快投チェンプロ初完封、積極竜3位タイに復帰!
広島市民球場での直接対決に負け越し、
4位に転落して、ナゴヤへ戻ってきたドラゴンズ。
6連戦の2カード目は、ナゴヤドームでの東京ヤクルト3連戦。
巻き返しのための初戦、先発のチェンが抜群の出来。
ストレートが切れ、立ち上がりから相手打線を圧倒すると、
打線も呼応し、2回にデラロサの2ランで先制すると、
3回荒木、森野の連続適時打を含む4連打、
さらに7回和田のダメ押し弾など、先発野手全員安打の14安打7得点。
大量の援護をもらったチェンは、そのまま9回を投げ抜き、
4安打10奪三振無四球で、プロ初完投初完封勝利をマーク。
また連勝で勝率5割に戻したドラゴンズ。
広島が敗れたため、再び同率3位タイに復帰しました。
◇セントラル・リーグ公式戦 中日-東京ヤクルト 21回戦 (22日・ナゴヤドーム | 中日8勝11敗2分け) | ||||||||||
29963人 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R |
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
中 日 | 0 | 2 | 3 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | × | 7 |
[勝] チェン(36試合6勝5敗) [D本] デラロサ7号2ラン 和田15号 | ||||||||||
[Dバッテリー] チェン - 谷繁 |
【ゲームレビュー】
チェンがプロ初完封
勝率5割に戻し、広島に並んだ
チェンは立ち上がりからテンポがよく、威力のある直球で押した。
打たれた安打はわずか4本。10三振を奪い、三塁を踏ませなかった。
打線は先発野手全員安打。
2回、デラロサが左へ先制2ラン。
3回には荒木、森野の連続適時打などで3点を加え、突き放した。
(公式サイト、中スポ、共同通信社、ニッカン式スコア)
【イニング経過】
移動日ゲームとなったが、スタメンは前日同様。
ビョン、荒木、森野、ウッズ、和田、中村紀洋、デラロサ、谷繁。
この日特打を行ったという中村紀洋も名を連ねる。
ドラゴンズ先発は、中5日でチェン。
この日は立ち上がりから快調。
先頭・青木を外への大きなカーブで
ハーフスイングでの空振り三振に取ると、
続く川島慶三も、内へのストレートに手が出ず見逃し三振。
飯原には初球、スライダーをうまくレフト前に運ばれたが、
4番・畠山を外角低目のストレートで見逃し三振。
三者三振という抜群の立ち上がりを見せる。
対する東京ヤクルトの先発は、ゴンザレス。
ナゴヤドームでのドラゴンズキラーとの対戦となったが、
2回ウラ、先頭・ウッズが三遊間深いところへの内野安打で出ると、
和田は中飛に倒れたものの、中村紀洋の遊ゴロの間に二塁へ。
得点圏のチャンスで迎えるは、7番・デラロサ。
積極的にいこうと思っていたというデラロサ。
初球、外角高目に浮いたスライダーを叩くと、大きな当たりは、
レフトポール際のスタンド前列に飛び込む2ランホームラン!(2-0)
快投を見せるチェンに、大きな先制点が入る。
この一発で勢い付いたか、その後も繋がるドラゴンズ打線。
3回ウラ、先頭イ・ビョンギュが初球、真ん中低目のストレートを叩くと、
センターオーバー、フェンス直撃となるツーベース。
やや際どいタイミングながらも、二塁を落としいれると、
続く荒木も間髪入れずに初球攻撃!
外角低目のストレートを右へ持って行くと、
鋭く一塁横を抜き、ライト線へと転がるタイムリー!(3-0)
わずか2球で1点を追加する。
さらに森野の初球に、荒木が二盗を決めると、
フルカウントからの8球目、内へのストレートを弾き返して、
詰まりながらも、センター前へのタイムリー!(4-0)
二塁から荒木が最後はミットを吹き飛ばしての生還。
その間に森野も二塁へと進み、さらに後続へと繋げる。
続くウッズも三遊間をしぶとく抜き、これで4連打。
依然無死一、三塁で迎えるは、和田。
しかし初球、外へのストレートを打つも、6-4-3と渡るダブルプレー。
それでもその間に三塁走者の森野が還って、さらに1点を追加。(5-0)
続く中村紀洋の右前打も含め、
このイニング5安打を集中させ、3点を奪ったドラゴンズ。
一気にゲームの主導権を握った。
5点の援護をもらったチェン。
しかし4回、先頭・飯原を内角高目のストレートで空振り三振に取ると、
続く畠山にはカウント0-3となったものの、
しっかり持ち直してフルカウントからライトライナーに。
さらに福地を内へのスライダーで遊ゴロに取り、3アウト。
3回に続いて、2イニング連続の三者凡退とますます乗ってきた。
4回ウラ、下位打線からチャンスメーク。
先頭・谷繁がスライダーを上手く拾って、
センター前に落ちるヒットを放つと、続くチェンが送って二塁へ。
ここで迎えるは、前のイニングに集中打の口火を切ったビョン。
カウント1-3からの5球目、真ん中高目へのスライダーを
しっかりと捉えると、打球はライトの頭上を大きく越え、
フェンスまで到達するタイムリーツーベース!(6-0)
投手のリズムが良いと、やはり打線に呼応するのか。
3イニング連続で得点を奪い、ゴンザレスをKOする。
勝利投手の権利がかかる5回を迎えたチェン。
しかしそのボールは衰えることなく、さらに快調。
この回先頭の宮本を外角高目を振らせ、三振に取ると、
田中浩康も早いカウントで打ち上げさせての三塁フライ。
続く川本には粘られ、9球投げさせられたものの、
最後はスライダーでライトフライに取って、この回もゼロ。
繋がると怖い東京ヤクルト打線を圧倒し、5回を終えて被安打わずかに1。
さらに課題の制球も、2回田中浩康の足にかすった死球1個のみ。
まさに今季最高の出来ともいえるチェン。
球数もまだ61球、プロ初の完投、完封も視界に入ってきた。
6回、ドラゴンズは早くもウッズを下げ、
センターに英智を入れるなどの守備固め。
しかしチェンのスイスイ投球はなおも続き、
先頭、途中から出場の米野を初球、簡単に捕邪飛に取ると、
続く青木は3球目、内へのスライダーで詰まらせての
ショート左へのハーフライナー。
さらに川島慶三も初球、あっさりとレフトフライ。
毎回奪三振こそ止まったが、わずか5球で退ける。
6回ウラ、東京ヤクルト2番手・松井を2死から攻め、
荒木が1球も振らず、フルカウントから四球を選ぶと、
森野の右中間へ落ちるヒットで、一、三塁。
4番に入っていた英智に期待を寄せたが、
カウント2-1からの内角低目のフォークに空振り三振。
惜しくもダメを押せず、6点リードのまま終盤へ。
6回まで広島打線に、二塁さえも踏ませていないチェン。
しかし7回、やや疲れも見え始めたか、
先頭の飯原にストレートをセンターに弾き返されると、
1死から福地にもライト前に運ばれ、一、二塁。
この日初めて得点圏に走者を背負ったものの、
続く宮本に初球、真ん中高目のストレートを打ち損じ。
二塁ベース寄りの遊ゴロとなり、6-4-3と渡りダブルプレー。
最大のピンチを凌いだチェンは、飛び跳ねてのガッツポーズ!
7回ウラ、東京ヤクルト3番手は、花田。
しかしその代わり端、先頭の和田が見事な一振り!
カウント1-2からの4球目、真ん中低目のフォークに反応。
迷わずにフルスイングすると、弾丸ライナーでレフトスタンド一直線!
この日先発野手で唯一ヒットのなかった和田の
お待たせのヒットは、ダメのダメを押す大きな一発。(7-0)
先発野手全員安打を達成し、14安打7得点。
こうなると残りの焦点は、チェンの初完投、完封のみとなった。
8回も田中浩康、梶本、そして米野を
いずれもフライアウトで打ち取り、ついに9回のマウンドに登ったチェン。
しかし先頭・青木をショート内野安打で出してしまうと、
記録を意識したか、力みが目立ちはじめ、ボールがやや高目に。
それでも川島慶三を打ち損じの三塁フライに取ると、
飯原は内角低目のストレートで見逃し三振。
この日10個目、自己初となる2ケタ奪三振も達成すると、
最後は畠山を、真ん中高目のストレートで
センター後方へのフライに打ち取り、ゲームセット!
9イニング、109球を投げ、4安打10奪三振1死球で無失点。
来日5年目で初となる完投勝利を、
見事な完封で飾ったチェン・ウェイン。
マウンド付近でナインとハイタッチを交わすと、
荒木選手会長からウィニングボールを手渡されて、笑顔。
さらにその勝利の価値は、チームにはとても大きく、
勝率を再び5割に戻すとともに、
広島が敗れたため、同率3位タイにも復帰。
地元に戻って、ようやく投打がかみ合っての快勝は、
3位奪還へ向けて、より勢いが付きそうな白星となった。
広島との直接対決で、まさかの1勝2敗と負け越し。
4位に転落して、地元・ナゴヤへ戻ってきたドラゴンズでしたが、
やはり我が家が落ち着くのか、この日は久々に一方的な展開。
打っては打線がつながり、苦手・ゴンザレスをKOすると、
投げては、チェンが今季最高ともいえる投球。
力のあるストレートを右打者の内角へビシッと投げ込み、
バッタバッタと三振を奪うなど、東京ヤクルト打線を圧倒。
終盤若干バテもあったものの、最後まで投げきってプロ初完封を達成。
チーム的にも投打がかみ合っての快勝というカタチで、
神宮3連敗の屈辱を少しは晴らすことができ、とてもうれしかったです。それにしても、
今夜はチェンに尽きるでしょう。
プロ初完投、初完封、
そして初の2ケタ奪三振。
チェン投手、
本当におめでとうございます!
前回の阪神戦で五輪復帰後
初の白星を挙げたことで
吹っ切れたのかもしれませんが、
この日立ち上がりから快調でしたね。
初回先頭の青木のハーフスイングを
球審が取ってくれたのをきっかけに、
素早くリズムを掴んで、3奪三振と上々の立ち上がり。
その後も、140キロ台後半というスピード以上に
キレのあるストレートを軸に、スライダーなどの変化球を交え、
東京ヤクルト打線に対して、全くスキを与えぬ投球。
課題でもあった制球面も、無四球と安定し、
さらに早いカウントで抑え込むため、テンポも上々。
その相乗効果によって、打線の大量援護ももらえるという、
まさに好循環となった今回のマウンド。
危なげなかったですし、本当に安心して観ていられました。
特に一番収穫となり、うれしかったのは、
久々に観られたイキの良いストレート。
やはりチェンの売りというのは、力のある真っすぐ。
ビシッとインサイドを突く投球には思わずうなりましたね。
五輪から復帰後は、これが欠けていたものの、
ようやく下半身も使え、腕が振れるようになってきたのか、
この日のストレートは、ここ最近では一番の力強さ。
こういうボールが投げられれば、なかなか打てはしないでしょうし、
この投球を忘れずに、今後もできるだけ持続できるよう
残りシーズン、そしてこの先もやっていってほしいなと。
プロ5年目、ここまでいろいろありはしましたが、
ようやく掴むことができたプロ初完封。
これを自信にして、さらに成長していってほしいと思います。
「悔しさ」改め積極打線がこの日もつながり、14安打。
さらにしっかりと相手のスキも突けましたし、
いくらかはドラゴンズの野球を取り戻しつつある感も。
そして再び勝率も5割に戻し、3位タイにも復帰。
相手のモチベーションも神宮の時とは違うように見えましたし、
ここは一気に勝ち越したいものですね。
クライマックスシリーズに進出するためには、ただ勝ち続けるのみ。
そのためにも、地元での残り試合はすべて勝つという意気込みを。
第2戦の先発は、おそらく昌さん。
このところやや勝てない印象もありますが、
とにかくチーム全体で現状「エース」を盛り上げ、貯金1と単独3位を。
ドラゴンズのより一層の頑張りに期待しています!
☆ウィナーズ・ボイス(22日)
◎チェン・ウェイン
<4安打、1死球、10奪三振、三塁を踏ませぬ好投。
来日5年目で、プロ初完投初完封を挙げる>
「(初めての完封勝利、どんな気持ち)
うれしいです、はい。
(すべて投げきった)
そうですね。まあ何とか完封したいんで、はい。まあうれしいです。
(立ち上がりから奪三振ショー、今日はどこがよかったか)
やっぱりコントロールと変化球でもいいし、
やっぱち真っすぐの、先にストライクを取れるから、
まあ早くアウトを取れたいし、はい。
(四球がなかった)
そうですね。まあフォアボールが一番気になるので、
まあ何とかフォアボール出さないで、
しっかりアウト取って、それだけです、はい。
(打線がよく打って、乗っていけた)
そうですね。デラロサもけっこう打ったし、
まあ、シゲ(谷繁)さんも猛打賞だし、
まあ打席に、バッターの方は何とか点数が入るし、
まあ、自分の投げる方もいいし、はい。
(チームが3位タイに並んだ。ファンに抱負を)
ありがとうございます。
何とかクライマックスシリーズに入りたい、いきたい。
まあ、自分の力になるし、何とかみなさん
ドームで応援してくれるよう、お願いします」
「うれしいです。きょうはコントロールがよかった。
変化球、真っすぐもよかったです。
上半身が開かないように意識したことがよかったんだと思います。
上半身を開かず、下半身を使って…。
一つ一つアウトを取ることだけ考えた。
早くアウトが取れて球数が少なかったのもよかったですね。
打たせてアウトを取ろうと思った。
6、7回で疲れるんで、球数を少なくしようとした」
<見て聞いて、感じたことが生きている。
11日の巨人戦、森コーチからの指示でベンチに座って
山本昌の投球を見て勉強。先輩の背中から学んだことを生かして成長>
「マサさん(山本昌)とボクはタイプが違うけど、すごく勉強になりました。
勉強になったのはコースの重要性です。
マサさんは(右打者の)アウトコース、
ボクはインコースにいいボールがあるけど、
やっぱりコースに投げないと意味がない」
<今季6勝目、そしてプロ6勝目。
台湾出身で同い年の投手、巨人・ジャン・チェンミンの
通算勝ち星をわずか1シーズンで抜き去ったことに>
「姜建銘(ジャン・チェンミン)を抜いた?
そんなことはあんまり意識しませんね。
お互いに日本で頑張ればいいと思っています。
いまはとにかくCSに出たい。日本一にもなりたい。
ボクはいままで何にも経験していないですから」
<台湾代表として出場した五輪だが、帰ってくると絶不調。
苦しんでいた8月末,疲れを癒し助けてくれたのは大豊飯店>
「大豊さんにはいろいろアドバイスしてもらっています。
(北京から)帰ってきてからも、大豊飯店には行きました」
<ようやく復調。チームは再び広島と同率3位に並び意欲を>
「何とか自分の力で貢献して、クライマックスシリーズにいきたい。
自分の力で勝って日本一になりたい」
(中スポ、サンスポ、スポーツ報知、時事通信、
毎日jp、スポニチ名古屋、ニッカン)
○谷繁元信
<プロ初完封勝利のチェンについて。
快投の予感は、ブルペンからプンプンと漂っていた>
「来日最高の投球でしょ。ブルペンからよかったです。
それがマウンドへ行っても変わることはなかったし、
最後まで落ちることもなかった。
外の真っすぐを1本打たれたけど、
内は1球も捕らえられることはありませんでしたから。
楽しかった? うーん、というよりも
まずは絶対に勝たなきゃいけない試合だったから」
(中スポ)
◆大豊泰昭 氏
<元中日選手。名古屋市で『大豊飯店』を営む親代わりは、
チェンのプロ入り初完封に大喜び>
「去年のことを考えればよくやっているよ。
今年のボクの(与えた)目標は5勝だったから、きょうで越えたね。
この前に会った時(五輪後)は、さすがに疲れもあったようで、
『リリースポイントがちょっとおかしい』と悩んでいましたね。
私はいつも『自分の足の幅、リリースポイントさえ決まれば大丈夫』と
言っています。でも完封したということは、
いいフォームで投げられたということでしょう。
まだ若いし、失敗することもある。
でも、それも含め、今は経験をたくさん積んでほしい。
体も大きくなってきたし、顔つきや会話も、
最近は随分、プロ野球選手らしくなってきたと思います。
今年も残り少ないけど、ぜひクライマックスシリーズに
出られるように頑張ってもらいたいですね」
(中スポ)
◎トマス・デラロサ
<2回2死二塁、左越えに先制2ランを放つ>
「(素晴らしい本塁打でした)
ありがとうございます。
(ホームランの感触は)
そうですね。チームの勝利のために
一試合一試合貢献していきたいと思います。
(クライマックスシリーズ目指して抱負を)
そうですね。最後の最後まで諦めずに
プレーオフに出られるように、頑張っていきたいと思います」
<ホームラン談話>
「打ったのはスライダー。
広島では打てなくて悔しかった。
今日はチェンが頑張っていたし、オレたちもやらなきゃと思った。
だから、きょうは積極的にいこうと思っていた。
神様のおかげ。いいところで打たせてもらえて本当にうれしいよ」
<前日までの広島3連戦はノーヒット。
大事な試合で結果を残せなかったことに、
きまじめな男は責任を感じていた。
もどかしさから胸の内をこう吐露したことがある>
「ドラゴンズは去年の日本一チームなんだろ?
自分が来て弱くなったなんて思われたくない。
とにかくプレーオフには出なくちゃ」
(公式写真、中スポ、共同通信社、時事通信、毎日jp、スポニチ名古屋、ニッカン)
○荒木雅博
<3回無死二塁、右翼線にタイムリーを放つ。
一塁線へ技ありの流し打ちで攻撃を加速させる。
続く森野の初球に二盗、今季31個目の盗塁でトップに5差に迫る>
「つなぐつもりだったけど、いいところを抜けてくれました」
(公式写真、東京中日、スポニチ名古屋)
○森野将彦
<3回無死二塁、中前にタイムリーを放ち、5点目をたたき出す。
6回にも右前安打を放ち、2試合連続マルチ安打>
「ランナーを進めようと思ったら、結果、ヒットになってよかったです」
(公式写真、東京中日、スポニチ名古屋)
○イ・ビョンギュ
<4回1死二塁、右越えにタイムリー二塁打を放つ。
打順1番に入ってから3試合連続安打と好調>
「チェンがいいピッチングをしているので、打ててよかったです」
(公式写真、東京中日)
○和田一浩
<7回無死、左越えにソロ本塁打を放つ>
「自分自身、ふがいないバッティングが続いていた。
ずっと調子が良くなくても、落合監督は試合に使ってくれている。
もう調子が悪いとかいっていられない。
これを機に調子が戻ってきたらいいなと思います」
(公式写真、中スポ、共同通信社、ニッカン)
○中村紀洋
<移籍後初めての早出特打を行う。
平田、藤井ら若手にまじって練習開始前に約20分間のフリー打撃。
持病の腰痛を抱えているだけに、手応えを口に>
「腰に負担のかからない、
苦しくないフォームを探すためにやりました。
感触はまあまあよかったと思う。
腰の状態は変わらないけど、痛み止めの注射は打った。
残り試合も少ないし、クライマックス・シリーズに
出るためには意地でもやる」
(共同通信社、ニッカン1、2)
◇山本昌
<普段は年齢を気にすることのないベテランが
今夏『睡眠』で年を感じたという。
中田と話していた時、完全休養日の睡眠時間を聞いたところ、
10時間近く目が覚めなかったという答えが返ってきたことに>
「驚いちゃったよ。10時間以上も寝て、
一度も目が覚めなかったって言うんだから。
若いころは、ぼくもそうだった。何時間でも平気で眠れた。
だけど、最近はさすがに8時間も寝れば目が覚めるもんなあ」
(中スポ<ドラ番記者>)
◇吉見一起
<チームで『エース』と呼ばれる人間は影響力が強い。
前日の広島戦で3カ月ぶりに勝利した後輩は、
勝てない間、2軍にいる間、川上のアドバイスを思い出した>
「2軍に落ちるときに川上さんから言われたことがあるんです。
『体をリセットすれば、それでいいんだ』ということを。
川上さんだけでなく、ほかの方からもそういう意味のことを言われましたけど」
<これからどうすればいいのか、
不安と迷いの中で聞いたエースの言葉。
2軍落ちを前に勇気をもらい、そう信じた。
自分のスタイルを貫き、しっかりと戦列に戻ってきた>
「体をリセットして、体さえ元の状態に
戻すことができれば、投球も元通りになる。
(投球やフォームの面は)考えないようにしました。
今年の自分のテーマが『悩まない』と言うことですから」
(中スポ)
◆川上憲伸
<北京五輪後に疲労などを訴え、2軍調整を続けてきたが、
この日ナゴヤドームで行われた試合前の1軍練習に参加。
首脳陣に現時点での状態を披露。
練習後、大勢の報道陣に囲まれると、こうかわしながらも笑顔>
「まあ、まだ(1軍に)上がったわけじゃないので」
(中スポ、名タイ)
○高代野手総合チーフコーチ
<先発野手全員安打、14安打の猛攻について>
「今日のように打てれば、何もいうことはない」
(ニッカン)
○落合監督
<快勝で勝率を5割に戻し、広島と並ぶ3位に復帰。
来日5年目で初完投初完封のチェンを絶賛。
力のある真っすぐを内角中心に配したインサイドワークをこう評し>
「きょうに関していえば、力負けしてない。
多少の投げ間違えはあっても、ファウルになるか、フライになるか…。
珍しいんじゃないかな。あれだけインサイドを使ったのは。
それがすべてなんじゃないのか。
それに本人が気付いているのかどうか。
スポーツってわかんないもんだな。
野球もそう。1個勝ってこんなに変わるのかね。
あんだけ苦しんでたのに。今はいい。
今はいいけど、まだ打たれる怖さを知らないから。
あいつ(チェン)の場合は始まったばかりだし。
でも、今年(あまり)勝ってない投手に、ああいうのを見せてやりたい。
今、ウチの投手は打たれる怖さを
嫌っていうほど味わっているから。これがひと山越えれば…」
(中スポ、サンスポ、スポーツ報知、毎日jp、スポニチ名古屋)
若竜トピックス(22日)
新井首位打者、最高出塁率タイトル獲得 佐藤充は投手3冠
(中スポ)
この日、ウエスタン・リーグが今季の全日程を終了。
福岡ソフトバンクが24年ぶりのリーグ優勝を決め、
38勝43敗7分けのドラゴンズは4位となりました。
また個人タイトルも発表され、
不動の4番・新井良太が規定打席に4不足しながらも、
首位打者(.332)と最高出塁率(.418)のタイトルを初めて獲得。
また投手陣では、佐藤充が最優秀防御率(2.64)、
最多勝利(7勝=3人でタイ)、勝率1位(.636=2人でタイ)の
3部門のタイトルを掴みました。
ちなみに各選手の成績は、以下を参照のこと↓
>2008年度 中日ドラゴンズ個人打撃成績(ウエスタン・リーグ)
>2008年度 中日ドラゴンズ 個人投手成績(ウエスタン・リーグ)
>2008年度 中日ドラゴンズ 個人守備成績(ウエスタン・リーグ)
規定打席に4不足という新井でしたが、
もしこの4打席を凡退したと仮定しても、
2位の坂(阪神)の打率.292を上回るため、
規定で首位打者に決まったもよう。
ファームで規定打席に達していたのが、
打率.267で6位の堂上剛裕だけと認識していたので、
何で新井が選ばれるんだとビックリしましたが、
こういう規定があるんですね。
ただそれはどうあれ、
新井選手、佐藤充投手おめでとうございます!
特にもはやファームでは『無敵』な存在となりつつある新井ですが、
このままファームの帝王になることなく、
来季こそは1軍へと飛躍してもらいたいなと期待します。
まったくストレスを感じない健康的な
試合展開でしたね(笑)。チェン投手、
CSと日本シリーズでも、この日のような
快投をお願いしたいです。
あっさりと「同率3位」に戻れました。
やっぱり、日曜日の勝利は大きかったです。
今夜は、もちろん「単独3位」に復帰ですね!
投稿: ドライチ | 2008年9月23日 (火) 10時25分
ししょー、こんにちは(^^)
チェンくんナイスピッチングでしたね!
ゆっくり夕飯を食べながら観れましたよ。
野手全員安打でパパ&ベンちゃんのホームランも嬉しかったでふ(^^)
もうそろそろ、憲伸ちゃんも復帰予定だし、
CSへのメンバーもそろってきそうでふね!
あとは、いばちんの回復&中田くんの快投に期待したいでふ!
投稿: たつなみこ | 2008年9月23日 (火) 11時23分
チェンがやってくれましたね。
前々回の登板、巨人戦のTV中継を見ていた時、ひじの使い方が今中氏そっくりになってきたと感じました。
今から考えると活躍の予感だったのかな~って思います。
阪神と巨人には首位争いで力を使い果たしてもらい、去年のようにCSを勝ち抜いたドラが日本一。
そんな目論見でこの先進めばベストですね。
投稿: りくぶっち | 2008年9月23日 (火) 13時23分
みなさんコメントありがとうございます!
今夜の先発は、清水昭信投手。
昌さんかなとも思いましたが、中5日を避けたのかも。
ナゴヤドームは得意なファルコンに頑張ってもらいましょう。
>ドライチさん
神宮でのスワローズとは雲泥の差。
そんな相手にも助けられましたが、
チェン投手の快投を安心して観ていられました(^^)
今回の投球はちょっとできすぎ。
ただこれを10として、8か9ぐらいの投球を
ポストシーズンでお願いしたいですね。
>たつなみこさま
デラロサ選手の先制弾はバットの良い部分に当たったなと。
ただそのパワフルな一発、流れ的には大きかったと思います。
和田さんの弾丸ライナー、これはお見事。
これからさらに復調していってほしいです。
ところで昨夜のお立ち台、すごい面々でしたね。
ルイス君はとんちんかんな切り返しでしたし、
この2人を揃って挙げた石黒さんの英断に一票ものでした(^^)
>りくぶっちさん
ナゴヤドーム観戦おつかれさまでした(^^)
最近のドラゴンズらしくない快勝!
観ていてすっきりされたことと思います。
これもやはりチェン投手の快投があったからでしょう。
ストレートが走ってきたことが復調への要因。
これからも今中二世ぶりを披露してほしいです。
広島-巨人戦、昼間観ていましたがスゴイゲーム。
ナゴヤドーム今季最終戦で当たるころには、
巨人には、疲れていてほしいところです(^^ゞ
投稿: Toshikichi | 2008年9月23日 (火) 18時27分