和田狙え故郷岐阜凱旋弾とドアラ☆チック発売決定。
神宮で東京ヤクルトに2勝1敗と勝ち越したドラゴンズ。
この日のナインは東京から名古屋駅に戻ると
そのままバスで岐阜へと移動。
長良川球場で控え野手と中継ぎ投手陣が練習を行い、
29日に行われるナイトゲームに備えました。
ところで岐阜といえば、今季から加入した和田一浩。
プロ12年目で初めて迎える故郷での公式戦、
しかも憧れだった中日の選手として堂々の凱旋に。
その和田がメモリアルゲームを前に、抱負を口にしました。
ドラゴンズトピックス(28日)
◇和田一浩
<29日に岐阜・長良川球場で行われる横浜戦は、
プロ12年目にして初の故郷での公式戦。
あこがれだったチームのユニホームを着ての
『凱旋試合』に努めて冷静に抱負を口に>
「まずはチームが勝つことが第一。その上で結果を出せればいい」
<長良川球場では過去にオープン戦で3試合プレー。
最初は西武時代の99年3月6日の中日戦。
捕手としてマスクをかぶり、ルーキーだった
松坂大輔(現・レッドソックス)の『プロ初勝利』をアシスト>
「そう、(松坂)大輔の初勝利が長良川でしたね」
<2度目は04年3月12日の巨人戦。
そして今年3月10日、中日へ移籍して迎えた
埼玉西武戦では2安打1打点の大活躍>
「声援がうれしかった。
オープン戦と違って公式戦では1試合1試合が勝負。
活躍できれば最高」
<意外な事実も一つ。アマチュアを通じても
長良川球場で本塁打を放ったことがない>
「当時は長良川球場が改修工事中で、
あまり試合をした記憶がない。
長良川で一発がない? それでも狙うということはない。
普段の打撃を心掛けます」
<最近5試合で8安打と打撃は上昇カーブ>
「調子は上がってきている。同じように打てたらいいです」
<両親や親類、知人、県岐阜商時代のチームメートらが
大挙して球場へ応援に駆けつけるが自然体を強調>
「地元だと特別意識しないように」
(中スポ、サンスポ、スポニチ名古屋)
◇英智
<和田と同じく岐阜出身。
29日の横浜戦は地元での試合になるが自然体。
県岐阜商高の大先輩を立てて>
「岐阜だからといって特別に力が入るということはない。
明日は和田さんのパワーを思い知ることになるでしょう」
(東京中日)
◇井上一樹
<長良川球場で行われた一部野手の練習に参加。
神宮では室内だったが、屋外で打撃、守備練習に励み>
「やっぱり外で体を動かせるのはいいね」
<代打で今季初打席の26日は中飛に倒れたが、
手応えも掴み、初安打に意欲を燃やす>
「感触は悪くなかった。早く1本打ちたいね」
(東京中日)
【ドラゴンズ・今週の日程】
4月29日(祝) 対横浜
(18:00・岐阜メモリアルセンター・長良川球場)
4月30日(水) 対横浜(18:00・ナゴヤドーム)
5月1日 (木) 対横浜(18:00・ナゴヤドーム)
ゴールデンウィークは、地元・ナゴヤドームで
腰を据えて戦うことができるドラゴンズですが、
その前にもう1試合、地方球場での一戦が。
年の一度の岐阜メモリアルセンター・長良川球場で
横浜との一戦が控えています。
過去は広島相手に負け続けるといった、
あまり相性のよくない長良川球場でしたが、00年以降は4勝2敗。
昨季は雨で流れたものの、だいぶ盛り返してきています。
その長良川球場でメモリアルな一戦を迎えるのが、和田一浩。
岐阜市出身で、県岐阜商高出身の和田にとって、
プロ入り12年目にして初めての地元での公式戦。
しかも憧れのドラゴンズのユニホームを着て
実現する文字通りの『凱旋試合』。
その一戦を前に抱負を口にしましたが、
「まずはチームが勝つこと。その上で結果を」と
その口ぶりはいたって冷静、そして自然体でした。
すでに竜戦士の一員しては、
3月10日のオープン戦で凱旋。
そのときの第1打席には、鋭いライナーをレフト線へ!
先制のタイムリー二塁打を放ち、移籍後初長打・初打点をマーク。
さらに4打席目にもヒットを放つなど2安打1打点。
詰めかけた観客からは、異例のスタンディングオベーションもあり、
「地元の声援はうれしい」と笑っていたのが印象的でした。
しかしそれはあくまでリハーサル。
今回はれっきとした公式戦での舞台。
スタンドにはおそらく両親や親類、
さらに多くの知人も駆け付けることでしょう。
そんななか期待したいのが、やはり『故郷凱旋弾』。
過去、岐阜では本塁打0なのですが、
地元の温かい声援にバックに、スタンドにアーチを架ける。
ただでさえ熱いファンが集結する岐阜だけに
それが実現したさいには、大盛り上がりになること間違いなし!
本格的にゴールデンウィークに突入した4月29日。
この日をメモリアルデーにできるよう
凱旋した背番号5のプレーに注目したいと思います。
◇中田賢一
<29日の横浜第1戦の先発予想。
この日はナゴヤ球場で調整を行う。
目指すは完投勝利、先発投手の理想を思い新たに語る>
「できるだけ長いイニングを、と考えています。
これまでもずっと考えていることですけど、
投げるからには完投したい、という思いはあります」
<前回登板の阪神戦ではプロ初完封勝利。
小首をかしげるが、球速は確実に戻ってきている>
「それほど『良くなった』という感じはしないんですけどね」
<完投に向けて課題を挙げる一方で、深刻さはない>
「球数を少なくしていかないと。
この間も130球でしたからね。ファウルが多いので…」
<試合終盤も落ちない球威。その秘訣のひとつは独特の握り
ボールの握りは一般的なそれよりもかなり深い>
「よく『握力がなくなった』という話を聞きますけど、
自分はその感覚が分からないんです。
握力がなくなる、という経験がないので。
そんなに握力は強い方ではないんですけど」
<岐阜はプロ初セーブを挙げた縁のある球場。
12球団の本拠地以外の地方球場では06、07年に計5試合登板。
白星は秋田での巨人戦の1つだけだが、黒星はない>
「地方はこれまでも何度も投げているから、特に気にはならないです」
(中スポ、スポニチ名古屋、ニッカン)
◇川井進
<30日のナゴヤドームでの第2戦に先発予想。
この日はナゴヤ球場で練習。前回登板は7イニング2失点。
黒星は喫したものの、特に光ったのが大きなスローカーブ>
「有効だったと思います」
(中スポ)
◇森バッテリーチーフコーチ
<23日に1軍復帰し、23、24日と
リリーフで連投した川上の先発復帰を明言>
「2度、救援したんだから、もういいだろ。
次? もちろん、先発での登板になるよ」
(中スポ、スポニチ名古屋)
◇中里篤史
<岐阜・長良川球場での練習の合間には、
下手投げにチャレンジ。周囲を驚かせたが、笑って>
「遊びです。遊び。気分転換みたいなものです」
(ニッカン)
◇小林正人
<チーム最多の10試合に登板し、無失点。
左打者キラーが引き続き活躍することを誓う>
「いい形で投げられていると思います。
フォームが気になっても、今はすぐに修正できています」
(東京中日)
一方投手陣は、リリーフ陣が岐阜・長良川球場で。
また岐阜に帯同しない先発投手陣は、
ナゴヤ球場に戻って、それぞれ練習を行ったもよう。
この日、その先発陣の練習に参加したのが、
背番号順に朝倉、川井、吉見、中田、チェンの5投手。
きょう29日からの横浜との3連戦。
初戦・中田、2戦目・川井、3戦目・チェンというのが、
中スポの先発予想でしたが、ここにもしかしたら、
この日は休日で、ナゴヤ・岐阜の練習に
参加しなかったエース・川上憲伸が加わり、
先発復帰してくるのではとうわさされています。
横浜との3連戦を終えると、1日置いて、
阪神、広島、そして巨人という今季初となる
9連戦が組まれていますし、エースの先発復帰は確実。
しかしその復帰時期については、
さまざまな予想があり、スポニチは1日の横浜戦が濃厚と予想。
その一方で、3日からの阪神戦に登板すれば、
翌週の東京ドームでの巨人戦の先発も可能になるということで、
現状、朝倉、小笠原、吉見となっている
週末ローテの方に入ってくるという説も。
3連発に中継ぎ被弾と、苦い本塁打を喰らっている
巨人、阪神相手にリベンジを果たさせるのか、
それともまずは着実に白星を付けさせるのか。
どちらにしても、復帰して中継ぎで2試合、試運転したエースが
5月の声と共に先発復帰してくるのは、間違いないようです。
それもとても楽しみですが、
話を戻して、横浜初戦の先発はおそらく中田。
この日はランニング中心のメニューで汗を流したようですが、
前回の阪神戦ではプロ4年目にして初の完封勝利。
課題となっていたストレートの球威も復活し、
ようやく本格的にスタートを切ったような感も。
その中田が今回の課題としているのが、
「長いイニングを投げること」。
2試合連続完封こそ意識はしないものの、
今後、9連戦があるなど負担がかかってくるであろう
リリーフ陣の酷使を回避すべく、
自分の登板時はできるだけ1人で投げきりたい構え。
スタミナとタフネスさではチーム随一でもある背番号20。
先発投手の理想でもある完投を目指し、
今季初対戦となる横浜打線相手に向かっていくようです。
中田と岐阜といえば、
06年7月8日、
プロ初セーブを
マークした球場でもあります。
地方球場の鬼・昌さんを
リリーフしての3イニング無失点。
右足内転筋痛からの
復帰登板となりましたが、
それを感じさせない球威に
感嘆した記憶がありますね。
ナゴヤドームで圧倒的な強さを誇る中田だけに
地方球場での印象は比較的薄いのですが、
上昇気流にも乗りつつあるようですし、
思い出の球場でぜひとも長いイニングを。
制球に気をながらも、適度に暴れてもらいたいです。
◇ドアラ
<著書が12万部発行とますます人気沸騰中。
今度は公式写真集を出すことに。5月26日発売予定>
「公式写真集『ドアラ☆チック』の発売が決定しました。
写真撮影っていうから、グアムかハワイで
水着姿でも撮影されるのかなって思ったら、
ナゴヤドームで。1月に撮影があったんだけど、
一度も行ったことがなかった
プライム席に行けたり、楽しく過ごせた感じ。
その雰囲気が写真にもそのまま表現されていますよ。
それにナゴヤ球場時代の秘蔵写真もあったりして、
自分で見ても、懐かしくて
センチメンタルジャーニー気分に浸れました。
お勧めの逸品ですので、よろしくお願いしますネ」
(公式サイト、公式ブログ、中スポ)
その他の情報としては、ドアラ先生関係で新展開。
ますます人気沸騰中のキモカワキャラですが、
著書に続き、今度は公式写真集を出すことになったもよう。
公式ブログなどによると、
タイトルは『公式ドアラ写真集 ドアラ☆チック』。
(中日新聞社出版開発局編・著、PHP研究所出版)
価格は税込み1050円で、5月26日に発売予定とのこと。
今回は中日新聞社の全面協力があったようで、
グラウンドでの勇姿やプライベートの素顔、
また撮り下ろし写真や知られざる歴史、秘蔵写真も公開。
さらに中スポ連載中の『ドアラのつぶやき』の
昨季分の特別編集版なども盛り込まれているようです。
「ドアラ監督、ドアラ車掌、ビールかけドアラ、
ネクストバッターズ・ドアラ、風呂ドアラ、
中日ドアラゴンズ、ドアラの隠された過去、神楽坂ドアラ…」。
中スポなどの編集だけに、
なんとなく中身の想像もついたりもしますが、
全国急増中のドアラマニアには楽しみの写真集になりそう。
価格も1050円ですし、まあそのぐらいなら買ってもいいかなと。
まだまだ止まらないドアラブーム、今後も楽しみですね。
神宮観戦記、楽しく拝見しました。
綺麗な写真ばかりで、素晴らしいですね。
憲伸投手のちょっとした仕草も、有難うございました。
それにしても神宮は、ご一緒に観戦すると
めちゃめちゃ勝率がいいですね~。
今シーズン、また機会があれば宜しくお願いします。
<PS>
西武ドームでは、「かけそば」ではなく
「狭山そば」を一緒に食べましょう!
(↑似たようなものですが…<笑>)
投稿: ドライチ | 2008年4月30日 (水) 00時26分
>ドライチさん
神宮観戦記見ていただいて感謝です!
けっこうピンぼけ気味のでしたが、
あの大きさにすると適度になるようでよかったです。
憲伸投手はめったに見られないので、
逆に緊張してしまい、まともなフォトが撮れませんでした。
「狭山そば」それは良いですね。
昨季はあの「和田べん」を食べたのですが、
今季はないでしょうし、候補に挙げておきます。
投稿: Toshikichi | 2008年4月30日 (水) 07時14分