ウッズ残り9戦爆走宣言と上田現役引退を表明。
きょう27日、あす28日で
ナゴヤドームでの今季公式戦を終えるドラゴンズ。
この日ナインはそれに向け、ナゴヤドームでの全体練習。
腰の張りを訴え、24日の東京ヤクルト戦に欠場した
ウッズも元気に参加し、残り9試合全戦出場を誓ったもよう。
またこの日プロ17年目のベテラン・上田佳範が今季限りの引退を表明。
27日の横浜戦に先発出場、最後の晴れ姿を披露するようです。
ドラゴンズトピックス(26日)
◇タイロン・ウッズ
<腰痛で1試合欠場していたがナゴヤドームで練習を再開。
リーグ戦残り9試合、全試合出場することを誓う>
「もう大丈夫。残り9試合、全部出るよ。
腰の痛み? うーん、まだ完全によくなった、というわけじゃない。
でもチームのために頑張るよ。ベストを尽くすぜ」
<し烈を極めるCS進出争いに向けて、発奮材料はほかにもあった。
この日、ナゴヤドームの駐車場に納車された愛車。
1969年式の米国クラシックカーのシボレー・カマロ(推定2千万円)。
オレンジのボディーカラーからブラックのレザーシート、
エンジン、ホイールなど細かいパーツを含めてすべて特別仕様。
来日6年目にして初めて日本で利用する愛車を渡されると、思わずウットリ>
「2年前から注文していた車なんだ。
これ(オレンジ色)はアメリカにもないだろ。
これからはこの車で通勤するよ。
これは自分から自分へのプレゼントなんだ。
きょうからはもうタクシーじゃない。プレーオフまで乗り続ける」
<本拠地は残り2試合だけに、
このままレギュラーシーズンだけで終われば、
愛車で通勤する時間が少ない。
シーズンが終われば米国の自宅に持ち帰る予定だが>
「調子? 車と一緒さ。本拠地は残り2試合?
いや、ポストシーズンに進出すれば違うだろ。とにかくオレは頑張るよ」
(中スポ、スポニチ名古屋)
◇和田一浩
<ここ5試合は2本塁打といえども
20打数4安打の打率2割と、打撃不振に悩む。
この日は落合監督から指導を受けて>
「タイミングの取り方とか、いろいろ教わりました。
試合でやってどうか…。簡単にいけばいいんですが」
(中スポ)
◆井上一樹
<今月2日に登録を抹消されていたが、この日1軍に合流。
来る出番に向けて、ベテランは虎視眈々と準備>
「場所はどこでもやるべきことはやってきたつもりです。
いまは大事な時期。チームには3位確保という目標がある。
出番があれば、少しでも勝利に貢献したいですね」
<9、10月は得意中の得意。05年の同時期は打率.314。
06年の同時期は打率.308、5本塁打、18打点と爆発。
シーズン終盤で好成績を残している理由は、そんなプロ意識にある>
「『いつでも手を抜かない』と、おれの中で決めているからね」
<打撃は好調だが、気を引き締めて>
「絶好調でも絶不調でも意識し過ぎないようにしている。
どんな役割でもチームのために働けるようにしたい」
<ナゴヤ球場で泥にまみれ、ハングリー精神を養ってきた。
若手野手が出てこない現状ではベテランの意地が頼り>
「1軍に来ると『練習用のボールが白いな』と感じる」
(東京中日、名タイ)
◇吉見一起
<きょう27日の横浜戦先発が予想される。
新人王の権利もあり、ライバルも活躍中で手強いが>
「まったく気にしていません。チームが勝つことしか考えていません。
一つも落とせないくらい重要な戦いが続く。
少しでもチームの力になりたい。与えられたところで全力で投げます」
(東京中日)
◇中田賢一
<先発と救援の両方で起用される可能性が十分あるが>
「チームのために何とか働きたい。
リリーフでもどこでも、言われたところでやります。絶対に勝ちたい」
(東京中日)
◇清水昭信
<元気な若手も覚悟は十分。今後へ向けて熱く語り>
「先発でもリリーフでも、全然問題ないです。どこでもいきます」
(東京中日)
◇チェン・ウェイン
<前半戦はセットアッパーとしても活躍。頼もしい発言を>
「リリーフでも大丈夫です」
(東京中日)
◆中村一生
<4年目にして1軍にデビューし、9試合に出場して9打数3安打。
2008年は実り多い年になったが>
「走攻守すべてで貴重な経験を積むことができた」
<レベルアップが著しいのは、課題とされた打撃。
辻2軍監督の発案で、打撃練習の際にはゴムバンドを
両腕に巻いて脇が空く悪い癖を矯正。
2カ月余りの特訓の成果などで打撃が向上した>
「自分でも打撃は良くなっていると思います。
タイミングの取り方がわかってきた」
<次の目標となる1軍定着へ向け、ある試合を胸に刻み付けている。
それは8月28日の阪神戦。9回に代走で出場したものの、
次打者のバントで二塁封殺されてしまった>
「2軍なら無理にセカンドへ投げてこないタイミングだったのに、
藤川さんにはアウトにされてしまった。
『ここではギリギリのプレーをしなければダメだ』と痛感しました」
<1軍の厳しさを味わった今は、より高い意識で練習に取り組む>
「走塁練習でのリードの取り方一つとっても、
『もっと取れないか』と思うようになりました」
(中スポ)
◆西川球団社長
<今季FA権を取得した川上に対し、
ダウン提示を視野に入れていることを示唆>
「去年より成績が下がれば当然、それを元に査定することになる。
(川上は)もちろん残って欲しい選手。
だから昨日呼んで球団の気持ちを話しておいた。
だからといってFA選手に対する方針は変わらない。
それは去年の福留(カブスに移籍)の時もそうだった。
(具体的な条件提示の時期については)まだ分からない」
(ニッカン)
【ドラゴンズ・今週末の日程】
27日(土) 対横浜(18:00・ナゴヤドーム)
28日(日) 対巨人(18:00・ナゴヤドーム)
パ・リーグはこの日、埼玉西武が4年ぶりのリーグ優勝。
ペナントレースも徐々に大詰めとなるなか、
クライマックスシリーズ進出に向け、
落とせない戦いが続く3位タイのドラゴンズは、
この週末、本拠地ナゴヤドームで今季最後となる2連戦。
きょう27日が横浜と、あす28日は巨人と、
シーズン終盤らしく日替わりで対戦することになりました。
もはや対戦成績などはあまり関係なく、
とにかく一戦一戦を全力で戦い、
残り9戦で広島より1つでも白星を多く重ねることができるか。
それによって、ポストシーズンへの道が見えてくることでしょう。
埼玉西武Vがメインを締めたこの日のスポーツ紙。
ドラゴンズ記事を集めてみると、
一番目立っていたのが、主砲・ウッズ。
この日、来日6年目で初となるマイカーが納車されたそうで、
いかにもアメ車といった感の
ど派手なオレンジ色のカスタムカーを報道陣に披露。
待望の愛車にすっかりご満悦の主砲は、残り9戦全試合出場を宣言。
日本でのマイカー通勤を1日でも長くするために、
よりベストを尽くすことを誓っていたようです。
19日の広島戦、
24日の東京ヤクルト戦と、
ここに来て持病の腰痛を訴え、
欠場が増えてきたウッズ。
しかし残りシーズンも
あとわずかとなりましたし、ぜひとも最後の一踏ん張りで、
チームを勝利に導いてほしいですね。
特にこの2連戦は相性の良い横浜、キラーの巨人が相手だけに、
今季最後のナゴヤドームで、大きな一発を放ってほしいところ。
森野、デラロサ、谷繁らが好調とはいえど、
主軸を組む和田、中村紀洋が調子を落としているこの9月。
こういう大事なときに力を発揮できるのが、4番というもの。
先日復帰した憲伸とともに『エースと4番』が
頑張ってさえくれれば、チームに弾みが付くことでしょう。
これから乗り回す愛車同様、残り試合のバットでも快音連発。
主砲の「爆走ぶり」を、ファンとしては期待したいと思います。
一方、投手陣に目を向けると、
中スポ先発予想は、横浜戦が吉見で、巨人戦はチェン。
先の東京ヤクルト戦で先発を回避した昌さんの状態は
依然上がってこないのか。今回も名前がありませんでした。
まあ30日からは今季最後の6連戦もありますし、
まだここは無理をさせず、調整させていく構えのようですね。
そんななかこの2連戦、さらに残り試合に向け、
先発投手陣は、いよいよスクランブル体勢に突入。
登板機会のない投手は、中継ぎとしてスタンバイ。
先発が不調のときには、すぐさま2番手として登板するなど、
ある意味『二枚腰』で必勝を期す方向を示しているそうです。
現在、先発投手として1軍にいるのは、
山本昌、小笠原、中田、吉見、チェン、清水昭信、そして川上。
とくに調子の上がらない中田、小笠原などは
中に入って、リリーフとして出てくるかもしれないですね。
とにかく負けられない試合が続くだけに、早い見切りも大切。
そうなると長いイニングを投げられる先発陣が多いことは、
ゲームを進めるうえで、プラスとなってくることでしょう。
まあ一番良いのは、先発-浅尾&高橋-岩瀬と
スムーズに勝ちパターンにつないでくれること。
ただ何が起こるかわからないというのも、この時期の特徴。
さらに苦手の甲子園に、荒れそうな要素十分のハマスタで
次週は戦うだけに、こういう策を取るのは悪くないかも。
投手陣にとっては、タフなゲームが続いていきますが、
ぜひとも一丸となって、勝利へのリレーを繋いでもらいたいです。
◆上田佳範
<この日、今季限りでの引退を表明。
きょう27日に出場選手登録され、横浜戦に右翼で先発出場。
1打席で現役に別れを告げることに>
「いろいろ考えて引退することを決めました。
周りの人に恵まれた野球人生でした。
すべての人に感謝してもしきれない。
中日での思い出は移籍してすぐに応援団の方に
応援歌を作っていただいたこと。温かいファンの方には感謝したい」
<クライマックスシリーズ争いの真っ最中だが、
花道を準備してくれた指揮官の親心に気合を入れ>
「(3位を争っている)こういう大事な時期に
こういう舞台を用意してくれた監督には本当に感謝したい。
個人的なことのために機会を与えてくれて感謝しています。
最後の1打席はチャンスをつくるとか、勝利に貢献したいですね。
勝つための気持ちを持ってやります」
(中スポ、サンスポ、スポーツ報知、スポニチ名古屋、ニッカン)
◇落合監督
<今季限りでの引退を表明した上田をねぎらい、
きょう27日の横浜戦でのスタメン起用を明言>
「何イニングになるかわからないが、
17年間プロで生きてきた選手だからね。最後は」
(中スポ、スポニチ名古屋、ニッカン)
◆西川球団社長
<引退する上田の今後について、
2軍コーチとして入閣する可能性も>
「現場が評価すれば球団に残ってもらうこともある」
(ニッカン)
先日の2軍3コーチ退団に続き、またもストーブリーグの話題。
この日、プロ17年目のベテラン外野手の上田佳範が、
今季限りで現役を引退する意向を表明。
これを受け、落合監督はきょう27日のナゴヤドーム・横浜戦で
先発出場させ、引退の花道を飾らせる意向を示しました。
この日、1軍練習に合流した上田は、
3位を争っている大事な時期にも関わらず、
舞台を用意してくれた指揮官の心遣いに感謝。
「勝利に貢献したい」と強い意気込みを見せたようです。
05年オフに北海道日本ハムから戦力外通告を受けると、
かつて日本ハムで共にプレーした落合監督らに呼ばれ、
その秋の沖縄キャンプでテストを受けて、合格。
ドラゴンズの一員となった上田でしたが、
移籍3年目の今季は、ここまで1軍出場なし。
ファームでも37試合、打率.203と、なかなか出番がなく、
もしかしたらとは思っていましたが、この日が来てしまいましたね。
一見地味ではありますが、堅実なプレーで
代打、代走、守備固めとユーティリティに起用され、
昨季の日本一にも貢献してくれた上田選手。
特に昨季のCS第2ステージ第3戦での好守や、
アジアシリーズ決勝戦での好走。そしてウィニングボールを掴んだ姿が、
自分的には、とても印象に残っています。
ただ戦力外通告などもあるなか、
自ら引退を決意し、最後の花道を飾れるというのは、
野球人としてはやはり幸せなのではないでしょうか。
おそらくビョンが入っていた『1番・右翼』でのスタメンが濃厚。
通算1026試合に出場、2057打数486安打、打率.236、37本塁打、192打点。
甲子園のヒーローから、プロ17年を経ての最後の晴れ舞台。
今後は2軍コーチとして入閣する可能性もあるとのことですが、
『技を競う男の世界 栄光を追い求め
汗と涙で夢語れ 上田 この地で』という応援歌を歌いながら、
背番号35に最後の声援を送りたいと思います!
上田選手の最後の雄姿、ライトスタンドから
しっかりと目に焼き付けてきたいと思います。
キャリア豊富で人望も厚い上田選手ですから、
指導者として適任なのではないでしょうか。
来季から早速、若竜育成に尽力してくれれば嬉しいです。
タイロン選手、待望の納車で上機嫌ですが、
長時間の運転は腰に悪いので、控えめにお願いします(;^_^A
投稿: ドライチ | 2008年9月27日 (土) 14時20分
コメントありがとうございます!
>ドライチさん
上田選手、6番・右翼でスタメンでしたね。
今夜は生観戦だそうで、ぜひとも最後の熱い声援をお願いします!
また和田、森野、ウッズ選手のクリーンアップ、
どのようにかみ合うのか、これも楽しみです。
ウッズ選手、もしも運転しすぎで疲れたら、
桂川通訳に代わってもらえばいいでしょうね(^^)
投稿: Toshikichi | 2008年9月27日 (土) 18時10分
師匠お久しぶりです。
上田さん引退しましたね。
オレ竜監督ならではの粋な花道だったのではないでしょうか。
真剣勝負の最後の一打席でした。
私も昨年CS第2ステージの活躍が印象的です。
もしかしたら音コーチの退団とも関係があるのではないかと勘繰ってしまいます。
古久保コーチの退団も残念ですが、引き続きブログは読ませていただこうと思います。
今日を含めた読売3試合、絶対に勝ち越して欲しいです!!
投稿: dragons1999 | 2008年9月28日 (日) 03時16分