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2004年11月 7日 (日)

川相昌弘、永遠のベースボールキッド

川相さん、いろいろ教えられました。

6日の夜にNHK BS1で放送された

ドキュメントスポーツ大陸

「川相昌弘 40歳のベースボールキッド」
を観ました。

自分にとって、とても参考になりました。

番組の内容としては、

今季、リーグ優勝を果たした中日では、

川相選手は、選手としては20試合余りだが、

若手選手の手本として、優勝を縁の下から支えてきた。

川相選手のプロ野球選手としてのプライド

そしてひたむきな情熱

シーズン中、日本シリーズ前、そして直後と、

トータル6時間を超えるロングインタビュー

貴重な映像を基に作られたものでした。

川相選手は、フリーバッティングでは、

バントの練習から始め、

時には自分の持ち時間の1/3にもなるそうです。

その後もバント用のゲージでさらに練習。

代打でのバントを自ら「ピンチバント」と呼んでいます。

成功して当たり前の状況で決めるコツは、

「様々な状況のなかでこの辺に転がしさえすれば、

成功するだろうという場所を探し、そこへすれば良い。」

と考えれば気持ちが楽になるそうです。

そして相手に与える27のアウトのうちで、

どうせ同じアウトでも

ただで死んでいるアウトではないという、

勝つための手段という気持ちで

バントをしているそうです。

また川相選手は、自身の年齢による衰え

実戦感覚から遠ざかっていく不安を取り除くには、

試合前には、多いくらいに練習することと、

試合中で守るところと同じ場所に立ち、

その守備位置からの「景色」

頭にインプットしておく事が

大事なのだと話していました。

バントや鉄壁守備を始めとする

今季の中日の細かい野球の基礎を

作ってきた陰には

去年まで敵として見てきた川相選手

「外からの目線による」細かなアドバイス

たくさん活きていました。

例えば、送りバントがそれまで

うまくいかなかった井端には、

「左手のバットの握りをグリップエンドから

少し余らして短く持つと、バランスがよくなり、

バントが思ったところに決められる。」

ダブルプレーでの一塁への送球が

良くないことが多かった荒木には、

「滑り込んでくる走者をよけずに

二塁ベース上にとどまって送球すること。」

また代打の切り札・大西には、

「打たなきゃ打たなきゃと思っていても、

そう簡単には打てない。」
と落ち着かせ、

英智には、打撃や守備での心理状態、

野球は「メンタルなスポーツ」ということを

教えてくれる、先生の様な存在だったといいます。

さらに西武との日本シリーズでも、

対戦前に、相手投手の配球、クセなどを

細かく念入りに記していた、

「2004~ 川相」と書かれたメモ帳が、

代打陣にまた外国人にとても役に立ったそうです。

まさしく監督やコーチと違う、

現役プレーヤーとして、

一番現場に近い立場からの生々しいアドバイスが

活きていたのだと思いました。

日本シリーズには惜しくも敗れてしまいましたが、

今季の優勝という結果に満足しないて、

続けて勝てるチームにしていきたいという川相選手

日本シリーズで勝てなかったことでより一層、

来季もやる気満々になって来ているそうです。

まだまだ野球が上手くなりたいという

川相選手も、来季でついに23年目!

しかし、あなたの力がまだまだ必要です!

来季もその次もボロボロになるまで、熱い情熱で、

さらに頑張ってほしいと思いました!




コメント

川相さんの入団は今の中日選手にとっていろいろな意味で大きかったですね。
地味ですが必要な力です。

ノマーさん
この番組を観て、いかに川相選手が
陰ながら貢献していたかわかりました。
Gからテストを受けに来た川相選手を
採用した落合監督の狙いも、
そういう所にあったのでしょうね。
来季も頑張ってほしいです。

川相選手関連の記事でリンクを貼らせて頂きました。
自分は見てないので、参考になりました。

Coplandさん
ありがとうございます。
自分もとても参考になりました。
川相選手の現場の選手として視点からの
アドバイスはとても大きかったと思いますね。

今朝(12月12日)、たまたまテレビをつけたらNHK総合でこの番組らしきものをやっていたので見ました。川相選手は読売時代から、中日の各選手を見ていたんだなあと、感心してしまいました。(中日だけじゃなく、ずっと各球団を研究していたんですね…)
来年も現役で中日でがんばってくれる川相選手を今年以上に応援したいですね。

ずたたんさん
シリーズでも役に立った「川相メモ」。
川相選手の眼というのはスゴイです。
プロたる者、しっかり相手を研究しなくては
食べてはいけないのだなと感じました。

この記事へのコメントは終了しました。

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