そしてドミンゴが、丸刈りでやってきた。
◇ドミンゴ・グスマン
<2年契約の最終年、丸刈りで決意の再来日>
「年も改まったし、
自分の運を変えたいと思ったんだよ。
去年は悔しい思いをしたからね。
トレーニングは続けてきたし、肩の調子もいいよ。
具体的に何勝とか目標は言えないが、
もちろん優勝したいと思っている」
◇ルイス・マルティネス
<陽気なドミニカンが今年も沖縄に。
竜党に熱いメッセージを>
「(報道陣に)ゲンキ~?
今年は10勝以上できるように頑張るよ。
(8勝上げた昨季の反省点は)
コントロールだね。その点に注意して、
活躍できるようにしたい」
<オフの間は母国のウインターリーグで登板>
「調子はまずまず。
まだブルペンにいつ入るかはわからないけどね。
優勝を考えるにはまだまだ早い時期だけど、
ドミンゴ、カワカミさん、ヤマモトさん、
ウッズとみんながかみ合って、
みんなが健康で(負傷なく)いけば、狙えるさ」
(中スポ、トーチュウ)
◆クラウディオ・ガルバ(ドミニカ)
<入団テストを受けるため、ペレイラと来日。
04年には台湾でプレー、決意を語る>
「日本で力を試したい。どうなるか見てほしい」
(トーチュウ)
沖縄キャンプをあと2日に控え、
ドラゴンズの外国人選手もぞくぞく
再来日を果たしています。
この日、中部国際空港に到着したのは、
ドミニカンコンビのドミンゴとマルティネス。
そのなかで昨季故障で悔しい思いをした
ドミンゴの髪形がまたも変化。
なんと決意の丸刈りでの再来日となりました。
2年契約の最終年を迎え、
背水の陣のドミンゴ。
ドラゴンズでの3年目は、
アフロでもなく、
コーンロウでもなく、
丸刈りでの
登場からはじまりました。
昨年9月末以来、
4カ月ぶりの日本。
前年の10勝から一転、昨季は開幕前から
右ひじ、右肩の違和感など故障続き、
本人の慎重すぎるほどの性格も合わせ、
初登板がかなりずれ込みました。
5月の交流戦に数試合登板したものの
再び、右肩を故障し、6月初旬に登録を抹消。
結局、1勝2敗の不本意な成績に終わりました。
ふがいなかった自分の運を変えたい。
そんな決意の表れが気合の丸刈りになったのでしょうか。
しかし9月26日に帰国した以降、
ドミンゴも『復活』へ向け、
努力を重ねてきたようです。
中スポによると、オフの間は
アリゾナ州のリハビリ施設で、
右肩の治療に時間を割き、
走り込みも欠かさず、数キロの減量にも成功。
12月には、多いときで週2、3回、
ブルペンに入って、右肩の回復具合をチェック。
ほぼ万全の状態でキャンプに入れるとのこと。
笑顔もあったというドミンゴ。
写真を見る限りではまずまずでしょう。
自分的には、今季注目している投手の1人です。
デリケートすぎる性格やすぐカッカくるところ。
ナゴヤドームがダメで、屋外球場に強いところ。
またとんでもなく足が速く、
セフティーバントや盗塁など他の投手以上に
野球をやりたがるところとか
けっこう好きなんですよ。
だからこそ、昨季の故障はとても残念でした。
完全復活にかける丸刈りのドミンゴ。
まずはキャンプで見てからになりますが、
できればローテに入るよう、
頑張ってほしいなと思っています。
そのドミンゴ以上に
陽気に登場してきたのが、マルティネス。
まずは出迎えの報道陣に日本語でごあいさつ。
手違いで荷物3個が届かない
アクシデントがあったものの。
相変わらずのマルちゃんぶりを見せたようです。
昨春の沖縄では、ブルペンに入らないは、
腹にボールは当るは、ランニングもせずに
トイレに籠城してしまうは?と
かなりのお騒がせぶりでしたが、
シーズンに入ると、次第に進化。
苦手だった守備なども連日の特守で向上。
ドミンゴと入れ替わるように登場すると、
長身から投げ下ろす直球とチェンジアップで
想定外の8勝をあげる活躍をみせました。
当然、契約続行となった2年目も期待がかかります。
マルちゃん自身は
今季の目標を2ケタ勝利に設定しました。
まぁ多少選手の組み合わせが
おもしろいコメントもありますが、
まずはキャンプで森繁コーチにしごかれながらも
コントロールの向上や、守備の強化など
謙虚に頑張ってもらい、開幕ローテの一角も
担える存在に成長してとしてもらいたいですね。
なおドミンゴ、マルティネス、
そしてテスト生の2外国人投手の計4人は
きょう31日、沖縄入りします。
オキナワからの話題。(30日)
◇井上選手会長
<選手会主催の合同自主トレが終了>
「大きなケガなく終われたことが1番よかった。
厳しいキャンプになると思う」
(ニッカン)
沖縄合同自主トレは、4日目で最終日。
北谷は朝は結構雨が降っていたようですが、
午前中に止んだようで、
この日は前日沖縄入りした谷繁、福留、
井端ら(立浪はいないのか?)主力選手も合流。
北谷、読谷両球場に分かれて、
ブルペン投球、フリー打撃などで汗を流しました。
また宿舎では、選手、関係者には
沖縄キャンプの1、2軍の振り分けが通達されたようです。
なおきょう31日は休養、
あす2月1日からいよいよ6勤1休のキャンプが始まります。
◇新井良太
<自分の名前が1軍の枠にあることに違和感を。
予想外の1軍スタートの武器は、気合>
「場違いです。
(首脳陣は)ちょっと見てやろうと
いう感じだと思いますけどね。。
実力的には全然、ですけど、
取り組む姿勢とか、はつらつさで勝負したい。
とにかく精いっぱいやるしかない。ボクの場合は。
1軍であろうと、2軍であろうと、
1日1日、1球1球を大事にやることは変わらない。
ハツラツと、声を出してプレーしたい。
1軍は各部門のスペシャリストの方ばかり。
こういう機会を大事にして、見て学びたい」
<福留からのワンポイントアドバイスに感激>
「すごく、実のあるご指導をしていただきました。
内容は企業秘密。一緒のマシンで
打てるだけで感激なのに光栄です」
◇福留孝介
<新井には右ひじの使い方を
身ぶり手ぶりを交えて伝える>
「もったいない、と思うところが
あったので、自分なりに伝えました。
右ひじをもっとうまく使えば、
タイロン・ウッズみたいに飛ばせるようになる」
(中スポ、ニッカン、スポニチ名古屋、なにわWEB)
大学・社会人ドラフト4巡目の新井が
北谷球場で福留の手ほどきを受けました。
居残りでマシン打撃を行っていたところ、
居合わせ後ろから見ていた福留が、
打ち込みを終えた新井に語りかけたそうです。
さらに2人でトイレに入り、姿鏡で
フォームを確認するなど密着指導?に。
福留がアドバイスしたのは、
右ひじの使い方。
打球をとらえる時、ヘッドが先に出て
右手でこねてしまい窮屈になるという
新井のスイングは、
パワーの大量のムダ遣いを招くそうです。
そしてそれを修正すれば、
ウッズ並みの飛距離が出るとのこと。
主砲のアドバイスを受け、感激した新井は
室内に最後まで残って打撃練習に汗を流しました。
さらに喜びは戻った宿舎でも!
1軍でのキャンプスタートを伝えられました。
驚きを感じ、違和感を覚えたという新井。
しかし技術のなさを持ち前のパワーと
元気の良さでカバーしていく覚悟だそうです。
やはりパワーはすごいんですね。
兄・新井貴浩(広島)、金本(阪神)と
他球団の選手にはアドバイスをもらっていましたが、
ようやくドラゴンズエキスが追加されるようです。
ますます楽しみになってきました。
飛躍に大きなチャンスをもらった新井。
まずはよかったですね。
アライバ、森野、渡邉選手、川相MAをはじめ、
高橋光信、森岡、鎌田、など様々な選手がいる
中日1軍内野陣のレベルを肌で感じ、
自分の不足している部分をどん欲に吸収し、
努力していきましょう。
まずは声を出して元気よく。
第2クール辺りで落ちないように頑張って下さい。
◇藤井淳志
<強肩ルーキーが1軍キップをゲット>
「必要以上に気後れしてはいけませんが、
レギュラーの人たちと今の自分が
どれくらいの距離があるのか、
しっかり見極めたいです。
(アマ時代の日本代表に選出された)
その時も、レベルを感じることができましたから
そこからわかってくる課題もあると思います」
(中スポ)
◇中里篤史
<プロ6年目で初めての1軍発進に>
「うれしいのはうれしいんですけど、
戸惑いというか、いいのかな、
大丈夫かなっていう思いもある。
周りの人に合わせすぎないよう、
抑えるべきところは抑えてやりたいです」
(中スポ)
◇吉見一起
<希望枠右腕は2軍スタート、読谷での熟成栽培に>
「ショックとかはないですよ。
1軍でも2軍でも自分がやることは一緒。
徐々に上げていきます」
(トーチュウ)
↑にも出てきましたが、
この日、2月1日から始まる沖縄キャンプの
1、2軍の振り分けが各選手、関係者に通達されました。
落合監督の意向で公表されませんでしたが、
ここ2年の新人オール1軍スタートと違い、
今年の新人では、大学生・社会人ドラフト
3巡目の藤井(背番号22)と4巡目の新井(背番号25)の
2選手のみとなりました。
強肩が注目されている藤井、
まずはライト争奪戦の第1段階はクリアしました。
コメントもいたって冷静。
井上、上田、英智らと争うことになりますが、
まずは周りと自分の差を
しっかり把握していく構えのようです。
注目の希望入団枠・吉見は
スカウト部からの要望もあり、
右ひじを考慮し、2軍スタートとなりました。
ただメニューの制限はないようで、
場合によっては、昇格もありえるかも。
また今季、右肩痛からの完全復活を目指す
新背番号18・中里も6年目にして、
初の1軍スタートが決まりました。
「大丈夫かなっていう思いもある」という中里。
不安な部分はやはりあるでしょう。
くれぐれもオーバーワークと
ホテルの階段に注意してほしいです。
◇谷繁元信
<ここまで超ハイペースで調整中。
WBC代表合宿に合流するまでの
韓国3球団との練習試合にフル参戦を宣言>
「余裕で出られます。
ここまで順調と言うか、もう(試合が)できます」
(スポニチ名古屋)
北谷球場での合同自主トレに合流した谷繁。
昨年末からの自主トレの効果か、
もう試合ができるほどだそうです。
この日も自身のフリー打撃後に福留相手に
打撃投手をこなすなど精力的だったとのこと。
ジャパンの司令塔として、また日本一を目指す
チームの要として、今季はハードですが、
シーズンに影響がないよう、ケガのないように。
◇デニー・友利
<福留、荒木とともに
沖縄県南風原町でのトークショーに出演>
「20年目も現役でいたいと思っていたので、
中日に入れてもらって感謝している。
アメリカへ行って、いかに自分が甘いか学んだ。
人に言われなくても、自分がやらなければ。
自分の投球を見てもらえるよう頑張ります」
(中スポ)
1軍キャンプ地の北谷球場は
実家から歩いて数分の距離というデニー。
友人ら地元から多数の応援が
来ることも予想されるそうです。
(ただスタートは読谷らしいですが。)
アメリカで苦い思いをした昨季の屈辱を
晴らすべく、意気込みは相当熱いようです。
投手陣のMAとしても期待されています。
「人に言われなくても」といいながら、
若手にはいろいろ言ってあげて下さい。
ナゴヤ→オキナワの話題。(30日)
◇落合監督
<名古屋から東京の自宅に戻り、
30日午後10時50分那覇着の便で沖縄入り>
「何も心配してないよ」
(なにわWEB)
落合監督は深夜に沖縄入り。
多少お疲れの様子で迎えの車に乗り込んだそうです。
きょう31日に全体ミーティングが行われます。
◇川上憲伸
<岩瀬とともに沖縄入り。
チームでただ1人の未更改選手、
中部国際空港では揺れる心境を告白>
「調停はしません。
11勝(8敗)でダウンは厳しい。
1年間トータルで見てほしい。
これなら優勝争いしなければよかったと思ってしまう。
最下位のチームで最多勝争いをした方がいいのかと」
<当面は自費キャンプが避けられないが>
「ぼく自身は何の問題もありません。
やることをやるだけ。
それよりも、周りがどういうふうに
見ているかは気になります。
(山本昌の援護発言に)ありがたいし、うれしい」
<次回の交渉について、
沖縄で球団側と下交渉を行う予定>
「まだ決まっていません。
いつになるか分からない。
できれば次で(サインしたい)という気持ちはあります。
野球をやりに来ているわけですから。
交渉の席につく前に、できれば
2、3回話し合った方がいいかもしれませんね」
◇西川球団社長
<川上は現状維持を希望しているが>
「現状維持になることはない。
(もし今季)一昨年と同じような活躍
(17勝7敗)をして優勝したら
(球団日本人)トップ(岩瀬の3億500万円)も狙える」
(トーチュウ、サンスポ、スポーツ報知、
スポニチ名古屋、なにわWEB)
チーム唯一未更改の川上憲伸が
この日、岩瀬とともに沖縄入り。
これまで2000万円のダウン提示を減の3度保留。
よもやの自費キャンプとなりましたが、
『これ以上、粘っても、仕方がないと
白旗を上げた』というスポーツ報知に対し、
『モチベーションは下がったままで
情緒不安定』と下げるサンスポ、
『胸中は依然、複雑』というスポニチ名古屋。
今朝のスポーツ各紙の表現はさまざまでした。
ただすべてで書いてあったのは、
調停はしたくない、次回はサインするために
数度の下交渉を行うことでした。
憲伸自身は
「周りがどういうふうに見ているかは気になる」と
語ったようですが、
自分は、「早く妥協点を見つけてサインしろ」
って見ていますよ。そう言っておきます。
MSN毎日インタラクティブに春季キャンプの話題が、
12球団各チームの見所がでていました。
ドラゴンズについては以下の通り。
■中日
目立った補強はなく、
現有戦力の底上げに重点を置く。
注目は福留の中堅コンバートで
空席になった右翼のポジション争い。
井上や新加入の上田、
堅守の英智らが激しく争う。
川上、中田、マルティネスに続く
先発投手強化も焦点だ。(毎日新聞)
確かにこれといった補強がないと
心配される方もいらっしゃいます。
補強することを良いと考えるか、
悪いと考えるかはそれぞれですから。
ただ補強はなかったですが、
整理や現有勢力の把握は出来ているはずです。
あとはいかに選手が頑張ってくれるかですね。
明日からのさらなる『底上げ』に期待しています。