09年新竜合同自主トレ開始と憲伸アトランタ到着。
ドラゴンズの新入団選手による合同自主トレが
この日の午前から、ナゴヤ球場でスタート。
育成選手を含む9人が、約5時間のメニューで、
プロ入り初の汗を流しました。
またブレーブスとの最終の入団交渉を行うため
川上憲伸がこの日、アトランタに向けて出発。
交渉が順調に進めば、近日中にも
正式に入団が発表されることになりますが、
成田空港で慎重に言葉を選びながらも笑顔で会見。
その一問一答も交え、この日の話題をどうぞ。
ドラゴンズトピックス(11日)
◇野本圭(ドラフト1位)
<ナゴヤ球場で始まった新入団選手による合同自主トレに参加。
初日を終えて、プロ生活の第一歩を踏み出したが>
「プロ野球選手としてスタートを切った感じ。
いい緊張感があったし、すごい充実した練習ができた。
まずはけがをせずに、キャンプに万全の状態で臨みたい」
<ランニングやノックで評判通りのしなやかな動きを披露。
徹底した自己管理を肝に銘じているというが、
この日も練習後、ウエートルームに最後まで残っていた>
「アップ、ストレッチ、ダウンを入念に怠りなく取り組むようにしています」
<一方で早速『プロの洗礼』を受ける。
屋内でのノック、ティー打撃の後、マシン打撃へ。
他の新人とともにマシンのボールを打ち返したが、
プロ仕様のマシンにタイミングが合わないことがしばしば。
割り当てられた時間では足りず、居残りで30分間バットを振り続ける>
「これまで大学、社会人と基本的に
マシンを使った練習をあまりしたことがなくて、タイミングがとれなかった。
なんとか合わせようとしていたら、ずいぶん長くなってしまいました。
芯で合わせづらかったけど、自分のスイングをできるようにしたい。
これからどんどんピッチを上げていかなければならないと思います。
きょうはなんとか当たってよかった。
キャンプではとにかくバットを振ると聞いているので、
それまでに振り込んでおきたい」
<9人の中では唯一の社会人からの入団。
野球でも社会人としても経験値が高い。
外野でのランニングでは先頭を走り、ノックでも先陣を切るなど、
リーダーシップを発揮する意欲もみせて>
「大学や高校出身が多い中で、
自分が同期を引っ張っていかなければならないと思います」
<走攻守、三拍子そろった即戦力として
落合監督からは開幕中堅候補として期待されている。
キャンプ1軍スタートが内定している即戦力外野手は、
過酷な守備位置争いに向け早くも臨戦態勢に入って>
「監督に評価してもらったのはうれしい。期待にこたえたい。
今日は365日で1番楽な日と聞いています。
キャンプは何とかついていきたい。
開幕1軍もレギュラーも簡単ではない。一生懸命努力して勝ち取りたい」
(中スポ、スポーツ報知、共同通信社、時事通信、スポニチ名古屋、ニッカン)
◇三木トレーニングコーチ
<動きのしなやかさがひときわ目立っていた野本を評価。
現役メジャーリーガーに例えて、太鼓判を押す>
「ひっかかったり、ぎくしゃくしたりするところがなく、
動きがスムーズでよどみない。
体のバランスがいいし、福留(カブス)にタイプが似ている。
けがをしにくい体、動きといえる。
1軍で1年間やっていける要素を持っている」
(中スポ)
◇伊藤準規(ドラフト2位)
<プロのトレーニングに戦々恐々。
初日ということで『サービス』という
手心が加えられたが、腹筋を中心にくたくた>
「腹筋がしんどいです。
きょうのメニューは『サービス』だったそうですけど、
それでもこの状態なのでダメですね。
この先、先輩方にもついていかないといけない。
ちょっとヤバイんじゃないかと思いました。
筋力、体力を向上させていかないといけないです」
(中スポ)
◇岩﨑恭平(ドラフト3位)
<2種類のバットでプロの世界にチャレンジする。
大学時代にはグリップエンドにかけて
なだらかな曲線を描くタイプを使っていたが、
新たに用意したのは、グリップがほぼ真っすぐになっているタイプ。
バットコントロールは従来型のほうが容易だが>
「前から、試したいと思っていた」
<既に大学時代から使用している用具メーカーに発注。
グリップエンドに『D37』と刻印の入った
2種類のバットが6本ずつ、10日までに届いていた。
この日は、マシン相手に5分ほど、従来型だけを使って『プロ初打ち』。
商売道具を大事そうになでてみせて>
「丁寧に使っていきたいと思います」
<そのほかの練習は苦もなくこなす。
キャッチボールでは、コンビを組んだ野本が
どんどん距離を伸ばしたが、問題なくついていき>
「大学などでこの日に合わせて練習してきたので」
<売り物である足を隠すつもりもない。
それに加えてバットでも生きる道を探す>
「走塁練習などでは前の方に出てアピールしたい」
<10日に行われた東海大野球部OB会に出席してから名古屋入り。
OB会ではチームの先輩となる小林正人とも対面>
「あいさつをしっかりしないといけない、とアドバイスをもらいました」
(中スポ)
◇高島祥平(ドラフト4位)
<自主トレ初日にあらためてプロの厳しさを実感>
「コーチの方から『きょうが一番(練習が)楽だぞ』って
言われたけど、正直きつかったです。
高校時代とはやり方も全然違うし、それだけでプロだなと思った。
これからだんだんきつくなると思うけど、雰囲気に早く慣れて、
一生懸命ついていけるように頑張りたいです」
(中スポ)
◇岩田慎司(ドラフト5位)
<昨秋の東京六大学リーグの後は自主トレばかり。
久しぶりの『公式練習』で背筋が伸びたという。
心地よい緊張感とプロの濃厚な練習メニューに気を引き締めて>
「緊張感がけっこうあったので、いい練習ができました。
きょうは軽めだったそうですけど、けっこうきつかったです」
(中スポ)
◇小熊凌祐(ドラフト6位)
<昨秋に右ひじを手術したため、
ウオーミングアップと外野ランニングの後、ほかの8人とは完全別メニュー。
柔軟体操を中心にウエートトレーニングなどでプロ生活をスタート。
ひじにメスを入れてからまだ3カ月。
1年目は焦らずじっくり治すのが最優先なのは分かっているが、
それでも正直な気持ちを明かして>
「同期がキャッチボールをしているのを見ると、投げたくなってきました」
(中スポ)
◇井藤真吾(ドラフト7位)
<初練習でヘトヘトに。
年末年始もランニング、筋トレなどは続けてきたが、
プロのメニューは想像以上に筋肉をいじめたよう>
「えらい(しんどい)です。
特に腹筋ですけど、ランニングも全部えらいです」
(中スポ)
◇加藤聡(育成ドラフト1位)
<新人合同自主トレ初日を終えて>
「(コーチ陣に)監視されて練習するのが、久しぶりだったので疲れました。
今まで自分のペースでできていたので、きょうはキツかったです」
(中スポ)
◇小林高也(育成ドラフト2位)
<新人合同自主トレ初日を終えて>
「アップから専門的なことばかりだったので、
プロに入ったんだなということを実感しました」
(中スポ)
この日から開始となる自主トレに参加したのは、
ドラフト指名の7選手に、育成ドラフトの2選手の合わせて9選手。
昨季の倍となり、かなりにぎやかとなりましたね。
新人自主トレではおなじみの名前と背番号が入ったビブスを着けて、
ナゴヤ球場のグラウンドを横に並んで、
ランニングする姿は、まさに壮観でした。
午前10時に開始した初日のメニューは、
昇竜館から屋内練習場のウエートルームへ移動し、
体の採寸や機器の使い方の注意事項を聞くと、
ナゴヤ球場へ移動し、三塁側ベンチからドラフトの指名順に入場。
塚本トレーニングコーチの指示で外野フェンス沿いをランニング。
さらに柔軟体操に、30メートルほどのダッシュを数本。
昨秋にヒジを手術した小熊はここで別メニューとなりましたが、
残りの選手は、キャッチボール、ペッパー、外野ランニング、
さらに腹筋に、ボールを使った筋力トレーニング。
45分間の昼食休憩を挟んだ午後は、
屋内練習場へ移動し、ノック、ティー打撃、マシン打撃など。
そして野本が居残りでのマシン打撃を終えたのが、午後3時。
合計約5時間の初日となりましたが、
それぞれに『プロの洗礼』を浴びたようです。
その中でそつなく
こなしていた感があったのが、野本。
ランニングやノックで評判通りの
しなやかな動きを披露。
さすがは即戦力という動きを
魅せていたようですが、
マシン打撃では、やや戸惑いもあったようで。
実は駒大、日本通運時代は
主に打撃投手を相手にしていたという野本。
タイミングが合わずに一苦労。
それでもプロ仕様のマシン打撃に
慣れておきたい気持ちも強かったようで、
早くも初日から居残りで30分打ち続けていたそうです。
また前日の入寮式には参加できなかった岩﨑恭平。
こちらも野本に負けじと、苦もなくこなしていたもよう。
俊足が売りのプリンスですが、基礎体力もありそうです。
一方、高校生ルーキーの
伊藤準規、高島、井藤真吾らは、
体力作りの基礎的メニューがきつかったようで。
特に揃って口にしていたのが「腹筋」。
いくら年末年始に体を動かして、備えてきたとはいえ、
やはりその内容の濃さではひと味違うプロの練習。
きょうのメニューは『サービス』だったようですが、
緊張などもあってか、やはりハードに感じたのでは。
これからも筋肉をいじめていくことには変わりありませんが、
必死に付いていき、「体作り」へと繋げてほしいです。
なおこの新竜たちですが、今週15日からは
ナゴヤ球場での選手会合同自主トレで先輩たちと合流予定。
その後もトレーニングを続け、12球団一の練習量を誇る、
地獄の春季キャンプに向けての準備を進めることになります。
◇川上憲伸
<この日、アトランタ・ブレーブスと契約合意に達し、
正式契約のため、成田空港発のデルタ航空機で緊急渡米。
成田空港に姿を見せると、約5分間。
慎重に言葉を選びながらも、終始、笑顔で会見。
投手王国再建を目指すチームの一員としての決意を語る。
以下一問一答。渡米の目的は>
「エージェント(代理人のエバンス氏)の方から来てくれ、ということです」
<渡米する心境は>
「まだ(入団が)正式に決定しているわけではないので、
気持ち的には落ち着いているというか、普通ですね。
気持ちの高ぶりはそんなにない。
待っていた部分はあるので、
アメリカへ行くという高ぶりとかは、ありますけど」
<現地での予定は>
「エージェントとの最終的な話し合いがメーンです」
<現地でブレーブスと正式契約するのか>
「最終的にはエージェントとの話し合いが大事になる。
メディカルチェック? (移籍)交渉がまとまり次第、
(メディカルチェックや正式契約と)そういう段階になると思う。
いい交渉、いい契約ができたらいい」
<現地でチェックしておきたいことは>
「旅行や野球を含め、アメリカは何度か行っている土地。
僕のなかでいい印象があるので、もう一度そういうのを味わえれば」
<ブレーブスについて>
「投手王国だったというか、誰もが知っている投手が結構いた感じ。
堅い野球というか、例年、上位に入っているという印象がある。。
僕も派手なプレーヤーではなく、
どちらかと言えば地味(手堅い)だと思うので。
気持ちを出してそれに見合ったプレーをしたい」
<対戦したい打者は>
「メジャーリーガーになってから、対戦したい打者を見つけたいと思う。
そういう意味でもいい契約というか、いい交渉ができればいいと思う」
<今季は何勝したいか>
「日本では10年以上やっているが、今までも、
何勝するとかを決めるとプレッシャーになるので、
数字は挙げないようにしている」
<先発以外で任される可能性は>
「今まで先発しかしていないんで…。
今日に至るまで、どこに行くという問題ではなく、
どこに行ってもしっかり野球ができる体作りをしてきた。
(球団が)どこに決まったとしても
素晴らしいパフォーマンスを見せられるようにしたい。
先発ローテーション(を守る)というのを、
最低限、期待されていると思うので、そこをクリアにしたい」
<結果的に越年での契約となるが、ここまでの道のりは長かったか>
「交渉はエージェント任せで、
僕は普通に野球の練習しかしていなかったので、
そんなに長いとは感じていなかった。
でも、年を越してしまったので、
去年の(大リーグ入り)選手と比べれば、長かったかなというのはある」
(中スポ、サンスポ1、2、スポーツ報知1、2、
共同通信社、スポニチ、デイリー)
<11日(日本時間12日)、
ブレーブスが本拠地を置くジョージア州アトランタに到着。
代理人のダン・エバンズ氏らの出迎えを受けると笑顔になり、
日本から約12時間の長旅にも、すっきりとした表情。
カメラを向けられて、帽子をかぶるなど余裕たっぷり>
「あっ、髪形が(崩れているから)。
機内ではほとんど寝ていたが、(入国審査などに)多少疲れた。
あらためて代理人とミーティングをして(今後について)決めます」
<ただ、入国審査などに時間がかかった様子で>
「空港内だけど、日本とアメリカの違いを実感する」
<メジャー入団を目前にした渡米については>
「気持ちは高ぶることはないが、しっかりとしてきたという感じ」
(中スポ、サンスポ1、2、スポーツ報知、時事通信、毎日jp、スポニチ)
◆ダン・エバンス氏
<代理人はアトランタで川上を出迎え>
「(きょうは)しっかり休ませたい。
今の段階でわたしから話せることは何もない」
(サンスポ、スポーツ報知)
◆フランク・レンGM(アトランタ・ブレーブス)
<ブレーブス側も、待ちかねた『恋人』の到着を喜ぶ。
相変わらず慎重な姿勢ながら、
『憲伸がいよいよ来た』と振られると、思わず笑みがこぼれて>
「まだ正式契約を交わしていないから、何も話すことはできない」
(中スポ)
◆ボビー・コックス監督(アトランタ・ブレーブス)
<94年からブレーブスを率いて、
歴代4位の通算2327勝を挙げている名将は、
川上との契約を未確定としながらも、チームの高い評価を明らかに>
「ここ何年か、私たちは日本人選手をマークしてきたが、
誰もが彼を気に入っている」
<すでに川上のビデオ映像を見たようで印象を語る>
「3、4種類の球種を狙ったところに投げることができ、すごくいい投手」
<先発陣の再建を目指し、ドジャースからFAとなった
35歳のベテラン右腕ロー(昨季14勝11敗)の獲得も狙っている>
「間違いなく、もう何人か(先発投手が)必要だ」
(中スポ、スポーツ報知、ニッカン、デイリー)
◆念願かないメジャーの舞台へ=川上、先発での働きに期待(時事通信)
◆川上憲伸:ブレーブスと3年契約で基本合意…米メディア(毎日jp)
◆川上、ブレーブス入り合意 中4日・屋外の対応カギ(朝日新聞)
その他の話題としては、いよいよ契約間近となった憲伸。
代理人のダン・エバンス氏からようやく呼ばれ、
この日、成田から機上の人となりましたが、
渡米の目的を最後まではぐらかしつつも、
さりげなくブレーブスカラーの赤いマフラーがチラリ。
ずっと抱き続けてきた願いがようやく結実することもあり、
高ぶりはないといいながらも、明るい表情だったようですね。
日本時間の今朝、アトランタ入りしたそうですが、
今後は代理人のエバンス氏と合流して、詰めの交渉を行い、
順調に進めば、メディカルチェックなどを経て
早ければ日本時間の13日にも正式契約する見込みとのこと。
会見でも慎重に言葉を選んではいたものの、
すでに憲伸の心は、アトランタ?
おそらく何も無しでは帰ってくることはないでしょう。
自らを「地味」と評したのは意外でしたが、
「素晴らしいパフォーマンスを見せられるようにしたい」と
投手王国再建へ向け、フル回転を誓った憲伸。
ブレーブス初の日本人メジャーリーガーとなるのは、
まあ、ほぼ間違いないでしょうね。



憲伸投手、気持ちの昂ぶりを敢えて抑えて
コメントしているように映りましたが、内心は
かなり興奮しているのでは!?…と思いましたよ。
長年の夢がようやく叶って渡米する段階になって、
気持ちが高揚しないはずはありませんから……。
しかし逆に、正式に決定するまでは余計なことは
絶対に喋らないという拘りも感じられて、
憲伸投手らしいな~と。派手な演出は
ないかもしれませんが、間近に迫った
正式契約と記者会見が楽しみです。
投稿: ドライチ | 2009年1月12日 (月) 21時49分