休日竜の話題とフェニックス・リーグ開幕。
レギュラーシーズンを7日に終えたドラゴンズ。
この日、1軍は完全休養日となり、13日からの
クライマックズシリーズに備えて、英気を養ったもよう。
また2軍の教育リーグ『フェニックス・リーグ』が開幕。
千葉ロッテに敗れ、初戦を飾ることはできませんでした。
ナゴヤからの話題。(8日)
◇英智
<右太もも裏痛で戦線離脱中。
クライマックスシリーズでの復帰に向け
ナゴヤ球場でティー打撃を行う>
「復帰時期? わかりません。
毎日1分1秒を無駄にせずに精いっぱいやっています。
やれることを精いっぱいやります」
(名古屋ニッカン)
◇平田良介
<前夜はプロ初の3安打猛打賞。
クルーンの158キロの直球を
中前に運ぶなどアピール度も高かったが>
「地上波ではテレビ中継をやっていなかったので
知り合いからの連絡は少しだけでした」
<この日は名古屋へ帰って休養。
当初はフェニックス・リーグに参加する予定だったが>
「行かなくてよくなりました。
明日(9日)ナゴヤドームで練習することになりました。
1軍の練習で一生けん命頑張ります」
(名古屋ニッカン、名古屋タイムズ)
◇新井良太
<7日の横浜戦では外野手として初スタメン。
4回、左ヒジに死球を受け、ベンチに退いたが、
初の左翼守備でカバーリングなどを無難にこなし>
「幅が広がると思うし、チャンスなんで頑張ります。
(外野は)チャンスがあればとファームで練習していた。
下手なんですけど下手なりになんとかやれたと思います」
<その夜はアイシング治療を行い、軽傷を強調。
きょう9日からの練習参加に意欲>
「僕は打撃でアピールしないと。
(死球を受けた左ひじは)もう全然、大丈夫ですよ。
僕は痛いとかそんなことを言っている
立場じゃあないので…。病は気からですよ。
痛みはないです。明日からはバリバリです。
せっかくのチャンスなんで頑張りたい」
(スポニチ名古屋、名古屋タイムズ)
◇タイロン・ウッズ
<横浜市内の選手宿舎を後にした際、
13日開幕のCSに向け、不振からの復活を誓う>
「調子自体はよくなっているんだ。大丈夫だよ」
<韓国・斗山(ドゥザン)時代に
トーナメント式のポスト・シーズンを経験>
「よく打っていると思うよ。
韓国シリーズではMVPを取ったこともある。
確か3発か4発(6戦で4発)打ったな」
<9日からの全体練習では特打も辞さない構え>
「開幕までハードに打ち込みをしようと思っているんだ。
2日前にオチアイサン(落合監督)から
悪いところを教えてもらったから、それを直そうと思う。
前半戦はたくさんホームラン打てたけど、
後半戦で勝負を避けられるようになって、おかしくなったんだ。
森野の調子もいいし、相手が逃げなければ、
ホームランも打つ自信はあるよ」
(中スポ)
◇田中監督付スコアラー
<この日開幕したパ・リーグのCS第1ステージに
2人のスコアラーを派遣>
「佐藤秀樹(広島担当)と、
矢口(パ・リーグ担当)の2人を見に行かせたよ。
佐藤秀樹は最初に手が空いたこともあるからね」
<阪神担当の井本、巨人担当の前田両スコアラーを
宮崎でのフェニックス・リーグに派遣せず、
引き続きチーム本隊につき、チェックさせることに>
「選手がフェニックス・リーグにいくかもしれないけど、
宮崎は天気がよくないらしいし
(打者なら)1、2打席しか立たないだろうし、
調整を見に行ってもね。宮崎には行かせない。
今までの分があるから(宮崎に)行かなくてもいい」
(中スポ、スポーツ報知)
◇立浪和義
<来季の現役続行に意欲を見せる。
シーズン代打打点で歴代2位となる27打点を記録。
30のプロ野球記録には届かなかったが>
「来年に向けてまたいい目標ができるでしょう。
来季もプレー? そういう気持ちで」
<代打専任としての1年間を振り返り>
「これ(代打)はこれでたいへんなんですよ。
グローブを持たない野球選手というのはね。
1本1本のヒットがチームにとって大きいわけですから」
(名古屋ニッカン)
◇西川球団社長
<立浪の代打での活躍を高く評価。
現役続行は本人の意向を尊重する方針>
「役割をしっかり果たして、よくやってくれている」
(名古屋ニッカン)
◇井手編成担当
<立浪の現役続行に支障がないことを明言>
「代打として予想以上の十分すぎる数字だ。
本人が望めば、それを球団がどうこうすることはない」
(名古屋ニッカン)
この日のスポーツ各紙からのコメントを
まとめてみましたが、その中で目を引いたのはこちら↓
9月26日の東京ドームでの巨人戦の走塁中に負傷、
右太もも裏痛で登録抹消された英智が、
この日、ナゴヤ球場でティー打撃を行ったもよう。
復帰時期はわからないとはいうものの、
やれることをしっかりやっているという英智。
外野手が手薄だけに、できれば復帰してほしいところですが…。
また今季、代打で75打数23安打の打率.307、
2本塁打の成績を残したミスタードラゴンズ・立浪。
(シーズン通算は.275、2本塁打、31打点)
21年目となる来季の現役続行へ意欲を示したそうです。
球団側も立浪の現役続行に支障がなく、あくまで本人の意向を尊重。
単年で契約更改する方向とのこと。
今季は一度も守備につかず、代打専門。
それでも類い希なる集中力で、存在感を示した背番号3。
特に引退するという理由も見当たらないですし、
当然続けるだろうとは思っていますが、やはりうれしいですね。
この選手には、昌さん同様『日本一』を経験させてあげたい。
それが自らのバットで今季実現すれば、なお良い限りですが。
まずは来るべくクライマックスシリーズに
全力を注ぐ立浪。そのバットに期待したいですね。
◆福留孝介
<ナゴヤ球場室内練習場でのリハビリで、
右ひじ手術後初のキャッチボールを行う。
ほぼ3カ月ぶり、10メートルほどの短い距離だったが
順調に回復していることを示唆>
「長い時間をかけて(米国で指示された)
プログラムに従ってやってきた中で、
予定通りといえば予定通り。これで次の段階に進める。
普通のことを普通にやるのが、こんなにたいへんだとは…。
ひじに違和感は特にない。状態を見ながら、進めて行くつもり」
<打撃練習再開について、当分は封印>
「もう少し後からになるでしょう」
(「孝介日記」№85、中スポ、スポニチ名古屋、名古屋ニッカン)
◆西川球団社長
<フリーエージェント(FA)権を取得する見込みの
福留の引き留め交渉を近日中にも開始。
流出を断固阻止すべく、本腰を入れ始めることに>
「福留君は残ってもらいたい選手であり、
球団として引き留める方針です。
その方針は、既に本人にも伝えてある。
交渉のスケジュールは(伊藤球団)代表と
(井手)編成担当に任せています。
それが決まれば、球団の査定などを見ながら
条件面などについても話し合っていくことになるでしょう。
主力の(交渉)日程は私の耳にも入るでしょうし、
必要とあれば私が出ることもあります」
(中スポ)
右ひじ遊離軟骨除去手術を受け
リハビリ中の福留が、
この日からキャッチボールを再開。
ストレッチ、軽いランニング、
ダッシュの後、
安藤トレーナー相手に
10メートルの間隔を
7分間で約30球。
実戦の送球とはほど遠い内容とはいうものの、
順調な回復ぶりを示したもよう。
また今オフFA権を取得する見込みの
福留に対し、球団側も本格的な引き留め交渉を
近日にもスタートさせることが明らかに。
今朝のデイリーの見出しには、
「中日と決別…FA権を行使へ」と書かれていた福留。
どこまで本気かは定かではないですが、
『球団の宝』だけにぜひとも残竜させたいところ。
球団首脳の引き留め策が功を奏すのか、今後に注目です。
今日の公示。(8日)
◆セ・リーグ
【出場選手登録抹消】
▼中日 清水将海捕手、柳田殖生内野手
(共同通信社)
この日、清水将海と柳田が登録を抹消されました。
ここ2試合を見てきましたが、ともに打撃が低調。
てこ入れをしなくてはいけない打線なだけに
この調子ではCSに向けての帯同は、やや厳しいかも。
柳田については、フェニックス・リーグの出場選手に
登録されていますが、清水将海の方は未定。
代わっては外野手が上がってくるのではと思われます。
若竜からの話題。(8日)
◆フェニックス・リーグ
中日-千葉ロッテ
(8日・生目の杜第2野球場)
M 104 000 100 =6
D 000 003 000 =3
[敗] 佐藤充
[D本] 西川
[D投] 佐藤充、佐藤亮太、齊藤
(公式HP、フェニックス・リーグ特設)
【ゲームレビュー】
先発・佐藤充が序盤から捕まり大量失点。
初回、1死満塁から細谷圭の犠飛で1点を先行されると
3回、1死満塁から細谷の走者一掃の三塁打、
さらに失策なども絡み4失点。
思ったような投球ができず、佐藤充は5回で降板。
7回1死一塁から2番手・佐藤亮太が
細谷の二塁打を打たれ追加点を許すと、
攻撃陣は6回、西川のライトへの3ランのみで、6-3と完敗。
(公式HPより)
●西川明
<『6番・二塁手』で先発出場。
6回2死一、二塁から右翼ポール際に
ライナーで突き刺す追撃の3ランを放つ>
「(打ったのは)真ん中高め(ストレート)です。
自分が好きなところだったので。
ボール球だったけどうまくたたけました」
<今季は目標の1軍出場も果たせなかったが、
フェニックス・リーグを来季への飛躍のきっかけに>
「1軍でやれるように、しっかり練習して自信をつけていきたい」
(中スポ)
●佐藤充
<今季のリーグ『開幕投手』を務めたが、
5回を投げ、5安打5失点(自責4)と結果を残せず>
「試合で結果が出ないんでは…。
どうしてもボールが先行して…。
先発の役目をしっかり果たさないといけないです。
後半のように初めからテンポ良くいかないと。
次投げさせてもらえるように修正したい」
(公式HP、中スポ)
●辻2軍監督
<育成するために秋季教育リーグ初戦から
先発起用した西川に期待を寄せる>
「初めの試合で結果を出したのであしたも使いたいと思う。
守備、打撃で全体的なレベルアップが求められるが、
打つ方でいいものを持っている。
足も速い方だし、やらしいバッターになってくれれば」
<1軍の落合監督がCS直前に、
外野手の入れ替えの可能性を示唆したが>
「上(1軍)は外野手が当然必要だから、
いつ呼ばれてもいいように調整をさせておかないといけない」
(中スポ)
◆竹下哲史
<フェニックス・リーグに不参加でナゴヤに残留。
故障もないだけに『戦力外』という言葉がも浮かぶが>
「何も言われていませんが、
今できることを精いっぱいやっておきます」
(中スポ<ドラ番記者>)
14球団が参加して行われる秋季教育リーグの
『フェニックス・リーグ』がこの日開幕。
ドラゴンズは宮崎県・生目の杜第2野球場で、
千葉ロッテとの対戦となりましたが、
先発・佐藤充が打ち込まれ、3回までに5失点。
バランス良く投げるため、常にセットでの投球だったようですが、
効果が出ず、ボールが先行してしまいました。
このところで調子を上げてきていただけに
本人的にもショックな登板となったもよう。
一方、打線ではルーキーの西川が3ランを含む2打数2安打。
辻2軍監督のスタメン起用に応える活躍を見せました。
キャンプ、オープン戦では目立っていた西川でしたが、
ウエスタンでは56試合に出場も
森岡の控えとして、ベンチにいた印象が大。
ぜひともこのリーグをきっかけに飛躍を期待します。
また落合監督がCS直前に、入れ替えの可能性を示唆した外野手。
この日は、3番・レフトで井上、4番・ライトで堂上剛裕、
さらに5番・センターで中村公治がそろって先発フル出場。
しかし安打は、中村公治のたった1本のみと奮わず、
試合後は井上、中村公治が約1時間半の特打を行ったとのこと。
次戦以降アピールが出来るのか、注目です。