紅白戦は引き分け、よって若竜全員罰走!
秋季練習初めての紅白戦が
小雨混じるナゴヤ球場で行われ、
紅組先発の吉見が3回を1安打無失点、
7個の三振を奪う快投を見せました。
しかしゲームは引き分けに終わり、罰は半々に。
結局、選手全員がグランドを走らされました。
◆中日・紅白戦
(19日・ナゴヤ球場)
紅 000 000 002 =2
白 000 000 011 =2
(9回引き分け)
[紅投] 吉見-石井-金剛-小林
[白投] 佐藤亮太-齊藤-樋口-加藤-石川
(公式ブログ)
【ゲームレビュー】
紅組・吉見、白組・佐藤亮太の先発。
吉見は3回を1安打7奪三振無失点の快投、
佐藤亮太も要所を締める投球で3回を3安打無失点。
中盤以降も投手戦の様相で両軍無得点のまま。
迎えた8回ウラ、澤井の中安と
ライト・上田のエラーで2死二、三塁。
打者・平田の時に前田の捕逸で白組が先制。
9回表、普久原の中安と竹下の犠打で1死二塁。
同点のチャンスで春田が右中間突破のタイムリー三塁打。
続く新井の二ゴロの間に春田が生還、2-1と勝ち越し。
紅組勝利かと思われた9回ウラ、
二死から澤井が中安で出塁すると、
続く中川の左安を春田が後逸し、土壇場で同点。
2-2のまま9回引き分けとなり、全員が罰走となる。
◆吉見一起
<紅組先発、3回を1安打無四球の無失点。
練習の成果を発揮し、7三振を奪う>
「三振はたまたまです。
バッターはみんな(キャンプで)
マシンしか打っていませんからね。
(7三振でも)何とも思わないです。
全体的には狙っていた所に投げられたけど、
ボールにするところはボールにする。
はっきりとした投球をしなければいけないです。
打者の胸元、ハイボールにも
チャレンジしています。
来年につながるようにしたい。
来年はやらないかんと思っています」
<秋季練習では、自分の投球フォームの
ビデオチェックを日課にするなど
投球の幅を広げることに余念がない>
「頭が左に流れないように確認しています。
頭をまっすぐに、軸がぶれないように。
うまく投げるきっかけがわかりはじめてきた。
この秋でこうすればいいボールが
投げられるというのが、つかめた気がする」
(中スポ、名古屋ニッカン)
◇近藤投手コーチ
<充実の秋を送る吉見について>
「ブルペンではずっと
低めを意識して投げていた。
練習していることがしっかり出たね。
春が楽しみ。投げることに
それほど重点を置いていない練習の中で、
これだけやれれば十分」
(中スポ)
◇高橋2軍投手コーチ
<吉見の成長をほめる>
「(9月に)1軍で結果を出して
自信をつけたんじゃないか。
以前とは球が見違えた」
(名古屋ニッカン)
◇佐藤亮太
<白組先発、3回を無失点と好投も
1、2回と走者を得点圏に進める内容に不満げ>
「自分の投球ができたのは3回だけです。
先発をするにはストライクが
先行しないといけません」
<それでも130キロ台の直球にキレが>
「つかんだものはありました。
最低限の持ち味は出せました」
(東京中日)
◇齊藤信介
<白組2番手、2回を無安打無失点。
小田の徹底した内角へのリードで手応え>
「ファームならスライダーで
空振りを取れる場面もあった。
でも1軍ではインコースを
しっかり投げないと通用しない。
小田さんは1軍を意識した
リードをしてくれたと思う」
<来季は1軍定着が目標。
持ち味の140キロの速球に磨きをかける>
「球が速くても、(プロを)
すぐにやめてしまう人はたくさんいる。
球速が出てもシュート回転していたら、
プロなら持っていかれるんです」
(中スポ)
◇小林2軍投手コーチ
<来季の期待投手に齊藤を挙げる>
「速球が球速以上に力がある。
上にデニー、鈴木と同タイプの投手がいるから
チャンスは多くないだろうけど楽しみだね」
(中スポ)
投手戦となった紅白戦。
一番の投球を魅せたのが、ルーキーの吉見でした。
紅組先発として、3回を1安打無四球無失点。
MAX142キロのストレートと
得意のスライダーを低目に集め、制球も抜群。
すべて空振りの7つの三振で奪う快投。
来季の先発ローテ入りへ
首脳陣への猛アピールとなりました。
この秋、チーム一投げ込み、
細かい制球など課題に取り組んできた吉見。
相手が連日、カーブマシンしか
打ち込んでいないうえ、
若干疲れの見える若竜打線とはいえ、
しっかりとした投球で成長を感じさせたようです。
このメンバー相手だと力の差が出たようですね。
希望枠ルーキーですから、器の違いもありますが、
来季に期待が持てそう。
この調子を春もキープして、
来季はぜひとも1軍ローテを狙ってほしいです。
その他の投手も軒並み順調。
白組・佐藤亮太も良くないながらも要所を押さえ無失点。
白組2番手・齊藤は小田の強気な内角攻めにより、
課題である内角球への手応えを掴んだもよう。
失点したのは、中継ぎ候補の石川と小林でしたが、
それもエラーなどによるミスからのもの。
貧打にも助けられ、まずまずだったようです。
◆春田剛
<紅組3番・レフト、5打数1安打1打点。
1点を追う9回、石川の内角シュートを
右中間にはじき返す同点タイムリー三塁打>
「打ったタマは、内角寄りでしたけどね。
うまいことさばけました、ハイ」
<そのウラ、中川の左前打を後逸。
タイムリーエラーを犯し、肩を落とす>
「(一塁走者の)澤井さんが
(一気に三塁へ)突っ込むと思って、
そっちに気がいき、ボールから目を離しました。
打球がグラブに当たったけど、
そらしてしまって。
基本的な失敗でもったいない。
打った喜びよりも、悔しさ100%ですね」
<その長打力を生かすために
レフトと一塁の2つのポジションに挑戦中>
「2つ守れるということはチャンスも増える。
(まずは)来年の沖縄キャンプでの
1軍スタートが目標です」
(中スポ、サンスポ、スポニチ名古屋、名古屋ニッカン)
◇澤井道久
<白組1番・二塁。
紅白戦で5打数3安打と猛アピール>
「秋季キャンプの間にアピールしないと
見てもらえないから、今しかないですよ」
(名古屋ニッカン)
投手陣が目立ったゲームでしたが、
野手ではルーキー・春田と2年目・澤井、
さらに5打数2安打の普久原などが
いいところを見せました。
中でもこの秋、落合監督が
『佐々木誠二世』と称した春田。
紅組3番・レフトで出場し、
1点ビハインドの9回、石川のシュートを叩き、
右中間突破の同点タイムリー三塁打。
その片りんは見せ、打撃をアピールしました。
ところが、この日は守備で痛いミスを。
2-1と勝ち越した9回ウラ、
2死一塁から中川の左前打を後逸。
ランエンドヒットで俊足飛ばし、
三塁へ向かう一走の澤井を見て焦ったようですが、
結局はこのエラーで同点となり、引き分け。
逃げ切っていれば、逆転勝ちのヒーローで
ランニング10周で終わるはずが
引き分けで「罰走」の5周が追加。
痛すぎるミスに晴れのち雨。
終了後はしょんぼりだったようです。
この日ノーヒットの同期の平田を
リードはしていますが、
チャンスを掴むには、やはり守備。
身に染みたことと思います。
また白組1番・二塁の澤井は、
初回、吉見からの唯一の安打となる二塁打、
8、9回には中前打を放ち、
好走を見せ、同点のホームを踏みました。
今季は1軍出場なしに終わった背番号48。
来季は再び『勝利の代走』を見たいです。
また森岡、鎌田、藤井ら故障者は
不参加となったため、野手が足らず、
白組のサードには引退したばかりの
川相、奈良原両コーチが。
そして両軍のライトを上田が守りました。
そのなかで律儀な性格?で
いい味を出したのが、上田。
打席に入らず、両軍のライトを守りましたが、
なんとイニング交代のたびにファウルエリアで
ホームとビジターのユニホームを
きちんと着替えていたとのこと。
しかしそのかいなく、8回にフェンス際の飛球を落球。
守りっぱなしで、体が冷えてしまったのかもしれません。
◇石川賢
<試合後の罰走で最下位、グラウンド34周、
距離にして約14キロを走り、ぐったり>
「もうフラフラです。
1位になろうと何度か仕掛けたけど、なれなくて…。
途中からは何も考えられませんでした...。
感想? とにかくつらい」
(中スポ、スポニチ名古屋、名古屋ニッカン)
◇小田幸平
<周回遅れで競走免除も、
自動的に時間いっぱいまで走りフラフラ>
「1時間10分、走ったのは覚えてます…」
(名古屋ニッカン)
◇落合監督
<紅白戦終盤、鬼の目が怪しく光る?>
「引き分けで終わらねえかなあ。
そうすっと、全員走らせられるんだけどなあ。
選手は雨降れって思っているかもしれないけど、
雪が降っても走らせるよ」
<執念が伝わり、引き分けに。
罰走を双方5周に変更し、ひとりほくそ笑む>
「いいんじゃない、走ってくれれば。
走りっぷり? よかったんじゃないか」
(中スポ、スポニチ名古屋)
当初、紅白戦で
敗れたチームには
練習メニューに
組み込まれた球場10周に
プラス10周の罰走が
課せられていましたが、
落合監督の祷りが通じたか?
2-2の引き分けで9回を終了。
結果、「罰走」は
半々の5周ずつとなり、
両チームに科せられることになりました。
選手26人全員で15周。
しかし15周で終えられたのは、
吉見、小山ら上位5人だけ。
その後は、1位抜けのサバイバルラン。
雨の中の罰走は、結局1時間20分。
駆け引きにも敗れ、ヘロヘロの最下位に
終わったのは、予想通り石川だったようです。
引き分けになるとどうなるのだろうと
思っていたら、こういう結果になりましたね。
不甲斐なかった野手陣には罰として、
さらに投手陣には足腰強化として、
どちらにしても走らせたかった
落合監督にとっては、好都合だったようです。
それにしても石川投手、
自分の失点もあっての罰走ですが、
34周、14キロ、お疲れさまでした。
ドミニカからの話題。(19日)
◇森バッテリーチーフコーチ
<来季のセットアッパー構想を明かす>
「来年は高橋聡文と中里の2人に
セットアッパーを任せたいと、
オレは考えている。
平井は、来年は先発で使う」
<ドミニカでの武者修行で
一皮むけた高橋聡文について>
「こっちのバッターは
初球からでも振ってくるだろう。
日本のように、粘って待つ打者が少ない。
高橋聡文には、きっかけに
なるかもしれないと思った」
(中スポ)
◇長峰昌司
<19日の先発が中止でずれ込み22日に変更>
「高めの甘いところに投げると簡単にいかれる。
低めにしっかり投げていれば、
ある程度抑えられるのは日本と同じ」
(東京中日)
ナゴヤ球場は、雨のなかの罰走ですが、
海の向こうのドミニカでは、
すでに来季の構想を練っているようです。
ドミニカを視察中の森コーチが
来季のセットアッパーを若い2人、
武者修行中の高橋聡文と中里を起用すると語りました。
今季、平井と岡本が担ったポジションを変更。
平井を先発に回し、岡本と共に中継ぎを託すもよう。
ドミニカンドリームと化している聡文と
来季は本格的に投げ込んでくるだろう中里。
ともに力のあるボールを投げる2人。
魅力的なのは、確かですね。
ただ中里はできれば、先発の方が。
自分的にはそう望みたいですが、青鬼の心中は...。
打者に粘られ、カウントを悪くして四球を出す。
今季1軍を行ったり来たりした
聡文の悪い失点パターンが消えて、
一皮むければ、うれしい限り。
まずは武者修行で、しっかり結果を積み重ねましょう。







澤井の3安打は見事ですね!
守備と足はもともといいものを持っているので、
あとは昨日のようなバッティングをすれば一軍
定着は近いですね。
それにしても上田は律儀ですね。
ユニホームを毎回着替えるとは!しかも寒い中
ファールグランドで。
ところで上田も罰走あったんでしょうかね?
確か罰走免除ということで表裏守ったみたいですが。
引き分けだから全員走ったんでしょうね。
投稿情報: daojing(オヤジ) | 2006/11/20 15:51
お久しぶりです。
雨天中しかと思われた紅白戦ですが、観客も多かった
みたいなので出来て良かったですね。
吉見は、この中ではサスガと言うか、今季終盤の経験が
プラスになってるみたいですね。
毎年言ってる気もしますが、後は打つ方で元気な若手が
出てきて欲しいですね。
しかし結局引き分けで全員罰走には笑ってしまいました。
ドミニカ修行中の聡文は、評価が高いみたいですね。
元々良いタマ持ってるだけに期待したいと思います。
投稿情報: JarJar | 2006/11/20 16:06
澤井選手が猛打賞、春田選手が三塁打と、
いいところを見せたようですね。
対して、期待の新井選手、平田選手はノーヒット。
疲れが溜まっているのでしょうか……。
川相コーチも守備に就いたようですね。
「失策1」が記録されていたのはご愛嬌でしょうか(笑)。
それにしても吉見投手、いい感じです。
ケガなく順調に過ごして、自信を深めていってほしいです!
投稿情報: ドライチ | 2006/11/20 20:48
みなさんコメントありがとうございます!
今日は大社ドラフトが行われますね。
競合必至の浅尾投手を指名できるか、注目です。
>daojing(オヤジ)さん
自分も上田選手には笑ってしまいました。
こういうところに性格が出るのかなと感じましたね。
上田選手、走ったんでしょうね。
何もなければ免除でしょうが、エラーしていますから。
ただ冷えた体を温めるのにはよかったかも(^^ゞ
>JarJarさん
自分はこの日、東京国際マラソンを見ていたのですが、
こんな寒いのに、紅白戦もやらないだろうと
思っていたら、行われていましたね。スゴイです。
吉見投手、好調をキープしています。
来季は開幕から1軍で投げる姿が見たいですね。
それにしても全員罰走、
こんなオチになるとは思いませんでした(^^)
>ドライチさん
新井選手は惜しい当たりがいくつかあったようですが、
平田選手は今イチだったようです。
投手にカーブだけを投げさせれば、違う結果がでたかも?
川相コーチ、1失策。弾いてしまったようです。
一方、奈良原コーチはナイスキャッチを披露。
どうせなら辻2軍監督の守備も見たかったです。
投稿情報: Toshikichi | 2006/11/21 09:09