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2008年12月27日 (土)

驚きの複数年契約、山本昌は45歳まで投げます。

今季、悲願の通算200勝を達成した山本昌
この日、球団事務所で契約更改交渉を行い、
43歳では異例ともいえる2年の複数年契約を結びました。
来季年俸は現状維持の1億5000万円プラス出来高で、2年目は変動制。
想定外の提示に最初は辞退しようとした昌さんでしたが、
「45歳まで頑張ってくれ」と押し切られ、困惑のサイン。
それでも会見では「2年やる自信はある」と語り、
「体の続く限り投げ続けたい」と意欲をみなぎらせました。
そのほか、この日仕事納めとなったドラゴンズの話題をどうぞ。

ドラゴンズトピックス(26日)

◇山本昌
<名古屋市中区の球団事務所で契約更改交渉を行い、
現状維持の1億5000万円プラス出来高払いボーナス、
2年目は変動制の2年契約で更改。
40歳以上での複数年契約は異例で、96年オフに
巨人から日本ハムへ移籍した落合博満(現・中日監督)が
44歳から2年契約を結んで以来となり、投手では初。
極めて珍しい交渉、自身もびっくりの複数年契約の提示に>
「僕の年で複数年は、ちょっとずうずうしいんじゃないですか? 
この年になって、恥ずかしいからやめときましょう。単年でいきましょう」

<何度も辞退を申し出たが、約1時間の交渉の末、
球団の誠意を受け止め、納得してサイン。
満面というよりは、困惑の笑みで、驚きを隠せず>
「びっくりした。この年で複数年契約なんて
想像もしてなくて、まだちょっと戸惑っているんですけど
球団のそういうご厚意なんで、ありがたく(サイン)させてもらいました。
普通、この年で複数年なんて、あり得ないでしょ。
この年で(複数年で)いいのかなということもありますし、
まず感想が出ないような感じですけどね。
もちろん、2年やる自信はあるけど、
この年齢の選手に複数年契約は球団も度胸がいることをしたなと。
最初からずっと断ってたんだけど、
これだけ長いことやらせてもらってる球団の意見に
従おうとサインしました。幸せなことです。
ありがたいですけど、まだ戸惑っていますよ。
世間の皆さんに対して申し訳ないというか、失礼でしょう。
どうもすいません、って感じですね」

<必死に訴えたが、結果は変わらず。
照れ笑いを浮かべるしかなかった>
「もう一回、契約をやり直せないかな。やっぱりずうずうしいよ」

<厳しい勝負の世界を生き抜く素直な思いが、言葉になってあふれ出る>
「年俸の方は、変わってません。
球団の方で、複数年契約をしてくれるということで、
2年(契約)なんで、45まで頑張れということなので。
でもプロ野球選手っていうのは本当は1年勝負なはずですし、
この年齢ならダメならユニホームを脱ぐ覚悟はできている。
今回こうやってありがたい話で、年俸のベースもそのままですし、
今シーズンと同じ気持ちで、また来年
頑張れるんじゃないかなというふうに思ってますけど。
来年、ひじが駄目になったら契約を破棄してもらうかもしれない。
2年やる自信はあるけど、1年、1年という気持ちは変わらない。
保障をいただいたのはありがたいことだし、
体が続く限り球団の誠意に応えたい。
上には(45歳の)工藤さん(横浜)もいる。
成績が続けば、何歳までも頑張りたい」

<人柄がにじみ出たのはここから。
通算200勝達成で、このオフはイベント出演など忙しかったが>
「おそらく今までに経験したことがない。
ここ最近はある程度、練習はできているが、早く本格的に練習したい」

<4年連続開幕投手を務めた川上のメジャー挑戦が決定的で、
来季は史上最年長開幕投手の期待もかかる。
26年目のシーズンを迎えるベテラン左腕は、さらなる活躍を誓って>
「先頭に立って、いけるところまで頑張れよ、ということ。
ローテーションで投げて2ケタ勝つのがチームに貢献すること。
今年は200勝できたし、2ケタもできたけど、
日本シリーズに出られず悔しさがあった。
来年こそは。そこで一花咲かせたい。
2年やる自信はある。日本シリーズでも勝ちたいし、
4月3日(の開幕)に投げるくらいの気持ちでやっていけばちょうどいい。
来年も今季ぐらいの活躍ができるよう頑張りたい」
中スポ中日新聞おおさか報知共同通信社時事通信
朝日新聞毎日jpスポニチ名古屋ニッカンデイリー

<「一気に 2010年も投げられることになりました」
という見出しで、自身のホームページを更新>
『事前に複数年なんて話はなかったので、正直驚きました。
このご時世、本当にいいのかという思いもありましたが、
まだまだ投げ続けろということだと思い、
2年契約させていただきました。
もちろんまだ投げる自信はありますし、
球団に恥をかかせるわけにはいかないので、
まず来年しっかり成績を残したいと考えています』

(山本昌公式HP・『山本昌広NEWS』より引用、
エッセイ・路傍の一球「第158話まさかの攻撃」)


◇井手編成担当
<43歳の山本昌に異例とも言える2年契約を提示。
下交渉した際には年俸の話しか出なかったが、
生え抜きの大ベテランをねぎらう球団の深い気持ち。
積み重ねた実績に、努力を惜しまない性格を知り尽くし、
球団はお金という物差しだけで量ることはしなかったと説明。
また交渉の席では、200勝の功労金
約1000万円が贈られることも伝えて>
「この年齢で2年契約は今までにないが、彼の場合は不安はない。
体の健康管理もしっかりしているし、体力的には信頼している。
45歳までは十分やれそうだということ。
彼なら心配いらないというのもあるし、
今年(2勝だった)昨年から復活してくれて、200勝を達成した。
球団としても何とか報いたいという気持ちがあった。
長い間、投げてくれている。200勝投手はこの先、なかなか出ないと思う。
45歳まで投げてもらいたいし、彼なら十分できる。
どこまでやれるかも話題になるし、どこまでできるか見てみたい」
中スポ中日新聞毎日jpスポニチ名古屋ニッカン

△ドラゴンズ・契約更改▼
12月26日(金額は推定・単位は万円)
山本昌 15000(□ 0・0%)


◇西川球団社長

<山本昌に史上最高齢での複数年契約をしたことについて。
球団側は『冒険』を否定し、契約満了後も
さらに更新する腹積もりがあることを示す>
「マサの体と、体の管理には信頼を置いてる
とりあえず45歳までだけど、最年長登板記録を破ってほしいね」

<契約更改後バッタリ会った山本昌にハッパをかけて、
浜崎真二氏(阪急)が持つ48歳10か月の更新を指令>
「45歳と言わず3、4年やって、最高齢記録を作れ。
プロ野球最年長出場、登板を塗り替えろと言った。
彼は年をとっているけど、体はすごくしなやかで強じん。
まだまだ頑張って欲しいね」

<記録更新にはあと5年が必要だが>
「球団としては、戦力として期待している。
今年に限らず、期待に応えていつまでもやって欲しい」

<山本昌の契約更改が終了した午後、
球団事務所で2008年の仕事納めが行われ、冒頭であいさつ>
「今年はケガ人が出て不本意なシーズンに終わった。
来年こそはという気持ちを持って、頑張りましょう」

<その一方で職員たちの1年間の労をねぎらい、奮起を促す>
「きょうの天気予報を見たら、
『この冬一番の寒さ』と書いてありました。
つまり、この先、寒さは来ない。
球団も金融破たんの影響などで今年は落ち込みましたが、
これからははい上がることになると考えています。
来年は我々も努力して不況にうち勝って、暖かいシーズンにしよう。
そして日本一を祝えるチームにしましょう」
中スポおおさか報知12スポニチ名古屋ニッカンデイリー


◇赤坂和幸
<帰省のために合宿所『昇竜館』を離れたが、
野球道具がびっしりと入ったバッグをいくつも抱えていた。
年末年始は母校・浦和学院の練習に日参して
みっちり体を動かすと宣言。
沖縄キャンプへ向けて『正月休み返上』の覚悟を示す>
「浦和学院の練習にできるだけ出てこようと思っています」

<ハードな練習で名高い浦和学院高。
年末年始も朝から日が暮れるまで練習が続くが、
慣れ親しんできたやり方でコンディションを整える決意>
「普通なら練習しない時期でもやるのが浦和学院ですから」

<この時期としては異例の投球練習も解禁>
「立ち投げ程度ですが、ブルペンで投げようと思っています」。
中スポ

◇小笠原孝
<ナゴヤ球場で精力的に体を動かす。
ランニングから始まり、短い距離での投球や
筋力トレーニングと、約3時間の練習にも涼しい顔で>
「筋トレは体全体をバランスよく鍛えるつもり。
まあ、これくらいの練習は普通です」
中スポ

◇浅尾拓也
<このオフ、各地で目撃する『浅尾フィーバー』。
あるトークショーで司会者に
『クリスマスの予定は?』と聞かれると>
「あります」

<悲鳴が上がったが、すぐに空気は和らいで>
「児童施設を訪問するんです」

<クリスマスに児童福祉施設訪問とは。
ドラ番記者が当日の取材を申し込んだが、丁重に断る>
「それが目的と思われたくないので…」
(中スポ<ドラ番記者>

◇人事(中スポ)
中日はこの日、堂上照昇竜館館長
池内動作解析担当豊永スコアラー退団を発表。
また豊田昇竜館館長、小山良男ブルペン捕手、
普久原スコアラー、音スカウト、渡邉育成コーチ、
島谷情報提供業務
異動も発表した。いずれも1月1日付)

◆川上が移籍先年明けに決定すると“予告”(ニッカン)

◇憲伸の声
「2008年12月26日(土)一日遅れのメリークリスマス」
川上HPの日記を20日ぶりに更新。
注目される進路についても触れて、
「今年中に何かが決まるということはなさそうですが、
年が明けたら、ある程度というか、
チームなど大まかなことは決まりそうです。
焦ってるわけではないですが、
早く次の進路を決めたいと考えています
」とファンに報告。
ちなみに今年の12月26日は、金曜日

◆スンヨプの名も…WBC韓国代表32人発表(スポニチ)
(韓国野球委員会はこの日、ソウルで技術委員会を開き、
第2回WBC代表候補の2次名簿32人を発表した。
1日発表の1次名簿45人から絞られ、イ・ビョンギュは外れた)


球団の今年の仕事納めとなったこの日、
25年目を終えたベテラン左腕が思いも寄らぬ
1日遅れのクリスマスプレゼントをもらったようで。

契約更改交渉を行った山本昌に、
球団側が提示したのは、なんと43歳の選手に対しては、
超異例ともいえる2年の複数年契約
8月4日に、球界最年長42歳11カ月での通算200勝を達成。
さらに故障や北京五輪で主力が抜けた夏場に7連勝するなど
投手陣を支え、チーム最多の11勝(7敗)をマーク。
また無四球完投勝利に、2ケタ勝利、そして月間MVPと
最年長記録ラッシュを重ねていった今季の43歳
その功績を大いに評価した球団側が、
最大限の誠意を尽くしたかたちが、今回の複数年提示
事前の下交渉のなかでは話題にも上らず、
昌さん本人としては、昨季ダウンした分(9000万)の
半分でもいいから取り返したいと臨んだようですが、
まさかとも言える条件提示にビックリ仰天!

「いいですよ。やめましょうよ」と辞退しようとする昌さんに対し、
「45歳まで頑張ってくれ。大丈夫だよ。やれるよ」と説き伏せる球団側
1時間近く続いた立場逆転の押し問答は、
結局押し切られるかたちで、戸惑いながらもサイン
それでもあまりの予想外の展開
交渉後の記者会見では、ある意味苦笑い。
また「戸惑っています」のフレーズを連発するなど、
グラウンドでもあまり見せない困惑の表情
それでもいざサインしてしまえば、その分の責任を感じる昌さん
複雑な表情を浮かべながらも「2年やる自信はある」
さらに「体の続く限り投げ続けたい」と、
26年目の来季に向けて、意欲をみなぎらせていたようです。


うれしはずかし複数年。井端、荒木、森野に、岩瀬
主力選手に次々と複数年契約
提示してきた球団側
その際にも、後に交渉を
控えている昌さんにも
もしかしたら複数年
提示するんじゃないか?
いやないないと、
冗談半分で思っていましたが、
まさかそれが現実のものになってしまうとは。
先日の井端結婚のときもそうでしたが、
ネットからの情報で「昌さん2年契約」を知った時は、
思わず大爆笑してしまいましたね。
『昇竜賞』を受賞したように、
まぎれもなく今季のチームのMVPといえば、昌さん
それゆえにアップ査定は間違いない。
ただおそらく単年契約だろうなと予想していたのですが、
結果的には『現状維持+出来高での2年契約』。
「彼の場合は心配いらない」と
まさに球団からのお墨付きまでいただくこととなった
来年を飛び越して、再来年までの現役続行は、
自分にとっては、とてもうれしく思えることとなりました。

確かに、打のベテランでもある立浪が、
すでに来季いっぱいでの引退を宣言。
その上で投の昌さんまでもが、引退となってしまっては、
興行面においても、不安な部分もあったりするのでしょうが、
それ以上に、43歳ながらチーム「必要だ」と言わしめる存在。
まさに恐るべし大ベテランだなと思いましたね。

それにしても、今季の昌さんは良く投げてくれました。
エース・川上が五輪で抜けたうえ、朝倉、中田が軒並み不振。
吉見、チェンら若手が台頭してきたものの、
チームの軸として、一番苦しい時期を投げ抜き、
勝ち星を重ねてきたのが、開幕時はローテボーダーだった背番号34
やや足踏みも心配されましたが、得意の夏場で絶好調。
特に2年越しの悲願であった200勝を、
地元・ナゴヤドームでの巨人戦、しかも完投
飾ってくれたときは、まさに感謝感激の思いでした。

そんな昌さんですが、来季は44歳
しっかり体調管理をしていることもあり、
契約した2年間はある程度計算できるとは思われますが、
この大ベテランとともに、チームの中心になって
支えてくれる投手が出てきてもらわないといけないのも事実。
『昌2世』になるような選手は、現状では見当たりませんが、
せめて昌さんが元気な投球ができるうちに、
そういう選手の台頭も必要ですね。
もちろん昌さん自身としても、
「2年」という期間こそ保障されているものの、2年目は変動制
過去に複数年契約は経験済みとはいえ、
ある程度の安定感がないと、チームの競争に勝てないことは、
昨季の経験からも承知済みではあるでしょう。

ここ数年ではベストとも言えるシーズンを、
ビックリ仰天の契約で締め、さらなる極みへと進んでいく昌さん
ぜひともこれからも、元気に投げ続けてもらいたい。
そして杉下茂氏が持つ、中日球団記録211勝の更新。
さらに究極の目標となってきた「日本シリーズ初勝利」。
それらを成し遂げるべく、より一層の鍛錬を期待。
まさに限りなき世界に挑み続けるベテラン左腕の行く末を
ファンとしては、これからもしっかり見守っていこうと思います。

なおこれで、ドラゴンズの選手で、
契約を更改していないのは、日本人では谷繁
外国人としてはイ・ビョンギュと、2人だけになりました。




コメント

昌投手ご本人同様に、2年契約は予想外で
驚きましたが、同時にとても嬉しく思いました。
これでまずは2010年シーズンまで、熟練の
芸術的なピッチングを観られるわけですから。
今後の数字……というか、投球の内容と
身体の状態しだいですが、さらに契約延長
となるか、期待は膨らむ一方です。

それにしても、今年は昌投手に救われましたね。
メモリアルの200勝達成試合は別格として
私的に最も印象深い勝利は、7月の旭川です。

ドラゴンズと言う球団の選手に対する考え方は、他には無い個性があります。選手ありき、結果ありきの姿勢でしょうか。若い選手は目標にしてほしいです。頑張れば、チャンスをものにできれば、こんな未来が待っている。マサさんには来年も二桁勝ってほしいです。

コメントありがとうございます!

>ドライチさん
昌さんの2年契約、ほんと驚きましたよね。
スポーツニュースなどでの戸惑いぶりが
本人の驚きぶりをかなり示していました。
45歳うんぬんは抜きにして、
あの味のある投球がまだ見られるのはうれしいです。

旭川のゲームはナイスゲームでしたよね。
球団にとっても4500勝のメモリアル。
阿部選手の3ランが出たときは唖然でしたが、
あれがあったこその200勝だったと思います。


>ドラファン5年生さん
確かに興味深い査定というものもありますね。
ただ今回の2年契約は覚悟がいったのではと思いましたが…。
あの2勝のままで終わらなくてほんとによかった。
その裏には多大な努力があったことが確か。
これからも若手の良き手本でいてほしいです。

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