若竜たちよ奮起せよ、異例の休日返上特打。
敵地で千葉ロッテにまさかの3連敗。
3試合でわずか3得点と貧打に悩むドラゴンズ。
22日の月曜日は、原則的に完全休養日。
しかし落合監督は、英智、森岡ら
若手野手5人に特打を指示。
監督就任以来初めてとも言える
休日返上練習となりました。
◇英智
<超異例の休日強制特打に>
「ありがたいですね。
(休みの)月曜日に練習をさせてくれるんですから。
これまでは屋内練習場でマシンを相手にしてたけど、
今回は裏方さん(打撃投手)まで来てもらって。
裏方さんには申し訳ないけど、助かりました」
(トーチュウ)
◇森岡良介
<落合監督に指名され、休日練習に参加>
「きのうボードに名前が書いてあった。
打つときに右肩が上がっていたんで、
それを直すように心がけた。
打ててないんで、とにかくやるしかないですから」
(中スポ、スポニチ名古屋)
◇高代野手総合チーフコーチ
<休日練習の意図を落合監督に代わり説明>
「相手の投手がよかった。それはある。
やられた、やられたと思っていると、
それが全体に影響するんだ。
今回練習してもらったのも、気持ちの問題。
選手も悔しい。監督だって悔しい。
オレももちろん、悔しい。
やるべきことをやった上で、打てないのなら、
ある意味あきらめられる。
やり残したことがあると、それが悔いになる。
だからやるべきことをやって準備をしないとね。
ウチはそういうチーム。
打てない時期はあるが、
ウチの選手はこのまま終わることはない。
もうこれ以上は(調子が)下がらないとも言えるし、
今ならこうやって手が打てるから」
(トーチュウ、サンスポ、スポニチ名古屋、名古屋ニッカン
通常、月曜日というのは
6連戦が続く野手陣にとって、
休養日というのが、落合監督就任以来
3年間のある意味、決まり事でしたが、
落合監督から特打を指示された
英智、森岡、森野、藤井、そして小田の5人が
この日の午後、ナゴヤドームに緊急集合。
練習の指揮をとった高代コーチをはじめ、
宇野、石嶺両打撃コーチも姿をみせ、選手達に指導。
約3時間、打ち込みに汗を流しました。
この極めて異例な緊急練習は、
やはり千葉ロッテに3タテを喰らったことが
大きく影響していると思われます。、
相手投手が一線級とはいえ、3試合でわずか3点。
貧打解消のためには、とにかく練習。
守備のミスなどもあった千葉での悪いイメージを
早く振り払うというのが目的といえるでしょう。
とくにこれからを担う若竜たちにとって、
これで何かを掴めれば、プラスになっても、
マイナスには決してならないはず。
練習は決して裏切りませんから。
しっかり打ち込んで、気持ちをリフレッシュした5人。
今夜からはナゴヤドームで、西武との3連戦。
新たな姿を披露してくれることを願います。
◇荒木雅博
<9日ぶりに打撃練習を再開。
ナゴヤドームで軽めのフリー打撃を行う>
「力の入れ具合は7、8分です。
打った感じはふつうでした。
打つ方はこれぐらいできます。
痛みは、何ともないというわけじゃないですけどね。
気持ちとしてはいつでも出たいですよ。
先発OK? 肩はあした(23日)
どうなってるか様子を見てからです。
大分良くなった? (最初と)全然違う」
◇高代野手総合チーフコーチ
<打撃練習を再開した荒木の
復帰については、慎重の構え>
「荒木本人から『迷惑をかけるから外して欲しい』と
願い出て先発を外れたわけだし、悪いままでは。
万全じゃないと(スタメンは)難しい。
出たいという気持ちがあっても、体がついてこないと」
(中スポ、スポニチ名古屋、名古屋ニッカン)
◇井端弘和
<志願の休日返上、
ナゴヤドームでランニング、打撃練習を行う。
不振脱出へ真剣な表情でバットを振る>
「休みなんてあるわけないですよ志願とか、
そういうわけじゃないですよ。
いつも(練習を)やっていますから」
(中スポ、名古屋ニッカン)
ナゴヤドームに集まった野手は、他に3人。
井端、荒木、そして渡邉選手も参加しました。
特に右肩と右脇腹痛で、
ここ7試合スタメンから
外れている荒木。
なんと9日ぶりとなる
フリー打撃。
2回に分けて、合計30分。
70~80%の力で打ち込みを行いました。
荒木が外れて、1番に井端、
2番には英智、立浪などが入る打線となっていますが、
井端の不振もあって、今ひとつ機能しないのが現状。
1番打者の不在の大きさを感じます。
それをベンチで見ている荒木には、
早く復帰したいという気持ちが
よりあふれているのでしょう。
しかし、ケガは完治していないのもまた事実
打撃と走塁は出来ても、問題は守備。
送球がまだ不完全という状況では、
スタメン復帰は微妙な感じです。
落合監督ら首脳陣の判断によりますが、
簡単には治らない部位だけに、
もう少し様子を見た方がいいでしょう。
そのためには、森岡ら若手、
それ以上に井端の復調がカギ。
井端自身もかなり打ち込んでいたようですから、
奮起に期待したいと思います。
ナゴヤからの話題。(22日)
◇川上憲伸
<23日、対西武第1戦の先発予定。
現在、33イニング連続無死四球を
継続中で、勝利以外の投手6冠と絶好調>
「無四球はたまたまです。
いい時も悪い時もありますから。
いつも通り、両サイドのコントロールに
気をつけて投げたい。
話すことは特にないですよ。
川上、ぴりぴりモードです」
(中スポ、サンスポ、名古屋ニッカン)
◇ルイス・マルティネス
<第2戦の先発予想>
「他の投手陣も調子がよいので、刺激になっている。
西武のデータはまだ頭にない。
カブレラはいい打者? 僕だっていい投手だよ」
◇佐藤充
<第3戦の先発予想も、危機感を意識>
「楽しみとかはない。
そのうち中田が上がってくるし、
悪い投球をすればすぐ下に落とされる立場ですからね。
(好投した)次の試合のほうが見られていると思う」
(ともに中スポ)
打線が異例の休日返上特打を行うなか、
投手陣は、通常通りの調整。
きょう23日の先発が予想される
エース・川上憲伸もいつものように軽めの調整。
明治大学の後輩、小笠原に投球フォームの
アドバイスをする一幕もありましたが、
練習後は集中、ぴりぴりモードを高めました。
開幕から負けなしの5勝。
防御率1点台(1.23)はセ・リーグで
ただ一人という安定感。
今季9度目のマウンドは、
連敗ストッパーとしての役目を担います。
今夜の対戦相手となる西武は、
04年の日本シリーズなどで
ことごとくドラゴンズを破ってきた因縁の相手。
チーム打率.270、231得点と
今季は打って勝つチームのようです。
もっか.379と打率トップのカブレラら主軸を
いかに抑えるかが、カギとなるでしょう。
果たして力勝負となるか、はたまたすかすのか。
現状のドラゴンズ打線では、
またしても援護がないかもしれませんが、
それでも勝ってもらわなくては
ならないのが、今夜のゲーム、
エース・憲伸の気迫の投球に注目です。
◇中田賢一
<26日からのソフトバンク戦で復帰濃厚>
「早く投げたい気持ちはあります。
でも今は、(投手陣が好調で)
僕が入る場所がないですからね。
言われた時、すぐいけるように調子をあげておきたい」
(中スポ)
復帰間近の中田がこの日、他の投手陣とともに
練習に参加し、その後もウエートなどを行いました。
すでに1軍には合流して、千葉遠征にも参加しましたが、
出場選手登録はされずじまい。
中スポによると、週末26日からの
福岡ソフトバンク3連戦での
先発ローテ復帰が有力だそうです。
ヤフードームでの復帰となると、
中田にとっては、故郷凱旋登板に。
3月の北九州でのオープン戦は、
打球を足に当てて、すぐさま降板となりましたら、
仕切り直しの福岡で、復活を果たしてほしいです。
PS 今日のその他。
2006サンヨーオールスターゲームの
開催要項がこの日、発表されました。
第1戦は7月21日に神宮球場で、
第2戦は翌22日に、サンマリンスタジアム宮崎で
行われるそうです。
注目のファン投票は、きょう23日から開始され、
6月25日まで受け付け。最終発表は7月3日。
選手はファン投票、監督推薦で
セ、パ両リーグ各28人が選ばれるそうです。
なお監督は、セ・リーグが岡田監督(阪神)
パリーグがバレンタイン監督(千葉ロッテ)とのこと。
ところで、そのファン投票。
各球団からの申請によるノミネート選手が、
サンヨーオールスターゲームのHPに出ていました。
ドラゴンズの選手のノミネートは、以下の通り。
<投手・先発> 川上、中田、マルティネス
<投手・中継ぎ> 平井
<投手・抑え> 岩瀬
<捕 手> 谷繁
<一塁手> ウッズ
<ニ塁手> 荒木
<三塁手> 立浪
<遊撃手> 井端
<外野手> 福留、アレックス、井上
まぁ、順当といえば、順当ですね。
自分としては、英智と渡邉選手に
一票を投じようかと思案中です。
>『2006サンヨーオールスターゲーム』についての
情報、投票などについては、こちらにアクセス!
PSその2 今日の渡邉選手。
千葉ロッテ3連戦では、
出番がなかった我らが渡邉選手。
これで17日のオリックス第2戦以降、
4試合間隔が空いてしまいました。
ところで、この日の休日返上特打。
若竜5人の他に3人が参加しましたが、
その中に渡邉選手の名が!
中スポ紙面にはコメントがあったようです。
(ソースはおなじみ、MegaDraさん)
◇渡邉博幸
<休日返上練習に志願参加>
「最近試合に出ていないから。
ちょっと汗をかこうと思って。
ウエートでもいいけど、ちょうどみんなが
ドームで打撃練習をやるって聞いたから便乗しました」
(中スポ)
汗ネタ、またも出ましたね。
便乗とはいえ、その心意気がグッドです。
この特打の成果が出るよう、首脳陣のみなさん
起用してくれませんか?お願いします。
また22日発売の『月刊ドラゴンズ』6月号で
渡邉選手のインタビューが掲載されています。
立浪の代わりのスタメンで
ナゴドのお立ち台に上がった時のエピソードや、
スーパーサブを目指したきっかけ、
さらにおまけは、愛息・竜輝くんのフォトも出ています。
これは読むしかありませんね!
>詳しくは、こちらから。
火曜日は憲伸投手が先発ということで、
今日も試合展開が早いと思いますので、
早めに帰宅しテレビ観戦いたします。
そのために、前日の月曜日は残業たっぷり、
そして本日も早くから出社しております。
仕事中心ではなく、あくまで憲伸投手を
中心とした行動スケジュールであります(笑)。
さて、プレーボールまで、あと3時間……。
投稿: ドライチ | 2006年5月23日 (火) 15時04分
コメントありがとうございます!
>ドライチさん
まさにサマータイムならぬ、
憲伸タイムですね。
今頃は帰路についていらっしゃるでしょうか。
今夜はなんといっても、1番・ライト井上選手。
選手会長自らがリードオフマンになります。
必ず勝ってもらいましょう。
投稿: Toshikichi | 2006年5月23日 (火) 17時51分