CSセ初代王者ドラゴンズ、しばしの休日モード。
巨人を3タテして、球団史上初となる
2年連続の日本シリーズ進出を決めたドラゴンズ。
一夜明けたこの日、ナインはそれぞれ
東京の宿舎からナゴヤへ戻ったもよう。
クライマックスシリーズ怒濤の5連勝で
掴んだキップを手に、2日間休みを取り、
23日から53年ぶりの日本一へ向け、練習を再開するそうです。
トウキョウからの話題。(21日)
◇タイロン・ウッズ
<来季も中日に残留することが確実に。
現在、球団側との交渉が順調に進んでいることを明かし>
「もちろん残ることを前提に、今は球団と話し合っているよ。
ここでプレーすることが自分の希望。
だから契約がうまくまとまることをオレも願っている」
<今年38歳。シーズン前半は背筋痛や腰痛に泣かされ、
体力的にきついと感じたこともあったが、
必死のトレーニングをすることで難局を打開>
「自分でも不思議なんだけど、一時より若くなった気がする。
まだまだ捨てたもんじゃないぞ、ってところを見せたいね」
<今は契約のことより、悲願を達成することで頭がいっぱい。
まずは日本シリーズでの大暴れを誓う。
日本シリーズでの指名打者OKの姿勢を見せ>
「それよりも、まずはジャパン・シリーズだ。
DHでも一塁でもどちらでもいいよ。
首脳陣と相談してからになるけど、
チームのために、やれと言われたところでやるつもりでいるよ。
トップにならなきゃ意味がない。そのためだけにベストを尽くす」
(中スポ、名古屋ニッカン)
◇西川球団社長
<球団側としてもウッズの長打力や勝負強さを高評価。
年齢に関係なく、来季もチームに欠かせない戦力として判断>
「あれだけの実績を残しているし、不動の4番だからね」
(中スポ)
◇荒木雅博
<巨人に3連勝しての日本シリーズ進出効果を口に>
「(CS第2ステージを)
3連勝で決められたのは大きいですね。
体を休ませられますから。
(21、22日の)2日間、日本シリーズへ向けて、しっかり休みます」
(名古屋ニッカン)
◇井端弘和
<CS第3戦で高橋尚成から左ひじに死球。
一晩たってもつらそう。練習再開までしっかり治療>
「まだ痛いですよ。
2日間休みなんで、その間に何とか治します」
(東京中日)
◇中村紀洋
<腰痛を抱えるだけに恵みの2連休に。
この日は東京の宿舎に招いていた家族とリラックス>
「(腰を)治療します。
(日本シリーズに向けては)昨日終わったばかりだから…」
(東京中日)
◇イ・ビョンギュ
<昨年の日本シリーズは知らなくても
大一番を熟知する男。キーワードは『集中』>
「日本シリーズもCS第1、第2ステージと同じように
しっかりといい準備をして、集中して
第1戦から力を出せるようにしたい」
<北海道日本ハムとは今季交流戦で2試合に出た>
「すごくいいチームだという印象がある」
(中スポ)
◇谷繁元信
<昨季のシリーズ、今季交流戦3試合と
実際に対戦した日ハム情報をインプット済み。
CSで大活躍した司令塔は日本シリーズでも頼もしい>
「ボクの中では多少、情報が増えているというのがある。
誰が、ではなく全員を抑えられれば、それがベスト。
全員を抑えられるようにして、あとは状況に応じてやる」
<第3戦のビクトリーボールを行方を探る。
三振で試合終了したため、その時点で持っていたが>
「マンちゃん(岩瀬)に欲しい? と言ったら、
くださいと言ったのであげたよ」
(中スポ1、2)
◇岩瀬仁紀
<ビクトリーボールは無事、守護神の手元にあった>
「監督に? あっ、忘れてた。
バッグの中です。また今度監督に渡します」
(中スポ)
◇朝倉健太
<CSでは両ステージともに出番なしも
日本シリーズでの先発登板に意欲満々。
昨季のシリーズは第3戦で先発マウンドを経験>
「CSでは何もしてないので絶対に投げたいです」
(スポニチ名古屋)
◇山井大介
<04年、西武との日本シリーズで先発勝利。
53年ぶりの日本一をたぐり寄せる快投を誓う>
「出番があればだけど、自分の投球をするだけです」
(スポニチ名古屋)
◇井上一樹
<CS突破を決めた試合後、まさか猛烈な重圧が…。
選手会長が前夜の苦しさを語る>
「あの状況の中で、一番プレッシャーを
感じていたのはオレじゃないかな」
<東京ドームの客席からわき起こる『胴上げ!』コール。
胴上げを仕切るのは選手会長の役目だが、動けない>
「あれは苦しかった。事前に球団から
『胴上げはなしだから』と言われていたから…」
(中スポ<ドラ番記者>)
◇落合監督
<歓喜のCS5連勝から一夜明け、
東京都内の自宅で夕方に取材には応対したものの、
昨季の優勝との『違い』を報道陣に説明>
「別にめでたくないよ。
リーグ優勝と(CS制覇は)別物だって。
勘違いしてはいけない。
去年までのパ・リーグは(プレーオフで)勝ったところが
リーグ優勝だったけど、今年は違う。
日本シリーズの出場権をかけて戦ったってことを
わかってもらわないと。
今回は(勝って)日本シリーズの権利を得ただけだ」
<23日の再始動から指揮官の頭脳もフル回転。
そして静かに日本シリーズを迎えるつもり>
「きょうは休み。野球の事は考えてない。
日本ハム? 去年は去年。
それに資料が届かないことには何も考えられない。
資料に目を通してから考えます。
2日間は休みだって。
働いているのはスコアラーだけ。
今ごろ必死にやってくれていると思う。
(練習開始の)火曜日からだ。こっちは英気を養うよ」
(中スポ、スポーツ報知、スポニチ名古屋、名古屋ニッカン)
日本シリーズ出場を決めてから一夜明けたこの日、
それぞれ東京からナゴヤへ移動したドラゴンズナイン。
短期決戦の激闘で、疲労はやはりピーク。
21、22日を休養日として、練習は23日に再開されるとのこと。
もしも第2ステージが第5戦まで行っていたら、
27日からの日本シリーズには、中4日しかないことに比べたら、
たった2日間でも休めたことは、選手に取っては大きいでしょうね。
3連勝でもらえた休暇をしっかり活かし、
治療に、リフレッシュに充ててほしいと思います。
この日集まった選手のコメントの中で注目なのは、
主砲・ウッズの来季残留がほぼ確実に。
現在交渉中とのことですが、現状維持の
年俸500万ドル(約6億円)でほぼ合意に達しているとのこと。
今季は無冠に終わったものの、福留が抜けたことで
勝負が避けられるなか、打率.270、35本塁打、102打点と
昨季より成績こそ下回ったものの、長打力や勝負強さを披露。
来季39歳を迎えることもあり、単年ながらも
やはり欠かせない戦力として、契約を延長するようです。
まあ本人が「ヤメル」と
言わない限り、
契約するだろうとは
思っていましたが、
とりあえず一安心。
この日は疲労回復を兼ね、
来日中のシェリル夫人と
東京デートを満喫したというウッズ。
今季の締めとして成し遂げたいのは、
北海道日本ハムへのリベンジ。
打点0と抑え込まれてしまった昨季の借りを返し、
日本一を奪えるよう、調子を上げていってもらいたいと思います。
またウッズの発言のなかで気になったのが、
日本シリーズでのDH(指名打者)について。
札幌ドームで行われる第1、2、6、7戦は
DHが使えますが、そこに誰を起用するのか。
順当なら昨季のシリーズでは5番にも座った
立浪となってきそうですが、そうすると代打が手薄になる。
守りに不安のあるウッズをDHに入れ、
一塁に中村紀洋、三塁に森野で、
外野、主にレフトに誰か1人加えて
イ・ビョンギュ、平田らとトリオを組む布陣も
十分に考えられないこともないでしょう。
ただそうなると、その外野に適任な選手が
今のところ見当たらない。
藤井、上田、井上、新井、中村公治、堂上剛裕と
候補こそいますが、どうもバチっとはまらないですね。
英智が元気なら、そこに入りそうですが、
たとえ間に合ったとしても、ケガ明けだけにブランクもある。
6、7戦は微妙としても、1、2戦は必ずあるDH。
どうせいないなら、憲伸をそのまま打たせるという手も
ありますが、さすがに日本シリーズですからね…。
23日以降の準備期間でその辺を詰めると思われますが、
首脳陣の判断に注目したいと思います。
ナゴヤからの話題。(21日)
◇福留孝介
<ナゴヤ球場の屋内練習場でトス打撃を再開。
手術した右ひじを考慮し、軽めのスイングながら
約3カ月ぶりにで89球。冗談を交えながら満足顔で>
「あれぐらい打ったうちに入らない。0.02、3%(の力)だね」
<きょう22日に故障者特別措置制度でFA権を取得予定。
取得への思いについては、慎重に言葉を選び>
「いまの心境? 特にないです。
まだ(権利を)取ってないので、
(正式に)取れたとき、考えるでしょう」
<チームの日本シリーズ進出には安堵の表情>
「よかったです」
(中スポ、スポニチ名古屋、名古屋ニッカン)
きょう22日にはフリーエージェント(FA)の
取得者名簿がコミッショナーから公示されるそうですが、
従来ならば登録日数が29日足りないものの、
今季から導入される『故障者選手特例措置制度』により、
福留もプロ9年目で初めてのFA権を取得できる見込みだそうです。
その福留ですが、この日のリハビリでは、
ランニングと送球なしの外野ノックの後に
右ひじ手術後初となるトス打撃も行い、
約3カ月ぶりとなる打撃練習を再開しました。
キャッチボールの距離は30メートルとなったものの、
日本シリーズの出場は、実質不可能。
しかし来季に向けては一歩前進となったことに笑顔だったようです。
若竜からの話題。(21日)
◆フェニックス・リーグ
中日-北海道日本ハム
(21日・サンマリンスタジアム宮崎)
F 000 000 100 =1
D 000 000 000 =0
[敗] 中里
[D本] なし
[D投] 中里、高江洲
(公式HP、フェニックス・リーグ特設)
【ゲームレビュー】
先発の中里は、初回から制球に苦しんだが、
3回からはフォームも安定し、高目にストレート、
低目に変化球と持ち味を十分に生かした投球をした。
7回、無死三塁から今成亮太にタイムリーを打たれ、
あっさり得点を与えたが、後続を断った。
結局この日は8回を投げ、6安打1失点。
攻撃陣は、相手より多い10安打を放ったが、
決定打が出ず、完封を許した。
(公式HPより)
●中里篤史
<先発し、8回を投げ6安打1失点の好投>
「初回は、軸足にタメがなかったが、
3回以降はタメも出き、ゆったりとしたフォームで投げられました。
試合の途中で感覚がつかめたのが良かったです
このリーグ3試合で一番いいピッチングができた。
ケガが治ってから一番長いイニングを投げることができたし、
スタミナ面でも不安がなくなった」
(公式HP、中スポ)
●高橋2軍投手コーチ
<フェニックス・リーグ最後の登板で
結果を残した中里について>
「ケガが治ってからでは一番いいボールを投げていた。
あとは変化球のコントロールをよくすることが課題」
(中スポ)
今季のフェニックス・リーグもいよいよ残り3試合。
サンマリンスタジアム宮崎での
北海道日本ハム戦は、投手戦の展開に。
左ひじ骨折からの復活を目指す先発・中里が
3回以降立ち直り、伸びのあるストレートを軸に
復帰後最長の8回を投げ、6安打1失点と好投。
同リーグ3試合目の登板で
ようやく本来の持ち味を披露しました。
一方、打線は田中が3安打の活躍を見せるなど、
10安打を放つも、決定打が出ず無得点。
日本シリーズで対戦する日ハムに、ドラゴンズ弟は敗れてしまいました。
ドラゴンズも束の間の休養ですね。
タイロン・ウッズの残留も決まって一段とモチベーションが
上がったのではないでしょうか。
今から日シリの予想をすると先発投手の好投で3連勝でしょう。(11→20→29)
そして、日本一を決めるゲームは孝だと思いますよ。
健太、ミッドナイト、岩瀬の尻上がりトリオも
捨てがたいのですが、ここはタカシに名誉をお譲りします(笑)
こうやって想像している時間も楽しいですね。
去年よりも何だかムードがいいような気がしてます。
投稿: ギンタロウ | 2007年10月22日 (月) 15時12分
CS5連勝のおかげで、非常に気分が良く
私もいろいろと楽しく想像しています(笑)。
ローテ予想は3戦目までギンタロウさんと
全く同じですが、4戦目は……う~む、
小笠原投手か健太投手か。あるいは
どちらかが先発して、どちらかがスタンバイするのか……。
いずれにしても、ビジターは憲伸投手と中田投手に
お任せですね。打席に立てないのが非常に残念ですが、
絶対にDHを使わなければならないのでしょうか?(笑)
投稿: ドライチ | 2007年10月22日 (月) 17時34分
DH、私も気になってました
立浪はやはり代打の切り札としてとって置きたい
ですね。代打に立浪がいるというだけで相手にプレ
ッシャーをかけることができますし
そうするとウッズがDH。ノリ1塁、森野3塁だとすると
仰るとおりレフトへ入れる選手がイマイチ
新井、堂上兄が1塁というのもちょっと荷が重過ぎま
すかね~
う~ん、難しいですね。
さて、誰を使うのでしょうか?
今日は寝られそうにありません
投稿: daojing(オヤジ) | 2007年10月22日 (月) 21時52分
Toshikichi師匠 今晩は
27日まであれこれ考えるのが楽しいですね。
ちなみに落合英二氏は、2戦目にタカシ投手と予想したようですね。
札幌のマウンドと相性が良いのは誰でしょうか
できれば中田投手はナゴドで投げて欲しいというのが私の希望です。
ファイターズは、守りに関しては12球団トップではないでしょうか?
タイガースとの戦いに近いと思います。
このため守りを固めていくということで、DHタイロン、ファースト ノリ、サード森野、レフト李、センター平田、ライト藤井と予想しました(というより希望ですね)
投稿: dragons1999 | 2007年10月23日 (火) 00時18分
みなさんコメントありがとうございます!
日本シリーズまであと4日。
しかし自分の周りではレッドソックスの話ばかり
ドラゴンズのことには何にも触れてくれません。
>ギンタロウさん
日本シリーズの先発投手も予想が難しいですね。
山井投手、朝倉投手が投げなかっただけに
どこで使ってくるのか。
タカシ投手、ここに来てラッキーボーイですからね。
強力なジョーカーとして、大事なところで出てきそうです
>ドライチさん
自分的には朝倉投手を札幌の2戦目で、
中田投手をナゴヤの1戦目で使ってほしいですが、
憲伸、中田両投手は2回投げさせそうですね。
どちらにしても先発陣の力量がシーズンを左右しそうです
DH、やはり使うんでしょうね。
ただドラゴンズ的にはあまり効果がない気も。
憲伸投手、打たせてあげたいです!
>daojing(オヤジ)さん
DHの使い方、難しいですね。
ほんと帯に短したすきに長しですよ
堂上剛裕選手の調子がもう少し上がれば、
使ってみたい気もしますが、うーん
あと4日、とりあえず思案を練りましょうね
>dragons1999さん
英二案、なるほど!と感じました。
左が1人しかいないドラゴンズ先発陣。
小笠原投手の起用はカギを握ってきそうですね。
北海道日本ハム、ほんと守備が固そうですね。
ライト藤井選手、これも可能性が高そう。
今季の交流戦・ナゴドのゲームでは、
ホームランも放ちましたし、いいかも
投稿: Toshikichi | 2007年10月23日 (火) 09時37分