ハマスタ初戦は雨天中止と憲伸ブルペン投球再開。
18日に予定されていた横浜スタジアムでの
横浜との今季初戦は雨天のため、16時45分中止が決定。
ドラゴンズナインはゲーム開催時と同様の練習を行い、
翌日からのデーゲーム2連戦に備えました。
先発予定だった朝倉はおそらくスライドが濃厚。
そのほか、エース川上ブルペン投球再開などこの日の話題を。
ドラゴンズトピックス(18日)
◇朝倉健太
<この日先発が予定されていたものの雨天中止。
ブルペンで投球練習をして、翌日に備える。
スライド先発は調整の難しさもあるが>
「(先発予定が雨で流れ)
仕方ないでしょ。中止? 気にならない。
(先発の)間隔が空いても、詰まっても、
自分の調整の仕方は知っているから大丈夫です」
<この1週間も課題克服のため練習を積んできた。
下半身のぶれなく、安定したフォームで投げることを重視。
ここへきて、感触を掴みだしてきた>
「だんだん感じは良くなってきていると思います。
ぶれがなくなってきました。
ブルペンでもいい感じで投げることができています。
それが試合に出せればいいと思う」
<今季は先発陣の層が豊富なだけに気を引き締め>
「先発陣がいい流れをつくってくれているので、
自分も乗り遅れないようにしたいです」
(中スポ、スポニチ名古屋、ニッカン)
◇小笠原孝
<19日の先発予定だったが、20日に回ることに。
前回登板では2本塁打を浴び5イニング3失点で黒星>
「雨が降っても自分の準備は変わらないです。
(前回を振り返って)もっと丁寧に投げたかった」
(東京中日、ニッカン)
◇吉見一起
<20イニング連続無失点も完封にはこだわらない>
「完封を意識することはまったくないです。
完封なんて、今まで未知の世界だったんですから。
点を取られないのが一番いいですけど、
本当に1イニング、1イニングをガムシャラに投げるだけです」
(東京中日)
◇チェン・ウェイン
<中継ぎに回ったが、横浜戦にも意欲をみせる。
横浜は05年8月7日に初セーブを挙げた場所>
「状況によっては登板の場面が
あるかもしれないので、頑張りたいです」
(東京中日)
◇小林正人
<絶好調のリリーフ陣には恵みの雨に。
もっか7試合、防御率0.00と好調の象徴は
横浜戦でもフル稼働する構え>
「キャンプからコントロールを意識して
やってきた成果が出ていると思う」
(東京中日)
◇中田賢一
<森コーチとマンツーマンのフォーム修正を行う。
小雨が降るなか、遠投や低くバウンドさせて
遠くへ投球するなど試行錯誤>
「右腕の使い方です。
後ろを大きくして投げる、ということです。
(森コーチからは)右手を大きく使えということでした。
自分ではそうは思っていなかったけど
(投球時に)テークバックが小さいと言われました。
ワンバウンドさせても力強い球を投げろということです。
捕手の先へ貫通させるイメージです」
<直球の復活に悩んでいたが手応えを感じているよう>
「いい感触がつかめたと思います。
やっぱり真っすぐが今の課題ですね。
でも今日やったことで感じとしては良くなってきました。
昨年の終わりとまではいかなくても、次はそれに近づくと思います」
(東京中日、名タイ)
◇森バッテリーチーフコーチ
<横浜第1戦が雨で中止となったことで
先発投手の1人をロング救援としてブルペン待機させる方針>
「先発を中に入れればいい。
いいものから使う。そういう形だよ。
先発は今、8人いるんだ。
でも先発はあまらない。あまれば捨てるだけだ」
<中田の『剛球復活』を待つ代表。
この日、直球蘇生のためについにメスを入れる>
「あいつは制球を良くと考えているみたいだが、
無四球でも球数を少なくしても点を取られたら意味がない。
これまであまり手を入れてこなかったが、
2勝した今がいいころ。そろそろ言わせてもらうよ」
(ニッカン、名タイ)
◇落合監督
<今季2度目の雨天中止も、
ゆう然と横浜スタジアムを後に>
「今日はお休み」
(ニッカン)
【ドラゴンズ・今週末の日程】
19日(土)対横浜(14:00・横浜スタジアム)
20日(日)対横浜(14:00・横浜スタジアム)
大荒れの天気となったこの日、
横浜スタジアムも開門時間を遅くしたり、
様子を見るも二転三転の末、雨天中止が決定。
しかし東京の神宮は、中止は避けたいという日程的な事情から
東京ヤクルト-阪神のナイトゲームを強行開催。
結果、阪神がまたも勝ってしまい、ゲーム差は3.5に。
ちょっと広がった感も否めませんが、
当日移動でしたし、小雨が降るうえ、風も強い。
さらに肌寒いなかでのゲームは避けたいところでしたし、
とりあえずは、中止になってよかったのではと思います。
そして、きょう、あすは14時開始のデーゲーム。
天候の方もこちらを見ると、おそらく行えそう。
開幕7カード目にして、横浜との今シーズン初対戦。
ようやくリーグ全球団と一通り相対することが出来そうです。
ところで雨で流れてしまったため、
先発投手をどうやりくりしてくるのかが
この2連戦の注目となっていますが、
スポーツ各紙、仕切り直しとなる第1戦には、
この日先発予定だった朝倉をスライドで起用。
そして2戦目は小笠原を同じくスライドでと予想されています。
2試合連続完封と安定している吉見を
ロングリリーフにするのか、次の阪神戦に回すのか、
その辺りにも目がいきますが、とりあえずスライドで回すようなムード。
この日、朝倉はランニングでたっぷり汗をかいた後、
ブルペンで軽めの投球練習。
中止にもスライドにも気にしたそぶりを見せてなかったようです。ところでその朝倉ですが、
前回登板の広島戦では
和田の7打点にも援護され、
5イニング1/3を9安打3失点。
今季2勝目を挙げたものの、
内容は今イチピリッとしませんでした。
特にフォームに
ややぶれがあるなど不安定なうえ、
宝刀・シュートのキレも悪く、またも一発を浴びるありさま。
しかしその後の調整期間で修正を施し、手応えを感じてきている様子。
強風など天候が荒れそうなムードのハマスタですが、
投球は荒れることなくスッキリ勝って、
好調先発陣の柱としての貫禄を魅せてもらいたい。
スライド先発の際には、その辺を期待したいと思います。
◇和田一浩
<初戦の水入りをもろ手を挙げて歓迎>
「こういうときは思わぬ落とし穴が待っているものなんです。
雨だけならまだしも風が強かったでしょ?
気温も低かったし。ケガしてしまうのが怖かった」
<もちろん横浜にしっぽを巻いたわけではない。
交流戦3年間の対戦打率は球団別トップの打率.355、3本塁打>
「交流戦って期間が短いじゃないですか。
だから、どこに強い、どこを打ったっていうのは
あまり印象に残っていないですね」
<自身の状態も徐々に上がってきている。
17日の巨人戦の9回、中堅まで伸びた脅威の弾道に>
「あれがあったから、感触がいいというものでもないんですが、
ボクは真っすぐは好きなんで。
ああやってガンガン来られるのは気持ちいいですね」
(中スポ)
◇森野将彦
<もっか10試合連続安打とバットは好調だが>
「気にしていない。
今は調子がいいのか、悪いのか、分からない状態ですね」
(東京中日)
◇タイロン・ウッズ
<主砲は横浜投手陣の四球攻めを歓迎。
後続打者を信じての忍耐宣言>
「おれは四球でかまわない。4打席で4四球でもいいぜ。
四球になればお金がかせげる。
歩くだけで、かせげれば楽なものだぜ。アリガトウ。
彼らはおれが四球を気にすることを待つためにじらしてくるんだ。
チャンスのときは特にオレが打つ必要はない。
たぶん四球だろうけど、和田や中村(紀洋)が
ちゃんと打ってくれるから我慢するよ。
気にしたらよけいに(ストライクを)投げてこないからね」
(東京中日、スポニチ名古屋、ニッカン)
◇立浪和義
<今季10打席(7打数)でいまだ無安打、
1本がなかなか遠いが、状態は>
「悪くないんです。
ただ、4打席、5打席と結果が出ないと不思議なもので
悪いと自分で思いだしてしまうんです。
やはり誰でも結果は欲しいですから。
そうすると、いつの間にか本当に調子が悪くなってくる」
<タイミングの取り方を変えているのでは>
「そうです。すり足をやったり、
右足を高く上げたりする取り方がありますが、
今はツーステップです。1回引いて、チョンと…。
(タイミングの取り方は)試行錯誤ですね。
今はその取り方がしっくりくるというか。
打撃練習だと合いますが、試合ではまた違いますからね」
<もう1つ。きょうから練習で使うバットを変えた>
「変えました。
きのうまではノリ(中村紀洋)からもらったバット。
きょうからは自分の型(のマスコットバット)です。
ノリのは長いですから、ヘッドの使い方がよく分かる。
そう思ってずっと使っていましたが、気分転換しようと。
(バットだけじゃなく)やれることをやって、
試合で結果を出すしかないんです」
(東京中日)
一方野手陣では、ドラゴンズのユニホームを着ては
ベイスターズとの公式戦に初登場となる和田。
交流戦での対横浜戦は、打率.355、3本塁打と
相性がよかったようで、とても楽しみ。
センター方向に伸びていく独特の打球が
狭いながらも高いハマスタのフェンスを越えることになるのか、
徐々に状態の上がっている背番号5の打球に注目です。
さらに昨季は横浜投手陣に
わずか3発に抑え込まれてしまった主砲・ウッズ。
昨季ハマスタで弱かったドラゴンズですが、
主砲のバットが封じ込まれたことも関係ないといえないでしょう。
そのウッズですが、今季はその四球も「我慢」の姿勢。
「チャンスで四球でも和田、ノリが打ってくれるよ」と
ジョークながらも四球も歓迎していくようです。
13日の広島戦以降、打線がつながるようになりましたし、
特に振り回す必要もないとは思いますが、
ここぞの場面では久々の場外弾を披露してくれていいです。
その他では今季まだノーヒットのベテラン・立浪。
17日の巨人戦では惜しいファウルがあったものの、
結局は一塁ゴロに倒れ、いまだ快音聞かれず。
開幕戦でいきなりお立ち台だった
昨季とくらべ、その辺はやや淋しいなと。
しかし状態としては、決して悪くはないとのこと。
兼任コーチは自らの状態もしっかりチェック。
タイミングの取り方を変えたり、マスコットバットを変えるなど、
試行錯誤や気分転換をしながら、今季最初の1本を目指しているもよう。
立浪については、全く心配していません。
ただその反面でそろそろ出てくれないと思う自分もいたりします。
今週末のデーゲームでその『1本』、ぜひとも出てほしいですね。
◆川上憲伸
<右足内転筋の軽い張りのため、ファームで調整中。
この日戦列を離れてから初めて、ブルペンでの投球練習を行う。
捕手を立たせて軽く52球を投げた後、
捕手が片ひざを着いた状態で70%程度の力で19球を投じ>
「感じ? (ボールが)硬かった(笑)。
普通に投げられました。
段階的に上げていく? そうですね。
1軍昇格時期? 自分で決めることじゃないので
コーチと相談しながらやっていきたい。
一日でも早くという気持ちはあります。
余裕を持っちゃいけないけど、
多少は焦りながらやってやってますが」
(中スポ、サンスポ、スポニチ名古屋、ニッカン)
◆森バッテリーチーフコーチ
<先発ローテが十分に回っているだけに
万全の状態に戻ったエースの復活を待つ>
「しっかり治ってから上がってくればいい。
まだ先になるんじゃないの」
(スポニチ名古屋)
◆浅尾拓也
<昨季途中に右肩痛でリタイア。
再起をかけるも3月に再び右肩を痛める。
屋内練習場で川上のフォームを食い入るように見つめ>
「きれいなフォームですよね」
<2軍落ちしてきた川上から
『おまえのフォームはよくないぞ』声をかけられたうえ、
投球フォームを、エース自らが携帯電話の動画で撮影。
修正ポイントを一つ一つ解説、さらに一緒に
キャッチボールして身振り手振りで指導してくれた>
「下半身の使い方、右肩の動かし方…。
細かい点を丁寧に教えていただきました。
自分では絶対気付かないようなところです。
おかげで、全力で投げても肩の痛みがないんです」
<17日、久々にブルペンでの投球。
まだ捕手を立たせたままの試運転だが>
「試合で投げるにはもう少しです。5月には何とかと思っています」
<最高のお手本に学び、復活を心に誓う>
「川上さんも右肩の故障から立ち直って
あれだけの活躍をしていますから。自分だって…」
(東京中日)
体調不良でファームで調整中のエース・川上憲伸が
この日、抹消後初となるブルペン投球を。
捕手を立たせ軽めに52球、片ひざを付けさせ強めに19球。
合計71球を投じ、8日ぶりにマウンドの感触を確かめたもよう。
今朝の中スポやスポニチでは、
それまで「体調不良」とされていた部分が
軽い「右足内転筋痛」だったことが判明。
しかしこの日の投球ではその痛めた右太ももには
違和感はなく、上々の手応えを感じたもよう。
吉見、チェン、川井、そして山井と、
自身が離脱しながらも先発ローテは十分に回っている現状。
しかしエースとしては「多少は焦りながら」と
コメントするなど、やや危機感を感じている部分も。
最短では21日以降に再登録が可能ですが、
首脳陣は「しっかり治ってから」という姿勢。
それでも一日でも早くという気持ちで
エースは復帰に向け、調整を進めていくようです。
東スポにはすでにすっぱぬかれていましたが、
やはり「体調不良」だけではなかったようですね。
それでも軽い状態だったことは、本当によかったですし、
この様子なら早ければ、今月末ぐらいには
再び1軍に戻ってきそうな感じです。
ただ部位が部位だけに、再発だけは困りもの。
若い投手が頑張っている現状もありますし、
しっかり治してからの復帰が望ましいところですが…。
ファームでは右肩痛の浅尾にアドバイスを送るなど、
さすがという部分も見せているエース。
万全の状態での完全復活、そして再びの熱投。
ファンとしては、それを待ち望んでいきたいです。
右足内転筋でしたね。軽い症状とはいえ、
大事な部位だけに心配です。ちょっとまだ
時間がかかりそうですね。私的には
ゴールデンウイークの阪神戦か広島戦
……ナゴドのマウンドから復帰かなと予想しています。
それにしても、昨日の雨と風は物凄かったですね。
神宮も中止と思っていたので、強行開催と
その結果に落胆しました(苦笑)。
投稿: ドライチ | 2008年4月19日 (土) 09時48分