ミラクル!若竜、ファーム日本一!!
中日サヨナラで3度目V ファーム日本選手権
「ファーム日本選手権」
中日 4X-3 北海道日本ハム ○遠藤
まさに奇跡の9回一死からの連打での大逆転劇!
ドラゴンズ予備軍、ファーム日本選手権を制し、
佐藤道郎監督、今季3度目の胴上げとなりました。
先発は、朝倉健太と、浦学出身の須永。
ドラゴンズは、ファームとはいえ、
さすが57人の選手が一軍に上がっただけあって、
メンバーも豪華!クリーンアップも
3番・関川、4番・森章剛、5番・筒井壮となった。
先制したのは、北海道日本ハム。
2回、藤島が四球で出ると、続く小谷野が高目のストレートを
真芯で当て、打球はセンターフェンス直撃のスリーベース!
中村が処理を誤る間に、藤島が一気にホームイン!
朝倉は、無死3塁のピンチを迎えるが、
ここは貫禄で、田中、飯山を連続三振にとる。
實松を敬遠し、須永はレフトフライで1点で止めた。
しかし続く3回にも阿久根にライトへ一発を浴びてしまう。
わずか2安打だが、それが得点に結びつく不運。
その後も味方のエラーで、何度かピンチを招くが、
球威のあるストレートとフォークで、しっかり踏ん張り、
6回を2安打2失点でマウンドを降りた。
その一方で打線は、若干18歳のルーキーながら
イースタンで10勝している須永に苦しんだ。
ストレートとスライダー、若干のカーブしか
球種はないが腕が良く振れていて、緩急も抜群!
まさにシーズン以上の投球をされてしまった。
7回にニ番手の紀藤が、ハムの繋ぐ攻撃に1点を失うが、
8、9回は、三番手の遠藤がしっかり三者凡退で締めて
いよいよ最終回を迎えた。
須永は、8回まで86球、こちらもわずか2安打の好投。
このままでは何も出来ないまま、完封されて、
日本一を鎌ヶ谷へ持っていかれてしまう。
しかし、ドラゴンズは決してあきらめてはいなかった!
9回、代打・清水は、ショートゴロに倒れるが、
トップに返り、仲澤が三遊間を破って出塁!
続くベテラン・酒井が得意の右打ちで1、2塁。
ここで迎えるは、我らが関さん・関川浩一!
3打席の凡退がウソのように、初球をライト前にタイムリー!
見事な三連打で、好投していた須永を降板させた。
代わってマウンドには、ハムのクローザー・関根があがった。
しかしドラゴンズの反撃はまだ続く!
森が良く選んで、一死満塁。
一打同点もしくはサヨナラのチャンスとなる。
迎えるは、プレーオフの近鉄戦で活躍した筒井壮。
バットに願いを込め、初球をセンター返し!
二者生還で3-3の同点となった!
なおも一死1、2塁で今度はサヨナラ胴上げのチャンス!
もはや押せ押せのゲームを決めたのは、
代打で登場した土谷鉄平だった!
3球目をはじき返すと、右中間を抜けていく!
この回一挙4点、奇跡のサヨナラヒットとなった!
グランドでは、ヒーローの土谷に手荒い祝福!
どつかれ蹴られとナインにもみくちゃにされていた。
そして今季3度目(後期V、プレーオフ、日本一)の
佐藤監督の胴上げとなり、三度宙に舞った!
そして土谷も胴上げされたが、地面に落とされた。
最優秀選手には土谷が選ばれ、賞金100万円を獲得した。
ほとんど完封負け状態だったのに、
諦めない姿勢が今回のミラクルに繋がったと思います。
それにしてもドラマティック!
一軍の日本一に向けて、幸先が良い出来事になりました。
さぁ、次は一軍の番だ!
西武が予想外にも王手をかけ、明日にも相手が決まります。
10日からの残り2試合、気合を入れて頑張って欲しいです。
PS サンマリンスタジアムは内外野天然芝で
とてもきれいな球場でした。
宮城球場がこんなのだったらよかったのにと少し思いました。
優勝おめでとうございます。
兄貴を見習ったのか、ドラゴンズらしい?勝ち方でしたね。
9回の連打も見事でしたが、
勝ち投手になった遠藤投手もすばらしいピッチングだったようですね。
今日の試合で関さんが胴上げされなかったのに、少し安心したのですが…。
投稿: Copland | 2004年10月10日 (日) 05時56分
遠藤投手の好投は、佐藤監督もほめてましたね。
関さんも1安打、頑張ってくれました。
胴上げもされそうでしたが、無くて安心しました。
自分的には、久々にみた酒井選手の右打ちと
阿久根選手のアゴが印象的でした。
投稿: Toshikichi | 2004年10月10日 (日) 22時58分