出でよ若き荒武者、ドラゴンズ09年球団年賀式。
一般の企業同様に、プロ野球界もこの日が仕事始め。
中日球団の年賀式が行われ、白井オーナーが年頭のあいさつを。
新しく生まれ変わらなければならない今季のドラゴンズが、
優勝するための条件として、『若き荒武者』の台頭を期待。
24時間野球漬けの猛練習を厳命するなど、ゲキを飛ばしました。
その他、落合監督新年第一声、勝負の年の中川、立浪講演会、
そして昌さん200勝報告ついに実現など、この日の話題を。
ドラゴンズトピックス(5日)
◇白井オーナー
<中日球団の年賀式がこの日、名古屋市内で行われ、
球団関係者、コーチ陣などを前に、年頭のあいさつ。
優勝の条件として『若い荒武者』の出現を掲げる>
「ドラゴンズがトップを狙うには、
若い荒武者が出てこなければ見込みはない」
<落合監督と何度も会話を重ねてきたオーナーが、
今年のチームが直面する現実を示して>
「今のドラゴンズは新しく生まれ変わろうとしています。
落合監督に言わせると、2004年(就任初年度)よりも実力は上だそうである。
動ける分、2008年よりはゲームの上ではしやすいのではないか、と言っていた」
<具体名こそ出さなかったものの今年、戦力は様変わりする。
エースと4番が去り、大型補強もない。直視すればシビアな現実が見える>
「多くの人は今までで一番弱いのではないかと考えております。
ペナントレースは6球団が争って
トップを狙っとるわけですから、6球団に優勝のチャンスがある。
ドラゴンズはいかに陣容が変わってもトップに立てる可能性はある。
しかしながら6球団すべてがトップを狙っている。この争いは並大抵ではない」
<そのキーポイントにあげたのが若手の台頭>
「若い荒武者は出てくるのか。
落合監督は、出てくる気配はある、と言っていた。
荒武者というのは人並みのことをやっていても出てこない。
人並みのことをしていてはダメ。人の2倍、3倍、
人の見ていないところで苦労しているものでないと、資格はない。
その見本は落合監督です。
若いころはいろいろと言われていたが、
人の3倍、4倍も過酷な練習をやっていた。
それは長嶋さんにも王さんにもいえた。24時間野球に打ち込んでほしい」
<示した道は一流選手がくぐり抜けてきた道。
道のりは険しいが、若手の尻をたたいて>
「こういった選手が1人でも2人でも出てくることを期待しています。
出てこないことには優勝は望めない。
荒武者が勝利を呼び、優勝を導く。そうすれば経済は必ず元気になる」
<また球団のファンサービスについても言及。
『第2のドアラ』の出現にも期待して>
「去年、(人気で)日本一を取ったのはドアラになると思う。
ドアラに頼ることなく、もっともっとファンサービスに努めていただきたい。
新しいドアラの出現を楽しみにしたい」
(中スポ、おおさか報知、スポニチ名古屋、ニッカン、デイリー)
◇西川球団社長
<年賀式で乾杯の音頭をとる。
苦戦を乗り越え12球団ジュニアトーナメントで優勝した
中日ジュニアを例に出して>
「今年に向けての非常にいい印。この姿勢がドラゴンズにも乗り移る」
<また若返るチームをこう評価して>
「不安要素はあるけれど、逆に飛躍する要素も秘めている。
我々フロントも一生懸命バックアップします」
(東京中日)
◇中川裕貴
<帰省先の滋賀県からナゴヤ球場に戻ってきたが、
始動初日からアクセル全開。
ランニング、マシン打撃、筋力トレーニングと
メニューをこなすと、充実の表情で汗をぬぐう。
03年のドラフト1位で入団したが、これまでは期待に応えきれていない。
故障も癒え言い訳ができない今年の決意を口にして>
「最後の年というくらいの気持ちです。
開幕1軍をつかんで結果を残す。それだけです」
<今季へかける秘策が『万能プレーヤー』への進化。
昨季終盤に打力を生かすために外野へコンバートされたが、
沖縄キャンプには内野用のグラブも持参。
『勝負の年』へ向け、内外野両方できる器用さをウリにする>
「どこでも守れるだけの用意はしておくつもりです」
<正月に地元の神社へ初詣でに出掛けた際は、
例年とは違ってあえておみくじを引かなかった>
「そういうのに頼るのはもうやめようと思いました」
(中スポ)
◇中里篤史
<同じくナゴヤ球場で始動。
右肩をけがしていた時代と同じ背番号70で臨む9年目は、
早めの調整でキャンプで首脳陣に猛アピールすると宣言。
背水の陣で迎える09年の決意をにじませ>
「けがなくキャンプを迎えるために、体をしっかり準備したい」
<この日は昼ごろから外野で1時間以上じっくり走り込み、
屋内練習場ではひとりネットに向かって初投げの後、
入念なウエートトレで体を温めた>
「年末年始は埼玉の実家で家族とゆっくりしました。
だから2週間ぐらい動いていません」
<昨季はセットアッパーに期待されながら登板はわずか13試合。
復活に向け、焦らず、じっくり体をつくり上げていく>
「1月中にはブルペン入りしたい。
2月のキャンプから、100%の力が出せるようにしっかり準備して、
開幕には(一軍登録の)28人にしっかり入りたい」
(中スポ)
◇長峰昌司
<カブス・福留と合同自主トレ。
偶然、ナゴヤ球場で顔を合わせると、屋内練習場でキャッチボール。
充実したトレーニングとなったが、
その後、愛車のボンネットにぬいぐるみを置かれるなど、
福留にイタズラをされてしまう一幕も>
「(福留さんは)すごい球を投げますね」
(中スポ)
◇鈴木ブログ『あけましておめでとうございます!』
(鈴木が自身のブログを更新。
「今年のテーマは野球ができる喜びを感じながら
一年間プレーをしていこうと思います!」と意欲を綴った)
◇豊田誠佑館長
<昨年末、合宿所『昇竜館』の館長に就任。
合宿所住まいの選手を前に立浪兼任コーチの講演会を発案。
17日の合同自主トレ後に行われることに。
新館長の提案に、大ベテランは目を輝かせたという。
若い寮生、とりわけプロの世界に飛び込んだばかりの
ルーキーにとっては、これ以上ない教材になりそう>
「タツ(立浪)が『それはいいですね。ぜひやりましょう』って言ってくれたんだよ」
<きっかけは館長自身の体験。
1979年に明治大からドラフト外で中日に入団。
当時の合宿所で、コーチによる『プロの心得の訓辞』があった。
「寮長が坪内さん(道則元監督=故人)で、
講師は稲尾さん(和久投手コーチ=故人)に広野さん(功打撃コーチ)。
厳しい世界に入ったと思ったのと同時に、感激した」
<同じことを考えると、今回の発案へ。
選手でであるとともにコーチでもある立浪はまさに最適。
ミスタードラゴンズの経験や知識に触れるのは、
望んでもなかなかかなえられない機会のはず>
「ドラゴンズのスーパースターだから。
言葉の重みは並大抵じゃないと思うよ。
あいさつや礼儀から、しっかり話してくれると思う。
ぼくも今から楽しみにしているよ」
(中スポ)
◆WBC台湾候補にチェン、林威助ら(スポニチ)
(中華台北棒球協会はこの日、
第2回WBCの台湾代表候補48人を発表。
日本のプロでは投手ではチェンをはじめ、
蕭一傑(阪神)、ウー・スヨ(千葉ロッテ)、
野手ではヨウ・チョンソ(北海道日本ハム)、リー・トゥーシェン
(福岡ソフトバンク)、リン・ウェイツゥ(阪神)が選ばれた。
オーストラリア合宿などで絞り込み、2月21日に最終28人を選出する)
◇川上憲伸
<2日連続でナゴヤ球場に顔を出す。
前日はトレーニング、この日は所用で訪れたが、
注目の進路について、交渉が最終段階であることを明言。
今週中にも移籍先が決まることを明かす。
有力候補はカージナルス、ツインズ、オリオールズなど。
10日前後に渡米し、入団発表を行う見通し。穏やかな表情で>
「もうそろそろ決めないといけないですからね。決まりつつはある。
今週中? そうなりますかね。もうすぐ、そのうち決まると思います」
<この日は約1時間、室内練習場と昇竜館に滞在。
また、今オフのトレーニングについては余裕の表情。
年末年始は生まれ故郷の徳島で過ごしたが、
合間を縫って練習も積んでいる>
「今日は練習はしていませんよ。ちょっと物を取りに来ただけです。
トレーニングも三重などで始めていますよ。
例年通りです。適当にやっていますよ」
(中スポ、スポーツ報知、ニッカン)
◇山本昌
<現地時間4日、ロサンゼルス郊外のホーリークロス墓地にある
故・アイク生原さんの墓前で200勝達成を報告。
墓参りは沢村賞を受賞した94年オフ、
優勝旅行途中に立ち寄った99年オフ以来だが>
「なかなか来られませんけど、いつも来ているような感じがするんです」
<墓に手を合わせ、こうつぶやく>
「ありがとうございます。頑張りましたよ」
<記念のウイニングボールを、眠っているアイクさんに見せる。
さすがに自身にとっても大事な勲章。
持ち帰って、また自宅の写真の前に飾ることにしたが、
代わりにアイクさんの好きだったビール「ミラーライト」で乾杯。
1本は自らがボトルから直接飲み干し、もう1本はアイクさんの墓にかける>
「(自分は)アイクさんがつくった投手だから、
(ウイニングボールを)こっちに置いて帰ろうかとも思ったんですけど」
<約1時間の墓参りを終えつぶやく、目にうっすら涙をためて>
「名残惜しくて帰れんなあ。
カメラさん(報道陣)がいなかったら号泣してた。
今度来るときは引退の報告かな」
(中スポ)
◇落合監督
<年末年始を『落合博満野球記念館』がある
和歌山県東牟婁郡太地町で過ごし、この日、名古屋市内の自宅に戻る。
新年第一声で今季構想を語った。ウッズの退団で空いた4番打者について、
候補に和田、森野、若手野手ら日本人選手をあげる>
「(新外国人)ブランコの4番? それはない。
あとはみんなで競争すればいいじゃない」
<日本人選手が開幕4番となれば、
落合監督自身が務めた93年以降は04年の福留以来2人目となるが、
その裏には4番に頼らない今季の野球スタイルが見える>
「4番じゃなくて、4番目でいいんじゃないかな。
今年はおもしろいよ。オレが動かなきゃどうしようもないんだからな」
<5年ぶりの『和製4番』は落合野球にとっての原点回帰を意味している>
「5年かけて最高傑作をつくったんだ。
それが木っ端みじんに空中分解した。
だったら、またイチから作り上げればいいじゃないか」
(ニッカン)
この日のドラゴンズの話題を集めましたが、
その中からは、やはり球団年賀式の白井オーナーを。
エースと4番が抜けるなど、チーム状況が様変わりし、
厳しい戦いが強いられるであろう今シーズン。
さすがに日本一奪回だ、完全制覇だなどという
威勢の良い声が、その口から出はしなかったものの、
それでも6球団すべてに優勝の可能性があると、あくまで前向き。
落合監督と契約更新を行い、過渡期と捉える今後の3年間。
そういう状況のなかで、勝ち抜くための条件として、
オーナーが挙げたのが、『若い荒武者』の台頭。
若い選手を使うことなら、どこでもできる。
ただそうではなく、荒武者となりうる条件は、
しっかりと24時間野球に打ち込み、人の何倍も努力をするなど、
過酷な鍛錬を積んだうえで、競争を勝ち抜いてきた者。
そんな選手が1人でも2人でも多く台頭してくれれば、
厳しいペナントレースのなかで嵐を巻き起こし、
チームを勝利へと導くことができる。
新しく生まれ変わらなければならないドラゴンズ。
そのための原動力となるべく荒武者を球団は切望。
チームの総帥による熱いゲキは、主力選手だけでなく、
これからのチームを背負う若竜に向けて、飛ばされたようです。
やはり年頭のごあいさつだけに
さすがに「3年間に1度ぐらいは…」ということはなく、
熱を帯びた演説となったようですね。
そのあいさつの主旨となったのは、『若き荒武者』の台頭。
期待の若手は多くいれど、『荒武者』というと
当てはまる選手というのが、なかなかいないのが現状。
しかしエースと4番が抜け、チーム力低下がささやかれるなか、
いかにその穴を埋める新たな選手が出てくるか。
変革期となりそうな今後3年間ですが、
その初年を戦ううえでのカギとなってくることでしょう。
特に求められるのは、やはり野手のなかでの台頭。
捕手では、田中、前田、小川。
内野手では新井、福田、堂上直倫に、ダブル岩﨑。
さらに激戦区と言われる外野手では、
藤井、平田、堂上剛裕、中川、ダブル中村、小池に、野本。
まだまだ名を挙げればキリはないですが、
台頭するためには、より一層の努力が必要ですし、
いかに野球にのめり込み、汗を流し、タフな選手に成長。
そして首脳陣に動きをアピールできるかにかかるでしょう。
そのための見極めとなるのが、これからの春の季節。
オーナーのゲキが届き、期待に応える若竜が飛び出してくるのか。
希望に胸をときめかせつつ、今後のサバイバルに
まずは注目したいところです。
その他の話題では、
ナゴヤ球場で選手が続々と始動。
この日は佐藤充、小笠原、
長峰、中川、中里らが
トレーニングをしていたようですね。
そんななかでは、右肩のケガが癒えた今季、
内外野のユーティリティー選手を目指す中川に注目。
ドラ1で入団したものの、なかなか開花に至らない背番号32ですが、
チーム間では、意外と評価が高い選手でもあります。
こういう昨季実績のない無印系の選手が
それこそ今季成長して、『荒武者』となってくれれば
面白いなと思いますが、果たしてチャンスを掴むことができるのか。
おそらくキャンプでは外野に重きを置きそうですが、
ぜひとも鍛錬して6年目の今季、1軍に上がってきてほしいものです。
また立浪兼任コーチが、寮生そしてルーキーに向け、
講演会を行うことが明らかになりましたが、
豊田新寮長になり、昇竜館もいろんな面で変革していく一環なのでしょうか。
ただそういう意味合いを除いても、プロで20年以上メシを食っている
ミスタードラゴンズの話は、社会人としても勉強になること確実。
ひよっ子といえる新竜たちへの良き指針となってほしいです。



中里投手と中川選手にも、期待したいですね。
故障につきまとわれてきた2人ですが、
前向きな気持ちはまったく失われていません。
地道に重ねてきた努力が今シーズンこそ
大きな結果となって報われることを祈ります。
立浪兼任コーチの講演会、良い企画ですよね。
豊田館長の素晴らしい発案ですが、
ミスター・ドラゴンズを目の前にしたルーキーたちは
緊張で頭の中が真っ白になってしまうかも…(苦笑)。
メモを取りながら、一字一句もらさず聞いてほしいです。
投稿: ドライチ | 2009年1月 6日 (火) 15時58分
たしか中川選手は落合監督が就任当時上げていた右の四番候補の一人でしたよね。
今年は体調いいみたいなので頑張ってほしいです。
投稿: ハナ | 2009年1月 6日 (火) 21時31分