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2008年10月13日 (月)

中日71勝68敗5分、いざ3位からの逆襲。

3月28日から始まった2008年の公式戦も今夜で終了。
ドラゴンズもついに144試合目を迎えました。
最終戦は、スカイマークスタジアムでの阪神とのナイトゲーム。
6日後のクライマックスシリーズで相対するだけに
前哨戦の意味合いも兼ねましたが、
豪華な投手リレーの3番手・山本昌が捕まってしまい、
3連打で2死満塁から、まさかの2者連続押し出し
代わった齊藤も押し出しで3点を奪われると、
試合間隔が空いた打線はウッズの先制打こそあったものの
つながりを欠き、その1点のみで終了。
阪神に逆転負けし、CSに弾みを付けられませんでした。

◇セントラル・リーグ公式戦
阪神-中日 最終戦
(12日・スカイマークスタジアム | 中日6勝17敗1分け)
31139人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
中 日
阪 神 ×
[敗] 山本昌(23試合11勝7敗)
[D本] なし
[Dバッテリー]
チェン、川上、山本昌、齊藤、吉見、浅尾、高橋 - 谷繁

【ゲームレビュー】
今季最終戦を飾れず
クライマックスシリーズを見据えた投手起用。
3番手・山本昌がつかまった。
6回2死満塁からプロ初の連続押し出しで逆転され、
リリーフ・齊藤押し出しで追加点を奪われた。
4回1死二塁からウッズの適時打で先制点を入れたが、
その後が続かなかった。
公式サイト、中スポ、共同通信社ニッカン式スコア

【イニング経過】
「神戸では主力でいく」のコメント通り。
ドラゴンズは、CS第1ステージを見据えたベストメンバー
イ・ビョンギュ、荒木、和田、森野、ウッズ、中村紀洋、井端、谷繁
豪華リレーとなるこの日の先発は、中6日でチェンを持ってきた。

1回、阪神先発・岩田から、
先頭のイ・ビョンギュが四球を選ぶと、
荒木が初球を弾き返して、ライト前へ。
無死一、二塁とチャンスを広げたものの、
続く和田が外へのシュートを叩きつけるも、二塁ゴロ。
4-6-3と渡ってしまい、ダブルプレーで2死三塁。
一打先制、4番・森野に期待をかけたが、
内へのシュートに合わずに、一塁ゴロ。
不安定な岩田の立ち上がりを攻め込めず、チャンスを逸す。

一方、チェンの方は、上々の立ち上がり。
MAX153キロをマークしたストレートを主体に、球威十分の投球。
1回ウラ、赤星を外へのストレートで三塁ゴロに取ると、
初の3割を目指す関本も中へのストレートでセンター正面のフライ。
さらに新井は中へのスライダーでセンターフライ。
続く2回ウラもきっちりと三者凡退に打ち取り、まさに万全
CS第1ステージでの先発に大きく弾みをつけた。

3回、なおも不安定の岩田から
先頭・チェンの代打・小池が四球を選んだものの、
イ・ビョンギュは外へのスライダーを打ち上げ、レフトフライ。
さらに続く荒木の2球目、けん制に誘い出されてしまい盗塁死。
いらぬ走塁ミスで相手を助けてしまう。

3回ウラ、ドラゴンズ2番手は、エース・川上憲伸
先発と言われていたものの、予想に反し2番手での登板。
久々のスカイマークとなったものの、問題なしの投球。
下位打線が相手とはいえ、しっかりと3人で打ち取る。

4回、先頭の和田がストレートの四球を選ぶと、
続く森野にベンチはなんと送りバントを指示。
小技が効く新4番の利点を活かし、ランナーが二塁へ進むと、
迎えた5番・ウッズが、ひと仕事!
カウント1-1からの3球目、
外へのシュートをうまく右方向へ持って行くと、
打球はライト線へ落ちるタイムリーヒット!(1-0)
技ありの一打できっちり繋いで、先制点を奪う。
なおも続く中村紀洋がレフト前ヒットを放ち、1死一、二塁。
一気に岩田を畳み込めるチャンスだったが、
井端が中へのスライダーを打ち損じてのショートフライ。
谷繁はつないで三遊間を抜くヒットで満塁としたものの、
川上が内角低目へ沈むスライダーに空振り三振。
もう一押しができずに、1点止まりに終わる。

1点のリードをもらった川上
しかし直後の4回ウラ、先頭の赤星を四球で出すと、
続く関本の初球に、二塁へスチール。
さらに関本の中飛でタッチアップで、三塁へ。
一打同点の場面でクリーンアップを迎えたものの、
ここからはエースの投球
新井を内角高目のシュートで詰まらせ、一邪飛に取ると、
天敵・金本にも厳しい攻めの末、2-2からの5球目、
真ん中低目のフォークで、空振り三振
しっかりとゼロで抑え、公式戦最後の登板を終えた。

5回ウラ、ドラゴンズ3番手は、チーム勝ち頭の山本昌
ここまでノーヒットで繋いできた投手陣
大ベテランもこれにしっかりと追随。
鳥谷を外へのストレートで二塁ゴロに取ると、
葛城も内へのストレートでボテボテの投ゴロ。
さらに矢野も強引に振らせてのレフトフライ。
きっちりと3人で抑え、危なげなしと思われた。

がしかし、続く6回ウラにまさかの乱調
先頭の平野を三塁ライナーに打ち取るも、
続く投手の岩田に、外角低目へのカーブを
うまく叩かれ、ショート右を抜けていくヒット。
この日チーム18人目にして、ついに初安打を許してしまう。
これでリズムが崩れたわけでもないだろうが、
続く赤星に外へのカーブをちょこんと当てられ、
レフト前に落とされると、関本にもセンター前に落とされヒット。
なんと3連打となって、1死満塁のピンチ。
相手を乗せないためにも、踏ん張らなければいけない場面。
迎えた新井を素早く追い込み、3球勝負。
内角高目のストレートで空振り三振に取り、2アウト。
ここまではよかったものの、続く金本の際、
コーナーギリギリを突くものの、球審と合わずに苦労。
2球目、内角低目のスクリューを取ってもらえず0-2とすると、
4球目、外角低目ギリギリのスライダーもボールの判定。
そして続くカウント1-3からの5球目、
外一杯を突くも、ストレートが外れてしまい四球
押し出しとなって、同点に追いつかれる。(1-1)

山本昌らしからぬ展開となり、本人も動揺か、
なおも2死満塁で、続く鳥谷に対しても、ボール先行。
ボール2つとファウル2つでカウント2-2とすると、
5球目、内角高目のストレートが外れ、フルカウント。
そして6球目、内角低目のストレートがこれまた外れ、四球
まさかまさかの連続押し出しで、勝ち越しを献上。(1-2)
続く葛城代打・高橋光信が告げられると、落合監督がマウンドへ。
今季最終登板で、思いも寄らぬ乱調
1イニング2/3、40球を投げ、3安打1奪三振2四球で3失点。
CSにやや不安を残して、山本昌はマウンドを降りた。

代わって4番手でマウンドは、齊藤
しかし9月20日の広島戦の再来か、
迎えた代打の代打・桧山に対し、制球定まらず、0-3。
そして4球目、外へのストレートが外れてしまい四球
なんと3者連続押し出しとなってしまい、さらなる追加点。(1-3)
タイムリーを打たれることなく、自滅しての逆転劇
粘っていた岩田に2ケタ勝利の権利をみすみす与えてしまう。

2点ビハインドとなったドラゴンズ
7回、阪神岩田からスイッチして、2番手・アッチソン
しかし先頭の谷繁に対し、ストレートの四球。
不安定な趣きを感じたが、続く齊藤の代打・立浪
四球のあとの初球を狙ったものの、打ち損じ
弱いセンターフライとなってしまい、イヤな雰囲気
さらに続くイ・ビョンギュがフルカウントからの6球目、
外角高目のストレートを叩くも、二塁寄りのゴロ。
6-4-3と渡ってしまい、画に描いたようなゲッツー
先頭打者を全く生かせず、流れが阪神の方へと傾いた。

7回ウラ、5番手・吉見が、赤星に走られながらも、
2死一、二塁のピンチを切り抜けると、
8回ウラからは、6番手として浅尾が登板。
しかしマウンドが合わないのか、制球が不安定
先頭の新井に四球を与えてしまうと、
続く金本はレフトフライに打ち取ったものの、
鳥谷に痛烈に足下を抜かれてしまい、センター前。
1死一、二塁とピンチを背負ってしまう。
ここでベンチが動き、左の高橋へとスイッチ。
そしてセンターに平田を入れるなど守備固め。
起用に応えた高橋は、代わり端のリン
外へのスライダーで投ゴロに取り、2死までにはしたものの、
続く矢野に四球を与えてしまい、2死満塁。
そして迎えた平野に、カウント1-1からの3球目、
真ん中低目のストレートを弾き返されると、
打球はライト前へと抜けていくタイムリー。(1-4)
ダメ押しといえる4点目を献上。勝負が決まってしまった。

最終回、阪神のマウンドはもちろん藤川
何とか意地を見せたいドラゴンズだったが、
中村紀洋、井端と連続三振に倒れ、あっけなく2アウト。
そして最後の打者・谷繁もカウント1-2からの4球目、
外へのストレートを叩くも、ライトフライでゲームセット
今季相性の良くなかった阪神戦
やはりそれは最後まで変わることなく、まさかの展開で逆転負け
レギュラーシーズン最終戦を白星で飾れなかったドラゴンズ
しかし落合監督「優勝の決まった後のゲーム」と話すとともに、。
山本昌以外の先発陣が上々など、これからの戦いに向けての収穫も。
18日からは、同じ阪神と戦うクライマックスシリー第1ステージ
そこでの逆襲を誓い、ひとまず144試合目を終えることとなった。


マサかの連続押し出し。レギュラーシーズン最終戦、
奇しくも相手は、
CS第1ステージでぶつかる阪神
もっか4連敗中と低調なうえ、
歴史的V逸の責任を取り、
指揮官はが辞意表明。
元気のない相手をしっかり叩いて
今後に向け、優位にしておきたかったところでしたが、
お人好しというか、盛り上げ上手というのか、
まさかの3者連続押し出しによる失点での逆転負け。
まあ相手のホームゲーム最終戦ということもありますし、
消化試合だからということもありますが、
ちょっともったいなく、残念なゲームとなりました。

ゲームを振り返ると、
やはり序盤に打線がもう一押ししたかったなと。
相手先発・岩田がいつもよりも不安定だっただけに、
攻め込めるチャンスがいくつかありましたが、
やはり間隔が空いていたこともあってか、振りが鈍い選手もいましたね。
予行練習とはいえど、もう少しイヤなイメージを与えてもよかったような。
ただ4番の森野にバントをさせるなど、采配面でいくつかの工夫も。
おそらく相手は、下柳、安藤らが先発しそう。
リリーフ陣は相変わらずなだけに、序盤に点が奪えるか
そこで打線がいかに火を噴くかに、勝負を掛かってくるでしょう。

一方、投手陣は、チェン、川上上々の出来。
さらに吉見も持ち味を発揮しましたが、
昌さんがまさかの大誤算となりましたね。
ジャッジとかみ合わなかったことも一因ではありますが、
制球に定評のある投手が、まさかの2者連続押し出しとは…。
ここまで数々の修羅場を抜けてきた大ベテラン
ただポストシーズンには強くないというデータあり。
それでも悲願達成のためには、CSは勝ち抜かないといけませんし、
何とか本番で汚名を返上してほしいものですね。
まあバランスが崩れていたのが原因のようですし、
しっかり修正さえすれば大丈夫そうですから、次回に期待
とにかく流れが大きくモノをいう超短期決戦
相手にみすみすチャンスを与え、自らの首を絞める必要は皆無。
その辺りしっかり気を引き締めて、向かってほしいところです。


ところで、この日でレギュラーシーズンが終了。
完全制覇を掲げ、シーズンに臨んだドラゴンズでしたが、
71勝68敗5分と、首位・巨人とは12ゲーム差の3位。
2位・阪神にも10ゲーム差を付けられ、
後半以降は優勝争いにさえも絡めませんでした。
しかし今季の戦いはまだ終わったわけではなく、
18日からは敵地・京セラドーム大阪に乗り込み、
2位・阪神とのクライマックスシリーズ第1ステージ
前哨戦こそ敗れはしたものの、今後の5日間で切り替え、
まず苦手チームを撃破して、その後の東京での第2ステージへ。
日本一連覇の可能性は、まだ残されています。

阪神もおそらく辞任する監督に花道を飾らせたいでしょう。
ただこちらはそんなことを考えずに、自分たちの戦いを。
そのためにはこれからの5日間、それぞれ課題に取り組み、
不安材料をできるだけ取り除き、良い状態で臨んでほしいなと。
昨季と違って、ビジターからの幕開け。
おそらく厳しい戦いとなるでしょうが、
それに勝ち抜き、ぜひとも再びの栄冠を掴んでほしい。
パ・リーグも第1ステージを3位のチームが勝ち抜きましたし、
これに続けとは言いませんが、いざ3位からの逆襲
ドラゴンズの今季最後の頑張りに期待したいと思います。


★プレーヤーズ・ボイス(12日)

●チェン・ウェイン
<先発で2イニングを投げ、無安打無失点。
最初からグイグイと飛ばして、150キロ超えを連発。
この日のMAX153キロを3度も記録し、阪神打線を封じ込める。。
球場によってスピード表示の差はあるものの、
安定して速い球を投げていたのは事実>
「スピードは出てたけど、コントロールはちょっと…。
先発といっても、2イニングだから思い切りいきました。
真っすぐとスライダーのコントロールを試しました。
今日はコントロールがもう少しだった。
もっと厳しいところに投げれば抑えられる」

<今季7勝のうち、阪神と巨人から計5勝。
手応えをつかみ、CS期待の星は不安なく、本番を迎えられる>
「CS前の準備期間とすれば、心配なく順調にいっています」
中スポニッカン

●川上憲伸
<3回から2番手で登板。順調に2イニングを投げ終える。
4回、先頭の赤星に四球を許し、盗塁などで
1死三塁のピンチを作ったが、新井、金本を封じて無失点。
規定投球回数到達の夢はならず、残念がっていたが、
すぐにCSへと気持ちを切り替え>
「ストレートだけじゃなく、いろいろと投げました。
いい調整? 調整じゃないですよ。試合なんですから。
そんなこといったら阪神に失礼です。
(状態は)普通じゃないですか。次もしっかりいきたい」
憲伸の声「ペナント最終戦」、中スポニッカン

●吉見一起
<7回から登板して1イニングを1安打無失点。
収穫もあったが、セットでの投球など課題もあったようす>
「思ったところに投げられたと思います。
ただ、いろいろ課題も見えてきました。
しっかり修正していきたいです」
中スポ

●山本昌
<5回から3番手で登板。
2イニング目の6回1死から3連打で満塁とされると、
新井を三振にとりながら金本、鳥谷と連続押し出し。
05年7月以来の押し出しで、2者連続はプロ入り初の屈辱。
ふがいない結果にしょんぼり>
「ストライクが入らないようでは心もとないからね。
もう一度しっかり調整していきます」
中スポサンスポ朝日新聞

『みっともないピッチングで
レギュラーシーズンを締めくくってしまい、申し訳ありませんでした。
調子は悪くないと思っていたのですが、バランスが崩れていたようです。
CSまで約1週間、しっかり調整します。
それまでにエッセイも更新できればと思いますので、お待ちください。』

(『山本昌公式ホームページ』より引用)

●浅尾拓也
<8回に6番手で登板し、2人の走者を許したところで降板。
代わった7番手・高橋が平野に適時打を浴び、
今季7試合目で初めて、阪神戦で失点>
「先頭打者(新井)に四球を出したことがすべてだと思います」
(東京中日)


●タイロン・ウッズ
<4回1死二塁から右翼線への先制タイムリーを放つ>
「うまく打てたよ」
ニッカン

●森野将彦
<0-0のまま迎えた4回無死一塁。
初球を投前にきっちり転がし、送りバントに成功。
続くウッズの先制適時打を呼び込ぶ。
落合監督が04年に就任してから、
スタメン4番の犠打成功は今回がわずか3度目だが、事もなげ。
今年は2度の大きな故障を経験しながら、
初めて打率3割超え(.321)でシーズンを終了>
「(4番に犠打といっても)意識はないですよ。
前(4日・巨人戦の9回)もサインは出てましたから。
サインが出れば、自分はしっかりやるだけです」
中スポ

●高代野手総合チーフコーチ
<4回表無死一塁、4番・森野の犠牲バントに>
「バントはサイン。そういう4番であるということ」
中スポ

●和田一浩
<FA移籍1年目のレギュラーシーズンは打率.302で幕を閉じる。
8回1死から右中間二塁打を放ち、3打数1安打。
後半は失速したが、CSに向けて希望が見えたか>
「3割? すべてが最低です。打率も、打点(74)も」

<不満を口にしたが、
汚名返上のチャンスは残っている。気合を入れ直して>
「試行錯誤できたのはよかった。これからです」
(東京中日)


●中村紀洋
<阪神・岡田監督辞任の報に触れ、複雑な表情>
「何と言えばいいか…。ノーコメントとしかいいようがない」
ニッカン

●荒木雅博
<選手会長は、球場の正面入り口を通り抜けた直後に
ライバル球団の激震を肌で感じ取って>
「どことなくだけど
(阪神)球団の方々に元気がないような気がします」
ニッカン

◆田中監督付スコアラー
<甲子園の改装工事とオリックスのCS進出が重なって、
この日の阪神戦の舞台は神戸のスカイマークスタジアム。
元阪急選手で、92年から98年までオリックスのスコアラー、営業部員。
予想外の訪問に懐かしい表情を浮かべて>
「懐かしいねえ。この球場が一番好きだよ。
開放感があって、お客さんにとっても見やすい球場だと思うよ」

<阪神ファンが多いことに
『昔はこんなに人がいなかったんじゃないですか』と聞くと>
「昔の方がすごかったよ。
96年のときなんか、阪神の試合がガラガラだったんだから」。
(中スポ<ドラ番記者>

◆伊藤球団代表
<今季限りで横浜を退団することが決定的な中村武志氏を
来季のバッテリーコーチとして招へいする方針を固める。
全日程終了後にも正式発表される見込み>
「他球団の人のことなんで今は何も言えない」
中スポスポニチ名古屋


●落合監督
<今季レギュラーシーズン最終戦には敗れたものの、
ポストシーズンの戦いに向け、万全であることを強調>
「投げさせるやつを投げさせて、
ゲームにいかせるやつをいかせられた。
優勝が決まったあとの試合はこんなもん。
勝ち負けは関係ない。この先があるわけだから」

<CSで戦う敵将・岡田監督が辞任の意向を示したことには>
「まだちゃんと決まった話じゃないんだろ? 
決まっていないことには話しようがない。オレは何も言えん」

<総得点、チーム打率はリーグワースト。得失点差はマイナス21点。
9年ぶりにタイトルホルダーが出ず、球団史上初めて
規定投球回数をクリアした投手も出なかった。それでも貯金『3』の3位。
今後は2年連続の美酒をにらみ、決戦に備える構え。
頼もしいセリフを残してバスに乗り込み>
「あと5日間? うまいこと調整させないとな。
うまいこと調整してね。オレの頭の中では仕上がっている」
中スポスポーツ報知時事通信朝日新聞
スポニチ名古屋ニッカンデイリー


若竜トピックス(12日)

◆フェニックス・リーグ
中日-埼玉西武
(12日・串間市総合運動公園野球場)
  210 000 030 = 6
  110 000 000 = 2
[D本] 福田
[D投] ネルソン、山井、久本、金剛
公式サイトフェニックスリーグ2008公式サイト

【ゲームレビュー】
初回、先発・ネルソンが先頭打者を四球で出すと、
1死一塁から中島2ランを打たれ、先取点を与える。
2回、無死から四球とバスターエンドランなどで
1死三塁から内野ゴロの間に追加点。ノーヒットで失点を許す。
結局、ネルソンは5イニングを投げ2安打、3失点。
フェニックス・リーグでは、安定した投球を続けている。
8回、3番手・久本原、平尾、三浦と3安打を集中され、3失点。
攻撃陣は、1回ウラ、埼玉西武先発・石井一久から
岩﨑左前打、柳田死球などで2死二、三塁から
中村一生の右飛を佐藤友亮が落球。タイムリーエラーで1点を返すと、
2回ウラ、福田が左翼にソロ本塁打を放ち、追加点。
しかし3回以降、大沼-小野寺-岡本篤志-松永と繋いだ
埼玉西武の投手陣に大きなチャンスもなく抑えられ、2-6で敗戦。
堂上剛裕はこの日も4打数3安打。
ひとり気を吐き、フェニックス・リーグ絶好調。
公式サイトより)


●福田永将
<『8番・一塁』で先発フル出場。
2回、石井一久からフェニックス・リーグ3本目のアーチを架ける。
甘いカットボールをとらえると、打球は高い弧を描いて左翼席へ>
「完ぺきな当たり。
石井さんは小さいころからテレビで見ていた投手だから、
この一発は自信になりそうです」

<今リーグでは13打数5安打で3本塁打。
持ち前の長打力を存分に発揮している。
特に成長の跡を示したのが、8日(埼玉西武戦)に右翼へ放った本塁打>
「これまでは右方向にホームランを打てなかった。
打ち方が良くなっているから、
ボールが飛ぶようになったのかもしれません」
中スポ

●マキシモ・ネルソン
<埼玉西武戦に先発し、5イニングを2安打3失点。
日本での今季最終戦を終え、きょう13日に帰名。
今後は15日にドミニカ共和国に帰国し、
23日からウインターリーグに参加する予定>
「とにかくオレは来年も日本でプレーしたいんだ」
(中スポ)

●小林2軍投手コーチ
<2軍では11試合で3セーブ、防御率0.56。
CSとは無縁だが、急成長と遂げたという大器?ネルソンについて>
「1年間の成長はチームでも指折り」
(中スポ)

●井手編成担当
<15日にドミニカ共和国に帰国するネルソンについて>
「まだ決まってはいないが、残す方向で考えている」
(中スポ)


フェニックス・リーグは、
パ・リーグの覇者・埼玉西武と串間での一戦。
日曜日ということで、1500人の観衆が集まったそうですが、
序盤、両軍点の取り合いだったものの、
4回以降は、埼玉西武の継投の前に若竜打線が沈黙。
8回に3番手・久本がダメ押しの3点を奪われ、2-6で敗れたもよう。
確かに石井一久に始まって、名だたるレオ投手陣
4番で絶好調の堂上剛裕が、3安打猛打賞と
孤軍奮闘したようですが、及ばずだったようで。

そんななか、このリーグ一塁で起用の多い
2年目の福田が、早くも3本目となる本塁打を放ち、
持ち前の長打力をアピールしたとのこと。
今季ファームでも新井の控えになることが多かった福田ですが、
この秋さらに頑張り、打力&守備力を上げ、
来季こそは『ブレーク』といってもらいたいです!




コメント

昌投手にとっては、気の毒な判定でしたね。
精緻なコントロールで奪三振したはずが、
球審と合わないというのはアンラッキー。
気持ちを切り替えて、再調整してCSに臨んでほしいです。

打線はいつものように、試合間隔が空くとダメでしたね。
しかし、短期決戦ではそんなこと言ってられません。
昨年のCSのように初戦から爆発して、
投手陣を強力にサポートしてほしいです!

途中までノーノーしてたんで、もしや?
継投でもやっちゃうの?
何て思い始めた頃に押し出し連発

刹那さだけが残った最終戦でした(苦笑

さんとの相性は悪いですが、
CSは京セラドーム。
阪神園芸さんが絡まずラッキーかなとw
(土のグランドじゃなくて良かった(^^ゞ)

寝損くんは残りそうですね(~_~)
来期は秘密兵器のまま秘密で終わらず
年間通して頑張ってほしいです

秘密兵器・久本は無理そうですね
それでも、オレの兄リンはCSでは上がってくるかも
知れません。ちょっと期待したいと思います
CSまで5日間で上昇ムードに乗って去年の
ように連勝してもらいましょう!
谷繁の爆発も楽しみです。

みなさんコメントありがとうございます!
昨夜は久々にPCを開かず、たまったDVD録画などを見ていたので
返事が遅くなってすみませんでした。
観る方もしばしの休息、そしてCSへと向かいましょう。


>ドライチさん
ヨシと思ったボールが違った判定になってしまうと、
さすがの大投手でもリズムが狂ってしまうんですね。
まあ切り替えはできる昌さんだと思いますし、
ぜひともCS初勝利を目指してほしいです。

打線は振りが鈍かったですね
これでまた間隔が空きますし、
第1戦でうまく波に乗ってくれればなと願います。


>daiさん
ノーノーリレー、やってほしかったですが、
まさか投手に打たれてしまうとは…
打たれるなら昌さんだろうとは思っていましたが、
その後、3連打に連続押し出しには驚きました。

ネルソン投手、確かに成長はしていると思いますが、
元がとんでもなかったですからね。
まあドミニカでさらに伸びて(身長じゃなく技術)
来春、お目にかかれればいいなと思います。


>ギンタロウさん
久本投手はちょっと厳しいかもしれませんね。
ナガミーネや小林投手も復調しているようですし、
おそらくCSでの出番はなさそうです。

その反面、兄リンがスゴイことになっていますね。
外野手なら井上選手や小池選手らとの天秤になりそうですが、
自分的には記事にならない守りの方が気になります。
この勢いで、昨季の平田選手のように
出てきてくれないかなと思いますが、いかに…

豪華投手リレーだったのに
負けちゃったんですね・・・
しかも3連続四球・・・あり得ない・・・
きっと演出ですよ
阪神に油断させてCS第1Sを勝ち抜くためのね

コメントありがとうございます!

>伊トケンさん
3連続押し出しとは、ほんと滅多に見られない
できれば今回のみの盛り上げ上手で終わってほしいのですが。
ただこの日のスカイマークの阪神ファンには
「岡田監督やめないで」というムードもあったでしょうし、
そういうのにも、やられてしまったのではと思います。

この記事へのコメントは終了しました。

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