競り合い制して6連勝、竜首位追撃さらに接近!
ハマスタでお得意様・横浜を3タテ。
5連勝で首位追撃へ、さらに勢いに乗るドラゴンズ。
9連戦及び前半戦最後のカードとなるのは、
地元・ナゴヤドームに戻っての広島カープとの3連戦。
海の日のナイトゲームとなった初戦は、競り合いの展開。
6回、先発・中田が同点に追いつかれ、
8回に、3番手・浅尾が勝ち越しを許したものの、
そのウラ、打線がシュルツをつかまえ、和田の同点適時打、
さらに相手バッテリーエラーにより、一気に逆転。
今季2度目の6連勝で、広島戦はカード9連勝。
貯金15となったドラゴンズ、巨人との差は2.5ゲームとなりました。
◇セントラル・リーグ公式戦 中日-広島 13回戦 (20日・ナゴヤドーム | 中日10勝3敗) | ||||||||||
33619人 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R |
広 島 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 3 |
中 日 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | × | 4 |
[勝] 浅尾(36試合6勝6敗) [D本] なし | ||||||||||
[Dバッテリー] 中田、河原、浅尾 - 谷繁 |
◇対広島13回戦・スタメン
1 (遊)井端 (4打数2安打)
2 (二)荒木 (3打数無安打)
3 (三)森野 (1打数1安打2打点)
4 (一)ブランコ (3打数無安打)
5 (左)和田 (3打数1安打1打点)
6 (中)藤井 (3打数無安打)
7 (右)中村一生 (2打数無安打)
8 (捕)谷繁 (3打数無安打)
9 (投)中田 (2打数1安打)
【イニング経過】
<1回・広島> P・中田(中5日)
梵中スライダー中前打、東出投犠打、
フィリップス中高めフォーク見三振、
2死二塁から、栗原内高め直球中飛
<1回ウラ・中日> P・ルイス
井端一ゴロ、荒木右飛、
森野四球、ブランコ内直球伸びなし左直
<2回・広島> P・中田
マクレーン中フォーク左中間突破二塁打、
末永外高めフォーク空三振、天谷右足直撃死球、
2死一、二塁から、石原スライダー6-6-3併殺
<2回ウラ・中日> P・ルイス
和田ストレート四球、藤井高いバウンド三ゴロ・和田二進、
中村一生二ゴロ進塁打・和田三進、
2死三塁から、谷繁外スライダー空三振
<3回ウラ・中日> P・ルイス
中田高め直球中前打、
井端外スライダー超ボテボテ三塁内野安打、
荒木捕犠打、
1死二、三塁から、森野初球外高め直球左翼線突破二塁打(D 2-0 C)
1死二塁から、ブランコ内シュート詰まり三ゴロ、
2死二塁から、和田内シュート詰まり三ゴロ
<4回・広島> P・中田
フィリップス四球、栗原外スライダー右飛、
マクレーン外スライダー遊直、末永外大きく外れ四球、
2死一、二塁から、天谷中低め145キロズバっと見三振
<6回・広島> P・中田
フィリップス中飛、栗原外スライダー中前打、
マクレーン高めフォーク詰まり三飛、
末永外フォークうまく拾って左翼線運ぶ二塁打、
2死二、三塁から、天谷内高め直球右前2点適時打(D 2-2 C)
<6回ウラ・中日> P・ルイス
森野ストレート四球、ブランコ外外れ四球、
和田外低めスライダーボール球空三振、
1死一、二塁から、藤井内スライダー右直・
二走森野ボーンヘッド・飛び出し戻れず併殺
<7回・広島> P・中田
石原二ゴロ、ルイス外スライダー中前抜けていくヒット、
梵外高めスライダー中飛、
東出三塁線絶妙セーフティバントヒット、
P・河原
2死一、二塁から、フィリップス中低めスライダー遊ゴロ
<8回・広島> P・浅尾
栗原初球どまん中直球中前打、
マクレーン中低め直球三遊間抜かれヒット、
末永投犠打・浅尾落ち着いて処理1-5三封、
天谷外フォークバット空を切り三振、
2死一、二塁から、代打嶋真ん中フォーク叩き・
前進ライトオーバー適時二塁打(D 2-3 C)
2死二、三塁から、代打喜田剛153キロバットへし折り二飛
<8回ウラ・中日> P・シュルツ 捕・會澤翼
井端中直球右前打、荒木一ゴロ進塁打・井端二進、
森野2球目・ブラウン監督自らマウンドへ、森野四球、
1死一、二塁から、ブランコ外スライダー中飛・タッチアップ井端三進、
2死一、三塁から、和田初球外直球・
叩きつけ高いバウンド中前抜けていく適時打(D 3-3 C)
2死一、二塁から、代打立浪内直球見て四球・代走英智、
2死満塁から、小池初球中スライダー捕手大きくはじく・
その間に三走森野生還=シュルツ暴投(D 4-3 C)
<9回・広島> P・浅尾
梵外直球遊ゴロ、東出内直球二ゴロ、フィリップス四球、
2死一塁から、栗原内150キロ力ない右飛、試合終了。
【ゲームレビュー】
逆転で6連勝
2-3と勝ち越された直後の8回に
安打と四球などで2死一、三塁とし、和田の中前打で同点。
さらに四球で満塁から、暴投で勝ち越した。
8回から登板の3番手・浅尾が6勝目。
広島は拙攻が響き、中日戦9連敗。
(公式サイト、共同通信社、ニッカン式スコア)
この日からのナゴヤドーム3連戦は『ドーム夏祭り』。
試合後には1日限定の「海の日ドーム花火」が行われたようですが、
無事に勝ちゲームに上げられてよかったですね。
横浜を3タテし、今度は地元でカード8連勝中の広島との対戦。
ただ移動ゲームだったからなのか、そういう星回りなのか、
その辺はよくわかりませんが、終盤までは苦戦の展開。
先発・中田が粘りの投球でしのいできたものの、
6回2死から連打で2-2の同点に追いつかれると、
そのウラの攻撃では連続四球でチャンスをもらいながら、
藤井の右飛で森野が大きく飛び出すボーンヘッド。
それで流れが相手に傾くと、7回のピンチこそ断ち切りましたが、
8回、浅尾が代打・嶋に対して追い込みながら、
勝負球のフォークが甘く入ってしまい、勝ち越し打を献上。
一方、打線は広島先発・ルイスに対して、わずか3安打。
しかも3回以降は四球こそあれど、ヒットさえ出ないありさま。
終盤に入り勝ち越されたことで、相手も勝ちパターンの継投策。
おそらく8回・シュルツ、9回・永川と繋いでくるだろうという
予測も立ち、これはまずいなとも思いましたが、
逆に継投に入ってくれたことで、風向きが変わりましたね。
8回ウラ、嶋、喜田剛と代打策を仕掛けた広島。
よってバッテリーがそっくり代わったのですが、
シュルツとともに登場した捕手が、若い會澤翼。
倉ではなく珍しいなと、そのときは思っていましたが、
この起用が明暗を分けたようで。
會澤の肩を期待したという相手の事情はさておき、
この日のシュルツのボールが来ていなかったのが、幸い。
異例の早出特打を敢行したものの、
それまではボテボテ打しか打てなかった
井端の右前打を皮切りに、荒木が右打ちで二塁に進めると、
先制打の森野は警戒されたか、四球。
続くブランコの中飛で、井端がタッチアップし三塁へ進むと、
この日得点圏で凡退していた和田に待望のタイムリー。
外へのストレートを積極的に叩きつけての高いバウンドが
長身のシュルツの頭を越えていっての一打でしたが、
抜けた瞬間、ほんとに「ヨシッ!」と思いましたね。
同時にこれで今夜もイケルかもと。
その思いはドラゴンズベンチも同じだったようで、
藤井を迎えたところで、代打の切り札・立浪を起用。
ここで相手が動くかと思いましたが、それもなく
立浪が0-3から2-3になりながらも、きっちり四球を選んで満塁。
そして続く小池の初球に、まさかのバッテリーエラー。
なんとシュルツが投じた初球、スライダーを
會澤が大きく手前に弾いてしまい、ワイルドピッチ。
その間に三塁から、森野が生還しての勝ち越し劇。
まあ相手バッテリーの呼吸が合わなかったことが大きかったですが、
そういう小さなほころびからも、活路を見いだし得点へとつなげる。
そしてそこに至るまでは、しっかりとしたつなぎ。
まあ走塁ミスなどもいくつかありましたが、
しっかり自分のやるべきことをできていることが、
下位チームに対しての取りこぼしのなさ、
そして競り合いにおいての強さに繋がっている。
そんなことを感じた、この日のゲームでありました。それにしても、
これでカープ戦は9連勝。
リーグ戦再開時には、
球宴前に9試合もあって、
正直「やだな」と思っていましたが、
ほんとうれしすぎる誤算となっていますね。
確かにこの日に関しては、相手の勝ちたいという気持ちも
プレーに十分出ていたようにも感じましたが、
それでも、その力の差歴然というところでしょうか。
ここまで来たら、残り2試合もしっかり取りながら、
さらに巨人との差を詰めて、前半戦を締めくくりたい。
この日の最終回、1点リードにもかかわらず、浅尾が続投。
体調不良?の守護神・岩瀬が登板しなかったことが
少なからず波紋を広げていますが、まあその辺りも含め、
2戦目以降も竜の動向を見守っていこうと思います。
☆ウィナーズ・ボイス(20日)
◎和田一浩
<8回2死一、三塁から同点中前適時打を放つ>
「ありがとうございます。
(一度はリードされ劣勢の中、8回にチャンスが回ってきたが
2死だったが、どういう思いで打席へ)
えー、そうですね。きょうは全部得点圏での打席だったんですけど、
えー、その前2回凡退して、あのう、チームに貢献できてなかったんで、
えー、打席に入る前から、あのう、きょうはこういう流れで
えー、もう一度得点圏で回ってくるんじゃないかなっていう
予感はしてたんで、えー、準備はできてました。
(初球、当たった感触は)
あのう、打球自体はよくなかったんですけど、
あのう、感触的にはよかったんで、
あのう、抜けるんじゃないかなと思いました。
(長身のシュルツの上を打球が越えていった)
そうですね。あのう、いいコースに飛んでくれたと思います。
(良い流れを作ったという意味で手応えがあったのでは)
そうですね、あのう、みんなが、あのうつないで、
あのう、ホームランはないんですけども、
えー、何とか点を取れているんで、えー、そういう意味では、あのう、
すごく全員で良い流れで野球ができているんじゃないかなと思います。
(チーム6連勝、広島戦は9連勝、全部競って勝っています。
この強さをどう感じるか)
そうですね、あのう、カープはあのう、
すごくいいピッチャーが多くて、あのう、
もつれる試合は多いんですけども、
それ以上にうちのピッチャーが頑張ってくれてるんで、
えーそういう意味では良い試合ができてるんじゃないかなと思います。
(あと広島戦2試合、どんな活躍を見せてくれますか)
そうですね、あのうまあ、前半戦あと2つなんで、
えー、必ず2つ、えー、か、勝ちます!!(笑)」
<8回、タイムリー談話>
「スピンの効いた打球だったので、抜けると思った。
本当は先発を打ち崩すのが理想だけど」
<今年で37歳になったベテランにとって
梅雨の季節の9連戦はキツイ。
しかも今回は甲子園→横浜→名古屋と移動が2回。
腰痛持ちにとって、さらにタフになる。
それでも故障での離脱だけはご法度。
オンとオフを切り替えて結果を残している>
「9連戦? ユニホームを着て、
プレーボールがかかれば気にならないですけどね。
プレーボールがかかる前はキツイですよ」。
(中スポ、サンスポ1、2、スポーツ報知、時事通信、スポニチ名古屋、ニッカン)
○森野将彦
<3回1死二、三塁。左翼線へ先制タイムリー2点二塁打を放つ。
外角高めのファーストストライク、145キロを弾き返した。
ルイスは上得意の相手。昨季は7打数4安打、1本塁打、3打点。
今年はこの日まで7打数3安打、1本塁打、5打点と
すでに昨年分、打っている勘定。
この日対した3打席で、投げ込まれたストライクはたったの2球。
そのうちの1球を逃さずに安打にして>
「何とか反対方向に打てば、点になると思ったので。
ランナーをかえそうというときは、
反対方向が鉄則ですから。うまく打てました」
<この先制2点二塁打で打点を『61』に伸ばし、リーグ3位に浮上。
謙そんしたが、打点を稼ぐクリーンアップの仕事を果たしている>
「打率も低いんで、それくらいしか働く場所がないですから」
<8回2死満塁ではシュルツの暴投で
三塁から決勝のホームを駆け抜ける。
さらりと振り返ったが、すきを見逃さない好プレーに>
「普通じゃないですか。普通ですよ。
あれだけはじいたら行けるでしょう」
(カメラブログ、中スポ、時事通信、ニッカン)
○井端弘和
<8回先頭、シュルツの149キロの直球を右前にはじき返して、
『負けムード』の漂うゲームの流れを引き戻すと、
2死一、三塁から和田の中前適時打で同点のホームを踏む。
4打数2安打、.320で再び打率トップに立ち、顔をほころばせて>
「早く出て打ったおかげで結果が出ました」
<ここ2試合でノーヒットが続いていたが、この日は早出特打を敢行。
横浜から名古屋へ戻ると、練習開始前に20分間の特打。
スイング始動時に左肩で反動をつけてしまうくせに気が付き、修正>
「原因が分かるまでは打ち込みたくなかったけど、
体を煽り過ぎだと分かったので。
まあ半分は気分的な問題。感覚的なものですけどね」
<18日の横浜戦の守備で、下園の二盗の際のプレーで、
左手をもぎ取られるように回転しながら
グラウンドに倒れこんだが、幸い深刻な故障には至らず。
若干の後遺症は残ったもものの、翌日以降も元気に試合に出続けている。
一つ間違えば、大きなケガに繋がっていたがこう振り返り>
「山﨑さんのけがを見ていたからね。
(99年9月30日、一塁で打者走者と交錯し、左手首を骨折)
あれは本当に危なかった」
<守る側はボールをキャッチしようとし、走者は全力で向かって来る。
避けようにも接触は避けられないが、それでも軽傷で済んだのは、
瞬間的に自分を守る『術』を施していたから。
あの瞬間、左手のグラブを放り出していたのが、それ。
グラブを意図的に外した結果、衝撃をうまく逃すことができた>
「(左手に)グラブが引っかかっていたらまずかった」
(中スポ、<ドラ番記者>、スポーツ報知)
○荒木雅博
<ヒットこそ出なかったが、小技でチームに貢献。
3回無死一、二塁では送りバントを初球で決め、
8回無死一塁ではエンドランのサインにきっちり一ゴロを打って
走者を進めると、ともに得点に結びついた。
それでもしっかり足元を見据えて>
「ぼくらは一戦一戦やるだけ。
まだゲーム差を気にする時期じゃないんで」
(中スポ)
○石嶺打撃コーチ
<8回、先頭の井端が右前打で出ると、
続く荒木がきっちり転がす一ゴロを打ち、井端は二進。
逆転劇の始まりにあった渋い働きを褒めて>
「最低限じゃなくて、最高の仕事だよ」
(サンスポ)
○立浪和義
<同点に追いついた直後の8回2死一、二塁、
藤井の代打で登場すると、0-3から2球見逃し、
フルカウントからの6球目がボール。
結局1球もバットを振ることなく選んで満塁とし、
その直後に暴投によって決勝点が転がり込んできた。
試合後は反省しつつも、6連勝に笑顔を浮かべて>
「結果オーライやね。
ノースリーからいこうと思ったけど、フッとやめてしまった。
結果的には、あの1球が一番甘かった。
まあ、打っていればどうなったか分からないけどね」
(中スポ)
○浅尾拓也
<8回からの2イニングを1失点に抑え、今季6勝目を手に。
2-2の同点の8回に登場。2死一、二塁から代打・嶋に
右翼へ勝ち越し二塁打を許したが、そのウラ味方が2点を取り逆転。
本来なら岩瀬が出てくる9回も続投し、
最後は2死一塁から栗原を150キロの内角球で右飛に打ち取った。
続投の機会を与えられ、熱くなった。
野手陣へ、恩返しの力投で無失点。6連勝のハイタッチに加わって>
「野手の方に取り返していただいて感謝です。
点を取られてボクもくやしかった。
野手の方にすぐ取り返してもらい、絶対にゼロで抑えないといけない。
自分に経験させてもらっているというのも感じました」
(中スポ、サンスポ、スポーツ報知、ニッカン)
○河原純一
<同点の7回、2死一、二塁で登板すると、
3番・フィリップスを低めのスライダーできっちり遊ゴロに。
安定感抜群の右腕がまたしてもピンチをしのぐ。
ベテランの仕事が最後は勝利に結び付いて>
「四球で歩かせてもいいくらいの気持ちで低めに投げた。
後ろには浅尾や岩瀬といういい投手がいるから、
最少失点でしのごうと思った」
(中スポ)
○中田賢一
<2点のリードを守れずに7回途中で降板。
毎回のように走者を背負いながらも粘りのピッチングを続けていたが、
6回2死二、三塁から、天谷に右前2点適時打を許し、同点とされると、
7回は2死一、二塁とされて、後続にバトンを渡した。
勝ち星こそ付かなかったが、6イニング2/3を2失点なら及第点>
「先頭を出しながらも何とか粘り強く投げていたんですが。
粘りきりたかったですね。
(6回は)谷繁さんが構えたところとは違った。悔いの残る場面です」
<反省する一方で自身の本来の姿が戻ってきている手応えもつかんで>
「強気に攻めていく姿勢が戻ってきた」
(中スポ、サンスポ、スポニチ名古屋)
○福田永将
<7回2死、河原への代打で打席に立つと、
ルイスの直球に食らいついてファウルを4つ。
ただ2-2からの7球目、外角変化球にバットが空を切り悔しそう>
「やっぱり切れが違います。それを打たないとダメなんですけど」
<試合前に行われた中日2軍を対象とした
「ファーム月間賞」の6月度表彰式で、金一封を贈られる。
6月はウエスタン・リーグの18試合に出場。
4本塁打を含む25安打を放ち、打率.368、18打点を記録した>
「新井さんは1軍に上がっていて、
(ファームで)たくさん出してもらえたのが
よかったのだと思います。いい1カ月でした」
<21日はナゴヤドームで午前10時20分から始まる
2軍・福岡ソフトバンクに、夜の1軍・広島戦と親子出場の予定>
「(堂上直倫と)2人で出ます」
(中スポ)
○堂上直倫
<18日に今季初めて1軍に昇格した
期待の若手は試合前から大忙し。
練習では内野でノックを受けた後、フリー打撃。
そして井端の代わりに2度目のフリー打撃。
その後また守備練習を行って、汗びっしょり
さらに試合開始直前のセレモニーでは花束を受け取る役を務めた>
「少しきついですけど、頑張ります」
(ニッカン)
○中村一生
<グラブの親指部分には自身の名前が
『ISSEY』と記してある。通常ローマ字表記すると、
最後は『I』になるはずなのだが、本人に尋ねてみると、
最初は少し口ごもったが、照れ笑いを浮かべながら
その理由を明かしてくれた>
「(世界的な日本人ファッションデザイナーの)
イッセイ・ミヤケさんがそう綴っているので。それにあやかって」
(中スポ)
○岩瀬仁紀
<セーブがつく機会に登板しなかったが、
大事を取っての休養であることを示唆。
通常通りにブルペンで待機していたと説明>
「準備はしていたし、いくつもりだった。
きのうの試合で(左腕に)嫌な感じがあった。
きょうは大丈夫だったが、周りが気を使ったのかもしれない。
あしたは普通に投げられると思う」
(中スポ)
○森バッテリーチーフコーチ
<前日の横浜戦、マウンドでしきりに左ヒジを気にするしぐさを見せ
この日は試合終了前には球場を後にしていた岩瀬について、言葉を濁し>
「知らねぇよ。言えるはずないだろ」
(デイリー)
○落合監督
<今季2度目の6連勝。対広島戦連勝を『9』に伸ばし、
首位・巨人との差を2.5ゲーム差に縮めた>
「よく追い付いた? 誰が見てもそうだろう」
<1点リードの9回に岩瀬を投入せず、
浅尾を続投させたことについて、起用の意味を説明。
岩瀬の故障を完全否定。会見の間、ずっと明るい表情で>
「台所が苦しかった? それはない。
(岩瀬は)何の問題もない。(投げる)準備はできていた。
浅尾は自分が1点取られたのに2点取ってもらって、
自分で点を取られて勝ち投手になるのに、
あそこで岩瀬が抑えたんじゃあ、浅尾には何も残らないだろ。
自分で投げ切って勝ち投手になったほうが明日につながる」
(中スポ、サンスポ、スポーツ報知、時事通信、
スポニチ名古屋、ニッカン1、2、デイリー)
今日の公示。(20日)
◆セ・リーグ
【出場選手登録】
△中日 小林正人投手
(公式サイト、共同通信社)
△小林正人
<左腕リリーバーがきっちり登録可能期限のこの日、1軍に復帰。
10日に抹消になっていたが、調子が落ちているから
抹消になったと自覚して、再昇格へ向けて汗を流してきた。
2軍戦でも3試合、2イニング1/3を投げて、もちろん無失点。
休日休みまで3試合しかないが、その力は必要になる>
「ちょうどいいリフレッシュ期間になった?
そんないいもんじゃないですよ。
しっかり走って、しっかり投げてきました」
(中スポ)
若竜トピックス(20日)
◆ウエスタン・リーグ公式戦
中日-福岡ソフトバンク 16回戦
(20日・ナゴヤ球場)
H 000 000 001 = 1
D 000 001 001x = 2
[勝] 平井(5試合1勝1S)
[D本] デラロサ3号
[Dバッテリー] 中里、佐藤充、平井 - 前田
(公式サイト・戦評)
○トマス・デラロサ
<ウエスタン・福岡ソフトバンク戦の9回1死から
打席に立つと、柳川洋平の投じた146キロ速球をフルスイング。
打った瞬間それと分かる打球が、両翼100メートルある
ナゴヤ球場の高さ20メートルの左翼ネット最上部に直撃。
推定140メートルのサヨナラ驚弾で
ナインの手荒い祝福を受け、笑顔で悲鳴を上げる>
「最終回だったのでホームランを狙っていた。
カウントが1-3になったので集中してストレートを待った。
来たので思い切って叩いた。うまく打てた」
(ファームブログ)
○佐藤充
<5月中旬の左ひざ手術からの完全復調を目指すが、
83日ぶりに2軍公式戦復帰。6回から2番手で中継ぎ登板。
3イニングを無安打2奪三振1四球の無失点に抑える好投を見せる。
好調時をほうふつとさせる投球で、ホークス打線を手玉に取り、
気持ちを前面に押し出した小気味のいい投球を取り戻した>
「良かったと思います。
2戦目だったが、思ったようにピッチングが出来ました。
フォークも叩きつけるような感覚で投げられてよかったです。
腕もよく振れたし、真っすぐも自信を持って投げられた。
しっかり打者と勝負できた」
<いきなりクリーンアップとの対決とあって、アクセル全開。
3番中村晃を144キロの直球でどん詰まりの遊ゴロに打ち取ると、
4番中西をこの日最速の146キロ直球で見逃し三振に。
5番江川には切れ味鋭いフォークボールで空振り三振に切って取った。
その後の2イニングも攻めの姿勢を崩さず、
テンポよく投げ込んで二塁を踏ませない完ぺきな投球を披露>
「(立ち上がりは)特に集中して投げた。
投げるイニングも短い(3イニング)と決まってたし、
思いっきりいこうと決めていた。
ひざはもう問題ないです。後半戦は1軍で勝負できるように、
これからもしっかりと調整していきたい」
(ファームブログ、中スポ)
○中里篤史
<先発して、5イニングを投げ4安打無失点。
ストレートが低目に集まり、ホークス打線を完全に抑え込む。
制球も良く、ボールが先行したのは、
打者20人に対して5人だけだった>
「良かったです。カーブがコントロール良く
ストライクが入ったのでピッチングが楽でした。
ストレートも低目に投げられたし」
(ファームブログ)
中田も頑張っていただけに天谷への



一球が悔やまれます
でも5回で降板させられなかったのは
エース候補への期待度が高いという
ことだと思います
次回の関東での登板が楽しみです
それにしても、今のドラゴンズは強いです。
今夜もカープを叩いて気持ちよく
ASを迎えてもらいましょう!
やる夫のツキに期待したいと思います
投稿: ギンタロウ。 | 2009年7月21日 (火) 11時59分
欲を言えばケンイチ氏に勝ちが付いて


2-1ぐらいで逃げ切ってほしかったのですが
ただ逆転されても引っ繰り返してチームが勝つ
こういうゲームが出来るうちは
チームの状態が非常に良いという事ですかね
出来れば2つ勝ってASに入ってほしいとは思いますが
最低でも1つは勝ってほしいですね。
小笠原と健太に期待しましょう
投稿: dai | 2009年7月21日 (火) 12時22分
8回に勝ち越されたときは、ナゴヤドームの
カープ戦でレアな黒星を目撃してしまうかもと
弱気になりましたが、なんとか勝ててホッとしました。
浅尾投手が1失点で踏ん張ったのが大きかったです。
和田選手のお立ち台は大満足でしたが、興奮して
何を言っていたのかほとんど憶えていませんでした。
ヒーイン全文紹介で、しっかりと拝読しましたので!
投稿: ドライチ | 2009年7月21日 (火) 16時51分
調子が落ちないね。
さすがに昨日はやられたと思ったけど、すぐ逆転とはねえ。
今年はホント面白い。
最初はお笑い風味だったけど、その頃の試行錯誤が実ってるのが嬉しいね。
投稿: コロンビー | 2009年7月21日 (火) 16時51分
みなさんコメントありがとうございます!
今夜の先発は、小笠原投手。
中5日登板になりますが、前半戦ラストうまく締めてほしいですね
>ギンタロウ。さん
中田投手、追い込みながらあの一球やや高かったですね。
それまで粘っていただけに、踏ん張りきれなかったのが残念
ただセンター前ヒットは見事なモノがありました。
確かにドラゴンズ、良い流れですね。
やはり競り合いを制しているだけ、力が付いていると思います
>daiさん
中田投手が6回を投げきり、
パヤノ投手ら-河原投手-浅尾投手のリレーで
うまく逃げ切れればよかったのですが…。
ただ負けそうと思っていたのが、
ひっくり返ったのがラッキーでしたね
今夜からの2投手で連勝できれば大きいですね。
後半戦に弾みを付けるためにも頑張ってほしいです
>ドライチさん
観戦勝利おめでとうございます
浅尾投手が勝ち越されたときは本当にマズイと思いましたが、
同点そして逆転への流れ
勝ち越し点が暴投だったため、

お立ち台の人選、苦労したかもしれませんね。
それでも遠征先で、御贔屓・和田選手の単独お立ち台
これで出張の疲れも一気に吹き飛んだことと思います
>コロンビーさん
ここまで良い流れだと、反動がこわいですね。
それが球宴直後にならないことを祈る限りですが…
まあ勝負は時の運とはいえ、
しっかりとした野球ができれば、勝てるし強い。
そう思える最近です
投稿: Toshikichi | 2009年7月21日 (火) 18時34分
20日は中田が先発ということで急遽観戦してきました。
3回以外は毎回ランナーを背負う苦しいピッチングでしたが何とか要所を締め6回2/3を2失点。
四死球も3と良くも無く悪くも無くという感じでした。
時折見せる150km近い伸びのある直球はさすが中田といったところ。
自分のストレートの力を信じ自身を持ってガンガン投げ込んで欲しいです。
今のドラは横浜・広島にはホント強いですね。
21日は4点取られた時は負けを覚悟しました。
20日も決勝点がバッテリーエラーとは・・・。
負ける気が全くしません。
もちろん球宴後に待ち受けている読売・ヤクルトとの直接対決を制しないことには首位なんてありえません。
それまでは取りこぼしの無いようにしっかり戦って欲しいですね。
前半戦最後の今日ももちろん勝ち続けて8連勝決めてもらいましょう。
投稿: りくぶっち | 2009年7月22日 (水) 05時34分
コメントありがとうございます!
>りくぶっちさん

観戦おつかれさまでした
中田投手に関しては、言われる通り
「良くも無く悪くも無く」という感じでしたね。
後半戦、特に上位との対戦で力を発揮してほしい。
背番号20の巻き返し、もちろん期待しています
できれば球宴なしで、そのままGS6連戦を迎えてほしかったですが、
このブレイクがどう流れを変えるのか、気になります。
前半戦もいよいよラスト、勝って締めてほしいです
投稿: Toshikichi | 2009年7月22日 (水) 10時47分