力皇、絶対王者から殊勲のフォール勝ち!
NOAH 11.28札幌メディアパーク・スピカ大会
目玉は、ヘビーとジュニアの選手がタッグを組み、
2日間に渡って8チームが優勝を競う、
「2days Tag Team Tournament atスピカ」
決勝戦は、斎藤・杉浦組を豪腕ラリアットで沈めた、
優勝候補の小橋建太・KENTA組と
秋山・金丸組を一瞬の丸め込みで破った、
力皇猛、丸藤正道組との対決となった。
序盤は、準決勝で猛攻を食らった、
丸藤のダメージが大きく、
小橋組が有利に闘いを進めていく。
開始5分までは力皇がローンバトルでつかまり、
その後は丸藤が攻められ、フラフラの状態。
ただ一瞬のひらめきからか、
場外で力皇がKENTAをパワーボムの体勢で上げ、
エプロンから丸藤が不知火を仕掛けるという
合体技などで徐々にチャンスを掴んでいく。
一方、小橋が様々なバリエーションの
逆水平を決めたり、
KENTAが、跳びヒザでフラフラの丸藤を
追いつめるも決められない。
次第に丸藤も体力が戻ってきた。
勝負の分かれ目は、20分前後。
小橋が丸藤をハーフネルソンで投げ、
切り札の豪腕ラリアットを狙う。
しかし丸藤はかわしてヒザへキック。
またもラリアット、かわす丸藤、またもヒザへキック。
そしてドラゴンズスクリューで倒す。
20分経過、タッチを受けた力皇が小橋へラリアット。
逆にコーナーに追いつめた小橋はケサ斬り4連発!
そして今度は力皇へハーフネルソン!
連発と思いきや、後ろから丸藤がトラースキック。
そして小橋に不知火敢行!
さらに力皇がパワーボムの体勢で高く上げ、
丸藤がトップロープに上がり、
秘密兵器の雪崩式の合体不知火!
なんとかKENTAがカットに入るが、場外へ落とされ、
丸藤がプランチャー!これでKENTAが戦闘不能に。
小橋はなんとか立ち上がり、
逆水平で反撃するも力は弱い。
豪腕ラリアットを仕掛けるも、
力皇にキックでかわされ、
逆に落差のあるパワーボムを食らってしまう。
さらに力皇が、怒濤の攻め!
トップロープに上がり、ダイビングボディプレス!
これも小橋が間一髪で肩をあげ、カウント2.9。
この時点で、力皇の勝ちたいという気持ちが
絶対王者のそれを完全に上回った!
左腕でラリアットを決め、
最後は新必殺技の無双が炸裂!
小橋返せず、まさかの3カウント!
「絶対王者」からピンフォールを奪った!
優勝となり、抱き合って喜ぶ力皇と丸藤!
しばらく起きあがれなかった小橋もやられたという表情。
会場からはリキコール!
喜ぶ力皇は、かなり興奮気味!
激闘の2試合をこなし、さらにGHC王者から3カウント。
すごい自信になっただろう。
インタビュールームでは、
力皇「いやぁもう、ダメだ。何も考えられない。」
丸藤「リキさんがいたから2試合勝てた。うれしいです。」
そして両者ともこの勝利が、
「来年シングルを狙う上で価値ある勝利」で
今までの壁を破り、新しい波が出来るだろうと語った。
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それにしても、最後の怒濤の展開は凄かったです。
力皇が小橋からピンを奪ったときは、口あんぐりでした。
一種のひらめきも良い方向に出たし、
小橋組を完全に分断したことも大きかった。
絶妙なタッグだったから、小橋に勝てたのでしょう。
小橋もピンフォール負けは久々(1年1カ月ぶり)でしょうし、
12.4のタイトル戦に向け、良い刺激になったと思います。
力皇は、来年早々にでもタイトル戦線に殴り込めるかも。
もちろん白の王者、丸藤も絡んで
一つの流れが出来そうな気がしますね。
ただその前には12.4横浜文体。
GHCの3大タイトル戦に注目したいと思います。
丸藤は白GHCにふさわしい活躍でした。
このベルトの争奪を面白くして欲しいと思います。
個人的には、森嶋、高山の復帰を待ち望んでますが、
先日の新日で見た限りでは、高山はやばそうでした。
このまま・・・ならなければいいのですが。
投稿: あまるな! | 2004年11月30日 (火) 14時56分
あまるな!さん
高山選手は、大きくて、強くて、
そして頭がキレて、トークがうまい、
まさに「プロレスラーの鏡」だと思っています。
ここで・・となるともったいないですよ。
森嶋選手も復活希望!
あのバックドロップをまた魅せてほしい!
両者の回復が本当に待たれます。
投稿: Toshikichi | 2004年11月30日 (火) 23時02分