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2009年7月11日 (土)

ブランコ冷静沈着サヨナラ弾、河原4年ぶり白星!

神宮での2位攻防に、1勝2敗と負け越し
再び2位と2ゲーム差に開いてしまったドラゴンズ
この日からは地元・ナゴヤドームに戻り広島との3連戦。
仕切り直しとしたい初戦は、両先発の好投もあり、
両チーム無得点のまま、延長戦へと突入。
そして迎えた延長10回、表のピンチをうまくしのぐと、
そのウラ、森野が敬遠された1死一、二塁のチャンスで、
迎えたブランコが冷静に左中間へ放り込む見事な3ラン!
今季5度目のサヨナラで連敗を止めたドラゴンズ
3番手で登板の河原に4年ぶりの白星が付くこととなりました。

◇セントラル・リーグ公式戦
中日-広島 10回戦
(10日・ナゴヤドーム | 中日7勝3敗)
30131人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 R
広 島
中 日 3x
[勝] 河原(14試合1勝)
[D本] ブランコ24号3ラン
[Dバッテリー]
チェン、浅尾、河原 - 小山

◇対広島10回戦・スタメン
1 (遊)井端  (5打数2安打)
2 (二)荒木  (4打数1安打)
3 (三)森野  (4打数2安打)
4 (一)ブランコ (5打数2安打3打点)
5 (左)和田  (3打数無安打)
6 (中)藤井  (4打数2安打)
7 (右)小池  (4打数無安打)
8 (捕)小山  (4打数無安打)
9 (投)チェン (2打数無安打)

【イニング経過】
<1回・広島> P・チェン(中6日)
赤松内直球外れ四球、
東出投犠打・チェン二塁送球も間に合わずセーフ(犠打野選)、
無死一、二塁から、アンディ・フィリップス内直球右飛、
栗原内低め一杯直球見三振、
マクレーン内直球空三振・ピンチしのぐ

<1回ウラ・中日> P・大竹
井端遊ゴロ、荒木一邪飛、
森野投返し中前打、ブランコ高いバウンド三塁内野安打、
2死一、三塁から、和田外スライダースイング取られ三振


<2回・広島> P・チェン
内高め直球空三振、廣瀬内直球捕邪飛、
石原内スライダー三ゴロ・森野ランニングスロー軽快

<2回ウラ・中日> P・大竹
藤井内直球ひっぱり右前打、小池左飛、
小山シュート三ゴロ二封、チェンチェンジアップ二ゴロ


<3回ウラ・中日> P・大竹
井端遊ゴロ、荒木内シュート空三振、
森野詰まるも二塁抜けていくヒット、
ブランコ5球粘るも外スライダー空三振


<4回・広島> P・チェン
フィリップス内カーブ合わせて左前打、
栗原外高め直球空三振、マクレーン外直球空三振、
内高め直球打ち上げ左飛

<5回・広島> P・チェン
廣瀬左中間飛球・藤井追い付きキャッチ、
石原11球粘って空三振、大竹内フォーク空三振9個目

<5回ウラ・中日> P・大竹
チェン見三振、井端外スライダー捌いて左前打、
荒木内シュートひっかけ遊ゴロ6-4-3併殺、術中にはまる


<6回・広島> P・チェン
赤松一ゴロ、東出ファウル3球粘るも空三振、
フィリップス中高めスライダー中前落ちるヒット、
栗原内低め直球打撃させず三ゴロ二封

<7回・広島> P・チェン
マクレーン内高め直球左前打、初球右大きなフライ、
廣瀬外フォーク強い二ゴロ荒木好捕4-6二封、
石原内低め直球ライト前持っていくヒット、
2死一、三塁から、代打小窪3球勝負・
内高めクロスファイアー空三振・11K締めチェン大きく吠える

<7回ウラ・中日> P・横山
小池内フォーク空三振、小山外直球空三振、
代打福田フルカウント外スライダー見極め四球、
井端外直球右方向ライト前持っていくヒット・二塁代走英智
荒木外スライダーバット折れるも・
弱い当たり遊ゴロ送球間に合わずセーフ=遊内野安打、

P・シュルツ
2死満塁から、森野外高め直球空三振

<9回・広島> P・浅尾(2イニング目)
栗原外直球遊ゴロ、マクレーン初球外直球二ゴロ、
外フォーク空三振・寄せ付けず

<9回ウラ・中日> P・青木勇人
小池スライダー遊ゴロ、小山左飛、
代打西川外シュート遊ゴロ・延長戦突入


<10回・広島> P・河原
廣瀬外高めスライダー軽く合わせられ左翼線安打・代走木村
石原投犠打、代打嶋外スライダー外れ四球、
1死一、二塁から、赤松中フォーク投返しゴロ・
河原グラブ弾くも、井端打球に好反応・
捕って素早くベース踏み一塁へ送球、6-6-3併殺踏ん張る

<10回ウラ・中日> P・
井端遊ゴロ、荒木外直球外れ四球、
森野初球荒木二盗、森野勝負避けられ敬遠、
1死一、二塁から、
ブランコ2球目中内寄りシュートツボ、
打った瞬間ライナーで左中間飛び込むサヨナラ3ラン(D 3x-0 C)



【ゲームレビュー】
ブランコがサヨナラ3ランを放ち、延長戦を制した
10回1死から荒木が四球。盗塁で二塁へ進み、
森野は敬遠で一、二塁から左中間スタンドへ運んだ。
サヨナラ勝ちは今季5度目。投手は完封リレー
10回に登板の河原が1死一、二塁をしのぎ、4年ぶりに勝ち星を挙げた。
公式サイト中日新聞共同通信社ニッカン式スコア


2位・東京ヤクルトとの直接対決に負け越し、
移動日なしでナゴヤに戻っての広島との3連戦初戦は、
中盤まで、先発投手同士の見事な投げ合い
片や復帰2試合目、立ち上がりにややピンチがあったものの、
栗原、マクレーンという中軸を連続三振に取り、立ち直ると
以降は、球威ある真っすぐで押しまくり、
今季自己最多、毎回の11三振を奪う投球をみせたチェン
一方は、毎回のように走者を出すものの、
スライダー、シュートなど変化球を操り、
打たせて捕る粘りの投球で後続を断っていった大竹
それぞれが持ち味を発揮したことで、
両軍打線が完全に封じこまれ、続いて行くゼロ行進
7回の表裏にともにチャンスがあったものの、
仲良く?活かせず、そのままゲームは延長戦へ

7回を投げたチェンが降板したあと、
浅尾が2イニングを完ぺきに抑えたドラゴンズは、
10回から3番手に河原を起用。
ただこの日は、マスクを被った小山との呼吸が
合わないのか、自慢の制球が今ひとつ
ヒットと犠打、そして四球で、1死一、二塁。
この日最大ともいえるピンチで、迎えるはトップに返って赤松
ところが、ここでこのゲームの流れを変えるプレーが出ましたね。

カウント2-1からの4球目、
真ん中低めのフォークを弾き返した打球は、投前へ。
河原が取りに行くも掴めず、弾いてしまったものの、
この打球に、なんとショートの井端見事な対応
回り込みながら捕球と同時にベースを踏んで一塁へ転送。
打者走者が俊足の赤松でしたが、間に合って6-6-3の併殺が完成!
まさにラッキー、『結果オーライ』的要素も高かったですが、
一瞬で河原が救われ、そのウラの攻撃に弾みをつけたこのプレー。
これが、ほんとに大きかったと思いましたね。


流れがややこちらに向いてきつつ、迎えた10回ウラ、
1死から荒木が四球を選ぶと、続く森野の初球に素早く二盗。
タイミング的にはアウトにも見えましたが、
荒木の足がしっかり入って、得点圏にランナーが。
さらにここで広島ベンチが、森野敬遠
確実性を選択したのか、なんとブランコとの勝負を選択。
この日内野安打1本あるものの、
それ以外の打席は自分の打撃ができていなかった主砲
相手は与しやすしと見たのでしょうか。
ただこういう場面、普通の4番なら
「なめられている」とか「屈辱」とか、「プライド」とか、
そういう気持ちに溢れてしまうのでしょうが、
画面に映されていたブランコの表情には、
そんなものが全くなさそうで、むしろ冷静に見えましたね。
それがわかったのが、試合後のお立ち台。
「ダブルプレーを狙って内角に来ると思った。
とにかくダブルプレーにならないように打った」

力んで振り回してしまいつつある場面で
しっかりと状況判断。さらにそれまでより軽いバットを握り、
内角球に狙いを絞っていたというブランコ

そんな気持ちはつゆ知らず、
こちらは何とか決めてほしいと願いましたが、
0-1からの2球目、内角低めにお誂え向きのシュートが、
このゾーンが「ツボ」でもあるブランコがきっちり振り抜くと、
完ぺきに捉えた打球は、打った瞬間
それと分かるライナーが左中間スタンドへと一直線。
やはり膠着したゲームにケリを付けたのは、主砲の豪快な一振り
同時にそれは河原に4年ぶり、中日入団後初の白星をプレゼント。
また神宮で負け越し、重いムードを背負っていたチームにとっても、
それを払拭する一発になったのではないかと思いました。


打った人と抑えた人。早出特打の努力も実った
ブランコ弾でサヨナラ勝ち。
なかなかゲームが動かず、
このまま引き分けかなという思いこそあれ、
ただ不思議と負けるという考えが
起きなかった
のは、
相手は東京ヤクルトではなく、
カープだったからでしょうか。
ただ好投のチェンを勝たせることができず、
このままドローでは悪い流れがそのままとなってしまう。
そうならずに不安を断ち切ってくれた一発。
出た瞬間、スゴいなあと打球の行方に感心するとともに、
勝ててよかったと、ほんとホッとしましたね。
これで再び、上位追撃に向けて進むことができる。
神様仏様とまではいいませんが、
それほどありがたい一撃だったんじゃないかなと。

これで対カープ戦は、6連勝
チェンも勝ち星こそ付きませんでしたが、
1.62で防御率リーグ1位にも復帰しましたし、
ほぼ復活した今後の投球も実に楽しみですね。
劇的勝利を受けての第2戦は、週末恒例のデーゲーム
先発は中6日で吉見が濃厚ですが、
ぜひともチェンに続いて、広島打線を封じ込み、
ハイレベルでの防御率争いに持ち込んでほしいもの。
一方打線は、やや和田小池の調子が心配ですが、
藤井がこの日もマルチ安打と上がってきたのが好材料。
この日はやや湿りかちとなってしまいましたが、
できれば早い回で前田健太を捕まえてほしい。
上位2チームも共に勝利したため、ゲーム差には変化なしですが、
とりあえずは1試合1試合しっかりモノにしていく。
地に足付けて、貯金をかせぐ週末にしてほしいなと思います。


☆ウィナーズ・ボイス(10日)

◎トニ・ブランコ

<延長10回1死一、二塁、サヨナラ3ランを放つ>
「(おめでとうございます)アリガトウゴザイマス。
(森野が四球で塁に出たが、どんな気持ちで打席へ)
きっとダブルプレーを狙って、インコースに来ると思いましたので、
それを狙ってとにかくダブルプレーにならないように打ちました。
(振り抜いた後の感触は)
ほんとにほんとにありがとうございます。
完ぺきに打つことができました。ありがとうございます。
(それまでの打席で内角球にバットを折られるような
場面もあったが、それが最後の打席に活きた部分もあったか)
えー、きのう、一昨日と少し考えすぎてまして、
あまり調子が良くなかったので、これを
きょうは思い切っていこうと思って、一生懸命やりました。
それが良かったんだと思います。
(試合前に早く出てきて打撃練習。そんな努力が活きたのでは)
そうですね。感じがやっぱり良くなかったので、
とにかく練習して練習して、感じを掴みました。
(チームの連敗を止める大きなホームランになった。
明日からの戦いに向けての気持ちを最後に)
えー、きょうのように頑張ります。
もう少し楽に勝ちたいと思いますけど。
きょうのように頑張りますので、
みなさんも応援よろしくお願いします!」



<両チーム無得点の10回。
1死から四球で出た荒木が、森野の初球に盗塁を決めた。
森野は歩かされて一、二塁。初球の変化球を見送ったあと、
内角に食い込みながら落ちるシュートをたたいた。
打球は瞬く間に左中間席に突き刺さり、サヨナラ3ランとなった>
「(敬遠は)アメリカでも経験はある。特別なことじゃない。
相手は、内角球でゴロを打たせて併殺を狙ってくると思った。
後ろにはいい打者がいる。
その球に内側からバットを出して、併殺にならないように
少なくともフライをを打ち上げようと思っていた」

<状況に合わせてバットも変えていた。
手にしたのは普段よりやや軽めのタイプ。
先発の大竹らに詰まらされ、3本バットを折っていた。
勝利へのチャンスを目前に誰もが高揚する場面で、
冷静にバットと狙い球を選択していた>
「それまでバットを3本も折られていたからね。
最後(の打席)だし、延長に入って疲れもあったので
少し軽いバットを使った。
グラム数までは分からないけど、
少しでもフライを打ちやすくしようと思って。
ゲッツーにならないように内側からバットを出すには、
いつもより軽いバットの方がいいと思ったんだ。
軽いバットを使ったら、うまく振り抜けたよ」

<努力も実を結んだ。
プチ・スランプ脱出のカギは『ハード・ワーク』。
12打数2安打と湿った東京ヤクルト3連戦。
神宮で敗れた前夜はホテルのベッドに入っても寝つけなかった。
きまじめなクリスチャンは、前夜は午前4時まで
就寝できなかったことを明かして>
「よく眠れなかったんだ」

<聖書を読み、心を落ち着けてようやく眠ったが、
それでも、すぐに目を覚ますと桂川通訳にこう告げた>
「エクストラ・バッティング(早出特打)をしたいんだ」

<この日は東京から名古屋へ移動し
試合に臨むというハードな一日だったが、
東京駅へ向かうと、チームの移動便よりも早い
10時50分の新幹線に飛び乗ってナゴヤドームへ。
まだ他の選手が準備している間に1人、早出特打を敢行。
全体練習が始まる前に約20分、黙々とバットを振り続けた>
「ここ数試合、力強く振れていなかったし、
左足をホーム側に踏み込み過ぎていると感じていた。
チェックポイントがいくつかあった。
いろいろと確認したいこともあった」

<巨人に勝ち越した余勢を駆ったはずの神宮で負け越し。
本拠地で立て直そうとしたが、打線は7回を気迫で抑えた
チェンにこたえることができていなかった。
主砲の一発には、チーム一人一人の硬さを
一気に解きほぐすだけの威力があった>
「今日も投手が素晴らしい働きをしてくれた。
この勝利で、みんなの士気がまた上がると思う。
これをきっかけにして、また5試合、6試合と勝っていきたい」
中スポ中日新聞サンスポスポーツ報知
時事通信スポニチ名古屋ニッカンデイリー


○石嶺打撃コーチ
<志願して早出特打をするなど、
必要と感じた練習は怠らないのブランコに目を細めて>
「今日だけでなく、自主的にマシンを使って打ち込むこともよくある。
ここまで熱心な外国人も本当に珍しいよ」
中スポ中日新聞


○河原純一
<0-0の延長10回に救援。1死一、二塁のピンチを迎えたが、
赤松のピッチャー返しがグラブに当たり、打球を井端が捕球。
二塁ベースを踏み、一塁送球で併殺。
一瞬でピンチを切り抜け、そのウラに劇的なサヨナラ3ランが飛び出した。
プロ通算28勝目を喜ぶより、周囲に感謝して>
「みんなのおかげで勝ち星をいただきました。
きょうはチェンも浅尾もいいピッチングをしていたので、
チームが勝ったことが一番うれしい」

<地鳴りのような声援が、その耳にも届いた。
浪人生活を経て、西武時代の05年6月11日、
対巨人戦(東京ドーム)以来、1490日ぶりの白星。
普段は先発や他の投手の白星を守るために力を尽くす男は、
人気のないベンチ裏で静かに喜びをかみしめ、
ブランコが生還すると、マウンド上で見せていた
ポーカーフェースを崩し、笑顔で力強く握手を交わした>
「ちょうどアイシングをしていたんです。
グラウンドに飛び出した方がいいかな、と思っていたんですけどね」

<前日の東京ヤクルト戦では満塁でマウンドに上がり、
2人の走者をかえして前任者の自責点を増やしてしまった。
その失敗を取り返すチャンスは延長10回。
先頭・廣瀬に左前打され、犠打で1死二塁。
迎えた代打・嶋を歩かせることに、何のためらいもなかった>
「若いころだったら歩かせてもいい場面で、
ボールでもバットの届くところに投げちゃって痛い目にもあった。
でも今は(嶋を歩かせても次打者の)赤松君を抑えれば、
次の(左打者)東出君には左ピッチャーを出すという選択肢もある、
というぐらいに考えられる」

<ウイニングボールは歓喜の左中間スタンドに
飛び込んでしまい手元にはないが、苦笑いして>
「ぼくはいらないですよ」

<巨人、西武時代には先発も抑えも経験。
中継ぎという立場も、実に客観的に理解している。
まるでマウンドにいる自分を第三者として見ているよう。
そんな達観ぶりが、快投を生み出しているのではないだろうか。
それだけ登板ごとに抑えなければという重圧と戦っている証拠でもある。
苦労人はサラリと振り返って>
「僕は先発でもないし、一日一日、自分の仕事をするだけ。
僕らは勝ちがつくつかないじゃなくて、
与えられた仕事をこなせるかどうかが大事だから。
先発だったら、気にすると思いますけどね」
中スポ<ドラ番記者>中日新聞おおさか報知
共同通信社時事通信毎日jp12スポニチ名古屋ニッカン

○森バッテリーチーフコーチ
<延長10回1死一、二塁、赤松を遊ゴロ併殺。
紙一重の差で河原が勝利投手となったが、場面を振り返って>
「(打者が)次の東出に回っていたら岩瀬だった」
おおさか報知


○チェン・ウェイン
<7イニング4安打の好投で、本塁を踏ませなかった。
打線の援護に恵まれず、3勝目は逃したが
完ぺきに近い投球内容に、手応えを口にして>
「調子はだんだん戻ってきたと思います。
コントロールも良かったし、四球も以前より少なくなってきたと思う。
この調子を維持して、次の登板も頑張りたいと思います」

<力でねじ伏せるとはこのこと。
序盤から150キロ近い速球で広島打線をねじ伏せ、
課題の制球がさえ、1四球で毎回の11奪三振。
昨年9月22日の東京ヤクルト戦の10個を超える自己最多。
速球を狙われても大丈夫。打たれない。自信と気迫にあふれていた>
「3、4、5番打者に真っすぐでいっても、空振りやファウルが取れていた。
真っすぐを狙っているだろうけど、
思い切っていけば、高めにいってもファウルになる」

<奪三振ラッシュにもちっともうれしくなさそうだったが、投球内容に笑顔>
「きょうはストライクが先行できたからだと思う。
ボールが先行するとあまり三振が取れない。
きょうは三振も多かったけど、球数が多かった。
ゴロを打たせて取るようにして球数を少なくしたい。
ケガする前に戻ってきた感じです。次もこういう投球をしたい」

<左肩の張りからの復帰2戦目。
右打者を詰まらせた内角速球に手応えがあった。
7イニング4安打無失点という快投の生命線になった>
「自分の一番自信のあるボールです」

<豪快が本来の姿。一時期、他の投手のように
コースを細かく狙う投球を目指したが、やめた。
本来の自分はどんな投手か考え、見つめなおし、開き直った>
「もともとそういうピッチャーじゃない。
コースを狙えるなら狙えた方がいいけど、
狙いすぎると四球、四球になってしまう。
もともと細かいコントロールとかは気にしていなかった。
台湾では力と力。どちらかというとアメリカに近い感じ」

<快速球を生かすアクセントも効いた。
1軍復帰後、投げる数を増やしているのはスローカーブ。
これで緩急の差がより広がった。
カーブは台湾時代から投げていたは、
気付かないうちに威力が落ちていた。
緩いカーブにするため、腕の振りまで緩くなっていたという。
そこでカーブを修正。多少スピードが増しても、
しっかり腕を振って投げた方が威力が増すと考えを変えた>
「ファームでカーブを投げていたときにもっと速くていい、と言われた。
ストライクを投げるとか考えずに、低く投げて、
空振りをとれるくらいにしたいと思った」

<防御率はリーグトップに立った。
先輩・吉見の1.69を抜く『1.62』。
しかしこちらも三振と同じく欲がない。こう言って笑う>
「吉見さんはコースをきっちり投げられるから、しっかり抑えられる。
ボクの場合は真っすぐを狙われているから、
抑えられているのはラッキー。必ずいつか打たれます」
カメラブログ中スポ共同通信社毎日jpニッカン


○井端弘和
<10回1死一、二塁から広島・赤松の打球は、
投手・河原のグラブをはじいてセンター方向へ。
その打球に追いつくと、二塁ベースを踏んで一塁へ送球。
併殺プレーを完成させた。絶妙な守備でサヨナラ劇を呼び込んで>
「最初はセカンドゴロかと思いましたけどね。
でもあれは普通のプレーですよ」
(中スポ)

○森野将彦
<4試合連続でマルチ安打。
打率.269と上昇カーブを描いているが、試合後は反省しきり。
7回2死満塁から三振に倒れたことを悔やんでいた>
「あそこで打たないと意味がないですよ。それが売りだったのに」

<満塁では開幕から7試合連続安打していたが、
これで2打席連続三振。気持ちを切り替えて>
「満塁? 三振ばっかりですね。あしたまた頑張ります」
(中スポ)

○立浪和義
<この日も出番なし。試合後は苦笑いを浮かべて>
「きょうは閉店だね」

<これで4試合連続で出番がないが、気持ちを切り替えて>
「出ないときは出ないし、出るときは続けて出る。
だからまた出たときに頑張りますよ」
(中スポ)


○浅尾拓也
<ゲーム展開によって、ほとんどの投手が
2度、3度と肩をつくって準備するが、岩瀬と2人は違った。
終盤の決まったタイミングで1度だけ肩をつくっていた。
役割がハードなだけに、ブルペンでは
負担を軽くしようと考えられている。
リーグ戦再開から3連投し、休日を挟んでまた3連投。
その翌日は最初から温存方針だったという。
故障しないように計画的に起用されているが、
前日までの1週間、パタリと出番がなくなっていた>
「登板が開くより投げた方がいいんですけど…」
(中スポ<ドラ番記者>


○落合監督
<延長10回、今季5度目のサヨナラ勝ち。
試合後、言葉少なに会見を切り上げたが>
「きょうは打った人と抑えた人に聞いてください。
欲を言えば(先発の)チェンに勝ち星を付けたかったぐらいかな」
中スポサンスポ時事通信毎日jpスポニチ名古屋ニッカン


今日の公示。(10日)

◆セ・リーグ

【出場選手登録】
△中日 長峰昌司投手、岩﨑達郎内野手、中村一生外野手
【出場選手登録抹消】
▼中日 小林正人投手、谷哲也内野手、野本圭外野手
(再登録は20日以降。公式サイト共同通信社

△長峰昌司
<中村一生、岩﨑達郎とともにこの日、出場選手登録される。
ファームでは5勝1敗で防御率2.09。先発する機会も多かったが、
1軍では中継ぎの可能性も大きい>
「先発させてもらってますけど、
上(1軍)ではリリーフで投げるときも長いイニングになることが多いので。
上ではリリーフかもしれませんが、長いイニングも
投げれた方がいいですからね。しっかりやっていきます」
(中スポ)

△中村一生
<同じくこの日、出場選手登録される。
今季初昇格、2軍では打率.315で1本塁打と結果を残していた>
「きのう(9日)練習に合流するように言われました。
出る機会があったらしっかり頑張ります」
(中スポ)




コメント

私も、ブランコ選手、冷静だなと思って観てました。
落ち着いて、何をすべきかを考えられるのは
素晴らしいですね。天賦の飛ばす才能に加えて
クレバーな面もあり、ますます頼もしくなりました。

河原投手、よかったですよね! 自身の勝利は
4年ぶりということで、ちょっと驚きもしましたが、
そのぶん、とても感慨深いです

またしても運良くサヨナラ勝ちを現地で観戦することができました^^
監督が言っていたようにチェンくんに勝ち星をつけてあげたかったですが、
河原さんに勝ちがついて良かったような気がします。
チェンくんにはこれからたくさんの勝ち星がついてくるはずですから☆

中継ぎがいいと野球が締まりますね。
特に浅尾の完璧な投球が光っていました。
ユニフォームの袖口を気にしながら投げる
浅尾キュンはアイドルの顔した勝負師に
見えました

河原の4年ぶりの白星がついて
ますます円熟味のある投球を見せて
くるでしょう

土日はきっちりと連勝で決めて
首位奪取のリスタートをしてもらいたいです。

茶色さんの森野へのイメージが悪いのでしょうかね?
ブランコで、げっちゅ~狙いが裏目に出た模様で
それにしても、これが4番の仕事でした

投手陣が踏ん張ると試合が引き締まります
ジャッキーに勝ち星が付かないのは残念ですが
いつかは援護してくれて勝ってくれるとは思います。
今日も勝って神宮で負けた2つ分を
まずは返済してほしいですね

みなさんコメントありがとうございます!
今日のスタメン、なんと7番・右翼に中川選手。
西川選手と代わって、登録即スタメンですよ


>ドライチさん
ブランコ選手、ほんと冷静でしたよね。
やってやる!とかそういう気迫的なものではなく、
クールに仕事をして、チームを勝利に導く。
早出特打の成果も出て、よかったと思いました

河原投手、4年ぶりの勝利。
先日のお立ち台のときもそうでしたが、
この4年間の経験が投球を引き立たせているのでしょう


>gachaoさん
観戦おつかれさまでした。
荒木選手の抱擁フォトがとてもよかったです。
サヨナラ勝ちというのはほんと燃えるもの、
再び体験できて、まさに地元の特権だと思います

チェン投手、これだけ投げられれば、次は勝ちが付くでしょう。
後半戦で一気に巻き返してほしいですね


>ギンタロウ。さん
浅尾投手、完ぺきでしたね
打たせて取る投球で2イニングを圧倒。
この調子で3連投をお願いしたいです。

ユニの袖がかなりまくり上がっていましたね。
この夏「浅尾スタイル」として流行するかもしれません


>daiさん
前回のマツダスタジアムでの対戦では、
森野選手には、やられましたからね。
ただ自分的にはなぜ勝負しないの?と、でしたよ。

相手の投手も含め、やはりしっかり投げると
ゲームはほんと締まりますね
きょうの先発は吉見投手。
ぜひとも勝って、2ケタに王手をかけてほしいです。

この記事へのコメントは終了しました。

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