ブランコ連発和田決勝弾、竜逆転交流初戦初勝利!
5年目を迎えた日本生命セ・パ交流戦がこの日開幕。
ドラゴンズは、埼玉県営大宮公園野球場で
パ・リーグ3位の埼玉西武ライオンズとの2連戦。
その初戦、朝倉-岸両先発が粘りの投げ合い。
7回に朝倉が中村に一発を浴び、2点差となったものの、
8回、相手守備の乱れを突き、森野の犠飛と暴投で
同点に追いつくと、2死一塁から和田が決勝の2ラン。
鮮やかな逆転で、5年目で初の交流戦初戦勝利。
借金も1となり、いよいよ5割が見えてきました。
◇日本生命セ・パ交流戦 埼玉西武-中日 1回戦 (19日・埼玉県営大宮公園野球場 | 中日1勝) | ||||||||||
18110人 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R |
中 日 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 4 | 1 | 7 |
埼玉西武 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 5 |
[勝] 朝倉(7試合4勝2敗) [S] 岩瀬(15試合1勝1敗9S) [D本] ブランコ9号、10号 和田11号2ラン | ||||||||||
[Dバッテリー] 朝倉、浅尾、岩瀬 - 谷繁 |
◇対埼玉西武1回戦・スタメン
1 (遊)井端 (5打数1安打1打点)
2 (二)荒木 (5打数3安打)
3 (三)森野 (3打数無安打1打点)
4 (一)ブランコ (4打数3安打2打点)
5 (左)和田 (4打数1安打2打点)
6 (DH)デラロサ (4打数1安打)
7 (右)野本 (3打数無安打)
8 (中)藤井 (3打数無安打)
9 (捕)谷繁 (4打数2安打)
P (投)朝倉
【イニング経過】
<1回ウラ・埼玉西武> P・朝倉
片岡四球、栗山3球目片岡二盗失敗、栗山見三振、
中島初球左前打、中村良い角度も左飛
<2回・中日> P・岸
ブランコ三ゴロイレギュラー中村弾き左前打、和田痛烈三直、
デラロサ三ゴロ中村弾きエラー、
1死一、二塁から、野本中飛、藤井右チェンジアップ空三振
<2回ウラ・埼玉西武> P・朝倉
石井義人二ゴロ、G.G.佐藤中前落ちるヒット、
大﨑雄太朗外シュート左前打、銀仁朗外直球見三振、
2死一、二塁から、ボカチカ内シュートバットへし折り
ショート後方飛球・井端後ろ向き追うも捕球できず=エラー
その間に二走G.G.佐藤生還(D 0-1 L)
<3回・中日> P・岸
谷繁外直球右翼線二塁打、
井端中高めカーブ二直、荒木外低め直球遊ゴロ、
2死二塁から、森野内直球空三振
<3回ウラ・埼玉西武> P・朝倉
栗山空三振、中島三塁強襲ゴロ森野弾きエラー、
中島浮いたフォーク三塁線突破ヒット、
1死一、三塁から、石井義人シュートぼてぼて投ゴロの間
(D 0-2 L)
<4回・中日> P・岸
ブランコ初球中高め浮いたスライダー・弾丸ライナー
センタースコアボード下バックスクリーン直撃本塁打(D 1-2 L)
<4回ウラ・埼玉西武> P・朝倉
大﨑左中間突破二塁打、
無死二塁から、銀仁朗バスター中前落ちるヒット、
二走大﨑本塁突入・藤井バックホーム大暴投(D 1-3 L)
ボカチカ三ゴロ、片岡二ゴロ進塁打、
2死三塁から、栗山外シュート三ゴロ
<5回ウラ・埼玉西武> P・朝倉
中島詰まり左前打、中村2球目朝倉暴投、
中村詰まり遊飛、石井義人フォーク空三振、
2死二塁から、G.G.佐藤三塁線ゴロ・森野止めて遠投好守
<6回・中日> P・岸
荒木外チェンジアップちょこんと当てるヒット、
森野外チェンジアップボテ三ゴロ5-4-3併殺、
2死から、ブランコ初球中低め直球ジャストミート・
左翼席後方ネット直撃2打席連続本塁打(D 2-3 L)
<6回ウラ・埼玉西武> P・朝倉
大﨑右中間突破二塁打、銀仁朗投犠打、
ボカチカ左翼線ライナー和田追いつき好捕、
2死三塁から、片岡外フォーク空三振
<7回ウラ・埼玉西武> P・朝倉
栗山投ゴロ、中島一邪飛、
中村左大ファウルの後外高め直球・
右中間照明塔柱直撃本塁打(D 2-4 L)
<8回・中日> P・岸
谷繁外スライダーライナー中前打、井端投正面バント失敗、
荒木外低め直球右中間落とすヒット・
ライトG.G.佐藤ボール蹴ってエラー・走者それぞれ進塁、
P・星野
1死二、三塁から、森野初球外カーブ右犠飛(D 3-4 L)
P・大沼
ブランコ2球目大沼力み暴投・三走荒木生還(D 4-4 L)
ブランコストレート四球
2死一塁から、和田中甘く入るスライダー・
打った瞬間左越え2ラン本塁打(D 6-4 L)
<8回ウラ・埼玉西武> P・浅尾
G.G.佐藤パーム三塁線ゴロ、大﨑外パーム三邪飛、
2死から、代打平尾外パーム左中間越え本塁打(D 6-5 L)
<9回・中日> P・小野寺
代打立浪四球・代走小池、藤井捕犠打、
谷繁初球詰まり三ゴロ・二走そのまま、
2死二塁から、井端中高め直球右方向・
ライトG.G.佐藤前進もバウンド合わずタイムリー(D 7-5 L)
荒木バット折りながら左前落とすヒット、森野四球、
2死満塁から、ブランコ内直球詰まり三直
<9回ウラ・埼玉西武> P・岩瀬
片岡一、二塁間ゴロ・荒木ベースカバー岩瀬に送球・
岩瀬捕球の際ベースに足滑らし右ひざ痛める
代打佐藤友亮一ゴロ・岩瀬ベースカバー顔しかめる、
2死から、中島内直球遊ゴロ、試合終了。
【ゲームレビュー】
逆転勝ちで今季2度目の4連勝
交流戦5年目で初めて開幕戦勝利を飾った
2点を追う8回、相手のミスなども絡んで
1死二、三塁から森野の右犠飛と暴投で同点。
ブランコが四球の後、和田が左へ勝ち越し2ランを放った。
朝倉は7回まで投げて、4勝目。
(公式サイト、中日新聞、共同通信社、ニッカン式スコア)
5年目となった『日本生命セ・パ交流戦』の初戦、
慣れない地方球場・県営大宮で、
序盤からエラーなども絡み、あれよあれよのうちに
細かい失点を重ねてしまうありさま。
ブランコが孤軍奮闘し、2打席連続の驚弾を放つも、
7回2死からパの本塁打王・中村に右中間に運ばれ、2-4。
打たれた瞬間、「しまった…」という表情の朝倉を見たときには、
正直これで決まってしまったかと思いましたね。
しかしその後、一気にひっくり返す展開となるとは…。
相手先発は開幕から6連勝中の岸孝之。
正直あまり良いようにも感じませんでしたが、
粘り強く投げる姿は、さすがは勝ち運のある投手。
たださすがに終盤はややバテも来ていたよう。
それでも現状抑えが不在の埼玉西武だけに、8回も続投。
先頭の谷繁がヒットで出たものの、続く井端がバント失敗。
その岸を助けてしまい、チャンスを潰し1死一塁。
これまでのドラゴンズならそのまま岸に抑え込まれ、
終了というのが関の山でしたが、
うまいところで相手のミスが絡みましたね。
続く荒木のライト前の打球を、
G.G.佐藤が捕れず、さらに蹴飛ばしてしまいエラー。
二、三塁と一気に同点のチャンスを掴み、岸をKO。
森野を迎えるということで、左の星野を持ってきたようですが、
岸と比べたら、やはりレベルが落ちるのは明らか。
初球をいとも簡単にライトへ持って行っての犠牲フライ。
1点差に迫り、これでわからなくなってきたなと。
さらにそれに勢いを加えてくれたのが、代わった3番手・大沼。
このところ不調というのを、実況でも聞いていましたが、
ここまで2連発のブランコを迎えて、かなりの意識過剰。
それが力みとなってしまい、2球目外への真っすぐがワンバウンド。
ワイルドピッチとなって井端が生還。
4-4の同点となって、岸の連勝をストップさせることに。
こうなってしまえば、あとは押せ押せ。
ブランコ四球で2死一塁となって迎えるは、5番・和田。
1年振りの古巣との対戦、当初は力みもあったようですが、
ようやく復調気配の主砲は、甘い球を逃しませんね。
カウント1-1からの3球目、
真ん中高めに入ってきたスライダーを
ものの見事にジャストミートすると、
打球は皮肉にも埼玉西武ファンが陣取るレフトスタンドへ!
『恩返し』ともいえる2ランを放ち、この回一挙4得点。
相手中継ぎの不調をきっちりモノにし、鮮やかな逆転勝ち。
4連勝で借金をついに『1』にするとともに、
交流戦5年目で初めて開幕戦に勝利することとなりました。相手のミスに
助けられた部分もありますが、
ここぞで勝負強さを見せた
中軸による打ち勝っての勝利。
それにしても実に良い粘りでしたね。
苦しい戦いが続く今季、
こういう勝ち方があまりなかっただけに
チームにとっても大きな弾みとなると思います。
またブランコがパ・リーグの投手に対しても、
その脅威的なパワーを早々と見せてくれましたし、
不振だった和田が2試合連続のお立ち台。
和田に関しては、これで復調と言っても問題ないのでは。
さらに8回の犠飛の森野、9回のダメ押しタイムリーの井端。
ともにエラーをして、足を引っ張っていただけに、
そのゲームのうちに汚名返上できたのは、大きいですね。
粘り強く投げていた朝倉に4勝目をプレゼントでき、
なんとか丸く収まってよかったなと思いました。
交流戦開幕初勝利を挙げ、ついに借金返済目前となりました。
良い勝ち方もできましたし、ぜひともこの流れをキープしてほしい。
県営大宮から場所を西武ドームに移し、行われる第2戦。
先発予想は、小笠原-石井一久となっています。
数少ない千葉マリンキラーである小笠原には
ぜひとも週末のマリーンズ戦で投げてほしかったですが、
まあ順番ですし、しょうがない。
それでも先発4番手争いがし烈なだけに
しっかりと結果を出して、地位を固めてほしいもの。
西武ドームですし、イレギュラーはないと思いますが、
できるだけミスを防ぎ、優位に戦いを進めてほしい。
そして今季初の5連勝で、借金完済といってほしいです!
☆ウィナーズ・ボイス(19日)
◎和田一浩
<8回2死一塁、左翼席へリーグ単独トップとなる
勝ち越しの11号2ランを放つ>
「(ナイスバッティングでした)ありがとうございます。
(8回同点に追いついた後の打席、どんな気持ちで)
そうですね。ちょっとあのう、押せ押せだったんで、
あのう、まあ何とか塁に出たいなという気持ちで
あのう、行ったのがよかったと思います。
(先発の朝倉が粘り強く投げていた。応えたいという気持ちもあった)
そうですね。あのう、すごく頑張ってたんで、
あのう、まあバッターが何とかするしかないなという気持ちで
あのう、やっていました。
(これで11号、セ・リーグ本塁打争い単独トップ)
いやあのう、まあホームランの数っていうのは、
あのう、そんなに気にしてないんで、
えー、勝てるところであのう、しっかり勝ちにつながる
バッティングをしたいなと思いました。
(17日の横浜戦で久々の猛打賞。良い流れで試合に入れた)
そうですね。あの、交流戦があのう、初戦だったんで、
えー、気持ちも新たに今日から臨みました。
(交流戦初戦を取った。今後への意気込みを)
そうですね。あのう、目の前の1試合を
全力で頑張りたいと思います。
(最後にファンにメッセージを)
そうですねえ、明日も勝てるように頑張ります。
応援よろしくお願いします!」
<同点に追いついた直後の8回2死一塁。
カウント1-1から大沼の高めに浮いたスライダーを
左翼席に放り込む、リーグ単独トップの11号2ラン。
軽快にベースを回ると、ホームで待ち構えていた
ブランコと、笑顔でハイタッチを交わして>
「(先発の朝倉)健太が必死に頑張っていたので、
何としても勝ちをつけたかった。積極的に振っていけました。
追いついた後だったんで、チームもいけいけだったし、
四球のすぐ後。たまたまいいところで打てました」
<ルーキーイヤーから11年間在籍したチームだから、
もちろん相手投手のデータは頭の中に入っている。
昨年の埼玉西武戦でも16打数7安打とめった打ちにしている。
それでも、慎重だった>
「知っている投手でも持ち球が変わっているかもしれないし、
やってみないと分からないところもある。
きょうは(古巣の)西武相手だったんで少し力が入りました。
本塁打までは3打席抑えられているわけですし、
あしたからもまた(活躍できる)というのは分からない」
<古巣・埼玉西武からの初本塁打となり、
『恩返し』の一発で手応えを掴む>
「昨年も意識して力んでいた。
今日も力んでいたけど、気持ちの上で明日はいけると思う」
<これでチームは4連勝で、
借金も『1』に減らして5割に王手をかけた。
きょう20日は慣れ親しんだ西武ドームで再び埼玉西武戦。
気持ちを引き締め、自らのバットでチームを5割復帰に導く>
「交流戦でペナントレースの流れが変わるというのは
僕もそう思います。ここから勝っていかなきゃならない」
(中スポ、サンスポ、スポーツ報知、時事通信、
MSN産経、毎日jp、スポニチ名古屋、デイリー)
○トニ・ブランコ
<来日初の2打席連続本塁打を放つ。
大宮の空に放った2発の驚弾、ともに打席で行方を見届けた。
一発目は2点を追う4回先頭。岸の失投、
高めのスライダーを逃さずはじき返すと、バックスクリーンを越え、
スコアボードにぶち当たる140メートル級の9号ソロ>
「打ったのはスライダー。うまく芯で捕らえられたよ」
<6回には同じく岸の低め直球を左翼席後方、
防球ネット上部に突き刺す130メートル弾の10号ソロ>
「いいタイミングで打てた」
<2打席連発をいつものセリフで振り返って>
「2本とも神様が打たせてくれた」
<第1打席でも三塁を強襲し左前へ達するヒットを放ち、
今季2度目の猛打賞。ここにきて調子が急上昇している
新外国人は手応えを口にして>
「2打席連発は初? でも、ヒットは3本打っただろ。
ヒットの延長がホームランになっているんだ」
<右肩上がりの打率の伸びの要因に、
ボールを見極める力の向上を挙げて>
「ストライクを打てるようになった。
最近はボールがよくみえて、反応できるようになってきたんだ。
僕はボールを見て振るだけ。
どこまで飛ぶかは神様が決めてくれるさ」
<もう一つ、重要なカギを握っていたのは、
最低だったころに1軍に上がってきたデラロサの存在。
オフにはスカウト的な役割もこなし、
ドラゴンズという活躍の場を与えてくれた。
自身にはない大リーグ経験を持つデラロサを>
「とても尊敬している」
<日本の野球についてのアドバイスをはじめ、
デラロサが近くにいることの意味の大きさについて>
「もちろんです」
(中スポ、中日新聞、サンスポ、おおさか報知、
毎日jp、スポニチ名古屋、ニッカン)
○石嶺打撃コーチ
<存在感を見せつけたブランコについて>
「リードされていても、ソロ本塁打で点が入った。
4番が打てば、打線が安定する」
(中日新聞)
○森野将彦
<8回1死二、三塁から右犠飛>
「最低限の仕事ができた」
<3回中島の打球をファンブルし、失点につながったが、
19日現在、チーム失策数は12球団ワーストの30。
投手別では朝倉の登板時が7と、チームの失策が一番多い>
「健太(朝倉)のときにとくに多いのはわかっています。
そしてそれが失点につながっているんですよね…。
僕たちもちゃんと守ろうとしているし、
健太もミスが出たときはしっかりと思っているんでしょうが…」
(中スポ、サンスポ)
○井端弘和
<2回2死一、二塁の場面で遊撃後方の飛球を落球して、
先制点を与えてしまい、試合後に反省>
「エラーしたり、バント失敗したり…」
<8回のバント失敗も悔やんだが、
1点リードの9回2死二塁からは
貴重な追加点となる右前適時打。気持ちを切り替えて>
「5の0と5の1では気持ち的に違ってくる。
あしたにつなげたい」
(中スポ)
○荒木雅博
<打率3割を目前とする今季5度目の猛打賞を獲得。
6回先頭で左前打を放つと、
8回1死一塁からは同点を呼び込む右前打。
9回にも左前打を放って、5打数3安打と気を吐く。
これで打率は.297。早く4月末以来の3割に復帰したい>
「たまたまというところもあるけど、
バットが振れているのでいい結果が出ているんだと思います」
(中スポ)
○立浪和義
<9回に野本の代打で登場し、8球粘って四球をゲット。
代走・小池が井端の適時打で生還。
手負いの切り札が貴重な追加点に貢献。
左太ももの状態は万全ではないが、1打席の集中力はさすが>
「大事な場面だったので、何が何でも塁に出ようと思っていました。
満足に走れないので四球はなおよかったですね」
<ドラ番記者とシーズン中の疲労度について
話していたときのこと、こうポツリ>
「昔は130試合やったからよかったよ」
<そうはいっても途中までは一緒のはず。
だが、いまと昔では大きく違うらしい>
「昔はそんなに6連戦がなかったからね。
それにナゴヤドームもなかったから、
雨で中止というのもたくさんあった。
いまは若いヤツらにしたらキツイと思うよ」
(中スポ、<ドラ番記者>)
○朝倉健太
<7イニングを投げ、9安打4失点(自責2)。
2点リードを許して降板したが、味方が8回表に逆転。
チームトップとなる今季4勝目が転がり込んできた>
「状態は良くなかったが、6回までは何とか粘れていた。
ただ、7回にいらないホームランを打たれたのが残念」
<126球の熱投が最高の形で報われた。
7回終了時、ベンチへ戻る視線は地面をさまよっていたが、
その数十分後、味方の大逆転で一気に生気がよみがえった>
「試合を壊さないで粘れたのがよかった。悪いなりに投げられた」
<味方の拙守に再三足を引っ張られた。
2回には2死一、二塁から井端のタイムリーエラーで先制点を奪われ、
続く3回には森野の失策をきっかけに追加点。
心が折れてもおかしくない展開だったが、踏ん張り抜いた>
「守備がどうこうより、自分のピッチングをすることを心がけました。
ランナーを出してから粘った? 自分にはそれしかないんです」
<7回まで三者凡退は一度もなし。
それでも試合中に微調整を施して決定打を与えないのは
経験のなせる技。フォークを多投して強打の埼玉西武を封じ込めた>
「立ち上がりは高めに浮いていたフォークが中盤以降はよくなった」
<今季は投げた試合すべてで6イニング以上投げ、
しかも自責点は3以下に抑えている。
交流戦の開幕でもきっちりと役割を果たして>
「何も考えず、目の前の一試合一試合に集中している結果です」
(朝倉健太公式、中スポ、サンスポ、時事通信、毎日jp、スポニチ名古屋)
○浅尾拓也
<開幕投手が2試合連続でセットアッパーとして登場。
2点を勝ち越した直後の8回から登板すると、
2死走者なしから代打・平尾にソロを許したが、
リードしたまま岩瀬につないで>
「3人で終わりたかった。ただ、調子はよくなっています」
(中スポ)
○三輪ブルペン捕手
<守護神・岩瀬が史上4人目の通算200セーブを達成。
その姿をうれしそうに見つめる。
この球団スタッフこそ、大記録を支える陰の功労者。
単なる投手とブルペン捕手の関係ではなく、
いつしか欠点を修正するための大事な『鏡』という存在に。
ブルペン捕手による岩瀬のフォームチェックは
5回前後から始める1回目のブルペン投球。
そこでいい状態との違いがあれば、進言するという>
「たまに『ムカついた。この怒りをマウンドでぶつける』
って言われますけどね。でも本当に岩瀬さんはすごい。
200セーブは通過点。250まではボクが受けますって言っています」
<19日まで202セーブの岩瀬は、04年から守護神に定着。
03年まで6セーブだったから、残りの196セーブは
04年から1軍ブルペン捕手となった自身と
2人で歩んできたことになる>
「同じ愛知県出身で年下というのもあったのかもしれませんね」
<ちなみに1番印象に残っているセーブは公式戦ではなく、
パーフェクトリレーとなった07年の日本シリーズ第5戦>
「あのときの岩瀬さんのこわばった顔はいまでも覚えています」
(中スポ)
○岩瀬仁紀
<2点リードの9回から登板すると、
先頭打者・片岡の二ゴロのベースカバーに入った際、
ベース上で右足を滑らせ、右ひざを痛めたように見えた。
ヒヤリとするシーンだったものの、その後も投げ続け
1イニングを3人で抑えて今季9セーブ目をマーク>
「右足は何ともないんだけど、逆の左足に変な感じがした
ひざの裏が伸びた感じです。
でも、その後も投げているし、大丈夫ですよ」
<金字塔をアシストしてくれた三輪ブルペン捕手について>
「誰よりもボクのボールを受けていますからね。
いいところも悪いところも知っている。
だから(悪いところがあったら)言ってくれって。
いまは(三輪ブルペン捕手の)顔色で分かりますよ」
(中スポ、スポーツ報知)
◇小笠原孝
<きょう20日の先発が予想される。
今季初先発した14日の東京ヤクルト戦では、
7回途中で6失点降板と不本意な結果に終わっただけに、
巻き返しへの気持ちは強い。力を込めて語って>
「(交流戦は)相手より自分のピッチングを心がけたい。
前回は初球を狙われ、甘く入って連打を食らった。そこを課題にしたい」
(中スポ)
○落合監督
<5年目で初となる交流戦の白星発進。
それに関しては淡々としていたが、
幸先いいスタートを切れたことは間違いない>
「そうなの? 知らなかったよ。
でも、何度言ってもパ・リーグの本拠地で始まるのは変わらないんだから」
<序盤、2失策が失点につながったことに、
公式記録員に注文をつける。
口調から察するに2回にデラロサの三ゴロを弾いた中村、
3回に中島の三ゴロをはじいた森野の失策を指しているよう>
「あれはミスというより、記録員がいかん。
あの当たりをエラーとつけられては…。お互いにだが。
選手も生活がかかっているんだから」
<2本塁打のブランコについて>
「ブランコ? 本人に聞いて」
(中スポ、<ドラ番記者>、サンスポ、スポーツ報知、毎日jp、ニッカン)
今日の公示。(19日)
◆セ・リーグ
【出場選手登録】
△中日 谷哲也内野手、平田良介外野手
(公式サイト、共同通信社)
ドラゴンズトピックス(19日)
◆久本に第2子(中スポ)
(ゆか夫人が17日午後、名古屋市内の病院で
3100グラムの第2子(次女)を出産。母子ともに健康)
◇西脇球団代表
<19日発売の一部週刊誌で、女性トラブルが報じられた
立浪に関して、球団側は静観する構えを示す>
「犯罪行為があったわけでもないし、1年も前のこと。
特段、何かするつもりはない。
あまり格好のいい話ではないけどね」
(スポニチ)
若竜トピックス(19日)
◆ウエスタン・リーグ公式戦
中日-福岡ソフトバンク 9回戦
(19日・ナゴヤ球場)
H 000 000 200 = 2
D 000 000 000 = 0
[敗] 山内(6試合1勝2敗)
[D本] なし
[Dバッテリー] 山内、パヤノ、高橋、齊藤 - 前田
(公式サイト・戦評)
●山内壮馬
<ウエスタン・福岡ソフトバンク戦(ナゴヤ球場)に先発し、
5回1死までノーヒット、6回までわずか1安打に抑える好投。
7イニングを5安打2失点にまとめ、1軍昇格をアピール。
試合後は7回に多村と江川にソロ本塁打を許して
失点したことを真っ先に反省したが、収穫も口にして>
「先に点を取られたらいけないです。
7回に多村さんのホームランは、後ろに下がって構えたので
外角に投げたら踏み込んで打たれました。騙されました!
江川さんのホームランは四球を嫌い甘い所に投げてしまいました。
今日は、投げていて気持ちが良かったです。
思ったところに投げられました。
カット(ボール)、スライダーをあまり使わずに、
真っすぐとカーブで組み立てられたことがよかった。
調子が良いので上で呼ばれたら自信を持って投げますよ」
(ファームブログ、中スポ)
●小林投手コーチ
<先発し、7イニング2失点の山内について>
「前回(12日オリックス戦、5イニング5失点)が
悪かったくらいで、ここまでいい内容を継続している。
あとは勝ち星が付く投球を期待したい」
(中スポ)
●ネルソン・パヤノ
<左肩痛で戦列を離れていたが、
4月23日の1軍阪神戦以来、約1カ月ぶりに実戦復帰。
8回から2番手で登板。1イニングを投げ、1四球2奪三振無失点。
速球はMAX148キロを計測して>
「感触はよかったし、肩に痛みも違和感もなかった。
(球は)狙ったところにいっていた。
ストレート、変化球もコントロール良く投げられた。
明日また投げると思うが、連投した時どうなるかだけだ。
いつ呼ばれても良いように準備するよ」
(ファームブログ、中スポ)
ようやく交流戦初戦に勝てましたね。しかも、
終盤に粘って逆転勝ち……しかも、しかも
和田選手の決勝ツーランでしたから、
非常に嬉しい一夜となりました
ブランコ選手が調子をグッと上げてきたのは、
とても心強いですよね。打率アップと
本塁打量産とともに、三振の数は徐々に
減っていくのではないかと思います。
投稿: ドライチ | 2009年5月20日 (水) 09時41分
5年目にしてやっと交流戦白星スタート

長かったですねぇ~
負け試合を引っ繰り返して勝つのは
いるようで・・・・(苦笑
嬉しい限りです。
昨日の場合はライオンズの野球が
ドラの負け方を見て
こちらとしては相手のミスに漬け込んで
点を取って勝つ本来の姿が見えてきたと思ってます
今日も勝って本当の意味で
に乗りたいですね
投稿: dai | 2009年5月20日 (水) 12時10分
まずは交流戦の初戦を白星で
飾ることができて良かったです。
デラロサがDHでしたが、谷繁が
調子を上げてきたので7番に入れて
野本、藤井を楽に打たせてあげたい
気分です。
今夜は西武ドームで場外アーチが
飛び出すでしょうか?
ブランコの弾丸ライナーが楽しみです
投稿: ギンタロウ。 | 2009年5月20日 (水) 12時47分
立浪くんは、指名打者で、出れるかなって・・・・。
足が悪かったんですね。福岡に来る頃には、良くなってないかな・・・・。
それにしても、ブランコすごすぎです。ストライクだけ振れるようになったら、
とてつもないかもしれないですが、そりゃ、ダレでも一緒か。
落合監督が、4番から外さない、その能力と、また期待に応えて欲しいです!
岩瀬と三輪コーチの話は、全く知らなかったです。
何か・・・・ステキですね。そういう関係、素晴らしいです。
そして何より、和田。ホントによく打ってくれました。
きっとご子息も、喜んでるかな、なんて、
カレのブログ読んでたら思いました。
和田のブログは、すごく「ひととなり」が出てて、おもしろいです。
投稿: ontheway2u | 2009年5月20日 (水) 13時14分
みなさんコメントありがとうございます!
ですが、さすがに平日はちょっと…。
せっかくの埼玉での試合、
ほんとは行きたかった
それでも少ないながら大宮のドラゴンズファン、熱かったです
>ドライチさん
4年連続で勝ててなかったんですね。
確かに初年度のオリックスを筆頭に
さらに北海道日本ハム、千葉ロッテに東北楽天。
開幕戦に関しては、良い思い出がないなあと
和田選手のおかげで、自分もとても良い記憶となりそうです
ブランコ選手、試合中一時は3割に乗せましたね。
四球が少ないのが気になりますが、
今後もしっかりボールを見て、活躍を期待します
>daiさん
逆転されるのは、今季いっぱい見てきましたが、
こういう勝ち方は本当に久しぶり。
8回の攻撃はワクワクしながら見てしまいましたよ
試合前の段階でともにリーグ3位で借金2。
同じ勝率同士でしたし、けっこう似ていたんですね
>ギンタロウ。さん
普段の岸投手をじっくり見たことがないので、
詳しいことはわかりませんが、
スピードがあまり出ない投手のようですね。
130キロ後半が多く、思わずガンが壊れているのかと
TV
こういう緩球が谷繁捕手にはフィット
ブランコ選手VS西武ドーム 注目ですね
慎也投手の登場も楽しみです。
あのすき間を通す弾丸ライナー、期待しましょう
ミッドナイト
>ontheway2uさん
立浪選手、17日の横浜戦で太ももに違和感を感じたようで。
DH最有力候補でしたし、とても残念。
それでも粘っての四球は見事でしたよ
ブランコ選手、4番としての働きが出来るように
も負けてほしくない。
なってきたのは、チームにとって大きいです。
この調子で一気に本塁打争いのトップに食い込んでほしい。
もちろん「カブトムシパワー」の和田選手
森野選手も含めた中軸で切磋琢磨していってもらいたいです
投稿: Toshikichi | 2009年5月20日 (水) 18時44分