中日、交流戦15勝21敗、最後は逆転勝ち!
ウッズ、交流戦来日100号締め
逆転白星!!竜2差2位浮上
5月6日から始まり、今夜が36試合目。
いよいよ交流戦も最後の試合になりました。
あまり良いところがなかったですが、
どうせなら勝って終わらせたいところ。
この最後の試合ですっかり忘れていた
メモリアルアーチが飛び出しました!
◇セ・パ交流戦 中日-オリックス 最終戦 (16日・ナゴヤドーム) |
Bs 002 000 000 = 2 |
D 000 004 00X = 4 |
[勝] 岡本(6勝3敗1S) [S] 岩瀬(1勝1敗18S) |
[D本] ウッズ15号3ラン |
ドラゴンズの先発は、中5日のマルティネス。
これまでの登板と違って、ややボールが先行ぎみ。
2回は、二死満塁のピンチを凌ぎましたが、
3回につかまります。
先頭の塩崎真にセンター前に落とされ、
後藤が送って一死2塁。
続く谷に外のチェンジアップをうまく打たれ、
ライト線に落ちる先制タイムリーツーベース。
ブランボーは二直に抑えましたが、
ガルシアに初球のストレートを叩かれ、2点目を失います。
結局マルティネスは、このウラに打席が回ると
代打を出されて、3回で交代となりました。
一方、オリックスの先発は、40歳の吉井理人。
ドラゴンズとは8年ぶりの対戦となりましたが、
マルティネスと比べて、コントロールが絶妙。
フォークが要所で決まり、ドラゴンズ打線を苦しめます。
良い当たりが野手の守備範囲で収まるなど、
運も持っていた吉井。
5回にアレックスのピッチャー返しが
左のふくらはぎに当たったこともあって、
この回限りで降板となりましたが、
63球、3安打無失点と投げきられてしまいました。
4回からは、鈴木が2イニングを0に抑え、
6回は岡本が走者を出しながらも、
二死1、3塁のピンチを凌いだドラゴンズ。
6回ウラ、吉井から加藤大輔に交代。
この交代が劣勢だった流れを変えてくれました。
先頭の渡邉が右中間を破るツーベースで出ると、
続く荒木がファウルで粘ります。
結局投ゴロでしたが、流れをさらに引き寄せます。
そして迎えたのが、井端。
1-2からの外角中央のストレートを打ち返すと
センター前へのタイムリー!
渡邉がホームインする間に、井端はすかさず2塁へ。
立浪も続いて、センター前ヒットで繋ぎ、
一死1、3塁のチャンス!
ここで迎えるは、タイロン・ウッズ!
2-2からの5球目、真ん中高目に入ったストレートを叩くと、
高々と上がった打球は、左中間スタンドへ!
見事な逆転スリーランホームラン!
これが来日通算100号となるウッズの一発で
重かったゲームを一気にひっくり返しました。
こうなるとドラゴンズは逃げ切り体勢。
継投策で凌いでいきます。
7回は、二死1、3塁のピンチを
岡本から代わった高橋聡文が、
ガルシアを高目のストレートで三振斬り。
そして8回も平井が二死満塁のピンチを背負うも、
代わった岩瀬が、後藤をショートフライに。
ここを凌いだことによって、勝利がだいぶ近づきました。
岩瀬は、最終回も谷、ブランボー、
そしてガルシアとクリーンアップを三者凡退に!
ドラゴンズ、最終戦をしっかりモノにして
交流戦の有終の美を飾りました。
好投していた吉井を代えてくれたのが
大きかったと思います。
これで6回に一気に逆転、
ウッズの一発が決め手となりました。
それにしても、見事なホームラン。
これがあるから4番なんですね。
今夜は、仕事をしてくれたと思います。
それから岩瀬もお見事でした。
一歩間違えれば、逆転となった8回の二死満塁。
2球でしっかり料理。これで勝てると確信しました。
交流戦の成績は、15勝21敗。
スタート時には、11あった貯金は「5」で
レギュラーシーズンのリーグ戦に戻ります。
夏に向けて、いよいよはじまる「本当の戦い」。
まずは、明日からしっかり休養して、
来週からの首位・阪神との3連戦。
ダッシュ再びといってほしいです!
PS 今夜のビクトリーラン!
☆タイロン・ウッズ
「(通算100号ホームランについて)
100本目のホームランで
このお立ち台に立つことができて本当にうれしいです。
試合にも勝つことができてよかったと思います。
自分の名前が記録に残るというのもうれしいことですね。
交流戦は移動も多くて大変でしたが
再開されるセ・リーグとのシーズンは
すばらしい試合をお見せしたいと思います。」
「(6回のホームラン)
打ったのは、スライダー。
3塁ランナーを何とか返すためのフライを打ちたいと思って、
いい球を待っていた。うまく打てたね。
100本目を打てた試合で勝てた。
それが一番うれしいよ。アリガトウゴザイマス。
321試合か…。正直、自分でも早いと思う。
でも、ここ最近は少しペースダウンしたかな。
例の事件とか、ストライクゾーンとか、
いろいろあったからね。
これで交流戦が終わるからね。
これからはセ・リーグとの戦い。
いい試合ができると思うよ。」
☆渡邉博幸
「(6回、反撃の合図となる二塁打)
まっすぐ一本に絞っていました。
とにかく球速に振り負けないようにと。
それだけ考えて打席に立った。
ヒットもうれしいけど、とにかく
チームの勝利に貢献できたことがうれしい。」
☆岩瀬仁紀
「8回の満塁の場面での登板は、四球もダメという場面。
バッターに集中できた。逆に満塁でよかった。
直球をいいコースに投げられました。
きょうはどうしても勝って、終わりたかった。うれしい。
(敗戦で)重い試合が続いていたから、
ブルペンでは、ずっと『(気持ちを)切り替えていこう』と
みんなで話していました。」
☆井端弘和
「(6回のタイムリー)
打ったのはストレート、
荒木がだいぶボールを投げさせてくれたので、
その分長く、相手のボールを見れてよかったです。
自分の役割は走者をかえすことより、
塁に出ることだから。それが最近できていない。
もっとチャンスメークをしたい。」
☆高橋聡文
「(7回、二死1、3塁のピンチを凌ぐ)
1点もやらないつもりで気合が入った。」
☆落合監督
「(交流戦がこの日で終わった)
総括はしないよ。
これまでだってシーズンの途中で
総括はしてこなかった。
146試合終わってから話すよ。
(勝って交流戦を終え、阪神との首位攻防戦になる)
リーグ戦に入らないと、どうなるか、
それはわからない。ふたを開けてみないとな。
わかったら146試合勝ってしまう。わからないから、
野球というのは勝ったり負けたりするんだ。
交流戦前に、やってみなければわからないと言ったが、
終わってみても、まだわからないもの。
(逆転本塁打を放ったウッズの調子については)
本人に聞いてくれ。
オレは野球を知らないもん。
それは本人に聞いてくれ。
きょうだって20人近い選手が試合に出てるんだ。
みんなに話を聞いて記事にしてくれ。
監督の言葉は必要ないって。」
PSその2
打ちましたよ!今夜の渡邉選手。
渡辺、まっすぐ一本 狙い打ち
勝利のお膳立て右中間まっぷたつ
中スポWeb「DORA NEWS 6月17日(金)」に
写真付きで出ています!
2打席良いところなく凡退した森野の代わりに、
6回から「9番・サード」の守備から登場!
そして回ってきた6回ウラの第1打席、
代わった加藤大輔の内角低目のストレートを
右中間へ見事なツーベース!、逆転の口火となりました。
解説の鈴木孝政さんからも
「練習でも出来ないような巧さ」とお褒めの言葉!?
井端のタイムリーでホームインしました。
7回の第2打席は、萩原淳の外角のフォークに
泳がされてしまい、三ゴロでした。(.277)
9回からは、定位置の一塁の守備へ。
交流戦の締めをグラウンドで迎えました。
実にうれしいツーベースでしたね。
出してくれれば、しっかり仕事をしてくれます。
森野の調子しだいですが、チャンスもあるかも?
来週からも頑張ってほしいですね!