春季キャンプ直前、沖縄からの話題。
キャンプインを2日後に控え、
ドラゴンズ選手会の合同自主トレが
この日、打ち上げられました。
また落合監督をはじめ、イ・ビョンギュ、
川上、岩瀬らがぞくぞく現地入り、
新外国人投手がナゴヤに到着など、
キャンプ直前の様々な話題をどうぞ!
オキナワからの話題。(30日)
◇堂上直倫(高校生ドラフト1巡目)
<沖縄合同自主トレ最終日、
北谷球場でフリー打撃などを行う。
2月1日からのキャンプへ向けての意気込みを>
「ある程度やりたいことはできたと思います。
キャンプは厳しいとは思いますが、
何とかついていきたい」
<キャンプ中の体重維持の秘策をを明かす>
「(キャンプでは)打撃をアピールしたい。
ただメニューがきついので体重が減って、
80キロ以下にはならないようにしたい。
最低でも80キロをキープしたいので、
毎日ケーキを食べようと思ってます。
甘いものを食べると疲れも取れるし。
おなかがいっぱいでも、ケーキなら食べられる。
特に好きなのはモンブラン。
疲れた時でもモンブランなら食べられます」
(スポーツ報知、名古屋ニッカン1、2)
◇新井良太
<フリー打撃で5本のサク越えを放つ。
打撃フォームをオフに修正>
「トップからバットをあおらないように
ワンピースで打つ形(に変えた)。
ホームランを打てなかった理由は
自分が一番わかっていますから」
(スポニチ名古屋)
◇浅尾拓也(大・社ドラフト3巡目)
<北谷球場ブルペンで約30球を投げたが
キャンプインを前に早くも悩む>
「全然だめです。僕のフォームは
タイミングが取りやすいので改造しようかと
思っているんですが、そうすると球がいかない…」
(名古屋ニッカン)
☆こちらも本番直前!
北谷キャンプ現地レポさんの
『中日ドラゴンズ 北谷キャンプ2007』は、こちらから!
27日から続いていた
沖縄合同自主トレもこの日打ち上げ。
最終日も好天の北谷、読谷で
選手たちはキャンプに向け、
最後の総仕上げを行ったようです。
北谷キャンプ現地レポさんによると、
2年目の吉見がブルペンで熱の入った投球。
他の投手が上がっても、ひとり残って投げ続け、
かなりの球数を投げ込んだもよう。
また午後の陸上トレーニングでは、
森岡が足を気にする仕草を見せていたようです。
キャンプインを前に不安がよぎります。
また全体メニュー終了後は、
樋口、高江洲がブルペンでキャッチボール。
球場では、ベテラン・上田が、
また室内練習場では、堂上直倫、福田、西川、
柳田、普久原ら若手が居残り特打を行ったもよう。
特に堂上直倫は、他の選手若手が上がっても、
一人きりでさらに打ち込みを続け、
初のキャンプに備えていたようです。
ところでその直倫が、キャンプでの秘策を。
過酷なキャンプで減ってしまう体重を
毎日の夕食後にケーキを2個食べて
補っていくとコメントしました。
大の甘党で好きなケーキは、モンブラン。
高校生らしく、なんともかわいい限りですが、
プロの体を作るのも、このキャンプでの課題。
しっかりキャンプを乗り越えられるよう頑張りましょう。
◇堂上剛裕
<読谷球場でのシートノックで、
ライトから本職さながらの強肩を見せる>
「肩ができてくればもっといけます。
(若手の中では)藤井さんが肩強いけど、
球の速さとか、内野やってたんで、
捕ってから投げるまでの速さとかで、
負けないようにしたい」
<これからは打球処理が課題>
「まだ一歩目がどうしても遅れますね」
(中スポ)
◇音外野守備走塁コーチ
<堂上剛裕のレーザービームに>
「外野も面白いかもしれないね。
地肩は(中日外野陣でも)上の方。
コントロールなど他の部分は
実戦をやっていけばつく」
(中スポ)
◇三澤興一
<読谷球場で移籍後初めてのブルペン入り。
巨人時代の同僚・小田を相手に立ち投げで約20球>
「準備はできてます。
実戦で早く投げられるように仕上げていきたい」
(東京中日)
一方、読谷球場では、
直倫の兄・堂上剛裕が、
シートノックで強肩を披露。
本来は三塁手ながら、
迷わずライトのポジションに入ると、
三塁、本塁へダイレクトでストライクを連発。
もともと肩には自信があり、
スピードガンでもかなりの数字を叩き出す剛裕。
本職に負けない肩で音コーチにアピールしました。
昨秋から出場機会を増やすため、
自主的に外野練習に励んでいた剛裕。
ハワイのウインターリーグでも
レフトを守っていたりしたようです。
秋季練習では、春田や澤井、普久原らが
内外野兼務を指令されましたが、
これもその一環とも言えます。
キャンプでは、内野組に入ると思いますが、
チャンスを掴むためには、
今後も外野練習を続けていくことも大事です。
◇イ・ビョンギュ
<春季キャンプに備え、沖縄入り。
慌ただしいスケジュールでさすがにお疲れ気味>
「ちょっと疲れがあります。
サウナに入って休みたい」
<持ち込んだ野球道具以外の荷物は、
パソコンとDVD。さらに日本語習得のために
『日本語の本』も持ってきたことを明かし>
「日本語を覚えようと思いまして、
本を持ってきました。
日本語の本を見ながら
勉強しようと思っているので。
休みの日や、暇な時に勉強したいです」
<会見では報道陣のリクエストに応じて
知っている日本語も披露>
「ヨロシクオネガイシマス」
「コレイクラデスカ?」
<日本では有名な中日の猛練習。
キャンプについて問う報道陣に逆取材を>
「逆に聞きたいのですが、
中日のキャンプは厳しいと言われるが、
どんなふうにハードなんですか?
どのくらい厳しいのか教えて欲しい」
<昨年、落合監督のノックを受けた森野が
脱水症状になったことなど
担当記者の説明をうなずいて聞き、
キャンプ初日からのフルメニュー参加を希望>
「最初からすべてのメニューを
やろうと思っていますが、
『脱水症状』を起こさないように
ペースを抑えてやりますよ」
<沖縄でのキャンプは慣れている>
「興奮するかと思ったけど、
LG時代から通じて
11年目の沖縄キャンプになるので」
<昨季のリーグMVP・福留に
日本野球を学ぶ考えを明かす>
「練習しながら色々なことを聞きたい。
相手ピッチャーのこととかを聞いて行きたい」
<レフトかセンターか
決まっていない守備位置に関しては>
「自分はセンターをやってきたから
慣れているのはセンターだが、
監督に言われればどこでもやる」
(中スポ、スポニチ名古屋、名古屋ニッカン)
◇福留孝介
<所用のため、30日の合同自主トレには参加せず。
イにアドバイスを求められたら、話をする考えを明かす>
「オレの教えられることがあったら、何でも教える。
いろいろ話しますよ。通訳もいるし。
(同じ外野で)話をする機会も多いでしょう」
(東京中日)
イ・ビョンギュが、沖縄の宿舎に合流。
ドラ番への記者会見を開きました。
会見のなかで12球団一厳しいと言われる
ドラゴンズのキャンプを逆取材。
そのうえで外国人としての特権を返上し、
初日からフルメニューに取り組む意欲を示しました。
LG時代と同じ沖縄でのキャンプですが、
荷物のなかに日本語の学習本を入れていたり、
外野でコンビを組むことになりそうな
福留に教えを請う構えなど見せるなど
日本に溶け込む姿勢も伺えました。
新天地で迎える1カ月間のキャンプ。
まずはしっかり自己管理し、
無理しすぎないよう、練習に取り組んで
日本に溶け込んでほしいと願います。
◇川上憲伸
<岩瀬とともに沖縄の宿舎に到着。
キャンプ初日のブルペン入りに向け、調整は順調>
「(肩は)いい感じですが
やってみないとわからない。
まずは(ブルペンで)投げてみることですね。
最初から全力で投げるのは無理なんで、
どの辺で全力で投げられるかを確かめるのが課題です」
<岩瀬が自分のマネジャーに
間違えられ、笑顔が絶えず>
「いやー、間違えられてたよー」
(サンスポ、スポニチ名古屋)
◇岩瀬仁紀
<川上とともに沖縄入り。
タクシーでの移動中、運転手から
まさかの言葉をかけられ、苦笑い>
「『お客さん中日の川上さんですよね。
隣の方はマネジャーさんですか?』って。
おもしろかったよ」
<キャンプについては>
「自分のペースでやっていきたい」
(中スポ、名古屋ニッカン)
◇落合監督
<東京からキャンプ地の沖縄に移動。
きょう31日の全体ミーティングから連覇へ始動>
「第1、第2クールはふるいにかける。
この世界全員同じスタートを
切らないといけないからね。
(厳しいのは)いつものことだよ」
(中スポ、名古屋ニッカン)
また仲良しコンビの
エース・川上憲伸と
守護神・岩瀬が
この日、そろって沖縄入り。
サイパンで順調に
自主トレをこなした憲伸は、
ここ数年続けている早期ブルペン入りを示唆。
初日から半袖で投げるエースが見られそうです。
一方、キャンプでは
マイペースを貫く考えの岩瀬。
しかしこの日乗ったタクシーでは、
運転手から「川上さんのマネジャーですか?」と
言われてしまい、思わず苦笑いだったとのこと。
球界最高年俸投手をマネジャー呼ばわりする
オキナワのタクシードライバー、
ある意味、ツワモノだと思います!
最後に落合監督も
例年通り、東京からの最終便で沖縄入り。
きょう31日の全体ミーティングでは、
ナインへ厳しいゲキを飛ばすのではと思われます。
◇中田賢一
<荒木、森野とともに、
イオン南風原店でのトークショーに参加。
今キャンプから投球フォームを
マイナーチェンジすることを明かす>
「無駄のないフォームが一番ですからね。
それを探してやっていきたい。
1年間やれば結果はついてくる。
10勝? それは目指してやります。
いまはインステップするところを修正しています。
キャッチボールから気をつけていますが、
うまくいっている。
これが内転筋を痛める原因かもしれませんからね。
プロに入ってからはフォームに繊細になりました。
まあ悪くなって修正、悪くなって修正の
イタチごっこですけど。
投げるときに(右)ひざが割れている、
腰が下がりすぎているというのもあると思います」
<キャンプではブルペンでのフォームをビデオ撮影。
宿舎に戻ってチェックし、納得いくまで修正する>
「故障するのは投げ方の問題。
何とかいいフォームを見つけたい」
(中スポ)
◇荒木雅博
<『沖縄での楽しみは?』との質問に>
「キャンプ中は沖縄とか関係なく寝ることが一番。
幸せに感じるのは、寝ることです」
(中スポ)
◇森野将彦
<『チャンスで打つ心構えは?』と聞かれ>
「無心というか、平常心になること」
(中スポ)
荒木、森野、中田の3人が
現地・沖縄で行われたトークショーに参加。
約200人のファンの前で活躍を誓ったもよう。
そのなかで中田が、キャンプで
投球フォームの修正を行うことを明らかに。
カギとなるのが、インステップの修正。
左足を捕手に向かって、
まっすぐに踏み出すことで、
腰や内転筋の負担を軽減させることが目的のようです。
ケガに負けない体と
理想のフォームを固めることで、
1年通じての先発ローテ入りと
初の2ケタ勝利を狙うという背番号20。
ただあまりフォームにナーバスになりすぎて
袋小路に入り込まないよう、注意しましょう。
ナゴヤからの話題。(30日)
◇ジョー・バレンタイン
<中部国際空港着の航空機で来日。
新天地にかける決意を熱っぽく語る>
「日本に来ることをすごく楽しみにしていた。
エキサイトしている。
プロではリリーフの経験が多いが、
チームが勝つために与えられた役割は何でもやる。
先発でも中継ぎでも、抑えでもだ」
<右投手ではあるが、
特に左打者に強いことをセールスポイントに>
「そう、ぼくのチェンジアップが左打者に有効なんだ。
これと真っ直ぐを組み合わせて
打者を抑える。自信を持っている投球だ」
<きょう31日に沖縄入りし、
ナインとともにキャンプに合流>
「アメリカでもしっかり体を動かしてきた。
いつでもキャンプに入れる」
(東京中日)
◇フランクリン・グラセスキー
<196センチの長身左腕。初めての日本に>
「すごくいいところと聞いている。
ドミニカに比べると寒いが、慣れれば大丈夫。
ここで野球をするのが楽しみ。
どんな形でもいいからチームの優勝に貢献したい。
優勝リングを手に入れたい。ベストを尽くすよ」
(東京中日)
◇ラファエル・クルス
<キャンプで入団テストを受けるため、
ドミニカ共和国から来日。
捕手から投手に転向の変わり種はやる気満々>
「ドラゴンズからもらったチャンス。
何が何でも、ものにしたい。
(投手に転向したのは)4年半ぐらい前から」
(東京中日)
◇エンリケ・ラミレス
<同じくテストのため来日。日本での成功に賭ける>
「テストに合格したい。頑張る」
(東京中日)
新外国人投手のバレンタイン、グラセスキー、
さらに春季キャンプでテストを受ける、
クルスとエンリケ・ラミレスが、
この日、中部国際空港着の飛行機で来日しました。
最も期待がかかるバレンタインは、
上下ジャージというラフな普段着で登場。
MAX157キロのストレートと
チェンジアップのコンビネーションという
自分のセールスポイントをアピール。
さっそくセットアッパーと左殺しに立候補しました。
またドミニカンのテスト生の2人は
合格した場合、育成選手となる予定。
それでも異国での成功に向け、
テストに全力をつくすと語りました。
今日のその他。(30日)
竜、年俸総額トップ 日本選手
V9以降 巨人抜いた
(中スポ)
今朝の中スポによると
『日本選手に2007年支払われる年俸総額』で
ドラゴンズが巨人を抜いて
12球団の首位に立ったことが、明らかになりました。
日本選手(支配下選手のみ)に今季支払われる額は、
中日=31億4870万円
巨人=30億7784万円
福留が更改すれば、その差は
さらに開くことになるそうです。
ついに巨人を抜いたんですか!
確かに巨人は、ここ数年の新旧入替で
高年俸の選手がずいぶん抜けましたからね。
それにしても、スゴい額。
それだけドラゴンズの日本人選手の
質が高いということでうれしいことですが、
先日の西川球団社長の
「ない袖は振れない」発言などにもあるように
今後は人件費抑制の方向へ進む可能性も
出てくるかもしれません。
ちなみに『外国人選手を含めた総年俸』では、
6億5000万円のイ・スンヨプなどがいる
巨人が41億7634万円で12球団のトップ。
ドラゴンズは39億8870万円で2位になるそうです。
お金を払っている分、
選手達には、しっかり働いてもらい、
チームに還元してほしいと期待します。