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2009年1月 2日 (金)

落合監督かく語りき、2009年変革竜の指針。

2009年も2日目に入りました。
正月恒例の箱根駅伝は、5区山登りでの大逆転で
東洋大学往路初優勝を飾りました。
それはさておき、ST今年一発目のドラゴンズ記事は、
元日付のスポーツ紙からの話題を集めましたが、
中スポに、新たに3年契約を結び直して
6年目を迎える落合監督のロングインタビューが。
『競争』がキーワードとなる2009年のシーズンに向けての
チームの指針を語っていましたので紹介します。
例年以上の長さでしたが、正月ということでごゆっくりどうぞ。


ドラゴンズトピックス(31日、1日)

◇山井大介
<31日、ナゴヤ球場で自主トレを行い、
誰もいない室内練習場でボールを投げるなど、精力的に体を動かす。
今季は右ひじ痛の影響もあって
登板わずか2試合に終わっており、来季にかける思いは強い>
「今年はずっと休んでいたので、年末年始も関係ありませんから」
ニッカン


◇浅尾拓也
<元日付中スポで、ビーチバレーの浅尾美和選手と対談。
そのなかから一部抜粋。美和選手に
『気持ちが強くないとピッチャーなんてできないですよね?
気持ちが強くなるには、どうしたらいいですか?』と聞かれ>
「『打たれたらどうしよう』とは考えないですね。
別に死ぬわけじゃないし、くらいに。
だけど、最初は常に最悪の状況を考えているんです。
『これで打たれたら点が入る。責められるんだろうな』から入って、
マウンドに行って、ちょっとでもよかったら『よかった』って。
最初が最悪って? そう最悪。
例えば塁が埋まっていて最大4点は取られると思ったら、
せめて2点差以内にしようとか。分かりにくいですか?
本当はいけないらしいんですけどね、マイナス的な考えは。
だから、人に言わず自分の中にとどめておくんです」

<『TV出演などでちょっとした素顔が見られると
ファンが増えますよ』と言われ>
「あまり実感ないんですよね。いまだに。
プロに入って、新聞とかでは騒がれるじゃないですか。
でもいきなりだったんで。今1軍に出ている人たちは
プロ野球選手なんだと思うんですけど。
ぼくの考えなんかまだ甘いし。
そういう点でまだプロって感じがしないんです」

<今シーズンの目標はありますか?>
「とりあえず一年間ずっと1軍にいることです。
去年の前半戦は肩を痛めていて出られなかったんで、
今年は最初から一年を通して出続けたいと思っています」

<つらい練習していて、それでも
『やっててよかった』って思うときってどんなとき?>
「ぼくは、最初は親のためにやっていました。
最初は反対していたんですよ。プロに行くことを。
先が短いし、その後はどうするんだって。
でも入ってよかったですね。
皆からメール来たときとかうれしいです。『頑張ってるね』って」

<結婚願望はありますか?>
「結婚はしたいですね。メドは立ちませんけど…。
でも何とかして2年以内には。
ご飯が作れないので…。それが一番です。
年齢はどっちでも気にならないですね。年上でも年下でも。
年下でもしっかりしている子はいますから」
(対談の全文はこちらから。中スポ、<ドラ番記者>

◇ドアラ
<落合竜が誇る人気者が新春早々、原巨人に宣戦布告。
スポーツ報知宛に年賀状を送る。以下全文>
「明けましておめでとうございます。
中日のマスコット、ドアラです。
昨年は本当に忙しく、楽しい毎日を過ごさせていただきました。
でもやっぱりね、ジャイアンツに優勝をさらわれたことが許せません。
今年こそは中日が憎きライバルを倒してくれると信じています。

さてさて、不思議に思われるかもしれませんが、
僕はいつもスポーツ報知をチェックしているんですよ。
だって原巨人の情報を仕入れておかないといけないじゃないですか。
YGマークを見てメラメラと闘志を燃やしているんです。

独自取材も忘れていませんよ。
ラミレスさん、クルーンさんにはよく声を掛けてもらうんで、
2人の調子を探ることが僕の日課です。
でも、うまくはいかないなあ。ゲーム前は陽気に笑っている2人が、
引き締まった顔で活躍するからたまったもんじゃありませんよ。
実はマスコット仲間のシャオロンが
小笠原(道大)さんと大の仲良しなんです。
普段はクールな小笠原選手ですが、
シャオロンには『きょうは打つよ!』と宣言して、
本塁打を打つらしいんですよ。
今年はシャオロンに小笠原さんを紹介してもらって、
練習の邪魔でもさせていただこうかな。
とにかく今は秘策を練っています。

東京ドームには毎年1、2度、寄せてもらっています。
オレンジ色のスタンドを見ながら
イニングの合間にバク転するのはたまらない緊張感なんですよ。
でも、ジャビット君もばっちり決めてくるし、負けられません。

今年の中日はウッズさんや中村紀さんが退団しましたけど、
新しい力が出てきます。必ずジャイアンツの脅威になりますよ。
巨人ファンの皆さん、秋に宙を舞うのは落合監督ですよ」
おおさか報知

◇落合監督 チームの若返りに着手!(スポニチ)

◆金本、新井が元日始動 恒例の広島自主トレ(共同通信社)
阪神金本新井貴浩が1日、広島市内のスポーツジムで
自主トレーニングを公開。2人の元日始動は毎年恒例。
約1時間半、筋力トレーニングで汗を流したとのこと。
しかし弟の中日・新井良太もおそらくいたと思われるが、全く触れられず…)

◆オリオールズ、川上サイドの返答待ち(サンスポ)
オリオールズが、川上の『ファイナルアンサー』を待っている。
交渉は越年となったが、オ軍関係者は
「あとは川上サイドの返答待ち」と獲得に自信をのぞかせる。
すでに条件提示も済ませたというが、
川上の代理人であるエバンス氏は、出来高払いの代わりに
基本年俸の引き上げを要求。交渉は最終局面を迎えている)

◆川上&上原 1月中旬には新天地決定へ(スポニチ)

◆1月3日(土)
「2009新春ドラゴンズパーティー~立浪和義選手を囲んで~」

(中日ドラゴンズ東三河後援会チケット情報)
【日 時】1月3日(土)17:30~20:30
【場 所】ホテル日航豊橋 (チケット完売)
(愛知県豊橋市藤沢町141)
【参加選手】 立浪

◆1月3日(土)新春スポーツトークショー
(オアシス21インフォメーション)
【日 時】1月3日(土)12:00~
【場 所】オアシス21
(愛知県名古屋市東区東桜1丁目)
【参加選手】 朝倉、浅尾

◆1月3日(土)中日ドラゴンズ 藤井淳志選手の「一日園長」
山内壮馬選手も来園!!

(豊橋市/豊橋動植物公園)
【日 時】1月3日(土)13:00~
【場 所】豊橋動植物公園のんほいパーク 野外コロシアム
(愛知県豊橋市大岩町字大穴1-238)
【参加選手】 藤井、山内

◆1月3日(土)中日ドラゴンズ 
英智選手の新春トークショー&ドラゴンズクイズ大会

(黒川東中日ハウジングセンター)
【日 時】1月3日(土)14:00~
【場 所】黒川東中日ハウジングセンター イベントステージ
(愛知県名古屋市北区猿投町2番地)
【参加選手】 英智

(日程、時間、参加選手等は当日の状況により変更になる場合もあります)


以上が大みそか、そして元旦
スポーツ紙のWEBからのドラゴンズの話題でしたが、
数年前までは渡邉選手(現・コーチ)の専売特許だった
ナゴヤ球場での「大みそかトレ」ですが、
昨年は山井が行っていたようですね。
右ひじ痛の故障もあって、悔しいシーズンとなりましたが、
来季はぜひとも復活して、先発陣の一角を支えてほしいなと。
年明けには、鳥取・ワールドウイングに行く予定と言われていますが、
ケガしない体をしっかり作って、来春に臨んでほしいです。

なぜ報知に?一方、元日の中スポ
東京中日スポーツには、
W浅尾新春対談が。
正月らしく華やかだなとは
思いましたが、
いくら何でも1面から3面まで
ほぼぶっ通しとは…。
それ以外は
今年の目標が『自分が地球を守る』という
ドアラの野望とSNSの宣伝記事しか載っておらず、
新年そうそういきなりの拍子抜け…。
けっこうスポーツ報知のドアラ年賀状の方がストライクでした。

そんななか、自分にとってありがたい話題となったのが、
中スポ特別版・第2部の落合監督インタビュー
別刷り紙面に掲載されたようですが、例年以上に長かったですね。
秋季練習以降、そして球団納会などを通じ、
話してきたことをまとめたようなカタチでしたが、
『再構築への指針』という意味合いもあって、面白かったです。

「一番いいメンバー」で構成して戦ったものの、、
それでも勝てずに、木っ端みじんに散った昨シーズン。
監督自身もこれまでの5年で、一区切りをつけ、
「負けて得るものがあった年にしないといけない」として、
今季は、新たな始まりのシーズンと位置づけているようですね。
そして新たなドラゴンズを作るに当たってのキーワードは、やはり『競争』。
レギュラーとしてポジションが決まっているのは、井端、荒木、森野のみ。
それでもその主力たちについても、もう一回鍛え上げるとのこと。
さらに若竜たちにとっては厳しいゲキも含まれていましたが、
不在となる4番と、エースの穴について、、
さらに「地元意識」「若い選手」などに関しての捉え方など、
相変わらずぶれのない『オレ流節』となっていました。

どう捉えるかはそれぞれでしょうが、
自分的には、この発言を踏まえたうえで、
今季のドラゴンズを見守っていこうかなと思いました。
それでは「落合監督かく語りき」をどうぞ!


◇落合監督
<元日付中スポ・第2部でのインタビューで
V奪回について構想を熱く語る。以下引用。
昨年は『初めて負けた』という話をしていたが、真意は?>
「簡単じゃないですか。
このメンバーで負けたんだから手を打たないといけない。
要するに一番いいメンバーで構成して戦って、
それで勝てなかったということ。
同じことを次の年もやっちゃいけない」

<逆に一昨年は負けたという実感はなかった>
「そうですね。この(クライマックスシリーズという)
システムがある以上、無理させていいメンバーと
無理させてはいけないメンバーがいる。
現状を考えて、どういう戦い方がいいのか。
勝てなくていうのも変だけど、
07年はクライマックスシリーズがなければ優勝していた。
ものすごく戦い方が難しかった。勝ってもその次があるよなって。
無理させてやれる人間と無理をさせて、そこで終わる人間がいる。
それで日本シリーズに行けないのであれば、
ああいうローテーションは組まない。
ある程度、余裕を持ちながらということになった年だった。07年は」

<それに比べて昨年は>
「う~ん、もうハッキリ言えば(監督を)辞めるつもりでいたから」

<総決算ということ?>
「そうなんです。力のあるメンバーで1年間戦って、
それで負けたら悔いが残らないだろうと」

<辞めるという考えでなければ戦い方は違った>
「いや、どうでしょう。
それは契約最終年ですから、次の年のことなんか考えていないし。
ただ、ある程度、若いやつが育ってきてはいるんだろうけど、
まだ主力との力の差はある。
それを若返って使おうという気にはなれない。
若手若手と皆さんはいうけど、
(主力が)いないんだったら使うんですよ。
使わざるをえない。それがはまるか、はまらないか。
逆に今年の野球はものすごくやりやすい。
皆さんの思っていたメンバーはいなくなったわけだから。
いないから使わざるをえない状況。ただ、そこは競争してもらう」

<では、今年の細かい話に向かう前に、
監督生活の5年間を振り返って収穫、もしくは誤算は?>
「誤算は1つもありません。ないです」

<5年間でいまのレギュラーが年を取ったという面はあるが>
「それなりにみんな年を取っている。
でもオレなんかに言わしたら、みんなひよっこみたいなもの。
それがこうやって力をつけてきて『おまえレギュラーだよな』と。
われわれがレギュラーとして認めるのは
最低5年やったヤツしか認めないから。
ところが世の中はそうじゃない。
1日2日なんか素晴らしいことをやると
すぐレギュラー、すぐスーパースターにする。
これがこの世界の悪いところ。周りもその気にさせてしまう。
それでつぶれる人間もいれば伸びる人間もいる。
総じていえば若手イコール東海3県の若手というふうに
限定されるんだと思う。土地柄。
残念ながら今、そのメンバーでレギュラーを脅かす人材というか、
自分たちではい上がっているヤツは野手ではいない。
そこを無理やり作りたがっている人間が数多くいる。
そこが若手、若手といわれるゆえんじゃないですかね。
というのは6球団あって12球団あって、
必ず毎年1つの球団は日本一になって、2つの球団はリーグ優勝する。
そこに中日ドラゴンズが入ってなぜ悪い。
負けてまで若いヤツを使うほど、勝負事は甘い世界じゃない。
それがまだ理解されていない部分ある。
5年前をさかのぼれば、レギュラーは誰がいたの? 立浪、谷繁だけでしょ。
本当の意味で井端、荒木はレギュラーじゃなかった。
彼らはそれだけのことをやって、自分らでレギュラーを掴んだ。
20代で掴んで、5年間やってきて30代になった。
そうなるとすぐベテラン扱い。
まだ5年。あいつら何本打ってる? 何試合出ている? 
ベテランにするのは早すぎますよ」

<監督1年目は10%の底上げといって優勝した。
今年のモデルは04年ということになる?>
「そう言った時はみんなに笑われた。
でも、その時のことをみんな忘れている。
簡単とはいわないけど、あとは競争してもらえればいい。
(昨年11月の)納会の時も言ったけど、
勝って得るものもあるし、負けて得るものもある。
この5年間、楽しい思いもしてきたし、悔しい思いもしてきた。
でも、この5年間のことは彼らの中で消化していかないといけない。
今年は別の年が始まる。置かれている立場が違う、位置付けが違う。
それを理解しているのかどうかは分かりません。
みんなの頭の中、腹の中は分からないから」

<相手の嫌がることをするのが落合野球、となるのだろうけど、
昨年はそれができなかった>
「彼らは彼らなりに最善の努力をしたんだろうけど、
それがうまく表現できなかったというふうに考えればいい。
彼らの力ではない。今までが出来過ぎということでもなければ、
去年が悪すぎたということでもない。
そこは一概に力が落ちたという判断はできない」

<04年のスタートラインと今年のスタートラインを比較してどうか>
「力はついてますよ。全然違いますよ。
練習しない球団が練習するようになったんだから。
力はついている。それは自分のところだけの尺度。
よそもそれなりに力をつけている。
誰が良くて誰が悪かったじゃなくて、総合的にみんなが力をつけなければ、
いい状態じゃなければ勝負事は勝てない。どれだけの戦力を持っていても」

<ほかというのは巨人、阪神を意識している?>
「それはまるっきりないですよ。
別に両方に24(試合)なら24負けたっていい。
そこで48敗したっていい。あとの3球団に全部勝てばいい。
そしたら24の貯金ができる。計算上は。
24の貯金は優勝に絡むということ。
だからどこに勝たなければいけない、じゃなくて
トータルで考えないといけない」

<トータルでほかは力をつけていると>
「それなりの補強をするだろうし、
それなりに力をつけているだろうということ」

<では秋季練習をやっての現状、印象は>
「ひと言でいうと、成果というのは
結果を出して初めて成果が上がったということなので、
シーズンが終わってみなけりゃ分からない。
手応え? これも何ともいえない。
悲観的でもなければ、楽観的でもないし。やってみなけりゃ分からない」

<心配していない?>
「心配していないというよりも、
どういう方向に持っていかないといけないのかな、ということじゃないかな。
おそらくポジションが空いたから、
オレが使ってもらえるんじゃないかっていう
甘い考えを持っているヤツは中にはいると思う。
それは足をすくわれるんじゃないかな」

<若手にとってはチャンスはチャンス>
「確かにウサギとカメでいえばカメなんでしょう。
一歩ずつ前進しているんだろうけど、
それが果たしてゲームで通用するものなのか。
ある程度、経験を積まさないといけないけど、
経験を積ませて、モノになるかは
今いるレギュラークラスにかかっている。
しっかり機能すれば1つ2つの穴は彼らが埋めてくれる。
若手を育てるというのはそういうこと。
そいつが何とか力を出して、穴を埋めてくれないと、
若いヤツは育たない。周りがフォローしないと」

<ウッズ、中村紀洋がいなくなる。4番も不在となるが構想は>
「何にも考えてない。
まだ何にもないんだから。だから競争させるんです」

<4番はどう考えている>
「誰でもいいんじゃない。4番は。
今のうちのチームで4番は誰でもいいと思う。
4番じゃなくて4番目と考えてくれた方がいい。
線として4番目だと。1番目は誰、2番目は誰と。1番じゃなくてね」

<4番の役割は>
「期待していない。できるヤツもいない。
今の12球団で誰もできない。だったら誰でもいい」

<本塁打数は減るが>
「オーナー報告の時にタイロン(ウッズ)がいなくなって
30本、40本の本塁 打が減りますけど、もっと減りますよ、と言ったはず。
もっと減りますよというのは中村紀だった」

<戦力が落ちる中で、どこを強化していく?>
「何の強化もいらないんじゃない。
だって(一塁、三塁の)両サイドが抜けるということは
両サイドの守備はよくなるということ。
単純に考えてごらんなさい。センターの守りもよくなるんだ。
今までこの3つのポジションで頭を抱えていたものが、
守りに関しては解消される。最大なる今年の強化だと思う」

<誰になっても守備力は上がると>
「絶対に上がる」

<守りを中心とした野球になると>
「ただ、外野の両サィドもどうなるかも分からない。
今決まっているのは森野のサード1本、
荒木のショート、井端のセカンドくらい」

<それ以外は競争ということ?>
「そうです。ただ、和田、イ・ビョンギュにしても
ゲームには出るけど、どこで出るかということ。
5人は決まっている。あとの3人は流動的だよ」

<井端と荒木の二遊間のコンバートは>
「最初から考えていますよ」

<監督1年目から?>
「考えていますよ。ただ、どの時点でやろうかというだけで」

<それはそれぞれに適性があるから?>
「まあ、適性もあるし、5年間で慣れてきた部分もあるだろうし、
もう一回、必死に野球をやらせるにはそれも一つの手かなと。
でも、ダメだったら元に戻せばいい。簡単なこと」

<刺激を与えるということは、
彼らを長生きさせるという意味でもある>
「そういうことですね。そのポジションが悪いわけじゃない。
十二分にこなせる。十二分にこなせるけど、
先々のことを考えると、もう一回、1からこの2人を鍛え上げるのも
彼らのためになるのかなと。1からやって得るのもはある」

<彼らは大変>
「大変じゃないと思うよ。楽しいと思うよ」

<ではイ・ビョンギュ、和田に関してだが、彼らの一塁はあるということ?>
「可能性はなくはない。
ビョン(イ・ビョンギュ)の一塁もなくはない。
和田が一塁で、ビョンのレフトもある、和田のレフトもある」

<その2人には春季キャンプでファーストミットを持ってこいと>
「それは何も言っていない。別にグラブでいいよ。見てからかな。
ダメだったら元に戻せばいい。キャンプに来てからでいいよ。
どっちが適性があるかを、考えてもいい。
それはどれだけの内野手のメンツが集まるか、というのもあるから」

<ほかの選手次第、若手の伸び次第ということに>
「まあ、秋の練習をきちっと最後までやったメンバーから
春のキャンプのメンバーを決めていく。
途中でリタイアしたヤツは上(1軍)からスタートすることはない。
完走したヤツだって、下からいかないといけないヤツもいる。
すべて競争でしょう」

<誰が出てくるか楽しみ>
「誰が出てきてもいいです。
彼らが自分らで決着つければいいじゃない。
秋の練習でランニング終わるよね。
本当にレギュラーを掴みたいなら、
みんなが帰ったあとも練習するんだろうなって思ったけど。
残念ながら、そういうメンバーはそうはいなかった。
本当はああいう練習をしたくないんだよ。
ああいうふうにやらしたくない。
でも、ほっておいたらコイツらやらないよなっていうのが頭の中にあるから。
だったら先ヘ進めないから、ああいう練習をさせるだけであって。
体力的に目いっぱいならその後の練習はできない。
本当はそこから先が勝負なんだけど」

<そういう面は不満?>
「不満はないですよ。オレの人生じゃないから。
自分らでやりたかったらやりな、
やりたくなかったら、やらなくていいよ。
その代わり、力のない者はユニホームを脱いでもらいますよ
という1番簡単なやり方だから」

<それは選手に浸透している?>
「まだしていません。
それが本当に分かっているのは
この5年間でレギュラーをとったヤツだけ」


<では投手陣に目を向けると昨年は若手が伸びた>
「彼らの実績は0にしてやらないといけない。
みんな実績でというと、144試合で200勝くらいする。
期待はしていません。期待したらとんでもないことになる」

<川上が退団となった場合の今年のエースは>
「いないと思いますよ」

<抑えに関しては岩瀬1人で1年間フルに?>
「そう、できますよ」

<もう1人、抑えの候補というのは考えているか、浅尾あたりは?>
「故障持ちに期待しないで」

<地元だけに期待は大きい>
「中日ドラゴンズの、というので期待してください。
地元だからっていう意識を外してくれないと、
このチームは何年たっても変わらない。
いくらチームの中が変わろうとしても、周りが追いついてくれないと」

<ファンとしては地元意識は強い>
「それは認めるけど、
それにあぐらをかいている選手もいるということ。
使える選手は使う、使えない選手は使わない。
何年たっても。使えないというのが現状」

<ドラフトでは地元を優先してきた>
「2年間は地元優先でと考えたけど。
これからはまた全国に目を向けないといけない。
ある程度、浅尾にしても山内にしても、西川、清水(昭信)にしても、
何人かの地元がいるけど、結果を残しつつある。
でも、今年飛躍的なことを望むかというと、その段階ではない。
周りは期待してくれて結構。
でも現場を預かる方は期待はしていません。
最悪のことを考えていきます。
その最悪のことが起こったのが去年の投手陣でしょう。
みんなバタバタ倒れて。
1軍で放れないはずの人間が1軍で経験を積んだ。
いい結果が出た人間もいれば、悪かったヤツもいる。
それがこの2009年にいままでにない競争が生まれるという、
図式になるんじゃないかな。
ただ残念ながら野手はまだそこまでのレベルに達しているのはいない。
まだ一番下の段階で競争していくのかな。
でも、それを使わざるを得ない人間が何人かいる。
ただ無理して若返るつもりはない」

<今年は1から作り直すことになりそうだが>
「去年の場合、タイロンにやめてもらった。
確かにこれくらいの数字は残してくれるだろうとは思うけど、
そこでもう1年といえば後戻りしないといけない。
すべてにおいて5年目の一区切りというのが、
自分の中では理解しているけど、周りに対してそれを言っていないから
何でこうなるの、と考えているんじゃないかな。
(昨年で)最高傑作(のチーム)をつくったつもり。
それが木っ端みじんに空中分解した。
だったら新しいチームをもう一回つくり直せばいい。
たまたまオーナーからもう3年やれと時間をもらえた。
それならこの辺のメンバーはやめてもらっていいんじゃないかな。
だから中村(紀洋)のFAもとうに知っていたし、出るだろうと思っていた」

<相談は受けた?>
「ありません。中村に関していえばオレはよかったと思う。
あのいきさつからすれば。
何で2年前に欲しいというところが持っていかなかったのかなと。
持っていけばこういうことはなかった。
彼がいたから日本一になったというのもある。
逆に若い選手が使えなかったという部分もある。
プラスマイナス0として考えればいいんだろう。
ただ、中村紀洋という個人がまた野球界でできる、
その手助けができればということで(中日に)入れたわけだから。
他の11球団で欲しいというところがあった時点で、
ウチの役割が終わったのかなと。
もう一回、野球小僧になって楽天で野球をやってくれればいい。
おごらずにね。昔の中村紀洋を出さないで。
ただ、あの子も寂しがり屋。
ウチのメンバーはみんな寂しがり屋なんだけど、
ダメなものはダメと言ってやる人間がいないと
元に戻る可能性がないとはいえない。
(東北楽天監督の)野村さんはそのへんはしっかりやるんだろうけど」

<プロ野球の監督はそこが難しい>
「ただ持ち上げてうまくなる子もいれば、
オレみたいに絶対に持ち上げないヤツもいるけどね。
まあ、(中日では)これからも何人か鍛え上げないといけない。
それに耐えられるだけのものを持っているヤツが何人いるか。
おそらく逃げたがっているヤツばかりじゃないかな。
逆にオレを見てくれ、オレを使ってくれというヤツが
何人かが出てくるだろうと思う」

<時代がだいぶ違う>
「考え方から、体カ的なことから、
3年遅れているだろうな、という見方をしていますよ。
20歳の子が昔の17歳くらいなんだろうな。
大学から入ってくるのは22歳だけど、
やっと大学1年生くらいになったかな、という感じで物事を見ないといけない。
だからプロ入ってきて、 27、8でレギュラーをとってくれればいいのかな。
周りが若い選手、若い選手というけど、
われわれの中では27、8くらいで一人前になってゲームに出て、
そこからレギュラー争いを1、2年して、
28から30くらいというのが、今の野球じゃないのかな。
野球に対する考え、体力的な面でも昔から考えたら劣っている。
だって基本を教わってない。
それがプロに入って1からやろうと思えば、そう簡単な世界ではない」

<そういう意味では球団の教育、その役割が昔より増えている?>
「1から教えないといけないことが多すぎる。
こんなことを知らないの、こんなことも教わってないの、
と目を覆いたくなるシーンが多すぎる。
それがいまの野球界の現状。
ただ、ウチはまだ口やかましく言っているからいいんだろうけど」

<高校卒業後すぐレギュラーなんていうのは?>
「それは考えないですよ。
まあ、ちょうどその(27、8歳の)年代にきている連中が
今年面白いものを見せてくれるんじゃないかなと思う」

<その年代は激しい競争になりそうだが>
「今年は自分らで決着をつけるでしょう。
うまくなるヤツは勝手にうまくなるもの。
うまくならないヤツはいくら手をかけてやっても、
種まきして水をやって肥料をやっても
まるっきり違うことを考えて、違う方にいくということもある。
まあ、能力を持っている子に限ってそういうことが多い。
まあ、どこで回線がつながってくれるか、
つながったら素晴らしい選手になるけど」

<話を聞いていると、今年の開幕スタメンのメンバーが
1シーズン続くということはなさそう>
「まずないですね。去年はそうじゃないといけなかった。
まず固定はできないでしょう。
ビックリ箱を開けたら空だったのか、何が出てくるのか。
まあ、どうなるか私も分かりません。
ただ、面白いです。まあ、いいんじゃない。
2004年の時、あれだけ笑われたんだから。
それが性に合っているんじゃない。
はっきり言って2008年負けてよかった。
応援してくれる人には申し訳ないことをしたけど。
負けて得るものがあった年にしないといけない」
(中スポ・将が語る『6年目V奪回』より)




コメント

落合監督のインタビュー読ませていただきました。
非常に面白い内容だったと思います。

W浅尾の対談よりも読みたかった監督のインタビュー、
じっくり読ませていただきました。なぜ、これを
東京中日スポーツでは元旦から載せてくれないのか!?
と思っていましたが、全文紹介ありがとうございました。

ブレのない数々のコメントから、2009年は
大きな革新のシーズンになることを感じました。
昨年負けたことにより、監督自身はものすごく
大きなものを得たようです。あとは、選手たちが
どのように感じて今年につなげてくれるのか……。
ここ数年とは全く質の違う期待感がありますよ。

個人的にはこの監督インタビュー。一部のコメントに失望ですかね。
具体的に言えば、背番号7。和田と同列ってのに新年早々頭が痛くなりました。

あと2007年の終盤に全力で完全優勝を目指さなかった事、2008年で辞める気だった事。
傍から見ていて何となく感じ取っていた事ですが、遂に暴露しちゃったなあとも思いました。

何にせよ今年は優勝する為に若手野手の台頭が不可欠な年です。
キャンプからしっかり見ていきたいと考えてます。

この記事へのコメントは終了しました。

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