09 2005秋季キャンプ

2005年11月24日 (木)

ドラゴンズ、沖縄秋季キャンプ終了!

福留、有終弾「最後は狙った!」 
フォーム改造の集大成・・・ 
来季へ好感触

◇ 中日・紅白戦
(23日・北谷公園野球場)
  100 200 010 = 4
 白 200 005 00× = 7
[紅投] 佐藤、川岸、中里、小林-小山、清水
[白投] 山井、石川、久本-前田
[本] 上田、福留(紅)

【主な選手の成績】

<紅組>
1番・セカンド  中川 4打数1安打
3番・ライト   上田 4打数1安打1打点
4番・センター  福留 3打数2安打1打点
7番・レフト   櫻井 4打数1安打1打点

<白組>
1番・レフト  普久原 5打数2安打1打点
2番・ショート  鎌田 4打数1安打3打点
3番・サード   森野 5打数2安打1打点
4番・一塁  高橋光信 4打数1安打1打点
5番・センター  英智 4打数2安打

<紅組>
先発・  佐藤  2回3安打2失点
2番手・  川岸  4回6安打5失点
3番手・  中里  1回無安打無失点
4番手・  小林  1回無安打無失点

<白組>
先発・  山井  5回5安打3失点
2番手・  石川  2回1安打無失点
3番手・  久本  2回1安打1失点

◇福留孝介
<紅白戦最終打席の8回、
久本からあわや場外の130メートル弾。
新打撃フォームに来季へ高感触を残し今季終了>
「終わりよければすべてよし!
ホームランしか狙ってなかったです。
今年最後だったからね。
こういう形で良かったんじゃないかな。
春にどうなるかは分からないけど、
これでいいかなと思える感触はつかめました。
やりたいことがあって
(キャンプに) きたわけだけど、
思うようにはできたと思いますよ。」

◇上田佳範
<紅白戦で山井からライトへ移籍第1号。
テスト入団で途中合流も確かな手応え>
「いい感じでたたけましたねえ。
これほどバットを振って、ランニングをした
(秋季) キャンプはあまりないので、
来季に向けて大きいと思う。」

ついに最終日、本当にお疲れ様でした。
おなじみ北谷キャンプ現地レポさん
フォトアルバムはこちらのリンク集から。
今回は、紅白戦ヴァージョンと
17キロラン・ヴァージョンがあります!

沖縄キャンプも30日目
いよいよ最終日です。
このキャンプ最後の紅白戦
途中、に降られるゲームとなりました。
福留上田に一発が出ましたね。
途中抜けはあったものの、
この秋、フォーム改造に取り組んだ福留
8回、今年おそらく最後の打席で、
久本のストレートをフルスイング!
あわや場外の特大弾で締めくくりしました。

福留本人は、自身のHPの『孝介日記』で

ぼんやりと『こんな感じかなぁ~』と思えるものは
出てきています。完成度は10~20%くらいかな。
完成したら、飛距離・打率ともに上がると思うよ。
完成したらね。(ちょっと弱気)

と綴っていました。さらに

「これでいいと思ったら、
先はないじゃないですか。
とにかく打撃をもっとシンプルに
したかったんです。そうすれば、
打てない時期が長くなることもない。
チームに迷惑をかけないって
ことですから。」
というコメントも。

よりシンプルを目指した
竜のスラッガーの新たなる挑戦
この有終弾で、秋は一区切り。
来春のキャンプでさらなる仕上げ
してほしいものです。

上田にとっても実りあるキャンプだったでしょう。
テスト入団で途中参加も
外野陣にだいぶ食い込んだことでしょう。
この調子で春も期待したいです。

他の打者では、右中間オーバー
走者一掃の三塁打の鎌田
先頭打者に抜擢、積極的なプレーの普久原
福留の好走もあるが、タイムリーの櫻井などが
ハツラツとした動きを見せていました。
投手では、佐藤がツメのアクシデントなども
あって途中降板しましたが、
石川がよく投げていたようです。


ドラ・中里、1001球締め
竜秋季キャンプ最終日“大台”達成
 

中日・中田、投球に満足 
ブルペンで125球投げ込み

◇中里篤史
<紅白戦で1回を抑え、さらにブルペンで投球。
この日合計82球を投げ、プロ入り後のキャンプで
初の1000球超えを達成+1球のゲン担ぎ>
「最後は気持ちが入った。
1000球でもよかったんですが、
10月1日 (広島戦) にプロ初勝利を挙げたので、
『1』がついた方がいいかなと。
縁起がいいですからね。
こんなに投げられたのは入団して初めて。
一番充実していたキャンプでした。
自信になったので、万全の状態で
春のキャンプを迎えたい。
肩の強化は継続して、春にはもっともっと投げて、
ほかの投手に追いつけるようにしたいですね。」

◇中田賢一
<最終日ブルペンで125球の投げ込み。
今キャンプ投げた球数は2144球>
「いい時の感覚なら30点ぐらいですけど、
最後の5球はいいボールが投げられました。
今年はもうブルペンには入らず、肩を休めます。
その分、肩周辺のウエートトレに
時間を費やします。」

期待の若手右腕コンビ、
中里中田もこの日はブルペンで投げ込み、
合計1001球2144球で、
このを締めくくりました。

中里キャンプ完走、来季は18番だ。特に入団5年目の
秋季キャンプで
初の1000球超え
ブランクから甦った
中里にとって、
完走できたことは、
とても大きいと思います。
あえて1球足して、1001球としたのは、
『10.01』のゲン担ぎとのこと。
来季は背番号が若くなり、
世間でいうエースナンバー『18』となる中里
ドラゴンズのエースナンバー『20』を背負う
同い年の中田とはこれからも
様々な面で競争となることでしょう。
お互いオフはしっかり体のケア
してもらいたいですね。


◇高代コーチ
<コーチが選ぶ沖縄キャンプのMVPは>
「全体的に強く振れるようにはなったね。
低レベルではあるけど、普久原、鎌田がよくなった。
レギュラーとのレベルの違いをわかってくれれば、
それだけでもプラスになると思うよ。」

◇近藤コーチ
<同じく投手の沖縄キャンプのMVPは>
「しいてあげれば小林ですね。
フォーム改造をしている中、力はついてきた。
全体的にも走り込みで体力がついたと思います。」

◇普久原淳一
<この日の紅白戦でも、6回に
満塁からレフトへタイムリーを放つ>
「(MVPの評価は) うれしいですが、
春に落ちないようがんばらないと。」

◇鎌田圭司
<キャンプ当初は、ケガで監督にカミナリを
落とされるも、連日の特守などで成長>
「ケガしたら話にならないから
それはよかったけど、まだまだです。」

◇小林正人
<サイドハンドに転向、
キャンプ最多の2460球を投げ込んだ>
「フォームの形は見えてきました、
オフのトレーニングが大切です。」
(トーチュウ『来季こそ!!』より)

秋季キャンプのMVP高代、近藤両コーチ
選んだのは、上の3選手でした。
森野、森岡などもかなりの練習を積みましたが、
やはり将来の伸びしろから選出されたようです。

31泊32日、30日間のロングキャンプ。
休日はわずか4日、1日10時間という
とてつもないハードな練習をこなし、
真っ黒になった選手達
選手それぞれが目的をもって、
取り組んでいたことでしょう。
これが来春のキャンプ、さらなるシーズンへ、
そしてV奪回日本一へと
実を結んでもらいたいです。


中田 遠回りしても圧勝 (中スポ)

◇中田賢一
<優勝にも苦笑い>
「競争ではなかったのでマイペースで
走れましたが、思ったよりきつかった。
近道しようとしたら、遠回りだったんです。
坂道はすごいし、大変でした。」

◇石川賢
<500円のお小遣いの使い道は>
「110円だけ (飲料・コーラに)使いました。」

◇高橋聡文
<500円をしっかり有効活用>
「(使ったのは) 水と肉まんです。」

紅白戦後の訓辞を述べた
高代コーチの最後の言葉は
「じゃあ、最後がんばって走って!」
秋季キャンプの締めくくりは、
やはり行われたようです。
北谷球場から恩納村の宿舎までの17キロマラソン
福留のみが参加免除となったこのマラソン。
参加者は28選手、と中前、勝崎両コーチ
ユニフォームからラフなトレーニングウェアに着替え、
音楽を聴きながら走ろうとする者や、
しっかりタオルで頭に鉢巻を巻いた者など、
雨も上がった紅白戦終了後の午後2時27分、
球場を一勢にスタートしました。

途中、嘉手納から読谷にかけて
側道に入ってしまい、10人ほどがコースアウト
結果3キロ近くプラスになったものの、
中田は、正規コースを走っていた森野
途中で抜き去る強さを見せました。

そして気になるのは、所持金500円でしょう。
これは、それぞれ飲料肉まんなど
有効利用をしたようで、
タクシー移動はなかった模様。

結果は、その中田が1時間28分で優勝!
さすが、ドラゴンズ長距離走の雄
4キロ走に続いて圧勝となったようです。

以下、森野、朝倉、石井、長峰、櫻井
さらに山井、中里、堂上、前田
上位10人となりました。

ちなみにビリ5は、
英智、上田、清水、鎌田
そしてオーラスが『肉まん』聡文
中田がゴールしてから41分後
2時間8分での到着となりました。

ダントツ最下位予想の石川は、
頑張ったようで16位とまずまずの順位でした。
頭にはねじりはちまき、
腰にコルセットを巻いた光ちゃん
フライングした柳沢なども
しっかり走ったようで、
全員無事に完走出来たようです。

それにしても紅白戦やブルペン投球の後にも
関わらず、しっかり走ってくれました。
ゴールした選手達の顔は、
カメラマンがいたこともあって、
晴れ晴れだったよう?

選手の皆さん、本当にお疲れさまでした。


PS 今日のその他。
ドラ6巡目斉藤、先発&リリーフOK 
2番手で登板4回1/3無失点
 

■社会人野球日本選手権 2回戦 (23日・大阪ドーム)

NTT西日本 5-2 七十七銀行

◇斉藤信介 (D6巡目・NTT西日本)
<2番手で登板し、気迫あふれる投球。
4回1/3を2安打無失点で勝利投手となる>
「ドラフト指名選手ということで
目立つので、引き締めました。
まだまだ球は走っていない。
初戦で岸田 (オリックス3巡目) が
勝ち投手になったので負けられないと思った。
あいつは投手として
尊敬しているし、負けたくない。
(地元から応援に来た家族らに)
ウイニングボール投げてやろうと思ったけど、
指名されて調子乗ってると
思われそうでやめました。」

◇藤井淳志 (D3巡目・NTT西日本)
<この日も3打数無安打、1回戦から7打数音無し>
「打てないときはこんなもんですかね。
バッティングは悪くはないんですけど。
やばいです。恩返しどころか、足を引っ張ってる。」

◇米村スカウト
<斉藤の登板を待ち望んでいたが納得顔>
「投げっぷりがいい。
故障にも強いし、先発もリリーフもいける。」

斉藤投手、出てきましたね。
記事のフォトでは、やはり吠えていました
5選手がドラフトで指名されたNTT西日本のなかで
この大会最後での登場となりましたが、
MAX146キロのストレートとスライダーで
4回1/3を2安打6奪三振と要所を締め、勝ち投手に。
コメントも面白かったです。
これでNTT西日本は、ベスト8に進出。
斉藤投手は次戦以降もリリーフで登板を待つそうです。

2005年11月23日 (水)

秋季キャンプ総仕上げは、地獄のマラソン!?

“オレ流ファイナル”17キロ走

宿舎まで500円で帰って来い! 

秋季キャンプ最終日

◇高橋光信

<キャンプ生活が45日を超え、

持病の腰を押さえながら>

「やばいですよ。」

◇石川賢

<戦略に四苦八苦>

「そりゃ水分に金を使います。

いや、待てよ。

寒い日ならノドより腹が減るかも。」

◇三木トレーニングコーチ

<キャンプ期間中の総ランニング量が

この17キロで100キロをオーバー。

前年比は驚異の+40キロ>

「最後に高いハードルを越えようということです。」


これはイメージです。いよいよ今日23日が、

ドラゴンズの秋季キャンプの最終日

そのグランドフィナーレは

落合監督発案の

全選手による北谷球場から

恩納村の宿舎までの17キロ走となりました。

雨の具合によってですが、

12時からの紅白戦が終わったあと

一部の主力選手を除く

メンバーが一斉に走り出すとのこと。

ちなみに、谷繁はもう沖縄にいませんので

走りません。これはイメージです。

距離にして、正確には16.6キロ

通常の練習後と疲れがあるなか、

正直、キツイと思いますね。

さらにこの日新たに

3つのルールが加わりました。

それは、下記の通り。



(1) 所持金は500円

(2) ヒッチハイク、乗り合いバス禁止

(3) タクシーは可




これがルートです。

地図をクリックしてもらうと

分かりますが、

赤線がマラソンのルートです。

3つのルールは、まるで

「お小遣いはいくらまで、

おやつにバナナは入りますか?」


まるで遠足のようですね。

ただ水分は補給しなくてはいけないですし、

コンビニが10、スーパーが2、

ハンバーガーショップが3。のいずれかで

捕給しなくてはならないでしょうね。

ただ坂道もかなりありますし、水が無くなったら

さらにツライ17キロとなるでしょう。

自分的には、『タクシーは可』がポイントかも?

地元のタクシーは初乗りが440円で、

1回上がって500円と中スポに出ていましたが、

乗り合いのタクシー

移動というのは考えられるかも?

これはルール違反じゃないでしょうし、

エスケープがあるかもしれません。

ただそんな頻繁にはタクシーも走っていないでしょう。

やはり走らなくてはいけないですね。

天候は、おそらく雨模様のよう。

29日とおよそ1ヶ月間繰り広げられた

厳しいキャンプのフィナーレ

選手達の最後の奮走に期待したいと思います。


フロムチャタンの話題。(22日)

◇福留孝介

<この日は宿舎で静養に努める。

打ち上げ目前とあって、荷物をまとめる>

「もう少しで、このホテルともお別れだね。」

◇森岡良介

<10月6日からの福岡遠征からのフル参戦。

全日程の完走が目前。打ち上げ日を前に>

「ここまで長かった。

明日あと1日、頑張りますよ。」

◇佐藤充

<打撃への意欲を覗かせる>

「ご承知のように、打つのは得意ではありません。

ボクの場合、『まずしっかり投げろ』ですが、

気分転換も兼ねてオフはバットも握ろうと思います。」

◇田中スコアラー

<『セ界最弱投手陣』リーグ最下位の打率に>

「誰がというわけではないが、

全体的に打席での集中力というか、

『何とかしよう』という思いは伝わってこなかった。」

◇近藤コーチ

<キャンプでは打撃練習に十分な時間はとれない>

「練習量はどうしても限られる。

でも、打つにこしたことはないけど、

バントだけでもレベルを上げてくれれば...。」

(トーチュウ『来季こそ!!』より)



22日は、このキャンプ最後の休日

明後日には沖縄を後にするとあって、

荷物の整理や買い物に忙しかったようです。

ところで、トーチュウ『来季こそ!!』

読んでいたら、ドラゴンズの投手の打率が

246打数16安打、.065とリーグ最下位だったそうです。

主な先発投手の成績は、

山本昌 23打数無安打

川上  49打数2安打

朝倉  26打数1安打

マルティネス 35打数2安打

憲伸のホームランや石井のタイムリーなど

もっと打っているイメージがあったのですが、

意外と打てなかったようです。

確かに自分のピッチングに目一杯で、

打席での集中力がなかったようですが。

セ・リーグでは、投手は、9人目の打者

田中スコアラーではないですが、

『何とかしよう』という思いは大事ですね。

キャンプでも、「投げる、守る、走る」はやっても、

「打つ」というのがあまりなかったよう。

来春のキャンプでは、「打つ」があっても

いいのではと少し思いました。

最低でもバントはしっかりこなせるようにしないと。


PS 今日のその他。

竜7巡目佐藤亮、『昌さん教えて下さい』

スクリュー習得へ弟子入り志願

◇佐藤亮太(國學院大)

<大学・社会人ドラフト7巡目、

郷里・長野市内で指名挨拶。

目標にする山本昌に弟子入り志願>

「山本昌さんはボクの理想の投手。

会っていろんなことを教わりたい。近づきたいんです。

いろいろと参考にしたいので、

積極的に話を聞きにいきたい。

僕の理想に近い方なので…

(山本昌は) 速球と腕の振りが同じ。

あれでスクリューを投げたら打者は惑わされる。

自分の理想に近い方なので。

上 (プロ) でやっていくには、もう一つ球種が欲しい。

即戦力と期待されていると思うので、

1年目から1軍で投げられるように頑張りたいです。」



佐藤亮太投手の持ち味は、

ストレートスライダーのキレで、

スライダーの変化は横系で比較的速いそうです。

ただ速球は主に130キロ台後半

そんな亮太投手にとって、最高のモデルとなるのが、

我らがベテラン・昌さんとのこと。

今年からスクリューボールの習得を

始めたという亮太投手

果たして昌さんの門を叩けるでしょうか?

ちなみに「趣味はレコード集め。

ミキサーも持っています。」結構DJ風


中日希望枠の吉見投手 右ひじも不安なし 

アマ最後の大会好発進 社会人野球日本選手権

■社会人日本選手権大会 1回戦 (22日・大阪ドーム)

新日本石油ENEOS 1-3 トヨタ自動車

◇吉見一起(トヨタ自動車)

<6イニングを4安打無四球無失点で勝ち投手。

格の違いを見せつけるも、途中降板を残念がる>

「きょうはコースにボールが決まる自分の投球ができた。

最後まで投げたかったんですけどね」。

<この日が父親の誕生日>

「この(ウイニング)ボールが最高のプレゼントになる。」

<秋の社会人日本一を置き土産にしたい>

「チームに恩返しがしたい。

(決勝を含む) 5試合すべてに登板する気持ちでいる。」

◇中原スカウト

<東海地区担当・ホッとした表情で>

「もう心配ない。

あらためてゲームをつくれる能力に魅力を感じる。」



希望枠指名の吉見投手が、

社会人日本選手権の新日本石油ENEOS戦で先発登板

6イニング4安打無失点で勝ち投手に。

この日は、ストレートが最速144キロ。

コーナーを丁寧に突き、凡打の山を築くなど

ようやく本来の投球が戻ってきたようです。

手術したひじの不安があって、

将来性を高く買って希望枠での獲得ですが、

こうやって力を出してくれるのはいいですね。

「ゲームをつくれる能力」があるのは魅力でしょう。

マスコミの注目度は、高くなるのが当然ですが、

あまり無理せず、やってください。

2005年11月22日 (火)

上田福留川相と柳田、秋季キャンプもあとわずか。

上田『よう走ったわ~』
移籍後初打点だ

◇ 中日・紅白戦
(21日・北谷公園野球場)
  003 000 100 = 4
 白 010 121 20× = 7
[紅投] 川井進、小林-小山
[白投] 長峰、久本-前田
[本] 森野 (白)

【主な選手の成績】
<紅組>
1番・セカンド 中川  5打数2安打
2番・ショート 森岡  5打数1安打
3番・ライト  上田  5打数2安打2打点
4番・センター 福留  3打数1安打1打点
5番・一塁   清水  5打数3安打

<白組>
2番・ショート 鎌田  5打数1安打1打点
3番・サード  森野  4打数2安打1打点
4番・一塁 高橋光信  3打数1安打
6番・センター 英智  4打数3安打1打点

<紅組>
先発・川井進  6回7安打5失点
2番手・ 小林  2回4安打2失点

<白組>
先発・ 長峰  6回7安打3失点
2番手・ 久本  3回2安打1失点

◇上田佳範
<紅白戦初打点となる
タイムリー二塁打など2安打2打点の活躍>
「(3回の三塁打に) よう走ったわ~。
手首を柔らかく使うことを意識している。
結果は出た方がいいけれど、
オフに入っても、しっかり目的意識を持って
練習することが大事。
(セ・リーグの) 主力投手の映像は、
シーズン前までに見ます。
(守備用の) 相手打者の傾向は
(仲間に)聞きますよ。」

◇高代コーチ
「上田はどこでもできるし、
チーム内の外野のレベルが上がっている。」

◇森野将彦
<6回、バックスクリーンに紅白戦初アーチ>
「打撃はまだまだだけど、
形がいいから本塁打が出たんだと思う。
今は、いいスイングと悪いスイングが
はっきり分かればいいと思っています。」

◇福留孝介
<今キャンプでの打ち込みを終了>
「きょうで打ち納め。
形的には見られるようになったから
いいんじゃないかな。
時間があれば名古屋でも打つと思う。
オフのイベントは断れるものは断る。」

<フォーム改造の秋、1万を超えるスイング>
「最初のうちは、自分でもどんな格好で
打っているかわからないんですよね。
何となく、今、こんな形じゃないかなとか...。
それを確かめながら打てたのは大きいです。」

◇川相昌弘
<ひと足早くキャンプを打ち上げ>
「秋にこんなにいた(24日間)のは、久しぶり。
コーチうんぬんよりも、体を動かせたことが、
オフに動き出すためのいいきっかけに
なったかな。時々若い選手と混じって
練習も出来たしね。」


沖縄キャンプは、28日目
この日で川相兼任選手と、
韓国から参加していたLGの5選手が打ち上げ、
沖縄を後にしたそうです。

紅白戦では、森野にホームラン、
上田に初打点が飛び出しました。
白組は、ほとんどの選手に打点がつき、
紅組の川井進、小林
まんべんなく打たれた印象です。

上田の加入で外野争いが激しくなる予感がします。
ただまだまだ紅白戦の段階。
今季の交流戦出場なし上田
実質セの投手とは、初対戦となります。
相手投手、またはシフトのデータなど、
来春はかなり頭に詰め込むことは多くなりそう。
オフもしっかり練習に励んでほしいです。

森野は、このキャンプである意味
一番鍛えられた選手だったのではと思います。
途中いくつかケガもありましたが、
シーズン終了すぐの福岡直行から
もう1ヶ月半が経とうとしています。
地獄のキャンプもいよいよ明日、終わります。

キャンプイン初日から
室内練習場で続けてきたマシン打撃などで、
フォーム改造を続けている福留
トーチュウの『来季こそ!!』によると、
その練習では、ベテランカメラマンが
福留の右足が上がった瞬間から
フォロースルーまで連写
バランスや体の軸のブレなどを
その場でチェックしていたようです。
こういった選手とカメラマンの二人三脚
新フォームでの活躍で恩返しとなってほしいですね。

今朝の中スポ<ドラ番記者>
『氷の魔術師』川相先生
様々なオヤジギャグが出ていました。
後輩たちは、懸命に愛想笑いを返し、。
アルバイトに完全に無視される、氷のギャグは!

例1) 打撃練習で『打つ順は回しでいくからね』といわれ
「マワシでもフンドシでもいいっすよ。」
例2) ティー打撃をやる前に
「ティー、ティー、ティータイムだよん。」
例3) 人の前を通る時には
「ソーリー、ソーリー、総理小泉。」

まさに「だめだこりゃ」ですね。
きょう22日は、キャンプ最後の休日
キャンプもいよいよ明後日で打ち上げです。


中日5巡目・柳田 夢はクラブ設立
「NOMO精神」引き継ぐ

◇柳田殖生 (NOMOベースボールクラブ)
<大学・社会人ドラフト5巡目。
中田スカウト部長らから指名挨拶を受ける>
「自分の売りは守備。
まずは中日でレギュラーを獲りたい。
今は1軍に上がることしか考えていない。
体をつくって(キャンプインの)
2月1日からアピールしたい。」

<会見で壮大な夢を語る>
「せっかくプロになれたんだから
野茂さんが、相手の投手で僕が打席に立って
対決したい。舞台? メジャーです。
夢ですね。野茂さんが引退される前に1度は
できるチャンスがあれば光栄です。」

<恩人である阪神・藤本にも挑戦状>
「藤本さんには本当にお世話になりました。
野球をやめたときも親身になってくれたんです。
ドラフト翌日に藤本さんから連絡があって
『よかったな。頑張れよ』といわれました。
うれしかった。いずれ自分がそういうことが
できるような選手になりたいですね。」

<野茂オーナーとは、指名後も直接話はできず、
携帯電話に感謝の言葉を留守電へ入れただけ>
「オフの間に会えると思うので、
しっかり感謝の気持ちを伝えたい。」

<さらに大きく夢はふくらむ。
それは将来の“柳田クラブ”の設立>
「やってみたい。できるかわからないけど、
自分はクラブチームに育ててもらったから。
『夢をあきらめるな』という
野茂さんの言葉にいつも励まされた。
野茂さんの苦労に比べれば、
ボクらの苦労はたいしたことない。」

◇中田スカウト部長
「肩もあるし、
ショートの素材として素晴らしい。
1年目から頑張ってくれ、と伝えました。」


ただ今一番人気!NOMOベースボールクラブから
プロ入りという
がかない、
さらに壮大な夢を描く
柳田選手
この日も午前中に、
アルバイトの建築現場で
草刈りをしてきた
という苦労人は、
ハングリー精神なら
誰にも負けないといいます。
まずは入団を決めて、野茂に恩返し、
1軍という同じ舞台に上がって、藤本にも恩返し。
そして名前を残して球界に恩返しと
どんどん恩返しまくって下さい。

25日には仮契約を行う予定。
ショートには井端という大きな壁が控えています。
注目度は抜群、あとは己の力で鍛錬し、
恩返しを実現していってほしいです。


△ドラゴンズ・契約更改▼
11月21日 (金額は推定・単位は万円)

小笠原  1800 (▼450・20%)
金剛   1100 (▼100・8%)
小川   1000 (▼200・17%)
中村公治 1100 (▼100・8%)
澤井   1300 (△300・30%)

◇小笠原孝
<5試合登板で0勝3敗、20%の大幅減棒に>
「今年は何もやってないんで、しょうがない。
とにかく自分が頑張らないといけない。」

故障等のために名古屋残留で練習している
5選手が、合宿所「昇竜館」で契約更改。
小笠原は、左腕の先発として期待はされるも、
結局は、1勝も出来ず。
仕方ないでしょう。
唯一のUPは、ルーキー・澤井
前半戦は、『勝ちを呼ぶ代走』としての
活躍がありました。
秋季キャンプは、途中から来てすぐ故障
来春はしっかり鍛えて下さい。


PS 今日のその他。

ソフトバンク・松中、WBC参加要請
竜戦士よ「一緒にやろう」

◆松中信彦 (ソフトバンク)
<プロ野球選手会副会長の立場からも、
中日ナインの態度には首をかしげる>
「選手会全体で(WBCに)
参加することを決めたのにね。
今になって時期的な問題や
調整のことを言うのはおかしい。
(代表監督の) 王監督は気の毒です。
もっと、コミッショナーが
選手や球団に働きかけないと。
(12月1日の) 選手会総会でも
確認していきたい。」

◆王監督 (ソフトバンク・WBC日本代表監督)
<中日など一部球団の選手が
不参加を示唆したことについて>
「球団の問題ではなく、
選手のことと理解している。
好転を期待している。
日本の野球界はWBCの意義の
訴えかけが足りない気がする。」

なんか中日拒否球団の代名詞にされています。
もしも、松井秀喜イチローが出ないと言ったら
もっと騒ぎは大きくなると思いますし、
マリナーズ入団が決まった城島だって
出ている場合ではないと思いますが。
とりあえず、現在は60人程度の
代表メンバー1次登録枠づくりの最中。
今月中には選手構成のアウトラインが完成するそう。
松中王監督の気持ちもよく分かりますがね。


シコースキーを獲得 楽天

前巨人のブライアン・シコースキー
東北楽天入りが決まったようです。
ドラゴンズに来てほしかったですが、残念です。
勝っても負けても投げられる投手。
野村監督がどう使うのでしょうか?

とりあえず、東北楽天の好きな選手が
今季は、関川、酒井、中村武志だったのが、
来季は、関川、酒井、シコースキーになる予定です。

2005年11月21日 (月)

背番号125・加藤光教打撃投手、夢へ前進?

中日、第2ドラフト打撃投手指名

中日は12月1日の“第2ドラフト”
加藤光教打撃投手(23=法大)を
指名する方針を20日までに固めた。
今オフ新設の「育成選手」
(最低年俸240万円で2軍戦出場と
支配下選手への変更可能)の枠で、
同投手を指名する
2軍戦に出場できない「研修生」枠は活用しない方針。
(なにわWEB)

キャンプの野手スケジュール表の右端
【B.P予定表】
『加藤』と書いてあるのが、
おそらく加藤打撃投手
へぇ、打撃投手が指名されるんだと、
軽い気持ちで読んでいましたが、
ちょっと気になり調べていたら、こういう記事が!

『ヨシネーのひとりごと
プロへの夢は続く~
中日・バッティングピッチャー、加藤光教君』

そうですよ、加藤光教といえば、
すっかり忘れていましたが、
秋田経法大付高-法政大学に進学。
1年秋のリーグ戦では、140kmの直球と
スライダー、シュートを武器として、
あの一場(東北楽天)に投げ勝つなど
本格派右腕として、将来を期待されつつも、
3年春に肩を痛めて、それ以降は戦線離脱。
しかしその潜在能力を見込まれ、
打撃投手の話が舞い込み、
今春、ドラゴンズ球団職員として就職。
プロテストに挑戦するといわれていた
あの加藤投手だったんですね。

異例の新卒打撃投手となった加藤投手は、
法大で同期だった普久原
若手選手とともに「昇竜館」に住み込み、
『背番号125』打撃投手をやりながら、

「練習が終わったら病院に行ってリハビリ。
寮に戻ってからウエートをしたり。
一人で練習をしています」
という日々。

空いた時間でトレーニングに励むなど、
夢を捨てずに頑張ってきたようです。
その記事から半年が過ぎようとしています。
新たな『育成選手』という枠での指名ですが、
ある意味、立場が「格上げ」になり、
プロへの可能性がさらに開けそう。
まだ方針としか書いていませんが、
指名されたら、さらに頑張ってほしいです。


フロムチャタンの話題。(20日)

森岡&鎌田指導 落合監督

◇鎌田圭司
<内野の居残り練習で落合監督らに
二塁ベース上でのクロスプレーの
対処について細かい指導を受ける>
「そこで受けたら走者にぶつかられるとか、
言われました。勉強になりました。」

◇荒木雅博
<3日ぶりにグラウンドへ姿を見せる。>
「ゆっくりさせてもらいますよ。
(死球を受けた) 頭は大丈夫です。
当たってよくなったかもってくらいです。」
<練習には参加しなかったが、
広報席で即席サイン会を行う>
「仕事はしないといけません。
これくらいはしないとね。」
<今キャンプのテーマはスイング改造。
バットに書き込んだ文字は『左手 右肘』>
「そこに意識を置かないと、
いいスイングができないんです。
最後はいい感じで終われたので、
こういう打ち上げになっても
納得はしているんですよ。」
(トーチュウ『来季こそ!!』より)

◇中田賢一
<4キロ走を1日繰り上げて決行。
雨交じりの強い海風を受けるも1位の激走>
「今日は海風がすごくて、大変でした。
あの人(シン・ゼ・ウン(LG))は
400メートルくらいだと、ホントに速くて。
これくらいでしか目立てないので、よかったです。」

◇石井裕也
<左の先発ローテの座をつかむ為に
新たに“先発仕様”新補聴器をリクエスト>
「雨が降ったりしても
大丈夫な物をお願いしてます。」

おなじみ、北谷キャンプ現地レポさん
レポートは、こちらからお願いします。

沖縄秋季キャンプは27日目
この日は、雨天のため
紅白戦が中止となりました。
球場隣の陸上競技場では、北谷町民運動会。
昨年に続き、若手投手陣が
リレー競技に出場予定でしたが、
雨でトラックが滑りやすかったため、
万一の事態に備え、出場は回避
町側からも参加要請が届いていただけに
残念だったと思います。

そんななか、
投手陣はブルペン投球の後、
北谷公園からアラハビーチ沿いの道の
周回コースを4キロ走
ドラゴンズ13名、LG3名が走り、
長距離が得意な中田
唯一の15分台で1位に輝いたそうです。
ちなみに2位は中里
陸上関係でも、本当にいいライバルですね。

久々の熱血指導!また、19日に
ドラフト会議から戻った
落合監督
6日ぶりにチームに合流
夕方の居残り守備練習では、
森岡、鎌田
二塁ベース上でのクロスプレーを想定し、
送球位置や送球方法などを
細かく指導しました。

現地レポさんのフォトアルバムでも
わかるようにかなり細かくやっていたようです。
サードに入った堂上、中川
ノックの打球を捕って、二塁へ転送。
それを二塁ベース上で受ける鎌田森岡
ベースへ入るときのステップや
一塁へ送球する際の体重移動や腕の使い方を
落合監督、高代コーチが身振り手振りで
延々と教えていました。
わずかなタイミングのズレがあれば、
取れる併殺も取れなくなる。
鉄壁の守りが売りの二遊間。
鎌田、森岡には改めていい勉強になったと思います。

荒木がユニフォーム姿で室内練習場へ。
この日はもう練習はせずに、
即席サイン会に臨んでいました。
こういうファンサービスはありがたいでしょう。
このキャンプでは特守を行わずに
ひたすらマシン相手に。
理想とされるスイングへの改造
力を入れてきた荒木
このを来春につなげてほしいです。


ナゴヤからの話題。(20日)

◇鈴木義広
<ナゴヤ球場で練習再開。
ランニング、ノックでたっぷり走らされる>
「(右肩は) だいぶ良くなっています。
12月に入ったら様子を見ながら
キャッチボールなどをはじめたい。」

◇新井亮太(駒大)
<20日は、CBC『サンドラ』に生出演。
2日間で名古屋市内のTV、ラジオ合わせて5局に出演>
「始まるまで心臓バクバクでした。
早く顔と名前を覚えてもらえるよう頑張ります。」

連日のTV出演、お疲れ様です。
関東の自分は観ることができないですが、
名古屋には、さまざまな
ドラゴンズ関連番組がございます。
ファンに早く顔と名前を覚えてもらえるよう、
しっかりトレーニングに励んで下さい。


PS 今日のその他。
藤井 強肩魅せた
社会人野球日本選手権に出場

★社会人野球日本選手権・1回戦 (大阪ドーム)
NTT西日本 3-0 王子製紙

◇藤井淳志 (NTT西日本)
<大・社ドラフト3巡目。
4打数無安打とラスト大会初戦は空回りに>
「何とか恩返ししたかったですけど。
ホント、申し訳ない。」

◇米村スカウト
<この日はスタンド観戦>
「(藤井が) 左打ちを始めたのは大学3年から。
まだ振り込みができていない。
打つ方は鍛えられるから心配していない。
落合監督に鍛えてもらいたい。」

◇中田スカウト部長
「あの二塁送球は良かった。」

藤井選手はこの日、7番・ライトで出場。
結果は、4打数無安打
左打席の第2打席以降は凡退だったようです。
しかし7回の守備では、右中間への打球処理で
二塁へ鋭い返球を見せました。
売りのの方は、かなりのもののよう。


土谷 オフは名古屋 (中スポ)

◆土谷鉄平 (東北楽天)
<野口(巨人)とともにナゴヤ球場で練習。
楽天の秋季キャンプに参加して>
「明るくとけ込みやすいチームですね。
レギュラーを取るつもりで頑張りたい。」

寒い仙台では、合同自主トレはなく、
2月のキャンプインまでは
名古屋で練習する予定の土谷
22日に仙台で契約交渉を行うそうです。
まだ若いですから、新天地
1軍に定着できればいいと思います。
なお野口も名古屋で練習しているようです。

2005年11月20日 (日)

兄貴の兄貴分のアニキに弟子入り!?

新井 CD4巡目

兄貴じゃなくて アニキに弟子入り




◇新井良太 (駒大)

<阪神・金本に弟子入りを志願。

オフの自主トレで故障しない体作りを誓う>

「今は兄の七光的な部分があります。

ただいろいろな面で恵まれているのは確かですから、

環境を生かさないといけないと思っています。

僕は不器用なんで、他の選手より

練習を倍はやらないといけない。

その土台は体だと思う。

今年はいつもより早い12月の初めには

広島に帰れると思うので、

今年も兄と一緒にトレーニングをする予定です。

金本さんの話を聞いてみたい。

見習う点はたくさんある。

ウエートトレをしていても

とにかく追い込み方がすごいんです。

かといって、おちゃらけたりする

ところもあって、切り替え方がすごい。

金本さんのような体になりたいんですよ。

きのう兄(広島・新井貴浩)に連絡したら

『(指名されて) 浮かれるな。練習しろ』といわれました。

けがをしたくない、休みたくないという思いは強い。

大げさに言うと、この時期が勝負だと思うんで。」

◆金本知憲 (阪神)

<“新井弟”からの弟子入り志願に>

「そんなん、自分の兄貴に聞けよ。

彼 (新井良太) が大学に入る前から、

ジムでは顔を合わせていたからな。

相手チームだろうと、敵やからとか、

細かいことを言うつもりはない。

体力、筋力はいいものを持っている。

出来れば同じチームで一緒にやりたかったな。」


大学生・社会人ドラフトで

ドラゴンズに4巡目指名された

駒大・新井良太選手がナゴヤのドラ番組巡り

19日は、東海テレビの「ドラHOT」に出演しました。

(ちなみにきょう20日はCBCの「サンドラ」に出演 )

今冬の自主トレで実兄の広島・新井貴浩

『兄貴分』である阪神・金本に弟子入りするそうです。

まさに兄貴兄貴分であるアニキに弟子入り!?

誰が誰だかわからなくなりました。

新井良太選手(以下良太)が、

中学3年時から顔を出しているのが

広島市内のトレーニングジム『アスリート』。

実はそのジムを兄・貴裕とともに

金本も利用しているそうです。

すでに金本には「新井の弟」として

認知されている良太選手

今年からは同じプロ同士。

鉄人に弟子入りすることにより、

強靱な肉体を作ることを誓ったそうです。

駒大時代はケガが多かった良太選手

プロ入り前に故障しない体を作りたい。

良い姿勢だと思います。

金本も歓迎しているようですから、

良い方向へ進むのではないでしょうか。

一緒にトレーニングすることにより、

学べることは多いと思います。

もちろん兄・貴裕からも。

七光だろうが、何であろうが、

利用出来るものは使った方がいいと思います。

トレーニングはキツいと思いますが、

ぜひとも頑張ってほしいです。


フロムチャタンの話題。(19日)

New福留、1号

新打法に手応え
 

◇ 中日・紅白戦
(19日・北谷公園野球場)
  000 000 220 = 4
 白 000 001 010 = 2
[紅投] 石井、チョウン、チャン(LG)
[白投] 高橋聡文、ソ(LG)
[本] 福留 (紅)、高橋光信 (白)

【主な選手の成績】



<紅組>  

1番・セカンド  中川 3打数1安打1打点

2番・ショート  森岡 5打数2安打

3番・ライト   上田 3打数1安打

4番・センター  福留 4打数1安打2打点

7番・レフト   櫻井 4打数2安打

8番・捕・ー   小山 4打数1安打1打点

<白組>

3番・サード   森野 4打数2安打

4番・一塁  高橋光信 4打数2安打1打点

6番・センター  英智 4打数2安打1打点

<紅組>

先発・石井   5回3安打4三振無失点

<白組>

先発・高橋聡文 5回3安打6三振無失点



◇福留孝介

<新打法に変更してから実戦16打席目で、

初安打となる2ランを放つ>

「あれはタイミングがうまく合ったね。

でも、まだまだ行き当たりばったりだから。」

<新打法に変えて、新たに取り入れたことは>

「今は、最初から力を入れるんじゃなくて、

当てるときに力を入れるから。

そうすると、バットが走るからね。

この秋は『こんな感じかな』って

いうのをつかめればいい。

これからで、ござんすよ!」

◇高橋聡文

<白組先発、MAX145キロで福留からも2三振。

5回3安打6三振1四球無失点>

「よかったです。こういう球を

安定して投げられるようにしたいです。」

◇高橋光信

<8回ウラ、豪快なソロアーチをレフトへ。

紅白戦の本塁打はこれで4本目>

「風もあったし、どん詰まりだったけど、

力で持っていった。打撃は好調ですね。」

◇清水将海

<紅白戦に人数が足りず、急遽一塁の守備につく。

全く危なげないプレーの理由は>

「高2までは一塁や投手もやっていたので

まったく問題なかったですよ。

(一塁手として)別の角度から野球を見ることで、

勉強になることもありますからね。」

◇森岡良介

<きつい練習のあとに『食べるのも練習』。

食べても詰めても、体重は増えず>

「無理やりにでも食ってますよ。

普段の倍くらいは詰め込んでいます。

それでも体重、減りましたからね。2、3キロは。」

<来春のキャンプについて>

「そりゃ北谷(スタート)がいいっす。

読谷とは大違いです。

後から上がってくるのは大変ですから。

まずこっち (北谷) にいないと話にならないですよ。」

◇高代コーチ

<森岡について>

「力は間違いなくついてきている。

(来春の) キャンプは鎌田か

(森岡) 良介が1軍に入ってくるやろうね。

少数精鋭でいくことになると思うから。」

(トーチュウ『来季こそ!!』より)



おなじみ、北谷キャンプ現地レポさん

レポートは、こちらからお願いします。



沖縄キャンプは26日目。

この日は紅白戦が行われ、

当初、メンバー予定に入っていなかった

森野が白組のサードに入りました。

打席にも入りましたが、しっかり足の甲にも

プロテクターを着けていました。

投手陣は、左の先発を争う石井聡文

ともに5回を無失点と好投したようです。

打撃の方では、紅組4番・センターの福留

ようやく一発が生まれました。

出たぞ、新打法1号!8回表、2番手LGの

ソ・スン・ハの初球、

内角の打ちごろの球を

完璧に捉え、

ライト場外の

ネットに当たって芝生席へ。

この秋、フォーム改造後初

大きな当たりとなるホームランに

福留本人もまだまだと

いいながらも、まずまずの様子。

実は、新しいフォームでは、

バットを手のひらだけで支えて構え、

インパクトの瞬間だけグリップを握って

振っているとのこと。

秋で感じを掴んで、春でしっかり完成させる。

打法改造はこれからで、ござんすね。

森岡は、この日も聡文(LG)から2安打。

9試合中、8試合で安打を放ち、

打率も3割を超えています。

このキャンプでも、

鎌田、中川らと朝から晩まで猛練習の日々。

それでも高代コーチは、

来春キャンプの北谷1軍内野枠は、少数精鋭と発言。

トーチュウの予想では、内野枠は『8』

荒木、井端、森野、ウッズ、

渡邉、光信、
そして新人の柳田選手も入ると

残りは1枠になってしまいます。

となると鎌田、澤井との勝負となりそう。

期待の若竜、競争を勝ち抜いてほしいですね。

そのほか紅白戦では、

ライト線へいい感じの二塁打の森野

先制タイムリーヒットを放った英智

さらにレフトへ打った瞬間場外とわかる

一発を放った光信が良かったようです。

若手では櫻井が好走塁。

7回、中川の犠牲フライの時、

捕手・前田のブロックをかわしての

スライディングがナイスだったそうです。

キャンプも今日20日を入れても残り3日

いよいよラストスパートです。

2005年11月19日 (土)

明日の若竜、大学生・社会人ドラフト6選手指名!

竜5巡目に柳田 NOMOクラブから初指名

3巡目藤井、割って入る!落合監督、オレを見て!

プロ野球のドラフト(新人選択)会議の第2弾、
「大学生・社会人ほか選択会議」が18日行われ、
ドラゴンズは、6選手を指名しました。
指名選手は以下の通り。


中日ドラゴンズ 大学生・社会人ドラフト確定選手


希望入団枠 交渉権獲得選手
吉見 一起 (よしみ かずき)

金光大阪高等学校-トヨタ自動車 投手 右投右打
1984.9.19生 182センチ 83キロ

MAX147キロのストレートと、切れ味鋭いスライダー、
フォークを武器とする社会人で屈指の本格派。
マウンド度胸が良く、プロ向きの資質を持つ。
昨年12月の右ひじ手術の影響で、
初登板が5月にずれ込んだが、
今年の都市対抗ではヤマハの補強選手として出場。
(トーチュウ評価 A)

「高校(金光大阪)時代から
親身になって見続けてくれたことと、
私を一番に必要としてくれたことに感謝し、
中日への入団を希望します。
将来は先発で10勝をコンスタントに
上げられるような投手になりたい。」

「ひじの問題があるので、
結果を出すのは2年目ぐらいからでいい。
将来的に先発ローテーションに入れる器だ。」
(中田スカウト部長)

なお、吉見投手は、社会人日本選手権を控えた
チーム(トヨタ自動車)がこの日を休養日に充てたため、
記者会見を行いませんでした。
上のコメントは、9日の会見の再録で。


3巡目 交渉権獲得選手   
藤井 淳志 (ふじい あつし)

筑波大学-NTT西日本 外野手 右投両打
1981.5.20生 181センチ 77キロ

肩の強さ、スローイングの正確性が抜群。
両打ちでシュアな打撃に加え、50メートル5秒8の俊足、
遠投125メートルの強肩を誇る
まさに三拍子そろった即戦力候補。
チームでは7番打者だが、パンチ力も。
座右の銘は、『為せば成る』
(トーチュウ評価 B)

「正直ホッとしました。
でも、まだスタートラインに立っただけです。
肩にはこだわっているし、誰にも負けない。
安定した会社(NTT西日本)を出るのだから
両親にも心配をかけると思う。
何年かかろうが、レギュラーを目指さないといけない。」

「地元 (豊橋東高出身) の選手で、
肩と足があるし、パンチ力もある。」
(中田スカウト部長)


4巡目 交渉権獲得選手   
新井 良太 (あらい りょうた)

広陵高等学校-駒澤大学 内野手 右投右打
1983.8.16生 187センチ 89キロ

今季のセ本塁打王・新井貴浩(広島)の弟。
恵まれた体で兄譲りのパワーは一級品。
東都大学リーグ通算14本塁打、
パンチ力のある打撃が魅力で、
50メートル6秒1、一試合5盗塁するなど脚力もある。
努力家でキャプテンを任されるなど責任感も強い。
(トーチュウ評価 C)

「実感がわかないが、
小さいころからの夢なのでうれしい。
“オレ竜”采配で実績のある
監督の下で野球ができるのは幸せ。
中日はレベルが高い選手が
集まっているイメージ。
あこがれの選手は福留さん。
打つことだけではなく、
走ること、守ることでアピールしたい。
(兄とはよく連絡を取り合い)
技術的なことよりも
メンタルの部分が参考になる。
『まだまだお前のレベルじゃ無理。
たくさん練習しろ』と言われます。
ボクのドラフトの年に兄が
本塁打王というのは何かがあると思う。
兄に負けない、という気持ちを
大事にしてやっていきたい。
注目されることで、ボクにもチャンスがある。
生かすのも殺すのも自分次第。
不器用でセンスのないボクだが、
気持ちだけは負けない。
オレ流の厳しい指導も大丈夫です。
早く同じフィールドに立てるよう頑張りたい。」

「(新井兄弟の)2人は飛ばす力、体格ともよく似ている。
弟は私の指導力不足で鳴かず飛ばずに終わったが、
潜在能力はかなり高い。兄は打つだけだったが、
弟は肩が強く、脚力もある。
教え方次第では三塁も出来るし、外野でも面白い。
落合監督の指導を受ければ、近い将来、兄を追い越す。」
(駒大・太田監督)


5巡目 交渉権獲得選手   
柳田 殖生 (やなぎだ しげお)

福知山商業高等学校-NOMOベースボールクラブ
内野手 右投右打
1982.3.31 生 178センチ 77キロ

力があり、バネもある。
50メートル6秒0と足が速く、
打撃はスイングスピードがあり、長打力もある。
広い守備範囲で遠投120メートルと肩が強く、
スローイングも安定している。
身体能力の高さを生かした俊足強打の内野手。
デュプロ時代には、阪神・藤本と三遊間を組んだ。
(トーチュウ評価 なし)

「まだ実感がわいていない。
うれしいだけです。
プロならどこでも行きたいと思っていた。
(中日のイメージは)名古屋の人たちが
熱狂的な応援をするイメージです。
井端さんは実績のある人。
見習って、追いつき、追い越したい。
肩には自信を持っている。
(目標の選手は) 松井稼頭央さんです。
打って、走って、守れる選手になりたい。
(落合監督のイメージは)
三冠王を取った偉大な方。
とりあえず、ついていきたい。
仕事場を試合で抜けるときもあったが、
応援を出してもらったりして感謝している。
NOMOクラブにも野球をやらせてもらって
感謝している。」

「プロだったらどこでも行きたかったので
ヤッターという気持ちでした。
野茂さんには感謝の言葉しかないですね。
このクラブに入団したときから
プロを目標にやってきましたから。
野茂さんの『夢をあきらめるな』という
言葉を信じて、ここまでやってきました。
(阪神の)藤本さんからは
もう1回野球をやれと励ましてもらった。
プロに入ることで恩返しになると思う。
1日も早く戦力になりたい。
いつかは同じ名前の長嶋さんのように、
ビッグな選手になりたい。」

「都市対抗などを経験して実績もある。
特に守備を高く評価している。」
(中田スカウト部長)

「なにより素質の高さを買った。
足も速ければ、肩も強いのが魅力。
(デュプロから)NOMOクラブに行って
プロを目指したというハングリー精神も買える。」
(米村スカウト)

◆野茂英雄
(NOMOベースボールクラブオーナー)
「柳田選手は本当に3年間よく頑張ったと思います。
毎日一生懸命練習してきた結果が出ました。
プロへ行ってからも、今までNOMOクラブで
頑張ってきたことを忘れず続けてもらいたいです。
そうすれば十分プロでも通用すると思います。」


6巡目 交渉権獲得選手   
斉藤 信介 (さいとう しんすけ)

龍谷大学-NTT西日本 投手 右投右打
1982.2.12 生 183センチ 85キロ

昨年、横手からオーバースローに転向した本格派
最速149キロ、球威のある速球で押す剛腕タイプ。
球に力があり、スライダー、フォークも持つ。
リリーフ中心に投げているが、完投するスタミナもある。
9月、オランダでの世界W杯では、
4試合に先発し、3勝をあげる。
いつも大声を上げながら投げる気迫の投球が魅力。
座右の銘は『気合に勝る天才なし』
(トーチュウ評価 B)

「ドキドキでした。
指名させなかったら
どうなんねんと不安でしたよ。
中日の投手陣は球界一。
そこで長く活躍できる投手になりたい。
(3巡目・藤井とは)食えへんようなメシを
一緒に食った仲。頼りになる。」


7巡目 交渉権獲得選手   
佐藤 亮太 (さとう りょうた)

長野日大高等学校-国学院大学 投手 左投左打
1983.9.2 生 186センチ 80キロ

186センチの長身から投げ下ろす
最速144キロ、角度あるストレートは
まだ十分にのびしろがある。
スライダーも良い。左の本格派だが、
制球力に難があるものの、将来性を感じる
東都大学2部リーグの隠れた逸材。
(トーチュウ評価 C)

「正直、本当に指名されるとは
思ってなくて。びっくりしてます。
山本昌さんのように長く野球を続けられる
選手になりたいです。」

「大バケしますよ。(日本ハムの)金村の器用さと
(元横浜の)佐々木の強さを持った投手になる。」
(國學院大・竹田監督)

◇中田スカウト部長
<捕手こそ指名できなかったが、
遊撃手は、西村弥選手を楽天にさられわるも
直後に柳田選手を指名して危機脱出>
「とりたい選手をとれた。
想定内のドラフトでした。」

◇落合監督
「予定通り。あとは選手が来て、
それをこっちが見てからだ。
入ってくれることを願うだけだな。
柳田のことはスカウトに聞いてくれ。」


頑張れ、苦労人!今朝のスポーツ紙で
なんと言ってもダントツ
名前が一番大きかったのが、
『NOMOベースボールクラブ』出身、
5巡目指名の柳田殖生選手でした。
希望枠の吉見投手が、
社会人の日本選手権のために
会見を行わなかったこともあって、
中スポトーチュウも、
柳田選手がトップでした。

NOMOクラブ設立3年目で初のプロ野球選手。
職業は『大工見習い』
高校卒業後にデュプロでプレーも
2年で退社。野球から1年離れた後
プロを目指して建築会社で
月収15万円のアルバイトをしながら
NOMOクラブで夜間に練習する日々。
まさに苦労人といえる柳田選手
ようやく報われてよかったですね。
売りは、抜群の身体能力と強肩。
ドラゴンズショートには、名手・井端がいます。
かなり高い壁となるでしょうが、
追いつき、追い越せの気持ちで頑張ってほしいです。

兄を越えろ!続いては、
広島・新井選手の弟
4巡目指名の良太選手
体の強さとパンチ力。
さらに俊足と、素材は兄以上と言われています。
守備はあまりうまくないようですが、
プロでしっかり鍛えて、将来はぜひ大砲になり、
兄のようにホームランキングになってほしいです。

左・斉藤、右・藤井自分的には、
3巡目の藤井選手 (右) に
期待したいです。
好守・強肩
シュアな打撃。
三拍子揃った選手なのだそうです。
さらにライトからのバックホームは
客を呼べるほどの鉄砲肩とのこと。
ライト争いに加わってくることが楽しみです。
同僚の6巡目指名の斉藤投手 (左) は、
サイドの時も速かったそうですが、
今はオーバースローなのだそうです。
NTT西日本ではストッパー。
吠える剛腕のようなので、
社会人の日本選手権で注目してみたいと思います。

お約束の胴上げだあ!最後は、東北高、
仙台育英高などを率いた名将、
竹田監督大化けする
言っていた7巡目・佐藤亮太投手
左投手のワンポイントなどは、
今空いていますから、チャンスはあるかも、
制球力をつけて、早く1軍で投げてほしいです。

高校生ドラフトで4選手、このドラフトで6選手
新たな若竜達の活躍、大いに期待したいと思います。


フロムチャタンの話題。(18日)

沖縄キャンプは25日目
ドラフトもあってか、
記事はほとんどありません。
東京から戻った福留が練習に復帰。
自打球を当てた森野井端とともに
終日コーチ指示。
そして、前日17日の紅白戦で
頭部に死球を受けた
荒木は大事を取って、この日の練習を欠席
このままキャンプを打ち上げ
数日間の静養後、名古屋へ帰る予定。
完走できなかったのが、不満かもしれませんが、
無理せず静養してほしいと思いますね。

おなじみ、北谷キャンプ現地レポさん
レポートは、こちらからお願いします。

この日の目玉?は、
陸上部・投手陣全員参加による
『地獄の400メートルリレー』
投手陣全体を紅白にわけ、
陸上競技場の400メートルトラックを
1周してリレーを4本
つまり、5,6分に一度、
400メートルを全力で走らないといけないという
まさに「拷問モノ」のリレーだったようです。

ちなみに見た感じで組み分けは、
(間違っていたらごめんなさい)
<紅組>
朝倉?久本?小林?石川
?川岸?佐藤?中田?中里

<白組>
チェン?石井?LG?長峰
?LG?山井?高橋聡文?川井進

1周ごとにしっかりラップも計測しています。
井上、渡邉、福留らも見守るなか、
ペットボトルをバトン代わりにして、
はじめは軽快に走っていたようですが、
3本目以降はさすがに顔がになり、
4本目が終わると、皆、地面にダウンでした。

ちなみに勝負は、紅組の勝利。
ベストラップは中里の55秒。
2位は中田の57秒だったようです。
川岸、川井進、チェンあたりの速さが目立ちましたが、
石川聡文はかなりきつかったようです。
みなさんお疲れ様でした。


◇井端弘和
<じんましんで1週間の入院生活。
ひたすらDVDを見続けた。はまったのはなんと>
「小学生ばりに語れますよ。コナンを。
最後はトリックを途中で
見抜けるようになりました。」

◇上田佳範
<32歳の誕生日をキャンプ地で迎える>
「この時期に(自主トレじゃなく)
チームと一緒に野球をやっているのは
久しぶりなんです。
毎年、ドラフトが来ると誕生日だなって
気持ちになりますね。」

入院中はDVD三昧、色々見ていて、
『名探偵コナン』は劇場版だけでなく、
シリーズも完全制覇したとか。
自宅でもスカパー!のアニマックスにも
加入しているいばちん
すっかり気分は名探偵になってしまったようです。


PS 今日のその他。
「埼玉」or「所沢」 
西武が地名入りチーム名検討

◆後藤西武鉄道社長
「これからは地元に密着していかなくてはダメ。
“埼玉西武ライオンズ”
“所沢西武ライオンズ”とかいいかなと思う。」

◆星野オーナー代行兼球団社長 (西武)
「後藤社長がテレビでお話ししたとは
聞いていますが、直接聞いていないし、
今の時点でコメントはできません
以前からそういう話もあった。
いろいろ考えなくてはいけない。」

西武鉄道が『西武ライオンズ』
チーム名の変更を検討。
チームの本拠地がある埼玉県
所沢市の地名を盛り込む方向だそうです。
チーム名に地域名を盛り込むことで
地域に根ざした球団であることを強調。
”おらがチーム”として観客動員増を
目指すのが狙いだとのこと。

何をいまさらって感じですね。
西武が移転してきてもう27年が経ちますが、
埼玉県といっても西の方ですし、
ファンでないからかもしれませんが、
サッカーJ1の浦和レッズなどとは違い、
正直、埼玉のチームという印象はありません。
今の「インボイスSEIBUドーム」
開場当初は「所沢球場」ではなく
『西武球場』と名乗っていたくらいですからね。
経営者も変わったし、時代の流れだとは思いますが、
あまり「埼玉西武」とは名乗ってほしくないですね。
地域性にこだわるなら
『所沢西武ライオンズ』でいいでしょう。
東武沿線の自分は勝手ながらそう思います。

2005年11月18日 (金)

サヨナラ、中日ドラゴンズ・野口茂樹。

巨人・野口誕生 背番号31
2年2億3000万円 2度目の交渉で合意

 

中日からフリーエージェント(FA)宣言した
野口茂樹投手(31)が17日、東京都内のホテルで
巨人と2度目の交渉を行い、
2年契約で総額2億3000万円(推定) の条件で合意、
今季FA移籍1号となりそのまま巨人入団会見を行った。
背番号も「31」に決まった。(中スポ)

◇野口茂樹
<巨人を選んだ決め手は>
「初交渉の時点で気持ちは固まっていた。
選手として活躍できる場所を求めていた。
自分を生かせるところが
ジャイアンツが一番だと思いました。
(原監督の印象は)
すごく人情味あふれる監督。
自分を必要とされていると感じたし、
自分も原監督、ジャイアンツのために
全力を尽くしたいという気持ちになった。
(中日時代は巨人に対して)
いつ打たれるかわからないという怖さがあった。
それを背に自分が投げることはプラスになると思う。
先発のライバルは多いと思いますけど、
1軍で投げられるように精いっぱい努力したい。
チーム、環境が変わるので、気持ちも一新して、
自分の中ではすべてを変えていきたい。
(中日戦に向けて)リベンジではない。
育ててもらった球団だし、
いい投球をして恩返ししたい。
(落合監督に思うところは)
何もないと言うと、どうとられるか
分からないですけど、特にコメントはないですね。
結果を残していないのは自分ですから。」

◆原監督 (巨人)
<野口のために宮崎から駆けつけ
記者会見に同席、先発として期待>
「早めに相思相愛的な部分で
決断してくれて、大変感謝している。
巨人にとって明るい、心強いビッグニュース。
優勝という目標のために
重要な投手陣の中心になって戦ってもらいたい。
約束はできないが、本人がしっかりと
自分の投球がマウンドでできる状態ならば、
先発の一角を任せたい。
投手陣の中心になって戦ってほしい。」

◆清武球団代表 (巨人)
「ジャイアンツを愛する人に来てもらいたかった。
お金の問題じゃなくて、
活躍できる舞台を求めて来てもらった。
基本的には2年契約。
でも活躍して(現役の)最後までいてほしい。」

◇伊藤球団代表
「FAは野口君が獲得した権利。
前回の交渉でも新たな環境で
やり直したいという強い気持ちを感じた。
新天地でも頑張ってほしい。
(巨人に) 人的補償を求めるかは落合監督と話し合う。」

◇井手編成担当
<野口の巨人入り決定を受け>
「巨人に行くことは覚悟していた。
敵になったからには
やっつけないといけないでしょう。
人的補償についてはゆっくり考えます。
ドラフトで何人獲得できるかでも変わってくる。
28人のプロテクトから漏れる選手も
分からないんだからね。
リストを見てからだが、いい選手が
いなければ、金銭だけということもある。」

◇西川球団社長
<人的補償を用いた場合、
約4000万円の差額が余る形となる>
「プロテクトから漏れた選手の中に
4000万円ぐらいで獲得したい選手が
いるかどうかでも変わってくる。
用いない可能性も十分にある。」


新天地で活躍を!FA宣言していた
野口投手
巨人入りが決まりました。
会見には原監督も同席。
『背番号31』のユニホームに袖を通し、
決意を新たにしたようです。
笑顔の中にもやや緊張した表情
浮かべていたようでした。

野口は、1992年に丹原高から
ドラフト3位で中日に入団。
脚光を浴びたのは、
96年、巨人相手のノーヒットノーランでした。
以降のことは次のように書かれています。

96年に巨人を相手にノーヒットノーランを達成。
とはいえ、単発花火の感あり。
不安定だった左腕が大化けしたのが、98年。
14勝のタイトルを獲得して、世に名を知らしめた。
翌99年は、19勝でMVP。
飛ぶ鳥を落とす勢いは 01年にも弱まらなかった。
疲労が溜まるはずの夏場に
4試合連続無四球完投という離れ業をやってのけ、
防御率のタイトルも奪回。
むしろ安定感が売り物だったが、
同時に影が忍び寄ってきたのもこの時期。
左ヒジを痛め、以後は精彩を欠いている。
04年ももらったチャンスを生かせず、
オフにはトレードの話もチラホラ...。
かつての栄光の面影はない。
だからこそ、05年が正念場。
まだ老け込む年齢では決してない。
(BBM『DRAGONS 中日ドラゴンズ70年・昇竜の軌跡』より)

そして迎えた今季は、13試合に登板。
楽天相手にフルスタでの好投、
東京ドームでの巨人相手に
あわやノーヒットノーランかという好投は
ありましたが、最後まで信頼を取り戻せず、
3勝6敗という成績に終わりました。
02年キャンプ途中で痛めた左ヒジの故障以降、
往年のような活躍が、出来なくなってきていました。
さらにここ2年は、
首脳陣との折り合いの悪さから出番が激減
この度、ついにFA権を行使、
活躍する場を求めて、巨人へと移籍。
ドラゴンズの野口は、ここで終わりとなりました。
寂しい気持ちはありますが、仕方ないでしょうね。

巨人の投手陣は、素材のみを考えれば
いい投手がそろっていると思いますから、
競争は激しいこととなるでしょう。
新たな環境のなか、往年の鋭いスライダー
ストレートとの緩急が甦るかが
カギになってくると思います。
ただ野口自身信頼を得るため、
落合中日を見返すため、
打倒古巣へ自然と燃えることと思います。

しかしドラゴンズとしては、
しっかり返り討ちにさせていだだきます。
同じ巨人へ移籍した大西の時とは違い、
やや冷たい表現かもしれませんが、それしかないです。
それだけ手強い投手だと思っていますから。

おそらく最後の応援になるでしょう。
持ち前の野球に対する真摯な姿勢
新天地で頑張って下さい。

13年間ありがとう、そしてサヨナラ、野口投手。


フロムチャタンの話題。(18日)

オレの居ぬ間に災難続出
荒木、後頭部に死球 森野、自打球直撃

◇ 中日・紅白戦
(17日・北谷公園野球場)
  002 100     = 3
 白 320 010     = 6
[紅投] 朝倉、川岸-小山、清水
[白投] 中田、石川-前田
[本] 中川、櫻井(白)

【主な選手の成績】
<紅組>
1番・セカンド  荒木 2打数1安打1死球
2番・ショート  森岡 4打数2安打2打点
3番・ライト   上田 4打数0安打
4番・サード   森野 2打数0安打1打点
5番・DH・捕   清水 3打数2安打
7番・センター  英智 3打数3安打

<白組>
1番・セカンド  中川 4打数2安打1打点
4番・一塁  高橋光信 3打数2安打1打点
5番・レフト   櫻井 4打数2安打1打点
6番・中堅  中村一生 3打数2安打2打点

<紅組>
先発・  朝倉  2回6安打5失点
2番手・  川岸  4回6安打1失点

<白組>
先発・  中田  4回5安打3失点
2番手・  石川  2回3安打無失点

◇中田賢一
<4回、自ら投じた速球が、
荒木の後頭部を直撃。
担架で運ばれそのまま退場に>
「検査は大丈夫だったんですか?
きょうは抜ける球が多かったので…。
すぐにトレーナー室に行ったら
『ちょっと気持ち悪いけど、大丈夫だ』とは
言ってくださったんですが…。
荒木さんに申し訳ないです。」

◇朝倉健太
<2回、右手にマメをつくって降板>
「投げ込む量が増えたので…。
指がしっかりと縫い目に
かかっているということだから
(マメができるのは) 悪くはありません。
これは防ぎようがありませんね。」

◇森岡良介
<打撃好調、この日も2安打2打点>
「きょうは凡退した2打席を含めて、
全部内容はよかったと思います。」

◇中川裕貴
<白組1番、朝倉から先頭打者アーチ>
「真っすぐを完ぺきに打てましたね。」

荒木、危ないっ!沖縄キャンプは24日目、
紅白戦では、様々な
アクシデントが起こったようです。
先発は紅組・朝倉、白組・中田
ごく普通に始まったようですが、
まず2回に
立ち上がりから調子が悪く
5失点の朝倉が、
連日の投げ込みによって、
右手の親指、人さし指、
中指の皮がペロリとむけて、2回で負傷降板

さらに4回二死2塁。
中田が投じた速球が、荒木後頭部を直撃!
荒木は、担架で運ばれそのまま退場。
すぐに沖縄県内の病院で
CT検査を受けるという惨事に。
(検査結果は頭部打撲で脳波には異常なし)

そして5回には森野自打球を右足甲に当て、
こちらも負傷退場に。
(病院には行かず、宿舎で静養)

荒木が入っていたセカンドは
鎌田が紅白兼務で守り、
森野のサードには、なんとミットを持って
捕手の小山がつくというありさま。
メンバーが足りず、ややみっともない展開
9回の予定だった紅白戦が急きょ6回で打ち切りに。
いずれも不注意や気を抜いたことが
原因のケガではないにしろ、とんだ試合となったようです。

その中で目立ったのは、
朝倉からレフトへホームランを打った中川
1本塁打1二塁打の櫻井。さらに森岡
若手野手陣がよかったようです。


◇井上一樹
<今度はライトで定位置争い!?
今キャンプでは、走り込みを自らに課す>
「競争? 競争って、オレは毎年そう言われる。
7年目から、そうやって言われ続けているんだから。
この年になると、どうしても
体をいたわろうとしてしまう。
でもいたわってばかりだと老け込んでしまう。」
(トーチュウ『来季こそ!!』より)

日ハムから上田の加入で
来季は、ライトの定位置争いを行うであろう井上
しかし、さすが争いに慣れているベテラン。
そのような流れも当たり前のように受け流し、
自ら若手と走り込み、体にムチを打っているようです。
まだまだ井上=「老け込む」なんて
結びつけてほしくはないです。
来季もハツラツとしたプレーに期待しています。


ナゴヤからの話題。(18日)

◇鈴木義広
<右肩の違和感で沖縄キャンプを離れる。
17日、ナゴヤ球場でランニング中心の練習>
「(検査を受けた右肩については)
炎症が起きたみたいだけど、心配ないです。
シーズンの疲れが出たのかな。
(キャンプ完走まで) あと1週間だったのに...。」

シーズン中から違和感を感じていたようですね。
けっこう酷使していましたから、
その疲労が炎症につながってしまったようです。
少し痛くてもなかなか言えないのがルーキー。
まずは大事に至らずよかったと思います。
鈴木は、ナゴヤ球場での練習。
しばらくはキャッチボールも控え、
じっくり肩を休めるようです。


PS 今日のその他。

第2のマル探せ!! 森コーチがドミニカ視察へ
 
森繁コーチがきょう18日、
ドミニカのウインターリーグ視察へ向け出発するそうです。
落合監督は「投手を1人は見つけて来てほしい」と期待。
果たして『第2のマル』は見つかるでしょうか。


中日 カブレラ獲りの可能性

◇伊藤球団代表
<カブレラ獲りに興味?>
「そんな話は私の耳に入っていませんし、
聞いていません。」

◇落合監督
「カブレラのカの字も出ていない。
当然、代理人とだって接触してないだろ。」

今朝のスポニチ東京版に載っていました。
中日が西武のカブレラ獲得へ
興味を示していることが17日、分かったそうです。
何を根拠にこうなるのかわかりませんが、
思わず笑ってしまいました。ないない。


きょう大学生、社会人ドラフト
竜は6人指名予定

 
◇中田スカウト部長
<都内で指名戦略会議を開き、
指名選手は最大で6人と確認>
「最終的な順位はあしたの朝に決めますが、
順調に獲得できた場合、6人を予定している。
欲しい選手が他球団に指名された場合は、
それより少なくなる。名前は明かせないが、
これまで(報道などで)出てきた選手になると思う。」

◇落合監督
「スカウトに任せてある。何もないよ。」

いよいよ今日は、
『大学生・社会人ほか選択会議』ですね。
今年から高校生と分離したため、
10人とかいう大量指名はないようですが、
トヨタ自動車の吉見投手をはじめ、
6人程度が指名の予定だそうです。
「小どんでん返しがあるかも」と
中田部長は不気味な笑み?
果たしてどうなるのでしょうか。

2005年11月17日 (木)

圧巻3発高橋光信VS中里、紅白戦で対決!

高橋光、3発

バット折れても関係なし

◇ 中日・紅白戦
(16日・北谷公園野球場)
  000 000 000 = 0
 白 020 130 100 = 7
[紅投] 山井、久本、長峰、中里-小山
[白投] 佐藤、小林、川井進、中里-前田、清水
[本] 高橋光信 3本(白)

【主な選手の成績】

<紅組>

1番・セカンド  荒木 5打数1安打

2番・ライト   上田 4打数2安打

3番・三・一   森野 5打数0安打

4番・ショート  森岡 3打数0安打

8番・レフト  普久原 4打数3安打

<白組>

5番・一塁  高橋光信 5打数3安打5打点

6番・セカンド  中川 5打数1安打

7番・レフト   櫻井 4打数1安打1打点

8番・捕・DH   前田 3打数3安打1打点

守備のみ サード・渡辺 1失策 ライト・井上

<紅組>

先発・  山井 5回8安打6失点

2番手・  久本 2回2安打1失点

3番手・  長峰 1回1安打無失点

4番手・  中里 1回無安打無失点3三振

<白組>

先発・  佐藤 5回6安打無失点

2番手・  小林 2回2安打無失点3四死球

3番手・ 川井進 1回1安打無失点

4番手・  中里 1回無安打無失点1四球

(中里は9回、紅白で登板)

◇高橋光信

<紅白戦で豪快に3本塁打>

「今ボクがやろうとしていることは、

両手をギュッと絞るから、

バットが折れやすいんですよ。

こう見えても、握力60キロはあるんです。

3本のうち、一番納得できるのは2本目です。

今までなら打てなかった打ち方で

もっていけましたから。キャンプの成果です。」

◇上田佳範

<北谷合流後、紅白戦3試合で13打数6安打。

打率.462で評価が急騰中>

「ああいう強い打球を打てれば、

来年に向けてつながると思います。

ボクは(首脳陣に)見せておかないといけないから。

ポジション? それはボクには分かりませんよ。

しっかりとやるだけですから。」

◇佐藤充

<白組先発、5回を無四球無失点と好投。

一番の課題は『腕を上から

しっかりたたいて投げること』>

「結果オーライの部分もあるけど、内容が大事。

自分なりに持っていた課題はできたと思う。

ケガをしないように強くすることはもちろん、

(ひじに)負担をかけないようにしないと。」

◇中里篤史

<2回を投げ、三者連続空振り三振など

無安打無失点1四球と快投>

「(課題の変化球も)ケガをする前から

カーブは投げていたけど、制球が悪かった。

今日はカーブでカウントを取れた。」



☆この試合を観戦された

北谷キャンプ現地レポさん

紅白戦のスコア・ログはこちらから。



バットが折れても....。沖縄キャンプは23日目。

今日から

第4クールに入りました。

オーバーホールのため

沖縄を後にした、

落合英二、平井、岡本

ベテラン投手陣と

谷繁の名前が

スケジュール表から消え、

じんましんが癒えた

井端は、とりあえず

見学という感じだったようです。

この日、雨のために延期になっていた

紅白戦がようやく行われました。

圧巻だったのは、高橋光信

なんと3打席連続のホームラン!

1本目は、山井のストレートに

バットを真っ二つに折られながらも、

でレフト芝生席へ。

本人納得の2本目は、同じく山井の内角球を

今度は技で場外の防御ネットの

一番上への推定130メートル弾

そして3本目は、久本から

打った瞬間にわかるレフトオーバー!

キャンプの成果が十分にでた貫禄の三発

生まれ変わった光信の来季へつながるバッティング。

期待がもてそうな気がします。



その好調・光信

9回に対戦したのが、中里

2イニング登板予定のため、

9回は紅白両組に対しての登板となりました。

初球大ファウル、

カウント1-2からうまく外角低目に

意表をつくカーブでストライクをとり、

最後は内角低めのストレートで空振り三振

見応えのある勝負だったようです。

この日はMAX143キロで三者連続三振など無失点。

カーブが要所で決まったようです。

紅白戦後もブルペンで投球。

森繁コーチとともにカーブの握り、

フォームなどを確認。

秘訣を伝授された満足のようでした。



テスト入団した上田の株が上がっています。

この日も二塁打と激走の三塁打を放つなど、

打撃好調が続いています。

紅白戦では、福留センターで起用するなど、

外野の新たなパターンをテスト中。

アレックスはレフトに回るとして、

ライト争いが激化しそう。

現時点では、上田が最右翼?

北の大地で干されていた男の復活劇

この調子を維持してほしいですね。



佐藤は、悪いながらも要所を凌ぐ投球で

5イニングを無失点に。

本人いわく、力が入ったときに、

腕が下がる悪癖があるようで、

これが制球を乱すだけでなく、

再三の右ひじ故障をおこす原因に

なっていたようです。

腕の振りを安定させることで、

良くなる相乗効果がいくつもあるようです。

そのフォームを維持してもらいたいですね。

山井はここぞという球が甘くなって、6失点。

長峰が決め球にチェンジアップを

試投したようですが、ワンバウンドが多かったよう。

打つ方では、二塁打と三塁打を各1本放った

普久原がきれいな打撃をしていたようです。



ちなみに白組守備だけサードの渡邉選手

初回、森岡の三ゴロをはじいてエラー

さらに3回、荒木の三ゴロを今度は暴投気味のスロー。

「あのサード、壊れとるぞ」

ベンチにやじられる始末。困ったモノです。


フロムチャタンの話題。(16日)

◇豊永スコアラー

<落合監督の『オレ流ノック』のルーツは>

「監督自身がまずノックだったからね。

(現役時代)キャンプではずーっとノックを受けてた。

そこでしっかり土台をつくってから

『よし、打とう』って。

バッティングなんて、

終わりの方にちょこっとだけ。」

◆宋九洪 (LG内野守備走塁コーチ)

<中日秋季キャンプ参加をチーム浮上のきっかけに。

川相のバント練習の脇で熱心にメモを取る>

「米国式の野球が主流だった韓国も、

ここ数年ですごく変化してます。

特に送りバントは、有効な作戦として

多く使われるようになりました。

でも、川相さんのような選手は韓国にはいません。

川相さんは、この研修の間に

どうしても聞きたかった選手。

すごく勉強になりました。」

◇川相昌弘

<世界一のバントの極意は、海を渡り韓国へ>

「バントは下半身、特にひざの柔らかさが最も大切。

低めにきたら、腕を動かすのではなく、

ひざを深く曲げて、体全体を沈み込ませる。

下半身が大事なのは、打撃と一緒。

バントは勝つために絶対に必要な作戦。

野球がどのように変わろうとも、

これだけは永遠に滅びない。」

(トーチュウ『来季こそ!!』より)


落合監督地獄のノックのルーツは

現役時代の自身の経験にあったようです。

下半身をしっかりつくることが大事なのでしょう。

ただ監督が受けていた打球と

監督が打っている打球はかなり違うのでは?

バットを水平に構え、ボールを転がす。

簡単そうに見えて、難しいのがバント

ソン監督も言っていましたが、

日本と韓国の違いは細かいプレー

送りバントもそのひとつ。

川相先生『世界一の極意』が、

海を渡り、韓国野球に浸透すればいいと思います。


ナゴヤからの話題。(16日)

◇金剛弘樹

<9月下旬に右肩を痛め、別メニュー調整中。

この日、ナゴヤ球場で約2ヶ月ぶりに

打者を相手に投球。中村公治相手に65球>

「もう肩の痛みはないですね。

ブルペンだとどうしても力が入ってしまうので、

まずは(フリー打撃で) 平坦なところから投げて

徐々に段階を上げていきたい。」

金剛がようやくフリー打撃に登板したようです。

あまり無理をせずに、オフにしっかりケアしましょう。


PS 今日のその他。

福留、200安打宣言 

JCB・MEP賞表彰式

◇福留孝介

<2005セ・リーグJCB・MEP賞表彰式に臨む。

ヤクルト・青木から刺激を受け>

「青木から『打席でどういう気持ちで

立っているんですか?』と聞かれたんだけど、

こっちが『なんで打てるの?』と

聞きたいくらいだったよ。

200本? 打者の目標だからね。

打率でも上を行きたいねえ。

(優秀JCB・MEP賞の受賞は)

これからも続けたいと思うし、

まだ上(最優秀賞) もある。

先輩 (PL学園出の阪神・今岡)に

先を越されちゃったから。」

福留は、初の優秀JCB・MEP賞

交流戦の6月を除き、毎月ポイントを稼ぎ、

チーム2位のウッズに3ポイント差の9ポイント。

ちなみに最優秀賞の今岡は、13ポイントでした。


WBC5選手辞退で王監督中日に苦言(トーチュウ)

◆王監督 (ソフトバンク・WBC日本代表監督)

<中日の5選手が代表を固辞したことに苦言>

「時期的なものは12球団とも同じ条件で

やっているわけだから。

それは理由にならないとオレは思う。

(直接説得は)コミッショナーを

通じてじゃないとやれない。」

やはり言ってくるとは、思っていました。

王さんとしてもツラいのではと思います。

ケガとかの保障とかもありますし、

果たしてどうなのでしょうね。


ソフトバンク無償で中日・仲沢を獲得

◇仲澤忠厚

<無償トレードでソフトバンクへ>

「リーグを代表する強豪チームに

入れてもらえてうれしい。

レギュラーを獲得するつもりでがんばります。

王監督は選手によく話しかけてくれるし、

やりやすそうなチームです。」

その王監督ソフトバンクの宮崎キャンプに

テスト生として参加していた仲澤が採用決定。

形上は、無償トレードで移籍となりました。

5年間通算で20試合に出場、打率.188。

昨季は立浪の代打でタイムリーがありましたが、

今季は右手首の手術などで

1軍での出場はありませんでした。

新しい背番号は「0」

打撃とともに、内外野ともに守れる

ユーティリティーさが評価された仲澤

サードならチャンスをつかめるかも?

まだ23歳、0からの出発、恩返しに期待します。


サムスン・宣銅烈監督、

古巣中日相手に「戦いたい」

◆ソン・ドンヨル(宣銅烈)監督 (サムスン)

<中日球団事務所を表敬訪問。

来年のアジアシリーズでの対決を熱望>

「来年のアジアシリーズでは

ぜひ中日とやりたい。

お互いに優勝して戦いたいと話した。

中日には4年間お世話になったし、

韓国でいい外国人選手がいたら

紹介したりもしたいね。

日本と韓国の違いは細かいプレー。

これができないと優勝できない。」

サムスンは、来年2月12日から3月8日まで

沖縄でキャンプの予定。

ドラゴンズとの練習試合も申し込んだようです。

今季は雨で中止になりましたが、

来春は韓国王者との対戦が行われてほしいでです。

もちろんアジアシリーズでも。

ソン監督ら一行はきょう17日に帰国するそうです。

2005年11月16日 (水)

WBC固辞?キャンプ休日の話題から。

WBC出ません 竜戦士決断
ペナント奪回が最優先

来年3月に開催される
「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」に、
中日からの参加がゼロになる可能性が出てきた。
15日までに6選手に出場要請が届いているが、
うち5選手が固辞。理由はそれぞれだが、
共通するのは『ペナントを優先したい』という思い。
断腸の思いで“名誉欲”を断ち切ろうとしている。
(中スポ)

◇井端弘和
<王JAPANからの要請を苦渋の決断で固辞>
「選手会として協力する。
そういう書面に (会長として)
ボク自身が署名したんです。
だから、開幕直前で時期が悪いということが
理由ではありません。
ただ、最高のプレーをする自信がないんです。
選ばれる、出るなら中途半端は許されない。
国の代表としてプレーするわけですからね。」

◇岩瀬仁紀
<WBCの出場を固辞する意向>
「左肩に不安があって、
責任をもって投球できない。」

◇荒木雅博
<同じく、固辞>
「その時期に合わせるのは不可能。」

◇谷繁元信
<要請が届いた6人のうち、
1人だけ前向きな返答も>
「出ようかなという気持ちはあります。
ただ、どういう形でチームを組むのか。
自分を必要とされるのか。その辺は
聞いてみないとわかりませんから。」


WBCにじんましん?沖縄キャンプが、休日とあって、
各スポーツ紙、あまり
ドラゴンズネタがありません。
そんななか、大本営・中スポ
我らがトーチュウは、
WBC関係を載せています。

『ワールド・ベースボール・クラシック』とは、
サッカー・ワールドカップの野球版として、
IBAF(国際野球連盟)主催の
IBAFワールドカップと違い、
大リーグ機構と大リーグ選手会が主催。
北中米、アジア、欧州、アフリカ、
豪州などから16カ国・地域が参加する国別対抗戦

出場国は4チームずつ4つのリーグに分かれて
1次リーグを戦い、各リーグの上位2チームが
2次リーグ進出。その上位4チームが
準決勝、決勝をトーナメント戦で戦います。
日本は、来年3月3~5日に東京ドームで
韓国、台湾、中国と1次リーグを戦い、
2次リーグ以降はアメリカ・アナハイムでの試合。
決勝は、サンディエゴのペトコパークで
行われるそうです。

オリンピックには出場しなかった
MLBのメジャーリーガーが参加可能ということで、
イチロー松井秀喜
そして井口資仁大塚晶則なども
オファーの回答によっては、王監督率いる
日本代表に加わるのではと言われています。

ドラゴンズで要請を受けているのは、
井端、川上、岩瀬、福留、荒木、谷繁の計6人。

アテネ五輪の長嶋(中畑) JAPANでは、
福留岩瀬が日の丸を背負いました。
しかしこれは、8月でした。

今回、日本代表に選ばれると、
2月21日からは福岡ヤフードームで直前合宿。
そして3月からの東京での予選、
そしてアメリカ本土へ行くことに。

例年1月とともにエンジンをかけ始め、
2月からのキャンプで
実戦感覚を取り戻すとなると
とても間に合いません
開幕を前倒しにすることになる
早期調整への不安感をぬぐえないと、
岩瀬、荒木は固辞しました。
肩に不安があるであろう川上や、
フォーム改造中の福留も上の2人と同じよう。

選手会として参加を了承したといえ、
井端自身は、視力矯正手術もあって、
ベストパフォーマンスへの
自信がもてないとして固辞することに。
唯一参加してもいいと言っている谷繁
保険扱いや人数合わせ的な招集ならお断りとのこと。

オーナー会議や実行委員会で
最大限の協力をすると決まってしまったからには、
選出されたら、参加しなくてはいけません。
ただ球団によってバラツキが出てしまうと、
「他チームだってメジャーだって、
同じ条件で選手を出しているのだから、
中日だけ出来ない訳ないだろう。」
とか文句を言われかねません。

WBCよりもペナントレースを重要視するのは
当然のことと思います。
ベースボールより野球が好きな
自分としては、時期にも納得いかないですし、
それほど興味がないので、
ゼロでもいいのではと思っていますが、
各球団から何人とかにもなる可能性もありますし、
そうはいかないところもあるのでしょうね。

12月初旬に代表30選手の発表されますが、
果たして、王JAPANドラゴンズの選手は
選ばれるのでしょうか?


フロムチャタンの話題。(15日)

勇んで買い物 帰りは…爆睡

◇長峰昌司
<森岡、中川とショッピングモールに
繰り出し、洋服を買い込むも、
帰りのタクシーでは>
「帰りはみんな爆睡でした。」

◇佐藤充
<同級生の山井らとゴルフ>
「走り回るワケじゃないですから。
『ここで気分転換するんだ』って
自分に言い聞かせてやってる感じ。」

沖縄キャンプは、火曜日。
この日は、3度目の休日となりました。
落合監督は、18日の大学生・社会人他ドラフト
出席するため、沖縄から空路、東京入り
前日の最終スタッフ会議にも出席するそうです。
スカウト陣によると「4~6人」を指名する予定。
福留も、16日に東京で行われる
表彰式出席のため、沖縄を離れましたが
17日にはUターン。売れっ子は忙しいです。

一方、選手達は各地でリフレッシュ
長峰、森岡、中川の若手トリオは、
タクシーで約1時間の距離にある
大型ショッピングモール、
たぶん『あしびなー』に繰り出し、買い物。
佐藤、山井らはゴルフをしていたそうです。
グラウンドの地獄から一変?
楽園のようなゴルフコースを歩んだ佐藤は、
きょう16日は延期となった紅白戦で先発する予定です。


◇英智
<取り組んでいる新打撃フォームは、石嶺モデル>
「ボクは腕が長いので、
打つときに腕がじゃまくさいんです。
石嶺さんもボクも、腕が長い方。
(新フォームを) どう表現していいのか....。
言葉では言い表せない。」

◇石嶺コーチ
<英智の打撃改造について>
「打てる確率を上げるために
いろいろ試している。これからも続くと思う。」
(トーチュウ『来季こそ!!』より)

長い腕をいかに使うか、
現役時代、しなるような柔らかい腕遣いが
特徴的なスラッガーだった、
石嶺コーチの打法を見本にするそうです。
守備、走塁ではトップレベルの英智にとって、
あとは打力の向上のみが、主力への課題。
表現できないところが、英智らしいですが、
良いところはしっかりつかんで、
打撃練習に取り組んでもらいたいです。


オレ竜、地獄の30キロ強制マラソン

キャンプ最終日となる23日、
選手に北谷球場から恩納村にある宿舎までの
約30キロランニングで帰るように
落合監督が指示しているそうです。
対象となるのは、川相昌弘、荒木、福留
ベテラン、主力を除く全選手
球場から宿舎までの
『フルマラソン』強制は初とのこと。

車でしか走ったことがないですが、
北谷球場から、恩納村の宿舎までは、
かなりありますよ
それをキツイ練習後にやるとなると、
正直、厳しいと思います。
「死んじゃいます。」と泣きが入るのも
あながちウソではないでしょう。

なお故障などで参加できなかった選手は
自動的に来春キャンプで2軍スタート?
言われています。
どこまで本当かわかりませんが。


PS 今日のその他。
ナゴヤドームの人工芝が濃い緑一色に…
“星野色”また消える

◇西川球団社長
「まあ、いなくなって長くなるから
(星野)色が消えるのも当然だね。」

来季、ナゴヤドームの人工芝は、
塁間のエンジ色のアンツーカーが消え、
オールグリーンになります。
材質もそうですが、
色も選手の要望を踏まえて選びました。
何色かこちらが出して選んでもらいました。」
(ナゴヤドーム広報部)とのこと。

これがオールグリーンに。『ドリームターフ』と呼ばれた
人工芝の性能の低下により、
約3億円を投じて
来季は、新人工芝
導入されるそうです。
よりキレイになるナゴヤドーム
とても楽しみですが、
星野SDが辞任してから、もう4年になります。
一般人では、星野SDが中日の監督だったことを
もう知らない方だっていますからね。
ネタが厳しいとはいえ、
いつまでも『星野色』って、正直うるさいです。


17日誕生!巨人・野口
入団会見に原監督駆けつける

 
9日の巨人との初交渉で
原監督からのラブコールを受け
巨人入りへ気持ちが傾いたという野口
17日に2度目の入団交渉を行い、
その場で意思を伝え、そのまま都内のホテルで
入団会見に臨むことになりました。
入団会見には原監督も同席する予定だとのこと。
いよいよ、ドラゴンズ・野口も見納めのようです。
寂しいですね。

2005年11月15日 (火)

井上納得の保留と鳥谷部健一逆転合格。

井上、3年契約&1000万円増
“スーパーサブ”の評価に納得

来季プロ17年目を迎える
中日・井上一樹外野手が14日、
契約更改交渉に臨み、3年の複数年契約と、
1000万円アップの年俸7000万円
(金額は推定) の条件提示を保留した。
今季、フリーエージェント(FA)権を取得したが、
この権利を行使せずに、チーム残留。
この日の交渉で、球団側と大筋で合意に達したものの、
出来高(インセンティブ)の金額について
細部を再度、球団と話し合うことになった。
(中スポ)

△ドラゴンズ・契約更改▼
11月14日  (金額は推定・単位は万円)

中村一生 900 (▼100・10%)
普久原  750 (▼ 50・6%)
前田   780 (△ 30・4%)
櫻井   670 (▼ 30・4%)
井上   (7000 △1000・16%を保留)

◇井上一樹
<3年の変動型複数年契約、
1000万円増の7000万円の提示を笑顔の保留>
「サインはしていないけどほぼ合意に達している。
今回は僕がハンコを沖縄に
持ってこなかったことと、
インセンティブの部分を詰めてもらうだけ。
(26日の)ファン感謝デーにサインします。
球団の評価に対しては
ある程度、納得できました。
僕の場合、レギュラーではないし、
かといってずっとベンチにいる選手でもない。
先発もして、途中出場もして、
代打もして、レギュラーと違って
規定打席にも達していない。
すごく評価が難しい立場だから。
今年以上に頑張れば、
年俸と合わせて1億円に届くかなって
いう感じです。やる気は出ます。」

<来季からは選手会長に就任する>
「おとなしい選手が多い。もっと喜怒哀楽を
前面に出すパフォーマンスも見せて
リピーターファンを多くしたい。
選手としてはいい試合を見せるのが一番だけど、
営業の方とも協力して、もっと人気のある、
お客さんが球場にもっと来てくれるようなチームにしたい。
それは選手なら誰でも思っていることだから。」

ハンコは押していません。取得したFA資格を
行使しなかった井上が、
この日、契約交渉。
FA前の下交渉よりも評価が上がり、
3年契約+金額アップとの提示に、
ハンコこそ押しませんでしたが、
大筋で合意に達した模様。

谷繁と同じような
来季以降も年俸交渉する
変動型複数年契約のようですが、
複数年の保障を受けたことは、
井上本人としては、納得だろうと思います。
そして来季の出来高によっては、
総額1億円超えとなる可能性もあるそうです。

ナゴヤドラゴンズが好きな井上
来季は新たに選手会長にも就任します。
いつも外野スタンドからは、
「カズキ」「カズキ」
1番多くの声援を受けている男。
持ち前のキャラクター
攻守のパフォーマンスドラゴンズ
引っ張ってもらいたいですね。


鳥谷部 合格
先発として期待 『素直にうれしい』

◇鳥谷部健一 (前西武)
<テストを経て、中日入団が決定>
「素直にうれしい。
中日は強いイメージがありますが、
その中で数字、結果を出して恩返しをしたい。」

◇森繁コーチ
「(鳥谷部は) 中継ぎじゃなく先発タイプ。」

沖縄秋季キャンプに参加していた2投手のうち、
前西武の鳥谷部投手の入団が決まりました。
下馬評では、前楽天の高村の方が
入るのではと思われていましたが、
やはり森繁ルート鳥谷部になったようです。
前日のコメントでもあったように、
ケータイの前で正座していたかいがありました。

大器と期待されながら、
8年間いた西武では、通算2勝1敗。
今季は1軍登板なし。
ファームでも防御率5点台と低迷。
球に力はあるものの、
制球に課題があると言われる鳥谷部
先日の鎌ヶ谷での合同トライアウトでは
3人に対して被安打1、2四球とイマイチ。
しかし、12日のテスト登板で
福留をチェンジアップで空振り三振にとるなど、
1イニングを無失点、逆転入団を決めました。
『自分の売りはカーブ。』と、
かつての本格派から、ストレートを見せ球にして
変化球でアウトを取るというイメージに変貌した鳥谷部
先発として起用を考えられているようです。
新天地で大器と言われた才能が花開くのか?
まずは1軍定着を目指しましょう。


フロムチャタンの話題。(14日)

◇長峰昌司
<ブルペンで320球の投げ込み。
習得しようとしているのは新球のチェンジアップ。
左腕の代表格は、高校の先輩にあたる阪神・井川>
「井川さんのとは、ちょっと違うかな…。
(ボールの軌道は) 少し浮き上がって、スッと沈む感じ。
今季はふがいなかった。
来年は絶対に結果を出さないといけない。」

◇安田スコアラー (阪神偵察担当)
<長峰のチェンジアップに>
「井川のチェンジアップは
打席から見たことがないけど、似た感じだと思う。
(右下と左下) どっちに変化するか
分からないのは井川も同じ。」

◇中里篤史
<中止になった紅白戦の代わりに、
ブルペンでたっぷり投げ込んで、
第3クールを乗り切る>
「肩? 不安はあるけど、投げられますから。
不安が薄れているわけではないけど、
とりあえず、何とか頑張っています。
(残りあと1クール) 故障を恐れずに、
かといって無茶をしない。バランスです。」

◇小林正人
<2日連続で紅白戦が中止。
サイドハンド転向中、試投機会を欲す>
「どの球なら抑えられるとか、
感覚をつかむには実際に
打者に投げてみないとわかりませんから。」

◇森岡良介
<地獄の落合ノックを受けてニコニコ>
「(監督から) 『オマエには打たねえよ』と、
言われていたので、打ってもらえただけでも
成長したと思います。きつかったですけど。」

◇福留孝介
<オーバーホールの帰名指令を“拒否”。
フォーム固めのため、キャンプ完走を宣言>
「オレには関係のないこと。
だって、やらなきゃいけないことがあるもん。」

◇谷繁元信
<投手陣との対話をメーンに
志願して乗り込んだキャンプを打ち上げ>
「捕手としては全員にがんばってほしいんだけど、
実際にはそうはいかない。
その投手が何を考えて、どう感じているのかを
ボクも知っておきたかったから。
それがいざという時にプラスに
なることもあるでしょう。」
<連日の『おまかせ』メニューで、
必ず持っていったのがゴムチューブ>
「ひざが潜ってしまうのが、ボクの欠点。
何歳になっても打ちたい、
うまくなりたいっていう気持ちは
衰えないと思うんです。少しでも進化したいってね。」
(トーチュウ『来季こそ!!』より)

沖縄キャンプは、21日目。
第3クールの最終日となりました。
昼前に豪雨があって、グラウンド内が水浸しに。
紅白戦は残念ながら中止になってしまい、
スライド登板の予定だった
佐藤、山井、小林、久本、
鈴木、中里
が割を食うことに。
打撃練習等は室内練習場を使って行い、
投手陣は、ブルペン投球や相変わらずの陸上部
ブルペンでは、上の長峰朝倉、中田らが
かなりの投球を投げていたようです。
陸上部には荒木、福留らも参加。
中距離走や5分間耐久の縄跳びに
取り組んでいたようです。
グラウンドが使用可能になった午後は、
メイン球場での特守
この日も落合監督の厳しいオレ流ノックが、
森野、森岡、鎌田らに
浴びせられていたようです。

北谷キャンプ現地レポさんのレポートは、
こちらのトップページから!

長峰の脱皮へのキーワードは
『真っすぐを速く見せるための緩い球』
それがチェンジアップになればいいですね。
左腕の緩急といえば、昌さんが浮かびますが、
同郷の井川に追いつけるよう、
来季こそは、1軍に上がるだけではなく、
登板を任されるよう、しっかり習得してほしいです。

今秋のキャンプでは、森野へのノックが
話題となっていますが、
森岡だって負けてはいられません。
紅白戦でも打撃は好調。
1軍定着には、守備こそが大事となっています。
オレ流ノックに左右に打球を振られ、
走り回されるも、これも前進だと思うと
気持ちがよかった?ようです。

谷繁「今年の打ち納め」
おそらく、このクールで名古屋へ帰るのでしょう。
移籍後、初の秋季キャンプ参加となったこの2週間。
若手投手陣との対話は順調に進んだのでしょうか?
ちょっと気になるところです。
野手陣のメニューではいつも
『おまかせ』としか書いていない谷繁でしたが、
トーチュウによると、右ひざに
ゴムチューブのベルトを巻いての打撃練習。
右ひざが折れる悪癖を矯正する狙いだそうです。
新たに複数年契約を結んだ正捕手。
しっかり体をケアして、来季につなげてほしいです。

ところで、じんましんのため、
入院していた井端が14日、退院
16日からの第4クールから練習を
再開する予定とのこと。
あまり無理はしないでほしいですね。


ナゴヤからの話題。(14日)

◇中村公治
<右ひざ痛は順調に回復も
ナゴヤ球場での調整が続く。
仁村コーチから1時間の個人ノックを受ける
次々と浴びせられる飛球を懸命に追い続ける>
「早くキャンプに行きたいけど、
また故障したら意味がない。
まずこっちでみっちりやります。」

しばらく忘れられていたハムこと中村公治
ナゴヤ球場でがんばっています。
沖縄では、中村一生、櫻井普久原
ここでしか得られない経験を積んでいます。
さらに同じ外野手として、上田も加入。
中村ハムとしても負けられないところ。
残り1クールですから、
あせらずもみっちりやって下さい。


PS 今日のその他。
宣監督が名古屋訪問 コーチらとともに

◇ソン・ドンヨル (宣銅烈) 監督 (サムスン)
<かつての本拠地を懐かしそうに見て回り>
「きょうは通訳兼ガイド。
アジアシリーズは中日とできなくて
残念だったけど、いつも気にしています。
温泉に行って、ゴルフをやって…。
おいしい店も知ってますから。」

中日時代同様の人懐っこい笑顔
話していたソン監督
すぐに帰国ではなかったのですね。
この日からは監督、コーチだけの
優勝旅行でナゴヤドームを訪問。
今年2月から「名古屋観光コンベンションビューロー」の
日韓観光大使を務めている関係で、
サムスンのコーチ、関係者ら約30人に自ら古巣を案内。
中日とは、お互いの国の球界情報を交換する間柄。
16日には、球団事務所を表敬訪問する予定とのこと。
ナゴヤでゆっくりして行って下さい。

2005年11月14日 (月)

中里・英二契約更改と雨の沖縄合否もちこし。

中里がカムバック賞
“ノルマ”クリアで100万円増 
何より大きな先発への期待

右肩の大ケガから4年ぶり復帰登板を果たした
中日の中里篤史投手が13日、
沖縄県恩納村のキャンプ宿舎で契約更改。
来季年俸は100万円増の600万円となった。
また落合英二投手は現状維持の
1億1000万円で更改した。
来季は3年契約の最終年にあたり、まさしく背水の陣
竜投を支えてきた柱が、勝負をかける。
(金額はいずれも推定・中スポ)

△ドラゴンズ・契約更改▼
11月13日  (金額は推定・単位は万円)

落合英二 11000 (□ 0・0%)
遠藤    2600 (▼ 500・16%)
小林     750 (▼ 50・6%)
中里     600 (△ 100・20%)
チェン   1300 (□ 0・0%)
高橋聡文  2400 (△1200・100%)

◇中里篤史
<4年ぶりに復活、チーム最低年俸から
復活が条件の出来高100万円増で納得のサイン>
「去年は“今年で最後かも”と思って
契約したんで、サインできただけでもうれしい。
まだ投げられるようになっただけなんで、
結果を出していい契約をしたい。」

<やっと野球選手らしい目標を語れるように>
「先発? 具体的には言われてないけど、
自分でもそのつもりでやってますし、
期待もしてもらっていると思う。
(プロ初勝利は) 周りの手助けがあっての初勝利。
今度は先発で、自分の力で勝ちたい。」

<背番号18の話は>
「具体的な数字は言われなかった。
まだ聞いてないけど、
何番をつけてもそれに恥じないように
野球選手として頑張りたい。」

<右肩痛再発は、絶対に繰り返さない>
「紅白戦にも投げているし、順調にいっている。
トレーニングをキャンプでもやっているし、
オフシーズンでも続けると思う。」

<負けられない相手もいる>
「アイツ (同い年の新人で大幅昇給した中田)、
ボクの5倍もらってますからね…。」

◇落合英二
<来季は3年契約の最終年、まさに背水の陣。
球団側が申し出たインセンティブ契約を固辞>
「球団には、節目の年 (15年目) だし
来年ダメなら、覚悟はできていると伝えました。
(不振の理由は) 技術だと思います。
ボール1球、1球がしんどかった。
そういう意味で来季の二段モーション禁止は、
ボクにとっていい転機になると思う。
ボール自体は少し生き返ってきたと思うんです。
同等の力なら若い子を使うに決まっています。
気持ちでいいやってなると
ユニホームを脱ぎますが、
まだまだそんな気持ちはありません。
やれると思っています。とにかく頑張ります。」

◇高橋聡文
<チーム最多の61試合の登板は評価されるも、
4.67の防御率などがイマイチ、倍増にも笑顔なし>
「たくさん投げられたのはよかったけど、
内容はイマイチだった。
まあ、こんなものかなと思います。
自分でもそう思うんですけど、
やっぱり成績がよくなかった。
61試合を投げられたことは自信になったし、
自分でも頑張ったとも思うけど、
もっと数字をよくして
いかないといけませんよね。」

◇伊藤球団代表
<高橋聡文の評価について>
「昨年の数字(24試合、防御率2.86)を
今年の登板数で達成したら、
ものすごいアップになったと思うよ。
来年、頑張ってほしいね。」

◇チェン・ウェイン
<1軍で10試合、勝ち負け付かずの1セーブ。
現状維持でサイン。
来季こそは先発でプロ初勝利を目指す>
「内容がねぇ、納得できないです。
球団からも言われました。
(来季の) 1番目の目標は1勝。
それからまた次の目標に向けて頑張る。」

◇遠藤政隆
<500万円のダウンにホッ>
「思ったより下がり幅が少なくて、
ホッとしました。
活躍したら、来年は2時間でも3時間でも
時間をあげるよと、球団から言われたので、
やってみたいですね。」


来季はエース級?の期待契約更改、この日も
悲喜こもごもでした。
右肩の大ケガから
奇跡的なカムバックを遂げた
中里は出来高の100万円と
『背番号18』をもらうことに。
チーム最低年俸
『背番号70』に別れを告げ、
チームのエースに向かっての期待
背負うことになりました。
潜在能力は素晴らしいものがあります。
復活したといっても、たった2試合だけ。
残りのキャンプとオフでしっかり
右肩ケアして、来季は
先発での勝利を上げてもらいたいです。

落合英二は、契約最終年度に勝負をかけます。
開幕当初は、先発に転向しましたが
好結果を残せず、6月以降は中継ぎに。
しかし、昨年のような働きは見せられず、
2勝1敗に終わりました。
来季は、2段モーションからの
フォーム改造
中継ぎの右投手も増えてきて、
文字通り結果をださなくてはいけなくなるでしょう。
球団からのインセンティブも固辞
秋季キャンプは今日14日に打ち上げますが、
オフも「肩を休めることはない」と返上を宣言。
英二の本気度に期待しています。

今季チーム最多の61試合に登板した高橋聡文
プロ初勝利となった2勝1敗はともかく、
防御率4.67は本人は納得がいっていない様子。
中盤には31試合連続無失点を記録し、
勝ちパターンのリリーフ陣を支えましたが、
後半はやや息切れ
左腕が少ないため、来季は
先発の可能性もある聡文
投球の内容も問われてきそうです。


フロムチャタンの話題。(13日)

元楽天・高村、最終テスト…合否は14日に発表

◆高村祐 (前楽天)
<4日間のテスト期間を終え>
「やるだけのことはやりました。
あとは信じて待つだけです。」

◆鳥谷部健一 (前西武)
<同じく4日間のテスト期間を終え>
「携帯電話の前で正座して待っています。」

◇森繁コーチ
<高村、鳥谷部について>
「枠の問題。ドラフトの事もあるし、
編成担当とも話をしないとダメ。
あした (14日) には発表するよ。」


沖縄キャンプもいよいよ20日目
しかし、この日は朝から前が見えないほどの豪雨
グラウンドはメイン、サブ、
ブルペンとも使用不可能で、紅白戦は中止となりました。
練習メニューもメニュー変更。
昼前に雨は上がったようですが、
グラウンドが使えず。野手は室内練習場で、
投手陣は陸上競技場での走り込みが中心となりました。

★この日のレポートは、
北谷キャンプ現地レポさんこちらから!

このがうらめしかったのは、上の2人
入団テストを受けている高村、鳥谷部
追試となるはずだった紅白戦が中止
落合監督、森繁コーチが見守る中での
ブルペンでの投げ込みが最終テストとなり、
正捕手・谷繁のミットをめがけ、ともに約60球。
これで4日間のテストが終了。
支配下選手枠の残りを再検討の上、
きょう14日、合否が連絡されるそうです。
一部マスコミでは高村は合格濃厚。
鳥谷部は18日の大学・社会人ドラフトとの
兼ね合いになりそうとのこと。
果たしてどうなるのでしょうか?

竜投陸上部では、長距離では、中里中田
そして川井進がデッドヒートだったよう。
中里中田はここでもライバル。
同い年の両右腕、ともに切磋琢磨して、
成長をしていってもらいたいですね。
他の投手も、長短距離とも
何本も走らされて、かなりキツイ様子でした。


◇遠藤政隆
<オーバーホールのベテラン組とともに
14日、キャンプを打ち上げるが>
「これであと1日練習したら、
もう名古屋に帰るだけです。
ぼくはオーバーホールするほど
今季働いていないから。
しっかりと名古屋で体を動かします。
体力も、球の威力もまだまだ
若い者には負けませんよ。」

◇荒木雅博
<5年連続盗塁王の赤星に挑戦状?
カギを握るのは出塁率のアップ。
.332に終わった今季から、
来季は最低でも.350を目指す>
「無理っす。赤星さんが相手ですよ。
でも、今年の成績が自信になったし、
盗塁に対する気持ちも
ドン欲になってきましたからね。
狙わないことはないです。
より確実性のあるバッティングが身につけば、
自然と出塁率も盗塁も増えますから。」

◇森繁コーチ
<このキャンプだけで紅白戦が7試合。
実戦を多く取り入れた訳は>
「もうピッチャーはへろへろだと思うよ。
毎日、毎日、思い切り走らされて、
ものすごい数の投げ込みをして、
それで実戦で投げてる。
どんな速い球を投げるピッチャーだって
140キロいくかどうかだ。
シーズン中より、5キロは遅くなるよ。
だから、普通に投げたら打たれる。
だったら、どう投げると抑えられるか。
それをこのキャンプでつかんでほしいんだ。
今年の中田を見ればわかるけど、
あいつは悪いなりに抑える。
最低でも試合をつくる。
そこがほかの若い投手と違うところ。
このキャンプの紅白戦でも、
その違いははっきり出ている。
朝倉や山井や、ほかの投手にも、
調子が悪くてもなんとかするという
投球術を身につけさせたい。」
(トーチュウ『来季こそ!!』より)

17日から三重・青山高原で
オーバーホールをする落合英二、岡本、
川上、平井
らのベテラン組と一緒に、
遠藤もキャンプを打ち上げて、
14日の夜に名古屋に帰りますが、
遠藤だけは、1軍投手のごほうびともいえる
オーバーホールには行かずに、
ナゴヤ球場などで24日までは練習を続けるそうです。
今季は、あまりチームに貢献できなかった遠藤
確かに年齢的にはベテランとなりましたが、
『ゴリスラ』と呼ばれるスライダーなど
変化球のキレなどは、まだまだ負けないはず。
ナゴヤでしっかりやって下さい。

『来季こそ!!』の森繁コーチの話をまとめると、
厳しい状況でも「悪いなりに抑える投球術」
身につけることが、目的のよう。
「頭を使う野球を来季はやる」
落合監督がいっていましたが、
もちろん投手陣も同じこと。
特に先発陣がしっかりゲームを作ることは必須です。
苦しいキャンプの中で、
体も心も追い込まれたときに初めてつかめるモノ
コーチの思惑通り、伸びてもらいたいですね。


PS 今日のその他。
サムスン・宣監督、ロッテを追い詰めた 

◆ソン・ドンヨル (宣銅烈) 監督 (サムスン)
<最後はロッテを追い詰めるも及ばず>
「先制して5回までに
勝っている状況にしなければ、
勝つチャンスは少ないと思っていた。
リリーフ陣には自信があったが、
そういう状況をつくれなかった。
だから勝てなかった。
(この日の先発) 渡辺俊介は事前に研究した。
内角を捨て、外角を狙ってヒットを打ったが、
途中から内角へ。失投がなかった。
ウチの選手はベストを尽くした。
最後まであきらめず戦った選手を、ホメてやりたい。
今大会で得たことは多い。
来年に向け、また準備をしたい。」

『コナミカップ アジアシリーズ2005』
決勝戦は、千葉ロッテマリーンズ(日本) と
サムスンライオンズ (韓国)との戦い。
先発投手の差が出てしまい、
千葉ロッテが5-3で勝利。
4勝で、アジアチャンピオンとなりました。
部屋のドアノブの交換作業をしながらだったので、
ザッとしか見ていないのですが、やはりここでも
千葉ロッテがイキイキ戦っていましたね。
セ・パ交流戦、パ・リーグプレーオフ、
日本シリーズを含めると
『4冠』となる圧倒的な強さを見せました。
ある意味、「勝って当たり前」という
シリーズをしっかり制したのは、
さすがだとは思いますが、
逆に強すぎてつまらない
腹が立ったりしてしまうのは、
やはり自分はロッテサポーターじゃないんだなと
つくづく感じたりもしました。

ソン監督、また来年!アジアシリーズは、
ほとんど見ましたが、
ソン監督は、
意外とベンチでは
どっしり構えていましたね。
シーズンを支えた自慢の投手陣は、
この大会ではそれなりでしたが、
やはり打線が弱かった。
来年は開催するのかわかりませんが、
またソン監督の姿を見たいです。
その時は、ドラゴンズが相手ならなおいいですね。

2005年11月13日 (日)

サバイバル紅白戦と平田君いきなり練習禁止令?

石井と高橋聡、先発ローテ対決

◇ 中日・紅白戦
(12日・北谷公園野球場)
  000 000 012 = 3
 白 010 100 000 = 2
[紅投] 鳥谷部、高橋聡文、シン、チャン(LG)
[白投] 高村、石井、ソ(LG)
[本] なし

【主な選手の成績】
<紅組>   
1番・セカンド  荒木  5打数0安打
2番・ライト   上田  5打数1安打
3番・サード   森野  3打数0安打
4番・ショート  森岡  4打数2安打
6番・一塁    堂上  4打数2安打
7番・センター  英智  4打数2安打

<白組>
1番・センター  福留  4打数0安打
2番・DH   高橋光信  4打数0安打
3番・捕DH    清水  4打数1安打
7番・セカンド  中川  3打数1安打2打点
守備のみ:サード・渡邉(2失策)

<紅組>
先発・ 鳥谷部(テスト) 1回無安打無失点
2番手・ 高橋聡文    5回4安打4三振2四球2失点

<白組>
先発・ 高村(テスト)  1回無安打1四球無失点
2番手・ 石井      5回5安打3三振無失点

★細かい試合経過は、
北谷キャンプ現地レポさんのこちらから。

◆高村祐 (前楽天)
<MAX140キロで1イニング無失点。
合格に向けて大きく前進>
「とにかく、今の自分はやるだけです。
どれだけ自分を出せるかでした。
結果? いや、あしたもう1回あるんで...。
とにかく、必死になって投げるだけです。
ボクには中日しかありませんから。」

◆鳥谷部健一 (前西武)
<同じくテスト登板で1回無失点。
福留に臆することなく、
チェンジアップで空振り三振に>
「自分の持ち味はカーブ。
スライダー、チェンジアップ、
フォーク、カットもあります。
おさえられてよかった。
きょうの結果はよかったけど、あしたですよ。
野球人生がかかっているから。」

◇井手編成担当
<テスト登板の2投手について、
合否は13日に先送りに>
「また明日、投げることになった。」

◇石井裕也
<白組2番手、5回を5安打無失点。
来季の先発ローテ入りをアピール。
この日も合計328球を投げ込む>
「きょうは先発を意識して
力の入れどころ、抜きどころに気をつけた。
先発ではないときは球数が多かったけど、
今日は少なくできた。」

◇高橋聡文
<紅組2番手、5回を4安打無失点。
紅白戦後は、罰の?オレ流ノックでダウン>
「先発だと全部全力ではいけないから、
抜くところも必要。だけど、難しいですね。」

◇森繁コーチ
<石井、聡文に期待をかける>
「今季は先発投手陣が
結果を出せなかったから、こうなった。
ローテにいる投手が焦るような
投手が出てきてほしい。
(石井は) キャンプの疲れがある状態で
あれだけ結果を残せるんだ。
競争に勝ち残ってくれれば使うよ。
先発のチャンスも出てくるだろう。
(高橋聡文については) まだダメだな。」

◇森岡良介
<紅白戦で石井から2安打>
「紅白戦はずっといい感じです。
凡打しても『ここが悪かった』と
自分で言えますから。」

◇福留孝介
<白組1番・センターでフル出場>
「センターラインは大事だからね。
いつでも守れるようにする。
コーチからセンターも
練習をしておけと言われている。
いきなりやることになっても
対応できるように準備だけはしたい。」
<6回二死満塁からの柳沢の小飛球を
スライディングキャッチ>
「もう少しギリギリかなと思ったけど、
うまくタイミングを合わせられました。」


沖縄キャンプ19日目。
戦力外通告を受けた、前楽天の高村と、
前西武の鳥谷部が、テスト登板となった紅白戦。
テストというだけあって、
高村とは、清水がバッテリーを組み、
荒木、上田、森野、森岡が。
鳥谷部とは、柳沢がバッテリーを組み、
福留、高橋光信、清水が相対しました。

結果はともに1イニングを無安打無失点
高村は、ストライク先行で
MAX140キロのストレートで押して、変化球勝負。
荒木を遊ゴロに、上田をニゴロ、
森野に四球を与えるも、森岡をニゴロに取りました。

一方の鳥谷部は、売りが変化球とだけあって、
真っ直ぐの球威はないものの、
変化球のキレとコントロールで勝負という感じ。
やや上半身で投げるようなフォームから、
福留をチェンジアップで空振り三振に取ると、
高橋光信を右飛に、清水を一飛に取りました。

しかし2人の投球を見た首脳陣からは
合格のサインは出ず、追試ということに。
今日13日に持ち越しとなりました。
ただ高村の相手捕手が13日は、
清水から谷繁に代わるとのこと。
正捕手が自ら受けて、合否の判断に加わりそうです。

石井裕也高橋聡文
来季左腕先発のローテ入りを懸けた対決は、
石井が一歩リードしたもよう。
勝負所でキレのいいボールを放っていた石井と、
コントロールにちょっと難があった
聡文の差がこの試合では出たようです。
無失点で笑顔だった石井と対照的に、
5回を2失点だった聡文は、
ブルペンでの投げ込み後、
落合監督の地獄の『オレ流ノック』
マンツーマンで約2時間!
前日から決まっていたメニューとはいえ、
ノックを捕り終えると、ついにダウン
10分間も動けなかったようです。

福留は、この日もセンターでフル出場。
好守も見せていたようです。
一部マスコミによると、
ライトからセンターに転向
アレックスがレフトに回る構想が
温められている?とのこと。
事実であってもなくても、
センターも出来る方が、
編成的にもよくなるのではと思います。


ナゴヤからの話題 (12日)

平田、落合監督超え宣言
背番号「8」

中日が高校生ドラフトで1巡目指名した
大阪桐蔭高の平田良介外野手は12日、
名古屋市内のホテルで入団交渉を行い、
契約金1億円、年俸840万円で仮契約した。
プロでの目標を聞かれた平田
「何度も三冠王を取れる選手になりたい」と、
3度の三冠王に輝いた落合博満監督超えをぶち上げた。
「オレ以上の打者に育てる」と宣言した落合監督は、
本人の希望通り背番号「8」を与える意向という。
(中スポ)

◇平田良介 (大阪桐蔭高)
<指揮官を意識した壮大な目標を掲げる>
「目標は(走攻守)三拍子がそろった、
三冠王を何度も獲れる選手になりたい。
誰もやったことがないことをしたい。
早く試合に出たいですね。
落合監督には打撃の面で教わりたいです。」

<背番号については>
「球団に任せますが、できれば高校時代に
付けていたのと同じ背番号(8番)がいいです。
8番の野球選手の印象は特にありません。」

<契約金1億円という額について>
「1億円なんですか?
税金のこととかよく分からないんで不安です。」

<巨人入りしたチームメートの辻内投手に対して>
「いままでは一緒にプレーしていましたからね。
特別に楽しい勝負ができると思う。」

<9月のアジアAAA選手権で痛めた右肩のリハビリ中、
球団から“年内絶対安静指令”を出される>
「しばらくは練習をしちゃいけないということでした。
ランニングもできないかもしれません。
(練習に行ったら) 罰金取るぞ、って言われました。
体を万全にして、早くゲームに出られるようにしたい。」

◇落合監督
<平田のために『背番号8』を空けた?>
「背番号? まだそんな段階じゃない。
入団発表の時にわかるよ。」

◇井手編成担当
「背番号8は、落合監督が
平田のために (森野から) 空けさせた。」

◇中田スカウト部長
<平田に右肩完治するまで『野球禁止令』を出す>
「本人が目いっぱい練習するタイプなので、
ストップをかけました。
完全によくなるまで無理をするなということ。
もう1度やった(故障した)ら終わりですからね。
こっちとしては年内は体を動かして欲しくない。」


平田君、早く肩を治してね。高校生ドラフト1巡目指名
平田君
仮契約が行われ、
入団が内定しました。
ビッグマウス並の目標や、
破格といえる契約金、
森野から奪う形となった背番号8よりも、
「完治まであと1か月」といわれた
右肩が心配ですね。

9月の高校日本代表の韓国でのAAA選手権で
タッチされて亜脱臼状態となった右肩
その後は医師の許可を得て、
練習を継続していたそうですが、
前日の11日に名古屋市内の病院での
検査結果は予想以上の重症
目一杯練習するという平田君にはショックだったかも?
キャッチボール、打撃練習、
下半身強化のためのランニングはもちろん、
右手をあげることも許されないとのこと。
ちょっと出遅れも考えられそう。
まずはしっかり直すこと。
それもプロとしての大事な仕事です。
治ってから、大いに期待したいと思います。


落合監督が立浪に原点回帰のススメ

◇落合監督
<秋季キャンプ免除の
立浪に対して、原点回帰のススメ。
この秋の過ごし方がカギを握ると力説>
「タツ(立浪)が来年やれるかどうかは、
これからの時間をどう過ごすかだ。
年を取れば自然と肉体は衰える。
そのスピードを少しでも遅くするには
地道にトレーニングを重ねるしかないんだ。
オレもあの時もっと練習しとけばと
引退してから思ったもんだよ。
タツは分かってると思うけどね。」

一方、新人ではなく、ミスターへの話題。
中日の日本人選手で
唯一、この時期練習していない
立浪に対し、落合監督がアドバイス。
今季、ケガがちだった立浪
現在、何をしているかは分かりませんが、
来春のキャンプは、いい状態で迎え、
若手と一緒に動いてくれたら、
ある意味、面白くなるかもしれませんね。
果たして、指揮官の言葉が
ミスターの心を動かすでしょうか?


△ドラゴンズ・契約更改▼
11月12日 (金額は推定・単位は万円)

清水  2700 (▼700・21%)
中川   690 (▼ 30・4%)
森岡   850 (▼ 50・6%)
堂上   600 (□  0・0%)
柳沢   (3000 ▼1000・25%を保留)

◇堂上剛裕
<この日唯一、ダウン提示を免れ、
現状維持の600万円でサイン>
「(サイン) しました。
来季は1軍で活躍したい。
今季はプロ初の1軍を経験したといっても、
チームに貢献はできなかったから。」

◇森岡良介
<6%のダウンに>
「球団からも『力はついてきている』と
言っていただきました。
でも、レギュラーの人
差があるのはわかっています。
今まで以上に強い気持ちで練習しないと。
1軍の人の倍やるつもりで、
何とか28人に入りたいですね。」

◇柳沢裕一
<限度幅いっぱいの25%ダウン。
今季初の保留、青ざめた表情で>
「(保留かいう問いかけに) ハイ。
下がり幅が大きい。厳しいです。」

◇伊藤球団代表
<柳沢の契約について>
「昨季と違って、今季の立場は
もうスーパーサブではなかった。
その分(のアップ額)を返してもらうということです。」

この日の更改は、暑い沖縄の地に
一気に寒風が吹きすさぶようなダウン更改でした。
特に柳沢は厳しいですね。
昨季、『オレ流査定』で上がった選手は、
その分はダウンを覚悟したほうがいいかも?


PSその2 今日の渡邉選手。
澤井が故障したため、
サードの守備のみについた渡邉選手
しかし8回表、荒木の三塁への当たりを
合わせそこなって後逸するなど2失策の失態?

詳しくは下の記事を↓。
題して『渡辺 失策は特守のせい』

故障の沢井に代わって、
ベテラン・渡辺が急きょ紅白戦に出場。
三塁守備だけだったが、失点にからむ
2失策で仲間から厳しいヤジを浴びた。
「いやあ、足が動かなかったです。」
と頭をポリポリ。
本人の名誉のために付け加えると、
動けなかったのは連日の特守のためで、
年齢のせいではありません。(中スポ)

「なんかほかのこと考えとるんか」
ベンチのコーチ陣から罵声を浴びたそうです。
名手も疲れているのかも?

2005年11月12日 (土)

デニー友利驚き逆輸入と森野ノックでダウン!

オレ流再生工場オープン
元横浜・デニー獲得

沖縄・北谷で秋季キャンプ中の中日は11日、
元横浜投手で、米大リーグの
ボストン・レッドソックス傘下の
2Aポートランドでプレーしていた
デニー友利投手(38)=本名・友利結=の
獲得を発表した。背番号は46
(中スポ)

◇デニー友利
(前レッドソックス2A・ポートランド)
<本人もビックリの即決入団!?>
「練習を見に来たつもりが、
落合監督に”背番号は何番がいい?”と言われて。
中日からは2年越しで
誘っていただいていたので早めに決めました。
森さん(投手チーフコーチ)に電話で
“球場に見に来てみろ”と言われて来たんだけど、
いきなり契約だからね。
レッドソックスからも契約の話はあったけど
条件が低すぎて、こっちでやろうと。
あんまり話がとんとん拍子に進んだんで
ちょっと戸惑いはあるけど、
チャンスをもらったんで生かせるように頑張りたい。
家族には”ちょっと見学に行ってくるわ”と
言って出てきただけに、
家に帰ってどう言えばいいんだろ。
投手陣の質が高いんで、
そこで食い込んでいかないと。
来年もまた、現役でやらせてもらえるので、
名古屋で最後、大きな華を咲かせたいですね。」

<大リーグ昇格の夢は実現できなかったが>
「自費で野球留学したようなもの。
個人的にはすごくプラスになった。
日本とは質が違うのですべてが当てはまるとは
思わないが、いいところは取り入れていきたい。」

<米国で学んだことは何か>
「日本では先発完投が美徳とされるが、
向こうはいかに球数を
減らしていくかを教育される。」

<中日の印象は>
「ブルペンをちらっと見たけど、
すごく質が高い投手ばかり。
1軍のキップはもらっていない。」

<中日での抱負を聞かせてほしい>
「優勝を何回か経験して、
せっぱ詰まったところでも
ベンチの思惑通りに仕事をしなければ
いけないことはわかっている。
そこをいかせばいい。」

(トーチュウ『★一問一答』から)

◇落合監督
<デニー友利の獲得について>
「(デニーは)力あるもん。
すべて調べてあるよ。
けががないことも調査してある。
アメリカで37試合も投げてるんだから。
ある一定のレベルに達した選手は欲しいよ。」


家から来てみたら、あら驚き!?デニー友利投手の
ドラゴンズ入団が、
昨日、発表されました。
デニー友利は今季、アメリカの
レッドソックスとマイナー契約。
傘下の3Aポータケットで
0勝5敗、防御率5.03、
2Aポートランドで2勝3敗、防御率3.42。
残念ながらメジャーの夢はかないませんでした。

しかし落合監督、森繁コーチら首脳陣の判断で
入団テストも受けずに獲得が決定。
北谷球場から徒歩5分の距離の実家から、
トレーニングシャツに短パンという格好で
ぶらっと見学に来たはずが、
いきなり落合監督に、
「背番号、その中から選んで」
「条件はこれぐらいでいいか?」
「キャンプは(1、2軍の)どっちからにする?」

どこまで本当か分かりませんが、
一気にまるめ込まれてしまう始末。
デニー友利にとっては、
さぞ驚きの展開だったと思います。

何でデニーなんだ?と自分も思いましたが、
昨年、渡米が決まる前にも
水面下で獲得を打診したようですね。
もちろん、横浜時代にも指導した
森繁コーチの進言もあったと思います。

デニー友利というと、
横浜よりも西武のイメージが強いですね。
サイドスローから速いストレート、
中継ぎでの活躍が思い出されます。
横浜復帰後は「ピッチャーデニー!」で、
ある意味有名だったとか?
スゴいピッチングをしたかと思いきや、
いきなり炎上していたりとそんなイメージでした。
そして37歳でメジャー挑戦もスゴいと思っていましたが、
まさか逆輸入ドラゴンズに戻ってくるとは...。

昨日入団となった上田といい、
ベテランの経験を買っているのだと思います。
今季は、投手陣が崩壊しました。
中継ぎの落合英二の不調や、
岡本の故障は大きかったです。
フォーム改造に苦しむ岡本の代わりや、
同じ右のサイドである川岸、鈴木には
いいお手本になることも計算には入っているかも。
さらに優勝経験もあるデニー友利
コメントにもあったように
自分の置かれた立場を全うしてくれるのでは。

今日の紅白戦次第では、前楽天の高村も入りそう。
『オレ流再生工場』というか、
『ハローワーク森繁』というか、
まさかのベテラン再雇用
金では買えない『実績と経験』
持ち合わせた選手の活躍に期待しましょう。


フロムチャタンの話題 (11日)

落合監督、鬼ノック
森野、失神寸前
 

◇森野将彦
<約2時間のノックの連射、酸欠・脱水でダウン>
「酸素も水も足りなかったです。
でも、やり遂げるしかないっすから…。」

◇川上憲伸
<全体練習のあと、黙々と独自メニューをこなす>
「ふつうにやっているだけです。
自分で考えながら、体を動かしてね。
確かに数字を去年と比較したら、落ちてますよね。
でも自分自身としては持っている力を
出し切った結果だし、それに関して、
自分で自分のことをだめだったとは思いたくない。
来季こそという言葉は言いたくないんです。」

<こだわりたいのはエースの責任>
「1年を通じてローテを投げ抜くこと。
先発した試合では、ある程度のイニングを投げて、
少なくともゲームをつくること。
来季のことは今は考えていない。
目標とかも、ちょっと言えません。
今は体を動かして、ちゃんと休んで、
そのうえでまたがんばりたい。それだけ。」
(トーチュウ『来季こそ!!』より)

◆高村祐 (前楽天)
<現役続行をかけて、今日12日が勝負の紅白戦>
「(セットでのグラブの制止が)
大丈夫でよかった。
とにかく、あしたは思い切りいきます。」


沖縄キャンプも18日目。
今日は紅白戦もなく、
実戦練習が多かったようです。
ただ激しさは相変わらずのよう。

自分も毎日チェックしている、
北谷キャンプ現地レポさん
レポートにもあるように
森野に対するノックは相当激しいモノでした。
高代コーチ、そして落合監督の鬼気迫るノック!
歯を食いしばってノックを受けること、2時間。
終了後は、ついにダウン!
立ち上がれなくなってしまいました。

そのノック中も
「給料上がったんだろ!それくらい捕れ!」
「おまえも(森章剛と同じ)北海道行きたいか?!」
「送球が甘い!捕ってもそんなんじゃ
ダブルプレー取れんぞ!」

というゲキが監督から飛び、さらに終了後も

「(ノックがキツいのは)当たり前だろ。
そんな簡単にレギュラーになれるかよ。
どうしていくかはオマエしだいだ。
ごちそうさま。(鍛えたお礼に)
オレに何かおごってくれるんだろ?」

監督愛のこもった?ジョークを浴びた森野
これだけ期待が大きいのは、
やはり将来のサードを担ってほしいから。
今が本当にに思えるでしょうが、
きっと将来に役立つことと思いますね。


△ドラゴンズ・契約更改▼
11月11日 (金額は推定・単位は万円)

佐藤  1100 (▼100・8%)
朝倉  3000 (△100・3%)
石井  1800 (△600・50%)
中田  3000 (△1700・131%)
長峰  900  (▼300・25%)
山井  2400 (△400・20%)

◇中田賢一
<ルーキーズで最高の2.3倍増
大幅昇給も冷静にハンコを押す>
「変な感じはしなかったです。
少ないな、ということもなかったし、
初めてのことでよく分からないけど、
しっかり評価して頂いたと思う。
5月から8月にかけて試合に出られなかった。
来年は1年間しっかりできるように
頑張ってくれと言われました。」

◇石井裕也
<ルーキーながら3勝1敗、初の契約交渉を終え>
「高い評価をしてもらえてうれしい。
1軍も経験できたし、評価も高かったし、
本当にうれしい。
自分で決めることではないので、
来季のことはわからないけど、
先発のチャンスがあったら挑戦してみたい。」

◇朝倉健太
<5勝7敗もUP査定にスッキリ>
「裏切り続けている。
いい加減にしっかりしなさいと言われた。
(交渉で)言いたいことが言えて良かった。」

◇山井大介
<来季への期待料を上積み>
「予想よりも評価してもらった。
来年は先発で投げたいという気持ちが沸いてきた。」

中田は、契約更改でも冷静だったようです。
事前に他のルーキーの査定状況から
自身の評価を想像していたとのこと。
確かに鈴木らの数字が先にわかっていたことも
大きかったのでしょう。
後半戦ならエース級の活躍だった中田
あとは、1年間をフルに投げ抜く力をつけることですね。

石井もよく頑張ったと思います。
トーチュウにも写真が出ていましたが、
うれしいときは、本当にうれしそうな顔をしますよね。
中田にしても、石井にしても
2年目のジンクスに負けずに頑張ってほしいです。

「いい加減にしっかりしなさい。」
自分からも朝倉には、かけてあげたい言葉です。
中田と年俸が並びました。来季は頑張りましょう。


PS 今日の渡邉選手。

久々にトーチュウに記事が!
題して、『渡辺、井上志願のノック』

渡辺、井上の両ベテランが
「地獄のノック」に志願参加した。
今キャンプの名物メニューとなっている
落合監督直々の超ハード練習。
投手陣が対象の”しごき”だが、
渡辺「オレたちも1回受けとこうか」
井上を誘って飛び入り。
トータル約1時間20分間、右へ左へ
走らされた2人はぐったり。
汗だくの渡辺
「35歳には無理。
春も受けたけど、秋の方がキツイ。」

後悔していた。(トーチュウ)

渡邉選手、井上新?選手会長が、
「オレ流ノック」に初参加。
岡本、鈴木、朝倉、遠藤らとともに
前へ後ろへ左へ右へ走らされたようです。
白いタオルを頭に巻いた井上
当初は、張りきっていましたが、
やはりキツかったようで
最後の方は、しゃがみ込んでいたようです。
汗だく渡邉選手、こういう時だけ
年齢のせいにしてはいけませんよ。

2005年11月11日 (金)

上田佳範即決入団とサード森野、背番号31?

上田、竜合格 3安打で即決 

前・日ハム外野手 紅白戦大暴れ

◇上田佳範 (前北海道日本ハム)

<5番ライトでフル出場した紅白戦で4打数3安打。

中日入団をテスト初日で決め>

「中日球団に感謝している。

先輩や師事している人が多いし、

落合監督にも現役で一緒にやらせてもらった。

人に恵まれていると感じてます。

恩返しが出来るように貢献したい。

元の球団を見返せるように頑張ります。」

「森さん(投手チーフコーチ) が

日本ハムの投手コーチをしていたのが

縁で電話で誘っていただいて。

ありがたかったです。

ほかの人より、何か特別すぐれていると

いうものがあるわけではないです。

足が特別速くもないし、すごいホームランが

打てるってわけでもないですから。

ただ、自分のやれることを確実にやって

チームに貢献したいです。

もちろん(中日ではレギュラーが決まっていない

左翼の)レギュラーを狙うくらいの

気持ちではいますけどね。」

◇落合監督

<「高い守備力」と1日で上田の採用を即決>

「採用です。あれだけ守れるんだから。

(上田は)まだまだやれるよ。

この日の動きを見て(合格を)決めたよ。

ウチは外野手いないんだもん。

捕手も投手も内野も

高いレベルのところで足りないんだ。

ある程度のレベルの選手はほしいよ。」

◇井手編成担当

「監督はヒルマン監督ら首脳陣と

相性が悪かったといっていたね。

そういうのもあるよ。」


1日で中日入り!この日からテスト生

参加していた

前北海道日本ハム

上田が、紅白戦でアピール!

落合監督の目にかない、

たった1日

採用が決まってしまいました。

紅白戦後、グラウンドで

打撃練習をしている時に、

落合監督

別室まで呼ばれ、

「合格だよ」と告げられた上田は、

早速CD帽子とシャツを支給され、

着替えるとグラウンドへ飛び出していったそうです。

思わぬ展開になりましたね。

上田佳範というと投手から転向し、

97年に3割をマークするなど、

ずいぶん前の選手という印象が

あったのですが、まだ31歳なんですね。

(11月18日が誕生日で32歳になる)

故障をしていたわけでもないのに、

今季はわずか11試合で12打数1安打の.083

ある意味日ハム首脳陣に干されていた選手のようです。

確かに日ハムの外野では、

SHINJO、坪井、稲葉、森本ヒチョリなどの

イメージがあって、上田は浮かびませんでした。

そして受けた戦力外通告。

日ハムにもいた森繁コーチに誘われ、沖縄へ。

落合監督も現役、解説者時代も含めて、

高く評価していた「イチローに匹敵する」という

守備も含めたこの日のプレーを見て、

即日採用となったようです。

確かに、ドラゴンズの外野は、

福留、アレックス、井上、英智以外は、

巨人移籍となった大西をはじめ、

森章剛(日ハムへ)、土谷(楽天へ)、

さらに幕田、大友と外野手が

かなり戦力外通告を受け、

平田君などドラフトで何人か獲っても、

何となく不安がありそうな気がします。

守備力に定評がある上田なら、

おそらく、幕田がやっていたポジションはこなせそう。

さらにプロ14年目という経験も見逃せないでしょう。

「古巣を見返したい」という反骨心も

大いにプラスになるでしょう。

空いている外野手の空席を奪えるよう、

背番号35上田選手には、頑張ってもらいたいです。


フロムチャタンの話題。(10日)

◇ 中日・紅白戦
(10日・北谷公園野球場)
  001 000 000 = 1
 白 000 011 000 = 2
[紅投] 中田、川井進、石川-前田
[白投] 朝倉、長峰、川岸-小山
[本] なし



【主な選手の成績】

<紅組>

1番・セカンド  荒木 4打数2安打1盗塁

2番・ショート  鎌田 4打数2安打

3番・サード   森野 4打数0安打

4番・一塁  高橋光信 3打数1安打

5番・ライト 上田(テスト) 4打数3安打

7番・センター  英智 3打数0安打

<白組>

1番・ショート  森岡 4打数2安打1打点

2番・サード   中川 4打数1安打

4番・センター  福留 3打数0安打

10番・セカンド  澤井 3打数2安打

(指名打者が、柳沢とイ(LG)の2名)

<紅組>

先発・  中田  5回3安打1失点1ボーク

2番手・  川井進 2回2安打1失点

3番手・  石川  2回2安打無失点

<白組>

先発・  朝倉  5回7安打1失点

2番手・  長峰  2回1安打無失点

3番手・  川岸  2回2安打無失点



◇中田賢一

<紅組先発、フォームを

修正して臨み5回を3安打1失点>

「(フォームは) まだタイミングが

ずれることがあるけど、徐々に慣れてきた。

戻すのはいつでもできるんで。」

<4、5回は正捕手・谷繁の指示で、

自ら配球を考えながらの投球に>

「谷繁さんに

『自分で考えて投げてみろ』と、言われたので。

自分の思った配球とか、

次はここに投げるという意識を

持って投げる、ということだと思う。」

<許した3安打はすべて4、5回。

自分で配球をした感想は>

「球数がバアーッと増えちゃったんで…。

球数を少なくすることを

課題にしてやっているのに。

考え方がもうちょっと足りないと

いうことでしょう。」

<チーム若手のMVPである

『2005ヤナセがんばれドラゴンズMIP賞』を受賞。

商品として384万円相当のベンツ>

「ありがとうございます。

車は感謝の気持ちを込めて父に贈ります。

自分にベンツはまだ早いですから。

来年以降もがんばって、

賞に恥じない成績をあげたい。」

◇朝倉健太

<5回を1失点ながら、被安打は毎回の7。

投球内容に納得できず、試合後ブルペンへ>

「決めたい時に決められなかった。

ストライクを決める確率を

もっと上げていかないと。」

◇荒木雅博

<紅白戦に初めて打席も含め、フル出場。

軽く2安打1盗塁で格の違いを見せつける>

「キャンプでやっていることを

実戦で試したかった。それに守りだけだと

逆に疲れるんですよ。」

◇福留孝介

<初の紅白戦、白組4番で先発し、3打数無安打>

「きょうは全然、バットを振ってないから。」

<紅白戦で4番・センター。

来季は外野の司令塔もある?>

「センターを守ったのはコーチに言われたから。

理由はコーチに聞いて下さいよ。」

<若手に熱心にアドバイス>

「(左中間を破られたレフト)櫻井には、

(3回までは)あえて黙って守備位置を

見ていたんだけど、こっちが動いてもほとんど一緒。

(守備範囲にも関わらず飛球を譲ったライトの)

中村(一生)にもボクは『ライトッ!』って

言ったんだけど、最初からボクの後ろに

回り込むみたいな感じだったので...。

すぐに送球しやすいのはライトですから、

アイツが捕らなきゃいけないんです。」

(トーチュウ『来季こそ!!』より)

◆高村祐 (前楽天)

<テスト生として沖縄キャンプに参加。

12日に登板する紅白戦が『一発勝負』>

「他の球団からの誘いはないです。

絶対に中日でという気持ちで沖縄に来ました。

ボクとしては『ここでやる』っていう

気持ちで来てます。

持ってるものを全部出して頑張るだけです。」

◇落合監督

<梨田元近鉄監督を通じ、

チャンスを求められた高村について>

「紅白戦に投げさせて、

どれだけの球が投げられるか見てから決めるよ。」


沖縄キャンプは17日目、

この日からテスト選手3名が参加、

紅白戦では、荒木、福留がスタメンフル出場。

格の違いを見せつけたようです。

谷繁が出した『自己配球の投球』。

中田には、ハイレベルなものを求めているようです。

ただ全球でサインを出すのはある意味面白そう。

右手をせわしなく動かして、サインを出した後は、

手を制止しない新フォーム。

二重の気遣いに、さすがの背番号20

悪戦苦闘だったようです。

紅白戦後はブルペンで187球を投げ、

この日は合計332球

キャンプ中の300球超えは早くも3度目だそうです。

課題のスタミナアップも見据えている中田

ストライクを決められない朝倉

同じレベルになってほしいのですが。

白組4番で紅白戦フル出場の福留

なんと守備がいつものライトではなくセンターでした。

これはシーズンを考えて、

センターを守れるようにしておいてくれと

落合監督がコーチへ指示したようです。

確かに今季は終盤にセンターに入ったりして、

適応能力は証明済み。

この日も守備では荒木の左中間の当たりを

2塁へレーザービーム、補殺するなど。

ゴールデングラブ賞受賞者らしい所は健在。

さらに櫻井中村一生にアドバイスをおくるなど、

外野の要らしいところを見せていました。

来季はセンターでスタメンも

なきにしもあらずかも。

元東北楽天の高村

元西武の鳥谷部健一の2人の投手が、

上田とともにテストを受けるために、

沖縄キャンプに参加。

中でも高村は、ブルペンで46球の

『売り込み投球』を行ったそうです。

元大阪近鉄のエースである高村

今季は右肩痛に悩まされていたようですが、

回復した直後に戦力外通告。

「まだやれる。まだやりたい。」という固い決意

12日の紅白戦が事実上の『試験』となりますが、

果たしてどうなるでしょうか?


△ドラゴンズ・契約更改▼

11月10日 (金額は推定・単位は万円)

森野   3600 (△1100・44%)

高橋光信 2400 (△500・26%)

鎌田   1000 (▼200・17%)

小山   1000 (▼200・17%)

英智   2800 (▼600・18%)

◇森野将彦

<背番号『31』へ変更、”竜の掛布”へ?>

「今季は途中でバテて、試合に出られなくなった。

そういうことをなくさないとレギュラーは無理です。

ポジション? サード1本という感じです。

秋季キャンプは最後までやってこそ意味がある。

そういう責任感をアピールしたいです。」

◇英智

<昨季の倍増からほぼ一転の減給。

約1ヶ月半の離脱が響き、

『スーパーサブ査定』は大幅カット>

「1年間ベンチにいてもらわないと

いけないのがスーパーサブ。

いない分は減らさせてもらった、と...。」



今季は自己最多の118試合に出場して

9本塁打、46打点をマークした森野

44%アップとなりました。

9年目で初の年間フル1軍を果たした森野は、

シーズン終了直後から、

フェニックス・リーグに突入。

落合監督の『オレ流ノック』を連日受けるなど、

今秋の強化指定選手になっています。

その森野、何と来季から背番号が

今までの「8」から『31』に変わるそうです。

『31』といえば、あの元阪神のサード、

掛布さんのイメージなのでしょうが、

何でいまさら『31』なのかちょっと疑問ですね。

1ケタの方が、内野手らしくていいと思うのですが...。

ドラフトで入ってくる新人に

『8』を与えるのでしょうか?ちょっと見物です。


PS 今日のその他。

足の動き「アウト」 腕の静止「セーフ」

竜、二段モーション見直し提案

規制緩和求める方向 セ、2段モーション問題

10日のセ・リーグ理事会のなかで

投手の『2段モーション』について協議されました。

今回は混乱を防ぐ意味でも、

これまで最も問題視されている

「足の動き」に対して、厳しく不正投球を

取ることで大筋でまとまったようです。

21日に開かれるNPBの規則委員と

セ・パ審判部長らとの打ち合わせで、

「手の動き」に関する規制緩和を求めていき、

国際試合に適合できるかどうかを見極め、

さらに28日には12球団の投手コーチを呼んで、

確認することになるとのことです。

その辺りにしておくのがいいと思いますよ。

とりあえず『イリーガルピッチ問題』は、

これで落ち着くのではないでしょうか。


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中日がデニー友利獲得

前レッドソックス

最後にちょっと驚きのニュースです。

デニー友利ですか...。

いきさつなど詳しくは、また明日。

2005年11月10日 (木)

野口・谷繁FA交渉と、希望枠・吉見入団決定!

野口、原監督ラブコールに即答YES!
巨人と合意

中日からFA(フリーエージェント)宣言した
野口茂樹投手巨人が9日、
名古屋市内のホテルで初交渉を行い、
99年MVP左腕の巨人入りが“内定”した。
約1時間の直接交渉では、宮崎から原辰徳監督
電話で「一緒にやろう」と熱烈ラブコール。
これには野口も思わず前向きに即答し、
事実上の巨人入りが決まった。
交渉の席で、球団は背番号31を用意、
次回交渉で「巨人・野口」が正式に誕生する。
(スポーツ報知)

◇野口茂樹
<巨人との交渉を終え>
「今日はある程度、方向性が出たかなと。
自分の気持ちはだいぶ固められたと思う。」
<『絶対必要な戦力』と口説かれ>
「すごくうれしく思っています。
必要とされていることが十分に伝わってきました。
次回も会いたいと思っているし、
そういう機会をつくってもらいたい。
原さんから“ぜひ一緒にやろう”と
言っていただいて、凄くうれしかった。
自分の気持ちのなかですごく大きなものだった。
前向きに?はい、そうですね。
(入団したら)できる限り
全力を尽くしてチームに貢献したい。」

<ジャイアンツにはどういう印象を持っている?>
「すごく魅力のあるチーム、
伝統のあるチームというイメージがある。」

<ジャイアンツに移籍したとして
どのような貢献をしたいのか>
「自分ができる限りチームのために頑張ろうと思う。
精いっぱい(貢献)できるようにしたい。
自信というか、そうありたいと思っている。」

<原さんから連絡などはあった?>
「交渉の途中で原さんから
電話をもらってすごくうれしかった。
“ぜひ一緒にやろう”と言っていただいた。」

<球団の選択基準は?>
「選手として現役にこだわりたいというか、
選手として活躍したい、というのに
重点を置いている。金銭とかではない。」

<中日・伊藤球団代表に
『環境を変えたい』と伝えたそうだが>
「それは言いました。」
<結論の期限は?>
「自分の中でいろいろ考えて、
早く出したいと思っている。」

(スポーツ報知『◆野口に聞く』より)

◇伊藤球団代表
<説得約2時間も翻らず。
野口の答えは『環境を変えたい』>
「まず本人がどういう気持ちか知りたかった。
環境が変わったところで、
もう一度やり直したい、という
気持ちが非常に強いと感じた。
(野口には) あなたの選択ですから
自分で決めて下さい、と話した。
球団は本人の意思を尊重します。
2度目の交渉をこちらから行うことはない。」

◆清武球団代表 (巨人)
<野口と交渉して>
「金額について(野口から)あれこれはなかった。
できれば次(の交渉)で了解を取りたい。
長い間欲しいと思っていた
いきさつを、ストレートに話した。
前向きな感じだったと思う。
他のところ(球団)が当初3年5億を
用意しているという報道もあったが、
問題は金額じゃないということだったし、
非常にうれしく思いましたよ。
(野口は)お金の問題より、もう一度やり直したい、
かつてのエースの称号を
取り戻したいという強い意欲を感じた。
ただ(先発陣の)競争があるから、
それを勝ち抜いてほしい。
一緒にいた運営、査定担当とも、
起用法さえ誤らなければ10勝できると言っていた。」

◆原監督(巨人)
<宮崎から携帯電話でラブコール>
「ぜひ同じユニホームを着て、
同じ目標に向かって戦っていきたいという、
私の現状の思いを伝えた。
本人もまだ考えるところはあるでしょうが、
自分の中での思いは
(野口に)伝わったと思っています。」

◆牧田球団社長 (阪神)
<野口断念を正式に表明>
「FAはとくに動きはなしでいこうと思っています。
若手も育っているし、ドラフトも順調にいっている。
(野口について) 監督と具体的に話したのは
きのう(8日)が初めてです。
人的補償? それも考えました。
長いスパンで見たら
FA補強しない方がプラスになる。」

◆岡田監督 (阪神)
「編成は調査していたけど
(8日の編成会議で)若手を使って育てる方が
いいのでは、ということになった。
ウチには野口と同じ左、
能見や筒井和や、岩田など、
先発としてやらそうとしている投手がいる。」

◆野村新監督 (楽天)
「(野口は) 巨人に入るんでしょう。
入る余地はありませんよ。
巨人ににらまれたら、手が出ません。」

野口、ハラは決まった?『環境を変えたい』というのが
野口の答えでした。
この日から
FA選手の交渉が解禁。
注目される野口は、
午前中に中日と残留交渉。
そして午後は、場所を移して巨人と交渉。
方向性を探っていた野口の気持ちが
一気に揺さぶられたのは、1本の電話だったようです。
交渉が始まって約20分が経過した時、
キャンプ先の宮崎から、原監督のラブコール。
「ぜひ、一緒にやろう」という
さわやかな『タツノリラブコール』に、
感激した野口、一気に傾いたようです。

ドラゴンズに関しては
何も語りませんでしたが、
残ることはまずないでしょう。
巨人側が今後は野口と電話連絡を取り合い
東京で巨人移籍発表の日程を調整するようです。

やはり自分を必要としてくれる環境で
やれる方がきっと良い結果が出ると思います。
注目や競争が激しいだろう巨人に、
正式に入団が決まったら、惜別の言葉を送りたいです。


谷繁、FA残留
3年契約、06年は2億2000万円

中日からフリーエージェント(FA)宣言した
谷繁元信捕手が9日、
沖縄県恩納村のホテルで球団側と交渉。
3000万円減の年俸2億2000万円
(金額は推定)の3年契約を結んだ。
合意書にサインして正式にFA残留が決定。
ただし、年俸は来季分だけで
07、08年についてはその都度見直す。
(中スポ)

◇谷繁元信
<球界初の年俸変動制の複数年で合意。
日本一、4回目のFAを目標に頑張る>
「日本一になるために何が1番いいかを
今年1年間考えて(残留を)決めました。
FAだから(上がる)という時代じゃない。
成績によって年俸が決まるのは当たり前です。
4度目のFA権を取れるように頑張りたい。」

◇井手編成担当
<勝ち試合に厚く、負け試合には薄い
独特のシステムを採用。谷繁と交渉して>
「彼がマスクをかぶって勝つことが大切。」

一方、こちらもFA宣言していた
正捕手・谷繁が3年契約で合意、
ドラゴンズ残留が決まりました。
来季年俸は大幅ダウンも、
球団側に譲歩した球界初の
年俸変動制の複数年契約
あまり個人プレーに走られても困りますが、
谷繁の場合は、勝敗の責任
直接、出来高につながります。
FAを趣味に?4年後には球界で初となる
4度目の権利取得を目指すという谷繁
その前にナイスリードで日本一へ導いてほしいです。


ナゴヤからの話題 (9日)

トヨタ自動車・吉見、中日入団決定
社会人屈指147キロ右腕

◇吉見一起 (トヨタ自動車)
<『希望入団枠』で中日に入団することが決定>
「高校(金光大阪)時代から
親身になって見続けてくれたことと、
私を一番に必要としてくれたことに感謝し、
中日への入団を希望します。
将来は先発で10勝をコンスタントに
上げられるような投手になりたい。
僕は目標の選手やライバルは作らない人間。
自分の変なフォームをまねしてもらえる選手になりたい。」

◇中田スカウト部長 
<吉見について、
即戦力の期待というよりも将来性を見越した評価>
「ひじの問題があるので、
結果を出すのは2年目ぐらいからでいい。
将来的に先発ローテーションに入れる器だ。」

トヨタ自動車の吉見一起投手が9日、
契約締結内定選手としてコミッショナー公示され、
『希望入団枠』ドラゴンズ
入団することが決まりました。

“即戦力度”では来季の新人選手で
ピカイチという吉見投手は、
京都府福知山市生まれの21歳。右投げ右打ち。
金光大阪高を卒業して、トヨタ自動車入り。
中スポによると、胸を反り、
両ひじを背中の後ろに引き寄せてから
投げ込む変則的なフォームがトレードマーク。
MAX147キロ、140キロ台後半の速球が武器の本格派。、
スライダー、フォーク、シュートを
多彩にコーナーに投げ分ける
社会人屈指の右腕なのだそうです。

昨年の『自由獲得枠』で獲った樋口のように
落ち着いた投手だと思いきや、
まだ21歳、若いんですね。
昨冬、右ひじの骨棘除去の手術を受け、
今年5月末に、ようやく戦列復帰したという吉見投手
どうやら右ひじの故障明けの投手のよう。
球団としても即戦力の期待というよりも
将来性を見越した評価なのだそうです。
違う意味で『希望枠』なのですが、
素材としては、ピカイチですから、
ひじ等の具合が良ければ、
来季、一気に出てくる可能性もないとはいえません。
幸いトヨタからは、2年目の川岸、1年目の鎌田
ドラゴンズには、先輩もいますから、
相談等にも乗ってもらいながら、
1年目は無理のないよう、成長してもらいたいです。


フロムチャタンの話題。(9日)

◇中田賢一
<審判団第2陣が合流、
ブルペンで模擬判定も反則球コールはゼロに>
「だいぶ慣れてはきたんですが、
まだ完全に自分のものには
なっていないという感じです。」

◇久本祐一
<目指しているフォームの手応えに
表情が日に日に明るく>
「ボールをできるだけベース近くで
離すように意識してから、
すごく楽に腕を振ることが
できるようになりました。
力まかせに投げるよりも、いい球がいく。」

◇落合英二
<恐怖と苦痛に陥れる?『落合ノック』に
川上らと共に加わって>
「見ていたよりひどい。たまらんです。」

◇平井正史
<同じく落合監督のノックに>
「きついなんてもんじゃない。
新聞記者に体験取材をさせたいほどです。
見てるよりも何倍も何十倍もきついッス。」

◇岩瀬仁紀
<この日からナゴヤ球場で行われている
残留組の練習に参加>
「(練習は) 沖縄以来ですね。」
<オーバーホールの重要性を語る>
「シーズンを通じて働いた疲れは、
どうしても残ってしまう。
練習することも大事だけど、
疲れをしっかり取ることや、
腰や肩、ひじ、背中などのメンテナンスを
することも、同じくらい必要。」
(トーチュウ『来季こそ!!』より)

◇澤井道久
<フェニックス・リーグで
左足を痛め、ナゴヤで調整していたが、
10日から沖縄本隊に合流>
「左足は大丈夫。
キャンプは残り2週間ほどですが、
課題だった守備に徹底的に取り組んで、
技術を習得したい。
出遅れた分を取り戻し、来季につなげたい。」

沖縄キャンプは、16日目
今日から第3クールが始まりました。
メニューとしては第2クールからの継続で、
投内連係プレイや実戦打撃など
実戦練習が多かったようです。
井端選手会長がじんましんが再発したため
沖縄県うるま市内の病院に再入院。
退院日、今後の練習再開は未定。

他では、落合英二、岡本、
川上、平井
のベテラン投手陣が、
第3クール終了後にキャンプを打ち上げ、
それからは、すでにこの日からナゴヤ球場で
自主練習に入った岩瀬と共に、
三重県・青山高原にあるメナード青山リゾートで
オーバーホールを行うとのこと。

その落合英二、平井、川上らに
落合監督オレ流ノックが炸裂したようで、
そのキツさにフラフラになったようです。
残りあと5日間、頑張ってもらいたいものです。


PS 今日のその他。

△ドラゴンズ・契約更改▼
11月9日 (金額は推定・単位は万円)

鈴木    2100 (△1100・110%)
久本    2100 (▼500・19%)
川岸    1650 (△300 ・22%)
川井進   1200 (▼300 ・20%)
石川    1100 (▼250 ・19%)

◇鈴木義広
<110%と大幅アップで一発サイン、
初めての契約交渉に>
「初めてのことなんで、
何が何だか分からなかったです。
自分ではこんなに試合で投げられるとは思ってなかった。
楽しみというか、どれぐらい
評価してもらえるのかを知りたかったです。
プロでは1球の大切さを教えられたので、
それを分かった上での
コントロールを勉強したいです。」
 
◇井手編成担当
<鈴木について>
「よく投げたとは思うけど、
中継ぎには信頼度というものがある。
これを続けていけば岡本君みたいに
上がるということです。
いずれは後ろから2、3番目の投手になってほしい。」

鈴木、UPにビックリ!ドラゴンズの契約交渉が
沖縄・恩納村の
秋季キャンプ宿舎で始まり、
初日の9日は、
谷繁、鈴木の他には、
久本、川岸、川井進、石川
計6選手が球団側と交渉。
全員が一発で更改しました。
(谷繁は名古屋で改めてサイン。)

ルーキーながら47試合に登板し、
5勝を上げた鈴木は、一気に倍増。
大卒ルーキーゆえに査定ポイントの説明から
じっくりと受け、そこからはじき出された金額を確認。
ゼロの数をしっかりと見た上で、サインしたそうです。
働きに応じて、金額は大きくなります。
倍増などはサラリーマンでは決して考えられません。
鈴木にとっては、ドキドキだったでしょう。
来季も中継ぎとして、より一層期待されます。
頑張ってもらいたいですね。

2005年11月 9日 (水)

福留奪還、アライバ連続、三井ゴールデン・グラブ賞!

福留、2年ぶり3度目の
「三井ゴールデングラブ賞」
 

プロ野球の守備の名手に贈られる
『三井ゴールデン・グラブ賞』
8日発表され、中日からは荒木雅博二塁手、
井端弘和遊撃手
=ともに2年連続2度目=、
福留孝介外野手=2年ぶり3度目=が受賞した。
ペナントの連覇こそ逃したが、
守りの堅さへの評価は今季も不変
表彰式は30日に東京都内で行われる。 (中スポ)

◇荒木雅博
<2年連続は『168票』と
両リーグを通じて最多の支持を集める>
「最多得票?ありがとうございます。
少しずつレベルアップしていると思うし、
続けて獲りたい賞です。うれしいです。
また来年も、よりいっそうの
レベルアップをしてがんばります。
野球をやっている以上、選ばれ続けたい賞ですね。
そのためには練習してより磨きをかけたいです。」

◇井端弘和
<2年連続の受賞、来季は『守備率10割』に挑む>
「連続で取れたことがうれしいです。
支えていただいた皆さんに感謝します。
ボクの中ではある意味、
ベストナインより重い賞なんです。
続けて取れたことには、すごく意味がある。
手放したくないですね。
開幕直後さえ乗り切れたらと思っていたんです。
自分にプレッシャーをかけて、
野球をやっている限りは10割に挑みたいです。」

◇福留孝介
<名手の称号を奪還>
「取れてよかったです。うれしいですね。
来年もまた、続けて取れるようにがんばります。
去年、ボクが逃したものの中で、
一番悔しかったのがこの賞です。
今回受賞できたことで、
またがんばろうと思えます。
自分ではうまくなったというより、
丁寧にいこうと思った結果だと思うんです。
無理なところで投げたくなかったし、
ムダな球を投げないようにはしました。
自分の中で余裕ができてきたからだと思います。
来年も補殺の数は減ってもいい。
だけど10割は目指したいです。」


守備面に卓越した優秀選手に与えられる
2005年度『三井ゴールデン・グラブ賞』
以下結果の通り、決定しました。
投票結果は、こちらから。

◇2005年度 三井ゴールデン・グラブ受賞選手◇ 
    【セ・リーグ】         【パ・リーグ】
黒田博樹(広島)初 <投 手> 松坂大輔(西武) 6
矢野輝弘(阪神)2  <捕 手> 城島健司(ソフトバンク)7
シーツ (阪神)初  <一塁手> 福浦和也(ロッテ) 2
荒木雅博(中日)2 <二塁手> 西岡剛 (ロッテ) 初
岩村明憲(ヤクルト)5 <三塁手> 今江敏晃(ロッテ) 初
井端弘和(中日)2 <遊撃手> 小坂誠 (ロッテ) 4
福留孝介(中日)3 <外野手> SHINJO (日ハム) 2
赤星憲広(阪神)4    同   サブロー(ロッテ) 初
金城龍彦(横浜)初   同   大村直之(ソフトバンク)3
★数字は受賞回数、SHINJOはセ・リーグで7度受賞

本物のグラブです。昨季は、
6ポジションを独占した
ドラゴンズからは、
2年連続で、
荒木井端が。
そして2年ぶりに
福留が受賞となりました。
おめでとうございます!

なかでもうれしかったのは、福留でしょうね。
昨季は、選ばれるであろうと思われましたが、
結果としては、同僚のアレックス、英智
そして赤星に続く73票で4位
アテネ五輪や骨折もあったとはいえ、
守備には定評のある福留にとっては
屈辱だったかもしれません。

それもあってか、今季は何と守備率10割
そして自慢の肩では、4年連続2ケタという
リーグトップタイの12補殺を記録。
セ・リーグナンバーワンの157票での
受賞となりました。
守備力はドラゴンズの売り。
クッションボールの処理もうまく、
瞬時の判断で進塁を許さず、
投手陣をかなり助けた事と思います。
来季もさらに進化していってほしいです。

ベストナインに続く受賞となった
『日本一の二遊間』アライバコンビ
特に荒木は、両リーグ最多の得票も集め、
井端も、宮本慎也石井琢朗などの名手を
圧倒して、2年連続の受賞となりました。
今季は、ファーストがけっして上手ではない、
ウッズだったにもかかわらず、
1塁への送球も後半はかなり安定していましたし、
もちろん守備範囲の広さは、
相変わらず素晴らしかったです。
まだまだ名手・アライバ時代を続けてほしいです。
その井端は、全身にじんましんが出て、
緊急入院していましたが、
体調も戻り、退院したそうです。
こちらもよかったですね。

ところで気になったのが、このコメント。

◆SHINJO (北海道日本ハム)
<104票でパ・リーグ外野手部門1位も>
「今年のおれのゴールデングラブ賞はおかしい。
1年間この賞を取り組んでいた選手に申し訳ない。
来年からは、印象ではなく数字で選んでほしい。」

この賞は、選考基準に達した選手のなかから、
新聞社、通信社、テレビ局、ラジオ局の
プロ野球担当記者として5年以上にわたり
現場での取材を主に担当している記者が
投票で選ぶのだそうです。

リーグ8番目の守備率 .991、
捕殺3、失策2の成績だったSHINJO
喜べなかったようですね。
確かに相手チームがその強肩を恐れて
進塁や本塁生還を狙わなければ、
捕殺は出来ませんし、数字だけではないですが、
しっかり試合を見て、投票をしてほしいですね。
サード・立浪2票や一塁・ウッズ1票など
ドラゴンズ的にも笑っちゃう票がありますから。

ちなみに、昨季42票でゴールデン・グラブ賞を
受賞した、我らが渡邉選手
今季はというと、下の通り↓

一塁手 <有資格者5名>
シーツ(タイガース) 142
佐伯貴弘 (ベイスターズ) 15
渡邉博幸(ドラゴンズ) 5
T・ウッズ(ドラゴンズ) 1
清原和博 (ジャイアンツ) 1
(セ一塁手該当者なし) 23

なんと、5票も入っています!
内野手の選考基準は、
「チーム試合数の1/2以上、
1つのポジションの守備についていること 」

セリーグでは5人が有資格者で、
そのなかでも3番目。
同じチームから2人出ているのは、まれでしょう。
しっかり見て下さった方なのか、
印象や冷やかしなのかは分かりませんが、
投票して下さってうれしいですね。
来季は奪回?してみましょう?


PS 今日のその他。

セ・リーグは3月31日開幕 
阪神は敵地でヤクルト戦

すみません。以前ST
「来季の開幕は、ナゴヤドームで阪神と...」と
書いてしまったことがありましたが、
相手が広島になってしまいました。
ただ広島は04年は、5位だったはず?
「1位-4位」という決まりではないようです。

3月31日(金)開幕となるセ・リーグの
詳しいスケジュールは、こちら↓から。
■ 2006年度 公式戦試合日程

関東地区で行われるゲームは、主に以下の通り。

4/4(火)~4/6(木)  対横浜 (横浜スタジアム)
4/28(金)~4/30(日) 対巨人 (東京ドーム)
6/27(火)~6/29(木) 対ヤクルト (神宮球場)
7/4(火)~7/6(木)  対巨人 (東京ドーム)
7/17(月)~7/19(水) 対横浜 (横浜スタジアム)
8/1(火)         対横浜 (平塚球場)
8/2(水)~8/3(木)  対横浜 (横浜スタジアム)
8/4(金)~8/6(日)  対ヤクルト (神宮球場)
9/18(月)~9/19(火) 対横浜 (横浜スタジアム)
9/22(金)~9/24(日) 対ヤクルト (神宮球場)

週末のゲームが少ないですね。
自分としては、土日しか行けないので
寂しい限りです。
10月の神宮のゲームも今の所は未定。
暑い季節での観戦になりそうです。


野口、巨人ときょう交渉へ
きょうFA契約交渉解禁
(中スポ)

野口、巨人入りへ
解禁日即交渉「意中の球団ある」
(スポーツ報知) 

◇伊藤球団代表
<9日午前に野口と交渉予定。
条件提示としては、現状維持に近いラインに>
「来季の戦力だと構想して査定通り、
妥当だと思われる条件を提示します。
交渉ではなく話し合い。
まず、こちらの考えを伝える。
FA権を取ったからといって、
5の評価が10になることはない。
FAで来た選手と違い、
13年間ウチでやってきた選手だから、
そういう話(長年の功労)にはなるかもしれない。」

◆清武球団代表 (巨人)
「あした? 変わったことはありません。」
まずは会ってから。こちらの誠意を伝えるだけ。」

FAの交渉解禁日となる今日9日、
宣言をした野口が、いよいよ交渉の席につきます。
午前中にドラゴンズと、午後に巨人との予定。
単年契約で、現状維持かダウンといわれる
ドラゴンズに対し、2年契約で
推定総額2億3000万円を用意したという巨人
本人の気持ち次第ですが、
巨人が有利といえるでしょうね。
即決とはいかないでしょうが、
後日に改めて表明という感じではと思われます。


きょうにも決着 FA谷繁

◇井手編成担当
<9日、谷繁と沖縄の選手宿舎で
出来高契約など細部について確認>
「交渉が解禁となった以上は、
早い方がいいでしょう。
最終的なものを持っていって
契約する予定です。
合意済み? そうですね。」

一方、谷繁とは井手編成担当が沖縄で交渉。
こちらは、ほぼ基本合意をしているはずなので、
スピード決着となるでしょう。


『移籍する大西選手からのメッセージ』

ところで、球団公式HP
巨人に移籍した大西からのメッセージがUPされていました。
何と「ファンのみなさまへのメッセージ」は、
メッセージビデオになっています。
ちょっとタイミングがずれている感もありますが、
ファンとしてはうれしいものがあるでしょう。
動く大西からの感謝の言葉、
ぜひ皆さん聞いて下さい。 

2005年11月 8日 (火)

2006交流戦日程発表と落合監督熱血8時間!?

開幕カードは阪神-ロッテ
=06年交流戦日程決まる

セ、パ両リーグは7日、
2006年の交流戦日程を発表した。
5月9日の開幕カードは今年の日本シリーズと
同じ顔合わせとなる阪神-ロッテをはじめ、
ヤクルト-西武、横浜-楽天日本ハム-中日
オリックス-巨人、ソフトバンク-広島となった。
2年目となる来季も5月9日から 6月18日まで集中実施
各カードともホーム3、ビジター3の6試合ずつで、
1チーム36試合、計216試合が行われる。
雨天中止となった場合は、あらかじめ設けられた予備日、
または6月19日から同22日の予備期間に組み込まれる。
(時事通信)

来季のセ・パ交流戦の日程が発表になりました。
来季も約1ヶ月ぶっ通しになるようです。
気になる対戦カードはここ↓から。
『2006年度 セントラル、パシフィック・リーグ
選手権試合日程 ~ 交流戦 ~』

ドラゴンズの日程はというと、以下の通り。

5/9 (火)~11(木) 対北海道日本ハム (札幌ドーム)
5/12(金)~14(日) 対東北楽天 (ナゴヤドーム)
5/16(火)~18(木) 対オリックス (ナゴヤドーム)
5/19(金)~21(日) 対千葉ロッテ (千葉マリンスタジアム)
5/23(火)~25(木) 対西武 (ナゴヤドーム)
5/26(金)~28(日) 対福岡ソフトバンク
            (福岡Yahoo!JAPANドーム)
5/30(火)~6/1(木) 対オリックス
       (5/30スカイマークスタジアム、他は大阪ドーム)
6/2(金)~4(日)  対東北楽天
           (フルキャストスタジアム宮城)
6/6(火)~8(木)  対千葉ロッテ (ナゴヤドーム)
6/9(金)~11(日) 対北海道日本ハム (ナゴヤドーム)
6/13(火)~15(木) 対西武 (インボイスSEIBUドーム)
6/16(金)~18(日) 対福岡ソフトバンク (ナゴヤドーム)

初戦は、札幌ドームですか。
雨で中止になりそうなところを強行されて
リズムを崩したスカイマークよりはいいですね。
関東在住の自分としては、
ロッテ戦が土日になったのが、とてもうれしいです。
そしてフルスタ宮城も土日ですし、初めて観戦に行けそう?
来季はサッカーのワールドカップもあったりして、
2年目となる交流戦は盛り上がるか分かりませんが、
ドラゴンズ的には、今季の失敗を生かして、
しっかり戦ってほしいと思います。
特にウッズ選手全試合出場を目指しましょう!


フロムチャタンの話題 (7日)

落合監督、見守るだけから変身
8時間つきっきり指導

◇佐藤充
<サブグラウンドでスナップスローの練習、
落合監督にバント処理の密着指導を受ける>
「(監督からの指導は) 予定外。
(監督は) 3日間いなくて元気なんですもん。
ありがたいことですけど…。
ボールを握った時のひとさし指と
中指の間隔が狭すぎるから、
送球が安定しないんだって、
監督から言われました。
そんなところまで見られることが、
すごいですよね。」

◇遠藤政隆
<きついノックの後、監督から声をかけられ>
「雑談ですよ。
どうだノックはきつかったかみたいなことを
言われました。練習ですから、
こっちは必死でやるしかないです。」

◇落合監督
<3日ぶりに復帰、充実の8時間熱血指導>
「選手にすべて聞いてくれ。
やっているのは選手。オレじゃない。」

ダウンしているのは、岡本。沖縄キャンプ14日目は、
第2クールの最終日
落合監督、福留、荒木、
朝倉、高橋聡文

各選手がこの日の練習から
復帰しました。

なかでも落合監督が精力的に動いたようです。
午前10時に球場に到着するや、
早出特守を行っていた佐藤、川井進
両投手に約50分間の直接指導。
激励に来た北谷町の辺土名町長
約1時間も待たせての猛特訓。
メーン球場での挟殺プレーでも、
若手野手に走者の追い込み方を厳しい声で叱責
その後もサブグラウンドで
遠藤、岡本、朝倉らにノックの雨を浴びせるなど
車に乗り込んで、球場を後にしたのが、
日も暮れた午後6時10分。
約8時間の熱血指導だったようです。

とにかく今回のキャンプでは、
落合監督は動きまくっていますね。
若手選手を叱責したり、直接指導は
もちろんのこと、ノックを自ら行うなど、
これまでの見ているだけとは全然違うようです。
秋だからできることを行っているように感じます。
対話、指導、より過酷な練習量。
監督の意気込みが選手に伝わればいいと思います。


◇荒木雅博
<福留とともに屋内で特打ち2時間>
「久しぶりですね。2時間打ったのは。
そろそろかなと思った時に
監督が来て『どうだ?』って。
終われないですね。やっぱり。」

◇福留孝介
<荒木の横から言葉を挟む>
「別に終わってもいいんだけど、
3日間やってなかったからね。」

◇井上一樹
渡邉とともに、海岸沿いの
3キロコースをランニング。
渡邉の5分後というあまりに遅いゴールに>
「あまりに暑いから、海に入ってました。」

◇朝倉健太
<ブルペンで今キャンプ最多の307球>
「球数は自分で決めました。
いい感じで投げられたから
(自然に) 球数も増えていった。」

◇山崎育成担当
<朝倉のボールを受けて>
「最初は球がバラバラだったけど、
最後の方になって球が指にかかり良くなった。
特に速球はシーズン中と同じくらいの勢いだった。」

札幌でのコンベンション出席から
4日ぶりに戻ってきた荒木福留
落合監督同様、疲れを見せずに
特打で競演したようです。
特打は落合監督が付きっきりで行われ、
福留は身振り手振りを交えながら、
下半身の使い方をたたき込まれたそうです。
2時間打っても「疲れてないんですよね。」と2人。
たいしたスタミナですね。

同じく札幌で打たれまくった朝倉も、
ブルペンで今キャンプ最多の307球
ブルペンで投げ終わった後にも、
落合監督、森繁コーチからたっぷり1時間
ノックを浴び、しばらく立ち上がることが
出来ないほど走り続けたようです。
結婚もしましたし、いつまでも若手じゃないですから。
しっかり踏ん張って下さい。

一方、気になる情報としては、
井端が体調不良の為、練習を休み、
おう吐、下痢の症状を訴え、
なんと沖縄県内の病院に入院
9日の第3クールからは当日の様子を見て
参加を決めるそうです。
いばちんは疲れたようですね。
無理のないようにして下さい。


PS 今日のその他。

野口「まだ何も言えません」あす球団側と交渉
井上、FA権を行使せず 残留が正式に決定

◇野口茂樹
<交渉解禁となる9日には、
イの一番で中日と交渉することが決定>
「(交渉する) 時がくるのを待つだけですね。
それ以外は何もありませんよ。
申し訳ないですが、まだ何も言えません。」

◇西川球団社長
<今季年俸からの減額査定を
提示することを改めて口に>
「9日に伊藤球団代表と
井手編成担当が会います。
中日球団としては
何もスタンスを変えることはない。」

◇井上一樹
<権利を行使せず残留することが決まる>
「これで手を挙げられなくなったということ。
条件?(14日の)契約更改の日に交渉します。」

FAの受付が締め切られました。
ドラゴンズからは、野口、谷繁が宣言。
新?選手会長・井上は宣言せずの残留に。


"タフネス右腕"巨人解雇のシコースキー獲りへ

◇西川球団社長
<"タフネス右腕"巨人解雇のシコースキー獲りへ?>
「まだ何も決まっていない。
私の印象としては
タフなピッチャーだということ。」
<ドミニカのウインターリーグを
視察することも正式決定>
「(森繁コーチに)“マルティネス2世”を
探して来てくれと言っている。」

◇井手編成担当取締役
<巨人・シコースキーの戦力外通告について、
獲得に動くかどうかについては態度を保留>
「誰がどう考えても、
シコースキーはいい投手。
後半の投球を見ていると、
どうして解雇したのか理解できない。
いい投手だけど、今のところ
現場からの (獲得) 要請はない。
あれば、その時点で考えます。」

昨日も触れましたが、
やはりシコースキー獲得に動くのでしょうか?
いると便利だと思うので、
あとは現場の判断でしょう。


若田部ら68選手が参加 
12球団合同トライアウト

◆平松一宏
<カウント1-1からのシート打撃で
相手打者3人を無安打に封じる>
「本気で腕を振って、
しっかり自分の力を出せました。」

◆矢口哲朗
<相手打者を併殺に打ち取るなど、
丁寧な投球を披露>
「今の段階では、やれることはできました。」

戦力外通告を受けた選手らを対象にした
12球団合同トライアウト(入団テスト)が、
鎌ケ谷球場で行われ、ドラゴンズからは、
平松、都築、矢口ら9選手が参加しました。
25日にはスカイマークスタジアムで
2回目のトライアウトを実施するそうです。


『2006ドラゴンズカレンダー販売のお知らせ』

これが表紙。カレンダーの季節に
なったんですね。
もちろん今年も
発売が決まりました。
ちなみに中身
と言いますと、

<表紙> 落合監督
<公式戦日程表> 川相昌弘、落合英二、渡邉、
朝倉、山井、英智、高橋聡文
ドミンゴ、高橋光信、鈴木、石井

<1月> 立浪
<2月> 山本昌、中田
<3月> 荒木
<4月> 井端
<5月> 岩瀬
<6月> 谷繁
<7月> 川上
<8月> 福留
<9月> ウッズ
<10月> 森野、井上
<11月> アレックス、マルティネス
<12月> 平井、岡本

やはり野口は載っていないんですね。
FA移籍を考えてということでしょうか?
渡邉選手は、今年の12月から
その他大勢?になってしまいました。
ご購入は、公式HPオンラインショップ、
郵便局、中日新聞販売店での申し込みなどの通販
全国有名書店などの店頭販売でどうぞ!

2005年11月 7日 (月)

中里・光信・一塁井端?紅白戦の話題から。

中里、紅白戦で1イニング無失点

ブルペンでさらに109球

◇ 中日・紅白戦
(6日・北谷公園野球場)
  400 100 000 = 5
 白 001 000 202 = 5
[紅投] 遠藤、鈴木、久本、長峰-前田
[白投] 落合英二、佐藤、小林、中里-小山
[本] 櫻井 (白)



【主な選手の成績】

<紅組>

3番・サード    堂上 6打数2安打

4番・一塁   高橋光信 5打数4安打2打点

6番・ライト   普久原 5打数2安打1打点

7番・捕手     前田 5打数2安打1打点

<白組>

2番・ショート   森岡 6打数1安打1打点

4番・サード    森野 6打数1安打

6番・捕手     小山 5打数4安打

7番・レフト    櫻井 5打数3安打2打点

<紅組>

先発・  遠藤  2回1安打無失点

2番手・  鈴木  4回5安打1失点

3番手・  久本  2回2安打2失点

4番手・  長峰  1回2安打2失点

<白組>

先発・ 落合英二  2回5安打4失点

2番手・  佐藤  4回5安打1失点

3番手・  小林  2回1安打無失点

4番手・  中里  1回1安打無失点



◇中里篤史

<1イニングを無失点ながら、

被安打1、1四球の内容に不満顔>

「併殺はうまく投げられたけど、

打者が立ったことや、マウンドが

合わなかったこともあって、

いい球がいかなかった。

まだ他の投手のようにはいかないけど、

今はとにかく球数をたくさん投げて

いい球を増やすことを目指してます。

これだけ投げられるようになったし、

もちろん来季は先発で投げたい。

同い年の投手、年下の投手が

1軍で投げているし、負けてられない。」

◇佐藤充

<4回を投げ5安打1失点。

新球のスライダーを交えた投球に満足げ>

「失投を打たれたけど、

やろうとしていることはできてきた。」

◇小林正人

<2度目の紅白戦で2イニングを1安打無失点。

サイド転向は順調、シュートに威力が>

「ああいうところに決まってくれれば、

左打者も踏み込んでこれませんから。

その後のスライダーもよかった。

この2つで勝負しなきゃいけないですからね。

(元西武の永射保の投球フォームは)

今のボクよりも、投げる時の重心が

グッと低い感じなんです。

とにかく左打者に嫌がられたい、

うっとうしいと思われたいんです。」

◇高橋光信

<紅組4番で大当たり。

シーズン中なら日本タイ記録という

1試合4本の二塁打を放つ>

「エッ、そうなんですか。

紅白戦ですからねえ。

ただ、しっかりと打てたことは満足ですよ。

特に最初の打球。

(二塁打という) 結果じゃなく、

すごく打ち方がよかったんです。

監督の現役時代は『懐が深い』って

皆さん言うじゃないですか。

そういう打撃へのヒントをもらったんです。

(宮崎に) 行く前は休みたいなとも思ったけど、

今は本当に行ってよかったと思えます。

感覚はだいぶつかめてきたんですよ。」

◇櫻井嘉実

<久本から左中間に2ラン。

紅白戦ここ3試合で14打数7安打>

「風で伸びないと思ったが、よく飛んだ。」

◇小山良男

<4安打大暴れもリード反省>

「打つ方は自分に関係ない。

守り? 最悪です。

初回は同じような打たれ方をしてしまった。」

◇井端弘和

<この日から練習に再合流。

紅白戦では右翼、一塁守備を買って出る>

「(メンバー不足で)

裏方さんがやるって聞いたから、

それならボクが...。

見ているよりはいいですよ。」


沖縄キャンプも13日目

石黒広報が公式HPのキャンプレポートで

毎日のように綴られていますが、

沖縄は本当に暑いようですね。

そんななか、この日も紅白戦が行われたようです。

紅組・遠藤、白組・落合英二と渋い先発ですが、

2段モーションからの脱皮をはかる落合英二は、

新フォームをチェックしながらの

登板だったからか、5連続長打を

浴びてしまうなど4失点でした。

モノが違う!そして、紅白戦に

中里が初登板。

先頭の前田

初球をレフト前にもっていかれるも、

続く英智をバントさせずに

併殺に取り、

鎌田に四球を与えるも、

続く堂上を二ゴロに。

1回を1安打1四球無失点というのが、

今日の内容でした。

直球のMAXは142キロを計測したそうですが、

荒れ球というか、抜けるような球も

何球かあり、課題ばかり

ただやはり球威などモノの違いは出ていたようです。

ただ本人は不満げで、試合後にはブルペンで、

さらに109球を投げ込んだようです。

本人も来季は先発をやりたいと発言。

とりあえず遅れた課題をしっかりこなして、

無理なく来季に繋いでほしいです。

光信がよかったと語る「最初の打球」は、

初回に落合英ニから放ったレフトオーバーの先制打。

内角への137キロシュートを詰まらずに

フェアゾーンへ打ち返せたスイングは、

秋に取り組んでいるスイング改造の成果なのだそうです。

フェニックス・リーグに4番として、

出場していた効果が順調に出ているもよう。

素人だと『懐が深い』といわれてもよく分かりませんが、

監督からのヒントをしっかりモノにしてほしいです。

小林の記事が最近多い気がします。

左のワンポイントは現在、空き家

左打者をシュートで自打球を当てさせ、

スライダーで空振りさせるという、

永射さんの良いところをモノに出来れば、

本人にとって大きなセールスポイントとなるでしょう。

最後にいばちん

コンベンションから戻ってきて、この日から合流

守備専門として、ライトファーストを守ったようです。

中里からの再三の牽制球を

受けたりするなど、さすがは名手

不慣れなポジションもそつなくこなし、

危なげなかったようですよ。

ただ、あまり本腰入れられると、

渡邉選手が困りますので、

ほどほどにお願いしたいです。


PS 今日のその他。

シコースキーが巨人退団

本人は日本でのプレー希望

巨人のシコースキー戦力外ですか。

今季は中継ぎに抑えに、勝っていても負けていても

出てきていた印象がありますが、

なんと70試合の登板で、7勝1敗の成績だったようです。

日本での通算成績は、238試合、

21勝20敗8セーブ、防御率3.51。

推定年俸は、スポーツ報知によると5500万

本人は引き続き日本でのプレーを希望しているそうですし、

結構、お買い得なのではと思いますが、

いかかがなものでしょうか?

2005年11月 6日 (日)

落合監督、現場の声を直談判。

反則 現場の声60分

落合監督 丸山規則委員に困惑訴えた




中日の落合博満監督が5日、

ベストプレーヤーマッチ(札幌ドーム)の試合前に

日本プロ野球組織の丸山博規則委員

約1時間にわたって会談をもった。

丸山委員の要望に応じたもので、

来季から厳しく適用される反則投球の基準について

困惑する現場サイドからの意見を訴えた。

(中スポ)

◆丸山NPB規則委員

「わたしの方から聞きに行きました。

現場が感じる声を聞きたかった。

秋季キャンプでも審判のジャッジを見ている人だから、

まず落合監督と話したかった。

落合監督からは納得してもらった部分と、

してもらえなかった部分がある。

監督がどういう発言をしたかについては

監督に聞いてください。

ただ、こちらにしては現場が

どういうふうに感じているのかが

わかっただけでも有意義だった。」

「現場の参考意見を少しでも

多く聞いた方が、常識的な規則適用につながる。

どこからが違反かという部分で

(審判と現場で) 差があって“その差を埋めたい”と

(落合監督は) 話していた。

21日は各キャンプの報告を聞いて、

来季からどう取り扱うか最終的に決めたい。」

◇落合監督

「話すことは何もない。今のところはな。」

◆三浦大輔 (横浜)

<改造フォームは、予告した上での初披露。

だが満足感も達成感もなし>

「真っすぐとカーブで明らかに

フォームが変わっちゃうのが自分でわかる。

ブルペンでスライダーも投げてみたけど、

試合では投げられない。

2回(足を) 上げる感覚を

切り替えることができない。

投げていて気持ち悪い。

まだ基準が変わるかもしれないし、

新フォームを固めてしまうわけにもいかない。

今月中にはどんなフォームで行くか考えて

(来春の)キャンプで固める。

でも焦ってもしょうがない。

リセットする期間も必要ですから。

(頭には) ヒールアップとか何パターンがある。

頑張っていきたい。」

◆藤川球児 (阪神)

<シーズン中に見せていた

「タメ」の部分を省いて投げ込む>

「あれが完成型です。

最初の1球だけがちょっとね…。

でも2球目からは違ったでしょ。

感覚的なものなんですけどね。

キャッチボールみたいな感覚でね。

全力では投げていない。

あれで力を入れていけば完成型です。

(今年は)投げる機会はないけど

(来春までに) できていればいいんでしょ。」

◆斉藤和巳 (ソフトバンク)

<従来の左足がいったん静止するフォームで投球>

「(三浦は)『真っすぐと変化球の投げ方が変わる』

と言っていた。そう簡単にはいかない。

7日から宮崎キャンプに審判の人が来るので、

どこからどこまでダメなのか話し合いたい。

今のフォームは絶対にアウト。

1からじゃないけど、いっぺんに変えるのは無理ですよ。

すぐには変わらないし、徐々にやっていく。」

 

◇佐々木球審

「きょうは (2段モーションは)

関係ないということで、そういう目で見ていない。

三浦君は変身して投げていたね。

今日の感じなら問題ないでしょう。

直しているのがわかった。

今日が最後? そうですね。

われわれも研究していかないと。

アジアシリーズでは、韓国、台湾の審判も

厳しく取ると聞いているから。」


現場の声は届くのか?試合前練習に

顔を出さなかった落合監督

約1時間にわたって

「反則投球の基準」について

話し合いをしていたそうです。

来季から適用の

2段モーションの厳格規制に関して

各球団からは反発の声が続出。

丸山委員はその当事者の話を聞きたかったとのこと。

この日の『ベストプレーヤーマッチ2005』では、

「2段モーション」の疑いのあるといわれる

三浦大輔藤川球児らが登板。

この日は、事前の打ち合わせで今季同様

ボークの判定を下すことがなかったため、

各投手の細かいチェックはしなかったそうですが、

三浦藤川はそれぞれ新フォームで投球。

「問題なし」と判定されるも、

ただ違和感が隠せないとのこと。

トーチュウにも出ていましたが、

焦点は、足の動きに関わる

「2段モーション」よりも

投球開始から投げ終わるまで、

一切の静止がゆるされないという部分でしょう。

今後は21日に行われる「審判・規則委員会」で、

前述の丸山規則委員

井野、前川セ・パ両リーグ審判部長らが

各球団の秋季キャンプなどをめぐってきた

セパの審判から意見を持ち寄って基準を決め、

その後、12球団の投手コーチを

集めて改めて説明を行う予定だそうです。

果たして、手についての扱いなど、

厳格適用は見直されるのでしょうか。


中日勢はさっぱり/ベストプレーヤー戦

■ベストプレーヤーマッチ2005

(5日・札幌ドーム)

熱闘チーム(甲子園未出場組) 7-3 甲子園出場組

◇福留孝介(甲子園出場組)

<5-0も「いい勉強になった」と笑顔>

「手応え? ファーストライナーだね。

まだまだ、というよりも、何をどうするか、

こうしていかないとダメ、ということが分かったよ。

いい勉強になったんじゃないのかな。

課題が見つかったしね。

今日は(4失点の朝倉)健太に話は聞かないで! 

キャンプの疲れがたまっているんです!」

◇朝倉健太(甲子園出場組)

<1回を6安打4失点と散々>

「うーん、ちょっと不運もあったけど、

打たれすぎですね。

直球を打たれました。

秋季キャンプで頑張ります。」

◇荒木雅博(甲子園出場組)

<守備で好プレーも>

「秋季練習でずっと体は動かしているから

あれくらいのプレーはできますよ。」

◇落合監督(熱闘チーム)

<序盤から打線の爆発で大量点を奪い、

甲子園出場組を圧倒>

「こっちはただ見ていただけ。

甲子園に出場した、しないというチーム分け? 

それに関してはこちらが言うことじゃない。

見ている人に楽しんでもらえればそれでいい。

選手がケガをしなかったことが一番。」

詳しいスコアはこちら

『ベストプレーヤーマッチ2005 試合結果』

『甲子園出場組』のドラゴンズ勢はさっぱり。

フォーム改造中の福留が5打数無安打。

2番・スタメンの荒木は4打数無安打、

2番手・朝倉

6番手・高橋聡文が唯一よかったですね。

まぁ、朝倉「疲れていた」

いうことでいいでしょう。

早く沖縄に帰りましょう。


フロムチャタンの話題 (5日)

鎌田満塁弾&5打点

竜紅白戦 2年目の逆襲!控えの座頂くぜ

◇中日紅白戦 (5日・北谷公園野球場)

紅組 1-7 白組 (7回まで)

【主な選手の成績】

<紅組>

1番・セカンド  中川 5打数2安打

6番・捕手    小山 4打数3安打

7番・レフト   櫻井 3打数2安打

<白組>

1番・センター  英智 5打数2安打

2番・ショート  鎌田 4打数2安打5打点

3番・サード   堂上 4打数1安打

4番・一塁  高橋光信 3打数1安打2打点

6番・ライト  普久原 4打数2安打

<紅組>

先発・  山井 3回5安打4失点1四球

<白組>

先発・  石井 5回4安打無失点

◇鎌田圭司

<紅白戦で満塁弾を含む5打点と大爆発>

「確かにうまく打てましたが、

自分の中でうれしかったのは

次の打席のヒットなんです。

ああいうことができないと、

ボクは1軍で使ってもらえませんから。

1軍に上がるためには、まずしっかり守らないと。

次に走塁。打つことは結果よりも、

小技をこなせるように…。」

◇石井裕也

<制球に苦しみながら、5イニング無失点。

試合後も227球、右肩の開かないフォーム固めに懸命>

「フォームが安定しないので速球が浮いた。」

◇石川賢

<沖縄キャンプで挑戦しているのは、

新球・シュートの取得>

「これまで右打者への内角の球が、

真ん中に入って打たれていた。

だったらシュートを投げれば

内角に決まるのではないか。

川上さんのように、投球の組み立ての中で

使っていこうと思う。

毎日3~5キロ走り、

せっかくいいトレーニングができているので、

オフになっても続けていく。

自分の実力はチームで1番下だと思っている。」

(トーチュウ『来季こそ!!』より)

◇秦コーチ

<ブルペンで石川のボールを56球受けて>

(シュートは) 時々、オッと思うような球がくる。

キャッチャーがリードしている時に

何を考えているかを知ろうとしただけ、

意欲的になった。」


沖縄キャンプも12日目。

紅白戦で鎌田が爆発したようです。

2回には、紅組先発・山井

内角ストレートを叩くと、

ライト芝生席に飛び込む満塁弾となりました。

ただ鎌田自身は満塁弾よりも

進塁打をねらい、外角球を引っ張れた

4回のタイムリーに満足だったようです。

昨日もベストナインを受賞した

アライバコンビに追いつくためには、

守備の堅実さ、走塁の積極性など

さらなる努力が必要でしょう。

森岡、澤井に負けないよう頑張ってほしいです。

1軍登板は、わずか2試合、合計1回1/3

2年目は停滞してしまった感じの石川

新球・シュートを取得しようとしています。

トーチュウ『来季こそ!!』を読むと、

石川自身意識改革してきているのが伺えます。

3年目の来季、今の危機感

シュートによって打破できればいいですね。


PS 今日のその他。

中日、春田と合意 茨城・水戸短大付高

◇春田剛 (水戸短大付高)

<高校ドラフト3巡目、契約が合意>

「中日の練習は厳しいと聞いていますが、

根性でついていきたいです。」

春田くんの父親は、元・学生柔道日本一、

現在も茨城県警察学校の武道教官を務める

7段の猛者なのだそうです。

その息子ですから、根性も伴っているでしょう。

「福留2世」と言われる大器。

根性で頑張ってください。

2005年11月 5日 (土)

荒木・井端、2年連続セ界一の二遊間!

2年連続二遊間ベストナイン
荒木&井端、球団史上初

プロ野球コンベンションが4日、
札幌ドームで行われ、 中日からは
ベストナイン賞荒木雅博二塁手が2年連続2度目、
井端弘和内野手が同じく2年連続3度目の受賞を果たした。
中日の遊撃手が2年連続で受賞するのは初めてで、
二遊間の選手がそろっての受賞も初。
最多セーブ投手賞初受賞の岩瀬仁紀投手
最高出塁率者賞の福留孝介外野手が連盟表彰を受けた。
(中スポ)

◇荒木雅博
<種田を振り切って、2年連続のベストナイン>
「うれしいです。
いろいろな人に助けていただいて
受賞できたと思うので感謝したい。
去年もうれしかったけど、今年は単独なんで。
それに、僕自身も種田さんだと
思っていたから、うれしいですね。
いろんな方が見てくれていたんだと思います。
総合力で、もらえる賞なので。
これからも(井端と) 2人で取っていきたい。」

◇井端弘和
<中日の遊撃手として初の2年連続、
遊撃手の球団最多タイの3回目の栄誉>
「そうそうたるメンバーの中で
(2年)続けて取れたことがうれしい。
毎年取れるように頑張ります。
(中日史上最多5年連続7度受賞の)
高木さんを目指して、
来年から5年連続でとります。」

◇福留孝介
<最多出塁率者賞を受賞>
「打撃フォームも変わるし、
来季は自分にとってまた勝負の年になると思う。」

◇岩瀬仁紀
<セーブの日本記録を樹立しての
最多セーブ投手賞を受賞>
「1年目でこういう賞を取れたことは
これからの励みにもなるし、自信にもなった。
来年もチームの勝利に貢献したい。
オフにはしっかりと体を休ませて、来季に備えたい。
チャンスがあれば来季もこの賞を取りたいから。」


おめでとう、ベストナイン!札幌ドームで行われた
『プロ野球コンベンション』
MVPや最優秀新人、
ベストナインなどが発表され、
ドラゴンズからは、
上の4人が受賞しました。
おめでとうございます!!

優勝した昨季と違い、今季はけっこう
冷めた目で見ていましたが、記者さん達は
しっかり見ていてくれたようで、
荒木・井端『日本一の二遊間』が、
2年連続でベストナインに選出されました。
MVPは、首位チームから出るものなので、
それほど気にしないですが、
井端がダントツの185票、
荒木は、種田(横浜)との接戦となりましたが、
15票差で振り切っての受賞は、とても自信になったと思います。
ちなみに谷繁2位、ウッズ2位、福留4位など
ベストナインの他の結果は以下の通り。
2005年度 表彰選手 投票結果(ベストナイン)

まだまだ脂がのりまくりの『アライバコンビ』
彼らが活躍してくれないと、
ドラゴンズ「黄金時代」は訪れません。
来シーズン以降も連続で受賞できるよう、
頑張ってもらいたいです。

その他では、井手編成担当がウエスタン功労賞、
スカウト部・新宅スカウトがNPBスタッフ部門賞、
そして森岡がウエスタンの優秀選手賞、
8月月間MVP、BBM社ビッグホープ賞を受賞しました。


フロムチャタンの話題 (4日)

◇中里篤史
<ブルペンで捕手を座らせて
復帰後最多となる110球の投げ込み>
「いい感じで投げられた。
フォームの確認を重視しながら、ほぼ全力でやった。
まだ投げるスタミナがない。
他の投手に離された分をこれから取り戻さないと。
球数の制限はない。
自分の体と相談しながら決めている。」
(トーチュウ『来季こそ!!』より)

◇朝倉健太
<高橋聡文とともに、午前中で練習を切り上げ、札幌へ
福留、荒木と『甲子園出場選手組』でプレー>
「恥をかかないように、しっかり投げてきます。」


沖縄キャンプ・11日目は、
この日の昼過ぎに、落合監督、朝倉、高橋聡文
5日の札幌での「ベストプレーヤーマッチ2005」
に出場するため、沖縄を離れました。
投内連係、ランダンプレー、
実戦打撃などの練習が行われたそうです。

中里が110球ですか。
腰のはりを訴え、別メニューでしたが、
この日はブルペンで思う存分投げ込めたようです。
「来季の目標は、
その時になってみたいと分からない」と
とにかくこのキャンプを
無事に乗り越えることが目標である中里
残り半分のキャンプで課題である
変化球の精度アップとスタミナ作りに
取り組んでいくようです。

いたくないです。ところで公式ページに載っていた
長峰のふくらはぎの
テーピングの写真が
とてもよかったです。
選手達も疲れがずいぶんたまっているようです。
しっかりと管理をしてほしいと思います。


ちなみに今日5日に行われた
「ベストプレーヤーマッチ2005」 は、
7-3『甲子園未出場選手組』が勝ちました。
上のようにコメントしていた朝倉は、
2番手で登板して、日ハムの稲葉
ライトスタンドへ3ランを浴びてしまうなど、
何と1イニングで6安打4失点と散々の出来。
まぁ盛り上げたのでよかったのでは?
荒木は守備で好プレーを見せ、
聡文も1イニングをピシャリ。
福留は、3番スタメンでしたが、
最後の打者でニゴロに倒れました。
一方、『甲子園未出場選手組』を率いた落合監督は、
「無事に終わってよかった」
相変わらず淡々としていました。


PS 今日のその他
「何とも言えない」
中日・野口は巨人希望を否定せず

野口でゲット 29番目の男

◇野口茂樹
<右手首骨折からリハビリ中の
ナゴヤ球場で現時点の心境を説明>
「(巨人入り有力という)
新聞はいろいろ見ましたが、
それについて何も答えられないですよ。
発言で誤解を招く? 
そうですね。だから何とも言えない。
しゃべれないのを理解してください。
ボクが言えることは手首の状態は
順調ということだけです。
とにかく練習だけはきちんとやっていきます。
あとは時が来るのを待つだけです。」

◇西川球団社長
<ターゲットは原巨人「29人目の男」>
「今の段階では仮定の話になるし、
決めるのはこれからですね。
相手が提出してくれたリストによって
考えることになる。ただ、選手層が厚ければ、
それだけ有望な選手が残っているという
理屈にはなりますが…。」

◇井手取締役編成担当
<球団内部では「人的補償論」が大勢を占める>
「(人的補償も) 補強策の1つと考えています。」


おなじみの野口の話題。
今朝のトーチュウには、
巨人のプロテクト予想の28人
それ以外の選手が上がっていました。
ドラゴンズ側「人的補償」を要求する構え。
今回は、巨人から平松を超えるランクの
選手獲得を期待できそうだそうです。
ちなみに29人目以降とされる選手は、以下の通り。

【投 手】桑田、岡島、佐藤宏志、酒井、
     伊達、平岡、南、木村、東野

【捕 手】加藤、原、横山、佐藤弘祐
【内野手】長田、黒田、吉川、十川孝富、大須賀
【外野手】斉藤、三浦貴、堀田、山田、
     山本、十川雄二

あまり知っている選手がいないのですが、
桑田は、まずないとして、
岡島、佐藤宏志、原俊介、斉藤宜之、
三浦貴、堀田
などから1人くるかもしれません。
まぁ、これはあくまで予想であって、
野口巨人に行くといった場合ですが。

2005年11月 4日 (金)

野口は巨人へ行ってしまうのか?

野口、巨人移籍 決定的
相性の良さを重要視

中日からフリーエージェント(FA)宣言した
野口茂樹投手巨人移籍が、
3日までに決定的となった。
獲得に名乗りを上げていた阪神、楽天
相次いで撤退を決定。
水面下の調査で野口『巨人志向』
キャッチしたためで、中日残留の可能性も極めて低い
交渉解禁日の9日を前に、
FA左腕を巡る状況は大きく動き出した。
(中スポ)

◇野口茂樹
<約1カ月ぶりにキャッチボールを再開>
「8割ぐらい回復しているし、順調です。
これまでもネット投げとかも
していたんで、投げるのは問題ない。
軽く投げ込みがしたいですね。
思ったより(肩の状態が)落ちてなかったかな。
今は感触を確かめている状態。
でもバランス良く投げられました
来年のキャンプ? 
まったく問題なくやれますよ。
(骨折したのは) こっちの手(右手)
なんで大丈夫ですよ。
これからも投球を続けていきます。」

◆岡田監督 (阪神) 
「故障とかも含めて、今編成が調べてるところ。
そら欲しいのは欲しいよ。
でも100%(取りに)行くとは言ってないやろ。
同じ実力で30歳と25歳の選手がいたら、
これからのためにも若い方を使うやろ。
ただFAで取れば、(その選手を)
優先しないといけない部分もある。
うちにも若い左投手はたくさんいる。
鍛えたらいけると判断すれば、
戦力を余らす補強をする必要もないしね。」

◆原監督 (巨人)
「会いたいということであれば、
喜んではせ参じる。
自分が動くことは惜しまない。
それだけいい選手ですから。
われわれの気持ちを伝えるのが大事。」

本格投球は巨人で?この所、お約束的な
野口の話題ですが、
数球団での争いから
何と『巨人・野口』の誕生へ
事態は加速しているそうです。

上の中スポでは、
阪神、楽天の撤退と、
プロ入り以来の球場別通算勝ち数では、
11勝6敗という東京ドームとの
相性の良さという理由から。

FA野口の巨人入りが確実に!
親しい知人に「希望球団」

サンスポでは、出場の機会を求めていることと、
メンタル面などでサポートを受けている
相談相手が東京にいることと、
同じ背番号「47」の左腕の先輩である、
工藤公康の生き方に興味があることなどから。

虎、FA野口獲り断念“在阪志向なし

さらに、なにわWEBでは、
野口自身在阪志向がないことが水面下で判明。
岡田監督が獲得の見送りを示唆したとのこと。

スポーツ紙を総合すると、今朝の時点では
阪神よりも巨人側に追い風が吹いているような
感じになってきています。

この日のナゴヤ球場での練習では、
骨折していた右手に内野用のグラブをはめ、
約1カ月ぶりにキャッチボールを再開。
50メートルの遠投を終えると、
立ち投げながらブルペンで小川を相手に
20球の投球練習を行ったという野口
ただ「FAに関しては…」と
胸の前で×マークをつくり、
これまでと同様に口を開くことはなかったそうです。

一番最後にUPしてきた「なにわWEB」の記事が
より巨人入りの可能性の高さを感じさせました。
阪神、引いちゃうのでしょうか?

確かに過去にノーヒットノーランを達成し、
今季も7回途中まで同じくノーヒットノーランという
好投を見せたのは、東京ドームでした。
投げやすいということもあるのかもしれません。
原監督になって環境が変わりそうな巨人
投手陣がある程度、確立している阪神よりは
チャンスもあるのでは思います。
ただFA宣言した西武の豊田清も狙っている巨人
そう何人も獲れるとは思えないのですが。

中スポでは、
「9日の解禁日以降に交渉の席を用意するのは、
中日以外では恐らく巨人のみ。」
とまで
強気に書かれているこの現状。
このままとは思えないですが、
解禁となる9日までは、あと1週間を切りました。
まだまだ目は離せません。


フロムチャタンの話題 (3日)

荒木、バットマンに変身
スイング改造で特打の毎日

◇荒木雅博
<秋季キャンプではスイングの改造に取り組む。
目指すは、福留の持つチーム最多186安打の更新>
「スイングを根本から変えようとしているんです。
バットが遠回りせず、ボールをたたく場所まで
最短距離で出せるようなスイングにしようと
してるんですけど、これがなかなか難しくて。
数字は目標にしてないです。
こだわりたいのは個人的な数字ではなく、
チームの勝利や優勝ですから。
ただ、今思い描いているスイングが
少しでもできるようになれば、
数字は勝手についてくるはず。
孝介がつくったときよりも、
試合数も6試合増えて146試合だし、
そろそろ何か残しておきたいしね。」

<あまり金額には執着はしていない>
「希望額はありますよ。
でも、それは言いません。
それより、今季のぼくの成績に対して
球団はどれだけの評価をしてくれているのか、
それを聞くのが楽しみなんです。」

個別練習では、もっぱら室内練習場にこもって
バットを振り続ける荒木
実は、フォームよりもっと根本的で
難しいスイングそのものの改造
取り組んでいるそうです。
今季チーム最多タイの181安打
.291の打率も残しましたが、
けっこう初球を打ち上げ、
外野フライということも多々ありました。
より出塁を増やすため、ヒットを増やすには、
スイングの改造が不可欠となったのでしょう。
秋は壊しても、春に直せればいいですから、
とことん取り組んでほしいですね。
ただオレ流ノックとの対決が
まだ見られないのは、やや寂しいところですが。

ちなみに荒木は、福留らともに、
4日、札幌ドームで行われる
『2005プロ野球コンベンション』出席と
5日の『ベストプレーヤーマッチ2005 』出場のために
3日の練習には参加しなかったそうです。


◇中日紅白戦 (3日・北谷公園野球場)
2-2 (9回打ち切り)

【打順】
<紅組>
6鎌田、8英智、5堂上、3高橋光信
DH清水、9普久原、2前田
(レフト・井上、セカンドは打撃投手)

<白組>
6中川、DH2柳沢、8中村一生、5森野
DH2(LG)、2DH小山、7櫻井
(ファースト・渡邉、セカンド、ライトは打撃投手)

【投手リレー】
<紅組>朝倉、高橋聡文、長峰、石川
<白組>中田、川井進、川岸

◇中田賢一
<白組先発、5回を1失点に抑える83球。
その後ブルペンに入り、この日は344球>
「1クールに2回は多く投げ込めと
言われているので、きょうはその日。
紅白戦はフォークが悪かったので、
そこも確かめていた。」

◇高橋聡文
<外角への制球が冴え、
2イニングをパーフェクトに>
「キャンプではいい感じで投げられている。
今季は抜けた時期があったので、
来季は1軍でフルに登板したい。」

◇清水将海
<紅組5番DH、5打点4安打と大暴れ>
「中田から打ててよかった。
キレがあって、いい投手ですから。
何が何でも打ちたかったんです。
(古巣の)ロッテ? 気にしません。
僕はドラゴンズの一員ですから。
中田をはじめ若い投手を含めて、
すごい投手ばかり。
谷繁さんを脅かす存在になって、
ぜひ日本一になりたい。」

◇中村一生
<1回ウラ、朝倉から右中間を破る二塁打>
「新しいフォームにもなじんできましたし、
『打撃は見られるようになった』と
コーチから言われました。
今季の終盤は、ストライクゾーンや
打球の違いに戸惑ったし、勉強不足でした。
まだまだ勉強中ですが、来季は1軍へ上がりたい。」
(トーチュウ『来季こそ!!』より)


沖縄キャンプ・10日目は、
札幌での『プロ野球コンベンション』などのため、
前述の荒木、福留の他に
井端、岩瀬、森岡らが沖縄を離れたようです。

ただ気温は、相変わらず高く
午後から紅白戦を行われたようです。
中田は、シーズン中はあまり投げなかった
チェンジアップを多投し、7奪三振の好投。
イリーガルピッチとされたフォームも
この日は、スムーズに投げられたのでしょう。

聡文はまずますのようですね。
スタミナ強化を重点にキャンプを送っているようです。

清水も4安打でケガからの完全復活をアピール。
日本一になった古巣・ロッテに負けないよう、
来季は1軍でマスクをかぶれるチャンスを
さらにアピールの場を作ってほしいです。

沖縄入り早々、長嶋コーチから
打撃フォームの修正を指示された中村一生
オーソドックスな構えで、
バットをやや寝かせるフォームに変えました。
ただ打撃よりも1軍への大きな壁となっているのが、
守備で、打球を追う体勢が課題とのこと。
この日も普久原、櫻井とともに、
長嶋コーチのノックを受けたそうです。


PS 今日のその他。
気合だ大西 キャンプ合流 

◆大西崇之 (巨人)
<新天地での意気込みを新たに>
「常に何とか倒そうと
していたチームに加わって、
とにかくやらなきゃという気持ちしかない。
今まで以上に気合いを入れて
明日からがんばっていく。
(背番号00の先輩) 後藤さんという
代打の切り札に追いつき追い越せ。
技術よりも気持ちでやっていきたい。
優勝に貢献できる力を絶対に発揮します。」

◆原監督 (巨人)
<背番号00は「原点に戻る」と
いう意味を込め原監督が提案した>
「彼(大西) はハードに激しく、
日本語で言うならば
気合と根性でやっていた印象。
それを何も気兼ねせずに見せてほしい。
今まで通りプレーしてもらいたい。」

土谷いきなり6時間 (トーチュウ)

◆土谷鉄平 (楽天)
<秋季キャンプに合流、
いきなり通常メニューをこなす>
「アピールできるところはアピールしたい。
まずはチームに慣れたいです。」

◆橋上コーチ (楽天)
<土谷について>
「肩が強そう。足も速いみたいだし、
ウチにはいないタイプ。楽しみですね。」

スーパーハードG大西「ハードに激しく」(英語)
=「気合と根性」(日本語)
何かおかしくないですか?
さん。
それはさておき、
原点に戻るという意味の
「背番号00」大西
思ったよりは似合っていますが、
黒とオレンジがまだピンとこないですよ。

一方、「背番号46」土谷はいきなり全開。
11月2日の入団会見では、

「自分のアピールできるところは、
走ることだと思っているので、
走ることに重点をおいてやっていきたいです。
ただ、守備でも打撃でも、走るだけではなく、
すべてにおいてアピールを
していかなくてはいけません。」と話していました。

楽天側の評価も上々、
この調子で進んでほしいです。


PSその2 「ST Question」投票結果。
Q9.「ドラゴンズ、来季はしっかり!この選手?」

川上憲伸 (31%)
立浪和義 (30%)
朝倉健太 (12%)
英智 (9%)
ドミンゴ・グスマン、山本昌 (4%)
アレックス・オチョア (3%)
岡本真也 (2%)
落合英二、谷繁元信 (0%)
Total: 310 votes

☆お答え頂きありがとうございました。
3週間放置?しておいたので、
STQ史上最多の投票数となりました。
エース・川上憲伸と、ミスタードラゴンズ・立浪
2人だけで6割を越えましたからね。
いかに投打の主軸への期待が多かったかです。
来季はしっかりやってもらいたいですね。

公開中の第10問は、今が旬のネタ。
『FA宣言、野口の行方は?』です。
31日にFAの書類を送り、事実上宣言となった野口投手
とりあえず名乗りをあげそうな4球団はエントリーしました。
果たしてどこに決まるのか?
投票よろしくお願いします!

2005年11月 3日 (木)

谷繁が来た、秋季キャンプ第2クール開始。

投手育てる言葉のキャッチボール
谷繁、“投げまくる”
 

中日の沖縄秋季キャンプ・第2クール初日の2日、
谷繁元信捕手が合流し
早速、若手投手を相手に積極的にアドバイスを送った。
すでに3度目のFA権を取得し、
中日と3年の複数年契約で合意している
エース捕手は覇権奪回のため、
北谷で連日、“谷繁教室”を開講し、
投手力の底上げに力を発揮するつもりだ。
(中スポ)

◇谷繁元信
<沖縄での秋季キャンプに合流>
「シーズンが終了するかなり前には、
自分の中で中日に残ることは決めていました。
このチームで日本一に
なりたい気持ちが強いですから。」

<キャンプの主な目的は>
「投手陣とのコミュニケーションです。
この秋のキャンプはそのために
来たようなものですから。自分のことよりも、
この時期にしかできないことをしたいから。」

◇川岸強
<谷繁と10分以上話し込む>
「言葉をかけてもらえて驚いたし、
がんばろうという気持ちにもなりました。」


久本よ、春まで継続が大事だぞ。正捕手・谷繁が、
第2クール初日のこの日から、
中日移籍後初
秋季キャンプ参加。
沖縄へ行く前の
意気込みでも語っていたように、
さっそく投手陣に積極的に声をかけていたようです。
ウオーミングアップには久本に、
ブルペンの外では川岸と話し込んだようです。
その内容とは、

川岸には、
『自分がこのキャンプで何をしたら、
プロで生き残っていけるのかを考えろ。
ストレートの速さが武器の
ピッチャーじゃないんだから、
それを考えながら練習をしろ。』

久本には、
『一段ずつ上がっていけ、階段を飛ばして
レベルアップするようなことはするな。
オフに入ったら終わりじゃなくて、
春までの継続が大切。』

シーズン中には、ほとんどかからないような助言
こういった若手投手陣と正捕手・谷繁
コミュニケーションはとても大事だと思います。
年上だから、ベテランだからと
恐れ多くて?話しかけることが出来ない
若い投手もいるかもしれませんから、
こういった機会にしっかり話を聞いたり、
助言をしたりすることが、
来季の投手陣を把握するのには大事。
FA宣言して新たな契約を結ぶ谷繁には、
オフのケア同様に重要なことだと思います。
他の投手には何を話すのかも気になるところです。

ちなみに、自身の初日のメニューは、
室内での打撃練習など
“おまかせ”で汗を流したそうです。


フロムチャタンの話題 (2日)

◇井端弘和
<このキャンプで初めて
落合監督からノックを受ける。
約30分、森野と共に軽く汗をかく>
「(コンベンション出席のため)
明日、あさって、しあさってと
練習を抜けるので(ノックを)受けました。」

◇井上一樹
<FA権を行使せず残留する方向>
「もう一度、球団から
何らかの形で連絡があると思う。
その話し合いでハッキリするでしょう。」
<次の選手会長候補に挙がっているが>
打診は受けたけど、自分のことも
ハッキリ決まってないのに、何とも言えない。」

◇小林正人
<ブルペンで135球を投げ込む。
第1クール終了時までで約700球。
徹底した投げ込みでサイドスローを磨く>
「これくらい投げ込むのは初めて。
体と相談しながら、今後も
1日100球くらいは投げたい。
2000球から2500球? 
終わるまでに、それくらいはいきたい。
生き残りがかかっている。
この秋を、いい秋にしたいんです。」

◇山井大介
<この日からキャンプ合流、
さっそくブルペン入りして、約60球>
「ナゴヤ球場で3度ほど
投げていたので、問題はない。
沖縄以上に名古屋でやってきたつもり。
キャンプでは、精神面を鍛えたい。」

◇中里篤史
<腰の違和感で別メニューを続けていたが、
4日ぶりに通常メニューに戻るも、
投球練習の再開は未定>
「腰はだいぶ良くなった。
通常メニューをしなければ、
沖縄にいる意味がないですから。」

新旧選手会長のコメントから、
井端現会長が札幌ドームで行われる
プロ野球コンベンション出席のために
3日から5日まで抜けるそうです。
明日発表のベストナイン
遊撃手部門で選ばれるといいですね。

一方、今朝のサンスポには、
「FA権行使せず残留、14日に正式な契約交渉。
その後の電話交渉で、年俸変動制の3年契約で
折り合いがついたもようだ。」と
出ていた井上新会長?ですが、
スポニチ大阪には、複雑と出ていていました。
詳細はハッキリしませんが、残留は確かなよう。
スッキリさせるまではまだかかりそうです。


前田、罰走2時間半
併殺阻止のスライディング忘れ 
落合監督『走ってろ』

◇前田章宏
<実戦打撃練習で、致命的なミスを犯し、
約2時間半、陸上競技場をひたすら走り続ける>
「絶対にしてはいけないことをしました。
練習後に監督から『走ってろ』と言われました。
本当にきつかったです。
でも自分が悪いんです。
もう二度と同じ失敗をしないようにします。」

◇堂上剛裕
<一塁守備で落合監督から細かく指導を受ける。
苦手な守備に手応えを感じて>
「今まで言われなかったことまで
監督は教えてくれる。
今キャンプで守備は上達したと思う。」

◇中川裕貴
<ウオーミングアップの最中、
左手にグラブをはめたまま走る。なぜ?>
「僕は、走って打球を捕りにいくときに、
グラブを(下に)出しながら
走ってしまうクセがあるんです。
まず打球に向かって、
グラブを上げて走るようにして、
捕るときにグラブを出す。
その意識付けだと思います。
意識して走ったら、捕れたんです。
まだ十分に出来ていないので、
この秋にできるようになれば、
今まで捕れなかった打球も捕れるように
なると思います。」

◇高代コーチ
<監督指令の守備アップ法の効果は?>
「グラブをして走っていると、
腕の振りが鈍くなる。
腕をしっかり振れ、ということだと思うよ。」

前田致命的ミスというのは、
「一塁走者で、三ゴロで
二塁に向かって走った際、
併殺を防ぐためのスライディングをせずに
あっさりとアウトになった。」というもの。

中川らへのグラブを持って走る練習の意図は、
「何よりも全力で打球に向かい、
捕球寸前にグラブを差し出す。
グラブで思い手をブラブラさせながら、
追っていては、捕れる打球も捕れなくなる。」から。

「若手を育てる」といっていた落合監督
指導はかなり細かいようで、
この日も実戦練習後に、
若手野手へのアドバイスは、約10分以上。
前田の他にも、森岡、堂上らが名指しで
厳しく叱責されたようです。
若竜にとっては、ただ怒られているだけではダメ。
この時期にしか、このようには見てくれません。
毎日をしっかりと収穫日にしなくては
いけないでしょう。しっかりやってほしいです。


ナゴヤからの話題 (2日)

野口右手首検査、順調な回復に笑顔

◇野口茂樹
<9月末に骨折した右手首の検査。
順調に回復しており、近日中に
キャッチボールが再開できる見通し>
「最後の検査? そう思います。
右手首の状態は順調です。
FAについて? それは勘弁してください。」

激辛エール…野口よ大人になれ

◇伊藤球団代表
<FA宣言後、貝のように口を閉ざし、
自らの意思を伝えようとしない野口の姿勢を問題視>
「彼の場合、性格的なものもあるんだろうけど、
これまで10何年、ドラゴンズの選手として
多くのファンに支えられてやってきたんだからね。
やっぱり、自分の考えというのを
言葉にして伝えるべきだろうね。
公示後に交渉する時に、
こちらから彼には『自分の考えだけは
ちゃんとしゃべりなさい』と伝えます。」

FA宣言をしてからは、
何かしら出ている野口の話題から、
いくつか取り上げましたが、
たぶん公示されれば、
野口はきちんと話をすると思いますよ。
ただマスコミからみると、
貝のように口を閉ざし、
連日のように逃げ帰る姿勢に、
困っているのか、代表のコメント
すり替えて話しているように感じました。

中日、9日から契約交渉

◇西川球団社長
<9日から14日まで、主力を除いた31選手が交渉、
球団側は出来高のウエートを大幅に増やす>
「やればもらえる出来高は、
個人主義の傾向を強めるという指摘もあるが、
細かい部分まで評価するので心配ない。」


大西 ドラ最後の練習

◆大西崇之 (巨人)
<ナゴヤ球場での練習納め。
10年以上を過ごした球場に名残惜しそう>
「とりあえず今日が区切りですけど、
オフになったらまたナゴヤ球場で
自主トレさせてもらうかも....。」

今日3日から巨人のキャンプ地である
宮崎入りするため、大西にとって、
この日が中日の練習着を着ての最後の練習に。
ぜひぜひ来春の自主トレには、
ナゴヤ球場を使ってください。

2005年11月 2日 (水)

井上新選手会長誕生?と渡邉選手近況報告。

井上、新選手会会長 FA決着が大前提

2年間の任期を終え、今季限りで退任の意向を固めた
中日の井端弘和選手会長に代わって、
井上一樹外野手が来季から
新選手会長に就任することが1日、わかった。
28日の選手会納会で承認され、正式決定する。 (中スポ)

◇井上一樹
<来季から新選手会長に就任することに?
ネックになっているのは自身のFA問題>
「確かにそういう要請は受けてますが、
正式に決まったわけでも、自分自身の中で
完全に受けると決めたわけでもないから。
もし(選手会長に) なったら、責任は果たしたい。
順番としてはそっち (FA問題) が先。
自分としては球団にも
名古屋という土地にも愛着があるし、
(プレーしたい)気持ちもある。
ただ、そういう自分を球団が
評価してくれないのであれば、
寂しいけどいろいろ考えなくちゃいけないから。」


沖縄秋季キャンプ、1日は初の休日
7日間ぶっ通しだった第1クール。
選手達もくたびれた体
クールオフしていると思います。
それぞれゴルフ、ショッピング等で
思い思いの時間を過ごしたようです。

ところで、井端選手会長
2年の任期を終え、会長を退任することに。
変わって白羽の矢がたったのは、
立浪前会長のときに副会長を
やっていた井上一樹
34歳からとやや遅い就任となりますが、
前向きな姿勢を表明しました。

ちなみに「歴代の選手会長」は以下の通り。

【中日・歴代選手会長】
1992~1995年 川又米利
1996~1998年 中村武志
1999~2003年 立浪和義
2004~2005年 井端弘和

「カズキ、たのむぞォ。」「お、重いっ!」しかし、ここで
ネックになっているのは
井上自身FA問題
球団との下交渉では、
条件面などで納得せず、
寂しささえみせていた井上
一部では、宣言せずに残留
言われていますが、
まずはそっちをスッキリさせたいところです。

選手会納会で就任が承認されるとのことですが、
今後、選手会の会合の場面とかが、
TV等で映ったときに、
井上マジメな表情を見るだけで
何となく笑いがもれそう?
バラエティー部長ではなく、
文字通りのドラゴンズリーダー
来季から心新たにチームを引っ張ってほしいです。


フロムチャタンの話題 (1日)

岩瀬に昇竜賞 00年以来2度目

◇岩瀬仁紀
<2000年以来2度目となる
中スポ制定のチームMVP『昇竜賞』に選ばれ>
「ありがとうございます。
1年間やってきたことが
評価されたんだと思います。
クローザーはとてもやりがいがある。
できるだけ(長く)やりたいとは思いますが、
まずは結果を出し続けることが大切ですから。
50試合登板? 今年と同じようにできれば、
それくらいは投げることになるでしょう。
今年は最後にうれしい思いをしたけれど、
優勝を逃して悔しい思いをしましたから…。
とにかく来年は、もっともっと
うれしい思いをしたい。」

◇中田賢一
<昇竜賞の『新人賞』を受賞>
「自分なりに精いっぱい頑張った結果を
評価していただき、うれしい。
来季、同じように勝てるとは思っていない。
ぼくが打者としての目で、
投手・中田を見たら絶対に打てる。
打者を確実に打ち取れる変化球を身につけたい。
来季はイニング数を増やしたい。
年間で先発ローテーションを守れば、
今季以上の結果はついてくるはずですから。」

◇福留孝介
<昇竜賞の『特別賞』を受賞>
「こういう賞をいただくことが自分の励みになる。
来季は今季以上の成績を残せるように頑張る。」

◇井端弘和
<同じく『特別賞』を受賞>
「ありがとうございます。
来季は首位打者を目指す。」

鉄腕・岩瀬が、5年ぶりに
ドラゴンズMVPの称号を手に入れました。
1962年からという由緒ある
中スポ選定の『昇竜賞』です。

ちなみに過去5年間の昇竜賞受賞者は、以下の通り。

2000年 岩瀬仁紀
2001年 野口茂樹
2002年 福留孝介
2003年 福留孝介
2004年 川上憲伸

守護神として46セーブのプロ野球新記録を樹立。
7年連続で50試合以上登板という実績も
評価されての受賞となりました。
喜びを上のようにコメントした岩瀬
この秋季キャンプでは、
メニューはほぼ自主調整を任され、
休養を取りつつも、走り込みを続けています。
来季から反則投球の厳しい取り締まりに対し、
思わぬ指摘を受けたりもしましたが、
しっかりと把握し、
来季に向けさらに完ぺきな状態を
つくり出す努力をしているそうです。
もはや日本が誇る「鉄腕」
来季は絶対に胴上げ投手になってほしいですね。
ちなみに今月25日の球団納会で表彰式が行われます。


◇山井大介
<1日、沖縄に到着、第2クールから合流>
「試合(紅白戦)で安定した投球をしたい。」

◇高代コーチ
<第2クールは紅白戦を3試合行うことに>
「紅白戦だけでなく、
エンドランを加えた練習など、
より実戦に近づいたことをやっていきます。」

第2クールは、今日2日からの6日間
31日に沖縄入りし、中日移籍後
初めて秋季キャンプに参加となる谷繁や、
右足内転筋痛が癒えた山井も加わります。


ナゴヤからの話題。(1日)

中日がFA制度をフル活用!
野口放出で有望選手を獲得も

◇西川球団社長
「きのうも言ったように
ウチはマネーゲームはしません。
(FA宣言に)それだけ反響があるのは
(野口にとって)喜ばしいこと。
他球団の高評価?
ウチは正当な評価をしているが、
それ以上の条件を出されるなら覚悟はしている。
野口君自身がどういう決断をするかは
分からないが、結果(移籍先)次第では
人的補償を求めることも出てくる。」

◇井手編成担当
「まだどの球団に行くかもわからないけど
(人的補償は) 来季への補強の一環にはなる。
プロテクトは新人を含めての28人だから、
いい選手が残っている可能性が高い。
当然考えています。
阪神のファームは強いからね。」

31日にFA宣言した野口
現時点で巨人、阪神、楽天
獲得に強い興味を示しています。

ところで仮に野口移籍した場合
ドラゴンズは、相手球団に
今年の野口の年俸(推定1億80万円)の120%の金銭か、
80%の金銭プラス補償選手が要求できるそうです。
ルール上は、外国人選手を除いて、
プロテクトされる28人以外の獲得が可能。
いわゆる「29人目の選手」を獲得することができます。

今季、金銭トレードは3件成立させていますが、
まだ高校生ドラフト以外で
補強をしていないドラゴンズ
気が早い大阪系のスポーツ紙では、
阪神では、投手では太陽、吉野、金沢
野手では秀太、上坂、桜井らがリストから
漏れる可能性が出てきたと載っていました。

02年に前田幸長巨人にFA移籍した際、
平松を補償してもらったドラゴンズ
正直、トレード上手とは思えないので、
せめて掘り出し物がとれればとの
皮算用もあるかもしれません。


楽天 富岡と土谷を獲得

◇土谷鉄平
<金銭トレードで楽天入り>
「心機一転、
力を出し切れるよう頑張ってきます。」

今季、土谷は、1軍出場はわずか2試合。
しかしウェスタンではリーグ3位となる
.336の打率をマークしました。
楽天「野村再生工場」の1人として、
土谷をリストアップ、譲渡を申し入れていたそうです。
大西、森に続き、土谷の行く先も決まりました。
しかし3件ともに金銭というのが気になりますが。
まだ22歳と若いですし、新天地の東北
才能を花開かせてほしいですね。


PS 今日のその他。
中村が引退、横浜コーチへ 
中日、楽天などで21年

◆中村武志 (楽天)
「現役でやることはやった。
これから指導者としてしっかりやりたい。」

武志捕手現役引退となりました。
来季からは、横浜の2軍、
湘南シーレックスのバッテリーコーチに就任するそうです。
ドラゴンズに1985年に入団。
2001年まで星野、高木政権では
不動の正捕手として、活躍しました。
21年間、本当にお疲れさまでした。
阪神久慈も自由契約になったりと、
99年V戦士が徐々に姿を消していくのは、
寂しいですが、指導者として頑張ってもらいたいです。


PSその2 久々、今日の渡邉選手。

秋季練習初日以来、すっかり音沙汰がなかった
我らが渡邉選手の記事が久しぶりに到着。
秋季キャンプに臨む意気込みを語ってくれています。

◇渡邉博幸
<脱「スーパーサブ」へ 11年目の意識改革>
「『ウッズに何かあったら、オレが先発だ』と
いう心構えが足らなかったと思う。
来季に向け、秋からきちんと
気持ちを入れてやっていきます。
あのとき (ウッズ10試合出場停止時)、
せめて3割くらい打っていれば...。
ウッズは横浜時代からケガが少ない印象があったし、
1、2試合ずつの先発はあっても、
9、10試合連続で先発することは考えていなかった。
打てなかったのは結果論だけど、
(精神的に) スキがあったんだと思う。
走る量は、今までの秋で一番多い。
年齢のことはいっていられないし、
また何試合も連続で出たときに、
体力がないんじゃ、どうしようもないから。」

(トーチュウ『来季こそ!!』より)

テーマは「不測の事態」に対する心の準備不足。
渡邉選手が言う今季の「不測の事態」とは、
やはり5月、交流戦開始時の、
タイロン・ウッズ10試合出場停止
渡邉選手は『9番・ファースト』で出場するも、
オリックス、西武などの投手に対応ができず、
10試合中、9試合で29打数6安打の.207
ウッズがでんぶ痛で欠場し、『4番』
スタメン出場した、8月24日のヤクルト戦でも
4打席3打数3三振とノーヒットで
ウッズの穴を埋められませんでした。

守備固めや代打の役割は、
ある程度全うしましたが、
「不測の事態」に対応できなかった悔しさを胸に、
今秋のキャンプに臨んでいるそうです。

もちろんキャンプは今季もフル完走
打撃面では原点に戻り、インパクトの瞬間に
力を入れること
を主眼におき、
体力面では4キロ走を定期的に行っているそうです。

自分としては、9月7日のナゴヤドームの阪神戦。
9回一死満塁からの代打での
空振り三振が忘れられません。
ウッズの出場停止もこの代打の場面も
チャンスをモノにできず、優勝を逃した悔しさ
来季は11年目、年齢的にはベテランに入りますが、
まだまだ老け込む年ではありません。
体を絞るためにもよく走って、スタミナをつけましょう。
来季こそ『スーパーサブ』の名にかけて、
しっかり対応できるよう、
鍛錬していってほしいです。

2005年11月 1日 (火)

争奪戦必至!? 野口茂樹、FA宣言!

野口、FA宣言 球団争奪戦
竜残留要請もマネーゲーム拒否

中日の野口茂樹投手が31日、球団を通じて
フリーエージェント宣言の手続きを行った。
中日からのFA宣言選手は01年の前田、山崎以来。
球団は交渉が解禁される9日にも残留要請する方針だが、
同時に“マネーゲーム”への不参戦も表明した。
野口のFA宣言を受け、早くも巨人をはじめ、
阪神、オリックス、楽天の4球団は獲得の意向を示した。
“野口争奪戦”は激化しそうで、
条件しだいでは移籍する可能性も十分にある。
(中スポ)

◇野口茂樹
<ついにFA権行使に踏み切る> 
「書類は(球団に)提出しました。
それを球団がコミッショナーに出せば、
(FA)宣言ということになります。
今の心境? 
とにかく宣言したということです。
オファーを待つ? そうですね。」

◆清武球団代表 (巨人)
<事実上の”FA参戦”を表明>
「手続き的にいうとこれからだけど、興味のある選手。
FA選手の中では当然、上位にランクされてしかるべき。
(正式な公示前のため) まだ言いづらいが...
まだ十分に歴史を作れる投手だと思う。
今年は成績が振るわなかったが、
”こんなもんじゃない”というのが関係者の見解。
これまで散々苦しめられてきた。
幸いケガは右手だし、まだまだやれる。」

◆原監督 (巨人)
<わき出る愛を抑え切れず>
「時期的に (コメントは) 難しい部分はあるけど、
魅力的な投手であることは間違いないね。」

◆牧田球団社長 (阪神)
<明確な態度表明は行わず>
「全体的な補強の話の中で今後、
申し上げることになります。
特にウチが動いていると言うことを
言える段階ではない。
これから発表させてもらう。
きょう話すことはない。」

◆黒田編成部長 (阪神)
<すでに獲得の方針を固めている>
「FA公示が出れば、検討する。」

◆岡田監督 (阪神)
<場合によっては直接交渉も辞さずの構え>
「補強しないといけないのは投手や。
何人おってもエエ。
まだ、手続きをしただけだから、
実績を見ても評価は分かっている。
これから故障の有無などを調べて最終判断する。
直接出馬?それはこれからの話や。」
「FA宣言したから、そら(獲りに)いくよ。
これまでの実績とか評価は
もう分かっていることやからね。
落合監督と肌が合わなかっただけ。
まだ来年32歳だし、環境が変われば
先発で十分2ケタ以上勝てる。
可能性がないなら別やけど、
これからはタイムテーブルに従って
やっていくだけや。」

◆小泉球団社長 (オリックス)
<野口について、控えめながら>
「ウチは左が不足しているし、欲しい投手。
担当者に調査させたい。
紙面を読む限り、巨人や阪神など
複数の球団が興味を示している様子。
ウチはマネーゲームには弱いから。」

◆中村監督 (オリックス)
「ずっと追いかけてきた選手。興味はある。」

◆山下編成本部長 (楽天)
「投手の補強は一番のポイントと考えていたので、
野口のような素晴らしい左投手が
FA宣言するのであれば、
球団としては非常に興味があります。
獲得へ向け、十分前向きに検討したい。」

◆野村克也氏 (楽天新監督)
<野口について>
「スライダーの出し入れが印象的。
欲しいね。いいピッチャーは
何人いても邪魔にならない。
フロントにも言ってある。」

◇伊藤球団代表
「FAを獲得した選手だからといって、
待遇を手厚くすることはありません。
条件を見直すことはしません。」

◇西川球団社長
<方針は残留要請、だが無条件ではない>
「野口君には残ってほしいですが、
仮に他球団からべらぼうな提示があったとして、
引き留めるためにさらなる上積みはしません。
FA制度の悪癖が続いてしまう。
年俸高騰の原因ともなります。
球界の将来にもかかわること。
必要なのは必要だが、すでに条件は伝えている。
それ以上のことをするつもりはない。
限度以上のマネーゲームはしません。」


この姿は見納めなのか?野口がついに
FA権を行使しましたね。
書類を提出したのみなので、
まだ胸の内
語ってはいませんが、
ひとつの行動に出たのは確かです。
公示は8日なので、まだ獲得の意思を
表明とまではいきませんが、
同じセ・リーグから、巨人、阪神
パ・リーグからは、オリックス、楽天
4球団が名乗りを上げると予想されています。

ドラゴンズ側は、残留要請はしますが、
引き留めのためのプラスアルファはきっぱりと拒否。
おそらく単年、現状維持に近いラインとのこと。
推定1億80万円といわれる今季の野口の年俸。
13試合に登板し、3勝6敗、防御率4.00という
今季の成績で、残留となれば
ダウン表示も間違いないところ。
条件面では2年契約、今季年俸に
上積みを用意するであろう巨人
3年契約で総額5億円を用意、
背番号も愛着のある「47」を準備する阪神など、
他球団との隔たりは、
間違いなく予想されるところでしょう。

「歴史を作れる投手」といった巨人
左の先発投手が不足している阪神、オリックス
投手ならいくらいてもいいという楽天
ここ2年間、不振が続いているとはいえ、
環境が変われば、実績がある投手なだけに
通用するという高評価をされているのがうかがえます。
野口がチャンスや登板機会を求めるなら、
残留するよりも、動いたほうがいいかもしれません。

一部では残留の意志がないことは確実といわれ、
「同一リーグで見返したいという思いは強い」とのこと。
自分としては、ドラゴンズ残留してほしいですが、
この2年間の処遇を考えると、どう本人が選択するのか?
まずは野口判断を見守りたいです。

人一倍こだわりが強く、一途な性格、
野球に対し、真摯な姿勢を保つ野口の心中はいかに?
9日から始まる熱い争奪戦に注目していこうと思います。


フロムチャタンの話題。(31日)

◇ 中日・紅白戦
(31日・北谷公園野球場)
  007 001 20  = 10
 白 001 100 00  = 2
[紅投] 遠藤、川井進、石川、長峰-小山
[白投] 落合英二、久本、川岸、小林-前田
[本] 柳沢 (紅)

【主な選手の成績】
<紅組>
1番・センター  英智 5打数1安打
2番・ショート・ 鎌田 4打数2安打2打点
4番・サード   森野 4打数1安打1打点
5番・捕手    小山 5打数2安打1打点
6番・DH     柳沢 4打数1安打3打点

<白組>
1番・ショート  森岡  4打数1安打
3番・センター 中村一生 5打数2安打1打点
4番・一塁   高橋光信 4打数1安打
6番・レフト   櫻井  4打数1安打1打点

<紅組>
先発・  遠藤  2回3安打無失点
2番手・  川井進 2回4安打2失点

<白組>
先発・ 落合英二 2回無安打無失点
2番手・  久本  2回6安打7失点
4番手・  小林  2回3安打2失点

★特別ルールで8回打ち切り

◇柳沢裕一
<3回一死、久本からレフトへ3ラン>
「打った瞬間に入ったと思いました。
完ぺきな手応えの当たり。
ストレートを待って、来た球がスライダー。
それでも体が自然に反応した。
打撃は自分の課題の1つ。
どんどんアピールしていきたい。
きつい言い方になるかもしれないけど、
自分より年齢が下の選手のことは
まったく気にしていない。
(若手に) 追いつかれる心配よりも、
上にいる谷繁さんにいかに追いつくかを考えています。
選手でいる以上はレギュラーを取りたい。
年齢は関係ありません。
谷繁さんのすごいところは、
捕球してから送球までの速さ。それと勝負強い打撃。
でも負けを認めるつもりはありません。
いつかは追い越せると思ってやってます。」
(トーチュウ『来季こそ!!』より)

◇堂上剛裕
<紅組3番・ファーストで出場、
3回久本から右中間を深々と破るタイムリー三塁打>
「いい感触で打てた。
でもまだアピールが足りない。」

◇長峰昌司
<紅組4番手で登板、
2イニング無安打無失点3三振の好投>
「9月くらいから、リズムがよくなって、
ボールが指にかかる感覚がよくなってきた。
今日もうまく投げられました。
(チェンジアップは)教育リーグで投げて、
通用するかなと思いました。
僕は、直球と変化球の
コンビネーションで勝負するタイプ。
直球は見せ球、くらいに思っているので。
この秋は、変化球の精度アップをしっかり図りたい。」

◇川岸強
<白組3番手で登板、
セットで制止を怠り、反則投球を宣告される>
「腕でリズムを取りながら投げようと
思っているので、(制止を) 忘れた。」


長峰が良かったようです。
約2週間前から本格的に投げ始めた
チェンジアップなど変化球の精度が
上がったり、これまでは130キロ台が
ほとんどだったストレートが
この日は最速142キロを計測するなど
成長が見られたようです。

久本が6安打7失点ですか、
3回に柳沢の3ランを始め、つるべ打ちを
喰らったような感じです。

その柳沢ですが、実質今季初めてとなる
ホームランは完璧な当たりだったようです。
谷繁FA残留がほぼ決まりのようですが、
「ポスト谷繁」の育成は、今後の課題となります。
前田、小山が連日、紅白戦でマスクをかぶっていますが、
まだまだ柳沢の存在も忘れてはいけません。
来春のキャンプでは、谷繁以外の捕手は
横一線で競われるそう。
課題の打撃をUPさせて、来季も第二捕手の座を
死守してもらいたいです。


ナゴヤからのひとこと。(31日)

◇谷繁元信
<球団事務所にFA手続きに必要な書類が到着、
本人はキャンプ合流のため、31日、沖縄入り>
「キャンプではピッチャーとじっくり話し合うつもり。」

◇山井大介
<沖縄キャンプに合流することに、
1日に沖縄入りし、2日から練習に合流>
「これからです。頑張らないと。」

◇山本昌
<大西(巨人)と土谷(楽天?)相手に約20分ノックの嵐>
「2人への惜別ノックだよ。」

山井が沖縄入りするんですね。
このままナゴヤにいるのかと思っていました。
遅れを取り戻すためにも、
沖縄ではハッスルしてほしいです。
昌さんのノックは右へ左へと激しい「挨拶」
受けた大西も「ありがとうございました」と
笑顔だったようです。

「ナゴヤドーム ご来場者ファンサービス」
アンケートのお願い

ドラゴンズの公式ホームページで
ナゴヤドームでのファンサービスのアンケート
行っています。興味のある方はへアクセスして下さい。

2005年10月31日 (月)

サードへの道? 森野にオレ流ノックの洗礼!

森野、三塁に立つ!
オレ流+高代ノック計2時間

中日キャンプの名物にもなった
オレ流ノックが30日、今キャンプで初めて行われた。
紅白戦が早朝の雨のために中止となり、
メイン球場での個人ノックに
指名されたのは森野将彦内野手
落合博満監督からたっぷり1時間以上ノックを受けた。
荒木、井端の二遊間コンビを
セ・リーグナンバーワンに鍛え上げたノックで、
森野が来季のレギュラー取りを目指す。
(中スポ)

◇森野将彦
<落合監督&高代コーチの
“ダブルノック”を2時間10分受けて>
「まだ、まだってことですね。
あー、きつかった。
ヒザは? 無理というより無理やりです。
レギュラーを獲りたい。
獲れなければ、2軍に落ちるくらいの
覚悟でいますから。」

初の日曜日となった沖縄キャンプは、
雨模様のため、紅白戦が中止に。
その影響で練習時間が短縮されましたが、
その中でも全選手が厳しく自己鍛錬する姿勢は
失われることがなかったそうです。

この日のメインは、
午後サブグラウンドで行われた特守
森野森岡が行ったそうですが、
なかでも森野が、落合監督直々の
『オレ流ノック』を受けたようです。

フェニックス・リーグで自打球を当てた
右ひざはまだ完治していないながらも、
この日から通常のメニューに。
そんななかで行われた鬼ノック
監督高代コーチから合計2時間以上、
たっぷりノックを受け続けました。

食らいつけ、森野!1球1球、ボールだけでなく、
監督、コーチからの
厳しいゲキも飛ぶノック。
身も心もクタクタ
なりながらも受け続け、
最後は、100本続けてエラーが無ければ、
あがれたはずなのに、無情にも97本目
抜けていってしまいアウト!
さすがにグラウンドで伸びてしまった森野
ラグビーさながらに、頭からをぶっかけられ、
地獄は、さらに続きます。

やり直しになってしまい、
次は20本ノーミスのノックを選択した森野
それでも今度は19本目がイレギュラーして、
グラブから球がこぼれてしまったようです。
それでも何とかやり通した森野は、
ほとんどドブネズミ状態!?
しかし、やり終えた充実感はあったようです。

今季は常時1軍にいて、118試合に出場。
立浪の代わりにサードを守る機会も多かった森野
打撃に関しては、高い評価を得ていますので、
あとは守備を確実なモノにして、
ミスタードラゴンズ・立浪を脅かす存在に
なってくれることを首脳陣も期待しているようです。

井端・荒木「日本一の二遊間」を作り上げたと
言われている『地獄のオレ流ノック』
森野もこの洗礼でもう1段階上がってほしいと思います。


フロムチャタンの話題。(30日)

審判側に反則投球見直しの動きも
中日紅白戦での混乱を報告

◆渡田審判部主任
<イリーガルピッチ問題について>
「(井野セ審判部長に) これではプロとして
野球が成り立たなくなるということを報告しました。
ただ、われわれとしてはルール通りに
審判をしていこうということしか
聞いていませんから、そうしていくしかない。
これ以上のことは自分たちでは言えません。」

「昨日の紅白戦ではイリーガルピッチが6回でしょ。
見直す点があるんじゃないかと、
きのうのうちに電話で審判部長に伝えました。
11月10日頃にも部長が沖縄に入る予定です。
昨日はルールブック通りのことを厳密に適用した。
しかし、われわれも議論する余地があると思う。
お互いに意見を聞いて進めていくことが大事。
そうしないとプロの野球が成り立たない。
(落合) 監督もシラケると言われてました。
われわれも腹の内を話したいけれど、
立場的には言えない。もう少し、待ってください。」

◇落合英二
<2段モーションからのフォーム改造組
審判からのお墨付きに、ホッとした表情>
「お手本ですと、審判からほめられました。
まあ、自分としては振りかぶった時に
ボールの握りに集中できなくて少し気になるけど、
よかったんじゃないですか。」

◇岡本真也
<投球時の足の動きに苦しむ>
「きのうはOKだったはずが、
今日は『微妙』という反応をされた。
自分としては同じように投げてるつもりなのに。」

◇岩瀬仁紀
「個性が完全になくなる。
子供たちは野球をやりたくなくなるんじゃないかな。」

◇佐藤2軍監督
「みんながセットポジションで
投げろということになる。
『巨人の星』の星飛雄馬みたいにはなれないな。」

◇森繁コーチ
<29日は激怒していたが、この日は態度を軟化>
「審判もかわいそうだ。
もっと上の者が来て見てやるべき。」

◇落合監督
<渡田審判の『見直す点がある』という言葉に対し>
「まだわからないから何も言えない。
それだけ大事なこと。
それだけ重大な問題だということだ。」


昨日、ドラゴンズ投手陣を始め、
大きな波紋を巻き起こした
「2段モーション」を中心とする
イリーガルピッチ(反則投球)問題は、
思わぬ方向へ転じたようです。

なんと審判側の方が、
前日のかたくなな態度からは一変、
反則投球の「解釈」について、
考え直す動きが出てきました。

ドラゴンズのキャンプを訪れた
渡田審判は上のようにコメントし、
井野審判部長も11月上旬に
北谷球場を訪れることが決まったようです。

おそらく解釈の焦点となるのは、
『投球開始から投げ終わるまで
制止してはならない』
という点。

ワインドアップで振りかぶる際に、
腕をどの程度静止させるかということでしょう。
厳密にやっていくのか、規制緩和になるのかは、
この時点では、まだ分かりませんが、
日本プロ球界を混乱に巻き込みかねないこの問題
事態の収拾に向けて、審判側も動くようです。

ところで、修正に成功しそうな落合英二は、
何とかなりそうでよかったのですが、
岡本の方は、かなり深刻そう。
練習後も首をひねり続けていたようです。


◇井端弘和
<秋季キャンプを事実上の『休養期間』に>
「とにかく疲れを取らないと。
オフだけでは足らないから。
振り込み? やりません。
守備? やりません。
まだ鍛える時期は来るかもしれないけど、
今はシーズンを乗り切るだけの
体力維持を図りたい。
とにかく開幕に合わせて調整していく。」

◇小林正人
<今季終盤からスリークオーターから
サイドスローに転向。フォームがなじんできた>
「だいぶ腕の位置が下がってきた。
これからは重心を落とすことで、
腕の位置を下げていきたい。
(サイドスローに転向して)
以前と同じように投げたスライダーを、
左打者が打ちにくそうにしていた。
これはいけるんじゃないかと。
今後は、左打者へのワンポイントで起用されると思う。
それから右打者でも左打者でも関係なく、
1イニング、長いイニングと、投げられるようにしたい。」
(トーチュウ『来季こそ!!』より)

◇山井大介
<ナゴヤ球場でフリー打撃に登板。
大西(巨人)らを相手に約80球。
約2ヶ月ぶりに打者との対戦を果たす>
「まともだったのは、50球ぐらい。
あとは全部、ボールがばらつきました。
これから段階を上げていければ。」

初日から参加している割に、
存在が地味だった井端選手会長
このキャンプは主に休養に当てるようです。
この日も屋内練習場でのフリー打撃や
日課の2キロ走で終了。
ただ室内練習場では、英智
打撃のアドバイスを与えていたようです。

「体を鍛える時期は30歳を迎えるまで」と井端
後押しとなっているのは、
「オンとオフをはっきりさせて休養を取る」という
川相兼任コーチの考えだそうです。
秋を自己流調整で過ごしていますが、
来春になったら、一気に弾けて、
練習をしまくりそうな気がします。

1軍初登板では、まさかの危険球退場
思わぬカタチのデビューとなった小林
実は、9月下旬に、森繁コーチから
サイドスロー転向の打診を受けていました。
この秋のキャンプでもさらにフォームを
なじませていく模様。
この日も森繁コーチが見守るなか、
ブルペンで投げ込んでいたようです。
トーチュウ『来季こそ!!』によると、
まもなく貴重な参考資料となる、
元西武の左サイドスロー・永射保氏の映像が届くそう。
腰の動き、重心の落とし方などを
小林は、参考にするそうです。
「左殺しのワンポイント」として、
来季は、頭角を現してもらいたいですね。


PS 今日のその他。
中日の野口がFA宣言 
99年にMVPの左腕

◇野口茂樹
<ついにFA宣言。この日午前、ナゴヤ球場で
中日関係者に、FA権行使に必要な書類を提出>
「(書類は) 提出しました。あとは待つだけです。」

野口がついにFA宣言しましたね。
右手首の骨折も今週中にはギプスが取れるほど回復、
近日中にはブルペン入りする予定。
巨人、阪神などへ移籍の可能性が
高いことを示唆したようです。
交渉は11月9日に解禁となるとのこと。
果たしてドラゴンズは、交渉をするのでしょうか?

2005年10月30日 (日)

川相「兼任コーチ」就任と紅白戦はじまる。

川相“職人技担当”
秋季キャンプから兼任コーチ就任

中日・川相昌弘内野手が今キャンプから
コーチ兼任選手となることが29日、分かった。
この日、沖縄・北谷の秋季キャンプに合流した
川相はコーチ陣、選手、スタッフらにあいさつ。
コーチとして一歩踏み込んだ立場で、
バントや守備などの“職人芸”竜戦士に注入する。
(中スポ)

◇川相昌弘
<今キャンプからコーチ兼任選手に>
「今年からコーチ兼任ということなので
『バントとかバスターとかどんどん聞いて、
僕を使ってください』と(投手陣に)言いました。
このキャンプからそういう(コーチの)役割もする。
(監督は) あくまで選手をやりながら、
アドバイスを含めて教えてやってくれ、とのことだった。
(指導を)やりやすい環境を与えられたと思う。
その方が選手も他のコーチとかに気兼ねして
聞いてきたりしなくて済むしね。
役割が大きく変わることはないが、
周りの選手の意識が変わるでしょうね。」

◇井手編成担当
<川相の肩書について>
「来季も(これまでと)同じように教える上で、
コーチという肩書があった方が
教えやすい、と判断した。」

川相先生、お願いします!この日から秋季キャンプ
合流した川相昌弘
一部報道で出ていましたが、
正式にこのキャンプから、
コーチ兼任選手として、プレーすることになりました。
巨人からのコーチ就任を蹴って、
テスト入団ドラゴンズに入って2年。
選手の立場から、若手らに経験を伝えてきましたが、
この日、41歳のベテランが自らの口から、
コーチを兼務することを公にしました。
まだ肩書は、未定ですが、
「コーチ」として一歩踏み込んだ立場で、
バントや守備などの『職人芸』を教えていくそうです。
ぜひ「川相2世」を作り出してほしい。
もちろん現役としても、名人芸を期待しています。


フロムチャタンの話題 (29日)

◇ 中日・紅白戦
(29日・北谷公園野球場)
  000 000 020 = 2
 白 000 001 050 = 6
[紅投] 中田、石井、鈴木-小山、イ(LG)
[白投] 朝倉、高橋聡文、佐藤-前田、清水
[本] 前田、高橋光信(以上白)

【主な選手の成績】
<紅組>
1番・センター 英智 5打数無安打
4番・サード  森野 3打数2安打2打点
<白組>
2番・サード  中川 6打数4安打1打点
4番・DH  高橋光信 5打数2安打2打点
7番・捕・DH  前田 4打数2安打1打点

<紅組>
先発・   中田 3回3安打無失点
2番手・   石井 3回2安打1失点
3番手・   鈴木 3回5安打5失点

<白組>
先発・   朝倉 3回無安打無失点
2番手・ 高橋聡文 3回1安打無失点
3番手・   佐藤 3回4安打2失点

★特別ルール(守備のみ)
<紅組>セカンド・荒木、レフト・井上
<白組>セカンド・井端、ライト・福留

◇高橋光信
<8回、鈴木から豪快な2ラン>
「いい感じで振れました。
完璧な打ち方。うれしいです。」

◇中川裕貴
<8回、鈴木からレフト線を破る勝ち越し二塁打。
紅白戦初戦で6打数4安打と大暴れ>
「シーズン終盤から調子はよかったけど、
今日は新しい打撃フォームがはまりました。
二塁打? うまく打てましたね。
結果は出たけど、まだ課題が多いです。
練習してもっとアピールしていきたい。」

◇鈴木義広
<紅組3番手、8回に3安打を浴びて5失点
失策や野選が絡むも、流れを止められず>
「内角のボールが、打者の手の届く
真ん中当たりに入ってしまった。」

◇佐藤充
<7回から3イニング、8回に2安打1死球で2失点>
「秋の第1のテーマは、
ひじを上げて投げること。
今日はひじのことをかなり意識して、
7、9回はよかったけど、
バタバタ崩れることがありましたね。
今年は戦力になったとはいえないけど、
阪神戦のような試合を身をもって体験したから、
教育リーグで失投したのに打者を抑えたとき、
『この球は1軍なら打たれてしまう』と
考えながら投げられた。物差しが出来たんですね。」
(トーチュウ『今度こそ!!』より)


このキャンプ初めての紅白戦が行われました。
紅組・中田、白組・朝倉の先発で行われた一戦。
人数の関係もあって、井端、福留、荒木らも
守備のみの参加となりました。

一番の話題となったのは、
例の「イリーガルピッチ」ですが、
この前の記事で触れましたので、なしとして、
このところ好調の高橋光信がレフトに大きな一発を。
2年目の中川が、中田、石井、鈴木から
それぞれヒットを放ち、4安打と暴れました。

投げる方では、佐藤充が3回を2失点でした。
この日も紅白戦のあと、
罰ノックを受け、3000メートルを走っても、
日課である手首、ひじの使い方のチェックのための
防球ネットへの投げ込みは行ったそうです。

沖縄に入ってから、すり足投法から
左足を高く引き揚げる
オーソドックスなフォームに変えた佐藤
フォーム、ひじの使い方を安定させたあと、
第3クールから変化球の精度アップに
取り組むとのこと。
終盤戦でようやく出てきた期待の投手
ひじの具合もあるでしょうが、
来季はフルで頑張ってほしいですね。

なお中里が、腰の張りのため別メニューに。
名古屋へは帰らず、3日ほど様子を見るそうです。
スポニチ大阪には、右肩とありましたが、
少々心配ですね。無理は禁物ですよ。


PS 今日のその他。
山本昌はノーワインドアップ挑戦 

◇山本昌
<ベテランが一大決心、プロ入り後初めて、
ノーワインドアップの投球フォームに変更>
「今のフォームは2段じゃないと思うけど、
頭の上で一回、止まるような動きが、
反則投球と取られるかもしれないから。
違和感はあるけど、春までに
自分の中でスムーズにできるようにしたいね。」

「2段モーションなど
投球フォームに対する規制が
厳しくなる来年、ボクのフォームでも
違反を取られるのではないかという話が
風のうわさで聞こえてきました。
まだ確認したわけではないのですが、
もしそれはダメと言われた時に困らないよう、
キャッチボールなどの中で
準備だけはしておくつもりです。」

自らのホームページのエッセイ
こう綴ってた昌さん
プロ入り後初めて、
ノーワインドアップの投球フォームに
変更するのだそうです。
上のように昌さんは、言っていますが、
審判団の規制は厳しいようですよ。
まずはナゴヤで見てもらうのがいいかも?
ただ40にして、新たなるチャレンジ
その心意気や立派です!
昌さん、頑張ってください!


野口が31日にFA宣言へ 
阪神、巨人が獲得に興味

◇野口茂樹
<31日、ついにFA権を行使。球団関係者に>
「31日に(FA手続きの) 書類を渡します。」
<報道陣には、はぐらかす>
「今日は(宣言)しません。明日は(競馬の)天皇賞。」

おなじみとなった野口ネタ。
いよいよ明日31日に書類を提出するそうです。
意志表明も見られるようですね。
明日出されるだろう野口のコメントに注目です。

大混乱、続・イリーガルピッチって何だ?

パニック竜投 野球ができないよ~
反則投球、1試合で7度…現場大混乱

来季からの投手の反則投球取り締まり強化
影響で現場が大混乱に陥った。
29日、沖縄・北谷球場で行われた中日の紅白戦で、
7度の反則投球が審判から宣告された。
ブルペンでも岩瀬仁紀投手らのモーションに
NGが出て「これでは野球にならない」
現場では不満の声が爆発した。(中スポ)

◇中田賢一
<3回を投げ、イリーガルピッチを5度、
ボークを1度取られ>
「(反則投球を) 取られましたね。
ただ監督からは『反則投球をあまり意識せずに、
普段通りの投球をしてこい』と言われてましたから。
2回からグラブを動かすように修正はしたんですけど。
来季までに十分、修正はできる。」

◇川上憲伸
<『2段モーションリスト』には入っていないが、
頭の上でグラブを停止させた動作を
「反則投球」と指摘され>
「今のところは様子を見ている段階なので、
まだ分からない。」

◇岡本真也
「すごく厳しいね。
足の上げ方が少しでもスムーズじゃないと
(反則投球として) 取られる。
自分としてはスムーズに投げてるのにね。」

◇岩瀬仁紀
<一昨年のアテネ五輪に日本代表として参加し、
国際規格に照らし合わせても全く問題なしと
判断されているにもかかわらず、ダメ出しをされ>
「このルールでやっていたら野球にならない。
あんなことしてたら、野球が進まなくなる。
ブルペンでも(審判から)言われました。
子供の時からずっとこれでやってリズムをとってきた。
足は大丈夫だけど、練習でできないことが
本番(試合)でやれるはずがない。
審判に抗議をしても仕方がないのなら、
(選手会として)しかるべき抗議を
しなければいけなくなるかも知れない。
ことを荒立てるつもりはないけどね。」

◇福留孝介
<打者の立場から異議を唱える>
「打者の立場から言っても、
(わずかな動作の静止に関しては)
反則投球と取るべきではないと思う。
確かに(明らかにタイミングが外される)
2段モーションはルール上おかしい。
でも停止は打者に何の影響もないもの。
それよりその度に(反則投球を)取られたら、
それだけでリズムが狂う。
それで投手がみんなセットポジションに
なっちゃったら、野球が面白くなくなる。
マイナスにしかならないでしょ。」

◇森繁コーチ
<困惑と怒りで苦り切った表情で吐き捨てる>
「投手コーチの立場から言わせてもらうならば、
“これじゃ野球になりません”だな。
このままいったら投手陣はみんな気持ちよく打たれる。
投球時に余計なことを
考えなきゃいけなくなるんだから。」

◇落合監督
<ブルペンに入った審判に対し、
『反則投球』の解釈を確認して>
「この件に関してはコメントのしようがない。
もう少し待ってほしい。
自分の中で完全に理解できていないんだから、
感想の言いようがないよ。
1つだけ言えることは、影響は
投手にだけではなく打者にも相当にあるよ。」

◆渡田審判
「10月に規則委員の方から、
日本野球の底辺のために
正しい投げ方をしましょうと通達があった。
規則通り、一連の動作でないと駄目です。
投球動作に入ったら、動作を止めることなく
(投球を)終えるという野球規則を
厳密に解釈していこうということ。
1試合を通して同じ反則を取るのは難しい。
停止時間が何秒とかじゃなく見た目での判断となる。
現段階ではルールにしたがったフォームで投げてもらう。
僕らも言葉で説明するのは難しい。
判定は10人中7人が反則と判断したならそうなると思う。」


一瞬、止まっただけなのに...。ドラゴンズの紅白戦の1回表、
マウンドには、紅組先発の
中田賢一
第1球を先頭打者の
森岡に対して投げようと
胸の位置までグラブを上げ、左足を引いた時、

「イリーガルピッチ(反則投球)」

佐々木一塁塁審反則投球の宣告。
中田は、次の中川への初球と4球目と初回だけで3度。
続く2回にも櫻井に対して、
さらに3回、再び打席に立った中川へ。
合計5度の「反則投球」を告げられてしまいました。

すべてプレートから左足を引いた時、
中田の場合、ほんの一瞬だけ
胸の位置にあるグラブの動きが止まるのですが、
これが反則とみなされたのだそうです。
結局、この日の試合で出た「反則投球」は、
高橋聡文の1度も含めて7回に及びました。

フェニックス・リーグの時と同じように
投球をした中田に対し、5度の宣告。
いかに取り締まりが厳しいかわかります。

「2段モーションのことは聞いてるけど、
反則投球は聞いてないよ。
こっち(宮崎)に来てる若い投手は
早めに(反則が)分かるけど
(名古屋に) 残っている1軍クラスの投手が心配だ。
みんな引っかかっちゃうよ。」
と言っていた
森繁コーチ危惧
ブルペンで現実のものとなります。


ブルペンでも岡本、岩瀬が

どこまでが2段なんだ?キャンプを訪れた
セ・リーグの審判団から、
川上憲伸、岩瀬、岡本
反則投球
指摘されました。
予想以上の厳格ぶりに
あの冷静な岩瀬が珍しく怒ったくらいです。

フェニックス・リーグで前回、
中田が登板した時にも触れましたが、

公認野球規則八・〇一にある
(a)のワインドアップポジション、
(b)のセットポジションの両方で

「打者への投球に関連する動作を起こしたならば、
途中で止めたり、変更したりしないで、
その動作を完了しなければならない」
と記され、

この項目に対する注釈
「”中途で止めたり、変更したり”とは、
投手が投球動作中に、故意に一時停止したり、
投球動作をスムーズに行わずに、
ことさらに段階をつけるモーションをしたり、
手足をぶらぶらさせて投球することである。」

この注釈を厳しく取ることが、
今回の大混乱の原因となっています。
適用されるのはモーションの際の
「足」を停止させる「2段部分」だと
認識していたドラゴンズ側にとって、
投球動作に入った時に「手」の動きを止めて
指摘される投手が続々出てきてしまったのです。
岩瀬を始め、ブラックリストに載っていない
川上、中田も同様の指摘を受けてしまいました。
さらにこの日投げた石井や、山本昌
宣告を受ける可能性があるそうです。

衝撃を受けたのは、
ドラゴンズ投手陣だけではありません。
他球団の投手も同様に衝撃を受けているようです。
以下は他球団の監督、選手のコメントです。


◆上原浩治 (巨人)
「自分の場合、キャッチャーのサインを見て
左足を下げ、一呼吸あけてから投げるんやけど、
それが2段モーションになるんやって?
いったいどないなっとんねん!
振りかぶってワンエンドアップで投げるピッチャーも、
グラブを上げて一呼吸あけたらダメなんやって?
それじゃ、ほとんどのピッチャーが
今のフォームでは投げられなくなってしまう。」
(上原浩治オフィシャルサイト『+ kouji19.net +』より)

「(投球フォームは) アウト? どうだろうね。
まだ何も聞いとらんからね。
審判が口ごもった? どうだろうね。
明日か明後日、一度聞いてみますよ。」

◆原監督 (巨人)
「紙の上では理解している。
あとは実戦でどう体感するか。
何かあったら試合を止めて構いませんから、
と審判には言ってある。」

◆斉藤和巳 (ソフトバンク)
「2段モーションのことで頭がいっぱい。
ワインドアップにこだわりがあるけど、
最悪の場合はセットもやらないと…。」

◆三瀬幸司 (ソフトバンク)
「投げる場面は走者を背負っていることが多いし、
セットにすることにした。」

◆王監督(ソフトバンク)
「いろいろと悩んでいる投手もいるみたいだけど、
駄目だったらセットで投げればいい。
スピードが落ちるのなら制球でカバーする。
どんなモーションの投手でも
クイックやセットはできるんだからね。」

◆松坂大輔 (西武)
「僕のフォームが2段モーションって
言われるのは納得できないですね。
もし、本当にボークになるなら、
ボークをとられても(フォームを)変えないつもりで
やっていかないといけないでしょう。
それで打者が困ることはないだろうし、
あえて(フォームを)変えずに
訴えて行くことが必要では。」

◆伊東監督 (西武)
「8、9割の投手がダメだろう。
足を上げる前の動作は、打者にとっても関係ない。
もう少し融通を利かせて決めないと、
試合にならなくなる。
秋季キャンプで確認するし、
監督会議でも話し合わないといけないね。」

◆藤川球児 (阪神)
「問題はないです。
球威とかも変わらないと思いますよ。」

◆久保コーチ (阪神)
「初動から終わりまで一連にしないといけない。
他球団もやっているし、ウチも早く手を打つ。」

◆黒田宏樹 (広島)
「それならみんなセットポジションからの
投球になってしまう。
子供たちが投手に魅力を感じなくなるのでは…。」

◆三浦大輔 (横浜)
「報道でしか知らされていないので、
線引きをしっかり聞いてから考える。
(セットポジションで通すことも視野に)
今でも投球の半分以上はそうなんだから。」

◆牛島監督 (横浜)
「投球フォームに個性がなくなったら、
少年ファンは悲しむだろうな。」


タメを作るために足を上下させる藤川三浦大輔
投球動作に入る前、足を引いた時に体が止まる黒田
グラブを頭上で止め、下半身を微妙に前後させる松坂
そして、左足を下げ、一呼吸あけてから投げる上原
ほとんどの選手が引っかかるようです。

ルールである以上、審判団の説明を聞いたうえで、
もちろん守っていかなくてはいけない。
秋季練習では、フォーム矯正が盛んに行われるでしょう。
しかし、長年積み重ねて作り上げた投球動作を
そう簡単に直せるとは考えにくいですし、
2段モーションを意識しすぎて、
フォーム自体を崩しかねないという恐れもありそう。
そうといって、全てセットポジションでと
言う訳にもいかないですし、
混乱は、しばらく続きそうです。 

国際化の一環とはいえど、
現状では「ベースボール」「野球」は違うもの。
使っているボールもストライクゾーンも違う。
今回の「2段モーション」だけでなく。
その辺の統一も必要なのでは。
国際試合も行われることが多くなりそうな
これからは、そのような話し合いも大事だと思います。

ちょっと話がズレてしまいましたが、
このイリーガルピッチ問題。
かなり難しい問題になりそうな感じです。
今回のようにいくら規制だからといって、
一気に明らかなクロだけでなく、
グレーまで直すことになると、
かなり抗議の声も上がってきそうですしね。

「2段モーション」だけでなく、
細かいの動きまで取るとなると、
ベースコーチャーが揚げ足を取るように
アピールしたりするなど、試合が
スムーズに進まなくなる恐れも出てくるのでは。

来季まであと5ヶ月
その辺を全て含めたしっかりとした
「基準」を作らないとさらなる混乱をも起こし得ません。
どこまで厳格にルールを適用していくのかなど、
今後の動向に注目したいと思います。

2005年10月29日 (土)

谷繁残留決定、森章剛は日ハムへ。

谷繁、日本初の年俸変動制
FA残留 3年契約
 

中日・谷繁元信捕手が、
フリーエージェント(FA)権を行使した上で
来季以降もチームに残留することが
28日までに決まった。
竜の看板捕手の契約条件は日本球界では初の
「年俸変動制」の3年契約ということが同日、判明。
谷繁自身3度目となるFA宣言の書類を
この日、球団事務所に郵送。
既に大筋で合意している新契約は、
複数年でありながら金額は1年ごとに
見直す画期的なシステムだ。(中スポ)

◇谷繁元信 
<97、01年に続く3度目のFA宣言が完了>
「4度目っていうのは誰もいないんでしょ? 
4年後を励みにするためには、
今回も権利を使わないとってことです。
まあ、一瞬だけフリーになりますよ。」
<31日に沖縄に飛び、11月2日の
第2クールから、秋季キャンプに合流>
「とにかく来年こそ日本一になりたいんです。
そのために何ができるか…。
ピッチャーとじっくり話し合ってきます。」

◇西川球団社長
<谷繁の契約システムについて>
「複数年は結構だが、金額は見直せるように。
(担当者には) そう言ってあります。
彼は球団のことも十分に理解してくれている。
最終合意はまだですが、いい方向で
話し合いが進んでいると報告を受けています。
(年俸変動制は) 球団だけでなく、
選手にとっても励みになるのではないか。」

◇秦コーチ
<ポスト谷繁について>
「現時点で谷繁と、2番手以下の捕手との
実力差は相当な開きがある。
2番手として成長してほしいと思うのは
やはり若い前田と小山の2人。
実績のある清水や柳沢を追い越すくらいの
勢いを見せてほしい。
捕手を育成するのは非情に難しい問題。
この秋と春は谷繁を除く
5人(小川も含め)を横一線で競わせる。
基本的に1軍枠は2人になると思う。」


ストーブリーグで毎年話題になるのは、
フリーエージェント(FA)選手の動向。
ドラゴンズでも、谷繁、野口、井上、立浪
何人か権利を持っている選手がいますが、
そのなかで、ドラゴンズの扇の要である、
谷繁の動向が決まりました。

もちろん、宣言して残留は既定路線。
球団との間に新たに3年契約を結ぶことで
合意に達していたのですが、
その内容は日本初の「年俸変動制」となりました。

トーチュウによると、一般的な複数年契約は
「〇年総額〇億円」という形ですが、
今回の谷繁の契約では、決めるのは
年数と来季の年俸だけで、07年からの金額は
通常通りの交渉で決定するそうです。

来季35歳でシーズンを迎える
谷繁「年数」という身分の保障を、
球団側は、活躍しないのに
高額な年俸を払いすぎるという「リスク」
回避できるという両者の思惑が
見事に一致した契約なのだそうです。

今季の赤字が10億とも言われるドラゴンズ
球団としては、ムダな金は払いたくない。
やったら上がる、ダメなら下がる。
その方がやはりムダはないのでは思いますね。
このシステムですべてのFA選手が
納得するとは思いませんが、
谷繁においては、納得がいったことなのでしょう。

来季はV奪回を狙うドラゴンズにおいて、
谷繁流出はどうしても避けたいところ。
とりあえずは良かったと思います。
ただ、「ポスト谷繁」もこの3年間で
しっかり作ることも大事だと思いますよ。
来季も「ドラゴンズの谷繁」として、
しっかり投手陣を引っ張ってもらいたいです。


フロムチャタンの話題 (28日)

英智「必死です」
左翼獲りへ、打力不足克服
 

◇英智
<29歳の“特別強化指定選手”
若手野手と一緒になって泥まみれ> 
「もう体がぱんぱんに張ってます。
疲れたなんてもんじゃないです。
でも、ここでやるしかないから。必死です。」
<打撃改造が順調に進んでいる>
「自分でもいい感じで振れてると思います。」

◇落合監督
<英智の才能を高く評価>
「英智がもう少し打てるようになれば、
すごい外野手になれる。
この秋と春でとにかくあいつには
バットを振り込ませたい。」

◇長嶋コーチ
<英智について>
「このキャンプですごくよくなってる。
あいつの悪い癖は、打つ時に
上体が前に突っ込んでしまうんだ。
それがこのキャンプでは
右足にうまく重心を残して打ててる。
こういう打撃を続けてほしい。」

◇チェン・ウェイン
<台湾に一時帰国していたが、この日の練習から合流。
合流初日からいきなり5000メートル走のメニューに>
「ヤバイッす」
<すでに台湾国立体育学院を退学し、
早ければ11月21日から12日間の兵役に就くことに>
「何をするかは知りませんが、頑張ってきます。」

◇佐藤充
<29日、キャンプ初の紅白戦で登板予定。
この日はロッテ・渡辺俊介ばりの
アンダースローで練習するシーンも>
「明日は、ひじの使い方に注意して投げたい。
もちろん、上(オーバースロー)から投げますよ。」

来季は打ってくれよ!英智がかなり
体をいじめているようですね。
「特別強化指定選手」なのだそうです。
とにかく今季の英智といえば、
一番目に付いたのが、打率
81試合で、52打数4安打の「.077」
1割にも満たないこの貧打、それに尽きますね。

12球団でも屈指の強肩、俊足
そして打球に対する瞬時の判断力
「あの野性的な運動能力にはかなわない」
福留さえもうらやむ身体能力を持ちながら、
レギュラーを掴めないのは、打てないから。
故障して、昨秋のキャンプは出来ませんでしたが、
今季は泥まみれになっているようです。
ただフェニックス・リーグでも
打率が3割を超えるなど、
打撃改造が順調に進んでいるよう。
このキャンプでは、1軍クラスの野手の中では
ナンバーワンの練習量を誇る英智
来季はせめて2割5分は打てるように
なってくれればと思います。


◇森繁コーチ
<この秋から始めたいくつかの
制球力アップトレーニングに>
「(若手には) いいボールと悪いボールに
(はっきりした)差がある選手がいる。
スナップがしっかりしていないから
じゃないかと思ったからだよ。」

◇高橋聡文
<実際に練習してみて>
「正確に投げるのは難しい。
自分もいいボールと悪いボールがあるので、
確認になる。」

◇久本祐一
<至近距離ノックを受けて>
「あのノックをすれば、本番でも受けられます。」
(トーチュウ『来季こそ!!』より)

 

・正座をしたまま、約5メートルの距離でキャッチボール。
・パイプいすに座ってのキャッチボールや壁投げ。
・捕手の防具をつけて至近距離からのノックを受ける。

このキャンプでは新しいトレーニング
投手陣で導入されているようです。
しかしもちろん、それぞれ意味のあるもので、
上の2つは、座った状態では、
上半身を使ってしか投げられない。
ひじや手首の使い方に注意を払うことが狙い。
ノックは、足下の速い打球を止められれば、
失点や進塁を防げる可能性が高まるとの狙い。
投手王国復権には、若手投手のレベルアップが必須。
来季にしっかり生かしてほしいです。


落合竜、審判団が来ず
2段投法チェック出来ず

◇森繁コーチ
<28日から秋季キャンプに
審判団が参加予定が、実は移動日だったことが判明>
「なんで移動日だけなんだよ。
選手生命がかかっているから
少しでも早く何が良くて、何が悪いか
理解しなきゃいけないのに。」

部屋まで取って、お待ちしていた審判団
連絡ミスで来ず、肩すかしを喰らったドラゴンズ
今日からの紅白戦で、落合監督VS審判団
熱い?バトルが見られるかもしれませんね。 


PS 今日のその他。
中日の今季赤字が10億円以上に…
補強プランに影響も

◇西川球団社長
<中日の今季赤字が10億円以上に>
「去年はストがなかったら
赤字にはならなかったけど、今年は苦しいね。
交流戦、人件費、いろんな要因がある。
まだ累積の黒字があるから経営に問題はない。」

大西 早くも巨人愛 (トーチュウ)

◆大西崇之 (巨人)
<ナゴヤ球場で練習、
新たな戦いの場となる巨人について>
「勝つためにやっている集団だと思います。
自分が今までやってきたことをやる。
それがチーム愛につながる。
秋季キャンプに行くつもりです。
今まで以上に気合を入れてやる。」


中日の森を金銭トレードで獲得
/手薄の外野陣強化へ

◇森章剛
<北海道日本ハムへ金銭トレード>
「最後のチャンスだと思います。
ボクにはそんな時間がないので。
1日1日が勝負だと思って頑張ります。」

トレード要員通告を受けていた森章剛
日ハム入りが正式に発表されました。
31日に来札(札幌入り)し契約を交わした後、
正式に入団発表するそうです。

8年目の今季、一度も1軍登録がなく、
トレード要員通告を受けていた
ウエスタン・リーグでは、52試合、
.316、10本塁打、32打点という成績。
スイッチヒッターで、パワフルな打撃を
評価してリストアップしていたそうです。
SHINJO、坪井、稲葉
世代交代が遅れている外野手が
補強ポイントとなっていた日ハムには、
うってつけかもしれません。
しかし、新しく1軍打撃コーチに
就任した淡口コーチ
「生え抜きの若手選手を育てたい。」とのこと。
その若手との競争になりますが、
北の大地で奮起してほしいと思います。
頑張れ、ショーゴー!

2005年10月28日 (金)

ありがとう、ガッツマン・大西崇之。

大西、巨人へ
金銭トレード

中日は27日、大西崇之外野手
巨人へ金銭トレードしたと発表した。
大西は今季、主に代打で49試合の出場にとどまり、
来季の構想から外れていたが、
手薄な右の代打要員守備要員として
巨人が獲得に名乗りを上げた。
近日中に宮崎秋季キャンプにも合流する予定で、
背番号は「00」に決定。(中スポ)

◆原監督 (巨人)
<大西について>
「彼は、ジャイアンツにはいないタイプの選手。
(プロの) 厳しさみたいなものを期待している。
本人もやる気があるみたいだしね。
(外野の) 3つともできる。」

◇井手編成担当取締役
「大西自身の希望として、
一番自分をほしがってくれている球団に
いきたいというものがあった。
巨人さんが最も熱心に
誘ってくれたということです。」

ありがとう、大西!ご存じのことと思いますが、
昨日、発表された
大西選手
巨人に金銭トレードの報。
本当に驚きました。
今朝の中スポWeb
その背景が出ていました。

今回の件では
複数球団からオファーがあり、
中日側大西本人球団にとって
もっとも条件の良かった巨人を選択したという感じ。
金銭で譲渡というのが、
少々納得いかない部分ですが、
交換要員などの問題で折り合わないからと、
ご破算になるよりはよかったのでは。

大西本人巨人を倒すことに
全力を傾けていたはずですから、
驚いたことと思います。
ただ新天地が見つかったことは、
とても喜ばしい事だと思います。
特に見返りではなく、請われていくのですから。

他球団のことはよくわかりませんが、
巨人自体が、変革期にあると思います。
清原、元木ら右の代打のベテランが抜け、
残っているのは、江藤くらい。
打率.246ながら、得点圏打率.467は魅力でしょう。
そして外野手も正直、手薄に感じるので
矢野、鈴木ら若手との競争に打ち勝てれば、
チャンスはあるのでは思っています。
持ち前の熱いパフォーマンス
十分に発揮してもらいたいですね。

ところで、ナイスガイ・大西は11年間、
応援してくれた中日ファンのため、
中スポ、トーチュウにお礼の手記を寄せてくれました。
Webには載らないようなので、以下全文をUPします。

◇大西崇之

今回の巨人入りは、
ぼく自身の中でも突然の話でした。
11年間お世話になった球団を去るわけですが、
ドラゴンズがあるから今の大西がある。
ファンの方にはどれだけ負けていても
最後まで声援を送ってもらい、
いっぱい勇気をもらいました。
大した成績を残していない選手ですが、
ファンに大きくしてもらった、
力以上のものを出させてもらったと
思っているんです。
違う球団、それも打倒するために
燃えてきた巨人に行くことは、
皆さんも驚くかもしれません。
ぼくもドラゴンズで選手生活を終えることが
理想だと思っていましたが、
「今、野球をやめると一生、後悔する」
そう思っていた時に、
いただいた誘いの言葉だったんです。
ある意味、ドラゴンズでやってきたことを
認められたからこそだと思っています。
ユニホームが替わっても、
今までやってきたことをグラウンドで見せるだけ。
そう受け止めています。
来季もナゴヤドームにやってきます。
応援してほしいとはおこがましくて言えません。
けど、1人の野球選手として、
大西崇之を見ていてもらえれば...。
これが中日ドラゴンズの大西として、
お別れの言葉です。ありがとうございました。

(トーチュウ『大西崇之”お別れ”手記』より)

正直、グッとくるものがありました。
黒とオレンジのYGマークの大西選手には、
始めは違和感があると思いますが、
ドラゴンズへの恩返しものぞむところです。
「今までやってきたこと」、さらにそれ以上の
スピリット巨人で見せることが大事。
「人生のすべてを賭けて」頑張ってほしいと思います。

ありがとう、大西崇之選手!


フロムチャタンの話題 (27日)

中日川上61球、早くも始動

◇川上憲伸
<ブルペン入りし、捕手を座らせ61球。
異例の秋季キャンプ参加での投球練習>
「きょうは肩のまわりが悪かったから投げてみました。
本当に投げただけという感じです。まだまだです。」

◇中川裕貴
<26日の早出練習で監督からの厳しい指示が>
「監督からは『斜めの動きが少ない』と
言われました。その話もノートにつけて、
キャンプが終わるころに読んだときに、
『この動きはできる』と
言えるようになって帰りたい。
機会があれば、監督のノックを受けてみたいです。」
(トーチュウ『来季こそ!!』より)

◇中里篤史
<プルペンで41球、まだばらつきはものの、
伸びのあるストレートは豪快>
「いい感じで投げられました。全力に近い。
でも、もう少し球を(ベースに)近いところで
投げられたら、もっと回転が良くなると思う。
練習は必死にします。
けど、全部が全部みんなと同じペース
じゃなくてもいいと思ってる。
とにかく慎重にステップアップしていきたい。」

◇柳沢裕一
<中里のボールを受けて>
「いい時の桑田(巨人)さんのような球筋。
低めの球が伸びてくる。すごいストレート。」

◇岩瀬仁紀
<グループから離れ、独自調整。
ブルペンには入らず、軽めのランニングで終える>
「目標は来季の開幕。
そのためには今何をしなければいけないかを
考えて調整していきます。」

◇落合監督
<来季から反則適用が厳しくなる
投球動作に関して、審判団に疑問を>
「(中田が反則投球とされた手の動きなどを例に挙げ)
それなら(山本)昌も頭の上で
一度止めるからダメになる。
そんな事を言ったら98%のピッチャーがひっかかる。
ほとんどの投手がボークになって野球にならない。
(審判に)説明を受けても、納得いかないだろうね。」

<日本シリーズに異論を>
「今の日本シリーズはイビツ。
考えなおす時期にきている。
交流戦とかプレーオフとか入ってきたら
日本シリーズという呼び名はふさわしくない。
日本一じゃなくプレーオフチャンピオンだろ。
昔はリーグの1位同士が
プライドを持って勝負していた。
ロッテファンは喜んでいるだろうけど、
オレが当事者だったら釈然としない。」


球団公式HPのレポートでも出ていましたが、
川上憲伸がブルペン入りし、
力強い投球をしていたとのこと。
憲伸は秋は投げないはずなのに、
暑さで腕がうずいてしまったのでしょうか?

「思ったより伸びなかった。
送球は良くなっているが、
守備、打撃ともまだ足りない。」と
高代コーチにいわれた今シーズンの中川
森岡、堂上とともに連日の猛練習です。
この日も落合監督らが、
中川の捕球体勢を厳しく指導。
腰を落とすようにする特訓では、
落合監督風岡コーチ
何度も体重を乗せられていたようです。
「1軍でプレーすることが目的」
勝負の3年目にむけ、秋は徹底的に練習ですね。


PS 今日のその他。
野口、週明けにもFA宣言
争奪戦ぼっ発!

◇野口茂樹
<FA権を行使することが確実に?>
「きょうは何もないです。
自分の中ではある程度、
固まっている部分はありますけど…。
ただ、皆さんにお話しするのは
もう少し待ってください。
誤解のないように、きちんと説明します。
その時には、自分の方向性なり、
意思を示したいと思います。」

◇伊藤球団代表
<FA権行使が濃厚な野口に対し>
「すでに1度、話し合いをしてますし、
今からもう1度話し合うことはないでしょう。
彼が宣言すればしたで交渉を進めていくでしょうし、
宣言しなければ、その時は通常の交渉をします。」

ストーブリーグ開幕で注目される野口
ナゴヤ球場での残留組練習を終えた後、
手にした権利について語ったようです。
マスコミが少々うるさすぎますね。
何か「宣言しろ」追いつめているような感じ?

しかし、以下のように
野口のコメントの端々から
「相談? いや、自分で
決めることですから。考えます。」
「今後の練習は予定通りですよ。
今はまだドラゴンズの一員ですから。」
「書類をどうすればいいのか、
まだわかっていない部分もあるんですよ…。」
「(FA申請書の)書類をいつ送ろうかと」
どこまでホントかわかりませんが、
そのようなことが洩れているようです。

一方の阪神は、すっかり獲る気でいるようですよ。
虎 野口は巨人には譲らん 

どちらにしても、野口がいう
「その時」とは週明けを意味するようです。
ちなみにルール上は、
11月7日までに在籍球団に行使の意思を表明し、
その手続きが済めば、8日に公示、
9日に交渉開始となるようです。
城島、松坂、井川など
ストーブリーグも熱くなりそうですね。

2005年10月27日 (木)

谷繁日本シリーズ完走と大西、巨人へ...。

ドラゴンズの沖縄キャンプ2日目は、
快晴→突然の豪雨→快晴と 
天候がめまぐるしく変化したそうですが、
シート打撃などが行われ、
より実戦に即した練習内容だったとのこと。
落合監督が2日目も若手選手に
カミナリを落としながら直接指導。
森岡、中川、堂上らは
朝早くから真っ暗になるまで、
8時間以上の猛練習だったようです。
それでは、2日目となる
キャンプのいくつかの話題からどうぞ。


フロムチャタンの話題(26日)

高橋光、好感触弾
教育リーグで本塁打
 

◇高橋光信
<シート打撃でレフトへホームラン、
シーズン終了直後に落合監督から
出された「宿題」の解答を出すのが、
このキャンプのテーマ>
「実は落合監督から福岡に行く前に
あることを言われたんです。
それを教育リーグから取り組み始めました。
ぼくがこのキャンプで何をやろうと
しているのか、それは言えません。
でも見ててください。
その答えをきっと来季に出してみせますから。」

◇前田章宏
<この秋のテーマは
『インサイドワークのレベルアップ』
シート打撃の合間に落合監督から指摘が>
「投手が高く投げたなら、
低く投げるようにするように、
しっかりと僕の意図を伝えないといけない。
そのあたりを(落合監督に) 指摘されました。
今季は自分なりにインサイドワークがいいと
思った試合もあるんですが、安定しない。
谷繁さんのようにずっと安定していないと
いけないんです。
試合中は、捕手は監督の代わり。
監督の意図を把握して
(投手に)伝えないといけない。
そうでないとレギュラーになれない。」
(トーチュウ『来季こそ!!』より)

◇長峰昌司
<シート打撃では打者12人に投げて、
許したヒットは3本。MAXは140キロ>
「シーズン中よりも速いですね。
フォームが固まって、
やっとスナップのきいた投球が
できるようになりました。
来季につながるキャンプにしたい。」

◇岡本真也
<2段モーションの修正に
取り組んでいるが最悪の状態に>
「もうボロボロ。
こんなんでブルペンなんか入れない。
前のフォームを完全に壊した。
今の状態は来年まで出来上がらなくて
も仕方ないと思うぐらいの状態。」

◇川岸強
<テニスラケットを使ってのフォームのチェック>
「疲れてくると、体が開いてしまうので、
ラケットを使うと、テニスのように
脇を締めるイメージを持てます。」

◇中里篤史
<今キャンプ初めてブルペンに入り、40球>
「1番の課題はケガなくキャンプを終えて
スタミナをつけること。
それができたら変化球などに取り組んでいきたい。」

◇山井大介
<右足内転筋痛のため、名古屋に残留。
ブルペンに入り、捕手を座らせ42球>
「投げ方を忘れましたよ(苦笑)
まだ思ったところに投げられてない。
まだまだですね。」

光信「それは言えません」
何か意味深ですね。
ただ「代打の切り札」としての
方向性か何かのような気がします。
フェニックス・リーグにも参加しましたが、
疲れを見せずに元気に動いているようで、
守備でも大声を上げ、ファウルフライに
食らいついているそうです。
30才、まだまだ老け込んではいけません。

シート打撃中には、
「それじゃあ、打者に何を投げるか
分からせているようなもんだ!」と
落合監督からカミナリを落とされた?前田
小山とともに「ポスト谷繁」を期待されています。
「ああしろこうしろと言う以前に
頭があるんだから考えなさいよということ。」

落合監督が言われるように、
頭を使う野球を早く実践できるように
なってほしいです。

岡本に泣きが入っています。
悩みは深刻でしょうね。
「破壊なくして創造なし」
名前が似ている故・破壊王の言葉を信じて、
フォーム改良に取り組んで下さい。

他の若手投手は義務づけられている
紅白戦への登板にも
拒否権が与えられている中里
まずは順調に滑り出したようです。

山井は、やはり名古屋残留組でした。
今年の秋も沖縄には縁がないようです。


中田&石井、怖い…怖くない

◇中田賢一
<投手向けの至近距離ノックの感想は>
「この格好は小学校のとき
1度だけ捕手をして以来。
(打球は)やっぱり怖かったが、
捕球に役立てたい。」

◇石井裕也
<同じく至近距離ノックの感想は>
「怖くはなかったです。
ライナー処理とかがしっかり身に付く。」

このキャンプから始まった
投手向けの至近距離ノック
初日の朝倉、高橋聡文に続いて、
捕手の用具一式を身につけて
登場した中田石井
約10メートル前方の森繁コーチからの
強烈なノックを受けました。
こういうのは、青鬼・森繁の得意分野。
若手をいじめまくって下さい。

その中田ら投手陣にさらに課題が。

竜投“悲鳴”地獄の走りこみ敢行 秋季キャンプ

もう、やばいです。シート打撃や
ノックの後に課される
さらなる走り込み
常にトップのタイムを刻む
中田でさえ、
「大学時代から自分でよく
走っていたんですけど、
もう、やばいです。」と悲鳴

監督『投手は死ぬほど走らせろ』指令
投手陣の下半身は早くも爆発寸前だそうです。 


PS 今日のその他。
井川の穴?阪神が中日野口獲りへ

「環境が変わればエース級の活躍ができる。
老け込む年齢でもない。」
日本一を逃した阪神
野口は、井川下柳の代わりとなりうるのか?
FA資格選手は、本日27日から
土、日、祭日を除く7日間以内
行使の意思を表明しなくてはいけないそうで、
予想より早くFA開戦となってしまいました。
今後に注目ですね。


不発の金本「言い訳なし」

◇谷繁元信

ロッテの33得点と阪神の4得点は、
それぞれ4試合のシリーズ記録だと聞いた。
その4試合、すべてを見た。
あらためて思い知った短期決戦に潜む落とし穴。
このシリーズではまったのは、
矢野、金本の両選手だ。
2回2死二塁。イに本塁打を打たれた打席を分析する。
カウント1-3からのスライダー。
捕手の意図としては、
「あわよくばファウル。ボールで四球もOK」だ。
その1球が甘く入った。
投手に間違いはある。
だとしても、最悪の結果は避けられる選択。
それは外角へのフォークであり、
ストレートだったと思う。
あえていえば矢野捕手は攻めすぎたのだ。
昨年のぼくは、1勝2敗の第4戦から、
ハッキリと考え方を変えた。
しかし、そう切り替える間もなかった3連敗が、
矢野捕手から余裕を奪い取ったと見る。
13打数1安打の金本選手の落とし穴は、
振り返れば第1戦の第1打席が入り口だった。
1回、いきなりの1死1、2塁。
清水直行-里崎のバッテリーは、
ストレート2球で追い込み、フォークで勝負。
遊ゴロ併殺打という結果に終わった。
この打席で”速さ”を意識させることに成功したのだ。
これが最後まで”残像”となったと見る。
「次がある」そう言えないのが短期決戦の怖さ。
矢野選手ともども、はい出せないままに4試合、
終わってしまったということだ。

(トーチュウ『竜戦士 ザ・観戦記
第4戦 谷繁選手が見た日本シリーズ』より抜粋引用)

第1、2戦はNHK、第3戦がABC
そして第4戦はニッポン放送
全4試合、ゲスト解説お疲れ様でした。
自分たちのすべき事を普通通りにやって、
普段以上の力が出たマリーンズと、
普段以下にも満たなかった阪神の差が
如実に出たシリーズだったと思います。
ただ4試合で終わってしまうとは...。
ドラゴンズだったら、1つくらいは勝てた
思わずにはいられません。
谷繁の中でこれがすぐに来季に役立つかといえば、
そうではないでしょうが、
決してマイナスにはなっていないはず。
FAの動向も気になるところですが、
早く沖縄に来て、キャンプに合流して下さい。


最後に超・ビッグニュースが!!!

巨人が中日・大西を獲得 金銭トレード

巨人は27日、中日の大西崇之外野手(34)を
金銭トレードで獲得したと発表した。背番号は00
大西は今季49試合、打率2割4分6厘にとどまり、
中日の戦力構想から外れていたが、
巨人気迫あふれるプレーぶり
勝負強い打撃を高く評価した。
原監督は秋季キャンプを行う宮崎市で
「巨人にいないタイプの選手で、
彼のスピリットに期待している」
と語った。
大西「呼んでいただき大変光栄。
残りの野球人生をすべてかけたい」
とコメントした。
(共同通信社)

驚きました、巨人ですか...。
決まったことはうれしいのですが、まさか巨人とは。
強烈な恩返しを喰らいそうです。
詳しいことは、またあした。

2005年10月26日 (水)

いきなりカミナリ、中日秋季キャンプスタート!

岩瀬もやってます!落合監督、ゲキで始まった

竜秋季キャンプ初日


厳しい秋季キャンプが、

幕を開けました。

ブルペンでは

ベテラン・落合英二

早く捕手を座らせ投球練習。

川上、岩瀬らもバント処理や

長距離走で汗を流しました。

野手は午前中は投内野の守備連係が中心。

午後は井端、荒木らがメイン打撃を開始、

順番に守備、走塁、打撃練習を行いました。

落合監督も精力的に動き、

投手のゴロ捕練習ではノッカーを務めました。

全体練習が終わると、若手を中心に特打、特守。

最後まで残っていた堂上が球場を後にするまで、

9時間40分の長時間に及んだようです。

監督激憤!キャンプ開始直後、

いきなり初日から

飛び出したのは、

落合監督カミナリでした。

まず、ウオーミングアップ直後に

突然、右ひざ痛の森野と、首痛の鎌田を呼んで

約10分間、トレーナーへの報告

怠ったことに対して注意。

2人は別メニューとなりました。

続いて、野手組が

1対1でペッパー打撃を始めた直後。

厳しい表情で若手選手を

呼び寄せこう言いました。

「なぜ、この練習をするのか、

その目的と意味を考えろ。

主力選手の動きを見てみろ。

おまえたちがしなければならない

基本がちゃんとできてる。

それをちゃんと見るんだ。」

さらに投内連係では小林の送球に

「何でこの練習でボールを投げるんだ。」

基本練習で覇気、意欲がなく、

漫然と動く若手選手たちに

我慢がならなかったようで、

厳しい言葉を次々と浴びせかけました。

とにかくこの日の落合監督の動きは激しく、

サブグラウンドで投手陣にノックをしたかと思えば、

陸上競技場で走り込む選手を見守り、

全体練習終了後は、室内練習場で

荒木、福留に、自ら手本を見せ指導するなど、

気合の入り方が違っていたようです。

「生き残りをかけたキャンプだよ」

断言していた落合監督、かなり本気です。

それに対して、若手は締まりのない

練習態度だったようで、

自覚がかなり足らなかったようですね。

7分間のゲキを振り返った井端でさえも

「この2年間で、こんなことはなかった。

監督は相当に気合が入っている。

ぼくたちももう一度、気を引き締めないと。」

言うくらいの激しいゲキ

「ここは練習の場。

リハビリや疲れを取るところじゃない。

練習ができない選手は(名古屋に)帰すだけ。

このキャンプと春のキャンプを通して

ケースに応じた考え方を教える。

来年は頭を使った野球をやる。」

そう話す落合監督

戦う集団をつくるために、

キャンプでは徹底的に若手を鍛えるもよう。

監督の気合に負けないように

特に若手選手は気を引き締めて

練習に取り組むべきですね。

初日のカミナリの効果が

今後にどう及ぶのかが楽しみです。


フロムチャタンの話題 (25日)

◇落合英二

<フォーム改造へ ブルペン一番乗り

鬼気迫る初投げで112球>

「危機感がある。

『来年ダメだったら』という覚悟があるから。

切羽詰まったものが、心のどこかにあるんですよ。

先発、中継ぎにこだわりはない。

まず勝ち抜かないといけないから。

2段のクセは取れてきているし、

変化球も行き始めた。不安は少ない。

2段でしんどいところもあったし、

いい方向に行ってくれれば。

ここで頑張れば選手寿命も延びるかも知れないしね。」

(トーチュウ『来季こそ!!』より)

◇荒木雅博

<この秋のテーマは『打撃での手首の使い方』

福留とともに落合監督から1時間30分の指導を受ける>

「監督も『簡単にできたら面白くない』と

話していたけど、本当に難しい。

今季の打撃フォームを基礎にして、

監督に言われた点、手首の使い方などを調整して、

体にしみこませたい。」

◇堂上剛裕

<初日から9時間30分、それでも元気いっぱい>

「ふつうにメニューをこなしたら、

こんな時間になってしまいました。

でも体は元気です。大丈夫です。」



落合英二が早速、ブルペン入りしたようです。

フェニックス・リーグにも参加し、登板。

2段モーションからのフォーム改造もあり、

初日から気迫のこもった投球だったようです。

37才、15年目となる来シーズン、

3年契約の最終年に投手生命を懸ける英二

今季はこれで終わりかと感じたりもしましたが、

まだまだ終わってもらったら困ります。

球威が戻ることを期待しています。

荒木は、監督に直接指導を受けたようです。

秋のテーマはハードルが高そうですね。

監督に言われたことをしっかり

体にしみこませてほしいです。



午後7時40分、一番最後に球場を後にした堂上

この日、守備とスローイングでは

落合監督直々に腰の落とし方を教わったとのこと。

若竜が直接指導を受けられる良いチャンス。

しっかり生かしてもらいたいです。

まだ初日ですから、ハリキリ過ぎないように。


PS 今日のその他。

井上、『寂しい評価』

FA下交渉『ひとつも納得できない』

◇井上一樹

<球団に対する思いのたけを語る>

「さびしいですよね。

確かにぼくはレギュラーじゃない。

控えの選手です。

それでもここまでやってきて、

それを球団がどう評価してくれているか、

それを聞くのは楽しみでもあった。

けど、ひとつも納得するものがなかった。

これまでとはFAに対する考え方や方針を

変えたと聞きました。

でもそれを“ハイ、そうですか”と

簡単には納得できない。

もちろん、今季の成績に対する評価と

いうのも納得できない。

(FA宣言は) まだ考えていない。

名古屋にも、球団にも愛着はある。

FA宣言をするということは、

ぼくにとっては最終的な方法。

その前に球団には少しでも

納得できるようなものを出してほしい。」

◇伊藤球団代表

「球団としては説明は十分にしました。

ただし、FAはあくまでも選手が得た権利。

それを行使するしないは

球団の問題ではなく、選手の問題。」



初日から投手陣の長距離走に

参加するなど精力的に動いていた井上

しかし19日までに行われた球団との下交渉では

評価の隔たりが相当あったよう。

ちょっと球団も厳しすぎるんじゃないかと

思いますが、赤字では仕方ないのかも?

ただ流出は避けてほしい。

FA宣言の期間まで残りわずか?

次の交渉が良い方向へ進んでほしいです。



残留組 ナゴヤ球場で始動

◇山本昌

「秋季練習の最後までここで体を動かします。

きっちりやっておかないとね。」

ナゴヤ球場残留組の練習もスタートしました。

昌さんやケガでキャンプに参加していない

小川、中村公治ら10人がランニングや

キャッチボールで汗を流したそうです。

沖縄と同じく、第1クールは7勤で

その後は6勤1休。23日まで行います。

ハム金銭トレードで中日森章剛を獲得

 

森章剛北海道日ハムに決まりそうです。

金銭トレードで今週中にも発表されるとのこと。

外野陣のレギュラー候補として期待と出ていました。

とりあえず決まりそうでよかったです。


ボビー王手!ロッテ、イッキに3連勝

日本シリーズ

◇2005 日本シリーズ
 阪神-ロッテ 第3戦
(25日・甲子園球場)
 M 010 200 700 = 10
 T 010 000 000 = 1
[勝] 小林宏之 (1勝)
[M本]福浦1号満塁

<ゲームレビュー>

ロッテが3試合連続の2けた得点で3連勝

勢いが加速して日本一へあと1勝とした。

7回にビッグイニングが生まれた。

まず無死満塁から代打橋本の中前打で2点。

西岡も適時打で続き、再度の無死満塁から

福浦が右翼へライナーでの一発。

スタンドの悲鳴の中で勝負がついた。

先発小林宏之は6回1失点、

低めの変化球が効果的で安定した内容だった。 

阪神はまた打てなかった。

赤星が塁に出られず、金本も沈黙が続く。

キーマンが機能せず、打線が死んでいる

(共同通信社)

○橋本将

<7回の2点タイムリー>

「打ったのはストレート。

満塁で2-3だったので、

とにかくボール球だけ振らずに

コンパクトにスイングすることを心がけました。

小林宏之の代打だったので、

なんとしても打ちたかった。」

○小林宏之

<6回3安打1失点5奪三振と好投>

「立ち上がりは全然だった。

でもチェンジアップが決まり出してから、

スライダーとストレートもよくなった。

甲子園声援は集中していたので

まったく聞こえなかったです。」

○バレンタイン監督

「いい試合ができたと思う。

しかし、もうひとつ勝たなくては

終わりにはなりません。

(3試合連続の猛打爆発に)

みんなよく打てていて、集中できていた。

小林宏之は、試合前に腰に張りがあって、

投げられるか不安だったんだけど、

バッター同様すばらしいガッツで

6回まで抑えてくれた。

みんな楽しみながら、いい野球をやっている。

(王手をかけたが)まだまだ先は長い。

明日の試合でベストをつくすだけだ。」


7回ノーアウト満塁の代打・橋本

藤川球児の対決が見応えがありました。

2、3球目、藤川自慢のストレートに

タイミングが合わなかった橋本でしたが、

追い込まれてからの集中力がスゴかったです。

変化球に手を出さず、ファウルで粘り、

最後に148キロ外角高目のストレートを

センター前にタイムリー!

これで藤川をKO、その後の連打で一挙7点!

魔物と言われる甲子園の約9割の

キイロいファンをもろともしない集中力は、

見事としかいいようがありませんでした。

今江も連続打席の安打こそ止まりましたが、

12打数10安打の.833

ボテボテのサードゴロが

内野安打でタイムリーになるなど

神懸かり的になっていますね。

一方、阪神は、またもタイムリーさえ出ず、

得点はこの日も1点のみ。

3試合連続2ケタ失点などで、

ついに王手をかけられてしまいました。

シーズン中は良い方向へ出た

頑固な岡田采配が、裏目に出ています。

もはや後がありません。

どうするよ、アニキ金本

どうするよ、猛虎打線?って感じですね。

ひとつくらいは雪辱しないと、関西がヤバいですよ。

2005年10月25日 (火)

生き残るために、今日から沖縄秋季キャンプ。

竜戦士沖縄入り

きょうから秋季キャンプ


中日の落合博満監督以下、

選手、コーチ51名が24日、

秋季キャンプの地、沖縄に入った。

25日にキャンプインをし、

11月23日まで北谷町でキャンプを行う。

(中スポ)

選手、スタッフ全員が会議室に集合し、

約30分間行ったミーティングで、

落合監督は、こう言いました。

「1人ひとりがレギュラーを取るつもりで

練習をしないと生き残れない。

このキャンプを疲れた、疲れたで

終わってしまう選手はいらない。」

このミーティングでは、

落合監督のみが話をしたそうで、

その中身は厳しいものだったようです。

今回のキャンプの大きなテーマ、

『実戦を通しての若手のレベルアップ』

中堅以下の選手を中心としたメンバーで、

1クールに2、3回との割合で紅白戦を組み、

実戦で徹底的に鍛え上げるようです。

それに対し、実績のある選手は

基礎トレーニングで体をいじめるといいます。

朝から日が沈むまでのハードメニュー

まさに練習漬けの1カ月。

日程も下にある通り、

昨秋は週2日だった休日が

週1回になるなどかなりキツそうです。

ただその中から生まれる

「レギュラー獲りへの意欲」

そして「戦いへの意欲」

さらに「勝負への意欲」

今季のドラゴンズ足りなかったもの

選手それぞれが見つけ出し、

来季につなげるための厳しいキャンプに

なるのではと思います。

「精神的にも肉体的にも

1ランク、2ランク上げた選手を

お見せできると思います。」

ナゴヤドーム最終戦のファンへ挨拶で

落合監督はそう話していました。

そのためにも選手それぞれのレベルアップが必須。

このキャンプでは、V奪回に向け、

チーム一丸でそのテーマに取り組んでいってほしいです。



以下は、キャンプに向けての選手たちのコメントです。

◇福留孝介

<改造中のフォーム固めを優先、

落合監督に徹底的な打撃指導を求める考え>

「ある程度、フォームが固まるまで実戦には出ない。」

「まあ、実戦に出て焦る段階ではないんだけど、

メンバーが足りなければ出ることになると思う。」

◇岩瀬仁紀

<秋はノースロー、走り込みに専念>

「(肩の疲労で) 投げられないですからね。

とにかく走り込みます。春でも間に合う。」

◇荒木雅博

<今年も秋季キャンプはフル参戦>

「これから、ですね。

好きなんですよ、自分をいじめるのが。

(今年も) 最初から最後まで行かせてもらいます。」

<何をテーマに、この秋を過ごすのか>

「キャンプ初日(25日)に言います。」

◇中里篤史

<プロ初のキャンプ完走を目指す>

「しんどいだろうけど、

去年とは違ったやりがいがあると思います。

(1軍再登板までの4年が)

僕を支えている。絶対に忘れずに

やっていこうと思っています。

宮崎では球数は投げられましたが、

内容は納得できていない。

ただ、ほかの投手と同じくらいまできたし、

横一線だと思っています。

紅白戦で投げられる、

そこまでレベルアップしたと感じていますから。」

◇中田賢一

<名古屋の本隊より一足早く沖縄入り。

秋季キャンプ初参加について>

「(沖縄は)何か、懐かしい気がしますねえ。

ケガをしないようにしたい。」

◇石嶺コーチ

<沖縄県出身、緊張した面持ちで意気込みを語る>

「(名古屋、宮崎での)

秋季練習からスタートしている。

来季に向けて頑張りたい。」



うしろの健太、ちゃんと話聞いとけよ!まだ気合みなぎるって

感じではないですが、

福留のコメント、

上がスポニチ大阪

下がなにわWEBのものです。

若干食い違っていますが、

適度に判断するということで。

中里は、ホテルの階段に気をつけて

けがなく過ごして下さいね。



◆沖縄・秋季キャンプ参加メンバー◆

<中日ドラゴンズ Dragons Official Homepage

「沖縄発キャンプレポート(2005年 秋季キャンプ)」より>

【投 手】川上、岡本、岩瀬、佐藤、川井進

     朝倉、久本、中田、鈴木、遠藤

     落合英二、石川、石井、チェン

     平井、川岸、高橋聡文、長峰

     小林、中里


【捕 手】柳沢、谷繁、小山、清水、前田

【内野手】高橋光信、荒木、渡邉、井端、

     川相昌弘、森野、中川、森岡、

     鎌田、堂上


【外野手】福留、井上、中村一生

     英智、普久原、櫻井



◇ナゴヤ球場残留メンバー

【投 手】平松、樋口、山井、

     金剛、山本昌、小笠原、野口


【捕 手】小川

【内野手】澤井、都築、仲沢

【外野手】中村公治、森章剛、土谷、大西


▽キャンプ参加免除 

立浪

(背番号順・途中からの参加予定選手も含む。

黒字選手はトレード要員)


◆秋季キャンプ日程◆

基本的には6勤1休

ただし休みを毎週火曜日に設定したために、

第1クールのみ7勤

休みは11月1日、8日、15日、22日の4回で、

23日に打ち上げとなる。(トーチュウ)




PS 今日のその他。

中日・井上がFA宣言視野

…球団の低評価にショック隠せず

◇井上一樹

<球団側との下交渉で物別れ、FA宣言を視野に>

「球団とは話をしたんですが、

ちょっとショックでした。納得いきません。

ただ、感情的になって、

すぐにFA宣言だ、というつもりもないけど、

宣言という選択肢もある。これから考えます。

複数年契約も考えるとはいうが、

何年か分からない。

とにかくはっきりした答えが欲しい。」

ドラゴンズひとすじ16年

男・井上が揺れています。

争点は契約年数のようですね。

もちろん残留の意志はありますし、

秋季キャンプにも参加しています。

とりあえずマスコミを騒がせときましょうか。



野村氏が楽天と正式契約

…補強第1弾で中日・土谷を獲得へ

野村克也氏が楽天と正式契約を

交わしていたことを明らかにしたそうで、

そこで出てきたのが、土谷鉄平

楽天版「野村再生工場」の第1号選手に

指名する方向性も示唆したそうです。

どちらにしても名前が出るというのは悪くないこと。

良い方向へ進んでほしいです。



ホッシャ&田上 現役続けるぞ!!

ナゴヤの屋内練習場で自由契約選手となった

ホッシャ田上秀則が打撃練習。

11月のトライアウトに向け、みっちりと

1時間以上バットを振り込んだようです。

「まだ現役を続けたいので」という

2人の決意が実ることを祈っています。



竜虎を偵察へ

関西在住スコアラーの設置決定

今季は対中日戦、8勝14敗のカープ

同じく大きく負け越した阪神とともに、

徹底マークで竜虎を偵察する構えとのこと。

ナゴヤドームに観戦に行ったとき、同宿だったので

自分の広島へのイメージが少し良くなりました。

マーティー・ブラウン新監督となるカープ

来季はあなどれませんよ。

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