16 2006秋季練習

2006年11月24日 (金)

ドラゴンズ2006年秋季練習終了と福留昇竜賞。

落合節『若手伸びた実感ない』
秋季練習打ち上げ
 

今月4日からナゴヤ球場で行われていた
ドラゴンズ秋季練習がこの日終了
若手を中心に厳しい猛練習となった17日間。
日没後の暗闇の中で総括した落合監督は、
「体力は間違いなくついた」と及第点。
オフの間のさらなる精進を期待しました。

◇新井良太
<秋季練習の強化指定選手。
17日間の地獄を乗り切り>
「こんなに濃い練習は
(人生で)初めてでした。
これが無駄にならないようにしたい。
今後に生かしたいです」

<最終日、打球がマシンを直撃。
約10分ながら、一時的に投球不能に陥らせる>
「(2回の修理で)すぐ直るものなんですね」

<練習後はほかの内野陣とともに
観客席のファンにお礼のあいさつ>
「たくさんの温かいご声援
ありがとうございます。
来年は日本一になります。
微力ながら戦力になれるよう、
日々精進し頑張ります」
中スポ名古屋ニッカン

◇中村公治
<17日間、2万スイング以上。
左ひざ痛に耐えながらも秋季練習を完走>
「去年は秋季キャンプでリタイアして、
みんなと同じスタートラインにも立てなかった。
今年は仲間が脱落しても、
絶対に完走しなくてはいけなかった」

<速射打撃メンバーにも選ばれ、
来季は右の代打と外野の定位置を狙う>
「手応えはある。
カーブマシンで、右肩が下がるクセがなくなった。
秋で掴んだ感覚を来季につなげられるよう
オフの間もできる限り打ちます」

◇石川賢
<1567球で秋季練習の投げ込み王となる>
「走りこみはきつかったけど、
だからといって投げる方の手を抜きたくなかった」
(東京中日)

◇上田佳範
<最年長33歳も若手に混じり、見事に完走>
「少しは免除してもらいましたが、
8割は同じメニューをこなしたと思います。
肉体的には自信がつきました。
これを生かさなきゃ」
(東京中日)

◇川相内野守備コーチ
<コーチとしての初の秋季練習を打ち上げ>
「疲れました。コーチは選手以上に
元気にやっていかないといけないからね。
でもキャンプが始まったころに比べたら、
選手は確実にうまくなっていると思うよ」
名古屋ニッカン


◇落合監督
<秋季練習を振り返る。
若手選手の上達ぶりを聞かれ>
「伸びた? 実感ない。
もうちょっとけが人が出るかと思ったけど、
全部のメニューを乗り切ったんだから、
(若手の)体力がついてきたことは事実。
この時間と練習量で、最後まで
ついてこられるようになったということ。
それがなければ技術的なことはできない」

<オフの若手選手の奮起に期待>
「あとは(12、1月の)2カ月を
どうやって過ごして、2月のキャンプで
何を見せてくれるかということだな。

12月、1月は上との差を縮める時期だ。
主力はその時期から練習し始める。
相当開きはあるよ。
それを埋めるのは大変だけど、
縮めることがあるとすれば12月、1月。
やったらうまくなると思って
自覚を持ってくれれば一番。
(若手は)ひと皮むけると思う。
精神論は嫌いだけど、そこにいく。
窮地に陥ったときに役立つはず。
(自分を)救ってくれるんじゃないか」

<左ヒザ痛に耐え、
完走した中村公治について>
「アイツは(打球の)方向感覚さえ
ちょっと直ればいいんだけど。
肩も悪くない。潜在能力はあるんだ」

<リタイアした森岡、鎌田、
藤井については厳しい姿勢を見せ、
早くも来春キャンプでの2軍スタートを示唆>
「全員に期待しているけど、
現時点ではケガをした3人のことは
オレの頭の中にない。審査の対象にない。

ゲーム中の接触プレーとかなら
仕方ないが、防げたケガ。
3年目、4年目の選手は
ユニホームを脱ぐ対象になる。
まず、これからどうやって頑張って、
キャンプを乗り切った連中に
追いつくかということだ」
(中スポ、共同通信社スポニチ名古屋名古屋ニッカン


1日平均約6時間半の猛練習
連日続けてきた若竜たち
最終日となったこの日も、内容は変わらず。
野手は約3時間のカーブマシンとの速射打撃など。
小林、石井ら投手陣は、
約1時間のオレ流ノックを受けました。
そして17日間の締めくくりとなったのが、
日没後の暗闇ランニング
すっかり真っ暗となったナゴヤ球場の
グラウンドを約50周走って、
全メニューが終了となりました。

唯一灯が点ったベンチで
走る選手を見ていた落合監督
秋季練習を振り返り、
目的の一つであった体力強化は達成。
技術面よりも、この厳しい練習を
こなすことができた体力面、精神面。
それに関して評価をしていたようです。

日々精進し頑張ります!若手の底上げ
テーマとした秋季練習
足がつりながらも、
ノックを受け続け、
しごかれてきた
強化指定選手新井をはじめ、
野手陣は、室内での速射マシン打撃に守備練習。
投手陣は、かなりの球数の投げ込みや
サバイバルランニングなどの走り込み。
連日、同じ厳しい練習を長時間こなしてきました。
疲れがピークに達するとケガ人も現れましたが、
振りまくり、投げまくり、走りまくって
フラフラになりながらも、完走した若竜たち。
しかし苦しんだ分、得たものも多い。
そんな17日間だったのではと思います。

ただこれで終わりというのではなく、
その掴んだものをどう広げていくのか。
オフシーズンをどのように過ごしていくのかが
これからのカギとなってくると
落合監督は、若竜のさらなる奮起を促しました。

確かにこれからがさらなる勝負
休んでいる主力に少しでも近づくためには、
練習をしていくことが大切ですからね。
もちろん若竜たちもそれは承知のはず、
来月5日から有志でナゴヤ球場で
合同自主トレを行う予定だそうです。

今後へのステップとなった秋季練習。
とりあえずは、17日間お疲れさまでした
この秋、鍛えて備わったものを、
個々にオフにしっかり伸ばしていき、
来春のキャンプでの成長に繋げてほしいです。


ナゴヤからの話題。(23日)

◆三澤興一(前・東京ヤクルト)
<この日も報道陣をシャッタアウトし、
室内練習場で入団テストを受けるも、合否は出ず>
「ぼくからお願いして、
2日間受けさせてもらいました。
合否? ボクの方ではいつになるか分かりません。
監督からは後日連絡をいただくことになっています」
(東京中日、スポニチ名古屋

◇落合監督
<テスト自体に言及せずに>
「せんさくするな」
(東京中日、スポニチ名古屋


前日極秘に行われた前・東京ヤクルトの
三澤の入団テストがこの日もシャットアウト
行われましたが、結局合否は持ち越しとなりました。
せんさくはしませんが、結果は知りたいです。


◇福留孝介
<3年ぶり3度目となる『昇竜賞』を受賞>
「こういう賞に選んでいただきましてうれしいです。
まだ4度受賞した選手はいないと聞いたので、
来年も取れるように頑張ります」

<この日、名古屋市内での映画のPRイベントに参加。
トークショーでは映画好き?の一面を披露>
「『火垂るの墓』には泣かされました」

<イベントの質問コーナーでは、少年ファンに
『メジャーに行きたいですか?』の質問を浴び>
「来年、頑張ればFA取れるんで、
それから考えます」

<イベントで来季の抱負について語る>
「来年はプロ野球のシステム
(ポストシーズン)が変わりますが、
日本一になれるように頑張ります」

<イベント終了後、報道陣に囲まれ、
今オフの『休養宣言』を>
「しばらくは何もしないで休むよ。
動きたくなるまでね。公の場にも出ない。
バットもグラブも触らない」

<シーズン終盤、
昨オフからの疲労がたたった結果となり>
「3割6分は打てたはず。
最後にへたってしまったのが悔しい」

<大幅アップが見込まれる
今オフの契約更改交渉について>
「(他選手の)状況を見て臨みたいですね。
まだ、何も準備はしてないけど
僕自身楽しみです。
一発でサインするにこしたことはないけど、
年俸以外にも話し合うことがあるでしょうからね。
僕もいろいろ考えていることがある」

<順調なら来季中にFA権を取得も。
しかし現時点ではその話題を封印>
「何も考えていない。
無事に権利(FA)を取った時に初めて話すこと」
中スポスポーツ報知
スポニチ名古屋12名古屋ニッカン12

◇佐藤充
<昇竜賞新人賞受賞が決まり>
「選んでいただいてとても光栄です。
今季やってきたことを評価されて励みになります。
来季も結果を残せるようにがんばります」
(東京中日)


ドラゴンズ
の選手にとっては、
MVPと同じくらいの価値があると言われる
中スポが選定する第45回『昇竜賞』
毎年その年のドラゴンズで最も活躍した
選手に贈られる伝統あるこの賞に、
今季は福留が選ばれました。

打率.351、31本塁打、104打点と
文句なしの成績でリーグ優勝に貢献。
3年ぶりとなる受賞は、江藤慎一、中暁生、
谷澤健一
各氏と並ぶ4人目の
「3度目受賞の選手」となりました。

ちなみに過去5年間の昇竜賞受賞者は、以下の通り。

2001年 野口茂樹
2002年 福留孝介
2003年 福留孝介
2004年 川上憲伸
2005年 岩瀬仁紀

やはりチームの中心選手でないと
もらえない賞であり、今季に関しては、
やはり福留で納得でしょう。
おめでとうございます!
これで福留が今季獲得したタイトルは、
首位打者、最高出塁率、セ・リーグMVP、
ベストナイン、三井ゴールデングラブ賞、
最優秀JCB・MEP賞と合計七冠となりました。

WBCの世界一も含め、
最高の一年となった福留ですが、
今後については、練習だけでなく、
イベントやTV出演も極力減らし、
徹底的に静養に努めると宣言しました。
オーバーホールこそしたものの、
シーズン前から痛めていた右肩にも
まだ不安が残っているのかもしれません。
この日イベント後、ナゴヤ球場で
軽いキャッチボールなどをしたそうですが、
フォーム改造のため、徹底的に打ち込んだ
昨年のオフとは対象的に休む方針となるようです。

そして、注目となってくるのが、
今オフの契約更改でしょう。
福留にとっては、来季得ることに
なるであろうFAよりもこちらの方が
焦点となっているのでは。
ただここ数年は、ある意味「保留」
お約束となっている福留球団の交渉。
おそらく3億突破は濃厚でしょうが、
どの辺りで双方納得となるのか。
まあゆっくり休みながら、考えてほしいと思います。


◇森野将彦
<オーバーホール先からの三重から帰名>
「ゆっくりできました。
ボーッとしていたら、
人間がボケるなっていうことが
よくわかりましたよ」
(中スポ)


英智、鈴木ら
オーバーホールを終了。
この日、ナゴヤへと帰ってきたようです。
秋季練習では軽いぎっくり腰となり、
リタイアとなってしまった森野でしたが、
温泉とマッサージで腰の痛みを治し、
たまった疲れをほぐせたよう。

ところで
「ボケるということがわかった」という森野
この日は、愛知県春日井市のスポーツ店
「アスリートネオ・ニシオスポーツ」の
イベントに鈴木とともに出演したもよう。
しかしその中のトークショーで
『好きな食べ物は何ですか?』という質問に
悩んだ末の答えが、なんと
「う~ん。いちごかな」
天然かもしれませんが、まだボケているようです。


今日のその他。(23日)

◇岩﨑達郎(新日本石油ENEOS)
<大・社ドラフト5巡目指名。
社会人野球日本選手権2回戦に出場。
ドラフト後初めての試合は4打数1安打>
「緊張というか、変に力が入ってしまいました。
アップの時から(地元・名古屋の)
テレビカメラが追いかけてきて
結構、気になりました。
こういうのに慣れてないですから」

<試合後、激励に訪れた
中田スカウト部長らと握手を交わし>
「指名されたんだと実感がわいてきました。
今はこの大会(日本選手権)だけに集中したい。
このチームでやる最後の大会だし、
大久保監督を胴上げしたい」
(中スポ)


大・社ドラフトで5巡目指名を受けた
新日本石油ENEOS・岩﨑選手が、
この日、社会人野球日本選手権
2回戦・大阪ガス戦に9番・二塁で出場。
中田スカウト部長と担当の石井スカウトが観戦し、
さらにナゴヤのTV局のカメラに追われ、
気負いが出てしまったか、
2回と5回の好機に凡退するも、
9回の第4打席にライト前ヒットを放ち、
チームのベスト8入りに貢献したそうです。

早くも動きだしたナゴヤのメディア
おそらくドギマギしてしまった岩﨑選手
見られるのもプロの宿命、徐々に慣れましょう。

2006年11月23日 (木)

秋季練習短信集と今年も背番号シャッフル?

マサ、小笠原対策念入り
FA1年目は要警戒だ

MVPが決まり、ドラフトが終わり、
いよいよ大きな公式行事も
ファン感謝デーぐらいとなってきました。
秋季練習も残りわずかな
ナゴヤ球場からの話題をいくつか。

◇山本昌
<ランニング、キャッチボールなどで約1時間半。
練習後、小笠原が加入する巨人を警戒>
「決まったの? 4年契約で!? 
やっぱり、いい打者だからねえ。
小久保の代役だから気になるよね。
(巨人の)打率は上がるだろうね」

<日本シリーズでも対戦した小笠原は>
「(投手が)左でも右でも
関係なく打ってくるイメージ。
これから対策をいろいろ考えておきますよ」
(中スポ、名古屋ニッカン

◇福留孝介
<ナゴヤ球場に姿を見せる。
小笠原の巨人FA移籍表明について>
「特に意識することはないですよ。
小笠原さん1人と野球をやるわけじゃないし。
ライバルが増える? 
それよりも自分がしっかりとやる。それだけですよ」
名古屋ニッカン

◇荒木雅博
<ナゴヤ球場に姿を見せ、
ウエートトレなどで約1時間、汗を流す>
「時間を見つけて、
体を動かしておかないといけないですからね。
今年はケガをしたりしていますから、
来年はそういうことがないように頑張りたいです」
名古屋ニッカン


まずは主力選手からの話題を。
ドラゴンズが獲得から撤退した
北海道日本ハムの小笠原
巨人入団が決まりましたが、
それを聞いたベテランの昌さんが早くも警戒。
交流戦、日本シリーズでも対戦経験はあれど、
パ・リーグのMVPにもなった二冠王に対し、
早くも対策を練っていく考えを示しました。
またセ・リーグMVPで首位打者の福留
来季のタイトル争いのライバルとなるであろう
小笠原に対し、あくまでも平常心を貫きました。

「小久保の代役だから気になるよね」予想通り小笠原
巨人に入ることに
なりましたが、
自分としては
「小笠原さん1人と
野球をやるわけじゃないし」
という福留の気持ちに
近いですね。
あくまでも相手は、
巨人というチーム。
全体的な力では、ドラゴンズの方が上。
何回かはやられることもあるかもしれませんが、
自分たちの野球を貫いていけば、大丈夫だと思いますよ。



◇落合監督

<この日の午前中、報道陣をシャッタアウトし、
屋内練習場で前東京ヤクルト・三沢を極秘テスト>
「三沢?あっ、そう。何があったの?
入団テスト? ウーン? 
なんかやってたか。知らない。せんさくするな」
中スポスポニチ名古屋名古屋ニッカン


この日、屋内練習場が
午前中限定でシャットアウトされました。
そのなかで行われていたのが、
東京ヤクルトから戦力外通告を受けた、
三澤興一の入団テストでした。

巨人の中継ぎとしてのイメージが強い三澤
137、8キロの直球などブルペンで約50球。
終了後は、屋内練習場の裏口から
足早に去っていったとのこと。
しかし落合監督「何もなかった」を強調。
非公開のなかでの
不可思議なテストとなったようです。

今季は不振で1軍登板なしという三澤
その球歴だけ見ると、
これまでの森コーチのルートとは
なんとなく違うので、その経緯が知りたいですね。
現時点での支配下選手枠の空きは「4」
秋季練習最終日の23日に、
最終テストは行われるそうですが、
突如現れた投手の電撃入団はあるのでしょうか。


◇佐藤亮太
<ブルペンでプロ入り最多の392球。
約2時間の投げ込みにヘトヘト>
「頭が突っ込んでしまって、
納得いく投げ方ができなかった。反省です」
(中スポ)

◇石井裕也
<ドミニカで活躍する高橋聡文について>
「(高橋聡文は)いいピッチャーですからね。
それに新人の投手もたくさん入ってくる。
開幕1軍を狙うのも大変だけど、
『勝ち取る』っていう思いでいます」

<スタミナ強化がこれからの課題>
「心肺機能を高めて、
下半身をもっと強くしないといけない。
家では野菜をたくさん食べて
栄養バランスを取っています。
あとは自分に負けない強い気持ちですね」
(大本営)

◇近藤投手コーチ
<スタミナ不足が課題の石井について>
「本来のモノがいいだけにもったいない。
目で全部判断しなくちゃいけないから、
ほかの選手以上に疲れる部分もあるだろうけど、
(プロの世界で)それは関係ないから」
(中スポ)

◇落合監督
<秋季キャンプの締めくくりに
グラウンドを50周の『地獄ランニング』を予告>
「明日は雨か? 
何かやろうとすると必ず天気が悪いな。
最後に50周走らせるか」
名古屋ニッカン


秋季練習は、最終クールの2日目。
来季の飛躍が期待される左腕投手の話題を。
佐藤亮太がプロ入り最多となる
392球の投げ込みを行いました。
当初、120球の予定を変更。
納得いかないうちに球数が増えたようです。
ちなみに自己最多は大学時代の450球とのこと。

一方、石井スタミナ強化が課題。
サバイバルランニングで下位となるように
走り込みは決して得意ではないよう。
今季ライバルだった聡文
異国で活躍を見せています。
負けないためにも走り込むことですね。

ところでそんな石井に朗報?
秋季練習最終日となるきょう23日、
落合監督が最後のメニューに
『地獄ランニング』の実施を明言。。
昨季も北谷から恩納村への宿舎までの
マラソンがありましたが、
今季はそれをナゴヤ球場の周回ランニングに変更。
その数なんと50周、距離にして約20キロと
やはり例年通りの地獄となりそうです。
最後の最後にキツいでしょうが、
しっかり走りきって締めましょう。


◇吉見一起
<4巡目指名の菊池投手(東邦ガス)を祝福>
「友達が入ってくると励みになりますよね。
『ドラゴンズはレベルが高くて
すごくいいチーム』って電話で言っておきました」
(中スポ)

◇竹下哲史
<加藤とともに育成選手も
『昇竜館』に入寮できることになり>
「生活がギリギリだったんで、
すごくうれしいです」
(中スポ)


その他の話題をいくつか。
まずは、21日の大学・社会人ドラフトで
4巡目に指名された東邦ガス・菊池投手
社会人時代ではライバルだったものの、
同い年で仲が良いという吉見が、
早くも電話で祝福し、激励したそうです。

社会人出身の選手は、大卒選手よりも
年上なのではと感じていたのですが、
今回の大社ドラフトで指名された選手で
一番年上なのは、一浪している名城大・清水投手
あとは、みんな84年生まれの同級生なんですね。
これは一大派閥になってくるかも。
中田、中里、鈴木らのように
同級生で切磋琢磨していってほしいですね。


また育成選手の竹下加藤
このオフから『昇竜館』に入寮することに!
『育成選手は合宿所に住めない』という
12球団の取り決めに従っていましたが、
しかしその取り決め自体が
存在していないことが判明し、晴れて入寮
家賃など月額10万以上かかっていた費用が
寮費5万円のみで済むことになり、
球団最低年俸300万円の竹下は大喜びだそうです。

それにしても1年間、もったいなかったなと。
何でもっと早くわからなかったのでしょうか。
「育成選手」こそ寮に入るべきだと思います。
出費が減り、より野球に打ち込める竹下ら
来季こそは登録されるよう頑張ってほしいです。



◇落合監督

<今年も大幅な背番号変更の考えを示す。
手始めは小田の背番号を40から26に変更>
「キャッチャーは
ポジションが1つしかないんだから。
26、27(谷繁)、28で競争すればいいじゃねえか。
前田の55番は取り上げるけどな。
まだ全部は決まらないよ。
(新しい)外国人が決まってからだ」
名古屋ニッカン


オフシーズンの恒例、背番号シャッフル
過去3年間でのべ27選手が変更しているそうですが、
落合監督が早くもいくつか動かしました。

すでに金剛の背番号が『33』から『0』
変わることを決まりましたが、
今朝の名古屋ニッカンによると
新スーパーサブ・小田『40』から、
引退した落合英二が付けていた『26』に変更。
正捕手・谷繁、希望枠・田中捕手と3人が
26、27、28で並ぶことになりました。
さらに同じく捕手である前田『55』をはく奪。
来季は違う選手に渡るようです。
ちなみに現在の空き番変更予定は、以下の通り。


<退団等による主な空き番>

00(柳沢)、4(アレックス)、7(川相昌弘)
24(遠藤)、41(川岸)、42(ドミンゴ)
47(ガルバ)、64(櫻井)、70(鳥谷部)、95(奈良原)

<変更による空き番>
33(金剛)、40(小田)、55(前田)

<変更予定選手>
33→0(金剛)、28(田中=新人)
40→26(小田)
28→未定(チェン)、55→未定(前田)


けっこう良い番号空いていますね。
これ以外でも既存の選手の番号が
シャッフルされるのが、落合流
『4』は新外国人の番号になりそうですし、
『7』は、昨季の平田のように
堂上直倫選手がつけることになるかも?
背番号シャッフルは、まだ始まったばかりですが、
チーム的には、期待の度合いや、
奮起の要素にもなるので、とても楽しみです。


ナゴヤからの話題。(21日)

◇森バッテリーチーフコーチ
<マルティネス中南米スカウトとともに
連日、ドミニカ国内を飛び回る。
来季の新外国人選手について>
「来季は1軍の外国人選手枠4つのうち
3つを投手、または逆に3つを野手で
占めることがあるかもしれない。
そうなってもいいように、準備はしておく。
(投手は)リリーフ投手をとりたい」
(中スポ)

◇西川球団社長
<身分照会を行ったイ・ビョンギュと
今週中にも交渉を開始することを明かす>
「よその球団も興味を持っているようだし、
LGも残留交渉を開始しようとしている。
ウチも早く仕掛けないといけないから、
今週中には必ず1回目の交渉はする」
スポニチ名古屋


新外国人関係の情報。
現在、ドミニカで新外国人をチェック中の森コーチ
優良選手がなかなか見つからないようですが、
来季は、お買い得選手を集め、
大量に抱える可能性を示唆しました。

今季のドラゴンズの外国人選手は、
ウッズ、アレックス、マルティネスが主に1軍。
2軍でチェン、ドミンゴ、ガルバ、
ペレイラ
(育成投手)という構成でした。

ウッズ、マルティネス、チェンが残留予定ですが、
1軍確定なのは、ウッズだけ。
課題となっている「右の外野手」と、
獲得に早くも動きそうなイ・ビョンギュも含めると
来季は、1軍外国人選手枠4つのうち、
投手1、野手3となる可能性もありそうです。

また森コーチはリリーフ投手の獲得も
狙っているようで、マルティネスとの
フレキシブルな入れ替えもあるかも。
ケガでリハビリになりそうなチェンも含め、
来季は、最大7選手となってきそうです。

2006年11月22日 (水)

充実新竜、大学・社会人ドラフト6選手指名。

浅尾、中日入りに“うれし涙”
大学・社会人ドラフト

今年のプロ野球のドラフト会議の第2弾、
「2006年度大学生・社会人ほか選択会議」が行われ、
ドラゴンズは、6選手を指名しました。
指名選手は以下の通りです。


☆中日ドラゴンズ 大学生・社会人ドラフト確定選手☆
公式HP

希望入団枠 交渉権獲得選手
田中 大輔 (たなか だいすけ)
如水館高等学校-東洋大学 捕手 右投右打
1984.12.18生 174センチ 75キロ

遠投110メートルの強肩が持ち味。
捕球から二塁への送球動作が1.8秒台、
強肩で送球も安定し、打撃のセンスが良い。
主将を務めるなど責任感があり、ハートも強い。
リーダーシップがとれる人材。
(東京中日評価 A、スポニチ寸評

<ドラフト会議後すぐに仮契約>
「ホッとしています。
谷繁さんの後を任されるようになりたい。
谷繁さんの若手に負けない動きや風格をまねして、
存在をおびやかすことができる選手になりたい。
肩の強さを見てもらいたい。
1年目から、レギュラーを
奪うくらいの気持ちでやります」

<契約金1億円に出来高5000万円、
年俸1500万円という最高の条件に>
「まだまだ未熟の自分に、
最高の評価をしてもらって、とても感謝しています」

<落合監督の印象について>
「静かなイメージだけど、勝負への情熱がすごい。
中日は猛練習? 
野球で食べていくので当たり前だと思う」

<色紙には座右の銘『生涯青春』という
言葉とともに、亡き祖父が考えてくれたサインを>
「(サインは)広告の裏を使って一緒に練習した。
(プロに入って)祖父も喜んでいると思う」
(中スポ、サンスポ共同通信社
MSN毎日新聞スポニチ名古屋名古屋ニッカン

◇仁村スカウト
<後輩でもある田中捕手について>
「とにかく地肩が強い。
その強さは、今のアマ球界ではずば抜けている。
トータルで見ても、東洋大の厳しい練習に耐え、
東都リーグを戦い抜いてきた
地力のあるキャッチャー。
キャプテンを務めただけあって
リーダーシップが取れる。
いつかは正補手になれる素材と見ている」
(東京中日)


3巡目 交渉権獲得選手
浅尾 拓也 (あさお たくや)
常滑北高等学校-日本福祉大学 投手 右投右打
1984.10.22生 182センチ 68キロ

身体能力の高い選手。
愛知リーグ2部で磨いたMAX152キロの剛球は発展途上。
ピッチング、フィールディング、牽制
どれを見ても将来性豊かな原石がある。
(東京中日評価 A、スポニチ寸評

<祈りが通じ、中日が3巡目で指名。
指名直後の会見では、
目を真っ赤にして喜びを語る>
「うれしいです。
ここのところずっと寝られてなくて、
中日に入ることだけを願ってました。
(入団の)確率は5%くらいだと思っていた。
中日に入れることだけを願って
待っていたので本当にうれしいです」

<念願の中日で目指すのは「速球王」。
プロでの目標として阪神・藤川を挙げ>
「ずっと速い球を投げたいと思ってきました。
全部含めてプロで1番速いのは
(阪神の)藤川さんだと思います。
僕もまず155キロを目標にしたい。
気持ちも楽になった。しっかり練習したい」

<清水投手の中日6巡目指名に>
「本当ですか? 知ってる人がいて心強い」
(中スポ、サンスポスポニチ名古屋名古屋ニッカン

◇中田スカウト部長
<浅尾投手について>
「ひと言でいうなら将来性。
たぐいまれな能力を持っている。
まだ原石に近い状態だが、
ドラゴンズの将来を担える選手。
タイプとしては鈴木孝政さん。
角度と伸びのあるストレートで
グイグイ押すような投手になってほしい」
(東京中日)


4巡目 交渉権獲得選手   
菊地 正法 (きくち まさのり)
富士宮東高等学校-東邦ガス 投手 左投左打
1984.9.9生 177センチ 82キロ

内外角に投げ分けるコントロールは抜群。
将来の先発候補。
大きく崩れることがなく、
キレのある140キロ台の直球で空振りが奪える。
特に右打者の胸元に投げるストレートは威力有。
(東京中日評価 B、スポニチ寸評

<同じ左腕の山本昌を目標に掲げ>
「長く野球をやりたい。
目標は山本昌さんですね。
(山本昌には)なぜ、けがをしないで
1年間ローテを守れるのか学びたい。
いろいろ聞いてみたい。
口をきいてもらえればですけどね。
低めに変化球を投げて打ち取っていきたい。
変化球の精度を上げることが課題」

<創立100周年の富士宮東高からは
初のプロ野球選手誕生>
「自分の名前が刻まれ、いい記念になります。
高校時代の仲間にも連絡します。
(静岡に)帰ったら、
監督やお世話になった人にもあいさつします。
これからがスタート。
1軍でやれるように体力、技術を磨いていきたい」

<指名後は緊張のあまり
何度も紺色のハンカチで汗を拭く>
「ハンカチ王子を意識しました」
(東京中日、名古屋ニッカン

◇中田スカウト部長
<菊地投手について>
「バッターサイドからすると
タイミングが取りづらく、
コントロールもいいのでやっかい。
オフの間もコンディショニングをしっかりやって、
すぐにでも1軍で活躍してほしい」
(東京中日)


5巡目 交渉権獲得選手   
岩﨑 達郎 (いわさき たつろう)
横浜商科大学高等学校-新日本石油ENEOS 内野手 右投右打
1984.12.28生 175センチ 75キロ

守備力が送球、走塁と社会人の中でトップクラス。
特にスローイングの堅実さが光る。
理想とする選手は、井端弘和。
(東京中日評価 なし、
スポニチ寸評新日本石油ENEOS選手紹介

<この日、社会人日本選手権1回戦、
JR東日本東北戦に出場し、4打数1安打。
試合後に指名を知り、大阪市内のホテルで会見>
「あこがれの井端選手のようになりたい。
セ・リーグ優勝チームに選んでもらいうれしい。
セールスポイントは足と守備ですが、打力を向上させたい。
やるからには1年目からレギュラーを目指したい。
落合監督は怖そうな人ですね」
(東京中日、名古屋ニッカン

◇中田スカウト部長
<岩﨑選手について>
「セカンドもショートもできる選手。
スローイングが正確だ。
井端が目標だそうだが、(雰囲気が)
彼が大学のときと重なる。
荒木、井端はいずれ年齢的なものが出てくる。
将来は内野の要として頑張ってほしい」
(東京中日)


6巡目 交渉権獲得選手   
清水 昭信 (しみず あきのぶ)
三重高等学校-名城大 投手 右投右打
1983.10.26生 175センチ 85キロ

全日本大学選手権で1試合15奪三振。
パワーあふれる豪快なピッチング。
課題もあるが将来性豊かな素材。
(東京中日評価 C、スポニチ寸評

<6巡目指名を受け、
会見で笑顔を抑えられず>
「長かったです。4巡目以降の休憩が
長く感じて(心臓が)バクバクでした。
小さいころから夢にまで見た
地元のチームに入れて光栄です。
指名なんかないものと思っていた。
これまで支えてくれた監督、仲間、
いろんな方に感謝している」

<3巡目指名の浅尾投手は、
愛知大学リーグのライバル。
入れ替え戦で2試合投げ合った相手>
「(浅尾、西川と)なじみのある人が多いと心強い。
(浅尾には)入れ替え戦のときはお疲れさまと
声をかけただけでした。
まさかいっしょにやることになるとは…。
お互いにいいところを聞いたりして
切磋琢磨(せっさたくま)
していけばいいんじゃないですか。
(浅尾より)下位指名という
悔しい思いは正直言ってあります。
まあ、普通に入るより悔しさや
苦しい思いをして入る方がプラスになると思っている。
現時点の評価を素直に受け止めて頑張りたい。

<プロ1年目の目標は>
「1軍に出場して、信頼される投手になること。
(1年浪人など)回り道したことに悔いはありません。
最高の舞台でそれを晴らしたい」
中スポ名古屋ニッカン

◇中田スカウト部長
<清水昭信投手について>
「力は評価していました。
素材がいいし、パワーがある。
上体のパワーに頼る投げ方をしているので、
下半身の使い方を直すといいと思う。
彼ならすぐにマスターできるでしょう。
人間性にほれました。指名してよかったと思っています」
(東京中日)


7巡目 交渉権獲得選手   
西川 明 (にしかわ あきら)
三重高等学校-法政大学 内野手 右投左打
1984.4.2生 175センチ 72キロ

体は小さいが、遠投120mの強肩、足も速い。
打撃もパンチが有り、ミートも上手い。
高校時代は投手と外野、
大学では主に二塁手、三塁手を務めるなど
内、外野とも守れる万能さが魅力。送球に課題あり。
好きな言葉は「継続は力なり」
(東京中日評価 C、スポニチ寸評

<7巡目指名に安堵の表情を浮かべ>
「なかなか決まらなかったので、
ちょっと不安だった。ホッとしています」

<本職の内野だけでなく、外野も守る姿勢を示す>
「捕手以外なら経験があります。
『やれ』と言われればやります。
自分はいろいろ経験してきたから、
他の人よりは適応できると思う。
監督が使いやすい選手になりたい」
(東京中日、名古屋ニッカン

◇早川チーフスカウト
「ユーティリティなところが1番いい。
本職は内野だけど外野も対応できる」
(名古屋ニッカン)

◇豊田スカウト
<西川選手について>
「肩も強く、足も速い。
何でも器用にこなせるユーティリティー
プレーヤーなところが評価できる。
本職は内野で三塁手向きだが、
外野もできるから現場は使いやすいのではないか。
打撃はまだ粗削りだが、
4番も打ったこともありパンチ力はある」
(東京中日)


◇中田スカウト部長
<運命の3巡目、西武の指名が山本となり>
「ものすごいプレッシャーがありました。
実は迷ったそぶりを見せないよう、
あらかじめ2枚に(浅尾と森福=
ソフトバンク4巡目指名の)名前を書いていたんです」

<育成ドラフトは指名なし>
「やられたわ…。
でも1巡目に選択終了と書くのは
長年の夢だった。普通は絶対ないものね」

<ドラフト全体について>
「思い描いていた通りにできた」
(中スポ、名古屋ニッカン

◇落合監督
<当初の予定より指名選手が増加。
浅尾、菊地ら6人を指名し、大きな手ごたえ>
「うん。パーフェクトじゃないかな。
予想通り。いや予定以上のものがあったと思う。
球団に無理を言って、枠を1人広げてもらった。
スカウトがこの選手という選手は指名できた」

<希望していた外野手補強は、結局はゼロ>
「(外野手は)何とかなるでしょう」

<高校生2人を合わせてドラフトでは8人を指名>
「まだ指名しただけ。
入るか入らないはこれから。
縁があれば来るしなければ来ないよ。
契約したら(入団発表がある)
12月20日に会えるだろうな」
(中スポ、MSN毎日新聞名古屋ニッカン

今年のポイントとなっていたのが、
3巡目指名選手
相思相愛と言われる日本福祉大の
浅尾投手を指名できるのか。
直前の西武の指名動向が注目されましたが、
祈りが通じ、西武が浅尾指名を回避
ドラゴンズがその交渉権を獲得することとなりました。

ねがいかなう。 その瞬間、
他の選手の名前を
書き込んだ用紙も
用意していたという
スカウト陣はホッとし、
ネットで結果を知った
浅尾投手
の目は喜びに潤んだそうです。
この1週間、猛烈なプレッシャーから
眠れない日々が続き、なんと体重が
67キロまで落ちたという浅尾投手
喜びに包まれ、本当によかったと思います。

しかし喜びもそこまで、
会見では新たに進むプロでの目標を披露。
なんと『155キロ』を掲げ、
自慢の速球をさらに磨いていくと語りました。
愛知大学リーグ2部という環境のなかで
4年間で14キロスピードを上げた浅尾投手
しかしまだまだ発展途上で伸びる要素は十分。
プロで本格的なトレーニングを積めば
さらに速くすることも可能でしょう。
かつての鈴木孝政さんを彷彿させるような剛速球
ナゴヤドームのマウンドで披露される日が
早く来ることを期待したいと思います。

続く4巡目の菊地投手も、
ドラゴンズが追っていた地元の投手。
三菱自動車岡崎に所属したものの、
野球部の一時活動自粛により
東邦ガスに移籍した苦労人
左腕から繰り出される速球の最速は141キロ。
山本昌同様に打たせて取るタイプとのこと。
すでに気持ちはドラゴンズ
大ベテランに質問し、いろいろ吸収しようとしています。
佐藤亮太らと争っていく予感がしますが、
将来の先発候補として、注目したいと思います。

浅尾には負けないぞ! また6巡目の清水投手
地元の選手。
英智、鎌田に続く
名城大の出身。
全日本大学選手権後に
右肩に違和感と言うのが
気になりますが、
愛知大学リーグの入れ替え戦で、
3巡目指名の浅尾投手
投げ合い敗れ、2部降格。
その悔しさもあり、チームメートになっても
ライバル心を燃やしていくそうです。
さらに7巡目では、三重高の後輩・西川選手も指名。
ある意味因縁めいた入団となりそうです。
三重高卒業前にパドレスの入団テストを受け不合格。
その後就職-退職-浪人-名城大入学と
苦労も知っている清水投手
同期のライバル争いも楽しみです。

一方、野手では
「右の外野手」は獲れなかったものの、
ある意味ノーマークだった
新日本石油ENEOSの岩﨑選手を指名。
体は小柄ながら、守備に定評がある内野手。
そして神奈川軍団、さらに目標とする選手が井端
ホームページにもしっかり書いてあったことに好感
自分的には、プッシュしたいと思いました。
現在、社会人野球日本選手権に出場中。
鎌田、柳田らクセ者若竜との内野争いに
加わり、競り勝っていくことを期待します。

さらに7巡目で法政大学の西川選手も獲得。
シュアな打撃のユーティリティー選手。
先輩の普久原同様、内外野を守るのかも。

無理やり持たされた?。 そしてこの日、
スピード仮契約
を果たした
希望枠の田中捕手
加えての6選手。
アジア大会出場で
交渉の時間が取りづらいため、
早くも仮契約を済ませた
田中捕手
ですが、背番号も、
谷繁
『27』の次となる『28』
有力な候補に挙がるなど真の『ポスト谷繁』
強肩と俊敏なプレーを大いに楽しみにしています。

今後は契約交渉などを行い、
入団発表は、12月20日の予定。
高校生ドラフトで指名された堂上直倫選手
福田捕手とともに、将来のドラゴンズを背負う逸材たち。
しっかりトレーニングを重ね、
来春からのドラゴンズブルーのユニホーム姿を
大いに楽しみにしたいと思います。


ナゴヤからの話題。(21日)

◇風岡コーチ
<守備練習の新井にげきを飛ばす>
「ドラフトから1年たったな。
新しいのが入ってくるぞ。
1年前を思い出せ! 子どものころ
ボール追いかけたことを思い出せ!」

◇新井良太
<昨年のドラフトから丸一年がたち<
「早かったです。あっという間でした。
この世界は1年、1年が勝負ですから、
来年は今年以上にもっとやらないといけません」
(中スポ<ドラ番記者>

秋季練習は、最終クールの初日。
この日も、守備練習を行う強化指定選手の新井
あのドラフトから1年が経過しました。
プロでもまれたあっという間の1年。
あと2日、しっかり練習して、を締めくくってほしいです。


中日、大物外野手2人をリストアップ
(中スポ)

◇西川球団社長
<韓国LGからFA宣言した
イ・ビョンギュを身分照会。
12月上旬にも条件提示することに>
「候補に入っているのは事実です。
いつでも動けるように
身分照会をして(交渉の)準備したということ。

ドミニカからの報告もある。
あとは落合監督と話し合ってやることになるだろう。
年内にはめどをつけたい」
(中スポ、共同通信社名古屋ニッカン


ニッカン
から始まり、スポニチへ。
そして今朝の中スポでも取り上げられたのが、
「韓国最高の打者」と言われるイ・ビョンギュ
補強ポイントの外野手として、
ドラゴンズが獲得を検討、身分照会も済ませ、、
獲得準備を進めていることが明らかになりました。
今春のWBCでも韓国代表の1番打者として
活躍した左の外野手
希望枠の田中捕手同様、アジア大会への参加するため、
帰国を待って金銭面の交渉を行う予定だそうです。

ドラフトでも外野手が獲得出来なかったドラゴンズ
選手が右打者なら、文句なしなのでしょうが、
というのが少々、残念な気も。
それに韓国の選手が1年目から
活躍するのはなかなか難しいですからね。
まあ今朝の中スポに載っていた、もう1人の選手よりは
現実味もありそう。今後に注目したいです。


ごあいさつ。

この度、『ST ドラゴンズスタジアム』は移転しました。
これまで2年8カ月、1190エントリーを
更新してきましたが、システムをTypePadに変更し、
きょう11月22日から新URLでの更新となります。

頭にWWWが付く新URLなどお手数もかけますが、
これからもドラゴンズの話題を中心に
マイペースでやっていきたいと思いますので
お付き合いのほど、どうぞよろしくお願いしたします。

2006年11月21日 (火)

休息若竜伊賀からの野望とお願い大・社ドラフト。

若竜、ゆっくり休んで来季へ飛躍

秋季練習は、最後の休日
そんななか今朝の中スポからは
17日からオーバーホール中
若竜たちの近況が入ってきました。

◇佐藤充
<現在、オーバーホール中。
今季届かなかった2ケタ勝利と、
規定投球回数達成への再挑戦を誓う>
「来季は規定イニングを超したい。
それができるということは
年間通して投げているということだし、
10勝というのも見えてくる」

<交流戦でブレークも後半から不振に陥る>
「後半は疲れから下半身を使えず、
手投げになっていた。
スピード出たと思って
(球速表示を)見ても138キロとかでした」

<年明けには古巣・日本生命での自主トレを予定。
監督である恩師・杉浦正則氏に教えを被る予定>
「心技体あるうちの『心』が最初にないと
いい球が投げられないと、教えてくれた方。
シーズン中も電話で相談したこともあったけど、
またいろいろ聞いてみたい」
(中スポ)

くつろいでます。 主力組同様、
三重県伊賀市の施設で
オーバーホール
入っているのは、
佐藤充、鈴木、久本、
小笠原、森野、英智ら

温泉やマッサージでリフレッシュ。
シーズンの疲れを取っているようです。
そんななか、2ケタ勝利を逃してしまった
佐藤充が来季への意気込みを語ってくれました。

今季は、19試合に登板、
9勝4敗、防御率2.65。
交流戦でブレークし、波に乗り、
エース・川上に並ぶ6完投などフル回転。
しかしその疲れもあってか、終盤失速
結局8月中旬以降、勝ち星なし。
途中までギリギリだった規定投球回数に
あと一歩届かない129イニング
年間通して投げるための
体力不足を痛感したそうです。

そのためにこの秋は、走り込んでの下半身強化
そしてウエートトレでビルドアップ。
さらに来春の自主トレは、古巣・日本生命で
心の師であるミスターアマ野球・杉浦監督
教えを被り、精神面も鍛え直すようです。

ハートが弱いのではなく、
ハートが甘いように感じた後半の佐藤充
しっかり自身を見つめ直すのはいいことでしょう。
来季は再び、ローテ争いから始まります。
ある意味『実質2年目のジンクス』にはまらないよう
しっかり鍛錬してほしいです。


◇鈴木義広
<同い年の中・中コンビに負けない
大きな目標を立てる>
「来季までに150試合(登板)達成したいですね。
(ドミニカ武者修行中の中・中に比べ)
最近、僕だけ取り残されている感じがするんですよ」
(中スポ)

◇永田トレーナー
<森野の軽いぎっくり腰を
オーバーホールでしっかり完治>
「肩が痛くて引退した選手が、
引退したとたん痛みが消えることがあるように、
ユニホームを脱ぐと緊張から解放されて、
ケガの治りも早いんですよ」
(中スポ)

同じくオーバーホール中の2年目の鈴木
ルーキーイヤーとほぼ同様の46試合に登板。
中継ぎという激務のなか好投し、
防御率を05年の3.56から、1.698に。
独特のサイドハンドから繰り出す
140キロ台後半のストレートとスライダーで
救援陣にはなくてはならない存在となりました。

しかし地味な「中継ぎ」という立場。
同い年で、先発投手で輝きを見せる中田
復活を果たしインパクトのある球を放る中里
『中・中コンビ』と比べると扱いも控えめ。
さらにこの2人がドミニカへ武者修行。
伊賀の里で温泉につかりながら、
その扱いの差に寂しさを感じているようです。

そこで2人に負けない大きな目標を!
それがなんと「3年で150試合登板」
05年47試合、06年46試合で合わせて93試合。
その上で来季は、57試合登板を狙っていくようです。

しかしこの登板数は、実に大変なもの。
今季ドラゴンズの最多登板は、平井57試合
それに続くのが、岩瀬、岡本の56試合と
チームに信頼されるリリーバーでないと
達成ができない数字なのです。

自分的には、今季に関しては
鈴木の方が、中・中コンビよりも
貢献したのでと思っています。
しかしより力を発揮するための目標としては、
高いに越したことはないでしょう。
入団3年目での達成となると、岩瀬以来だそうです。
故障などに気をつけてもらいながら頑張る
スーさんの大きな野望に期待したいです。

またその他の選手では、14日の練習で
腰を痛め、そのままフェードアウトとなっていた森野
軽いぎっくり腰だったそうですが、それが完治
控えていたゴルフもこの日解禁したそうです。


ドミニカからの話題。(20日)

◇中田賢一
<19日、ヒガンテス戦に先発。
5回2/3を1失点と好投し、ファンも総立ちで歓迎>
「(ファンの喝采は)
全然、分からなかったです。
ベンチの前で出迎えてくれるチームメートと
ハイタッチをしなきゃと、
そればかり考えていて…」

<ほぼ完ぺきにゲームをつくり、役割は果たす>
「早いカウントからどんどん振ってくるので、
初球からしっかり投げ込んでいかないと
いけないと思ってました。
とにかく結果が出せて良かった。
次につながる投球ができました。
ここでは、ダメだと次がないので」

<試合中にドミニカ名物・停電発生。
そのときはロッカー室にいた>
「ビックリしましたよ。
真っ暗で何も見えなくて。
動こうにも動けなくて、
暗闇の中でジッとしてました」
中スポ

アギラスに所属する中田が、2度目の先発。
5回2/3を投げ、81球。
3安打5奪三振1失点の力投。
ベンチへうつむきがちに走リ出す中田
地元のファンがスタンディングオベーション!
この日一番の大きな声援を受けたそうです。

この好投を受け、次回は24日・リセイ戦。
ライバルチームとの対戦で先発を言い渡されました。
チームにも溶け込んできたというナカタ
残り少ない日々で、その力を発揮して、
ドミニカをアッ!と言わせてほしいです。


ナゴヤからの話題。(20日)

◇中田スカウト部長
<大学・社会人ドラフトに向け、
東京都内で最終の指名戦略会議を開く。
大学・社会人ドラフトの戦略について>
「指名は4人前後になると思う。
(3巡目指名予定の浅尾投手らも)
残っていれば当然、指名します。
でも、他球団の動きもあるので、
どうなるかは当日になるまで分かりません。

指名(ウエーバー順位)は遅いが、
われわれとしてはそう悲観はしていません。
どの選手が残っているかはわかりませんが、
どうなるにせよ十分に力のある選手は
(それ以外にも)3、4名は
残っているはずですから...」

<3巡目指名予定の浅尾投手が、
他球団に指名された場合は仁義なき戦いに?>
「ウチはよその球団が
長い間見てきた選手を獲るようなことはしない。
もし、そういうことが起こるなら、ウチもやるしかない」

<落合監督が希望する外野手の指名について>
「優先(候補)が2人いる」

<希望入団枠で入団が内定している
田中捕手と、ドラフト会議後にも仮契約をかわす>
「会議が終われば、すぐにでも仮契約をする方向」
(中スポ、スポニチ名古屋名古屋ニッカン12

◆浅尾拓也(日本福祉大)
<中日がドラフト3巡目での獲得を目指す。
運命の日に控え、素直な胸の内を明かす>
「明日でいよいよ全部決まるんですよね。
やっぱりドキドキします。
最悪のこととか、いろいろ
シミュレーションもしました。
でも、もう気持ちは固まっています。
(ここ数日は)12時には電気を消すんですけど、
5時ぐらいまで眠れないんです」
中スポ

きょう21日、午後2時より、
プロ野球の大学・社会人ドラフト会議
東京都内のホテルで行われます。
その前日となったこの日、都内で
最終的なスカウト会議が行われ、約4時間の話し合い。
すでに希望枠で田中捕手(東洋大)の
入団は内定しているものの、
3巡目以降の指名選手をいろいろ
シミュレーションしながら、戦略を練ったようです。

注目となっているのは、
ドラゴンズが3巡目で指名を予定している
日本福祉大・浅尾投手の動向。
相思相愛といわれる間柄ながらも、
ここへ来て、西武など他球団の強奪の恐れが。
ウエーバー順(成績下位優先方式)で
ドラゴンズ中の3巡目の指名は、11番目
浅尾投手の言う「最悪のこととか」に備え
逃したときの代替え候補なども準備し、
ドラフト本番に臨むようです。
また下位では、落合監督がリクエストする
「右の外野手」も用意されているとのこと。

地元・ドラゴンズへの一途な思いを持ち
他球団からの指名を受けた際は
社会人・東邦ガスに入社する意向という浅尾投手
この日は、学校近くの神社で神頼み。
それに書かれた言葉は、
『中日指名 希望通りにドラフトが終わりますように』
果たして、その願いは叶うのでしょうか。


【速 報】

プロ野球のドラフト(新人選択)会議の第2弾、
「大学生・社会人ほか選択会議」が21日行われ、
ドラゴンズは、6選手を指名しました。
指名選手は以下の通り。

中日ドラゴンズ 大学生・社会人ドラフト確定選手
<希望枠>田中大輔(捕手・東洋大学)
<3巡目> 浅尾拓也(投手・日本福祉大学)
<4巡目> 菊地正法(投手・東邦ガス)
<5巡目> 岩﨑達郎(内野手・新日本石油ENEOS)
<6巡目> 清水昭信(投手・名城大学)
<7巡目> 西川 明(内野手・法政大学)


◇浅尾拓也
(日本福祉大)
<中日の3巡目指名を受け>
「ここ最近はずっと眠れなくて
中日に入れるかということだけを
考えていました。うれしいです」
名古屋ニッカン

浅尾投手、願いが叶って良かったですね。
これからはプロに向け一直線!
ドラゴンズのために力を発揮してほしいです。
4巡目には、菊地投手も確定。
「右の外野手」はどうしたんだと思いますが、
投手3、野手2の計5選手をこの日、指名しました。
希望枠の田中選手ともども、
入団した際には、頑張ってほしいです。
コメント等は、またあした。

2006年11月20日 (月)

紅白戦は引き分け、よって若竜全員罰走!

吉見 3イニング7K ドラ紅白戦
いける!!ローテ
 

秋季練習初めての紅白戦
小雨混じるナゴヤ球場で行われ、
紅組先発の吉見が3回を1安打無失点、
7個の三振を奪う快投を見せました。
しかしゲームは引き分けに終わり、罰は半々に。
結局、選手全員がグランドを走らされました。

◆中日・紅白戦
(19日・ナゴヤ球場)
  000 000 002 =
  000 000 011 =
(9回引き分け)
[紅投] 吉見-石井-金剛-小林
[白投] 佐藤亮太-齊藤-樋口-加藤-石川
公式ブログ

【ゲームレビュー】
紅組・吉見、白組・佐藤亮太の先発。
吉見は3回を1安打7奪三振無失点の快投、
佐藤亮太も要所を締める投球で3回を3安打無失点。
中盤以降も投手戦の様相で両軍無得点のまま。
迎えた8回ウラ、澤井の中安と
ライト・上田のエラーで2死二、三塁。
打者・平田の時に前田の捕逸で白組が先制。
9回表、普久原の中安と竹下の犠打で1死二塁。
同点のチャンスで春田が右中間突破のタイムリー三塁打。
続く新井の二ゴロの間に春田が生還、2-1と勝ち越し。
紅組勝利かと思われた9回ウラ、
二死から澤井が中安で出塁すると、
続く中川の左安を春田が後逸し、土壇場で同点。
2-2のまま9回引き分けとなり、全員が罰走となる。

◆吉見一起
<紅組先発、3回を1安打無四球の無失点。
練習の成果を発揮し、7三振を奪う>
「三振はたまたまです。
バッターはみんな(キャンプで)
マシンしか打っていませんからね。
(7三振でも)何とも思わないです。
全体的には狙っていた所に投げられたけど、
ボールにするところはボールにする。
はっきりとした投球をしなければいけないです。
打者の胸元、ハイボールにも
チャレンジしています。
来年につながるようにしたい。
来年はやらないかんと思っています」

<秋季練習では、自分の投球フォームの
ビデオチェックを日課にするなど
投球の幅を広げることに余念がない>
「頭が左に流れないように確認しています。
頭をまっすぐに、軸がぶれないように。
うまく投げるきっかけがわかりはじめてきた。
この秋でこうすればいいボールが
投げられるというのが、つかめた気がする」
(中スポ、名古屋ニッカン

◇近藤投手コーチ
<充実の秋を送る吉見について>
「ブルペンではずっと
低めを意識して投げていた。
練習していることがしっかり出たね。
春が楽しみ。投げることに
それほど重点を置いていない練習の中で、
これだけやれれば十分」
(中スポ)

◇高橋2軍投手コーチ
<吉見の成長をほめる>
「(9月に)1軍で結果を出して
自信をつけたんじゃないか。
以前とは球が見違えた」
名古屋ニッカン

◇佐藤亮太
<白組先発、3回を無失点と好投も
1、2回と走者を得点圏に進める内容に不満げ>
「自分の投球ができたのは3回だけです。
先発をするにはストライクが
先行しないといけません」

<それでも130キロ台の直球にキレが>
「つかんだものはありました。
最低限の持ち味は出せました」
(東京中日)

◇齊藤信介
<白組2番手、2回を無安打無失点。
小田の徹底した内角へのリードで手応え>
「ファームならスライダーで
空振りを取れる場面もあった。
でも1軍ではインコースを
しっかり投げないと通用しない。
小田さんは1軍を意識した
リードをしてくれたと思う」

<来季は1軍定着が目標。
持ち味の140キロの速球に磨きをかける>
「球が速くても、(プロを)
すぐにやめてしまう人はたくさんいる。
球速が出てもシュート回転していたら、
プロなら持っていかれるんです」
(中スポ)

◇小林2軍投手コーチ
<来季の期待投手に齊藤を挙げる>
「速球が球速以上に力がある。
上にデニー、鈴木と同タイプの投手がいるから
チャンスは多くないだろうけど楽しみだね」
(中スポ)

投手戦となった紅白戦
一番の投球を魅せたのが、ルーキーの吉見でした。
紅組先発として、3回を1安打無四球無失点。
MAX142キロのストレートと
得意のスライダーを低目に集め、制球も抜群。
すべて空振りの7つの三振で奪う快投。
来季の先発ローテ入り
首脳陣への猛アピールとなりました。

この秋、チーム一投げ込み
細かい制球など課題に取り組んできた吉見
相手が連日、カーブマシンしか
打ち込んでいないうえ、
若干疲れの見える若竜打線とはいえ、
しっかりとした投球で成長を感じさせたようです。

このメンバー相手だと力の差が出たようですね。
希望枠ルーキーですから、器の違いもありますが、
来季に期待が持てそう。
この調子を春もキープして、
来季はぜひとも1軍ローテを狙ってほしいです。

その他の投手も軒並み順調。
白組・佐藤亮太も良くないながらも要所を押さえ無失点。
白組2番手・齊藤小田の強気な内角攻めにより、
課題である内角球への手応えを掴んだもよう。
失点したのは、中継ぎ候補の石川小林でしたが、
それもエラーなどによるミスからのもの。
貧打にも助けられ、まずまずだったようです。


◆春田剛
<紅組3番・レフト、5打数1安打1打点。
1点を追う9回、石川の内角シュートを
右中間にはじき返す同点タイムリー三塁打>
「打ったタマは、内角寄りでしたけどね。
うまいことさばけました、ハイ」

<そのウラ、中川の左前打を後逸。
タイムリーエラーを犯し、肩を落とす>
「(一塁走者の)澤井さんが
(一気に三塁へ)突っ込むと思って、
そっちに気がいき、ボールから目を離しました。
打球がグラブに当たったけど、
そらしてしまって。
基本的な失敗でもったいない。
打った喜びよりも、悔しさ100%ですね」

<その長打力を生かすために
レフトと一塁の2つのポジションに挑戦中>
「2つ守れるということはチャンスも増える。
(まずは)来年の沖縄キャンプでの
1軍スタートが目標です」
(中スポ、サンスポスポニチ名古屋名古屋ニッカン

◇澤井道久
<白組1番・二塁。
紅白戦で5打数3安打と猛アピール>
「秋季キャンプの間にアピールしないと
見てもらえないから、今しかないですよ」
名古屋ニッカン

投手陣が目立ったゲームでしたが、 
野手ではルーキー・春田と2年目・澤井
さらに5打数2安打の普久原などが
いいところを見せました。

中でもこの秋、落合監督
『佐々木誠二世』と称した春田
紅組3番・レフトで出場し、
1点ビハインドの9回、石川のシュートを叩き、
右中間突破の同点タイムリー三塁打
その片りんは見せ、打撃をアピールしました。

ところが、この日は守備で痛いミスを。
2-1と勝ち越した9回ウラ、
2死一塁から中川の左前打を後逸
ランエンドヒットで俊足飛ばし、
三塁へ向かう一走の澤井を見て焦ったようですが、
結局はこのエラーで同点となり、引き分け。
逃げ切っていれば、逆転勝ちのヒーローで
ランニング10周で終わるはずが
引き分けで「罰走」の5周が追加。
痛すぎるミスに晴れのち雨
終了後はしょんぼりだったようです。
この日ノーヒットの同期の平田
リードはしていますが、
チャンスを掴むには、やはり守備
身に染みたことと思います。

また白組1番・二塁の澤井は、
初回、吉見からの唯一の安打となる二塁打、
8、9回には中前打を放ち、
好走を見せ、同点のホームを踏みました。
今季は1軍出場なしに終わった背番号48
来季は再び『勝利の代走』を見たいです。

また森岡、鎌田、藤井ら故障者は
不参加となったため、野手が足らず、
白組のサードには引退したばかりの
川相、奈良原両コーチが。
そして両軍のライトを上田が守りました。
そのなかで律儀な性格?で
いい味を出したのが、上田
打席に入らず、両軍のライトを守りましたが、
なんとイニング交代のたびにファウルエリアで
ホームとビジターのユニホームを
きちんと着替えていたとのこと。
しかしそのかいなく、8回にフェンス際の飛球を落球
守りっぱなしで、体が冷えてしまったのかもしれません。


◇石川賢
<試合後の罰走で最下位、グラウンド34周、
距離にして約14キロを走り、ぐったり>
「もうフラフラです。
1位になろうと何度か仕掛けたけど、なれなくて…。
途中からは何も考えられませんでした...。
感想? とにかくつらい」
中スポスポニチ名古屋名古屋ニッカン

◇小田幸平
<周回遅れで競走免除も、
自動的に時間いっぱいまで走りフラフラ>
「1時間10分、走ったのは覚えてます…」
名古屋ニッカン

◇落合監督
<紅白戦終盤、鬼の目が怪しく光る?>
「引き分けで終わらねえかなあ。
そうすっと、全員走らせられるんだけどなあ。
選手は雨降れって思っているかもしれないけど、
雪が降っても走らせるよ」

<執念が伝わり、引き分けに。
罰走を双方5周に変更し、ひとりほくそ笑む>
「いいんじゃない、走ってくれれば。
走りっぷり? よかったんじゃないか」
中スポスポニチ名古屋

もうフラフラです。 当初、紅白戦で
敗れたチームには
練習メニューに
組み込まれた球場10周に
プラス10周の罰走
課せられていましたが、
落合監督の祷りが通じたか?
2-2の引き分けで9回を終了。
結果、「罰走」は
半々の5周ずつとなり、
両チームに科せられることになりました。
選手26人全員で15周。
しかし15周で終えられたのは、
吉見、小山ら上位5人だけ。
その後は、1位抜けのサバイバルラン
雨の中の罰走は、結局1時間20分。
駆け引きにも敗れ、ヘロヘロの最下位に
終わったのは、予想通り石川だったようです。

引き分けになるとどうなるのだろうと
思っていたら、こういう結果になりましたね。
不甲斐なかった野手陣にはとして、
さらに投手陣には足腰強化として、
どちらにしても走らせたかった
落合監督にとっては、好都合だったようです。
それにしても石川投手
自分の失点もあっての罰走ですが、
34周、14キロ、お疲れさまでした。


ドミニカからの話題。(19日)

◇森バッテリーチーフコーチ
<来季のセットアッパー構想を明かす>
「来年は高橋聡文と中里の2人に
セットアッパーを任せたいと、
オレは考えている。
平井は、来年は先発で使う」

<ドミニカでの武者修行で
一皮むけた高橋聡文について>
「こっちのバッターは
初球からでも振ってくるだろう。
日本のように、粘って待つ打者が少ない。
高橋聡文には、きっかけに
なるかもしれないと思った」
中スポ

◇長峰昌司
<19日の先発が中止でずれ込み22日に変更>
「高めの甘いところに投げると簡単にいかれる。
低めにしっかり投げていれば、
ある程度抑えられるのは日本と同じ」
(東京中日)

ナゴヤ球場は、雨のなかの罰走ですが、
海の向こうのドミニカでは、
すでに来季の構想を練っているようです。

ドミニカを視察中の森コーチ
来季のセットアッパーを若い2人、
武者修行中の高橋聡文中里を起用すると語りました。
今季、平井岡本が担ったポジションを変更。
平井を先発に回し、岡本と共に中継ぎを託すもよう。

ドミニカンドリームと化している聡文
来季は本格的に投げ込んでくるだろう中里
ともに力のあるボールを投げる2人。
魅力的なのは、確かですね。
ただ中里はできれば、先発の方が。
自分的にはそう望みたいですが、青鬼の心中は...。

打者に粘られ、カウントを悪くして四球を出す。
今季1軍を行ったり来たりした
聡文の悪い失点パターンが消えて、
一皮むければ、うれしい限り。
まずは武者修行で、しっかり結果を積み重ねましょう。

2006年11月19日 (日)

秋季練習いよいよ佳境、落合監督実技指導。

中日・落合監督 マル秘打法解禁!新井に直接指導

◇新井良太
<落合監督が目の前で
速射マシンの打ち方の手本をが披露。
その後、直接指導を受け、納得顔>
「バットの軌道が悪かったら早くバットを
握ってしまうんで、それを直したいです。
(マスコットバット使用は)
しなりを意識するようにと言われた。
重さを利用して、ちゃんと振るためだと思います。
監督の言おうとしていることは分かりました。
見せてくれたことを意識して練習していきます」
中スポスポーツ報知、スポニチ名古屋、名古屋ニッカン

◇石嶺打撃コーチ
<体調不良で球場を早めに引き揚げた
指揮官に代わり、タネを明かす>
「長くて重いバットを振り続けるには
バランスが必要だし、打つ瞬間に握ることで
手首を返さず、しっかり前で打つ練習になる」
(スポニチ名古屋)

◇宇野打撃コーチ
<新井のじゃんけん打法について>
「無駄な力を入れずに
バットを真っすぐに出すため」
スポーツ報知

◇落合監督
<新井の横につき、何度も注意。
その後見かねて自ら打席に入って手本を示す>
「打つ瞬間までバットを握るな! 
だから握るなって!」
スポーツ報知名古屋ニッカン

秋季練習もいよいよ佳境。
第3クールの6日目。
この日の午前中、屋内練習場で
初日から続くカーブマシンの「速射打撃」
おなじみの光景のなかで動きがありました。

だから握るなって! この秋季練習では
実技を教えないと
語っていたはずの
落合監督が、
強化指定選手・
新井
に直接指導。
自ら打撃ゲージに入り、お手本を披露。
速射カーブマシンから放たれるボールを
数分間、約50スイング打ち続けました。

その打ち方は、
バットを真っすぐ出して振れるように、
グリップを握らずに手のひらだけで支え
インパクトの瞬間だけ握るという
落合監督独特の現役時代の練習方法。
その後新井が再び打ち始めると、
バットのしなりを効かせるため
普通よりやや長く、重い
1キロのマスコットバットを使用するように指示。
直接指導で三冠打法の極意の一端を
目の当たりにした新井も納得顔だったようです。

手で支えパー、インパクトはグー。
スポーツ報知では『じゃんけん打法』
称していましたが、バランスを保ち、
しっかり振るためのマスコットバットともども、
なるほどと感じてしまいました。
右の大砲候補として期待は大きい新井
秋季練習だからこそ学べたことですから
この方法をしっかり理解し、
自分の打撃に役立ててほしいですね。

結局、マシン打撃を1時間半続け、
午後はこの日も、ファウルグランドで
高代コーチ辻2軍監督による
捕球動作の練習を受けていた新井
来季は絶対に1軍定着
そして森野に追いつき追い越せで頑張ってほしい。
気合実技が結びつくことで
さらに大きな選手に成長してもらいたいです。


ナゴヤからの話題。(18日)

◇小田幸平
<今季の打率は.158。
秋季練習は必死に振り込む毎日>
「こんなに打つのは初めてです。
自分のもっているモノを、
一度全部捨てているつもりです。
監督が言うように下半身を使って
振れたときは、ボールも飛ぶ。
いかに確率よくバットのシンに
当てるかを考えています。
まだ完走はしてませんけど、
この練習を完走したときに
見えてくるものがきっとあると思う。
しんどい中にも楽しさがあるんですよ」
中スポ

◇落合監督
<速射打撃のメンバーに小田を入れる理由を説明>
「オレが何で幸平(小田)を、
あの6人の中に入れているかわかるか?
谷繁は来年で何歳になると思ってるんだ?
そのままいけるとは限らない。だろ?
アイツ(小田)が2割5分打ってくれたらなあ…」
中スポ

◇普久原淳一
<今秋から取り組む内野守備について>
「なんだか難しくて...。
本当に内野やってたんだっけ、って。
内野のグラブですか?
急いでメーカーさんに持ってきてもらいましたよ。
荒木さんが、内外野の両方やっていたことを聞きました。
今の僕は、本職が外野だから荒木さんの逆ですね。
でも足の運びとかグラブさばき方とか、
きっと役立つ事があると思ってやってます」
(中スポ)

1軍メンバーの中堅組にもかかわらず
オーバーホールに行かずに、秋季練習に参加。
連日、速射マシン打撃に取り組む小田
落合監督がこの日、
小田を打ち込ませる理由を語りました。

それはもちろん打撃の向上
守備と強肩はすでにレギュラー並み。
あとは1割台の打撃が2割5分になれば、
正捕手・谷繁との差を縮められる。
谷繁が元気なうちに後継者も作っておきたい。
そういう構想があるからなのでしょう。

ポスト谷繁の問題は、ドラゴンズの課題。
その一番手となるのは、現時点ではもちろん小田
巨人から移籍してきて1年。
この秋は必死に振りまくる日々が続きます。
この振り込みがぜひとも
来季につながってほしいです。


◇佐藤亮太
<白組先発に内定、罰走阻止へ気合十分>
「来年につなげられるように
アピールしたいです。
ストレートのキレが変わったなと
思ってもらえるピッチングができればいいです。
(ストレートの)球速はなくても、
見た感じが速いようなキレが大事です」
(中スポ)

◇吉見一起
<この秋の投げ込み王が紅組先発に>
「久々のバッターとの対戦を楽しみたい。
自分の投球ができるように、
しっかり意思のある球を投げたい。
頑張って投げますよ」
中スポ名古屋ニッカン

いよいよきょうは19日。
ナゴヤ球場では、罰ゲーム付きの紅白戦の日。
寒すぎる天候が気になりましたが、
どうやら行われたようですね。
(STでは明日取り上げます)

負ければ練習後にグラウンド周回の
罰ゲームが待っている恐怖の戦い。
気になる先発は、紅組・吉見と白組・佐藤亮太と内定。
ルーキーながらともにシーズン終盤
昇格を果たし、1軍登板を果たした2人。
吉見はこの秋季練習での投げ込み王
一方、佐藤亮太は来季へのアピールのため、
ストレートのキレで勝負するそうです。
必死に打ち込んできた野手陣に対し、
この秋季練習での成果を発揮できるでしょうか。
罰走ともども楽しみにしたいと思います。


◇小林正人
<4年目にして初めての昇給。
自己最高年俸となる1200万円で更改>
「思ったよりも上げてもらいました。
(優勝争いの)9月後半の印象が良かったと言われた。
今年は相手の打者が
ボクのことをわからない状況でしたが、
来年はもっと変化球の
コントロールの精度を上げないと...」

<この日は紅白戦に向け、ブルペンで40球>
「最初の予定では
投げる日ではなかったけど、
ボールの感触をつかみたかった。
軽めに投げたけれど、
紅白戦に向けていい準備ができました」
(中スポ、スポニチ名古屋名古屋ニッカン12

△ドラゴンズ・契約更改▼
11月18日(金額は推定・単位は万円)

中村公治  950(▼ 150・14%)
小林 1200(△ 450・60%)
加藤 400(□ 0・0%)
竹下 300(□ 0・0%)

サイドハンドに転向し臨んだ
4年目の今季、シーズン後半、
左のワンポイントとして、優勝に貢献。
プロ初勝利もマークした小林が契約を更改。
4年目で初のアップを勝ち取りました。
やはり活躍したものは昇給できる。
その顔も笑顔だったようです。

来季の課題は、変化球の精度アップ
シリーズ後は、北海道日本ハム・
MICHAELのように見にくいフォームも
試みたようですが、結局はそのままに。
球離れを遅くできるようにと考えているようです。
同じタイプがいないだけに貴重な存在です。
今季の活躍がフロックと言われないよう、
まずは1軍定着を目指しましょう。

さらに育成選手の2選手は現状維持
来季こそは支配下選手になれるよう、チャンスを掴んでほしい。
そして中村ハム、ある意味正念場の来季。
必死に取り組んでアピールを期待します。頑張れ!


ドミニカからの話題。(18日)

◇中田賢一
<2度目の先発予定がチーム事情で変更>
「予定がころころ変わるのもドミニカらしい。
これもいい機会。
今回は(試合数日前に)
投げずに登板してみようと思っています」
(中スポ)

◇中里篤史
<ようやく出場選手登録される>
「ランニングもしているし、練習はできている。
準備はできているから早く投げたい気持ちはある」
(中スポ)

18日に予定されていた先発が19日に変更。
本来は試合の1、2日前に
投球練習をするのが通例の中田ですが、
今回はカットで臨むようです。
ところで中スポによると、
中田の所属するアギラスには、
元巨人のアルモンテ
元ソフトバンクのバティスタも所属しているそうです。
またエストレージャス・長峰の4度目の先発も19日に。
そして中里はエストレージャスでようやく登録。
いよいよドミニカデビューが近づきました。

2006年11月18日 (土)

渡邉選手現状維持とサード新井に徹底指導!

渡辺、現状維持5000万円
悩みは愛用ミットの“後継者”
 

中日渡辺博幸内野手が17日、
名古屋市中区の球団事務所で契約交渉に臨み、
現状維持の5000万円で更改した。
(中スポ)

◇渡邉博幸
<スーパーサブの契約更改は
5000万円の現状維持で一発サイン>
「落合監督になって、
毎年スーパーサブという立場でやってくれている。
球団からは『これからもよろしくお願いします』
と言われました。
(来季も)このポジションで1年やっていきたい」

<川相、奈良原ら年上の内野手が引退。
36歳ベテランは、若手の奮起を促す>
「若手にもレベルアップしてほしい。
脅かす存在になってくれれば、
僕のレベルアップにもなる。
僕も負けたくない。
若手にはチャンスだろうけど、
まだまだやれる自信がある」

<数年来の宿題だけはまたもオフに持ち越し。
試合用一塁ミットの『後継者難』に悩む>
「もう5年ですからね。
さすがにへたってきたんです。
メーカーさんに頼んで、
作ってもらったのが何個だろう…。
この4、5年で10個はあると思います。
でも、同じような型がなかなかできないんです。
何とかしないとやばいんです」
公式ブログ、中スポ、サンスポスポーツ報知
時事通信スポニチ名古屋名古屋ニッカン

◇井手編成担当取締役
<渡邉の現状維持について>
「スーパーサブとしての上限額」
サンスポ

◇上田佳範
<シーズン終盤と日本シリーズまで
戦力だったことを評価され、現状維持>
「1年間1軍にいられずふがいないシーズンだったが、
優勝に立ち会えたし、優勝時にいたということで
数字に表れないところを手厚く評価してもらえた。
来年は毎試合(レギュラーで)
出たいという気持ちを持って臨みたい」
(中スポ、名古屋ニッカン

◇清水将海
<わずか2試合の1軍出場に終わりダウン>
「来年は、開幕からずっと
1軍ベンチにいられるようにする」
(中スポ)

△ドラゴンズ・契約更改▼
11月17日(金額は推定・単位は万円)

渡邉 5000(□ 0・0%)
上田 1500(□ 0・0%)
清水 2200(▼ 500・19%)

今季これまで契約更改は、
昇竜館などを使い、行われていましたが、
舞台は、球団事務所へと移りました。
ということは主力級の選手
いよいよ交渉の席に着く時期に入り、
そのトップバッターが我らが渡邉選手でした。

今季は、主に一塁、三塁の
守備固めとして、103試合に出場。
打率.252、1本塁打、16打点、2失策の成績ながら、
例年通りスーパーサブとしての役割を担い、
その存在価値に報酬が支払われる
『スーパーサブ査定』により、
現状維持でサインとなりました。

笑顔のスーパーサブ(^^) サインを終え、
会見をする渡邉選手
実に良い笑顔でしたね。
リーグ優勝した
ドラゴンズ
ですが、
若手・中堅に関しては
実にシビアな査定。
そんなムードがあったので、
目標とする100試合出場は
果たしたものの、
打撃に関しては、少々物足りない面もあった渡邉選手
厳しい査定をされたりするのでは思いましたが、
ふたを開ければ、現状維持
安定感健在の守備とその存在感を評価、
「スーパーサブとしての上限額」というのは
いささか納得いかないですが、
妥当な数字ではないかと、ファンとしては感じました。

今季はおなじみ勝利のフォーメーション
一塁への守備固めのほか
シーズン序盤は、不振の立浪に代わり
スタメンで三塁の守備にも入ったりもしました。

そのなかで印象に残るゲームとしては、

○今季初スタメン、久々のお立ち台(4月25日)
●北海道日本ハムのブルドッグシフトに
  引っかかったバント失敗(5月9日)
●サードの守備で悪送球、タイムリーエラー(5月31日)
○二塁打2本4打点でのフルスタのお立ち台(6月4日)
○神宮での代打バースデー同点タイムリーツーベース(6月29日)
○東京ドームでの今季第1号ホームラン(7月6日)
●広島戦、二死満塁で登場も見送り三振(8月15日)など。

時にはミスもあったりしましたが、
『守り勝つ野球』勝利に欠かせぬピースとして、
リーグ優勝には貢献できたと思います。

そして迎える来季に向け、球団からは
『これからもよろしくお願いします』
最高の期待の言葉をもらい、
これまで同様、スーパーサブ
全うすると抱負を語った渡邉選手
しかし来年の6月には37歳。
若手の突き上げにあう年齢にもなってきました。
しかしミットは後継者に譲るも、
3年間で築き上げたこのポジションは、決して譲らない
「まだまだやれる自信がある」と言いきれるのは
元祖・スーパーサブとしてのプライドからでしょう。

北海道日本ハム・小笠原の獲得が
取りやめとなり、今のところは来季も
勝利のフォーメーションに入れそうな予感。
秋季練習中の若手とは別に
自主トレ中という我らが渡邉選手
来季は、守備で、そして打撃でも
「まだまだやれる」ところを見せてもらい、
さらなるスーパーサブぶりを発揮してほしいです。
もちろん大いに期待させていただきますよ!


ナゴヤからの話題。(17日)

◇高代野手総合チーフコーチ
<強化指定選手の新井に
三塁守備で延々とスペシャルノック>
「(新井に)ステップ良く動け。上下に動くな」

<新井への指導について>
「右のスパイクの使い方をちょっとね」
(中スポ、スポニチ名古屋

◇辻2軍監督
<ノックを受ける新井の後方から助言>
「姿勢を良くしろ」

<新井の1日での進歩を強調し>
「皆が見てうまくなっていると思うなら、
実際にもうまくなっているということ」
スポニチ名古屋

◇川相内野守備コーチ
<新井の守備についてアドバイス>
「重心が後ろに傾いているから、
かかとに紙切れ1枚挟まっているような感覚を持て。
そうすれば、重心が前に傾く」
スポニチ名古屋

◇新井良太
<高代コーチら3人に守備の英才教育を受け>
「姿勢を保つことや上下動しないことを教わった。
明日も続けないと意味がない。
きょうできても明日良くなかったらいけないので、
これを大事にしたい。弱音は吐きません」
スポニチ名古屋名古屋ニッカン

秋季練習は、第3クールの5日目、
前日は落合監督の厳しい苦言を受けた若竜
森野、英智、佐藤充らもオーバーホールで
さらにメンバーが若くなりましたが、
そのなかで目立ったのをいくつか。

前日、オレ流ノックを精彩を欠き、
途中で打ち切られてしまった強化指定選手新井
打って変わってこの日は、
首脳陣の徹底指導による猛特訓を受けました。

高代コーチによる三塁へのノックにより、
左右に振られる新井
辻2軍監督、川相コーチが近くでチェック。
特に三塁線寄りのゴロの追い方を総出で矯正。
午前、午後合わせて計2時間10分。
プロの足運びや送球フォームを指導されたようです。

川相コーチの言う
「かかとに紙切れ1枚挟まっているような感覚」
思わず納得してしまいましたが、
必死にノックを受けていたであろう
新井が納得したでしょうか?
踏ん張って一塁へ強い送球はサードの腕の見せどころ。
特にドラゴンズは一塁へはしっかり投げないと
ゲーム前半は捕ってくれないので、しっかり覚えましょう。


◇吉見一起
<新・長距離王は独走で一抜けを果たす>
「勝てないとずっと走るルールです。
トップで抜けられました」

◇佐藤亮太
<19周で抜けるも>
「仕掛けが難しい」

◇小林正人
<駆け引きを利用し、23周で抜ける>
「勝てそうだなと思ったところで
スパートをかけないと」

◇石川賢
<長距離の苦手な選手の代表、
最後は石井との一騎打ちを制して終了>
「ダッシュしても、
途中で抜かれると力が抜けました」

◇石井裕也
<最下位は、25周のランニング地獄に悲鳴>
「疲れました。もうダメです。
短距離はいいけど、長距離は苦手です」

◇三木トレーニングコーチ
<過酷なサバイバルランニングについて>
「この秋は初めてだね。
きょうは最初からやろうと決めていた。
投手にとってこの時期は長い距離を走って、
心肺機能を高めることが必要」
(すべて中スポ

◇前田章宏
<捕手の守備練習後、1人残って
手首を使ってバット投げ、
さらに地面にくぎを投げるユニークな練習>
「(手首の)スナップをよくするためです。
くぎは地面に刺さればいいんですが、
高代コーチは1回で刺さったのに、
ぼくはなかなか刺さらなかったです」
(中スポ)

◇落合監督
<捕手のバント処理の練習でノッカー役。
しかし2球続けてボールを「転がす」ことに失敗。
『落合、しっかり打てー』のヤジに>
「(即座に)打ってるわけじゃないよお」
名古屋ニッカン

また投手陣は、過酷なサバイバルランニングを。
三木コーチの発案ですが、その内容は、
ナゴヤ球場の1周約400メートルのグラウンドを周回、
1回目は5周(2キロ)、2回目は4周(1.6キロ)と
1周ずつ減らし、5回目以降は1周する競走で、
それぞれの回で1位になれば抜け出せるルール。
合計17投手が参加して行われました。

1位抜けを目指してひたすら走り込みましたが、
最後の方は、足だけでなく、その回の勝負は捨て、
次の回に懸けるなど、駆け引きを使う選手も。

トップ・吉見、2位・加藤などが
楽に抜けていくなか、最後まで走ったのは石井
結局25周、10キロ走ったそうです。
きついでしょうが、足腰や心肺機能は強化されます。
ここはポジティブにとらえましょう。


ドミニカからの話題。(17日)

◇中里篤史
<10日にエストレージャスに合流も
まだ出場選手登録されず。
中田が所属するアギラスへの移籍案が浮上>
「ボクはどっちに行ってもいいと思っています。
ピッチングもできているし、
いつでも投げられるように準備はできていますから」
中スポ

◇中田賢一
<日本を出発する前に
同期で仲のいい鈴木にこう話す>
「いいなあ、スーさん(鈴木)は
温泉へ行ってゆっくりできるから」
(中スポ<ドラ番記者>

中スポによると、
大規模なストライキ行動が
各地で行われる可能性が高まり、
ドラゴンズ関係者ら在留邦人へ向け、
日本大使館から待避勧告が
出されたというこの日のドミニカ
ストライキは直前で回避になったようですが、
やはり海外はコワイ部分もあったりまします。

ところでそのドミニカ武者修行中の4投手
しかしそのなかでエストレージャスの中里は、
選手登録枠に入れず、いぜん出場機会なし
そこで出場機会を求め、
他球団への移籍の可能性も出てきました。
派遣日本人選手が試合に出るのは
今月末までということ。
中里は海外デビューが果たせるのでしょうか?

2006年11月17日 (金)

落合監督ケガ竜に苦言と佐藤充ベンツに大喜び!

危機管理が甘い
落合監督バッサリ

ナゴヤ球場での秋季練習に
落合監督が5日ぶりに戻ってきました。
しかし不在の間に森野、藤井ら故障者が続出。
その危機管理の甘さを問題視した監督は、
厳しい表情で若竜苦言を呈しました。

◇落合監督
<5日ぶりに秋季練習に合流。
留守の間の故障者続出に苦言を呈す>
「ケガをさせようと思っているわけじゃない。
(試合のように)相手がある訳でも
ないんだから自分で判断しないと。

今の若いやつらは分からないのかね。
これ以上やったらケガするって。
ケガするやつが悪い。
チャンスを自分で放棄しているんだ。
今回の3人(藤井、森岡、鎌田)はな。
限界だったら(コーチに)言えばいい。
オレが監督になったときから
『言ってこい』って伝えてあるんだ。
ケガしちゃったら終わりだろ。
そこを超えちゃうと、練習できなくなるんだぞ」

<ノックの打球を追って、
ボールケースに激突した藤井は一刀両断!>
「避けられるケガと避けられないケガがある。
オレは(その瞬間を)見てないけど、
あんなものに当たるのは
野球をやる以前の問題。注意力が散漫なんだ」

<スクイズ処理練習を行っていた投手陣を見やり
猛ダッシュで突っ込む選手に苦笑いを浮かべ>
「オレなら人工芝がある場所まで
走り抜けるんじゃなく、土の所で止まる。
ケガのもと。一生懸命になりすぎて、
そこまで考えていない」

<腰痛の森野は自主参加ということで不問に>
「森野は別にいいんだよ。
勝手に(特権返上で)練習に来て、
勝手に腰痛めただけだからな。
ケガするやつは落ちていくだけ。
そういうやつはレギュラーを取れない。
無事これ名馬とはよく言ったもんだ。
そういう意味では
ハルウララは名馬ということだな」

<新井に久々のオレ流ノックをふるうも
精彩を欠き、わずか15分で中止。
ノッカーを高代コーチに譲る>
「やーめた。
あれじゃあやってもしょうがねーよ」
(中スポ、スポーツ報知スポニチ名古屋名古屋ニッカン

◇新井良太
<久々のオレ流ノックでミスを繰り返し中断。
直立不動で続行を直訴するも無視され
高代コーチのノックを45分を受ける>
「練習するしかないです」
(中スポ)

若手の戦力の底上げを目指して
連日行われるハードな猛練習
後半を過ぎ、故障者が続出しました。
主な選手では、腰痛の森野
左アキレスけん痛の森岡、左太もも痛の
そしてボールケースにぶつかり、
左ふとももを打撲したという藤井

シーズンに直結する春季キャンプと違い、
自身をある程度限界まで
追い込むことが出来る秋季練習ですが、
その一方で、どこまでが大丈夫で、
どこまでやればケガするのかを
しっかりと把握することも大切。

明日の1軍を、レギュラーを目指し、
ハードな練習に連日必死に取り組む。
少々のケガなら耐えられるものの、
その限界を把握できずに、結果離脱
しっかりと自己申告できず、未然に防げなかった。
落合中日が3年間続けてきたことが
遂行されていなかった。
そういう甘さに苦言を呈したのだと思います。

もしもその選手がレギュラーだった場合、
実際にケガになると、選手個人にとっても、
チームにとってもマイナス
今季の荒木福留がそうだったように
大きな穴となってしまいます。
ショートという過酷なポジションで
フル出場の井端が評価されているのはそういう部分。
ケガを避けられることもプロ選手としての条件。
落合監督若竜に求めているのは
そういう部分もあるのでしょう。

大人として見られる主力と違い、
若竜には厳しい目で接する落合監督
しかしそれも期待しているからこそ。
正直、ルーキーなどは、
言いにくい部分もあるのでしょうが、
プロとしては、肉体こそが資本。
しっかりと自己管理をして
練習に取り組んでいくことが大事。
やり玉となった選手は、肝に銘じて巻き返しましょう。


ナゴヤからの話題。(16日)

◇荒木雅博
<ナゴヤ球場を訪れ、
トレーナーから右肩のリハビリ方法を学ぶ>
「家でもできるトレーニングを
教えてほしかったのでね。
それ(肩)以外の疲れが取れたから来たんです。
自宅でもできるトレーニングの
メニューを聞きに来ただけ。
休ませるだけでは治らないそうなので。
鍛えて(再発を)防ぎます」
(中スポ、スポニチ名古屋名古屋ニッカン

荒木がナゴヤ球場に姿を見せ
軽いウエートトレなどで汗を流しました。
不安を抱える右肩について、
トレーナーからメニューをもらい、
ゴムチューブや器具を使って、
オフもトレーニングを継続していくようです。


◇佐藤充
<『2006ヤナセがんばれドラゴンズMIP賞』を受賞。
知らせを受け、試合さながらのガッツポーズも>
「えっ、ぼくが選ばれたんですか? ヤッター!
いやあ、すごく光栄ですね。
1年間がむしゃらにやってきた結果を、
こう評価していただけるのは本当にありがたいことです。
一生懸命やってきてよかった....」

<昨年は中田、一昨年は岡本の受賞を
せん望の眼差しで見ていただけあって>
「岡本さんも中田もいいなあ、と。
まさか自分が受賞するとは思っていなかったので、
来年に向けての励みになります。優勝の年に最高です」

<贈られる672万の高級ベンツの行方は>
「どうしましょ。親孝行しようかな。
おやじに聞いてみます」

<主力組として一足早く秋季練習を打ち上げ>
「ひと足先にキャンプ終了です。
しっかり練習ができたと思う。
来年につなげていければいい。
今年で燃え尽きた、と思われたくない。
来年も再来年も、賞に恥じぬよう活躍したい」
中スポ名古屋ニッカン

◇鈴木義広
<2時間走を何とか走り終え、苦笑い>
「アスファルトのダメージがデカい。
しっかり静養します」
スポニチ名古屋

◇久本祐一
<ブルペンで84球の投げ納め。
きょう17日からオーバーホール組に>
「疲れている中どれだけの球を
投げられるかというのを試せました。
向こうでも軽いウエートトレーニングは
しようと思っています」

<秋季練習を振り返って>
「この秋は、かなり意識して声を出しました。
若い選手に『コイツこんなもんか』って
思われたくないんで。
自分が引っ張っていかないと。
自分は(16日で練習が)終わるけど
若い子中心に練習はまだ続くじゃないですか。
それもあってしっかりアピールしておきたかったんです。
来年は今年以上に1軍で活躍したい」
(中スポ)

佐藤充、鈴木、小笠原、久本、英智の5選手が
この日で秋季練習を打ち上げ
腰痛でリタイアした森野とともに
17日から三重県内の施設で
オーバーホールに入ります。

ヤッター!ベンツだ! 今季最も印象に残った
若竜に贈られる
『2006ヤナセがんばれ
ドラゴンズMIP賞』
を受賞。
高級車ベンツをゲットし
大喜びの佐藤充
落合監督から
「いいなあ。温泉にいくのか」と言われ、
久本「明日からゴルフだ、温泉だ~」
コーチにからかわれながら、
ノックで左右に振られたようです。
ともにシーズンの疲れを取りながら、
最低限、体は動かすとのこと。

ところで今回もメンバーに入らなかった
我らが渡邉選手や、小田上田には
オーバーホールはないのでしょうか?
今後の続報を待ちたいと思います。


◇吉見一起
<左ひざ打撲が癒え、ブルペンで82球。
力のこもった球を投げ込み、回復をアピール>
「ひざはまったく問題なかった。
いい形で投げられたと思います」
ニッカン

◇齊藤信介
<投手陣に秋季練習初の外周マラソン
1時間で約15キロを走破しケロリ>
「疲れを取る意味合いが強いんじゃないか」
スポニチ名古屋

◇柳田殖生
<打撃マシンが連日の酷使で故障。
異常が発生し、左ひじにボールが直撃し>
「嫌な予感がしていた。
3球ぐらい前から内側に
おかしな球が来るなと思ったけど」
サンスポ名古屋ニッカン

落合監督が壊れるのは
「選手が先か、マシンが先か」
言っていた今年の秋季練習。
選手の方に故障者が続出しましたが、
ついに打撃マシンにも『故障者』が!
室内練習場にある5台マシンのうち、
左右の両アームのついた1台で異常が発生。
右投げ用のアームが、死球を連発した上にストップ。
柳田がぶつけられ、倒れてしまいました。
選手と違い、焦げたにおいを出すなど
自己申告したものの、結局ダウンとなってしまいました。
残り4台の今後の無事を祈りたいと思います。


ドミニカからの話題。(16日)

◇高橋聡文
<15日、エスコヒド戦に3番手で登板。
2三振を奪うなど1回を無安打無失点と好投>
「こっちのコーチから、
腕を上から振るように、と指導された。
それがいい感じになっているのかもしれない。
カーブがよく曲がるんです。
ボールはベタベタ何かがついていたり、
ツルツルしていたり
バラバラだけど、変化は大きくなる」

<こんがり焼けた顔は地元の人並みの黒さ。
チームにすっかり溶け込み>
「(スペイン語で)話していることが
何となく分かるようになった」
中スポ

◇長峰昌司
<15日が所属するエストレジャの給料日、
半月間の報酬はたったの数万円にも喜ぶ>
「思っていたより多いです」
(中スポ)

ドミニカのウインターリーグで奮闘中の高橋聡文
この日中継ぎで登板し、1回を無安打無失点。
メジャーリーガーを切りまくる日本人左腕に、
「The guy is good...
(アイツ、いいピッチャーだな)」

メジャースカウトの注目も集めているようです。

通算、7試合に登板し、
防御率0.71、16奪三振と快投を続ける聡文
その理由にボールに角度をつけるため
腕の位置を高く上げるようになったことと
カーブが良く曲がる使用球を挙げました。
すっかり現地にも慣れ、ファンも増えてきた聡文
ひょっとすると、ドミニカンドリームをつかめるかも。
今後の投球にも期待したいと思います。

ところでドミニカといえば、マルティネス
何をしているのかと思っていたら、
聡文長峰らと同じ「エストレジャ」に
選手登録されているとのこと。
自宅も球場から5分くらいのところとのこと。
まるで北谷キャンプのデニー友利のよう。
来季に向け、地元でしっかり投げ込みましょう。

2006年11月16日 (木)

秋季練習ケガにご注意と異国の60番コンビ。

中日「指揮官居ぬ間に」秋季キャンプでリタイア続出

MVPやベストナインの発表、
さらに小笠原獲り撤退など、
にぎやかだった前日のドラゴンズ
しかしこの日は落ち着きを取り戻したようです。
それでも秋季練習は相変わらず続いています。

◇森野将彦
<前日14日に腰痛で早退、この日は治療に務める>
「そんなにひどくないので大丈夫です。
あと2日間、練習もできると思います」
(14日・中スポ)

◇藤井淳志
<左太もも痛で別メニュー調整>
「(ボールかごを)避けきれなかった。
初めて痛めた個所なので大事をとりました」
名古屋ニッカン

◇高代野手総合チーフコーチ
<最高責任者として練習を見守る。
けが人続出に理解を示す一方で>
「疲れはたまっている。
付いてこれるヤツだけ、付いてきたらいい」
(スポニチ名古屋)

秋季練習は、第3クールの3日目、
打撃マシンが焦げ臭くなり、
先にダウンかと思われましたが、
疲れが蓄積されてきた選手にも故障者が続出。
別メニュー調整が増えてきてしまいました。

前日の14日、森野、吉見、石川ら
体調不良で練習切り上げたそうですが、
この日も森野、藤井、鎌田ら
別メニュー調整となりました。
主な選手の状態は、以下の通り↓

<森野> 腰痛
1週間程度で治る軽傷(ぎっくり腰)
14日に早退し、この日は治療に務める。
16日の練習にも参加せずにキャンプを離脱、
そのまま17日からのオーバーホールへ。

<藤井> 左太ももを打撲
14日、守備練習中にボールかごにぶつかる。
大事をとり、別メニュー。

<鎌田> 左足ハムストリング痛。別メニュー。

<吉見> 左ひざの打撲。別メニュー。

確かにこれだけハードなメニューを
連日朝から晩までこなせば、
ガタが来てもおかしくはないでしょう。
森野に関しては、1年間突っ走ってきた
疲れが限界に来ていて、
体がブレーキをかけたのかも。
今季はよくやってくれました。
あとは明日からのオーバーホール
しっかり休養してくれればいいと思います。

一方、強化指定選手の藤井鎌田
もう一踏ん張りしないといけないでしょう。
それだけライバルとの差も開いてしまいます。
ケガが目立たないようにするのも、プロの仕事。
できるだけ治してもらい、無理のない程度
再び練習に励んでほしいです。


◇朝倉健太
<ナゴヤ球場の秋季練習に合流。
うずいていた体を動かし、すっきり>
「休んでいいと言われても
まだ年齢的に若いし(25歳)、怖いんですよ。
(休むと)不安もあるんでね。
来季に向け、上半身と下半身を鍛え直します。
(ナゴヤ球場に)ちょくちょく来ると思う」
中スポ名古屋ニッカン

◇佐藤亮太
<カーブの腕の振り方を
確認しながら、ブルペンで170球>
「直球と同じイメージで
投げられるようにしています。
打者にわかってしまうとダメなので。
数多く投げないと覚えられない。
今はコントロールよりも腕の振りが大事」
名古屋ニッカン

◇小山良男
<横浜高時代で松坂大輔とバッテリー。
かつての相棒の60億円移籍を喜ぶ>
「とにかく決まってよかったと思う。
そんな投手のボールを受けていたなんて、
自分は幸せだと思います。
(松坂の潜在能力の高さに)これからですね」
名古屋ニッカン

◇平田良介
<連続1時間のマシン打撃に初トライ。
約900スイングをこなしダウン寸前>
「予想外です、予想外。
下半身にきました。
途中で握力がなくなって指先が震えてきて。
バットがちゃんと握れないです」

<ルーキーイヤーはプロのレベルを痛感。
2試合に代打で出場し無安打に終わる>
「1軍の打球は全然違った。
高校の金属バットは当たれば飛んだ。
木のバットは下半身から打たないと伸びない」

<森野の外野転向が消え、チャンスも>
「チャンスは多い方がいいです。
ただ今は自分の形を固めることが大事」
名古屋ニッカン

◇新井良太
<マシン打撃を終え、ふらふらの平田に>
「甘いよ、お前」
(名古屋ニッカン)

◇辻2軍監督
<若手内野手に名人芸を徹底指導>
「あれ(アンパンミット)を使うと
捕球ポイントを少し前に置けるんです。
つかむことができないから、
(右手に)ポンッと持ちかえる動きも
スムーズになります。
ボクも若いころはあれで練習しましたよ」

<併殺練習で足腰でのトスを伝授>
「腕や手首でトスしようとするからですよ。
捕った勢いで、下半身を使ってトスするんです。
そうすれば長く飛ぶし、スナップを使うより正確。
もちろん速く投げられますから」

<わずかに時間で上達した若竜に>
「みんなボクが来たころより、うまくなっていますよ」
中スポ

◇柳田殖生
<辻流の足腰高速トスに目を丸くする>
「ボクは今まで、腕で勢いをつけていました。
教わったやり方だと確かにそれることもないですね」
中スポ

一方、元気な?選手達はこの日も猛練習。
主力組で、オーバーホールから戻った
朝倉がナゴヤ球場を訪れ、再始動。
キャッチボールとウエートトレを行いました。
まだ肩とひじの疲れが抜けない状態のようですが、
うずいていた体を久々に動かしてスッキリ。
オフは上半身と下半身の
筋力トレーニングをやっていくそうです。

また藤井が別メニュー調整となったため、
この日は平田が代わって
秋季練習名物の連射マシン打撃を。
約1時間で900スイングしたそうですが、
終了後は、ふらふらでダウン寸前となりました。
落合監督体力強化を指示されている平田
まだまだ考えが甘かったようです。

さらにナゴヤ球場のグラウンドでは、
中川、柳田、沢井、竹下ら若手内野陣に
辻2軍監督が、秘密兵器と名人芸を伝授。
丸いミット状ながら、極端にポケット部分が小さく、
捕球が難しいという通称・アンパンミットを使用し、
左手ではじいたボールを、右手に握り替えさせ、
素早いスローイングをできるように指導。
また併殺での至近距離のトスは
手首ではなく下半身を使うという
辻流高速トスも披露、各自がレッスンしたもよう。

小笠原獲りから撤退、内野陣については
若手の底上げを首脳陣は望んでいます。
辻流の弟子たちがアライバを脅かせるよう、
辻2軍監督には、今後も指導をお願いしたいです。


ナゴヤからの話題。(15日)

◇小笠原孝
<1時間のロング交渉の末、現状維持でサイン>
「最後は納得? 
そうですね。しようがないかなと思った。
『もう少し長く1軍にいろ』と言われたので、
来年はそうなるようにがんばります。
これをバネに、来年はとにかく
試合数を増やしたいと思います」
(中スポ、スポニチ名古屋

◇井手編成担当
<小笠原の提示額について説明>
「確かに先発として試合をつくっていたし、
(同じ左腕の)山本昌やマルティネスが好調で
1軍にずっといた不運もあった。それを考慮した」
(中スポ、スポニチ名古屋)

◇樋口龍美
<2年間1軍登板なしも現状維持でサイン。
来年31歳、ラストチャンスにかける>
「何も仕事をしていないのに
もう1年チャンスをもらって感謝している」
名古屋ニッカン

△ドラゴンズ・契約更改▼
11月15日(金額は推定・単位は万円)

小笠原 1800(□ 0・0%)
樋口  800(□ 0・0%)
鎌田  900(▼ 100・10%)

契約更改は、3選手がサイン。
なかでは、プロ初完投など2勝2敗ながら、
後半戦はなかなかチャンスがもらえなかった小笠原
当初は数百万のダウン提示を粘りの交渉
現状維持に引き戻してのサイン。
また自由枠ながら、2年間1軍登板なしと
期待に応えられずに終えた樋口も現状維持となりました。

確かに小笠原が力説するように
チャンスは少なかったかもしれません。
自分的には、シーズン終盤毎回のように
KOされてしまうマルティネスよりも
小笠原の方が...と何度か思いましたから。
来季はもらったチャンスは
離さないと心に誓った小笠原
カットボールの他に、新たに
パームボールの習得に励んでいるようです。


ドミニカからの話題。(15日)

◇高橋聡文
<10月中旬からドミニカのウインターリーグに参加。
活躍し、今ではすっかり町のスターに>
「こっちは声援がすごい。
特に地元での試合が一番です」
中スポ

◇長峰昌司
<14日、リセイ戦に先発。
5回2死から同点2ランを浴びるなど4失点。
負け投手となり、自身の2勝目はならず>
「4回までは苦しいところもあったけど、
何とか1点に抑えていたんですけどね…。
簡単にいきすぎました。
ボールにした方が良かったかなあ…」

<日本式野球との理論の違いにも直面>
「こっそり投げていたことも
あったんですけど、
チームのピッチングコーチに
見つかって、『投げるな』と…」
中スポ

中・中コンビの遠征にドラ番記者が同行。
これまでほったらかしに?
されていたドミニカ組の60番コンビ
高橋聡文長峰の情報が続々入ってきます。

現在、サン・ペドロ・デ・マコリスにある
「エストレージャス」に所属する2人ですが、
現地の地元紙が聡文ら
『日本の素晴らしいピッチャー』と紹介。
けっこうスター級の扱いを受けているそう。

ドミニカンドリーム・聡文i 昨日の東京中日や
今朝の中スポによると
100マイル(約161キロ)の
スピードボールを投げる?
聡文
の奪三振率は
ウインターリーグのトップで
さらに野球熱の高い
その土地では、
すでに「タカハシ」コールも
飛び出しているとのこと。

また長峰は、この日の登板こそ
勝利投手まであと一歩のところで
捕まってしまい、2勝目を逃しましたが、
100キロ前後のスローカーブに、
打者が前のめりになるなど
持ち味の遅球が生かした投球ができているもよう。

突然、登板を言い渡されたり、
極力投げ込みを行わないなど
カルチャーショックはあるものの、
なんとか頑張っているようですね。
当初は中・中コンビと入替えで帰国のはずが
滞在が延びているのは、そういう理由があるのかも。
異国・ドミニカでドリームを掴めるか。
今後も注目していきたいところです。


今日のその他。(15日)

◇櫻井嘉実
<入団テストが不合格に終わり>
「故障を抱えながら
自分ではやれるだけのことはやりました。
悔いはありません」
(中スポ)

ドラゴンズから戦力外通告を受け、
福岡ソフトバンクの秋季キャンプで
入団テストを受けていた櫻井の不合格が決定。
今季限りでユニホームを脱ぐことを決めたそうです。
今後は、一般就職の道を探すという櫻井。
まだ22歳、第二の人生、頑張ってください。

2006年11月15日 (水)

福留孝介MVP、ベストナインに5人の竜戦士!

福留MVP ベストナインに5人
ドラ史上最多

「日本プロ野球コンベンション2006」
14日、東京都内のホテルで開かれ、
中日
福留孝介外野手
初の最優秀選手賞(MVP)に選ばれた。
また、中日勢はベストナインにも
球団史上最多となる5人が選出。
ドラゴンズイヤー
を締めくくった。
(中スポ)

◇福留孝介
<初のリーグMVPに選ばれ>
「憲伸さん(川上)かタイロンの
どっちかなと思っていたので、
ボク自身が驚いています。
まさかいただけるとは思っていなかったので
びっくりしたのと、うれしいのと半々です」

<打撃改造にも取り組み、
2年ぶりに首位打者のタイトルも獲得>
「もう一度、取りたい賞だった。
チームが優勝するなかで、
こういう賞は励みになります。
今年はこんな数字が出せるとは
思わなかった。出来すぎです。
フォームを固めるには、まだ2、3年かかる。
今年はもったいない部分があったので
少しでもなくなればいいかな」

<来年に大きな課題が残る>
「日本シリーズは本当に悔しい思いをしたので、
来年こそ日本一になりたい。
個人的にはことしの数字を目標にできればいい。
1年で終わるのではなく、
少しでも長く続けるように頑張りたい」。

<順調なら来季でFA権を取得する>
「まずは1年間ケガなく過ごさなきゃ、
権利を取得することもできません。
そちらが先ですよ。
考えることができるのはそこからですから」
(中スポ、スポーツ報知
スポニチ名古屋名古屋ニッカン

◇川上憲伸
<最多勝利、最多奪三振、最優秀投手、
ベストナインと4部門を制覇して>
「1年間を通して投げ続けたことを
みなさんに評価していただいて
その結果もらえた賞なのでうれしいです。
これからも獲り続けたい」
(中スポ、スポニチ名古屋

◇タイロン・ウッズ
<コンベンションは欠席したが、
ベストナイン受賞をフロリダの自宅で喜ぶ>
「一生懸命練習して結果を出すことができ、
それを評価してもらえたことがうれしい。
エキサイティングな気持ちだ」
(中スポ)

◇荒木雅博
<3割30盗塁を達成、野手では福留に次ぐ189票>
「ケガで途中休んでいたのに光栄です。
これからも選んでもらえるよう
来年は休みなくがんばります。
(賞金50万円は)貯金します」
(東京中日)

◇井端弘和
<3年連続となるベストナイン受賞に>
「ラッキーです。
感謝しています。今年はとれると
思っていなかったんでうれしいです。
全体的なものを評価してくれたんでしょう。
ショートにはいろいろといい選手が
いるのに選んでもらって光栄です」
(中スポ)

◇岩瀬仁紀
<2年連続で最多セーブ投手賞を獲得>
「またこの場に来られるようにがんばります」
(中スポ)

◇落合監督
<最優秀監督賞には選出され>
「心身ともに疲れた1年だった。
日本ハムは強く、負けたショックは大きかった。
来年日本一になるためにもリーグ優勝しないと」
スポニチ名古屋

『日本プロ野球コンベンション2006・
~WBC優勝記念・NPB感謝の集い/表彰式』
が開かれ、
今季のMVP、新人王、そしてベストナインが決定。
ドラゴンズからも多くの選手が表彰されました。
各部門の投票結果は、以下の通り↓

☆セントラル・リーグ 
最優秀選手
(有効投票数213票)
福留 孝介 754点(1位116、2位48、3位30)  
   川上 憲伸
 498点(1位46、2位67、3位67)  
   タイロン・ウッズ
 457点(1位40、2位66、3位59)  
   岩瀬 仁紀
 135点(1位10、2位20、3位25)  
   山本昌
   14点(1位0、2位2、3位8)  
   荒木 雅博
 1点(1位0、2位0、3位1)  
   井端 弘和
 1点(1位0、2位0、3位1)
(規定により各1票にそれぞれ 1位5点、
   2位3点、3位1点、他球団選手は割愛)
>詳しい投票結果は、こちら

 

☆セントラル・リーグ 
最優秀新人(有効投票数213票)
◎梵 英心(広島)110票
 吉村 裕基(横浜)53票
 佐藤 充(中日)47票
 田中 浩康(東京ヤクルト)1票
(該当者なし)2票

 

☆セントラル・リーグ 
ベストナイン(有効投票数201票)
<投 手> 川上 憲伸(中日)156票 2年ぶり2度目
<捕 手> 矢野 輝弘(阪神)94票  2年連続3度目
<一塁手> タイロン・ウッズ(中日)168票  2年ぶり2度目
<二塁手> 荒木 雅博(中日)189票  3年連続3度目
<三塁手> 岩村 明憲(東京ヤクルト)157票  4年ぶり2度目
<遊撃手> 井端 弘和(中日)134票  3年連続4度目
<外野手> 福留 孝介(中日)200票  3年ぶり3度目
< 〃 > 金本 知憲(阪神)185票  3年連続6度目
< 〃 > 青木 宣親(東京ヤクルト)182票  2年連続2度目
◆その他のドラゴンズ選手◆
岩瀬(投手3位・4票)
谷繁(捕手次点・79票)
森野(三塁手4位・3票)
アレックス(外野手8位・1票)
>詳しい投票結果は、こちら

17勝をはじめ投手四冠のエース・憲伸
2年連続セーブ王の守護神・岩瀬
本塁打、打点の二冠王の主砲・ウッズ
そしてダントツの首位打者となり、
球団では54年ぶりの『3割、30本、
100打点、100得点』
を達成した福留
最優秀選手(MVP)は甲乙つけがたい
この4人の争いになるだろうと思われましたが、
終わってみれば大差での圧勝

福留孝介選手ドラゴンズの野手としては、
24年ぶり2人目となる受賞となりました。
おめでとうございます!

自分的には、後半強烈なインパクトを残した
ウッズが選ばれるのではと思っていましたが、
やはりシーズン通じて見れば、福留
打撃だけではなく、守備や走塁では、福留
そしてここぞの勝負強さでは、福留
走攻守すべてでのトータルで見たならば、
文句なしの受賞だったのではと思います。

ダントツのMVP!フォーム改造に取り組み
WBCを経て臨んだ今季は、
開幕時の不調、
また6月末に右ひざを打撲。
約1カ月の戦線離脱などが
ありましたが、それ以外は
不動の3番
としてチームをけん引。
中盤以降は、ダントツとなる
打率.351で2度目の首位打者に輝き、
さらに31本、104打点、117得点に加え、
47二塁打のリーグ新記録に
最多出塁率賞も獲得。

そして記録だけではなく、記憶でも
後半戦復帰後、4戦連続お立ち台
優勝決定ゲームでの延長でのタイムリーなど
やはり攻撃でになるのは福留だなと
シーズン何度も感じさせてくれました。

しかし当人は、びっくりの方が大きかったよう。
さらにMVP特有のかしこまった会見に緊張。
公式ブログによると、
「空気が重かった~。汗びっしょりだよ~」
シャツが濡れるくらいだったようです。

「これもファンの皆さんの声援のお陰です」
と感謝していた福留ですが、
多くの栄誉を得ても日本一にはなれなかった
悔しさは胸に抱いているようです。
MVPになったことで、
さらにハイレベルで期待されると思いますが、
来季もやってくれることでしょう。
打撃を極め、連覇に貢献してほしいと思います。

またベストナインには、
福留の他、憲伸、ウッズ、荒木、井端
ドラゴンズから球団史上最多の5選手が選ばれました。
こちらもおめでとうございます!

憲伸、ウッズは文句なしでしょう。
荒木はケガがあったものの、3割30盗塁を評価。
とくに02年が二塁手2人同票で初受賞。
昨年は僅差での受賞だったので、
今季のダントツの票数は成長の証と思えますね。
逆に井端が少々差を詰められましたが、
4失策の堅い守備とフルイニング出場が評価。
やはりこの2人も欠かせないと思います。

MVPやベストナインは優勝すれば、
この栄誉を続けられるもの。
続けるというのは、正直難しいかもしれませんが、
来季も狙えるよう頑張ってほしいです。

またその他の表彰では
新人王を逃した佐藤充
ウエスタンリーグ優秀選手賞が
山中中日総務部OB事務局長
スタッフ功労賞が送られました。
ともにおめでとうございました。


今日の公示。(14日)

◆コミッショナー
【契約締結内定選手】
▽中日 田中大輔
(東洋大)
共同通信社

◇田中大輔(東洋大学)
<ドラフト希望枠での中日入りを表明>
「高く評価していただいて
(プロ入りなら)中日しか頭になかった。
(中日は)守りがいいチームなので、
自分に合っていると思う。
不安もあるがワクワクしている。
谷繁さんのような捕手になりたいです。
肩には自信がある。俊敏な捕手になりたい。
風のように走れたらいいと思っています」

<同じ広島出身で正捕手の谷繁について>
「風格があって大好き。
(谷繁と)スローイングやスピード、
肩の強さは変わらないと思う。
投手陣の信頼を勝ち取りたい。
相手チームから嫌がられる捕手、
勝たせる捕手になりたい」

<12月に日本代表としてアジア大会に出場する>
「アマチュア最後なのでメダルをとりたい。
とるからには一番上の色」
中スポサンスポ共同通信社
時事通信スポニチ名古屋名古屋ニッカン

◇中田スカウト部長
<会見に同席し、田中に期待>
「(田中は)理にかなったプレーができる。
まだまだ伸びしろがいくらでもある」
中スポ名古屋ニッカン

◇仁村スカウト
<これまで密着マークし、
飛躍に太鼓判を押す>
「肩がとても強く、
リーダーシップの取れる性格。
将来の幹部候補としても見ている」
中スポ時事通信

ドラゴンズが今年も大学社会人ドラフトで
『希望枠』を使用することになりました。
その『希望枠』によって
入団を表明したのが、東洋大学の田中大輔捕手。
この日、中田スカウト部長らが獲得のあいさつ。
契約締結内定選手として公示されました。

未来の竜の司令塔だ! 田中捕手
広島・如水館高出身。
174センチと小柄ながら、
遠投110メートルの
強肩に加え、1秒8台という
スローイングの速さが持ち味の
大学ナンバーワン捕手

ポスト谷繁が課題のドラゴンズにとって、
願ってもない素材の選手だそうです。
打撃面では、まだまだベテランに及ばないですが
まずは俊敏さでアピールしていくもよう。

正直どんな選手かよく分かりませんが、
仁村さんのお墨付きですから、期待しています。
田中君、ドラゴンズを良く選んでくれました。
12球団一厳しい練習ですが、
将来の司令塔として、鍛錬し成長していって下さい。


ナゴヤからの話題。(14日)

◇小田幸平
<落合監督の『スーパーサブ査定』で大幅増>
「うれしかったです。
思っていた以上の評価をしてもらいました。
サブとして1年間1軍で働いてくれたこと、
ムードメーカーとして盛り上げてくれたことも
含まれていると言われました。

1年間1軍ベンチにいられ、今年は野球が楽しかった。
サブとしてだけでなくプレー以外のことも
評価してくれ、言うことはありません
中日にきてよかった。
プロ野球をやっている以上、
サブで終わる気はない。谷繁さんを脅かしたい」
中スポスポニチ名古屋名古屋ニッカン

◇井手編成担当
<小田の査定について>
「(新たにということでは)唯一の
監督評価のスーパーサブで、ということです」
中スポ

◇鈴木義広
<右の中継ぎとして、46試合に登板。
安定した投球でリーグ優勝に貢献>
「ロングリリーフもするし、
酷使するポジジョンで
よくやってくれたといわれました。
今までの野球生活で
経験したことがなかったので、
優勝できたのが一番うれしかった」

<来季について抱負を語る>
「相手も研究してくると思いますが、
大事な場面では鈴木、と思われたい。
岡本さん、平井さんに
負けないように頑張りたい」
(東京中日、スポーツ報知時事通信名古屋ニッカン

 

△ドラゴンズ・契約更改▼
11月14日(金額は推定・単位は万円)

鈴木 3800(△ 1700・81%)
久本 2500(△ 400・19%)
小田 3600(△ 1300・57%)

契約更改が行われ、この日は3選手がサイン。
なかでは、昨年オフ、野口(巨人)の人的補償として移籍。
第2捕手として、1軍に定着した小田
落合監督による『スーパーサブ査定』により、
大幅アップとなりました。

『スーパーサブ査定』というのは、
レギュラーではないものの、
チームにとって欠かせない選手としての評価。
有名なのは、04年の我らが渡邉選手
さらに柳沢英智、高橋光信など
同様の評価をもらい、査定されました。
確かにODAは、ムードメーカーとしても
頑張ってくれたと思いますね。
中日に来てよかったと本人も思っていることでしょう。
来季は希望枠に大物が入りますが、
第2捕手をキープした上、谷繁と争ってほしいです。

また投手陣は、2年目の今季も
中盤以降フル回転し、防御率1.70と
安定していたスーさんがなんと80%のアップ。
また後半、左の中継ぎとして欠かせなかった
久本も今季は年俸アップを勝ちとりました。
来季はドミニカン・ドリームと化している?
高橋聡文石井らと競争になります。
負けないよう、久本には頑張ってほしいです。


◇山本昌
<ナゴヤ球場の秋季キャンプに合流。
来季へ向けて早くも始動>
「秋季キャンプに途中から
合流するっていうのは初めての経験。
できる範囲で来てやりたい。
肩、ひじを動かせられればいいです」

<今季11勝を挙げ、200勝まであと9勝。
「大目標っていう感じじゃなくなりました。
それより、日本一になりたい。
やはり来季の目標は日本一。
セで勝つのは大変だが、
それが最終目標ではない。
日本シリーズで勝てないのだから、
何かが足りないと思ってやらないと…」
(中スポ、スポニチ名古屋名古屋ニッカン

◇平沼用具担当
<秋季練習中、連日8時間動きっぱなしの
打撃マシンがそろそろ「ヤバい」>
「もうバネは取り換えたし、
何か焦げ臭いんだよね」
(中スポ<ドラ番記者>

記者がコンベンションに行ってしまい、
秋季練習の記事はごくわずか。
しかしナゴヤ球場は、
ピリッと引き締まっていたそうです。

その理由の1つが、昌さんの合流。
13日、オーバーホールから
帰ってきたばかりなのですが、
早くもナゴヤ球場に来て、練習を開始。
ストレッチ、ランニングの後、
約15分間のキャッチボールと軽めながらも
今後も時間を見つけて、
ちょくちょく来るそうです。
24年目に向け、気合十分の御大を見れば
若手がちんたらしていられないでしょう。

また<ドラ番記者>によると、
連日フル稼働の打撃マシンがヤバイそうです。
においがするそうで、もしかしたら
マシンが先に壊れるかも?


今日のその他。(14日)

◇落合監督
<苦渋の決断の末、小笠原獲得には
動かない方針を明らかに>
「小笠原(獲得)には動かない。
うちは一切、FAに手を挙げることはない。
今の戦力プラスドラフト、
外国人でチームをつくっていく。

これは縁のものだと思う。
相手が動くと言ってもパズルじゃないけど、
ピタッとはまるときもあれば、
こちらがいくらほしいと思っても
はまらないときもある。
今回ははまらないんだ。

実際、タイロン(ウッズ)が入る前は
小笠原獲得にトレードで動いた時はある。
当時とはウチの置かれている立場が違う。
ことしのFAで狙っていたのは投手と外野手だけ。
小笠原が外野手なら
動いてでも獲りにいっただろうけど...。
森野も必死こいて立浪からレギュラーを獲った。
サード・森野でもそれなりのものは、出してくれる。
いろいろ想定したけど、1人の選手が入って、
1人の選手を殺してしまうことになるなら、
(今季成長した三塁手の)森野を
生かすことを考えた方がチームのためになる。
現有戦力をやりくりする方が
オレの性に合っている。

金のことは知らない。出すのはオレじゃない。
オーナーにも社長にも要請してない。
これまでも一切動いていない。FAは見送り。
(小笠原が仮に)巨人に行ったとしても
戦力アップにはならない。
小久保と行って来いの考え方でいい」

<今後の補強ポイントとして右打ちの外野手>
「今うちが欲しいのは外野手。内野手じゃない。
一番いいのはタイロンのあとを打てる右バッター。
トレードはない。外国人になるだろう。
(森バッテリーチーフコーチらを)
そのためにドミニカに行かせている」
(東京中日、サンスポスポーツ報知
共同通信社スポニチ名古屋名古屋ニッカン

◇西川球団社長
<落合監督と緊急会談後、急転撤退を決め>
「小笠原獲りからは撤退しましょうと
いうことになりました。
落合監督から『無理して取らなくても、
来年は成算がある』と言われた。
欲しい選手だが、現場の判断を尊重したい。
マネーゲームには加わらないことは、
最初から確認していたこと。
日本ハムだけでなく、
巨人も条件提示はしているはず。
常識的には(日本ハムを)上回っている。
あくまでもわれわれの情報ですが、
落合(監督)には落合の情報もあるでしょうし」
(東京中日、スポーツ報知MSN毎日新聞名古屋ニッカン

◇白井オーナー
<小笠原獲り撤退に>
「コンベンションの最中に
(西川)社長から詳しく聞いた。
総合的に、全体の配分を考えて
こうなったのではないか。
それはそれで結構。
監督もいろいろ考えているんじゃないか」
(東京中日、名古屋ニッカン

◆滝鼻オーナー(巨人)
<中日の小笠原獲り撤退について>
「いい情報をありがとう。
ほかが撤退したからといって
いい風が吹くわけじゃない。
自分のところの球団(日本ハム)も
まだあるだろうし、
(巨人が)獲りに行って納得してもらわないと」
共同通信社

今朝の東京中日2面
(1面はRED SOX60億・松坂大輔)に
『中日撤退』の文字。
この日、落合監督はFA宣言した
北海道日本ハム・小笠原について、
ドラゴンズ獲得には動かないを明言しました。

入団交渉に乗り出すとみられていたものの、
資金面とチーム構成を総合的に判断。
前日「動き出したら早いぞ。電光石火だ」
語っていた落合監督でしたが、
この日のコンベンション前に
西川球団社長と約30分会談。
電光石火の結論となりました。

気になったのが、西川球団社長の発言
「落合には落合の情報もあるでしょうし」
監督自らの情報では、勝算がなかったようです。
確かにというものはあるでしょうね。
ただウッズがいて、森野がサードのポジションを
奪ったにもかかわらず、FAで小笠原では
年俸面を含め、バランスがおかしくなりますからね。
タイミングが合わず、苦渋の決断になったようです。

自分的には、パのMVP
ドラゴンズに来ないのは
少々残念な気持ちもあったりしますが、
ドラゴンズには、森野がいます!
ポジションも守られそうですから、
より一層頑張ってくれるでしょう。
来季は打撃で小笠原並み
フルスイングを期待しましょう。


来季PSG名称は
「クライマックスシリーズ」

(中スポ)

NPBはこの日、来季セパ同一方式で行われる
ポストシーズンゲームの名称を
『クライマックスシリーズ』
決まったと発表しました。
セ・リーグは「クライマックス セ」と題されるそうです。

まあ、ドラゴンズの来季の目標は
日本一ではなく、連覇
日本一という称号はほしいですが、
クライマックスシリーズは、
勝てたらラッキーという程度で。

2006年11月14日 (火)

ケンイチ・ナカタ海外デビューと第3クール開始。

中田、メジャー斬った!!
2イニング4Kでドミニカデビュー

◇中田賢一
<ドミニカ共和国のウインターリーグに参加。
この日初登板、先発で2回を無失点に抑える>
「ほとんど何も知らなかったです。
足の速いバッターが
何人かいる、ということぐらいで…。
とりあえず、何とか投げられたからよかったです。

(日本の打者とは違い)
どんどん振ってくるので、
最初から勝負球を思い切って
投げていかないといけない。
やっぱり低めにしっかりと変化球を投げれば、
それほど打たれないと思う」

<初海外から3日、時差ぼけの真っただ中>
「試合中も、うとうととなる。
変な時間にものすごく眠くなる」

<急きょ入団会見まで設定され、
地元メディアの質問に答える>
「ドミニカの選手は、
自分が楽しくプレーできるように
盛り上げるのがうまいです」

<快投デビューで戦力に組み込まれ、
2度目の先発予定が18日に決まる>
「1試合1試合、
しっかり結果を出さないと
次のチャンスが回ってこないですから」
(中スポ)

ドミニカ共和国のウインターリーグに
参加している中田が12日に初登板。
先発し、2回を無失点と好投
初体験の海外リーグでその力量を見せつけました。

この日の中田の登板内容は、↓の通り。

<1回> 見三振、二塁打、空三振、空三振
<2回> 二塁打、四球、一邪飛、遊ゴロ、三振

ナカータ、上々! 異国の地で背番号『77』の
ユニホームを着て、
見たこともないような
外国人選手
との対戦。
しかしそのなかには、
MLBなどの選手もおりましたが、
ともに力勝負で、2者連続の空振り三振に取りました。
積極的に振ってくる打者にとまどいながらも
しっかり低目にボールを集めた中田
結局この日は2回を投げ、
2安打4奪三振1四球、無失点。
ニッポンのドラゴンズ
若きエース候補としての力を
幸先よく見せることが出来たようです。

地元の選手からMLBのスター選手まで、
さまざまなレベルの選手が参加、
自分を売り込むチャンスともいわれる
ドミニカ共和国のウインターリーグ
しかし初海外中田は、時差ぼけや
ウオーミングアップの違いなど
若干苦労はしたものの、結果を出したことで
次回の登板のチャンスもゲット。
武者修行の場でさらに厳しい勝負に
挑んでいくようです。

思ったより早く、登板の機会
来たことに驚きましたが、
ナイスピッチだったようですね。
全く知らない者同士の対戦は、
投手が有利な部分もありますが、
地元選手のパワーやスピードに負けないような
投球ができて、まずは一安心だったと思います。
入団会見まで設定されるなど、
ある意味、期待を受けた中田
打たれることもあるかもしれませんが、
様々なことを経験して、戻って来てほしいですね。

ところで、中スポによると
中・中コンビは、別のチームに入ったようです。
中田はアメリカ人投手に代わり、
日本語で「鷲」の意味のアギラスに入団。
中里は、高橋聡文、長峰の所属する、
エストレージャスに入団しました。
なおこれまでほとんど載っていなかった
10月から参加中の聡文長峰の成績ですが、

聡文はリリーフで6試合に登板。
11回2/3を投げ、被安打3、
奪三振14、失点1、防御率0.77。
長峰は10日に先発、
5回を投げ無失点で勝利投手。
通算2試合に登板、7回2/3を投げ、
失点2、防御率2.35だそうです。
中里は近くリリーフ登板の予定。
中田に負けずにナイスデビューを決めてほしいですね。
なお全員、帰国は未定とのこと。
4選手ともに頑張って修行して来て下さい。


ナゴヤからの話題。(13日)

チェン、左ひじ疲労骨折で手術
来春の1軍キャンプ絶望的

(中スポ)

◇チェン・ウェイン
<左ひじの疲労骨折で手術を受け、
復帰までに時間がかかる可能性を示唆>
「来年は難しいかもしれない」
(中スポ)

中スポによると、来日3年目のチェン
この日左ひじの形成手術を受けたとのこと。
今後はリハビリを行い、
本格的な投球までには数カ月と診断。
よって来春のキャンプは絶望的となったそうです。

3年目の今季は、1軍登板なしのチェン
夏場には約2カ月、戦列を離れるなど
力を発揮することが出来ませんでした。
その原因となっていたのが、左ひじ痛
検査の結果、疲労骨折が判明。
手術に踏み切ったそうです。

記事によると、あまり良くないようですね。
復帰には、しばらく時間がかかりそう。
まだ若いとはいえ、外国人選手ということもあり
育成選手として契約する可能性があるそうです。
厳しい状況になるかもしれません。
ただ未来の大器、リハビリに取り組み、
ケガを克服し、再びしなるような投球
見せてほしいです。


◇普久原淳一
<ショートでのシートノックで大苦戦>
「外野では前に向かって
思い切り投げればよかったですけど、
内野は様々な方向に投げるので難しい。
練習です!」
名古屋ニッカン

◇中川裕貴
<監督不在もしごきメューは変わらず>
「監督がいなくても
やることは変わりません。きついです」
名古屋ニッカン

◇樋口龍美
<腕の位置を従来のスリークオーター気味から
やや高くし、腰に負担のかからないフォームに改造>
「練習はきついですけど、
去年の秋のキャンプはやってないですからね。
(去年は)ずっと歩いていた状態でした。
今は競争意識を持ってできる。
きついけど、楽しいです。

(サイドは)センスがなくて(やめました)。
いかに回転のいいボールを投げられるかを
追求したらこういう投げ方になった。
指先に力を乗せて、回転のいい球を
投げられるようになりました。
腰に負担もかからないし、これでスピードが出れば…。

(腰を)気にしなくてもよくなりました。
人から腰は大丈夫ですかといわれるのが嫌なくらいです。
来年へのメドというより、
結果を出さないといけないです」
(中スポ、名古屋ニッカン

◇前田章宏
<3人目の枠を狙える
チャンスに闘志メラメラ>
「打つ方でも、守備だけでもいいから、
それで1軍へ行きたいですね」

◇小川将俊
<来季はよりライバルも増えてくる>
「若いのが入ってくるので、
とにかく頑張りたいです。
後がないですからね。
(13日は)休み明けだけど、
やっぱり練習はきついですね」

◇古久保捕手コーチ
<レベルの高い第3捕手争いを期待>
「谷繁はいるけど、あと5年も10年も
(最前線で)やれるわけではないし、
オレがと脅かすくらいになってほしい」
(中スポ)

秋季練習は、第3クールに入りました。
7勤というロングなスケジュール。
初日となったこの日は、落合監督が欠席し、
初の指揮官不在となりましたが、
残されている地獄メニュー
朝から日暮れまでひたすら取り組んだもよう。

落合監督の代理として、高代コーチが指揮。
強化指定選手の新井は、森野とともに
約1時間の高代ノックを受けたもよう。
また投内練習のシートノックでは
内野挑戦中の普久原が捕球、送球でミスを連発。
コーチ陣から何度も助言を受けていたようです。

午後の練習では、若手捕手の争いが加熱。
暴投を想定してのマウンドからのコーチのノック。
捕逸、悪送球を想定し、バックネットで
投げられたボールを追いかけるなど
地味ながらキツイ練習をこなしたとのこと。

来季は1軍に第3捕手枠を取り入れるという
構想もあるそうですが、正直どっちもどっちの状態。
さらに来季はルーキーで2人加わる予定です。
チャンスを生かし、抜け出すのは誰か。
5年後のタニシゲになるために、頑張ってほしいです。


◇荒木雅博
<オーバーホールを終え、名古屋に帰る>
「ゆっくりすることができました。
これからは肩のトレーニングをするつもりです」
(中スポ)

三重県内でのオーバーホールを終了。
ドラゴンズの主力選手が、この日帰名。
川上、福留らはきょう14日、都内で行われる
プロ野球コンベンションに出席。
MVPなどが発表され、表彰を受けるようです。
今後は秋季練習に参加するもの、自主トレを行う者、
そして休養するものと、それぞれ。
ゆっくりくつろいだ荒木は、
今季悩まされた右肩の筋力を鍛えるようです。

また井端は、現地で井上と一緒に陶芸に取り組み、
「ご飯(お茶碗かどんぶり)と味噌汁(お椀)に
小皿に灰皿の4点セットを作った」
とのこと。
井上書家に続く、新たな芸術家の誕生かも?


◇落合監督
<東京都内の自宅で静養。
小笠原獲りに初めて胸の内を明かし>
「きょうは動かないよ。
巨人と14日? そうか。早いんだね。
3日続けたら、アイツも疲れるだろ? 
まだ動かない。
でも、動き出したら早いぞ。電光石火だ。
今週中には(交渉への動きが)決まるんじゃないか。
15日? 可能性はあるかもな。

FAは来るか、来ないか。
オレたちのころとはずいぶん違うけど、
この2つしかないんだよ。
交渉に? オレは行かないよ。
儀式みたいなもんだからな。
もし会うんなら。みんな(報道陣)には内証で会うさ。
これからは情報戦だ。
どこがどういう条件を出すか。
先に動いた方が負けるんじゃないのか。

チームのバランス、全体を
考えて動かないといけない。
オレのハラは決まっている。
あした(14日)だな。社長と話をする」

<小笠原について初めて評価を口に>
「(日本ハム時代に)初めて見た時は
何でもフルスイングしていた。
一言でいえばダボハゼだな。
だけど、どんな球であっても
フルスイングできる選手って
いうのはなかなかいない。
ボールを見極めるより、
フルスイングすることの方が難しいんだ」
中スポ名古屋ニッカン

◇西川球団社長
<小笠原の獲得問題に関し、あらためて静観の構え>
「日本ハムや他球団の情報がないので
いろいろなルートから
日本ハム、巨人との交渉の情報を入手し、検討してからだ。
当初から、いの一番に交渉したいという考えはなかった。
(金銭面の条件が)手の届く範囲内、
リーズナブルな話ならアタックする。
獲れなければ、トレードや外国人で
補強するという方法もある…」
サンスポスポニチ名古屋名古屋ニッカン

◇白井オーナー
<同じく慎重な姿勢を崩さず>
「それは(西川)社長の話を
聞いてみてからになるだろうね」
名古屋ニッカン

北海道日本ハムと交渉を済ませ、
きょう14日、巨人と会う予定の
北海道日本ハム・小笠原のFA争奪戦。
ドラゴンズは、依然静観のまま。
しかし落合監督が、小笠原について、
フルスイングをすることへの評価を示しました。
自身は直接、交渉の場にはでないものの、
隠密行動は示唆。

きょう14日に開催される
プロ野球コンベンションの場で、
白井オーナーらフロントと
最終的な打ち合わせをすることになるそうですが、
果たして隠れ戦術は成功につながるでしょうか。


今日の公示。(13日)

◆コミッショナー
【自由契約選手】
▼中日 アレックス外野手
共同通信社

アレックスが自由契約選手となり、
コミッショナー公示されました。
正式にドラゴンズを退団、お疲れさまでした。


◇川岸強
<東北楽天の秋季キャンプ・紅白戦に登板。
1回を1安打無失点と好投、正式に入団が決まる>
「合格と言われたときには、
泣きそうになりました」

<野村監督のいきなりの指導に
感銘し、やる気をみなぎらせる>
「やってやろうと思います。
しっかり練習をやれば、イケると思う。
これを機にチャレンジしていきたい。
時間もあるし、新球も覚えたい」
中スポスポニチ

◆野村監督(東北楽天)
<入団が決まった川岸にさっそくアドバイス>
「左打者を抑えるには緩急がいる。
チェンジアップを覚えなきゃいかん」
(中スポ)

◆山下編成本部長(東北楽天)
<川岸らの獲得について<
「実績もあるし、年齢的にも若い。
再生可能な投手だ」
スポーツ報知

東北楽天のテストを受けていた川岸が、
最終チェックとなる紅白戦に登板。
1回を無失点に抑え、
終了後、正式に合格を言い渡されました。
さっそく野村監督からもアドバイスを受けた川岸
予想では中継ぎとしての起用が濃厚。
シンカーやチェンジアップなどの習得を誓いました。
オフは愛知県豊田市内、
おそらく古巣・トヨタ自動車で
みっちりトレーニングを積むそうです。
ドラゴンズでは素質を開花できませんでしたが、
野村再生工場で復活を目指します。
来季の交流戦であいましょう。

2006年11月13日 (月)

岩瀬のんびり、昌やる気と戦力外竜戦士その後。

ドラゴンズの秋季練習は、2度目の休日
新聞休刊日となった東京中日には、
岩瀬、山本昌のオーバーホール組の話題が。
またドラゴンズ戦力外となった
高橋光信、川岸らが他球団のキャンプにテスト参加。
来季も現役を続けられそうな気配です。

◇岩瀬仁紀
<オーバーホール先でゆっくり休養>
「のんびりしていますが、
ぐったりしてます。疲れてますね」

<調整の試練はシーズンが終わってから>
「シーズン中は予定が決まっていて、
それに合わせて調整していますし、
気持ちが張りつめてる。
終わると体を動かさないし、
張りつめてたものが切れて、
一気に疲れが出るんです」

<自主トレをいつ始めるかは白紙>
「来年の開幕から逆算して始めます。
年内に始めるかもしれないし、
年明けになるかもしれないし、
とにかく心技体がやる気になるまではゆっくりします」
中スポ

◇山本昌
<東京中日のロングインタビューから抜粋。
170回2/3の投球回数は最近の中では
一番多かった(98年・182イニングに次ぐ)>
「この3年で監督と森コーチに鍛えられましたね。
6、7回投げられれば、あとは頼りになる
いいピッチャーが控えている。
でも(監督と森コーチの)2人は
先発は出来る限り投げるという考えで、
ぼくも3年間でその意識付けができました。
体が覚えるんですよね。慣れですね」

<そのための調整もしっかりしている>
「調整に関しては一貫してますね。
昔から見てくれるトレーニングコーチや
トレーナーをはじめ、みんなすごくケアをしてくれる。
本当にありがたい。ガタッとくることはそうはない。
今年のようにしっかり体をつくれたらと思います」

<肩の可動域が広いと聞きましたが>
「肩がたえず良ければ、ある程度は投げられる。
可動域がしっかりあれば先発としてやれます」

<来年は通算200勝がかかる>
「200勝もあるけど、とにかく日本一になりたい。
勝ってシーズンを終えたい。最後に負けたくない」

<そのための目標は?>
「ぼくは先発できなくなったら終わりです。
2けた勝って、1年間ローテを守って。
やることは今年と同様」

<今年の投球回数といい、
成績といい、年齢を感じさせない>
「年は感じてないですよ。
あれができなくなったとか、中にはあるけど、
力を振り絞ってやればできる。
劣化してるでしょうけどね」

<来年も中日は楽しみ>
「個人的な目標はみんなからいろいろ言われるけど、
この強いチームだったら、調子が良くて
ローテを守って26、27試合投げられれば
2けたは勝てると思います」

<そして日本一>
「(4回優勝したけど)
日本一になるというのは難しいものですね。
監督が52年の壁と言ってたけど、
今のチームなら連覇することはできる。
日本一になりたい」
(東京中日・中スポより抜粋)

憲伸昌さんについては、前回に触れましたが、
この日は守護神・岩瀬の近況が入ってきました。
今季も56試合に登板し、2勝2敗40セーブをマーク。
そして待望の胴上げ投手にもなった岩瀬
しかし疲労の蓄積は並大抵ではなく、
このオーバーホールでは、野球のことも考えず、
のんびりと過ごしているようです、

自身のコメントにもあるように
すごい疲れが出てきているのはわかりますね。
確かにあれだけの緊張感のなかで投げれば、
シーズンが終われば、反動も想像以上にあるのでは。
それにしても鉄腕ぶりには頭が下がります。
時期が来れば、また動き出してくれるであろう守護神
まずはゆっくりと休養すること。
そして蓄積した疲労をしっかり取ってほしいですね。

また今季、一番印象に残ったプレーは
「9月30日(対阪神=甲子園)に勝てたこと」
語っていた昌さんのロングインタビューからは
来季に向けての意気込みと自信を感じました。
なかでも

「200勝もあるけど、とにかく日本一になりたい。
勝ってシーズンを終えたい。最後に負けたくない」

「ぼくは先発できなくなったら終わりです」

この言葉が印象に残りました。
今年の日本シリーズ、流れが変わったプレーの1つは
やはり、第2戦の昌さんの送りバント失敗。
あのプレーから黒星を喫し、
そのまま悪夢の札幌へとつながってしまいました。
昌さん自身も、今回も日本シリーズで勝てなかった。
また日本一になれなかった。
その悔しさは人一倍だと思います。

そのためには、来季もしっかり先発で投げる。
そして200勝を達成し、連覇を成し遂げ、
日本一になり、最後を勝って締める
明確な目標が立てることで、
来季に向け、再びトレーニングを始められる。
疲れも取れはじめ、
そういう時期に入ってきたのだと感じました。

「(オフは)ナゴヤ球場に行きます。
毎日行けるかわからないけど、
3日に1回はキャッチボールをしたい。
投げられる日は、来ている選手を
つかまえてキャッチボールを」

と話していた昌さん
41歳、24年目のシーズンも
大いに頼りにさせてもらいますよ。


ナゴヤからの話題。(12日)

◇澤井道久
<休日のこの日、ナゴヤ球場を訪問。
ネット裏から古巣・東海理化の試合をを見守る>
「東海理化が試合をするということを
聞いたので、応援にきました。
ボクも負けないように
頑張らないといけないですね」
名古屋ニッカン

この日は、秋季キャンプ2度目の休日
なぜかというと、
ナゴヤ球場が空いていなかったから。
アジアシリーズも踏まえ、この日は
社会人野球の試合に球場を貸し出していました。
その試合が東海理化対韓国・デンソー豊星戦。
東海理化といえば、2年目・澤井の古巣。
しっかりナゴヤ球場を訪問。
かつての同僚のプレーに熱い視線を送っていたようです。


◇西川球団社長
<小笠原争奪戦への基本方針を明示>
「既に白井オーナーとの話は終わっている。
(小笠原が)今オフ一番
獲得したい選手であることは間違いない。

資力に応じてということです。
ある程度、限度を決めていかないと。
日本ハムさんの3年15億円ぐらいなら対抗できる。
落合監督から一番欲しい選手である事は聞いているが、
マネーゲームはしないでくださいと言われている。

明日(13日)に日本ハムさんが
残留交渉をするということだし、
巨人さんも近々交渉する。
日本ハムや巨人の出方を見ます。
そこで提示された条件などの情報を収集して、
とても手が届かないという条件なら、
いろいろと考えなければ
いけないこともあるだろう。
他が凄い額を提示してくれば白旗を掲げるしかない。
その場合は外野手を探す」

<落合監督の出馬について>
「落合監督が直接、
交渉の場に出ることはないでしょう。
もっとも、彼は(小笠原と)いつでも
連絡を取ろうと思えば取れるはずですが。
頼みは監督だね」

<サードの森野は一時的にコンバート>
「(小笠原を獲得できた場合は)
森野は外野に回すことになるでしょう」
中スポスポニチ名古屋名古屋ニッカン

◇落合監督
<秋季練習の休日を東京の自宅で過ごす。
小笠原問題には、これまで同様の発言に終始>
「話し合うのはこれから。
何を焦る必要があるんだ。
(アジアシリーズが)終わったからって、
すぐに会えるわけじゃないだろ」
(中スポ)

アジアシリーズがこの日、終了。
日本代表の北海道日本ハム
アジアナンバーワンに輝きました。
それが終わると、FA戦線も本格化。
この日、西川球団社長
北海道日本ハム・小笠原獲りについて、
まずは北海道日本ハム、巨人の見方をうかがい、
最後にアタックをかけるなど基本方針を披露。
あくまでもマネーゲームは重ねて否定。
情報収集をしてから、手を挙げることを
明らかにしました。

資金力ではライバル巨人と差がありそうで
前評判では勝ち目は薄そうな感じ。
しかし金額よりも落合監督小笠原との
『絆』にかけるというドラゴンズ
ただ小笠原の脳裏に落合監督の名はあっても、
ドラゴンズ、そしてナゴヤに来るという
選択肢はあるのか気になるところですが、
まずは静観からスタートのようです。


◇西川球団社長
<今季三塁の定位置を奪われた
立浪との契約交渉で提示する条件を明示>
「代打の値段というものが
あるんじゃないかな。
(レギュラーだった)今までのような
高額な年俸は難しいんじゃないかと思う」

<リーグ優勝に貢献したミスタードラゴンズに
球団サイドは『救済措置』も検討>
「その分、穴埋めと言っては何だが、
(減額分の)全部というのは無理だが
取り戻せるようなインセンティブは付ける。
インセンティブで半分くらいまでは
(補てん)できるようにしたいとは思っている」
スポニチ名古屋名古屋ニッカン

もう1つ、西川球団社長からの話題。
今季サードのレギュラーを奪われ、
代打の切り札としてリーグ優勝に貢献した
ミスタードラゴンズ・立浪の来季の年俸について
球団側は『代打価格』として提示。
大幅な減俸となる可能性を示しました。

レギュラーはく奪を言われた今季。
立浪は勝負をかけ、2億2500万円で1年契約
開幕こそ定位置のサードで迎えましたが、
交流戦以降は、森野の成長もあって、控えに。
しかし7月以降は『代打の切り札』として、
持ち前のチャンスに強い打撃を披露。
新境地でリーグ優勝に貢献したものの、
球団としてはあくまで高年俸は
レギュラーとしての額。
代打となると、このような金額は出せないと
減額リミットぎりぎりとも言える
『代打価格』の提示を示唆しました。
しかし生え抜きの功労者にそれではと、
球団側は、最大で4000万円程度の
インセンティブを用意しているもよう。

『代打の値段』って...。
一振り何百万円って感じなのでしょうか?
せっかく優勝したのに、いきなりこんな話題は、
ミスターに対し、かわいそうな気がするのですが。
ただどちらにしてもダウンは確実のよう。
果たして厳しい現実が提示されるのか。
20年目の更改は少々荒れるかもしれませんね。


今日のその他。(12日)

◇高橋光信
<倉敷での阪神秋季キャンプの練習に合流。
フリー打撃など合流初日を振り返り>
「あんまりアピールできなかったですね。
緊張して何が何やら分かりませんでした。
(手応えは)あまりないんです…」
中スポサンスポスポニチ大阪デイリー

◆岡田監督(阪神)
<高橋光信のフリー打撃をチェックし、
テスト合格を明言。入団を内定させる>
「力は分かっているし、方向としては、
もうある程度、前向きに戦力ととらえている。
バッティングはもともとええからな。
代打に一番適しているよ。
バットの出は相当いいよ」

<打撃を高評価するうえに
今季苦手にした中日対策でも効果満点>
「そりゃあ、いろいろ話は聞けるわな」
中スポサンスポスポニチ大阪デイリー

◆正田打撃コーチ(阪神)
<高橋光信の実力を再確認>
「実力はもう分かってること。
長打も打てるし、左右問わずに打てる。
十分戦力になってくれる素材。
交流戦では指名打者でも使えるよ。
町田、スペンサーがいないところでいい補強になる。
実力的なものはわかっている。どこを見るとかはない」
(中スポ、デイリー)

◇川岸強
<東北楽天の秋季キャンプで
入団テストを受け、入団が確定的に>
「すべてを出し切るように頑張る」
中スポ

◆野村監督(東北楽天)
<川岸の投球に鋭い視線を送りながら、
シダックス監督時代の激闘を思い浮かべる>
「対戦? あの時は
(トヨタ・川岸についての)情報がなかったから
コーチと話し合って、狙い球を絞らせたんだ。
まだ獲るかどうか決まっていないし、
明日見てからだな」
サンスポ

◇櫻井嘉実
<福岡ソフトバンクの秋季キャンプに参加。
テスト初日から打撃をアピール>
「緊張していっぱいいっぱいだったけど、
自分の持ち味の打撃をアピールしたい。
(田上秀則、仲澤の2人の活躍は)心強い。
僕には打撃しかないので」
(東京中日、スポーツ報知

◆角田球団代表(福岡ソフトバンク)
<櫻井の獲得について>
「まずは見てからだけど、右の外野なので」
(スポーツ報知)

ドラゴンズから戦力外通告を受けた
高橋光信、川岸、櫻井の3選手の続報が
立て続けに入ってきました。

ミツよ、虎になれ。 まずは一番大きな扱いと
なっているのが、
阪神の倉敷キャンプに
合流した高橋光信
ドラゴンズの背番号『0』
ユニホームで参加し、
岡田監督、正田、町田両打撃コーチら
見つめるなかでフリー打撃を披露。
ミート中心の打撃で47スイング中、サク越え3本。
13日の紅白戦を前に、内定通知が出たようです。

光信に関してはケガさえなければ
イケるのではと思っていました。
岡田監督としては、右の代打としての他に、
ライバルであるドラゴンズの内部情報
仕入れたい考えもありそうです。
きょう13日の紅白戦には『5番・DH』で
起用し、最終決定を下すようです。

また東北楽天のテストを受けた川岸
野村監督も見つめるなか、ブルペンで約30球。
ストレートのMAXは136キロだったそうですが、
社会人時代の川岸も知る野村監督もまずまずの評価。
球団としても「よほどのことがなければ取る」そうで
13日の紅白戦で最終チェックを受け、
正式に合格が決まりそうです。

さらに櫻井は、宮崎で行われている
福岡ソフトバンクの秋季キャンプにテスト参加。
自慢の打撃など披露したもよう。
6日のトライアウト直後、球団から連絡が入り、
テスト参加が決まった櫻井
ソフトバンクといえば、
昨年、ドラゴンズからの戦力外などから
田上秀則仲澤が採用となり、
今季それぞれが新天地で活躍を見せてくれました。
果たして櫻井が、彼らと同じチームに入り、
未完の大器といわれた打撃を開花できるか。
テストは14日まで。秋にが咲くことを願いたいです。

2006年11月12日 (日)

福田入団内定と憲伸・山本昌、山奥からの便り。

横浜高・福田、銀ちゃんになる
ドラと仮契約

高校生ドラフトで中日から3巡目指名を受けた
横浜高の福田永将捕手が11日、
横浜市内のホテルで中日中田スカウト部長
石井スカウトと入団交渉を行い、
契約金5000万円、年俸540万円で仮契約した。
(中スポ)

◇福田永将(横浜高)
<この日仮契約をし、入団内定。
いきなり強気な目標を掲げる>
「とにかく少しでも早く
1軍の試合に出られるようになりたい。
開幕1軍入り? もちろん狙うつもりでいます」

<この日の会見場は
1時間6000円の8人用カラオケルーム>
「これからもっと大きな部屋で
話ができるようになればいい」

<同期入団の1巡目・堂上直倫をライバルに挙げ>
「(堂上直倫には)負けたくない。
(将来は)堂上とクリーンアップを打ちたい。
打撃には自信があります。
長打力のあるバッターになりたい」

<目標とする捕手は>
「ホームランの打てる
古田さん(東京ヤクルト)、谷繁さん。
バッティングのできるキャッチャーになりたい。
飛距離には自信があります」
(中スポ、共同通信社スポニチ名古屋名古屋ニッカン

◇石井スカウト
<中学時代からマークし、素材にほれ込む。
評価は西武・炭谷以上と太鼓判を押す>
「モノがすごい。
炭谷は既に完成した状態で入団したけど、
将来の完成型で比べるなら福田が上だと思う。
将来、堂上(弟)とクリーンアップも打てる」
(中スポ)

この日の会見場は、横浜市内のホテルの
1時間6000円の8人用カラオケルーム
報道陣が6人しか集まらず
約5万円かかる会見場の設置が見送られたそうで、
報道陣約30人、テレビ4台以上を集めた
1巡目指名の堂上直倫選手とは明らかな差が...。

カラオケルームも何のその! まあ、その辺の話は
置いておいて、
高校通算49本塁打を
放った福田選手
まずはバットでのアピールを
口にし、同期となる
堂上直倫選手
には
「負けたくない」とライバル心を、
さらに『ポスト谷繁』候補として
開幕1軍入りを目指すと抱負を語りました。

今季のドラゴンズの捕手陣は、
谷繁という不動の正捕手がいて、
第2捕手として小田がサポート。
両捕手に疲れが出たり、打力があれば、
第3捕手を帯同させたという感じ。
その第3捕手を争っているのが、
経験豊富な清水、社会人野球も経験している小山
そして前田、小川という若竜たちでした。

強肩強打で今春のセンバツ、
主将として横浜高を優勝に導いた福田選手
来季はその枠に果敢に挑むという構図になりそうですが、
しかしそれ以上の強敵も同期となりそう。
それが東洋大・田中大輔捕手。
今年の大学・社会人ドラフトでは、
大学ナンバーワン捕手と言われる田中選手
希望枠で獲得することが確実と言われています。

しかしそんなことは承知と思われる福田捕手
早くも負けん気をアピールしました。
今季の西武・炭谷銀仁朗のようなことはまれですが、
いかに自慢の強打をキャンプなどでアピールできるか。
夏以降は、ウエートトレーニングなどで
さらなる体力強化を進めているもよう。
1年目は体作りではなく、あくまで狙うは開幕1軍
その気構えはなかなか良いなと感じました。

その負けん気でプロの荒波にもまれ、大きくなり
将来のドラゴンズを担う捕手になれるよう、
切磋琢磨していってほしいと思います。
頑張れ、福田永将!


ナゴヤからの話題。(11日)

◇中村公治
<秋季練習初日から毎日約1000スイング。
第2クールが終了し苦笑い>
「やっと(第2クールが)終わりましたね。
死ぬかと思いました」
名古屋ニッカン

◇柳田殖生
<30、20、10メートル往復の
タイムトライアルで英智、中川らを
押しのけ、最高タイムをたたき出す>
「英智さんを抜いてトップでした。
でも、これからこのタイムを出さないと
いけないのできついです」
(中スポ)

◇平田良介
<マシン打撃で打法フォーム改造に取り組む>
「(コーチに)言われたことを
意識したらこういう形になりました。
スイングが小さくなっているわけでは
ないのでいいと思います」
名古屋ニッカン

◇春田剛
<落合監督の佐々木似発言について>
「(落合発言を)聞いてから
佐々木さんのことを
インターネットで調べています。
まだ写真だけですが、
動画でフォームを見るつもりです」
(中スポ)

◇落合監督
<春田を90年代屈指の好打者とダブらせ>
「アイツ、佐々木誠にそっくりだよなあ...。
曲がりなりにも(2軍で)7本打ったんだろ?
チームで一番っていうんだからな。
いいものはもっているんだ。
チャンスはある。それをどう受け止めるかは
選手しだいだけどな」

<平田を見守るも、突き放し>
「そんな簡単に打てるようになったら、
みんな億万長者になっちゃう」
(中スポ、名古屋ニッカン

秋季練習は第2クールの最終日
この日は朝からでナゴヤ球場が使えず、
すべてのメニューが屋内練習場で行われました。
しかし室内ということで
落合監督のオレ流ノックは中止。
恵みの雨に若竜たちは密かに喜んでいたかも?

そんななか、来季2年目となる平田春田を。
まずは平田が、若干フォームを改造。
従来よりテークバックを
小さくしたフォームでマシン打撃を行ったもよう。
大きなフォームが特徴の平田でしたが、
微修正でヒット増産を目指します。

また春田は、落合監督から
元ダイエー、西武の佐々木誠
(現・社会人野球セガサミーコーチ)に
そっくりと言われ、ほめられたもよう。
春田もネットで検索しているようですが、
地元TVのスタッフの方、将来の大砲候補
佐々木氏のビデオを渡してあげて下さい。
まあヨッシャー・佐々木恭介氏のでもいいですが。


◇吉見一起
<秋季練習の投げ込み王を宣言>
「今回は100球以上毎日投げることで、
テーマである低めのコントロールを
身につけたいと思っています。
投げこむことで体に染み込ませたい」

<もちろん肩には負担がかかるが>
「きょうは無理しちゃいけないと思いました。
肩、ひじ、腰がパンパンでした」

<19日に行われる紅白戦での好投を誓う>
「罰走がかかっていますし頑張らないと」
中スポ名古屋ニッカン

◇小林正人
<5日に366球を投げこむなど、
吉見の対抗馬と思われたが>
「ぼくは遠投や、キャッチボールも
取り入れたいので、そんなに
投げこまないと思います」
中スポ

◇金剛弘樹
<来季は背番号0に変更し、再出発>
「(落合監督に)いきなり言われたんで
ビックリしましたが、
そういうきっかけもあるんだぞという意味で
監督は言ってくださったんだと思っています。
今まで(33番で)結果を
残せていないわけですから。
そういう例があったのは
監督の話を聞くまで知りませんでしたが、
自分ではいいように解釈したいです」
中スポ

◇落合監督
<金剛に背番号0への変更を進言>
「前には0番をつけて、
最多勝をとった投手がいるんだぞ」
中スポ

ナゴヤ球場の屋内練習場のブルペン
吉見がこの日も入り、36球を投げこみました。
秋季練習では、第1クールから
7日間すべての練習日でブルペンに入っている吉見
引き続き、明日13日からの第3クールでも
すべて投げこむプランを立てたもよう。

今季終盤での1軍での登板で
低めへの細かい制球に課題を感じた吉見
秋は、投げこむことでコントロールを
染み込ませようという考えのようです。
7勤の練習日のうち、1回休む以外は
毎日一定ではなく、球数に強弱をつけて
投げこんでいくようですが、
秋季練習合計では、1600球前後になる見込み。
19日の紅白戦にも登板予定という吉見
とにかく投げて投げて投げまくるようです。

またこの日の中スポに
落合中日名物の『背番号シャッフル』の話題が。
今季1軍登板なしで終わった金剛
落合監督が『33』から『0』への変更を通達。
伸び悩む2年目右腕に、
元日本ハム・松浦宏明氏の例を挙げ、
その背中を押して、奮起を促しました。
藤王、神野、ショーゴー、高橋光信ら
付けていたドラゴンズの背番号0
投手では2人目になるようですが、
まさにゼロからの出発。
気合と揺れるフォークが持ち味の
金剛も燃えてくれることでしょう。
勝負の3年目、1軍マウンドで『0』が舞ってほしいです。


◇小笠原孝
<予期せぬ特権を首脳陣から与えられ>
「ぼくもオーバーホールに
参加できることになったんです」

<チャンスはなかったが、
1軍に上がる準備を怠らなかったご褒美に>
「チャンスがないのは仕方ない。
とにかく、いつでも行けるようにしていました。
(厳しい秋季練習に)もう足がパンパンです...」
(中スポ)

投手では樋口と並び最年長の30歳で
秋季練習に参加している小笠原に朗報が。
なんと秋季練習を16日で打ち上げ、
17日から森野、英智ら
三重でのオーバーホールに加わることになりました。

今季1軍では交流戦を中心に、9試合に登板。
1完投を含む2勝2敗の成績。
しかし7月以降は、ケガなどはないものの、
チャンスに恵まれず、2軍で投げこむ日々。
しかし首脳陣から準備していたことを評価され、
地獄の短縮につながったようです。

2軍の準備期間では、新球として
明大の先輩・川上から
カットボールを教えてもらい習得。
実戦でも試し、使える自信を得たという小笠原
来季はフルネームで呼ばれるかは
わかりませんが、やはり必要な戦力。
あと4日、しっかり練習して、
ゆっくり休んでもらいたいです。


ミエからの話題。(11日)

◇川上憲伸
<HPでオーバーホールについて語る>
『僕の場合、オーバーホールと言っても
毎日キャッチボールをやってるし、
軽めのトレーニングもずーっとやってます。
大好きなゴルフもちょくちょくやってますよ(笑)
このオフは少し減量をして、
筋肉の量を増やしていこうと考えています。
この数日は体を休めて、その後は
自分なりの秋期キャンプを計画しているので
ガンガンやりたいですね。』

憲伸の声「オーバーホール」より抜粋引用)

 

◇山本昌
<疲れも徐々に取れて、そろそろ始動>
『チームのトレーナーが3人も同行していて、
朝から温泉とマッサージという、
実にのんびりしたときを過ごしています。
朝起きて温泉につかり、マッサージを受けて
昼寝してまた温泉という、
骨がくたくたになってしまうような日々が
13日まで続きます。
他の選手この行程にゴルフが加わって、
荒木君などは「6日連チャンだぁ」と
シーズン中よりも疲れたような顔をしていますが。

持参した本を繰り返し読むような
時間の使い方もしてきましたが、
こうしていると徐々に
疲れが取れてくるのも分かります。
というわけで3日前から、来季に向けて
キャッチボールを始めました。
10日ぶりにボールを握る初日は、
草野球というか素人みたいな
ボールしか投げられませんでしたが、
さすがに日が経過すると
プロらしいボールをほうれるようになってきて(笑)。

オーバーホールが終わればナゴヤ球場へ
ちょくちょく通うことになるかと思います。
決して激しい練習をするわけではないので、
若い選手の邪魔にならないように
屋内練習場の隅っこを使うと思いますが。』

(山本昌公式ホームページ
路傍の一球「第119話第一感信じるべし」より抜粋引用)

シーズンの激闘の疲れを癒やすため、
三重県伊賀市のメナード青山リゾートで、
オーバーホールに入っている主力選手たち。
昨夜の地元ラジオでは
「だいぶ体がゆるみ、小さいボールを打ち、
ファーという発声練習もしている」
という
井上選手会長の近況が入ったようですが、
それぞれホームページを持つ
川上憲伸、山本昌がオーバーホールについて
語っていたので、紹介。

もよりのコンビニまでタクシーで30分という
山奥なので、やれることといえば、
温泉につかることと、マッサージ。
うらやましいくらいのリラクゼーションのようです。
そしてゴルフの日々。
荒木「6日連チャンだぁ」ということは、
ミスタードラゴンズ正捕手
同じくらいやっていらっしゃるかもしれません。

しかしそれにも飽きてきたようで、
憲伸、昌さんともにキャッチボールも始めたようです。
主力のオーバーホールは、13日までの予定。
今後は、ナゴヤ球場や屋内練習場で
その姿が見られるかもしれませんね。

2006年11月11日 (土)

佐藤充V貢献3倍増とオレ流罰ゲーム付き紅白戦。

ベテラン渡辺が「自主トレ」

中日・渡辺博幸内野手が10日、
ナゴヤ球場で「自主トレ」を行った。
秋季キャンプのメンバーには入っていないが
「きょうは筋力トレーニングの日。
やっておかないと」

と1人でウエートトレーニングを行った。
連日若手が猛練習する中で、
ベテラン刺激を受けている様子だった。
(名古屋ニッカン)

昨夜の名古屋ニッカン、
我らが渡邉選手の近況が入って来ました。
強制休養組にも入らず、ナゴヤ球場にも
姿をみせていなかったようでしたが、
この日は『自主トレ』として
ひとりウエートで汗を流していたようです。

それにしても「筋力トレーニングの日」とは...。
きっと「子守の日」とか「家事の日」
さらにオフになれば、
「パチスロの日」とかもあるかもしれません。
来週には、森野、鈴木ら
三重でのオーバーホールに入るそうです。
それでは今日の秋季練習の様子からどうぞ!

落合監督指令
外野手9人に抜き打ち“送球テスト”

◇春田剛
<外野手への送球テストについて>
「力んじゃいました。
とにかく正確にということを心掛けています」
(中スポ)

◇普久原淳一
<レギュラー獲りに向け闘志>
「チャンスが広がっているのは
分かっています。何とかつかみたいです」
(中スポ)

◇澤井道久
<内野手が本職ながら、テストに参加>
「内野と投げ方は違いますが、
違和感はないつもりです。
それが周りからはどう見えたのか…」
(中スポ)

◇小田幸平
<ノックを受け、ヘトヘトになりながらも>
「さすが三冠王っす。
(バットの)ヘッドが効いてました」
中スポ

◇落合監督
<抜き打ち送球テストについて>
「ノック? 
ああ、どれくらい適性があるのかをな…。
外野のポジションは2つ空いている。
クラ(英智)や藤井はどうするのか。
そこに一樹がどう出てくるのか。
チャンスはある。
それを選手がどう受け止めるかだよな」

<第3クール最終日の19日に、
紅白戦を行うことを公表>
「選手も飽きてきただろうからな。
8回になるか、10回になるかわからないけど。
ただし、負けた方は罰則付きだぞ。
(グラウンド)10から20周。
(試合のあとに)練習やって、
強化ランニングやって、それからだ。
上位の5人に入れたら終わりだけど、
そっから下のやつらはさらに走る。
そのころは選手もバテバテだろうけど、
その方が必死こいてやるだろ。
ファンにもいっぱい見に来てもらいたい」
(中スポ、東京中日、名古屋ニッカン

秋季練習第2クール2日目、
ナゴヤ球場での外野手の練習で
落合監督の指示による
抜き打ちの送球テストが行われました。

当初固まってノックを受けていた外野陣を
レフトに英智、中村公治、普久原、中川、春田
センターに澤井、藤井、平田
そしてライトに上田と各守備位置に就かせ、
それぞれが音コーチのノックを受けました。
ゴロにチャージし、捕球してホームへ返球。
そのプレーを見つめる落合監督辻2軍監督ら
このノックの目的は、捕球よりも送球
9人の能力を見極めることだったようです。

しかし若竜たちには、単なるノックではなく、
落合監督が見ているというプレッシャーもあったよう。
『テスト』を受けながら、ドキドキだったようです。

来季の外野の空席を『2つ』と語った落合監督
確かに1軍経験のある井上、英智、
上田、藤井
が優位なのは、明らか。
しかしアピールの場はつねにある秋季練習。
チャンスを掴めるよう、取り組んでいってほしいです。

またこの日は捕手陣が
オレ流ノックの洗礼に!
マウンド前から本塁に向けての
強い打球をさばくという練習で
近距離から厳しいノックを浴びせました。
かなり痛そうなノックを受けた小田ら
終了後はギャラリーから拍手が起こったそうです。

そんな猛練習を続ける若竜たち
首脳陣からの粋なはからい?
体力をつけるための秋季練習ながら、
第3クール最終日の19日に
紅白戦が行われることになりました。
しかしそこは、さすがオレ流
単なる実戦ではなく、罰ゲーム付きの特別なもの。
敗れた方は、練習後の終わりなきランニング
どこまでも強化の一環ようです。

そして紅白戦は、ナゴヤ球場で。
もちろん入場無料で公開とのこと。
試合開始は午前11時30分と発表されました。
(雨天の場合は、最終日の23日に順延)
罰ゲーム付きオレ流紅白戦
近郊の方は、ぜひとも若竜の成長した姿を
見ていただければと思います。


◇奈良原内野守備走塁コーチ
<背番号が現役時代の
『95』から軽くなり笑顔>
「コーチになって選手(時代)より
背番号が小さくなるなんて
オレくらいかもしれませんね」
(東京中日)

新任コーチ陣がこの日から
背番号付きのユニホーム姿を披露しました。
気になる背番号は、
辻2軍監督『85』(今季は原2軍打撃コーチ)
川相内野守備走塁コーチ『71』(今季は佐藤2軍監督)、
奈良原内野守備走塁コーチ『82』
(今季は秦捕手コーチ)となりました。
川相コーチは現役時代の『7』にまつわった
背番号になりましたね。
ところで跡を濁して去っていった某コーチの
『72』は誰も継がなったようです。


ナゴヤからの話題。(10日)

◇佐藤充
<交流戦で負けなしの5勝が高評価。
優勝に貢献し、200%を超えるアップでサイン>
「自分が思っていたラインよりも上の
高い評価をしてくださって
何も言わずにサインしました。
自分では3000万円をいけばいいと思っていた。
交流戦でしっかりと投げ切れて、
優勝に貢献したことを評価してもらいました」

<シーズン終盤に失速し、
喜びも半分。来季の雪辱を誓う>
「個人的には最後まで1軍に
残れなかったので悔しい終わり方になった。
このオフにシーズンを
投げ切れる持久力をつけたい。
当然、最後まで1軍が来季の目標です。
来年は1年を通して活躍して
胴上げの輪に加わりたい」
中スポサンスポスポーツ報知共同通信社
時事通信スポニチ名古屋名古屋ニッカン

◇石井裕也
<今季は2勝ながら、わずか11試合の登板。
100万円のダウンとなり、悔しそうに語る>
「今年は優勝に貢献できず納得のいかない1年だった。
来季に向けて体力をもっともっとつけて、
1軍にいられるようになりたい」
(東京中日)

◇澤井道久
<2年目は1軍出場なしに終わり>
「今年下がった分も
取り戻せるように来年は勝負します」
(中スポ)

◇井手編成担当
<佐藤充の査定ポイントの高さに驚く>
「完投が多くてその中に完封もあって。
ポイントをそのまま(提示額に)
出したらもっと高かった。
実質1年目の成績なので少し割り引いて出しました」
中スポサンスポ)

 

△ドラゴンズ・契約更改▼
11月10日(金額は推定・単位は万円)

石井 1700(▼ 100・6%)
佐藤充 3400(△ 2300・209%)
澤井 1100(▼ 200・15%)

若竜に対しては、やや厳しい評価が続いた
契約更改でしたが、この日ようやく
優勝チームらしい評価の選手がサインしました。

3倍増をがっちりキャッチ! プロ3年目で
9勝を挙げた佐藤充
なんと209%増
大幅アップで一発サイン。
昨季苦戦した交流戦
5勝負けなし、防御率0.91と
驚異的な成績を挙げ、ブレーク
優勝貢献につながったことを
球団も高評価
3倍増しとなった年俸に笑顔だったようです。

それにしても、佐藤充
交流戦の成績は見事でしたね。
がむしゃらに良く投げてくれました。
2完封を含む5試合の完投勝利。
崩壊しかけた先発陣を救った1人だったでしょう。
その後も連勝を伸ばし、開幕8連勝
球団タイ記録に並ぶ活躍を見せてくれました。
しかし夏場に疲れがきたのか、
8月中旬に9勝目を挙げた以降は、
調子を落とし失速。結局2ケタに届かず、
胴上げにも加われませんでした。

これだけ貢献したにも関わらず、
最後はこうなってしまっただけに
なんか尻切れトンボみたいな印象なのが残念。
しかし、その悔しさを胸に佐藤充は、
秋季キャンプでは下半身、スタミナ強化を掲げ、
連日の走り込みを続けているそうです。

力をもっている投手だということは
わかりました。あとは1年通した安定した力。
来季はぜひとも開幕から頭角を現し、
2ケタ勝利につながるような投球を期待したいです。


今日のその他。(10日)

払い戻し期間延長=プロ野球・日本シリーズ入場券
(時事通信)

ドラゴンズの公式HPにも出ていましたが、
NPBは10日、今月2日が期限だった
日本シリーズ第6、第7戦の入場券払い戻しについて、
30日まで延長すると発表しました。
コンビニなどでの払い戻しは行わず、
チケットを郵送して代金の銀行振り込みを受ける形。
詳しくは、NPBのホームページのこちらから

今だから書きますが、実は自分も
第6戦のチケットを持っていました。
ローソンチケットの先行予約がたまたま繋がり、
一塁側内野B席をゲットしていましたが、
第5戦で終了し、ホテル、新幹線を即日キャンセル
チケットも翌週の30日に払い戻しました。
自分も初めての中止だったので
ロッピーの端末にチケットの数字を打ち込むなど
結構とまどいましたが、2試合で7万人以上ですからね。
期限切れで諦めていた方には朗報でしょう。


高橋光信、阪神の秋季キャンプでテスト
岡田監督 一石二鳥補強

(中スポ)

◆高橋光信
<阪神の秋季キャンプでテストを受けることに>
「中日とはライバルチームだけど、
どことか言ってられません。
ほかの球団からの話はなかったので。
阪神はボクのことはある程度
分かっているでしょうが、
ケガの具合を見たいんじゃないかと思います。
(夏場に痛めた右手首、右肩などは)もう大丈夫です」
中スポ

◆岡田監督(阪神)
<右の代打候補として高橋光信を入団テスト>
「日本シリーズのメンバーに
入ってなかったことも、知らんかった。
印象? 左投手に限らず、
右投手にも対応できる」
中スポ

先月末に戦力外通告を受け、
6日のトライアウトも受験した高橋光信
今朝の中スポによると、
新たな右の代打候補を探している
阪神が秋季キャンプに参加させ
13日に予定される紅白戦で
テストすることを決めたそうです。
阪神から連絡を受けた光信は、
この日のナゴヤ球場で
アップをはじめた英智らと握手して
別れを惜しみました。

まだまだ出来ると思っていたので、
現役続行の望みがつながりそうなのは
とてもうれしいことですね。
まずは12日に合流する倉敷で
自分の力をしっかり見せつけること。
阪神には高橋勇丞(ゆうすけ)という選手がいるので、
来季もフルネームで呼ばれるであろう虎の光ちゃん
これからも中日戦以外は応援したいと思います。

2006年11月10日 (金)

若竜猛烈続行、秋季練習第2クール開始。

吉見“中田級”スタミナ
断トツ!!長距離走

◇吉見一起
<60球の予定だった投球練習を
40球増やし、合計100球を投げ込む>
「いい球が行かないままやめると
気分が悪くなるので。
それに投げれる時に投げておかないと」

<最後は低めのスライダーで締め>
「あれが自分の生命線なので。
肩の調子はいいですよ」

<投手陣18人が参加した
グラウンド10周の長距離走でトップでゴール>
「早く終わらせたい一心で走ってました。
長距離は前から速かった。
父も中学生の時の駅伝大会で
区間賞を取ったらしいです」
(中スポ、名古屋ニッカン

◇勝崎トレーニングコーチ
<吉見の快走に目を丸くする>
「ここまで走れると思わなかった。
1軍で1年投げ続けるだけの基礎体力は十分だね。
まだ伸びしろはあるし、
中田も内心びびっていると思うよ」
(中スポ)

◇鈴木義広
<秋季練習2度目のブルペン入り。
50球と軽めで終える>
「まだシーズンの疲れも残っているので、
第2クールもブルペンはきょうだけです。
気を付けているのは体重。
今がベストの91キロなので、
減らさないよう気を付けています」
(中スポ)

◇藤井淳志
<ショートの守備位置で約1時間のノック。
右に左に走り回って、疲れ切った表情>
「意識が飛びました。
途中で何をやっているのか、わからなくなるくらい」
内野と外野は違うけど、守備という意味で
つながっている。意味があると思う」
名古屋ニッカン

◇落合監督
<室内練習場でのマシン打撃で新井にゲキ>
「コラッ!(新井)良太。
もっと(腰から)下を回せ!
それじゃダメだ。全然できてないじゃないか。
広島に帰るか、帰れ!」
スポニチ名古屋名古屋ニッカン

秋季練習も第2クールに入りました。
初日となったこの日、メーンのナゴヤ球場では、
投手陣は午前中は投内連係や投げ込み。
午後はフェンスに沿っての長距離のランニングなど。
捕手陣は、ゴロ捕球、バックホームの捕球練習。
さらに外野陣が内野の守備についてのノック。
そして川相コーチによる森野、新井へのノックなど
第2クールも変わらぬ猛練習が続いています。
さらにこの日は、白井オーナーも来場。
「見ていて結構おもしろかった」
若竜に満足の表情だったようです。

意外と早いんだぞ! そのなかで
投手陣では、吉見
この日は鈴木をはじめ
小林、齊藤、高江洲、
佐藤亮太ら

投げ込みを行ったようですが、
吉見は、予定していた
球数では納得いかず、
40球を増やして投げ込んだほか、
午後の強化の長距離走では、トップを快走。
秋季練習の課題にあげていた、
1軍でシーズンを通して投げきれる体力づくり
実践していることが伺えました。
今季は大事に大事に培養してきた希望枠右腕。
来季はフルで活躍できれば、
投手陣になお厚みが生まれてくることでしょう。

一方、打者陣で目立つのは、やはり新井
ノックを受けていても、マシン打撃でも
常に注目の的、ムードメーカーにもなっていて
ツラい中にも明るい雰囲気を作っているようです。
この日の室内練習場、恒例のマシン打撃では
約1時間の半ば以降、疲れで上体のみの打撃に
なってしまった新井落合チェックが入り、
なんと「広島に帰れ!」と厳しいゲキ。
強化指定選手は、ひとつのスキも許されないよう。
それでも必死に食らいついていた新井
ずいぶんかわいがられているようですが、
いつかこの辛さが実を結ぶことを願っています。
いまはとにかくがむしゃらで頑張ることです!


ナゴヤからの話題。(9日)

◇山井大介
<わずか2分間の更改で約21%の大減俸。
来月に結婚を控え、ショックを隠せず>
「今年は何もしていない。
ケガで2カ月しか(2軍で)
投げられなかったので仕方ないです。
ケガで始まりケガで終わったシーズンですから、
ダウン額をまけてくれ、とは
言えない世界ですから…。
来年はとにかく1軍に定着したい。
先発か中継ぎで、1年間チームに貢献しますよ。
何とか2月1日に合わせてトレーニングします」
中スポサンスポスポニチ名古屋名古屋ニッカン

◇前田章宏
<今季は1試合のみの出場。
何も言えずに、交渉は5分で終了>
「何もできなかったので仕方がない。
来年これを取り返せるように、
秋と春がんばって1軍目指します」

◇落合監督
<「第3捕手」の必要性について>
「清水にしてもそうだけど、
打てるようになれば3人目というのが見えてくるんだ」
(中スポ)

◇井手編成担当取締役
<シビアな評価で減俸となった山井について>
「(大減俸は)1軍の選手として見ているから。
一軍でやれば取り返せる」
中スポサンスポ

△ドラゴンズ・契約更改▼
11月9日(金額は推定・単位は万円)

山井 1900(▼ 500・21%)
石川  950(▼ 150・14%)
前田  700(▼ 80・10%)

前日は、17人中、15人が
ダウン提示となった若竜の契約更改。
この日は、山井、石川、前田が臨み、
わずか数分で終わる交渉に悔しさをにじませました。

そのなかでも今季は右肩痛に悩まされ、
結局1軍登板なしに終わってしまった山井
わずか2分の更改で、大幅ダウン
12月に結婚を控えていますが、
球団からは祝儀が出なかったようです。

確かに落合監督も今季の投手陣の誤算
山井、ドミンゴ、そして前半戦の中田
語っていたとおり、計算に入っていましたからね。
現在は、右肩のリハビリに必死に励んでいる山井
奥さんを喜んでもらうために来季は巻き返しです。

さらにこちらもケガなどで1軍出場1試合の前田
そしてわずか1試合、2イニングの登板に終わった石川
ともにダウン提示を受け入れサイン。
今季の大学社会人ドラフトで、捕手を獲る予定。
前田も負けられないところですね。


◇白井オーナー
<ナゴヤ球場で行われている
秋季キャンプを視察。
落合監督に案内され、選手の動きを見詰める>
「結構おもしろかった。
ファンが(練習を)
ずっとみている気持ちが分かった」

<視察終了後、報道陣に対応。
落合監督とは小笠原に関する話題は出たか>
「(きょうは)そのことは出ませんよ。
ただ『小笠原については
簡単には結論は出ませんよ』という程度の話は出た。
特別な動きはしていないようだな。
アジアシリーズが終わるまでは
結論が出ないんじゃないか」

<オーナーの考えは>
「よく分からない。
フロントと監督の考えをよく突き合わせてみないと
結論は出せないだろう。
まだ十分、詰まってないんじゃないかな」

<落合監督は欲しいと考えているでしょうが>
「(小笠原への)思いは
ずいぶん昔のことなら知っているよ。
といっても(今年の)オールスターくらい。
(小笠原は)いい選手だとは聞いている。
本人(落合監督)の口から。
たぶん欲しいんだろうなとは思ったよ。

現場はだいたい、欲しいって言うんじゃないのか。
だが、欲しいの度合いがある。
全体計画を見た上での判断になるだろう。
大がかりな金を出す余裕はない。
(米大リーグの)ヤンキースとは違うんだ。
マネーゲームはしない。
(中日は)常識的な球団だから。
そういう考えは首尾一貫している。

一つだけ見てどうこういうよりも。
補強するのか、底上げするのか。
いろいろな考え方がある。
ボクが獲れとか獲らないとかは言わないよ。
そんなことをするとあれもいいじゃないか、
これもいいじゃないかとなってしまう。
チームの編成というものがあるからね」

<小笠原の印象は>
「いい選手だと思うよ。
ドラゴンズは相当マークしとったんだろうけど
(日本シリーズの)第3戦で打たれてしまった。
聞くところによると日本ハムもいい条件を
出しているとのことだし、残る可能性もあるだろう。
期日? 期日をわたしが切ったりはしない」

<チーム内のバランスも考慮する必要がある>
「そりゃそうだろう。
落合監督が強く要請してきて、その上での話だ。
まあ、落合監督は強い要請をしないんだけど。
ウッズ? 直接は聞かなかったな。
あれは球団がやったんじゃないかな。
(今後)社長、代表が苦労するわけですな」
(東京中日、中スポスポーツ報知
共同通信社スポニチ名古屋名古屋ニッカン

◇落合監督
<北海道日本ハム・小笠原獲得について
アジアシリーズ終了の12日まで凍結を明言>
「アジアシリーズが終わる
(12日に終了予定)まで動かないよ。
野球界には野球界のルールがある。
それを破ってまでちょっかいはかけない。
向こうは公式戦をやっているんだからな。
迷惑をかける。動くのはそれからだ」
中スポスポーツ報知
スポニチ名古屋名古屋ニッカン

この日、秋季練習を視察に訪れた白井オーナー
落合監督と約1時間にわたって会談したそうですが、
そうなると話題は自然にこちらの方へ。
しかし小笠原獲りに関して、
オーナー的には、あくまでも慎重。
「全体計画を見た上での判断になるだろう」
行くとも行かないとも言わない姿勢を示しました。

確かにメリットもあれば、デメリットもある。
今後の計画にしても、落合監督がいる
2年間以降の問題などもあるでしょうし、
球団最高額となる金銭面の問題も
当然、先にあると思います。
今後は来週早々にも行われるトップ会談で
条件面などを最終調整する予定とのこと。

あくまでもすべては
アジアシリーズが終わってから。
この日開幕したアジアシリーズ初戦で
ソン・ドンヨル監督率いる
サムスンライオンズを破った北海道日本ハム
日本シリーズ同様の強さを感じましたが、
そのなかで『3番・一塁』に入った小笠原
右に左に3本の二塁打で2打点。
「いい選手」というのは、やはりうなづけました。
ただ日ハムファンの『生涯FIGHTERS!』
横断幕を背番号2は、どう感じたのか。
今後に向け、いまは静観でしょうね。

2006年11月 9日 (木)

輝くアライバ、祝・3年連続ゴールデングラブ賞!

アライバ3年連続
ゴールデングラブ賞

プロ野球の守備の名手に贈られる
今年の『三井ゴールデングラブ賞』が8日発表され、
中日が誇る二遊間、荒木雅博内野手、
井端弘和内野手
が二遊間コンビでは
プロ野球史上初となる3年連続3回目の受賞に輝いた。
中日では川上憲伸投手、谷繁元信捕手、
福留孝介外野手
も選出され、04年の6人に続く大量受賞。
全得票数の半分近くが中日の選手の得票で、
守りの堅さによるリーグ優勝をあらためて印象づけた。
(中スポ)

◇荒木雅博
<二塁手・得票数150、失策12、守備率.979。
3年連続3度目、右肩故障も守備範囲の広さで評価>
「前半戦に故障があって休んだ時期もあり、
納得したシーズンかといえばそうでないけど、
評価されてすごく感謝しています。
取れるとは思っていませんでした」
(中スポ、スポニチ名古屋

◇井端弘和
<遊撃手・得票数172、失策4、守備率.994。
3年連続3度目、率直にうれしさを話す>
「賞を続けられているのがうれしいです。
3回目ですけど、4回、5回、10回と
いけるように頑張りたい。
監督、コーチ、裏方さんにあれだけ
ノックを打ってもらったので感謝しています。
これだけは誰にも負けたくないなと
いう部分がある。やめるまでずっと続けたい賞です。
今年はフルイニング出て取れたこともうれしい」

<来季の目標は4月に集中する
失策数を減らすこと(今年は3つ)>
「生きた打球を捕るために、
キャンプ、オープン戦で
そういう機会を多くすれば。
4月のを減らせばもっと減らせる」
(中スポ、スポニチ名古屋

◇川上憲伸
<投手・得票数105、失策0、守備率1.00。
2年ぶり2度目、エースが守備でも評価される>
「もともと守備も嫌いじゃないし、
ピッチャーという役柄が
守備と無関係と思われてきたけど、
投げたら守備で野手の一人として
頑張らなければいけないということで
この賞に選ばれたことはうれしいです。
ぼくが賞をいただいたことで、
中日の投手陣の守備力を
評価されたのかなと思います。
ピッチャー全体の評価としてうれしいです。
これからもこれを励みにして頑張りたいです」
中スポスポニチ名古屋

◇谷繁元信
<捕手・得票数135、失策1、守備率.999。
8年ぶり2度目、横浜時代以来の受賞に>
「やっと取れたかなという感じです。
いつもこの賞をもらえるように
頑張ってきたので素直に嬉しい。
この賞をもらえれば、キャッチャーとして
チームに貢献できたと思うので、
取れればいいと思っていました。やっと取れました。
今年は防御率も下がったし、エラーもひとつ。
そういうことが良かったと思う」
中スポスポニチ名古屋

◇福留孝介
<外野手・得票数174、失策1、守備率.996。
2年連続4度目、誰もが認める文句なしの受賞に>
「打つだけでなく、守備を評価された。
なかなか守備を評価されるのは難しいことですが、
賞をいただけたことは素直にうれしいことです。
常にこの賞をいただけるような選手であり続けたいです。
4回目ですが、何とか続けて取れればと思います」
中スポスポニチ名古屋

【その他のドラゴンズの選手】
<投手>岩瀬(5位・2票)朝倉(6位・1票)
<一塁手>ウッズ(4位・1票)
<三塁手>森野(次点・20票)
<外野手>英智(次点・69票)アレックス(6位・21票)
NPB公式三井ゴールデン・グラブ賞オフィシャルサイト

守備面に卓越した優秀プレイヤーに
ポジションごとに与えられる
三井ゴールデングラブ賞。
堅い守りでリーグを制覇したドラゴンズらしく、
なんと9ポジション中、5選手が選出されました。

エースとして守備も安定していた川上憲伸
投手陣を強肩、好守でささえた谷繁
さらに190票中、174票の最多得票を得て、
今や日本一の外野手と言っても
過言ではない域に達してきた福留
そして、ドラゴンズ堅守の象徴ともいえる
荒木、井端の二遊間コンビ。

これぞ名人芸!難しいゴロを
見事にさばく技術と
広い守備範囲、
そしてポジショニングなど
的確な判断で、
投手陣を幾度も助け、ファインプレー
チームに流れを呼び込んできたアライバコンビ
これでともに3年連続の受賞。
二遊間ではプロ野球史上初めての快挙となりました。

それにしても守備で『魅せる』という言葉は
まさにこのコンビにこそ当てはまります。
しばらくは、この天下は続いていくでしょうね。

ただこの2人、今季においては、
決して完ぺきという訳ではありませんでした。
513機会という遊撃手としての
連続守備機会無失策のセ・リーグ記録を作った
井端は相変わらずの安定感でしたが、
右肩と脇腹を痛め、1カ月の離脱もあった
荒木はある意味厳しかったのではと思います。

おもに悪送球が原因の12個の失策。
守備率.979というのは、荒木自身
おそらく納得がいかないでしょう。
ただそれを補う守備範囲の広さと判断力。
票を入れてくれた記者の方々は
その辺りを見てくれたのではないか思います。

この秋は、右肩治療に専念するため
休養することを決めているという荒木
まずはしっかり右肩を治すこと。。
そして失策をさらに減らし、
さらにチームを支えてほしいと思います。

また井端にしても、福留にしても
打撃のタイトル以上に、この賞の受賞は
うれしかったようです。
率直に喜び、ともに「ずっと取り続ける」と宣言。
この2人が健在な限り、ドラゴンズの守備は
安泰といえるのでは思います。

打撃と違い、守備はやはり練習
北谷名物のオレ流ノックなど、キャンプで
ノックをしっかり受けて、その基盤を作る。
それがアライバの堅守の根幹になっています。
現在、ナゴヤで猛練習をしている
新井、中川、鎌田、柳田ら若竜たちも
その流れを引き継ぐよう励んでいってほしいです。

落合野球を支えた三井ゴールデングラブ賞の5選手、
おめでとうございます!
来季はさらにナイスプレーで、連覇のために
しっかり貢献してほしいです。

ところで、三井ゴールデングラブ賞といえば、
04年のタイトルホルダーの我らが渡邉選手ですが、
昨季は、5票入っていたのですが、
今季は、有資格者選手(7人)にこそ入ったものの、
終盤やや出番が少なかったこともあって、0票
ただ『セ一塁手該当者なし 12』
この中には「一塁はやはり渡邉だろう」
思ってくれた方もいたかもしれません。
自分的には、そういうことにしておきます。


ナゴヤからの話題。(8日)

◇新井良太
<終盤、代打で起用されるもわずか18試合。
ダウン提示に目もくれず、潔く判を押す>
「『後半は1軍にいたけど、
最初からいてほしかった』と言われた。
自分はそんなことを言っている身分ではないし、
もっと大きなところに目標を置いて、
それに向かって頑張ります。
来年の勝負はすでに始まっているので」
中スポスポニチ名古屋名古屋ニッカン

◇吉見一起
<プロ初先発初勝利を挙げた希望枠右腕も
試合数が少ないことで容赦なくダウン>
「もう少し早く1軍に上がりたかった…。
来年は1年間、1軍で投げたい」
中スポ

◇藤井淳志
<開幕スタメンを飾ったものの、
ダウンでサイン。外野定位置獲りに意欲>
「これを自分のプラスにしないといけない」
スポニチ名古屋

◇平田良介
<全選手の中でトップを切って
初めての契約更改に臨み、緊張の初サイン>
「とても緊張しました。
(交渉中は)何が行われているのか…と思いました。
自分の意見? 何にも言っていません。
今年は1軍にあまり行っていないので
しょうがない部分があります。
ケガ(昨秋に痛めた右肩)の不安はない。
1軍でもっとプレーできるようにしたい。
来年はまず1軍でホームランではなく、
ヒットを打ちたい」
スポニチ名古屋名古屋ニッカン

◇春田剛
<この日後悔した17選手のうちただ1人昇給。
2軍チームトップの7本塁打が評価され>
「ファームだから上がるとは思わなかったです。
(球団に)ファームで
一番がんばったと言われてうれしい」
(東京中日、名古屋ニッカン

◇森岡良介
<現状維持で神妙にサイン。球団から
『(来季は)最後のつもりでやって下さい』>
「ボクの場合は契約してもらえれば...。
来年は年俸が上がるよう、しっかりやります」
(東京中日)

◇井手編成担当
<『ファーム殊勲賞』でただ1人の増額の春田に>
「(査定は)1軍でのプレーを前提にしている。
春田はベースが低い割にがんばった」

<開幕スタメンに名を連ね、
シーズン大半を1軍で過ごした藤井の減俸に>
「(藤井は)長くいたけど、
記録にも記憶にも残らなかった」

<チーム運営を統括。リーグ制覇の
ご褒美無縁の若竜の巻き返しに期待>
「1軍で、ということが前提ですから。
1軍で活躍すれば、いくらでも返ってくる。
その辺を強調しようということです」
中スポスポニチ名古屋名古屋ニッカン

△ドラゴンズ・契約更改▼
11月8日(金額は推定・単位は万円)

川井 1000(▼ 200・17%)
吉見 1350(▼ 150・10%)
金剛  950(▼ 150・15%)
齊藤 1080(▼ 120・10%)
佐藤亮太  800(▼ 200・20%)
高江洲  490(▼ 10・2%)
金本  490(▼ 10・2%)
小山  900(▼ 100・10%)
小川  850(▼ 150・15%)
藤井 1200(▼ 100・8%)
新井 1100(▼ 100・8%)
中川  680(▼ 10・2%)
森岡  850(□ 0・0%)
柳田  850(▼ 150・15%)
平田  800(▼ 40・5%)
春田  560(△ 20・4%)
普久原  720(▼ 30・4%)

秋季練習の初めての休養日となったこの日、
ドラゴンズ契約更改交渉が始まりました。
初日は、新井、吉見、藤井、平田ら
実に17人の若竜たちが交渉に臨みました。

しかし17選手中、15選手ダウン提示。
アップだったのは、ルーキーながら
2軍でチームの本塁打王となった春田のみ。
リーグ優勝したのは、あくまでも『1軍』
定着できなかった若竜にとっては、
厳しい現実にさらされた更改となったようです。

大学・社会人ドラフトで入団の選手は
ルーキーでもベースが高いですからね。
やはりその位の活躍がないと、
下がるのも無理はないかも。
ダウンした悔しさを胸に、来季1軍で活躍し、
その分以上の額を取り戻すくらいの気持ちを持って、
きょうから再び秋季練習を取り組んでもらいましょう。

ところで、若竜のコメントの中で
気になったのが、ケガをしてしまった森岡
「来年が最後のつもりでやってくれと言われました」
このフロントの言葉が、痛みにさらに染みそう。
背水の5年目、しっかり頑張って、
結果を出してほしいですね。


◇中田賢一
<この日、中里らとドミニカ共和国に向け出発。
大型スーツケースには野球用具の他、
インスタントのお米やみそ汁なども詰め込む>
「(スーツケースには)
日本が恋しくならないように日本食が入ってます。
みなさん(森コーチら)がいてくれるので
不安はない。がんばってきます」
(中スポ)

中田、中里のナカナカコンビが
ウインターリーグ参加のため、
ドミニカ共和国へ旅立ちました。
2人で総重量80キロとなる大きな荷物をもって
この日、中部国際空港を出発。
総移動時間は24時間とのこと。
現地に到着後、すぐさま所属チームに合流。
中スポによると、森バッテリーチーフコーチ、
桂川通訳、清水トレーナー
が2人に同行。
すでに現地にいる長谷部コーチと合わせ
『チーム・ナカナカ』を結成。
2人をサポートするとのこと。
さすが将来のエース候補。
聡文、長峰と違い、バックアップも十分です。
30日までの武者修行
激戦のリーグでしっかり自身を磨いてほしいです!


◆川岸らをテスト(東京中日)

今季限りで戦力外となった川岸
東北楽天の秋季キャンプ(フルスタ宮城)で
入団テストが実施されるそうです。
12日に合流予定と、吉崎勝(北海道日本ハム)とともに
テストを受ける予定。
戦力外が告げられた会見では、
「本来の川岸強の投球はできていない」
語っていた川岸、ぜひとも頑張ってほしいですね。


◇西川球団社長
<FA宣言した北海道日本ハム・小笠原について
現場サイドと話し合ったことを明かす>
「現場の意見はもう分かっています。
あとは金銭面でどれだけ出せるか。
白井オーナーと近いうちに会って、決めます。
日本ハムさんの動き(条件の上積み)しだいで
変わってくるかもしれないし。
巨人さんも積極的と聞いています。情報を集めてから。
(会談の)時期? 
来週くらいになるんじゃないですかね」

<具体的な守備位置についても初めて口に>
「(来年38歳の)ウッズは
年齢的に厳しくなることもある。
ウッズの年齢的なもの(衰え)がくれば、
(小笠原は)一塁もできるわけだから。
中心的な選手になってくれればいい」
(東京中日、スポーツ報知時事通信名古屋ニッカン

◇落合監督
<小笠原のFA公示に慎重な姿勢を崩さず>
何もない。こればかりは何とも言いようがない。
いい話があれば教えるんだけどな。
(小笠原の獲得は)そんな簡単な問題じゃない。
慌てることはないよ。
アジアシリーズもあるし。
情報を集めてからでも遅くない。
15から20日で十分じゃないのか」
(東京中日、スポーツ報知名古屋ニッカン

FA宣言をした北海道日本ハム・小笠原
現場的にはほしいという意見とのことで、
あとは金銭面で他球団の動きも気にしながらと
白井オーナーらのトップ会談で
最終的にGOサインを出すか、決まりそうです。
どちらにしても争奪戦はアジアシリーズが終わってから。
果たして小笠原は、アジア1を土産に
北海道を離れることになるのでしょうか?

ところで昨日発表の三井ゴールデングラブ賞、
その小笠原も一塁手部門で5度目の受賞となりました。
ただドラゴンズは、その一塁の名手を
サードで使うことになりそうで...。いかがなものかと。


今日のその他。(8日)

開幕は3月30日 セ・リーグが来季日程発表
(共同通信社)

来季のセ・リーグの公式戦日程が発表されました。
ポストシーズンゲームの導入により、
交流戦が24試合に減ったことで
リーグ戦が24回戦制の120試合となり、
今季より2試合減りました。
開幕日は、3月30日(金)
ドラゴンズは、地元・ナゴヤドームで
東京ヤクルトと対戦します。
詳しいスケジュールは、こちら↓から。
■ 2007年度 セ・パ公式戦試合日程

ちなみに関東地区で行われる
ドラゴンズのゲームは、以下の通り(リーグ戦のみ)

4/3(火)~4/5(木)  対巨人(東京ドーム)
4/20(金)~4/22(日) 対東京ヤクルト(神宮球場)
4/28(土)~4/30(月) 対横浜(横浜スタジアム)
5/11(金)~5/13(日) 対巨人(東京ドーム)
7/10(火)           対横浜(平塚球場)
7/11(水)~7/12(木) 対横浜(横浜スタジアム)
7/27(金)~7/29(日) 対東京ヤクルト(神宮球場)
8/3(金)~8/5(日)  対横浜(横浜スタジアム)
8/21(火)~8/23(木) 対巨人(東京ドーム)
8/28(火)~8/30(木) 対横浜(横浜スタジアム)
9/17(月)~9/19(水) 対東京ヤクルト(神宮球場)
9/24(月)~9/26(水) 対巨人(東京ドーム)

春先にけっこう集中していますが、
神宮やハマスタはまだまだ肌寒いかもしれませんね。
夏以降は平日に固まっている気配が。
ただ9月17、24日の月曜日がともに祝日
その辺で予定を立てたいなと思っています。
また自分的には、ポストシーズンゲーム
ナゴヤドームで見てみたいと願っています。

2006年11月 8日 (水)

夢新竜・堂上直倫入団内定と2007交流戦日程。

堂上弟、福留に弟子入り志願
高卒ドラ最高額で仮契約

中日は高校生ドラフト1巡目で指名した
愛工大名電高の堂上直倫内野手と7日、
名古屋市内のホテルで両親同席のもと入団交渉を行い、
契約金1億円、出来高払い5000万円、
年俸1000万円で仮契約した。
高卒新人の契約としては、
02年の森岡と並んで球団史上最高額
(金額はいずれも推定、中スポ)

◇堂上直倫(愛工大名電高)
<あこがれの世界へ足を踏み入れ
顔はすでに紅潮し、緊張気味に>
「小さいころから
プロ野球の選手にあこがれていました。
今は早く中日ドラゴンズのユニホームを着て
プレーしたいです。早く活躍できるよう頑張ります」

<目標とする選手像は明確。
巨人からFA宣言する小久保と
チームの先輩となる福留を掲げる>
「球団を代表する、みんなに
夢を与えられる選手になりたいんです。
目標は小久保さん、中日では
福留さんが、そんな選手です。
勝負強いし、毎日ヒットが打てるなんてすごい。
(日本シリーズも)応援もしていたけど、
何か盗めることはないかと思って
守備の動きとか、打撃を見て勉強していました」

<初めての交渉は>
「話を聞いているだけでした...。
(球団が)自分を
応援してくれているんだな、と感じました」

<契約金については>
「最高額と言われても意味がわからない。
正直、今はあまりよく分かりません。
これからプロでやっていって活躍して、
どんどん(年俸が)増やしていければいいと思います。
(高額を)もらえるような選手になりたいですね」

<ドラフトからきょうを迎えるまでは>
「毎日練習して、早く活躍したいと思っていました。
平日はもちろんですけど、
祝日も休まずにやってきました。
パワーをつけるのと同時に、木のバットでも
シンに当てられるように練習しています」

<現在の体重は
夏の甲子園から6キロ増の84キロ>
「体を大きくするために
今は意識して体重を増やしています。
ウエートトレーニングをして
筋肉に変えてパワーをつけたい」

<プロでの目標は>
「選手としても尊敬していますけど、
兄(剛裕)を超えたいです」

<父からのアドバイスは>
「『プロと高校のレベルは違う。
最初からうまくいかないだろう、
苦労するぞ。』と言われています。
それを覚悟して練習します」

<入寮したら、その父を何と呼ぶ>
「何でしょう...。
(プロでも)お父さん、
お兄ちゃんって言いそうです…。
兄ちゃんに聞いてみます」

<落合中日の練習はハードだが>
「新聞とかテレビを見て
分かっているつもりです。
まずはしっかりと体をつくって、
ついていけるよう頑張りたいです。
レベルアップしてキャンプを迎えたい」

<同期の動向は気になるか>
「大嶺がロッテに行くのか気になる。
田中(東北楽天)の背番号18には驚きました」
(中スポ、東京中日、スポーツ報知共同通信社
時事通信MSN毎日新聞名古屋ニッカン

◇堂上剛裕
<弟・直倫の入団決定に
武者修行先のハワイからエールを送る>
「(プロに入っても)
自分のイメージしているスタイルを、
自分は変えようと思うまで、貫いてほしいですねえ。
弟はダラダラしてないし、
僕よりしっかりしてますからねえ」

<これから兄弟でもライバル。
自身もウインターリーグも半ばが過ぎ、
顔もたくましく日焼けしてきた>
「このチャンスを与えてくれたことに
感謝しています」
(中スポ)

◇堂上照 館長
<父であり、OBであり、昇竜館館長。
次男の入団交渉を終え、感無量の面持ち>
「これで親と子2人がお世話になる。
自分を含めて親子3人が中日でプレーするんだからね。
何という恐ろしい縁というのか…。
自分は55歳なので先に(球団を)やめることになるが、
父親としては2人には1年でも長く
ユニホームを着て貢献してもらいたい。

年が明けたら、すぐにキャンプが始まる。
体力、技術、ついていけるのか...。
これまで以上にキツい練習をやって
体をつくってほしい。
練習についていけるように、
このオフは、きつく(練習を)
やってやろうかと思います」
(東京中日、名古屋ニッカン

◇中田スカウト部長
<入団が内定した堂上直倫選手に期待>
「スター性に、華やかさもある。
素材は随一。力を発揮すれば、
ドラゴンズ、日本球界を
代表する選手に必ずなってくれる」
時事通信MSN毎日新聞

◇落合監督
<堂上直倫選手の入団内定に笑み>
「全員が揃った時
(12月20日入団発表)話すよ」
スポニチ名古屋

高校生ドラフト1巡目で指名した
堂上直倫選手ドラゴンズがこの日、入団交渉。
仮契約を行い、入団が内定しました。
父・兄と同じドラゴンズのユニホーム。
球界を沸かす親子竜、兄弟竜の誕生となりました。

直倫パペットマペット? 0がたくさん並んだ
球団側が提示した
最高の条件よりも
父・兄が所属する
ドラゴンズ
に入団し、
野球ができるという
喜びを感じた堂上選手
将来、スターとしてナゴヤドームを沸かせ、
みんなに夢を与えられる選手になりたいと
会見で、プロとしてのしての誓いを立てました。

なんといっても生まれた時から
ドラゴンズブルーの血が流れているとも
言える生粋のサラブレッド
この日撮影用のサインに添えた言葉は「恩返し」
地元の、そして甲子園を沸かせたスター。
周囲の期待も大きいことも承知のうえと
思われる一幕だったと思います。

いくら甲子園を沸かせた好選手でも
プロはそれ以上の厳しさがあります。
しかし堂上選手はそのための準備として、
現在もプロの練習に耐えうるための
体づくりに余念がないそうです。
平日は野球の練習と並行してジムに通い、
週末を中心に練習を続けているようですが、
今週末からは、愛工大名電高の
野球部の合宿所に再入寮。
来春の自主トレ、キャンプに備え、
体を鍛え抜く構えのようです。

目指すは未来の三冠王
選手をはじめ、球界内外のさまざまメディアから
かなりの注目を浴びると思われますが、
自分のスタイルをしっかり持って、
スケールの大きな選手に育っていってほしいと思います。
頑張れ、中日ドラゴンズ・堂上直倫!


ナゴヤからの話題。(7日)

◇英智
<秋季練習に志願して参加。
自己調整が認められ、打撃を重点に練習中>
「バッティングは後半戦いい感じでした。
書いて漢字を覚えるように、
振っていい感じを体で覚えられるようにしたい。
その方が春のキャンプで
すっと入っていけると思います。

(アレックスの退団などで)
空いたからいうのではなく、
与えられたチャンスを生かせられればと思います。
チャンスがあればものにしたいです」
中スポ

◇藤井淳志
<秋季練習の強化指定選手は
連日厳しいメニューをこなす>
「アレックスがいなくなっても、
それは関係なく、(ずっと)自分が
一生懸命やっていかないと
いけないことには変わりありません」
中スポ

◇落合監督
<センター、レフトと
外野のポジションが空いていることを明言。
2人の名前を挙げて競争を促す>
「クラ(英智)と、藤井がどうなるか。
外野が2つ空いているわけだから」
中スポ

アレックスが退団し、空いた外野のポジション。
今朝の中スポでは、落合監督
空席を『2つ』として、
英智藤井の奮起を促しています。
ともに強肩と守備範囲の広さは天下一品。
しかし打撃は、どっこいどっこいのよう。
レギュラー獲得となると
やはり課題はそこでしょうね。
アレックス並みの打撃には
そうそうすぐには、ならないとは思いますが、
しっかりレベルを上げて、奪い取らないと
結局最後は、井上選手会長
おいしいところを奪われてしまいます。
同じ右打者として、2人の熾烈な争いは
今後も展開していきそうです


◇普久原淳一
<ショートの守備位置で
落合監督から直々にノックを受ける>
「最初緊張して、最後バテました。
大変だけど、監督に見てもらえるし、
チャンスが増えることになればいいことです」
(中スポ)

◇春田剛
<ノックでは一塁に入り、
落合監督からアドバイスを受ける>
「監督にはショートバウンドでは
まっすぐグラブを上げるように言われました」
名古屋ニッカン

◇辻2軍監督
<三塁に入った新井に守備の徹底指導。
練習の合間には捕球から送球までの
一連の動作を細かくアドバイスする>
「とったらすぐに一塁に顔を向けろ。
勢いが出てくるし、そうすれば格好よくできるぞ」
名古屋ニッカン

◇落合監督
<普久原、春田の2人の他に
森野も三塁と外野で起用する可能性を示す>
「どんどん選手が競争すればいい」
名古屋ニッカン

秋季練習はこの日で4日目
第1クールの最終日、
相変わらず激しさは変わらず、
厳しいメニューを、しっかりこなしています。
前日出された内外野兼任指令。
この日も内野に挑戦中の普久原春田
落合監督が直々にノック。
また辻2軍監督新井の守備を熱血指導。
さんのように「格好よく」決められるよう、
がむしゃらに取り組んでほしいです。


◇森岡良介
<6日の練習で左足アキレス腱を痛め、
7日から別メニュー。リタイヤ1号となり>
「まだ痛いです。
(練習中に)いきなり痛くなった。
いつ戻れるかはわからないです...」
(中スポ、名古屋ニッカン

◇平田良介
<地獄の秋季練習の第1クールを乗り切る>
「(初休日の8日は)部屋でゆっくり
DVDでも見たいと思います」

<連日、打撃練習に取り組み、手ごたえを口に>
「打球の飛距離が少し伸びてきているかもしれない。
このキャンプを乗り切れば体力がついてくると思う」
名古屋ニッカン

堂上直倫選手の契約条件は、
森岡以来と出ていましたが、その森岡
6日の守備練習中に左足アキレス腱
痛みを訴えて離脱。
3日間の安静が必要という診断を受け、
さらに11月は休ませることになるということで
期間中の再合流が難しくなったそうです。
今季は春のキャンプでもケガで離脱した森岡
あまりケガ続きだとイメージも悪くなりそう。
練習でオフ返上となりそうです。

また平田が救急車が呼ばれることなく、
無事に?第1クールを終了。
この日、昨年の自分以上の
スーパールーキーの入団が内定しました。
将来はこの2人の『良介』堂上選手
チームを担えるになってほしいですね。


◇中田賢一
<メジャー選手も参加するリーグに真っ向勝負>
「知っているのはチームカラーが
緑ということぐらいだけど、直球で力勝負をしてきたい。
どれだけ気持ち良く真っすぐが投げられるか。
いいチャンスだと思うので、
技術面、精神面、何でもいいので得て帰ってきたい」
中スポスポニチ名古屋名古屋ニッカン

◇中里篤史
<初の海外リーグ挑戦に>
自分がどれくらい通用するのか試したい。
何か新しい変化球でも覚えてこられるように。
シーズン中にやれないことを試してみたい。

レベルが高く、実力がなかったら
投げられないと聞いています。
中田もライバルになるかもしれない。
いい意味で刺激し合っていきたい」
中スポスポニチ名古屋名古屋ニッカン

◇落合監督
<中田、中里からあいさつを受け>
「アメリカで声が掛かってくるぐらいの
選手になって帰ってこい」
中スポスポニチ名古屋

ウインターリーグ参加のため
中田中里の中・中コンビがきょう8日、
森バッテリーチーフコーチらとともに
ドミニカ共和国へ出発します。
この日はナゴヤ球場で秋季練習を打ち上げ、
落合監督からも笑顔で送り出されたようです。
中里VSドミニカンの力の勝負なども
とても見てみたいですが、
まずは登板機会をもらうことが先決。
そして自分の力をしっかり試し、
何かを掴んで帰ってきてほしいです。


今日のその他。(7日)

5月22日に開幕 来季の交流戦日程発表
(共同通信社)

3年目となる来季のセ・パ交流戦の日程が発表されました。
5月22日から6月24日までの約1カ月。
来季からは、ポストシーズンゲーム(仮称)が
導入されるため、試合数が減りました。
ドラゴンズの日程は下の通りです↓
初戦はいきなり勝てない千葉マリンから。
さらに浜松、豊橋、富山、金沢と
地方主催のゲームが4試合含まれています。

◆ドラゴンズ・2007年交流戦日程◆

5/22(火)~23(水) 対千葉ロッテ(千葉マリンスタジアム)
5/25(金)~26(土) 対西武(グッドウィルドーム)
5/27(日)~28(月) 対北海道日本ハム(ナゴヤドーム)
5/30(水)~31(木) 対東北楽天(5/30浜松、5/31豊橋)
6/2(土)~3(日) 対福岡ソフトバンク
             (福岡Yahoo!JAPANドーム)
6/5(火)~6(水) 対オリックス(京セラドーム大阪)
6/8(金)~9(土) 対西武(ナゴヤドーム)
6/10(日)~11(月)  対千葉ロッテ(ナゴヤドーム)
6/13(水)~14(木)  対東北楽天
           (フルキャストスタジアム宮城)
6/16(土)~17(日) 対北海道日本ハム(札幌ドーム)
6/19(火)~20(水) 対オリックス(6/19富山、6/20金沢)
6/23(土)~24(日) 対福岡ソフトバンク(ナゴヤドーム)
(雨天中止などの予備日は、6/25(月)~28(木)。
全日程はNPB公式サイトから)

パの6球団と4試合ずつの24試合制ですが、
日程を見ると、金土、日月など2連戦で組まれています。、
さらに工夫もされているようで
例えばドラゴンズがビジターの場合
千葉ロッテ(千葉)と西武(埼玉)、
東北楽天(仙台)と北海道日本ハム(札幌)、
福岡ソフトバンク(福岡)とオリックス(大阪)のように
セットされ、移動距離が少しでも
短くなるように配慮されているとのこと。

土日しか見に行けない関東在住の自分は、
5/26の西武戦くらいしか行けそうもないですね。
来季のフルスタと千葉マリンの観戦がなくなりました。
あとは福岡と札幌ですからね。
長距離遠征になってしまうので、財布と相談してみます。


ヤクルトが前中日・遠藤を獲得…中継ぎ補強は急務、即決定
(サンスポ、時事通信

巨人の仁志、横浜へ
小田嶋+金銭でトレード

オリックス・谷が巨人へ移籍
鴨志田&長田と交換合意

(ともに中スポ)

◆遠藤政隆
<東京ヤクルト入りが決まり、
来季の復活を心に誓う>
「ベストを尽くしてヤクルトの勝利に貢献したい」
(東京中日)

◆古田監督(東京ヤクルト)
<前中日・遠藤の獲得について>
「僕は最後のバカ力みたいなのを信じてるんで。
実績があるし、トライアウトでも
いい投球をしたと聞いている。
1イニングをきっちり投げてほしい」
(東京中日、サンスポ

◇落合監督
<2日連続でトレードを発表した原巨人に>
「(仁志を獲得した)横浜はぼろもうけだな。
仁志はまだ使えるよ」

<この日の1対2のトレードについて>
巨人は(支配下選手の)枠をあけて、
外国人やドラフトで使うということかな」
中スポ

他球団はいろいろとあわただしかったようで。
ところで中日を戦力外となり、
6日に合同トライアウトを受けていた遠藤
東京ヤクルトが獲得したと発表されました。
トライアウトでMAX144キロの速球を投げ込んでいた遠藤
電話で合格を通知されたようです。
石井弘寿、五十嵐と今季は救援陣に泣いた東京ヤクルト
「最後のバカ力みたいなの」を出してもらい、
中継ぎとして、恩返しはもちろん、
中日戦以外でも頑張ってほしいです。

2006年11月 7日 (火)

チャンスのためにも、若竜内外野兼守指令。

内野も外野もこなせ!
普久原、沢井、中川、春田に落合指令

3日目となった秋季練習
多少は秋らしい天気のなか、激しい練習が
この日も展開されたようですが、
そのなかで落合監督若竜にコンバート指令。
4選手に内外野両方の守備練習を命じました。

◇落合監督
<普久原、春田、中川、澤井の4選手に
内外野のどちらも守れるように指令>
「内野と外野、両方のポジションを守れれば、
試合に出るチャンスが広がるだろう。
足の運び、体の使い方、
その辺でこっちが見極めないと。
できる能力があるやつがいたら、やらせればいい。

ゲームに出られるチャンスがあるし、
たとえ(挑戦して)できなくても、
元に戻ったときのプラスになる。
決してマイナスにならない」
(中スポ、スポニチ名古屋名古屋ニッカン

◇普久原淳一
<本職は外野ながら内野ノックを受け>
「(内野守備は)難しいです」
スポニチ名古屋

◇春田剛
<屋内練習場で午前中から
500スイング以上のマシン打撃。
ハードな練習に悲鳴をあげる>
「練習が終わってもバットを持っている
右手がしびれて動かないんです。
もし僕が右利きだったら、
ごはんを食べる時、箸も持てない状態…。
でもやるしかないです」
名古屋ニッカン

◇森岡良介
<守備練習中に左足アキレス腱に痛みを訴える。
筋肉の炎症で今後の練習参加は様子を見て決める>
「守備面の課題に取り組みたい。
厳しいのは覚悟しています」
名古屋ニッカン

◇小田幸平
<落合監督に打ち込みを命じられた
屋内練習場の速射カーブマシンで約700スイング。
さすがのムードメーカーも苦笑い>
「結構きついね」
名古屋ニッカン

この日、2年目の外野手・普久原
外野の守備練習を終えたあと、
川相内野守備走塁コーチに呼び止められ、
突如、内野手の守備練習に参加。

いきなりショートに!? ショートのポジションに入り、
40分間ノックを受けたようです。
初日の外野陣に
対する落合ノック
一番判断良くこなしていたのが、普久原
「頭がいいわ」と褒め、
適性も見極めた落合監督が、
辻2軍監督
と相談した上で決断。
ゴロを捕ることで外野手としての
守備能力も上がることもあって、
この日の練習となったようです。

さらに落合監督は、普久原だけではなく、
3年目の中川、2年目の澤井
そしてルーキーの春田にも同じように
内外野兼任を指令、今後練習をしていくようです。

昔と違い、今は2ポジション守れるのが
ある意味普通となっている部分もありますが、
いきなり4人に指令を出したのは、意外でしたね。
ただどちらも守れれば、出場機会は増えてきますし、
例えば、誰かがケガをすれば補うことができます。
事実、今季1軍では、サードの森野
一塁だけではなく、レフト、ライトをやったり、
荒木がセンターに入るなど先輩たちも
やってきたことですから。

とくに「早急に内野用のグラブを作るように」
指示が出された普久原は期待されているかも。
ともにノックを受けていた鎌田柳田
刺激にもなってくれれば、なおいいですね。
チャンスはどこから訪れるかわかりません。
両方ともおろそかになってはいけませんが、
取り組んでみて、経験にしていってほしいと思います。


◇佐藤亮太
<2軍首脳陣から来年の1軍イチ押しと推薦され
練習後、顔をさらに引き締める>
「評価はうれしいけど、
僕は初めからやるつもりでした。
(来季は)大卒2年目。
プロは1軍で通用しないと駄目ですから」
中スポ

◇高橋2軍コーチ
<来季に期待できる投手として
2年目を迎える佐藤亮太を挙げる>
「吉見に続くとしたら亮太かな。
8者連続三振は力がないとできない。
緩急がうまく使える『小型山本昌』だね」
(中スポ)

◇小林2軍投手コーチ
<佐藤亮太について>
「考えて投げられるし、経験さえ積めばおもしろい」
(中スポ)

◇中田賢一
<8日に中里とともにドミニカへ出発。
疲れが残り、7日の投球練習を前に不安がる>
「ちゃんと投げられますかねえ。
かなり(疲れが)来てますよ」
中スポ

野手に比べれば、練習時間は短いものの、
ランニング、持久走など
ハードなメニューをこなす投手陣
そのなかで来季イチオシと言われたのが、
ルーキー左腕の佐藤亮太
1軍ではわずか1試合の登板でしたが、
シリーズの40人枠にも入り、
来季は、さらに成長が見込まれる逸材です。
タイプとしては、軟投派
ストレートのMAXは143キロながら、
カーブ、スクリュー、スライダーと球種は多彩。
大先輩の昌さんのイメージに近いようです。

本人としても、来季は勝負の年
意気込んでいる佐藤亮太
来季は、ダブル佐藤で1軍に入ってくるかもしれません。
オフにしっかり投げ込んで、調子を上げてほしいです。


ナゴヤからの話題。(6日)

■来季の契約について (2006/11/6)
アレックス・オチョア選手
来期の契約を結ばない事を代理人に通告しました。 
(公式HP、公式ブログ共同通信社名古屋ニッカン

アレックス退団が正式に決定しました。
この日、代理人を通じ、
来シーズンの契約を結ばないと通告。
球団から発表されました。
03年、カージナルスから入団したアレックス
強肩、堅守、好打の外野手として、
センター、レフトのレギュラーに定着。
4年間で2度のリーグ制覇に貢献してくれました。
ドラゴンズでの通算成績は550試合に出場し、
打率.283、309打点、75本塁打。
7日にもウエーバー公示の手続きをするそうです。

来季はメジャーに復帰するかは未定ですが、
メジャーリーグは10年在籍すれば、
年金を満額でもらえる制度があるそうで
アレックスあと1年とのこと。
ドラゴンズのユニホームを着てのプレーはもうないですが、
新天地でオチョアらしさを見せてほしいです。


◇西川球団社長
<FA手続きを行った北海道日本ハム・
小笠原の獲得に向けて、近日中に最終決定の方針>
「年俸がリーズナブルならね…。
他の選手との年俸バランスを考えたら難しいね。
小笠原君が、今ウワサされている“年俸”ならば、
ウチにいる選手との(年俸の)バランスも
大きな問題にはなるでしょう。

それだけの力のある人だとは分かる。
当然、検討はします。
お金のことは(白井)オーナー、
(大島)名誉オーナーにもご相談しないと。
これから情報収集をして
監督を含め、作戦会議をします。
ただ(金銭面が)手の届く範囲なら努力するし、
届かないならどうしようもない。
他の選手とのバランスを取りながら考えたい。

三塁は森野がいる。
必要なのはキャッチャーの後継者と外野手。
生え抜きの選手がドラゴンズにいるのに、
移籍してくる選手に将来的な
コーチや監督という条件は出せない」
(東京中日、サンスポスポニチ名古屋名古屋ニッカン

<来年もナゴヤ球場で
秋季キャンプを行う方針を明かす>
「秋は基礎体力作りの段階。
この時期はナゴヤ球場で十分にキャンプができる。
選手の取り組み次第だし、
やろうと思えば室内でもできる。
アジアシリーズもあるし、ここでやることになるだろう。
沖縄に行くよりも5000万円は安い。
それを年俸アップ分や
その他の強化費にあてたらいい」
スポニチ名古屋名古屋ニッカン

この日、FA権行使の申請書を提出した
北海道日本ハム・小笠原に関し、
西川球団社長が総額20億円近くになりそうな
獲得資金の捻出を本社側にかけあうことを明言。
しかしマネーゲームについては相変わらず否定。
戦力補強と金額のバランスを考え、
あくまでも3年15億の範囲内なら
獲得も?という構えとなってきそうです。

この日、FA権を行使した際は、
獲得も検討されていた
千葉ロッテ・サブロー残留も決定したようで、
あまりに金額が高騰するなら、
小笠原獲りも撤退するかもしれませんね。


今日のその他。(6日)

◆遠藤政隆
<12球団トライアウトに参加。
ストレートのMAXが144キロをマークするなどアピール>
「ちょっとリキんじゃったかな。
もうちょっとていねいに投げればよかった。
球威が戻りつつあるストレートと
スライダーのキレを見てほしい。
できることはやりました。(連絡を)待ってます」
サンスポ

12球団合同トライアウトがこの日、
フルキャストスタジアム宮城で行われ、
投手26人、野手26人の計52選手が参加したそうです。

そのなかでは、ドラゴンズから戦力外通告を受けた
遠藤が参加した投手中の最速となる144キロをマーク。
シート打撃で対戦した打者5人を1安打に抑える
健在さを見せ、東京ヤクルト、東北楽天などが興味。
再びユニホームを着られる可能性が出てきました。

ウエスタンのセーブ王になりながらも
層の厚いドラゴンズでは1軍のチャンスがなかった遠藤
キレがもどったストレートとゴリスラで
ベテランが再びチャンスが掴めることを願っています。

2006年11月 6日 (月)

地元でも手加減無用、名物・オレ流ノック炸裂!

森野、今年も“失神”させてください
強制休養返上!地獄ノック志願

ドラゴンズの秋季練習は、2日目
天気も良く、暑かったナゴヤ球場では
この日も落合監督オレ流ノックが行われました。
2000人のファンが見守るなか、新井とともに
やはりターゲットになったのは、森野
志願参加の秋季練習で、昨季同様
揺さぶりノックのえじきとなりました。

◇森野将彦
<1時間15分に渡るオレ流ノックで
新井とともに苦しめられるも>
「(交互に受けたから)
まだそんなには大変ではなかったです。
でも、上半身はいいけど、
下半身はきつくなってきました。
今まではノックで終わりでしたけど、
今回はさらにバッティングがあるからきついです」

<強制休養組への予定を自ら変更し志願参加。
さらに厳しくなった秋季練習について>
「ずっと練習してきて、
ここで休んでる場合じゃないかなと思ったんです。
(指の骨折で、シーズンの)最初に
1カ月半休んだからやらなきゃいけないんです。
技術的なこともあるけど、
とにかくしっかり練習して乗り切りたい。
きょうはいいけど、あしたは
(体がどうなってるか)分からないですよ」
(中スポ、名古屋ニッカン

◇新井良太
<右足がつるアクシデントがありながらも
1時間15分間、オレ流ノックの標的となり>
「見ての通りです。
やられました。さすがにキツいっす…。
ノックしてもらえるのは光栄。
何とか期待に応えたい。
最後はけっこう気負ってましたよ」
(中スポ、名古屋ニッカン

◇奈良原コーチ
<落合監督とともに、森野と新井に
地獄のノックを浴びせる>
「加減はしませんでした。
選手からしたら、逆に捕りづらいんですよ。
たまに切ったような回転をかける人もいるけど、
実戦で飛んでくる打球ではない。
たたいたりこねたりする打球を意識しました」
(中スポ<ドラ番記者>

◇落合監督
<この日も自らノックバットを握り
森野、新井にオレ流ノックを浴びせる>
「お客さんを喜ばすわけじゃないけど
“餌食”は森野と新井。救急車、用意しとけよ。
フラフラになって倒れたっていいじゃねえか。
頭から水をかぶればお客さんが喜ぶ。
お客さんに見せてやれ!」

<ノックを終えた新井に>
「あいつはこれから毎日だ。
(ノックは)下手なんだから毎日やるよ」

<秋季練習組に入った森野について>
「(強制休養組の)メナード
(青山リゾート)へ行っててよかったんだ。
呼んでもないのに来たんだから」

<練習開始から8時間後の午後5時半になって
指揮官はポツリとつぶやく>
「ここまでは与えられたメニュー。
これから自分でやれるか。それで差が出る」
スポニチ名古屋名古屋ニッカン

地元でも濃度は同じ。 キャンプ名物
なっているオレ流ノック。
約2000人のファンが集まった
昼すぎのナゴヤ球場の
三塁のポジションに
入った森野新井
この2人がターゲットとなりました。

守備範囲ギリギリへ打ち込まれ
前後左右に振られまくるノック
2人の表情は次第に苦しくなり、
倒れ込んだ新井はバケツの水を頭から
浴びるなどボロボロに。
そして締めは2人共同で
50球連続ノーエラーで、あがりと
いうことになったそうですが、
それからも互いにミスがあったりして
なかなかラストまでたどり着かなかったものの
1時間15分の末にようやく終了。
最後の打球を捕った新井
右足がつってしまい、倒れ込んでしまったそうです。

それにしてもキツさは相変わらずですね。
ただフラフラだった新井を横目に
森野は肩で大きく息をしながらも
数を教えられるほど、冷静に対処。
最後はへたりこんだものの
やはり失神させられた昨秋の経験が生きていて、
成長の証がうかがえたようです。

それにしても森野の姿勢には頭が下がりますね。
10年目にしてようやく掴んだレギュラーの座。
しかしそれを安泰だとは決して考えずに
主力選手に与えられる強制休養を返上しての
志願しての秋季練習参加
荒木、井端もそういう時期がありましたが、
今やらないで、いつやるというような感じなのでしょう。
さらなる飛躍のためには欠かせぬ練習。
やっておいて損はないはず。
この秋もキツい地獄を乗り切ってほしいです。

落合監督もそれは承知のうえでの
ノック指名だったと思います。
ただ来た以上は楽はさせない。
特別扱いせずにさらにそれ以上の練習という感じでは。
まだまだ行われるであろう、
森野落合監督の熱い戦いにも注目したいですね。


ナゴヤからの話題。(5日)

◇藤井淳志
<清水、中川、小田とともに
地獄の速射打撃マシンを初体験し>
「最後の方は、ボールが来たところに
棒を出しただけ。よく分からないけど、
ちゃんとはじいたときは、いい打ち方ができていた。
悪い打ち方と、差がハッキリ出たような気がする」
(中スポ)

◇中村公治
<この日も午前中の約1時間、
打ちっぱなしとなり、苦しそうな表情で>
「きょうはまだ1時間ですから…」
名古屋ニッカン

初日に新井中村公治が行い、
新たな地獄メニューとなった屋内練習場の
カーブマシンでの速射マシン打撃
この日は、さらに4選手が初体験。
しかしキツさは誰もが同じ。
藤井も例にもれず、その場にへたり込んだようです。


◇中田賢一
<中里とともに屋内練習場の
ブルペンに入り、約50球を投げる>
「そんなに悪くはなかったと思います」
名古屋ニッカン

◇小林正人
<ブルペンでこの日チーム最多の366球>
「調子がよかったので多く投げました。
シュートを生かすために、
(左打者の)内角の速球の制球を意識しました」
中スポ

◇齊藤信介
<同じくブルペンで306球を投げ込む>
「きょうならいけると思っていきました。
この秋はコントロールをしっかりつけたい」
中スポ

◇小笠原孝
<近藤コーチとマンツーマンで
フォーク、チェンジアップの変化をチェック>
「今までも投げてきた球種ですけど、
変化をもっと理想に近づけたい。
バットの芯を外すような変化にできれば。
まだ試行錯誤の段階ですけど」
(中スポ)

◇小林2軍投手コーチ
<投手陣の300球を超える投げ込みに>
「ノルマがあるわけじゃないが
これだけ投げれば自信になる」
名古屋ニッカン

◇石川賢
<新たなフォーム固めに入りながら
欠陥をズバリ指摘され改善を迫られる>
「フォームを固めようと思ったら
これだけ(327球)投げていました。
監督に指摘を受けたので。
最近ずっとタメを作るのを意識して投げてました。
でもそれが2段モーションになってて...。
1軍で投げるためには
クイックも早くならなくちゃいけない。
秋のうちに身につけておきたい」

<指揮官のハッパに発奮する>
「(後がない)4年目というのは、
自分でも分かっています。
同期入団の川岸さんも戦力外になってしまったし...。
競争の世界ですから、今一緒に
練習している人たちには負けられない」
中スポ

◇落合監督
<327球を投げ終えた石川の
セットポジションを見て、厳しく指摘>
「そのクイックじゃ全部走られちゃうぞ。
(セットポジション時)腕が動いてるのが
自分でも分かるだろ?
それでけん制したら1軍では全部、ボークだ。
おまえ、来年で4年目だよな」
(中スポ、スポニチ名古屋

野手陣の地獄メニューばかりが
クローズアップされますが、
若手投手陣もこの日は、ブルペンで
かなりの投げ込みを行ったようです。
小林が366球、石川が327球、
さらに齊藤も306球を投げ込んだとのこと。

しかしその中で、石川
2段モーションに疑いもあるフォームについて
落合監督から厳しい指摘を受けたもよう。
勝負の4年目を迎える石川
秋のうちにしっかり修正し、固めてほしいです。


今日のその他。(5日)

ドラ、小笠原獲り参戦
福留、ウッズと最強トリオだ

(中スポ)

◇西川球団社長
<FA権行使を表明した北海道日本ハム・
小笠原について慎重な言い回しに終始>
「小笠原が意思表明? 
あれだけの選手だから興味はある。
検討には当然、値する選手です。
獲得できれば戦力が上がるのも間違いない。

ただ、興味があるのと獲得したいというのは別の話。
日本ハムが残留なら
3年15億円という条件を出している。
他球団が獲得するなら今の年俸
(3億8000万円)を考えれば
(日本ハムへの)補償金は(最大で)
5億円近く(正確には4億5600万円)かかる。
3年で20億円が必要になる。
球団経営が厳しい中で簡単には決められない。
FAでも今の年俸で単年契約なら何とかなるんだけどね。
マネーゲームをする状況ではない。
現有戦力を考えた上で、検討するということです」
(中スポ、スポニチ名古屋名古屋ニッカン

◇伊藤球団代表
<北海道日本ハム・小笠原について獲得検討>
「うちは日本シリーズで手痛い目に遭ったし、
素晴らしい選手。早急に検討したい」
共同通信社

◇井手編成担当
<小笠原、サブローなどFA補強について>
「FAに関しては(誰であれ)
宣言してくれなければ始まらない。
8日(の公示)を待って検討します」
(中スポ)

◇落合監督
<FA補強について>
「FA? (FA権を行使する選手が)
全部出そろってからだ。
(8日の公示日に)出そろわないと分からないよ」
(中スポ、スポニチ名古屋名古屋ニッカン

動向が注目されていた
北海道日本ハム小笠原
この日、FA権を行使することを明らかに。
これを受けてドラゴンズも争奪戦参加を
検討していることが明らかになりました。
懸命の慰留作業を続ける北海道日本ハム
さらに『地の利』と資金がある巨人との
一騎打ちとなりそうと予想されています。

それにしても今朝の東京中日。
1面にデカデカと『小笠原・中日』ですからね。
小さく横に「サブローも!!両獲り」と出ていました。
ただ用意するポジションは、
小笠原の希望する一塁ではなく、三塁だそうです。
パリーグを代表する打者で、今季の二冠王
ただ3年約20億円を払ってまで獲得となると、
そこまでして必要なのかは、
自分的には疑問も残ったりもしますが。
ただ来てくれるのなら、大歓迎ですよ。
落合監督との濃密なる師弟関係という
『人の縁』があるドラゴンズ
獲得に名乗りを挙げるのか、注目です。

2006年11月 5日 (日)

いきなり地獄、ドラゴンズ秋季練習開始!

ひえ?!鬼だ落合監督
竜「地獄の秋」いきなり9時間半
 

ドラゴンズの秋季練習が、
この日からナゴヤ球場で始まりました。
40選手が参加し、若手の底上げを目指す練習は
初日からいきなり9時間半に渡る超ハードメニュー。
落合監督による猛烈なしごきが展開されました。

◇新井良太
<1時間50分で1679球。両足にけいれんを
起こしながらも。執念でバットを振り続け>
「へたくそは練習あるのみ。
今まで、こんなに打ったこと? ないっす。
ずっとバット握っていたから、
指が(バットから)くっついたまま離れない。
バットを握った左手が開きませんでした。
こんなの初めてです…。
でもつぶれるまでやりますよ。
(罰金など)お金とかじゃなく、プライドっす」
(東京中日、スポニチ名古屋名古屋ニッカン

◇中村公治
<終わらない速射打撃、さらにオレ流ノック。
終了後はよたつきながら疲れ切った表情で>
「ホントに放心状態でした。
(すべての練習が)終わって、
やっとしらふになりました。
死ぬかと思いました。でも頑張ります…」
(中スポ、スポニチ名古屋名古屋ニッカン

◇森野将彦
<猛練習に慣れている先輩も意気込みを口に>
「秋季キャンプは自分がどこまで
挑戦できるかというキャンプ」
時事通信

◇落合監督
<中村公治、新井ののスイングを見てニヤニヤ。
報道陣に実際バットを振らせて早振りのコツを説明>
「オレならあんなムダな動きはしないけどな。
上半身と下半身の動きが、連動してない。
ムダが多すぎるんだよ。要領を覚えなきゃな。
頭のてっぺんからつま先まで、
連動させれば疲れない。あとはかかとの使い方。
オレはもっと速い間隔で、2時間打っても平気だった。
上(半身)と下がバラバラだろ? 
最後まで(コツに)気付かなかったなあ…。
それに気づいてくれるかどうかだな。

このキャンプでは技術は教えない。
教えるのは簡単。でも、振って体に覚えこますのが
本人らにとっちゃ、一番大切なこと。
下半身の力ってのは、振ってつくるもんなんだから。
まず振る体力をつけないと。
振って振って無駄のない打ち方を
体で覚えるしかないんだ」

<オレ流地獄ノックが初日から行われたが>
「きのうパレードで両手を振っていただろ?
ノックバットを持つ準備はできていた」

<9時間30分の練習を終え球場を離れる際、
会心の薄ら笑いを浮かべる>
「まだまだじゃないか。
(初日は)こんなもんでしょう。
今後も? やってみないとわからない。
まだハードに? 予定は未定だな」
(中スポ、サンスポスポニチ名古屋12
名古屋ニッカンデイリー

 

◆秋季練習参加メンバー◆

【投手】 佐藤充、川井、中里、吉見、中田、樋口、鈴木、
     チェン、山井、石井、金剛、齊藤、小笠原、
     佐藤亮太、石川、高江洲、久本、金本、小林、加藤
【捕手】 小山、清水、小田、前田、小川
【内野手】 新井、森野、中川、森岡、澤井、柳田、鎌田、竹下
【外野手】 平田、藤井、上田、春田、中村公治、英智、普久原
(東京中日より)

参加メンバーは↑上の通り。
育成選手2人を含む40人の選手に
韓国・LGから5選手が特別参加して始まった秋季練習。
午前9時30分に、ナゴヤ球場に隣接する屋内練習場で
野手組がランニング、キャッチボール、
打撃練習を開始すると、正午過ぎからは
投手組も合流してナゴヤ球場でノックなどの
メニューで汗を流した初日。
しかしすべてが終了したのは、午後7時
9時間30分という時間が、そのすごさを感じさせました。

遅くまで厳しさ全開! 続投会見などで、
猛練習
を予告した落合監督
初日は新井中村公治に対し、
長時間のマシン打撃を指令しました。
その内容も厳しいもので、
カーブマシンの投球間隔を
通常の2倍の速さに設定。
1分間に16球が飛び出す最高速で
1球ごとの間がほとんど取れないなか
さらに「見逃し1球で罰金1万円」という
ペナルティーを付け、
バットを振り込まれる
徹底ぶり。

中村公治は、1セット15分を2セット延長され、
合計45分の718スイング(2球見送り)
さらに新井に関しては、
「2時間くらいずっと打っておけ」と放置された末、
結局7セットでの1時間45分、
なんと1679スイング!(1球見送り)
インターバルを含めてはいますが、
両足がつって、けいれんを起こしながら、
執念で振り切った新井は、
その場に倒れ込んでしまいました。

とにかくこの秋季練習では、
振って振って振り込ませる
長尺バットによるロングティーなどもあるそうで、
まず振る力をつけること。
ムダのない打ち方を体で覚えること。
つぶれても良い秋季練習ではとにかく体力作り
その一環が伺える一幕だったと思います。
限界に挑戦し、必死に食らいついていくことですね。


◇藤井淳志
<初めての地獄ノックを体験し、
もん絶するも、終了後はスッキリ>
「両足が一気につったのは初めてです。
初日ですが、最高のキャンプになると思います」

<プロとして初めての秋も迷いはない>
「今はやるべきことがハッキリしています。
右の打撃1つです。
(右1本になったフェニックスリーグでは)
以前は打てなかった右対右の
逃げていくスライダーが打てるようになっていた。
左に取り組み、右の悪いクセが抜けていた」

<プロ1年目を振り返り>
「本当にいい経験をさせてもらえた。
開幕はスタメンで使ってもらい、
優勝決定のときは宮崎にいた。すごく悔しかった。
日本シリーズは少しだけど試合に出て、
いつかこのフィールドに主力として
立ちたいと、強く感じた」
(中スポ)

◇石嶺打撃コーチ
<藤井のスイッチ断念の理由を語る>
「足があるから左打ちなら率が稼げる、
というほど簡単ではない。
落合監督も話していたけど、
中途半端になるよりも、1本に絞って、
右打席の練習量を増やした方が近道だと思う」
(中スポ)

◇普久原淳一
<落合ノックを受け、最後の
『各自10本ノーミス』を2度目でクリア>
「ほかの2人(中村公治、藤井)よりは
(ノックが)軽かったですね。
監督には体力がないと言われたので、
体力強化と練習量を増やしたいです」
(中スポ)

◇鈴木義広
<2年目の秋はマイペース調整で>
「投げますけど、200球とかむちゃなことはしません。
どういうふうに調整すればいいのかわかってきました」
(中スポ)

◇吉見一起
<森コーチから振りかぶったときの
左足の引き幅を大きくするよう指摘され>
「不安定なバランスで(投げるまでに)
連動していないと言われました。
コントロールがばらつくのだろうと思います。
足を引いても変な感じはないのでやってみます」
(中スポ)

また落合監督は、今回のメーン球場となる
ナゴヤ球場のグラウンドでも精力的
マシン打撃を終えた中村公治
さらに藤井、普久原、平田ら外野手6選手に
おなじみのオレ流ノックを早くも披露。

強く、弱く、右に、左に
とにかく振られ走らされ、昨季の秋季キャンプで
森野を失神に追い込んだオレ流ノック
初日は40分ほどだったようですが、
特に集中砲火を浴びた藤井
「各自10分間ノーミス」で上がりをこなせず、
ゴールにたどり着いたときは
フラフラになったもよう。

やはり厳しさは12球団一ドラゴンズの練習。
その内容はハンパではないですね。
文字通り『鬼』となった落合監督
「まだまだじゃないか。
(初日は)こんなもんでしょう」

まだまだこの先、何かがありそうな予感を示唆。
果たして23日の打ち上げのときには
若竜達がどのように成長していくのか。
ちょっと想像がまだつきませんが、
チーム全体のためには、若竜の成長が大切。
厳しい地獄を乗り越えていく姿に
注目していきたいと思います。


ナゴヤからの話題。(4日)

さっそく選手指導 辻2軍監督
(中スポ、名古屋ニッカン

◇川相内野守備走塁コーチ
<コーチデビューを果たし、ノックバットを握る。
投内連係終了後には選手を集めて呼びかける>
「練習のための練習ではなくて、
しびれるような舞台で
力が発揮できるような練習をしよう」

<コーチとしての感想は>
「練習のための練習ではなくて、
実戦のための練習をしてほしい。
その点はみんな意識して練習をやっていた。
一球をより大事にして練習してほしい」

<まだ勝手が違うのか、練習終了後には苦笑い>
「選手の時は動きまわれたけど、
コーチはじっとしていないといけないから腰が疲れた」
(中スポ、名古屋ニッカン

◇奈良原2軍内野守備走塁コーチ
<就任要請を受諾。秋季練習にコーチとして参加。
コーチとしての意気込みを口に>
「シーズン途中から
(日本ハムからトレードで)呼んでもらって、
あまり貢献できなかった。
でも、こういうチャンスをもらったので頑張りたい」

<先輩コーチや、選手の動きをじっくり監察>
「コーチがどういう動きをすればいいのか勉強です」
スポーツ報知名古屋ニッカン

この日から新しく就任した辻2軍監督
さらに今季現役を引退、内野守備コーチに就任した
川相、奈良原両コーチが初めての指導。
練習前に落合監督に紹介されて
選手にあいさつすると、精力的に動いていたようです。
コメントはないですが、辻2軍監督
内野手の併殺練習後に、
スローイングを指導するなど
名手の片りんを早くも披露していたようです。
まだまだ慣れないでしょうが、指導者も勉強
若竜たちをしっかり育ててほしいですね。


◇伊藤球団代表
<23年ぶりのナゴヤ球場での秋季練習。
初日いきなり900人のファンでにぎわい>
「こうやってたくさんのファンの人に
来てもらえると選手も励みになると思う」
中スポ

無料開放となった今回の秋季練習。
初日には、900人のファンが詰めかけたようです。

この日もオレ流ノックのときには、
「そんなんじゃレギュラー取れんぞ」
とヤジのような声援も送られ、
それに落合監督「その通り」
呼応する一幕もあったようですよ。
きょうも天気が良さそうなので、
ファンがさらに集まるのではないでしょうか。
ただ路上駐車もあったようで、その辺はまずいかも。


ミエからの話題。(4日)

川上ら13選手がオーバーホール
(名古屋ニッカン)

◇朝倉健太
<この日、オーバーホールに出発。
基本的には体の手入れを目的に>
「とにかくゆっくり休みたい。ゴルフも控えます。
やっぱり相当に疲れがたまっているから。
14日からは秋季練習に合流するまでは、
ちゃんと休んで、そこから体を動かします」
中スポ

秋季練習を免除された主力13選手が、
この日、三重県伊勢市のメナード青山リゾートでの
オーバーホールに入りました。

「休むときはすべてを忘れて、徹底的に休ませる」
落合監督の指示でマイカー使用が禁止され、
球団が用意した大型バスで
全員そろっての現地入りとなりました。

この日参加した13選手は、以下↓の通り。

山本昌、デニー友利、立浪、谷繁、井上、岩瀬、
岡本、井端、川上、平井、福留、荒木、朝倉

(おそらく年齢順)

期間は13日まで完全休養を取る予定。
なお14日からは入れ替わりで
鈴木、森野、渡邉選手ら数人がオーバーホールに入ります。

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