竜痛すぎる3連敗
9回4失点…悪夢の逆転負け
北海道日本ハムにリベンジできず、
悔しい連敗を喫したドラゴンズ。
仕切り直しとなるセ・パ交流戦
4カード目は、東北楽天との2連戦。
心配された雨もそれほどでもなく、
晴れ上がった浜松球場での初戦は
朝倉健太と田中将大の両先発による白熱した投手戦に。
ところが最終回、思いも寄らぬ展開が待っていました…。
| ◇日本生命セ・パ交流戦 中日-東北楽天 1回戦 (30日・浜松球場 | 中日1敗) | ||||||||||
| 11843人 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R |
| 東北楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 4 |
| 中 日 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
| [敗] 岩瀬(19試合2敗13S) [D本] なし | ||||||||||
| [Dバッテリー] 朝倉、岩瀬 - 谷繁 | ||||||||||
【ゲームレビュー】
9回に2点のリードを守れず逆転負け
9回、先発の朝倉が2連打され無死一、二塁。
岩瀬につないだが、東北楽天の礒部の犠打を
一塁手の渡邉が三塁へ野選し満塁。
一死後、リックに犠飛を打たれ1点差。
続く代打・鷹野には右前へ運ばれて2-2の同点とされ、
さらに鉄平の二ゴロを森野が一塁へ悪送球するなどし
2点を奪われて逆転された。
先発の朝倉は8回まで3安打無失点と好投したが、
9回に2連打され、最後の詰めが甘かった。
打線は2回一死から長短打を3本重ねるなどし
2点を先制したが、その後は2安打に抑えられ
追加点を奪えなかった。
東北楽天は開幕直後を除き、勝率を初の5割とした。
(中スポ、共同通信社、ニッカン式スコア)
初回は三者凡退に抑えられたドラゴンズ打線。
しかし2回ウラ、好調の5、6、7番が繋がり、
話題のルーキー・田中を捕まえます。
1死から森野が2球目、内へのストレートを叩くと、
痛烈な打球はライトポール際のフェンスを直撃!
さらにそのボールが大きく跳ね返る間に、
森野は一気に三塁へと達します。
先制のチャンスで迎えるは、オープン戦で
田中にプロ洗礼弾を浴びせた中村紀洋。
スライダーを続けたカウント1-1からの3球目、
真ん中高目のストレートを叩くと、
前進守備のショートの横を抜いていくタイムリー!
3試合ぶりにドラゴンズが先制します。
なおも続くイ・ビョンギュが2球目、
中に入ってきたスライダーを振り抜くと、
打球は、左中間オーバーのツーベース。
1死二、三塁とチャンスを広げると、
谷繁がフルカウントからの7球目、
外へのスライダーをライトへ犠牲フライ。
三塁走者の中村紀洋が生還し、2-0。
甘く入ったボールを見逃さずに叩き、
3連打を絡めて、田中からリードを奪います。
ドラゴンズの先発・朝倉は、
立ち上がりからまずまず。
この日は、スライダー、カーブなどの
変化球がしっかり決まり、制球もよし。
3回以降、ランナーこそ出すものの、
落ち着いて後続を断ち、0を重ねます。
一方、田中の方も打ち込まれたのは、その2回だけ。
3回以降は自分の投球を取り戻し、
6回ウラには、先頭のウッズにセンター前に運ばれるも、
続く森野、中村紀洋、さらにイと三者連続三振と
試合中にリベンジするなど、持ち味を十分に発揮。
ともに毎回三振を奪うという両先発の好投で、
ゲームは投手戦の様相を呈し、終盤を迎えます。
2-0のまま迎えた7回ウラ、ゲームに動きが。
1死から朝倉は、空振りの三振。
しかしワンバウンドしたスライダーを
捕手の嶋基宏が弾いてしまい、振り逃げ。
(記録は、三振とワイルドピッチ)
思わぬカタチで塁に出ると、
続く井端の三塁線への送りバントを
掴んだ嶋が一塁へ悪送球し、一、二塁。
相手のミスから追加点のチャンスをもらいます。
2番の藤井を迎えたところで、
ドラゴンズベンチは動き、代打・立浪。
一方、東北楽天も好投の田中を下げ、
左の渡邉恒樹にスイッチします。
ゲームにダメを押す絶好の場面。
しかし立浪は内角高目のストレートを叩くと、
強い当たりの一塁ゴロ。
二、三塁と走者を進め、福留に繋ぎますが、
迷える背番号1は、初球から行くもレフトフライ。
またも快音聞かれず、追加点を奪えません。
味方の援護はないものの、
ほど良い緊張感を保ちながら、
8回のマウンドに上がる朝倉。
この回先頭の鉄平を一ゴロに取ると、
続く嶋の代打・フェルナンデスを
真ん中低目へのシュートで空振り三振。
さらに渡邉恒樹の代打・ウィットも
外へのシュートでニゴロに仕留めて、この回もゼロ。
8回を投げきり、東北楽天打線をわずか3安打、
さらに毎回の8奪三振、無四球で無失点とほぼ完ぺき。
パパ初勝利を完封でという期待を背負いながら、
最終回もマウンドに上がります。
しかし9回表、思わぬ展開が朝倉を襲います。
先頭の渡辺正人の当たりは、三遊間へのゴロ。
中村紀洋の横を抜け、井端が追いつくも、
送球の際、手に付かずお手玉。
内野安打となって、先頭打者を出してしまうと、
続く高須が初球を積極的に叩き、一二塁間を抜くヒット。
連打で一、二塁と走者を溜めてしまいます。
ここで落合監督が笑みを浮かべながら、マウンドへ。
こういう場面で好調の投手が崩れていくことが
よくあることに加え、絶対的守護神もいる。
8回0/3、112球を放った朝倉を下げ、岩瀬にスイッチします。
ところがここからゲームの流れが
一気に変化してしまいます。
無死一、二塁で迎えた礒部は、送りバントの構え。
1球失敗し、続く2球目はピッチャー前へ転がします。
しかしチャージしてきた一塁の渡邉が
二塁走者を刺そうと三塁に送るも、足が勝りセーフ。
フィルダースチョイス(犠打野選)となって、無死満塁。
痛恨の判断ミスで、さらにピンチを広げたうえに、
現在パの二冠王・山﨑武司を迎えることに。
2点リードといえど、長打が出れば逆転の場面。
百戦錬磨の岩瀬ですが、
登板間隔の影響もあってか、
ボールが先行し、0-3としてしまいます。
しかし1-3から、外へのシュートで
一塁インフィールドフライ。
打ち損じにも助けられ、1死を取りますが、
続くリックに真ん中高目のスライダーを
センターに持って行かれ、犠牲フライ。
1点を返されてしまいます。
なおも2死一、三塁で憲史の代打に鷹野史寿。
あと1人の声援届かず、カウント1-1からの3球目
外のストレートを叩かれると、
高いバウンドで一二塁間を抜いていくタイムリーヒット。
土壇場で、2-2の同点。
朝倉の勝利が一気に消え去ってしまいました。
さらにピンチは続き、2死一、三塁で迎えるは鉄平。
これ以上の失点は防ぎたい岩瀬。
カウント2-2からの6球目、
内へのシュートでバットを折ると、
打球は鈍い当たりの二塁ゴロ。
これでチェンジかと思いきや、
森野の強い送球がややライト方向へ逸れた上に、
渡邉がミットの先で弾いてしまい、エラー!
その間に二塁走者の礒部が生還すると、
さらに転がるボールを追いかけ拾い、
本塁へ返した渡邉の送球が、とんでもない大暴投!
一塁走者の鷹野まで還ってしまい、
タイムリーダブルエラーで、2点を追加。
(記録は、森野の一塁悪送球と渡邉の本塁悪送球)
信じられない守備の乱れから、この回一挙4失点。
勝ちパターンが崩壊し、ゲームをひっくり返されてしまいました。
2点リードとなった9回ウラ、
東北楽天は、クローザーの福盛を投入。
しかしショックで意気消沈のドラゴンズは、
もはや反撃さえできず、最後は井端が、
フルカウントから見逃し三振で、ゲームセット。
土壇場で生じた守乱からの大逆転負け。
勝ちゲームを落としてしまったドラゴンズは、3連敗。
流れを変えるどころか、守護神が打ち込まれるなど
状態は、さらに泥沼化。
また不振極まる3番・福留はこの日もノーヒット。
結果が出ず、5試合連続、24打席に伸びてしまいました。
8回まで3安打無失点の
朝倉の好投、
そして2点差で
守護神・岩瀬の投入。
完全に勝ちゲームの
展開のなかで起こった
9回表の大逆転。
ミスミス勝ちを逃してしまったという感じですね。
それまで完ぺきに抑えていた朝倉の交代は
やはり記録よりもチームの勝利が優先ということでしょうが、
投入した岩瀬も中6日と、間隔が空いていたということで
肩も軽かったのか、ボールが高く浮いてしまうなど
調子は決して良くありませんでした。
ましてやイニングの最初からではなく、
無死一、二塁とイニング途中での登板。
起用のタイミングも敗因の1つにあったのではと思います。
さらに一塁の名手・渡邉の度重なる拙守。
自信を持って三塁へ送球するも、
野選となってしまったことがきっかけとなり、
その後の焦りに繋がったのかもしれませんが、
守備固めで出てきた選手が、
ああいうことをしていては、何のために使われたのか…。
慢心もあったとも取られかねないミス。
チームのエラー数もリーグワーストの31に。
堅守を誇る渡邉がミスを連発するほど
守備面での負の連鎖反応が、続いてしまっています。
チーム全体でしっかりと反省して、
明日から再び練習あるのみです。
そんな中、8回までの朝倉は、
本当によかったですね。
低目に丁寧に集め、落ち着いた投球。
相手の田中も尻上がりに良くなりましたが、
それ以上ともいえる出来に、
プロの先輩投手としての貫禄を感じました。
出来れば9回もそのまま続投させて、
完封もしくは完投させてあげたかったですが、
あそこで連打を浴びたことは、やはり反省点。
そこを認識し、今後へつなげてもらいたいです。
思わぬカタチで3連敗となってしまいましたが、
まずはしっかりと切り替えること。
そして地に足付けて、1つ1つのプレーを丁寧に行う。
さらに最後まで、自分たちの野球を貫くことが大切。
おそらく歯車が噛み合っていないだけでしょうから、
1つ勝てれば、流れを再び変わっていくと思います。
ただそのためには、主軸の活躍が必須なのですが…。
明日は豊橋市民球場に場所を移します。
こういう時こそ気を引き締め直し、
元気を出して、戦いに臨んでほしいものです。
★プレーヤーズ・ボイス(30日)
●渡邉博幸
<9回無死一、二塁からの礒部の送りバントで
岩瀬を制し三塁に送球。逆転につながる野選を犯す>
「あそこは自分で判断しました。
『いける(間に合う)』と思ったので…。
勝負をかけたというか、
こっちもチャージしていったので。後悔はしていない」
(中スポ、サンスポ、スポニチ名古屋、名古屋ニッカン)
●高代野手総合チーフコーチ
<9回、渡邉が犯した痛恨の犠打野選に>
「あれが一番痛かった。
(走者の)走力を考えていかないと」
(中スポ)
●森野将彦
<9回、鉄平の二ゴロを一塁に悪送球。
慣れないポジションでの痛恨の失策に肩を落とす>
「焦った? 焦ってはいません。
握り損ねてもいません。普通に投げたんですが。
球(一塁への送球)が速かったんでしょう…」
(東京中日、共同通信社、時事通信、
スポニチ名古屋、名古屋ニッカン)
●岩瀬仁紀
<9回無死一、二塁で登板。
味方の拙守に足を引っ張られ、
打たれた安打は1本ながら、2日以来の2敗目を喫す>
「準備はしていました。
難しい場面? そう簡単にはいきませんよ。
難しいですよ」
(中スポ、時事通信、名古屋ニッカン)
●朝倉健太
<8回までわずか3安打、
毎回奪三振、無四球と、完ぺきな投球も、
完封目前で打たれ、4勝目も逃す>
「9回? 特別変わった意識は全然ないです。
別に意識はなかったけど、
(コースが)甘かったといえば、甘かった。
無四球? それはよかったですけど…。
仕方がないです」
(朝倉健太公式、中スポ、スポニチ名古屋、名古屋ニッカン)
●中村紀洋
<2回1死三塁から先制の左前タイムリー>
「何とか、うちがいい形で
試合を進めるために先制点が欲しかった。
いいところを抜けてくれました」
<オープン戦で左越え2ランを見舞った
田中を返り討ちにした形だが、9回に逆転負け>
「いいのが出た?
いいところで打てましたけどね…。まあ、仕方ないです」
(東京中日、サンスポ、MSN毎日新聞、名古屋ニッカン)
●福留孝介
<4打席ノーヒットに終わり、
連続無安打を24打席に伸ばす。
試合前には自主トレパートナーの
東北楽天・山﨑武司らと談笑する場面も>
「記録? 気にせずやるだけ」
(名古屋ニッカン)
●タイロン・ウッズ
<試合前、小田のフリー打撃を見た後、
身ぶり手ぶりで顔が前に突っ込むクセを指摘>
「ヘイ、オジー(小田)。
それじゃあ球が150キロのスピードに見えちゃうぞ」
(名古屋ニッカン)
◆小田幸平
<臨時打撃コーチとなった
主砲のアドバイスに感謝>
「サンキュー」
(名古屋ニッカン)
◆浅尾拓也
<全国各地を転戦するセ・パ交流戦。
遠征先でのお目当ては、食事>
「行ったことのない球場ばかりだから、
それも楽しみだけど、食事も楽しみ。
食べたことのないものが食べられますから。
でも刺し身は(地元の)知多の海で、
とれたものが一番ですね」
(中スポ<ドラ番記者>)
◆小笠原孝
<31日の東北楽天第2戦の先発予想。
今季は4試合で3勝、防御率1.57と好成績>
「ずっと好調さを継続できています。
思い通りの投球ができるようになってきました。
それが結果につながっていると思います」
(東京中日)
◆山本昌
<ナゴヤ球場で1軍復帰を目指して調整を開始。
降雨を気にせず、外野を1人黙々とランニングを繰り返す>
「(抹消の)期間は上(1軍首脳陣)が
決めることなので、分からないけど、
(その間)しっかりと調整するだけですね」
(中スポ)
●落合監督
<土壇場で守備が乱れ、まさかの逆転負け。
リーグワーストの31失策と
危惧し続けている守乱が極まるも、選手をかばい>
「こういうゲームはあれだよ。
監督のミスで負けた。その一言。あとは何もない」
(中スポ、サンスポ、共同通信社、時事通信、
MSN毎日新聞、スポニチ名古屋、名古屋ニッカン)
PS 今夜の渡邉選手。
9回、ウッズに代わり、一塁の守備固めで
登場しましたが、後は、↑のゲームレビューの通り。
いろいろミスをやらかしてしまいました。
犠打野選は、けっこうチャージしていたので、
三塁封殺を狙っているのかなと思いましたが、
無理してサードに送らず、一塁へ送り、
1死二、三塁にしても良かったのでは。
その後、マウンド上ですまないと苦笑いでしたが、
決められなかった動揺は、大きかったようですね。
悪送球となった森野の送球も、
普段の渡邉選手なら、おそらく捕っていましたし、
そのあとの大暴投も…。
「中日ファンが目を覆いたくなるような
シーンが9回に繰り広げられた」と、
どこかに出ていましたが、自分もまさにその通り。
試合後は久々に、○| ̄|_(がっくり)でした。
見本にならなくては、いけない守備の職人。
猛省し、再発防止にしっかり汗を流してもらいたいです。
その中で光ったのは、
投手戦の様相だった序盤。
昨秋の日本シリーズの
前夜に続いてのレオ退治。
序盤から優位に
それにしても、
ようやく千葉マリンで
今季こそは
予想通り、
一気に3タテして、
巨人に連勝し、
1-0という
中盤、同点には


