野本再始動あるか開幕1軍と和田公式HP開設。
前日にオープン戦を終了したドラゴンズ。
この日1軍は、開幕前の最後の完全休養日でしたが、
投手陣の一部とファームはナゴヤ球場で練習を行ったもよう。
開幕まであと3日、1軍メンバーがやや混沌とするなか、
きょうからファームはナゴヤ球場で広島との3連戦。
ボーダーラインの選手にとっては最終テストとなりますが、
左足を痛め戦線離脱していたルーキー野本の出場が濃厚。
その結果次第では、逆転での開幕1軍があるかも。
その他和田HP&ブログ開設、井端開幕への決意など
この日のドラゴンズの話題を集めました。
ドラゴンズトピックス(30日)
◇野本圭(ドラフト1位)
<左足のふくらはぎ付近を痛めていたとみられるが、
きょう31日のウエスタン・広島戦で実戦復帰することが濃厚に。
この日はナゴヤ球場での2軍の練習に参加。
フリー打撃で60スイングしたかと思えば、
約40分の居残り特打を敢行し、130スイングでサク越え11本。
ランチの時間には特守も受けるなど、精力的。
左足の状態については、明るい表情で>
「もう元気ですよ。元気そうに見えるでしょう。走っても大丈夫です」
(中スポ、ニッカン)
◇辻2軍監督
<この日の練習で野本の状態を確認>
「よくなってきた。
明日(31日)の様子を見て、問題がなければ、2、3打席立たせたいと思う」
<状態が上がっていることをアピールした野本だが>
「ウチの(落合)監督は無理はさせないと思う。まだ話してないけど」
(中スポ、ニッカン)
◇中田賢一
<きょう31日のウエスタン・広島戦での先発が有力。
この日、キャッチボールやウエートトレーニングなどで調整。
静かな口調が逆にピリピリ感を漂わせる。
結果にこだわる姿勢を示して>
「結果も出ていないので、しっかり抑えていきたいです。
危機感を感じています」
<開幕ローテ候補の1人だが、
オープン戦では登板3試合で1勝2敗、防御率7.62。
快投で勢いをつけ、開幕を迎えたいところ>
「ウジウジしても仕方ない。前向くしかない。
テーマもクソもない。思い切り投げるだけです」
<今後は4月7日の東京ヤクルト戦先発が濃厚だが、
自身の投球フォームなど映像などで確認するなど
昨年から続く不振脱出の決定打が見つからない状況>
「やるべきことはやっているけど、うまくいかない」
(中スポ、スポーツ報知、スポニチ名古屋、ニッカン)
◇山本昌
<1軍は完全休養日となったが
この日、ナゴヤ球場での2軍組の練習に参加。
きょう31日からは、ほぼ開幕1軍メンバーによる練習が
ナゴヤドームで始まる。しかし本人は合流未定という>
「まだ分かんないよ…」
<28日・鳴尾浜での2軍戦登板では
季節外れの寒さの中、5イニングを4失点と苦戦。
まだ仕上がってはいないため、最後の追い込みに気合を入れて>
「ま、がんばります」
(中スポ)
◇田中監督付スコアラー
<開幕前最後の休養日、ナゴヤドームも静まりかえっていたが、
スコアラー室だけは、熱気に包まれていた。
午前9時前からスコアラー陣が続々集結。忙しそうにデスクに向かい>
「ミーティングに向けた資料の整理をしないといけないからね。
休んでいる暇なんてないよ」
(中スポ)
◇井本スコアラー(横浜担当)
<開幕カードの横浜担当スコアラーは、
前日オープン戦が行われていた札幌から
朝イチの飛行機に乗って、昼前に名古屋へ到着。
昨季は17勝7敗と大きく勝ち越したが、補強に動いた横浜。
その中で欠点など、あらゆる情報を収集して伝えるのが役目。
野手は新戦力を中心にデータを揃えてきた>
「センターラインが二塁の仁志以外は変わりそうですからね。
オープン戦では機動力を生かそうというふうに感じました。
まあ、誰についても説明できるように準備しています」
<キャンプ初日から密着マークをしているだけに情報量は豊富。
あとは有効な情報だけを提供していく。
その一方で21日ぶりに我が家に帰ったというが、
スコアラー陣の戦いもこれからヤマ場を迎える。こう言って笑い>
「久々の帰宅? そうですね。でもこれが仕事ですから」
(中スポ)
◇井端弘和
<中スポ「『巧』-井端の流儀-」より。
右目の異常でキャンプを離脱する
『異常事態』を経て迎える新シーズン。揺れる思いや決意を語る>
「本当は不安だらけですよ。
キャンプをやらないで開幕を迎えるのは初めてのことですから。
どういう一年になるのかは分かりませんが、
一番つらいシーズンになるような気はしています。
今は相当な覚悟を持っています。
キャンプを途中で離脱したとき、実は右目は何も見えなかった。
(2月8日の)紅白戦で本塁打を打ったときは、
勘で打っているような状態でしたから。
東京で通院治療に入っても最初は原因すら分からず、
病状は悪くなる一方。復帰のめどは立たない。
あのときは、チームのことを考える余裕なんてありませんでした。
『治るのか』という思いの中で、毎日病院に通っていました。
ようやく練習が再開できたのは3月初め。
療養中は絶対安静で体を動かせなかったので、
体重はベストから5キロほど増えていました。
それでも、自分では『もうケガだけはできない』と決意していました。
野球でも何でも、『できること、できないこと』があると思うんです。
病み上がりで無理をして、1カ月、2カ月駄目になることだけは避けたかった。
キャンプの分を一気に取り返すなんて考えません。
徐々にコンディションを上げていくことを心がけています。
だから今の状態はまだまだ。
オープン戦でヒットは出ていましたが、
『ごまかしながら』打っていたという感じです。
バッティングフォームは固まっていないし、手の皮だってむけていない。
こんな手で開幕を迎えるのも初めて。
このツケは絶対に回ってくるはずです。
キャンプで鍛えたときとは全然違います。だから不安なんですよ。
開幕してしまえば『出られるときは出る』のがレギュラーの責任。
だから、例年以上に『試合前』と『試合後』が大切になると思っています。
今でも試合前は入念にストレッチしています。試合後はマッサージ。
シーズンでは疲れがたまる時期が必ずあります。
体のケアにはいつも以上に気を配るつもりです。
開幕と言っても、ボクの場合、特別なことは何もしません。
験担ぎをすると、打ったら毎年それを続けなきゃいけないじゃないですか。
だからしないんです。ただ、いつも開幕戦の前日に
名古屋の友人を10人くらい自宅に呼んで、みんなで騒いでいます。
ここ6、7年は続いています。
景気付けというわけでもないんですが、なぜか続いています。
開幕の前にやることと言えば、それくらいですよ。
開幕戦の意味はやっぱり大きい。
負ければ144試合のうちの1試合というけれど、
勝てば雰囲気は違う。勢いも出てくる。
メンバーが変わって今年の戦い方はまだ見えていませんが、
それも早い段階で見えてくるかもしれない。
ボク個人としてはまずはヒット。
ヒットで「不安」を打ち消していきたいと思っています」
(中スポ「『巧』-井端の流儀-」より引用)
<新たなにコンバートされる二塁の守備については、
ある程度の手応えを感じているという>
「ボールを捕る、投げるという動きは、ポジションが変わっても同じ」
<とはいえ、荒木が欠場したオープン戦最後の2試合は
『遊撃』の遊撃で出場。状態次第では開幕遊撃もあるが苦笑して>
「遊撃? もちろん大丈夫。ただ二塁のとき以上に疲れるんですよ」
(中スポ)
◇ドアラ
<名古屋市守山区のアサヒビール名古屋工場の一日工場長に就任。
同社製品スーパードライのドラゴンズ缶PRの一環で、
同社の作業服を着たドアラが一般客に生ビールを振る舞う。
一日工場長の就任式で、抱負を問われると>
「(筆談で)飲みすぎ注意する」
<開幕直前のプロ野球について質問されると、チームのPRも忘れず>
「(ことしの中日は)やります」
(公式ブログ、中日新聞)
◇和田一浩
<自身のホームページを開設することが明らかに。
オープンはシーズン開幕直前の4月1日。
随時更新し、自分の言葉でファンとの交流を深めていく考え。
HP解説の趣旨についてこう話して>
「子ども向けです。野球の楽しさを分かってもらえれば。
ネットは最近、大人だけじゃなく、
子どもの目にも触れる機会が多いので。
もちろん大人にも見てもらいたいですけど」
(中スポ、サンスポ)
◇和田一浩オフィシャルサイト 『Benchan.net 』
◇和田一浩オフィシャルブログ 『Benchan Diary』
【ドラゴンズ・今週の日程】
<ファーム>
31日(火)ウエスタン・対広島 (12:30・ナゴヤ球場)
4月1日(水)ウエスタン・対広島 (12:30・ナゴヤ球場)
4月2日(木)ウエスタン・対広島 (12:30・ナゴヤ球場)
4月4日(土)プロアマ交流戦・対トヨタ自動車(12:30・ナゴヤ球場)
4月5日(日)BCL交流戦・対富山サンダーバーズ(12:30・ナゴヤ球場)
以上、この日の竜の話題を集めましたが、
いよいよ3日後の金曜日に、ペナントレースが開幕。
長かったオープン戦の疲れを取る意味もあり、
この日の1軍は、完全休養日だったようですね。
きょう31日からの3日間、ナゴヤドームで
開幕に向けての最終調整を行う予定ですが、
まあそれに向けて、英気を養ったというところでしょうか。
しかし1軍ボーダーの選手は、そう言っていられず、
平田などはナゴヤ球場でのファームの練習に参加していたもよう。
きょうからはそのナゴ球で、ウエスタン・広島との3連戦。
前日の記事にもありましたが、イ・ビョンギュをはじめ、
デラロサ、平田、清水将海らが、1軍から参戦。
投手陣でも、中田の先発登板もあるようですね。
さらに今朝の中スポによると、
左足を痛めていた野本も出場濃厚とのこと。
オープン戦終盤まで、藤井と開幕センターを争っていたルーキー。
しかし20日の福岡で戦線離脱し、以降はリハビリの日々。
先週末の1軍練習に合流したものの、GOサインが出ず、
惜しくも開幕1軍を逃したように思えましたが、
この日の練習では、精力的な動きを見せていたもよう。
フェンス際のボールに飛びつくフォトもあり、
およそケガ人には見えなかったのですが、果たして。
まあ約10日ぶりとなる実戦。
ゲームで使う筋肉は、練習とは違うといいますが、
キャンプから必死に食らいついてきましたし、
ぜひとも逆転で『1軍』のイスをゲットしてほしいところですが。
ただ「無理をさせない」のが、指揮官の方針でもありますし、
まずはきょうの広島戦、背番号30がどう動けるかに注目です。
またきょう31日に開幕戦に出場できる28選手の名簿が
NPBに提出され、あす辺りにも公示されるでしょうが、
谷繁、ブランコ、井端、森野、和田といったレギュラーのほか、
野手としては、立浪、小田、藤井、小池、岩﨑達郎、谷、小山、井上、
この辺りまでは、開幕1軍に名を連ねてきそう。
あとは荒木、野本が状態次第。
野手は14~15人になりそうですが、
投手陣、外国人枠の兼ね合いもありますし、選考が難しいですね。
ただきょうからのウエスタンでの結果次第では、
もう一波乱ありそうな予感も。
新井、柳田、澤井、平田、堂上剛裕、中村一生など
イキのよい若竜たちの最後のアピールもチェックです。
その他の話題で、オオッ!と思ったのが、
和田の公式ホームページ開設。
これまでは契約を結んでいるスポーツビズに、
いくらかの情報がUPされていましたが、
開幕に合わせて、満を持しての立ち上げ。
単なる一選手のサイトというだけでなく、
子どもたちに「野球の楽しさ」を伝えていくなど、
他の選手とは一味違う趣旨でのサイトとなってきそう。
さっそくブックマークし、
HPのトップページを拝見しましたが、
イラストでの「ベンちゃん」が
とてもほほえましいですね!
アドバイスの丁寧さ、的確さには
定評があるという和田。
『らしい言葉』でのファンとのふれあい、
今季からの楽しみの1つにしたいと思います。
またHPとともに、公式ブログも開設するようですね。
『ベンちゃんダイアリー』と名付けられていましたが、
なんとPowered by Ameba とのこと。
まあアメブロといって、パッと思い浮かぶのは
上地雄輔さんなど、芸能人・有名人のブログですが、
球界でも、昨季までドラゴンズに在籍していた
古久保コーチ(現・東京ヤクルト)をはじめ、
その古久保コーチに付き合いで開設させられた
福田の「シューマイ日記」もアメブロ。
他球団でも、ダルビッシュ(北海道日本ハム)、
栗原(広島)、三浦、村田(横浜)、金本(阪神)、
そして「シモヤマン」こと下山(オリックス)など、けっこう多いんですね。
ランキングなどもあるようですし、
ぜひとも和田ブログも上位を賑わしてほしいもの。
『ファンのみなさんや未来の野球少年たちと
共感できるような記事を掲載していきたいと考えています。
どうぞ、よろしくお願いします!』
HPのトップページにこうメッセージを寄せた和田ですが、
今季戦っていくなかで、どのような記事がUPされるのでしょうか。
福ちゃんよりは更新頻度は高いと思われますし、期待したいです。