ウッズ和田連続弾祝ノリ350号、一発競演で雪辱!
中盤以降、北海道日本ハム打線に圧倒され、
逆転負けで今季このカード3連敗のドラゴンズ。
地元・ナゴヤドームでの最終戦は、1点ビハインドの6回、
好調・ウッズが起死回生の同点弾を放つと、
和田も続き、初のアベック弾で一気に勝ち越し。
8回には中村紀洋がプロ通算350号となる2ランを放つなど、
クリーンアップによる本塁打競演で勝負を決めると、
投げては先発・川上憲伸が直球主体の強気の投球。
今季初の2ケタ奪三振をマークして、交流戦トップの13勝目。
一発攻勢とエースの力投で、北海道日本ハムに雪辱しました。
◇日本生命セ・パ交流戦 中日-北海道日本ハム 最終戦 (7日・ナゴヤドーム | 中日1勝3敗) | ||||||||||
38247人 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R |
日本ハム | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
中 日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | × | 4 |
[勝] 川上(10試合4勝3敗) [S] 岩瀬(24試合1勝1敗18S) [D本] ウッズ17号 和田7号 中村紀洋11号2ラン | ||||||||||
[Dバッテリー] 川上、チェン、岩瀬 - 小田 |
【ゲームレビュー】
川上が力投し逆転勝ち
4回1死二塁から稲葉に適時二塁打を浴び、
1点を先制されたが、その後のピンチは踏ん張った。
1点リードの7回は、1死三塁で代打・小田智之、
代打・三木を連続三振で切り抜けた。
打線は本塁打だけの得点。
6回、ウッズ、和田の連続ソロアーチでひっくり返し、
8回、中村紀洋がダメ押しの2ランを放った。
(公式サイト、中スポ、共同通信社、ニッカン式スコア)
札幌に続き、北海道日本ハムに一方的にやられ、
交流戦通算で4連敗となってしまったこの対戦。
満員御礼となった地元で4タテの屈辱は味わいたくない。
しかし序盤は、ドラゴンズ・川上、北海道日本ハム・スウィーニーの
両先発がともにまずまずで、投手戦の様相に。
3回まで2安打に抑えていた川上が先に失点。
4回、先頭・高口にフルカウントから
カーブをセンター前に落とされると、田中賢介の犠打で1死二塁。
ここで迎えるは、初回に併殺に打ち取った稲葉。
しかしカウント0-1からの2球目、中に入ったフォークを叩かれ
先制のタイムリーツーベース。
札幌の被弾に続き、またも稲葉にやられイヤな予感。
その一方でドラゴンズ打線は相変わらずの湿り気味。
3回ウラ、小田がライトへ二塁打を放つも、
川上、荒木と凡退し、先制のチャンスを逸すると、
4回ウラ、2死1塁から中村紀洋、イ・ビョンギュと
連続四球で満塁となるも、英智が遊ゴロに倒れ、ゼロ。
さらに5回ウラ、川上が自らライト後方にツーベースを放つも、
続く荒木の良い当たりをセンターが好捕。
飛び出していた川上が戻れず、ゲッツーと拙攻続き。
川上登板の日ハム戦、力投むなしくというシチュエーションが
頭のなかを思わずよぎってしまいました。
ところが流れが変わったのが、6回の攻防でしたね。
6回表、先頭・紺田に一塁へバントヒットを決められると、
高口には送られ、1死二塁とピンチ。
次の1点を奪われると、日ハムペースに持って行かれる。
しかし田中賢介を外角低目の145キロシュートで空振り三振。
さらにコワイ稲葉は歩かせ、一、二塁として、
この日2三振と合っていないスレッジと勝負して、
内角高目のストレートで一塁ファウルフライ。
ここで踏ん張れたことが、そのウラの勝ち越し劇に繋がりました。
5回を投げ88球のスウィーニー。
しかし徐々にボールは高く、甘くなってしました。
それを狙っていたのが、3番・ウッズ。
6回ウラ1死走者なし、しかもカウント0-3から、
ストライクを取りに来た真ん中外より高目の
チェンジアップを強く叩くと、高々と上がった打球は、
センターバックスクリーン右に飛び込むホームラン!
好調の主砲が起死回生の一発を放ち、追い付くと、
すぐさま続くは、4番・和田。
観客席の興奮さめやらないカウント0-1からの2球目、
これも甘く浮いたカーブを捉え、
左中間一番深いところへ放り込む、勝ち越しのホームラン!
ウッズ、和田の劇的な初アベックで勝ち越しに成功。
悪い流れを一気に変えた連続弾、思わず狂喜乱舞でした。
しかしまだまだ1点差。
しぶとそうな日ハム打線だけに油断禁物。
力投の川上のスタミナも心配されましたが、
直後の7回、坪井の二塁打と稲田の犠打で1死三塁。
流れを再び持って行かれないためにもここは踏ん張りたい。
エースに大きな期待をかけましたが、応えてくれましたね。
鶴岡の代打・小田智之に対し、強気の勝負。
カウント2-2からの6球目、
外角低目の145キロストレートで空振り三振に取ると、
続くスウィーニーの代打・三木に対し、
若干ボール先行になりながらも、フルカウントからの6球目、
ど真ん中146キロのストレートで空振り三振に。
連続空振り三振という最高の火消しに、
正調・ガッツポーズを2度繰り出したエース。
札幌の悲劇にしっかりとリベンジ。
さすが交流戦キラーというところを見せてくれました。
7回の川上の好投で、ほぼ勝てるだろうと思っていましたが、
豪快なメモリアルアーチでダメを押したのがこの選手。
北海道日本ハム2番手・星野八千穂を攻め、
二塁打を放った和田を置いて迎えるは、5番・中村紀洋。
星野のフォークが決まらず、カウント0-3。
勝負を避けるかに思われた続く4球目、
内角高目のストレートを逃さず振り抜くと、
らしい打球が、レフトスタンドに吸い込まれホームラン!
ウッズ、和田に続き、クリーンアップが見事な本塁打競演!
さらにこの一発で、中村紀洋は
プロ22人目の通算350本塁打を達成!
この瞬間に立ち会えたことをうれしく思うとともに、
今年のノリさんには本塁打不敗神話もありますし、
これで勝負はもらったなと。
その通りとなり最終回は、守護神・岩瀬が完ぺきに締め、ゲームセット。
カード最終戦、強烈な形で雪辱し、1勝3敗で終えました。
序盤はなかなかヒットが出ない、
得点が奪えないなど、
重苦しい展開ではありましたが、
やはり一発というのは、
強烈なインパクトを与えますね。
前夜に続き、ホームランでしか点が取れないと
言われる方もいるでしょうが、今はそんな状況じゃない。
低迷している現状、とにかく勝つことが浮上への特効薬。
チームを立て直していくためには、
たとえ望まれていない形でも
しぶとく白星を拾っていくことが大事なこととなるでしょう。
ただこのゲームに関しては、
クリーンアップ3人にそれぞれ一発が出て、
さらにノリさんに節目の350号が飛び出し、
エース・憲伸が渾身の力のこめた投球をして、勝った。
そのことが自分的にはとてもうれしく思えました。
何とか北海道日本ハムに雪辱し、続けて迎えるは、
またも交流戦トップを走る絶好調の東北楽天。
開幕の仙台ではやられましたが、しっかり雪辱しないと。
ただ初戦先発予想は、おそらく中田賢一。
現状の先発陣で最も不安定な背番号20。
この投手に白星を付けさせないと、チームの浮上は難しい。
この勝利の流れで、そろそろタイムリーも出る頃でしょうし、
淡い期待も寄せながら、打線の援護を期待したい。
ナゴヤでの東北楽天戦、過去にはイヤな思い出もありますが、
そうならないよう、初戦しっかり取ってほしいです!
最後にこの日は、現地・ナゴヤドームに遠征して、
多くの熱いドラゴンズブロガーの方々と団体観戦。
勝利を収めたあとは、名古屋・今池の「ピカイチ」で祝勝会。
とても楽しい時間を過ごさせていただき、ありがとうございました。
お礼を言いたいのですが、きょう8日も観戦予定。
宿舎での時間の制約もあるため、後日改めてということで。
☆ウィナーズ・ボイス(7日)
◎川上憲伸
<7回を1失点、今季初の2ケタとなる10奪三振の好投。
今季4勝目は交流戦トップとなる通算13勝目>
「(久々のナゴヤドームでの登板となったが、
7回は、まさにエースというピッチング)
そうですね、あの、せっかく野手の方がですね。
逆転してくれて、いきなりピンチになってしまいまして、
何とかこう0点で踏ん張りたいと思い投げました。
(日本ハムというと、昨年の日本シリーズ、
それから先日の交流戦、悔しい思いもあったと思うが)
いえ、まああのう、前回は本当に確かに負けましたけど、
えー、自分では納得いくピッチングができたので、
まあ、今日は何としても勝ちたいって気持ちでマウンドに上がりました。
(これで交流戦通算13勝目で単独トップに)
え、あのう、意外とうれしいですね。はい、ありがとうございます。
(これまで勝ってきた秘訣というのは)
いや、バッターが慣れていないだけじゃないですかね。はい。
(それからきょう打者陣も助けてくれた)
そうですね、ほんとに、あのう、いいホームランというか、
えー、僕も頑張る勇気をいただきました」
<1点リードの7回1死三塁から、すべて速球で、
代打・小田、代打・三木を連続空振り三振に打ち取る>
「力を振り絞って投げました。
真っすぐで三振を取れたのがいいですね。
欲しいときに三振が取れた。一番価値がある」
<初回1死二塁、田中賢介にカットボールを
安打されたことでそれ以降は封印。
直球やシュートなど140キロ台の球で強気に攻め、
7回は話す通りに力勝負に出た>
「せっかく打線が逆転してくれたんで。
中途半端にいくよりは速球でやっていこう。
球を走らせたいなと思いました」
<走者が三塁にいるにもかかわらずワインドアップ。
三木の初球と2球目にはこの日MAXの147キロを記録。
まさに持てる力を振り絞り、最後は146キロのストレート>
「スクイズはないから力勝負。
(三木が空振りしたとき)ブチッと音がしたから、
どこに飛んだのかと思ったらキャッチャーが捕ってた」
<打ち取った後は、マウンド上でいつも以上に力を込めて、
右腕をすくい上げる得意のガッツポーズ>
「ガッツポーズ? 完ぺきじゃないですかね。
三振なら絶対しなきゃあかんなあと。
その前の回(捕邪飛でチェンジ)じゃできないし、
ここだ、これは三振とらなアカンと思った。
どれだけ演出するか。まあ、それは冗談ですけどね。
ああいう三振を取れたから気持ち良かったです」
<前回登板の5月31日、埼玉西武戦の夜、
昨季まで同僚だった岡本真也と食事にでかけた。
そこに北京五輪アジア予選の日本代表で一緒に戦った涌井も合流。
交流戦ならではの方法でリフレッシュ>
「久しぶりに自分のチーム以外の人と会えて楽しかった」
<これで交流戦通算13勝となり、単独トップに>
「やっぱりセ・パでトップはうれしいです。記録に残りますし。
月間MVPにもつながってくるかなとも思う。
月間MVP(受賞回数7回はリーグトップタイ)をいただけたら、
記録のような気がしないでもないです」
(中スポ、共同通信社、時事通信、毎日jp、スポニチ名古屋、ニッカン)
◎タイロン・ウッズ
<6回、バックスクリーン右へ17号同点本塁打>
「(好投の川上を助ける同点弾。どんな感触だったか)
(日本語で)ソウデスネー、アノウ(場内爆笑)
きょうは川上投手、すばらしいピッチングでしたね。
ですから自分もホームランを打てて、貢献できてうれしいです。
(昨日も2本、完全に量産体制と見ていいか)
昨日はとてもいい感じでした。
バッティングの調子もすごくよかったです。
残念な事に昨日は負けてしまいましたが、
最近はバッティングの調子がよくて、とてもいい感じです。
(明日から好調の東北楽天戦。それに向けての一言を)
そうですね、とにかく勝ちたいですね。
とにかく明日勝ちたいですので、
できればホームランを打ちたいと思いますし、勝ちたいと思います」
<ホームラン談話>
「打ったのはチェンジアップ。
失投を待っていた。うまく打てたよ。
とにかく勝ちたい。ホームベース上に
ボールが来たら打とうと力強く振ったよ。
自分もホームランで競演できてうれしい」
<6月に入って5試合で4発。
体の軸のぶれを徹底的に意識することで不振を打開>
「今はスイングが戻ってきた。失投を打ち損じることがない」
(中スポ、スポーツ報知、ニッカン)
◎和田一浩
<6回、左中間へ勝ち越しの7号本塁打。
ウッズとの初のアベックアーチを二者連続弾で記録>
「(目の前でウッズが物凄い本塁打、それに続いての一発)
そうですね、あのう、ずーと当たりが止まってたんで、
えー、何とかしたいなという気持ちで、バット振りましたけど、
えー、たまたまバットに当たってくれました。
(調子が出ない打線、新4番としての重圧も?)
そうですね、ちょうど今、打線が湿っていましたけれども、
えー、今日のゲームを機会に、
どんどん打っていけるんじゃないかなと思っています。
(一発の後も二塁打。完全に乗っていける?)
えー、そうですね、今日を機会に自分自身も、
えー…、乗っていけたらいいかなと思ってます。
(また貴重な一発も期待してます)はい、頑張ります」
<ホームラン談話>
「第1、2打席とあまりにも悪かったので、
何でもかんでも振ってやろうと思ったが、
バットにうまく吸い込まれました」
<5月31日の古巣との一戦から力んだために狂った打撃。
連日、打撃フォームを細かくチェック。
最後は5回に組まれた円陣でのベンチ指示
『しっかり振っていこう!』が突破口に>
「ずっと当たりがなくて何とかしたかった。
開き直って、思い切り振りました」
(中スポ、サンスポ、スポーツ報知、ニッカン1、2)
◎中村紀洋
<8回1死二塁から左翼席へ11号2ラン。
プロ野球22人目の通算350号本塁打を放つ。
1655試合目での到達は史上13番目のスピード>
「(まずは満員の大歓声に向けて)
ほんとにきょうは勝ててよかったですね。はい。
(通算350本目の手応えは)
そうですね、あの、カウントもね、0-3で、
まああの、監督からも打てというサインが出ましたので、
もう前でタイロン(ウッズ)と和田さんがね、
ホームランを打ってましたんでね、
なんとか繋げようと、僕も打ちたいなと思っていました、はい。
(史上22人目の快挙。22人しかいない球史に350号)
そうですね、また明日もね、ゲームがあるんで、
何とか1本、もう1本打ちたいなと思います。
(改めてファンにメッセージを)
えー、明日も勝ちます!
またナゴヤドームに足を運んでください。お願いします」
<8回、この日最後の打席で一発を狙っていた。
「前の2人(ウッズと和田)がホームランを打っていた。
僕も打ちたいなと思っていた。
ホームランにできるタマを逃さずに
力強く振ることを考えていた。うまく振り抜けた」
<節目となる通算350号に感慨深げ>
「350本目が勝ち試合で、ナゴヤドームで打てて良かった。
(プロ野球)22人目はホームラン打てる打者が少ない中で
励みになるし、自信になる。
入団したときに比べて球場は広くなったし、
ボールも飛びにくくなっている。その中での350号は価値がある。
(04年に)300号を打ってからはいろいろなことがあって
時間がかかりましたね。50本が本当に長かった」
<名実ともにホームラン・アーティストの系譜に名前を連ねた。
しかし記録より勝利のためにフルスイングを続ける覚悟>
「この記録は通過点。
今後は数字よりも、チームを勝たせるような本塁打を
1本でも多く打っていきたい。
ホームランが打てなくなったらバットを置くとき。
野球をやめるまで、ホームランにはこだわっていきたい」
(中スポ、スポーツ報知、時事通信、スポニチ名古屋、ニッカン)
○小田幸平
<川上をアシストし、バッテリーで最少1失点にしのぐ>
「憲伸(川上)さんがよく投げてくれました」
(中スポ)
○チェン・ウェイン
<1点リードの8回を任され、1死から高口に死球を許すも
無安打で封じ込めた。しかも全球ストレート勝負
この日MAX150キロの直球には力があった>
「とにかく低めに投げようと思っていました。
稲葉? ちょっとヒヤッとしたけどよかったです」
(中スポ)
○岩瀬仁紀
<3点リードになった9回を
わずか7球の省エネ投球で3人斬り。今季18セーブ目を挙げ>
「3点差になったけど1点差のつもりで投げたよ。
チームがイマイチ波に乗れない中で
何とかキッカケをつくっていければいいね」
(中スポ)
◇齊藤信介
<前日(6日)に左ひざを痛めたが無事だった。
普段通りにブルペンで臨戦態勢をとっていたと言う>
「準備していました。奇跡です」
<前夜は守備で左ひざをひねり、担架で運ばれ病院へ直行。
症状が心配されたが、一夜明けたら元気になっていた>
「病院に行ったときは、
やってしまった、と思ったけど大丈夫でした」
(中スポ)
◇吉見一起
<北京五輪野球日本代表の第1次候補に追加指名。
プロ3年目で初の代表候補入りとなったが、
アマ時代も日の丸ユニホームは縁遠かったという>
「(日本代表経験は)いや、ないです。
社会人(トヨタ自動車時代)のときに一度あります。
愛知県の代表に選ばれたことがあるんです」
<ただ最終的には『代表』にはなれなかった>
「選ばれたけど、そのときはケガで辞退したんです」
<なぜか『代表』とは縁がなかったが、色気は見せて>
「シーズンのことだけ考えます」
(中スポ<ドラ番記者>)
●梨田監督(北海道日本ハム)
<大阪近鉄監督時代の主軸・中村紀洋に
目の前で通算350号を打たれ苦笑>
「歩かそうと思ったが、ミス。声が伝わらなくて。
やっぱり、俺の前で打ちたかったんだろうな」
<愛弟子に一風変わったエールを送る>
「これで(北海道日本ハムは)もう中日戦もないし、
他のパ・リーグ相手の試合で(本塁打を)打ってほしい」
(共同通信社、毎日jp)
○落合監督
<中日らしいつなぎの野球には程遠いが
豪快なアーチのそろい踏みで逆転勝ち>
「こういう勝ち方しかない。勝つんであれば。
きのうもそういうゲーム。行っている投手が違うだけで」
<雨はやみつつある?>
「さあ、分かりません。
でも、監督が望んでいる野球は
こういう(本塁打で勝つ)野球なんだよ。
みんなが望んでいるのは中日らしいつなぎの野球というけど、
これが一番勝つ確率、点数を取る確率が高い。
ある意味でね。こういうチーム状況であれば。
ウチはそれができる選手が何人かいるわけだから。
周りはらしい勝ち方じゃない、つなげって言うかもしれないけど、
いくらつないだって誰か打たないと(本塁に)かえってこれない。
だったら1人で1点取ってくれればいい。
それが一番、ベンチとしては楽なんだ。
それができて走者が出て、つないでいろんなことができる。
いまの現状を打開していくのは、
きょうのこういう勝ち方が一番ふさわしいんじゃないのかな。
ウチにとっては、3、4、5(番)が1本ずつ
ヒットでも本塁打でも打ってくれれば。
あとはどうやって投手が抑えていくか、岩瀬につなぐか」
<3、4、5番の並びは暫定的か?>
「うーん。こっちの頭の中ではタイロン(ウッズ)が4番よ。
ただ、1枚足りないんだ。足りないからこういう並びになる。
それで1人戻って2人戻ってくれば、また野球が変わる。
いまはこれが一番いいんじゃないのかな。現状はね。
和田と中村(紀洋)と(4番、5番と)くっつけた方が
お互いに張り合うからちょうどいいんじゃないかな。
(故障者が)帰ってきたらまた考えるよ。何が一番いいのか」
(中スポ、サンスポ、時事通信、毎日jp、スポニチ名古屋)
記録備忘録。(7日)
中村紀洋は7日、北海道日本ハム4回戦(ナゴヤドーム)の8回に
星野から左翼へ本塁打を放ち、通算350本塁打を達成した。
プロ22人目。初本塁打は近鉄時代の
1992年6月18日対日本ハム15回戦(藤井寺)の5回河野から。
(時事通信、毎日jp)
今日の公示。(7日)
◆セ・リーグ
【出場選手登録】
△中日 浅尾拓也投手、新井良太内野手
【同抹消】
▼中日 佐藤充投手、澤井道久内野手
(公式サイト、共同通信社)
△浅尾拓也
<右肩痛で出遅れていたが、今季初めて1軍昇格>
「投げるチャンスがあれば、
結果を気にせずに思い切り投げたいです」
<前夜遅くに招集の連絡を受け、
この日は2軍遠征先の静岡を午前8時ごろに出て合流>
「2軍では試合で投げた後も、
体の疲れ方など問題はありませんでした。肩の不安は全然ないです」
(中スポ)
前日「あと1人」で勝利投手の権利を掴めず、
ファーム逆戻りとなった佐藤充。
さらにそのゲームで左ひざを痛めてしまった齊藤。
その辺の兼ね合いもあってか、
この日の朝、急きょ、ファーム遠征先の静岡から
森岡、新井、浅尾の3選手が1軍練習に合流しました。
そして練習後、浅尾と新井が1軍へ昇格。
代わって、佐藤充と澤井の登録抹消。
また森岡は昇格を見送られてしまい、再び静岡へ戻ることとなりました。
その中では昇格のジャッジとなった浅尾。
ファームでは、リリーフで8試合に登板。
計9イニング2/3を無失点と、結果を出しての今季初1軍。
現状、不足気味な右のセットアッパーとして
ぜひとも力を発揮してくれればと。
ただその前に、リリーフとして、
右肩に不安が出ないよう、調整を重ねてほしいです。
若竜トピックス(7日)
◆イースタン・ウエスタン交流戦
巨人-中日 1回戦
(7日・島田球場)
D 000 005 025 = 12
G 000 120 100 = 4
[勝] 川井(4試合3勝)
[D本] なし
[D投] 川井、赤坂、菊地、山内、金剛
(公式サイト、巨人公式)
【ゲームレビュー】
先発・川井は序盤3回までは無失点に抑えていたが、
4回ウラ、ファーム調整中のイ・スンヨプに
復帰後初アーチとなる左越え先制本塁打を許す。
続く5回ウラ、籾山幸徳、星に左翼へ連続本塁打を打たれ2失点。
川井は、このイニングを投げきり、7安打3失点で降板した。
攻撃陣は、巨人先発・真田に5回までは2安打無失点に抑えられたが、
3点をリードされた6回に、打線が奮起。
福田、代打中村一生と連打の後、西川がバントを見送ると、
二走・福田が飛び出してしまい、アウトとなるが、
その西川四球で1死一、二塁から、岩﨑が左越え適時二塁打を放ち、1-3。
さらに上田失策出塁で1死満塁から、堂上剛裕右前適時打で1点差。
そして平田の走者一掃となる中越え適時二塁打で、5-3と逆転に成功。
7回ウラ、2番手・赤坂が星にこの日2本目の本塁打を打たれ、
1点差になるが、8回、2死満塁から福田が適時二塁打を放ち、3点差、
そして9回には、上田、平田、前田などが、適時打を放ち一挙5点。
後半の見事な攻撃により、12-4で巨人に勝利。
(公式サイトより)
○平田良介
<6回1死満塁から走者一掃となる逆転左中間二塁打など、
勝負強さを発揮し、この日は3安打4打点の大活躍。
打点は新井に並ぶチームトップの19打点に>
「いいところで打ててよかったです。
自分の悪いところは分かっているので、
そこを修正して調子を上げていきたい」
(中スポ)
○山内壮馬
<右肩痛で別メニュー調整を続けていたが、
ウエスタン、イースタン交流戦の巨人戦で約2カ月ぶりに実戦復帰。
8回から中継ぎで登板、1イニングを無安打無失点。
久しぶりの実戦、そして最初の打者がいきなりイ・スンヨプ。
要因が重なり、立ち上がりから球が上ずったが>
「力んじゃいました。
ブルペンでも低めにいっていたし、調子はいいので大丈夫です。
やっと投げられてうれしいです」
<プロ初の1軍昇格への再スタートを切り>
「復帰するまで長かったけど、
その間にフォームをしっかり固めることができました。
これからは結果を残して上(1軍)にいけるように頑張ります」
(中スポ)
◇樋口賢
<高卒ルーキー・赤坂の初の1軍昇格に衝撃を受け>
「あのとき(昇格前夜の5月29日)、赤坂と一緒にいたんです。
一緒に食事をしていたんですけど、赤坂に電話がかかってきて…。
高校出の1年目だから今年は2軍でもいい、とは考えられないです。
1年目でも、やっぱり1軍で投げたいです」
<同級生に先を越されれば、内心穏やかではいられない。
その日『週刊ベースボール』のページを食い入るように見つめ、
どこか盗めるところはないか、真剣に目を凝らした>
「唐川(千葉ロッテ)の特集をやっていて、
フォームの連続写真が載っていたんです。
それをずっと見ていましたよ。2時間くらい。
高橋さんと小林さん(2軍投手コーチ)に
ずっと言われていたことがあるけど、思うようにできなかった。
それが、こうやればできるのかなというところがあった」
(中スポ)
今週末は、島田、掛川と静岡県内で、
巨人とのウエスタン・イースタン交流戦を行うドラゴンズ。
その2連戦の初戦。立ち上がり5回までは
相手先発・真田に抑え込まれ、苦しんだ打線でしたが、
その後は一気に繋がり、6回、8回とともに5点ずつ奪うなど
14安打、12得点の猛攻で、巨人投手陣を粉砕しました。
まさに『取り過ぎやろ』という攻撃陣。
その立役者となったのが、逆転となる
左中間、走者一掃の二塁打を放つなど、3安打猛打賞の平田。
1軍昇格時は、打撃の調子が今ひとつでしたが、
ここへ来てだいぶ上がってきたようです。
また8番・一塁でスタメンの福田も同じく3安打。
さらに久々、3番・レフトスタメンのベテラン・上田も
なにげに2安打と、存在感をアピールしています。
一方投手陣では、大・社ドラフト1巡目の山内壮馬。
右肩痛のため、これまで別メニュー調整だったものの、
この日ようやく実戦に復帰。
最初に当たったイ・スンヨプに、
いきなりストレートの四球を与えたものの、
遊ゴロ併殺なども含め、後続を凌ぎ1イニングをピシャリ。
ストレートのMAXも146キロと、
故障明けとしては、まずまずの内容とのこと。
赤坂に続くルーキー1軍昇格へ繋がるか、今後が楽しみです。
昨日はお疲れ様でした~
試合はクリーンアップの3発とエース川上
の気合の投球で快勝。
気持ちよかったですね!
試合後のピカイチでの祝勝会の大盛り上
がりで大変楽しかったです
でら・ロサ子も大喜びでした
今日も応援よろしくお願いします。
PS マンゴープリン食べたかったですね~
投稿: daojing(オヤジ) | 2008年6月 8日 (日) 09時50分
昨日は大変お世話になり、楽しい時間を
ご一緒させていただき有難うございました。
タイムリーが1本でも欲しかったですが、
エースが力投して主軸が豪快に打つという
気持ちのいい勝利でした。途中までは
重かったですが……(苦笑)。
タイロン選手の第一声には驚きましたね。
チャンスに打てなくてガッカリすることもありますが、
やっぱり憎めない人です、タイロン選手!
投稿: ドライチ | 2008年6月 8日 (日) 10時52分
観戦、カツカレー違ったw乙カレーです
クリーンナップの3発は現地で見てたら
嬉しかったことかと思います
前半は、ちょっとモヤモヤ警報でしたけどね。
憲伸が抑えて打線が援護する良い試合。
現地で見れて本当に良かったですね。
その流れで今日も熱い声援お願いします
タンスの肥やしくん被弾でしたね(苦笑
本当に早期復活を願ってます。
投稿: dai | 2008年6月 8日 (日) 12時13分
大変ご無沙汰です~
偶然昨日はボクもナゴドのパノラマAで観戦してました!
中盤まではマズいリズムでしたが、ホームラン1本の効果って絶大だなぁ~と思う試合でした。
ケンシンの派手はガッツポーズも見れたし最後にはノリさんのメモリアルアーチも見れたし、ヒーローインタビューも最後まで堪能し、自分たちは名古屋でメジャーな台湾料理屋で祝賀会して帰りました(笑)
投稿: JarJar | 2008年6月 8日 (日) 13時22分
昨日はありがとうございました。
師匠にお会いできたのもうれしかったですし、ビジター和田ユニ(旧渡辺ユニ 笑)もかっこよかったですよ^^
なかなか波に乗れないドラゴンズですが、完全優勝あきらめずに応援していきたいと思ってます☆
投稿: ごえもん | 2008年6月 9日 (月) 00時24分
みなさんコメントありがとうございます!
そしてナゴヤでお会いしたみなさま
大変お世話になり、ありがとうございました
昨夜は23時半に帰宅し、ぶっ倒れてしまったので、
返事がおそくなってしまい、すみません。
これからもお付き合いの程、よろしくお願いいたします。
>daojing(オヤジ)さん
一昨日は、お世話になりありがとうございました。
でら・ロサ子さんにもよろしくお伝えください
前回の観戦では、負けたのでぜひとも勝ちたかった。
そしていいムードで祝勝会をしかたっかので、
そういう展開になって、うれしかったです。
マンゴープリン? 違います。あれは杏仁豆腐だから
>ドライチさん
こちらこそいろいろお世話になりました。
これもドライチさんのネットワークがあってこそ、
すてきなドラゴンズ仲間が増えてうれしかったです。
憲伸投手、力投でしたね。
どうせならホームランも打って、
ホームランカルテットでお立ち台でもよかったですが
「ソウデスネー、アノウ」よかったです。
これが流行るよう、これからもお立ち台に上がってほしいです
>daiさん
和田選手の勝ち越し弾がうれしかったですね。
ホームランが出た瞬間、思わず酸欠になってしまいました。
現地連勝、目指しましたが及ばず…。
中田投手の敗戦を2週連続で観ることに。
やはりNHKの中継日=中田投手、そのジンクスでした。
>JarJarさん
こちらこそごぶさたしています
自分もパノラマA、三塁側でしたが、
一番前にしてもらえたので、良く観えてうれしかったです。
ナゴヤまで行って、勝ててホントにうれしいです。
メジャーな台湾料理←郭さんのところですか?
>ごえもんさん
こちらこそ本当にお世話になりました。
新調した(ここ強調)和田ユニも競演させてもらいましたし、
自分も「ベン族」に入れてください。お願いします。
これからも、ともにドラゴンズ応援して、
また機会があれば、ともに騒ぎましょう
投稿: Toshikichi | 2008年6月 9日 (月) 10時01分
ありがとうございました。
深長(?)した和田ユニよかったです!
その効果ははっきり出ましたね。
やはり応援している選手が活躍すると嬉しいですね。
ピカイチでも楽しいひと時を過ごせました。
又、一緒に観戦できたらと思います。
投稿: ヤマチン | 2008年6月 9日 (月) 23時21分
例によって遅くなりました。
勝ち試合の方にコメントを残させていただきます(笑)。
団体観戦にご参加いただきありがとうございました。
3本のアーチで興奮した瞬間が今も脳裏を駆け巡ります。 また流れを引き寄せたエースのピッチングにもしびれました。
私が<5>を背負った(?)のは1シーズンでしたが、これから先はしばらく24で頑張ってみます(笑)。
9日の試合を8日に観たかったです^^
イケメンのヒーローインタビュー良かったですね^^
投稿: dragons1999 | 2008年6月10日 (火) 01時53分
コメントありがとうございます!
>ヤマチンさん
こちらこそ先週末はお世話になりました
お会いできて、本当にうれしく楽しかったです。
ただあの和田ユニは何度も言うように…(略)
まあそれはおいといて
今度ナゴヤに行く際、また関東にお越しになった際は、
ともに観戦できたらうれしいです。
これからもよろしくお願いいたします。
>dragons1999さん
先週末は団体観戦。
幹事としてのグッジョブ、本当におつかれさまでした。
クリーンアップの豪華競演、本当に見事でしたね。
さすが良い日を選んでくれたなと、とてもうれしかったです。
次回もできれば参加できるよう、がんばります。
昨夜の英智選手、見事なタイムリーでしたね。
ただこれが前日なら…と、ちょっと悔しかったですが
投稿: Toshikichi | 2008年6月10日 (火) 10時29分