06 2005シーズン

2005年10月 8日 (土)

中日79勝66敗1分、新たなシーズンはもう始まっている。

3度目の約束は来季必ず果たす!『1ランク、2ランク上げた
選手お見せする』
落合監督ファンに頭下げる

4月1日に開幕した、
2005年のシーズン
いよいよ今夜が146試合目
ついにドラゴンズも今季最終戦を迎えました。
相手は、開幕戦と同じ横浜
今夜勝てば、80勝。
それを地元ナゴヤドームで飾りたいところ。
今夜の先発には、なんと中里篤史を立てました。
感動の復活劇から中5日。
チームの有終の美を飾ることが出来るでしょうか?

◇ 中日-横浜 最終戦
(7日・ナゴヤドーム)
 B 002 000 211 = 6
 D 000 100 000 = 1
[敗] 中里(1勝1敗)
[D本] ウッズ38号


2001年9月23日の阪神戦以来、
4年ぶりの先発となった中里
立ち上がりから、力のあるストレートで押します。
先頭の石井琢朗を3塁ファウルフライに取ると、
小池には、レフト左に運ばれます。
続く金城の当たりは、ピッチャーゴロ。
しかし中里が弾いてしまい、
慌てて拾うも今度は1塁へ悪送球!
いきなり一死2、3塁とピンチを背負ってしまいます。
動揺した中里は、続く佐伯に0-3としてしまいますが、
何とか詰まらせショートライナー。
ところが多村を四球で歩かしてしまい、
二死満塁としてしまいます。
ここで迎えるは、6番・種田
しかし中里が踏ん張って、
144キロ、内角高目のストレートで空振り三振
初回を0で切り抜けました。

2回は、斎藤隆に四球を与えるも後続を凌ぎ、
迎えた3回、それもツーアウトから
先制されてしまいます。
一死から金城がレフト線へのヒット。
続く佐伯を一ゴロに取りますが、
多村に0-1からの2球目、内角高目のストレートを
強振されてしまいます!
鋭い打球がライナーでレフトスタンドへ。
中里にとって、プロ入り初の被本塁打
この回はややボールが高くなったところを
捉えられてしまいました。
結局、中里はこのウラ、打席に入りながらも
球数の関係もあって、降板。
59球、3安打1三振2四球で2失点。
ただ今季2度の登板は、本人にとって
来季につながる大きな経験となったことでしょう。

2点を先制されたドラゴンズ
反撃に転じたのは、4回ウラでした。
この回先頭は、ウッズ
初球、外角高目のスライダーを叩くと、
弾丸ライナーがレフトスタンドへ!
見事な38号ホームラン
しかし後続が続かずに、結局この回は1点止まり

前夜はわずか4安打に終わった
ドラゴンズ打線は今夜も淡泊
斎藤隆のベテランらしい投球の前に
6回を終わってわずか4安打
あと2本となる30本塁打達成のため、
首脳陣の計らいで「1番」に座った福留
セカンドライナーと空振り三振が2つと
完全に抑えられてしまいます。

一方、ドラゴンズも2番手で、
今季47試合目の登板となった鈴木が、
3イニングをわずか死球1個に抑える好投、
追加点を与えません。

2-1のまま迎えた7回、ゲームが動いてしまいます。
この回からは、3番手の高橋聡文
チーム最多の61試合目の登板でしたが、
相川と斎藤隆の代打・鶴岡を連続三振で
簡単にツーアウトをとります。
ところが、石井琢朗にレフト前に落とされると、
続く小池には、中に甘く入ったスライダーを叩かれ、
レフトオーバーのタイムリーツーベース
さらに金城には内角低目のストレートを
巧くレフト前に運ばれ、これまたタイムリー
ツーアウトからの3連打での2点を失います。
さらに8回にも種田、村田の連打をきっかけに
自らのワイルドピッチで1点を失い、
これでスコアは5-1
結局、高橋聡文は2イニングを投げ、5安打3失点。
変化球のコントロールなど、今後に課題を残しました。

8回ウラからは、2番手・木塚
先頭の渡邉が、三遊間を抜くヒットで出て
迎えるは、1番・福留
おそらく今季最後となるであろう第4打席。
ホームランに期待がかかりましたが、
ど真ん中のストレートを引っかけ、6-4-3の併殺
結局、福留は4打数ノーヒット。
55年ぶりの「3割30本100打点100得点」
記録には届きませんでした。

9回にはドラゴンズ4番手の小林
小池にレフトへの一発を浴びて、6-1
ついにドラゴンズ最後のイニングを迎えます。
マウンド上には、横浜3番手の加藤武治
この回先頭は、大歓声を迎えられた
小林の代打・立浪
内へのスライダーをきっちりライトオーバー!
しかし走れない立浪は1塁でストップ。
代走・英智と入れ替わります。
反撃ののろしとしたかったところですが、
アレックスは空振り三振、森野は一ゴロで二死1塁に。
井上が粘ってレフト前に運んで繋ぎますが、
最後は谷繁が遊ゴロに倒れて、ゲームセット。
ドラゴンズ、最終戦を飾れず5連敗。
79勝66敗1分で、今シーズンを終えました。


ドラゴンズの監督、コーチ、スタッフ、
そして選手の皆さん、1年間お疲れ様でした。

アレックスサヨナラ満塁ホームランという
華やかな幕明けではじまった今シーズン。
4月の独走を思わせた好ダッシュ
5月、6月の交流戦での痛い負け越し。
7月の11連勝逆転のドラゴンズといわれた8月。
そして9月のまさかの失速と、
あと一歩力及ばず、連覇を逃してしまい、
2位で今シーズンを終えました。

ただ試合終了後に行われたセレモニーで、
落合監督が言われたように
2006年のシーズンはすでに始まっています
V逸には、さまざまな要因はあるでしょうが、
しっかりそれを分析して、今秋の
そして来春のキャンプで選手達には
さらに鍛錬してもらい、来季こそは、
悲願の日本一を掴んでもらいたいと思います。
これからも頑張れ、中日ドラゴンズ!!

◇落合監督からのご挨拶◇
「全国の中日ドラゴンズファンの皆様、本日来場の皆様、
今年一年間、本当に暖かいご声援感謝申し上げます。
ありがとうございました。
2005年のシーズンは球団の悲願である連覇、
そして51年ぶりの日本一という目標を掲げ、
この一年間戦ってまいりました。
残念ながらそれを達成することは出来ませんでした。
申し訳ありませんでした。
ドラゴンズの選手個々は持てる力を
充分発揮してくれたと思っております。
それを勝ちに結び付けられなかった。
それは私の責任だと思っております。
2006年のシーズン、もう始まっております。
今年出来なかったセ・リーグの優勝、
そしてスコアボードの上にある日本チャンピオン、
このフラッグをこの地に持ってくるために
戦いはもう始まっております。
それは皆様に、これで3回目の約束になると思いますけども、
是が非でも来年は、その約束を果たしたいと思います。
そのためには、肉体的にも精神的にも
もう1ランクも2ランクも強くたくましくなった選手を
2006年度には皆様の前にご披露できると思います。
来年、今年以上のご声援をよろしくお願いします。
ありがとうございました。」

(「中日ドラゴンズ Dragons Official Homepage」 より)


PS 今夜のコメントから。
●中里篤史
<来季に向け4年ぶりとなる先発で3回3安打2失点>
「調子は悪くなかったし、
前回よりは落ち着いてゲームに入れたと思います。
もう少し慣れれば、もっと長いイニングを投げられると思う。
もう少しゲームで投げて、場面場面で、
いかに落ち着いていけるかが、来季への課題ですね。」

●福留孝介
<今季初の1番で先発も一発が出ず28本塁打で終了。
3割30本100打点100得点の記録を逃す>
「仕方がない。野球の神様がまだ早いと
いっているんでしょう。来年の目標ですよ。」
<03年以来2年ぶりの最高出塁率のタイトル確定>
「四球(93個)も多かったし、
獲れないよりも獲れた方がいいしね。」

●タイロン・ウッズ
<4回のホームランについて>
「打ったのはスライダー、
今シーズンの最後のゲームだから、
名古屋のファンに自分のホームランを
見てもらえてうれしいよ。」

●落合監督
<2005シーズンを2位で終えて>
「(優勝を狙って戦ったのは)
うちだけじゃなく、みんなそうなんだから。
優勝するために戦ったんだ。
79勝したとか、66敗したとかは、
度外視していいんじゃないのか。」

<初のセパ交流戦の負け越し>
「条件はみんないっしょ。」

<振り返って、節目の試合になったのは>
「8月16日からの巨人、
横浜との6連戦 (2勝4敗)だな。
命取りになると思ったら、案の定だった。
”たら、れば”はいけないけど。
あそこで盛り返してくれたら、
もう少し楽な戦いができた。
周りとこっちでは(節目の考え方が)違うと思うけども。
あの6連戦以降、無理をしなくちゃいけなくなった。
勝てる試合だっただけに、最後まで響いた。
ただ、選手は持ってる力を出してくれたと思う。
勝てなかったのは、ベンチを預かるこっちの責任だ。」

<来季に向けての課題>
「課題はいっぱいある。
こういうシーズンを(来季は)送らなくても
いいようにしなければならない。」

<今季をひと言で表現するならば>
「負けたシーズンだ。
勝負ごとは勝つか、負けるかだから。」


PSその2 今シーズン最後、今夜の渡邉選手。
最終戦は、7回表、ファーストの守備から登場。
9回、佐伯の一ゴロを華麗に捌きました。
打つ方では、8回ウラの先頭で木塚との対戦。
1球ファウルのあとの2球目、
真ん中低目のカーブをうまく対応して
サード横を抜いてゆく今季22本目となるヒット!
最後の打席をヒットで飾り、
.268、1本塁打、10打点で今季を終えました。
今シーズンは、当初からの予想通り、
ウッズバックアップという役目が主でしたが、
交流戦でスタメンのチャンスがあったのに
打てなかったことが悔やまれたそうです。
ただチームにとっては、やはり欠かせぬ存在
秋のキャンプも若手に混じって、汗を流すことでしょう。
1年間、本当にお疲れ様でした。


「ST」ドラゴンズ『2005SEASON』編
1シーズンご愛読していただいた方、
シーズン途中からお読みいただいた方、
トラックバックやコメントを下さった方、
本当にどうもありがとうございました。
オフシーズンも地味にやっていきますので、
これからもよろしくお願いします!

2005年10月 7日 (金)

今季最後の神宮、お寒い完封負けで4連敗。

何で入らないんだよォ....。福留あと20センチ

惜しい大飛球、遠い30号


天候の面でとかく開催が危ぶまれた

今回の神宮、対ヤクルト3連戦

今夜はしっかりも上がって、

曇り空のもと、行われました。

気がつけば、10月に入って、

ドラゴンズ1勝3敗

もっか3連敗中というありさま。

若手主体に切り換えたとはいえ、

今季最後の神宮、何とか勝利で終えたいところ。

佐藤充を先発にもってきて、勝利を狙います。

◇ ヤクルト-中日 最終戦
(6日・神宮球場)
 D 000 000 000 = 0
 S 301 010 00× = 5
[敗] 佐藤(1勝1敗)

[D本] なし



ヤクルトの先発は、中6日で松岡健一

ここまで0勝2敗で、ドラゴンズ戦は初登板。

立ち上がり、先頭の荒木をセンターフライ。

澤井を一ゴロに取り、迎えるは福留

目標とする30本塁打まで残り2本。

ホームラン狙いに切り換えてきています。

真ん中高目のストレートを叩くと、

センターへの大きな当たり。

しかしセンター・青木がフェンス際でナイスキャッチ。

あと一歩、伸びが足りませんでした。

一方、佐藤の立ち上がりは、やや不安定でした。

いきなり迎えるは、もっか192安打の青木宣親

先ほどの好守で気をよくしている青木が、

1-1からの3球目、真ん中低目のスライダーを巧く叩くと、

鋭い当たりがサード後方、レフト前に落ちます。

これで青木は、193安打となり、

セ・リーグシーズン最多安打の新記録となりました。

続く土橋の時に青木が走り、2塁へ。

その土橋も四球で出してしまい、ノーアウト1、2塁に。

好調の岩村は、フォークで空振り三振にとるものの、

ラミレスにはスライダーを叩かれ、三遊間を抜くタイムリー。

今夜はヤクルトに先制されてしまいます。

なおも一死1、2塁とピンチは続き、

リグスはフォークで空振り三振に取りますが、

真中にはバットの先ながら、ライト前に運ばれ、2-0

さらに続く城石にも同じくライトへタイムリー。

フォーク以外のボールがやや高く、

追い込むまでの投球に苦しむ佐藤

結局、この回4本のヒットを浴び、

3点を失ってしまいました。

この日、井端「7番・ショート」での出場。

1回ウラの守備にはつきましたが、

打席も回らず、そのままベンチへ。

2回ウラの守備からは、中村公治と交代しました。

2回は、三者凡退に抑えた佐藤でしたが、

続く3回に手痛い追加点を喰らいます。

先頭の岩村の代打・三木肇をフォークで三振に取りますが、

ラミレスには、肩口から甘く入ったスライダーを

レフトスタンドへ運ばれてしまいます。

これで4-0、さらにリードが広がってしまいます。

松岡の前に、3回までは完全に抑えられていた

ドラゴンズ打線でしたが、ようやくヒットが。

4回二死から迎えるは、福留

0-2からの3球目、ど真ん中のストレートをジャストミート!

打球は、センターバックスクリーンへ。

しかし、フェンスの一番上に当たって

跳ね返り、結局ツーベースに。

2塁ベース上で悔しがる福留の表情が印象的でした。

チーム初安打こそ出ましたが、

続くウッズは、遊ゴロに倒れチェンジ。

得点を奪うことが出来ませんでした。

松岡は、今夜は腕がしっかり振れ、

コントロールもよく、緩急を使い分けています。

5回もアレックスがセンター前ヒットで出ますが、

続く森野は一ゴロ、さらに中村公治はキャッチャーフライ。

小山も遊ゴロに倒れ、

ドラゴンズは、チャンスすら作れません。

一方、何とか投げ続けている佐藤が、

今度は味方のミスから失点してしまいます。

一死から、土橋に真ん中低目のフォークを叩かれ、

左中間フェンス直撃のツーベースを浴びると、

続く三木には、外角高目のストレートを

巧く合わされ、レフト線へ落とされます。

ところが、レフト・中村公治

バウンドが合わずに一回転、後逸してしまいます。

その間に土橋がホームイン、三木も3塁へ。

その前の青木のレフトフライも

おかしな追い方をしていた中村公治

手痛いエラーで5点目を奪われました。

佐藤は、結局この回で降板。

91球、7安打3三振1四球で5失点

相手の松岡と比べるとやや制球に欠けた出来。

来季の投球への課題を掴む投球でした。

何とか1点でも反撃したいドラゴンズですが、

6回も一死から荒木が、レフト前に運びますが、

続く澤井がレフトフライ、福留もセンターフライ。

この回で降板となる松岡の前に、わずか3安打無得点と、

打線が全く奮いませんでした。

それ以降は、両軍継投。

6回から登板の川岸は、自分のバント処理のミスで

ピンチを迎えるも、それを帳消しとする

ファインプレーで凌ぐと、7回も0に。

8回は小林正人が三振2個を取る好投を見せます。

一方、打線は、ヤクルト2番手・花田真人の前に

7回、8回と結果、三者凡退に抑えられてしまいます。

そして9回のマウンドには、点差があるために、

石井弘寿ではなく五十嵐亮太

レフトのドラゴンズファンも、

あまりのチャンスのなさに9回、いきなり

チャンステーマ3曲をミックスしての応援をはじめます。

それに応えたか、先頭の荒木が詰まりながらも

レフト前にヒットを放ちます。

何とか1点でも返しておきたいところでしたが、

続く澤井の代打・井上は一ゴロに倒れ、

福留の一二塁間を抜くかという当たりも

ファースト・リグスに好捕されてしまいます。

二死2塁で迎えるは、昨夜タイムリー1本の渡邉

しかし、初球をファーストファウルフライ。

ドラゴンズ、最後の神宮は、完封負けでの3タテ

松岡にプロ初勝利をプレゼントとなってしまいました。


好投の松岡の前に、わずか散発の4安打。

手堅くヒットを繋ぐヤクルトに対し、

かなりお寒い内容となってしまいました。

何とか3位を奪いたいヤクルトとの

モチベーションの差も出てしまったようです。

それにしても、9回の応援には少々、驚きました。

「ゴーゴー○○」のチャンステーマ(旧パウエル)と

東京ドーム限定の「打って打って打ちまくれ」(旧川又)、

そして「狙い撃ち」の3曲のミックスで、

レフトスタンドは、かなり盛り上がりました。

球場からクラブハウスに引き上げる途中、

「オチアイ」コールなどの声援に応え、

落合監督は、スタンドのファンに向かって、

帽子を脱いで、丁寧におじぎをしました。

本当はガッツポーズを見たかったのですが、

今季の結果では、それは出来ません。

来季は、V奪回で再びガッツポーズを見せてほしいです。


PS 今夜のコメントから。

●福留孝介

<偉業まであと2本、最終戦もめげずに狙う>

「(本塁打まで) あと、こんだけだったのになあ。

(2打席目のセンターへの当たりは) 入ったと思った。」

<出塁率のタイトルは確定ランプも>

「それは最後の結果だから。

(本塁打を) 全打席狙っていく。

あと1試合? 仕方がないよ。

今日1本出なかったのは痛いかなあ。」

●佐藤充

<1回にいきなり3失点するなど計5失点。

プロ初黒星を喫す>

「前半から失点して試合を作れなかった、

勝負どころで浮いた球を全部打たれてしまった。

非常に申し訳ないです。

また今後にいかせるように努力します。

今年の開幕はベッドの上で迎えたけど、

終盤には阪神戦の直接対決にも

投げさせてもらって、いい経験をさせてもらった。」

●荒木雅博

<今季42個目の盗塁はチーム今季100個目。

1971年以来のチーム100盗塁を達成>

「100盗塁? それを目標にしてきましたからね。

よかったですよ。来年もどんどん走りたいですね。

とにかく、最終戦までやれることを

しっかりとやる。それだけですよ。」

●井端弘和

<週明けにも東京都内の病院で

目の精密検査と視力矯正手術を行うことに>

「難しい手術ではないので大丈夫。

そんな大げさなものじゃないですよ。」

●落合監督

<若手選手がミスを続出。秋のキャンプから

やれるようになるまでやらせる>

「そうだよ。

厳しいっていうのは、何を基準にしているかだ。

選手にとって本当に厳しいのは

このチームのユニホームが

着られなくなることなんだ。

ユニホームが着られれば、

(秋のキャンプでも)チャンスは与える。

そこから選手が何を掴むかなんだ。

できない選手にはできるまでやってもらうよ。

チャンスはまだあるんだ。

ユニホームを着られない選手には、

(練習でうまくなる)チャンスすらないんだから。」


PSその2 今夜の渡邉選手。

今夜は、いつもより多少早く、

7回ウラから、ファーストの守備で登場。

レフトスタンドからの「頑張れ、頑張れ、渡邉」

とてもうれしかったですね。

7回先頭の青木が盗塁したあとに、

しっかり足で一塁ベース付近を

ならしていたシーンが目に付きました。

打つ方では、9回土壇場、二死2塁でのチャンス。

対するは、五十嵐亮太

しかし初球、真ん中高目のストレートを打ち上げ、

ファーストファウルフライ

連夜のタイムリーはなりませんでした。(.263)

明日はホームでの今シーズンの最終戦

ぜひとも最後は勝って、岩瀬にウィニングボールを

渡してほしいと思います。

追加として、今朝の<ドラ番記者>に思わぬ記事が?

運動会シーズンのまっただ中。 荒木英智福留も、自慢話は数限りなし。 だが、少々意外なところから 「僕も無敵でした」と声がかかった。 ベテラン・渡辺。ああ、綱引きね。強そうだもんね。 違う? 騎馬戦か (もちろん馬)。 それとも棒倒しの守る人? 「全部、違いますから。 僕は中学校までは駆けっこで無敵だったんです。」 ウッソォー。100メートル×4リレーで、 全国大会に出場したことがあるんだとか。 いやいや、ビックリ。そんな栄光の時代があったんだ。 で、結果は? 場所は? 「それが第1走者だったことしか、 記憶にないんですよ。結果も場所も…。 写真だけ残っているんですけど。」 大きくなって駆けっこは遅くなったが、 高校から始めた野球はうまくなった。 でもこの武勇伝、信ぴょう性はどうなんでしょう…。 (中スポ)

このネタは、「週べ」の『ロッカールーム』にも

載っていましたが、ヒトは見かけによらぬものです。

ただあの守備での俊敏性は、幼いころからの蓄積かも?

オフのプロ野球運動会での活躍を期待しましょう。

2005年10月 6日 (木)

来季に生かせ、雨の神宮若さゆえの敗戦。

追っかけちゃダメだよォ。小山、初先発マスクほろ苦

福留の好返球をタッチミス


東京地方は、日中

ずっと雨降りで、

今夜のゲームは

中止だろうと思われました。

ところがいざ開始時間となると、

雨が降っているにもかかわらず、強行!

館山昌平朝倉健太の先発で行われたゲーム。

雨の神宮の結果はいかに?

◇ ヤクルト-中日 21回戦
(5日・神宮球場)
 D 020 000 011 = 4
 S 100 001 04× = 6
[敗] 朝倉(5勝7敗)

[D本] なし



ドラゴンズは、視力が低下し、

昨夜途中交代した井端をスタメンから外し、

2番・ショートには、再昇格の澤井道久を、

そして、8番・捕手には、小山良男

初スタメンで起用してきました。

井端に代わってスタメンとなった澤井でしたが、

初回、いきなり守りのミスを繰り返します。

一死後、土橋の当たりは、ショートゴロ。

送球がライト方向へ逸れてしまい、

ウッズがベースを離れて掴むも、判定はおまけでアウト。

続く岩村もボテボテのショートゴロ。

しかし澤井はスタートが遅れた上、

送球が逸れ、1塁をセーフとしてしまいます。

さらに悪いことは続くもので、

ラミレスのセンターへと抜けそうな当たりを

荒木が好守で止めるも、2塁ベースに

澤井が入っていなくて、併殺が取れず。

荒木は1塁へ送球するもセーフ。

慣れない雨の神宮でのミス3連発。

二死1、2塁となってしまいます。

ここでリグスが、落ちないフォークをレフト線へ。

朝倉は、思わぬ形で1点を失ってしまいました。

しかしドラゴンズ打線がすぐさま反撃します。

2回、先頭のウッズがライト前ヒット。

続くアレックスは、初球を良い当たりのサードゴロ。

5-4-3と転送されますが、

セカンド・土橋の送球が高く、1塁はセーフ。

続く森野は、ライトオーバーのヒットで繋ぎ、

迎えるは、7番・中村公治

当たりは、セカンドゴロ、併殺かと思いきや、

土橋がこぼしてしまい、エラー

その間にアレックスがホームイン。

同点に追いつきます。

さらに小山が外のスライダーを巧く乗せて

レフトへのタイムリーツーベース!

待望のプロ初打点で、2-1と逆転に成功しました。

そのウラ、先頭の城石の当たりは、またショートゴロ。

しかし今度は勢いよく出過ぎた澤井

バウンドが合わず、ボールを掴みそこないセーフ

内野安打ながら、またもランナーを出してしまいます。

ただここは朝倉が踏ん張って、

続く小野を6-4-3の併殺。さらに館山もショートゴロと、

澤井守備のための2回ウラとなりました。

朝倉は、背筋痛が癒え、

ひさびさの1軍登板となりましたが、

得意のヤクルト戦とあってか、

ボールをコーナーにしっかりと集める安定した投球。

要所を締めて、追加点を与えません。

一方、ドラゴンズ館山から

チャンスは作り出すものの、

決定打が出ず、2-1のままゲームは中盤へ進みます。

6回ウラ、この回は守備が代わり、

中村公治に代わって、井端がショートに入り、

澤井がサード、森野がレフトに回ります。

一死からのラミレスの当たりは、ショートゴロ。

しかしここは井端、難なく処理し、格の違いを見せます。

簡単に二死を取った朝倉でしたが、

続くリグスには、ライト線へのツーベース。

さらに真中には一二塁間を破られます。

リグスは一気に3塁を回って、ホームへ。

しかし、福留レーザービームを放ちます!

ワンバウンドでホームに届いたビーム

ただスライディングをしていれば、

セーフというタイミングだったにもかかわらず、

何とリグスはホームを踏まずに駆け抜けてしまいます!

一方の小山もタッチをしていないために

球審も判定が出せません。

となるとアウトがほしいもの。

ホームベース上でじっと待っていればいいものの、

小山は立ちすくむリグスをタッチをしに

追いかけてしまいます。

それをかいくぐったリグスがベースにタッチ!

思わぬ珍プレーでホームインが認められ、

同点となってしまいました。

井端は結局この守備のみの出場。

7回には、レフトへ英智が入り、

澤井がショート、森野がサードへ戻りました。

好投をしていた館山を7回で下げたヤクルト

8回からは左腕の佐藤賢が登板します。

しかし先頭の福留にストレートの四球。

すぐさま吉川昌宏にスイッチ。

しかしウッズの初球で吉川がボーク。

難なく2塁へすすめると、アレックスのニゴロで3塁へ。

続く森野は敬遠されてしまい、一死1、3塁。

ここで登場は、英智の代打・井上

2球目、内角へのスライダーを叩くと、

一二塁間を抜く、タイムリー!

終盤でドラゴンズが勝ち越しに成功します。

1点のリードをもらい、

8回のマウンドにも朝倉が上がります。

先頭の土橋をニゴロ、岩村を空振り三振と

簡単に二死を取りますが、

またもここから連打を浴びてしまいます。

ラミレスにライト前、リグスにはライトへのポテンヒット。

ランナー1、3塁で、真中を迎えます。

ここでドラゴンズベンチは、

朝倉から、高橋聡文にスイッチ。

一方、ヤクルトも代打に古田を送ります。

カウント2-3からの6球目、外角低目へのストレート。

古田がうまくミートして、三遊間を抜いていきます。

通算1000打点となるタイムリーで同点に。

なおも二死1、2塁となり、

高橋聡文から鈴木にスイッチします。

ところが、鈴木が今ひとつ。

続く城石を四球で出してしまい、満塁とすると、

小野には初球、中に入ったスライダーを

ジャストミートされ、前進守備のレフトオーバー!

走者一掃のタイムリーツーベースを浴びてしまいます。

この回一挙4点で、スコアは6-3

9回は守護神の石井弘寿が出てくることを考えると

ほぼ勝負は決まったかに思えました。

しかしドラゴンズが粘りを見せます。

マウンドには、やはり石井弘寿

先頭の鈴木の代打・高橋光信はサードライナー。

荒木もニゴロに倒れ、万事休すかと思いきや、

石井の方の調子が今一つで、

澤井、福留と連続四球で1、2塁としてしまいます。

ここで迎えるは、8回から一塁に入っていた渡邉

2-2から、外角中央のストレートをセンター前にタイムリー!

ドラゴンズ、1点を返します。

なおも1、2塁とチャンスでしたが、

ネジを締め直した石井の前にアレックスが空振り三振。

雨のなかの神宮でドラゴンズは連敗となってしまいました。


全体的に「若さ」が出たゲームとなってしまいました。

慣れない雨の人工芝に苦しんだ澤井

本塁上でタッチミス、リグスと追いかけっこしてしまった小山

さらにベテラン古田の技にやられた高橋聡文

そして四球のあとの初球をレフトへ運ばれた鈴木と、

これからの若竜達がいい勉強をさせてもらったと思います。

この経験を生かして、来季はさらなる成長を期待します。

ドラゴンズもいよいよ残り2試合

明日は、関東最終戦です。

今夜も雨の中、8723人のファンが神宮を訪れましたが、

何とか最後は、雨よ降らないでと願いたいところです。


PS 今夜のコメントから。

●小山良男

<2回プロ入り初タイムリーについて>

「打ったのはスライダー、

まっすぐ狙いのタイミングだったのですが、

うまくバットが出てさばけました。」

<初先発マスクもほろ苦い結果に。

福留の本塁返球をタッチミスして、リグスの生還を許す>

「舞い上がって何が何だか分からなかった。

朝倉をもっとうまくリードしたかった。

(ホームベースを踏まなかった)リグスを

なぜ追っかけたのか、自分でも分からない。

監督からも“ホームで待っていればよかったじゃないか”って

言われたけど、その通りです。」

●朝倉健太

<33日ぶりの登板、7回2/3を10安打4失点>

「最後に粘り強く投げることができてよかった。

自分なりにいい投球ができたと思います。

2死から得点につなげられたところは

詰めが甘いです。

(秋季) キャンプでもっと強いボールを

投げられるようにしたい。

今季? いろいろあったけど…。

早く認められるように頑張ります。」

●福留孝介

<2打数1安打も3四球と勝負を避けられる。

9回のレフトへの大ファウルに>

「あの時だけ風がふいているんだもんなあ。」

<出塁率は.434に上げ、一夜でタイトル奪回>

「そうなんですか。

もちろん(獲得した) 2年前より数字はいいし、

何とか一番になれればいいと思います。」

<30発へのこだわり>

「そういう記録があるんだから、

できれば打ちたいですよね。

(本塁打を)ねらえる球しか待ってません。

最後は数字をそろえたい。」

●荒木雅博

<自己最多となる41盗塁をマーク>

「とにかく毎年、前年の数字を超えたい。

1番打者として、それが一番勝利に貢献できるから。

来年は勝ちにつながる盗塁を増やしたい。

チームが優勝するなかでの盗塁を。

あと2試合あるので、できるだけヒットも

多く打ちたいし、盗塁も多くしたい。」

●井端弘和

<今季144試合目で初めて先発メンバーから消える>

「見ての通り。

練習でも詰まってばかりです。」

●落合監督

<朝倉が無四球で粘りの投球をした>

「投げられるだけでいい。

故障上がりなんだから。

ただ今日のようなピッチングをしてくれれば

いいんじゃないのか。

四球さえ出さなければ、ある程度打たれても、

あれくらいの点で抑えられるってことが

わかったんじゃないのか。」

<連続出場がかかる井端が途中出場>

「そういうことを聞くな。(井端は) 宝なんだ。」


PSその2 今夜の渡邉選手。

ここまで101試合、

78打数20安打9打点1本塁打の.256

今夜は何とタイムリーが出ましたよ!

8回ウラからファーストの守備で登場。

その回に逆転され、最終回も9番からの攻撃でツーアウト。

このまま終わりかと思いきや、連続四球で1、2塁。

4番渡邉選手にチャンスで回ってきました。

マウンドには、前回は三振となった石井弘寿

初球をファウル、2球目を空振りして

追い込まれたときは、もはや終了か?と思いましたが、

3球目は見送りボール、4球目はファウル、

そして5球目もスライダーがボールとなり、

2-2からの6球目は、外角中央、

147キロのストレートをセンター返し!

きっちりとしたタイムリーヒット!!

渡邉選手自身も今季10打点目となる

実に貴重な一打となりました。(.266)

明日も良い場面で活躍を期待したいです。よくやった!

2005年10月 5日 (水)

中田賢一、雨にも苦しみ連勝ストップ。

中田、雨に教えられる。中田、7連勝ならず 

宿題抱え沖縄へ


ドラゴンズの今シーズンも

残すはあと4試合

今夜からは神宮でのヤクルト3連戦。

見どころは、6連勝中の中田賢一

球団初となる7連勝に挑むことと、

福留孝介VS青木宣親の首位打者争い直接対決。

霧雨が降る神宮で良い結果が出たのでしょうか?

◇ ヤクルト-中日 20回戦
(4日・神宮球場)
 D 000 000 100 = 1
 S 010 010 00× = 2
[敗] 中田(8勝3敗)

[D本] なし



ヤクルトの先発は、今夜再昇格で

4月17日以来の登板という石堂克利

立ち上がり、先頭の荒木がレフト線へのツーベース。

続く井端は、見逃し三振。

ここで迎えるは、福留

1分2厘差を追う第1打席は、内角のストレートを

打ち上げてしまい、キャッチャーフライ。

続くウッズも右飛に倒れ、

先制点を奪えませんでした。

一方、ドラゴンズの先発は、中田賢一

いきなり、新人王争いのライバル・青木との対戦。

もっか192安打でセ・リーグタイ記録中。

1本でも出れば、新記録達成となりますが、

この打席は、遊ゴロに倒れます。

中田は、二死から岩村に初球をライト前に運ばれますが、

続くラミレスをサードフライに取って、初回は0に。

しかし続く2回、下位打線に捕まります。

一死後、真中がライト線へのツーベース。

続く城石は遊ゴロに取りますが、

小野公誠に対して、カウント0-3。

何とか2-3まで追い込みますが、

高めに浮いたフォークを叩かれ、

センターへのタイムリー。

1点を先制されてしまいます。

なおも投手の石堂に三遊間を破られ、1、2塁。

ここで迎えるは、青木

警戒したのか、四球で歩かせ、満塁に。

しかし続く土橋は初球を叩き、セカンドライナー。

何とか中田は、1失点でピンチを凌ぎました。

1点を追うドラゴンズ打線は、

3回は、谷繁荒木の四球で一死1、2塁。

4回もウッズのレフト線へのツーベースと

森野の四球で二死1、3塁。

5回も谷繁のヒットから一死2塁と

ストレートの走りが悪く、制球に苦しむ

石堂から再三チャンスを作りますが、

唯一決まっていたと言えるカーブ

手こずってしまい、得点を奪うことが出来ません。

そんな中、中田が2点目を奪われてしまいます。

きっかけは、先頭の投手・石堂に対しての

ストレートの四球でした。

続く青木が、セフティ気味の送りバントで

2塁に進めると、土橋の一ゴロで3塁へ。

ここで迎えるは、かなり金髪の岩村

外角中央のストレートを巧く合わされ、

左中間フェンスの下に当たるタイムリーツーベース

今夜は、ボールのキレこそよかったものの、

ボールがばらつき、やや高目に

いってしまっていた中田

結局6回を投げ、111球、

5安打4四球2三振2失点で降板となりました。

7回表、ドラゴンズがようやく石堂を捉えます。

一死から中村公治がライト前ヒットで出塁。

谷繁はレフトフライに倒れますが、

続く中田の代打・井上がレフト左へのヒットで

1、3塁のチャンスを作ります。

ここで荒木が初球をセンター前へタイムリー!

1点を返し、さらに1、2塁のチャンス。

迎えるは、井端代わり

6回からショートに入っていたベテラン・川相昌弘

しかし当たりはセカンド正面。

中田負けを消すことが出来ませんでした。

7回からは、鈴木がマウンドへ。

同じルーキーの小山とのバッテリーとなりました。

一死から石堂の代打・ユウイチに四球を与えますが、

続く青木を内角低目のストレートで空振り三振

しかし、土橋にはレフト前、岩村に四球で

二死満塁としてしまいますが、

ラミレスをセンターフライに取り、ピンチを凌ぎました。

8回からはヤクルトは2番手・吉川昌宏

この回の先頭は、福留

2打席目以降は、センターフライとニゴロに

倒れて、今夜はまだノーヒット

対する青木も2打数0安打なので、

何とか1本でも打っておきたいところでしたが、

予期せぬ内角高目のストレートに見逃し三振

4打数0安打で終わってしまいました。

二死からアレックスが死球を受け、

ランナーを出しますが、

ここでヤクルトベンチが、石井弘寿にスイッチ。

森野はレフト線への際どいファウルこそ

ありましたが、結局空振り三振。

9回もスライダーに手も足も出ずに

三者連続三振に斬って取られ、ゲームセット。

雨中のゲーム、ドラゴンズは敗戦

石堂に今季初勝利を与えてしまいました。


中田は、雨の中、頑張っていたとは思いますが、

打線の援護がなく、連勝が止まりました。

やはり5回の先頭打者への四球が痛かったと思います。

相手が特に投手だったので、

確実にアウトを取っておけば、追加点は防げたでしょう。

今季はこれで最後の登板かもしれませんが、

後半戦の投球を来季につなげてもらいたいです。

福留は、やはり焦りが出てきたか、

打ちたい思いが微妙に打撃を狂わせているかも?

ただあと3試合、なるべくヒットを重ねてほしいです。

ところで井端が、5回でベンチに下がりました。

ナゾの視力低下で「ボールが見えづらい」とのこと。

これまで全試合フルイニング出場だった選手会長

ちょっと状態が気になりますね。


PS 今夜のコメントから。

●中田賢一

<もったいなかったのは>

「2点目です。間違いないです。

4球連続はダメです。きょうはバラついていました。

きょうは、じゃないですね。きょうも、でした。

谷繁さんの要求通りに投げられませんでした。

制球力がいいとは自分では思いません。

変化球だってそうだし。

連勝が止まったのは残念ですが、

課題はいっぱいあります。

すべてにおいて、レベルアップしたいです。」

●荒木雅博

<7回のタイムリーについて>

「打ったのはスライダー、

その前の打席も得点圏で打てなかったので、

何とかランナーを返したかった。」

<この日2安打で、自己最多の176安打に到達>

「1本ずつ打って我慢してきたことが

つながっている。もうちょっとです。

たくさん応援に来てくれているし、

気持ちも入っています。」

●井端弘和

<5回で交代、フルイニング出場が途絶える>

「ボールが見えにくかった。

(小雨という) 気象のせいかもしれないし、

(左目の) 乱視もあるから。

(遠近感がなくて) まっすぐにつまって、

カーブにもつまった。

(見えにくいことは) 自分から監督に言いました。

(監督に報告したら)

『頭に当たったら台無しになるぞ』といわれて。

フルイニング出場は来季にとっておきます。」

●川相昌弘

<井端に代わって、ショートに入る>

「ショートは何年ぶりだろう? 中日では初めて。

(交代を言われて)『まさか』という感じだった。」

●落合監督

<中田の連勝記録が6でストップ>

「中田? こんなもんでしょう。

打席に立った投手への攻め方?

課題というほどのものでもないよ。」

<井端のフルイニング出場も途絶え>

「別にフルイニング出なくてもいいじゃないか。

(川相のショート起用は) いろいろ試してますよ。

(川相は) まだ引退したわけじゃないんだから。」

2005年10月 4日 (火)

明日の若竜、高校生ドラフト4選手指名!

明日へ羽ばたけ、平田くん!竜、1巡目 

大阪桐蔭・平田、

単独指名で交渉権

落合監督が断言 オレ以上にする!!


プロ野球のドラフト(新人選択)会議の第1弾、

「高校生選択会議」が3日行われ、

ドラゴンズは、4選手を指名しました。

指名選手は以下の通り。

(1、3、4巡目の選手解説は、

「ドラゴンズ公式ホームページ」より)

中日ドラゴンズ 高校生ドラフト確定選手


1巡目 交渉権獲得選手

平田 良介 (ひらた りょうすけ)


大阪桐蔭高等学校 外野手 右投右打

1988.3.23生 176センチ 84キロ

攻、守、走。三拍子揃った選手。

打撃は長打力があり、特に右への打球は長打ができ、

強肩も魅力、走塁は積極的に次の塁をねらう。

何事にも全力でプレーする。

「中日が指名する(という)報道はありましたが、

指名していただけるのかどうか。

ずっと分からなかったので不安でした。

ホッとしています。

中日に行く意志? はい、あります。

髪を伸ばすと寝癖がひどいんですよ。

丸刈りでしばらくはいきたいです。

たとえ1軍に上がれたとしてもこの髪形でいきます。

プロに入ってもどんな場面でも全力疾走を貫きたい。

天狗になったり、偉そうな態度を

取ることは絶対にしたくない。

落合監督は巨人時代のイメージがあります。

右方向にホームランが多くて。

すごい人に高い評価をしていただいて、光栄に思います。

でも、おごらずに向上していきたいです。

打撃についていろいろ聞ければいいなと思います。」

<落合監督が「オレ以上の打者に育てる」

と話したことを聞いて>

「超えられるものなら超えたいです。」



「プロでは内角の球が打てないのではと

いわれるクセもあるが、

スイングスピードが速いから大丈夫。

野球に取り組む姿勢の良さも買っている。」

(中田スカウト部長)

(トーチュウ前日評価 A)


3巡目 交渉権獲得選手

春田 剛 (はるた つよし)


水戸短期大学附属高等学校 外野手 左投左打

1987.5.31生 180センチ 80キロ

打撃のセンスは超高校級で

特にインサイドのさばきは素晴らしい。

投手も経験しているので、

ボールの絞り方ができる打者。肩の強さも目立つ。

「広角に打てて、チャンスに強い。

独特の雰囲気を持っているすごい人だと思います。

目標にしています。

どういう気持ちで打席に入っているのか

聞いてみたいです。

早くドラゴンズでプレーしたい。

1年目から1軍でやる気で、

一生懸命やっていきます。」

「あの段階(3巡目)で残った選手の中で

打撃だけならナンバーワン。

大げさかも知れないけど、

掛布のようなバッティングをする。

軸の回転で打てる選手。」(中田スカウト部長)

(トーチュウ前日評価 A)


4巡目 交渉権獲得選手

高江洲 拓哉 (たかえす たくや)


東京都立府中工業高等学校 投手 右投右打

1987.8.24生 185センチ 70キロ

肘、肩が柔らかく、MAX143kmのストレート。

課題は多いが将来楽しみな選手。

「心からうれしいです。

自分はプロになれるとは思ってなかった。

最近まで他人事だと感じていました。

まだ投手としてのレベルが低いので、

これからセールスポイントを作りたい。

(中日は) いい投手が多いので、

1日も早くそういうレベルになれるよう頑張りたい。

早く1軍に上がって試合に出たい。」

「腕、ひじが柔らかく、

高校時代の岩隈(現・楽天)を彷彿とさせる。

体ができれば、140キロ台後半は出る。」

(豊田スカウト)

(トーチュウ前日評価 B)


5巡目 交渉権獲得選手

金本 明博 (かねもと あきひろ)


酒田南高等学校 投手 右投右打

1987.12.5 生 174センチ 69キロ

エースとしてチームを甲子園に導き2勝。

145キロの速球に加えて、

内野手としての将来性も高く評価。

「うれしいのとホッとしたのが半分ずつ。

まだ夢みたい...。

できれば投手をしたい。

(中学時代同じボーイズリーグで対戦した)

平田君はスターでした。早く同じレベルで

プレーできるようになりたい。」

「野手としても評価している。

将来は荒木、井端を脅かす存在になりうる。」

(中田スカウト部長)

(トーチュウ前日評価 C)




◇中田スカウト部長

「平田を獲得できた時点で、このドラフトは

成功したと思わないといけない。

何しろ初めてのことだから。」

◇落合監督

「まあまあじゃないの、予定通り。」

<1巡指名した平田が他球団との競合なら

クジを引くことになっていた>

「クジがないことは分かっていた。」

<球界初の分離ドラフトに関しては>

「こういうドラフトになることは仕方ない。」

<平田について>

「中日の主力になれるだけの素材。

あとは契約をして、練習で選手を

この目で見て、適性を見極めるよ。」


「打てて走れる野手を取ってほしい」ということで

一本釣りで平田選手を獲得しました。

夏の甲子園、準決勝は自分も見ましたが、

正直、大阪桐蔭ではなく、駒大苫小牧

応援していたので、最後の打者ということ

くらいしか覚えていないですね。

ただインタビューとかを聞くと、

なかなか好感がもてそう。

やはり将来はやはり「右の4番」になってほしい。

チームメイトで巨人に指名された

辻内投手との対戦も楽しみになりそうです。

大好物の焼きそばパワーで頑張って下さい。

春田選手は、甲子園出場こそないそうですが、

高校通算43本塁打を放つなど

8球団が注目していた大型外野手

強肩で足も速いそうなので、その辺からチャンスも。

納豆のように粘り強い打撃を期待します。

高江洲投手は、都立校から投手として

初めてドラフト指名を受けた選手となりました。

直球を武器に、カーブ、スライダー、

チェンジアップを投げ分ける器用さも。

金本投手は、内野としても期待が持てそう。

竜のアニキといわれるまで頑張ってほしい。

まずは契約をして、来春にお会いしましょう。

それまでトレーニングをして、

準備を十分にしておいて下さい。


PS 今日のコメントから。

◇中田賢一

<球団史上初の「新人7連勝」に挑む>

「ヤクルトとは初めてですね。

神宮? プロではありませんけど、大学のときに...。

(現・ヤクルトの)松岡君と投げ合って、

投げ負けちゃったんですよ。

(新人王のライバル・青木を)

抑えられるように頑張ります。」

◇朝倉健太

<5日の先発予想、5勝中4勝がヤクルト戦。

川岸、高橋聡文とともに1軍に合流>

「投げる試合は、キッチリと終わらせたいです。」

今日も明日も天候があまりよくなさそう。

コンディショニングに気をつけて

しっかり投げてもらいたいです。

なお、予備日は12日になっているようです。

2005年10月 3日 (月)

1球の重み、川井進・今後への課題。

足が高いぜ、ススムくん!また1人期待の左腕 
中日の川井

昨日は、終盤、チーム一丸となり、
感動的な勝利を飾ったドラゴンズ
今日は、広島との最終戦を迎えました。
今日の先発は、プロ2試合目の先発となる
ルーキー左腕の川井進
同じルーキーで先発した中田、石井
そして鈴木に続きたいところ。
今季ナゴヤドーム9連敗中広島相手に
どのような投球をみせるのでしょうか?

◇ 中日?広島 最終戦
(2日・ナゴヤドーム)
 C 000 300 001 = 4
 D 101 000 300 = 2
[敗] 川井(1敗)
[D本] なし


川井進は、4月20日の広島戦以来の先発。
今日は、前田章宏とのバッテリー。
初回、先頭の松本高明を真ん中低目の
スライダーで空振り三振に取ると、
続く山﨑、嶋を連続ニゴロに取って、
上々の立ち上がりを飾りました。

一方、広島の先発は、4年目左腕の大島崇行
ドラゴンズは、広島の守備の乱れから
チャンスをつかみます。
先頭の荒木はボテボテのサードゴロ。
しかしサード・栗原がボールを握りなおした分
遅くなって、一塁セーフ。
続く井端は、お得意の右打ちで、
ノーアウト1、3塁と形をつくります。
福留の当たりはセカンドゴロ。
4-6-3と併殺を狙いますが、セカンド・松本高明
二塁への送球が若干遅れて、一塁がセーフ。
その間に荒木がホームを踏んで、
ドラゴンズが先制しました。
なおもチャンスでしたが、続くウッズ
強い当たりのサードライナー。
飛び出していた福留が1塁でタッチアウト。
併殺となって、1点止まりとなりました。

続く3回ウラにも、二死から追加点。
福留がライトフェンス直撃のツーベースを放つと、
続くウッズが中へのカーブをコンパクトに叩いて、
センター前に落とすタイムリー!
さらにアレックスもレフト前ヒットと
大島のワイルドピッチで2、3塁とさらにチャンス。
迎えた森野の当たりは、ライト前へ落ちそうなライナー。
にグラウンドスレスレで捕まれてしまい、チェンジ。
しかし2-0と序盤はドラゴンズペース
試合が進んでいきました。

川井進は、前回登板の巨人戦の時のような
慌てた様子は今回はなく、
立ち上がりからストライク先行の投球。
前田とのバッテリーも息があっているようで、
ストレートがコーナーに良く決まり、変化球も上々。
一巡目をノーヒットに抑えます。

しかし4回、ランナーを貯めると、
ピンチを背負ってしまいます。
一死から、山﨑にレフトへのツーベースを打たれ、
初安打を与えると、続くのニゴロの間に3塁へ。
そして新井に内角に食い込むカーブを
レフト前に運ばれてしまい、1点差にされます。
なおも二死1塁で迎えるは、前回の先発登板の時に
一発を浴びてしまった前田
2-1から放ったのは、内角高目のボール気味のストレート。
しかしそれを前田が強引にひっぱります!
打球はライトポール際へ飛び込む逆転2ラン
ランナーを出してから、一気に3点を失った川井進
この回以外は、しっかりと投げきり、
結局、6回を投げ、97球、6安打5三振1四球で2失点。
本人にとっては、今後の課題となる
4回の一発となりました。

3-2と1点ビハインドとなったドラゴンズ
5回ウラに一死から井端が、
ライト線へのツーベースでチャンスを作りますが、
続く福留、ウッズ大島の前に、連続空振り三振。
中盤以降は、広島投手陣、永川-横山の継投の前に
追加点を奪うことができません。

一方、ドラゴンズも7回からは、
小山良男がマスクを被り、
石川賢、小林正人とのバッテリー。
石川は前田に一塁を鋭く破るツーベースを
打たれるも後続を抑えて、無失点に。
小林もプロ入り2度目の登板となりますが、
8回は、外野フライ3本に抑えます。

しかし迎えた最終回、ダメ押し点を失ってしまいます。
マウンド上は、2イニングス目の小林
一死から新井にストレートの四球を与えると、
続く前田は、ライトフライに打ち取ります。
ここでベンチは、岡本にスイッチ。
しかし岡本がピリッとせずに、
栗原を四球で出してしまいます。
二死1、2塁で迎えるは、横山の代打・末永真史
1-1からの内角へのスライダーをライト前へ。
普通なら、ライト・福留レーザービームを警戒し、
ランナーを3塁で止めるパターンですが、
ここは半ば強引にコーチャーが回します。
これが成功、福留ビームが若干弱かったのもあり、
キャッチャー・小山の横をすり抜け、新井がホームイン。
決定的な4点目を失ってしまいました。

こうなると最後は、守護神・ベイル
ドラゴンズは、中村公治、小山が連続の空振り三振。
岡本の代打・高橋光信も一ゴロに倒れ、ゲームセット。
広島に最終戦で、ナゴヤドーム今季初勝利
飾られてしまいました。


川井進は、まずまずの投球だったと思います。
終盤、先発左腕が少なくなった今季。
ローテでは、マルティネス以外は、
石井のみという状況になってしまったので、
来季以降はどうなるかは分かりませんが、
その辺に食い込めるように頑張ってほしいです。
福留は、4打数1安打で.333
次は、神宮でのヤクルト3連戦。
ライバルでセ・リーグ記録の192安打に並んだ
.345青木との直接対決となります。
状況は厳しくなりますが、頑張ってほしいですね。


PS 今日のコメントから。
●川井進
「1球の重さを感じました。
あの1球で逆転されてしまったし、
一番投げてはいけないところに
投げてしまいました。
今後は変化球を低めにコントロール
できるように練習していきたいです。」

●タイロン・ウッズ
<3回のタイムリーについて>
「打ったのはカーブ。
ランナーを返すために集中して打席に入った。
追加点が取れてよかった。」

●井端弘和
<この日4打数2安打で今季180安打目。
福留が02年に記録した年間球団最多安打にあと6>
「あと6本、いや、7本打たなきゃ。
残りは1試合2本。どこかで猛打賞が欲しいですね。
でも、(結果を)欲しがっているから、
最後 (7回の二ゴロ) も飛びついちゃってるし…。
それでも (消化試合だと) どうしても
気合が入らないっていうのはありますよね。
でも、最後まで頑張らないと。
ファンも見に来ているわけですから。」

●落合監督
「見るべきところがないから、言うべきところもない。」
<川井進について>
「タイプ的には先発だな。中継ぎはできない。
そういう育て方をしないといけない。」


ドラ トレード要員に
森、平松、都築、仲沢
大友ら5選手には戦力外通告

中日は2日
矢口哲朗投手
(24)、清水清人捕手(26)、
田上秀則捕手(25)、玉野宏昌内野手(27)、
ホッシャ内野手(21)=瀬間仲ノルベルト=、
大友進外野手(31)、幕田賢治外野手(27)の
7選手に戦力外通告したと発表した。
3日にウエーバー公示の手続きをする。
また、左腕の平松一宏投手(31)、都築克幸内野手(22)、
仲沢忠厚内野手(23)、森章剛外野手(26)の
4選手にはトレード要員であることを通告した。 (中スポ)

◆大友進
「中日に移って、ここで駄目なら
もう(現役を)やめようと思っていたので…。
今はちょっと。」

◆森章剛
「残念だけど、努力した結果。
去年1軍で何とか活躍できたけど、
今年は駄目でしたから。
中日では精いっぱいやった。
次の球団が決まったら、そこで頑張りたい。」

◆幕田賢治
「悔いは残したくない。」

◆仲沢忠厚
「今は気持ちの整理がつかない。」

◆ホッシャ
「まだ心の整理がついていないけど、
年齢もまだ21歳だし、体も動く。
現役にこだわりたい。」

◇伊藤球団代表
「4人に関してはトレードで何とか
新しい球団を探しますが、
それが失敗に終わった場合でも、
来季、中日と契約は結びません。
11月が終わった時点で70人枠を
いっぱいにするつもりはない。
(戦力外は) まだ、増える可能性ある。」

◇落合監督
<7人に戦力外、4人にトレード要員通告に>
「このチームにいて、
レギュラーを取れるか否か。
それがまず大前提だった。
1軍で戦っているメンバーは、
ある程度固定されるだろう。
彼らに続くファームで鍛える選手は、
彼らにとって取って代わって、
レギュラーを獲れる力があるかどうか。
2年見て、それはないだろう
(という選手に通告した)。
彼らに続くレギュラーを育てるというか、
徹底的に野球を教え、鍛えていく。
今まではつぎはぎで、ない者を誰かが補ってきた。」

<70人枠に関して持論を展開>
「何で70人なのか、いまだにわからない。
これは現場を預かる監督としてじゃなく、
昔から、選手の時から思っていた。
枠を広げてくれれば、もう少し違う形でいける。
資本主義ということから考えれば、
70人はいらない、50人で戦えると
いうところがあれば、100人のところもある。
横並びで70人にすることはない。
各球団の事情にそったチーム作りをすればいい。
プロが受け皿になる必要はないんだけど、
今は受け皿がないだけにな。
社会人が元気ならいいんだけど。
いい人材が野球をやめていく可能性はある。
まあ、それと戦力外は関係ないけどな。」


「このチームにいて、
レギュラーを取れるか否か。
それがまず大前提だった。」

この言葉に集約されていると思います。
投手と違い、野手は今季の起用法を見る限り、
かなり限られてしまっていましたからね。
確かにもったいないと思われる選手もいますが、
70人枠を考えるとそうなってしまうのでしょうか。
現役続行を希望している選手には
これからも頑張ってもらい、
ドラゴンズ得意の他球団からの「恩返し」
してもらいたいと思います。お疲れ様でした。

2005年10月 2日 (日)

大きな記念日、中里プロ初勝利、そして岩瀬が新記録!

スゲエよ、あっちゃん!復活、中里 

4年ぶり1軍マウンド

MAX148キロ 17球3人斬り


昨年の10月1日落合監督

ナゴヤドームで宙に舞いました。

そんな優勝記念日から1年

2005年の10月1日

二人の投手にとって、

大きな記念日になりました。

その二人とは、なんと...。

◇ 中日-広島 21回戦
(1日・ナゴヤドーム)
 C 020 000 000 = 3
 D 010 002 30× = 6
[勝] 中里(1勝)

[S] 岩瀬(1勝2敗46S)
[D本] ウッズ37号



先発の石井裕也が2回につかまり、2失点。

そのウラ、ウッズがバックスクリーン右への

弾丸ライナーのホームランを放ち、1点差。

2-1のまま、ゲームは進み、6回表を迎えます。

石井はスタミナ面からやはり5回で降板。

6回のマウンドに登ったのは、あの中里篤史

「ピッチャー・中里」のコールがあると、

ナゴヤドームのスタンドが一気に沸きました。

新人の2001年以来、4年ぶりの1軍昇格

そして2日目で復活のマウンドに。

投球前、祈るように右肩と右ひじに

左手をそっと添えた中里

いきなり迎えるは、今季ホームランキングの新井

初球は、144キロ内角高目のストレートがボールに。

その後は、ストレート中心の配球で

7球目、真ん中高目のストレートで空振り三振に取ります。

続く前田もストレートで遊ゴロに取ると、

栗原にもストレートのみで攻め、空振り三振に。

復帰登板を三者凡退に抑えた中里は、

総立ちのベンチに迎えられる際、

帽子を取って頭を下げました。

この投球にスタンドの雰囲気も、

そしてチームメイトの動きも一気に変化しました。

6回ウラ、荒木、井端がいずれも

惜しい当たりながら倒れ、二死となってしまいます。

ここで福留が四球を選び、出塁すると

ウッズもレフト前ヒットで続き、1、2塁。

迎えるは、アレックス

外のカーブを叩くと右中間を抜けるタイムリーツーベース!

一気に二者が生還し、ドラゴンズが逆転に成功。

同時にそれは、中里勝利投手の権利

ついた瞬間となりました。

なおも7回、ドラゴンズがさらなる追加点!

先頭の中村公治が、左中間へのスリーベース!

一気にチャンスを作ると、谷繁も続いて、

レフト線へのタイムリーツーベース。

続く鈴木の代打には、用意していた立浪ではなく

川相昌弘を送り、バントで3塁にすすめます。

それからは、ドラゴンズ押せ押せに!

続く荒木の3球目に長谷川がワイルドピッチ。

苦もせず1点を加えると、その荒木もショートへの内野安打。

さらに続く井端の初球、2球目に二盗、三盗!

そして3球目をしっかり右へタイムリー!

これでスコアは6-2、まさにダメ押しとなりました。

8回登板の平井が、満塁のピンチから

栗原の遊ゴロの間に1点を失うも、まだ3点差。

最終回のマウンドには、あの鉄腕が上がります。

マウンドには、守護神・岩瀬仁紀

前日に大魔神・佐々木に並んだセーブ記録。

連日の登板は、新記録へのチャレンジに!

捕手には、もちろん谷繁

渡邉、荒木、川相昌弘、井端の内野陣。

外野は、英智、アレックス、そして福留

鉄壁の守備陣で記録をサポート。

広島も下位打線と比較的、容易そうな場面に思えました。

しかし、先頭の初打席、 井生崇光

2-3からの内へのスライダーをレフト前に運ばます。

続く林昌樹の代打・福井は一塁ファウルフライに

取りますが、山﨑に再びレフトへ運ばれ、

1、2塁としてしまいます。

ところが、ここからが鉄腕の真骨頂!

を外のスライダーで空振り三振に仕留めると、

最後は、新井を内角へのスライダーで

レフトフライに斬って、ゲームセット!

その瞬間、シーズン46セーブ

プロ野球新記録樹立となりました。

同時に中里が、なんとプロ初勝利!

二人にとって、記念すべき日となりました。


久々に感動しました。

まずは、中里投手

明日の先発と思われましたが、今日登板。

MAX148キロ、1イニング球の登板でしたが、

しっかり腕を振って、ストレートを投げていました。

今夜は1イニングでしたが、打線の援護でプロ初勝利

まさにをしっかり持っている投手だと思いました。

手術、リハビリと苦しい日々だったでしょうが、

報われて、本当によかったと思います。

来季はもっと素晴らしい姿が見られることを期待します。

そして、岩瀬投手

セーブ日本記録、おめでとうございます!

本当にさすがの一言ですね。

連夜で一気に抜き去るとは思いませんでした。

ただそこは守護神、しっかり放っていたからでしょう。

今シーズンは残り5試合。

あといくつ重ねられるかわかりませんが、

大記録をさらに更新してほしいと思います。

消化試合でもしっかりと勝利を掴むドラゴンズ

明日の先発は、本当に誰だかわかりませんが、

この調子でしっかり進んでいってほしいですね。


PS 今夜のビクトリーラン!

○中里篤史

<4年ぶりの復活で初勝利>

「すごくうれしいです。

怪我をして4年間投げられなかったので、

支えてくれた方々に感謝の気持ちを込めて投げました。

コーチに言われたとおりに思い切り腕を振って

投げることができて良かったです。

試合中のことは緊張してあまり覚えていませんが

チームの皆さんが逆転してくれて感謝しています。

ウイニングボールは

自分が投げたイニングのボールを頂きました。

4年間は長く感じましたが今日でそれも吹き飛びました。

この4年間の努力の成果を多くのファンの皆さんに

見てもらえてうれしいです。

4年間待っていてくれてありがとうございます!

一軍での登板のチャンスを与えてくれた

監督の気持ちに報いるためにこれからもがんばります!」



「アナウンスされたときベンチ裏にいたんですが、

声援がすごく聞こえて、うれしかった。

戻ってきたんだなと思いました。

プロ初登板の時よりも、今日の方が緊張しました。

でも感じはすごくよかったです。

気持ちはこもっていたと思います。

森コーチに打たれてもいいから、

思い切り腕を振って投げてこいと言われたので、

それだけ意識して投げました。

今年投げられなかったら

チームをやめるだろうな…と思っていました。

もう今日で吹っ切れました。

4年間やってきたことが間違いじゃなかった。

けがをする前より体は大きくなったし、

精神的にも強くなった。

今日は良かったのですが、次もこれぐらいの

ピッチングが出来るように頑張ります。」

○岩瀬仁紀

<プロ野球新記録46セーブ>

「ありがとうございます。

今日は記録を意識していたのでいつもより緊張しました。

まだあまり実感がわきません。

ウイニングボールは頂きました。

怪我もなく一年間を通してがんばってこれた、

その成果が46セーブにつながったと思います。

優勝決定の後でもこれだけ多くのファンの皆さんに

声援を頂いて本当にありがとうございます。

これからもがんばります。」

「緊張しました。

正直、日本新記録は意識してたから。

いつもと違う試合だった。

ランナーを出してマズイなと思いました。

(新記録の) 実感はわかないけど、抜いてよかった。

数字的には一番上かもしれないけど、

内容はまだまだかなと思う。

プロ初勝利のボールは

練習で使ったけど、今回は飾りますよ。」

○谷繁元信

<中里の投球について>

「中里の球を受けたのは

初めてだけど、素晴らしいね。

来ると分かっていて、空振りを取れるまっすぐ。

オレが今まで受けた誰とも違う、

すごくスピンのかかったボールでした。

あとはもうケガをしないこと。来年が楽しみですね。」

<7回のタイムリーについて>

「打ったのは、カーブ。

中里に勝ちをつけてやりたいので、

いい追加点になったと思います。」

●新井貴浩 (広島)

<6回に中里と対戦、空振り三振>

「球持ちがいい。手元での伸びもある。

いいピッチャーです。」

●内田コーチ (広島)

「(中里は) 投球練習中はちょっと

硬さがあったみたいだけど、

本番になったら腕のしなりが素晴らしかったね。

球持ちがよく、リリースポイントがかなり前だから、

ボールがズドンというよりホップしてくる。

病み上がりであれだけのボールを

投げられるんだからすごいよ。」

○タイロン・ウッズ

<2回のホームランについて>

「打ったのは、ストレート。

強くスイングすることだけを心がけたんだ。

チームの勢いをつけることができたかな。」

○アレックス・オチョア

<6回のタイムリーについて>

「打ったのは、カーブ。

チャンスだったし何とかランナーを返そうと思った。

中里がいいピッチングをしていたから、

何とか勝たせてやりたいという気持ちがあったんだ。」

○福留孝介

<自身2度目となる100得点達成、残りは2本塁打>

「ボクも去年(左手人差し指を) 骨折して、

アイツ(中里)と一緒にファームでやった。

走ってばかりの姿を見ていましたから。

きょうは守っていて楽しかったです。

(本塁打は) 出るときは出る。それくらいの気持ちです。

今年の成績?満足というには到底、値しない。」

○石井裕也

<先発も5回を2失点>

「今日はあまり調子はよくなかった。

少し高めに浮いた球があったし、

まだまだ課題がたくさんあります。

もう一回鍛え直したいと思います。」

○井端弘和

『第24回ドラゴンズ・クラウン賞』

最優秀選手賞に選ばれる>

「打順からしてそうですが、

ボクは2番目の男かなって思っていたんです。

でも、これは1番として、頂けるんですよね?

素直に、そしてすごくうれしいです。

本当は優勝して、この賞を頂けたら

もっとうれしかったし、ファンの皆さんとも

一緒に喜べたんですが…。

そこが一番、残念です。」

○落合監督

<4年ぶりの1軍マウンドとなった中里がプロ初勝利>

「ものが違う。あの速球がな。

あの速球で空振りするんだもの。

比べたら、大竹の速球のほうが

速いように思うけど、球の質が違うんだな。

あとは大事にキャンプをやって、

来年きっちり投げられるように。

神宮(での登板)はない。あったとしても最終戦かな。

4年ぶりだろ? 十分に回復してなかったら、

投げさせない。」

<来季は背番号の変更も>

「背番号は変えるよ。

本人の希望もあるかもしれないが、

番号はこっちで決める。

背番号は来年に関しては、

大きく変わるかもしれないけどな。

それはこれからの問題だ。

まあ、いいものを見せてもらったよ。」

<来年構想は>

「やっぱり先発できっちり間隔を

あけてやらないといけないだろ。

抑えには岩瀬がいるし、中継ぎで毎日投げるよりも、

先発で間隔をあけたほうがいい。

こういうのが1人でも2人でも出てくれたら、

もうベテランに頼る必要はない。

これでケツに火が付いたヤツが出てくるだろう。」

<岩瀬が一気に日本新記録を達成>

「周りはまだ5試合、6試合あるって思うけど、

投げるチャンスがこれからあるかどうかは

分からないんだから。

(岩瀬を投入する) 展開になってくれてありがたいよ。

これであしたから休ませることもできる。

3連投だし。これでひと区切りついた。

日本記録なんだから。」

<佐々木とは価値が違う>

「(岩瀬は) いかなきゃいけないところでの46セーブ。

佐々木はいかなくていいところでもいった45セーブだ。

われわれの目から見ればな。

これは完封できるってところで

(佐々木はリリーフに) いってる。

価値がすごくある46セーブだと思うよ。」

<球場のファンも大興奮>

「お客さんは(このごろまで) 優勝争いを

しているからと思って買った券だろうけどな。

本当はこの時期まで優勝争いしていかなきゃ

いけないんだろうけど。」


PSその2 今日の渡邉選手。

8回表、ファーストの守備から登場!

そしてそのウラ、久々に打席が回ってきました。

対するは、林昌樹

初球、2球目を見逃し、ツーストライク。

さらに1球見て、カウント2-1。

そして4球目は、真ん中へのスライダー。

これも見逃し、三振に。(.256)

やはり、振らないといけませんよ。

守備のほうでは、しっかり援護。

9回、福井のファウルフライをしっかり掴みました。

2005年10月 1日 (土)

ついに並んだ、鉄腕・岩瀬!

やったぞ岩瀬、さすが鉄腕!岩瀬 日本最多タイの45セーブ 

大魔神に並んだ

鉄のサウスポー


昨夜の勝利で今シーズンの

2位が確定したドラゴンズ

今夜からの7試合は、

俗に言う「消化試合」となりました。

出場選手も入れ替わりがあり、

今日のリーグの公示では、

川上憲伸、山井、大西抹消され、

中里篤史、小林正人、小山良男を登録。

今夜は、7番・レフトに2年目の中村公治

8番は、4年目の前田章宏

初のスタメンマスクとなりました。

若竜たちは、活躍できたのでしょうか?

◇ 中日-広島 20回戦
(30日・ナゴヤドーム)
 C 000 001 100 = 2
 D 000 201 00× = 3
[勝] マルティネス(8勝4敗)

[S] 岩瀬(1勝2敗45S)
[D本] なし



マルティネスレイボーンの先発。

立ち上がり、マルティネスは先頭の廣瀬純

ボテボテの一ゴロを自らの連携ミスから

内野安打にしてしまいます。

しかし続く山﨑の当たりは緩いファーストフライ。

エンドランで飛び出していた

廣瀬が戻れずダブルプレー。

続くも詰まったショートフライに取り。

難なく初回を退けました。

それ以降は、やはり消化試合なのかと

思わせるような両軍の攻めに

ゲームは淡々と早いペースで進みます。

ようやくゲームが動いたのは、4回ウラ。

それまでドラゴンズ打線をノーヒットに抑えていた

レイボーンが突如乱れます。

この回先頭の井端が四球で出ると、

続く福留にも四球でノーアウト1、2塁。

ウッズは引っかけて遊ゴロに倒れますが、

アレックスの3球目にワイルドピッチで2、3塁。

そのアレックスにも四球を与えて、

3四球で満塁のチャンスをもらいます。

森野はボール球に手を出して、一ゴロに倒れますが、

続く中村公治にまさかの押し出し四球

さらに前田章宏にもストレートの四球で連続の押し出し

得意のスライダーが入らず、制球に苦しむ

レイボーンからノーヒットで2点もらいました

マルティネスは2回以降は、自分のペースで

スイスイと投げ込んできます。

途中、前田との呼吸が合わない所もありましたが、

変化球がよく決まって、

5回までわずか内野安打1本に抑えます。

しかし6回、一死からに甘く入ったストレートを

レフトスタンドに運ばれ、1点を失うと、

二死からまたも廣瀬を三塁強襲の

内野安打で出してしまいます。

しかし続く山﨑の時に見事な牽制

廣瀬を刺し、ピンチを自ら脱しました。

1点差に迫られたドラゴンズは、いまだにノーヒット

しかし6回ウラ、一死からアレックスが四球で出ると、

続く森野が、6球ファウルで粘った末、

内角高目のストレートをレフト線へ落とします。

レフト・前田がボールの処理をもたつく間に

アレックスが長駆ホームイン!

打った森野も3塁へ。

チーム初安打が貴重なタイムリーとなりました。

なおも一死3塁とチャンスでしたが、

中村公治が内角のシュートを打ち損じて、ショートフライ。

前田は良い当たりながらサードライナー。

追加点は1点のみとなってしまいました。

6回までわずか3安打のマルティネス

迎えた7回、二死から捕まってしまいます。

新井にレフトフェンス直撃のツーベースを打たれると、

前田に四球を与えてしまい、1、2塁。

続く栗原にはライト線へのタイムリー。

3-2と1点差に迫られてしまいます。

なおも二死1、3塁として、迎えるは比嘉寿光

しかしショートゴロでピンチを凌ぎます。

結局マルティネスは、83球、

7回を投げ、5安打4三振1四球で2失点と

上々の出来でマウンドを降りました。

そのウラ、ドラゴンズは、

広島2番手の永川から

マルティネスの代打・立浪の右中間へのヒットと

井端の三遊間を抜くヒットで

一死1、2塁とチャンスを作りますが、

福留がレフトフライ、ウッズも三振に倒れ、無得点。

8回は、ドラゴンズ2番手の平井が、

若干、前田との呼吸が合わない所もありましたが、

広島の4者連続代打攻勢を切り抜け、

1点差のまま、いよいよ最終回を迎えます。

こうなると登板するのは、もちろん岩瀬

キャッチャーも谷繁に代わって、

広島のクリーンアップと相対します。

しかし今夜も盤石の投球

をレフトフライ、新井をセカンドライナー、

そして前田をショートゴロに取って、ゲームセット!

ドラゴンズは、今季ナゴヤドームの広島戦8戦全勝!

マルティネスは8勝目。

岩瀬もこれで45セーブ目!

1998年に樹立した佐々木主浩の持つ記録に肩を並べました。


岩瀬がついに日本記録に並びました。

入団時から7年間、50試合以上登板している鉄腕

今季も、この試合で59試合目の登板となりました。

抑えるのが当たり前というクローザーの激務

1年間やり通して、掴んだ記録。

本当に頭が下がる思いです。

ぜひ近日中に新記録を達成してくれるといいですね。

ゲーム序盤は若干、

「消化」っぽい?シーンもありましたが、

後半はいくらか盛り上がったと思います。

選手が多少入れ替わったりして、

モチベーションの維持

大変なところもありますが、

やるからには、しっかりとしたプレー

来季につなげていってほしいです。


PS 今夜のビクトリーラン!

○岩瀬仁紀

<セーブ日本タイ記録>

「ありがとうございます。

今年はどうしても一年を通して

がんばりたいという思いがありました。

その積み重ねが結果につながったと思います。

優勝ができなかったという悔しさはありますが

気持ちを切り替えて来シーズンに臨みたいです。

お立ち台にはあまり上らないので

不慣れですが気持ちがいいですね。

救援投手という仕事はやりがいがある仕事なので

ここまできたら日本新記録を

ねらってがんばります!」

「佐々木さんといえば世界のクローザーと

言われた偉大な方。その数字に並んでも

ピンとはこないんだけど、

励みというか自信にはなりますね。

入団した時は先発だと思っていました。

それがいつの間にか、こういう形になってました。」

○谷繁元信

<佐々木の日本記録時に続き、マスクを被る>

「(横浜の) 佐々木さんとは全くタイプが

違うけど、最高の投手の域に達している。

そんじょそこらの人にできる記録じゃない。

三振が取れるという投手じゃないけど、

高めのストライクゾーンには絶対に投げてこない。

ゴロを打たせて、詰まらせて打ち取るストッパー。

今までにいないタイプのストッパーだね。」

○森野将彦

<6回のタイムリーについて>

「打ったのはストレート。上手く打てました。

ああいう打ち方ができると、

いい打球がレフト方向に飛ぶんです。

反対方向へも強く打てることが自分の打撃。」

<目標の100安打まであと7本>

「ここまできたら達成したい。」

○ルイス・マルティネス

「今日は、自分としては感じがよかったし、

いいピッチングができたと思います。」

○中村公治

<「7番・レフト」で今季初スタメン

押し出し四球で先制点に貢献>

「打てなかったけどチームの勝利に

貢献できたと思う。次は打って貢献したい。」

○前田章宏

<プロ初の先発マスク、

押し出しの四球を選び、プロ初打点も>

「今日はマルティネスの調子が良くて、

助けられることが多かったです。

先発マスクをかぶってチームが

勝ったということがうれしいです。」

○立浪和義

<7回で代打で安打を放つが、症状を再び悪化?>

「今年スタメンで出ることはないと思います...。」

○中里篤史

<約4年ぶりの1軍昇格に>

「今年は(1軍で) 投げられるとは

全然思っていなかった。

ナゴヤドーム? 懐かしい感じがしました。

緊張や力みもあると思うんですが、

投げる機会をもらえれば

それを楽しんで投げたいです。」

○落合監督

「マルティネスはよくここまでやったな。

(岩瀬について) 絶対的な存在。

毎年、7年も50試合以上投げる

ピッチャーは、ほかにはいない。

ウチの誰が勝てるんだ? 最高の投手だ。

休んでいるピッチャーがいっぱいいるのに。

(新記録を)取らせるよ。絶対に。

日本記録なんてそうそう取れるもんじゃない。

記録なんてって言うかもしれないけど、

そういうことをやってきた者にしかわからない。」


PSその2 今夜の渡邉選手。

小中学校時代は、かけっこが得意で、

運動会では、リレーの花形だったらしい渡邉選手

今夜は、記念すべき今季100試合目の出場

9回ウラから、ファーストの守備に付きました。

マウンド上には、岩瀬

記録をしっかり達成させるために

捕手に谷繁、三塁は川相昌弘

そしてファースト渡邉選手と、序盤のメンバーより

強固なフォーメーションで援護となりました。

そして最後の遊ゴロで井端からの送球を掴みます。

マウンド上の岩瀬にウィニングボールを手渡しました。


PSその3 「ST Question」投票結果。

Q7.「ズバリ聞きます。「ドラゴンズの逆転優勝は」...?」

ある! (57%)

無理。 (38%)

わからない (3%)

Total: 338 votes

☆お答え頂きありがとうございました。

今回はだいぶ放置しておいたこともあって、

「STQ」をはじめて最高の得票数となりました。

最初は、「ある!」が多かったのですが、

現実的に「無理。」が多くなってしまいました。

結果は周知の通りでしたが、

「ある!」と信じて投票して下さった方の応援で

選手が頑張り、優勝がここまで伸びたのだと思っています。

さて、すでに公開中の第8問は、おなじみMVP編。

『ドラゴンズ、9月のMVPは?』です。

とりあえず7選手、背番号順にエントリーしました。

ルーキーが3人いるのがすばらしいです。

よかったら投票お願いします!

2005年9月30日 (金)

落合中日、連覇の夢、潰える....。

落合監督、「来季頑張る」
いよいよセ・リーグもクライマックス
今夜こそ本当に負けられないドラゴンズ
昨年の王者としての最後の意地を見せるべく、
横浜との一戦に挑みます。
果たして、ドラゴンズの意地が勝るのか?
それとも5割まであと1勝に燃える
横浜の執念が勝るのか、結果はいかに?

◇横浜-中日 21回戦
(29日・横浜スタジアム)
 D 000 003 100 1 = 5
 B 200 100 100 0 = 4
[勝] 鈴木(5勝3敗)
[S]岩瀬(1勝2敗44S)
[D本] なし


横浜先発は、中7日で斎藤隆
その立ち上がり、二死から福留
詰まりながらもライト前に、
続くウッズもセンター前ヒットで
1、3塁のチャンスをつくりますが、
アレックスがサードライナーで無得点。

一方、ドラゴンズの先発は、中9日で佐藤充
今季2度目の登板となりました。
本来は中4日で巨人戦の先発予定だった佐藤
しかし右ヒジの炎症が引かず、
登板がこの日に伸びてしまったそうです。
立ち上がり、やや制球が不安定。
先頭の石井琢朗を四球で出すと、
続く内川の送りバントと金城の遊ゴロで
二死として、迎えるは、4番・佐伯
1-1からの3球目、内角高目のストレートを叩かれると、
高くあがった打球は、右中間スタンドへ!
先制2ランホームラン!
あっという間に佐藤は点を失ってしまいました。

2回以降は落ち着いたかにみえた佐藤でしたが、
4回ウラ、先頭の金城をセンター前で出すと、
再び佐伯を迎えます。
今回もすべてストレートの配球。
2-2からの5球目を真ん中高目を、今度はセンターへ!
アレックスが背走して、ジャンプするも
その上のフェンスに当たって、跳ね返ります。
その間に金城が一気にホームイン。
佐伯ひとりにやられてしまい、3-0
続く多村にも甘いカーブを捉えられセンター前へ。
さらに種田の時にワイルドピッチ。
ノーアウト2、3塁とややアップアップ状態と
なってしまいますが、ここから踏ん張ります。
種田を内角高目のストレートで空振り三振。
村田を一塁ファウルフライ。
続く相川を敬遠して、満塁策をとるも、
斎藤隆をセカンドゴロにとり、
さらなる追加点は凌ぎました。

そして5回ウラ、二死から金城
詰まりながらもセンター前に運ばれて、
佐伯との3度目の対決を迎えます。
やはりストレートで向かっていく佐藤
しかし、さすがに最後は外へのフォーク
一ゴロにとって、ようやく抑えました。

斎藤隆のベテランらしい投球の前に
5回まで4安打無得点に抑えられていたドラゴンズ
ようやく6回に目を覚まします。
この回先頭の福留が詰まりながらも
ショート後方に落ちるヒットで出ると、
ウッズも続き、セカンド右を抜くヒット。
1、2塁のチャンスをつくります。
ここでアレックスが外よりのスライダーをとらえ、
三遊間を抜くタイムリー!
ようやく1点を返します。
なおも1、2塁で迎えるは、森野
しかし打たされて、セカンドゴロ。
4-6-3の併殺となると思いきや、
焦った石井琢朗が、一塁に悪送球
ウッズが一気にホームインして、1点差に。
動揺する斎藤隆から、井上が一二塁間を抜き、
一死1、3塁とチャンスを広げると、
谷繁がきっちりレフトへ犠牲フライ。
ソツのない攻撃で、3-3の同点に追いつきました。

同点となって佐藤は続投に。
今季最長となる6回も二死から、
村田にヒットを打たれますが、
続く相川を空振り三振に取ります。
結局6回、108球を投げ、
6安打5三振2四球3失点で降板となりました。

何とか佐藤に勝ち星をつけてあげたい7回、
勝負球が若干甘くなって来た斉藤隆を再び捉えます。
この回先頭の荒木がライト前ヒットで出ると、
続く井端がきっちり遊ゴロ。
ランエンドヒットで荒木は2塁に進みます。
福留は勝負を避けられ、ストレートの四球。
一死1、2塁で、4番・ウッズを迎えます。
横浜はここで斎藤隆から木塚にスイッチ。
2-2からの5球目、内角へのストレートを
強く引っ張ると、早い打球がレフト線に落ちます。
荒木がホームインして、4-3
ドラゴンズがついに勝ち越しに成功しました。

1点リードで迎えた7回ウラ、
この回からは、2番手の岡本がマウンドへ。
先頭の木塚の代打・古木は三振に取りますが、
石井琢朗にレフト前に運ばれると、
続く内川にはフォークを体勢を崩しながらも
当てられ、がら空きの三遊間を抜かれてしまい、
1、2塁とピンチを迎えてしまいます。
ここで迎えるは、この日2安打の金城
見逃せばボールという外角低目のフォークを
巧く拾われて、ショート後方に落とすヒット。
ややアンラッキーな3連打で、
同点に追いつかれてしまいました。

4-4で迎えた9回、
横浜の4番手は、最速男・クルーンが登板。
しかし負けられないドラゴンズは、
そのクルーンからチャンスを作ります。
先頭の荒木がセンター前ヒットで出ると、
続く井端の遊ゴロで2塁に進みます。
福留が四球を選んで、1、2塁。
続くウッズはフォークで空振り三振に倒れますが、
ドラゴンズはここでダブルスチール!
2、3塁として、アレックスを迎えます。
勝ち越しの期待がかかりましたが、
フォークに空振り三振。
クルーンに踏ん張られてしまい、結局この回は0
9回ウラは、4番手の鈴木が三者凡退に取って、
ゲームは、延長戦へ進みます。

そして10回、ドラゴンズが見事な攻めを見せます。
マウンドは、そのままクルーン
先頭は、速いストレートに強い森野
154キロのストレートを打ち返すと、
左中間へのツーベース。
チャンスを作り出します。
ドラゴンズはここで、代打・川相昌弘
そして森野の代走に英智を送ります。
シチュエーションは、もちろんバント
バントの構えで見送り0-2からの3球目。
154キロの内角高目のストレートを
きっちり一塁方向へ、職人技で送ります。
一死3塁で迎えるは、谷繁
横浜内野陣は、バックホーム体勢。
初球、ボールを大きく空振りします。
1-0となって迎えた2球目、
156キロ、真ん中高目のボールをなんとスクイズ!
鮮やかに決まって、英智がホームイン!
ドラゴンズ勝ち越しに成功します。
ベンチに戻った谷繁は、まさにしてやったりの笑顔。
対する横浜内野陣は、ただ呆然とするばかりでした。

5-4と勝ち越した10回ウラは、
当然、守護神・岩瀬がマウンドへ。
佐伯、多村を連続三振、そして種田をきっちり
ショートゴロに取って、ゲームセット。
延長戦の末、勝利を収めたドラゴンズ
岩瀬はこれで、44セーブ目。
日本記録まで、あと1と迫りました。


残念ながら今夜、連覇の夢が潰えてしまいました。
ハマスタのスコアボードにも8回開始時に
「終了 神 5-1 巨」の文字が。
しかしそれでも手を抜かず、勝負に徹したドラゴンズ
ランエンドヒット、ダブルスチール、そしてスクイズと駆使し、
10回も実に、ドラゴンズらしい点の奪い方でした。
実質、ペナントレースは終わってしまい、
明日からの7試合は、2年ぶりの消化試合になりますが、
来季につながるゲームをファンに見せてもらいたいと思います。
もちろん、ドラゴンズを応援していきますよ!


PS 今夜のビクトリーラン
○谷繁元信
<勝ち越しのスクイズについて>
「うまく決まってよかったです。
ベンチからの指示ですがとにかく
バットに当たってくれと思っていました。
シーズン最後までみんな精一杯戦います。
また来年に向けて今から
スタートを切ってがんばります。」

<6回の犠牲フライについて>
「打ったのはストレート、最低限の仕事ですね。」
<決勝点となったスクイズについて>
「1球目はサインでした。
うまく決められたと思います。
また来年に向けて頑張っていきたいと思います。」

○アレックス・オチョア
<6回のタイムリーについて>
「打ったのはスライダー、
ランナーを返すように集中力をもって打ったよ。
いいところを抜けてくれたね。」

○タイロン・ウッズ
<7回のタイムリーツーベースで2年連続の100打点。
福留と合わせ、球団史上初めての『100打点コンビ』が誕生>
「強く振ることだけ心がけていたんだ。
2人ともそういう成績を残せたってことは、
とても素晴らしいと思うし、うれしいよ。
でも、優勝を逃したことはすごく残念だ。
来年も同じような成績を残して、勝つ。
それがボクの気持ちだよ。」

○福留孝介
<6回、アレックスのタイムリーで
追撃のホームを踏み99得点目、100得点に王手>
「最後まで応援してくれるファンがいる。
残り試合、ケガをすることなく、
記録も含めてちゃんとしたものを
ファンにみせていきたいと思う。」

○佐藤充
「今日は自分のミスで点を取られてしまったので、
野手の方に申し訳なかったです。
皆さんに助けられて、何とかゲームは
作れてよかったのですが、
点を取られたのは全部自分のミスなので、
しっかり反省して、次に生かしたいと思います。」

○岩瀬仁紀
<10回1イニングを三者凡退で締めて
今季44セーブ目、プロ野球記録に王手>
「記録に王手?
最後まで一生懸命にやることには、
変わりがないが、目標にして頑張りたい。」

○落合監督
<決勝点のスクイズは初球のフルスイングの
空振りがいい撒餌になりましたね>
「無警戒だったからな。」

<阪神の優勝について>
「知ってるよ、
(阪神のマジックナンバーが)ゼロになったんだろ。
今年のペナントはこれで終わったようなものだ。
明日から来年に向けた戦いになる。
誤算か? 何もない。
選手はある(持ってる)力は出せたと思うよ。
うちのチームに関して言えばな。
メンバーは、そうは変わらないよ。
(優勝に)足りないものは、これから探す。
これから分析してキャンプに備えるよ。」

<投手陣の整備に関する質問に対して>
「今いる奴で頑張ってもらうしかない。
来年、誰が出てくるかわからないよ。」

『投手を助けるのが打線、
打線を助けるのが投手。
お互いを助け合わなければいけないが、
そのバランスが崩れていた。』
(トーチュウ「セ界5球団敗戦の弁」より)


PSその2 今夜の渡邉選手。
10回ウラ、ファーストの守備で登場。
TVには、最後の種田の遊ゴロで、
井端からの送球を受けたところだけが映りました。
せめて紹介くらいはしてほしいです。
そんななか、今朝の中スポWeb<ドラ番記者>
ややセンチメンタルな記事が...。
あまりによかったので、引用します。

29日の横浜スタジアム。
4年連続100試合出場まで2試合と迫っていた
渡辺と話をしていたときだった。
「今年はもう一段階、
上のことができなかったかなぁ」

昨季は先発も多く、
三井ゴールデングラブ賞も受賞したが、
今季はウッズの加入で守備固めでの出場が増えた。
渋く、堅実な守備を覚えている竜党も多いだろう。
「自分の役割は分かっていたから、
守備固めとかはできたと思う。でも…」

交流戦の序盤。ウッズの10試合出場停止中に
ほぼ先発で出場しながら、打率は2割前半と
勝利に貢献できなかった。それが悔しい。
「あのとき打っていたら、
もっと勝っていたかもしれない。
もう一段階、だったね…。」

入団以来、毎年の目標だった100試合出場は目前。
でも、いぶし銀の心にはぽっかりと穴があいている。
来季、36歳になる渡辺リベンジに期待したい。
(中スポ)

しっかりと反省して、さらなる向上心
まだまだベテランとしても、
やれること、やるべきことはたくさんあると思います。
心の穴を埋めるため、まずは100試合出場
そして来季へ向けてしっかり鍛錬してほしいです!

2005年9月29日 (木)

憲伸9月ひとつも勝てず、ドラゴンズ絶体絶命。

悩む憲伸とオチョアフェイス1/2。憲伸、どうしちゃったの? 

8、9月で1勝

悩めるエース

「いろいろ工夫しようと

思っているんですが・・・」


ドラゴンズエース川上憲伸

今シーズンの成績は、11勝7敗

7月までは順調に勝ち星を重ねてきましたが、

後半戦以降、調子が上がらず

8月はわずか1勝、9月になると

登板した試合全てでチームが敗戦という

悪循環に陥っています。

連敗中の憲伸と対照的に

ドラゴンズは、もっか4連勝中

負けが許されない今夜の先発を任された憲伸は、

チームの良い流れに乗ることが出来たのでしょうか?

◇横浜-中日 20回戦
(28日・横浜スタジアム)
 D 000 000 100 = 1
 B 001 005 00× = 6
[敗] 川上(11勝8敗)

[D本] なし



横浜の先発は、門倉健

その立ち上がり、いきなり先頭の荒木が、

レフト左へのツーベースで出ると、

すかさず今夜は「背番号6」井端が送って、

一死3塁とチャンスを作ります。

ここで迎えるは、対門倉10打数5安打福留

しかし外へのストレートに見送り三振。

続くウッズは三ゴロに倒れ、

やや危なかしかった門倉を捉えきれませんでした。

一方、憲伸は上々の立ち上がり。

ここ数試合よりは、球の力があって、キレも良く、

ストレートも走っている印象がありました。

しかし3回ウラ、簡単に二死をとったあと、

小池に中に入ったストレートを

コンパクトに当てられると、打球は左中間スタンドへ!

投げミスを叩かれた痛恨のホームラン

横浜に1点を先制されてしまいました。

2回以降は立ち直った門倉

今夜は調子が良さそうで、ストレートに

力があるうえ、フォークが良く落ち、

ドラゴンズ打線は、凡打と三振の山。

結局5回まで、初回に出た荒木のツーベース1本に

抑えられてしまいます。

1-0で迎えた5回ウラ、

この回先頭の相川が初球を詰まりながらも

レフト前に運ぶと、続く門倉は送ってきます。

しかし打球が強すぎて、突っ込んできたウッズの正面。

すかさず2塁へ送り、1塁へ転送。

両方とも際どいタイミングながらも

アウトとなって、ダブルプレー

続く石井琢朗の強い当たりの一ゴロも

ウッズがしっかり掴んで、ピンチを凌ぎ、

これで流れがドラゴンズに傾くかと思えました。

ところが6回、両チームの攻撃が

ゲームの明暗を分けてしまいます。

ここまでわずか1安打の門倉でしたが、

この回はコントロールが不安定に。

先頭の荒木が四球を選ぶと、井端が送って2塁へ。

続く福留も四球を選び、一死1、2塁。

ウッズが、内角低目のストレートを

うまく捉えたかに思えましたが、

打球はもう一歩伸びず、センターフライ。

しかしアレックスが追い込まれながらも

外のボールをよく見極めて四球を選び、

二死満塁と一打逆転のチャンスを迎えます。

ここで迎えるは、森野

ネクストでは、左太もも痛で欠場中の

立浪が準備をしています。

しかし森野は内へのフォークを空振り三振。

結局、3四球ともらったチャンスを生かせず、

三者残塁となったドラゴンズ

門倉の前に得点を奪うことが出来ません。

一方、5回まで4安打の憲伸

これ以上得点を与えることは出来ません。

先頭の小池は外へのカーブで空振り三振に取りますが、

続く金城に初球、ストレートをライト前に運ばれてしまいます。

ここで迎えるは、4番・佐伯

外角高目のストレートを叩かれると、打球は左中間へ。

一塁走者の金城が、3塁を蹴りますが、

中継に入った井端からの送球が

ワンバウンドで谷繁のミットに収まり、

本塁手前でタッチアウト!この間に佐伯が3塁へ。

続いて迎えるは、検査で欠場の多村に代わり

今夜は憲伸との相性の良さから

5番に入っていた内川

憲伸も追い込みますが、2-2からの7球目、

内角のストレートをバットの先ながらも

レフト前に運ばれてしまい、タイムリー

ついに2点目が奪われてしまいます。

なおも不運は続き、

続く種田は三塁線への強い当たり。

森野が横っ飛びで追いつきますが、

一塁はセーフで1、2塁としてしまうと、

村田に初球、真ん中に入ったシュートを叩かれ、

詰まりながらもレフト線へ落ちるタイムリー

これでこの回5連打

1点が加わって、3-0となってしまいます。

続く相川を敬遠して、

満塁策をとったドラゴンズは、

ピッチャーの門倉と勝負します。

憲伸門倉を追い込みますが、

外へのカーブをうまくバットを止められて、

2-3としてしまうと、1球ファウルのあとの7球目、

ストレートがど真ん中に入ってします。

門倉が見逃さずしっかり叩くと、

打球は、前進守備の右中間を高々と抜けていきます。

走者一掃の3点タイムリーツーベース

この回6安打を浴び、一挙5点で6-0

突如の大炎上となった憲伸は、

これでKOとなってしまいました。

6点ビハインドとなってしまったドラゴンズ

ようやく7回に反撃します。

一死から谷繁が右中間を破るツーベースで出ると、

憲伸の代打・中村公治の時にワイルドピッチで3塁へ。

その中村公治の二ゴロの間に1点を返します。

なおも荒木がレフト前にこの日2本目のヒットを放ちますが、

井端がセカンドへの小フライに倒れ、チェンジ。

結局1点しか門倉から奪うことが出来ませんでした。

ドラゴンズは、7回以降

鈴木-川井進と繋いで、0に抑えますが、

横浜も勝ちパターンのリレーに。

8回は、川村の前に福留の強い当たりがセンターライナー。

続くウッズ、アレックスが連続空振り三振と

クリーンアップが抑えられ、万事休す。

最終回も木塚の前に、

三者連続セカンドゴロでゲームセット。

連勝が4で止まってしまったドラゴンズ

いよいよ絶体絶命となってしまいました。


ひとこと、門倉にやられました。

あの3点タイムリーで勝負が決まってしまいました。

憲伸は、決して調子が悪い訳ではなかったのですが、

あの門倉への1球は不用意だったと思います。

ほとんどの当たりは詰まっていたり、

バットの先と、球威では勝っていたにも関わらず

失点を重ねていったところに

運のなさもあったのかもしれません。

ただ運がなくても、勝たなくてはいけないのがエース

迷える憲伸にはそんな力がなかったのが残念です。

それでも良く投げていたと思います。

それよりも今夜は打線でしょう。

さすがにわずか3安打では勝てません。

それまで門倉を完璧に打っていたクリーンアップが

今夜は一度も塁に出られなかったのが痛かったです。

これでついに崖っぷちに追い込まれました。

だからこそ明日のゲームは必ず落としてはいけません。

相手が勝手に勝って決めるのは別に構いませんが、

こちらが負けて連覇の夢が潰えることだけは

最後のプライドをかけて、阻止をしてほしいです。

先発は佐藤が予想されますが、打線がしっかり援護して

とにかく絶対に勝って下さい!それだけです。


PS 今夜のコメントから。

●川上憲伸

「どういうんでしょうか…。

(8月以前と) 投球自体は変わっていません。

いろいろ工夫しようと思っているんですが、

今まで自分がやっていた事と同じ事をやろうと

しているんだけど、リズムが悪いので

何か変えようとしても、その結果打たれてしまって、

打たれると『これでいいのか』と考えてしまって

やってる方向性があってるかどうか迷ってしまう。

我慢するしかないですね。

次、頑張るしかありません。」

●福留孝介

<3打数無安打で連続試合安打が8で止まる>

「仕方がないです。こんな日もありますから。」

●立浪和義

<9回に代打で二ゴロ、24日の巨人戦で

左太ももを負傷して以来の出場>

「まだ全力で走れない。

早く治して出られるようにしたい。」

●高代コーチ

「門倉は直球とフォークしかないが、

その2つが抜群によかった。」

●森繁コーチ

<川上の今後の登板について>

「優勝が無くなれば

(今季の登板は) もういいだろ。

若手にチャンスをやる。」

●落合監督

<阪神のマジックがついに1>

「まだゼロになったわけじゃないだろ。」

<エースが8月1勝、今月は未勝利>

「憲伸がどうのこうのという

問題じゃないんだ、ある意味では。

そんなに川上だけに責任をおっかぶせるなよ。

働いていない投手はほかにいるんだから。

ここまで11勝という勝ち星は不満だと思うけど、

これまで2年続けて投げたことがない投手が、

ただ1人ローテーションをちゃんと守って投げた。

来年につながると思うよ。

ただ秋のキャンプには来てもらう。

休むなら12月と1月にたっぷり休めばいい。

みっちり走り込んでもらうよ。」

<秋のキャンプは>

「相当にきつい練習になるんじゃないのか。

勝てなきゃ、練習で強くするしかないだろ。」

2005年9月28日 (水)

中田賢一8勝目、6連勝もやや不満!?

えっ、98!おちゃめないばちん。中田、月間MVPいける

26年ぶり、

チーム新人投手6連勝


ドラゴンズは今夜から横浜との3連戦。

ここ10試合を9勝1敗と、

悲願のAクラスに向け、

猛チャージをかける横浜を相手に

もっか5連勝中の中田賢一が立ち向かいます。

一方、横浜の先発はエースの三浦大輔

ともに連勝中と、好調同士の先発対決。

中田は、三浦に投げ勝てるのでしょうか?

◇横浜-中日 19回戦
(27日・横浜スタジアム)
 D 003 000 020 = 5
 B 000 001 001 = 2
[勝] 中田(8勝2敗)

[S]岩瀬(1勝2敗43S)
[D本] アレックス18号2ラン 福留28号



セ・リーグ唯一の防御率2点台(2.39)の三浦

しかしドラゴンズ戦は、4試合投げて4.50

決して相性は良くはありません。

その立ち上がり、不安定なところを突いて、

初回からドラゴンズ打線がチャンスを作ります。

先頭の荒木が、レフト線へのツーベース。

続く井端(今夜はユニフォームを忘れて

三輪ブルペン捕手『背番号98』を着用)が

四球を選んで、ノーアウト1、2塁。

ここで絶好調の福留を迎えますが、一ゴロ。

ランナーが進み、二死1、3塁となり、ウッズ

しかし内角へのシュートに

バットを折られて、6-4-3の併殺に。

先制点はなりませんでした。

続く2回もアレックスのレフト前と井上の四球で

一死1、2塁と得点圏にランナーを進めますが、

谷繁がレフトフライ、中田が三ゴロ。

三浦の粘りの投球に得点が奪えません。

しかし3回、ようやくチャンスをモノにします。

きっかけは、井端の2打席連続の四球から。

一死1塁で迎えるは、福留

3球ファウルで粘った7球目、

中に入ったストレートを叩くと、

打球はレフトへ高々と上がって、

レフト・小池がジャンプするその上のフェンスに

当たって跳ね返るタイムリーツーベース

スタートを切っていた井端が一気にホームイン!

ドラゴンズが先制します。

続くウッズは、空振り三振に倒れますが、

アレックスが2球目、内角低目のシュートを

巧く叩くと、打球はレフトスタンド上段へ!

2ランホームランとなって、3-0

三浦のボールが甘く入ったところを

ドラゴンズ打線が見逃さずに捉え、

3点リードを奪いました。

リードをもらった中田はますます快調!

立ち上がりは、ボール先行で苦しみますが、

今夜は腕がしっかり振れていることもあり、

ストレートに威力がありました。

フォーク、カーブなど変化球にもキレがあって、

横浜打線を4回までノーヒットに抑えます。

5回先頭の多村にセンター前に運ばれますが、

続く種田を6-4-3の併殺に取り、この回も0に。

しかし6回、二死から捕まってしまいます。

石井琢朗に四球を与えると、

続く小池の当たりは、サードゴロ。

横っ飛びして森野が良く掴みましたが、

何と2塁へ悪送球!1、3塁としてしまいます。

そして金城には内角低目のストレートを叩かれ、

一塁横を抜いていくタイムリー

1点を奪われてしまいました。

なおも二死1、3塁で、4番・佐伯

しかしここは投ゴロに斬って、

中田が、何とか1失点のみで踏ん張りました。

4回以降は立ち直った三浦の前に

三者凡退に抑えられていたドラゴンズでしたが、

8回、ようやく追加点を奪います!

荒木、井端と倒れて、二死となりますが、

福留が初球、外へのストレートをしっかり叩くと、

打球は左中間スタンドへ!

貴重なホームランが飛び出します。

この一発で動揺したのか、

三浦は続くウッズにレフト前に運ばれ、

アレックスとは勝負を避け、四球。

二死1、2塁にしてしまいます。

ここで迎えるは、今夜ノーヒットの森野

外角中央のストレートを捉え、三遊間を抜くタイムリー

この回2点を加えて、5-1

勝利が、だいぶ近づく追加点となりました。

4点リードをもらった中田でしたが、

投球数も100球を越え、やはり疲れがきたのか、

8回ウラ、先頭の三浦の代打・北川利之

セカンド内野安打を打たれると、

二死から、金城にもライト前に運ばれ、

1、2塁のピンチをむかえてしまいます。

ここで落合監督がマウンドへ。

8回二死からすかさず岩瀬にスイッチします。

岩瀬佐伯を内角高目に食い込むシュートで

空振り三振に斬り、ピンチを凌ぎます。

そして迎えた最終回、

簡単に二死をとった岩瀬でしたが、

横浜打線反撃を喰らってしまいます。

村田にセンター前ヒットを浴びると、

相川の深い遊ゴロを井端が良く追いつき、

2塁に送りますが、セーフとなって1、2塁。

なおも続く岸本の代打・鶴岡

ライト前に落とされ、1点を失ってしまいます。

しかしそれでも3点差。

岩瀬は、続く石井琢朗を遊ゴロに取ってゲームセット。

ドラゴンズは、これで4連勝

中田は9月に入って4戦4勝の8勝目

ルーキーイヤーでの6連勝は、

藤沢公也さんの持つ球団記録に26年ぶりに並びました。

そして岩瀬43セーブ目となって、

日本タイ記録まであと2となりました。


中田は、7回2/3、119球。

5安打6三振3四死球で1失点と

数字的にはよかったのですが、

ヒーローインタビューの歯切れの悪さを見ると

本人的には納得がいかないようでしたね。

ただしっかり1点に抑えての勝ち投手。

ゲームをしっかり作っていたのはよかったと思います。

登板はあと1回のようなので、

連勝のまま、シーズンを終えてほしいです。

守りでは、悪送球こそありましたが、

サード・森野の動きがよかったと思います。

しっかりゴロを処理して、中田を助けていました。

打線も初回、2回と攻めきれなかった中、

何とか3回にワンチャンスを生かして、

三浦から3点を奪い、ペースを握ったのが大きかったです。

今シーズン最後の6連戦の初戦を取りました。

横浜には前回の対戦では負け越しているので、

今回はしっかりと勝ち越してほしい。

そのためにも明日は、門倉を叩いてほしいと思います。


PS 今夜のビクトリーラン

○中田賢一

「コントロールが今ひとつだったので

フォアボールを出さないように気をつけました。

ただ腕は振れていたので思い切って

投げることができたと思います。

今日は自分の思うところに

ボールが行かなかったので

納得できる投球ではありませんでしたが

勝つことができてうれしいです。

登板を重ねてだんだんと

自分のピッチングができてきたと思います。

次は完投できるようにがんばります。」

「(6回の)佐伯さん? あそこはとにかく

ミット目がけて思い切り腕を振れ、と

(森投手チーフ)コーチに言われました。

6連勝は1試合1試合を大事に

投げてきた結果だと思います。

制球はいまひとつだったんですが、

腕は振れていたので。

MVP? いや、そんな…。

目の前の試合に全力で投げるだけです。

母から僕の今年のラッキーカラーは黒だと言われて。

それで (グラブの色を開幕当初の青から黒に)

変えてみたんです。

まだ納得いってない部分もありますが、

だんだんと自分の投球ができてきてるのかな、と。

次? そうですね。完投を目指します。」

○福留孝介

<3回の先制タイムリーについて>

「打ったのはストレート。

得点も、打点も自分1人の力では、

できないことがある。

井端さんの走塁? あれはありがたかった。

ああいうプレーで、チームに

流れが出ればいいしね。」

<8回のホームランについて>

「打ったのはストレート。

打った瞬間『入った』と思った。

いい打ち方していると思ったよ。

開幕のころから、やっていることは変わっていないよ。

そりゃいろいろあったけど、振り返るのは

シーズンが終わってからだね。

(好調を) このまま持続できればいいと思っているよ。」

○アレックス・オチョア

<3回のホームランについて>

「打ったのはシュート。

集中力を高めて、思い切り振ったよ。

良いスイングだったね。」

○岩瀬仁紀

<8回二死から登板、

1失点もセーブの日本記録まであと2>

「そういう(セーブのつく)場面になったら

行くから、と言われていた。

セーブがつく、つかないは展開しだいですから、

意識しないんですよ。きょうもそう。

行けと言われたら行く。それだけなんです。

43? 縁があるんだとは思います。

残りも機会があればがんばりますよ。」

○井端弘和

<ユニフォームを宿舎に置き忘れ、

三輪ブルペン捕手から借りたユニフォームで出場>

「きょう出てたのは、

オレじゃないっす。三輪です。

ちょっと忘れてしまいました。」

○荒木雅博

<8回一死、小池の中前かという当たりを好捕>

「あの守備?まあまあですね。

でも、普通の守備だと思います。」

○川相昌弘

<この日で41回目の誕生日を迎え>

「誕生日? もううれしくとも何ともない。

感想も特別ないよ。40歳から41歳になっただけ。

人間なら誰だって歳は取るでしょ。」

○落合監督

<中田が26年ぶりの新人投手6連勝>

「ピッチャーに聞いて。

どこをどう修正したかは知らないが、

この前(の阪神戦)よりはよくなっているな。

ピッチャーのことはわかりません。

ただ、投げるたびに成長している。

そういう年齢ということもある。」

<岩瀬が43セーブ。日本記録まであと2>

「チャンスがあれば投げさせるし、

なければ投げさせられないってことだ。

43セーブだろ? 大差で負けても、

大差で勝っても、岩瀬は出せない。

出せる展開になったら出すよ。」


PSその2 今夜の渡邉選手。

8回ウラ、ファーストの守備から登場!

ノーアウト1塁で、石井琢朗のゴロをしっかりキャッチ!

すぐさま2塁へ送り、井端からの返球を

自ら1塁ベースに戻って受けるというプレー。

惜しくも1塁はセーフとなりましたが、

なかなか良い動きを見せていました。

2005年9月27日 (火)

そしてドミンゴは、帰って行った。

復活期待 ドミンゴ帰国

米で右肩治療




肩、ひじの故障に泣き、今季1勝2敗に終わった

中日ドミンゴ・グスマン投手(30)が

26日、米国のフランク・ジョーブ博士の下で

右肩などの診察・治療を受けるため、

中部国際空港発の航空機で渡米した。

診察後も、すぐドミニカには帰らず

米アリゾナ州のリハビリ施設で調整する予定だが、

2年契約が切れる来季はまさしく背水の陣となる。

(中スポ)

来季は頼むよ、ドミンゴ様!ドミンゴが、日本を後にしました。

昨季、来日3年目、

中日1年目

初の2ケタ勝利となる

10勝を挙げて優勝に貢献。

今季も川上、山本昌との3本柱として、

その豪腕にかかる期待は大きかったのですが、

故障が連発し、残念な結果となってしまいました。

ドミンゴ自身にとっても不本意だった今季。

コメントからその1年を振り返ります。


★2月28日

<ソフトバンクとのオープン戦初戦を前に>

「3本柱? その自覚は自分にもある。

マウンドに上がる時は、

それに見合う投球をしなきゃいけないね。

交流戦のことはもちろん、考えている。

ソフトバンクでもチェックしたい打者は当然いるよ。

キャンプの雨は予想外だったが、

何とか調整はできていると思う。

オープン戦でもいいところを見せたいね。」



ところが、登板予定だった

3月1日のソフトバンク戦を右肩に違和感を訴えて

直前で回避。その後はノースロー。

11日にキャッチボールを再開しました。

★3月11日

<キャッチボール再開して>

「痛み? 短い距離だからないよ。

これから距離を伸ばしていったとき、

どうなるかだね。自分でもよく分からないから。

開幕? 間に合ったらいいとボクも思うよ。」

しかし19日以降は再び完全ノースローに後退。

肩に不安を感じたドミンゴは、

結局、右肩の診察、治療が目的で、緊急渡米することに。

★3月23日

<緊急渡米を前に>

「状態はよくない。だから今度

(米国で)チェックしてもらうんだ。」

スポーツ医学の権威、フランク・ジョーブ博士

診察を受けたが診断結果は異常なし。

それからは、トレーニングコーチや

トレーナーに支えられて

地道なトレーニングを繰り返し、4月下旬から急速に回復

5月17日についに1軍合流を果たしました。

★5月17日

<1軍合流を果たして>

「もう右肩は大丈夫。

(1軍に)戻って来られて嬉しい。あとは頑張るだけ。」

★5月18日 

今季初先発は札幌ドームでの日本ハム戦

5イニングを4安打3失点。

ボークあり、暴投あり、被弾ありと

「らしさ」全開でしたが、初白星を上げました。

<今季初登板に>

「今年初めてにしては

自分なりのピッチングができたと思う。

緊張も全然しなかったしね。

ただ、ボークを出した後、

リズムを崩したのが悔やまれるかな。

きょうは87球だが、これからもどんどん投げる。

次から調子を上げていきたいね。」

★5月24日

<楽天戦、先発を前に>

「状態はすごくいい。

楽天? 相手がどこであれ、

自分の仕事をやるだけだよ

チームの期待? それは感じているよ」

★5月25日

今季2戦目はナゴヤドームでの楽天戦

3者連続三振のスタートもトレーシーの打球を

差し出した右手に受け、その後も投げ続けるが、

鷹野には逆転2ラン。さらに死球、四球と乱れた末に、

礒部に中前適時打でもう1失点。

3回途中、3安打3失点で降板。

「ノーコメント。」

★5月30日

<西武戦に向け、シリーズの雪辱に燃える>

「右手、ダイジョウブ。

リベンジしたい気持ちはあるよ。

日本シリーズは負けたから、

みんなよく覚えているからね。」

★6月1日

今季3戦目は、ナゴヤドームでの西武戦

立ち上がり、やや不安定で

中村にタイムリーを浴び、1点を失いますが、

2回以降は立ち直り、6回を5安打1失点。

打線の援護がなく、敗戦投手に。

「今日は自分としては、

まあまあ良いピッチングが出来たと思う。

ただ、悔やまれるのは、最後のイニングに

球が高く浮きはじめたことだけ悔いが残るね。

ナカムラ?若いけどいいバッターだね。

手は少し痛いけど問題はなかった。勝ちたかったね。」

★6月5日

4日にブルペンで投球練習していた際に

右肩に痛みを感じ、登板は回避、登録抹消に。

「シーズン前に痛めた時とは感じが少し違うんだが…。

次? いつ投げられるかは分からない。」

★8月3日

ウェスタン・広島戦(ナゴヤ球場)で2カ月ぶりの実戦登板。

4回を4安打1失点、球速150キロを連発して復調をアピール。

「球を思いきり投げることについては問題はないよ。

明日になって不安な面が出てくれば、

もう1回ここ(2軍)で投げるかもしれない。」

復活をアピールして、週明けにも1軍合流かと

見られていましたが、今度は右ひじに痛みが。

★8月4日

心配されていた右肩ではなく、右ひじに痛み。

ナゴヤ球場での練習中はトレーナー室へこもる。

長期離脱の心配はないが、1軍合流は延期へ。

★8月27日

右ひじ痛で今季中の復帰が絶望的となり、

ナゴヤドームを訪れて落合監督、森繁コーチに現状報告。

今後は2軍で走り込みをしていく方針に。

「ノーコメント」

★9月26日

右ひじの診察のため米ロサンゼルスに出発。

「今年も頑張ろうと思っていたが、

ケガをしてしまって残念だった。

ケガは良くなっている。

来年優勝するために数多く勝ちたい。

必ず復活する。」

◇西川球団社長

「来年は春からしっかりプレーしてもらうために、

1日でも早く検査した方がいいので行かせた。

来季までの2年契約は変わらない。」


わずか3試合、13イニングの登板で1勝2敗

結局、今季は本人にとっても、チームにとっても、

非常に不本意な結果に終わってしまいました。

ドミンゴがいればと何度思ったことか...。

ただ来季も契約が残っています。

少し早いオフとなってしまいましたが、

診断のうえ、慎重にケアをしてもらい、

来季こそ「豪腕の復活」に期待したいと思います。

頑張れ、ドミンゴ・グスマン!


PS その他のコメントから。

◇中田賢一

<今日から横浜3連戦、初戦の先発予想。

1979年に藤沢公也がマークした6連勝の新人記録に挑む>

「藤沢さん? すいません。

あまり詳しくは知らないんです。26年ぶりなんですか…。

あまり意識しないよう、これまでと同じように

目の前の試合を1つ1つ大事に投げていきます。

この前の試合も真っすぐが高めに浮いてましたから。

この1週間は納得いく球がいくまで

ブルペンで投げ込みました。

おかげで、今回はいい調整ができたと思います。

ストレートも思う通りに

コントロールできるようになった。

毎回、大事に投げてきたら連勝という形になった。

だから、次も同じ。自分の投球をしたい。」

◇佐藤充

「横浜スタジアムは初めてなんです。

投げる機会があれば、頑張りたいですね。」

◇川上憲伸

<練習開始時間より30分前からダッシュを繰り返す>

「走り込み?いつも通りですよ。

(時間を繰り上げたのは?)練習時間を間違えました。」

◇福留孝介

<ただいま4割3分3厘、

2年ぶりの出塁王獲得に意欲>

「(出塁王は) 1回獲ってはいるけど、

数字が今年の方がいいですからね。

意識している数字ではありませんが、

大切ではあると思う。獲れればいいですね。

三浦さんや門倉さんが投げてくると思うんで、

簡単には打てないでしょうね。

でも、ウチは絶対に負けられない。3連勝しかない。

そう簡単にいかないってことを見せなきゃね。」

先発は、中田、佐藤、憲伸で確定でしょう。

前回のナゴヤドームでは負け越し。

失速をさらに加速させてしまった横浜3連戦。

相手は、この10試合で9勝1敗と波に乗っていますが、

対横浜戦今季3勝の中田、そして

対戦打率.424、8本塁打、29打点の福留

そして狭いハマスタなのでウッズにも期待したいです。

ラストスパートとして、何とか頑張ってもらい、

関東の、そして全国ドラゴンズファン

喜べるようなゲームをしていってほしいです。

2005年9月26日 (月)

福留お見事100打点、先発山井ようやく勝った!

鮮やかに100打点目!福留、100打点到達

99年ゴメス以来の大台

最強3番だ!9試合で5割4分3厘


2試合連続の2ケタ得点

打線が好調のドラゴンズ

予想が難しかった今日の先発は、

15日以来の山井大介となりました。

今シーズン先発登板では、

わずか1勝の山井

8月以降中継ぎでは結果を出しています。

ただ首脳陣の希望としては、

山井先発としてやってほしい。

今シーズン15回目の先発で、その期待に

応えることができたのでしょうか?

◇ 中日-巨人 最終戦
(25日・ナゴヤドーム)
 G 000 000 000 = 0
 D 000 002 01× = 3
[勝] 山井(3勝5敗1S)

[S] 岩瀬(1勝2敗42S)
[D本] 福留27号2ラン



注目されるのが、山井の立ち上がり。

一死から、二岡にライト前に運ばれ、

続く高橋由伸には四球を与えてしまい、

1、2塁とランナーを背負ってしまいます。

しかし続く小久保を5-4-3の併殺に取って、

ピンチを切り抜けた山井

まずまずの出足となりました。

一方、昨夜のゲーム中に、左太ももの裏に

違和感を訴えたといわれる立浪が今夜は欠場

5番にはアレックス、6番サードで森野という

スタメンを組んできたドラゴンズ

好調な打線が、巨人先発・上原

立ち上がりを捉え、チャンスをつくります。

先頭の荒木が、一塁線を破るツーベースで出ると、

続く井端が一塁へのプッシュ気味のバントで、

荒木を進めて、一死3塁。

ここで迎えるは、打率.336、絶好調の福留

しかし内角を攻められた上で、

真ん中低目のフォークに空振り三振

続くウッズも遊ゴロに倒れ、無得点

初回にそれぞれピンチを背負った両投手でしたが、

その後はしっかり立ち直ります。

今夜の山井は、腕がしっかり振れて、

ボールに力がありました。

序盤はすっぽ抜けもありましたが、

スライダーのキレも徐々によくなってきて

巨人打線をテンポ良く、

6回までわずか3安打に抑えていきます。

一方の上原も、相変わらずコントロールは抜群。

きわどいコースにボールをしっかり投げわけ、

ドラゴンズ打線に的を絞らせません。

井端、福留という好調な打者も

きっちりと抑えられてしまうなど、

こちらも5回までわずか2安打

今夜は投手戦の様相となってきました。

0-0で迎えた6回ウラ、

ドラゴンズ打線がようやく上原を捕まえます。

先頭の荒木がセンター前ヒットで出ると、

続く井端が初球からきっちりと送りバント。

一死2塁という場面で、福留を迎えます。

今夜は、2打席連続三振の福留

その前の打席では外中心の配球から

内角へのストレートで仕留められてしまいました。

初球、小田のミットはやはり内角へ。

ところが、それを福留が狙っていました。

137キロ、内角高目のストレート。

完璧にとらえた打球は、ライトスタンドへ!

均衡を破る2ランホームラン

3打席目で雪辱を果たした福留

これで自己初となる100打点目となりました。

2点リードをもらった山井は、

よりピッチングが良くなってきて、

7回、8回としっかり三者凡退に取り、

結局、110球、8回を投げきり3安打6三振1四球で

無失点と、しっかり先発としての仕事を果たしました。

その山井の勝ち星を決定づける追加点が

8回ウラに入ります。

この回から登板の久保が突如乱れ、

井端、福留に連続四球。二死1、2塁とします。

ここで迎えるは、ウッズ

2-3からの9球目、中に入ったフォークに

巧く対応してライト前にもっていきます。

井端が一気にホームイン!

大きなダメ押しのタイムリーで、3-0に。

これで久しぶりに守護神が登場となりました。

岩瀬は、間隔が空いての登板でしたが、

最後は、高橋由伸に粘られながらも

空振り三振に斬って、三者凡退でゲームセット!

ドラゴンズ、ナゴヤドームで巨人を3タテ

これで岩瀬は、42セーブ目。

そして好投の山井には、3勝目

先発としては、4月23日以来の勝ち星。

対戦成績を14勝8敗と大きく勝ち越して、

今季の巨人戦を終えました。


今夜の山井は、久しぶりに落ち着いてみていられました。

先発になると、メンタル面でやられてしまい、

制球を悪くして崩れるという悪いクセも出ず、

自分のリズムでしっかり投げていたと思います。

相手の上原もよかっただけに、

負けられない気持ちもあったのかもしれません。

このような時期での勝利となりましたが、

この勝利で何かを掴んで、

来季につながれば良いと思います。

そして打つ方では、今夜も福留

ねらい打ちの一発は、まさに好調の証明。

来週は大得意の横浜戦

打率をドンドン上げてほしいと思います。

残りゲームもこれであと10試合となりました。

緊張感の中で行えるゲームが何試合になるかは

わかりませんが、全力を尽くしてもらいたいです。


PS 今夜のビクトリーラン

○福留孝介

「(ホームランの)手応えはよかったです。

山井が頑張って0に抑えていたので、

何とかして先制点をプレゼントしてやろうと思って。

上原さんから打てたことが良い自信になります。

(100打点について)目標にしていたので、

もっと上積みできるようにがんばります。

1日1日大切に頑張っていきます。」

<6回のホームランについて>

「打ったのはストレート。

今日は内角を攻められていたから、

1球は内(角)に来るかな、と…。狙ってました。

ストレート一本を待ってた。いい手応えでした。

1回にチャンスをつぶしてたので、何とかしたかった。

100? 打点を求められる打順にいて、

それだけの数字を挙げられたのはいいことだと思う。

3番と5番? 特に違いはないよ。

ただ、今は開幕のころと比べて

自分の中での葛藤がなくなって、

投手との対戦に集中できているのが大きい。

バットが出る角度も良くなったと思う。

ただ、今はさらに『こういう打ち方をしたい』という

イメージが膨らんできている。

感覚的なことで言葉にはしにくいんだけど、

今よりもう少し進んだ形かな。」

○山井大介

「与えられた仕事を、必死にやろうと思いました。

先発の時は、自分のミスで負けてしまうことが

多かったので、できることを必死にやろうと思います。

1イニング1イニング必死に投げていきます。

最後まで必死に戦いますので、

応援よろしくお願いします。」

<8回3安打無失点で、先発で155日ぶりの3勝目>

「勝つことしか考えていませんでした。

ひとりひとり大事に自分のピッチングを

することだけ心がけました。

中継ぎでは、パッと集中して目の前の打者を倒す。

その経験が先発で生きている。

先発では5回くらいで逆転されたりしたが、

守りに入っていたと思う。

『ここで四球を出したら…』とか考えていた。

(今日は) ほかのことを考えなかった。

ひとつ(壁を)クリアしたと思う。

残り試合も大切に、今日と全く同じような

気持ちで戦っていきたい。」

○岩瀬仁紀

<プロ野球記録にあと3となる42セーブ目>

「山井がいいピッチングをしていたので、

抑えなければと思った。

記録? 試合展開もあるので、

自分がやることをやれば…。

ツキがあればできるだろうし、

できなかったら仕方がないです。」

○立浪和義

<試合前、打撃練習のみ行う。

ベンチ入りしたが、先発を外れる>

「(足の状態は) 昨日とあまり変わりません。

打つ方は何とかなりますが、守ったり、走ったりは...。

(横浜遠征には) 行きます。

試合に出られるかどうかは分かりませんが。」

○落合監督

<山井、5カ月ぶりの先発勝利に>

「できるというより、

してもらわないと困る。来年は。

これで一皮むけるんじゃないかな。

まあ、(右肩痛で昨秋の)キャンプを

やってなかったから、仕方ないんだけどな。

これからだよ。彼らに関しては。」

<中継ぎへの配置転換が生きた?>

「いろいろ考えることはあるでしょ。

いろんな部署にいれば。

生まれてからずっとやっていたわけではなく、

中継ぎでやっていたわけじゃなく、

抑えでやってきたわけじゃないんだから。

先発に失敗して中継ぎに回って、

何かをつかんだってのはあるかもしれない。

これ1年で終わっちゃ困る。

それは山井に限らずだよ。

長くユニフォームを着ようと思ったらな。違うか?」


PSその2 今夜の渡邉選手

9回ウラ、ファーストの守備で登場。

二岡のニゴロで荒木からの送球を処理しました。

100試合出場まであと3試合

サードでの出場も期待したいと思います。

2005年9月25日 (日)

プロ初先発石井裕也、投打に活躍、3勝目!

よく投げた、よく打った!石井、初先発星 

5イニング0封3勝目

鈴木、中田、佐藤に続いた! 

来季楽しみ


昨夜の大勝で、対巨人戦6年ぶりの

勝ち越しを決めたドラゴンズ

なんと今夜の先発には、

これまで中継ぎで起用されていた

ルーキーの石井裕也を持ってきました。

以前から「先発をやってみたい」

インタビューでも話していた石井

23試合目でまわって来た先発のチャンス。

対する巨人の先発も2年目の西村健太朗

若手先発対決となった今夜の一戦。

『サイレントK』注目の初先発、結果はいかに!?

◇ 中日-巨人 21回戦
(24日・ナゴヤドーム)
 G 000 000 032 = 5
 D 100 214 30× = 11
[勝] 石井(3勝1敗)

[D本] ウッズ36号



登板前から表情が硬かった石井

初回、先頭の清水をレフトフライに取ると、

続く二岡にセンター前に運ばれますが、

高橋由伸をスライダーで空振り三振。

小久保には0-3としてしまいますが、

何とかニゴロに取って、立ち上がりを0に抑えました。

一方、ドラゴンズ打線が今夜も先制。

ボールが先行している西村を攻めて、

一死から井端がレフト前ヒットで出ます。

続く福留はストレートの四球で、1、2塁。

ウッズの強烈なライナーは

ファースト・阿部に捕まれて、二死となりますが、

立浪がセカンドの脇を破って

渋くセンターへ抜けるタイムリーヒット!

先発・石井への援護点となりました。

今夜の石井は、力のあるストレートを主体に、

低目を意識して、両コーナーをつく丁寧なピッチング。

2回も阿部の二塁内野安打と矢野のライト前で

一死1、2塁としますが、村田を6-4-3の併殺に。

3回も二死から二岡に四球を与えたものの、

続く高橋由伸を内角低目のストレートで見送り三振に。

4回は小久保を2-3から

バットをへし折っての遊ゴロに仕留めたり、

二死から、仁志の高いバウンドの投ゴロを

ジャンピングキャッチ!

動きの良いところを見せるなど、

要所をしっかり締めていきます。

1-0の締まった展開で進んだ4回ウラ、

二回り目に入ったドラゴンズ打線が、

ようやく西村から追加点を奪います。

先頭のアレックスが三遊間を破るヒット。

森野も続いてライト前に運び、1、2塁とします。

ここでベンチは、谷繁に送りバントの指示。

一塁線への絶妙なバントで、一死2、3塁となって、

投手の石井に打順が回ります。

バッティングが好きらしく、

構えといい、スイングといい、

打者顔負けのセンスを感じさせる石井

2-3からの7球目、内角低目のストレートを

うまく振り抜きます!

打球は一塁横を抜けて、ライト線へ!

プロ初安打は、貴重なタイムリーツーベース

一気に2者が生還して、3-0

2塁ベース上で、石井も小さくガッツポーズ!

自らの投球を楽にさせるタイムリー。

これでゲームの流れをドラゴンズへ。

西村もこの回でKOとなりました。

追加点をもらった石井は、

5回も村田にセンター前に運ばれるものの、

後続をしっかり抑え、この回も0に。

スタミナ面の心配もあってか、

結局82球、4安打3三振1四球で無失点。

勝利投手の権利を持って、マウンドを降りました。

5回ウラ、さらに中押し点が加わります。

巨人の2番手・岡島秀樹を攻め、

一死からウッズ

2-2からの5球目、外よりのストレートを見逃さず、

ライトスタンド上段へもっていきます。

ウッズらしい右方向への2試合連続のホームラン

4-0とリードを広げます。

なおも続く6回ウラ、ツーアウトから、

ソツのない攻撃で、ビッグイニングを作ります。

きっかけは、二死から奪った

岡本の代打・中村公治の四球からでした。

続く荒木はセンター前ヒット。

センター・矢野のやや緩慢な守備を突いて、

中村公治は一気に3塁へ!

送球がやや逸れる間に、荒木も2塁を陥れます。

2、3塁となって迎えるは、井端

打球はピッチャー返し、岡島の横を抜けてセンターへ。

タイムリーとなって、一気に二者が生還します。

なおも井端がディレードスチールで2塁へ。

動揺する岡島から、続く福留

粘った末にセンター前にタイムリー

ウッズも続いて、左中間を抜くタイムリーツーベース。

ツーアウトからの怒濤の集中打でこの回、一挙4点

8-0となって、勝負をほぼ決めます。

なおも7回、ドラゴンズ打線の勢いは止まりません!

巨人3番手の鴨志田貴司をメッタ打ち!

アレックスのセンター前と谷繁のレフトへのツーベースで

二死2、3塁とこの回もチャンスを作ると、

荒木も初球、真ん中に入ったストレートをねらい打ち!

打球はレフトオーバー、フェンス直撃の

2点タイムリーツーベースとなり、これで10-0

さらに井端も初球のカーブをセンター前へ持っていきます。

猛打賞となるタイムリーでついに、11-0

2夜連続の怒濤の2ケタ得点となりました。

気分良く完封リレーと行きたい所でしたが、

今夜もドラゴンズ中継ぎ陣がピリッとしません。

7回のピンチを何とか併殺で凌いだ、

3番手・金剛は、コントロールが不安定。

8回一死1、3塁から、小久保

バックスクリーン左へ3ランを浴びてしまいます。、

さらに最終回は、4番手の川井進が捕まります。

抹消となった久本に代わって、

今日登録された川井進でしたが、

ストライク・ボールがハッキリしていて、

さらに力みも入ってか、自らリズムを悪くして、

ピンチを背負ってしまいます。

一死1、2塁で迎えた清水の当たりは、投ゴロ。

ところが併殺を焦り、川井進はセカンドへ悪送球。

エラーとなる間に1点を失うと、

今度は二死から、三浦貴にセンター前にタイムリー

これでスコアは、11-5に。

土壇場で締めくくる事ができない川井進は、ここで降板。

ルーキー4人目となる鈴木がマウンドに上がります。

金剛、川井進と違い、ある意味場数を踏んでいる鈴木

最後は、小久保を空振り三振に取って、ゲームセット。

ややドタバタしながらも、ドラゴンズ連夜の大勝

5回を無失点に抑えた先発の石井裕也

久々となる3勝目がつきました。


プロ初先発となった石井が投打に頑張りました。

特に打つ方の4回の2点タイムリー

実にうまくライト線へ持っていきました。

前回の広島戦、プロ初打席のセカンドフライ。

その時も良いスイングだとは思っていましたが、

今回は、それ以上の出来。

追い込まれながらも、見事なバッティングでした。

投げる方では、今夜はしっかり腕が振れ、

制球がよかったと思います。

今回の好投で次もチャンスがあるかもしれません。

中田、佐藤に続く若い投手の台頭

来季へつながっていけばいいと思います。

打線は、先発全員安打となる17安打11点

福留がこの日も4打数3安打。まさに勢いが止まりません。

集中力を切らさず、好調を維持してもらいたいです。

これで巨人に連勝。3タテに一歩近づきました。

この流れで一気に明日も勝利といってほしいです。


PS 今夜のビクトリーラン

○石井裕也

<プロ初先発勝利>

「ありがとうございます。

先発をやってみたい気持ちがあったので、

今日の良いピッチングができて良かったです。

谷繁さんのリードのおかげです。

自分の気持ちを強くもって投げました。

これからも頑張っていきたいと思います。」

「プロに入って初めて先発をまかされたけど、

気持ちを負けないように集中して、思い切り投げました。

自分の投球ができたと思います。

(2日前の22日、森繁コーチから

先発を言い渡され) 冗談かと思いました。

(プロ初先発にも)まったく緊張はしませんでした。

きょうは(補聴器の)スイッチを切ったままでしたが、

声援は聞こえてました。特に打席の時、届きました。

5カ月ぶり(の白星)? やっぱりうれしいですね。

まだ僕の球威では最後まで通用しない。

体を鍛えます。」

○タイロン・ウッズ

<5回のホームランについて>

「打ったのは、ストレート。

2ストライクと追い込まれたので、

プレート付近のボールは思い切り

振ろうと思っていた。会心の当たりだね。

40本は打ちたいと思っている。

ホームランキングは狙っていないけど、

チームの勝利のために打っていきたい。

ネバーギブアップだよ。」

<6回のタイムリーについて>

「打ったのは、カーブ。

ジャストミートを心がけた。

ランナーを返せてよかったね。」

○井端弘和

<6回のタイムリーについて>

「打ったのは、カーブ。

その前打ててなかったので、

チャンスで打ててよかったです。」

○福留孝介

<6回のタイムリーについて>

「打ったのはカーブ。よく粘って打てました。」

<4打数3安打で打率を.336に上げる>

「安打はすべて左方向?

ああいう打ち方ができると打率は上がっていくよ。」

○立浪和義

<1回のタイムリーについて>

「打ったのは。ストレート。

いいところに飛んでくれたので、ラッキーでした。」

<3回の守備で左太もも裏を痛め、途中交代>

「左の太ももがピリッときた。

明日(25日) は無理です。

それ以降(の出場)は様子を見ます。」

○高代コーチ

<立浪の負傷について>

「軽症のようだ。

明日は無理だが、登録抹消はしません。」

○落合監督

<ルーキーが4人登板>

「(失点は) いいんじゃないのか。

岡本をのぞくと(登板した投手は)

みんなルーキーなんだから。

いないんだ、ピッチャーが。」

<合格点は石井と鈴木>

「石井も鈴木も先発はできるよ。

(石井は) あれくらいのピッチングは

できると思ってた。

(今の先発ローテも) うかうかして

いられないんじゃないのか。

今後はどう使うかはわからないけどな。

中継ぎやワンポイントもある。

チーム状況によるから。

あとはスタミナだな。

そういう練習をしていないから。

4回から投げる方がちょっとな。へばったな。

もう1つ球種が増えれば

言うことないんじゃないの。」

<最後まで勝ちにこだわる>

「(若手選手を) テストなんてしないよ。

勝ちにいくよ。現状で一番いいメンバーを出してね。

オープン戦じゃないんだから。

第一、お客さんに失礼だよ。

そんなことしたらお客さんが来なくなる。

見てればわかるだろ。」


PSその2 今夜の渡邉選手。

9回ウラ、ファーストの守備で登場。

特に見せ場はありませんでしたが、

ノーアウト1塁から、内海の代打・黒田のニゴロで

4-6-3の併殺が取れず、やや小さいながらも

久々の「Oh,No!」が見られました。

2005年9月24日 (土)

中日序盤爆発10得点、巨人戦6年ぶり勝ち越し!

サンシン、スイスイヨ!マルティネス、球団記録あと1!

G打線をぶった斬り 

来日初2ケタ奪三振7勝目


今シーズンも残り13試合

首位と8ゲーム差のドラゴンズは、

今夜からナゴヤドームで巨人との3連戦。

もっか対巨人戦4連敗中ドラゴンズ

東京ドームでの3連敗の雪辱

必ず晴らしてもらいたいところ。

今夜から予備軍で調整していた

アレックスが復帰し「6番・センター」でスタメン。

良いところで復活をアピール出来たのでしょうか?

◇ 中日-巨人 20回戦
(23日・ナゴヤドーム)
 G 000 001 050 = 6
 D 532 000 00× = 10
[勝] マルティネス(7勝4敗)

[D本] 福留26号3ラン ウッズ35号



巨人の先発は、予想された工藤ではなく、

なんと7年目の右腕・酒井順也

3年ぶり、今季初先発となりました。

週ベの選手名鑑によると、

「堀内監督が秘密兵器として期待する大型右腕。

新抑えとして成長が待たれるが課題は制球力。

直球に威力がある。今年こそ大化けか。」
とのこと。

その監督の期待に応えたいところなのですが、

ドラゴンズ打線に出鼻をくじかれてしまいます。

初回、先頭の荒木がセンター前ヒットで出ると、

続く井端の初球にすかさず盗塁。

井端の当たりはボテボテの三ゴロでしたが、

打球が弱すぎて、ラッキーな内野安打になります。

そして井端も3球目にすかさず走って、

ノーアウト2、3塁のチャンスをつくります。

ここで迎えるは、好調の福留

5球目、中に入ったストレートをレフトへ持っていくと、

打球が伸びて、最前列のラバーに当たります。

鮮やかな先制スリーランホームラン!

ドラゴンズ、いきなりペースを掴みます。

なおもウッズが続きます。

内角低目のストレートを強く叩くと、

打球は左中間へ飛び込む、5試合ぶりの35号

さらに立浪もライトフェンス直撃のヒット。

これでこの回、一挙5連打

アレックスが四球を選び、1、2塁と

酒井は、いまだアウトが取れない有り様となります。

森野のライトフライでようやくアウトを取りますが、

1、3塁から谷繁がライトへのタイムリー!

これで5-0となり、あれよあれよでのビッグイニング。

ドラゴンズ打線が大爆発となりました。

2回に入っても打線の勢いは止まりません。

続投となった酒井は、簡単に二死を取りますが、

福留に右中間を破るツーベースを打たれると、

続くウッズには、ショートの横を破られ、

センターへのタイムリーヒット!

なおも立浪には0-3からセンターに運ばれ、

タイムリーツーベース!

そしてアレックス復帰祝いの当たりが出ます!

あわやホームランかという当たりは

センターフェンス直撃のタイムリーツーベース!

ファームでは、グリップの握り方の調整をしたという

アレックスのタイムリーで早くも10本目のヒット。

この回3点が加わり、8-0

2イニング連続の怒濤の連打で、酒井をKOしました。

さらに3回にも追加点。

巨人2番手の前田から、谷繁がライト左へのヒット。

続くマルティネスがバントで送りますが、

処理をした前田がなんと二塁へ悪送球

1、2塁とチャンスが広がります。

荒木が手堅く送って、一死2、3塁。

ここで井端がきっちりライトへ犠牲フライ。9点目が入ります。

なおも3塁にランナーを置き、迎えるは福留

打点を稼げるチャンスでしたが、

2球目、外角低目のスライダーを

村田善則がパスボール!

これでついに10点目、序盤で試合を決定付けました。

ドラゴンズの先発は、

予想通り中5日でのマルティネス

前回の巨人戦では、小久保に2発を浴びるなど

早期KOされてしまいましたが、今夜は違いました。

10点の大量リードに守られて、スイスイと投げ込みます。

特に今夜はストレートがよく、変化球との緩急が抜群。

3回、一死から清水を見逃し三振に取ると、

4回は、高橋由伸、小久保、阿部

クリーンアップをすべて三振に。

5回先頭の仁志まで、何と6者連続三振

5回までわずか2安打に抑える好投を見せます。

唯一の失点は、6回。

二死から、二岡、高橋由伸に連打を浴び、

途中から守りに入っていた岩舘学

ショート後方へのタイムリーを打たれますが、

後続は断ち、1点のみで凌ぎます。

結局、111球、7回を6安打。

10奪三振無四球1失点とほぼ文句なしの出来。

10-1と点差もあることから、

マルティネスは、マウンドを降りました。

ところがこの交代が裏目に出てしまいます。

終盤8回表、巨人が猛反撃。

中継ぎ陣がことごとく連打を浴びてしまいます。

2番手で登板したのは、久本

いきなり清水にセンター前に運ばれると、

二岡はバットを折りながら、ライト前へ。

ノーアウト1、3塁とピンチを迎えます。

続く高橋由伸を追い込みながらも

一二塁間を破られ、タイムリーで10-2

岩館にも四球を選ばれ、これでノーアウト満塁。

そして阿部には、初球をレフト前へ運ばれ、10-3

ここで落合監督もマウンドへ。

アウトをひとつも取れずに汗だくの久本は、

ここで降板。鈴木にスイッチします。

ところが、今月12試合目の登板となる鈴木

今夜は疲れもあってか、ボールがキレ不足。

マレンの代打・堀田は、三ゴロに抑えますが、

5-4-3と転送され、一塁がセーフとなる間に、

1点を失い、これで10-4

矢野を空振り三振にとって、二死となりますが、

村田に初球をライト前に運ばれ、10-5

さらに黒田にセンター前タイムリーを浴び、10-6

続く清水をレフトフライに取って、

何とかチェンジとなりますが、

この回打者10人で5安打を浴び、5失点。

一気に4点差にまで迫られてしまいました。

8回、一死1、2塁からウッズ、中村公治

岡島のカーブに連続空振り三振と

追加点が奪えなかったドラゴンズでしたが、

最終回は、平井が三者凡退に抑えて、ゲームセット。

何とか逃げ切って、巨人戦久々の勝利

これで対戦成績が、12勝8敗となり、

対巨人戦、99年以来の6年ぶりの勝ち越しが決まりました!


酒井が先発ということで、

やや初モノっぽいイメージがありましたが、

調子を上げさせる前に一気に叩いてしまいました。

それにしても、福留の勢いが止まりませんね。

今夜は、5打数4安打3打点と暴れまくりました。

ただ4回以降は、わずか3安打で無得点と

打線が淡泊になってしまったのがやや反省点ですね。

明日以降は、工藤、上原が来そうですから、

しっかり調子を持続してもらいたいです。

復帰してきたアレックスは、2打数1安打2四死球。

2回にタイムリーを放っての2打点。

とりあえず結果を出してくれました。

やはりセンターに入ってくれると安定します。

修正したところをしっかりモノにして、

明日以降も打ってもらいたいです。

一方、投手陣は、久本が誤算でした。

ただ監督「今日の収穫」と謎かけしていますが。

現在、左の中継ぎは、石井と2人しかいないので、

しっかり反省して、次の登板で雪辱を期待します。

弱い今季の巨人から勝ち越したからといって、

たいした事ないだろうとは、思われるかもしれませんが、

中日的には、やはりヨミウリに勝つのはうれしいことでしょう。

来季以降も勝ち越しを続けてもらいたいと思います。

今季の巨人戦は、あと2試合。連勝で締めくくって下さい。


PS 今夜のビクトリーラン

○ルイス・マルティネス

「今日はぜひとも勝ちたいと思って

マウンドに立ちました。

昨夜はよく眠れなかったんですけれども、

それは別として一生懸命投げました。

今日は良いピッチングができたと思います。」

「今日は体調もよかったし、

自分としては、いいピッチングができたと思う。

絶対に勝ちたかった。

個人的な理由で昨夜はよく寝られなかったが、

制球と体の使い方に気を付けた。

三振? 意識はしてなかった。」

<3週間ぶりの白星、勝てない間は苦しかったか>

「(日本語で) ソウダヨ…。

できれば来年もここに戻り、いい投球をしたい。」

○福留孝介

「最低でも犠牲フライと思って、

最近良い形でできているので

この流れでと打席に立ちました。

今年ナゴヤドームであまり打てていないので、

今日は打てて良かったです。

たくさんのお客さんが最後まで残って

応援してくれていました。

僕らも最後まで頑張りたいと思います。

応援よろしくお願いします。」

<1回のホームランについて>

「打ったのはストレート。

最低でも犠牲フライでもいいと

思って振ったんだけど、よく入ってくれた。

相手が誰でも自分の形で

打席に入れてるのがいいんじゃないかな。

打球が上がるようになってきたよ。」

<3割、30本、100打点も現実味>

「97打点? そうなの?

今年はシーズン最初から

3割、100打点、100得点を目指していたからね。

自分のなかでいい目標になるよ。

どんな記録も1年をやることが大前提。

最後まで見てくれるファンに、

最後までプレーしたい。」

○タイロン・ウッズ

<1回のホームランについて>

「打ったのはストレート。

強く振ることを心がけた。

いいスイングができたと思うよ。」

○落合監督

<3番に座って大爆発の福留に>

「あいつはどこでも打てる。チーム事情だよ。」

<マルティネスを継いだ久本が一死も取れず>

「きょうの収穫は久本。

見ての通りだ。ストライクがは入らない、

変化球が真ん中に入って打たれる。

ある程度散らさないと打たれるということが、

これで本人もわかったろう。

あと一週間で本人がどう考えるかだな。

本人が自覚するという意味では最高の収穫だ。」


PSその2 今夜の渡邉選手

9回表、ファーストの守備で登場。

代打・川中のセカンドゴロ。

荒木からの送球をしっかり捌きました。

大量リードだったので、

早めに出番が来るかと思われましたが、

少し思惑が違ってしまったのが、やや残念です。

2005年9月23日 (金)

秋風吹けど、ベストは尽くせ!

福留、狙う 
3割30本100打点100得点
55年ぶりの偉業視野に

最後の直接対決も終え、
今シーズンも残り13試合
ドラゴンズは、今日から巨人との3連戦。
失速の大きな原因となった、
あの東京ドームでの巨人戦3連敗
必ず雪辱してもらわなくては困ります。
地元ナゴヤドームで応援してくれるファン
良いプレー、ナイスゲームを見せてほしいですね。
その中でも特にベストを尽くしてほしい選手のコメントを。

◇福留孝介
<西沢道夫さんがもつ球団記録、
3割、30本塁打、100打点、100得点の更新に挑む>
「やる気わきますね。いろんな意味で。
現役でいる以上は、可能な限り
自分自身の数字を超えていきたいし、
チームの誰にも負けたくないという気持ちはある。
ホームランさえクリアできれば、
打点と得点はついてくる数字だから。
打順にこだわりはない。
ただし、ウッズの前を打てば、
ぼくで勝負という打席は増えると思う。
自分が打つことでチームの勝利には
貢献できるんだから、どんどん打っていきたいね。」

福留は、21日の試合を終え、
打率.328、25本塁打、94打点、92得点。
とくに打順が3番に上がってからは、
23打数11安打3本塁打、7得点、8打点と
急激な上昇カーブを描いています。
難しいのは、あと5本となるホームラン
広いナゴヤドームのゲームが半分を占めています。
ただ今の調子のままならイケるでしょう。
ホームランも打点も得点も
それがすべて勝利に結びつきますから、
大振りをしないように気を付けながら、
ぜひとも達成してもらいたいですね。

アレックス1軍復帰
  打撃不振などのため2軍調整していた
アレックスが、きょう23日の巨人戦
(ナゴヤドーム)から1軍に復帰する。
(トーチュウ)

◇アレックス・オチョア
<気合の入った表情で>
「離れている間のチームの成績に
関しては、何も言うことはない。
(1軍首脳陣に)言われたことはやったし、
ベストを尽くす、今はそれしか考えていない。」

ベタな写真でゴメンネ!10日間のお務めを終えて
アレックスが帰ってきます!
11日に来日3年目で
初めて登録抹消されたアレックス
13日からナゴヤ球場で
若手選手に交じって練習をスタート。
走り込みや、30分以上に渡るフリー打撃や守備練習をこなし、
17日のウエスタン・リーグの広島戦では、
「4番・中堅手」でフル出場し、3打数1安打1打点
二盗も成功などユニホームを泥だらけにしながら、
はつらつとした動きを見せたいたそうです。
降格のさい、1軍首脳陣には、
「心をリフレッシュして戻って来い」
と送り出されたそうで、
「とにかく練習して、ゲームの中で
自分の調子を取り戻すんだ」
という気持ちで
2軍では練習に励んだというアレックス

チームはこういう状況ですが、
日に焼けて?さらに精悍になったオチョアスマイル
ゲームでの活躍によって、見せてほしいと思います。
おそらく「7番・センター」に入るでしょうが、
とにかく頑張ってもらいたいです。

休養日となった22日、
落合監督は名古屋駅に着くと、
そのままナゴヤ球場に直行。
球場内で1時間以上に渡って、
佐藤2軍監督、森繁コーチらと話し合ったそうです。
内容は整理選手や、教育リーグ、
秋季キャンプについてだったと見られています。

チーム内にも微妙な秋風が吹いてきていますね。
ただ可能性が無くなるまでは、
個々の選手が「ベストを尽くす」ことが大事。
今夜からの巨人戦もしっかり闘ってほしいです。


PS その他のコメントから。
◇ルイス・マルティネス
<第1戦の先発予定、今季の巨人戦は2勝1敗>
「今のチームの成績はあまり気にかけず、
勝利に貢献することだけを考えている。」

とりあえず、今夜の先発は、
ローテ通りにマルティネスでしょう。
ただ2戦目以降は、果たして誰が投げるのか?
トーチュウでは佐藤、石井が先発予定と出ていました。
この辺も注目したいと思います。
相手は、工藤上原が出てくるはず、
必ずリベンジを果たしてもらいたいです。

2005年9月22日 (木)

憲伸4失点敗戦、最後の意地を見せられず。

またか憲伸、4発目の金本弾。憲伸またか 

金本に痛恨被弾

9月白星なし 

竜虎最終戦勝ち越し逃す


ドラゴンズが意地をみせ、

連勝で迎えた最後の直接対決第3戦。

3タテを狙うドラゴンズは、

エース・川上憲伸を。

対する阪神は、ハーラートップの

下柳剛をそれぞれ先発に立ててきました。

今季、下柳に対し、3戦して2敗。

16イニングでわずか1点しか奪えていません。

文字通りの「天敵」

好調井端、福留を中心とするドラゴンズ打線

攻略することが出来たのでしょうか?

◇ 阪神-中日 最終戦
(21日・甲子園球場)
 D 000 000 000 = 0
 T 010 200 10× = 4
[敗] 川上(11勝7敗)

[D本] なし



まずまずの立ち上がりとなった両投手。

ゲームが動いたのは、2回ウラでした。

この回先頭は、4番・金本

今季13打数6安打、3本塁打と

憲伸をカモにしている金本

4球目、真ん中高目のストレートをねらい打ち。

打った瞬間それとわかる

ライトスタンドへのホームラン

この3連戦で初めて阪神に先制点を奪われました。

1点ビハインドとなったドラゴンズは、

3回、先頭の谷繁が2-3からライト前ヒット。

続く憲伸は当然、バントで送ります。

ところが、打球はキャッチャー・矢野の正面。

素手で掴むと2塁に送られ、2-6-3のダブルプレー

ミスでチャンスを失います。

今夜の下柳は、相変わらずの老獪さ

立ち上がりから、変化球で

左右コーナーをしっかり突き、

低目にきっちりボールを集める投球に

ドラゴンズ打線は的を絞れず、

4回まで2塁も踏めないありさま。

予想通り苦しんでしまいます。

一方、憲伸も初回から丁寧な投球。

苦手の金本には、一発は浴びたものの、

それ以降は凌いでいましたが、

4回、突如連打から乱れてしまいます。

この回先頭の鳥谷にセンター前に運ばれ、

続く片岡にも右中間へのヒットを浴びて、1、3塁。

ここで迎えるは、またも金本

ボールが先行してしまい、カウント0-2とします。

そして投じた3球目、内角に投じたフォークが

ホーム手前でワンバウンド!

ワイルドピッチとなって、三塁走者・鳥谷がホームイン。

思わぬカタチで2点目を失ってしまいます。

結局金本には、ストレートの四球。

今岡は高いバウンドのニゴロに取りますが、

一死1、3塁となって迎えるは、やや相性の良くない桧山

外角高目のストレートをセンター返し!

手痛い3点目を奪われてしまいました。

5回までわずか4安打のドラゴンズ

6回、続投してきた下柳から、

今夜初めて連打でチャンスを作ります。

一死から井端がセンター前に運ぶと、

今季ここまで下柳に無安打だった福留が、

一二塁間を破るヒット。

ライト・桧山がもたつく間に、井端は3塁へ。

そして一死1、3塁となって迎えるは、

4回ライトへ巧いヒットを打っているウッズ

阪神内野陣は、1点覚悟の併殺狙いの守備位置。

2球目、内角へのストレートを

ウッズが叩くと、強い打球が右方向へ!

しかしセカンド・藤本の正面。

4-6-3のダブルプレー、またもチャンスを潰したドラゴンズ

結局、下柳から点を奪うことが出来ませんでした。

3点ビハインドながら、投げ続ける憲伸

球数も100球を越え、そして迎えた7回ウラ、

一死から、矢野に落ちないフォークを叩かれ、

右中間突破のツーベース。

続く藤本の遊ゴロで、矢野は3塁へ進みます。

ここで迎えるは、途中から一塁の守備に

入っていた関本健太郎

初球から積極的に打ってきました。

打球は憲伸の横を抜け、センター前へ。

ダメ押しともいえる重い1点を失ってしまいます。

なおも赤星にキャッチャー前の内野安打を打たれ、

二死1、2塁としてしまいますが、

最後は鳥谷を見逃し三振。

打順の関係で7回でマウンドを降りた憲伸

124球、8安打1四球7奪三振、4失点

実に悔やまれる結果となりました。

こうなるとやはり出てきてしまうのが、JFK

ドラゴンズ打線も反撃を試みますが、

7回はウィリアムスの前に三者凡退。

8回は藤川の前に、前夜一発を浴びせた谷繁と、

憲伸の代打・大西が連続三振。

荒木はレフト前ヒットでしぶとく出ますが、

続く井端は打ち上げて、一塁ファウルフライ。

そして最終回は、守護神・久保田

二死から立浪が粘った末に四球を選ぶなど、

かすかな抵抗をみせますが、

最後は森野がキャッチャーフライでゲームセット。

ドラゴンズ、対阪神戦の3タテならず

対戦成績は11勝11敗の五分で

今季の対戦を終えました。


両軍投手のテンポがよかっただけに、

あっという間に試合が終わってしまいました。

下柳にまたもやられてしまいましたね。

低目に集める投球の前に

打線がまたも翻弄されたという感じです。

来季に向け、対策を練らなくてはいけないでしょう。

憲伸は、ボール自体は過去数回よりは、来ていましたが、

要所で制球が悪くなってしまったようです。

ここぞのところで点を奪われなかった下柳に対し、

点を奪われてしまった憲伸との現時点での差

今夜は出てしまった感がありました。

ただ相手の4番にカモにされていてはいけません。

来シーズンはしっかりと抑えてほしいです。

最後の直接対決が終わってしまい、

モチベーションの低下が心配ですが、

まだシーズンが終わったわけではありません。

明後日からは、ナゴドでの巨人戦

2週間前に、3タテを喰らってしまった嫌な相手だけに

なんとかリベンジをしてもらいたいところ。

ここはしっかり頑張ってもらいたいです。


PS 今夜のコメントから。

●川上憲伸

<金本に先制本塁打を浴びるなど4失点に沈む>

「気負い? いつもと同じでしたが…。

制球に苦しんだ?

甘い球を真ん中周辺には

投げたくなかったですから。

金本さん? 今年はもう(対戦が) ないんで。

来年何とかしたいです。」

●井端弘和

<この日2安打で、今季171安打目をマーク。

昨年記録した自己最多を更新>

「とくに安打数を目標にしてるんじゃないので。」

<阪神のマジックが「6」となったが>

「ボクたちは最後まで

頑張ってやっていくしかないんです。」

●タイロン・ウッズ

<6回、一死1、3塁の場面で併殺>

「いい打撃はできたと思うよ。

ハードラック? そう。ツキがなかったんだ。」

●福留孝介

<6回、下柳から今季初安打を放つ>

「初? そうだね。

そんなに意識していなかったんだけどね。

一本出て、よかったんじゃない。」

●金剛弘樹

<8回に2番手で登板し、金本、今岡から連続三振>

「何度も失敗をしていられませんから。」

●落合監督

<天敵・下柳に4戦3敗>

「去年は勝って、今年は勝てなかった。

それだけだ。」

<エースを立てて3連勝を狙ったが>

「川上は自分で(今季の試行錯誤の)

結論を出さなきゃいけない。

それはエースも中継ぎもいっしょだ。」

<阪神のマジックナンバーがゼロになるまでは>

「あきらめないよ。

あきらめるようなヤツがいたら

このチームにはいられない。

それが仕事なんだ。それがしいては

自分の生活につながっていく。

今年でやめるのなら別だがな。」

<阪神とは11勝11敗で今季を終えた>

「そう簡単には勝てないということだ。

去年勝てたからといって、

今年勝てるわけじゃない。

いい例が(去年負け越し、今年圧倒的に

勝ち越している) 巨人とヤクルトじゃないか。

勝負事というのは生きてるし、動いている。

それに対応できるか、できないかと

いうことなんだ。」

2005年9月21日 (水)

中日効果的な3発で連勝、しのいだ中田7勝目!

完璧コースケ弾!竜は虎より強いんだ 

森野、福留、谷繁の3発で粉砕


昨日の大勝で対戦成績が

10勝10敗の五分としたドラゴンズ

敵地・甲子園での

最後の直接対決第2戦。

今夜も意地をみせたいドラゴンズは、

阪神先発のエース・井川に対し、

13打数7安打と相性の良い立浪5番に上げ、

7番には右の英智をスタメンに入れてきました。

そして先発は、もっか4連勝中の中田賢一

負けられないゲーム、連勝はなったのでしょうか?

◇ 阪神-中日 21回戦
(20日・甲子園球場)
 D 020 002 100 = 5
 T 011 000 000 = 2
[勝] 中田(7勝2敗)

[S] 岩瀬(1勝2敗41S)
[D本] 森野9号2ラン 福留25号2ラン

   谷繁14号



先制したのは、今夜もドラゴンズでした。

対中日戦もっか3連敗中井川から、

2回、先頭の立浪がレフト前ヒットで出ると、

続く森野が内から入ってきたストレートを完璧にとらえます!

快音とともに、打球はライトスタンドへ一直線!

2ランホームランで、中田を援護します。

一方の中田は、初回は三者凡退でしたが、

この回は若干コントロールが乱れます。

一死から今岡に死球を与えると、

続く桧山にライトフェンス直撃のツーベースを浴び、

2、3塁とピンチを迎えてしまいます。

続く矢野はファーストフライに取って、

藤本とは勝負せず、満塁で井川との勝負を選択します。

ところが、2-1から投じたスライダーが

ベース手前でワンバウンド!

ワイルドピッチとなって、1点を失います。

井川を結局、見逃し三振に取りましたが、

中田にとって実にもったいない失点となりました。

1点差となった3回、落ち着かない井川から、

荒木の四球と井端のレフト前ヒットで

ノーアウト1、2塁と追加点のチャンスを作ります。

ここで迎えるは、前の打席で

右中間突破のツーベースを放っている福留

しかし内角を突かれ、まさかの4-6-3の併殺に。

続くウッズも良い当たりながらもライトライナー。

チャンスを逃し、井川を助けてしまいました。

今夜の中田は、コントロールが今一つ。

特にフォークをはじめとする変化球が決まりません。

3回、先頭の赤星がセンター前ヒット、

鳥谷に送られ、片岡にも四球を与えてしまい、1、2塁。

ここで迎えるは、4番・金本

内角低目のスライダーを叩かれ、ライト前へタイムリー

同点に追いつかれてしまいます。

続く今岡に対して、0-3とカウントを悪くしてしまいますが、

何とか最後は6-4-3の併殺に。

じわりじわりと圧力をかける

阪神打線を同点止まりで凌ぎます。

井川が、3回の福留の併殺以降、

持ち直したのに対し、

中田は相変わらずコントロールに苦しみ、

毎回のようにピンチを迎えます。

ただそこから中田はしっかり粘りをみせ、

4回は桧山、矢野の連打と井川のスリーバントで

二死2、3塁としてしまいますが、

赤星をフォークの連投で三振に。

さらに5回は、二死から金本、今岡に連続四球。

続く桧山の2球目にワイルドピッチで2、3塁となると、

結局、桧山にもストレートの四球で満塁となりますが、

矢野を遊ゴロに取り、何とか切り抜けます。

3度のピンチを凌ぎきった中田に、

6回、待望の追加点が入ります。

この回先頭の井端が、ライト前ヒットで出ると、

福留は、カウント1-2から内から甘く入ったストレートを

完璧に捉え、右中間スタンドへ!

均衡を破る2ランホームラン

前の打席で併殺とされた借りを返す見事な一発

井川をこの回でマウンドから引きずり降ろしました。

6回ウラ、依然中田がマウンドへ。

しかし、前の回ですでにアップアップ状態

ストライク、ボールが完全にハッキリして、

先頭の藤本に四球を与えると、

続く井川の代打・スペンサーには、大きなライトフライ。

さらに赤星も明らかな四球で、一死1、2塁としてしまいます。

ここで落合監督がマウンドへ。

中田から同じルーキーの石井にスイッチします。

石井鳥谷を外のスライダーで空振り三振に取ると、

片岡の代打・関本を迎えたところで、

故障が癒えた岡本を送ります。

岡本はきっちり二ゴロに取ってホールド。

小刻みな継投が成功、ピンチを切り抜けました。

直接対決でもあり、負けられない阪神は、

2点ビハインドにも関わらず、

勝ちパターンのJFKを投入してきます。

その先陣で7回から登板は、藤川球児

ドラゴンズがこのFからダメ押し点を奪います。

先頭の英智は空振り三振に倒れますが、

続く谷繁が、カウント2-2から

144キロ、ど真ん中のストレートをドンピシャで叩くと、

打球はそのままバックスクリーンに飛び込みます!

「本塁打厳禁」とグラブに記している

藤川から打った本塁打。

これで3点リード、勝利が近づく一発となりました。

7回以降は、ドラゴンズも勝利の継投。

7回からは、まず山井

先頭の金本のボテボテの当たりは、

投手の横へぬけ、一塁手前へ。

ところが、荒木が掴んだと同時に、

ダイビングしながら一塁へグラブトス!

間一髪でアウトにするスーパープレーをみせます!

山井は続く今岡、桧山に連打を浴び、

一死1、2塁としてしまいますが、

矢野を4-6-3の併殺に抑えます。

8回は平井が三者凡退に。

そして最終回は守護神・岩瀬

しっかり三者凡退に切って、ゲームセット!

ドラゴンズ、直接対決で連勝

中田が7勝目、岩瀬が41セーブ目を飾りました。


中田が悪いながらも良く凌ぎきりました。

今夜は、制球がままならずに、

毎回の様にランナーを背負うなど

ピンチの連続でしたが、最終的には5回1/3を5安打2失点。

ただ四球が7つと多かったのは、反省点だと思います。

ただ不思議と点を奪われるような気がしなかったのは

中田だったからかもしれません。

打つ方は、2本のホームランで井川を粉砕!

ともに効果的な一発でしたが、

それ以上に7回に出た

谷繁バックスクリーン弾が大きかったです。

3点差となったあの一発で勝利を確信しました。

これでゲーム差が「6.5」となり、

対阪神戦11勝10敗とカード負け越しがなくなりました。

明日も勝って、さらに相手を苦しめてほしい、

そのためにもエース・憲伸には

しっかり踏ん張ってもらいたいと思います。


PS 今夜のビクトリーラン!

○福留孝介

<勝ち越し2ランホームランについて>

「前の打席でランナーを進められずに

ダブルプレーだったので、

次につなぐつもりで打席に立ちました。

久しぶりに気持ちの良いホームランでした。

最後まであきらめずに

自分たちのやるべきことをやって

意地を見せたいと思います。

明日もファンのみなさんに

良い試合を見せられるようにがんばります!」

<6回の勝ち越しホームランについて>

「打ったのはストレート、

真っすぐ一本に絞っていました。

その前のチャンスをダブルプレーで

つぶしているので、何とかしたかった。

思い切りの良さが自分の特徴特徴。

ストレート1本で待っていた。

井川は苦手な部類、

打てなくて当たり前と思って打ったよ。

今年一番気持ちいいホームラン

じゃないかな。音も良かったし。

最後まで自分たちがやることをやって、

意地を見せないと。誰ひとりあきらめていない。

相手(阪神)のことよりも、

いい試合を続けているから、

明日も続けたい。1戦1勝だよ。」

○中田賢一

<98年の川上以来となるルーキー5連勝も反省多し>

「今日は自分のミス。運が良かっただけです。

試合中に修正しようとしたんですが…。

(甲子園での登板は) 楽しかったけど、

今日は自分の投球のこともあって、

周りには左右されなかった。

5連勝? たまたまです。反省点が多すぎるので、

同じ間違いをしないように、次はしっかり投げたい。」

○森野将彦

<2回の先制ホームランについて>

「打ったのはストレート、完璧でした。

後ろにつなごうと思って振りました。

いい当たりだったと思います。

(井川との) 相性?

気にしてないけど悪い気はしませんね。」

○谷繁元信

<7回のホームランについて>

「打ったのはストレート、完璧なバッティングができた。

多くのお客さんが見てるわけですから、

何もせずに負けるのもしゃく。

黙らせてやる、ぐらいの気持ちでいきますよ。」

○石井裕也

<6回一死1、2塁で救援し、鳥谷を三振に>

「最後の球は高くてボールだったと思うけど、

(カウント2-3を) 気にせず自信をもって

攻めていきました。」

○岡本真也

<6回二死1、2塁から登板すると関本を二ゴロ。

8月24日のヤクルト戦以来の登板で仕事をこなす>

「いい当たりだったけど抑えられてよかった。

チームが勝ったことが何よりですよ。」

○岩瀬仁紀

<9月13日以来の41セーブ目>

「うまく抑えられました。久々ですね。

(登板間隔が空いても)

気持ちはいつもの通りです。」

○荒木雅博

<7回、金本のボテボテの二ゴロを

一塁へダイビングしながらグラブトスしてアウトに>

「今年一番のプレーだと思います。

(18日の広島戦、19日の阪神戦と) 悪送球をして、

(精神的に) しんどかった。よかった。

昨日の夜はボールを握って寝てしまいました。

起きたら頭の所にボールがありました。」

○立浪和義

<7月10日以来の5番に座り、2回にヒット>

「5番? 毎日ちゃんと練習してるんでね。

まだわからないよ。向こうが5連敗して、

こっちが5連勝したらどうなる?

短期間で開いた差は短期間で縮まることもあるんです。」

○落合監督

<4月26~28日以来の対阪神戦勝ち越し>

「向こうにとってはどおってことない

2連敗だろうけど、こっちにとっては大きい2連勝だ。

ずっと負けていたんだから。

どこに2連勝しても大きいよ。

これで勝ち運に乗っていけるんじゃないのか。

いい形になってきたよ。」

<ルーキー中田は5連勝で7勝目>

「中田は悪かったな。

今季一番悪かったんじゃないのか。

できればあのヤマ (6回一死1、2塁)を

越えてほしかったけどな。

あのヤマを乗り越えることができたら、

ぐんと成長するんだけど。ただよく2点で抑えたよ。

勝てるピッチャーになるんじゃないのか。

成長している。勢いじゃ短期間しか勝てないものだ。

練習した者が勝つんだ、最後は。練習したものがな。」


PSその2 今夜の渡邉選手

8回から平井が登板。それと同時に、

川相昌弘とともに勝利のフォーメーションとして登場!

ファーストの守備につきました。

いきなり先頭の藤本の一塁線のゴロを

体勢が逆ながらもしっかり捌いて、アウトにすると、

9回の関本のニゴロ、荒木の送球が不安定で

若干弱いワンバウンドになりましたが、

しっかりと掴むなど、守備は完璧でした。

一方、9回二死にまわってきた打席では、

あの9月7日以来となる久保田との対戦。

しかし最後は、153キロ、

真ん中高目のストレートに空振り三振

惜しくもリベンジは果たせませんでした。(.260)

2005年9月20日 (火)

意地みせた!中日猛打で連敗ストップ!

ナイスだ、KABA.ちゃん!奇跡を呼ぶ男、

佐藤がいた!!

プロ初先発初勝利


いよいよ迎えた、

最後の直接対決3連戦。

9月になって10勝2敗阪神に対し、

3勝11敗、もっか4連敗中のドラゴンズ

ゲーム差も昨日の敗戦で「8.5」と開き、

天王山と予想された展開とは、

だいぶかけ離れてしまいました。

それでも前年の王者としての

最後の意地を見せるために

敵地・甲子園に乗り込んできたドラゴンズ

先発には、今日登録された2年目の佐藤充

今季初登板、プロ初先発となる佐藤

阪神相手にどのような投球を見せたのでしょうか?

◇ 阪神-中日 20回戦
(19日・甲子園球場)
 D 160 010 040 = 12
 T 000 020 000 = 2
[勝] 佐藤(1勝)

[D本] なし



阪神の先発は、3年目の杉山直久

その立ち上がりをドラゴンズが攻めます。

一死から井端がライト線へツーベースで出ると、

続く福留が真ん中低目のフォークを叩き、

一二塁間を抜くタイムリー

大事な初戦、ドラゴンズが先制します。

一方、阪神も初回、先頭の赤星のニゴロを

大事に行きながらも荒木が一塁へ悪送球。

先頭打者を出してしまいます。

しかし、続く鳥谷の当たりは二塁ベース付近へ。

4-6-3のダブルプレーとなり、

片岡をファーストフライ。

4万を超えるアウェーの雰囲気のなか、

佐藤が立ち上がり、しっかり凌ぎました。

初先発の佐藤を援護すべく、

2回、ドラゴンズ打線猛攻をかけます!

この回先頭の森野が初球をライト前に、

立浪も続いて、左中間を破るタイムリーツーベース

なおも谷繁がライト前と佐藤のバントで

一死2、3塁と得点圏に運ぶと、

荒木が三遊間を抜くタイムリー

連打で得点を加えていきます。

もはやガタガタの杉山は、

続く井端に死球を与え、満塁となると、

福留が初球、外のスライダーをきっちりセンター前へ。

続くウッズもレフト線へのツーベース。

この回、6安打を集中させ、杉山をKO!

なおも代わった江草のワイルドピッチで1点追加。

この回一挙6点、ビッグイニングで

ゲームの主導権をしっかり握りました。

佐藤は、大量点に守られながら、

序盤は変化球中心に低目にボールが決まり、

中盤はストレートも織り交ぜてくるなど、

阪神打線に狙い球を絞らせない好投

4回まで走者は出すも、二塁も踏ませず、

わずか1安打に抑えます。

7点リードをしながらも、連敗脱出のために

追加点はいくらでもほしいドラゴンズ

5回、ツーアウトから中押し点が入ります。

立浪のヒットで二死1塁から、

ピッチャーの佐藤がセンター前にヒットで繋ぐと、

荒木がライト線へのタイムリー!

相手にダメージを与える貴重な追加点となりました。

先発投手が「勝利投手の権利」を得られる5回、

佐藤が今日はじめてピンチを背負います。

先頭の桧山にライト前に運ばれると、

続く矢野にはストレートの四球。

森繁コーチもマウンドへ出向き、声をかけます。

続く藤本はセンターフライに取りますが、

江草の代打・林威助(リン・ウェイツウ)に

センターに落とされ、一死満塁としてしまいます。

球威が落ちてきた佐藤は、

赤星にレフトへタイムリーを浴び、

1点を失うと、続く鳥谷にもセンターへ犠牲フライ。

さらに片岡に粘られた末に四球を与えてしまい、

再び満塁としてしまいます。

ここで迎えるは、4番・金本

初球、中に入ったフォークを鋭く振り抜きます!

しかし強い打球は、ファースト・ウッズの正面に。

満塁のピンチを2点で凌いだ佐藤

何とかカベを乗り越えました。

6回からは、佐藤と同じ今日登録となった

ルーキーの金剛弘樹がマウンドへ。

しかしアウェーの騒音に飲み込まれた金剛は、

今岡に四球、桧山にレフト前に運ばれ、

1、2塁とピンチを迎えてしまいます。

これで金剛は降板、山井にスイッチします。

代わった山井は、外角低めのフォークで

矢野を空振り三振に取ると、

続く藤本をレフトフライ、そして関本を見送り三振。

落ち着きある投球で、ピンチを切り抜けます。

8-2のまま迎えた終盤8回、

ドラゴンズ打線が再び、ビッグイニングを作ります。

この回から登板は、桟原将司

先頭の福留がピッチャー返しでセンターに運ぶと、

ウッズのレフト線へのツーベースで2、3塁に。

続く山井の代打・高橋光信がセンターへ犠牲フライ

ダメ押しともいえる9点目が入ります。

しかし、ドラゴンズ打線は勢いをゆるめず、

森野のセンター前ヒットで、1、3塁とすると、

立浪猛打賞となるセンター前のタイムリーで10-2

谷繁が四球を選んで、再び満塁とすると、

英智にもライト前にタイムリーが出て、11-2

そして荒木がセンターへきっちり犠牲フライ。

この回一挙4点12-2として勝利を決定的にします。

10点の大量リードをもらった投手陣

8回からは、5連投の鈴木が、

最終回は、今日再昇格の久本が、

しっかりと0に抑えて、ゲームセット。

敵地・甲子園で、意地を見せたドラゴンズ

今季最多の20安打、12点の猛攻で、

連敗を4でストップさせ、

初先発の佐藤プロ初勝利となりました。


大事な直接対決の初戦で、

打線が初回から久しぶりにつながり、

福留が4安打2打点、ウッズが3安打2打点。

さらに荒木が3安打3打点、

そして不調の立浪も3安打2打点と大爆発!

見事なうっぷん晴らしをしてくれました。

投げる方では、プロ初先発の佐藤

5回を4安打3三振3四球で2失点と大好投

アウェーの騒音にも負けずに

見事にゲームを作ってくれました。

連敗もようやく4ストップ

相手にとっては、正直痛くもかゆくもないでしょうが、

どん底だったドラゴンズにとっては、

本当に大きな1勝となったと思います。

ただ意地を見せるのは、1試合では足りません。

今日の勝利がムダにならないよう、

明日も明後日もしっかり勝って、

少しでも相手を苦しめてくれることを期待しています。


PS 今日のビクトリーラン!

○佐藤充

「(プロ入り初先発初勝利について)

特に実感はありませんが

これから徐々にこみ上げてくると思います。

序盤は雰囲気に呑まれて気負ってしまいました。

大事な試合なので気合が入りましたし

自信にもなりました。

結果として5回2失点の内容は、

最低限の仕事が出来たと思いますが、

最後くずれて反省点も出ました。

次も投げさせてもらえるよう、しっかり練習したいです。

(プロ入り初ヒットについて)

あれはたまたま飛んだコースがよかっただけです。

それよりも、その後打たれたことが反省点です。

(チームの代表としてひとこと)

今日の勢いで明日以降も食らいついていきたいと

思いますので応援よろしくお願いします。」

「大事な試合で投げさせてもらって気合が入りました。

余計なことは考えず、思いっきりいくだけでした。

プロ初勝利? (手術したりして) 長かったです。

これでお世話になった人にいい報告ができます。

きょうの勝ちは僕にとっても自信になります。

これからにつなげたい。」

○谷繁元信

<沖縄キャンプ以来、7ヶ月ぶりに組んだ佐藤をリード>

「ボクの中にはいい佐藤のイメージがある。

それを土台に組み立てていった。

前はもっとキレがあったかなとは思います。

でも、ほとんど (イメージから) 修正することはなかった。

変化球でストライクが取れたことが一番。」

○福留孝介

<初回の先制タイムリーについて>

「打ったのはフォーク、

(日本生命の)後輩 (佐藤) が投げているから

早めに点を取って、少しでも楽な状況に

してやりたかった。この雰囲気の中で投げるわけだから。」

<2回のタイムリーについて>

「打ったのはスライダー、

満塁だったので気楽にいきました。」

<敵地・甲子園の大声援も>

「お客さんと試合をするわけじゃないから。

僕らのミスでつけてしまったマジック。

『そううまくはいきません』というのを

(阪神に) 見せないといけないと思う。

また、明日だよ。」

○タイロン・ウッズ

<2回の2点タイムリーツーベース>

「いつものように、ジャストミートを心がけた。

できれば大きなのを打ちたかったけど、

結果として得点できて良かったかな。」

○立浪和義

<今季9度目の猛打賞、通算171回目となり、

王(現・ソフトバンク監督)に並ぶリーグ2位タイ>

「そうですか。

王さんは子どもの時に好きでしたから。

久々にいいヒットが打てました。

引きつけて打てたのが良かったんだと思います。

(チームは)苦しい状況。

もちろんあした、あさっても勝つだけです。」

○荒木雅博

<初回いきなりの失策も、3安打3打点で取り返す>

「すっぽ抜け。

きのうも(エラーを)やってるし、

ちょっと意識しすぎた。勝ってよかった。」

○森繁コーチ

<佐藤の大胆起用の意図は>

「相乗効果はもちろんあるが、

ベテランに頼らなくても

勝てるということを分からないとな。」

○落合監督

<2年目佐藤がプロ初白星>

「今年一番期待していたピッチャーだもん。

先発ローテーションに入ってくれるくらいに

思っていたから。遠回りしたけどな。

まああんなものじゃない。

秋のキャンプ、春のキャンプをやって、

故障さえしなければ、来年はもっとよくなるよ。

(手術前は) もっといい球を投げていたからな。

ただ無理はさせない。させる時期でもないしな。

先発はずっと前から決めていたよ。」

<阪神に意地を見せた>

「野球というのはこんなもの。

相手にとっては何てことない1敗だろうけど、

こっちにとっては大きな1勝だったんじゃないのか。

これで悪いものも消えていくんじゃないのか。」


PSその2 今日の渡邉選手

やりました、久々に出場しましたよ。

8回ウラ、ファーストの守備で登場。

13日以来、実に5試合ぶりの出場となりました。

9回ウラの藤本の遊ゴロを井端がナイスキャッチ、

深い位置からのワンバウンドの送球を

足をしっかり伸ばして、すくい上げるところは

まさに職人芸を感じました。

打つ方では、9回一死1塁で桟原と対戦。

2球目を打ちあげ、ライトファウルフライ

外角高目のストレートを打ち損じてしまいました。(.263)

渡邉選手はこの日で93試合目の出場。

最低目標とする「100試合出場」まであと7試合

勝ちゲームが続くことを願います。

2005年9月19日 (月)

福留2発も空砲に、中日守乱で競り負け4連敗。

怒りの2発、勝利に届かず。福留、怒りの2発

「ミスしたらこうなる」


9月に入って、3勝10敗

もはや勢いは完全に止まり、

連敗という泥沼に

入り込んでしまったドラゴンズ

何とか連敗を止め、まだまだ戦う姿勢

阪神に、そしてファンに見せたいところ。

まだ暑さの残る広島でのデーゲーム。

ドラゴンズは息を吹き返せるのでしょうか。

◇ 広島-中日 19回戦
(18日・広島市民球場)
 D 011 400 011 = 8
 C 004 010 50× = 10
[敗] 鈴木(4勝3敗)

[D本] ウッズ34号 福留23号3ラン、24号

   谷繁13号



ドラゴンズは、初回、

広島先発の長谷川昌幸の不安定な所を突き、

一死から井端が四球で出ると、

二盗と福留の一ゴロで3塁へ。

ウッズは勝負されずに、二死1、3塁とチャンス。

しかし森野はレフトフライで先制出来ず。

一方、広島アクシデントからチャンスを掴みます。

ドラゴンズ先発の小笠原から

先頭の緒方孝市がライト前ヒット。

続く山﨑が送って、一死2塁。

ここで迎えたの当たりは強烈なピッチャー返し

打球が何と小笠原左手に当たってしまいます。

小笠原はベンチ裏で治療を受けますが、結局交代

わずか12球、0回1/3での降板となってしまいました。

代わって登板となったのが、石井裕也

明日の甲子園での先発が予想されましたが、

思わぬスクランブル登板となりました。

一死1、3塁でゲームが再開。

緊急での登板にも関わらず、石井が踏ん張り、

4番の新井を内へのスライダーで空振り三振に取ると、

続く前田も外角低目のストレートで見送り三振に。

ピンチをしっかり凌ぎました。

そんな石井を援護すべく、2回表、

先頭の井上がライト前、立浪がレフト前と連打。

谷繁も四球を選び、ノーアウト満塁に。

続く石井はセカンドフライに倒れますが、

荒木が初球、ど真ん中のストレートを

センターへ犠牲フライ。

昨日に続いて、先制点を奪います。

なおもチャンスが続き、井端も四球を選び、

二死満塁で迎えるは、福留

しかし、2-2からの外角低目のフォークに

スイングを取られ、空振り三振。

三者残塁、今日も「もう1点」が奪えません。

しかし3回、その「1点」が入ります。

この回先頭のウッズが外角高目のカーブを叩くと、

高々と上がった打球は、風に乗って

ライトポール際に飛び込みます。

10試合ぶりの一発で、待望の2点目が入りました。

2点リードをもらった石井

3回も緒方孝市、山﨑と外野に持って行かれますが、

何とかアウトを2つ取ります。

しかし、続くの当たりはまたもピッチャー返し

グラブを弾かれた石井、慌てて拾うも内野安打に。

この一打でリズムを微妙に崩してしまいます。

石井は、続く新井にライト前に運ばれると、

前田は意識してしまい、四球を与え満塁に。

ここで迎えるは、栗原健太

4球目、外から甘く入ったストレートを

ライトポール際へもっていかれてしまいます。

まさかのグランドスラム石井が浴びてしまいました。

しかし、今日は乱打戦の様相?

4回、ドラゴンズがすかさず反撃!

相変わらずボール先行の長谷川から、

先頭の石井の代打・大西が四球を選ぶと、

荒木の投ゴロでランナーが入れ替わりますが、

井端が粘った末にレフトへのツーベース!

一死2、3塁として、長谷川をKOします。

代わって登板するは、左の佐竹健太

迎えるは、前の打席、満塁で凡退した福留

2-3から真ん中高目のスライダーを振り抜くと、

バックスクリーンへ飛び込むスリーラン

5-4と逆転に成功します。

なおもウッズがセンター前ヒットで出ると、

続く森野の代打・中村公治の三ゴロを

グラブの土手に当てた新井が、慌てて二塁へ悪送球!

一死1、3塁と再びチャンス。

ここで井上がレフトへきっちりタイムリー。

6-4とさらにリードを広げました。

5回ウラに3番手の川岸が、

新井にセンターバックスクリーン右に

一発を浴び、1点差となりますが、

6回は鈴木が三者凡退に抑え、

久しぶりに勝ちパターンで終盤を迎えます。

ところが、7回ウラ。

ちょっとした守備のミスからとんでもない展開に。

先頭の佐々岡の代打・浅井がセカンド強襲安打で出ると、

続く緒方孝市の送りバントを鈴木が二塁へ悪送球。

ランナーが1、3塁へ進み、同点のピンチ。

ここで代打に、先日引退を表明した、

野村謙二郎を送ります。

ドラゴンズベンチも動き、

鈴木から高橋聡文にスイッチします。

野村の当たりは、弱いセカンドゴロ。

しかし、荒木の二塁への送球が逸れてセーフに

その間に三塁走者がホームを踏み、

『野村効果』で同点に追いつかれてしまいます。

なおもノーアウト1、2塁で迎えるは、

2-2からファウルで粘られた8球目、

中に入ったカーブを叩かれると、

打球はセンターバックスクリーンへ!

まさかのスリーランホームラン

9-6と逆転を許してしまいます。

なおも代わった遠藤もアウトが奪えず、

新井に四球、前田にもセンター前に運ばれ、

1、3塁としてしまうと、

栗原にライトへ犠牲フライを運ばれ、10-6

結局この回一挙5点

守備のミスから自滅したドラゴンズ

勝ちパターンを粉砕され、

今日も連敗の色が濃くなってきました。

こうなると広島は勝ちパターンの継投。

ドラゴンズも8回に永川から谷繁がライト最前列へ、

9回にベイルから福留が右中間へ、

それぞれホームランを放ち、抵抗をみせますが、

いずれもソロで、追撃は2点差まででゲームセット

7回1イニングを抑えたベテラン・佐々岡が今季初白星。

ドラゴンズは、ついに4連敗

泥沼からの脱却は、今日もできませんでした。


それにしても、勝てませんね

ここまで来ると、苦笑いするしかありません。

それにしても7回の守備のミス。

集中力の欠如からピンチを招き、

大量失点につながってしまいました。

やはりチーム全体がキレてしまったのでしょうか?

正直、このままだと

明日からの最後の直接対決でも

とても勝てる雰囲気はなさそう。

阪神馬鹿当たり打線を抑えられる投手力も、

井川下柳、JFKを打ち砕けるような

打線の粘りもなさそう。

ここまで来たら、とことん負け続けてみては?

とさえ思ってしまうくらいです。

ただファンとしてはそうは言っていられません。

それでも応援するしかありません。

選手達がせめてもの最後の意地を見せると共に

9月喰らっていない最後の負けパターン。

中田がKOされてしまうこと』がないことを祈っています。

頼むから勝ってくれ!


PS 今夜のコメントから。

●福留孝介

<4回のホームランについて>

「打ったのはスライダー、

前の打席で満塁で打てなかったから、何とかしたかった。

犠牲フライでもいいと思っていたのですが、

追い込まれた分、素直にバットが出てくれました。」

<今季初の1試合2本塁打を放つが、勝利には結び付かず>

「ミスをしたらこうなる。

今まで相手のミスにつけ込んで勝っていたのに、

逆のことをしたらこうなる。

(阪神と) ゲーム差が離れて気持ちが切れる? 

それは言い訳になる。関係ないよ。

明日からの甲子園? 自分のやれることをやるだけ。」

●荒木雅博

<2回の犠飛について>

「打ったのはストレート、

まずは先制点が取れてよかったです。」

<7回、野村の二ゴロを二塁へ悪送球。

同点となる今季6個目のエラー>

「痛い…。最初は本塁に投げようとしたけど、

切り替えができなかった。」

●小笠原孝

<1回一死、嶋の打球を左の手のひらに当てて降板。

検査の結果、左手のひらの打撲と診断>

「痛みはない。しびれている感じ。」

●石井裕也

<1回、小笠原に代わって緊急登板も、

3回二死満塁から栗原に痛恨の満塁被弾>

「準備はしていたけど、肩はできていなかった。

(栗原に対しては)自分の投球が悪かった。」

●タイロン・ウッズ

<3回のホームランについて>

「いつものようにジャストミートを心がけた。

うまく入ってくれたね。ずいぶん久しぶりだな。」

●井上一樹

<4回のタイムリーについて>

「打ったのはストレート、

いい局面で回ってきたので、

結果が出せてよかったです。」

<今季6度目の猛打賞も、白星にはつながらず>

「勝たないと意味がない。すべて、それだから…。

このままでは、ファンも『何や』ってことになるし、

来年にも響く。残り試合を、必死でやっていくしかない。」

●谷繁元信

<8回のホームランについて>

「自分の力を尽くすだけです。」


竜意地だ 投手陣を大幅入れ替え

中日は18日、首位阪神との最後の直接対決を前に、

投手陣の大幅てこ入れを断行することを決めた。

18日の広島戦に先発し、1回途中で

打球を左手に当てて降板した

小笠原孝投手、沢井道久内野手を含め

5人を一気に2軍に落とし、2軍から5投手を昇格させる。

合計10人の入れ替えは、昨季も含め、

落合中日では最多となる。

降格する5人のうち、残る3人は

遠藤政隆、川岸強、高橋聡文の各投手。

いずれも18日の広島戦で不調などから失点している。

代わって1軍に昇格するのは、岡本真也、久本祐一、

佐藤充、落合英二、金剛弘樹
の5投手。(中スポ)

●高橋聡文

「名古屋に帰って、また頑張れってことです。」

●森繁コーチ

「意地が見せられないヤツは (2軍と) 入れ替える。」

●高代コーチ

「(野手の) 澤井には事情を話して、納得してもらった。

投手を含めた守りが乱れたら、こういうゲームになる。

選手は一生懸命やっているが、

勝ちたいという気持ちが強すぎてエラーになってしまう。」

●落合監督

<2失策に満塁を含む3被弾>

「野球っていうのはこういうもん。

野手が打てなければこうなるし、

抑えられないとこうなる。

そのバランスが崩れると、こうなる。

何回のどのエラーがどうのこうのじゃなくてな。

野球ってのは9回まである。

何がおこるかわからない。

トータルで(相手を)苦しめて、

(いかに勝つ) 確率を上げていくか、だ。

それを立て直していくのが俺たちの仕事なんだ。」

2005年9月18日 (日)

中日自滅、勝ち方忘れて3連敗。

谷繁止められず、4点目。竜3連敗 闘え!!
まだ17試合ある、
阪神3連戦もある

もはや勝ち続けるしか
望みはないドラゴンズ
今日からは広島でデーゲーム2連戦。
19日からの最後の直接対決を含めての5連戦
全て勝ちたなくてはいけません。
レイボーンマルティネスという
両外国人投手同士の先発。
果たしてマルティネスはチームの悪い流れを
止められたのでしょうか?

◇ 広島-中日 18回戦
(17日・広島市民球場)
 D 010 000 100 = 2
 C 000 004 00×   = 4
[敗] マルティネス(6勝4敗)
[D本] 井上10号


前回登板の甲子園で阪神相手に、
2回8安打8失点でKOされたレイボーンは、
今回も立ち上がりはコントロールが今一つ。
ドラゴンズは初回一死から、
井端、福留と連続四球を選びます。
ウッズは初球を打ち損じ、センターフライに倒れますが、
タッチアップで二死1、3塁。
このチャンスで迎えるは、森野
ストライクが入らず、カウント0-3。
ところが、森野が真ん中のストレートに
手を出し、ショートフライ。
レイボーンを助けてしまいました。

しかし2回、この回先頭の井上が、
1-3から甘く入ったストレートを見逃さずに
ライトスタンドへ飛び込む先制ホームラン
ドラゴンズが先制します。
なおも今日も7番立浪がライト線へのツーベース。
谷繁の三ゴロで、3塁ヘ進みチャンスを広げます。
迎えるは、投手のマルティネス
粘りましたが、深い当たりのサードゴロ。
ゴロの時はGOのサインで、立浪が突っ込みますが、
本塁手前でタッチアウト。
続く荒木もセンターフライに倒れ、
追加点を奪えませんでした。

マルティネスは、立ち上がりから上々。
低目にボールが集まって、ストライクが先行。
ゴロを打たせる丁寧なピッチングで
広島打線を抑えていきます。
それに呼応したのか、レイボーンも
3回以降は立ち直り、1-0のまま、
早いテンポでゲームは進んでいきます。

ベースボールドッグのミッキーくん
今季最後の役目を終えたあとの6回、
併殺がゲームの流れを変えてしまいます。

この回ドラゴンズは一死から
ウッズがライト前ヒットで出塁。
しかし続く森野が6-4-3の併殺
5回に続き、チャンスを生かせませんでした。

一方、5回までわずか2安打と、
好投を続けてきたマルティネス
突如、ピンチを背負うことに。
6回ウラ、先頭のレイボーンにライト前に運ばれ、
続く緒方の遊ゴロで、ランナーが入れ替わります。
そして、山﨑浩司の当たりはサードゴロ。
立浪がしっかり捕って、二塁へ。
しかし、緒方のスライディングに足を取られ、
バランスを崩した荒木の送球が遅れて、一塁はセーフ!
ここで併殺を取れなかったことが、
ゲームの流れを変化させてしまいました。

マルティネスは、相次いで初球を狙われ、
にチェンジアップを詰まりながらも
ライト前に運ばれて、一死1、3塁とされ、
続く新井にも初球の外よりのストレートを叩かれ、
ライト線へのタイムリーツーベース
連打で同点に追いつかれてしまいます。
さらに今度は初球を外そうとしたマルティネス
前田の右わき腹に死球。
満塁として、ピンチを広げてしまいます。
ベンチはここで鈴木にスイッチ。

ところが今日の鈴木は、全く腕が振れていません。
ボール3球とファウルでカウント1-3となると、
最後は押し出し四球
逆転を許してしまいます。
さらに続く木村拓也にレフト前に運ばれ、二者が生還。
結局この回、広島一挙4点
ある意味、自滅からの逆転に
ドラゴンズに今日も敗戦の色が濃くなってきました。

しかし絶対に負けられないドラゴンズは、
7回、疲れが見えるレイボーンから、
立浪、谷繁に連続四球を選んで、一死1、2塁。
ここで鈴木の代打・高橋光信を起用。
勝負を賭けてきます。
光信は打ち損じのセカンドフライに倒れますが、
続く荒木が中に来たスライダーを叩き、
セカンド・木村拓也のグラブの下を抜く
センターへのタイムリーヒット!
ようやく1点を返します。
なおも二死1、2塁で迎えるは、井端
しかしショートゴロで三塁フォースアウト。
追加点を奪うことが出来ません。

なおも8回、再びチャンスを作ります。
2番手の永川勝浩から先頭の福留がストレートの四球。
続くウッズは外角低目のフォークで、
森野は外角高目のストレートで連続三振に倒れますが、
井上がライト前ヒットで繋ぐと
立浪もファウルで粘った末に四球を選びます。
二死満塁と一発でれば逆転の大チャンス!
ここで迎えるは、市民球場が大得意の満塁男、谷繁
しかし外角高目のストレートを叩くも、サードゴロ。
ガッカリする谷繁、結局2点差のまま、最終回に。

9回表、マウンドに上がるは、ストッパーのベイル
先頭の平井の代打・中村公治はショートゴロに倒れるも、
荒木がしぶとくライト前に落として、出塁します。
しかし井端は内角にズバッと来たストレートを見逃し三振。
続く福留の時にワイルドピッチで荒木が2塁へ。
そして福留も粘った末に四球を選んで、
二死1、2塁という大きなチャンスで、
4番のウッズを迎えます。
ややボール先行のベイルのボールをよく見て
カウントは1-3から2-3に。
そして投じた6球目、内角低目のストレート。
ウッズの強い当たりは、サードゴロ。
今夜も敗戦となったドラゴンズ
取り返しのつかない連敗を続ける結果となりました。


これで9月は、3勝10敗になりました。
本当に勝ち方を忘れてしまったようですね。
せっかく先制しても、中押しが出来ずに
自滅して、追いつかれてしまい、終いには勝ち越される。
得点できるところは、しっかり得点する。
アウトにできるところは、しっかりアウトにする。
ひとつのプレーで流れがかわってしまうのですから、
しっかり気を引き締めて戦わないと
足もとをすくわれてしまいます。
ここまで来たら、全部勝てなんて言いませんから、
まずはひとつ確実に勝利を収めること
全力を傾けてほしいと思います。


PS 今日のコメントから。
●ルイス・マルティネス
「ノーコメント・・・。」

●鈴木義広
<6回、2番手で登板、痛恨の押し出し四球>
「あの場面はきっちり一人で
抑えなければいけない場面。
そういう仕事を任されているんで、悔しいです。
疲れ?それはあるけど、
こんな状況で投げられるという
喜びに変えていかないと。
優勝争いの中で投げられるなんて、
そうはないことですから。
この経験をこれからに生かしていきたい。」

●井上一樹
<2回の先制ホームランについて>
「打ったのは、ストレート。
完璧なバッティングが出来た。
レギュラーじゃない中で、
与えられた場面で結果を出していくだけだから。
最後まできっちりとやることが大事。
そうでないとファンも納得しない。」

●荒木雅博
<7回のタイムリーについて>
「打ったのは、スライダー。
このところ、良い所で打ててなかったので、
チャンスで打てて良かったです。
最近、自分のバッティングが引っ張り気味で
凡打が多くなっていた。
だから右方向へ打つことを心掛けていた。」 

●井端弘和
<竜打線から決定打が出ないもどかしさ>
「もどかしい? 負けてるからそう見える。
やってることは勝ってる時と同じなんですが…
とにかく、切り替えを早く…ですね。」

●高代コーチ
「勝ち負け別にして、結果がかみ合わない。」

●落合監督
<敗因は打線も、投手陣も>
「その両方だな。人がいいわな。
これまでよそからもらった貯金を返しているんだから。
それを何とか立て直していかないと。」
<打線の組み替えは>
「それはわからん。
今いいヤツを使っているから。
ただ、来季も同じポジションに
いられるかどうか、それもわからん。
今いいヤツを使っているんだから。」


PSその2 今日のその他。
泥だらけのアレの闘志は死んでない
フル出場&盗塁も

打撃不振から11日に出場登録を抹消され、
2軍で調整中のアレックスが17日、
ウェスタンリーグの広島戦(由宇)に
「4番・中堅」でフル出場し、3打数1安打1打点だった。
二盗も成功させ全力プレーが光った。
先発した野口は5回を投げ、7安打3失点と
不調に終わった。試合は、中日が5-4で勝った。
(トーチュウ)

気になっていたんですよ、アレックス
「4番・センター」で全力プレー、
ユニホームを泥だらけにしながら、
はつらつとした動きを見せたそうですよ。
そして中スポのコメントも!

○アレックス・オチョア
「(2軍には)調整で来たわけじゃない。
とにかく練習して、ゲームの中で
自分の調子を取り戻すんだという気持ちでいる。」

再登録が可能となる21日は、
首位・阪神との直接対決最終戦にあたる。
最後まで優勝をあきらめないアレックスが、
決戦に加わるため、復調に全力を挙げる。
(中スポファーム情報)

いいじゃないですか、早く戻ってきてください。
進め、アレックス!

2005年9月17日 (土)

意地を見せてくれ、今日から勝負の5連戦。

今こそ頑張れ、立浪!立浪、なりふり構わず

特権返上トレ

最後まで全力 リーダーの責任


ドラゴンズは、

今日から広島との2連戦。

ゲーム差も7.5と開き、さすがに周囲も

やれ逆転だとか、奇跡だとかいう声は

聞かれなくなってきました。

ただ意地だけはみせてほしい。

その翌日から続く、最後の直接対決に向け

連勝で弾みをつけておきたいところ。

16日は名古屋から広島に移動しての全体練習。

そのなかでの選手達のコメントをどうぞ。

◇立浪和義

<「全体練習免除の特権」返上!

守備練習と打撃練習に不振のリーダーは汗を流す>

「体にキレ?

あの程度じゃあ、キレも出ませんよ。

けど、チームにこれまで迷惑をかけてきたから。

今は打ち方が悪い。

きっかけを見つけるというより、

ここまで来たら技術うんぬんの問題じゃない。

結果を出すしかない。」

ここ最近は、18打席ノーヒットと絶不調

15日の横浜戦では、6年ぶりの「7番」に降格。

それでも結果が出せませんでした。

休ませたり、予備軍に落としたりすればいいのでしょうが、

チームリーダーをさすがに落とすことは出来ません。

この雰囲気だと、今日も7番スタメンのようですね。

だからこそ底力を見せてほしい。

立浪が打てば、必ず打線がつながります。

残り試合で「これぞ立浪」というヒットを

多く見せてほしいです。

◇ルイス・マルティネス

<第1戦の先発が濃厚、広島戦は4試合で2勝>

「厳しい状況だが、僕は僕の仕事をする。

6回でも、8回でも、とにかく0点に抑えて、

勝利に貢献したい。」

◇小笠原孝

<第2戦の先発予想、プルペン投球などで調整>

「次回もボールの高低に気を付けて投げたい。

(11日、G清水に打たれた) あの本塁打も、

低いボールではなかったので。」

広島戦は、この2選手が先発予想。

しかし、崩れたら中継ぎがすかさず出てくるでしょう。

19日からの甲子園は、中田、憲伸、そして山井でしょうか?

なにわWEBでは、19日は石井が投げる?との予想も。

とにかくコマ不足の先発陣、

5回を投げきれとかはいいません。

ある意味トバしてでも、自分の一番いいボール

投げ込んでいってほしいと思います。

◇荒木雅博

「僕もこれまでいろんなシーズンを体験してきました。

その中には全く優勝とは無関係の年もありましたよ。

それが今は少なくとも逆転の可能性がある。

それだけで十分、1試合1試合を

必死でプレーする理由になりますよ。」

◇井端弘和

「今は負けが込んでるけど、

チームの雰囲気は変わってないんですよ。

この5試合、勝ちます。

まだシーズンは終わってませんよ。」

最強の1,2番コンビがこう言ってくれると、

ファンとしてはとてもうれしくなりますね。

146試合が終わるまで、決して立ち止まるつもりはない

とくに選手会長の言葉を信じたいです。

最後にこの日の練習で、

なんと珍しく打撃ケージに入り

坂田打撃投手と相対して

10本のフリー打撃を行ったという落合監督

さすがにサク越えはありませんが、

それでもフェンス直撃の当たりは3本。

惜しい当たりもあったようです。

「駄目だ。全部詰まっちゃう。恥ずかしいよ。」

と照れ笑いを浮かべた監督のその他のコメントです。

◇落合監督

<先発のコマ不足は>

「不足なんてしてない。いっぱいいるよ。

石井だって投げられるし、

鈴木だって投げられるし、遠藤だっている。

完投を求めるならそれは難しい。

けど1回から投げる中継ぎだととらえれば、

ちゃんとできる。

だから岩瀬以外はみんなできるよ、先発は。」

<WBCへの正式参加決定>

「現場で決めるべきことじゃない。

だからこっちに聞かないでほしい。

出たい選手がいれば出ればいいし、

出たくないなら出なくていいということ。」

とにかく勝利を見せてほしい。

すべてはその後につながってきます。頑張ってもらいましょう!


PS 今日のその他。

竜の川相で来季も現役

バントに守備に欠かせぬ存在

◇川相昌弘

「来年も現役で続けたいという気持ちは持っている。」

◇井手編成担当

<来季はプロ24年目となる川相について>

「現場とあらためて検討するまでもなく、

戦力として考えている。

もちろん契約があり、合意することが前提ですが。

(コーチ兼任などの)肩書もつけたりせず、

今までと同じように

荒木らにアドバイスしてくれれば。

形にならない貢献度もありますから。」

まだ決定ではないですが、これはうれしいですね。

今季の川相さんは、ゲーム終盤

「勝利のフォーメーション」として

サード・立浪の守備固めやバント要員として、

ここまで63試合に出場。

それ以上にグラウンド内外で『選手』の視点から送る

的確なアドバイスは、後輩選手に力となったと思います

またベンチでは、同じ控えの英智大西

終始アドバイスをおくるな場面も見られました。

古巣・巨人余計な事をしてこないことを祈りつつ、

まだシーズンは終わっていませんが、

来季もよろしくということで頑張ってほしいです。

山本昌 走れ走れ走れ~

◇山本昌

「ひざが壊れるかと思ったけど大丈夫。

まだまだ頑張らないといけないから。」

10日の抹消以後、2軍で調整中の昌さん

久々の便りが届きました。

15日、ナゴヤ球場で行われた練習で

約2時間走り続けた昌さん

残り試合の登板に向け一段とやる気を

みなぎらせていたとのこと。

残りは18試合ですが、必ず上に上がるでしょう。

その時のチーム状況はどうであれ、

やはり昌さん味のある投球が見たいです。

岡本、英二、アレックスらとともに

早く昌さんの姿が1軍で見られることを期待します。


PSその2 「ST Question」投票結果。

Q6.「球団マスコットはどれが好き?」

ドアラ (39%)

パオロン (18%)

シャオロン、トラッキー (阪神) (13%)

スラィリー (広島) (5%)

つば九郎 (ヤクルト) (4%)

ホッシー (横浜) (3%)

ジャビット (巨人) (2%)

Total: 94 votes

☆お答え頂きありがとうございました。

STは、ドラゴンズブログだけあって、

ドアラが何とか面目を保ち、1位となりました。

2位はパオロンだったのですが、

3位にシャオロンと同票でトラッキーが!

こんなところでも阪神が頑張っていたようです。

ところで最下位のジャビットくん

今季で終了かもしれないらしいですね。

新しくなる巨人軍?ともにマスコットも変わるようです。

さて、第7問は、すでに公開中です。

『ズバリ聞きます。「ドラゴンズの逆転優勝は」...?』です。

答えは「ある!」、「無理。」、「わからない」の3つのみ。

状況は厳しいものがありますが、まだ残り試合はあります。

とりあえずは奇跡を信じてみるのもいいのでは?

よかったら投票お願いします!

2005年9月16日 (金)

岩瀬打たれて痛い連敗、遠のくゲーム差7.5。

三者生還、岩瀬が沈んだ...。竜の守護神、岩瀬でも負けた

同点の9回から登板も

痛恨の3点打


昨夜の敗戦で自力優勝

消滅してしまったドラゴンズ

さすがにこれではいけないと、

今夜は打線を入れ替えてきました。

昨日まで14打席ノーヒットと

不振にあえぐ立浪和義

なんと99年9月11日以来の「7番」に下げ、

クリーンアップは、3番福留、4番ウッズ

そして5番森野という布陣に。

8月14日以来の先発起用となった山井とともに

テコ入れ新打線の効果は出たのでしょうか?

◇ 中日-横浜 18回戦
(15日・ナゴヤドーム)
 B 000 001 203 = 6
 D 200 000 100 = 3
[敗] 岩瀬(1勝2敗40S)

[D本] 福留22号



一番心配された山井の立ち上がり、

先頭の石井琢朗にいきなり0-3。

何とか左飛に取ると、続く小池にはレフト前に。

しかし金城を初球一ゴロ、そして佐伯

フォークで三振に斬って、初回を0で凌ぎました。

一方、横浜の先発は予想通り、門倉健

初回先頭の荒木は空振り三振に取りましたが、

続く井端にライト線に落ちるツーベースを浴び、

注目の新クリーンアップを迎えます。

まずは、3番・福留

苦手の福留を警戒して、0-3としてしまった門倉の4球目、

外角高目のスライダーを叩くと良い角度で左中間へ!

フェンス直撃となるタイムリーツーベース

ドラゴンズが先制となりました。

4番・ウッズが空振り三振に倒れ、ここまでかと思いきや、

5番・森野がセンター前へタイムリーで2点目

なおも続く井上が巧くレフトへ持っていき、

二死1、3塁とチャンスを広げます。

ここで迎えるは、注目の「7番・立浪」

何とか意地のタイムリーをと期待しますが、

2-1からの内角低目のフォークが右足に当たり死球

とりあえず満塁と繋ぎを見せました。

しかし谷繁は外のフォークに空振り三振。

2点止まりとなりますが、新打線は機能しました。

なおもチャンスは3回ウラ。

一死からウッズがセンター前ヒット。

森野は二直に倒れますが、

井上がレフト線へのツーベースを放ち、

二死2、3塁とします。

ここで回ってきたのが、またも立浪

打順が変わろうともチャンスは、

やはり立浪に巡ってきます。

外のフォークを巧く弾き返しますが、

惜しくもセンターフライ

タイムリーはなりませんでした。

2回以降は、ランナーは出しながらも、

何とか低目にボールを集め、リズムも良くなった山井

5回も先頭の相川にレフト前に運ばれますが、

続く門倉はバント失敗の三振に、

さらに石井琢朗もスライダーで空振り三振。

走った相川も谷繁が刺して、三振ゲッツーに。

5回までわずか3安打に抑えていきます。

何とか中押しがしたいドラゴンズ

5回にもチャンスを作ります。

一死からウッズが四球で出ると、

続く森野の当たりはショートのグラブの下を抜け、

センター前に。ウッズもよく走って1、3塁。

ここで迎えるは、2安打の井上

0-3から打ち上げてしまい、レフトフライ。

若干浅めでしたが、ウッズは果敢にタッチアップ!

しかし返球が良く、ホーム手前でタッチアウト

ここで追加点が奪えなかったことで

流れが徐々に変化してしまいます。

好投を続けてきた山井でしたが

6回一死から、金城にレフトへポテンヒットを打たれると、

続く佐伯にはセンター前に運ばれ、

多村のピッチャー返しもセンターへ抜け、タイムリーに。

3連打で1点を返されてしまいます。

なおも無死1、2塁のピンチに、落合監督がマウンドへ。

すかさず鈴木にスイッチします。

連投となった鈴木は、村田に四球を与え、

二死満塁としてしまうも、相川を二ゴロに。

何とか凌ぎきりました。

2-1と1点差のまま迎えた7回表、

マウンドには、3番手の高橋聡文

しかし今夜の聡文はやや疲れ気味。

球威もコントロールも今一つでした。

先頭の代打・内川聖一にライト前ヒット。

石井琢朗が送って、2塁に進めます。

ここで聡文が乱れ、小池、金城に連続四球で満塁に。

代えても良かったと思われましたが、

続く佐伯も左のため、聡文は続投。

そして2-1からの4球目は外へのスライダー。

泳ぎながらもレフトへ持っていく

逆転の2点タイムリー

今夜は中継ぎが踏ん張れないドラゴンズ

ゲームをひっくり返されてしまいました。

しかし負けられないドラゴンズは、

そのウラ、2番手の加藤武治を攻め、

二死から福留が内角低目のシンカーをすくい上げると、

右中間に飛び込む同点のホームランを放ちます。

なおもウッズが四球を選び、

森野がライトポール際に大きなファウルを放ちますが

最後は投ゴロに、同点止まりとなりました。

そして3-3のまま、迎えた9回。

ドラゴンズは、同点の場面で、

マウンドにストッパーの岩瀬を投入します。

この回を守護神で凌いで、ウラにサヨナラという

シナリオを描いたのでしょうが、

その岩瀬がピンチを背負ってしまいます。

一死から、小池にレフト前に運ばれると、

続く金城は、一塁への鋭い当たり!

ウッズが抜かれ、バックアップの荒木井上が交錯し

もたつく間にランナーを2塁へ進めてしまいます。

動揺したか、岩瀬は続く佐伯の右ヒジに

死球を与えてしまい、一死満塁に。

続く多村はシュートで三振に斬りますが、

ここで迎えるは、勝負強い種田

2ストライクに追い込むも、やや制球が乱れ、

2-3のフルカウントに。

そして6球目、真ん中低目のスライダー。

種田が巧く押っつけながら弾き返すと、

打球はファースト・ウッズの後方、

ライト線へポトリと落ちてしまいます。

小池が、金城が、さらに井上がもたつく間に

一塁走者の佐伯までがホームを踏み、走者一掃!

痛恨のタイムリースリーベース

守護神・岩瀬、まさかの3失点!

土壇場での3点差は大きいモノになりました。

結局、最終回はクルーンの前に三者凡退。

またも破れたドラゴンズ

この連敗でゲーム差は、7.5とさらに広がりました。


打線をテコ入れして、良い感じで

初回、先制をしたのですが、またも勝てませんでした。

決して良くはなかった門倉から

追加点が奪えなかったのが痛かったです。

さらに登板過多の中継ぎが崩れての逆転。

そして最後は、守護神・岩瀬の早期投入での失点。

落合監督のいう「投打のバランス」

相変わらず崩れているように感じます。

ここまで来てしまうとゲーム差云々では

無くなってきてしまいました。

ただこのままズルズルと行くのだけは

カンベンしてもらいたいです。

明日は移動日で、土曜からは広島2連戦

そして、最後の直接対決を迎えます。

チームの調子はかなり最悪ですが、何とか打開して、

5連戦を良い結果で終えてほしいと思います。


PS 今日のコメントから。

●岩瀬仁紀

<同点の9回から登板も痛恨の3点打を浴びる>

「攻めにいったんですが。

自分では (調子が) 悪いと思ってなかったんですが、

結果がこうなってしまって…。

疲れ? この時期、誰でも疲れはあります。

結果がこうなって悔しいです。」

●福留孝介

<1回のタイムリーについて>

「打ったのは、スライダー、

チャンスでまわってきたし、いいカウントだったから、

思い切っていくことだけ考えていました。」

<7回のホームランについて>

「打ったのは、フォークか

シンカーだと思う。うまく打てました。

久しぶりの3番?

打順をどうこうと言っている場合じゃないし、

ゲーム差どうこうと言っている場合でもない。

自分たちの野球をしていくだけ。

応援してくれるファンもたくさんいる。

最後までやるというところを見せないとね。失礼だから。」

●森野将彦

<1回のタイムリーについて>

「打ったのはストレート、チャンスで打ててよかったです。」

●山井大介

<6回途中まで1失点と好投>

「先発でというより、中継ぎの感覚で、

1イニング1イニング大事に

いけるところまでいこうと思いました。

今日はたまたま僕が先発をしましたが、

これからはまたリリーフかもしれない。

どっちにしろ、任されたイニングを

大事に抑えていきたい。」

●高橋聡文

<7回、3番手で登板、2安打2四球で逆転を許す>

「疲れ? そうなのかわからないんです。

いいボールもあるし、悪いボールもあって...。」

●立浪和義

<6年ぶりの7番降格も18打席連続無安打>

「何もありません。」

●高代コーチ

<立浪について>

「体のキレを取り戻さないと。奮起を期待しているんだが。」

●落合監督

<笑顔を浮かべて、ひと言だけ>

「きょうは別段、何てことねえよな? ないだろ。」

2005年9月15日 (木)

憲伸悪夢の4失点、嗚呼自力V消滅...。

「本当に申し訳ない」憲伸、「本当に申し訳ない」

高みのトラ M13点灯


前夜の中田の粘投で

久しぶりに勝利を収めたドラゴンズ

ここは是が非でも連勝がほしいところ。

今夜はエース・川上憲伸がマウンドに上がります。

対する横浜もエースの三浦大輔

8月以降わずか1勝しか出来ていない憲伸

8月月間MVP三浦という対照的なエース対決

それでも負けられないドラゴンズ

勝利を収めることができたのでしょうか?

◇ 中日-横浜 17回戦
(14日・ナゴヤドーム)
 B 040 000 010 = 5
 D 000 100 010 = 2
[敗] 川上(11勝6敗)

[D本] 井上9号



立ち上がりを簡単に三者凡退に抑えた憲伸

しかし2回に突如、つかまってしまいます。

先頭の佐伯にセンター前に運ばれると、

続く多村には、落ちないフォークを叩かれ、

レフト線へのツーベースを浴び、2、3塁。

さらに種田には、内から甘く入ったストレートを痛打。

右中間を破るタイムリーツーベース。

一気に二者が生還し、横浜に先制されてしまいます。

なおもまだノーアウト2塁。

続く村田には中に入ってしまったカーブをセンターへ。

センター・福留が背走し、ジャンプするも

その上のフェンスに当たり、跳ね返ります。

タイムリースリーベースとなって、3-0

そして相川にはセンターへ犠牲フライを打たれ、4-0

その間わずか16球

カーブが抜け、フォークが落ちないなど

変化球が決まらず、自分の思うところに制御できない憲伸

あっという間に4点を失ってしまいました。

4点を追いかける展開となったドラゴンズ

そのウラ、先頭のウッズはセンターへのヒット。

一気に次の塁をとセカンドへ。

ところがセンターからの送球で

二塁の手前でタッチアウト。

後続も凡退し、結局この回はわずか6球でチェンジ。

相手は、リーグトップの防御率2.52の三浦

なかなかチャンスを掴めません。

しかし4回ウラ、ようやく反撃します。

先頭の荒木が内角高目のストレートを強振して、

レフトへのツーベース。

さらに続く井端の4球目に荒木が3塁へ走ります。

ここで井端は、技ありの右打ち!

真ん中低目のストレートを叩き、

一二塁間を破るタイムリーヒット!

得意の1、2番の攻撃でようやく1点を返します。

なおも無死1塁で迎えるは、立浪

しかし昨夜3三振の立浪が今夜もブレーキ

今夜2個目となる4-6-3のダブルプレー

続くウッズも投ゴロに仕留められ、

せっかくのチャンスに一気に冷や水

ぶっかけられてしまいました。

憲伸は3回以降は、それなりに持ち直し、

わずか2安打に抑えますが、

結局6回を投げ、マウンドを降りました。

7回からは鈴木がマウンドへ。

ところが、8回に連打を浴びてしまいます。

先頭の石井琢朗にセンター前へ運ばれると、

小池が送って、一死2塁。

続く金城はセンターへ抜けるかという当たり。

荒木が果敢に飛び込むも、グラブの先に当たってしまい、

センターへと転がっていきます。

その間に石井琢朗がホームイン。

ダメ押しとなる5点目を奪われてしまいます。

続く佐伯の一塁横を鋭く破るヒットと二盗で

一死2、3塁となりますが、何とか後続は凌いだ鈴木

しかし、大きな1点を失ってしまいました。

再び4点ビハインドとなったドラゴンズ

ここまで三浦の抜群の投球術の前にわずか5安打。

凡打の山を築き、完全に翻弄されてしまいましたが、

8回に反撃ののろし。

先頭の井上が高目に外したボールを叩くと

ライトスタンドの自分の横断幕に飛び込むホームラン

力で持っていた一発で1点返します。

何とか続きたいところですが、

森野は遊ゴロ、谷繁は外のフォークに空振り三振。

鈴木の代打・澤井は三塁ファウルフライ。

手も足も出ない状況でが崖っぷちに追いこまれます。

そして最終回は、ハマの守護神・クルーン

ドラゴンズは上位打線で抵抗を試みますが、

荒木は、力負けしてライトフライ。

井端がフォークに空振り三振、

そして立浪がセンターフライに倒れ、ゲームセット。

頼みのエースが打たれてしまい、

相手のエースに封じ込まれたドラゴンズ

これでゲーム差も、ついに6.5ゲームとなり、

自力での優勝が消えたと同時に、

優勝マジック「13」を点灯させてしまいました。


絶対に落とせない一戦で、

憲伸が踏ん張れませんでした。

ここ数回の登板でもそうなのですが、

何か自信なさげなで、気持ちが全面に

出ていないような投球に感じます。

負けられない試合だったがゆえに

丁寧に行ったのかもしれませんが、

裏目に出てしまったのが、とても残念です。

打つ方では、立浪がよくないですね。

2併殺を含む4打席凡退で、これで14打席ノーヒット

「手を打つよ」といっていた監督

とりあえずはここをどうにかしないといけないでしょう。

優勝マジックが点いてしまいましたが、

点いてしまったものは、仕方がありません。

残り19試合、自分達の野球をして勝っていくだけです。

とりあえずは、明日のゲームは取りましょう。

何が起こるか分からないのがペナントレース。

モチベーションだけは下げてほしくはありません。

何とか踏ん張ってほしいです。


PS 今夜のコメントから。

●川上憲伸

「ゲームをつくることが

できなかったことに、悔いが残ります。

ここまできたら、反省だとか

言っている場合ではないので、本当に申し訳ないです。

(2回は) 少し間を取るとかすれば

よかったかもしれないけど、

結果を出さないといけなかったから、

『あーすればよかった』とか

言いたくないんです。次、頑張ります…。」

●立浪和義

<4打席凡退とブレーキ>

「せっかく、つなぎの打順で打たせてもらってるのに、

僕があそこでゲッツーじゃ…。

あれでは試合の流れも変わってしまいます。

結果がすべてですから。

きょうは何も言いようがない。

マジック? そうなんですか…。

でも、可能性のある限り、あきらめたくない。

出してもらっている以上は、

反省するところは反省して、

頑張らないと、前を向いていきます。」

●井端弘和

<4回のタイムリーについて>

「打ったのはストレート。

ランナー3塁で、後ろに守っていたので、

内野ゴロでもいいぐらいの気持ちで

いけたのがよかったです。」

<阪神にマジック点灯も>

「みんな声も出ているし、雰囲気も悪くない。」

●井上一樹

<8回のホームランについて>

「打ったのはストレート。

強振することだけ考えました。」



●落合監督

<目の前の試合を落とすもどかしさ>

「もどかしいなんて言ったって仕方ない。

これが現実。ああだこうだ言っても仕方ない。

取り返しつかないんだから。」

<巻き返すには>

「ある程度、打線が点を取っていかないと。

いくらピッチャーががんばってもな。

打線を助けるのはピッチャー。

ピッチャーを助けるのは打線。

片方が悪けりゃ勝てない。

あまり点をやれないとなると、

ピッチャーも苦しいし。

お互いが助け合う。そのバランスがここにきて

崩れているから。誰がどうこうじゃなくて。」

<エース・川上で黒星>

「ボールそのものはこの前

(7日、阪神戦) よりいいんじゃないか。

ボールはね。それと結果は別。

いい状態でいって、いいボールを放っても、

ちょっとしたミスでこういう結果になることもある。

打者だってそう。

キチッと、とらえても、正面をつくことがある。

野球ってそんなもんだよ。」

<阪神にマジック13が...。>

「知るかいッ。聞くな。

(答えが) わかっているのに。」

2005年9月14日 (水)

中田賢一、137球粘投報われ6勝目!

連敗ストッパーは新エース!中田、マジック点灯阻止

憲伸 以来のルーキー先発4連勝!!


一週間前、阪神相手に好投し、

5勝目をあげた中田賢一

その歓喜の勝利以降、

ドラゴンズは悪夢の4連敗

厳しい状況に追い込まれてしまいました。

この苦境を乗り越えるべく、

ファンの大きな期待を背に、

再びマウンドに上がった中田

連敗を止めることが出来たのでしょうか?

◇ 中日-横浜 16回戦
(13日・ナゴヤドーム)
 B 002 000 000 = 2
 D 010 100 03× = 5
[勝] 中田(6勝2敗)

[S] 岩瀬(1勝1敗40S)
[D本] 谷繁12号



中田は初回、先頭の石井琢朗

フォークで空振り三振に取ると、

初回、2回とともに三者凡退に取る

文句のない立ち上がりを見せます。

一方、横浜先発の斎藤隆も初回は三者凡退。

しかし2回につかまります。

一死から福留の当たりはセンター前に。

しかしセンター多村の緩やかな守備を見て、

思い切って2塁を陥れます。

森野はレフトフライに倒れますが、

続く井上が外角低めのフォークを

うまく合わせてセンター前に!

タイムリーとなり、ドラゴンズが先制します。

1点をもらった中田ですが、3回突如乱れます。

先頭の村田の飛球が、左中間に落ちるツーベースに。

ここでリズムを崩したか?

続く相川にはレフト線に運ばれ、同点のタイムリー。

斎藤隆は三振に倒れるも、

石井琢朗にセンター前、小池にはレフト前、

そして金城にも一二塁間を破られ、

3連打逆転されてしまいます。

ストライクゾーンに甘く入ったところを痛打された中田

これ以上を点を失いたくないために、

力んでしまい、今度は制球が乱れてしまいます。

佐伯に四球を与えて、二死満塁。

続く多村にも0-3としてしまいます。

しかし、ここから中田が踏ん張ります。

カウントを2-3まで持ち込むと、最後は145キロ。

外へのストレートで空振り三振に取り、

何とかピンチを凌ぎました。

3回まででなんと68球と追い込むがために、

球数が若干多くなっていた中田

4回は、一死から村田に死球を与えると、

相川の投ゴロを、送球を焦ってお手玉

自らのエラーで1、2塁とピンチを背負います。

しかし斎藤隆は送れず、三塁フォースアウト。

二死1、2塁となりますが、

続く石井琢朗をニゴロに取って、この回も0に。

崩れそうな感じもあれど、しっかり粘って

味方の反撃を待ちます。

その好投に応えるべく、主軸が援護します。

4回ウラ、一死からウッズ

外のスライダーをきれいにライト前に。

続く福留が、内角高目のストレートを叩いて、

右中間を抜いていくタイムリー

ウッズが長駆ホームイン!

2-2とゲームを振り出しに戻しました。

4回を投げて85球となった中田

しかし、チームが同点に追いついてからは、

本来の自分の投球を取り戻します。

「右足に重心が残っている。前に体重をかけていけ。」

森繁コーチのアドバイスで変わった中田

5回、6回、そして7回とヒットはわずか1本。

球数が100球を越えても、球威は衰えず。

ルーキーらしからぬ粘りの投球を見せます。

8回も二死から多村にレフト前ヒット、

種田のショート内野安打で1、2塁としてしまいますが、

村田を三ゴロに切って取りました。

この中田の奮投にようやく打線が反応します。

8回ウラ、先頭の谷繁が1-1から

真ん中に甘く入ったストレートを引っ張ると

打球はレフトスタンドへ一直線!

勝ち越しホームランとなって均衡が破れます。

このホームランでこれまでの悪い流れが

解消されたように、ドラゴンズ打線

斎藤隆を一気に攻め立てます。

続く中田の代打・中村公治は右飛に倒れますが、

この日28歳のバースデー荒木がレフト前に、

井端の鋭い当たりはサードが捕れずにレフトへ。

1、2番が出て迎えた一死1、2塁のチャンス。

立浪は見送り三振に倒れますが、

ウッズが四球で繋いで、二死満塁。

福留を迎えたところで、斎藤隆は降板。

左腕のホルツにスイッチします。

そして2-2からの6球目、外角へのストレートを

福留は左方向へ流すと、打球は前に来ていた

レフトの頭を越えていきます!

荒木が、井端が続けてホームイン!

惜しくも一塁走者の代走・英智は本塁タッチアウトと

なりますが、大きな2点タイムリーツーベース

5-2となり、最終回を迎えます。

最終回のマウンドは、守護神・岩瀬

巨人戦では登板機会がなかったので

久々のマウンドとなりましたが、

先頭の相川に左中間にツーベースを打たれたものの、

内川を右飛、石井琢朗のセフティは

読んでいた川相昌弘の好守でツーアウト。

そして最後は小池を投ゴロ。

弾いたものの落ち着いて処理して、1塁へ。

ドラゴンズ、ようやく連敗ストップ

岩瀬に40個目のセーブがつき、

そして粘投の中田は、98年の川上憲伸以来の

ルーキー4連勝となりました。


ようやく勝ちましたね!

やはり勝利というのはとてもうれしいものです。

中田は前回の阪神戦よりは、球数も多く、

途中苦しみましたが、何とか盛り返しての8回2失点。

137球の粘投はとてもすばらしかったです。

そして谷繁のホームラン、これが大きかったです。

これまで打ちあぐんでいた斎藤隆を攻め、

最後は福留のダメ押しタイムリー!

チーム全体が吹っ切れた感じがした8回の攻撃でした。

依然、厳しい状況は続いていきますが、

この勝利で再び前に進めそうな気がします。

明日は、憲伸三浦大輔の先発。

エース対決に打ち勝って、連勝といってほしいです。


PS 今夜のビクトリーラン!

○中田賢一

「前回の登板と同じように

負けることは考えずに投げました。

序盤は調子が悪かったのですが

後半は徐々に自分のピッチングを

取り戻すことができました。

(3回のピンチでは) 何とか最小失点で食い止めて

ベンチに帰ろうと思って投げました。

それ以降は次の1点を取られないように心がけました。

(谷繁選手のホームランについて)

打った瞬間に入ったと思いました。うれしかったです。

まだまだがんばりますので

これからも応援よろしくお願いします!」

「前回と同じで、負けることは考えなかった。

最初の方は自分の中でズレがあったんですが、

途中から自分のピッチングに乗っていけました。

森コーチのアドバイスで修正することができた。

同点にしてくれたので、1点もやらない様に気をつけた。

まだまだずっと応援してください。

絶対優勝できるんで。」

○谷繁元信

<8回のホームランについて>

「うまくたたけた。狙っていたわけではないが、

たまたまホームランになりました。

来た球に対して自分のスイングをしようと

振っただけですよ。

この時期になったら、もう内容がどうとか

言ってる場合じゃないですからね。

内容が良くても負けたら意味がない。

そういう点では良かったんじゃないですか。」

<苦しむルーキーを懸命にリード>

「中田は受けてる方としては、

4試合の中で一番悪かったんじゃないかな。

良くはなかったけど、それでも勝つんだから

大したルーキーですよ。

僕? まだベテランだとは思ってないです。

まだまだ一緒に頑張っていかないと。」

○福留孝介

<4回のタイムリーについて>

「打ったのはストレート、

タイロンがよく走ってくれました。」

<8回のダメ押しの2点ツーベースについて>

「(8回は) 1点でも多く欲しい場面だったからね。

(昨年は) ビールかけには

呼んでいただけてうれしかったけど、

ボクは隅っこにしかいられなかった。

今年は真ん中で騒ぎたいんです。」

○井上一樹

<2回のタイムリーについて>

「打ったのはフォーク、返すことだけ考えました。」

○岩瀬仁紀

<日本プロ野球史上2人目となる40セーブ目>

「40?ぶっちゃけ今は数字はまったく頭にない。

優勝が決まってから気にします。

セーブの数はシーズンが終わってから数えればいい。

自分たちは勝つことしか考えていない。

これからはトーナメントのつもり。

阪神にはもちろん3連勝するつもりでぶつかる。」

○荒木雅博

<この日が28歳の誕生日。

マルチ安打を放ち、8回の勝ち越しにも貢献>

「誕生日に勝ってうれしいです。」

○落合監督

<記者会見場に入り>

「きょうは何もないよ。

連敗が4で止まったというだけだ。」

<それでも、質問が中田に移ると賛辞の嵐>

「苦しんだ? そうでもないと思うよ。

ただカーブのコントロールが

多少悪かったかな、いつもより。

1つ悪いボールがあると、全体もそう見える。」

<すでにルーキー扱いはしていない>

「関係ないよ。キャリアは。

オギャーと生まれて、学校から野球をやってるんだもの。

プロで初めて野球をしてるわけじゃない。

段階を踏んできてるんだから。

あの子に関して言えば、怖いのはけがだけ。

それがなければ来季もローテーションに

きっちり入ってくるんじゃないのか。

それを楽しみにしている。」


PSその2 今夜の渡邉選手

3試合振りの出場は、9回勝利のフォーメーション

7番・ファーストとしての登場となりました。

イニングが代わり、真っ先に出て、

川相さん荒木とキャッチボールをしていたのが

印象的でした。内野ゴロ2個を処理。

最後は岩瀬からのウィニングボールを掴みました。

2005年9月13日 (火)

荒波に立ち向かえ、希望の砦・中田先陣!

逆転Vに向かって走れ!中田、きょう先発

奇跡の扉開く


9月に入って、2勝7敗

急失速のドラゴンズ

ゲーム差も6と広がり、

もはや絶対絶命の状況。

そんななかで迎える、

今夜からの対横浜3連戦。

来週に控える最後の直接対決に向け、

何とかチーム状態を上向かせたいところ。

地元に戻っての第1戦、

先発は「後半戦のエース」中田

抜群の安定感を誇るルーキーと、

第2戦先発の大黒柱のコメント!

◇中田賢一

<第1戦の先発予定、ここ3試合の防御率は1.14。

連敗ストッパーへの期待を寄せる>

「今までと同じような感じで、

しっかり投げていくだけです。

プレッシャーですか?

とにかく自分にできることをやろう。

動じないようにと思っています。」

◇川上憲伸

<第2戦の先発予定、

危機的状況に『全員一丸』を訴える>

「(優勝を)あきらめるなら練習する必要はない。

もう一度全員の力を合わせて臨みたい。

エース?こうなればエースは誰でもいいんです。

全員が気持ちのある投球を

していくだけではないでしょうか。

ボクがいうことじゃないんですけど...。

ボク1人で変えられるものじゃない。

1人の力じゃ、2ゲーム差くらいなら

何とかなるかもしれないけど…。」

あまりルーキーに大きな期待をかけたくないのですが、

そう言ってはいられないこの状況。

「最後の砦」である中田への期待が大きいようです。

ただ重苦しい雰囲気を変えてくれそうな要素を

中田は持っているのではと感じています。

そして憲伸は、先日の昌さんの降格で

開幕からローテを守っている唯一の投手となりました。

チームがイマイチ乗ってこないのは

エースの状態が不安定だから。

コメントにも若干、弱気の虫が芽生えていますが、

とにかく気持ちで投げていってほしいです。

それと気になるのは、第3戦の先発投手。

果たして誰が来るのでしょうか?

山井なのか、石井なのか、

それとも予備軍からの昇格があるのか?

トーチュウの予想はなんと「落合英二」

兄貴分がこの時期に復活を果たすのか?

その辺も注目したいと思います。

一方、東京ドームでの巨人戦では、

打線が空回りして、連敗を重ねてしまいました。

やはり連敗脱出には、打線の奮起がカギ。

なかでもこの所を調子を落としている、

5番打者、福留への期待は大きいです。

福留「ネバー・ギブアップ宣言」をどうぞ!

◇福留孝介

<打線の奮起こそが逆転Vへの絶対条件>

「あきらめたら終わりなんです。

名古屋に戻って、やるしかない。

何が起こるか分からない。それが野球でしょ。

打って勝つしかないでしょ。

点を取ってあげないことには、投手も苦しいと思う。

斎藤さん、三浦さん、門倉さん。

相手もみんな素晴らしい投手ですけど、

何としてでも点を取らなきゃ。

相手は関係ない。ウチは勝つだけ。

目の前の試合を全力で取りにいく姿勢は変わらないよ」。

現実に、ボクたちは11連勝もしたわけだから。

やるべきことはやりますよ。最後までね。」

この3連戦の横浜の先発は、斎藤隆、三浦大輔

そして門倉健というベイ最強トリオ。

先週末の巨人戦でも、工藤、桑田、上原

「名前通り」の投球をされ、抑え込まれましたから、

若干の不安がよぎってしまいます。

ただ打ち込まないと、連覇はどんどん遠ざかります。

打線が繋ぎをしっかり意識して、得点を奪うことが大事。

やるべきことをやっていきましょう。

最後に監督のコメントを。余裕の笑顔だったそうです。

◇落合監督

<この日は東京都内の自宅で静養>

「(逆転優勝への)希望を持っていないのは

おまえたち(マスコミ)だけだろ。」

まだまだ希望は捨てられませんね。

とりあえず今夜は連敗脱出

目先の試合を1試合1試合、全力で戦い、

その先に見える勝利を必ず掴んでもらいたいです。


PS 今日のその他。

中日今オフも大リストラ、10人以上が対象

◇井手編成担当

「整理選手の数は、去年並みになるでしょう。

今年は早めに通告するつもりです。

今月中には形をつけたいと思っています。」

おそらくなにわの井手番?からの記事でしょう。

「うるさい」で片づけてもいいんですけどね。

ちなみにリストラの評価基準は、

「1軍で結果を残すことができたか、

または残す可能性のある能力があるのか」の1点だそうです。

残り21試合、別の意味で頑張らなくてはなりませんね。

2005年9月12日 (月)

中日痛恨被弾で4連敗、地元へ戻って出直そう。

嗚呼、屈辱の3タテ...。竜4連敗、虎に6差

主軸沈黙…

これじゃ勝てない


よもやの3連敗で、

5ゲーム差となり、

これ以上負けが許されないドラゴンズ

依然苦しい状況の中、

ついに今夜は『テコ入れ』をしてきました。

不振のアレックス登録抹消

5番センター・福留、6番レフト・森野

そして7番ライト・井上という

新打線でスタメンを組みました。

相手は巨人のエース・上原

是が非でも勝たなくてはいけないドラゴンズ

果たして連敗を止められたのでしょうか?

◇ 巨人-中日 19回戦
(11日・東京ドーム)
 D 001 000 000 = 1
 G 000 010 01× = 2
[敗] 鈴木(4勝2敗)

[D本] なし



ゲームが動いたのは、3回。

一死から谷繁がライト前ヒットで出塁、

小笠原が送って、2塁へ進めます。

ここで荒木が外角高目のストレートを叩いて

センター前へタイムリー!

谷繁が二塁から一気にホームイン!

今夜はドラゴンズが先制しました。

ドラゴンズの先発は、小笠原孝

昨日登録され、中90日での先発マウンド。

しかも大事なゲームでの登板となりましたが、

今夜は気迫がこもっていました。

立ち上がりからストレートが走り、

コントロールも良いなどまずまずの出来。

3回の二死1、2塁のピンチでは、

小久保のライトへの飛球を

井上が背走して、ジャンピングキャッチ

4回の二死1、3塁のピンチも

上原をセンターフライに取るなど、

要所をしっかり締めて、0を重ねていきます。

しかし、5回にいきなり一発を浴びてしまいます。

この回先頭の清水に内へのシンカーを

完璧に捉えられ、ライトスタンドへ。

まさかの同点ホームラン

後続をしっかり抑え、この回でマウンドを降りた

小笠原にとって、実に痛い被弾となりました。

同点に追いつかれたドラゴンズ

すぐさま6回、この回先頭、小笠原の代打、

今日アレックスと入れ替わりで登録された

中村公治がレフト前ヒットで出塁。

続く荒木が送って、チャンスを作ります。

しかし、井端がセンターフライ、立浪は二ゴロと

粘る上原の前に追加点を奪えません。

6回からは、鈴木がマウンドへ。

しかし先頭の高橋由伸に四球、

仁志は抑えますが、小田にレフト前、

続く上原に送られ、二死2、3塁のピンチ。

ここで森繁コーチがマウンドへいき、指示を与えます。

迎えるは、前の打席でホームランの清水

満塁策は取らずに、勝負を選びます。

そして結果はレフトフライ。

何とか鈴木が踏ん張りました。

投手陣の踏ん張りを報いたい打線でしたが、

上原の前に7回までわずか3安打

8回も井上が粘るも空振り三振。

谷繁も三振に倒れ、結局鈴木がそのまま打席に。

これがそのウラに影響を与えました。

8回ウラ、3イニングス目となる鈴木

しかしここでまさかの落とし穴が...。

この回先頭で迎えるは、阿部慎之助

ボールが先行してしまい、カウント1-3からの5球目、

中に甘く入ったストレートを阿部が振り抜きます。

スゴい打球がライトスタンドへ!

二階席に飛び込む特大のホームラン

これまで凌いできた鈴木が打たれた痛恨の一発。

ナイン呆然とするしかありませんでした。

最終回、上原がそのままマウンドへ。

先頭の荒木が三ゴロに倒れますが、

続く井端がセンター前に運び、意地を見せます。

ここで迎えるは、クリーンアップ。

しかし立浪のライトへの当たりは、

矢野がランニングキャッチ。

そしてウッズは、外角低目のフォークに空振り三振。

ドラゴンズ、東京ドームで屈辱の同一カード3連敗

チームはこれで4連敗

首位との差が6ゲームとさらに広がってしまいました。


小笠原鈴木も良く投げましたが、

ともに一発を浴びての失点。

接戦では終盤になるにつれ、一発を警戒しなくてはいけません。

そういう状況で浴びた一発は、とても痛いものになりました。

ただこれまで頑張ってきた鈴木だけに責められません。

やはり今夜は打線でしょう。

上原の前にわずか4安打、完全に抑え込まれました。

追い込まれてフォークを投げ込まれる前に

積極的に打っていきましたが、凡打を重ねる結果に。

やや淡泊に見えてしまったのは残念です。

この時期にアレックスが抜けたのは痛いですが、

打線を活性化させるために仕方がないのでしょう。

新打線の効果は、来週以降に期待します。

明後日からは、ナゴヤドームでの横浜3連戦。

とりあえず地元に戻って出直しましょう。

来週19日からの最後の直接対決まで

これ以上離されないことが大事です。

一試合一試合、全力で戦い、

何とか踏みとどまってもらいたいです。


PS 今夜のコメントから。

●アレックス・オチョア

<打撃不振で来日3年目で初の出場登録抹消>

「リラックスするように

(1軍から) 出してもらった。

最短で戻ってこれるようにがんばりたい。」

●小笠原孝

<今季4度目の先発で5イニングを1失点と試合をつくる>

「先に点をやらないようにと思って、

ひとりひとりを抑える

自分の役割を考えて投げました。

きょうはボールの高低に注意して投げた。

それはできたと思いますが…。

ピンチでもバタバタせずに投げられたんですが、

(清水への) あの1球が悔やまれます…。」

●鈴木義広

<8回、逆転の特大本塁打を浴びる>

「一発だけは避けなければいけない場面。

四球でもいいくらいのつもりで

投げるべきだった。

6番から下位打線になるんだから。

3連投は関係ありません。

いけるところまで投げるつもりだった。」

●荒木雅博

<3回のタイムリーについて>

「打ったのはストレート。

先に点が取れてよかったです。

いい形で点は取れたんですが、あれだけじゃ...。

連敗? いや、まだまだです。

気持ちを切り替えます。 」

●中村公治

<6回代打で今季初打席初安打となる左前打>

「打ったのはフォークです。

食らいついていきました。

これからもチャンスを生かしていきたいですね。」

●福留孝介

<3年ぶりにセンターに入る>

「やったことがないわけじゃないし。

何かあったときにと、

時々ノックもうけていましたからね。」

●高代コーチ

<アレックスがリフレッシュを図りに2軍へ>

「臨機応変にやっていく。」

●西川球団社長

<アレックスは2年契約で今季が1年目>

「来年も、もちろんやってもらうし、

戦力外なんてこともない。

単に調子が悪かっただけじゃないの。」

●落合監督

<同一カード3連敗も4連敗も今季4度目>

「勝負事は結果がすべて。」

<小笠原、鈴木、1軍に昇格した中村。

選手はがんばってる。>

「(中村は) まあまあの結果を出してくれた。

これから面白いな。

相手は上原だ。そうは打てないよ。

勝っても負けても、こういう展開に

なったんじゃないのか。

あの2人 (鈴木と小笠原) も

良く持ちこたえてくれた。合格だ。」

<阪神はこの日も快勝>

「相手は関係ない。

何をあきらめるんだ。うちは勝つだけ。

目の前の試合を全力で取りに行く

姿勢は変わらないよ。」

<アレックスの抹消について>

「調子が悪ければ代えるだけ。

いい選手をつかっていく。

シーズン序盤なら我慢して使うが、

今はそんなことを言っている時期じゃない。」

<1軍と2軍の入れ換えというテコ入れは>

「まだ打つ手はあるよ。

これから(選手が)どういうところを

見せてくれるかだ。」

2005年9月11日 (日)

中日重い3連敗、ただ諦めてはいけない。

絶対にあきらめないこと。竜はあきらめない

落合監督

「目の前の試合勝つだけだ」


首位との差が4ゲーム差となり、

本当に負けられなくなったドラゴンズ

「面白いゲーム差」にしてしまった悔しさを

試合にぶつけることが出来るのか。

桑田真澄マルティネスの先発。

落合監督がいう「シンプルな野球」

ドラゴンズは変わっていったのでしょうか?

◇ 巨人-中日 18回戦
(10日・東京ドーム)
 D 010 021 100 = 5
 G 203 000 30× = 8
[敗] 遠藤(2勝1敗)

[D本] 森野8号



先制したのは、巨人

マルティネスの立ち上がりを攻めて

先頭の清水が投手の足下を抜くセンター前ヒット。

矢野の送りバントと二岡の遊ゴロで二死3塁。

続く小久保が2-1からの4球目、

高目に入ったストレートを逆方向へ!

打球はライトスタンドに飛び込む2ラン

いきなり2点を奪われてしまいます。

一方ドラゴンズも2回に反撃。

今季まだ勝ち星のない桑田に初回は抑えられるも、

この回一死から福留の当たりは弱い遊ゴロ。

しかし二岡が一塁へ悪送球、2塁へ進みます。

(記録は内野安打と二岡のエラー)

アレックスは遊飛に倒れるも、

続く森野が2-3からストレートをセンター前に!

タイムリーとなり、1点返します。

今夜のマルティネスはやや不安定。

2回も連続四球からピンチを招くなど

今一つ、調子があがらないよう。

そこを突かれ、3回主軸につかまってしまいます。

一死から矢野がレフトへのヒットで出塁。

続く二岡の当たりはサードゴロ。

しかし立浪の送球がライト側へやや逸れ、

ウッズが捕れずに後逸。

矢野が一気にホームイン、追加点を奪われます。

(記録は立浪のエラー)

この悪い流れのなか、迎えるは小久保

2球目、内から中に入ったカーブを軽く振り抜かれ

レフトスタンドに運ばれてしまいます。

史上31人目の通算300本塁打となる2ラン

これでスコアは、5-1

ミスが絡んだ失点に今夜も重たい空気が漂います。

桑田のベテランらしい粘りの投球のまえに

4回までわずか1点のドラゴンズ

ようやく5回にチャンスを掴みます。

先頭の森野がライト前ヒットで出塁。

一死後、マルティネスの代打・井上の一ゴロを

阿部がトンネル。1、3塁とします。

ところが、荒木は止めたバットに当たる一ゴロ。

三本間で森野が挟まれて、アウト。

二死となり、チャンスを潰したかと思われました。

二死2、3塁で迎えるは、井端

泳ぎながらも右方向へ持っていった打球は

仁志が追いつくも送球が逸れ、一塁セーフ!

井上がホームインして、1点返します。

なおも1、3塁で立浪が中に入るストレートを

引っ張り、一二塁間を抜くタイムリー

5-3として、1、2塁でウッズを迎えます。

しかし、ここは桑田に踏ん張られ、

ウッズはフォークにスイングを取られ三振。

あと一押しが出来ませんでした。

6回もマウンドに上がる桑田

しかしドラゴンズもさらに追撃。

二死から森野が外角高目のシュートを振り抜き、

ライトスタンドへ運びます。

1点差となり、さらに続く谷繁には四球。

同点ランナーを出したところで桑田は降板。

シコースキーとスイッチします。

相対するは、鈴木の代打・堂上剛裕

待望のプロ初打席は、全てスイングの三球三振

すがすがしいシーンでしたが、

結局この回は1点止まりとなってしまいます。

何とか同点、逆転へと持っていきたいドラゴンズ

7回もチャンスを作ります。

この回から登板の久保から

先頭の荒木がライト前、井端が送って2塁へ。

立浪は中飛に倒れますが、

ウッズが内角低目のカットボールを

ライト前に運ぶタイムリー

ようやく5-5の同点に追いつきます。

同時にそれは、桑田今季初白星

消えた瞬間となりました。

同点となり、継投勝負に。

6回から登板し、三者凡退にとった遠藤でしたが、

7回ウラ、先頭の清水四球を与えてしまいます。

続く矢野に送られ、二岡にはセンター前ヒット。

一死1、3塁となったところで、

ベンチは高橋聡文にスイッチします。

ここで迎えるは、今夜2本塁打の小久保

初球、内角低目のスライダーを引っ張られ、

サード横を一気に抜くタイムリーツーベース。

取られてはいけない1点を失います。

さらに阿部に三遊間を抜かれ、

仁志にもセンター前に落ちる連続タイムリー

この回3本のタイムリーで、8-5

ここまで中継ぎで頑張ってきた聡文

連打を浴びてのとても重い3点

続く8回もドラゴンズはあっけなく三者凡退。

敗戦が濃厚となってきてしまいます。

そして迎えた最終回、

どうしても負けられないドラゴンズは、

巨人のクローザー・を攻め、意地を見せます。

先頭の川岸の代打・英智は右飛に倒れるも、

荒木がライト線へのツーベースで出て、

井端の遊ゴロで3塁へ。

力むから、立浪がしっかり四球を選び、

続くウッズもストレートの四球。

これでツーアウト満塁、

土壇場で一打サヨナラのチャンス!

ここで迎えるは、福留

しかしセンターフライに倒れ、ゲームセット。

ドラゴンズ、大事なときに投打がかみ合わずに3連敗

星野SDの残留決定に馬鹿騒ぎする

首位とのゲーム差は、ついに「5」に。

このため、『阪神は、中日の勝敗に関係なく、

あと15勝で勝率1位が確定する』
という

勝率1位マジック「15」が点灯してしまいました。


一度は、4点リードを同点に追いつく

勝利への執念を見せましたが、

「追いつくけど追い越せない」という

今季のチームの特徴が今夜も出てしまいました。

同点になった直後に踏ん張れなかったのは痛かったです。

9月は、これで2勝6敗と急降下。

相手に勝率1位マジックは点いてしまいましたが、

幸いこれは『優勝へのマジックナンバー』ではないですし、

点くと言うことは消すことだって出来ます。

こうなってしまったら、

相手を意識しても仕方がありません。

自分達がいかに勝っていくか

それだけを考えて戦っていけばいいと思います。

先発投手が崩壊し、リリーフ陣の負担は

大きくなっている現在、打線が奮起して

とりあえずは3タテと4連敗を食い止めましょう。


PS 今夜のコメントから。

●井端弘和

<5回のタイムリーについて>

「打ったのはカーブ。

意識を右方向にもっていたので、

なんとかボールについていくことができました。」

<首位と5ゲーム差という状況に>

「残り? 全部勝つつもりでやるだけ。

可能性がある限りそれを信じる。

むこうのマジックがゼロになるまでは

絶対にあきらめない。

がけっぷちだけど、いい意味で開き直ればいい。」

●森野将彦

<2回のタイムリーについて>

「打ったのはストレート。

チャンスだったし、セカンドランナーを

返す事だけ考えていました。」

<6回のホームランについて>

「打ったのはシュート。

甘く入ってきてくれました。

先っぽだったので感触はありませんでした。

入ってくれて良かったです。

打たされないように心掛けました。

(桑田は) 投球術を持っていますから。

甘い球が来たら打っていこうと。

こっちが勝っていかないといけませんから。

目の前のプレーに集中しました。

まだまだこれからです。」

●立浪和義

<3回、三ゴロを一塁に悪送球し失点を招く>

「あそこはクソ握り(握り損ね)。

わしづかみのまま投げてしまいました。

あれが痛かった...。」

<5回のタイムリーについて>

「打ったのはストレート。

次の打者に繋ごうと思っていました。」

<残り22試合に気合 >

「まだ試合は残っている(22試合)。

4、3とゲーム差が縮まって行けば分からない。

目の前の試合を全力で戦うだけ。」

●ルイス・マルティネス

<4回5失点でKO>

「ノーコメント。」

●高橋聡文

<7回、小久保など3本の適時打を浴びて3失点>

「(小久保には) 厳しいところに

投げようと思っていたんですが…、うーん…」。

連投の疲れ? ないです。

阪神にマジック? また頑張るだけです。」

●タイロン・ウッズ

<7回のタイムリーについて>

「打ったボールはわからない。

ランナーを返すためにジャストミートを心がけた。」

●福留孝介

「マジックは消えたり点いたりするもの。

ぼくらには関係ない。プレーオフも考えていない。

目の前の試合に勝つだけ。やるしかないんです。」

●堂上剛裕

<プロ初打席は、オールスイングの三球三振>

「気持ちよく振れたというか、

練習どおりにはやれました。

意識の上でも出来たのはよかったです。」

●落合監督

<報道陣に囲まれるなり>

「どうした? お通夜みたいな顔をして。」

<阪神が甲子園で歴史的大勝>

「知ってるよ。20何点か取っているんだろ。

よそのことはいいよ。」

<阪神に勝率マジック「15」が点灯>

「目の前の試合を勝っていくだけだ。

マジックってのは点いたり消えたりするもの。

たまたま直接対決があと3試合しかないから、

マジックが点いただけ。

こういう試合をしていけばいい。

相手にぼこぼこにされて負けたわけじゃない。」

<ゲーム差が4から5に広がった>

「(一番面白い差になったという)

気持ちは変わらない。いっしょだよ。

苦しいとも思ってない。

ただテコ入れはするよ。勝つためのテコ入れは。

いろいろとな。」

2005年9月10日 (土)

わずか28球、ひどすぎた山本昌2回持たず。

「若さ」が出たのかも?落合監督、
シンプルな野球に「変わるよ」
Gにゼロ敗で4差…
緊急ミーティング

7日の痛い敗戦
3ゲーム差となったドラゴンズ
仕切り直しとして迎えた巨人との3連戦。
セ・リーグでは初、球界全体でも
なんと55年ぶりとなった『40代先発対決』
42歳・工藤公康と40歳・山本昌
しかし今夜は大きく明暗を分けてしまいました。

◇ 巨人-中日 17回戦
(9日・東京ドーム)
 D 000 000 000 = 0
 G 110 010 00×  = 3
[敗] 山本昌(7勝8敗)
[D本] なし


10勝を挙げている工藤は、
立ち上がりに細心の注意を払い、
荒木を遊ゴロ、井端を二ゴロ、
そして苦手の立浪もセンターフライにとり、
順調な出足となりました。

一方、7勝7敗の山本昌は、いきなりピンチ
先頭の清水に初球を叩かれ、左中間へのツーベース。
続く矢野が送って、迎えるは好調の二岡
2球目、外角高目のスライダーを叩くと
前進守備の三遊間を破るタイムリーヒット
簡単に先制されてしまいます。
なおも小久保にストレートの四球で一死1、2塁。
しかし阿部をセンターフライ、
高橋由伸を一ゴロにとり、1点で凌ぎますが、
決して良いとは思えない立ち上がりとなりました。

続く2回ウラ、山本昌の出来は変わらず。
先頭の仁志に初球をレフト前、
続く村田善則にもセンター前に運ばれ、1、2塁。
ここで工藤は当然、送りバントの構え、
1-3からようやく三塁方向に成功させるも、
捕った山本昌は3塁へ送球!
しかしこれがセーフとなり、ノーアウト満塁!
(記録は山本昌のフィルダースチョイス)

迎えるは、前の打席でもヒットの清水
カウント2-0から内角低目、
135キロのストレートを巧く合わせられると、
打球はセンター前に落ちるタイムリー
すかさず追加点を奪われてしまいます。
なおも満塁という場面で、落合監督はマウンドへ!
すぐさま投手交代を告げます。

持ち前の制球が甘く、変化球のキレが今一つ。
甘く入ったところを巨人打線にことごとく
捉えられてしまった山本昌
何と1回0/328球、5安打1四球2失点
94年以来の2イニングを待たずの降板
なってしまいました。

代わってマウンドへ上がったのは、山井
満塁の大ピンチでの登板となりましたが、
続く矢野をサードゴロ、5-2-3の併殺に!
さらに2、3塁で二岡もショートゴロと
追加点を与えず、好救援を見せます。

2回のピンチは凌いだ山井でしたが、
3回は、うって変わってボール先行
小久保、高橋由伸、そして仁志
三者に四球を与えてしまい、一死満塁。
しかし、打順が下位だったのが幸い。
村田を投ゴロで本塁タッチアウト。
続く工藤も初球をセカンドライナーに。
何とかこの回も0に凌ぎました。

一方、ドラゴンズ打線は、
丁寧に緩急を使って投げてくる、
工藤の前に、5回までわずか2安打。
ランナーは出しますが、後が続かず、
チャンスを広げることが出来ません。
特にマークされた荒木、井端1、2番
完全に抑えられ、徐々に重い雰囲気
なってきてしまいました。

2-0のまま進んで迎えた5回ウラ、
試合が再び動いてしまいます。
先頭の小久保に右中間にツーベース。
左打者が続く場面でドラゴンズベンチは、
山井から左の石井にスイッチ。
しかし効果なく、石井阿部に四球、
高橋由伸にはライト前に繋ぎのヒットを浴び、
ノーアウト満塁とされてしまいます。
これ以上追加点を与えると苦しくなる展開。
ここでベンチは遠藤にスイッチします。
遠藤仁志をセカンドフライに取りますが、
続く村田にレフトに運ばれ、犠牲フライ
大きな3点目を奪われてしまいました。

首位追撃のためにも、この試合を落とせない
ドラゴンズは6回、ようやく反撃。
先頭の遠藤の代打・渡邉が左中間へのツーベース!
しかし、荒木がレフトフライ、
続く井端がセンターフライと
ランナーを進めることが出来ません。
頼みの立浪も一ゴロに倒れ、
この回で降板となった工藤から得点を奪えませんでした。

しかし7回、再びチャンスを作ります。
2番手のシコースキーから
先頭のウッズが四球を選び、福留は倒れるも、
アレックスがレフト前ヒット、
大西の代打・森野も四球で一死満塁。
制球がイマイチのシコースキーを一気に攻めます。
ところが、続く谷繁が初球
高目のストレートを打ち損じて浅いライトフライ。
ランナーを還せません。
さらに鈴木の代打に、高橋光信
ファウルで粘るも、11球目、
外角低目のストレートを見逃し三振
大きな得点機を潰し、これで万事休す

8回からは久保、9回はに抑えられたドラゴンズ
結局7人の投手を注ぎ込みながらも、
最後まで流れを掴めずに完封負け
首位とのゲーム差はさらに開き、4ゲーム
崖っぷちに追い込まれてしまいました。


昌さんの出来がひどすぎましたね。
立ち上がりから、制球も球威もイマイチ。
積極的に打ってくる巨人打線の前に
何も出来ぬままに1回0/3でのKO。
負けられないという重圧があったのかも
あったのでしょうが、あまりにも悪すぎました。
一説によると、シンカーが落ちないとか。
この状態が続くようだと先発として正直、厳しいかも?
...と考えていたら、
昌さんのホームページに
なんと「2軍落ち」の報が!
何とか立ち直ってもらいたいです。頑張れ、昌さん

打線の方も重苦しかったです。
42歳の工藤の出来が良すぎたとはいえ、
このところ好調の井端がノーヒット。
本来の打撃を崩され、力んでいるように感じました。
負けられないという気持ちは伝わっているのですが、
ある意味逆効果になってしまっています。
明日ドラゴンズが敗れ、阪神が勝つと、
勝率1位マジック「15」が点灯するらしいです。
それだけは必ず阻止してほしい。
良い意味での開き直りを期待したいと思います。


PS 今夜のコメントから。
●山本昌
「まあ...。言いようがないね。」

コメントのしようがありません。
明日からファームで頑張ってきます。
またチャンスをもらえるかどうかは分かりませんが、
今はチームメートの健闘を祈るだけです。
(山本昌公式ホームページより)

●高橋光信
<7回、二死満塁で見逃し三振>
「自信はありましたが、
何を言っても言い訳にしかならない。
次、頑張ります。それだけですよ。」

●井端弘和
<4打数無安打で8試合ぶりに出塁なし>
「工藤さんがよかったです…。
その日の試合に勝つ、それだけですよ。
次も頑張ります。」

●谷繁元信
<完封負けにも落胆の色はなし>
「どう気持ちを持ち続けるか。」

●高代コーチ
「まだまだチャンスはある。
選手の気持ちを奮い立たせるのがコーチの仕事。」

●落合監督
<阪神が勝って、これで4ゲーム差>
「阪神との差か? 知ってるよ。
(オーロラビジョンに)出てたもん。
一番面白い差になってきたな。
長い話になるから(理由は)言わないけど。」

<5回、先頭打者を出しながら無得点>
「負けてひと息つくには
ちょうどいいんじゃないのか。
あしたから変わるよ。
今まで以上にシンプルな野球を
しなきゃいけないってことだ。
君たちにはわからないだろうけど。」

<セ・リーグ初の40歳以上対決に山本昌はKO>
「マサ? こういう時期じゃなくても代えてるよ。
あのままマサを放らせたら、
何点取られるかわからんし。
もう上がり目ないもん。
悪いシーズンもあるってこと。
若いやつもいるじゃないか。若いのを使っていくよ。」


PSその2 今夜の渡邉選手
出番は結構、早かったです。
6回の先頭打者、遠藤代打として登場!
対するはここまでわずか2安打の42歳・工藤
カーブが2球外れて、カウント0-2からの3球目、
外角低目のストレートをジャストミート!
左中間を破るツーベース!
7日の大事な場面での三振のショックを
払拭する見事な一打となりました。
本当は生還して欲しかったのですが、
後続が倒れ、そのまま二塁に
立ちつくすばかりとなりました。(.267)

2005年9月 9日 (金)

逆転Vへ必須のG倒、中日勝負の東京ドーム。

マサ、勝つ!全部!!

きょう先発 まずは得意のG退治


首位と3ゲーム差ドラゴンズ

8日は、名古屋から東京へ移動し、

荒木、アレックス、福留ほか22人の選手が

今夜からの巨人との3連戦に備えて、

神宮室内練習場で汗を流しました。

7日、延長戦の末に阪神に敗れた

ドラゴンズナインはショックを感じさせず、

リラックスした表情だったそうです。

来週の最後の直接対決に向け、

より多くの勝ち星を重ねなくてはいけない3連戦。

先発は、山本昌、マルティネス、そして

昇格予定の小笠原が予想されています。

注目選手のコメントを集めましたのでどうぞ!

◇山本昌

<初戦の先発予想、

後半戦は6試合に投げて1勝3敗

浮上するきっかけを掴みたい。

巨人戦は、2試合1勝1敗、防御率1.29>

「チームは負けられない苦しい状況?

そうですね、頑張ります。

残り試合登板?もちろん勝ちたいですよ。」

◇ルイス・マルティネス

<2戦目の先発予想、この日はノースロー調整>

「巨人打線?

自分がミスさえしなければ抑えられると思う。

東京ドームは狭いから注意したいね。」

◇小笠原孝

<3戦目の先発予想、今週から1軍に合流中>

「大事な試合というのは分かっていますが、

意識しないようにしています。

調子は(前回1軍で先発した6月12日の)

ロッテ戦よりはいいです。」

◇平井正史

<夕闇の神宮の杜で落合監督と15分程会談。

監督のささやきで心のケア?>

「(監督に「宇和島は大丈夫だったのか?」と聞かれ)

台風のことは『すぐに連絡がつきました』

って答えました。野球? まあ、それは...。」

◇岩瀬仁紀

<逆転Vへフル回転宣言>

「(7日は)言われてなかったけど、

行くつもりでした。

もうコンディションとか言ってられない。

(どんな場面でも)関係なく行きます

<セーブの日本記録まであと6>

これからは個人的なことを

言っていられないですからね。

いつでも投げられるように準備するつもりです。

チームが優勝して、結果として

記録がついてきたらいいですね。」

◇福留孝介

<『一線必勝主義』を唱える>

「阪神とどうこうより、自分たちの

やることをやっていけば大丈夫。

そう思っています。

3ゲーム差という意識もないし、

まだまだそういうのは関係ないですよ。」

◇アレックス・オチョア

<フリー打撃で10分延長して20分の志願特打>

「残った試合にいいスイングが

できるようにするためさ。」

◇落合監督

<ブルペンで山本昌の投球を見守る>

「何もないよ。」

この日のブルペンは、報道陣をシャットアウト。

落合監督、森繁コーチ、秦コーチ

見守る中で投球練習を行った昌さん

後半戦なかなか勝てない

不惑のベテランの復調は追撃には欠かせません。

再来週の直接対決では多分登板があるでしょう。

そのまえに今夜、東京ドームで好投して

弾みをつけてもらいたいです。

対する巨人の先発は、工藤、桑田、上原

名前だけ見ると素晴らしい3本が相手です。

チームの一番の話題は、次期監督とはいえ、

阿部の一塁や高橋由伸の復帰など

単なるヤングジャイアンツではなくなり、

ある意味侮れません。

福留が言うように

自分たちのやるべきことをやっていき、

力をフルに発揮して、倒してもらいたいです。

残りゲームも24試合、状況は厳しいですが、

追撃にむけ目の前のゲームを一つひとつ

しっかり取っていきましょう、頑張れ


PS 今日のその他。

岡本、復活手応え50球

投げたい!19日からの阪神戦


◇岡本真也

<背筋痛で2軍調整中、

8日、ナゴヤ球場のブルペンで本格投球>

「デキは普通かな。順調だと思いますよ。

前のこともあるので、

2、3日たたないと分かりませんが...。

ただ、前よりいいと思います。

阪神戦? 見てました。

まあ、僕にできるのは早く治すことだけ。」

岡本がブルペンで本格投球をしたようですね。

順調なら19日の阪神戦までに

昇格するかもしれないそうです。

数日前に「中日岡本、今季中復帰は絶望的」

なにわWebに書かれていたのが、ウソのよう?

先日の阪神戦では、中継ぎの層の薄さ

つくづく感じました。

病み明けの岡本にムリはさせられないですが、

早く治して戻ってほしいと願っています。


PSその2 「ST Question」投票結果。

Q5.「ドラゴンズ、8月のMVPは?」

井端弘和 (41%)

中田賢一 (20%)

朝倉健太 (16%)

タイロン・ウッズ (11%)

岩瀬仁紀 (5%)

荒木雅博 (2%)

福留孝介、森野将彦 (1%)

鈴木義広、平井正史 (0%)

Total: 163 votes

☆お答え頂きありがとうございました。

セ・リーグの月間MVPの候補にもあがった

井端選手会長が堂々の1位でした。

9月に入っても絶好調!ますます頑張ってもらいたいです。

後半からは中田投手の票も増えて、躍進の2位。

9月度は1位になるかもしれません?

さて、今日からの第6問は、ちょっと萌え系に?

『球団マスコットはどれが好き?』です。

ドラゴンズの3体だけでなく、

セ・リーグのマスコットをノミネートしました。

多分、上3つの競争になると思われますが、

「ラミちゃんぺ、アイーン、ゲッツ!」

ラミレスと一緒にやっている

つば九郎とかもけっこうナイスですからね。

よかったら投票お願いします!

2005年9月 8日 (木)

延長11回、勝利の女神は竜に微笑まず。

オチョアエキサイティング!これは絶対にセーフ!竜、1勝1敗3差 

それでも逆転できる!!

この悔しさ この執念 

残り24試合にぶつけろ


ドラゴンズが先勝し、

2ゲーム差で迎えた

ナゴヤドームでの直接対決第2戦は、

延長11回、5時間1分に及ぶ試合となりました。

終盤二転三転ともつれたゲーム、

勝利の女神が微笑んだのはどちら?

◇ 中日-阪神 19回戦
(7日・ナゴヤドーム)
 T  000 100 011 01 = 4
 D  000 000 102 00 = 3
[敗] 平井(4勝4敗1S)

[D本] なし



川上憲伸下柳剛の先発。

ともに落ち着いた立ち上がり、

憲伸は、2回の二死1、2塁、

下柳は3回ウラの二死1、2塁と

ともにピンチをしっかり凌いで、

序盤は静かに進んでいきます。

均衡が破れたのは、4回表。

この回先頭は金本が1-3からの5球目、

真ん中低目のストレートを叩くと

打球はレフトスタンドへ。

その前の2球目にもレフトポール際へ

大きなファウルがあった金本

打ち直しのホームラン阪神が先制します。

今夜の憲伸は、普段より抑えめ。

序盤は、球威もコントロールも今一つでしたが、

回を追うごとに良くなってきた様子。

粘りの投球で味方の反撃を待ちます。

一方、下柳は低目にボールを集める丁寧な投球。

ドラゴンズ打線は翻弄されてしまい、

5回を投げて降板するまで、ヒットはわずか2本

なかでも福留は、全く合わず、

4回の一死2塁のチャンスでも初球を遊ゴロと

完全に封じ込められてしまいました。

1-0のまま迎えた6回、

阪神は早くも逃げ切り体勢。

JFKのなかからF藤川がマウンドへ。

6回ウラは、二死2塁を凌がれしまいますが、

2イニング目となった7回ウラ、

ドラゴンズはようやく藤川を捉えます。

一死から大西の代打・森野が四球を選ぶと、

続く谷繁が初球、外角低目のストレートを一振り!

打球はあと数十センチでスタンドインという、

右中間フェンスに当たるタイムリーツーベース

森野が一気に1塁からホームイン!

1-1の同点に追いつきます。

なおも二死2塁で、憲伸に代打、高橋光信

しかし、キャッチャーフライに倒れ、

追加点はなりませんでした。

同点となった8回からは、

ドラゴンズ高橋聡文を投入。

しかし、先頭の代打・濱中を四球で出し、

赤星に送られ、一死2塁。

ここで迎えるは、今夜ノーヒットの鳥谷

ところが、0-2からストライクを取りに来た

真ん中高目のストレートを叩かれると、

打球は、前進守備のアレックスの頭上を

越えるタイムリーツーベース

2-1と勝ち越されてしまいます。

ここでベンチは、聡文から山井にスイッチ。

迎えたシーツの当たりはセンターへのライナー。

しかし、アレックスダイビング!

地面スレスレでこれを掴みます。

飛び出していた鳥谷は戻れず、

2塁にボールを送って、ダブルプレー。

見事なプレーで流れは再びドラゴンズへと傾きます。

1点ビハインドで迎えた8回ウラ、

今度は、JFKJウィリアムスがマウンドへ。

しかしボールがやや荒れ気味。

二死を簡単に取るも、立浪の右のももに死球。

さらにウッズの4球目、パスボールで2塁へ。

ここで立浪から代走・英智に。

ウッズは歩かされて、迎えるは福留

しかし2球目のスライダーを打ち上げて、レフトフライ。

勝ち越しはなりませんでした。

2-1で迎えた9回、

ゲームを左右する大きな場面が次々と。

山井は2イニング目に入ると、

4日のヤクルト戦でのロングリリーフの疲れか、

この回は腕が全然振れず、連打を浴びてしまいます。

先頭の金本が0-3からライト前、

続く今岡も0-2からセンター返し、

さらに桧山にも四球を与えてしまい、

ノーアウト満塁とピンチを背負います。

次の1点が入ると、勝負が決まりそうな場面。

しかし、ここは山井が踏ん張り、

矢野を二ゴロにとって、金本は本塁タッチアウト。

ここで落合監督がマウンドへ。

なんと1点ビハインドの状況で岩瀬を注ぎ込みます。

岩瀬は、藤本の代打・スペンサー

空振り三振に取りますが、

続くウィリアムスの代打・関本健太郎

一二塁間を破られてしまいます。

三塁走者の今岡がホームインして、3-1。

二塁走者の代走・中村豊も3塁を回ってホームへ。

しかし、福留からの好返球に本塁タッチアウト!

ところが谷繁のブロックをかいくぐって、

中村豊の手が先に入っていたと岡田監督が抗議!

判定は覆りませんでしたが、

この回大きな1点が入ってしまいました。

2点差となった9回ウラ、

マウンドにはJFKK、クローザーの久保田

しかし粘りを見せるドラゴンズは、

先頭のアレックスがセンター前ヒットで出ると、

続く森野もレフト線に落ちるツーベース!

ノーアウト2、3塁と一気にチャンスをつくります。

ここで迎えるは、谷繁

5球目を叩きますが、詰まってしまい二ゴロ。

セカンドの関本はホームへワンバウンド投球。

三塁走者のアレックスがヘッドスライディング!

タイミング的にはアウトにも見えましたが、

アレックスの手が矢野のタッチよりも

先にベースを触れたとして、

橘高主審の判定はなんとセーフ

(記録は関本のフィルダースチョイス)

こうなると収まらないのが、阪神ベンチ

岡田監督平田コーチが真っ先に出てきて、

何でさっきのがアウトで今度のがセーフだと

後から続々と首脳陣が審判に詰め寄ります。

(その際、平田コーチ橘高主審に暴行)

納得いかない岡田監督は、

ナインをベンチへ引き揚げさせ、試合が中断

試合放棄も辞さない雰囲気になってしまいます。

審判団が三塁側ベンチの前で説明しますが、

当然阪神ベンチは納得しません。

妥協点がないまま、最後はフロントと相談。

18分の中断の末、阪神の選手がグラウンドに戻って、

3-2、ノーアウト1、3塁で試合が再開されました。

ドラゴンズは、岩瀬の打順で代打・井上

再びマウンドに上がった久保田の2-3からの8球目、

真ん中低目のスライダーを巧く叩くと、

打球はレフトへの犠牲フライ

土壇場で3-3の同点に追いつきます!

なおも一死1塁でチャンスは続きます。

荒木が2球目のスライダーをコンパクトに叩くと、

打球はセンターへのライナー。

ところが、捕ろうとした赤星

掴み損なって、後逸

痛恨のエラーとなりランナーは一気に2、3塁。

一打サヨナラのチャンスが訪れます!

阪神ベンチは、続く井端を歩かせ満塁策。

ここでドラゴンズは英智に代打・渡邉

阪神ベンチも岡田監督がマウンドへ、

久保田に声をかけます。

「監督には、負けてもいいからと言われた。」(久保田)

しかしこれで久保田が落ち着いたのか?

開き直って、ストレート一本の力勝負を挑んできます。

この気迫が勝り、渡邉

148キロの内角のストレートを空振り三振

そして迎えるは4番のウッズ

しかしここでもストレート一本やり。

ウッズも負けずに振ってきますが、

最後は150キロの内角へのストレートに空振り三振

連続三振でチャンスを逃したドラゴンズ

ゲームは延長戦に突入します。

岩瀬に代打を出してしまったドラゴンズ

10回からは、石井がマウンドへ。

簡単に二死は取りますが、シーツにピッチャー返し、

金本に四球を与え、1、2塁とピンチ。

ここでベンチは平井にスイッチ。

何とか今岡を遊ゴロに取って、凌ぎます。

一方、阪神は久保田がそのまま続投。

しかし先頭の福留が内角低目のフォークを叩き、

左中間フェンス直撃のツーベース。

一打サヨナラのチャンスを作ります。

続くアレックスは引っ張ってしまい遊ゴロ。

ここで阪神ベンチ森野は歩かせて、

一死1、2塁で谷繁との勝負を選びます。

そして、2球目、福留が三塁へスチール

完全に盗んでタイミングはセーフでしたが、

友寄三塁塁審の判定はアウト!

福留高代コーチが抗議しますが、判定は変わらず。

二死1塁とチャンスがしぼんでしまい、

結局、谷繁はライトフライ。

微妙な判定の前にチャンスを生かせませんでした。

そして迎えた延長11回、

思わぬ一打が飛び出します。

11回表、平井が続投。

この回先頭は、中村豊

2-3からの6球目、

真ん中高目に入ったボールを振り向くと、

高く上がった打球はそのままレフトポール際へ。

起死回生の勝ち越しホームラン

9回にホームを踏むもアウトと判定された男が

放った今季第1号が、貴重な一発となり、4-3

平井にとっては、またも痛恨の被弾となってしまいました。

土壇場で1点ビハインドとなったドラゴンズ

マウンドには、3イニング目となる久保田

しかし、球に気迫が加わってしまい、

ドラゴンズ打線は苦しみます。

先頭の井上が、見逃し三振。

続く荒木も空振り三振でツーアウト。

井端が右打ちでかろうじて出ますが、

平井の代打・川相昌弘

空振り三振に倒れゲームセット。

5時間1分に及ぶゲームを競り負けたドラゴンズ

直接対決は、1勝1敗に終わり、

ゲーム差は再び、3と後退してしまいました。


前半の展開を忘れてしまうくらい

後半がもつれてしまいました。

終盤、JFKを攻め込んでの粘り、

微妙な判定のアシストもあって、

同点に追いつき、さらに赤星のエラーで

最大のチャンスとなった9回一死満塁で

一気にサヨナラに持っていけなかったのが

痛かったと思いますし、悔しいです。

再び3ゲームとなってしまいましたが、

これで終わった訳ではありません。

再来週の甲子園での最後の直接対決に向け、

なるべく差を縮められるよう、

ひとつひとつ確実に戦っていってほしいと思います。


PS 今夜のコメントから。

●川上憲伸

<7回を4安打1失点と

先発投手としての責任を十分に果たしたが>

「(金本への) あの一球ですね。

相手は (中継ぎの) 交代が早いチームなのに

先制点をむこうに与えるということは、

むこうの勝ちペースにはまってしまう。

こういう試合では絶対に避けなければ

いけないことなので、そこが悔しいです。」

●岩瀬仁紀

<1点ビハインドの9回一死満塁で登板>

「負けていてもいく。

もうそのつもりでいましたから。これからもです。」

●平井正史

<延長11回、痛恨の被弾>

「打たれた球は高くなったというか内に入ってしまった。

一発がないといっても打たれてしまっていますから。

打たれた瞬間はどうかなと思ったんですが...。

切り替えていくしかない。次、頑張ります。」

●アレックス・オチョア

<9回、先頭打者でヒット、そして決死のダイブ>

「とにかく何とか塁に出ることだけを考えていたよ。

いいゲームだった。負けたのは悔しいが、

両チームの差は最後にホームランが

出たかどうか。それだけだよ。

次の巨人戦に勝って、阪神に離されないようにしないと。

距離を縮めて、次の阪神戦に備えたいね。」

●谷繁元信

<7回同点のタイムリー>

「打ったのはストレート、何とかしたかった。」

<攻守にわたって存在感を発揮したが試合後は>

「何もなし。」

●井上一樹

<9回無死1、3塁から同点の左犠飛>

「久々の出番だったけど、冷静にいきました。」

●福留孝介

<10回、一死1、2塁で三盗、微妙の判定でアウトに>

「審判がアウトと言っているんだから、アウトでしょ。

選手は一生懸命やっているんだから、

(あの判定は) 失礼だよ。」

●タイロン・ウッズ

<苦しい状況は変わらないが全員の気持ちを代弁>

「ナイスゲームだったと思う。望みは捨てない。」

●高代コーチ

<言葉少なだった指揮官に代わって、気持ちを代弁>

「渡辺、ウッズのところがな。

うちとしても岩瀬を出していたから。」

●落合監督

「監督で負けた。以上。」


PSその2 今夜の渡邉選手

7回に一度、憲伸の代打として、

ネクストで準備はしていましたが、そこでの起用はなし。

その代わりにクライマックスで出番は訪れました。

9回一死満塁、英智代打として登場!

犠牲フライでもスクイズでも1点入ればサヨナラ

得点圏打率.625渡邉選手にとって、

美味しい場面での打席となりました。

初球、150キロのストレートはボール。

2球目は右へのファウル、3球目もファウル。

そして2-1からの4球目、

148キロの内角へのストレートを空振り三振

残念ながら、チャンスを生かすことが

出来ませんでした。

みなさん、ごめんなさい!(.257)

2005年9月 7日 (水)

チーム救った中田賢一、堂々の5勝目!

さすが背番号20、中田快投!中田、やっぱり20番

ナゴヤ最終決戦先勝 竜2差


「大事な一戦? 

それでもいつもと変わらずに

投げるだけですよ。

とにかく谷繁さんのミットをめがけて、

自分のボールを思うところに投げたい。」


緊張感漂う直接対決第1戦の

先発を任された中田賢一は、

この一戦を前にこう話しました。

3ゲーム差付けられたドラゴンズ

絶対に負けられない2連戦。

背番号20首位阪神に立ち向かいます!

◇ 中日-阪神 18回戦
(6日・ナゴヤドーム)
 T  000 000 002 = 2
 D 101 102 00X = 5
[勝] 中田(5勝2敗)

[S] 岩瀬(1勝1敗39S)
[D本] 立浪8号、9号 井端6号



台風14号の影響で開催が危ぶまれましたが、

無事に試合が始まりました。

中田は、立ち上がりからストライクが先行。

先頭の赤星をフォークで空振り三振に取ると、

続く鳥谷も空振り三振、シーツを遊ゴロと

三者凡退に切って、上々のスタート。

一方、阪神先発の井川は、制球がやや不安定。

初回からドラゴンズが先制のチャンスを作ります。

井端がライト前ヒットで出ると、

立浪もレフト前で続き、一死1、2塁。

続くウッズの3球目に何とダブルスチール!

井川に揺さぶりをかけます。

ウッズがよく見て、四球を選んで満塁。

そして迎えた福留のカウントは2-3

6球目、投じたストレートがワンバウンド!

押し出し四球で先制します。

なおも一死満塁とチャンスでしたが、

アレックスが空振り三振、森野が二飛と

凡退して、1点止まりとなってしまいます。

1点リードをもらった中田でしたが、

2回、先頭の金本をライト前ヒットで出すと、

続く今岡の時に、ボークを取られ、2塁へ。

さらに今岡が一ゴロで進めて、一死3塁。

しかし、ここは中田が踏ん張ります。

桧山を一ゴロ、矢野を遊ゴロに取って、

ピンチを切り抜けました。

3回ウラ一死、相変わらず不安定な井川から

立浪が高目のチェンジアップを捉えると

打球はライトスタンドへ!

久しぶりの立浪らしい一発で追加点を奪います

続くウッズはレフト前、福留が四球を選び、

アレックスがショートオーバーでまたも満塁。

しかし、森野が遊飛、谷繁が見送り三振。

悪いながら井川に踏ん張られ、

ここも1点のみとなってしまいました。

4回先頭の鳥谷が高いバウンドのピッチャー内野安打。

続くシーツ、金本は凡退するも、

今岡がレフトへ巧く運んでツーベース。

二死2、3塁とピンチを背負います。

しかし桧山を外角高目のストレートで空振り三振!

中田はこの回も0で凌ぎ、波に乗ります。

ピンチを凌いだ中田を援護すべく、

1、2番井川を攻め込み、追加点。

4回一死からまず荒木がセンター前に運びます。

そして井端が、2-3から外角のストレートを引っ張ると、

打球はレフト線へ転がり、

スタートを切っていた荒木は一気にホームイン!

ねらい打ったタイムリーツーベース。

効果的な1点で3-0とリードを広げます。

今夜の中田は、力のあるストレートと

キレのある変化球をきっちり投げ込みます。

低目へのコントロールが抜群で、

追い込んでからはフォークを有効に使って、

阪神打線に的を絞らせずに、0を重ねていきます。

5回の二死1、3塁を逃したドラゴンズでしたが、

6回ウラ、一発攻勢で中押しが入ります。

この回から登板の桟原将司を攻めて、

一死から井端が0-2からの真ん中高目のストレートを

思い切り叩くと打球はレフトへ一直線。

ライナーで飛び込むホームラン

さらに立浪も続き、内角へのストレートを

見逃さず叩き、打球は伸びてライトスタンドへ。

この日2本目となるホームランは、

立浪にとって、久々の猛打賞となりました。

さらにウッズがレフトへツーベース、

福留がこの日3つ目の四球を選び、

アレックスの三ゴロ、森野を敬遠して、

二死満塁とこの日3度目の満塁のチャンス。

しかし谷繁が空振り三振。

一気に大量点とは行きませんでしたが、

5-0として、ほぼ勝負を決めました。

7回以降も球威が衰えず、アウトを重ねていく中田

8回も藤本からこの日11個目の三振を奪います。

続く代打・片岡をレフトフライ。

赤星のニゴロは荒木がお手玉してしまいますが、

鳥谷が初球を打って、一ゴロ。

いよいよ最終回、プロ初完封の夢が広がります。

8回まで93球、4安打無四球無失点の中田

先頭のシーツを三ゴロに取りますが、

金本にこの日はじめての四球を与えます。

続く今岡にも一二塁間を破られ、1、2塁。

森繁コーチがマウンドへ出向き、間を置きます。

桧山をセカンドフライに取って、迎えるは矢野

何とか2-2まで追い込むも、

6球目の外角低目のスライダーをバットの先で捉えられ、

打球はショートオーバーのポテンヒット。

ついに中田が、1点を失ってしまいます。

ここで落合監督が審判からボールをもらい、

微笑みながらマウンドへ。

代打・濱中のアナウンスを聞くと、岩瀬にスイッチ。

8回2/3、あと1人のところで

大好投の中田はマウンドを降りました。

代わった岩瀬は、二死1、2塁から

濱中にレフトへタイムリーを浴び、

1点返されますが、続く代打・スペンサー

ファーストフライに斬ってゲームセット。

ヒヤヒヤながらも、球団新となる39セーブ目をマーク!

大事な直接対決の初戦を取り、ゲーム差を2としました。


中田がナイスピッチングで

チームの危機を救ってくれました。

谷繁のリード通りにコントロールよく投げ込み、

序盤のピンチを切り抜けるとそれ以降は

落ち着いたマウンド裁きで

阪神打線を寄せ付けませんでした。

最終回まで行きながらも

完封、完投こそ逃してしまいましたが、

それでもおつりが来るくらいの快投

これで再昇格後3連勝

安定感はおそらくチーム一でしょう。

再来週の甲子園でもこの調子で頑張ってほしいです。

打線の方は、相手の左のエース・井川

先週の甲子園に引き続いてKOしましたが、

3度の満塁のチャンスをモノにしてほしかったです。

1つでも取れれば、もっと楽に進められた思います。

ただ不調だった立浪が2本塁打を含む猛打賞

この時期に立浪に当たりが戻ってきたのは

とても大きいと思います。

好調を維持する井端と共にチームを引っ張ってほしいです。

これでゲーム差も2と縮まりましたが、

連勝しなければ意味がありません。

明日はエース・川上憲伸が先発。

苦手な下柳を打ち込むのは、難しいですが、

どういうカタチでも必ず勝利を掴んでほしいです。

最後に岩瀬投手、新記録おめでとうございます!

残り試合もドンドン投げ込み、記録を伸ばして下さい。


PS 今夜のビクトリーラン

○中田賢一

「こんなに大きな声援がもらえて嬉しいです。

今日は一人一人のバッターに集中して

勝つことだけを考えて投げました。

完封は逃しましたがまた次しっかり投げます。

大事な一戦を前にいつになく緊張しましたが

試合が始まると落ちつきました。

今日はフォークが良かったと思います。

自分にできる仕事をこなしてその結果

勝つことができたので本当に嬉しいですね。

今日もたくさんの応援ありがとうございます!

次の試合もがんばりますので

応援よろしくお願いします!!」

「勝つことしか考えてなかったので、うれしいです。

緊張? しましたが、試合直前に

ブルペンに入ったころからはいつもと同じでした。

最後は力んでしまって…。

金本さんへの四球は悔いが残りますね。

でも勝ててよかった。

11三振? きょうはフォークがよかった。

低め低めを意識した結果です

完投できなかったのは悔しいけど、

しっかり投げられたのでいいかな、と。

次も頑張ります。野球は最後の最後まで

何が起きるか分かりませんから。」

○立浪和義

<3回のホームランについて>

「打ったのはツーシームだと思う。うまく(腰を)回転できました。」

<6回のホームランについて>

「打ったのはカットボール。うまく打てました。」

「井川との相性? 相性とか、どうのこうのと

言ってる時期じゃないですから。

(練習中、合間を見ては素振りを繰り返すなど)

確認はいつもやること。打っても打たなくても、ね。

打てなくていろいろ変えている。

試合で打つことでつかめる感触もある。

走者がいるときは自分がかえすと

いう気持ちでやっている。

最後まで全力を尽くすだけ。

明日、勝たないと意味がない。」

○井端弘和

<4回のタイムリーツーベースについて>

「打ったのはストレート。

チャンスを広げようと思っただけです。」

<6回のホームランについて>

「打ったのはストレート。手ごたえありました。

「3点差では何があるかわからない。

4点目、5点目が大きかったと思う。」

<初回のダブルスチールについて>

(一塁走者の)立浪さんがこっちを見てたんで、

見たということは三盗に行けよ、

ということかなと、ひらめいた。」

<対井川はこれで15打数7安打>

井川? あんまり打ってるイメージないんですけどね。

2ゲーム差だとそう簡単には追い越させて

くれないだろうから、明日勝つことが大事。」

○岩瀬仁紀

<九回二死1、2塁でリリーフ、39セーブの球団新記録>

「ブルペンでは当然、準備していました。

ただ、今日は中田に完封して欲しいと思って

応援してしまっていたんで…。

記録はうれしいけど、

今はそんなことを言ってられないから。

まだ阪神の下にいる。うちは勝っていかないと

いけないですからね。勝つことで必死です。」

<ひそかにあこがれている夢は>

「日本一の胴上げ投手ですよ。

そのためにはリーグ優勝もしなきゃいけないし、

その時の胴上げ投手にもなりたいけどね。」

<横浜・佐々木の持つセーブの日本記録まであと6>

「もちろん、それくらい投げる準備はしてますよ。」

○福留孝介

<初回の押し出しなど3四球で勝利に貢献>

「5打席でたった3回しか

バットを振ってないんですよね。」

○落合監督

<ルーキーが堂々の投球で3連勝>

「勢いじゃない。勢いじゃそうは続かないよ。

まだ(中田の連勝は) 続くよ。

あのピッチングをしていけばな。」

<中田は新人扱いしちゃいけない>

「頭のいい子だもん。

攻めどこ、引きどこ、これからもっと

いろんな経験を積んでいけばな。

新人という見立てをしちゃいけない。

ここ(1軍) ではな。

20年やってきた選手も、新人も同じプロ野球選手。

新人扱いしちゃいけない。

そのうち (中田は) 完封するよ。

本人も完投したかっただろうけど。

難しいもんなんだよ、完投というのは。

まあ、そうは遠くないよ。」

<残り25試合。ラストスパート。立浪に当たりが>

「(打線は) 1番から何番までで

点をとるかということ。

ちょっと去年のスタイルになってきたんじゃないか。

あと20何試合だもん。調子のいい悪いじゃないだろ。

やり残したことはあっちゃいけない。」


PSその2 今夜の渡邉選手

最終回、川相昌弘、英智とともに

勝利のフォーメーションとして登場!

ファーストの守備に付きました。

中田の完封の夢が破れ、5-2となり

二死1、3塁となりますが、

代打・スペンサーの当たりはファーストフライ。

右足を軽く上げながらも、一塁ベース付近でキャッチ!

ウィニングボールをしっかり掴みました。

2005年9月 6日 (火)

燃える中田、吠える井端、迎えるナゴド大一番。

ドラゴンズ・中田、絶対虎ねじ伏せる

きょうから竜虎ナゴヤ決戦


首位・阪神3ゲーム差となったドラゴンズ

いよいよ正念場の直接対決2連戦が

今夜からナゴヤドームで行われます。

連敗すると勝率1位マジック「17」

相手側につくという状況。

ドラゴンズは、2人の右腕。

好調のルーキー・中田賢一

エース・川上憲伸が迎え撃ちます。

5日、投手陣はナゴヤドームで軽めの調整。

直接対決に臨む2選手をはじめ、

投手陣のコメントをどうぞ!

◇中田賢一

<第1戦の先発予定、

再昇格後は、2戦2勝、防御率0.60。

『背番号20』に逆転Vへの命運を託す>

「緊張とかはあまり感じていないんですが…。

ただ、今までやってきたこと全部を出し切りたい。

(阪神について) 対戦したことのない球団よりは

いいですが、前よりは勢いはある。

気をつける人? 全員です、というか

春先とはイメージも違うでしょうし、

自分が思ったところにボールがいけば。それだけですね。

(阪神・星野SDがTVのゲスト解説者として観戦する)

星野さん? 意識はしません。いつも通りです。

とにかく谷繁さんのサインの意図を考えて

自分のボールを投げるだけです。」

◇川上憲伸

<第2戦の先発が濃厚。

先週の直接対決では5回2/3を9安打5失点と

本来の投球は戻っていないが>

「4、5月なら(不調脱出の)

出口を見つけないといけませんが、

今シーズン投げられても数回。

出口を求めるより結果を出さないといけない。

何とかチームが勝てるようにしたい。」

◇高橋聡文

<今季6打数無安打と金本を完ぺきに封じている>

「前のイメージがまだあると思うんで、

うまく利用していきたい。」

◇小笠原孝

<朝倉、野口の代わりにこの日から一軍練習に合流。

9日からの巨人3連戦で今季初勝利を狙う>

「ファームでやるだけのことはやってきました。

いい状態です。低めを意識した投球をしたい。」

ルーキーがこのような場面で

投げるとは思いませんでしたが、

中田には、いつも通り落ち着きある

クールな投球を見せてもらいたい思います。

一方、憲伸はこの際、完璧でなくてもいいです。

どんな形でも抑えてもらい、結果を出してほしいです。

注意すべきは、赤星、シーツ、今岡、矢野でしょう。

なかでもシーツは何とか止めてもらいたいです。

そして帰ってきた「困ったときの小笠原」

まだ今季未勝利ですが、週末は期待しています。

一方、野手陣完全休養日となりました。

ただ、どの選手とも気合は十分。

なかから「ブルー・スリー」のコメントです。

◇井端弘和

「やるしかないッ!

勝つしかないッ! 頑張るしかないッ! 

3ゲーム差? それがどうしたッ! 以上です。」

◇福留孝介

「何も変わらないですよ。

いつもと同じようにやります。いつもと同じです。」

◇荒木雅博

「とにかく、どんな形でもいいから

塁に出ることです。

それがエラーだって構わない。

そこからだと思うんです。」

いばちんが熱く吠えています!?

その意気込みや素晴らしいです!

言われるとおりやるしかないでしょう。

ただ気合ばかりではなくて、

普段通りの野球を地元でできるかがカギ。

とにかくこの3人が塁に出て、

チャンスを広げ、そして還す。

鬼門復活に向け、井川、下柳

そしてJFFKを叩いてもらいましょう!

最後に、よりによってデイリーに載っていた

監督のコメントを。こっからが勝負です!

(提供:「On The Road」さん)

◇落合監督

「オレは10月のラスト5試合ぐらいが

カギを握る展開になるんじゃないかと思ってる。

ただ、(94年の) 10.8みたいな試合は、

今の選手じゃ精神的に持たんだろうから、

そういう展開にはしたくないんだけどな。

今のまま使い続けたら、中(継ぎ)が壊れる。

こっからはどれだけ先発が奮起するかじゃないか。

オレの仕事はピッチャーをいかにやりくりして、

目の前の試合を取るかだから。」

今後のペナントレースの行方を

大きく左右する大一番

Vの追い風は相手側に向いていますが、

まだまだ変えられる要素は多々あります。

台風14号の影響によっては中止も考えられますが....?

2005年9月6日(火) 

中日VS阪神 開催について



台風14号の接近に伴って、

9月6日(火)阪神戦の開催について、

たいへん心配をおかけしています。


 本日開催予定の中日ー阪神戦は、

予定通り16時開門し、18時試合開始いたします


 尚、台風14号が近づいていますので、

今後の台風情報、交通情報にご注意ください。


 また7日の試合については、7日(水)14時以降に

当ホームページでお知らせいたします。


(株式会社ナゴヤドームホームページより)

とりあえずは行われるようですね。

とにかくドラゴンズ勝つしかありません。

地元でナイスゲームを期待しています。

2005年9月 5日 (月)

野口四球で2軍落ち、追撃及ばず3差に。

野口よ、どうなる、どこへ行く....。虎倒へローテーション再編

落合監督動く


ともに集中打で勝利をものにして、

1勝1敗で迎えたヤクルトとの3戦目。

ドラゴンズの先発は、好調の中田ではなく、

ローテ通りスライドさせての野口でした。

一方、ヤクルトの先発は、藤井秀悟

藤井は、5月5日以来の対ドラゴンズ戦

そうです、5月5日といえば、

あの「ウッズ暴行事件」のあったゲーム。

因縁のウッズVS藤井の対決。果たして結果は?

◇ 中日-ヤクルト 19回戦
(4日・ナゴヤドーム)
 S  003 000 002 = 5
 D 010 000 003 = 4
[敗] 野口(3勝6敗)

[D本] 谷繁11号 荒木2号

   ウッズ33号2ラン



立ち上がり、藤井は制球が不安定。

荒木を見送り三振に取りますが、

続く井端を四球で出してしまいます。

井端が刺されますが、立浪にも四球で二死1塁。

ここで迎えるは、ウッズ

約4ヶ月振りの「因縁の対決」

藤井は力が入ったか、四球で歩かしてしまい、

ドラゴンズは1、2塁のチャンスを迎えます。

しかし、藤井とは相性が良いはずの福留は、

真ん中低目のスライダーに空振り三振。

二者残塁とチャンスを逃します。

続く2回、落ち着かない藤井から先制点。

二死から谷繁がカウント2-1から

内から中に入ったストレートを振り切ると、

左中間スタンド最前列に飛び込むホームラン

今季ドラゴンズ戦2試合での防御率が

0.66の藤井から1点リードを奪いました。

リードをもらった野口ですが、

乗り切れず3回に捕まってしまいます。

先頭の小野にライト前に運ばれると、

続く藤井に送られ、一死2塁。

志田宗大の5球目に野口がワイルドピッチ。

ランナーを3塁に進めてしまいます。

何とか志田を、空振り三振に取りますが、

失点を怖がり、多少力みが入っている野口

続く宮本ストレートの四球

二死1、3塁となり、迎えるは、

前回対戦の神宮でも3ランを打たれている岩村

1-1からの3球目、甘く入ったストレートを

センターバックスクリーンに運ばれます。

痛恨の逆転3ランホームラン

続くラミレスにもレフト前に運ばれた野口

ここで落合監督がマウンドへ

すぐさま交代を告げます。

わずか2回2/3、54球。4安打1四球3失点で

野口はマウンドを早々と降りました。

2点ビハインドとなったドラゴンズ

すぐさま反撃をしたいところ。

3回ウラ、先頭の荒木がセンター前ヒットで出ます。

ところが井端がスライダーを引っかけ

5-4-3のダブルプレーに。

続く4回ウラにも一死から福留が四球で出るも、

アレックスがこれまた6-4-3のダブルプレー

この2つの併殺が藤井を助けてしまい、

それ以降は、完全に立ち直られ、

8回まで完全に抑えられてしまいます。

一方のドラゴンズ

3回途中から登板した山井が完璧な投球。

力のあるストレートとキレのある変化球で

7回までの4回1/3を宮本の二塁打1本だけ。

8回も鈴木が三者凡退に切って、

展開がとても早い投手戦となり、最終回を迎えます。

2点差のまま迎えた9回、

マウンドには、4番手の平井

先頭のラミレスは中飛に取りますが、

続く宮出の当たりがセカンド内野安打に。

これで若干リズムが狂ったか、

リグスの3球目に真ん中低目のストレート。

ジャストミートされた打球はレフトスタンドへ。

勝負を決めるダメ押しの2ラン

手痛い失投で5-1となってしまいました。

9回ウラ、藤井がそのままマウンドへ。

ところが、先頭の荒木が起死回生の一発!

スライダーを巧く叩くとレフトスタンドへ。

この日藤井から打った、

チーム3本目のヒットがホームラン!

これが追撃の合図となります。

3点差となり、藤井は降板。

クローザーの石井弘寿がマウンドへ。

ところが今日の石井は、制球が若干悪し。

井端に四球を与えると、立浪にも0-3。

何とか投ゴロに取りますが、ランナーは2塁へ。

ここでウッズが一仕事!

0-1から内角低目のスライダーを叩くと、

高く上がった打球は、左中間フェンスオーバー!

2ランホームランとなり、1点差に迫ります。

福留は高目のボール球を叩き、中飛に倒れますが、

アレックスが初球をレフトへクリーンヒット!

代走に英智、そして代打・大西

「逆転のドラゴンズ」となりそうな展開に

場内のボルテージも否応なく上がり、

期待が高まります。

危ういボールはカットする大西

英智もタイミングを計って、2塁を狙います。

そして迎えた8球目、内角低目のスライダーを

打ち上げてしまいサードフライ。

あと一歩及ばず、1点差での敗戦となりました。


野口が早々とKOされてしまいました。

ワイルドピッチで3塁に走者を進めてしまったがために、

慎重になりすぎて、痛恨の宮本への四球。

そして岩村に痛打されてしまいました。

朝倉がこの日、背筋痛?で登録抹消

さらに野口もこれで2軍落ちが決まったそうで、

先発投手がわからなくなりました。

憲伸、昌さん、マルティネス、中田

鈴木石井が加わるのでしょうか?

どうなるにしてもやりくりしなくてはなりません。

先発投手の整備が急務でしょう。

打線は藤井の前にわずか3安打。

特に3回以降は、毎回3人で抑えてしまう始末。

やはり難敵を打ちくずせなかったのが痛いです。

注目のウッズ藤井の対戦は、

四球、三ゴロ、遊ゴロで2打数0安打と敗れました。

ただ最終回に遅すぎながらも反撃して

あと1点差にまで迫ったことは、よかったと思います。

札幌での延長戦を制した首位チームとの差が

3ゲームと広がってしまいました。

明後日からの直接対決では、連勝が必須となるでしょう。

またも負け越したナゴドでの2連戦なのが、

若干不安要素となりますが、

そんなことは言っていられません。

中田憲伸の右腕2枚で、1勝1敗なんて言わずに

必ず連勝をしてもらいたいです。


PS 今夜のコメントから。

●野口茂樹

「申し訳ありません...。 」

<岩村の3ランホームランに>

「あれは絶対に投げてはいけない球だった。

ボールでもいいのにシュート回転してしまった。」

●山井大介

<2番手で登板、4回1/3を1安打無失点>

「自分が先発でやっていた時は、

中継ぎの方たちに迷惑をかけていたんですよね。

だから(打たれた) 先発の

悔しさみたいなものはわかる。

今はすごく勉強になる。

先発でダメだったのが、

何で中継ぎで抑えられるのか。

先発のころは考える能力もないのに、

あれこれ考えていた。

阪神戦? 肩やひじは大丈夫。

今のボクが出番がある方がいいのかどうか、

わかんないですけど....。

あればがんばるだけです。」

●谷繁元信

<2回のホームランについて>

「打ったのはストレート。先制できてよかった。

来る球に対して、どう応じた打撃を

するかしか考えてなかった。

打とうと思ってホームランを打てたら、

もっと打ってますよ。」

<先制弾もその後8回までゼロが続き>

「これが野球というか、そううまくはいかないです。」

●タイロン・ウッズ

<9回の2ランホームランについて>

「強く振ることだけを頭に置いてスイングした。」

<藤井との因縁対決は2打数無安打1四球>

「今日のフジイはボールを散らしてきて

いいピッチングだった。

あれだけいい投球をされたら打てないよ。

藤井との因縁? 特別な思いはないよ。」

<“直接対決”での連勝を約束>

「失望はしていない。

1点差まで迫ったし、これが野球さ。

大切なことは、阪神に連勝して、

ゲーム差を1にすることなんだから。」

●荒木雅博

<9回、宮出の二塁への打球が内野安打となり、

直後にリグスに2ランを浴びる>

「(一塁送球時に) 握り損ねた。悔しい。

(リグスの)本塁打のことは忘れます。

ここが正念場ですから。」

●平井正史

<9回、リグスに痛恨の一発を浴びる>

「もっと厳しいコースに投げないといけない。

完全な失投です。

一番打たれちゃいけない場面。

結果的にあの2点がなければ

勝っているワケですから。」

●堂上剛裕

<プロ初の1軍昇格に面食らう>

「昇格の連絡は昨日 (3日) 聞きました。

とにかく上がれてうれしい。

とにかくびっくりしましたけど、

上がったからには頑張ります!」

●高代コーチ

<藤井について>

「いい投手はそう簡単には打てんわな。」

●落合監督

<先発・野口が3イニングももたずに降板>

「何をしゃべるかは考えてきたよ。

先発の差という問題じゃない。

まあ(投手陣は) 大幅にてこ入れを

しなきゃいけないんじゃないのか。

(苦笑いを浮かべて) みんな、若いのにするか。」

<山井ですか?>

「山井にしたら中(継ぎ)がなくなっちゃうじゃん。」

<1点差は結果論。試合内容は....。>

「あれは平井が2ラン打たれたから、そうなった。

(その裏に3点入った)だけで、結果論で

1点差になっただけだ。」

<3戦続けて先発に失敗した野口は>

「野口の先発はもうない。

(選手登録) 抹消だ。健太(朝倉)も抹消。

ま、6連戦は当分ないから、

ピッチャーのやりくりはなんとかなるよ。」

<大事なのは自分を信じること>

「1点をやりたくなくて3点取られている。

野球で一番悪いことをしている。

すべてはあの(宮本に与えた) 四球なんだ。

宮本に2ラン打たれてもいいじゃないか。

自分がこうと信じて打たれるのは、

それは結果論なんだ。

(2日前に先発した) 健太もそう。

投げる前からここでこうなったら

どうしようと考えてるピッチャーは、

いいピッチャーになれない。

野手でもそう。

ここでゲッツー打ったらどうしようかとか

考えてしまっている。

自分でこうだと決めちゃうピッチャーは

使いづらいピッチャー。

自分の中に恐怖心のある選手は使えないし、

これからそんな選手が出てきたら使わない。」

2005年9月 4日 (日)

先制中押しダメ押し、全員安打で10得点!

「マルちゃんポーズ」オボエテネ!爆勝 2回5点

ショットガン攻撃!集中7単打


「どこまで先発が

奮起するかじゃないか。

中(継ぎ)をこんな使い方

してたら、もたねえよ。」

「(残りは)28試合だろ?

これからは給料が高いやつらに

頑張ってもらわないと。今まで以上にな。」


落合監督が昨夜のコメントの中で

こう語っていました。

昨夜は、先発・朝倉が連打を浴び降板。

チャンスで打線が併殺の山。

果たして選手達は奮起したのでしょうか?

◇ 中日-ヤクルト 18回戦
(3日・ナゴヤドーム)
 S  000 100 000 = 1
 D 050 040 10× = 10
[勝] マルティネス(6勝3敗)

[D本] 福留21号3ラン ウッズ32号



9月に入って連敗のドラゴンズ

今日の先発は、連敗中のマルティネス

前回の登板では3回で降板しましたが、

今日はやや飛ばし気味ながらも

初対戦となるヤクルト打線に対し

上々の立ち上がりを見せます。

それに応えるべく、先制点が入ります。

2回ウラ、ヤクルト先発の館山から

先頭のウッズがレフト前ヒット。

福留もセンター前で続きます。

さらにアレックスがレフト前ヒット。

3連打でノーアウト満塁のチャンス。

ここで森野がきっちりレフトに犠牲フライ。

3試合連続で1点を先制します。

ただ1点だけの先制だと連敗中。

あまり喜ばしくないと思われましたが、

今日は違っていました。

一死1、2塁で続く谷繁の当たりは一二塁間。

ファースト・リグスが懸命に掴むも、

館山が一塁ベースカバーに入っていなく、

内野安打となって再び満塁に。

マルティネスは三振で迎えるは、荒木

1点で終わるのか?追加点が入るのか?

2球目のスライダーを叩くと、

サード・岩村の横を抜くタイムリー!

二者生還して、3-0とします!

なおも1、2塁で井端が詰まりながらも

センター前に落とすタイムリー!

立浪も続いてセンター前へ運びます。

打者10人、シングルだけの7安打で5-0

打線がつながり、ビッグイニングを作り出しました。

5点をもらったマルティネス

さすがにペースダウンはしたものの、

今日は、高目のボールでカウントを稼ぎ、

低目に落ちるボールで仕留めるという

持ち味を十分に出すピッチング。

4回に宮出に左中間に運ばれ一発を浴びるものの、

それ以外は、三振と内野ゴロ。

ヤクルト打線を翻弄していきます。

2回に5点を奪ったものの、

その後は、館山に抑えられていたドラゴンズ

5回に中押し点が入ります。

先頭の井端がレフト前ヒットで出塁。

ここで館山がマメを潰してしまい、降板。

急遽登板の杉本友から立浪がピッチャー返し!

打球は杉本の左腕に当たって、レフトへ。

1、3塁のチャンスでウッズは空振り三振。

しかし福留がしっかりフォローします。

4球目、内角へのカットボールを振り抜くと、

打球は伸びて右中間スタンドへ!

見事な3ランホームラン、これで8-1

なおもアレックスがレフト線へのツーベース。

森野の右飛でランナーは3塁へ。

ここで谷繁が右中間へタイムリーツーベース

9-1として、勝負をほぼ決めました。

なおも貴重なダメ押し点が。

7回ウラ、この回先頭はウッズ

ヤクルト3番手の本間忠から

打った瞬間にそれとわかる

レフトスタンドへの32号ホームラン!

これで久々の2ケタ得点

さらに二死から森野にライト前ヒットが出て、

これで先発野手全員安打!

まさに全員で勝利に向かって進んでいきました。

好投のマルティネスは、7回で降板。

8回からは、約2ヶ月振りに昇格となった

川岸が2イニングをしっかり抑え、

中継ぎリリーフ陣も今夜はお休み。

まさに理想的な大勝で、ドラゴンズは連敗脱出。

対ヤクルト戦、5年振りの勝ち越しを決めました。


久しぶりに楽な気分で見ていられました。

アレックスを除く先発全員に打点が付いての10得点。

打点がなかったアレックスにしても

監督との連日のマンツーマン指導によって、

この日2安打と復調の兆しを掴んだように思えます。

1番から6番、そして8番谷繁各2安打

まさに高給取りの主力がしっかり打った結果です。

残り試合、このような試合が多くなってほしいです。

投げる方は、マルティネスが7月30日以来の久々の勝利。

初顔とはいえ、しっかり投げられたと思います。

この所1試合平均5投手と、疲れの見える

リリーフ陣を休ませたのは大きかったです。

ゲーム差は縮まりませんでしたが、

連勝で、直接対決を迎えるためにも、

明日は、打線が今日のように難敵・藤井を攻略して、

ルーキー・中田を援護してほしいです。


PS 今夜のビクトリーラン!

○ルイス・マルティネス

「久しぶりの勝利でしたが

これは神様、そしてファンの皆さんが

与えてくれた勝利だと思います。

登板間隔があいて休養は十分でしたし、

森コーチをはじめトレーナーの皆さんの

サポートもあって良いコンディションで

投げることができました。

今日はバッターの皆さんの援護もあって

良い試合ができたと思います。

これからもがんばります。ありがとうございます!」



<7回を1点に抑えて7月30日以来の6勝目>

「今日はいいゲームができたと思う。

チームのみんながバッティングで

助けてくれてうれしいね。

みんなからいろんなアドバイスを受けている。

勝てたのはそのおかげ。

みなさんと神に感謝したい。

自分の仕事をすることだけを考えていた。

投球にはテンポが大切なんだ。

それを考えろと、カワカミからアドバイスされたんだ。

彼はすごい投手。尊敬している。

いろいろとアドバイスもしてくれるしね。

点を取られないように、緊張して投げたよ。」

○アレックス・オチョア

<落合監督の試合前にも行われたアドバイスで開眼。

この2試合で8打数3安打1本塁打>

「いい感じになってきたよ。

ボスに感謝している。

何を教わった? それはシークレットだよ。」

○荒木雅博

<2回のタイムリーについて>

「打ったのは、スライダー、ラッキーでした。

ちょっとはねたから、抜けてくれました。

先行逃げ切り? 久しぶりにいい試合でした。

5試合ぶりの適時打のことは知りませんでしたが、

これから増えていくといいと思います。」

○井端弘和

<2回のタイムリーについて>

「打ったのは、ストレート。

つまったけど、いい所に落ちてくれました。」

○立浪和義

<2回のタイムリーについて>

「打ったのはシンカー、

おいこまれたのですが、

久々にいいバッティングができました。」

○福留孝介

<5回の3ランホームランについて>

「打ったのは、カットボールかな、

あの場面だから、犠飛でもいいと

楽な気持ちで打席に入れた。

高めの甘い球は振ろうと決めていた。

いい打ち方だったね。ホームランはたまたまです。

とにかく1点がほしかった。

(1点でも)入れば、相手はあきらめてくれるから。

昨日(2日)イヤなやられ方をしていたので、

打ててよかったです。これからも頑張るだけですよ。

どんなときも自分の仕事をやるだけ。

勝つためにやってるんだから。」

○タイロン・ウッズ

<7回のホームランについて>

「打ったのは、ストレート、

いつものようにいいボールが来たら

強く振ることを心がけていた。

いいスイングができたと思うよ。」

○谷繁元信

<5回のタイムリーについて>

「打ったのは、ストレート、

自分にとってもいいヒットだった。」

○森野将彦

<2回の犠牲フライについて>

「打ったのはフォーク、最低限の仕事ができました。」

○川岸強

<6月25日以来となる1軍登板、2回を2安打無失点>

「すごく緊張しました。

でも結果がよかったんで、それでいいです。

0点に抑えられれば、それでいいです。」

○朝倉健太

<故障で登録抹消へ>

「抹消? まあ、そういうことです。

(2日の結果は)関係ないです。

いろいろあるんです…。」

○落合監督

<記者会見室に来るなり、自ら切り出し>

「きょうの収穫は、アレックス。

あそこが打ち始めたら、点が入り出す。

状態がよくなってきた。

打線はそんなに心配してないよ」

<マルティネスが久々の勝利>

「ずっと投げさせているんだから、

1回くらいはいいピッチングするわな。

でなきゃここ(1軍)にいないよ。

ま、次回がお楽しみだ。」


PSその2 今日の渡邉選手

今日は7回表、守備からの登場。

しかし、立浪のあとのサードでの守りとなりました。

ウッズがお役御免となっても、森野が一塁へ。

今日は最後までサードでした。

8回ウラに回ってきた打席では、五十嵐亮太と対戦。

初球ワイルドピッチとなり、二死3塁のチャンスも

138キロ、外へのフォークに空振り三振。(.260)

得点圏打率.667の力を、

残念ながら見せられませんでした。

対ヤクルト戦は何とビックリの.071、ツラいです。

2005年9月 3日 (土)

朝倉炎上6連打6失点、打線は拙攻3併殺。

竜、逆転連敗2差 
どうした朝倉
3回2死から突然の6失点KO

1勝1敗で直接対決を終えたドラゴンズ
移動日なしで地元に戻ってヤクルトとの3連戦。
ドラゴンズは甲子園から、
そしてヤクルトは松山からの当日移動。
ハードな日程ながらもドラゴンズとしては、
何とか首位との差を詰めたいところ。
疲れを乗り越え、勝利を掴んだのは、
どちらのチームでしょうか?

◇ 中日-ヤクルト 17回戦
(2日・ナゴヤドーム)
 S  006 000 000 = 6
 D 100 000 200 = 3
[敗] 朝倉(5勝6敗)
[D本] アレックス17号2ラン


ドラゴンズ・朝倉ヤクルト・石川の先発。
先制したのは、ドラゴンズ
初回、先頭の荒木がライト線へのツーベース。
井端が二ゴロで走者を3塁に進めると、
続く立浪はきっちりレフトへ犠牲フライ
併殺でチャンスを潰したヤクルトと対照的に
1点を奪って、朝倉を援護します。

満を持して中8日で、今季5勝中4勝と
得意のヤクルト戦での先発となった朝倉
初回は併殺で、2回も走塁ミスと
相手のまずい攻めに助けられ、
立ち上がりは凌ぎますが、
3回、突如、ピンチを招いてしまいます。

この回は小野公誠をセンターフライ、
続く石川も三ゴロと簡単に二死をとりますが、
朝倉は、苦手としている青木
左中間を破られ、ツーベースを浴びると、
続く宮本にはボールが抜けてしまい、
四球となって、1、2塁。

ここで迎えるは、岩村
2ストライクまで追い込むも、
3球目、真ん中低目の落ちないフォークを叩かれ、
センター前への同点タイムリー
なおも続くラミレスが初球を打ってショートゴロ。
しかし深い当たりで2塁がセーフ(内野安打)となって、
その間に宮本がホームイン、
あっという間に逆転されてしまいました。

なおも連打を浴びる朝倉
続く宮出が初球、ど真ん中に入ったストレートを叩くと、
打球は右中間へのタイムリー、これで4-1
さらにリグスもセカンドオーバー、
これもタイムリーツーベースとなって、5-1
そして城石も続き、真ん中に入ったスライダーを叩くと、
打球はアレックスのグラブの先に当たるも
センターオーバーのツーベース。
怒濤の6連打で、スコアも6-1に。
たまらず落合監督もマウンドへ。
朝倉は46球、7安打2四球6失点とまさかの炎上
今季最短の2回2/3で、降板となりました。

代わって登板は、鈴木義広
昨夜の直接対決では、今岡
痛恨の3ランを喰らった鈴木でしたが、
ここは小野を空振り三振に。
何とかピンチを食い止めました。

5点差をどうにかして詰めたいドラゴンズ
4回ウラにチャンスを掴みます。
先頭の井端がセカンド内野安打、
続く立浪も四球を選んで、ノーアウト1、2塁。
ウッズは内角を突かれ、空振り三振に倒れるも、
続く福留がピッチャー返し!
痛烈な打球が石川の右足を直撃、
大きく跳ねて内野安打となり、
一死満塁と大量点のチャンスを掴みます。
ここで迎えるは、アレックス
しかし3球目の外のカットボールを
強引に引っ張ると5-4-3のダブルプレー
大きなチャンスを一気に潰してしまいました。

鈴木「今岡ショック」を払拭する投球で
4回から6回をパーフェクトで凌ぎ、
味方の反撃を待ちます。
それに応えるかのように、6回ウラ、再びチャンス
この回先頭の荒木がライト前に運ぶと、
井端もセンター前で続き、ノーアウト1、3塁。
迎えた立浪の痛烈な当たりが右方向へ。
しかしこれがファースト・リグスの正面!
しっかり掴むと、そのまま1塁ベースを踏みます。
飛び出していた井端もアウトとなるダブルプレー
続くウッズも三ゴロに倒れ、この回も無得点。
またもノーアウトの走者を生かせません。

好投を続けていた鈴木でしたが、
7回一死から青木の左足に死球を与えると、
宮本に送られ、ランナー2塁。
左の岩村は敬遠して、4番ラミレスとの勝負。
しかし詰まりながらもライトへ運ばれ、
満塁のピンチを迎えてしまいます。
しかしここは踏ん張って宮出を投ゴロに。
鈴木は結局、4回1/3をわずか1安打、
無失点でマウンドを降りました。

7回のピンチをしのいだドラゴンズ
そのウラ、疲れの見え始めた石川から
先頭の福留が四球で出ると、
続くアレックスが3球目、
内角高目のストレートをひっぱたき、
レフトスタンドへ飛び込むホームラン
ようやく2点が入り、6-3と追撃します。
続く大西は粘るもキャッチャーフライ。
しかし谷繁がセンター前に運んで出塁。
代打・高橋光信を告げたところで、
石川は降板。吉川昌宏にスイッチ。
ドラゴンズもすかさず左の森野に代わります。
しかし森野はキャッチャーフライ。
荒木もひっかけ遊ゴロに。
結局この回は2点止まりとなりました。

3点差で残る攻撃は2イニング。
8回ウラ、ドラゴンズは再び先頭打者が出ます。
ヤクルト3番手の花田から、
井端が3塁キャンバスに当たる内野安打。
ここで迎えるは、立浪
しかし悪い流れは続いてしまうもの。
立浪の当たりはファーストゴロ、
3-6-1と絵に描いたようなダブルプレー
この日3個目の併殺で万事休す
最終回も、石井弘寿に三者連続三振。
ドラゴンズ見事な大敗?
試合のなかった首位チームとのゲーム差は、
2ゲームと広がってしまいました。


朝倉があっという間のKO。
修正できぬままの6連打で6点を失いました。
ストライクを取ろうとして、
真ん中に入ったところを痛打。
それも二死からの連打というのがとても悔やまれます。
それまでが良かっただけにとても残念でした。
打線の方は、1、2番が出塁するも、
3、4番がものの見事にチャンスを潰す拙攻
焦りもみえて、アンラッキーな所もあれど、
ちょっと併殺が多すぎました。
明日からは久しぶりのデーゲーム
しかし負けられないゲームが続きます。
3連戦の初戦を落としてしまっただけに
来週の直接対決を良い状態で迎えるために、
週末は連勝といってほしいです。


PS 今夜のコメントから。
●鈴木義広
<『今岡ショック』払拭し好救援>
「まだ序盤だったので
しっかり抑えていけば後半は分からない。
一人一人抑えることに集中しました。」

●アレックス・オチョア
<7回のホームランについて>
「打ったのはストレート、
久しぶりにホームランが出てうれしいね。
インサイドのボールをうまくさばけたよ。」 

●立浪和義
<1回の犠飛について>
「打ったのはスライダー、
追い込まれてからは、何とか
外野フライでもと思っていました。」

●朝倉健太
「申し訳ないです...。
宮本さん、岩村さんのところで、
自分の悪いところが出てしまった。
(指揮官の言葉を伝え聞くと)
次、頑張ります。」

●落合監督
<先発・朝倉、3戦連続の好投はならず>
「ボールそのものはそんなに悪くなかった。
前の2試合とそう変わらなかった。ボールはな。
ただ、野球に一番大事な慎重かつ大胆さがなかった。
もうちょっと、注意をはらってくれればな。
ましてツーアウト。
一番、代えづらい。打順も下へ行くし。
途中からいった(鈴木)のが投げてくれただけに、
もっと早めに(継投を)と
いうことにもなるんだろうけど。」

<正念場。カギは>
「どこまで先発が奮起するかじゃないか。
中(継ぎ)をこんな使い方してたら、
もたねえよ。」

<ラストスパートへ向けて>
「28試合だろ? これからは給料が
高いやつらに頑張ってもらわないと。
今まで以上にな。」

<試合前に直接指導したアレックスが2ラン>
「ホームランもそうだけど、
ゲッツーになった(4回の)サードゴロも、
今までだったら、バットが出てなかった。
明るい材料じゃないかな。」

<最後に>
「2900万のピッチャー(朝倉)に
どこまで期待をかけるんだ。
2900万のピッチャーに。」


PSその2 今夜の渡邉選手
2試合ぶりの登場は、9回二死から!
新テーマ『残酷な天使のテーゼ』に乗っての打席でした。
ヤクルトの守護神・石井弘寿との対決。
1-3と優位に進めるも、
148キロの外角のストレートを空振り三振。(.264)
最後の打者となってしまいました。

ところで昨夜の都市対抗野球の決勝で、
古巣の三菱ふそう川崎が優勝!
1月に講演会を開いた渡邉選手も喜んだことでしょう。

中スポには、喜びのコメントが載っていたようです。
(提供:「Dragons Mega Hit 2005」さん)

「今度はバットかボールかな。
どちらにしても、
しっかり寄付しないといけませんね。
本当にうれしい。」

大会前にビール券を寄付していたそうです。
同じくOBの宮前コーチも大喜び。
よかったよかった!

2005年9月 2日 (金)

山本昌踏ん張れず、一気の奪首はならず。

ぎゃああああああ!落合竜、ナゴヤで決着
竜虎決戦は1勝1敗

昨夜の逆転勝利で
ついに0.5ゲーム差
7連勝と波に乗るドラゴンズ
ついに奪首のチャンスが訪れました。
敵地・甲子園での直接対決の第2戦。
山本昌下柳剛というベテラン左腕同士の先発。
虎キラーといわれる昌さん
本領発揮して、チームを首位に
押し上げられたのでしょうか?

◇ 阪神-中日 17回戦
(1日・甲子園球場)
 D 100 000 000 = 1
 T 003 030 20× = 8
[敗] 山本昌(7勝7敗)
[D本] なし


ともに負けられないという大事な一戦。
立ち上がりややボールが高い下柳から
ドラゴンズ打線がチャンスを作ります。
井端が右中間へのツーベースで出ると、
続く立浪もレフト前に運んで、一死1、3塁。
ここで迎えるは、昨夜5打点のウッズ
当たりは、ボテボテのショートゴロ。
ところが打球が弱かったのが幸いして、
6-4-3の一塁がセーフ
併殺崩れの間に、井端がホームイン!
そして二死1塁で迎えた福留との「因縁」の対決。
しかし遊ゴロに倒れ、チェンジ。
1-0と今夜はドラゴンズが先制となりました。

スライドで中7日の先発となる山本昌
その立ち上がり、先頭の赤星がセンター前。
続く鳥谷はレフトフライに倒れますが、
シーツの初球に赤星が盗塁。
さらにシーツがライト前に運んで、一死1、3塁。
一打同点の場面で4番・金本を迎えます。
しかしここはベテランの昌さん
金本をサードフライに打ち取ると、
今岡に遊ゴロにとって、何とか0に凌ぎます。
続く2回も二死から関本
左中間フェンスのラバーの一番上に当たる
ツーベースを浴びますが、後続を抑えこの回も0に。

しかし3回ウラに、失点してしまいます。
この回先頭の赤星がレフト前ヒットで出ると、
鳥谷の初球に盗塁、谷繁が握り損ない
ボールが3塁側へ転がる一幕も。
鳥谷は遊飛に倒れますが、
シーツにカーブをレフトへ運ばれ、先制タイムリー。
続く金本はセンターフライに取りますが、
今岡に初球、外へのシンカーを叩かれ、レフトスタンドへ。
打った瞬間にホームランとわかる一打で
2点が加わり、3-1と逆転されてしまいました。

2点リードを失ったドラゴンズ
すぐさま反撃をしたいところ。
4回、先頭のウッズがレフト前ヒットで出ますが、
続く福留がレフトライナー、
そしてアレックスが6-4-3の併殺に倒れ、
下柳を助けてしまいます。
結局、下柳は5回を投げきり降板。
ドラゴンズはわずか3安打に抑えられてしまいました。

5回ウラ、先頭の鳥谷が右中間を破るツーベース。
続いて迎えるはこの日2安打のシーツ
再びレフトへ運ばれてしまい、ノーアウト1、3塁。
金本はキャッチャーファウルフライに取るも、
ここで迎えるは、今岡
落合監督が出て、鈴木にスイッチ。
制球、変化球の切れがもう一つで
調子が上がらなかった昌さんは、
結局4回1/3、94球、9安打無四球3三振で降板となりました。

代わった鈴木は力のあるストレートで
内角を中心に攻め込みますが、
当たっている今岡はファウルで粘ります。
そして迎えた10球目。
145キロの内角低目のストレートを叩かれると、
打球はレフトへ一直線!
勝負を決める3ランホームラン!
今岡はこれで5打点となり、スコアは6-1に。
続くスペンサー、矢野を連続三振に取っただけに
実に痛い失点となりました。

追撃へ1点でもかえしておきたい
ドラゴンズは6回、この回から登板の福原から
立浪のセンター前ヒットとウッズの四球で
二死1、2塁とチャンス。
ここで阪神ベンチは5点差にもかかわらず、
ウィリアムスにスイッチ。
昨夜ようやくヒットが出た福留との対決。
しかし初球をサードゴロ。
今回もカモられてしまいました。

5点ビハインドとあって、
7回からは3年目の左腕・小林正人がプロ初登板!
しかし先頭のシーツにこの日4本目となる
レフトへのツーベースを浴びてしまいます。
さらに続く金本にはボールが抜け、頭部付近へ。
何とか見送り三振に取りますが、
5打点の今岡には左中間フェンス直撃の
タイムリースリーベース。
さらに代打・濱中にライトへ犠牲フライで2失点
ダメを押されてしまいます。

さらに小林は続く8回、
先頭の藤本をセンター前ヒットで出すと、
続く桧山の初球がすっぽ抜けて頭部付近へ!
危険球と見なされ、退場となってしまいます。
この投球に怒った岡田監督がひとり激高!
ベンチを飛び出し、ホームベース付近で
両軍入り乱れ、一触即発の状態となるシーンも。

阪神は、6回からいわゆるJFFKを投入。
点差があって、若干調整登板ながらも
福原-ウィリアムス-藤川-久保田のリレー。
ドラゴンズ打線は追加点が奪えず、ゲームセット。
連勝が7でストップし、ゲーム差も再び1.5に。
敵地での一気の奪首は惜しくもなりませんでした。


昌さんが踏ん張りきれませんでした。
さすがに相手も3ヶ月首位を守っただけあります。
確かに今岡の集中力にもやられましたが、
やはり先頭の赤星を出してしまったことと、
シーツに打たれたのが大きかったと思います。
前の試合でも2本のホームランを打たれたシーツ
来週までに対策を立てないといけないでしょう。
このシーツ、スペンサー、関本
昌さんも今季はさすがに「虎キラー」とはいかないよう。
次回の登板ではしっかりリベンジしてほしいです。

直接対決は結局1勝1敗、ゲーム差は1.5差のまま。
まだまだ勝負は先のようです。
明日からは地元に戻ってのヤクルト戦
ただ取りこぼしは許されません。
阪神からでもヤクルトからでも1勝は1勝
連勝の反動が来ないよう、ここは踏ん張ってほしいです。


PS 今夜のコメントから。
●谷繁元信
<5回、今岡に痛恨の3ラン、自らの配球を責める>
「打たれたのは配球が悪かったからじゃないですか。
ボクの意図の伝え方が悪かったのかもしれないし、
伝わってなかったのかもしれない。
でも、今さらどちらがいいとか悪いとかはなしですよ。
向こうも気合が入っていた。
どちらも入っていたんです。」

○今岡誠 (阪神)
<狙い球はスライダーだった?>
「気持ちとしては
『そろそろ、そろそろスライダー』って
思ってました。そのまま10球いってしまったんです。
1球、2球はスライダーをはさんでくる。
それを狙ってやろうと思っていたんです。」

●鈴木義広
<5回、今岡に3ランを打たれて>
「外野フライでもダメな場面。
(直球で) 詰まらせてやろうと思っていました。
谷繁さんの意図は、自分なりに
わかっていたつもりです。」

●小林正人
<プロ初登板も危険球で退場に>
「(危険球となった1球の)サインは、
インハイのまっすぐだったんですが、
抜けてしまいました。
初登板だったので、確かに最初は
緊張はしていましたが、
あの場面ではそんなに緊張も
していなかったのですが...。」

●前田章宏
<「危険球」の判定に戸惑う>
「バットに当たった音が聞こえたのですが、
ボールを捕りに行って
(ホームベース付近に)戻ってきたら、
『死球だ』という話になってて...。
岡田監督? 何かをおっしゃっているのは
分かりましたが、内容までは分かりませんでした。」

●山本昌
「何もありません…。
プレッシャー? それは関係ないです。
(今岡の)ホームランが…、まあそこが…。」

「出来は悪くないと思っていたのに、
自分から悪くしちゃいました。
ホント、申し訳ない。
気を取り直して次、頑張ります。」
(山本昌公式ホームページより)

●福留孝介
<死球骨折から1年、
因縁の下柳との対決も7試合ぶりの無安打に>
「いい当たりが(野手の)正面を
つくこともあるし、仕方ない。
今日はけがなく済んでよかったんじゃない。
また明日からだよ。」

●高代コーチ
「いつも勝てるわけじゃない。またあした(2日)ですよ。」

●落合監督
<荒れた8回に 「荒れた?」>
「何でそんなに荒れるの。こんなゲームで。
ましてプロ初登板のピッチャーが、
生き死にかけて上がっているんだ。
山井なんか、こっちも使いたくないんだ。」

<阪神が過敏に?>
「何で過敏になるの。こんなゲームだぞ。
そういう網の目をくぐって、
何発も浴びてきたオレが、
そんなことやらせるわけないだろ。
生き死にかけてやっているんだ。
選手は意外と冷静だったのにな。向こうの。
余分な1人(山井)を使うことになった。
すっぽ抜けがわからないようじゃ困る。」

<1勝1敗は?>
「OKじゃないの。それに関していえば。」

2005年9月 1日 (木)

ウッズ福留アベック弾!中日7連勝で0.5差!

これぞウッズ、4番のパワーだ!ウッズ、満塁弾

竜、きょうこそ首位 0.5差


1.5差で迎えた

首位阪神との直接対決

雨で1試合流して迎えた

敵地・甲子園での2連戦、

ドラゴンズの先発には、スライドで

エース・川上憲伸が上がりました。

8月になってまさかの不調、

先発を1回飛ばして迎えた中12日でのマウンド。

この直接対決に向けて、照準を合わせて来た憲伸

負けられない大事な試合で

エースは復活できたのでしょうか?

◇ 阪神-中日 16回戦
(31日・甲子園球場)
 D 005 200 000 = 7
 T 030 011 000 = 5
[勝] 川上(11勝5敗)

[S] 岩瀬(1勝1敗38S)
[D本] ウッズ31号満塁 福留20号



対する阪神の先発は、ハーラートップの井川

エース対決とあって、投手戦が予想されましたが、

序盤から激しい点の取り合いとなりました。

2回ウラ、先に点を失ったのは、憲伸の方でした。

先頭の金本に外よりの抜いたカーブを叩かれ

右中間へのツーベースを許すと、

続く今岡には中に甘く入ったフォークを運ばれ、

レフトスタンドへの先制2ランホームラン

さらに一死後、今度は矢野にコントロールミスで

中に入ったストレートをレフトスタンドへ。

まさかの2発の被弾、いきなり3点を失いました。

しかし取られたら取り返す。

逆転のドラゴンズが、相手のミスから

すぐさまチャンスを掴みます。

3回表、先頭の荒木はサードゴロ。

しかし今岡がこぼしてしまい、エラー!

続く井端が初球をセンター前に運んで、1、2塁。

ボール先行の井川は、立浪に良い当たりのファウルを

打たれた末に四球を与えて、ノーアウト満塁。

ここで迎えるは、阪神戦6本塁打ウッズ

2球目、137キロの真ん中低目のストレートを叩くと

打球はそのままライトオーバー!

ウッズらしいライトへの一発は、

見事な逆転満塁ホームランとなりました。

これに動揺した井川は、続く福留にも0-3。

4球目、138キロの内角低目のストレート。

これを福留は見逃さずにフルスイング!

打球はライトスタンドへ。

文句なしのホームランでこの回一挙5点

1、2番から作ったチャンスを

中軸の脅威の破壊力でかえすという展開。

あっという間ににゲームをひっくり返しました。

さらに続く4回にもチャンスを作り、

荒木のショート強襲安打と井端のレフト前で1、3塁。

ここで井川を降板、相手のエースをKOします。

代わって登板の橋本から、立浪が四球を選んで

再びノーアウト満塁のチャンスでウッズ

さすがに2打席連続満塁弾とはなりませんでしたが、

詰まりながらもレフトへ犠牲フライ

福留四球で再び一死満塁、アレックスは見送り三振も、

続く森野の時にワイルドピッチ!

井端がホームインして、この回2点

7-3とリードを広げます。

4点リードをもらった憲伸

4回こそ一死1、3塁のピンチを凌ぎますが、

5回に再びつかまってしまいます。

この回一死から、赤星が一塁方向へドラックバント。

ウッズが慌ててしまい、内野安打に。

続く鳥谷にセンター前に運ばれ、1、2塁。

シーツは打ち取りますが、

続く金本にレフト前にタイムリー。

さらに6回、先頭の桧山

内角高目のストレートをライトスタンドへ運ばれ、

2点差に詰め寄られてしまいます。

続く矢野は見逃し三振に取りますが、

藤本に大きなライトフライを浴び、

代打・片岡を迎えたところで、落合監督がマウンドへ。

憲伸は90球、5回2/3、9安打無四球3三振。

5失点でマウンドを降りました。

それ以降は、中継ぎ陣が踏ん張ります。

代わった石井が、片岡を遊ゴロに取ると、

7回も赤星、鳥谷を連続三振に。

鈴木シーツに右中間を破られ、

二死2塁とされてしまいますが、

代わった高橋聡文金本

外角低目のスライダーで空振り三振に!

8回は、山井が一死から桧山に四球を与えるも、

続く矢野のセンターへ抜けそうな当たりを

井端が逆の体勢ながら掴み、

2塁を踏みながら1塁へ送って、ダブルプレー

好プレーに助けられ、ピンチを凌ぎます。

そして最終回は、もちろん守護神・岩瀬

汗びっしょりになりながらも、

最後は粘る赤星を振り切って、遊ゴロに。

2点差を総力戦で凌ぎきったドラゴンズ

7連勝となって、0.5ゲーム差に!

憲伸が8月初勝利でハーラートップに並ぶ11勝目

岩瀬も、これで38セーブ目となって、

97年の宣銅烈さんの持つ球団記録に並びました。


エース対決となりましたが、

序盤はまさかのホームラン攻勢

憲伸がいきなり3点取られたときは、

ちょっとしんどいかなと思いました。

しかし、井川の動揺をつくなど見事な集中力

ウッズ、福留の連続ホームランには本当にしびれました。

そして今夜は、荒木が2安打、井端が4安打と

1、2番が出てしっかりチャンスメイクをしたのも大きかったです。

後半は、阪神に2点差に詰め寄られながらも、

石井以降中継ぎ陣がよく凌いだと思います。

敵地で勝てたのはとても価値がありますね。

これで再び0.5ゲーム差と、

虎のシッポを捕まえました。

前回の0.5差の時は、掴み損ないましたが、

今回はその時とは違うと思います。

明日の先発は、虎キラーの昌さん

一気にひっくり返して、敵地で首位に立ちましょう!


PS 今夜のビクトリーラン!

○タイロン・ウッズ

「大事な試合で良い仕事ができて

とても気持ちが良いです。

相手投手もすばらしいピッチングをしていましたが

3回は変化球の制球に苦しんでいたようなので

自分はストレートを待ちました。

この試合の大切さを考えると

とても意義のあるホームランになったと思います。」



<3回の満塁ホームランについて>

「打ったのはストレート。

いいボールを流さず強く振ろうと思っていた。

この2試合が今シーズンの優勝を占う大事な試合。

3点を入れられていたし、取り返したかった。

そういう意味では大きいホームランだった。

あの回、イガワは変化球がうまく入らなかった。

だから直球を待った。気持ちいいよ。

本当に刺激的。その中で打てたんだからね。」

○福留孝介

<3回の二者連続ソロホームランについて>

「打ったのはストレート。

タイロン (ウッズ) に打たれた後に

(カウント) 0-3になるから、

普通の状態じゃないんじゃないかと…。

有利なカウントだったから思い切っていきました。」

○岩瀬仁紀

<球団最多の38セーブに並ぶ>

「(セーブの) 記録は意識していないが、

今は優勝争いしているので、自分が投げれば、

結果がついてくると思ってやっている。

今日は大事な試合と意識していた。

勝つと負けるとでは全然違うから。」

○井端弘和

<今季初の4安打、14度目の猛打賞>

「大事な試合でしたからね。

気合、入ってましたね。

(3回は) 打つしかない場面。

積極的に初球からいこうと思っていました。

先制はされましたけどね。

まだ2回だったし、1点ずつ返していけばと...

と思っていました。

とにかく1点を取って1点を守る。

それがウチの野球です。」

○荒木雅博

<3、4、6回と3度先頭打者で出塁、好機を作る>

「強い? そうですね。

先制されても『そのうち逆転できる』という

雰囲気がチームにありますからね。」

○川上憲伸

<8月初勝利、11勝も勝って反省の言葉>

「僕の白星とかではなくて、

楽に勝たなきゃいけないのに、

中継ぎのみんなを引っ張ってしまった。

チームに迷惑をかけているみたいで申し訳ないです。

打線もいい形で援護してくれていたのに、

もう少し頑張らなければならなかった。

そこに悔いが残ります...。

(阪神と) 差を詰めたことはよかったと思います。」

○石井裕也

<2番手で登板し、打者3人を無安打2三振>

「今日は自分のピッチングができた。

(2三振は) 気持ちで負けないように、攻めた結果。

次の登板でも、チームの勝利に貢献したい。」

○高橋聡文

<7回二死2塁のピンチで、金本を空振り三振に>

「初球はわざと外したんです。

結果的にあの1球のおかげで抑えられたのかも。」

○川相昌弘

<9回、スペンサーの三塁線を破りそうな

ライナーを横っ跳びでキャッチ>

「どんな形でもアウトになれば。」

○落合監督

<圧巻の逆転勝利に>

「ウチの選手の勝つことへの執念、

集中力はあらためてすごいと思った。

いいメンバーを持ったなと実感したよ。」

<立役者は?>

「誰がどうじゃなく、ベンチにいる全員が、

投手も野手も含めて....。

こっちが言わなくても大事な試合だって

わかっているんだ。いいメンバーを持っているよ。」

<中12日。川上も土俵際で踏ん張った>

「悪いなりにな。

今日はケンシンでいかなきゃいけないんだ。

5点は取られたけどな。

次からはもっとよくなるんじゃないか。」

<継投はまった>

「切り盛りは森繁(投手チーフコーチ)だよ。

言われなきゃできない。

専門家じゃなきゃ分からないよ。」

<さあ、阪神を追いつめて>

「残りは30か? まだまだ。

でも、そのために秋季キャンプから

きつい練習をやってきたんだ。

選手は身をもってわかっているさ。」


PSその2 今夜の渡邉選手

9回ウラ、ファーストの守備で登場。

最後の赤星は遊ゴロ。

井端からの送球をしっかり掴みました。

2005年8月31日 (水)

水入りをプラスに、仕切り直しの先発は?

「憲伸、あれが勝利の星だ!」「マサさん、まだ昼間ッスよ!」落合監督「最後に竜は勝つ」

首位攻防第1Rは水入り


直接対決の第1ラウンドは、

はやばやと雨天中止になりました。

このが連勝中のチームに

「水を差した」のか、

それとも疲れがたまっている選手にとっての

「恵みの雨」になったのか。

どちらにしても流れてしまったものは仕方がありません。

今夜も行われるかは微妙ですが、

連勝して相手を捕まえてもらいたいと思います。

一番の焦点になるのは、先発投手でしょう。

阪神は、井川をスライドさせて、福原を中継ぎに

そして明日は下柳をそのまま先発とのこと。

一方ドラゴンズの方は、予想が割れています。

川上憲伸をスライドさせるのか?

それとも山本昌を中6日でそのままにして

明日、憲伸を投げさせるのか?

この日、投手陣は森繁コーチの指示で

ブルペンを封鎖するなど報道陣をシャットアウト

憲伸、昌さんともに室内ブルペンに入り、

その後のジョギングも一緒と、

総て同じメニューをこなす徹底ぶりだったようです。



◇山本昌

「水を差された? まあそうですね。

でも、雨は仕方がないですから。」

「報道陣の質問にも無言。

極度の緊張感に包まれているようで、

スライド登板も予感させた。」


と書かれた憲伸

やはりスライドの可能性は高いようですね。

ただ両者スライドにするよりは昌さん

投げてもらったほうが良いと、自分は思いますが、

この試合の為に調整してきた

憲伸第1戦だからこそ投げさせたい。

そんな考えもベンチにはあるかもしれません。

果たしてどうなのでしょうか?

ところで打撃陣の方では、

阪神戦.419と高打率の森野

左の井川にそのままぶつけてくるようです。

◇高代コーチ

「調子のいいヤツを使おうと思ってる。

森野? そう考えてるよ。

最終的には監督が決めることだが、頑張ってるしな。」

◇森野将彦

「阪神戦? いいイメージは持ってます。

ほかのカードと比べると打てる感じがあります。」

<新たなバットが宿舎に届けられたが>

「今のバットでホームランも打ってるし、

とりあえずはそのままでいくと思います。

験のいいバットで、このまま調子も

落とさないようにしたいですね。」

交流戦終了時の不振から脱出し、

このところ、本来の力を発揮し始めた森野

ゲンをかついだバットの力で、

チームを勝利に導いてもらいたいですね。

最後は、この日球場入りから2時間強。

三塁ベンチ裏の専用室から、

一歩も出なかった落合監督

慌てず、騒がずのらしいコメントをどうぞ!

◇落合監督

「きょうは頭も体も休み。

オレの仕事はないよ。練習を見ることもない。」

「優勝にはいろんなパターンがある。

去年のように上に立っていくこともあれば、

今年のようなこともね。

選手は負ける気がしていないよ。

選手はオレをいい男にしてくれる。勝ってな。

(高橋) 聡文にしても、こっちは

パーフェクトを求めるけど、実際には無理。

だけど、ここまでケガなくやってこれたじゃないか。

荒木だってマークされている中での

あの打率(2割8分2厘)。

去年(2割9分2厘)より上だと思っているよ。

今年は野手の入れ替えが少ないだろ?

誰かがケガをしたときだけだ。

それだけ、みんなが、自分の仕事を

やっているってことだよ。

やるからには勝つ。やるからには優勝する。

オレがやっている間はな。

強いチームより、勝てるチームをつくりたい。」

今夜こそは、熱いゲームを期待します!


PS 今日のコメントから。

◇井端弘和

<選手会長はライバルの強さを認めながらも

しっかり気を引き締めなおす>

「阪神は開幕からずっと強い。

うちはこれからも1点を取って、

1点を守る野球をやることが大事です。」

JFFKを打ち砕くには、好調の会長の力が不可欠、

阪神戦は決してよくないですが、

6連勝中の打率は、.473

チャンスでの活躍を期待したいです。

◇福留孝介

<昨年の9月1日、下柳に死球を受け

左手人さし指を骨折したが、

くしくも今年も同日に同じ相手との対戦が濃厚>

「去年のこと?そんな時期じゃない」

下柳がそのまま先発でよかった。リベンジです!

◇岩瀬仁紀

<連投が続く守護神に恵みの雨?>

「ボクは試合があってもなくても

どっちでも構わないです。

そういうのは関係ないですよ。」

「ヒット1本打たれただけで

点が入ったようになる、そんな雰囲気が好き」と

敵地・甲子園について語っていた鉄腕

その舞台でセーブの球団新記録

達成してもらいたいですね。頑張ってほしいです。


PSその2 「ST Question」投票結果。

Q4.「ドラゴンズ野球教室、あなたが教わるならどのコーチ?」

宇野コーチ (45%)

森繁コーチ (19%)

高代コーチ (18%)

長嶋コーチ (8%)

近藤コーチ、秦コーチ (3%)

石嶺コーチ (2%)

Total: 98 votes

☆お答え頂きありがとうございました。

さすが宇野コーチ、見事な人気です!

ちょっと質問がマニアックになってしまったので

回答しにくかったかも?どうもすみません。

自分としては「青鬼バインダーパンチ」

喰らってみたいと思い、森繁コーチに投票しました。

さて、今日からの第5問は、オーソドックスに、

『ドラゴンズ、8月のMVPは?』です。

打者から5人、投手から5人ノミネートしました。

こう見ると、STの読者の方がひいきにしている選手が

ほとんどノミネートされていません。

それでも頑張ってきた8月、よかったら投票して下さい!

2005年8月30日 (火)

さぁ直接対決、頼むぞ憲伸、ドラゴンズ!

憲伸、任せた 

きょうから甲子園で竜虎決戦


ついに今夜から敵地・甲子園

首位・阪神との直接対決3連戦。

ゲーム差は、わずかに1.5ゲーム

対戦成績は7勝8敗となっていますが、

そのうち2点差以内が9試合と、

力的には五分と五分と見ています。

ドラゴンズ6連勝で乗り込む敵地。

先発は、川上-山本昌-朝倉の順で

間違いないと思われます。

8月は、3試合投げてまさかの0勝

防御率も7.20と調子を落とした川上憲伸

登板予定を1度飛ばし、ミニキャンプを経ての

中11日、満を持しての登板。

まずは先鋒を務めるエースのコメントから!

◇川上憲伸

<初戦の先発予想、

この日はランニング、キャッチボールなどで汗を流す>

「何も言えません。企業秘密ですから。

まるで僕が(初戦に)

投げるみたいじゃないですか。知りませんよ。」

◇山本昌

<第2戦は現役最強の『虎キラー』がスタンバイ>

「調子があがった?

今は状態うんぬんじゃなく、頑張りますよ。

(阪神戦が) 大事な試合、

ということは意識していますから。」

◇朝倉健太

<第3戦の先発予想、一時の不調を抜け出した>

「スライダーでカウントが取れているところが、

調子の良さにつながっている。

次の登板でも、できたらいいですね。」



8月の不調に関して、憲伸

「不調の原因? 分からないんです。

自分の意図するボールが投げられない。

だから即席の投球になってしまう。」

と話していました。

そこで先週はこれまでとは違うトレーニングを

取り入れたのだそうです

甲子園での防御率1.83

井川とのエース対決は6勝1敗という相性は

調子がよければこそのデータだと思います。

阪神打線は、赤星が3試合連続で無安打だそうですが、

不振のシーツ、金本にも当たりが戻り、

打線は全般的に上向きとのこと。

やはりこの3人と矢野は注意です。

久しぶりの火曜日での先発

このミニキャンプの効果が生きて、

11日のナゴヤドームで7回6失点と打ち込まれた

リベンジをこの舞台で必ず果たしてもらいたいです。

リリーフ陣は岡本が抹消、聡文、岩瀬にも

疲れが来て、やや弱体気味。

先発投手陣の好投で後ろを楽にして上げてほしいです。

楽にさせるといえば、やはり打撃陣の援護。

先の広島3連戦はすべて逆転勝ち

仕掛けが遅いといえばそれまでですが、

中継ぎ以降が強力な阪神投手陣を相手に

なるべく先制して、試合の流れを握ってほしいところ。

中でも期待される4番のコメントから。

◇タイロン・ウッズ

<今季、対阪神戦でチームトップの.333。

6本塁打、12打点の打率を誇る竜の主砲>

「阪神の投手には素晴らしいスタッフがそろっている。

イガワ、フジカワ、ウィリアムス、クボタ…。

でも、今季はあまり勝負してくれてないような気がするんだ。

いい投手がいるんだから、もっと勝負してほしいね。

4月(28日)のホームラン? 

ああ、覚えているさ。

ああいう大事な一本を打ちたいね。

腰? 大丈夫。

まあ、そんなにプレッシャーをかけないで。

いつものように、1つ1つをやるだけさ。」

◇井端弘和

<選手会長は連勝中にも気を引き締める>

「藤川が微妙? でも先発を崩さないことにはね。

今年はなぜか調子が落ちかけたところで阪神戦。

今回もそうかもしれないけど、

来週もありますからね。頑張りますよ。」

◇谷繁元信

「この3連戦は3連敗をしなければいいと思っています。」



阪神戦では、ウッズの他に森野も.419と強いようです。

そして9.1は福留VS下柳」

舞台は違えど、1年前の悪夢払拭に向け、

福留の一発を期待したいと思います。

今週の3連戦、そして来週のナゴドの2連戦

この5試合である程度、流れが決まってくるかも?

トーチュウは3連勝して、勝ち数単独1位の

マジックが点灯?という大きなことを書いていますが、

まだまだもつれると思います。

ただ勝てるゲームはしっかり取って、

負けてるゲームもしっかり奪ってほしいです。

最後に、首脳陣のコメントを。

◇長嶋コーチ

「どの試合も落とせないけれど、

この3つは本当に落とせない。」

◇落合監督

「(特別なことは) 何もありません。

残り31試合? まだ31試合もあるんだ。

これから先が長いんだよ。まだまだだよ。」

とりあえず今夜から、熱いゲームを期待します!


PS お知らせ。

【中止のプロ野球】 

◇セ・リーグ

阪神-中日(甲子園)=降雨


セ・リーグは30日、この日中止になった

阪神-中日(甲子園)を予備日に組み込み、

次の通り正式日程に追加することを発表した。 

▽9月21日(水) 阪神-中日(18時・甲子園)

(スポーツナビ)

憲伸は、スライドするのでしょうか?

どちらにしても頑張ってもらいましょう。

2005年8月29日 (月)

森野3ラン、中田4勝目、中日6連勝で直接対決へ!

やはり中田、背番号20は伊達じゃない!中田、魅せた背番号20の熱投

竜6連勝


連夜の6回逆転劇で

5連勝ドラゴンズ

いよいよ次週に控える

直接対決に向け、

やはり負けられないところ。

今夜のドラゴンズの先発は、

中6日で中田賢一

前回の登板で「救世主」的な復活勝利を挙げた中田

夏休み最後のナゴヤドームで

快投の再現はなるのでしょうか?

◇ 中日-広島 17回戦
(28日・ナゴヤドーム)
 C 000 100 000 = 1
 D 000 300 00× = 3
[勝] 中田(4勝2敗)

[S] 岩瀬(1勝1敗37S)
[D本] 森野7号3ラン



広島の先発は、背番号70のケニー・レイボーン

ドラゴンズとは初対戦となります。

その立ち上がり、制球に苦しみます。

先頭の荒木が四球を選び、井端の初球でエンドラン。

遊ゴロながら、2塁にすすめると、

続く立浪の初球でワイルドピッチで荒木は3塁へ。

さらに立浪にも四球で一死1、3塁。

ウッズの時に、立浪が今季初盗塁で2、3塁。

一気に大量得点のチャンスを迎えます。

ところがウッズはサードゴロ、荒木が挟まれアウト。

続く福留は四球で二死満塁で、

迎えるはアレックス

しかしアレックスは外角低目のカーブに空振り三振。

満塁のチャンスをモノに出来ませんでした。

一方、中田の方は上々の出足。

初回を三者凡退にとると、

続く2回も4番の新井を振り遅れの空振り三振。

絶好調の前田を詰まらせ、セカンドフライ。

さらに8月8本塁打の栗原を引っかけさせて投ゴロと

調子の良い4、5、6番を三者凡退に切って取ります。

3回も二死満塁のピンチを迎えるも、

を内角低目のフォークで空振り三振。

力のあるストレートと切れのあるスライダーが

制球良く決まり、要所を凌いでいきます。

ところが4回、思わぬ先制点が。

新井を右飛、前田を逆球ながら

三球三振にとった中田でしたが、

続く栗原に真ん中に甘く入ったストレートを

ジャストミートされて、左中間スタンドへホームラン!

甘いボールを痛打された中田1点を奪われました。

しかし4回ウラ、ドラゴンズがすぐさま反撃。

変化球がコーナーに決まりだしたレイボーンから、

先頭の福留がストレートの四球。

続くアレックスが、右へ狙い撃ち!

一二塁間を破り、チャンスを演出します。

ノーアウト1、3塁で迎えるは、森野

初球、真ん中高目に入ったストレートを叩くと、

右中間スタンドへ飛び込む3ランホームラン!

取られたら取り返す。

見事な一発で3-1逆転に成功します。

さらに6回、ドラゴンズに再びチャンス。

先頭の福留がライトフェンス直撃のスリーベース。

アレックスは見逃し三振、森野は敬遠で、

一死1、3塁として迎えるは、谷繁

初球、セフティ気味のスクイズ敢行もファウルに。

失敗に終わり、ヒッティングに変更も

背中に死球を受けて、満塁に。

ここで代打かと思いきや、好投の中田はそのまま打席へ。

しかし強打するも4-6-3の併殺で、得点は出来ず。

続く7回もチャンスをもらうドラゴンズ

荒木がセンター前で出て、井端が送り、

立浪四球で一死1、2塁。

ウッズのセンターフライで1、3塁。

福留を歩かせ、二死満塁。

しかしアレックスは遊ゴロでこの回も無得点。

レイボーンの粘投の前に、追加点を奪えず、

3-1のまま、終盤を迎えます。

栗原の一発以外は要所を凌ぎ、

7回まで1失点で抑えてきた中田

8回も川相昌弘のファインプレーもあり、

ツーアウトを簡単に取ります。

しかし、続く代打・森笠のレフトへの打球を

英智が目測を誤り、抜かれてしまいツーベースに。

ここで迎えるは、

落合監督もマウンドへ出向き、

「思い切っていけ」と声をかけます。

粘られた末の7球目、フォークで空振り三振。

中田に思わずガッツポーズが出ました。

結局、中田はこの回で降板。

117球、6安打1四球9三振でわずか1失点

今夜も粘り強く投げ、ゲームをしっかり作りました。

最終回は、6連投の岩瀬が登板。

今夜はきっちり三者凡退でゲームセット!

ドラゴンズ、地元ナゴドで広島を3タテ。

中田に4勝目が付き、チームもこれで6連勝!

良い流れで直接対決を迎えることとなりました。


今夜は、6回ではなく4回

森野の見事な一発はとても大きかったです。

良い形で迎えたチャンスをしっかりモノにしました。

中田も前回同様、しっかり投げたと思います。

ただ満塁のチャンスが何度かあったのにも関わらず、

モノに出来なかったところは

若干不満と今後への不安が残ります。

いよいよ明後日30日からは、甲子園での直接対決

ドラゴンズは6連勝、相手も連勝で迎えます。

大きく勝ち越せば、一気に抜け出せます。

そうなるためにもモノに出来るチャンス

しっかり掴んでもらいたいと思います。

必ず勝ち越せるよう頑張ってほしいです!


PS 今夜のビクトリーラン!

○森野将彦

「一戦一戦を大切に戦っているので、

それが良かったと思います。

チャンスだったので、初球から思い切っていこうと

打席に入りました。完璧な打撃でした。

今年はナゴヤドームで

HRを打っていなかったので、よかったです。

使ってもらっているので、期待に応えるだけです。

精一杯やるだけなので、ナゴヤドームにもたくさん

足を運んで応援してください!よろしくお願いします。」

<4回の逆転ホームラン>

「打ったのはストレート、

上手くたたけて、いいバッティングができました。

高めのボール球でしたね。

でも、低めは振るな、といつも言われてますんで。

それでいい結果がついてきてますから。

3ラン? たまたまですけどね。

でも、一、三塁の場面ではゲッツーでもいいかな、とか、

犠牲フライでいい、と気楽に打席に立ててるのは確か。

ゲッツーでも1点は入りますからね。

昔なら『打とう、打とう』と思いすぎたかもしれない。

でも、今は違う。

今はどうやったら点が入るかを考えています。

スタメン? 期待に応えていきたいですね。

どこでも守れるのも僕の持ち味ですから。」

○中田賢一

「カウントを良くとることが

できたので、攻めていきました。

1点で抑えていけば逆転してくれると

信じて、思い切っていきました。

自分の力だけでなく、皆さんのおかげだと思います。

甲子園は行ったことがないので、

その雰囲気を味わって、

次の投球につなげたいと思います。」

「スライダーが外に決まっていたから

カウントを取りやすかった。

(8回は)どうしても1点をやりたくない場面でしたから。

実は大学の時から慣れているんですよ。

大学の時はほとんどそういう展開でしたから。

『点は入らないもの』と思って準備しているんです。

それに3点いただいてましたからね。

今までは筋力だけで投げていたんですが、

無駄な力を使わずにしっかり球に

力を伝えることを意識しました。

2試合くらいではまだまだだけど、自信にはなります。」

○岩瀬仁紀

<9回に登板、37セーブ目で球団記録に王手>

「記録のことは気にならないですね。

それより、阪神とのゲーム差が気になるんです。

セーブがつくにはいろいろな条件が必要。

それよりチームが勝つことですよ。

(阪神戦も)投げられるチャンスがあれば頑張ります。」

◇岡本真也

<28日、背筋痛のため登録抹消>

「前と同じ所。ちゃんと治して早く戻ってきたい。」

○落合監督

<先発・中田。前回の好投では

『来年が楽しみ』。今回は>

「いいピッチャーだもん。2回続くこともあるさ。

みんな来年が楽しみだ。いっぱいいる。

その代わり、ダメなのもいるけどな。」

<守護神・岩瀬へのダイレクトリレーに>

「本当は使いたくなかったんだ。

普通は負けゲーム。

満塁を3回ゼロなんだから。普通は負ける。」

<それでも中田が踏ん張った>

「何て言えばいいんだろ。

後ろ(記者席)から見てりゃわかるだろ?

結構バラついていたけど、

そんなに高めには間違えなかった。

カーブとフォークのコントロールがよかった。

誰かがダメだと、誰かが出てくるもんだ。

そうやって新旧入れ替わる。」

<逆転3ランの森野も>

「森野だっていつスターティングメンバーから

名前が消えるかわからない。

アイツよりいいのが出てくれば。

井上がいる。大西もいる。

だからうかうかできないんだ。」

2005年8月28日 (日)

井端劇的満塁弾!逆転中日5連勝!

すごいぞ、いばちん!井端、プロ初満塁弾

強竜 逆転5連勝


首位とのゲーム差が、1.5

4連勝と波に乗るドラゴンズ

次週の直接対決までこの流れを

そのまま続けておきたいところ。

今夜の先発は、ドラゴンズ野口

一方の広島は、なんと小島紳二郎

いったい誰それ?って感じですが、

国士舘大からドラフト5巡目で入ったルーキーで

この日がプロ入り初登板で初先発!

広島捨て身の初モノ攻撃

ドラゴンズ打線はどう立ち向かうのでしょうか?

◇ 中日-広島 16回戦
(27日・ナゴヤドーム)
 C 020 000 012 = 5
 D 000 006 01× = 7
[勝] 鈴木(4勝1敗)

[S] 岩瀬(1勝1敗36S)
[D本] 福留19号2ラン 井端5号満塁



立ち上がりドラゴンズは、小島から

立浪がレフト前ヒットで出ますが、

続くウッズが三ゴロで出鼻はくじけませんでした。

一方、初回は三者凡退だった野口でしたが、

2回、新井にレフト前、前田にもライト前と連打。

続く栗原には、フルカウントから

外角低目のストレートをセンター前に運ばれ、

先制点を奪われます。

さらに無死1、3塁でフランコは、6-4-3の併殺。

しかしその間にもう1点が入り、2-0

今夜も広島がリードを奪いました。

この日の野口は、ストレートの球威がなく、

コントロールが今一つ。

特に外角への制球が決まらず、やや抜ける球も。

毎回ランナーを出しピンチを背負いながらも、

粘りの投球で5回を2失点に凌ぎます。

対するルーキー小島は、ランナーを出してからの

制球はイマイチながらも強心臓で抑えます。

2回と4回はチャンスで野口に回ってしまうなど

ラッキーな面もありましたが、

3回は連続四球で一死1、2塁とするも

ウッズをライトフライ、福留を空振り三振と

強気の真っ向勝負で抑え、結局5回までわずか2安打

ドラゴンズ打線を封じ込めます。

2-0のまま迎えた6回、

野口は一死後、新井に四球を与えると、

さらに前田には痛烈にライトへ運ばれ、1、3塁。

2回と同じようなピンチを迎えてしまいます。

ここで落合監督がマウンドへ。

躊躇なく、鈴木にスイッチします。

結局野口は、5回1/3を99球、

5安打4四球3三振2失点で降板となりました。

一死1、3塁、追加点を奪われると

流れが相手に行ってしまう場面で、

昨日同様、鈴木がきっちり仕事をします。

迎えた栗原をセカンドフライにとると、

続くフランコを詰まらせ、ライトフライと

0に凌いで、流れをしっかり断ちきりました。

このまま沈黙かと思われたドラゴンズ打線

しかし苦しめられていた小島に代わり、

6回のマウンドには、同じルーキーの森跳二が。

この継投が流れを変えました。

先頭のウッズが初球、レフト前ヒットで出ると、

続く福留が1-3から内角低目のスライダーを捉えると

打球はバックスクリーン左に飛び込みます!

見事な2ランホームランでゲームが振り出しに。

同点になると、ドラゴンズペース

動揺したアレックスに四球を与え降板。

3番手は左の佐竹健太が上がります。

森野の送りバントと谷繁の四球で1、2塁。

勝負どころとみたベンチは代打に高橋光信

広島もドタバタながら、4番手に天野浩一にスイッチ。

光信は打ち損じて、センターフライに倒れるも、

準備不足で腕が振れない天野

荒木に死球を与えてしまい、二死満塁に。

ここで迎えるは、満塁での打率が

なんと.571という強さを誇る井端

フルカウントで迎えた6球目、

中に入ったストレートを思いっきり引っ張ると、

打球はレフトスタンドへ飛び込む満塁ホームラン!

井端は、右腕をあげて、ガッツポーズ!

鮮やかなグランドスラムで、この回一挙6点

相手の自滅もありながらも、

見事なビッグイニングを作りました。

7回は、山井が三者凡退に凌ぎ、

8回は、5月26日以来の1軍マウンドとなる

石井裕也が、2安打を浴びながらも

デビュー戦の因縁のある前田を三球三振に斬ります。

続いて登板の平井栗原にタイムリーを浴びるも、

代打・野村をレフトフライに凌ぎます。

8回ウラ、渡邉のレフトへのタイムリーが出て、7-3

最終回は、高橋聡文が招いたピンチから

守護神・岩瀬松本奉文に2点タイムリーを浴び、

広島打線に粘られますが、後続を凌いでゲームセット!

若干ヒヤヒヤながらも逆転劇で制したドラゴンズ

5連勝となり、今夜は鈴木に勝ち星がつきました。


正直、6回に小島を代えてくれた

カープベンチに感謝です。

あのまま小島に投げられていたら、

おそらくさらに苦しみ、痛い敗戦になっていたかも?

本当に継投というのは難しいと感じました。

それにしても圧倒されたのは、井端満塁弾ですね。

2-3からフルスイングした自身初のグランドスラム

あの場面でしっかり打てる勝負強さ

本当にすばらしいです。

チーム一丸で勝利を掴んでいることもあり、

ベンチはとても良い雰囲気に見えました。

ただリリーフ陣に疲れが見えますね。

何とか来週までは立ち直ってほしいです。

良いムードで直接対決を迎えるためにも、

明日も必ず勝ってもらいたい。

ルーキー中田の好投に期待したいと思います。


PS 今夜のビクトリーラン!

○井端弘和

「本当は先制して勝ちたいんですけど、

これがうちの野球だと思います。

とにかくつないでいこうと思って打席に立ちましたが、

甘い球が来たら思いっきりいこうと思っていました。

ナゴヤドームでは年に一回しかHRを打っていないので、

たまたま満塁HRとなってよかったです。

勝ち続けて何とか上をとらえたいなと思います。

これからの試合、全部勝つつもりでやりますので、

どんどんナゴヤドームに足を運んで

ドラゴンズを応援してください。」

<6回の満塁ホームラン>

「打ったのは、ストレートかな。

こちらも追い込まれていたけど、

向こうも追い詰められていたと思うので、

思い切っていきました。

打った瞬間入ったと思った。

完璧なバッティングができました。」

「思いっきり振り回しただけです。

万歳ですか? いままでのホームランは

(フェンス) ギリギリなんで全力疾走ですから。

今日のはいつもにない手応えでした。

2-3になってから真っすぐ一本に変わった。

追い込まれたが向こう(天野)の方が

苦しんじゃないのか。そう思った。

(ともに4点を挙げた)昨日の6、7回は打てなかったんで。

満塁弾? 中学の時ぐらいにあったかな。

高校、大学では記憶にないです。」

<信子夫人との約束で、本塁打賞の

大きなパオロン人形が落合家に渡ることになり>

「打った瞬間、そっちの方で頭がいっぱいだった。

(信子さんに) 打たせてもらったのかな。」

○福留孝介

<6回のホームラン>

「打ったのは、スライダー、

前のチャンスで打てなかったから…。

何とかして次につなごうと思っていたんです。

その結果がホームランになったんだと思いますよ。

ちょうど1年前ですよね。

(アテネ五輪から)帰ってきたのが。

次の日には試合に出て…。

知ってました? 次の9月1日も下柳さんだって。

違うのは甲子園だってことだけですよ。」

○鈴木義広

<6回一死1、3塁から登板しピンチを抑え4勝目>

「ピンチだったけど自分のピッチングができるように心がけた。

勝利は野手のみなさんのおかげです。」

○野口茂樹

「出さなくていい四球が余分でした。

出してしまったのが反省点ですね。」

○落合監督

<最後は守護神・岩瀬を投入しての逃げ切りに>

「何もない。勝った。それだけ。

それで新聞に書いとけ。」

<広島の継投は>

「それはわからん。

たまたまそうなったのかもわからんし。

オレは井端に (本塁打賞の)

人形をもらって帰るだけだ。」


PSその2 今夜の渡邉選手

8回ウラ、平井の代打で登場!

この回先頭の大西にヒットが出て、

谷繁が送って迎えた一死2塁のチャンス!

広池浩司が投じた2球目、

123キロの真ん中低目のスライダーを引っ張ると、

打球はレフトへワンバウンドで落ちるヒット!

大西が2塁から生還して、打点1

久々のヒットは見事なタイムリーとなって、

4番でのブレーキを吹り切りました。(.268)

その後、9回はファーストの守備に入りました。

2005年8月27日 (土)

6回、7回一気の集中打、ドラゴンズ4連勝!

荒木、見事な右打ち!竜加速 怒とうの9人攻撃

逆転4連勝 イッキ1.5差


3連勝で帰って来たドラゴンズ

今夜からは地元ナゴヤドーム

広島との3連戦。

ただその「地元」というのがクセモノ!?

8月のドラゴンズは、11勝9敗なのですが、

ビジターゲームが8勝1敗に対して、

ホームであるナゴヤドームでなんと3勝8敗

大きく負け越しています。

ただでさえ、良くないのに

今夜の広島の先発は、前回やられた黒田

心配されたウッズが4番に復帰したドラゴンズ

果たして4連勝はなるのでしょうか?

◇ 中日-広島 15回戦
(26日・ナゴヤドーム)
 C 030 000 021 = 6
 D 000 004 40× = 8
[勝] 山井(2勝5敗1S)

[S] 岩瀬(1勝1敗35S)
[D本] なし



ドラゴンズの先発は、マルティネス

初回は無難に切り抜けましたが、

2回につかまってしまいます。

この回先頭の新井にセンター前ヒット。

続く前田には、外角高目にいったカーブを叩かれ、

ライトスタンドへ運ばれてしまいます。

いきなりの先制2ランホームラン!

マルティネスは動揺したのか?

栗原に、ストレートの四球を与えると、

フランコのレフト線へツーベースで2、3塁。

そして倉義和にはレフトへ犠牲フライ。

あっという間に3点リードを奪われてしまいました。

続く3回にも、の一ゴロで、

自らのベースカバーが遅れて、セーフとなるなど

全体的に変化球が高く浮き、ボールがやや甘く、

リズムが悪かったこの日のマルティネス

4回に前田、栗原に連打を浴び、無死1、2塁と

なったところで、鈴木にスイッチ。

わずか62球、6安打3失点で降板となりました。

このピンチを含む4、5回を鈴木がしのぎ、

6回は山井前田にはヒットを打たれますが、

併殺などで後続をしっかり切って、

追加点を与えぬ好救援をみせます。

5回まで、黒田の前にわずか3安打と、

今回も手こずっていたドラゴンズでしたが、

コントロールが甘くなり出した所をついて、

6回ウラ、ようやくチャンスを作ります。

先頭の立浪が四球で出ると、続くウッズが初球を叩き、

右中間突破のツーベースで2、3塁!

ここで福留が三遊間を破るタイムリー

さらにアレックスも四球で無死満塁とチャンス。

森野は一ゴロに倒れますが、

谷繁が詰まりながらもライト前に落として二者生還!

一気の集中打で3-3の同点に追いつきます。

なおも一死1、3塁で、山井の代打に高橋光信

惜しくもセカンドフライに倒れますが、

続く荒木が外のストレートを巧く右打ち!

ライト前へのタイムリーとなり、4-3

エース黒田を一気に引きずり落としました。

平井が三者凡退に抑え、迎えた7回ウラ、

ドラゴンズはさらに集中打で追加点を奪います。

この回からマウンドは、広池浩司

先頭の立浪が初球をセンター前に運ぶと、

続くウッズの初球に石原がパスボール。

ここで代走・英智に代わります。

ウッズは遊ゴロとなり、ショート山﨑が三塁に放るも、

英智の足が一瞬速くセーフとなって、1、3塁。

ウッズにも代走で、川相昌弘が送られます。

こうなると押せ押せのムードに!

動揺している広池から福留が鮮やかに

右中間を破るタイムリーツーベース!

なおも2、3塁で代わった田中敬人から

アレックスが惜しくも一塁ファウルフライ。

ところが、一塁・栗原の捕球体勢を見て、

三塁走者の川相が一気にタッチアップ!

そして本塁にヘッドスライディング!!

40歳ベテランの抜け目のないプレー6-3に。

さらに一死3塁で、森野もライト前へタイムリー

谷繁もレフト前に運んで、一死1、2塁。

平井の代打・渡邉はライトフライに倒れますが、

返球ミスをついて、森野が3塁へ。

そして荒木がレフト前に運んで、この回も4点

8-3として、一気にドラゴンズペースに持ち込みます。

このまま。勝ちパターンで逃げ切りたい

ドラゴンズでしたが、さすがに広島も追い上げます。

8回、高橋聡文が二死から連打。

新井に左中間を破られ、ツーベース。

さらにこの日3安打1本塁打の前田には

ライナーでライトスタンドへ持って行かれ、8-5

最終回は、岩瀬緒方孝市にタイムリー二塁打。

2点差にまで迫られますが、最後は野村

三塁ファウルフライに抑えて、ゲームセット。

前半苦しんだドラゴンズが、

一気の集中打で巻き返しての4連勝!

6回を抑えた山井に待望のの2勝目が付きました。


結局ドラゴンズは、14安打。

前半、打てる気配がなかっただけに

6、7回の集中打はお見事でした。

ホームランが無しでの4点ずつで8得点

今夜は、広島のスキを突く走塁も光りました。

特にベテラン川相の好走は感動しましたね。

今夜は、巨人がアシストをしてくれて

首位とのゲーム差が、1、5ゲームとなりました。

このムードで明日も連勝して、

ゲーム差をさらに詰めてもらいたいと思います。


PS 今夜のビクトリーラン!

○荒木雅博

「いままで打てていなかったので、

いいところで打てて良かったです。

一点づつという気持ちでいましたが、

逆転することができました。

チャンスの時はいつも一緒なんですが、

絶対打ってやろうという気持ちで打席に立ちました。

<調子が良くなってきたことについて>

気持ちよくバットが振れていると思います。

相手があることですが、一試合一試合

良い結果が出るように

頑張っていきたいと思います。」

<6回のタイムリー>

「甘い球を狙っていたのですが、

2ストライクと追い込まれたので、

くらいついていきました。」

<7回のタイムリー>

「いつも同じ気持ちで打席に入ってますから...。

いいところを抜けてくれました。」

「黒田さんがどんなにいい投球をしても、

我慢してついていけば、いつかは逆転できる。

そんなムードありますから…。

いいイメージを持って打席に立ちました。

いままでいいところ打てなかったですから。

チャンスのときは絶対に打ってやろうと思っていた。」

<カウント1-2から三塁線へゴロを打ったが、

これがファウルと判定されて命拾い>

「自分ではファウルか、どうか、わからなかった。

とにかく甘い球を振っていこうと思った。」

<打撃の調子が上向きなのは>

「腰を使って思い切り振ることにしたんです。

そうしたら来る球に自然とバットが

出るようになったんです。

確かにきつい移動でしたけど、

そんなこと言っている時じゃないですから。」

<首位とのゲーム差が1.5差に>

「自分たちが勝ち続けていけばいいこと。

まだみんな(阪神への)意識は持っていないと思う。」

○鈴木義広

<4回無死1、2塁から登板し2回を無失点>

「準備はちゃんとしていましたので。

思い切って投げました。」

<今のポジションについて>

「(代わった)ボクも一緒になって

打たれたら駄目ですからね。」

○山井大介

<6回を3人で抑え4月23日以来の2勝目>

「今、与えられた仕事をやるだけです。次も頑張ります。」

○福留孝介

<6回のタイムリー>

「打ったのはシュート、

チャンスだったし、いい形で打ててよかった。」

<7回のタイムリー>

「打ったのはストレート、うまく打てたし、

いいところで追加点が取れてよかったです。」

○谷繁元信

<6回のタイムリー>

「打てたということがよかったです。」

○川相昌弘

<7回、今季初の代走で登場、激走でスタンドを沸かす>

「(栗原が) 転んで体勢が崩れたから

スタートを切れました。ラッキーだったね。」

○森野将彦

<7回のタイムリー>

「1本出てよかったです。」

○タイロン・ウッズ

<2試合ぶりスタメン復帰で3打数2安打>

「いろいろ心配をかけたけど、

少しはチームの勝利に貢献できたかな。

痛みの程度? うーん、この前のヤクルト戦よりは

良くなっている、と言っておくよ。

自分の体のことは自分でよく分かっている。

チームのためにできる、と思ったから

自分で (出場を) 決めたんだ。」

○岩瀬仁紀

<緒方の左中間二塁打で1点を失うも、ピンチを凌ぐ>

「点は取られない方がいいですが、

勝っている試合をそのまま終わらせるのが

最低限の仕事ですから...。」

○ルイス・マルティネス

「ノーコメント」

○落合監督

<何よりも心配なのは (台風による) 強行移動だった>

「選手が打つ打たないじゃないんだ。

24日に試合をして、そのままバスで夜中の2時に

東京について、ほとんど寝ずに朝、名古屋へ帰った。

試合をしてないオレたちでさえきつかった。

その影響がどう出るか、その心配をしてたよ。

去年も(7月29日の試合後)甲子園から

(台風による交通マヒを心配して)バスで名古屋へ帰った。

その翌日のヤクルト戦は川島にやられた。

そういうことがあるんだ。

持病を抱えている選手が多いだけにな。」

<マルティネスから鈴木への継投は>

「(早めの継投は)

そのために13人(体勢)をとっているんだ。

残り試合に関係なく、だめなら代えるよ。

言葉は悪いが(マルティネスは)

だれも期待していないピッチャーだったんだ。

それが4勝も5勝もしてくれた。

そうはいいことは続かないよ。

でもそのうち、いいこともあるだろう。

なきゃ困るからな。」


PSその2 今夜の渡邉選手

タイロン・ウッズが無事に復活しました。

4番に雪辱をかけていた渡邉選手

惜しくも、今夜は定位置のベンチスタートに。

まぁ、ある意味これでいいんじゃないかと。

そして出番は、7回ウラ一死1、2塁で、

平井の代打として登場!

田中の初球、真ん中低目のストレートを叩くと、

ライトへの大きな当たり。

しかしが背走してキャッチ。(.257)

抜けてればタイムリーという惜しい一打でした。

その後はファーストの守備に。

今夜はファーストフライが多かったです。

2005年8月26日 (金)

祝4番!?渡邉選手、熱きトーク!

思わず買いました!今月発売の「月刊ドラゴンズ」9月号に
我らが渡邉選手のインタビューが載っていました。
もともと今日の記事にしようと予定していましたが、
おとといの「4番スタメン」
それを祝して?のエントリーとなりました。

『渡辺選手とトーク』と題されたインタビュー。
いくつか自分が気になった所を抜粋しました。
普段なかなか聞けないナベトーク
聞き手は、川又米利さんです。

川又 (以下Y) 「ナベはプロ入りしてから、
ほとんどのポジションを守っているよネ。」
渡邉 (以下N) 「ハイ。やってないのはセンター、
ピッチャー、キャッチャーです。」

Y 「この際、狙ってみたら(笑)」
N 「無理ですヨ(笑)
センターは何とかお願いしたら、
いかせてもらえるかもしれませんけどね。」

Y 「でもナベの安定した守りには定評がある。
特にファーストのワンバウンド捕球はうまいよネ。」
N 「重要な場面で使ってもらっているので
気を引き締めて頑張りたいですネ。
ゲーム終盤の守備に就いた時
『これでこの試合は勝てる』って
ファンの方々に思ってもらえるようになると
うれしいです。」

渡邉選手がいうように、守備固めにはいると
今夜も勝てそうだなと自分もうれしくなりますね。
キャンプから9個のグラブをもって
練習量を増やしてきたことが
自信になっていると思います。

Y 「今シーズンのデータを調べると
ナベは外国人投手からよくヒットを打っている。」
N 「でも僕がヒットを打った外国人投手って
1軍からいなくなってしまうんですヨ(笑)
ミセリは解雇されたし、ダーウィンやケビンも
ファームにいってしまいました。」

Y 「それにしてもよく打ってるよネ。
対戦成績を特別に意識したことってある?」
N 「そうですネ。
『今年は結構打ってるなァ』と。
でも今シーズンは打席数自体が少ないので
『あれ? オレって外国人投手からしか
打ってないのか!?』って一瞬思ったりして(笑)
僕、阪神のウィリアムスからヒットを
打ちたいんですよネェ。
今まで対戦してきて、まだ1~2本しか
打っていないから。」

代打などでの打撃面は、課題だと思います。
一昨日のように「4番スタメン」などということもありますし、
勝負強いバッティングの精度
さらに上げていってほしいです。
明日、明後日と広島デイビー、レイボーン
外国人投手が先発予定?
ウッズ次第ですが、出場のチャンスはありそう?
しっかり打ってもらいたいです。
そしてJFKを、ぜひ来週、打ち砕いてほしいですね。

Y 「勝ちゲームの終盤にナベがファーストの
守備に就くことが多い。最近もずっと出場しているよネ。」
N 「川相さんとも『まさにうれしい悲鳴ですネ』って
話しているんですヨ(笑)
こんなに連続で出られることって
あまりないですからネ。」

Y 「守備位置について、勝利の瞬間を
味わうってのは、すごくいいものでしょ。」
N 「ゲームセットまでいい緊張感がありますしネ。
最後のバッターがファーストでアウトに
なった時のホッとした気持ちと充実感は
何とも言えずいいものです。」

Y 「監督も「勝負は8月」って言われているよネ。」
N 「それは選手全員自覚していると思います。
ゲーム差を意識し過ぎて足元をすくわれることが
ないように、これからもいつも通りの野球を
していきたいですネ。
それに正念場の8、9月に控えの選手がいかに
活躍するかというのも、すごく重要に
なってくるはずなので精一杯頑張りたいと思います。」

Y 「いぶし銀の活躍を期待しているヨ!」
N 「ありがとうございます。ファンの方々にも
満足してくれるゲーム展開を目指します。」

(残りの部分は、「月刊ドラゴンズ」9月号で!)

昨夜、カープが勝ったので、
首位チームとのゲーム差が、2.5となりました。
ただ「死のロード?」も終わって、
相手も気を引き締め直してくると思います。
今夜からのカープ3連戦
このところ成績のよくないナゴヤドームですが、
たぶんスタメンもあるのでは?と思うので
渡邉選手、残りゲームを頑張ってもらい
ゲームセットの瞬間はもちろん
ファーストでホッとしてほしいと思います。


PS 今日のコメントから。
◇川上憲伸
<広島戦を回避?中11日で阪神戦にまわる?>
「これからはどの試合も大事になってきますからね。
あまり迷惑を掛けられないから頑張るだけです。」

◇ルイス・マルティネス
<第1戦のトーチュウ先発予想?>
「いつも勝ちたいと思っているよ。
準備万端だよ。調子はいいよ。」

初戦先発の予定だった憲伸
トーチュウの予想では
投げずに首位攻防の初戦にまわるようです。
ただ予想はあてになりません。
3連続KOと理由のわからぬトンネルに
入り込んでしまっている憲伸
なんとか抜け出してもらいたいです。
一方、マルティネスは、前回は好投報われず、
自分のミスからの敗戦。ある意味左のエース!?
7月30日以来の勝利を期待しています。

◇アレックス・オチョア
<今季のナゴヤドームの広島戦4試合で.462
「4割? それは知らなかったなぁ。
広島だから打てるというわけでも
ないだろうけど...。
いつものように打席に集中し、
強く振ることだけを目指したいね。」

◇高代コーチ
「タイロン? 戻ってこれると思っている。
やってもらわないと。」

でんぶ痛のウッズ「あくまで軽症」ということで
検査を回避して、自宅で終日じっくり静養したそうです。
試合に出場するかどうかは
本人と首脳陣が話し合って決めることに。
とりあえず長期離脱でなくてよかったです。
ただいきなりスタメンとはいかないでしょう。
となると「4番」に座るのは、アレックス!?
今季、左打者の4番がないドラゴンズ
相性を考えると「アレックス4番」もあるかも?
今夜のスタメンが楽しみです。

2005年8月25日 (木)

突然のスタメン、4番・ファースト、渡邉!

オシリガイタイヨ!でん部痛!ウッズ欠場
「前日の試合中も痛かった」

ドラゴンズの不動の4番
タイロン・ウッズ
腰付近の違和感を訴えて
試合開始前に球場を離れました。
近日中に病院で検査を受けるそうです。
まさかの主砲の故障!?
代わりに誰が4番に入るのかと思っていた時に
そふいあさんからコメントが入りました。
「今日の先発4番がなべどんと聞いて
どこよりも先に書き込みにきましたww...」

何だって!?
なんと我らが渡邉選手
「4番・ファースト」でスタメンとなりました!
ゲーム終盤にはよく見る「4番・ファースト」
果たして大活躍が出来たのでしょうか!?

◇ ヤクルト-中日 16回戦
(24日・ひたちなか市民球場)
 D 001 000 020 = 3
 S 000 000 010 = 1
[勝] 朝倉(5勝5敗)
[S] 岩瀬(1勝1敗34S)
[D本] なし


ゴンザレス朝倉健太の先発。
初回、ドラゴンズゴンザレス
不安定な立ち上がりをついてチャンス。
一死から井端がセンター前ヒットで出ると、
続く立浪の時にすかさず盗塁。
立浪は打ち上げてしまい、レフトフライ。
ここで4番・渡邉に回ってきます。
その初球、ゴンザレスがワイルドピッチ。
井端が3塁へ進みますが、渡邉は空振り三振。
いきなりのチャンスは生かせませんでした。

初回は無難に切り抜けた朝倉でしたが、
2回ウラ、一死からリグスにセンターオーバー、
フェンス直撃のスリーベースを浴びます。
しかし、続く城石のサードゴロで
リグスが飛び出し、ホームでタッチアウト!
続く小野公誠も三振に取って、何とか0に凌ぎます。

3回、ドラゴンズが再びチャンス。
一死から荒木がショート内野安打で出ると、
ゴンザレスのボークで2塁へ進みます。
ここで井端がセンター前に先制タイムリー!
続く立浪はセンターフライに倒れますが、
渡邉はユニフォームをかする死球、
福留も四球で二死満塁に!
大きな追加点のチャンスでしたが、
アレックスが0-2からピッチャーゴロ。
1点止まりとなりますが、リードを奪いました。

4回以降は、両投手ともに
ランナーこそ出すものの、粘りの投球を見せ、
1-0と膠着状態のまま、8回を迎えます。
ヤクルトのマウンドは、2番手の花田真人
この回先頭の井端が四球を選ぶと、
立浪がライト前で続き、無死1、3塁。
渡邉の初球、何とスクイズ!
惜しくもファウルとなりましたが、
得点へのどん欲な姿勢を見せます。
結局、渡邉は空振り三振に倒れるも、
福留がライト前へタイムリー!
アレックスもセンターへの犠牲フライで続き、
この回2点。朝倉には大きな援護点となりました。

完封勝利が期待された朝倉でしたが、
8回ウラ、急に乱れます。
青木にライト前に運ばれ、続く宮本には四球。
無死1、2塁となったところで、結局朝倉は、無失点ながら降板。
高橋聡文にスイッチします。
ここで迎えるは、岩村
真っ直ぐが走っていた聡文は、
渾身の内角への144キロのストレートで空振り三振
しっかり仕事をして、岡本にバトンを渡します。
迎えたラミレスの当たりはサードゴロ。
5-4-3の併殺でピンチを凌いだと思われました。
ところが、サード・川相昌弘が足を滑らせ、
2塁への送球が逸れてしまい、エラー!
この間に1点を奪われてしまいます。

岡本は動揺からか、宮出に四球を与え、
一死満塁としてしまいます。
ところがここからが岡本の真骨頂。
リグスをサードフライに取ると、
城石のライトへの大きな飛球も福留の守備範囲!
何とか1点で乗り越えました。
こうなると最終回は、もちろん岩瀬
若干ボールが高いながらも抑えてゲームセット。
厳しいゲームをしっかり取ったドラゴンズ
連勝常磐線シリーズを締めました。


ウッズの欠場は、驚きましたね。
打順を組み替えるよりも流れを考えて、
空いたところに渡邉を入れました。
今後の検査次第ですが、長びかないことを祈ります。

朝倉は、毎回のようにランナーを背負いながらも、
要所を締める粘りの投球で、7回0/3を1失点。
ヤクルトの拙攻もありましたが、
前回の好投が自信になったか、
今夜もしっかり投げてくれました。
来週は首位攻防での先発となりますが、
この調子を維持してもらいたいです。

首位とのゲーム差が、3と若干縮まりました。
来週の甲子園までにもう少し差が詰められればと思います。
週末の広島3連戦も頑張ってもらいましょう。


PS 今夜のビクトリーラン!
○タイロン・ウッズ
<腰・臀部(でんぶ)付近に痛みを訴え、欠場。
名古屋に戻り、25日にも検査を受ける。>
「今まで負傷したことがないところ。
昨日の試合中も痛みを抱えながらプレーしていた。
数日で戻れるか? そう願っているが…。」

○渡邉博幸
<前回対戦まで9打数5安打とゴンザレスとの
相性を買われての4番起用も3三振1死球>
「勝ってよかった。
4番目の打者のつもりだったけど、
気持ちが入りすぎて、
オーバースイングになっちゃった。
スクイズは決めたかった。」

○朝倉健太
<要所で踏ん張り、5勝目>
「今日はリズム良く投げれたと思います
納得のいく投球ができました。
ただ、8回の場面でアウトが取れず、
気の弱さを出してしまった。
(ウッズ離脱の) そういう苦しい試合で
初回からしっかり抑えることが
できたのは良かったと思います。
(3回、2死一、二塁のピンチなど)
そういう大事なところで点を取られなかったのは
大きかったと思います。」

○森繁コーチ
<朝倉投手について>
「結果を出すことで精神的な裏づけになる。
今日は変化球でカウントをかせげた。
毎回のようなヒットは仕方ないが、
フォアボールでマウンドを降りると
リリーフの流れが悪くなる。」

○井端弘和
<3回のタイムリーについて>
「打ったのは、ストレート。
チャンスだったし、先制点が取れてよかったです。」
<5打席で3安打2四球、打率も.324とチームトップに>
「最近、ランナーがいる場面で、
打席が回ってくると楽しいんですよ。
『かえしてやろう』と思って打席に立てていますね。
ウッズ? 意識するとおかしくなりますからね。
今までと同じでいいんじゃないですか。
いつもと同じように塁に出ることだけを考えました。
いい形で阪神戦を迎えたいですよ。
3ゲーム? 気にしてません。
いつも通りにやるだけですよ。」

○荒木雅博
「タイロンの分はみんなでカバーすればいい。」

○福留孝介
<8回のタイムリーについて>
「打ったのは、フォーク。
追い込まれていたから、
食らいついて行こうと思った。
当たりが良かったので、抜けると思いましたね。
追加点が欲しかったので
いいところで打ててよかったです。
ウッズはいなかったけど、
いつもと同じ気持ちでやりました。
カバーしようと思っても、できるもんじゃない。
自分の役割をやろうと思いました。」

○アレックス・オチョア
<8回の犠牲フライについて>
「フォークをジャストミートできた。
走者をかえせてハッピーだね。」

○川相昌弘
<8回のタイムリーエラーに>
「ボールはちゃんと握っていたけど、ひっかかった。」

○高橋聡文
<8回、無死1、2塁で岩村を空振り三振に>
「朝倉さんに勝ってほしかったから、
打たれるわけにはいかなかった。」

○岡本真也
<2試合連続で火消しに成功>
「川相さんのがあったから、
絶対に抑えたろ、と思っていた。
とにかくチームが勝ってよかった。」

○岩瀬仁紀
<400試合登板をセーブで飾る>
「知ってたよ。
でも、あんまり区切りとか意識はしてない。
とにかくチームが勝ててよかった。
こういう試合は勝たないとね。
自分のことより、勝てたことが何より。」

○落合監督
<主砲欠場のピンチを全員でカバー>
「渡邉にしろ、みんながそれぞれの役割を
知っているということだ。
ナベの4番? 誰が4番に入っても
この打線ならそんなに変わらないよ。
みんなちゃんと各自の役割を知っているんだから。」

<マサと朝倉の順番でヤクルト相手に好投>
「朝倉は今季一番の出来だった。
これでマサと朝倉で3-1、3-1で勝った。
去年も(6月12日、13日の)秋田で
(ヤクルトを相手に山本昌と朝倉が)2-1、2-1で
(7連勝が始まったのが6月22日-24日の)
札幌の巨人戦だったろ。
今年は札幌と順番が変わったけど、
マサと朝倉が3-1、3-1で勝ってくれた。
これも何かの因縁だな。いいきっかけになるに
こしたことはないよな。」


PSその2 今夜の渡邉選手
ウッズの欠場でまさかの「4番・ファースト」
前回対戦まで9打数5安打
ゴンザレスとの相性を買われての4番起用だったようです。
ちなみに4番スタメンは下の引用によると、
3年ぶり4度目のことだそうです。
久しぶりの4番では、打席が4度まわってきました。

初回の第1打席は、二死3塁とチャンスでしたが、
内角低目のスライダーに空振り三振
3回の第2打席は、二死2塁でのチャンス。
3球目、内角高目へのストレートが
ユニフォームのおなかの部分をかすって、死球
チャンスを広げました。
5回の第3打席は二死ランナーなしで
外角高目のストレートを空振り三振
そして8回の第4打席は、初球いきなりスクイズ
しかし、内角高目のストレートを当てるも、
惜しくもファウルとなってしまいました。
結局最後は、内角に落ちるフォークに空振り三振
久々のスタメンでも若干入ったのでしょうか?
4打席3打数3三振と、ウッズの穴埋めは
今夜はできませんでした。(.261)
ただチームが勝ったので、
試合後は、ホッとした表情を浮かべていたようです。

◇渡邉のスタメン4番は3年ぶり
中日・渡邉のスタメン4番は、
02年10月10日阪神戦(甲子園)以来3年ぶり、
通算4試合目。この年は、7月4日巨人戦
(東京ドーム)、同6日横浜戦(富山)の
2試合でも、右ひざ違和感のため
出場登録を抹消されたゴメスに代わって
4番を務めた。なお、この3試合では、
チームはすべて黒星を喫している。
また今季の4番はウッズ=101試合、
アレックス=9試合、高橋光信=1試合
に次いで4人目。(トーチュウ)

やはり4番というのは、難しいですよ。
ウッズ選手、早く戻ってきてください!

2005年8月24日 (水)

雨中の100球、力投山本昌40歳初勝利!

雨ニモ負ケナイ40サイ!山本昌、竜史上初 40歳勝
雨中の粘投!!通算180勝目

ドラゴンズは、今夜からヤクルトと2連戦。
いわきグリーンスタジアムは、
試合前から細かい雨が降っています。
先発は予想通り、ガトームソン山本昌
今月11日に40歳を迎えた山本昌
ここ1ヶ月、勝ち星に恵まれていません。
得意のヤクルト相手に
久々の白星が果たして付くのでしょうか?

◇ ヤクルト-中日 15回戦
(23日・いわきグリーンスタジアム)
 D 000 000 300 = 3
 S 000 000 100 = 1
[勝] 山本昌(7勝6敗)
[S] 岩瀬(1勝1敗33S)
[D本] 森野6号3ラン


ドラゴンズは初回、一死から井端の二塁ゴロを
土橋が足を滑らせ、内野安打に。
続く3試合ぶりにスタメン復帰立浪
センター前に運んで、1、3塁と先制のチャンス!
しかしウッズが引っかけてしまい、6-4-3の併殺に。

4回にもガトームソンの制球難から
井端、立浪が連続四球で無死1、2塁とするも、
しかしウッズが三球三振。
福留、アレックスも凡退。
5回は、先頭の森野が一二塁間を破るも、
続く谷繁が初球をセンターフライ、
さらに山本昌がスリーバント失敗、
荒木もタイミングが合わずに凡退するなど
チャンスを作りながらも、攻撃のリズムが悪く
得点することが出来ません。

一方、今夜の山本昌は、コントロールが抜群。
低目の制球が冴えていました。
野手陣が慣れないグラウンド状態に苦しむ状況で
集中を切らさず、自分のリズムで
味方の援護を待つ粘りの投球を見せます。

0-0のまま迎えた6回ウラ、
山本昌がこの日はじめて大きなピンチを迎えます。
先頭の投手のガトームソン
ライトフェンス直撃のツーベースで出塁。
続く青木が送って、一死3塁。
1点入れば、流れが相手に傾いてしまう状況で
山本昌が見事なピッチングを見せました。

続く宮本をシンカーで投ゴロに取ると、
落合監督がマウンドへ歩み寄り、
「ここで勝負しろ」を声をかけます。
そして迎えるは、岩村
雨が強くなっていくなか、
初球、2球目と同じ外へのボールで追い込みます、
その後の内角への2球はボールとなりますが、
1球ファウルのあとの6球目、
内角への力のあるストレート
岩村のバットを折った当たりはファーストゴロ。
ウッズがベースを踏み、このピンチを凌ぎました。

そして迎えたラッキー7
ドラゴンズがようやくチャンスをつかみます。
先頭の福留の当たりはレフト前ヒット。
ところが、レフト・ラミレスの緩い守備を読んで、
なんと福留は、躊躇泣く2塁を陥れます。
この好走塁がガトームソンを動揺させます。
続くアレックスは、見事な右打ちでノーアウト1、3塁。
ここで迎えるは、森野
2-0と追い込まれた3球目、
甘く真ん中に入ってきたストレートをフルスイング
高々と上がった打球は、ライトスタンドに飛び込みます。
鮮やかな先制スリーラン!
力投の山本昌3点をプレゼントしました。

3点もらった山本昌でしたが、
そのウラ、先頭のラミレスにレフトスタンドに
ライナーで飛び込む一発を浴びると、
続く宮出にも粘られた末にセンター前に運ばれます。
この投球がこの日の100球目
さすがに疲れが出てきた山本昌を見て、
ベンチは岡本とスイッチ!
6回0/3、7安打無四球1失点で降板となりました。

背筋痛から今日復帰した岡本は、
いきなり雨中での登板となり、迎えるはリグス
強烈な打球が岡本の横を抜け、センターへ!
ところがそこに荒木が飛び込みます!
グラブの先ながらもしっかり掴み、
2塁ベース上の井端にトス。
一塁に送って、4-6-3の併殺が完成!
ファインプレーでピンチを凌ぐと、
8回は平井が、そして最終回は岩瀬
0に抑えてゲームセット。
雨中の投手戦を制したドラゴンズ
好投の山本昌40歳での初白星
ようやく180勝目を掴みました。


昌さんが降りしきる雨の中、
粘りのピッチングで良く投げてくれました。
この1ヶ月なかなか勝てない悔しさもあったでしょうが、
今夜は力強い投球でした。
森野も7番での起用に応えた見事な3ラン!
膠着していただけにあの一発は大きかったです。
そして7回ウラの荒木のナイスプレー。
流れが変わっていたかもしれない場面での
あのダイビングキャッチは見事でした。

先発投手に白星が続けて付きました。
明日は朝倉がおそらく先発と思われます。
得意のヤクルト戦で何とか踏ん張ってもらいたいです。


PS 今夜のビクトリーラン!
○山本昌
「こういう天気だったので、
とにかく先に点を取られないと思った。
7回は最後まで投げたかった。ホームランはダメだね。
久々の勝利? (今まで) 申し訳なかったです。
一時期を思えば調子はよくなった。
ヤクルトに強い? たまたまです。関係ないですよ。
そんなことより次ですよ。
次から頑張らないと。大事ですから。
40歳の初勝利?まあ、それは、ね。」

あと3人アウトを取ってから
代わりたかったんですが。
7回は雨も降ってきて早く3アウトにしないと、
と思って焦ったかな。調子は前回も書きましたが
いろんな調整で上向いています。
天気が悪いのはきつかったけど、
とにかく勝利に貢献できてよかった。
40歳なんて、あまり意識はしてませんけどね。
それより次は阪神戦。また頑張りますよ。
(山本昌公式ホームページより)

○森野将彦
<7回のホームランについて>
「打ったのはストレート。
ピッチャー(山本昌) がいい投球をしていたので、
何とか先に点を取りたかった。
最低限犠牲フライを打とうと思っていました。
まさか入るとは思わなかったです。
優勝争いの大事な時に使ってもらっているので
やってやろうと (思っていました)。」

○荒木雅博
<7回の好守備に>
「どうかな、と思ったけど、最後にひと伸びできました。
グラブの先っぽでしたね。」

○福留孝介
<7回、勝利呼ぶ好走>
「下がぬかるんでるし、
どんな送球になるか分からなかったでしょ。
だから、最初から二塁まで行くつもりだった。
いい走塁ができた。」

○立浪和義
<3試合ぶりに「3番・三塁」で先発出場>
「3試合ぶりなんで久々という感じじゃなかったですけどね。
とにかく復帰した試合で勝てたことが一番ですよ。」
<第1打席にいきなり中前打を放ったが>
「まあ一日1本じゃあね。
また、これから1試合1試合を頑張ります。」

○岡本真也
<再登録されたこの日に2番手で登板、1回を無失点>
「チームの勝利に貢献できたことがうれしい。
荒木サマサマです。ほんと、荒木のおかげです。
もう少し腕が振れるようになったらね。
これからもチームのためにがんばります。」

○岩瀬仁紀
<9回、ヒヤリとさせながらも、
9試合ぶりの33セーブ目>
「四球? 別に(地方球場の)
マウンドがどうとかじゃないけど…。
こういうこともありますよ。」

○落合監督
<山本昌が粘りの投球で
先取点をゆるさず、援護を待った>
「8月はまだ1勝もできなかったピッチャーなんだぞ。
本当によければ、7回も0に抑えきって、
8回、9回につないでくれるよ。
(求めている) ハードルは高いよ。
それだけの投手なんだ。新人とは違う。」

<2軍から昇格した岡本が7回を無安打に>
「投手陣に関してはこっちは知らん。」

<立浪も3試合ぶりにスタメン復帰>
「そうだよ。今も戦っているじゃないか。」


PSその2 今夜の渡邉選手
8回ウラ、英智、川相とともに
勝利のフォーメーションで登場!
代打・真中の当たりは、強いバウンドの一塁線のゴロ。
これをしっかり掴むと、平井を制してベースを踏みます。
相変わらずの見事な好守でした。
9回に回ってきた打席では、吉川昌宏と対戦。
ショートライナーに倒れました。(.273)

2005年8月23日 (火)

石井、立浪、復活への常磐線シリーズ。

立浪、倍返しだ
きょうスタメン復帰
チームもファンも待っている 竜の兄貴の復活を

ドラゴンズは今夜からヤクルトと2連戦。
ただいつもの神宮球場ではなく、
1戦目がいわきグリーンスタジアム
2戦目がひたちなか市民球場
いわゆるスーパーひたちで行く
「常磐線シリーズ」となっています。
4ゲーム差となって、これ以上差が開くと
数字的に苦しくなる首位戦線。
何とか頑張ってもらいたいです。
スポーツ紙から集めたいくつかのコメントを。

◇石井裕也
「もう腰は大丈夫。
自分のピッチングをしたい。
この前は打たれて抹消されたんで、
今度はビシッと抑えたい。」

今朝のトーチュウの1面、
いきなり「石井刺客」とか
「落合指名!!セ権交代だ」とか
9.11の衆院選を意識したような見出しが並んでいました。

昨日、遠藤、チェン、柳沢が登録抹消。
今日にでも、岡本、前田章宏とともに昇格するようです。
5月27日に2度目の2軍行き、
その直後に腰痛に見舞われた石井
一度は痛みが取れ、7月上旬にファームで復帰したものの再発。
腰痛防止のために股関節を柔らかくするなどの
トレーニングなどをみっちりこなし、
8月、ファームで復帰し4試合で好投。
満を持しての復帰となったようです。
今は左の中継ぎが、高橋聡文のみ。
持ち前の真っ向勝負で首位追撃に貢献してほしいです。

◇高代コーチ
「(落合) 監督が (リフレッシュと)言った通り。
明日から行きますよ。
立浪はやってもらわないと困る選手。」

横浜戦では2試合スタメン落ちとなった
チームリーダー・立浪
再び「3番・サード」で復帰するようです。
森野も頑張っていただけに
もう少し休ませてもとは思いますが、
上のコメントでは今夜出てくるでしょうね。
8月になっても調子が上がらず、月間打率は.156
さすがに首脳陣もテコ入れで外さざるを得ませんでした。

「何年もやっているし疲れは関係ない。
こんな(優勝争いの)大事な時期に、
試合に出られないのが悔しい。」と話す立浪

決して状態はよくないでしょうが、
首脳陣が期待するのは、
勝利打点が9試合というここぞの勝負強さ
(チームではウッズが10試合、立浪は、井端とともに9試合。)
何度も優勝争いを演じてきた経験だと思います。
身体的にはリフレッシュしたでしょうから、
悔しい思いを試合にぶつけてほしいです。

◇山本昌
「勝ててないんだから
何も言えない。やるしかない。」

予想されるドラゴンズの先発は、
1戦目は昌さん。2戦目が朝倉
(憲伸は、マルティネスらと名古屋に残留)
対するヤクルトは、
1戦目が対中日3戦2勝のガトームソン
2戦目は防御率2点台と相性抜群のゴンザレス
両外国人投手が予想されます。
40歳になっての初勝利を得意の地方球場で
飾ってほしい昌さん
キーはやはり首位打者の青木
先頭打者の青木を抑えて、波に乗って、
今夜こそ180勝目をと期待したいです。頑張れ、昌さん!


PS その他のコメントから。
◇谷繁元信
<23日、3度目のFA権を取得>
「誇りを感じるし、丈夫な体を授けてくれた両親、
支えてくれた家族、今までお世話になったスタッフ
すべての方々に感謝したいです。
ここまで来たんだから、絶対に優勝したいです。
(阪神を)抜けるとも思っているし。
中日にきてよかったと思っています。
縁あって、せっかく中日に入ったんだから、
日本一にもなりたいんですよ。」

◇川相昌弘
<同じく23日、FA権を取得>
「何も考えていないですよ。今、FAと言われても。」

ドラゴンズにとって正捕手・谷繁の去就は、
今オフ最大の関心事の一つだと思います。
自分的には、まだまだ残ってもらいたいと思います。
球団も同じではないでしょうか?
井上、野口、そして川相さんもFA権を取得しました。
どの選手も必要ですが、果たしてどうなるのか。
今後に注目しておきましょう。


PSその2 今日の渡邉選手
中スポWeb「DRAGONS TOPICS」
『あっ!! 在来線に落合監督』にて

☆…名古屋から福島・いわきまで
東海道新幹線と在来線特急「スーパーひたち」を
乗り継いで移動した落合竜。
新幹線の終点・東京から常磐線の始発・上野までは、
JR山手線京浜東北線に乗り込んで移動。
落合監督をはじめ、各選手たちはつり革につかまって
通勤電車に揺られる珍しい光景が見られた。
「久しぶりに乗るな…」とは、
社会人経験がある渡辺のコメント-。(中スポ)

渡邉選手、川崎まで電車通勤だったんですね。
さすがサラリーマン経験者!
含蓄あるコメントでございました。


PSその3 「ST Question」投票結果。
Q3.「ドラゴンズ、今後の展開は?」

8月中は一進一退、勝負は9月。(60%)
8月中に奪首して、一気に独走。 (15%)
虎の勢いが増し、追い越せない。 (11%)
「10.8」のような天王山がやってくる。 (7%)
勝負はさらにもつれて、10月に。 (5%)
8月に首位に立つが、9月に失速。 (0%)
Total: 133 votes

☆たくさんの方にお答え頂きありがとうございました。
やはりドラゴンズファンのご意見は
「勝負は9月」でしょうね。
このところ若干、失速してしまったので
さすがに独走とはいかないようです。
ただ最近になって「虎の勢いが増し、追い越せない。」
伸びてしまったのは、いささか困ってしまいました。

第4問は「ドラゴンズ野球教室、
あなたが教わるならどのコーチ?」
です。
いわゆるコーチの人気投票のような感じです。
他にもコーチの方はたくさんおられますが、
とりあえずいつもベンチやブルペンで見える方を選びました。
よろしかったら投票してみて下さいね!

2005年8月22日 (月)

帰ってきた中田賢一、連敗止めて3勝目!

やるな若武者・中田!中田救った

3カ月ぶり先発3勝目 

もう負けられない竜の窮地


「チームのおかれた状況は

十分にわかっているつもりです。

心の準備はできています。

心を強く持って、思い切り投げるだけ。」


このように話していたのは、

5月22日の千葉マリンでのロッテ戦

3回途中7失点KOされて以来、

3ヶ月振りの一軍登板となる中田賢一

中90日、今夜の先発マウンドに上がります。

嫌な負け方で3連敗中ドラゴンズの救世主に

帰ってきた「背番号20」がなれるのでしょうか?

◇ 中日-横浜 15回戦
(21日・ナゴヤドーム)
 B 000 000 011 = 2
 D 133 000 00× = 7
[勝] 中田(3勝2敗)
[D本] なし



注目の中田は、初回、石井琢朗を投ゴロ、

続く小池を143キロのストレートで空振り三振。

そして金城を二ゴロと三者凡退に抑え、

上々の立ち上がりとなりました。

一方、3タテを目論む横浜の先発は、龍太郎

今月7日のハマスタでは、7回まで粘られた相手ですが、

今夜は立ち上がりからつかまえます。

先頭の荒木がレフト前ヒットで出ると、

続く井端の初球に盗塁、送りバントで3塁に進めると、

今夜も3番スタメン森野が甘いカットボールを叩き

三遊間を抜くタイムリー!

連打で今夜はドラゴンズが先制します。

続く2回ウラも追い込みながらも

制球が今一つの龍太郎を攻め、

先頭の井上がレフト前、谷繁の左横腹への死球で

1、2塁とチャンスをつくります。

しかし続く中田がバントを空振り、

飛び出していた二走の井上が刺されてしまいます。

さらに1塁に谷繁がいるにも関わらず、

中田は送らずに見逃し三振。

チャンスを潰したかに見えました。

しかし、今夜は勝たなくてはいけないドラゴンズ

続く荒木が右打ちで1、2塁と繋ぐと、

井端がライト前にワンバウンドで落ちるタイムリー!

さらに森野が四球を選んで、二死満塁。

ここで4番のウッズを迎えます。

満塁での打率が.100というウッズでしたが、

粘った末にピッチャー返し!

龍太郎のグラブをかすめながらも

センター前に抜ける2点タイムリー!

4-0として、龍太郎をKOします。

さらに今夜のドラゴンズはつながります!

3回ウラ、2番手の秦裕二を二死から攻めて、

井上の四球と中田のセンター前ヒットで1、2塁とすると、

この日早くも3回目の打席となる荒木

初球をセンター前に持っていくタイムリー!

続く井端が今度はライト線への

2点タイムリーツーベース!

下位打線から作ったチャンスを1、2番で返す。

前の日までのうっぷんを一気に晴らして、

7-0と大量リードを奪い、中田を援護します。

2回に多村、種田に連打を浴びるも

続く内川のセカンドライナーで種田が飛び出し併殺など

この日の中田はランナーを出すも

力のあるストレートを中心に

スライダーも低めに決まるしっかりした投球

後続を凌いで、0を重ねて行きます。

唯一のピンチは、5回。

簡単に二死を取った中田でしたが、

若干投げ急いでしまい、相川の尻に死球。

さらに代打・鈴木尚典に高いバウンドの二塁内野安打、

そして石井琢朗も打ち取りながらも

ショート内野安打と不運な連打で満塁としてしまいます。

プロ初登板の時も

5回二死から連打を浴びKOされた中田

嫌な流れが頭をよぎり、落合監督もマウンド上で

「谷繁のサイン通り、思い切って投げ込め」とアドバイス。

そして迎えた小池の当たりは

中田の横を抜けセンターへ...。

しかし井端ナイスバックアップ!

遊ゴロに抑え、この回も0に凌いだ中田は、

結局大量点もあり、7回を投げて降板。

105球、5安打2四死球1三振で無失点と

最高の出来で「復活」をアピールしました。

7-0のまま迎えた8回以降は、

連敗中はあまり投げられなかった

勝ちパターンのリリーフ陣が続々登板。

しかし今夜は調子が今一つのようで、

8回先頭から登板の高橋聡文は、

二塁打1本とストレートの四球でアウトが取れず。

続く山井は四球で満塁として犠牲フライで

1点を失ってしまいます。

さらに9回から登板の平井は、

一死から種田にレフトスタンドに一発を浴び、

続く内川にもレフト前に運ばれます。

最後は、12日以来の登板となった岩瀬

相川、代打・万永と抑えてゲームセットとなりますが、

余裕があるにも関わらず、

若干不安ものぞいた勝利となりました。


とりあえずは勝ててよかったですね。

このままズルズル行かずに連敗を止められました。

先発の中田は、落ち着いていました。

大量点の援護もあって自分のリズムで

投げられていたと思います。

これで5月1日以来の3勝目

先発ローテに食い込めそうなので、

次回もしっかり投げてほしいです。

打つ方では、1、2番はチャンスで爆発しました。

ただやはり主軸が心配ですね。

試合中に監督が直接身振り手振りで指導していたウッズ

2四球はあれどノーヒットだった福留

当たりが戻ってほしいです。

4ゲーム差はそのままですが、再び競り合えそう。

首位にしっかり食らいついてもらいたいです。


PS 今夜のビクトリーラン

○中田賢一

「3ヶ月ぶりの登板だったので

強い気持ちを持ってマウンドに上がりました。

自分自身苦しい時期もありましたが

ファンの方々の声援にも励まされて

今日は思い切って投げることができました。

まだこれからが勝負だと思いますので

応援よろしくお願いします!」

「スピードはそれほど出ていなかったが、

指先の感覚がよかったので、

ある程度思ったところにコントロールできました。

今日はわりとコントロールがよかったので、

それを継続していきたいです。

チーム状況とか重圧はありましたが、

そういうのは考えないように、と。

自分の中で打ち切って試合に臨みました。

勝負球が甘くならなかったのがよかったですね。

谷繁さんのミットだけ見て投げました。

2軍では自分を見つめ直しました。

フォームもちょっとですが微調整してきましたね。

投げ方が(内転筋に)負担をかけていたんで、

その辺を修正した。最初はズレがあったけど、

一番しっくりするフォームをつくってきました。

プレッシャーがある中で、勝てたのがうれしい。

何というか…重い勝ち。自信になります。」

○井端弘和

「チームが連敗中なので何とか勝ちたい試合でした。

昨日はチャンスで打てなかったので

今日は初球から積極的に打っていこうと思って

打席に入ったことが良い結果に繋がりました。

中田もがんばっていたので

序盤から点を取っていこうとチーム一丸となって

攻撃したことが大量点なりました。

今年は守備とバッティングの

切り替えがうまくいっているので

このまま続けていきたいですね。

まだまだ首位は射程圏内だと思うので

これからも応援よろしくお願いします!」

<2回のタイムリーについて>

「打ったのはスライダー、昨日いいところで

打ってないんで、追加点が取れてよかったです。」

<3回のタイムリーについて>

「取れる時には取っておかないと。

だれもが少なからず危機感を持ってやっている。

必死にボールに食らいつくだけです。

1球、1打席に集中していくだけですから。

(阪神との)ゲーム差は考えていません。

僕たちが勝ち続けていけばいいと思っています。

一戦必勝の気持ちで戦っていくだけです。」

○荒木雅博

<3回のタイムリーについて>

「打ったのはストレート、

思い切り振ることだけを考えていました。

5-7月には固め打ちが少なかったけど、

もっともっとどん欲に安打、四球で塁に出たい。」

○森野将彦

<1回のタイムリーについて>

「打ったのはカットボール、

甘い球をしっかり打てた。先制点が入ってよかった。」

○タイロン・ウッズ

<2回の2点タイムリーについて>

「打ったのはスライダー、

ジャストミートを心がけた結果、

いいところに飛んでくれた。

効果的な追加点が入ってよかったね。」

○岩瀬仁紀

<大量リードにもかかわらず9回1死から登板>

「いや、この時期は登板間隔が関係ないんで。

これから増えると思うし。」

○立浪和義

<前日に続きスタメン落ち、7回には代打の準備を>

「(展開次第では) 出る予定でした。」

○柳沢裕一

<この日の試合後、2軍降格を告げられ>

「仕方ないです。競争ですから。

2軍でがんばって、またがんばります。」

○岡本真也

<21日のウェスタン広島戦で実戦登板。

1イニングを三者凡退に、22日にも合流予定>

「甘い球が多かったけど、試合で投げられてよかった。

スライダー、フォークも試して、問題はなかった。

休んでいた分、チームに貢献したい。」

○落合監督

<中田の快投に>

「野球はピッチャー。何があってもそうなんだ。

中田はあれくらい投げられるでしょう。

でもやせたね。びっくりした。

プロの体になりつつあるということかな。

来年が楽しみだ。」

<2軍では中里が4年ぶりに実戦投球>

「うちには楽しみな投手がいっぱいいる。

今年のようなことにはならないよ。

投手王国になるよ。期待してる。」


PSその2 今夜の渡邉選手

今夜は、久々勝利のフォーメーション

9回ウラ、ファーストの守備に。

最後の代打・万永もニゴロ、

荒木からの送球をしっかりキャッチしました。

2005年8月21日 (日)

まさかの6回一挙8失点、中日失速3連敗。

まさかの3連敗 正念場4差

きょうは必ず勝て! 竜 気合だ


昨夜、痛い完封負けとなったドラゴンズ

首位とのゲーム差は、3ゲーム

これ以上差をつけられたくありません。

昨夜の敗戦後、約40分間のコーチ陣の

ミーティングで出た答えなのでしょうか?

今夜はスタメンを変更してきました。

立浪・谷繁の両ベテランを「休養」させて、

3番・サードに森野を入れ、

野口との相性からスタメンマスクに柳沢を起用。

果たして良い結果は出たのでしょうか?

◇ 中日-横浜 14回戦
(20日・ナゴヤドーム)
 B 100 108 001 = 11
 D 200 200 001 = 5
[敗] 野口(3勝5敗)
[D本] なし



先発の野口が初回、いきなり失点。

一死から小池が四球で出ると、

対戦打率.429ドラゴンズ戦に強い金城

左中間を破る先制タイムリーツーベース。

あっという間に先制されてしまいました。

一方、横浜の先発は門倉

立ち上がり不安定なところを付かれます。

ドラゴンズは、井端のセンター前を皮切りに、

3番森野のレフト線へのヒットで1、2塁とすると、

ウッズが詰まりながらもセンターへ渋く抜ける

タイムリーですぐさま同点

さらに続く福留もフルカウントからピッチャー返し!

門倉のグラブをはじく強烈なタイムリー。

4連打2-1とゲームをひっくり返します。

なおも1、2塁で迎えるはアレックス

しかし初球を引っかけ、3-6-1のダブルプレー。

追加点はなりませんでした。

2回、3回と立ち直りかけた野口でしたが、

4回一死2塁から、多村にレフトへの同点タイムリー。

真ん中に甘く入ってしまったスライダーを打たれました。

しかし4回ウラ、ドラゴンズ

弱気になり制球がイマイチの門倉からチャンスを掴みます。

先頭のウッズがレフト前、福留が四球を選び1、2塁。

ここでアレックスが0-3から打っていく!

やや詰まりましたが、二遊間を抜けていくタイムリー

3-2と再び勝ち越します。

さらに井上の4-6-3の併殺の間にもう1点!

4-2と再びゲームのペースを握ります。

5回も一死から荒木のあわやホームランという

レフトフェンス直撃のスリーベースでチャンス。

しかし、続く井端がヤマが外れたか?見逃し三振。

森野もライトフライに倒れ、追加点が奪えず。

実は、これが後々響きました。

そして迎えた6回、信じられない展開が!

ここまで72球3安打1四球で2失点の野口

しかしこの回先頭の小池に逆球となった外のストレートを叩かれ

左中間突破のツーベースを打たれると、

続く金城にレフト前にあっさり運ばれ、4-3

さらに佐伯にもライト前と3連打を浴びてしまいます。

制球を気にするあまり、ヒジが下がって、

ボールが甘くなってしまう野口

柳沢もしきりにヒジを高くしろ、腕を振れと

ホーム上から指示を出しますが、なかなか治りません。

ここで交代かと思われましたが、ベンチはそのまま。

野口は続く多村に四球を与えてしまい、ノーアウト満塁。

種田を迎えたところで、遠藤と交代。

5回0/3、91球でマウンドを降りました。

ピンチで登板となった遠藤でしたが、

種田に不運なショート後方に落ちるポテンヒットを打たれ、

4-4の同点とされてしまいます。

さらに村田の代打・古木の強烈なピッチャー返し!

センター前に抜けて5-4と逆転。

相川にもライトへ犠牲フライを運ばれ、6-4

門倉が送って、二死2、3塁。

ここで止めればよかったものの、制球がイマイチ。

石井琢朗に四球を与え、再び満塁としてしまいます。

打者一巡して、再び小池

2-1からの4球目、抜けたスライダーを見逃しませんでした。

打球はレフトスタンドに飛び込むグランドスラム

この回打者11人で一挙8点!まさに怒濤のベイ打線

ドラゴンズ投手陣はなすすべがありませんでした。

6点リードをもらい、

楽になった門倉はそのまま続投。

意気消沈したドラゴンズ打線は反撃さえ出来ず、

結局8回を投げきられてしまいました。

9回、5番手の落合英二が、多村のレフトへタイムリーを浴び、

ダメ押しの1点を失い、11-4

このままズルズル終了かと思われた最終回。

ドラゴンズ打線が粘りを見せます。

この回から登板の木塚を攻めて、一死から井上がセンター前。

柳沢の代打・渡邉も続いてサード内野安打で1、3塁。

英二の代打・高橋光信は三振に倒れますが、

荒木がしぶとくライト前に運び、タイムリー。

さらに井端が繋いで、二死満塁と

あわやと思える抵抗を見せます。

しかし続く森野がピッチャーゴロでゲームセット。

門倉に史上4人目となる12球団すべてからの勝利

プレゼントしたドラゴンズは、これで3連敗

大勝した首位とのゲーム差が、4ゲームに。

背中が遠ざかる感じがしました。


立ち直る兆しがあった野口が6回、まさかの炎上

遠藤も火に油を注いでしまいました。

その前の4回と5回の攻撃でダメを押せなかったのが痛かったです。

それにしてもあわよくば6連勝を狙っていた

ナゴヤドームの巨人・横浜との6連戦

ここまで1勝4敗と信じられない失速となってしまっています。

首脳陣もテコ入れとしてベテランを外しましたが、

今夜は効果が出ませんでした。

このままズルズル行きそうな嫌な感じも否めません。

山井が4番手で登板したこともあり、

明日は、中田が登録即先発が予想されます。

このまま、終わってはいけません。

まさにここが踏ん張りどころ

意地を見せてもらいたいです。


PS 今夜のコメントから。

●立浪和義

<昨年10月7日以来のスタメン落ち>

「疲れとかは関係ない。

こんな大事な時期に試合に出られないのは悔しい。

休養? そんなんじゃない。

成績が悪いから出られない。そう受け止めています。

出られるようにがんばるだけ。」

●森野将彦

<立浪に代わって、6月16日以来

となる三塁でのスタメン出場>

「いつももう一本、もう一本と思って

打席に立っているんですが…。相手も抑えようと

投げてるわけだから簡単には打てませんが、

それでも最後に打てなかったのは悔しいです。

3番ということで、1回に必ず打席が回ってくる。

だから、1打席目は意識してました。

ここ最近は1回の点を逃してたので、

きょうはその点では良かったと思います。

でも…。自分の反省するところは反省して

明日以降につなげていきたい。」

●野口茂樹

「味方がいい点の取り方をしてもらっているのに、

大事な回で踏ん張りきれなくて、

申し訳ないと思います。」

●遠藤政隆

<6回、2番手で登板も小池に満塁弾を浴び、4失点>

「(失投は) 小池への1球だけ。悔しい。

明日チャンスがあったら、リベンジしたい。」

●タイロン・ウッズ

<1回のタイムリー>

「打ったのはストレート、

何とかランナーを返したいと思った。

詰まったけど、ランナーを返せてよかったよ。」

●福留孝介

<1回のタイムリー>

「打ったのはフォーク、ヒットになってよかったです。」

●アレックス・オチョア

<4回に追加点を挙げるなど4打数2安打1打点>

「(4回は) ランナーをかえせた。

追加点が取れて良かった。」

●川相昌弘

「このままじゃだめという危機感は、

もちろん選手ももってる。

ふつうにがんばるだけじゃだめなんだ。

こころの底から気力を振り絞る時なんだ。

今こそ、全員でがんばらないと。

そのためにも何かきっかけがほしいね。

やれるというきっかけが。」

●落合監督

<立浪と谷繁の両ベテランを

スタメンからはずす荒療治も...>

「(欠場の理由は) リフレッシュ!

最後まで試合に出す気はなかった。

そりゃ、一打サヨナラなんて場面にでもなれば使うけど。

スタメンにいつ戻すなんて、お前らには関係ない。

そういうこと(チームの内部事情)を

今まで話したことはあるか?

森野? パーフェクトを望むな。

そんなことなったら、みんな家に帰れなくなるよ。

アウトにならないんだから。

野球は白旗は揚げられない。

9回まではやり続けないといけないんだから。」

<阪神との勝負は>

「まだ先。まだまだ先だ。

あわてるなよ。長いシーズンには

負けゲームをひっくり返すこともあれば、

勝ちゲームをひっくり返されることもある。」

<大敗したこの日の試合を振り返って>

「きょうのゲームでいえば、

(継投が) ワンテンポ遅れたってことだ。」


PSその2 今夜の渡邉選手

今夜は意地をみせてくれました!

9回ウラ、一死1塁。柳沢の代打として登場。

木塚との対戦は、2球目真ん中のストレートを叩くと、

打球はホームベースに当たり、大きく跳ね、

高いバウンドとなるサードへの当たり。

万永が捕るがさすがに投げられず、内野安打に!

渋いヒットで次に繋ぎました。(.277)

2005年8月20日 (土)

マルティネスに援護なし、拙攻中日痛い連敗。

竜、危機感 

ドームため息・・・完封負け

試合後41分の緊急コーチ会議


1969年8月19日

折しも同じ日に生まれた

立浪和義タイロン・ウッズ

今夜、ともに36歳の誕生日を迎えました。

ドラゴンズ3、4番を並んで打つ2人。

この日を良き日に出来たのでしょうか?

◇ 中日-横浜 13回戦
(19日・ナゴヤドーム)
 B 000 000 001 = 1
 D 000 000 000 = 0
[敗] マルティネス(5勝3敗)
[D本] なし



ドラゴンズ、今夜からは横浜と3連戦。

先発はマルティネス斎藤隆

初回、やや不安定な斎藤隆を攻め、

立浪がセンター前、ウッズが四球と

二死からチャンスを作りますが、

続く福留がレフトファウルフライ。

これが今夜の拙攻の始まりでした。

続く2回には、先頭のアレックスが四球で出塁。

井上も左のももに死球をくらい、

ノーアウト1、2塁とチャンス。

しかし谷繁はファーストフライ、

マルティネスがバント出来ずに空振り三振と

なりますが、荒木が四球を選んで二死満塁。

ここで迎えるは、得点圏打率トップの井端

先制点の絶好のチャンス!

1-2からの当たりはライト線を抜けようかという打球。

しかしライト・金城が突っ込んでこれをキャッチ!

抜けれれば確実に2点は入った場面。

ファインプレーに阻まれました。

さらに4回、これでもか

先制のチャンスがやって来ます!

先頭のアレックスの三ゴロを村田が握り損ない

送球出来ずに一塁セーフ。(記録は村田のエラー)

続く井上の当たりはセカンド横を抜けセンターへ!

アレックスが3塁へ。そして井上も激走!

一気に2塁を陥れます。(記録はツーベース)

ノーアウト2、3塁とこの回もチャンス。

しかし巡り合わせが悪いのか?

谷繁、マルティネスが連続三振。

荒木に期待がかかりますが、初球をセカンドゴロ。

あと1本が出ずに、攻めあぐむドラゴンズ

スライダーが決まらず、制球が不安定な

斎藤隆をこの回も助けてしまいます。

マルティネスは、ストレートでカウントを稼ぎ、

チェンジアップで仕留めるという投球。

横浜打線は、この緩急に的が絞れない様子。

2回、4回、5回と先頭打者は出すも、

併殺等で凌いで、無失点のナイスピッチング

味方の援護をひたすら待ちます。

その好投に応えたいドラゴンズ打線

5回ウラに再びチャンスを作ります。

先頭の井端がライト前ヒットで出ると、

続く立浪がファウルで粘り、結局12球投げさせて

四球を選び、ノーアウト1、2塁とチャンス。

ここで迎えるは、ウッズ

バースデーアーチを期待しましたが、

外角高目のスライダーを引っかけ、6-4-3の併殺

続く福留も投ゴロと、この回も0に。

毎回のように得点圏に走者を進めるも

チャンスを潰しまくったドラゴンズ

6回以降は、そのチャンスさえも

作れなくなってしまいました。

7回を投げ、わずか2安打1四球無失点と

しっかり先発の仕事を全うしているマルティネス

未知のイニングを進むに連れ、

さすがに疲れも見え始め

8回にこの日最大のピンチを招きます。

一死から種田がピッチャー返し。

続く村田の投ゴロでランナーが入れ替わり、

相川のライト線へのツーベースで二死2、3塁。

代打かと思える場面でしたが、

牛島監督は動かず、斎藤隆をそのまま打席へ。

投ゴロとなって、この回も0!

今季未勝利の斎藤隆に勝ち星を付けたい

牛島監督の親心が出たシーンでした。

そして0-0のまま、早いテンポで迎えた9回、

まさかのドラマが目の前に広がります。

マルティネスは、初の9回のマウンド。

ここまで117球を投げ、4安打1四球無失点。

しかし先頭の石井琢朗にレフト前に運ばれ、

小池の犠打と金城の右飛で石井琢朗は3塁へ。

ここで4番の佐伯を迎えます。

打った打球は一塁右へのゴロ。

ウッズが弾きますが、荒木がナイスカバー!

ところがマルティネスの一塁カバーが遅れ、

セーフとなる間に、三塁走者がホームイン。

ついに両チーム待望の先制点

9回二死の土壇場から横浜に入ってしまいました。

こうなると最終回はもちろん守護神・クルーン

先頭のアレックスは、159キロに空振り三振。

続く井上のところで、森野を代打に起用します。

これが当たって、初球をレフト前に!

続く谷繁になんと代打が告げられ、渡邉が打席へ。

代走に英智を入れて、ベンチは勝負に出ます!

ところが今夜は最後の最後まで、

拙攻が続いてしまいます。

初球、英智が走りますが、

読んでいたバッテリーにボールを外され

セカンドベース上でタッチアウト!

そして渡邉も155キロのストレートに空振り三振。

前半、押せ押せだったにもかかわらず、

最後の最後まで点が奪えなかったドラゴンズ

斎藤隆に今季初勝利をプレゼント。

巨人戦に続き、痛い連敗となってしました。


これでもかというくらい先制のチャンスが

あったのにモノに出来なかったのが

今回の敗因だったと思います。

斎藤隆が制球難で決してよくはなかっただけに

早めに捕まえられなかったことが悔やまれます。

マルティネスは本当によく投げたと思います。

ただ守備での失敗は次回に必ず生かしてほしいです。

首位チームが大敗しただけに

勝っておきたかったですね。

このままズルズル行かないためにも

明日はしっかり勝ってもらいたいです。


PS 今夜のコメントから。

●ルイス・マルティネス

「今日は自分では来日最高のピッチングが出来た。

(結果は) 神様が決めたことだからしょうがないよ。

勝ちたかったけどこういう時もあるから。

また次も今日と同じようなピッチングが

できるよう頑張るよ。」

●英智

<9回、渡邉への初球に盗塁。

しかし奇襲は失敗に終わる>

「成功すれば大きくチャンスは広がっただろうし、

アウトになれば(チャンスは)ほとんどなくなる。

負けたのは、自分の責任だと思っています。」

●立浪和義

<19日が36歳の誕生日。

安打と四球で2度出塁しチャンスを演出も>

「斎藤は要所要所で良かった。明日頑張るしかない。」

●タイロン・ウッズ

<同じく19日が36歳の誕生日>

「オレも年を取ったよ。

(18歳で) プロになったときは、

この年でプレーしている自分の姿なんて、

想像できなかったよ。本当に幸せだ。」

<しかし遊ゴロ併殺など3打数2三振で誕生日を飾れず>

「ウチはあと1本が出なかった。

9回の守備? あと少しだったんだけど…。

いい誕生日プレゼントには、ならなかった。」

●高代コーチ

<緊急コーチミーティング後>

「この時期にきてどうしたのか。

しゃきっとした感じがないな、と話し合っていた。」

●長嶋コーチ

<同じく緊急コーチミーティング後>

「9月にいいものが出せるように、

今はいろいろと考えないといけない。」

●落合監督

<41分にわたる緊急コーチミーティング後>

「みんな(報道陣)帰ったかと思った。

今(ミーティングが)終わったわ。」

<「マルティネスを勝たせたかった?」と聞かれ>

「勝ってくれるなら、誰でもいいけどな。

きょうは(話す) 題材なし。」


PSその2 今夜の渡邉選手

出番は最後の最後にやって来ました。

9回ウラ、一死1塁。なんと谷繁の代打で登場!

相手はクルーン。速い球に対応出来るという所を

買われての代打でしたが、

初球、代走・英智がいきなりスチール!

しかし外角高目、153キロのストレートを

フォローが出来ずに見送ってしまい、

英智がタッチアウトになってしまいました。

二死になって立場は不利に。

2球目、156キロ内角高目のストレートを空振り、

3球目、155キロ真ん中低目のストレートを空振り三振

お役にたてませんでした。すみません。(.266)

2005年8月19日 (金)

憲伸勝てない、巨人に負け越し3差に。

エースだろっ!憲伸

竜まさか巨人に負け越し


1勝1敗で迎えた巨人との第3戦、

11勝4敗と今季は圧倒的優位に進めている

ドラゴンズは、先発に巨人戦4連勝中

エース・川上憲伸を立ててきました。

今季20試合目の登板。

相性のいい巨人戦8月初勝利

あげることができたのでしょうか?

◇ 中日-巨人 16回戦
(18日・ナゴヤドーム)
 G 200 020 100 = 5
 D 003 000 001 = 4
[敗] 川上(10勝5敗)
[D本] なし



立ち上がり、憲伸は自らのエラーで

ピンチを招いてしまいます。

先頭の清水をセンター前ヒットで出すと、

続く矢野のバントは、ピッチャー正面。

これを捕った憲伸は2塁へ送球。

しかしボールが逸れてしまい、オールセーフ。

(記録は犠打とフィルダースチョイス)

1、2塁とランナーを背負った憲伸

続く二岡、小久保を連続三振に取りますが、

『苦手』阿部をストレートの四球で出してしまいます。

二死満塁となり、迎えるは仁志

甘くなった内角低目のストレートを捉えられ、

センターへの2点タイムリー

不安定だった憲伸がリードを奪われました。

一方、巨人の先発は、20歳の西村健太朗

その立ち上がりを攻めて、

井端のヒットと盗塁、ウッズの四球、

さらに福留もストレートの四球で

二死満塁とチャンスを作ります。

しかし、アレックスが内角高目のストレートを

引っかけてしまいピッチャーゴロ。

チャンスを潰してしまいます。

しかし一回りした3回ウラ、

ようやく西村を連打で捕まえます。

先頭の荒木がピッチャー返し、

続く井端が一二塁間を破って、1、3塁にすると、

立浪がレフトへタイムリー!

そしてウッズも右中間オーバーのタイムリーツーベース

2-2の同点に追いつきます。

福留は二ゴロに倒れますが、

アレックスが初回のリベンジ

初球、外角低目へのスライダーを見逃さずにレフトへ。

勝ち越しタイムリーとなって、3-2

この回5本、一気の集中打で西村をKOしました。

なおも一死1、3塁で迎えるは井上

しかし巨人の2番手・シコースキーに踏ん張られ、

牽制球でアレックスが負傷するブランクはあったものの、

井上は外角低目のチェンジアップに空振り三振。

谷繁は外のスライダーに空振り三振と

追加点を奪えませんでした。

リードをもらい、粘りの投球を見せていた

憲伸でしたが、やはり状態はあまり良くなさそう。

5回二死から二岡にセンター前、

小久保にレフト線への二塁打で2、3塁とピンチ。

ここで迎えるは、『苦手』の阿部

2-2から3球ファウルの後の8球目、

自信をもって投げた内角高目のストレートが

なんとボールの判定。

2-3となって、苦しくなった憲伸

勝負球として投げたのは、真ん中低目へのカーブ。

これに阿部が巧く対応して、

打球はセカンド脇を抜け、センター前へ2点タイムリー!

3連打を浴びた憲伸、逆転されてしまいました。

4-3となり、反撃しなくてはいけないドラゴンズ

しかし、今夜の巨人の中継ぎの出来が良く、

3回途中から登板のシコースキーに6三振、

6回から登板の岡島にも4三振と

ランナーさえ出せなくなってしまいます。

そんな中、7回に追加点を奪われます。

矢野、二岡に連打を浴び、

小久保はライトフライに取りますが、

阿部には四球を与え、またもや満塁。

初回同様の場面で迎えるは、仁志

今度は内角へのシュートをレフトへタイムリー。

憲伸は結局この回で交代。

今回も勝つことが出来ずにマウンドを降りました。

5-3で迎えた最終回、

負けられないドラゴンズが意地を見せます。

マウンド上はクローザーの

しかし状態はあまり良くなく、

先頭の井上の代打・高橋光信が四球を選び、

一死後、鈴木の代打・大西も四球。

1、2塁と同点のチャンスを作ります。

上位に回って迎えるは、荒木

しかし初球を、ライトフライ。

二死に追い込まれますが、

井端がライト線へ落としてのタイムリー!

5-4と1点差に迫ります。

さらに続く立浪がベテランの味、

9球粘った末に四球を選んで二死満塁。

一打サヨナラの場面で迎えるは、ウッズ

フルカウントの末の6球目、

力んだウッズは、真ん中高目のスライダーを

引っかけしまい、サードゴロで万事休す

エースの登板試合を落としてしまったドラゴンズ

お得意様のはずの巨人にまさかの負け越し

首位チームとのゲーム差が、

3ゲームと広がってしまいました。


憲伸がやはり良くなかったですね。

ボールに力はあるのですが、

微妙なところの制球を取ってもらえず苦しみました。

ただ何となく悩んでいるようで

自分で自分を苦しくしていたような感じがしました。

次はもっと気持ちを楽にして投げてほしいです。

巨人相手になめたわけではないですが、

若干ドラゴンズの方に余裕があった事は確か。

今回の負け越しでしっかり気を引き締め、

明日からの横浜戦に臨んでほしいと思います。


PS 今夜のコメントから。

●川上憲伸

「自分の意図するボールが投げられなかった。

自分で自分を追い込んでしまった...。

頭のイメージと投げるボールにギャップがある。

だから、どうしてもその場その場で

即席のピッチングになってしまう…。

原因? それは分かりません。

分かっていたら直してます。

ただ、今は悩んでも、苦しんでても、

こういう困難には立ち向かわないといけない。

チームの状況的にもどうこう

言っている場合じゃないですから。

とにかく、早く自分の投球を取り戻します。

それだけです。」

●立浪和義

<3回のタイムリーについて>

「打ったのは、ストレート。

絶好のチャンスだったので、

初球からいこうと思っていました。

自分の中では、好きなヒットなので...。

バットの軌道が良くなってきたかなと思います。」

●タイロン・ウッズ

<3回のタイムリーについて>

「打ったのは、スライダーかな。

ジャストミートしてランナーを還したかった。

(3回は)自分の仕事ができたけど...。」

●アレックス・オチョア

<3回のタイムリーについて>

「打ったのは、スライダー。

タイミングを外されたけど、

うまくランナーを還せて良かった。」

●井端弘和

<悔しさをみなぎらせ>

「次、勝ちます!!」

●野口茂樹

<18日、フリーエージェント(FA)の権利を取得。

会見を行わず、広報を通じてコメント>

「いまは優勝争いしている真っ最中なので、

そのことに集中したい。

FAのことについてはゆっくり考えたいと思います。」

●落合監督

<毎回三振を喫し、4回以降は8回まで無安打>

「これでは勝てない。負けは負けだよ。」

<エース川上がこれで8月3試合登板で勝ちなし>

「川上? そのうち勝つだろうよ。勝つまで待つよ。」

<巨人打線が若手中心にメンバーを組んだことに>

「周り(マスコミ)はどういうふうに

書いているのか知らないし、こっちは関係ない。

プロとして契約しているんだから、

(無名とか書くのは) 選手に失礼だ。

選手は生活かけて(野球を)やってる。

選手への最大の侮辱だ。」

2005年8月18日 (木)

朝倉が勝った!完投で勝った!

健太やりました!やればできる!!朝倉、完投

8月初めて先発勝った


ドラゴンズの今夜の先発は、朝倉健太

課題は立ち上がりの悪さ

コントロールが定まらず、

リズムを自分で悪くして失点を重ねる。

そんな試合を何試合も続けてきました。

マウンドに上げている落合監督でさえも

「また朝倉について聞くのか?

もう言うことはない。」
と言う始末。

先日、予備軍から先発候補として

ルーキーの中田も合流してきました。

ほとんど崖っぷち、正念場となった

今夜の朝倉の投球やいかに!?

◇ 中日-巨人 15回戦
(17日・ナゴヤドーム)
 G 000 100 000 = 1
 D 023 000 00X = 5
[勝] 朝倉(4勝5敗)
[D本] アレックス16号2ラン 井上8号3ラン



今夜の朝倉は、立ち上がりから

ボールに力がありました。

先頭の清水をセカンドゴロ、

続く鈴木尚広はシュートで見送り三振。

さらに二岡もセカンドライナーと

なんと三者凡退に抑えてしまいます。

続く2回も阿部にストレートの四球を与えるも、

後続を抑えて、この回も0に。

若干コントロールが甘いものの

ストレートを始めとする球威で

課題である立ち上がりを凌ぎました。

そんな朝倉に援護点が入ります。

2回ウラ、巨人先発・内海哲也の不安定さをつき、

チャンスを作ります。

先頭の福留がレフト前ヒットで出ると、

続くアレックスが真ん中低目のチェンジアップを狙い打ち!

巧くすくい上げると、

左中間スタンドへ飛び込む先制2ラン

前日ともにノーヒット3三振だった

5、6番の連打で先制しました。

さらに3回ウラ、追加点が入ります。

先頭の立浪がセンター返しで出ると、

続くウッズが外のチェンジアップを引っかけ、

1-4-32打席連続の併殺に。

しかし、福留が右中間を破るツーベースで再び出ると、

アレックスはストレートの四球で1、2塁。

そして迎えるは、井上

2-0に追い込まれながらも、

中に入ったストレートを叩きます。

打球は伸びて、右中間スタンドへ

貴重なスリーランホームラン!

5-0と完全にペースを握ります。

5点リードをもらった朝倉

4回にこの日初めてのピンチを迎えます。

一死から小久保が左中間への当たり。

井上が飛びつくも届かず、ツーベースに。

阿部は見逃し三振に取りますが、

仁志がバットを折りながら、三遊間を破るタイムリー

さらに川中もライトへ運んで1、3塁。

森繁コーチがマウンドへ、助言を与えます。

これで落ち着いたか、朝倉は続く矢野謙次

外へのスライダーで空振り三振。

何とか1失点で凌ぎました。

力のあるストレートと低目に集まる変化球

そして落ち着きあるマウンドさばきで

巨人打線に的を絞らせない朝倉

毎回のようにヒットは打たれるものの、

連打を喰らわず、ピンチを最小限に凌いでいきます。

一方、ドラゴンズ打線も4回以降は、

巨人條辺剛-前田-ミアディッチの継投の前に

沈黙してしまい、5-1のまま最終回を迎えます。

マウンドには依然として、朝倉が上ります。

しかし最終回といえど球威は衰えません。

先頭の仁志をショートゴロに取ると、

続く川中はレフトフライ。

そして最後は矢野をショートゴロに

打ち取ってゲームセット。

142球を投げ切り、5月4日以来の

今季2度目の完投となった朝倉

7月17日以来の待望の4勝目となりました。


朝倉が本当によかったですね。

正直、初めてみるような最高の出来

やれば出来るじゃないかという感じです。

不安を抱えながら、おどおどする姿はなく

今夜は堂々たるピッチングでした。

これが続くように今後もしっかり投げてほしいです。

打線はホームラン2本で5点とやや大味でしたが、

福留に当たりが戻ったのは大きいです。

ところで先発投手に久しぶりに勝ち星が付きました。

これで流れが良くなってくれればいいと思います。

明日はおそらく川上憲伸が先発。

朝倉に続き、巨人からがっちり

8月初勝利を奪ってもらいたいです。


PS 今夜のビクトリーラン!

○朝倉健太

「ホッとしています。

ずっと勝てなかったので不安でした。

この勝利で乗っていきたいですね。

今日は立ち上がりがスムーズで

良いリズムで投げることができました。

自分の仕事をしっかりと果たして

一試合一試合大事に投げていきたいです。

今日のようなピッチングで大切なのは

自分の中の気持ちだと思います。

これからも一試合でも多く

チームの勝利に貢献したいです!」

「正直、ホッとしています。

ずっと勝てなくて不安もありました。

今回駄目だったら次はないと思っていました。

でも、ブルペンでやっていることを

やれれば大丈夫だと強く思って

自分のボールを信じて投げました。

監督?そう言われても投げさせてもらえてるんで、

見返してやるじゃないですけど、それに応えたい。

これまで悔しい気持ちもあったんで。

自分が投げさせてもらえるチャンスで結果を出したい。」

○アレックス・オチョア

<2回のホームランについて>

「打ったのはチェンジアップ、

いいボールがきたら強く振ろうと思っていた。

うまくスタンドインしてくれたね。

目をつぶって打ったら、入ったんだ…。

これは冗談だけど、けっこういける感触があったよ。

3A時代に3連覇はあったけど、メジャーではない。

プロである以上、優勝することを一番大事に考える。

今年もその状況にいられることは、

とても楽しいし、エキサイティングな気分になれる。

最下位だったら、きっと面白くないと思うよ。

今大切なことは、阪神のことより、僕たちが

いかにいいプレーをして勝てるかどうかだね。」

○井上一樹

<3回のホームランについて>

「打ったのはストレート、

入らないと思ったけど、入ってよかったです。

打った瞬間はしまったと (思った)。

せめてフェンスに当たってくれ、と

思ったんですけどね。

とにかく勝ち試合で打てたというのがよかった。

試合を決定づけた?でも、今日は

7つくらい空振りしているからね。

内容はいまいち。ただ、結果がすべてだから。

あの打席も、凡退したら代えられるだろうな、

と思ってました。でも委縮はしたくない。

バットを振らないで三振するようなことは

したくないですからね。」

○福留孝介

<2本のホームランを呼び込む導火線に>

「2本の安打とも点にからんだ点は良かったね。

(試合前に特打等でフォームをチェック)

自分の中で確認したいところがあった。

結果も出たし、やって良かったと思うよ。」

○落合監督

<7月31日の野口以来、8月に入って初めて先発に白星>

「(笑いながら) きのうの雷は

健太のうちに落ちたんじゃないのか。

そうとしか(この日の好投は)考えようがない。」

<朝倉はこれからが真価を問われる?>

「朝倉に関しては、まだまだ(信頼はできない)。

いないから使っているだけ。

ほかにいれば、(その投手を)使っているよ。

けが人だらけだもん。だれとは言えないけど。

ただ、あいつだけじゃなくって

『きょうだめだったら.....』ってことは

察するんじゃないのか。一樹(井上)にしろな。」

<メンバーをがらりと変えた

巨人打線も好投の要因>

「ある意味で、先発の白星は、

朝倉が一番つけやすかったんじゃないのか。

(今の巨人打線は)一発がないから、

ストライクされ入れば、ある程度は安心して

投げられたんじゃないのかな?

あとは本人に聞いて。」


PSその2 今夜の渡邉選手

8回、ファーストの守備から登場。

今夜は内野ゴロが多く、

しっかりとした捕球を重ねました。

2005年8月17日 (水)

突然の停電、アクシデントが流れを変えた。

真っ暗ナゴヤドーム!竜、停電負け 
敵は雷だった
38分間中断 再開後2球で2失点

ドラゴンズは今夜から
ナゴヤドームで巨人との3連戦。
後半戦なかなか勝てない山本昌
もっか3連勝中という高橋尚成の先発。
11日に誕生日を迎え、40歳となった山本昌
主軸が抜けたヤングジャイアンツとの対戦。
不惑初のマウンドを勝利で飾れるでしょうか?

◇ 中日-巨人 14回戦
(16日・ナゴヤドーム)
 G 000 110 020 = 4
 D 001 000 000 = 1
[敗] 山本昌(6勝6敗)
[D本] 谷繁10号


注目の山本昌の立ち上がり、
ボールがやや高く、コントロールが不安定。
初回、矢野謙次にライト前、小久保に四球と
二死1、2塁のピンチを招きますが、
阿部をレフトフライに取って、
久しぶりに初回を0とすると、
以降は徐々に立ち直りの兆しを見せます。

一方、高橋尚成はほぼ完璧。
ボールに力があり、キレも抜群。
コースを鋭くつく投球で0を重ねていきます。

均衡が破れたのは、3回ウラ。
先頭の谷繁が外から甘く入ったスライダーを
きっちりとらえて左中間スタンドへ!
失投を見逃さない一発で、ドラゴンズが先制。

1点をもらった山本昌でしたが、
連打からピンチを背負ってしまいます。
4回、先頭の小久保に左中間へのツーベース。
さらに阿部のピッチャー返しで無死1、3塁。
続く仁志の当たりは、
ショートとレフトの間の飛球。
突っ込む井上と背走する井端では、
井端の方が早く、フェンス向きでキャッチ!
浅いフライでしたが、ホームに投げられないと見るや。
三塁走者の小久保がタッチアップ。
1-1と同点に追いつかれてしまいました。

4回ウラ、ウッズ井上のヒットで二死1、2塁。
ドラゴンズは追加点のチャンスを掴み、
再び迎えるは谷繁
しかし内角低目のフォークに空振り三振。
ここは高橋尚成にきっちり抑えられてしまいました。

中盤5回、山本昌は、およそ巨人らしくない
足を絡めた攻撃から再びピンチを迎えます。
一死から、矢野がレフト前ヒットで出ると、
続く二岡の初球になんとエンドランをかけ、
ライト前ヒットで矢野は一気に3塁へ。
小久保とは勝負を避け、四球。
一死満塁となって迎えるは、阿部
初球を叩いてセカンドゴロ。
しかし本塁には投げられず、その間に1点
2-1と勝ち越されてしまいました。

その後は、締まった投手戦の様相に。
ともに細心の注意を払い、0を重ねていきます。
迎えた7回、一死から谷繁がライト前で出ると、
山本昌の代打に大西を起用。
セフティバントで走者を進めて、2塁に。
続く荒木の打球は二塁ベース後方に上がったフライ。
ポテンヒットと思いきや、
センターの堀田が前進してキャッチ!
惜しい当たりとなり、追加点を奪えず。
代打の関係で山本昌はここで降板。
7回、112球。7安打4奪三振2四球で2失点。
結局、不惑初マウンドは勝利で飾れませんでした。

8回からは、2番手の遠藤が登板。
先頭の阿部を四球で出すと、仁志に送られ2塁へ。
さらにワイルドピッチで3塁へ。
続く堀田の当たりはピッチャー返し。
遠藤がかがみ込んでボールを止め、二死3塁に。
続く三浦貴に代わり、代打・川中
ドラゴンズベンチは、川中を敬遠して
投手の高橋尚成との勝負を選びます。

あれだけ好投している高橋尚成
どうするか注目でしたが、
1点がどうしてもほしい巨人は、
迷ったすえに代打・江藤。勝負を賭けました。
そしてカウント1-3となったとき、
信じられないアクシデントが!

何と球場のほとんどの照明が突如落ちて、
場内が暗くなってしまいました!
ナゴヤドーム球場周辺の落雷による
瞬時電圧降下のため、復旧までに時間が必要。
両軍選手ともベンチに下がって、
結局、38分の中断後にゲームが再開しました。

再びマウンドに上がった遠藤の5球目は
外角に大きく外れて四球となり、二死満塁に。
ここでドラゴンズベンチは、
遠藤から高橋聡文に交代。
迎えるは、左の清水
初球甘く入った真ん中高目のストレートを叩くと、
セカンド脇を抜け、右中間へ!
タイムリーツーベースとなって、2点を追加。
勝負はほぼ決まってしまいました。

「逆転のドラゴンズ」に期待が集まりますが、
8回からの久保-林のリレーを攻略出来ず、ゲームセット。
緊迫した初戦をアクシデントの影響を受け、
落としてしまいました。


それにしてもあの中断は展開を変えてしまいましたね。
遠藤も踏ん張っていましたし、
あのまま進んでいたら、高橋尚成も代わっただけに
違った展開になっていたかもしれません。
ただこれものうち。仕方がないでしょう。
高橋尚成が良すぎたので、攻略できませんでしたが、
明日はもう少し下の投手が出てくるでしょうから
しっかり叩いて1勝1敗のタイにしてほしいです。
ドラゴンズの先発は多分朝倉でしょう。
立ち上がりに今度こそ注意して、明日こそは
先発投手に白星を付けてほしいと思います。


PS 今夜のコメントから。
●山本昌
「もったいない点の取られ方をしたので残念です。
何とか逆転して、チームに勝ってもらいたいのですが。
今日は僕のミスが多かった…。
ピンチは自分でつくってたので…。
チームが負けたので、納得はしていない。
次、頑張るだけです。」

もったいないことをしましたね。
2点とも、つまらないヒットでピンチを作って。
前回登板以降1週間、いろんな調整を試みて、
少しは成果があったと思えたので
余計に勝てなかったのが残念です。
次こそ勝てるように、また調整していきます。
(山本昌公式ホームページより)

●谷繁元信
<3回、5年連続2ケタとなるホームランについて>
「打ったのはスライダーだと思う。
手ごたえがありました。先制点が取れてよかった。」 
<「新生・巨人」に手痛い黒星>
「巨人のメンバーが変わった?
相手がどうこうというより、
点を取らなきゃ勝てないよ。」

●井上一樹
<4回の珍しい遊犠飛について>
「捕れるんだったら自分の方から声を掛けていた。」

●遠藤政隆
<38分の中断で冷える肩と格闘も江藤に四球>
「中断? そんなことは関係ありません。」

●岡本真也
<1軍に合流、キャッチボールを再開>
「(背筋痛の)痛みはないし、全然いいですよ。
明日以降順調にいけば大丈夫だと思う。」

●落合監督
「雷には勝てないということだッ。以上。」


PSその2 今夜の渡邉選手
9回ウラ、二死から井上の代打で登場。
林昌範との対戦となりました。
3球目、外角低目のフォークを叩いて、サードゴロ。
しかしサード・川中のワンバウンドの送球が逸れて、
江藤がこぼしてしまい、一塁セーフ
思わぬ出塁となりましたが、
続く谷繁が空振り三振、ゲームセットとなりました。

2005年8月16日 (火)

荒稼ぎではなく、1つ1つの勝利を!

山本昌、球団初 40歳第1球

不惑の男“先発崩壊”止めてみせる


首位チームとのゲーム差は1.5

ドラゴンズは今夜から地元ナゴヤドーム

巨人、横浜との6連戦となります。

現在、巨人に6連勝中、横浜にも1分けを

挟んで6連勝中と、圧倒的なお客様状態で、

スポーツ新聞各紙は、やれ”貯金週間”やら

“首位獲りウィーク”やら”奪首週間”

景気良い見出しが踊っています。

ただ巨人は主力が戦線を離脱してしまい、

ほとんど名前がわからない面々とはいえ、

首位チームを連夜のサヨナラで勝ち越してきたチーム。

横浜に対しては、勝ってはいますが、

前回のハマスタ3連戦のような接戦を

何とか制して勝ってきただけなので、

気を引き締めて戦ってほしいと思います。

巨人戦の先発予想は山本昌-朝倉-川上でしょう。

朝倉はややですが、若手主体の巨人なら

立ち上がりの「劇場」さえ回避できればいけると思います。

12試合、先発投手に勝ち星がつかない非常事態。

それを解消すべく登板する先発陣のコメントをどうぞ!

◇山本昌

<第1戦の先発予想、

球団史上初めて40代での登板となる>

「これまで内容がよくなかったんで、

いろいろと調整しながらやってきましたが、

それは練習までのこと。

試合になったら、今ある力を出すだけですから。

打線も頑張っていたし、これからは投手が

頑張らないといけない。責任は感じています。

巨人は若手中心?

テレビで見るくらいしか知りませんが、

細かいデータとかは来るでしょうから、しっかり見たい。」

◇川上憲伸

<第3戦の先発予想、8月は2試合に登板して1敗、

防御率7.62と調子を落としているが>

「不本意な内容?

こういう時期は短くしないといけない。

阪神の成績は気になりますが、

勝たないといけないとか、そういう気負いはないですよ。

ボクたちは(登板が) 1週間に1回なので

自分が投げる時に全力を尽くすだけです。

試合は別として、試合前から、

勝たなければいけないと考え過ぎず、

自然体でいいと思います。

それで勝ってきているわけですから。

ここまで自然にできているので、

力が入り過ぎないようにしないと。」

昌さんも11日でついに40歳となりました。

先週の阪神戦でも3回途中でKOされるなど、

後半戦での3試合はいずれも5失点でKOされている状態。

ただ広島遠征中は、炎天下で森繁コーチ

ノックを連日受け、汗まみれになるなど

いろいろな調整をしてきた様子。

1カ月間見放されている白星が掴めるでしょうか?

何とか先発投手としての勝ち星を付けて、

不惑の道を突き進んでほしいです。

憲伸は、前回は金本に2発を喰らってしまうなど

ある意味メッタ打ちを喰らいましたが、

そういうこともあります。

しっかり切り換えて、「自然体」

8月初勝利を掴んでほしいです。

なにわWebの情報では、

背筋痛で10日に登録抹消された岡本

16日にも1軍に合流、

早ければ19日にも再登録?とのこと。

11連勝時のように投手陣が

再び良くなっていくことを期待しています。

「首位? いやいや、まだ早いよ。

まだそんなところまで考えなくてもいいんじゃない。

もちろん、いつも通りに目の前の試合は

1つ1つ勝ちにいくけどね。

1つ勝ったところで

すぐに状況が変わるわけではないからね。

まだこれから。1つ1つだよ。」

福留がこういうように、お得意様とはいえ、

一気に首位取りとかいうよりも

1つ1つ確実に勝っていくことが大事です。

甘く見ずに1戦1戦しっかり勝利を掴んでいきましょう!


PS お知らせ。

STもようやくサマーモードを終え、

徐々に復活していこうと思います。

今日は朝早くから先日の広島3連戦の

録画を必死に見ています。

ゲームレポートも徐々に追記していこうと思います。(17日追記完了)

この3連戦も、TBやコメントを頂きました。

生観戦された方もいらっしゃったようですね。

必ず読ませていただきます。

どうもありがとうございました!

2005年8月15日 (月)

立浪、谷繁、ベテラン8打点で乱戦制す!

合わせて8打点のハイタッチ!ミスター竜・立浪、大活躍

4打点 先制2ラン&勝ち越し打


1勝1敗で迎えた、

広島戦第3ラウンド。

今夜の先発は、フェリシアーノ山井大介

ともに久しぶりの先発マウンド。

とくに予備軍で調整を重ね、

先日の阪神戦でのリリーフで好投を見せた山井

首脳陣が期待を寄せる先発マウンド

果たして良い結果を上げられたのでしょうか?

◇ 広島?中日 14回戦
(14日・広島市民球場)
 D 200 031 006 = 12
 C 110 000 302 = 7
[勝] 遠藤(2勝)
[D本]立浪7号2ラン 谷繁8号,9号3ラン



初回、ドラゴンズ

久々の先発でやや緊張気味

フェリシアーノの立ち上がりを攻めます。

先頭の荒木は高いバウンドのサードゴロ。

しかし素手で掴んだ新井が一塁へ悪送球!

内野安打となって2塁へ進みます。

井端が送って3塁となり、ここで迎えるは立浪

2球目、139キロのストレートをライトスタンドへ。

不調に悩む3番打者の2ランホームラン!

今夜はドラゴンズが先制します。

一方、注目となるのが山井の立ち上がり。

しかしコントロールに不安あり。

先頭の緒方孝市にライト前に運ばれると、

続く山﨑の時に山井がボーク。

山﨑が送って3塁へ進めると、

が初球をセンター前にタイムリー。

さらに前田にも初球をセンター前、

新井にもライト前に運ばれますが、

ここで福留がレーザービーム!

がホームでタッチアウト。

ここで止めないと何点入るかわからない展開。

なんとか初回を1点で止めました。

しかし、山井は2回にも失点。

先頭の栗原にバックスクリーン左に運ばれ、同点に。

どうもピリッとしない山井ですが、

その後はどうにか凌いで、5回を迎えます。

5回表、先頭の井上の二ゴロをラロッカがお手玉。

谷繁、山井と倒れるも、荒木がレフト前。

井端の二ゴロでラロッカが二塁へグラブトス。

しかし荒木の足が速く、セーフとなって二死満塁とします。

ここで再びチャンスに立浪

1打席目に続き、ストレートを好球必打

センター前への2点タイムリー

さらにワイルドピッチで2、3塁となると、

ウッズを歩かせ、満塁となりフェリシアーノは降板。

ここで迎えるは、福留孝介

しかし代わった仁部智はストライクが入らず、

なんと押し出し四球

5-2となり。山井に大きな援護点が入りました。

ところが山井は相変わらず。

5回ウラ、嶋、ラロッカに連打を浴びてしまいます。

ここで落合監督が登場して、遠藤にスイッチ!

山井は96球、8安打3四球3三振2失点で降板。

復活と判断するには、やや厳しい結果となりました。

無死1、2塁で登板となった遠藤

先頭の前田にやや大きなライトフライを打たれますが、

腕をしっかり振って、新井、栗原を連続三振。

6回も併殺に取るなど2イニングをピシャリと抑えます。

6回に谷繁小林幹英からバックスクリーンへの一発。

6-2と4点差となり、徐々に逃げ切り体勢に入ります。

ところが7回、カープの猛追が。

遠藤から代わった高橋聡文

代打・浅井にストレートの四球。

さらに一死後、ラロッカの三ゴロがイレギュラー。

川相昌弘が捕るも一塁に投げられず、1、2塁に。

前田はショートフライに取ったところで、

落合英二にスイッチしますが、

新井が初球をセンター返しのタイムリーで6-3

なおも1、2塁で栗原が左中間へのツーベース!

2点が入り、6-5

一気に1点差と詰め寄られてしまいました。

そして迎えた9回表、

ようやくドラゴンズ打線が爆発!

ビッグイニングを作ります。

この回からマウンドには佐々岡

しかし佐々岡は得意のカーブが決まらず、苦しい投球。

先頭の荒木がライト前ヒットで出ると、

井端もレフト前で続きます。

ここで川相が送りバントで一死2、3塁とチャンス!

ウッズとは勝負せずに、満塁で福留

1点も与えたくない広島はホームゲッツーの守備位置。

福留の当たりはショートゴロ。

ところがショート松本奉文がはじいてしまい、

荒木がホームイン、7-5

さらに2、3塁でアレックスがレフトへタイムリー!

一気に2者が生還し、これで9-5

英智もレフト前で続いて、1、3塁。

ここで迎えるは、前の打席ホームランの谷繁

市民球場お得意谷繁がこの日2本目の一発を

再びバックスクリーンにぶち込みます!

3ランとなって、スコアは12-5

この回一挙6点、最後の最後で大爆発となりました。

最終回は6点差となり、チェンが登板。

ところがチェンがまさかの乱調で、

嶋と新井に一発を浴びてしまいますが、

点差に救われ、12-7でゲームセット。

やや後味は悪いながらも

乱戦を制して、カード勝ち越し。

好投の2番手・遠藤が2勝目となりました。


今夜はベテランの活躍が光りましたね。

前半は立浪、2ランと2点タイムリーの4打点

後半は谷繁、2発のバックスクリーン弾で4打点

ともに今夜を終えての打率が.248

決してよくありませんが、

今夜は8打点仕事をしてくれました。

とくに立浪の復調がうれしかったですね。

山井は今回も結果を残せませんでした。

「先発」というプレッシャーを

未だ克服できてない感じ。

次もチャンスがあるかどうかは微妙ですが、

期待されているだけに、次こそはしっかり投げてほしいです。

最終回に2発を浴びたチェンも今ひとつでした。

5、6回をおさえて2勝目となった遠藤がよかったと思います。

広島市民球場ならでは

相変わらずの乱戦となってしまいましたが、

ただ取り合えず勝ててよかったです。

首位チームに離されず、3勝3敗で6連戦を終えました。

来週は巨人、横浜地元ナゴドでのゲームとなります。

腰をすえて頑張ってもらいたいです。


PS 今夜のビクトリーラン!

○立浪和義

「昨日、同じケースで凡打したので、

開き直って思い切っていきました。

良い結果につながって良かったです。

残り試合40試合あまりですが、

まずは追いついて、早い段階で追い抜きたいと思います。

これから山場になる試合も

いくつかあると思いますが、

最後まで応援よろしくお願いします。」

<1回のホームランについて>

「打ったのは、ストレート。

いいところで打席が回ってきたんで、

好球必打を心掛けました。

最近、チャンスで打ててませんでしたから。

きのうも同じようなケースで僕が凡退し、

チームの雰囲気を悪くしてましたからね。

残り40数試合ですか? 相手も気になりますが、

とにかく自分のところが勝たないとね。

残り試合、僕も挽回していきます。」

○谷繁元信

<6回のホームランについて>

「いい追加点が取れました。

(先週末の)阪神戦あたりから、

感触はよくなっていたんですよ。

上り調子だとは思います。

でも、(ナゴヤドームなら)

センターフライなんじゃないっすか?

(広島市民球場で35本目)

エッ35? そんなに打っているんですか。

いや、特別なことはないと思うけど…。

とにかく疲れましたよ。

(リードは)立ち上がりから忍耐? そうですね。」

○遠藤政隆

<5回無死1、2塁から登板、

2イニングを抑え、広島戦2連勝>

「一発が出ても同点だから、開き直って投げました。

ガッツポーズ? 何か出ちゃいました。

必死に投げないと。悔しい思いはしたくないから。

優勝に絡むようなときに(1軍に)いるのは、初めて。

これからも頑張ります。」

○アレックス・オチョア

<9回、貴重な2点タイムリー>

「いい仕事ができた。

神さまが打たせてくれたんだと思う。」

○福留孝介

<初回のレーザービーム>

「久々に指にかかって投げられました。」

○山井大介

「野手の皆さんが打ってくれているのに、

自分の仕事がしっかりできなかったことが、

すごく悔しいです。次はがんばります。」

○チェン・ウェイン

<7点差に開いた9回、2被弾の大乱調>

「甘くなってしまった。3人で終わりたかったけど...。」

○落合監督

<勝ったと言うものの、試合内容の悪さに...>

「(いつになく厳しい表情で)

今日は勝ったというだけ。

それだけ。他に何もなし。」

<不振の立浪が先制2ラン>

「きのうの(4打数無安打)が

よっぽど悔しかったんだろう。」

<阪神も巨人に大勝し、ゲーム差は1.5のまま>

「2勝1敗、御の字だ。御の字。」


PSその2 今夜の渡邉選手

9回表二死、谷繁が3ランでひと仕事した後に登場。

佐々岡と対戦、外角中央のストレートを打って、

強い当たりのセカンドゴロ。

ビッグイニングを終わらせました。(.274)

そのあとはファーストにつき、ゲームセットの声を聞きました。

2005年8月14日 (日)

平井悔しい、9回土壇場サヨナラ負け。

平井、痛恨の一球。野口“光投” 

先発崩壊食い止めた

平井さよなら被弾も、竜・1.5差変わらず


首位攻防のショックも癒えて、

再び追撃をはじめたドラゴンズ

6連戦の5戦目、土曜日は先発の谷間になっています。

先週投げたチェンなら中2日山井なら中3日

日曜の野口前倒しにすることも考えられます。

果たしてドラゴンズが先発したのでしょうか?

◇ 広島-中日 13回戦
(13日・広島市民球場)
 D 000 000 010 = 1
 C 000 001 001X = 2
[敗] 平井(4勝3敗1S)
[D本]なし



先発はカープがエースの黒田

一方、ドラゴンズは中5日で野口をもってきました。

このところ勝ち星に恵まれない黒田

初回からドラゴンズが攻めます。

荒木がセンター前で出塁すると、

続く井端の当たりはショートゴロ。

ショート山﨑浩司が一塁へ送球する間に

荒木が3塁を陥れる好走をみせます。

ここで迎えるは立浪

しかしフォークに空振り三振

続くウッズも二ゴロで先制点を奪えませんでした。

一方の野口の立ち上がり、

先頭の緒方孝市に四球、

続く山﨑のバントは二封しますが、

ラロッカにセンター前に運ばれ、二死1、3塁。

しかし前田を空振り三振に取って凌ぎました。

野口は、序盤ややボールが高いのと、

谷繁のリード通りにボールが行かず、

やや苦しい投球でしたが、

悪いながらも粘り強く、凌いでいきます。

対する黒田もさすがにエースの投球をみせ、

ドラゴンズ打線はなかなか攻略できずに、

締まった投手戦で両チーム0のまま、

6回ウラを迎えます。

二死を取った野口でしたが、

ここで迎えるは、もっか本塁打王の新井

2球目のやや中に入ったスライダーをフルスイング!

打球は右へ大きく伸びて、

ポール際に飛び込むホームラン

ついに均衡が破れ、広島が先制しました。

1点を失いますが、野口は相変わらず粘りの投球。

7回も自らの一塁悪送球から、

二死2、3塁のピンチを背負いますが、

をセンターライナーに凌ぎ、

味方の反撃を待ちます。

そして7回、ついに打線が黒田を捕まえます。

先頭の井上が三塁内野安打、代走に英智

谷繁が送って、打順が9番に回ります。

ここで登場は、前夜のヒーロー・高橋光信

三遊間を渋く抜くタイムリー

二走の英智は、三塁に止まる仕草を見せますが、

高代コーチの手が回るのをみるや、一気にホームへ!

見事な走塁で、ドラゴンズ同点に追いつきました。

なおも代走・大西、迎えるは荒木

しかし荒木は初球を4-6-3の併殺。

反撃は1点止まりとなりました。

そして迎えた最終回、

延長戦も考え、この回も平井が続投。

石原を空振り三振、黒田の代打・森笠繁を二ゴロにとり、

延長戦か?と思われたときに、幕切れが!

迎えるは、トップの緒方孝市

2球目、甘く入ってきたところをジャストミート!

打球は左中間スタンドへ

ヒザを折って、その場にうずくまる平井

9回土壇場でのサヨナラホームランは、

まさに痛恨の一打となってしまいました。


    

野口が粘りの投球を見せ、ゲームを作りましたが、

いかんせん援護がなく、7回で降板となりました。

さすがに相手もエース、なかなか点が奪えませんね。

少ないチャンスを生かしたかったのですが、

初回に得点できなかったのが、痛かったです。

平井も9回二死までは良い投球だったので

一発を浴びてしまいましたが、責められないでしょう。

幸い、巨人が健闘して?

二夜連続のサヨナラで首位チームを破り、

ゲーム差がそのまま!

まだまだ混沌の争いが続きます。

明日はしっかり勝ってもらいたいのですが、

先発は、山井?それとも奇襲があるのでしょうか?


PS 今夜のコメントから。

●平井正史

<痛恨のサヨナラ被弾>

「抜けちゃいました。失投です。あの1球だけだった。」

●野口茂樹

「最小失点で抑えられて、何とかよかったと思います。

(6回新井への)…あの1球はもったいなかったですね。

少し内に寄った? はい。

確かに、外へのボールは今日は良かったと思います。

でも、あれだけ走者を出したらリズムも悪くなる。

せめて1回だけでも3者凡退に抑えてれば

展開も変わっていたのかも…。

右(打者)への内もあまり攻めきれなかったですし…。

次、ですね。一歩一歩です。」

●高橋光信

<8回のタイムリーについて>

「打ったのはストレート、何としても打ちたかったんです。」

●英智

<8回、執念のホームイン>

「"しまった"と思いました。三塁手が捕ると思ったんです。

なのに、高代さんが回したので

ファンブルでもあったのかなと...。

でも、ホームに走っていく途中で

これは勝負で回してくれたんだなと思いました。」

●高代コーチ

<8回の本塁突入に>

「回すだけの要素はあった。

英智が戻ったのを見ているから、

(左翼の)前田は打球を受けにいったんや。

強い球は放れない。それならいけると判断しました。」

●立浪和義

「いい投手がいい投球すれば、

そうは打てませんけど、僕が初回に打っていれば、

(流れが)変わったかもしれない…。」。

●福留孝介

「黒田さん? よかったんじゃないかな。

狙い球を絞って、甘い球を打たないといけないんだけど…。

野口さんにも申し訳ない…。

でも、また明日がある。

気持ちを切り替えていけばいい。」

●落合監督

<緒方に痛恨のサヨナラ被弾>

「(サヨナラ本塁打は)ありがちなケースだよ。

ああいう展開になるとな。」

<先発した野口が7回を被安打6、1失点と好投>

「誰が好投したとか、そういう時期じゃないんだ。

それ(野口の好投)を勝ちに結びつけられなかった、

こっちの責任だ。

先発投手は(そのうちに)落ち着くよ。

投手が投げた試合を全部、

(先発が) 勝ったら、20勝も30勝もしちゃうだろ。

それが出来ないのが野球。そうだろ。」

2005年8月13日 (土)

光信逆転弾、ドラゴンズ再び追撃1.5差に!

やったぜ、みっちゃん!光信、代打逆転3ラン

竜、虎に再接近


首位攻防を1勝2敗と負け越した

ドラゴンズは今夜から広島と3連戦。

もっか5試合連続ホームランと絶好調のウッズ

新井とのキング争いもあと1本と迫りました。

やや狭い広島市民球場でアーチが

今夜も飛び出したのでしょうか?

◇ 広島-中日 12回戦
(12日・広島市民球場)
 D 002 100 310 = 7
 C 031 001 000 = 5
[勝] 遠藤(1勝)

[S] 岩瀬(1勝1敗32S)
[D本] アレックス15号 高橋光3号3ラン



先発は広島から2勝を上げているマルティネス

今夜は6月10日以来の先発マスクとなる

柳沢とのバッテリーとなりました。

その立ち上がり、先頭の緒方孝市にライト前。

山﨑浩司が送り、続くの投ゴロを

マルティネスがはじいて、

一死1、3塁とピンチを背負いますが、

続くラロッカを5-4-3の併殺にとって、

何とか0に凌ぎました。

しかしマルティネスが今夜は波に乗れません。

続く2回には、一死から新井に四球。

栗原には初球をセンター前に。

石原の時にに新井が三盗、

ワイルドピッチで栗原も2塁へ。

カープの足攻に揺さぶられてしまいます。

そして石原には粘られた末に、

しぶとくライト前に落とされタイムリー

さらに投手のロマノにも前進守備のサード横抜くタイムリー

1、2塁となったところで再びワイルドピッチで進塁を許し、

緒方孝市には右中間を破られ、さらに1点

さらに山﨑がサードへのバントヒット。は打ち取りますが、

一気に連打を重ねられたマルティネス

3点を失ってしまいました。

しかし、ドラゴンズが3回に反撃!

広島先発のロマノを攻めて、

一死から柳沢がセンターへ今季初ヒット

マルティネスが送って、荒木は四球。

さらに井端の遊ゴロで二塁を封殺できず、

二死満塁とチャンスを広げます。

ここで迎えるは立浪

詰まりながらもセンター前へ2点タイムリー!

なおも1、3塁でウッズでしたが空振り三振。

3-2と1点差と迫ります。

これで立ち直るかに見えたマルティネス

しかし3回ウラ、ラロッカを三振に取りますが、

続く前田にライトフェンス直撃の痛烈なヒット。

さらに栗原にもレフト線にヒットを浴びて、

二死1、3塁となったところで、落合監督が登場。

早めの継投で鈴木と交代。

まさかの3回途中降板となりました。

ところが、代わった鈴木がまさかのボーク。

投球動作の途中で柳沢に声をかけられ、

プレートを外してしまった鈴木

痛い追加点となってしまいました。

4回、アレックスのレフトへのホームランで1点差。

しかし6回、山﨑のセンターへのタイムリーで

再び2点差となって迎えた7回、ドラマが!

マウンド上は依然ロマノが続投。

一死から井上が三遊間を破るヒット。

続く柳沢のバントが、ロマノの横を抜け内野安打に。

1、2塁となって迎えるは、遠藤の代打・高橋光信

140キロ外角のストレートを踏み込んで叩くと

高い弾道で打球はレフトへ!

前田がレフトフェンスに上りますが、

ボールは差し出したグラブの先に落ちる

逆転3ランホームラン!

逆転のドラゴンズがゲームをひっくり返しました。

6-5となり、ドラゴンズ勝利の継投

7回からは平井が三者凡退に。

8回にアレックスのレフト前へのタイムリーで

2点差と広がると、落合英二-高橋聡文で8回を抑え、

そして最終回は、久しぶりに岩瀬が登板!

こちらも貫禄で三者凡退に斬り、ゲームセット。

3番手の遠藤485日ぶりの勝ち星が付き、

連敗を2で止め、再び追撃態勢を整えました。


光信がやってくれましたね!

際どかったようですが久々のホームランが

貴重な逆転弾となりました。

今夜も先発が試合をつくれませんでしたが、

あきらめずに逆転して、最後は久しぶりに岩瀬とつながりました。

首位チームに連敗してズルズルいきそうでしたが、

何とか止められてよかったです。

そしてゲーム差が再び1.5差に!

これも大きいと思います。

明日の先発は、正直読めません

誰が来るかは分かりませんが、連勝を期待します。


PS 今夜のビクトリーラン!

○高橋光信

<逆転3ランホームランについて>

「入るかどうか心配でしたがよく入ってくれました。

つなぐことだけを考えて、思い切りボールを

たたくつもりで打席に立ちました。

それが良い結果につながったと思います。

上とのゲーム差よりも一戦一戦を勝った結果で

上にいればいいですね。これからもがんばります!」

「入ってくれ、と思った。よく入ってくれました。

強く振ることだけを考えてました。

みんながつないでくれたから、

とにかくつなごうと思ってました。

準備? してましたよ。

出番が来るな、と思ってましたから。

代打? うーん、確かに難しさはあります。

でも、あまり考えないようにしてますけどね。

ホームランはたまたま。阪神が負けた? 

それもたまたまですって。これからですよ。」

○アレックス・オチョア

<3回のホームランについて>

「失敗しても誰も責めたりしない。

そういうムードもない。

だから自分も、前向きに考えられる。

ホームランは狙っていなかったけど、

強いスイングができたから、スタンドまで飛んだんだ。

チームの勝利に貢献できてうれしい。」

<8回のタイムリー>

「打ったのはフォーク、2ストライクだったので、

何とかジャストミートを心がけた。」

○遠藤政隆

<485日振りの勝利に>

「うれしいですけど、点も取られましたし…。

打たれるくらいなら、内を攻めた方がいい。

昨日(11日) いい投球をしたから、

今日の出番があったんだと思うので、

ひとつずつ積み重ねていきたい。

(ファームで黙々と練習、出番を待っていた)

どこにいても、野球はできるので…。

また使ってもらえるように頑張りたい。」

○柳沢裕一

<約2ヶ月ぶりの先発マスク>

「連敗していたし、気合が入りました。

それが空回りしたのはあるかもしれませんけど、

チームが勝つのが一番です。」

○荒木雅博

<“逆転の竜”の秘密>

「(3回の立浪のタイムリーの)あの2点が大きい。

今なら、どんなに点を取られても、取り返せる。

どこかで必ず逆転のチャンスが生まれるという

確信が持てるんです。そういうムードなんです。」

○タイロン・ウッズ

<連続試合本塁打が5でストップ>

「オレのホームラン(記録)も止まったし、

ホームランの話をしようか?

重圧はなかったし、勝つために(安打を)

打とうと思った結果。

ボールを選んで四球になれば得点につながるわけだから。

これで連敗も止まったし、またいい試合をしていくよ。」

○岩瀬仁紀

<7日の救援失敗以来、中4日。

わずか6球で32セーブ目>

「自分ではいい休養になりました。

とにかく、ここから先はチームが勝つこと。

それに貢献するだけです。」

○落合監督

<これで後半戦8試合目の逆転勝ちで10勝目>

「だからきのう(11日)言ったろ。

中継ぎを休ませられたから、

こういう試合もできるんだ。全部は勝てない。

全部(の試合に勝利の方程式の投手陣)は突っ込めないんだよ。

<心配なのは先発投手陣>

「マルティネス?あんなもんでしょう。

誰も期待していないピッチャーが、5つも勝ったんだ。

これから(の活躍で)ゼニが稼げる選手が、

うちには、いっぱいいるよ。」


PSその2 今夜の渡邉選手

9回表、高橋聡文の代打で登場。

佐々岡との対戦は2-3まで行くも、

外角中央のストレートを惜しくも浅いライトフライ。

その後は今夜はファーストでした。めでたしめでたし!

2005年8月12日 (金)

打ち込まれた憲伸、首位攻防痛い負け越し。

1勝1敗で迎えた首位攻防第3ラウンド

両チームともに信頼できる右腕、

川上憲伸安藤優也を立ててきました。

特に中5日で登板の憲伸は、対阪神戦3連勝中

エースの意地にかけて、ゲーム差を縮め

再び肉薄したいところ。

この首位攻防で2ケタ安打を続ける

阪神打線との対決はいかに!?

◇ 中日-阪神 15回戦
(11日・ナゴヤドーム)
 T 000 140 120 = 8
 D 020 100 010 = 4
[敗] 川上(10勝4敗)
[D本] ウッズ30号



ともに併殺でピンチを凌ぐ立ち上がり。

先制点は今夜は、ドラゴンズでした。

2回ウラ、先頭のウッズが左手に死球。

続く福留がライト前に運び、1、2塁。

ここでアレックスが外角高目のストレートを

巧く押しつけ、セカンドオーバー!

センター前へのタイムリーヒット

なおも無死1、3塁で森野の4-6-3の併殺の間に1点。

2点リードし、エースを援護します。

憲伸は3回までは、球威、制球ともに上々。

3回も藤本に粘られた末、一二塁間を抜かれますが、

続く安藤の送りバントを掴むと

体勢を崩しながらも二塁へ放りアウトに。

気持ちの入った投球、そして守備で0を重ねます。

しかし4回から阪神打線憲伸に合いはじめ、

ボールを捉えられてしまいます。

先頭のシーツをこの日初の空振り三振に取りますが、

続く金本が2-3から内角のフォークを

右手一本でライトスタンドへ運ばれてしまいます。

動揺した憲伸は、今岡、桧山に連打され、

矢野凡退も藤本にレフトに運ばれ、

二死満塁と今夜初の大ピンチ!

しかしここで迎えるは、投手の安藤

空振り三振で、この回を1点で凌ぎました。

1点返された後にすかさず追加点が。

4回ウラ、この回先頭はウッズ

前の打席で安藤から死球を喰らったウッズ

しかしこの打席はきっちりお返し!

2球目の内角真ん中のストレートを叩くと、

痛烈な打球が真っ直ぐバックスクリーンへ!

5戦連続の30号ホームラン

流れを再び引き寄せました。

こうなると抑えなくてはいけない憲伸でしたが、

5回、まさかの連打を喰らってしまいます。

きっかけは先頭の赤星の二塁内野安打。

シーツにもセンターへ運ばれ、一死1、2塁。

ここで金本に回ってしまいます。

今度は真ん中低目のフォークを叩かれ、

左中間フェンス直撃のタイムリーツーベース

3-2と1点差となり、なおも2、3塁。

続く今岡には、2-3からの内角高目のシュートを

強引に叩かれ、詰まりながらもサードオーバー

二者一気に生還して、3-4と逆転!

なおも二死塁から矢野にセンター前。

そして藤本にもレフトへ運ばれ、3-5

4回4安打、5回は6安打と2イニングで合計10安打、

阪神打線に繋がれ、一挙4点を奪われました。

まだ2点差ならまだ一波乱ありそうでしたが、

7回、信じられない一撃が。

先頭は、1本塁打1タイムリーの金本

1-2からの4球目、内角へのカットボールを強振

高々と上がった打球を何とライトスタンド5階席へ!

これで3-6憲伸にとってもチームにとっても

ダメージが大きな一打となってしまいました。

結局、憲伸は128球、7回を6失点。

13安打をあびてしまい、この回で降板となりました。

8回からは、2番手のチェン

しかし代打・関本、そして赤星に連打を浴び、

二死1、2塁とピンチ。

ここでシーツがセンターフェンス直撃のツーベース

ほぼダメ押しとも言える2点が入り、3-8

抑えスタッフが良い阪神を考えると

厳しい点差になってしまいました。

5回以降、安藤-ウィリアムス、そして藤川の前に

点を奪えないドラゴンズがようやく反撃。

8回ウラ、一死から荒木のライトへの飛球を

中村豊が腕に当てて落球。一気に2塁を陥れます。

井端は遊ゴロでしたが、立浪が繋いでレフト前へタイムリー。

さらにウッズの止めたバットに当てた打球がライト前に。

4-8となって、二死1、2塁で迎えるは、福留

しかし初球をファーストゴロ。チャンスを潰しました。

9回ウラ、4点差ながらも、阪神久保田を投入!

二死から谷繁のレフトへのヒットが出たものの、

最後は渡邉が空振り三振でゲームセット。

ドラゴンズは直接対決で1勝2敗と負け越し。

ゲーム差は、2.5差と開いてしまいました。


中盤にエースが打ち込まれての敗戦。

阪神打線の猛威を止められませんでした。

2週後の甲子園ではしっかりリベンジを期待します。

今夜も先発投手が痛打される展開。

また踏ん張りきれなくなっているようです。

この連敗でハマスタでの連勝から続いた

神懸かり的な攻撃もなくなりました。

しっかり投打とも出直し、差を詰めてほしいです。

明日からは広島戦。

蒸し暑い屋外のうえに、狭い広島市民球場

そして状態が上がって来たカープ打線

油断しないようにかかってもらいたいです。


PS 今夜のコメントから。

●川上憲伸

「リズムの悪いピッチングをしてしまった。

試合を壊してしまって、すごく残念です。

(4回の金本のホームランは)

自分でもショックはショックでした。

(5回の集中打に)カーブが浮いたとかだけじゃなく、

例えば同じ内角球でも、要求する捕手の意図とかを

汲(く)みきれないまま放っていたのかもしれません。」

●谷繁元信

<先発川上について>

「(5回は) 疲れて打たれたわけじゃない。

球も悪くなかった。まあ、年に1回くらいは

こういうこともあるでしょう。」

●アレックス・オチョア

<2回のタイムリーについて>

「打ったのはストレート。

なんとか先制点を取るために

走者を返そうとしただけ。

自分のできることをしただけだよ。」

●タイロン・ウッズ

<4回のホームランについて>

「打ったのはストレート。強く振ることを心がけた。」

<よもやの連敗となったが>

「本塁打の話はしたくないんだ。

ただ、今日の安藤はよかったし、

7回からは中継ぎ陣を投入してきたからね。

ほかのチームが阪神を倒してくれるに越したことはないけど、

阪神との差をこのまま保っていけばいいのさ。

明日から、また勝てばいいんだから。」

●立浪和義

<8回のタイムリーについて>

「打ったのはまっすぐ。

1点でも返せば(ゲームは)分からないし、

自分の調子も上げていかないといけないからね。

毎打席が必死です。」

●遠藤政隆

<岡本に代わり、11日に出場選手登録、

さっそく9回に登板、無失点に抑える>

「(1軍に)上がってすぐに投げられたのは良かった。

スライダーももう少し投げればキレも出てくるでしょう。」

●チェン・ウェイン

<8回2番手として登板も2失点>

「調子はまずまずだったんですが...。次、頑張らないと。」

●落合監督

<エースが炎上しての完敗。それでも収穫はあった>

「川上だっていつも抑えるわけにはいかないよ。

(10勝4敗となり) それでもまだ

貯金を6つもしてくれてるじゃないか。

この3連戦、中継ぎも抑えも

十分に休ませて1勝2敗なら上等じゃないか。

これだけ休ませれば、また中(継ぎ)も

抑えも立ち直ってくれるだろう。

そっち(報道陣)が考えていることと、

こっち(ベンチ)が考えていることは違うんだ。」

<ここからが、稼ぐ選手と落ちていく選手の分かれ目>

「疲れ? どこの(チーム)もそうだと思う。

ゼニもうけするやつはここからなんだ。

夏場からカネをもうけるんだ。

落ちてくやつはお金(年俸)は上がらない。

これは昔からそうなんだ。」


PSその2 今夜の渡邉選手

さすがにスタメンはなかったようで、

8回表、9番・レフトとして登場!

今回は金本のレフトフライをしっかり掴みました。

そして8回の打席では、藤川の145キロのストレートに

詰まらされ、三塁ファウルフライ。

そして9回最後の場面、今度は久保田

135キロの外角中央のスライダーを空振り三振。(.283

速い球にも強いところを見せられませんでした。

2005年8月11日 (木)

中日ストップ、悔やまれる先制被弾。

竜、奪首お預け

5連勝でストップ再び1.5差


ついに0.5差となったドラゴンズ阪神

迎えた首位攻防第2ラウンド

81日ぶりの奪首を目指すドラゴンズ

先発の朝倉健太の課題は、不安定な立ち上がり

おなじみ?となった「朝倉劇場」

今夜も炸裂してしまったのでしょうか?

◇ 中日-阪神 14回戦
(10日・ナゴヤドーム)
 T 301 000 100 = 5
 D 011 000 010 = 3
[敗] 朝倉(3勝5敗)
[D本] ウッズ28号 29号



問題の朝倉の立ち上がり。

先頭の赤星を投ゴロに抑えたものの、

続く鳥谷に四球を与え、シーツには

初球をレフト前に合わせられてしまい、

1、2塁とピンチを迎えてしまいます。

迎えるは決して好調ではない4番・金本

しかし3球目、真ん中高目に入ったストレートを捉えられ、

レフトフェンス最上部のラバーに当たるホームラン!

いきなり3点を奪われてしまいました。

ウッズの右中間へのホームラン

2点差となった3回、朝倉が再びつかまります。

一死後、シーツ、金本に連打を浴び

さらに今岡には四球を与え、満塁のピンチ。

続く桧山の当たり損ねのニゴロの間に

1点を奪われ、再び3点差とされます。

決して良くない阪神先発の福原のまえに

わずか1点のみだったドラゴンズでしたが、

ようやく4回、二死からチャンス。

荒木、井端の連打で1、2塁。

ここで立浪がうまくライト前に持っていきます。

桧山がジャッグルする間に荒木がホームイン。

1点返して、なおも1、3塁。

ここで好調のウッズを迎えます。

しかし外角低目へのフォークに空振り三振

追加点を奪えません。

4回、朝倉が再び荒れて、

今夜最大のピンチを作ってしまいます。

先頭の関本に四球。続く福原はバントの構え。

ところが朝倉はストライクが入らず、連続四球。

続く赤星にライト前に運ばれ、ノーアウト満塁

しかし、ここは朝倉が踏ん張ります。

鳥谷の当たりはサードライナー。

続くシーツを6-4-3の併殺に!

運も味方して、何とか0に凌ぎました。

良いボールもありながらも

思うような所にボールが行かない。

まさにキャッチャー泣かせのピッチングの朝倉

結局5回、6安打5四球4失点で降板しましたが、

先発投手としては、ほめられない投球でした。

2点差のまま進んだ7回、

マウンドには、3番手の落合英二

簡単に二死を取った後、

今岡に左中間突破のツーベース。

桧山もライト前ヒットで続いて、1、3塁。

ここで迎えるは「中日キラー」矢野

2-3から6球続けた内角へのシュートを

センター前に運ばれ、大きな追加点

入ってしまいました。

こうなると阪神は、勝ちパターンの

藤川-ウィリアムス-久保田を投入。

3試合振りだったので、ボールがやや高かったですが、

ドラゴンズは、8回のウッズのライトへの

弾丸ライナーで飛び込む一発を

ウィリアムスから放ったのみ。

継投にかわされ、連勝が5でストップ。

ゲーム差も1.5となり、今夜の奪首はなりませんでした。


思っていたより点が奪えませんでしたね。

結局、初回の3ランホームランが最後まで効きました。

朝倉は、相変わらず不安定

こうなると先発としては、問題ありでしょう。

この日、背筋痛?の岡本登録抹消されました。

平井が代わりを務めると思いますが、

それでもちょっと中継ぎ陣が危なくなっています。

やはり先発がしっかりゲームを

作ってもらわないといけません。

朝倉がこの調子なら中継ぎに回ってもらった方が

良い結果がでるのでは?

明日は、エース・憲伸が満を持して出てきます。

直接対決での奪首は叶いませんでしたが、

しっかり取って、再び0.5差に迫りましょう。


PS 今夜のコメントから。

●朝倉健太

<3戦連続初回失点>

「初回に点を取られ、リズムが悪く、

本当に申し訳なかったです...。

もう少し冷静でいられれば...。気持ちの問題ですね。」

●タイロン・ウッズ

<2回のホームランについて>

「打ったのはスライダー。

いいボールが来たので逃さず捉えることができた。

うまくオーバーフェンスできたね。」

<8回のホームランについて>

「打ったのはストレート。

点差があったので、塁に出たいと思っていた。

でもいいボールがきた。うまく打てた。」

<試合後>

「ホームラン? 話したくない。

ホームランを打ったと言っても試合には負けただろ。

だから今日のオレはアンハッピーなんだ。

とにかく明日だよ、明日。」

●立浪和義

<3回のタイムリーについて>

「打ったのはスライダー。久々にチャンスで打てた。

いい展開になってきたのでまたチャンスで打ちたい。」

●落合英二

<7回に5点目を奪われる>

「あの1点で(試合が)重くなってしまった。

申し訳ない....。」

●落合監督

<先発投手が安定しない試合の連日に>

「また朝倉について聞くのか?

もう言うことはない。

この前(の先発した試合)よりはゲームにはなったけどな。

(朝倉の投球内容には) 言いようがない。」

<岡本の出場選手登録抹消で中継ぎ陣も危機>

「岡本が抹消? 知らん。初めて知った。

投手陣はオレの担当じゃないから。

決めるのはオレじゃない。

ただ(岡本が) パーフェクトなピッチャーなら

心配になるけど、今年はそうでもない。

9月くらいにみんながへたったところで

上がるくらいでいいんじゃないのか。

いつ(1軍に) 戻れるのかもわからんが。

6連戦が続くから(投手を)13人(体制)にしたんだ。

また下(2軍)から若いのが上がってくる。

心配はしてない。」

<負けはしたが、接戦には持ち込んだ>

「向こうは6回から(勝ちパターンの3人を

起用して)きたな。泡食ってるんだろう。

負けられないと思ったんだろうな。

最後まで苦しめたんだから、

いいんじゃないのか。そういう意味で言えば。」


PSその2 一番の驚き!今夜の渡邉選手

ウッズの今夜2本目のホームランで再び2点差

なおもアレックスのヒットで二死1塁。

迎えるは谷繁阪神は守護神の久保田を投入。

落合英二の代打としてスタンバイしていましたが、

惜しくも谷繁が空振り三振でチェンジ。

代打はになってしまいました。

...そう思いきや、9回になってビックリ!

ベンチ前で肩慣らしをして、守備に付いた

渡邉選手のポジションはなんと、レフト!

昨季後半の打撃好調時に、

日本シリーズのバリエーションのひとつとして

3試合守って以来の久々のレフトとなりました。

守備に付いた渡邉選手は、アレックスらに

ポジショニングの指示を仰ぐなど、

終始落ち着かない様子でしたが、

守備機会はありませんでした。

そして迎えた9回ウラ、

この回の先頭打者で登場。

久保田との対戦は、3球目。

外角低目のスライダーを巧く叩き、ライト線へ!

打撃好調そのままに後続に繋ぎました。(.293)

今朝のトーチュウにコメントが!

「カウントが1-1だったんで、

スライダー1本に絞ってました。

調子がいいから、ボールもよく見えてる。

(今季初となる左翼のポジションに)

準備はできてたから。慌てなかった。」

もしかしたら今後、レフトスタメンもあるかも?

ちょっと期待を持たせる今夜の起用でした。

2005年8月10日 (水)

怒濤の大逆転竜、0.5差ついに捕まえた!

オチョア・大西Wスマイル!強竜 5回イッキ9点 
0.5ゲーム差
竜虎対決第1R 1-7から大逆転

「まだ順位について
うんぬんする時期じゃないよ。
(この3連戦も) 146分の3だ。
騒ぐ必要なんか何もない。
みんな(報道陣)は天王山なんて言葉を
使いたいだろうけど、違うよ。」

前日、落合監督はそうコメントしていました。
それでも大事な首位攻防第1ラウンド!
連勝中には当たらなかった首位・阪神
7月とは違うところを見せられたのでしょうか?

◇ 中日-阪神 13回戦
(9日・ナゴヤドーム)
 T 212 020 000 = 7
 D 001 090 01× = 11
[勝] 鈴木(3勝1敗)
[S] 山井(1勝5敗1S)
[D本] アレックス14号3ラン 
    ウッズ27号


予想通り山本昌井川の先発。
しかし今夜は虎キラーではなく、
ここ2試合連続5失点の方が出てしまいました。

初回、一死から鳥谷をストレートの四球で出すと、
続くシーツに初球をレフトスタンドへ。
あっという間に2点を奪われると、
2回も関本にタイムリーツーベースを浴び、3-0
さらに3回も先頭のシーツにこの日2本目のアーチを
バックスクリーンにかけられてしまいます。
それでも収まらず、金本にライトへツーベース。
今岡にもセンター前にタイムリー。
3連打を喰らって、スコアもこれで5-0
山本昌はわずか66球、6安打2四球2三振5失点。
まさかの2回0/3KOとなってしまいました。

なおも代わった鈴木
スペンサー、矢野にも連打を浴びてノーアウト満塁のピンチ。
しかし、鈴木がここで踏ん張り、
関本、井川を連続三振、赤星も遊ゴロで
追加点を与えませんでした。

3回に井端のタイムリーツーベースで
1点を返したドラゴンズでしたが、
5回にミスから痛い失点をしてしまいます。
一死から矢野が右中間フェンス直撃のツーベース。
代打・藤本もレフト前で続き、1、3塁に。
続く井川はスクイズではなく、一走を進める送りバント。
しかしここで鈴木が一塁へ悪送球!
1点を失うと、悪いことは続くもの。
続く赤星の当たりは浅いレフトフライ。
ところが、レフト・森野が返球を焦ってしまい、
何と落球してしまいます。
これでスコアは、7-1
連勝中にはなかった守りのミス
さらにリードを広げられてしまいました。

6点リードとなり、相手はエースの井川
勝ち目はないと思われましたが、
今季は逆転勝ちが多く、諦めずに戦うドラゴンズ
思わぬカタチでチャンスが到来します!

5回ウラ、先頭の大西は空振り三振に倒れますが、
荒木がレフト線へのツーベースで出ます。
続く井端の当たりは投ゴロ。
飛び出した荒木を刺そうと井川は三塁へ送球。
しかし送球が早く野選となり1、2塁に。
さらに立浪の当たりはボテボテの一ゴロ。
ところがシーツからの送球を一塁カバーに入った
井川が捕れず、逸らしてしまい、7-2に。

さらにラッキーは続き、ウッズの三ゴロは
バウンドが高く、内野安打となって、7-3
福留はセンターフライに倒れますが、
もはや井川はアップアップ状態。
ここでアレックスが外角低目のストレートを
完璧にとらえると、打球は右中間スタンドへ。
値千金の3ランホームラン!
7-6とついに1点差に迫りました!

こうなるとドラゴンズが押せ押せに!
続く森野がセンター前、谷繁もセカンドオーバー!
一死1、3塁となって打者一巡
再び大西に打順が回ってきました。
さすがに1イニングで2つのアウトとなりたくない。
真ん中低目のストレートをライト前に運び、
ついに7-7!怒濤の4連打で同点に追いつき、
井川を引きづり降ろしました。

しかし、ドラゴンズ勢いは止まりません!
代わって登板したのは、橋本健太郎
荒木との対戦になりましたが、
チェンジアップがベース前でワンバウンドしてしまい、
痛恨のワイルドピッチで、ついに8-7
相手の自滅から逆転に成功します。
さらに荒木が左中間を抜くスリーベースで9-7
続く井端の遊ゴロを今度は鳥谷が悪送球。
この回打者13人、7安打でなんと9点!
まさに怒濤の大逆転竜!
対する阪神はこのビッグイニングで
気持ちがキレてしまったようでした。

6回からは、今日再登録された山井が登板。
先頭の金本に対してはややボールが高かったですが、
投ゴロに抑えると、落ち着いたようで
ランナーを出すものの、スライダーのキレもよく
後続をピシャリと抑え、
変身をアピールする好投をみせます。

結局、終盤は阪神に反発する力はなく、
ドラゴンズの方は8回にウッズが右中間に
ダメ押しのホームラン!
最終回も山井がしっかり凌いで、ゲームセット。
奇跡的な大逆転劇で、勢いの差を見せつけ
第1ラウンドを制したドラゴンズ
ついにゲーム差が、0.5差に!
ようやくを捕まえました。


序盤に昌さんがまさかの大量失点。
鈴木、森野と守りのミスが重なり、
7-1となったときには、勝利を諦めかけました。
しかしちょっとやそっとじゃ負けないのが、
現時点のドラゴンズ
好調の主軸ではなく、下位打線が繋がっての得点。
キレた阪神守備陣のエラーのがあったとはいえ、
良く粘って、追いついて勝ち越したと思います。
相手の敗戦ダメージは多分大きいでしょうから。
一気に連勝して、首位を奪還したいですね。
大西のコメントのように、
ファンも一緒に戦いたいと思います。
明日も頑張っていきましょう!


PS 今夜のビクトリーラン
○アレックス・オチョア
<5回の追撃の3ランについて>
「何とか追いつきたい場面で
自分のできることをやって
チームに貢献できたことがうれしいです。
明日からも一試合一試合勝つために
ベストを尽くして、そして首位に立ちたいです。」

「打ったのはストレート、チャンスだったし、
少しでも点差を縮めようと集中して打席に入った。
いいボールが来るのを辛抱強く待っていて、
ストレートがきたので思い切り強く振ったよ。
良いバッティングができたと思う。
今は、みんなが自分の役割を意識して、
どんなに点差が開いても
『最後は必ず勝てる』と思っている。
『何が起こるか分からない』と、
最後まで前向きにプレーするのならば、
もし負けることがあっても、大丈夫なんだよ。」

○大西崇之
<5回の同点タイムリーについて>
「まずは同点に追いつきたいと思っていました。
1人で1イニング2回もアウトに
なるわけにはいかないですからね。
僕たちは挑戦者だと思っています。
だから一試合一試合
みんなで力を合わせて戦うだけです。
戦いはまだまだ続きますが
昨年と同じようにファンのみなさんの声援が
選手の背中を押してくれています。
これからも僕らに力を与えてください。
そしてみんなで一緒に戦いましょう!お願いします!!」

「打ったのはストレート、
チャンスだったし、いいことばかり考えて打席に立った。
前の打席で三振したので、場面も良かったし、
前の打席の借りを返せてよかったです。
1イニングで2度もアウトになれないし、
凡退したら、試合の流れが止まると思った。
アレックスの本塁打で『もう1度くるかも』と。
チャンスの方が打てると、
プラス思考で思っていますから。」

○山井大介
<今日再登録、6回から登板し無失点、プロ初セーブ>
「上がってきてすぐにこういう試合で
チャンスをもらえて…。燃えました。
結果が出せてうれしいです。
2度もファームに落ちて、
自分のピッチングを見つめ直してきました。
僕の場合、フォームやスライダーとか
じゃないんです。気持ちですね。
今回は、『今度ダメなら…』というぐらいの
気持ちで1軍に来ました。
次もまた、自分らしい投球ができるように頑張ります。」

○井端弘和
<3回のタイムリーについて>
「打ったのはストレート、思い切りいっただけです。」

○タイロン・ウッズ
<5回のタイムリー内野安打について>
「とにかく、何とかしたい気持ちが強かった。
結果として、ああいうバッティングには
なったが、ラッキーだったね。」
<8回のホームランについて>
「打ったのはスライダーかな。
思い切り強く振ることだけを考えた。
いい追加点になったかな。」

○荒木雅博
<5回のタイムリーについて>
「打ったのはスライダー、
チームの周りの勢いで打たせてもらった感じですね。
相手がエースということは意識していません。
5回の失点のあとも、ムードはいつも通り。
今まで逆転してきたし、1点ずついけば、
後半につながるという気持ちでいた。」 

○山本昌
「コントロールが甘かったですね…。」

「ホント、すごいチームメートに
恵まれて感激しています。
ボクのせいで嫌なムードになってしまったのですが。
ボクもその一員に加われるよう、次頑張ります。
悪いところは分かっているので、
なんとか早く直したいですね。」
(山本昌公式ホームページより)

○落合監督
<両軍合わせて7失策の試合内容に>
「お互いこういう試合をしてたら、勝てないということ。
(失策が) むこうが5つでうちが2つか。
目に見えないものもあったな。
(阪神に)勝たせてもらったんだよ。
ほんと、変な試合だったな。
興奮も何もしない試合だった。
1-7じゃ、手の打ちようがない。あとは選手がやっただけ。」

<収穫は投手陣>
「(山井に4イニング投げさせたのは)
そういうゲームプランだからだ。
マサ(山本昌)がああいうかたち(3回途中でKO)で
終わったら、そうは(中継ぎ陣を)投げさせられない。
(山井は) いずれは先発で使わなきゃいけない投手だし。
山井は収穫大だ。中継ぎ陣を休ませた意味も含めて。」

<逆転の竜は健在>
「選手が力をつけたということだ。
相手が思っている以上に成長度が早いということ。
ただ勝負はまだ先。きょう、あすで
終わるわけじゃないんだから。先は長いよ。
この1勝はこっちにとって大きな(1勝)というより、
むこうに大きい1敗だ。
(4月28日に) 8-1をひっくり返されて、
(きょう) 7-1をひっくり返されて。
ダメージが大きいんじゃないのか。」


PSその2 今夜の渡邉選手
9回ウラ、ファーストの守りで登場。
目立った活躍はなくも、自分の役割を果たしました。
ありがたいことに、こういう日に限って、
今朝の中スポWeb <ドラ番記者>に記事が!

横浜遠征で大活躍だった渡辺
そのエネルギー源が、中華街で平らげた
ニンニクだったことは紙面でも紹介されていた通り。
でも、実は渡辺は中華街だけでなく、
普段でもたらふく平らげている大のニンニク好き
ただし、最近は「充実のニンニクライフ」とは
いってないようで…。
「自宅でも食べてはいるんだけどね、
いつも食べてた大豊さんのニンニクがきれちゃって…」

渡辺が最も好きな逸品が、中日OBの大豊氏
たまに差し入れてくれる「焼きにんにく」
薬ぜんとしても効き目があり、味も抜群。
だが、その“おいしい薬”を渡辺
すでに食べ尽くしてしまったのだ。
「今はスーパーで売っているニンニクの漬物を
食べてるんだけど、やっぱり大豊さんのが最高。
でも、なかなか大豊さんに会う機会もなくて…」

優勝争いには欠かせないスーパーサブ・渡辺
元気の源がその手に入るのはいつの日か…。
(中スポ)

汗ネタに続いては、ニンニクネタですか?
もう臭いものばっかりですね。
ただ夏のスタミナ源としては最高のモノ!
大豊さん、早く差し入れして下さい!

2005年8月 8日 (月)

渡邉決勝打!総力戦を制し、ついに1.5差!

ナベ、良く打った!竜4連勝、1.5差
あすからナゴヤ決戦イッキ奪首だ

劇的勝利が続いたハマスタでの3連戦。
ドラゴンズがこのカード5連勝中ですが、
どちらかというと接戦
何とかモノにしたという感じ。
今夜も終盤もつれてしまいました。
両チーム合わせて34安打
延長11回、4時間35分のロングゲームに
終止符を打ったのはなんと...

◇横浜-中日 12回戦
(7日・横浜スタジアム)
 D 011 000 301 01 = 7
 B 101 001 003 00 = 6
[勝] 平井(4勝2敗1S)
[S]チェン(1S)
[D本] ウッズ26号


順調な立ち上がりを見せた
横浜先発の(土居)龍太郎に対して、
ドラゴンズ先発の野口
初回、好調ベイ打線につかまってしまいます。
先頭の石井琢朗が初球をセンター前、
小池のバント失敗の後、金城も初球をレフトに。
そして佐伯には近めのストレートをライト前に運ばれ
あっという間に先制されてしまいました。
得意のスライダーが決まらず、
多村にはストレートの四球で一死満塁。
たまらず落合監督がマウンドへ。檄を飛ばします。
それで落ち着いたか、種田を6-6-3の併殺に。
何とか1点で凌ぎました。

ドラゴンズ打線は、2回に目覚めます。
先頭のウッズがセンター前。
続く福留が初球をセンターフェンス直撃のツーベース。
アレックスは三振に倒れるも、
井上がきっちりライトへ犠牲フライ。
3回にもウッズがレフトへタイムリーを放ち、
すかさず2-1とリードしました。

2回以降は、粘りの投球を見せた野口でしたが、
今夜は2本のホームランが痛かったです。
3回二死からの金城のレフトスタンドへの同点弾。
そして6回には、小池にスライダーを
すくい上げられて、左中間スタンドへ運ばれてしまいます。
6回、一死一塁となったところで野口は降板。
78球、8安打1四球4三振で3失点
とりあえずゲームは作ったと思います。

1点ビハインドとなった7回表、
粘りの投球をみせていた龍太郎
二死からの連打でようやく捕まえます。
口火は井端のライト前ヒット。
続く立浪が初球を思い切って左中間へ!
スタートを切っていた井端が一気にホームイン。
得意のタイムリーツーベースで同点に。
ここで迎えるは好調のウッズ
しかし敬遠気味に歩かされて、二死1、2塁。
こうなると福留が燃えます!
低目のスライダーを叩くと、
打球は鋭くライト前へ落ちる勝ち越しタイムリー!
さらに2三振だったアレックスも続いて
うまく一二塁間を抜くタイムリー!
この回、3本のタイムリーで一挙3点
得意の逆転でリードを奪いました。

こうなるとドラゴンズは、
落合英二-高橋聡文、そして岡本
小刻みな継投で0に凌いで9回を迎えます。

9回表、ダメ押しの打ち上げ花火が!
マウンド上は、横浜2番手の加藤
迎えるは、3安打1四球のウッズ
初球、142キロのストレートを叩くと打球は左中間へ!
風にも乗って場外へと消える
推定145キロメートルの特大ホームラン!
ウッズはこれで8打数連続安打
とどまることを知りません!
この特大弾で勝負は、ほぼ決まったかに思われました。

9回ウラのマウンドには、守護神・岩瀬
しかし4連投とあって、今夜は調子が今一つ。
種田、村田に連打を浴びて1、2塁としますが、
続く相川をシュートで空振り三振、
加藤の代打・内川を左飛にとり、ようやくあと1人。

しかし石井琢朗に四球を与え、二死満塁に。
落合監督が間を入れますが、
続く小池が真ん中のスライダーをセンター返し!
セカンドオーバーのタイムリーに。これで6-5
なおも1、3塁で金城
外角低目のストレートをうまく右へのタイムリー!
土壇場で岩瀬が連打を浴びて、
6-6の同点に追いつかれてしまいます。
迎えるは4番の佐伯
初球はレフトへのファウルボール。
しかし、英智がフェンスに右足をかけジャンプ!
これを掴んでしまうファインプレー!
何とかサヨナラは免れました。

10回ウラは平井がマウンドへ。
多村のヒット、種田が送り、
村田を敬遠して一死1、2塁となりますが、
相川を5-4-3の併殺にとって、ピンチを断ち切ります。

そして迎えた11回、貴重な1点が!
マウンドには10回から続投の吉川輝昭
先頭の井端が外角低目のスライダーをセンター返し。
続く川相昌弘は送りバントと思いきや、
何とバスター!高いバウンドの遊ゴロで2塁へ進めます。
ここで迎えるは、ウッズの代わりに
9回から4番に入っていた渡邉
2球目、内角高目のストレートをきっちり叩くと
打球は吉川の足下を抜け、センターへ!
二塁走者の井端激走で、
相川のブロックに激突しながらも間一髪で生還!
ドラゴンズ、再び勝ち越しました!

11回のチャンスで平井
代打を出してしまったドラゴンズ
この回は、チェン・ウェインがマウンドへ。
投手では石川賢、野手では柳沢のみと
まさに総力戦になってきました。
やはりチェンはやはり緊張していたようで
先頭の内川にライト前に運ばれ、
石井琢朗が送って、2塁へ。
さらに鶴岡一成への初球にワイルドピッチで3塁へ。
またもピンチとなってしまいます。
しかし、鶴岡を浅いセンターフライ。
そして4安打の金城を2-0と追い込むと
最後はショートゴロに打ち取って、ゲームセット
ドラゴンズ、もつれはしましたが、
逆転勝利で4連勝となりました。


9回表にウッズの場外弾が出たときは
正直、勝ったと確信しましたが、
まさかの守