キャンプ総括自己採点と新生ナゴヤドーム開幕。
キャンプ打ち上げで、例年のごとく
総括を行わなかった落合監督。
この日、那覇空港でようやく口を開きました。
また主力選手が10点満点の自己採点で
キャンプを総括。コメントとともに紹介します!
◇落合監督
<無言を貫いたキャンプ打ち上げに続いて、
この日も口は重く、表情は険しいまま>
「何も始まってないんだ。
キャンプが終わったというだけ。
これからも選手を見極めていくという
意味では、何も変わらない。
今までは良かった。
けどこれからも故障者なしで
シーズンを迎えられるかどうか、誰も分からない。
メンバーを決めるギリギリまで、
何が起きるか分からないんだ。だから見極める。
それ以上何を言えばいいんだ」
(中スポ)
【春季キャンプ総括】(トーチュウ紙面より)
◇2 荒木雅博
「けがなく出来たという意味では満点。
前半は打撃、後半は守備と、自分の考えで調整できた」
◇3 立浪和義
「10点。けがをしないでやれたのが良かった。
オープン戦は1日から出る。戦いはこれから」
◇4 アレックス・オチョア
「7点。年明けからバットを米国で振ってきた。
状態はいいよ。レフトの練習も抵抗はない」
◇5 渡邉博幸
「8点。打撃フォームを変え、自分なりにできてきた。
オープン戦で結果を出せれば」
◇6 井端弘和
「けがなくやれたので満足。
高い点はつけられないけど、オープン戦で上げたい」
◇9 井上一樹
「10点。過酷だったけどいいキャンプ。
若い選手が積極的に声を出してくれた」
◇11 川上憲伸
「特別言うべきことは何もありません(採点なし)」
(中スポ、MegaDraさんから)
◇13 岩瀬仁紀
「7点。ケガなくやれたことが一番。
4月に向けてもいい仕上がりになっています」
◇18 中里篤史
「7点。肩の痛みもなく終わってよかった。
自信のついたキャンプになりました」
◇20 中田賢一
「7点。調子もボチボチ上向いてきた。
これからオープン戦で結果を出したいです」
◇22 藤井淳志
「点数をつけるのは難しいけど合格点です。
オープン戦はいつでも出られるように頑張ります」
◇25 新井良太
「点数はつけられないですね。
がむしゃらにやりました。
これからも一生懸命やるだけです」
◇29 山井大介
「6点。体は作れました。シーズンでやっていく
体力がキャンプで十分つきました」
◇30 石井裕也
「8点。いい状態になりました。
取り組んでいたチェンジアップもいい感じです」
◇31 森野将彦
「5点。タイミングを合わせて打つことはできてきた。
これからが厳しい戦いです」
◇34 山本昌
「採点不能。キャンプが終わっただけ。
いつもよりは多少、仕上がりは早いかな」
◇35 上田佳範
「採点はできないけど、充実していた。
打撃はずっといい感じ。このままいければ」
◇36 平井正史
「8点。前半は最高のデキ、途中ばてました。
まず開幕1軍、できれば先発ローテに入りたい」
◇39 清水将海
「点数をつけるのは難しいが、
一つずつ課題をこなせて充実できた。
出番が増えるよう争いたい」
◇40 小田幸平
「10点。野球をやってて楽しいと思った。
1試合でも多く出られるようにしたい」
◇42 ドミンゴ・グスマン
「7点。充実したいいキャンプを送ったと思う。
もっと調子を上げていきたい」
◇44 タイロン・ウッズ
「10点。打撃はもう完全に仕上がっている。
あとは実戦での投手のタイミングだけ」
◇46 デニー友利
「9点。無事是名馬です。
基礎体力はつけられたのであとは実戦です」
◇49 ルイス・マルティネス
「7点。けが(右足ねんざ)も回復している。
これから上げていけばいい」
◇62 普久原淳一
「6点。1軍でずっとやれたのは良かった。
課題は打撃。オープン戦でうまくアピールしたい」
(背番号順・トーチュウ紙面より)
落合監督は、キャンプについては、
「今まではよかった」と語りましたが、
やはりこれを単なる通過点とし、
オープン戦を実戦的な動きの練習と位置づけ、
開幕ギリギリまで、選手を競わせるようです。
『見極める』がテーマのオープン戦、
さらなるサバイバルが続きそうです。
また選手個人の総括を見てみると、
10点と満点をつけた選手もいれば、
5点、6点と辛口の選手も。
選手個々の性格が出ていて、とても興味深かったです。
気になったのが、立浪、岩瀬、
森野、デニー友利、普久原あたり。
岡本(採点なし)、石川(8点)、鎌田(8点)、柳田(5点)など、
コメントがなかったですが、
トーチュウの紙面ではカットのようです。
ぜひとも聞きたかったですね。
新井や藤井は、点こそつけていませんでしたが、
まずは合格点だったようです。
ところで我らが渡邉選手は、8点。
なかなか微妙なラインですが、
新フォームをしっかり固めてほしいです。
オキナワ→ナゴヤからの話題。(28日)
◇平井正史
<先発ローテ入りを目指し、
本拠地オープン戦初戦に先発>
「このキャンプで試してきたことは
オープン戦で全部試します。
新しいのだけを試そうというくらいの気持ちです。
(キャンプは)途中でペースが落ちたことは
残念だったけど、前半かなりやれたから良かった。
145キロ? この時期は球速はそれほど気にしません。
先発ローテに入りたい。
でも、まずは開幕1軍に入ることです。
今は結果よりも試すことの方が大事です」
(中スポ、なにわWEB)
◇藤井淳志
<きょうの西武戦の先発出場することが濃厚>
「(腰痛の)体は問題ない。いつでも出られます。
オープン戦は、1打席でも多く打席に立ちたい。
キャンプで自信もついたし、
あとは実戦で通用するかどうかです。
試合の状況に応じたプレーが
どこまでできるかです。
守備でもバッティングでも
自分のできるプレーを精いっぱいします」
<韓国球団との練習試合3試合では
2番・ライトでフル出場>
「韓国の投手については、
速球も変化球も戸惑いはなかった。
打順に関しては監督が決めること。
社会人の時に、2番を試されたことがあったけど、
その時は打順を気にし過ぎて
振りが小さくなってしまった。完全に失敗した。
サインが出れば別だけど、
どの打順でも同じバッティングを心掛ける」
(中スポ、スポニチ名古屋)
◇高代コーチ
<新井、藤井、柳田の1軍帯同を明言>
「新人も出る。いつまでかは分からないが、
今は野手の入れ替えはない」
(ニッカン)
◇立浪和義
<那覇空港でオープン戦フル出場を宣言>
「オープン戦は全部出るつもりでいます。
まあ、監督が決めることですが。
とにかく結果を出していくしかないですから。
ここからですよ。ここから」
(サンスポ、スポニチ名古屋、デイリー)
◇落合監督
<オープン戦も競わせる方針>
「全部を見て見極めます。
これから(故障者など)何が起こるかわからない。
(3月)28日に出場選手登録された人間が
(開幕)1軍っていうこと。
メンバーは(1軍登録メンバー提出の)
28日に分かります」
(スポニチ名古屋)
ドラゴンズは、この日
キャンプ地・沖縄から、地元・名古屋に戻り、
きょう、明日とナゴヤドームで
西武とのオープン戦を戦います。
きょう1日、西武戦の先発は、
先発転向を志願している平井。
新人工芝がお披露目となるナゴヤドームで
真っ先にマウンドに上がり、
きょうの登板では、キャンプで取り組んできた
カーブ、チェンジアップを披露する予定です。
キャンプ序盤ではチーム一ともいえる
ハイペースで投げ込みを行っていたため、
途中バテたようですが、仕上がりはまずまずのよう。
このオープン戦ではいかに結果を出し、
先発ローテのサバイバルに勝ち抜けるか。
まずは新球披露で成果を見せてもらいましょう。
またキャンプ終盤、腰の張りで
一時別メニューだったルーキー・藤井も復帰。
スタメンで出場、2番か7番でライトに入ります。
『3番井端』構想もあり、2番に入る選手、
またはライト、レフトに入る選手は
まだまだ決まらず、オープン戦もサバイバル。
新井、柳田とともに
継続しての1軍帯同となった藤井。
このプレシーズンで首脳陣が
2、7、9番という選択肢から
適正打順を見極めていくと思われます.
26日北谷での同じ横浜戦では、
新井が変化球に合わず、苦労していたようですが、
藤井の方はどうでしょうか。
まずは積極的にアピールしてほしいです。
さらにウッズと立浪がスタメンで登場。
落合監督に出場を直訴したウッズは
『4番・一塁』での出場。
立浪は右肩に少し不安があるため、
DHでの出場が濃厚といわれています。
とくに立浪は、オープン戦19試合
すべてに出場する考えを明かしました。
いよいよ本格的となる森野、新井らとの
サードのレギュラー争いにかける
意気込みが感じられるところです。
肩が不安なようで、守れないとややキツイですが、
果たしてフル出場もあるのか。
打順とともにチェックしていきましょう。
ナゴヤからの話題。(28日)
◇中里篤史
<セントレアからナゴヤ球場へ直行>
「寮で新聞を読んでちょっとくつろいだだけ。
名古屋って寒いですね。こんなに寒かったっけ」
(中スポ)
中里は中部国際空港から昇竜館に直行。
ちょこっとくつろいだようですが、
最低でも15℃くらい、ピークで23、4℃もあった
北谷と比べ、雨模様というタイミングもあるでしょうが
ナゴヤのいきなりの寒さに驚いたよう。
まずはしっかりケアしてください。
きょう1日からも1軍選手として、オープン戦に帯同。
開幕12人のワクに入るべくサバイバルに加わります。
◇井手編成担当
<赤坂の選手宿舎から撤退。
同じ赤坂にある近隣のホテルに拠点を移す>
「理由? こちらの要望に
向こうが応えてくれなかったからです。
今年は(阪神と)重なる機会が多いからね。
(落合)監督に了承を取ったら
(新たな選手宿舎のホテルに対して)
喜んでいたよ。高級だから」
(サンスポ)
◇近藤営業部長
<今季から主催試合での入場者を
1ケタまで発表することに>
「昨季は11球団が一けたで、
中日だけが諸事情で二けた台を発表できなかった。
今季から足並みをそろえるため
一けたまで発表しようということになりました。
他球団と歩調を合わせていこうということ」
(中スポ、なにわWEB)
今朝のトーチュウに申し込み用紙が
印刷されていた、大人の公式ファンクラブの他にも
今季のドラゴンズでいくつか変わるものが出ていました。
まずは東京遠征の選手宿舎が変更に。
阪神との兼ね合いもあり、同じ赤坂の近隣のホテルに移動。
高級ながらコスト面はいくらか軽減するそう。
サンスポには『また脱・星野色』と
出ていましたが、いつまでもうるさいです。
また昨年までは12球団で唯一
100人単位で発表していた主催試合での入場者数を
今季から1ケタまで発表する方針を固めたそうです。
きょう1日のナゴドでの西武戦から発表する予定。
諸事情とはよくわかりませんが、
ようやく球団側も自信が出てきたのでしょうか。
招待客やシーズンシートの割合を
どう処理するのか気になりますが、
新生ナゴヤドームでの第1戦。
別の意味でも注目しておきましょう。
WBCからの話題。(28日)
◇福留孝介
<1次リーグが行われる東京へ移動。
右肩の治療は行わず、強行出場も>
「4日間、ボールを握っていないので、
投げてみないとわからない部分がある。
まずは投げてみてからです。
でも試合には出る。
少々のことではいくしかないでしょう」
◆王監督(WBC日本代表)
<福留の復帰を待つ>
「(本番の先発メンバーは)
あしたの試合が終わってから決めようと思っている」
(トーチュウ)
福留は依然ノースローのまま。
きょう1日、最後の壮行試合である巨人戦を迎えます。
この試合に出られなければ、
アジアラウンドの先発出場は消滅するということで、
「少々のことではいくしかないでしょう」と
よほどの違和感がない限り、強行出場しそう。
正直、無理はしないで、代打でいいのでは。
ただ松中ら主軸がイマイチですからね。
まずは投げてみてからですが、
少なくともイチローとはキャッチボールを
しないことだけは、忠告しておきます。
◇谷繁元信
<WBC使用球や球数制限の不安を否定>
「その投手がもっているものが
すべて出れば、大丈夫だと思っています。
(捕手として)気にしていません」
(トーチュウ)
昨日の記者会見でもイチロー、松坂らとともに
最前列で並んでいた谷繁。
いかにもっているものを引き出せるか。
その辺のテクニックはベテランならではと思います。
3年ぶりの日の丸を背負い、
JAPAN投手陣を引っ張ってもらいたいです。
【オープン戦スコア速報】(1日)
中日 2-0 西武
[勝]マルティネス(1勝)
[S] 岡本(1S)
[D本] なし
ドラゴンズ、新生ナゴヤドームで今季初勝利です!
スコアテーブルのみでザッと見ていきますと、
これが、2006年型オーダーなのでしょうか。
ブヨにさされた井端が、この日も3番でスタメン。
しかも3回二死満塁で元中日の正津から2点タイムリー。
またも打点をあげ、結果を出しています。
注目の立浪は、6番・サードでスタメン。
守りの方は、監督に直訴したのでしょうか。
守備機会もいくつかあったようです。
遊ゴロ、三振と2打席で森野と交代しました。
ルーキー・藤井は、2番・センターでスタメン。
2打席目に「遊安」ということは、
内野安打でしょうか。初ヒットが出ています。
投手の方は、平井からドミニカトリオのリレー。
ねんざが癒えたマルティネスが
2回を1安打2三振1四球。
ドミンゴは2回を完封、テンポが良かったようですね。
新入団のガルバも1回を1安打も牽制で刺し無失点でした。
そして鳥谷部が古巣相手に初登板。
いきなり新人・炭谷銀仁朗にヒットを打たれるも、
何とか後続を抑え無失点。
初の実戦登板を終えたようです。
最終回は、岡本が三者凡退で締めました。
コメントなど詳しくは、またあした。