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2005年10月30日 (日)

大混乱、続・イリーガルピッチって何だ?

パニック竜投 野球ができないよ~
反則投球、1試合で7度…現場大混乱

来季からの投手の反則投球取り締まり強化
影響で現場が大混乱に陥った。
29日、沖縄・北谷球場で行われた中日の紅白戦で、
7度の反則投球が審判から宣告された。
ブルペンでも岩瀬仁紀投手らのモーションに
NGが出て「これでは野球にならない」
現場では不満の声が爆発した。(中スポ)

◇中田賢一
<3回を投げ、イリーガルピッチを5度、
ボークを1度取られ>
「(反則投球を) 取られましたね。
ただ監督からは『反則投球をあまり意識せずに、
普段通りの投球をしてこい』と言われてましたから。
2回からグラブを動かすように修正はしたんですけど。
来季までに十分、修正はできる。」

◇川上憲伸
<『2段モーションリスト』には入っていないが、
頭の上でグラブを停止させた動作を
「反則投球」と指摘され>
「今のところは様子を見ている段階なので、
まだ分からない。」

◇岡本真也
「すごく厳しいね。
足の上げ方が少しでもスムーズじゃないと
(反則投球として) 取られる。
自分としてはスムーズに投げてるのにね。」

◇岩瀬仁紀
<一昨年のアテネ五輪に日本代表として参加し、
国際規格に照らし合わせても全く問題なしと
判断されているにもかかわらず、ダメ出しをされ>
「このルールでやっていたら野球にならない。
あんなことしてたら、野球が進まなくなる。
ブルペンでも(審判から)言われました。
子供の時からずっとこれでやってリズムをとってきた。
足は大丈夫だけど、練習でできないことが
本番(試合)でやれるはずがない。
審判に抗議をしても仕方がないのなら、
(選手会として)しかるべき抗議を
しなければいけなくなるかも知れない。
ことを荒立てるつもりはないけどね。」

◇福留孝介
<打者の立場から異議を唱える>
「打者の立場から言っても、
(わずかな動作の静止に関しては)
反則投球と取るべきではないと思う。
確かに(明らかにタイミングが外される)
2段モーションはルール上おかしい。
でも停止は打者に何の影響もないもの。
それよりその度に(反則投球を)取られたら、
それだけでリズムが狂う。
それで投手がみんなセットポジションに
なっちゃったら、野球が面白くなくなる。
マイナスにしかならないでしょ。」

◇森繁コーチ
<困惑と怒りで苦り切った表情で吐き捨てる>
「投手コーチの立場から言わせてもらうならば、
“これじゃ野球になりません”だな。
このままいったら投手陣はみんな気持ちよく打たれる。
投球時に余計なことを
考えなきゃいけなくなるんだから。」

◇落合監督
<ブルペンに入った審判に対し、
『反則投球』の解釈を確認して>
「この件に関してはコメントのしようがない。
もう少し待ってほしい。
自分の中で完全に理解できていないんだから、
感想の言いようがないよ。
1つだけ言えることは、影響は
投手にだけではなく打者にも相当にあるよ。」

◆渡田審判
「10月に規則委員の方から、
日本野球の底辺のために
正しい投げ方をしましょうと通達があった。
規則通り、一連の動作でないと駄目です。
投球動作に入ったら、動作を止めることなく
(投球を)終えるという野球規則を
厳密に解釈していこうということ。
1試合を通して同じ反則を取るのは難しい。
停止時間が何秒とかじゃなく見た目での判断となる。
現段階ではルールにしたがったフォームで投げてもらう。
僕らも言葉で説明するのは難しい。
判定は10人中7人が反則と判断したならそうなると思う。」


一瞬、止まっただけなのに...。ドラゴンズの紅白戦の1回表、
マウンドには、紅組先発の
中田賢一
第1球を先頭打者の
森岡に対して投げようと
胸の位置までグラブを上げ、左足を引いた時、

「イリーガルピッチ(反則投球)」

佐々木一塁塁審反則投球の宣告。
中田は、次の中川への初球と4球目と初回だけで3度。
続く2回にも櫻井に対して、
さらに3回、再び打席に立った中川へ。
合計5度の「反則投球」を告げられてしまいました。

すべてプレートから左足を引いた時、
中田の場合、ほんの一瞬だけ
胸の位置にあるグラブの動きが止まるのですが、
これが反則とみなされたのだそうです。
結局、この日の試合で出た「反則投球」は、
高橋聡文の1度も含めて7回に及びました。

フェニックス・リーグの時と同じように
投球をした中田に対し、5度の宣告。
いかに取り締まりが厳しいかわかります。

「2段モーションのことは聞いてるけど、
反則投球は聞いてないよ。
こっち(宮崎)に来てる若い投手は
早めに(反則が)分かるけど
(名古屋に) 残っている1軍クラスの投手が心配だ。
みんな引っかかっちゃうよ。」
と言っていた
森繁コーチ危惧
ブルペンで現実のものとなります。


ブルペンでも岡本、岩瀬が

どこまでが2段なんだ?キャンプを訪れた
セ・リーグの審判団から、
川上憲伸、岩瀬、岡本
反則投球
指摘されました。
予想以上の厳格ぶりに
あの冷静な岩瀬が珍しく怒ったくらいです。

フェニックス・リーグで前回、
中田が登板した時にも触れましたが、

公認野球規則八・〇一にある
(a)のワインドアップポジション、
(b)のセットポジションの両方で

「打者への投球に関連する動作を起こしたならば、
途中で止めたり、変更したりしないで、
その動作を完了しなければならない」
と記され、

この項目に対する注釈
「”中途で止めたり、変更したり”とは、
投手が投球動作中に、故意に一時停止したり、
投球動作をスムーズに行わずに、
ことさらに段階をつけるモーションをしたり、
手足をぶらぶらさせて投球することである。」

この注釈を厳しく取ることが、
今回の大混乱の原因となっています。
適用されるのはモーションの際の
「足」を停止させる「2段部分」だと
認識していたドラゴンズ側にとって、
投球動作に入った時に「手」の動きを止めて
指摘される投手が続々出てきてしまったのです。
岩瀬を始め、ブラックリストに載っていない
川上、中田も同様の指摘を受けてしまいました。
さらにこの日投げた石井や、山本昌
宣告を受ける可能性があるそうです。

衝撃を受けたのは、
ドラゴンズ投手陣だけではありません。
他球団の投手も同様に衝撃を受けているようです。
以下は他球団の監督、選手のコメントです。


◆上原浩治 (巨人)
「自分の場合、キャッチャーのサインを見て
左足を下げ、一呼吸あけてから投げるんやけど、
それが2段モーションになるんやって?
いったいどないなっとんねん!
振りかぶってワンエンドアップで投げるピッチャーも、
グラブを上げて一呼吸あけたらダメなんやって?
それじゃ、ほとんどのピッチャーが
今のフォームでは投げられなくなってしまう。」
(上原浩治オフィシャルサイト『+ kouji19.net +』より)

「(投球フォームは) アウト? どうだろうね。
まだ何も聞いとらんからね。
審判が口ごもった? どうだろうね。
明日か明後日、一度聞いてみますよ。」

◆原監督 (巨人)
「紙の上では理解している。
あとは実戦でどう体感するか。
何かあったら試合を止めて構いませんから、
と審判には言ってある。」

◆斉藤和巳 (ソフトバンク)
「2段モーションのことで頭がいっぱい。
ワインドアップにこだわりがあるけど、
最悪の場合はセットもやらないと…。」

◆三瀬幸司 (ソフトバンク)
「投げる場面は走者を背負っていることが多いし、
セットにすることにした。」

◆王監督(ソフトバンク)
「いろいろと悩んでいる投手もいるみたいだけど、
駄目だったらセットで投げればいい。
スピードが落ちるのなら制球でカバーする。
どんなモーションの投手でも
クイックやセットはできるんだからね。」

◆松坂大輔 (西武)
「僕のフォームが2段モーションって
言われるのは納得できないですね。
もし、本当にボークになるなら、
ボークをとられても(フォームを)変えないつもりで
やっていかないといけないでしょう。
それで打者が困ることはないだろうし、
あえて(フォームを)変えずに
訴えて行くことが必要では。」

◆伊東監督 (西武)
「8、9割の投手がダメだろう。
足を上げる前の動作は、打者にとっても関係ない。
もう少し融通を利かせて決めないと、
試合にならなくなる。
秋季キャンプで確認するし、
監督会議でも話し合わないといけないね。」

◆藤川球児 (阪神)
「問題はないです。
球威とかも変わらないと思いますよ。」

◆久保コーチ (阪神)
「初動から終わりまで一連にしないといけない。
他球団もやっているし、ウチも早く手を打つ。」

◆黒田宏樹 (広島)
「それならみんなセットポジションからの
投球になってしまう。
子供たちが投手に魅力を感じなくなるのでは…。」

◆三浦大輔 (横浜)
「報道でしか知らされていないので、
線引きをしっかり聞いてから考える。
(セットポジションで通すことも視野に)
今でも投球の半分以上はそうなんだから。」

◆牛島監督 (横浜)
「投球フォームに個性がなくなったら、
少年ファンは悲しむだろうな。」


タメを作るために足を上下させる藤川三浦大輔
投球動作に入る前、足を引いた時に体が止まる黒田
グラブを頭上で止め、下半身を微妙に前後させる松坂
そして、左足を下げ、一呼吸あけてから投げる上原
ほとんどの選手が引っかかるようです。

ルールである以上、審判団の説明を聞いたうえで、
もちろん守っていかなくてはいけない。
秋季練習では、フォーム矯正が盛んに行われるでしょう。
しかし、長年積み重ねて作り上げた投球動作を
そう簡単に直せるとは考えにくいですし、
2段モーションを意識しすぎて、
フォーム自体を崩しかねないという恐れもありそう。
そうといって、全てセットポジションでと
言う訳にもいかないですし、
混乱は、しばらく続きそうです。 

国際化の一環とはいえど、
現状では「ベースボール」「野球」は違うもの。
使っているボールもストライクゾーンも違う。
今回の「2段モーション」だけでなく。
その辺の統一も必要なのでは。
国際試合も行われることが多くなりそうな
これからは、そのような話し合いも大事だと思います。

ちょっと話がズレてしまいましたが、
このイリーガルピッチ問題。
かなり難しい問題になりそうな感じです。
今回のようにいくら規制だからといって、
一気に明らかなクロだけでなく、
グレーまで直すことになると、
かなり抗議の声も上がってきそうですしね。

「2段モーション」だけでなく、
細かいの動きまで取るとなると、
ベースコーチャーが揚げ足を取るように
アピールしたりするなど、試合が
スムーズに進まなくなる恐れも出てくるのでは。

来季まであと5ヶ月
その辺を全て含めたしっかりとした
「基準」を作らないとさらなる混乱をも起こし得ません。
どこまで厳格にルールを適用していくのかなど、
今後の動向に注目したいと思います。




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