イ・ビョンギュ移籍会見と韓竜先人からの助言。
ドラゴンズへの入団が決まった
イ・ビョンギュがこの日、ソウルのホテルで
移籍会見を行い、意気込みを語りました。
また韓国球界から竜戦士の先輩として、
ソン・ドンヨルとイ・ジョンボムが
日本野球に挑む赤兎馬に助言を贈りました。
◇イ・ビョンギュ
<中日への入団が決まり、
ソウルのホテルで移籍会見を行う>
「まだ早いのかもしれないが、3割が目標です。
日本の投手は素晴らしいけど、
国際大会などでたくさん対戦もしている。
自分も負けないという自信はあります。
自分はセンターをやってきたので、
そこを任せてもらえるなら(気持ちは)楽だ。
打順のことは考えていません。
与えられたところで頑張りたいです。
目標はまず全試合出場。
3割を打つとか打たないとかではなく、
まずはケガせず毎日試合に出ること。
結果はあとからついてくる。
(巨人のイ・スンヨプには)これから電話します。
日本での連絡先を聞いて、
アドバイスを受けるつもりです。
日本球界の先輩として話を聞かせてほしい。
(イ・スンヨプの)活躍が重圧になることはない。
イ・スンヨプは長距離打者だが、
自分は中距離打者でタイプが全く違う。
単打を多く打つことが使命と心得ている。
(スンヨプ)とは違う野球の楽しみがあるでしょう」
<典型的な早打ちタイプ。
韓国内外でイチローに例えられることに>
「確かに積極的に打ちにいくのが好きです。
イチロー? 似ていると言われるのは光栄。
比較されるのはありがたいですし。
実力もそうなるよう、頑張らなきゃ」
<中日入りを決断した理由は>
「私の価値を認めてもらいたかったんです。
そういう評価をしてくれたのが中日だったし、
落合監督からは『適応期間を十分に与える』と
いう保証をもらいました。
これが期待した以上だったし、選ぶ理由になりました。
背番号7を用意してくれたことも心を動かされました。
(落合)監督の現役時代の映像は見ました。
監督になってからのテレビ中継も見ました。
いい選手だと思うし、
見習うべき野球人だと思っています」
<以下一問一答、
韓国を離れることを決めた理由は?>
「LGで10年間やってきて、
簡単には決められなかった。
でもフリーエージェント(FA)権を
手に入れることは、めったにない。
悩んだ末に条件がよかった中日に
行くことに決めました。
LGには感謝しているし、
残念という気持ちもありますが」
<韓国のファンにメッセージは?>
「10年間で優勝できなかったということもあり、
申し訳ないとも思っている。
でも中日にいって活躍すれば、
応援してくれるんじゃないかと考えています。
ファンのためにもいい結果を残したい」
<中日には韓国からの選手も多いが?>
「先輩たちがたくさん行っているので、
これまでも食事したときなどに聞いたことはある。
LGとも姉妹球団だし。
これからもいろんな人に話を聞きたい」
<日本に行くことについて、家族は?>
「私を信じて
『やりたいことをやって』と言ってくれた。
来月、2人目の子どもが生まれるので、
それまではソウルに残る。
(キャンプを終えて)名古屋に行くときに
一緒に行くことになると思います」
<日本語のマスターも宣言>
「日本でプレーしていた
先輩たちの話を聞くつもりです。
生活の中で言葉を覚えるのが一番ですが、
(来日までも)学校へ通うのではなく
家庭教師を雇おうと考えています」
<今後、韓国代表チームから
招集された場合はどうする?>
「国に呼ばれたら、いつでも行く。
でも国が呼んでくれるかどうかは分からない」
(中スポ、東京中日、スポニチ名古屋)
◆ソン・ドンヨル監督(韓国・サムスン)
<この日は、韓国球界の
「ゴールデン・グラブ賞」の授与式に出席。
中日の後輩となるイ・ビョンギュにアドバイス>
「(流ちょうな日本語で)
10年間頑張った実績は、
韓国に置いていくのがいいです。
ボクは同じやり方でいいと
思っていましたが、それは間違いでした。
韓国人は(外国人枠ではあるが)
日本人と同じようにやらなければいけないんです。
まず日本語を早くマスターせねばならない」
<『1年目の壁』に苦しんだ韓国の至宝。
日本になじむために欠かせないのが日本語>
「まずはひらがなとカタカナを
自分で勉強しましたね。
それを覚えたらカラオケです。
(字幕に)漢字も出ますけど、
上に読み仮名あるでしょ?
歌えば日本語の勉強になります」
<ヒットに関しての天賦の才能とともに
球界随一といわれるほどの悪球打ちの
特性を持つイに技術面でアドバイス>
「守りや走塁は問題ないが、
彼が得意な打撃で苦労するかもしれません。
打ちたい、打ちたいというのが強すぎるから...。
選球眼を養う必要がある。
あいつ(イ)はどんな球にでも手を出すから、
低めの変化球に対処する能力を
養わないと日本では苦労するだろう。
中日だからといって、
他の日本の球団と大差はない。
結局イ・ビョンギュ本人の努力しだい。
早く適応するほかない」
(中スポ、東京中日、朝鮮日報・日本語版)
◆イ・ジョンボム(韓国・キアタイガース)
<99年V戦士J・リーもイにアドバイスを贈る>
「まず、10年間韓国で
野球をやってきたという自負を
捨てなければならない。
とりあえずは早く適応することが重要だ。
日本で成功するのは決して容易ではない。
イ・スンヨプ(読売ジャイアンツ)も
適応するのに3年を要した」
<来季の後輩を予想してほしいとの質問に>
「さあ、うまくいかないかもしれない。
全体として、打者の手元での変化が
韓国の投手と違うことを忘れないよう心掛けてほしい。
落ちる球に引っ掛からなければ
ある程度の成績は残すことができるだろう」
(朝鮮日報・日本語版)
◆キム・ヨンダル打撃コーチ(韓国・LG)
<日本球界入りするイの成功のカギは>
「イ・ビョンギュの場合、
ストライクゾーンを狭めるのが急務だ。
初球から何でも打っていく習慣は
これからは通用しない。
じっくり待って、相手投手が
自分の打てる球を投げるよう
仕向ける能力を持たなければならない。
イ・スンヨプは努力型、
イ・ビョンギュは持って生まれた才能を信じるタイプ。
彼は、韓国ではほとんど相手投手を分析することなく、
これまで自分の感覚だけで打ってきたが、
これからは勉強が必要」
(朝鮮日報・日本語版)
◇井上一樹
<昇竜会ゴルフで怒濤の3連覇を達成。
しかしイ・ビョンギュの入団の話になると>
「1年目は大変でしょう。
周りに韓国語を話せる人も
そんなにいないし、同じ選手として
助けられるところは助けて温かく接したい。
争いは別? そうですね。
同じ左といってもタイプが違うし、
まあ、これまで通り出られるように頑張ります」
(中スポ)
◇英智
<井上とともに外野レギュラー争いに加わる>
「毎年のことですし。
僕が監督だったらやっぱり取ろうと思います。
僕も打てるように頑張らないと」
<イの加入を逆に利用することもできる>
「(今季退団した)アレックスからは
たくさん学んだところがありました。
今度はまだ分からないけど、
打つ選手と聞いているし、
そういうところが学べれば」
(中スポ)
◇宇野打撃コーチ
<この日、昇竜会ゴルフに参加。
イのデビュー戦の時期について>
「(イは)一流の打者であることは
間違いないが、日本は初めて。
どう対応するのか(落合)監督も
早く見たいのではないか」
<1年目のジンクス回避への調整法について>
「アレックスにしても、
イ・スンヨプ(千葉ロッテ-巨人)にしても、
外国で実績があっても
日本1年目に苦労する選手は多い。
イ・スンヨプにも情報を聞いているんじゃないか。
なるべく早く日本の野球を知ってほしい」
(中スポ)
◇井手編成担当
<キャンプ早期参加を希望するなど
特権返上を申し出たイ・ビョンギュについて>
「(投手の)左右を苦にしない。
外野を十分任せられる。
現場は2月8日でいいと言っているが、
本人が早くきたいと言っているみたいだ」
(名古屋ニッカン)
◇西川球団社長
<昇竜会ゴルフに参加。
イの獲得に触れ、契約について明かす>
「インセンティブ(出来高払い)を
最大に入れて2億円にいかないくらい。
2年目の年俸は、1年目の成績で見直す」
<イに続く外国人選手の獲得について>
「これから出てくるかもしれないけど、
70人枠で獲得するというのは
イで終わりになるんじゃないかな。
育成選手でこれというのがいれば
6月30日までに上げればいいから」
(中スポ)
年俸変動制の
2年契約でのドラゴンズ入り。
約100人の報道陣を
前にしての会見で
目標に3割、そして全試合出場と
意気込みを語ったイ・ビョンギュ。
背番号も『7』に決まり、
夫人が来年1月中旬に出産することから
キャンプイン後の2月初旬に来日予定。
それまでは韓国でトレーニングを
続けていくと語りました。
韓国のヒットマンと言われるイ・ビョンギュ。
俊足、巧打、堅守と三拍子揃った好選手ですが、
やはり心配なのは、海を渡ってくること。
これまで韓国から日本球界に来た選手は、
言葉の違いや日本野球に適応するために苦労。
早くても1年かかると言われてきました。
そんな荒波に
立ち向かっていくイ・ビョンギュに、
韓国出身竜戦士の先輩・ソンさんとJ・リーが
語ってくれた日本で成功するための近道。
韓国の至宝・ソンさんからは
『野球より先に日本語を学べ。
韓国での10年間を忘れ、投手らの球質に
引っ掛からないよう心掛けよ』。
そしてJ・リーも同様に
『今までの自分を忘れろ。
イ・スンヨプも成功するのに3年掛かった』。
10年間培ったプライドを日本に持ち込まず、
日本野球に早く慣れること。
そのためには、日本語を覚え、
周囲とコミュニケーションを取ることが大事。
ソンさんでさえ言葉をマスターするため、
試合後、意識的に何人かのベテラン選手を
韓国料理店に連れて行ったり、
カラオケで唄いながら覚えたりしたなど
苦労してきた先人だからこそ言える
重みのあるアドバイス。
イ・ビョンギュもしっかり
耳を傾けてほしい助言に感じました。
もちろんそれはイも先刻承知のこと。
会見でも、イ・スンヨプらには
日本球界の先輩として話を聞かせてほしいと話し、
また日本の野球に少しでも早く適応したいと
ドラゴンズ側が打診したキャンプ
第2クールからの合流案を返上し、
早期来日も希望しているようです。
横浜で2年連続本塁打王を獲って
移籍してきたウッズとは違い、
日本球界にはじめて飛び込むイ・ビョンギュ。
おそらく最初はストライクゾーンの違いや
日本人投手特有の落ちるボール、
厳しい内角攻めなどに苦しむでしょう。
課題も多いと思いますが、
技術よりもまずはハートの面。
本人もしっかり努力し、対応し、
周りもできるだけサポートしてあげてほしい。
そうすれば成功も見えてくるのではと思います。
ドラゴンズを連覇へ導くための
カギを握る才能ある韓国からのヒットマン。
来るからにはぜひとも頑張ってもらいたいです。
挑戦していく姿を応援していきますし、
赤兎馬の躍動する姿を期待したいと思います。
ナゴヤからの話題。(11日)
◇井上一樹
<愛知県岡崎市で行われた
『昇竜会ゴルフコンペ』で大会3連覇を達成。
ゴルフでも選手会長の貫禄を見せつける>
「(満面の笑みで)まさかと思った。
このコンペはぼくのものと思っています。
今日は自分のためのコンペと思っていたので、
今年は(個人のコンペを)しませんでした。
優勝できてうれしい」
(中スポ、名古屋ニッカン)
◇立浪和義
<昇竜会ゴルフコンペに参加。
西川球団社長とニアミスを繰り返すも>
「(西川社長とは)何も話していません。
何も聞いていないので
更改がいつになるか、わからない」
(スポニチ名古屋、名古屋ニッカン)
◇井手チーム運営部長
<立浪の更改を担当、越年覚悟のニュアンスで>
「年内に一度は交渉をやります。
ただし、すんなり決着をみるかどうかは何とも…」
(スポニチ名古屋)
◇西川球団社長
<今月末から始まる
主力選手の契約交渉について逆宣戦布告?>
「みんな納得するまでやればいい。
去年の(自費キャンプを行った)
川上のように長引く選手は多いだろう。
球団も出せる額に限りがある。
固定給を上げれば年俸が高騰する。
うちは年俸プラス出来高でやる」
(名古屋ニッカン)
明日13日からいよいよ
アメリカ・ラスベガスへの
優勝旅行が待っているドラゴンズ。
この日は、球団主催の『2006年度
中日ドラゴンズ昇竜会ゴルフコンペ』が行われ、
選手、球団関係者、ナゴヤドーム関係者ら84人が参加。
このコンペを「ぼくのもの」と豪語している
井上選手会長が、見事に3連覇を達成。
表彰式の壇上では、
カズキ節で笑いを誘っていたそうです。
またこのコンペには、西川球団社長も参加。
下交渉で1億円以上のダウンを切り出され
「もっと生え抜きを大事にしてほしい」と
話していた立浪とのニアミスも!
しかし言葉を交わすことはなかったようです。
◇岩﨑達郎(新日本石油ENEOS)
<大学・社会人ドラフト5巡目指名。
この日仮契約を交わし、入団内定。
落合監督の地獄ノックをおそるおそる志願>
「う、受けたいです。
地獄のノック、知ってます。調べました。
(担当記者に)どんな感じなんですか?」
<目指すのは、アライバの後継者>
「開幕1軍を目指したい。
(将来的には)ゴールデングラブ賞を獲りたい。
(荒木&井端の)いいところを
どんどん盗んで、自分のものにしていきたい」
<新日本石油時代も猛烈なノックを受けた>
「3人で受けると2時間半ぐらいになる。
ミスが許されないから、精神的にきつかった」
(中スポ、時事通信、MSN毎日新聞、名古屋ニッカン)
大学・社会人ドラフト5巡目で指名した
新日本石油ENEOSの岩﨑達郎内野手と
中田スカウト部長、石井スカウトと入団交渉を行い、
契約金5000万円、年俸1200万円で仮契約しました。
看板の守備を磨きたいという岩﨑選手。
開幕1軍を目指すべく、早くもキャンプでの
落合監督の地獄ノックを志願しました。
アライバの後継者になってほしい守備の名手。
北谷のサブグラウンドで虫けら同様?に
されるのが、とても楽しみです。
これでドラゴンズは、
高校生(堂上直倫、福田)、大学・社会人
(田中、浅尾、菊地、岩﨑、清水昭信、西川)と
指名した全8選手の入団が内定。
入団会見は、20日に行われる予定です。
◇鈴木義広
<13日からのラスベガス優勝旅行で
何をするか少し悩んで決める>
「ゴルフがうまくなるように頑張ってきます」
<ゴルフは今年から挑戦。
オーバーホール先で
連日森野と一緒に回って鍛えられ>
「授業料ですか? それは大丈夫でした」
(中スポ<ドラ番記者>)
カジノとショーで有名なラスベガス。
グランドキャニオンなどの観光地へ行く
ツアーもあるそうですが、
カジノへの魅力も今一つないスーさんは
ゴルフの上達を目的にしました。
まだまだ始めたばかりのゴルフ。
アメリカ本土でのプレーによって、目覚めるのでしょうか?
◇山本昌
<自身のホームページのエッセイを更新。
恒例のミズノのスタッフ会議に参加し>
『その他では最近大流行の
ピチピチのアンダーシャツを今年も進められ、
アドバイザーで使っていないのは
工藤さんとボクぐらいなのですが、
ミズノも「今年はさらに改良を加えたからぜひ」
というので、試してみるぐらいはしないと
まずいかな、と思っています。
今季は4月の初登板から日本シリーズまで、
ずっと半袖のアンダーシャツで通しました。
4月や10月の屋外でのゲームは寒いのですが、
ウオームアップや投げているうちに
温まってくるので気にならないし。
そんなわけでピチピチのアンダーシャツは
あまり必要ないと思うのですが、
ミズノの言う通りに着用感がなく
半袖感覚で着られるのであれば、着てもいいかなって。
でも、自分で想像しても笑っちゃいます。
来シーズン、どんなふうに変わっているのか、
アンダーシャツとともに楽しみにしていてください(笑)』
(山本昌公式ホームページ・
『路傍の一球』第121話
ピチピチ、見たい?より抜粋引用)
昌さんのHPのエッセイが、11日更新。
内容は、今オフはいままで以上に
ゴルフに参加するようにしたこと、
昭和40年会の集まりに参加したこと、
恒例のミズノのアドバイザリースタッフ会議、
今月5日以降結婚式や表彰式などで
5日続けて壇上からあいさつしたことなどが
綴られていましたが、そのなかからの話題。
41歳の昌さんにミズノのスタッフが
現在流行?のピチピチ型のアンダーシャツを
今年も勧められ、来季は使ってみようと
考えているようです。
『薄く、軽く、それでいて暖かい。
急激な天候の変化に適確に対応できる』との
説明があったピチピチ型のアンダーシャツは
アンダーアーマーというメーカーが有名。
ドラゴンズでは、福留が着用しています。
自分的にはハンカチ王子が同じような
白いものを着用していた印象が強いです。
そのミズノ製をついに昌さんも試用するとの宣言。
しかし「自分で想像しても笑っちゃう」そうです。
昌さんの世代だと
肌着のように感じてしまうのかも。
少しデザインなどを変更した
スパイクや手袋とともに
来年の春先には、
ピチピチ昌さんが見られるのか。
ちょっと楽しみにしたいと思います!



“赤兎馬”って、カッコイイです!
このキャッチフレーズが早くファンの間で
定着するといいですね。
韓国の大先輩のアドバイスは
有難いですね。プライドを捨てて、
日本語を学ぶ……郷に入れば
郷に従えという意味でもあります。
イ・ビョンギュ選手が柔軟に対応して
くれれば、日本の環境や野球にも
早く慣れそうですね!
投稿: ドライチ | 2006年12月12日 (火) 17時52分
コメントありがとうございます!
>ドライチさん
赤兎馬・イ・ビョンギュ選手、
先輩の助言をしっかり聞いて、
早く日本野球に適応してほしいです。
日本語も出来るだけ覚え、
お立ち台で話してくれると盛り上がると思います。
投稿: Toshikichi | 2006年12月13日 (水) 09時25分