07 2005交流戦

2005年6月17日 (金)

中日、交流戦15勝21敗、最後は逆転勝ち!

オマタセ100ゴウダゼ!ウッズ、交流戦来日100号締め

逆転白星!!竜2差2位浮上


5月6日から始まり、今夜が36試合目

いよいよ交流戦最後の試合になりました。

あまり良いところがなかったですが、

どうせなら勝って終わらせたいところ。

この最後の試合ですっかり忘れていた

メモリアルアーチが飛び出しました!

◇セ・パ交流戦

中日-オリックス 最終戦
(16日・ナゴヤドーム)
 Bs 002 000 000 =
 D  000 004 00X =
[勝] 岡本(6勝3敗1S)

[S] 岩瀬(1勝1敗18S)
[D本] ウッズ15号3ラン



ドラゴンズの先発は、中5日のマルティネス

これまでの登板と違って、ややボールが先行ぎみ。

2回は、二死満塁のピンチを凌ぎましたが、

3回につかまります。

先頭の塩崎真にセンター前に落とされ、

後藤が送って一死2塁。

続くに外のチェンジアップをうまく打たれ、

ライト線に落ちる先制タイムリーツーベース

ブランボーは二直に抑えましたが、

ガルシアに初球のストレートを叩かれ、2点目を失います。

結局マルティネスは、このウラに打席が回ると

代打を出されて、3回で交代となりました。

一方、オリックスの先発は、40歳の吉井理人

ドラゴンズとは8年ぶりの対戦となりましたが、

マルティネスと比べて、コントロールが絶妙

フォークが要所で決まり、ドラゴンズ打線を苦しめます。

良い当たりが野手の守備範囲で収まるなど、

運も持っていた吉井

5回にアレックスのピッチャー返しが

左のふくらはぎに当たったこともあって、

この回限りで降板となりましたが、

63球、3安打無失点と投げきられてしまいました。

4回からは、鈴木が2イニングを0に抑え、

6回は岡本が走者を出しながらも、

二死1、3塁のピンチを凌いだドラゴンズ

6回ウラ、吉井から加藤大輔に交代。

この交代が劣勢だった流れを変えてくれました。

先頭の渡邉が右中間を破るツーベースで出ると、

続く荒木がファウルで粘ります。

結局投ゴロでしたが、流れをさらに引き寄せます。

そして迎えたのが、井端

1-2からの外角中央のストレートを打ち返すと

センター前へのタイムリー!

渡邉がホームインする間に、井端はすかさず2塁へ。

立浪も続いて、センター前ヒットで繋ぎ、

一死1、3塁のチャンス!

ここで迎えるは、タイロン・ウッズ

2-2からの5球目、真ん中高目に入ったストレートを叩くと、

高々と上がった打球は、左中間スタンドへ!

見事な逆転スリーランホームラン!

これが来日通算100号となるウッズの一発で

重かったゲームを一気にひっくり返しました。

こうなるとドラゴンズは逃げ切り体勢。

継投策で凌いでいきます。

7回は、二死1、3塁のピンチを

岡本から代わった高橋聡文が、

ガルシアを高目のストレートで三振斬り

そして8回も平井が二死満塁のピンチを背負うも、

代わった岩瀬が、後藤をショートフライに。

ここを凌いだことによって、勝利がだいぶ近づきました。

岩瀬は、最終回も谷、ブランボー

そしてガルシアとクリーンアップを三者凡退に!

ドラゴンズ、最終戦をしっかりモノにして

交流戦の有終の美を飾りました。


好投していた吉井を代えてくれたのが

大きかったと思います。

これで6回に一気に逆転、

ウッズの一発が決め手となりました。

それにしても、見事なホームラン。

これがあるから4番なんですね。

今夜は、仕事をしてくれたと思います。

それから岩瀬もお見事でした。

一歩間違えれば、逆転となった8回の二死満塁。

2球でしっかり料理。これで勝てると確信しました。

交流戦の成績は、15勝21敗

スタート時には、11あった貯金は「5」

レギュラーシーズンのリーグ戦に戻ります。

夏に向けて、いよいよはじまる「本当の戦い」

まずは、明日からしっかり休養して、

来週からの首位・阪神との3連戦。

ダッシュ再びといってほしいです!


PS 今夜のビクトリーラン!

☆タイロン・ウッズ

「(通算100号ホームランについて)

100本目のホームランで

このお立ち台に立つことができて本当にうれしいです。

試合にも勝つことができてよかったと思います。

自分の名前が記録に残るというのもうれしいことですね。

交流戦は移動も多くて大変でしたが

再開されるセ・リーグとのシーズンは

すばらしい試合をお見せしたいと思います。」

「(6回のホームラン)

打ったのは、スライダー。

3塁ランナーを何とか返すためのフライを打ちたいと思って、

いい球を待っていた。うまく打てたね。

100本目を打てた試合で勝てた。

それが一番うれしいよ。アリガトウゴザイマス。

321試合か…。正直、自分でも早いと思う。

でも、ここ最近は少しペースダウンしたかな。

例の事件とか、ストライクゾーンとか、

いろいろあったからね。

これで交流戦が終わるからね。

これからはセ・リーグとの戦い。

いい試合ができると思うよ。」

☆渡邉博幸

「(6回、反撃の合図となる二塁打)

まっすぐ一本に絞っていました。

とにかく球速に振り負けないようにと。

それだけ考えて打席に立った。

ヒットもうれしいけど、とにかく

チームの勝利に貢献できたことがうれしい。」

☆岩瀬仁紀

「8回の満塁の場面での登板は、四球もダメという場面。

バッターに集中できた。逆に満塁でよかった。

直球をいいコースに投げられました。

きょうはどうしても勝って、終わりたかった。うれしい。

(敗戦で)重い試合が続いていたから、

ブルペンでは、ずっと『(気持ちを)切り替えていこう』と

みんなで話していました。」

☆井端弘和

「(6回のタイムリー)

打ったのはストレート、

荒木がだいぶボールを投げさせてくれたので、

その分長く、相手のボールを見れてよかったです。

自分の役割は走者をかえすことより、

塁に出ることだから。それが最近できていない。

もっとチャンスメークをしたい。」

☆高橋聡文

「(7回、二死1、3塁のピンチを凌ぐ)

1点もやらないつもりで気合が入った。」

☆落合監督

「(交流戦がこの日で終わった)

総括はしないよ。

これまでだってシーズンの途中で

総括はしてこなかった。

146試合終わってから話すよ。

(勝って交流戦を終え、阪神との首位攻防戦になる)

リーグ戦に入らないと、どうなるか、

それはわからない。ふたを開けてみないとな。

わかったら146試合勝ってしまう。わからないから、

野球というのは勝ったり負けたりするんだ。

交流戦前に、やってみなければわからないと言ったが、

終わってみても、まだわからないもの。

(逆転本塁打を放ったウッズの調子については)

本人に聞いてくれ。

オレは野球を知らないもん。

それは本人に聞いてくれ。

きょうだって20人近い選手が試合に出てるんだ。

みんなに話を聞いて記事にしてくれ。

監督の言葉は必要ないって。」


きっかけはこのツーベース!PSその2 

打ちましたよ!今夜の渡邉選手

渡辺、まっすぐ一本 狙い打ち

勝利のお膳立て右中間まっぷたつ


中スポWeb「DORA NEWS 6月17日(金)」

写真付きで出ています!

2打席良いところなく凡退した森野の代わりに、

6回から「9番・サード」の守備から登場!

そして回ってきた6回ウラの第1打席、

代わった加藤大輔の内角低目のストレートを

右中間へ見事なツーベース!逆転の口火となりました。

解説の鈴木孝政さんからも

「練習でも出来ないような巧さ」とお褒めの言葉!?

井端のタイムリーでホームインしました。

7回の第2打席は、萩原淳の外角のフォークに

泳がされてしまい、三ゴロでした。(.277)

9回からは、定位置の一塁の守備へ。

交流戦の締めをグラウンドで迎えました。

実にうれしいツーベースでしたね。

出してくれれば、しっかり仕事をしてくれます。

森野の調子しだいですが、チャンスもあるかも?

来週からも頑張ってほしいですね!

2005年6月16日 (木)

野口好投8回0封、ドラゴンズ久々の勝利!

右でも完封しちゃうぞ!野口、エースの仕事

連敗止めた 完ぺき8イニング0封


完封した9日の楽天戦のあと、

「これを続けてこそ意味がある」

言っていた野口

今夜は、地元ナゴヤドームでの先発。

4連敗中とチームが重苦しい雰囲気のなか、

果たして結果を出せたのでしょうか!?

◇セ・パ交流戦

中日-オリックス 5回戦
(15日・ナゴヤドーム)
 Bs 000 000 000 =
 D  000 000 02X =
[勝] 野口(2勝1敗) 
[D本] 谷繁6号



先発の野口は、順調な立ち上がり。

スライダーの軌道を掴めないオリックス打線にも助けられ、

一巡目をわずか1安打に抑えます。

その後もキレのあるスライダー直球で、

三振と内野ゴロの山を築いていきます。

唯一、ピンチといえたのが5回。

先頭の北川をセンター前ヒットで出すと、

続く阿部真宏、的山哲也を外野フライで凌ぎ、

二死まで持っていきますが、

続くJPにセンター左に運ばれ、

一塁走者の北川は、一気に三塁へ。

しかし、三塁を回ったところでオーバーラン!

ボールが三塁に戻ってきて、タッチアウト。

走塁ミス野口を助けてくれました。

それ以降も、気持ちを切らさずに、

ひたすらアウトを重ねていく野口

6回はわずか3球で終わらせ、

7回はガルシアにヒットを打たれるも、

続く北川を5-4-3の併殺に。

そして8回は、三者連続三振に斬って取る!

オリックス先発のJPの前に抑えられ、

得点できない味方打線の援護を待ち続けます。

両投手の好投で、8回表まで0が続く重い展開。

しかし8回ウラ、ついに均衡が破れます!

きっかけは思わぬところから。

8回表二死から、空振り三振に倒れたJP

アンダーシャツを着替えていたのか?

ベンチ裏からなかなか出てきません。

ようやく出てきて、マウンドへ上りますが、

思った以上にが空いてしまいました。

この回の先頭は、谷繁

このに十分に準備が出来たのか?

2球目、真ん中に入ってきたストレートをフルスイング!

高く舞い上がった打球は、レフトスタンドへ。

好投の野口を援護する貴重な先制ホームラン!

待ちに待った得点がドラゴンズに入りました。

この一発で気落ちしたJPをさらに攻め、

野口の代打・高橋光信がライト前に運び、

荒木もバントで送って、一死2塁。

ここで迎えるは、井端

真ん中高目のストレートを振り抜くと、

右中間を破っていきます。

センターとライトが交錯する間に

代走・澤井がホームを踏み、井端も一気に三塁へ。

タイムリースリーベース

2-0となって、勝利に一歩近づきました。

最終回は、もちろん岩瀬が登板。

セーブが付く場面は久しぶりでしたが、

今夜は、3人でしっかり切るパーフェクトリリーフ

最後はをセカンドゴロに取ってゲームセット。

見事な完封リレーで、

ドラゴンズ、連敗を4で止めました。


終盤まで0が続き、苦しいゲームでしたが、

良いところで谷繁一発が出てくれました。

野口もこの一発には、大はしゃぎだったようです。

久々の勝利、とてもうれしいですね。

野口が今回も好投!続けて結果を出しました。

8回87球、5安打無失点と文句なし

特に四球が0というのがよかったですね。

気持ちが乗っていて、カウントが悪くなっても

落ち着いてストライクが取れたのが、

とても大きかったと思います。

これで復活後は、いまだ無失点

この調子をさらに維持していくことが大切。

来週からのリーグ戦でも頑張ってほしいです。

いよいよ交流戦も明日が最後

相変わらず、打線は上向きとは言い切れませんが、

最後くらいは良いゲームをして、

有終の美を飾ってほしいと思います。


PS 今夜のビクトリーラン

☆野口茂樹

「前回の登板のときの調子を

今日も続けることができました。

最後まで点を取られずに良かったです。

谷繁さんのホームランはうれしかったですね。

自分はまだまだ精一杯やらないといけない立場なので

これからも一生懸命がんばります。

応援よろしくお願いします!」

「前回がいいピッチングだったので、

今回が大事だと思ってなげました。

名古屋でこうやって試合を形にできて...。

うれしいですね。ここで勝ててよかった。

いつかは打線も点を取ってくれると信じてましたし、

自分は自分の仕事をするだけだと。

前回同様、1球1球を大事に投げただけです。

(1ヶ月前と現在の違いは)

ひじの位置が下がっていたんです。

すると打者にもボールの軌道が見えやすくなる。

ほんの数センチですけどね。

その数センチを上げるために

どれだけ意識しないといけないか...。

まだ2勝ですよ。2回しかチームに貢献していないんですよ。

まだまだです。つぎ打たれたら台無しになるから。

つぎ? T(阪神)ですかね。

相性? いい年と悪い年がはっきりしているんですよね。

まあ、まだまだです。次も頑張ります。」

☆谷繁元信

「(ホームランについて)

野口がいいピッチングをしていたので

何とか早く点を取りたいと思っていました。

打った瞬間に十分な手ごたえがありました。

(野口のピッチングについて)

全部が良くないと0点に抑えることはできませんが

今日は特に気持ちを前面に出して投げてくれました。

明日で交流戦も最後ですが

これからも一試合一試合全力でプレーして、

みなさんに良い試合を見てもらえるように

がんばりますので応援よろしくお願いします。

ありがとうございました!」

「野口は前回の今季初完封の時より今日のほうが良かった。

今日は初めからいいフォームで投げていた。

試合の途中でも修正ができたし良かったんじゃないかな。

(8回打席前の)あの間合いはボクにとってよかったんです。

(守備を終えて)キャッチャー道具一式を外して、

急いで打席に入るより、

十分に用意を出来ましたからね。

交流戦はものすごくプラスになったと思います。

打たれた中にも、有意義でしたから。」

☆井端弘和

「(8回、タイムリー三塁打)

ストレート。もう1点欲しかったので

何とかランナーを還すことを考えた。

もう楽勝ですよ。シゲさん(谷繁)の1発で

楽になったし、あのタイムリーは誰でも打てます。」

☆岩瀬仁紀

「(6月5日以来の17セーブ目)

野口がゼロで抑えていたので、

ボクもゼロで終わりたかった。

久しぶりにボールがよかったし、

納得のいく勝ち方。勝って交流戦を終わりたい。」

☆落合監督

「(この日も会見室に現れたのは

試合後30分ほどたってから)

ここ(会見室)に来てるのに

"会見拒否"とか書かれるからな。

それならもう来ないよ。

監督のことはいい。

選手をいっぱい書いてやって下さい。

試合は見ての通り。

勝っても負けても、見ての通りだって。」


PSその2 今夜の渡邉選手

久々に9回ウラ、勝利のフォーメーション。

川相選手とともに登場しました。

もちろんファーストの守備は完璧。

最終回は内野ゴロ3つ

しっかりボールを掴んで、勝利を決めました。

2005年6月15日 (水)

憲伸リベンジならず、打線沈黙4連敗。

オチョア、怒る!試合に出たくないのか!

落合監督、ゲキ

竜4連敗 試合後緊急ミーティング


ナゴヤドームでの公式戦の入場者数が、

今夜のゲームでの3万200人を加えて、

97年の開場から542試合目

通算2000万人を突破したそうです。

そういうメモリアルゲーム

観に来たファンに良いところを見せたかったドラゴンズ

しかし、オリックス相手に...沈黙でした。

◇セ・パ交流戦

中日-オリックス 4回戦
(14日・ナゴヤドーム)
 Bs 010 010 020 =
 D  001 000 000 =
[敗] 川上(6勝3敗) 
[D本] なし



交流戦も残り1カード

相手は、最初にあたったオリックス

先発は、川上憲伸光原逸裕でした。

先にチャンスを掴んだのは、ドラゴンズ

初回、ややボール先行の光原から、

井端が三ゴロエラー、立浪が四球で一死1、2塁。

しかし、ウッズが見逃し三振。

アレックスが三ゴロで得点出来ず。

憲伸は、立ち上がりはまずまずでしたが、

2回二死から、北川博敏にライト線へのツーベースを浴び、

続く阿部真宏にも甘いスライダーを叩かれて、

レフトへの先制タイムリー

二死からというエースらしからぬ失点でした。

3回、ドラゴンズが再びチャンス!

先頭の荒木がライト前ヒットで出て、

井端の4球目に盗塁!

捕手・鈴木のセカンドへの送球が悪送球となって、

センターへ達する間に荒木は、3塁へ。

ここで井端が、詰まりながらもセンター前に落ちる

タイムリーヒット!同点に追いつきました。

続く立浪が四球で無死1、2塁!

一本出れば、光原をKO出来そうな感じでしたが、

続くウッズが内角を差し込まれ、ボテボテの二ゴロ。

かろうじて併殺は免れましたが、

アレックスは浅いセンターフライ、井上もセカンドフライ。

インコースを効果的に攻める光原の粘投の前に

あと1点が奪えません。

これが後々、響きました。

1-1で迎えた5回表、

憲伸が連打を浴びてしまいます。

村松にセンター前、平野恵一には一二塁間を抜かれ、

に外角高目に甘く入ったストレートを

ライトに運ばれ、タイムリー

また二死からの失点、踏ん張れませんでした。

一方、光原は3回のピンチを乗り越えると、

それ以降は調子を上げてしまい、

ドラゴンズ打線は、4回以降ノーヒット。

円陣を組んで臨んだ6回ウラも、

ウッズが四球を選びながら、

続くアレックス、井上が内野ゴロを打たされ、

さらに森野のときに、一走の井上

刺されてしまいチェンジ。

完全に立ち直らせてしまいます。

打線の援護が無いながらも、

粘りの投球を見せていた憲伸でしたが、

8回、ダメを押されてしまいます

この回先頭の後藤光尊にライト前ヒットを打たれ、

迎えるは、カリーム・ガルシア

2球目の内角低目のストレートを叩かれると、

打球はセンターバックスクリーンへ!

ダメ押しの2ランホームラン

今日、一軍に再登録され、

5番に入ったガルシア

実に痛い一発を浴びてしまった憲伸

結局、8回、140球を投げて

今季最多の12安打を浴び4失点。

無四球ながらも、大事なところで

踏ん張りきれず、リベンジはなりませんでした。

9回ウラ、マウンドは3番手の大久保勝信

一死で迎えるは、アレックス

2-3からの6球目、外角低目のストレート。

見逃したアレックスに対し、判定はストライク

納得いかないアレックスは抗議するも、

真鍋球審に暴言を吐いてしまい、退場処分!

気まずい雰囲気のまま、

続く井上がセカンドフライでゲームセット。

打線が沈黙したドラゴンズ

今季3度目の4連敗となってしまいました。


エースを援護できない打線。

良い当たりが正面をつくなど、

にも見放されていたこともありますが、

なんとなく元気がないように見えました。

このままズルズル行かないためには、

何か変化がほしいところです。

明日こそは、オリックスに雪辱してほしいところ。

野口投手のナゴドでの復活投球に期待しましょう。

最後に一言。

アレックスへのあの一球、

審判がストライクといったので仕方ないですが、

あれは完全なボールでした。


PS 今夜のコメントから。

●川上憲伸

「交流戦の最後(の登板)と分かっていたので、

いい形で投げ終わりたかったけど、情けないです。

何とかして勝ちたかった。

中6日だから打たれないというわけでもないし、

中5日は全く関係ない。

悔しい。もうパ・リーグとの対戦はないけれど、

この悔しさを次に生かすしかないと思う。

今日で、今季が終わるわけじゃないから。」

●アレックス・オチョア

「(9回、球審に暴言を吐き、退場処分)

メジャーリーグでもない。

ボクにとって初めての退場だよ。

そう。ゾーンが広すぎる。

(左打席の)ラインの上だったんだよ。」

●田中スコアラー

「ボール2個分は外れていました。」

●タイロン・ウッズ

「(アレックスを援護!?)

ボクへの判定もひどい。

今日だけじゃない。毎日さ。」

●井端弘和

「(3回のタイムリーについて)

打ったのはストレート。

ランナー3塁のチャンスだったので、何とか還したかった。

相手が前進守備だったので、思いっ切りバットを振った。

いいところに落ちてくれました。」

●高代コーチ 

「3安打の打線? 相手もよかったけどね。

エアポケットに入ってしまったのかな。

奮起してもらうしかないよ。」

●落合監督

「(試合後緊急ミーティング

試合終了から40分たって会見場に現れ)

何もない。今日も何もなし。

話す気にもならない。言うことないよ。

好きなように書いて。

(川上の8回までの続投について聞かれ)

だから好きに書いとけって。

(アレックスへの)最後のボールは

完全なボール。くそボールだ。

あれをストライクとコールされたら誰だって怒る。

(審判に)何を言ったのかは知らないが。

(真鍋球審には2回のオリックスの攻撃時にも抗議)

(説明は)流れの中でおこったことだからってことだった。

ジャッジするのはわたしですって言われちゃ仕方ないよ。」


PSその2 今夜の渡邉選手

今夜も残念ながらフル欠場

打線に変化をつけるために

サードでの登場を期待したいところです!

2005年6月14日 (火)

最後くらい狙ってみようよ、3タテを!

エースが引っ張れ!甘さ捨てろ 憲伸ほえた

オリ絶対3タテ!自分にチームに喝


長かったというか、長すぎる交流戦も

いよいよ今日からの対オリックス3連戦で

終わろうとしています。

思えば、1ヶ月半前の5月6日

小雨まじるスカイマークスタジアムで

このオリックス連敗したことから

始まった悪夢の交流戦

結局大きく負け越したことの元凶にもなった

対戦で、しっかりリベンジをして

来るべきリーグ戦に戻ってほしいものです。

この3連戦を前にした選手のコメントを!

特にエースが吠えています!!

◇川上憲伸

「(第1戦の先発予定)

交流戦の負け越しは決まってしまったけど、

最後は3連勝でいきたい。

最後にしっかりした形で終われば、

最初の悪いイメージも少しは吹っ切れる。

ただの3連勝ではなくて、

打つ方はとことん打って大量得点、

守る方はとことん守る。

例えば(先発は)『試合をつくれればいい』とか、

甘い考えではいけない。

とことん無安打、完封で勝つ。

僕がいつ投げるかは分からないけど、

それくらいの気持ちで戦って、

初めて3連勝が見えてくると思う。

リベンジ? 僕だけいい投球すればいいわけでもないし、

そういう話ではない。

オリックスはウチの野球に似ている。

打者は低めを当ててくるけど、

それをいちいち気にしないで、後悔しないように投げたい。」

◇野口茂樹

「(第2戦の先発予定)

話すことはないです。

初勝利?状況は変わってない。続けないと。」

◇ルイス・マルティネス

「(第3戦の先発予定)

(バント処理などの守備も)

森さんに教えてもらっているから、

だいぶよくなっている。

次の登板? さあ、分からないね。」

憲伸投手、よくしゃべっていますね。

とことん勝つ、いいことだと思います。

とことん負けるはこのところ慣れっこなので、

まずはエースがリベンジをしてほしいです。

一方、野手陣では左脇腹痛の福留

「その日になってみないとわかりません」

やはりこの3連戦も難しそう。

その代わりを埋めるべく、左右のベテランが頑張ります。

彼らのコメントも!

◇井上一樹

「まあ、穴を埋めるというつもりじゃない。

それ以上のものを出したい。

野球選手なら最初から出たいという

気持ちはもちろんあるから。

(前回は)1勝2敗でやられたから、やり返さないと。

3つ勝つつもりだけど、1つずつ積み重ねていきたい。」

◇大西崇之

「休日返上? それはどうでもいいことだから。

レギュラーの選手が試合に出られない状況というのは、

年に何度かあるもの。その時自分ら控えの選手が

どれだけカバーできるかで、チームの力が問われると思う。」

オリックスの先発はおそらく、

光原逸裕、JP、そして吉井理人

右投手が予想されますので、

さらにディフェンスのことも考えると

おそらく井上がスタメン。

大西は代打の一番手となるのが、濃厚のよう。

ただ結果が出ているのは、現状では大西のほう。

どちらにしてもスタメンのチャンス!

結果をだして、チームを引っ張ってほしいです。

対するオリックスは、交流戦勝ち越しを確定させ、

同じ関西圏の阪神を援護すべく、勝ちにくるでしょう。

前回やられた"シドニー"鈴木郁洋のリードや

北川博敏、早川大輔らに気を付けたいです。

この3連戦が終わると、4日間の休養期間に入ります。

先発予定のない山本昌、鈴木、そして

小笠原の代わりに昇格する長峰の登板もあるかも?

中継ぎ・抑えまで投手陣を総動員して

このところ出番の少ない守護神・岩瀬

毎日、投げさせるためにも

この3連戦、全力で向かってほしいですね。


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2005年6月13日 (月)

やられまくりドラゴンズ、ロッテに悔しい3タテ。

マーくんたちといっしょ!「ロッテ強くない」

落合監督が豪語

“シリーズ前哨戦”3連敗も…


今日の両チームの先発投手は、

0勝2敗、防御率7.71小笠原孝

8勝1敗、防御率1.61渡辺俊介

この数字だけを見れば、

結果はなんとなく見えてきますが、

野球というのは、やってみなければわかりません。

ただ、今日のゲームは....でした。

◇セ・パ交流戦

中日-ロッテ 最終戦
(12日・ナゴヤドーム)
 M 313 012 000 = 10
 D 000 012 001 =
[敗] 小笠原(3敗) 
[D本] ウッズ14号



昇格して1軍登板は、中51日の小笠原

力みからか、ボールが高くなり、

そこをロッテ打線につけこまれます!

一死から、堀、福浦に連打を浴びて、

迎えるは、4番のベニー

2-3から真ん中に入ったストレートをコンパクトに叩かれ、

打球はセンターオーバー。

タイムリーツーベースで先制されます。

続くフランコもレフト前で1、3塁とされると、

里崎の当たりは、強い当たりのサードゴロ。

しかし、森野が弾いてしまい、カバーした井端が二封のみ。

併殺が取れず、その間にベニーがホームイン。

いきなり3点を失いました。

ロッテの勢いは、2回も止まらず、

一死1塁から西岡に三塁線を抜かれ、2、3塁とピンチ。

ここでドラゴンズベンチが早めに動き、

小笠原をあきらめ、鈴木にスイッチ。

しかし準備不足からか、に四球を与えると

続く福浦にライトへ犠牲フライを浴び、4-0

これだけで終わらず、3回も失点。

鈴木から先頭のフランコがピッチャー強襲の内野安打。

里崎の時にエンドラン、ライト前ヒットで1、3塁となると、

続くイ・スンヨプが左中間にタイムリーツーベース

さらに今江が初球をセンターに犠牲フライ

渡辺俊介が一ゴロでランナーを進めると、

西岡がセンター左を抜けるタイムリー三塁打!

この回、3点を追加して、スコアは7-0

相手投手渡辺俊介のカーブとストレートの

緩急にタイミングが合わず、

手も足も出ない味方打線を考えると、

この点差は敗戦確定以外の何者でもありませんでした。

イ・スンヨプのホームランで

8-0となった5回、ようやく渡辺俊介から一矢!

先頭のウッズが、甘いカーブをジャストミート!

打球は、レフトスタンド黄色い5階席へ

飛び込む超特大ホームラン!

それまでパーフェクトに抑えられ、

静まりかえっていたドラゴンズファン

一気に盛り上がりました。

しかし、あとが続かず1点のみ。

6回、代打・小坂のライトオーバーのツーベースと

フランコのライト前タイムリーで10-1

二ケタ失点となり、負けムードが高まるなか、

そのウラ、再び渡辺俊介をとらえます。

先頭の谷繁がセンター前ヒットで出ると、

鈴木の代打・大西が真ん中低目のストレートを叩くと

左中間を破るツーベースヒット!

そして荒木が初球、外角へのカーブをセンター返し!

2点タイムリーヒットとなって、10-3

なおもノーアウトで迎えるは井端

得意の右打ちで打球は、ライトへ!

しかし、当たりが良すぎてフランコがキャッチ。

荒木が戻れずダブルプレー

惜しいチャンスを潰してしまいました。

7回からは、岡本が3番手で登板。

しかし、またもピリッとせず、

イ・スンヨプ今江に打たれて、

一死1、3塁としてしまい、

渡辺俊介にも良い当たりのセンターライナー。

さらに西岡に四球を与えてしまい、二死満塁

小坂の当たりは左中間へ。

しかしアレックスがランニングキャッチ!

何とか今日は、ピンチを0に凌ぎました。

それ以降は、早い展開。

9回ウラに、ウッズの犠牲フライで

1点を追加して、なおも二死3塁。

完投目前の渡辺俊介を攻めるも

最後はアレックスがセカンドゴロ。

ドラゴンズ、ロッテ相手に連日の大敗

三度目の同一カード三連敗となって、

交流戦も20敗目となってしまいました。


もう、やられまくりでしたね。

ある程度予想できた展開だったので、

昨日と違って、ショックは大きくないです。

それにしても序盤で大量失点してしまうと

反撃のモチベーションが下がってしまいます。

先発をはじめ、投手陣の立て直しが急務です。

ロッテは相変わらず、ソツのない野球をしてきます。

今は確かに強くて止められないでしょうが、

もしも10月に当たる事になれば、そうはいきません。

この1勝5敗という苦い対戦成績を胸に、

その時こそはリベンジしてほしいです。

交流戦も次のオリックス戦でいよいよ最後。

そのあとは、4日間の予備日用休日があります。

総力戦が予想されますが、

何とか最後は、勝ち越しを狙ってください。


PS 今日のコメントから。

●タイロン・ウッズ

「(5回、13試合ぶりの一発)

今日は会心のスイングができた。

今年のベストだったよ。

久々だったね。実はここしばらく、

ストライクゾーンに悩んでいたんだ。

ボールと思ったらストライク。

自分の感覚が逆になっていた。

これで調子が上がるかどうかはわからないが、

常にベストを尽くそうと思っている。

それにゾーンには悩んだが、

交流戦では多くの投手と対戦できた。

その点は勉強になったよ。

これから自分でもゾーンの見直しをしようと思ってる。

チームの勝利に貢献できる一本を打ちたいね。」

●小笠原孝

「(先発も1回1/3、30球KO)

ボールが高かったです。

ロッテ打線は思い切って振ってくるので、

丁寧にいこうと思ったんですが...。

大事な試合を壊してしまって、

チームに申し訳ないです...。」

●鈴木義広

「(4回2/3で6失点とピリッとせず)

流れの悪い中でも投げて抑えなきゃいけないんですが...。

まだまだです。甘い球を見逃してくれませんでした。」

●落合監督

「(ロッテはどこが強い?)

強いと思ってないもん。

強いと思ったチームはもっといっぱいあった。

現状のロッテをどうのこうのじゃないよ。

手も足も出ないチームはいくらでも経験している。

きちっとしたローテを組んで、

短期決戦となれば太刀打ちできないチームじゃない。

強いか弱いかと言われればそうなる。

やっている選手はどうなのかは知らないけど。

(太刀打ちできなかったのは?)

過去の阪急(現オリックス)であり、西武。

そういう強さを持っていたチームを知っている。

(だが交流戦は大苦戦...)

難しいというより、戸惑いが選手にある。

選手の『楽しみにしている』とか

『おもしろい』というコメントを聞くけど、

オレらとは感覚が違う。

『おもしろい』と思って野球をやったことはないから。

勝たなきゃいけない、数字を残さないといけない。

(なのに)ちまたでそういう言葉を聞く。

もちろんお客さんは楽しんでくれればいいんだけど、

それは別次元の話。

(この苦しみは来るべき"短期決戦"に役立つ?)

生きた教材を6球団がくれている。

なんぼでも手が打てる。

(交流戦は)10か11番だろ?(実際は9位)

それでいいんじゃないか。

本当に戦うのはこれからのペナントレース。

交流戦じゃない。

ただ、知らない者同士の戸惑いがある。

こういう攻め方をされるとか。

やるのは選手。すべて消化できる能力があるかどうか。

負けているから下手とか限らないし。

できなきゃ練習すればいい。一回りも二回りも。

負けを自分の財産にしてくれれば

いい交流戦だったと思うんじゃないか。

(それでも)できなければユニフォームを脱がす、

この世界から消えていく。できれば残る。

まだ時間はある。チャンスをもらえる。

これからの練習、試合で数字に表れて、

判断されるんだ。

甘えてたとは言わないけど、

(交流戦で)頭をコツンとやられてよかったんじゃないか。

(復調に)そんなに時間はかからないと思うよ。」

2005年6月12日 (日)

竜投無惨な逆転負け、交流戦負け越し決定。

暗いムードを打開せよ!福留が故障
非常事態 いまこそ竜一丸だ

今季、快進撃を続けるロッテ
何と約60通り近くのバリエーションの
先発オーダーで戦ってきています。
一方のドラゴンズは、
開幕からほぼメンバーを固定
しかし、今日は違いました。
左脇腹を痛めた福留がスタメンを外れ、
5番にはアレックス、6番・ライトには、
大西を先発起用してきました。
苦肉のオーダー変更、功を奏したでしょうか?

◇セ・パ交流戦
中日-ロッテ 5回戦
(11日・ナゴヤドーム)
 M 000 161 300 = 11
 D 000 410 000 =
[敗] 山本昌(4勝3敗) 
[D本] なし


先発は、山本昌セラフィニ
ともに順調な立ち上がりで投手戦を思わせました。

ゲームが動いたのは4回。
先制したのは、ロッテ
一死後、フランコがセンターの左へ運ぶツーベースで出ると、
続くベニーが一二塁間を破るタイムリーヒット。
3、4番の外国人選手の連打で1点を奪われました。

しかし、ドラゴンズもすかさず反撃!
何とかしたいという選手の気持ちが
セラフィニをつかまえます。
井端、立浪の連打で1、2塁とすると、
続くウッズは、追い込まれながらも
ファウルで粘り、結局、四球。
ノーアウト満塁とビッグチャンス!
5番に入ったアレックスを迎えます。

この所、復調の兆しを見せているアレックスは、
2-3からやはりファウルで2球粘ったすえの8球目、
中に入ったストレートを叩き、
打球はセンターの左への2点タイムリーツーベース!
さらに今日、6番に入った大西も続き、
スライダーをセンター返し、2点タイムリー!
さらに森野がレフト前、
谷繁も10球連続ファウルで粘るなど、追い込み、
山本昌がバントで送り、二死2、3塁としたところで、
セラフィニをKOします。

代わった山崎健の初球を荒木が二ゴロで
チェンジとなりますが、この回合計4点と一気に逆転!
この日の山本昌の調子なら、
3点のリードがあれば、いけると思われました。

しかし、強いロッテ相手では、そうはいきませんでした。
5回、リードをもらい、
大事に行こうとした山本昌は、
先頭のサブローを四球で出すと
突如、リズムを崩しはじめます。
続くイ・スンヨプに一二塁間を抜かれ、
今江の中飛で二者がタッチアップ。
一死2、3塁と機動力でもゆさぶられます。

ここで山崎の代打に、ベテランの初芝清!
2-1からの5球目、外角低目のシンカーを
バットの先でとらえると、
打球はセンター前への2点タイムリー
ロッテの千両役者の一打に沸くレフトスタンド。
こうなると、まだ1点リードにもかかわらず、
流れはロッテへ傾いてしまったようでした。

もはや山本昌には、食い止める力もなく、
続く西岡の三ゴロで併殺が取れない運の悪さ。
さらにには、初球の外へのストレートを
右中間に持って行かれ、ついに同点
森繁コーチがマウンドに行きますが、効果がなく、
フランコにも、ライト前ヒットを浴びて、逆転!
3点リードを守り切れず、82球5失点でKOとなりました!

これで終わればよかったもののそうはいかず、
代わった落合英二が続くベニー
左中間スタンドへ叩き込まれる2ランホームラン
ドラゴンズの怒濤の連打のを行かれ、
この回、なんと6点!
7-4とひっくり返されてしまいました。

ただこれで諦めないドラゴンズ
3番手の小宮山悟から、井端、立浪の連打で
再び無死1、3塁とチャンス!
しかし、ウッズが引っかけ、6-4-3。
併殺崩れから1点を返して、これで2点差
しかし、接戦はここまででした。

6回以降は、ドラゴンズ投手陣
ロッテ打線の勢いに飲み込まれ、
失点を重ねてしまいます。

この回から登板の岡本がまたもピリッとせず、
イ・スンヨプにレフトスタンドに一発を浴びると、
7回には、川岸が踏ん張れず、
一死1、3塁からまたもイ・スンヨプにタイムリー。
さらに今江にも2点タイムリーツーベース。
もはや得点も11-5と大きく開き、
7回には、かろうじて藤田宗一を出してもらうも、
8、9回は、薮田安彦小林雅英ではなく、
川井貴志を出され、それにも0に抑えられてしまう始末。

投手陣が打ち込まれてしまい、ロッテに連敗。
ドラゴンズは、これで13勝19敗となり、
交流戦の負け越しが決まってしまいました。


快進撃を続けるロッテとの
現時点での力の差を感じましたね。
このところのゲームでは、
楽天にボコボコにされたときと
同じくらいのショックなゲームでした。
打撃陣はまずまずでしたが、
今回差を感じたのは、ディフェンスの方。
山本昌、落合英二、岡本、そして川岸
みんな相手を怖がって、自分の投球が出来ない始末。
さらに福留の欠場も痛かったです。
ライト前ヒットで3塁を回られ、
失点という場面も多かったですから。
1、3塁が多い展開など、ドラゴンズがやりたいパターンで
結果的には、ロッテにやられてしまいました。

昨夜と違って、今日の負けは引きずりそうです。
交流戦5割の目標も潰えてしまい、
さらに明日の先発が、渡辺俊介
正直、分が悪すぎますが、
何とか3タテだけは食らわないでほしいです。


PS 今日のコメントから。
●山本昌
「せっかく逆転してもらったのに…。
申し訳ありません。
サブローへの四球? もったいなかったですね。
また立て直して頑張ります。」

交流戦で負け越してしまったのは
ボクのせいですね。
逆転してもらって、いいムードだったのに情けない。
エッセイで交流戦あと2試合と書きましたが、
こんなんじゃもう任せてはもらえませんね。
しっかり調整し直します。

(山本昌公式ホームページより)

●福留孝介
「休みだから。
わき腹? いや、何もない。」

●アレックス・オチョア
「(4回2点タイムリー)
打ったのはストレート。
福留がいないのはチームにとって大きなロス。
ただ、僕は5番だろうと、
いつも自分の役目を果たすことを考えている。
それは変わらないよ。」

●大西崇之
「(4回2点タイムリー)
打ったのはスライダー。
追加点が取りたかった。いい場面で打ててよかった。
(福留が欠場)こういう時に備えて、
控えはいつも準備している。
集中しなきゃいけない場面でうまく打てたと思います。
確かにロッテは強いけど、日本シリーズで
当たるかもしれないわけですから。
明日は『中日は嫌やな』と思わせるように頑張りますよ。」

●岡本真也
「(イ・スンヨプに)うまく打たれたとしても、
球に力があればあそこまでは飛ばされない。」

●立浪和義
「あきらめずに? 当然です。
次の試合もありますから。」

●高代コーチ
「ロッテはほんまに強いね。
失敗を恐れない、ノビノビやる環境を
バレンタインはつくった。」

●落合監督
「昨日と一緒何もない。好きに書いとけ。
何をしゃべれと言うんだ? 
おまえらならしゃべれるか?」


PSその2 今日の渡邉選手
8回ウラ二死1塁で、川岸代打で登場!
川井の前に4球目の外角へのシンカーをセカンドゴロ
その後、一塁の守備にはつきませんでした。(.267)
9回にウッズ森野の送球を捕り損ないエラー!
何となく流れが良くないですよ。

2005年6月11日 (土)

あわやパーフェクトの危機、ロッテに完敗。

意地の完全阻止。完全試合の危機、立浪が止めた
ロッテに完敗

ドラゴンズ、今夜から千葉ロッテ
地元ナゴヤドームで3連戦。
このカードの1回戦は、ドラゴンズのエース、
川上憲伸あわやパーフェクトという快投を
千葉マリンスタジアムで見せました。
この時のロッテの先発だったのが、
やはりエースの清水直行
雪辱を期すナゴドで同じことを起こそうとは....。

◇セ・パ交流戦
中日-ロッテ 4回戦
(10日・ナゴヤドーム)
 M 002 000 121 =
 D 000 000 020 =
[敗] マルティネス(1勝1敗) 
[D本] なし


マルティネス清水直行の先発。
「マルティネス対策」として、キャッチャーには
谷繁ではなく、柳沢を起用してきました。
ともに上々の立ち上がりでしたが、
先制したのは、ロッテのほう。
それもちょっとしたリズムの乱れからでした。

3回、先頭の今江敏晃にストレートの四球で出すと、
続く清水直行への2球目、柳沢がパスボールで2塁へ。
清水直行が送って、一死3塁。
西岡剛を空振り三振に取りますが、
続く堀幸一への投球の前に、ベンチがボーク予防として、
セットではなく、振りかぶって投げろと指示。
これにマルティネスがリズムを崩したのか?
には、ストレートの四球で二死1、3塁。
そしてサブローに外角高目のチェンジアップを叩かれ、
レフトオーバー!
立浪がクッション処理を誤る間に二者が生還
タイムリースリーベースとなってしまいました。

ドラゴンズ打線は、
清水直行の前に手も足も出ない始末。
低目を意識する投球に内野ゴロを打たされ、
簡単に追い込まれた末に
キレの良い変化球で三振を奪われて、
気がつけば、なんと1人のランナーを出せない
パーフェクトピッチング。
マルティネスもその後は、まずますで、
両投手ともにテンポが良いため、
早いペースでゲームがすすんで行きます。

7回に今江のスクイズで追加点を奪われ、0-3に。
いまだパーフェクトの清水直行
3週間前の憲伸の快投と全く反対の展開
ナゴドの雰囲気もだんだんと変化してきます。

そして迎えた7回ウラ、
先頭の荒木は、レフトへ良い当たり。
しかし、代わった諸積兼司がしっかり掴み、
続く井端もセカンドゴロ。
迎えるは立浪
2-1からの6球目、真ん中へのカットボールを叩くと、
打球はセンター前に!
パーフェクトは、何とか逃れました

流れが変わりそうだった8回、
さらにロッテが追加点。
ここまで4安打3失点のマルティネスでしたが、
先頭の西岡にセフティバントを決められると、
続くの当たりは、強いレフト前ヒット。
しかし、立浪が捕球しようとした際に
ボールが大きくイレギュラー!
グラブと、わき腹の間をすり抜けて、
後逸してしまいます。
まさかのタイムリーエラーで1点を失うと、
ベニーにもレフトへタイムリー。
これで5-0、とても痛い2点を失ってしまいました。

完敗ペースとなってきた8回ウラ、
ドラゴンズがようやく反撃します。
5点差となって、気が楽になった清水直行を攻め、
先頭の福留がライト前、
アレックスもセンター前と連打で1、3塁。
続く森野の遊ゴロの間に
ようやく1点を返します。

なおも二死からマルティネスの代打・井上
巧いセンター前ヒットで再び1、3塁。
ここで荒木がストレートを右打ち!
ライト線へのタイムリーでもう1点
さらに1、3塁と攻め立てますが、
井端の当たりはライトフライ。
惜しくも二者残塁でチェンジ。
反撃はここまででした。

9回、久本フランコに一発を浴び、
最後は、清水直行に踏ん張られてしまい、
ウッズ、福留が連続空振り三振でゲームセット。
ドラゴンズ、初戦を落としてしまいました。


3週間前とは、逆の展開。
正直、やられてしまうのでは思っていました。
立浪のセンター前ヒットが出たときは、
思わずホッとしましたね。
今夜は、相手のエースの快投の前に完敗
8回に多少は反撃もしましたし、
おそやく引きずらないでしょう。
交流戦5割とするには、もう負けられなくなりました。
ナゴドに来てくださったロッテサポーター
調子付かせないためにも
明日、明後日は連勝でいってほしいです。


PS 今夜のコメントから。
●ルイス・マルティネス
「自分としては、まあまあいいピッチングだった。
ただ、大事な所で甘い球がいったり、
少し踏ん張りが足りなかった。
次につながるピッチングはできたと思う。
(バント処理だけでなく)
まだまだ課題はいっぱいあるよ。」

●立浪和義
「(7回、清水の夢を打ち砕く)
ノーヒットノーラン(や完全試合)は
されたくなかったんで気合入ってました。
この安打が8回の攻撃につながったのかな。
でも、もっと早く仕掛けないと。」

●柳沢裕一
「(7回、今江にスクイズを難なく決められ)
ウエストのサインは出したんですが、
嫌がられて押し切れなかった。」

●秦コーチ
「それ(ウエストさせる)を
押し通すのが捕手の仕事。
結果的に失点に結びついた。」

●福留孝介
「(9回今季7個目の補殺) 
前に守っていたし、あれはいくしかないでしょう。」

●落合監督
「(会見場に) 来たけど、
しゃべること何もないから帰るわ。」


PSその2 今夜の渡邉選手
あわやパーフェクトの早い展開に
出番はなく、フル欠場でしたが、
11日の中スポWeb<ドラ番記者>にコメントが!

試合前の練習で渡辺
早川外野守備・トレーニングコーチから、
内野ノックを汗びっしょりになって受けていた。
毎日試合に出場するレギュラーよりも、
ある意味で体調管理が難しいのが控え選手。
「相当に神経使います。
この時期は特にね。」
渡辺
梅雨から夏にかけては、
体を動かさなくても汗をかく。
これがくせもので、汗をかくことで
安心してしまうのだという。
試合にフル出場していない分、
ちゃんと練習で汗をかき、
キレをつくっておかないと、
いざというときに体が動かなくなる。
「だからコーチに頼んで、
時々ノックを目いっぱい打ってもらうんです。
体は思い切り疲れるけど、
これくらい動いておかないと駄目になるんです。
いつ、どれくらいのノックを受けるかは、
長年のカンだね。」
と笑う。
長くプロでメシを食うには、いろんな努力が必要なのだ。
(中スポWeb)

コンディション維持はこの時期、とても大事ですね。
昨季は、夏場から秋に爆発した渡邉選手
まずはジメジメした梅雨をしっかり乗り切ってほしいです。

2005年6月10日 (金)

野口お見事、完封で復活!

やったぜ、ノグチくん!野口、意地の完封

長かった・・・1年ぶり勝利


再登録されて2日、

いよいよ今夜が先発となりました。

その投手の名は、野口茂樹

中24日、ファンの期待を背負う登板。

対する楽天は、トップの礒部以外、

8人すべて右打者を並べました。

「投げる時には全力を尽くします」と誓った野口

復活をかけるマウンド。結果はいかに!?



◇セ・パ交流戦

楽天-中日 最終戦
(9日・フルキャストスタジアム宮城)
 D 030 120 000 = 6
 E 000 000 000 = 0
[勝] 野口(1勝1敗)
[D本] なし



野口の立ち上がりは、

緊張もあってやはり不安定

先頭の礒部を四球で出してしまいますが、

続く佐竹のとき、バスターエンドラン。

しかし佐竹が空振りしてしまい、

走っていた礒部も二塁でタッチアウト!

相手のまずい攻めに助けられ、三者凡退

注目の立ち上がりを無事に乗り越えました。

続く2回も一死からロペスにストレートの四球。

迎えるは、昨夜サヨナラ打の吉岡

0-2までボールが続きましたが、

最後は、内角高目のストレートで

5-4-3の併殺に取って、この回も0

結果オーライながら、3人で切っていきます。

先制したのは、ドラゴンズ

2回ウラ、楽天先発の金田政彦をつかまえ、

二死からアレックスがレフト線へツーベース。

抑えようと力が入る金田から、

森野、谷繁の連続四球で満塁とすると、

大西がセンター返しの2点タイムリー!

荒木も続き、92キロの外角高目の緩いカーブを

しっかりためて、ライトへタイムリー!

3点を奪って、野口を援護します。

4回には、谷繁の四球と荒木のライト前で一死1、3塁。

代わった小倉恒から井端がライトへ犠牲フライ!

5回にも、立浪、福留のヒットで一死1、3塁とすると、

続くアレックスが、初球のストレートを叩き

センター前に落とすタイムリー!

さらに森野がライトへ犠牲フライ。

これで6-0!リードをさらに広げました。

3回以降の野口は、落ち着いてきたようで

丁寧に低目を突く投球と、

内角へのスライダーを有効に使って

ランナーを出すも、要所を締めて行きます。

3人ずつで切り、5回一死までノーヒット

ロペスのレフト前へのポテンヒットで

ノーヒットノーランは途切れましたが、

続く吉岡をまたも6-4-3の併殺

8回、吉岡の右中間のツーベースと酒井のセンター前で

今夜初めて、一死1、3塁としてしまいますが、

永池恭男が5-4-3とこの日3つ目の併殺

こうなると完封に期待が集まります。

そして9回ウラもツーアウト。

最後は、佐竹をショートゴロに取って、ゲームセット!

127球、3安打5三振3四球で、約1年振りの完封勝利

見事な快投で存在を大いにアピールしました!


野口投手、完封勝利おめでとうございます!

昨シーズン後半から、ここまで来るのに、

いくつものつらい思いをしてきたことでしょう。

ようやく巡ってきた汚名返上のチャンスで

しっかり結果を出してくれました。

とにかく勝てたことが大きいですね。

序盤こそボールがばらつき、

コントロールもよくなかったですが、

尻上がりに調子を上げていき、終盤はほぼ完璧でした。

これだけ投げれば、次もチャンスがもらえるはず。

この日の投球を忘れず、今後も勝ち続けてほしいです。

楽天には、この3連戦では勝ち越すも、

通算成績では2勝4敗と負け越してしまいました。

残りは6試合、明日からは強い千葉ロッテと3連戦!

清水直行、セラフィニ、そして渡辺俊介

前回も当たった先発投手との対戦となりますが、

地元で何とか勝ち越せるよう頑張ってほしい!


PS 今夜のビクトリーラン!

☆野口茂樹

「立ち上がりから一球一球を

大事に投げることだけを考えました。

味方が早めに点を取ってくれたので

後につなげられるように飛ばしました。

点差があったので

相手バッター一人一人を抑えることに集中して

投げることができたと思います。

久しぶりの勝利なので嬉しいですね。

これからも与えられた仕事を一つ一つこなして

投げる試合は勝っていきたいですね。」

「久々の完封? 

勝つこと自体が久々ですからね。うれしいです。

最後はフォークで決めたかった。

仙台? 投げやすかったですよ。

まあ、まだスライダーも

良かったり悪かったりですけどね。次、頑張ります。」

☆谷繁元信

「(先発・野口について)

途中から腕が振れてきて

いいコースにボールが行くようになった。」

☆森繁コーチ

「(野口の)次の登板のチャンス? あるよ。」

☆大西崇之

「(2回のタイムリーについて)

打ったのは、スライダー、

きのうは向こうに先に点を取られて

苦しい展開になったので、

とにかく先制点がほしかった。

野口も2軍で頑張っていたから。

アイツにとっても、自分にとっても

良かったヒットだったと思う。

(金田が)変化球が多いのは分かっていたからね。

タイミング良く振れた。

元気出して、野球を頑張るだけですわ。」

☆荒木雅博

「(2回のタイムリーについて)

打ったのは、カーブ、たまたま反応できました。

(今季6度目の猛打賞に)

久々ですよね。

ずっとないかと思っていた。よかったです。」

☆井端弘和

「(4回の犠飛について)

打ったのは、スライダー、

追加点がほしかったので、点が取れてよかった。」

☆アレックス・オチョア

「(5回のタイムリーについて)

打ったのは、ストレート、

自分の仕事にベストを尽くすだけだ。

でも、うまくできたと思うよ。」

☆森野将彦

「(5回の犠飛について)

打ったのは、ストレート、

ちょっと詰まったけど、

ランナーを返すことができてよかったです。」

☆落合監督

「投手が0点に抑えて、野手が点を取ってくれれば、

野球は勝てるということだ。

2軍にいる投手は

(鈴木と野口の好投で)大変になるな。」


PSその2 お得情報。

水木一郎、日本一パレードで歌うぜ!

きょう発売「燃えよ!ドラゴンズ2005」


今度こそは、本当に出るそうですよ!

パの球団が入ったり、

「♪それはひとこと優勝だ」ではなく

「それはひとこと日本一」になるとのこと。

ナゴドの売店でも発売になるそうです。

早く関東でも売られてほしいですね。

詳しくはここでチェック!


PSその3 さらばフルスタ、今夜の渡邉選手

昨夜は、勝ちパターンに持ち込めず、

惜しくもフル欠場

しかし、今夜は9回ウラから一塁の守り

最後は、佐竹の遊ゴロで

井端からの送球を捕り、ゲームセット。

ウィニングボールをしっかり野口に手渡しました。

2005年6月 9日 (木)

中日連勝ストップ、楽天初の○○○○!?

動かなかった楽天にやられた

仕掛けが裏目?


今夜のドラゴンズの先発は、

中5日で川上憲伸

一方、楽天朝井秀樹

朝井には、3回戦で初先発初勝利

プレゼントをしてしまいました。

今夜もベテラン中村武志とのバッテリー。

5連勝中とはいえども、

ドラゴンズとしては、ちょっとやりにくい相手

結果はいかに!?



◇セ・パ交流戦

楽天-中日 5回戦
(8日・フルキャストスタジアム宮城)
 D 000 002 010 = 3
 E 010 000 201x = 4
[敗] 川岸(1勝1敗)
[D本] なし



先に点を失ったのは、憲伸のほうでした。

2回、山﨑にレフト前に運ばれましたが、

続くトレーシーを4-6-3の併殺。

しかしロペスに内に甘く入ったストレートを叩かれ

レフトスタンドへ飛び込む先制ホームラン

リードを奪われました。

落ち着いて自分のペースで投げつづける

朝井をようやくつかまえたのが、6回。

先頭の荒木が三塁へセフティバント!

内野安打となり出塁すると、じらした末に盗塁

井端が送って、一死3塁とチャンスを作ります。

揺さぶられ、制球が悪くなってきた朝井から、

続く立浪が四球を選んで1、3塁。

ここでウッズが三塁左を抜くタイムリーツーベース!

同点に追いつき、なおも2、3塁。

つづく福留がライトへきっちり犠牲フライ!

効率の良い攻めで2-1と逆転しました。

憲伸は、立ち上がりこそそれなりの感じでしたが、

調子的には、あまり良くない感じ。

粘りの投球で凌いできましたが、

7回に突然、連打を浴びてしまいます。

先頭の山﨑の一塁への当たりが、

バウンドが変わってラッキーな内野安打になると、

トレーシー、ロペスに連打を浴びて、

ノーアウト満塁のピンチ!

ここで関川に初球をセンター前に運ばれ、同点

さらに続く酒井にライトに犠牲フライを打たれ、逆転

4連打と犠飛でゲームをひっくり返されました。

リードした楽天は、

7回まで4安打2失点の朝井から福盛和男にスイッチ。

朝井に苦しんでいたドラゴンズ打線にとって

この交代はと出たようで、

先頭の荒木がレフト前で出塁します。

井端が送って2塁、立浪の二ゴロで3塁へ進むと、

ウッズが今夜2本目のタイムリー!

右中間を破るツーベースで再び同点とします。

しかし、福留が四球を選ぶも

アレックスが三ゴロで追加点が奪えず。

そして同点で迎えた最終回、ちょっとしたズレが?

マウンドには憲伸が一度上がりますが、

110球を越えた球数を考え、川岸にスイッチします。

しかし、その川岸が今夜は不調。

永池恭男にセンター前ヒットを打たれ、

ロペスに死球を与えてしまい、無死1、2塁のピンチ!

ここでベンチは川岸から好調の高橋聡文に。

聡文は、関川の送りバントを失敗させ、

酒井を粘られながらも、空振り三振に斬って、

何とか二死までもってきましたが、

迎えるは、中村の代打・吉岡雄二

初球の外角高めのストレートを振り抜かれ、

打球はライトオーバー!そしてゲームセット...。

ドラゴンズ、連勝は5でストップ。

楽天球団初のサヨナラ勝ちをプレゼント。

さらに対戦成績も1勝4敗となり、

球団初の対戦成績の勝ち越しまで、

サービスしてしまいました。


どちらに傾いてもおかしくないゲームでしたが、

9回に森野のサードへの当たりを

代わっていた永池が好捕しアウト。

トレーシーなら抜けていた当たりだったなど、

楽天の方にが傾いていたように思えました。

川岸聡文も連投で疲れもあるはず。

今夜は打たれてしまいましたが、仕方がないでしょう。

これで3タテは無くなってしまいましたが、

まだ3連戦のカード勝ち越しがあります。

明日は勝って、笑って仙台を後にしてください!


PS 今夜のコメントから。

●川上憲伸

「今日の投球内容?

うーん。勝てなかったですからね。

(9回は)投げたかった?

いや、別にそういうわけじゃ...。」

●森繁コーチ

「(川上は)7回に交代するかと聞いたら、

本人がもう1回行くと言った。

9回?いろいろあるんだ。」

●川岸強

「(9回から登板も1死も取れず、プロ初黒星)

(9回から)いくつもりで行けといわれていました。

無死一塁からロペスへの死球? あれが痛かった。」

●高橋聡文

「(吉岡への)あの1球だけ甘かった。

ボールから入らなければいけない場面。ぼくのミスです。」

●タイロン・ウッズ

「(6回のタイムリーについて)

チェンジアップ、

3塁ランナーを何とか返そうと思った。

自分の仕事だからね。

(8回のタイムリーについて)

ストレート、ランナーがいたので

強く振ることを心がけた。得点できてうれしいね。」

●福留孝介

「(6回の犠牲フライについて)

チェンジアップ、

楽な場面だったし、抑えられていたから、

憲伸さんも頑張っていたから何とかしたかった。」

●落合監督はノーコメント。

2005年6月 8日 (水)

初先発初勝利、鈴木義広よくやった!

やったぞ、初勝利!ルーキー鈴木、初勝利

竜今季初5連勝 楽天にお返し


4連勝中のドラゴンズ

今夜からはフルスタ宮城楽天と3連戦。

大半の予想では、今日登録された

野口が先発するのでは思いましたが、

始まってみればビックリ!またもサプライズ!

先発したのは、一緒に再昇格した

鈴木義広のほう!

練習でのランニング中に告げられたとのこと。

結果はいかに!?



◇セ・パ交流戦

楽天-中日 4回戦
(7日・フルキャストスタジアム宮城)
 D 003 000 141 = 9
 E 001 000 000 = 1
[勝] 鈴木(1勝)
[D本] なし



鈴木は、10試合目の登板で

過去9試合はすべて中継ぎ。

緊張もあると思われた立ち上がりも

しっかり三者凡退に抑え、順調の出足でした。

先制したのは、ドラゴンズ

楽天先発のホッジスをつかまえます。

先頭の森野が四球を選ぶと、

谷繁がレフト前ヒットで続き、井上の一ゴロで1、3塁。

荒木も四球を選び、満塁としたところで

井端がセンター前に2点タイムリー!

サードのロペスが送球を逸らす間に井端は2塁へ。

2、3塁となって立浪が粘った末にライトへ犠牲フライ!

3-0として、初先発の鈴木を援護します。

しかし3点をもらって気持ちが少し楽になったのか、

3回ウラ、鈴木は若干ボールが甘くなり、

酒井にライト前、藤井にセンター前と連打を浴び

1、3塁とされてしまいます。

続く大島公一、礒部を連続で浅い外野フライとしましたが、

ここで楽天は、佐竹学に代えて、代打・関川!

期待に応えた関川が一二塁間を抜くタイムリー!

1点を奪われてしまいますが、

続く鷹野を10球粘られた末、右飛にとって

最少失点に凌ぎました。

両先発が崩れたのは、この3回のみ。

特に鈴木は、変化球へ低目に集める丁寧な投球。

ひとりひとりに攻める気持ちを向かっていき、

スライダーを有効に使って、楽天打線に的を絞らせない

見事な投球で追加点を与えません。

そんな鈴木に待望の援護点が。

7回、球数が多くなり、ややボールが増えてきた

ホッジスから、谷繁は四球を選ぶと、

井上がうまい流し打ちのツーベースで一死2、3塁。

続く荒木の当たりが勝負を分けました。

高いバウンドのサードゴロ

しかしサードのロペス本塁をあきらめ、一塁へ送球。

間に合いそうな感じでしたが、これで4-1

実に大きい1点が入りました。

鈴木は、自己最長となる7回に突入。

しかし、ロペス藤井にヒットを打たれ、

二死1、2塁としたところで降板。

ただ6回2/3、106球5安打6三振1四球は上々の出来

代わった高橋聡文が代打・トレーシー

しっかり三振に斬って、勝利投手が近づきました。

8回に大量点でさらに鈴木を援護します。

ウッズ、福留の連打で一死1、2塁とすると、

小池秀郎から代わった玉木から

アレックスがレフトフェンス直撃の

2点タイムリーツーベース!

森野も続いてセンター前にタイムリーでもう1点!

愛敬尚史に代わっても、流れは変わらず、

さらに谷繁のサード後方のフライを

ロペスから譲られた酒井が落とすエラー。

井上のサードゴロも併殺に出来ず、

仕上げは荒木のセンター前タイムリー!

楽天のまずい守備のミスをついて、この回4点

9回も一場を攻めて、アレックスのタイムリーで

9-1として、勝負を決めました。

8回は久本が三人で切り、最終回は

岡本が二死から1、2塁と走者を出すも、

最後は、川口憲史を空振り三振でゲームセット!

ドラゴンズ楽天に初勝利で5連勝!

ルーキー鈴木がうれしい初先発初勝利となりました。


驚き先発の鈴木が良く投げてくれました。

序盤からおどおどせずに、攻める気持ち

テンポ良く投げていったのが、よかったです。

初対戦には変則的なフォーム

やりにくさもあったでしょうが、これだけ投げれば充分

先発が少ない現状で期待に応えたのは大きいです。

次回も頑張ってもらいましょう。

打線はだいぶ良くなってきて、

福留アレックスが上がって来たのは良いことです。

明日は、野口憲伸か?

わかりませんが、連勝3タテに向け一歩進んでほしいです!


PS 今夜のビクトリーラン!

☆鈴木義広

「(プロ初勝利について)

初先発だったので自分の仕事を

しっかり果たすことだけを考えました。

(先発を告げられたのは)ランニング中です。

(どんな気持ちでマウンドへ)

もうやるしかないと思って

中継ぎのつもりで相手バッターひとりひとりを

打ち取ることだけを考えて

ただ一生懸命に投げました。

これからも勝利を積み重ねていけるように努力して、

リズムが良くて野手の方に

しっかりと打ってもらえる

勝てるピッチャーになりたいと思います。」

☆谷繁元信

「(先発・鈴木について)安定しているね。

(変則投法を)相手が嫌なんでしょう。」

☆森繁コーチ

「(鈴木について)

味方が先制したけど、

新人なのだから、攻める気持ちを忘れずに、

どんどん向かっていってほしいね。

後のこととか考えずに、

一人一人打ち取ることだけを

考えていけばいいんだ。」

☆高橋聡文

「(2番手で好リリーフ)

(鈴木の)初勝利がかかっているし、

絶対にホームランを打たれないように気をつけました。」

☆井端弘和

「(3回のタイムリーについて)

打ったのはシュート、

チャンスだったのでセンター方向に

打つ意識で臨んだ。先制点が入って良かった。

いい球がくれば初球からいくつもりでした。

ボール球を振らなかっただけです。

楽天にリベンジ? そりゃそうですよ。

どこにでも一緒ですよ。」

☆荒木雅博

「(2打点の活躍)

4点目? 土の部分に当たって

跳ねてくれたのでツイてました。」

☆立浪和義

「(3回の犠飛について)

打ったのはチェンジアップ、

粘りながらくらいついていけたので、

次はヒットでつなぎます。」

☆アレックス・オチョア

「(8回のタイムリーについて)

打ったのはストレート、

楽天には、この前やられているからね。

前回やられた悔しさは忘れることができないよ。

追加点がほしい場面。

何とかしなければと思っていたんだ。」

☆福留孝介

「(9回の二塁打は)

カウントが2-1だったし、体が反応しただけです。

ようやくいい感じになってきましたね。

(打率を3割に乗せて)

3割といっても、変動するからね。

でも3本打てたのはいいことだね。」

☆落合監督

「ファームで一番調子が良かったのが鈴木だ。

(1軍で)投げさせるために、

下で先発の準備をさせてきたんだから。

初先発とか、鈴木が、とかではなく、

この状況(先発の頭数がいない状況)で、

こういう結果を出してくれたんだからうれしいよ。

誰が結果を出してくれてもいい。

抑えてくれればうれしいんだ。」


PSその2 肌寒いフルスタ、今夜の渡邉選手

8回ウラ、一塁の守備から登場!

猛攻のおかげで、9回、久々に打席がまわりました。

ラッパなしフルスタの「わったなべ」コールのなか、

一場の前に惜しくも空振り三振。(.273)

タイミングがずれた不自然なスイングでした。

勝利後、ベンチに戻る際のハイタッチで

初勝利の鈴木の頭をチョンチョン

2回つついたのが印象的でした。

2005年6月 7日 (火)

出でよ、先発救世主!逆襲のフルスタ。

頑張れ、ノグチくん!初戦は野口 

竜投の救世主に指名 

ファンは待っている、MVP左腕の復活を


あの屈辱のナゴヤドーム3連敗から2週間、

ドラゴンズは今夜から、フルスタ宮城で

楽天と3連戦を行います。

まさかの3連敗でボコボコにされたドラゴンズ

「楽天さん、ありがとう」という

落合監督の言葉もありました。

しかし、それ以降の後半戦は、

7勝2敗で調子が戻ってきたようです。

繋がりを取り戻しつつある打撃陣に対し、

山井の不調、ドミンゴの故障で先発投手が

ままならない現況。この危機を救ってくれるべく、

伝説のMVP左腕ルーキーが昇格しそうです。

果たして、救世主となれるのか?

気になる選手からのコメントを!


◇野口茂樹

「(第1戦の先発、汚名返上のチャンス)

いつ投げるのか分かりませんが、

投げる時には僕の全力を尽くします。

今はそれだけです。

スクランブル?

中継ぎはみんなやってることですし。

(仙台では2度登板も白星なし)

大昔のこと。球場も改修されているし印象は違う。

(山﨑の)調子がいいようですね。

でも、誰が相手でも

抑えなければいけないのは一緒ですから。

とにかく結果を残したいです。」

◇川上憲伸

「(2戦目に中5日で先発が予想)

(3年ぶりの仙台に)

まあ、球場の印象も違いますんで。」

◇鈴木義広

「(3度目の1軍登録、8日の初先発も?)

目の前のバッターを一人ひとり抑えていくだけです。

(中継ぎで3失点した)ロッテ戦のような投球を

しないようにします。

先発は自分でリズムを作っていける。

大学時代にもやっているんで。」

◇小笠原孝

「(3戦目の先発に有力視)

何も言われてませんが、

僕に先発チャンスが巡ってくることは

そうないと思うんです。

だから、もしチャンスが来たら、

それが最後だと思って投げるつもりです。」

◇岩瀬仁紀

「(フルスタでの練習に志願の参加)

少し、汗をかいておきたかったんで。

特に意味はありませんよ。」

◇森繁コーチ

「(隠密行動?の仙台での練習に)

球場が空いているということだったからね、

こっち(仙台)でやった方がいい。」

鈴木も先発が予想されているんですね。

結構、自分のペースで投げたがるような

イメージがあるので、面白いかもしれません。

ただ制球力が戻っていればの話ですが。

打つ方では、やはりこの人に期待!

.292と3割間近のこの選手のコメント!

◇福留孝介

「悪い流れじゃないと思う。

いい感じで(楽天には)入っていけるんじゃないのかな。

あのころはとにかく流れが悪かった。

(ヒットを)打っても、打ってもつながらない。

投手陣はそれに耐えきれず、失点。

思い出してみると、

負けるべくして負けていたんだよね。

いろんな意味で意識しないこと。

先取点を取らなければいけないとか、

投手陣をカバーしなきゃいけないとかを

必要以上に考えずに、まずは打つこと。

流れは来てる。必ずつながる。

今回は前のようにはいかないよ。」


対する楽天は、ホッジス、朝井秀樹、

金田政彦
の3人の先発が予想されます。

特にホッジス、朝井の2人には

前回投げきられてしまいましたから、

何とか打ち込んで欲しいです。

打者のほうでは、やっぱり山﨑武司

ナゴドの時のチャンスメーカーでしたし、

先日の神宮では、「キラー」の称号通り

めちゃくちゃ打ちまくりました。

4番にしてもらい、プレッシャーで打てなくなるというのが

いいと思いますが、いかがなものでしょう?

とにかくこの3連戦の結果次第で、

夢の交流戦5割も見えてきます。

でひとつ位流れればうれしいですが、

天気予報によるとなさそうです。

何とか頑張ってほしいですね。

2005年6月 6日 (月)

5回一挙7点、大逆転で日ハムを3タテ!

輝くスコアボードの7!爆竜7点 5回一気に6点差大逆転

ハム丸かじり3タテで4連勝


3カード連続の勝ち越しを決め、

3連勝中のドラゴンズ

3タテをすべく、2度目の中4日で

ベテラン山本昌を先発に立てました。

対する日本ハムは、何と試合前に

ヒルマン監督がたくわえていた口ひげをそり落とし、

何としても勝ちたい雰囲気。さて結果は驚き!?



◇セ・パ交流戦

中日-日本ハム 最終戦
(5日・ナゴヤドーム)
 F 303 000 000 = 6
 D 000 070 00X = 7
[勝] 川岸(1勝)

[S] 岩瀬(1勝1敗16S)

[D本] アレックス9号3ラン



山本昌江尻慎太郎の先発。

札幌でも日ハムと対戦した山本昌でしたが、

今日は立ち上がり、簡単に二死を取りながら、

木元への投球で厳しいコースへの配球を

ボールに取られ、リズムを崩します。

結局、木元に四球、セギノールにレフトに運ばれ、

二死1、2塁としてしまいます。

ここで昨日、三度のチャンスで凡退したSHINJO

SHINJOは、山本昌の108キロの

外角から中に入ったカーブを見逃さずとらえて、

センターバックスクリーンへ先制スリーラン!

「こんなオレが200号!?うっそ~ん打法!!」

命名された一発で、山本昌3点を失いました。

やはりリズムがよくないのか?

山本昌は3回にもピンチを招きます。

小笠原、木元の連打で無死1、2塁とすると、

迎えるは、この3連戦で打点がないセギノール

しかし、外角低目のボール気味のシンカーを

パワーで右中間スタンドまで持っていき、

これまたスリーラン6-0に。

山本昌は、この後も1、3塁のピンチを招くなど

自分のピッチングを出来ぬまま、

3回73球、8安打6失点で降板となりました。

4回からは、川岸が登板。

一死後、小笠原の一塁横を破るツーベースと

木元のレフトへポテンヒットで1、3塁のピンチ。

ここでともに3打点の4、5番を迎えます。

しかし、ここは川岸が踏ん張ります。

セギノールを空振り三振、

続くSHINJOも中飛に取って、0に抑えました。

ドラゴンズ打線は、江尻の前に4回までわずか2安打。

完封ペースで嫌な雰囲気になりますが、

5回、勝ちを意識し、突如乱れた江尻を攻めます。

谷繁がバットを折りながらのレフト前で出塁すると、

続く大西がストレートの四球を選び、一死1、2塁。

ここで荒木がレフト線へ落ちるタイムリー!

ようやく1点を返すと、井端も続き一二塁間!

二者が生還して、6-3!

日ハムベンチ江尻をあきらめ、吉崎勝に交代。

しかし、立浪がライト前ヒットで繋いで1、3塁。

4番のウッズを迎えます。

しかし、ウッズの当たりはショートゴロ!

併殺で万事休すと思いきや、

セカンド木元の一塁への送球が緩慢で

ウッズが一塁セーフ!井端が還って、6-4!

平凡な6-4-3が決まらない相手のミスで

チャンスがなおも広がります。

こうなると、流れはドラゴンズ

福留の初球、ウッズスチール!

勝負を避けられ、福留は四球で二死1、2塁。

迎えるは、不振にあえぐアレックス

しかしこの押せ押せムードに乗って、

2球目の外角高目のスライダーをジャストミート!

打球は右中間スタンドへ飛び込む

逆転スリーランホームラン!!

この回一挙7点!打線が繋がって、

一方的な負けムードを一気にひっくり返しました。

1点リードの6回からは、久本がマウンドへ。

いきなり森本の二塁打と小笠原の四球で

無死1、2塁のピンチを迎えます。

しかし、ここで日ハムがミスを繰り返します。

まず木元がバントで送れず結局、中飛。

さらにセギノールのセンター前ヒットでは、

アレックスの肩を考えた三塁コーチャーが

二塁走者の森本を3塁で止めてしまい、

回すと思った一塁走者の小笠原が、

2塁を飛び出してしまい、挟まれアウト。

2つのミスで助けられた久本

二死満塁となりますが、

SHINJOを中飛に切って、ピンチを凌ぎました。

7回からは、このところ不調の岡本が登板。

先頭の代打・坪井をフォークで三振に取りますが、

続く金子にストレートの四球。

實松に代打・稲葉が告げられると、

落合監督がマウンドへ、すかさず高橋聡文と交代。

なかなか期待に応えられない岡本と対照的に

聡文は後続を断って、8回も0に抑える好投。

そして最終回は、もちろん岩瀬

しかし、岩瀬も相変わらず三人で切れません。

代打・田中幸雄を四球で出してしまいますが、

続く高橋信二を空振り三振に切り、ゲームセット。

ドラゴンズ、交流戦初の3タテで4連勝!

2イニングを0で抑えた川岸

待望のプロ初勝利がつきました!


完封負けムードが一転!

一気の逆転劇、本当に興奮しました!

特にアレックスのスリーラン!

29試合ぶりの一発、

このところ不振でごぶさただった

オチョアスマイルが見られて、とてもうれしいです。

今日の公示でドミンゴが抹消になり、

また先発がいなくなるなど投手陣は、今がどん底

何とか打撃陣が助けてあげてほしいです。

火曜からは、フルスタ宮城で楽天戦

絶対に3タテでリベンジしてほしいですね。


PS 今日のビクトリーラン!

☆川岸強

「(プロ初勝利に)

ありがとうございます。

正直、今日勝てるとはおもっていなかったので、

7点とってもらったときにはどきどきしてしまいました。

今日は良い仕事ができたと思います。

(初勝利の報告は?)

やっぱり両親にしたいと思います。」

「アレックスがホームランを打つんじゃないかと

トレーナーと話をしていて本当に打ったので

だんだんドキドキしてきた。

勝ち投手になるということは意識していなかった。

チームが勝てばいいと思ったけど、

8回くらいからは勝ってくれ、という思いだった。」

☆アレックス・オチョア

「最近調子がよくなかったので、

練習をいろいろやってきました。

その結果が出せたのだと思います。

ボールをジャストミートして、

強く振ると言うことを心がけています。

(ホームランに) とてもエキサイティングしています。

今日はアメリカから一番の親友が来てくれていて、

いっしょに練習したことが

よかったのではないかと思います。

大変感謝しています。」

「(5回ホームランについて)

きょうは、毎年オフの練習に付き合ってくれる

親友(幼なじみのアーサー・バスケスさん)が来ている。

彼にこの本塁打をささげたい。

打撃の調子はよくなかったけど、

彼に会って、いいところを思い出せたのかもしれない。

最近チームが一体となってきている。

流れを切らさないよう、つなぐ気持ちで打席に入った。

ここまでもがいていた所があった。

ホームランを打つことによって

チームに貢献できてよかった。」

☆タイロン・ウッズ

「(2度の激走に)

打撃は辛抱強く我慢する時期。

一塁へはこの流れをもっと引き寄せたくて、懸命に走った。

盗塁はサイン。走るとは思わなかったけど、ハハ。

今日の逆転劇は、オレが去年見ていた

ドラゴンズの野球そのもの。最高の気分だよ。」

☆荒木雅博

「(5回の好走塁について)

久々に気持ちのいい走塁ができましたね。

あの走塁が生きたと思います。」

☆山本昌

「チームのみんなに感謝するしかないですね。

せっかく波に乗りかけてきたところで

水を差してしまうようなピッチングで、申し訳ない。

今度はしっかり調整して、みんなの信頼を

取り戻せるように頑張ります。」

(山本昌公式ホームページより)

☆落合監督

「きょうは何もないぞ。

チームはまったく(調子が)あがってません。

底だ。底で野球をしてる。4月からずっとだ。

ただ、こうやって誰かが抑え、

誰かが打ってくれれば、それでいい。

誰でもいいんだ。出てきてくれれば。

投打ともに、まだ底にいる。

じゃなかったらもっと勝ってるよ、このチームは。

もたもたしている中で、こうやって逆転したり、

星をひろっていけば、そのうち上がってくると思うよ。

7月か8月に浮上してくるんじゃないのか。

勝負は8月からだと思ってる。

(もたつきも)計算のうちだけどな。

(中継ぎは0点に抑えても)

まだダメダメ。(もっとよくなるという)

欲目があるからな。」


PSその2 今日の渡邉選手

9回、一塁の守備で登場。

セギノールの遊ゴロで井端からの送球をキャッチ!

火曜からの仙台での活躍に期待します。

2005年6月 5日 (日)

立浪猛打賞、球団最多安打新記録おめでとう!

おめでとう、立浪選手!立浪、チーム新2277安打!!

首位ツバメに4厘差 竜2位浮上


その瞬間は、あっさりと訪れました。

1回ウラ、一死ランナー1塁。

日本ハム先発の正田樹が投じた

138キロの外角高目のストレートを叩くと

打球は三遊間を抜いて、レフト前へ!

このヒットで通算2275本目

立浪和義、中日球団最多安打の新記録達成です!



◇セ・パ交流戦

中日-日本ハム 5回戦
(4日・ナゴヤドーム)
 F 000 000 000 = 0
 D 100 004 02X = 7
[勝] マルティネス(1勝)

[D本] なし



マルティネス正田の両左腕の先発。

先制は、ドラゴンズでした。

4連敗中の正田の立ち上がりを突いて、

一死後、井端がセンター前。

立浪2275本目のヒットをレフト前に運び、

さらにウッズも四球を選んで、満塁のチャンス。

福留は見逃し三振に倒れますが、

続くアレックスへの3球目にワイルドピッチ!

1点を先制しました。

中5日のマルティネスは、

初回一死後、小笠原、木元の連打で

1、2塁としますが、セギノール、SHINJOを抑えます。

2回以降は、毎回ランナーを出しますが、

SHINJOを3回、5回のピンチの場面で凡退させるなど、

この日も掴みどころのないチェンジアップ

中心とする変化球がきまり、

要所を何とか締めて、0を重ねます。

一方の正田も2回以降は、大きな曲がりの

カーブが決まりだして、調子を取り戻し、

スミ1のまま、ゲームは進みました。

大きな流れが来たのは、6回ウラ。

それも二死になってからの一球からでした。

この回は、先頭の井端が四球を選ぶと、

初球に盗塁、2球目にワイルドピッチと一気に3塁へ。

ここで立浪が一二塁間を破るタイムリー!

さらに福留の中越え二塁打で、なおも2、3塁のチャンス。

アレックスは浅い中飛でツーアウト。

1点差のまま終えたかった正田でしたが、

森野に投げ込んだ、5球目のカーブが

微妙な判定ながらボールに。

これでガックリ来た正田は、森野に四球。

満塁となって、迎えるは谷繁

ファンの拍手が大きかったかは微妙でしたが、

4球目の内角へのカットボールを引っ張ると、

打球は三塁線を破って、

走者一掃のタイムリーツーベース!

満塁男・谷繁の見事な一打で、

5-0として、ゲームの流れを一気に引き寄せました。

こうなると来日初勝利を完封で決められそうな

マルティネスでしたが、7回にアクシデント!

一死から、小笠原のセンター返しを

左ヒザの外側にまともに受けてしまいます!

痛がるマルティネスはここで降板。

平井が緊急登板ながら、この回を凌ぎました。

7回は、立浪がこの日3本目。

レフト、ライトそしてここではセンター前と

立浪らしい広角な3本で記録に花を添えます。

さらに8回に日ハム3番手の

ブラッド・リチャード・トーマスを攻め、

大西のおでこへの押し出し死球

荒木の犠牲フライで2点を奪うと、

9回は、落合英二が締めてゲームセット。

3カード連続の勝ち越し!

そしてセ・リーグ30勝一番乗りで2位に浮上しました。


立浪選手、またも大記録達成!

誠におめでとうございます!!

これでドラゴンズ一のヒットメーカーになりました。

ミスターツーベースの他に新たな称号。

これからも1本1本を

心揺さぶるヒットで積み上げてもらい、

真のミスタードラゴンズとなってほしいです。

チーム的には、相手のミスを突いて、

ビッグイニングをつくるなど

だいぶ流れが良くなりました。

ただ投手陣がちょっと心配ですね。

マルティネスは良く投げましたが、

山井が抹消され、小林正人が上がるなど

明日の先発がますますわかりませんが、

元気のない日ハムを3タテして、

さらに進んで行ってほしいです。


PS 今日のビクトリーラン!

☆立浪和義

「(新記録達成について)

ぜんぜん考えていなかった数字なので、

本当に光栄に思います。

いい感じで打席をむかえられたので良かったです。

チームも良くなってきたので、

のっていきたいと思います。

長く応援していただいて、

怪我なくなってこられたことが

本当にありがたいと思います。

これからも一本一本積み重ねて行きたいと思います。」

「このところいいところで打てていなかった。

打てば新記録は分かっていたけど、

打席では意識しなかった。

プロ野球の世界でここまでやれるとは

思わなかったけど、感謝の気持ちを忘れず、

1日1日を大事にして

これからも努力していきたいです。

とても光栄なことだし、二塁打とふたつ名前が残った。

監督が21世紀は抜けないと言った?

いや、孝介(福留)たちにどんどん抜いてもらいたいです。

でも僕ももう少しやりますけどね。

チームの成績も良くなって来たし、

これからもどんどん打ちたい。

今後の目標? 優勝して、日本一になりたい。」

☆谷繁元信

「(6回のタイムリーについて)

打ったのはストレート。来る球に集中して

ヒットを打つことだけを心がけていました。

いいところに飛んでくれました。

ヤリ1本? もちろんです。

香車ですよ、香車!

思い切って行くしかないですからね。

満塁? もう1回回ってきた時

(8回、左飛)に打たないと...。

まあ、そういつもとはいかないですけどね。」

☆ルイス・マルティネス

「自分のピッチングにすごく満足しているよ。

1勝目を挙げられてうれしいね。」

☆平井正史

「(7回、緊急登板)

準備はもちろん、してました。

ルイスがいい投球をしていたんで、

それに続きたかっただけです。」

☆大西崇之

「(8回頭部に死球をうけて)

エッ、ストレートですよ。間違いないです。

頭は大丈夫だけど、首が少し。」

☆落合監督

「(マルティネスについて)

ファームで悪かった、

キャンプで悪かった部分があるけど、

このままじゃゲームに出られないという

危機感を本人も持っていたし、

担当コーチが一生懸命できないことを

やらせたってこと。

これくらい放っていれば大丈夫。

足に当たったのはよけいだったけどな。

(2試合連続のボークには)

福岡のときと違って、あれはボーク。

本人の意識の中では止まっているんだけど。

セットには入り方が2種類あるけど、審判の見方次第。

長年(マルティネスを見て)やっている審判なら

取らないかもしれないけど。

(セットの入り方の)どっちを見るかだな。

福岡に関しては違う。あれは審判の誤審だ。

あれをちゃんと見られないようだと

もっと勉強してもらわないと。

(立浪の新記録について)

ドラゴンズの記録としては、

今世紀中には破られないんじゃないか。

トレードがある。FAがある。

アメリカ(メジャーリーグ)がある。

破るのはいないんじゃないか。

でも、もっと上がある。年齢的にも今年で36。

もっと上をめざしていけばいいと思う。

(立浪の6回の)あの1点は大きかったけど、

シゲ(谷繁)があそこで打ってくれて...。

ま、そこでも心配だから

(8回に)2点取りにいったんだけどな。」


PSその2 今日の渡邉選手

8回表、ファーストの守備から登場。

そのウラの猛攻で、

あと2人で打席が回りそうでしたが

井端で終わってしまいました。

チャンスに強い『4番・一塁』

お見せできなくてとても残念でした。

2005年6月 4日 (土)

楽勝一転ヒヤヒヤ、久本たなぼた初勝利!

打のヒーローは谷繁、もっと拍手を!お家芸!!つないだ竜

森野敬遠 谷繁意地の適時打


山井、川岸、久本、平井

高橋聡文、岡本、そして岩瀬

以上がドラゴンズの今夜投げた

7人の投手ですが、

この中で勝ち投手になったのはなんと...!?



◇セ・パ交流戦

中日-日本ハム 4回戦
(3日・ナゴヤドーム)
 F 004 000 003 = 7
 D 202 040 00X = 8
[勝] 久本(1勝)

[S] 岩瀬(1勝1敗15S)

[D本] なし



今夜から北海道日本ハムとの3連戦。

ドラゴンズの先発は、中5日で山井

ローテへの生き残りをかけた登板でしたが、

立ち上がり、坪井のツーベースと小笠原の四球で

いきなり無死1、2塁のピンチ。

谷繁が強いボールを返し、檄を入れます。

この効果か、木元邦之を2-3からレフトフライに取ると

SHINJO、小田智之を連続三振。

何とか0に抑えます。

日ハムの先発は入来祐作

その立ち上がりを攻め、井端が四球で出ると、

立浪が内角高目のボール球を強引に叩き、

ライト線に落ちるツーベース!

通算2274本目、球団最多安打記録に並びました。

一死2、3塁となって、迎えるはウッズ

初球の甘いスライダーを叩き、

レフト前へ先制タイムリーヒット!

さらに福留のセンターへの犠牲フライで2-0

山井を援護します。

2回ウラ、井端入来から

左手の甲当たりに死球を食らいます!

かなり痛がっていましたが、幸い大ケガには至らず。

2回は三者凡退に凌いだ山井でしたが、

3回につかまってしまいます!

一死後、坪井、小笠原に連打を浴び、1、2塁とさら、

木元には、2-3から真ん中高目のスライダーを

バックスクリーン右への逆転スリーラン

さらに小田にも真ん中高目のストレートを

ライトスタンドへ運ばれてしまいます。

この回、4点を失った山井

代打の関係もあって、この回で降板。

今回もピリッとしない内容。

いよいよローテが危なくなりました。

リードされたドラゴンズでしたが、すかさず反撃!

3回ウラ、先頭のウッズが初球をセンター前ヒット。

続く福留はセカンドオーバー!

右中間にボールは転がり、ライトの稲葉が追いつきます。

しかし、ともにボールを追ってきた

センターのSHINJOなぜかトス!

しかしそのボールがSHINJOの反対方向へ!

思わぬ外野の連携ミスの間にウッズがホームイン!

一死後、森野がセンター前へタイムリー!

一気に4-4と同点に追いつきました。

同点になった4回以降、中継ぎ陣が踏ん張ります!

まずは川岸が無死2塁のピンチを凌ぐと、

5回は久本負けパターン以外の場面で今季初登板。

しかし二死から、SHINJO、小田と連続四球。

さらに続く稲葉にはワイルドピッチで

2、3塁とされるも、何とか二ゴロ。

ヒヤヒヤながらも、0に凌ぎます。

そして5回、疲れの見えてきた入来

ようやくつかまえ、ビッグイニングが!

一死後、福留の三塁内野安打を皮切りに

アレックスがセンターフェンス直撃のツーベース。

さらに森野は敬遠とチャンスが広がります。

満塁の場面で迎えるは谷繁

5球目の外角低目のストレートを巧く右方向へ!

一二塁間を破る勝ち越しタイムリー

なおも流れはドラゴンズ

代打・高橋光信の初球、

キャッチャー實松が、打撃妨害で1点。

さらに荒木がショートの後方へタイムリー!

日ハムベンチは、入来から、矢野諭に交代。

しかし流れを止められず、

井端の三ゴロで、5-4-3と併殺を狙うも、

二塁からの送球が逸れ一塁セーフ

この回、合計4点を奪って、8-4!

日ハム拙守もあって、一気にリードを奪いました。

6回は平井が、7、8回は高橋聡文

ランナーを出しながらも、得点を与えず、

4点リードのまま、ゲームは最終回に。

ところが、ここから危うい展開に進みます。

マウンドには、6番手の岡本

4点リードという楽な展開での登板でしたが、

一死から、坪井にレフト前ヒットを打たれると

続く小笠原に中に入ったスライダーを叩かれ

ライトスタンドへ2ランを浴びてしまいます。

調整登板でもこの有り様。

さすがに続投はさせずに、岩瀬にスイッチします。

しかし、岩瀬もピリッとせず、

木元、代打・セギノールに連打をあび、

さらに森本にレフトへタイムリー、これで1点差

なおも1、2塁とピンチは続きます。

しかし最後は金子を一塁ファウルフライ。

辛くも逃げ切り、5回1イニングを0に抑えた?

久本今季初勝利がつきました。


楽勝ムードが一転、

あわや日ハムお得意の引き分け野球

持ち込まれそうなヒヤヒヤの勝利となりました。

北海道から当日移動とお疲れ気味の

日ハムの集中力を欠くプレーをつき、一気に勝ち越し。

攻撃陣はつながりましたが、

投手陣は、不安要素の山井岡本

ともに結果が出せなかったのが残念でした。

まずは、1つ取りました。

明日はマルティネスでしょうか?

最低でもカード勝ち越しのために

先週のような快投を期待します。


PS 今夜のビクトリーラン!

☆谷繁元信

「(最後はピンチでしたが)

とにかく勝てて良かったです。

最後に相手を1点でも少なく

抑えればいいと思っていました。

(5回のタイムリーについて)

同点で前の打者も敬遠されていたので

うちに流れが来ればいいと思って打席に立ちました。

最近は良い場面で打てていなかった事を

お客さんも知っているようで

拍手が少なかったですね(笑)。

次はもっと大きな拍手をお願いします!

交流戦の前半で借金した分を

どうにか取り返したいという気持ちで

一戦一戦を戦っていきます。」

「(適時打は)きょうは喜んで打席に入った。

最後は追い込まれていたから、自然に体が反応した。

勝つのは難しい? 1点少なく抑えれば勝ち。

全チームに勝ち越し、できれば、3連勝と監督も考えている。

負けを1つでも減らし、交流戦を終わるようにしたいね。」

☆立浪和義

「(球団安打記録タイ2274本)

これだけ長いドラゴンズの歴史の中で、

一番に並べたことは喜ばしいこと。

これからも一本一本を積み重ねていきたいですね。

チームもようやく落ち着いてきた感じがしますしね。

まあ、僕の打撃の調子がもう一つですが、

迷惑をかけないよう、

明日(4日)からきっちり打っていかないと。」

☆荒木雅博

「(5回のタイムリー)

打ったのはスライダー、

振り切った分いいところに落ちてくれました。」

☆高橋光信

「(5回、代打で出場し、打撃妨害で押し出し)

こんな経験初めて。びっくりしました。」

☆高橋聡文

「(2イニングを1安打3三振)

攻めていこうと思っていました。

それができたのがよかったです。」

☆山井大介

「(先発するも3回4失点降板) 

すいません。申し訳ないです。」

☆落合監督

「ま、こんなゲームだ。

ひと言で言えば。見ての通りのゲーム。

みんなが感じた通り書いていただければそれでいい。」


PSその2 今夜の渡邉選手

9回、ファーストの守備で登場。

ヒヤヒヤの場面でしたが、最後は金子

ファウルフライをワンハンドキャッチ!

ウィニングボールを掴みました。

そろそろ打席にも立たせてほしいですが、どうでしょう?

2005年6月 3日 (金)

僅差で逃げ切り、中5日川上憲伸6勝目!

中5日はガマンの投球。憲伸、7イニング被安打10 でも耐えた

調子出てきたドラ!!2カード連続勝ち越し


今夜のドラゴンズ先発投手は、

本当に読めませんでした。

中4日で山井か、予備軍から小笠原か、

それとも他の投手が投げるのか?

結局、わからぬまま先発をチェック。

今季初の中5日エースが出てきました!



◇セ・パ交流戦

中日-西武 最終戦
(2日・ナゴヤドーム)
 L 000 200 000 = 2
 D 021 000 00X = 3
[勝] 川上(6勝2敗)

[S] 岩瀬(1勝1敗14S)

[D本] 福留8号



中5日で先発したのは、川上憲伸

開幕からずっと中6日でローテを守ってきましたが、

先発事情が苦しいなか、ついに動きました。

それは西武に勝ち越したいという

チーム全体の気持ちの表れでもありました。

先制したのは、ドラゴンズ

2回ウラ一死、西武先発の大沼幸二から、

森野がレフト線に落ちるツーベースで出ると、

続く谷繁がスライダーを叩き、

レフトへ先制タイムリー!

さらに憲伸の二ゴロ、荒木の四球で二死1、3塁とすると、

井端がセンター前にタイムリー!

3回にも福留が2-3から、内角低目のスライダーを

完璧に叩き、センターバックスクリーンへ!

福留自身も久々の会心の当たりで、

思わず一塁を駆け抜けるとガッツポーズ!

ボールがばらつく大沼から3点を先制しました。

中5日の影響がなさそうな感じで

立ち上がりから順調だった憲伸

しかし、4回突如、連打を浴びてしまいます。

先頭の大島のレフト前から始まって、

和田にセンター前に。

フェルナンデスには、三遊間を抜けるタイムリー。

中島にも詰まりながらもセンターへ落ちる

ラッキーなタイムリーで3-2

4本の集中打でたちまち1点差に迫られてしまいます。

5回ウラ、ドラゴンズに再びチャンス!

一死後、ウッズのライトフェンス直撃のヒットと、

福留にも四球で一死1、2塁。

アレックスの三ゴロで、走者は入れ替わりますが、

ここで迎えるは、この日2安打の森野

西武ベンチも動き、左の星野智樹かと思いきや、

出てきたのは、右の正津英志

あの正津が、対中日戦初登場となりました。

森野に対しいきなり0-3とした正津

歩かせて谷繁と勝負と思いきや、

持ち直して最後は、宝刀シンカーで空振り三振!

6回も二死1、2塁とされるも立浪を投ゴロ。

見事に恩返しをされてしまいました。

1点差と迫られた憲伸でしたが、

その後は、ねばり強く投げきり。

結局今季最多の10安打を浴びながらも、

追加点を与えず、7回102球で降板となりました。

8回からは、2番手で岡本が登板。

しかしメタメタの一昨日と同様、今夜も苦しい投球

スライダーが決まらず、先頭の中村を四球で出すと、

続く和田には、初球のストレートをねらい打ちされ

ノーアウト1、2塁とピンチを背負います。

続く石井義人の一ゴロでなおも1、3塁とピンチ。

迎えるは、今夜2安打のフェルナンデス

踏ん張れるか、岡本!?

1-1からの4球目、内角高目のフォーク。

当たりは早い打球のショートゴロ。

6-4-3でダブルプレー!

ヒヤヒヤのピンチを凌いだ岡本

これで勝負は決まった感じでした。

9回は、4人を入れ替え、勝利のフォーメーション。

岩瀬は、二死から代打・カブレラにヒットを許すも、

最後は高波を遊ゴロ。二塁へ送ってゲームセット!

ドラゴンズ、2カード連続の勝ち越しとなりました。


憲伸の先発は、正直、読めませんでした。

てっきり金曜日だと思っていましたから。

今夜は、集中打など10本のヒットを打たれましたが、

西武の拙攻にも助けられ、これで6勝目

やはりエースの力を見せつけてくれました。

打線は効率よく3点を取ったところまでは

よかったですが、その後は尻すぼみ

終盤あと1点が取っていれば、

もっと楽だったと思うと残念でした。

明日からは日ハム戦。

おそらく中5日で山井が来るでしょう。

ある意味、背水の陣で頑張ってほしいです。


PS 今夜のビクトリーラン!

☆川上憲伸

「(最後の場面は)

岩瀬さんなら勝利は間違いないと思って見ていました。

今日は苦しい状況が多かったので

何とか粘り強く丁寧に投げることだけを心がけました。

これからもチーム一丸となって

勝っていきたいと思いますので

応援よろしくお願いします!」

「中5日は問題ない。

ただ、調子はよくなかったので、

どう勝ちにつなげるかだけを考えた。

2点目がショックだった。

1失点は仕方がないと思っていたんで...。

それ以降は一発浴びたら同点。

コースを低めにしようと思った。

勝たせてもらっていたんで、

その気持ちをずっと持っていた。

(投手チーフコーチの)森さんからも

『厳しい試合になるだろうが、勝っていかないといけない』と

言われたけど、勝ち越さないと意味がないですから。

交流戦の負け越しを、取り返していきますよ。

僅差のゲームをひっくり返されず、

リリーフにバトンをつなげてよかった。

勝ちパターンにするのが自分の役目なので良しとします。

苦しい状況が多かったが粘り強く投げられました。」

☆岩瀬仁紀

「勝ちパターンを崩したくなかったので

最後は必死に投げました。

交流戦の前半でやられた分は

絶対に取り返したいと思いますので

みなさんも球場の方へ足を運んで応援してください。

よろしくお願いします!」



「カブレラが残っているのはわかっていましたから。

でも、少し打球が上がったのがまずかった。

ヒットでよかったです。

苦しい試合をモノにしていけば

チームの状態はよくなると思います。」

☆井端弘和

「(8回危機に見事併殺)

当然ですが、1点もやれない場面。

だから、無難に処理するんじゃなく、

バウンドが合ってなかったけど勝負しました。

(2回のタイムリー)

追加点が欲しかったところですからね。

どんどん打っていこうと思っていました。」

☆福留孝介

「(3回のホームランについて)

打ったのはスライダー。

感触が良かった、完璧でした。」

☆森野将彦

「(今季4度目の猛打賞)

猛打賞? たまたまです。

(2回の二塁打は) 変化球が多くなるのは

わかっていたので。

もっといいところ(5回二死1、2塁で三振)で

打ちたかったです。」

☆落合監督

「川上はあと1イニング投げてくれたらベスト。

でも本人と投手コーチが話し合って、

いっぱい、いっぱいって言うんだから

代えないわけにはいかない。

新しいローテーション?

そんなことはこっちが決めることだし、

話すようなことじゃない。

(交流戦も) 4勝14敗で折り返したけど、

落ち着いてきたら、逆に(後半戦は)

14勝4敗できるだけの力はあるチームだから。

西武戦もできれば(山本昌、ドミンゴ、川上で)

3連勝したかったけど、まあ仕方ないな。

(8回表の併殺に)

二遊間の守備を見てたんだよ。あの二遊間をね。

(併殺がなければ) 何点取られてもおかしくない場面だった。

岡本も結果的に抑えてくれれば、

それが自信になるんじゃないのか。」


PSその2 今夜の渡邉選手

昨夜はフル欠場となりましたが、

今夜は9回、一塁の守備で登場。

先頭の中島の当たりは遊ゴロ。

井端からのワンバウンド送球をしっかりキャッチ!

間一髪でアウトにしました。さすが!

2005年6月 2日 (木)

変身ドミンゴ好投実らず、おかわりに敗れる。

おかわり君にやられた

竜悔しさいっぱい…3連勝ならず


ドラゴンズの先発は、中6日でドミンゴ

今回は意気込み充分のように見えます。

なんと言っても、雰囲気が違います。

コーンローのような編み込みヘアに!

驚きのヘアスタイルでの登場でした。



◇セ・パ交流戦

中日-西武 5回戦
(1日・ナゴヤドーム)
 L 100 000 020 = 3
 D 000 000 000 = 0
[敗] ドミンゴ(1勝2敗)

[D本] なし



スタメンを大きく入れ替えてきた西武

高波文一、大島裕行の1、2番に、4番が和田

そして5番に「おかわり」中村剛也

カブレラは足に違和感があるらしく、外してきました。

立ち上がりのドミンゴは、やや不安定。

落ち着かないうちに

高浜のヒットと大島の四球で1、2塁とされます。

石井義人、和田は抑えましたが、

中村に2-3から内角へのチェンジアップを

とられられ、レフト前に先制タイムリー

自分のペースに持ち込む前に

1点を奪われてしまいました。

西武の先発は、帆足和幸

前回の登板でもパームボールを駆使し、

緩急を生かした投球をされてしまいましたが、

今回もそのままの投球。

ドラゴンズ打線は、積極的に打っていきますが、

微妙に変化するボールに苦戦。

凡打を繰り返します。

一方のドミンゴは、2回以降立ち直って

ドンドン調子を上げて来ます。

チェンジアップが決まり出し、

自分のピッチングで点を与えません。

1-0のまま、投手戦となった6回、

ドラゴンズがこの日、初めてのチャンス。

二死から立浪が一二塁間を破ると、

ウッズが見事な右打ち!

ライト線へのツーベースで繋ぎます。

さらに福留がボールをよく見て、満塁に!

ここで迎えるは、アレックス

しかし、打ち上げてしまいレフトフライ。

唯一のチャンスも潰してしまいました。

6回まで114球

今季最長の7回のマウンドに上がった

ドミンゴでしたが、ボールが浮き始め、

中島、細川に連打を浴びて1、2塁となり降板。

川岸にスイッチします。

川岸は、続く帆足をスリーバント失敗にしますが、

高波にショート内野安打で満塁とされたところで

ベンチは、高橋聡文にスイッチ。

勝負をかけた西武は、代打・カブレラ

一発出ると勝負が決まってしまう場面。

しかし、ここは聡文が踏ん張ります!

注意すべき初球、真ん中低目のスライダーで空振り

2球目は、外角高目のストレートをファウル

そして投じた3球目は内角低目、142キロのストレート。

カブレラの強い当たりは三塁へ。

しかし、森野がしっかり捕って、5-4-3!

持ち前の強心臓でピンチをしのいだ聡文

いい仕事をしてくれました。

点をなかなか取れない両チーム。

しかし8回表、いとも簡単に追加点が。

マウンドには、4番手の落合英二

一死から和田に右中間を破るツーベースを打たれ、

続く中村に初球、外角低目のストレートを叩かれると、

打球は右中間スタンドへ。

思わぬおかわりは、ダメ押しの2ランホームラン

この2点で勝負は決まってしまいました。

9回は豊田に三者凡退に抑えられ、ゲームセット。

ドラゴンズ、完封負けで連勝ならず。

西武戦の通算負け越しが決まってしまいました。


ドミンゴは尻上がりによくなったのですが、

立ち上がりの1点が実に重かったです。

打てそうで打てない帆足の前に

0を重ねてしまったのも痛かったですね。

それにしても、おかわり中村

先制、ダメ押しの全3打点をひとりで荒稼ぎ

余計なことをしてくれたものです。

ところで、明日の先発がいません。

正直、誰かはわかりませんが、

2カード連続勝ち越しを決めるため

踏ん張って、ゲームを作ってほしいです。


PS 今夜のコメントから。

●ドミンゴ・グスマン

「今日は自分としては、

まあまあ良いピッチングが出来たと思う。

ただ、悔やまれるのは、最後のイニングに

球が高く浮きはじめたことだけ悔いが残るね。

ナカムラ?若いけどいいバッターだね。

手は少し痛いけど問題はなかった。勝ちたかったね。」

●高橋聡文

「(7回一死満塁でカブレラ斬り)

(マウンドで)監督から

三振を取るんだろう、と言われた。

代打でカブレラと思っていたし、

絶対に抑えようと思っていた。」

●落合英二

「(8回、中村に痛恨の被弾)

まっすぐ。

あれで完全にキレましたね。申し訳ないです。

苦手意識とかは別にないけど。

また明日がんばります。」

●立浪和義

「(通算2273安打、球団最多安打記録にあと1本)

いい投手が相手だと、チャンスは少ない。

ピンチの後にチャンス、チャンスの後に

ピンチとくるから、流れは大事なんですよね...。

球団記録は全然意識していません。

明日勝てば勝ち越しが続くんで、頑張ります。」

●落合監督

「さぁ聞こうか。

(質問に一瞬、間があり)

ないんだな。ないなら帰る。」

2005年6月 1日 (水)

中4日山本昌奮投、パ・リーグに初勝利!

マサに気迫の投球!マサ、松坂に投げ勝った
竜交流戦初の連勝

前回の楽天戦でまさかのめった打ち!
敗戦投手となった山本昌
「次にチャンスをいただけたら、
このお返しはしっかりします。」

この言葉は、ウソではありませんでした。
39歳のベテランが、中4日でマウンドに上がります!


◇セ・パ交流戦
中日-西武 4回戦
(31日・ナゴヤドーム)
 L 000 000 010 = 1
 D 000 020 00X = 2
[勝] 山本昌(4勝2敗)
[S] 岩瀬(1勝1敗13S)
[D本] なし


ナゴヤドームでの対西武3連戦。
対する西武の先発は予想通り、松坂大輔
松坂に対しシリーズも含め、
14イニング無失点中のドラゴンズ
山本昌としても、先に点を与えるわけにはいきません。

山本昌は、毎回のように先頭打者を出しますが、
後続を凌いで、0に抑えていきます。

しかし4回、大きなピンチを迎えます。
いきなり先頭の3番・石井義人にライトオーバーの三塁打。
今度こそ先制されるかと思われました。
ただ、この日の山本昌は走者を背負った場面で
実に落ち着いていました。
迎えたカブレラを初球、真ん中へのスライダーで、
さらに続く和田も内角へのスライダーで、
共にセカンドフライに切ります。
ところがフェルナンデス栗山均
連続で四球を与えてしまい、満塁にしてしまいます。
迎えるは、前の打席で二塁打を打っていた細川亨
しかし、外角高目のカーブで一塁ファウルフライ!
大ピンチを凌ぎ、ここも0に抑えました!

松坂は、2回の二死満塁もしっかり凌ぎ、
4回まで0を重ねていましたが、
5回に突然、乱れます!
ボールが先行してしまい、
先頭の森野、続く谷繁に連続四球。
ここで山本昌がバントの構え。
しかし、ストライクが入りません。
0-2としてしまった松坂は動揺?
誰も入っていないセカンドへ牽制悪送球
さらに3球目がワイルドピッチ
そのまま、ストレートの四球
3連続四球でノーアウト満塁としてしまいます。

ドラゴンズにとっては、思わぬチャンス!
迎えた荒木が、初球を見逃しませんでした。
真ん中高目のカットボールを叩くと、
打球は一二塁間を抜いて、ライト前に!
待望の先制タイムリー!
なおもノーアウト満塁!
井端が浅い右飛に倒れるも、なお一死満塁。
迎えるは、この日2三振の立浪
粘ってフルカウントまで持っていきます。

力が入ってしまったのは、松坂の方。
8球目の149キロストレートは、
高目に大きく外れてしまい、押し出しで2点目!
突如の乱調である意味、
自滅気味の松坂から2点を奪い取りました。

2点をもらった山本昌は、より慎重な投球。
5回は三者凡退、6回も和田に二塁打を打たれるも
続くフェルナンデスを空振り三振!
要所を締める投球で、
結局、7回を96球、4安打2四球で無失点
ナイスピッチングで前回の雪辱を果たしました。

8回からは、勝利の方程式。
マウンドには岡本が上がります。
しかし今夜は、メタメタの投球。
貝塚政秀を四球で出すと、続く大島裕行にセンター前。
さらに石井義人にも四球。
まさかのノーアウト満塁の大ピンチ!

ここで迎えるは、カブレラ
インボイスSEIBUドームでのサヨナラの残像からか、
ドラゴンズベンチは、平井にスイッチ。
レフトも立浪から井上に交代しました。

平井が投じた初球は、外角高目のストレート。
カブレラが弾き返します。
幸い打球は高く上がらず、レフトへの犠牲フライ。
1点は奪われましたが、ホームランじゃなくよかった。

しかし、ピンチはなおも続き、
和田にストレートの四球で再び、満塁に。
ただここからは踏ん張りました。
平井は、フェルナンデスをフォークで三振に。
左の栗山に対して、早いながらも岩瀬を投入。
栗山の代打には「おかわり 」中村剛也
しかし、格の違いを見せ、スライダーで空振り三振に!
1点のみで凌ぎきりました。

最終回は、ランナー2人を出しますが、
最後は石井義人をレフトフライでゲームセット!
8回151球を投げきった松坂との投手戦を制し、
西武についにリベンジ!
山本昌が、対パリーグ初勝利となりました。


昌さんが、中4日ながら気持ちが入った
見事なピッチングを見せてくれました。
楽天にめった打ちにあったその夜に、
中4日は決まっていたそうですね。
それにしても、仕事をしっかり果たしてくれるベテラン!
やはり頼りになりますよ
とりあえず初戦は取りました。
3タテするためには、あと2勝
明日は、ドミンゴがリベンジする番ですよ!


PS 今夜のビクトリーラン!
☆山本昌
「(終盤ピンチの場面では)
最後は勝ってくれると信じてペンチに座っていました。
前回負けているので
何とか借りを返したいと思って投げました。
西武には去年2つやられているので、
今日は一発に気をつけて先制点を取られずに
行ける所まで行こうと思っていました。
自分の責任は果たせたかなと思います。
パ・リーグ4試合目で初勝利は
ちょっと遅いかもしれませんが
これからがんばっていきたいと思います。
交流戦は負け越しているので
今日の勝利が弾みになればいいですね。」

「前回のこともあって
どうしても先に点を与えるわけには
いかないと思って投げました。
味方もいいタイミングで点をとってくれたし、
前回打たれたその夜に中4日と決めてくれた
首脳陣にも感謝したいですね。
落ち込んでいる暇がなかったですから。
それに短い登板間隔でも
これだけ投げられるというのは
また自信になりました。
チームにとっても久々の連勝だし、
これで他の投手も勝ってくれるともっとうれしいですね。」
(山本昌公式ホームページより)

☆荒木雅博
「(5回のタイムリーについて)
打ったのはスライダー、
完全にスライダーに絞ったわけでは
なかったんですが、頭の中にはありました。
山本さんが頑張ってたんで、
どうしても先に点を取りたかったんです。
ノーアウトでしたからね。
僕がどんな形でも得点しないと
後(の打者)にプレッシャーがかかる。
だから、もし守備が後ろだったら
セカンドゴロでもいいから得点を、と思ってました。
大きな1本? 何言ってるんですか。
まだまだ、まだまだですよ。
もちろん、1個1個は喜んでいきますが、
でも、これからです。」

☆落合監督
「まず負けないでよかった。
でも、苦労することが好きやね。
もうちょっと楽な展開になってもいいんだけど。
まだ乗り切れていない。
そうなれば、接戦で勝っても
(チーム状態が)元に戻ったと思えるけど、
まだそこまでいってないな。

(中4日の山本昌には)
中4日とか5日とか6日とか、まだわからん。
10日もあけることもあれば、2週間空けることもある。
中1日で投げることだってある。
みんなが考えているようなローテーションには
ならないよ。
マサはマサなりに前の楽天戦がある。
意地でも負けられない。そういうのを出してくれた。

次は山井に期待だ。ドミンゴもそう。
スタートでいく投手は、最低、自分の仕事をしないと。
今まで以上にな。そうしたら落ち着く。
それまではこんなもん。苦労して、苦労して。
勝てるかはその時の運しだいだな。」


PSその2 今夜の渡邉選手
9回、ファーストの守備で登場。
代打・中島のセカンドゴロ、
荒木が逆シングルで捕って、一塁へ。
しかしバウンドがあわずに、ボールが逸れる!
記録は内野安打でしたが、名手も捕れませんでした。

2005年5月31日 (火)

3タテの屈辱晴らせ!西武3連戦inナゴド。

ようやく交流戦初の勝ち越しを決めたドラゴンズ

今夜からはナゴヤドームで西武と3連戦。

ドラゴンズ的には、昨季の日本シリーズ以来、

西武相手にいい印象がありません。

インボイスSEIBUドームでも

まさかの3タテを食ってしまいました。

初戦の西武の先発予想は松坂大輔

ナゴドでのシリーズ第6戦、第7戦でコケにされ、

前回11日には、完封を喰らってしまった苦い相手。

そのときは出場停止だったウッズを中心に

まずは、地元パワーで松坂を攻略して、

波に乗ってもらいたいところですね。

この3連戦に臨むコメントをいくつか。

◇タイロン・ウッズ

「(あと2本で日本100号)

日本でも100本の本塁打を打てれば、

それはとても光栄なことだね。

本塁打はハッピーだけど、

それよりチームの勝利はもっとうれしい。

名古屋で勝って、波に乗りたい。」

◇立浪和義

「(球団最多安打まであと2本)

打てればいいけど。まずはチームが勝つこと。

自分の記録のことは考えてない。」

◇谷繁元信

「(完全休養日だったが、ナゴドで筋トレ)

休養? 昨日は(先発を外れて)

休んでいたんだから。少し汗をかいただけですよ。」

ところで、今朝驚いたのは、

気になっていた初戦の先発です。

トーチュウ予想では、中4日山本昌が出てくるようです!

サンスポ、なにわWebでは、中5日でドミンゴを予想。

どちらが出てくるのでしょうか?

前回10日の登板は、信じられない連続暴投

まさかの敗戦を喫した昌さん

この屈辱を晴らすためにも奮投して、

待望の対パ・リーグ初勝利を上げてもらいたいですね。

◇山本昌

「体調? 問題ないです。

でも、詳しいことは話すわけにはいきませんから...。

まあ、過ぎたことはいいじゃないですか。

いずれにしても、西武戦では投げますよ。

ボクがあんなこと(2球連続暴投)しなかったら、

初戦は取れていただろうし、3連敗することもなかった。

そういう意味でも次は頑張らないとね。」



◇ドミンゴ・グスマン

「(シリーズの雪辱に燃える)

右手、ダイジョウブ。

リベンジしたい気持ちはあるよ。

日本シリーズは負けたから、

みんなよく覚えているからね。」

ドミンゴもあのシリーズ第7戦の

ボークから敗戦した悔しさがあるはずですからね。

今回は力まず投げてもらいたいです。

第3戦は、予備軍から誰かが上がって来そう。

困ったときの小笠原をトーチュウは予想。

そのまえの2戦で勝ち越して楽に投げさせてあげたいところ。

岡本カブレラにリベンジすることを期待しています。

あと西武に対するラッキーボーイ!

井上一樹の起用をお忘れなく!

とにかく今夜からの3連戦、嫌な和田をはじめ

おかわり中村栗山など若手も蹴散らし、

あしらわれた帆足大沼にしっかりお返し、

最低勝ち越し、最高3タテを狙ってもらいたいです。


PS 今朝のスポーツ紙は、ほとんどが

前日、亡くなられた貴ノ花(二子山親方)の記事が1面でした。

それに対して、われらがトーチュウ

なんとダニカ

音速美女・ダニカ・パトリック

インディ500マイルの女性レーサーだそうです。

誰だよ、それ?

ある意味アナーキーすぎて苦笑いしてしまいました。

2005年5月30日 (月)

マル快投、大西激打、交流戦初の勝ち越し!

ガッツマン大西、やった!決めたぞ!!V呼ぶ男、大西

7カード目、ドラ交流戦勝ち越し


昨日、大敗を喫したドラゴンズ

今日の先発は、満を持して?

ルイス・マルティネス

来日初登板となったマルちゃん

ソフトバンク重量打線との対決は!?



◇セ・パ交流戦

ソフトバンク-中日 最終戦
(29日・福岡Yahoo!JAPANドーム)

 D 100 001 100 1 = 4
 H 300 000 000 0 = 3
[勝] 岡本(5勝3敗1S)

[S] 岩瀬(1勝1敗12S)
[D本] なし



ソフトバンクは、16年目の田之上慶三郎が、

約1年8ヶ月振りの先発登板。

不安定な立ち上がりをドラゴンズ打線が攻めます。

荒木がライト前、井端がショート内野安打で1、2塁。

立浪の一ゴロで2、3塁に進むと、

ウッズが追い込まれながらも甘いカーブをレフト前に!

ホームラン以外の久々のタイムリーで先制しました。

なおも1死1、3塁のチャンス。

しかし、福留が見逃し三振、アレックスが中飛。

1点のみながらもリードを奪います。

注目のマルティネス(以下マル)の立ち上がり、

先頭の大村にセンター前、

続く川﨑は二封で一死1塁とされると、

バティスタへの2球目、

ボークを取られてしまいます。

セットでしっかり止まっていなかったのか?

落合監督も出てきて激しく抗議します。

しかし判定は変わらず、一死2塁。

ただでさえ立ち上がりで硬いマルバティスタに四球。

そして迎えるは、4番・松中

初球ボールのあと、ストライクを取りに行った

内角高目のストレートを巧くとらえられ、

ライトスタンドへ飛び込む逆転3ランホームラン

マルの前途は不安なものでした。

不安な立ち上がりでしたが、

その後は両投手もちなおして、スコアボードに0が並びます。

特にマル。ストレートは142キロくらいがMAXでしたが、

落差があり、適度に荒れる投球が

ソフトバンク打線を苦しめます。

何と言っても、テンポがいい。

自分のリズムですぐに投げるので、打ちにくい様子。

2回以降は、ヒットも打たせず、四球も与えない投球で

味方の反撃を待ち続けます。

ようやくゲームが動いたのが、6回。

好投を続けていた田之上から

立浪の四球、ウッズのセンター前、

そして福留が四球でノーアウト満塁のチャンスを迎えます!

ここでソフトバンクは、田之上から佐藤誠へスイッチ。

アレックスを一飛に取ると、左のフェリシアーノにスイッチ。

ドラゴンズベンチも動いて、

森野に代打・高橋光信

互いのベンチワークの駆け引きとなりました。

光信は、0-2から引っかけショートゴロ。

しかし、バウンドが高く併殺が取れず、

その間にホームインで1点差

さらに2、3塁で、井上の代打に大西

一気に決めるかと思いましたが、

スクリューに空振り三振。惜しくも1点止まり。

1点差となった7回、ドラゴンズがさらに反撃。

二死1、3塁で迎えるは、ウッズ

ソフトバンクは吉武にスイッチ。

しかし、甘く入ったチェンジアップを

センター前へ弾き返し、同点タイムリー!

好投のマルを援護します。

なおも福留が四球で二死満塁。

迎えるはアレックス。しかしセンターフライ。

あと1点が奪えませんでしたが、何とか同点になりました。

同点になってもマルの快投は続き、

7回も松中、城島、ズレータを三者凡退。

さらにボールもキレが増し、8回も三者凡退。

攻略の糸口さえつかませません。

しかし9回ウラ、ついにつかまります。

大村のチョコンとした当たりがセンター前に落ち、

久しぶりにランナーを出すと、続く川﨑の送りバントが、

マルウッズのちょうど真ん中くらいに転がり、一塁セーフ。

ノーアウト1、2塁とばたついてしまいます。

ここでベンチは、マルを下げて、岡本にスイッチ。

マルは、8回0/3、112球で5安打1四球3失点。

予想外の快投で頑張りました。

一打サヨナラの場面で

クリーンアップとの対決となった岡本

しかし、今日は気持ちが入っていました。

バティスタを遊飛に取ると、松中も二ゴロ。

そして城島もライトフライにとって、

ピンチを凌ぎ、ゲームは延長戦に突入します。

10回表、ドラゴンズに追い風が。

マウンドには8回途中から登板の竹岡

一死からアレックスの当たりは二ゴロ。

しかし必死で一塁を駆け抜け、内野安打に!

さらに続く渡邉はバントを失敗、打球はキャッチャー前に。

しかし城島が2塁へ悪送球!

思わぬエラーでノーアウト1、2塁のチャンス

ここで迎えるは、ガッツマン・大西

粘った末に7球目のスライダーをセンター前に!

待望の勝ち越しタイムリー!

大西も一塁上で、拳を上げました。

そして10回ウラ、もちろん岩瀬が登板。

しかし、ズレータに死球、カブレラにレフト前で

ノーアウト1、2塁としてしまいます。

しかし、続く代打・鳥越の送りバントを

岩瀬が躊躇なく三塁へ投球、

フォースアウトにすると、続く荒金を空振り三振。

最後も大村をショートゴロ。

井端が二塁ベースを踏む際、

若干慌ててボールをぽろり!

一塁走者の鳥越が滑り込む寸前に

素手で拾い直し、事なきを得てゲームセット。

あまりの慌てぶりにナインが大爆笑の結末。

ドラゴンズ交流戦初の勝ち越し

ソフトバンク戦を3勝3敗で締めました。


今日は、何といってもマルティネスでしょう。

198センチはやはり大きい、特に白の部分が長く感じました。

何とか勝たせてあげたかったですね。

立ち上がりいきなり3点取られたときは、

先が思いやられると思いましたが、

3回以降は、しっかり自分の投球

相手にデータがないのと、セットでの投球が少ないとはいえ、

あれだけ投げてくれれば、立派でした。

来週もチャンスがもらえるでしょうから、

この投球を今後も続けてほしいです。

大西も4回戦同様、いいところで打ってくれました。

2つの勝利を導いてくれた打撃、素晴らしかったです。

これで勝ち越して、ナゴヤへ帰れます。

火曜日からは、西武との3連戦。

3タテされていますから、何とか3タテしかえして下さい!


PS 今夜のビクトリーラン!

☆大西崇之

「(決勝タイムリーについて)

代打に起用されたときは

情けない三振をしてしまったので

何とかしたいという気持ちでした。

ランナーがスタートする場面だったので

三振だけは絶対にしないように

センターから反対方向へ打つことを心がけました。

今シーズンは一軍に上がるのがだいぶ遅かったので

これからチームも僕も反撃したいですね。

(お子さんも生まれて)

ちょっとはカッコいいパパを

見せることができたかなと思います。

これからも元気を出してがんばります。」

「カウント2-3やから、

とにかく三振だけはしないように、

僕のいつものセンター中心の打撃をしようと。

(体が)泳いでしまったけど、打てて良かったですよ。

一番、打ちやすいボールがきてくれた。

吉武だったら僕も代えられていたかもしれませんね。

だから僕は与えられた一打席一打席を

しっかりやるだけなんです。

チームが明るくやろうとしている中で

僕もいい仕事ができている。

チームも自分も、どんどん乗っていきたいですね。」

☆ルイス・マルティネス

「初登板だったし、

初回は集中力が足りなかったかもしれない。

2回以降はいいピッチングができたと思う。

この調子を持続して、先発のチャンスを生かしたい。」

☆岡本真也

「(9回、好リリーフ)

クリーンアップだったから開き直って、

失投だけは避けようと思った。

(自分の)勝ち星はたまたま。

初めて勝ち越したんで、名古屋に帰っても

勝ち越していけるようにしたいですね。」

☆岩瀬仁紀

「(10回、ピンチを切り抜け12セーブ目)

あそこは三塁に投げることしか考えていませんでした。

ギリギリだったけど、迷わず投げました。

調子は普通だったけど、最初の打者に

死球を出したのが悪かった。

とにかく、チームの勝利に貢献できてよかったです。」

☆タイロン・ウッズ

「(1回のタイムリー)

カーブ、いいところに飛んでくれて、先制点がとれてよかったよ。

(7回のタイムリー)

チェンジアップだと思う。

チャンスだったから何としてもランナーを返したかった。

同点に追いつくことができてよかったよ。

(3安打2打点の猛打賞に)

この前3安打した(25日楽天戦)翌日、

打てなかったんだ。

だから、大はしゃぎはしない。」

☆井端弘和

「(最後の冷や汗プレーに)

(落球に)焦りはしなかったけど、

必要以上に前(ベース)に突っ込みすぎた。」

☆落合監督

「収穫がいっぱいあった。

マルティネスもそうだけど、チーム全体に収穫があった。

改善するところは改善し、いい所は続けていけばいい。

(一回の場面)審判がボークを取ったのならしょうがない。」


PS 災い転じて福? 今夜の渡邉選手

6回表、勝負をかけて、森野に代打。

今夜は6回ウラ、サードの守備からの登場でした。

久々のサード、バティスタの三ゴロは、

若干一塁への送球が高かったです。

10回ウラからは、定番の一塁に。

打つ方は、8回の第1打席は、渋いセンター前ヒット

10回の第2打席は送りバント失敗

しかし城島が二塁へ悪送球、

結果的にはチャンスが広がりました。

2打数1安打で.279。ナゴドへ戻って、バントの練習ですね。

2005年5月29日 (日)

山井またも崩落、つかめない勝ち星。

打たれても打たれても山井続投

泣けてきた・・・7イニング16被安打9失点


前夜の良い流れを継続したいドラゴンズ

しかしソフトバンク先発の和田毅の投球の前に

チャンスさえも作れず、手も足も出ない大敗

今夜も連勝が出来ませんでした。



◇セ・パ交流戦

ソフトバンク-中日 5回戦
(28日・福岡Yahoo!JAPANドーム)

 D 000 000 101 = 2
 H 012 105 03X = 12
[敗] 山井(1勝3敗)

[D本] ウッズ13号



前回の対戦では、福留に打たれた三塁打が

ホームランになったりする判定などもあり、

結局、勝ち負けが付かなかった和田

しかし、今夜は立ち上がりから安定した投球。

緩急を使い分け、手元でのびるボールで

ドラゴンズ打線に、ほとんどスイングをさせない

ナイスピッチングを見せます。

初回、2回は、三者凡退。

3回、先頭の森野にレフトフェンス一番上に当たる

ツーベースで出塁を許すも、後続を凌ぎ0。

不用意な四球も与えず、序盤をしっかり抑えました。

一方、ドラゴンズの先発は、山井大介

初回は三人で抑えましたが、

2回以降は、常に先頭打者を出してしまい、

自分の投球が出来ずに、失点を重ねてしまいます。

2回には、カブレラのタイムリーで先制されると、

3回もバティスタのセンター前タイムリーと

城島のライトへのタイムリーで2失点。

そして4回はズレータのヒットと森野の悪送球で1、3塁とすると、

宮地が前進守備の二塁の横をぬくタイムリーで4-0

味方打線が、和田の投球に翻弄され、

ガマンの投球をしなくてはいけないはずの山井

しかし、ストライクとボールがハッキリしていて

甘く入った所を打たれてしまいました。

その極めつけが6回、連打を浴びてしまいます。

一死からズレータに落ちないフォークを

レフトスタンドに運ばれ、1点を失うと、

続くカブレラには、センター前ヒット。

ここで落合監督がマウンドへ。

交代かと思いきや、

「これからおまえがどう投げるか、

真価を問われているんだぞ」


長いアドバイスのあと続投

ところが、その効果もほとんどなく、

続く宮地にはど真ん中を叩かれると

センターオーバーのタイムリーツーベースとなって6-0

さらに柴原には三塁内野安打で1、3塁。

そして大村にはライトオーバーのツーベース。

一気呵成の5連打7-0

しかしまだ終わらない。

川﨑のセンターへの犠牲フライと

バティスタのレフトフェンス直撃のツーベース。

これでスコアは9-0に。

今夜の和田の調子を考えると勝負あり。

中継ぎを無駄遣いする訳にもいかないので、

それ以降も山井は続投。

結局7回、119球を投げ、16安打9失点(自責8)。

相変わらず要所で踏ん張れず、

今週も勝ち星をあげることが出来ませんでした。

8回、2番手で登板した久本も連鎖反応。

唯一ヒットのなかった川﨑にも

2点タイムリースリーベースを浴び、

さらに松中の犠牲フライでこの回3点を加え、12-1

完全な大敗ペースとなりました。

後半も和田の投球は、安定のひとこと。

つけいるスキを与えません。

ドラゴンズ打線は、かろうじて完封こそ免れましたが、

7回にウッズのライトへのホームランと

9回の福留の左中間オーバーのツーベースの2点のみ。

最後もアレックスが空振り三振でゲームセット。

打線の爆発と左腕エースの好投。

ソフトバンクにきっちり前夜のお返しをされてしまいました。


山井が今回も踏ん張れませんでした。

回の先頭打者を出してしまい、

自分のリズムで投げられなくなる悪いパターン。

先発ローテに入りつつ、4月5月でわずか1勝のみ。

期待が大きいだけにふがいなさが目立ってきます。

悔しさをバネにしてほしいのですが、

次回はあるのでしょうか?

打線のほうは、完敗です。

ハッキリ言って、和田が良すぎました。

明日は気持ちを切り換えてやるしかないでしょう。

ソフトバンクとの交流戦は明日が最後。

何とか明日は勝って、対戦成績を五分にしてほしいです。

先発は誰かわかりませんが、奮投を期待します。


PS 今夜のコメントから。

●山井大介

「ちょっと…。今日は(コメントは)すいません…。」

●森繁コーチ

「(山井の続投について)

7回を0で抑えて交代させたかった?6回もそうだったよ。 」

●立浪和義

「(球団最多安打記録まであと3本)

そうなんですか。ボクの記録の方はええから。

(和田について)

自分は打ちづらくはなかったが、

一打席目のレフトフライが抜けていれば

変わっていたと思う。

和田個人にやり返すことは出来ないけれど、

なんとか明日は勝って帰りたい。」

●タイロン・ウッズ

「(7回のホームラン)

こういう状況だけど、自分のベストを尽くすだけだ。」

●福留孝介

「(9回にタイムリーも)

相手も打たれないように、と投げてるんだもの。

そう簡単には打てないよ。

でも、それでも何とかして打とうとするのが僕らの役目だから

また出直し? いや、明日からも毎日、

1つ1つ自分たちの役割を果たしていくしかないよ。」

●鎌田圭司

「(代走で初出場初盗塁)

初出場だから、

とにかくできることだけはやりたかった。

今度はもっと緊迫感のある場面で

使ってもらえるようにがんばりたいです。」

●高代コーチ

「先に点を取られてしまったのが、

こういう展開になったというのはあるね。

和田か…。今日はそんなに良くなかったけどな。

みんなタイミングが取りづらそうだった。差し込まれてたな。」

●落合監督

「(山井について)本人に聞いてくれ。

ああいう展開で、中継ぎをどう使うんだ。

悔しい思いをすればいい。

それを次にどう生かすか、

そのためにあいつに一試合やったようなもの。」

2005年5月28日 (土)

ウッズ逆転3ラン、中日執念の連敗脱出!

今夜の主役3人!大西点火!ウッズ連敗脱出弾

竜逆転ショー 8回2死からイッキ5点


セ・パ交流戦も今夜から後半戦

楽天に3タテをくらい、今季初の5連敗

もはや落ちるところまで落ちたドラゴンズ

エースの川上憲伸を先発にたて必勝態勢!

絶対負けられないゲームの結果は?



◇セ・パ交流戦

ソフトバンク-中日 4回戦
(27日・福岡Yahoo!JAPANドーム)

 D 020 010 050 = 8
 H 000 014 000 = 5
[勝] 川上(5勝2敗)

[S] 岩瀬(1勝1敗11S)
[D本] ウッズ12号3ラン



先制したのは、ドラゴンズ

2回、ソフトバンク先発の新垣渚から、

ウッズの四球と森野の二塁内野安打で二死1、2塁。

ここで谷繁が甘いストレートを完璧に叩いて、

レフトオーバーのタイムリーツーベース!

2点を奪って、エースを援護します。

4回の二死満塁のチャンスは

荒木が遊ゴロで得点できなかったものの、

続く5回にアレックスのタイムリーで3-0

今夜はドラゴンズペースで進んでいきます。

憲伸は、「約完全試合」だった前回登板の時と同様、

立ち上がりから抜群の出来。

3点あれば、このまま勝利は固そうな感じでした。

しかし、5回に松中に左中間へのホームランを浴び、

1点奪われてから、流れが微妙に変わります。

そして6回ウラ、一瞬の落とし穴が!

先頭の宮地克彦がレフトへのツーベースで出ると、

続く柴原洋がライト線へのツーベース。

積極的な打撃で1点差に迫られると、

大村には一塁方向のセフティバントで

揺さぶりをかけられ、ノーアウト1、3塁。

森繁コーチも出てきて、間をおきますが、

動揺した憲伸は、続く川﨑宗則の右ヒジに死球!

満塁にしてしまいます。

この時点で流れは、ソフトバンク

バティスタの当たりは、つまりながらも

ショート後方に落ちるタイムリー

二者生還して、4-3と勝ち越されてしまいます。

そして松中にはあわやホームランの

センターフェンス直撃のタイムリーツーベース。

気落ちした憲伸城島にも死球。

5本のヒットと2個の死球で、一気に4点を奪われ、

なおノーアウト満塁と大ピンチ!

突然の乱調に我を失った憲伸でしたが、

ようやく気を取り直したもよう。

ズレータを0-2から5-2-3の併殺に取ると、

続くカブレラも三ゴロ。

なんとか5点までで食い止めました。

勝ちパターンを一気にひっくり返され、

またも重苦しいムードが漂うドラゴンズ

7回の攻撃も淡泊に終わり、

8回も新垣から代わった神内靖の前に

二死を簡単に取られてしまいます。

しかし、ここから流れが大きく変わりました。

口火となったのは、井上の代打・大西崇之

ようやく昨日、1軍に上がってきた

大西の当たりはレフトオーバーのツーベース

後悔したくないという気迫の一打で、

負けるわけにはいかないドラゴンズ打線

一気に火がつきます!

ここまでヒットのなかった荒木が高目を叩くと、

レフトオーバーのタイムリーツーベース!

1点差に迫り、徐々にドラゴンズの流れに。

代わった吉武真太郎から、井端が埋まりながらも

二塁内野安打にして、2アウト1、3塁。

ここでソフトバンクは抑えの三瀬幸司を投入。

しかし本来の投球をさせずに、

立浪が一二塁間を抜く同点タイムリー!

そして迎えるは4番・ウッズ

良い流れを途切れさせないようにと

打席に入っていたウッズが、1-1からの3球目。

甘く入ったスライダーを弾き返すと、

レフトスタンドに飛び込む3ランホームラン!

これまでチャンスで力が出せていなかった、

ウッズの執念の一振りで8-5と逆転!!

重いムードを一気に吹き飛ばす一発となりました。

3点もらった憲伸は8回もマウンドへ。

ヒットを1本打たれますが、

松中、城島をしっかり抑えるとガッツポーズ

ここで勝負は決まったようです。

最終回は、もちろん岩瀬

久々の勝ちパターンで若干ピンチを背負うも、

最後は、大村を空振り三振に斬ってゲームセット!

執念で競り勝ったドラゴンズ

連敗を5で止め、後半戦を1週間振りの勝利で

スタートさせました!


一瞬の落とし穴憲伸がはまって、

一気に逆転されたときには、

今夜も終わったと思ってしまいましたね。

ただ無死満塁をから併殺に取って4点に止めて、

これ以上、点差が開かなかったのが大きかったです。

8回、二死からの怒濤の6連打で、5点を奪い逆転!

チームが一丸となってみんなで手にした勝利は、

4番のウッズの一発で決まりましたが、

自分的には、大西ツーベースが大きかったと思います。

決して諦めない姿勢

ベテランが示した価値あるヒットでした。

これで吹っ切れたでしょう。

この勝利をしっかり生かし、

明日の先発の山井にはしっかり踏ん張ってもらい、

久々の連勝を狙いましょう!


PS 今夜のビクトリーラン!

☆タイロン・ウッズ

「このところ負けが続いていましたが

毎日毎日一生懸命にプレーすれば

今日のような試合ができると思います。

そしてこれからも勝ち続けていくことが大切です。

8回の場面はよく打線がつながりました。

交流戦では厳しい試合が続きますが

何とか勝って勢いをつけたいと思います。」

「(8回の勝ち越し3ランについて)

打ったのはスライダー。

いい攻撃を途切れさせないようにしたかった。

いいホームランが打てて良かったよ。」

☆大西崇之

「(代打で反撃の口火となるツーベース)

打ったのはストレート。

最初が肝心なので、

後悔するバッティングはしたくなかった。

逆転のきっかけになって良かった。」

☆川上憲伸

「(6回の突然の4失点について)

自分でも何が起こったか全然分からなかった。

4点取られて、ようやくゲームの流れが分かった。

最初は相手打線に恐怖を感じていた。

でも、5点取られた時、

逆に『これ以上点を取られなければ大丈夫』と思った。

あとは抑えられる、と感じたんです。

(8回の)あの場面、5点取られて、

でも逆転してもらって…。

絶対に点は許されないと思って投げました。

気合、入りました。

悔いの残らないようにと思ったら、やっぱり直球。

今日は試合前のミーティングも

監督が変わってから一番、悪い緊張感があったんです。

絶対に負けられない試合だと感じていました。

今日はチームメイトみんなに感謝です。

勝てて良かった。ホントにそう思います。」

☆荒木雅博

「(8回のタイムリー)

打ったのはストレート。

とにかく後ろにつなぐ意識で臨みました。」

☆立浪和義

「(8回のタイムリー)

打ったのは、シュートだと思う。

打てるボールだけ思いきっていこうと思っていました。」

☆谷繁元信

「(2回のタイムリーについて)

打ったのはストレート。

まずは先制点がとれてよかった。」

☆岩瀬仁紀

「(2安打されながらも11セーブ目)

きょうは負けられない試合。

準備はしていました。

少し力が入ってしまいましたけど。

うれしいね。やっと、

これで流れが変わるんじゃないの。」

☆落合監督

「連敗脱出とか、折り返しを白星とか、

そういうんじゃないんだ。きょうの試合は。

みんなが負けたくないという気持ちを出してくれた。

それが大事なんだ。

たとえ、きょうの試合で負けたっていいんだ。

そういう気持ちを出してくれたことが大事なんだ。

もちろん勝つことにこしたことはないんだけどな。

みんながみんなのことを補って、戦う。

うちはそういう野球をやってきた。

誰がヒーローとかではない。

みんなで戦って勝ったってことだ。」


PSその2、今夜の渡邉選手

久々の勝ちパターン!

ウッズは当然お役御免で、出番が来ました。

8回ウラから一塁の守備で登場。

いきなり川﨑の当たりが強襲

しかしここは落ち着いて処理して、一ゴロに。

抜けていたら、流れが悪くなっていただけに、

しっかり役目を果たしてくれました。

2005年5月27日 (金)

ボロボロドラゴンズ、コテンパンの大敗。

昌さんでも勝てない。マサでもだめだった 

こんなに弱いなんて

防御率1.89の投手が思わぬ9失点


今、12球団で一番弱いドラゴンズ

落ちるとこまで落ちればいいとはいえども、

さすがに負けられない楽天との3戦目。

先発には、火曜日に背中の痛み?で

謎の先発回避をした山本昌を立てました。

これまで連敗を何度も止めてきた昌さん

その投球やいかに!?



◇セ・パ交流戦

中日-楽天 3回戦
(26日・ナゴヤドーム)
 E 020 019 210 = 15
 D 002 001 000 = 3
[敗] 山本昌(3勝2敗)
[D本] 谷繁5号2ラン



初回こそ3人で抑えた山本昌

しかし、本調子とはいえない出来。

表情は実に険しく感じました。

2回、先頭のトレーシーをセンター前で出すと、

続く鷹野にも四球。

酒井が送って、一死2、3塁とされると、

続く飯田には、ひっかけさせながらも、

前進守備の三遊間を抜かれるタイムリー

さらに中村武志の二ゴロの間に1点追加。

あっというまに2点を先制されてしまいました。

3回ウラ、谷繁の完璧な2ランで

ドラゴンズは同点に追いつきますが、

やはり山本昌の出来がよくありません。

ホームランを打たれようが、向かっていく投球を続ける、

楽天先発の朝井秀樹と比べ、

元気のなさが気になります。

5回、中村に左中間タイムリーツーベースを打たれ、

再びリードを奪われてしまいます。

そして6回、信じられない光景が。

先頭の山﨑へのレフト前ヒットを皮切りに、

続くトレーシーにライト前に運ばれ、

さらに鷹野に再び四球を与え、無死満塁のピンチ。

もはやアップアップ状態の山本昌

落合監督も出てきて、ここで交代。

...と思いきや、長いマウンドでの会話の後、

なんと続投

2日前の自分の先発回避による影響でもあって

このところ中継ぎを中心に投手陣を酷使状態

この回だけは投げきろうという結論のよう。

しかし、今夜の山本昌は耐えきれませんでした。

続く酒井が真ん中低目のシンカーを

左中間を破る2点タイムリーツーベース

このダメージが大きかった。

それからは歯止めがきかず、

続く飯田にカーブが甘く入って、センター前。

中村の当たりもセンター前に落ちて、これで7-2!

さすがに監督も出てきてここで交代

しかし、96球、9安打7失点は今季最低の結果。

体調不十分とはいえ、納得いかない投球となりました。

こうなってしまうと、流れは自然に楽天へ。

一発ではない、細かい連打での得点で

勢いをつけてしまったようです。

2番手の石井をめった打ち!

一死2、3塁から、礒部が初球を見逃さず、

レフトオーバーの2点タイムリーツーベース。

高須もセンター前で続いて、この回打者一巡

さらに吉岡もライト前に落とし、これで10点目

トレーシーが一二塁間を破って、再び満塁とすると、

鷹野の二ゴロの間に、1点追加。

そして仕上げは、酒井。お得意の右打ち!

この回ヒット10本で9点。合計で12-2!

ゲームが完全に決まってしまいました。

6回にアレックスのタイムリーで1点返すも、

7回以降も楽天に小刻みに追加点を奪われます。

打線は、初先発の朝井の前にわずか4安打

チェンジアップを中心とする中村のリードに

今夜も翻弄され、6回まで投げられてしまい、

7回からは、中継ぎ降格のルーキー・一場靖弘

悪いながらも0に抑えられてしまう始末。

あの楽天球団初の3連勝を許し、

チームは2年ぶりの5連敗

まさにどん底状態のドラゴンズ

4勝14敗で交流戦の前半戦を終えました。


連敗ストッパー昌さんでも止められない。

この流れでは勝てないだろうは感じていましたが、

ここまでコテンパンにやられるとは....。

大敗の方が引きずらないものですが、

見ていたファンにとっては

悲しいシーンが続いてしまいました。

ベンチの考えかはわかりませんが、

昌さんを強行したのが裏目に出てしまいました。

さらに石井も踏んだり蹴ったり。

また降格かもしれませんね。

いくら12球団一弱いとはいえ、打たれすぎました。

明日からは、福岡ソフトバンク戦。

憲伸でやられたら、またしばらくダメかも?

ただ奮起して頑張れば、道は開けるもの。

交流戦もふた廻り目になります。

連敗を止め、一週間振りの勝利を味わせて下さい。


PS 今夜のコメントから。

●山本昌

「ああいう結果になってしまって、

本当に申し訳ない…。

背中の痛み? まあ、それは…。次に頑張ります。」

「申し訳ないとしか言いようがありません。

突然の登板回避でみなさんに

ご心配をおかけした上にこんな出来では。

体調的には全く問題なかったのですが。

次にチャンスをいただけたら、

このお返しはしっかりします。」


(山本昌公式ホームページより)

●谷繁元信

「(3回のホームラン)

チェンジアップ。打った瞬間いったと思った。

完璧なバッティングが出来てよかったです。」

●アレックス・オチョア

「(6回のタイムリー)

どんな状況でも自分のベストを尽くすだけだよ。」

●大西崇之

「(ようやく1軍登録)

とにかく明るくいこう、と思っとるんです。

ワシまで暗くなっとったらあかんですからね。

今は打撃の調子もいいですから。

ちょうどいい時期に呼んでもらえたと思ってますよ。」

●石井裕也

「(散々、9安打5失点)

ボールが高かった。

打たれたのは自分の責任です。

(降格後は先発の調整)

ボクが先発でやりたいと森コーチに言いました。

これからまた練習したい。」

●落合監督

「(楽天に3連敗)

この3連戦をナゴヤドームに見に来たファンは

けったくそ悪いわな。

でもこのチームが再浮上するには、

こういうゲームが必要なんだ。

ある意味、1、2点差で負けるよりもね。

ロッカールームで泣いているヤツもいる。

何でこんなゲームになるんだって、

悔しがっているやつはいっぱいいたよ。

その悔しさがなければ、逆にこのチームは終わり。

今年はそういうゲームをやっていなかったけど、

去年は5、6試合あった。

1、2点差の接戦をものにして、大敗して、

その悔しさをバネにして...。

ベンチを預かる身としては、いい意味での大敗だな。

もちろんお客さんにとっては

そうもいかないだろうけど。

一番いい負け。今日負けて変わってくれると思う。

すぐにあした、あさってに

それがでるかは保証できないけど。

勝ちの試合で学ぶこともあるけど、

負けから何を学び、何を感じ取るか。

長くやっているやつはそれができる。

ノホホンとしているやつは短く終わる。

よくぞここまでボロボロに負かしてくれた。

楽天さん、ありがとう。」


PSその2

ちゃんとした野球の出来る男、今夜の渡邉選手

今夜は、久々に出ましたよ!

9回ウラ、一死ランナーなし、柳沢代打で登場。

ルーキー一場との対戦となりましたが、

2球目の外角低目のストレートをセンター返し!

見事なヒットとなりました。(.268)

さらに続く代打・光信のとき、

ノーマークをついて、今季初盗塁!

走れる男としてもアピール!久々に存在感を示しました。

明日からのソフトバンク戦は再びDH

そろそろ出番では?と期待しておきます。

2005年5月26日 (木)

楽天にも負け越し、中日交流戦最下位。

ミギテ、ダイジョウブカナ?ドミンゴ、打球直撃
3者連続三振スタートも不運の降板

今夜のドラゴンズ
6番手の投手は、岩瀬仁紀
ご存じ鉄腕守護神が、
9回、4点ビハインドで登板しました。
結果は三者連続三振に斬りましたが、
岩瀬の登板は実に10試合振り
どん底のドラゴンズが、いかに勝ちパターンに
持ち込めないかがわかるシーンでした。


◇セ・パ交流戦
中日-楽天 2回戦
(25日・ナゴヤドーム)
 E 030 110 010 = 6
 D 100 010 000 = 2
[敗] ドミンゴ(1勝1敗)
[D本] ウッズ11号


連敗を阻止すべく先発したのは、ドミンゴ
初回、先頭の礒部を146キロのストレートで
空振り三振に取ると、続く高須、山﨑も連続三振。
最高のスタートを切りました。

一方、楽天の先発は、今季0勝3敗の山村宏樹
その立ち上がりをドラゴンズ打線が攻めます。
一死から井端が四球で出ると、立浪もレフト前へ。
ウッズの右飛で二死1、3塁のチャンス。
ここで福留が、一二塁間を抜く先制タイムリー!
続くアレックスがピッチャー内野安打でさらに満塁!
チャンスで迎えるは、好調の森野
しかし、内角低目のボール球を空振り三振。
三者残塁で、1点のみで終わってしまいました。

今夜は、ドラゴンズペース
行くのではと思えましたが、
2回表に流れが変わるアクシデントが!

先頭のトレーシーの当たりはピッチャー強襲!
打球がドミンゴ右手にまともに当たり、内野安打。
タフな?ドミンゴ続投となりましたが、
ピッチングが明らかに違ってしまいました。

迎えるは、ここまで打率.086鷹野史寿
2-2からの6球目。外角高目のストレートを
ライナーでライトスタンドへ2ランホームラン
まさかの一発で逆転されてしまいます。

この影響もあってか、
ドミンゴが崩れてしまい、ボールが荒れ始めます。
ストレートがシュート回転し、抜けるボールもしばしば。
ボール先行になりながらも続く斉藤を右飛、
関川を見送り三振に取りますが、
藤井の左ヒジに死球をぶつけてしまい、
さらに投手の山村にも四球で二死1、2塁とピンチ。
そして礒部に外角高目のチェンジアップを
センター前にタイムリーを浴び、さらに1点。
ドミンゴはアップアップながらもベンチは続投
なんとか高須を抑えましたが、
結局3点を失ってしまいました。

交代かと思われたドミンゴ
2回ウラに打席に立ちましたが、三振。
続く3回に山﨑に四球を与えると、交代。
アクシデントがらみながら、2回0/3
54球、3安打4四死球3失点は、早すぎる降板となりました。

3回ウラ、ドラゴンズが反撃!
一死から立浪がライト前で出ると、
ウッズはピッチャー強襲の内野安打。
さらに福留のセンターへの飛球を
関川が突っ込まず、ヒットにしてしまい満塁。
運も味方して、再びチャンスを掴みました。
しかし、アレックスは浅いセンターフライ。
森野は見逃し三振に斬られ、
またも満塁のチャンスをモノに出来ず、
流れは悪くなるばかりでした。

4回、礒部のセンター前タイムリーで1点。
5回、鷹野が前進守備の三遊間をぬくタイムリーで1点。
そして8回、満塁から
中村武志のセンター前タイムリーでダメ押し。
好機を着実に得点に結び付ける楽天に対し、
ドラゴンズは5回にウッズの右中間スタンドへ
飛び込むソロホームランでの1点のみ。

6回はアレックスがヒットで出ますが、
森野が見逃し三振、谷繁が覇気のない5-4-3。
7回ウラも先頭の代打・井上が四球で出るも
荒木が一塁ファウルフライで塁を進められず、
続く井端は5-4-3のダブルプレー。
またもチャンスを併殺打でつぶし、
変化球を駆使する山村を7回まで持たせてしまいました。

6-2となった8回ウラ、
楽天2番手は、左の有銘兼久
先頭の立浪は猛打賞となるレフト前、
ウッズも同じく猛打賞となるレフト前で続き、
福留がしっかり選んで、ノーアウト満塁!
ようやくドラゴンズ
今夜最大のチャンスがやって来ました!

ところが、悪いときは徹底的に悪いもの。
楽天玉木重雄に交代すると、
アレックスを内角高目のストレートで見逃し三振。
続く森野を2-3から低目に落ちるカーブで二ゴロ。
4-6-3の併殺に斬られてしまいました。

結局この日、3度の満塁のチャンスで
1点も奪えなかったドラゴンズ
9回もクローザーの福盛から
荒木、井端の連打で粘りを見せますが、
続く立浪は左飛でゲームセット。
拙攻の連続で星を落としたドラゴンズ
楽天にもまさかの連敗で、今季2度目の4連敗
そして10年ぶりの6カード連続負け越し
ついに交流戦最下位に転落してしまいました。


交流戦に入って、転がりはじめたドラゴンズ
いよいよどん底まで来てしまったようです。
パ・リーグ全球団からの負け越しで4勝13敗
こんなことになるとは思いませんでした。
今夜は、立浪、ウッズ、福留、アレックスの主軸で
合わせて10安打しているにも関わらず、得点は2点のみ
いかに拙攻だったかがわかります。
投手陣は、ドミンゴのアクシデントによる
乱調が痛かったです。

明日の先発は計算しにくいマルティネス
この現状では、明日も敗れるかもしれません。
このままではいけませんが、
光明が見えにくいのも事実です。
ただそれでもまだ3位、首位とも1.5差で
貯金もかろうじてあります。
シーズンはまだまだ長いです。
焦らず一つ一つやっていくしかないでしょう。
そのなかできっかけを掴んでいってほしいです。


PS 今夜のコメントから。
●ドミンゴ・グスマン
「ノーコメント」

●森野将彦
「(3度の好機でブレーキ)
最初の三振に思い切りがなかったです。
その後は開き直れなかった、
気持ちの切り替えもできなかった…。」

●タイロン・ウッズ
「(5回のホームランについて)
久々のホームランだが、とにかく少しでも
返していって逆転勝利につなげたい。」 

●立浪和義
「(5打数3安打で
球団最多安打記録の2274本にあと6本)
やっぱり勝たないと。
チャンスで打てなかったり
みんな少し空回りしている。
まだ100試合あるし、
気を出して頑張らないといけない。」

●落合監督
「(打球直撃のドミンゴに)
放れないのなら自分から降りてくるよ。
でも、あのまま放らしたらどうなるか。
あそこまで抜けたらな。
影響? それは知らない。本人に聞いてくれ。
ダメなものは降ろすしかないということ。
(ベンチが見るのは)いいか、悪いか。
アクシデントは関係ない。

(中継ぎフル回転には)
入れ替えるのにちょうどよかったんじゃないか。
いいのは(1軍に)残るし、
悪いなら向こう(予備軍)へいってもらう。
それは投手だけじゃない。
このメンバーで戦って、このメンバーで負けてるんだ。
あとは選手本人がどう現状をどう打開するのか。
ただ、負けの責任は監督が全部負うんだ。
いくら出たいって言っても、こっち(ベンチ)が
メンバー表に名前を書かないと
(グラウンドに)出ていけないんだから。
その考えは一貫して変わらない。

(いかに乗り越えるのか...)
勝てば打破できるってものでもない。
今46試合で、残りがちょうど100試合ある。
5割戦線でいけば十分ってところが、
46試合で貯金2。御の字じゃないか。
(これからの戦いは)もっときつくなるんじゃないか。
落ちるところまで落ちれば。
今、12球団で一番弱いのはウチだ。
でも146試合が終わって、一番上にいればそれでいいんだ。
それが途中でよかった。8、9月にこなくてよかった。
取り返しがつかなくなるから。
(だから)当分、負けても構わない。」


PSその2 現状打破に、今夜の渡邉選手
今夜も出番なし。
現状打破にはサードで使ってほしいのですが。
ところで26日の中スポWeb
<ドラ番記者>に記事が。

確かに、後輩2、3人を引き連れて
焼き肉にでも行ったら、残りの日々はジッと我慢…の金額。
ベテラン・渡辺奥さんにしっかり手綱を握られ、
なかなか少額の小遣いでやりくりしている
が、それよりも低い。
そんなに少なくて大丈夫?

少ないお小遣いで頑張る渡邉選手、応援しましょう!

2005年5月25日 (水)

楽天にも勝てない!?ドラゴンズ3連敗。

あぁ、代打・川相実らず...。マジかよ!!

楽天にも負けるなんて 竜3位転落


先発メンバーをチェックしようと

ネットでページを開いたとたん、

画面に出て来た文字は

「9 (投) 落合英二 26 」

先発予定のはずの昌さんはどうしたんだ!

楽天戦は、不安なスタートになりました。



◇セ・パ交流戦

中日-楽天 1回戦
(24日・ナゴヤドーム)
 E 010 002 000 = 3
 D 000 100 001 = 2
[敗] 石井(2勝1敗)
[D本] なし



スクランブル登板?落合英二

初回は慎重に3人で抑える立ち上がり。

しかし、2回にピンチを背負います。

先頭のアンディ・トレーシーが、

初球を右中間を破るツーベースで出塁。

鷹野史寿の右飛で一死三塁とすると、

続く斉藤秀光の当たりは平凡なサードゴロ。

しかし、森野が前に弾いてしまいエラー!

三塁からトレーシーがホームイン。

守りのミスから先制されてしまいました。

英二は、3回にもピンチを二死から

3連打で満塁のピンチを迎えましたが、

トレーシーを三塁ファウルフライに斬り、

追加点を与えません。

先発というより、一番手の投手

3回に英二に打席が回ると、代打・森岡

ドラゴンズベンチ、今夜は継投策

9イニングを投げきる作戦のようでした。

2番手の川岸が、三者凡退に取った4回、

ドラゴンズが反撃します。

一死から、立浪が遊ゴロエラーで出ると、

続くウッズは外のストレートを見逃し三振。

チャンスを潰したかに思えましたが、

福留が鮮やかなレフト前タイムリー!

中継の悪さもあって、立浪がホームイン!

ようやく1-1の同点に追いつきます。

川岸が5回も3者連続空振り三振にとり、

流れが変わると思われた6回、再び悪い流れが。

3番手としてマウンドに上がったのは、

本日再登録となった石井裕也

先頭の高須洋介を四球で出すと、

山﨑にもセンター前に運ばれ、

続くトレーシーの当たりは投ゴロ。

しかし二塁への送球が低く、併殺が取れず

1、3塁のピンチとしてしまいます。

自らのミスでピンチを広げた石井

続く鷹野、斉藤に連続タイムリーを浴び、

2点を失ってしまい、わずか1/3岡本と交代。

リフレッシュの成果を出せませんでした。

打線は、楽天先発のケビン・ホッジス

内外角低めにボールを集める丁寧な投球の前に

狙い球が絞れず、わずか1点のみ。

ようやく8回にチャンスを作ります。

先頭の平井の代打・高橋光信が三塁線を破るツーベース。

すかさず代走には、澤井を送ります。

しかし澤井が続く荒木の投ゴロで

飛び出してしまい、三塁タッチアウト!

ここでホッジスが降板、2番手は福盛和男

井端の当たりはサードゴロ。

ここでサードの大島公一がセカンドへ送球!

微妙ながらもアウトになり、続く立浪は投ゴロ。

チグハグな攻撃で追加点が奪えません。

9回表、6番手の高橋聡文

二死満塁のピンチで礒部を左飛に斬って、

得点は、3-1のまま。

最終回、楽天福盛が続投。

捕手に中村、レフトに関川を入れます。

ただこのままズルズルと負けられない!

ドラゴンズが意地を見せます。

先頭のウッズの遊ゴロは、一塁のトレーシー

ミットに当てながらもこぼして、内野安打に。

続く福留も一二塁間を破って、チャンスを広げます。

ここで迎えるは、アレックス

打席に入る前、落合監督が耳打ち。

しかし気負ったか?6-4-3の併殺

二死3塁とチャンスを一気に潰しかけます。

ところが、ここから粘りを見せ、

森野がライト線に落ちてフェンスに当たる

タイムリーツーベース!

さらに谷繁の遊ゴロも、斉藤が遠投するも

トレーシーの足がベースから離れていたために、セーフ!

ラッキーな内野安打で二死1、3塁。

一打逆転サヨナラのチャンス到来!!

ここでベンチが共に動きます。

ドラゴンズは、聡文の代打に井上!

一方、楽天は、福盛から吉田豊彦に交代!

すると、井上にさらに代打・川相昌弘

両軍ベンチが互いに駆け引きを見せます。

しかし、わずかに及ばず。

川相の当たりはショート正面のゴロ!

斉藤が丁寧に2塁に送って、ゲームセット。

最後までリズムが悪かったドラゴンズ

楽天今シーズン10勝目をプレゼント、

勝率で3位に転落してしまいました。


落合英二の先発は、

正直、今季初のサプライズでした。

背筋痛で登板を回避した?といわれた昌さん

ローテから外れるとなると

さらに状況が苦しくなります。

軽症なら良いのですが、気になるところです。

せっかく地元に戻ってきたのに、

流れは、いまだに変えられませんでした。

ただ今夜は、守り、走塁でミスが出てしまいました。

楽天につきあった訳では無いでしょうが、

もう少し落ち着いてプレーしてほしいです。

明日の先発はドミンゴの予定。

さすがにサプライズは、もう要りません。

決して負け越すことがないよう

気を引き締めて、全員で連敗を脱出してほしいです。


PS 今夜のコメントから。

●山本昌

「(急遽、登板回避)

ローテーション通りですよ。

背筋痛? まあ、そういうことは...。

何日かしたら、また投げることになると思います。」

●落合英二

「(緊急先発も3回4安打1失点)

いつ先発と言われた?

(午後)4時まで練習していましたからね。

それで分かってください。

まわりを見たら先発ができるのが僕だけだった。

快投できればよかったんだけど。

初めからひとまわり位だと思ったので、

全力でとばしました。」

●石井裕也

「(3安打2失点で降板、プロ初黒星)

調子はよかったんですが、

腕の振りがよくなかったです。」

●福留孝介

「(4回の先制タイムリーについて)

打ったのはストレート。

せっかくのチャンスだったので、打ててよかった。

3失点なら、投手じゃなく、僕ら打つ方の問題。

もっと早く点をとってあげてたら、

もっと違う展開になっていただろうに...。

今が正念場? いや、そんなことはない。

もう一度、自分たちの役割を見直して

やっていけばいい。」



●落合監督

「山本昌? 心配するようなことは何もない。

(21日のロッテ戦で登板している)

英二の先発も予定通りだ。

中継ぎをたくさん使ったのは、いろいろ見たかったから。

お前たちの考えてるような順番通りにはいかないよ。

(山本昌については)あんまり気にするな。

交流戦で不振? 前から言っているように

(パ・リーグという)知らない相手とやる時は、

こういうこと(極端な不振)があるってことだ。

でも、これで(パ・リーグの全球団と)

ひと通り戦った。これから打つ手はあるよ。

(チーム状態は)

ずっと悪いって言ってる。

いいなんてこれまでひと言でも言ったか?

ただ、これ以上悪くなることはないよ。」


PSその2 なぜ川相? 今夜の渡邉選手

9回2死1、3塁、代打・井上に代打、

出番か?と思いきや、なんと川相選手

違うだろうと思いつつ見ていると、結局、遊ゴロ。

野手がほぼ総動員となったゲーム。

柳沢とともにただ2人、

出なかった野手となってしまいました。残念!

2005年5月24日 (火)

反攻へのアドバルーン!今日から楽天3連戦。

竜投救う!!

マルティネス第3戦先発

首位奪還には「楽天3タテ」これっきゃない


交流戦5カード連続負け越しで4勝11敗

ついに首位から転落したドラゴンズ

(別に阪神などに攻め落とされた訳ではないし、

自分から落ちていったので陥落ではなく、転落。)

今日からは、交流戦最下位楽天

ナゴヤドームで対戦します。

交流戦の防御率は4.84(12球団中10位)と

先発、中継ぎとともに崩れている状態の竜投

「カンフル剤」として、ウェスタンで3勝1敗の

新外国人ルイス・マルティネス

今季初めて1軍にあげ、第3戦の先発に起用する予定。

さらに中田、鈴木を抹消して、

平井、石井を再合流させ、中継ぎを補強するなどの

「再々編」に動きました。

3月のオープン戦以来の楽天戦、

以下は、この3連戦に望む投手たちのコメントです。

◇ルイス・マルティネス

「クイックモーションもけん制も

早くなったと感じているよ。

うまくならないことには(この世界で)

生きていけないと思って取り組んでいるからね。

1軍? やってみなければ分からないけど、

もしチャンスがあれば

自分の力を証明して見せたいと思っている。」

◇山本昌

「(初戦の先発を任され)

楽天は顔を知っている選手が多いけど、

やりにくいとかはない。

チームの状況もありますから、アタマを取りたいですね。

中村とか出るのかな?

(対戦を)楽しみにはしているんだけどね。

やりづらさ? 相手が誰とか、そういうのは常にないからね。

(元同僚らとの対戦について)

凡打のイメージもあるし、打っているイメージもある。

いつもと変わらないよ。」

◇ドミンゴ・グスマン

「(2戦目に先発予定)

状態はすごくいい。

楽天? 相手がどこであれ、自分の仕事をやるだけだよ。

チームの期待? それは感じているよ。」

まずは昌さんドミンゴで2つしっかり取ることですね。

3戦目のマルちゃん(自分的には久々!)はあくまでも3戦目!

予備軍でよくなったとも相変わらずとも聞いています。

夢の150キロは期待しませんから、

気分を楽にして頑張ってもらいたいです。

石井裕也もリフレッシュしてきたでしょうか?

「サンデースポーツ」の特集では

小林コーチに指導を受けていましたが、

制球力が増し、デビュー当時の球威がよみがえれば

いけるのではと思っています。

一方、元ドラゴンズの楽天戦士も臨戦態勢です。

以下は、主な選手のコメントです。

(中村武志酒井にも聞いてほしかった。)

◆関川浩一

「(2試合連続でスタメン落ちも、

代打で二ゴロにも一塁へヘッドスライディング)

気分を盛り上げていきます。

ファンに喜んでもらえるプレーができれば。」

◆山﨑武司

「(上り調子、一振りに懸ける)

僕のことを覚えてくれているファンに、

元気な姿を見せたい。」

◆小山伸一郎

「(中継ぎで活躍の150キロ男)

自分の仕事をやるだけ。平常心でやります。」

◆田尾監督

「連勝すれば、中日を抜いて

(交流戦の)最下位脱出?ハハハハハ。

ほぼこれまでのローテ通りの先発でいき、

中継ぎを何とかやりくりし、勝ちを目指していきたい。

(山本昌について)

山本だから、右打者を起用するのもどうか。

結構、右打者は、あのシンカーにやられている。

左打者にスライダーを狙わせた方がいいかな。

(3月のオープン戦では連勝)

そうでしたかねー。昔のことは忘れました。アハハ。」

ドラゴンズにとって正念場の3連戦。

オアシスなんて言っていられません。

ホームで確実に3タテを狙ってもらいたいです!


PS 今日、自分の家の近所に

イトーヨーカドーがオープンして、

屋上からアドバルーンがたくさん上がっていました。

昔はよく見ましたが、最近ではごぶさたでしたね。

帰りの道がすいていることを願います。

2005年5月23日 (月)

中田7失点KO、ドラゴンズ首位転落。

ドラゴンズ、首位陥落

ロッテに連敗…崩壊守りの野球


前日は、サヨナラ暴投で連勝ならずのドラゴンズ

今日こそ交流戦初のカード勝ち越しを狙います。

ロッテの先発は、予想通り渡辺俊介

一方、予想が難しかったドラゴンズ

8日以来の中田賢一が先発しました。その結果は!?

◇セ・パ交流戦

ロッテ-中日 3回戦
(22日・千葉マリンスタジアム)
 D 000 012 001 =
 M 403 100 03X = 11
[敗] 中田(2勝2敗) 
[D本] 福留7号



2試合の中継ぎ登板を経て、

約2週間振りの先発となった中田

先頭の西岡の当たりは、一塁ゴロ。

しかし、ウッズが後ろに下がってしまい、

取り損ねて出塁させてしまいます。(ウッズのエラー

またも出てしまった守備のミス。

ロッテ打線がこれをきっかけに中田をつかまえます。

2番のの初球でエンドランを掛け、1、3塁。

福浦はライトへ大ファウルのあと、

詰まりながらもセカンドオーバーの先制タイムリー。

落ち着かないのか?

中田は続くフランコにカウントを悪くすると、

5球目の内角高目のストレートをうまく叩かれ、

ライトスタンドへ飛び込む3ランホームラン

一気の速攻で4点を先制。

中田にとって訳がわからないうちの失点でした。

ロッテ打線猛攻は終わりません。

5番に入ったサブローがレフト前、

イ・スンヨプも続いて、この回なんと5連打!

ベンチも動きはじめましたが、

何とか続く大塚を併殺、橋本を投ゴロに抑え、

追加点は与えませんでした。

2回も二死から走者を出すも、何とか0に凌いだ中田

しかし、3回に再びつかまります。

一死から、イ・スンヨプ

真ん中高目のフォークを叩かれ、バックスクリーン。

5試合連続のホームランを浴びると、

四球、ヒット、そしてストレートの四球で二死満塁

ここでにこの日3本目となる

レフトへの2点タイムリー。

これで7-0監督も思わず苦笑い。

中田は、わずか2回2/3で降板。

早く追い込もうとストライクを取りに行ったボールが

甘くなって痛打されるという悪循環

不運もあれど、またもつらい先発マウンドとなりました。

4回には、代わった久本サブローに一発を浴び、8-0

完全なロッテペースで進んでいきます。

一方、ドラゴンズ打線は、

サブマリン・渡辺俊介の130キロに満たない真っすぐと

90~100キロ台のカーブの緩急に苦戦。

タイミングが合わず、翻弄されてしまいます。

5回に谷繁の二ゴロの間に1点を奪うのが精一杯。

ようやく6回にチャンスを作ります。

荒木の内野安打と立浪の四球で一死1、2塁。

さらにパスボールでランナーを2、3塁に進めましたが、

ウッズは三塁ファウルフライに倒れます。

しかし、福留がセンター返し、

センターが逸らす間に一気に三塁へ。

2点タイムリースリーベースで8-3

ようやく意地を見せました。

7回からは、再登録された鈴木義広が久々に登板。

しかし8回に制球が乱れて、二死満塁のピンチ。

ここで西岡にライト前、にレフト前と連続タイムリー。

繋がるロッテ打線の前に、全く歯が立ちません。

最終回に2番手の神田義英から

福留がレフトへホームランを放ち、

二死から森野が左中間へのツーベースで出ますが、

代打・高橋光信はサードフライでゲームセット。

ドラゴンズ、連敗で5カード連続の負け越し。

その結果、4月17日から守っていた首位の座から

ついに転落してしまいました。


渡辺俊介に評判通りの投球をされてしまいました。

防御率1.54の投手を打たなくてはいけないのに

序盤で7点も奪われていたら、とても勝てません。

3点取ったといっても、ちょっと喜べません。

久々先発の中田も踏ん張れず、

野口、朝倉、山井に続いて先発が崩れました。

憲伸、昌さん、ドミンゴ以外の先発が微妙という

苦しい現状。何とか打開してもらいたいです。

貯金も4になって、

ついに阪神に抜かれてしまいました。

これだけ負けても首位だったのが、

不思議なくらいだったので、転落は当然の結果でしょう。

ただこのままさらに落ち続ける訳にはいきません。

火曜日からは、地元ナゴド楽天と対戦します。

交流戦11位12位の争いとなり、

とてもお祭り気分ではなくなりました。

油断しないで、必ず3連勝してもらいたいです。


PS この日のコメントから。

●中田賢一

「(3回途中7失点でKO)

「今日は全体的にダメでした…。

役目を果たせず、申し訳ないです。

制球が定まらなかった。

(降格は)仕方がないです。」

●福留孝介

「(9回意地の7号&3打点)

あれは自分でも体重を乗せて、

うまく打てたと思います。

これからは名古屋でのゲームが

増えてくるんだから、

チーム状態も上向いて来るはずです。

気持ちを切り替えてやる。」

●荒木雅博

「(渡辺から内野安打2本と1盗塁)

復調? いや、完璧じゃないです。

結果が出たのはたまたま。まだまだです。」

●鈴木義広

「(2イニングを5安打3失点で2軍に再降格)

スライダーのコントロールが悪かった。

反省しないと...。」

●高代コーチ 

「(2試合連続失策のウッズの守備に)

あんまり責めんといたって。

考えすぎているんだ。

打つ方はよくなってきたけど。」

●落合監督

「我慢? 何を我慢するの? 

去年のことを考えてみろ。

去年は最下位にもなったチームなんだぞ。

何をバタつく必要があるんだ。

予想通りというか、

(チームの成績は)出来過ぎと思っているよ。

ある意味ではな。

投手? おれは評論家じゃないんだからわからん。」


PSその2 帽子はきらいなの? 今日の渡邉選手

ロッテ渡辺俊介との

「ワタナベ対決」は、惜しくもなりませんでした。

この日も勝ちパターンに持ち込めず、

出場機会はありませんでした。

ファンとしては、ウッズのエラーに

歯がゆい思いをしています。

出たときに大きな活躍ができるよう、

準備をしておいてもらいたいです。

2005年5月22日 (日)

岡本サヨナラ暴投、それでもまだ首位。

岡本、痛恨、実は自分も写っています!中日サヨナラ負け

「まさか」岡本が痛恨の暴投


前夜の川上憲伸の快投で

ようやく弾みがつくかと思われたドラゴンズ

交流戦チーム初の連勝

カード勝ち越しを狙いましたが、結果はいかに...!?

◇セ・パ交流戦

ロッテ-中日 2回戦
(21日・千葉マリンスタジアム)
 D 002 010 000  =
 M 010 000 201x =
[敗] 岡本(4勝3敗1S) 
[D本] ウッズ10号



ダン・セラフィニ山井大介の先発。

立ち上がりは三者凡退に取った山井でしたが、

2回、先頭のフランコに内角低目のスライダーを

ライトスタンドへ持って行かれ、先制されます。

対するドラゴンズもボール先行で

リズムの良くないセラフィニを攻めます。

3回、先頭の荒木がセンター前で出ると、

井端が送って、ランナーは2塁。

ここで立浪が左中間を破る451号ツーベース

すかさず同点に追いつきます。

続くウッズも三遊間を抜いて一死1、3塁。

福留は見逃し三振に倒れ、迎えたアレックス

2球目の低目のスライダーを引っかけ、投ゴロ。

しかし焦ったセラフィニがボールをお手玉

グラブトスで放るも、走者の荒木に当たって悪送球に!

本塁セーフの間に1塁ランナーのウッズも3塁へ。

ドラゴンズ、セラフィニの連続エラーで逆転しました。

リードをもらった山井でしたが、

今日はコントロールが定まりません。

3回、先頭の橋本にスライダーが2球決まらず、

谷繁がマウンドへ。思い切って投げろと指示。

その回は3人で切りましたが、

4回、さらに制球が乱れてしまいます。

一死から、福浦四球を与えると、

フランコ、ベニーにも連続でストレートの四球

一気に満塁のピンチ!

森繁コーチ井端も声を掛けますが、

ボールはさらに続き、結局11球連続

イ・スンヨプへの3球目、何とかストライクを取ると、

続く4球目、真ん中へのスライダーを叩かれます。

しかし、打球はセカンドゴロ!

荒木は素早く捕ると、一二塁間でベニーを追い込んでタッチ、

すぐさま一塁へ送球して、ダブルプレー!

満塁のピンチを味方のナイスプレーで0

山井は、何とか救ってもらいました。

5回、二死からウッズが、

内角低目のストレートを打球はライトスタンドへ!

復帰後初、交流戦第1号は、

ウッズらしい滞空時間の長い打球でした。

山井セラフィニも共に自分のペースで

投げられないながらも、失点が少なくそのまま続投

しかし7回の投球が明暗を分けました。

7回表、一死後、荒木が四球を選ぶと

井端のときにすぐさま盗塁。

井端も四球で1、2塁とチャンスで立浪を迎えます。

4球目、内角高目のスライダーをピッチャー返し

ライナーかと思えましたが、セラフィニが落とします。

すぐさま二塁に投じ、西岡が一塁へ。

しかし、ライナーかと思った荒木は、

ここで封殺されたと勘違いして、

二塁ベースから離れてしまいます。

ただこの時点では、井端がアウトで荒木セーフ

ところが悪いことに、井端が二塁に向かってきてしまい、

荒木はそのまま二塁に戻れず、タッチアウト

普段あまりないような走塁ミスで、結局ダブルプレー

流れはロッテに向かってしまった様です。

そしてそのウラ、ゲームが動いてしまいます。

先頭のイ・スンヨプが、

山井の投じた7球目、外角へのスライダーを

ライトスタンドへ4試合連続となるソロホームラン

昨夜同様、またもにやられ、

さらに流れが一気にロッテに傾きます。

動揺した山井は、続く大塚に死球を与えると

ついに高橋聡文に交代します。

しかし代打・里崎の一塁への強い当たりを

ウッズトンネル!

ライトへと抜けてしまい1、3塁に。

そうなるとベンチは継投、落合英二が出てきました。

迎えた今江が初球のフォークを引っかけ、6-4-3

しかしその間に大塚がホームイン。

一気の流れで、同点に追いつかれてしまいました。

同点になり、終盤は両チーム自慢の継投勝負

ロッテ薮田安彦が8回は0に抑えますが、

ドラゴンズは、続投の英二がピンチを招きます。

先頭のにレフト前ヒットを打たれ、

福浦にはストレートの四球。さらにフランコもライト前で

なんと無死満塁と最大のピンチ!

終盤だけに1点も与えられません。

ベニーを迎えて、ドラゴンズ岡本へスイッチ。

岡本はボール先行でしたが、

ベニーを三ゴロに捕って、ホームを封殺。

しかしここで迎えるは、前の打席ホームランのイ・スンヨプ

2球目の真ん中へのフォークを叩くとライトライナー!

3塁走者の福浦が遅れてタッチアップするも、

福留矢のようなワンバウンド投球!

ストライクで谷繁に渡って、本塁タッチアウト!!

福留スーパービームがピンチを救い、

無死満塁を0に凌ぎました。

延長戦もあるかと思えた9回ウラ、思わぬ幕切れが。

岩瀬は同点だけにつぎ込めないため、

マウンドは岡本が続投。

しかし先頭の大塚に右中間を破られて、

ツーベースにされると、続く里崎に送られ、一死3塁、

一打サヨナラのピンチを迎えます。

ここで落合監督が出てきて、岡本と谷繁に指示。

岡本は、カウントを1-3にしてしまい、

四球でもよかった5球目は、外角低目にフォーク!

ところが、ボールは大きく外れ、ワンバウンド!

谷繁が逸らしてしまい、

三塁走者の大塚がゆっくりホームイン!

サヨナラ暴投でまさかのサヨナラ負け!

ドラゴンズ、またも連勝出来ず。

カード勝ち越しも明日に持ち越しとなってしまいました。


中継ぎ陣が踏ん張れずに逆転サヨナラ負け。

岡本のフォークは諸刃の剣なので、

満塁では危ないとは思っていましたが、出てしまいました。

「ピンチを抑え、次の回も続投。

その次の回で打たれてしまう」のが最近の中継ぎ陣

あと1点でも7回までに取っておけば、

ドラゴンズペースだったと思うと悔しいです。

ただセ・リーグの順位は、

阪神と同率ながらも首位のまま

まだが残っているかも?

初のカード勝ち越しには、

明日は渡辺俊介を打たなくてはいけません!

さらに気のなるのは、ドラゴンズの先発?

誰だかわかりませんが、ある意味命運を握っています。

頑張ってもらいたいです。


PS 今夜のコメントから。

●福留孝介

「(8回、今季5度目の補殺)

あそこはいちかばちかの勝負でしょう。

あのランナーが帰っていたら負けなんだから。

あれが僕たちの仕事です。」

●山井大介

「「最悪でした。やっぱりセットポジションになると

安定感がなくなる。悪いなりに何とかしてやろうと

思ってたのですが....。

自分のリズムがつかめないままいってしまった。

先発としての役目を果たせなかったのが、

すごく悔しいです。」

●岡本真也

「フォーク?何もないです。」

●タイロン・ウッズ

「(5回のホームランについて)

ストレート、打撃の感覚はよくなっているよ。

でも今日は負けたんだ。

オレが気にしているのは、勝つことだけだ。

守備? うーん。正面に強い当たりが来たんだ…。」

●立浪和義

「(2回のタイムリーについて)

ストレート、

(セラフィニは)打ちにくいタイプの投手なので、

初回タイミングがあっていなかったが、

チャンスだったし、差し込まれないようにだけ

気をつけていったのが、

いい結果につながったと思います。」

●高代コーチ

「福留の(捕殺)はビッグプレーだ。

あんなビッグプレーが出て、

流れが変わると思ったんだけど。

(ウッズの失策は)何とも言いようがない。

流れがいかに大切かがよく出た試合。

お互いにチャンスがあり、ピンチがあった。

向こうはモノにし、うちはエラーで得点を与えた。

これでは流れはなかなか来ないよ。」

●落合監督

「(話すことは)何もない。」

2005年5月21日 (土)

憲伸惜しい!気迫の1安打完投!

憲伸、惜しかった。憲伸「完全」惜しかった~!

竜7点快勝 再び単独首位


セパ交流戦も5カード目

3勝9敗と波に乗れないドラゴンズは、

今夜からパ・リーグの首位を快走する

千葉ロッテと3連戦。

「エース対決」となった初戦は、

川上憲伸がまさに気迫のピッチング!

惜しくも完全試合は逃すも、1安打完投。

ようやく交流戦初勝利となりました。

◇セ・パ交流戦

ロッテ-中日 1回戦
(20日・千葉マリンスタジアム)
 D 012 101 200 =
 M 000 000 010 =
[勝] 川上(4勝2敗) 
[D本] 井上3号



先制したのは、ドラゴンズ

2回、制球が定まらない清水直行から

アレックス、森野が連続四球で1、2塁。

続く谷繁がしっかり送ると、

井上一樹が甘いストレートをセンターへ犠牲フライ

2つの四球と犠打と犠飛、ノーヒットで1点

ソツのない攻めからの得点となりました。

さらに3回、効果的な追加点

井端の三塁内野安打とウッズのセンター前で

一死1、2塁のチャンス。

ここで迎えるは、福留

フルカウントから甘く高いフォークを叩き、

左中間を抜く2点タイムリーツーベース!

何とかしたいという気持が、

4試合振りの安打を生みました。

この日は、井上一樹が大活躍!

4回の第2打席は、右中間突破のタイムリーツーベース!

そして6回は内角高目のストレートを

巧くライトへ持っていくホームラン!

3打点を上げ、憲伸を援護します。

毎回のように、得点圏にランナーを進め、

小刻みに得点を加え、清水直行を攻略。

7回も代わった高木晃次から

森野がレフトオーバーの2点タイムリーツーベース!

7-0とゲームを優位に進めていきます。

川上憲伸は、交流戦3試合目の登板と

なりましたが、いまだに勝ち星なし

しかし今夜は違いました。

立ち上がりから球威、コントロールがともに抜群!

気合が入ったMAX148キロのストレート、

そしてカットボールやスライダー、フォークなど

変化球のキレもすばらしい!

まさにエースという投球!

早打ちのロッテ打線にも助けられ、

自分のペースでテンポ良く投げ込み、

3人ずつできっちり抑えていきます。

気づけば7回まで、なんと打者21人をパーフェクト!

徐々にスタジアムに緊迫感が生まれます。

8回は4番のフランコをフォークで空振り三振。

続くベニーはシュートでレフトフライと

冷静にアウトを重ねていきます。

そして迎えるは、イ・スンヨプ

初球、外角高目のストレートで空振りさせますが、

慎重になったか?続く2、3球がボール。

そして4球目のストレートも

今夜初めて高目に大きく外れ、1-3に。

この時の憲伸「しまった」という表情が印象的でした。

それまでは冷静だったのが、この1球の直後だけ

かすかに動揺したように見えました。

そして四球を出さないよう、大事に行った5球目

146キロのストレートが、真ん中に入ってしまいます。

完璧にとらえたの打球はセンターへ一直線!

そしてバックスクリーンに突き刺さりました。

夢の完全試合が一瞬でと化した

3試合連続のホームラン!

スコアボードのヒットの数が、0から1へ。

そして完封も逃した憲伸でしたが、

しっかり気持ちを切り換え、後続を抑えると、

9回も3人で切ってゲームセット。

4月29日以来の4勝目

そして交流戦初勝利全員奪三振で飾りました。


今夜は久しぶりに、ソツのない攻めをみせ

「これぞドラゴンズの野球」という

理想的な
ゲーム展開でした。

相手の制球難もありましたが、12安打7点

余裕をもって見ていられました。

しかし、何と言っても素晴らしかったのは、

憲伸気持ちがこもったピッチングでしょう!

7回くらいからはドキドキしながら

画面に見入ってしまいました。

正直、これで行けるだろうと感じた直後に、

「火ヘンに華」のホームラン。

悔しさ半分、ホッとしたのが半分という感じでした。

エースの気迫の力投でようやく取れた初戦。

これを弾みにして、今度こそ連勝してもらいたいです。


PS 今夜のビクトリーラン!

☆川上憲伸

「(初ヒットを打たれた8回は)

球場の雰囲気が違ったような気がしました。

ベンチも誰も話しかけてくれなくて

微妙な雰囲気でしたね。

(結果について)気持ちが一番よかったと思います。

(ノーヒットノーランからの1点は)

僕の人生を象徴しているかのような感じがしますけど。

交流戦の最初にふがいないピッチングをして

チームのリズムを悪くしてしまったことが

ずっと気になっていたので、

今日はいいピッチングをして弾みをつけるためにも

良いピッチングをしたいと思っていました。

関東にもこんなに大勢のドラゴンズファンが

いることは大きな励みになります。

これからも一戦一戦一生懸命戦いますので

応援よろしくお願いします。

ありがとうございました!」

☆谷繁元信 

「(狙っているのが)完全試合じゃなかったらな。

四球は出せないから。

(川上には)七回くらいから狙えって言ったけど。」

☆森繁コーチ

「それだけ難しいということだな。」

☆井上一樹

「(2回の犠牲フライ)ストレート、

シゲさんがいいバントをしてくれたし、

ランナーを返せてよかったです。

(4回のタイムリー)

ランナーを進めようと思っていたら、

たまたまいい当たりでヒットになってくれました。

(6回のホームラン)

ストレート、ちょっと詰まったから

切れなかったと思う。入ってよかった。

スイングはいい感じで、できている。

チャンスに打とう、そう思っている。

(川上が完全試合達成を目前で)

いつもなら(本塁打を)打ったあと

余韻に浸るのに、きょうは守備でガチガチ。

ヒーローインタビューをどうしようなんて、

考えられなかったよ。」

☆森野将彦

「(7回のタイムリー)

打ったのはストレート。

思い切り踏み込んでいきました。

逃げたら負けですから。

(あわや完全試合の守りは)

生きた心地がしませんでした。」

☆福留孝介

「(3回のタイムリー)

1回に先制点がほしいところで

フォークボールを空振りしちゃった。

同じミスはできないからね。

同じ球(フォーク)を打ち返せてよかった。」

☆タイロン・ウッズ

「(4打数2安打2得点)

いい打撃ができた。きのうはチャンスで

打てなくて気が滅入ったけど、

だからといって消極的な気持ちにだけ

ならないようにだけは気をつけたんだ。

まだ(骨折した小指は)少し痛むけれど、

バッティングはいい感じがつかめてきたよ。」

☆落合監督

「風邪うつるって。

(バスに乗り込む最後の最後にひと言だけポツリと)

(川上は完全試合を)やれると思ったんだけどな。」


PSその2 完全試合の必需品、今夜の渡邉選手

今夜は、途中までダッグアウトの前の手すりに

もたれて立っての観戦でしたが、

8回ウラから一塁の守備で登場。

憲伸の完全試合に貢献できるかと思いきや、

イ・スンヨプのまさかの一発。ちょっと残念でした。

2005年5月20日 (金)

ミスターツーベース!立浪和義、新記録達成。

立浪選手、おめでとう!二塁打王 立浪、福本抜いた450本

「ボクの名が歴史に残るんですね」


3回表、二死ランナーなし。

迎えるは3番・DH、立浪和義

2-2からの6球目、

金村曉の放った外角中央へのシュート。

きれいに流すと、打球は三塁線を抜け、フェア。

ボールはレフトファウルゾーンへ転々。

打った立浪は、一塁を素早く回ると、

二塁へ見事なツーベース

このツーベースが通算450本目

福本豊氏を抜いて、プロ野球新記録となりました!!



◇セ・パ交流戦

日本ハム-中日 3回戦
(19日・札幌ドーム)
 D  000 010 003 = 4
 F  010 410 03X = 9
[敗] 朝倉(2勝3敗)

[D本] 森野4号2ラン



日本ハムの先発は、エースの金村

立ち上がり、一死後井端がレフト前ヒットで出塁。

立浪がストレートの四球で1、2塁としますが、

ウッズ、福留がフォークボールに連続三振。

チャンスを生かせません。

ドラゴンズの先発は、朝倉健太

初回は三者凡退で立ち上がりましたが、

2回、稲葉の遊ゴロの間に1点を失うと、

4回突如、コントロールがばらつき、

失点を重ねてしまいます。

小田、稲葉に連打を浴びて、一死1、3塁とピンチ。

続く金子は、セカンドライナー。

荒木がジャンプ一番、好プレーを見せますが、

続く實松にライト前にタイムリーで1点を失うと、

森本にも1-3からストレートをはじき返され、

右中間フェンス直撃の2点タイムリーツーベース。

さらに木元にもセンター前に運ばれ、この回4失点

続投となった5回もセギノール、SHINJOに連打。

そして小田に犠牲フライを打たれ、

結局、5回を投げ、10安打2四球6失点。

ゲームをつくることができませんでした。

ドラゴンズ打線は、金村から毎回のように

ランナーは出しますが、

3回はウッズがフォークに空振り三振。

4回は森野のライトフライを稲葉が好捕、

アレックスが戻れず、ダブルプレー。

要所でフォークが決まる粘投に、得点が奪えません。

ようやく5回、チャンスを掴み。

井上、荒木の連打と井端の四球で一死満塁。

クリーンアップを迎えます。

金村は、立浪に対し変化球の連投。

しかし決まらず、結局押しだし

ドラゴンズ、1点を返します。

さらに満塁で迎えるは、4番のウッズ

一発出れば同点となる場面、期待は高まりました。

ところが、ウッズは初球、

真ん中のストレートを叩くとセカンドゴロ。

4-6-3のダブルプレー

チャンスを一瞬で消してしまいました。

6回以降は、両軍の継投のまえに0が続いていましたが、

8回、3番手の金剛木元に3ランを浴び、

9-1となると、ほぼ勝負は決まったかに見えましたが、

最終回、ドラゴンズが粘りを見せます。

マウンドには、クローザーの横山

しかし、この日も調子はよくなくつかまえます。

先頭のアレックスがライト前ヒット、さらに盗塁。

すると今夜、絶好調の森野

内角低目のフォークをライトへ2ランホームラン!

続く谷繁が三塁を抜くツーベース。

井上のセカンドゴロで3塁に進むと

さらに荒木がショート内野安打で1点

井端もレフト前に運んで続きます。

横山はここで降板、矢野に代わりますが、

立浪が四球を選んで、一死満塁!

迎えるは、またもウッズ

一発出れば、1点差に迫りますが、

ウッズは初球、真ん中のシュートをショートゴロ。

6-4-3と渡ってゲームセット。

ウッズがすべてのチャンスでブレーキ

11安打を放つも、打線が繋がらず

4カード連続の負け越しとなりました。


立浪選手

プロ野球新記録の450二塁打、おめでとうございます!

ホームランと違って、

二塁打は狙って打てるものではありません。

広角に打ち分け、いい当たりが間を抜けて、

常に次の塁を狙い、走って奪う。

立浪選手らしいすばらしい大記録だと思います。

まだまだやれます。これからも1本ずつ積み重ねて

ぜひ大リーグ記録の792本を目指して、頑張ってほしいです。

ドラゴンズに関しては、状況は厳しいですね。

ついに阪神には同率首位に並ばれ、3位ヤクにも0.5差。

明日からは、パの首位の千葉ロッテ戦。

強烈アウェーの前で立て直すことができるか?

ただやってもらわなくては困ります。

まずは憲伸で一つ取れるよう、全力で戦ってほしいです。


PS 今夜のコメントから。

☆立浪和義

「(日本新記録の450本二塁打について)

昨日、タイにしていたので、

あと1本という意識はありました。正直嬉しいです。

打った瞬間抜けたので、二塁まで行けると思いました。

長い間、野球ができていることに感謝したいです。

自分一人でここまできたのではなく、

家族・チームメイト・スタッフ

多くの関係者にめぐまれました。」

「プロに入ったときは達成できるとは思わなかった。

実感はないが、いろんな人に

支えられてきたから今がある。

(入団した1988年の)開幕スタメンで

使ってもらったときも初安打が二塁打。

そういう意味では二塁打に縁があったのかな。」

<祝福のコメント>

◇中田宗男スカウト部長

「(入団当時の担当スカウト)

1年目からレギュラーで使ってもらい、

順調にいけば何か記録を作るのでは...と思っていた。

高校時代から、体は大きくないが、

強くボールをひっぱたくタイプ。

そう言う意味で二塁打というのは、

彼にふさわしい記録ではないでしょうか。

1年でも長くというのが、

担当スカウトとしての一番の願い。

まだまだ、タイトルを獲る

-ぐらいの気持ちでやってほしい。」

◇山本昌

「素直にすごい記録だと思います。

立浪は入団したときから若々しかったけど、

その印象は今でもまったく変わらない。

お互いベテランになったけど、

これからも一緒にチームを

盛り上げていけたらうれしい。」

◇川上憲伸

「大記録ですね。

一緒にプレーできて光栄だと思っています。

立浪さんは一打席だけのことでなく、

常に先々のことを考えて

打席に立っているように思います。

頭が良いというか、やはり野球センスが

抜群なのでしょう。

◇福留孝介

「日本一ですからね。

とにかくすごいことだと思います。

調子の良い時も悪い時も、

変わらず真剣に野球を取り組む姿勢が、

この記録につながったのだと思います。

これを機に、さらに上を目指してほしいですね。」


●朝倉健太

「2死から連打?

今日はそういう問題じゃない。

調子が良くなかった。」

●高代コーチ

「9回3得点の粘り? 遅すぎるな。

ただ、ああいう姿勢を見せると次につながるよ。

ブランク? ウッズにそれはない。

あいつは自分が打つ、と焦りすぎてるだけ。

責任感が強いからな。

もうちょっとリラックスできれば...。」

●落合監督

「近づくなって。風邪がうつるぞ。」

2005年5月19日 (木)

立浪並んだ449二塁打!中日復活11点!

449本目炸裂!立浪、二塁打日本記録タイ

「誰にも負けない記録作る」


交流戦最下位とどん底状態のドラゴンズ

今夜から、ウッズが出場停止から復帰

右肩痛で出遅れていたドミンゴも今季初登板。

投打の中心が復活し、ドラゴンズも甦りました。

そして仕上げは、チームリーダー!

大記録を見事に決めてくれました。



◇セ・パ交流戦

日本ハム-中日 2回戦
(18日・札幌ドーム)
 D  020 200 016 = 11
 F  001 200 010 = 4
[勝] ドミンゴ(3勝1敗)

[S] 岡本(4勝2敗1S)
[D本] 井上2号2ラン



10試合出場停止明けのタイロン・ウッズは、

もちろん「4番・一塁」でスタメン。

初回からチャンスで打席を迎えます。

日ハム先発の岩本勉から井端が四球を選び、

3番・DHの立浪がライト線へ448本目のツーベース!

一死2、3塁でウッズは登場。

しかし内角低目のストレートを見送り三振

ここは岩本の気迫が勝りました。

続く福留も一ゴロで惜しくも先制点ならず。

今季初登板、初先発となったドミンゴ

ウッズが近づいて気合を入れます。

しかしやはり硬くなったのか?ボールが荒れ気味。

制球が定まらず、ボールが抜けてしまうことも。

木元のヒットと小笠原の四球で二死1、2塁と

ピンチを迎えて、打席には、SHINJO

初球を叩くと、打球は三遊間へ。

しかし、井端が横っ飛びでキャッチして二塁へ。

小笠原のスタートが悪く、フォースアウト。

ナイスプレーに助けられ、ドミンゴは何とか踏ん張りました。

2回、久々にドラゴンズ打線がつながります。

一死後、森野、谷繁が連続ヒット。

三塁を狙った森野が、稲葉の好返球に刺されましたが、

続く9番・レフトでスタメンの井上が、

フォークを泳ぎながらもライトへ2ランホームラン

技ありの一発でドラゴンズが先制しました。

2点をもらったドミンゴは落ち着いたのか、

2回は三者凡退に取りましたが、

3回は四球とワイルドピッチ實松が三塁へ。

続く森本、木元は抑えますが、

小笠原にラッキーなショート内野安打で

1点差にされてしまいます。

さらにセギノールの初球にはボーク

イライラし始めたドミンゴは、四球を与えてしまいます。

1、2塁のピンチに森繁コーチもマウンドへ。

すると何とか落ち着いたようで、

SHINJOをショートフライに取りました。

4回、森野のタイムリー二塁打で4-1としたドラゴンズ

しかし、点を取ると取られる展開。

ドミンゴが踏ん張れず、稲葉に2ランを浴び、再び1点差。

しかし、それ以降は凌ぎ、結局5回を4安打3失点

勝ち投手の権利を持って降板しました。

4回途中から矢野諭、そして6回からはMICHEALの前に

中押しが出来ないドラゴンズ

その一方で、ドミンゴのあとは、高橋聡文、川岸

そして7回からは、先発ローテだった

落合英二を今季初めて中継ぎで使い、

何とか最少点差のまま凌いで行きます。

ようやく8回に貴重な追加点が入ります。

3イニング目となったMICHEALを攻めて、

井端が三塁内野安打がきっかけで二死三塁。

日ハムベンチ福留を歩かせ、不振のアレックスと勝負。

アレックスは、深いショートへの当たり。

奈良原浩が好捕しますが、二塁への送球が間に合わずセーフ

内野安打となって5-3と点差を開げます。

ようやく勝ちパターンの継投に持ち込めたドラゴンズ

8回からは岡本が登板しますが、

SHINJO、小田智之に連打を浴び、稲葉の二ゴロで1点差に。

さらに一死3塁とピンチ。

しかし、代打・石本努を空振り三振。中島聡を遊ゴロに抑えて、

どうにか踏ん張りました。

1点差で迎えた9回表、

先頭の谷繁がライト線で出ると、

続く井上が、強引にライト前で1、2塁。

離されたくない日ハムベンチは、

ここで吉崎から勝ちパターンの建山にスイッチ。

荒木は右飛に倒れますが、続く井端がセンター前で満塁に。

ここで迎えるは、今夜二塁打1本の立浪

4球目、外角高目のストレートを叩くと、

打球はワンバウンドでレフトフェンス直撃の

2点タイムリーツーベース!

立浪はこれで二塁打が通算449本となって、

福本豊氏の持つプロ野球記録に並びました!

この2点によるダメージ大きかったようで、

建山は続くウッズに、軽くセンター前に運ばれ、8-4

福留には四球を与えて再び満塁とすると、

井場友和に交代。

しかし、流れはもはや止められず、

アレックスがセンター前へ2点タイムリーで10-4

森野も続いて1、2塁間を破って再び満塁に。

谷繁はセンターフライに倒れるも、

続く井上がこの日猛打賞となるライト前ヒット!

この回、打者一巡のビッグイニング!

怒濤の猛攻6点を奪って、勝負あり。

最終回は、岡本が三者凡退にとってゲームセット。

ドラゴンズ、見事な復活祭で連敗を止めました。


それにしても、これが昨夜2安打だった

打線でしょうか?というくらい

ドラゴンズ打線が繋がりました。

18安打で11点、ほんと久しぶりでした。

これまで4番で不振を極めていたアレックス猛打賞

立浪2本の二塁打ウッズも2安打。

福留はノーヒットでしたが、3四球で出塁。

森野が4安打、谷繁も2安打、そして井上が猛打賞。

9回には、信じられない光景が広がりました。

これが「ウッズ効果」なのでしょうか?

10日前の好調さが戻ってきたようです。

ドミンゴも帰ってきて、相変わらずらしさ全開でした。

とりあえずこれでどん底からは脱出しました。

あとはこれが続いていくことを願うだけです。

まず明日は、久々のカード勝ち越しを狙いましょう!


PS 今夜のビクトリーラン!

☆立浪和義

「(9回のツーベースについて)

満塁というチャンスで何とかランナーを還したかったので

集中して打席に入ることができました。

二塁打になったのはたまたまです。

何よりいいところで打てて良かったです。

(日本タイ記録の実感は?)

あと一本出ればもっとよろこびがあると思います。

交流戦になってからふがいない試合が続いていたので

今日の試合をきっかけに乗っていければと思います。

(ファンの皆さんへ)

長い間応援していただいてありがとうございます。

記録の更新ということよりも

これからも一打席一打席に集中してがんばりますので

ご声援よろしくお願いします!」

「もう1点取ったら勝負が決まるという場面だったので、

集中できました。ヘッドにかかってくれたので、

きれるとは思いませんでした。

『アッ、抜けるな』って。

一塁を回ったところで二塁に行けると思いました。

もちろん福本さんのことは

子どものころから知っていますし、

ランクに入っているのは皆さん偉大な方ばかり。

これだけの二塁打を、自分が本当に打ったのかなと…。

ピンと来ないんです。

早くもう1本打って、自分の記録にしたいです。

そして、誰にも抜けない記録にしたいですね。」

☆井上一樹

「(2回の先制ツーランについて)

打ったのはフォークだと思う。

泳がされたけど、上手く打てた。

ちょっと詰まったけど、いいスイングができたから。

今日は勝ちたかった。

チームの勝利に貢献できたことがうれしい。

今日だけは勝ちたかったから。

期するものは試合前からあったよ。」

☆タイロン・ウッズ

「(復帰戦で5打数2安打1打点)

『僕ひとりでは何もできない。

みんなと力を合わせて頑張りたい』と思っていた。

仲間と試合ができて、ヒットも打てた。最高だよ。

10試合は長かったけど、勝てて気持ちがいい。

今日から新しい出発にしたい。」

☆アレックス・オチョア

「(8回のタイムリー)スライダー、

何とかランナーを還したいと思った。

追加点が取れてよかった。

タイロンのようなパワーヒッターの復帰は大きい。

自分も低迷していたけど、ヒットが出たし、

明日からもこれが続くといいね。 」

☆森野将彦

「(約2年ぶりの1試合4安打)

打順は『いつも通りだな』という感じでした。

今まで心掛けてきた『甘い球を打つ』ことを

もう一度言い聞かせました。」

☆高代コーチ

「やっぱり4番は一家の主(あるじ)だから。

アレックスなんかは効果てきめんだったな。」

☆ドミンゴ・グスマン

「今季初めてにしては、

自分なりのピッチングができたと思う。

緊張も全然しなかったしね。

ただボークを出した後、

リズムを崩したが悔やまれるかな。

今日は87球だが、これからもどんどん投げる。

次から調子を上げていきたいね。」

☆井端弘和

「(初回の好捕)SHINJOさんは

乗せると怖いひとですからね。

送球は適当に投げました。」

☆落合英二

「(中継ぎに再転向、初戦を終え)

緊張した。0点に抑えられたのはラッキー。

でも後先考えずに投げられるのは、やっぱいいよね。」

☆落合監督

「(立浪の二塁打について)

王さんの本塁打と同じでやぶられないように

積み重ねてくれればいいんじゃないか。」

「(試合前開いた緊急ミーティングで)

開幕からきょうで40試合目。

ここ最近は苦しい戦いが続いているけれど、

もう一度出直すつもりで頑張っていこう。

セ・リーグはウチの強さを知っている。

だけど、パは知らない。そこが違う。

だから(そういう相手に合わせるのではなく)

自分たちの野球をやってくれればいい。」


PSその2 手短に、今夜の渡邉選手

やはりスーパーサブに戻りましたね。

9回ウラ、一塁の守備で登場!

守備機会はなく、勝利のハイタッチに加わりました。

2005年5月18日 (水)

わずか2安打、降竜戦はいまだに続く...。

楽天に抜かれた竜 交流戦最下位

寒すぎ札幌わずか2安打


ドラゴンズ、今夜からは札幌ドーム

北海道日本ハムと3連戦。

スタンドを見ると、ビジターなのに

レフトスタンドが良く入っています。

北海道のドラゴンズファン

捨てたモンじゃないと思いました。

しかし、ゲームの途中で気づきました。

札幌ドームでは、ホームの日ハム3塁側

ということはあのスタンドは、日ハムのファンでした。



◇セ・パ交流戦

日本ハム-中日 1回戦
(17日・札幌ドーム)
 D  000 000 000 = 0
 F  001 000 10X = 2
[敗] 山本昌(3勝1敗)
[D本] なし



3年目・20才の鎌倉健と、22年目・39歳の山本昌の先発。

初対戦ということもあって、

立ち上がりから投手戦となりました。

独特のフォームからサイド気味に投げる鎌倉

初回、井端にライト前ヒットを打たれますが、

アレックスの時、盗塁を捕手の實松一成が刺して、

無得点とすると、以降は波に乗っていきました。

特に右打者への外へ逃げるスライダーのキレが抜群。

ドラゴンズ打線はことごとく振らされてしまいます。

一方、山本昌は、相変わらずの

緩急を使ったベテランらしい投球。

変化球をコースに投げ分け、決め球はビシッと直球。

立ち上がり、無難にしのいでいきます。

しかし3回ウラ、思わぬ展開で失点します。

オバンドー、金子誠と連続で空振り三振に斬りましたが、

9番・實松に2-3から真ん中低目のシンカーを

右中間に持って行かれ、ツーベースとされると、

続く森本稀哲(ひちょり)にレフト前ヒット。

大友がお手玉している間にホームイン。

あっという間にに連打で先制されてしまいました。

4回もSHINJO、島田一輝に連打を浴び、

二死2、3塁とされますが、

オバンドーを内角低目のストレートで見送り三振!

ここでは、さすがの投球を見せました。

スイスイと投げていく鎌倉の前に

ドラゴンズ打線は、6回までわずか1安打

鎌倉自身、未知のイニングとなった7回に

ようやくチャンスを作ります。

先頭の井端がファウルで粘ったすえ、四球。

今夜初めて先頭打者が塁に出ると、

続く立浪もセンター前ヒット。

アレックスは二ゴロで2、3塁となりますが、

ここで迎えるは福留

この場面で日ハムベンチは、

わずか2安打の鎌倉から、左の吉崎勝にスイッチ。

しかし腕が縮こまっていて、制球が乱れてしまいます。

福留が四球を選んで、一死満塁!

ここで今夜は6番に入っていた森野

ところが森野は、2球目の外角高目の

スライダーを叩くと打球はショートへ。

6-4-3となってダブルプレー!

ヒルマン采配してやったり、日ハムの継投策のまえに

せっかくの、唯一のチャンス

いとも簡単に潰してしまいました。

チャンスの後には、ピンチが来そう?

7回ウラ、好投をしていた山本昌

先頭のオバンドーに詰まったレフト前ヒットを打たれ、

金子が送って、一死2塁。

ここで實松に代わり、37歳・田中幸雄が登場。

ベテラン対決となりました。

内角低目を3球続けたバッテリー。

ここで目先を変えた5球目、外角高目へ投じたカーブ。

しかし田中幸雄が見逃さず、

前進守備の左中間を越えていくツーベース。

点差は2点に広がってしまいました。

山本昌は、この回を凌ぐと、

結局115球、7回を8安打無四球5三振で降板。

ただこの2点目が今夜のドラゴンズにとって、

とても重いものとなりました。

日ハムは8回からの建山義紀

そして9回はクローザーの横山通哉

ただ横山がややボール先行だったため、

二死2塁のチャンスを作りますが、

最後は、アレックスが空振り三振。

ドラゴンズ、またも初戦を落としてしまいました。


良すぎた初ものとはいえ、わずか2安打

打線が相変わらずの状態で

昌さんを援護が出来ませんでした。

憲伸の時もそうですが、

左右のエースが投げる3連戦の初戦

落としてしまうと、とても厳しくなります。

3カード負け越しもその辺に原因があります。

次の登板では何とか援護してあげて下さい。

ついに交流戦2勝8敗で最下位転落です。

幸い阪神ヤクも敗れて、ゲーム差はそのままですが、

厳しい「降竜戦」は、依然続いているようです。

明日からウッズがようやく停止明けで戻ってきます。

ウッズひとりに過度の期待をしてはいけませんが、

復帰によって、チームの流れが良くなることを願うのみです。


PS 今夜のコメントから。

●山本昌

「(パのチームから0勝4敗)

2点とも簡単に点を取られてしまいましたね。

もう少し方法があったはずなのに…。

(どちらに悔いが?と問われて)

最初の方。入り方というかね。残念です。

何回で何点とかじゃなく、

(打線が苦しい)ああいう展開は

ああいうピッチングをしちゃいけないんだよね。」

●森野将彦

「(7回一死満塁から併殺打)

スライダーです。

打ち損じ? そういうことではないけど、

何も言うことはありません。」

●高橋聡文

「(8回に登板、

小笠原、セギノール、SHINJOを打ち取る)

やっと3人で抑えられました。

ずっと悪かったので、

これを続けられるよう頑張ります。」

●谷繁元信

「(3試合ぶりの先発マスク)

自分の状態はよくなってきたけど、

チームが勝たないと。

日本ハムの鎌倉は変則右腕?

確かに打ちづらいけど、

相手だって山本昌さんは初めて。

条件は一緒だからね。

チームの復活は? そろそろだね。」

●高代コーチ

「惜しいチャンスというよりも、

あれが今のチーム状態を物語っていると

いうことじゃないのかな。

(明日からウッズが戻りますが)

いるべき人がいると、

安心できるから明日から出直しだ。」

●落合監督

「風邪がうつるぞ。

近寄るな。(言うことは)何もないよ。」


PSその2 お勤めご苦労様、今夜の渡邉選手

今夜は、7番・一塁でスタメン。

第1、第2打席とも初球を打ち上げ、中飛、左飛。

第3打席は、フルカウントの末、見送り三振。

3-0に終わってしまいました。(.250

いよいよ明日からウッズが戻って来ます。

立浪ウッズ次第ですが、

とりあえずはスーパーサブに戻りそうな感じ。

10試合のスタメン、お疲れ様でした。

2005年5月16日 (月)

野口苦しい初先発、悔しい3回3失点。

どうした竜…3カード連続負け越し

野口、3回KO


前日のサヨナラ勝ち

連敗を脱出した、ドラゴンズ

この日は、おおかたの予想通り、

野口茂樹登録即先発となりました。

復活をかける野口の投球やいかに?



◇セ・パ交流戦

中日-ソフトバンク 3回戦
(15日・ナゴヤドーム)
 H 201 000 001 = 4
 D 011 000 000 = 2
[敗] 野口(1敗)
[D本] 福留6号



ドラゴンズは、野口先発とあって、

前日同様、捕手には柳沢を。

さらに前日負傷退場の荒木が右ひざ打撲で欠場

二塁には今季初スタメンとなる

澤井道久を起用してきました。

やはり気になるのは、先発の野口

しかし、久々の1軍登板。

立ち上がりはとても硬かったようです。

いきなり先頭の大村に、スライダーを軽く当てられ、

ライトへのツーベースとされてしまうと、

続く代打・出口が送って3塁へ、

バティスタには外角高目のスライダーを打たれ、

セカンドオーバーのタイムリーヒット。

簡単に1点を失ってしまいます。

さらに城島にも、センターへのツーベースを浴び、

続くズレータの足に死球を与え、一死満塁

さらにカブレラにも三遊間を抜かれて、2点目を失います。

低目にボールが決まらず、スライダーにはキレがない。

そして高く入ったボールを打ち込まれてしまう悪循環

このままKOされてもおかしくない状態でしたが、

野口もなんとか踏ん張って、

井出竜也、鳥越と連続空振り三振。

なんとか2点で乗り切りましたが、最悪の出足でした。

ドラゴンズの反撃は2回、

先頭の福留がソフトバンク先発・倉野信次から

右中間スタンドに飛び込むホームラン!

今日の当たりは文句なくスタンドインの一発。

1点差に迫ります。

2回こそは、0に抑えて、

何とかいけそうだった野口でしたが、

3回、思わぬところから崩れてしまいます。

先頭の城島は、内角へのスライダーで

空振り三振に取りますが、

ズレータにファウルで粘られた末に四球を与えると

カブレラにも10球目をセンターに返され、

粘れず塁を埋められてしまいます。

井出は二ゴロで二死1、3塁としますが、

ここからがいけませんでした。

制球に苦しんで、鳥越に四球を与えると、

動揺からか、投手の倉野にストライクが入らず、

なんとストレートの四球

まさかの押し出しで1点を献上してしまいました。

続く大村は右飛でチェンジとなりましたが、

結局、野口はこの回で降板。

あまりにもピリッとしない投球内容。

とてもつらい78球となってしまいした。

3-1となった3回ウラ、ドラゴンズが再び反撃。

こちらも今ひとつの投球の倉野を攻めます。

一死後、井端が右中間を破るスリーベースで出ると、

立浪がセンター前にタイムリー!

続くアレックスはキャッチャーフライに倒れますが、

福留が四球を選んで1、2塁。

さらに渡邉がセカンドオーバーのヒットで満塁。

...かと思いきや、高代コーチの手が回っていました。

立浪は突っ込みますが、それには浅すぎた打球。

ライトの井出が好返球で本塁ベース手前でタッチアウト

この回は1点止まり

ただこれが後々になって響きました。

4回からは、中田賢一が2番手で登板。

前回の登板から中継ぎとなった中田

先頭の代打・柴原にヒットを浴びましたが、

結局ヒットはその1本で、四球もなし。

6回、竹岡の投ゴロを取り損ない、

エラーにしてしまうミスはありましたが、

それ以外まずまずの投球、

4イニングを無失点に抑えました。

一方、打線はソフトバンクの継投の前に苦しみます。

ゴロを打たせようとする城島のイメージ通りに

内野ゴロを打たされ、5回、6回と2イニング連続の併殺。

7回は代打・井上のレフト線への飛球を

ショートの鳥越がダイビングキャッチ。

竹岡-神内の前にランナーは出すものの、

相変わらずあと1本が出ず、

1点差のまま最終回を迎えます。

9回表、マウンド上は、4番手の高橋聡文

先頭の大村にライト前ヒットを打たれますが、

続く柴原のバント失敗で、一死1塁。

ここでドラゴンズベンチは、岡本にスイッチ。

しかし抑えきれず、バティスタ

レフトフェンス直撃のタイムリーを浴びて、

ダメ押しの1点を取られてしまいました。

9回ウラ、守護神・三瀬が登板。

二死から、澤井プロ入り初安打となる

ライトフェンス直撃のスリーベースが出ましたが、

続く井端がセンターフライでゲームセット。

ドラゴンズ、連勝ならず。

3カード連続の負け越しになってしまいました。


せっかく良い流れになると思いましたが、

あと1点が入りませんでした。

野口に期待していましたが、

まだまだ本調子ではなさそうで、

また抹消されそうな気がします。

打線は相変わらず、不振のまま

ウッズが復帰するまではこのままでしょう。

交流戦2勝7敗で、気がつけば貯金も6に。

4連勝の阪神とのゲーム差が、なんと1となり、

7連勝のヤクルトとも、1.5差

最下位ながら6勝2敗1分のGとも5.5差

いつの間にセ・リーグが混戦になってしまいました。

多分、一度は首位から落ちるかもしれません。

まだ5月とはいえ、ちょっとヤバい事態です。

17日からは、札幌に乗り込むドラゴンズ

なんとか浮上するきっかけを

北の大地で見つけてきてほしいです。


PS この日のコメントから。

●野口茂樹

「(打者がベースに覆いかぶさっていたから

投げにくかったのでは?)

そうでもないです。

スライダーがいい時と悪い時があった。

はまる割合を増やしていきたいです。

また頑張ってきます。」

●森繁コーチ

「チャンスは1度だけ。見れば分かるだろ。

ピッチャーにストレートのフォアボール出してちゃな。

2軍? 1回1軍に上げたんだからいいだろ。」

●福留孝介

「(2回のホームラン)

打ったのはスライダー。

0-2と有利なカウントだったので、

思い切っていきました。

入るかどうかは打った瞬間はわからなかったけど。」

●立浪和義

「(3回のタイムリー)

打ったのはストレート。

井端がよく走ってくれたので、

気楽に打席に入れました。」

●中田賢一

「(4回を1安打に抑える好投)

いつでも行けるように準備していました。

今日は先頭打者を結構出してしまったので、

そういうことをなくして今後につなげたいです。」

●澤井道久

「(9回プロ初安打となる三塁打)

荒木さんのケガでスタメンになったけど、

全力でやろうと思っていた。

(初安打は)追い込まれていたんで、

積極的にいこうとバットを振りました。

それがよかったのかな。」

●荒木雅博

(この日欠場。X線検査の結果、骨に異常なし)

「あさって(17日=日ハム戦)からは

出るつもりでいます。」

●松永監督付広報

「きのう(14日)といっしょです。

(監督から)そう伝えてくれと言われた。

体調不良です。」

●高代コーチ

「(チームの気持ちを代弁)

やり返せばいいんだ。

まだその機会はある。

今度の対決でやり返す。それだけ。」


PSその2 悪くはないけれど、今日の渡邉選手

この日も6番・一塁でスタメン。

第1打席は、高いバウンドのサードゴロ。

第2打席は、渋い右打ちでライト前に落ちるヒット。

しかし立浪がホームに還れず、タッチアウト。

打点はなりませんでした。

第3打席は、4-6-3の併殺でしたが、

第4打席にレフト前ヒット

4打数2安打.270。3割復帰も近いかも。

ウッズの復帰が近いですが、もうひとがんばりですね。

2005年5月15日 (日)

井端うれしいサヨナラ打、ドラゴンズ連敗脱出!

いばちん、いちばんうれしいヒット!井端、サヨナラ狙い撃ち

竜4連敗でストップ


今季初の4連敗となったドラゴンズ

今日は疲れが目立つ谷繁を休ませ、

柳沢を今季初のスタメンマスクで起用。

山井とのバッテリー、結果はいかに?



◇セ・パ交流戦

中日-ソフトバンク 2回戦
(14日・ナゴヤドーム)
 H 101 000 000 = 2
 D 000 000 111x = 3
[勝] 岡本(4勝2敗)
[D本] 福留5号



先発の山井は、重圧からか

腕が振れず、苦しい立ち上がり。

一死後、大村に右中間へスリーベースを打たれ

続くバティスタに三遊間を破られ、先制されます。

さらに城島にレフト前、カブレラに四球で

二死満塁と再びピンチを背負いますが、

本間を三振に取り、何とか最少失点に抑えました。

山井は3回にも、バティスタに左中間に運ばれ、

2点目を失いますが、その後は何とか凌いでいきます。

一方のソフトバンクの先発は、和田毅

さすがは、ホークスのエース

ドラゴンズ打線は、変化球のキレと緩急に惑わされ、

テンポ良くスイスイ投げられて、手も足も出ない状態

4回までは完全に抑えられてしまいます。

ようやく5回に、先頭のアレックスが四球で出ると、

続く福留がサードへ意表をつくセフティーバント。

この日はじめて和田を揺さぶります。

しかし、続く渡邉がバントを打ち上げてしまい、

わざと落とした城島の好判断で2-5-3のダブルプレー。

無死1、2塁が一瞬で、二死2塁に。

せっかく掴んだチャンスをつぶしてしまいました。

そして、6回表

今日もアクシデントが起きてしまいます!

伏線は、山井ズレータのヒジに与えた死球でした。

ムッとしながらも一塁へ進んだズレータでしたが、

続くカブレラの当たりはショートゴロの際、

併殺阻止のためにベースではなく、

二塁ベース右から一塁に送球した

荒木めがけて、故意にスライディング!

右ヒザを削られた荒木はその場に倒れ込みました。

明らかに死球への報復にみえたスライディングに、

落合監督激怒!

血相を変えて、審判に抗議します。

審判団の協議のすえ、守備妨害で併殺となりましたが、

それでも落合監督の怒りは収まりませんでした。

荒木は、治療から戻りましたが、

次の回、打席が回ると澤井と交代。

リードオフマンを失ったドラゴンズ

絶対に負けられないゲームになりました。

円陣を組んでから臨んだ7回ウラ、

その気持ちが、ナイン全体に広がりました。

二死から福留が5球目の外角のスライダーを叩くと

打球はライトへ一直線!

フェンスの一番上!?に当たって大きく跳ね返ります!

一気に福留は三塁へ、追撃のスリーベース

しかし、ここでも落合監督が出てきて抗議します。

「ライトフェンスの上のクッションに当たって

跳ね返ったから、ホームランだ」
というもの。

微妙な跳ね返り方だったため、4人の審判員で協議。

すると、「フェンスに当たった後にスタンド方向へ跳ね、

グラウンドに戻った」
として判定が変わりました。

スリーベースが一転、ホームランに!

王監督はじめソフトバンク側は、

当然納得出来ず、抗議しますが結局引き下り、試合は再開。

とにかくドラゴンズ和田から1点を返しました。

3回のホームランの後は、山井が粘りの投球。

相手の和田の影響もあってか?

低目にボールが決まりだし、

尻上がりに調子を上げて来ました。

8回もバティスタにはセンター前に運ばれますが、

城島を5-4-3の併殺に凌ぐとガッツポーズも出ました。

2-1となった8回ウラ、ソフトバンクは継投策、

和田に代えて岡本劼能

しかし、9連戦の8戦目。

連投が続く中継ぎ陣の出来は今ひとつ。

そこを付いてドラゴンズが代打攻勢をかけます。

1人目の井上はレフトフライに倒れますが、

2人目は、この日休んでいた谷繁

勝負強く、右中間突破を破ってのツーベース。

チャンスを作ります。

そして3人目は、切り札・高橋光信!

「荒木があんなふうにやられて、絶対なんとかしてやろう」

甘い真ん中高目のストレートを見逃さず、

右中間に気迫の一打でようやく同点に追いつきました!

ここまで来ると、もはや流れはドラゴンズ

2番手の岡本がランナーを背負うも何とか凌いで

迎えた最終回、劇的な幕切れが。

マウンドは、前の回一死満塁を凌いだ吉武

しかし気持ちが切れたか、この回は制球が乱れます。

渡邉、森野に連続して四球を与え、

さらに続く川相のバントを処理するも、三塁へ悪送球。

独り相撲で無死満塁にしてしまいました。

もはやドームは大盛り上がり!

一打サヨナラのチャンスに登場は、谷繁

しかし、一塁ファウルフライ。

続く大友も代わった神岡の前に空振り三振。

ツーアウトになってしまいます。

しかしここで迎えるは、選手会長の井端

0-2からストレートを2球見逃したあとの5球目、

「次に来る球は全て打とう」

そこへ来たのは、真ん中へのスライダー。

見逃さずに叩くと、打球はショートオーバー。

プロ入り初のサヨナラヒット!

一塁を回ると、右手を高々と突き上げた井端は、

一二塁間でナインみんなにもみくちゃに!

ドラゴンズ、連敗を4でストップ!

どん底からようやくはい上がりました。


いばちんの気迫のヒット、素晴らしかったです。

最強の二遊間の相棒・荒木の負傷交代に

燃えたこともあったと思いますが、よく打ってくれました。

審判の微妙な判定などいろいろなことが

ありましたが、勝ててよかったです。

一つ勝つことがこれだけしんどいとは。

ただ、このサヨナラ勝ちで流れは必ず変わるでしょう。

暗闇に戻らないよう、明日も連勝してほしいです。


PS 今夜のビクトリーラン!

☆井端弘和

「(サヨナラヒットについて)

プロに入って初めての事だったので

今までで一番うれしいですね。

まっすぐを狙って追い込まれていましたが

次に来る球は全て打とうと思っていました。

打った瞬間にヒットとわかりました。

連敗を止められて良かったです。

(負傷退場した)荒木のためにも

何とか打ちたいと思っていました。

これからどんどん勝って連勝していきたいので

皆さんもナゴヤドームにぜひ応援しに来てください!」

「なかなか簡単には勝てんもんですね。

サヨナラ打? プロに入って初めて。

一番うれしいヒットです

打った瞬間は『やっと終わった』って感じでした。

ノーアウト満塁のとき

僕の前で終わるだろうと思ったけども

2人アウトでちょうど気楽な気持ちで入れました。

ネクスト(バッターズサークル)で、

自分が打ったらああしよう、こうしようとか

考えてたんです。打ったら忘れちゃいましたけどね。

きょうは荒木のこともあったんで、

絶対に勝ちたかったんです。明らかな守備妨害ですから。

福留のホームランで落ち着いて

ゲーム運びをすることが出来た。

本当は先行逃げ切りがいいけど、

こういう勝ちも波に乗れる。あすからが楽しみですね。」

☆福留孝介

「(5回のバントヒット)

とにかく何でもやらないと。

流れが変わらないから。

あのバントは一番ヒットになる可能性が

高いと思ったからしただけ。

チームが勝つことが一番大事だから。

(7回のホームラン

スライダー、山井が頑張っていたから

何とかしたかった、よかったです。

飛んだ方向しか見ていないから…。

必死で走っていたからね。

(微妙な当たりだった?) 本塁打は本塁打だから。」

☆荒木雅博

「右ひざにぶつかってきました。

痛いですよ。腫れてます。

チームが勝てばいいです。

あした? あしたにならないと何ともいえない。

自分としては出たいけど。」

☆山井大介

「最初は少しあたふたしましたけど、

あそこを1点だけで抑えることができたのは良かった。

何とか最低限の仕事ができたと思う。

でも、打たれたのが高かったので、

その辺を反省し、次にいかせるようにしたいです。」

☆高橋光信

「(8回のタイムリー)

ストレートしか狙っていなかった。

荒木があんなふうにやられて、

絶対なんとかしてやろうという雰囲気が

チームにあったし、どうしても勝ちたかった。

打った球なんか覚えていません。

チームが勝った瞬間に忘れました。

疲れ? いろいろあるけど、

そんなこと言ってられない。

チームのためでもあるし、

自分のチャンスでもあるんだから。」

☆柳沢裕一

「昨日、スタメンを言われたので、

相手のデータを必死に分析しました。

今日は山井につきますよ。

チームが勝ってうれしいです。」

☆岡本真也

「ボク(の敗戦投手)から始まった連敗だからね。

止まってよかった。変化球がうまく落ちてくれた。」

☆落合監督

「きのう(13日)と同じだ。

風邪をおまえら(報道陣)にうつしたら

いけないから、きょうも(会見は)なし。」


PSその2 雨のち晴れ、今夜の渡邉選手

昨夜の殊勲と先発が左の和田ということで、

6番・一塁でスタメンとなりました。

第1打席は、右飛でしたが、

チャンス出迎えた第2打席にバントを失敗

捕ゴロとなってしまいます。

さらにその際すぐに、一塁に走らず併殺に。

2つのミスをしでかしてしまいました。

しかし、7回の再開直後に登場した第3打席は、

右中間突破のツーベース!

そして第4打席は、吉武からサヨナラの布石となる

四球を選び、井端のサヨナラ打でホームを踏みました。

3打数1安打で.241

初回、一塁上でバティスタにお辞儀をされたあと、

尻をたたかれ、照れていた渡邉選手

明日は川相先生バントを学びましょう。

2005年5月14日 (土)

13日の金曜日、落合中日初の4連敗。

折れたバットが...。憲伸にバット直撃 落合竜4連敗

緊急リリーフ岩瀬炎上


よく「13日の金曜日」

縁起の悪い日だと言われます。

実際はどうかわかりませんが、

ドラゴンズにとっては、まさに最悪

アクシデントから一転の逆転負け

落合監督になってからは、初の4連敗となりました。



◇セ・パ交流戦

中日-ソフトバンク 1回戦
(13日・ナゴヤドーム)
 H 000 000 131 = 5
 D 000 002 000 = 2
[敗] 岩瀬(1勝1敗10S)
[D本] なし



交流戦1勝5敗と、波に乗れないドラゴンズ

地元ナゴヤドームで迎えた福岡ソフトバンク戦。

3連敗中のドラゴンズは、エース・川上憲伸

ソフトバンク新垣渚と、

右の本格派が先発となりました。

立ち上がり、やや不安定だった憲伸

先頭の大村直之を内野安打で出すと、

鳥越に送られ、カブレラには四球で、

いきなり一死1、3塁とピンチを迎えます。

4番・松中を外角低目のストレートで

見送り三振には取りますが、

続く城島に四球を選ばれて、二死満塁と再びピンチ。

ズレータの当たりは、高く上がりましたが、

伸びが無く、センターフライに。

なんとか凌いだ憲伸は、

この回で、通算1000投球回を達成しました。

2回以降、憲伸は落ち着いたか、

いくらかヒットでランナーは出すものの、

後続を斬って、0を重ねていきます。

特に注目の松中との「MVP対決」は4回にこそ、

外角のフォークを左中間フェンス直撃の

ツーベースにされてしまいましたが、

6回の第3打席は、天井に当たるファウルこそあれど、

最後は外角低目のストレートで見逃し三振に!

しっかりお返し、実に見事な一球でした。

一方の新垣は、スライダーの細かい制球が今ひとつで、

なかなか思う通りに行かないピッチング。

毎回のように走者を出しますが、

相変わらずあと1本が出ないドラゴンズ打線

特に三度のチャンスに回ってきた

4番のアレックスに助けられたよう。

粘投でこちらも得点を与えません。

0-0で迎えた6回ウラ、ようやくゲームが動きました。

一死後、森野が内角低目のスライダーをジャストミート

あわやホームランか?という

ライトフェンス最上段に当たるツーベースで出塁します。

さらに7番に入っていた渡邉

2球目、142キロの真ん中低目のストレートを右方向へ。

セカンドオーバーの先制タイムリーヒット!

森野が2塁から生還、その間に渡邉もすかさず2塁へ。

ようやく出たタイムリー

ライトスタンドが盛り上がって来ました。

さらに谷繁も続き、真ん中に入ったスライダーを左へ。

三塁線を抜くタイムリーツーベース!

一気に3連打!恐怖の下位打線で2-0とリード。

今夜の憲伸の調子なら勝てるかも?

うれしい期待がふくらみました。

2点もらった憲伸は、7回に代打・宮地克彦

センター前タイムリーで1点を失いますが、

3安打されていた大村を抑えて、追加点を与えず。

ここまで97球、完投も行けそうでした。

しかし8回表、まさかのアクシデントが!

きっかけは先頭の代打・稲嶺誉に与えた四球でした。

167センチの稲嶺にストライクが放れず、

俊足そうな嫌な走者を出してしまった憲伸

続くカブレラは初球、内角高目のシュートを遊ゴロ。

併殺は取れず、二塁はセーフ。

ところが、その際折れたバット

なんと憲伸の左すね付近を直撃してしまいます!!

憲伸はベンチ裏に下がって、治療を施しましたが、

結局、続投できずにそのまま降板

次が、松中、城島とクリーンアップだったため、

勝負と見たドラゴンズベンチは、岩瀬を投入!

一気に逃げ切ろうとします。

完投ペースだったエース突然の降板

さすがの岩瀬気持ちの準備が出来てなかったか?

松中を追い込みますが、

勝負球の外角低目のスライダーが決まりません。

そして7球目、見送ればボールの

外角低目のスライダーをバットの先っぽで食らいつかれ、

しぶとくショート後方へ落とすタイムリーヒット

同点に追いつかれてしまいました。

これで動揺したのか?

岩瀬は、続く城島に初球をセンター前に。

さらにズレータにも高目に浮いたシュートを叩かれ、

右中間まっぷたつのタイムリーツーベースを浴びて、

4-2と逆転されてしまいます。

守護神の動揺を付く一気の3連打で、

3点をもぎ取ったソフトバンク打線。

今季初失点となってしまった岩瀬

ドラゴンズファンには、酷なシーンとなりました。

8回は、フェリシアーノ-吉武真太郎

そして、神内靖の小刻みなリレー。

代打・井出竜也の本塁打で3点差になっても、

最終回は守護神・三瀬幸司

ソフトバンクの継投の前にドラゴンズは抑えられ、

最後は代打・高橋光信が6-4-3の併殺

ツキにも、にも見放されたドラゴンズ

初の4連敗となってしまいました。


折れたバットが招いた、まさかの逆転負け

正直、憲伸が投げていたなら、

あのまま勝てたんじゃないかと思います。

ただ起こってしまったアクシデント

悔やんでも仕方ないでしょう。

それにしてもクリーンアップが繋がらない。

それほど良くなかった新垣

粘投させてしまったのがいけなかったと思います。

ただ上昇の兆しが見えないのがつらいところですが。

もうこれ以上は、負けられません。

明日は、打線が本気で奮起して

アクシデントがあっても、とにかく勝って下さい。


PS 今夜のコメントから。

●川上憲伸

「ゲッツーを狙ってボールを取りに行ったんです。

でも、バットがまともに左足に当たっちゃって...。

当たったのは左足のスネの横。

最初は屈伸ができないくらい痛かった。

ネンザかと思ったが、アイシングをしただけです。

病院にも行きません。

次の登板? それは大丈夫。

影響はないと思います。

あの回だけは投げきりたかった。

岩瀬さんとチームに迷惑をかけてしまった。

前回(オリックス戦)のボクのふがいない投球から

始まった悪いリズムを何とか変えたかったんですが…。

余計悪くしてしまいました。」

●岩瀬仁紀

「何とかしたかったんだけど…。

止められなくて申し訳ない。

準備はできていました。

あの回から行くこともあったわけだから。

(先発が)憲伸で、チームも何とか勝ちたかったんだけど...。」

●渡邉博幸

「(6回のタイムリー)

ストレート、

1、2打席目は強引にいきすぎていたので

センター方向中心にいこうと思っていた。

いいところに飛んでくれました。」

●谷繁元信

「(6回のタイムリーツーベース)

スライダー、

とにかくランナーを還そうと思った。

いいところを抜けてくれたね。」

●落合監督

「風邪をうつしちゃ悪いから、今日は何もない。」


PSその2 勝っていたらお立ち台...。今夜の渡邉選手

本編でもふれましたが、今夜は大活躍!

好走守それぞれでナイスプレーが出ました。

7番・一塁でスタメン、第1打席は無理矢理の一ゴロでしたが、

第2打席は、見事な先制タイムリー!

森野がホームインしたスキを付いて、二塁へ好走!

続く谷繁のツーベースでホームインするきっかけを作りました。

第3打席は、レフトへの大ファウルの後、遊ゴロでした。(.233)

本職の守備では、9回、大村の強烈な当たりをキャッチ、

反転してそのままベースへ駆け込むナイスプレー!

もしも勝っていたら、憲伸とともに

ヒーローインタビューだったと思うと涙々でした...。

2005年5月13日 (金)

届かないあと1点、西武に3連敗。

つながらない打線

得点機14打席1安打


インボイスSEIBUドームでの西武3連戦。

まさかの連敗が続くドラゴンズ

3タテを逃れるために今夜こそは勝ちたいところ。

しかし点を取ったら、奪われるという展開、

後半、なんとか1点差にまではしましたが、

届きませんでした。



◇セ・パ交流戦

西武-中日 3回戦
(12日・インボイスSEIBUドーム)
 D  010 100 100 = 3
 L  030 100 00X = 4
[敗] 落合(1勝1敗)
[D本] 高橋光2号



西武大沼幸二ドラゴンズ落合英二の先発。

初回、一死2塁のチャンスを作りますが、

立浪、アレックスが凡退で得点できず。

今夜も0が続くかと思われた2回、

ドラゴンズ、ようやく得点します。

一死後迎えるは、

今夜6番・一塁に入った高橋光信

3球目、真ん中高目のスライダーを叩くと、

高く上がった打球はそのまま伸びてレフトスタンドへ!

先制ホームランで19イニング振りの得点

今夜は違う雰囲気になりそうな感じでした。

しかし、立ち上がりは三者凡退に抑えた

落合英二がそのウラにつかまってしまいます。

先頭のカブレラに内角高目のシュートを強引に

レフト線に落とされ、ツーベースにされると、

二死後、中村剛也に内角低目のボール球を

コンパクトに打たれ、レフト線へ。

同点タイムリーツーベースを浴びてしまいます。

これだけならまだ良かったのですが、

続く細川に真ん中に甘く入ったスライダーを叩かれ、

レフトスタンドへ2ランホームラン

まさかの一発で逆転されてしまいました。

それでも4回に、森野のこの日2本目となる、

右中間オーバーツーベースで1点差に迫るドラゴンズ

ところが、英二がここで踏ん張れません。

4回ウラ、またも先頭のカブレラに、

今度はレフトフェンス直撃のツーベースを浴びると、

2回と同じように和田石井義人は抑えますが、

またも中村に今度はあわやホームランの

ライトフェンス直撃のタイムリーツーベース。

2回と全く同じ展開で1点を失った英二

点を取ってもらった直後の失点

勝負どころでボールが甘く入ってしまい、

いけないパターンを続けた英二は、

この回で降板となりました。

今夜は、絶対負けられないドラゴンズ

5回も、荒木のヒットと立浪の四球で二死1、2塁。

ランナーを意識して、ボールが若干甘くなっていた

大沼を攻める良いチャンスでしたが、

アレックスが初球を打ち上げ、セカンドフライ。

続く6回も光信のツーベースと谷繁の四球で

二死1、2塁と再びチャンスを迎えますが、

大友がピッチャーゴロ。

あと1本が出ずに、チャンスを潰してしまう悪循環

5回ウラ、2番手で中田賢一が登板。

中3日で初のリリーフ登板となりました。

先頭の片岡にツーベースを打たれますが、

続く栗山、赤田、フェルナンデス三者連続空振り三振

6回もカブレラに四球、和田にセンター前ヒット。

無死1、2塁としてしまいますが、何とか0に凌ぎます。

ボール先行の投球ながらも2イニングを抑えた中田

ローテを外れての中継ぎは、粘投でした。

そんな中田に答えるべく、

7回、荒木のセンター前と大沼の暴投で一死2塁。

井端をセカンドライナーに凌いだところで、

西武ベンチは、大沼から左の星野智樹にスイッチ。

立浪がセカンドゴロで3塁に進めると、

アレックスにようやく当たりが!

左中間を抜くタイムリーツーベース!

4-3と1点差となり、盛り上がってきました。

ここで迎えるは福留

しかし、空振り三振に倒れてしまいます。

どうしてもあと1点に手が届きません。

3番手の川岸カブレラを三球三振に凌いだ後の8回、

このゲーム最後のチャンス!

代わった森慎二から高橋光信

ボールを見極めて四球を選び、

代走・澤井谷繁の初球に盗塁!

しかし、谷繁がフォークを見送り三振。

大友も強い打球の一ゴロ、

やはり潰してしまいました。

そして迎えた最終回、9回表、

西武はもちろんクローザーの豊田清を投入。

今季の豊田は本当に良い感じで、

ドラゴンズ打線は手も足も出ず状態。

荒木、井端、立浪が三者凡退でゲームセット。

ドラゴンズ西武にまさかの同一カード3連敗

交流戦は、1勝5敗と最下位。

いまだに両目が開けられない有り様です。


多少は、マシにはなりましたが、

それにしても勝てません。

打線は1点差まで詰め寄りながらも

決定打が出ず、残塁を重ねてしまいました。

若い投手が4イニングを0に凌いでいたので、

なんとか同点にしてほしかったです。

結局勝てないまま、地元に戻って、

明日からはソフトバンク戦。

まずは憲伸連敗と悪い流れを止めてほしいです。

話は変わりますが、英智が登録抹消になりました。

ケガなのでしょうか?心配です。


PS 今夜のコメントから。

●高橋光信

「(2回のホームラン)

スライダー、こすって詰まったから入ると思わなかった。

直球を待って早めにタイミングを取っていたら、

(投手の)変則モーションに惑わされて遅れちゃって...。

でも、そこにたまたまスライダーが来てくれて

タイミングがちょうど合ったんです。

スタメン? いや、負担じゃないです。

代打ばかりの野球人生。

でも、首脳陣は僕の守備が下手なのを

分かった上で使ってくれている。

その思いに応えたいし、

できる限りのことで勝利に貢献したいですから。」

●森野将彦

「(4回のタイムリー)

フォーク、甘いボールをうまく打てました。」

●大友進

「(古巣に一度も勝てず)

2試合チャンスをもらえたのに、一本が出ていれば…。

最後は『いった』と思った。

打ち取られた当たりじゃないだけに、歯がゆい。」

●中田賢一

「(プロ6試合目で初のリリーフ)

自分はいつもベンチに入っている人間なんで、

戸惑いとかはなかったですよ。

投げろと言われれば行くだけですから。」

●落合英二

「(4回4失点で今季初黒星)

取って取られてなので野手のみなさんに申し訳ないです。」

●高代コーチ

「今までが順調過ぎた、ととらえている。

こういうこともある。

それがたまたま交流戦にきただけ。

これまで4連敗がないのだから、

ホームに帰ってから正念場になる。」

●落合監督

「こんなこと? そりゃあるさ。野球だもの。

全部は勝てないって。それ以外、言うことはない。

中田? そういう話は、おまえら(報道陣)に

言う必要はまったくない。

中の話を何でしなきゃいけないの。」


PSその2 寒そう、今夜の渡邉選手

打てない打線の組み替えで、今夜はスタメン落ち

8回ウラの守備から登場。一塁に入りました。

ずっとグランドコートを着たまま、

ベンチの左スミで戦況を見守っていました。

ナゴドでは復活してほしいです。

2005年5月12日 (木)

朝倉に援護なし、最高の負け方。

中日「0行進」今季初2カード連続負け越し

昨夜は今季初のサヨナラ負け

イヤな負け方をしたドラゴンズ

今夜はもっとイヤな負け方をしてしまいました。

松坂に手も足も出ない完封負け

西武にも2連敗で、今季初の2カード連続負け越し。

さて「負け」という言葉が

ここまで何度出てきたでしょう? 



◇セ・パ交流戦

西武-中日 2回戦
(11日・インボイスSEIBUドーム)
 D  000 000 000 = 0
 L  001 001 02X = 4
[敗] 朝倉(2勝2敗)
[D本] なし



ともに「背番号18」松坂大輔朝倉健太の先発。

初回、立浪の左中間への447号ツーベースが出るも、

続くアレックスが外角のスライダーを三球三振。

ここでドラゴンズはつまずいてしまったようです。

今夜の松坂は、変化球のキレが抜群。

スライダー、チェンジアップ、フォークなどに

150キロを越えるストレートが混ざり、

ドラゴンズ打線翻弄されまくりでした。

3回一死から、今夜スタメン9番の大友が粘った末に、

150キロのストレートをライトにクリーンヒット!

荒木が二ゴロでランナー入れ代わるも、

井端が右打ちでライト線に落とし、二死1、3塁に。

しかし、立浪が外角低目のフォークを空振り三振。

さらに6回、先頭の荒木がセフティーバント!

三塁内野安打で出ると、井端の投ゴロで2塁へ。

チャンスを作ったかに見えましたが、

立浪がフォークを空振り三振。

アレックスが粘るもセンターフライ。

そして8回、大友が詰まりながらもセンター前へ。

代走・英智でチャンスを掴もうとしますが、

続く荒木が4-6-3の併殺でつぶしてしまいます。

かろうじてランナーが出たのが、この程度

力でねじ伏せられて、ドラゴンズ打線

自分たちのバッティングを全くさせてもらえませんでした。

特に立浪、アレックス、福留、森野と並んだ

クリーンアップは、初回の立浪のツーベースと

9回のアレックスのヒットの2本のみと散々の出来。

頑張っていたのは、古巣相手に

3打数2安打と恩返しした大友くらいでした。

得点経過を綴っておくと、

序盤、走者を出しながらも

併殺で凌いでいた朝倉が、

3回ウラ、二死から片岡、栗山に連打され、1、3塁。

ここで赤田に初球、高目のスライダーを叩かれ、

ライトフェンス直撃のツーベースで先制

6回ウラ、ここも併殺を取った後、

カブレラに四球を与えると、

続く和田に初球をセンター前に打たれ、

さらに石井義人に、内角球を逆方向へ

巧く流されて、レフト線へ落ちるタイムリー

8回ウラ、フェルナンデスにレフトオーバーの

ツーベースを打たれると、カブレラは敬遠。

一死1、2塁となったところで

朝倉は降板。平井にスイッチ。

しかし、和田にライトオーバーの

タイムリーツーベースを浴び、3点目を失うと、

さらに代わった石井も四球から満塁にしてしまい、

中村にレフトへ犠牲フライを浴びる。

4-0となってしまうともうお手上げ。

結局、11三振を奪った松坂

今季初の無四球完封を許したと、こんな感じでした。


ゲーム後、松坂が、

「こういうチーム状況で、最高の勝ち方ができた」と

胸を張ったそうですが、ドラゴンズにとっては、

西武ファンを喜ばす「最高の負け方」でした。

ドラゴンズファンにとっては、外気のように

お寒い試合になってしまいましたが。

ただ先発の朝倉は頑張っていたと思います。

ともに二死からの失点、詰めの甘さが悔やまれますが、

多少の力みはあったもののそれなりに丁寧なピッチング。

もう少し援護があれば、結果は違っていたと感じました。

これで2カード連続の負け越し。

せめて西武に3タテだけは食らわないようにしないと。

明日が終われば、とりあえずは地元に帰れます。

地味でもいいですから、とにかく勝ってほしいです。


PS 今夜のコメントから。

●朝倉健太

「(援護なく2敗目)

調子は悪くなかったんです。

でも、きょうも2アウトから点を取られてしまったのが…。

今年は2アウトを取ってから

失点するケースが本当に多いんです。

(原因は)僕自身の中で2アウトから、というのを

意識しすぎているのかもしれません。何か考えないと…。

次の西武戦? そうですね。借り、返します。」

●立浪和義

「最初の打席はいい形で(安打が)出たけど、

チャンスで打てなかった。

松坂は日本シリーズよりよかったと思うけど、

(三振は)すべてフォークでやられた。

日本シリーズでは

チェンジアップの印象があったけど…。

いいところに落とされました。

追い込まれる前に打てるボールを1回でも打っておけば、

違った展開になったでしょう…。

直球に絞った? いや、いろんな球種を持っているから、

的が絞りにくい。きょうは完敗です。

反省するところは反省して、切り替えていきますよ。」

●高代コーチ

「変化球で簡単にストライクを取られ、

相手を楽にさせてしまった。

そりゃ4番がいるのといないのでは違う。

アレックスは4番の重圧?それは本人に聞いて。

打線の組み替え? これから帰って考えるよ。」

●落合監督

「30試合から50試合が一番つかれるところなんだ。

開幕から目いっぱい走ってきたからな。

(その時期が)たまたま交流戦だったってだけ。

ウチはヨソより多く負けられるんだ。

そのために貯金がある。

また50試合を過ぎたら、走り出すさ。

辛抱? 何で辛抱しなきゃいけないの?

そんな必要ない。」


PSその2 今夜の渡邉選手

またも守備位置が変わって、7番・一塁でスタメン。

やはり一塁の方が落ち着いて観ていられます。

1回ウラの井端のエラーは、送球が逸れた上に高かった。

ベースから足が離れてしまったため、

さすがの渡邉選手でもアウトには出来ませんでした。

ただ7回の栗山の一ゴロを好捕、

素早く3-3-6の併殺にしたプレーは、お見事でした。

ただいばちんが削られてしまいましたが。

打つ方は、見逃し三振 、三ゴロ、一飛と3タコ

打率が一気に下降して、

.231になってしまいました。ヤバいです。

2005年5月11日 (水)

えっ!? 山本昌、信じられない連続暴投。

2球連続暴投 マサか・・・
今季初のサヨナラ負け

昨季の日本シリーズの再戦となった西武戦。
チャンピオンフラッグが掛けられたインボイスSEIBUドーム
リベンジを賭けて、戦ったドラゴンズ
悪夢ふたたび、今季初のサヨナラ負けとなりました。


◇セ・パ交流戦
西武-中日 1回戦
(10日・インボイスSEIBUドーム)
 D  100 000 000 = 1
 L  000 010 001x = 2
[敗] 岡本(3勝2敗)
[D本] なし


ドラゴンズは、先発の左腕・帆足和幸対策で、
6番・一塁で高橋光信、7番・サードで渡邉
そして9番・レフトに英智
右打者を並べる布陣でスタメンを組みました。

その帆足の立ち上がり、
先頭の荒木が高いバウンドのサードゴロ。
フェルナンデスが素手で捕ろうとしたが、
つかみ損なって内野安打で出ると、すかさず盗塁。
そして井端が、右方向へ。
打球は、ファーストゴロになりましたが、
緩慢な守備のカブレラのグラブの下を抜けていきます。
先制タイムリーツーベース!
ドラゴンズ、2人で1点を奪います。

なおも立浪の一ゴロで井端が、3塁へ。
ここで主軸を迎えましたが、アレックスはショートゴロ。
福留は、当たりは良かったがセンターフライと
追加点が取れずに1点止まり
これが後々、響いてしまいました。

ドラゴンズの先発は、山本昌
シリーズの防御率は、7.71だった山本昌
リベンジに賭ける意気込みは、
それ相当のものであったでしょう。
しかし、初回を走者を出しつつも、
盗塁失敗で結局、三者凡退に凌ぐと、
以降は、持ち前の緩急をつけた投球で四回まで無失点。
中村剛也、片岡易之、栗山巧など
西武の新顔を完全に翻弄していきます。

帆足も2回以降は、完全に立ち直り、
適度に散らばるストレートと低目に決まる
パームボールで狙い球を絞らせない好投。
ドラゴンズ早打ちで助けてしまった印象もありますが。
投手戦で1-0で5回ウラを迎えました。

ここまでわずか2安打に抑えていた山本昌
先頭の中村は空振り三振に斬りますが、
石井義人をピッチャー返しで出してしまいます。
さらに細川を2-0まで追い込むも
四球で出してしまい、一死1、2塁。
ランナーを貯めてしまったところで
落合監督がマウンドへ。
笑みを浮かべながらも指示を出し、戻ります。

しかし、そのあと信じられない光景が!!

迎えた片岡への初球、
外角高目へカーブを投じようとした山本昌
握り損なったか、超すっぽ抜けて
ボールは一塁側の飛んでもない方向へ!
本人が言うに「何万球に1度あるかないかという暴投」
ランナーは2、3塁に進塁します。

さらに信じられない光景は続きます。

続く2球目の内角低目スライダーが、
慎重になりすぎたのか、ワンバウンド
谷繁との呼吸が合わず、再びワイルドピッチ
3塁走者の石井義人は労せずホームインし、同点に!
突然の連続暴投、突然の乱調で、
1点を「進呈して」しまいました。
しかし、我に返ったか?
片岡を0-3から浅いレフトフライに、
栗山には粘られながらも、投ゴロで切り抜け1点止まり
それにしても信じられない。
もったいない失点で同点となってしまいました。

帆足の好投は、依然続き、
チャンスをつかませず、ドラゴンズ打線を抑える姿は、
まさに粘投と化していきました。

山本昌もそれ以降は、再び持ち直しましたが、
8回、栗山にライトフェンス直撃の
ツーベースを浴びたところで交代。
今季最多の128球は、勝たせてあげたい好投でした。
2番手の岡本赤田、フェルナンデスをしっかり斬って
勝負は最終回に持ち込まれました。

9回表、福留がライト前で出るも、
高橋光信、渡邉が凡退で無得点のドラゴンズ
延長戦もよぎった9回ウラ、
マウンドは岡本が続投。
西武の先頭打者はカブレラ
シリーズのあの満塁弾が頭をよぎりました。

そして迎えた2-0のあとの3球目、
岡本が投じた真ん中低目のフォーク。
カブレラが上手くとらえると、
打球は低い弾道で右中間スタンドに。
まさかのサヨナラホームラン
悪夢再びのドラゴンズ、またも初戦を落としました。


それにしても、あっけない幕切れ
「思い切り3回振って当たれば
本塁打になると思ってた。」
という
カブレラの一振りにやられてしまいました。
それも悔しいですが、5回の失点。
落合監督はマウンドで何を言ったのか?
昌さんが連続暴投したのには、それが関係あったのか?
とても気になりました。

とにかく西武には勝ち越してほしい。
その為にも明日先発予定の松坂は必ず叩いてほしいです。
福留をはじめ、打線の奮起に期待します。


PS 今夜のコメントから。
●山本昌
「暴投の理由? 説明がつかない。
こっちが聞きたいくらいです。
1球目? カーブ、すべった。こんなの初めて。
(西武戦初勝利はお預けに)
また次があるかもしれないので、その時は頑張りたいです。」

「自分でも説明のしようがない、
何万球に1度あるかないかという
暴投をやってしまいました。
もちろんボク自身も初めての経験でした。
次のボールも慎重になりすぎて、また暴投なんて。
つまらない失点でホント、みんなに申し訳ない。」

(山本昌公式ホームページより)

●岡本真也
「もっとボールにしなきゃいけなかった。
打たれたのはフォーク。コントロールミスです。
疲れ?それはない。
シリーズ? そのことは気にしてなかったです。」

●井端弘和
「(1回のタイムリー)
(打ったのは)フォークかな?
ランナーを進めようと思っていたのが、
たまたま間に行っただけです。
でも先制点が取れてよかった。」

●荒木雅博
「最初の1点は大きいから必死でした。
1回でも、2回でも、点に絡まないといけないですから。
昌さんに悪いことをした。
1点ではきついですよね。もう1点でも、取れていたら...。」

●福留孝介
「(計4安打の打線にあって4打数2安打)
ボクらが点を取らないと。
(山本)昌さんがいい投球をしていたのに申し訳ない。」

●高代コーチ
「打線? 打てる右打者がおらんから。
早いカウントからどんどん打っていこうという
作戦だったんだけど...。」

●落合監督
「負けるときはこんなもん。」

中日・岩瀬、ロッテ・西岡ら受賞=4月月間MVP
11試合に登板して10回を投げ、
防御率0.00の好成績を残した岩瀬
初の月間MVPを受賞となりました。おめでとうございます!

☆岩瀬仁紀
「(7年目での初受賞)
勝ちに貢献しようと必死でしたけど、
(セ全体で)先発が勝っていない(最多で3勝)し、
ひょっとしてと思っていた。
初めてなんで、非常にうれしい。
どうしても去年のことが頭にあったから、
今年は絶対にやらなければ、と思っていた。
自分が出たら、試合を落とせないと思っている。
勝てる試合はどん欲に勝って、
チームの勝利に貢献したい。」


PSその2 ベンチでは左端、今夜の渡邉選手
帆足対策をうけて、7番・サードでスタメン!
サードでの守備機会はほとんどありませんでした。
打つ方は、第1打席はショートゴロ。
しかし、ショート片岡の送球が高く一塁セーフに!
エラーではなく、内野安打にしてほしかったです。
以降は、セカンドフライ、セカンドライナー、
9回の二死1塁では、レフトへの当たり、
地面スレスレで和田に捕られ、左飛。
結局、4-0で.261に。明日こそは西武討ちですよ。

2005年5月 9日 (月)

ホッとした、ドラゴンズ交流戦初勝利!

竜 交流戦初勝利

谷繁、執念の同点打 3連敗させません


オリックス相手にまさかの連敗をしたドラゴンズ

ルーキー対決となった第3戦は

二転三転のシーソーゲームとなりました。

しかし「フシギ」は3日は続きません!

セ・リーグ首位の意地をみせ、

逆転勝ちしたドラゴンズ

ようやく交流戦初勝利となりました。



◇セ・パ交流戦

オリックス-中日 3回戦
(8日・スカイマークスタジアム)
 D  100 310 021 = 8
 Bs 012 030 000 = 6
[勝] 岡本(3勝1敗)[S] 岩瀬(1勝10S)
[D本] 立浪3号



オリックス・光原逸裕ドラゴンズ・中田賢一

ともにドラフト2巡目のルーキーの先発

連敗中のドラゴンズは、打順を再び変更。

6番に森野、7番に渡邉、そして9番レフトに

大友をスタメンに入れてきました。

先制したのは、ドラゴンズ

光原の立ち上がりを攻め、

荒木がライト線に落ちる二塁打で出ると

井端がプッシュバントで二塁内野安打。

さらに立浪の四球で無死満塁のチャンス。

4番・アレックスがレフトに犠牲フライ。

続く福留が四球を選んで、再び満塁にしますが、

しかし森野が初球を打って、4-6-3の併殺

1点しか取れなかったのが、

後々の混戦に繋がってしまいました。

オリックスもすぐさま反撃。

2回に早川の三ゴロの間の1点で同点に追いつくと、

3回には、がレフトへ2試合連続のホームラン。

3-1とゲームをひっくり返しました。

しかし、ドラゴンズが4回、再び反撃。

先頭の福留がショート内野安打で出塁、

森野もセンター前で続き、無死1、3塁。

ここで渡邉がライト前にタイムリー!

3連打で1点差に。

谷繁のライトフライで一死1、3塁とすると、

さらに大友の一ゴロの間に同点

そして荒木が初球をセンターへ。

セカンドの平野が飛び込むも弾いて、内野安打!

逆転タイムリーとなって4-3

さらに5回には福留の併殺崩れの間に1点を奪い、

5-3と再びリードを奪いました。

しかし5回ウラ、ゲームがまたも動きます。

一死後、平野の投ゴロを

中田がトンネルして内野安打にしてしまうと、

谷、ブランボーに連続四球で満塁に。

北川を迎えたときに石井に交代。

中田は、4回1/3でマウンドを降りました。

北川が初球、外角低目のスライダーを叩くと

打球はライトへの飛球!

福留が見事なダイビングキャッチ!

しかしホームには投げられず。

1点失ったかと思いきや、

三塁走者の平野が飛び出しすぎて、タッチアップ出来ず

まさかのボーンヘッドでドラゴンズは得をしました。

しかし、次のシーンで再びまさか!

石井が続く後藤の腰に死球

押し出しとしてしまいます。

せっかく得をしたのに帳消しとなる一球。

石井は続く早川にセンター前に2点タイムリーを浴び、

6-5とまたも逆転されてしまいました。

ルーキーズが沈んで、奪われた3点

オリックスの粘りの前に、

「3連敗」の嫌な空気が流れてきました。

6回以降は、継投勝負。

オリックス香月が、ドラゴンズ岡本が凌いで、

6-5のまま、終盤8回を迎えました。

8回表、マウンドには5番手の菊地原

二死を簡単に取りますが、渡邉に四球。

オリックスは、吉川にスイッチします。

しかし続く谷繁のときに鈴木のパスボールで

代走・澤井が二塁に進みます。

ここで谷繁意地の一打!

前進してきたセンター前に落ちるタイムリー!

終盤にようやく同点に追いつきました。

さらにチャンスは続き、大友が四球を選びます。

二死1、2塁で迎えるは荒木

しかし4球目のフォークを引っかけて、ショートゴロ。

万事休すかと思いきや、三度目のまさか!

上手く捕った後藤が二塁に放るも、

これがとんでもない悪送球!!

ボールはライトの方向へ。その間に谷繁がホームイン!

オリックスの守備のミスから

ドラゴンズがついに逆転しました。

そうなると勝利の継投。

8回ウラ、岡本が代打・水口を抑えると

すかさず守護神・岩瀬にスイッチ!

代打・下山、平野宝刀スライダーで連続三振。

9回、立浪のライトへのダメ押しの一発で

2点リードとなるとさらに万全

には二塁打を打たれるも、後続を抑えてゲームセット!

ドラゴンズ、何とか交流戦初勝利となりました。


5回に逆転されたときは、

正直、今日も負けるんじゃないかと思いました。

しかし相手のミスからでしたが、逆転勝利

「今日は負けられない」という

ドラゴンズナイン意地の勝利だったと思います。

一つ勝てて、ホッとしましたね。

これで少しは流れを取り戻せるでしょう。

火曜日からはインボイスSEIBUドームで西武と対戦。

昨年の日本シリーズのリベンジといってほしいです。


PS 今日のビクトリーラン!

☆立浪和義

「たくさん応援に来ていただいたので、

今日は結果が出せて良かったです。

対戦したことのないピッチャーが多いのですが、

条件は同じなので、

これからもドンドン打てるように

頑張っていきたいと思います。

3連敗せずに、正直ホッとしています。

また東京方面にも来ますので、

応援よろしくお願いします。」

☆谷繁元信

「(8回の同点タイムリー) 

2試合負けていたので

どうしても勝ちたいという気持ちだけでした。

シーソーゲーム? そんなことより、

何より勝てたということが大きいんです。

カウント2-3。だから、狙い球も何も、

とにかく来た球を振るつもりでした。

(セの首位がパの5位に連敗していたが)

やはりセの打者とは違うところがある。

僕自身、少し(配球の)考え方を

変えなきゃいけないかな…と思っています。」

☆福留孝介

「(5回、ダイビングキャッチ)

(満塁で)少し前に守っていたし、

捕れると思ったから思い切りいきました。

(人工芝の)ナゴヤドームだったら? 

捕れてない。っていうか、飛んでない。

ここだったからですよ。」

☆大友進

「(2回にダイビングキャッチ)

三塁に走者がいたから、思い切っていきました。

気合? 入りまくりでしたよ。

初めてのスタメンで必死でした。

パ・リーグ相手ということで燃えました。」

☆岡本真也

「連敗していたし、気合が入っていました。

腕が振れていたんで真っすぐで押しました。

負けてるといっても1点差。

0点に抑えれば何とかなると思って投げました。

疲れは感じない。毎日だときついけどね。

打者の特徴がよくわからないので、

自分らしいピッチングを心がけました。

交流戦のチーム初勝利投手?いつもと一緒です。」

☆岩瀬仁紀

「(今季10セーブ目)調子はよかった。

ベンチから、あの場面(8回1死)で行くぞと

言われていた。何としても勝ちたかったから。

(交流戦初登板)そういうのは関係ない。

自分の投球が出来るか出来ないか。

こういう展開だったから、そういうこと

(早めの投入)もあると思って準備していた。」

☆荒木雅博

「(4回の勝ち越しタイムリー)

前の打席もチャンス(2死三塁)で凡退

していたから、センター方向を意識していた。」

☆アレックス・オチョア

(3回、小飛球をスライディングキャッチ)

「常にベストプレーを心掛けているけど、

ボクだけじゃなくウチの守りはいいからね。

大友や福留のプレーを見ていても分かると思うけど

アレがボクらのチームの強さ(の秘密)だと思うよ。

守りで貢献できてうれしいよ。」

☆中田賢一

「(6失点と乱調) 悔しいです。

ヒットにしてしまった5回の(平野の)

当たりは、イージーなゴロ。

大事にいこうと思っていたのに...。

森コーチにきつく注意されました。

言われて当たり前のことをしているぼくが悪いです。」

☆落合監督

「1勝2敗でいいんじゃないの。3連敗しなければ。

(西武、ソフトバンクと強敵が続く)

これからの試合? わかりません、以上。」


PSその2 うるるとさらら、今日の渡邉選手

昨夜は、苦しい併殺を喫しましたが、

今日は心機一転、「7番・一塁」

懐かしい昨季の打順での出場となりました。

第1打席は初球をいい当たりの右飛、

そして第2打席、光原の内角低目のシュートを

しっかり叩くライトへのタイムリー!

うれしい打点となり、リベンジを果たしました。

第3打席は遊ゴロ、そして第4打席は価値ある四球

ここで代走・澤井に代わりました。(.316

コメントも入りました。(トーチュウ紙面より)

「(4回のタイムリー)

一、二塁間が空いていたので、右方向を

ねらっていた。ヒットになってよかった。」

次の西武戦では、ノーヒットだった

シリーズのリベンジを果たしてもらいたいです。

2005年5月 8日 (日)

山井まさか、ドラゴンズ手痛い連敗。

またかよ山井

同点2ラン+逆転打で降板


オリックスとの交流戦第2戦は、

今夜のゲームは前半と後半では全く違う展開

前半押していたドラゴンズが、

後半まさかの展開で逆転負け

交流戦2連敗となってしまいました。



◇セ・パ交流戦

オリックス-中日 2回戦
(7日・スカイマークスタジアム)
 D  003 000 000 = 3
 Bs 000 013 11X = 6
[敗] 山井(1勝2敗)
[D本] なし



昨夜、初の完封負けを喫したドラゴンズは、

3番にDH立浪、4番にアレックス

そして6番・レフトで井上を起用。

交流戦前に暖めていたプランを実行してきました。

そのドラゴンズ打線、今季まだ未勝利で

初回からあまり調子が上がらない

オリックス先発のケビン・バーンを3回に捕まえます。

先頭の渡邉がショート内野安打で出塁すると、

荒木がピッチャー返しで1、2塁。

さらに井端がライト前に運ぶタイムリー

エンドランでスタートしていた渡邉がホームイン!

交流戦初得点となりました。

続く立浪は0-3から力んでセカンドフライに倒れますが、

アレックスの時、井端が走って、一死2、3塁に。

ここで今日4番アレックスが期待に応えます。

外角低目のカットボールを腕を伸ばして、

ショート左を抜くタイムリー!

一挙に二者が生還して、3-0!!

福留、井上も続き、この回6本のヒットで満塁と

さらにチャンスを広げます。

しかし、森野が一ゴロで本封、谷繁がレフトフライで

ケビンを降ろすことが出来ませんでした。

ドラゴンズの先発は、山井大介

今夜はセブンゴーグルの山井は、絶好調!

ストレートのキレが良く、スライダーも良く決まって、

オリックス打線を完璧に抑えます。

4回まで1四球のみのパーフェクトピッチング

前半は完全なドラゴンズペースでした。

しかし、5回ウラ

山井は一死後、後藤に初ヒットを打たれると、

早川にもレフト前に運ばれ、1、2塁の初ピンチ。

ここで阿部真宏にライト前にタイムリー。

3連打で1点を失います。

4回以降もケビンは続投。

しかし、あれだけ連打を放っていたドラゴンズの攻撃が

ややチグハグ気味になってきて、ケビンを助けてしまいます。

4回は荒木がレフト前で出ますが、盗塁失敗

5回も福留が出ましたが、井上が投ゴロで凡退。

そして6回には、谷繁が四球で出ますが、

続く渡邉がエンドランで空振り三振。

谷繁が2塁でタッチアウトの最悪の三振ゲッツー

流れが徐々にオリックスへと変わってしまいました。

6回ウラ、ここまで良かった山井が、

まさかの乱調で連打を浴びてしまいます。

一死1塁から、この日2三振だった

シュートした真っ直ぐを上手く打たれて

レフトスタンドに飛び込む同点2ランを浴びると、

続くブランボーにもレフト前ヒット。

そして北川にど真ん中のストレートを叩かれ、

左中間突破の逆転スリーベース!

前半とは全く違うオリックス打線4-3と逆転され

山井は降板となってしまいました。

ここで流れを止めたかったのですが、

7回には、6回は上手く抑えた2番手・石井

村松の振り逃げから連打を浴びて、

アンラッキーな1点を失い、

8回も3番手・平井が、まさかのスクイズに慌てて

ボールを取り損なって、1点を失う。

打線の方は、7回から登板の加藤大輔

3イニング、パーフェクトに抑えられ、ゲームセット

ドラゴンズ、アウェー神戸で

手痛い連敗となってしまいました。


初の土日となりましたセ・パ交流戦、

昨夜はガラガラだったスカイマークスタジアム

30218人と今季最高の入りだったそうです。

ただ今夜のドラゴンズは攻守共にまずかったですね。

攻撃では最後の詰めが足りないように思えました。

山井が今回も粘り切れませんでした。

前半あれだけ良い投球だったのにとても悔やまれます。

明日は中田が登板となりそうですが、

まさかの連敗は2つまで、

さすがに3タテを食らってはいけません。

オリックスに足もとをすくわれないに頑張ってほしいです。


PS 今夜のコメントから。

●山井大介

「(谷に)打たれたのはシュート。

申し訳ありません...。

連打?(その原因は)考え中です。」

●森繁コーチ

「先発として役に立たない。

1本(安打を)許すと連打でいかれてしまう。

本人もその辺は考えているんだろうけどな。」

●アレックス・オチョア

「(3回の2点タイムリー)

体勢が崩れたが、腕を伸ばしながらうまく打てた。

きのう、きょうと負けてしまったけど、

点は入っているんだしね。

自分としてはストライクを強く振ることだけを考えた。

こういうことも野球はあるんだ。

気持ちを入れ替えていくしかないでしょ。」

●福留孝介

「(2試合ぶりの3安打猛打賞)

3本とも左方向? 意識はしていない。

たまたま来た球を素直に打ったのが、

いい結果につながった。悪い気はしないです。

タイロン(ウッズ)の代わりはいないし、

みんなでカバーしていかないと。

(3回も)点は入っていたし、

毎回毎回つながれば、146試合勝つことになるよ。」

●立浪和義

「DHは打ってリズムを作るしかないのに、

打ち損じてしまった。またあした頑張ります。」

●落合監督

「こういう日もあるよ。

交流戦という短期決戦で流れが向こうにいっている? 

わからないものは答えようがない。」


PSその2 悔やまれる空振り、今夜の渡邉選手

9番・一塁でスタメン第2戦となったこのゲーム。

第1打席は、ケビンからショート深い位置へ当たり。

懸命に走って内野安打!先制点への口火となりました。

しかし問題は右飛のあとの第3打席ですね。

2-1のあとの内角低目のシュートを空振り三振

転がして走者を進められなかったあのプレー。

これで流れが変わってしまったようです。

その後も守備にはつきましたが、

9回二死での打席では、代打に大友が出てしまいました。( .313)

明日はリベンジして、神戸を後にしてほしいです。

2005年5月 7日 (土)

憲伸6失点、交流戦手探りの黒星スタート。

憲伸、悔幕。中日ストップ!今季初完封負け…

憲伸呆然6失点


いよいよ今日からプロ野球史上初となる

セ、パ両リーグの交流戦が開幕しました。

セ・リーグ首位で4連勝中のドラゴンズ

相手は5連敗中のパ・リーグ5位のオリックス

ともに手探り状態ではじまったゲーム、

エース・憲伸がなんと6失点

初戦は黒星スタートとなりました。



◇セ・パ交流戦

オリックス-中日 1回戦
(6日・スカイマークスタジアム)
 D  000 000 000 = 0
 Bs 001 012 20X = 6
[勝] 川上(3勝2敗)
[D本] なし



タイロン・ウッズ10試合出場停止などの処分を受け、

開幕から29試合、どっしりと座っていた

4番の座が空いてしまいました。

ドラゴンズは、この4番にDHとして高橋光信を起用。

9番・一塁で渡邉をスタメン起用しました。

オリックスの先発は、ホセ・パーラ

Gにもいたことがある右腕で、登録即先発でした。

捕手も元中日鈴木郁洋を今季初スタメンで起用。

ご存じ「仰木マジック」で揺さぶります。

立ち上がりドラゴンズは、

先頭の荒木がライト前ヒットで出ますが、

続く井端が粘りながらも6-4-3の併殺に

取られてしない、結局三者凡退。

これがきっかけで2回以降、

パーラに波に乗られてしまいます。

先制したのは、ホームのオリックス

3回ウラ、先頭の早川大輔がセンター前で出ると、

鈴木が送って、一死2塁。

村松は空振り三振に取りましたが、

続く平野恵一の当たりはサード強襲ライナー!

しかし森野が弾き、ボールは後方へこぼれる間に

早川がホームイン。1点を奪われます。

さらに5回ウラ、

一死後、早川を四球で出した憲伸

続く鈴木は大きなライトフライに抑えます。

しかし、ここで俊足の早川一塁からタッチアップ!

この走塁がゲームの流れを変えたよう。

続く村松に真ん中に入ったカーブを打たれ、

ライト前タイムリー。

福留のバックホームも及ばず、2-0とされます。

今夜の憲伸は、序盤はまあまあでしたが、

細かい制球が今ひとつ。

やはり知らない打者が多く、

序盤から手探りとガマンの投球。

多少遠慮もあったか、インコースを攻めきれず、

きっちりと打たれてしまったようです。

6回も一死1塁から、北川にスライダーを叩かれ、

バックスクリーンへ飛び込む2ランを浴び、

さらに7回には、二死を簡単に取った後から、

村松、平野に連打され、不調のにも

レフトオーバーの2点タイムリーツーベース。

精彩を欠いた憲伸は7回105球、

10安打7三振1四球の6失点で降板

開幕を飾ることが出来ませんでした。

ドラゴンズ打線もやはり手探り状態

ストレートとスライダーが中心のパーラ

ファーストストライクを狙いますが、

打球が野手の正面に行ってしまうなど

うまく打ち取られ、チャンスを作れません。

7回を散発の6安打で無失点に抑えられ、

なすすべもありませんでした。

8回、2番手の香月良太を攻めて、

無死1、2塁のチャンスを作りますが、

荒木がボールをカットできずに空振り三振。

井端はセカンド正面の当たり、

4-6-3の併殺でチャンスを潰し、

9回も吉川勝成に抑えられ、ゲームセット

連勝は、4でストップしてしまいました。


交流戦の開幕戦なので、

マスコットも交流でドアラシャオロンが登場。

5回終了時には、うるさいくらい花火も上がりました。

ただスカイマークスタジアム

小雨の影響もあってガラガラ

観客数は13225人になったそうですが、

埋まっていたナゴドの後だけに寂しかったです。

慣れないパ・リーグホームの試合。

DHもあったりと投手も打者もイマイチ乗り切れず

やりにくそうな感じでした。

観ている自分も選手の名前も顔もよくわからず、

まさに手探り状態でした。

明日、明後日は土日ですから

もう少しは盛り上がってほしいです。


PS 今夜のコメントから。

●川上憲伸

「先に点を許してしまって、

もう少しインコースを

しっかり攻めないといけないですね。

攻めきれていないので、

バッターが自信をもって振ってきている。

パ・リーグの選手は僕のことを知らないので、

怖がっていなかった。

最初の交流戦でこのようなピッチングで

自分でもはがゆいです。」

●高橋光信

「ウッズのこと? それはわかりません。

ボクは自分の与えられた仕事をやるだけですから。」

●高代コーチ

「高橋光? 今は流れがいいから、

(4番以外の)打順を変えるつもりはなかったよ。

きょうは配球に戸惑った部分があるんじゃないか。

決して難しい配球じゃないけど…。

打者も最初から振ってくる。」

●森繁コーチ 

「6-0なんだから、パ・リーグは強いんじゃないの。」

●落合監督

「(交流戦の印象について)

わかりません。最初から言ってるだろ。

わからない。まあ、こういう日もある。」




ウッズは10試合出場停止 

暴行で5年ぶりの重い処分


セ・リーグの豊蔵一会長は6日、

相手投手への暴力行為で退場となった

中日のタイロン・ウッズ内野手に対し、

出場停止10試合と制裁金50万円の処分を科した。

出場停止対象は交流戦の開幕戦となる

同日のオリックス1回戦(スカイマーク)から。

(共同通信社)

◆タイロン・ウッズ

「連盟の裁定なのでそれに素直に従う。

10試合後にはチームに貢献できるよう、

万全の準備をしてチームに加わりたい。」

球団として新たな処分は科さない方針だそうです。

スカイマークでの練習には来ていました。

中継開始時、セレモニーの前には

トレーニング着でベンチにいたのが

多少、映っていましたから。

とりあえずはしっかり処分に従い

反省をして、復帰してください。


PSその2 スタメンで登場!今夜の渡邉選手

ウッズの処分決定により、

9番・ファーストベースマンでスタメンとなりました。

ただ今夜は、久々だったので今ひとつの出来。

初回無死2塁で、平野の一塁ライナーをキャッチ。

セカンドへ送球するも、カバーに入った

井端への送球が左に逸れて悪送球

3塁へ進まれてしまいました。

痛恨のエラー、緊張してしまったのかも?

打つ方は、中飛、左飛 、四球 で2-0(.308)

トーチュウとなにわWebにはコメントが!



「スタメンは今日の練習中に言われました。

ウッズの穴を埋めることは

難しいと思うけど、やるしかないです。」

明日からは落ち着いて巻き返してほしいです。

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