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2008年9月25日 (木)

憲伸復帰4番森野V打、猛打竜CSマジック9点灯!

初戦快勝の一方で、2戦目はミス連発で惨敗。
1勝1敗で迎えたナゴヤドームでの東京ヤクルト第3戦。
先発・小笠原がまたしても初回失点を喫したものの、
2回無死満塁からイ・ビョンギュの適時打で同点に追いつくと、
なおも2死からこの日初4番となった森野の2点適時打で勝ち越し。
さらに3回からは、2番手で五輪後初となる川上が復帰登板。
力のこもった投球で3イニングをピシャリと抑え、
流れを呼び込むと、その後は中押し&ダメ押しと一方的に。
16安打で9点を奪う圧勝で、川上は約2カ月ぶりの8勝目。
さらに広島が敗れたために、単独3位へ浮上しました!

◇セントラル・リーグ公式戦
中日-東京ヤクルト 23回戦
(24日・ナゴヤドーム | 中日9勝12敗2分け)
25680人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
ヤクルト
中 日 ×
[勝] 川上(18試合8勝5敗)
[D本] なし
[Dバッテリー]
小笠原、川上、浅尾、高橋、岩瀬 - 谷繁

【ゲームレビュー】
2カ月ぶりに登板の2番手・川上が8勝目
勝率5割で広島と入れ替わり、3位に上がった

川上は3回から3イニングを1安打に抑える好投。
力みのない投球で流れを引き寄せた。
打線は2回、同点とした後、2死満塁から森野が右へ勝ち越しの2点打。
5回にはデラロサ、谷繁、代打・立浪の3連続適時打で3点を追加した。
公式サイト、中スポ、共同通信社ニッカン式スコア

【イニング経過】
主砲・ウッズが持病の腰痛を悪化させ、すべての練習をキャンセル。
欠場となったことで空いた4番には、プロ12年目で初となる森野を起用。
3番に和田、5番・一塁で中村紀洋、6番には平田が入る。

ドラゴンズの先発は、予想された山本昌ではなく、
20日の広島戦に中継ぎで登板した小笠原
2ケタ勝利へのラストチャンスとなったが、
1回、先頭・青木をすっぽぬけボールがかすっての死球で出すと、
続く川島慶三の2球目に谷繁が一塁へけん制、
飛び出していた青木を刺す、ナイスプレー!
助けられたと思いきや、その川島慶三
一、二塁間を破られると、続く飯原の2球目にはスチール成功。
さらにカウント2-2からの6球目、
川島慶三のスタートに反応した小笠原
なんと投球を途中で止めてしまい、ボーク
相手の足を意識しすぎたか、慌てた小笠原
続く6球目、外へのスクリューを逆らわずに右へ運ばれ、
ライト前へのタイムリーヒット。(0-1)
またしても初回に、失点を喫してしまう。
なおも続く畠山を初球、ライトフライに取ったものの、
福地の2球目に、飯原がスチール成功。
再び得点圏に走者を背負ってしまうと、
カウント2-1からの内角高目に浮いたストレートを
レフト左に落とされ、タイムリーツーベース。(0-2)
足攻による速攻にはまってしまった小笠原、早くもペースを握られた。

一方、東京ヤクルトの先発は、10勝投手の石川
1回ウラ、1死から荒木が外へのシンカーを叩き、
右中間へのヒットで出ると、和田も続いて、
外へのシュートをセンター前へ落とすヒット。
1死一、三塁というチャンスで、4番・森野が初打席。
しかし力んでしまったか、カウント2-2からの5球目、
外角低目ボール球のスライダーにバットが出てしまい、空振り三振
続く中村紀洋も中へのカットボールに合わず、空振り三振と、
新4、5番が連続三振に倒れ、チャンスを掴み損なう。

2点ビハインドとなった小笠原
しかし2回、先頭・田中浩康を足に当たる?死球で出すと、
続く川本の時、またも足を意識したかカウント0-3に。
それでも1-3からの5球目、スタートした田中浩康谷繁が刺すと、
いくらか落ち着いたか、川本を内へのスライダーで三邪飛に。
さらに石川もフルカウントから見逃し三振に取り、結果3人で凌いだ。

2回ウラ、先頭・平田の当たりは高いバウンドの三塁ゴロ。
しかしサードの宮本が突っ込むもバウンド合わず、内野安打。
先頭打者が出ると、デラロサも内へのストレートを叩いて、
ライナーでレフトフェンスを直撃するヒットで無死一、三塁。
さらにここから石川の制球に乱れが生じ、
谷繁が四球を選んで、無死満塁
小笠原の打順を迎えるが、ベンチは代打に小池を投入。
まだ2回ながら早くも見切りを付け、勝負をかけると、
それが活きたか、フルカウントから1球ファウルの後の7球目、
石川が投じたスクリューが内角低目に外れてしまい、押し出し!
連続四球で、1点を取り返す。(1-2)
なおも無死満塁で迎えるは、1番のイ・ビョンギュ
狙っていたのは、四球のあとの初球
ど真ん中に入ってきたスライダーを引っ張ると、
強い打球で一、二塁間を抜いていくタイムリー!(2-2)
石川の動揺を見事に突いて、同点に追いつく。

なおも無死満塁のチャンスは続く。
しかし荒木が低目のスクリューを打ち上げてしまい、三邪飛に倒れると、
和田も初球を積極的に引っ張るも、ショートへのライナー。
あっという間に2死となり、やや重くなりそうなところで迎えるは森野
またしてもチャンスに巡ってきた4番
しかし初回よりは落ち着いている様子。
フルカウントからスライダーを叩き、左への良い当たりのファウルを2つ。
そして迎えた8球目は、一転して内へのシュート。
しかしそれにしっかり反応して引っ張ると、
打球は、一塁左を破っていく2点タイムリーヒット!(4-2)
ここで打てなかったら、流れを持って行かれる場面。
しかし森野『4番の仕事』を果たし、勝ち越しに成功!
このイニング一挙4点を奪い、石川をKOした。

3回、ドラゴンズの投手コールに、ドーム全体から大きな歓声が!
なんと2番手として、この日1軍登録されたばかりの川上を起用。
北京五輪3位決定戦以来、約1カ月ぶり、
また公式戦では7月25日以来のマウンドにエースが帰ってきた
ファームでの復帰登板もなく、ある意味ぶっつけ本番
しかしそのボールには、これまで同様の力強さが!
先頭の青木にいきなり真ん中高目に145キロを投じると、
フルカウントから内角高目のストレートを打ち上げさせてのセンターフライ。
続く川島慶三を外へのカーブで空振り三振に取ると、
さらに飯原も初球147キロ、内へのシュートで詰まらせてのショートフライ。
小笠原が苦しめられた上位打線をあっさりと三者凡退で片付ける。

続く4回もマウンドに上がる川上
この日はフライアウトが多かったエース。
若干ボールが高く感じたが、球威が勝って打撃をさせず。
この回先頭・畠山を内へのシュートで詰まらせ、中飛に取ると、
続く福地も内へのストレートで三邪飛に。
宮本には詰まりながらも三遊間後方に落とされ、
内野安打を許したものの、田中浩康をこれまた打ち上げさせての中飛に。
まさにこれがエースの存在感というものか。
その投球でそれまでの流れを一変させた川上
結局この日は3イニング31球を投げ、1安打1奪三振無四球で無失点。
ちなみに打席でもレフトフェンス直撃のヒットを放ち1安打。
投打にほぼ完ぺきと言える内容で、上々の復帰登板を終えた。

エースの快投で、すっかり流れはドラゴンズへ。
その快気祝いというわけではないが、打線がさらなる中押し
この回から登板の東京ヤクルト3番手・由規を攻め、
先頭・中村紀洋が内へのスライダーを引っ張り、
レフト左へのツーベースを放つと、平田の4球目ワイルドピッチで三塁へ。
さらに力む由規から、平田が四球を選び一、三塁とすると、
デラロサがカウントカウント2-0からの3球目、
真ん中高目のストレートを叩き、ライト前へのタイムリー!(5-2)
高卒ビッグルーキーから追加点を奪い取る。
なおも無死一、三塁から谷繁も続き、カウント1-3からの5球目、
外へのスライダーを逃さず叩き、左中間へのタイムリーヒット。(6-2)
アウト1つ取れずに、由規をKOすると、
川上の代打で登場した立浪も流れに乗り、
代わった4番手・押本の2球目、真ん中高目のストレートを
しっかり叩いてのライト前へのタイムリー!(7-2)
四球を挟んで4連打、3連続タイムリーと繋がる打線。
初戦に続き、先発野手全員安打を達成し、リードを5点に。
猛打爆発でゲームを一方的にした。

6回以降は、完全なドラゴンズの勝ちパターン。
6回、7回と3番手・浅尾が結果6人でピシャリと抑えると、
8回に4番手・高橋が2死から1点を奪われたものの、(7-3)
8回ウラに、平田、デラロサが共に猛打賞となる
連続タイムリーツーベースを放って2点を追加!(9-3)
そして最終回は、6点リードにも関わらず、
今季47試合目の登板となる守護神・岩瀬が締めてゲームセット!
約2カ月ぶりに復帰した川上の見事な力投と、
初4番・森野の決勝打を始め、16安打9得点と打線が爆発。
前夜のうっぷんをきっちり果たし、勝率を5割に戻したドラゴンズ
3位・広島巨人に敗れたため、0.5ゲーム差ながら単独3位に浮上
さらに残り9試合ながら、待望のクライマックス進出マジック『9』が点灯!
3位確保に向けたチームに、エースが待望の復帰。
それは単なる1勝以上に、大きな弾みを付けることとなった。


快勝のち惨敗で、再び4位に転落。
さらに序盤、小笠原が東京ヤクルトの足攻
翻弄されてしまい、またしても初回失点。
重苦しく、イヤなムードでしたが、
2回以降は、全く違うゲームになってしまったような感が。
満塁のチャンスで初4番・森野のタイムリーで勝ち越すと、
3回からは、2番手でエース・川上が待望の復帰登板。
それも見事な好投で、その存在感を見せつけると、
以降は一方的なドラゴンズペース
「もやもやのち爽快」という感じの勝利となりました。

エースが帰ってきた!この日のお立ち台には、
猛打賞の平田が上がりましたが、
このゲームの流れを変えたのは、
まさにエースと4番でしょう。
特に復帰登板を果たした
エース・憲伸の投球がすごかったですね。
2軍での調整登板なしで、
この日約2カ月ぶりに登録。
それまで投球練習を
控えめにしていたこともあり、
負けてる場面で出てきて、
とりあえず投げさせる。
そんな感じで復帰させると思っていたのですが、
2点リードの3回に、2番手として登板すると、
立ち上がりから力のあるストレートをビュンビュン
思っていたよりも状態がよかったことに、かなり安心するとともに、
こんな投球ができるなら、何でもっと早く出てこないんだと。
それまでちょこまかしていた東京ヤクルト打線
ほとんど打撃をさせず、ねじ伏せていく姿に、
エースとしての存在感頼もしさを改めて感じさせていただきました。
まあ憲伸本人にとっても、まだ復帰したばかり。
若干ボールが高かったですし、今後も微調整をするでしょうが、
残り9試合のうち、できれば2つは先発で放ってほしいですね。
そして必ず勝って2ケタと、チームを3位に導いてほしい。
とりあえず「お帰りエース」ということで、
これからの憲伸、さらに期待させてもらいます。

一方、打線では、プロ12年目で初の4番森野
ウッズが腰の張りを訴えたようで、この日欠場。
ただこれまで代わりに4番に入っていた
和田中村紀洋の調子が今イチなだけに、
現状最も好調な森野を入れるのは妥当というところ。
ただ自分的には、1番、3番、5番辺りが
適任と思っていたので、スタメンを見たときには、
正直「かなり苦肉の策だな」とも思いましたね。
それでも2回の2死満塁。
これを逃すと流れを持って行かれる場面で放った2点タイムリー
あれこそは「4番の仕事」だったですね。
ファンの、ベンチの期待に応えるとともに、
しっかりとチャンスで結果が出せるというのが、4番というもの。
おそらく残り試合は、ウッズが復帰してくるでしょうが、
森野にとっても、今回の「4番」で得られたことも多かったはず。
残り試合、この調子をキープして、よりチームを引っ張ってほしいです。


東京ヤクルトに結果的には2勝1敗と勝ち越し。
初戦に快勝したときに、乗れそうな気もしましたが、
それ以上の弾みがついたであろう今度こそは
ぜひとも上昇気流に乗って、CS行きのキップを掴んでほしいですね。
単独3位に浮上、さらにCS進出マジックも点灯したことで、
モチベーションも上がるのではと思われます。
そのうえで迎えるは、週末のナゴヤドームでの今季最終戦
3位以下が確定していることもあり、
クライマックスシリーズが行われないナゴヤドームですが、
今季最後の地元でのゲームを良い形でとって締めくくってほしい。
そしてそれが3位の座を掴むことに繋がっていく。
エースが復帰し、チームのムードもより上昇
ドラゴンズの残り試合、楽しみに見ていきたいと思います。


☆ウィナーズ・ボイス(24日)

◎平田良介
<今季初、昨年10月以来2度目の猛打賞を獲得>
「(価値ある猛打賞になった)
はい、すごい、非常にうれしいです。
(まずは1本目。このヒットでチームの流れが大きく変わった)
あっ、そうですね。まあ、ボクの当たりは
あんまりよくなかったんですけど、一生懸命走って、
森野さんがしっかり繋いでくれて、すごくうれしかったです。
(そこで一気に同点、逆転した)
はい、えー、チームの流れもだいぶよくなってきて、
すごくいいなあと思います。
(2本目、3本目のヒットはいかがでした)
えー、2本目も3本目も、
まあ、自分自身納得していない面もあるんで、
もっと意識を向上させて頑張りたいです。
(チームは昨日、嫌な負けをした。
そんななかチーム16安打。本当に良い勝ち方になった)
ああ、もう昨日のことは忘れてたんで、
な、何て言っていいのか分からないですけど、
でも、きょうはすごく打てて、で、2日間空きますけど、
まだナゴヤドームであと2試合あるんで、
いっぱい打って、声援をすごくいっぱい聞きたいです。
(広島が負けて、再び3位浮上です)
あの、広島もすごく強いんで、
あのう、広島との直接対決はもうありませんですけど、
しっかり、中日がずっと勝っていけば抜かれることはないんで、
一戦一戦思い切ってやって、勝っていきたいです。
(残り9試合、意地を見せて、私たちを喜ばせてください)
絶対、クライマックスに行きましょう、イェーイ…(笑)」


<終わってみれば3安打>
「1本目が出るときは3本出るなんて思ってもいなかったんです。
よくないフォームで…。でも、最後の打席はうまく打てたと思います。
勝利に貢献できてうれしい。クライマックスへぜひ行きたい」

<師匠の助言が見事に効いた。
この日1本目は2回先頭での三塁内野安打。
ベンチに帰ると立浪選手兼任コーチからのアドバイスが…。
そのかいあって6回2死から左前打に、8回2死二塁から左前適時打>
「バットが遠回りしていると。何とか修正しようと思いました」

<試合前で早出特打、フリー打撃を終えると、
コーチからもう一度、打撃練習するように言われた。本来ならウッズの時間>
「あれ、タイロン出ないのかなって。
だったら外野が1つ空く。何とかしようって思いました。
(打撃練習は)監督が見ている前では力みすぎて全然ダメでした」
中スポサンスポニッカン


○川上憲伸
<北京五輪から帰国後初のマウンドは、
3回から2番手として登板し、3イニングを
内野安打1本に抑え無失点。7月4日以来の8勝目を挙げる>
「久しぶりだけど、結果的によかったんじゃないですか。
投球練習ではほとんど真っすぐしか投げていない。
きょうは内角のタマに結構詰まってくれた。
いろいろなプレッシャーがあったけど、なんとかクリアできたかな」

<北京五輪から帰国したのがちょうど1カ月前の8月24日。
目先の復帰を急ぐより、右肩と精神的な疲れを癒やし、
100%のコンディションに戻すことにこだわった。
CSの出場権を争っている状況からは勇気のいる決断だったが>
「正直言うと、(帰国後は)すぐに投げられる状態でした。
でも、その後に投げられない状態になるような気がしたから。
一番肝心な時に投げられず、テレビで見るしかできないのは嫌だと思った」

<ついにエースとして姿を取り戻したが、
この『1勝』だけでは全く満足していない>
「ホッとした? ホッとするという状況じゃない。
これで安心というのはありません。
次の投球が重要になる。いっぱいいっぱいの
3位争いをしている中で、十分な力を発揮するということ。
でも、ここまで来たら、誰も万全な人なんていない。
CSを別にすれば投げても残り1、2試合。全力で行くしかないでしょ。
僕が投げることで、チームの雰囲気が盛り上がり、活気づいてくれれば。
そういう意味でも自分も頑張らないといけない」
憲伸の声「2ヶ月ぶりの登板」、中スポサンスポスポーツ報知
時事通信毎日jpスポニチ名古屋ニッカン名タイデイリー

○森バッテリーチーフコーチ
<川上にとって最高の復帰戦となったが、
裏では復帰プランの変更を余儀なくされる大ピンチに。
偶然の復帰舞台であることを隠さず>
「予定通りではなく、たまたまだった。
もともと昨日(23日・清水昭信)ときょう(24日・小笠原)は
投げるはずじゃないやつが投げているんだから」

<ローテーション通りならば山本昌だったが、
体調不良で急きょ前日の先発を変更。
さらに翌日になっても状態は上がらず、2日連続で先発を回避。
この回避が川上の復帰プランにも影響を及ぼした>
「いろいろ計算通りにいかなかった。
川上は2軍戦で投げる予定が雨で流れたし、(23日の)紅白戦もやめた。
本当なら下で投げて、上に来たら(北京)五輪みたいに
2回ぐらい中継ぎで投げさせるつもりだった。
復帰を焦らせるつもりはなかった」

<危機的状況の中でのマウンドに意味が付いたことを喜ぶ>
「逆転してもらった後で、気分も良く投げられただろう。
憲伸にも大きいし、チームにも大きい。
勝負どころはまだ先にあると思うし、
その試合の前に一度投げられたのは結果的に良かった」
名タイ


○森野将彦
<プロ入り初の4番に座り、
2回2死満塁の場面で、右前に勝ち越しの2点適時打>
「打ったのは、シュート。
いいバッティングじゃなかったけど、
何とかすることができて良かったです。
ほっとした? そりゃ、しますよ。
打てなかったら何を言われるか分からないですからね」

<試合前ウッズが腰痛を訴えて、すべての練習をキャンセル。
スタメン落ちは早くから予期できたが、
プロ12年間、1度も座ったことのなかった男に白羽の矢が立ち>
「うち(のチーム)らしく、
4番を言われたのは(試合直前の)シートノックの前です。
意外と言えば意外…。1打席目は性に合わず硬かったです。
普通にやろうと思ったんですけどね。どこか力が入ってたんでしょうね」

<当然といえば当然の抜てきだが、
座ってみた本人の緊張感はこれまでとまったく違ったよう。
初めての重責から解放され、本音がこぼれる>
「無事に1日が終わってよかったです。
本当に勝ってよかった。みんなのおかげです」
公式写真中スポサンスポ時事通信
毎日jpスポニチ名古屋ニッカン名タイ

○イ・ビョンギュ
<2回無死満塁、右前にきれい弾き返す同点適時打。
これで5試合連続安打と、打撃好調はキープ>
「打ったのは、スライダー。
何としてもランナーを返そうと思って、打席に入ったんです」
公式写真、東京中日)

○谷繁元信
<5回無死一、三塁、中前にタイムリーヒットを放つ>
「何とか1点でも多く、1点でも多く点を取りたいので」

<実は通算安打数が、現在1667安打。
あの掛布さん(雅之=元阪神・1656本)を越えた。
コツコツと20年間、打ち続けてきたからこその記録に>
「えっ、オレが掛布超えかあ。
まあ、プロに入った年齢が…。あ、それは一緒か。
じゃあ、ボクの方が長くやってるからですよ」
公式写真、中スポ<ドラ番記者>

○立浪和義
<5回無死一、三塁で、川上の代打で登場。
押本の変化球を鋭く右前に打ち返し、連夜の適時打>
「何とかヒットでつなげてよかったです。
だいぶ感じが良くなってきたので、
残り試合、チームに貢献したいですね」
公式写真、中スポ)

○トマス・デラロサ
<この日3安打2打点。新人右腕・由規には
5回、右前への適時打でプロの怖さを見せつける>
「きのうまで低い球を打っていたので、
高い球を積極的に打とうと思っていた。
これからもチームの勝利のために貢献するよ」
(東京中日、サンスポ

○小笠原孝
<先発したが、またしても『鬼門』の1回に崩れる。
1死二塁からボークで三塁進塁を許すと、飯原に右前適時打。
さらに福地にも適時打を許し2失点。これで初回失点は11度目。
20日の広島戦での中継ぎから中3日での先発も実らず>
「大事なときに、またチームに迷惑をかけてしまった…」
(東京中日、ニッカン


◇チェン・ウェイン
<台湾球界にとってプロ経験がない『海外流出組』の1人。
03年末に入団したが、中日行きを選んだことについて>
「あのとき、ボクはアメリカに行きたいという思いはありました。
でもアメリカはいろんな人種がいる。
言葉や環境など苦労すると思いました。
だから大豊さんのいる中日を選んだんだけど、間違いではなかった。
中日は育ててくれるという環境があったから」

<新日本石油ENEOSの田澤投手が米大リーグに挑戦。
日本球界はアマ選手の海外流出という新たな問題を抱えるが>
「田澤君の問題ですか? 知っています。
ボクから何も言うことはないですけど、
ボクは中日に来て、本当によかったと思います。
台湾球界? 引退する間際にプレーできたらいいですね」
(中スポ)

◇タイロン・ウッズ
<持病の腰痛を悪化させて、この日は欠場。
試合前は練習を行わずに治療に専念。
試合中はベンチで戦況を見守る>
「腰がちょっと張ってね。大事を取って休ませてもらったよ。
あした(25日)、あさって(26日)と
試合がないから休めば、大丈夫だと思う。
(レギュラーシーズンは残り9試合)出るつもりだよ」
(東京中日)


○落合監督
<3位を奪回し、CS進出マジック『9』が点灯。
中3日の先発・小笠原を2イニングで見限り、
2番手で川上を投入するなど総力戦の様相に>
「あした、あさってが休みだから、総力戦といってもな。
1人(川上)帰ってきたからできるんであって…」

<エース・川上の復帰を1カ月待ったことに>
「『痛い』と言われたら使えない。
野手ならまだ『痛い』って言っても使えるけど。
無理させるやつは決まっている。
だからそいつらが、『ダメ』って言ってきたときは長引くことになる。
からだに異常があると、防衛本能が働くだろ?
そんなときに試合に使ってもいい仕事はしない。
痛いって言った時点でダメだ。
(報道陣を見渡し)みんなも仕事したくないってときには
腹が痛いって休み届け出すだろ?
ルンルン気分の時には言わないだろ? それといっしょだよ」

<森野が4番だったことについて>
「(ただの)4番目だよ」
中スポ毎日jpスポニチ名古屋


今日の公示。(24日)

◆セ・リーグ
【出場選手登録】
△中日 川上憲伸投手
【同抹消】
▼中日 藤井淳志外野手
(再登録は10月4日以降。公式サイト共同通信社


◆井端弘和
<右ひざ靱帯損傷で戦列を離脱中。
この日、ナゴヤ球場で故障後初となる
フリー打撃を行うとともに、守備練習を行う。
打撃では計92スイング。うち3本が左翼フェンスを越え>
「ほかにも2本『フェン直』(フェンス直撃の打球)がありましたね。
見ていないようで、自分でも(弾道を)追っていました。
違和感はなかったです。振れるから大丈夫です」

<本人は28日の本拠地最終戦に照準を合わせているが
27日に予定のファームでの紅白戦が、復帰への最終テストとなりそう>
「よくはなっています。
ただ、今シーズン中に復帰できるかは微妙。
目標にはしていますけど。
決めるのは首脳陣です。呼ばれているわけじゃなく、
現時点ではボクが出たいという目標です」
中スポニッカン


この日、約2カ月ぶりに出場選手登録された憲伸が、
周囲の心配をよそに、まさにエースといえる投球を披露。
3イニングを1安打無失点に抑え、今季8勝目をマーク。
チームの3位再浮上とCSマジック点灯の原動力となりました。

こうなると、残る「主力ピース」は、攻守の要・井端
その井端ですがこの日、故障後はじめて
屋外でのフリー打撃を敢行し、92スイングでサク越え3本。
さらに遊撃の守備位置でのノックに加え、
軽めながら一塁から三塁までのベースランニングも行うなど、
復帰へ向けて、さらにワンステップ上がったようです。
ただ肝心の復帰については、あくまで「微妙」。
中スポによると『Xデー』9.28のナゴド・巨人戦になっていますが、
果たしてそこに間に合うかは、今後の回復具合と、
紅白戦などを見た首脳陣の判断によりそうです。




コメント

森野の初4番大当りで良かったです。
初回のチャンスを逃してすぐにリベンジを果たす
ところは、頼もしい限りです。
勝負強い印象を相手に与えると有利ですね。

でも、昨日の主役はやっぱり憲伸でしょう!
小笠原の後を誰が投げるか注目していたら、
PCの画面に川上の文字が出てきた時には
ビックリしました。
エース復活M9ですから、ガンガン白星を
重ねてもらいましょう!
何気にミラクル周さんも活躍できて良かったです(笑)

憲伸投手、登録されて即日先発ではなく
ベンチに入っていましたから、必ず
リリーフでスタンバイすると思っていました。
ただ、小笠原投手の素晴らしい演出(苦笑)で
3回から登板したときは「早い!」と思いましたが…。

次回は先発登板でしょうね。中3日で日曜日の
ナゴドか、あるいは来週の甲子園かハマスタか
……かなり気になるところであります。

昨日は憲伸につきますね。球場全体の雰囲気が変わったのがテレビからも伝わってきました。
次回は先発でしょうが安心して見られそうです。
平田は確実にチャンスをものにしましたね。残り試合も少ないですが、来年レギュラーを獲る為にも結果を残し続けておきたいところですね。

みなさんコメントありがとうございます!

>ギンタロウさん
森野選手、初4番にはやはり緊張もあったようですが、
あそこできっちりと返せたのは、大きかったですね。
来季はどうなるかわかりませんが、
「4番・森野」というのもアリだなとも思いました。

憲伸投手が出てきたときは驚きました。
そしてその投球ぶりにもっと驚きました。
今後も大事なゲームが続くので、
さらにチームを引っ張ってもらいたいです。


>ドライチさん
小笠原投手に関しては、言葉になりません(苦笑
ただ憲伸投手の出番を作ってくれたことは大いに◎でした。

おそらく次は先発登板でしょう。
30日の阪神戦に投げてくるのではと予想していますが、
ここまで来たら、ぜひ2ケタもお願いしたいです。


>gachaoさん
ほんとにそうですね。
そこまでちょこまかしていたツバメ打線を
完全にねじ伏せましたし、エースってスゲエと久々に感じました。
平田くん、「イエーイ」に思わず吹き出しましたが、
右一辺倒だったのが、左にもヒットが出始めたのがいいですね。
この調子を忘れず、今後に繋げてほしいです。

この記事へのコメントは終了しました。

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