千葉ロッテマリーンズ、一気に31年ぶり日本一!
ロッテ4連勝で
31年ぶり日本一
ボビー「イチバンデス」
やりました!
千葉ロッテマリーンズ。
阪神を全く寄せ付けず、
一気に4タテ!
1974年以来という、
31年ぶり3度目の日本一となりました。
本当におめでとうございます!
3試合連続の2ケタ得点という圧倒的な強さで
マリーンズ3勝0敗で迎えた第4戦は、
セラフィニと杉山直久の先発で始まりました。
先制したのは、今夜もマリーンズ。
2回一死からフランコがライト線へのツーベースで出ると、
続く好調・今江がキャッチャーフライ。
迎えるは、前日スタメンから外れていたイ・スンヨプ。
カウント1-2からの4球目、
126キロ、内角高目のスライダーを叩くと、
文句なしにライトスタンドへ飛び込みます。
4試合連続の先制となる2ランとなりました。
もはや崖っぷちで
今夜こそ勝たなくてはいけない阪神は、
何とか反撃したいところですが、
2回は四球で出た矢野が牽制タッチアウト。
3回は赤星がセカンドエラーで出て、盗塁を成功させるも、
シーツのライトへライナー性の当たりを
フランコが回転しながらのナイスキャッチ!
相変わらずチャンスをいかせません。
このファインプレーで
流れはますますマリーンズに。
4回、そのフランコが四球で出ると、
今江が送ってノーアウト2塁。
ここで再び迎えるは、イ・スンヨプ。
阪神ベンチは杉山から左腕の能見篤史にスイッチ。
しかし、これが裏目に出てしまいます。
初球を狙っていたイ・スンヨプに対し、
140キロ、ど真ん中のストレート。
打球は左中間を抜くタイムリーツーベース!
3-0とさらに点差を広げます。
3点ビハインドとなった阪神、
4回ウラにシリーズ11-0の金本に
ようやく一二塁間を抜く初ヒットが出ますが、
今岡が5-4-3の併殺に倒れ、チャンスを潰すと、
5回ウラも、矢野のレフト前と関本の四球で
ノーアウト1、2塁とチャンスを作るも、
濱中が空振り三振、赤星の当たりもセカンド正面。
4-6-3と、またも併殺。
セラフィニが踏ん張り、得点を与えません。
ようやく甲子園が沸いたのが、6回ウラ。
シーツがセンター前ヒットで出ると、
続く金本が四球を選び、一死1、2塁。
ここでマリーンズは、セラフィニから小野伸吾にスイッチ。
迎えるは、このシリーズわずか1安打ながらも
セ・リーグ打点王の今岡。
詰まりながらもセンター前に落とし、
初めてタイムリーで阪神が得点が入りました。
さらに続く桧山の当たりがイレギュラーして
セカンドが弾き、ライト前へ。2点目が入ります。
1点差となりますが、
ここは小野が踏ん張ります。
続く矢野を内角のシュートで
6-6-3とこの日3つ目の併殺に取って、
同点のピンチを食い止めました。
1点差となった阪神は、
7回からは5番手に藤川を投入、
2イニングをピシャと抑え、同点の機運が高まりますが、
マリーンズのYFKも負けてはいません。
7回は藤田が三者凡退に取ると、
8回は薮田が先頭の鳥谷を四球で出すも、
続くシーツの送りバントがピッチャーフライに。
これで落ち着いた薮田は、金本をフォークで空振り三振。
今岡も外角のストレートで見送り三振に。
ついに1点差のまま、最終回を迎えます。
マウンドに上がるは、守護神・小林雅英。
今シリーズ4戦目にして、大事な場面での登板となった
小林雅英は、やはり硬くなっていました。
先頭の片岡をストレートの四球で出し、
プレーオフ第2ステージのあのシーンが頭をよぎります。
しかし続く矢野がバントを打ち上げてしまい、小フライに。
ダッシュしてきた今江が掴むと、1塁へ。
飛び出していた代走・久慈が戻れず、まさかの併殺に。
一気に日本一まであと1人となったマリーンズ。
落ち着きを取り戻した小林雅英が
最後は、藤本をフォークで空振り三振に取ってゲームセット!
マウンド上で抱き合うバッテリー、
遅れて3塁ベンチから出てきたバレンタイン監督は、
選手・スタッフとハイタッチや抱き合ったあと、
マリーンズナインの手で3回、宙に舞いました。
◇2005 日本シリーズ 阪神-ロッテ 第4戦 (26日・甲子園球場) |
M 020 100 000 = 3 |
T 000 020 000 = 2 |
[勝]セラフィニ(1勝) [S]小林雅英 (1S) |
[M本]イ・スンヨプ3号2ラン |
それにしても、一気に決めましたね。
さすがに今夜は、接戦となりましたが、
マリーンズ、今夜も強かったです。
このシリーズ、常に自分たちのペースで
慌てずに戦っていたのが目立ちました。
清水直行、渡辺俊介、小林宏之
そして今夜のセラフィニと
4試合すべて先発投手がしっかりゲームが作り、
打者陣が楽な気持ちで打席に入り、
しっかり繋いでビッグイニングを作っていた印象でした。
特に第1戦目から8打席連続安打の新記録など
15試合10安打で、シリーズMVPとなった
今江などは本当に楽しそうにのびのび戦っていましたね。
怖いモノ知らずのチームカラー。
その裏ではしっかりデータを重視し、
相性や調子に応じて打線を臨機応変に
組み替えてきたボビーマジック。
勢いだけでないマリーンズ野球の強さを感じました。
対する阪神は、最後までペースを握れませんでした。
こんなチームになってしまったのは、
決して日程だけの理由ではないと思います。
ただショックは大きいでしょう。
「そのチームはイチバンです!」
バレンタイン監督はこう言いました。
確かに今季のマリーンズは強かったです。
アジアシリーズ、日本代表として頑張って下さい。
○ボビー・バレンタイン監督
<今の気持ちから教えてください>
「I feel wonderful、
(日本語で)素晴らしいですね。
これは一番です、素晴らしいですね、
そのチームは一番です!」
<今日のゲームについて振り返ってください>
「素晴らしい試合でした。
セントラルリーグチャンピオンの
阪神タイガースらしい野球を今日は見せていただき、
ホントに最後まで苦しみましたけども、
チャンピオン同士いい戦いが出来て、
最後は我々が勝利を手にすることができました。」
<4連勝と相手を圧倒しました。
勝てた要因はなんでしょうか?>
「春のキャンプの初日から
我々は夢を持ってシーズンに臨みました。
その夢というのは、このシーズン最後の試合を戦って、
そしてシーズン最後の試合で勝利を手にする、でした。
今まさにそれが実現して、最高です。」
<10年前に遠い日本に来て、
数多くのご苦労があったと思います。
今、どんなことが頭をよぎってらっしゃいますか?>
「まず10年前、最初に私を連れてきてくれた
広岡さんにもホントに感謝したいですし、
それから去年、今年と私のために
ホントにみんな力を尽くして
戦ってくれるチームが出来上がったと思います。
チーム全員のみなさんに
心から感謝を申し上げたいと思います。」
<このシリーズ、どうやって戦えば勝てると、
そしてどういうシリーズになると考えたんでしょうか?>
「とにかく自分たちの全力を尽くすのみと
思ってシリーズに臨みました。
選手たちはシーズン中、ずっとそうしてくれたように
自分たちの気持ちを、心を前面に出しきって戦って、
そして最後に勝利をつかんでくれたと思います。」
<今江選手は日本新記録となる
8打席連続ヒットもありました>
「今江選手は野球がしたくて
しょうがないという選手だと思います。
誰よりも野球をしたがって、愛してプレーする人で、
若いああいう選手がいてくれることは
最高だと思いますし、
彼が主に一軍で戦ったこの二年間、
監督として過ごせたのはホントに
幸せなことだと思っています。」
<今年一年間よく打ち、よく投げ、
ホントに強かったですね>
「投手陣に関して言えば、
ホントに素晴らしい力を常に出しきってくれて、
またキャッチャーもピッチャー達と
一緒に相手を研究して、最高の球を
どういう風に投げればいいか
ずっと考えながらやってくれたと思います。
今まで見た中で最高の投手陣が
我々のチームにはいると思います。」
<日本のプロ野球ファンにメッセージをお願いします>
「いろいろな野球にファンを見てきましたけれども、
日本のファンの皆さんは最高です。
阪神タイガースのファンの皆さんは
日本でも一番数が多いと聞いていますし、
ホントにそれを実感しました。
素晴らしいファンの皆さんだと思います。
ですが、我が千葉ロッテマリーンズのファンの皆さん、
あなたたちが最高だと思っています。
ホントにありがとうございました。」
<実は戦いはあともう一回あります。
日本代表としてアジアシリーズに
出場することが決定いたしました。抱負をお願いします>
「もちろん、パ・リーグの代表として
戦ったのと同じような気持ちで、
日本の代表としてアジアシリーズに臨んで、
我々が今までやってきた野球を
また全力でやって、
是非、次のシリーズも勝ちたいと思います。」
<ホントに日本一おめでとうございました>
「(日本語で)ホントにみなさん、
ありがとうございました!どうも!」
素晴らしいチームでした。
プレーオフから目立って不調の選手っていませんでしたよね。
集中力の高さがうかがえます。
それが流れにも影響したように思いました。
来年こそは中日がペナントを勝ち取って、
日本シリーズの流れもガッチリつかんでもらいたいです。
投稿: 現象 | 2005年10月27日 (木) 00時45分
ロッテおめでとうといいたいです。
3戦目は球場で見ましたが、隙のないチームでした。
あと応援が凄い。
来年は中日が最後笑いたいですね。
投稿: コロンビー | 2005年10月27日 (木) 03時31分
サニーです。こんにちは。
ロッテでしたね。
4連勝、阪神、勝ちそうにありませんでした。
ビールかけ・・・うらやましいでした。
来年は、ドラゴンズのビールかけ、見たいです。
投稿: サニー | 2005年10月27日 (木) 09時25分
みなさんコメントありがとうございます!
一気に決まってしまいました。
まさか4連勝とは考えていなかったので
いきなりの終焉に、正直、驚きを隠せません。
>現象さん
マリーンズの集中力は見事でした。
プレーオフで2連勝して追いつかれた末に
ソフトバンクを破っているという自信が
そのままシリーズにつながったと思います。
来季こそはセのチームが日本一に。
もちろんドラゴンズになってもらいましょう。
>コロンビーさん
甲子園、行かれていたのですか。
観戦お疲れ様でした。
たった1つのチャンスをしっかり生かすところが
このシリーズ、見事だと思いました。
さらにあの応援はスゴいですよね。
見ていてつられてしまいます。
来季も千葉マリンスタジアムの交流戦を
見に行きたいと思いました。
>サニーさん
コメント頂けてとてもうれしいです。
さすがに4タテは予想が付きませんでした。
昨夜の祝勝会、自分も見てしまいました。
マリーンズナイン、とてもうれしそうでしたね。
来季はドラゴンズが、日本一になって、
ビールかけをやってもらいたいですね。
投稿: Toshikichi | 2005年10月27日 (木) 10時46分
マリーンズが一気に決めましたね。
タイガースは前日まで好調だった矢野さんがブレーキになってしまったり・・・と最後まで噛合わなかったですね。
来年はタイガースも今年の借りを返したいだろうし、ジャイアンツ、スワローズ、カープも監督交替で活性化するだろうし、ベイスターズも着々と力付けて来てるし・・・なかなか厳しくも面白そうなペナントレースになりそうな予感です。
余談ですが監督の本読んだおかげか、昨晩ナイターリーグの決勝戦で2安打3打点でした、オレ流効果?!(笑)
投稿: JarJar | 2005年10月27日 (木) 13時59分
こんにちは~^^
ほーんと ロッテファンにはたまらない
シリーズとなったでしょうね。
逆に阪神ファンからしたら え??って思ってるうちに
胴上げを見せ付けられちゃいましたが・・・。
阪神も悔しいでしょうがドラは阪神にも
勝てませんでしたからね~><
来期の奮起をお願いしたいですね。
落合監督も今秋のキャンプは気合が入りまくってるようですね。
でも岡本がフォームがめちゃめちゃとか
年棒問題とかFA選手の問題とか
いろいろ気になる話もあります・・・。
なにかと”日本シリーズが終わってから”となってましたので
どうなるのか結果を見守っていきたいと思います。
投稿: そふいあ | 2005年10月27日 (木) 16時41分
コメントありがとうございます!
マリーンズフィーバーが抜けない時に
夕方、いきなり飛び込んできた
「巨人が中日・大西を獲得 金銭トレード 」の報。
ちょっと驚きを隠せません...。
>JarJarさん
阪神にとっては何が何だか分からないうちに、
終わってしまったシリーズだと思います。
セ・リーグにはここ数年連覇はないので、
来季も混戦になるでしょうね。
何とかドラゴンズが抜け出してほしいです。
2安打3打点、おめでとうございます!
見事なオレ流効果です。
>そふいあさん
あんな阪神だったら、9月はさぞ楽だったのに。
いろいろ問題はあると思いますが、
そのまま寝ていてほしいです。
日本シリーズが終わってからいきなりの衝撃!
大西選手、巨人入りに
さっそく驚いてしまいました。
今後の展開も気になるところです。
投稿: Toshikichi | 2005年10月27日 (木) 18時15分