難敵エースを叩け、北上竜きょうから札幌2連戦。
交流戦も残すところ3カード。
1勝1敗で東北楽天戦を終え、さらに北上。
札幌で北海道日本ハムと戦うドラゴンズ。
この日ナインは、仙台から空路でへ移動後、
2連戦に備えて、札幌ドームで全体練習を行ったもよう。
Kスタ宮城では、田中に封じ込められた打線でしたが、
初戦に待ち構えるのが、さらに難敵ともいえるダルビッシュ。
攻略へ意気込む森野、井端、ブランコらを中心に、
試合開始直前となりましたが、竜の話題をまとめました。
ドラゴンズトピックス(12日)
◇森野将彦
<北海道日本ハム2連戦に備えて、札幌ドームで調整。
きょう13日は53年ぶり日本一を決めた
07年11月1日の日本シリーズ第5戦以来のダルビッシュとの対戦。
11日の東北楽天・田中に続いて、またも厳しい一戦だが、
対戦成績10打数5安打と、攻略に自信ありの口ぶり。
3番打者が回想したのは、06年の日本シリーズ第5戦(札幌ド)、
第1打席での、どちらかといえば詰まらされた打球>
「グシャッといって、レフト線にポトリ」
<『詰まればいいんです』というのがダルビッシュ攻略法。
ただきたボールを打つ、という考えでは
打ち崩せない相手だからこそ、あえて打者としての禁を破る>
「ボールが速いから、詰まらないようにと思うと、
ボールが動いて空振りしてしまう。
バッターというのは詰まるのを嫌がるものなんですが」
<また練習でスローイング矯正のため、捕手の送球スタイルを導入。
しゃがんでキャッチしてから素早く送球姿勢を始める念の入れよう。
そこに田村捕手コーチと、元捕手の和田まで加わり>
「みんなで話し合ってやろうということになった。いろいろ試しています」
(中スポ)
◇田村捕手コーチ
<今季は不安定な送球の森野の調整に一役買って>
「練習方法は1つじゃないので」
(中スポ)
◇井端弘和
<ダルビッシュとの通算対戦成績は、
交流戦2試合の8打数6安打を含めて、
21打数9安打の打率.429という数字が残っているが、苦笑い。
東北楽天・田中からも今季は5打数3安打と結果を出しており、
豪腕キラーであることは間違いない>
「そんなに打ってるイメージないなあ。
見逃し三振とか、やられ方が手も足も出ないってときがあるので
(イメージがない)かなあ」
<その秘けつについて>
「集中力が高まるっていうのはありますね」
<難敵になればなるほど神経が研ぎ澄まされる。
とらえるのが難しいボールはファウルで粘れる。
トップバッターだからこそ、この数字を残しているといえそう>
「速いボールに合わせておいて
甘い変化球も逃さないようにしなきゃならないのは大変なんですけど」
<この日、シートノックには参加したが
フリー打撃は行わず、代わりにここ2試合連続スタメンで
連続複数安打の小池にティーを投げるなどして過ごす。
単に同じテンポで投げるだけではなく、
時に山なりのボールを放り、ダルビッシュの投球を想定>
「カーブ。最近多いよ」
(中スポ)
◇トニ・ブランコ
<きょう13日に初対戦することが濃厚な
ダルビッシュ撃ちを宣言。ニュースでしか見たことはないが、
球界屈指の好投手であることは知っている>
「彼(ダルビッシュ)が真っすぐも速くて、
いい変化球も投げるグッドピッチャーだというのは知っている。
すべてのボールは素晴らしい投手。
でも、ホームランが打てればいいね。
神様のご加護があれば打てるんじゃないかな。
神様に力をもらってホームランを打てるように頑張りたいね」
<日本球界を代表するエースも
新加入のブランコにとっては未知の相手だが、
余計な先入観がないのはむしろプラス。
ダルビッシュは4月17日の埼玉西武戦の3回に
ボカチカに打たれて以来、実に62イニング被弾なし。
自己記録を更新中だが、
それを止めるのはこの男をおいてほかにはいない>
「オーッ、それはすごいね。
でも、神様の許しを受けてジャストミートさえできれば、
ホームランは打てると思うよ」
<交流戦で10発は12球団トップ。
24安打中10本と、安打の4割以上がホームランという
脅威のパワーは、ダルビッシュの剛速球をも打ち砕く破壊力がある。
3月14日のオープン戦では、初体験の札幌ドームで
吉川から右越えソロ。球場の相性もいい>
「気持ちで負けてはダメ。
打てると、前向きに考えて試合に臨みたい。
この球場は広いけど、ガルビッシュに負けないように頑張りたい。
あっ、ダルビッシュか」
(中スポ、スポーツ報知、スポニチ名古屋)
◇和田一浩
<ダルビッシュに対して、通算28打数8安打の打率.286、
1本塁打をマークしており、攻略に燃えている>
「まっすぐも変化球もいいですし、
制球も良いですからね。集中して打っていきます」
<交流戦での打率はリーグ4位の.307。
前カードの東北楽天戦では2試合とも打点をマーク。
この日は谷繁のミットを借りて、捕手の守備位置でシートノックに参加。
周囲を盛り上げる場面も。こう言って笑いムードもよさそう>
「捕手をやったのは、そんなに意味はないですよ」
(中スポ)
◇荒木雅博
<通算250盗塁まであと2と迫っているが
北海道日本ハム戦で、足でかく乱することを宣言>
「この場所(札幌ドーム)もそうだし、相手もいいイメージはありますよ。
250盗塁? それは意識していないですけど、
どんどん動いて、相手を警戒させていきたいですね」
<日ハムが相手で札幌ドームといえば、いい思い出が浮かんでくる。
今年も5月25日のナゴヤドームで1盗塁を記録しているが、
昨年の交流戦でも札幌ドームの2試合で2盗塁。
さらに強烈なインパクトを残したのが07年の日本シリーズ。
4度試みて4度成功。日本一に輝いたのはその足が大きかった。
逆に言えば相手にとって、出塁すれば脅威となる。
250盗塁を記録すれば球団では
高木守道氏(369)、中利夫氏(347)に続く球団史上3人目>
「とにかく頑張ります」
(中スポ)
◇笘篠外野守備走塁コーチ
<藤井と平田に約1時間もの間、アメリカンノックを敢行。
両翼ファウルラインの間を走って、
フライの打球を追う厳しいノックだが、
一番最後に予定されていたフリー打撃の順番ギリギリまで続けて>
「バテバテになったでしょう。20往復はしたかな」
(中スポ)
◇藤井淳志
<平田とともにアメリカンノックで汗を流す。
終わってすぐケージに入ったが、さすがに息を切らして>
「(こんな長時間のアメリカンノックは)初めてです」
(中スポ)
◇岩﨑恭平
<遊撃の位置でノックを受けていたが、
三塁ベンチで見つめていた落合監督に呼ばれる。
手加減して投げていたルーキーに、
指揮官は最後まで投げきるように、言葉とジェスチャーで指示。
その後もフリー打撃の順番がくるまで、
時間いっぱいノックを受け、大粒の汗を流して>
「ご覧の通りです」
(中スポ)
◇立浪和義
<札幌ドームでの練習に参加し、フリー打撃では快音を響かせる。
きょう13日の初戦は山本昌とダルビッシュの投げ合いが
予想されるだけに、大事な局面での出番はありそう>
「足(痛めている左太もも裏)も、打撃もだいぶよくなっているよ。
出場したら、期待に応えたいね」
(中スポ)
◇山本昌
<きょう13日の北海道日本ハム初戦先発が予想されるが
札幌ドームで行われたこの日の練習では、
キャッチボール、ランニングなど約2時間の練習で調整。
初対決となるダルビッシュの印象について、力強く話して>
「ダルビッシュ? わからないよ。
(登板するかは)分からないですが、もし投げるなら頑張ります」
<不利なデータも跳ね返す。
交流戦では計4試合に先発して0勝2敗。
25イニングを投げて被安打33、自責点は14。
防御率は5.04と打ち込まれている。
06年の日本シリーズ第2戦(ナゴヤドーム)では
6イニング2/3を5安打3失点で負け投手になった。
北海道日本ハムは、千葉ロッテ、オリックスとともに
勝ち星を挙げていないチーム。
札幌ドームという場所も『未勝利』だが、
それでも連敗ストップへ意欲を見せて>
「投げられるところまで頑張りたい」
<約2カ月ぶりとなった前回6日の千葉ロッテ戦では
6イニング2/3を8安打4失点で降板。
結局、延長引き分けで負けはつかなかったが、
仕切り直しの今回は決意を持って臨む>
「春先に比べれば調子はよかった。
詰めが甘かった。つながれて、もうひと踏ん張りできなかった。
(だからこそ)何とか結果を出したい」
<勝てば22年連続、そして22カ所目の球場での白星となるが>
「長いイニングを投げられるように頑張るよ」
(山本昌公式・路傍の一球「第165話 大変な思い違い」、中スポ、ニッカン)
◆山井大介
<制球難で2軍落ちしていたが、札幌ドームでの練習に参加。
5月9日に登録を抹消されて、約1カ月ぶりの1軍合流。
名誉ばん回に意欲を見せて>
「調子はよくなっています。2軍で投げて
今は変化球でストライクが取れるし、四球も少なくなった」
<早ければきょう13日にも再登録される見通し。
相手は07年の日本シリーズ第5戦で8イニングを
パーフェクトに抑えた北海道日本ハムだが、こう言って笑う>
「みなさんはそういうふうに思っているようですが、
ボクは何も思っていません」
(中スポ、スポニチ名古屋)
若竜トピックス(12日)
◆ウエスタン・リーグ公式戦
中日-オリックス 12回戦
(12日・ナゴヤ球場)
Bs 300 100 020 = 6
D 000 000 030 = 3
[敗] 中田(7試合2勝2敗)
[D本] なし
[Dバッテリー] 中田、金剛、鈴木、赤坂 - 前田、小川、田中
(公式サイト・戦評)
●鈴木義広
<昨年9月の右ひじ骨折接合手術からの完全復活を目指すが、
ウエスタン・オリックス戦(ナゴヤ球場)で、2カ月ぶりに実戦復帰。
8回に3番手で中継ぎ登板し、1イニングを3安打、2失点も
状態良化にホッとした表情>
「投げられたことが良かった。
打たれたのは仕方ないけど、ヒジの状態はいいです。
春先より投げてる感じがいい」
<直球の最速が138キロにとどまったことについては>
「もっとスピードが出ないといけないけど、
体ができてくればボールもついてくる。
(ヒジに)痛みは無いので、もっと(腕が)振れるだろうという感覚がある。
やっとスタート地点に立ったので、これから修正していきたい」
(中スポ)
●中田賢一
<ウエスタン・オリックス戦に先発し、
6イニングで10安打4失点にも、その表情は明るい。
停滞し続けたエース候補が
復活に向けて確かな上昇気配を感じ取って>
「結果は良くないけど、後退はしていない。
ちょっとずつ前進しているので」
<前回3日の同カードは6イニング2失点。
数字は今回より良かったが、走者を出してから苦戦。
それを反省して、今回は修正できた>
「前回はセットポジションからの投球がイマイチだったけど、
中盤からは前回よりはいい感じで投げられた。良くなった感はありますね」
<投球フォームの修正でも一歩進んだ。
セットに課題を絞れたのも、ノーワインドアップが安定したからこそ>
「いろいろと考えながらやってるけど、以前は両方がバラバラだった。
今はノーワインドアップからの投球がちょっとまとまってきた。
そうしたらセットからの投球がよくないと感じる。
ちょっとずつ良くなってるなという感じはあります」
<開幕直後に1試合に登板しただけで2軍落ち。
不調と体調不良に悩み、試行錯誤しながら、ようやく上向いた>
「しっかり指にかかれば力のあるボールはいく。
まだまだ力のないボールがある。課
題を挙げたらきりがないけど、前回よりは良くなっている」
<奪三振は5個。そのうち4つは140キロ台後半の
力のある速球で奪うなど、速球の独特の勢いは健在。
1軍へのハードルは多いが、復帰への道筋はうっすらと見えてきた>
「ゲームの中盤からとかではなく、
最初からいいかたちで入って1試合を終わりたい。
次回はそれを目標にやっていきたい」
(中スポ)
●福田永将
<3年目内野手が4打数4安打1打点の活躍。
この6月は6試合で27打数14安打8打点、
打率.519と、大当たりの『確変』状態に突入。
もともと捕手として入団。
相手投手の配球を読むのは得意分野だが、
そこにこれまで多かった代打出場での一発勝負とは違い、
スタメンで出られる心のゆとりが
好結果につながっていると自己分析>
「配球を読んでやっている。
スタメンで出られるようになってから、
試合中に考える時間が増えたので、
しっかりと状況判断もできるようになったのが、
結果につながっていると思います」
<守備でも魅せた。プロ入り初となる三塁の守備に就くと、
9回にこの日一度きりだった守備機会で、
濱中の三ゴロを軽快にさばいて対応力も見せた。
初の1軍昇格へ攻守に全力アピールしていく>
「(三塁は)中学3年の時に1カ月ほど守って以来です。
緊張しました。怖かったけど、簡単な打球でホッとしました。
(ポジションは)試合に出られるなら、
やれと言われたところでやるだけです」
(中スポ)
●田中大輔
<右ひじ痛のため戦列を離れていたが、
8回表からマスクをかぶり、約2カ月ぶりに実戦復帰。
今季は右肩の故障から、春季キャンプも途中参加と
出遅れていたので、今回は並々ならぬ決意>
「久々なので緊張しましたけど、
これから巻き返せるように頑張りたいと思います」
(中スポ)
◆柳田、16安打11打点 5月度月間賞表彰(中スポ)
(『中日スポーツ・ファーム月間賞』の5月度表彰式が、
試合前に行われ、柳田に、今原総局長から金一封が贈られた。
柳田は18試合に出場し、チーム月間最多の16安打、11打点を記録。
打率は.276ながら、勝負強い打撃が評価された)
◆清水昭信
<不調でファームに合流した直後に入手した
1冊の本とともに、復活を目指している。
「新『根性』論 『根性』を超えた『今どきの根性』」
(辻秀一著・マイコミ新書刊)
『苦あれば楽あり』を信じて過酷なトレーニングをする
旧来型の根性だけでなく、『苦労することを楽しむ』という
姿勢が大切であるなどと説いている>
「今までも気持ちでは負けないように
マウンドに上がってきたつもりですけど、
もっとメンタルのことを知って、鍛えようと思ったんです。
(復活の)ヒントになるかもしてないですしね」
<もともとメンタルトレーニングには興味があった。
キャンプ中には先輩の小林正人からもらった本を愛読。
昼間の肉体的な練習と平行して、寝る前などに読み、
プロ3年目として自身初の開幕1軍をつかんだ。
今回も読書をきっかけに、1軍の切符をつかみたい。
ファームでは13試合で防御率5.74。
決して安定感のある数字とはいえないが、手応えは得ている様子。
2日のオリックス戦以来、実戦登板から遠ざかり、
ブルペン投球などで調整をしている>
「だんだんよくはなっていると思うんです」
(中スポ)
【ドラゴンズ・今週末の日程】
13日(土)対北海道日本ハム (18:00・札幌ドーム)
14日(日)対北海道日本ハム (14:00・札幌ドーム)
<ファーム>
13日(土)対オリックス (12:30・ナゴヤ球場)
14日(日)対オリックス (12:30・ナゴヤ球場)
以上この日のドラゴンズの話題を集めましたが、
仙台・Kスタ宮城での東北楽天戦を1勝1敗。
初戦に19安打15点と、打線が爆発したものの、
2戦目は田中マー君の前に、7イニング無失点と沈黙。
まあ反動もいくらかあったかもしれませんが、
やはりエース級の投手はなかなか打てないなと。
移動日となったこの日、ナインは札幌へと移動。
きょう13日からの北海道日本ハムとの2連戦に備え、
札幌ドームで練習を行ったようですが、
その初戦に先発が濃厚なのが、
北海道日本ハムのエース・ダルビッシュ有。
またしても好投手と相対しなければいけないようで。
ただそのダルビッシュとの対戦ですが、実に久しぶり。
今季のナゴヤドームでの対戦、さらに昨季の交流戦でもなく、
公式戦としては、07年の日本シリーズ第5戦。
あの日本一を決めたゲーム以来となるそうです。
平田の右犠飛で奪った1点を必死に守り切って、
53年ぶりの栄光を掴んだわけでありますが、
それからの2年間でさらに大きく成長。
今や日本のエースといっても過言ではないダルビッシュだけに
普通に考えると、打ち崩すことは困難。
11日のマー君同様、厳しいゲームになってきそうですね。
そんななか自分的に目に付いたデータは、
自己記録更新中という、62イニング被本塁打なし。
それだけ制球がよく、低めにボールが来ていて、
投げミスがないということなのでしょう。もちろんドラゴンズの主軸で
ダルビッシュから本塁打を放っている選手は、
西武時代の和田(1本)ぐらい。
それでも昨季までいなかった選手の1人、
もっかリーグ本塁打王の
ブランコの対戦は、楽しみになりそう。
実質初対決となりますが、
ここまでの交流戦で、
強烈なインパクトのホームランを重ねてきた新主砲。
チーム的にもそれほど得意としていない札幌ドームの日ハム戦。
しかも絶対的エースのダルビッシュに対して、
一発お見舞いできたら、実に面白いことになってくるかも。
まあまだお互いに印象も薄いでしょうし、
できれば先に叩いて、対戦を優位にすすめてほしいですね。
また他の野手陣においては、
防御率1点台の投手でもありますし、そう多い点数は見込めない。
いかにコツコツ繋いで、勝機を見いだすかとなるでしょう。
主軸のなかでダルビッシュに対して、
良いデータが残っているのが、、森野(.500)と井端(.429)。
そうなると、このところ調子を上げている井端に
まずは出てもらい、続く荒木がなんとかつなぐ。
そして森野が詰まりながらでも落として得点へ。
こういうシチュエーションでうまく点が取れればと。
普通に相対しても、交わされてしまうのが関の山。
東北楽天戦での小池、英智ではないですが、
とにかく粘っこく、しつこく集中して活路を見いだす。
そして作ったチャンスは逃さず、掴んでほしいなと。
相手エースを攻略できれば、よりチームの勢いも増しますし、
悪い言い方ですが「番狂わせ」。大いに期待したいと思います。
一方、投手陣では、北海道に上陸した43歳。
我らが昌さんの初戦先発が濃厚のようですね。
前回の復帰登板、6日の千葉ロッテ戦では、
6回までは落ち着いた投球をしながら、
7回連打で一気に捕まってしまい、4点を失ってKO。
落合監督には「まだ青い」と苦言こそ呈されたものの、
調子自体はけっして悪くはなかった印象が。
ただ中スポなどによると、北海道日本ハム、
そして札幌ドームと昌さんとの相性が今一つというデータが。
もともとパ・リーグ相手に苦戦している背番号34。
特に日ハム戦となると、06年の日本シリーズ第2戦、
金子誠に打たれたタイムリーが思い出されるというところ。
今季まだ未勝利とリズムにこそ乗れてはいませんが、
こういった逆境をうまく乗り込えることができれば、
自然と白星も近づいてくるというもの。
北海道といえば、昨季の旭川でのデーゲーム・巨人戦。
そこでの勝利がその後の躍進、そして200勝達成にもつながりましたし、
悪い数字を気にせず、ポジティブ要素を胸に、
今季3試合目の1軍先発マウンドに向かってほしい。
北の敵地で、ダルビッシュに投げ勝つ昌さんの姿がぜひ見たい。
そして今季初白星と22球場目の白星を一緒にゲット。
待望の笑顔を、お立ち台で見られることを願っています。
その他の話題としては、
今週前半ゲームがなかったファームは、
この日からナゴヤ球場で、オリックスとの3連戦。
その初戦、3-6で落としましたが、
先日の若竜の話題にも挙がっていた鈴木が、
ついに復帰登板を果たしたようですね。
0-4で迎えた8回から3番手で、約2カ月ぶりの実戦マウンド。
1イニング、打者6人に対して、3安打2失点。
スクイズあり、タイムリーありと
多少は打ち込まれたものの、ある程度は折り込みずみ。
それよりもまず、再びこの舞台に戻ってきてくれたことを喜びたいですね。
気になる登板後のヒジの状態についても
「痛みは無いので、もっと腕が振れるだろう」とのこと。
まあすぐさま1軍ということは、まずないものの。
今後暑い夏場、または正念場ともいえる9月辺りに
ぜひとも1軍の中継ぎ陣にその名前が連なっていればいいなと。
背番号23の再起への道、
もちろん今後も注目していきたいと思います。
山井投手、登録間近でしょうか。
相手チームには、あの快投の残像が
いまだに残っているはずですから、
復活勝利は北の大地で!と期待しています。
ファームでは、やはり中田投手が気になります。
底の状態からは抜け出したようですが、
登板ごとに複数の失点が。1軍への復帰には
もう少し時間がかかりそうですかね……。
投稿: ドライチ | 2009年6月13日 (土) 20時34分