怒濤の猛攻で巨人に連勝、勢いに乗るドラゴンズ。
こうなると狙うは、2カード連続の3タテ。
一方、巨人も3タテだけは避けるべく、
オーダーを組み替えてきました。
朝倉健太とパウエルの先発で始まったゲームは、
終盤に思わぬミスが飛び出しました。
| ◇セントラル・リーグ公式戦 中日-巨人 15回戦 (30日・ナゴヤドーム | 中日11勝4敗) | ||||||||||
| 38327人 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R |
| 巨 人 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
| 中 日 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | × | 4 |
| [勝] 朝倉(15試合9勝3敗) [S] 岩瀬(34試合1勝2敗26S) [D本]なし | ||||||||||
| [Dバッテリー] 朝倉、平井、岩瀬-谷繁 | ||||||||||
後半戦初登板となった朝倉。
初回2死から3番・二岡に
二塁内野安打を許してしまいますが、
続くイ・スンヨプの一二塁間を鋭く抜ける当たりを
荒木が飛び込んで掴むと、素早く一塁に送りアウト。
好守に助けられ、初回を0に抑えると、
2回、3回も無失点。まずまずのスタートを切ります。
一方、巨人先発のパウエルも、
好調ドラゴンズ打線の1巡目をヒット1本と
6連敗中とは思えない上々の立ち上がり。
今夜は投手戦かと思わせながら序盤を終えました。
しかし4回、ゲームがいきなり動きます。
この回先頭の二岡に初球をライト前に運ばれると、
続くイが一二塁間を破り、連打で一、三塁とされます。
ここで迎えるは、5番・高橋由伸。
内角高目のストレートを叩かれ、
三遊間を破るタイムリー。
まさかの3連打で、今夜は巨人に先制を許します。
なおも続く阿部にも引っ張られて、ライト前。
あれよあれよの4連打で無死満塁。
ピンチを背負ってしまった朝倉に
森コーチもマウンドへ行き、声をかけます。
アリアスをシュートで打ち取り、三ゴロ。
森野の送球が高かったものの本封し、1アウト。
しかし矢野にはそのシュートを叩かれ、
レフト前へタイムリー。2点目を失います。
それでも続くパウエルを6-6-3の併殺に取り、
それ以上の追加点は、与えませんでした。
2点ビハインドとなったドラゴンズ。
しかしそのウラ、すぐさま反撃します。
1死から福留がショート内野安打で出ると、
続くウッズが軽打でセンター前に運び、
一、ニ塁とチャンスを広げます。
ここで迎えるは、前夜猛打賞のアレックス。
カウント2-0からの4球目、
外角高目の甘いスライダーを見逃しません。
ライトへ落とすタイムリー!
こちらもクリーンアップの3連打で、1点を返します!
なおも1死二、三塁で迎えるは、森野。
スライダーを叩くと、セカンドゴロ。
一塁へ送られる間に、ウッズがホームイン!
取られてもすぐに取り返す。
2-2とゲームを振り出しに戻します。
同点となった5回以降、調子を取り戻した朝倉。
5回2死からは、この日2安打の二岡を
外角へのストレートで見送り三振に取ると、
続く6回も2死から
阿部を外へのスライダーで見逃し三振。
さらに7回は、自らのワイルドピッチも絡んで、
2死二塁とピンチを背負い、
清水に5球ファウルで粘られながらも
最後は内角低目のスライダーで空振り三振。
力投で、味方の追加点を待ちます。
5回、6回と三者凡退と
依然パウエルを捉えきれないドラゴンズ。
7回ウラ、大きなチャンスを掴みます。
先頭のアレックスがレフト前ヒットで出ると、
続く森野がカーブを右方向へ運び、
ライト線へ落ちるヒット。
さらに谷繁がストレートの四球を選び、
無死満塁と勝ち越しのチャンスを広げます。
巨人ベンチはそのままパウエルを続投。
逆にドラゴンズは、ここで勝負をかけ、
英智に、代打・立浪を送ります。
勝負強さを買われて登場した立浪でしたが、
内角へのカーブに空振り三振で、1アウト。
続く朝倉にも代打が送られ、高橋光信。
カウント2-1からの4球目、
外角低目へのカーブを叩くとサードゴロ。
ところがここで大きなミスが!
この回からサードに入った古城茂幸が
ボールを掴むと、無理な体勢からバックホーム。
しかしこの送球が一塁方向へ大きく逸れてしまいます。
アレックスに続いて、森野もホームイン!
記録は、フィルダースチョイスと古城のエラー。
またも相手のミスから2点をもぎ取ったドラゴンズ。
代打を出された朝倉に、9勝目の権利が転がり込みました。
2点リードとなった8回以降は、
盤石の勝ちパターンの継投。
まずは8回、平井がマウンドへ。
脇谷亮太、二岡、イとしっかり三者凡退で打ち取ると、
最終回はもちろん守護神・岩瀬が上がります。
ここまで通算99セーブ。
今夜セーブを挙げると、
通算100セーブとなる王手のマウンド。
しかし岩瀬は、いつもの岩瀬でした。
先頭の高橋由伸を初球、レフトフライに取ると、
続く阿部には宝刀・スライダーで三塁ファウルフライ。
そして最後は、古城の代打・仁志を
ショートゴロに打ち取り、ゲームセット。
地元で、記念の100セーブ目を達成した岩瀬。
チームも引き分けと球宴を挟んで7連勝!
巨人に対しても3タテを喰らわれ9連勝!
そして貯金も最大の23とし、
2位・阪神と6ゲーム差。
後半戦のスタートダッシュに成功しました。
前夜の圧勝とは違いますが、
今夜もドラゴンズらしい
勝ち方でした。
相手のミスに乗じて
得点を奪い取り、
強力投手陣と
堅い守備で守りきる。
強さと巧さを感じる勝利だったと思います。
それにしても、7回無死満塁で
立浪が倒れ、光信が追い込まれた時は、
得点は難しいかなと思いましたが、まさかの悪送球。
勝負の流れや勢いがドラゴンズの方に
来ているのだなと感じました。
朝倉は、他の先発投手が負け知らずで
かなりプレッシャーもあったようですが、
力んだという4回以外は、落ち着いた投球。
これでリーグ2位の9勝目、
いよいよ2ケタに王手をかけました。
ただ今季の朝倉にとっては、これも通過点。
まだまだ勝利を重ねていってほしいです。
そして、岩瀬投手。
通算100セーブ達成、おめでとうございます!
3年前、落合監督就任とともに
セットアッパーからストッパーに転向した時は、
正直、どうだろうと思いましたが、
信頼を重ね続けて、今や日本一の守護神。
昨季の日本記録達成もそうでしたが、
まさに安定感抜群の鉄腕、本当に素晴らしいと思います。
まだまだシーズン半ばですし、
100セーブも単なる通過点でしょうが、
これからもセーブを重ね続け、
今年こそは、悲願の胴上げ投手となるよう、
頑張ってほしいと思います。
後半戦負け知らずのドラゴンズ。
7月を12勝4敗1分けで終えました。
来週からは、いよいよ8月。
ドラゴンズは、地元・ナゴヤを離れて、
平塚-横浜、そして神宮と関東へ上陸します。
ドームとは違い、蒸し暑い屋外球場での6連戦となりますが、
関東に来ても、この勢いを持続できるよう、
チーム一丸で、勝ち抜いてほしいと思います。
☆今夜のビクトリーラン!(30日)
○岩瀬仁紀
<史上17人目となる通算100セーブを達成>
「何とかこのナゴヤドームで
達成したいと思っていたので
勝ちゲームの展開にしてくれた
野手のみなさんや健太に感謝したいと思います。
これまでみんなに信頼されたいという思いで
がんばってきました。
これからも大事なゲームが増えるので
自分が投げたら勝てると
思ってもらえるようにしたいです。
一つ一つ勝って阪神との差を広げたいと思います」
<地元での記録達成を、素直に喜ぶ>
「何とか名古屋でやりたかったんで、よかったです。
100という数字を少し意識したんですが、
先頭打者を打ち取って
いつものように投げられました。
感想? ピンとこないですね。
目標を持ってやってますから。
V争いの中で続けられているのは、
すごく幸せなことですね。
100を達成して、記録のことを聞かれなくなるので、
集中できるようになるかな」
<投手としての分岐点は10年前の秋。
愛知大学リーグの通算安打記録にあと1本及ばず>
「でも、何でこうなったかは、
自分でもわからないんです。
人によっては『つかんだ』って瞬間が
あるみたいだけど、それもない。
気が付けばこうなっていた。ホントにそうなんです。
あそこでもう1本打っていたら、
間違いなくボクの野球人生は変わっていました。
野手に未練をもって、野手として
やっていこうとしたと思います。
だから紙一重なんです。運もあっただろうし、
運命みたいなものもあるんだろうし…」
<抑え3年目の今季はスタートに苦しむも、
精神面の強さと体の手入れで乗り越える>
「今年は春先からいつも以上によくなかったですね。
ダメだったことはすぐに忘れるんですよ。
どこでどうなったとは分からないけど、
結果が出てきてよくなったのかなと。
(100という)区切りまできたので、
これからは次の目標に集中していきたいと思います」
(公式HP、公式ブログ、中スポ、サンスポ、
スポーツ報知、スポニチ名古屋、名古屋ニッカン)
○朝倉健太
<7回を投げ8安打2失点で9勝目をマーク>
「試合前に谷繁さんから
プレッシャーをかけられていましたが
自分のピッチングをすれば大丈夫だと思って投げていました。
4回は力が入りすぎましたが
すぐに点を取ってもらって勝つことができました。
これからも一戦一戦、一球一球を
大事に投げていきたいと思います。
この6連戦はたくさんのお客さんに来てもらったので
気持ちよくプレーすることができました。
ありがとうございます。
また球場に足を運んで応援してください。
よろしくお願いします!」
<先発談話>
「今日は粘り強く投げられたと思います。
4回はリズムを崩してしまったんですけど、
なんとか修正できたと思います。
いい結果が出せてよかった。
(2点を失った4回は)力み過ぎました。
(先発として)登板間隔が結構空いていたので、
飛ばしていって、1、2回はすんなりいけたけど、
3回に力む雰囲気があって、
気を付けて頑張ろうと思ったところでした。
(谷繁さんからの)プレッシャーは
『いつかは負けるからな?』って言われました!
でも、試合に入ったら、一人一人と思って投げてたので
頭の片隅にはありましたけど、忘れてましたよ」
<4年ぶりの2ケタ勝利へ王手>
「1戦1戦と思って投げてここまできました。
結果は後からついてくると思っています。
2ケタ勝利をした者にしか、
達成するその苦しみは分からない。
10勝というより、一戦一戦という気持ちで
ここまできた。それを変えるつもりはない」
(公式HP、公式ブログ、中スポ、サンスポ、
スポニチ名古屋、ニッカン、名古屋ニッカン)
○アレックス・オチョア
<4回1死一、二塁でライト前タイムリー>
「何とか点を取りたいと思って打席に入りました。
いつも良い仕事をができるように、
そしてチームが勝てるように一生懸命プレーしています。
しばらく名古屋を離れますが
みなさんテレビでしっかりと応援してください。
優勝できるようにがんばります」
<タイムリー談話>
「打ったのは、カーブかな?スライダーかな?
アウトコースの高めのボールだった。
点を取られた後だったので、
絶対にランナーを還したいと思っていたよ」
(公式HP、中スポ、サンスポ、ニッカン)
○平井正史
<8回、2番手で登板。3人でピシャリ>
「調子はそれほどよくはないです。
思ったところにボールはいかないし、疲れはあるし。
でもそんなこと言ってられないですから」
(トーチュウ)
○立浪和義
<7回無死満塁のチャンスで
代打で登場も空振り三振に倒れる>
「最後の球はボール球。
2球目の甘い球を打てなかったのが痛いです。
最低でも犠牲フライを打とうと思ったんですけどね」
(中スポ)
◇川上憲伸
<試合前の練習中に遊撃の位置でノックを受け、
華麗なグラブさばきで周囲をうならせる>
「ピッチャーは投げるだけじゃなくて、
フィールディングも大事ですからね」
(名古屋ニッカン)
◇桂川渉外担当兼通訳
<前日のお立ち台で助っ人トリオの通訳を
スペイン語と英語を使って務め>
「光栄でした。3人もお立ち台に上がって、
ぼくが通訳できたのがうれしかったです」
<スペイン語が堪能で普段はマルティネスを担当。
この日は英語担当の国光通訳に代わって、ウッズも担当。
英西両方話せるアレックスをスペイン語で通訳>
「スペイン語は大丈夫ですが、
英語はまだまだ勉強しないといけないです」
(中スポ<ドラ番記者>)
●篠塚内野守備走塁コーチ(巨人)
<7回、古城の守備について>
「あの場面は全部ホーム(へ送球)だった。
ベンチの指示で、本人がそれに従った」
(トーチュウ)
○落合監督
「苦しい試合だった。
何とかつながって勝てたな。
今日のような苦しい試合に勝つことが自信になる。
この(阪神、巨人)6連戦は、
守りで勝ったということだな。満足している」
<7回の巨人の守備について>
「何で(古城は)二塁に放らなかったんだろうな。
ミツ(高橋光信)の足を考えれば
ゲッツーもあったんじゃないか。
よほどスローイングがしっかりしていないと
(あの態勢から)アウトにはできない。
今日は勝たせてもらったような試合だ」
<その前の森野にはバスターなどで
巨人バッテリーを幻惑させる>
「つながりっていうのはそんなもんだ。
相手に何か思わせるのはベンチの仕事だ」
<4回の同点打は、森野の二ゴロ。
巨人内野陣が深く守るのを見て狙う>
「ヒットを打てなくても点は取れる。
相手の守備陣形を見ればな。
(二塁)ベースの近くなら二塁でゲッツー。
前ならホームでゲッツー。
くれるっていう点はキッチリもらった。
ウチの選手は状況判断ができる。
この2年間の学習能力をほめてやらないとな。
本当にいい野球をやれるようになったよ」
<朝倉について>
「(朝倉)健太が(4回無死満塁から)
よく2点で抑えてくれた。
失点したイニングは力が入りすぎていたようだ。
のらりくらり行けば抑えられるのに。
真っすぐだけで抑えられないのは
オールスターで覚えたはず。
出し入れを覚えたんじゃないか」
<後半戦6連戦は先発6人衆がそろって白星>
「(6試合で)先発6人のピッチャーに
勝ちがつくなんてないだろ。
岩瀬がいる強みはあるけど、
完投するつもりで投げてほしい」
(公式HP、中スポ、共同通信社、MSN毎日新聞、
スポニチ名古屋、名古屋ニッカン、CBC)
若竜からの話題。(30日)
◆ウエスタンリーグ
広島-中日 11回戦
(30日・広島東洋カープ由宇練習場)
D 000 000 000 =0
C 000 000 000 =0
(9回規定により引き分け)
[D投] 佐藤亮太、金剛、中里、久本、岡本
(広島東洋カープ・ファーム情報)
△佐藤亮太
<約1カ月ぶりとなる先発登板。
5回1/3を投げ、3安打無失点>
「調子が悪かった。
ストレートが浮いてたけど、
その分は変化球でカバーすることができた。
悪いなりの投球ができたことが収穫ですね。
先頭バッターを出すと当然、苦しくなるので、
そのあたりを今後の課題にしたい」
(中スポ、トーチュウ)
由宇でのウエスタン対広島第3戦。
この日の先発は、6月20日以来となる
ルーキー・佐藤亮太。
前回の登板でプロ初勝利を挙げたものの、
その後、腰痛で別メニューとなっていたようです。
久々の実戦登板は、
6回途中まで投げ3安打無失点。
調子は良くなかったようですが、
変化球の出来でカバー。
なんとかゲームは作れたようです。
大卒1年目のドラゴンズのもう1人の佐藤。
佐藤といえば、充投手が破竹の勢いですが、
オレもいるんだというところを
今後の投球で、アピールできればいいと思います。
また中里が3番手で登板し、
打者4人を1安打無失点とまずまず。
4番手・久本は8回、バント処理を焦り転倒。
内野安打となって無死一、二塁としてしまいますが、
その後すぐにバント失敗から
併殺に取り、ピンチを防いだようです。
一方、打線はこの日わずか2安打。
12三振を喫してしまうありさま。
結果は0-0のまま、引き分けに終わりました。
またこの日、ナゴヤ球場がある
名古屋市中川区の盆踊り大会の特別ゲストで
ルーキーの柳田、高江洲、金本の3選手が参加。
盆踊りのやぐらの上からそれぞれ抱負を語り、
大きな拍手を浴びたようです。
地元の人たちに顔をしっかり覚えてもらい、
いっぱい応援してもらいましょう。
PS 今夜の渡邉選手。
今やリリーフ・ファーストとなった渡邉選手。
今夜も出番は、9回の一塁の守備固め。
100セーブを目指す岩瀬とともに登場しました。
そして2死から仁志の当たりは、ショートゴロ。
バックハンドで掴んだ井端が、素早く一塁へ。
その送球を足を伸ばしてもぎ取り、ゲームセット。
守護神にメモリアルボールを手渡しました。
怒濤の6連打を含む8安打、
前日までのような
終わってみれば
少ないチャンスを
後半戦の開幕戦で、
メジャーリーガーにとって、
右ひざ痛で
いまやセ・リーグの
決め球のスライダーを
2-0で8回2死まで
なかなか楽に





