落合監督、「来季頑張る」
いよいよセ・リーグもクライマックス。
今夜こそ本当に負けられないドラゴンズ。
昨年の王者としての最後の意地を見せるべく、
横浜との一戦に挑みます。
果たして、ドラゴンズの意地が勝るのか?
それとも5割まであと1勝に燃える
横浜の執念が勝るのか、結果はいかに?
| ◇横浜-中日 21回戦 (29日・横浜スタジアム) |
| D 000 003 100 1 = 5 |
| B 200 100 100 0 = 4 |
| [勝] 鈴木(5勝3敗) [S]岩瀬(1勝2敗44S) |
| [D本] なし |
横浜先発は、中7日で斎藤隆。
その立ち上がり、二死から福留が
詰まりながらもライト前に、
続くウッズもセンター前ヒットで
1、3塁のチャンスをつくりますが、
アレックスがサードライナーで無得点。
一方、ドラゴンズの先発は、中9日で佐藤充。
今季2度目の登板となりました。
本来は中4日で巨人戦の先発予定だった佐藤。
しかし右ヒジの炎症が引かず、
登板がこの日に伸びてしまったそうです。
立ち上がり、やや制球が不安定。
先頭の石井琢朗を四球で出すと、
続く内川の送りバントと金城の遊ゴロで
二死として、迎えるは、4番・佐伯。
1-1からの3球目、内角高目のストレートを叩かれると、
高くあがった打球は、右中間スタンドへ!
先制2ランホームラン!
あっという間に佐藤は点を失ってしまいました。
2回以降は落ち着いたかにみえた佐藤でしたが、
4回ウラ、先頭の金城をセンター前で出すと、
再び佐伯を迎えます。
今回もすべてストレートの配球。
2-2からの5球目を真ん中高目を、今度はセンターへ!
アレックスが背走して、ジャンプするも
その上のフェンスに当たって、跳ね返ります。
その間に金城が一気にホームイン。
佐伯ひとりにやられてしまい、3-0。
続く多村にも甘いカーブを捉えられセンター前へ。
さらに種田の時にワイルドピッチ。
ノーアウト2、3塁とややアップアップ状態と
なってしまいますが、ここから踏ん張ります。
種田を内角高目のストレートで空振り三振。
村田を一塁ファウルフライ。
続く相川を敬遠して、満塁策をとるも、
斎藤隆をセカンドゴロにとり、
さらなる追加点は凌ぎました。
そして5回ウラ、二死から金城に
詰まりながらもセンター前に運ばれて、
佐伯との3度目の対決を迎えます。
やはりストレートで向かっていく佐藤。
しかし、さすがに最後は外へのフォーク。
一ゴロにとって、ようやく抑えました。
斎藤隆のベテランらしい投球の前に
5回まで4安打無得点に抑えられていたドラゴンズ。
ようやく6回に目を覚まします。
この回先頭の福留が詰まりながらも
ショート後方に落ちるヒットで出ると、
ウッズも続き、セカンド右を抜くヒット。
1、2塁のチャンスをつくります。
ここでアレックスが外よりのスライダーをとらえ、
三遊間を抜くタイムリー!
ようやく1点を返します。
なおも1、2塁で迎えるは、森野。
しかし打たされて、セカンドゴロ。
4-6-3の併殺となると思いきや、
焦った石井琢朗が、一塁に悪送球!
ウッズが一気にホームインして、1点差に。
動揺する斎藤隆から、井上が一二塁間を抜き、
一死1、3塁とチャンスを広げると、
谷繁がきっちりレフトへ犠牲フライ。
ソツのない攻撃で、3-3の同点に追いつきました。
同点となって佐藤は続投に。
今季最長となる6回も二死から、
村田にヒットを打たれますが、
続く相川を空振り三振に取ります。
結局6回、108球を投げ、
6安打5三振2四球3失点で降板となりました。
何とか佐藤に勝ち星をつけてあげたい7回、
勝負球が若干甘くなって来た斉藤隆を再び捉えます。
この回先頭の荒木がライト前ヒットで出ると、
続く井端がきっちり遊ゴロ。
ランエンドヒットで荒木は2塁に進みます。
福留は勝負を避けられ、ストレートの四球。
一死1、2塁で、4番・ウッズを迎えます。
横浜はここで斎藤隆から木塚にスイッチ。
2-2からの5球目、内角へのストレートを
強く引っ張ると、早い打球がレフト線に落ちます。
荒木がホームインして、4-3。
ドラゴンズがついに勝ち越しに成功しました。
1点リードで迎えた7回ウラ、
この回からは、2番手の岡本がマウンドへ。
先頭の木塚の代打・古木は三振に取りますが、
石井琢朗にレフト前に運ばれると、
続く内川にはフォークを体勢を崩しながらも
当てられ、がら空きの三遊間を抜かれてしまい、
1、2塁とピンチを迎えてしまいます。
ここで迎えるは、この日2安打の金城。
見逃せばボールという外角低目のフォークを
巧く拾われて、ショート後方に落とすヒット。
ややアンラッキーな3連打で、
同点に追いつかれてしまいました。
4-4で迎えた9回、
横浜の4番手は、最速男・クルーンが登板。
しかし負けられないドラゴンズは、
そのクルーンからチャンスを作ります。
先頭の荒木がセンター前ヒットで出ると、
続く井端の遊ゴロで2塁に進みます。
福留が四球を選んで、1、2塁。
続くウッズはフォークで空振り三振に倒れますが、
ドラゴンズはここでダブルスチール!
2、3塁として、アレックスを迎えます。
勝ち越しの期待がかかりましたが、
フォークに空振り三振。
クルーンに踏ん張られてしまい、結局この回は0。
9回ウラは、4番手の鈴木が三者凡退に取って、
ゲームは、延長戦へ進みます。
そして10回、ドラゴンズが見事な攻めを見せます。
マウンドは、そのままクルーン。
先頭は、速いストレートに強い森野。
154キロのストレートを打ち返すと、
左中間へのツーベース。
チャンスを作り出します。
ドラゴンズはここで、代打・川相昌弘。
そして森野の代走に英智を送ります。
シチュエーションは、もちろんバント。
バントの構えで見送り0-2からの3球目。
154キロの内角高目のストレートを
きっちり一塁方向へ、職人技で送ります。
一死3塁で迎えるは、谷繁。
横浜内野陣は、バックホーム体勢。
初球、ボールを大きく空振りします。
1-0となって迎えた2球目、
156キロ、真ん中高目のボールをなんとスクイズ!
鮮やかに決まって、英智がホームイン!
ドラゴンズ、勝ち越しに成功します。
ベンチに戻った谷繁は、まさにしてやったりの笑顔。
対する横浜内野陣は、ただ呆然とするばかりでした。
5-4と勝ち越した10回ウラは、
当然、守護神・岩瀬がマウンドへ。
佐伯、多村を連続三振、そして種田をきっちり
ショートゴロに取って、ゲームセット。
延長戦の末、勝利を収めたドラゴンズ。
岩瀬はこれで、44セーブ目。
日本記録まで、あと1と迫りました。
残念ながら今夜、連覇の夢が潰えてしまいました。
ハマスタのスコアボードにも8回開始時に
「終了 神 5-1 巨」の文字が。
しかしそれでも手を抜かず、勝負に徹したドラゴンズ。
ランエンドヒット、ダブルスチール、そしてスクイズと駆使し、
10回も実に、ドラゴンズらしい点の奪い方でした。
実質、ペナントレースは終わってしまい、
明日からの7試合は、2年ぶりの消化試合になりますが、
来季につながるゲームをファンに見せてもらいたいと思います。
もちろん、ドラゴンズを応援していきますよ!
PS 今夜のビクトリーラン!
○谷繁元信
<勝ち越しのスクイズについて>
「うまく決まってよかったです。
ベンチからの指示ですがとにかく
バットに当たってくれと思っていました。
シーズン最後までみんな精一杯戦います。
また来年に向けて今から
スタートを切ってがんばります。」
<6回の犠牲フライについて>
「打ったのはストレート、最低限の仕事ですね。」
<決勝点となったスクイズについて>
「1球目はサインでした。
うまく決められたと思います。
また来年に向けて頑張っていきたいと思います。」
○アレックス・オチョア
<6回のタイムリーについて>
「打ったのはスライダー、
ランナーを返すように集中力をもって打ったよ。
いいところを抜けてくれたね。」
○タイロン・ウッズ
<7回のタイムリーツーベースで2年連続の100打点。
福留と合わせ、球団史上初めての『100打点コンビ』が誕生>
「強く振ることだけ心がけていたんだ。
2人ともそういう成績を残せたってことは、
とても素晴らしいと思うし、うれしいよ。
でも、優勝を逃したことはすごく残念だ。
来年も同じような成績を残して、勝つ。
それがボクの気持ちだよ。」
○福留孝介
<6回、アレックスのタイムリーで
追撃のホームを踏み99得点目、100得点に王手>
「最後まで応援してくれるファンがいる。
残り試合、ケガをすることなく、
記録も含めてちゃんとしたものを
ファンにみせていきたいと思う。」
○佐藤充
「今日は自分のミスで点を取られてしまったので、
野手の方に申し訳なかったです。
皆さんに助けられて、何とかゲームは
作れてよかったのですが、
点を取られたのは全部自分のミスなので、
しっかり反省して、次に生かしたいと思います。」
○岩瀬仁紀
<10回1イニングを三者凡退で締めて
今季44セーブ目、プロ野球記録に王手>
「記録に王手?
最後まで一生懸命にやることには、
変わりがないが、目標にして頑張りたい。」
○落合監督
<決勝点のスクイズは初球のフルスイングの
空振りがいい撒餌になりましたね>
「無警戒だったからな。」
<阪神の優勝について>
「知ってるよ、
(阪神のマジックナンバーが)ゼロになったんだろ。
今年のペナントはこれで終わったようなものだ。
明日から来年に向けた戦いになる。
誤算か? 何もない。
選手はある(持ってる)力は出せたと思うよ。
うちのチームに関して言えばな。
メンバーは、そうは変わらないよ。
(優勝に)足りないものは、これから探す。
これから分析してキャンプに備えるよ。」
<投手陣の整備に関する質問に対して>
「今いる奴で頑張ってもらうしかない。
来年、誰が出てくるかわからないよ。」
『投手を助けるのが打線、
打線を助けるのが投手。
お互いを助け合わなければいけないが、
そのバランスが崩れていた。』
(トーチュウ「セ界5球団敗戦の弁」より)
PSその2 今夜の渡邉選手。
10回ウラ、ファーストの守備で登場。
TVには、最後の種田の遊ゴロで、
井端からの送球を受けたところだけが映りました。
せめて紹介くらいはしてほしいです。
そんななか、今朝の中スポWeb<ドラ番記者>に
ややセンチメンタルな記事が...。
あまりによかったので、引用します。
29日の横浜スタジアム。
4年連続100試合出場まで2試合と迫っていた
渡辺と話をしていたときだった。
「今年はもう一段階、
上のことができなかったかなぁ」
昨季は先発も多く、
三井ゴールデングラブ賞も受賞したが、
今季はウッズの加入で守備固めでの出場が増えた。
渋く、堅実な守備を覚えている竜党も多いだろう。
「自分の役割は分かっていたから、
守備固めとかはできたと思う。でも…」
交流戦の序盤。ウッズの10試合出場停止中に
ほぼ先発で出場しながら、打率は2割前半と
勝利に貢献できなかった。それが悔しい。
「あのとき打っていたら、
もっと勝っていたかもしれない。
もう一段階、だったね…。」
入団以来、毎年の目標だった100試合出場は目前。
でも、いぶし銀の心にはぽっかりと穴があいている。
来季、36歳になる渡辺のリベンジに期待したい。
(中スポ)
しっかりと反省して、さらなる向上心。
まだまだベテランとしても、
やれること、やるべきことはたくさんあると思います。
心の穴を埋めるため、まずは100試合出場。
そして来季へ向けてしっかり鍛錬してほしいです!






10日間のお務めを終えて









