中田劇場9回自滅、元中日揃ってナゴヤで恩返し。
クリーンアップの一発競演とエースの力投で、
ようやく北海道日本ハムに雪辱を果たしたドラゴンズ。
この日からは、ナゴヤドームで交流戦首位を走る
東北楽天ゴールデンイーグルスでの2連戦。
その初戦、先発の中田が独り相撲。
自らのミスをきっかけに同点に追い付かれると、
その後尻上がりに調子を上げたものの、
9回、四球と自らの悪送球によりピンチを広げてしまい、
鉄平に勝ち越しの2点三塁打を浴びて自滅。
一方打線は、ドミンゴ-川岸-小山の元中日リレーの前に
わずか2点に抑えられ、連勝することができませんでした。
◇日本生命セ・パ交流戦 中日-東北楽天 3回戦 (8日・ナゴヤドーム | 中日1勝2敗) | ||||||||||
38281人 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R |
東北楽天 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 5 |
中 日 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 |
[敗] 中田(11試合4勝5敗) [D本] なし | ||||||||||
[Dバッテリー] 中田、浅尾 - 小田 |
【ゲームレビュー】
中田が独り相撲
中日は中田が独り相撲。
自分のミスが失点につながった。
先制した直後の3回無死一塁で、けん制悪送球。
無死二塁となり、内野ゴロと右犠飛で同点。
9回が先頭打者に四球。送りバントの打球を
二塁へ悪送球して、一、三塁。さらに二、三塁となって、
鉄平に勝ち越しの中越え適時三塁打を浴びた。
打線は走者を出しても得点に結び付けられなかった。
(共同通信社、中スポ、共同通信社、ニッカン式スコア)
ドラゴンズ・中田、東北楽天・ドミンゴと、
ともに中6日での先発となったゲーム。
仙台で翻弄された借りを返したいドラゴンズでしたが、
初回、2死二塁から山﨑武司にレフト前に運ばれ、
二塁走者の高須が本塁に突入するも、
和田の好返球と小田のブロックでそれを阻止。
これでペースを握るきっかけを掴むと、
2回ウラ、和田、中村紀洋の連打と英智の進塁打で
2死一、三塁から、小田がライト前に落とすタイムリー!
先制に成功し、勝てない中田を援護します。
ところが点をもらった直後の3回、
中田は先頭の鉄平にライト前ヒットを許すと、
続く高須の4球目に一塁へけん制悪送球。
自らのミスでランナーを二塁へ進めてしまうと、
1死三塁からリックにライトへの犠牲フライ。
やらずもがなの1点を与えてしまい、同点に追い付かれます。
その後もこの日は、ある意味『中田劇場』。
5回、良い感じで2死を取ったかと思いきや、
リックにライト前ヒットを許すと、
2安打の山﨑武司に四球、さらにフェルナンデスには死球と
勝手に荒れてしまい、満塁のピンチ。
それでも横川史学を外角高目のストレートで空振り三振。
7回も、2死からリックにヒットを許すも、
山﨑武司をフルカウントから外角高目のストレートで空振り三振。
さらに8回は、三振2つと二塁ゴロで、
ようやくこの日初の三者凡退。
良いのか悪いのか分からぬまま、尻上がりに調子を上げ、
そのまま9回のマウンドにも上がります。
しかし8イニングを投げ、128球。
かなり汗をかいていた中田だけに、やはり疲れが出たかも。
9回、先頭の代打・憲史に2ストライクから
4球続けてボールを見切られ、四球を与えると、
代走には、東北楽天で一番の俊足・高波。
その高波をかなり意識していたこともあったか、
続く渡辺直人の送りバントを掴み、
間に合うと踏んだ中田は二塁へ送球。
タイミング的には刺せそうな気もしましたが、
併殺を焦ったことと、送球の体勢が崩れていたこともあり、
井端へのボールは二塁左へ大きく逸れる悪送球。
緊迫した展開で自らの足を引っ張った痛恨の失策は、
やはりゲームの流れを変えてしまうことに…。
無死一、三塁とピンチを背負い、迎えるは鉄平。
その3球目に、渡辺直人に二盗を許すと、
続くカウント2-1からの4球目、
この日142球目、外角高目144キロストレートを
はじき返されると、打球は背走する
センター・英智の頭上を越えていくタイムリースリーベース。
土壇場で2点を勝ち越されてしまうと、
動揺したか、続く高須には初球ぶつけてしまい死球。
そして再び無死一、三塁でリックというところで、降板。
結局この日は、8イニング0/3、143球を投げ、
8安打8奪三振6四死球で、5失点(自責1)。
自滅した暴れ馬はまたも白星を掴むことが、出来ませんでした。
相手先発のドミンゴが好投しながら、
右人さし指のツメが割れたということもあって、7イニングで降板。
その後2番手・川岸が力みながらも踏ん張ったことが
古巣からの初白星へとつながったように、
ドラゴンズも中田を良い印象のままで、
下げても良かったのではという気も。
ただ中田の8回の投球が良すぎたことと、
5月以降勝ち星がないだけに何とかして勝たせたい。
そういうことが背景となり、ゲームを託したのだろうと
自分的には取りましたが、結果的にはそれが裏目に。
それにしても、中田を沈める適時打を放ったのが鉄平。
相変わらずキツイ「恩返し」だなと。
これ以上はほんともう結構ですから、大人しくして頂きたいです。
そしてこれで5敗目と、
ついに黒星が先行してしまった中田。
とにかくこの日に関しては、
投球よりも失策でしょう。
けん制悪送球に、
バント処理での悪送球。
本塁に向けて、暴れてしまううえに、
一塁、二塁へも暴れてしまって、元もこうもない。
これまでそれほど守備が下手とは感じなかった
中田ですが、これだけやってしまうと…。
ミスをした方が負けるのは、勝負の定石。
勝ち星を掴みたいなら、独り相撲は避けてほしい。
そういう面への取り組みをしっかりやってほしいです。
一方打線は、やはり「梅雨の間の晴れ間」だったのでしょうか。
久々に先制点はタイムリーから。
しかもODAから出たのは想定外でしたが、
それ以降に追加点を挙げられなかったのが痛かったですね。
和田、中村紀洋がそれぞれ2安打と復調気配を見せたものの、
ウッズの3打席連続三振が痛かった。
まあ主審の広すぎるゾーンというのもありましたが、
元同僚のドミンゴに手も足も出ない状態。
また5回ウラ、1死一、三塁での井端の当たり。
初球、真ん中高目のストレートで叩くも、
二塁正面に転がる4-4-3のダブルプレー。
相手が良いところにいたこともありましたが、残念でした。
最終回、小山もある意味「劇場」で
井上の一、二塁間を抜くタイムリーなど
代打3連発などで1点を返したところは盛り上がったものの、
とにかくナゴヤドームで、元中日勢が頑張りすぎ。
大将・山崎武司にも2安打1四球を許していますし、
相変わらず「恩返し」をきっちりされてしまう、
またもドラゴンズの優しげな一面を
披露してしまったなという感じです。
そのなかで自分的には好きな選手だったドミンゴが登板。
久々に動く姿を見ましたが、7イニング1失点。
制球もまずまずでしたし、粘りの投球はよかったなあと。
ただそれ以上に面白かったのは、パではあまりない打席。
自慢の足?を魅せたいのか、
何度もセフティーバントを試みていたのには、思わず爆笑。
相変わらずさが、とてもうれしかったです。
それにしても、ほんと連勝が出来ないですね。
せっかくの前日の快勝もこれで水の泡となってしまいました。
ただ今回に関しては、相手が試合巧者だったかなと。
首位・阪神のゲーム差も、今季最大をさらに更新しての7.5。
ただもうそんなことは気にせずに、一つずつ勝つこと。
ついに谷間となりそうな第2戦。
先発で誰が上がろうともつまらないミスはなしに
しっかりと自分の投球をして、恩返しを阻止。
さらに打線はおそらく相手先発のマー君を叩くこと。
北海道日本ハムに続き、東北楽天にも負け越すことがないよう、
必ず取って、星を五分としてもらいたいところです。
★プレーヤーズ・ボイス(8日)
●中田賢一
<8イニング0/3を8安打5失点、
自身4連敗で今季5敗目を喫す。
マウンドを降りた直後に広報を通じてコメント>
「全部ボクの責任です」
<9回自らの失策でピンチを作り、長打で勝ち越しを許す。
けん制と封殺で二つの悪送球が失点に結び付き>
「9回は(足が地面に)つっかかった。
併殺を狙った? そうですね。気持ちが先にいってしまいました。
完全にボクのミスです。
きょうは本当にやらなくていいところで点を与えてしまいました」
<5回まで4四死球と不安定だったが、
6回以降は力で押す投球を披露、かすかな光は見えていた>
「光? 見えていないです。内容どうこうより、勝たないと。
9回に疲れ? いや、なかったです。元気は元気でした。
(続投させてくれた)ベンチの期待に応えられなくて本当に悔しいです」
(中スポ、サンスポ、毎日jp、スポニチ名古屋、ニッカン、名タイ)
●森バッテリーチーフコーチ
<2失策の中田について>
「いつも練習してる事。自分で自分の首を絞めた」
<9回無死一、三塁の大ピンチでもベンチは動かず>
「中田には三振を取れる力もある。
ここで勝てれば今後ぽんぽんといくかもしれない。
勝たせてやりたいという(落合監督の)意図があった」
(スポニチ名古屋、名タイ)
●小田幸平
<2回2死一、三塁で、右前に先制適時打>
「先に点を取りたかったから、食らい付いていきました」
<06年10月16日以来、2年ぶりとなるタイムリー。
淡々と話しつつ、打撃の内容には納得の表情>
「2年ぶり? それは調べてないですから」
(中スポ、ニッカン)
●井上一樹
<9回代打で登場。元チームメートの小山から右前打。
意地の適時打で3点差に迫る>
「フォークをうまく打てました。打撃の状態はいいと思います」
(東京中日)
●タイロン・ウッズ
<3回2死の第2打席、見逃し三振を宣告されると、
球審に執拗に食い下がり、あわや退場の騒ぎに>
「ストライク? 高いじゃないか!」
<結局、この日は元中日の先発ドミンゴに3三振。
怒りを鎮めるために、試合後は外野グラウンドを1人で『激走』>
「1本は打ちたかったんだけど。残念だ。
打線は湿っていても、我慢していれば必ず調子は戻ってくる」
(中スポ)
◇飯塚球審(パ・リーグ)
<3回2死走者なしで見逃し三振と判定後、
激高したウッズとにらみ合い一触即発。
さらに落合監督に猛抗議された場面を説明>
「1打席目で三振した時も判定を不服とするような態度があった。
何万人という人が見ている中、ああいう態度は放っておけない。
落合監督からは『そっちがふっかける必要ないだろう』と
言われたがそういう問題ではない」
(ニッカン)
●浅尾拓也
<9回無死一、三塁でマウンドへ今季初登板。
2死を奪ったものの、フェルナンデスに
右中間へ2点二塁打され、復帰登板を飾れずガックリ>
「タマ自体は悪くなかった。
最後は抑えようと力が入ってしまいました。
結果的に打たれてしまった。あの1球が…。悔しいです」
<初登板は不本意な結果に終わったが>
「どんな役割でも抑えるだけです」
(中スポ、スポニチ名古屋)
●和田一浩
<昨季の対戦打率.429のドミンゴキラーは、
2回に中前、6回に右前と相性の良さを見せつける。
1回には絶妙の本塁送球で二塁走者を刺し>
「(ドミンゴは)力のあるボールはきていましたよ。
自分も悪い状態を脱しつつあります。
まだ9月じゃない。それを救いにがんばっていかなきゃ」
(東京中日)
●中村紀洋
<前日の北海道日本ハム戦で通算350号を達成。
この日もマルチ安打で好調を持続も、連勝を逃し多くを語らず>
「いろんな人から(350号を)祝福していただいたんで、励みにしたい。
でも、打ったとはいっても試合に負けてしまってはねえ…」
(東京中日)
●荒木雅博
<元同僚のドミンゴを攻略することができず>
「投球が荒れていた」
<8回、マウンドには同じく元中日の川岸。
カウント1-2からセーフティーバントを試みたが捕ゴロ。
バットの下に当ててしまったことを悔やむ>
「流れを変えたかった。
ちょっとボールが低かったですね。
対戦が少ないから、ちょっとやりづらいところがあるともいえる」
(名タイ)
●高代野手総合チーフコーチ
<かつての同僚・ドミンゴに強烈な『恩返し』をされ>
「特にイメージが変わったということはない。
ただ打ち損じが多かったし、力のある高さにボールがきていた」
(ニッカン)
○鉄平(東北楽天)
<9回無死二、三塁、中越えに勝ち越しの三塁打。
長駆三塁を陥れると、派手なガッツポーズで喜びを爆発。
かつての本拠地での活躍を喜び>
「投手が頑張っていたし、何とかしたかった。
自分はあまりこの球場(ナゴヤドーム)に慣れ親しんだというほど
(1軍で)プレーしていないけど、活躍できて良かった。
しっかりとらえられた。
追い込まれたんで強く振るより、当てれば何とかなると…。
(ガッツポーズは)もうやらないと思いますよ。
いい思い出になりました」
(中スポ、サンスポ、毎日jp、ニッカン)
○ドミンゴ・グスマン(東北楽天)
<粘り強い投球で7イニング1失点の好投。
かつて兄貴分的存在だったウッズから3三振を奪い、満面の笑み>
「今は楽天のためにやっている。
(ウッズへの)攻め方は分かっているからね」
(中スポ)
○川岸強(東北楽天)
<2番手で登板。8回の1イニングを無失点で勝ち投手に>
「きょうは燃えました。魂こめて腕を振りました。
勝ち負けじゃなく、中日戦で投げるのが目標だった。
(3年ぶりの勝利を挙げた5月17日の)
西武戦よりも、比べものにならないくらいうれしい」
(中スポ、時事通信、毎日jp)
○山﨑武司(東北楽天)
<試合前、元中日勢を集めてハッパをかけ、自らも2安打>
「試合前に鉄平や小山に
きょうはとにかく絶対勝つぞって言ったんだよ。
おれたちは中日にいらないと言われて、(楽天に)来たからな。
少しは意地を見せられたんじゃないかな。
勝ってよかったよ。これで連敗がなくなったしな」
(東京中日、サンスポ、ニッカン、名タイ)
○野村監督(東北楽天)
<3連勝で貯金6。球団記録を更新>
「辞表がいるな。毎日辞表や。何枚書いても足らんわ。
まさにPRAY FOR GOD(神頼み)野球だよ。
いつもベンチでお祈りだよ。最後は神様、お願いします、や」
<9回表に4点を勝ち越し>
「(先頭の代打)憲史がよう(四球を)選んだ。
今のアイツは『頭の絶好調』、フォークをちゃんと読んでいた」
<鉄平がよく打った>
「調子いいと思ったらねんざだと…。
打った後(後続のリックの二ゴロで)本塁へ突っ込んで。
ノーアウト(一、三塁)で突っ込ませるか? 次は4番やぞ」
<4点取れたのが大きかった>
「(まず)2点勝ち越して、2点じゃ足りないと思っていた。
あそこ(9回2死一、二塁で2点適時打)で、
フェルナンデスがよく返してくれた。
ダメ押しお願いしますと、祈っていたよ。
ものすごく神様にお願いした。
フェルナンデスが打ってなかったら負けだよ。
ウチのはストッパーじゃなくて、ストップウオッチだからさ」
<勝ち星こそつかなかったが、
7回1失点と粘投の先発・ドミンゴを評価>
「今日の(中日先発)中田の状態から見て、ちょっと大変だ。
点は常識的には取れないと思っていた。
よくドミンゴが持ちこたえてくれた」
<敵地で3連勝>
「運で勝っている。すっきりしない。
勝ちに不思議の勝ちあり。不思議の3連勝だな。
仙台から神様を連れてきてくれているんじゃない?」
<元中日勢の活躍に>
「恩返し、いいことじゃないの?
オレもクビを切られた南海相手には燃えたもんだ」
<交流戦単独首位を守り>
「興味ない。交流戦は(優勝賞金の)5000万円の楽しみだけだろ。
オレは三角の、こういうの(両手でペナントの形を作って)がほしいんだよ。
長い間、拝ませてもらっていないからな。
チャンピオンフラッグなんて長い間見てないな。
この球場にある? 拝んでおこう」
(中スポ、サンスポ、時事通信、毎日jp、ニッカン1、2)
●落合監督
<勝てない中田に渋い表情>
「やっと(不振からファーム落ちした)
朝倉劇場が終わったかと思えば、次は中田劇場の始まりか」
<中田の失策には>
「ミス? 練習すりゃいい。今に始まったことじゃない。
ただ、調子がよけりゃ勝てる、悪けりゃ負けるじゃ困る」
<復調への『答え』について>
「ピッチャーは頑固だからなあ。昔っから。
ちょっと痛い目を見た方がいいんだろうな。
(答えを)一生わからないで終わるピッチャーもいっぱいいる。
でも賢いやつはどこかで気付く。
いつ気付くか。それが本人のためなんだから。
答えは簡単。オレらの中では(復調への)答えは出ている。
投手に聞いても駄目だぞ。打者? それも一流に聞かなきゃ。
おそらく今(中田に)言っても聞く耳もたないだろう。もっと悩め!」
<首位・阪神との差が7.5ゲームに広がり>
「7.5? 別に関係ないだろう。
20ゲームぐらい開いたってひっくり返せるよ」
(中スポ、スポーツ報知、時事通信、毎日jp、
スポニチ名古屋、ニッカン1、2、名タイ、デイリー)
若竜トピックス(8日)
◆イースタン・ウエスタン交流戦
巨人-中日 2回戦
(8日・掛川市営球場)
D 000 011 000 = 2
G 000 100 000 = 1
[勝] 佐藤亮太(1試合1勝)
[S] 金剛(12試合1勝3S)
[D本] 谷1号
[D投] 佐藤亮太、菊地、山内、金剛
(公式サイト、巨人公式)
【ゲームレビュー】
先発・佐藤亮太は、伸びのある直球、コーナーに決まる
シュート、スライダーを投げ分け、3回まで無失点。
しかし4回ウラ、小田島に左中間にソロ本塁打を浴び先制を許す。
それでも5イニングを投げ3安打1失点と、2カ月ぶりの実戦で好投。
攻撃陣は、巨人先発・金刃を打てず4回までパーフェクト。
しかし5回、2死二塁から福田が中前へタイムリーを放ち同点。
続く6回、代打・谷が左越えへプロ入り初本塁打を放ち、2-1。
6回以降、菊地-山内-金剛と繋いで逃げ切り、交流戦2連勝。
佐藤亮太は、今季初勝利。
(公式サイトより)
○佐藤亮太
<2軍交流戦・巨人戦で今季公式戦初登板。
先発で5イニングを投げ、
3安打7奪三振1失点に抑える好投で今季初勝利>
「初めてにしてはよく投げられたと思います。
スライダーが良かったと思います。
しっかり腕を振ることができたし、球の切れもよかったと思います。
ストレートをもう少し低く投げたいです。
きょうは4回くらいからバテたので、
低めに投げ続けられるように、
スタミナ、技術面を課題に取り組んでいきたい」
(公式ファーム、中スポ)
○高橋2軍投手コーチ
<今季初先発の佐藤亮太を好評価>
「2カ月くらい投げていなかったけど、よく投げた。
ストライクが先行していいピッチングだった。次につながる」
(中スポ)
○山内壮馬
<前日に続く連投で、1イニング2奪三振1四球無失点>
「昨日はストライクが入らずフォアボール、
今日は2-3からフォアボール、成長です。へへへ・・・」
(公式ファーム)
○谷哲也
<6回、佐藤亮太の代打で登場。左翼席へプロ初本塁打。
この一撃が勝ち越しの決勝打となり、満面の笑み>
「まぐれです。ベンチで見ていたら(金刃は)
インコースが多かったので、初球から来たら打とうと思ってました。
狙い通りちょうどきました。
ファールになるか心配で見ながら走りました。気持ちいいです
いいピッチャーから打ててよかったです」
<パンチ力のある打撃は魅力十分だが、
2軍ではレギュラー格の岩﨑らショートを
守れる選手が複数いる。現状での主な居場所はベンチ>
「出場機会が少ないということは力が足りないということ。
それが自分の現実だと受け止めています」
<プロの世界に移って約半年。
『自信がついた』と胸を張るのが守備。特に捕球>
「守備でも打撃と同じように『間(ま)』が必要だと分かった。
今までの自分はずっと同じリズムで打球を捕りにいっていた。
間が取れるようになってからは、
捕る寸前にボールを長く見られる感覚があります。
社会人でショートとして2年間やってきたけど、
プロに入っての半年間の方がずっとうまくなったと思う」
<出場チャンスは少なくても、着実に地力をつけている>
「キャンプからたくさんノックを受けてきたけど、
それだけ受けたということは、
それだけノックを打ってくれた方がいるということ。結果を出して返したい」
(公式ファーム、中スポ1、2)
○福田永将
<5回2死二塁、中前へ同点適時打を放つ。
新井が1軍に昇格し、2試合連続でのスタメン。
チャンスを生かし、アピール>
「甘いところにスライダーきました。
徐々によくなってきているので継続していきたいです」
(中スポ)
前日に続き、巨人とのイースタン・ウエスタン交流戦。
しかし静岡・掛川市営球場は朝から激しい雨が降り続き、
チームが到着したときは、何とグランドが湖状態。
「嘘やろ! どこが大丈夫やねん。 嫌がらせか?」と
古久保コーチは、お怒りだったものの、
「恐るべし。」な、地元の人たちのグランド整備効果もあり、
予定よりも30分遅れながら、無事に行われたもよう。
しかしそんな状況で、試合前の打撃練習がなかったせいもあり、
両先発による投手戦というよりも、やや貧打戦?の様相に。
それでも1点ビハインドの5回に、
2試合連続一塁スタメンの福田のタイムリーで同点に追いつくと、
続6回、代打で登場したルーキー・谷が巨人先発・金刃の内角球を叩き、
プロ初本塁打となるレフトへの場外ホームラン!
そのまま2-1で逃げ切り、今回の交流戦、巨人に連勝となりました。
9回表の先頭打者の四球は不運でした。
球審に泣かされました。完全に見逃し三振です。
テレビの前で、夫婦揃って大激怒していました。
まあ、それはそれとして、2塁への送球が
暴れるとは想定外でした。ただ、最終回まで
粘っていけたのは自信にして欲しいですね。
中田投手の復調なくして、完全制覇はないですから!
投稿: ドライチ | 2008年6月 9日 (月) 09時26分
9回表裏劇場は本当に悔しかったですね
娘は延長戦に備えてトイレへ行き席へ帰ってくるなりスコアボードみてヒックリ返ってましたw
それから
草加せんべいとウチワありがとうございました~
投稿: セパ琢磨 | 2008年6月 9日 (月) 09時41分
ナゴヤ2連戦、乙カレーさまでした
連勝してほしかったのですが、
波に乗り切れないチームですね
楽天の元ドラ選手も意地悪ですねぇ
活躍する場が違うだろうとw
日シリで当たらない事を祈りましょう(苦笑
本日もN・H・K・・・・・・
それがちょっと心配です。
P.S.
観戦記のアップも期待してますね。
グルメレポが参考になりますw
「ひっつまぶし」は食べましたか?
昨年食べて、お腹が苦しくなった
思い出が甦りました(爆
投稿: dai | 2008年6月 9日 (月) 12時14分
審判を冒涜してはいけません。
と言いながら「飯塚~!しっかりしろ」っと
叫んでました。
昨日は立浪がアフターゲームのサービスをしている
はずですから、鉄平も武司もヘロヘロだと思います。
最近、毎週中田劇場を観ています。
入場料の半額返金制度はないのでしょうか?
できれば足代の援助を。。。
交通費代の援助よりも打線の援護で許して
あげます。(援護攻撃、略して援攻ですね)
投稿: ギンタロウ | 2008年6月 9日 (月) 12時29分
こんにちは。9回先頭の憲史への5球目は入ってるやろーと喫煙所で怒号が響いておりました。しかし自滅はいけません。
新井良太の中途半端なバッティングにも喝!!です。
投稿: gachao | 2008年6月 9日 (月) 13時02分
みなさんコメントありがとうございます!
今夜の先発は、山本昌投手
明日ゲームがないとはいえ、中4日となりました。
対する東北楽天は、田中投手。
昨季は仙台でやられただけに今季は雪辱を期待します
>ドライチさん
昨日の球審はおかしなゾーンでしたよね。
おまけにもめたこともあり、味方じゃなかったです。
あれは激怒で間違いないでしょう。
二塁への送球、態勢を崩してしまったようですが、
あれは自らの足を引っ張ってしまいました。
ただ8回はとてもよかったです。
まさか9回がああなってしまい、とても悔しいです
>セパ琢磨さん
昨日は「娘」さんともども、
お会いできて、とてもうれしかったです
おまけにギンタロウさんとの夢のトリオフォトも実現。
お土産もいだだき、感謝しっぱなしでした。
ただ先週に続いて、負けてしまったのが…ですね
>daiさん
やはり連勝をもくろんだのは甘かったようで…。
帰りの電車は、かなりの疲労度となってしまいました。
それにしても、元竜戦士のみなさん。
例年以上に揃ったうえに、気合が入っていましたね。
できれば今日が今年最後ということにしてほしい。
そしてNHK、BSながら今夜もあるんですね。
東海地区は東海テレビでやるようですが、
ジンクス破ってほしいです。
PS ひっつまぶしは、食べなかったですね。
時間と財布がちょっと許してくれませんでした。
その代わりとして、きしめんは食べましたよ。
>ギンタロウさん
ナゴド2連戦おつかれさまでした。
やっぱり言ってましたか「飯塚~!しっかりしろ」
自分ももちろん叫びました。
審判冒涜は我らのお約束です
中田劇場、札幌でもご覧になっているんですよね。
できればポイントカードにしてもらい、
10個たまったら、サインかなんかほしいですね
>gachaoさん
観戦おつかれさまでした。
2ストライクに追い込んだあとでしたが、
あれは取ってほしかったですよね。
そして新井選手、出てきたときから
「リョータァ」と自分も目一杯応援しましたが、
止めたバットという悔しい結果に…。
あそこで決めてくれたら、もっとアピールできたのになあ
投稿: Toshikichi | 2008年6月 9日 (月) 17時57分
7日はお疲れ様でした。
憲伸は10三振を奪い、さすがエースという投球でした。
クリーンナップの3発も豪快でしたね。
2試合続けてHRでの得点はちょっと気になりますが・・・。
変わって8日は残念でした。
しかし中田が復活の兆しでしょうか?
自分の守りのミスで自滅しましたが、中田のいい時のように試合後半に球威が上がってきて三振を取れていましたから。
そして案の定、元ドラ選手にやられましたね。
ドミンゴが打ち崩せないのは???。
しかしあの荒れ具合ではしょうがなかったのかもしれません。
「ピカイチ」も盛り上がりましたね。
相変わらず皆さんのドラに対する情熱を感じました。
楽しいひと時、ありがとうございました。
それにしてもToshikichiさんがあんなにお裁縫上手とは知りませんでした。(笑)
商売できるんじゃないですか?
また機会がありましたら是非ご一緒に観戦させてください。
投稿: りくぶっち | 2008年6月 9日 (月) 20時16分
コメントありがとうございます!
>りくぶっちさん
先週末はお世話になり、本当にありがとうございました
途中までは重苦しい展開でしたが、
あの一発競演はかなりのインパクトだったと思います。
8日のゲームは、やはりあの9回ですね。
チームとしても延長戦を見据えての継投だったかもしれませんが、
よりによって、ああ自滅してしまい残念でした
ピカイチ、楽しかったですね。
ただ自分は緊張もあってか、
早々とお腹いっぱいになってしまい
あんなにおいしいものがたくさんあったのに、
食べきれなくて、ちょっと残念でした。
ただ何度もいうように、自分はお裁縫上手じゃないですから
これからもよろしくお願いします。
またナゴヤか関東でお会いできたらうれしいです。
投稿: Toshikichi | 2008年6月10日 (火) 10時39分
観戦お疲れさまでした。
中田に尽きる試合だったけど、その前に点が取れなかったからなあ。
広島の観戦予定を見て思い出しました。
今年の内に行かないといけませんね。
投稿: コロンビー | 2008年6月10日 (火) 11時40分
コメントありがとうございます!
>コロンビーさん
中田投手、けっこう踏ん張っていましたが、
先頭打者の四球、やはりこれが痛かったなと。
打線も元中日に抑え込まれましたし、
年に一度の恒例行事となってしまうのでしょうか?
広島市民球場、自分は9月に行きます。
前回は前田フィーバーで大変でしたが、
今回はすいていればいいなあと思っています。
投稿: Toshikichi | 2008年6月11日 (水) 09時31分