいでしょう。

とにかく荒木、井端の一二番で塁に出て、
立浪、アレックス、リナレスで返す!
守りの達人、英智も帰ってきた!
もちろん扇の要、谷繁も健在!
しっかりしたリードで投手陣を盛り上げてくれるでしょう。

渡辺「6番・左翼」スタメン抜てき
そして我らが渡邉選手!
スタメンで6番・レフトが予想されています。
広いナゴドで飛ばないボールの使用になると
長打がスタンドインせず、ボールが多く飛んできそうですが、
この数試合の実戦を生かして、しっかり守ってほしい。
相手走者を刺す?ナベビームにも期待です!
そしてコメント!
「後半戦はずっと外野の練習をさせてもらっていたので
不安はないです。シーズン同様のプレーをしたいですね。」

と平常心を強調していたそうです。
当然、絶好調の打撃でもチームに貢献してほしいですね。

自分のシリーズ予想は、4勝2敗でドラゴンズ!
23日のナゴドで勝ってのオレ流監督の胴上げです!

「シーズン前から日本一になると言ってきた。
今、頭にあるのはそれを成し遂げることだけ。」

とにかく開幕前から言ってきた日本一奪取を合言葉に、
ドラゴンズの選手が一丸となって頑張って欲しいです!
頑張れ!中日ドラゴンズ!!


PS 関川選手退団がほぼ決定的になりました。
関川の退団“決定的”
前日14日にトレード要員を通告された関さん
この日、球団側にトレード希望を申し入れたことを明かし、
ナゴヤドームを訪れて荷物整理。
ナインや関係者に別れのあいさつを行ったそうです。
本日、久々に関さんのHPが更新されていました。
移籍を決断した経緯や今後についてメッセージが
出ていました。そして最後のメッセージ!
正直、グッと来ました。

「関川浩一」という選手がドラゴンズにいたという事が
皆さんの記憶に少しでも残っていてくれると幸せです。
いつかまたナゴヤドームで「関川浩一」の姿を見せたいと
心の中で願っています! 
本当に本当にありがとうございました!!
頑張れドラゴンズ!今年こそ日本一だ!!

99年の優勝時の活躍など思い出はいっぱいあります
でもまだまだやれます。新天地で頑張って下さい!
中日ドラゴンズの関川浩一はもう見られませんが、
自分はこれからも応援します!
ありがとう!そして頑張れ!関さん!

2004年10月15日 (金)

日本シリーズメンバーと去りゆくベテラン?

福留、野口が外れる シリーズ出場有資格者
この所、あるプロジェクト(仕事でなく私事)で忙しく、
落ち着いて記事が書けませんでした。
ところで日本シリーズまであと1日!
昨日、プロ野球日本シリーズの出場有資格者
各40選手が発表されました。
ドラゴンズは以下の通り。

▽投手  川上、岡本、岩瀬、平松、朝倉、
     久本、遠藤、落合、山井、山本昌、  
     平井、バルガス、川岸、ドミンゴ、  
     小笠原、バルデス、山北、高橋聡、長峰
▽捕手   柳沢、谷繁、前田、小川 
▽内野手 高橋光、荒木、立浪、渡辺、井端、
        川相、森野、井上、リナレス、森岡、仲沢
▽外野手 アレックス、幕田、森、土谷、英智、大西

全員がベンチ入りするわけではないですが、
ほぼ予想通りのメンバーでしょう。
福留はケガの治療に専念。観戦もしないそうです。
若手では、川岸、森岡、仲沢あたりが入っています。
一方、名のあるベテランが外れてしまいました。
それに関しては、以下の記事が。

紀藤、関川らトレード要員に…新チームへ譲渡も

中日の井手編成担当は14日、
紀藤真琴投手(39)酒井忠晴内野手(34)
関川浩一外野手(35)にトレード要員であることを通告した。
3選手は日本シリーズの登録枠から外れ、
実質的には戦力外通告に当たるが、
近鉄とオリックスの統合による分配ドラフト(11月8日)まで
自由契約公示を行わないとの申し合わせがあるため、
この日は3選手とも現役続行の意志が
あることを確認するだけにとどまった。
交換トレードが不成立になった場合は、
11月2日のオーナー会議で正式に承認を受ける
新規参入球団へ譲渡される可能性もある。
また99年のセ・リーグ最優秀選手
野口茂樹投手(30)もまた
日本シリーズ出場登録から漏れており、
連覇を目指し戦力補強を断行する
落合中日の交換要員の切り札になりそうだ。
(スポニチ) 

トーチュウにも同じような記事が出ていたので
これで決まりのようです。
ケガも特にしていないのにシリーズのメンバーから
外れてしまい、さらに「よさこい」にも行っていないと
いうことは、こういうことになりました。

ただただ寂しいですね。
各選手それぞれ思い入れがありますし(特に関さん!)
自分とドラゴンズを語る上では必ず出てきますから。

とりあえずは各選手、現役を続行出来たらうれしいです。
そしてセ・リーグなら(Gだけはカンベンして欲しいが)
恩返しをするくらい活躍して
ドラゴンズを見返してほしいです。
また仙台の新球団にいくなら田尾orオマリー監督のもと
頑張って欲しいですね。
まだ正式発表ではないので各選手のコメントは出ていませんが
出たときにまた、この件は触れたいと思います。

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