13 2006交流戦

2006年6月19日 (月)

中日交流戦20勝15敗1分、最後は19三振の完敗。

落合総括「上出来」
交流戦20勝15敗1分

約1カ月半に渡って行われた、
日本生命セ・パ交流戦
いよいよ最終戦となりました。
ドラゴンズにとっての36試合目は、
ナゴヤドームでの福岡ソフトバンク戦
勝って有終の美を飾りたいところでしたが、
積もり積もって三振の山となってしまいました。

◇日本生命セ・パ交流戦
中日-福岡ソフトバンク 最終戦
(18日・ナゴヤドーム | 中日4勝2敗)
37836人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
ソフトバンク
中 日
[敗] 小笠原(6試合2勝2敗)
[D本]なし
[Dバッテリー]
小笠原、鈴木、平井、岡本、デニー友利 - 谷繁

共同通信社中スポ戦評ニッカン式スコア

ドラゴンズの先発は、中6日で小笠原
前回の対戦では完投勝利を挙げた
ソフトバンク相手でしたが、
初回2死から、スタメンに復帰したカブレラ
カウント0-1からの2球目、
真ん中に入ったストレートを叩かれ、
レフトスタンドに飛び込むホームラン
この3連戦初めて先制点を奪われてしまいます。

一方、ソフトバンクの先発は、中6日で神内靖
初回、先頭の森野が、
内角高目のカーブに空振り三振に倒れると、
続く井端も外角低目のストレートボに見逃し三振、
福留も三塁ファウルフライに倒れ、三者凡退
2回もウッズ、アレックス、そして立浪と三者連続三振。
腕をしっかり振って投げ込んでくる
神内の勢いのあるストレートと
低目に集まる変化球に翻弄されてしまいます。

2回はヒット1本を打たれたものの
0に抑えた小笠原でしたが、3回に再びピンチ。
この回先頭の大村にセンターに運ばれると、
続く森本に死球を与え、一、二塁。
さらにカブレラにもレフト前ヒットを浴び、
無死満塁としてしまいます。

ここで迎えるは、交流戦首位打者の松中
カウント0-1からの2球目、
内角へのストレートを叩くと、
打球は一塁への痛烈なライナー。
しかしウッズがしっかり掴むと、
飛び出していた一走のカブレラにタッチ!
ダブルプレーで難関をひとつ切り抜けます。

2死二、三塁として迎えた次の難関が、ズレータ
カウント1-2からの4球目、
中に入ったカーブを叩くと、レフトへの飛球。
しかしダイビングキャッチを挑んだ
アレックスの下を打球が抜けていってしまいます。
二者が生還し、3-0
踏ん張れなかった小笠原は、この回で降板となりました。

3点ビハインドとなったドラゴンズ
3回ウラにようやくチャンスを掴みます。
1死から谷繁が一、二塁間を抜き、
チーム初ヒットを放つと、
続く小笠原の代打・小山
ストレートの四球を選び、1死一、二塁。
迎えた森野の当たりは、三塁強襲のライナー。
しかし谷繁がスタート出来ず、三封されてしまいます。
2死一、二塁となって迎えるは、井端
右へ左へファウルで粘りますが、
8球目、外角高目のストレートに空振り三振。
神内に踏ん張られてしまいます。

4回ウラ、ドラゴンズが再び反撃。
先頭の福留が、ライト前にクリーンヒット。
続くウッズの三ゴロとアレックスの空振り三振で
2死となりますが、立浪がセンター前に運んで、
一、二塁とチャンスを作ります。
迎えるは、7番でスタメン出場の英智
ファウルで粘ったカウント2-1からの7球目、
外角低目のチェンジアップをうまく叩いて、
センター前へ運ぶタイムリー!
続く谷繁は、空振り三振に倒れたものの、
打線が粘って、1点を返します。

3-1と2点差となった5回、
2番手の鈴木がつかまり、
森本のライト前ヒットと、パスボールで、
1死二塁とピンチを背負ってしまいます。
ここで登場は、またも松中
カウント2-1からの6球目、
甘く真ん中に入ったストレートをセンターへ運ばれます。
フェンス際で英智がジャンプするも及ばす、
その上を跳ね返るタイムリーツーベース
手痛い1点を奪われてしまいます。

再び3点差となった5回ウラ、
疲れからか球威が落ちてきた神内から
井端が強振してレフト前に運び、2死一塁とします。
迎えるは、前の打席でヒットを放っている福留
神内は警戒したか、カウントを0-3としてしまいます。

4球目のストレートは、
外角低目への際どいコース。
福留は見送るも、ストライクと判定され苦笑い。
続く真ん中低目へのストレートもストライク
そしてフルカウントとなった6球目、
外角いっぱいのストレートを
自信を持って見送った福留
しかし判定はストライク見逃し三振に!
判定に納得がいかない福留は、
激高し、バットを叩きつけます。
ベンチに戻り、守りについても、
しばらくは、怒りが収まりませんでした。

両軍中継ぎ陣がともに踏ん張り、
4-1のまま迎えるは、8回ウラ。
ソフトバンク3番手の吉武真太郎から、
先頭の井端が、ライト前ヒットで出塁します。

しかしソフトバンクベンチが小刻みな継投。
左の篠原貴行に対し、福留が空振り三振。
続くウッズには、藤岡を注ぎ込まれて、
外へのストレートに見送り三振と
ランナーを進めることができません。
何とかアレックスがセンター前に運んで、
一、三塁とチャンスを広げますが、
立浪の当たりは伸びずにレフトフライで万事休す
最終回は、クローザーの馬原孝浩の前に、
代打・上田、谷繁、そして代打・小田
三者連続三振に打ち取られ、ゲームセット。

ソフトバンクが繰り出した6投手の前に、
昨年4月6日のヤクルト戦以来の
球団ワーストタイとなる
19三振を喫したドラゴンズ
最後までペースを握れぬままの完敗
連勝も4でストップし、
交流戦最後のゲームを
勝利で飾ることが出来ませんでした。

ストライクの訳ないだろがコラー!とにかく三振、三振、三振。
先発野手全員が
三振を記録してしまい、
アウト27個中、
なんと三振が合計19個
さすがにこれだけ
積み重ねてしまうと、
攻撃を仕掛ける事は、困難
先発の小笠原が序盤に
つかまってしまったこともありますが、
今日は負けるべくして負けたという感じです。

交流戦最後のゲームを良いカタチで
締めくくれなかったのは、残念ですが、
最後だからこそ引きずらないという点では、
まだ良かったかもしれません。

これで今季の交流戦は、対戦終了
パ・リーグ6球団と36試合を戦い、
20勝15敗1分けと勝ち越すことができました。

いきなり3試合連続延長戦になるなど、
序盤こそ拙攻と貧打が重なり、
さらに1番・荒木が故障によって離脱するなど
ある意味、苦戦が続きましたが、
川上憲伸、佐藤充、朝倉ら先発投手が
連続イニング無失点の球団タイ記録を
作るなど、投手陣が踏ん張り、
また調子を上げた福留が打線を引っ張り、
4カード連続勝ち越しをマークするなど
後半はかなり盛り返しました。

15勝21敗と大きく負け越し
『降竜戦』と呼ばれた昨季と比べると
しっかりと勝ち越せましたし、
巨人、阪神を抜いて、リーグの首位
立ったことを考えると、
今季は、うまくいったのでは思います。
今朝のトーチュウではないですが、
まさに『好竜戦』って感じでしょうか。

日程をうまく消化できたことにより、
明日からは4日間は、ゲームなし。
リーグ戦は、24日から再開。
いきなり地元・ナゴヤドームでの
巨人戦からスタートします。

投手陣は、このまま好調をキープ。
打線は、この4日間でしっかり切り替え、
同一リーグでの直接対決を迎えてほしい。
首位をキープしたまま、まずは前半戦を終了できるよう、
チーム一丸となって、突っ走ってほしいと思います。


今日のコメントから。(18日)

●福留孝介
<5回、カウント0-3から
微妙な外角球を3球見逃して三振。
判定を不服としてバットを叩きつける>
「審判がストライクと言えば、ストライク。
僕には何もできない。仕方ないです」
(サンスポ、スポニチ名古屋名古屋ニッカン

●高代野手総合チーフコーチ
<福留本人に代わって試合後、怒りを>
「あの三振になった球はひどかった。
右打者ならデッドボールになっていたよ」
(中スポ)

●小笠原孝
<先発3回を5安打3四球の3失点で2敗目を喫す>
「申し訳ありません…。
いつもと同じように投げたんですが…。
(初回、本塁打を打たれた球は)真ん中ですね。
2アウトを取っただけに悔しかった。
カブレラにやられた? あの人だけじゃないです。
いい流れをつかめませんでした」
中スポサンスポ名古屋ニッカン

●鈴木義広
<5回、松中に中越えの二塁打を浴びる>
「(松中の場面は)
高めに投げて目先を変えようと思ったけど
少し内に入ってしまった。
休みの間も左打者の内角の制球をしっかり確認したい」
(中スポ)

●英智
<4回、唯一の得点となるセンター前タイムリー>
「打ったのは、チェンジアップ。
何でも食らいついていこうと思って打席に立った。
僕は左投手を打たないと、
試合に出してもらえなくなる」

<6月は調子を落とし、18日現在で.248>
「打てないのはしかたがないから、
今はスタンスの幅を変えたり、
いろいろ考えてやっている」
中スポニッカン

●平井正史
<3番手で登板、三者凡退に抑え
ゲームを落ち着かせる>
「(三者連続三振は)たまたまですよ。
そんなにプレッシャーがかかる場面でも
なかったですからね。
しっかり体を休めて(再開する)金曜日に臨みたい」
(中スポ)

●立浪和義
<4回、センター前に20打席ぶりの安打も>
「今年も良くなかったから。
もう(交流戦は)終わったんで。
セ・リーグが始まるので頑張ります」
(中スポ)

●田中監督付スコアラー
<11三振を喫した神内の投球について>
「テークバックが小さく、スピード以上に速く見える」
サンスポ

●落合監督
<プロ野球ワーストタイとなる19三振を喫し>
「いくつ三振とられた?
19(三振)だろう?
(ワースト)記録までいったか?
タイ? あと1つだったのか?
(どうせなら)もう1ついっとけばよかったんだ。
1人の投手にやられなくて、よかったよな。

ソフトバンクは力があるんだ。3つ勝つのは大変。
(この日の審判は)ゾーンが広かったな。
審判がストライクと言えばストライクだから
言ってもしょうがないが、あえて言えば
孝介のノースリーからの三振で流れが変わったな」

<昨年15勝21敗だった交流戦を、
20勝15敗1分けと勝ち越して終え>
「(交流戦の成績は)上出来じゃないか。
来年はもっと勝つよ。
(チームが)パ・リーグにも大分慣れたからな」
(中スポ、サンスポMSN毎日新聞
スポニチ名古屋名古屋ニッカンCBC


☆交流戦総括コメント (トーチュウより)

◇福留孝介
<打率.390、30打点、5本塁打と打のMVP。
交流戦をあっさりと振り返る>
「何も変わってないよ。たまたまじゃない」

◇岩瀬仁紀
<10試合に登板。1敗8セーブ、防御率1.04。
違いを挙げるなら、目に見えない運気>
「やってることは変わってないですよ。
流れというのがあるからね。去年は悪かった」

◇タイロン・ウッズ
<チームトップの32打点で貢献>
「去年と今年は明らかな差がある。
去年は最低だった。逆に今年は調子が良かった。
チームが首位にいるということが何よりの証明だよ」

◇谷繁元信
<12球団ダントツのチーム防御率2.07を支える。
昨季との印象の違いは悔しさから来る
マウンド上での意識の強さ>
「みんなの意識が強くなったんじゃないですかね。
自分がいいピッチングをしよう、勝とう、という意識が。
好きなようにやられていたから、ボクも含めて」
(すべてトーチュウ)


ナゴヤからの話題。(18日)

◆奈良原浩
<北海道日本ハム広報を通じて、コメントを発表>
「自分もプロ野球選手である以上、
新たなチャンスを与えられた中日で、
また精いっぱいに頑張ってきたいと思います」
(トーチュウ)

◇落合監督
<トレード入団が決まった奈良原について>
「(奈良原が)1枚加われば、
いろんな動きができる。
今のウチは若い選手を育て上げるよりも、
すぐに使える選手が必要。
水曜日の練習を見て、状態がよければ、
巨人戦(23日・ナゴヤドーム)から
だれかと入れ替え、先発で使うかもしれない」
スポニチ名古屋名古屋ニッカン

ドラゴンズへのトレード発表から一夜明け、
奈良原が、コメントを発表しました。
今季、札幌ドームのグラウンドに立てなかったことを
北海道日本ハムファンにわびましたが、
心はすでに竜戦士
心機一転の活躍を誓いました。

名古屋ニッカンによると、奈良原の合流は、
21日の全体練習からの予定で、
背番号は『95』になる見込みとのこと。
落合監督によると、いきなり二塁スタメンの可能性も?
週末には中日・奈良原の姿が
ナゴヤドームで見られるかもしれません。


若竜からの話題。(18日)

◆ウエスタンリーグ
阪神-中日 15回戦
(18日・阪神甲子園球場)
 D  010 000 000 =
 T  000 400 01X =
[敗] 石井(2敗)
(中スポ)

●高江洲拓哉
<5回から2番手で登板、2回を1安打無失点>
「夢にまで見た甲子園で投げ、
前回の初登板以上にドキドキしました。
次はもっと長いイニングを投げれるようにしたい」

●中村一生
<2回、先制のタイムリーツーベース>
「バットが振れるようになりました。
(二塁打のあと捕手のけん制に刺され)
しかし走塁面がまだまだです」

●佐藤2軍監督
<高江洲について>
「遅い97キロのカーブを投げる勇気は
高校出の投手とは思えない。先が楽しみです」
(ともに中スポ)

甲子園球場での
ウエスタン対阪神3連戦の3戦目。
2番手で登板の高江洲が好投。
ウエスタン2度目の登板で、MAX141キロながら
しなやかな腕の振りからの伸びのあるストレート
阪神打線が振り遅れていたようです。

ただ本人にとっては、そのことよりも
高校球児の憧れである甲子園球場のマウンドで
投げることができたことの方が
この日は、大きかったようですが。

なおゲームは、先発した石井
コントロールを乱して、4回に5安打4失点と自滅
さらに4番手で登板のサイドスロー・樋口
2死球と荒れてしまい、1死も取れず交代。
まだまだ発展途上のようです。


PS 今日の渡邉選手。

交流戦の最終ゲームとなったこの日、
出番は、7回ウラ。
1死から平井代打で登場し、
チャンスメイクの役目を課せられました。
しかし2-1からの4球目、吉武の投じる
外角へのカットボールを打ち上げ、
一塁ファウルフライ
ただ小山とともに、この日三振を喫しなかった
数少ない野手となりました。(.250

今朝の<ドラ番記者>によると、
この日の試合前には、外野ノックをしていたもよう。
ただ一塁側スタンドに打ち上げたり、
走塁練習中の森野にぶつけそうになったりと
かなり慣れない手つきだったようですが。
コメントも載っていたので、引用。

◇渡邉博幸
<試合前、一塁ベンチ前から
井上と上田相手に外野ノックを>
「試合でできないことは、フリー打撃でもできない。
きょうはフリー打撃でも
できなかったから、死んでる球で打った」

(中スポ<ドラ番記者>

フリー打撃で左ひざの開きが気になり、
フォームを修正するためのノックだったようです。

今季の交流戦は、初戦の札幌ドームで
いきなり送りバントを失敗
チーム敗戦の戦犯になるなど、
出だしは最悪だったものの、
6月4日、フルスタでの東北楽天戦では、
4打点をマークし、お立ち台に立つなど、
昨季と比べて、出番も多く、
恐怖の9番・サードとしての活躍もありました。

再びリーグ戦に戻ると、
出番は、ある程度限定されてしまいますが、
元祖・スーパーサブらしく、
守備固めや代打で、これからも良い味を出して
チームに貢献してほしいと思います。

2006年6月18日 (日)

朝倉健太6勝目にも苦笑い、ドラゴンズ4連勝!

早いもん勝ち!!竜勝率8割
5戦連続初回先制

ベテラン山本昌の完封劇で、
ドラゴンズが先勝した対福岡ソフトバンク3連戦。
第2戦は、ドラゴンズが7年目の朝倉健太
福岡ソフトバンクは、17年目の田之上慶三郎と、
両右腕の先発対決となりました。
前回は、11安打6失点とふがいない投球だった朝倉
前日のベテランの好投に続くことが出来たでしょうか。

◇日本生命セ・パ交流戦
中日-福岡ソフトバンク 5回戦
(17日・ナゴヤドーム | 中日4勝1敗)
38117人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
ソフトバンク
中 日 ×
[勝] 朝倉(11試合6勝2敗)
[S] 岩瀬(23試合2敗18S)
[D本]谷繁4号
[Dバッテリー]
朝倉、岡本、高橋聡文、デニー友利、鈴木、岩瀬 - 谷繁

共同通信社中スポ戦評ニッカン式スコア

先制したのは、ドラゴンズ
初回、2死から福留
初球のストレートをセンターへ落とすヒット。
ウッズもセンターへの強烈な当たりで続き、
一、二塁とチャンスを広げます。
ここで迎えるは、アレックス
カウント1-0からの2球目、
真ん中高目のシュートを叩くと、
詰まりながらもライト前に落とすタイムリー!
5試合連続となる初回得点で、流れを掴みます。

序盤からテンポ良く投げ込み、一回り目を
ズレータの内野安打1本に抑えていた朝倉
4回、初めて得点圏にランナーを背負います。
1死から柴原がピッチャー返し。
朝倉が弾いて、ショート内野安打で出すと、
松中は初球、スライダーで
キャッチャーフライに打ち取ります。
しかし続くズレータに三塁線を抜かれる
ツーベースを浴び、2死ニ、三塁と一打逆転のピンチ。
ここで迎えるは、6番・江川智晃
シュートが2球外れるなど、力みが出た朝倉は、
カウントを0-3としてしまいます。
しかしなんとか2-3とカウントを持ち直すと、
最後は外角低目のスライダーで空振り三振
2年目と若い江川貫禄で抑え込みました。

3回ウラの2死一、二塁のチャンスを
田之上慶三郎(たのうえ・けいさぶろう)に
抑え込まれたドラゴンズ打線
しかし4回、再びチャンスを掴みます。
この回先頭のアレックスが、
ライトフェンス直撃のツーベースで出ると、
続く立浪が二ゴロ進塁打で、三塁へと進めます。
続く上田は、内角低目のストレートに
見逃し三振に倒れ、谷繁は敬遠。
2死一三塁で、福岡ソフトバンクバッテリーは
ピッチャー・朝倉との勝負を選択します。

カウント0-1からの2球目、
甘くなった外角へのストレートを叩くと、
打球は、ライト前にワンバウンドで落ちるタイムリー
朝倉の一打で2点目をもぎ取ります。
これで気落ちした田之上慶三郎から
続く森野がセンターオーバーのタイムリーツーベース!
連続タイムリーで、3-0とリードを広げます。

さらに5回ウラにも、ドラゴンズが追加点。
ソフトバンク2番手の三瀬幸司から
先頭のウッズがレフトフェンス直撃のツーベース。
続くアレックスのセンターフライでタッチアップ。
巨体を揺らし、三塁へ進みます。
ここで立浪は、レフトへの犠牲フライ。
ウッズがホームを踏んで、4-0
この打点立浪は、通算970打点をマーク。
谷澤健一氏を抜いて、球団新記録となりました。

4点リードをもらった朝倉
5回まで70球とまずまずのペース。
しかし6回、突如リズムを崩してしまいます。
先頭の大村にボールが先行し、四球を与えると、
続く川﨑を6-6-3の併殺にとって、ツーアウト。
この回も切り抜けるかと思われましたが、
柴原には、ストレートの四球を与えてしまいます。

ここで落合監督がマウンドへ。
厳しい表情で指示を与えます。
迎えるは、4番・松中
カウント1-1からの4球目、
内角のシュートを叩くと、一塁への痛烈なゴロ。
ウッズのミットを弾いて、森野がフォローするも、
送球が大きく逸れ、一、二塁としてしまいます。

すぐさま落合監督がベンチを出ると、
踏ん張れなかった朝倉の交代を告げます。
再びマウンド上にやってきた監督
視線を合わせられない朝倉
降板しベンチに戻ると、森コーチからのお説教が。
84球を投げ、4安打2四球6奪三振で無失点
数字的には、決して悪くはないものの、
悔しさが残る5回2/3での降板となりました。

2番手としてマウンドに上がったのは、岡本
いきなりズレータにレフト前ヒットを浴び、
2死満塁としてしまいますが、
続く江川を外角へのスライダーでセンターフライ。
しっかりとピンチを凌ぎます。

ピンチを切り抜けたドラゴンズ
6回ウラ、貴重なダメ押し点が加わります。
この回から登板の佐藤誠から、
先頭の谷繁が、カウント1-0からの2球目、
内角高目のシュートをジャストミート!
高々と上がった打球がレフトスタンドへ。
まさに打った瞬間というホームラン
会心の笑みを浮かべた谷繁
8回ウラにも詰まりながらもセンター前に運び、
打率を.201とし、久々に2割台に戻しました。

8回のマウンドには、3番手の高橋聡文
しかし1死から川﨑の代打・カブレラ
初球のストレートをライト前に運ばれると、
柴原の代打・大道には左中間へのツーベース。
連打でニ、三塁としてしまうと、
松中には、外角低目のストレートを叩かれ
三遊間を抜かれるタイムリー
この3連戦初めて、ソフトバンクから1点を失います。

なおも1死一、三塁とピンチが続くと、
ベンチは、高橋聡文をあきらめ、
デニー友利にスイッチします。
迎えるは、この日3安打と当たっているズレータ
しかしここはベテランの味。
フルカウントからの8球目、
ど真ん中のストレートを叩かれ、
ピッチャー横を抜かれます。
しかしその打球が森野の正面に!
4-4-3のダブルプレーとなり、追加点を与えません。

最終回は、鈴木がマウンドへ。
先頭の江川を空振り三振に打ち取ったものの、
続く本間の代打・城所龍磨に死球を与え、
さらに山崎の代打・田上秀則には、
センター前に運ばれ、一、二塁としてしまいます。
こうなると、守護神・岩瀬の出番に。

岩瀬は、竹岡の代打・森本
空振り三振に取り、ツーアウト。
続く大村には、レフト前に運ばれますが、
最後は、カブレラを初球、
外へのスライダーで料理し、ショートゴロ。
井端から森野に渡って、ゲームセット!

終盤、中継ぎ陣が多少もたついたものの、
1失点に凌いだドラゴンズ
これで4連勝となり、交流戦20勝目
6回途中でマウンドを降りた朝倉に6勝目がつきました。

今日の収穫、健太打って勝つ!自らタイムリーを放ち、
スイスイと投げていた朝倉が、
6回、突如投球の
バランスを崩し降板
落合監督の素早い決断
下ってしまいました。
打たせて取る投球で、
ここまで安定してきた朝倉ですが、
ここ2試合は、少々不安定なところが、
見え隠れしています。
来週からのリーグ戦に向けて、
その辺りはしっかりと修正しましょう。

打線の方は、11安打で効率よく5得点。
しっかりと先制できているのが大きいです。
もっか首位打者の福留が好調をキープ。
森野もこの日、猛打賞をマーク。
この2人がチームをけん引しています。
ウッズ、アレックスはまずまずの調子ですが、
ここへ来て、不調だった谷繁
当たりが戻ってきたのは、吉報ですね。
これにこの日、メモリアルとなった
立浪に複数安打が出始めれば、
さらに厚みが増してきます。
ベテランの復調に期待をしたいです。

約1ヶ月半に渡ったセパ交流戦
いよいよ明日のゲームが最終戦となります。
連敗となった福岡ソフトバンク
さすがに3タテは阻止したいと、
全力で向かってくることでしょう
おそらく明日は、総力戦が予想されます。
ぜひとも打線が、先発予想の小笠原を援護して、
交流戦、有終の美を飾ってほしいと思います。


☆今夜のビクトリーラン!(17日)

○朝倉健太
<6回途中まで4安打無失点に抑え、6勝目>
「ちょっとバランスを崩して
リズムが悪くなった部分がありましたが、
今日はチームの良い流れに乗っていこうと
マウンドに立ちました。
これからもどんどん頑張っていきたいと思います。
みなさんの声援もよく聞こえていたので、
僕を後押ししてくれました。
もっと長いイニングを投げられるように
頑張っていきます」

「立ち上がりはテンポ良く投げる事が出来たけど、
後半は四球を出してからリズムを崩してしまった。
粘り強く投げられたと思うけど
5、6回くらいにバランスが崩れて
リズムが悪くなってしまった…。まだまだですね。
次に投げるときは、長いイニングを
テンポ良く投げたいです。
シーズンは長いが、ローテを守りたいと思います」
公式HPスポニチ名古屋名古屋ニッカンCBC

○森バッテリーチーフコーチ
<先発・朝倉について(3回終了時)>
「今日は、ボールが低めに来てるな。
先取点を取ってもらったので、
追加点を取るまで頑張って投げて欲しいね」
(公式HP)

○立浪和義
<5回にレフトへの犠牲フライ。
通算971打点とし、谷沢健一氏の球団記録を更新>
「打ったのは、ストレート。
追い込まれていたので何とか外野フライでもと思った。
この1点が大事だから。

記録? うれしいですけど、
やっぱり(ヒットを)打ってないからね。
タイムリーで? うーん…。そうですね。
でも、ここのところずっと(ヒットが)出てないから。
状態は悪くはないんですよ。
長いシーズンだから、こんなこともあると思うけど、
それを自分の力で
打破していくしかないですから。頑張ります」
(公式HP、中スポサンスポスポーツ報知
スポニチ名古屋名古屋ニッカン、CBC)

◆谷澤健一
<立浪の記録更新について>
「後輩がこうして記録を抜いてくれると
いうのはOBとしてうれしい。
あの体で次々と記録を更新しているのは立派だが、
球界にはまだまだ上がいる。
次は1000打点を目指して頑張ってほしい」
中スポ

○アレックス・オチョア
<1回、ライト前に2試合連続の先制タイムリー>
「打ったのは、ストレート。
ランナーをかえす気持ちで打席に入った。
先取点を取れてよかった。
できれば毎日ヒットを打ちたいけど、
とにかくチームのために、自分にできることをやって、
ベストを尽くせればと思ってる」

<4回、ライトフェンス直撃のツーベース>
「意識してたわけではないけど、
田之上のカットボールが良かったから、
逆らわずに打っただけだよ。
毎回勝ちたいけど、そういかないときもある。
でも、今は投打がかみ合ってるね」
(公式HP、中スポ、名古屋ニッカン、CBC)

○福留孝介
<3試合連続で1回2死から出塁。
どれも得点になっている>
「2死から出塁できているのはいいことだと思います。
得点につながって勝っているし、
1回から点を取れば、ピッチャーを楽にすることができます」
(中スポ)

○谷繁元信
<6回のホームランについて>
「打ったのは、ストレート。思い切っていきました」
(公式HP、CBC)

○森野将彦
<4回のタイムリーツーベース>
「健太が打ったから、自分も何とかしたかった」
(公式HP)

○岩瀬仁紀
<9回、思わぬ形で登板が巡るも、
最後はきっちりと締めくくって、18セーブ目>
「今日に関しては、あまり話すことはないです。
いい形で終わりたかったんですけどね…」
名古屋ニッカン

○落合監督
<引き分けを挟み4連勝、今季最多の貯金12も、
終盤のリリーフ陣がぱっとせず岩瀬を投入する展開に>
「いや~、最後はいっぱい、いっぱいだったな。
何人か投げれば悪いのもいる。
ウチの中継ぎは人がいい。
みんな、岩瀬にセーブをつけてやりたいんだなあ…。
今日は誰がヒーローなんだ。

これくらい点(5点)が入ったら、
健太(朝倉)に完投して欲しいけどな。
後ろ(の救援投手)がいいからって5、6回じゃ。
まあ先発に勝ちがついて、
岩瀬にセーブがつくということはいいことだけどな。

(攻撃で)一番は健太のライト前だな。
2回目のバッティングが大きかった。
あそこで1-0だったら展開が変わる。
見逃し三振してくると、打者もその気にならない。
今までの健太はそういうのがなかっただろ。
それが成長したところだ。
投手も9番目のバッター。
打てば自分で自分を楽にできることが分かっただろう」
(公式HP、共同通信社MSN毎日新聞名古屋ニッカン、CBC)


ナゴヤからの話題。(17日)

中日が奈良原を獲得
日本ハムから金銭トレードで

中日は17日、日本ハムから奈良原浩内野手(38)を
金銭トレードで獲得することが決まったと発表した。
奈良原はドラフト2位で青学大から1991年に西武入りし、
98年からは日本ハムでプレー。
今季は1軍出場がなく、チームの構想から外れていた。
中日不動の二塁手だった荒木
故障のため戦線離脱し、右の内野手の補強を模索していた。
(共同通信社)

◇伊藤球団代表
<北海道日本ハム・奈良原の獲得について>
「荒木がああいう状態なので現場から要請があった」
スポニチ名古屋

金銭トレードがまとまりました。
北海道日本ハムのベテラン内野手、
奈良原の入団が決まったようです。
>プロフィールは、こちらから。
(北海道日本ハムファイターズ公式HP)

やはり荒木のケガが、長びくようですね。
上田に続く北海道日本ハムからの加入。
まずはチームになじんで、ベテランの味を見せてほしいです。


若竜からの話題。(15日)

◆ウエスタンリーグ
阪神-中日 14回戦
(17日・阪神甲子園球場)
 D  010 00  =
 T  002 00x =
(5回ウラ無死降雨コールドゲーム)
[敗] 吉見(3敗)
中スポ・ファーム情報

●堂上剛裕
<5番・サードでスタメン出場。
三塁打1本を含む2打数2安打と大当たり>
「前に突っ込まなく打てるようになりました
練習の成果が出ました。
今後の目標は(打率)3割5分」

●吉見一起
<先発し、4回を投げ5安打2失点。
先頭打者を出塁させないという課題を克服できず>
「意識過剰になり過ぎました」

●佐藤2軍監督
<堂上について>
「内角球を打てるようになってきた。
軸足で打てるようになってきて力強さを感じる。
守りは一塁も三塁もやらせるが
三塁の方が合っているかもしれない」
(ともに中スポ

甲子園球場でのウエスタン対阪神第2戦。
5回ウラ途中での降雨コールドとなりました。
10日のサーパス戦に続き、中6日での先発となった
吉見でしたが、前回のマウンドでも課題となった
先頭打者をこの日も4イニング中、3回まで出してしまい、
克服することができませんでした。

打線の中では、5番に座った堂上
前日の4打数2安打に続き、この日も2安打
2軍調整中ながら、安藤から放ったヒットだけに
大きな自信になったもよう。
ただチーム全体で、ヒットはその2本だけでした。


PS 今日の渡邉選手。

さすがに右の田之上慶三郎の先発とあって、
6番・サードのスタメンには、立浪が復帰。
久々のベンチスタートとなりました。
8回ウラから、一塁の守備固めで登場。
安定感ある守備で、4-4-3の併殺では、
森野からの送球を受けました。
長かった交流戦も明日で最後
ぜひともヒットを放って、
最後は決めてほしいかなと思います。

2006年6月17日 (土)

山本昌完封、お待たせ交流戦今季初勝利!

マサ、2年ぶり“完封”
球団初!40代快挙

ドラゴンズの交流戦も残り3試合
最終カードとなる福岡ソフトバンク戦を迎えました。
金曜日の先発投手といえば、山本昌
しかし今季の交流戦、打線の援護が少なく
好投すれども、いまだ勝ち星がありません。
杉内俊哉との左腕同士の先発対決、
打線が山本昌にこれまでの借りを返せるでしょうか。

◇日本生命セ・パ交流戦
中日-福岡ソフトバンク 4回戦
(16日・ナゴヤドーム | 中日3勝1敗)
29172人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
ソフトバンク
中 日 ×
[勝] 山本昌(11試合3勝4敗)
[D本]なし
[Dバッテリー]
山本昌 - 谷繁

共同通信社中スポ戦評ニッカン式スコア

立ち上がりの山本昌
先頭の大村を投ゴロに取ると、
続く森本学をレフトフライ。
そして柴原を内角へのストレートで空振り三振。
三者凡退と幸先良いスタートを切ります。

一方、ソフトバンク先発の杉内は、
立ち上がりからコントロールが不安定
2死から福留が四球を選ぶと、
続くウッズにもストレートの四球。
一、二塁とチャンスをもらいます。
ここで迎えるは、アレックス
カウント1-3からの5球目、
ストライクを取りに来た
内角高目のスライダーを叩いて、
レフト前へのタイムリー!
ドラゴンズが、先制します。

続く2回ウラも再びチャンス。
1死から谷繁が一塁線を破るツーベースで出ると、
山本昌が送って、三塁へと進みます。
続く森野が、四球を選んで一、三塁とすると。
井端がカウント0-1からの2球目、
外角高目、ややボール気味のストレートを叩いて、
ライト前へのタイムリー!
さらに福留が打ち上げてしまった当たりは、
サード後方にぽてんと落ちる
ラッキーなタイムリーツーベースに!
さらに1点を追加して、3-0
山本昌に次々と援護点していきます。

3点をもらった山本昌ですが、
今夜は、かなり状態が良さそう。
常にストライクが先行し、
ボールも低目に丁寧に決まります。
スクリューを始めとする変化球の切れも抜群、
自分のペースでテンポ良く次々と投げ込みます。
3回までは、4奪三振を含むパーフェクト
4回1死から森本にセンター前に運ばれ、
今日初めてのヒットを打たれたものの、
続く松中を当てただけの遊ゴロに打ち取り、
ソフトバンク打線を付け入るスキを与えません。

そんな山本昌にさらなる追加点。
それは自らのバットがきっかけとなりました。
4回ウラ、先頭で打席に入ると、
フルカウントから3球ファウルで粘った末に、
9球目をセンター前へと運びます。
森野の送りバントと井端の三ゴロ進塁打で三塁へと進むと、
福留が外寄りのスライダーをきれいにミート。
ライト前へのタイムリーとなって、4-0
ゲームを優位に進めていきます。

5回を投げ、57球。
ここまでヒット1本、無失点に抑えている山本昌
しかし6回に多少、制球に乱れが生じてきます。
1死から、杉内の代打、ホルベルト・カブレラ
レフトフェンス直撃のツーベースを浴びると、
続く大村には、ストライクが決まらず四球。
さらに森本の空振り三振の時にワイルドピッチ。
ランナーがそれぞれ進み、2死二、三塁と
この日初めての大きなピンチを迎えます。

落合監督がマウンドへ行き、指示を与えると、
ソフトバンクベンチは、
柴原に代打・大道を送ります。
カウント1-1からの3球目、
外角高目のストレートを叩くと、
打球はライトへのファウルフライ。
ピンチを凌いだ山本昌は、フウーッ!と
深く息を吐き出しました。

結局、この6回が今夜の最大のヤマでした。
山本昌は7回、8回をともに三者凡退に打ち取り、
ついに最終回のマウンドを迎えます。

今季最長が5月19日の千葉ロッテ戦の8回0/3
2度目となった9回のマウンド。
先頭の大村をレフトフライに打ち取ると、
続く森本にカーブをレフト前に運ばれます。
1死一塁となって、投手・竹岡和宏の打順。
ここで代打に、前中日の田上秀則が登場します。
新天地で打率.462と当たっている田上秀則でしたが、
山本昌は落ち着いて料理。
カウント0-1からの2球目は、真ん中へのスクリュー。
強振したものの、当たりはショート正面のゴロ。
6-4-3と渡り、ダブルプレーでゲームセット!

山本昌、2年ぶりとなる完封勝利
4月29日の巨人戦以来となる今季2勝目をマーク!
交流戦今季最後となったマウンドで
最高の投球を見せ、遅ればせながら、
対パ・リーグ今季初勝利を挙げました。

やっちゃったよ、完封!昌さん、今季交流戦初勝利。
本当におめでとうございます!
自分の事のように
とてもうれしく思います。
今夜は、立ち上がりから
抜群の安定感
コーナーに変化球が良く決まり、
毎回のように三振を奪うなど、ソフトバンク打線を圧倒。
連続試合出塁を続ける主砲・松中にも
まったくスイングをさせませんでした。

113球、3安打1四球10奪三振で無失点と、
今季1、2を争うくらいの出来だったと思います。
佐藤充朝倉など若い投手が、
交流戦でドンドン勝利を重ねていくなか、
なかなか勝てなかった昌さん
しかし腐らず、練習に取り組んだ結果が
最終戦でようやく報われたカタチになりました。

この勝利でまだまだやれることをしっかり証明。
交流戦ではもたついてしまい、
183勝目はかなり難産となってしまいましたが、
来週からのリーグ戦で、その力をさらに発揮し、
さらなる勝利を積み重ねていってほしいです。

そして今夜は、打線が初回からしっかりと援護。
なんとか昌さんを勝たせたいという気持ちが
充分に伝わってきました。
相手先発の杉内の出来が予想以上に
悪かったこともありますが、
打線がしっかり繋がってのタイムリー4本。
これで少しは、昌さん
『借り』を返せたのではと思います。

これで引き分けを挟んで、3連勝
気がかりだった昌さんにも勝利が付き、
貯金も今季最多となる11となりました。
交流戦は、残り2試合。
良い流れをこのままキープして、
連勝を積み重ねていきましょう!


☆今夜のビクトリーラン!(16日)

○山本昌
<2年ぶりの完封で今季交流戦初勝利>
「多くのファンの方にたくさんの声援を
もらったので良いピッチングができました。
交流戦最後の登板で勝てて良かったです。

(完封について)まだ投げられるんだなあと
自分でびっくりしています。
最近若いピッチャーが勝っているので
自分にも勝ち星が付くようにがんばりました。
しばらく勝利から遠ざかっていても
やるべきことはやっていたので
そのうち勝てるだろうと思っていました。
レギュラーシーズンに入ってもがんばりますので
これからも応援よろしくお願いします」

「制球はばらついていたし、
調子はあまり良くなかった。
よかったのはカーブとスクリューぐらい。
4点差あったので、走者をためないように心がけた。
(投げた試合は)チームが全敗だったから、長かったね。
でも、前回(9日、日本ハム戦)はチームが勝った。
それで流れがくると信じてました」

<8回までは毎回の10奪三振。
40代としては史上初の毎回奪三振を逃したことを
報道陣から聞くと、頭をかきむしって悔しがる>
「えーっ! 毎回だったの? 
本当に知らなかった。先に言ってくださいよ!
知ってれば狙ったのにぃ…。
だって三振取ってる意識なかったから。
もう、早くそれを言ってよ」

<8月で41歳も徹底した自己管理で
肉体的衰えはほとんどない。その理由をこう語る>
「(完封で)名前が残るだけいいです。
でも、これから選手寿命が延びてくるし、
そういう選手がどんどん出てくると思いますよ。

酷使してないからですよ。
今は投げ込まなくても調整できる。
小さいころから、高校、大学、そしてプロと…。
そんなノウハウが球界全体に広がってますから。
その中で先頭になってきたと思っている。
今でも抑えでなら140キロ出るよ。
工藤さん(巨人)があれだけやっておられるんで、
僕もまだまだ頑張らないとと思う。
(113という球数を聞いて)あと10球で限界だったな」

公式HP、中スポ、サンスポスポーツ報知
共同通信社、MSN毎日新聞、スポニチ名古屋名古屋ニッカン

 

『いやぁ長かったけど、
勝つときはこんなもんですね。
調子はあまりよくなかったけれど、
変化球だけはまあまあだったのでそれを頼りに
とにかく毎回の先頭打者は出さないでおこうと
ていねいに投げていたら投げ切れました。
最終回は毎回奪三振がかかっていたとは知らず…。
やっていたら40代じゃあ初めてだったとか。
誰か教えてくれたら狙っていたのに(笑)。
冗談はさておき、つらい交流戦だったけど
最後に勝てたので、これからまた
セ・リーグの戦いに戻って頑張っていきます。』

(『山本昌公式ホームページ』より抜粋引用)

○森バッテリーチーフコーチ
<先発・山本昌について(3回終了時)>
「昌らしい打たせて取るピッチングが出来ているな。
後は、一発に気をつけて投げること」
(公式HP)

○アレックス・オチョア
<1回の先制タイムリー>
「打ったのは、カットボール。
先取点が欲しい場面だったので、打てて良かったよ」
(公式HP、中スポ、MSN毎日新聞、名古屋ニッカン

○井端弘和
<2回、ライト前タイムリー>
「打ったのは、ストレート。
ストライクが来たら全部打って行こうと思ってました。
振ったら当たっただけです」
(公式HP、トーチュウ、名古屋ニッカン

○福留孝介
<2回、レフト線にポトリと落ちるタイムリー二塁打>
「打ったのは、カーブ。
ラッキーの一言です。(笑)」

<4回、ライト前へタイムリー>
「マサさんがヒットを打ったので、
何とか還したかったんですよ。
今日の杉内は真っすぐのコントロールが
悪かったので(スライダーを)狙っていた。
ストレートが入ってたわけじゃから、
狙い球をしぼって振った。
リズム良く点を挙げることができた。
きょうはマサ(山本昌)さんの日。
笑顔が久しぶりに見られてよかったね」

<試合後、バラで『1000本安打』と書かれた
花飾りを台車に乗せて現れる>
「(交流戦も)あと2試合、いい形で終わりたいね」
(公式HP、中スポスポニチ名古屋名古屋ニッカン

○英智
<5試合ぶりのスタメン。
5回、ファウルで粘って10球目を左中間へツーベース>
「粘っていい球が来るのを待ちました。
杉内くんとは前回(5月28日)やって、
知らないピッチャーじゃなかったですから」

<8回は二塁内野安打で出るも、
一塁を飛び出しタッチアウト>
「ああいう流れで逆転されることも
あるから、勝ってよかった」
(トーチュウ)

◇佐藤充
<この日の新聞に観戦していた家族の写真が。
190センチの自分より大きい弟・賢さんに嫉妬>
「載ってましたね~。
でも弟はいくら何でも写りが良すぎます。
やらせかと思いました。そんなにかっこよくないのに…」
ニッカン

○落合監督
<この日は午前中に東京から名古屋に移動>
「やっと移動日での金曜日に勝てたな。
気にはしていなかったが、5月はずっと負けていたからな」

<山本昌の完封について>
「マサは先に点を取って、
のらりくらりやってくれればいいんだよ。
打てそうだけど打てないのが特徴。
しゃかりきになることはない。
6回にマウンドに行ったのは
ピッチングの間合いが早くなってきたから。
テンポがいいのと間合いが早いのは違う。
急いだわけじゃないんだろうけど、突っ込んでいた。
あれが勝てない投手の姿なんだろう。
話の内容は企業秘密だけどな。
欲を言えば、あと1点あれば楽になったんだけどな。
御の字でしょう。
これで、パリーグ相手が嫌だというのを
頭の中からアイツが消してくれればいいんだけどな」
(公式HP、中スポ、MSN毎日新聞名古屋ニッカンCBC


若竜からの話題。(15日)

◆ウエスタンリーグ
阪神-中日 13回戦
(16日・阪神甲子園球場)
 D  100 000 020 =
 T  000 000 003 =
(9回規定により引き分け)
[D投] 長峰、落合英二、遠藤
中スポ・ファーム情報

◇長峰昌司
<先発し、6回を投げ4安打無失点>
「どの球も低めに慎重に投げました」

◇落合英二
<7回から登板、2回を投げ1安打2奪三振。
特にシュートのキレが抜群>
「腰が少し張っているが調子はいいです」

◇佐藤2軍監督
<長峰の投球について>
「だいぶ粘り強く投げれるようになった。
何とか勝たせて自信をつけさせようと思ったが残念だ。
反省材料は初球にカーブで
ストライクが思うように取れなかったことだ」
(ともに中スポ

甲子園球場で行われた対阪神戦。
先発した長峰が、6回を投げ、
4安打2四球の無失点と好投を見せたようです。

中スポによると、緩急が冴えたようで、
135キロ前後の真っ直ぐと、110キロのチェンジアップに
タイミングが合わずに5回まで危なげない投球。
6回も2死満塁のピンチを切り抜けたようです。
簡単に四球を出さなくなるなど、
粘り強さも身につけ始めているようで、
今後はカーブの制球が課題になるとのこと。
1軍投手陣は、層が厚いため、
なかなかチャンスは来ませんが、
しっかり鍛錬してほしいです。

また夏場の秘密兵器落合英二も好調をキープしています。
なおゲームは、3-0で迎えた9回ウラ、
この2人の後に投げた遠藤が打たれて
3-3の引き分けとなりました。


PS 今夜の渡邉選手。

DHなしのセ・リーグルールとなり、
出場がやや危ぶまれましたが、
なんと『6番・サード』でのスタメン出場となりました。
初回の第1打席は、先制直後の2死一、二塁。
しかし内角高目のスライダーに詰まらされたサードゴロ
惜しくも追加点をあげられませんでした。

第2打席は、3回ウラ、
初球、チェンジアップを叩くと、ピッチャーゴロ。
しかし杉内が弾いてしまい、ショート前を転々。
ラッキーな内野安打となりました。

5回の第3打席は、打ち損じのセンターフライ
7回の第4打席は、佐藤誠の外へのカットボールに
タイミングが合わずに空振り三振
結局この日は、4打数1安打(.254
日大藤沢高の先輩・昌さんに勝利を付けるべく、
大きな活躍こそなかったものの、
最後は一塁で田上秀則の6-4-3の併殺で、
ウイニングボールを掴むと、
先輩にしっかりと手渡しました。

2006年6月16日 (金)

地元凱旋佐藤充、スゴいぞ4試合連続完投勝利!

すごいぞ カバちゃん 4連続完投勝利
竜交流戦勝ち越し

延長12回、決着つかずにドローとなった前夜、
ドラゴンズは、8人の投手を注ぎ込んでしまいました。
6連戦の半ば、出来るだけ投手を温存したいところ。
そんな状況にうってつけの投手が今夜の先発に。
その投手の名は、佐藤充
ここまで3試合連続完投勝利の交流戦男
地元・埼玉での凱旋登板となったマウンドで
4試合連続完投勝利を飾れたのでしょうか。

◇日本生命セ・パ交流戦
西武-中日 最終戦
(15日・インボイスSEIBUドーム | 中日3勝2敗1分け)
9946人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
中 日
西 武
[勝] 佐藤充(7試合5勝)
[D本]福留14号 ウッズ15号、16号2ラン
[Dバッテリー]
佐藤充 - 谷繁

共同通信社中スポ戦評ニッカン式スコア

西武の先発は、
今季2試合目となるシュウ・ミンチェ
初回、簡単に2死を取られますが、
前夜1000本安打を通過した福留が、先制攻撃!
カウント2-2からの5球目、
ど真ん中に入ったストレートを振り抜くと、
打球が、右中間スタンドへ飛び込みます!
1003本目のヒットは、先制のホームラン。
日生の後輩・佐藤充にいきなり1点をプレゼントします。

一方、注目された佐藤充の立ち上がり。
いきなり先頭の福地に四球を与えてしまうと、
続く片岡はライトフライに打ち取り、1アウト。
中島を迎えた初球の前に一塁にけん制
これで福地が誘い出して挟み、一塁ベース手前でタッチアウト。
不安だった立ち上がりを、
相手のミスで救ってもらった佐藤充
中島もライトフライに打ち取り、結果3人で片付けます。

1-0のまま迎えた4回、佐藤充に援護点。
先頭のウッズが、カウント1-2からの4球目、
外角低目のストレートを叩くと、
打球は伸びて、右中間スタンドへ!
ここ数試合、悩んでいた主砲の10試合ぶりの一発
3、4番と中軸のホームラン競演で、
ドラゴンズ、中押しの2点目を奪います。

立ち上がりのピンチを凌ぎ、波に乗った佐藤充
2回以降は、スライダー、フォークが決まりはじめ、、
4回を終えて、西武打線をノーヒット。
しかし5回、連打を重ねられてしまいます。

この回先頭のカブレラが詰まりながらも
パワーで落とすレフトへのヒットで、初安打を放つと、
1死から平尾が、初球のストレートを、
軽打で一二塁間を抜いていきます。
ここで迎えたDH・栗山巧が、
カウント2-2からの5球目、
真ん中低目のストレートを逆らわずに、
レフト方向へ持っていきます。
打球は、アレックスの頭を越えていくタイムリー。
二塁走者のカブレラが、ホームを踏み、
一塁走者の平尾も三塁を回ります。
ところが、アレックスから中継した井端好返球!
本塁ベース手前で谷繁がブロックして、タッチアウト。
なんとか1点に食い止め、同点を阻止します。

1点差に詰め寄られたドラゴンズ
しかしすかさず突き放します。
6回ウラ、先頭の福留がストレートの四球を選ぶと、
続くウッズが四球のあとの初球を見逃しません!
真ん中高目のストレートを完璧に捉えると、
打球はレフトスタンドへ一直線!
上段に飛び込むと、ワンバウンドでそのまま場外へ。
まさにピンポン球のような、
ウッズの2打席連続のホームラン
4-1と再びリードを広げます。

なおも動揺したシュウは、続くアレックスに四球。
ここで西武ベンチは、シュウをあきらめ
宮越徹にスイッチします。
しかし2週間ぶりの登板という宮越を攻め、
1死から上田がチェンジアップをうまくとらえて、
ライト線へのヒットで一、三塁とすると、
続く谷繁の2球目にスクイズを敢行!
一塁方向への小フライ気味にはなりましたが、
カブレラの前にワンバウンドで落ちて、成功!
アレックスがホームインし、5-1
大技小技で、この回3点を追加。
佐藤充を打線が強力援護していきます。

4点リードをもらった佐藤充
6回まで64球という少ない球数もあって、
終盤もボールの勢いは衰えません。
7回ウラ、カブレラのレフト前と
平尾にもレフト前に運ばれ、
2死一、二塁と走者を背負いますが、
続く栗山をスライダーで空振り三振に。

谷繁のレフトへのタイムリーで
さらに1点をもらった8回ウラも
高山の代打・佐藤友亮のセンター前と
片岡のセンター前で、2死一、二塁としますが、
中島を初球、外へのフォークを打たせて、
サードファウルフライに打ち取り、
ピンチを凌いでいきます。

好投を続ける佐藤充に、さらなるダメ押しが。
9回、西武3番手・2年目の山岸穣を攻め、
先頭の森野が、センター前ヒットで出ると、
続く井端の時にワイルドピッチで二塁へ。
井端もセンター前に落とすヒットで
無死一、三塁とすると、
福留がきっちりセンターへ犠牲フライ。
ムダのない攻めで、1点追加。
7-1として、9回ウラを迎えます。

マウンドには、もちろん佐藤充の姿が。
8回を終えて、球数はまだ88球と超省エネ状態。
この回先頭のカブレラ
外角低目のストレートで空振り三振に打ち取ると、
続く和田も2球目のフォークをセンターライナー。
そしてこの日合っていた平尾
内角高目のストレートで
センターフライに打ち取り、ゲームセット!

先制、中押し、ダメ押しと
効率的に得点を奪ったドラゴンズ
投打がかみ合っての快勝!
98球で9回を投げきった佐藤充は、
これでチーム12年ぶりとなる4試合連続完投勝利
交流戦5勝目をマークし、地元での凱旋登板
見事な白星で飾りました。

「福留さん、1000本おめでとうございます」「今ごろ遅いよ!」佐藤充がまたも好投。
立ち上がり、
四球を与えてしまい、
ちょっと危ないかなと
思われましたが、
相手の走塁ミスでピンチを凌ぐと、
2回以降は、立ち直って
5回に1点を失った以外は、
ランナーこそ出すものの、粘り強く投げ込み、
結局98球、8安打7奪三振1四球で1失点と
見事な完投勝利となりました。

失点もわずかに1、これで防御率も1.15に。
エース・川上憲伸の圧倒的な存在感の影に隠れがちですが、
今や立派なローテの柱の1本に成長しました。
あとは、24日から再開されるリーグ戦で、
この力量を発揮出来るかにかかってきます。
焦らず奢らず、この調子を維持してほしいと思います。

それにしても打線は、佐藤充の時は、
しっかりと援護しますね。
テンポの良さも考えられると思われますが、
ここ数試合、不振にあえいでいたウッズが、
右へ左への二打席連発!
福留の先制弾も合わせると、3、4番で3発のホームラン。
やはり中軸が打つと強いですね。
11安打で7点と実にうまく攻めたと思います。

そのなかで心配だったのが、高橋光信
この日6番・DHでスタメンも
2回の第1打席で右手甲に投球を受け、途中退場
4回の打席では、代打・井上が送られましたが、
中スポによると、検査の結果、打撲と判明。
16日の出場は当日の状態をみて決めるとのこと。
骨折ではないようでよかったです。

西武との3連戦を2勝1分けと勝ち越し、
これで交流戦の通算成績が18勝14敗1分けに。
2年目にして、初めての交流戦勝ち越しを決めました。
明日からは、地元ナゴヤドームで
最終カードとなる対福岡ソフトバンク戦。
まずは、山本昌に交流戦初勝利を
最後の最後でプレゼントしてあげてほしいです。


☆今夜のビクトリーラン!(15日)

○佐藤充
<4試合連続完投勝利で交流戦5連勝>
「いつも通り初回から全力で
抑えにいくことだけを考えていました。
毎試合苦しいところで点を取ってもらえるので
今日も自分のリズムで投げることができました。
点を取ってもらった後に相手を0点に抑えたので
試合の流れを引き寄せることができたと思います。

(完投継続は)これだけ点を取ってもらっているので
9回は投げないといけないと思います。
何よりこういう展開にしてもらっていることに感謝します。
また今日は地元ということで
良いピッチングができてうれしいです。
今日も何とかゲームを作ることができました。
次も勝てるようにがんばりますので
応援よろしくお願いします。
今日はありがとうございました!」

<初回、自らのけん制で切り抜けたことに>
「ラッキーでした。あんなに
きれいにかかるとは思わなかったです」

<5回、2死二塁のピンチで
細川をカウント0-3から直球で空振り三振に>
「ピンチになって気負った分、
手投げになっていたけど、うまく修正できました」

<埼玉出身で少年時代は西武ファン。
当時の西武球場には、何度も足を運んだ>
「10回以上は行ってると思う。
大学、社会人になったころには、
ここで投げたいとか、
それほど思わないようになっていた。
青空も見えないし、芝も違う。
まったく変わりましたね」

<この日は両親、弟、そして所属していた
少年野球チームの後輩約50人が来場。
インボイスのマウンドの感触を問われると>
「そんなこと考える余裕はありませんでした。
目の前の打者に集中した。
地元でいい投球ができて良かった」

公式HP、中スポ、サンスポスポーツ報知
共同通信社、MSN毎日新聞、スポニチ名古屋名古屋ニッカン

○森バッテリーチーフコーチ
<先発・佐藤充について(3回終了時)>
「リズム・コントロール共にいいな。
先取点を取ってもらったんだから、
追加点を取ってくれるまで頑張って投げて欲しい。
後は、先頭打者の四球だな」
(公式HP)

○タイロン・ウッズ
<4回に10試合ぶりの15号ソロを放つと、
6回には2打席連続の16号2ラン>
「久しぶりのホームランだね。
いいボールだけを待っていた。いいスイングが出来たよ。
(6回に打ったのは)ストレート。
いつものように強く振る事だけを心がけたよ。
追加点が取れて良かったね」

<2打席連発を素直に喜ぶ>
「おれも待ち望んでた。
1本目もいいスイングができたし、
2本目もインコースを会心の当たりで打てた」
(公式HP、中スポスポニチ名古屋名古屋ニッカン

○福留孝介
<1回、好調ぶりを見せつける
先制の14号ソロホームラン>
「打ったのは、ストレート。
2アウトだったので、思い切っていきました
向こうの失投だろうけど、狙い通り打てました」

<日本生命出身の後輩の活躍を喜ぶ。
ピンチになると外野からジェスチャーで励ます>
「同じ日本生命出身ですからね。助けたいですよね。
でも、きょうは(佐藤)充が頑張ってくれましたよ」

<通算1000本安打を達成し、
多くの関係者から祝福の言葉をかけられるも>
「そういえばあいつ(佐藤充)からは
何もなかったな。薄情なやつだから」

<今季4回目のFWアベック弾
ウッズの2発を待ち望んでいた>
「おまえが打つときはおれも打てるんだと
タイロン(ウッズ)が言ってましたよ。
僕が打てなくても、彼はこれからもっと打ってくれるでしょう」
(公式HP、中スポ共同通信社ニッカン名古屋ニッカン

○谷繁元信
<6回にスクイズ、
8回にはレフト前タイムリーと2打点>
「打ったのは、フォーク。
点数は何点入ってもいいことだから、打てて良かったです。
ようやく楽に打席に入れるようになってきましたよ」
(公式HP、トーチュウ、名古屋ニッカン

○上田佳範
<5月10日以来、35日ぶりの先発出場。
2安打でダメ押し点を呼び込む>
「得点に絡めたのが一番。
勝利につながって何よりです。
(先発出場は)最初は緊張しました。
いつものほど良い緊張よりもね。
でも、この球場は相性がいいんですよ。
いいイメージを持って入れた」
中スポ

○森野将彦
<4試合目の1番で2安打も、
元中日・宮越との同期対決では三振>
「きょうはやられた。いい球がきました。
まだ1番は慣れないですね」
(トーチュウ)

○井端弘和
<5回、好返球で同点を阻止>
「打てないときは守りで、
守れないときは打って貢献していけばいい」
(中スポ)

○岩瀬仁紀
<インボイス西武ドームでの試合後、
大変な戦いが待つ。それは駐車場までの急な階段>
「ゆっくり上ると余計きついんですよ」
(中スポ<ドラ番記者>

○落合監督
<3試合を残し、交流戦勝ち越しを決める>
「これで昨日(14日)の引き分けが生きた。
今日負けていたら、昨日の引き分けも負けだった。
今日は勝ったから昨日の引き分けも勝ちだな。
それにしても交流戦長かったな。あと3試合か。

佐藤充は良くなった。
最初のころとは別人みたいだ。堂々としている。
もっと期待してるよ。
(一人で投げ抜いて大きい?)
きょう使えるピッチャーが何人いると思ってんだ。
(完投は)大きいなんてもんじゃない。
ああいう投手が1人でも出てきて欲しい」
(中スポ、スポーツ報知、MSN毎日新聞
スポニチ名古屋、名古屋ニッカン、CBC


今日の公示。(15日)

◆セ・リーグ
【出場選手登録】
△中日 小山良男捕手
【同抹消】
▼中日 マルティネス投手
共同通信社

◇小山良男
<マルティネスに代わって昇格>
「出場機会は少ないけど、頑張るしかない」
(中スポ)

昨夜先発し、わずか2回2/3でKOされた
マルティネス抹消され、
代わりに捕手の小山が上がってきました。
約1カ月勝ち星が付かなかった
マルティネスの出来も確かによくないですが、
残り3試合で登板予定がなく、来週もゲームがないため
とりあえず再調整という意味も
含まれているのではと思われます。
とりあえずは、技術面での問題ということなので、
下で佐藤2軍監督に鍛えてもらって下さい。


若竜からの話題。(15日)

◆ウエスタンリーグ
福岡ソフトバンク-中日 9回戦
(15日・雁の巣球場)
 D  110 000 010 =
 H  000 020 100 =
(9回規定により引き分け)
[D投] 川井進、石川、小林、金剛、遠藤
[D本] なし
ファーム情報 | 福岡ソフトバンクホークス

◇川井進
<先発し、今季自己最長となる
7回0/3を投げ、4安打3失点>
「変化球の制球力を課題に取り組んできましたけど、
きょうは低めに集めることができました。
少しずつ課題が克服できてきていると思います。
今季、初めて長いイニングを投げられた。
1球1球に集中して投げることが
できていたので、途中交代が悔しかった。
制球力をもっとつけて、球数を減らして、
今度は完投できるようにしたい」
中スポ

連敗で迎えた雁の巣での
福岡ソフトバンク第3戦。
2年目左腕の川井進が今季4度目の先発。
自己最長となる8回途中まで投げ、
打者30人を4安打3失点(自責2)。
しっかりとゲームを作りました。
ストレートのMAXは、144キロ。
変化球も低目に決まるなど、
本人的には、満足のいく出来だったようです。

昨季は1軍でも何度か先発登板があった川井進
出身は、長野県ですが、
社会人野球は、埼玉日本通運の出身。
同じ社会人、埼玉出身佐藤充に続けるよう、
課題を克服していってほしいです。

なおゲームは初回にドラゴンズが先制。
2回も相手投手のエラーから追加点をあげたものの、
5回に川井進荒金に一発を浴びるなど2失点。
さらに7回、内野ゴロの間に勝ち越されるも、
8回に追いついての引き分け
澤井、堂上、中村一生がそれぞれ2安打と、
普段よりも多い11安打を放ったものの、
またも勝てずこの3連戦、2敗1分けとなりました。


PS 今夜の渡邉選手。

今夜もスタメンでしたが、打順は1つ下がり、
『9番・サード』での登場となりました。
3回先頭の第1打席は、シュウ・ミンチェ
外角低目のスライダーに空振り三振
5回の第2打席は、良い当たりながら遊ゴロに倒れます。
惜しかったのは、6回の第3打席、
元中日の宮越からレフトポール際への
あわやホームラン性のファウル。
怖がった?宮越から四球をもらい、出塁します。
8回の第4打席は、ライトフライに倒れ、
この日は、3打数ノーヒット1四球
先発選手では、アレックスとともに
ややカヤの外となってしまいました。(.254

ただ今夜は、サードの守備で軽快な動き
6回ウラも片岡の三ゴロをしっかりと処理し、
5-4-3の併殺を鮮やかに決めました。
恐怖の9番は、今夜で最後となりましたが、
西武3連戦ではちょっと打てなかったので、
明日からのソフトバンク戦は、出場が微妙かも?

2006年6月15日 (木)

福留孝介メモリアル、通算1000本安打を通過!

福留、1000本安打 竜史上最速922試合目
次はイチローに挑戦 来年超える!9年1287安打

インボイスSEIBUドームでの対西武第2戦。
前夜の投手戦とうって変わって、
今夜は、点を取っては奪われるという
シーソーゲームの展開となりました。
そのゲームの中で、福留
ひとつのメモリアルを達成しました。

◇日本生命セ・パ交流戦
西武-中日 5回戦
(14日・インボイスSEIBUドーム | 中日2勝2敗1分け)
12164人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 R
中日 1 0 1 1 0 0 0 1 0 0 0 0
西武 0 1 2 0 1 0 0 0 0 0 0 0
(12回規定により引き分け)
[D本]谷繁3号 アレックス9号
[Dバッテリー]
マルティネス、鈴木、岡本、高橋聡文、平井、久本、 デニー友利、岩瀬-谷繁

共同通信社中スポ戦評ニッカン式スコア

西武の先発は、2勝負けなしのギッセル
その立ち上がりをドラゴンズが攻め、
先頭の森野が粘った末に、三塁線を抜くツーベース。
続く井端も四球を選んで、一、二塁。
福留のセンターフライで森野が三塁へ進みます。
ここで迎えるは、主砲・ウッズ
初球、チェンジアップを叩くと、高いバウンドのサードゴロ。
間に合わず一塁へ送球する間に森野が還り、
今夜もドラゴンズが先制します。

対するドラゴンズの先発は、
3勝5敗のマルティネス
初回は、2死二塁のピンチで、
カブレラを空振り三振に打ち取りますが、
2回ウラ、先頭の和田にカウント1-2からの4球目、
外から真ん中に入ったストレートを叩かれると、
打球はバックスクリーンへ一直線!
1-1の同点に追いつかれてしまいます。

しかし今夜は、シーソーゲームの展開。
3回先頭、打率.187と絶不調の谷繁が、
肩口から真ん中に入るスライダーを叩くと、
打球はレフトスタンドへ飛び込みます。
取られた直後に取り返す。
ドラゴンズ、再び1点をリードします。

さらにこの回、メモリアルが!
2死から迎えた福留の第2打席、
カウント1-2からの4球目、
外角高目のチェンジアップをしっかり捉えると、
打球は左方向へライナーで飛んでいきます!
追うレフト・和田の横を抜けていくツーベース
これで通算安打がついに1000本に!
ようやく出た1本に福留もホッとした様子。
そのツーベースで2死二塁となりますが、
続くウッズは、外のカットボールに
空振り三振に倒れ、追加点は奪えません。

再びリードをもらったマルティネスですが、
どうも今夜はピリッとしません。
2死を取った後、中島にセンター前に運ばれると、
迎えたカブレラには、カウント0-1からの2球目、
外角低目のチェンジアップを叩かれると、
パワーで左中間スタンドへ持って行かれます。
2日連続となる2ランホームラン

カブレラの前にランナーを出してしまい、
さらにそのカブレラには手痛い一発を打たれ、
簡単に逆転を許してしまったマルティネス
続く和田にレフト前に運ばれると、
すかさず落合監督がマウンドへ。
わずか2回2/3で降ろされ、鈴木とスイッチとなりました。

1点ビハインドとなったドラゴンズですが、
4回、こちらも今イチ不安定なギッセルを攻め、
先頭のアレックスが、カウント1-3からの球目、
外角のスライダーを叩くと、
打球は伸びてレフトスタンドのホームラン
すぐさま同点に追いつきます。
なおも2死二塁とチャンスを掴みますが、
谷繁が空振り三振に倒れ、同点止まり。
続く5回も福留がこの日2本目となる
レフトオーバーのツーベースを放ちますが、
ウッズがライトへの大きなフライに倒れるなど、
得点圏に、ランナーこそ運ぶものの、
決め手にかけ、あと1点が奪えません。

3-3で迎えた5回ウラ、
のべ4イニングス目となる鈴木が、
1死から片岡に左中間を破られ、
スリーベースを浴びてしまいます。
続く中島は遊ゴロに取り、ランナーはそのまま。
カブレラは敬遠し、一、二塁として
和田との勝負を選択します。
しかしカウント1-1からの3球目、
外角低目のストレートをうまく叩かれ、
ライト前に落ちるタイムリー
再び4-3と逆転、
鈴木にとって今季初の失点となってしまいました。
なおも続く平尾にも四球を与え、
2死満塁とピンチを迎えますが、
ここは鈴木が踏ん張り、
中村の代打・高木浩之を遊ゴロにとって
なんとか最少失点で凌ぎました。

7回ウラ、またも西武がチャンス。
この回から登板の岡本から、
先頭の片岡が、ライト前ヒットで出ると、
すぐさま盗塁を決められ、無死二塁に。
さらに続く中島の当たりは、深いライトへの飛球。
当然、片岡はタッチアップで三塁へと思われましたが、
離塁が大きく、スタートが遅れてしまいます。
ライトの井上から森野に渡って、三塁へ送球!
片岡はベース手前でタッチアウト。
この走塁ミスで勝負の流れが変わり、
再び、ドラゴンズへと傾きはじめます。

迎えた8回、やはりゲームが動きます。
この回から登板の2番手・石井貴から
先頭の福留が、外角高目のフォークを叩いて、
この日3本目となるレフトへのツーベースで出ます。
続くウッズの二ゴロで三塁に進みますが、
アレックスは三ゴロに倒れ、ホームへ突っ込めません。
迎えるは、今夜ノーヒットの立浪
カウント2-1からの4球目は、真ん中へのフォークボール。
しかし本塁ベース前でショートバウンド!
これを捕手の細川後逸してしまいます。
ワイルドピッチとなって、難なく福留がホームイン!
ドラゴンズ、思わぬカタチで4-4の同点に追いつきました。

しかし点を奪った後に、すぐさまピンチを迎えます。
8回ウラ、2イニング目となった岡本が、
2死を取った後、細川にセンター前、
高山にもレフト前に拾われて、一、二塁としてしまいます。
ここで赤田に左の代打・栗山巧
ドラゴンズベンチ高橋聡文にスイッチします。
しかしこの交代は、想定内。
西武ベンチは、代打の代打・江藤智を送ります。

高橋聡文VS江藤となったこの対決。
初球、いきなりスライダーがショートバウンド。
谷繁が捕れず、ワイルドピッチ!
労せず、ランナーを二、三塁へと進めてしまいます。
ヒットが出れば、2点が入ってしまうこのシーン。
しかしカウント1-1からの4球目、
真ん中低目のストレートでサードゴロに打ち取り、。
ここは聡文がしっかりと踏ん張りました。
9回は、西武が3番手・三井浩二
ドラゴンズは5番手となる平井がともに
三者凡退に打ち取り、スコアは4-4のまま。
ゲームはこのカード初となる延長戦へと突入します。

10回、ドラゴンズはトップからの好打順。
1死から井端が、三井の足下を抜くセンター前ヒット。
ここで今夜3二塁打福留を迎えます。
再び二塁打が出れば、井端の足なら
勝ち越しのチャンスもありましたが、
福留は、外角低目のスライダーに
バットが止まらず空振り三振
続くウッズも代わった小野寺力の前にライトフライ。
あと1点がここでも奪えません。

さらに11回も、1死から立浪が四球。
代走に森岡ではなく、上田が送られ、
英智の送りバントで二塁へ進みます。
さらに渡邉の代打・高橋光信が四球を選んで、
2死一、二塁と再びチャンス。
しかし谷繁は当てただけの二ゴロに倒れ、
やはり1点が遠いものになります。

11回ウラ、この回から久本がマウンドへ。
先頭の福地の当たりはピッチャーゴロ。
慌てた久本は捕ることが出来ません。
しかしその打球をこの回からサードに入った
川相昌弘が好フォロー!
なんとか三ゴロに凌ぎます。
しかし久本は安定せず、続く片岡に四球。
ここでドラゴンズベンチは、7番手として、
デニー友利にスイッチします。

久々のSEIBUドームでの登板となった
デニー友利でしたが、
中島をセンターフライに取ると、
一発出れば、サヨナラのシーンで
迎えたカブレラも、初球、
外へのカットボールで遊ゴロに。
しっかりと踏ん張りを見せ、
味方の最後の攻撃へと繋げました。

そして迎えた最終の12回、
2死から迎えた福留の当たりは、
もう一伸びなくライトフライに倒れ、この回も0。
12回ウラは、ドラゴンズ
8番手として岩瀬が登板。
平尾にヒヤっとするレフトフライこそあったものの、
三者凡退に打ち取って、ゲームセット
結局延長12回、決着つかず
今季2度目となる引き分けとなりました。

おめでとう、コースケ!勝利の女神
いたならば、
どちらを勝たせようか
決めかねないまま
終わってしまった、
そんな感じのゲームと
なってしまいました。

先発投手が
ともに不安定
点の奪い合いには
なったのですが、
あと1点が奪えずに、
流れを自軍へ引き込めない。
先発要員である朝倉、小笠原以外、
8人注ぎ込んだ投手陣の踏ん張りは、
とても大きかったですが、
やはり控え捕手の小田以外はすべて使った
野手陣貧打の印象が強く残りました。
特に4番・ウッズとDH・立浪の不振が響いています。
負けなかったことはよかったですが、
もう少し、打線の調子が上がらないとキツいですね。

そのなかで、3安打と気を吐いたのが福留
試合開始前まで999本のヒットとしていましたが、
第二打席でレフトへのツーベース!
ついに通算1000本安打を達成しました。
おめでとうございます!!

ドラゴンズの生え抜き選手としては、
谷澤健一氏の持つ940試合を抜く
球団史上最速での達成となりました。
ただ福留にとっては、まだまだ通過点でしょう。
中スポでは、イチローを目指すようなことになっていますが、
これから数字をさらに積み上げて、
ぜひとも落合監督や、先輩の立浪に追いつけるような
立派なバットマンになっていってほしいと思います。

これでこのカード、1勝1引き分けとなりました。
明日は交流戦男の佐藤充が、地元凱旋登板となります。
ぜひとも4試合連続完投勝利で、飾ってほしいですね。


今夜のコメントから。(14日)

△福留孝介
<3回に左中間へのツーベース。
球団史上最速の922試合目で通算1000安打を達成>
「1つの通過点と思っているけど、
やっと出たという感じ。早く打ちたかった。
さっさと済ませたかったというのはありましたから。
だいぶ気持ち的に楽になった」

<チームの生え抜き選手としては、
最速となる記録について>
「ちょっと、ちょっと積み重ねた数字。
それだけ使ってもらったということ。
スピード? 調べるのは新聞の仕事だろ(笑)
オレは気にしない。すべては終わってからなんだよ」

<現在、球宴ファン投票外野部門で現在3位。
初のファン投票選出も見えてきた>
「まだ抜かれるかも分からないからね」

<次なる目標を設定。それは『1287』。
その数字にはもちろん意味が>
「ボクが今年で8年目なんですよ。
で、イチローさんが日本での9年間に、
これだけのヒットを打ったんです。
うまくいけば、来年はこの数字を
超えられるんじゃないか。
そうしたいなと思っています。

次の目標は、数字というより
1本1本積み重ねて、なるべくたくさん打ちたい」
(中スポ、サンスポ、MSN毎日新聞、
スポニチ名古屋名古屋ニッカン、CBC)

△谷繁元信
<3回、一時勝ち越しとなるホームラン>
「同点に追いつかれた後、すぐに勝ち越せて良かった」

<ただその後は無安打。延長12回の死闘を終え、
長い階段をぐったりとした表情で登る>
「ホームランは出たけど、
その後がだめだったから…。
うまく打てたけど、あとの2打席がね。
(.188の打率を)もっと上げていかないと、
自分もいやだし、チームにも迷惑がかかる」
中スポニッカン名古屋ニッカン

△アレックス・オチョア
<4回、同点に追いつくホームラン>
「打ったのはスライダー。思い切っていっただけだよ」
中スポニッカン

△ルイス・マルティネス
<先発したが2回2/3を3失点で降板>
「(広報を通じて)ノーコメント」
(中スポ、名古屋ニッカン

△鈴木義広
<2番手で3回途中から登板。
5回、和田にタイムリーを浴び、今季初の失点>
「今日は調子がよくなくて、点も取られたけど、
この1点で止めようと思って投げました」
(中スポ)

△高橋聡文
<8回、4番手で登板。
初球にいきなり暴投し、二、三塁のピンチも
代打・江藤を三ゴロに打ち取ってしのぐ>
「暴投はしたけど、落ち着いていました。
抑えられてよかった」
中スポ

△平井正史
<9回から5番手で登板。
2イニングを無失点、連続失敗を払拭>
「球は走っていたと思います。
みんな頑張ってたし、ここ2回失敗してたから、
何とか抑えたかった」
(中スポ)

△デニー友利
<延長11回、7番手で登板。カブレラを1球で料理>
「たまにはね。ムキになり過ぎました」
(中スポ)

△岩瀬仁紀
<延長12回から8番手で登板。
しっかりと三者凡退で抑える>
「勝ち越したら、いつでも行くようにしていたけど、
(12回の)あそこは行くところです。
あそこで打たれちゃ何ともならないですから」
中スポ

△タイロン・ウッズ
<試合前の打撃練習中に寄ってきて、
ヤジを飛ばす西武・カブレラに対し>
「カブレラとは仲がいいんだ。
パワーヒッター同士にだけ通じるフィーリングがある。
でも、あいつはビックマウス過ぎだよ」
(中スポ<ドラ番記者>

△落合監督
<オーストラリア戦を自宅でテレビ観戦
試合前、サッカー日本代表について>
「オレは戦術のことなんかは分からない。
でもゴールがそこにあるんだから、
シュートを打てば入りそうな気がするんだがな…」
ニッカン

<22人の選手を注ぎ込む4時間17分の総力戦。
延長12回をドローで終えて、苦笑い>
「長い試合だったなあ。
向こう(西武)が引き分けにしてくれた。
(3連敗していた)水曜日に負けなくてよかった。
あと1本が出なかったというよりも
投手陣が踏ん張った試合? そういう試合だな。
よく守りきったということ」

<3回途中降板のマルティネスについて>
「気持ちよりも技術的な問題だな。
去年8勝したから今年14~15勝
できるようなもんじゃない。過大評価しすぎ」
(中スポ、共同通信社MSN毎日新聞
スポニチ名古屋名古屋ニッカンCBC


ナゴヤからの話題。(14日)

【川上憲伸デー】6/16ナゴヤDソフトバンク戦
公式HP

公式HPによると、
井上選手会長の提案による『選手デー』の第3弾、
『川上憲伸デー』を来たる6月16日
対福岡ソフトバンク戦にて実施するそうです。
当日は、試合前に5月月間MVP憲伸の表彰式を予定。

またお得意の同じ誕生日関係は、
表彰式がある6月16日の誕生日の人、
または憲伸と同じ6月22日が誕生日の人が対象に。
本人と証明できるものを提示しますと
6月30日のナゴヤドーム・広島戦のペア招待券
サイン入りポストカードの引換券が
プレゼントされるそうです。

前回の『井端デー』の時は、
ハードルが高すぎましたから、今回はどうでしょうか。
ただ2日前に発表というのは、
ちょっと唐突かなとも思いますよ。
それしても7月は、誰でしょうね?
(↑選手会長本人、それも当日実行のようです!)


若竜からの話題。(14日)

◆ウエスタンリーグ
福岡ソフトバンク-中日 8回戦
(14日・雁の巣球場)
 D  100 000 000 =
 H  220 100 00× =
[敗] チェン(2敗)
[D本] なし
ファーム情報 | 福岡ソフトバンクホークス

●チェン・ウェイン
<先発し、8回を8安打5失点。
153球を投げ抜いて、プロ入り初完投を記録>
「新しいフォームで、
感じよく投げることができた。
次のゲームでは無四球で、
完投できるように体力を強化していきたい」

●小林コーチ
<チェンの投球内容に合格点>
「監督のアドバイスで、
1週間前にフォームを変えたけど、
何かをつかんだ感じ。
この方がカーブもよく曲がるし、投球に幅が出る。
本人も自信になったろうね」
(ともに中スポ)

雁の巣での対福岡ソフトバンク戦。
3年目のチェンが先発。
8回を投げて、8安打4四死球の5失点(自責3)
1人で153球を投げ抜きました。
中スポによると、6月に入って、
トルネード投法気味に腰を後ろにひねって、
タメをつくる新投球フォームに変更。
バランスがよくなり、ストレートもMAX145キロと
以前よりも球威が増したようです。
昨季は何度か1軍での登板チャンスがあったチェン
ドミンゴに続き、マルティネス
本調子ではない現状で、チャンスが掴めるか。
このフォームの出来にかかっているようです。

ゲームは、初回に連打から
無死一、三塁のチャンスを掴むと
澤井の投ゴロの間に1点先制と
ソフトバンク先発・寺原の立ち上がりを
攻めますが、結局はその1点止まり
3回以降は毎回のようにランナーを出すものの、
要所を締められてしまい、連敗となりました。
それにしても相手の打者は、
カブレラ、江川の3、4番を始め、
前ドラゴンズの仲澤などかなり強力。
貧打の若竜打線としては、うらやましい限りです。


PS 今夜の渡邉選手。

今夜も『8番・サード』でスタメン出場。
しかし2回の第1打席は、
ギッセルの外へのスライダーに空振り三振。
4回の第2打席は、三塁方向へきっちりと送りバント。
7回の第3打席は、やや詰まったセカンドフライ。
そして9回の第4打席は、三井の内角低目の
ストレートに合わずこれまた空振り三振と、
今夜は音なしの3打数ノーヒット。
11回の2死二塁のチャンスでは、
代打を送られてしまいました(.267

昨夜は、地元UHF局の
テレ玉(テレビ埼玉のこと)ではなく、
J SPORTS PLUSの中継を見ていたのですが、
その解説の伊原春樹氏が、渡邉選手について、

『ドラゴンズの選手は、ボール球に手を出しすぎ。
それで西武のピッチャーを助けている。
とくにウッズ、と下位の井上、谷繁、そしてこの渡邉!』

打席の度に酷評、特に名前を強調しておりました。
おまけに11回ウラに久本がゴロを捕れずに、
サードの川相MAが好フォローしたときも

『サードを川相に代えておいてよかったですね。
渡邉じゃあんなマネはできませんよ!』
と力説。

ちょっと目の敵にされてしまったようです。
ただ伊原氏のおっしゃることは、ごもっとも
やはりボール球には、手を出してはいけません。
光信のようにしっかり見極めるのが、
レギュラー死守のカギを握ると思います。

2006年6月14日 (水)

川上憲伸8勝目、投手戦を制しリベンジ!

憲伸8冠 圧巻!!
セ界投手タイトル独り占め

交流戦も残り2カード、6試合。
今夜からドラゴンズは、西武との3連戦。
先発は、川上憲伸涌井秀章
前回の対戦では、予想に反し、
若い涌井が、川上に投げ勝ちました。
今季初黒星を喫してしまった川上にとって、
二度目の対戦はリベンジの舞台に。
インボイスSEIBUドームでの第1戦。
エースナゴヤの借りを返せたのでしょうか。

◇日本生命セ・パ交流戦
西武-中日 4回戦
(13日・インボイスSEIBUドーム | 中日2勝2敗)
11514人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
中 日
西 武
[勝] 川上(12試合8勝1敗)
[S] 岩瀬(21試合2敗17S)
[D本]森野2号
[Dバッテリー]
川上、岩瀬 - 谷繁

共同通信社中スポ戦評ニッカン式スコア

3連勝中の先発・涌井は、、
ルーキー・炭谷銀仁朗との10代バッテリー。
そのバッテリーに、ドラゴンズの1番、
森野が先制攻撃を仕掛けます!
カウント1-3からの4球目、
143キロ、中に入ったストレートを思い切って振り切ると、
打球は左方向へ伸びていき、レフトスタンドへ!
プロ入り初めてとなるビジターでの先頭打者ホームラン!
幸先良く1点を先制します。

なおも1死から福留999本目の安打となる
ライト前ヒットで出ると、
ウッズも続いて、センター前に持っていきます。
一、二塁となって迎えるは、アレックス
しかし2-3から外一杯のストレートに見逃し三振。
続く6番・DH立浪もサードゴロに倒れ、
追加点は奪えませんでした。

2回は、ヒット1本こそ出たもの、無得点。
しかし3回、再びチャンスを掴みます。
先頭の井端が投手強襲の内野安打で出ると、
福留の三ゴロ進塁打で二塁へ。
続くウッズが内角高目のストレートに
空振り三振に倒れますが、
アレックスが、6球連続ファウルで粘った末、
カウント2-2からの9球目、
外角低目へのカーブに食らい付いて、
レフト前へのタイムリー!
2点目を奪い、エースを援護します。

今夜の川上は、ストレートとカットボール、
そして緩いカーブを巧みに使い分け、。
完璧だった前回の千葉ロッテ戦ほどではないものの、
丁寧な投球で、低目、コースを突き、
西武打線に付け入るスキを与えません。
ランナーこそ出すものの、併殺などで
後続をしっかりと抑え、0を重ねていきます。
一方の涌井も、3回以降は尻上がりに調子を上げ、
中盤以降、三者凡退を重ねていきます。
両投手の好投でゲームは、投手戦の様相に。

2-0のまま、迎えた7回、
先頭の中島をライトフライに取った川上でしたが、
続くカブレラには、警戒してか、
カウントを1-3と悪くしてしまいます。
そして5球目は、甘くなった外へのカットボール。
カブレラが振り抜くと、打球は低い弾道のライナーで
そのままレフトフェンスを越えていきます。
この日初めての長打が、ホームランに。
2-1と1点差に迫られます。
しかし続く和田、平尾と打ち取って、
最少失点に凌ぐと、続く8回も三者凡退。
結局この日は、111球、5安打6奪三振1四球。
川上がしっかりと前回の借りを返して、
この回でマウンドを降りました。

最終回は、守護神・岩瀬がマウンドへ。
1死から、片岡の当たりは、高いバウンドの投ゴロ。
捕って一塁へ送球した際に、
左足をくじいた感じもしましたが、
最後は中島を遊ゴロに打ち取り、
三者凡退でゲームセット。
川上は、ハーラートップに並ぶ、8勝目
岩瀬17セーブ目をマークとなりました。

ガンさん、足だいじょうぶ?エース・憲伸が、
自身の交流戦
最後の登板
しっかりと
勝利で飾ってくれました。
体調はそれほど
良くなかったようですが、
それでもストレートとカットボールを
使い分け、西武打線を圧倒。
前回ほどは良くなかったですが、
毎回完璧では、投げられませんからね。
ただしっかりゲームを作って、勝利を納める。
エースとしての仕事はできていたと思います。
これで交流戦は、6試合を投げ4勝1敗
昨季のリベンジは、果たせたことでしょう。

打線は、2点のみと相変わらずですが、
後半は涌井がよかったですから、仕方ないでしょう。
森野の先頭打者ホームランが大きかったですね。
涌井が波に乗らないうちに、
1点を奪えたのはよかったと思います。
また3回のアレックスのタイムリー。
前のウッズが凡退したので、
また連続でやられるかと思いましたが、
粘った末のタイムリー
前の打席、自信を持って見逃したボールを
ストライクと取られた悔しさもあったことでしょう。
淡泊にならなかったことは評価できます。
多少、波がありますがこの姿勢を続けてほしいです。

敵地・インボイスSEIBUドームで先勝。
これで対戦成績が、2勝2敗と並びました。
1勝3敗と2勝2敗とでは、違います。
この勝利は、大きかったですね。
明日は、マルティネスが先発。
打線の援護がなく、乗り切れないマルちゃん
いかに打線が援護できるか。
2点以上、得点を奪ってくれることを期待したいです。


☆今夜のビクトリーラン!(13日)

○川上憲伸
<8回を1失点でハーラートップに並ぶ8勝目>
「前回の借りを返したいと思っていました。
投手戦で良い試合になって良かったです。
先制点を取ってもらったので
その点を守っていこうと思って投げていました。
丁寧に投げて試合を作ることができたと思います。

西武の強力打線を8回まで1点に
抑えることができてホッとしています。
初戦を良い形で勝つことができて
自分の役割を果たせたと思います。

関東でこれだけ多くのファンの方から
声援をいただいてとても励みになります。
明日からも良い試合をしたいと思いますので
応援よろしくお願いします。
今日はありがとうございました!」

<西武の先発は前回と同じ涌井>
「野球選手というのは高卒2年目で
あれだけ落ち着いて投げられるということはありえない。
僕が彼(涌井)と同じ年齢なら無理だから。
でも2回続けて負けるわけにはいかなかった。

体がだるくて、腕が振れていなかった。
借りを返したいという気持ちもあったし、
相手の涌井君も若いなりにいいピッチングだったので、
投手戦になればいいなと思って投げた。
いい試合ができて、ホッとしています。
完投? そこまで言ってたら負けてしまう。
最初から腕がだるかったし、8回が御の字でしょう」

<4番の前に走者をためない鉄則は、しっかり実戦>
「一発があるカブレラの前に
ランナーを出さないように意識した。
あそこ(7回)は、2点差あったし、
一発打たれても大丈夫な場面だった。
ホームランを打たれて当然のボール」

<好調の要因をこう分析>
「昨年までは1点差の中で投げるのが重圧だった。
でもことしは接戦でもリラックスして投げられている」

<これで勝利数だけでなく、
防御率、奪三振など投手8部門でトップ>
「今は、成績を気にする時期ではない」
公式HP憲伸の声「リベンジ・8勝目」、
中スポ、サンスポスポーツ報知共同通信社
MSN毎日新聞、スポニチ名古屋、名古屋ニッカン

○森バッテリーチーフコーチ
<先発・川上について(3回終了時)>
「今日はDHだから投げる事だけに集中しているよ」
(公式HP)

○森野将彦
<1回、プロ初の先頭打者本塁打>
「打ったのは、ストレート。
ビジターでの先頭打者が初めてで、
何となく体が硬かったけど、思い切っていこうと思った。
いい結果が出て、本当にうれしいです。
(先頭打者アーチは)初めてです。
1番だって、子どものころからこれまでほとんど
打ったことがなかったんですから」

<慣れないビジターゲームの1番打者。
少し落ち着かせたのは、先発・涌井の残像>
「(昨秋の教育リーグで)
ホームランを打ってるんです。
(安打は)その1本ですけど、
いいイメージしかないので」

<1軍昇格以降、78打席で四球はゼロ。
好調は、積極性が持ち味に>
「ストライクが来るんで、打ってるだけです。
それがボクのスタイルですから」
(公式HP、中スポスポニチ名古屋名古屋ニッカン

○アレックス・オチョア
<3回2死二塁でレフト前タイムリー>
「打ったのは、カーブかな。うまく反応できたよ。
追加点がほしい場面だったから打ててよかったよ。
きょうはあの1本だけだったね。
でも好調を維持するには1本1本の積み重ねだから」

<梅雨入りし蒸し暑い日が続くが>
「米国でもこういう天気は経験しているよ」
(公式HP、トーチュウ、サンスポ、スポーツ報知ニッカン

○福留孝介
<1回に右安打、ついに1000本安打に王手>
「あと1本、いずれ打てますよ。
まとめて打てないですね。
(1試合に)1本だけですから。
(第2打席以降は)全部打ち損じですよ。
まあ、そんなに甘くはないですよ。次、頑張ります」

<オールスターファン投票で3位に浮上>
「ファンも(投票で)頑張ってくれているんですね。
うれしいですね。でもまだ僕の名前が
消えるかもしれないですし、頑張らないといけません」
中スポニッカン名古屋ニッカン

○谷繁元信
<6回、俊足の福地の二盗を
ストライク投球でピシャリ>
「できることをしっかりやらないと」
(トーチュウ)

○岩瀬仁紀
<1点リードの9回に登板、
3人で片づけ17セーブ目>
「イメージは持たないですね。
マウンドでどうするか。
配球は実際に打者が立ってからですけど。
今日だったら、まず3人で抑えようと。
1人出せばカブレラ。
(サヨナラ弾を期待する)
雰囲気になるのが嫌でしたから」

<1人出ることも想定内>
「うろたえない、あわてないよう、
(あらかじめ)考えていました。
あり得ることですから。
それはゲームの中で調節していけることなんです」

<インボイスSEIBUドームは、
今や少なくなった屋外ブルペン>
「広いという点は屋外の方がいいです。
開放感もありますから。
でも、人が見てる。それはちょっと....。
どちらが得意というのは意識しないですけどね」

<9回1死、片岡の投ゴロを処理した際に
左足首をひねったが>
「(足首は)大丈夫。
それより憲伸が投げている試合で
(川上を)勝たせることができてよかったです」
(トーチュウ、名古屋ニッカン

○落合監督
<2連敗中のチームを救う勝利、川上には感謝しきり>
「エースの仕事だよ。
今年はここぞという時に(連敗を)止めてくれる。
チームがどれだけ助かっているか。
憲伸が投げるときは、3点しか
取れてないんだから、よくやってくれてる。
このゲームがどれだけ大事かを、よく分かっている。
(1安打完封の)ロッテ戦よりは悪かったけど、
悪いなりに抑えてくれた。

次の1点が遠かったな。
3点取ったら、いけると思ったけどな。
打線はそのうち打つだろ…。」
(中スポ、サンスポ、MSN毎日新聞、
スポニチ名古屋、名古屋ニッカン、CBC


若竜からの話題。(13日)

◆ウエスタンリーグ
福岡ソフトバンク-中日 7回戦
(13日・雁の巣球場)
 D  300 000 000 =
 H  262 011 00× =12
[敗] 佐藤亮太(2敗)
[D本] 澤井1号
ファーム情報 | 福岡ソフトバンクホークス

●高江洲拓哉
<6回から3番手で、プロ初登板。
3回を投げ、1失点と好投>
「内容は自分の満足いくものでは
なかったですけど、1点に抑えられたのは
皆さんに助けてもらったおかげです。
これからは、いろんなことを練習していかないと
プロの世界で通用しないと実感しました。
しっかり取り組んでいきたいと思います」

●小林コーチ
<高江洲について>
「プロ初登板にしては内容はよかった。
変化球が狙った所に決まるようになれば、
もっとピッチングの幅が広がると思う」
(ともに中スポ

雁の巣での対ソフトバンク戦。
そのなかで注目は、高校出ルーキーの高江洲
6回からプロ初登板を果たしました。
中スポによると、捕手の清水や同期の新井ら
声をかけられての初マウンド
いきなり乱れを突かれたものの、
3イニング、打者14人に対して45球。
3安打2四球の1失点。
ストレートはMAX142キロを計測したようです。
まだまだプロ生活は、始まったばかり。
いろいろなものを吸収していってほしいです。

ゲームの方は、初回、
3番・澤井のホームランなどから3点を先制したものの、
先発・佐藤亮太が初回に2点、2回も一死も取れずKO。
代わった齊藤も止めることができず、5連打。
一挙6点を奪われ、逆転を許すと、
今の若竜打線では追いつくことができず、
17安打を浴び、12失点の大敗となってしまいました。

「川上さんってほんまかっこええよな。
あんなに落ちるカーブは絶対に投げられんしな」

憲伸に憧れる齊藤投手、もっと頑張りましょう。


PS 今夜の渡邉選手。

ナゴヤドームでは、出番が少なかったですが、
交流戦最後のビジターゲーム。
立浪が、6番・DHに回ったことで、
空いたサードに入り、打順が8番
スタメン出場となりました。

2回の第1打席は、涌井の8球目、
真ん中高目のストレートに空振り三振に倒れますが、
4回の第2打席、カウント2-1からの4球目。
内角へのストレートを叩き、レフト線に渋く落ちるヒット
7回の第3打席は、外角低目のカットボールに
中途半端な一ゴロに倒れました。
この日は、3打数1安打(.281
まぁ、ヒットが1本でたので、今日はヨシでしょう。

2006年6月13日 (火)

佐藤充飾れ地元凱旋登板、交流戦もあとわずか。

佐藤充実、28歳遅咲き新人王へ
4連続完投勝利へ

ドラゴンズは、きょう13日から
インボイスSEIBUドームでの西武との3連戦。
この日、選手たちは
各自で宿舎の東京・立川へ移動。
新幹線で名古屋から東京、
そして東京駅から立川駅までは、
在来線のJR中央線での移動に。
中スポ<ドラ番記者>によると、
ちょうど夕刻ラッシュ時に当たってしまった
ウッズアレックスはスーツ姿で身を縮めてながら
約45分間、立っていたそうです。
ワールドカップ日本初戦敗戦のショックが
綴られている今朝のスポーツ紙から、
ドラゴンズの話題をいくつか。

◇佐藤充
<28歳、プロ3年目右腕が
超遅咲きの新人王に名乗りを上げる>
「もらえるのなら、うれしいです」

<もっか2完封を含む、3連続完投を継続中、
完投のペースまで、すっかり体で覚えた>
「先が見えるというか、
一度経験しているので終わりが分かる。
ゴールが分かっているんで、そこを目指して
頑張ろうという気持ちで投げられている
体力的にも、肩のスタミナも
ついてきたのかもしれないけど。
(4試合連続は)最初から
完投を考えているわけじゃないです。
できればいいですけど」

<プロ初のインボイスドームでの登板。
子どものころ、当時の西武球場に通った>
「10回以上行ってると思う」
(中スポ、スポニチ名古屋名古屋ニッカン

この3連戦の先発予想は、
ローテ通りの川上、マルティネス、そして佐藤充
とくに注目は、15日登板予定の佐藤充
もっか3連続完投勝利中と好調。
94年の山本昌以来、チーム12年ぶりとなる
4連続完投勝利に挑もうとしています。

移動日だったこの日、佐藤充は、
投手、野手の一部とともにナゴヤドームで調整。
次回登板に備えました。

もっか4勝という交流戦男
崩れかけたローテを救った3年目右腕は、
今やマスコミ注目の的。
そして28歳、プロ3年目にもかかわらず、
新人王の資格も持っていることが判明。
対抗馬も少ないことから、
タイトル獲得の可能性も出てきました。

ここ3試合は完封、1失点完投、完封と
ほぼ完ぺきな内容で、交流戦の防御率は0.89
今季通算でも防御率1.18という安定感
完投のペースを掴んだことが、
大きな自信になっているようです。

先月25日、西武との対戦では、
自身最多の136球、9回を投げ、
9安打8奪三振3四死球での完封勝利
ナゴヤドームで見事な投球をみせました。
そして、今回は、舞台を移しての
インボイスSEIBUドーム
埼玉県坂戸市出身で、少年時代は、
西武ファンだった佐藤充にとって、
思い出の地での凱旋登板となります。

地元といえ、落ち着いて
制球よくしっかりと投げられれば、
そう大きな痛手は食わないのでは思います。
自分も埼玉県在住なので、同郷の選手
地元で好投してくれるのは、うれしいですからね。
果たして、その地で完投勝利を決め、
新人王へのさらなる弾みにできるか、
遅咲きKABA.ちゃんの奮投に期待しましょう。


ナゴヤ→タチカワの話題。(12日)

◇川上憲伸
<ナゴヤドームで調整練習。
終えてから寡黙なまま、東京に移動>
「まだ練習がありますので…」
中スポ名古屋ニッカン

初戦の先発は、エース・川上憲伸
もっか7勝は、ハーラートップと1勝差。
防御率は、リーグただ1人の1点台となる
1.37と他の追随を許さず、
圧倒的な存在感を示しています。

しかし前回の西武戦では、
先頭の福地に打たれてリズムを崩し、
9回完投はしたものの、
9安打9奪三振3四死球の4失点。
今季唯一の黒星を喫してしまいました。

この日はナゴヤドームで、
ランニング、キャッチボールなどの軽めの練習。
2004年の日本シリーズ第5戦以来となる
敵地・インボイスSEIBUドームでのマウンド。
今季は、完璧な活躍をみせるエースにとって、
シーズン2敗は許されないと思います。
ぜひとも熱投を期待ですね。


◇福留孝介
<1000本安打をナゴヤで決められず、
所沢へ舞台を移し、快挙達成を狙う>
「どうでしょうね。出るときは出るでしょう」
(トーチュウ)

通算1000本安打達成まで、残り2本
11日の北海道日本ハム戦では、
ノーヒットで終わり、
地元での快挙達成を逃してしまった福留
舞台をインボイスSEIBUドームに移し、
メモリアルヒットを狙います。
しかし本人としては、成り行き任せ。
記録よりもチームの勝利を優先しているようです。

自身のHP『孝介日記』では、

『明後日までに達成できなかったら、
火曜日からのインボイスでの西武3連戦
打たないようにしよっと(笑)
何で決めたいかなぁ~。
ホームラン・・・三・・二塁打・・・う~ん。
ポテンヒット以外で決めれるようにがんばります(笑)
ポテンヒットだったら、1塁上で笑っちゃうね。』

と語る孝介
オールスターゲームのファン投票でも
3位濱中(阪神)にあと208票と迫りました。
やはりリーグの首位打者は、球宴には欠かせません。
サクッと達成して、チームの首位浮上
自身の3位浮上に貢献してほしいです。


◇森野将彦
<“オレ流1番”で、レオ投手陣に挑む>
「初回の打席であっても、
チームの1打席目ではなく、
僕の1打席目という気持ちでやる。
変えたからって打てない」

<この日も、レギュラー野手として
唯一ナゴヤドームの練習に参加し、特打を行う>
「疲れ? 全然ないですよ」。
中スポ

◇高代野手総合チーフコーチ
<鍛えに鍛えた森野の進化について>
「昨年の一番よかった時期と比べても、
いまの方が調子いい。
どっしりして、球に食らいついていけている」
(中スポ)

福留以上に調子をあげているのが、森野
11日のゲームでは、今季初の1番スタメン。
しかしチームわずか3安打のうちの2本を放ち、。
打率も.311まで上昇してきました。

英智の調子が下降気味とあって、
チームとしては、しばらくは森野
1番で起用していくもよう。
しかし、そこでも森野
打撃スタイルを変えずに、いつものように
打っていくと語りました。

交流戦も最終コーナーにさしかかり、
チーム全体にも疲れが来ている頃。
しかしまだ21試合の出場と
フレッシュな森野は、スタミナ十分。
出遅れた分、きっちりとチームを引っ張り、
借りを返していってほしいです。


◇落合監督
<わずか2日天下で首位陥落も
V奪回へ改めて自信を見せる>
「前回優勝した時(04年)は
何が何でも逃げ切るしかなかった。
でも今は戦力がある。
今年のチームはあの時よりも上。
そうすれば相手を見ながら戦う余裕がある。
逆転でも、逃げ切りでもどっちもできる。
だから今、首位にいるかどうかは
気にしなくていいんじゃないか」
スポニチ名古屋名古屋ニッカン

11日の試合では、スクイズやバスターなど
様々なを打ちながら敗れた落合監督
わずか2日で首位陥落となりましたが、
まったく自信は揺るいでいないよう。
まぁ残りは長いですし、当たり前でもありますが。

これからは好調の投手陣に疲れが出てきます。
チーム打率、本塁打数ともに
リーグ最低と絶不調の打線の奮起に掛かります。
3.5ゲーム差に4チームがひしめくセ・リーグ。
その手綱さばきに注目していきましょう。


若竜からの話題。(12日)

◆フレッシュオールスターゲーム出場者変更
(トーチュウ)

『プロ野球フレッシュオールスターゲーム』
(7月20日・東京ドーム)の
出場辞退選手、および補充選手が発表され、
ドラゴンズからの出場選手のうち
左腕骨折の前田と、
左大腿部筋挫傷の春田が出場を辞退。
代わりに中村一生の出場が決まりました。
一生選手、代わりといわず頑張って下さい!

2006年6月12日 (月)

またまた貧打竜、日ハムに負け越し首位陥落。

落合監督 腹立たない!!
仕掛けて負けた

1勝1敗で迎えた北海道日本ハムとの今季最終戦。
5カード連続勝ち越しのかかるドラゴンズとしては
負けられない一戦となりました。
通算1000本安打まであと2本となった
福留のメモリアル安打は果たして飛び出すのか。
ゲームは1点を争う投手戦となりました。

◇日本生命セ・パ交流戦
中日-北海道日本ハム 最終戦
(11日・ナゴヤドーム | 中日2勝4敗)
37586人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
日本ハム
中 日
[敗] 平井(23試合2勝2敗)
[D本]なし
[Dバッテリー]
小笠原、岡本、平井、鈴木 - 谷繁

共同通信社中スポ戦評ニッカン式スコア

ドラゴンズの先発は、中6日で小笠原孝
ナゴヤドームでは今季初先発となりました。
初回、先頭の森本を空振り三振。
続く田中賢介もショートライナーに取ると、
注目の小笠原道大との『小笠原対決』
内角高目のカーブでライトフライに打ち取り、
まずは、上々の立ち上がりとなりました。

北海道日本ハムの先発は、エース・金村曉
交流戦ここまで勝ち星のない金村に対し、
今季初の1番に座った森野が初球をレフトフライ。
続く井端もサードゴロ。
そして注目の福留もライトライナーに倒れ、
こちらもまずまずの立ち上がりに。

ゲームが動いたのは、2回。
先頭のセギノールを三ゴロに取った小笠原孝でしたが、
続く稲葉に初球、スライダーが
高目に抜けてしまったところを叩かれ、
ライトスタンド中段へ運ばれてしまいます。
取られてはいけない先制点
痛恨の一発で奪われてしまいました。

小笠原孝は、力のあるストレートと
要所で低目に決まるスライダーとのコンビネーション。
ヒットで走者こそ出すものの、粘り強い投球で、
3回以降は、追加点を許さず、
しっかりと0を重ねていきます。

その小笠原孝を援護したいドラゴンズ打線
しかし金村に対し、一回り目は
ウッズの四球1個とノーヒットに抑えられてしまいます。

ようやくランナーを出したのが、4回。
この回先頭の森野がセンター前ヒットで出ると、
続く井端が送って、二塁へ進めます。
1死二塁で迎えた福留の第2打席。
しかし内角へのカットボールを叩いて、レフトフライ。
続くウッズも初球を打ち上げ、ライトフライ。
同点のチャンスを逃します。

5回まで4安打1失点と
力投を続けていた小笠原孝
しかし6回、連打からピンチを背負います。
小笠原道大のセンター前ヒットと
稲葉のライト前ヒットで、2死一、二塁。
盗塁で刺した田中賢介のヒットを含めると、
この回3本のヒットを重ねられてしまいます。
ここで迎えるは、この日1安打のSHINJO
しかし小笠原孝が、踏ん張ります。
カウント0-2とした後の3球目、
真ん中低目のシンカーで三ゴロに料理。
ピンチを凌いだ小笠原孝
結局この日は、6回、88球を投げ、
7安打7奪三振無四球で、1失点。
1点ビハインドのまま、マウンドを降りました。

ピンチの後にチャンスあり。
6回ウラ、ドラゴンズベンチは動き、
先頭の小笠原孝に、代打・上田を送ります。
起用に応え、上田はカウント2-2からの5球目、
内角低目のストレートをうまくとらえて、
鋭く破るツーベースで出塁します。

続く森野の時に、金村が二塁へけん制。
しかし送球が上田の背中に当たってしまい、転々。
上田は一気に三塁へと進んで、無死三塁。
相手のミスから、チャンスをさらに広げます。
ここで森野に期待がかかりますが、
2球目を打ち上げてしまい、ショートフライ。
これでは本塁に還れません。

そして迎えるは、井端
ボール、ボール、ファウルと
カウント1-2となってからの4球目、
ドラゴンズベンチは、ヒッティングから一転、
スクイズを敢行します!
外角低目のカットボールに
倒れながら食らいついた井端の打球は、一塁方向へ。
突っ込んできた金村が、本塁へグラブトス。
しかし三塁ランナーの上田が、
捕手・鶴岡のブロックを弾き飛ばす好スライディング!
ホームインとなって、スクイズ成功!
采配がピタリとはまったドラゴンズ
1-1の同点に追いつきます。

なおも記録は犠打野選となって、
井端が残り、続く福留も四球を選び、
1死一、二塁と大きくチャンスが広がって、
中軸のウッズ、アレックスを迎えます。
ところが、ウッズは初球、
真ん中へのフォークを捉えきれず、セカンドフライ。
続くアレックスも、真ん中低目のフォークを振らされ三振。
あと1本が出ずに、追加点を奪えません。

6回を終えて、金村の前に
いまだ2安打ドラゴンズ打線
7回ウラ、先頭の立浪が四球を選ぶと、
すかさず代走に英智を、
続く井上に代打・川相昌弘を送ります。

当然送りバントで来るかと思いきや、
サインは、バスターエンドラン
しかし川相昌弘は、転がせずに打ち上げ、
浅いセンターフライに倒れ、
ランナーを進めることができません。
続く谷繁には、しっかり送らせて、
岡本の代打に、好調の高橋光信
昨日同様の一発に期待をかけます。

ファウルで5球粘るなど、
共に譲らず見ごたえのある勝負でしたが、
カウント2-2からの8球目、
金村が投じたのは、外角高目への
93キロのパームボール
予期しなかった高橋光信は、詰まらされての
中途半端なセカンドフライ。
ここでもあと1本が出ず、金村に凌がれてしまいます。

3番手・平井が完璧な投球で三者凡退に打ち取り、
迎えた8回ウラ、再びチャンスをつかみます。
先頭の森野が一、二塁間を抜くヒットで出ると、
井端がしっかりと送り、二塁へ。
福留が勝負を避けられ四球となって、1死一、二塁。
この日三たび、得点圏でウッズを迎えます。

ここまで2打席、初球を叩いて倒れていたウッズ
今回は、しっかり初球を見送ります。
そしてカウント1-1からの3球目、
外角へのスライダーを叩くと、セカンド正面のゴロ。
4-6-3と渡って、ダブルプレー!
6回、7回、そして8回と、
金村粘りの前に屈してしまったドラゴンズ
こうなると勝利の流れも自然に相手へと傾きます。

迎えた9回、マウンドには平井が続投。
しかし先頭のセギノールに対して、
カウント0-3としてしまうと、
4球目、ストライクを取りにいったストレートが
内から中に入ってしまいます。
セギノールが迷わず振り抜くと、
打球はライトスタンドへ飛び込みます。
土壇場で飛び出した勝ち越しホームラン
痛恨の一発を浴びてしまった平井は、
続く稲葉にもセンター前ヒットを浴びてしまい、
イニング途中で降板となってしまいました。

2-1となった最終回は、
当然、クローザーのMICHEALがマウンドへ。
今季6試合中、5試合に登板のMICHEAL
ドラゴンズとしては、今度こそとらえて、
同点、サヨナラへと持ち込みたいところでしたが、
先頭のアレックスが遊ゴロ、
続く英智も一ゴロに倒れると、
最後は、川相昌弘が当てただけの
ショートライナーに打ち取られて、ゲームセット!

拙攻を重ねて、チャンスを潰し、
2本のホームランに泣いたドラゴンズ
連敗となったこの3連戦を1勝2敗としてしまい、
5カード連続の勝ち越しはならず。
対戦成績も、2勝4敗千葉ロッテ戦に続いての
シーズン負け越しとなってしまいました。

また通算1000本安打まであと2本となっていた
福留は、この日2打数ノーヒット、2四球。
メモリアルは、13日からのインボイスSEIBUドーム、
西武3連戦へと持ち越しとなりました。

残念、バスター失敗!6回に相手のミスから
スクイズで同点として、
終盤、何度もチャンスを
掴んでいたにも関わらず、
あと1本が出ずに
拙攻の山
わずか3安打では、
攻撃が出来ないと、
7回無死一塁で川相昌弘
バスターをさせるなど、奇襲も裏目に出てしまい、
みすみす勝利を逃してしまいました。
北海道日本ハム・金村の投球の出来が
よかったこともありますが、それにしてもあと1本
特に主軸ブレーキとなったのは、痛かったです。

さらにまたも痛恨の被弾となった平井
安易にストライクを取りにいきすぎました。
ただ8回に完璧な投球をみせていた平井
延長での継投をもふまえた上で
そのまま9回も続投させた
ベンチの判断にも誤りがあったかも。
得てして中継ぎ陣は、イニングをまたがせる
良い結果がでないことがありますが、
そうさせてしまった8回の併殺、やはり響きました。

阪神西武にサヨナラ勝ちしたため、
ドラゴンズは2日天下で、首位陥落に。
ただ今日のようなゲームをしているようでは、
まだまだ首位は、早すぎるかもしれません。

あさってからは、インボイスSEIBUドームでの
西武との3連戦が待っています。
決して相性が良いとは言えない西武
それを相手に、最低でも2勝1敗
しっかりとしたゲームで勝ち越して、
再び首位へと浮上してほしいです。


今日のコメントから。(11日)

●川相昌弘
<7回に代打で出場。バスターを試みるも中飛。
悔しさを押し殺して、意図を語る>
「無死一塁で、後続のことを考えたら、
できれば走者を三塁に進めたかっただろうし、
最低でも1死二塁にしなければいけない場面。

ゴロを打ってランナーを進めたかった。
変化球が来るという心構えもできていたんだけど、
(スライダーに)ちょっとすかされた。
打ちにいってるから、たたこうとした分、
かえってフライになってしまった。
ベンチにしたら、バントでは見え見えだし、
何とかあそこで突破口を開こうとしたと思う」
中スポサンスポ名古屋ニッカン

●平井正史
<9回、カウント0-3からセギノールに決勝弾を浴び>
「外国人選手だし、このカウントで
打ってくることは分かってたけど…。
真ん中に入ってしまいました…」
中スポ、サンスポ、スポニチ名古屋

●森バッテリーチーフコーチ
<9回も続投となった平井をかばう>
「2イニング目(の登板)は仕方ない。
打線が点を取っていれば岩瀬だったけどな」
(中スポ)

●小笠原孝
<6回を投げ、7安打1失点と及第点も
甘く入った稲葉への1球を反省>
「調子自体は悪くなかったが、
先に先取点を取られたことが…。
防げたと思うんですよ。
ホームランがなければ展開が違っていたかも。
投げてはいけないところに投げてしまった」
(トーチュウ、名古屋ニッカン

●井端弘和
<スクイズを含む3犠打を決めるも惜敗に口が重く>
「打てないからスクイズなんです」
(トーチュウ、スポニチ名古屋、名古屋ニッカン

●森野将彦
<今季初の1番に座り、2安打と合格点>
「打撃が小さくならないように心がけた。
変えても、打てませんからね」

<調子をあげて、打率が.311に上昇も必死>
「まだまだ。(移動日の)あしたも
練習で振り込まないといけない」
中スポ

●高代野手総合チーフコーチ
<意表をついた7回のバスターエンドランについて>
「(代打が)川相だから、むこうは当然、
バントでくると思いこんでいるからね。
だからこそ(バスターエンドランは)正攻法だと思うよ」

<森野の1番起用について>
「英智が調子を落としているから、
次もこの打順でいく。
森野は調子がいいし、これまでと
同じように打ってくれればいい」
(中スポ)

●落合監督
<打線が3安打と沈黙し、首位陥落。
しかし連敗にもすっきりとした表情で>
「同じ勝ち負けでも、
手を打たなくて負けたら悔いが残るが、
打つ手を打って負けたら仕方ない。
こういうのを"負けた"って言うんだ。
勝ち負けの世界だから、腹も立たない。
手は打っても勝てなかったんだから、
この負けはさらっと流せるよ。
1点を取りに行って取れなかったというだけ」

<スクイズについて>
「森野が外野フライでも打ってくれればよかったが、
最初のバッターが返してくれないときつい。
(スクイズは)57試合で初めてか」

<奇襲采配が裏目に出たが>
「川相は打ちにくい球だった? 結果論だな。
まあそのうち打線の状態が上がってくれば、
こんな堅い野球はやらないだろう。今日は仕方ない」
(中スポ、サンスポスポーツ報知MSN毎日新聞
スポニチ名古屋名古屋ニッカンCBC


若竜からの話題。(11日)

◆ウエスタンリーグ
中日-サーパス 10回戦
(11日・ナゴヤ球場)
 SU 000 010 001=
 D   000 000 010=
[敗] 遠藤(1勝2敗)
公式HP・ファーム情報

【ゲームレビュー】
0-0の5回、先発の石井
田中にソロ本塁打を喫す。
8回ウラ、1死から出塁した藤井が、
澤井の二塁打でかえり同点も
9回、遠藤が2安打され勝ち越されてしまう。
9回ウラ、1死一、二塁のチャンスだったが、
後続が断たれ2-1で敗れる。
(公式HP・ファーム情報より)

●石井裕也
<5回を投げ、2安打1失点と復調近し>
「コースをうまく投げ分けて、
いいピッチングができました。
今までで一番いいです。気持ちも入りました。
悔しいです。あの(田中の)ホームラン...。
しかし、打者が上手かったのでしょう。

この調子を続けて、結果を出したいです。
それでチャンスがあれば、1軍に上がりたいですね」
(公式HP・ファーム情報、中スポ)

●澤井道久
<8回には同点となるタイムリー二塁打。
この日4打数2安打1打点の活躍>
「バットが振れてきています。
これを継続して、調子をさらに上げていきたい。
守備も打撃も結果を求めて、やっていくだけですね」
(中スポ)

◆佐藤亮太
<母校・國學院大が入れ替え戦に勝ち
27季ぶりの東都大学リーグ1部復帰を決め喜ぶ>
「すごいです。
渡辺俊介さん(ロッテ)がいた時も2部ですからね。
僕もあと1勝のところで届かなかったんですよ」
(中スポ<ドラ番記者>

先発の石井裕也が好投。
5回1死までサーパス打線をパーフェクトに抑え、
田中彰にレフトスタンドへ本塁打を浴びたものの、
結局は2安打5奪三振1失点。
MAX146キロのストレートと変化球のキレもよく
コントロールもまずまずと
昨季の好調時の投球を取り戻したようです。

また2番手で登板の落合英二は、
2回を投げ、6人でピシャリ。
危なげない投球を見せていたもよう。
ファームでは9試合を投げ、依然防御率は0.00
そろそろデニーと入れ替えてはどうでしょうね。

相変わらずの貧打線は、この日わずか4安打。
その中での光明は、2番・セカンドの澤井
8回の同点タイムリーを含む2安打。
ようやく打撃が上昇ムードになってきたようです。
これを維持し、今季初の1軍を目指してほしいです。

2006年6月11日 (日)

打たれまくり朝倉KO、首位初戦飾れず。

朝倉、ムキになりすぎた
今季最悪6失点

前夜の逆転勝ちで4月7日以来となる
リーグ首位に立ったドラゴンズ
混戦続くセ・リーグ3強の差はわずか
これからは、その座を守っていかなくてはいけません。
迎えた北海道日本ハムとの第2戦。
首位チームらしい戦いは出来たのでしょうか。

◇日本生命セ・パ交流戦
中日-北海道日本ハム 5回戦
(10日・ナゴヤドーム | 中日2勝3敗)
37483人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
日本ハム
中 日
[敗] 朝倉(10試合5勝2敗)
[D本]高橋光信2号2ラン
[Dバッテリー]
朝倉、高橋聡文、デニー友利、久本 - 谷繁、小田

共同通信社中スポ戦評ニッカン式スコア

ドラゴンズの先発は、朝倉健太
今季ここまで5勝1敗と好調を維持しています。
しかしその朝倉、いきなり捕まります。

先頭の森本がライト前ヒットで出ると、
続く田中賢介が送って、二塁へ進みます。
迎えるは、前夜一発を放っている小笠原
初球、フォークが中に甘く入ったところを叩かれ、
右中間を破るタイムリーツーベース
1点を先制されてしまいます。

なおもピンチは続き、セギノールの当たりは、
朝倉のグラブの横を抜けるセカンド内野安打。
続く稲葉には、四球を与え、1死満塁とされてしまいます。
ここで登場は、6番・SHINJO
2球目、外角低目のストレートを叩くと、
高いバウンドのサードゴロ。
ホームは送れず、立浪は一塁へ送球。
早くも汗だくの朝倉2点を失ってしまいました。

一方、北海道日本ハムの先発は、
今季3試合目となるフェリックス・ディアス
その外国人右腕から、ドラゴンズも反撃。
初回、2死から福留がフルカウントからの7球目、
真ん中高目のスライダーを左方向へ。
レフトフェンス直撃のツーベースで出ると、
ウッズも続いて、初球を右方向へ!
中に入ったストレートを逆らわずミートすると、
ライトオーバーのタイムリーツーベース
連打ですかさず1点を返します。

なおも続くアレックスは勝負を避けられ、
ストレートの四球で、2死一、二塁。
絶好の場面で、6番・立浪を迎えます。
しかし立浪は外へのストレートを叩き、
ボテボテの投ゴロに倒れ、
惜しくも同点とは、なりませんでした。

2回は先頭打者こそ出したものの、
後続をしっかりと抑えた朝倉
しかし3回、ツーアウトから
再び打ち込まれてしまいます。
稲葉にシュートを叩かれ、
三塁線を抜くツーベースで出すと、
続くSHINJOには、初球、
ど真ん中に入ったシュートをピッチャー返し。
センター前へと抜けていくタイムリーを浴び、
さらに続く鶴岡には、外角へのストレートを
センター前に運ばれ、3連打で、4-1
ボールが中に甘くなったところを
痛打されて、失点を重ねてしまいます。

3点ビハインドとなったドラゴンズ
3回ウラ、制球が不安定なディアスから
井端、福留と連続四球で一、二塁。
さらにウッズもセンター前に落ちるヒットで
1死満塁のチャンスを掴みます。
ここで迎えるは、アレックス
しかし真ん中高目のボールを強引に叩くと、ショートゴロ。
6-4-3と渡って、ダブルプレー
1点も奪えなかったドラゴンズ
アップアップ状態のディアスを助けてしまいました。

4回になっても、朝倉の状態は変わらず。
森本のレフト前ヒットと送りバントで、1死二塁。
続く小笠原は、外角高目のスライダーで
空振り三振に取りますが、
セギノールに対して、3球目に投じたのは、
打ってくださいという真ん中高目のスライダー。
やはり見逃さずに叩かれると、
打球はライトスタンドへの2ランホームラン

これでスコアは、6-1
今季一番悪い出来の朝倉
5回も先頭のSHINJOにレフト前に運ばれるなど、
結局この日は、5回、81球を投げ、
11安打5奪三振2四球で6失点
違う意味のらしさが出てしまいました。

7回に3番手・デニー友利が連打を浴び、
金子の二ゴロの間に1点を奪われ、7-1。
敗戦濃厚となったドラゴンズでしたが、
7回ウラ、ようやくディアスを捕まえます。

この回先頭の立浪が、ライト前ヒット。
続く森野がセンターフライ。
谷繁の代打・井上も投ゴロに倒れますが、
途中出場の上田が真ん中高目のストレートを叩き、
しぶとくセンター前に運ぶ意地のタイムリー!
ドラゴンズ、ようやく1点を返します。

さらにデニー友利の代打・高橋光信が続きます。
カウント1-0からの2球目、
内角へのストレートをすくい上げると、
打球は高々と舞い上がり、レフトスタンドへ!
反撃の2ランホームラン
中盤打ちあぐんでいたディアスKOしました。

8回ウラ、さらに反撃をしかけ、
北海道日本ハム2番手の清水章夫から
先頭の福留が、レフトフェンス直撃のツーベースで出ると、
北海道日本ハムベンチは、
清水から武田久にスイッチします。

昨夜は打ち込んだ武田久でしたが、
ウッズが内角高目のストレートに空振り三振。
アレックスも外角高目のストレートに空振り三振と
連続三振で2死に追い込まれます。
続く立浪を迎えたところで、
今度は左腕の岡島にスイッチ。
頼みの立浪もカーブを打ち上げてしまい、ショートフライ。
ここでも1点を奪えませんでした。

最終回は、続投となった岡島の前に森野がレフトフライ。
代わったMICHEALの前に代打の代打・森岡が見逃し三振。
そして上田も空振り三振に倒れ、三者凡退でゲームセット。
ドラゴンズ、首位に立っての最初の試合を落とし、
対北海道日本ハム戦、交流戦初の
ナゴヤドームでの黒星を喫してしまいました。

打たれちゃいました…。せっかく満員御礼
なったにもかかわらず、
なんとなく乗り切れない
ゲームとなってしまいました。
朝倉が立ち上がりから
先頭打者を出す苦しい展開。
ボールに力がなく、打たせて取る前に、
打ちこまれてしまう。そんな印象でした。
確かにそろそろ負けるころだろうと思っていたので、
この敗戦で何かが得られればとは思います。

打線は「粗い」という言葉がピッタリの
ディアスをつかまえ切れませんでした。
立ち上がり不安定だったときに
あと1本でも出ていればKO出来た可能性が
高かっただけにもったいなかったです。
3回の1死満塁での併殺と、
8回無死2塁で三者連続凡退が痛かったですね。

阪神、巨人ともに敗れ、ゲーム差は変わらずでしたが、
東京ヤクルトが3ゲーム差と迫ってきて、
さらに混戦の様相になってきました。
明日は、5カード連続勝ち越しが掛かっています。
あと2本となった福留の通算1000本安打の
メモリアルゲームとなり、
それを勝利で飾れることを期待したいと思います。


今日のコメントから。(10日)

●朝倉健太
<11安打を浴び、5回6失点で2敗目を喫す>
「今日はいつもより
体が重かったというか力が入らなかった。
思い切り腕も振れなかったし、
フォークもシュートも真っすぐも、
ボールがみんな真ん中にいってしまった。
これじゃ打たれます。
野手のみなさんに申し訳なかったです」
(中スポ、サンスポ、MSN毎日新聞、
スポニチ名古屋、名古屋ニッカン、CBC)

●高橋光信
<7回、代打で2ラン>
「打ったボールは、シュート。
体がうまく反応してくれました。
これも練習の成果だと思います。
点差はあったけど、
まだまだあきらめるような場面じゃ
なかったでしょう」
(中スポ、MSN毎日新聞、名古屋ニッカン、CBC)

●上田佳範
<7回、センター前にタイムリー。
初安打を放ち、古巣・日本ハムへ恩返し>
「点差が離れていたので、
次につなげることだけ考えて打席に入った。
二死から打てたのもよかったし、
そのあと光さん(高橋光信)が
本塁打を打ってくれたのもよかった」
(中スポ、スポニチ名古屋

●タイロン・ウッズ
<1回、1点差に迫るタイムリー二塁打>
「三振だけはしたくなかった。
ピッチャーがオレのバットに当ててくれたんだよ」
名古屋ニッカン

●福留孝介
<2本の二塁打で通算1000本安打へあと2>
「ナゴヤドームでなんとか達成したい」

<今季は、打球方向のの割合が、
左40.8%、中25%、右34.2%と逆転している>
「あっち(左方向)に打っているうちは、
率は下がらないですよ。
まあ、こっち(右方向)に打てる球は、
なかなかこないっていうのもありますけどね」

<今季は過去にないペースでバットを折っている。
理由はボールの重さに負けているから>
「シンに当たっても折れちゃうことがあるんです。
あきらめというわけではないですが、
逆らっても仕方ないでしょ」
中スポ名古屋ニッカン

●立浪和義
<2安打と気を吐くが、初回の投ゴロを悔やむ>
「速球を引っ張りにいったけど、
シュート回転して沈んできた。
初対戦の投手? それは関係ない。
またあした勝てるようにがんばります」
(トーチュウ)

●久本祐一
<4番手で登板、2回を無失点。
しかし先頭打者の出塁を反省>
「四球だろうが、安打だろうが、
先頭打者を出してはダメ。
もっとリズムよく打線につなげていかないといけない」
(中スポ)

●落合監督
<朝倉のひょう変に、驚きを隠せず>
「きょうはどうしたんだ。
(朝倉は)むきになって
打者に突っかかっていったな。
何をそんなにむきになっているのかな。
力で抑え込みにいったのが失敗。
もっと緩い球を使えば…。
先発が崩れれば、こういうことが起きる」

<それでも5回まで続投させた>
「(1軍に)出たての投手なら
3回で代えているだろうけど、
ここまで5勝しているピッチャーを
簡単に3回では降ろせないだろう。
6人のローテに入っている投手。
(交代は)朝倉のためにならないから。

よかったから抑えた、悪かったから打たれたじゃ、
1軍のマウンドにはいられない。
あとは本人の学習能力。
(この敗戦を)家に帰って、自分でどう考えるか、
次につながるかはそこだな。
自分で分析できれば、ひと皮もふた皮もむけるだろう」
(中スポ、共同通信社MSN毎日新聞
スポニチ名古屋、名古屋ニッカンCBC


若竜からの話題。(10日)

◆ウエスタンリーグ
中日-サーパス 9回戦
(10日・ナゴヤ球場)
 SU 001 101 011=
 D   000 000 110=
[敗] 吉見(2敗)
公式HP・ファーム情報

【ゲームレビュー】
0-0で迎えた3回、無死一、三塁から
内野ゴロの間にサーパスが先制点。
4回にも1失点、6回にも1失点と
小刻みに得点された先発の吉見は、
7イニング投げ8安打3失点。
攻撃陣は、相変わらず打てず、6回まで2安打。
7回、ユウキの代わりばな
柳田の二塁打、中村一生の内野ゴロの間にやっと得点。
8回にも澤井の犠飛で得点を上げたが、
失点が多く5-2で敗れる。サーパスに1勝6敗2分。
(公式HP・ファーム情報より)

●吉見一起
<先発し、7回を3失点も反省しきり>
「まずまずの出来です。
変化球の切れは良かったです。
しっかり腕を振ることができたけど、
先頭バッターを出したのが多かった。
高めに浮いたところを打たれたし、リズムも悪かった。
この次は0点に抑えることにこだわって、
低めのコントロールを意識して完投を狙いたいですね」
(公式HP・ファーム情報、中スポ)

●佐藤2軍監督
<先発・吉見について>
「そこそこのボールは来ていたし、
フォークも良かったけどね。
ただ向かっていく気持ちは大事だけど、
先頭は慎重に入らないといけない」

<約1カ月ぶり登板の樋口について>
「まだまだこれから」
中スポ

ルーキー・吉見が先発した対サーパス戦。
7回を投げ3失点だったものの、
先頭打者を7回中、5回も出したことを反省。
確かに先頭打者を毎回のように出すと
リズムが悪くなるのも当然です。
井端『一の野球』ではないですが、
初回、初球、先頭…、すべての『1』を大切にですね。

またサイドスローに投球フォームを変更した
樋口が約1カ月ぶりに登板。
リリーフで2/3回を投げたものの、
1安打、2死球、2奪三振の1失点で
イニング途中で降板。出来はまだまだのよう。

打線の中では、1番に座った藤井
三塁打1本を含む3打数2安打1盗塁と、気を吐き、
1軍再昇格をアピールしたようです。


PS 今日の渡邉選手。

久々の打席のチャンスは、9回ウラ。
1死から久本の代打という場面が回ってきました。
残っている野手は、川相MA森岡と、渡邉選手
相手が左の岡島だったので、指名を受け、
意気揚々と打席に向かいしました。
しかし、ここでブラウン監督が出て、
岡島からMICHEALにスイッチ。

右打者にとってやっかいな
「ボールが視界から消えるスライダー」
投じるMICHEALの登板で、事態が急変
代打の代打森岡を出されてしまいました(.278)

2006年6月10日 (土)

福留鮮やか逆転タイムリー!ドラゴンズ首位浮上!

福留で奪首

ナゴヤドーム奇跡の夜

交流戦も残り3カードとなりました。

ドラゴンズは今夜からナゴヤドームで

北海道日本ハムとの3連戦。

札幌での対戦では3試合連続延長戦

やや重苦しくなりましたが、

果たしてナゴヤでの対戦ではいかに...。

◇日本生命セ・パ交流戦
中日-北海道日本ハム 4回戦
(9日・ナゴヤドーム | 中日2勝2敗)
34365人123456789R
日本ハム
中 日×
[勝] 岡本(19試合2勝)
[S] 岩瀬(20試合2敗16S)
[D本]なし
[Dバッテリー]
山本昌、岡本、岩瀬 - 谷繁、小田

共同通信社中スポ戦評ニッカン式スコア



ドラゴンズの先発は、山本昌

交流戦勝ち星なしの3連敗中。

その立ち上がり、やや制球が乱れます。

先頭の森本に四球、続く田中賢介が送って二塁へ。

小笠原は、内角へのシンカーで空振り三振に取りますが、

セギノールにも四球で、二死一、二塁。

ここで迎えるは、札幌では活躍した稲葉

しかしレフトファウルフライに打ち取り、

ピンチを切り抜けました。

一方、ローテの谷間となった北海道日本ハムは、

先発にルーキーの武田勝を持ってきました。

名古屋市出身、地元でのプロ初先発武田勝のまえに。

先頭の英智がセンター前ヒットで出ますが、

続く井端が、初球を叩いて4-6-3の併殺。

福留も初球をレフトライナーと

早い攻撃で助けてしまい、波に乗せてしまいます。

ルーキーといえど、28歳。

変化球を低目に集める丁寧な投球のうえ、

落ち着いたマウンドさばきの武田勝の前に、

前日18安打16点をあげたドラゴンズ打線が、沈黙。

3回ウラも、森野のセンター前ヒットで

掴んだ2死二塁のチャンスを潰すと、

続く4回ウラも井端のサード内野安打と

盗塁で無死二塁としますが、

福留が外角低目のスライダーに空振り三振。

ウッズは外角低目のシンカーを引っかけ、投ゴロ。

そしてアレックスもセンターフライと、

クリーンアップが倒れ、得点が奪えません。

山本昌は、立ち上がりこそ

制球、リズムともに今一つでしたが、

ここはベテラン、粘り強い投球で、

ランナーこそ出すものの、後続を抑えて、

無失点に凌いでいきますが、。

なんせこの日も打線の援護がありません。

初先発の武田勝に6回途中まで投げられてしまい、

以降も鎌倉健-岡島の前に無得点。

0-0のまま、ゲームは8回を迎えます。



ここまで128球、6安打無失点の山本昌

しかしこの回先頭の田中賢介に、

カウント2-0からのど真ん中のストレートを叩かれ、

鋭い打球で一二塁間を抜かれると、

続く小笠原に対しては、カウント1-1からの3球目、

緩いカーブがすっぽぬけ、

肩口から中に入ってしまいます。

これまで合っていなかった小笠原でしたが、

さすがに見逃しません。

ライトスタンドへ飛び込む2ランホームラン

痛恨の失投を犯してしまった山本昌は、ここで降板。

何とか勝ち星をつけるべく

ベンチもずいぶん引っ張りましたが、

この日も打線の援護なく、勝ち星がつきませんでした。



終盤での2点ビハインドとなったドラゴンズ

ようやく反撃を開始します。

8回ウラ、北海道日本ハム4番手の武田久から、

先頭の谷繁の代打・井上がセンター前ヒット。

岡本の代打・高橋光信もライト前ヒットで続き、

無死一、二塁のチャンスを作ります。

ここで英智へのサインは、送りバント。

しかし札幌でもブルドッグなどの積極的な

バントシフトを敷いてきた北海道日本ハム守備陣

今回も様々な動きを見せてきます。

苦しんだ英智は、スリーバント失敗。

ランナーを進められません。

ところが思わぬカタチでチャンスが!

武田久は続く井端の2球目、

シュートが抜けてしまい、左手の甲に死球

1死満塁とチャンスが広がります。

北海道日本ハムベンチは、ここで動き、

武田久から、左腕のブラッド・トーマスにスイッチ。

迎えるは、もっか首位打者の福留孝介

この日、三打席凡退だった福留ですが、

ここでは気合と集中力が違いました。

カウント1-1からの4球目、

内角高目のスライダーを思い切り引っ張ると、

鋭い打球が一塁横を抜けていきます!

井上が、代走・森岡が、

そして一塁走者の井端も三塁から突っ込み、

最後はミットを弾き飛ばしてのホームイン!

走者一掃の3点タイムリースリーベース!

重苦しいムードを一気に吹き飛ばした一撃で

ドラゴンズ逆転に成功します。

なおも1死三塁で、迎えるはウッズ

しかし外のボールに見逃し三振。

チャンスを逸したかに思えましたが、

続くアレックスの時に、思わぬミスが。

止めたバットに当たった打球は、一塁へのゴロ。

一塁の小笠原が捕ったものの、

トーマスのベースカバーが遅れてしまい、

内野安打となってしまいます!

その間に福留が生還し、1点追加!

4-2として、勝負を決定付けます。



こうなると、最終回は守護神がマウンドへ。

岩瀬は、先頭の代打・田中幸雄

空振り三振に斬ると、続く金子を二ゴロ。

そして最後は、代打・高橋信二

一ゴロに打ち取り、ゲームセット!

終盤、一気の攻撃で

逆転勝ちをおさめたドラゴンズ

これで対戦成績を2勝2敗の五分に戻すと、

この日敗れた阪神と入れ替わって、

ついに4月7日以来のセ・リーグ首位に躍り出ました。



さすが孝介(^◇^)札幌での3連戦同様、

序盤からなかなか

得点が奪えずに

苦しい展開

なりましたが、

終盤、代打陣の連打から、

井端の死球。

そして福留のタイムリーで一気に逆転!

ワンチャンスをしっかりと

モノにすることができました。

ここぞの場面で繋がっての逆転劇。

実に鮮やかだったとは、思いますが、

欲を言えば、もう少し早く点を取ってほしかったですね。

昌さんは、結局133球、

7回0/3を投げ、8安打2四球6奪三振で2失点。

粘り強く投げましたが、

8回の2本の安打はともに痛かったです。

ただ打線の援護も少しでもあったなら、

この回の登板はなかったでしょうし、

力尽きたという感じになってしましたね。

これで交流戦では、また勝てず。

交流戦の登板は、来週の福岡ソフトバンク戦

ラストチャンスとなります。

何としてでも、1つは勝たせてあげたいところ。

次回こそは打線が援護をしてほしいです。

この勝利でチームのムードは、

さらに良くなっていくのでは。

首位に立ちましたが、油断をせずに

ひとつひとつ勝利を重ねていってほしいと思います。


☆今夜のビクトリーラン!(9日)

○福留孝介

<8回、1死満塁で一塁線を破る

走者一掃の逆転タイムリースリーベース>

「みんなが一生懸命つないでくれたので

あの場面で打席に立つことができました。

何とかランナーを還そうと思って集中しました。

マサさんが投げるときは点を取れなくて

申し訳ない気持ちでいっぱいですが

取られた点を取り返してやろうと思っていました。

順位のことは考えずに

自分たちにできることを確実にやるだけです」

<1000本安打まであと4本>

「地元の名古屋でたくさんのお客さんの前で

達成できればと思っています。

今日は良い流れで勝てたので

明日も良い試合ができるようにがんばります」



「投手はどちらでもよかった。

左投手だろうとバットを振ることに変わりはない。

自分の手の届くところを

振っていこうと思っていました。

最後はボクだったけど、

そこまでみんながつないでくれた。

絶対に何とかしてやる。その気持ちだけだった。

井端さんもよくホームまでかえってくれた。

何よりもマサさん(山本昌)が投げている間に

点を取ってあげられなかったので、

せめて負けは消してあげたかったんです」

<自分の後ろに座る捕手が、分析の対象>

「捕手から分かる傾向ってありますよ。

例えばオリックスは前の打席で打たれた球を、

次の打席でも使ってくる。

楽天はファウルの後に、

真っすぐを続けてくることが多かった…」

<仙台遠征後、5日の休養日に、

ブラリと立ち寄ったのは、2軍にいる荒木の自宅>

「萩の月(仙台銘菓)を

渡したかったからだけですよ」

<阪神が敗れたため、4月7日以来の首位>

「首位? 今、気にすることじゃないですよ。

シーズンが終わった時にそうなっていればいい。

今は考えずに自分たちにできることを確実にやるだけ」

公式HP、中スポ、サンスポ共同通信社

スポーツ報知スポニチ名古屋名古屋ニッカン

○井上一樹

<8回、代打でセンター前ヒット。

選手会長が逆転劇の口火を切る>

「結局、いつも1番(福留)が

おいしいところをもっていくんだけどね。

オレもいいおぜん立てができたよ。

きょうはサッカーのブラジル代表を

イメージして、黄色のTシャツできたんだよ」

(トーチュウ)

○高橋光信

<井上に続き、代打でライト前に振り切る。

3日の東北楽天戦から8打数5安打3打点>

「本塁打とか安打とかではなく、

チームの勝利に貢献できたことがうれしいよね。

練習の成果がでてきたってこと」

(トーチュウ)

○井端弘和

<8回、武田久のシュートが左手を直撃。

治療後、1塁からの好走塁を見せる>

「(骨折とかは)大丈夫でした。

(8回の本塁突入は)回り込まなくて正解でした」

(トーチュウ)

○森野将彦

<この日も2安打、チームを波に乗せる>

「たまたま。できすぎです。

これからもっとバットを振り込んでいきたいですね」

<試合前に日本ハム・木元邦之に

未使用の自分のバットをプレゼント>

「同じ年齢(78年生まれ)なんですよ。

バットがほしいというのであげました」

(トーチュウ)

○山本昌

<またしても打線の援護なく

7回0/3、8安打2失点の力投も勝敗はつかず>

「(小笠原の)ホームランの前に

(田中賢介に)打たれたのがよくなかった。

2ストライクを取ってからだったから。

(すっぽ抜けは)一塁走者を気にして

指に力が入らなかった」

<しかし降板後、チームが逆転。

自身が登板した試合では6試合ぶりに勝利>

「(交流戦の登板日に)

初めてチームが勝ったからよかったですよ。

これで変わってくるでしょう。

負けていたときは、気分的にもいやだった」

<今度こそ、今季交流戦初勝利を狙いにいく>

「次の登板が交流戦最後の登板に

なると思うんで、今度は勝ちたいね」

<これからの季節を歓迎>

「暑くなった方がいいね。

体が動きやすくなる。暑さはあまり気にならない」。

(食欲は)前ほどは食べなくなったよ」

中スポスポニチ名古屋名古屋ニッカン



『130球も投げてたなんて知りませんでした。

8回は何と言っても先頭のヒットが悔やまれます。

2ナッシングから、お前プロか? というような

ボールを投げてしまって…。

ただチームがようやく金曜日に勝ったし、

これで流れも変わるかなと思い、次も頑張ります。』


(『山本昌公式ホームページ』より引用)



○森バッテリーチーフコーチ

<先発・山本昌について(3回終了時)>

「球数が多いな。ストライク先攻で

自分のペースで先取点を取られないように、

粘り強く投げて欲しい。」

(公式HP)

○岡本真也

<8回にチームが逆転して2勝目>

「走者を出さないようにしようと思っていた。

マサさんがいい投球をしていたので

抑えないといけないと思った」

名古屋ニッカン

○岩瀬仁紀

<9回、3人をわずか8球で仕留め、

1カ月前に札幌で味わった屈辱を果たす>

「借りですか...。

多すぎてね、そういうことはあんまり。

この仕事は結果がすべてだから。

調子がよくても打たれたら終わりだし、

調子が悪くても、抑えれば、それでいいんです」

中スポ



◇佐藤充

<3試合連続の完投、好投の源は>

「スタミナがついたことが一番大きいですね。

マラソンと同じですよ。

一度経験すれば、どれだけの苦しさなのかが分かる。

未知の苦しさには弱いけど、

経験したことのある苦しさには耐えられますから」

(中スポ <ドラ番記者>ニッカン

◇川相昌弘

<練習時間が過ぎても

一心不乱にバントの練習を続ける>

「練習は一日だけがんばってもだめなんです。

毎日、毎日、絶対にやり続けること」

(トーチュウ)

◇デニー友利

<新調したグラブにダメ出し>

「今使っているグラブがへたれてきたから、

新しいグラブを試してみた。

でも却下だね。新調するついでに、

今より1.5センチ長くしてもらったんだけど、

これがゴロを捕る時、引っかかる」

(中スポ)



○高代野手総合チーフコーチ

<打率が上昇し始めた井端。

つなぎ役の復活に、打線の手応えをつかむ>

「もう兆しじゃないよ。復調だよ。

打線のつながり? 出てくると思う」

(中スポ)

○落合監督

<先発・山本昌について>

「山本昌に勝たせたかった。

いいピッチングをすると点を取らないし、

援護があるときは打たれるし。

山本昌は一体どうなってるのかな。

先に(点を)取られた方が悪い。ああいうケースではな。

(しかし今日は好投したので)

次もまた、先発のチャンスはあるよ。

この前がメロメロだった。

これで悪けりゃ(先発を)代えなきゃいけなかった。

それにしても、武田勝のような

あの程度のピッチャーを打てないようならいかん。

試合が動くと、えてして、動くもんなんだよ」

<今季最多の貯金10に到達。

4月7日以来の首位浮上には全く無関心>

「まあ、146試合が終わった時なら、喜んでるわ。

まだ50試合そこそこだろ。借金を抱えるよりはいいけどな。

まだまだ、これから先が長いんだ」

(中スポ、MSN毎日新聞CBC


若竜からの話題。(9日)

★四国IL選抜と交流戦(サンスポ)

サンスポによると、ドラゴンズ2軍が、

今月27日に、四国アイランドリーグ選抜チームと

交流戦を行うことが発表されたそうです。

場所は、オリーブスタジアム(香川県営野球場)

試合開始は、午後6時とのこと。

>詳しくは、こちらから。

一光には、大敗しましたから

今度こそは、しっかりと勝利を上げてもらいたいです。


PS 今夜の渡邉選手。

対千葉ロッテ戦は、ベンチの休養の指示で?

ほとんど出場がなかった渡邉選手

逆転した9回、一塁の守備に入り、

勝利のフォーメーションを固めました。

最後の打者、高橋の当たりはファーストゴロ。

しっかりと捕ると、素早くベースカバーに入る

岩瀬に向かって、ベース上に捕りやすいボールを送り、

ゲームをしっかりと締めくくりました。

2006年6月 9日 (金)

森野がアレが井端が立浪が、中日猛打ショー16点!

爆竜16点 4カード連続勝ち越し2位浮上

1勝1敗で迎えたナゴヤドームでの対千葉ロッテ戦。

4カード連続勝ち越しを目指すべく、

ドラゴンズは、3連勝中の佐藤充を先発に。

一方、千葉ロッテの先発も3連勝中の久保康友

ともに右腕、背番号16同士の対決は、

後半、一方的な展開となっていきました。

◇日本生命セ・パ交流戦
中日-千葉ロッテ 最終戦
(8日・ナゴヤドーム | 中日2勝4敗)
26075人123456789R
千葉ロッテ
中 日×16
[勝] 佐藤充(6試合4勝)
[D本]森野1号3ラン 高橋光信1号2ラン
[Dバッテリー]
佐藤充 - 谷繁、小田

共同通信社中スポ戦評ニッカン式スコア



ドラゴンズは、初回、

井端が初球をレフト前にクリーンヒット!

さらにウッズの初球で、久保がボーク。

2死二塁のチャンスをもらいますが、

ウッズが外へのフォークに空振り三振に倒れます。

一方、千葉ロッテも初回、2回と

2死からランナーは出すものの、

後続が続かず、3回を終えて、0-0

両投手ともにまずまずの立ち上がりで、

投手戦の様相を呈したかに思われました。



ゲームが動いたのは、4回ウラ。

ここまで久保の前にわずかヒット1本のドラゴンズ

先頭の井端の当たりはショートゴロ。

しかしボテボテが幸いし、内野安打で出塁します。

続く福留は内角低目へのスライダーに空振り三振。

ウッズも一ゴロで、チャンスを潰したかに見えましたが、

2死三塁から、アレックスがやってくれました。

カウント1-2からの4球目、

中へのフォークをうまくセンター前に運ぶタイムリー!

2死からドラゴンズが先制します。

なおも立浪がレフト線へ切れずに落ちる

ツーベースで続いて、二、三塁。

ここで迎えるは、森野

一塁が空いているので、続く不振の谷繁

勝負という考えもありましたが、

千葉ロッテベンチは、森野を選択。

ところが、この選択が誤算となりました。

カウント1-1からの3球目、

内角高目のストレートを叩くと、

打球は、ライトスタンドへ舞い上がります。

今季第1号は、貴重なスリーランに!

この回一挙4点。一気に流れをつかみます。



今夜のドラゴンズ打線は、

これだけでは終わりません。

5回ウラも、続投となった久保

一気呵成に攻め込みます。

1死から井端が、この日猛打賞となる

レフトへのツーベースで出ると、

続く福留が、真ん中高目のストレートを叩き

左中間を抜くタイムリーツーベース!

5-0として、久保をKO!

ジャスティン・ミラーにスイッチします。

ところがミラーがまさに火に油!

いきなりウッズにストレートの四球を与え、。

2死一、二塁でアレックスを迎えます。

アレックスは、外角低目のスライダーを

うまく叩いての右方向へのタイムリー!

1点を追加すると、さらに猛打は続き、

立浪が痛烈なライトへのタイムリー!

森野もセンター前へタイムリー!

さらに谷繁もセンターへ犠牲フライと、

この回打者9人の猛攻で一挙5点

9-0として、勝負をほぼ決めてしまいます。



9点の大量リードをもらった佐藤充

序盤こそ多少ボールが甘く入ることもありましたが、

中盤以降は、しっかりと安定

6回も1死から、今江に三塁線を抜く

ツーベースを浴びますが、

続く福浦を真ん中高目のストレートで空振り三振。

さらにサブローもスライダーで遊ゴロに打ち取り、

依然、無失点の好投を続けていきます。



そんな佐藤充に、さらに追加点がザクザクと。

6回ウラ、続投となったミラーから

先頭の英智が、ストレートの四球を選ぶと、

続く井端は、鮮やかな右打ちで一、三塁。

福留の当たりは、二ゴロでしたが、

4-6と渡る間に1点追加、ついに10点目が入ります。

さらにウッズの四球で1死一、二塁とすると、

アレックスがライト前へ、この日3本目となるタイムリー

11-0として、ミラーをKOします。

それでもドラゴンズの勢いは、止まりません!

3番手・小宮山から立浪が今度は、

センターの頭の上を越えていくタイムリーツーベース

さらに森野が、レフト線にギリギリ落ちる

2点タイムリーツーベースで続き、14-0

さらに7回ウラも、4番手・高木晃次から

途中出場の高橋光信が、レフト最前列に飛び込む

ツーランホームランを放って、

これでスコアは、ついに16-0

5回には、早々と主力を下げはじめて、

諦めムードとなった千葉ロッテは、

もはや対抗する力はありませんでした。



8回を投げて、99球。

良いペースで投げ込んできた佐藤充

そして迎えた最終回のマウンドも、

代打・ベニー、そしてフランコ

内野ゴロに取って、ツーアウト。

続く辻俊哉には、センター前に運ばれますが、

最後は、竹原直隆をセンターフライに

打ち取り、ゲームセット!

今季最多となる18安打の猛攻で、

こちらも今季最多となる16点を奪ったドラゴンズ

千葉ロッテ戦を2勝1敗として、4カード連続勝ち越し

先発の佐藤充は、3試合連続完投で

交流戦無キズの4勝目をマークしました。



森野打ちまくりそれにしても、今夜は

打ちまくりましたね。

序盤の両先発投手の

出来から見たら、

これは1点を争う

投手戦だろうと思いきや、

取りに取ったり、18安打16点!

最後の最後で千葉ロッテに圧勝!

とても気分の良い1勝となりました。

スコアを見ると、井端がなんと5打数5安打

アレックスが、3本のタイムリーで3打点

6番スタメンの立浪が、広角に打ち分け3安打2打点

そして森野が、今季初ホームランを含む4安打6打点

まさに打線が暴れに暴れたという感じです。

それも今季の得点源である3、4番でなく、

下位打線が爆発しての得点。

残塁も少なく、これだけ繋がれば

いくら強敵・千葉ロッテにでも勝てるなと

充分に思わせる見事な猛攻でした。



打線もよかったですが、投手もお見事

先発の佐藤充が、またも好投。

ボールを低めに集め、111球を投げ抜き、

7安打4奪三振無四球で無失点

これまでの勝利は、下位チームからだったので、

この登板が、佐藤充真価を問うものと

なるだろうと思われましたが、

充分過ぎるくらいの答えを出してくれました。。

もはや完全なローテの1本、次回も期待したいです。



この勝利で、ドラゴンズ2位浮上!

しかも首位とは、0.5ゲーム差となっています。

明日からは、そのままナゴヤドームでの

北海道日本ハムとの3連戦。

世間は、サッカーのワールドカップモードに

入っていきますが、そのスキをつき、

気がつけば、一気に首位を奪い取っているような

展開になることを願いたいなと思います。


☆今夜のビクトリーラン!(8日)

○佐藤充

<無四球7安打、今季2度目の完封で4勝目をマーク>

「調子はあまり良くなかったのですが

打線の援護もあって野手のみなさんが

投げやすくしてくれました。

これだけ大勢のファンの方に

後押ししてもらっているので

自分も向かっていくピッチングができています。

特にこのナゴヤドームで

良いピッチングができてうれしいですね。

みなさんの声援に乗って

これからもがんばりますので

応援よろしくお願いします」



「西武戦ではとにかく腕を振って

投げることを心がけたが、

今日は内外に投げ分けることと、

自分でペース配分しながら低めのコースを意識して投げた。

野手のリズムをよくするためにテンポも意識した。

逆球が極端に多くなくてよかった。

先頭打者やフォアボールでランナーを出さないことと、

福浦さんの前にランナーをためないように心がけていた。

苦しい時に味方が点をとってくれたので

相手も打つしかないという攻撃になって、投げやすかった」

<キャンプで覚えたシュートは

既に投球の組み立てには、なくてはならない武器>

「(朝倉)健太みたいに

グイッと曲がらないけど、しんは外せる。

僕のあんなスライダーでも、

シュートがあるだけで、振ってくれる」

<4試合で計35回を投げ、わずか1失点の安定感。

交流戦での防御率も0.885とし、

ガトームソンの0.890を抜き、トップに躍り出る>

「僕なんかで、いいんですかね。

(防御率トップは)このまま....。このままでいいです」

公式HP中スポサンスポ

スポニチ名古屋ニッカン、CBC)



○森野将彦

<今季初ホームランについて>

「ファウルになるかと思っていましたが、

とにかく(シーズン最初の)一本が出て良かったです。

後ろにつなごうという気持ちで打席に立ちました。

ロッテには今までやられていたので

これで少しは借りを返せたかと思います。

まだ交流戦の優勝も狙えるので

明日からも応援よろしくお願いします」

<この日、4安打6打点の大暴れ>

「(4回の1号3ラン)打ったのは、ストレート。

真っ直ぐを狙っていました。(笑顔で)完璧です。

久しぶりに納得のいくスイングが出来ました。

(5回のタイムリー)打ったのは、スライダー。

いい場面で打てて良かったです。

(6回のタイムリーは)ラッキーなヒットです」

<今季60打数目にしての1号に>

「いつか出ると思って、

そんなに悲観的には思っていなかったです」

<久保とは昨秋の教育リーグで対戦。

3安打と打ちまくっていた>

「やってないピッチャーじゃない。

打てなくもなかったんで、

いいイメージでゲームに臨めた」

<久保攻略のポイントは打席での準備>

「対策を怠らないようにした。

あのクイックは球界には他にいない投手なので、

タイミングだけは遅れないように

始動の準備を速くする。その意識を持ってました」

(公式HP、中スポ、MSN毎日新聞名古屋ニッカン

○アレックス・オチョア

<先制打に始まり、3打席連続タイムリー>

「(4回のタイムリー)打ったのは、ストレート。

あの場面で何とかヒットを打ちたかった。

打てて良かったよ。

(5回のタイムリー)打ったのは、スライダー。

いつもヒットを打ちたい気持ちでいるよ。

ランナーを還せて良かったよ。

(6回のタイムリー)打ったのは、ストレート。

いつものようにヒットを打つ事を心がけたよ」

(公式HP、中スポ)

○井端弘和

<シングル3本、二塁打2本で

04年10月1日以来、自己2度目の5打数5安打>

「(いつ以来か)ちょっと覚えてないけど...。

2度目なら、もう打つことはないんじゃないですか」

<5本のなかで納得できたのは意外にも>

「(4回の)内野安打ですね。

運が向いてきたってことだから。

振れたからっていうのもありますね。

今までのボクなら振ってなかった。

見逃していたと思うボールだったから。

まだ2割4分(8厘)のバッターですから。

もう(5安打は)ないでしょう」

(中スポ、サンスポ名古屋ニッカン

○立浪和義

<5回のタイムリーについて>

「打ったのは、ストレート。

うまく乗って、いい感じで打てました」

<6回のタイムリーについて>

「打ったのは、チェンジアップ。

打てる時に打っておかないとね。

これをきっかけに、打っていきたいです。

とにかく試合で結果を出したい」

<2二塁打を含む今季2度目の猛打賞で2打点。

谷澤健一氏の持つ969打点の球団記録に並ぶ>

「うーん、長い間やっていれば、

そういうこともあります。

これまでだったら、悪い時でも試合で

いろんなことをつかむことができた。

今はそれがなかなかできないからね。

振りがにぶくなっている。

取り戻すためには、何でもやらないといけないから。

あと31打点ですか。

何としても今季中に1000打点にしておきたいね」

(公式HP、中スポ名古屋ニッカン

○福留孝介

<5回のタイムリーについて>

「打ったのは、ストレート。

チャンスだったしチームの勢いがあったので、

それに乗って行こうと思った」

(公式HP)

○谷繁元信

<5回の犠牲フライについて>

「打ったのは、ストレート。最低限の仕事です。

やっぱりね(ヒットが)1本出て

ああやって打点がつくと気分は違います。

これからも打つほうでも、もっと頑張って

チームに貢献していかないといけないですから」

(公式HP、中スポ)

○高橋光信

<7回、ダメ押しとなる1号2ランも

冷静に気持ちを切り替えて>

「今日打ったことは忘れてまた次です」

名古屋ニッカン

○森バッテリーチーフコーチ

<先発・佐藤充について(3回終了時)>

「安定しているな。

変化球も低めに集まってきているし、

後は味方が点を取ってくれるまで粘り強く投げて欲しい」

(公式HP)

◇ルイス・マルティネス

<試合前にベンチにいたアレックスに

ジョーク交じりに臨時打撃を開始>

「もっとこうやって打たないと。

(軽い皮肉をアレックスは笑顔で受け流す)」

ニッカン

○落合監督

<佐藤充について>

「落ち着いている。

マウンドの態度を見ていると

(1軍に)上がってきたころとは違って

今は不安がないのが分かる」

<佐藤充の3試合連続完投勝利が

リリーフ陣に休息を与えていることを評価>

「7回までいくスタミナは付いたようだ。

西武戦で136球で完投させたのがよかった。

明日、明後日を考えたら

ピッチャーをムダ使いできないだろ」

<中田、ドミンゴの代役という表現に反論>

「だれの穴埋め? いない人は

もう今年(1軍に)上がってこないと思っている。

今までうちにはいないタイプなので

こういうピッチャーがでてきたのは大きいな」

<投打ががっちりかみ合い、苦手ロッテに圧勝>

「これでちょっと打線が変わってくるだろう。

打線に、何かきっかけが欲しかった。

それを久保がくれたんだから、感謝ですよ。

(ロッテの)久保には、お中元を贈らないといけないな。

昨日の成瀬がいい教訓になった。

(球の出所が見にくい成瀬に)みんな立ち遅れていた。

どうしても“後ろが小さい”投手には立ち遅れる。

各打者の準備が遅くなって打ち取られていたから。

打者が先に(始動の)準備をする重要性を、

身を持って分かったんだろう。

ホント、何を贈ったらいいかな」

(公式HP、中スポ、スポーツ報知共同通信社

MSN毎日新聞名古屋ニッカンCBC


若竜からの話題。(8日)

◇中田賢一

<11日にも故障後初めてのフリー打撃に登板予定>

「今月中には実戦に復帰したい。

故障とは今後も付き合っていかなくては

いけない問題なので、フォームの修正を含めて

いろいろ考えている」

(トーチュウ)



右足内転筋痛のため、2軍で調整中の中田

先日の捕手を座らせての投球練習に続き、

いよいよフリー打撃に登板することになりました。

中田自身は、後半戦開始後、

今月中の復帰を視野に入れているようです。

落合監督のコメントでは

「いない人」になっている中田

しかし期待は大きいことと思います。

佐藤充、朝倉らが好調。

これで中田が加われば、さらに層が厚くなります。

あまり内転筋痛がクセになるのは困りますので、

急がず、しっかりと調整を進めてほしいです。

2006年6月 8日 (木)

平井痛恨被弾、主軸ブレーキ、ロッテに惜敗。

竜、首位見逃し
巨人も阪神も負けたのに

川上憲伸の快投で千葉ロッテ戦の連敗
ようやく8でストップさせたドラゴンズ
首位とのゲーム差も1となりました。
今夜は両チームのスタメンに動きが。
ドラゴンズは、8番・サードで川相昌弘
千葉ロッテは、昨夜唯一のヒットを打った
サブロー4番に据えてきました。
左腕同士の先発対決の勝負の行方は....。

◇日本生命セ・パ交流戦
中日-千葉ロッテ 5回戦
(7日・ナゴヤドーム | 中日1勝4敗)
27198人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
千葉ロッテ
中 日
[敗] 平井(22試合2勝1敗)
[D本]なし
[Dバッテリー]
マルティネス、岡本、平井、高橋聡文、鈴木 - 谷繁

共同通信社中スポ戦評ニッカン式スコア

ドラゴンズの先発は、2連敗中のマルティネス
その立ち上がり、連打からピンチ。
先頭の大塚明こそ見逃し三振に取りますが、
今江にレフト前、福浦には一二塁間を抜かれ、
さらにサブローにもストレートの四球を与え、
1死満塁としてしまいます。
しかしベニーが打ち上げて、一塁ファウルフライ。
さらに里崎もライトファウルフライに倒れ、三者残塁。
マルティネスが、何とかピンチを脱します。

ところが3回、再び連打からのピンチ。
1死から福浦にレフト前に運ばれると、
続くサブローに初球、外へのチェンジアップを叩かれ、
打球は広く空いた左中間を抜かれてしまいます。
タイムリーツーベースで、1-0と先制を許します。

なおもピリッとしないマルティネス
続くベニーは、レフトフライに取りますが、
里崎には、高目にボールが抜けて四球。
さらににもストレートの四球と、
自らの制球の乱れから、2死満塁としてしまいます。
ベンチの落合監督は自らブルペンへ電話を。

ここで迎えるは、9番・渡辺正人
フルカウントからの6球目、
内角中央へのストレートで見逃し三振
ややアップアップ気味だったマルティネス
何とか最少失点でピンチを切り抜けました。

千葉ロッテ先発・3年目の成瀬善久の前に
3回まで6個の三振を喰らうなど
苦労していたドラゴンズ打線
ようやく4回ウラ、チャンスを作ります。
1死から福留が二塁内野安打で出ると、
ウッズ空振り三振のあと、
アレックスが初球、真ん中低目のシンカーを狙い打ち。
うまくさばくと打球は、レフトフェンスを直撃!
福留が一塁から一気にホームイン!
タイムリーツーベースとなり、1-1の同点に追いつきます。

同点にしてもらったマルティネスは、
5回、6回とヒットでランナーこそ出すものの、
後続をしっかり抑えて、ともに0
結局95球を投げ、7安打6奪三振3四球で1失点
悪いながらも6回を投げ終え、マウンドを降ります。

なんとか勝ち越し点を奪いたいドラゴンズ
6回ウラ、先頭の英智
ライト線へ落とすヒットで出ると、
続く井端が初球、外角高目のストレートを
バスターでセンター前へ運び、
無死一、二塁とチャンス、クリーンアップへと繋ぎます。

ところが、福留が外一杯のストレートに
見逃し三振に倒れると、
この日2三振のウッズは、ここでも
内角高目のボール球に手を出し、空振り三振。
そしてアレックスは、内角へのスライダーを
打ち上げてしまい、キャッチャーフライ。
若い成瀬に踏ん張られてしまい、無得点。
せっかくの一、二番のお膳立てを不意にしてします。

7回以降は、両チーム継投勝負に。
ドラゴンズは、7回一死満塁のピンチを
踏ん張りしのいだ岡本に代わり、
8回からは、平井がマウンドへ上がります。

先頭の渡辺正人をファウルで粘られた末に
空振り三振に打ち取りますが、
続く成瀬には、代打・ワトソン
前夜のゲームで、足に自打球を当て、
途中退場していたワトソンでしたが、
しかしここで仕事をされてしまいます。

カウント1-2からの4球目、
ど真ん中へ入ってしまったストレートをジャストミート!
打球は伸びて、バックスクリーン右へと落ちる
勝ち越しホームラン
土壇場で痛い一発を浴びてしまいました。

こうなると、千葉ロッテは勝ちパターン。
8回はセットアッパーの藤田宗一に、
そして最終回はクローザーの小林雅英に、
ともに三者凡退に打ち取られ、ゲームセット。
ドラゴンズ、連勝ならず。
小林雅英の6年連続20セーブの記録を
アシストしてしまうカタチになってしまいました。

ワトソン君にやられるとは.....。平井が投じた
ワトソン
への一球。
それが大きく響いて
しまいましたね。
甘く入ってしまった
ど真ん中のストレート。
それをうまく突かれてしまった感じです。
ただストレートが平井持ち味でもありますからね。
両刃の剣、仕方ない部分もあったのではと思います。

マルティネスは、四球が多いなど
決して良い調子ではなかったですが、
千葉ロッテあと1本を打たせずに
なんとか踏ん張っていたと思います。
ただ次回は、制球よく放ってほしいと思います。

それにしても、今夜が主軸がブレーキに。
やはり6回の無死一、二塁での無得点が痛かったです。
とくにウッズは、千葉ロッテ先発の
成瀬に全く合わずに、この日4打席4三振
3、4番に回すことが、現在のドラゴンズの
得点源となるのに、こうなるとやはり勝てません。

これで千葉ロッテとの対戦成績は
1勝4敗と負け越しが決まってしまいましたが、
まだ4カード連続カード勝ち越しについては
チャンスが残っています。
首位とのゲーム差は、いぜん1のまま。
千葉ロッテに一矢報いるためにも、
明日は必ず勝ってほしい。
交流戦男・佐藤充の踏ん張りに期待したいと思います。


今夜のコメントから。(7日)

●平井正史
<8回に決勝弾を浴びる>
「甘く入って真ん中に行った。完全な失投です。
一番打たれてはいけない本塁打を打たれた。
明日から気持ちを切り替えていかないと。
次からはこういうことのないようにしたい」
中スポ

●ルイス・マルティネス
<6回を7安打3四球も、粘投で1失点>
「ランナーを出しながらも、粘り強く、
自分なりのいいピッチングができたと思うよ。
これを続けていきたいね」

<敗戦後は肩を落とす>
「(日本語で)ゴメンナサイ…」
中スポ名古屋ニッカン

●川相昌弘
<8番・サードで今季2度目のスタメン。
初回のピンチでマルティネスに声をかける>
「ここ何回かの彼のマウンドを見ていたけど、
走者を背負ったり、厳しい判定があったりすると
イライラして自滅することが多かったからね。
こういう時はマウンドに集まって、
何とか落ち着かせなきゃと思ったわけですよ」

<果たして何と声をかけたのか>
「ジャパニーズイングリッシュですね。
落ち着けって。『テイク・イット・イーズィー』ですよ。
あの回に2、3点取られてたら
試合は壊れていただろうし、
その後も毎回のように走者を出していたからね」
(トーチュウ)

●タイロン・ウッズ
<6回の凡退を含め、この日4打数4三振>
「高いボール球を振ってしまった。
今日はあんまりしゃべりたくない」
(中スポ、サンスポ、MSN毎日新聞)

●福留孝介
<6回無死一、二塁で見逃し三振>
「きょうはオレのせい。
最低でもランナーを進めれば何とかなったかも知れない」
スポニチ名古屋

●アレックス・オチョア
<4回、レフトへ貴重な同点打>
「打ったのはフォークかチェンジアップ。
久しぶりにいい当たりができてよかった。
ランナーもかえせたからね」
(中スポ、MSN毎日新聞、名古屋ニッカン

●上田佳範
<試合前の練習で右打席のバントを>
「左打者だと。体の右から来る
ボールばかりに目が慣れちゃうから。
左から来るボールも見たかった。
守備の時はどっちからも球が来るから、
その練習にもなる」
(中スポ)

◆英智
<全日本大学野球選手権1回戦で勝った
母校・名城大の後輩に刺激を受ける>
「えっ、勝ったんですか。すごいですね。
それも東京ドームで勝ったんだから。
次の試合以降も全力を尽くして頑張って欲しいです」
ニッカン

◆森バッテリーチーフコーチ
<交流戦のチーム防御率が
12球団1位に浮上したことについて>
「ピッチャーがみんなで頑張っているからだ。
今のチーム状態では3点取られても
負けることがあるし、4、5点取られると勝てない。
それをピッチャーが分かっている」
(中スポ)

◆佐藤スコアラー
<ロッテ担当、6日で連敗が止まり
ゲーム前、ほっと胸をなで下ろす>
「ほっとしました。勝ってよかった。
この調子で勝ってほしいですね」
(中スポ<ドラ番記者>

●落合監督
<先発・マルティネスについて>
「よく1点で抑まったなという内容だった。
ボロボロになってもおかしくなかった。
どれだけいい投球をしても
勝ちがつかなければ深みに、はまってしまう。
生活をかけて必死でやればいいこと。
まぁ次に期待しましょう。
でも審判と喧嘩しているうちはダメだな。戦う相手が違うよ」

<成瀬の印象を聞かれ>
「おれに聞くな(と前置きして)
そんなにいいという感じじゃないんじゃないの。
いいピッチャー、悪いピッチャーというのは
何年も実績を積んでから言える。
1回だけじゃ分からない。
(きょうは)ただ、打てなかっただけということ。
(タイミングが合わなかった?)そういう投手もいる。
初めての対戦なんだから。打てなければ、やられる」

<成瀬を打ちあぐんだ打線について>
「うちはずっと我慢。
こういう状態なんだから仕方がない。
はっきりしていて、いいじゃないか。
6回のノーアウト1、2塁、
今のウチは3、4、5番が打てば勝てるし、
打てなければ負ける。
特に、ああいう1点勝負という展開になるとな。
状態を考えれば、そこそこのゲームだよ」

<順位は変わらず。連勝も3で止まる>
「今年(の打線)は、ずっと海底に沈んだままの状態。
1年間、海底を沈みっぱなしで優勝はありえない。
そのうちどこかで上がってくるでしょ。次に期待しましょう」
(中スポ、MSN毎日新聞、スポニチ名古屋、
名古屋ニッカンCBC Exciting Stadium)


若竜からの話題。(7日)

◆プロ・アマ交流戦試合
中日-一光
(7日・ナゴヤ球場)
  210 131 120=11
  102 000 006=
[D投] 川井進、加藤、山井、鳥谷部、金剛
(トーチュウ)

●山井大介
<約2カ月半ぶりに実戦登板。
1回を投げ、3安打1失点>
「投げられるようになったことがうれしいです。
次回からは結果を出していかないと
いけないですね。頑張ります」
中スポ

●高橋2軍投手コーチ
<21安打を浴びた投手陣について>
「打たれるのはいいんだけど、
四球とか、ベースカバーとか、
しっかりやらなければいけないことができていない。
相手に対してじゃなくて、
自分のこと(投球)で悩んじゃってる。
寂しいよ。練習するしかないね」
(中スポ)

●佐藤2軍監督
<アマ相手に赤っ恥の6失策11失点。、
お粗末きわまりない若竜のプレーにあきれ顔>
「6つのエラーがすべて。
打てないなら、せめて守れないと。
今年はそういうレベルといえばレベルなんだけどね。
うまくなるのを待つしかないね...」
中スポ、トーチュウ)

今朝のトーチュウ
縦横9.5センチの正方形ぐらいの
大きさで取り上げられていた、
社会人野球・一光(愛知)とのプロ・アマ交流戦。
とんでもないゲームになったようです。

投手陣、野手陣ともルーキー
実戦登板の少ない投手、故障上がりの投手を
起用したとはいえ、プロとして、
恥ずかしいようなミスのオンパレード
21本のヒットを浴びたうえ、6失策が絡みなんと11失点
最終回に6点を奪い、なんとか2点差まで
迫ったものの、11-9という
屈辱的な敗戦となってしまいました。

1軍に上がるためには、とにかくミスをしたら勝てません。
この試合をしっかりと教訓にして、
今後の練習に励んでほしいと思います。

そのなかで注目は、6回に3番手で登板した山井
なんと3月25日のウエスタン広島戦以来の
約2カ月半ぶりの実戦登板となりました。
結果は、1回、打者6人に3安打1失点。

メディアではほとんで触れられていませんでしたが、
右肩を痛めて、別メニューだったんですね。
本人がいうように、投げられるように
なったということは、とても大きいと思います。
すぐに1軍に来いとは、言いません。
しっかり自分の肩を作っていってほしいです。

2006年6月 7日 (水)

憲伸惜しい!気迫の快投1安打完封勝利!

憲伸、ロッテに倍返し

8回までノーヒット 1安打完封

ドラゴンズは今夜からナゴヤドームで

千葉ロッテを迎えての3連戦。

悪夢の3タテを含め、もっか8連敗中

天敵と化してしまった千葉ロッテに対して、

これ以上は負けられないところ。

連敗を止めるべく登板したのが、エース・川上憲伸

昨年5月20日には、8回2死までパーフェクトの快投。

果たして今夜、その再現となったのでしょうか。

◇日本生命セ・パ交流戦
中日-千葉ロッテ 4回戦
(6日・ナゴヤドーム | 中日1勝3敗)
29172人123456789R
千葉ロッテ
中 日×
[勝] 川上(11試合7勝1敗)
[D本]なし
[Dバッテリー]
川上 - 谷繁

共同通信社中スポ戦評ニッカン式スコア



初回、川上は、先頭の西岡

初球、内角へのカットボールで二ゴロに打ち取ると、。

続くフランコには、外よりのストレートをとらえられ、

センター最深部への大きなフライ。

しかし英智がフェンスに当たりながらもナイスキャッチ!

さらに打率.381、首位打者の福浦

外角低目へのシュートで見逃し三振に斬って取り、

完璧な立ち上がりを見せます。

一方、千葉ロッテの先発は、小野晋吾

その立ち上がり、ドラゴンズ速攻を見せます。

先頭の英智が、初球シュートを背中に受け、死球。

続く井端が送って、二塁に進めると、

好調・福留が初球、

真ん中高目のカットボールを叩きます。

打球は、詰まりながらもセンター前に

ワンバウンドで落ちるタイムリーヒット

わずか5球で、一気に得点を奪い先制します。

1点をもらった2回の川上

先頭のベニーを外角一杯のカットボールで

三球三振に取ると、

続くマット・ワトソンをライトフライ。

さらに今江をレフトフライに打ち取り、無失点。

3回も里崎のセンターへ抜けるかという当たりを

セカンド・森野が好捕し、二ゴロとすると、

続く根元、小野を連続三振に打ち取り、

一回り目をパーフェクトに抑え込みます。



好投を続ける川上

3回ウラは自らのバットで追加点のお膳立て。

2-0から真ん中へのスライダーを叩くと、

レフト前へのクリーンヒット!

続く英智が送って、二塁へ進むと、

井端が、カウント2-1からの5球目、

外角高目に入ったストレートをきっちり叩くと、

打球は右中間をワンバウンドで抜けていきます。

川上がゆっくりとホームインして、2-0

さらに福留の二ゴロで、井端が三塁へ進むと、

ウッズが内角低目のシュートに詰まりながらも

セカンド後方へと落とすタイムリー!

結局この回2点を追加し、スコアは3-0

防御率1.52という安定感を誇る

川上にとって、大きな援護点となりました。



今夜の川上は、球威、制球ともに完璧

ストレートとカットボール、シュート、

そしてスローカーブを

コーナーに丁寧に投げ分けて、

千葉ロッテ打線に手も足も出させぬ投球。

内外野ともに味方の好守もあって、

4回以降、二回り目も完璧に抑え、

いよいよ大記録への期待がかかります。



そして三回り目に入った7回、

先頭の西岡を内角低目へのストレートで空振り三振。

フランコもライトフライに打ち取り、迎えるは福浦

カウント2-2からの5球目、

決めようとした外角低目へのストレートが、

力が入ったか、叩き付けてしまいフルカウント。

そして6球目は、外角低目へのカットボール、

厳しいコースを狙ってか、

わずかに外れてしまい、フォアボール

7回2/3、24人目の打者・福浦を出してしまい、

完全試合がついにストップしてしまいます。

マウンド上で、思わず苦笑いの川上

すかさず落合監督がマウンドへ行き、間を置きます。

しかし動揺したか、続くベニーにも力んでしまい、

連続四球を与え、2死一、二塁としてしまいますが、

大松を二ゴロに打ち取り、この回も0。

ノーヒットノーランは継続となりました。



92球目からスタートした8回、

川上は、先頭の今江をフルカウントから投ゴロ。

続く里崎もセンターフライに取って、ツーアウト。

ここで高木の代打・を迎えます。

昨年5月は、8回2死から一発を浴び、

記録が止まってしまいましたが、

ここは、外へのカットボールで高いバウンドの投ゴロ。

ジャンプして掴んだ川上は、一塁へ。

難関を退け、ついに最終回へと突入します。

川上自身、通算2度目となる

ノーヒットノーランの偉業まであと3人。

迎えた9回、先頭はミラーの代打・サブロー

初球は外角へのカットボールを見逃し、1ストライク

2球目は、真ん中高目のストレートを

空振りして、2ストライク

3球勝負として投じた、川上の通算111球目

外角低目へのストレートが若干甘くなってしまいます。

サブローが見逃さず弾き返して、ライト前へ

今夜27人目の打者に与えた、初ヒット

9回ノーアウトで、記録が途切れてしまいました。

こうなると、あとは完封勝利のみ。

気持ちを切り替えた川上は、

続く西岡、フランコを連続外野フライ。

そして最後は、福浦も初球、外へのカットボールで

センターフライに打ち取り、ゲームセット!

1安打完封勝利で、7勝目をマークした川上

完全試合もノーヒットノーランも逃しましたが、

チームの対千葉ロッテ戦の連敗8で止め、

堂々たるエースの風格を見せつける快投

しかしその表情には、やはり悔しさが満ちあふれていました。



たった1安打だぞ!完全試合

やるのではと思いました。

そしてノーヒットノーラン

いけるのではと思いました。

ゲーム途中から、

まさにドキドキもの

なりました。

それくらい憲伸の投球は、素晴らしかったです。

今季は文句なしの投球を続けていますが、

それまでにも増して、見事でした。

最終回のサブローへの3球目は、

勝負を焦ってしまったようですね。

惜しくも弾き返されてしまいましたが、

その後はしっかりと切り替えての1安打完封

これまで完全にコンプレックスとなっていた

千葉ロッテに強烈なインパクトを与えた

まさにエースのお仕事という投球でした。

また次の機会に偉業はお願いしたいです。



連敗を止めたこの勝利は、本当に大きい。

これで少しは、千葉ロッテへの

苦手意識を払拭出来たと思います。

相手を意識せずに自分たちの野球をすれば、

勝てるということをエースが教えてくれました。

明日は、マルティネスの先発。

憲伸に続けとはいいませんが、まずは落ちつき、

自分らしいピッチングをしてくれることを臨みます。


☆今夜のビクトリーラン!(6日)

○川上憲伸

<自身2度目のノーヒットノーランを逃すも

1安打完封で、ハーラートップタイの7勝目>

「ノーヒットノーランを逃したことは

残念ですが良い試合ができてホッとしています。

ロッテに対する連敗を止めて

試合に勝つことだけに集中して投げました」

<昨年も完全試合まであと一歩>

「やっぱり焦りがあったんですかね。

僕の人生を象徴しているというか、

これが僕の良いところなのかもしれません。

ロッテ打線を相手に1安打完封は充分な結果です。

これからは連勝できるように

がんばりますので応援よろしくお願いします」



「惜しかった?

そりゃ、悔しいかもしれないけど、

ロッテには(チームが)8連敗をしていたし、

連敗を止めることができて良かったですよ。

こういうところの役目は

ボクが受けて立たないといけない。

ミーティングの時から、2点以上取られると勝てない、

1点までに抑えないといけない、と。

最低限のこととして点を与えないよう投げた。

連敗を止める。その一心でした。

パーフェクト? ぜいたくは言えません。

最終回のマウンドは平常心でいったんですけど。

本当に残念です。やっぱり焦りがあったんですかね。

まあ、僕の人生を象徴しているかのようですね。

でもいい試合ができてホッとしています」

<9回、サブローに111球目、

144キロストレートをライト前にはじき返され>

「考えが甘いですね。

厳しいコースだったんですけど

うまく合わされました。

余裕を持って1球、遊ばないといけない。

外せば良かったですね」

<ヒットを打たれた直後も冷静>

「ヒットで一、二塁。

4番の本塁打1発で同点になる。

現実を見れば甘くない」

<エースについてこう話す>

「投げるのはもちろん、

打っても守っても存在感を見せられるのが

エースだと思っています。

それで初めて胸を張ってエースなんです」

<自己シーズン最多タイとなる3度目の完封。

自己最多タイの5完投に早くも到達>

「ボクが投げる時ぐらいは1人で投げ抜いて、

リリーフ陣を休めさせてあげたいんです」

(公式HP、憲伸の声「完封したのに・・・ 悔しい」、

中スポ、サンスポ共同通信社

スポーツ報知スポニチ名古屋名古屋ニッカン

○谷繁元信

<川上を好リード>

「きょうはいつもより最初から飛ばしていた。

気持ちが入っていた」

(サンスポ)

○森バッテリーチーフコーチ

<先発・川上について(3回終了時)>

「ここまではいいねー。

あいつは自分が打った時、調子がいいんだよ」

(公式HP)



●サブロー(千葉ロッテ)

<9回、右前打を放ち川上の記録を阻止>

「3回打席に入った人が打てないのに、

“1打席でこんなの打てるか”と開き直ったのがよかった。

でも、試合には負けたんで……」

共同通信社、MSN毎日新聞、スポニチ)

●福浦和也(千葉ロッテ)

<7回2死、完全試合を阻む四球を選ぶ>

「コントロールが良かった。いいピッチャーです」

(トーチュウ)

●西岡剛(千葉ロッテ)

<川上に4打席無安打と脱帽>

「プロで対戦した中でナンバーワンの投手。

コントロールが良かった」

(トーチュウ、MSN毎日新聞)

●今江敏晃(千葉ロッテ)

<川上について>

「全部の球種がすごかった。

昨年よりさらにすごみが出ていた。

ある程度打てないのは仕方ない」

(トーチュウ、サンスポ

●大松尚逸(千葉ロッテ)

<川上について>

「球威、コントロールが良くて、的が絞りにくかった」

(トーチュウ)

●バレンタイン監督(千葉ロッテ)

<川上の投球に脱帽>

「去年と似たような内容だった。

外野に打球が飛んでも

バットのしんでとらえきれていなかった。

川上はカットボールのコントロールが良かった。

失投することなく、コースに投げ分けていた。

非常にいいピッチャーだ」

(共同通信社、MSN毎日新聞、ニッカン



○福留孝介

<初回、センター前へ落ちる先制タイムリー>

「(打ったのは)カットボール。

詰まったけど、その分、

いいところに落ちてくれました」

<9回、サブローの安打を阻止できず>

「ライトに飛んできたから、

アウトにしてやろうと思って前へ行ったけど、

打球が2バウンドした時点であきらめました。

守ってて楽しかった。

ロッテにようやく勝ったけど、

とにかくきょうは憲伸さんのおかげですよ。

憲伸さんの日です」

(公式HP、中スポ名古屋ニッカン

○井端弘和

<3回、16試合ぶりのタイムリーについて>

「打ったのは、真っ直ぐかフォークの抜けた球かなぁ。

とにかくランナーをかえそうということだけを考えていました。

(走者を)かえせてよかったですよ。

チームが勝ててよかったです」

(トーチュウ、名古屋ニッカン

○タイロン・ウッズ

<3回のタイムリーについて>

「打ったのは、シュート。

3塁ランナーを何とか還したかった。

ラッキーなヒットだね」

(公式HP)

○英智

<初回1死、フランコの大飛球をジャンピングキャッチ。

そのままフェンスにぶつかり転がる好捕。>

「あんなのファインプレーじゃない。

5段階でいえば2か1。

でも憲伸さんが投げる試合は守りやすい。

リズムが何しろいいから」

中スポ

○森野将彦

<7回2死に四球を出すまで、川上の快挙に気づかず>

「どうしてあんなに球場が

ざわつくんだろうと思っていたら、そうでした。

それからは、めちゃくちゃ緊張しました。

チームも勝ったし、いいプレーもできたし、よかったです」

(トーチュウ)

○アレックス・オチョア

<打撃練習後、根元から折れたバットを手に>

「これは幸運になれるバットだよ。プレゼントしようか」

ニッカン



○落合監督

<川上について絶賛>

「パーフェクト。

初回から見ていて打たれる気がしなかった。

立ち上がりからあれだけ気合を入れて

マウンドに行ったのは今季初めてじゃないか。

2回、3回でやるだろうと思った。

期待していたのはパーフェクトだった。

おれが一番(完全試合を)期待していたのになあ。

心技体そろっていればこれくらいのことはやってくれる。

こういうピッチングをすればどこにも負けない」

<千葉ロッテ戦の連敗を8で止め>

「別に何とも思ってないよ。

ロッテに対して連敗していたが

そんなに周りが言っているほど恐さは感じていない。

ロッテもバランスがいいチームだけど、

他にもバランスがいいチームはある。

(8連敗は)たまたま。

1つ間違えば、逆の結果になっていたんじゃないか。

今日は守り勝ちだったな。

自分たちの野球をやっていれば勝てるということだ。

ウチの野球はいかに3番、4番につなぐか。

一番わかりやすい簡単な野球をやっているよ」

公式HP、トーチュウ、サンスポ、スポーツ報知

MSN毎日新聞名古屋ニッカンCBC


PS 今夜の渡邉選手。

地元に帰ってのセ・リーグルール

予想通り、6番・サードには立浪が入り、

久しぶりのベンチスタートとなりました。

そして出番は、9回ウラ。

偉業を目指す川上をバックアップすべく、

勝利のフォーメーション。一塁の守備に入りました。

惜しくも先頭のサブローにライト前に運ばれますが、

すぐさま川上に声をかけるなど、しっかりフォロー。

エースの完封をアシストしました。

2006年6月 6日 (火)

06年6月6日、カモメの悪夢をエースが解け!

エース川上、対ロッテ戦連敗阻止へ全力

2006年6月6日、6が並んだこの日から
ドラゴンズは、地元・ナゴヤドームで、
千葉ロッテを迎えての3連戦を行います。
5月の千葉マリンでの対戦では、まさかの3タテ
昨季から続く対千葉ロッテ戦の連敗は、8となり、
交流戦同一カード連敗タイ記録となってしまいました。
ボビー・コンプレックスを払拭するため、
選手が、首脳陣が、スタッフが
それぞれ意気込みを語りました。

◇高代野手総合チーフコーチ
<連敗脱出のカギは、平常心>
「ロッテに勝つためには、
ロッテを意識しないこと。
意識過剰が一番怖い。
要は自分たちの野球がどれだけできるか。
それが近道だ。やられた分はやり返す」
(トーチュウ)

◇佐藤スコアラー
<2軍担当から千葉ロッテ担当に昇格、
スコアラーも準備万端>
「スキさえ見せなければ何もやってこないです。
オーダーは日替わりで読みづらいけど、
うちの投手なら抑えられます。
自分なりに調べてきました」
(トーチュウ、スポーツ報知

◇田中監督付スコアラー
<千葉ロッテを特別視せず>
「(先発予定の)小野、成瀬、久保は
対戦してないけど、3、4、5番が打ってくれたら、
そんなに気にしなくてもいい」
(トーチュウ)

確かに意識しないことが大事でしょうね。
千葉での3連戦は、バスターからのサヨナラ負け。
エラーと強風、さらに三盗と3つの犠牲フライ。
ミスやスキを付かれたことからの敗戦となりました。

確かに相手は、昨季のアジアチャンピオン
現在パ・リーグの首位をひた走るチーム。
意識する前に、いかに自分たちの野球
できるかにかかってくると思います。

昨季は、地元ナゴヤドームで3タテを食いましたが、
その時とは、状況が違いますし、
長期ロードで3カード連続勝ち越しを決め、
交流戦の貯金を2としている今の状況なら、
千葉マリンの二の舞は食わないと思います。
とにかく意識過剰にならず、平常心
やられた分をしっかりリベンジしてほしいです。


◇川上憲伸
<初戦の先発予想。
千葉ロッテ戦の連敗阻止を誓う>
「千葉で3連敗? 
でも、(自分は)投げていないからね。
同じ相手にやられ続けるのは
チームはもちろんボクも悔しい。
入れ込むことはないけど、
いつもと少し違う気持ちになるかもしれない。

昨年のことは昨年のこと。
ロッテ打線の印象はまだないです。
ロッテはウチと似たチーム。
ピッチャーがよくて粘り強い。
去年と今年では違う面もあるかもしれないけど、
大まかにはイメージはあります。
マークする選手も頭の中にはありますよ。

相手のことはわからないけど、
(自分は)今年に関してはすべての試合で
ゲームを作れているのでまあまあかな。
まあ“これ以上”のレベルを、
出していかないといけませんから。

ボクにできることは相手に先に点をやらず、
ゲームをつくること。いつも通りにやることですね。
あとはチームが勝ってくれればそれでいい」
中スポサンスポスポニチ名古屋、名古屋ニッカン)

◇佐藤充
<第3戦の先発が濃厚。
交流戦3勝の勢いを千葉ロッテにぶつける>
「ロッテ打線は調子良さそうですけど、
自分には勢いがあると思うので、
それをうまく利用して投げたい。

出来すぎかもしれませんけど、
これまでいい感じできているので、
そのままやっていければ。
完投とか完封は考えずに、
いけるところまで攻めていきたいです」
(トーチュウ、スポニチ名古屋名古屋ニッカン

この3連戦の先発は、ローテ通りに
川上憲伸、マルティネス、そして佐藤充との予想。
そのなかでも、絶好調の5月月間MVP
エース・憲伸連敗阻止を誓いました。
週末の仙台遠征には、帯同せず。
この日もナゴヤドームで2時間、
ランニング中心に汗を流して調整しました。

昨季からの対千葉ロッテ戦は、1勝8敗。
その1勝をあげているのが、憲伸
それも8回2死までパーフェクトに抑えての
1安打完投勝利でのもの。

現在、防御率&奪三振でトップなど
セのナンバーワン投手として、
何としても打たれたくない。
それ以上にまずは、チームの連敗を止める。
気合も入ることと思われます。

絶好調のセのエースVSパの首位チーム
今夜の対決はとても見どころがあるでしょう。
しっかり自分のペースでゲームを作り
力投で連敗を止めてほしいです。

また第3戦には、ドラゴンズ交流戦男
チームトップの3勝をあげている佐藤充がスタンバイ。
防御率1.14という抜群の安定感
それを千葉ロッテにぶつける構えです。
とにかく佐藤充としては、攻めの投球。
しっかり腕を振って、千葉ロッテ打線に立ち向かえれば、
きっといい結果がでるのでは。
勢いそのままに投げ抜いてほしいです。


◇福留孝介
<プロ入り通算1000本安打まであと8本>
「えっ! あと8本になったんですか?
10本かと思ってました」

<先発予定の小野、成瀬、久保とは初対決>
「どういう感じになるんだろう」
初めてのピッチャーとやるときは
どういう攻め方をしてくるか楽しみ。
相手も自分のことは分からないから、分かる前に打つ」

<10日間の長い遠征を終えて>
「名古屋なら生活のリズムが落ち着きます」
中スポ

◇森野将彦
<現在8試合連続安打中。
この日の休日返上練習に参加>
「遠征帰りだけど、汗をかいておきたかった」

<4日は、8回にタイムリー二塁打>
「二塁打になったのはたまたまですけど、
いいスイングができています。
(8試合連続は)絶好調でしょう」
(トーチュウ)

◇英智
<好調新1番が平常心でチームを引っ張る>
「ロッテ戦はね、勝たないといけないですよね。
個人的にも打ちたいですね。
打てれば、自信にもなりますし。
むこうは小野、成瀬、久保の順番ですか?
久保とは去年の教育リーグで対戦しました。
結果は4打数でヒットを打てなかったけど、
苦手なタイプの投手ではないです。
1番に座ってからは、打撃の調子も
悪くないので、がんばります」
中スポ

交流戦絶好調の福留孝介
今朝の中スポによると、
通算1000本安打まで、あと8本なんだそうです。
オリックス、東北楽天との6連戦では
7安打を記録した福留
この調子でいけば、地元・ナゴヤドームでの
達成の可能性は、十分にあるものと思われます。
福留本人も地元での達成に意欲を燃やしています。

この3連戦は、小野晋吾、成瀬善久
そして久保康友初対戦のの先発が予想されますが、
それなら福留により有利。
相手も意識してくれる可能性もあると思われます。
千葉マリンでは、自らの拙守から失点。
悔しさもあることでしょう。
ぜひともバットでリベンジしてもらいたい。
クリーンアップの爆発が、連敗阻止のポイント。
3番が引っ張って、ぜひとも勝利を!


若竜からの話題。(5日)

◇新井良太
<月曜日練習に参加。
フリー打撃を中心に約2時間、汗を流す>
「裏方さんにも出てきて
もらってるわけじゃないですか。
しっかりやらないといけないです。
結果を出して応えたいですね」
中スポ

◇高柳2軍打撃コーチ
<所用で欠席した佐藤2軍監督に
代わって、練習の意図を説明>
「1軍がやってるんだから、当然です。
打撃練習が中心になると思う。
オールスターまではとりあえず(練習)をやる。
打てないんだから、練習しなくちゃ」

<2軍のチーム打率は5日現在で.198>
「もう今が底だと思う。打線はもう梅雨明けだよ。
1軍との差を埋めなきゃいけないんだから」
(中スポ、名古屋ニッカン

◇高代野手総合チーフコーチ
<午前中にナゴヤ球場に顔を出し、
午後からナゴヤドームでの1軍の練習に付き添う>
「監督の指示です。
練習しないといけないということ」
(中スポ)

千葉ロッテに3タテを喰らった以降、
1軍は月曜日も休日返上となりましたが、
落合監督の指示で、それが2軍でも適用。
この日午前中、ナゴヤ球場で
野手はけが人をのぞくほぼ全員と
一部投手陣の練習が行われました。
確かにここまで2軍のチーム打率は.198と超低迷。
まぁ大変だと思いますが、
若竜練習あるのみでしょう。


◇鎌田圭司
<4月末に右手首を骨折し、現在リハビリ中。
内野ノックを受けるなど精力的に体を動かす>
「痛みはないですけどボールが重く感じますね。
やれることをやって少しでも早く復帰したいです」
(トーチュウ)

◇荒木雅博
<1軍復帰が7月以降にズレ込む可能性>
「6月いっぱいは、2軍で練習することになる。
できるだけ早く治して、1軍に戻れれば…」
(スポーツ報知、名古屋ニッカン

◇高代野手総合チーフコーチ
<荒木を視察、長期離脱を示唆>
「無理するなと伝えた。
完全に治ってから1軍に戻すつもり」
(スポーツ報知)

ケガ人の情報をいくつか。
4月23日に右手首を骨折した鎌田
しかし中スポによると、順調に回復し、
5月末から軽めのキャッチボールも開始。
現在、約20メートルの距離で行えるまでになったそうです。
今後は、スローイングのプログラムに沿って
リハビリを進め、7月上旬の復帰を目指すとのこと。

骨折の報には、ほんと驚きました。
現在、荒木が離脱し、井端の打撃が不調、
キャンプから1軍でやってきた鎌田がいればと
思うととても残念でした。
ただ回復してきたことはとてもうれしいですね。
焦らずしっかり治してほしいです。

そして気になる荒木の状況。
名古屋ニッカンなどによると、
復帰が7月にズレ込む可能性が出てきたと報じました。
右脇腹のほうは回復しつつあるが、
右肩の痛みがまだ残っているそうで、
現時点でスローイングや打撃練習を行わず、
ランニング中心のメニューをこなしているとのこと。
英智森野が穴を埋めていますから、
まずはしっかりとプレーできるまでに回復してほしい。
それが一番だと思います。


ナゴヤからの話題。(5日)

今日もやります。週末のおさらい。
(公式ブログ)

ドアラの写真でおなじみの公式ブログ
そのなかの写真で、フルスタのベンチの
選手の名が書いてあるホワイトボードがありました。

名字が書いてあるのが普通なのですが、
なんと捕手のところに『O.D.A』
さらに横には、メガネの顔文字(○ー○)まで!
先日の大阪ドームでも、
小田のところが(>_<)になっていました。
まったく誰だかわかりませんが、
ODA、かわいがられています。


PS 今日の渡邉選手。

お立ち台となった翌日のトーチュウ
5面に『交流戦はナベの季節』の見出しとともに
こんな記事が出ていました。以下抜粋です。

どんな質問にも嫌な顔ひとつせず、
ていねいに答えてくれるナベちゃんは、
各紙の中日担当記者から絶大な人気がある。
その人柄と面倒見のよさは、もちろん、
報道陣に対してだけじゃなく、若手選手に対してもそう。

183センチ87キロの巨体ラテン系の顔からは
想像しにくいが実はアルコールがほとんど飲めない。
それでも夜ともなれば若手選手を引き連れ、
食事に出掛ける姿を目にする。
食事をしながら若手選手に対し、
それとなく気付いたことを注意したり、さりげなく褒めたり
そのいぶし銀のようなプレーだけじゃなく、
いるだけでチームにいい影響を与える。
そんな存在なのだ。

(トーチュウ『担当記者とっておきの話』より引用)

<ドラ番記者>でもよくネタになるのは
こういうナイスな人柄からなんですね。
アルコールがほとんど飲めないのが、
自分に近くて、ますます親近感が沸いて来るところです。
ただひとつ気になったのが、『ラテン系の顔』
これはちょっと違いますよね。
たしかに目は二重にはなっていますが....。

頑張れ、ラテン櫻井!ラテン系の顔というのは、
←こういう顔なのでは?
ドラゴンズには、
本物のラテン系
いますから。
それがこの方、
櫻井選手
やはりこれこそが
『ラテン系の顔』ですよ!
サッカーのワールドカップも、もうじき始まります。
ブラジル出身・ラテン櫻井、頑張って下さい!

2006年6月 5日 (月)

渡邉2二塁打4打点、中日ロード3カード連続勝ち越し!

恐怖の9番 渡辺4打点
竜3カード連続勝ち越し

1勝1敗のタイで迎えた、
東北楽天、フルスタ3連戦の最終ラウンド
ドラゴンズとしては、なんとか勝ち越して、
長期ロードを終わらせたいところ。
ローテの谷間となった東北楽天投手陣
序盤からドラゴンズ打線が襲いかかりました。

◇日本生命セ・パ交流戦
東北楽天-中日 最終戦
(4日・フルキャストスタジアム宮城 | 中日4勝2敗)
17019人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
中 日
東北楽天
[勝] 小笠原(4試合2勝1敗)
[D本]なし
[Dバッテリー]
小笠原、岡本、平井、久本 - 谷繁

共同通信社中スポ戦評ニッカン式スコア

なかなか予想が難しかった東北楽天の先発は、
今季2度目となる右腕・藤崎紘範に。
その立ち上がりをドラゴンズ打線が攻め、
2死から福留がレフトに落とすツーベースで出ると、
2試合連続本塁打のウッズが、
フルカウントからの外よりのスライダーをミート。
打球は右中間を破り、ワンバウンドで
スタンドに飛び込むエンタイトルツーベース
好調3、4番の連打ドラゴンズが先制します。

一方、ドラゴンズの先発は中6日の小笠原
立ち上がり先頭の高須がライト前ヒット。
沖原が送って、二塁に進めると、
続くリックには四球を与えてしまい、
一、二塁とランナーを背負ってしまいます。
フェルナンデスは、内角低目のストレートで
見逃し三振に取りますが、
ここで迎えるは、ここ2戦好調の山﨑武司
ど真ん中のストレートを叩かれ、鋭い打球が三遊間へ。
しかし井端が地面スレスレでキャッチ!
好守で、小笠原を助けます。

初回は何とか1失点で凌いだ藤崎でしたが、
2回も制球が依然安定せず
そこにつけ込み、この回先頭のDH・高橋光信
三塁線を破るヒットで出ると、
1死後、谷繁が四球を選んで、一、二塁とします。
ここで登場は、9番の渡邉
カウント1-1からの3球目、
真ん中低目のシュートを叩くと、
サード・沖原のグラブの下を鋭く抜く、
レフトへのタイムリーツーベース!
一気に二者が生還、追加点を奪います。

なおも英智の二ゴロ内野安打と盗塁で、
2死二、三塁として迎えるは、福留
ここで東北楽天ベンチは、藤崎をあきらめ、
シーズン途中、千葉ロッテから移籍した
左腕・川井貴志にスイッチします。

代わりばなのその初球
中に入ってきた126キロのスライダー。
福留が見逃さず振り抜くと、
打球は一二塁間を抜いていくタイムリー
二者生還して、この回一挙4点
ゲームの流れを大きく引き寄せます。

大量5点のリードをもらった小笠原
序盤やや高かった制球も徐々に落ち着き、
4回のフェルナンデスのレフトへの一発以外は
2回、3回、そして5回と三者凡退にとる投球。
尻上がりに調子を上げ、6回を迎えます。

しかし6回ウラ、フェルナンデス
右中間突破のツーベースで、2死二塁としてしまうと、
牧田に外へのストレートを叩かれ、
センター前へのタイムリー
さらに初スタメンとなった塩川達也にも
ファウルで粘られた末にセカンドフライ。
追加点は与えなかったものの、
球威がなくなってきた小笠原
結局95球、6安打5奪三振1四球で2失点
この回でマウンドを降りました。

序盤に5点を奪ったものの、3回以降は、
東北楽天のリリーフ陣の川井青山の前に、
中押しが出来なかったドラゴンズ
終盤8回、二死から粘りの攻撃を見せます。

この回から登板の4番手・谷中から
高橋光信がストレートの四球を選ぶと、
続く森野が初球、内角高目のシュートを叩いて逆方向へ。
レフト線へ落ちるタイムリーツーベースとなって、
代走・森岡が一気にホームイン!
なかなか取れなかった追加点をようやく奪います。

なおも2死二塁で迎えるは、
打率.190となってしまった谷繁
カウント2-0からの3球目、
内角を突いたシュートが左ヒジを直撃します!
この死球に谷繁激高!
マウンド上の谷中に詰め寄ると、
両チームの選手が入り乱れ、一触即発のムード。
グラウンド上が、騒然となります。

事なきを得て、2死一、二塁でゲームが再開
ここで迎えるは、この日2打点の渡邉
何とか打ちたいと思っていた渡邉は、
カウント0-2からの3球目、
中に入ってきたストレートを狙い打ち
打球は、前進守備の右中間を大きく抜いていく、
2点タイムリーツーベース!
さらに英智が、外角低目のカーブを
踏み込んで叩き、センター前へのタイムリー
二死から3本のタイムリーで、この回一挙4点
スコアを9-2とし、勝負を決定付けます。

こうなると投手リレーにも余裕が。
7回は岡本、8回も平井が三者凡退に取ると、
最終回は、岩瀬ではなく久本がマウンドへ。
久本は、山﨑武司の二塁打と、牧田の四球で
無死一、二塁としますが、
続く塩川をセンターフライ。
最後は、カツノリを4-6-3の併殺に
打ち取ってゲームセット!

13安打9点で、東北楽天に圧勝したドラゴンズ
これで今季の対戦成績を4勝2敗として、
交流戦2年目にして、初の勝ち越し
良い流れで、福岡、関西、そして仙台と
続いた長期ロード9試合
すべて勝ち越しの6勝3敗で終えました。

シゲさま、激高!この日は南東7メートルの
強風日曜日
そして野外でのデーゲーム
何となくイヤなムードも
あったのですが、
序盤から打線がしっかりと繋がり、
結局6本のツーベースでの9得点
相手がローテの谷間とはいえ、
しっかりと捕まえたのは大きかったと思います。

投手陣では、先発・小笠原が、2勝目をマーク。
ただ前回に比べると、ややぴりっとしない投球。
鉄平、礒部を故障で欠く東北楽天打線
井端らの好守にも助けられ、
6回を2失点で何とか投げ切れました。

これで火曜日からは地元・ナゴヤに戻っての
千葉ロッテ、北海道日本ハムとの6連戦。
ともに前半戦では、苦戦を強いられた2チーム。
とくに千葉ロッテには、3タテを喰らうなど
2年越しの8連敗大きな屈辱を味わいました。

地元では、これ以上恥ずかしいプレーは許されません。
まずは、今季初対戦となるエース・憲伸が、
何とか千葉ロッテを食い止めてもらいたいと思います。
打撃陣は、明日も休日返上練習があるかは
わかりませんが、この調子を維持して、
良い感じで千葉ロッテにぶつかってほしいです。
もちろん北海道日本ハムに対しても全力で、
どちらから勝っても、勝ちは勝ちですから。

それでは、あと1日早く打ってほしかった、
渡邉選手のヒーローインタビュー。
恒例となったノーカット版でお送りします!


☆今夜のビクトリーラン!(4日)

○渡邉博幸
<ツーベース2本、4打点の渡邉選手です。
おめでとうございます>
「どうもありがとうございます(手をあげる)」

<初回に先制したあと、ランナーたまっての
最初の打席でしたが、どんな気持ちで臨んだのですか>
「うーん、あの場面はね、
ほんとチャンスだったんで、えー、ストライク、
が来たら全部行こうと思ったんでね。
ぁうん、その積極性がいい結果になったと思います。ハイ」

<序盤にしっかり流れをつかむために
大きかったと思うんですけどもね>
「そうですね。最近あのー、ピッチャーにね、あのー
おんぶにだっこだったじゃないですけど、
うん、あんまり点数取ってなかったんで、ぁうん
早めに点数を取れてほんとによかったと思います」

<2本目のツーベースはなかなか中盤、点が取れないなか、
追加点を取った後、やはりランナーがたまっていました。
あの打席はどんな意志で立ったんですか>
「うん、あの打席はね、もう特に、あのー
前の打席でシゲ(谷繁)がね。
あのー、デッドボール当てられて
ここはなんとか、チームでも
打ってほしい気持ちもあったし、
自分の中でもほんとに打ちたいっていう
そういう気持ちがあったんで、本当にうれしかったです。ハイ」

<中盤少しこう重苦しい感じがあったかと思うんですが、
一気にですね、いい流れになる2本目も
貴重なヒットだったと思うんですけどもね>
「そうですね。あのあー、
チームにとっても、また自分にとってもね、
ほんとにいいヒットだったと思います。ハイ」

<さあこれで長い遠征が終わって、名古屋に戻って
3連敗したロッテとの対戦なんですけど、次は。
次に向けてはいかがでしょうか>
「はい、あのー、交流戦ちょっと手こずりましたんで、
何とかあと、えー、12試合ですか。
何とか勝ち越して、えーまた後半戦に向けて
がんばりたいと思います。ハイ」

<ここ仙台にもたくさんのドラゴンズファンが
いらっしゃいました。その方に向けて、
最後にひと言お願いします>
「えー.....まだあのー、順位的には3位なんですけれども、
え、これからどんどん順位を上げて、えー1位で突っ走って、
最後は、えー、優勝したいと思いますので、えー
仙台のみなさん、応援の方をよろしくお願いします!」

<2回のタイムリー二塁打について>
「打ったのは、シュートかな。
ストライクゾーンに来たら打ってやろうと思ってました。
ここ最近、チームに迷惑をかけていたから、
貢献できたらと思っていた。
使ってもらえる以上は1打席、1打席集中して
積極的にいこうと思っています」
公式HP、中スポ、スポーツ報知楽天スポーツ読売新聞
スポニチ名古屋名古屋ニッカン、CBC)

○タイロン・ウッズ
<初回、右中間への先制エンタイトル二塁打>
「打ったボールは変化球だったと思うけど、よくわからない。
ランナーが二塁にいたしね。
何とか、かえそうと、それだけを思って
打席に入った。打球の飛んだ方向がよかったね」

<楽天3連戦で、12打数5安打2本塁打4打点。
厳しいマークにも、バットは火を噴き続ける>
「考えていることは、
どの試合でもコンスタントに打つこと。
調子の波をつくらないこと。
今はその調子の波が、少しずつ
上がってきているのを感じる」
(公式HP、中スポ、スポニチ名古屋、名古屋ニッカン

○福留孝介
<2回、川井から一二塁間を破る2点タイムリー>
「打ったのは、スライダー。
ストレート狙いだったんですけど、
初球からどんどん
いい球を振っていこうと思っていた。
良いところに飛んでくれました(笑)」

<試合前の打撃練習では、
左腕・川井を意識した練習を>
「(左右)どちらでもいけるようにね。
気持ちの準備だけで、
技術的には変わりはありませんけど」

<カーブを多めに投げてもらい、フォームの修正>
「調整の中で(練習を)やっているんで。
バットの軌道とか、体が開かないようにとか…」

<8連敗中のロッテ戦には、自然体を強調>
「やっている時は相手は意識しないけど、
できることをやれればいい」
(公式HP、中スポ、トーチュウ)

○小笠原孝
<6回2失点で2勝目を飾るも、
口から出るのは、反省の弁ばかり>
「ボール、ボールと続いてしまった。
四球もそうだし、1-3になった場面もあったし...。
せっかく先制点をもらったのに、
無駄なボールが多くて、野手のみなさんの
リズムを崩してしまいました。そこが反省点です。」

<交流戦後のローテ再編には>
「僕は与えられたマウンドを抑えるだけです」

<試合後、明大の3年先輩・カツノリと談笑>
「『成長したな』と言われました」
中スポスポニチ名古屋名古屋ニッカン、CBC)

○森バッテリーチーフコーチ
<先発・小笠原について>
「(立ち上がりは)まだ
ストライクゾーンをうまく使ってない。
自滅しないように攻めて投げてほしい」
(公式HP、スポニチ名古屋)

○谷繁元信
<8回、左ヒジに死球を受ける。
谷中に激しく詰め寄り、一触即発のムードに>
「(試合後は冷静に)当たったところは大丈夫です」
(トーチュウ)

●谷中真二(東北楽天)
<谷繁に死球を当てて>
「谷繁さんに当ててしまった僕が悪いです」
(トーチュウ)

●野村監督(東北楽天)
<にらみ合いをベンチで見て、谷中を擁護>
「今の人は敏感すぎるね。
投手の立場になれば内角は当たり前。
わざと当てているわけじゃない」
名古屋ニッカン

◇川相昌弘
<メンタルアドバイザーの他にもう1つ肩書が。
世界で1人しかいない『キャッチボール評論家』>
「プロに入ってからだね。
キャッチボールがいかに
大切かということに気が付いたのは。
それからですね。
ボールの回転や腕の動きを意識するようになった」
(中スポ<ドラ番記者>

○落合監督
<東北楽天戦を4勝2敗とし、昨季の借りを返す。
序盤5点を奪いながら、4回から7回まで
三者凡退を繰り返したことに不満顔>
「打線が復調? まだまだだな。
(序盤の5点で)やっと楽なゲームを
見せてもらえると思ったけど、
とんでもないゲームになった。
あれで4、5回にあと1点でも2点でも
取れたら違っていたんだけどな。
まあ、よしとしないといけないかな」
サンスポスポーツ報知MSN毎日新聞
スポニチ名古屋名古屋ニッカンCBC


若竜からの話題。(4日)

◆ウエスタンリーグ
中日-阪神12回戦
(4日・ナゴヤ球場)
 T 002 000 020=
 D 103 000 000=
(9回規定により引き分け)
[D投] 長峰、斉藤、石川、小林、金剛、遠藤
公式HP・ファーム情報

【ゲームレビュー】
初回、柳田のタイムリーで先取点を上げる。
3回表、先発・長峰が逆転2ランを喫す。
3回ウラ、柳田、新井の連続タイムリーであっさり逆転。
8回表、4番手・小林が3安打を集中され2失点、同点にされる。
その後、両チーム得点無く引き分け
(公式HP・ファーム情報)

◇藤井淳志
<プロ初となる3安打をマーク>
「最近、良くボールが見えるようになってきました。
この所、バッティングの内容も良かったので
いつか打てると思っていました。
徹底的に右方向を狙っていました。
凡打だったとしても
内容のある打席だったと思います」

<6回、2死満塁でカウント0-2から
三ゴロに終わったことを反省>
凡打にしろ、あのカウントで
何となくバットを出してしまって、
自分自身後悔してます。
こうやって試合に使ってもらっているので、
漠然とやらずに目的意識を持って
取り組んでいきたい」
(公式HP・ファーム情報中スポ

開幕こそ1軍でしたが、力及ばす
ファーム落ちとなったルーキー・藤井
この日、1番・センターでスタメン出場。
プロ初となる3安打猛打賞をマークしました。
3回には、二塁ランナーをきっちり進めるライト前ヒット。
相手のミスから二塁を陥れるなど、走塁面でも
いいところを見せていたようです。

◇中田賢一
<ナゴヤ球場のブルペンで
捕手を座らせて投球練習を行う>
「調子はいいですよ。
きょうもいい球がいったと思います。
次は打者に投げられればいいと思います」
中スポ

右足内転筋痛で2軍で調整中の中田が、
ようやく実戦復帰に向け、一歩前進。
中スポによると、この日は30球の立ち投げの後、
古久保コーチを座らせて
ストレート30球を投げ込んだそうです。

指の爪が割れ、5月3日に
出場選手登録を抹消された中田
その後、内転筋痛も併発し、いまだ復帰できない状況。
しかし、ようやく調子も上向いてきたようで、
今週中にも打撃投手を務める予定とのこと。

1軍では、代わりにローテに入った
朝倉、佐藤充、小笠原が頑張っています。
中田としても、やはり負けられないところ。
実戦復帰に向けてペースを上げていく構えです。


PS 今日の渡邉選手。

鋭い一振り、炸裂!9番・サードでの
スタメン出場。
やや肌寒いなか、
先発選手でただ1人
半袖で臨んだゲーム。
ナイスな活躍
見せてくれました。
2回の第1打席では、
藤崎の低目のシュートを
積極的に振り抜いての
レフト線への
2点タイムリーツーベース
まさに『鋭い一振り』での一撃でした!
続く3回の第2打席は、2番手・川井
内角低目のカーブに空振り三振
6回の第3打席では、ライトスタンドからの
『何でもいいから、塁に出ろ!』コールの前に
何も出来ずにショートゴロ。

そして8回の第4打席、直前の谷繁が死球。
一触即発のムードとなった後の打席となりました。
チームファンもそして自分も打ちたかった打席で
ど真ん中のストレートを叩いて
右中間オーバーの2点タイムリーツーベース。
この日初めて狙い打ちが流れたライトスタンドも
大盛り上がりとなりました。

結局この日は、4打数2安打2打点(.278
今季2度目となるお立ち台となりました。
おなじみの『優勝』のフレーズも飛び出しましたね。

この長期ロードでは、
ほぼスタメンで出ずっぱりだった我らが渡邉選手
先発で起用されてからは、
28打数9安打6打点の打率.321
打撃では、いい働きを見せてくれました。
しかし6日からの千葉ロッテ戦からは
DHが使うことが出来ないセ・リーグルール。
そうなると、立浪との併用という問題が生じてきます。
ただこの日の活躍で、大きくアピール出来たのでは?
あとは首脳陣の判断となりますが。
頑張っています、もし左投手の先発なら、
ぜひとも6日も『7番・サード』
使ってくれればうれしいなと思います。

2006年6月 4日 (日)

ウッズ口火で打線連打、朝倉5勝目、楽天に快勝!

やり返した!! ウッズV2ラン
右打ちアーチスト完成間近
 

元竜戦士の手痛い恩返しにより、
東北楽天にサヨナラ負けを食らったドラゴンズ
さすがに連敗は許されません。
迎えた第2戦は、中6日のドラゴンズ・朝倉健太と、
この日再登録され、中42日となる東北楽天
大学社会人ドラフト1巡目・松崎伸吾の先発。
後半、ドラゴンズ打線が奮起をしました。

◇日本生命セ・パ交流戦
東北楽天-中日 5回戦
(3日・フルキャストスタジアム宮城 | 中日3勝2敗)
16675人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
中 日
東北楽天
[勝] 朝倉(9試合5勝1敗)
[S] 岩瀬(19試合2敗15S)
[D本]ウッズ14号2ラン
[Dバッテリー]
朝倉、岩瀬 - 谷繁

共同通信社中スポ戦評ニッカン式スコア

先制したのは、東北楽天
2回ウラ、1死から山崎武司
詰まりながらもセンター前に運ばれると、
リックも続いてセンター前ヒット。
山崎武司激走して、一気に三塁を陥れます。
ここで迎えるは、きょう誕生日の牧田明久
内角高目のシュートで料理して、ボテボテのセカンドゴロ。
しかしこの当たりの悪さが幸いしてしまい、
併殺も本封もできず、森野は一塁に送ります。
その間に山崎武司がホームイン。
朝倉にとっては、不運な一打で先制をゆるしてしまいます。

1点ビハインドとなったドラゴンズ
3回、すぐさま反撃します。
この回先頭の渡邉がセンター前ヒット。
英智の送りバントと井端のセンター前で
1死一、三塁とチャンスを作ります。
ここで迎えるは、福留
3球目、外へのスライダーをきっちりとレフトへ犠牲フライ
しっかりつなげて同点に追いつきます。

朝倉は、1点こそ失いましたが、
ここ数試合と同じように丁寧な投球で追加点を与えず、
一方、松崎の方も4回、5回を三者凡退。
投手戦の様相で1-1のまま、ゲームは6回を迎えます。

6回表、先頭の福留がショート深いところへの当たり。
高須が追いつくも、内野安打となって出ると、
続くウッズが、カウント1-0からの2球目、
内角高目へのストレートを叩くと、
打球は右方向へと伸びていきます!
ライトスタンドに飛び込む2ランホームラン!
ウッズらしいパワーで持っていった一発で、
打ちあぐんでいた松崎からようやく追加点を奪います。

なおも続くアレックスの遊ゴロを
高須がこぼしてエラーとなって出塁すると、
高橋光信がファウルで粘った末の7球目、
外へのチェンジアップを叩いて、右中間を破るタイムリー
スタートを切っていたアレックスが一気にホームイン。
さらに動揺した松崎の二塁へのけん制が悪送球となって、
高橋光信が三塁へ進むと、
森野が続いて、センター前へ運ぶ連続タイムリー。
この回一挙4点をあげ、5-1
先発・松崎をKOして、ゲームの流れを引き寄せました。

4点リードをもらった朝倉でしたが、
6回ウラ、2死から山崎武司にレフト前に運ばれると、
続くリックには、外よりのストレートを打たれて、
右中間を破るタイムリー
ここでも山崎武司が激走と、同じパターンの連打で、
1点を奪われてしまいます。
なおも2死二塁で迎えるは、1打点の牧田
しかしここは遊ゴロにとって、1失点で踏ん張ります。

3点差となった7回、ドラゴンズがダメ押しを。
5回途中から登板の東北楽天2番手・青山浩二から、
この回先頭の井端がセンター前ヒット。
福留の遊ゴロでランナーは入れ替わりますが、
ウッズの7球目に福留がスタート!
ランエンドヒットのサインに軽打気味のライト前。
一、三塁とチャンスメイクに徹します。
続くアレックスの当たりはショートへのゴロ。
しかし高須が捕れずにセンター前と許してしまいます。
タイムリーヒットとなって、再び1点を追加。

さらに続く代打・立浪の遊ゴロで、
併殺となりそうなところをアレックス
スライディングで阻止するなど、
連日のバント連発とは違う連打走塁で、6-1と再び4点差。
小刻みに得点を重ねていき、朝倉援護します。

7回を投げ、96球。
ここまで6安打1失点と踏ん張ってきた朝倉でしたが、
終盤は、疲れも見えはじめたか、
ピンチの連続となってしまいます。

8回ウラ、先頭の高須にセンター前に運ばれると、
続く憲史は、4-6-3の併殺に取ります。
しかしフェルナンデスには、右中間オーバーのツーベース。
ランナーを二塁に置いて、この日2安打1四球と
好調の山崎武司を迎えます。
そしてカウント2-2からの6球目。
外角高目のフォークを振らせての空振り三振
なんとか0にしのぎ、最終回を迎えます。

完投がかかる9回ウラのマウンドに上がった朝倉
ところが先頭のリック
鋭い当たりのレフト前ヒットを浴びると、
続く牧田にもレフト線へと運ばれ、
無死一、二塁とこの回もピンチ。
落合監督がマウンドへ行き、間を置きます。

それでも沖原にど真ん中のストレートを叩かれて、
左中間フェンス手前への大きな当たり!
しかし8回のフェルナンデスの当たりを
ダイブするも捕れなかった英智が、
ここはしっかりと追いつき、ランナーは逆戻り。
こうなると、落合監督が再び登場。
守護神の岩瀬を投入。
球審からボールを受け取ると
朝倉の頭をコツンとたたいて降板を告げました。

完投ペースだった朝倉をリリーフし、
突如の登板となった岩瀬
しかし準備はしっかりと出来ていました。
迎えた藤井を二塁インフィールドフライにとってあと1人。
最後に再び登場となった鉄平
二ゴロに打ち取って、ゲームセット!
悪夢のサヨナラ劇を引きずらずに
ドラゴンズがフルスタでしっかりと雪辱
対戦成績も3勝2敗と勝ち越しにあと一歩となりました。

落ち着いて投げろよ、次はな。前夜、ソロ本塁打2本で
の2点のみと
貧打に泣いた
ドラゴンズ打線でしたが、
今日は後半、
6回に連続タイムリー
一挙4点を挙げるなどつながりを見せました。
なかでもウッズの2試合連続となるライトへの2ラン
あの一発で松崎は動揺し、
逆に苦労していたドラゴンズ打線
息を吹き返したと思います。
まさに起死回生のとなった主砲の一発
非常に価値が高かったです。

先発した朝倉は、8回1/3、122球を投げ、
10安打3奪三振1四球で2失点。
ランナーを出しながらも、
シュートを軸に低めにボールを集めて、
ゴロを打たせて取る粘り強い投球を見せました。
昨夜恩返しをされた山崎武司には、
2安打1四球と苦しんだものの、8回は空振り三振に。
そして4安打の鉄平もショートへの内野安打1本と
抑え込んだのは、大きかったと思います。

終盤、連打を浴びていたので、
8回を終えたところで降板かと思いきや、そのまま続投
しかし9回に力尽きたという感じでした。
本人は納得いかないでしょうが、
これだけ投げてくれれば、十分でしょう。
それにしても、今季は大きく崩れず安定しています。
勝てずに苦労している昌さんに代わって、
週末ローテの柱と化しています。
この調子を維持して、次回も好投を期待します。

これで長期ロードもあと1試合となりました。
最後に仙台で連勝して、昨季負け越した
東北楽天にしっかりと勝ち越して
地元・ナゴヤへかえってもらいたいと思います。


☆今夜のビクトリーラン!(3日)

○朝倉健太
<8回1/3を2失点、5勝目をマーク>
「最後はボールが高く行ってしまったんで、
次回の課題です。
まだ、やらないといけないこともたくさんあるので
一つ一つ克服して行きたいと思います。
エースと呼ばれるピッチャーになれるように
頑張っていきたいと思います。
明日もいいゲームができると思うので
応援よろしくお願いします」

<9回に連打を許し、
あとアウト2つで今季初完投を逃す>
「疲れた感じはなかったけど、
ボールが高くいってしまいました。情けないっす。
監督には、落ち着いて投げろと言われました。
完投できなかった悔しさを
次回のピッチングで晴らしたいと思う」

<好調の原動力となっているのは
中田、中里ら同世代へのライバル意識>
「(川上)憲伸さんはすごいと思います。
でも同じ世代の選手に負ける気はしない!
年下には負けたくないし、負けているとは思わない」

<チームでは川上に次ぐ5勝目で完全にローテ定着。
中田やドミンゴの不在を埋める活躍に>
「自分の投球はできている。
期待外れの投球を続けてきたんで、
僕がドラゴンズのエースといわれるように
今後も頑張っていきたい」

<昨年オフに結婚して考え方が変わった>
「結婚と野球は別ですけど、
1人で野球をやるんじゃないぞという
気持ちになってます」
公式HP中スポサンスポ共同通信社
スポニチ名古屋名古屋ニッカン、CBC)

○森バッテリーチーフコーチ
<先発・朝倉について>
「球自体は悪くないが、つかみどころがないなぁ~。
先頭打者をきっちり抑えているのは評価できる」
(公式HP)

○タイロン・ウッズ
<6回、勝ち越しとなる14号ソロホームラン>
「打ったのは、インサイドのストレート。
インサイドの球に自然なリアクションができたね。
勝つためにランナーを還したかった。
打った時は抜けるとは思ったけど、入るとは思わなかった。
ツーベースヒットだと思っていた。
よくボールが飛んでくれた。入ってくれてうれしいよ」

<センターから右方向へは実に12本目>
「あちらに打とうと意識したわけじゃないけど、
来た球に逆らわずに打ったら飛んでいったんだ。
シーズンはまだ浅い。
自分の打撃スタイルも大切だけど、
チームが勝つことを重視して
プレーしたいと思っているんだ」

<対東北楽天戦は、5試合で
18打数7安打の打率.389、3本8打点>
「(クイックになると球速が落ちる松崎)
投手のパターンは、自分の頭の中にはなかったね。
ボールをよく見て、スイングする。それだけだった。
来た球に逆らわずに打とうとしている。
少しずつバッティングの状態は良くなってきているよ」

<元気の源はオロナミンC。
4月の東京遠征では、3日連続で各5本を購入>
「アレックスと、マルティネスとガルバの分。
あとの2本はオレが飲むんだ。
試合前にいつも飲んでるよ。
(元気ハツラツぅ?と聞くと)ゲンキデス」
(公式HP、中スポ、トーチュウ、サンスポ、
共同通信社スポニチ名古屋名古屋ニッカン、CBC)

○筒井スコアラー
<東北楽天を担当、
クイックモーションで投げると減速する
松崎の情報を事前に見抜きインプット>
「確かにボクが見た時は、
足を普通に上げて投げることもありました。
クイックの時は球威が
落ちてしまうことは、知っていました。
多分ですが、2軍に落ちている間に
(クイックで投げろと)
言われていたんじゃないですかね」
(中スポ)

○英智
<9回、沖原のセンターへの大飛球を背走し、
フェンス手前でジャンピングキャッチ>
「フェンスの位置とかは
常に意識しながら守ってます」
(トーチュウ)

○福留孝介
<3回の同点犠牲フライについて>
「打ったのは、スライダー。
ヒットでつなげればチャンスが
広がったわけだし、狙ったわけではない。
超ウルトラ最低限の仕事ですよ」

<6回、9回にも安打を放ち、
5試合ぶりのマルチ安打で打率を.349にあげる>
「(打てなくても)我慢してやっているから良かったね。
(東北楽天に)借り? 返せたんじゃない」
(公式HP、中スポ名古屋ニッカン

○高橋光信
<6回、4点目となるタイムリー二塁打>
「打ったのは、チェンジアップ。
これまでなかなか結果が出てなかったので、
あの打席は何としてでも打ちたかった」
(公式HP、名古屋ニッカン

○森野将彦
<6回、5点目となるセンター前タイムリー>
「打ったボールが何だったのかわかりません。
チャンスだったし、(朝倉)健太が一生懸命
がんばってたんで助けたかった。
打ててよかったです」
(公式HP、中スポ、名古屋ニッカン

○岩瀬仁紀
<9回、1死一、二塁から緊急登板も
わずか2球で試合を締めくくり、15セーブ目>
「準備はできていました。
いつでもいける状態でしたよ。
どんな展開になっても、
ちゃんと抑えられるようにいつも準備してるから。
(1死一、二塁でも)まったく問題なく投げられました」
(中スポ、名古屋ニッカン

○井端弘和
<2安打も放つも他が3三振と打撃はまだまだ>
「まだまだです。
打球の方向? よかったんじゃないですか」
(中スポ)

○落合監督
<9回途中で降板した朝倉について>
「また完投を逃したか。
完投して欲しいと思っていたけれど、
あの(沖原の)センターフライを見たら代えざるを得ない。
抑えピッチャーがいないわけじゃないんだから。
完投は次回のお楽しみに取っておきましょう」
(中スポ、サンスポ、MSN毎日新聞
スポニチ名古屋、名古屋ニッカンCBC


若竜からの話題。(3日)

◆ウエスタンリーグ
中日-阪神11回戦
(3日・ナゴヤ球場)
 T 010 003 000 =
 D 000 002 30×=
[勝] 落合英二(2勝)
[S] 遠藤(1勝1敗4S)
公式HP・ファーム情報

○中川裕貴
<2本のタイムリーを含む4打数3安打2打点>
「3安打、今シーズン初めてです。
勝ち越しタイムリーは追い込まれていたので
右方向に打とうと思って、うまく打てました。
出遅れているのでドンドン打っていきたいです。

練習した結果だと思います。
まだ、これだけでは好不調を言える
段階じゃないですけど、きっかけにしたいですね。
これからも、しっかり練習をしていきたい。
それが結果につながればいいと思ってます。
練習しかないですね」
(公式HP・ファーム情報中スポ

○石井裕也
<5回をソロ本塁打のみの1失点に抑える>
「フォームのバランスに注意して投げました。
自分の納得のいくボールも何球か投げられた。
ファームでいいピッチングをして、
また、上に(1軍に)行けたらいいと思います」
(中スポ)

かなり打てないといわれている若竜打線
そのなかでも極度の打撃不振に陥っていた
3年目の中川が2本のタイムリーを含む3安打
5月月間の安打数(32打数3安打)を、
たった1試合でクリアしてしまいました。
ようやく出たヒットはうれしいでしょうが、
本人がいうように、まだまだ練習あるのみですね。
また、先発の石井が5回を1失点。
復調へ向け、好投を見せたようです。

ゲームは、4-0とリードされた6回ウラ、
藤井の三塁打をきっかけに、中川のセンター前、
春田のライトオーバー三塁打と連打で2点。
7回ウラ、三者連続四球から
藤井の二ゴロエラーと
中川のライトへのタイムリーなどで逆転!
そのまま5-4で逃げ切りました。


PS 今日の渡邉選手。

すっかり定着した9番・サードでのスタメン出場!
3回の先頭打者では、カウント2-1からのチェンジアップを
しっかりミートしてのセンター前ヒット
英智の犠打と井端のピッチャー返しで三塁に進むと、
福留のやや浅い犠牲フライで、タッチアップ!
やや小刻みな歩幅ながら、しっかりと激走して、
同点のホームを踏みました。
5回先頭打者での遊ゴロ、6回の見逃し三振と凡退したあとの
8回の第4打席、3番手・谷中から四球を選び出塁も、
続く英智の打席でエンドランを見破られ、
投球を外されてしまっての一二塁間でタッチアウト
盗塁のサインか、エンドランの失敗かはわかりませんが、
ちょっと不可思議なシーンとなりました。
結局この日は、3打数1安打1四球に終わりました(.260

また守備では、3回ウラ。
高須のサードへの当たりをダイビングキャッチ!
しかし送球が本塁方向へ逸れ、惜しくも内野安打に。
アウトになっていれば、名手ここにあり!って
感じになったのですが、惜しいプレーでした。

2006年6月 3日 (土)

中日サヨナラ負け、元竜戦士に手痛いW恩返し。

中日“元ドラ戦士”にやられた!
楽天にサヨナラ負け

長期ロードもついに3カード目、
ドラゴンズは、当日移動で大阪から仙台へ。
今夜からフルキャストスタジアム宮城
東北楽天ゴールデンイーグルスとの3連戦を迎えます。
ともに今季交流戦で勝ち星のない、
山本昌一場靖弘の先発で始まったゲームは、
元竜選士が大きな活躍を見せ、古巣に恩返し
延長戦に突入して決めたのもやはり...。

◇日本生命セ・パ交流戦
東北楽天-中日 4回戦
(2日・フルキャストスタジアム宮城 | 中日2勝2敗)
11408人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 R
中 日 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0
東北楽天 0 2 0 0 0 0 0 0 0 1x
[敗] 高橋聡文(10試合2敗)
[D本]福留13号 ウッズ13号
[Dバッテリー]
山本昌、鈴木、岡本、高橋聡文、平井-小田

共同通信社中スポ戦評ニッカン式スコア

東北楽天の先発は、中5日で一場靖弘
明大の先輩、カツノリとのバッテリー。
立ち上がり、先頭の英智が二ゴロ、
続く井端も空振り三振に取られますが、
福留が真ん中高目のストレートを完璧に捉え、
右中間スタンドへ持っていきます。
まさにフルスタへの名刺代わりの一発
ドラゴンズが先制します。

一方、ドラゴンズの先発は、中6日の山本昌
今季交流戦まだ勝ち星なく3連敗中
今夜は谷繁が休養、小田とのバッテリーに。
その立ち上がり、先頭の元竜戦士
土谷鉄平改め、鉄平がいきなり軽く流し打ち。
レフト前ヒットで出塁します。
いきなり恩返しを喰らった山本昌でしたが、
後続をしのぎ、初回は0で切り抜けます。

2回ウラ、山本昌は1死からリックにセンター前、
牧田明久にもライト前と連打を浴び、
1死一、二塁としてしまいます。
続く沖原をキャッチャーフライに取りますが、
9番のカツノリへは決め球が決まらず、
四球を与え、2死満塁としてしまいます。
トップに戻って迎えるは、鉄平
初球、外よりのストレートを見逃さず叩くと、
ライト線へのタイムリーツーベース
二者生還し、東北楽天が逆転。
手痛い一打を浴びてしまいました。

2回は三振ゲッツーでチャンスを逸したドラゴンズ
3回も渡邉の右中間突破のツーベースと
ワイルドピッチで三塁まで進めますが、後が続かず。
しかし4回、主砲の同点弾が飛び出します。
1死から迎えるは、ウッズ
フルカウントからのボールを強く叩くと、
パワーでライトスタンドへ!
まさに打った瞬間というウッズらしい
右方向へのアーチで、
ようやく2-2の同点に追いつきました。

同点にしてもらった山本昌ですが、
今夜は今ひとつ乗り切れません。
5回ウラ、先頭の鉄平に、またも初球、
外よりのストレートを捉えられてしまい、
一塁ベース横を鋭く抜けるツーベース
なんと猛打賞とされてしまいます。
その鉄平高須が送って、三塁へ。
続く礒部には、カーブを捉えられてライトフライ。
しかし当たりが浅く、タッチアップは免れます。

4番・フェルナンデスを迎えたところで
落合監督がマウンドへ。
今夜の投球では不安と見たドラゴンズベンチ
山本昌をあきらめ、鈴木にスイッチ。
またも勝ち星が付かぬまま、山本昌は降板となりました。

代わった鈴木は、フェルナンデスに対し、
いきなり0-3としてしまいますが、
最後は外角へのスライダーで、
空振り三振に打ち取って、ピンチを凌ぎました。

回を追うごとに、調子をあげ
尻上がりに良くなってきた一場に対し、
ドラゴンズ打線は、ウッズの同点弾以降は
追加点を奪えません。
7回も、井上の代打・高橋光信が見逃し三振、
森野も外へのチェンジアップに見逃し三振。
そして小田もスライダーに合わずに空振り三振と
チャンスさえも掴めなくなってしまいます。

流れが徐々に東北楽天へ傾きつつあった7回ウラ、
鈴木が連打を浴びてしまいます。
1死からカツノリをセンター前ヒットで出すと、
続く鉄平には、今度は右中間を破るツーベース
一塁走者のカツノリが一気に三塁を回ります。

しかし、ここからがドラゴンズの外野陣
福留から森野に渡り、バックホーム!
小田が掴むと、しっかりとブロック!
クロスプレーはタッチアウトで、追加点を阻みます!
なおも走塁の間に鉄平は、三塁へ。
続く高須はセンターへと抜けようかという当たり。
しかし森野がしっかり掴んで、二ゴロ。
ドラゴンズ固いディフェンス力を見せつけます。

2-2のままで迎えた9回ウラ、
8回から登板の3番手・岡本
1死から牧田にレフト前ヒットを打たれると、
続く沖原が送って、2塁と一打サヨナラのピンチ。

ここで東北楽天は、勝負をかけ、
カツノリに代えて代打・憲史を送ります。
当たりは、ボテボテながら一二塁間を抜け、ライト前へ。
二塁ランナーの牧田が三塁を回ります。

ところが、ここで福留レーザービームが炸裂!
三塁方向へ若干逸れたものの、
ワンバウンドで、小田に渡ると、
周りこんだ牧田に飛びつきタッチ!
好ブロックでまたも本塁タッチアウト!
福留の強肩と小田の好守で、ピンチをしのぎ0に凌ぐと、
ゲームは延長戦へと突入します。

延長10回、東北楽天は、
142球好投の一場から小倉恒にスイッチ。
1死から森野がセンター前ヒットで出ると、
小田がしっかり送って、二塁へ。
勝ち越しのチャンスで渡邉を迎えます。
しかしライトフライに倒れ、チェンジ。
ここでもあと1本が出ません。

延長10回ウラ、マウンドには、
4番手として、高橋聡文が上がります。
いきなり迎えるは、今夜4安打の鉄平
初球はワンバウンド、2球目がすっぽ抜けと
多少荒れ気味の高橋聡文でしたが、
4球目、外角高目のストレートでショートフライ。
この日一番怖い打者を打ち取ります。
しかし続く高須にはセンター前ヒット。
さらに西村弥のピッチャー前のバントを捕ると、
なんと高橋聡文が二塁に悪送球!
1死一二塁と一打サヨナラのピンチを作ってしまいます。

ここで落合監督がマウンドへ。
高橋聡文に代え、平井にスイッチします。
迎えるは、4番・フェルナンデス
しかし初球、真ん中高目のストレートを
打ち上げて、センターフライ
タッチアップで、ランナーがそれぞれ進塁。
2死二、三塁とされてしまいます。

迎えるは、この日ヒット1本の山﨑武司
0-2からファウル2球でカウント2-2。
そして5球目、外角高目の143キロのストレート。
山﨑武司が弾き返すと、打球はレフト前に。
小指骨折から復帰したその日に決めたサヨナラヒット
元竜戦士の手痛い恩返しにあったドラゴンズ
昨季に続き、フルスタでの東北楽天戦で
サヨナラ負けを喫してしまいました。

最後は山﨑に....。この日の試合前に
「特別に意識はしていないが、
『(中日から)出してよかったな』と
思われないようにがんばります」

話していたという鉄平に、
この日は、なんと
5打数4安打2打点
打たれまくってしまいました。

コントロールが定まらず、
もうひとつ乗り切れない昌さんから
遠慮もなしに積極的に打っていって、
2回の逆転2点タイムリーツーベース
6回は、鈴木から一塁ベース横を鋭く破るツーベース
そして7回のあわや勝ち越しかと思われた
右中間突破のツーベースと、
東北楽天に移籍して成長した姿を見せられました。

さらにサヨナラ打を放れてしまったのは、
ご存じ99年のV戦士・山﨑武司
21日の対巨人戦の死球で右手の中、薬指を骨折
この日からのドラゴンズ戦に合わせたように
復帰を果たした男のいきなりの恩返し
これまでも、古巣相手に恩返しをされてきた
ある意味お人好しドラゴンズ
悪しき伝統が生きてしまったようです。

先発の昌さんは、4回2/3、73球を投げ、
6安打1奪三振2四球で、2失点。
審判の判定にも苦しみましたが、
全体的にコントロールが悪く、
アウトにはなったものの、良い感じの当たりも
けっこう打たれていました。
これで今季の交流戦は、4戦勝ち星なし
このままでは、ちょっとまずいですね。
登板はあと2回しかありません。
何とか勝ち星を掴んでほしいです。

打線は、この日はわずか5安打
福留、ウッズがそれぞれアーチをかけましたが、
それ以外は振るわずじまい。
立ち上がり、かなり荒れていた一場
攻めあぐねて、立ち直らせてしまったのが
苦しんだ原因となりました。

そしてサヨナラに繋がったのは、痛い悪送球
それまでピンチを堅い守りで防いできただけに、
あのミスは大きなものになってしまいました。

明日、あさっては、デーゲームでの開催となります。
あまり得意でない野外でのデーゲームですが、
東北楽天連敗は、やはり許されません。
しっかりと序盤からゲームのペース
握って戦っていってほしいです。


今夜のコメントから。(2日)

●山本昌
<5回途中、6安打2失点で降板>
「チームに迷惑をかけてしまいました。
今日の内容では早いイニングで
代えられても仕方がないです」
(中スポ、MSN毎日新聞名古屋ニッカン、CBC)

 

『5回途中で代えられても仕方ないですね。
ああいう展開ではしっかりした調子で
投げていないとダメでしょう。
今夜は久々に福留君と楽天の山崎君と
一緒に食事してきました。また出直しです。』

(『山本昌公式ホームページ』より引用)

●森バッテリーチーフコーチ
<先発・山本昌についてバッサリ>
「コントロールが悪い。悪すぎる」
(中スポ)

●高橋聡文
<延長10回、二塁に悪送球。
サヨナラ負けのきっかけを作る>
「(悪送球は)低めに投げようとして
指にひっかかってしまいました。
(中日から楽天に移籍した鉄平は)
意識しましたよ。抑えるために投げたんだから」
(中スポ、サンスポ)

●平井正史
<延長10回、自身とのトレードの相手、
山﨑武司に痛恨のサヨナラ打を浴び>
「何も言うことはありません」
中スポ、スポニチ名古屋)

○鉄平(東北楽天)
<二塁打3本を含む4安打2打点と大当たり>
「知っているピッチャーばかりなので、
的がしぼりやすかった。
こんなに打てるとは思わなかった」
(トーチュウ)

○山﨑武司(東北楽天)
<左手中指の亀裂骨折から復帰。
延長10回、平井からレフト前にサヨナラ打>
「絶対に決めると思い込んで、
打席に立ったのがよかった」

<相手は古巣中日。前回の3連戦は
不調でほとんど出場できなかったが>
「11日前にけがをした時、寂しかった。
悔しかったし、中日戦までに治して
出場しようと心に誓った。
鉄平も4安打。古巣に『痛い』恩返しといったところだね」
(トーチュウ)

●小田幸平
<守備で貢献。7回にはカツノリを、
9回には牧田を、好ブロックでアウトも>
「(サヨナラ負けを喫し)きょうはごめん」
中スポ

●福留孝介
<初回の先制の13号ホームランについて>
「正直、狙っていました。
ストレートを1、2、3のタイミングで
打ちました。感触は良かった。
(最近は)四球も多いし、勝負をされていなかった。
この一発がいいきっかけになればいいね」

<9回2死二塁、起死回生のレーザービームで
今季4度目の補殺を記録し、サヨナラ負けを阻止>
「ワンバウンド? 
無理してダイレクトで投げる必要はなかったから。
チームが勝たなかったら意味がない。
負けたら何も関係ないよ」
中スポ名古屋ニッカン

●タイロン・ウッズ
<4回、一時は同点となる13号ホームラン>
「打ったのは、ストレートだと思う。
強く振ることことだけを考えていた。三振しないようにね。
理想的なバッティング。よく飛んでくれたよ」

<飛行機の狭い座席での当日移動に>
「正直きょうは疲れたよ」
(中スポ、MSN毎日新聞、名古屋ニッカン、CBC)

●鈴木義広
<2番手で登板。2回1/3を3安打無失点。
ロングリリーフでゲームを作る>
「守備に助けてもらいました。
こういう形でも結果を残せたのはよかった」
(中スポ)

●谷繁元信
<試合前のフリー打撃後、特別練習。
ティー打撃を行うなど復調に懸命>
「調子は良くなっている。
でも結果が出てないから…。徐々にね…」
ニッカン

●落合監督
<予想以上の強烈な“恩返し”にやられ、
悪送球というミスで初戦をサヨナラ負け>
「後半は防戦一方だった?
まあそういう試合展開だったな。
守っても、最後の肝心要のところで
あんなことをしちゃいかん。
練習すればいい。そんな難しいことじゃない。
ミスを減らしていけばいいよ」
(中スポ、サンスポ、スポニチ名古屋、
名古屋ニッカンCBC Exciting Stadium


ナゴヤからの話題。(2日)

◇川上憲伸
<5月のセ・リーグ投手部門で
昨年7月以来7度目となる月間MVPに選出される>
「正直、ホントに想像していなかったので、うれしいです。
(急逝した)上本孝一さんが最後の球審を務められた時に、
最高のピッチングができたということで、
(5月)最初(2日)の横浜戦(2安打無四球完封勝ち)が
一番印象に残っています」

<5試合で投球回数は、44回。
8回での登板が1試合だけで、残り4試合は9回を投げ、
無四球での2完封などに胸を張る>
「打線がたまたま打てないときもありますけど、
その中でゲームをつくろうという意識を持ってやっていた。
ボク自身も、その辺は評価できている」

<ゲームだけでなく、ローテの流れもつくる。
5月の登板は、すべて火曜日。6連戦の初戦>
「週の初めで勝つと負けるのとでは、全然違う。
そこまで、勝たないといけない...、
というのはなかったけど。
頭のどこかでいいスタートを切りたいな、
というのはありましたね」

<昨季は初戦で負け投手となり、
その後チームも苦戦した交流戦でも雪辱>
「しょっぱながふがいない投球で、
チームのリズムを崩した気がした。
(今季は)チームの投手の柱として、
しっかりとした投球ができ、
去年の汚名返上はできたかな、と思う」

<今季は余裕が違う、支柱はこれからもどっしり>
「昨年までだったら、1点ビハインドや、
2、3点差でもプレッシャーだらけだったけど、
今季はとにかく自分のピッチングだけを心がけている。
ピンチでも、接戦でも、リラックスして投げられていると思う」
(中スポ、共同通信社MSN毎日新聞ニッカン

セ・リーグ5月の月間MVP・投手部門に
エース・川上憲伸が選ばれました。
5試合に登板し、2完封を含む3完投
3勝1敗、防御率1.43と安定した投球を評価。
通算7度目の受賞は、
山本昌松井秀喜(元巨人・ヤンキース)の持つ
歴代最多タイに並びました。

憲伸投手、おめでとうございます!
とにかく今季は、抜群の安定感
味方の援護がなく、
勝ち星こそ付かなかったゲームもありましたが、
防御率がその安定感としっかり示していると思います。
交流戦の後半戦、そして昨季は失速した夏場に向け、
さらなる力投を期待したいと思います。


若竜からの話題。(2日)

◆ウエスタンリーグ
中日-阪神10回戦
(2日・ナゴヤ球場)
 T 111 200 100 =
 D 000 000 000 =
[敗] 鳥谷部(1勝2敗)
公式HP・ファーム情報

●新井良太
<プロ初の2試合連続マルチ安打をマーク、
低調だった打撃が上昇気配>
「大きいのを欲しがっていたら、
またどツボにはまるので。
今日は(第3打席の)ショートゴロも
いい感じで打てたんです。
一歩一歩上がっていくしかないっす。
感じは悪くない。あとは角度だけです」

●齊藤信介
<3番手で登板。2回を自責0の失点と力投。
すり足でクイック気味の新投球フォームに手応え>
「コントロールがよくなりました。
思った所に投げられました。
カット(ボール)でゴロを打たせることが
できたことも良かったと思います」
(ともに中スポ

久しぶりの地元でのウエスタン戦。
しかし先発・鳥谷部が乱れるなど、
7回までに6-0とされる一方的な展開。
唯一盛り上がったのが、
9回、中川、新井のヒットで2死一、三塁からの
小山のセンター前タイムリーで
完封を逃れたところぐらいだったようです。

コメントは、ともにルーキーから。
5月は30打数でわずか4安打だった新井
地味な短打でようやく上昇の気配ということと、
投球フォーム改造に取り組む齊藤
手応えを掴んだとのこと。
ともにこれからの素材、上昇するために鍛錬を。


PS 今夜の渡邉選手。

9番・サードでスタメンで登場。
3回の第1打席では、一場の外角低目のストレートを
しっかりミートしての右中間を抜くツーベース
チャンスメイクをするも、後続が続きませんでした。

二ゴロ、レフトフライと2打席凡退で迎えた
延長10回の第4打席は、2死二塁の勝ち越しのチャンス。
しかし、東北楽天2番手の小倉恒
外角低目のスライダーに鈍い当たりのライトフライ
チャンスをいかせず、結局この日は4打数1安打(.255
そのウラのサヨナラ劇に繋がってしまいました。

2006年6月 2日 (金)

代打立浪闘志の一振り、佐藤充2試合連続完投勝利!

代打・立浪が決めた

嗅覚と集中力が生んだ決勝二塁打

1勝1敗で迎えた大阪ドームでの

オリックス最終戦。

ドラゴンズ・佐藤充オリックス・吉井

ともに2週間前の対戦と同じ先発投手となりました。

前回の対戦では、勝利こそ納めたものの

吉井の術中にはまり、苦しめられたドラゴンズ打線

今夜こそは攻略することが出来るのか。

そして21回2/3・無失点中の佐藤充の調子はいかに!?

◇日本生命セ・パ交流戦
オリックス-中日 最終戦
(1日・大阪ドーム | 中日5勝1敗)
14738人123456789R
中 日
オリックス
[勝] 佐藤充(5試合3勝)
[D本]なし
[Dバッテリー]
佐藤充 - 谷繁

共同通信社中スポ戦評ニッカン式スコア



立ち上がり、ドラゴンズ打線

吉井から井端のセンター前ヒットと

福留の四球で1死一、二塁とチャンス。

ここで迎えるは、昨夜1本塁打のウッズ

しかし内角へのシュートにを叩いて、遊ゴロ。

6-4-3と渡ってダブルプレー。

今夜も先制のチャンスを潰します。

一方、佐藤充も立ち上がり、

2番の村松にセンター前に運ばれ、1死一塁。

続く水口を空振り三振に打ち取って、

迎えるは、4番・清原

ここはしっかり外角低目へのスライダーで

空振り三振に打ち取って、ピンチを凌ぎます。



ゲームが動いたのは、3回ウラ。

先頭のガルシアがライト前ヒットで出ると、

村松が送って、二塁へ。

続く水口が初球、内角から中に入った

ストレートを狙い打つと、打球はレフトオーバー。

フェンス直撃のタイムリーツーベース

1-0オリックスが先制し、

佐藤充の無失点は、24回でストップします。



ドラゴンズ打線は、吉井の持ち前の投球術に

今回も苦しみ、5回までわずか3安打

しかし前回同様、6回に捉えることに成功します。

この回先頭、英智の当たりはボテボテの二ゴロ。

打ち取られたかに見えましたが、

二塁の水口がボールを掴み損ねて一塁セーフ。

英智も気迫のヘッドスライディングを見せます。

続く井端は、送りバントの構え。

しかし初球、すぐさま切り替えヒッティング!

空いた三遊間を抜くヒットとなり、

無死一、二塁のチャンスを作ります。

ここで迎えるは、福留

カウント1-2からの4球目、

高目に浮いたフォークを打ち返して、

右中間へのタイムリーツーベース

ようやく吉井から1点を奪い、同点に追いつきます。

なおも無死二、三塁でクリーンアップとなりましたが、

ウッズは遊ゴロでランナーが動けず、

アレックスも詰まらされてのショートライナーと

吉井に踏ん張られて、2死二、三塁に。

6番・DHの高橋光信を迎えたところで、

ドラゴンズベンチが動き、代打を告げます。

一打逆転のシーンで告げられたのは、立浪和義

DHスタメンで活躍が出来ず、

この日スタメン落ちしたベテランの一振り

ベンチは期待を寄せての起用となりました。

この期待立浪が応えます。

カウント1-0からの2球目、

内角高目に入ったストレートを

かぶせるように振り抜くと、

鋭い打球が一塁・清原の脇を抜けていきます。

タイムリーツーベースとなって、二者生還!

意地の一打で、ドラゴンズ勝ち越しに成功します。

なおも2死二塁と、チャンスで森野

フルカウントからの6球目、

外角高目のストレートをピッチャー返し!

吉井の足下で打球は跳ねて、センター前へのタイムリー!

さらにこの打球をセンターの村松

バウンドが合わずに後逸

外野へと転々とする間に、

打者走者の森野は、躊躇なく三塁を回って一気に生還

記録は森野のヒットと村松のエラーとなりましたが、

実質ランニングホームランと同じとなり、

2点を追加し、この回一挙5点!

ワンチャンスをしっかり生かし、集中打で吉井をKOします。



序盤は、スライダーこそ低目に来ていましたが、

ストレートが高く、そこから失点をした佐藤充

しかし4回以降は、それもなくなり

尻上がりに安定感を見せてきます。

4回、5回を三者凡退に打ち取ると、

5点の援護をもらった6回ウラも、

1死から清原にライト前ヒットを浴びますが、

続くを一塁ライナーで併殺に。

さらに7回以降も球威も制球も衰えず、

2試合連続完投を目指すべく、最終回を迎えます。

8回まで110球、前回登板の西武戦の時に見られた

バテもほとんど見られません。

9回ウラ、先頭の清原を二ゴロに取ると、

続くもセンターフライに打ち取り、ツーアウト。

そして最後は、北川をライトフライで仕留めゲームセット!

打線が一気に攻めての逆転勝ちで、

対オリックス戦5勝1敗で締めたドラゴンズ

佐藤充は、2試合連続完投での3連勝

抜群の安定感で、6月白星スタートを支えました。



やはり立浪、お見事タイムリー!なかなか打ち崩せないであろうと

思われた吉井

一気に打ち崩した6回、

井端が見事に

エンドランを決め、

そして立浪の強烈な一振り!

5月はイマイチだった2番6番の活躍。

やはり打線が繋がるとすごいなと感じました。

正直、立浪の代打起用には、

はじめこそは疑問を感じましたが、

やはりここぞの集中力ですね。

前日も初回2死満塁で凡退の屈辱など

立浪自身期するものがあったと思われます。

明日からはスタメン復帰か、

そのまま代打かは微妙ですが、いい仕事ぶりでした。

そして、2試合連続完投となった佐藤充

この日は結局120球を投げ、

7安打4奪三振1四球で1失点。

ストライク先行で四球もわずか1つという安定感

完投などは意識せず、自分の投球に徹し、

前回以上の好投を見せてくれました。

これで交流戦3勝目。防御率も1.47

まさに交流戦男となっています。

次回登板はいよいよ千葉ロッテ戦。

佐藤充の真価がさらに問われます。

ナイスピッチで、リベンジに協力してほしいです。

2勝1敗と勝ち越して、大阪を後にするドラゴンズ

明日からは、仙台での対東北楽天戦。

おそらくその先陣となるのが、山本昌

長期ロードの3カード目で

ナインの疲れも心配されますが、

好投しながら、今季まだ交流戦未勝利の昌さん

明日こそは、打線の援護を願いたいと大いに思います。


☆今夜のビクトリーラン!(1日)

○佐藤充

<2試合連続完投で3勝目>

「先制点を与えないように意識していたのですが

結果的に先に点を取られてしまいました。

取り返してくれた野手の方に感謝です。

行けるところまで行こうと思っていました。

1点で抑えられて良かったです。

試合中は余裕がないので完投のことは意識せずに

思い切り投げることだけを考えていました。

これからも負けないようにゲームを

作っていきたいと思います。

今日は応援ありがとうございました!

レフトスタンドにいる会社(日本生命)の

みなさんもありがとうございました!」



<連続イニング無失点こそ

24回で止まるも、9回を7安打1失点>

「きょうもバテバテでした。

いつもいけるところまでいこうという

意識なんで、9回まではオマケです。

最初に点を取られたけど、

1点で抑えられたことが良かった。

要所でスライダーが決まってくれた」

<憧れだった清原との初対決に4打数1安打と勝利>

「(清原さんは)あこがれていた存在。

対戦したかったんですよ。

試合中は考える余裕はなかったけど、

後から考えればいい思い出になりますね」

<大阪ドームは、社会人・日本生命時代に

何度もマウンドを踏み、庭のようなもの>

「プロ野球で使う球場の中では一番投げていますね。

ここで負けたことは一度もないんですよ」

<そのレフトスタンドからは、

『魂尽きるまで』の横断幕を持った

会社(日本生命)の元同僚たちが声援を送る>

「途中で気づいて手振ったんですけど、

そのすぐ後に打たれてしまいました。

負けられない試合が続いてるので勝てて良かった」

公式HP中スポサンスポスポーツ報知

スポニチ名古屋名古屋ニッカン

○森バッテリーチーフコーチ

<先発・佐藤充について(3回終了時)>

「変化球が低めにきているし、全体的には悪くない。

ただ、ストレートが高めにきたところを

打たれているので、入り方に気をつけて投げて欲しい」

(公式HP)

○立浪和義

<6回、代打で登場、ベテランならではの鋭い読みで、

一塁線を破る勝ち越し2点タイムリー二塁打>

「打ったのは、ストレート。

追い込まれるまで狙い球を絞っていたところに

甘い真っ直ぐがきたので思い切っていった。

いい所に飛んでくれました。

狙いは1球、1球変わりますよ。

最初は内角の真っすぐを待ちましたけどフォークだった。

次も内角を待ってました。

外野フライじゃなく、ヒットを狙わないかん場面。

いい場面で出た。何とかしたかった。

吉井さんとはこの間対戦(3打数無安打)

したから(データが)頭にあった。

(前回の対戦で)外角の変化球にやられたから、

それを待ってもよかったんですが、

今年のボクはおっつけても結果が出ていない。

それなら少々、ボール気味でも強引に

いってやろうと引っ張りにいきました。

あの球がボールになっていたら、

また変わってくるしね。

紙一重でしょ。そんなもんです。

代打に強い?

(1試合通しての)集中力がないのかなあ。

これで自分自身、乗っていかないとね」

(中スポ、サンスポ、共同通信社MSN毎日新聞

スポニチ名古屋名古屋ニッカン

○福留孝介

<6回、同点となるセンター前タイムリー>

「(連打で)いい流れをつくっていたからね。

いいところで打てたんじゃないかな。

ランナーを進めようと

引っ張る事だけを考えてました。

いい所に打球が抜けてくれましたね。

(佐藤充は)日生の後輩だからね」

(公式HP、中スポ、サンスポ、名古屋ニッカン

○森野将彦

<6回のタイムリーヒットについて>

「打ったのは、ストレート。

いいかたちで打てました」

<中堅・村松の後逸で一気にホームまで駆け抜け>

「こっちは必死で走っているのに、

ベンチに帰ったら、みんなから遅いって言われて...。

足が遅いのはぼくの持ち味です」

(公式HP、トーチュウ、名古屋ニッカン

○英智

<逆転の口火を切る6回の内野安打。

一塁へはヘッドスライディング>

「自分では分かりませんでした。無我夢中」

<3回の2度に渡るバントの失敗を反省>

「反省点ですね。

あしたしっかりと練習します」

(中スポ、トーチュウ)

○井端弘和

<6回、初球をバントの構えから強打、

三遊間を抜く技ありの巧打に>

「(バスターエンドランは)サインだったから」

(中スポ)

◇井上一樹

<試合前、ユニホームをひざまで上げる

クラシックスタイルで練習。

上田、森野、森岡らにも同じスタイルの指令>

「まあ気分的なもんだよ。

でも、もしこれで今日も負けたら

(次カードの)仙台では全員強制だ!」

ニッカン

◇川相昌弘

<ヘルメットを持ってベンチ内をうろうろ>

「どこにしようかな。昨日はここで負けたからなあ。

(負けた次の日は座席の位置を)微妙に動かすんだよね。

(理由は)縁起を担ぐから。負けが込んだときは

(ヘルメットを)置く場所がなくなって…」

(中スポ<ドラ番記者>

○落合監督

<6回、井端のバスターが決まったことに>

「あれだけエサをまいていれば、

そろそろかかってくるころ。

ランナーが出たら、判で押したように

バントさせていたからな」

<試合前、月が変わったことについて>

「ウチは5月は何をやってもダメなんだって。

5月が終わってホッとしているよ」

<采配に応え、代打勝ち越しタイムリーを

放った立浪について笑顔で称える>

「行くとしたら、あそこしか行くところがないだろう。

あそこはきょうのミツ(高橋光信)じゃ打てないよ」

中スポ、共同通信社、MSN毎日新聞、

スポニチ名古屋、名古屋ニッカン、CBC


PS 今夜の渡邉選手。

痛恨の悪送球から1日。

しかし、今夜も9番・サードでスタメン出場。

挽回のチャンスを与えてもらいました。

3回の第1打席では、吉井のカットボールを叩き、

足下を鋭く抜いていくセンター前ヒット

英智のバントで二塁まで進んだものの、後続が続かずに残塁。

続く5回の第2打席は、良い当たりのレフトフライ

7回の第3打席は、三塁線へのゴロでしたが、

サード・後藤が弾いてしまい、エラーで出塁。

そして9回は、四球の谷繁バントで送りました。

結局この日は、3打数1安打1四球(.256

守備の方でも3回の村松の送りバントで

ダッシュしてしっかりとアウトにするなど、

落ち着きを取り戻したようです。

明日からのフルスタも、DH使用のビジターゲーム。

先発投手次第ですが、引き続きチャンスはあるかも?

月も変わって6月、

今月もしっかりと頑張ってもらいましょう。

2006年6月 1日 (木)

守乱、拙攻の自滅竜、対オリックス戦連勝ストップ。

落合監督「ミスをした方が負ける」
森野も野選、マルも暴投

スカイマークスタジアムで快勝し、
負けなしの4連勝となった
今季のドラゴンズ対オリックス戦。
今夜からは舞台を大阪ドームに移します。
このまま一気に連勝を伸ばしたいところでしたが...。

◇日本生命セ・パ交流戦
オリックス-中日 5回戦
(31日・大阪ドーム | 中日4勝1敗)
16837人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
中 日
オリックス ×
[敗] マルティネス(10試合3勝5敗)
[D本]ウッズ12号
[Dバッテリー]
マルティネス、鈴木、高橋聡文、デニー友利 - 谷繁

共同通信社中スポ戦評ニッカン式スコア

オリックスの先発は、右腕・デイビー
中7日で相性の良い大阪ドーム
合わせての登板となりました。
その立ち上がり、制球の乱れもあって、
ドラゴンズは、チャンスを作ります。

先頭の英智が、センター前ヒットで出ると、
続く井端が送って、二塁へ。
福留の四球とウッズの遊ゴロで、
2死一、三塁となりますが、
アレックスにも、ストレートの四球。
これで2死満塁と大きな先制点のチャンス。
しかしDH・立浪が真ん中低目のストレートに
泳がされての一塁正面のゴロ。
攻めきれずに、チャンスを逃します。

一方、ドラゴンズ先発のマルティネス
立ち上がり、制球がやや不安定
先頭の大西宏明に四球を与えると、
続く村松が送って、二塁へ。
さらに大西の三盗と、清原への四球で
2死一、三塁と走者を背負いますが、
続くを内角低目へのカーブで
空振り三振に斬って、ピンチを凌ぎます。

2回表、再び荒れるデイビーから、
ドラゴンズ打線は、チャンスをもらい、
谷繁英智の四球で2死一、二塁。
続く井端の当たりは、ショート正面へのゴロ。
ショート・塩崎が前にこぼすも、
拾って、二塁へトスをしますが、
セカンド・水口が二塁ベースカバーに入っておらず、
悪送球となり、2死満塁。
ここで好調・福留に打順が回ります。
しかし、内角へのスライダーに泳がされてセカンドゴロ。
乱調のデイビーを助けてしまいます。

満塁のチャンスを二度潰してしまい、
嫌な流れとなりそうでしたが、
3回、先頭のウッズが、カウント1-2からの4球目、
真ん中低目のストレートを強く叩くと、
打球は伸びて、ライトスタンドへ!
取れそうで取れなかった1点が、
主砲一発であっさりと入り、
今夜もドラゴンズ先制となりました。

味方打線からようやく先制点をもらい、
波に乗れるかと思われたマルティネスでしたが、
3回ウラ、思わぬ連打からリズムを崩します。
この回先頭の日高にファウルで粘られ、
8球目、外へのカーブをセンター前に運ばれると、
大西にも粘られた末、ライト前ヒット。
無死一、二塁とランナーを背負ってしまいます。

続く村松へのサインは、当然送りバント。
セフティー気味に三塁へ転がしますが、
打球をさばいたサード・渡邉が、一塁へなんと悪送球!
ベースカバーの森野がジャンプするも届かず、
ボールはファウルグラウンドへ。
(記録は村松の内野安打と渡邉のエラー)
痛恨のタイムリーエラーとなって、1-1の同点に。

なおも無死ニ、三塁で迎えるは、水口
3球目、真ん中低目のストレートを叩かれ、
ライト線への大きな犠牲フライ
福留のビームも一塁でカットされ、
2-1と逆転を許してしまいます。

さらに村松もタッチアップして、1死三塁。
続く清原の当たりは、強いセカンドゴロ。
森野が追いつき、バックホームするも
間に合わずに、本塁セーフ。
フィルダースチョイスとなって、3点目が入ります。

これで集中力が切れてしまったか、
マルティネスは、続くのレフトフライで、
ようやく1死を取ったものの、
北川には、チェンジアップを打たれて、
ライト線へのツーベースで一、三塁。
さらに続く塩崎には、0-3にしたあげく、
フルカウントからの6球目に、ワイルドピッチ
三塁走者の清原が、労せずホームインし、
これでスコアは、4-1
落合監督もたまらずマウンドへ行き、鈴木に交代。
マルティネスは、72球を投げ、
4安打3四球1奪三振で4失点(自責1
わずか2回2/3で、KOされてしまいました。

3点ビハインドとなったドラゴンズ
何とか反撃を仕掛けるも、
リードをもらい、立ち直ったデイビーの前に
4回以降、ヒットは立浪のセンター前1本のみと
抑え込まれてしまい、得点を奪えません。
一方ドラゴンズも、3回途中から登板の
2番手・鈴木が好投。
3回1/3を2安打無失点に凌いで、
4-1のまま、ゲームは7回表を迎えます。

この回からマウンドは、2番手の萩原淳
1死後、英智のピッチャー返しの打球が、
萩原の右足ふくらはぎの内側に直撃!
なんとか拾って、一塁はアウトにしたものの、
治療のため、ベンチ裏へ下がります。

再開後、迎えた井端もピッチャー返し。
強襲ヒットとなって、ようやくランナー1塁。
ここで迎えるは、福留
オリックスベンチも、左の菊地原毅にスイッチします。
カウント2-1からの5球目、
外角高目へのスライダーに空振り三振
結局この日福留は、3打数無安打1四球。
チャンスで2度回ってきたものの、
久々のノーヒットとなってしまいました。

最終回に、クローザーの大久保秀昭から
英智の詰まりながらもセンター前へ落ちる
タイムリーで1点を返して、
なんとか粘りこそ見せたものの、
続く井端が三ゴロに倒れてしまい、ゲームセット。
守りのミスから失点してしまったドラゴンズ
対オリックス戦の連勝は、4でストップ。
連勝も3で止まり、わずか1日で
再び3位に落ちてしまいました。

ああ、痛恨の悪送球....。ミスをした方が負ける
というのが、勝負の鉄則ですが、
今夜の3回の守備のミスは、
まさにその象徴
悪送球に、犠牲フライに、
フィルダースチョイスに、
ワイルドピッチと、
タイムリーヒットなし
相手に4点も与えてしまった
文字通りの自滅型
大きく敗戦に繋がってしまいました。

攻撃陣も、初回、2回と
満塁のチャンスを作りながら、
相変わらずあと1本が出ない拙攻
乱調のデイビーを崩すことができませんでした。

好きでミスをしているわけではないですが、
ちょっと後味のよくない敗戦となりました。
ただ明日からは6月と、月が変わります。
しっかりと気持ちを切り替え、
明日の最終戦は勝って、
この3連戦を勝ち越してほしいです。
先発が濃厚な佐藤充
3週連続の好投を期待します。


今夜のコメントから。(31日)

●渡邉博幸
<3回無死一、二塁から村松のセーフティーバントを
一塁へ痛恨の悪送球。今季初失策で同点とされ>
「タイミング的にはギリギリだったので、、
ちゅうちょしてしまった。握り損ねたのもあった」
(トーチュウ、スポニチ名古屋、名古屋ニッカン)

●森野将彦
<3回1死三塁、清原のゴロで
本塁へ送球するが間に合わず、野選となり>
「前進守備だったし、1点を守りに行かないと
いけなかったから(本塁へ)投げた」
(トーチュウ、スポニチ名古屋)

●高代野手総合チーフコーチ
<3回の守備のミス連発での逆転負けに>
「(渡辺の)暴投はいかんね、あそこは…。
ミスをした方が負けるということ。
きついプレーだったな。
森野の野選はタイミングはアウト。
いい球を投げていればな。判断は間違ってはいない」
(中スポ、スポニチ名古屋、名古屋ニッカン

●立浪和義
<初回2死満塁、泳がされて二ゴロに倒れる>
「あそこでボクが打たないかんかったですね。
1本打っとけば、それでずいぶん
試合は楽になっていたはずやから」

<1回の2死満塁は、6番打者にとって難しいのか>
「投手も立ち上がりは不安なものですからね。
しかもピンチを背負っているわけだから、
打者としては好球必打です。いつも以上にね。
ましてやきょうのピッチャー(デイビー)は
何がくるかわからない。絞りきれてないんだから、
積極的に行くしかなかったんですよね」
(トーチュウ)

●タイロン・ウッズ
<3回のライトへの先制12号ソロも空砲に>
「いつも通りボールをしっかり見て、
強く振ることだけを考えていた。
パーフェクトスイングだった」

<今季12本の本塁打のうち、ライトへ5本>
「内角にくればレフトに、外角に来れば
ライトにというように、コースによって
逆らわずに打ち返してるだけさ」

<長期ロードの26日からの
4試合は13打数2安打と不振>
「四球も多いし、勝負をされていなかった。
この一発がきっかけになればいいね」
(中スポ、スポニチ名古屋名古屋ニッカン

●鈴木義広
<2番手で19日ぶりの登板、3回1/3を無失点>
「一度、肩はつくっていた」

<今季は、谷繁の助言で投球プレートの
立ち位置を三塁側に移動するなど進化も>
「角度をつけるためです。
右バッターが結構、腰が引けてるので、
うまく使えていると思います。
(右打者の外角高目は)狙って投げないと、
投げられるコースではない。
練習から意識してしっかりやっているので、
その成果だと思います」
中スポ

●ルイス・マルティネス
<味方の拙守に自らの暴投も重なり4失点。
2回2/3でKOされ5敗目を喫す>
「(広報を通じて)ノーコメント」
(トーチュウ、名古屋ニッカン

●英智
<9回に一矢報いるセンター前タイムリー>
「打たないと勝てませんからね。
自分にとっては、どの球を打つとかは
関係ないんです」
(中スポ)

●福留孝介
<この日ノーヒット、
連続試合安打が10でストップ>
「仕方がない。こういう日もあるよ」
(中スポ)

●三木トレーニングコーチ
<オリックスの『2つの本拠地』の違いに戸惑いも>
「天然芝から、急に人工芝に
変わるわけだから。調整にも影響すると思う」
ニッカン

◆佐藤充
<きょう1日の先発予定。
連続無失点イニングも21回2/3と継続中>
「大事なのは気持ちで負けないこと。
自分の投球ができれば、
そこまで打たれませんからね」
(中スポ)

◆デニー友利
<同級生のオリックス・清原について>
「対戦は横浜のときだけだから、
ヒットは1本しか打たれてないよ。
でも1度、死球当てちゃった。
(03年6月25日の東京ドーム)
しかもそのままうずくまっちゃってさ。
心配して近寄ったら、原監督に
『おまえがいると混乱するから来るな』って
怒られちゃってさ。
そんなわけないって。友だちなんだからね。
同級生の星だからね。がんばってほしいよ」
(中スポ<ドラ番記者>

●落合監督
<らしくないミスが重なり、
今季オリックスに初黒星。一夜で3位に逆戻り>
「ミスを多く重ねていった方が
たいがい負ける。どのチームだってそうだ」

<6回1死一塁でセーフティーバントを試みた
森野に苦々しい表情で注意するシーンも>
「怒ってないよ。
いろんなことを考えないと点が取れないから。
みんな考えて、いろいろやってるんだから
いいんじゃないか。
相手を嫌がらせるのも一つの手なんだから。」
(中スポ、サンスポMSN毎日新聞
スポニチ名古屋、名古屋ニッカンCBC


若竜からの話題。(31日)

◆ウエスタンリーグ
サーパス-中日 8回戦
(31日・あじさいスタジアム北神戸)
 D   042 100 000  =
 SU 020 010 101 =
[勝] 小林(1勝)
(試合結果 | オリックス・バファローズ

○新井良太
<3打数2安打1打点1四球と4番の責任を果たす>
「(軸回転で打つフォームは)
ステップした左足が
今までよりも早く着けるので、
間が持てるようになりました」

○佐藤2軍監督
<新井について>
「きょうはうまく打ったが、これを続けることだ」

○小林正人
<2番手として登板。
3回を投げて2安打1失点で今季初勝利>
(すべて中スポ

北神戸での対サーパス2連戦の2戦目
わずか1安打の昨日とはうって変わり、
序盤から得点を奪うなど良いパターンがでたようです。
なかでも4番に座った新井が、3打数2安打1打点。
左足を高く上げる一本足から、
あまり足を上げない軸回転で打つ
新フォームに変えたという新井
3回、左腕・高木康成からセンター前ヒット。
続く4回には右腕・軒作からライト前タイムリーと
センター返しのバッティングが光りました。

投手では、2番手の小林が3回を投げ
2安打3奪三振1四球で1失点。
中スポによると、スライダー
コントロールはついてきたようで、
あとは左打者に対してのシュートが課題とのこと。

ところで今季これまで1勝もできなかった
サーパス相手に初勝利ドラゴンズ2軍
それに対し、今季これまで1敗もしていなかった
オリックスに初黒星を喫した1軍
偶然ですが、なんとなく
因果関係がなきにしもあらずと感じました。


PS 今夜の渡邉選手。

9番・サードで4戦連続スタメンとなったこの日、
やはり悔やまれるのは、3回のタイムリーエラー
村松のセフティー気味のバントを掴むも
一塁への送球が高くなってしまいました。
俊足の村松だっただけに
焦った面もあったでしょうが、
名手らしからぬエラー
今季初失策となったこのプレーで、
マルティネスがリズムを崩してしまい、
大量失点となっただけに、痛かったです。
野球にミスはつきものですから、
あとはいかにその確率を小さく出来るか。
練習でその辺を補ってほしいです。

打つ方では、右打ちを意識してか、
この日は、ライトフライを3つ。
中でも7回先頭でのライトフライは、
地面に落ちるのではないかと思われましたが、
ライト・大西がスライディングキャッチ。
今夜に関しては、守備も打撃も
ややに見放されてしまったようです。
9回の打席では、代打を出されてしまい、
この日は、3打数ノーヒット(.250
しっかりと切り替えて、明日に臨んでほしいです。

2006年5月31日 (水)

渡邉英智連続タイムリー、憲伸リベンジ6勝目!

英智、ノリノリ
5回2度の好守&7回ダメ押し打

セ・パ交流戦も今夜から後半戦がスタート。
ドラゴンズはスカイマークスタジアムに
乗り込んで、オリックスと戦います。
前半戦での対戦では、完封で3連勝したドラゴンズ
清原を4番に据えて、得点を奪いにかかるオリックス
エースが昨季のリベンジを果たせるのでしょうか。

◇日本生命セ・パ交流戦
オリックス-中日 4回戦
(30日・スカイマークスタジアム | 中日4勝)
15672人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
中 日
オリックス
[勝] 川上(10試合6勝1敗)
[S] 岩瀬(18試合1敗14S)
[D本]なし
[Dバッテリー]
川上、岩瀬 - 谷繁

共同通信社中スポ戦評ニッカン式スコア

オリックスの先発は、中5日でオバミュラー
その立ち上がり、先頭の英智がライト前ヒット。
続く井端の三ゴロ進塁打で、二塁へ進みます。
福留は初球を打ち上げ、センターフライに倒れますが、
ウッズとの勝負は避けられ、2死一、二塁。
アレックスを迎えますが、
外角へのカットボールに見送り三振。
初回のチャンスを逸してしまいます。

一方、ドラゴンズの先発は、エース・川上憲伸
初回、先頭の村松にライト前ヒット。
続く後藤光尊、谷を打ち取り、
2死二塁で4番・DHに座る清原を迎えます。
2球目、内角のシュートを軽打されるも、
センターフライに打ち取ります。
続く2回、3回とランナーこそ出すものの、
後続を切って、序盤は0に凌いでいきます。

ゲームが動いたのが、4回
この回先頭の福留が、カウント0-3から
センター前ヒットで出るも、
続くウッズが初球、5-4-3のダブルプレー。
チャンスを逸したと思われましたが、
アレックスが三遊間を抜くヒットを放つと、
立浪も高いバウンドで一塁を越えていくヒット。
2死から一、二塁と再びチャンスを作ります。
ここで迎えるは、森野
カウント2-1と追い込まれての4球目、
内角高目のカーブを叩くと、これも高いバウンドで
ライトへ抜けていくタイムリーヒット!
ドラゴンズが先制します。

1点のリードをもらった川上でしたが、
4回ウラ、制球に乱れを生じてしまいます。
1死から北川に内へのシュートを叩かれ、
レフトフェンス直撃のツーベースを浴びると、
続くガルシアの2球目にワイルドピッチで三塁へ。
そのガルシアとは、勝負を避けて四球。
一、三塁とピンチを背負います。
続く水口栄二は、外角低目一杯のフォークで
見逃し三振に取りますが、
塩崎真にファウルで粘られた末の
フルカウントからの8球目、
外角高目に入ったストレートを叩かれ、
センター前に抜けていくタイムリー
1-1の同点に追いつかれてしまいます。

オバミュラーとは、2度目の対戦となった
ドラゴンズ打線でしたが、
丁寧に外角を付く投球の前に
凡打を重ね、追加点が奪えません。
一方、川上も乱れたのは、4回のみ。
5回以降はしっかりと立ち直り
オリックス打線を三者凡退で切っていきます。
膠着状態のまま、ゲームは7回を迎えます。

何とかエースを援護したいドラゴンズ
この回先頭の立浪が足への死球で出ると、、
続く森野は、セカンドフライに倒れますが、
谷繁がしっかりとバントで送って、1死二塁。
追加点のチャンスを掴みます。

ここでオリックスベンチは、
疲れが見えはじめたオバミュラーをあきらめて、
加藤大輔にスイッチします。
しかしドラゴンズベンチは動かず、
ここまで2三振渡邉をそのまま送ります。
加藤が投じた初球は、
外角低目への147キロのストレート。
ストライクを取るために
甘く入ってきたこのボールは、
渡邉にとって、まさに絶好球
見逃さずに弾き返すと、
ライトオーバーのタイムリーツーベース!
ドラゴンズ勝ち越しに成功します。

なおも2死二塁で、英智も続き、
カウント1-1からの3球目、
内角低目のストレートをきっちりとセンター返し!
連続タイムリーとなって、この回2点追加。
3-1として、エースをようやく援護します。

この2点が、川上にとって大きなとなりました。
すでに100球を越えていたものの、
ボールにさらにが増して、
7回ウラも先頭の水口をカットボールで空振り三振。
続く塩崎もシュートでキャッチャーフライ。
さらに的山の代打・日高剛
外角へのカットボールで見逃し三振。
8回も上位打線をきっちり三者凡退に取って、
結局5回以降は、パーフェクト
勝利を確定させて、この回でマウンドを降りました。

その川上からバトンを受けたのは、
もちろん守護神・岩瀬
最終回、先頭の清原は三ゴロに打ち取るも、
続く北川に三塁線を破るツーベースを浴び、
さらに2死から、水口にしぶとくセンターに返され、
一、三塁とランナーを背負ってしまいます。

ここで迎えるは、今夜1打点の塩崎
しかしここは、守護神貫禄勝ちでした。
初球のスライダーで打ち取り、ショートゴロ。
捕った井端がそのまま二塁ベースを踏んでゲームセット!

終盤、連続タイムリーで勝ち越し、
エース→守護神の継投で逃げ切ったドラゴンズ
これで今季の対オリックス戦は、4連勝
8回を投げきった川上が、今季6勝目をマーク。
交流戦後半のスタートを白星で飾りました。

憲伸、神戸で勝つ!終盤の継投
勝負の明暗を分けましたね。
この日オバミュラーに対し、
渡邉は2三振。
外の変化球に
全く合っていませんでした。
先に動いた
オリックスベンチは、
石橋を叩いた継投だったようですが、
渡邉にとっては、まさに渡りに舟
積極的に初球を叩いての勝ち越しタイムリー。
谷繁にしっかりと送らせたベンチの期待に応え、
続く英智のセンター前とともに、
追加点を奪えなかったドラゴンズにとって、
大きな一打となりました。

先発の憲伸は、制球に苦しみ、
序盤は、決して良いとはいえませんでしたが、
尻上がりに調子を上げて、
結局8回126球を投げ、5安打2四球8奪三振で1失点。
味方の援護をようやくもらえての6勝目
オリックスに対し、今季2勝
昨季の雪辱をしっかりと果たしたところは、
さすがエースだなと思わせてくれました。

後半戦を白星スタートとなったドラゴンズ
この日巨人が敗れたため、2位に浮上しました。
首位・阪神とのゲーム差は、1.5差のままですが、
いよいよ首位も見えてきました。
明日は、大阪ドームに移動しますが、
この流れにしっかり乗って、一気に首位取りへと
進んでいってもらいましょう。


☆今夜のビクトリーラン!(30日)

○川上憲伸
<8回を5安打1失点の熱投で
ハーラートップタイの6勝目>
「野外で投げるのは久しぶりなので
最初は少し緊張しました。
1点を先取してもらったので
何とかそれを守ろうと思っていました。
その後も良い形で追加点を取ってくれたので
落ちついて投げることができました。
今日のような試合は一球一球集中力が高まります。
これからもどんどん勝って
上のチームを追い越したいので
応援よろしくお願いします」

「屋外でやるのが久しぶりだったので
緊張しました。ここは緑が多いんで気になった。
力みがあったのかもしれない。
あまり腕が振れてなかった。
さらに点を取られるとまずいが、
あそこ(4回2死)で(後続を断ち)踏ん張れた」

<4番・清原との対決は3打数無安打2三振に封じ>
「たまたまです。さすがにいい雰囲気を持っていた。
清原さんがいなくてもいい打線だけど、
いるとやはり違う。こないだも
(横浜の)クルーンからホームラン打っていたしね。
こういう試合は集中できる」

<昨年7回6失点と打ち込まれた
スカイマークスタジアムに借りを返す>
「借りを返したという感じはないけど、
とにかくいい形で勝てましたね」

<勝利数、防御率、奪三振すべてリーグトップ。
タイトルについては笑い飛ばす>
「まだまだ始まったばかり。これからですよ。
(首位・阪神に)どんどん追いつきたいですね」

公式HP日記「憲伸の声」サイパン自主トレ組、連勝!、
中スポサンスポスポーツ報知共同通信社
MSN毎日新聞、スポニチ名古屋ニッカン

○谷繁元信
<清原には内角を意識させて踏み込ませず>
「何度も対戦してイメージがある。いつも通りに攻めた」
名古屋ニッカン

○森バッテリーチーフコーチ
<先発・川上について>
「今日は良くも悪くもない。
ただ低めにボールが集まっているからいいんじゃないか。」

<その後は尻上がりに調子を上げ>
「後半調子が良くなるのはわかっていたよ」
(公式HP、MSN毎日新聞)

○渡邉博幸
<7回、右越えに勝ち越しタイムリー二塁打>
「打ったのは、ストレート。
2打席やられていたので
初球からいい球が来たら思い切っていこうと思った。
(加藤は)去年も打っていたからね。
ストレートを待って、1、2の3で打った。
相手の作戦ですから、何とも言えないけど...。
集中していきました」
(トーチュウ、名古屋ニッカン

○英智
<7回、勝負を決すセンター前タイムリー>
「打ったのは、ストレート。
打てたのはきのうの練習の成果だと思うんです。
裏方さんが全員、休日返上で
手伝ってくれたじゃないですか。
でも、グラウンドで戦うのはボクたち選手。
報いるには結果を出すしかありませんから」

<10日の札幌のヒーローインタビューでの
涙の理由を、翌日に聞くと>
「自分のことなら、消化できるんですよ。
でも、人のことはちょっと…。
ナベさんの気持ちはわかるし、
一樹さんのヒットもうれしかった。
そんなことを考えているうちに、
ちょっと熱くなってきたんです」
(中スポ)

○森野将彦
<4回、高いバウンドで
一塁の頭上を越えるライト前先制タイムリー>
「打ったのは、スライダー。ラッキーなヒットです」

<休日返上の練習では飛距離が今ひとつ。
しかしやるべきことはこなし、この日3安打>
「調子はいいです。
遠くに飛ばすだけが練習じゃありませんから。
タイミングもいい感じで振れているし、
バランスも悪くない」
(トーチュウ、名古屋ニッカン

○岩瀬仁紀
<2死一、三塁のピンチをしのぎ、14セーブ目>
「憲伸(川上)の後を投げるのは久しぶり。
今年は憲伸が投げた試合で2試合失敗しているからね。
抑えられてよかった。
(きょうはヒットを)打たれはしたけど、
ボール自体はよかったので不安はなかった」
中スポ、サンスポ、名古屋ニッカン

○森岡良介
<試合前に石嶺コーチから
タイミングについて指導を受け、復調のヒントを掴む>
「確かに差し込まれることが多かったです。
もっと早めに準備をしていかないといけないですね」
ニッカン

◇荒木雅博
<ナゴヤ球場で練習を再開。
ランニング、ゴロ捕など
軽めのメニューの後は治療を受ける>
「しっかり治せと言われています。
2週間くらいで戻れるようにしたいですね。
できるだけ早く戻れるように頑張ります。
(屋外での練習に)やっぱり外はいいですね」
中スポ名古屋ニッカン

○落合監督
<送りバントを絡めた決勝点について。
勝つために手段を選ばぬ構え>
「高校野球みたいだろ。
なかなか点が取れないから手堅くね。
こういう野球をしないと今のウチは勝てない。
3番、4番しか元気ないから仕方ないだろう。
打線(の調子)が上がってきたらまた変わるだろう。
当分、こういう野球が続くんじゃないか。
ずっとピッチャーも良いしな」
共同通信社MSN毎日新聞名古屋ニッカンCBC


若竜からの話題。(30日)

◆ウエスタンリーグ
サーパス-中日 7回戦
(30日・あじさいスタジアム北神戸)
 D   000 000 000  =
 SU 000 100 02×=
[敗] 佐藤亮太(1敗)
(試合結果 | オリックス・バファローズ

●佐藤亮太
<先発し、6回を6安打1失点と力投>
「前回(23日のソフトバンク戦)
井手に打たれた一発と同じコントロールミスです」

●佐藤2軍監督
<先発・佐藤亮太について
課題を与えながらも及第点を与える>
「内容的には悪くなかった。
今後は対角線を使った緩急をつけること。
ボールの切れとコントロールで勝負する投手だけに、
これまで以上にコントロール重視の
ピッチングをやれば面白い存在になる」

●柳田殖生
<2回、ライト前へクリーンヒット。
これがチーム唯一の安打となる>
「このところフライが多かったので、
バットを少し寝かせて打ったら結果が出ました」
(すべて中スポ

あじさいスタジアム北神戸での対サーパス戦。
ルーキーの佐藤亮太が先発。
6回を投げ、6安打2奪三振1四死球で1失点
ストレートとチェンジアップなど変化球との緩急
ヒットこそ打たれるものの、後続を抑える投球でしたが、
4回に1軍登録を抹消されたばかりのブランボー
ファウルで粘られ14球目の甘いスライダーを打たれ
手痛い一発を浴びてしまいました。
前回登板のソフトバンク戦でも一発を浴びたようで、
ストレートの制球とともに課題となりそうです。

一方、打線は相変わらずの貧打
サーパス本柳-吉川-ユウキの前に
柳田のわずか1安打のみ。
特に本柳和也の打たせて取る投球に
手も足も出なかったようです。

これでサーパス戦は、7試合行い、
なんと0勝5敗2分けとひとつも勝てず。
1軍の対オリックスとは、
全く逆の現象になってしまっています。
そろそろ一矢報いないといけないところです。


PS 今夜の渡邉選手

まさに雨のち晴れ
大きな活躍をしてくれました!

3試合連続となる『9番・サード』でのスタメン。
1回ウラ、のサードゴロを弾いてしまい、
併殺が取れませんでしたが、落ち着いて一塁へ。
慣れないグランドに苦労しました。

打つ方でも、3回の第1打席は
オバミュラーの外角低目のストレートに見逃し三振
5回の第2打席もファウルで4球粘ったものの、
同じく外角低目へのカットボールに空振り三振
全く合っていないというように感じました。

そして迎えた7回の第3打席。
2死二塁というチャンスでの場面。
しかしオリックスベンチが、オバミュラーから
加藤にスイッチしてくれたのが幸いでした。
初球のストレートを見逃さずに
ライトオーバーのタイムリーツーベース!
思わぬ一打が、勝ち越し点となりました。
打った瞬間、抜けたと思いました。
思わず「抜ける!いける!」と叫んでしまいました。
さらに続く英智のタイムリーでホームイン。
滑り込むと石灰まみれで真っ白になってしまいました。

さらに9回の第4打席は、1死二塁と再びチャンス。
ここで打てば、お立ち台と思いましたが、
ルーキー・岸田護の真ん中低目のストレートを
打ち上げてしまい、レフトフライ
残念ながらお立ち台は、憲伸に譲るカタチとなりました。
この日は、4打数1安打1打点(.270
しっかりと仕事は出来たと思います。
明日は、右腕のデイビーの先発が濃厚。
出番があれば、ますます良い仕事、期待しています!

2006年5月30日 (火)

英智1番、森野が二塁、そして井上SとM!?

中日・落合監督、野手陣にカツ!!休日練習に参加

交流戦も折り返し地点を過ぎ、

今夜からいよいよ後半戦

ドラゴンズは、オリックスとの3連戦でスタートします。

その前日の神戸・スカイマークスタジアム

先週に続いての野手の指名練習のなかに、

落合監督の姿が。

森野、森岡らに打撃指導を行ったようです。



◇森野将彦

<休日返上で落合監督から指導を受ける>

「がんばるしかないけど、なかなかできない。

頭で理解できても、体が思うようにね」

(中スポ)

◇森岡良介

<森野とともにスカイマークスタジアムで

約30分間、二塁守備でノックを受ける>

「まず守備をしっかりやっていきたいです。

高代コーチから、いろいろアドバイスを受けましたが、

実際に練習できてよかったです。

人工芝とは全然打球が違いました」

(中スポ、スポニチ名古屋

◇井上一樹

<選手会長が若手主体の練習に参加。

フリー打撃で1時間打ち込む>

「まあずっと(試合に)出てないし

補欠やから頑張らんとね。オレは永遠の若手だよ。

(監督は)間違ったことは言わないでしょう。

それが自分の打撃にかなうか、かなわないか」

<ここまで打率.333も

打撃の悩みを、ジョーク交じりに告白>

「分かりやすく言うなら、

『S』じゃないといけないのに、

『M』になってしまってる…。

受け身になっちゃってるんだ。

だからあ、本当はムチを持って…。

SとM。分かりやすいでしょ」

(中スポ、<ドラ番記者>、スポニチ名古屋、名古屋ニッカン

◇竹内打撃投手

<裏方も練習に協力。

フリー打撃に登板、1時間延々と投げ続ける>

「たぶん、1時間ぶっ続けで投げたのは、

打撃投手になって初めてだと思います。

でもね、この練習で選手が何かをつかんでくれて、

試合でヒットを打ってくれればね、

それでぼくたちは報われるんです。

がんばってほしい」

<球を打った選手の中には

日本ハム時代の同僚・上田も>

「佳範とは日ハム時代から仲がよかったからね。

やっぱ打ってほしいよね」

(中スポ<ドラ番記者>

◇落合監督

<就任3年目にして初めて休日練習に参加。

指揮官が練習の意図について語る>

「練習とはほど遠いな。若手の野球教室や。

この成績なら最下位争いをしていてもおかしくない。

打てないんだから、練習するしかないだろ。

休みはオールスターのときだけ。

主力以外は全部練習する。

下手なヤツは練習しないとうまくならない」

<30日からのオリックス3連戦で

『4番・DH』が予想される清原について>

「出るの? ああそう。

ウチが変わることはない。

関係ないよ。いつも通りにやるだけ」

サンスポ、スポニチ名古屋、ニッカン名古屋ニッカン



この日、指名参加となった野手は、

ベテランの井上選手会長を筆頭に

森野、森岡、英智、上田ら7人。

特打、ランニングなど約3時間、

スカイマークスタジアムで汗を流しました。

休みなんかねぇべよ、練習やるぞ!それまでの方針だった

月曜日の休日を変更。

首脳陣が指名した

選手に課せられる

休日返上練習は、

前週の22日に

初めて行われましたが、

この日は、前週に欠席した落合監督も姿を見せ、

1人1人のフリー打撃を、時には笑いながら、

とりわけ復帰したばかりで、打率.179の森野には、

「こうやってやるんだ。頭と体は動かすな」

模範を示しながらと、熱心に指導を行いました。

9勝9敗の勝率5割で、折り返したドラゴンズですが、

この成績の大半は、投手陣の踏ん張りによるもの。

貧打に悩む傾向は、解消されたわけではありません。

特に中軸福留、ウッズ、アレックス

好調を維持しているだけに、その前後がしっかりして、

打線として繋がりを見せることが、

勝利を掴む上で重要となってきます。

休日を返上してまで練習し、

そして監督自らもグラウンドへ姿を見せることは、

そういう意識の表れと思われます。

なかでも森野、森岡は、

空いてしまった二塁を補う選手として、

チームとしても、最も期待をかけられている選手。

打撃に、守備にと課題は多いと思います。

レギュラーを奪い取り、確立させるくらいの気持ちで

取り組んでほしいなと思います。

今後も続くと言われるこの休日返上練習で、

若手、控え野手陣が何かを掴んで、

それがチームの勝利につながることを願いたいです。


◇英智

<1番打者としての意識は>

「トラ(荒木)が結構、悪いようなので、

出るときはボクが引っ張るつもりでやりたい。

優勝した年(99年)のコースケ(福留)のような

(1番打者としての)プレーができるかというと、

やろうとしてできることではない」

◇高代野手総合チーフコーチ

<荒木に代わる当面の1番として、英智を指名>

「機能してる間は変えない方がいい。

勝っているときは、

オーダーはいじらない方がいいと思う。

機能しなくなったら、その時点で変えればいいこと」

<ここ2試合の英智の奮闘に及第点>

「失敗もあったけどね。

完ぺきにできていたら

今ごろ億(の年俸)を稼いどるよ」

中スポ



荒木不在のため空いてしまったのが、1番打者

それを埋める当面の1番として、

高代コーチが、英智を指名しました。

これまで「井端・英智」「井端・藤井」

「井端・川相昌弘」「井上・井端」
など

数通りの打順が組まれてきましたが、

どうもしっくり来ないものが多かったです。

そのなかで機能したと思われたのが、

先日の福岡ソフトバンク戦での、

1番・英智、2番・井端1、2番

3年ぶりに1番での起用となった27日は、

自らのヒットで出塁して、福留の打点に繋げ、

翌28日は、出塁した渡邉をしっかりと進める2犠打

1番のしての仕事を果たしてきました。

その働きを考慮したうえで、

高代コーチも示唆したのではと思われます。

やはり核弾頭としては、があることが必須。

それに関しては、英智は文句なし。

さらに今季は、打撃も好調。

バントなどの小技も、だいぶうまくなったようです。

そうなると、1番としての適性は十分と言えるでしょう。

とにかく現状のドラゴンズにおいて、

1番としての仕事は、とにかく塁に出ること、

そして機動力を使うこと。

中軸の前にいかに走者をためることができるかが、

大量点へのカギとなっていますからね。

1番という打順を意識せずに、

普段通りのワンダーぶりを見せてくれれば、

新たな1番打者となるかもしれません。

この日、休日練習にも参加して英智

新たな竜の核弾頭として、期待してみましょう。


コウベからの話題。(29日)

◇高橋聡文

<29日、23歳の誕生日を迎える>

「忘れてました。

23歳の決意なんて、

そんな大げさなものはないけど、

もう2軍には戻りたくないです。

上で投げ続ければ、結果もついてくると思うから」

(中スポ)



先日、1軍に再昇格した高橋聡文が、

この日、23歳の誕生日を迎えました。

おめでとうございます!

報道陣の問いかけに忘れていたといったそうですが、

まあその当たりは、照れ隠しかもしれません。

セットアッパーとして期待される今季は、

1軍を2軍を行ったり来たり

思うように調子が上がってきませんが、

とにかくまずは結果を出して、23歳の1年は

2軍に落ちないよう、奮投してほしいかなと思います。


◇鈴木義広

<オリックス戦への意気込みを語る>

「調子がいいんで、オリックス戦では

出番があったら頑張りたいです。

最後に投げたのが12日の楽天戦だから、

ずいぶん間隔が空きましたね。

ブルペンではすごくいいんです。

スライダーもまっすぐも、

1軍に上がってからはキレてます。

右打者を抑えるイメージが頭の中にあります。

対戦してみたいのは清原さん。

右打者の代表みたいな選手ですから。

内角を攻めて、意識させておいて、

外角の変化球で打ち取るっていうのが理想ですけど。

自分の力が通用するかどうか…。

絶対に抑えてやるって

気持ちで投げたいと思います」

中スポ



中スポのコラムから、

中継ぎ右腕・鈴木のコメントを。

先発投手陣の出来のよさもあって、

交流戦に入っての登板は、わずか2試合

もう17日間も空いてしまいました。

そろそろ出せる展開になってくれるといいのですが、

なかなか難しいかもしれません。

そのスーさんが対戦したいのは、清原

独特の投法だけに、力のあるボールさえ

投じる事ができれば、勝算はあると思います。

この3連戦か、初勝利をあげた

思い出のフルスタで姿が見たいです。


◇川上憲伸

<オールスターのファン投票中間集計で、

『投手(先発)』部門のトップに>

「これだけ一生懸命やっていることを、

ファンの皆さまに評価してもらって、

励みであり、感謝でもあります」

<今夜30日の先発予想。

前回登板の西武戦で完投しながら今季初黒星>

「このあいだのことは、このあいだのこと。

気持ちを切り替えていきます。

打たれたということはどこか反省するところがある。

悪かったところはしっかり反省して仕切りなおしたい」

中スポ名古屋ニッカン



オリックス3連戦の先陣を切るのは、

もちろんエース・川上憲伸

この日は、ナゴヤ球場で軽めに1時間の調整をして、

終了後に、神戸入りしました。

前回の西武戦では、9回を4失点。

それでも代打を送られなかったのは、

やはりエースとしての信頼があるからでしょう。

オリックス戦の登板は、今季2回目

16日の1回戦では、4安打8奪三振での無四球完封

まずはオリックス借りを返したカタチとなりました。

しかしナゴヤドームでの3連戦で、

1点も奪えなかったオリックス打線

エースに向かってくるのは、確かでしょう。

前回は登録されなかった清原

4番・DHでの出場が予定されています。

そうなるとより燃えるのが、エース

昨季、敗戦したスカイマークスタジアムに

借りを返すためにも、熱投を見せてくれるのでは。

この日、NPBから発表された

『2006サンヨーオールスターゲーム』

ファン投票の第1回中間集計で、21125票を集め

『投手(先発)』部門のトップに立った憲伸

セのエースとして、交流戦後半の開幕戦。

チームを勝利へ導いてほしいです。


PS 今日のその他。

中日ドラゴンズ70周年記念オリジナルミニフィギュア

先行予約受付開始しました!
(5/12)

通信販売『ときめきモール・野球党』

のようなモノがありました。

今回第1弾として、作成されたのは、

落合監督を始め、山本昌、落合英二、川上、井上、

谷繁、井端、荒木、平井
の9選手+シークレット

その気になる出来映えはというと...。



表情については、ちょっと微妙な感じ?

似ているのもあれば、エーッというのもありますね。

同じフィギュアなら『HAOベースボールシリーズ』

憲伸福留の方が似ているかもしれません。

そしてシークレットは影絵のみ。

その絵から判断すると、おそらくあのなのでは?

このフィギュアは、全国のコンビニエンスストア、

サークルKサンクス、アピタユニーなどで

6月6日頃から販売されるそうです。

1BOX12個入りで3780円ですが、

おそらくバラ売りもありそうですから、ぜひともチェックを。

『ときめきモール・野球党』

中日ドラゴンズグッズは、こちらから!


燃えドラ!2006を更新しました!(06.05.24)

(燃えよドラゴンズ!公式HP)

おなじみ『燃えよドラゴンズ!』の2006年版、

『燃えよドラゴンズ!2006』

いよいよ6月末に発売になるそうです。

驚いたのは、1974年の発売以来初めて、

女性ユニットが歌うらしいです!

5月28日に最終オーディションがあって、

6月8日にレコーディングとのこと。

水木アニキ節と違って、

新たな『燃えドラ!』となるのかもしれません。

選手の歌詞とともに、今後も注目です。

2006年5月29日 (月)

小笠原プロ初完投勝利、猛打でカード勝ち越し!

小笠原、プロ初完投
594日ぶり勝った!ローテ獲った!!

1勝1敗のタイで迎えた福岡ソフトバンクとの第3戦。
今日は午後1時開始のデーゲームとなりました。
小笠原孝杉内俊哉という左腕同士の先発。
福岡ソフトバンクの4本柱の1人、杉内
好調・福留をはじめとするドラゴンズ打線
打ち砕いて、勝ち越しを飾れたのでしょうか。

◇日本生命セ・パ交流戦
福岡ソフトバンク-中日 3回戦
(28日・福岡Yahoo!JAPANドーム | 中日2勝1敗)
29335人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
中 日
ソフトバンク
[勝] 小笠原(3試合1勝1敗)
[D本]アレックス8号2ラン
[Dバッテリー]
小笠原 - 小田

共同通信社中スポ戦評ニッカン式スコア

先制したのは、福岡ソフトバンク
1回ウラ、1死から川﨑がショート内野安打で出塁。
松中の打席で盗塁を仕掛けます。
しかし小田からの送球は、センターへ抜けてしまい、
川﨑を三塁にまで進めてしまいます。
そしてカウント2-1の7球目、
外角低目のカーブを当てられて、三塁線を破るタイムリー。
ミスも絡んで、失点を許します。

しかし小笠原は、点を取られて落ち着いたか、
2回以降は、自分のリズムで投げ込み始めます。
2回ウラは、柴原、松田
そして本間を三者連続空振り三振。
3回、4回も三者凡退に打ち取るなど、
丁寧に低目に集め、緩急を生かした投球で
ソフトバンク打線に付け入るスキを与えません。

それに対し、杉内の方はややボールが高目。
三振は取っているものの、リズムが悪く、
出来としては決して良くはないもよう。
それを察知したか、ドラゴンズ打線
得点は奪えないながらも、徐々に捉えはじめ、
ようやく5回にチャンスを作ります。

この回先頭の森野がファウルで粘った末、
10球目、内角低目のカーブを叩き、セカンドゴロ。
しかし本間が捕れずにエラーとなって出塁。
続く小田がしっかり送って、二塁へ進みます。
ここで迎えるは、今日も9番スタメンの渡邉
カウント1-1からの3球目、
内角高目のストレートを叩くと、セカンドオーバー!
タイムリーヒットとなって、同点に追いつきます。

なおも2死から井端のセカンド内野安打で一、二塁。
チャンスを広げて、好調の福留を迎えます。
しかし外へのスライダーを打つも、センターフライ。
ここは、杉内に踏ん張られてしまいます。

同点となった5回ウラ、
若干が入ったか、小笠原
柴原にセンター前に運ばれ、
この試合初めて先頭打者を出します。
続く松田は、送りバントの構え。
ところが2球目のボールを失敗してしまい、
キャッチャーファウルフライ
すぐさま小田が一塁へ送球。
飛び出していた柴原が戻れず、ダブルプレー
助かった小笠原は、落ち着きを取り戻し、
本間を空振り三振に打ち取り、この回も0。
流れが次第にドラゴンズへと傾きます。

そして迎えた6回、大きな追加点が。
先頭のウッズがセンター前ヒットで出塁。
続くアレックスが初球、
内角低目へのスライダーをフルスイングすると、
打った瞬間という打球が、レフトスタンドへ!
推定135メートルの出入口に飛び込む2ランホームラン
18試合ぶりという一発で、
ドラゴンズ勝ち越しに成功します。

2点のリードとなった小笠原でしたが、
6回ウラ、1死から大村に粘られた末に四球。
続く川﨑は、空振り三振に取りますが、
大道にレフト前に運ばれ、2死一、二塁。
ここで4番の松中を迎えてしまいます。
一発出れば、逆転の場面。
小笠原-小田のバッテリーにとって、
ここは踏ん張りどころ
3球目、外角へ投じた107キロのカーブを
打ち損じた松中の当たりは、ショートゴロ。
しっかりと踏ん張って、日本の4番を打ち取りました。

ピンチの後に、チャンスあり。
7回のマウンドに立った杉内を攻め込み、
先頭の渡邉が、ストレートの四球。
英智が送って、井端が三遊間を抜くヒット。
1死一、三塁として、福留に繋ぎます。
ここでソフトバンクベンチは、杉内をあきらめ、
左腕のヤン・ヤオシュンにスイッチ。
しかし福留には、影響はありませんでした。
カウント2-2からの6球目、
内角中央へのスライダーを打ち返すと、
ライト線を襲うタイムリーツーベース!
1点を加え、チームに打線に勢いを付けます。

3番手としてマウンドに上った吉武真太郎から、
ウッズがストレートの四球を選び、1死満塁とすると、
アレックスは、初球をきっちりと右方向へタイムリー!
続く立浪もしぶとく一二塁間を破り、さらに1点!
この回一挙3点を奪いスコアは、6-1
流れが完全にドラゴンズペースとなります。

続く8回もプロ初登板の西山道隆を攻め、
福留のレフト前タイムリーと、
ウッズのレフト線へのタイムリーツーベース。
さらにアレックスのレフト犠牲フライで
3点を奪って、9-1とダメを押します。

こうなると残りは、8回を投げ抜いた
小笠原プロ初完投に注目が集まってきます。
ここまで120球を投げ、5安打1失点。
中盤ピンチはあったものの、
球威は最後まで落ちませんでした。

迎えた最終回も、先頭の松中に、
ライトフェンス直撃のヒットこそ打たれますが、
続くズレータを内角低目のストレートで見逃し三振。
ここで落合監督がマウンドへ行き、
完投へ向け、を入れます。
小笠原もそれに応えて、最後の一踏ん張り。
柴原をセンターフライに打ち取ると、
最後は、松田の代打・吉本
空振り三振に打ち取ってゲームセット!

小笠原が3年ぶりの勝利を
プロ入り初の完投勝利で飾り、
ドラゴンズも3カードぶりのカード勝ち越し
交流戦の通算成績も
9勝9敗5割で、折り返すことになりました。

天晴れ完投・小笠原!小笠原がプロ8年目で
初の完投勝利
143球を投げ、
6安打9奪三振2死球で1失点。
実に良い仕事をしてくれました。
初回に1点こそ失ったものの、
逆にこれで落ち着いたのか、
2回以降は、ソフトバンク打線に対して、
全く危なげのないピッチング。
制球が安定し、カーブも効果的に決まるなど、
先発ローテの谷間を埋めるに値する好投
これだけ投げれば、首脳陣も文句なしでしょう。
次回もチャンスは確実にあります。
佐藤充、朝倉とともにローテを支えてほしいです。

打線も、好投する小笠原をしっかりと援護。
好調・福留がこの日も3安打2打点
この3連戦無安打だったウッズが、2安打1打点
そしてアレックスがホームランを含む2安打4打点
上位が繋いで、中軸で還すという
理想的なパターンで12安打9点
この日、荒木がついに登録を抹消されましたが、
それを忘れさせる大量得点
この調子を出来るだけ維持することが、
チームの浮上に繋がると思います。

この日のゲームで
交流戦は、前半戦を終了。
5連敗こそあったものの、5割で折り返せたのは、
昨季の4勝14敗と比べれば、
まずまずなのではないかと思います。
セ・リーグもだいぶ混沌としてきて、
首位・阪神とのゲーム差が、1.5ゲーム差となりました。

交流戦後半戦は、30日からの神戸、大阪での
オリックスとの3連戦でスタートします。
良いムードで福岡を後にするドラゴンズ
後半戦、何とか良い流れを掴んで、
さらなる浮上となっていってほしいです。


☆今日のビクトリーラン!(28日)

○小笠原孝
<プロ8年目で初完投勝利>
「初めてのことなので最後まで気を抜かずに
しっかりと投げようと思いました。
最初はゲームを作ることができればと思って
粘り強く投げました。
ランナーをためないように低めに
コントロールすることを心がけていました。
特に今日はカーブが良かったと思います。
これからも期待に応えられるように
良いピッチングを一つ一つ積み重ねていきたいです。
ありがとうございました!」

<143球の熱投で6安打1失点、9奪三振。
1年半ぶりの白星を飾る>
「完投は未知の世界だった。
意識したのは8回が終わってからです。
森コーチに“どうする?”と聞かれたんで
“もちろん、行きます”と答えました」

<9回、マウンドに来た落合監督には>
「『最後まで気を抜かずに投げろ』と
言われて勇気をもらいました」

<6回の勝負どころで、松中を107キロの
スローカーブで泳がせ、遊ゴロに>
「(松中の前に)なるべく
走者をためたくなかったんですけどね。
何とか低く投げようという気持ちだった」

<2度目の先発で、結果を出した>
「自分は与えられたマウンドを抑えるだけ。
チームの期待に応えられるように
積み重ねていきたい。がんばります」
公式HP、中スポ、サンスポスポーツ報知
MSN毎日新聞スポニチ名古屋名古屋ニッカン

○小田幸平
<初完投の小笠原を好リード>
「今日はセンターライン(小田、小笠原、英智)が
同級生だった。みんなで頑張っていこうと話したんです」
(トーチュウ)

○森バッテリーチーフコーチ
<先発・小笠原について>
「1点は取られたけど、
リズムと変化球のコントロールがまずまずじゃないかな。
後は、追加点を取られないように粘り強く投げることだ。」

きょうは安心して見られた。
今後も、もちろん投げさす。
ローテーション(投手)なんだからな」
(公式HP、中スポ)

○アレックス・オチョア
<6回、レフトへ勝ち越しホームラン。
12打席ぶりの安打はチームにとって大きなアーチに>
「打ったのは、カーブかスライダー。
このシリーズ(ソフトバンク戦)は
ヒットがなかったから打ちたかった。
ヒットを狙ったのが
ホームランになったけど打てて良かったよ。
オガサワラもいい投球をしていたしね。助けたかった」

<勢い付いて、7回にはライト前へタイムリー>
「打ったのは、シュート。
カットボールを待ってて、
シュートがきたけれども上手く反応が出来たよ」

<8回にもレフトへ犠牲フライで
この日は、4打点の荒稼ぎ>
「打ったのは、スライダー。
ランナーを還そうと心がけたよ。

きょうは爆発したね。
攻撃は良かったり、悪かったりするけど、
バッターはみんなベストを尽くしてる。
それが(この試合では)いい結果につながった。
自分が打てたことも、とてもうれしい」
中スポ、サンスポ、スポニチ名古屋名古屋ニッカン

○福留孝介
<7回、ライト線へ勝利を決定づける
タイムリー二塁打を放つ>
「打ったのは、シュート。
チャンスだったので、
ランナーをかえせて良かったです。」

<8回にもレフト前へタイムリー>
「打ったのは、フォークかな。
チャンスでいいところに打球が飛んでくれていますね」

<9戦連続安打、6戦連続マルチ、
2戦連続猛打賞と打ちまくり、交流戦での打率も.443。
絶好調男にチームも引っ張られて連勝>
「みんなが打った方がいいんじゃない。
チームが勝ってよかった。
あとは(交流戦で)貯金することが大切だね」

<プロ通算1000本安打まであと15本>
「交流戦の間に打てれば」
(トーチュウ、スポニチ名古屋名古屋ニッカン

○タイロン・ウッズ
<8回、レフト線にタイムリー二塁打>
「スライダーを打った。
久しぶりの気持ちいいヒットだよ。
監督に必要とされるのはうれしい。
これからも期待に応えたい」
(トーチュウ、共同通信社)」

○立浪和義
<7回にだめ押しのライト前タイムリー>
「打ったのは、カーブ。
久しぶり(10打席ぶり)にヒットが出て良かったです」
(トーチュウ)

○英智
<この日2つの犠打を決める>
「後ろが打ってくれると思って、つなぐ意識だった」
共同通信社

○高代野手総合チーフコーチ
<小田のスタメン起用について>
「(谷繁は)腰が重いということだったから。
重症ではない。大事をとって、ということ」
(中スポ)

○落合監督
<クリーンアップで計7安打7打点。
文句なしの仕事ぶりに>
「そりゃ、野球というのはは
3、4、5番が打てば勝てるものなんだ。
その3人だけ打っても点が入る」

<9回ウラにマウンドに向かったことについて>
「『完投したいか?』聞いた。それだけ。
プロ入り初完投だったんだろう。
そうじゃなきゃ無理させないよ。
あの時点で133球だったんだから」

<交流戦一回りを終えて9勝9敗の結果に>
「去年が(前半)4勝14敗だろ。
それを考えりゃ御の字だよ。これからだ。
手応え? まずはうちが落ち着くのが先」
(中スポ、共同通信社、スポニチ名古屋、CBC


今日の公示。(28日)

◆セ・リーグ
【出場選手登録】
△中日 上田佳範外野手
【同抹消】
▼中日 荒木雅博内野手
共同通信社

○高代野手総合チーフコーチ
<出場選手登録抹消した荒木について>
「(試合で)使えないから落とした。
こういう状態では遠征に連れていけない」
共同通信社名古屋ニッカン

ついに荒木が登録を抹消されました。
だましだましで抹消を伸ばしてきたものの、
結局は、完治せず
皮肉にもこのモヤモヤの間にチームは低迷
荒木存在の大きさを示す結果となりました。

なかなか治りにくい脇腹、さらに右肩と、
復帰までは時間がかかりそうですが、
しっかりと治すことが大事。
しばらくは名古屋でリハビリにはげむようですが、
完治した背番号2が、再び攻撃で、守備で、
ファンを沸かせてくれる日を待ちたいと思います。

代わりに登録されたのは、
すでに福岡に合流している上田
この日は、8回にウッズの代走で登場しました。
落合監督が口にした『テコ入れ』で上がって来た選手。
10日間の2軍落ちで、リフレッシュした姿を
今後の交流戦でしっかりと披露してほしいです。


若竜からの話題。(28日)

◆ウエスタンリーグ
広島-中日 5回戦
(28日・豊平どんぐりスタジアム)
 D  110 000 000 =
 C  000 000 000 =
[勝] 長峰(1勝)
[D本] なし
広島東洋カープ・ファーム情報

○石井裕也
<先発し、3回を2安打無失点>
「きょうのピッチングはまずまずでした。
コースの使い分けがうまくできました」
中スポ

広島県山県郡北広島町の
豊平どんぐりスタジアムという球場で
行われたウエスタン対広島戦。
5月1日に出場選手登録を抹消され、
2軍で再調整中の石井が先発。
3回を2安打3奪三振の無失点に抑えました。
ただ、初回いきなり2段気味の投球で
不正投球を宣告されたり、
全体的にボールが高めに浮くなど、
完全復調には、まだまだのようです。

なおゲームは、石井、長峰、
ガルバ、石川、遠藤
の5投手での完封リレー。
ドラゴンズ打線もヒットわずか3本。
しかし小山堂上の2塁打で
初回、2回と各1点を奪い、勝利を収めたようです。
なお先日2軍落ちした藤井
この日は『1番・センター』で出場。2打数ノーヒットでした。

PS 今日の渡邉選手。

小笠原のために、ナイスタイムリー!前日の2安打
買われたことと、
左腕・杉内の先発とあって、
2試合連続の
『9番・サード』でのスタメン。
今夜はポイントゲッター
さらにチャンスメーカーとして
活躍しましたよ。

第1打席は、3回の先頭打者。
真ん中高目のストレートを叩き、
センターフライに倒れますが、
続く5回の第2打席、1死二塁のチャンス。
カウント1-1からの3球目、
内角高目のストレートをはじき返し、詰まりながらも
センター前へ落ちる同点タイムリー
今季5打点目をマークします。

さらに7回の第3打席も、先頭打者。
杉内に勝負を避けられ?、ストレートの四球
しっかりとチャンスメイクし、
福留のタイムリー二塁打で本塁を踏みました。

そして8回の第4打席は、歴史的シーン。
四国アイランドリーグ
愛媛マンダリンパイレーツ出身、
先日、育成選手からの正式契約第1号となった
西山の初対戦打者となりました。
ところが、3球目、137キロのストレートを
背中にぶつけられて、まさかの死球
打席ではうずくまったものの、
痛い素振りも見せず、一塁へと走ります。

続く英智に送られ、二塁に進むも、
井端の投ゴロで飛び出してしまいます。
しかし西山からの送球を、ショート・川﨑がこぼし命拾い、
何とか三塁へと生き残ります。
そして福留のタイムリーで再びホームイン出来ました。

この日は、9回にも打席が回り、
昇格したばかりの竹岡和宏
外角高目のスライダーを叩いて、ボテボテのサードゴロ
結局この日は、3打数1安打2四死球1打点
9番打者として、18試合目で初の打点を記録。
打率も.273とちょっと上がりました。

そして公式HPには、タイムリーの談話が、
今朝の中スポ、トーチュウにも、トピックスで登場。
中スポ・ドラニュースは『渡辺、交流戦9番初打点』
トーチュウは、『渡辺 口火の同点打!』
が付いております。コメントを抜粋。

○渡邉博幸
<5回、センター前に運ぶ同点タイムリー。
三塁で先発出場する機会が
増えたベテランは笑顔で話す>
「打ったのは、ストレート。
小笠原が千葉でもいいピッチングをしていたし、
きょうも頑張っていた。
何とかしてやりたかったんです。
それに目の前でオーディーエー(小田)も
いいバントを決めてくれたしね。
何とかランナーを還したかった」

<8回、西山の3球目を背中に“ヒット”。
まさに大当たりの1日に>
「死球? 背中は大丈夫です」
公式HP中スポ名古屋ニッカン

『ODA』って呼んでるんですね....。
背中の死球も大事には至らず、笑顔で神戸へ移動したようです。
また中スポには、初回の松中のタイムリー、
一塁側に寄る『松中シフト』の逆を行く当たりで、
渡邉選手が抜かれたシーンについての
コメントが出ていたようです。
(ソースは、おなじみMegaDraさん)

○渡邉博幸
<『松中シフト』の逆にいった
初回のタイムリーについて>
「あのあと、高代コーチとも話しましたが
『仕方がない』ということでした。
普通に守っていたら、
逆に三遊間を抜かれてしまいますから」

(中スポ)

次週もビジターゲームが続くため、
スタメンのチャンスも続くかもしれません。
汗をかきかき頑張る渡邉選手
この調子を維持し、活躍を続けていきましょう。

2006年5月28日 (日)

福留左へ右へ3安打4打点、シーソーゲーム制す!

福留“全打点”
もう止まらない!5戦連続マルチ

再び貧打線に戻ってしまったドラゴンズ
すっかり日替わりとなったスタメンは、
英智、井端の1、2番となりました。
今夜こそは、先発投手を援護したい打線。
福岡ソフトバンクとの第2戦は、
シーソーゲームとなりました。

◇日本生命セ・パ交流戦
福岡ソフトバンク-中日 2回戦
(27日・福岡Yahoo!JAPANドーム | 中日1勝1敗)
27080人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
中 日
ソフトバンク
[勝] 朝倉(8試合4勝1敗)
[S] 岩瀬(17試合2敗17S)
[D本]福留12号
[Dバッテリー]
朝倉、平井、岩瀬 - 谷繁

共同通信社中スポ戦評ニッカン式スコア

福岡ソフトバンクの先発は、寺原隼人
初回、先頭の英智がライト前ヒットで出ると、
続く井端が送って1死二塁。
ここで福留がカウント2-3からの球目、
外角低目へのスライダーをうまくすくって左方向へ。
技ありのタイムリーヒットとなり、英智がホームイン。
ドラゴンズが先制します。

一方ドラゴンズの先発は、朝倉健太
立ち上がり、いきなり先頭の大村
右中間を破られ、ツーベースを浴びると、
川﨑が送って、無死三塁。
続く柴原の当たりは、高いバウンドの二ゴロ。
ホームには間に合わず、セカンド・森野
フェイクをかけた後、ゆっくりと一塁へ送るも、
柴原の足が勝ってしまい、タイムリー内野安打
あっという間に同点に追いつかれます。

なおも続く松中をストレートの四球で歩かせ、
1死一、二塁とピンチを背負ってしまう朝倉
谷繁がマウンドへ行き、声をかけます。
これで落ち着いたか、続くズレータ
外角高目へのストレートで見逃し三振。
大道にはファウルで粘られるも
フォークで空振り三振と、何とか1点のみで抑えます。

1-1となった2回、ドラゴンズは2死から
谷繁のセンターフェンス直撃のヒットと、
この日9番に入った渡邉のレフト前ヒットで
一、二塁とチャンスを作りますが、
英智が外へのカーブに空振り三振。
しかしこれが伏線となって、3回に逆転します。

1死から迎えるは、福留
カウント1-3からの5球目、
真ん中高目へのシュートを完璧に捉えると、
打球はライトスタンド一直線!
会心のホームランで、再び1点をリードします。

リードをもらった朝倉は、
3回ウラは、三者凡退に打ち取ったものの、
4回ウラ、思わぬ連打を浴びてしまいます。
この回先頭の松中がセカンド内野安打で出ると、
迎えるは、ここ2試合当たっていないズレータ
しかし、カウント0-1からの2球目
内角に甘く入ったシュートをフルスイング。
打球はレフトスタンド上段へ。
力で持って行かれた2ランホームラン
一発で逆転を許してしまいます。

朝倉は動揺したか、続く大道にセンター前ヒット。
本間は4-6-3の併殺に取ったものの、
松田にもセンター前、さらに的場にも
一二塁間を破られ、2死一、二塁とピンチ。
迎えるは、初回二塁打を打たれた大村
しかしここはしっかりと遊ゴロに。
追加点は奪われなかったものの、
3-2とゲームをひっくり返されてしまいました。

味方に逆転をしてもらった寺原でしたが、
ピリッとしない投球は、相変わらず。
そこを付いてドラゴンズが、再びチャンスを。
5回、先頭の渡邉が三遊間を抜くヒットで出ると、
英智の二ゴロで、二塁に進みます。
続く井端が、詰まりながらもセンター前に落とし、
1死一、三塁で迎えるは、福留

カウント2-2からの球目、
147キロ、内角中央へのストレートを打ち返すと、
打球は左中間を深々と破ります。
三塁から渡邉が、そして一塁から
井端が長駆ホームイン!
打った福留も一気に三塁を陥れます。
見事な2点タイムリースリーベース!
これで寺原をKOしたドラゴンズ
4-3と再逆転に成功しました。

再びリードをもらった朝倉
5回ウラは、先頭の川﨑にセンター前に運ばれますが、
松中を二ゴロ、ズレータをフォークで空振り三振。
落ち着いてピンチを凌ぐと、
それ以降は、打たせて取る投球で
6回、7回と三者凡退とゲームを落ち着かせ、
7回でマウンドを降りました。

ダメ押し点がほしいドラゴンズ
7回、ソフトバンク2番手の佐藤誠を攻め、
1死から英智がレフト前ヒット。
続く井端の二ゴロでランナーが入れ替わりますが、
2死一塁で、今夜3安打4打点福留を迎えます。
ソフトバンクベンチも佐藤誠から、
左の篠原貴行にスイッチします。

ここまでの3打席、
ヒット、ホームラン、そして三塁打。
二塁打が出れば、自身2度目のサイクルヒット
充分に狙えるチャンスでしたが、
カウント2-2からの6球目、
外へのストレートに見逃し三振
思わず苦笑いの福留
ここでは、得点が奪えませんでした。

8回ウラからマウンドには、平井が上がります。
しかし1死から松中に四球。
続くズレータはセンターフライに打ち取ったものの、
ここでソフトバンクは、大道に代打・宮地克彦
落合監督がマウンドに行き、
平井に指示を出します。
ファウルで粘られ、カウント2-3からの9球目、
内角低目ギリギリに、151キロのストレート。
見送り三振に斬って取ります。

こうなると最終回は、もちろん守護神・岩瀬
本間の代打・吉本亮をキャッチャーフライ。
松田もセカンドフライと簡単にツーアウト。
そして的場の代打として登場は、
昨季までドラゴンズにいた田上秀則
しかし真ん中低目へのシンカーで
空振り三振に取ってゲームセット
先発の朝倉を今夜はしっかりと援護したドラゴンズ
1点差ながら、シーソーゲームを制して、
このカード、1勝1敗のタイに持ち込みました。

優勝へ、首位打者へ突っ走る!心配された打線が、
今夜は奮起
追いつかれても、突き放し、
さらに逆転されても、
さらに逆転と、
しっかりと得点
奪うことが出来ました。
好調・福留の前に
しっかりとランナーを貯め、
しっかりと還しての4打点
これが出来れば、やはり勝てます。
やはり1、2番の復調がドラゴンズのカギを
握るのだなと今夜も感じました。

朝倉は、7回、90球を投げ、
8安打5奪三振1四球で3失点。
若干ボールは高かったものの、
危なかったのは、立ち上がりと逆転を許した4回のみ。
5回以降は、低目に球を集め、
粘りの投球で、ソフトバンク打線
チャンスを与えませんでした。
先発ローテ入りした5月は、これで3勝
すっかり頼れる存在へと変貌を遂げました。
この調子で来週も頑張ってほしいです。

これで1勝1敗のタイとなりました。
しかし明日のデーゲーム、
ソフトバンクの先発は、おそらく杉内でしょう。
ここまで6勝(1敗)を上げている杉内
エース級の投手にことごとく
苦汁を飲まされているドラゴンズ打線
明日はしっかりと叩いてくれることを期待します。


☆今夜のビクトリーラン!(27日)

○福留孝介
<3安打4打点とチームの全得点をたたき出す活躍>
「良いところで打てたと思います。
チームのみんなのつなごうという
気持ちの中で出たバッティングでした。
(3回のホームランは)
久しぶりに気持ちの良い当たりでした。
サイクルヒットも狙いにいきましたが
何よりチームの勝利が一番です。
今みんなが必死にもがいています。
その努力でチームも良い方向に進んでいくと思います」

<1回の先制タイムリーについて>
「打ったのは、スライダー。
チャンスに打てて良かった。これからですよ」

<3回のホームランについて>
「打ったのは、シュート。
カウントが良かったので思い切って行きました」

<5回のタイムリー三塁打について>
「打ったのは、ストレート。
追い込まれていたので何とか外野フライでもと思っていた」

<チームの全得点をたたき出す>
「自分一人じゃなく
チームみんなでつなごうとした結果。
その中で僕がたまたまいいところで打てた。
まあ、こういう日がたまにはあってもいいんじゃないかな」

<二塁打が出れば自身2度目のサイクル安打も
7回の第4打席は篠原の直球に見逃し三振>
「狙いにいったんだけど、
あれは相手のベストピッチ。
そう甘くないってことですよ」

<交流戦でも無類の強さを誇る。
ノーデータ主義者だが本能だけはない>
「オレだって去年は初めての投手に戸惑ったよ。
だからボールの軌道を覚えておいて、
1球、1打席ごとに対応していく。
それができれば(1試合)4打席のうちには何とかなる」

<打率を.3468とし、リーグトップに躍り出た>
「首位打者? それは終わってからの話だよ」
(公式HP・スコアボード、中スポ、サンスポスポーツ報知
共同通信社)、スポニチ名古屋名古屋ニッカン

○朝倉健太
<7回8安打3失点、我慢強い投球で4勝目を挙げる>
「内野ゴロを多く取れたのはよかったけど、
ちょっとボールが高かったです。
後半は低め低めに投げるように心がけました。
粘り強く投げることができました。
野手の方に助けられました。
今は、ピンチになっても気持ちの切り替えが
うまくできるようになりました。
(制球の悪い)前半が今後への課題ですね」
(公式HP、中スポ共同通信社
スポニチ名古屋名古屋ニッカン

○森バッテリーチーフコーチ
<先発した朝倉について>
「ズレータのホームランはいかん。
(ローテの穴を)埋めるんじゃなくて、
もうローテの一員なんだから」
(トーチュウ)

○英智
<今季初の1番、マルチ安打でけん引>
「ボクが出るときは、
ボクが引っ張っていくつもりでやりたいと思う。
トラ(荒木)の代わり、
という意識ではいけないので」
(中スポ)

○平井正史
<8回、2死一塁、代打・宮地を
内角低目へのストレートで三振に取る>
「最後のボールだけ
低めに決まってよかったですけど、
全体的には高かったですね。
(その前に落合監督がマウンドへ行ったが)
まあ、『思い切って投げろ』というような話ですよ」
(トーチュウ)

○岩瀬仁紀
<9日ぶりの登板で13セーブ目。
交流戦に入ってようやく4試合目の登板>
「試合感覚は問題なかったです。
間隔があいても、調整登板するってわけには
いきませんからね。
でも、調子は悪くないですよ」
(トーチュウ、名古屋ニッカン

○荒木雅博
<右肩と右脇腹の痛みが再発
この日は試合前の打撃練習も行わず>
「状態?あまり変わりません。
大丈夫? 大丈夫だからここにいるんですよ。
(登録抹消については)何とも言えないです。
できるだけ早く、強い気持ちで
プレーできるように頑張ります」
(中スポ、スポニチ名古屋名古屋ニッカン

○高代野手総合チーフコーチ
<右脇腹を再び悪化させた荒木について>
「荒木は(28日に出場選手登録を)抹消する。
遠征に連れて行くのはかわいそう」
中スポ共同通信社

◇上田佳範
<2軍の遠征先、山口県岩国市から急遽移動。
福岡の1軍練習に合流し、28日再登録が濃厚>
「まだ登録されてないから、何ともいえないです。
昨日、(1軍合流を)言われました。頑張ります」
(トーチュウ、ニッカン

○落合監督
「(荒木が負傷で欠場し)
これからは3、4、5番に打ってもらわないとな。
当初の予定からメンバー(荒木)が
いなくなったからな。
そういう意味では、きょうから出発だ」
(中スポ、MSN毎日新聞ニッカンCBC


PS 今夜の渡邉選手。

やりました、今夜は5月7日以来となる
9番・サードでのスタメンでの登場となりました。
第1打席は、2回。
マウンドには、先発右腕の寺原
今季、右投手には、15打数1安打で.067でしたが。
カウント2-2からの6球目、
外角中央に甘く入ったスライダーを叩き、
三遊間を抜くヒット!
チャンスを広げる一撃となりました。

続く第2打席は、5回の先頭打者。
初球、内に入ってきたシュートを
積極的に叩いて、三遊間を再び抜きます。
反撃の口火となる大きな一打
これをきっかけに打線が繋がり、
福留の左中間への三塁打で、本塁を踏みました。

こうなれば猛打賞も狙いたいところでしたが、
そこまでいかないのが、渡邉選手らしいところ。
第3打席は、佐藤誠の外角低目へのカットボールに
スイングを取られ、空振り三振
第4打席は、ルーキー・藤岡好明
内角へのストレートに見逃し三振と、惜しくも凡退。
結局この日は、4打数2安打1得点(.267
久々のスタメン起用にしっかりと応えました。
サードの守備でも、2回的場の三遊間のゴロを
ショートの位置まで行く華麗なフィールディングで処理。
そして9回は、勝利のフォーメーション
定位置の一塁で、勝利の瞬間を迎えました。
そして今朝のトーチュウにもコメントが。以下紹介!

○渡邉博幸
<交流戦初スタメンで2安打>
「積極的にストライクを打つことしか、
自分に出来ることはないので」

(トーチュウ)

コラムにもならず、単なるコメントでしたが、
しっかり取り上げてくれて、ありがとうってところですね。
地味ながらよくやった!今日も頼みますよ。

2006年5月27日 (土)

またも打線の援護なし、山本昌交流戦3連敗。

めげるな山本昌! 鉄腕40歳、責任はキッチリ

交流戦もいよいよ6カード目
ドラゴンズは、今夜から福岡へ移動し、
王監督率いる福岡ソフトバンクホークスとの対戦。
荒木が11試合ぶりにスタメン復帰
昨夜機能した井端・森野の1、2番はそのままに、
荒木を9番に置く打順を組んできました。
山本昌VSスモールベースボールの結果はいかに。

◇日本生命セ・パ交流戦
福岡ソフトバンク-中日 1回戦
(26日・福岡Yahoo!JAPANドーム | 中日1敗)
23747人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
中 日
ソフトバンク ×
[敗] 山本昌(8試合2勝4敗)
[D本]なし
[Dバッテリー]
山本昌、岡本 - 谷繁

共同通信社中スポ戦評ニッカン式スコア

福岡ソフトバンクの先発は、
交流戦今季2勝、通算7連勝中の斉藤和巳
初回、2死から福留が初球を叩き、
一塁横抜くツーベースで出塁します。
迎えるは、今夜はDHのウッズ
フルカウントまで粘ったものの、
最後は外角低目のフォークに空振り三振。

続く2回も、先頭のアレックスが四球で出塁。
しかし6番・一塁でスタメンの高橋光信
さらに井上、谷繁とフォークを振らされ、
三者連続三振。ランナーを進めらません。

さらに3回、1死から井端がレフト前ヒット。
続く森野のカウントもフルカウント。
投球とともに、井端がスタートを切ります。
しかし外角高目のストレートに空振り三振。
井端も盗塁失敗となって、三振ゲッツー
少ないチャンスを生かせず、得点を奪えません。

一方、ドラゴンズの先発は、
交流戦今季2敗の山本昌
初回、1死から川﨑宗則を四球で出しますが、
谷繁が盗塁を刺し、結局三者凡退。
2回もズレータを死球で出すものの、
後続を抑えてまずまずの立ち上がり。

しかし3回ウラに、ゲームが動いてしまいます。
ここまではノーヒットに抑えていた山本昌でしたが、
1死から、的場直樹がレフト前ヒット。
続く大村直之もライト前ヒットで続き、
一、三塁とランナーを背負ってしまいます。

ここで迎えるは、何でも対応が出来る川﨑
2球目、スクイズの構えを見せた川﨑
山本昌も反応し、外角低目へ外します。
しかし、外したボールがワンバウンド
川﨑は空振りをしますが、谷繁が後逸。
ワイルドピッチとなって、的場がホームイン。
バッテリーエラーからの失点で、
ソフトバンクに先制を許します。

なおも1死2塁とピンチは続きますが、
山本昌が落ち着いて踏ん張り、川﨑を投ゴロ。
大道典嘉には二塁内野安打を許しますが、
松中を遊ゴロにとって、1失点のみに防ぎます。

連敗脱出した前夜の西武戦では
繋がりを見せたドラゴンズ打線でしたが、
今夜は、ストレートとカーブというイメージの
斉藤和巳が投じるフォークに苦しみ、
追い込まれると、三振の山
5回までわずか2安打、8三振と抑え込まれてしまいます。
6回に円陣を組んで、何とか攻略しようと
ファーストストライクを狙う作戦をとりますが、
逆にそれが早打ちとなって、
斉藤和巳を助けてしまいます。

一方、山本昌も失点こそしましたが、
前回の千葉ロッテ戦同様に、
低目を丁寧につくベテランらしい投球。
コントロールもよく、タイミングをうまく外すなど
ソフトバンク打線を翻弄。追加点を与えません。
両投手の投げ合いで、1-0のまま
ゲームは終盤を迎えます。

8回ウラ、ここまで111球の山本昌
この回先頭の川﨑にライト前に運ばれ、
大道が送り、1死二塁とされます。
続く松中にはカウントが悪くなり、
勝負せずに四球となって一、二塁。
ここで落合監督がマウンドへ。
勝負どころとみたか、
山本昌から岡本へとスイッチします。

しかしその岡本が、今夜は乱調
ズレータに四球を与えてしまい、満塁のピンチ。
ここで迎えるは、柴原洋
カウント1-1からの3球目、
内角低目のスライダーを叩かれると、
打球は、前進守備の一二塁間を抜かれます。
タイムリーヒットとなって、2-0
なおも満塁で、続く松田宣浩は高いバウンドの二ゴロ。
一塁へ送る間に、松中がホームイン。
そしてトドメは、本間満
2死二、三塁からショートオーバーの
2点タイムリーヒット。
立て続けに打たれ、4点を奪われてしまった岡本
スコアも5-0と、ある意味勝負が決してしまいました。

9回も斉藤和巳がそのままマウンドへ。
先頭の福留がレフト前ヒットで出るものの、
ウッズが一塁ファウルフライ。
そしてアレックスは、投ゴロ。
1-4-3の併殺となって、ゲームセット
わずか4安打のドラゴンズ
三塁も踏めず、斉藤和巳に今季初完封を許し、
またもカードの初戦を落としてしまいました。

せっかく読んだのにィ...。119球、7回1/3を投げ、
6安打2奪三振4四死球で
結果3失点
前回同様の粘投
みせていた昌さん
今回も打線が援護できませんでした。

ワイルドピッチでの失点は、
確かに痛かったですが、
走者は出すものの、要所を締め
ソフトバンク打線を抑えていただけに
8回あの場面での降板はちょっとかわいそう。
続投させていれば、展開は違っていたと思います。
これで昌さんは、交流戦3連敗で今季4敗目。
次回こそは、勝たせてあげたいです。

それにしても、打線水モノ
エース級の投手が相手となると、
本当に手も足も出ませんね。
確かにこれまで対戦のない斉藤和巳でしたから、
余計にやっかいだったかもしれません。
1点が本当に遠い貧打線
打開策が早く見つかってほしいです。

ところで『9番・二塁』でスタメン出場した荒木
3回の打席では、鋭い打球の
サードライナーを放ちましたが、
5回ウラ、大村の二ゴロで一塁への送球
本塁側へ大きく逸れ、セーフとすると、
すぐさまベンチは、森岡と交代。
まだの方は、ケガの影響があるのでしょうか。
フル出場できなかったところにやや不安が残ります。

これで今季の交流戦
ビジターゲームでの成績が、
なんと1勝6敗となってしまいました。
福岡、関西、そして仙台と続くロード
このままでは、先が思いやられます。
何とか挽回してもらわないといけませんね。

また4位・東京ヤクルトとのゲーム差は、
ついに1ゲームに迫りました。
まだまだ順位とか言う時期ではないかもしれませんが、
尻に火がついていることは確かです。
後味の悪い敗戦からしっかりと切り替え、
何とか明日は勝利を!
一にも二にも打線の奮起でしょう。


今夜のコメントから。(26日)

●山本昌
<3回1死、川﨑のスクイズを察知、
瞬時の機転をきかすも、痛恨のタイムリー暴投で失点>
「(スクイズは)あるかもしれないと思っていた。
あそこは低めに投げようと思ったんですけど…」

<7回1/3を投げ、6安打3失点も
また打線の援護なく4敗目>
「援護がなかった? 
それよりも、やっぱり先制点を
与えちゃいけないということですよ。
先制点を取られてはダメです」
(中スポ、スポニチ名古屋名古屋ニッカン

『先に点を与えては
相手のエースと投げ合ったら勝てませんね。
川崎君のスクイズは見破ったつもりでしたが、
ワンバウンドで外すつもりが
あんなボールになるとは。
結局5月は勝てないまま終わってしまいましたが、
投球回数も開幕当初に比べたら伸びているし、
ここを耐えたらきっといいことが
待っていると信じて投げます。』

(『山本昌公式ホームページ』より引用)

●岡本真也
<8回、2番手として登板、四球と2安打で2失点。
再登録されて以降、初の失点に>
「先頭に四球を出したのがよくなかった…」
中スポ

●荒木雅博
<11試合ぶりにスタメン復帰も
5回1死、大村の二ゴロを一塁へ悪送球。
復調遠く即交代を告げられる>
「肩は大丈夫です。
(送球を)大事にいきすぎた?
そういうことにしておいてください」
(トーチュウ、スポニチ名古屋、名古屋ニッカン

●井上一樹
<7回にレフト前に安打を放つ。
わずか4安打の打線について前向きに話す>
「斉藤和巳が良すぎたと言ったら
どうもこうもない。気持ちの切り替えだね」
(中スポ)

●福留孝介
<山本昌に2試合でわずか1点のみの援護。
苦しい野手の胸中を代弁>
「みんなもがいてます。
必死に勝とうと思ってやっている。
ただ2試合連続で山本昌さんに
申し訳ないことをしたのは事実」
名古屋ニッカン

●高代野手総合チーフコーチ
<完封された打線について>
「(斉藤和巳は)2点も、3点も取れる投手じゃない。
でも仕方ないじゃだめなんだ」

<途中交代した荒木の肩が
万全でないことをわずかに示唆>
「(荒木の)抹消? それはわからん。
まだ痛みがあるようやな。
最初の打席の後も
肩を気にするしぐさをしていたし、
打った時もちょっとかがむような
しぐさをみせていたしね。
大事を取った?まあ、そういうことや」
(トーチュウ、スポニチ名古屋、名古屋ニッカン

●落合監督
<三塁さえ踏めない4安打完封負け。
2試合連続で好投した山本昌を援護できなかった打線に>
「斉藤和巳はセにいないタイプ?
そんなことはないよ。
これでマサ(山本昌)にまた1つ、
借りをつくったようなもんじゃないか。
野手にしてみれば。
そのうち倍にして返してくれるだろう」

<途中交代した荒木について>
「荒木? さあ、どうでしょう。
あしたになってみないとわからない」
中スポ、トーチュウ、サンスポMSN毎日新聞
共同通信社スポニチ名古屋ニッカンCBC

今日の公示。(26日)

◆セ・リーグ
【出場選手登録】
△中日 高橋聡文投手
【同抹消】
▼中日 藤井淳志外野手
共同通信社

落合監督が語っていた『入れ替え』
その第1弾として、開幕2番スタメンなど
キャンプからずっと1軍にいた唯一のルーキー、
藤井が初の2軍降格となりました。
確かに落合発言で「使えない奴」とフレーズが
出たときに真っ先に浮かんでしまったのが、
残念ながら、藤井でした。
素質、身体能力はいいものを持っていますが、
正直、まだまだ力不足の感がありましたからね。
再び2軍で鍛錬し、逞しくなった藤井を見たいです。

一方、昇格となったのは、聡文
これで今季3度目の昇格と
ある意味チーム最多となりました。
降格してからのウエスタンの成績は、
4試合に登板、4イニングを投げ無安打無失点
24日の雁ノ巣でも10回1イニングをピシャリ
ハートの方のケアはされたでしょうか。
今度こそしっかり頑張ってほしいです!

2006年5月26日 (金)

佐藤充やったぞプロ初完封、16安打で連敗脱出!

佐藤充 プロ初完封
連敗止めた

今季初の5連敗と、
泥沼に入り込み、もがき苦しむドラゴンズ
あと1本が出ない打線の奮起が浮上のカギを握ります。
この日の先発は、佐藤充
連敗ストッパーの期待がかかる3年目右腕を
果たしてこの打線が援護できるのでしょうか。

◇日本生命セ・パ交流戦
中日-西武 3回戦
(25日・ナゴヤドーム | 中日1勝2敗)
25594人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
西 武
中 日 ×
[勝] 佐藤充(4試合2勝)
[D本]ウッズ11号
[Dバッテリー]
佐藤充 - 谷繁

共同通信社中スポ戦評ニッカン式スコア

中6日の先発となった佐藤充
初回、先頭の福地をフォークで空振り三振。
続く高木浩之に右中間を抜くツーベースを浴びますが、
中島を遊ゴロ、そしてカブレラ
真ん中高目へのスライダーで見送り三振に切って、
上々の立ち上がりを見せます。

一方、西武の先発は、宮越徹
(「とおる」と書いて「あきら」と読む)。
今季4戦目の先発は。古巣・中日との対戦に。
しかしドラゴンズ打線は、
その宮越を立ち上がりから捕まえます。

今夜も1番の井端が、センター前ヒットで出ると、
続く宮越と同期入団の2番・森野
初球を叩き、ライトへのライナーでのヒット。
一、二塁とチャンスを作ります。
ここで迎えるは、好調の福留
ファウルで粘り、フルカウントからの10球目、
外角高目のチェンジアップをしっかり捉えると、
打球は右中間を破るタイムリーツーベース
いきなりの3連打で、2点を先制します。

なおもウッズのライトフライで、三塁へ進むと、
アレックスへの初球に、ボールが高目に抜けて、
捕手・細川の頭上を大きく越えていくワイルドピッチ
労せず3点目をもらったドラゴンズ
先発の佐藤充にとって、この上ないプレゼントとなります。

さらに3回ウラにも追加点
2死から迎えるは、ウッズ
初球、外角高目のスライダーをしっかり捉えると、
打球はライトスタンドへの11号ホームラン
4-0と、さらに突き放します。

今夜の佐藤充は、立ち上がりから飛ばし、
腕をしっかりと振って、ストライクが先行。
毎回のようにランナーこそ出しますが、
伸びのあるストレートとフォークを武器に好投。
攻めの投球で連打を許さず、後続をしっかりと凌ぎます。
5回も細川のレフト前ヒットと、福地への死球で
2死一、二塁とピンチを背負いますが、
中島の左中間への飛球を
センター・福留が、ランニングキャッチし、
勢い余ってそのまま一回転!
スーパープレーにも助けられ、5回を無失点で凌ぎます。

この福留のスーパープレーで、
勢いはさらにドラゴンズへ。
5回ウラ、西武2番手・三井浩二を攻め、
先頭の森野が、レフト前ヒット。
続く福留はキャッチャーフライに倒れますが、
ウッズのピッチャー返しが
二塁ベースに当たるラッキーヒットとなって、
1死一、三塁とチャンス。

ここでアレックスが初球、
内角低目のスライダーを積極的に叩き、
三遊間を抜くタイムリーヒット!
立浪は遊ゴロに倒れますが、
井上の代打・高橋光信が初球、
内へのストレートを思い切り引っ張って、
レフト線へのタイムリー!この回2点を追加。
さらに6回ウラも、1死三塁から
ウッズのサード内野安打で追加点。
7-0とし、ゲームを優位に進めていきます。

ドラゴンズにとって朗報は、7回表。
右肩と右脇腹を痛めていた荒木が、
この回から二塁の守備につき、
スタメン復帰への試運転を。
1死一塁で高木浩之の当たりは、サードゴロ。
5-4-3と渡り、一塁こそセーフになったものの、
しっかりとファーストに送球
8回も2個のセカンドフライをしっかりと掴み、
回復ぶりをアピールしました。

8回にウッズのライトへのタイムリーで
9-0としたドラゴンズ
こうなるとあとは、好投を続ける佐藤充
プロ入り初完投、初完封期待がかかります。
ここまで8回を投げ、120球
やはり疲れも出てきたか、球威もキレも
落ちてきましたが、最後の粘りを見せます。

先頭の代打・栗山をサードゴロに取りますが、
続く代打・江藤には、中に入ったストレートを叩かれ、
センター前ヒットを打たれます。
しかしここからが踏ん張りどころ
続く福地には、カウント0-3としてしまうものの、
何とかレフトフライに打ち取り、あと1人
高木浩之にはライト前に運ばれ、一、二塁。
ここで森コーチがマウンドへ行き、声をかけます。
そして最後は、中島を真ん中高目のストレートで
ライトフライに打ち取ってゲームセット!
手を叩きガッツポーズの佐藤充

ドラゴンズ、16安打9点の猛攻で、
ようやく連敗を5でストップ!
先発の佐藤充は、プロ9試合目の登板で
初めての完封勝利を飾りました。

やったあ!完封だ!そろそろ
勝てるのではないかとは
思っていましたが、
こんな大勝になるとは。
モヤモヤが久々に取れ、
スッキリした気がします。
やはり初回いきなりの
3連打からの
2点が大きかったです。
ここ2試合、初回の満塁のチャンスを潰し
相手投手を乗せてしまっていただけに、
しっかりと先制点を奪えたことは、
チームにとっても、先発の佐藤充にとっても
よかったことと思います。
元同僚宮越には、申し訳ないですが、
逆にをもらった感じがします。

それにしても16安打ですか。
1番から5番までで13安打7打点。
すっかり忘れていた点の取り方
思い出したかのような大爆発でしたね。
前日の落合監督テコ入れのコメントに反応し、
選手がしっかりと結果を出した感じがします。

そのなかでも1番・井端が2安打1四球、
2番・森野が3安打猛打賞と
1、2番がしっかりと出塁すれば、
得点につながることをつくづく思い知らされました。
明日からは、おそらく
荒木がスタメンに復帰するでしょう。
新たなアライバコンビとして、
この良い流れをしっかりと明日に繋げてほしいです。

そして先発の佐藤充
9回、136球を投げ、9安打3四死球8奪三振で
プロ入り初の完封勝利。よかったですね。
この日は、味方の大量点の援護
ファインプレーもありましたが、
腕をしっかり振って、自分のリズム
しっかりと投げ込んでいました。
攻める姿勢があったからこそ、
ランナーは出すものの、崩れることなく、
投げ切れたのでは思います。
前週は、チームの連続完封勝利を延ばし、
今週は、連敗ストッパー
これで自身の連続イニング無失点も、21回2/3に。
いい仕事をしてくれたと思います。

地元でしっかり連敗を止めて、
明日からは、福岡、関西、そして仙台と
長いロードに出ることになります。
まずは、福岡に乗り込んでのソフトバンクとの3連戦。
野手陣は多少の入れ替えがあるようですが、
今夜の良い流れをそのまま持ち込んで、
何とか良い戦いをしてほしいと思います。


☆今夜のビクトリーラン!(25日)

○佐藤充
<プロ入り初完封で2勝目をマーク>
「本当に余裕がなくてバックに助けてもらいました。
打線も点を取ってくれたので
自分のリズムで投げることができたと思います。
とにかく何とかアウトを取りたいと思って投げていました。
あとは結果オーライです。

チームの状態が良くなかったので
行ける所まで行って後につないでいくつもりでした。
見ている方はハラハラした内容だったと思いますが
結果的に0点に抑えられたということは
大きな自信になります。
投げる試合はゲームを作って
勝っていきたいと思いますので
これからも応援よろしくお願いします」

<連敗の重圧に、玉砕覚悟で体当たり>
「余裕なかったです。
連敗中だから、流れも良くなかった。
ボクもまだそんなに上(一軍)で
結果を残してる選手じゃないし、プレッシャーもあった。
そういうのもあったので、先のことは考えず、
いけるところまでいければ、と。
途中からバテバテでした」

<気持ちを出して腕を全力で振り続けた>
「自分でやったつもりと、
周囲がやったと認めるのとは違う。
大げさなぐらいやらないとだめなんです」

<埼玉県出身で少年時代は
ファンクラブに所属するほどの西武ファン>
「昔から大ファンでしたから…。
今はもう特別な意識はそんなにないんですけどね。
伊東監督? 気にする余裕もなかった」

<自身の連続無失点イニングは21回2/3まで伸びた>
「0点が続いているのはたまたま。
でも、投げる試合はチームが勝てるように頑張りたい」
(公式HP、中スポ、サンスポスポーツ報知
共同通信社スポニチ名古屋名古屋ニッカン

○森バッテリーチーフコーチ
<先発佐藤充について(3回終了時)>
「今までの中で一番いいんじゃないかな。
後は、大量点を取られないように
一回一回を大事に投げて欲しいな」

<交流戦で先発に加わった
佐藤充、朝倉、小笠原について>
「オレは今、ここにいるメンバーが
“1軍”だと思っている。
投げられないだとか、調子が悪いだとか、
そんなことを言うヤツはいらねえんだ。
(佐藤)ミツルはよくやってるし、
小笠原もよく投げた。朝倉もよく頑張ってくれている」
(公式HP、中スポ)

○福留孝介
<1回、先制2点タイムリー>
「打ったのは、チェンジアップ。
1、2番がつないで塁に出たので
流れを切るわけにはいかなかった。
何とかランナーを進めるバッティングを心がけました」

<元・同僚、宮越との対決は、
すべてのストライクを徹底的に振った>
「振らなきゃ何も始まらない。
振って初めて見えてくるものがある。
たとえ結果が出なくても、それは仕方ないんです。
自分のストライクゾーンだと
思ったところは、振るだけですよ。
立っていても、絶対に当たらないですからね」

<5回、左中間へのライナーをダイビングキャッチ。
チームの連敗阻止を確定的にするビッグプレー>
「捕れると思った。
最後はちょっと大げさに見せただけ」
中スポニッカン名古屋ニッカン

○タイロン・ウッズ
<本塁打を含む、4安打4打点と大暴れ>
「(3回のホームランは)カーブ。
集中して強く振る事だけを心がけたよ。
(8回のタイムリーは)ナックル。
ランナーを還したかったんだ」

<観戦に訪れたシェリル夫人の
前での爆発に試合後も上機嫌>
「ワイフが実はきょうの活躍を予言していたんだ。
それにしてもすごいね」
中スポ、サンスポ、名古屋ニッカン

○森野将彦
<今季初の2番に入り、初ヒットを含む3安打>
「もう打たないといけなかったですよね。
思い切って振って、結果が出なかったら
仕方がないと思った。

(初回の)エンドランの場面は
ボールかもしれなかったけど、
ボクにはストライクゾーンでした。
1本出て楽になりました。
こういう状況でみんなが積極的に行って
いい方向に向きました」

<1回の安打は中日に同期入団の
かつての同僚宮越から>
「(宮越から)電話はきたけど、
お互い他人のことどころじゃない」
(中スポ、共同通信社名古屋ニッカン

○アレックス・オチョア
<5回のタイムリーについて>
「打ったのは、スライダー。
いつものようにランナーを還す事だけを心がけた。
上手くジャストミート出来たよ」
(公式HP)

○高橋光信
<5回の代打タイムリーについて>
「打ったのは、カットボール。
初球からストライクが来たら積極的に行こうと思った」
(公式HP)

○荒木雅博
<7回、13日以来10試合ぶりの守備につく>
「緊張しました。
これだけ投げられれば、大丈夫だと思います」
(トーチュウ、名古屋ニッカン

○岡本真也
<高橋光信ら丸刈り頭の急増に困惑>
「チームで流行っているのか?
でも、そんな話は聞いたことないし…。
みんなそれぞれ好きだから
やっているんじゃないの。オレはしないよ!」
ニッカン

○落合監督
<先発、完封した佐藤充について>
「よくはなったけど、スタミナはまだない。
5回の(中押しの)2点がなければ、
完投も完封もなかった。

打線を育てるのが投手、
投手を育てるのが打線、なんだ。
その相互関係が崩れたら、ズルズルいく。
今年初めてなんじゃないのか。
打線が完封させたゲームというのは。
若いヤツは、そうやって
信頼を勝ち取っていくものなんだ」

<ソフトバンク戦での1、2軍入れ替えについて>
「あと荒木を使えたことも良かった。
明日どれくらい痛みが出るかだな。
入れ替えはするよ。
当落線上のボーダーにいるやつは落とす。
日曜日までに入れ替えする」
(公式HP・スコアボード、中スポ、トーチュウ、MSN毎日新聞CBC


若竜からの話題。(25日)

◆ウエスタンリーグ
福岡ソフトバンク-中日 6回戦
(25日・雁の巣球場)
 D  010 000 000 =
 H  200 101 02× =
[敗] 鳥谷部(1勝1敗)
[D本] 春田3号
ファーム情報 | 福岡ソフトバンクホークス

●春田剛
<2回、ライトへチーム唯一の得点となる
3号ソロホームランを放つ>
「タイミングをしっかり取って、
積極的に打つことができるようになりました。
きょうの本塁打は少しつまり気味だったけど、
積極的に振れたことが
本塁打につながったと思います。
積極性がボクの好不調のバロメーターです」
中スポ

雁ノ巣球場での対ソフトバンク戦。
西スポ(西日本スポーツ)によると、
ソフトバンクのルーキー、
荒川雄太齎藤から推定飛距離120メートルの
プロ1号を放ち、王監督を大いに喜ばせたという
ゲームだったようです。

ドラゴンズでは、同じルーキー・春田
ライトへ今季3号となるホームランを放ちました。
先日、カンフル剤として平田を上げてみたいと、
落合監督が言っていましたが、
打つだけなら春田の方がいいのでは。
チームの本塁打王をひた走る春田
今後も大きな期待を寄せたいと思います。

フレッシュ球宴に辻内、炭谷ら
(スポニチ)

また7月20日に行われる
『プロ野球フレッシュオールスターゲーム』
開催要項などが、この日発表され、
セ・リーグ所属のドラゴンズからは、
佐藤2軍監督(コーチ)
吉見、前田、新井、春田の4人が選ばれました。
当日は特典付き内野席
「12球団マスコットシート」を設けるほか、
グラウンドでのサイン会なども
実施する予定があるようです。

◆トレーディングフィギュア 日本プロ野球◆トレーディングフィギュア 日本プロ野球

PS 今夜の渡邉選手。

ごぶさたでしたが、ようやく出番が。
8回、この日4安打目を放ったウッズ代走として登場。
最終回は一塁の守りにつきました。
それにしても連敗が続いたとはいえ、
これが、なんと1週間ぶりの出場
なんと中6日先発投手を思わせるような間隔が空きました。
明日からは、連勝して毎日出てほしいです!

2006年5月25日 (木)

1点差及ばず、我慢のドラゴンズついに5連敗。

福留、逆襲の予感

荒木不在と貧打解消のため、
打線に試行錯誤を繰り返すドラゴンズ
前日の17年目で初の1番井上に続き、
この日は1番に井端、そして2番・二塁
なんと移籍3年目で初スタメン
ベテラン・川相昌弘を起用してきました。
なんとか連敗を4で止めたいドラゴンズ
その効果はいかに...。

◇日本生命セ・パ交流戦
中日-西武 2回戦
(24日・ナゴヤドーム | 中日2敗)
25232人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
西 武
中 日
[敗] マルティネス(9試合3勝4敗)
[D本]福留11号2ラン
[Dバッテリー]
マルティネス、岡本、平井 - 谷繁

共同通信社中スポ戦評ニッカン式スコア

西武の先発は、来日初登板の長身右腕、
クリストファー・ギッセル
その立ち上がり、2死から福留
ショート内野安打を浴びると、
制球定まらず、続くウッズ、アレックスに連続四球。
ドラゴンズは、満塁のチャンスをもらいます。
ここで迎えるは、6番・サード立浪
しかし2球目、内角低目へのチェンジアップに
タイミングを外され、ボテボテのサードゴロ
前日に続き、初回のチャンスを潰してしまいます。

一方、ドラゴンズの先発は、マルティネス
この日は、制球面が今一つ。
3回、ギッセル、福地にセンター前へ連打を浴びると、
続く中島の左ひじへの死球で1死満塁のピンチ。
何とかカブレラをセカンドフライに打ち取るも、
迎えるは、前の打席、四球を与えた和田
フルカウントからの6球目、外へのストレートが
わずかに外れてしまい、押し出し四球
先制点を与えてしまいます。

なおも続く平尾博嗣にもカウント2-3。
しかし平尾が高目のボール球を叩き、ライトフライ。
マルティネスが何とか踏ん張り、1点のみに凌ぎます。

5回も、高山のセンター前ヒットと、
カブレラのレフト前ヒットで、
1死一、三塁と再びピンチのマルティネス
ここで迎えるは、再び和田
何とか打ち取り、当たりはピッチャー左よりのゴロ。
しかしマルティネスが追いつけずに、打球が抜けると、
バックアップの井端が、一塁へ送球。
その間に高山が還り、1点追加
記録に残らないミスから失点を許してしまいます。

ドラゴンズ打線は、
ギッセルのテンポの良い投球と
ストレートとスライダーの
コンビネーションに的が絞れず、
2回から6回まで三者凡退
相変わらずの湿った打線マルティネスを援護出来ません。

悪いムードのまま、迎えた7回。
ここまで95球、粘りの投球を見せてきた
マルティネスでしたが、疲れが見え始めたか、
2死からカブレラに四球を与えると、
続く和田にもセンター前に運ばれ、
一、三塁としてしまいます。

迎えるは、ここまで抑えてきた平尾
しかしカウント0-1からの2球目、
ど真ん中に入ってしまったストレートを叩かれると、
打球はレフトポールを巻いていく特大の3ランホームラン
ここまで内野安打1本ドラゴンズにとって、
一気に敗戦濃厚となりそうな
手痛い一発を浴びてしまいます。

5点ビハインドとなった7回ウラ、
ドラゴンズもせめてもの反撃を見せます。
7イニングス目に入ったギッセルから、
先頭のウッズが、初球を叩き、
ライトへ強烈なライナーのツーベース。
アレックスも続いて、2球目を右打ち。
ライト線ギリギリに落ちるタイムリーツーベース
ようやく1点を返します。

なおも立浪の一ゴロで、アレックスは三塁へ。
7番の藤井を迎えたところで、代打に森野
復帰後ここまで10打数ノーヒット
しかしここでは、ベンチの期待に応えます。
カウント2-3からの7球目、
内角高目のストレートをバットを折りながら
ライトへの犠牲フライ
この回2点を返して、3点差に迫ります。

さらに反撃は、8回も続きます。
西武2番手・石井貴から
井端がセンター前に運んで出塁すると、
2死となって迎えた福留が、意地の一振り!
初球、真ん中に甘く入ったスライダーを完璧に叩くと、
打球は、右中間スタンドへ飛び込みます。
2ランホームランとなって、5-4
追撃ムードにさらに拍車をかけます。
しかし、続くウッズは、ショートゴロ。
1点差のまま、ゲームは最終回を迎えることに。

9回表のマウンドには、抑えの小野寺力
ドラゴンズは、終盤の勢い同様、
何とか同点、願わくばサヨナラを狙いますが、
先頭のアレックスがライトフライ、
立浪も遊ゴロに倒れ、あっと言う間にツーアウト。
しかし粘りを見せて、平井の代打・井上が、
泳ぎながらもしっかり一二塁間を抜くヒット。
代走に荒木が登場し、ドームも盛り上がりを見せます。

そして2死一塁となって迎えるは、谷繁
しかし小野寺の投じたカウント2-1からの4球目、
外角中央のストレートに空振り三振
1点及ばず、ゲームセット
ドラゴンズは、今季初となる5連敗
西武にもカード負け越し、
ドロ沼の連敗地獄から、
今夜も抜け出すことが出来ませんでした。

福留11号も空砲に...。福留の8試合ぶりの
ホームランで
1点差まで
追い上げた時は、
もしかしたらと思いましたが、
7回に浴びた3ランが大きく響いてしまいました。
しかし終盤の反撃は、明日に繋がる感じもしました。

確かに今夜の打線は、初登板のギッセルに苦しみ、
6回までわずか1安打と最悪でしたが、
この日3年ぶりのスタメン出場となった
川相MAの初回のセーフティーバント、
7回のバットを折りながらの森野の犠牲フライ、
さらに8回の福留の追撃の2ランなど、
何とかしようという気持ちは、
前日よりは見えてきたような気がしました。

ついに5連敗となるなど、チームは、どん底状態
首位や2位のチームよりも
4位の東京ヤクルトの方が近くなってきたことも事実。
ただこういう時は、しっかり切り替えて、
下ばかり見ていないで、前を向くことが大事。
もう少し我慢の日々は続きそうですが、
このままで終わることは、決してないですから。

確かに問題は山積みですが、
自分的にはプラス思考で、明日を迎えようと思います。
選手たちには、とにかく前向きな姿勢だけは失わず戦い、
1週間ぶりの勝利をあげてくれることを期待します。


今夜のコメントから。(24日)

●川相昌弘
<中日に移籍後3年目で初のスタメン。
1回にセーフティーバントを試みたが三ゴロに>
「オープン戦で対戦した時に
彼(ギッセル)はバント処理で
一塁へ悪送球していたから。
投手に捕らせるか、ファウルになって打つかと
思ったんだ。でも自分の足が遅かったね。」

<4回の守備では隠し球を試みる>
「向こうのコーチャーもランナーも
気づいてなかったと思う」

<3打数無安打も工夫をつけたプレーを見せ>
「自分のできることを一生懸命やった。
チームの流れを変えたかったんだけどね。
人の事まではできない。
自分の持ち場を必死になってこなす。
それしかないよね。
ボクにはウッズのようにホームランを
ポンポン打つことはできないけど、
もっているものは全力でやることはできる。
勝つってことは簡単じゃない。
みんなあがけるだけあがけばいいんですよ」
(トーチュウ、スポーツ報知スポニチ名古屋名古屋ニッカン

●福留孝介
<8回、1点差に迫る11号2ラン。
低迷する打線の中でただ1人、好調を維持>
「完ぺき? そうだね。
初球からガンガン振っていこうと思っていた。
何とかチームが勝って欲しかった…。
負けたらしょうがない。
次につながると思ってやるしかない。
もちろん毎試合そういうつもりでやっている」
(中スポ、サンスポ、名古屋ニッカン

●ルイス・マルティネス
<制球に苦しみ、7回を10安打5失点で4敗目>
「(広報を通じて)ノーコメント」
名古屋ニッカン

●森バッテリーチーフコーチ
<先発・マルティネスについて>
「調子は悪くないが、先頭打者を簡単に出しすぎた。
今の(チーム)状態で4、5点取られると苦しい。
3ランのところだな。
併殺打で2死を取った後からだから痛い」
中スポ、MSN毎日新聞)

●アレックス・オチョア
<7回、追撃のタイムリーツーベース>
「打ったのはストレート。
なんとか走者をかえしたかったんだ」
(中スポ)

●森野将彦
<7回、代打で登場。レフトへ犠牲フライ>
「スイングの感覚は戻ってきているんです。
あとはヒットが欲しいですね」
(中スポ)

●高橋光信
<前夜ロッカールームで断髪を敢行。
この日は、丸刈りで球場に現れる>
「自分で刈りました。
気分転換? そういうわけじゃないんですけど...」
(中スポ)

◆中田賢一
<この日は2軍に逆戻り? ナゴヤ球場で
ランニング、キャッチボール、ノックなどを行う>
「(理由について)うーん、何とも言えません」
名古屋ニッカン

●落合監督
<終盤1点差まで詰め寄るも、打つ手がはまらず。
今季初、落合竜ワーストタイの5連敗>
「こういうのを完敗というんだ。
形の上では5対4というスコアにはなっているがな。
手の打ちようがない。
長いシーズン連敗はあるけど、いつも5月だな。
こういうのを5月病っていうんだろ。
ユニホームを脱いで家に帰りたいんじゃないの」

<野手陣の再編成へ大幅なテコ入れを示唆>
「使えるやつと使えないやつというのが、分かった。
だからてこ入れはする。
使えない奴はファームに行ってもらう。
あした(25日)まで様子を見てな。
何人かは入れ替えなきゃいけないだろう。
悪い者は切っていくしかない。
もう我慢することもないだろう」

<会見の最後に冗談めかして付け加える>
「カンフル剤として
平田を(1軍に)上げてやろうかとも思ってる。
それだけ期待しているんだけどね。
楽しみにしているんだ」
中スポサンスポ共同通信社MSN毎日新聞
スポニチ名古屋名古屋ニッカンCBC

◆トレーディングフィギュア 日本プロ野球◆トレーディングフィギュア 日本プロ野球


若竜からの話題。(23、24日)

◆ウエスタンリーグ
福岡ソフトバンク-中日  5回戦
(24日・雁の巣球場)
 D  000 000 200 0 =
 H  000 020 000 0 =
(延長10回規定により引き分け)
[D投] 吉見、高橋聡文-前田
ファーム情報 | 福岡ソフトバンクホークス
◆ウエスタンリーグ
福岡ソフトバンク-中日  4回戦
(23日・福岡 Yahoo! JAPAN ドーム)
 D  010 000 00  =
 H  001 001 0   =
(8回表終了コールドゲーム)
[敗] 石川(1敗)
ファーム情報 | 福岡ソフトバンクホークス

◇吉見一起
<24日の先発、プロ入り最長となる
9回、129球を投げ、2失点に抑える力投>
「調子はよかった。
特に真っすぐがよくて、
キレのあるボールが投げられたと思う。
(5回の失点は)9番バッターに追い込んでから
打たれてしまって、もう少し
余裕を持たなければいけなかった。
追い込んでからボール球を
数多く投げてしまったので、
球数を減らすのが今後の課題です」

◇小林2軍投手コーチ
<吉見について>
「9イニングを投げて、
スタミナなど本人も自信になったと思う。
課題だったシュート回転もなくなった。
きょうの内容を続けていけば1軍も近い」
(ともに中スポ)

●佐藤亮太
<23日の先発、18日ぶりのマウンドも
5回を投げ、3安打1失点の好投をみせる>
「きょうは80点くらいです。
コントロールミスは(3回2死から井手に)
ホームランを打たれた1球だけで、
あとの球はよかったと思う。変化球も低めに決まった。
これからもっと精度を上げていきたい」
中スポ

ウエスタンの、対福岡ソフトバンク戦。
23、24日ともにルーキーが先発。
まずまずの投球を見せたようです。

23日先発の佐藤亮太は、雨で登板が2回飛び、
5日のベーブルース杯以来の久々のマウンド。
5回を投げ、被安打3、奪三振4、与四球2の1失点。
ボールが低めに良く決まったようです。

一方、24日は希望枠の吉見
自身最長イニングとなる9回を投げ、2失点。
ストレートのMAXは、144キロを計測したようです。
テコ入れがあるのは、あくまでも野手陣ですが、
こういった投手も徐々にプロの水に
慣れて来ているようですね。

注目の野手陣は、やはり平田
23日は、5番・センター、24日は、5番・DHで出場。
ともに4打数2安打と、初本塁打からの好調を維持。
その辺の連絡が落合監督の耳にも入っているのでしょう。
果たして本当に昇格となるのか、注目です。

2006年5月24日 (水)

貧打竜解消出来ず4連敗、憲伸今季初黒星。

落合竜4連敗 我慢だ

井上1番実らず

交流戦も5カード目に入りました。

今夜からは、ナゴヤドームで西武との3連戦。

今夜1番に座ったのは、なんと井上選手会長

プロ17年目にして、初の1番となりました。

ピンクのリストバンドもこの日ついに復活

連敗脱出の立役者となれるのでしょうか。

◇日本生命セ・パ交流戦
中日-西武 1回戦
(23日・ナゴヤドーム | 中日1敗)
25459人123456789R
西 武
中 日
[敗] 川上(9試合5勝1敗)
[D本]なし
[Dバッテリー]
川上 - 谷繁

共同通信社中スポ戦評ニッカン式スコア



ドラゴンズの先発は、エース・川上憲伸

初回、先頭の福地寿樹に初球、

外へのストレートを叩かれ、右中間へのスリーベース。

続く高木浩之には、フルカウントから

ストレートをセンターへ持って行かれ、犠牲フライ

わずか2人で、いきなり先制点を奪われます。

一方、西武の先発は、中8日で涌井秀章

現在、9試合連続初回失点という西武投手陣

そういうプレッシャーもあったのか、

立ち上がり制球が定まらない涌井

ドラゴンズ打線が攻め込みます。

先頭の1番・井上が初球を叩き、センターへの飛球。

福地が追いつきますが、前にこぼしヒット。

続く井端は、進められずショートフライに倒れますが、

福留のセンター前ヒットと、ウッズの四球で、

1死満塁とチャンスを作ります。

ところが、ここで得点が奪えないのが、

貧打で悩むドラゴンズの現状。

アレックスが、2-3のフルカウントからの7球目、

しかし外一杯のストレートに見送り三振

続く立浪もレフトフライに倒れ、三者残塁。

アップアップ状態の涌井を攻めきれず、

得点を奪うことが出来ません。



2回、高山久に35イニングスぶりの四球を与え、

1死一、二塁とランナーを背負うも、

併殺で切り抜けた川上でしたが、

3回、思わぬ伏兵に一発を浴びてしまいます。

1死から迎えるは、再びトップの福地

カウント0-1からの2球目、138キロ

真ん中高目のストレートをジャストミート。

打球は、なんと右中間スタンドに飛び込みます。

プロ13年目で本塁打1本の福地

2試合連続のホームランで、2点目を失います。

さらに続く4回もランナーを背負う川上

先頭のカブレラに三遊間を破られると、

続く和田の遊ゴロでランナーが入れ替わります。

中村剛也は、詰まらせてレフトフライに取り、

ピンチを凌いだかと思われましたが、

7番の高山に、外角高目のストレートを

完璧に叩かれ、右中間を抜かれます。

一塁走者の和田が三塁を回り、

センターの福留が、カットマンの森岡に中継。

しかし森岡がこの送球を捕れません。

カバーした井端が本塁に送るも、セーフ。

まさかの中継ミスで失点。

今夜も守備の乱れから、3点目を奪われます。

なおも2死二塁とピンチは続き

ドラゴンズバッテリーは、細川を敬遠。

涌井との勝負を選択しますが、

その涌井のピッチャー返しの打球が

川上の右足に当たって、大きく跳ね三遊間へ。

ヒットとなり、満塁としてしまいます。

ここで迎えるは、またもや福地

しかし内角低目、143キロのストレートで空振り三振。

ここは、エースの意地を見せます。



初回のピンチを切り抜け、

立ち直ってしまった涌井の前に

5回までわずか3安打、無得点のドラゴンズ

さすがにこれではまずいと

6回ウラの攻撃前に、円陣が組まれます。

その中心で檄を飛ばしたのが、なんと落合監督

その効果か、1死から福留がレフト前ヒット。

ウッズも四球を選んで、一、二塁とします。

しかし続くアレックス

打ち上げてしまい、センターフライ。

またもチャンスを逸したと思われましたが、

立浪が、ベテランの底力を見せます。

フルカウントからの9球目、

ストライクを取りに来たど真ん中のストレート。

見逃さずにセンター前へのタイムリー

ドラゴンズが、ようやく1点を返します。

なおも2死一、二塁で迎えるは、谷繁

外角へのスライダーを叩くも、

ライトフライに倒れ、1点止まり。

ただ反撃の糸口は見つけたかに思えました。



味方の援護を待つべく、力投を続ける川上

尻上がりに調子を上げ、6回、7回と三者凡退。

8回、怖いクリーンアップからの攻撃も

中島裕之を三ゴロ、カブレラを遊ゴロと

簡単に二死を奪って、5番の和田を迎えます。

今夜の和田は、ここまで2三振

まるで合っていないと思われましたが、

初球、甘く外角低目へ入ったカーブを狙い打たれ、

レフトスタンドに運ばれてしまいます。

これでスコアは、4-1

踏ん張ってきた川上が、この場面で

手痛い一発を浴びてしまいました。



再び3点ビハインドとなったドラゴンズ

8回ウラ、2死からウッズ、アレックスの連打で

一、二塁のチャンスを作ります。

ここで迎えるは、前の打席タイムリーの立浪

西武ベンチ涌井を下げて、

左のサイドハンド・星野智樹にスイッチします。

再びカウントは、2-3。

タイムリー再びと思いましたが、

真ん中低目のスライダーを打ち上げてしまい、

サードフライ。二者残塁で万事休す

最終回も、抑えの小野寺力のまえに

三者凡退に倒れたドラゴンズ

136球、9回を投げ抜いた川上

援護出来ずに4連敗

交流戦の通算成績を6勝7敗とし、

再び借金生活となってしまいました。



サプライズ、1番・ピンキー井上!開幕から5連勝中

エース・憲伸で、

何とかイヤな連敗を

ストップしたかったのですが、

相変わらずの貧打と、

あと一押しが出来ない拙攻で、

エースを援護できませんでした。

西武この日のトップ、

福地の名前を聞いたとき、

すぐに広島の代走の名前が浮かんだのですが、

開幕前にトレードになっていたんですね。

俊足のイメージしかない福地に、猛打賞2打点。

7番に座った高山久のタイムリーとともに

思わぬ選手にやられたという印象です。

憲伸は、ストレートにキレがなく、

ことごとく叩かれてしまい、失点しました。

9回完投で、9安打9奪三振3四死球で4失点。

粘りの投球は見せていたと思いますが、

8回の和田への一球は、明らかに失投

もったいなかったと思います。

ただそんな憲伸を責められません。

打線は、相変わらずの拙攻続き

初回の1死満塁で攻めきれなかったのが、

最後まで響いてしまいました。

井上の1番起用も起爆剤にはなりませんでした。

打席テーマを『アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士 』に

変えた井端もノーヒット。

アレックスがブレーキになったのも大きかったです。

前日に若手に休日返上特打をさせたにも関わらず、

その選手をほとんど使わなかったのが

少々疑問に残ったりもしましたが、

地元に戻っても、いまだ解消されない貧打

ちょっと深刻な状態になっています。

しかしこのままでは、ドロ沼に入り込みます。

相手は、交流戦防御率7点台の西武

今夜は、涌井に持ち直されてしまいましたが、

決して好調とは言えません。

何とか明日はしっかり叩いて、

投手を援護し、連敗を早く止めてほしいです。


今夜のコメントから。(23日)

●川上憲伸

<9回9安打4失点。完投しながら

今季初黒星を喫し、自身の連勝は5でストップ>

「言うことは何もありません。

リズムに乗れなかった? 何にもないですよ。

9回まで投げた? 自分で決めたことではないのでね」

(日記「憲伸の声」初黒星、中スポ

サンスポ、スポーツ報知共同通信社

●森バッテリーチーフコーチ

<川上の続投はベンチの意地>

「エースだからだよ。

3点、4点取られても、逆転できるかもしれないんだ。

150球投げてるわけじゃない。

野手がミスしても、そこでがんばれば、

次に打ってくれるかもしれないじゃないか。

そういうのが信頼関係なんだ」

(中スポ)

●立浪和義

<6回、5試合ぶりの安打。

センター前へ意地のタイムリー>

「外の真っすぐが甘いところに来たので、

思い切っていった」

<8回のチャンスは三飛に倒れ>

「もう1回、打たなアカンですね」

(トーチュウ、スポニチ名古屋名古屋ニッカン

●井上一樹

<プロ17年目にして初の1番に座る。

荒木不在の秘策に本人が一番驚く>

「びっくりした。

1番だからといって、じっと見ることなく、

甘い球が来たら打っていこうと思ったら、

(1回は)結果ヒットになった。

監督、コーチが1番を任せたよと

いう感じだったと思うけど、

結果は(期待に)応えられなかった」

<3年ぶりにピンクのリストバンドを復活>

「ロッテに3つ負けて気分転換です。

1番というのもあったから、

ヨッシャーという気になった。

でも、負けちゃったけどね」

中スポMSN毎日新聞

●福留孝介

<チームただ1人のマルチ安打も>

「オレだけ打っても、

チームが勝たなきゃ意味がない」

<4連敗でムードは重いが>

「みんなで越えていかにゃいけないんだから」

(トーチュウ)

●高代野手総合チーフコーチ

<不振の打線に>

「チームも自分たちも、いまは我慢の時」

サンスポ

●荒木雅博

<送球練習も再開、右肩の回復に手応え>

「(痛めている)肩を使って、

これまでの中ではしっかり投げられた。

しっくりきています」

(中スポ、名古屋ニッカン

●落合監督

<苦肉の策、1番・井上の裏側をあっさりと解説>

「出塁率? 全然!

(候補者が)いなかったの。

1番といったって、(回の先頭が確実なのは)

最初の打席だけだろ? あとは9番も1番も一緒だよ」

<川上についてはかばう>

「憲伸だって、長くやってりゃ打たれることもある。

打線は5試合点取ってないんだから、

そのうち取ってくれるだろう」

<荒木が戻るまでチームも我慢>

「トラ(荒木)待ちだ。いけると思うよ。

でもいかない。使わないよ。

完治を待つ? 完全になるのを待ってたら、

シーズンが終わるよ。まだいきません。

いく時は1人下に落とさないといけないんだから。

いっても大丈夫になるまでは我慢だよ。

本人がいくら出たいって言っても、

もう1回(けがを)やって下手したらシーズンが終わるからな。

(荒木が)戻ってきたら、

キッチリした野球ができる。それまでは我慢だ。

(その時期は)遠くもないけど近くもない」

(中スポ、サンスポ共同通信社、MSN毎日新聞、

スポニチ名古屋名古屋ニッカンCBC

2006年5月23日 (火)

若竜たちよ奮起せよ、異例の休日返上特打。

荒木 復帰志願 
気迫のフリー 振り払え!千葉ショック

敵地で千葉ロッテにまさかの3連敗
3試合でわずか3得点と貧打に悩むドラゴンズ
22日の月曜日は、原則的に完全休養日
しかし落合監督は、英智、森岡ら
若手野手5人に特打を指示。
監督就任以来初めてとも言える
休日返上練習となりました。

◇英智
<超異例の休日強制特打に>
「ありがたいですね。
(休みの)月曜日に練習をさせてくれるんですから。
これまでは屋内練習場でマシンを相手にしてたけど、
今回は裏方さん(打撃投手)まで来てもらって。
裏方さんには申し訳ないけど、助かりました」
(トーチュウ)

◇森岡良介
<落合監督に指名され、休日練習に参加>
「きのうボードに名前が書いてあった。
打つときに右肩が上がっていたんで、
それを直すように心がけた。
打ててないんで、とにかくやるしかないですから」
(中スポ、スポニチ名古屋)

◇高代野手総合チーフコーチ
<休日練習の意図を落合監督に代わり説明>
「相手の投手がよかった。それはある。
やられた、やられたと思っていると、
それが全体に影響するんだ。

今回練習してもらったのも、気持ちの問題。
選手も悔しい。監督だって悔しい。
オレももちろん、悔しい。
やるべきことをやった上で、打てないのなら、
ある意味あきらめられる。
やり残したことがあると、それが悔いになる。
だからやるべきことをやって準備をしないとね。
ウチはそういうチーム。

打てない時期はあるが、
ウチの選手はこのまま終わることはない。
もうこれ以上は(調子が)下がらないとも言えるし、
今ならこうやって手が打てるから」
(トーチュウ、サンスポスポニチ名古屋名古屋ニッカン

通常、月曜日というのは
6連戦が続く野手陣にとって、
休養日というのが、落合監督就任以来
3年間のある意味、決まり事でしたが、
落合監督から特打を指示された
英智、森岡、森野、藤井、そして小田の5人が
この日の午後、ナゴヤドームに緊急集合
練習の指揮をとった高代コーチをはじめ、
宇野、石嶺両打撃コーチも姿をみせ、選手達に指導。
約3時間、打ち込みに汗を流しました。

この極めて異例な緊急練習は、
やはり千葉ロッテに3タテを喰らったことが
大きく影響していると思われます。、
相手投手が一線級とはいえ、3試合でわずか3点
貧打解消のためには、とにかく練習。
守備のミスなどもあった千葉での悪いイメージ
早く振り払うというのが目的といえるでしょう。

とくにこれからを担う若竜たちにとって、
これで何かを掴めれば、プラスになっても、
マイナスには決してならないはず。
練習は決して裏切りませんから。

しっかり打ち込んで、気持ちをリフレッシュした5人。
今夜からはナゴヤドームで、西武との3連戦。
新たな姿を披露してくれることを願います。


◇荒木雅博
<9日ぶりに打撃練習を再開。
ナゴヤドームで軽めのフリー打撃を行う>
「力の入れ具合は7、8分です。
打った感じはふつうでした。
打つ方はこれぐらいできます。
痛みは、何ともないというわけじゃないですけどね。

気持ちとしてはいつでも出たいですよ。
先発OK? 肩はあした(23日)
どうなってるか様子を見てからです。
大分良くなった? (最初と)全然違う」

◇高代野手総合チーフコーチ
<打撃練習を再開した荒木の
復帰については、慎重の構え>
「荒木本人から『迷惑をかけるから外して欲しい』と
願い出て先発を外れたわけだし、悪いままでは。
万全じゃないと(スタメンは)難しい。
出たいという気持ちがあっても、体がついてこないと」
(中スポ、スポニチ名古屋名古屋ニッカン

◇井端弘和
<志願の休日返上、
ナゴヤドームでランニング、打撃練習を行う。
不振脱出へ真剣な表情でバットを振る>
「休みなんてあるわけないですよ志願とか、
そういうわけじゃないですよ。
いつも(練習を)やっていますから」
(中スポ、名古屋ニッカン

ナゴヤドームに集まった野手は、他に3人
井端、荒木、そして渡邉選手も参加しました。

焦るな、荒木!特に右肩と右脇腹痛で、
ここ7試合スタメンから
外れている荒木
なんと9日ぶりとなる
フリー打撃
2回に分けて、合計30分。
70~80%の力で打ち込みを行いました。

荒木が外れて、1番に井端
2番には英智、立浪などが入る打線となっていますが、
井端の不振もあって、今ひとつ機能しないのが現状。
1番打者の不在の大きさを感じます。
それをベンチで見ている荒木には、
早く復帰したいという気持ちが
よりあふれているのでしょう。

しかし、ケガは完治していないのもまた事実
打撃と走塁は出来ても、問題は守備
送球がまだ不完全という状況では、
スタメン復帰は微妙な感じです。
落合監督ら首脳陣の判断によりますが、
簡単には治らない部位だけに、
もう少し様子を見た方がいいでしょう。

そのためには、森岡ら若手、
それ以上に井端の復調がカギ。
井端自身もかなり打ち込んでいたようですから、
奮起に期待したいと思います。


ナゴヤからの話題。(22日)

◇川上憲伸
<23日、対西武第1戦の先発予定。
現在、33イニング連続無死四球を
継続中で、勝利以外の投手6冠と絶好調>
「無四球はたまたまです。
いい時も悪い時もありますから。
いつも通り、両サイドのコントロールに
気をつけて投げたい。

話すことは特にないですよ。
川上、ぴりぴりモードです」
中スポ、サンスポ、名古屋ニッカン

◇ルイス・マルティネス
<第2戦の先発予想>
「他の投手陣も調子がよいので、刺激になっている。
西武のデータはまだ頭にない。
カブレラはいい打者? 僕だっていい投手だよ」

◇佐藤充
<第3戦の先発予想も、危機感を意識>
「楽しみとかはない。
そのうち中田が上がってくるし、
悪い投球をすればすぐ下に落とされる立場ですからね。
(好投した)次の試合のほうが見られていると思う」
(ともに中スポ)

打線が異例の休日返上特打を行うなか、
投手陣は、通常通りの調整。
きょう23日の先発が予想される
エース・川上憲伸もいつものように軽めの調整。
明治大学の後輩、小笠原に投球フォームの
アドバイスをする一幕もありましたが、
練習後は集中、ぴりぴりモードを高めました。

開幕から負けなしの5勝
防御率1点台(1.23)はセ・リーグで
ただ一人という安定感
今季9度目のマウンドは、
連敗ストッパーとしての役目を担います。

今夜の対戦相手となる西武は、
04年の日本シリーズなどで
ことごとくドラゴンズを破ってきた因縁の相手。
チーム打率.270、231得点
今季は打って勝つチームのようです。
もっか.379と打率トップのカブレラら主軸を
いかに抑えるかが、カギとなるでしょう。

果たして力勝負となるか、はたまたすかすのか。
現状のドラゴンズ打線では、
またしても援護がないかもしれませんが、
それでも勝ってもらわなくては
ならないのが、今夜のゲーム、
エース・憲伸気迫の投球に注目です。


◇中田賢一
<26日からのソフトバンク戦で復帰濃厚>
「早く投げたい気持ちはあります。
でも今は、(投手陣が好調で)
僕が入る場所がないですからね。
言われた時、すぐいけるように調子をあげておきたい」
(中スポ)

復帰間近の中田がこの日、他の投手陣とともに
練習に参加し、その後もウエートなどを行いました。
すでに1軍には合流して、千葉遠征にも参加しましたが、
出場選手登録はされずじまい。
中スポによると、週末26日からの
福岡ソフトバンク3連戦での
先発ローテ復帰が有力だそうです。

ヤフードームでの復帰となると、
中田にとっては、故郷凱旋登板に。
3月の北九州でのオープン戦は、
打球を足に当てて、すぐさま降板となりましたら、
仕切り直しの福岡で、復活を果たしてほしいです。


PS 今日のその他。

球宴ファン投票 きょう開始
来月25日締め切り
(中スポ)

2006サンヨーオールスターゲーム
開催要項がこの日、発表されました。
第1戦は7月21日に神宮球場で、
第2戦は翌22日に、サンマリンスタジアム宮崎
行われるそうです。
注目のファン投票は、きょう23日から開始され、
6月25日まで受け付け。最終発表は7月3日。
選手はファン投票、監督推薦で
セ、パ両リーグ各28人が選ばれるそうです。
なお監督は、セ・リーグが岡田監督(阪神)
パリーグがバレンタイン監督(千葉ロッテ)とのこと。

ところで、そのファン投票。
各球団からの申請によるノミネート選手が、
サンヨーオールスターゲームのHPに出ていました。

ドラゴンズの選手のノミネートは、以下の通り。

<投手・先発>  川上、中田、マルティネス
<投手・中継ぎ> 平井
<投手・抑え>  岩瀬
<捕 手>    谷繁
<一塁手>    ウッズ
<ニ塁手>    荒木
<三塁手>    立浪
<遊撃手>    井端
<外野手>    福留、アレックス、井上

まぁ、順当といえば、順当ですね。
自分としては、英智渡邉選手
一票を投じようかと思案中です。

『2006サンヨーオールスターゲーム』についての
情報、投票などについては、こちらにアクセス


PSその2 今日の渡邉選手

千葉ロッテ3連戦では、
出番がなかった我らが渡邉選手
これで17日のオリックス第2戦以降、
4試合間隔が空いてしまいました。
ところで、この日の休日返上特打
若竜5人の他に3人が参加しましたが、
その中に渡邉選手の名が!
中スポ紙面にはコメントがあったようです。
(ソースはおなじみ、MegaDraさん)

 

◇渡邉博幸
<休日返上練習に志願参加>
「最近試合に出ていないから。
ちょっと汗をかこうと思って。
ウエートでもいいけど、ちょうどみんなが
ドームで打撃練習をやるって聞いたから便乗しました」

(中スポ)

汗ネタ、またも出ましたね。
便乗とはいえ、その心意気がグッドです。
この特打の成果が出るよう、首脳陣のみなさん
起用してくれませんか?お願いします。

また22日発売の『月刊ドラゴンズ』6月号で
渡邉選手インタビューが掲載されています。
立浪の代わりのスタメンで
ナゴドのお立ち台に上がった時のエピソードや、
スーパーサブを目指したきっかけ、
さらにおまけは、愛息・竜輝くんのフォトも出ています。
これは読むしかありませんね!
>詳しくは、こちらから。

2006年5月22日 (月)

中日千葉マリンで3タテ、対ロッテ同一カード8連敗。

打てない守れない…竜自滅
気迫見せろ!ロッテに8連敗

強風のマリンスタジアムで連敗し、、
このカードの連敗を7に伸ばしてしまったドラゴンズ
せめて同一カード3タテだけは
どうにかしても食い止めたいところ。
今日の千葉ロッテの先発は、渡辺俊介
昨季2敗と手も足も出なかったサブマリン相手に
ドラゴンズ打線は、意地を見せられるでしょうか。

◇日本生命セ・パ交流戦
千葉ロッテ-中日 3回戦
(21日・千葉マリンスタジアム | 中日3敗)
28107人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
中 日
千葉ロッテ ×
[敗] 小笠原(2試合1敗)
[D本]なし
[Dバッテリー]
小笠原、岡本 - 谷繁

共同通信社中スポ戦評ニッカン式スコア

5月勝ち星無しの渡辺俊介
立ち上がりは、ややボールが不安定
打順を組み替えたドラゴンズ打線が、
そこに攻め込み、チャンスを作ります。

1死から2番・英智の当たりは、セカンド後方。
のグラブからボールがこぼれて、ヒットになると、
続く福留は四球を選んで、一、二塁。
ここで登場は、きょうはDHのウッズ
カウント2-1からの5球目、
94キロ、外へのカーブに泳がされながらも
三遊間を抜くタイムリーヒット
ドラゴンズ、この3連戦はじめて先制します。

なおも一、二塁でアレックスも続きます。
内角のシンカーに詰まりながらも
センター前に落とすタイムリー
ピリッとしない渡辺俊介から
いきなりの2点奪取に成功します。

ドラゴンズの先発は、
復帰登板も予想された中田ではなく、
左腕の小笠原孝
今季初先発は、地元・千葉での登板になりました。
立ち上がりから打たせて取るピッチング。
先頭の西岡の二ゴロを森岡が好守でアウトにすると、
続く今江も三ゴロ、福浦も二ゴロと三者凡退。
上々のスタートを切りました。

今日の千葉マリンスタジアムは、
前日悩まされた強風は、影をひそめ、
通常の6メートル程度の
それでも無風のナゴヤドームに慣れている野手陣
この風に苦労してしまいます。

3回ウラ、先頭のパスクチの当たりは、
打ち取ったかに見えたセカンドフライ。
森岡が後方まで追いますが、外野の領域に。
しかし目を離していた福留英智の間に落ちて、
アンラッキーなツーベースとしてしまいます。
続くの二ゴロでランナーは三塁へ。
ここで西岡今江の一、二番を迎えます。

しかしここで小笠原が踏ん張ります。
西岡を浅いセカンドフライに打ち取ると、
今江にはあわやヒットの
レフト線のファウルを浴びますが、
最後は、外へのストレートで空振り三振。
落ちついてピンチを切り抜けます。

続く4回ウラ、またしても外野、
それも名手・福留らしからぬミスからピンチを迎えます。
先頭の福浦に四球を与えると、
続く里崎の当たりは、ライトへの飛球。
しかし打球の目測を誤った福留が捕れず、
ツーベースとしてしまいます。
無死二、三塁として迎えるは、ベニー
きっちりとライトへ犠牲フライ。
千葉ロッテ1点を返します。

ドラゴンズは初回こそ2点を奪ったものの、
2回以降は、福留のセンター前ヒット1本のみ。
5回も先頭の森岡が一ゴロ、続く井端もキャッチャーフライ。
さらに英智は、止めたバットに当たる投ゴロと
徐々に自分の投球を取り戻し始めた
渡辺俊介からチャンスを作り出せません。

ゲームは中盤に入り、5回ウラ、
小笠原は、この回先頭のパスクチ
ショートフライに取りますが、
のライト線への当たりをまたも福留
グラブに当てるも落としてしまい、
ツーベースにしてしまいます。
続く西岡が初球を叩いて、ショート右を破るヒット。
1死一、三塁と、一打同点のピンチに。

ここで迎えるは、今江
今度はしっかりとレフトへ犠牲フライ。
アレックスのサンダービームが炸裂し、
アウトのタイミングながらも、
谷繁のタッチをがうまくよけて、ホームイン。
4回に引き続き、記録にならないミスから
犠牲フライで得点を奪われ、
2-2の同点に追いつかれます。

再び突き放したいドラゴンズ
6回、2死からアレックスのセンター前ヒットで
久々にランナーを出しますが、
きょう6番・一塁の高橋光信は、
真ん中高目のシンカーに合わず、一ゴロ。
こうなると流れが徐々に千葉ロッテの方に傾きます。

そして迎えた6回ウラ、
ここまで4安打と踏ん張る小笠原から、
ベニーがレフト前ヒットで出塁すると、
迎えたサブローの4球目にバッテリーエラー
ワイルドピッチで二塁に進まれます。
さらに続く6球目には、
なんとベニーが三塁へスチール。
完全にスキをつかれたドラゴンズバッテリー
犠牲フライでも1点の状況に持ち込まれます。
そしてカウント2-3から、
サブローはきっちりとセンターへ犠牲フライ。
ここもミスからの失点。
ついに千葉ロッテに勝ち越しを許します。

3連敗はしたくないドラゴンズ
7回、2死から森岡がレフト線へのツーベース。
この試合はじめての長打で、同点のチャンス。
ここで迎えるは、トップの井端
しかし初球を叩くも、ショートゴロ。
チャンスを潰したドラゴンズ
8回も渡辺俊介の前に三者凡退に倒れ、
ついに瀬戸際まで追い込まれます。

そして9回のマウンドには、
クローザーの小林雅英
しかしドラゴンズは、最後の抵抗を見せます。
先頭のアレックスが、一塁横抜くツーベース。
代走には、荒木が送られます。
続く高橋光信の代打には、川相昌弘
しっかりと送りバントを決めて、
1死三塁と、チャンスを広げます。

ここで迎えるは、3連戦まだ無安打の森野
スタメン落ちしている立浪という選択も
ありましたが、森野で勝負をかけます。

しかし相手はアジアチャンピオンの守護神
カウント2-1からの4球目、145キロ
真ん中高目のストレートに空振り三振
2死三塁となったところで、
谷繁の代打に、立浪を起用。
しかしセンターフライに倒れ、ゲームセット。

守り負けたドラゴンズ
千葉マリンで初めての同一カード3連敗
交流戦同一カードワーストタイ記録となる
8連敗に並ぶなど、不名誉な記録を更新して、
3位転落となってしまいました。

どうした、コースケ!初回に先制したときは、
今日は違うと思いましたが、
結局は追加点が奪えず、
打線は相変わらず
この3連戦、
千葉ロッテが繰り出す
小林宏之、清水直行
そして渡辺俊介という
強固な先発陣に、
手も足も出ませんでした。

それよりも今日は、
守り負けたことが大きいです。
昨日もそうでしたが、今日も守備にミスが。
3度の落球にバッテリーエラーにノーマークと
記録に残らないミスをきっかけに
攻め込まれてしまいました。
福留がライトで3つもミスをするのは、
本当に珍しいことですからね。
気を抜いていたわけではないですが、
あれはちょっといけないでしょう。

相手が8連勝という時に
当たったというタイミングも悪いですが、
なんとなく千葉ロッテの野球
ずっと翻弄されている気もします。
千葉マリンでの今季の公式戦での対戦は、
このゲームで最後ですが、
なんとなくアレルギーになりそうですね。
ただ今後も戦って行かなくてはいけない球場。
対応出来るようやっていかなくてはダメでしょうね。

先発の小笠原は、
中盤若干ボール先行にもなりましたが、
良く踏ん張り、6回を5安打3奪三振2四球で3失点。
先発の役目をきちんと果たしてくれました。
中田の登録次第では、次回の先発が
微妙にはなりますが、今後もしっかり
良い仕事、お願いしたいです。

この3連敗で交流戦の成績は、
6勝6敗と再び五分に。
オリックスに3連勝したことが
ある意味吹き飛んでしまいました。
23日からは、地元・ナゴヤドームで西武と、
そして26日からは、ヤフードームで
福岡ソフトバンクとの対戦となります。

6試合ともドーム球場での対戦となるので、
風に苦しむということはないでしょうが、
特に注意すべきは、西武戦
昨季もインボイスSEIBUドームで3タテを喰らうなど、
ある意味千葉ロッテよりも苦手にしていた相手。

現在、内弁慶状態ドラゴンズとしては、
地元で必ず勝ち越しておかなくてはいけません。
千葉マリンでのいやなムードを払拭できるよう
しっかり気を引き締め直して戦ってほしいと思います。


今日のコメントから。(21日)

●福留孝介
<名手が千葉マリン特有の強風に翻ろうされ、
飛球を2回取り損ねるも、記録は二塁打>
「あんなのは自分のミス。
あれをヒットにしてしまっては投手に申し訳ない。
風は関係ない。そんなの言い訳だよ。
同じ条件でやっているのだからね」
(トーチュウ、共同通信社スポニチ名古屋、名古屋ニッカン)

●森岡良介
<3回、パスクチの浅いフライを
ライト、センターと譲り合って、二塁打に>
「もっと風でボールが
押し戻されると思っていたけど...」
(中スポ)

●長嶋作戦外野守備走塁コーチ
<福留の守備について>
「ここの風は難しい。
日によって巻き方も違う。強さだけじゃないんだ」
名古屋ニッカン

●高代野手総合チーフコーチ
<敗因を吐き捨てるように語る>
「きょう(の敗因)は
ベニーの三盗と(守りの)ミス」
(中スポ)

●小笠原孝
<今季初先発も6回を3失点と好投。
ローテの穴は埋められたが無念の登板>
「立ち上がりは良かったけど、
もう少し低めに投げられたらよかった。
少しずつ高くなっていって、
それに気をつかいながら投げたんですが。

ベニーの三盗? ノーマークでした。
試合はつくれたのかもしれないけど、
6回の1点が余計でした。
去年打たれた(先発して1回1/3を4失点)とか、
そんな意識はありませんでした」
中スポ

●タイロン・ウッズ
<1回、レフト前への先制タイムリー>
「追い込まれていたので
ジャストミートを心掛けた。先取点が取れてよかった」
(中スポ、スポニチ名古屋名古屋ニッカン

●アレックス・オチョア
<1回、センターへのタイムリー。
この日3安打で今季3度目の猛打賞>
「得点圏に走者がいたからかえしたかった。
うまくとらえることができた」
中スポ名古屋ニッカン

●岡本真也
<7回から9日ぶりの登板、2回を1安打>
「久しぶりの登板だったんで、
肩は軽かったね。よく回りました。
とにかくストライクゾーンに
投げようとだけ考えた。よかったんじゃないですか」
(中スポ)

●荒木雅博
<9回、アレックスの代走で7試合ぶりに出場>
「ゲームに出られたのが一歩前進です。
足だけでもチームに貢献できないかなと思っていた」
(トーチュウ、名古屋ニッカン

●落合監督
<ミスが絡んでの3失点で今季初の3連敗。
平静を装い、淡々と試合を振り返る>
「いわゆる自滅だな。
野球はミスをした方が負けるんだ。
この球場(千葉マリン)じゃ
風の影響もあるだろうな。
でもミスはつきもの。
それをどうカバーするかが問題だ。

これで、この球場では
(両チームがリーグ優勝した場合の)
日本シリーズまでやることはないから。
それまでには(風対策を)
きちっとやれるようにしておくよ」
(中スポ、サンスポ共同通信社MSN毎日新聞
名古屋ニッカンCBC Exciting Stadium


若竜からの話題。(21日)

◆ウエスタンリーグ
中日-広島 4回戦
(21日・蒲郡市民球場)
 C  101 030 001 =
 D  010 001 112 =
(9回規定により引き分け)
[D投] チェン、川岸、長峰、ガルバ
[D本] 平田1号
(公式HP・ファーム情報

【ゲームレビュー】
1-0とリードされた2回ウラ、
2死1塁から前田が三塁線へ同点二塁打。
5-1とリードされた6回裏、
2死一塁から柳田が三塁打を放ち、3点差、
7回ウラ、平田のプロ初ホーマーで2点差。
8回ウラ、無死2塁から新井の二塁打で1点差。
9回表、ガルバがソロホーマーを打たれ2点差にされる。
9回ウラ、1死二、三塁から澤井の内野ゴロの間に1点差。
2死三塁から中村公治がライトオーバーの三塁打を放ち同点。
一打サヨナラの場面も堂上が三振に倒れ、引き分け。
(公式HP・ファーム情報)

◇平田良介
<7回、左中間にプロ初本塁打を放つ>
「打ったのは真中のストレートです。
真しんだったので手ごたえは十分だったです。
打った瞬間は入ったと思ったのですが、
逆風だったから、もしかしたら
フェンスに当たるかもと思って
2塁まで一生懸命全力で走りました。

(体調は)元気です。
キャンプから9kg痩せました。
高校の時と同じくらいになりました」
(公式HP・ファーム情報、中スポ

◇佐藤2軍監督
<平田のホームランについて>
「すばらしいホームランだった。たいしたもんだ。
守備とか覚えることがたくさんあるけど、
(ここまで本塁打2本の)春田とともに
競い合ってやっていってほしい。これからが楽しみ」
(中スポ)

◇中村公治
<9回2死三塁、ライトフェンス直撃の
タイムリー三塁打を放ち、チームを敗戦から救う>
「あと少しで入りそうだったんですけど...。
でも、いいところで打てて良かったです」
(ともに中スポ)

こちらは、明るい話題です。
ルーキー・平田に待望の
プロ初アーチが飛び出しました!
蒲郡市民球場で行われた対広島戦
7回ウラ、長峰の代打として登場。
広島の左腕・仁部智の投じた3球目、
134キロのストレートを叩くと、
左中間芝生席に飛び込むソロホームラン
9打席目での記念すべきプロ初アーチに、
平田くんは、笑顔だったそうです。

公式HPの写真を見ると、
ずいぶん顔も引き締まってきていい表情でした。
やっとここまできて、よかったですね。
まだまだ勉強の日々ですが、
今後も春田ととも伸びてきてほしいです。

なおゲームは、先発のチェン
ストレート狙いの広島打線に捕まり、
5回途中まで投げ、8安打5失点
変化球の制球と低目に投げるのが今後の課題とのこと。
しかし、終盤打線が粘りを見せて、
最終回、好調をキープしている中村ハム
タイムリースリーベースで6-6の同点。
一打サヨナラまでいきましたが、
引き分けに終わりました。


PS おしらせ。

1001エントリーも敗戦記事
なりましたが、ST・1000エントリー記念として、
恒例の『行ったぞ!』観戦記シリーズ第9弾を
ただいま制作中、近日公開の予定です。

2006年5月21日 (日)

吹き荒れる強風、中日何も出来ず連敗。

健太10K 無援に泣く

熱投129球7イニング3失点

最大風速14メートルという強風

吹き荒れる千葉マリンスタジアム

昨夜、連勝と無失点記録を止められた

ドラゴンズが7連勝中の千葉ロッテに挑む第2戦。

打撃にも投球にも影響するこの強風

ドラゴンズは対応することが出来たのでしょうか。

◇日本生命セ・パ交流戦
千葉ロッテ-中日 2回戦
(20日・千葉マリンスタジアム | 中日2敗)
23322人123456789R
中 日
千葉ロッテ×
[敗] 朝倉(7試合3勝1敗)
[D本]なし
[Dバッテリー]
朝倉、久本、デニー友利 - 谷繁

共同通信社中スポ戦評ニッカン式スコア



千葉ロッテの先発は、エース・清水直行

立ち上がり、いきなり先頭の井端

初球を高々と打ち上げると、

内野フライが一塁ファウルゾーンまで流れます。

2番・DH立浪も遊ゴロに倒れ、ツーアウト。

続く福留のレフトへの当たりを

スライディングキャッチを試みたベニーが落球。

一気に二塁を陥れます。

ここで登場は、4番・ウッズ

センターへ打ち上げますが、風に戻されライトフライ。

先制のチャンスを逃してしまいます。



一方、ドラゴンズの先発は、中5日で朝倉健太

初回、2死から福浦に左中間突破のツーベース。

続くベニーにも四球を与え、一、二塁としますが、

フランコを高く上がるセカンドフライに取って、

しっかりとピンチを切り抜けると、

2回、3回もランナーこそ出すものの、

落ち着いて後続を抑え、無失点

低目に丁寧にボールを集める投球に

強風もうまく利用した、変化球の曲がりも良く、

まずまずの立ち上がりとなりました。

この日の強風は、打者にも影響を及ぼします。

4回、福留、ウッズが倒れてツーアウト。

アレックスが、内角高目のストレートを叩くと、

打球は、高々と左中間へ伸びていきます。

ホームランかと思われた打球は、

逆風に戻され、レフトフライ。

13メートルの強風、ここでは悪影響となりました。



ゲームが動いたのが、4回ウラ。

朝倉が、先頭の橋本将を見逃し三振に打ち取り、

続く大松尚逸もカウント2-3からの8球目、

内角に落ちるスライダーに

空振り三振となるはずでしたが、

そのボールがワイルドピッチに。

緩慢な追い方をした谷繁を見て、大松は一気に二塁へ。

振り逃げ二塁打同様になってしまいました。

続く平下晃司のレフト前ヒットで、1死一、三塁。

渡辺正人の三ゴロで、大松を本封し

2死一、二塁で迎えた西岡の当たりもファーストゴロ。

チェンジかと思われましたが、

なんとウッズが、右手に当てて弾いてしまいエラー

打球がライトへ転がる間に、平下が生還。

ドラゴンズ、軽率な守りのミスから、

先制点を許してしまいます。



何とか同点に追いつきたいドラゴンズ

直後の5回、先頭の井上がセンター前ヒット。

森野の空振り三振の時に、盗塁成功。

谷繁の死球と、森岡の送りバントで、

2死一、三塁のチャンスを掴みます。

ここで迎えるは、井端

外角低目のストレートを叩いて、右中間へ。

伸びはあったものの、

センター・大松がランニングキャッチ。

二者残塁となり、得点が奪えません。



一方、朝倉は5回ウラも

連打からピンチを背負います。

この回先頭の福浦に左中間を破られ、

ツーベースを浴びると、

続くベニーには、右方向へ運ばれ、無死一、三塁。

ここで迎えるは、フランコ

シュート回転し、真ん中高目に入った

ストレートを叩かれ、セカンド横抜くタイムリー

さらに橋本に送られ、1死二、三塁。

すると千葉ロッテベンチは、

大松の初球に、なんとスクイズ

朝倉のグラブトスも間に合わず、もう1点追加。

3-0となり、千葉ロッテ

ペースを握られてしまいます。



3点ビハインドとなったドラゴンズ

何とか反撃の糸口を掴みたいところですが、

6回も、福留が四球で出るも、

ウッズが6-4-3の併殺。

7回も井上のセンター前ヒットと

谷繁の四球で、二死一、二塁としますが、

森岡の代打・高橋光信が、

外角低目のストレートに空振り三振。

球威、制球とも申し分ないうえ、

地の利も生かした清水直行の投球の前に

ドラゴンズ打線は、わずか4安打

この日も打線が湿ったまま、0行進を続けます。



一方、粘りの投球で打線の援護を待つ

朝倉は、6回、7回を三者凡退。

しかし球数も129球となったこともあり、

結局この回でマウンドを降ります。

8回ウラのマウンドには、2番手・久本

先頭の橋本の代打・里崎は空振り三振に取りますが、

続く大松の代打・サブローに四球に与えてしまいます。

平下の代打にパスクチが告げられたところで、

落合監督がマウンドへ。

デニー友利にスイッチします。

ところが、このデニー投入が裏目に。

パスクチは、大きなレフトフライに取りますが、

続く渡辺正人には、初球を右中間に運ばれ、

タイムリーツーベース。

さらに西岡にも、初球を今度はレフトオーバー。

ダメ押し、トドメの2点を奪われると、

続く根元俊一の初球にはボークを取られ、三塁へ。

スコアは、5-0となり、完全な敗戦濃厚に。

そして迎えた最終回も、

ウッズ、アレックス、そして井上と三者凡退。

清水直行完封を許してしまったドラゴンズ

千葉ロッテに手痛い連敗となってしまいました。



やられた、スクイズ.....。それにしても、

ひどい強風でしたね。

マウンドに立つ

朝倉のユニホームは、

バタバタと風になびくは、

井端の帽子は、何度も飛んでいくは、

ドームでは考えらない風景でした。

先発の朝倉は、7回を投げ、

129球、6安打10奪三振3四球。

完璧だった前回の登板と比べたら、

連打を浴びるなど、若干劣るものの、

吹き荒れる強風に、集中力を削がれながらも

粘り強く投げ続け、自責点2の3失点

味方の守りのミスからの失点もありましたが、

ゲームをしっかり作り、先発としての仕事は

果たしたのではと思います。

それよりも気になるのは、

やはり打線の方ですね。

清水直行の前に、わずか散発4安打。

前日の小林宏之に続き、抑え込まれ、

新打線も全く機能しないまま。

確かに強風の悪いコンディションだったといえど、

相手も同じ状況でプレーしています。

スクイズを決めた大松を始め、

渡辺正人、平下、根元などなじみのない選手が

しっかりと仕事をする千葉ロッテに対し、

ドラゴンズは何もなさすぎます。

レフトスタンドからは、

『気合を入れろ、立浪』とか

『根性みせろ、一樹』という応援もありました。

「相手が良すぎた」は、毎日使うフレーズではありません。

気のないプレーはもってのほか。

せめて覇気だけは、見せてほしいです。

この日の敗戦で、昨季からの対千葉ロッテ戦は、

なんと7連敗となってしまいました。

明日は、おそらくサブマリン・渡辺俊介

出てくるのではないかと思われます。

ドラゴンズの先発は、小笠原か、もしくは中田

このまま3タテを喰らってはいけません。

せめてもの意地を見せてほしいと思います。


今日のコメントから。(20日)

●朝倉健太

<7回3失点と最低限の役目を果たすも、

打線の援護はなく、今季初黒星>

「調子は悪くなかった。

ミス? それはしょうがないです。

風はあったが、投げにくくはなかった。

利用すればよかっただけですから。

(5回の)スクイズは

頭にはあったので低いボールを投げた。

うまくされてしまった。仕方がない。

日本一のチームが相手とかは関係ない。

次につなげないといけませんね」

(中スポ、サンスポ名古屋ニッカンCBC Exciting Stadium

●谷繁元信

<4回、処理が遅れるなどのスキをつかれ、

振り逃げで走者を二塁まで進まれる>

「自分が早くいけばよかった。

自分のミスです。以後気を付けます」

(中スポ、名古屋ニッカン

●タイロン・ウッズ

<4タコに適時エラーと精彩を欠く>

「エラー?あれは自分のミス。風は関係ない。

でも今日は風がひどくて、

サーカスみたいにボールを追わなきゃいけなかった。

こんな球場は早く出たい」

共同通信社スポニチ名古屋名古屋ニッカン

●井上一樹

<散発4安打のなかで2安打を放つ。

チャンスメイクが得点に結びつかず>

「チャンスはつくった? そうですね」

(中スポ)

●井端弘和

<5回、大きな当たりのセンターフライ。

強風で帽子が何度も飛ばされ>

「抜けてた? そうですかねえ。

こういう(風の試合)のは初めて」

(中スポ)

●森野将彦

<7回から二塁の守備に付き、

8回2死、根元の打球を逆シングルで好捕>

「あれくらいは普通ですよ」

(中スポ)

●デニー友利

<8回、3番手で登板、連続タイムリーを浴び>

「風? どっちも条件は同じだからね。

ただ、コントロールがばらついてしまった」

(中スポ)

●高代野手総合チーフコーチ

<ここ3戦で1試合平均4安打。

竜の『倦怠感』に首をかしげる>

「(千葉ロッテ戦やデーゲームに)

慣れていないというわけやないけど、

何かキレてないというか、動きが悪かった。

風は自然現象だから仕方がないんだけど、

全体的にフワーッというムードが

(チームに)まん延していた感じやったね。

(千葉ロッテとは)まだ4試合あるわけやし、

何とかしないと…。がんばります」

中スポ

●落合監督

<千葉ロッテ戦は昨年から7連敗とやられ放題。

珍しく声を荒らげ、一方的に質問を打ち切る>

「見ての通り。ゼロじゃ勝てません。

以上、おしまい。簡単明瞭でいいだろ」

(中スポ、サンスポ、スポーツ報知共同通信社

MSN毎日新聞、スポニチ名古屋)


PS ごあいさつ。

『ST Dragons Stadium』

おかげさまでこの記事が、

1000エントリー目となりました。

うち、ドラゴンズの記事は、690本

本当は、勝利の記事で決めたいところでしたが、

敗戦の記事になるところが、

このSTを象徴しているかのようなとも思いますが。

これからも地道にやっていきたいと思いますので、

よかったら、おつきあい下さい。

2006年5月20日 (土)

好投山本昌力尽きる、サヨナラ負けで全部ストップ。

マサ、無念 サヨナラ負け

球団初の40歳完投

もっか5連勝と波に乗るドラゴンズ

交流戦4カード目の相手は、

アジアチャンピオンの千葉ロッテ

こちらも6連勝中と好調同士の対戦に。

今夜の先発は、山本昌

40イニング、0を繋げた竜投最年長左腕が、

プロ野球新記録である5戦連続完封に挑みます。

◇日本生命セ・パ交流戦
千葉ロッテ-中日 1回戦
(19日・千葉マリンスタジアム | 中日1敗)
14285人123456789R
中 日
千葉ロッテ1x
[敗] 山本昌(7試合2勝3敗)
[D本]なし
[Dバッテリー]
山本昌 - 小田

共同通信社中スポ戦評ニッカン式スコア



前週同様、小田とのバッテリーとなった山本昌

初回、西岡、今江をともにセカンドフライ。

続く福浦には粘られたものの

10球目、内角へのシンカーで空振り三振と

三者凡退に打ち取り、まずまずの立ち上がり。

2回、3回も危なげなく

三者凡退に打ち取った山本昌

3回を0に抑えたことで、

連続イニング無失点記録

『43』とついに球団記録に並びました。

そして新記録を狙った4回ウラ、

この回先頭の西岡に三遊間を破られ、

この日はじめてランナーを背負うと、

続く今江が初球をプッシュバント。

投手と一塁の間に転がり、ウッズが掴むも、

一塁がガラ空きとなって、内野安打

さらに福浦が初球をセフティー気味に送って、

1死二、三塁とピンチが広がってしまいます。

ここで迎えるは、4番・里崎

カウント1-2からの4球目、

外角高目のストレートを右方向へ。

打球は、一、二塁間を破るタイムリー

三塁走者の西岡がホームイン。

さらに今江も本塁を狙いますが、

ライト・井上の好返球と

小田のブロックの前にタッチアウト。

しかしこの1点で、無失点記録が、

ついにストップしてしまいます。

送球の間に里崎は2塁へ進み、2死二塁。

続くベニーをストレートの四球で出し、

一、三塁としてしまいますが、

バレンティーノ・パスクチ

フルカウントから真ん中低目のストレートで

見逃し三振に打ち取り、

何とか最少失点で切り抜けます。



千葉ロッテの先発・小林宏之

制球良く、低目に集める投球の前に

5回まで福留のヒット1本のみと

手こずっていたドラゴンズ打線でしたが、

ようやく6回に反撃を開始します。

この回先頭の小田が、カウント0-1から

中に入ったスライダーを叩き、、

レフト左を破るツーベース。

続く9番・森岡が一塁線へしっかりと送って、

1死三塁と、この日はじめてのチャンス

ここで、昨夜のヒーロー・井端を迎えます。

しかし井端は初球、内角高目のストレートを

強引に叩いてしまい、浅めのレフトフライ。

続くこの日、2番・DHに入った立浪

同じく内角高目、ボール気味のストレートに

つまらされてセカンドフライ。

わずか2球でチャンスを潰してしまいます。



7回は、三者凡退に倒れるも、

8回、再びチャンスを作ったドラゴンズ

先頭の井上がライト前ヒットで出ると、

森野の送りバントで、二塁へ。

ここで迎えるは、この日1安打と

小林宏之にタイミングが合っている小田

しかし2球目、内角低目のストレートを

一塁ファウルフライに倒れると、

続く森岡の代打・高橋光信

カウント2-2から外角低目のフォークを

振らされてしまい、空振り三振。

小林宏之に踏ん張られ、ここでも1点が奪えません。



無失点記録を途切れさせてしまった

山本昌でしたが、投球には大きな影響はなく、

5回以降もノーヒットと

味方の援護を待つ我慢の投球を続けます。

8回ウラも、フランコの代打・サブロー

外角低目のボールで空振り三振に取ると、

続くをセンターフライ、

大塚明も三ゴロに打ち取り三者凡退。

0-1と緊迫した投手戦のまま、

ゲームは最終回に突入します。



9回、完封勝利に向け、

マウンドにのぼった小林宏之から

先頭の井端が、三塁線を鋭く抜くツーベース。

続く立浪が初球送って、三塁へ進めると、

福留も四球を選んで、

一、三塁と同点のチャンス。

ここで千葉ロッテベンチは、小林宏之から

クローザーの小林雅英にスイッチします。

しかしこの交代が、朗報となります。

小林宏之のボールに全く合っていなかった

ウッズが、カウント2-2からの5球目、

中へ甘く入ってきたスライダーを打ち返して、

センター前へタイムリーヒット

土壇場で同点に追いつきます。

なおも1死一、二塁とチャンス。

しかしこの日3三振のアレックスの当たりは

セカンド正面のゴロ。

一塁走者・ウッズにタッチし、

一塁へと渡ってダブルプレー。

勝ち越すことは出来ませんでしたが、

しかし、ゲームを振り出しに戻しました。



同点となり、9回ウラも続投となった山本昌

しっかりと抑えて、延長戦へ繋ぎたいところでしたが、

先頭の西岡の当たりは、ショートゴロ。

井端が捕って一塁へ送るも、

西岡の足が勝って一塁セーフ。

際どいタイミングながら内野安打と、

サヨナラのランナーを塁に出してしまいます。

ここで迎えるは、今江

千葉ロッテベンチは、エンドランのサイン。

ドラゴンズバッテリーも再三の注意を払いますが、

カウント0-2からの3球目、

真ん中高目のストレートを

バスターで叩かれると、

大きな打球はレフト左を破っていきます。

ワンバウンドでフェンスに到達する間に

スタートを切っていた西岡が一気にホームイン

サヨナラ負けで連勝は、5でストップ。

8回0/3、107球を投げ、

わずか5安打8奪三振1四球で2失点の山本昌

好投報われず、交流戦2つ目の黒星

付いてしまいました。



負けちゃしょうがない...。せっかく同点に

追いつきながら、

その直後に、

まさかのサヨナラ負け

今季最高の

ピッチングともいえる

投球を見せてくれた昌さんに、

何とか打線が奮起して勝ち星

付けてあげたかったところでしたが、

西岡、今江の2人にやられてしまった感じです。

点を取られたイニング以外は、すべて三者凡退

失点には、この2人が絡んでいます。

出してはいけない打者を出してしまったことが、

悔しい敗戦につながったと思います。

投球自体は決して悪くはなかったと思います。

が少々なかったと思うしかないですね。

一方、打線の方は、

久々の『あと1本が出ない病』

とくに三塁に走者を進めながら、

井端、立浪が倒れた6回の凡退が痛かったです。

相手先発の小林宏之の出来が良すぎましたね。

追い込まれてからのフォークに

ウッズ、アレックスが全く合っていませんでした。

2番にDHで立浪、6番・ライトに井上

さらに7番・サードに、

1軍に復帰したばかりの森野を入れた新打線

この日は、結局繋がらず。明日以降に期待です。

連続完封勝利も、イニング無失点記録

そして連勝もすべてストップしてしまいましたが、

得点は、いつかは取られるもの。

しっかりと切り替えて、

また明日からリスタートです。

昨季、1勝5敗と大きく負け越した千葉ロッテには、

今季は、何が何でもリベンジしなくてはいけません。

明日の先発は、おそらく清水直行

相手のエースをしっかり叩いて、

この悔しさを晴らしてほしいと思います。


今夜のコメントから。(19日)

●山本昌

<5安打2失点と好投しながら敗戦。

9回、今江に打たれた直球について>

「(最後は)あそこ(真ん中)に投げるしかなかった。

(カウント)0-3にするわけにはいかないでしょう。

内容は最高? でも負けちゃしようがない」

<4回にタイムリーを許して、

連続イニング無失点が43でストップしたことに>

「記録? 全然意識していなかった。

変なプレッシャー? それは全然関係ない」

(中スポ、サンスポ共同通信社

スポニチ名古屋名古屋ニッカン



『何と言ってもチームの連勝を

止めてしまったことが残念でなりません。

楽天戦の反省もあって必死に調整して、

そこそこの内容だったとは思いますが、

結果が全てなので。

9回無死一塁の今江君の初球は

うまくエンドランを見破ってウエストしたのですが、

走者の西岡君がなぜか走っていなくて…。

まあそんなことをいっても始まらないし、

次につながるピッチングもできたと思うので、

次に期待してください。

もうすぐ6月だっていうのに

2つしか勝っていないんじゃあ恥ずかしいしね。』


(『山本昌公式ホームページ』より引用)



●タイロン・ウッズ

<9回、小林雅英から意地の同点タイムリー>

「ミートすることだけを考えていた」

<その直後のサヨナラ負けに怒りと落胆の表情>

「あれ(西岡の内野安打)はアウトだ。ひどい審判だった。

タイムリーは打てたけど、こういう結果になって

フラストレーションがたまる」

中スポスポニチ名古屋名古屋ニッカン

●井端弘和

<9回、西岡の遊撃内野安打の判定に>

「自分は完全にアウトだと思っています」

中スポ

●小田幸平

<一塁のバックアップに走り

間近で確認しただけに怒りをあらわに>

「アウトです。

審判はどこを見てるんだと言いたい」

(中スポ)

●森野将彦

<7番・サードスタメンで今季初出場、

2打数無安打も、途中からの二塁では無難な動き>

「悔しいですね。

試合に出たからには、

結果を出さないといけないですから。

(復帰の)喜びなんてないです。

(二塁守備は)送球も問題ないですね。

下(2軍)でも結果を出していないし、

(試合勘が)戻っているかどうかはちょっとわからない」

(トーチュウ、名古屋ニッカン

●立浪和義

<6年ぶりの2番で先発。

9回の同点劇を犠打でアシスト>

「久しぶりでしょうね。

バントでも何でも、できることをしっかりやるだけです」

(トーチュウ)

●高代野手総合チーフコーチ

<大胆な打順入れ替えを敢行、

2番・DH立浪の起用について>

「井上に2番という打順は無理」

<それが功を奏さず、沈黙を続けた打線をかばう>

「きょうの(小林)宏之は打てない。

完ぺきだった。

それなのに『ウチの打線が打てない』

なんて言ったら、選手にまで伝染する」

(中スポ、共同通信社)

●荒木雅博

<キャッチボールを再開、

トレーナーを相手に約15メートルのスローイング>

「1歩、1歩回復に向かっていきたい」

ニッカン

●落合監督

<山本昌は好投したが、とたずねられ>

「見ての通りだ」

<打線の組み替え理由をたずねられ>

「勝手に想像してくれ」

MSN毎日新聞

2006年5月19日 (金)

佐藤充もつないだ、4試合連続完封勝利で5連勝!

竜50年ぶり 4連続完封
佐藤充も続いた

投打の歯車がガッチリとかみ合い、
オリックスに連勝となったドラゴンズ
特に投手陣は3試合連続完封
31イニング無失点と快投を続けています。
今夜の先発投手は、3度目のマウンドとなる佐藤充
この0のバトンをつなげることが出来たでしょうか。

◇日本生命セ・パ交流戦
中日-オリックス 3回戦
(18日・ナゴヤドーム | 中日3勝)
25416人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
オリックス
中 日 ×
[勝] 佐藤充(3試合1勝)
[D本]なし
[Dバッテリー]
佐藤充 - 谷繁

共同通信社中スポ戦評ニッカン式スコア

前回の登板では、いきなり3失点と、
心配された佐藤充の立ち上がり。
先頭の村松を初球、二ゴロに取ると、
続く水口には、レフト右へ落ちるヒット。
ランナーを出してしまいますが、
続くガルシアを3-6-3の併殺に取って、三者凡退
今夜は、腕がしっかりと振れていて、テンポも上々。
スイスイと良い流れでで一回り目を抑えます。

一方、連敗を止めたいオリックスは、
予想された平野佳寿でも前川勝彦でもなく、
41歳、ベテランの吉井理人が先発。
立ち上がりから、しっかりと持ち味を発揮。
コーナー、コースを丁寧につく投球で、
3回までランナーはウッズの四球1個のみ。
ドラゴンズ打線に付け入るスキを与えません。

4回、ふた廻り目に入った佐藤充でしたが、
先頭の村松のレフト前に落とされると、
続く水口も追い込んでからセンター前と、
当たりは良くないながらも連打を浴びてしまいます。

無死一、二塁でクリーンアップを迎え、
ついに無失点記録が途切れるかと思われましたが、
ガルシアを内角低目へのストレートで
見送りの三球三振に取ると、
中村も外角低目のフォークでピッチャーゴロ。
1-4-3とボールが渡ってダブルプレー
落ち着いて処理し、ピンチを凌ぎます。

続く5回ウラも、2死からピンチ。
塩崎、日高とに連打を浴びると、
なんと投手の吉井にも三遊間を破られ、
2死満塁としてしまいます。
しかし今夜の佐藤充は、強運もあり。
続く村松が初球、内角へのスライダーを
打ち上げ、レフトフライ。
大きなピンチを自力で凌いだ佐藤充
しっかりと踏ん張り、得点を与えません。

なんとかヒットを、そして得点を奪うべく、
5回ウラの攻撃開始時には、
ベンチ前で円陣を組んだドラゴンズナイン
しかし吉井の絶妙な投球術にはまってしまい、
凡打を重ねて、いまだノーヒット。
チャンスの糸口を掴むことさえも出来ずに、
ゲームは0-0のまま、6回ウラを迎えます。

ここまでわずか52球
完封ペースで投げ込み吉井でしたが、
先頭の森岡が、風穴を開けます。
真ん中低目のフォークを叩き付けると、
大きく跳ねて、ピッチャーの頭の上。
前進してきたショート・塩崎も及ばず内野安打
会心ではないものの、6イニング目でようやく
ドラゴンズ、初のヒットが飛び出します。

続く佐藤充がしっかり送って、迎えるは井端
初球、甘く入った外角高目のストレートを叩くと、
打球は、前進守備のライトの上を越え、
右中間を破っていきます。
見事なタイムリーツーベース!
吉井の一瞬のスキを見逃さなかったドラゴンズ
ついに先制します。

なおも続く藤井の代打・高橋光信
初球を強振して、レフト前ヒット。
1死一、三塁とチャンスを広げますが、
福留の当たりは、セカンドゴロ。
4-6-3と渡って、ダブルプレー。
追加点こそ奪えなかったものの、
完璧に抑えられていた吉井から、
限られたチャンスをしっかりと生かし、
ようやく1点を奪いました。

1点ながら、援護点をもらった佐藤充
ここからさらに踏ん張ります。
7回を三者凡退に打ち取ると、
8回も2死から村松にヒットを打たれたものの、
続く水口をライトフライ。
そのウラに代打を出された関係もあり、
完封こそなりませんでしたが、
結局、8回を投げきり、84球。
7安打無四球1奪三振で無失点。
0のバトンをしっかりと繋ぐことが出来ました。

そして最終回、そのバトンを受け取ったのは、
もちろん、守護神・岩瀬
中7日と間隔が空いてしまいましたが、
先頭のガルシアを外へのスライダーで空振り三振。
続く中村をシュートで投ゴロと簡単に2アウト。
しかし、この後若干もたつき、
にライト前、ブランボーにもセンター前と
連打を浴び、一、二塁としてしまいます。
しかしここからが、岩瀬真骨頂
続く塩崎の代打・坂口智隆
真ん中高目のストレートで
空振り三振に斬って、ゲームセット

ドラゴンズオリックスを3タテして、
今季初の5連勝!!
好投の佐藤充今季初勝利がつき、
またチームとしては
50年ぶり2度目となる4試合連続完封勝利!
無失点記録も、40イニングに伸ばしました。

今夜の投打のヒーロー!試合時間は、
わずか2時間12分
ここの3連戦は、
すべて2時間ゲームでしたが、
それにも輪をかけて
ハイペースなゲームでした。
先発の佐藤充
よく投げてくれました。
立ち上がりが心配されましたが、
しっかり腕を振っていたこともあり、すんなりとクリア。
ストライクを先行させ、無四球と、
無駄なランナーを出さなかったも大きかったと思います。
奪三振はわずか1つでしたが、
テンポ良く打たせて取るピッチング。
援護はわずか1点だったものの、
しっかりと8回を投げ抜いての無失点は、上出来
3度目の先発で、結果を出したと思います。

一方、打線は、吉井ベテランの味
翻弄されて、かなり苦しんだものの、
ほんの一瞬のチャンスを見逃しませんでしたね。
森岡の内野安打が大きな口火となりました。

そして、久々の井端のタイムリー!
初球をしっかりと見逃さずに右へ持っていく。
井端らしい見事な一打だったと思います。
4月こそ苦しみましたが、
これで本格的に乗っていけるのではないでしょうか。

よもやの3タテで5連勝となったドラゴンズ
気が付けば、はるか遠くにいたはずの
巨人とのゲーム差が
1.5ゲーム差と縮まっています。

明日からは、昨季のアジアチャンピオン
6連勝中の千葉ロッテとの3連戦。
気になる千葉マリンスタジアムの天気は、こんな感じ
ただ強行日程なだけに、おそらく少々の雨では
行われるのではと思います。

ここまで続いてきた0のリレー
チーム新記録となる5試合連続完封勝利は
ついにベテラン・山本昌に引き継がれ、
40歳の左肩にかかることになりました。
けっこう初回にドカンと行かれ、
いきなり失点しそうな気もしないでもないですが、
それでも昌さんらしい投球で、
しっかりと勝利に導いてほしいと思います。


☆今夜のビクトリーラン!(18日)

○井端弘和
<6回、貴重なタイムリー二塁打。
最初で最後のチャンスを一振りでつかみ取る>
「あまり打てていなかったので
来た球は全部打つつもりで打席に立ちました。
ストライクゾーンに来たので
思いきって振ったら良い結果につながりました。
チャンスでは第一ストライクから
積極的に打っていくことを心がけているので
今日の結果は自信になります。

これからも5連勝と言わず
10連勝、20連勝できるようにがんばりますので
応援よろしくお願いします」

「打った球種はよくわからない。
先発の佐藤充が粘り強く頑張っていたので
何とか先取点を取ってあげたかった。
打席に入る前、監督に
『高めのボールをなんでも打つぐらいでいけ』と
言われていたので、打てないから
初球からストライクがきたら
シュート以外は思いきっていこうと打席に入った。

追い込まれようが、初球だろうが、
(アウトになれば)一緒ですからね。
正直にいって、ボール球でも振っていたと思います。
(シュートは)第2打席からは捨てていったんですが、
それでも(吉井が)投げてきた。
それなら何でも打っていこうと考えていました」

<この日も好プレーを連発し、4戦連続完封に貢献>
「打ててないんで特に守りで
何とかしようとしっかり意識しています…」

<現在も打率.222と結果は出ていないが、
この苦しみともがきが財産となる>
「ボクもその通りだと思います。
自分で何とかしてみせますよ。
でも、ボクはひるんではないですからね」
(公式HP、CBC、トーチュウ、
スポニチ名古屋名古屋ニッカン

○佐藤充
<自己最長の8回を7安打無失点。
50年ぶりの快挙へと導く、うれしい今季初勝利>
「うれしいの一言です。
内容に関しては上出来だと思います。
先のことを考えずにバッター一人一人を
打ち取ることだけを考えて投げました。
今自分にできることは
一生懸命投げることだと思っています。
その結果として0点に抑えられたということを
自分自身うれしく思います。

今日はスタンドの皆さんの声援に後押しされて
良いピッチングができました。
今回のピッチングがたまたまだと言われないように
次からもがんばりますので
球場に足を運んで応援してください。
よろしくお願いします!」

「試合前、山本(昌)さんから言われたんです。
『ゲームさえつくればいいから、と。
1、2点は取られてもいい。無失点とか、
そういうプレッシャーは持たない方がいい』と。
データを見て、低めに…と考えても、
僕には、そこまでのコントロールはない。
今日は全力で腕を振って、
一人一人という気持ちで投げた。
その先のことは考えないようにしていました。
向かっていく姿勢、出てましたよね?

ゼロという意識はなかった。
連勝しているという意識はあったけど。
チームの勝ちが止まるのが嫌だった。
(完封は)考えなかったです。
守備のおかげもあります。甘いところにいって
打たれるのは絶対いやだったので、
谷繁さんのサイン通り
しっかりテンポよく投げることを心がけました」
(公式HP、中スポ、サンスポ、
スポーツ報知スポニチ名古屋名古屋ニッカン

○森岡良介
<6回、反撃の口火を切る遊撃内野安打>
「打ったのはフォークです。
くるんじゃないかと思っていました。
打球が弾んだ瞬間、一生懸命走りました」

<二塁の起用をにらんだ森野が1軍合流>
「とにかく必死です」
中スポ

○岩瀬仁紀
<9回、8試合ぶりの登板。0に抑え、
リーグトップをひた走る12セーブ目>
「(記録のことは)マウンドに立つ前に知っていました。
まさか、僕までゼロで回ってくるとは思ってなかったから、
違った意味でプレッシャーがあった。
自分で(連続無失点を)止めるわけには
いかないんで、気合を入れ直しました」
サンスポスポニチ名古屋名古屋ニッカン

○森バッテリーチーフコーチ
<先発・佐藤充について(3回終了時)>
「立ち上がりはストライク先攻で
落ち着いて投げている。
味方が点を取ってくれるまで、
先に点を取られないように頑張って投げて欲しい」

<4試合連続完封を達成しても浮かれず、
今後の戦いを見据える>
「結果的にゼロには抑えた。
それに関してはいいと思う。
でも、それよりも(佐藤充が)
無四球で抑えてくれたことを評価したい。
ただ、勝てば勝ったで、心配はあるんだ。
これだけ先発投手がいいと、
今度は中継ぎが投げられなくなる。
ロッテ、西武、ソフトバンクと続くんだから」
(トーチュウ)

○落合監督
<理想的な『守り勝つ野球』を展開
今季初の5連勝で、貯金も今季最大の『9』に>
「言うことなし。
ピッチャーががゼロで抑えれば勝てる。
それしか、言いようないだろ」
(公式HP・スコアボード、中スポ、共同通信社
MSN毎日新聞CBC Exciting Stadium


今日の公示。(18日)

◆セ・リーグ
【出場選手登録】
△中日 森野将彦内野手
【同抹消】
▼中日 上田佳範外野手
共同通信社

○森野将彦
<朝のウエスタン阪神戦、1番・二塁でスタメン。
フライ、ゴロ計6回の守備機会を無難にこなす>
「(二塁は)いつ以来か、かなり久々ですね。
(阪神戦は)難しい打球はなかったから、
普通にさばけたけど、1軍の試合で
あせったときにどうなるかですね」

<約2カ月ぶりに1軍に合流。
夜のオリックス戦は出場機会がなく、ベンチで観戦>
「やはり下でやるのとは雰囲気が違いますね。
体は元気。課題を持って打席に入っている」

○高代野手総合チーフコーチ
<森野緊急昇格の理由を語る>
「構成上、二塁を守れる選手が
もうひとりいた方がいい。
今のままでは森岡に代打を出せない。
森野ならほか(のポジション)でも使える。
スタメンは無理。
あの打撃(5打数無安打3三振)では」
中スポ名古屋ニッカン

この日朝10時20分から行われた
ウエスタン阪神戦(ナゴヤドーム)で
『1番・二塁』で先発出場。
5打数ノーヒット、3三振だったものの、
試合後の首脳陣の緊急会議で
昇格が決定したそうです。

明日からの千葉ロッテ戦からの昇格かと
思いましたが、すぐさま上げて来ましたね。
この日の守備位置といい、試合前の練習といい、
荒木の代わりのセカンドとしての起用も
考えられているようで、
そのための緊急昇格と考えられます。
しばらくは、代打や守備固めで起用の方針。

代わりに降格となったのが、上田
確かに森野と同じですし、
好調の英智に比べ、ポロッとした
エラーなんかもいくつかありましたからね。
さっそく、今朝のナゴヤドーム、
ウエスタン阪神戦で『2番・ライト』で
スタメン出場したようです。
まだまだ交流戦は続きます、再びの昇格を。


若竜からの話題。(18日)

◆ウエスタンリーグ
中日-阪神9回戦
(18日・ナゴヤドーム)
 T  010 000 000 =
 D  002 000 10×=
[勝] 鳥谷部(1勝)
(公式HP・ファーム情報

【ゲームレビュー】
攻撃陣は、1-0とリードされた3回、
四球で出塁した上田中村公治
左中間を破りホームに向かい入れ同点。
無死3塁から春田の犠飛で、勝ち越しに成功。
7回、無死から普久原が二塁打で出塁。
新井が死球で1死一、三塁。
平田の内野ゴロの間に普久原が生還し追加点。
投手陣は先発の鳥谷部(西武から移籍)は
5イニング投げ2安打1失点の好投。
中田、高橋聡文、遠藤とリレーし、
危なげなく逃げ切った。
(公式HP・ファーム情報

○中田賢一
<6回から2番手で登板。2回を投げ、
3安打3奪三振無失点と、1軍復帰間近をアピール>
「不安もなく思い切り投げられました。
結果が出るかどうかは別にして体は万全です。
まだまだですけど、スピード自体、落ちてなかった。
腕が振れたのがよかった。

コントロールがまだまだ。
バッターが立つとおかしくなる。
その辺を意識して投げないといけない。
体の面は何の問題もなくなった。
実戦を大切にやっていきたいです」
中スポ名古屋ニッカン

○佐藤2軍監督
<中田について>
「このまま(1軍に)上がるんじゃないの」
(名古屋ニッカン)

○中村公治
<3回に同点タイムリー二塁打を放つなど、
3打数2安打の活躍。打撃がここにきて上り調子>
「間を取るようにしたら良くなりました」

○堂上剛裕
<6回、ウィリアムスからライナーで左前安打。
球に逆らわない基本の打撃を披露>
「当然相手のほうが上なんで
思い切って振っていこうと思いました。
打ててうれしいです」
(ともに中スポ)

○春田剛
<年に2度しかないナゴヤドームでの
“親子ゲーム”で決勝の犠飛を放つ>
「ここで早くプレーできるようになりたいです」
(中スポ<ドラ番記者>

2軍で調整をしている中田
6回から中継ぎで、4月30日以来の実戦登板
制球にばらつきがみられたものの、
2回を投げ、打者9人を3安打3奪三振で無失点
ストレートのMAXも144キロを計測するなど、
まずまずの投球内容で1軍復帰間近をアピールしました。
早ければ明日、あさっての千葉ロッテ戦
先発の可能性もあるようですよ。

その他では、先発・鳥谷部が、5回を1失点と好投。
打線では、中村公治が2試合連続のマルチ安打。
堂上は、現在調整中の阪神JFKのJからヒットを放ちました。
年に何度とないナゴヤドームでのゲームで
若竜3-1と勝利を収めました。

2006年5月18日 (木)

ウッズ大爆発6打点!3試合連続完封で4連勝!

ウッズ、連発6打点
竜党痛快!4連勝貯金8

朝倉の快投、川上の熱投と
ナイスピッチが続いたドラゴンズ投手陣
気がつけば、2試合連続完封勝利で、
なんと22イニング無失点なのだそうです。
今夜の先発は、マルティネス
果たして続くことができるのでしょうか。

◇日本生命セ・パ交流戦
中日-オリックス 2回戦
(17日・ナゴヤドーム | 中日2勝)
28303人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
オリックス
中 日 ×
[勝] マルティネス(8試合3勝3敗)
[D本]ウッズ9号3ラン、10号2ラン
[Dバッテリー]
マルティネス、小笠原 - 谷繁

共同通信社中スポ戦評ニッカン式スコア

中6日での先発となったマルティネス
初回、1死から大西宏明に三塁線を抜かれる
ツーベースを浴びると、続くにはストレートの四球。
やや危ないところをみせます。
しかし続く4番・中村紀洋の当たりはサードライナー。
二塁ランナーの大西が飛び出し、ダブルプレー。
オリックスのミスに助けられました。

一方、オリックスの先発は、
途中入団の右腕、ウェス・オバミュラー
前回1回持たずKOされ、中2日での登板。
初モノとの対戦となったドラゴンズ
しかしその立ち上がりを攻めます。
先頭の井端のボテボテの三塁へのゴロが
内野安打となって出塁すると、
英智の2球目に、スタート。
キャッチャー・日高剛からの送球が逸れセンターに転々。
井端はすかさず三塁へヘッドスライディング
盗塁と捕手のエラーで一気にチャンスを広げます。

英智は投ゴロに倒れますが、
迎えるは、2試合連続猛打賞と好調の福留
カウント2-1からの4球目、
中に入ったスライダーを叩くと、
左中間を深々と抜けていくタイムリーツーベース!
なおも1死二塁でウッズが続き、
外へのカットボールをピッチャー返し!
センターへと抜けていくタイムリーで2点目
ドラゴンズが今夜も先制、ゲームを優位に進めます。

2点をもらったマルティネス
2回、先頭の水口栄二を空振り三振に取りますが、
続くブランボーにはライトフェンス直撃のヒット。
さらに2死から日高に四球を与え、
一、二塁のピンチを背負ってしまいます。
ここで登場は、打撃がいいと評判のオバミュラー
マイナーリーグ時代のチームメイトとの対戦は、
粘られるも、最後は一塁フライ。
マルティネスが踏ん張り、0に凌ぎます。

4回、またしてもピンチのマルティネス
1死から水口をセンター前ヒットで出すと、
ブランボーにも四球を与え、再び一、二塁。
しかしここでも粘りを見せ、
阿部真宏、日高を連続空振り三振に打ち取ると、
さらに続く5回も、1死二塁とされるも、
大西をショートフライ、も初球を三ゴロ。
まるで札幌でのドラゴンズ打線のような
オリックス打線拙攻に助けられます。

初回の2点以降は、オバミュラーに抑えられた
ドラゴンズ打線でしたが、
5回ウラ、良いタイミングで中押し点が。
この回から登板の2番手・萩原淳から
英智のショート後方へ落ちるヒットと、
福留の四球で、1死一、二塁。
ここで迎えるは、前の打席で、
4-6-3の併殺に倒れていたウッズ
しかしここでは、期待に応えます。

カウント1-1からの3球目、
真ん中へのストレートを叩くと、
バットの先ながら、打球はセンター方向へ。
センターバックスクリーン下
フェンスの上のラバーに当たります。
まさにパワーでもっていった
3ランホームランで、5-0
マルティネスには、大きな追加点となりました。

6回を投げ、91球。
マルティネスが無失点のまま、7回に突入。
しかしここでこの日最大のピンチを迎えます。
簡単に2死をとったものの、
牧田勝吾に一、二塁間、大西に三遊間を破られ、
さらににも初球をレフト前に運ばれ、
満塁のピンチで、中村を迎えます。
一発出れば、たちまち1点差
マルティネスにとって、一番の踏ん張りどころ。
カウント0-1からの2球目、
中村は外へのストレートを打ち上げ、ライトフライ。
しっかりと投げ勝ったマルティネス
チーム無失点も29イニングとさらに伸びました。

先制、中押しとくれば、
当然欲しいのが、ダメ押し点
7回ウラから登板は、3番手・ユウキ
前の回に代打で登場の
元中日鈴木郁洋とのバッテリーに。

この回先頭の英智は、一塁ファウルフライに倒れるも、
1死から福留が外角低目のフォークを
うまくレフト前に持っていき、
迎えるは、ここまで4打点のウッズ

2-3、フルカウントからの7球目、
1球ファウルで粘った後にきた
真ん中低目へのカーブを
今度はしっかりとシンで捉えると、
打球は、右中間スタンドへ一直線!
今夜2本目となる、10号2ランホームラン!
先制、中押し、そしてダメ押しと、
1人でたたき出しての3安打2本塁打6打点
まさに手が付けられない状態のウッズ
スコアもついに、7-0と圧勝ムードに。

8回もマウンドに上がったマルティネス
すでに球数も113球、さすがにバテがきます。
先頭の水口に四球を与え、
続くブランボーにはピッチャー返し。
マルティネスのグラブの先に当たり、
大きくセンター前へ。

しかしここでもオリックスにはツキなし。
二塁の森岡が、ナイスバックアップ!
跳ねた打球を掴むと、そのままベースを踏んで一塁へ。
4-4-3のダブルプレーと最悪の結果に。
続く阿部真宏を遊ゴロに打ち取ったマルティネス
結局、8回を投げ126球、8安打4四球6奪三振。
無失点のまま、あとの投手陣に繋ぎました。

最終回は、間隔の空いた岩瀬ではなく、
今季初登板となる小笠原がマウンドへ。
先頭の塩崎真を初球、ライトフライに打ち取ると、
続く鈴木の代打・ガルシアもライトフライ。
さらにユウキの代打・嶋村一輝
空振り三振に打ち取り、ゲームセット。
主砲の大爆発で、ドラゴンズ4連勝!
5年ぶりとなる3試合連続完封勝利で、
チームの無失点も
31イニングと伸ばす結果となりました。

ワキアイアイって英語でなんていうのかな?先制タイムリー、中押し3ラン、
そしてダメ押し2ランと
今夜は、まさに
ウッズデーでしたね。
やはり主砲が打ってくれると、
ゲームが楽な展開
進んでいきます。
今季は、走者を貯めた時でも
しっかりと還す働きをしてくれるウッズ
まさに絶好調って感じなのでは。
この勢いではなく、状態を出来るだけキープ
チームの上昇に一役買ってほしいです。

打点はウッズが稼いだものですが、
忘れてはいけないのが、福留
2安打2四球と全打席に出塁し、
チャンスのお膳立てに徹した貢献度は高かったです。
こちらも上昇気流、アレックスも含め、
主軸でチームを引っ張ってほしいです。

ウッズも語っていましたが、
打線のリズムをよくしているのが、投手陣の好投。
マルティネスは、若干ピリッとしないところも
ありましたが、オリックス拙攻にも助けられ、
粘り強く投げてくれました。

これで13日の東北楽天戦久本から始まり、
朝倉-平井-川上-マルティネス
そして小笠原と繋いだ無失点は、31イニング
ここまで来ると、が失点してしまうのかと
気になってしまいますね。
明日の先発は、おそらく佐藤充
ただ佐藤充の場合は、無失点よりも結果が大事。
無失点は意識せずに、自分の投球をしてもらいましょう。

オリックスに連勝し、2カード連続の勝ち越し
4連勝で、貯金も今季最多の8となりました。
まさに投打かみ合うドラゴンズ
明日も勝って、一気に3タテといきましょう。


☆今夜のビクトリーラン!(17日)

○タイロン・ウッズ
<2打席連発を含む3安打6打点の荒稼ぎ。
自らのバットでチームを4連勝に導く>
「とても気分が良いです。
常に前向きな気持ちでプレーしたことが
良い結果につながったと思います。
1本目はストレートでバットの先でしたが
よく飛んでくれました。
2本目はカーブでしたがバットの良い所に
当たってくれて良かったです。

この勝利はピッチャーの活躍が
あったからだと思います。
彼らのすばらしいピッチングが
バッターに良いリズムを与えてくれました。
これからも今日のような試合を
続けていきたいと思います」

<1回のタイムリー談話>
「ランナーを還す事だけ考えて
思いっきり振った。打てて良かったよ」

<5回のホームラン談話>
「打ったのは、ストレート。
追加点を取るチャンスで打てて良かったね。
会心の当たりだったよ」

<7回のホームラン談話>
「打ったのは、カーブ。いい感じで打てたよ」

「実はストレートを待っていたんだ。
ところがカーブがきた。
(バットの)いいところに当たってくれたよ。
うまくカーブを持っていけたね。

1試合で2本塁打6打点なんて、
それはいい日に決まってるよ。
気持ちいいね。これだけ打てれば
クリーンアップの仕事はできたよ。

投手の活躍を抜きに、それは語れないよ。
彼らがいい仕事をしてくれるからこそなんだ」

<10本塁打のうち8本が、センターから右方向。
逆らわない打撃が変ぼうの原因>
「来たところに従って打っているだけだよ。
外角なら右方向という具合に、ね。
外角は長い時間ボールが見られるから、
狙っていることが多いというのはある。
内角球も大好きだが、右方向の本塁打が
多いのは、状態が悪くないということ」

<好調のカギを握っているのが、夫人と愛犬>
「毎日話す相手もいるし、精神的に大きいね。
不満やストレスがある時に、家に帰ったら
自分の話を聞いてくれる奥さんがいる。
気持ちが楽になるんだ」
(中スポ、トーチュウ、サンスポ
共同通信社スポニチ名古屋名古屋ニッカン

○ルイス・マルティネス
<8回を8安打4四球ながら無失点で3勝目>
「今日はコントロール重視で
チームの勝利を最優先に考えて投げました。
ピンチもありましたが何とか切り抜けることが
できたと思います。
打撃陣、特にウッズ選手には助けてもらいました。
昨日の川上投手の後で自分も良いピッチングができて
チームに貢献できたと思います。
これからもこの調子でがんばります」

<走者を背負っても、集中力は切らさず>
「コントロール重視で投げた。
ピンチを何とか切り抜けられて、
タイロン(ウッズ)がよく助けてくれたし、
川上の後にいいピッチングができて、
チームが勝ってうれしい。
走者は許したけど、最低限の仕事はできた。
走者を出したら、走られないように
(クイックで)ホームに向かって
速く投げるようにした」

<8回で降板、来日2年目での初完封はならず>
「(チームの無失点)その記録は気づかなかったよ。
でも最後(9回)まで投げたかったな。
なかなか、こういうチャンスはないからね。
130球近く(126球)投げていたし、仕方がない」
(公式HP、中スポスポーツ報知
共同通信社スポニチ名古屋

○森バッテリーチーフコーチ
<先発・マルティネスについて>
「テンポ、コントロールともにいい。
一球一球、大事に投げている。
初回に点を取ってもらったので落ち着いているね。
追加点を取るまでこのまま頑張って欲しいね」

<チームの3試合連続完封については、言葉少な>
「いいときもある」
(公式HP、中スポ、スポニチ名古屋)

○福留孝介
<初回、先制のタイムリー。
11試合連続安打で、打率は.329と上昇。>
「打ったのは、スライダー。
ランナーが3塁にいたので楽な気持ちで
打席に入ることができました。
タイロンも当たっているし、
つなぐ気持ちで打席に入っている。
タイロン(ウッズのこと)の調子がいいから、
ボクが楽に打てるというのはありますよ」

<前日から5打席連続出塁中。
3度も本塁を踏み、得点数はリーグ2位の30に>
「タイロンがよくかえしてくれるんでね。
出塁するってことを、
特に意識しているわけではないですけど、
打ったり、歩いたりというのは
誰でもめざすことですからね」
中スポ、スポニチ名古屋、名古屋ニッカン

○小笠原孝
<今季初登板で9回を三者凡退に>
「初めてだから緊張しました。
次もこの調子で頑張ります」
(トーチュウ)

○谷繁元信
<31イニングの間、相手に本塁を踏ませず。
守備の要が2年目の交流戦を語る>
「1番大事なのは投手が自分の力を出すこと。
だけど相手打者も知らないといけない。
去年6試合もやってるから
(各打者の)特徴は思い出せる。去年の経験は大きい」
名古屋ニッカン

○井上一樹
<選手会長兼営業部長は、世知辛い現実に直面>
「この間、1死満塁で代打で出て
三振したんやけど、あの後はつらかった。
ごっつい、へこんでた。試合後も、ロッカー室で。
そこに営業の人が来て
『今度のイベントの件だけど』って…。あれはつらい。
仕方ないな。まず、プレーをしっかり見せないとね」
(中スポ<ドラ番記者>

○落合監督
<投打がかみ合い今季2度目の4連勝。
最多の貯金8にご機嫌>
「ピッチャーが0点で抑えてくれて
クリーンアップが打ってくれれば
何も言うことはありません」
(公式HP・スコアボード、スポニチ名古屋)


若竜からの話題。(17日)

◆ウエスタンリーグ
中日-阪神8回戦
(17日・ナゴヤ球場)
 T  000 000 000  =
 D  000 000 05×=
[勝] 落合英二(1勝)
(公式HP・ファーム情報

○平田良介
<8回、右中間へ2点タイムリー三塁打。
プロ入り初打点を挙げる>
「しっかり振ることだけを考えて打席に入りました。
初球からストレートが来たら振ろうと思っていました。
会心の当たりです。何も考えずにいました。
プロの140キロ台後半の真っすぐを
打てたことがよかった。自信になります。
しっかり振ることができました。うれしかったです」
(公式HP・ファーム情報、中スポ名古屋ニッカン

○佐藤2軍監督
<平田の一打を絶賛>
「平田の一打で決まると思ってたよ。
いい打球だったね。
右に大きいのが打てる。まるで“小ウッズ”だね。
やっぱり大物っていう感じだね」
(中スポ)

○吉見一起
<自身最長の7回を被安打4の無失点>
「前回、初回に点を取られたので
ブルペンで球数を増やして望みました。
立ち上がりから飛ばしていこうと思って。
丁寧に、しっかりとコースをついて投げました。
今日は、コントロールが良かったです。
特にシュートが...。
抜ける球も少なかったので腕が振れました。

打たれるんじゃないかというマイナス思考じゃなくて、
きょうはすべてプラス思考で投げました。
しっかりと(野手が)
リズムをつくれるような投球を目指したい」
(公式HP・ファーム情報、中スポ)

小雨の中、行われたナゴヤ球場での阪神戦。
ルーキー・平田プロ初タイムリーを放ちました。
ゲーム途中から9番・センターで登場。
0-0の同点で迎えた8回ウラ1死一、二塁の打席で
大阪桐蔭高の先輩・桟原
カウント1-1から148キロのストレートを振り抜くと、
右中間へ弾丸ライナー。
二者が生還し、プロ初打点をマークしました。
4月26日のデビュー以来、3戦目での初打点に
うれしそうな表情を見せていたようです。

体調不良と報道されていましたが、
痛めていた左太ももの状態も回復。
守備でも2つのセンターフライを処理したとのこと。

右に大きいのが打てる“小ウッズ”ですか。
まるで小坊主のようですが、
佐藤2軍監督もなかなかイキな事を言いますね。
自信になったでしょうか。今後も期待です。

なおゲームは、同じルーキー希望枠の吉見が好投。
変化球を駆使して、制球もよく、
7回をわずか4安打で無失点
プラス思考で投げ込んだのがいい結果に繋がったようです。

攻撃陣は、あいかわらずの低調。
ベンチの作戦通りに動けず、0行進だったようですが、
また平田のタイムリーのあとには、
中村公治、堂上などがタイムリー放ち、一挙5点。
8回1イニングを投げた落合英二が勝ち投手となりました。
なお、1番・サードでフル出場した森野は、
4打数1安打1打点、盗塁も1つきめたもよう。

ところで1軍復帰に向け、
この試合に登板予定も降雨のため
大事を取って、回避となった中田
きょう18日、朝10時20分開始
ナゴヤドームでのウエスタン阪神戦に
中継ぎで登板することになったそうです。
週末の千葉マリンでの登板もあるかも。
きょうの登板の結果に注目しましょう。


PS 今夜の渡邉選手。

8回の守備から、勝利のフォーメーション
ファーストの守備につきました。
8回無死一塁からの4-4-3の併殺。
森岡からの送球をしっかりとキャッチしました。

2006年5月17日 (水)

無四球完封勝利、どうだ!エースだ!憲伸だ!!

憲伸、無四球完封

竜3連勝!交流戦初貯金

ドラゴンズの交流戦3カード目の相手は

オリックス・バファローズ

昨季の対戦成績は、3勝3敗ながら、

エース・川上憲伸にとっては、

2戦2敗と勝てなかった因縁の相手。

今季、セ・リーグ防御率トップの実力

エースのプライドを胸に立ち向かいます。

◇日本生命セ・パ交流戦
中日-オリックス 1回戦
(16日・ナゴヤドーム | 中日1勝)
27643人123456789R
オリックス
中 日×
[勝] 川上(8試合5勝)
[D本]なし
[Dバッテリー]
川上 - 谷繁

共同通信社中スポ戦評ニッカン式スコア



初回、川上は先頭の村松

内角高目のストレートでレフトフライ。

続く阿部真宏を外へのカーブで投ゴロ。

にはうまくライト前に運ばれますが、

盗塁失敗に終わり、チェンジ。

落ち着いた立ち上がりとなりました。

一方、オリックスの先発は、

背番号6、広島から移籍のトム・デイビー

立ち上がり、先頭の井端が四球で出ると、

続く英智がしっかり送って、

福留も痛烈にライト前に運んで、一、三塁。

ここで迎えるは、今季得点圏.412ウッズ

きっちりセンターへ犠牲フライを打ち上げ、

ドラゴンズが先制します。



1点のリードをもらった川上

2回はクリーンアップとの対戦となりましたが、

4番・