中日87勝54敗5分、つかめ52年ぶりの栄冠。
3月31日から始まったセ・リーグの公式戦も
今夜で全日程が終了。
ドラゴンズもついに146試合目を迎えました。
最終戦は、広島市民球場での広島戦。
前日のナゴヤドーム最終戦と打って変わって、
この日の試合は、主軸を帯同させず、
シリーズ40人枠への絞り込みの場と位置づけられました。
◇セントラル・リーグ公式戦 広島-中日 最終戦 (16日・広島市民球場 | 中日11勝10敗1分け) | ||||||||||
16415人 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R |
中 日 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 5 |
広 島 | 1 | 0 | 1 | 0 | 5 | 0 | 0 | 0 | × | 7 |
[敗] 佐藤充(19試合9勝4敗) [D本]なし | ||||||||||
[Dバッテリー] 佐藤充、佐藤亮太、齊藤、小林、中里-谷繁、小田、前田 |
福留とウッズを抹消したドラゴンズ打線は、
3番に谷繁、4番・ライトで立浪、5番に森野という
クリーンアップとなりました。
初回、広島先発・ダグラスから
井端がライト前ヒットで出ると、
続く3番・谷繁が初球、
真ん中低目のストレートを叩き、右中間突破のツーベース。
自身今季100本目となったヒットに
二塁上で小さなガッツポーズが飛び出します。
なおも続く4番・立浪が四球を選び、
1死満塁と先制のチャンス。
しかし森野が内角高目のストレートに空振り三振。
アレックスもライトフライに倒れ、先制を逃します。
一方、ドラゴンズの先発は、
この日再昇格となった佐藤充。
8月13日に9勝目をあげてから約2カ月。
2ケタ勝利へのラストチャレンジとなりました。
ベンチに下がった谷繁に代わって、小田とのバッテリー。
しかし初回、簡単に2死を取りながら
3番・前田に、真ん中高目のストレートを叩かれ、
打球は、センターバックスクリーン左へ。
今夜は、同期である浅井樹の引退試合とあって、
気合十分の前田の先制弾で、1点を失います。
1点を追うドラゴンズは、3回に反撃。
広島2番手・長谷川から、
先頭の荒木がセンター前ヒットを放つと、
続く井端の時に、長谷川の一塁悪送球で二塁へ。
ここで井端が、カウント2-1からの4球目、
外へのフォークを叩き、センター前タイムリー!
二塁から荒木が一気にホームイン、同点に追いつきます。
なおも続く小田のバントで、1死三塁。
立浪の初球に、長谷川が今度はワイルドピッチ。
相手のミスから2-1と勝ち越しに成功します。
1点のリードをもらった佐藤充。
ところがそのウラ、反撃を受けてしまいます。
東出のライト前ヒットと、梵の送りバントで1死二塁。
ここで迎えるは、先制弾の前田。
ここは抑えておきたい場面でしたが、
外角高目へのストレートを左中間へ持って行かれます。
タイムリーツーベースとなって、2-2の同点。
二塁にヘッドスライディングを決め、
顔を泥だらけにする前田の気迫に、またもやられます。
同点にされてしまったドラゴンズ、
4回、この回先頭のアレックスの遊ゴロを
梵が一塁へ悪送球。
またもミスからチャンスをもらいます。
井上がセンター前ヒットで続き、一、二塁。
新井良太の三振と、佐藤充の犠打で
2死二、三塁となって迎えるは、3割を目指す荒木。
初球、外角低目のストレートを積極的に叩くと、
速い打球のショートへのタイムリー内野安打!
3-2と勝ち越しに成功すると、
続く井端の初球に二盗。
さらに井端も四球を選び、
2死満塁と大きくチャンスを広げます。
ここで迎えるは、3番・小田。
カウント2-1からの4球目は、当てただけのサードゴロ。
ところがボテボテが幸いし、一塁がセーフ!
タイムリー内野安打となって、4-2。
佐藤充に大きな援護点が加わります。
ところが5回ウラ、1つのプレーから
佐藤充が一気に捕まってしまいます。
1死から東出が、三塁方向へセフティバント。
佐藤充が掴むも一塁に投げられず、内野安打。
スキを突かれて、ランナーを出してしまいます。
動揺した佐藤充は、続く梵にライト前ヒットを浴び、
一、二塁としてしまうと、
2打点の前田に落ちないフォークを叩かれ、
センター前へのタイムリー。
3連打となり、1点差に迫られてしまいます。
なおも1死一、二塁で迎えるは、新井貴浩。
ところがその初球になんとダブルスチール!
小田から三塁にボールが送られますが、
サード・新井良太が弾いてしまい、二、三塁。
足で揺さぶられた末のカウント1-2からの4球目、
外角低目の甘いカーブを叩かれると、
右方向へフラフラと上がった打球が伸びて、
ライトフェンスを直撃。
2点タイムリーツーベースとなって、
5-4とゲームをひっくり返されてしまいます。
ガックリと来た佐藤充は、修復が効かず、
続く森笠にライト線へツーベースを浴びると、
井生にもライトオーバーのスリーベースと
めった打ちにあってしまい、スコアは7-4。
結局この回6連打で5点を奪われた佐藤充。
5回を10安打2三振2四球7失点でマウンドを降りました。
3点ビハインドとなったドラゴンズ。
6回以降は、若手投手の継投に。
2番手で上がったのは、ルーキー左腕・佐藤亮太。
9月のフルスタでの登板が雨で流れ、
この日がプロ初登板となりました。
いきなり東出にセンター前、梵にもライト前に運ばれ、
無死一、二塁とピンチを背負いますが、
続く3安打の前田をフルカウントから
内角高目のストレートで
一塁ファウルフライに打ち取り、落ち着きます
続く新井貴浩に三塁への内野安打を浴び、
1死満塁としてしまったものの、
森笠を外角低目のスライダーで空振り三振。
さらに井生も外角低目のスクリューボールで空振りと
二者連続三振でピンチを凌ぎました。
7回からは3番手で、同じくルーキー、
右のサイドスロー・齊藤信介が登板。
小田に代わりマスクを被った前田とのバッテリー。
1死から山田の代打・緒方孝市を
レフト線突破のヒットで出すと、
続く高橋の代打には、
この日引退試合の浅井が告げられます。
ルーキーの初登板と
現役最後の打席という対決となりましたが
カウント1-3からの5球目、
真ん中低目のストレートを叩かれ、センター前ヒット。
有終を飾るヒットを浴びて、
1死一、三塁とされますが、後続を抑え無失点。
こちらもまずまずのデビューを飾りました。
7-4のまま迎えた8回、
藤井のライト前ヒットと川相のレフト前ヒットで
2死一、二塁と反撃のチャンスを作ります。
ここで迎えるは、トップに戻って荒木。
ここまで4打数2安打で、打率は.298。
あと1本出れば、3割の大台に乗るチャンス。
広島6番手・小山田の真ん中低目のシンカーを
積極的に叩くと、三遊間を抜いていくタイムリー!
これで5打数3安打となった荒木は、
打率が.2995と毛単位四捨五入ながらも、3割に乗り、
一塁ベース上で笑顔を見せました。
2点差で迎えた最終回、広島は盤石の継投。
前の回から登板のクローザー・永川が
前田、立浪を打ち取り、二死となると、
最後はなんとエース・黒田をリリーフとしてマウンドへ。
中里の代打・上田が空振り三振に打ち取られ、ゲームセット。
開幕戦の相手だった広島に、
最終戦も同じく黒星を喫し、
今シーズンの公式戦を終えました。
5人の投手を含む、
21選手が出場し、
目まぐるしく
守備位置が変わるなど、
メンバーを固定している
ドラゴンズとしては、
ひと味違うゲームとなりました。
2ケタまであと1勝、
交流戦で活躍したこともあり、
日本シリーズでの先発起用を含め、
ラストチャンスにかけた佐藤充でしたが、
味方が勝ち越し、勝利投手の権利が掴める5回に、
スキを突かれたバットヒットをきっかけに
一気に捕まり、6連打を浴び5失点。
首脳陣の温情を無にしてしまいました。
点をもらっても、すぐに追いつかれてしまう。
気持ちで向かっていくはずの投手が
力を発揮できずに、打ち込まれる姿を見ると、
ちょっとシリーズでの起用は難しいかなと。
交流戦での快投で、優勝には貢献しましたが、
『あと1勝』が掴めなかったことは、
きっとこれからの糧になるでしょう。
来季はそのカベを突き破り、さらなる成長を期待します。
2番手以降は、若手がぞくぞく登板。
ルーキーの佐藤亮太と齊藤が
プロ初登板を果たしました。
2番手として登板の佐藤亮太は、
緊張もあってか、いきなり連打を浴びましたが、
そのあとは落ち着いて無失点。
スライダーとチェンジアップが決まり
二者連続三振を奪うなど、1回を3安打無失点。
まずまずのデビューだったと思います。
一方、3番手の齊藤は、
この日引退試合となった浅井と対したこともあり、
やや投げにくいところもありましたが、
それでも1回を2安打無失点。
シリーズですぐと言う訳ではないですが、
今後に向けての良い経験になったと思います。
そして8回に5番手で登板の中里は、
持ち前のストレートで2奪三振を奪い無失点。
こちらはシリーズでの登板もありそうな感じです。
一方、打線は、福留、ウッズを抹消し、
この日のクリーンアップは、
谷繁、立浪、森野で組みました。
今季はじめて4番に入った立浪は、
札幌でのDHを見据えての志願出場。
ヒットこそありませんでしたが、
慣れない外野守備に苦労しながらも
シリーズに向けての意気込みは現れていたと思います。
荒木が、5打数3安打で、打率.2995。
切り上げながら自身初となる、打率3割に到達しました。
おめでとうございます!
3割の大台に乗せたかったために
あえて広島に遠征してきた荒木。
ケガもあって苦しいシーズンでしたが、
最後の最後で報われてよかったですね。
この日は4回に30個目の盗塁も決め、
これで『3割30盗塁』を達成!
なんか超一流プレーヤーのようでカッコイイです!
井端は、チーム唯一の146試合フルイニング出場!
3年連続の3割こそなりませんでしたが、
激務のなかの皆勤は、チームにとって
とても大きかったと思います。
また7回からは、川相昌弘が出場。
故郷・岡山から両親と恩師をスタンドに招待。
広島ファンからも熱いカワイコールを受け、
8回には、レフト前ヒットを放つなどこの日も活躍。
改めてその偉大さを感じさせてくれました。
今季のドラゴンズは、87勝54敗5分。
2年ぶりのリーグ優勝を果たし、
シーズンを終えることとなりました。
しかしVロードはまだまだ続きます。
来る21日からはナゴヤドームで、
北海道日本ハムとの日本シリーズが控えています。
目指すは、52年ぶりとなる日本一。
あくまで今季はこれを掴むために
厳しいキャンプからシーズンを戦ってきました。
いよいよ迎える大舞台。
明日は休みだそうですが、しっかりと調整して
良い状態でシリーズを迎えてほしいと思います。
今夜のコメントから。(16日)
●佐藤充
<5回を投げ、10安打7失点。
負け投手となり、2ケタ勝利ならず>
「(日本シリーズへのアピールとか)
そういうことは全然考えなかった。
前回(9月28日・横浜戦)、良くなかったから、
とにかく思い切り投げようと...。
前回よりは良かったと思う。
やるべきことをやってきて、
こういう結果しか出なかったのだから、
今の力はこの程度ということじゃないですか?
自分にはまだ、それだけの力がない、と
いうことなのだと思います。
もっと勝てるように来年に向けて
また一から出直します」
(中スポ、名古屋ニッカン)
●荒木雅博
<5打数3安打の猛打賞を決め、打率は.2995。
四捨五入でプロ11年目で初めての3割に。
打率トップ10入り(10位)を果たす>
「四捨五入(で3割)なんて、いいんですよ。
ベンチではみんなが計算してくれていて…。
4の3ならというのは途中でわかってましたけどね。
まあ、試合に負けてしまったんで、そこは残念です」
<当初、欠場する予定だったが遠征に帯同>
「(3割の)可能性がある限りは挑みたい。
チャレンジしないで悔いを残すより、
チャレンジして終わりたいから」
<4回、二盗をマーク。
3年連続で30盗塁の大台に到達>
「目標にしていたんで、よかったです。
これを踏み台にシリーズも頑張る」
(中スポ、スポニチ名古屋、名古屋ニッカン)
●川相昌弘
<7回から出場し、三塁と遊撃のポジションにつく。
8回の打席では左前打、両軍ファンから拍手が送られ>
「広島のファンからもこんなに
声援をいただいて、うれしいです。
こういうのが本当の野球ファンなんでしょうね。
個人的にも打席に立てて準備ができた」
(東京中日、スポニチ名古屋)
●立浪和義
<4番・ライトで志願の先発。
途中でレフトに代わるもフル出場を果たす>
「少しでも多く打席に立って、
球を見たかったので出場させてもらいました。
外野は初めてじゃないけどライトは...。どうなるかな」
<札幌ドームでの指名打者とにしての出場について>
「代打で結果を残してからでしょう。
(代打で)打っていかないと見えてこないですから」
(中スポ、スポニチ名古屋)
●井端弘和
<146試合、1317イニングフル出場を果たす。
球団では90年の落合以来、16年ぶり4度目の偉業>
「去年は惜しかった。その前もできなかった。
ボク自身、初めてですから素直にうれしいです」
<優勝が決まり、フルイニング出場が
見え始めたころに勇気の源を熱く語った>
「スタンドを見渡して、ボクは探すんですよ。
背番号6のTシャツを着てくれた子どもたちの姿を。
そこに1人でもいてくれている限り、
何があってもボクは試合には出るんです」
(中スポ)
●高代野手総合チーフコーチ
<立浪の4番起用について>
「指名打者候補?。そうだよ」
(スポニチ名古屋)
◆福留孝介
<主力組は広島遠征に参加せず、
ナゴヤ球場で居残り調整を行う>
「ええ感じでイケてるわ」
(スポニチ名古屋)
○ブラウン監督(広島)
<試合前のメンバー表交換の際、落合監督と
示し合わせたように笑顔で握手し『遺恨』を解消>
「中日がリーグ優勝したのだから、
素直にたたえたかった。
私はセ・リーグの人間だし、中日に頑張ってほしい」
(東京中日、名古屋ニッカン)
●落合監督
<87勝54敗5分で公式戦終了も
21日からの日本シリーズを見据え>
「終わったな。これからが大変だな。
40人の選手を絞り込むのは。
でも、大変といっても、
大体は絞り込んでいるけどな。
期間が短くていい? それはあるだろうな。
選手たちは明日(17日)しっかり休ませて、
そしてシリーズのことをゆっくり考えるよ。
明日1日、ゆっくり休んで、それからだよ」
(中スポ、サンスポ、スポーツ報知、
スポニチ名古屋、名古屋ニッカン、CBC)
ナゴヤからの話題。(16日)
◇タイロン・ウッズ
<47本塁打で2年ぶり3度目の本塁打王、
144打点で初の打点王と二冠王に輝く>
「タイトルを取れたことがうれしい。
打点王は荒木、井端、福留が出塁してくれたおかげ。
ホームへかえすてチャンスをつくってくれた。
彼らの功績が大きい、感謝してる。
個人的なタイトルもうれしいけど、
セ・リーグチャンピオンになったことがもっとうれしい。
優勝はみんなで喜べる。
タイトルを取ることで優勝に貢献できたのならうれしい」
(東京中日、サンスポ)
◇福留孝介
<打率.351で、2位以下を大きく引き離して
4年ぶりの2回目の首位打者を獲得。
さらに.438で最高出塁率のタイトルも獲得>
「嬉しいです。打点は前の2人
(荒木、井端)が出てくれたことが大きい。
後ろにタイロン(ウッズ)もいたし、やりやすかった。
打率はいい数字で取れたんじゃないかと
思いますが、もう少し上まで行きたかったです。
昨秋にフォームを変えて1年で
結果が出るとは思わなかった。間違っていませんでした。
まだ大きな戦いが残っていますから。頑張ります」
(東京中日、サンスポ、名古屋ニッカン)
◇川上憲伸
<自己最多タイの17勝で2回目の最多勝、
さらに194奪三振で、初の最多奪三振も獲得>
「今年は自分のことよりもとにかく優勝したかった。
昨年は僕の勝ち星が伸びず、優勝できなかったと
指摘されたので勝って優勝できて役目を果たせた。
いいときも悪いときもそれなり頑張って投げて、
そういうことを乗り越えてタイトルが取れました。
最多勝のタイトルが特にうれしいです。
ローテを守り、その中でも結果を出さないといけない。
悪いときでも最低限の投球ができたかなと思います。
最多勝は結果ですけど、優勝に貢献できて嬉しい」
(東京中日、サンスポ、名古屋ニッカン)
◇岩瀬仁紀
<40セーブを挙げ、2年連続の最多セーブを獲得>
「1年間、ケガなくフルにやれて、
優勝に貢献できたことがうれしい。
数字はあとからついてくるものなんで、
気にはしてなかった。
でも、タイトルも取れて納得のシーズンでした。
絶対に日本一になりますよ!」
(東京中日、サンスポ、名古屋ニッカン)
セ・リーグはこの日、今季の全日程を終了。
主要タイトルがすべて決まりました。
なんとドラゴンズが7つのタイトルを獲得。
特に首位打者、本塁打王、打点王の
打撃主要3部門を福留、ウッズの3、4番で独占しました。
また投手部門は、17勝を挙げ、194奪三振の
川上憲伸が最多勝と初の最多奪三振を獲得した。
最多セーブは、2年連続40セーブの
岩瀬が2年連続で獲得となりました。
また2年ぶり7度目のリーグ制覇を遂げた
落合監督もセ・リーグの最優秀監督賞に選ばれました。
福留の首位打者は、ほぼ独走だったので
確実だろうと安心していましたが、
ウッズの後半の追い込みはすごかったですね。
ただそれが優勝へと結びついたことは確かです。
また憲伸も大車輪の活躍で、昨季のリベンジ。
鉄腕・岩瀬は相変わらず安定感、感服しました。
4選手、本当におめでとうございます!
日本シリーズでもその調子をキープして、頑張ってほしいです!
『2006中日ドラゴンズ ファン感謝デー』開催のお知らせ
(公式HP)
今年のファン感謝デーの開催が決まりました。
日時は、11月25日(土)11:00~14:00、
ナゴヤドームで行われます。
チーム対抗のアトラクションや
ドラゴンズVS名古屋80D'sersの対戦など盛りだくさん。
なお入場には、全席自由の入場券が必要。
>詳しくは、こちらまで。
今日の公示。(16日)
◆セ・リーグ
【出場選手登録】
△中日 佐藤充投手、斉藤信介投手、佐藤亮太投手
【同抹消】
▼中日 中田賢一投手、山本昌投手、川上憲伸投手、
ウッズ内野手、福留孝介外野手
(共同通信社)
●佐藤亮太
<今季2回目の1軍昇格を果たし初登板。
6回、2番手で登場し、1回を3安打無失点>
「たまたまです。来年からもっとがんばりたい」
●齊藤信介
<こちらも1軍戦初登板。
3番手で1回を投げ、2安打無失点>
「(1軍で)1試合でも投げさせてもらってうれしい。
ゼロに抑えられてよかった」
(ともに名古屋ニッカン)
●中川裕貴
<6回、佐藤充の代打でプロ初出場>
「どんな形でもいいから出場したかった。
40人枠? もちろん入りたい」
●高代野手総合チーフコーチ
<『若手のテストですか?』という質問に対し>
「40人全員がチームに同行するわけじゃないんだ。
必要な戦力なら優勝決まる前に呼んでるよ」
(ともに中スポ)
この日も40人枠ふるい分けのため、大幅に入替を敢行。
福留、ウッズに憲伸、昌さん、中田と投打の柱を抹消。
代わりに、最終テストの佐藤充と
ルーキーの佐藤亮太と齊藤が昇格。
佐藤充は結果を残せませんでしたが、
ルーキー2投手はまずまずの投球を披露しました。
また前日、初の1軍昇格を果たした中川が、
6回、佐藤充の代打として、プロ初打席。
広島4番手・林の前にショートゴロに倒れましたが
全力疾走を見せました。
若竜からの話題。(16日)
◆フェニックス・リーグ
中日-東北楽天
(16日・ひむかスタジアム)
E 000 000 001 =1
D 200 000 02X =4
[勝] 樋口
[S] 石川
[D本] 高橋光信
(公式HP・ファーム情報)
○樋口龍美
<6回を投げ、5安打無失点>
「きょうは前回に比べ、内角のストレートが
シュート回転しなくて思い切って投げられました。
あと、チェンジアップ、スライダーも有効でした。
要所で打者のインコースや低めに投げられたし、
打たせて取ることができた。
次につながる投球ができたと思います」
(公式HP、中スポ)
○高橋2軍投手コーチ
<樋口の投球について>
「教育リーグではあるけど、今季初勝利。
変化球もよかったし、無四球だったのがよかった。
これを自信にしてほしい」
(中スポ)
フェニックス・リーグ第6戦は、東北楽天戦。
再起をかける2年目左腕の樋口が好投。
自己最長の6回を投げ、5安打4奪三振無四球。
今季初勝利を挙げました。
また7回から登板の石川も好投。
3回を1失点と力あふれる投球を披露したもよう。
また打者では、悩める?高橋光信が
先制タイムリーと決勝2ランを含む4打数2安打。
ようやく調子が上がってきたようです。
はたして40人枠での指名はあるのかないのか?
PS 今夜の渡邉選手。
今シーズン最終戦は、普段より早めの出番。
5回ウラ、森野に代わり、一塁の守備に入りました。
そして今季公式戦最後の打席は、
7回2死ランナーなしで、高橋建との対戦。
カウント1-1からの3球目、
外へのシンカーを叩き、ピッチャーゴロ。
打席を終えると、お役ご免となりました。
今季は結局、103試合に出場。
111打数28安打の打率.252、1本塁打、16打点。
フォームを改造して臨んだシーズン、
前半は得点圏打率4割超などまずまずでしたが、
後半はあまり打席には立てず、
数字の方は、ここ数年で最低となりました。
しかしまだまだ頼りになるスーパーサブ。
日本一のためには、欠かせません。
今週末からシリーズでも良い場面での活躍で
貢献できるよう期待しています。