「負け」からの新たな始まり、ドラゴンズ球団納会。
中日球団の納会がこの日、名古屋市内のホテルで開かれ、
就任後初めてリーグ3位に沈んだ落合監督は、
今年の「負け」を潔く認めるとともに
来季を見据え「完全競争」という新たなテーマを掲げました。
その他、納会に出席した中村紀洋がいよいよ去就表明か、
さらに中村一生結婚、ドアラ墓参りなど、
この日のドラゴンズの話題を集めました。
ドラゴンズトピックス(28日)
◇落合監督
<名古屋市の名古屋国際ホテルで開催された
中日の球団納会にて、選手、球団関係者ら
約200人の出席者に12分スピーチ。
敗北を誰よりも嫌う指揮官が、何度も『負け』という
言葉を使って表現せざるをえないシーズンだった>
「負けた原因はいろいろあると思うが、今年はただ負けた。
自分の中のシナリオがすべて狂ったし、私の見間違い、戦略の失敗…。
周りはオリンピックがあった、
けが人が出たと言うけれど、すべて監督の責任。
この5年間で(今年は)初めて『負けたんだな』。そういう気になっています」
<就任以来ワーストの今シーズン。、
さらにウッズ退団、川上、中村紀洋のFA移籍危機。
さらなる戦力ダウンすら予感させる状況で、来季をこう語る>
「幸いにしてクライマックスシリーズに負けた。
日本シリーズ、アジアシリーズまでいっていません。
考える時間は十分にありました。
2009年をどうスタートをきって、戦うのか。
勝つことに学び、負けることに学び…。
私の頭には入っていますが、まだ言う時期ではありません。
ただ、4月3日の開幕は決まっています。
レギュラーと控えの差は縮まっている。
ポジションはいくつか空いている。
力があるものが残り、無いものが去る。
来年3月(31日)の開幕メンバー発表までは、全員に競争してもらいます」
<日本一奪回を目指す来季を『競争の復活』と位置付け、
あらためて『レギュラー白紙』を強調。
併せて選手にはキャンプインまでにと宿題を与えて>
「(自分の)頭の中だけは白紙、ゼロにリセットできています。
みなさんも(来年)1月31日までに、今年あったこと、
今までの野球人生を振り返って、
自分が何をすべきかもう一度考え、リセットして
2月1日のキャンプを迎えてください。
私も甘えません。みなさんも甘えないでください。
5年は5年として終わった。納めの会と言いますが、
新たな中日ドラゴンズがきょう、この場から始まるんです。
そのための納会なんです。
来年は勝つことだけを考えて戦う。
その覚悟を持ってグラウンドに立ってください」
(中スポ、サンスポ、スポーツ報知、朝日新聞、
毎日jp、スポニチ名古屋、ニッカン)
◇白井オーナー
<名古屋市内で行われた球団納会の冒頭であいさつ。
3位に終わった今季について、おわび>
「本来ならこの席上は笑顔と笑いでさんざめいているのだが。
ペナントレース優勝、日本一を楽しみに応援してくれた
ファンの皆さんを裏切ったのは申し訳ない」
<その一方で、優勝した巨人に勝ち越したことについては>
「大いに評価したい」
<またWBC問題に触れ、中日の代表候補5人全員が
辞退したことが批判されていることに遺憾の意を表す。
「あたかも中日がWBCをボイコットしたかのような
キャンペーンがなされたが、大変に遺憾に思っている。
球団としてはボイコットを決めたことは全くございません。
シーズン終了後、嫌な思いをしたが、
公明正大堂々と来季もペナントレースに臨むつもりでございます」
<西川球団社長、落合監督が反論したことに関しては>
「極めて正当。私も同じだ」
<今季の目標でもあった完全優勝が
来年以降の目標であることに変わりはない。選手たちを激励>
「来年こそは、気持ちを新たにして
目標を達成してほしい。頑張りましょう」
(中スポ、サンスポ、朝日新聞、毎日jp、スポニチ、ニッカン)
◇西川球団社長
<27日にWBC体制検討会議メンバーの阪神・星野SDが
TV番組内で中日5選手のWBC辞退に
苦言を呈したことを受け、無関心を装う>
「ファンのことを考えていない?
それは個人の意見に過ぎない。関心を寄せません」
<また球団納会が行われる前に
中村紀洋と10分間会談し、契約条件を最終確認。
中村紀洋がきょう29日に意思表明することを明かす>
「明日みなさんに自分の気持ちを伝えたい。
決めたことを話します、と話していた」
(スポーツ報知、共同通信社、スポニチ名古屋1、2、ニッカン)
◇中村紀洋
<中日からFA宣言したが、きょう29日に
去就について意思表明することを明らかに。
この日の球団納会前に西川球団社長、伊藤球団代表と会談。
単年契約の年俸7000万円の条件から変更がないことを最終確認。
移籍の決断を球団側に伝える>
「納会の前に社長と代表と話をして、確認しました。
(来季の)契約の内容を確認したが、変わらないと言われた」
<胸の内を明かすきょう29日はファン感謝デーに参加予定。
マイクで語ることはなさそうだが、最後のドラゴンズのユニホーム姿を見せ、
応援してくれたファンへ、けじめの場とするつもり>
「ファンの前でしゃべる? いや、しゃべらん」
<ファン感謝デーで球団行事が終了することから、
『あしたでけじめを付けるのか』と問われ>
「ケジメ? そういうことです」
(中スポ、スポーツ報知、共同通信社、時事通信、スポニチ)
◇山本昌
<中日スポーツ制定の『昇竜賞』を受賞。
納会で表彰され、賞状、賞金、盾が贈られる。
また球団の殊勲賞も獲得。ダブル受賞を喜んで>
「この年になって、このような賞をいただけるのはうれしいです。
まあ来年も頑張りたい」
(公式写真、中スポ)
◇中村一生
<12月4日に挙式することを発表。
お相手は名古屋市出身の伊藤綾野さん。
婚姻届はすでに今年9月21日に提出済み。
4年目の今季は1軍初出場。ブレークの足掛かりを築いたが、
人生のパートナーを得て、気合を入れる>
「来年は飛躍の年にしたい。
これからは1人ではなく、責任があります」
(中スポ、スポニチ名古屋)
◇川上憲伸
<この日の球団納会を欠席。
球団にも伝えており、エースなりの配慮だったよう。
ファン感謝デーも欠席の見込み>
「騒ぎを大きくしたくない。迷惑をかけたくない」
(中スポ)
◆オリオールズ 上原、川上の関係者と接触(スポニチ)
(オリオールズのマクフェイル球団社長が
上原、川上の関係者と接触したことを明かしたと、
地元紙「ボルティモア・サン」電子版が伝えた。
具体的なオファーには至っていないが「最初の話し合い」を持ったことを明言)
◆本紙が憲伸に教えます!! セイバーメトリクスで売り込め!!
(中スポ)
(川上には、メジャー各球団がほうっておかない
『WHIP』(1イニングあたりの与四球と被安打数の合計)
『K/BB』(奪三振を与四球で割って算出する)などの
優秀な『隠れた数字』がある。この数字を売り込みに使うべき)
◆小熊凌祐(ドラフト6位・近江高)
<滋賀県大津市内の自宅で両親同席のもと
中田スカウト部長と米村スカウトと入団交渉を行い、
契約金2500万円、年俸540万円で仮契約。
プロ入りを決めて、決意を新たに>
「まずはしっかり体を治したい。当分はそのことに集中します」
<右ひじの不安を除去するため、
今月7日に名古屋市内で手術を敢行し、術後の経過も順調。
まだ本格的な練習は再開できないが、
すでに週2回は名古屋へ通うリハビリを開始している。
1年目は当然、ほかのルーキーたちには後れをとるが>
「不安と期待は五分五分ですが、
(ひじ痛を抱えていた高校時代よりも)良くなる楽しみはあります」
<落合監督が映像をじかに見て獲得を決めたという逸材。
『マイナス』からのスタートにも力強く決意表明>
「ひじが治ったら、藤川(阪神)さんのように
まっすぐで三振が取れるような投手になりたいです」
(中スポ、共同通信社、時事通信)
◇米村スカウト
<小熊投手を見続けてきたスカウトは
故障による改良フォーム+ひじ痛の完治=飛躍と見る>
「ケガの功名というか、ひじを痛めたことで下半身の使い方を覚えた。
いいバランスをひじが治ってからも続けてほしい」
(中スポ)
◇今日の公示。(28日)
◆コミッショナー
【任意引退選手】
▽中日 上田佳範外野手
(共同通信社、時事通信)
◇中日上田が任意引退(ニッカン)
(上田がこの日、コミッショナー事務局から任意引退選手として公示された)
◇ドアラ“お父さん”に報告 「人気者に成長しました」(中スポ)
◇生みの親の命日にドアラが墓参り(サンスポ)
(ドアラがこの日、生みの親で13年前に死去した
山田達夫氏(広告代理店『大広』の元社員)の命日に
善敬寺を訪れ、数珠を握り墓前で手を合わせる。
付き添った石黒球団広報がドアラの心境を代弁。
「ずっと気になっていたのでホッとしました。
いい報告ができたと思います。
ファンの皆さんに喜んでいただく、という
ファンサービスの原点をあらためて思い出した気がします」)
◇中日の人気者ドアラは年末年始「9連勤」(ニッカン)
(年末年始も休みなしのドアラについて、
加茂広報部長はオフにおける『ドアラ効果』を説明。
「オフはファンが野球から離れる時期。
少しでも野球とつながっていてもらえるようにドアラの役割は大きい。
休みはないと思ってくれと言っておいたよ」)
名古屋市内のホテルで開かれた今年の球団納会。
53年ぶりの日本一を含め、1、2軍合わせて
5枚のチャンピオンフラッグが飾られ、
華やかだった昨年とは打って変わって、
壇上には中日新聞社と球団旗のみ。
これだけでいかにも「負けたんだな」という感がヒシヒシと…。
そんななか納会の席で、落合監督が恒例のあいさつを。
選手、スタッフなどを含めた約200人の出席者の前で、
「この5年間で初めて負けたと思った」と
今季の完敗を潔く認めるとともに、
その反省を踏まえた来季については、
あらためて『レギュラー白紙』の方針を強調。
「レギュラーと控えの差は縮まっている。
開幕の登録メンバー発表までは全員に競争してもらう」と
『完全競争主義』を示唆した上で、自らも「鬼」になることを宣言。
さらにその前段階として、選手たちには、
「今年あったこと、今までの野球人生を振り返って、
自分が何をすべきかもう一度考え、
リセットして2月1日のキャンプを迎える」という宿題を。
この納会を来季への始まりの場と位置づけ、
『新たなドラゴンズ』を作り上げていくことを公約したそうです。
就任してからの4年間で、
チームの屋台骨を
背負っていく人間を作り上げ、
実績、技術ともに認めたのが、
開幕前のレギュラー8人。
その選手たちを駆使して
『オレのやりたい野球』を
していこうとしたものの、
その思惑がものの見事に
外れたうえに、故障者続出。
それゆえの敗戦に、落合監督自身が
初めて『負けた』という
思いをしたというのも、十分もわかるなと。
そのぐらい今シーズンの結果は、悔しいものとなりました。
しかし新たに3年契約を結んだ来季以降、
そういう失敗を二度と繰り返してはいけない。
そのために手を打つというのは、当然のこと。
ただでさえエースと主砲が抜け、大きな穴が空くと思われる来季、
今季と正反対の「競争主義」を打ち出すことで、
新たなドラゴンズを創造していくことが
チームにおいての命題となってくるのは確かでしょう。
そんななかで指揮官が選手たちに示した宿題。
新たなレギュラーを育てていくことも必要ななか、
競争に加わるべく選手それぞれが、
そのための課題を見つけられるかにかかってくるでしょうね。
「やらされるのではなく、自分から率先して見つける。
頭の訓練、体の訓練、いろんな訓練をしなくちゃいけない」
「自分を理解できないやつは大成しない。
自分を分析できないから伸びてこない」
以前にそのようなオレ流語録がありましたが、
このオフから来春のキャンプまでの期間で、
いかにそういう選手が出てきて、そして伸びていくかで、
これからの選手、そしてチームとしての成長が見えてくるでしょう。
いま「プロ野球選手」として何をすべきか。
それが今季最後の指揮官からのメッセージでしたが、
その宿題をしっかりとクリアした選手がどれだけ出てきて、
そして来季、空いているあらゆる穴を
埋めてくれることを期待したいですね。
新たな創造のためのリセットとなったこの日の納会。
原点に戻った上での新たな『オレ流野球』を楽しみにしたいと思います。
その他の話題では、きょう29日のファン感謝デー終了後に
いよいよノリさんが去就を表明するようですね。
(東北楽天への移籍を表明したようです↓
中村紀が楽天入り表明 「もう一度挑戦」と決断=共同通信社)
また納会の席で、田中、菊地、そして中村一生が結婚を発表。
5歳年上の奥さんをもらうことになった未完の大器・一生。
来季はさらに1軍出場が増えるよう、頑張ってほしいです!



来シーズンは、監督がどれだけ粘り強く
若手を使っていけるかがカギになると思います。
これだと見込んだ有望株には、きっちりと
ポジションを与えて、少々打てなくても
ミスしても、長く1軍で起用して欲しいなと!
平田選手、新井選手、堂上兄弟、そして
野本選手の中から少なくとも2名は
レギュラーに定着してくれることを望みます。
投稿: ドライチ | 2008年11月29日 (土) 20時36分