中村公治平田堂上兄弟、若竜アーチ合戦で大勝!
ドラゴンズの沖縄キャンプは、第3クール4日目。
対外試合第2戦となる韓国・サムスンライオンズとの練習試合は、
若竜によるアーチ合戦もあり、10-5と勝利。
2本塁打を放った中村公治をはじめ、先制弾の平田、
さらに堂上兄弟のアベック弾も飛び出すなど、
2軍読谷組の選手が、元気ぶりを猛アピールしたもよう。
その他高島初実戦で145キロ、ネルソン侍魂216球など、
この日のドラゴンズの話題をまとめました。
ドラゴンズトピックス(20日)
| ◇練習試合 中日-サムスン (20日・北谷公園野球場) | ||||||||||
| TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R |
| サムスン | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 2 | 0 | 5 |
| 中 日 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 | 2 | 4 | × | 10 |
| [D本]平田、中村公治2、堂上剛裕、堂上直倫 | ||||||||||
| [Dバッテリー] 佐藤充、中里、小林正人、菊地、高島、齊藤 - 小川 | ||||||||||
◇練習試合・サムスンライオンズ戦スタメン
1 (遊)谷 (3打数1安打)
2 (二)柳田 (4打数無安打)
3 (左)中村公治 (4打数2安打3打点)
4 (一)福田 (4打数1安打)
5 (右)堂上剛裕 (4打数2安打1打点)
6 (中)平田 (4打数2安打2打点)
7 (三)堂上直倫 (4打数2安打3打点)
8 (捕)小川 (3打数無安打)
9 (DH)新井 (4打数2安打1打点)
◆中村公治
<北谷球場での韓国・サムスンとの練習試合で2連発。
1点リードの4回1死の第2打席、先発右腕の直球を
詰まりながらも左翼席に運ぶと、苦笑いのベース一周>
「(風にも乗って)ビックリした」
<さらに逆転された直後の6回2死一塁、
2番手左腕のスライダーを左翼席上段深くに運ぶ2打席連続の2ラン。
白い歯を目いっぱい見せて>
「シャープにバットを振れた。
コースも厳しく、うまく打てた。自分でも胸を張れる。
ブーマー打法が正しいということが分かりました」
<昨年の秋季練習で落合監督から渡されたのが、
阪急の元三冠王・ブーマーの打撃フォームのDVD。
この日の第1打席は迷った末にそれをやめて遊ゴロに倒れていた。
だがネット裏にその指揮官が陣取るチャンス。
2打席目から練習で取り組んできたその打法で結果が、2度も出た>
「呼ばれたときに生かさなきゃ次はない。
結果を出せて良かったけど勝負はこれから。
しがみついてでもチャンスをものにしたい」
(中スポ、共同通信社、スポニチ名古屋、ニッカン)
◆平田良介
<両軍合わせて8本塁打の競演の口火を切る。
無得点で迎えた2回2死無走者の最初の打席で、
サムスン先発右腕の2球目、137キロ高め直球を振り切り、
ライナーで左中間の最深部に運ぶ先制ソロ。
初球はカーブに大きな空振り。次の直球も迷わずフルスイング。
本塁打を狙える場面と承知した上で出した結果。
曇り空を切り裂くような強烈な低い弾道のライナーは、
北谷にいるライバルに見せつけるような一発だった>
「打ったのは高めの真っすぐ。
あの場面で初球から思い切り振っていくのが僕のスタイル」
<定位置争いの有力候補に挙げられながら、
昨年の秋季練習で右足太ももを負傷。
キャンプは読谷で迎えたが、心の整理はできていた>
「目的意識をしっかり持ってやれば、北谷も読谷も同じ。
1、2年目の選手ではないのだから、考えて練習できる」
<秋とオフのトレーニングで、下半身がどっしりした感触を得た。
その土台を生かすために、球を確実にとらえる技術を磨き、
バットが遠回りする癖を直すため、
最短距離でバットが出るように練習してきた。
8回の第4打席でも左前適時打し、2安打2打点の活躍>
「近くで(ボールを引きつけて)打つことを
今年のテーマにしているので、それができてよかった。
その方がしんでとらえることができるし、飛びますから。
練習通りに体がうまいこと反応できた。
(落合監督に)いいアピールができたと思うし、
読谷(2軍)で自分でしっかりやってたことが
間違ってないんだろうなっていう、ちょっといい感じに思えてきました」
<3年目の昨季は59試合に出場し、初本塁打も記録。
力を示すことができれば、たどり着ける世界だと気づいた。
昨季の経験を振り返って>
「2年目まで分からなかった本当のプロ野球を教えてくれた。
1軍が本当に明るい場所なのだと知った。
それに比べれば2軍はやっぱり暗い。
いつ北谷に呼ばれてもいいように、しっかりやっていきます」
(中スポ、中日新聞、おおさか報知、
共同通信社、スポニチ、スポニチ名古屋、ニッカン)
◆堂上剛裕
<アーチ攻勢の流れをつくった1人。
7回先頭で、バックスクリーン左へ豪快なライナーのソロを突き刺す。
左打者にとって難度が高いと言われる中堅左への本塁打。
パワーと技術があってこその一発に本人も納得>
「左中間を意識していて、その通りの打撃ができました。
自分のバッティングをしっかりすることだけを考えました」
<試合を振り返った思考のベクトルは結果より打撃内容に向いて>
「全打席、内容が良かったです。
ずっと練習してきた、いいポイントで球をとらえることができた。
練習からいいポイントで打とうと意識していた。
(凡退した)セカンドゴロ2つも内容的には良かった」
<今キャンプは兄弟でずっと2軍組。
読谷で延々と続く練習に、足元を見つめて>
「途中から、読谷にいても関係ない、
自分ががんばればチャンスはある、という考え方になった。
開幕スタメンはあきらめていません」
(中スポ、中日新聞、共同通信社、ニッカン1、2)
◆堂上直倫
<8回2死一、二塁から速球をとらえ、左翼芝生席へ3ラン。
堂上兄弟のアベックアーチは07年7月8日の
ウエスタン・広島戦(由宇)以来2度目の出来事。
読谷組の若手たちによる大量10得点のとどめの一発に>
「内角高めの直球をうまく回転して打てた。
打った瞬間、入ったと思った。
(兄弟そろっての本塁打は)やっぱりうれしい」
<回ってくる可能性の低かった4打席目、
ラストチャンスは逃さなかった>
「回ってこい…、と思っていたんです」
<兄弟そろって一発を含む2安打。
落合監督ら1軍首脳陣の前での『お披露目』で
アピールに成功したが、試合後語ったのは結果より『内容』>
「内容はあまり良くなかった。もっと内容を良くしないといけません」
<最終打席が回ってくるのを願ったのも>
「内容がほしかったから」
<今キャンプ、北谷に姿を見せたのは2度目。
前回は18日の練習試合で、途中出場。
1軍首脳の前でアピールする機会は例年より少なく
目立つ機会は少なかったが、着実に歩みを進めている>
「今は自分のやるべき練習がしっかりできているので、
誰に見られても一緒だと思っています」
(中スポ、中日新聞)
◇新井良太
<9番・指名打者でフル出場、2安打1打点と結果を残す。
2打席目までは凡退したが、第3打席の7回2死二塁で
適時右前打を放つと、続く8回2死一塁では直球を左中間二塁打。
自らを言い聞かせるように話して>
「しっかりタイミングを取って打つことを意識しました。
ヒットを打てたことはよかったですけど、
これで調子に乗らず、しっかり練習していきます」
(中スポ)
◇落合監督
<読谷組が躍動、競争激化にほくそ笑む。
指揮官は独特の言い回しで、目を細めて>
「(選手が)自分らで(生き残りレースの)決着をつけるって。
こっち(首脳陣)は見てるだけ」
(中スポ、おおさか報知、スポニチ名古屋、ニッカン)
◆菊地正法
<7回に4番手で登板し、1イニングを3人でピシャリと抑える。
この日登板した6人でただ1人の無安打投球にほっとした様子>
「低めに投げるというテーマを持って登板したが、それはできたと思う。
ゼロに抑えられてよかった。(好調を)続けて行ければ」
<山本昌から変化球を教わるなど
飛躍へ必死の左腕は、反省も忘れていない>
「左打者の内角へのシュートが高めに浮いた。
ファウルだったからよかったが、修正しないと」
(中スポ)
◆佐藤充
<先発して、3イニング無失点とまずまずの投球。
立ち上がりいい感触で滑り出したが
1死から連打を浴び一、三塁のピンチ。
だが迎えた4番打者を低めのカーブで遊ゴロ併殺打。
あとは走者を許したものの無難に投げ切る。手応えを口にして>
「投げるボールがなくなって苦し紛れに投げたカーブ。
きょうはボールが指によくかかっていた。
(15日までの)第2クールは状態が悪かったけど、
このクールになって戻ってきました」
(中スポ)
◆中里篤史
<4回から2番手で登板。
今春初の対外試合で2イニングを打者6人で片付け>
「アピールするという意味では自信になった」
<4回1死から左前に落ちる不運な安打を許したが、
強気に攻め、次打者を遊ゴロ併殺打に仕留めて難を逃れると、
2イニングス目はわずか6球で三者凡退に>
「当たりがよかったわけではないから、気にしなかった」
<最高球速は139キロだったが、
いい当たりを許さなかったことがボールの切れている証拠>
「(球速に)まだまだ不満もあるが、
下半身のリードで、切れのあるボールを投げることが課題。
ボールの切れを取り戻すという点では満足しています」
<落合監督の前で投げるのも、このキャンプ初。
そんな重圧も充実したキャンプを過ごしているという自信で乗り越えた>
「後がない立場。見られているという意識がないといえばうそになる」
<練習前には必ず、ストレッチやチューブ運動で肩をほぐす、
故障再発への不安を打ち消し、一球一球を投げ込む。
まだ復活へは道半ば、唇をぎゅっと結んで次を待つ>
「目標は設定していないけど、ここまで1200球ぐらい。
1日に200球投げることもできた。
(肩のケアなど)当たり前のことを欠かさずやり、
実戦のチャンスをもらったら、結果を出していきたい」
(中スポ)
◆高島祥平(ドラフト4位)
<3点リードの8回に5番手で登板して、1イニングを2安打1四球で2失点。
高校生ルーキーが初実戦で、MAX145キロをたたき出す。
今キャンプではネルソンの147キロに次ぐ記録で、
日本人では浅尾に並ぶトップタイ。
ネット裏の関係者席に、どよめきが起きたが、
そう事もなげに振り返る姿が頼もしい>
「中里さんから向かっていく気持ちで投げろと言われました。
(145キロ)そんなに出たんですか。アドレナリンが出てましたからね」
<直球のほとんどが140キロを超えていた。
スピードが速ければ必ず抑えられるというものではないが、
プロの世界に飛び込んできた者にとって、大きな武器にはなる。
直球にこだわっての登板。
18日、埼玉県に住む父の隆一郎さんにメールで宣言していた>
「まっすぐで勝負していくよ」
<キャンプでは、小林投手コーチらに『集中力を保て』と
何度も指導された。練習の成果に胸を張って>
「きょうは集中して投げられました」
<ただ、反省も忘れず。
最初の打者は3球で見逃し三振に仕留めたものの、
次打者に中堅へソロをたたき込まれ、
その後は制球を乱す場面も。ホロ苦い結果にうつむき>
「(本塁打は)スライダーが甘く入りました。
感覚としては良かったが(本塁打後に)四球を出したのが残念です。
四球が多いのは、中学2年くらいからの課題ですからね」
<落合監督ら首脳陣へのアピールには成功したが、
それでも満足することなく、前だけを見すえて>
「意識を高めて、練習していかないといけません」
(中スポ、おおさか報知、スポニチ名古屋)
◆古里スコアラー(阪神)
<初実戦でMAX145キロをたたき出した高島に驚きの表情>
「この時期で145キロは速い。
高校生のわりには、下半身ががっちりしているし、
いい投手が出てきましたね」
(中スポ)
◆小林2軍投手コーチ
<2軍の読谷組からの『1日出張』での登板だったが、
新人の高島の投球をほめて>
「初めてだし、ストライクが入っただけでもいいんじゃない」
(中スポ)
◆川田広樹 (ガレッジセール)
<沖縄出身の人気お笑いタレントが始球式を務める。
マイクパフォーマンスをした後、
捕手のサインに何度も首を振る動作でファンの笑いを誘う。
肝心の始球式はワンバウンド>
「ドラゴンズのみなさん、初めまして。頑張ってください」
(中スポ)
◆ソン・ドンヨル監督(韓国・サムスン)
<中日との練習試合で北谷球場に登場。
05年2月に名古屋観光大使を委嘱され、
韓国での名古屋PRの一翼を担っているが、
訪沖中の名古屋観光コンベンションビューローの一行から
花束や名産品などを手渡され、笑顔満開>
「雨が心配だったけど、試合ができてよかった」
<ドラ番記者とは5年ぶりの再会。
沖縄での日焼けだけがそう見せているのではなかった>
「10キロぐらいやせたからね」
<一時は現役時代よりも15キロも体重が増え、
105キロになったそう>
「特にWBC(前回大会)のコーチをやっているときは、
プレッシャーがすごくて」
<健康面にも不安を覚え、一念発起。
3年前にたばこをやめ、食事でも肉類を減らしたのだという。
キャンプ中は朝、球場周辺を約1時間半ジョギング。
居残り特打では打撃投手も務めるそう。
屈託のない笑みと、今でも流ちょうな日本語で>
「140キロは無理だけど、マスターズリーグで抑えできますよ」
(中スポ、<ドラ番記者>)
◇マキシモ・ネルソン
<陽気なドミニカンにサムライ魂?
汗だくになって投げ込んだその数、なんと216球。
フィニッシュし、両ひざに手を突くとグッタリ>
「こんなに投げたのは生まれて初めて。
ドミニカや米国ではこんなに投げることはないけど、
いいことじゃないかな。肩やヒジに痛みが出ないなら」
<『投げる体力をつけたい』と志願した投げ込み。
日本ならではだが、その効果に一番驚いたのも自身。
足のサイズ約32センチの巨漢が、大きな体をフル稼働させて
投げきると、森コーチとハイタッチ>
「最初、自分のステップで踏み出す歩幅は6足分だった。
それが終わるころには6足半まで広がっていた。
疲れてきて、下半身をしっかり使って投げるようになったんだと思う」
<1軍外国人枠の現状は劣勢かもしれないが、
日本流で大変身する可能性を秘める>
「しっかり練習してチームの勝利に貢献できる投手になりたい」
(中スポ)
◇清水昭信
<ブルペンで91球を投げ、納得の笑顔を見せる>
「今キャンプで一番よかった。感覚がつかめた」
<杉下臨時コーチから『左足が突っ張っている』と
アドバイスをもらったといい、ラスト1球では
思ったコースにボールがいかず、2度のおかわり。
3度目の正直で締めくくって>
「左ひざを曲げて、前にいくように意識して投げた。
このまま積み重ねて取り組んでいきたい」
(ニッカン)
◇浅尾拓也
<ブルペンに入ったらなかなか出てこない。
このところ投げ込みの球数を増やしている。
疲れない体がほしいというが、その効果を実感して>
「キャンプ序盤は体がとても張っていたけど、
第2クール以降は疲れなくなった気がします」
<目的は今季、先発ローテ入りの可能性があるため。
控えめに説明するが、いずれにしても主眼はスタミナ強化>
「長い回を投げられるようにしておきたい。
たとえ今、先発ローテに入れなくても、ロングリリーフができるようになる」
<ただ球数を増やしているわけではない。
昨年の反省から日によってメリハリをつけている。
1年間1軍で活躍するために、慎重さも忘れていない>
「けがをしないことが前提。第2クールは少なめにしたんです」
<先発はプロ1年目の07年に経験した5試合で3勝1敗。
先発する自分自身をイメージして投げ込む>
「1年目は目の前のことでいっぱいいっぱいで、ただ投げていただけだった。
4、5回で腕に力が入らなくなって、スピードも落ちていた。
でも、今年は(投げ込んでも)そうでもない」
<この1年間、書きためたメモがある。
昨年のキャンプからつけ始めたノート。
18日には自己最多という201球。
そのメモを生かすシミュレーションでもあった。
練習では先発転向の意欲と責任感をにじませる>
「本当の調子のいい日はわずかしかない。
そのいいときを、いいだけで終わらせないために書き込んでいます。
仮に今年、ローテに入れたとして、
調子の悪いときにどう乗り切るのかが一番の問題だと思うんです。
よいときのイメージを、上向かせるヒントにしなきゃならない」
(中スポ)
◇立浪和義兼任コーチ
<練習試合に参加しなかった主力組は、
屋内練習場でトレーニング。
打撃ケージ裏で目を光らせ、ブランコにアドバイスを>
「体が突っ込んでいるから変化球に苦しんでいる。
しっかり『』ができるように言ったんだ。
力はあるんだから慣れてくれば打てるよ」
(中スポ)
◇トニ・ブランコ
<立浪兼任コーチからの助言について>
「監督にも同じようなことを言われているが、
しっかり練習していきたい」
(中スポ)
◇和田一浩
<前回16日のキャンプ休日に行われた
立浪主催のゴルフコンペは『常識的』な時間の午前11時スタート。
しかし18ホールプラス9ホールをラウンドするため、
練習日より早く宿舎を出たという。
ゴルフはスポーツ。休みのようで体は休めていない。
選手の基礎体力もすごいが、こういう体力が一般人とは違う>
「あの日はその前にハーフを回ったから(午前)6時45分に出たよ。
キャンプの休日って開放感があるというか、気持ちが全然違うんだよ。
時間を無駄に使いたくないというか。寝るのがもったいないんだよね」
(中スポ<ドラ番記者>)
◆山本昌
<この日はブルペンでの投球はなかったが、
ルーキー・伊藤準規のブルペン投球を観察して>
『さすがにドラフト2位という評価で
入ってきただけのことはありますね。ボールが若い!
まだまだ投げはじめなので全力にはほど遠いのですが、
仮に力が入ってもあのまま同じボールがいくのであれば、
かなり速い球を投げるという印象です。
おそらく145キロは軽く出るでしょうね。楽しみです。』
(山本昌公式『2009キャンプ日誌』2月19日より抜粋引用)
◇その他の沖縄キャンプの様子は、おなじみ
『中日ドラゴンズ 北谷キャンプ 2009』で。
サムスンライオンズの練習試合のスコア・ログは、こちら。
アーチ競演の練習試合の動画は、こちらのリストからチェック。
今キャンプとしては珍しい寒さに、強い風と朝からの雨。
対外試合第2戦、ソン・ドンヨル監督率いる
韓国・サムスンライオンズとの練習試合は、
そのような天候のため、開催が心配されましたが、
試合前には何とか雨も上がり、無事に行われたもよう。
当初の発表通り、
ドラゴンズのメンバーは、2軍の読谷組が主体。
スタメンも「9番・DH」で唯一起用された
新井以外は、捕手も含めすべて若竜ばかり。
投手陣も先発の佐藤充をはじめ、6投手すべてが読谷組。
首脳陣があえて設けた1軍昇格へのビッグチャンス。
これを見逃す手はないと、全員が燃えたのでしょうね。
中盤一時逆転を許したものの、6回ウラに2ランで逆転。
さらに7回以降は打線が一気につながり、12安打10得点。
10-5で大勝し、対外試合2連勝となったゲームは、
さらなる競争の幕開けも感じさせる結果となりました。
それにしても両軍合わせて
8本の本塁打が舞う乱打戦。
そのうち、5本が
ドラゴンズによる一発。
しかも放ったのが、
外野手のレギュラーを争う選手によるもの。
左中間への痛烈な弾丸ライナーで、
平田が口火を切ると、
1発目は風に乗った当たりだったものの、
2発目はしっかり叩いた文句なしの一撃を放ち、
チームを逆転へと導いた中村公治。
さらに回の先頭、積極的に打ちに出て、技ありのソロの堂上剛裕。
そして外野手ではないものの、とどめの3ランを放ち、
『兄弟アベック弾』を決めた堂上直倫も含め、
若竜たちが、少ないチャンスを活かし、
1軍首脳陣の目の前で、読谷でしっかり振り込んできたことを
アピールできたのは、実に価値があったなと。
しかも今季のドラゴンズは、大砲が抜けたことにより、
本塁打激減が予想されますが、そのような状況の中で、
期待の若竜が揃って、力強さを披露してくれた。
確かに風がレフト方向に強く吹いていたうえ、
データもなく、力勝負を挑んでくる相手。
さらにここまで共にキャンプを送ってきている
読谷組主体で臨んだことによる士気の高さ。
その辺も作用していることも多々ありますが、
どちらにしてもアピールできたことには変わりはないと思われます。
ただでさえ、競争が激しい外野のポジション争い。
北谷組では藤井、野本、小池らを中心に繰り広げられていますが、
この若竜たちがこれに加わってくれば、さらなる激化は必至。
「自分らで決着をつけるって。こっちは見てるだけ」と
落合監督はそうコメントしていたようですが、
こういう展開は、まさに望むところだというところでしょう。
ドラゴンズにしては珍しいアーチ競演でしたが、
若竜たちの元気さが見られたうえ、
新たな可能性も感じさせてくれたゲーム。
このアピール合戦が、今後どんな風に決着が付いてくるのか、
楽しみにしながら、この先も見ていこうと思います。
一方、投手陣もアピール合戦となったようですが、
そのなかで強いインパクトを残したのが、
これが初実戦となる高校生ルーキーの高島祥平。
3点リードの8回に登板すると、自慢の速球が、
今キャンプ投手陣日本人最速の145キロをマーク。
『直球戦闘機』といわれる片りんを見せつけ、
スタンドやネット裏などをどよめかせたもよう。
ただその一方で、初登板らしくプロの洗礼も。
先頭打者を見逃し三振を取ったものの、
次の打者に甘いスライダーを叩かれ一発を被弾。
さらにその後は制球を乱してしまい、四球をきっかけに失点。
1イニングを投げ、2安打1四球、2失点と
結果的にはホロ苦デビューとはなったものの、
1軍首脳陣の前で、『直球』を披露することには成功したようです。
来月7日に帝京高を卒業する予定の高島ですが、
動画などで見たマウンド上の姿は、なかなかのもの。
ストレートにも力強さを感じましたし、
ある意味「高校生らしからぬ」というムードを感じましたね。
下半身もそれなりにしっかりしていると聞きますし、
うまく成長すれば、面白い存在となってくれるかも。
まあ一発を食らった後は、
やや力が入ってしまったかもしれませんが、
最後は力で勝っての捕邪飛で締めくくりましたし、
まずまずのデビューとなったのでは。
まだまだ若く、粗い部分もありますが、
そういう部分も生かしながら、課題を修正していければ。
今後もしっかり練習に励んで、『戦闘機』に磨きをかけてほしいです。
その他の投手では、先発した佐藤充が、
3イニングを投げ、3安打無失点。
初回、連打を浴びて捕まりそうになりましたが、
うまく併殺で切り抜けられたのが、よかったかなと。
また2番手の中里は、球速こそ出ないものの、低めにボールが来てましたね。
この中里に加え、佐藤充、高島、そして捕手の小川と、
埼玉県出身の若竜が実に多く出ていましたが、ここにいるのではなく、
できるだけ多くの選手が、北谷に進んでもらいたいですね。
さらに実はこの日の投手陣で
一番の評価だったのが、左腕の菊地。
自分のイメージした投球ができたようですが、
コースにしっかり決まった素晴らしい投球で3人でピシャリ。
LG戦で好投した佐藤亮太同様、こちらも新婚さん。
この好投をしっかりキープし、さらなるアピールを期待します。



中村公選手は昔一軍で四番に起用されたりと落合監督に素質は買われてると思います。
今年こそ結果を出して監督の親心に答えてほしいです。
投稿: ハナ | 2009年2月21日 (土) 17時46分
若手野手の競争は、さらに熾烈を極めそうですね。
この日の5発は、良い連鎖反応だったと思います。
それぞれ、自分が何をすべきかをしっかり把握して、
それぞれに手応えと自信をつかみつつあることが
言葉の端々から感じられます。頼もしいですね。
それにしても、和田選手もまだまだ心身とも若いなと!
ハードな日々の中での貴重な休日にもかかわらず
朝早くからラウンドとは、元気いっぱいですね
投稿: ドライチ | 2009年2月21日 (土) 21時03分
楽しみが多いキャンプですが、いきなりPR合戦に
なるとはびっくりしました。
これからも必死に目立ってもらいましょう!
明るい話題の中で、北谷の投手陣のグラブ盗難事件が
あったようで、ちょっと残念です。
沖縄キャンプでいい話題が多かっただけに
水を差されてしまいました。
PS 放置してあった「ウラ銀」にコメントがあって
びっくりしました。
さすが師匠です!ネットワークが違いますね
投稿: ギンタロウ。 | 2009年2月21日 (土) 23時09分
足のサイズ約32センチ!!
デカイですね~
ジャイアント馬場か
映画「ポリスアカデミー」のババ・スミスか
これからは
ドラゴンズのババと呼ばせてもらいましょう
投稿: モア伊 | 2009年2月21日 (土) 23時22分