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2009年7月

2009年7月31日 (金)

川井11連勝浅尾岩瀬記録リレーでGに勝ち越し!

一発攻勢返しによる大敗で連勝が9でストップ。
1勝1敗で迎えた東京ドームでの巨人との第3戦は、
序盤は川井-東野の両先発投手が好投。
しかし試合が動き出した中盤以降、流れをつかんだのはドラゴンズ
1点ビハインドで迎えた6回、小池が逆転の2ランを放ち、
東野をKOすると、代わった越智の乱調を突いて、
連続四球から、森野・ブランコの連続タイムリー。
打線の援護をもらった川井が7イニングを3失点と投げ抜くと、
8回以降は月間11ホールド浅尾-5年連続30セーブ岩瀬と繋いで勝利。
川井の開幕11連勝も含め記録リレーで、巨人に勝ち越しました。

◇セントラル・リーグ公式戦
巨人-中日 15回戦
(30日・東京ドーム | 中日6勝9敗)
42817人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
中 日
巨 人
[勝] 川井(14試合11勝)
[S] 岩瀬(40試合1勝2敗30S)
[D本] 小池6号2ラン
[Dバッテリー]
川井、浅尾、岩瀬 - 谷繁

◇対巨人15回戦・スタメン
1 (遊)井端  (4打数2安打)
2 (二)荒木  (4打数1安打1打点)
3 (三)森野  (3打数1安打1打点)
4 (一)ブランコ (4打数1安打1打点)
5 (左)和田  (4打数1安打)
6 (中)藤井  (4打数1安打)
7 (右)小池  (3打数1安打2打点)
8 (捕)谷繁  (4打数無安打)
9 (投)川井  (4打数1安打)

【イニング経過】
<1回・中日> P・東野
井端中直球遊直、荒木直球打ち上げ三飛、
森野内外れ四球、ブランコ内高め詰まり二直


<1回ウラ・巨人> P・川井(中10日=球宴から中5日)
坂本中カーブ空三振、松本外スライダー投ゴロ、
小笠原外スライダー一ゴロ

<2回・中日> P・東野
和田高め直球センターオーバーフェンス直撃ヒット、
藤井粘り10球目・和田二盗・阿部悪送球和田三進、
小池外スライダー外れ四球、
1死一、三塁から、谷繁外スライダースイング取られ三振、
2死一、三塁から、川井内スライダー一ゴロ


<2回ウラ・巨人> P・川井
ラミレス初球内直球中前打、亀井投犠打、
外チェンジアップ遊ゴロ、
阿部初球カーブ引っ張り右前打、
2死一、三塁から、木村拓也内直球詰まり遊ゴロ

<4回・中日> P・東野
ブランコ外スライダ振らされ三振、
和田初球良い当たり右直、
藤井内外れ四球、小池右ひじ死球、
2死一、二塁から、谷繁外スライダー空三振


<4回ウラ・巨人> P・川井
小笠原二ゴロ、ラミレス中カーブ左前落ちるヒット、
亀井4球目ラミレス二盗、亀井スライダー外れ四球、
初球中前抜けそうなゴロ・井端止めるもトス逸れて内野安打、
1死満塁から、阿部外直球合わせて中前2点適時打(D 0-2 G)
1死一、二塁から、木村拓也外チェンジアップ二ゴロ4-6-3併殺

<5回・中日> P・東野
川井見三振、井端初球外カーブ左前クリーンヒット、
1死一塁から、
荒木中直球右中間突破適時二塁打(D 1-2 G)
森野初球右飛・荒木タッチアップ三進、ブランコ警戒四球、
2死一、三塁から、和田初球外高め直球打ち損じ一邪飛・悔しがる…


<6回・中日> P・東野
藤井中前抜けていくヒット、
無死一塁から、
小池内低め直球・
すくい上げ左中間持って行く逆転2ラン(D 3-2 G)

P・越智
谷繁二ゴロ、川井外直球空三振、
井端四球、荒木警戒しすぎストレート四球、
2死一、二塁から、
森野外フォーク叩き中前抜ける適時打(D 4-2 G)
2死一、三塁から、ブランコ外高め直球・弾丸右前適時打(D 5-2 G)

<6回ウラ・巨人> P・川井
小笠原カーブ打たせて二ゴロ、ラミレス左前打、
亀井一ゴロ二封、
内低め一杯直球見三振・川井ガッツポーズ

<7回・中日> P・木村正太
藤井右飛、小池中飛、
谷繁四球、川井外カーブ合わせて中前落とすヒット、
井端粘って四球、
2死満塁から、荒木初球スライダー叩きつけ遊ゴロ


<7回ウラ・巨人> P・川井
阿部外カーブ拾って右翼席運ぶ本塁打(D 5-3 G)
木村拓也カーブ空三振、代打鈴木叩きつけ一ゴロ、
坂本中直球捉えられるも藤井ランニングキャッチ好捕

<8回ウラ・巨人> P・浅尾
松本初球左飛、小笠原中フォーク空三振、
ラミレス外直球右直
(浅尾セ・リーグ新の月間11ホールド達成)

<9回・中日> P・野間口
小池中飛、谷繁中フェンス際大きなフライ、
代打福田中スライダー三塁線突破二塁打・代走中川
2死二塁から、井端外直球右前落ちるヒット・
二走中川本塁突入も好返球・手前で楽々憤死


<9回ウラ・巨人> P・岩瀬(40試合目)
亀井外スライダー当てただけ遊ゴロ、
初球内直球中飛、阿部外スライダー右前打・代走寺内
代打イ・スンヨプ内シュート空三振、試合終了。
(川井開幕11連勝&岩瀬5年連続30セーブ達成)


【ゲームレビュー】
逆転勝ち 巨人に2カード連続で勝ち越し、ゲーム差を1.5とした

2点を先制されたが、5回に荒木が適時二塁打。
6回には小池の逆転2ランと
森野、ブランコの連続適時打で一気に4点を奪った。
川井は持ち味の打たせて取る投球で、
連勝をチーム新記録の11に伸ばした。岩瀬は5年連続30セーブ。
公式サイト中日新聞共同通信社ニッカン式スコア


1勝1敗で迎えた直接対決の第3ラウンド。
序盤巨人先発・東野の前に、チャンスこそあれど、
なかなか得点できない展開が続いていたうえ、
4回ウラ、サンデー以外のマウンドとなった
先発・川井が思わぬ足を絡められ、逆に2点を献上
ちょっとイヤな流れだなあと感じていましたが、
均衡が破れたことによって、ゲームが動き出しましたね。

2点を奪われた川井が直後のピンチをゲッツーで切り抜けると、
すぐさま5回に、アライバの連打で1点差に。
さらに続く6回にはややバテてきた東野から、
小池が低めの真っすぐを、ものの見事にすくい上げての逆転2ラン
繋げる意識で放ったという一発でしたが、
この一撃で流れが一気に来た感が!
東野をKOすると、代わった越智が2死から思わぬ乱調。
意識しすぎで自分の投球ができず、井端・荒木に連続四球。
「何をそんなに…」というほどの過敏さでしたが、
そういうチャンスをきっちりモノに出来るのが、好調ドラゴンズ打線
2死一、二塁から、森野がフォークをしっかり叩き、
センターへのタイムリーで追加点を挙げると、
ブランコも続いて、痛烈に一、二塁間を抜いていく連打。
持ち味である「つなぎの野球」で一挙4点のビッグイニング
前夜の2ケタ失点の悔しさが、この攻撃で一気に吹き飛んだかなと。

一方、「みなさんの援護」をもらった川井でしたが、
4回のピンチを乗り越えた以降は、ほとんど危なげなし
ラミレス、阿部には打たれていたものの、
巨人の若い投手のように、相手を警戒し過ぎることなく、
自分のスタイルを変えずに、
低め低めに徹していたのがよかったなと。

記録リレー完成!打たせて取る投球で
粘り抜いての、7イニングを3失点。
巨人戦はこれで3勝目となり、
さらに開幕から無キズの11連勝
サンデー以外でも、
持ち味をしっかり発揮できたのは、
自信を付けた
左腕の実力たるものだなあと感じました。

さらに2点差の8回以降は、もちろん勝利の方程式
しかしこの日は共に記録がかかっていたんですね。
それでも意識することなく、自分の仕事に徹してたのは、さすが。
松本を一球料理、小笠原をフォークで斬り、
さらに3安打のラミレスを低めの直球で抑え込んだ浅尾が、
セ・リーグ新となる月間11ホールド
さらに最終回、阿部にヒットこそ許したものの、
一打同点のピンチを迎えながらも、
イ・スンヨプをクールに三振に仕留めた守護神・岩瀬は、
自らの記録を更新する5年連続30セーブをマーク。
連勝、連勝で来ていた7月、
競り合いが多かったことで、その出番もかなり多かったですが、
そんななかきっちりと投げ抜いての記録達成
実に見事ですし、まさに頭が下がる思い
巨人に勝ち越せた喜びとともに、うれしい瞬間となりました。


大事な直接対決3連戦を、2勝1敗と勝ち越し。
初戦取ったことで一気にという気持ちもなかったことはないですが、
逆に3タテを喰らいませんでしたし、
とりあえずはヨシというところじゃないでしょうか。
それ以上に相手に「中日やりにくいな」という印象を
植え付けることができたのが、今回の収穫だったと思います。
まあ良い投手が出てくると打てないですが、
『砂遊び』レベルの相手なら、苦はないなと。
約1カ月後、ナゴヤドームの再戦では、
ぜひともこちらが迎え撃つという状態になっていてほしいところです。

そして第一関門を抜けたものの、すぐさま第二関門
今度は3ゲーム差で追われる3位・東京ヤクルト
神宮での直接対決3連戦が待っています。
巨人以上に今季苦手にしているツバメ相手に、
何とか勝ち越し、直にその差を広げてほしいと願いたいですね。
おそらく相手はドラゴンズキラー館山をぶつけてくることは濃厚。
しかしそれ以外の投手は打って、できれば2勝1敗を希望。
対するドラゴンズの先発は、順番こそわかりませんが、
中田、小笠原、吉見の3枚が登板することになります。
小笠原がやや心配ではありますが、勝てる3枚になってほしいなと。
昨夜は暑かった神宮ですが、気になる天気こんな感じ
もしかしたら雨の影響も受けると思いますが、
苦手意識を持ちすぎずに、一戦一戦向かっていってもらいたい。。
そして17勝6敗と、大きく勝ち越したこの7月
最後の試合もしっかり取って、締めてほしいと期待したいです!


☆ウィナーズ・ボイス(30日)

◎川井雄太

<7イニング3失点で球団新の開幕11連勝>
「(おめでとうございます)ありがとうございます。
(それにしてもこれで開幕から無傷の11連勝ですね)
ああ、まあ、そうですね(笑み)。はい。ありがとうございます。
(今日のピッチングを振り返って)
そうですね。あのう、まあ初回っていうか、
最初に点取られてしまったんで、
あのう、何とか少しでも、こう少ない点で抑えていこうと
思ってましたし、あと、こう何とか粘って、
あのう、こっちに流れが来るようにね、頑張って投げました。
(流れを引き込んで、味方打線本当に頼もしいですね)
そうですね、あのう、自分のときほんとに打ってくれますので、
本当に助かってます。はい。
(今季好調の要因というのは)
そうですねえ。あのう、まあ、たまたまだと思ってますけども、
みなさんが打ってくれるんで、その流れで、
こう自分があのう、ちゃんと投げれるって言う気がします。はい。
(ご謙遜していますけど、11連勝はセ・リーグタイ記録)
あ、そうですか。はい。
(チームとしては1.5ゲーム差。縮まってきましたね)
そうですね。あのう、まだまだあのう、
後半戦始まったばっかりなので、あのうまあ、
1つずつあのう、試合をね、やっていきたいと思います。
(これからのさらなる課題というのは何か見つかったか)
いえあのう、低め低めに投げていくことだと思います。
(チームの雰囲気、これからに向けてひと言)
えー、まあ、一戦一戦頑張っていきたいと思います!」


<勝利のハイタッチを先頭で迎えると、
こちらも5年連続30セーブという大記録達成の
岩瀬から気前よくウイニングボールを手渡された。
ドラゴンズでは前人未到の域に達した。
すでに球団新を更新し続けている開幕連勝『11』は、
セ・リーグでも82年の広島・北別府学に並ぶ2位タイとなった。
なのに無邪気に笑い、あえて無意識を貫いている>
「それは関係ないです。
(11連勝は)後から振り返ればすごい記録なのかもしれないけど、
チームが勝てばそれでいいですから。
自分では記録のために投げているワケではないので。
今はチームが勝つために、優勝するために投げている。
優勝できれば、そのときに(連勝したんだと)振り返って、
記録をつくったんだなあ、と思えればいいです」

<前半戦は日曜日に10連勝を飾ったが、
後半戦の初登板は木曜日。曜日にこだわるはずもなかった。
前日にチームの連勝記録は9で止まったが、
低めを丁寧に突く持ち味を出し、再び首位追撃への流れを引き寄せて>
「いつでもいけるようにと言われていたので」

<1勝1敗で迎えた第3ラウンド。
チームとしても、ここは絶対にほしい白星だった。
それでも勝負の鉄則だけを見つめて>
「それを逆に強く思いすぎると自分の投球ができなくなる。
プレッシャーを味方にするのも自分の持ち味。
何とかいいリズムで投げられるように、
点を取ってもらった後を気を付けるように投げました。
ピンチの後にチャンスあり、
逆にチャンスの後にピンチあり、ってよく言いますから」

<最大のピンチは4回1死満塁。
阿部に先制の2点適時打を浴びたが、調子が良くないと自己分析し、
慌てず木村拓也を併殺打に打ち取った。
丁寧に低めを突き、110キロ台の縦に大きく割れる
カーブなども交えて的を絞らせなかった。
ラミレスには3安打されたが、その前に走者を出さなかったのも勝因。
巨人の強力打線を相手にしても気負わず、
要所で落ち着いた投球が光り、胸を張って>
「点は取られてもいいので、最少失点で切り抜けたいと思った。
点を取られても、次を抑えようとリラックスして投げたのがよかったかも。
要所要所で粘り強く投げられた」

<初めて選ばれたオールスターでは2回6失点と打ち込まれたが
前向きにとらえ、見事な立ち直りを見せる。
イニングごとに気持ちを切り替え、大量点は許さなかった>
「オールスターはお祭りだし、あれはあれで仕方ない。
とにかく自分にとっての後半戦の最初の登板で
いいピッチング投球をしなければと思った。
昨年までは考え過ぎるのが悪い癖でした」

<グラウンドを離れても、常に向上心を忘れない。
昨年7月、相撲の名古屋場所中、知人の紹介で伊勢ヶ浜部屋を訪問。
力士のプロ意識を肌で感じ取った。
今年はオールスターに選ばれたことで行けなかった。
それでも貪欲。常に何かを吸収しようとする姿は変わらない>
「もしまた機会があれば、
今度はトレーナーの方とかにも話を聞いてみたい。
何か参考になることがあるかもしれないですからね」

<勝ち星も再び館山(東京ヤクルト)に並び、
リーグトップタイの11勝。勝利10割はもちろんトップ。
この日7イニング以上を投げたことで、
規定投球回数にも到達。防御率2.83で6位にランクイン。
だがおごりはまったくなく、連勝街道をどこまでも歩み続ける>
「まだ後半戦は始まったばかりなので、1つずつ投げていきたい」
中スポスポーツ報知共同通信社時事通信
MSN産経スポニチ名古屋ニッカンデイリー


○浅尾拓也
<8回に登板し、松本、小笠原、ラミレスを9球で黙らせて、
セ・リーグ新の月間11ホールド>
「うれしいですけど、チームの状態がよくないとできませんから。
みんなの調子がいいのに便乗できたかなと思っています」

<7月は登板13試合で1勝1敗11ホールド、防御率1.76。
負け試合でもホールドはつくが、
勝ちパターンでこそ出番が増えるのがその役回り。
今季の開幕投手だったことは忘れている人も多いのではないか。
自分の中に先発志向があり、それを首脳陣も受け入れてくれたが、
いまは『リリーフタイプ』を分析する自分がいる>
「先発をやりたい気持ちはあったんですが、
リリーフの方がやりやすいかなと思っています。
先発だと先(のイニング)を見てやってしまうところがあったので…。
それに先発で負けると1週間が長く感じますけど、
リリーフだと次の日にはやり返すことができますから」

<今季26ホールドは『タイ』になった。
巨人・山口を早くもとらえ、タイトルの射程圏に入ったが>
「いやいや、結果を考えると打たれちゃうので…。
先を見ず、結果はあとからついてくると思ってやります。目の前の試合です」
(中スポ、サンスポ

○岩瀬仁紀
<9回に3番手で今季40試合目の登板。
2死無走者から阿部に右前打を許したが、
節目のセーブは因縁のイ・スンヨプからの三振で決めた。
一発出れば一挙同点という緊迫の場面で、
最後に選んだのは普段はほとんど投げない
『シュート変形』という落ちるタマ。
北京五輪で痛恨の本塁打を浴びた相手のバットが空を切ると、
ぐっとこぶしを握った。気持ちよさそうに汗をぬぐって>
「最後のタマ? 自信があるから投げた。
それだけの練習はしているよ」

<自身のプロ野球記録を更新する5年連続30セーブ。
連続に限らず、5度目の30セーブも初の快挙となったが、
いつもどおりの淡々とした表情>
「そういう記録は後からついてくるものなので。
数字についての感想は特別ない。
それだけチームが勝ってきた中で、ずっと上(1軍)にいられたということ。
今年はけがなくやってこられていますからね。
大きなケガもなくこられたしチームが勝っているおかげ。
記録とかを考えるのは、シーズンが終わってからですよ」

<能力はもちろんのこと、徹底した自己管理がなければ
継続的に結果を残すことはできない。
これまで努力を重ねてきたことへのプライドものぞかせる。
連続試合セーブも『14』に伸ばし、球団記録を更新中>
「やっている方はいっぱいいっぱい。
何とか上で元気でやってこれているということかなあ。継続できればいい」
中スポおおさか報知共同通信社時事通信スポニチ名古屋


○小池正晃
<1点を追う6回無死一塁、逆転6号2ランを放つ。
強い意志を持って、バットを振り抜き、
しんで捕らえると、気持ちが乗り移ったかのように、
打球は左中間席の中段にまで吹き飛んだ。
この回一挙4点の猛攻を呼んで>
「打ったのはストレートですね。追い上げる形だったし、
後ろに後ろに(つなごう)と思って打席に臨んだのがよかった。
いい当たりでしたけど、(スタンドに)入ってくれと思って。
入ってくれてよかった。自分的に集中して打撃に臨むことができました」

<直前の打席で死球を受けていたが、
勝ちたい一心で踏み込んでいった。
躊躇せずに立ち向かった。まさに気持ちの勝利>
「それ(死球)で腰が引けたら勝負にならない。
負けないように、思い切り振り抜きました」

<球宴休みの間は内野守備に積極的に参加し、
下半身をもう一度鍛え直すと、チームの練習がないときでも、
素振りやランニングは欠かさず行い、体調の維持に努めた。
逆転優勝に一歩でも近づくため、ここに照準を合わせて、
狙いどおり、勝ち越しに大きく貢献。
英智や中村一生らと右翼の定位置を争う立場。
スタメンを言い渡されるのは、いつも練習が終わってから。
この日も食事で栄養補給している時だった。
気持ちを高めるタイミングが難しそうだが、違う。
ビジターの試合では、チームで最初にフリー打撃を行うのがルーティン。
周到な準備が大一番で生きた>
「いつ言われてもいいように、いつもスタメンのつもりで。
気持ちは切らさず用意します」

<逆転できずに負けていれば、3.5ゲーム差に広がり、
苦しくなっていた首位攻防3連戦。
これでレギュラーの座も一歩、近づいたはず>
「この巨人3連戦は最低でも2勝1敗と思っていたので、
勝ち越せてよかったです。あしたからも、しっかり頑張ります」
中スポサンスポニッカン

○藤井淳志
<攻守で巨人ベンチを揺さぶって白星につなげる。
28日の初戦は4打数無安打2三振。その淡泊な内容に
前日はスタメンを外され、最後まで出番はなかった。
こうした『懲罰欠場』は今季3度目。
効果はてきめんで、この日は東野に対して粘りに粘って
3打席で全107球の1/5となる、計21球も投げさせた。
6回の3打席目は球威の落ちた東野から中前打。
これが続く小池の逆転2ランへつながった>
「(スタメンを)外されたことを次につなげないといけないから。
きょうは簡単に終わらないようにと思っていた」
スポニチ

○井端弘和
<5回に反撃ムードを盛り上げる左前打を放つなど、
2安打2四球で計4度も出塁。
荒木と2人で、あっという間に取ってしまった5回の1点。
自分たちの戦う形をわきまえた攻めをしただけで、
相手を追い詰めてみせて
「向こうは1、2番が出なくても本塁打を打てる打者がいる。
こっちは本塁打が出ているけれど、
上位が出て3、4、5番につなげていけばいい」

<1死から初球、甘く入ってきたカーブを左前に運んだ>
「あの球を狙っていたわけでもないし、待っていたわけでもない。
高かった。うまく体が止まり、反応することができた」

<続く荒木が1-1から直球を右方向へ運んだが
こう確信し、一気にホームに駆け戻ってきた。振り返って>
「打った瞬間に、右中間を破ると思った。
5回の1点だけじゃだめ。追いつかないと。
(6回の)小池の逆転2ランは大きい。だけど、
そのあとの4球2つでさらに2点入ったことが大きかった」

<きっちり勝利に貢献した試合後、
視線の先にとらえていたのは次の東京ヤクルト3連戦。
チームが苦手にしている館山攻略に意気込んで>
「(初戦で先発が予想される)館山を崩せば波に乗れる」
(中スポ、中日新聞

○荒木雅博
<2点を追う5回1死一塁、甘い直球を右中間に鮮やかに弾き返し、
東野攻略の糸口となる貴重な適時二塁打を放つ>
「2点取られた直後だったから、あそこは打ちたかった。
3、4、5番につなげるようにと持って打ったのがいい結果になりました」

<母校の甲子園出場に笑顔を浮かべる。
この日、熊本工高が3年ぶりの代表に決定。
決勝戦の試合中は、東京ドームで練習中だったが、
報道陣から結果を聞かされるとニッコリ。うれしそうに話して>
「よしよし。よかった。差し入れ? これから考えます」
(中スポ、中日新聞ニッカン

○森野将彦
<6回2死一、二塁から、中前適時打を放つ。
井端が際どいコースをきっちり見逃して歩くと、
その一塁ベースからの重圧に今度は荒木がストレートの四球。
空振りした初球と同じ、2球目のフォークを
無理なく弾き返すと、強いゴロが二塁左を抜け中前へ>
「もらったようなチャンス。生かしたかった。
とにかく、くらいついていった」

<4回までは相手先発・東野の力投に封じ込められたが>
「東野は飛ばしていたし、いつか打てるという雰囲気だった。
(打つのは)自分じゃないと思ってましたけど。
3試合とも違う(展開の)ゲームだったね。
カード勝ち越しの意味? さあ、どうなんでしょう」
(中スポ、毎日jp

○トニ・ブランコ
<6回2死一、三塁、越智の外角直球を
弾丸ライナーで右前に弾き返す適時打。
一発は出なくてもきっちり4番の仕事で、この3連戦すべてに打点をマーク>
「追加点のチャンスだったので、集中していった」
(中スポ)

○福田永将
<9回2死で登場すると、フルカウントから
野間口のスライダーを左翼線へ。
プロ3本目の安打はプロ初の二塁打となった。
得点には繋がらなかったが、
右の代打として着実に戦力になりつつある>
「スライダーがくるかなと思っていました。
芯に当てることができました。ヒットになってよかったです」
(中スポ)

○立浪和義
<この日も出番なしで後半戦の『開幕』は待たしてもお預け。
試合後は苦笑いを浮かべたが、代打稼業のつらいところ>
「閉店だよ」

<きょう31日からの東京ヤクルト3連戦に気持ちを切り替え>
「またあしたから厳しい戦いが続くから頑張るよ」
(中スポ)


◇小笠原孝
<10年目のベテラン左腕の投球に大きな変化が起こっている。
昨季は左打者に138打数42安打、打率.304と打ち込まれたが、
今季はここまで75打数13安打で打率.173。完全に制圧している。
左打者のアウトコースへ曲がるスライダーで
空振り、もしくは打ち取るケースが目立つが>
「前々から『もっと曲がりを大きくした方がいい』とは言われていました。
少し考えて投げているという面はあります」

<おそらく、握り方などを微妙にアレンジしているのだろう。
結果的にこの『スライダー』が絶大な威力を発揮しているのは確か。
きっぱりとこう語る。次の東京ヤクルト戦での登板が濃厚。
主力の左打者・青木とガイエルは計8打数2安打に抑えている。
『左封じ』のスライダーを武器に、後半戦もローテーションを支える>
「昨季は左対左なのに、相手の左打者から
『やりやすい』という感じを持たれていたように思います。
今年はこっちも自信を持って投げられるようになりました」
(中スポ)

◇田中監督付スコアラー
<まるで別人のような小笠原の『左キラー』ぶりを分析して>
「理由を挙げるとすれば『スライダー』だろう。
昨季は変化の小さいカットボール系のタマを数多く放っていた。
今はより曲がりの大きいタマを投げている。
これが左打者には有効になっている」
(中スポ)


○落合監督
<記録ずくめの快勝で、9連勝後の連敗を逃れ、
後半戦最初の首位・巨人との3連戦を2勝1敗で勝ち越し。
再び巨人に1.5ゲーム差に詰め寄ったが、
独特の言い回しでナインをたたえ、納得した顔で引き揚げる>
「何もない。監督はいい。
苦労してるやつがいっぱいいるんだから。
監督は野球をやってないんだから、(試合のことは)選手に聞きな」
中スポサンスポスポーツ報知時事通信毎日jpMSN産経


記録備忘録。(30日)

◇川井
が開幕から11連勝
55年・石川克彦、89年西本聖が記録した10連勝を抜いて
チーム最多連勝になった。
開幕11連勝以上は12人目(14度目)。
最多は81年の間柴茂有(日本ハム)、
05年の斉藤和巳(福岡ソフトバンク)が記録した15連勝だが、
セでは66年堀内恒夫(巨人)の13連勝に次いで、
82年北別府学(広島)の11連勝に並びセ2位タイとなった。
おおさか報知

◇岩瀬が今季30セーブ目。
05年から46→40→43→36→30で5年連続30セーブ以上
5年連続は自身の記録を更新。
シーズン30セーブ以上5度は、高津臣吾(ヤクルト)、
小林雅英(千葉ロッテ)の4度を抜いて最多回数になった。
おおさか報知

◇浅尾がセ・リーグ新となる月間最多ホールド11を記録。
2点リードの8回に2番手で登板し、1回無安打無失点で達成した。
毎日jp


若竜トピックス(30日)

◆ウエスタン・リーグ公式戦
広島-中日 17回戦
(30日・広島東洋カープ由宇練習場)
 D 010 200 100 = 4
 C 100 000 000 = 1
[勝] 佐藤充(6試合2勝1敗)
[S] 平井(6試合1勝2S)
[D本] なし
[Dバッテリー] 佐藤充、長峰、平井 - 小田、田中
公式サイト・戦評

○佐藤充
<5月中旬に受けた左ひざ手術からの完全復調を目指すが、
ウエスタン・広島戦(由宇)で復帰後初先発。
7イニングを4安打6奪三振2四死球、1失点の好投で、2勝目。
立ち上がりの1回に2安打、1四球と自らの暴投で1点を失うものの、
2、3回の1安打ずつを最後に、あとは独壇場。
試合中に投球フォームを修正すると、
4回に三者連続三振を奪うなど、以後は7回までを完全に抑え込んだ。
結果を出して復調を猛アピール>
「立ち上がりは(フォームの)タイミングが合わなくて
どうなることかと思ったけど、回を追うごとに合ってきて、
中盤以降は思い通りの投球ができた」
中スポ

2009年7月30日 (木)

朝倉痛打初回一挙6失点、竜大敗10連勝ならず。

相手のお株を奪う一発攻勢巨人を撃破。
直接対決の初戦を取って、1.5ゲーム差に接近したドラゴンズ
勢いそのままに、東京ドームの第2戦に臨みましたが、
先発・朝倉健太が立ち上がり集中打を浴びて、一挙6失点
期待に応えられず、いきなり試合を壊してしまうと、
打線はゴンザレスの前に、ブランコ30号による1点のみ。
その後も、クリーンアップ一発競演など
巨人前夜のお返しをきっちりやられてしまい、1-11と大敗。
良いところなしのドラゴンズ、連勝は9でストップしました。

◇セントラル・リーグ公式戦
巨人-中日 14回戦
(29日・東京ドーム | 中日5勝9敗)
42880人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
中 日
巨 人 × 11
[敗] 朝倉(17試合7勝5敗)
[D本] ブランコ30号
[Dバッテリー]
朝倉、高橋、小林正人 - 谷繁、小山

◇対巨人14回戦・スタメン
1 (遊)井端  (3打数1安打)
2 (二)荒木  (4打数1安打)
3 (三)森野  (4打数1安打)
4 (一)ブランコ (4打数1安打1打点)
5 (左)和田  (2打数無安打)
6 (右)小池  (3打数無安打)
7 (中)中村一生 (3打数無安打)
8 (捕)谷繁  (2打数無安打)
9 (投)朝倉  (1打数無安打)

【イニング経過】
<1回ウラ・巨人> P・朝倉(中6日)
坂本シュート外れ四球、松本バント捕正面谷繁二塁送球二封、
小笠原3球目松本二盗、小笠原内直球見三振、
2死二塁から、ラミレス内シュートセンターオーバー適時二塁打(D 0-1 G)
2死二塁から、亀井外直球三塁線突破適時二塁打(D 0-2 G)
谷繁ゲキ入れるも、
2死二塁から、イ・スンヨプ外甘いシュート右中間適時打(D 0-3 G)
阿部外低め直球詰まるも右前落とすヒット、
2死一、三塁から、古城中浮いたフォーク右越え3ラン(D 0-6 G)

<2回・中日> P・ゴンザレス
ブランコ中低め直球すくい上げ左中間運ぶ本塁打(D 1-6 G)
和田外四球、小池外高め直球中飛、
中村一生外スライダー遊ゴロ6-4二封、谷繁外直球二ゴロ


<2回ウラ・巨人> P・朝倉
坂本内シュート腹死球、松本外フォーク中前落ちるヒット、
小笠原初球外フォーク二ゴロ4-6-3併殺、
ラミレス初球内低めシュート三ゴロ

<3回・中日> P・ゴンザレス
朝倉見三振、井端四球、
荒木中高め直球右前落ちるヒット、
1死一、二塁から、森野遊正面ライナー、
2死一、二塁から、ブランコ外スライダー打ち損じ投ゴロ


<4回・中日> P・ゴンザレス
和田外低めスライダー空三振、
小池外スライダー見三振、中村一生外スライダー空三振


<4回ウラ・巨人> P・朝倉
古城外フォーク三直、ゴンザレス外スライダー二ゴロ、
坂本外攻め直球見三振

<5回・中日> P・ゴンザレス
谷繁初球二ゴロ、代打堂上直倫中直球打ち上げ捕飛、
井端三遊間抜くヒット、荒木投手直撃ゴロ


<5回ウラ・巨人> P・高橋
松本外低め直球空三振、小笠原外高め抜け四球、
1死一塁から、ラミレス初球外直球振り抜かれ右中間2ラン(D 1-8 G)
亀井中浮いたフォーク対応右越え本塁打(D 1-9 G)

<6回・中日> P・ゴンザレス
森野内直球手が出ず見三振、ブランコ初球高め直球中飛、
和田外スライダー落とされ空三振


<7回ウラ・巨人> P・高橋
松本外直球中前打、
無死一塁から、小笠原外高め直球左翼最前列2ラン(D 1-11 G)

<8回ウラ・巨人> P・小林正人
左・英智 中・中川 右・中村一生
阿部外スライダー失速右飛、古城粘るも外スライダー空三振、
代打アルフォンゾ内直球遊ゴロ

<9回・中日> P・深田拓也 捕・加藤
森野外直球三遊間抜くヒット、
P・野間口
ブランコ内高め直球打ち上げ左飛、
中川外スライダー三ゴロ5-4-3併殺、試合終了。



【ゲームレビュー】
11失点、連勝ストップ

先発・朝倉が試合を壊し、連勝が9で止まった
巨人は1回2死二塁から4連打と古城の3ランで大量6点を先行。
中盤以降にも小笠原、ラミレス、亀井の主軸がアーチをかけた。
先発・ゴンザレスが8回まで投げ、9勝目。
中日ブランコの30号ソロによる1点だけだった。
公式サイト共同通信社ニッカン式スコア


周囲の中田予想に反し、朝倉を先発に起用。
もっか2連勝中の右腕を中6日で立ててきたものの、
公式戦で約2年ぶりとなる東京ドームの巨人戦登板。
意識したというわけではないでしょうが、
立ち上がりに、いきなりのつまずき
先頭の坂本にシュートを見切られたことをきっかけに
制球が定まらず、甘く浮いたボールを巨人打線にことごとく叩かれ、
ラミレス・亀井・イ・スンヨプと3連続タイムリーで先制。
さらに続く阿部にライトに落とされ、つながれると
8番・古城にも浮いたシュートを思い切り叩かれての3ラン
宝刀・シュートが本来の軌道を描かず、
リズムに乗れないままに、連打を浴びてあっという間の6失点
前夜の悔しさもあったであろう巨人に逆襲を喰らい、
初回いきなりのビッグイニング献上。
3点で止めておけばよかったものの、さすがに6点ともなってしまっては…。
好調のドラゴンズ打線といえども、勝利に結び付けるのは至難の業

それでも2回、巨人先発・ゴンザレスから
ブランコが真ん中低めのストレートをすくい上げ、
詰まりながらも力で左中間に運び、30号一番乗りのソロ
主砲の驚弾で、反撃のノロシこそ上げたものの、
続く3回2死からのチャンスで、そのブランコが抑えられて無得点
それ以降は、スライダーと真っすぐを軸に
持ち前の緩急を使った投球を見せるゴンザレスの前に手も足も出ず。
その一方で、5回に登板した2番手・高橋が踏ん張れず、
ラミレス・亀井、そして小笠原にも一発を浴び、
前夜の『クリーンアップ揃い踏み』返し
やられてしまって、1-11とまさかの2ケタ失点
まさに「やられたらやり返す」のフレーズのごとく、
巨人に巨人らしい野球をやられてしまっての大敗
ワンサイドになったことで、終盤に若手を起用することはできたものの、
ドラゴンズにとっては、ほとんど収穫がなかったゲーム。
連勝も『9』でストップ、約2週間ぶりの黒星を味わう結果となりました。


ケンタ炎上。何といっていいのか、
まあ多くを語りたくないですし、
語る必要のないゲーム
なってしまいましたね。
まあゲームを壊してしまった
朝倉に関しては、
立ち上がりちょっと
「ボタンを掛け違えた」かなと。
確かにボールが甘く、
中に集まってしまったこともありましたが、
立ち直るきっかけを
つかめぬままに、一気にやられての6失点
続投となった2回以降は、本来の投球を見せていただけに
ちょっともったいない感もありましたし、
あとほんの少し制球ができていたらと思うと残念ですね。

ただ大事なゲームの立ち上がりとしては、実にツラい。
「巨人戦で使えないことを自分で証明したってこと」
試合後に森コーチが話していたそうですが、
果たして今後の巨人戦登板は、あるのでしょうか。
それにしても得手不得手というか、相性というのはあるんだなと。
2戦2敗のゴンザレスを攻略できなかったのも、そういうものでしょうし、
朝倉と東京ドームというのも、その類に入ってきそう。
まあ東京ドームでの巨人戦は、今季残り4試合
そこで背番号14を起用することは、まずないだろうなと思いました。


初戦勢いよく勝てたものの、
同じことをやり返されての1勝1敗
せっかくの反撃への気運がやや削がれたものの、
連勝はいつか止まるものですし、
とりあえずここでカツンと叩かれたのは、仕方ない。
「勝つのは1点差、負けるのは大敗でいい」
というのが、落合語録にありましたが、
切り替えやすい負け方にはなったかもしれませんね。
まあ1点しか取れなかったものの、ブランコに30号が飛び出し、
井端・荒木・森野にそれぞれヒットも出ている。
打線自体は悪いわけではないですし、それほどの心配ないでしょう。
ただドラゴンズが勝つためには、
お得意の競り合いの展開にもっていかないと。
今回のような論外な立ち上がりを防ぎ、それなりにゲームを作ること。
勝機を見いだすには、最低限必要といえるでしょうね。

第3戦、おそらく巨人の先発は東野で間違いないですが、
ドラゴンズが誰を持ってくるのか、気になるところ。
中田、小笠原、吉見(再登録可能)、そして川井
誰が来てもおかしくないですし、それだけの間隔は開いている。
中スポは「川井」を挙げていましたが、
誰を持ってくるかによって、試合の重視度がわかってきそうですね。
まあ連勝こそ止まりましたが、ひとまずはリセット
そして前をしっかり見据え直して、
再び一戦ずつ勝利をモノにしていってほしいと思います。


★プレーヤーズ・ボイス(29日)

●朝倉健太

<制球に苦しみ、4イニングを6安打6失点。
連勝を止めた無残な投球に肩を落として>
「すみません。何もありません」

<2回以降、無失点と立ち直ったが、すべての悔いは1回。
うつむいたまま、敗戦後の通路を歩き続けて>
「初回でああいう形になってしまったので、仕方ない。
初回にあれでは(2回以降の立ち直りは)何も(意味が)ない」

<初回の連打の原因については、
自分の中で糸口はつかんでいる。
課題が見えたなら、修正するだけ>
「精神的なことより、技術的なことなので。
(原因が)分かっている? そうですね」
朝倉ブログ「巨人戦投げました。」、
中スポサンスポ時事通信毎日jpニッカンデイリー

●谷繁元信
<先発・朝倉について>
「投げた瞬間にストライクゾーンを外れる(と分かる)シュートばかりだった。
ストライクがいらないところを取りに来て打たれた」
サンスポデイリー

●森バッテリーチーフコーチ
<今季巨人戦初先発の朝倉が1回2死二塁から5連打で6失点。
対巨人テストの意味合いを含む起用で、
結果も計算ずくだったことを示唆して>
「巨人戦で使えないことを自分で証明したってこと」

<中8日の中田、中7日の小笠原も選択肢にはあったが>
「他に誰がいるんだ?」

<週末はヤクルトとの3連戦。
巨人を遮二無二倒しにいくのはまだ早い>
「中継ぎは2人しか投げてないし、捨てたと思えばいいんじゃない」
サンスポスポニチデイリー

●高橋聡文
<2番手で登板も巨人打線の猛威にのみ込まれる。
5回にラミレスと亀井に連続被弾すると、7回には小笠原にも2ラン。
クリーンアップ全員に本塁打を打たれる散々な結果に言葉少な。
プロ最長の3イニングを投げたが、達成感は少しも残らなかった>
「甘いタマではなかったと思うんですが…」

<球宴休みを挟んでいるとはいえ、前回登板は16日の阪神戦。
ローテーション投手よりも間隔が開いているかと思えば、
登板が続くときは続く。先発が早く崩れれば
序盤で登板することもあれば、負け試合の終盤もある。
それでもベストの状態で備えていなければならない。
自らを律して、調整していてもこの夜のように打たれることもある。
リリーフというのはかくも難しい役割だ>
「それがぼくの役割ですから。できなければここ(1軍)にはいられない」
(中スポ)

●小林正人
<8回に登板すると、先頭の阿部を得意のスライダーで右飛。
後続の古城、代打アルフォンゾも三振、二ゴロで三者凡退。
一方的な試合展開の中で左腕がキラリと光った。
今回が20日に1軍再昇格して以来、最初の登板、
無失点ピッチングで今後に弾みをつけて>
「相手の流れの展開で3人で抑えられたのはよかった」
(中スポ)


●トニ・ブランコ
<2回、左翼席に今季30号となるソロ本塁打を放つ。
先頭で打席に入り、巨人・ゴンザレスの投じた
真ん中低めの直球を強引にすくい上げると、
打球は左中間スタンドへ一直線。
外野手が数歩動いただけで追うのをやめるほどの強烈な当たり。
他球団の警戒が強まる中でも勢いは衰えず、
前夜に続く2試合連続のアーチとなって>
「バットの先だったけど、何とか入ってくれて良かったよ」

<これで月間9発目と大当たり。
2試合を残し、2ケタ本塁打に王手をかけたが、
試合後は敗戦の悔しさからか、報道陣の質問を遮って>
「きょうは何も話したくない」

<開幕直後の4月こそ打率2割2分台と低迷したが、
5月以降は好調を維持している。
日本の野球に加え、生活や文化に慣れたのが一因だろう。
最近、はまっているのが日本茶。
試合前、フリー打撃などで汗を流した後、
ぐいっと飲む光景がしばしば見られるが>
「初めは味が薄くて、野菜が多く感じたけど、今は快適に過ごしています」
中スポサンスポスポーツ報知毎日jpスポニチ名古屋ニッカン

●石嶺打撃コーチ
<88試合目で30号到達。
単純計算ではシーズン49発ペースで、
球団記録の47発を上回るブランコへの信頼を口にして>
「良い形で来ている。ずっと自分の形で打てているからね」
中スポ


●井端弘和
<前日の巨人戦で左上腕、腰と2度の死球を受けたが、
何事もなかったように出場して、3打数1安打1四球。
5点ビハインドの5回2死走者なしで迎えた第3打席、
巨人・ゴンザレスのスライダーをとらえた打球は左前へ。
得点にはつながらなかったが、前夜の出来事が問題ないことを証明して>
「大丈夫ですよ。試合に入れば痛みなんて忘れる。
でも(安打が)1本では満足できない。もっともっと打たないと」

<前夜はトレーナーサイドからアイシングを勧められたが、
何も治療することなくこの日を迎えた。
もちろん、ボールの跡形はクッキリ残っている。
それでも普通に出場できるのは、
強い肉体と強い精神力を持っているから。
死球を受ければ恐怖心が芽生え、
打撃への影響も考えられるが、そんな不安も一蹴して>
「打撃への影響? それもないですよ」
中スポ

●中村一生
<この日フル出場で中堅-左翼-右翼と3ポジションを
経験したが、2軍で学んできたことへの自信を見せて>
「ボクは2軍では(3ポジションを)
まんべんなくやらせてもらっているので、
どこが嫌という感覚はないですね」
(中スポ)

●中川裕貴
<途中から出場し、プロ初めて1軍で中堅を守る。
今季から本格的に外野手に転向したが、
中堅手としての手応えをつかんで>
「ファームでもどのポジションも守らせていただいていますが、
やっぱり中堅は全体を見渡せるので好きですね。違和感もなかったです」
(中スポ)

●笘篠外野守備走塁コーチ
<1回2死二塁のラミレスの打球。
中堅・中村一生の頭上を越え、フェンス手前のアンツーカーに
落ちた適時二塁打。捕れる可能性があったか聞くと>
「うーん。もうちょっとポコンと上がった打球なら
何とかなったかもしれませんが、ライナーでしたからね。
ちょっと無理でしょう」

<若手外野手の適性を見極めるチャンスになった、
『利用価値』があった惨敗を前向きにとらえて>
「(中村)一生や中川(6回ウラから出場し右翼・中堅)を
(複数ポジション)守らせることができましたから」
(中スポ)

●堂上直倫
<前日の巨人戦、ベンチに入ると、
同い年のライバル・坂本(巨人)の動きに目を凝らしていた。
リーグ屈指の快速球を誇るチェンを相手に、
坂本は5回満塁で一時は同点とする2点適時打を放ったが、
その能力の高さを素直に認めて>
「自分もチェンさんの投球は間近で見たことがあります。
やっぱり普通じゃ打てないタマだと思いました。
(坂本は)あの真っすぐをとらえ、右方向にもうまく打っていた。
すごい打者ですよ」

<この日は代打で今季初打席に立ち、捕飛に倒れ悔しがり>
「スライダーを頭に置いていましたが、真っすぐに差し込まれてしまった」
(中スポ)

●石嶺打撃コーチ
<歩みはゆっくりだが、着実に進化している堂上直倫について。
その成長に太鼓判を押して>
「(堂上)直倫はよくなっているよ。
打つときに背中が反るという悪い癖があったけど、今ではなくなった」
(中スポ)

●立浪和義兼任コーチ
<試合前、若手の福田に密着指導。
身ぶり手ぶりでアドバイスを送る。
前日には出番がなかったが、フリー打撃では好感触。
選手としてコーチとして万全の準備をして>
「ちょっと気づいたことがあったから」
(中スポ)


●和田一浩
<2019年のラグビーW杯が日本で開催されることが
正式決定したが、ラグビー好きなのはこの選手。
社会人時代はラグビーの名門として知られる神戸製鋼に所属。
野球部と選手間の交流は少なかったようだが>
「ラグビー部の選手とは工場が違うので、あまり付き合いはなかったです。
(それでも)ラグビーは結構好きなので、テレビでよく見ます。
10年後でしょ。まだまだ先の話ですね。
ボクは確実に引退していると思うので見るチャンスはたくさんあるでしょう」

<母校・県岐阜商高が決勝戦を戦うこの日、
しっかりと東京の宿舎で応援していたよう>
「携帯で経過を見ていました」

<2-0で各務原高を下して、
3年ぶりの甲子園切符を手にした後輩にエールを送って>
「(甲子園に)出るだけでもすごいことなので、一戦一戦大事に戦ってほしい」
(中スポ、<ドラ番記者>

●英智
<同じく県岐阜商高同窓生はこう前置きして、
この男らしい渋いメッセージを残す>
ぼくは(甲子園に)出ていないので
アドバイスのようなことはできないけど、
(人生において)野球以外にもきっと生きる。
思い切ってプレーしてください」
(中スポ)


●落合監督
<良いところなく連勝は9でストップ。
4本塁打を浴びるなど1失点で完敗を喫したが、
さっぱりした表情がすべてを物語っていた。
コーヒーを手にした帰りの通路。敗戦の弁も短くて明快。
そして間髪入れずに質問を遮って>
「一言で終わるよ。非常に分かりやすいゲーム。以上、終わり」

<その後は質問する報道陣に対しこう繰り返し、はぐらかす>
「聞き分けのない子だねぇ」
中スポサンスポ時事通信スポニチ名古屋

2009年7月29日 (水)

森野ブランコ和田一発競演竜9連勝でリスタート!

プロ野球は、この日から後半戦がスタート。
首位・巨人を2.5ゲーム差で追いかける2位・ドラゴンズは、
東京ドームでその巨人との直接対決での幕開けに。
その初戦、打線が相手のお株を奪うかの一発攻勢
4回に小池、5回にブランコの本塁打で2点を先制すると、
同点で迎えた7回に森野が右翼へ2ランを放ち、勝ち越しに成功。
さらに8回には和田も続いて、ダメ押しとなるライナー弾
効果的な援護を受けたチェンが今季巨人戦初勝利。
競り勝って4年ぶりの9連勝、ついに1.5ゲーム差に迫ることとなりました。

◇セントラル・リーグ公式戦
巨人-中日 13回戦
(28日・東京ドーム | 中日5勝8敗)
42877人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
中 日
巨 人
[勝] チェン(13試合4勝2敗)
[S] 岩瀬(39試合1勝2敗29S)
[D本] 小池5号 ブランコ29号 森野14号2ラン 和田21号
[Dバッテリー]
チェン、河原、パヤノ、浅尾、岩瀬 - 谷繁

◇対巨人13回戦・スタメン
1 (遊)井端  (3打数1安打)
2 (二)荒木  (4打数無安打)
3 (三)森野  (4打数1安打2打点)
4 (一)ブランコ (4打数1安打1打点)
5 (左)和田  (3打数1安打1打点)
6 (中)藤井  (4打数無安打)
7 (右)小池  (4打数2安打1打点)
8 (捕)谷繁  (3打数無安打)
9 (投)チェン (3打数1安打)

【イニング経過】
<1回・中日> P・オビスポ
井端粘り外直球右前打、荒木外スライダー外れ四球、
31歳森野直球力負け左飛、ブランコ内直球止めたバット投ゴロ、
和田逆球四球、
2死満塁から、藤井内沈むスライダー空三振


<1回ウラ・巨人> P・チェン(中10日)
坂本左直、松本高いバウンド二ゴロ、小笠原外151キロ空三振

<2回・中日> P・オビスポ
小池中直球左前打、谷繁投犠打、
チェン外チェンジアップ空三振、井端内直球左腕死球、
2死一、二塁から、荒木内直球三塁線ライナー小笠原ダイビング好捕


<3回ウラ・巨人> P・チェン
阿部二ゴロ、木村拓也二飛、
オビスポ中スライダー右中間突破二塁打、
坂本中直球右前打、
2死一、三塁から、松本中高め直球遊ゴロ

<4回・中日> P・オビスポ
藤井二ゴロ、
1死から、
小池中入るスライダー・
ライナー左翼席飛び込む先制本塁打(D 1-0 G)


<4回ウラ・巨人> P・チェン
小笠原外スライダーハーフスイング三振、
ラミレス中スライダー左前打、
亀井外低め148キロ直球空三振、内直球力なし中飛

<5回・中日> P・オビスポ
荒木空三振、森野高々右飛、
2死から、
ブランコ中外寄りスライダー打った瞬間・
バット投げオビスポガックリ・弾丸ライナー左翼上段本塁打(D 2-0 G)


<5回ウラ・巨人> P・チェン
阿部外スライダー右前打、木村拓也内直球右中間落ちるヒット、
オビスポバント投前・
チェン一拍遅れ三塁送球間に合わず(=チェン悪送球)、
無死満塁から、坂本外直球強振左前2点適時打(D 2-2 G)
森コーチ間を置く、松本三犠打、
1死二、三塁から、小笠原外低め直球空三振、
ラミレス無理せず死球、
2死満塁から、亀井初球低めスライダー打ち上げ中飛

<7回・中日> P・オビスポ
チェン外高め直球空三振、井端内直球腰死球、
荒木外スライダー見三振、
2死一塁から、森野逆球外直球逃さず・
バットの先も右翼最前列飛び込む2ラン本塁打(D 4-2 G)


<7回ウラ・巨人> P・チェン
代打アルフォンゾ中高めフォーク左翼中段本塁打(D 4-3 G)
森コーチ間を置く、
坂本内直球二飛、松本外150キロ空三振、
小笠原外直球三塁線抜くヒット
P・河原
ラミレス0-3も高めスライダー浮き四球、
P・パヤノ
亀井外スライダー一ゴロ・仕留める

<8回・中日> P・越智
和田中外寄りフォーク・低い弾道ライナー・
そのまま左翼最前列飛び込むビックリ本塁打(D 5-3 G)


<8回ウラ・巨人> P・浅尾
中スライダー三ゴロ、阿部内直球詰まり三飛、
木村拓也初球外直球一ゴロ

<9回ウラ・巨人> P・岩瀬
アルフォンゾ初球内スライダー一邪飛、
坂本内直球バットへし折り中飛、
代打鈴木中低め直球見三振、試合終了。


【ゲームレビュー】
2005年7月以来の9連勝 首位巨人に1.5ゲーム差に迫った
チェンが踏ん張った。5回、坂本の2点打で同点とされた後、
1死二、三塁のピンチで小笠原を三振。
勝ち越しを許さず、7回からは継投で逃げ切った。
本塁打攻勢で4発。7回、森野が右中間へ勝ち越し2ランを放った。
公式サイト中日新聞共同通信社ニッカン式スコア


ついに始まったペナントレース後半戦
いきなり敵地で首位・巨人との直接対決となりましたが、
その初戦は、相手のお株を奪う見事なホームラン攻勢!
この日奪った5得点は、すべて本塁打から。
初回、2回と硬くなったか、荒れ球気味のオビスポから
チャンスこそ作るも得点を奪えず、やや手こずったものの、
4回、小池の思いきりの良いスイングからの一発で先制すると、
5回には、4番・ブランコが母国の元同僚から完ぺきな当たり
相手の失投を逃さず、左中間席上段への弾丸ライナーで追加点。
節目の試合で必ず一発を放っていた主砲でしたが、
今回の一発もまさに『驚弾』のたぐい。
周囲をいっぺんに震撼させてしまいましたね。

しかしこれで流れをつかんだかと思いきや、
4回までまずまずの投球を見せていたチェンが、
直後の5回ウラに、連打と自らの送球ミスで
無死満塁のピンチを作ってしまうと、
やや動揺するなか、坂本にストレートを強振されての同点打。
「蒼さ」が出てしまった印象もあるものの、
さすがは首位攻防、一筋縄ではいかないなと思いましたね。

それでも7回にやや引っ張りすぎで、
スタミナの落ちたオビスポが、
井端にこの日2つ目の死球をぶつけると、
これで燃えた森野が逆球を逃さず引っぱたき、
ライトスタンド最前列へぶち込む勝ち越しの2ラン
この日31歳となった森野ですが、自らによる祝砲はまさに値千金
さらに1点差に詰め寄られた8回には、
和田越智の外へのフォークを捉えると、
低い弾道のライナーが一直線で左翼フェンスをオーバー。
ある意味「地の利」を生かした本塁打で手堅くダメ押しを
チームの進撃を支えてきた3、4、5番による本塁打揃いぶみ
そしてそれぞれが意味のある一発となっての会心勝利。
投げては、チェンが7回途中まで3失点と粘ると、
河原-パヤノとつないで、8回以降は浅尾-岩瀬の勝利の方程式。
本来のドラゴンズらしい野球ではないものの、
東京ドームという器を生かしての、鮮やかな攻撃で
大事な6連戦の初戦を取ったドラゴンズ
勢い以上の地力を相手に見せつけ、球宴はさんで9連勝
ゲーム差も縮まり、至近距離の1.5ゲーム差に迫ることとなりました。


立ち上がり、やや攻めあぐんでしまい、
オビスポを助けてしまった部分もありましたが、
同点に詰め寄られながらも、しっかり好機をうかがい、
失投を逃さず叩き、得点にむすびつけていく。
一発攻勢という形にはなってしまったものの、
打者陣それぞれの好調さが伺えるゲームとなってよかったですね。
しかも小池先制、ブランコ中押し、森野勝ち越し、和田ダメ押しと
それぞれが意味のある効果的なものばかり。
この連勝中はこういう勝ち方はあまりなかったですが、
休み明け、調子が落ちてしまうのでは心配していた部分、
それを払拭してくれて、本当によかったなと。
追いつき、追い越すんだという目的に向かい、
チーム一丸となって、各自が役割を果たすさま、
後半戦に入ってもそれが変わらずに出たことが、とてもうれしく思いました。

まあポイントはいろいろあったでしょうが、
自分的に印象に残ったのは、8回の和田のダメ押し弾
1点差に詰め寄られていた直後、相手も勝ちパターンの越智を投入。
まだまだゲームが二転三転しそうななか、
再び流れを引き寄せるとともに、勝利を確信させてくれた一撃。
強い気持ちで放たれたライナーでしたが、
その弾道が「まさかあれが入っちゃうとは」的なものだっただけに、
相手に与えたダメージとしては、非常に大きなモノとなったのでは。
まさに好調な中軸の怖さというものを敵に知らしめた一撃。
確かに相手のクリーンアップもすごいことはすごいですが、
現状ではこちらの方が一枚上
2戦目以降も繋がって、ぜひとも首位奪取へ導いてほしいところです。


31歳バースデーアーチ!一発に片寄った部分もありましたが、
直接対決の初っぱな
取れたというのは、大きかったですね。
球宴をはさんでしまったので、
9連勝ではありますが、
リセットしての1勝目という意味で
捉えた方がいいかも。
もちろんその辺りはナイン
十分承知のようで、
森野「まだまだこれから」
話していますし、心配はなさそう。
この日の戦いでもわかるように、
まだまだ競り合いが続きそうな後半戦ではありますが、
地力においては、上位の中でも決してひけをとらない
この日の戦いぶりを見ても、そういう面においては、
十分手応えを感じましたし、楽しみですね。
迎える第2戦、先発はおそらく中田で間違いなさそう。
今シーズン初めての巨人戦登板となりますが、
従来GT相手に力を発揮してきた背番号20ですし、
持ち味を発揮し、浮上への手がかりが掴める投球をしてほしい。
また打線はクリーンアップを中心に、さらなる攻め込みを。
巨人には今季ここまで散々やられていますし、
その分をきっちりリベンジしてほしいというのは、竜党すべての願い。
今こそ、そのチャンスだと思いますし、絶対やってくれるでしょう。
いきなり見せつけることができた鮮やかな進撃
今夜も勢いそのまま突き進んでくれることを、期待したいと思います。


☆ウィナーズ・ボイス(28日)

◎森野将彦

<31歳の誕生日に決勝の14号2ラン。
劇的な祝砲でチームを4年ぶりの9連勝に導く>
「(いいところで素晴らしいバッティング)
はい、ありがとうございます。
(同点でランナー1人いて、あの場面どんな打席だったか)
まあとにかく、えー、自分のバッティングをしようと思って、
それまでの打席、別に感じは悪くなかったんで、
はい、まあ何とか、まあつなごうっていう気もあったんですけど、
まあ調子もいいですしね、えー、いい形で打てれば
ホームランになるだろうと思って打ちました。はい。
(手応えは)
ま、ちょっとね、(バットの)先だったんですけど(笑)。
はい、よかったです。
(それまで結果が出ていなかったが、自分ではそうでもなかった?)
そうですねえ、特別あのう、ヤダっていう感じはなかったですし、はい。
(今日は31歳のお誕生日で見事な本塁打、そういう意識は)
まあ、ホームランはね、打てればいいなとは思ってましたけど、
本当に打てるとは思ってなかったんでうれしいですね。はい。
(これでオールスターをはさんで9連勝。
ブランコ、和田にもホームランが出た)
そうですね。えー、まあクリーンアップはね、
打てば勝つって言われてるんで、まあとにかく、
一本でも多く、僕も打ちたいと思います。
(4月5月はちょっとよくなかったが、7月に入ってスゴイ)
そうですね。1年間悪いと思ってやってなかったんで、
何とか、はい、この時期になって、チームに貢献できるように
なってきたかなとは思ってます。はい。
(状態はいいんですね)
そうですね、続けていきたいですね。はい。
(また明日も素晴らしいバッティング見せてください)
はい、頑張ります。
(いよいよ1.5ゲーム差です)でもまだまだです(笑)はい。
(明日も期待しています)はい、頑張ります」



<2点リードを追いつかれた7回、
1死から井端がオビスポから2度目の死球。
マウンドに立つオビスポの球数は、すでに129。
疲れの色が見え、球威も落ち始めていた。
カウント1-1からの3球目、外寄りの浮いた直球をたたいた。
バットの先だったが、いい角度で上がった打球は
右中間スタンドの最前列にふわりと落ちた。
2試合ぶりの14号は価値ある2ラン。
31歳の誕生日を祝うバースデーアーチでもあった>
「前に井端さんが当てられたんでね。
さすがにあの打席は熱くなった。特に気合が入った。
何とかしようと思って打席に入った。
つなごうという意識もあったけど、
いい形で打てれば本塁打になるだろうと思っていた。
(バットの)先っぽでしたけど、入ると思いましたね。
誕生日? まあ本塁打を打てればいいと思っていたけど、
まさか本当に打てるとは思っていなかった」

<先発では初対戦のオビスポ相手に
序盤から好機をつくったが、あと一打が出なかったが>
「みんないい当たりをしていたが、正面を突いていた」

<この日31歳の誕生日を迎えた。
後半戦開幕となる巨人との首位攻防戦初戦に記念日となり、
試合前の練習中、ファンから『誕生日おめでとう!』と
声をかけられたが、ゲームに集中している様子>
「こういう状況ですしね。
遠征先(東京)なんでまったくそんな気分ではないんですよ」

<夜の予定を聞かれて答えたのが>
「予定ですか。うーん。きょう勝つことですね」

<試合前の言葉通りの快勝。
しかも昨年に続く2年連続のバースデーアーチ。
ちなみに試合後の予定は『秘密』と答えたが>
「去年は(本塁打を)打ちましたけど、勝てなかったんでね。
やっぱり巨人戦での勝利が僕にとってのお祝いになるんですよ。
まさか本当に打てるなんて…。
本塁打も打ってチームも勝ってよかったですよ」

<自身への祝砲に、おすそ分けもあった>
「チェンが投げている間に何とか点を取りたかった。
たまには巨人からも勝たせてやらないとね」

<2004、06年のリーグ優勝メンバー。
いずれも前半戦を首位で折り返し、
そのまま逃げ切ったパターンだったが、
今季は首位を追う立場で後半戦が始まった。
挑戦者らしい思い切りの良いスイングで
巨人を打ち砕き、チームを9連勝に導いて>
「向こうの方がリードしているわけだから、
当然厳しいことは分かっている。うちらしい野球ができればいい」
中スポサンスポ12スポーツ報知時事通信
朝日新聞毎日jpスポニチ名古屋ニッカン


○トニ・ブランコ
<1点リードの5回2死から左中間に29号ソロ。
開幕戦、交流戦開幕戦、リーグ戦再開戦に続く『開幕戦アーチ』。
30号に王手をかける貴重な1発に満足げ>
「いいタイミングで打てたね」
中スポスポニチニッカン

○和田一浩
<1点差とされた8回先頭で、越智から超低空ライナーの21号ソロ。
左翼フェンスを越えた打球に目を見開き、驚きの表情を浮かべて>
「点を取られた後だったので、
必ず出塁しようと思った気持ちが結果につながった。
いい打球だったけど、まさかあれが入っちゃうとはね。
普通の球場ならフェン直だろうけどね。意味のある本塁打でよかった」
中スポサンスポスポーツ報知毎日jp

○小池正晃
<4回、カウント1-1からオビスポの
外角スライダーを左翼席に運ぶ先制の5号ソロ。
会心の先制弾を振り返って>
「試合が動かなかったので、とにかく先に点を取りたいという
気持ちで臨んだのが、たまたま本塁打になった」

<狙い通りに甘いスライダーを捉え、
ライナーで左翼席へと叩き込んで>
「最初の打席は真っすぐばかりで攻めてきた(結果は左前打)。
今度は変化球がくるだろうという感じがあった」

<今季は右翼手が固定されておらず、
英智、中村一生らとの競争を強いられている。
先発出場のチャンスで結果を出して、定位置奪取へ好調ぶりを猛アピール。
下位打線の中心として、打線にぐんと厚みを加えそう>
「試合に出られないときも、チームが勝つという目標に向かって
いつも準備している。気持ちが切れることはない。
今は(昨季途中まで在籍した)横浜では味わえなかった
優勝争いの楽しさがある。
気持ちも入っているし、このまま試合に出続けるようにしたい」
(中スポ、サンスポ毎日jp

○井端弘和
<7回1死、この試合2つ目の死球を受ける。
さすがにオビスポをひとにらみ。
だが事を荒立てずに一塁へ向かい>
「そりゃムッとしましたよ。
でも(味方の)ベンチをちらっと見たら、みんな立ってたし。
あれ以上、強気にいっちゃうと…」

<『故意』だとは言わないが、
首位打者を何としてでも封じ込めようという
巨人の強い意志はひしひしと。しかしこの死球が実に効いた>
「あのあとで(森野の)ホームランが出て勝ち越しですからね。
マークしてくれることはありがたいですよ。
ボクはホームランはないのに…」

<オビスポと木村正太に投げさせた球数は、5打席で31球。
打ち取るのが厄介で、なおかつ塁に出すとうるさい男。
そんな男が、開幕前にこんな『抱負』を語ってくれた>
「1年間トータルで、誰よりも球数を投げさせる打者になれれば…。
そのためには空振りは少なくないといけないし、
ファウルは増えてくるだろうしね」

<マークはここからさらに厳しさを増すだろうが>
「それにやられるようじゃ…。ボクはよけ方もうまいんです」
(中スポ)


○チェン・ウェイン
<6イニング2/3を8安打3失点に抑え、
今季5度目の対戦で巨人戦今季初白星を挙げる。
理想の投球にはほど遠く、内容は決してよくはなかったが、
味方の援護に支えられ、今季4勝目(2敗)。
それでも首位攻防3連戦の初戦を任され、
勝った事実が何よりもうれしかった>
「あまり調子はよくなかったんです。
きょうはコース的に厳しくいけなかったけど、
とにかくしっかり腕を振って投げることを心掛けた。
コントロールもずっとよくなかったけど、何とか踏ん張れた。
チーム的に勝ったのが一番ですから。それがよかったですね」

<最速152キロの直球やスライダーなどで
4回までは無失点と踏ん張ったが、2点リードの5回に手痛い失点。
先頭から連打で無死一、二塁とされると、
続くオビスポの送りバントの処理を誤った。
三塁への送球が二塁方向にそれるという失策で、
無死満塁の大ピンチを招く。
そして坂本に左翼へ2点タイムリーを浴びて同点に>
「(バント処理は)タイミングが合わなかったというか、僕のミスです」

<崩れそうで崩れなかった。
さらに1死二、三塁とピンチが続き、小笠原を迎えた。
今季、1割台の打率に抑えてきた3番打者。
この日の第1、2打席も連続三振を奪ったが、関係ない。
その場の対決だけに集中。気持ちを切り替え、
押せ押せムードの巨人打線を瀬戸際で止めたのも自身だった>
「自分の責任。2点はしょうがない。あとは1点も渡さない。
アウトを一つずつとる。全力で投げることしか考えなかった」

<17日の横浜戦以来で、中10日となるマウンド。
結果的に100%の調子にはならなかったが、戦える態勢は整えてきた。
連日の走り込みで下半身を徹底的に鍛え直した。
休んだのは1日だけといい、チームの練習がないときでも、
名古屋市内の自宅近くを走り回った。
球宴休みを利用して、故郷の台湾に
一時帰省することもできたが、あえてそうしなかった。
球宴はテレビで見て、頭の中で打者と対戦し、感覚を磨いた。
不断の努力が、大一番での大崩れを防いだのかもしれない>
「日本にいて、集中力とか緊張感をキープしたい」

<防御率は1.54となり、同僚の吉見にトップの座を明け渡したが
今季5度目の巨人戦先発でようやく初勝利をもぎ取った。
次こそ理想の投球で、チームに貢献してみせる>
「もう一度しっかり調整しなおして、次も頑張ります」
中スポ中日新聞スポーツ報知共同通信社毎日jpニッカン

○谷繁元信
<5回1死二、三塁、小笠原を迎えた場面を振り返る。。
3つの直球で2-1と追い込むと、その後も直球で挑み、3球続けてファウル。
最後は外角低めにコントロールされた直球で空振りを奪った>
「真っすぐがあっていないと思った。
あそこで追い越されなかったのが大きかった」
中日新聞

○ネルソン・パヤノ
<1点差に迫られた7回2死一、二塁で登板すると、
亀井をスライダーで一ゴロに仕留め、ピンチを脱す。
タフネス左腕は後半戦でも頼りになりそう>
「いいピッチングができたね。
ゆっくり寝て休めることができたから、コンディションはバッチリさ」
(中スポ)

○浅尾拓也
<8回に4番手で登板。最速151キロの真っすぐを主体に
谷を三ゴロ、阿部を三飛、木村拓也を一ゴロと三者凡退。
これで今季の巨人戦は3戦無失点>
「巨人という相手は意識しましたけど、
順位はあまり考えず、目の前の打者に集中しました」

<また月間10ホールドのリーグタイとなり>
「チームが勝っているのでそういうチャンスも出てくる。この投球を続けたい」
(中スポ、サンスポ

○岩瀬仁紀
<9回を3人で締め、自身の記録を更新する
球団新の13試合連続セーブを飾る。
6月26日の広島戦(マツダ)以来、失敗なしで失点もゼロ。
リーグトップを独走する29セーブ目となり、
前人未踏の5年連続30セーブにも王手をかけて>
「4月にやられているので、
(4月25日東京ドーム・9回亀井にサヨナラ3ランを浴びる)
やり返さなければならないとは思っていた。
マウンドに上がったら、そんなことは考えていないけどね。
記録はともかく、いい形できていたので、
チームの(連勝の)勢いに自分も乗っていかないと。
これを継続していきたいですね」
中スポスポニチ名古屋


○中村一生
<『右翼戦争』の真っただ中で奮闘している5年目。
ライトの定位置を狙い、小池、英智に挑んでいるが、にこやかに語って>
「今は毎日が楽しい。練習にも身が入ります」

<成長著しいのは打撃。ここまで12打数5安打で打率.417。
17日の横浜戦ではプロ初本塁打を放った。
大きなアピールポイントになっているとはいえ、
今の数字が現状の力を示すものとは思っていない。謙虚に語り>
「まだまだです。1軍のレベルに対応する力をつけないといけない」
(中スポ)

○石嶺打撃コーチ
<打撃について、中村一生にこうアドバイス。
『一点』のミートポイントで打つのではなく、
幅広いポイントで打てるようにという教え。
直球一本で攻めてくる1軍の投手はまずいない。
タイミングを崩されても対応できる『ふところの深さ』が課題>
「お前(中村一生)は『点』で打っている。
『面』で打てるようになりなさい」

<中村一生の成長に期待して>
「いいものは持っている。
一発というより広角に打てる打者に育ってほしい」
(中スポ)

○マキシモ・ネルソン
<球場に着き、三塁側ベンチへ向かう途中の通路、
試合前のイベントで使う和太鼓に、めざとく反応。
素手で器用にたたき始めると、リズミカルに即興演奏してみせた。
似たような打楽器はドミニカにもあるという。意外な一面を見せて>
「母国ではドラマーだった? いや、オレは踊る方だね」
(中スポ)

○小林正人
<左サイドハンドが東京ドームでの連続G斬りに燃えている。
昨年5月11日の巨人戦、2番手として出たが、
巨人の猛攻を止められずに2失点。試合は敗れた>
「覚えていますよ。あの試合ですよね…」

<痛恨の失点後、リベンジしている。
東京ドームではCSも含めて、7試合連続無失点に抑えている。
厳しい状況で失点を阻止しているのは意識が大きいようだ。
キャンプ前の自主トレから、わざとワンバウンドさせて
投げるなど意識付けを続けてきた。地道な練習が成果となっている>
「低めというのはずっと意識して練習してきたので」
(中スポ)

○立浪和義
<出番がなかったが、試合後に喜んだのは決戦の頭を取ったこと。
かぶとの緒を締め、自分自身の気も引き締めて>
「初戦に勝てたことは大きい。明日が大事。
明日も勝って(カード)勝ち越しを決めて、3連勝を狙いたい。
接戦になると思うので、しっかり準備をして臨みたいです」
(中スポ)


○落合監督
<4発5得点で首位・巨人を打ち砕き、4年ぶりの9連勝。
会心の勝利に笑みを浮かべて>
「空中戦? 今年のウチの打線なら(一発攻勢は)あるよ。
向こう(巨人)が一番よく知ってるんじゃないか」

<監督就任から昨年までの5年間、
東京ドームの器の小ささに泣かされ続けたが>
「それは去年までのこと」

<チェンは完封できた!?>
「チェンは自分でしでかしたからな。
(5回無死一、二塁でオビスポの投前バントを三塁へ悪送球)
よくあそこで(同点で)とどまった。
あれ(失策)がなければ完封できたろ。
(最後の)一線は踏みとどまったというところじゃない」

<球宴を挟んで9連勝、という問いに>
「3、4、5(番打者)が打って負けられるわけないだろ。
1.5差? (ゲーム差については)聞くな。
9連勝? また変なこと聞いた」

<思い返せば巨人に3タテを喫した5月10日の試合後。
語気を強めて『巨人を追えるのはウチだけだ』。
あれから2カ月半。その見立てに狂いはなく、
敗者の強がりの色が濃かったフレーズを
現実にしたが、得意の含み笑いで>
「オレ、そんなこと言ったか? もう忘れたよ」
中スポ中日新聞サンスポスポーツ報知時事通信
朝日新聞毎日jpスポニチ名古屋ニッカンデイリー


今日の公示。(28日)

◆セ・リーグ

【出場選手登録】
△中日 チェン・ウェイン投手
公式サイト共同通信社


ドラゴンズトピックス(28日)

◆ドアラ
<韓国観光公社から『韓国観光名誉広報大使』を委嘱され、
日韓の民間交流拡大に一役買う決意を示す。
中日と韓国・LGツインズの友好関係締結20周年を記念し、
ファン約80人と訪韓。26日にはソウル市内などで
観光PR用の写真を撮影するなど、すでに活動を始めた。
用意されたホワイトボードに記入。祝福の拍手を受けて>
「自分のできることをできるだけやりたい」
(中スポ、中日新聞サンスポ朝日新聞


若竜トピックス(28日)

◆ウエスタン・リーグ公式戦
広島-中日 16回戦
(28日・広島東洋カープ由宇練習場)
 D 000 000 100 = 1
 C 000 100 01× = 2
[敗] 金剛(26試合3敗10S)
[D本] なし
[Dバッテリー] 山本昌、金剛 - 前田、田中
公式サイト・戦評

●山本昌
<1軍再昇格を目指して2軍で調整中。
ウエスタン・リーグ後半開幕戦となった広島戦(由宇)に先発。
コーナー低めを丁寧について、広島打線を翻弄。
7イニングを投げ、4安打3奪三振無四球、1失点と
安定した投球を披露して、好調持続をアピール。
本人はまだまだ上積みありを強調して>
「だいぶ良くなっているよ」
中スポ

『2度目の由宇でした。
自分でもいい感じで投げられていると思います。
2軍戦登板ばかりが増えていますが、これもいざというときのため。
今は必ず上の出番がくると信じて投げ続けるだけです。』
山本昌公式ホームページより引用)

●小林投手コーチ
<5月14日・オリックス戦(ナゴヤ球場)で勝って以降、
8戦負けなしの5連勝中。得意としている夏を迎えて、
さらに調子を上げているベテラン山本昌について>
「テンポもよくて、安心して見ていられる投球だったよ」
中スポ

2009年7月28日 (火)

勝ち抜け東京夏の陣ドラゴンズ後半戦今夜開幕!

プロ野球はオールスターゲーム2試合を終え、
きょう28日から後半戦がスタートします。
セ・リーグはいきなりの首位攻防
2.5ゲーム差の2位につけるドラゴンズが、
首位・巨人の本拠地の東京ドームに乗り込んでの3連戦。
続いて3位・東京ヤクルトと対戦するこの6連戦の行方が、
今後の優勝争いのカギを握ることになりそう。
この日ナインは6連戦に備え、ナゴヤ球場・室内練習場で練習。
『東京夏の陣』に向けてのナインの声をまとめました。


ドラゴンズトピックス(27日)

◇トニ・ブランコ

<敵地・東京へと向かう名古屋駅の新幹線ホーム。
その姿を現すと、すぐにファンが駆け寄って激励の輪ができた。
今や竜党の期待を一身に集める主砲。
きょう28日からの首位・巨人との戦いへ、悠然と意気込みを口に>
「相手が巨人であれどこであれ、とにかく勝つだけさ。
チームの勝利のためにオレは全力を尽くす」

<『開幕戦』では必ず期待に応えてきた。
4月3日の横浜との開幕戦、交流戦開幕の埼玉西武戦(5月19日)、
交流戦明け初戦の広島戦(6月26日)とチームが勢いをつけたい
『スタート』ですべてアーチ(計4発)を架けてきた。
今度は首位攻防の大事な初戦だ>
「試合ではホームランを打つこともあれば、4打席三振することもある。
いろんなことが起こる。ポジティブに考えていきたいね」

<この日行われたナゴヤ球場での練習には
休養日で参加しなかったが、打率.375、2本塁打、7打点の
好成績を残している東京ドームには、いいイメージを持って乗り込む。
巨人の初戦先発予想は同じドミニカ出身のオビスポ。
7月に3勝を挙げている新星だが、くみしやすい相手だろう。
4月26日に東京ドームで、ライトへ本塁打を放っているから。
オビスポとは昨秋、ドミニカのウインターリーグでは
同じチームでプレー。とはいえ遠慮は無用、打ち砕く決意>
「(オビスポとは)確かに一緒にプレーした。
いい友達さ。でも野球ではそんなことは関係ない」

<初出場のオールスターでは、けた違いの実力を見せた。
第1戦のホームラン競争を圧倒的な飛距離で制すと、
試合では2試合連続で適時打を放つなど、3安打3打点。
球宴後2日間の休日は名古屋で
ゆっくりと体を休め、心身は完全にリフレッシュ。
頭の中は「優勝」というターゲットへ切り替えて>
「オールスターでは調子は良くなかったけど結果としては良かった。
十分楽しめたよ。今後につながるんじゃないか」
中スポスポニチ名古屋


◇井端弘和
<球界で『名手』と呼ばれるが、
今季はバットでも安打を量産している。
前半戦を終え打率.322はリーグトップ。
控えめだが、リードオフマンとして好調なチームをけん引。
広角に打ち分ける技術に勝負強さも兼ね備えるが、
特に目立つのが出塁率の高さ。出塁率はリーグ1位の.399。
甘い球は確実にとらえ、厳しい球はファウルして粘り、四球を得る。
1番の役割を的確に果たし、ブランコら強力な中軸へつないでいる>
「決して(調子は)良くないが、ふっと見たらヒットになっているのが多い」

<オールスター戦では2試合で7打数6安打。
絶好調を維持したまま、後半戦早々の首位攻防戦に臨む。
巨人には、首位打者を争う坂本と小笠原もいる。
プロ12年目での初タイトルにも、意欲十分>
「まだ(調子が上向く)要素がある。あとは体力次第」
時事通信

◇石嶺打撃コーチ
<開幕当初はバットも湿りがちだったが、
体調が上向くと打率も上昇。
首位打者に躍り出た井端について説明>
「キャンプで走り込みなどができなかったが、体調が戻ってきた。
もともと技術はあるし、普通と言えば普通」
時事通信

◇荒木雅博
<井端、ブランコとともに練習を免除されていたが、
ナゴヤ球場に顔を出し、きょう28日から
全力でプレーするために体をしっかり手入れをした>
「マッサージをしてもらいにきました」

<後半戦初戦当日となる28日正午に
荒木雅博 ウマトラブログ』という題名の公式ブログを開設。
自身が馬に似ていることと、あだ名(トラ)を合わせたタイトルだが>
「ファンの皆さん いつも温かいご声援をありがとうございます。
後半戦が始まる今日から
『荒木雅博 ウマトラブログ』をスタートすることになりました!
ブログでは、プライベートな部分も公開できればと思っています。
プレゼント企画や、オリジナルグッズの販売なども
考えていますので、楽しみにしていてください!
少しでもファンの皆さんに喜んで頂けるよう、頑張って更新します。
後半戦も応援よろしくお願いします!」

荒木ブログ「ウマトラブログ オープンです!!!」、公式サイト、中スポ)


◇和田一浩
<今季の巨人戦についてこう答える。
対戦打率.295。打点は森野と同じ7。
単なる率や打点では納得できない。
チームが4勝8敗と苦戦を強いられている現実こそが
『不満』を口にさせている。勝利にどれだけ貢献できるか。
気にしているのはこの一点だけと言える>
「そんなに打ってないでしょう。そういうイメージ。
関係ないところでポン、ポンと打ってのは意味がないですから」

<きょう28日先発はオビスポが予想される。
投手が右打者の自分の方向に近づいて来るタイプだが>
「(左足を三塁方向に)クロスステップしてくる。
オープン戦だったら怖いと思うかもしれないが、シーズンなら怖くはない。
(ただし4月26日の)1回しか当たってないし、
リリーフと先発では違う部分があるから」

<勝てばクライマックス・シリーズ(CS)進出のマジックが
点灯する可能性があるが、きょう28日点灯なら87試合目。
07年の導入以降、球団最速のCSマジック点灯となることは
ほぼ間違いないが、巨人との直接対決に全身全霊を注ぐ考え>
「気になる数字じゃない。CSより優勝」

<この日はストッキングを大きく露出させる
オールドスタイルで練習。苦笑いしてみせて>
「暑いからね」
和田ブログ「後半戦!!」、中スポ、ニッカン

◇谷繁元信
<CS進出マジック点灯について完全無視を決め込み、こう断言。
目指すは、あくまでG倒での逆転リーグ制覇のみ>
「何の意味もない」
ニッカン

◇立浪和義
<ナゴヤ球場屋内練習場で、自身のフリー打撃の順番を待つ間、
隣のブルペンにいた浅尾の投球を見つめ、じっくり目慣らしをした。
いよいよ後半戦が始まる。通算2470安打。
長嶋茂雄氏の持つ歴代7位の通算安打数にあと1本で並ぶが、
追いつき、追い越すには、巨人戦が絶好の舞台でもある。
しかも今季の巨人戦は5打数3安打の打率6割、
敬遠1を含む4四球と勝負を避けられ気味なのが気になるが、
東京ドームは今季唯一のアーチを放っているゲンのいい球場。
残念ながらその口から景気のいい言葉は出てこなかったが>
「そこは意識せず、出たところで1つずつ積み重ねていくだけですよ」
(中スポ)


◇森バッテリーチーフコーチ
<貯金17で迎える後半戦の展望を語る。
首位・巨人3連戦では、開幕10連勝中の川井を登板させないことが濃厚。
直接対決では4勝8敗と大きく負け越しているが、
そこだけに比重を置かず、下位球団から着実に白星を拾っていく考え>
「巨人だけを意識したようなやり方はしない。
上ばっかりを見ていると、下に足をすくわれるからな」

<3位・東京ヤクルトにも3勝9敗と苦戦。
だが、下位3球団には30勝8敗と無類の強さを誇っている。
28日にもCSマジックが点灯するだけに、戦略通りに進んでいる>
「今年はまず3位に入ることを考えて戦ってきた。
今後は巨人とヤクルトにも勝っていかなきゃいけない。
直接対決すれば本当の実力が分かる」
スポーツ報知スポニチ名古屋

◇チェン・ウェイン
<屋内練習場に現れたのはちょうど2軍の練習が終わる直前。
中村捕手コーチとすれ違うと
『2軍選手なんだから、ちゃんと2軍で練習しなきゃ』と
登録抹消中の身分を冷やかされた。
後半戦初戦のきょう28日には出場選手登録される予定で
先発には何ら支障がない。ランニングやウエートトレで
調整を終えると、不適な笑みをもらして>
「(巨人打線は)怖いというより楽しみ。優勝を目指す」
(中スポ、スポニチ名古屋

◇中田賢一
<29日の巨人戦第2戦の先発が予想されるが、
この日はナゴヤ球場屋内練習場のブルペンで約70球を投げて調整。
7日の東京ヤクルト戦で1軍復帰したばかりの右腕。
球宴前の登板が20日の広島戦。
中8日で迎える通常の1試合という気持ちのよう>
「(オールスター休みは)区切りという感じではありませんでした。
ボクのシーズンはまだスタートしたばかりなので。
あんまり間隔も開いていませんからね」

<復帰戦後の2試合はいずれも7回途中で降板しているが、
走者を許しても粘れるかどうか。
それができれば白星に近づくと分かっている。ナインへの信頼も口にして>
「調子自体はまずまずだと思います。
問題は勝負どころでどうするかですから。
うちの打線も、自分が粘っていれば
必ず点を取ってくれるという感じがありますからね」

<巨人戦は昨年4月までCSを含め、7連勝を飾った。
以後は3試合で0勝2敗と失速気味だが、
キラー復活となれば今後の戦いにはずみがつく。
再開後、週の前半に集中している巨人戦。
つまり優勝争いのライバルを倒す役割を任されたといっていい。
大役に気合十分。目を輝かせて>
「相手は関係ない。とにかく自分の投球をするだけです。
自分と打線を信じて思い切って投げるだけ」

<勝てばCS進出のマジックが点灯する可能性があるが>
「目指しているのはCSではなく優勝。
いちいち気になんてしていられない」
(中スポ、スポーツ報知スポニチ名古屋ニッカン

◇朝倉健太
<CS進出マジック点灯はナインにとって興味の対象ではない>
「優勝が近づいてきたら別ですけど、
そんなに大きな数字を気にしても仕方ない」
ニッカン

◇小笠原孝
<この日投げ込みを敢行。ほかの投手がブルペンから消え、
野手が打撃練習を終えても黙々と投げ続ける。
ピッチングを切り上げたとき、投球数は100球を超えていた。
現在4連勝中、好調を維持するベテラン左腕は
万全の準備で後半戦を迎える>
「たくさん投げた? ほどほどですよ。
前回の登板で追い込んでから甘い球を投げて打たれたので、
そこを意識しながら投げました」
(中スポ)


◇吉見一起
<川井とともにオールスターに出場したが、練習に合流。
チーム成績で一つ抜きんでているのが被本塁打数。
リーグ最少の52本に抑えている。
際立つのは40試合を過ぎてから。
それまでの40試合で33本だったのが、その後の46試合で19本。
1試合平均、0.83本から、0.41本へ半減させている。
ローテーションを守っている投手で
被本塁打数の減少が顕著なのがこの右腕。
開幕から5試合で5本だったのが、その後11試合で1本>
「最初の方はよく打たれていたんですけど、
今思えば、ただ投げているだけ、というところがありました。
同じ球を投げるにしても、谷繁さんの意図を
理解しているのといないのとでは全然違う。
例えばストライクにする球なのか、ボールにする球なのか。
ボクには谷繁さんの考えることの
1割か2割くらいしか分かっていないでしょうけど、
以前に比べるとだいぶ分かるようになった」
中スポ

◇川井雄太
<吉見とともに、この日投手陣の練習に合流。
前日は練習参加を免除されたが、広島からの移動もあり>
「のんびりしたという感じはありません」

<この日は軽いランニングなどで早めに練習を切り上げ。
後半戦の登板は前半で10個の白星を稼いだのと同じ日曜日、
8月2日の東京ヤクルト戦が初戦となりそう>
「(自身の球宴出場はいまでも)不思議な感じ」

<被本塁打数の減少は正捕手・谷繁の復帰と歩調を合わせている。
グラウンドの『指揮官』の影響力は大きい
10連勝の左腕も、谷繁の再三の言葉で成長した1人。
こちらは最近5試合被本塁打ゼロ。謙虚だが結果は5戦5勝だ>
「攻め方は変わっていません。
狭い球場での登板があまりなかったこともあるでしょうし、
打たれる可能性はずっとあると思います」
中スポ

◇小山桂司
<第2捕手も、本塁打撲滅に貢献している。
谷繁の復帰後もチェンと朝倉の先発時はスタメンが多い。
こう言って笑うが、最近先発出場した5試合の被本塁打はゼロ>
「組んでいる投手がいいからでしょう。
セ・リーグに慣れてきたということがあると思います。
打席でのバッターの印象とか、
自分で感じたことを生かして攻めているけど、
最初の方はまだ分かっていないところが多かった」
中スポ

◇マキシモ・ネルソン
<ナゴヤ球場の駐車スペースでドラ番記者にこう聞く。
指さした先には黒いスーパーカー・ランボルギーニ>
「これ、君のかい?」

<『君の新しいクルマでしょ』と切り替えされると、
推定年俸900万円の左腕は、204センチの巨体を縮めて見せ、
担当記者たちをなごませる。日本に来て2年目。
打者を押さえるコツを身に付けながら、
日本の笑いのツボも押さえているよう>
「あれはボクには小さすぎるよ。もっと大きいクルマが好きだね」
(中スポ<ドラ番記者>


◇岩瀬仁紀
<後半戦、いきなり巨人との激突。
首位決戦に守護神が燃える…と思ったら、
ニコッと笑って、穏やかに、諭すようにこう語った>
「まだ勝負どころじゃないよ。
まだ先は長いからね。後ろにいても、
離されずについていければいいんじゃないかな。
勝負どころはシーズンのもっと先にあると思うよ」

<ムチを入れ、追い込みをかけるポイントはまだ先にある。
何度も修羅場をくぐり抜けてきた守護神は、
今回の東京遠征でも普段のペースを貫く。
自分自身の投球も『MAX』まで上がっているワケではない。
理想形で投げるには、それに耐えられる体の準備が求められる。
かかる負担も大きい。シーズンを戦い抜く上で、
そのときそのときのベストを選択していくのが仕事だ。
『MAX』はきっと、本当の『勝負どころ』で出るのだろう>
「もう少し上を目指しているんだけどね。なかなか体がついてこない」

<平常心でも、自然と盛り上がれる。
宿敵・巨人との決戦は、モチベーションを高めるのにちょうどいい>
「気持ち的には入っていきやすいね。(自分が)気持ちから入る方だから」

<この日は前半戦の最後の22日以来、5日ぶりにブルペンで投げた。
球宴休みの間は家族サービスなどで
忙しかったようだが、リフレッシュにはなったという>
「休んだような、休んでないような…」
中スポ


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【ドラゴンズ・今週の日程】
7月28日(火) 対巨人 (18:00・東京ドーム)
7月29日(水) 対巨人 (18:00・東京ドーム)
7月30日(木) 対巨人 (18:00・東京ドーム)
7月31日(金) 対東京ヤクルト(18:00・明治神宮野球場)
8月1日 (土)  対東京ヤクルト(18:00・明治神宮野球場)
8月2日 (日)  対東京ヤクルト(18:00・明治神宮野球場)

<ファーム>
7月28日(火) 対広島 (12:00・広島東洋カープ由宇練習場)
7月29日(水) 対広島 (12:00・広島東洋カープ由宇練習場)
7月30日(木) 対広島 (12:00・広島東洋カープ由宇練習場)
7月31日(金) 対阪神 (12:30・ナゴヤ球場)
8月1日 (土)  対阪神 (12:30・ナゴヤ球場)
8月2日 (日)  対阪神 (12:30・ナゴヤ球場)


約1週間のオールスターブレークを経て、
いよいよ今夜からペナントレースの後半戦がスタート。
日曜、月曜とゲームがなく完全休みだっただけに、
何となく間隔が開いたようにも感じますし、
きょうになって、いよいよという高揚感も沸々と。
8連勝で首位に2.5ゲーム差と詰め寄り、
前半戦を締めたドラゴンズだっただけに、
この休みがなければいいのにと思った反面、
驚異のペースで上がって来ていただけに、
ゆっくり休んでのリフレッシュも必要。
まあ好調ではありますが、ひとまずここでリセットして、
後半戦しっかりとした滑り出しをしてくれればと願います。

その後半戦、いきなり大きなヤマ場が待っていますね。
きょう28日からは、敵地・東京ドームでの巨人との3連戦。
そして週末は、神宮で2ゲーム差の3位・東京ヤクルトとの3連戦。
ともに今季4勝8敗、3勝9敗と、
劣勢を強いられているチームとぶつかることになる訳ですが、
その勝敗次第では、一気に流れを掴み取ることも十分に可能。
気を引き締めてこの6連戦、臨んでほしいと思いますね。
この日はそれに備え、ナゴヤ球場及び屋内練習場で
約1時間半の練習を行ったドラゴンズナイン
球宴組の野手であるブランコ、井端、荒木免除されたものの、
その他は投手陣、野手陣ともにしっかりと汗を流したようですね。
そして終了後は、決戦の地・東京へと移動したようです。


夏の陣に備えて。リーグ戦再開、
いきなりが首位攻防
まあ引き分けの多さや、
勝率の関係もあって、
ここで3タテしても、
首位奪取とはいかないようですが、
追いかける立場から見れば、一気に捕まえておきたいところ。
その後の戦いを含め、まずはこの巨人戦で勝ち越して、
苦手の神宮へと勢い付けて乗り込みたいですね。
気になる先発予想ですが、今朝の中スポによると初戦から
チェン-オビスポ、中田-ゴンザレス、吉見-東野の順。
まあ現在登録抹消中ではありますが、
チェン復帰即先発は、ほぼ間違いないのでは。

ただスポニチは、2戦目以降の予想が小笠原、朝倉
31日からの東京ヤクルト戦中田、吉見、川井という見方。
誰が日程を組んだのは分かりませんが、
8月以降の日程は、実に両極端な対戦が続き、
週明けの火曜からのカードは、巨人-阪神-阪神-広島-巨人
一方、週末ヤクルト-横浜-ヤクルト-横浜-ヤクルト
なんでこうなっちゃうのかわかりませんが、
ホーム・ビジターの違いこそあれど、
同じ相手との戦いばかりが待っています。
ゆえに巨人との相性の良いチェンを頭に持って行くのはいいですが、
朝倉・小笠原が、東京ヤクルトと3度も当たるのはどうかなと…。
ただ朝倉巨人との相性もありますし、吉見を先に持ってくるのかと。
まあ2、3戦目の先発投手次第ではありますが、
中スポの予想を見て、そんな疑問が浮かんだのも確かです。

それはさておき、注目すべきは巨人との直接対決。
東京ドームの巨人戦といえば、
あの5月の「屈辱の3タテ」以来となりますが、
あのときと現状では、チーム状態が雲泥の差
交流戦以降のナゴドでの対戦でも2勝1敗と勝ち越していますし、
けっしてやりにくい相手ではないだろうと思われます。
もちろん狭い球場対策というのが必須と思いますが、
まずはチェンが先陣を切り、相手打線を黙らせてほしいなと。
一方、打線としては「開幕戦男」ブランコに期待。
中スポを見てそうだったなあと気付きましたが、
節目の試合ではしっかりと一発を放ち、
存在感を示してきただけに、今回も楽しみではありますね。
その類い希なるパワーでリーグ本塁打王を独走
敵の警戒度も増していますが、それをも吹き飛ばす一発を期待。
広告看板越えの特大弾もいいですが、
バットを折りながらの渋いタイムリー
相手にダメージを与えるには、むしろそっちの方が大きいかも。

また巨人側のコメントの中で目に付いたのが、
井端・荒木の1、2番の出塁を止めること。
特にリーグ首位打者、オールスターでも7打数6安打と
ものすごい勢いで打ちまくった井端そこでしょうね
この日は練習免除となった背番号6ですが、
球宴新記録こそ逃したものの、勢い付いたのは間違いないでしょうし、
包囲網をかいくぐり、良き滑り出しとなってほしい。
坂本・小笠原・ラミレスと首位打者のライバルとなるであろう
選手たちとの直接対決にもなりますし、
より目立って、チームをけん引してほしいと思います。


大事な6連戦には違いない、そして絶対に負けられない。
ただ岩瀬のコメントにもあったように
「勝負どころはシーズンのもっと先にある」
それも一理あるなとは、思いましたね。
ファン的には追いつくんだと、血気盛んにもなりますが、
逆にナインにはそういう冷静な見方というのも必要でしょう。
そして3タテしようというのではなく、
謙虚に「1つ1つ」をきっちりとモノにする。
そうしてきたことでここまでの位置にきたドラゴンズ
後半戦もその姿勢を崩すことなく戦ってほしいものです。

「実りの秋」に向けての戦いが、今夜からスタート。
これからは一戦一戦が大事となるだけに
スタートで転ばずに、首位に近づくことができるか、
厳しい展開も予想される6連戦ではありますが、
まずは初戦勝利で、9連勝として弾みをつけてもらいたいです。

2009年7月27日 (月)

チェンG倒へ意気込む、明日からペナント後半戦。

2試合に渡ったオールスターゲームも終わり、
あす28日からペナントレースもいよいよ後半戦
ドラゴンズナインはこの日、ナゴヤドームで
後半戦開幕に向け、全体練習を行いました。
いきなり巨人・東京ヤクルトという上位との対戦となりますが、
その開幕投手が濃厚の左腕・チェンをはじめとした
この日の竜の話題をあっさりめにまとめました。

ドラゴンズトピックス(26日)

◇チェン・ウェイン

<後半戦の開幕戦となる
あす28日の巨人戦(東京ドーム)の先発が有力だが
内角攻めを予告し、敵の巨人を揺さぶる構え。
穏やかな表情とは裏腹に、発する言葉は穏やかではなかった。
死球も覚悟の『ケンカ投法』で、内角を突きまくるという。
帰り際のタクシー。不気味な予告が口をついて>
「内角? どんどん攻めていきますよ。
(巨人には)強力な打者がいっぱいいる。
クリーンアップだけじゃなくて、
みんながヒットを打つ可能性はあるから、
1番から9番まで一緒の考え方で投げたい」

<今季浴びた5本塁打中、巨人には4本打たれているが意に介さず>
「本塁打を打たれない投手はいない」

<この日はナゴヤドームでの全体練習に参加し、
キャッチボールやランニングなどで調整。
ブルペンでも投球練習をしたもよう。17日の横浜戦以来、
中10日での登板になりそうだが、スタンバイOKを強調>
「走り込みで下半身を鍛えました。
休みの間も1日、休んだだけであとは毎日走っていました。
いつでも投げられる状態です」
中スポスポニチ名古屋

◇小林正人
<小笠原、阿部、亀井ら左の強打者が並ぶ巨人打線。
これを分断するのは『左キラー』であるサイドハンド左腕。
今年の巨人戦は7月3日のナゴヤドームで敗戦投手になっているが、
東京ドームでの失点は昨年5月11日が最後。
CSも含めて7試合連続無失点を続けている>
「1球1球、一人ひとりを心がけて投げたい。
巨人は左のいい打者が多いのでしっかり抑えたい」
(中スポ)

◇中村一生
<東京ドームでの巨人3連戦は
右翼の定位置争いで一歩抜け出すチャンスでもある。
球場、相手、ともに相性は申し分ない。
東京ドームは06年のフレッシュオールスターで
左翼ポール際へ2ランを放った舞台。
いいイメージを持ってグラウンドに立てる>
「ホームランを打ったところですからね」

<加えて巨人戦は、プロ初出場を果たした昨年に
4試合に出場して、8打数3安打2打点。
初打点を挙げたのも昨年8月24日、東京ドームだった。
1打必殺。わずかな打席でも結果を出す覚悟で臨む>
「自分の場合はまず守りですよね。
それで1打席もらえたら、どれだけやれるか」

<東京都江戸川区出身。東海大浦安高-国際武道大と、
中日入りするまでは関東で過ごした。
今季はここまで出場した7試合、チームが全勝の『ラッキーボーイ』。
好相性を生かして活躍し続ければ、
チームの首位肉薄も自身の右翼のスタメン定着もグンと近づくはず>
「高校や大学での同級生から
(今回の巨人3連戦の)チケットを買った…というメールが何件か来ました」
中スポ

◇福田永将
<東京ドームは中学時代に「ジャイアンツカップ」で
優勝した思い出の舞台。その表彰式で巨人の原監督に
励まされた思い出を大切にしているが、打席が与えられれば、
東京ドームに快音を響かせてみせる構え>
「恩返しの舞台がやってきましたね。
ホームラン? まずはヒットを打つことです」
福田ブログ「九重部屋」、中スポ)

◇堂上直倫
<フリー打撃の前に行われたシートノックで、
遊撃手の守備位置に入った。
球宴出場組が休みで、二遊間の本職が岩﨑達郎しか
いなかったための処置だが、『大汗』の体験を振り返って>
「やっぱり(三塁とは)動きが全然違います。
いろいろできるようになるといいんですが」
(中スポ)


◇川相内野守備走塁コーチ
<チームの失策数は5割ラインにいた59試合目までが39個。
しかし貯金街道に乗った後半27試合が9個と、1試合平均にすると半減。
快進撃は守りの野球が支えている。後半戦開幕を前に断言して>
「開幕のときと比べたら雲泥の差がある」

<明らかに向上したのは内野守備。
最も変わったのはブランコだろう。
開幕から33試合で8失策。米国やドミニカでは
外野が主だったうえ、日本の緻密な守備はまた違う。
コーチの心配は数字で現れたが、34試合目から失策はゼロ>
「捕ることはうまいし、動きもスローイングもいい。
だけど、一塁に慣れていなかった。
1死、2死と指さして確認することをやろうと口うるさく言ってきた。
コミュニケーションを取り、状況判断し、
一塁手としての動きができるようになった」

<日ごとに改善された森野の守備については、
体調が万全でなかったキャンプ中にクセがついたと見ていた>
「スローイングに悪い癖がついたまま開幕を迎え、
悪送球することで余計に意識して悪循環になっていたと思う」
中スポ

◇森野将彦
<落合監督からも再三、送球の指導を受け少しずつ修正。
もともと三塁手だったとはいえ、実質3年ぶり。
体は外野に慣れてしまっていた。
試合を重ねることによって安定したが>
「慣れ? どのポジションでもそうでしょう。
内野も外野も同じ。やってみないと分からない」
中スポ

◇藤井淳志
<中堅守備について意識の変化を語る。
中堅の前方、広いエリアに俊足をとばすことで、
ヒットゾーンが極端に狭められた>
「前への打球のスタートを練習から意識してやっています。
投手が『打ち取った』と思う打球をしっかりアウトにできるようにしたい。
頭を越される打球は27個のアウトのうち2つか3つ。
だったら、前への打球を捕れるようにしようと、
そういう話をキャンプからずっとしてきたんです」
中スポ

◇笘篠外野守備走塁コーチ
<外野部門にも向上の実感がある。藤井の中堅守備について>
「捕れると思った打球が、間を抜けたり、
前に落ちたりすることがあった。今は普通に見ていられる」
中スポ


◇荒木雅博
<オールスター第1戦が行われる日の午前中に開催される
労組日本プロ野球選手会の臨時総会に
吉見、川井の初出場組が出席。
今年も午前10時から4時間近く開かれていたが、
これまで議論に加わった経験のない選手にとっては、
かなりの我慢を強いられる時間だろう。
そんな若手の出席意義を、選手会長がズバリこう言って>
「今、話し合っていることが実現するのは何年か後。
そういうときに事情を知っているのは大事だから」
(中スポ<ドラ番記者>

◇立浪和義
<後半戦開始2日前、兼任コーチは
フリー打撃でスローボール打ちをまじえるなど、
よりペナントレース中に近い調整に入った。
ラストイヤーの第2の開幕戦へ、視線も鋭くなって>
「近づいてきましたからね。気合も入ってきました」
(中スポ)


◆ドアラ
<中日球団などが9月19日の横浜戦(ナゴヤドーム)で
婚活シートを設けることがこの日明らかに。
現在独身で彼女のいないが、今回はあくまでサポート役>
「ファンの皆さんにとってすてきな出会いになるよう、
僕がホスト役に徹して、その場を盛り上げるよ。
ドームでも、グラウンドからちゃんと見守っているからね」
ニッカン

◆チケット付き『婚活』観戦ツアー募集受付開始!!(公式サイト)
◆中日、ナゴヤDで「婚活ツアー」開催!9・19横浜戦(スポニチ名古屋)
◆ナゴヤにも婚活シート…結婚式場から球場直行(スポーツ報知)
◆ドアラがホスト役、ナゴヤDに婚活シート(ニッカン)
◆ドラゴンズde婚活(名鉄観光サービス)
(北海道日本ハムに続き、中日が9月19日の横浜戦(ナゴヤドーム)で
婚活シートを設けることがこの日、分かった。
球団と旅行代理店、結婚式場がタイアップして
『中日ドラゴンズde婚活』ツアーとして実施する)


今日の公示。(26日)

◆セ・リーグ

【出場選手登録抹消】
▼中日 長峰昌司投手
(再登録は8月5日以降。公式サイト共同通信社


以上、この日のドラゴンズの話題を集めましたが、
球宴休みを経て、前日から全体練習を再開した本隊
この日も荒木、井端ら球宴組を除いた選手が参加して、
あす28日からの後半戦に備え、汗を流していたもよう。
まあ球宴組もおそらくナゴヤに戻ってきていると思われますが、
とりあえずはリフレッシュして、東京へと向かってほしいですね。
まあこの日も主力のコメントがほとんどなかったように、
後半戦、特に初っぱなの巨人・東京ヤクルト6連戦に向けては、
きょうナゴドで練習を行い、東京へと移動することで
スイッチが入ってくると思われます。

そんななか若竜には、威勢のよい連中がいくらか。
特に今朝の中スポでは『ケンカ投法』も辞さないと
いささか物騒な見出しも出ていたチェン
おそらくあす再登録即先発となるであろう左腕ですが、
どうも今季は巨人戦で結果が出ていないのが気になるところ。
4試合に登板し、0勝2敗で防御率3.41。
昨季からの巨人キラーということもあり、
チームとしても意識的にぶつけてはいるものの、
やはり研究もされているのか、
ナゴドでの寺内、東京ドームのラミレスなど、
好投しながらも、勝負所で打たれてオジャンというパターンが多し。
まあ打線の援護が少ないこともありましたが、
「勝てるはず」の巨人戦で星を稼げていないのが、
吉見、川井らと遜色ない投球をしながら、
まだ3勝という数字に繋がっているのではないかと思います。

チェンで再開。まあ過ぎてしまったことを
悔やんでも仕方ないですし、
大事なのは、これからいかに
それを挽回していくか。
後半戦は、巨人戦4カード
火曜もしくは月曜と、すべて週の頭
よってこれまで週末に投げていた左腕が、
こちらに回るのは、チーム的には当然の流れのようですね。
おそらく全カードで先発登板が回ってくるでしょうし、
ぜひともここまで勝てていない分、
1つ1つきっちりと雪辱し、稼いでいってほしいなと。
そのために強気に内角を攻め込んでいくというのは良い姿勢
小笠原をカモにしている反面、ラミレスに打たれていますが、
その2人だけでなく、相手打者すべてに対して、
球威のある真っすぐで攻め込んで、脅威を与えてほしいなと。

このブレーク期間でも、しっかり調整したということで、
コンディションも上々とのこと。
さらに下半身を鍛えたことで、球威も増している信じたいもの。
大事な首位決戦、特に初戦、取るか、取れないかで
その優位さが明らかに変わってくると思われます。
おそらく力も入ることでしょうが、
その辺をうまく配分して、自分のペースへと持ち込んでくれれば。
そして防御率リーグ1位の安定ある投球で、
怖い相手打線をしっかり封じ込み、チームに流れを呼び込んでほしい。
2.5ゲーム差に迫った首位・巨人との大事な直接対決
持ち前のパワーピッチでのG封で、リスタートを飾ってほしいです!

2009年7月26日 (日)

オールスターゲーム第2戦と中日2009。

広島・マツダスタジアムで行われた
『マツダオールスターゲーム2009』第2戦は、
5本塁打が乱れ飛ぶ空中戦の末、7-4でパ・リーグが雪辱。
4選手が出場したドラゴンズ勢では、井端が大活躍。
初回の左中間二塁打を皮切りに3打席連続安打で
初戦と合わせて、5打席連続安打の球宴記録に並ぶと、
新記録も期待された打席は、遊ゴロに倒れたものの、
それでも5打数4安打で、2戦最高打率となる.857をマーク。
リーグ首位打者の力を示し、後半戦に弾みを付けました。
その他、後半戦へ向けて全体練習を再開した
チーム本隊からの話題も、同時にまとめました。

◇マツダオールスターゲーム2009
全セントラル-全パシフィック 第2戦
(25日・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島 | 全セ1勝1敗)
30866人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
パシフィック
セントラル
[敗] 吉見(1試合1敗)
[セ本] 宮本1号
[セバッテリー]
大竹、ルイス、藤川、吉見、イム・チャンヨン、永川 - 石原、相川

【ゲームレビュー】
全パが逆転勝ちで雪辱 MVPは松中
2-3の5回、サブロー(千葉ロッテ)のソロで同点。
6回無死二塁で松中(福岡ソフトバンク)が内角球をうまくさばき、
右翼席にこの日2本目の本塁打を運んで2点を勝ち越した。
9回にも2点を加えた。
全セは初回、左中間二塁打の井端
ブランコの中前適時打で迎え入れて先制。
4回、宮本(東京ヤクルト)の球宴初本塁打で
勝ち越す見せ場をつくったが、5失点は本塁打によるもの。
投手陣の真っ向勝負が裏目に出た。
通算成績は全パの75勝69敗8分け。
最優秀選手賞(MVP)には、2打席連続本塁打の松中が初めて選ばれた。
(中スポ、共同通信社ニッカン式スコア


●井端弘和
<セの首位打者が、5打数4安打1打点と大暴れ。
前夜の2本と合わせて5打席連続安打の
球宴タイ記録をマークし、ベストバッター賞に選ばれる。
1回先頭、左中間を破る二塁打で先制の起点をつくると、
2回にも二塁打。5回はボテボテの三ゴロだったが、
足を生かし、しぶとく内野安打。
球宴記録に並んだが、新記録のかかっていた7回は
1-0からの2球目チェンジアップに泳がされて、遊ゴロ。
以下、TBS中継のインタビューから>
「(お疲れ様でした)おつかれさまです。
(5打席連続ヒット、日本プロ野球タイ記録でした)
えー、知らなかったです。はい。
(知らなかったですか?)
知ってて打席に立ちたかったですね、はい。
(誰か教えてくれなかったですか)
(第4打席で)アウトになって、
藤川球児(阪神)が教えてくれました(苦笑)。
(試合前から「全打席ヒットを狙う」と言われていたが)
そうですね、アウ、まあもう1回ね、
知ってて打席に立ちたいなあと、今後悔しています。はい。
(4打席目、あれはパームボールのようですが)
そうですね。(実際はチェンジアップ)
(投手のオリックス・金子が捕手のサインに)
なんか首2、3回振ったので、まあ何か変なボール(球種)が
来るんじゃないかと思ってたんですけど、
まあ予期しなかったですね。はい
(知っていたらあのボールには手を出さなかった?)
はい、シーズン同様の粘っこいバッティングをしていたと思います。
(衣笠氏『ずいぶん巨人という位置が近づいたんじゃないですか』)
ええ、やっとあのう直接対決で叩けば
抜けるぐらいに来たので、はい、がんばります。
(自身にも首位打者というタイトルが十分にこれから)
ええ、ジャイアンツ勢に負けないように頑張りたいと思います。
(新婚の奥さんが勝利の女神でしたね)
そうですね、はい。そうです、はい。
(今日もスタンドですか、奥さんは)
ええ、遊びに来てます、はい。
(後半戦活躍を期待してますから)
はい、ありがとうございます。ありがとうございました」


<9回1死一、二塁の第5打席。
シコースキー(千葉ロッテ)の内角球を右へはじき返し、
この日1本目の安打となる右前打を放ったが、
すべては『後の祭り』。本気で悔しがっていた。
2試合で7打数6安打の固め打ち。
2試合のシリーズ打率(6打席以上)は
90年の清原、08年の内川を上回る.857の最高記録となった。
ぜいたくな不満を口にしたが、表情は明るく>
「全部打つつもりでいった。
後半戦にはずみ? 打ちすぎて、逆に心配ですね。
4安打よりも、あの凡打がが悔しい。記録を知らなかったから。
記録を知っていたら、あんなボールには手を出さなかったのに…」

<公式戦と同様の配球が勝負師の心を揺すった>
「お祭りというより、真剣勝負だった。
(相手投手が)いつもなら真っすぐばかりなのに、いろんなボールを放ってきた」

<予期せぬ途中出場だった前夜の2安打で
自らの闘志に火をつけると、ストッキングを大きく露出させる
戦闘スタイルで出場したこの夜はさらに加速。
オールスター休みという感覚を持たずに
リーグ打率1位の貫禄を見せつけ、後半戦に臨めることを喜んで>
「もったいないという気もするけど、
気分よく(ペナントレース再開へ)行けますね」

<惜しくも快記録は逃したが、
得るものも多い6度目の球宴だった>
「(初出場時は)石井さん(琢朗・広島、当時横浜)や
宮本さん(東京ヤクルト)が球界でも一、二番(の遊撃手)だった。
言葉を交わすのも恐れ多かった。
(だが気付いてみれば)周りは自分より若い選手ばかり。
ほとんどぼくより年下。坂本(巨人)なんかひと回り違う」

<14歳年下で同じ遊撃手の坂本から
質問攻めにあい、丁寧にアドバイスを送る半面、
自身もおおいに刺激を受けた2日間だった>
「彼(坂本)は若いし人気もある。
逆に僕の方がいい刺激になってるよ。
年を取ったなあと思ったけど、きょうの(活躍)で
もうちょっと頑張らないと、とも思ったよ」

<6度目の出場で初の本塁打の夢は果たせなかった。
悔しそうな言葉とは裏腹。今年の球宴で見せたのは、
ライバルたちが嫌がる、しぶとく出塁を繰り返すらしさだった>
「4、5本のヒットより1本のホームランの方が欲しいんですけどね。
本塁打を打たないと僕のオールスターは終わらない。また来年出ないと」

<同僚・川井が2イニングで
8安打6失点と打ち込まれた24日の第1戦。
それでも負け投手にならないという
シーズン同様の強運ぶりを見せつけたが、こう言い放った>
「負けが付いた方がよかったと思います」

<実は札幌入りした23日夜、
球宴出場の中日勢で食事会を開いた際にこう話していた。
確かにどんなに打ち込まれても公式戦の記録に残るわけではない。
むしろいつか負けることを考えると、
ここで黒星がつくことはいい厄払いにもなる。
初の球宴に臨む後輩の気持ちをほぐそうという配慮でもあっただろう>
「そんな話を川井としたんですよ。
ここでリセットして、またペナントレースで連勝を続けようと」

<3日後の28日からは、
いきなり2.5ゲーム上を行く首位・巨人と敵地で3連戦。
引き分け数の差で実際には3連勝しても順位の逆転はないが、
相手の背中が見える位置での直接対決に気持ちは燃え上がる>
「巨人とは、やっと直接対決でたたけば
ひっくり返るというところまで来てるから。頑張るよ」
中スポ中日新聞サンスポ12スポーツ報知時事通信
スポニチスポニチ名古屋ニッカンデイリー

○金子千尋(オリックス)
<7回ウラには日本新記録がかかった井端を
チェンジアップで遊ゴロに。
試合後にその事実を知り、頭をかいて>
「そうなんですか!? 全然知らないで変化球を投げちゃった…」
(中スポ)


●トニ・ブランコ
<『4番・DH』で先発し、1回2死三塁、先制の中前適時打。
涌井(埼玉西武)の高めストレートに
バットを砕かれながらも、力で外野に打ち返した。
たとえスタンドに入らなくても、
その超絶パワーを披露するには十分な一打。
セ・リーグの4番としての責任を全う。
2試合で7打数3安打3打点の活躍を自画自賛して>
「強い打球を打てたし楽しめたよ。
ホームランが打てなかったのは残念だけど、
2試合で3本ヒットが打てたし、エンジョイできたよ。
調子はよくなかったけれど、結果はよかったと思う」

<試合直前、ベンチ裏のインタビュールームにこもった。
ネットを立ててトスバッティングを20分。
大舞台を前に上がり切らない自らの調子をぎりぎりまで修正しようと試みた。
たとえ『お祭り』でも練習に手は抜かない、いい意味の頑固さ>
「いつもと同じように準備するんだ。いいショーが見せられるようにね」

<トレードマークの特大本塁打は披露できなかったが、
自らのバットでファンを沸かせたことに満足。
後半戦に向けた手応えはしっかり持って帰る>
「本当は5本くらい本塁打を打ちたかったけど、
これだけいいピッチャーとバッターの中でプレーして、
ファンに喜んでもらえたからね。
楽しみは終わった。これからは勝負だ。たくさん打ってチームに貢献するよ」
中スポスポニチ名古屋)

●荒木雅博
<9回1死一塁、長谷川(福岡ソフトバンク)の
中前へ抜けようかというゴロをダイビングキャッチ。
しかし併殺を狙った井端へのグラブトスは
厳しい姿勢からほぼ真上に上がり内野安打に。
9回の打席では1死満塁から中犠飛を放って、
1打点をマークして賞をアピールしたものの、悔しがって>
「あれが決まっていたら。僕が(表彰式で)
右端(のベストプレー賞)に立っていましたね」
(中スポ)

●吉見一起
<同点の6回に4番手で登板し、2イニングを2失点。
負け投手にもなったが、その表情は晴れ晴れとしていた。
初めての球宴の舞台。結果なんか気にしない。
野球少年に戻ったかのように、無邪気な笑顔を浮かべて>
「こういう雰囲気を味わうことができて、
本当によかったです。楽しめました」

<初球でいきなり捕まった。
大村(オリックス)に左中間を破られ、無死二塁のピンチを招くと、
続く松中には内角スライダーを右翼ポール際に運ばれ決勝2ラン。
崩れかけたが、ここからリーグ屈指の右腕の底力。
その後は6人連続で凡退に打ち取り、予定の2イニングを投げきった>
「いつもと同じように低め、低めを心がけて投げました」

<マウンド以外でも思いっきり楽しんだ。
尊敬する球界の先輩から、アドバイスをもらえたのだ。
試合前の練習中。右翼フェンス付近でストレッチをしていると、
横浜のエース・三浦が近寄ってきた。
雑談を交わした後、約15分間、
身ぶり手ぶりを交えてこう語ってくれたという>
「ピンチでも熱くなるな」「この場合はオレはこう攻める」

<今回の球宴では、三浦から話を聞くことを目標の1つにしていた。
低めに集めてゴロを取る投球スタイルが似ているといい、
ビデオを見るなどして研究したことも。
前日の第1戦では三浦の登板日だったため、
話しかけられず、ブルペン練習などを見て学んでいた。
まさに球宴ならではの交流。
せっかくの助言は今後、きっちり役立てて、後半戦に挑む>
「気さくに話しかけてくださって、ありがたかったですね。
三浦さんだけでなく、いろんな人と話せて。
シーズンにつながるというか、とにかく楽しかったです」


<中スポ特別手記『初祭り』より>
「すごく楽しかったです。
そんなに緊張もしませんでしたね。まだ興奮しています!
最初のイニングで松中さんにホームランに打たれちゃいましたけど、
あれはボール球なんですよ。
ファウルになると思ったら、切れませんでしたね。
でもきょうは結果より、普段できないことをやろうと思っていて。
あえてストライクゾーンを勝負してみたりとか、
楽しめたことが一番よかったです。
嫁(聡子夫人)のお父さんやお母さんたちが見に来てくれたんです。
なかなかいい機会ですし、投げる姿を見せられてうれしいですよね。
僕の親は来られなくて、テレビで見てくれたみたいです。
まあ、義理の両親にいい孝行ができたというところですかね。
嫁は見に来ないのかって? 
この場を借りてお伝えしますが、実は妊娠しているんです!
もう臨月でして、僕ももうすぐパパになるんです。
いつ陣痛が来て、産まれてもおかしくないので、
きょうは広島に来るのは控えて、自宅で留守番をしてもらいました。
嫁には本当に感謝しています。
結婚してから、食事面とかいろいろ支えてくれて。
出場を最初に伝えたのも、もちろん嫁ですね。
確か食事中だったと思うんですけど、会話の中で
「オールスター決まったわ」みたいに伝えて。
「よかったね」とは言ってくれましたが、
そんなに驚いてもくれなかったんですけど(笑い)。
身重なのに、一生懸命テレビで応援してくれていたみたいで、
楽しんでいるところは見せられたかなと思います。
それにしても、オールスターと子どもなんて、
まさに二重の喜びですね。子どもが大きくなったら、
「お前が産まれた年にパパはオールスターで
初めて投げたんだよ」って伝えたいですね。
今年は開幕からなんとか貢献(10勝、防御率1.47)できて、
オールスターへも出られて。
頑張れたのは自分のためっていうのもありますけど、
嫁や産まれてくる赤ちゃんの存在も励みになりました。
28日からは後半戦が始まりますが、
逆転優勝できるように、もっともっと貢献したいですね。
これから応援よろしくお願いします」
中スポ


●原監督(全セントラル・巨人)
<最終回の追い上げ及ばず、1勝1敗で球宴終了>
「ゲームそのものは非常に締まった2試合でした。
両軍がぎりぎりのところで勝負し、1勝1敗になった。
監督として選手起用に気を使うところだったが、
ケガ人もなく、それぞれにチャンスを与えられることができた。
選手が元気な姿でオールスター戦を
無事に終われて満足しているし、ホッとしています。
井端君は見事ですね」
(中スポ、スポーツ報知毎日jpニッカン


記録備忘録。(25日)

井端が第1戦から左越え二塁打、右安打、
左中間二塁打、右二塁打、三塁内野安打、と5打席連続安打
最多連続打数安打は、01年ペタジーニ(ヤクルト)の
6打数連続(1四球を挟む)だが、
5打席連続安打は00年1、2戦のイチロー(オリックス)、
08年1、2戦の内川聖一(横浜)に並ぶ3人目の球宴タイ。
1試合4安打以上は08年第2戦の内川以来14人・16度目。中日では初めて。

井端は途中出場した第1戦の第1打席と、第2戦の第1、2打席で
2戦連続となる二塁打を放ち、2戦で3二塁打を記録。
これはオールスターゲームの2試合制で
これまでのシリーズ最多二塁打記録だった
「2二塁打」(16人がマーク)を抜く新記録となった。
昨年第2戦から3試合連続二塁打は、
96年清原和博(西武・1~3戦)以来、4人目(5度目)のタイ記録になった。

井端はこの2試合で計6安打(7打数)を放ち、打率.857を記録。
これはオールスター2試合制(6打席以上)で
90年の清原(西武)、08年の内川(横浜)の
打率.833を抜いて、シリーズ最高打率となった。
2試合で6安打は、93年に和田豊(阪神)が記録したシリーズタイ記録に。
また、5打席連続安打にも並んだが、
00年イチロー(二塁打1、単打4の6塁打)、08年内川(単打5の5塁打)を
塁打数(二塁打3、単打3の9塁打)で上回る秀逸な内容で記録した。
中スポスポニチ


ドラゴンズトピックス(25日)

◇浅尾拓也

<チームは後半戦に向けた練習をナゴヤドームで開始。
不動のセットアッパーを務めるが、
防御率の改善を目標として強調。
後半戦は『失点ゼロ』を目指し、一戦一戦丁寧に投げ抜くことを誓う。
巻き返しへ、強い思いがほどばしる。
不本意な成績に終わったこれまで駆け抜ける決意を示して>
「まずは防御率を下げたい。
そのためには常に『ゼロ』を狙っていきます」

<ここまでの防御率は3.75。中継ぎ転向後は2.50。
並の投手なら十分及第点を与えられる成績だが、全く納得していない。
昨季、リリーフのみで1.79の驚異の数字を残した自負がある。
さらには他球団のセットアッパーに負けられないという
意地がその向上心を生んでいる>
「巨人で言えば越智さん(防御率2.47)、山口さん(1.32)。
ヤクルトには五十嵐さん(2.97)がいる。
ボクだけ防御率が高いわけですから」

<失点をしない。投手としてはシンプルで
当たり前の目標に向かって、答えは明快。
短いイニングなら力を出し惜しみする必要はない、
一瞬一瞬に全力を傾ける覚悟>
「一試合一試合、目先の打者に全力を尽くします。
ランナーを出しても粘る。岩瀬さんにいい形でつなげるにしたい」

<2日間あったつかの間の休日は、体を休めることに専念した>
「外出したのはコンビニに行ったときくらいです。
疲れは取れすぎるくらい取れました」
(中スポ)

◇谷繁元信
<球宴組を除いた主力組が元気に練習を再開。
通常メニューを終えると、二塁の位置でノックを受け、
さらに前進して速い打球に素早く反応。
4月こそ右ふくらはぎ痛で離脱したが、現在は何の問題もない様子>
「(球宴休みは)みんなと同じでゆっくり休めたよ」

<28日から始まる首位攻防巨人3連戦の話題はノーサンキュー。
いまは頭と体をリフレッシュ、というところ>
「まだ先だからいいよ」
(中スポ)

◇和田一浩
<珍しいスタイルで練習を見学。
自分のフリー打撃終了後、打撃ケージの斜め後ろに座ると、
目の前にバットを立てて谷繁、立浪を観察。
その後は横に立って研究していたが、こうニヤリ>
「あれは独学です。バッティングは常に研究ですから」

<前半戦は打率.307、20本塁打、56打点で終了。
主砲は打撃向上に余念がない>
「(球宴休みは)しっかり休めました」
(中スポ)

◇藤井淳志
<前半戦をリーグ8位の打率.296で終えたが、再進撃を宣言。
この日は立浪兼任コーチには打撃の、
川相コーチにはバントの指導を受けて>
「(球宴休みは)ゆっくりしました。
それほど疲れていませんが、
心身ともにリフレッシュしたと思います。これからも頑張りたい。
(バットの軌道については)ずっと課題にしているんで、
しっかりやっていきたい」
(中スポ)

◇立浪和義兼任コーチ
<大事な後半戦に向けた全体練習初日、指導者として動き続けた。
自分の打撃練習を終えると、即座にコーチの顔に。
まずは藤井に身ぶり手ぶりの約30分間のマンツーマン指導をすると、
今度は岩﨑達郎や小池など若手選手にアドバイスを送った。
キャンプから二人三脚でここまできたが、
師匠としては放っておけないよう>
「(藤井は)左打席のストレートに苦しんでいるからね。
バットが下から出ているから、その辺を矯正していかないと」
(中スポ)


14年ぶりに行われた広島でのオールスターゲーム。
今季から開場した新球場・マツダスタジアムでの一戦。
心配された雨もゲームに大きな影響を与えることなく、
無事に行われて、まずはよかったかなと。
ゲーム的には、5本のホームランが舞う一発攻勢
松中の2打席連発となる2ランが決勝点となって、
7-4でパ・リーグが雪辱しましたが、
ドラゴンズ目線でいくと、この日は完全に『井端祭り』。

1番・遊撃手でスタメン出場した背番号6は、
初回先頭の第1打席、全パ先発・涌井(埼玉西武)の
外角ストレートを叩くと、良い角度で上がった打球は
ワンバウンドで左中間フェンスに達するツーベース
その後の4番・ブランコの詰まりながらも
センター前へと落とす先制タイムリーのお膳立てをつくると、
2回2死一、三塁のチャンスでの第2打席は、
同じく涌井の真ん中高めストレートを右方向へ。
詰まり気味のライナーながら、照明が目に入った
ライト・稲葉(北海道日本ハム)がそれを後逸。
ラッキーな適時二塁打となって、勝ち越しの打点をマーク。
さらに5回先頭の第3打席は、
杉内(福岡ソフトバンク)のチェンジアップを
打たされてしまい、ボテボテの三塁ゴロ。
…のはずが、全力疾走が実って内野安打をゲット。
早くも猛打賞を達成しましたが、
そのウラでそれ以上の記録が進行していたようで…。

実は途中出場の前夜が左中間二塁打と右前打。
さらにこの日の猛打賞で、球宴タイ記録となる5打席連続安打に。
ゆえに次の第4打席でヒットを放てば、自然と新記録達成ということに。
自分も中継の実況によって、初めて知りましたが、
当の井端本人もそのことは知らなかったようでしたね。
周囲に急に注目されることとなった、7回ウラの第4打席、
イニング先頭で至って普通に打席に入った感の井端
しかし金子の投じたカウント1-0からの2球目、
外へのチェンジアップを引っかけてしまい、平凡なショートゴロ…。

惜しくも新記録達成はになってしまいましたが、
記録がかかっているとは、夢にも思っていなかった背番号6
その後の悔しがりぶりが、逆に見ていて面白かったなと。
インタビューでは「知ってて打席に立ちたかった」連発
そしてそのコメントを証明するかのように、
続く9回1死一、二塁で迎えた第5打席では、
直球勝負のシコースキーの内角真っすぐを押っつけて、
ライト前へと落とす、つなぎのヒット
満塁として、続く荒木のあっけない中犠飛に繋げて、
「ドラゴンズの井端らしい打撃」を見せるともに、
この日5打数4安打として、『ベストバッター賞』をゲット。
結局このオールスター2戦合計、7打数6安打
打率.857のシリーズ最高打率をマークし、さらに3二塁打も球宴新。
6打数連続安打のイチロー越えこそ逃したものの、
他の記録を打ちたて、球宴にその名を残した背番号6
MVPこそ2本塁打の松中に持って行かれましたが、
セ・リーグ首位打者の実力を、ファンに示すとともに、
後半戦を前に弾みを点けるべく大活躍となりました。


正直、マツダスタジアムのグラウンドで見る
ホームの白いユニホーム姿
最初はかなりの違和感を感じていたのですが、
それを忘れさせる井端の見事な打ちっぷり
さすがは首位打者たる力を、プロ野球ファンに披露してくれたかなと。

いばちん躍動!今回のオールスター初戦、2戦目と
井端がけっこう打っているなとは
思っていましたが、
まさか新記録がかかるほどになるとは
思いもしませんでしたね。
結果的には、その4打席目に
想定外の変化球を打たされ、、
遊ゴロに倒れてしまったわけですが、
ぜひとも本人が後でコメントしたように、
「新記録」を意識しながら、打席を迎えてほしいところでしたね。
まあ策士・井端のことですから、本当は知っていて、
照れ隠しをしただけかもしれませんが、
ただそこで凹まず、続く打席できっちりとヒットを放ったのは、さすが
ベストバッター賞もゲットし、好調のままに
後半戦に繋げることができたのは収穫だったでしょうし、
そして何よりも、その粘っこい打撃
敵将・原監督手強い印象を植え付けられたことも
チーム的には、実にプラスになったのではとも思いました。

またこの活躍により、WEBの記事では、
中日勢にしては珍しく多く話題を割かれていた背番号6
しかし「井端がベテランの意地」とか「ベテラン井端大当たり」
やたら年寄りのように書かれていたのは、意外でしたね。
まあ中堅どころとばかり思っていた井端も、34歳
考え方によっては、ベテランといえる年齢なのかも。
それでも老け込むことなく、まだまだこの先もやっていってほしい。
特に首位・巨人を追いかける現状、
しっかりとリードオフマンとして、チームを引っ張ってほしいですね。
この日チームは、2日間の球宴休みを終え、全体練習を再開
あさっての28日からは、後半戦も始まりますが、
井端的にはこれを弾みに、さらなる活躍を期待したいところです。


その他の竜戦士の話題としては、
6回から4番手でマウンドに上がった吉見
球宴初マウンドでしたが、代わり端いきなりの連打で2失点
松中に内角のスライダーを上手くライトへ運ばれましたが、
なかなか見られない「技ありの一打」でしたし、あれは仕方ないかなと。
まあ敗戦投手となってしまい、残念でしたが、
シュートもフォークもほぼ封印しながら、よく投げた方では。
参考にしたい三浦番長からもアドバイスももらえたようで
収穫もあったようですし、さらに私生活ではもうすぐパパになるそうで。
まあ順風満帆なところが実に頼もしいばかりですが、
後半戦初っぱな、相手が巨人になるか、
東京ヤクルトになるかは、ローテの組み替え次第ですが、
この球宴参加で得たもの、今後へと生かしたい。
そして未知となる11勝目以降を重ねていってほしいです。

また主砲・ブランコは、いくらかお疲れ気味か。
それでもパワーで運んだ先制打は見事でした。
さらに荒木は、貫禄のポップフライというところでしょうか。
その淡泊さが長所であり、短所でもある背番号2
ただしっかり打点も挙げていますし、後半戦もイケルと信じておきます。
ちなみに荒木「シリーズ最多犠飛2」、これも新記録だそうです。

なお来季のオールスターゲームは、福岡・ヤフードームと、
HARD OFF ECOスタジアム新潟で行われる予定です。

2009年7月25日 (土)

オールスターゲーム第1戦と中日2009。

プロ野球夢の球宴『マツダオールスターゲーム2009』。
その第1戦がこの日、札幌ドームで行われ、
5点を勝ち越されたセ・リーグが、8回に1点差まで迫ると、
最終9回に2ランなどが飛び出し、10-8で逆転勝利
ドラゴンズからは、ホームランダービーで優勝した
ブランコをはじめ、井端、荒木ら4選手が出場。
6回から登板した川井が8安打6失点と打ち込まれたものの、
味方が逆転したことで、シーズン同様の不敗神話を継続。
惜しくも賞には届かなかったものの、
それなりの存在感を見せた竜戦士の球宴初戦をまとめておきます。

◇マツダオールスターゲーム2009
全パシフィック-全セントラル 第1戦
(24日・札幌ドーム | 全セ1勝)
38370人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
セントラル 10
パシフィック
[勝] 三浦(1試合1勝)
[セ本] ラミレス1号 青木1号2ラン
[セバッテリー]
ゴンザレス、館山、山口、川井、三浦 - 阿部、相川、石原

【ゲームレビュー】
青木、逆転2ラン 全セが終盤の猛攻で逆転勝ち
3-8の8回、ラミレス(巨人)の適時二塁打などで1点差に。
9回は無死一塁で青木(東京ヤクルト)が
武田久(北海道日本ハム)から逆転2ランを放った。
守備の乱れから失点する締まらない展開を、打線が取り返した。
全パはダルビッシュ(北海道日本ハム)が1回2安打で負傷交代。
7回に稲葉(北海道日本ハム)のバント安打などで
5点を挙げる攻撃の見せ場はあったが、投手陣が精彩を欠いた。
最優秀選手賞(MVP)には青木が選ばれ、賞金300万円を獲得。
通算成績は全セの69勝74敗8分け。
共同通信社ニッカン式スコア


○トニ・ブランコ
<初めての球宴に『6番・一塁』でスタメン出場。
ダメ押しの適時打など5打数2安打2打点と活躍。
試合前に行われた「ホームランダービー」でも優勝。
稲葉と対決した1回戦では、左翼席上段に2発放ったほか、
ライナー性の当たりで左翼最前列に運ぶなど豪快な当たりを連発。
直後には打ちそこなった打球が高々と舞い上がり、
ドームの天井を直撃(凡打扱い)。
互いに4本だったが、本塁打競争のファン投票で上位のため、
勝ち上がった決勝は、小笠原(巨人)と対戦。
先に2本で打ち終えた小笠原に対し、
3アウトまで本塁打が打てなかったが、
4スイング目で左翼最上段まで飛ばすと、連続で同じ場所へ放り込み。
7スイング目で3本目を放って勝負あり。
圧倒的なパワーを見せつけて、賞金50万円を手に>
「(日本語で)アリガトウゴザイマス。
調子がよくなかったんだけどね。神様のおかげだよ。
練習ではバンバン打てるよ。
本番も楽しんでやりたいし、いいプレーを見せたい」

<力と力の勝負なら無敵。ゲームでも存在感を見せつけ、
2回最初の打席、果敢にオール直球で挑んできた
田中(東北楽天)の5球目、145キロ直球をはじき返すと、
鈍い音がしたが、打球は超高速ライナーでフェンスに達する左前打。
あまりの打球の速さに一塁でストップしたが>
「真っすぐで勝負してきた。だから打てた」

<さらに1点を勝ち越した9回、
2死二塁から貴重な追加点となる左前適時打で10点目を奪って>
「(全部)ホームランを狙っていったんだけど、詰まって打てなかったね。
まあ最初は緊張していたけど、試合の中でだんだんリラックスできた。
次第にエンジョイできるようになった。笑いながらプレーしていたよ」

<初めてのオールスターを控えた前夜、
札幌市内の宿舎で落合監督と夕食をともにした。
普段は焼き肉が大好物だが、
指揮官に前半戦の活躍をねぎらわれながら
カニや刺し身など北海道ならではの海の幸を楽しんだ。
それでもグラウンドに立てば、いつも真剣勝負。
試合前、打撃、守備と所定のメニューをこなした後、
さらに1人、ベンチ裏の練習場へ直行。
室内練習場を占拠して、ティー、フリー打撃と
打ち込んで、本塁打競争に備えていた。
和気あいあいとした雰囲気の中で、目の色を変えていた。
たとえ『お祭り』でも手抜きせずに準備を整える>
「自分でもホームランを打ちたいと思っている。
打てるように努力するだけさ」。

<ドミニカ共和国から太平洋を渡った大砲は、
異国で臨む初めての祭典を満喫している。
第2戦もホームラン競争に出場し、試合では定位置の4番に座る見通し>
「広島でもいいショーが見せられると思うよ」
中スポスポーツ報知12時事通信12
毎日jpスポニチ名古屋デイリーニッカン


○井端弘和
<この日は欠場の予定だったが、
5回無死一、三塁、一塁走者・阿部(巨人)の代走として途中出場。
苦笑いで振り返ったが、打っては2打数2安打1盗塁。
守備でも軽快なプレーを連発し、チームの勝利に貢献>
「代走が出そうだったんで、隣の宮本(東京ヤクルト)さんに
『宮本さん、出番ですよ』って言ってたら僕だった。
一塁ベースコーチで遊んでたら、宮本さんが『代走だぞ』って」

<突然の出場指令だったため、
いつものユニホームのズボンがひざ下まで上がっている
戦闘スタイルではなく、足首まで隠れる格好だった>
「何も準備していなかった」

<スクランブル出場でもきっちり仕事をするあたりがさすが。
2死後の青木の打席では失敗に終わったが二塁盗塁を試みると、
そのウラの守備では契約する運動具メーカーが球宴用に準備した
派手な緑色の慣れないグラブを手に、
先頭・糸井、2死後の稲葉と飛んできた2本の遊ゴロを鮮やかにさばいた。
そして7回の初打席では左翼フェンス直撃の二塁打>
「一発狙って」

<試合前には同じ背番号『6』、同じ遊撃手の坂本(巨人)から
『スローイングに移るのが遅くなるんですが』と相談を受けると、
こうアドバイス。惜しげもない技の伝授となった>
「(坂本は)若いし、ぼくのほうが刺激を受けている。
構えるのが遅い。それと一歩目を横に踏み出しているが、
オレは斜めに踏み出すことを意識している(とアドバイスした)」

<この夜は3打数無安打に終わった若きライバル・坂本に
見せつけるかのように、8回1死二塁の第2打席では右前打。
狙いが外れても持ち味はなくさない井端流の奥義。
直後に今度は二塁へ盗塁を成功。白い歯をみせる。
きょう25日の第2戦は『定位置』の1番・遊撃でスタメン出場する予定>
「あそこ(8回)も一発狙ったんですけど、外にしか(投球が)こなかった。
準備してなかったわりにはいい感じでしたね」
中スポスポニチ名古屋

○荒木雅博
<9番・二塁手で先発出場。
落差の激しかった球宴第1戦を振り返って>
「やっちゃったり、うまくいったり」

<『やっちゃった』のは初回無死二塁の守り。
高くはねて投手を越えた井口(千葉ロッテ)のゴロに
素早く追いついたのはよかったが、一塁送球がワンバウンド。
同僚・ブランコが後逸して二塁走者を一気に生還させる
適時失策を記録してしまった。
逆に『うまくいった』プレーも守り。
3回無死二塁での糸井(北海道日本ハム)の
一、二塁間を破りそうな打球を好捕するなど何度も披露。
打っても5回無死一、三塁で
中堅へ同点犠飛を放ってみせたが、反省しきり>
「きょうは足が動いてなかったね」
中スポ

○川井雄太
<1点リードの6回に4番手で登板。
3連打の後に押し出し四球で同点に追いつかれると、
7回は自らの悪送球による失策をはさんで5連打で5点を勝ち越された。
成績は2イニングを投げ、8安打6失点(自責3)。
黒星は確実かと思われたが、味方がその後逆転勝ち。
開幕10連勝で負け知らずの不敗神話は球宴でも健在だった。
初めての球宴はホロ苦く、試合後は苦笑いを浮かべるばかり>
「楽しめました」
(中スポ)

○原監督(全セントラル・巨人)
<9回、青木が2ランを放って、全パに逆転勝ち>
「セントラルのいいところが出た。
青木はシーズンの調子は良くないが(2ランは)パワフルな打撃だった。
川井に助け舟を出すのも一つだったが、
落合さんが『迷惑をかけるから投げさせよう』と言った(ので続投させた)。
本来なら助け舟を出すんでしょうけど。
強い気持ちで川井くんが放ったことも、逆転につながったかもしれない」
(中スポ、毎日jpニッカン


◇吉見一起
<中スポ紙面手記『初祭り』より>
「いやあ、緊張しました。知り合いの選手は全然いなくて。
トヨタ自動車の先輩でオリックスの金子さんも出ましたけど、
セとパでベンチが違いますから、話せませんでしたからね。
中日の投手陣では川井さんもいてくれて、助かりました。
第1戦は登板しませんでしたが、
一流選手たちのプレーを見て、本当に勉強になりました。
実は横浜の三浦さんに聞きたいことがあったんですけど、
投球の用意などで忙しそうで、話しかけられませんでした。
失礼な言い方かもしれないけど、
三振を狙うタイプじゃなくて、低めにゴロを打たせる選手で、
僕と似ていると思って。考え方を聞きたかったんですよ。
ブルペンで後ろで見させていただいて、やっぱりすごいなと思いました。
勝ち投手になって、ベストピッチャー賞も取られたんですよね。
勉強できたことが多すぎておなかいっぱいです。
オールスターのグラウンドに立つのは今年が初めて。
決まったときは素直にうれしかったですね。
故障(右肩痛で)辞退した去年は正直、
僕の成績でいいのかなと思いましたけど、
今年は選ばれたいというか、5月くらいから意識しました。
(元北海道日本ハムの)新庄さんがホームスチールした
04年が特に印象に残っています、
僕は目立とうという選手じゃないのでマネはできませんけどね。
第2戦ではマウンドに上がると思います。
全球まっすぐですか? それではスリーアウトが取れなくて、
永遠に野球が終わらないので、ムリですよ(笑い)。
対戦は全員が楽しみですが、西武の中村さん(大阪桐蔭高出身)は
高校(金光大阪高)の時、練習試合で
一発を浴びた記憶があるので、特に楽しみですね。
実は今回、特別なグラブを用意したんです。
いつもは黄色っぽいものを使うんですけど、メーカーの人にお願いして。
遠くから見るとピンク色なんですけど、よく見ると違うんですよ。
楽しみにしていてください」
(中スポより)


○宮本慎也(東京ヤクルト)
<試合前、セの捕手・内野手ととも落合監督のノックを受ける。
球宴の試合前にもかかわらず、前後左右に振る厳しいノック。
昨年までに何度もこのノックを受けているが、
絶妙な位置へゴロを転がすテクニックに感服>
「相変わらずすごいです」
(中スポ)

○小笠原道大(巨人)
<同じく落合ノックを受け、噴き出す汗をぬぐって>
「いい練習になりました」
(中スポ)


○落合コーチ(全セントラル)
<国歌斉唱を行った北海道出身の歌手・松山千春氏が試合前、
原監督(巨人)、真弓監督(阪神)とともに控えていた監督室を訪問。
『この3チームがAクラスに入らないとおもしろくない。
特に真弓、頑張れ!』と激励したが、これに反応してキツーイひとこと。
敵将として苦しいチーム状況を分析。
助け舟を出したつもりなのか、フォローしたつもりなのか…。
松山氏を前に虎浮上不能と断定>
「阪神はダメだよ。故障者が多すぎて…」

<川井が2点を奪われなお、無死二、三塁の7回には、
コーチとしてマウンドへ向かい、川井を激励>
「迷惑をかけるから、この回はお前が投げ切れ」
(中スポ、サンスポ


ドラゴンズトピックス(24日)

◇福田永将

<一部選手がナゴヤ球場で後半戦に向けて練習を再開。
28日から始まる首位攻防の巨人3連戦に向けて気合十分。
プロ初見参となる東京ドームは
思い出の場所であることを明かし、活躍を誓って>
「東京ドーム? プロでは初めてですけど、
1回プレーしたことがあるんですよ。
印象? ドームだからか分からないけど、狭く感じましたね。
まあ、あのときとプロは違うでしょうけど、結果を残したいですね」

<中3のとき、硬式野球の中学日本一を争う
『ジャイアンツカップ』に出場し、見事優勝。その決勝の舞台が東京ドーム。
『狭い』と感じた球場で右中間フェンス直撃の二塁打を放っていた。
当然あらゆる面で違うだろうが、自身もパワーも技術も成長している。
この日は若手選手が集まって汗を流したが、
屋内練習場でのフリー打撃では快音を連発。気合を入れて>
「状態はいいですよ。(28日までの)4日間で、
しっかり打ち込んで、体のキレを出したいですね。
とにかく代打で出たら初球からタイミングバッチリで打ちたい」
(中スポ)

◇堂上直倫
<野手陣は若手数人が汗を流したが、この日は裏方さんが不在。
打撃投手は石嶺コーチと若手たちが交代で務めた。
愛工大名電高時代は投手も務めていたが>
「プロに入って(打撃投手をするのは)初めてですね」

<登板のないチェンに代わっての1軍昇格。
後半戦開幕の巨人戦でのベンチ入りは微妙な状況だが>
「東京ドームに行けたら頑張りたい」
(中スポ)

◇チェン・ウェイン
<この日の投手陣は、自主練習。
朝倉、高橋らがキャッチボール、ウエートトレなどで
汗を流したが、各自が課題を持って練習。
左腕も大事な後半戦に向けて準備を整えて>
「2日休むと体がおかしくなるんで。感覚を確かめました。
(休日となった前日は)
どこにも行かず、家でゆっくり休んでいました」
(中スポ)


◆中日のマスコット、ドアラが韓国観光名誉広報大使に(中央日報)
◆ドアラが韓国の広報大使に(スポーツ報知)
(韓国観光公社はこの日、ドアラ
『韓国観光名誉広報大使』を委嘱すると発表。
28日に中日のファンも出席しソウルで委嘱式を行う予定という)

◆ドラゴンズ写真販売サイトがオープン(公式サイト)
(選手の写真やアルバムを制作、販売するドラゴンズ写真販売サイト
中日ドラゴンズフォトコレクション~メモリア竜~』がオープン。
複数の写真を選択し、自分だけのお気に入りオリジナルフォトアルバムが
制作できるほか、プリントも1枚から注文可能。
プリントサイズはL判からA4サイズ、またA1サイズのポスターも制作可能)


8年ぶりの開催となった札幌ドームでのオールスターゲーム。
試合前のホームランダービーでは、
セ・リーグ本塁打王のブランコが貫禄を見せて、見事に勝利。

貫禄の勝利!真っ赤なプラクティスユニホームを
着た主砲の姿
思わず「どこのキューバだよ!」
ツッコってしまいましたが、
幸先良く始まったはずの初戦、
いきなりスタメンで出場した
ドラゴンズの一、二塁間に手痛いミス
井口の高いバウンドの二塁ゴロを捕った
荒木が、なんと一塁へ悪送球。
いきなりタイムリーエラーでの失点に、
やっちゃったねえと、
周囲に少々申し訳なく思いましたね。
それでもブランコが、2回、田中マー君から
鋭いライナーのレフト線安打を放つと、
5回には、突然代走の井端らを置いての1死一、三塁から、
荒木(埼玉西武)の外へのストレートを
センターへ持って行く同点の犠牲フライ
これで初回のミスは取り消せたかなと思っていたら、
今度は投げる方で、足を引っ張るドラゴンズ…。

1点リードの6回から、4番手でマウンドに上がった川井が、
初めてのオールスターの雰囲気にやや飲み込まれたか、
1死から高橋(北海道日本ハム)、中島(埼玉西武)に
ナチュラルカットをことごとく叩かれると、
草野(東北楽天)にはスローカーブを拾われて、満塁のピンチ。
初めて組んだ相川(東京ヤクルト)が
川井の良さを引き出せないままに、
里崎(千葉ロッテ)に対しては、ストライクがほとんど入らず、
最後はカーブがワンバウンドしてしまい、押し出し四球で同点。
続く二岡(北海道日本ハム)の右飛で補殺ゲッツーが取れ、
なんとか1失点で収まったものの、
続投となった7回は、さらなるピンチを招く始末。

先頭の代打・サブロー(千葉ロッテ)に
外のチェンジアップをライト前に運ばれると、
続く川﨑(福岡ソフトバンク)のピッチャー返しを
川井が反応よく抑えたものの、二塁に痛恨の悪送球
さらに一、二塁から、稲葉に0-2から三塁線へと
セーフティ気味にバントを決められると、
今度はサードの小笠原が一塁へ悪送球。
2点タイムリーエラーとなってしまい、勝ち越し点を献上。
動揺するなか、続く中村に高めに浮いた真っすぐを
レフト線に落とされるツーベースを許し、
無死二、三塁となったところで、落合コーチがマウンドへ。
ピンチの場面ではありましたが、
久々に監督がスタスタとマウンドに行く姿を見られたのは
ちょっとラッキーだったかなと。
ただ「この回は投げ切れ」とゲキを飛ばされ、続投したものの、
高橋に初球浮いたチェンジアップを
積極的に叩かれてしまい、さらに2失点
結局このイニング5点を奪われてしまった背番号17
10連勝中の投球ではあまりに見られなかった投球に、
球宴だから仕方ないという思いと、
逆に球宴でよかったかなという思いがクロスオーバーしました。


しかしこのまま試合が終われば、
すっかり戦犯ものでしたが、そこで終わらなかったのは、
やはり『不敗神話』を持つ川井の登板試合だからでしょうか。
5点ビハインドとなった8回、この回から登板し、
川井同様に舞い上がってしまった有銘(東北楽天)から
ラミレスの適時二塁打で1点を返すと、
代打・栗原(広島)四球で、無死満塁のチャンスで、
ブランコが叩きつけての二塁ゴロで追加点。
さらに内川の左中間への2点タイムリーで、7-8と1点差
ここまで来ると願うのは、
せめて同点に追いつき「川井の負け」を消してほしい。

結局そのイニングには勝ち越せなかったものの、
流れが来ていたのか、その願いは現実のものに
土壇場9回、地元・北海道日本ハムのクローザー・武田久
先頭の石原(広島)に中前打を許すと、
続く青木が外角高めの真っすぐを振り抜いて、
ライトポール際へと持って行く逆転の2ランホームラン!
石原がヒットで出たことで、少々「オヤっ!?」とは
思っていましたが、ホントにひっくり返すとは…。
ドラゴンズファンとしては、青木のKY力も見事でしたが、
それ以上に、川井の運の強さというものに思わず爆笑でしたね。
さらにヒットに二盗の赤松(広島)を置いて、
2死二塁から、ブランコが初球、外低めのスライダーを捉え、
三遊間を抜いていくダメ押しのタイムリーヒット
これで2点差が付いたことで、勝てると確信すると、
最後は三浦(横浜)が緩急を駆使しての三振締めでゲームセット。
迷惑こそかけたものの、終わりよければすべてヨシ
あわやホームラン性の二塁打を放った井端を含め、
4選手それぞれが存在感を出していましたし、
賞こそ関係ないものの、勝ったことで、
ファン的には、それなりに楽しい初戦となりました。


まあ川井にとっては、ややホロ苦の初登板。
どちらかという真っすぐ勝負が多い球宴の舞台で、
あれだけ高く、甘くなってしまえば、打たれるわなと。
まあ緊張もあったでしょうし、慣れたバッテリーでもなかったですし、
いろいろと不利な部分もあったでしょうが、これも経験でしょう。
それでも「負けなかった」ことで、存在感に変わりなし。
まあこれを引きずらずに、後半戦は切り替えてほしいなと。

その他に関しては、試合中のブランコは、
やや力んでしまったという印象が。
ただそんな状況でも何だかんだで2打点上げていますし、
パ・リーグの投手にもかなり意識されていたなと感じましたね。
それだけ主砲が認められている証拠ではありますが、
その一方で、初めてのオールスターながら、ベンチでニコニコ
ラミレス、ゴンザレス(巨人)らとも談笑していましたし、
普段のゲームでは見られない笑顔もいくつか。
この調子で第2戦もエンジョイしながら、
さらなる驚弾を披露してほしいところです。

打ち合いの展開になったことで、
けっこう楽しめた第1戦でしたが、果たして第2戦はいかに。
ただマツダスタジアムの天気予報はこんな感じ
やや弱雨の部分もあったりしますが、
少々の量ならおそらく強行してくるでしょう。
第2戦は、地元・カープの面々がたくさん名を連ねるなか、
井端が1番・遊撃、ブランコが4番・DHでスタメン予定。
またこの日登板のなかった吉見も初の球宴の舞台に上がります。
この日も勉強する部分があったという背番号19ですが、
リーグ奪三振王&2ケタ・防御率1点台のチカラを見せてほしい。
また悪いグラウンドコンディションが予想されるなか、
くれぐれもアクシデントには気をつけること。
チーム同様、オールスターも連勝で弾みを付けて後半戦へ。
まあ勝負は度返ししつつも、竜戦士の動きは注目したいです。

2009年7月24日 (金)

落合監督前半戦報告とフレッシュ球宴と中日09。

8連勝でペナントレースの前半戦を終え、
首位・巨人に2.5ゲーム差の2位に付けたドラゴンズ
この日、落合監督白井オーナーの元を訪れ、
恒例となる前半戦終了の報告を行いました。
その席上、選手の頑張りを評価するとともに、
後半戦へ向けての決意を自信満々に示したようです。
一方、『フレッシュオールスターゲーム2009』が、
札幌ドームで行われ、ウエスタン・リーグ選抜は0-7と大敗。
ドラゴンズからは4選手が出場、平田が2安打を放ちました。


ドラゴンズトピックス(23日)

◇落合監督

<名古屋市中区の中日ビル『クラブ東海』で
白井オーナーに前日までの前半戦86試合の経過を報告。
貯金「17」で首位・巨人に2.5ゲーム差の2位。
好位置での折り返しに席上では
逆転優勝への意気込みを伝え、自信を口にしたという。
取材には対応せず、無言で会場を後にしたが>
「前半のことはここでリセットをして、
新たな気持ちで後半戦を戦っていきたい」

<現在28本塁打でリーグトップを独走する
ブランコの活躍ぶりは指揮官の予想をも上回っているよう>
「(シーズン前に)30発は打つと思っていた」

<首位・巨人追撃へ向けてのキーマンに
日本一を決めた07年の日本シリーズ第5戦で
8回パーフェクト投球をした右腕の名を挙げ>
「これに山井が出てくれば、より強力になる」
公式サイト中スポおおさか報知スポニチ名古屋ニッカン


◇白井オーナー
<約1時間半の前半戦報告。
落合監督の解説に耳を傾ける形がほとんどだったよう。
その2文字はお互い口にしなかったが、
行きつく先が優勝であることは明らか>
「スタートは苦しかったが
交流戦終わりぐらいから急に伸び伸びやるようになった。
相手は絞られました。
後半戦に向けては今の成績というのは忘れて、
これから新しいスタートだという気持ちでいく。
たぶんうまくいくでしょうという話だった。
シーズン前の説明通りの展開。私は、満足している、と話したよ。
優勝? まあ、そういうことでしょう。
詳しくは(同席していた西脇球団)代表に」

<圧倒的なパワーと勤勉さで目下リーグ二冠王。
年俸2760万の優良助っ人・ブランコを絶賛>
「向上心を常に失わず、自発的に研究しているようだ。
非常に素晴らしい」

<自軍が低調だった時期から
「巨人を追いかけるのはうちしかいない」と逆襲を予告。
まるで今の状況を見越したかのようなこの発言について称賛>
「あれは監督の自信なんでしょう。
負けた時にそういうのを言うのはいい度胸だなと思うが、
ちゃんと成算があってのこと。
監督の見通し通りにいっているな、という感じ」

<宿敵・巨人を逆転して、
3年ぶりの優勝を果たせばオーナーの念願もかなう。
頼もしい『逆転V予告』を受けて終始、笑顔>
「(日本シリーズのある)秋が楽しみ? 
まあその前にやることがたくさんありますから。
喜びはその時にとっておきます」
中スポおおさか報知時事通信スポニチ名古屋ニッカンデイリー

◇西脇球団代表
<落合監督のオーナー報告に同席。
オーナーから水を向けられ、落合語録を披露>
「3、4、5番がよそと比較しても
遜色ないどころか、上を行っている。
それに引っ張られ1、2番も調子を上げた。
ここまでは(選手の動きを)見ていた。そんなに追い込んでいない。
選手はよくやってくれている。
これを持続させられるかどうか。ここからは監督の腕の見せどころ」

<固定できなかった右翼については>
「日替わりだが、それが(多くの選手にとって試合に)
出られるという意識につながり、効果があった」
中スポニッカン


◇西川球団社長
<名古屋市内でオーナー報告が行われたこの日、
主砲・ブランコの来季残留を強く希望>
「彼は球団の宝。絶対に来季も残ってもらう」

<そのためには今オフの契約交渉では、
常々公言する『マネーゲームには応じない』方針も崩す構え。
複数年契約はないが、たとえ他球団が潤沢な資金を背景に
獲得に乗り出しても譲らない姿勢を打ち出して>
「一歩も引くつもりはない」

<そうなると年俸が一気に10倍ほどに膨れ上がる可能性もあるが>
「それはその選手の価値」
スポニチ名古屋


◇トニ・ブランコ
<きょう24日から行われる
『マツダオールスターゲーム』に出場予定。
来日1年目にしてオールスター出場を果たしたが、
目前に迫った祭典を今か今かと待ち構えている>
「オールスターが本当に楽しみだよ。
今はワクワクして試合を待っているよ」

<力と力の勝負が展開される舞台に、まさにうってつけの男。
その見せ場は試合前にも。球界屈指のパワーヒッターが出そろう
ホームラン競争。1、2戦ともセの代表として打席に立つ>
「ホームランダービーは興奮するね。
精いっぱい頑張っていいホームランを見せたい」

<試合には『6番・一塁』でスタメン出場の予定。
公式戦では全試合4番を任され、日本では初の『6番』となるが、
打順など関係ないとサラリと笑い飛ばす>
「セ・リーグには小笠原やラミレスといった
いい打者がいるからね。自分は6番で十分さ」

<全パの先発・ダルビッシュに今年の交流戦では
3打数無安打に抑えられたが、今は勢いが違う。
もし対決があれば期待される一発が思い切って狙える>
「自分らしく強いピッチングをしたい。
その結果ホームランになれば最高だね」
(中スポ)

◇荒木雅博
<3度目の球宴出場となるが、昨年の第2戦でMVPを獲得。
2年連続の快挙へ期待がかかるが、
あくまで得点にこだわる姿勢を示して>
「後ろのバッターがMVPを取るのがいいですね。
チームでも(ホームに)かえってくるのが、僕の大きな役割ですから。
それと同じで、一つでも多くかえりたい」

<大切にしているのは自然体。
普段のスタイルを崩さないことが活躍の近道と考える。
ただ予定される『9番・二塁』での先発出場は
MVPを獲得した昨年と同じで、ゲンのいいポジション>
「MVP? 結果としていただければありがたいことですけど、
まずは自分の目の前の役割をこなしていくことが大事ですから。頑張ります」

<またこの日は、北海道苫小牧市内の国有林で、
井端、千葉ロッテ・井口、広島・栗原ら9選手、
地元の大学・高校の野球部員らとともに、
バットの原材料となるアオダモの苗木約200本を植樹。
初参加だったが、こう言って笑うほど精力的に取り組んで>
「一番、(自分が)一生懸命やったんじゃないかな」
(中スポ)

◇井端弘和
<ブランコの活躍を『予言』。
特大の一発を身近で見てきただけに、
球宴でのパフォーマンスが楽しみで仕方がないといった様子>
「明日の一番の注目はブランコのホームラン競争だよ」

<一方で肝心の自分のことについては
ややトーンダウン? 笑顔で語って>
「MVP? そういう選手じゃないよ。まあ頑張りたいですね」

<同じプロでもブランコの打球は注目に値するが、
『出たくない?』と問いかけると真顔でこう返し、苦笑しながら語って>
「オレだって出たことあるよ。一度だけね。
(05年のオールスター、全セ代表としてホームラン競争に出場)
オレだってホームランを打とうと思えば結構打てるよ」

<3度目の参加となったアオダモ植樹。自身も愛用しており、切に願う>
「アオダモは僕にあっています。
ただ少ないから、今後のプロ野球のため、1本でも多く育ってくれれば」
(中スポ、<ドラ番記者>


若竜トピックス(23日)

◆フレッシュオールスターゲーム2009
ウ・リーグ選抜-イ・リーグ選抜
(23日・札幌ドーム)
  002 102 200 =
  000 000 000 =
[敗] 巽
[ウ投] 蕭一傑、巽、今井、小林、仁藤、岩田、西村
[ウ本] なし
NPB公式

【ゲームレビュー】
イ選抜が完勝、中田MVP

イースタン選抜は3回に松本啓二朗(湘南)、橋本到(巨人)の
連続適時打で2点を先取。中盤にも3点を加え、
7回には中田翔(北海道日本ハム)の2点二塁打で突き放した。
投げても辻内崇伸(巨人)、木村雄太(千葉ロッテ)ら7投手が
6安打無失点でつないだ。通算成績はイ選抜の16勝25敗5分け。
(セとパが対戦した2005、06年を除く)
共同通信社ニッカン式スコア


●平田良介
<札幌ドームで行われたフレッシュオールスターゲームに出場。
2安打を放ち、後半戦の1軍昇格へ弾みをつける。
スカイ・A sports+の中継インタビューから>
「(3打数2安打、ここまで振れてますね)
そうですね。まあいい感じで打てていると思うんで、
あとホームラン、もし回ってくれば、狙いたいと思います。
(バッティングの方はどんな感触があったか)
まあ、悪い当たりでもないと思うんで、
まあいい感じだったと思います。
(ヒットを打って、一塁上で後輩の中田と何か話していたが、
大阪桐蔭高の先輩・後輩がたくさん出ているようで)
そうですね(笑)。あん時ちょうどファーストにボク、
んで、(一塁)ランナーコーチの高島(オリックス)さんと、
桐蔭3人、ポポポと並んだんで、
『もう桐蔭やなぁん』みたいなそんな会話をしていました。
(劣勢ですが、後半に向けて一言)
そうですね、やっぱり勝たないと、MVPとれないんで、
しっかり勝負して、勝ってM、MVPをとりたいと思います」


<チーム唯一のマルチ安打を放ちながら、
優秀選手賞の4人にすら選ばれなかった。苦笑い>
「単発(シングルヒットの意)だけなんでダメでしたね。しょうがないです」

<それでも変化球にしぶとく食らいついての
技ありの2安打はひときわ光った。
まずは3回無死。田中健二朗(湘南)のカーブをレフトに。
さらに1死から二塁への盗塁も決めた>
「真っすぐを待っていたんですけど、うまく反応できました」

<続いて7回の第3打席は、
赤川克紀(東京ヤクルト)の初球カーブを中前へ>
「これも真っすぐを打ちにいって(変化球に)合わせられました」

<今までよりスパイク1足分ほどスタンスを広くとり、
下半身を使いやすくなったという新フォームについては>
「良い感じでした。しっくりきました」

<この日は、さながら同窓会。
試合前、同じ大阪桐蔭高出身の選手と次々とあいさつを交わす。
辻内、中田、高島毅(オリックス)、浅村栄斗(埼玉西武)と
両軍合わせて出場42人のうち自身を含めて、同校OBはなんと5人も>
「5人もいるなんて、不思議な感じですね。
辻内は同級生なんですけど、会うのは久しぶりですからね。
本当にいろいろな話をしましたよ」

<残念ながら5人はいずれも現在、ファーム暮らし。
ここまでは笑顔だったが、真剣な表情に変えてこう続ける>
「クライマックスシリーズや日本シリーズで会えるようにしたいですね。
まずは僕が1軍で出られるように頑張ります」

<また辻内とは賞を獲得したほうが、
試合後の食事をおごるという約束を。
結局、両者とも賞は取れず、同級生対決も実現せず>
「(大阪桐蔭高の同級生)辻内とやりたかったですけどね。
今晩は辻内と語り明かします」

<7番・右翼で先発出場し、途中から中堅も任された。
今季はここまで1軍出場22試合で打率.233、4打点。
現在はファームで力を蓄えているが、
25日からはファームの練習が再開する。
後半戦は1軍に食らいつく覚悟>
「前半戦は波が激しかった。これをはずみにして、
波を減らして、1軍に潜り込みたい」
中スポ<ドラ番記者>時事通信

●谷哲也
<『2番・遊撃手』で先発出場。
6回に赤川から左前打を放って、存在感を示す。
試合前は『ホームランを狙いたい』と堂々宣言。
目標達成はならなかったが、それでもホッとした表情。
フル出場も果たし、充実の笑顔も浮かべて>
「1本出てよかった。(フル出場は)予定外」
(中スポ)

●西川明
<7回から途中出場し、9回に唯一の打席が回ってきたが、
相手の制球が定まらずにストレートの四球で歩いた。
チームでは主に内野手だが、この日は左翼を守って>
「打ちたかったですけどね。でもいい経験になりました。
これを後半戦に生かしていきたいですね」
(中スポ)

●岩田慎司
<8回から6番手で1イニングに登板、
2死からは、楽しみにしていた松本(湘南)との対決。
初球いきなりセーフティーバントを試みられ(結果は投ゴロ)
あっさり1球で片が付いた。
因縁のライバルを力でねじ伏せたかったが、苦笑い>
「バントはないでしょ」

<同級生対決は『判定勝ち』だったとはいえ、ピッチングは堂々たるもの。
新田玄気(東京ヤクルト)は速球で投ゴロ、浅村はスライダーで三飛。
外野にすら打球を飛ばせずに1イニングをピシャリと抑えた>
「きょうはよかった。何よりも3人で抑えられた」

<自身にとってフレッシュオールスターは「祭り」ではなく、勝負の場。
プロ1年目の前半戦は散々の成績。
ウエスタンで18試合に登板して防御率8.46と打ち込まれ、
試合前は上昇へのきっかけを模索していた>
「ここでアピールしたい。全球種を使って抑えにいく」

<収穫は自分の投球以外にもあった。
全ウエスタンの先発を務めた蕭一傑(阪神)のピッチング。
130キロ台後半でどんどん空振りを奪い、
球速が出るタイプではない右腕が目標とするキレを、同級生が身につけていた。
北の大地から数多くのヒントを持ち帰り、自信を持って後半戦へ臨む>
「蕭はすごかった。あのストレートのキレは見習いたい」
中スポ

○石黒球団広報
<ドアラがマスコットの12球団ナンバーワンに。
イス取りゲームなど数項目に渡って競うもので、
7回ウラ終了後に行われた100メートル走では2位に終わったが、
総合では1位となり、広報は目を丸くして>
「さすがですね」
(中スポ)


以上、この日の話題をまとめましたが、
前日に前半戦を終え、5日間のオールスター休みに突入。
オールスターに出場しない1軍選手は、一休みというところですが、
この日恒例の落合監督によるオーナー報告があったようですね。
その辺については正直ノーマークでしたし、
フレッシュオールスターの話題ぐらいかなと思っていましたが、、
今朝の東京中日の1面には、
落合監督白井オーナー握手のフォトがドーン!
しかも「オレの腕でV」「逆転へ自信満々」
「うまくいくでしょう」など、景気の良いフレーズが踊るばかり。
政権5年目で最低の成績、
しかも契約最終年ということで、去就が注目され
オーナー直々の『続投要請』があった昨年の同報告と違い、
2度の8連勝を含む驚異の猛追撃で、
首位・巨人に2.5ゲームと迫って折り返した今季、
チームに対する手応えをいうものを感じる指揮官
それを評価し、厚い信頼を寄せるオーナーとの会談は、
実に有意義なものとなったことでしょう。


たぶんうまくいくでしょう。それにしても落合監督
「あとは監督の手腕。
たぶんうまくいくでしょう」

現役当時から有言実行
目標を口にすることで
実現へのパワーにしてきた男ではありますが、
またしても実に
頼もしい発言をしてくれましたね。
しかもうまくいくではなく、「たぶんうまくいく」。
そのニュアンスだけでも、自信の限りが伺えたりもします。
さらに発言の中で気になったのが
「ここまでは(選手の動きを)見ていた。そんなに追い込んでいない」
5月の打順の大シャッフル、
6月の自らによる野手への引き締めノックなど
いくつかの動きこそあったものの、
指揮官の構想のなかでは、
まだ追い込むところまでは来ていないもよう。
それでも首位・巨人とのし烈な争いが予想される後半戦
これまで通りに選手が動いてくれるのが、ベストですが、
もしもそうならなかった場合でも、指揮官自身の手腕
チームを良い方向へとコントロールしていく。
例年以上にナインが結束し、勝利を拾っている感もある今季、
ここまでは選手の頑張りでチームが上がってきた。
それに加えての大事な局面での指揮官の手綱さばき
どのように逆転Vへと導いてくれるのか、楽しみなところですね。

まあ現状として、それよりも大事なのは、
後半戦をいかに良い感じで滑り出すか
確かに大型連勝での折り返しにはなりましたが、
「今の成績というのは忘れて、
これから新しいスタートだという気持ちでいく」

監督自身も話していますし、しっかりと気を引き締めていますね。
つかの間のブレイクとなっているチームですが、
まずはしっかりリフレッシュして、再進撃への準備を進めてほしいです。


その他の話題としては、
まずは新鋭選手による『フレッシュオールスターゲーム2009』。
今季は札幌ドームで行われましたが、ウ・リーグは0-7で大敗。
湘南シーレックスのユニホームや用具類が、手違いで球場に届かず、
日ハムの練習用ユニホームを着て、試合に出場するという
前代未聞のアクシデントもあったりしたようですが、
総じてスター選手が多かったイ・リーグに
おいしいところをほとんど持って行かれたという印象が残りましたね。
そんななかドラゴンズ勢では、7番スタメン出場の平田が2安打。
ともに変化球をうまく拾ってのレフト前、センター前でしたが、
ひいき目も多少あるかもしれないですが、
もはやこういうメンツの中にいるような選手じゃないという気も。
ある意味「貫禄」的なものも感じましたし、
今後は好不調の波を抑えて、後半戦は1軍定着を。
現状ライトは、小池、英智、中村一生らの争いとなっていますが、
ぜひとも背番号8にも早く戻ってきて、その中に加わってほしいなと。
そういう思いも抱きながら見ていた札幌でのゲームでした。

またきょう24日は札幌ドーム、
あす25日(26日予備日)はマツダスタジアムで行われる
『マツダオールスターゲーム2009』。
ドラゴンズからは、井端、荒木、ブランコ、吉見、川井の5選手が、
また落合監督もコーチとして参加する予定。
ファン投票での選出こそなかったものの、
出てしまえば、後は活躍したもの勝ち
ブランコホームランダービーにも登場するようですし、
北海道-広島とややハードな移動こそありますが、
ぜひとも奮闘して、MVP争いにも顔を出してもらいたいものですね。
ちなみに初戦は、ブランコ(6番・一塁)荒木(9番・二塁)がスタメンで、
また投手では川井が3、4番手辺りで登板予定。
まあスター選手が集う『夢の球宴』。
アライバ辺りはいくらか余裕もありそうですが、
吉見、川井ら初出場の面々は、雰囲気を楽しむことに加えて、
他チームの主力選手から、様々なことを吸収できればと。
さらに好調チームの代表として、
パ・リーグの強者相手に本来の持ち味を披露してほしい。
そう願いながら、今年の球宴を見守りたいと思います。

2009年7月23日 (木)

中日51勝34敗1分、会心8連勝で2位ターン!

4月3日に開幕したペナントレース
前半戦もいよいよ最後のゲームとなりました。
ナゴヤドームでの広島との第3戦。
このカード10連勝中と勢いに乗るドラゴンズですが、
この日は終盤まで2-2のタイスコア。
しかし8回、広島3番手・シュルツを攻め、
2死から四球で出た藤井が二盗に成功すると、
続く小池が中前に適時打を放って、勝ち越し。
またしても競り合いを制し、今季2度目の8連勝!
劇的に前半戦を締めくくり、貯金172位ターンとなりました。

◇セントラル・リーグ公式戦
中日-広島 15回戦
(22日・ナゴヤドーム | 中日12勝3敗)
30255人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
広 島
中 日 ×
[勝] 朝倉(16試合7勝4敗)
[S] 岩瀬(38試合1勝2敗28S)
[D本] なし
[Dバッテリー]
朝倉、岩瀬 - 谷繁

◇対広島15回戦・スタメン
1 (遊)井端  (3打数1安打)
2 (二)荒木  (4打数1安打)
3 (三)森野  (3打数2安打1打点)
4 (一)ブランコ (3打数無安打)
5 (左)和田  (3打数1安打1打点)
6 (中)藤井  (2打数無安打)
7 (右)小池  (4打数2安打1打点)
8 (捕)谷繁  (4打数無安打)
9 (投)朝倉  (3打数無安打)

【イニング経過】
<1回・広島> P・朝倉(中5日)
東出外シュート投ゴロ、末永内直球捕邪飛、
フィリップス外直球中前打、栗原内シュート三ゴロ

<1回ウラ・中日> P・大竹
井端四球、荒木中シュート遊撃逆突く左前打・エンドラン井端三進、
無死一、三塁から、
森野初球内高めシュート左翼線適時二塁打(D 1-0 C)
ブランコストレート四球、
無死満塁から、
和田内シュート詰まり三ゴロも・
マクレーン弾き三封のみ・三走荒木生還(D 2-0 C)

1死一、二塁から、藤井四球、
1死満塁から、小池粘るも中低めシュート空三振、
2死満塁から、谷繁強い二ゴロ東出反応・三者残塁


<2回・広島> P・朝倉
マクレーン遊ゴロ、天谷内直球詰まり二ゴロ、
石井琢朗中スライダー合わされ右前打、石原シュート投ゴロ

<2回ウラ・中日> P・大竹
朝倉空三振、井端一塁下抜く右前打、
荒木初球一ゴロ3-6二封、森野2球目荒木二盗失敗


<3回ウラ・中日> P・大竹
森野四球、ブランコ中シュート二ゴロ4-6-3併殺、
和田四球、藤井外高めシュート空三振


<4回・広島> P・朝倉
栗原中高め直球右前落ちるヒット、
マクレーン初球中シュート三遊間抜くヒット、
無死一、二塁から、天谷外シュート左翼線運ぶ適時打(D 2-1 C)
無死一、二塁から、石井琢朗初球フォーク一ゴロ3-6二封、
1死一、三塁から、石原内シュートバットへし折り遊ゴロ・
6-4-3転送も一塁送球逸れる・併殺崩れの間(D 2-2 C)

<4回ウラ・中日> P・大竹
小池外スライダー左翼線二塁打、
谷繁投ゴロ、朝倉二ゴロ進塁打・小池三進、
2死三塁から、井端内低めシュート上げるも左中間飛


<5回・広島> P・朝倉
東出左飛、末永右前打、
フィリップス外シュート遊ゴロ6-6-3併殺・術中にはめる

<5回ウラ・中日> P・大竹
荒木投ゴロ、森野初球チェンジアップ中前落ちるヒット、
ブランコ内シュート空三振、和田外スライダー中前打、
2死一、二塁から、藤井初球外チェンジアップひっかけ一ゴロ


<7回・広島> P・朝倉
石井琢朗二正面ゴロ、
石原外高め直球右方向伸びてフェンス激突二塁打、
1死二塁から、代打喜田剛スライダータイミング外し空三振、
2死二塁から、東出フルカウント内フォーク空三振

<8回・広島> P・朝倉
末永ファウル4球粘られ四球、
フィリップス外シュート三遊間深いところゴロ・
井端追いつき荒木素早い送球6-4-3併殺完成、
栗原外低めフォーク空三振・朝倉ガッツポーズ

<8回ウラ・中日> P・シュルツ
ブランコ外高めスライダー空三振、
和田外スライダーボール球空三振、
藤井フルカウントから見て四球、
小池初球藤井スタート完ぺき二盗、
1死二塁から、
小池外スライダーセンター返し・
低いライナー中堅末永前進もグラブの先で弾き前方転がる・
その間に藤井生還=適時打(D 3-2 C)


<9回・広島> P・岩瀬
マクレーン内低めズバッと直球手が出ず見三振、
代打廣瀬内スライダー空三振寄せ付けず、
代打緒方孝市外シュート一ゴロブランコ横っ飛びキャッチ・
ベースカバー岩瀬へ転送、試合終了。


【ゲームレビュー】
8連勝で前半戦を締めくくった
8回2死から決勝点をもぎ取った。
藤井が四球。盗塁を決めて二塁とし、小池が中前へ決勝適時打を放った。
朝倉は走者を背負いながら、粘り強く投げ続け、7勝目を挙げた。
広島戦の連勝11に伸びた。
公式サイト中日新聞共同通信社ニッカン式スコア


制球定まらない大竹の立ち上がりを突いて、
昨夜の逆転劇の再現のように、アライバ足攻から
森野が初球を狙い打ち、レフト線へのタイムリー。
さらにブランコ四球で満塁から、
和田の三ゴロをマクレーンが弾く間に追加点。
続く藤井も四球を選び、再び満塁
ミスも絡んでさらなるビッグイニングを作れるかと思った矢先、
後が続かず、長い攻撃だった割には2点のみ
ここで畳み込めなかったことが響き、
その後ややもたつく間に、立ち上がりまずまずだった朝倉が、
4回ややボールを揃えすぎたところを叩かれ、
3連打と併殺崩れの間に、同点に追いつかれる始末。
そしてその後は、両投手による粘り合いながら、
中盤以降、どちらかといえば広島のペースに。

しかし終盤、朝倉が踏ん張り、
7回のピンチではフォークを駆使して連続三振に斬って取ると、
続く8回は先頭を四球で出したものの、
フィリップスを宝刀・シュートで2打席連続併殺に料理
特に8回は、中軸を迎えていただけに
ゲッツーを取れたときには、本当に「やった!」と思いましたね。
4回の失点の際にはややもたついたアライバでしたが、
さすがに名手、ここでの動きは完ぺき
これによって風向きが変わりそう。
そんな予感さえも抱かせてくれた好プレーでした。

そして迎えた8回ウラ、広島はセットアッパーのシュルツが登板。
カードの初戦ではバッテリーの呼吸が合わず、
思いも寄らぬ攻略ができた相手ですが、今回はやはり違う
ブランコ、和田とともに外のスライダーを振らされ、
連続三振に倒れたときは、こりゃダメだなと。
ただ続く一つのプレーで流れが変化。
またもや相手の小さなほころびから、チャンスをつかみ、
一気に得点へと結びつけるドラゴンズらしい攻撃が。

2死から藤井がファウルで粘った末に、
フルカウントからチェンジアップを見極め、四球を選ぶと、
続く小池の初球に、すぐさまスタート
得点を奪うには、何かしら仕掛けないと
このシチュエーションでは、足を絡めての攻撃が効きそう。
しかも相手はやや大きいフォームのシュルツ
走るだろうとみんなが思うなか、藤井が決めてくれましたね。
スタートはやや遅れたものの、あれでは刺されることはない。
見事なお膳立てとなり、2死二塁
こうなると、あとは小池が決められるか…。

そもそも初回の満塁のチャンスを三振でつぶし、
こういう展開にした一人でもある小池
その悔しさを張らずためにも、ここは一本。
流れが来ているだけに、打ってほしいと願いましたが、
カウント2-0からの3球目、やってくれました
ブランコ、和田同様に振らせるスライダーに
バットの先ながら食らいつくと、
やや詰まり気味のライナーは、センター前方へ。
捕られてしまうかなと心配でしたが、気迫が勝ったか、
末永は追いついたものの、グラブの先で弾いてしまい前方へ転々…。
その間に二塁から藤井が生還し、勝ち越しに成功!
初戦に続き、決勝点を導き出した背番号44
しかし前回の暴投と違い、今回は自ら打って決めたもの
「初めて活躍できたと思っています!」
お立ち台で胸を張った値千金の適時打で、
競り合いを制して、今季2度目の8連勝
及び59年ぶりとなる広島戦11連勝を飾っての前半締め
その勝ち方は、後半戦直後の直接対決に向けて、
さらに弾みが付くものとなったことでしょう。


8連勝でフィニッシュ!昨季の前半戦のラストは
森野のサヨナラ打でしたし、
今年もそんなムードも若干漂っていましたが、
その前の8回2死から、
藤井・小池の外野コンビで
難敵・シュルツを叩いての劇的勝ち越し
小池の打球を末永が弾いたときは、
思わず騒いでしまいましたね。
これでまた勝つことができる!連勝で前半戦を締められる!
それまでとは違い、やや重苦しい展開でもあっただけに、
勝利への光が差したときは、ほんとによかったなと。
またそれによって、粘りに粘ってゲームをつくっていた
朝倉の投球が報われたこと。それもとてもうれしく思いました。


ところで、この日で前半戦が終了
ドラゴンズは、51勝34敗1分の貯金17。
首位・巨人に2.5ゲーム差の2位で折り返すこととなりました。
開幕当初は、谷繁、井端、荒木など主力に故障者が多かったり、
新外国人の4番・ブランコが日本野球に慣れていない。
さらに守りをはじめとしたミスが如実に現れるなど、
投打がかみあわず、苦しい戦いを強いられていましたが、
5月を過ぎた頃からブランコが徐々に才覚を示しはじめると、
交流戦もうまく乗り越え、谷繁も本格的に復帰。
さらに6月には和田、井端らが、7月は森野、荒木が調子を上げて、
自分たちが本来やりたい野球ができるようになってきた。
また投手陣は、エース不在と言われたなか、
吉見、川井、チェン、朝倉らが先発ローテを支え、
交流戦から浅尾がセットアッパーに回ったことで
守護神・岩瀬との勝利の方程式が確立。
河原をはじめとした新戦力の頑張りもあって、安定度が上昇
そしてそれらがすべて結び付いての、リーグ戦再開後の快進撃
正直、5割ラインを上下していた5月のころには、
前半戦をこんなカタチで折り返すとは思いもしませんでしたし、
こんなにファンを喜ばせてくれるとは想像できなかった。
例年以上にチームの結束を感じる今季、
ここまでの頑張りは、実に評価できると思います。

しかしシーズンは、年間トータルで戦っていくもの。
後半戦はさらに厳しい戦いが待っているでしょうし、
どういう流れになっていくのか、わからない部分もありますが、
シーズンを力一杯戦い、最後にトップになるのは、
やっぱりドラゴンズであってほしいですね。
もともとの地力は持っているチーム。
あとは体力勝負で勝ち抜いていくことができるか。
特にここ2カ月、一気に状態を上げてきただけに、
その反動というものも、いささか心配ではありますが、
この良いムードのなか、さらに一致団結し、
しっかりとしたプレーをして、1つ1つ白星を重ねていく。
それができるか、できないかが、
後半戦、V奪回に向けてのカギとなってくるでしょう。


きょう23日からは、5日間のオールスターブレーク
つかの間の休みとなりますが、
後半戦いきなり控えるのが、巨人・東京ヤクルトとの敵地6連戦
そこでいくつ勝てるかが、ペナントの行方に変化を及ぼしそう。
『巨人を追いかけられるのはうちだけ』と語った落合監督
その言葉が現実のものとなり、いよいよ背中が見えてきました。
そうなるとやっぱり、一気に追い越してほしいところ。
さらにし烈な争いが予想される夏ですが、
ファンの願いが叶うべく、後半戦まずは好スタートを切れるよう、
リフレッシュ後は、準備を進めていってほしいです!


☆ウィナーズ・ボイス(22日)

◎小池正晃

<8回2死二塁、中前へ弾き返す決勝タイムリー>
「(ナイスバッティングでした)ありがとうございます。
(2-2の同点、2死二塁。どんな気持ちで打席へ)
えー、ま、初回にチャンスで凡打したので、
まあ何とか食らいついてバットに当てれば
何とかなると思って、打席に入りました。
(打った瞬間、センターにライナーが。どんな気持ちか)
えー、やっぱり早く落ちてくれと。
えー、とにかく1点ほしかったので、
何とかヒットになってくれという気持ちで一塁まで走りました。
(ボールがこぼれて藤井が生還。あの時の心境は)
えー、あのう、ナゴヤドームで全然活躍もできずに
えー、みなさんにあのう、迷惑ばかり掛けていたので、
えー、初めて活躍できたと、自分では思っています!
(これでチームは8連勝)
そうですね、ほんと良い流れで前半戦終われたので、
えー、この流れを大事に、
後半戦も一つ一つ全力で戦っていきたいです。
(ナゴヤドームのファンにひと言)
やっぱり目標は一つ、あのう、優勝ですし、
えー、そのためにみんな必死になってやってますんで、
これからも熱い声援よろしくお願いします!」


<同点の8回2死二塁で、シュルツの変化球を
コンパクトなスイングで中前にはじき返すと、
バットの先ながら、執念のひと振りから生まれた打球は
中堅・末永の前でショートバウンド。
グラブではじかれた白球が転がる間に
二塁走者の藤井が悠々、ホームを駆け抜けると
3度たたき合わせた両手を胸に引きつけ握りしめた。
四球を足場にもぎ取った決勝点。球宴前最終戦で、
チームを今季2度目の8連勝へ導いたのは、
唯一日替わり起用の右翼手だった>
「先っぽでした。とにかくバットに当てれば何とかなると思っていた。
早く落ちてくれ、と思いながら走りました。
初回のチャンスで凡退(2点を取ってなお1死満塁で三振)。
あそこで1点でも2点でも入っていたらこんな苦しい試合にはならなかった」

<この3連戦、盗塁やエンドランなど何度も足を使って好機を演出。
チームの試合巧者ぶりがより際立っているが>
「相手のすきを突く野球ができているので、やっていて楽しい」

<英智や新人・野本らと右翼の定位置争いを繰り広げており、
アピールに懸命。固定されていないポジションの
選手の競争意識が、さらにチーム力向上につながっているという>
「みんな必死にやっていることが、いい結果になっている。
シーズンが終わるまで競争。スタメンでない試合でも、
何か役に立てないかと思っているので、気持ちが切れることはない」
カメラブログ中スポサンスポ時事通信スポニチ名古屋ニッカン


◎朝倉健太
<8イニングを8安打2失点で7勝目をマーク>
「(7勝目を挙げて、今の気持ちは)
そうですね。いいオールスター休みを迎えられそうでうれしいです。
(今日はどんな気持ちでマウンドへ)
そうですね。あのう、ピッチャーのみなさんも、
野手のみなさんも、良い雰囲気でやっているところを
僕がね、あのう、乗り遅れないように、
あのう、することを心掛けて投げてました。
(8イニング2失点。内容については)
そうですね、2点取られたときは、あのう
ちょっとボールを揃えすぎたかなとは思うんですけど、
よく踏ん張れたなあと思います。
(ゴロのアウトが多かった)
そうですね、持ち味が出たのでよかったなと思います。はい。
(自身も連勝、チームも8連勝。この勢い続きそうですね)
(スタンドを見渡した後)続くように頑張ります!はい。
(オールスター明けに巨人・東京ヤクルト6連戦が待っている。
後半戦に向けてひと言メッセージを)
そうですね、1つでも多くチームに貢献できるように、
あのう、頑張って投げたいと思います。
みなさん応援よろしくお願いします!」


<前半戦を締めくくるのにふさわしい投球。
5回までは毎回、走者を背負う内容だったが、
自分のイメージする姿が、ようやく現実に重なった。
ようやく、自分で勝利をもぎ取ったことを実感して>
「ゴロアウトの持ち味を出すことができた。
今シーズンに入って、久々というか
自分の納得できる投球というのは今日くらいの投球だと、
こういう投球をやっていきたいと、ずっと思ってきた」

<同点のまま終盤に入り、8回は上位の打順。
先頭の末永に粘られ、10球投げて四球。
走者を出したが、自分の投球ができている
手応えがあったから、慌てなかった>
「きょうは投げていてコントロールに苦しむということがなかった。
ボールが先行しても自分に大丈夫、大丈夫と言い聞かせて投げた。
やばい、と考えるのではなく、
次の打者にゴロを打たせて併殺をとってもらおうと思った」

<1ボールからフィリップスは、シュートを引っかけさせて、
狙い通りの遊ゴロ併殺打を打たせたが、
打球が三遊間に転がったことが、少し不満。
欲張ったところに、晴れやかな気持ちが表れて>
「もうちょっと正面に打たせたかった」

<粘っこくゴロの山を積み重ねた。
8イニングで被安打は8本あったが、外野を越したのは1本だけ。
24アウトのうち、三振が4つ、フライアウトが4つ。
それ以外、実に16個がゴロによるもの>
「ゴロで間を抜かれることは割り切っているので、
外野の頭を越されないようにした。
ここ何試合か、ホームランとか大きい1本を打たれていた。
ゴロを打たせて取ることを、もう一回頭に入れ直して投げました」

<5月5日の広島戦以来、今季4度目の8イニング。
久々だったが、自分の理想でもあった。
いざというとき、このタフさが頼りになる>
「ゲーム前には岩瀬さんから毎回のように
『完投しろよ』とプレッシャーをかけられるので…。
それは(岩瀬流の)冗談ですけど、
ボクから岩瀬さんにつないでいければいいと、ボク自身思ってるので」

<先発では、吉見やチェンら自分より経験の少ない投手たちが
防御率や勝ち星を競い合い、中継ぎ、抑えもフル回転。
先発ローテーションを守り続け、勝敗も勝ち越してはいるが、
心の中はかすみがかかっていたという。
昨季は血行障害でシーズンのほとんどを棒に振ったが、
今年は前半戦で早くも7勝。それでもこのくらいでは満足しない>
「あれだけ先発、中継ぎと頑張っている。自分だけ乗り遅れていた。
前半戦最後ということもあり、変なプレッシャーはあったけど、
それが良い方向に出た。自分の気持ちを投球に出せた。
これまで、勝てた試合で勝てなかったこともあったし、
勝たせてもらった試合もある。その気持ちを忘れずに後半戦に臨みたい。
ずっと勝てない時期もあったので、もう1回自分の中で考えたい」
朝倉ブログ「広島戦投げました!」、
中スポ中日新聞サンスポ時事通信スポニチ名古屋


○藤井淳志
<8回2死から四球で出塁し二盗。
小池の中前打で勝ち越しの生還を果たして>
「足を武器にしないといけないので、機会があれば走ろうと思っていた。
塁に出たら、いつも走る気でいますし、リードもそのつもりでとりました。
一塁にいたままだと、長打か連打が出ないと点にはならないので…。
自信? アウトになると思って走る人はいませんよ」

<今季の盗塁成功率は9割(企図数10)。
この日で8連続で成功している。思い切りのよさは持ち味。
ニヤリと笑った顔には充実感が映っていた>
「もちろん成功率は大事に考えていますけど、
盗塁そのものも増やしていければ…。
ボクも走ることを武器にしないといけませんから。
それにしても、これで前半戦が終わったんですね」

<レギュラー奪取を公言して、実行した86試合。こう結んで>
「全日程が終わったあとも、こうして(報道陣に)
質問してもらえるようにがんばります」
(中スポ、サンスポ

○森野将彦
<1回無死一、三塁、左翼線に先制のタイムリー二塁打。
大竹の投じた外角シュートを初球打ち、鋭い打球が左翼線に抜けた。
連勝中のチームの勢いそのままに、積極打法で結果を出して>
「何とか喰らいついて、初球から積極的にいこうと思いました。
あんな球を打つ予定じゃなかったんだけど、
いつも初球から打っていくつもりですから」

<開幕からの打率は.280ちょうどだが、7月に入ってからは.358。
打点も『66』でリーグ3位につけるなど、
猛烈な勢いで打撃成績を伸ばしている>
「前半戦のいい締めくくり? そうですね」

<23日からは球宴休みに入る。気持ちを切り替えて>
「ゆっくりします。次、巨人戦ですね」
カメラブログ中スポ毎日jpニッカン

○井端弘和
<先制の本塁を踏むなど、3打数1安打1四球で勝利に貢献。
打率を.322として、首位打者のままターンした。
24日からは球宴に出場。活躍して後半戦への勢いを付けたいところ>
「状態自体、そんなによくはないんだけどね。
ただ、トップなんだから(前半戦は)よかったということでしょう」
(中スポ)

○トニ・ブランコ
<9回2死、石井琢朗が放った一、二塁間への鋭い打球を
身を投げ出すようにしてキャッチ。素早く起き上がって
ベースカバーの岩瀬へ送球。美技で試合を締めくくった。
打撃だけではなく、守備でもチームに貢献して>
「好プレー? ありがとう。
毎日毎日練習しているから、少しはうまくなっているはずさ」
(中スポ)

○和田一浩
<5回に中前打を放ち、5試合連続安打で球宴前の試合を終える。
ここまで打率.307、20本塁打は堂々たる成績だが、
球宴後も気を緩めることなく上を目指す>
「このくらいの数字ではとうてい満足できません。
後半戦はもっと勝利につながるようなヒットを積み重ねていきたい」
(中スポ)

○谷繁元信
<6連戦ともなると、正捕手には休養日が設けられ、
2番手捕手(小山)がスタメンマスクをかぶるわけだが、
今年は正確には休養日ではないらしい。
どうやら岩瀬が登板したときにコンビを組むことは決まっているらしい。
大差の勝利でもない限り、安心して休んでいられないという>
「だって勝っているときはいかないといけないからね。
最初から出ているときより厄介だよ」
(中スポ)

○立浪和義
<ファンの前に姿を現したのは、1点を勝ち越した8回。
2死一塁からネクストで準備したが、
谷繁が二ゴロに倒れたことで出番なし。
ラストイヤーと決意して挑んだ今年の前半戦が終了。
35打数11安打7打点、打率.314でターン。気合を入れ直して>
「いい形で締めくくれた。
これから大事な試合が続くからまた頑張りたい」
(中スポ)


○岩瀬仁紀
<勝ち越した直後の9回を3人でピシャリ。
今季28セーブ目で前半戦を締めくくった>
「きょうは連勝していたし、9回できっちり終わりたかった。
1球1球いつも以上に気を使って投げました」

<2日前は何らかのコンディション不良に
見舞われたようだがこう説明。
しっかり体を休めて後半戦に向かう>
「(悪い場所は)1つじゃない。正直しんどかった。
だから(球宴期間の)休みは助かるね」
(中スポ)


○福田永将
<ドラゴンズの若手では珍しく、自分のブログをやっている。
福ちゃんのシューマイ日記
横浜出身ということでベタなネーミングだが、
さわやかな笑顔の写真など、きれいなつくりになっている。
もっとも本人はこういうことが苦手で、開設当初は頭をかいていた。
知人に勧められるがまま、人任せでつくってもらったとか>
「よく分からないんです…」

<更新もずっとしていなかった。
1軍に上がった7月、知人に助言されて約1年ぶりに更新してみると…。
反響に、書き込んだ自分が驚いた
1年ぶり更新の翌日にはプロ初打席初本塁打。
その後はコツコツと更新。ファンの声が励みになっているよう>
「コメントがすごくたくさん来てたんです」

<プロ3年目で初めて1軍選手として前半戦を終えたが、
オールスター休みをどう利用する?
主力クラスは23、24日と2日間の休日が
設けられているが、若手の休日は1日だけ。
しっかりリフレッシュして、再進撃に備えたいところ>
「友達と遊ぶ約束をしているんですよ。しっかりリフレッシュしたいですね」
中スポ

◇チェン・ウェイン
<試合前練習で、三塁の位置から一塁に矢のような送球。
遠投をして感触を確かめていた。
おそらく28日の巨人戦(東京ドーム)先発が
予想されるが、しっかり準備を整えている>
「あしたから2日間、休みますからね。
感触を忘れたくなかったんです」
(中スポ)


○荒木雅博選手会長
<5月15日時点の最多借金「5」から、
交流戦終盤以降の2度の8連勝で貯金『17』へ。
自身もリーグ戦再開以降の24試合で打率.344。
19勝5敗、驚異の勝率.792を記録するチームの中心となって
不動の主力が『巨人を追いかけられるのはうちだけ』という
指揮官の予言に躍って>
「5月のころにはこんなふうになっているとは思いもしなかった。
監督だけはそう思っていたみたいですけどね。
ようやく普通に動けるようになったってことでしょう」
中スポ


○落合監督
<終盤に競り勝ち、今季2度目の8連勝で前半戦を終了。
朝倉の粘投で岩瀬以外の救援陣は出番なく球宴休みへ。
試合後の会見ではそれだけ言い残し、悠々と引き揚げて>
「これで(選手を)ゆっくり休ませることができるでしょう。
みんな疲れているからな。オレもゆっくり休むわ」

<86試合をまとめる発言はなし。
就任以来6年間、その姿勢は変わらない。
試合前には囲んだ報道陣こう言って>
「そういう話は2月1日(キャンプ初日)と最後だけ。
途中の総括なんて意味があるのか」
中スポ12中日新聞おおさか報知サンスポ
時事通信毎日jpスポニチ名古屋ニッカンデイリー


若竜トピックス(22日)

◆岩田慎司

<きょう23日のフレッシュオールスターゲーム(札幌ドーム)に、
谷、西川、平田らとともに出場予定。
右腓腹筋膜炎のため出場を辞退した山内に代わって
出場が決まったルーキーは意気込んで>
「いいアピールの場なので、登板したら点を取られないように
しっかり抑えて、後半戦につなげたい。
(MVPの)100万円をもらえるようにがんばります」

<巨人のドラフト1位・大田や
北海道日本ハム・中田との対決に注目が集まるが、
横浜のドラフト1位・松本啓二朗との対決を楽しみにしている。
明治大学1年春に松本(早稲田大)自身の1安打目となる3ラン、
4年の時に99安打目を献上。真っ向勝負で同級生対決を制するつもり>
「とにかく大学の時は常に意識した相手。
大学ジャパンでも仲よかったけど、今回は対戦したら三振を取りにいきます」
(中スポ)

2009年7月22日 (水)

立浪殊勲好球必打、逆転竜7連勝50勝一番乗り!

地元・ナゴヤドームに戻って、広島にも勝利。
まさに夏祭りともいえる連勝を6に伸ばしたドラゴンズ
迎えた広島との第2戦、4点を先制されてしまった直後の6回、
森野の3ラン、ブランコのソロですぐさま同点に追いつくと、
2死一、二塁のチャンスで代打・立浪
右中間を大きく破る勝ち越し2点タイムリーツーベース
一挙6点を奪う猛攻で、ゲームをひっくり返し今季2度目の7連勝
広島戦10連勝及び、両リーグ50勝一番乗りを果たすこととなりました。

◇セントラル・リーグ公式戦
中日-広島 14回戦
(21日・ナゴヤドーム | 中日11勝3敗)
29177人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
広 島
中 日 ×
[勝] ネルソン(17試合1勝2敗1S)
[S] 岩瀬(37試合1勝2敗27S)
[D本] 森野13号3ラン ブランコ28号
[Dバッテリー]
小笠原、ネルソン、河原、浅尾、岩瀬 - 谷繁

◇対広島14回戦・スタメン
1 (遊)井端  (4打数2安打)
2 (二)荒木  (5打数2安打)
3 (三)森野  (4打数2安打4打点)
4 (一)ブランコ (3打数2安打1打点)
5 (左)和田  (3打数1安打)
6 (右)小池  (2打数無安打)
7 (中)英智  (4打数1安打)
8 (捕)谷繁  (3打数無安打)
9 (投)小笠原 (2打数無安打)

【イニング経過】
<2回・広島> P・小笠原(中5日)
栗原内直球左前打、マクレーン内直球詰まり遊飛、
會澤内直球空三振、廣瀬外スクリュー中前打、
2死一、二塁から、赤松中直球打ち上げ左飛

<2回ウラ・中日> P・齊藤悠葵
ブランコ内高め直球左前打、和田初球高めスライダー三飛、
小池中直球遊深いゴロも6-4-3併殺


<3回ウラ・中日> P・齊藤
英智内スライダー中返し安打、谷繁内詰まり二飛、
小笠原バントも捕小フライ失敗、井端四球
2死一、二塁から、荒木チェンジアップ合わせるも二後方フライ


<4回・広島> P・小笠原
フィリップス遊飛、
栗原中スクリュー左翼左運ぶ当たり良すぎてシングル、
マクレーン内直球左中間飛球・英智前進ランニング好捕、
會澤四球、
2死一、二塁から、廣瀬外直球打ち上げ右飛

<6回・広島> P・小笠原
東出中スライダー左中間打球・
左翼和田中堅英智が衝突=二塁打、
フィリップス内直球叩き良い角度・
レフトオーバーフェンス直撃適時二塁打(D 0-1 C)
栗原内スライダー外れ四球、
無死一、二塁から、マクレーン中入るスライダー・
左中間スタンド飛び込む3ラン・小笠原KO(D 0-4 C)
P・ネルソン
會澤外フォーク空三振、廣瀬外スライダー空三振、
赤松外151キロ直球遊ゴロ

<6回ウラ・中日> P・齊藤
井端外直球右前運ぶヒット、
荒木中スライダー中前打・エンドラン井端三進、
無死一、三塁から、
森野中高め入るスライダー振り抜き、
右中間最前列飛び込む3ラン・齊藤KO(D 3-4C)

P・牧野 捕・石原
ブランコ外高めスライダーこするも・
センターバックスクリーン左飛び込む本塁打(D 4-4 C)

和田四球、小池投犠打、英智内スライダー右方向二塁ハーフライナー、
谷繁敬遠気味四球、代打立浪コール
P・青木高広 青木勇人(審判伝達ミス)
1死一、二塁から、代打立浪外シュート振り抜き・
強いライナー前進右中間大きく破る2点適時二塁打(D 6-4 C)


<7回・広島> P・河原
石原0-3→2-3内直球捕邪飛、0-3→2-3中高め直球中飛、
東出0-3→2-3中高め直球左飛

<7回ウラ・中日> P・青木勇人
荒木ど真ん中直球右中間突破三塁打、
森野初球中シンカー鮮やか右前適時打(D 7-4 C)
ブランコ右足かする死球、
和田外スライダー中飛・森野タッチアップ三進、
1死一、三塁から、小池初球スクイズも正面すぎ、
三走森野スタート遅れ戻るもブランコ二進=投犠打、
2死二、三塁から、英智内シュート詰まり一ゴロ


<9回・広島> P・岩瀬
代打緒方孝市内高め直球外れ四球、
廣瀬初球内直球ショート正面ライナー、
赤松内高め直球三ゴロ5-4二封、
石原初球中低め直球中飛、試合終了。


【ゲームレビュー】
4点差をひっくり返しての7連勝で、両リーグ50勝一番乗り
2006年以来の勝ち越し16とした

4点をリードされた直後の6回、
森野の3ランで、そこまでてこずった齊藤をKO。
ブランコが同点ソロを放った後は
バントを絡めた手堅い攻めで2死一、二塁とし、
代打・立浪の2点二塁打で一気に勝ち越した。
ネルソンは2年目で初勝利。対広島戦10連勝。
公式サイト中日新聞共同通信社ニッカン式スコア


おそらく相手「勝った」と思ったでしょうし、
自分的にも今夜こそ負けちゃうと思いましたが、
結果的には、7-4と連夜の逆転勝ちとなったドラゴンズ
それにしても、この強さは一体何なんでしょうね。

小笠原-齊藤悠葵の両左腕の投げ合いで、
5回までは両チームともに、ゼロ行進
テンポ良く進んでいたゲームでしたが、
得てしてこういうゲームは、均衡が破れることで動き出すもの。
そのきっかけとなってしまったのは、小笠原
それまでわずか3安打1四球に封じていたにもかかわらず、
6回先頭から、県岐商コンビ連係ミスをきっかけに、
連続二塁打を浴びて、先制を許してしまうと、
この日2安打の栗原を警戒して歩かせた直後、
マクレーンに甘く入ったスライダーを左中間に持って行かれる3ラン
好事魔多しの如く、一気に4点を失いノックアウト。
その点の取られ方の悪さもあってか、
直後のネルソンが2三振を奪い3人で切っていたものの、
ついに連勝ストップか?と、
頭の中は、すっかり敗色濃厚モードに入っていましたね。

ところが好調のドラゴンズ打線は決して諦めてはいなかった
それに加えてその4点を相手投手の齊藤意識してくれたことも幸い。
全く別人のようになった左腕から、
井端、荒木が鮮やかなエンドランを決めて、
無死一、三塁とチャンスを作ると、続く森野が思い切りの良い一振り。
2球目、甘く入った高めスライダーを叩き、
右中間最前列へと持っていく3ランホームラン
「ミスター3ラン」の久々の3ランとなりましたが、
これによって、それまで打ちあぐんでいた齊藤をKO。
継投策へと持っていけたことは、大きかったなと。
さらに追撃に勢いを加えたのが、ブランコのソロアーチ。
2番手・牧野の代わり端、
直前に外に沈むスライダーを空振りしたにもかかわらず、
同じ球種でも高めに浮いた失投は逃さず
多少こすり気味でもパワーで持っていけるのが、この選手の強み
主軸のアベック弾で、4点ビハインドがあっという間に同点
追いついたときには、喜ぶ以上に、
「何かすげーな」と思わず口あんぐりしてしまいましたね。

さらに流れのままに、攻め込んでいく打線
続く和田が四球を選び、小池が4球目をきっちり送るという、
堅実な野球で、勝ち越しの5点目を狙いにいくと、
一方で信じられない展開に動揺している広島は、
2死二塁で迎えた谷繁に対して、敬遠気味の四球
ネルソンのところには、切り札・立浪が来ることが確実。
それでもあえて、そのような策を取ったベンチ。
ある意味、イチかバチか的なところもあったでしょうが、
それをものの見事に吹き飛ばしたのが、立浪でしたね。
左投手が少ない広島中継ぎ陣
よってこの場面に登板したのも、右のサイドハンド・青木勇人
「青木違い」で交代時にややドタバタこそあったものの、
立浪が好調なら、決して苦にはならない相手。
ここぞの大きなチャンス、
ここで決めれば、チームを勝利へと導くことができる。
そういうファンの期待に、ミスタードラゴンズが、
この日は見事に応えてくれたましたね。

千両役者降臨。「とにかく集中して
好球必打でいった」
という背番号3
カウント1-1からの3球目、
外へと流れるシュートを
しっかりと振り抜くと、
強い打球のライナーは、
前進守備の右中間を
大きく破っていくタイムリー二塁打に。
二塁にいた和田はもちろん、一塁から谷繁も長駆生還。
ハマスタでの渋いセンター前に続く、2試合ぶりの適時打は、
往年の『ミスターツーベース』を思い出させる、らしい打撃
大ベテランの一打で大きく盛り上がるドラゴンズベンチに対し、
同じイニング内で『天国から地獄』を味わうこととなった広島ベンチ
結局、打者10人で、4連打を含む5安打。
一気に6点を奪ってしまったビッグイニング
もちろんそれは選手個々がきっちりと、
自らの役割を果たしたことによりますが、
それ以上に、今回の逆転劇に関しては、
勝ち続けてきたことでチームに付いてきた「勢い」というもの、
それを強烈に感じることとなったゲームでした。


チームの連勝は、今季2度目の『7』に。
対カープ戦の連勝は、なんと『10』に。
さらに降板後に、逆転を果たしたことで、
KOされた小笠原の連勝も、4のまま続くことになりました。
また前夜1点差ながら登板しなかったことで、
様々な憶測が流れた守護神・岩瀬ですが、
この日は最終回にいつもの如く登板して4人締め。
とりあえずは投げられてますし、ひと安心ということでしょうか。
また巨人が勝ったことで、ゲーム差は2.5ゲームのままですが、
その巨人よりも速く、シーズン50勝を達成したのはうれしいこと。
さらに鮮やかな集中打、そして立浪のタイムリーで
勝負を決められたのが、さらに喜びを倍増させてくれました。

そして前半戦ラストカードとなる第3戦
ドラゴンズは、順当に中5日で朝倉が来るでしょうが、
前回登板でようやく勝ちましたし、その流れで連勝を期待
また打線も全員野球、『フォア・ザ・チーム』の精神で、
それぞれが勝利へ貢献する見事なプレーを魅せてほしい。
途中からものすごい勢いで突っ走ってきた前半戦
最後もしっかりと勝って、良いカタチでの締めを期待したいです!


☆ウィナーズ・ボイス(21日)

◎立浪和義

<6回2死一、二塁、右中間を破る勝ち越し2点適時二塁打>
「(この大歓声、お聞きになっていかがですか)
いやもう、本当にありがとうございます。
(しかしドラゴンズ負けません。7連勝です)
いや、あのう、ほんとにあのう、チーム全員でね、
頑張ってますから、非常にムードもいいですし、
明日残り1試合ですか、何とか勝って締めくくりたいと思います。
(4-4の同点、仲間がつないだチャンス、どんな思いで打席へ)
いや、まあ、どんな思いというか、
もうとにかく集中して、好球必打でいこうという、もうそれだけでした。
(右中間を抜ける打球はまさに『ミスターツーベース』。
らしい打球だったと思うが、感触は)
いや、なんか、久しぶりにね。芯に当たったような気がするんで、
何とか自分もこれで乗っていきたいですね、どんどん。
(チームはこれで12球団最速50勝到達となった)
いやもう、本当に全員の頑張りだと思います。はい。
一勝一勝、あのう、積み重ねていきたいと思います。
(ラストイヤーも半分が終わる。どんな思いでプレーしているのか)
いやあのう、日々、あのう今年でやめるから、
どうのこうの抜きにして、何とかあのう、
結果をね、求めて、やってます。はい。
(『立浪やめるな』という声も聞こえますが)
(笑顔で)とりあえず頑張ります。はい。
(チームのムードも最高潮、後半戦も期待してもいいですか)
はい、もちろん。優勝目指して
全員で残り試合、頑張りたいと思います!」



<タイムリー談話>
「好球必打でいきました。
久しぶりにスカッとした当たりが出たのでよかったです。
あとは、チームが勝てればうれしいですね」

<同点の6回2死二塁から谷繁が敬遠ぎみの四球。
気持ちを込めて打席に向かったが、ちょっとしたアクシデントが…>
「青木っていうから左(高広)だと思って
イメージしていたら、右(の青木勇人)で」

<左対左ではなく、予想外の右投手の投入。
だが、即座に気持ちを切り替えた。
そしてカウント1-1からの3球目、134キロシュートをはじき返すと、
打球は右中間を真っ二つ。勝ち越しの2点タイムリー二塁打に。
代走を送られるとベンチの前で帽子を取って歓声に応え、
ナインには少年のような表情でガッツポーズ>
「右のサイドスローだから
狙い球を決めずに打てる球を打っていこうと思った。
久々にスカッとする当たりだったね」

<今年で代打稼業に専念して3年目、
この日は6回という早い出番だったが、
どんな試合でも先の先を読んで、相手をイメージして素振りする。
仲間がやるべきことを怠らないと信じて
準備したからこそ、鮮やかな結果につながった>
「ブランコの本塁打から『(出番が)あるな』と思った。
投手の打順にまたチャンスが来るかもしれないと思っていた」

<その儀式の1つとして必ず口にしているのが
輪切りにした高麗ニンジンの酒漬け。
ガリッガリッとかんで集中力を高めて向かったこの日、
最高の結果をもたらした>
「いまは本当にチームに勢いがある。
この勢いを大事にするためにも打ちたかった。
きょうは一挙に追い付いて、勢いに乗せてもらった。
残り1試合、何とか勝って締めくくりたい。
明日も全員の力で勝って前半戦を終わりたい」

<ヒーローインタビューの最中、スタンドからは
『立浪やめるな』『引退まだ早い』という悲鳴のような声援が飛んだ。
ラストイヤーもあと半年。その気持ちを受け止めながら
背番号3はリーグ優勝、日本一に向けて打ち続ける>
「聞こえたよ。うーん。自分でそう決めてスタートした1年だから。
今年は後ろを振り返らず、その日、その日を頑張ると決めている。
とにかくもうひと働きしたいと思っている」
カメラブログ中スポ中日新聞サンスポスポーツ報知
時事通信朝日新聞毎日jpスポニチ名古屋ニッカンデイリー


◎森野将彦
<6回無死一、三塁、右中間席へ追撃の3ランホームラン>
「(ナイスバッティングでした)ありがとうございます。
(4点ビハインド、嫌な感じがしたと思うが)
まあ、ほんとにね。1、2番の方がいい形で作ってくれたんで、
えー、また1点取ったらね。
相手も嫌な気持ちになるんじゃないかと思って、思いっきり振りました。
(素晴らしいホームラン、感触は)
ま、ちょっとね、いい当たりじゃなかったんですけど、
入ってくれっていう気持ちで走ってました。
(ブランコ、和田とのクリーンアップ、本当にスゴいですね)
そうですねえ。僕だけあまり打ってなかったんで、
何とかこれから遅れた分を取り戻そうと、今必死です。
(明日で前半戦が一区切り、抱負を)
とにかく全力を尽くして、明日勝ちにいきたいと思います」


<ホームラン談話>
「(打ったのは)チェンジアップ。
高めに来た球は打とうと思っていた。高めに来たので思い切り打ちました。
まだ6回。1点でも返しておけばと思った。
ホームランは出来過ぎですけど」

<打率.276は打線の主軸、5番まででは最低で物足りない。
だが、7月19試合に限ってきれば、.344と
井端、荒木(ともに.321)、ブランコ(.324)を凌いでトップ。
14勝5敗と首位・巨人を猛追するチームの原動力となっている。
また8回にはダメ押し適時打を放って、65点目をマーク>
「今までぼくだけが打てなかった。
ようやく勝利に貢献できるようになったということですよ」

<何よりも4月18日の巨人戦以来、3カ月ぶりに
地元のファンにアーチを披露できたことがうれしかった>
「ナゴヤドームで打ってなかったんで」
カメラブログ、中スポ、サンスポ時事通信ニッカン


◎マキシモ・ネルソン
<6回途中2番手で登板し、打者3人を10球で片付けて、来日初勝利>
「(来日初勝利おめでとうございます)ありがとうございます。
(改めて初勝利の味はいかがですか)
自分が勝利したよりも、チームが勝ったということは
ものすごいうれしいです。
(4点ビハインド、リリーフでの登板。どんな気持ちで上がったのか)
今、バッターが調子がいいので、あそこで止めたら、
相手を止めたら、何とか勝つと思ってました。
(2つの三振も奪い、ナイスピッチングですね)
(日本語で)アリガトウ、アリガトウ。
(また今後も期待していいですか)
そうですね、これからもチームの勝利を貢献できるように
頑張っていきたいと思います」


<先発能力もあるが、主に与えられる仕事は
リードされた場面でのリリーフ。
ブルペンでは早い回から肩をつくって準備し、延長にも備える。
試合中のブルペンで投げた球数は、恐らく今季の投手陣では一番だろう。
心身ともに決して楽ではない立場だが、
つねに前向きに、チームを下支えしてきた>
「行けと言われたときにいつでも行けるように、
いつも気持ちをポジティブにして準備しています」

<その国のトップリーグで勝利投手になったのは
イスラエル・リーグでプレーした07年以来。
ドミニカ共和国で待っている妻と2人の子どもへの吉報になった。
長身の豪腕は、実は家族思いの優しいお父さん。
中東経由でやって来た日本で、夢を一つ一つ現実にしている>
「電話は毎日しています。いい報告をいつも待っているので。
ウイニングボールは思い出のために、ドミニカ(共和国)に持って帰ります」
中スポサンスポおおさか報知時事通信


○トニ・ブランコ
<6回無死、フルカウントと追い込まれてからの6球目、
牧野のスライダーを強振して、
バックスクリーン左に突き刺す同点の28号ソロ。
他の打者ではとてもフェンスまで届かない高い飛球のアーチに>
「(打ったのは)スライダーかな。
ちょっと(バットの下を)こすったけど、神様が導いてくれた。
入ってくれてよかったよ」
カメラブログ、中スポ、サンスポ時事通信毎日jp

○井端弘和
<4点を奪われた直後の6回、
先頭打者として右前打を放ち、反撃ムードを一気に高める。
斬り込み役にふさわしい仕事で、打率も2安打で.322。
トップをがっちりキープ>
「点を取られたんだから、あそこは出るしかない」
(中スポ)

○荒木雅博
<6回無死一塁、二遊間をしぶとく抜ける中前打で好機を広げる。
劇的な逆転を引き出したが、気を引き締めて前半最終戦に臨む>
「ゲッツーだけは打ちたくないと思っていたけど、紙一重でしたね。
(抜けたのは)勢いもあるんじゃないですか?」
(中スポ)

○和田一浩
<6回、東出が放った左中間への当たりを追って英智と激突。
左すねを痛めた。試合後はやや左足を引きずり気味に
歩いていたが、『軽傷』を強調。
開幕から続く全試合出場が途切れたことはなさそう>
「けが? たいしたことありません。明日の試合は大丈夫です」
(中スポ1、2

○河原純一
<2点リードの7回にリリーフ登板し、驚きの投球を披露。
先頭の石原から、梵、東出と
いずれも3球続けてボールから入り、カウント0-3。
ここから判を押したように2球連続で見逃しでストライクを奪い、
フルカウントに持ち込むと、最後は捕邪飛、中飛、左飛と打ち取り三者凡退。
故意に0-3にしたのかと疑ってみたくなるほどピタリと一致する軌跡。
もちろん、当の本人には余裕はなかったという。苦笑いで>
「狙った? そんなわけないでしょう。
あそこは四球だけは出してはいけない場面。
そう思ったら力んでボールが続いてしまった。
ボールが3つ続いた後は、少々甘くなってもストライクを優先しようと思った。
打たれた方がましという気持ちで投げたら、たまたま抑えられたよ」

<瀬戸際でストライクを投げ続けられる制球力、
プラス、ゲーム展開に即した状況判断。
今やセットアッパー・浅尾へのつなぎ役を任される
『ミスター7回』。その存在感は大きくなる一方だ>
「四球を出してもいい場面というのもある。そうじゃないときもある。
常に最少失点に抑えることを頭に置いて投げている」
(中スポ)


○岩瀬仁紀
<9回に登板。先頭の緒方孝市こそ四球で歩かせたものの、
後続の3人はノーヒットでピシャリと抑え、無難に27セーブ目を挙げる。
前日はセーブ機会で登板せず、コンディションが不安視されたが、涼しい顔>
「昨日も準備はしていた。
(きのうは)まだ無理をする時期じゃない、ということでしょう。
(コンディションは)問題ない。きょうはまずまず投げられた。
バッターが打ってくれるので、ブルペンの雰囲気もいいですよ。
自分のセーブより、チームの雰囲気を壊さないように必死で投げます」
(中スポ、共同通信社スポニチ名古屋


◇チェン・ウェイン
<開場前の閑散としたナゴヤドーム。
外野フェンス沿いにポール間を走って行ったり来たり。
試合用の練習を行っている他の投手陣を横目に、
ひたすら走り続け、大粒の汗をしたたらせていた。
通常の調整ペースとは違う理由ははっきりしている。
23日から27日まで試合のない『オールスター休み』が続くから。
18日に登録を抹消され、次の登板は早くても28日の巨人戦。
シーズン中では異例の『中10日』の間隔が空くことになる。
足腰を徹底的にいじめて球宴明けに向け『土台』を養う覚悟>
「今は走り込みをする時間がある。
この機会に下半身をしっかり鍛え直し、スタミナをつけたい」

<昨季はまるで状況が違った。
8月には台湾代表として北京五輪に出場しなければならなかった。
心身ともに余裕はなく、『オールスター休み』に
十分コンディションを整えることができなかった。
しわ寄せが来たのは五輪から帰国後。8月後半から3試合連続KOされた。
同じ失敗はできないと、心に誓っている。
快速左腕は万全の準備で勝負の季節を迎える構え>
「(昨季は)前半戦は中継ぎをやっていて、体がしんどかった。
今年は体力の問題はありません。
これまでと同じような調子を維持して、一つでも多く勝ちたい」
(中スポ)


○落合監督
<今季2度目の7連勝。首位・巨人に2.5ゲーム差でピタリと追走。
4点差をひっくり返す逆転勝ちに>
「きょうは何も(言うことは)ないよ。見ての通り」

<誰とは明らかにしなかったが、河原に酔った?
7回、河原は打者3人をいずれも0-3からフライアウトにしたが>
「久しぶりにピッチャーの投球術というのを見ただけだ」
(中スポ、スポーツ報知時事通信朝日新聞毎日jp


若竜トピックス(21日)

◆ウエスタン・リーグ公式戦
中日-福岡ソフトバンク 17回戦
(21日・ナゴヤドーム)
  312 100 000 = 7
  000 103 000 = 4
[敗] 佐藤亮太(13試合1勝2敗)
[D本] 堂上剛裕2号2ラン
[Dバッテリー] 中里、佐藤充、平井 - 前田
公式サイト・戦評

●鈴木義広
<右ひじ接合手術からの完全復調を目指すが、
ウエスタン・福岡ソフトバンク戦(ナゴヤドーム)に
5回から3番手で中継ぎ登板し、4者連続三振を奪うなど、
術後最多となる2イニングを1安打4奪三振、無失点の好投を披露。
08年4月17日の巨人戦で登板以来、実に460日ぶりのナゴヤドーム。
慣れ親しんだマウンドに立ち、そして躍動した>
「やっぱりナゴヤドームは投げやすかったです」

<下位打線を相手にした5回は、
7番的場を122キロスライダー、8番リー・トゥーシェンを
この日MAXの140キロ直球でともに空振り三振に打ち取ると、
9番高橋徹を138キロ直球で見逃し三振に。
続く6回先頭の1番明石を、これまた140キロの直球で
空振り三振に切って取り、4者連続三振を記録。
2イニングを無失点に抑える快投を披露した。
快投にもまだまだ復調途上と話すが、
1軍復帰へ向けて一歩一歩着実に階段を上っている>
「(状態は)良くはなっているけど、まだまだです。
投げながらでないと分からないし、課題も見つからない。
球のキレとか球筋とかは、自分のいいときに近づいているのは
確かですけど、ヒジの状態はまだ100%じゃない。7、8割。
145キロぐらい投げられるようになれば」
中スポ

●堂上剛裕
<6回、高橋徹のフォークを完ぺきにすくい上げ、
右中間スタンドへの豪快な2ランで観衆をわかせる。
今季は右肩の故障に苦しんだがここにきて完全復調。
1軍は左の代打が手薄なだけに、十分昇格のチャンスはありそう>
「調子はずっといい。1軍でプレーできるように結果を出し続けたい」
中スポ

●堂上直倫
<1軍登録されているが、ナゴヤドームでの2軍戦に、
福田、中川、岩﨑達郎とともにベンチ入り。
6番・三塁でスタメン出場し、6回の第3打席で
左翼線に二塁打したが、自分に厳しく>
「1打席目から開きが早かったのでヒットは出ましたけど、内容は全然です」
(中スポ)


◆小熊凌祐
<6月末に左ひざを痛め、17日に名古屋市内の病院で
左ひざの半月板の手術をした新人がこの日退院。
寮に戻ってきた後、屋内練習場のトレーニングルームでリハビリを再開>
「焦らずやっていきたいと思います」
中スポ

2009年7月21日 (火)

競り合い制して6連勝、竜首位追撃さらに接近!

ハマスタでお得意様・横浜3タテ
5連勝で首位追撃へ、さらに勢いに乗るドラゴンズ
9連戦及び前半戦最後のカードとなるのは、
地元・ナゴヤドームに戻っての広島カープとの3連戦。
海の日のナイトゲームとなった初戦は、競り合いの展開。
6回、先発・中田が同点に追いつかれ、
8回に、3番手・浅尾が勝ち越しを許したものの、
そのウラ、打線がシュルツをつかまえ、和田の同点適時打、
さらに相手バッテリーエラーにより、一気に逆転
今季2度目の6連勝で、広島戦はカード9連勝
貯金15となったドラゴンズ巨人との差は2.5ゲームとなりました。

◇セントラル・リーグ公式戦
中日-広島 13回戦
(20日・ナゴヤドーム | 中日10勝3敗)
33619人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
広 島
中 日 ×
[勝] 浅尾(36試合6勝6敗)
[D本] なし
[Dバッテリー]
中田、河原、浅尾 - 谷繁

◇対広島13回戦・スタメン
1 (遊)井端  (4打数2安打)
2 (二)荒木  (3打数無安打)
3 (三)森野  (1打数1安打2打点)
4 (一)ブランコ (3打数無安打)
5 (左)和田  (3打数1安打1打点)
6 (中)藤井  (3打数無安打)
7 (右)中村一生 (2打数無安打)
8 (捕)谷繁  (3打数無安打)
9 (投)中田  (2打数1安打)

【イニング経過】
<1回・広島> P・中田(中5日)
中スライダー中前打、東出投犠打、
フィリップス中高めフォーク見三振、
2死二塁から、栗原内高め直球中飛

<1回ウラ・中日> P・ルイス
井端一ゴロ、荒木右飛、
森野四球、ブランコ内直球伸びなし左直


<2回・広島> P・中田
マクレーン中フォーク左中間突破二塁打、
末永外高めフォーク空三振、天谷右足直撃死球、
2死一、二塁から、石原スライダー6-6-3併殺

<2回ウラ・中日> P・ルイス
和田ストレート四球、藤井高いバウンド三ゴロ・和田二進、
中村一生二ゴロ進塁打・和田三進、
2死三塁から、谷繁外スライダー空三振


<3回ウラ・中日> P・ルイス
中田高め直球中前打、
井端外スライダー超ボテボテ三塁内野安打、
荒木捕犠打、
1死二、三塁から、
森野初球外高め直球左翼線突破二塁打(D 2-0 C)
1死二塁から、ブランコ内シュート詰まり三ゴロ、
2死二塁から、和田内シュート詰まり三ゴロ


<4回・広島> P・中田
フィリップス四球、栗原外スライダー右飛、
マクレーン外スライダー遊直、末永外大きく外れ四球、
2死一、二塁から、天谷中低め145キロズバっと見三振

<6回・広島> P・中田
フィリップス中飛、栗原外スライダー中前打、
マクレーン高めフォーク詰まり三飛、
末永外フォークうまく拾って左翼線運ぶ二塁打、
2死二、三塁から、天谷内高め直球右前2点適時打(D 2-2 C)

<6回ウラ・中日> P・ルイス
森野ストレート四球、ブランコ外外れ四球、
和田外低めスライダーボール球空三振、
1死一、二塁から、藤井内スライダー右直・
二走森野ボーンヘッド・飛び出し戻れず併殺


<7回・広島> P・中田
石原二ゴロ、ルイス外スライダー中前抜けていくヒット、
外高めスライダー中飛、
東出三塁線絶妙セーフティバントヒット、
P・河原
2死一、二塁から、フィリップス中低めスライダー遊ゴロ

<8回・広島> P・浅尾
栗原初球どまん中直球中前打、
マクレーン中低め直球三遊間抜かれヒット、
末永投犠打・浅尾落ち着いて処理1-5三封、
天谷外フォークバット空を切り三振、
2死一、二塁から、代打嶋真ん中フォーク叩き・
前進ライトオーバー適時二塁打(D 2-3 C)
2死二、三塁から、代打喜田剛153キロバットへし折り二飛

<8回ウラ・中日> P・シュルツ 捕・會澤翼
井端中直球右前打、荒木一ゴロ進塁打・井端二進、
森野2球目・ブラウン監督自らマウンドへ、森野四球、
1死一、二塁から、ブランコ外スライダー中飛・タッチアップ井端三進、
2死一、三塁から、
和田初球外直球・
叩きつけ高いバウンド中前抜けていく適時打(D 3-3 C)

2死一、二塁から、代打立浪内直球見て四球・代走英智、
2死満塁から、
小池初球中スライダー捕手大きくはじく・
その間に三走森野生還=シュルツ暴投(D 4-3 C)


<9回・広島> P・浅尾
外直球遊ゴロ、東出内直球二ゴロ、フィリップス四球、
2死一塁から、栗原内150キロ力ない右飛、試合終了。


【ゲームレビュー】
逆転で6連勝

2-3と勝ち越された直後の8回に
安打と四球などで2死一、三塁とし、和田の中前打で同点。
さらに四球で満塁から、暴投で勝ち越した。
8回から登板の3番手・浅尾が6勝目。
広島は拙攻が響き、中日戦9連敗
公式サイト共同通信社ニッカン式スコア


この日からのナゴヤドーム3連戦は『ドーム夏祭り』。
試合後には1日限定の「海の日ドーム花火」が行われたようですが、
無事に勝ちゲームに上げられてよかったですね。
横浜を3タテし、今度は地元でカード8連勝中広島との対戦。
ただ移動ゲームだったからなのか、そういう星回りなのか、
その辺はよくわかりませんが、終盤までは苦戦の展開。
先発・中田粘りの投球でしのいできたものの、
6回2死から連打で2-2の同点に追いつかれると、
そのウラの攻撃では連続四球でチャンスをもらいながら、
藤井の右飛で森野が大きく飛び出すボーンヘッド
それで流れが相手に傾くと、7回のピンチこそ断ち切りましたが、
8回、浅尾代打・嶋に対して追い込みながら、
勝負球のフォークが甘く入ってしまい、勝ち越し打を献上。
一方、打線広島先発・ルイスに対して、わずか3安打
しかも3回以降は四球こそあれど、ヒットさえ出ないありさま。
終盤に入り勝ち越されたことで、相手も勝ちパターンの継投策。
おそらく8回・シュルツ、9回・永川と繋いでくるだろうという
予測も立ち、これはまずいなとも思いましたが、
逆に継投に入ってくれたことで、風向きが変わりましたね。

8回ウラ、嶋、喜田剛と代打策を仕掛けた広島
よってバッテリーがそっくり代わったのですが、
シュルツとともに登場した捕手が、若い會澤翼
ではなく珍しいなと、そのときは思っていましたが、
この起用が明暗を分けたようで。
會澤の肩を期待したという相手の事情はさておき、
この日のシュルツのボールが来ていなかったのが、幸い。
異例の早出特打を敢行したものの、
それまではボテボテ打しか打てなかった
井端の右前打を皮切りに、荒木が右打ちで二塁に進めると、
先制打の森野は警戒されたか、四球。
続くブランコの中飛で、井端がタッチアップし三塁へ進むと、
この日得点圏で凡退していた和田待望のタイムリー
外へのストレートを積極的に叩きつけての高いバウンド
長身のシュルツの頭を越えていっての一打でしたが、
抜けた瞬間、ほんとに「ヨシッ!」と思いましたね。
同時にこれで今夜もイケルかもと。

その思いはドラゴンズベンチも同じだったようで、
藤井を迎えたところで、代打の切り札・立浪を起用。
ここで相手が動くかと思いましたが、それもなく
立浪が0-3から2-3になりながらも、きっちり四球を選んで満塁。
そして続く小池の初球に、まさかのバッテリーエラー
なんとシュルツが投じた初球、スライダーを
會澤が大きく手前に弾いてしまい、ワイルドピッチ。
その間に三塁から、森野が生還しての勝ち越し劇。
まあ相手バッテリーの呼吸が合わなかったことが大きかったですが、
そういう小さなほころびからも、活路を見いだし得点へとつなげる。
そしてそこに至るまでは、しっかりとしたつなぎ
まあ走塁ミスなどもいくつかありましたが、
しっかり自分のやるべきことをできていることが、
下位チームに対しての取りこぼしのなさ
そして競り合いにおいての強さに繋がっている。
そんなことを感じた、この日のゲームでありました。


Hey!乗ってるか~い!?それにしても、
これでカープ戦9連勝
リーグ戦再開時には、
球宴前に9試合もあって、
正直「やだな」と思っていましたが、
ほんとうれしすぎる誤算となっていますね。
確かにこの日に関しては、相手の勝ちたいという気持ちも
プレーに十分出ていたようにも感じましたが、
それでも、その力の差歴然というところでしょうか。
ここまで来たら、残り2試合もしっかり取りながら、
さらに巨人との差を詰めて、前半戦を締めくくりたい。
この日の最終回、1点リードにもかかわらず、浅尾が続投。
体調不良?の守護神・岩瀬が登板しなかったことが
少なからず波紋を広げていますが、まあその辺りも含め、
2戦目以降も竜の動向を見守っていこうと思います。


☆ウィナーズ・ボイス(20日)

◎和田一浩

<8回2死一、三塁から同点中前適時打を放つ>
「ありがとうございます。
(一度はリードされ劣勢の中、8回にチャンスが回ってきたが
2死だったが、どういう思いで打席へ)
えー、そうですね。きょうは全部得点圏での打席だったんですけど、
えー、その前2回凡退して、あのう、チームに貢献できてなかったんで、
えー、打席に入る前から、あのう、きょうはこういう流れで
えー、もう一度得点圏で回ってくるんじゃないかなっていう
予感はしてたんで、えー、準備はできてました。
(初球、当たった感触は)
あのう、打球自体はよくなかったんですけど、
あのう、感触的にはよかったんで、
あのう、抜けるんじゃないかなと思いました。
(長身のシュルツの上を打球が越えていった)
そうですね。あのう、いいコースに飛んでくれたと思います。
(良い流れを作ったという意味で手応えがあったのでは)
そうですね、あのう、みんなが、あのうつないで、
あのう、ホームランはないんですけども、
えー、何とか点を取れているんで、えー、そういう意味では、あのう、
すごく全員で良い流れで野球ができているんじゃないかなと思います。
(チーム6連勝、広島戦は9連勝、全部競って勝っています。
この強さをどう感じるか)
そうですね、あのう、カープはあのう、
すごくいいピッチャーが多くて、あのう、
もつれる試合は多いんですけども、
それ以上にうちのピッチャーが頑張ってくれてるんで、
えーそういう意味では良い試合ができてるんじゃないかなと思います。
(あと広島戦2試合、どんな活躍を見せてくれますか)
そうですね、あのうまあ、前半戦あと2つなんで、
えー、必ず2つ、えー、か、勝ちます!!(笑)」


<8回、タイムリー談話>
「スピンの効いた打球だったので、抜けると思った。
本当は先発を打ち崩すのが理想だけど」

<今年で37歳になったベテランにとって
梅雨の季節の9連戦はキツイ。
しかも今回は甲子園→横浜→名古屋と移動が2回。
腰痛持ちにとって、さらにタフになる。
それでも故障での離脱だけはご法度。
オンとオフを切り替えて結果を残している>
「9連戦? ユニホームを着て、
プレーボールがかかれば気にならないですけどね。
プレーボールがかかる前はキツイですよ」。
中スポサンスポ12スポーツ報知時事通信スポニチ名古屋ニッカン


○森野将彦
<3回1死二、三塁。左翼線へ先制タイムリー2点二塁打を放つ。
外角高めのファーストストライク、145キロを弾き返した。
ルイスは上得意の相手。昨季は7打数4安打、1本塁打、3打点。
今年はこの日まで7打数3安打、1本塁打、5打点と
すでに昨年分、打っている勘定。
この日対した3打席で、投げ込まれたストライクはたったの2球。
そのうちの1球を逃さずに安打にして>
「何とか反対方向に打てば、点になると思ったので。
ランナーをかえそうというときは、
反対方向が鉄則ですから。うまく打てました」

<この先制2点二塁打で打点を『61』に伸ばし、リーグ3位に浮上。
謙そんしたが、打点を稼ぐクリーンアップの仕事を果たしている>
「打率も低いんで、それくらいしか働く場所がないですから」

<8回2死満塁ではシュルツの暴投で
三塁から決勝のホームを駆け抜ける。
さらりと振り返ったが、すきを見逃さない好プレーに>
「普通じゃないですか。普通ですよ。
あれだけはじいたら行けるでしょう」
カメラブログ、中スポ、時事通信ニッカン

○井端弘和
<8回先頭、シュルツの149キロの直球を右前にはじき返して、
『負けムード』の漂うゲームの流れを引き戻すと、
2死一、三塁から和田の中前適時打で同点のホームを踏む。
4打数2安打、.320で再び打率トップに立ち、顔をほころばせて>
「早く出て打ったおかげで結果が出ました」

<ここ2試合でノーヒットが続いていたが、この日は早出特打を敢行。
横浜から名古屋へ戻ると、練習開始前に20分間の特打。
スイング始動時に左肩で反動をつけてしまうくせに気が付き、修正>
「原因が分かるまでは打ち込みたくなかったけど、
体を煽り過ぎだと分かったので。
まあ半分は気分的な問題。感覚的なものですけどね」

<18日の横浜戦の守備で、下園の二盗の際のプレーで、
左手をもぎ取られるように回転しながら
グラウンドに倒れこんだが、幸い深刻な故障には至らず。
若干の後遺症は残ったもものの、翌日以降も元気に試合に出続けている。
一つ間違えば、大きなケガに繋がっていたがこう振り返り>
「山﨑さんのけがを見ていたからね。
(99年9月30日、一塁で打者走者と交錯し、左手首を骨折)
あれは本当に危なかった」

<守る側はボールをキャッチしようとし、走者は全力で向かって来る。
避けようにも接触は避けられないが、それでも軽傷で済んだのは、
瞬間的に自分を守る『術』を施していたから。
あの瞬間、左手のグラブを放り出していたのが、それ。
グラブを意図的に外した結果、衝撃をうまく逃すことができた>
「(左手に)グラブが引っかかっていたらまずかった」
(中スポ、<ドラ番記者>スポーツ報知

○荒木雅博
<ヒットこそ出なかったが、小技でチームに貢献。
3回無死一、二塁では送りバントを初球で決め、
8回無死一塁ではエンドランのサインにきっちり一ゴロを打って
走者を進めると、ともに得点に結びついた。
それでもしっかり足元を見据えて>
「ぼくらは一戦一戦やるだけ。
まだゲーム差を気にする時期じゃないんで」
(中スポ)

○石嶺打撃コーチ
<8回、先頭の井端が右前打で出ると、
続く荒木がきっちり転がす一ゴロを打ち、井端は二進。
逆転劇の始まりにあった渋い働きを褒めて>
「最低限じゃなくて、最高の仕事だよ」
サンスポ

○立浪和義
<同点に追いついた直後の8回2死一、二塁、
藤井の代打で登場すると、0-3から2球見逃し、
フルカウントからの6球目がボール。
結局1球もバットを振ることなく選んで満塁とし、
その直後に暴投によって決勝点が転がり込んできた。
試合後は反省しつつも、6連勝に笑顔を浮かべて>
「結果オーライやね。
ノースリーからいこうと思ったけど、フッとやめてしまった。
結果的には、あの1球が一番甘かった。
まあ、打っていればどうなったか分からないけどね」
(中スポ)


○浅尾拓也
<8回からの2イニングを1失点に抑え、今季6勝目を手に。
2-2の同点の8回に登場。2死一、二塁から代打・嶋に
右翼へ勝ち越し二塁打を許したが、そのウラ味方が2点を取り逆転。
本来なら岩瀬が出てくる9回も続投し、
最後は2死一塁から栗原を150キロの内角球で右飛に打ち取った。
続投の機会を与えられ、熱くなった。
野手陣へ、恩返しの力投で無失点。6連勝のハイタッチに加わって>
「野手の方に取り返していただいて感謝です。
点を取られてボクもくやしかった。
野手の方にすぐ取り返してもらい、絶対にゼロで抑えないといけない。
自分に経験させてもらっているというのも感じました」
中スポサンスポスポーツ報知ニッカン

○河原純一
<同点の7回、2死一、二塁で登板すると、
3番・フィリップスを低めのスライダーできっちり遊ゴロに。
安定感抜群の右腕がまたしてもピンチをしのぐ。
ベテランの仕事が最後は勝利に結び付いて>
「四球で歩かせてもいいくらいの気持ちで低めに投げた。
後ろには浅尾や岩瀬といういい投手がいるから、
最少失点でしのごうと思った」
(中スポ)

○中田賢一
<2点のリードを守れずに7回途中で降板。
毎回のように走者を背負いながらも粘りのピッチングを続けていたが、
6回2死二、三塁から、天谷に右前2点適時打を許し、同点とされると、
7回は2死一、二塁とされて、後続にバトンを渡した。
勝ち星こそ付かなかったが、6イニング2/3を2失点なら及第点>
「先頭を出しながらも何とか粘り強く投げていたんですが。
粘りきりたかったですね。
(6回は)谷繁さんが構えたところとは違った。悔いの残る場面です」

<反省する一方で自身の本来の姿が戻ってきている手応えもつかんで>
「強気に攻めていく姿勢が戻ってきた」
(中スポ、サンスポスポニチ名古屋

○福田永将
<7回2死、河原への代打で打席に立つと、
ルイスの直球に食らいついてファウルを4つ。
ただ2-2からの7球目、外角変化球にバットが空を切り悔しそう>
「やっぱり切れが違います。それを打たないとダメなんですけど」

<試合前に行われた中日2軍を対象とした
「ファーム月間賞」の6月度表彰式で、金一封を贈られる。
6月はウエスタン・リーグの18試合に出場。
4本塁打を含む25安打を放ち、打率.368、18打点を記録した>
「新井さんは1軍に上がっていて、
(ファームで)たくさん出してもらえたのが
よかったのだと思います。いい1カ月でした」

<21日はナゴヤドームで午前10時20分から始まる
2軍・福岡ソフトバンクに、夜の1軍・広島戦と親子出場の予定>
「(堂上直倫と)2人で出ます」
(中スポ)

○堂上直倫
<18日に今季初めて1軍に昇格した
期待の若手は試合前から大忙し。
練習では内野でノックを受けた後、フリー打撃。
そして井端の代わりに2度目のフリー打撃。
その後また守備練習を行って、汗びっしょり
さらに試合開始直前のセレモニーでは花束を受け取る役を務めた>
「少しきついですけど、頑張ります」
ニッカン

○中村一生
<グラブの親指部分には自身の名前が
『ISSEY』と記してある。通常ローマ字表記すると、
最後は『I』になるはずなのだが、本人に尋ねてみると、
最初は少し口ごもったが、照れ笑いを浮かべながら
その理由を明かしてくれた>
「(世界的な日本人ファッションデザイナーの)
イッセイ・ミヤケさんがそう綴っているので。それにあやかって」
(中スポ)


○岩瀬仁紀
<セーブがつく機会に登板しなかったが、
大事を取っての休養であることを示唆。
通常通りにブルペンで待機していたと説明>
「準備はしていたし、いくつもりだった。
きのうの試合で(左腕に)嫌な感じがあった。
きょうは大丈夫だったが、周りが気を使ったのかもしれない。
あしたは普通に投げられると思う」
中スポ

○森バッテリーチーフコーチ
<前日の横浜戦、マウンドでしきりに左ヒジを気にするしぐさを見せ
この日は試合終了前には球場を後にしていた岩瀬について、言葉を濁し>
「知らねぇよ。言えるはずないだろ」
デイリー


○落合監督
<今季2度目の6連勝。対広島戦連勝を『9』に伸ばし、
首位・巨人との差を2.5ゲーム差に縮めた>
「よく追い付いた? 誰が見てもそうだろう」

<1点リードの9回に岩瀬を投入せず、
浅尾を続投させたことについて、起用の意味を説明。
岩瀬の故障を完全否定。会見の間、ずっと明るい表情で>
「台所が苦しかった? それはない。
(岩瀬は)何の問題もない。(投げる)準備はできていた。
浅尾は自分が1点取られたのに2点取ってもらって、
自分で点を取られて勝ち投手になるのに、
あそこで岩瀬が抑えたんじゃあ、浅尾には何も残らないだろ。
自分で投げ切って勝ち投手になったほうが明日につながる」
中スポサンスポスポーツ報知時事通信
スポニチ名古屋ニッカン12デイリー


今日の公示。(20日)

◆セ・リーグ

【出場選手登録】
△中日 小林正人投手
公式サイト共同通信社


△小林正人
<左腕リリーバーがきっちり登録可能期限のこの日、1軍に復帰。
10日に抹消になっていたが、調子が落ちているから
抹消になったと自覚して、再昇格へ向けて汗を流してきた。
2軍戦でも3試合、2イニング1/3を投げて、もちろん無失点。
休日休みまで3試合しかないが、その力は必要になる>
「ちょうどいいリフレッシュ期間になった? 
そんないいもんじゃないですよ。
しっかり走って、しっかり投げてきました」
(中スポ)


若竜トピックス(20日)

◆ウエスタン・リーグ公式戦
中日-福岡ソフトバンク 16回戦
(20日・ナゴヤ球場)
  000 000 001 = 1
  000 001 001x = 2
[勝] 平井(5試合1勝1S)
[D本] デラロサ3号
[Dバッテリー] 中里、佐藤充、平井 - 前田
公式サイト・戦評

○トマス・デラロサ
<ウエスタン・福岡ソフトバンク戦の9回1死から
打席に立つと、柳川洋平の投じた146キロ速球をフルスイング。
打った瞬間それと分かる打球が、両翼100メートルある
ナゴヤ球場の高さ20メートルの左翼ネット最上部に直撃。
推定140メートルのサヨナラ驚弾で
ナインの手荒い祝福を受け、笑顔で悲鳴を上げる>
「最終回だったのでホームランを狙っていた。
カウントが1-3になったので集中してストレートを待った。
来たので思い切って叩いた。うまく打てた」
ファームブログ

○佐藤充
<5月中旬の左ひざ手術からの完全復調を目指すが、
83日ぶりに2軍公式戦復帰。6回から2番手で中継ぎ登板。
3イニングを無安打2奪三振1四球の無失点に抑える好投を見せる。
好調時をほうふつとさせる投球で、ホークス打線を手玉に取り、
気持ちを前面に押し出した小気味のいい投球を取り戻した>
「良かったと思います。
2戦目だったが、思ったようにピッチングが出来ました。
フォークも叩きつけるような感覚で投げられてよかったです。
腕もよく振れたし、真っすぐも自信を持って投げられた。
しっかり打者と勝負できた」

<いきなりクリーンアップとの対決とあって、アクセル全開。
3番中村晃を144キロの直球でどん詰まりの遊ゴロに打ち取ると、
4番中西をこの日最速の146キロ直球で見逃し三振に。
5番江川には切れ味鋭いフォークボールで空振り三振に切って取った。
その後の2イニングも攻めの姿勢を崩さず、
テンポよく投げ込んで二塁を踏ませない完ぺきな投球を披露>
「(立ち上がりは)特に集中して投げた。
投げるイニングも短い(3イニング)と決まってたし、
思いっきりいこうと決めていた。
ひざはもう問題ないです。後半戦は1軍で勝負できるように、
これからもしっかりと調整していきたい」
ファームブログ中スポ

○中里篤史
<先発して、5イニングを投げ4安打無失点。
ストレートが低目に集まり、ホークス打線を完全に抑え込む。
制球も良く、ボールが先行したのは、
打者20人に対して5人だけだった>
「良かったです。カーブがコントロール良く
ストライクが入ったのでピッチングが楽でした。
ストレートも低目に投げられたし」
ファームブログ

2009年7月20日 (月)

ブランコ場外弾川井開幕10連勝強竜ベイを3タテ!

投打に相手を圧倒し、2試合連続の完封勝利
敵地・ハマスタで強さを見せつけ続けるドラゴンズ
日曜日のナイトゲームとなった第3戦は、
開幕10連勝を目指し、サンデー・川井雄太が先発。
その川井を打線が援護し、4回に2点を先制すると、
5回にブランコ左中間場外へと持っていく特大2ラン
その後、横浜打線に詰め寄られ、1点差に迫られますが、
8回1死満塁から代打立浪がダメ押しの2点タイムリー
最後は岩瀬がもたいついたものの踏ん張り、6-3で快勝。
横浜を3タテし5連勝ドラゴンズ巨人3.5差と接近です。

◇セントラル・リーグ公式戦
横浜-中日 12回戦
(19日・横浜スタジアム | 中日11勝1敗)
19301人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
中 日
横 浜
[勝] 川井(13試合10勝)
[S] 岩瀬(36試合1勝2敗26S)
[D本] ブランコ27号2ラン
[Dバッテリー]
川井、パヤノ、河原、浅尾、岩瀬 - 谷繁

◇対横浜12回戦・スタメン
1 (遊)井端  (4打数無安打)
2 (二)荒木  (4打数1安打)
3 (三)森野  (2打数無安打)
4 (一)ブランコ (5打数2安打2打点)
5 (左)和田  (4打数1安打)
6 (中)藤井  (5打数1安打1打点)
7 (右)中村一生 (3打数1安打1打点)
8 (捕)谷繁  (4打数2安打)
9 (投)川井  (2打数無安打)

【イニング経過】
<1回・中日> P・グリン
井端外スライダー遊直山崎好捕、荒木右飛、
森野四球、ブランコ外スライダーハーフスイング三振


<1回ウラ・横浜> P・川井(中6日)
金城内高め直球中前打、仁志一犠打、
内川外チェンジアップ二ゴロ進塁打、
2死三塁から、村田内高め直球三ゴロ

<2回ウラ・横浜> P・川井
佐伯二ゴロ、吉村内直球投ゴロ、
武山真吾投返しライナー川井反応好捕

<3回・中日> P・グリン
谷繁外直球右前打、川井一犠打、
井端内直球遊ゴロランナーそのまま、荒木四球、
2死一、二塁から、森野初球中直球強い一ゴロ・
佐伯弾くもグリン好カバー・ピンチ凌ぎ吠える


<3回ウラ・横浜> P・川井
山崎内カーブ空三振、グリン内スライダー右足死球、
金城内直球左前落ちるヒット・
一走グリン三塁陥れるも和田ビーム余裕で補殺、
2死二塁から、仁志内直球三ゴロ

<4回・中日> P・グリン
ブランコ初球外高め直球弾き返し・
センターバックスクリーン方向本塁打性ライナー・
フェンス最上段黄色い部分に当たってはね返り、
審判二塁打と判定・落合監督抗議するも実らず、
和田初球外直球ライトオーバーフェンス直撃二塁打・
二走ブランコスタート遅れ三進のみ、
無死二、三塁から、
藤井外高め直球叩きつけ、
高いバウンドショートオーバー適時打(D 1-0 YB)

1死一、三塁から、中村一生中高め直球中犠飛(D 2-0 YB)
谷繁初球左飛、川井4球目グリンボーク、
2死二塁から、川井中高め直球空三振


<5回・中日> P・グリン
井端三ゴロ、荒木右飛、森野内カーブ外れ四球、
2死一塁から、ブランコ初球ど真ん中直球ジャストミート、
左中間スタンド後方照明塔の柱に当たり場外消える
これなら文句あるかの特大2ラン!(D 4-0 YB)


<5回ウラ・横浜> P・川井
吉村中直球センターオーバーフェンス直撃二塁打、
武山内スライダー詰まりながら右前落ちるヒット、
無死一、三塁から、山崎外チェンジアップ二ゴロ4-6の間(D 4-1 YB)
代打関口雄大初球内低め直球左翼線落ちる二塁打、
1死二、三塁から、金城外チェンジアップ遊ゴロの間(D 4-2 YB)
2死二塁から、仁志内直球詰まり左飛

<7回・中日> P・真田
川井空三振、井端二ゴロ、
荒木内シュート左中間打スピード緩めず二塁ヘッスラ、

P・石井
森野ストレート四球、
P・木塚
2死一、二塁から、ブランコ3球勝負外スライダー空三振

<7回ウラ・横浜> P・川井
吉村中直球ライナー右前落ちるヒット、武山投犠打、
山崎ストレート四球、代打ジョンソン
P・パヤノ
代打ジョンソン外低めスライダー見て四球・代走石川
P・河原
1死満塁から、金城粘り中直球浅い左犠飛・和田ビーム森野カット(D 4-3 YB)
2死一、二塁から、代打下園外フォークミートも伸びすぎ右飛・凌ぐ

<8回・中日> P・高崎
和田外スライダー見て四球、藤井投犠打・高崎二塁悪送球、
中村一生中高め直球投ゴロ、
1死一、二塁から、谷繁中スライダー左前落ちるヒットも藤井三塁ストップ、

P・加藤康介
1死満塁から、代打立浪中スライダー叩きつけ・
中前抜けていく2点適時打・代走中川(D 6-3 YB)

井端ストレート四球、
1死満塁から、荒木中直球高々インフィールド二飛、
2死満塁から、森野初球中高め直球レフトへの大飛球・
フェンスギリギリで内川キャッチ


<9回・横浜> P・岩瀬 左・小池
吉村内直球左翼左二塁打、武山外直球遊ゴロ走者進めず、
山崎初球内スライダー左飛、
2死二塁から、石川7球粘り外直球見極め四球、
森コーチ間を置き、ゲキ入れる
2死一、二塁から、金城初球外シュート引っ張られ・
左翼ポール際飛球・小池ライン際スライディングキャッチ・
フェンスにぶつかる勢いもボール離さず超好捕試合終了。


【ゲームレビュー】
5連勝 川井が開幕からの連勝を10に伸ばした
7回1死一、二塁のピンチをつくって降板したが、
継投で反撃をかわした。
4回、藤井の先制打などで2点。
5回にはブランコが特大2ランを放ち、
8回には代打・立浪の2点打で突き放した。対横浜戦8連勝
公式サイト中日新聞共同通信社ニッカン式スコア


初戦圧勝、2戦目途中まで投手戦も後半一方的
敵地で横浜に連勝したドラゴンズですが、
さすがに第3戦、そこまでの展開にはならないだろうと。
そう思いながら見守っていた、ハマスタでの生観戦
途中に降られながらも、見所多い好ゲームだったと思いました。

チェン、吉見連続完封しているなか、
開幕10連勝を目指して先発登板したサンデー川井でしたが、
中盤まではその2人に続けとばかりの好投
元気のない横浜打線にも助けられましたが、
立ち上がりをすんなり乗り切ると、2回には自ら好捕を連発。
軽快なフットワークに調子の良さを感じましたね。

そんな川井「野手のみなさん」からの恒例の援護
4回先頭、ブランコのセンターへのライナー、
自分は三塁側の内野FB指定席、
レフトポール際での観戦でしたが、
あの打球については、バックスクリーン下に飛び込んでから、
勢い余って、はね返ってきたように見えましたが…。
思わず1人喜んでいた自分に対して、周りの反応がやけに薄い
気が付きグラウンドを見ると、ブランコは二塁ベース上でストップ。
まるである日のナゴドの和田の本塁打のようでしたが、
やはり敵地・ハマスタ、結局判定が覆らず残念
それでもそれで火が付いたか、和田、藤井の連打と
中村一生の犠飛によって、2点を先制すると、
雨が降るなか、迎えた5回2死一塁、
再び迎えたブランコが、初球甘く入った直球をフルスイング
まさに打った瞬間、高く上がった飛球は、
左中間フェンス後方、場外へと消えていく2ランホームラン
前の打席があれだっただけに、この一発にはほんと大騒ぎ
まさに溜飲が下がるといった思いでした。

これで今夜も一方的な展開かと思いましたが、
さすがに第3戦、このままじゃいけないと横浜も反撃
5回、勝利投手の権利も見えてきたか、
川井がやや投げ急いでいるところを叩かれ、
1死一、三塁から、内野ゴロの間に失点
ついにこの3連戦、横浜に初めて点を奪われてしまいましたが、
まあリードもありますし、別に完封などは必要ない
さらにもう1点失いましたが、タイムリーでない分、
まだこちらに分があるかなと。
そして7回途中、川井山崎にストレートの四球を与え降板。
代わったパヤノ代打・ジョンソンに四球を与え、満塁のピンチ。
河原金城に犠飛を許し、1点こそ奪われたものの、
ここもタイムリーではない失点。
その辺りの運の強さチームにはあったような。

そして8回、四球、悪送球エラー、ヒットでつないだ
1死満塁のチャンスで、代打・立浪がダメ押しとなる2点適時打
その直前に若干走塁ミスがあったものの、
この一打によって、それらをも払拭できた感が。
スライダーを叩きつけての一打は、決して速い球足ではなかったもの、
寄っていた二遊間がともにボールを見逃してくれたのが幸い。
いいところをうまく抜けたベテランの一打でほぼ決まったなと。

さらにこの日、一番うれしかったのが、最後の最後
9回ウラ、登板した守護神・岩瀬がやや不安定。
先頭の吉村に左翼線に二塁打を許すと、
続く武山、山崎と抑え、2死まで追い込みながら、
石川に対しては、珍しく四球を与えて、2死一、二塁。
そして迎えるは、この日節目節目で打席に入る金城
まあ3点のリードがあるとはいえ、若干のもたつき
大きな心配こそしていませんでしたが、
その金城への初球、外へのシュートを
うまく弾き返されると、打球はレフトポール際へ伸びていく。
ライナー気味の飛球でしたが、できれば切れてくれと。
ただ次第にボールが近づいてくるにつれ、これはちょっとヤバイなと。
ところがここで、スーパープレーが飛び出しましたね。

この回から左翼の守備固めに入っていた小池が、
ものすごい勢いで打球を追い、そのままスライディングキャッチ!
勢い余ってファウルフェンスに当たりそうでしたが、
ダイレクトで掴んだボールは、決して離さず
そのころ勝利の儀式に備え、一番前に座っていた自分は、
死角のため、直には見えませんでしたが、
思わず前に乗り出して、フェンスの下を覗き込むと、
寝転がりながらもグラブにボールを収めていた小池の姿が。
思わず「コイケさん、ナイスプレー!素晴らしい!」
叫びながら迎えたゲームセットとなりました。


やったね、10連勝!なんかうまくまとまりませんでしたが、
途中、1点差まで迫られながらも、
中継ぎがしっかり踏ん張っての
ベイ3タテ、うれしいですね。
そしてサンデー川井は、
開幕無キズの10連勝を達成。
まあ本人的には、7回のイニングを
投げきれなかったことが不満だったでしょうが、
独特の『真っスラ』、ナチュラルカットが要所で決まっていましたし、
内容的にはよかった部類だったと思います。
それにしても、昨季までたった1勝のピッチャーが、
まさか前半戦でたった1人で貯金10を成し遂げるとは、
まさにうれしい誤算だったでしょうが、
こういう投手が出てくるのも、また強いチーム
今後はローテの関係でサンデーから離れる可能性もありますが、
自分らしい投球で、1つ1つ勝ちを重ねてほしいと願います。

またチームとしても、5連勝
ついに首位・巨人とは3.5ゲーム差に接近。
7月に入って12勝5敗と、猛追ぶりはスゴイのひと言ですが、
まだまだその手を緩めず、追いかけ続けてもらいたい。
そして球宴明け直後の直接対決を良い流れで迎えてほしいですね。
暑い中続く9連戦も、ついに最終3カード目
20日からは地元・ナゴヤドームに戻って、広島との3連戦。
交流戦後2度対戦して、マツダで3タテ、ナゴドで3タテと
完全にカモ化していますが、油断することなく相対してほしい。
ナインの疲れも来ているでしょうが、もう一踏ん張り
しっかり勝ち越して、前半戦を締めくくってほしいと願います!


☆ウィナーズ・ボイス(19日)

◎川井雄太

<7回途中を3失点に抑え、開幕から無傷の10連勝をマーク>
「(ナイスピッチングでした)ありがとうございます。
(また1つ、球団記録を更新した)
いやあのう、別に考えてないですね(照笑)。
(それでも開幕から10連勝はすごいこと)
いやあのう、野手のみなさんにけっこう打ってもらいましたので、
あのう、そのおかげでこういう勝てる試合ができたと思います。はい。
(これでチームは5連勝。今日の投球でまた勝ちを増やした)
そうですね。いいリズムに乗ってきたと思います。はい。
(巨人が敗れて、3.5ゲーム差に)
そうですね。あのう、1つずつ勝って、
あのう、追い付いていきたいと思います。はい。
(後半戦の前にオールスターという大きな舞台がある)
はい。そうです(笑)はい。
(そこでも1つ大暴れして下さいよ)
そうですね。あのう、できるように頑張ります。はい。
(遅くまで残っているファンにごあいさつを)
えー、何とか1つずつ勝っていきたいと思います。
応援よろしくお願いします!(帽子を取って一礼)」


<笑顔なき勝利に、人一倍の向上心が表れていた。
すべて日曜日に無敗のままで勝ち続け、
シーズン10連勝は55年の石川克彦、
89年の西本聖が残した球団の連勝記録に並び、
すでに球団記録となっている開幕からの連勝も伸ばしたが、
4点リードを得ながら、5回に下位打線の連打などで
2点を失い、7回1死一、二塁で降板。
記録に浮かれることなく反省の言葉を口にして>
「今日は後半のリズムが悪かったので打たれた。
イニング途中で代わるのは、中継ぎの方に迷惑がかかるので
イニングの最後まで投げきりたかったです」

<無欲の男がついに球団史の『最高峰』に立った。
球団記録の10連勝だ。それでも慎み深い29歳は、
どうやら本当に気にしていないよう。
こう言って穏やかな笑みを浮かべるいつも通りのリアクション>
「数字のことは別にいいです。
別に自分のことはいい。チームが勝てば。
野手のみなさんに打ってもらっているおかげなんで」

<昨季までの4年間でたった1勝だった左腕が、ここまで変身した。
進化がかいま見えたのは逆境での投球。
4-0と圧勝ムードが漂い始めた5回、2点失ったがここで踏ん張った>
「状態が悪くても、切り替えて投げられるようになったのも、
去年と違うところだと思います」

<スイッチを切り替えたのは谷繁の喝だった。
『気が抜けている感じがするぞ』
反省して、1球1球、気合を込めて投げるようにすると
6回は無失点。7回に途中で降板したものの、リードを保った>
「気持ちを入れ替えて、気持ちを込めていったのが良かったと思う」

<分かっていても、なかなかできないのが気持ちの切り替え。
昨季は失敗し、苦しんで、心の汗を流し続けた。
そして今年、大きな実になって竜投の活力源となっている>
「調整法とかいろいろと試しているんですけど難しいです…」

<28日からの後半戦の開幕カードは、東京ドームでの首位攻防戦。
火曜日からの3連戦となるが、球宴登板を経た先発起用が濃厚>
「何とか1つずつ勝って巨人に追いつけるように頑張ります」
中スポ中日新聞サンスポスポーツ報知
時事通信MSN産経スポニチ名古屋

○谷繁元信
<謙虚な姿勢と必死さが連勝を継続させている
川井について、女房役も賛辞を惜しまない>
「当然相手も研究してきているけど、今のところはそれを上回っている。
味方が点を取るまで我慢できている。
運だけでは10-0(10勝0敗)にはならないよ」
サンスポスポニチ名古屋


○トニ・ブランコ
<5回、左翼場外まで飛ばす特大の27号2ランを放つ。
2死一塁、横浜先発・グリンの初球ストレートを
思い切りすくい上げると、高く舞い上がった打球は
外野フェンスを悠々越え、大歓声の左翼席上空を通過。
左中間に設置されている照明灯の鉄柱に命中し、
そのまま場外の横浜公園へと消えていった。
推定飛距離150メートルの場外弾。
落下点近くにいた警備員によると、球場周辺を歩いていた男性が
ホームランボールを持ち帰ったという。
ケタ違いのパワーを見せつけて>
「(打ったのは)シンカーかな。完ぺきにとらえられたよ。
打った瞬間にホームランと分かった。
あれはホームランだろう。うまく打てたね」

<伏線は直前の4回の第2打席にあった。
中堅フェンス上部付近に当たった打球を
本塁打と判定されず、結果は二塁打になった。
落合監督は猛抗議したが判定は覆らず、これが闘志に火を付けた。
まさに『打ち直しの一打』は、誰にも文句を言わせない
正真正銘の大アーチで、胸中のモヤモヤを一掃>
「前の打席で入ったと思ったのが、ホームランにならなかったから。
自分ではあれもホームランだと思ったから、見返してやろうと思っていた。
『今度はしっかりしたホームランを打ってやろう』とね。
しっかりしたホームランを打てばホームランと認められるわけだから、
思い切り振ってやろうと思っていたさ。取り返せてよかったよ」

<来日直前には大リーグのスーパースター、
オルティス(レッドソックス)と自主トレをともにした。
通算300本近い本塁打を放っているパワーヒッターから
打撃を学ぶ一方で、触発されたのはそのリッチないでたち。
年俸3000万円足らずで海を渡ってきた新外国人は正直に明かす>
「何と言っても彼はアメリカで大金を稼いでいる。
オレもそうなりたいと思った」

<前日の横浜戦では激走し、クロスプレーで
捕手・新沼を体当たりして吹き飛ばし、ホームをこじ開けた。
新沼が故障するほどの激しいプレーだったにもかかわらず、
一夜明けたブランコはこう言ってのけて>
「体は大丈夫。自分はプロとして全力プレーを続けるだけさ」

<5月7日の広島戦ではナゴヤドームの
スピーカーにぶち当てる認定アーチ。
翌8日には東京ドームの看板を越える特大の一発を放った
怪力伝説に新たなエピソードが加わって>
「これからもチームのためにどんどん打ちたいね」
中スポスポーツ報知時事通信毎日jp
MSN産経スポニチ名古屋ニッカン

◆有隅審判員(セ・リーグ)
<4回、先頭のブランコの打球は、
中堅フェンスとバックスクリーンとの境目を示す
黄色の線の上に当たったようにも見えたが、
二塁塁審は二塁打と判定して>
「ラインの下だった」
MSN産経


○立浪和義
<1点差に迫られた直後の8回1死満塁に河原の代打で登場。
バットを振らないまま、簡単に2ストライクと追い込まれたが、
その後は追い込まれたのは相手のような攻防になった。
外角へ1球ボールのあと、スライダーと直球を
2球続けてファウルで粘り、6球目のスライダーをつかまえた。
投手返しになり、二遊間の真ん中を
緩く転がって中堅へ抜けた2点適時打。
二塁手も遊撃手も、両方とも追いつけそうで追いつけない当たり。
突き放すだけの適時打ではなく、相手の戦う気持ちを
ゆっくりとはぎとっていくような適時打になった。
6月26日の広島戦以来、約3週間ぶり、
そして10打席ぶりの安打は勝利を決定づける追加点となって>
「これまであまり、チャンスで打てていなかった。
打点も少ない。タイムリーは久しぶり。
チャンスでずっと貢献できてなかったから、
打たないと忘れられちゃうんでね。
正直、プレッシャーはあったんですけど。
いいところを抜けてくれてラッキーやったね。
あそこで点を取れないとキツいし、打ててよかった。
ああいうチャンスで打てると、
チームも乗っていけるし、僕自身も乗っていける。
こういうのをきっかけに、またいいところで打っていきたい」

<今季10本目の安打を放ち、プロ通算の安打数は2469本。
プロ野球歴代7位の2471安打をマークした長嶋茂雄氏の
通算安打記録まで、あと2本に迫った。
白いバットには『LASTYEAR 2009』の刻印がある。
現役引退イヤーを、竜の逆転優勝で飾りたい>
「長嶋超え? 打てるように頑張ります。
勝負はまだ先だけど、0.5でも1ゲームでも
詰めておけば、相手もプレッシャーを感じてくると思う。
本当の勝負はこれからですから。これで乗っていきたいですね」
中スポ中日新聞サンスポMSN産経

○小池正晃
<9回から左翼の守備位置に就いたが、
横浜の最後の打者・金城の左翼線への
痛烈な打球をダイビングキャッチ。2死一、二塁のピンチを救う。
最後がフェンスにぶつかる勢いで、
スピードと迫力満点のスーパーキャッチは、
古巣・横浜の本拠地だからこそできたスーパープレーだった>
「3点差(リードのこと)だし、捕ったら(試合は勝って)終わるんで…。
やっぱり横浜は打線がつながると怖い。
距離感とかは、ここ(横浜スタジアム)にいたのが長いので、それが活きました」
(中スポ)

○藤井淳志
<4回無死二、三塁で遊撃手の右をしぶとく破る適時打を放つ。
ブランコ、和田の連続二塁打に続くヒットだったが、
ホッと胸をなで下ろして>
「いい形でつながってきたので、最低限の仕事はしたいと思っていました」
(中スポ、毎日jp

○中村一生
<この日で今季6試合目の出場。
なんと試合に出ると、チームは全勝している。
ラッキーボーイ的な存在となっているが>
「そうなんですか? 知りませんでした」

<4回無死一、三塁でカウント2-2から
センターに犠牲フライも放ち、バットでもチームに貢献>
「追い込まれていたので、三振しないように、
バットを短く持って、食らいつきました」
(中スポ)

○井端弘和
<前日に接触プレーで負傷したが、この日元気にフル出場。
手首や肩などを痛めていたが、痛めた左手首に
サポーターをつけ、いつも通りに『』で試合に出場。
『鉄人』らしく軽症を強調して>
「大丈夫、手首と首、肩のあたりが張っている感じ」
(中スポ)


○河原純一
<7回、川井、パヤノから3人の走者を引き継いで登板。
金城を左犠飛、代打・下園を右飛に抑えてリードを保った。
一打同点の緊迫した場面にも冷静さを失わない絶妙の火消し。
直後の攻撃で大きな追加点を引き出したのも、その好投だった>
「まずはアウト1個、1個と思ってマウンドに上がりました。
(下園には)フォークが甘く入りましたが、まだツキがあるんですね」
(中スポ)

○浅尾拓也
<4番手は8回をパーフェクトリリーフ。
内川、村田、佐伯のクリーンアップに仕事をさせなかった。
上り調子の手応えを得て、名古屋に戻る>
「いいときに比べたらまだまだですけど、
阪神戦みたいな(悪い)状態ではなくなったんで」
(中スポ)

○岩瀬仁紀
<5連勝を決める9回のマウンドはやはり守護神。
先頭打者・吉村の左二塁打と四球で、
2死一、二塁のピンチは招いたが、
最後は金城の左邪飛を小池がナイスキャッチ。
巨人追撃に向け気を引き締めて>
「小池はよく捕ってくれました。
連戦とか暑いとか言ってられません。
明日から帰ってまたみんなで勝っていきたい」
(中スポ)


○小山桂司
<いよいよ夏本番、めっきり暑くなった。
屋外でのロード6戦は18日の横浜を除いてすべて真夏日。
試合開始こそ午後6時と涼しくなってからだが、練習は午後4時前から。
まだ日が高い時間帯、おそらく最も暑い格好をしている選手。
ストレッチやアップは終わると、じきに防具を着けてグラウンドに現れ、
日課のキャッチング練習を田村コーチから受けるが、
玉のような汗を額に浮かべて、ベンチに引き上げてきた。
顔をしかめながら話して>
「防具に熱がこもって逃げないから、ずいぶん暑いですよ」

<宮城県出身で高校、大学と秋田で過ごした東北人>
「寒いところで育ったから、暑さはもともと苦手ですよ」

<それだけに負けない知恵もある。
この日の横浜も最高気温は30.3度と真夏日。、
蒸し暑い中でも長袖でキャッチング練習に出てきた>
「練習の前半に汗だしとか長袖を重ねて着て、
あえて暑い格好をしています。
その暑さを乗り越えてから半袖にすると、
もう暑さを感じなくなるんです」

<高校時代の恩師に授けられた知恵を
今でも大切だと思って実行している。
秋田経法大付高(現・明桜高)時代のこと、
当時の鈴木監督から長袖の着用を指示されたという。
「甲子園の暑さはこんなもんじゃないぞ。もっと暑いぞ」
そう言われて、炎天下で滝のような汗を流しながら練習した。
16日の阪神戦(甲子園)ではスタメンマスク。
プロ入りしてから経験した夏場の甲子園で、
恩師の知恵が自分の中にしっかり生きていた>
「甲子園の暑さ? 暑い暑いとは言ってみたけど、
実際そんなに暑さは感じなかったですね」
(中スポ)


○落合監督
<5連勝で首位・巨人に3.5ゲーム差に迫る。
きょうの手柄は選手>
「選手については選手に聞きなよ。監督はしゃべることないよ」

<4回のブランコの打球をめぐる判定に猛抗議。
結局、判定は覆らなかったが、試合後語気を強めて持論を展開。
本塁打の疑惑を消すには球場の構造から変えるべき>
「納得してるかなんて新聞記者に言う必要あるか。
(判定しやすいように改修する)そっちの方が先じゃないのか。
ナゴヤドームはバックスクリーンのところにあった鉄柱を
すぐに取ったじゃないか。
(ナゴヤドームでは今季、バックスクリーンにあった鉄柱を撤去。
そこに跳ね返ってグラウンドに落ちた和田の本塁打が、
二塁打という疑惑を招くという一件があったため)
『ビデオ判定』と簡単に言うけど、大反対だから」
(中スポ、サンスポMSN産経


今日の公示。(19日)

◆セ・リーグ

【出場選手登録抹消】
▼中日 吉見一起投手
(再登録は29日以降。公式サイト共同通信社

◇谷繁元信
<前日に完封で今季10勝目を挙げた吉見が
球宴期間の関係で登板がないため、
この日出場選手登録を抹消されたが、
試合前の練習中、吉見に身ぶり手ぶりを交え、厳しいツッコミを。
完投勝利を伝える東京中日スポーツの1面の写真が
実物より太っているように見えたようで。
その言葉に吉見は苦笑いするばかり>
「この写真、あこがないじゃん。
ガッツポーズも変だよ。ふつうガッツポーズはこうじゃねえか?」

<中スポ記者にはこうニヤリ>
「もっとカッコいい写真を使ってやってよ」
(中スポ)


若竜トピックス(19日)

◆ウエスタン・リーグ公式戦
阪神-中日 17回戦
(19日・阪神甲子園球場)
 D 002 000 002 = 4
 T 100 000 000 = 1
[勝] 山井(8試合5勝)
[D本] なし
[Dバッテリー] 山井、金剛、齊藤、小林正人、平井 - 小田、小川、前田
公式サイト・戦評

○山井大介
<甲子園で行われたウエスタン・阪神戦に先発し、
6イニングを5安打1失点に抑え、2勝目を挙げる。
蒸し暑さを吹き飛ばす快投とまではいかなかったが、要所を締めての粘投。
失点は初回の1点だけ。2回以降は走者を出しながら無失点。
4回無死二、三塁のピンチでは後続3人をピシャリと抑え、
6回1死一、二塁でも2者連続で空振り三振にきって取った。
1日に出場選手登録を抹消され、今回が降格後3度目の先発だが、
これで3試合ともに自責点1に抑えている。
またこの日をもって約22年間、2軍荷物車の運転手を務めてきた
日通航空の市川康正さんが引退。
チームは勝利し、引退に花を添えることができた>
「何とか粘ることができたと思います。
(4回の)先頭打者にフォアボールを出したりして
失点につながるケースにはなったけど、
そのあと狙い通りにいったのはよかったと思います」

<ゴーグル型のメガネがトレードマークだが、
サングラスのような『濃い』タイプのイメージが強い。
しかし、この日は、眼がはっきりと分かる『透明型』で登場。
ファッションにこだわる右腕の一面がのぞいて>
「メガネは幾つも持っている」

<後半戦での1軍再昇格を目指す右腕は、次回登板を見据えて>
「とにかく、次につなげられるようにしていきたいと思います」
中スポ

○野本圭
<10日に出場選手登録を抹消されたが
降格後初となる3安打の固め打ち。
1回と3回はそれぞれ左前へ。9回は中前へはじき返した>
「バッティングはよくなってきているけど、
守備をしっかりしないといけない。
しっかり下半身をつくっていきたい」
中スポ

2009年7月19日 (日)

吉見同姓対決制し10勝、ブランコ激走竜4連勝!

ハマスタでの横浜との第2戦は、珍しい『同姓対決』。
ドラゴンズ・吉見一起、横浜・吉見祐治の両先発が、
ともに持ち味を発揮した見事な投げ合いを披露。
しかし終盤、やはり地力の差を発揮したのがドラゴンズ
7回無死一、三塁から藤井の遊ゴロでブランコが激走。
気迫の体当たりで本塁を奪うと、それをきっかけに4点を追加。
さらに8、9回と小刻みに加点し、吉見一起を援護。
その後も危なげなく無四球で今季4度目の完封勝利吉見
2年連続2度目となる10勝に到達することとなりました。

◇セントラル・リーグ公式戦
横浜-中日 11回戦
(18日・横浜スタジアム | 中日10勝1敗)
18548人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
中 日
横 浜
[勝] 吉見(16試合10勝3敗)
[D本] ブランコ26号 森野12号
[Dバッテリー]
吉見 - 谷繁

◇対横浜11回戦・スタメン
1 (遊)井端  (5打数無安打)
2 (二)荒木  (4打数無安打)
3 (三)森野  (5打数1安打1打点)
4 (一)ブランコ (3打数2安打1打点)
5 (左)和田  (3打数1安打)
6 (中)藤井  (4打数無安打)
7 (右)中村一生 (3打数2安打)
8 (捕)谷繁  (3打数2安打2打点)
9 (投)吉見  (2打数1安打)

【イニング経過】
<1回ウラ・横浜> P・吉見一起(中6日)
吉村中シュート中飛、藤田中スライダー左前打、
内川内高めシュート中前抜けるヒット、
1死一、二塁から、村田内シュート中飛、
2死一、二塁から、佐伯外フォーク二ゴロ

<2回・中日> P・吉見祐治
ブランコ内直球弾き返し左翼席中段本塁打(D 1-0 YB)

<3回・中日> P・吉見祐治
谷繁三ゴロ、吉見一起中スライダー中前打、
井端外フォーク三ゴロ5-4-3併殺


<3回ウラ・横浜> P・吉見一起
吉見祐治外フォーク中前打、
吉村外ボール球フォーク空三振、
藤田外フォークライトフェンス際飛球、内川内シュート中前打、
2死一、二塁から、村田内シュート詰まり遊ゴロ

<4回・中日> P・吉見祐治
荒木バット折られ遊直、森野外高め直球空三振、
ブランコ内低めスライダー空三振


<4回ウラ・横浜> P・吉見一起
佐伯内直球見三振、下園二塁ベース後方内野安打、
新沼初球下園二盗・井端タッチしたがボールこぼれセーフ、
覆った判定に落合監督長い抗議・右腕痛めた井端治療、
1死二塁から、新沼一直ブランコ腕を伸ばして好捕、
2死二塁から、石川外スライダー見三振・動ぜず

<5回・中日> P・吉見祐治
和田遊ゴロ、藤井外フォーク空三振、
中村一生中フォークバットの先右翼線落とすヒット、
谷繁ストレート四球、
2死一、二塁から、吉見一起中高め直球空三振


<6回ウラ・横浜> P・吉見一起
内川中スライダー二飛、村田外直球中飛、
佐伯中フォーク空三振「当たってるって」抗議実らず

<7回・中日> P・吉見祐治
ブランコ内低め直球見て四球、
和田中フォーク左前打・エンドランブランコ三進ヘッドスライディング、
無死一、三塁から、
藤井外フォーク遊ゴロバックホーム・
ゴロゴーブランコ完全アウトのタイミングも強烈体当たり・
新沼ボールこぼれ生還(D 2-0 YB)

プレーの間に和田三進、藤井二進・三塁代走・英智
捕・細山田 
中村一生ストレート四球・無死満塁
P・真田
無死満塁から、谷繁内高めシュート・
詰まるも前進守備の遊撃後方テキサス2点適時打(D 4-0 YB)

吉見一起三犠打、
1死二、三塁から、
井端5球目前・真田ボーク(D 5-0 YB)

<7回ウラ・横浜> P・吉見一起
下園外スライダー空三振、
細山田外スライダー左前飛球前進英智捕れず後逸=二塁打、
石川二ゴロ進塁打、
2死三塁から、代打森笠内スライダー右飛

<8回・中日> P・小山田
森野初球中甘く入るシュート・
ライトポール際飛び込む本塁打(D 6-0 YB)


<9回・中日> P・小山田
中村一生内シュート叩きつけ三塁内野安打、
谷繁内高めシンカー中前落ちるヒット、吉見一起投犠打、
1死二、三塁から、
井端2球目小山田暴投(D 7-0 YB)
1死三塁から、井端外シュート三ゴロ、荒木ストレート四球、
2死一、三塁から、森野初球中飛


<9回ウラ・横浜> P・吉見一起 三・堂上直倫 一・福田
村田外低め直球右飛、
佐伯初球一二塁間突破安打・代走山崎
下園初球外シュート遊正面ゴロ6-4-3併殺、試合終了。


【ゲームレビュー】
2試合連続完封勝ちで4連勝
吉見が無四球で今季4度目の完封勝利を挙げた。
立ち上がりは連打を許すなどピンチをつくったが、
尻上がりの投球。リーグトップに並ぶ10勝目をマークした。
ブランコが2回、先制ソロ。7回には猛烈な走塁で2点目を奪い、
これをきっかけに大量点を奪った。
公式サイト中日新聞共同通信社ニッカン式スコア


12-0で圧勝した翌日のナイトゲーム。
奇しくも実現することとなった『吉見対決』でしたが、
中盤までは見事な投手戦となりましたね。
片や立ち上がりやや制球が不安定ながら、
4回以降は立ち直り、お得意様・横浜相手に
安定した投球を続けたドラゴンズ・吉見一起
一方、こういっては失礼ですが、想像以上の好投
2回にブランコに一発を許したものの、
それ以外は真っすぐにスライダー、フォークを交えた緩急
ドラゴンズ打線を翻弄した横浜・吉見祐治
前夜16安打の反動もあったかもしれませんが、
どちらかというと防御率の良い吉見一起の方が、
ピンチが多かったですし、流れ次第では
「危ないな」と感じるところもありましたね。

それでも終盤7回、流れがドラゴンズへと傾倒。
勝負どころを逃さず、しっかり畳みかけたうえ、
相手を意気消沈させるような攻めを見せ、勝利をモノにする。
やはり最後の最後に、地力の差というものが出たようで。
そして我慢してきたうえで、待望の援護をもらった
吉見一起にとっては、もう一踏ん張り。
直後の7回に若干ピンチがあったものの、以降は危なげなし
7安打こそ許したものの、前夜のチェンに続く見事な無四球
防御率こそ若干届かなかったものの、
横浜相手に今季3度目の完封で、
自身2年連続2度目となる10勝に到達することとなりました。


安定している吉見一起が登板するということで
それほど大きく崩れることはないなとは思っていましたが、
まさか吉見祐治があそこまでの好投をするとは、
自分の中では全く思っていませんでしたので、
中盤までの1-0展開は、本当に予想外
ただそれでも何とか行けるんじゃないかと思った矢先の7回、
思わぬプレーから、ゲームが一気に動きましたね。
動いたというか、無理矢理動かしたというか…。
それはバットによるものではなく『足』。
しかも主砲・ブランコ激走によってのものでした。

7回先頭でボールを見極め、四球を選んだブランコ
5回以降からちょっと制球が怪しくなってきていた
吉見祐治でしたが、この四球が結果的には響いたなと。
続く和田がフルカウントからフォークを捉え、レフト前に落とすと、
エンドランのブランコは一塁から一気に
ヘッドスライディングで三塁を陥れる走りを披露。
まあブランコのヘッスラは今までも見たことはありますが、
今回のそれには追加点を奪ってやるという『闘志』が見えましたね。
さらに無死一、三塁で迎えた藤井の当たりは、
前進守備の遊撃・石川への正面のゴロ。
もちろん石川はバックホーム。
そしてゴロゴーによって、スタートしていたブランコ
それでも正直、タイミング的には完全アウト
まあスタートさせちゃったし、仕方ない…。
そんな風に思っていると、なんとブランコ
ベース手前でブロックする捕手・新沼に対して、ぶちかましを敢行!
外国人特有の果敢なタックルを見せましたが、
102キロの巨体だけあって、やはりかなりの破壊力
吹っ飛ばされた新沼のミットからボールがこぼれ、ホームイン
このところこういうクロスプレーをあまり見ていなかったので、
かなりビックリしましたが、こういうプレーはもちろんアリ
まさに『気迫』でもぎ取った待望の2点目。
これによって、ゲームの流れがドラゴンズに傾いたなと。

驚いた横浜は、以降アンラッキーとミスを連発。
動揺したか、吉見祐治中村一生に四球を与え、
無死満塁として、マウンドを降りると、
代わった真田から、谷繁がラッキーなテキサス2点適時打
さらにその真田が球を長く持ちすぎたか、ボークで失点すると、
8回は、小山田が代わり端不用意な失投で森野に槍弾。
さらに9回は、バッテリーエラーによるダメのダメ押しを献上。
ゲーム途中までは互角に戦っていようとも、
ここぞのチャンスは必ずモノにするドラゴンズ
それこそが勝負強さを身につけたチームの戦い方なのかなと。
これで対横浜戦は、10勝1敗となりましたが、
この2試合を見る限りでは、その優位さは変わることなし。
あと1試合逃さずモノにすることで、さらに波に乗れそう。
そういう期待も終了後は、頭をよぎってしまいました。

アゴがなくても10勝!そしてチームのエース格である
吉見が、2ケタ到達
昨季はいろいろあって、
秋での到達でしたが、
先発の軸となっている今季は、
なんと前半戦での達成。
確かにそれだけの投球をしてきましたし、
チームの信頼も多く得てきているはず。
通過点といえ、とりあえず胸を張っても良いのでは。
それにしても、前回のゲーム同様に
修正してからの安定感は、ほんとに素晴らしかった。
この投手が投げさえすれば、どんな調子であれ負けない
そのレベルまで、徐々にながら近づいているのでは。
まあそれでもお立ち台では「良くなかった」
話していましたし、まだまだその極みは高そう。
前半戦の登板はこれで終わりとなりましたが、
ぜひとも初の球宴を有意義なものとして、
後半戦のマッチレースも、として投手陣を支えてほしいです。


2試合連続の完封、しかも無四球と、
チェン、吉見の2人で横浜打線を圧倒。
その競り合いはスゴイものがありますが、
9連戦の半ばでの好投は、
リリーフを休ませる意味でも大きかったですね。
これで第3戦に、どんどん投手を注ぎ込むことができる。
サンデー川井が先発とはいえ、チームにとって心強いのでは。
その一方、5連勝後、すっかり鳴りを潜めた横浜
そろそろ目を覚ますのではという恐れも若干ながらありますが、
それでもここまで9つの勝利を連ねてきた川井ですし、
好投した2人に続いてくれることでしょう。
まあ初戦のような大援護があるのか、
この日のような我慢の投球を強いられるのかはわかりませんが、
連勝や2ケタを重圧にせず、自分の投球に徹してほしい。
一方、横浜ローテの谷間となるそうです。
中スポでは、中28日でグリンを予想していますが、果たして?
それでもこの日のように勝利のために、必死に戦う姿
それさえ見せられれば、決して3タテも不可能ではないでしょう。
まだまだここで止まらず、ベイ戦連勝を伸ばしてほしい。
今季は強い日曜日、サンデー川井の笑顔を期待したいと思います。


☆ウィナーズ・ボイス(18日)

◎吉見一起

<今季4度目の完封で10勝目をマーク>
「(ナイスピッチングでした)
はい、ありがとうございます。はい。
(見事な無四球完封勝利、いかがですか)
す…… そうですね。今日はあんまりよくなかったんですけども、
我慢して、味方が点を取ってくれるのを待っての結果だと思います。
(しびれる展開のなか、前半は走者が出てもよく踏ん張った)
はい、あのう、気持ちだけは
しっかり持って投げ込んでいきました。はい。
(後半からは寄せ付けなかった)
いえいえ、点を取ってくれたので、あのう、少し楽に投げれました。
(同僚のチェンが前夜完封、当然刺激を受けたか)
そうですね(笑)、はい。
あのう、意識して、追いつけるようにしたいなと思います。
(2試合連続の完封勝利、中日の投手陣は素晴らしい)
いえあのう、ほんとみんなが1つのアウトに
必死に投げている結果だと思います。
(今日の勝利で10勝、昨年の勝利数に早くも追いついた)
はい、あのう…、そうですね。まあ、うれしく思います。はい。
(館山(東京ヤクルト)と並んでリーグトップタイ)
はい、ありがとうございます。
あのう、離されないようにしっかり投げていきたいと思います。
(これからの抱負を)
はい、えー、投げる試合は1つでも多く勝てるように、
そして、1球1球、えー、気持ちを持って、
しっかり投げ込んでいきたいと思います。はい。
(次も期待しております)はい、ありがとうございました」


<立ち上がりは制球も球威も本来の調子でなかった>
「やばいな、やばいなと思いながら投げていました」

<1回1死一、二塁。4番・村田への初球がボール。
谷繁がマウンドにやって来た。声を掛けられて楽になったという。
自分でも意識を変え、制球に神経質にならずに、少し余裕を持った。
村田を中飛、佐伯を二ゴロで切り抜けると、
2回以降も走者を出しながら要所を締めた。
4回2死二塁では8番・石川を空振り三振に仕留める。
相性のよさをそのままに9イニングを投げ切り、
満面に笑みを浮かべ同僚のハイタッチに応えて>
「(谷繁さんに)先に点を取られてもいいから、
すぐに追いつくからと言ってもらいました。
ピンポイントではなく、もうちょっと広くというようなことでした。
そういうふうに力を抜くようにしていったら、はまっていった。
4回ぐらいから良くなってきた」

<今季4完封のうち、3つが横浜戦。
ここまで28イニング連続無失点と抜群の相性を誇っているが>
「長打力のある打者が多いし、個人的には嫌なイメージもある」

<12球団で唯一の今季4完封。5完投、102三振はリーグトップ。
防御率1.47は同2位。1位は0.02差で後輩のチェンに譲っている。
前夜はチェンが完封。負けじと完封返し。救援陣にも『連休』を与えた>
「一人の力ではできない。
うれしくは思うが、みんなが打って、守ってくれた結果。
きのうのチェンを意識して投げましたよ。
きょう完封しても防御率で(チェンを)抜けないのは分かっていた。
これからも切磋琢磨していければいいと思います」

<今季は昨年行っていなかった
ウエートトレーニングを取り入れている。
自分が扱える最大重量の50~60%の重さで
全身に刺激を与え、万全の体調を整えていた>
「体が重くても、やれば次の登板で楽に投げられるんです」

<妄想通りにハーラーダービートップに並んだ。
気付いていた。昨年も10勝目はここ横浜で。
勝手にプラス思考へと突入。心のコントロールも絶妙だった>
「投げる前から気付いていて
自分で勝手に勝てるんじゃないかと思い込んで投げました」

<早くも昨季の勝ち星に並んだ右腕は納得の表情>
「攻める気持ち、一球一球投げ込む気持ちを続けた結果だと思う。
これからも投げる試合はすべて勝ちたい」
中スポ中日新聞スポーツ報知共同通信社
時事通信スポニチ名古屋ニッカン


○トニ・ブランコ
<7回、決死の走塁で試合を決める追加点をもぎ取る。
四球で出塁した後、まずは和田の左前打の間に
ヘッドスライディングで三塁を強奪>
「盗塁のつもりでスタートを切ったんだ」

<さらに藤井の遊ゴロで果敢に本塁に突進。
タイミング的にはアウトだったが、
前進守備で捕った石川の送球をミットに収めた捕手の新沼に、
迷わずタックル。はじき飛ばされた新沼は落球。
ブランコは拳を振り上げながら、貴重な追加点のホームを踏んだ。
ともすれば大ケガにもつながりかねない危険な行為だが、
チームへの思いが激走へと駆り立てた>
「打球がゴロなら走ろうと思ったんです。
アウトになりそうなタイミングだったけど、
とにかく何とかしたいと思って走りました」

<普段はもの静かに謙虚な言葉を口にする4番が見せた激しさ。
タックルは新沼を負傷交代させただけでなく、横浜の意地までたたき壊した。
谷繁の適時打に、真田のボークも重なってこの回さらに3点>
「試合に勝つためなら、何でもできることをするのは当然。
とにかく勝ちたいんだ」

<本業のバットでも、パワーをいかんなく発揮。
両軍無得点の2回無死、カウント1-1から
横浜先発の吉見祐治の内角の胸元近くの直球を
少し詰まりながらも、力で左翼席中段に持っていった。
6試合ぶりの一発となった先制弾に>
「バットのしんではなかったが、
内からうまくバットを出すことができて、ボールをとらえることができました」

<打撃練習で敵地のファンを沸かせる。
フリー打撃に登場すると、飛ばす飛ばす。
バックスクリーンを直撃する特大弾を皮切りに、
外野席上部の看板にぶつけたりとど迫力の打球を量産。
練習が終わると、客席から異例の拍手が自然とわき起こり、上機嫌>
「ここのファンはすばらしい。うれしいよ」

<試合前には落合監督から直接指導を受けた。
守備では4回には新沼のライナー性の強烈な打球を
ジャンピングキャッチして貢献。
昨年の主砲・ウッズに匹敵する打力を持ちながら
『前任者』とは違い、守備、走塁もまったく手を抜かない。
超優良助っ人に引っ張られ、チームも4連勝>
「リラックスする言葉とかかけてくれて。
素晴らしい監督。貢献したいと思ってるんです。
今、チームは一丸になっている。その中で自分も役割を果たしたい」
中スポ中日新聞時事通信毎日jpスポニチ名古屋ニッカンデイリー

○谷繁元信
<7回無死満塁、中前へ2点適時打を放つ。
フラフラ上がった打球が測ったように
ショートの後方にポトリと落ちると、
俊足の英智と藤井が悠々とホームへ駆け込んだ。
ベテランらしい読みで貴重な追加点をたたき出して>
「打ったのはシュート? それは頭に入っていたよ。
詰まったけれど、いいところに飛んだ。まあよかったね」

<女房役の冥利に尽きる試合だっただろう。
吉見が1回にいきなりピンチをつくったが、
それでも自らがマウンドで活を入れるなどして、
苦しむ右腕を生き返らせた。苦笑して>
「立ち上がりは最近ちょっとね。
それでも、こうしてゼロに抑えてくるわけだから」

<2人が先発バッテリーを組んだ11試合で9勝1敗。
防御率は1.04と驚異的な数字。まさに黄金バッテリーだ。
制球力に優れた吉見の力を、
百戦錬磨の女房役が完ぺきに引き出している>
「いつも一緒。低めに投げ、ベースの両側を突く。
ランナーを出しても粘るのがあいつ(吉見)の持ち味だよ」
中スポ毎日jp

○英智
<1点を追加した7回無死二、三塁、和田の代走で登場。
和田を途中で下げたのは4夜連続であるが、
こういうときにスペシャリストの存在が生きてくる。
難しい打球は飛ばず、谷繁の中前打で楽々生還。
決定的な追加点を入れつつ、守備も固めて>
「ボクの役目は1点を取りにいくこと。
ランナー(で飛び出さないこと)を考えながら、
高いゴロならホームへ突っ込もうと…。大きなミスにだけ気をつけました」
(中スポ)

○中村一生
<前日プロ初本塁打を放ったが、
本人のもとにホームランボールが返ってきた。
ドラゴンズのファンが埋めていた左翼席。
打った直後、拾った人が記念のボールと知り、
投げ返してくれたのだろう。大事に家まで持って帰るという>
「誰かが返してくれたんですかね…。良かったです」

<その記念の晩にはメールと電話の着信音が何度も鳴ったという>
「数え切れないくらいきました」

<友人、親類、たくさんのお祝いの中で特別にうれしいのは、
やはりともに歩み始めたばかりの人生のパートナーからの言葉。
宿舎に戻ってから綾野夫人と電話で話したという。照れくさそうに笑って>
「テレビで見ていたそうで『お祈りしていたよ』って言ってくれました」

<昨年12月に式を挙げたばかり。
家庭での充実を支えている要因のひとつが夫人の手料理という。
体が資本の世界。栄養管理の面で支えてくれる
夫人の存在は何より心強い>
「帰ったときリラックスできますし、ものすごく感謝しています。
(綾野夫人が)料理教室にも通ってくれて、
バランスのいいメニューを考えてくれるんです。
おきまりの得意料理? 毎日のように違うものをつくってくれますからね。
もちろん、昨年までも頑張ってきましたが、もうひとりじゃない。
その分、今年は気合も入ります」

<プロ初アーチにも浮かれてはいない。
今の課題は送球。ナゴヤドームでは笘篠コーチからも、
送球のバウンドさせるポイントがわずかに捕手から遠いと指摘された。
言葉通りわずかな修正、その誤差はわずか50センチほど。
距離にして1%以下の精度を求めていることになる>
「僕の場合、左脚が突っ張ってしまうんです。
それで少し手前でワンバウンドしてしまう。
修正? 微妙な感覚ですかね」

<12日の広島戦で7番・右翼でスタメン出場すると、
甲子園では15、16日と左翼守備で途中出場。
守備を買われ、出場機会も得ているが>
「まず守備が100%じゃないと。その上でどれだけ打てるか。
その守備の100%も(50センチの精度の)そのレベルを求めていかないと」

<この日は今季2度目のスタメン出場で、5回に右前打。
9回の第4打席にも三塁内野安打を放ち、満足げ>
「結構ボールが見えてました。
落ち着いているのは前から落ち着いているんですけど」
(中スポ、<ドラ番記者>

○立浪和義
<前日のチェンに続き、この日は吉見が完封しての快勝。
出番はなく、8回ウラの攻撃中には堂上直倫の
キャッチボールの相手を務め、今季初出場の準備を手伝った。
自分のことよりチームの勝利、4連勝に満面の笑みで>
「チームがいい感じですからね。
こういう流れを大事にしていきたいですね。
出たときに、いい仕事ができるように頑張るだけです」
(中スポ)


○落合監督
<効率良く得点して今季5度目の4連勝。
貯金を今季最多の13に増やす。
チェン・吉見が日替わりで防御率トップに>
「それは監督が話すことじゃない。投げた本人に聞いて」

<3点目を狙って、代走・英智を起用したことについて。
9連戦の5戦目。戦術以上に、休養に重きを置いた交代だと断言>
「9連戦。それが答えだ。森野やブランコ(を下げたの)もそう。
9連戦。1回グラウンドに立って、毎日野球をやってみな。わかるから」
(中スポ、ニッカン


記録備忘録。(18日)

吉見が今季初先発となった4月4日の横浜戦で
完封勝利を挙げて以来、対横浜戦に3試合連続で完封勝利を記録。
中日で同一カードに3試合連続完封勝利を記録した投手は、
61年の権藤博が対国鉄戦で記録して以来、48年ぶり。

吉見はこの日の完封勝利で、シーズン4度目の完封となったが、
中日で1シーズンに4完封以上を記録したのは、
01年の野口茂樹のシーズン5完封以来、8年ぶり。

中日が17日の同カードに続き、2試合連続で完封勝利を記録。
中日の2試合連続完封勝ちは、今年の4月4、5日の横浜戦以来。
先発投手が2試合続けて完封勝ちを記録したのは、
01年4月13、14日の阪神戦山本昌野口で記録して以来8年ぶり。
(中スポ)


今日の公示。(18日)

◆セ・リーグ

【出場選手登録】
△中日 堂上直倫内野手
【出場選手登録抹消】
▼中日 チェン・ウェイン投手
(再登録は28日以降。公式サイト共同通信社

△堂上直倫
<今季初めて出場選手登録され、意気込んでベンチ入り>
「2軍であれだけしんどい練習をしてきたんで、
結果になってくれたらいいと思います」

<7点リードの9回に三塁の守備に就いて、
さっそく今季初出場したが、打球を処理する場面はなかった。
次のアピールチャンスを待つ>
「今日は何もやってないですよ。普通に守備に就けました」
(中スポ)

▼チェン・ウェイン
<前日に横浜を3安打完封して3勝目を挙げ、
防御率1.45と再びリーグトップとなったが、
一夜明けたこの日、横浜スタジアムで軽いランニングなどで調整。
チームの先輩・吉見と防御率1位を争っているが、
本人は勝利を最優先に考えている>
「勝ちにこだわりたい。防御率は気にしていません」
ニッカン


若竜トピックス(18日)

◆ウエスタン・リーグ公式戦
阪神-中日 16回戦
(18日・阪神甲子園球場)
 D 020 001 002 = 5
 T 011 100 50× =8
[敗] 菊地(23試合2勝4敗2S)
[D本] なし
[Dバッテリー] 山本昌、菊地、鈴木、赤坂 - 前田
公式サイト・戦評

●山本昌
<ナイトゲームで行われた
甲子園でのウエスタン・阪神戦に、抹消後4試合目の先発。
6イニングを5安打3失点(自責2)とまずまずの結果にまとめる。
2回から3イニング連続で失点したものの、
それぞれのイニングを最少失点で切り抜けた。
2回と3回の失点は犠飛、4回は味方の失策と併殺崩れの間の失点。
降板する前の5回と6回の2イニングはそれぞれ6球、9球で
三者凡退に仕留め、尻上がりに調子を上げてきたよう。
こう言いながらベテランはバスへ乗り込んで>
「見ての通りだよ。次だよ次」
中スポ

『甲子園のしかも午後5時という、
恵まれたプレーボール時間でした。
点は取られたけれど、ここのところずっと真っ直ぐも
走っているという気がしています。
きょう投げたということはオールスターまでは登板がなく、
89年以降では初めてオールスターまでに
1軍の勝ちがないということになりましたが、
残り試合で少しでも貢献できるように頑張ります。』

(『山本昌公式ホームページ』より引用)

●小林投手コーチ
<6イニング3失点とまずまずの結果にまとめた山本昌について>
「ブルペンから調子は悪くなかったし、
本人もそう思っているんじゃないかな。
守備の絡みもあったし、自責2だから。前回よりもよかった」
中スポ

●新井良太
<6回に一時は同点となる左翼フェンス直撃の適時二塁打。
9回にも1死一、二塁から右前適時打を放ち、
4番打者は、4打数2安打、1四球2打点の活躍ぶり>
「(二塁打は)逆風だったけどあれだけ強い打球が打てたので。
(9回は)その前の打席でチャンスで打てなかったので、
追っつけ気味でいったのがよかった」
中スポ

2009年7月18日 (土)

チェン完封で3勝目、竜打線元気好調対決制す!

敵地で阪神に勝ち越し、ついに2位に浮上。
首位・巨人を5.5ゲーム差で追いかけることになったドラゴンズ
9連戦の2カード目は、ハマスタでの横浜との3連戦。
ともに好調同士の対戦となりましたが、
初回、和田藤井の連続適時打で2点を先制すると、
2回にも3点、4回に4点を追加し、一方的な展開へ。
投げては先発チェンが相性の良いの横浜打線を3安打完封
移動ゲームも何のその、16安打12得点ドラゴンズ
元気に3連勝で貯金も12となりました。

◇セントラル・リーグ公式戦
横浜-中日 10回戦
(17日・横浜スタジアム | 中日9勝1敗)
12195人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
中 日 12
横 浜
[勝] チェン(12試合3勝2敗)
[D本] 井端3号 小池4号2ラン 中村一生1号
[Dバッテリー]
チェン - 小山

◇対横浜10回戦・スタメン
1 (遊)井端  (5打数2安打1打点)
2 (二)荒木  (5打数4安打1打点)
3 (三)森野  (3打数1安打1打点)
4 (一)ブランコ (4打数1安打1打点)
5 (左)和田  (2打数2安打2打点)
6 (中)藤井  (5打数3安打2打点)
7 (右)英智  (4打数無安打)
8 (捕)小山  (5打数無安打)
9 (投)チェン (4打数無安打)

【イニング経過】
<1回・中日> P・トム・マストニー
井端中飛、荒木外直球バットの先中前打、
森野3球目荒木二盗、森野高いバウンド遊ゴロ進塁打、
ブランコ外低め四球、
2死一、三塁から、
和田外高めスライダー左前運ぶ適時打(D 1-0 YB)
2死一、三塁から、藤井外高め直球三遊間抜く適時打(D 2-0 YB)
2死一、二塁から、英智外スライダー中直

<1回ウラ・横浜> P・チェン(中6日)
吉村中152キロ直球見三振、仁志高め149キロ直球二ゴロ、
内川内148キロ直球鈍い遊ゴロ

<2回・中日> P・マストニー
小山三ゴロ・村田ファンブルエラー、チェン三犠打、
井端高いバウンド遊ゴロ石川回り込むも内野安打、
1死一、三塁から、
荒木外高め直球中前抜ける適時打(D 3-0 YB)
1死一、二塁から、森野中高め直球中前適時打(D 4-0 YB)
1死一、三塁から、ブランコ外スライダー空三振、
2死一、三塁から、
和田外高め直球・
ライナー中越えフェンス直撃適時二塁打(D 5-0 YB)


<2回ウラ・横浜> P・チェン
村田内150キロ高く打ち上げ二塁後方飛球・荒木目測誤り落球、
ジョンソン打ち上げ左飛、金城初球左前落とすヒット、
石川初球一ゴロ・走者それぞれ進塁、
2死二、三塁から、細山田中直球打ち上げ遊飛

<3回ウラ・横浜> P・チェン
マストニー見三振、吉村遊飛、
仁志三ゴロも森野一塁送球逸れエラー、内川左飛

<4回・中日> P・マストニー
井端中高め振り抜き左翼席中段本塁打(D 6-0 YB)
荒木初球左前打、森野4球目一邪飛ジョンソン落球エラー、
森野5球目空三振も荒木二盗、
1死二塁から、
ブランコ外低めスライダー・
痛烈ライナー三塁グラブ弾き左翼左到達二塁打(D 7-0 YB)

和田3球目マストニー暴投・ブランコ三進、和田ストレート四球、
1死一、三塁から、
藤井中スライダー右前適時打(D 8-0 YB)
P・高崎
英智初球スライダー遊ゴロ6-4二封一塁セーフ、
2死一、三塁から、
小山初球細山田捕逸・三走和田生還(D 9-0 YB)

<4回ウラ・横浜> P・チェン
村田中直球伸びなし中飛、
ジョンソン149キロ空三振、金城外高め151キロ空三振

<6回・中日> P・高崎
代打福田外直球合わせ一塁抜くヒット、
ブランコセンター伸びるライナー金城ジャンピングキャッチ、
1死一塁から、
小池初球中低め直球・
すくい上げセンターバックスクリーン飛び込む2ラン(D 11-0 YB)

藤井高いバウンド遊撃内野安打、
英智右中間飛球金城ランニング好捕・一走藤井戻れず併殺


<6回ウラ・横浜> P・チェン 三・福田 右・中村一生
吉村フォーク右飛、仁志フォーク空三振、内川フォーク中飛

<8回・中日> P・工藤
荒木内低め直球左翼フェンス到達二塁打、
福田内カット三塁線ゴロ、
ブランコ高いバウンド三ゴロ進塁打、
2死三塁から、小池右カットバットへし折られ遊ゴロ


<8回ウラ・横浜> P・チェン 三・岩﨑達郎 一・福田
石川外高め直球左前打、黒羽根利規内スライダー空三振、
代打大西内直球遊ゴロ6-6-3併殺

<9回・中日> P・石井
藤井内直球一飛、
1死から、
中村一生内高めスライダー反応・
左翼ポール際飛び込む本塁打
(プロ初本塁打)(D 12-0 YB)


<9回ウラ・横浜> P・チェン
吉村内149キロ打ち上げ三飛、仁志三ゴロ、
内川中直球左前打、村田148キロ伸びなし左飛、試合終了。


【ゲームレビュー】
3連勝 チェンが5月3日以来の3勝目を完封で飾った
対横浜戦6連勝

チェンは立ち上がりから直球に威力があり、
3安打しか許さなかった。
打線は16安打で12点。序盤で試合を決め、
中村一生が5年目で初アーチを放った。
横浜の連勝は5でストップ。
公式サイト中日新聞共同通信社ニッカン式スコア


ついに2位に浮上したドラゴンズに対し、
2年ぶりの5連勝とここに来て乗ってきた感のある横浜
連戦半ばの金曜日、移動ゲームとはいうものの、
ともに好調なチームなだけに、どんな展開になるのか
開始前はけっこうわくわくものでしたが、
まさかこんなに一方的な展開になるとは…。
もっと白熱した内容になるかと思いきや、
終わって見れば、今季の相性そのまんま
立ち上がりから積極的に攻め入ったドラゴンズ打線が、
初対戦となったマストニーに連打を浴びせ、
初回に和田、藤井の連続適時打で2点を先制すると、
続く2回にも荒木、森野、和田とタイムリー3本で3点。
さらに4回にも井端の本塁打を皮切りに、
相手のミスも絡んで、一気に4点を挙げノックアウト

Y!のプロフィールコメントによると、
「メジャー通算80試合登板の右腕。
スリークオーターから投げ込む速球が最大の武器。
制球も良く、キレのある変化球には定評がある」
というマストニー
しかしこの日は、制球は定まらないわ、高めに浮くわの大乱調
しかもいかにも「打ちごろ」のボールがくるわくるわ。
まあ村田のファンブル、ジョンソンの落球、
さらに不運な内野安打など、かわいそうな面もありましたが、
あの程度の投手なら、好調な打線が打ち込めるのは当然でしょう。

そんななか、その手を緩めることなく
徹底的に得点を奪い、早々と勝負を決めてしまった打線
移動ゲームもなんのその、かなりの勢いでしたね。
先日の阪神戦では下位打線が頑張っていましたが、
この日はスタメンの1番から6番までで稼ぐこと、13安打8打点
しかも早めに頑張り、一方的になったため、
ゲーム後半は、普段試すことのできない若手野手が続々と出場。
森野代打・福田ハマスタ初ヒットをはじめ、
小池のバックスクリーン弾、岩﨑達郎の今季初守備、
さらに中村一生プロ1号など、プレミアもののシーンを
たくさん見ることができて、ほんとにラッキーな部分も。


チェン2カ月半ぶりの白星!しかも投げては、
チェン横浜打線を完全に圧倒
5月の完封のときもよかったですが、
今回はさらに貫禄の内容
初回から152キロ、
伸びのある真っすぐ中心に押し、
上々の立ち上がりを見せると、
珍しく打線の大量援護を受けたこともあり、あとはスイスイ
大量点差にだれることなく、集中して自分の投球に終始。
さらに球数も少なく、中継ぎ陣を休ませられる見事なペース
ムダな四球も全くなしで、お得意様相手に3安打完封
5月3日のハマスタ以来の今季3勝目をようやくゲット。
規定投球回数に達したことで、
防御率も再びトップに立ったようですが、
それ以上に「勝てた」ということが大きかったのでは。
1カ月の離脱こそあったものの、今季のドラゴンズ左のエース
それが前半戦最後の登板で、やっと勝つことができた
前夜の朝倉もそうですが、そういう意味では、
この1勝はチームにとっても価値あるものとなったでしょう。
これからさらに厳しい戦いが続きますが、
後半戦は白星をたくさん積み重ね、
チームに貢献するチェンの投球を楽しみにしたいです。


16安打12得点の圧勝
巨人が敗れたことでゲーム差が4.5と縮まりました。
ただこのゲーム差では、まだ背中は見えないですし、
いまは一戦一戦を戦うこと集中してほしいですね。
そして今週末は、土日ながらもナイトゲームとなりますが、
この日の勝利でさらに付いた勢いを継続してほしい。
関東初戦で爆勝というと、先日の神宮が思い出されますが、
その二の舞とならぬよう、ここは必ず連勝を。
先発は中6日で、防御率2位の吉見が来るでしょう。
弟分のチェンとのハイレベルな争いが続きますが、
1位再浮上、さらに王手をかける2ケタにすんなり到達してほしい。
そのためには、やはり打線の変わらぬ援護を。
谷繁、和田に加え、森野、ブランコも休めましたし、
リフレッシュした主力たちがきっとやってくれるでしょう。
9勝1敗、カード6連勝の流れそのままに、敵地でベイを圧倒
投打の歯車をがっちりかみ合わせての勝利で、
さらに上位との差を詰めてほしいと願います!


☆ウィナーズ・ボイス(17日)

◎チェン・ウェイン

<今季2度目の完封で、3勝目をマーク>
「(ナイスピッチングでした)ありがとうございました。
(わずかヒット3本、無四球の見事な投球でした)
そうですね。まあ何とかムダなフォアボールを出さないように
ま、自分のピッチングを見せる。はい。
(相手は5連勝中の横浜だったが)
まあ一応、コース的に厳しくいって、
まあ抑えたいだけの気持ちを持って、投げるだけです。
(早い回から味方が点を取ってくれた)
そうですね。まあ、野手に感謝しています。
(この完封で規定投球回数に達し、防御率1.45。
吉見を抜いてトップに立った)
(笑顔で)ありがとうございます。
いや、でも、まあそっちは関係ないんで、
まあ一応、勝ちだけほしいです。はい。
(同僚の吉見と良い競り合いに)
そうですね。まあ、吉見さんのピッチングを見て、
まあ自分も何とか抑えたいんで。そうですね、はい。
(巨人が逆転を許し、このまま行くと4.5ゲーム差)
そうなんですか。ありがとうございます。
まあ、まだシーズンは終わってないんで、
まあ、優勝を目指す。はい。
(後半戦の投球も期待しています)
ありがとうございます。
この後にも、まあ、いいピッチング投げて、
みなさんに見て、はい、がんばります」


<1回、先頭打者・吉村への初球。
152キロで空振りさせると、2つの真っすぐで追い込み、
3球目も152キロの低めに制球された直球で空振り三振を奪った。
仁志を二ゴロ、内川も遊ゴロで三者凡退の抜群の立ち上がり。
7月に復帰してから2度の先発は先頭打者に四球を与え、
立ち上がりに苦しんだが、その反省を3度目でしっかり生かした>
「無駄な四球を出さないように注意しました
コントロールを意識して、コースを狙い過ぎると
ボール、ボールとなってしまう。
思い切って腕を振ることだけを考えた。初回から全力でいきました」

<失点の気配は皆無に近く、150キロ前後の球威で横浜打線を圧倒。
散発3安打、8奪三振。得点圏に走者を背負ったのは失策がらみの一度だけ。
今季の横浜戦はこれまで3試合で1失点、防御率0.38。
相性のよさを生かし、9回になっても152キロを計測するなど、
最後まで強気の姿勢は崩さなかった>
「横浜戦? それは偶然です。
なかなか勝てずにきつかったけど、自分の投球をすることだけを考えていた」

<打線がこれまでにはなかった12得点という大量援護。
気持ちの張りが少しは緩んでもおかしくないが、集中力は切れなかった。
4回から7回まではパーフェクト。
味方が得点を重ねるたびに、打たれる雰囲気がなくなる頼もしさ。
なかなか手が届かなかった3勝目は、初の無四球完封で堂々と手に入れて>
「打者の皆さんに感謝します。
点が入って気持ちが楽になりました。
でも、楽になりすぎないよう自分の投球を意識した」

<これで我慢の日々が報われた。
前回登板までの11試合で1試合あたりの味方の援護点は1.64点。
好投しても援護に恵まれず、勝ち星は伸び悩んだ。
追い打ちをかけるように6月には左肩痛で戦線離脱。
開幕前に「10勝」を目標に掲げていた左腕にすれば、
大きな停滞だったはずだが>
「勝ちにこだわりたい。どんなに好投しても負けたらダメ。
援護? それは考えない。どんな試合でもベストを尽くすだけ」

<これで規定投球回数を再び上回り、
防御率は吉見を抜き1.45で、リーグのトップに躍り出た。
笑顔で無関心を強調したが>
「防御率? それは気にしません」

<1つ年上の吉見はライバルというより、励まし合う仲。
球威では負けないが、制球では及ばない。
抜きつ抜かれつのチーム内競争を演じながら、勝ち星を重ねてきた。
グラウンドを離れれば仲のいい兄弟分。
キャンプでは同室で休日には連れだって外出し、
シーズンに入っても食事をともにする間柄。表情を崩して>
「(吉見さんは)お兄ちゃんのようなもの。
吉見さんのピッチングを見て、自分も抑えようと思って投げています。
吉見さんのように勝ち星も挙げたい」

<秘めたる思いもあった。
横浜スタジアムは昨年の球宴第2戦で
同僚・荒木がMVPに輝いた舞台。その場面をテレビで見ていた。
台湾から来日して6年目。あこがれ続けているのが球宴。
ようやく戦力となった昨年は先発とリリーフを兼任し、
選ばれる数字は残せず、今年は左肩故障に泣いた。
チームメートが輝いた舞台で、狙い通りの快投を演じて>
「やっぱり投げたいですね」

<波に乗り切れなかった若き左腕が最高の形で白星をつかみ、
チームは首位巨人に4.5ゲーム差まで接近した。
残り3カ月。反攻を宣言し、逆転ロードを駆ける>
「この勝ちはデカイ、と思う。でも、まだ何試合もある。
シーズンは長い。これからです」


<アクが強いプロ野球選手たちの中にあって、
人一倍温和で優しい。それを表すように、
毎年夏には故郷・台湾の両親を日本へ呼び寄せ、
食事をともにするなどしている。にこやかに語って>
「ボクが中日に入ってから毎年来ていますね。
今年? まだ分かりませんが、来ることになるかもしれません」

<もっとも、両親が来日した時に
自身の試合を見たことはほとんどないそうで、
もっぱら日本国内を観光して回っているという>
「ボクは野球ばかりでほとんど観光なんてできません。
ボク以上にあちこち見て回っていますよ」
中スポ中日新聞サンスポおおさか報知
時事通信スポニチ名古屋ニッカンデイリー

○小山桂司
<チェンとバッテリーを組んだが、相性の良さを発揮。
このコンビでの防御率はこの日まで7戦で0.96と
驚異的な数字を残しているが、控えめに>
「コントロールを気にせず思い切って投げてこいと
いう姿勢でリードしているだけです。
それで自然とまとまるからすごいですよね」

<それよりも打ちまくったチームの中で
5打数無安打だった自身の打撃を猛反省。危機感をあらわに>
「打てるというので(1軍に)上げてもらっているところはある。打てないと」
(中スポ)

○田中監督付スコアラー
<直球が走っていたこの日のチェンを絶賛>
「右打者の内角にクロスする直球の角度が素晴らしかった。
そこらの打線では打てない。年に何回かの見事な投球だった」
中日新聞


○和田一浩
<1回2死一、二塁から、先制の左前適時打を放つ。
打てば得点、凡退ならチェンジ。先に2ストライクを奪われながらも、
外角低めのスライダーをうまくレフト前へ運んで>
「がされましたけど、しんで打てました。
先制のチャンスだったし、ヒットで先取点を取りたかったのでよかった」

<これをきっかけに打線はマストニーをあっという間に攻略し、
左肩痛から復帰して3戦目のチェンを猛烈に援護。
横浜を完膚無きまでにたたきのめしたが、前を見すえて>
「いい流れ? そうですね。
でも、きゅっと引き締めていかないと。あしたが大事です」
中スポ毎日jp

○藤井淳志
<3安打2打点の活躍。荒木と共に猛打賞をかっさらった。
1点先制後の1回2死一、三塁、左前適時打して2点目を叩き出す>
「甘い球はどんどん打っていこうと思いました」

<4回は7-0と大成が決した1死一、三塁で、右前適時打。
左右に打ち分ける器用さも、大勝に結びついた>
「とにかく1点でも多く取りたいと思いました」
(中スポ)

○井端弘和
<4回、左翼席へ3号ソロ。
真ん中高めのストレートをしんでとらえて、
5月4日の横浜戦以来となる一発を見舞って>
「打った瞬間、行ったと思いました。久びさですね。
フルスイングしなくても入るんだなあと。
でももっと拮抗したところで打たないと」
(中スポ、毎日jpニッカン

○小池正晃
<6回に4号2ラン。古巣から打った初めての本塁打だった。
安打の後輩を一塁に置いて、先輩はバックスクリーンを直撃、
威厳をしっかりと保って>
「(同じ横浜高の)福田が打ったし、先輩としては負けられません。
チームにも勢いがあったし、それに乗って打ちました」

<横浜は昨季途中まで在籍していたチーム。
中日に移籍後初めて打った、慣れ親しんだ
横浜スタジアムでのホームランに感慨ひとしお>
「ここで打ちたいと思っていました。
打ててホッとしたような、そんな気持ちになりました」
(中スポ)

○岩﨑達郎
<今季は代走での出場が主だったが、
8回の守りから三塁に入り、初守備に就く。
9回に三飛と三ゴロを無難に処理し、
初めてグラウンドでナインとのハイタッチも経験>
「普通に守っただけですよ」
(中スポ)


○中村一生
<9回表、左翼ポール際へプロ初本塁打を放つ。
左翼席のファンから大歓声が沸いたプロ1号に、ニッコリと笑って>
「気持ちよかったです。
1軍はやっぱり違います。アドレナリンが出ますね」

<大器と期待されながら、5年かかった。
俊足、好守でパンチもある。なのに結果が出なかった。
7月10日に今季初めて1軍に上がると、ステップアップのヒントを得た。
フリー打撃は通常、真っすぐだけを打つが、
石嶺コーチが変化球も混ぜて打つ練習をアドバイス。
2軍より変化球が多いと言われる1軍、
変化球に対応する地味な練習がこの日のスイングに生きた。
相手投手は元中日の石井。左からのスライダーうまく変化球をさばいて>
「まっすぐを待っていたけど、スライダーに反応して打った感じです。
感触はあったんですけど、ポール際だったから切れるかなと思いました」
中スポスポニチ名古屋


○荒木雅博
<8回無死、左翼へ二塁打を放つ。
鋭いゴロが左翼の左を抜けていったこの日4本目の安打。
そこに大きな『意味』があった。
通算22度目の1試合4安打で
熊本工高の先輩・前田智徳(広島)を抜くことになり>
「何もいわなくてもわかりますよ。
並んだんですか? エッ、抜いたんですか。
大変なことになりましたね」

<自身に衝撃を与えた6学年上の天才打者。
追いかけるように、熊本工のユニホームに袖を通し、
現在では『孤高の天才』と評される男が
最も心を許し、かわいがっている後輩になった。
前田智徳がいる高さは変わらないのだろうが、少しずつ近づいている。
打数が多い1、2番が多いとはいえ、
天才を『安打』にまつわる記録で上回ったのは事実。
雲上の先輩にちょっぴり誇れる夜だった>
「(前田さんと)まともに話せるようになったのは、
ボクがレギュラーを取ってからですかねえ。
雲の上の存在ですよ。今も。それはこれからも変わりません」
(中スポ)

○福田永将
<球界では、対戦相手に高校、大学の先輩や、
代表チームなどの縁でお世話になった恩人がいると、
後輩が先輩のもとにあいさつに赴く光景がよくあるが、
7月5日の巨人戦の時、走った先は意外な人だった。
自身を激励してくれたのは、巨人の原監督。
同監督が東海大相模高の後輩である森野に指示。
わざわざ呼ばれたという。喜々としてその場面を振り返る>
「がんばれよと激励の言葉をかけていただきました。
自分のことを覚えていてくれるなんて考えてもいませんでしたから、
めちゃくちゃうれしかったです」

<神奈川県で育った以外に接点が薄そうだが、
こんな出会いがあった。2003年夏の中学時代、
硬式野球強豪チームが全国から集まる
『ジャイアンツカップ』に緑中央シニアの主将として出場し優勝。
決勝には1期目の最終年だった原監督が観戦。
その後の表彰式にも出席した。
その席でかけられた言葉をありありと覚えているという>
「東海大相模(高)に来い。そしてジャイアンツに来い」

<その言葉が夢の輪郭をハッキリさせた。
高校はぎりぎりまで悩んだ末、自分の決断で横浜高に進んだが、
東海大相模高にも、巨人にも行かなかった自分のことを
原監督が覚えていてくれるとは夢にも思わなかった。
その2日後にプロ初打席初本塁打。
この日は6回に代打で右翼線を破る安打を放ち、
三塁で初めて守備についた。
恩返しは巨人を追撃する力になること>
「自分が活躍することで、あのときかけてくれた
言葉の恩返しをしなければならないと思っています」

<横浜出身がプロ3年目で初めて『凱旋』。
プロ入り後初の横浜スタジアム。
横浜高時代は何度もここで試合をして、
自身にとってはゲンのいい球場。
この日はスタンドに中学時代の恩師も応援に駆けつけていた。
6回の右前打を放つと、地元のファンから声援を浴びて>
「ここでは負けた印象がないです」
福田ブログ「2009/07/17」、中スポ)


○立浪和義
<レギュラーだけでなく、福田、小池、中村一生の
途中出場組も爆発しての16安打12得点に、兼任コーチは満面の笑み。
出番なしもこんな『開店休業』なら大歓迎。笑顔でバスに乗り込み>
「きょうはゆっくり見ていましたよ」
(中スポ)

○石嶺打撃コーチ
<相手先発・マストニーを4回途中9失点で攻略し、満足顔>
「みんなが良い状態だけど、
ベンちゃん(和田の愛称)が2死から打ったのは大きい。
楽に打席に入れるいい流れをもってきてくれたね」

<着実に安打&得点を重ね、終わってみれば16安打12得点。
3本塁打も飛び出した打線に>
「あしたは投手が変わるけど、いい流れでいけると思う」
中スポサンスポ


○落合監督
<序盤に大量得点を挙げて今季6度目の3連勝。
大差の勝利にも多くを語らず>
「ウチの方が相手よりも移動時間が短かったからだろう。
(中日は大阪から、横浜は広島からの移動ゲーム)
それだけのことじゃないか」

<大量援護を得ながら完封したチェンについては、
当然の結果といった口調で答えて>
「大量リードの完封は難しい? そんなに難しいことか? 
あいつ(チェン)が今どういう状況にいるか考えてみろ。
吉見と防御率を争っているんだろ。簡単な理屈じゃん。
(9回まで)気が緩むわけないじゃん」

<監督として球団単独2位となる
440勝目を手にしたが、自らの記録に触れず>
「選手に聞いて。選手に聞いて(紙面を)埋めなよ」
中スポ中日新聞共同通信社ニッカン


若竜トピックス(17日)

◆堂上直倫

<今季初めて1軍に合流。
この日は出場選手登録は見送られたが、横浜スタジアムで汗を流す。
三塁でノックを軽快にさばき、フリー打撃でサク越えを放って>
「(1軍合流を)言われたのは昨日の夜です。
登録されるかどうか分かりませんけど、がんばります」

<3年目の今季は開幕1軍を目指して
沖縄キャンプで猛アピールしたが、開幕からずっと2軍暮らし。
左わき腹を痛めて、2軍戦にも出られない日々もあった。
6月14日に実戦復帰すると、それ以後のウエスタンでは
27打数10安打の打率.370、1本塁打と結果を出し、
1軍に声がかかった。逸材はジッと登録を待つ>
「今は状態は悪くないです。普通にやれるようになってきました」
(中スポ、ニッカン

◆西川明
<11日に登録抹消されたが、
約1週間ぶりにナゴヤ球場で見ると、違和感があった。
打撃フォームがどことなく違っているような…。
半信半疑で尋ねると、明確に答えて>
「バットを立てて構えるようにしています。この前は寝かせていました」

<フォームをひんぱんに微調整しているように見えるが、
シーズン中なのに大丈夫か? この疑問にもさらりと答えて>
「時期によって『しっくりくる』構え方があるんです。だから変えています」
(中スポ<ドラ番記者>


◆フレッシュオールスターゲーム出場辞退選手のお知らせ(公式サイト)
◆フレッシュオールスター 出場選手変更(NPB公式サイト)
◆フレッシュ球宴出場者変更 2人が出場を辞退(共同通信社)
(プロ野球オールスターゲーム運営委員会は
この日、山内壮馬がケガ(右腓腹筋筋膜炎)のため
フレッシュオールスターゲーム(23日・札幌ドーム)の出場を
辞退したと発表。補充選手として、岩田が出場する)

2009年7月17日 (金)

打線繋がり序盤乱戦制す上昇竜ついに2位浮上!

1勝1敗で迎えた甲子園での阪神との第3戦は、
立ち上がりから互いに得点を奪い合うシーソーゲーム
しかし1点ビハインドで迎えた3回に、
和田の犠飛と英智の適時打で逆転に成功すると、
その後も着実に追加点を挙げ、ゲームを優位に。
朝倉が乱れつつも4失点で止まると、6回以降は盤石の継投
9連戦の最初のカードを勝ち越したドラゴンズ
ついに東京ヤクルトをかわし、2位に浮上しました!

◇セントラル・リーグ公式戦
阪神-中日 11回戦
(16日・阪神甲子園球場 | 中日7勝4敗)
42450人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
中 日
阪 神
[勝] 朝倉(15試合6勝4敗)
[S] 岩瀬(35試合1勝2敗25S)
[D本] なし
[Dバッテリー]
朝倉、高橋、河原、パヤノ、浅尾、岩瀬 - 小山、谷繁

◇対阪神11回戦・スタメン
1 (遊)井端  (4打数1安打1打点)
2 (二)荒木  (5打数2安打)
3 (三)森野  (2打数2安打1打点)
4 (一)ブランコ (3打数2安打1打点)
5 (左)和田  (3打数無安打1打点)
6 (中)藤井  (3打数1安打)
7 (右)英智  (4打数1安打2打点)
8 (捕)小山  (3打数1安打)
9 (投)朝倉  (2打数無安打)

【イニング経過】
<1回・中日> P・久保田
井端初球中飛、荒木外直球センター右安打、
森野3球目荒木二盗失敗、森野ストレート四球、
2死一塁から、
ブランコ内低め直球高く上がる右飛球、
浜風に戻され、右翼線落ちる適時二塁打(D 1-0 T)

和田ストレート四球、
2死一、二塁から、藤井外フォーク空三振


<1回ウラ・阪神> P・朝倉(中6日)
平野内低め直球見三振、関本初球左前打、
葛城中フォーク空三振、金本ストレート四球、
2死一、二塁から、ブラゼル内高め直球中前適時打(D 1-1 T)

<2回・中日> P・久保田
英智内フォーク空三振、小山初球スライダー中前打、
朝倉スリーバント失敗、
2死一塁から、
井端中スライダーライナー左翼線適時二塁打(D 2-1 T)

<2回ウラ・阪神> P・朝倉
鳥谷二塁グラブ下抜ける安打、岡﨑高めスライダー左前打、
無死一、三塁から、久保田スリーバント失敗、
平野右足死球、
1死満塁から、関本内高め直球ライナー左犠飛(D 2-2 T)
2死一、二塁から、葛城中シュート右前適時打(D 2-3 T)

<3回・中日> P・久保田
森野投返しグラブかすり中前打、
ブランコ中直球右中間突破二塁打、
無死二、三塁から、和田中低め直球右邪犠飛(D 3-3 T)
1死二塁から、藤井外低めフォークとらえ右前打、久保田KO

P・桟原
1死一、三塁から、英智中フォーク一二塁間抜ける適時打(D 4-3 T)

<3回ウラ・阪神> P・朝倉
ブラゼル外高めフォーク右前打、
新井内シュート打ち上げ右飛、鳥谷初球外フォーク4-6-3併殺

<4回・中日> P・桟原
井端ストレート四球、
荒木5球目バッテリーウエスト・井端一、二塁間挟まれるも
二塁関本ショートバウンド悪送球・井端一塁戻る(関本エラー)、
荒木外スライダーちょこんと合わせ中前打・井端三進、
無死一、三塁から、
森野初球外直球中犠飛(D 5-3 T)

<4回ウラ・阪神> P・朝倉
岡﨑中前打、代打リン外フォーク右前打、
無死一、三塁から、平野外シュート三ゴロ5-4-3併殺崩れの間(D 5-4 T)

<7回・中日> P・ウィリアムス
森野ストレート四球、ブランコ外外れ四球、
和田右中間大きなフライ・森野タッチアップ三進、
藤井高め抜け四球、
1死満塁から、
英智外スライダーぼてぼて三ゴロの間(D 6-4 T)
代打立浪外スライダー外れ四球、
P・アッチソン
2死満塁から、代打小池ハーフスイング三振・球審嫌みなアクション

<7回ウラ・阪神> P・河原 捕・谷繁
平野左邪飛、
関本止めたバット投ゴロ・
河原掴み損なうも再び収めてベースに駆け込む、
P・パヤノ
代打桜井外150キロ見三振

<8回・中日> P・アッチソン
井端中低め直球空三振、荒木外スライダーハーフスイング三振、
森野内スライダー中前打、ブランコ四球、
2死一、二塁から、和田外直球二ゴロ


<8回ウラ・阪神> P・浅尾
金本外直球一ゴロ、
ブラゼル外フォークミート左中間安打・代走大和
新井外フォーク遊ゴロ6-4二封、
鳥谷初球浅尾暴投・新井二進、
鳥谷内高め直球二ゴロ・荒木前こぼすも間に合う

<9回ウラ・阪神> P・岩瀬
岡﨑初球内スライダー捕邪飛、
代打狩野内スライダー左飛、
代打高橋光信内高め直球三塁線ゴロ森野遠投、試合終了。


【ゲームレビュー】
競り勝ち、阪神戦3カード連続で勝ち越した
白星を2年ぶりに11個先行させ、4月27日以来の2位に浮上

1点を追う3回無死二、三塁から和田の犠飛で同点。
1死一、三塁とし英智の右前適時打で勝ち越した。
4回には敵失を生かして加点。
その裏に1点返されたが、継投で逃げ切った。
朝倉は5イニング、8安打4失点と不調だったが、5月25日以来の6勝目
公式サイト中日新聞共同通信社ニッカン式スコア


初戦惜敗、2戦目快勝、
1勝1敗で迎えた甲子園での第3戦でしたが、
序盤は両先発がともに荒れて、点の奪われ合い
一発こそないものの、常に塁上を賑わせ、
小刻みに得点がかさなっていく展開。
5年ぶり先発転向、今季初登板の阪神・久保田
立ち上がり落ち着かないのはなんとなくわかりますが、
こちらの先発・朝倉もそれに付き合うかのようなありさま。
このままでは何時にゲームが終わるのだろうか?
ほんとわからず、途中までは困ってしまいましたね。

それでもやはり現状での自力の差ともいいますか、
このところ打線につながりを見せるドラゴンズ
2回に、井端がきれいに引っ張り、
レフト線に落とす適時打で勝ち越すと、
逆転を許した3回には、すぐさま森野、ブランコの連打から、
和田の犠牲フライで同点
さらに藤井がつないで、久保田をKOすると、
代わった桟原から、この日スタメンの英智が、
おそらく昨夜やりたかったと思われる、
一、二塁間をしぶとく抜く適時打で勝ち越しに成功
続く4回もアライバの繋がりで無死一、三塁から
森野があっさりと犠飛を打ち上げ、リードを広げると、
以降はドラゴンズペースに終始。
5、6回こそ江草のテンポの良い投球に封じ込まれたものの、
7回にはこの日復帰となったウィリアムスの大乱調にも助けられ、
1死満塁から、英智のぼてぼての内野ゴロの間に追加点。
3四球に内野ゴロと、ノーヒットでダメを押せたことで
完全にこの日の勝負は決まったかなと。
そして7回以降は、勝ちパターンの継投。
浅尾がいくらかバタバタしたものの、岩瀬は3人でピシャリ。
シーソーゲームを制して、敵地阪神に連勝
この日ゲームのなかった東京ヤクルトをようやくかわし、
上昇ドラゴンズ、ついに2位へと浮上しました。


ついに2位だ!まさに「つなぎの野球」
勝ち取った勝利。
なだけに、この日のお立ち台は
人選に苦労したでしょうね。
結局は神風先制二塁打をはじめ、
4打席出塁のブランコ
落ちついたようですが、
自分的には効果的な2打点をマークした
英智もありだったんじゃないかと。
まあボロボロになりながらも
5イニングを踏ん張り、久々の白星を挙げた朝倉
さすがにないだろうとは、思っていましたが…。

それでも先発がイマイチピリッとしない中、
打線がうまくつながって、効率的に得点を奪いましたね。
特に藤井、英智といった下位打線が元気なのがうれしい。
これまでは5番までで得点を奪うことが多かったですが、
この辺りまでつながれば、また違う得点バリエーションが増えてくる。
ブランコ、和田らの破壊力ばかりが目立っていた打線ですが、
単打で出て、エンドランで次の塁を積極的に狙い、
そしてしぶとい打撃で、走者を還していく。
そういう攻めがたくさん出てくるようになれば、
よりチームが一丸となって、勢いというものが増していく。
また勝負どころを絶対にのがさないという、したたかさ
その辺りも実践できているのが良いですね。
この日2位には浮上したものの、東京ヤクルト
さらにその上にいる巨人との争いは、俄然続いていくと思われます。
下位のチームとは違い、そういうチームを倒すには、
そういった駆け引きの中で競り勝つ強さも必要。
現状のように投打がかみ合うなかで、
チーム全体としても、さらに力をつけてほしいと願います。


9連戦の最初のカードを幸先良く勝ち越し
さらに2位に浮上し、貯金も今季最多の11と、
弾みを付けて、次の遠征先へと進むことができますね。
そんななか続いて乗り込むは、横浜スタジアム
今季8勝1敗とカモにする最下位・ベイスターズとの3連戦となります。
しかしなんとここに来て、横浜が5連勝と絶好調
カモとはいえ、ちょっと心配な部分もあったりしますね。
ちなみに中スポ先発予想は、初戦から
チェン-マストニー、吉見一起-吉見祐治、川井-グリンとのこと。
大矢監督時代の横浜とはなんとなく違う空気も
醸し出していそうですが、こちらは安定する3本が相対しますし、
やってくれることと信じています。
まあ初戦については、移動日ゲームなのでちょっとヤバイですが、
週末のナイトゲーム2連戦は、白熱するはず。
ようやく手にした単独2位、これを離さず、
さらに首位との差を詰めていくような3連戦となってほしい。
神宮では「歓喜のちガッカリ」となった関東竜党はもちろん、
3連休を迎える中、各地で応援しているファンを喜ばせるような、
良いゲーム展開となることを期待したいと思います。


☆ウィナーズ・ボイス(16日)

◎トニ・ブランコ

<初回に先制の右翼線二塁打を放つと、
逆転を許した直後の3回も右中間二塁打で逆転劇を演出>
「(ナイスバッティングでした)
ありがとうございます。ありがとうございます。
素晴らしい球場でできたのはとてもうれしいです。
神様ありがとうございます。おかげです。
(敵地・甲子園の雰囲気にも慣れてきたか)
ファンの応援も素晴らしいですし、いい球場だと思いますし、
バッターにとって素晴らしい球場だと思いますし、
ファンもすごい応援をしてくれますので、
とてもいい球場だと思います。
そして今日は勝ちましたのでよかったです。
(4打席出塁していますが、出塁率も高いですね)
今日はよくボールが見えまして、4回出塁することができました。
神様のおかげです。
(打点争いでもトップ、得点圏でのチャンスに強い秘訣は)
とにかくよくボールを見て、
ジャストミートすることを心掛けています。
あとは神様が結果を導いてくれてます。
(夏の暑さも全く関係ないですね)
暑いのは大好きですね。
サントドミンゴ、ドミニカもアメリカも暑いですし、
そうなるとピッチャーも疲れてきますので、
そういう意味からしても、夏は大好きです。
(チーム状態も上がっている、今後に向けて)
とにかくチームが勝てるように、
チーム一丸となって、戦っていきたいと思います。
そして横浜では3連勝できるように頑張っていきたいと思います。
(ありがとうございました)アリガトウゴザイマシタ」


<1回2死一塁、おそらく無風なら右翼へのファウルだが、
右から吹く浜風に戻されると右翼線の左側にポトリ。
『神風』による先制の適時二塁打に>
「自分としては(打った)感じがよくなかったが、
いいところに落ちてくれたね」

<子どものころのあだ名は『プーポー』だったよう。理由は>
「『プーポー』と呼ばれていた選手の
打ち方のものマネがうまかったから。
友だちから『プーポー』と呼ばれるようになった」

<『プーポー』という愛称だった選手の
本名は、バーナード・ブリトー。
95、96年の2年間、日本ハムで活躍した長距離砲だった。
豪快なスイングと飛距離が注目を集めたブリトー。
96年のオールスターでは本塁打を放ち、
試合前のホームラン競争にも西武・清原、
福岡ダイエー・吉永幸一郎と3人でパ・リーグ代表で出場した。
前日、自身も球宴のホームランダービー出場が決まった。
ファン選出で第1、第2戦ともセ・リーグの代表として出る。
子どものころに憧れ、マネしていた選手と同じ舞台に立つことになり>
「頑張るので楽しみにしていてください」
中スポサンスポスポーツ報知毎日jpスポニチニッカン


○英智
<7番・右翼でスタメン出場し、連夜の殊勲打。
3回1死一、三塁の右前勝ち越しタイムリーに続いて、
7回は1死満塁でボテボテの三塁ゴロ。
三塁走者を生還させ、リードを2点に広げた。
6月30日の阪神戦以来のスタメンで存在感を示して>
「きょうは点の取り合いの雰囲気があったので。気持ちで打ちました。
進塁打のサインは出ていませんでした。
何とか走者を次の塁に進めようと思った。
桟原とはファームでも対戦して
ヒットも打っている(通算対戦成績・7打数5安打)ので、
イメージはわきやすかったですね。
ああいう泥くさい感じでボディブローのように取っていけば
相手は嫌がると思うので、ボクらしい仕事はできたと思います」
(中スポ、サンスポスポニチ名古屋ニッカン

○和田一浩
<1点を追う3回無死二、三塁から右邪犠飛>
「内容は最悪だったのですが、結果は良しとしておきます」
中スポ

○森野将彦
<1点リードの4回無死一、三塁から中犠飛>
「あの場面、どこに打っても1点入る(守備)シフトだったんで、
自分の打撃をしようと思っていました」
中スポ

○井端弘和
<4回先頭で四球出塁。
次打者・荒木のときにエンドランをかけ、二塁へスタート。
読んだ阪神バッテリーはウエスト。
二塁手・関本は一塁へ投げ返し、タイミングはアウトだったが、
送球がワンバウンドとなりセーフ。結果5点目のホームを踏んだ。
起点の利いた動きが大きな1点を生み出して>
「ウエストされたら戻ろうと思っていた」
(中スポ)


○朝倉健太
<5月25日以来となる白星で、6勝目を手に。
味方打線が得点した直後に失点を重ね、5イニングを8安打4失点。
中継ぎ陣と打線の頑張りに助けられた右腕はほっとした様子。
それでも久々に勝ったというのに、ぴくりとも笑わない。
試合後は反省の言葉ばかりが口をついて>
「ボールが高く、先頭打者を出すことが多かった。
大事にいきすぎたところもあった。
何とか1点リードで帰ってこられたので良かったと思う。
きょうは迷惑をかけてしまったので、次回はいい投球をしたいですね。
野手の皆さんやリリーフのピッチャーのおかげで勝てました」

<6試合連続で白星がなかった10年目右腕。
不調を引きずるかのように、立ち上がりは不安定。
ピンチが波のように押し寄せ、大崩れしてもおかしくない展開。
奈落の底に落ちかけた右腕を救ってくれたのは、先輩の一言だった。
3回を無失点で切り抜け、マウンドを降りた直後。
谷繁に呼び止められ、こうアドバイスされると、
言葉を真摯に受け止め、考え直し、中盤のマウンドに臨んだ。
すると4回は失点したものの、5回は三者凡退に。
リードを保ったまま、リリーフ陣にバトンをつないだ。
決して好結果ではないが、谷繁のアドバイスを得て、
最後をきっちり締めたのは、今後のマウンドにつながるに違いない>
「3回ぐらいに谷繁さんにもらったアドバイスのおかげ。
ただ投げているようにしか見えない、と。
もともと細かいコントロールがあるわけじゃないのに、
厳しいコースを狙ったりしていた。
思い切っていこう。腕を振ればいいんだと思った」

<これで対阪神戦は07年から3年越しの5連勝。
投球内容に納得はいかなくとも、上昇気流が見えてきたこの日。
勝ったことには大きな意味があるはず>
「きょうの投球で、きっかけをつかみかけたと思うので。
技術より、気持ちの面ですね」
朝倉ブログ「阪神戦投げました!」、
中スポ中日新聞共同通信社毎日jpニッカン

○谷繁元信
<投手に打たれたり、四球を連発して、
想像できないような崩れ方をするなど、
勝利につながらない朝倉の投球を見てきた正捕手。
『技術がない』と厳しく突き放したこともあったが、
この日も同じ失敗を繰り返す気配に、たまりかねたという>
「技術の問題でもあるんだけど、最後は気持ち。
一球一球に気持ちがこもっていなければ、最後のひと押しができない。
もともときれいに打ち取れる投手じゃないんだから」
中日新聞


○高橋聡文
<1点リードの6回に朝倉からバトンを受けて登板。
代わりはなの鳥谷にはいい飛球を打ち返されたが
中堅・藤井の守備範囲。
続く岡﨑、代打・バルディリスの右打者2人は
連続三振に仕留めて、流れを完全に引き寄せた。
前夜7回1死一塁の桧山封じに続く好救援に>
「とにかくゼロで抑えられてよかった」

<連投になったり、すっかり出番がなくなったり。
調子の維持が難しい中継ぎの立場。
6月10日の東北楽天戦から30日の阪神戦まで
中19日も間隔が開いたときには、
冗談まじりにこう話したこともあったが、
緊張感を保ちつつブルペンで戦況を見詰め続けた>
「(自分の登板は)プレミアですから。
いつ、行けと言われてもいいように」

<時には敗戦処理のようなマウンドに
立つこともあるが。黙々と投げ続ける>
「常に同じ気持ちで」
中スポ

○河原純一
<7回1死、関本に打撃をさせず、
止めたバットで一塁線ゴロに打ち取ったが、
自ら猛ダッシュでボールをすくい上げようとしたが、
グラブに入れ損なってしまった。
しかし慌てずにグラウンドに転がったボールを
再度グラブに収めると、自ら一塁に駆け込み事なきをえる>
「(捕球位置から考えて)一塁へ投げなきゃと思ったんだけど、
トニ(ブランコ)も出てきてて。
あっベースが空いてる、どうしようと…」
(中スポ)

○ネルソン・パヤノ
<7回2死で代打・桜井を三振斬り。
左の葛城に対して登板したはずだが、
代打登場の打者を相手にすることになっても涼しい顔>
「全く気にならない。ロー(低め)ボールだけを心掛けたよ」
中スポ

○浅尾拓也
<落ちついた投球で9回の岩瀬にバトンを渡す。
5回以降では阪神唯一のヒットをブラゼルに許したが、
新井、鳥谷と内野ゴロに打ち取って、ホッと一息>
「調子はよくないながらも0点に抑えられたのはいい意味でプラス。
ストレートの(指の)かかりを修正していきたい」
(中スポ)

○岩瀬仁紀
<9回、右の代打攻勢を軽くいなして、3人で料理。
5日ぶりの登板でも、全く危なげなくリーグトップの25セーブ目。
気持ちよさそうに汗をぬぐって>
「しばらく空いていて久しぶりといっても、
自分の中では(終盤まで接戦で)いっている感じの試合が多かったから。
ずっと出ている感じがあったんで、自然にゲームに入っていけました」
(中スポ、スポニチ名古屋

○森バッテリーチーフコーチ
<この日登板した5人に前日好投したネルソンを加えた6人で、
16イニング2/3を連続無失点中と、安定感抜群の中継ぎ陣。
約2カ月ぶりの勝ち星となった朝倉も含め、
投手陣について、手応え十分に振り返る>
「リリーフ陣はみんな頑張っている。
健太(朝倉)もいい投球をして勝てなくて、
悪い時に勝たせてもらったんだから、
このままちゃんと勝っていってもらわないとな」
中スポスポニチ名古屋


○小山桂司
<10日の広島戦以来のスタメンマスクとなったが、勝利に貢献。
6回まで出場し、朝倉と高橋をリード。バットでは2回に中前打を放った>
「危ない展開にしてしまいましたが、勝てて本当によかったです。
ヒットは出ましたが、チャンスで凡退(3回1死一、二塁で三邪飛)
してしまったので、次は打てるように頑張ります」
(中スポ)

○立浪和義
<2点リードの7回2死二、三塁でやってきた出番。
投手はこの日復帰したばかりのウィリアムス。
左対左となったが、トドメを刺すための切り札投入。
しかしストライクゾーンに来たのは2球だけ。
フルカウントから四球で空いていた一塁に歩いた。
半分勝負を避けられた格好だが、ストライクを
仕留められなかったことに納得がいかない様子>
「(相手の投球が)何であっても、いいところで打つ、つなぐ。
次、がんばります」
(中スポ)

○中川裕貴
<感慨深そうに甲子園の土を踏みしめている。
岐阜・中京高時代は2年夏、3年春と
2度の全国大会で立ったグラウンドだ>
「高校時代に自分を育ててくれたところという意味も
ありますけれど、自分の地元がこっち(滋賀県)なんで
ずっとあこがれのグラウンドでした」

<プロ入り後はウエスタン・リーグで来たこともあるが、
1軍のメンバーとして足を踏み入れるのは今カードが初めて。
気合を込めて臨んだ試合では、6回先頭に代打を送られ空振り三振。
うなだれてベンチに引き揚げたが、
『浮上』での記念の初打席浮上のきっかけにしたい>
「打席をもらったら、僕は絶対に打たなきゃいけない。
このグラウンドで打ちたいんです」
(中スポ)

○福田永将
<練習中、ブランコの打球の『洗礼』を受ける。
内野ノックで三塁についていたときのこと。
フリー打撃のブランコの打球が三塁強襲。
痛烈な当たりに思わずグラブを出したが、
弾いてしまい苦笑い。目を丸くして>
「びっくりしました。
全然違います。今まで見た中で1番速かったですね」
(中スポ)


○落合監督
<乱戦を制し、4月27日以来80日ぶりの2位に浮上。
不調ながら勝利投手の朝倉に>
「いつも言ってるだろ。
ピッチャーがピタッと抑えていても、負ける時は負けるし、
ボロボロ(に打たれて)でも、勝てる時は勝てる。
きょうはその典型的なゲームだったんじゃないか」
(中スポ、サンスポスポーツ報知時事通信毎日jpニッカンデイリー


記録備忘録。(16日)

落合監督が、阪神11回戦(甲子園)に勝ち、
監督通算439勝(342敗17分け)となった。
439勝は天知俊一監督に並び、球団歴代2位のタイ記録。
初勝利は04年4月2日の広島戦(ナゴヤドーム)。
また通算800試合まであと2試合に迫っている。
(中スポ)

2009年7月16日 (木)

打って投げて小笠原に英智1号竜快勝虎に雪辱!

中田が踏ん張れずに連勝ストップ。
9連戦の初戦と落としてしまったドラゴンズ
連敗は避けたい甲子園での阪神との第2戦は、
先発した小笠原孝が、打って投げての大活躍
打っては2回2死満塁のチャンスで、先制2点適時打を放つと、
投げては制球良く、6回途中まで1失点に抑え込む粘投
その後代わって9番に入った英智
中押し今季1号&ダメ押しタイムリーと実に効果的な援護
小刻みに得点を重ねて、前夜の悔しさを晴らす快勝
貯金を再び今季最多タイの10に戻しました。

◇セントラル・リーグ公式戦
阪神-中日 10回戦
(15日・阪神甲子園球場 | 中日6勝4敗)
42604人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
中 日
阪 神
[勝] 小笠原(10試合4勝1敗)
[D本] 和田20号 英智1号 森野11号
[Dバッテリー]
小笠原、河原、高橋、浅尾、ネルソン - 谷繁

◇対阪神10回戦・スタメン
1 (遊)井端  (5打数1安打)
2 (二)荒木  (5打数1安打)
3 (三)森野  (4打数2安打1打点)
4 (一)ブランコ (5打数無安打)
5 (左)和田  (5打数1安打1打点)
6 (中)藤井  (4打数3安打)
7 (右)小池  (3打数2安打)
8 (捕)谷繁  (3打数1安打)
9 (投)小笠原 (2打数1安打2打点)

【イニング経過】
<1回ウラ・阪神> P・小笠原(中6日)
平野二ゴロ荒木追いつき好捕、関本中直球中飛、
桜井外直球遊ゴロ

<2回・中日> P・福原
ブランコ中フォーク詰まり中飛、
和田外直球中途半端スイング三振、
藤井外フォーク合わせて中前打、
小池外直球右方向一、二塁間抜くヒット、
谷繁外カーブ見て四球、
2死満塁から、
小笠原外高め直球左中間運ぶ2点二塁打(D 2-0 T)

<2回ウラ・阪神> P・小笠原
金本内直球詰まるも三塁後方落とす二塁打、ブラゼル二ゴロ進塁打、
1死三塁から、新井外直球一ゴロランナー進めず、
2死三塁から、鳥谷外低め直球手が出ず見三振

<4回・中日> P・福原
和田初球中低めカーブ浜風にも乗り左翼席飛び込む本塁打(D 3-0 T)
藤井一ゴロ、小池ライナー左前落ちるヒット、
谷繁右打ちも二ゴロ4-6-3併殺


<4回ウラ・阪神> P・小笠原
関本中飛、桜井四球、
金本内高め直球一ゴロ3-6-3併殺

<5回ウラ・阪神> P・小笠原
ブラゼル一ゴロブランコスリップも小笠原ナイスカバー、
新井外高めスクリュー右中間突破二塁打、
鳥谷中低め直球三遊間抜けるヒット、
1死一、三塁から、狩野初球内直球詰まり二飛、
2死一、三塁から、代打高橋光信外高め直球・
痛烈投返し中前抜ける適時打(D 3-1 T)
2死一、二塁から、平野初球外直球遊ゴロ二封

<6回・中日> P・筒井
森野投返し筒井左足当たる内野安打、
ブランコ外高め直球空三振、和田中チェンジアップ打たされ一飛、
藤井外チェンジアップ二塁内野安打、
2死一、二塁から、小池外チェンジアップ二飛


<6回ウラ・阪神> P・小笠原
関本右飛、桜井初球外カーブ中前打、金本四球、
1死一、二塁から、ブラゼル内高め直球詰まらせ中飛・
桜井タッチアップ三進・中日ベンチ動く
P・河原 右・英智
2死一、三塁から、新井中低めスライダー伸びなし左飛

<7回・中日> P・筒井
谷繁外直球大きな右飛、
1死から、
英智外高めチェンジアップ叩き・
右方向打球伸びてライトポール際飛び込む本塁打・
本人もビックリ(D 4-1 T)

井端内スライダー左前打、荒木外チェンジアップ左翼安打・
エンドラン井端一気に三進・荒木も二進、
森野四球、
1死満塁から、ブランコ内高めつり球見三振、
2死満塁から、和田内直球ボテボテ一ゴロ・チャンス生かせず


<7回ウラ・阪神> P・河原
鳥谷中カーブ右中間ヒット、狩野外スライダー右飛、
P・高橋
代打桧山外直球詰まり中飛、代打バルディリスコール、 
P・浅尾
代打の代打リン内150キロ直球詰まり二飛

<8回・中日> P・桟原
藤井右前落ちるヒット、浅尾捕犠打、
谷繁外直球一、二塁間抜くヒット、
1死一、三塁から、
英智外低めスライダー・
本塁ベース当たり高く弾む三ゴロ・足勝り適時内野安打(D 5-1 T)


<8回ウラ・阪神> P・浅尾
関本内直球外れ四球、桜井中高め直球浮き四球、
無死一、二塁から、金本内攻め中フォーク一ゴロ3-6二封、
1死一、三塁から、ブラゼルフォーク連投空三振、
2死一、三塁から、新井内直球遊ゴロ・ピンチ凌ぐ

<9回・中日> P・渡辺
荒木右飛、
1死から、
森野中高めスライダー右中間飛び込む本塁打(D 6-1 T)

<9回ウラ・阪神> P・ネルソン
鳥谷外直球二ゴロ、狩野外スライダー中飛藤井ランニングキャッチ、
代打葛城外高め直球遊ゴロ、試合終了。


【ゲームレビュー】
快勝で再び貯金10

2回に小笠原が2死満塁から中前に2点適時打で先制し、
その後も和田、英智、森野のソロ本塁打などで加点した。
小笠原は6回途中まで1失点。ここから継投で楽々と逃げ切った。
阪神福原があっさりと先制を許し、粘れなかった。
公式サイト共同通信社ニッカン式スコア


9連戦の2戦目となった甲子園でのナイトゲーム。
前日は終盤にひっくり返され、逃げ切られてしまいましたが、
やはり阪神と戦ううえでは、できるだけ序盤に得点を奪い、
ゲームを優位に進めていくことが大切。
この日はうまく先制に成功しましたが、
その得点は、思わぬカタチで入ることとなりましたね。

なんと2回2死満塁から、投手の小笠原
左中間へ鮮やかに運んでいく2点タイムリー
まさか投手の、それも小笠原のバットから飛び出すとは、
出た瞬間「おおっ!」と言ってしまいましたし、
点が入ったことがほんと信じられないという感じでしたね。

打った小笠原も見事でしたが、そこまでの過程
それで福原を追い込んでいた感もあったような。
4番のブランコから始まったこのイニング。
立ち上がり上々の福原は、ブランコ、和田
ともに自分の打撃をさせずに、あっさりとツーアウト
しかし続く藤井に変化球を合わされ、
出塁を許すと、その投球が徐々に変化。
足のある藤井を出したことで、狩野の肩を心配したのか、
警戒しながらの慎重な投球へとシフトチェンジ。
ところがその慎重さが災いしたか、
続く小池に甘い外への真っすぐを
狙い打ちされて、一、二塁間を抜かれると、
谷繁に対しては、ある意味意識しすぎ
腕が振れずに四球を与え、満塁としてしまうことに。
ピンチとはいえ、それでも打者は小笠原
誰もがここで抑えられると思いましたが、
2球目、外へのストレートがあまりに甘く入ったなと。
見事に弾き返されると、左中間へと伸びていく先制打に。

衝撃、タカシ弾!失投をきっちりと叩いた
小笠原ですが、
この場面、やはり気合
入っていたようですね。
数年前までは打席に入る際に、
衝撃止めのクッション
はめていた男とは思えないような一撃。
まるでケンシン
まさに野手顔負けといった感も。
さらに援護してもらったのではなく、
自らのバットでもぎ取っての先制点。
となると、その後の投球においても、気分は悪くないでしょう。
やはり乗っていけたようで、2回以降、
走者こそ出すものの、要所をしっかり締めての好投
5イニング2/3というイニングの短さと、
昨季カモにされた高橋光信をまたしても抑えられず、
タイムリーを喫したことがやや不満なものの、
まあ投打に存在感を見せられたことで、
先発ローテ降格の危機は少なくとも免れたものと思われます。
前半戦まだもう1回登板がありますが、この好投を自信にして、
さらに強く向かって行く気持ちで、投げ込んでいってほしいです。


一方、打線は小笠原の先制打以降も
ビックリするような追加点が多かったですね。
この日は14安打を放ち、6点を奪ったものの、
4番のブランコに、珍しくヒットなし。
その代わりに「9番打者」の2人で4打点をマークするなど、
下位打線の繋がりが目立った感がありました。
その中でも効いたのが、途中から9番に入った英智
7回の中押し弾、そして8回のタイムリー
この2打点がこの日の虎に
引導を渡したといっても、過言ではないでしょう。
6回のピンチで小笠原がマウンドを降りる際、
小池に代わって、ライトの守備に入った英智ですが、
「9番」に入れたということが、はまりましたね。
その際のピンチを河原が凌いだもの、まだ2点差。
このカード独特の接戦になってしまうのかと
思われた矢先に飛び出した7回の一発には、敵将も唖然
流れを再びこちらに向けるきっかけとなりましたし、
その後ダメ押しのチャンスを逃してしまったなか、
8回に飛び出した内野安打は、まさに英智ならではの当たり。
相手もチャンスを潰すなか、小刻みに稼いだ終盤の追加点は、
ボディブローのように効いたんじゃないかと思いました。


敵地ながら自分たちのペースに持ち込んで虎に雪辱
その点の取り方は、自分的には実に気分のよいものでした。
さらにこれで2位浮上といきたかったですが、
ギネス打線の影響もあり、
浮上したのは谷繁捕手出場試合数のみ。
それでも打線がよくつながっていましたし、
この調子ならまだまだ突っ走れそうなムードですね。
そうなれば、やはりまずは最初のカードを勝ち越したい。
そのためには、第3戦先発濃厚の朝倉の踏ん張りがカギとなりそう。
ここ数試合納得いかぬ投球が続く背番号14ですが、
やはり投手陣のリーダー格として、そろそろ勝ってほしいなと。
そして次のカードへと、好投の輪を繋いでもらいたい。
まだまだ9連戦は始まったばかりですが、この先も
この日のような面白いゲームを楽しみにしたいところです。


☆ウィナーズ・ボイス(15日)

◎小笠原孝

<先発で5イニング2/3を5安打1失点に抑えれば、
打っても2回には2死満塁から先制となる2点中前適時打。
投打にわたる活躍で4勝目を手に>
「(これで小笠原さん、4連勝? おめでとうございます)
いや、前回ちょっと失敗してるんで。はい。
まあ、今回は前回と同じことをしないようにと。はい。
(確かに前回はちょっと早い段階での降板となったが、
そこから何かを見つめ直した部分はあったか)
まあ気持ちの問題っていうことで、
もう今日はあのう、向かっていく気持ちを持って、いっただけです。
(投球ではけっこう真っすぐでグイグイ押していく場面も見られた)
うーん。(首をひねりながら)まあ、そうですか?(苦笑)
(今日のピッチングを振り返って、よかったところは)
うーん。やっぱりあのう、まあ気持ちも入れてですけど、
それ以外だとコース、コーナーに
まあ丁寧に投げれたかなというぐらいです。はい。
(場内を驚かせた先制2点タイムリー。
本当に野手顔負けと言っていいような力強いバッティング)
あれはもう、まぐれですね。はい。
(バッティングに関する考え方というのは)
うーん。いややっぱり自分でもあのう打たないと。
9人で攻撃しないといけないんで。はい。
(援護点をもらう打線、本当に切れ目がなく心強いのでは)
本当ですね。あのう、そのおかげで
自分も乗っていけるというか、すごい感謝してます。
(今後の連勝、首位追撃に向けて)
まあ一戦一戦、今日みたく、あのう何というんですかね、
粘り強く、ランナー出しても粘り強く、はい。
で、ちょっと今日はイニングがちょっと短かったんですけど、
9連戦なんで、まあ次は長いイニング投げられるように頑張ります」



<2回2死満塁、ボール球を1球見送った直後、
外角高めの速球を完ぺきにとらえた。
野手顔負けのクリーンヒットが中堅で弾む。
こううそぶいたが、左腕の一打が、
自身の4連勝へゲームの流れを決定づけた。
「あれはもうまぐれです。目をつぶって振っただけです」
(市立船橋高時代も明治大時代もバッティングは)全然でした」

<打席に入る前に立浪兼任コーチから一言、
気合を入れられていた左腕は照れ笑いを浮かべて>
「いつも打撃を教えてもらっているんで。でも、あれはまぐれですよ」

<もちろん本職のマウンドでも十分な仕事をして見せた。
3回までは金本に左前へテキサス性二塁打を1本打たれただけ。
課題だった立ち上がりをしっかり抑えて波に乗った。
6回に2死一、三塁のピンチを招いて降板したが、
内容自体には自分でも納得している様子。
丁寧な投球を好投の理由に挙げて>
「向かっていく気持ちをもって投げただけです。
要所、要所でコーナーに丁寧に投げられました」

<8日の東京ヤクルト戦では、2回と持たずに2失点KO。
ローテ落ちも覚悟して臨んだマウンドだった>
「9連戦より目の前の1戦なんで。僕の場合は」

<ふたを開けてみれば投打にわたって大活躍。
反省を口にしたが、月曜日にのぞかせた悲壮感はもう見えない>
「中継ぎに負担がかかってしまうので申し訳ない。
中継ぎ陣のことを考えると、もっと長く投げたかった。
9連戦なんで、もっと長いイニングを投げられるように」
中スポ共同通信社時事通信スポニチ名古屋

○森バッテリーチーフコーチ
<小笠原の一打を高評価して>
「2回のバッティングだろう。
2点入って、それが自分にもつながる。あれでテンポよくいけた。
点が入っていなければ違っていたかもしれない」
中スポ


○和田一浩
<4回無死、左越えに20号ソロを放つ。
2点リードで迎えた先頭の場面。とらえた『獲物』は初球だった。
阪神先発・福原の121キロの低めカーブを泳がされたように打つと
打球はグングン上昇。右から左に吹く浜風にも乗った。
滞空時間の長い一発が左翼スタンドに吸い込まれて>
「カーブ? 狙っていたわけではないんです。
(体勢を)崩されたけど、芯でとらえました。
それにしっかり(呼び込んで)我慢できましたね」

<自分に腹を立てていた。2回1死から迎えた第1打席は
0-2から2球ストライクを見送って最後は空振り三振。
薄暮で投球も見えづらいという思わぬ敵に苦しめられたが、
暗くなればノープロブレム。
狙い球はなかった。配球も関係なかった。
自分のポイントに来た球をたたきつぶすことだけを考え。
普段通りの積極打法で好投を続ける小笠原に1点をプレゼント>
「実はボールが見えていなかったんです。
ピッチャーが投げたらすぐ手もとに来る感じ。
1打席目が消極的だったので、
次は初球から積極的にいこうと思った結果がよかったですね」

<その前の19号は6月28日の広島戦、
今回の本塁打は14試合ぶりで57打席ぶり。
今季もっとも長い間本塁打から遠ざかる『難産』だった>
「ちょっと苦しんでいましたね」

<6月は月間MVPを獲得したが、飛ばしに飛ばしたおかげで
7月に入って体調面で不安を抱えていた。
3割2分台の打率は.303まで落ちた。
昨年は夏場に体調を崩し、今年は7月初旬。
1年間戦う上で、乗り越えなければならない壁。
睡眠時間をキープし、栄養もしっかり取ることで
必死に体力回復を図ってきた。この日も9時間弱の睡眠で臨んだ>
「7月は打率がよくなかったし、打てていなかった。苦しかった」

<アーチは底を脱した合図。この日は5打数1安打。
79試合目での20号到達は、02年の33本を超える自己最多36本ペース。
7回2死満塁から一ゴロに倒れたことを悔やんだが、
まずは久々の一発を喜ぼう>
「20号? まあ、本塁打は関係ないですよ。結果がよければ。
それよりも得点圏で打たないと。
きょうのチャンスでも打っていれば満足できるんでしょうけど。
体調はもう大丈夫。あとは調子です」
中スポサンスポスポーツ報知時事通信ニッカン

○英智
<途中出場で、2打点の働き。
7回1死、リードを3点に広げる今季初アーチ。
フラッと上がった打球がそのまま右翼席ポール際に飛び込んだ。
自身もまさかのオーバーフェンス。ほぼ全力でベースを一周。
左への強い浜風が試合中盤で弱まり、
しかも内野と外野両スタンドのすき間に風が通り抜ける
ポール際という特殊な場所に打球が飛んだのが幸いした。
昨年6月6日の北海道日本ハム戦以来の一発で、試合を決定づけて>
「入ると思わなかった。抜けるかなあという感じで走っていたので」

<しかし柵越えさせた本当の要因は『強く振れた』から。
こう振り返るが、6回の守備途中で小笠原に送ったリリーフ・河原を、
落合監督は打順が一番遠い7番に入れたため出番が回ってきた>
「いつも球場に来るまでは
自分が最初から行く(スタメンの)つもりではいますが。
きょうは(右翼スタメンが代打や守備固めのいらない)小池だったし、
打席に立つイメージはなかった。
監督が何かひらめいて(打席に立つ)チャンスをくれたと思うんで、
中途半端なスイングだけはダメと思っていた。何とか起用に応えたかった」

<直後に巡ってきた打席は、4日の巨人戦以来11日ぶり。
カウント0-2からの変化球、
ストライクを1つ犠牲にして、取り戻した実戦勘。
直後のストレートに負けない強いスイングが、こうして生まれた>
「久しぶりの打席で、1球思い切って空振りして、(打てそうな)感じが出ました」

<続く8回1死一、三塁、狙い澄ましてバットを振ると、
方向は違ったが高いバウンドが三塁へ転がり適時内野安打。
むしろこちらのほうが本人は満足そう>
「(リードが)3点では何が起こるか分からないし、なんとか1点欲しいところ。
三塁走者が藤井で足が速いので、二塁ゴロぐらいなら1点入るかと。
ぼくらしい泥くさいバッティングができました」
中スポサンスポ毎日jpスポニチ名古屋

○森野将彦
<4点リードの9回1死、フルスイングで11号ソロを放つ。
豪快に振り切り、大きな弧を描いて右中間スタンド最前列に運び>
「思い切って振りました」

<ダメ押しの本塁打には今季初めての感触があったという。
バットの芯は外し、風も右翼から左翼へのやや向かい風。
それでもスタンドイン。この1本は何かのヒントになるかも>
「完ぺきじゃないのにホームランになったのは今年初めて」
(中スポ)

○藤井淳志
<8日の東京ヤクルト戦以来、6試合ぶりの3安打猛打賞。
このカードは2試合で8打数5安打と好調。
走者のいない打席で放った2安打は、先制ホームなど
2得点につながった。チャンスメークで走り回って>
「打点を挙げられるヒットに限らず、
自分が塁に出たことが得点につながれば、そのヒットもうれしいです」
(中スポ)

○小池正晃
<2回2死一塁、一、二塁間をしぶとく破り、
先制のチャンスを広げる右前打。
7、8日の東京ヤクルト戦で自身3年ぶりの
2試合連続本塁打を放ったが、それで力が入ってしまったのか、
以降は快音が聞かれなくなってしまった。
この右前打がスタメンとしては4試合ぶり、
3号アーチ以来12試合ぶりのヒットとなったが。
その後も4回1死の第2打席では痛烈な左前打。
途中出場で3安打した7日以来、出場6試合ぶりの1試合複数安打もマーク。
3打数2安打で6回途中、ベンチに下がったが、
唯一固定されない右翼の定位置に最も近いのは、やはりこの男>
「(それまでは)スイング全体が硬くなってしまっていた」
小池ブログ「お祝い\^o^/」、中スポ)

○井端弘和
<7回1死の第4打席で10打席ぶりとなる左前安打。
それまでの無安打の間も鋭い打球はあったが、
野手のいるところに飛んだ。
わずかなポイントのズレを見逃さないよう
集中力を高めた一打は大きかった。打率は.327と2厘下げたが、
2位の坂本(巨人)も.324と下げ、打率トップを守って>
「いい当たりが正面にいくというのは、
少しずつずれているということ。集中していきました」
(中スポ)


○河原純一
<2点リードの6回2死一、三塁で2番手でマウンドへ。
新井を左飛に打ち取り、ピンチの芽をきっちりつみ取った。
続く7回は1安打を浴びながらも1死を奪って、
3番手の高橋にバトンタッチ>
「連敗しなくてよかったですし、大きいですね」
(中スポ)

○高橋聡文
<3点リードの7回1死一塁で登板し、
カウント0-1からの外角への143キロ直球で中飛に。
前日の同カードで中田から決勝二塁打を放った相手。
リベンジした形となり、笑顔で話す>
「(投球が)いいところにいってくれて、よかったですね」
(中スポ)

○浅尾拓也
<7回2死一塁で登板し、
代打の代打・リンを二飛に打ち取ると、8回も続投。
先頭から連続四球を与えたが、その後はきっちり3人で封じた。
再三のピンチはしのいだが、勝利に浮かれることなく反省を口にして>
「ゼロで抑えて勝ったのはよかったですけど、
四球を与えて、こんな投球をしていたら、
周囲にも不安を与えると思うので、きっちり修正したいですね」
(中スポ)

○立浪和義
<代打の切り札の使いどころもないほど、打線が奮起。
出番はなかったものの、兼任コーチは喜んで>
「効果的に得点できてよかった」

<カード勝ち越しに力を込めて>
「明日も勝って、何とか勝ち越せるように、
ボク自身を含めてがんばらないと」
(中スポ)


○谷繁元信
<『8番・捕手』で先発出場し、伊東勤(元・西武)を抜いて、
捕手で歴代単独2位となる2328試合出場を果たす。
ロッカールームから移動のバスまでの通路。
ドラ番記者が横に付くと、笑ってこう言う>
「2位になったから書いてくれるんですか?」

<分岐点は、6回2死一、二塁。
一発逆転のピンチで打者・新井。マウンドには2番手・河原。
外角一辺倒の組み立て。0-2から空振り、ファウルを経た5球目。
風はレフトに吹いていたが、勝負の一手は内角直球。
シュート気味にエグった打球は、鈍い音を残した。
ペナントは続く。したたかな名捕手は勝利の余韻を味わいつつも、
敵に有利に働くような手の内をさらけ出しはしなかった>
「(決め手は)あそこだね。
まあ、(打者との勝負は)ここまでの流れはありますから。
配球にはいろいろ(な要素が)あるじゃん。
きのうの打席、きょうのあそこまでの打席…。
うまく抑えられたし、(7回の)ヒデちゃん(英智)の1点ですごく楽になりました」

<2328試合の経験が生きているが、
その野球人生は捕手一筋ではない。
強豪・江の川高には投手として入学したが、
1カ月もしないうちに失格の烙印を押されたという>
「(捕手をやれと言われた)理由はねえ、今もわからないんですよ。
肩が強かったからかなあ…。
でも、捕手をやったおかげでプロに入れたと思っているし、
ここまで長くやれたのも捕手だからこそ。それは間違いない」

<残り593試合で野村克也(現・東北楽天監督)に並ぶ。
今年12月に39歳となる21年目のベテランだが、
崇高な目標がある限り、その肉体は老け込まない。
正捕手はもう1度笑って、バスに乗り込んで>
「生まれ変わったら? 捕手はやりたくありません!
あと593か…。まだ500以上もあんの?
でも、今年のキャンプで野村さんにも
『45歳までやれ。オレを抜け』って言われているから、
そのつもりでやるけど、あと何年かかるかな。できる限りがんばります」
(中スポ、共同通信社デイリー


◇永田トレーナー
<この9連戦を乗り切れば、オールスター休みが待っている。
そう思って奮起しているのは選手だけではない。
現在1軍に同行するトレーナーは
藤田チーフを筆頭に、溝際、安藤、自身の4人。
オールスター戦には溝際トレーナーが派遣されるが、
しばしの休息が待っている>
「9連戦が終われば、選手もボクらも
ちょっとリフレッシュできる時間があるからね」

<オフの時間、トレーナーはどう過ごすのか。
トレーナーたちは選手の体を癒しながら、
自分は疲労やストレスをため込んでいる。
1日の最初の仕事は、練習前。
まず選手の体をマッサージし、試合前にもう一度手に入れる。
最後は試合後。念入りなマッサージが終わると、
ナイトゲームのときはいつも深夜0時くらいになるという。
練習中とゲーム中は当然、ずっと選手たちの動きに目を光らせる。
必要なのは体力だけではない>
「体が出しているサインを見落としてはいけない。
選手自身が気付いていなくても、いつもと違う感じの場所があったりする。
集中して、気を張っていないといけない」

<故障してからでは遅い。
未然に防ぐため、わずかな兆候も感知したい。
深夜にマッサージを終えると、心身ともにグッタリだという。
中日のトレーナー陣は球界でも評判が高い。
選手のリクエストに応えること。
長い時間マッサージすることなどが特色として語られる>
「ボクらも人間だから集中力には限界があるけど、
妥協しないようにやっている。気になるところがあったら、
まあいいか、と妥協しないで、しっかりやる」

<今季の1軍の故障離脱は谷繁とチェンだけ。
2人とも今は完全復帰している。
開幕時点、下半身に不安を抱えた選手は多かったが、
前半戦終了を目前とした今、故障者の少なさが目立つが>
「油断しちゃいけない。
経験上、ケガ人は1人出始めると一気に出るから」
(中スポ)


○落合監督
<下位打線の活躍などで快勝。
2回2死から下位打線での先制に>
「今日の一番は小笠原のタイムリーだよ。
誰が2死(無走者)からそれも6、7、8、9番で2点はいると思う? 
野球は分からん。だから面白い」
中スポサンスポ時事通信12毎日jpスポニチ名古屋


ドラゴンズトピックス(15日)

◇オールスターゲーム、ホームランダービーにブランコ選手が出場決定!!
(公式サイト)
◇中村、ブランコがHR競争 オールスターゲームの試合前(共同通信社)
(プロ野球のオールスターゲーム運営委員会は
この日、インターネット投票で選出された
ホームランダービーの出場選手を発表。
第1戦(24日・札幌ドーム)はセ・リーグがブランコ小笠原(巨人)、
パ・リーグが中村(埼玉西武)と稲葉(北海道日本ハム)。
第2戦(25日・マツダスタジアム)はセが栗原(広島)とブランコ
パが中村、中島(埼玉西武)に決まった。
ホームランダービーはマツダオールスターゲームの試合前に行われる催し。
1回戦はセとパの打者が対戦し、勝者が決勝に進出する。
2日間とも、優勝者には賞金50万円が贈られる)


若竜トピックス(15日)

◆プロ・アマ交流戦
中日-東邦ガス
(15日・ナゴヤ球場)
 東 020 000 020 = 4
 D 200 000 002 = 4
(9回打ち切り引き分け)
[D本] 谷
[Dバッテリー] 山内、鈴木、赤坂、佐藤充、伊藤、高島 - 田中、前田、小川
ファームブログ

◆伊藤準規
<右肩の違和感などで出遅れていたドラフト2位ルーキーが
東邦ガスとのプロ・アマ交流戦(ナゴヤ球場)でプロ入り後初登板を果たす。
7回から5番手で中継ぎ登板し、1イニングを投げ
1安打無失点に抑える、上々のデビュー戦。
この日投げた15球のうち変化球はわずか1球だけ。
直球14球、最速は145キロで3度計測。
真っ向勝負で打者に立ち向かい、度胸満点の投球を披露>
「ブルペンまでは緊張してたけど、マウンドに上がったら大丈夫でした」

<先頭・松下享平に投じた2球目をいきなり左前打されたが、
慌てるそぶりすら見せず、次打者・鶴岡和紘を
2球で簡単に追い込むと、3球目はこの日唯一の変化球。
114キロのカーブで投前へバントをさせ、
素早いフィールディングで二塁に送球しアウトに。
後続2人は145キロの直球で空振り三振を奪い、
最後の打者は力のない一直に打ち取った。
この日は実家の愛知県稲沢市から
父・彰浩さんと母・幸江さんが応援に駆けつけ、
親せきも観戦する中での登板だったが、安堵の表情>
「こうやって投げられるところを見せられてよかったです」

<プロ第一歩を踏み出し、力強く言って>
「次は公式戦で投げさせてもらえるように頑張ります」

<ファームブログを見ているファンにメッセージを>
「今までケガとかで心配かけたと思いますが、
これからも頑張っていきますので応援よろしくお願いします!!」
ファームブログ中スポ

◆稲葉投手コーチ
<デビュー戦を1安打無失点に抑えた伊藤準規を評価して>
「(直球は)140キロ位出ればいいかな…と思っていたら
145キロを出すとはね。
第1段階としては100点満点。
ゆったりとしたフォームで下半身の移動がしっかりとできていた」
ファームブログ中スポ


◆佐藤充
<5月中旬に左ひざの手術を受け戦列を離れていたが、
約2カ月半ぶりに実戦復帰。
6回から4番手で登板し、1イニングを投げ、無安打無失点。
4月28日のウエスタン・福岡ソフトバンク戦
(7イニングを1失点で勝利投手)以来の登板に
復帰できた喜びをかみしめて>
「悪くなかったし、しっかり腕が振れた。
とにかく投げられたことが本当によかった」
中スポ

2009年7月15日 (水)

中田勝負どころで踏ん張れず、9連戦黒星発進。

地元で広島を3タテし、今季最多の貯金10
2位にゲーム差なしと、再び上昇気流に乗りつつあるドラゴンズ
そんななかこの日から、前半戦最後となる9連戦がスタート。
その初戦となった甲子園での5位・阪神とのゲームは、
先発・中田賢一が4回、逆転を許したものの、
6回、打線が4安打を集中して、3-3の同点に。
しかし7回、中田が踏ん張り切れず、代打桧山に決勝点を献上。
9連戦のアタマを落として、連勝は3でストップしました。

◇セントラル・リーグ公式戦
阪神-中日 9回戦
(14日・阪神甲子園球場 | 中日5勝4敗)
42378人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
中 日
阪 神 ×
[敗] 中田(3試合1勝2敗)
[D本] なし
[Dバッテリー]
中田、パヤノ - 谷繁

◇対阪神9回戦・スタメン
1 (遊)井端  (5打数無安打)
2 (二)荒木  (3打数1安打)
3 (三)森野  (4打数1安打)
4 (一)ブランコ (4打数2安打1打点)
5 (左)和田  (3打数1安打)
6 (中)藤井  (4打数2安打2打点)
7 (右)小池  (3打数無安打)
8 (捕)谷繁  (4打数1安打)
9 (投)中田  (3打数無安打)

【イニング経過】
<1回ウラ・阪神> P・中田(中6日)
平野内高め直球右前打、関本投犠打、
葛城粘るも外高めフォーク空三振、
金本中直球打ち損じ二ゴロ

<2回・中日> P・久保
ブランコ外低めスライダー空三振、
和田外高めカットボール右飛、藤井内高めカット詰まり右飛


<4回・中日> P・久保
荒木内直球左手直撃死球、
森野初球外カット右翼左落とす二塁打、
無死二、三塁から、
ブランコ初球外フォークワンバウンド・
狩野横に弾き三走荒木生還=久保暴投(D 1-0 T)

無死三塁から、ブランコ高め直球前進遊ゴロ、
1死三塁から、和田外低めカット打ち上げ二飛、
2死三塁から、藤井外直球投ゴロ


<4回ウラ・阪神> P・中田
関本内直球左腕死球、葛城引っ張るも右直、
金本内低め直球中田力んで四球、
1死一、二塁から、ブラゼル内直球・
詰まりながらもライト線落ちる2点適時二塁打(D 1-2 T)
1死二塁から、新井初球ど真ん中センターフェンスぎりぎりフライ、
2死二塁から、鳥谷初球中入るカーブ中前適時打・
藤井バックホームせず追加点(D 1-3 T)

<5回・中日> P・久保
小池外一杯直球見三振、谷繁外フォーク空三振、
中田中低め直球空三振


<5回ウラ・阪神> P・中田
久保空三振、平野フォーク空三振、
関本初球中直球投返し中前打、
葛城6球目・一走関本飛び出し一、二塁間挟殺

<6回・中日> P・久保
井端バットへし折られ遊ゴロ、荒木中前抜けるヒット、
森野3球目荒木二盗、森野中フォーク打ち上げ遊飛、
2死二塁から、
ブランコ初球中直球・
バット折りながらも左前運ぶ適時打(D 2-3 T)

和田2-3外直球中前打、
2死一、二塁から、
藤井内高めカット・
詰まりながらも右翼線落とす適時二塁打(D 3-3 T)

2死二、三塁から、小池初球捉えるも中飛

<6回ウラ・阪神> P・中田
葛城高め直球空三振、金本外直球大きな中飛、
ブラゼル内高め直球差し込ませ浅い中飛

<7回ウラ・阪神> P・中田
新井中低めスライダー中前打、鳥谷内低め直球左飛、
狩野初球外低め直球右前打、
1死一、二塁から、代打桧山フルカウント8球目・
中甘く入る直球・ショート左抜く適時二塁打(D 3-4 T)
二塁代走清水
P・パヤノ
1死二、三塁から、代打高橋光信外高め直球右犠飛(D 3-5 T)

<8回・中日> P・アッチソン
荒木外スライダー空三振、森野一ゴロ危なっかしい3-1連係、
ブランコ外スライダー中前打、和田全球スライダー四球、
2死一、二塁から、
藤井内スライダー・
詰まりながらもレフト前落ちる適時打(D 4-5 T)

2死一、二塁から、代打立浪外高め捉えるも伸びなし右飛

<9回・中日> P・藤川
谷繁外高め直球ボール球空三振、
代打福田外145キロ直球三ゴロ、井端中カーブ一邪飛、
試合終了。


【ゲームレビュー】
中田が踏ん張れず連勝ストップ

4回に先制したが、先発の中田が踏ん張れなかった。
阪神は同点の7回に代打・桧山の適時二塁打、
代打・高橋光信の犠飛で2点を勝ち越した。
久保は7イニング3失点で4勝目。8回からは継投で逃げ切った。
中日の連勝は3でストップ。
公式サイト共同通信社ニッカン式スコア


約3カ月ぶりとなる甲子園でのナイトゲーム。
すでに自力Vが消滅し、意気消沈のはずの阪神相手
9連戦の初っぱなということで、
できれば取って弾みを付けてほしいところでしたが、
先発・中田勝負どころでの制球が甘くなって、決勝打を献上。
打線も1点差までには詰め寄ったものの、
アッチソン-藤川の継投にかわされてしまい、ゲームセット。
ナゴドで培ってきた連勝が3で止まると共に、
勝てば2位浮上というチャンスをまたもや逃すこととなりました。


虎キラー復権お預け。先制したもののの、
ひっくり返され、
また追いついたものの、
再びひっくり返されてしまったゲーム。
やはりポイントは、
中田の踏ん張り具合といえるのでは。
復帰2戦目となったマウンドでしたが、
前回登板同様に、やや抑え気味の真っすぐを軸にしての投球。
力みも少なく、立ち上がりはまずまずに見えましたが、
先制してもらった直後の4回は、やや力んだかなと。
いきなり関本にぶつけてしまったこともありますが、
金本に対しては慎重に行きすぎての四球。
もともと制球に自信のある投手ではないものの、
この2四死球は、本人も言っていたようにほんと「もったいない」。
さらにブラゼルにもカウント0-3にしてしまい、
何とか1つ戻したものの、続く内へのストレートを
狙われてのライト線への2点ツーベース。
うまく打たれた感もありますが、ストライクを取りにいった分
やや高く入ってしまったのも痛かったですね。

さらに同点で迎えた7回1死一、二塁の場面。
代打・桧山に対して、ストレートとスライダーでフルカウント。
続く6球目・外角高めのスライダーをファウル。
7球目・真ん中中低めのフォークをファウル。
ストレートが定まらず、変化球を当てられしまっている状態。
ここで一度間を置き、谷繁がマウンドへ。
おそらく勝負球の再確認をしたのでしょうが、
よりによって、その直後の一球が甘く入ってしまうとは…。
谷繁が要求したのは内角低めへのストレート。
しかし中田の投じたボールは
シュート回転して、外へと流れてしまうことに。
桧山がうまく反応すると、打球は井端の左を抜けて
左中間へと転がっていくタイムリー。
きっちりと間を置いて確認までしながら、
そこに制御できずに手痛すぎる一打を浴び、力尽きた背番号20
ボール自体は、けっして悪くはないものの、
勝負どころでことごとく打ち込まれてしまっての黒星。
首脳陣はかばいはしましたが、
また本来の中田には戻り切れていないようですね。
暴れ馬が鳴りを秘め、落ち着いた投球になったものの、
落ち着いたがゆえの「甘さ」が出てしまった今回の登板。
完全復活に向けての再びの課題となるでしょうが、
勝負どころで踏ん張れるというのは、勝てる投手の最低条件。
ぜひとも次回登板するであろう広島戦、さらに後半戦に向けて、
しっかり修正して、臨んでほしいところです。


せっかく上位がつぶし合っているにもかかわらず、
モノに出来なかったというのは、とても残念
ただ打線の方は、藤井のしぶとい2本の適時打や、
荒木の奮闘など、評価できるものもいくらかありました。
できればもう一押しほしかったですが、久保もよかったですし、
今回に関しては仕方ない部分もあるのでは。
ただ9連戦いきなりの連敗というのは、避けたいですね。
第2戦の先発は、中6日で小笠原が濃厚。
東京ヤクルトは苦手にしているものの、
阪神には今季1勝あげていますし、相性が良いはず
背水の陣ともいえるマウンドになりますが、踏ん張りを期待。
一方、打線はできれば相手先発を早い回に叩くことですね。
敵地とはいえ、こんなところで手こずっていてはいられない
一息つかされてしまいましたが、そのまま立ち止まらず、
仕切り直しといってくれることを願いたいです。


★プレーヤーズ・ボイス(14日)

●中田賢一

<今季3度目の登板となったが、6イニング1/3を7安打5失点。
勝負どころで踏ん張れず、今季2敗目を喫す。
同点で迎えた7回1死一、二塁から
代打・桧山に決勝の適時二塁打を許したが、
最後に甘くなった球を悔やんで>
「なんとか7回はしっかり投げたかったのですが…。
内角を狙った真っすぐがシュートして甘く入ってしまいました」

<フルカウントから、1度セットポジションを外し、
谷繁がマウンドに歩み寄った直後の1球。
間を取ったが、直後の147キロの速球をはじき返された>
「タイミングの問題。間を取りたかったんです。
中身は言えませんけど、確認したかったんです」

<悔やまれるのは2四死球が失点につながった4回。
先頭の関本に2球で2ストライクを奪いながら
死球で出塁させると、1死から金本に四球。
ブラゼルには2点右翼線二塁打。鳥谷には中前タイムリー。
四死球で崩れるという、悪いパターンで逆転を許した>
「デッドボールとフォアボールを出してしまって。
どちらかだけなら、まだよかったんですが。
デッドボールは勝負にいってのものでしたけど、もったいない。
もう少しうまいこと投げられたら」
中スポスポーツ報知共同通信社時事通信
毎日jpスポニチ名古屋ニッカン

●森バッテリーチーフコーチ
<勝負所で痛打を浴びた中田をかばって>
「こういう日もある」
毎日jp

●井端弘和
<7回1死一、二塁。代打・桧山を迎え二塁ベース方向に5歩移動。
対右投手、持ち球、状況。すべての要素を計算。
打球方向を割り出し、二遊間を締めたが、
無情にも通常の定位置に打球は飛び、
差し出したグラブの先を抜けていった。
万全を配した読みが外れ、名手は悔しさに唇をかんで>
「今までの経験から、あっち(左方向)には
行ってなかったから、右に飛んでくると読んだ。
向こう(左方向)に打っているのを見たことがなかった。
(桧山が)ビックリしたようなスイングをしたので、読みにくかった。
ビックリしたように振られたら、どうしようもないです。
差し込まれた感じでしたね。いい勉強になりました」
(中スポ、デイリー

●ネルソン・パヤノ
<中田の後を受けて1イニング2/3を無失点に抑える。
登板した7回1死二、三塁の場面で
高橋光信に右犠飛に打たれたものの、後続を断つと、
そのまま8回も3人切り。1人の走者も出さなかった>
「いい投球はできたと思う」

<登場した場面は勝ち越された直後。
球場は阪神ファンの異様な盛り上がりで沸いたが落ち着いていた>
「大丈夫だった」
(中スポ)


●藤井淳志
<6回に同点の適時二塁打を放つ。
1-3から1点返しなお2死一、三塁の場面で、
久保の内角高めのカットボールを引っ張って右翼線にはじき返した>
「ヒット、ヒットでつながってきていたので、何とかしようと思いました」

<8回2死一、二塁、1点差に詰め寄る適時打で
勝利への執念を表現。カウント2-2から内角をえぐるボール球。
詰まりながらもしばきたたいて逆方向へ運んだ>
「三振だけはしないようにと思っていました。
(2死からの反撃でも)集中できていました」

<口癖のように話す言葉がある。
『自分を変えないように』
周りの状況にかかわらず、持てる力をすべて出す。
常日ごろから自分に言い聞かせているから、
勝負どころの緊張する場面でも、プ
レッシャーと無縁でいられるのだろう。
悔しい敗戦の後。足取りは重かったが、
それでも1点差に詰め寄った一打に、明日への希望を見いだして>
「集中できているんで明日につながってくれればと思います。
明日からまた、なんとか仕事ができるように頑張ります」
中スポニッカン

●トニ・ブランコ
<8回には、二塁走者で巨体を揺らす激走で生還。
藤井とともに6回、8回と得点を演出したが、肩を落として>
「いいときも悪いときもあるけれど、いつも一生懸命プレーしている。
ただ、自分のことよりチームが勝たなきゃだめだよね」
中スポ

●荒木雅博
<4回先頭の打席、左手に受け、グラウンドに倒れ込む。
顔がゆがんでいたが、苦痛の表情はわずかな時間。
治療もなく一塁ベースへ歩くと、
すまなそうな表情の久保に手を振ってみせた。
小指側の側面、青く腫れているものの、
ちょうど肉が骨をカバーしている部分だったこと。
そして衝撃を緩和できたのが幸いだった>
「当たった瞬間とっさにバットから手を離したから大丈夫。
久しぶりにヒヤッとしました。
あっ、終わったかな、と。でも終わりませんでしたね」

<続く6回の打席では中前にクリーンヒットを放って軽症を証明。
さらに続く森野のカウント2-0からの3球目に二塁盗塁を成功させた。
久保は球界一素早いクイックモーションを誇るが>
「一度は走ってみたかった。行けるという感じがあった」

<リーグ戦再開後16試合で、
ヒットがなかったのは1試合だけという安定ぶり。
2度の出塁がきっちり得点にも結び付き、持ち味を存分に発揮>
「いい感じが続いてますね」
中スポサンスポ

●森野将彦
<4回無死一塁で右中間へ二塁打。
二、三塁にチャンスを広げて得点を呼び込む。
ただ試合後はイマイチの表情。首をかしげて>
「もうちょっと打てても良かったと思うところがあった。
感じは悪くないのにヒットにならなかった。(状態は)悪くない」
(中スポ)

●立浪和義
<1点を追う2死一、二塁、小池の代打で登場したが、
アッチソンの前にカウント1-1からの3球目を右飛。
146キロの直球に屈してしまった>
「カットボールを狙っていたんだけどね。
打ったのはストレート。差し込まれてしまった」

<安打は6月26日の広島戦以来遠ざかり、
これで6打数連続無安打。前を向いて>
「また頑張ります」
(中スポ)

●中村一生
<この日甲子園球場に到着後、真っ先に向かったのは、
国際武道大の先輩で前中日の高橋光信。
10日に今季初昇格したとあって、今年初めてあいさつしたが。
中日にいるときからかわいがってもらっていた
先輩の言葉だけに苦笑いで>
「怒られちゃいました。『(1軍に上がるのが)遅い』って」
(中スポ)


●落合監督
<追い上げ及ばず、連勝は3でストップ>
「よく粘ったんじゃないの。打つほうも投げるほうも」

<先発・中田について>
「(出来については)分からんよ。
実際に打席に立って打ってみてはじめて分かる。そういうものだ。
でもあれだけ投げられるようになったらいいんじゃないか。
まだ先は長いんだし」

<チームとしての課題>
「1イニングに2点、3点取られるのをどうやって少なくしていくか、だな」
中スポサンスポ、時事通信、毎日jpスポニチ名古屋ニッカン


若竜トピックス(14日)

◆山井大介

<チェン、中田が復帰したとき、
落合監督から『あとは山井だ』と名指しされていたが、
1軍復帰に向け、ナゴヤ球場で課題に取り組んでいる。
今は調整中だが、ウエスタンでは結果を残している。
この日からは1軍は投手事情が厳しい9連戦だけに、
昇格チャンスがあるかもしれない>
「どうなるかはわかりませんが、課題は立ち上がりです。
まだ、スッと入っていけないところがある。
2軍ならとらえられないけど、1軍ではそうはいかないでしょうから。
何とか克服しないと」
(中スポ)

◆山本昌
<ナゴヤ球場が猛烈に暑い。
この日の練習は午前10時からだったが、朝からずっと暑い。
暑い時期になるといつも好成績を残すベテランでも音を上げていた>
「暑い、もう無理だ」

<逃げたくなる暑さだが、そこは自他共に認める『夏男』。
強い日差しの中、若い投手たちと一緒にたっぷり外野でランニング。
ボーッとしてしまう暑さの中でも、感覚は乱れない。
投球練習をしていたとき、後方で見守っていた中村コーチが
『山本さん、今のストライク?』と聞いた。
微妙なコースだったが、こう即答。
同じコースに投げても、状況によっては
ストライクとボールのジャッジが変わることもある。
そんな微妙な影響力までしっかり見えている>
「2ボール(カウント0-2)ならストライク」
(中スポ<ドラ番記者>

◆鈴木義広
<デーゲームが基本の2軍は朝が早いのだが、
その右腕の朝は、それよりもさらに1時間早い。
昨年、右ひじの骨を接合する手術を受け、すでに実戦復帰はしている。
それでも、完全回復とは言い切れず、今も練習開始時刻よりも
1時間早くナゴヤ球場に来て、リハビリを続けている。
本人にしか分からない微妙な感覚。それがまだ戻っていない。
感覚的な話ではあるが、もうひと押し、だという>
「早めに来て、リハビリをやっています。
ケガする前も早出のトレーニングは
やっていましたけど、今ほどではなかった。
簡単に以前と同じ状態に戻ることはない、と思っています。
でも、自分の中でまだもうちょっとという感じ。もうひと押しが足りない」

<もうひと押し。それは2軍戦の結果も物語っている。
最近の登板8試合、リリーフで1イニングか、2/3を投げ、
6試合はほぼ完ぺきに無失点に抑えているが、それ以外が2失点と5失点。
まだ好不調の波は大きい。そこが課題だ>
「打たれるときはまとめて一気に点を取られているんです」

<6月中旬に2度目の実戦復帰を果たし、そこから1カ月。
地道に試合で投げ、体を慣らしてきた。
投球について語れるようになり、ようやくここまで来た。
早出リハビリは続けているが、最前線で戦える体にはなりつつある>
「連投しても大丈夫だったし、投げることに関しては問題ないです」

<1軍復帰の一つのタイミングとしては
球宴明けという目安があるが、本人は気にしていない。
それでも昇格時期が近づいているのは確かだ。
パワフルなリリーバーの有力候補はあと『ひと押し』まで来ている>
「ボクより先に上がるピッチャーがいるでしょう」
(中スポ)

2009年7月14日 (火)

勝って乗り切れ、竜前半戦最後の9連戦突入。

7月も半ば、徐々に梅雨明けも発表されていますが、
ドラゴンズはきょうから前半戦ラストの9連戦に突入。
まずは甲子園で阪神との3連戦、週末はハマスタで横浜と、
そして移動日なしでナゴヤへ戻り、広島との再戦で
前半を締めくくるという日程になっています。
すべて今季のお得意様といえる下位チームとの対戦となりますが、
こういうときこそ、取りこぼしなどに気をつけなければいけない。
この日はナゴヤドームでの練習後、大阪へと移動。
前半最後の勝負に挑む竜ナインのコメントを集めました。


ドラゴンズトピックス(13日)

◇中田賢一

<きょう14日の阪神戦初戦の先発が濃厚。
ペナントレースの折り返し点を前に、充実の表情で大阪に乗り込む。
7日の東京ヤクルト戦での復活勝利から1週間。
ローテーションに戻ってきたその顔は、自信で満ちあふれている>
「前回は思い切って投げられました。
あれよりもっと良くなっていかなくちゃいけないと思うし、
一戦必勝の形でいきたいと思っています」

<復帰戦の反省点は整理できている。
この日はグラウンドでキャッチボールの後、
屋外の走路でダッシュ。間近に迫った登板に備えた。
この日の名古屋市の最高気温は33.7度。
炎天下にもかかわらず、調整後に屋内へ引き揚げる顔は笑顔。
今度はスタミナ面も万全に登板できそう>
「後半に若干疲れが出ました。
全体的に力が入っていたかと思います。
うまくコントロールできなかった部分があります」

<きょう14日から22日までは、年に3度しかない9連戦。
通常は中6日のローテーションだが、阪神戦で登板すると
単純なスライドなら中5日になる夏場の消耗戦。
それでも不安を完全に打ち消し、甲子園のマウンドに全力を傾ける>
「(9連戦は)経験していないことでもないですから。
先を見ても仕方ないですからね。
(先発陣は)みんな同じだと思いますけど、
目の前のことを考えてやっていかないと」

<阪神との相性も抜群。今年は初対戦だが、
昨年までの通算で17試合に登板して、
10勝5敗と大きく勝ち越し、防御率も3.06と優秀。
初めて2勝3敗と負け越した
昨年のリベンジを果たすべく、虎狩りに挑む>
「得意? そういうイメージはないですけど、
甲子園は何度も投げているので、多少の経験は生きるかなと思います。
雰囲気も知っているので、臆することなくいけると思う。
チームの勢いはもちろん感じています。
連勝が続いているとチームの雰囲気もいいですし、
1球1球を大切にして、自分も続きたいのはもちろんです」
中スポスポニチ名古屋ニッカン

◇小笠原孝
<あす15日の阪神第2戦の先発が有力。
前回8日の東京ヤクルト戦では、
1イニング2/3で4失点KOされているだけに
ローテ死守へ悲壮な決意をにじませる。
背水の陣で甲子園のマウンドに立つかまえ>
「9連戦(を意識する)より目の前の1戦。
相手どうこうでなく、前回の課題を克服することです。
自分なりに前回登板の課題を修正してきた。
課題? 自分で分かっていればいいことです。
克服できる根拠? ないですよ。
自分の力を出せばできると思っているので。
結果はどうなるか分からないが、自分を信じてやるだけ」
(中スポ、ニッカン

◇朝倉健太
<今シーズンここまで5勝4敗。
5月25日の北海道日本ハム戦以降、白星に恵まれず2連敗中。
いつもなら自分の勝ち星への意識を否定して
『チームが勝てばそれでいい』と、決めぜりふのように話す右腕が、
珍しく自らの勝ち星を渇望。
チームメートに火を付けられた闘志をあらわにした。
自分から切り出しこう言って>
「また『5月25日以来勝っていませんね』とかいう話なんでしょ。
人の投球を見ているとすごく勝っていない実感がありますよ。
(吉見、川井の)前半で9勝とかでしょ? 
(昨年まで在籍の川上)憲伸さんでも7勝ぐらいだったはず。
すごいんじゃないですか。
(自分が)ものすごく遅れている感じがありますよ」

<この日は中田、小笠原、チェンらと一緒に、
ナゴヤドーム屋外の走路で長めのランニングを繰り返して調整。
次回登板は16日の対阪神第3戦が有力だが、
自らの心を静めるように最後はいつものせりふをはき出して>
「チームが勝つようにという気持ちは変わらないですけれどね。
チームが勝てばいい。自分の勝ち星は後からついてくると思っています」
中スポニッカン


◇川井雄太
<球団新記録の開幕9連勝を飾った左腕は、ランニング中心の調整。
19日の横浜戦で白星を飾れば、00年に千葉ロッテ・小野が達成した
『日曜日9連勝』を上回ることに。
後半戦は首位・巨人との4カードがすべて週明けのため、
ローテの組み替えが濃厚。『最後の』日曜日登板に意欲を見せて>
「連勝している実感はないけど、一つ一つ勝ちたい」
スポーツ報知

◇長峰昌司
<10日に出場選手登録されたものの3試合出番なし。
それでも気にする様子はなく>
「それはうちの先発ピッチャーが調子いいってことで、
悪くないんじゃないですか」

<今季は1度目の昇格のときも登録から14日目で初登板。
好リリーフで勝利投手にもなっている。
我慢していればチャンスもくるはず>
「調子はいいと思っているので、
出番がきたときに自分の仕事ができるよう頑張るだけです」
(中スポ)

◇岩瀬仁紀
<首位・巨人とは6ゲーム差。
阪神、横浜、広島と相性のいいカードが続くが、
9連戦9連投も辞さない覚悟を決める。
ナゴヤドームでの指名練習を免除された鉄腕は
夕刻、決意を固めて大阪に乗り込んで>
「確かに4連投、5連投でもキツイよ。
特に移動日とか、休養日のない時はね。
でも、今年はオールスターに出ないから、
後半戦が始まるまでに5日間休みがある。
チームが勝ってなきゃどうしようもないけど、
全部投げるぐらいの気持ちはあるよ」

<目的にたどり着くためなら、どんな試練も乗り越えてみせる。
リーグ優勝&日本一の完全優勝しか頭にはない>
「やってる僕らは優勝することしか考えてないからね」
デイリー

◇森バッテリーチーフコーチ
<きょう14日から始まる阪神、横浜、広島との9連戦を前に、
投手陣に前半戦締めくくりのノルマを与えて>
「9連戦を6勝3敗でいければいい」

<球宴前9連戦9連投辞さずの覚悟の岩瀬について>
「無理はさせられん。先があるし。
できれば4連投以上は避けたい。
でも、そういう気持ちでいてくれるのはうれしい」
ニッカンデイリー


◇チェン・ウェイン
<今年から愛用しているグラブには、輝く太陽が刺繍されているが、
それは故郷・台湾への思いが込められていた。
発端はメーカー担当者のアイディア。
今年1月にゼット社とアドバイザリー契約を締結。
独自のロゴマークの制作を考えていた担当者は
思いついたのが、台湾の『青天白日旗』。
青地に白の太陽はあるデザインをベースにしたロゴを作ると、
そのデザインを見て感激したという>
「国旗? そうなんですよ。気に入っています」

<中日入り後は故障に苦しんできたが、常に台湾球界を背負ってきた。
今年のWBCは辞退したが、故郷への思いは強い。
慣れ親しんだ太陽が刻まれたグラブを迷わず手にした。
目の前に目標であるリーグ優勝、日本一が最優先だが、
心の中には台湾のユニホームでつかむ世界一が常にある>
「台湾の代表として勝ちたいという思いは、今でもあります。
今年は(第2ラウンドが行われる)アメリカまで行けなかった。
次こそはアメリカに行きたい」
(中スポ)


◇藤井淳志
<スタメン出場を続けていながら、この日も移動前練習に参加。
ほとんど休みなしだが、きっぱりと>
「これも修業です」

<右打席のフリー打撃中、
左足に自打球を当ててしまうアクシデントにも見舞われたものの、
冷やしただけで他のメニューもこなして>
「大丈夫です」明日からがんばります」
(中スポ、ニッカン

◇小池正晃
<フリー打撃で山なりのボールを打ったり、
ノックのように自ら投げ上げたボールをティー打撃したりと、
練習にひと工夫。移動日を有効に使った。
7、8日の東京ヤクルト戦で4年ぶりに
2試合連続本塁打したものの、その後2試合連続無安打で
スタメン落ちしただけに、復調へ必死>
「バッティング全体が硬くなっていたので、
ゆったりと間を取って打てるようにチェックしました。
いいときはそういうかたちで振れている」
(中スポ)

◇岩﨑達郎
<内野ノック、バント練習、フリー打撃と
この日の移動日練習ではほとんどグラウンドから
姿を消すことなく、黙々と汗を流していた。
待望の今季初打席が巡ってきたのは11日の広島戦。
7回無死一塁、吉見への代打で送りバントを試み、
投手前に転がしたが一走・谷繁が二塁へ封殺。失敗に終わった。
相手投手の俊敏な判断が光ったのだが、それでもグッと唇をかみしめて>
「決めなきゃだめです」

<次の打席が巡ってくるのはいつになるか
分からないことについても、現状を嘆いたりはしない。
芯が強いとは、こういう男のことを指すのだろう>
「ぼくはぼくの役割がありますから」
(中スポ)

◇福田永将
<1軍初の甲子園遠征を前に思い出に浸って>
「悔しい思いしかないですけど」

<ウエスタンの公式戦でも
そのグラウンドに立ったことはあったが懐かしんで>
「デーゲームならウエスタンでも行きました。
でも高校のとき、負けた試合
(06年夏初戦・大阪桐蔭高に大敗)がナイターだったんです」

<それから3度目の夏、
7日には初打席初本塁打の離れ業をやってのけた。
その後は2打席立って三振と四球。
2軍では出場すれば、3、4回巡ってくるのが当たり前だった打席が、
1軍では出ても代打で1打席に限られるが、次の1本のために、
限られたチャンスを生かすための努力を続けている>
「練習で1球1球を実戦のつもりでやっています。
右ひざが折れていると感じたら、試合でもそこに注意して」

<スタンドが全面改装され、とてつもなく広かったファウルグラウンドが
他の球場なみになった現在の甲子園に目を輝かせる大砲候補。
照明を浴びて、輝かしい思い出を作りに行く>
「(改装後は)初めて。まだ見てないので、楽しみです」
(中スポ)


◇荒木雅博
<今季阪神戦の対戦打率は.353。巨人戦の4割に次ぐ好成績>
「そんなに打ってるイメージはないけど」

<井端と組む1、2番。
リーグ戦再開以降15試合で、このコンビの得点は計21点。
毎試合、どちらかが必ずホームを踏んでいる計算で、
その間のチーム総得点63点のちょうど1/3を示している。
自身もこの15試合で打率.362。好成績を支えているという
自信がその口調からあふれている>
「どっちにしてもぼくらが塁に出ることが大事だからね」

<最近成功させた5つの盗塁のうち、3つが得点に結びついた。
しかも阪神戦は6月30日からの3連戦の1、2戦目に
2試合連続盗塁をマーク。3試合目にはスタメン捕手を
代えてくるなど、相手ベンチまで揺さぶった>
「いいタイミングで走れている」

<再開後、打率を.286まで上昇させたが、
ここで迎える阪神戦はさらに打率を上げる絶好のチャンス。
この日は練習を免除され、大阪へ移動。
虎の本拠地で暴れ回る準備は完了>
「その前にしっかり休ませてもらいました」
(中スポ)

◇立浪和義
<前半最後の9連戦を迎えるが、
この日は夕刻、阪神戦に向けて大阪市内の宿舎へ移動。
名古屋駅のホームでは出発ぎりぎりまでファンのサインに応じていた。
先週はわずか1打席(無安打)の出場だったが、
今週こそは出番で結果を残したい>
「とにかく出番があれば、結果を残せるよう頑張るよ」
(中スポ)

◇川相内野守備走塁コーチ
<ここ4試合は1度も2ケタ安打はないが、
ワンチャンスを確実にものにしている打線。
9連戦についても、自信を見せて>
「守備も落ち着いてきたし、いい流れが来ている。
できるだけ貯金を増やしたい」
スポニチ名古屋


【ドラゴンズ・9連戦の日程】
14日(火) 対阪神 (18:00・阪神甲子園球場)
15日(水) 対阪神 (18:00・阪神甲子園球場)
16日(木) 対阪神 (18:00・阪神甲子園球場)
17日(金) 対横浜 (18:00・横浜スタジアム)
18日(土) 対横浜 (18:00・横浜スタジアム)
19日(日) 対横浜 (18:00・横浜スタジアム)
20日(祝) 対広島 (18:00・ナゴヤドーム)
21日(火) 対広島 (18:00・ナゴヤドーム)
22日(水) 対広島 (18:00・ナゴヤドーム)


若竜トピックス(13日)

◆伊藤準規

<ドラフト2位の新人が、あす15日に行われる
プロ・アマ交流戦の東邦ガス戦(ナゴヤ球場)で実戦デビューする。
185センチの長身から投げ下ろす最速147キロの速球を
最大の武器とする本格右腕が、いよいよベールを脱ぐ。
この日、ナゴヤ球場で行われた2軍全体練習で
ブルペン入りし、変化球を交えながら40球の投球練習。
高ぶる気持ちを抑えきれない様子で、初登板に思いをはせて>
「やっと実戦で投げられるようになりました。
今までやってきたことを出すだけだと思ってます」
中スポ

◆稲葉投手コーチ
<実戦デビューする伊藤準規の今後のプランを思い描き>
「(伊藤は)大きく育てたいと思っている選手。
今回は5、6番手で1イニングの登板を予定しているけど、
次は(8月5日予定プロ・アマ交流戦)先発をやらせてもらって、
それで良ければ2軍(公式戦)へ合流という形になれば…」
中スポ

【ドラゴンズ・ファームの日程】
<プロ・アマ交流戦>
15日(水) 対東邦ガス (12:30・ナゴヤ球場)
<ウエスタン>
18日(土) 対阪神 (17:00・阪神甲子園球場)
19日(日) 対阪神 (13:00・阪神甲子園球場)
20日(祝) 対福岡ソフトバンク (12:30・ナゴヤ球場)
21日(火) 対福岡ソフトバンク (10:20・ナゴヤドーム)


以上、この日のドラゴンズの話題を集めましたが、
先週末は地元・ナゴヤドームで広島相手に3連勝
打っては、ブランコ、森野、和田と主軸が決めて、
投げては、チェン、吉見、川井の先発陣が安定。
神宮で負け越した嫌な流れを吹き飛ばし、
再び波に乗っていくのではというムードを醸し出しましたが、
今季のペナントレースも折り返し地点がいよいよ間近。
きょうからは、この時期恒例ともいえる
9連戦に突入することとなりました。

20日が海の日で祝日ということもあり、
このような日程になっているのですが、
今季に至っては、相手に比較的恵まれている感もありますね。
まず最初のカードが、甲子園で5位・阪神と、
続いては今季8勝1敗とカモにしている最下位・横浜と、
さらに最後は、先日の3タテ含め。
対戦8連勝中と圧倒している4位・広島
今季、優位に戦いを進めている下位3チームとの対戦。
スポニチ辺りは『貯金シリーズ』と揶揄っていますが、
さらなる『上昇竜』となっていくためにも、
できるだけ白星を重ねてほしいところ。
きょうからは福島で、首位と2位のつぶし合いもありますし、
ビジターゲームが多いながらも、うまく乗り切りさえすれば、
巨人に迫れる可能性も十分あるといえるでしょう。

まあそれもこれも、広島を3タテできたことが大きいのですが、
チームの雰囲気が良いはいえ、
くれぐれも「慢心」だけは禁物。
過去のシーズンでもこういう相性の良いカードの際に、
逆にけっこう取りこぼしてしまうことで、
みすみす好機が離れていったということもありました。
3連勝したとはいえ、ミスや拙攻もいくらか見え隠れしましたし、
やはりその辺りをしっかり改善し、
気を引き締め直してかかってほしいものです。


虎狩り願ってなーむー。この日ナインは、
9連戦に向けナゴヤドームで練習。
投手陣はキャッチボール、
ランニングなどのメニューを消化。
若手を中心にピックアップされた野手陣は、
フリー打撃、ティー打撃などを行い、
その後大阪へと移動したもよう。
9連戦の最初のカードとなる阪神戦
気になる先発予想は、
今朝の中スポによると、初戦から、
中田-久保、小笠原-福原
そして朝倉-久保田の順。
またそれ以降も予想され、
横浜戦チェン、吉見、川井
さらに続いての広島戦は、
すべて中5日で阪神戦と同じ投手を起用しそうという見方。
あえて谷間を作らず、そのままの6本で回していく。
それが現状での首脳陣のプランのようです。

前週の神宮では、初戦に復帰登板となった中田が快投。
そのチカラを久々に見せてくれたものの、
2戦目以降は、小笠原が2回途中KO、
朝倉も相手中軸に見事に叩かれと、
期待していた2枚がともに崩れてしまいました。
特に3連勝しながら、いきなりの背信
一転してローテーション落ちの危機を迎えることとなった
小笠原にとっては、今回が正念場ともいえるマウンドとなるのでは。
ファームには、2試合連続好投の山井がスタンバイ。
さらに先発もできる長峰も昇格後、今のところ出番なし。
まあ中田もまだ1度しか結果を残していませんし、
朝倉は6月以降ずっと白星なし。
ある意味不安要素あるなか、『裏ローテ』を任される3人ですが、
結果次第では、即入れ替えの対象にもなってきそう。
もちろんそれぞれ危機感を持っているでしょうし、
結果を残すんだという強い気持ちで臨むのは明らか。
敵地ながらできるだけ自分の投球を披露し、不安を払拭。
何とか白星をつかめるよう、踏ん張りを期待します。

また勝利の方程式の浅尾-岩瀬をはじめとするリリーフ陣
デイリーのコメントでは、9連戦9連投も辞さない構えも。
確かに岩瀬の場合、今季は球宴選出もなく、
オールスターブレークができる要素もありますが、
あまりの酷使は今後に影響を与え兼ねませんし、
森コーチが語るように、長くても4連投ぐらいが妥当。
これからの季節、ある意味「消耗戦」となってきそうですし、
いかにコンディションを整えていくかが重要。
まあ岩瀬に関しては、長年培ってきた経験もありますし、
それほどの心配というのはないですが、浅尾の方はどうかなと。
疲労などを考慮しつつ、どのようにやりくりしていくのかというのも、
9連戦を戦うなかでは、注目すべき点となってくるでしょう。


空調効くナゴドとは違い、蒸し暑い屋外でのナイトゲーム。
さらに移動日なしと、かなりのハードワークも要求されますが、
何とか各カード、2勝1敗ぐらいのペースで進めて、
そのうえで上位との差が詰まっていれば、いいですね。
ラストをうまく飾って、良いムードのまま、
前半戦を締めくくってほしいもの。
そうなるよう願いながら、9連戦、見守りたいと思います。

2009年7月13日 (月)

川井プロ初完投初完封で9連勝、竜3タテ貯金10!

日曜日のデーゲームとなった広島との第3戦は、
サンデー・川井雄太が、立ち上がりから
毎回のように安打を許しながらも、無失点にしのぐ粘りの投球
打線は4回、和田の適時三塁打などで3点を先制すると、
5回にもブランコの激走適時打で、主導権を一気にゲット。
援護をもらった川井は、7回無死満塁のピンチを切り抜けると、
その後も投げ抜き、自身初の完封勝利!
さらに球団新記録となる開幕9連勝も同時に達成。
快勝で広島を3タテしたドラゴンズ、貯金が今季最多の10に達しました。

◇セントラル・リーグ公式戦
中日-広島 12回戦
(12日・ナゴヤドーム | 中日9勝3敗)
35587人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
広 島
中 日 ×
[勝] 川井(12試合9勝)
[D本] なし
[Dバッテリー]
川井 - 谷繁

◇対広島12回戦・スタメン
1 (遊)井端  (4打数2安打)
2 (二)荒木  (4打数1安打)
3 (三)森野  (3打数1安打)
4 (一)ブランコ (3打数1安打1打点)
5 (左)和田  (4打数2安打2打点)
6 (中)藤井  (4打数1安打1打点)
7 (右)中村一生 (3打数1安打)
8 (捕)谷繁  (2打数無安打)
9 (投)川井  (3打数無安打)

【イニング経過】
<1回・広島> P・川井(中6日)
高いバウンド三ゴロ、
東出中スライダー左飛球和田背走ギリギリキャッチ、
フィリップス中カーブ拾って左前打、栗原内高め直球投ゴロ

<1回ウラ・中日> P・小松剛
井端中前打、荒木中直球二ゴロ4-6-3併殺、
森野外沈むフォーク空三振


<2回・広島> P・川井
マクレーン四球、廣瀬高いバウンド遊ゴロ進塁打、
赤松中直球詰まり二飛、
2死二塁から、初球外直球右前打、
二走廣瀬本塁突入・右翼中村一生ノーバウンド返球・
多少逸れるも余裕タッチアウト

<2回ウラ・中日> P・小松
ブランコ四球、和田初球中直球左中間大きなフライ・
一走ブランコボーンヘッド捕球時三塁手前戻れず併殺


<3回・広島> P・川井
小松ボテ一ゴロ、三ゴロ、
東出遊深いゴロ内野安打、フィリップス内直球差し込まれ左飛

<3回ウラ・中日> P・小松
中村一生(今季初打席)初球中高めスライダー右前落とすヒット、
谷繁バントファウル→ヒッティング切り替え遊飛、
川井バント打ち上げ捕飛、井端中飛


<4回ウラ・中日> P・小松
荒木引っ張り左前打、森野4球目荒木二盗、森野四球、
無死一、二塁から、ブランコ内直球打ち損じ右飛、
1死一、二塁から、
和田外低めボール気味スライダー・
ライナー右中間持っていく2点適時三塁打(D 2-0 C)

1死三塁から、藤井外高めスライダー左翼線落ちる適時打(D 3-0 C)
中村一生外一杯見三振、谷繁敬遠、
2死一、二塁から、川井内フォーク空三振


<5回・広島> P・川井
中カーブ当たり損ね三ゴロ、代打小窪内直球詰まり三ゴロ、
中直球詰まり遊ゴロ

<5回ウラ・中日> P・青木高広
井端外直球左中間突破三塁打、荒木初球カット打ち上げ捕飛、
森野内カーブ拾うも浅い中飛、
2死三塁から、
ブランコ中スライダー三塁線深いゴロ・
一塁へ激走・適時内野安打(D 4-0 C)


<6回・広島> P・川井
東出三遊間抜くヒット、フィリップス外一杯直球見三振、
栗原外チェンジアップ遊ゴロ6-4-3併殺

<7回・広島> P・川井
マクレーン四球、廣瀬内直球左前打、
赤松外高め直球中前打、
無死満塁から、内高め直球注文通り投ゴロ1-2-3併殺、
2死二、三塁から、代打嶋外ボール球カーブ・
タイミング合わず空三振・最大のヤマ場無失点でしのぐ

<8回・広島> P・川井
内直球中前打、東出外カーブ二ゴロ4-6二封、
フィリップス初球直球打ち上げ右飛、栗原中高め直球三ゴロ

<9回・広島> P・川井
マクレーン内直球打ち上げ中飛、廣瀬外カーブ打ち上げ右飛、
赤松中高め直球弱い二直、試合終了・川井ガッツポーズ。
(川井プロ初完投初完封勝利)


【ゲームレビュー】
川井が5年目で初完投を完封で飾った
チーム新記録の開幕9連勝
8安打を許したが、緩急を交えて打たせて取る投球に徹した。
打線は4回に集中打。1死一、二塁から
和田の2点三塁打などで、一気に3点を奪った。
3連勝で勝ち越しが10となり、昨年5月以来の二けた。
東京ヤクルトゲーム差なしで並んだ。対広島戦8連勝。
公式サイト中日新聞共同通信社ニッカン式スコア


2連勝で迎えたナゴヤドームでのカープとの第3戦。
初戦、2戦目と、ともに接戦をうまく制してきましたが、
この日は中盤に先制すると、そのまま逃げ切っての完勝
眼下の敵に対して、2カード連続3タテで8連勝
まさかここまで一方的に勝てるとは思いませんでしたね。

その勝利の立役者となったのは、サンデー川井
球団新の開幕9連勝に向けてのマウンドとなりましたが、
立ち上がりから持ち味を発揮し、粘りの投球
ほぼ毎回のようにヒットを1本打たれはするものの、
中盤までは連打を許さず、決してホームを踏ませない好投。
その投球に、打線が2廻り目にようやく応え、
ほぼ初モノといえる広島の新人右腕・小松から
4回、荒木のヒットと森野の四球などで1死一、二塁とすると、
こちらも「サンデー男」和田が、外低めのスライダーを
右中間へと持っていく技ありの2点三塁打
川井が投げると、オレが打つ。
6月月間MVPコンビの見事な連係で、ようやくの先制
さらに間髪入れずに藤井がレフト線に落とし、
追加点を挙げられたことで、ほぼ試合のペースを握りましたね。
点をもらった川井が直後の5回を三者凡退に抑えると、
そのウラ、今度はブランコが激走しての適時内野安打
三塁線への深いゴロでしたが、先頭の井端が三塁打を放ちながら、
荒木、森野が進められずにもたついたこともあり、
ここで点が取れなかったらと思いましたが、よく走ってくれました。

以降は、9勝目の権利を手にした川井がどこまで投げるか。
ただこの日最大のヤマ場といえたのが、7回。
ここまで威力を発揮していたナチュラルカットが多少高めに浮き、
四球と2連打で無死満塁となったときは、さすがにどうなるかと。
まあ4点をひっくり返されることはないだろうと思いつつも、
見ている方としても、多少の失点を覚悟しましたが。
それにしても、ここからの川井の投球
まさにこの日のすべてが織り込まれたような投球。
迎えたを伸びのあるナチュラルカットで差し込ませての投ゴロ。
注文通りに1-2-3のホームゲッツーに仕留めると、
続く代打・嶋に対しては、もう一つの持ち味であるスローカーブ
それが外角低めにモノの見事に決まったなと。
ボール球にもかかわらず、追いかけるようにバットが空を切った
まさにしてやったり。これで自身初となる
「完封」というものが見えてきたような気がしました。

8回もゼロに封じ、球数は自己最多に達したにも関わらず、
「志願」して上がったという9回のマウンド。
しかしもう相手側が意気消沈していた感もあり、すいすい気味
この日2四球のマクレーンを詰まらせ中飛に取ると、
続く廣瀬はカーブで右飛に打ち取り、ツーアウト。
そして最後は赤松を直球で二塁正面のライナーに仕留め、ゲームセット。
その瞬間、7回以上に感情を出して、ガッツポーズをした背番号17
球団新の9連勝をまさか自身初の完封勝利で飾ってしまうとは…。
見ている方としても、うれしい気持ちとともに、
この左腕の充実度をすごく感じたゲームとなりました。


球団タイ記録の開幕8連勝中
さらにチームは広島に対して、カード8連勝中
そしてチーム今季初となる貯金『10』
さまざまな挑戦が入り交じり、
それなりの重圧もあったであろう登板にもかかわらず、
サンデー・川井雄太投手、やってくれましたね。
プロ初完投初完封勝利、本当におめでとうございます!

前回の巨人戦でいくつかの課題をもらった左腕でしたが、
この日は立ち上がりの制球がまずまずで、
ヒット1本こそ許したものの、
ここ数試合にしては珍しくすんなりと立ち上がると、
心配された足攻めもなかったのが、幸い。
さらに2回にはあわやタイムリーとなる右前打を
この日初スタメンの中村一生のビームが鮮やかに帳消すと、
4回には自身登板時では、打ってくれる和田の適時打などで3点を先制
5回にもブランコの激走でもう1点と、
「野手のみなさん」からのありがたい援護の連続
試合後はいつも以上に感謝していたようですね。
ただそれだけではやはり勝つことはできない。
中盤以降疲れもくるなか、
勝負どころで打者に凡打を重ねさせ、
危なげない投球を続けたのは、やはり本人の力たるところ。
7回の無死満塁のピンチでも、動ずることなく、
ホームゲッツー&三振で仕留められたのも、やはりそれ。
時には勝ち運というものが必要ではあるといえ、
8つ続けて勝ってきたことで、自信を付けてきたその投球。
それが活きたこその完封劇だったのではないかと思いました。

おめでとう、プロ初完封!これで今度は、
初の2ケタ勝利にも
王手がかかることとなった川井
監督推薦で選出された
オールスター前に、
もう1度登板がありますが、
ぜひとも壁を壁と感じずに
すんなり突破して
10勝投手として、夢の球宴を迎えてほしいなと。
徐々にながらメディアでも注目されつつある
「サンデー川井」ですが、
今後もこれまで同様、チームの勝利を一番に考え、
無欲で投げ込めるように、意識を高めていってほしい。
そういう中で投げ込めさえすれば、
さらに白星は重なっていくのではと思います。


多少のミスや拙攻もありながら、
相手の竜アレルギーにも助けられ、3タテ達成。
再び2位・東京ヤクルトゲーム差なしとなりました。
こちらがしっかり勝っているからこそ、接近できたことでもありますが、
「さすが横浜」とも言える追い風というものも幾分あったのかなと。
そして移動日を挟んで、あす14日からは
ついに迎えるオールスターゲーム前の最後の9連戦
相手は阪神-横浜-広島と下位チームばかりですが、
ここは足元をすくわれぬよう、やっていかないといけないでしょうね。
さらに大変になるであろう、投手陣のやりくり
現状6枚いる先発ではありますが、どういう風に使っていくことになるのか。
また浅尾、岩瀬らリリーフ陣の使い方にも注目したいところ。
4位とは7ゲーム差となりましたし、下を向く必要は全くなし
まずは一戦一戦しっかり取って、さらに上の差を縮めてほしい。
稼ぎ時とは言えるものの、慢心は禁物
変わることなく地に足付けて、戦っていってほしいと願います。


☆ウィナーズ・ボイス(12日)

◎川井雄太

<プロ初完封で、球団新となる開幕9連勝を挙げる>
「(9連勝もそうですが、プロ初完封。どんな味ですか)
えー、最高です! はい(笑)
(9回、どんな気持ちでマウンドに上がったか)
そうですね。えー、初回と同じような気持ちで、
あのう、いきました。はい。
(簡単に勝ちを決めたが)
いいえ、(首をすぼめて)そんなことないです。
はい。ありがとうございます。
(7回無死満塁のピンチを見事に抑えた)
本当にラッキーだったと思います。はい。
(最後にものすごいガッツポーズが出た)
はい。あのう、うれしかったです。本当に、はい(笑)。
(開幕9連勝などプレッシャーがある中でのマウンド)
いやあ、あのう、別にね。記録とかそんなのは関係なく、
本当にチームが勝てば、あのう、いいと思ったんで、
まあ、自分のペースで、あのう、投げました。はい。
(9連勝、球団新記録と聞いて、いかが)
うーん。自分がとれるなんて思わなかったですね。はい。
(その9勝を振り返って)
いやあのう、途中途中ね、
あのう、野手のみなさんに助けてもらってたんで、
えー、こんな9連勝なんていうことはできなかったと思います。はい。
(昨年、初勝利のあと苦しんだが、
この1年、いろんな方々の支えがあったと思うが)
そうですね。いろんな人に支えてもらったんで、
えー、僕はこういうことしか返せないんですけど、
あのう、何とか頑張りたいと思いました。はい。
(ナゴヤドームのファンは今日は日曜日、
川井さんが投げる。そう思って見に来ているんですよ)
えー、(帽子を取りながら)本当にありがとうございます!
うれしいです。はい(笑)。
(チームの貯金も今季最多の10になった)
えー、まだまだ勝ちたいと思います。はい。
(オールスター前にまだ1試合ある。
そしてオールスターも頑張ってください)
はい。えー、頑張ります。はい。
(この後の追撃も期待しております)
はい。えー、何とか頑張りたいと思いますので、
応援よろしくお願いします!」



<8回まで無失点。志願して9回のマウンドに上がった。
走者を出さず最後の打者を二直に打ち取り、
プロ初完封の喜びを表すガッツポーズは、
遠慮がちに左手で小さかったが力はこもっていた。
振り返る言葉から、ひたむきに投げ続ける姿勢がにじみ出る>
「自分が完封できるなんて思っていなかった。
最高です。ピンチばかりで、気付いたときには8回だった。
1イニング1イニング、1球1球集中して投げていたら、
9回までいっちゃった。ふと思ったら、そこまできてた。
交代? 森(バッテリーチーフ)コーチに聞かれたけど、
こういうチャンスもめったにないんで、
行かせてくださいとお願いしました。
自分でも完封できるなんて思っていなかったし、
まさか(球団新記録を)自分がとれるなんて思わなかった。
野手の皆さんに助けてもらっているおかげです」

<ほぼ毎回走者を出したものの、
緩急を使って的を絞らせなかった。
真骨頂は7回、四球と安打で無死一、二塁のピンチを迎え、
マウンドに足を運んだ森コーチから
『点を取られるのは仕方ないから、ひとつずつアウトを』
と声を掛けられた。しかし赤松にも中前打で満塁。
内野も二塁併殺の守備位置をとり、初完封は風前の灯火に。
ここで迎えた倉には初球の変化球がボール。
2球目の直球を狙い打ちされたが、これが詰まった投ゴロ。
谷繁-ブランコとホームゲッツーが完成。
さらに代打・嶋にはカウント1-1からあざ笑うかのような
107キロのスローカーブ(見逃し)で追い込み、
ファウル後の5球目も再び110キロの外角カーブで空振り三振。
期待以上の結果で切り抜け、思わずガッツポーズが飛び出した>
「何とか切り替えて、冷静になろうという気持ちだった。
(7回は)ラッキーだったと思います」

<このカードは2週間前に敵地で当たり、
7イニング1失点で勝ったばかりだが、
自分のスタイルを変えるつもりはなかった。
終わってみれば9回の3つを含めても飛球のアウトは8つ。
三振2、走塁死1で残る16アウトを14個の内野ゴロ(2併殺)で奪った>
「相手も対策を練ってくるだろうから、こちらも研究したが、
マウンドではあまりそれにとらわれすぎないようにと。
内野ゴロを打たせたり、併殺打を打たせたりできたことが大きい」

<大ブレークの裏には徹底した自己管理がある。
登板した日でも、試合後には必ずウエートルームへ。
負荷のかからないチューブなどでインナーマッスルを鍛え、
コンディションを維持している。
つめが弱かったため、今年からネイルサロンに足を運び、
特殊なジェルでのケアを欠かさない>
「いろんな人に支えてもらってきたし、
こういうこと(勝利)でしか返せないんで」

<危機感が成長の糧となっている。
昨季までの4年でプロ通算1勝。戦力外におびえたオフもあった。
中日は04年オフのドラフトで大卒・社会人ばかりを11人指名。
たった4年の間に同期の4人がユニホームを脱いだだけに、
マウンドに立てる喜びをかみしめている>
「引退した同期もいるし、人ごととは思えない。
いろいろ考えることはありますね」。

<今年からMr.Childrenの『HABABI』を
テーマ曲にして打席に立っている。
掛かるのは「もう1回、もう1回、もう1回、もう1回、
僕はこの手を伸ばしたい~♪」というサビの部分。
この日もお気に入りのフレーズを耳に、
目の前のアウトを求めて必死に腕を振り続けた>
「別に狙ったわけではないんですけど、いい曲だなと思って。
この曲、本当に好きなんです」

<報道陣にも丁寧に応対し常に謙虚な姿勢を見せる29歳。
ローテーションの巡り合わせで、9つの勝ち星はすべて日曜日。
プロ5年目で花開いた苦労人が、中日の1週間を締めくくっている。
過去2人が記録している10連勝の球団記録にもあと1つと迫った。
順当にいけば球宴前最後の日曜日、
19日の横浜戦(横浜)で並ぶことになるが>
「まだまだ勝ちたいです。与えられた仕事をしっかりやりたい」
中スポ中日新聞サンスポおおさか報知
時事通信毎日jpスポニチ名古屋ニッカンデイリー

○谷繁元信
<川井のプロ初完封をアシスト、巧みなリードで粘投を引き出す。
失点覚悟の7回無死満塁で投ゴロ併殺打。
運も味方に引き入れた川井をたたえて>
「いつもの川井よりもコントロールがよかったですね。微妙な部分の。
完封という意味では、7回はツキもありましたしね」
(中スポ)

○和田一浩
<4回1死一、二塁、右中間に先制のタイムリー三塁打を放つ。
0-1の後の2球目、見逃せばボールの低さの外角スライダーに
体勢を崩されながらも、芯でとらえて右中間へ打ち返した。
ノーブレーキで二塁をけり、楽々三塁を陥れる2点三塁打。
控えめな5番打者は胸を張らず、あえてなで下ろして>
「(打ったのは)スライダー。
(三塁へは)クッションが返ってきていないのが見えたんで。
ずっと先頭を出してきて、先制取れれば楽になる。
先制のチャンスだったので、
うまく(ボールがバットに)引っかかってくれてよかったです」

<ルーキーの小松とは初対戦。
第1打席も初球打ち(中飛)。積極打法が実を結んだ>
「スライダーもシュートもいろいろある。
(確固たる)データもないし、球種とかじゃなく
とにかくストライクゾーンをどんどん打っていこうと」

<サンデー川井の快進撃の裏に、5番の打撃がある。
日曜日はここまで15試合で、53打数21安打17打点。
本塁打も6本放ち、打率は.396と驚異的。
特に6月21日のオリックス戦以降、この日まで4週連続で
決勝打を記録して、川井に白星をプレゼントしている。
特に意識はしていない様子だが>
「それは知らなかったですけど。
どんなピッチャーが投げても打てなきゃいけない。
(川井とは)巡り合わせということですね」

<しかし、前日まで広島には11戦で打率.139。
相性の悪さを自覚しながら克服して>
「広島に成績がよくないのは知っていたし、
打たなければいけないとも思っていました」
カメラブログ中スポ共同通信社
時事通信毎日jpスポニチ名古屋ニッカン

○藤井淳志
<4回2死三塁、左翼線に適時二塁打を放つ>
「流れ? あまりそういう考え方はしていませんが、
何とかしたかったですからね。
最低限の仕事はしたいと思っていたので、よかったです」
カメラブログ中スポ

○トニ・ブランコ
<5回2死三塁、三塁へ適時内野安打を放つ。
四球で出塁した2回無死一塁の場面では、
和田の中飛に判断を誤って、三塁手前まで『暴走』。
戻れずにチャンスを潰したが、
三塁へのゴロで猛然と走って内野安打にした。
一発も魅力だが、このマジメな姿勢も魅力>
「とにかく一生懸命走ったよ。セーフになってよかった」

<その話を知って、思わず『ぷっ』と吹き出したそうだ。
届いた『挑戦状』は、いままでに聞いたことがないもの。
ただ相手は超大物。埼玉西武・涌井が今年の球宴で対戦を熱望。
何と本塁打を打たれてもいいという>
「驚いたよ。対戦したことはない投手だしね。
オールスターは勝つことと楽しむことを考えているけど、
そんなことを言われるとは…。ただ、光栄なことだね」

<新聞で知ったのは監督推薦があった6日の翌日。
桂川通訳から聞かされると、こうポツリ。
交流戦で3本塁打を放った岸かと思ったようだが、
いまだ対戦のない涌井だと聞いて驚いた。
しかもWBC日本代表。驚く一方で素直に喜んだ>
「あの細いヤツ(岸)か」

<かつて球宴に出場したのは04年と昨年の2度。
いずれも2Aの球宴に出場して、昨年は本塁打も放ったという。
今度は世間の目が集まる球宴で驚弾を見せつけて、
その名を世間に轟かせたい>
「対涌井? そりゃ、本塁打を狙うよ。三振してもいいくらいに振るさ」
カメラブログ、中スポ)

○岩瀬仁紀
<ブランコのパワーを体験したいという涌井の『挑戦状』について。
苦笑いを浮かべたが、こうも続けて>
「涌井の気持ち? 分かるような分からないような。
でもボクは嫌ですね。
いくらオールスターといっても(本塁打の)残像が残るのは嫌ですから。
ブランコという打者は本当に頼りになります。ウッズと同じですよ」
(中スポ)


○井端弘和
<3点リードの5回先頭、左中間を破る今季初の三塁打、
今季100安打目の一打が、勝利を決める4点目を呼び込んだ。
チームは3連勝も飾り、、自身も10試合連続安打の
4打数2安打で打率.334まで浮上。
それでも貪欲なリードオフマンに『満足』という言葉はない>
「(三塁打になったのは)相手の守備に助けられたというのもあると思います。
でも、もっと打てる打席はあったし、まだ満足はできません」

<77試合目での100安打には大きな意味がある。
プロ12年目で最速の到達。かつての最速が02年の81試合。
.323という自己最高打率をマークした05年は85試合目で到達していた。
このままのペースでいけば年間の安打数は187本。
自己最高安打数(05年・181本)はもちろん、
02年の福留孝介(現・カブス)が記録した
球団記録の186本を上回るペースで打ち続けている>
「そんなに調子がいいというわけではないんです。
ただ、思い切って積極的にいっているのがいいのかもしれません」

<ちなみに今月は45打数18安打のジャスト4割。
止まらないリードオフマンが勝利を呼び込み続ける>
「2本打ったからといって満足せずに、もっともっと打っていきます」
中スポ

○荒木雅博
<4回先頭で左前打を放つと、
続く森野の1-2からの4球目(ボール)に二盗に成功。
光る足技でこの回3点を奪うきっかけをつくり、満足そう。
連続試合安打も3試合連続と再スタートを切って>
「いいタイミングで走れました」
(中スポ)

○中村一生
<7番・右翼手で今季初スタメン。早速守りで存在感を示す。
2回2死二塁、倉の右前打を掴むと、本塁へ返球。
二塁走者のマクレーンを本塁上で憤死させた。
試合前練習の外野ノックで
笘篠コーチのノックを受け続けていたが>
「バウンドの位置が少し手前過ぎるとの指摘を受けました」

<手を広げて見せたのは50~70センチくらい。
約100メートル向こうからの送球にして、
距離にしてわずか1%以下の微調整。
そのわずかな距離を修正して、スタメンに臨んだ。
そして話していたとおりのストライク返球。
ファームでは打ちに打って1軍入りを掴んだが、
華麗な守備をブレークのきっかけにしたい>
「自分がそらさなければ、あとは谷繁さんがやってくれるんで」

<打撃では、3回に今季初安打を右前に運んだが、。
3点を奪った4回1死二塁でバットが出ず三振。
右翼手の候補は右打ち5人、左打ち3人の8人。
守備面で不安のある選手はおらず、打撃が勝敗の分岐点となるが、
そんな配点比重は承知のうえ>
「(出場するときに)守りは100%じゃないと…。
そこから、どれだけ打てるかっていうことだと思っています。
下も含めて、入れ替えは激しいですから。すごい厳しいと思っています」
(中スポ)

○石嶺打撃コーチ
<この日の中村一生が8人目の挑戦者。
日替わりで起用している先発右翼手について>
「こちらは右翼手ということもあるし、トータルで見ているけど、
それぞれが守備、走塁も十分にこなせる力はもっているからね。
その上で打つ方で結果を残せば、次もあるということ」

<井端から藤井まで好調な野手が並んでいる。
7番への期待値は低いが>
「持ち味をいかして、思い切ってやってほしい」
(中スポ)


○中川裕貴
<練習時間の切り替わりに広島・梵に近づいて丁寧にあいさつ。
前日の3回に本塁上にドンピシャの返球。
しかしかえってそれが災いして、本塁に突入した
梵の頭にボールを当ててしまっていた。
ライバルチームの主力にも、体を気遣うその姿。
右肩故障に悩まされ続けた長年の苦労は垣間見えて>
「昨日、送球を頭に当てていたんで」
(中スポ)

○立浪和義
<投手が1人で投げきってしまっては開店休業。
この日はベンチで激励。グラウンドに出ることなく終わった。
週明けは球宴前の9連戦。勝利をもたらす一打を放ちたい>
「きょうは閉店やね。来週、また打てるように頑張ります」
(中スポ)

○樋口サブマネジャー
<川井のヒーローインタビューを聞こうと
グラウンドに出ると、ベンチ内のサブマネジャーが
ちょうどスコアブックを閉じるところを見かけた。
よくよく見ると、縦開きで新聞記者の使うタイプ。
笑って説明してくれたが、歴代サブマネジャーから受け継いだ
過去のスコアブックも10冊以上残っているんだとか。
試合中も勝利に向けて大切な役割を担っている>
「スコアラーさんがチャートを作るためにつけているのとは別ですよ。
試合中に(監督・コーチ陣が)前の打席を振り返ったり、
ピッチャーの球数を確認するためですよ」
(中スポ<ドラ番記者>

○朝倉健太選手会副会長
<愛知県養鰻業者協会がこの日、
愛知産うなぎ(かば焼き真空パック詰)100匹分を差し入れ。
今年が4年目で、試合前に贈呈されると、気合を入れて>
「うなぎは好きです。ボクもしっかり投げていきたい」
(中スポ)


○落合監督
<同一カード3連勝で今季最多の貯金10。
序盤は拙攻?>
「変なゲーム。こんなにもたついたらいかんな。
(打撃か、と聞かれて)いろいろ」

<プロ初完封の川井について。
独特の言い回しこそしたものの、賛辞を惜しまず>
「まあ本人に聞いてくれ。きょうは監督はどうでもいいよ。
プロ初完封したんだから、選手をドーンと前に出してやって」
(中スポ、中日新聞サンスポおおさか報知毎日jp時事通信ニッカン


記録備忘録。(12日)

川井が開幕から負けなしの9連勝
開幕からの最多連勝記録には、81年・間柴茂有(日本ハム)、
05年・斉藤和巳(福岡ソフトバンク)の15連勝があるが、
中日では昨年の吉見まで5人がマークした8連勝を上回り、
開幕からの最多連勝記録となった。
次回の登板では、55年6~9月・石川克彦
89年7~9月・西本聖が作ったシーズン10連勝の球団記録に挑戦する。
おおさか報知


若竜トピックス(12日)

◆ウエスタン・リーグ公式戦
オリックス-中日 18回戦
(12日・あじさいスタジアム北神戸)
 D 010 201 000 = 4
 Bs 010 000 104x = 6
[敗] 金剛(23試合2敗10S)
[D本] 平田3号、4号2ラン
[Dバッテリー] 山井、小林正人、金剛 - 小田
公式サイト・戦評

●平田良介
<5日に出場選手登録を抹消されたが、1軍再昇格へ強烈アピール。
ウエスタン・オリックス戦(北神戸)に出場。
2回1死から小林賢司の外角直球を右翼席へ先制弾を放り込むと、
さらに同点で迎えた4回2死二塁では、
内角スライダーをまたも右翼席へ勝ち越し弾。
2打席連続本塁打などで、3安打3打点の結果に>
「課題としているストレートをしっかりたたくことができた」
中スポ

●山井大介
<1日に出場選手登録を抹消された後、2試合目の先発。
7イニングを投げ、6安打4四球2失点(自責点1)に抑えた。
5日の阪神戦では9イニング完投で1失点。2試合連続の好結果に>
「(調子が)悪いなりに結果は残せたと思う」
中スポ

2009年7月12日 (日)

吉見修正尻上がり9勝目、竜逆転でコイに7連勝!

主砲の劇的なサヨナラ弾で連敗を止めたドラゴンズ
再び上位追撃へと向かうべく臨んだ広島との第2戦。
先発・吉見が3回に1点を先制されたものの、
5回、前夜の立役者・ブランコが右方向へ同点弾をたたき込むと、
続く6回に井端、荒木、森野の3連打で一気に勝ち越し。
その1点を尻上がりの吉見、そして浅尾-岩瀬とつないで逃げ切り。
対広島戦連勝7に伸ばすとともに、吉見9勝目となりました。

◇セントラル・リーグ公式戦
中日-広島 11回戦
(11日・ナゴヤドーム | 中日8勝3敗)
37265人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
広 島
中 日 ×
[勝] 吉見(15試合9勝3敗)
[S] 岩瀬(34試合1勝2敗24S)
[D本] ブランコ25号
[Dバッテリー]
吉見、浅尾、岩瀬 - 谷繁

◇対広島11回戦・スタメン
1 (遊)井端  (4打数1安打)
2 (二)荒木  (4打数2安打)
3 (三)森野  (4打数1安打1打点)
4 (一)ブランコ (4打数1安打1打点)
5 (左)和田  (2打数1安打)
6 (中)藤井  (3打数無安打)
7 (右)中川  (2打数無安打)
8 (捕)谷繁  (4打数1安打)
9 (投)吉見  (2打数無安打)

【イニング経過】
<1回・広島> P・吉見(中6日)
外フォーク引っ張り左前打、東出投犠打、
フィリップス遊直・走者進めず、栗原初球外高め直球中飛

<2回・広島> P・吉見
マクレーン外高め直球左飛、外高め直球右飛、
赤松初球三塁セーフティバント安打、
石原内高め直球空三振

<2回ウラ・中日> P・前田健太
ブランコ外高めチェンジアップ捕邪飛、
和田外スライダー左飛、藤井カーブ二ゴロ


<3回・広島> P・吉見
前田健太二飛、
三塁線高いバウンドゴロ・
森野送球ショートバウンドブランコ捕れず(森野エラー
東出二ゴロ・ランエンドヒット二進、
フィリップス外フォーク力んで四球、
2死一、二塁から、栗原中低め直球右前落ちるヒット・
二走梵本塁突入・右翼中川バックホームも
送球がの側頭部に当たり生還(D 0-1 C)
2死二、三塁から、マクレーン内バット折り三ゴロ

<4回・広島> P・吉見
外高め直球中前抜ける安打、赤松中飛、
石原三ゴロ・二進、前田健太外フォーク空三振

<4回ウラ・中日> P・前田健太
井端二ゴロ東出好捕、
荒木内直球右方向・右前落とすヒット、
森野外低め直球投ゴロ1-6-3併殺


<5回・広島> P・吉見
内直球二飛、東出内低めスライダー空三振、
フィリップス内低め直球右飛・この日初の三者凡退

<5回ウラ・中日> P・前田健太
ブランコ初球外高め直球・右方向ライナー・
ポール際ラバー直撃本塁打(D 1-1 C)

和田外低め直球右前打、藤井バント投前二塁送球失敗、
中川中低め直球遊ゴロ6-4二封、谷繁四球、
2死一、二塁から、吉見外スライダー空三振


<6回ウラ・中日> P・前田健太
井端内高め直球引っ張り左翼線二塁打、
荒木外直球完ぺき右方向ライト前、
無死一、三塁から、
森野外低めシュート左前適時打(D 2-1 C)
一走荒木一気に三進・森野も二進、
無死二、三塁から、ブランコ初球カーブタイミング外され三ゴロ、
和田敬遠、
1死満塁から、藤井外チェンジアップ浅すぎる左飛、
2死満塁から、代打立浪中カーブ引っ張るも一ゴロ


<7回・広島> P・吉見
赤松外フォーク空三振、石原外直球二ゴロ、
前田健太外146キロ直球見三振・尻上がり

<7回ウラ・中日> P・前田健太
谷繁外カーブ拾って中前打、
代打岩﨑達郎(今季初打席)バント投前二塁送球失敗、
井端5球目空三振、一走岩﨑達郎盗塁失敗三振ゲッツー


<8回・広島> P・浅尾
三遊間突破ヒット、東出投犠打、
フィリップス外フォーク空三振、
2死二塁から、栗原初球中フォーク左前打、
二走梵本塁突入・和田ストライク送球・
タイミングセーフも谷繁好ブロック・
本塁足入れさせずにタッチアウト鉄壁!

<9回・広島> P・岩瀬
マクレーン外から入るスライダー見三振、
代打緒方孝市内スライダー打ち上げ左飛、
赤松初球直球中前打、
石原内スライダーバットへし折り三飛、試合終了。


【ゲームレビュー】
逆転勝ちで広島戦7連勝
5回、ブランコが同点ソロ。
6回には無死一、三塁から森野が左へ勝ち越し打。
これが決勝点になった。
吉見は3回、ミスが絡んで先制点を許したが、
4回以降は危なげない投球。
7イニングを4安打に抑え9勝目を挙げた。
公式サイト中日新聞共同通信社ニッカン式スコア


吉見-前田健太の先発で始まったゲームは、
前夜同様に、最小点差による投手戦の展開。
先に点を奪われたのは、吉見の方。
立ち上がりから今イチ制球定まらず、
走者を背負う場面が多いながらも、
持ち前の粘りの投球で凌いではいたものの、
3回、失策による走者を進められ、1死一、二塁から、
4番・栗原に甘く入ったストレートを
あっさり右方向へ持って行かれてのタイムリー
いとも簡単に先制されてしまいましたが、
序盤の吉見、実は「おかしいな?」と思いながらの投球だったようですね。
まあ走者を出しても粘るのが、
吉見本来の味と認識しているだけに、
それほどの不調とは感じませんでしたが、
「体が三塁方向に流れていた」ことで制球が乱れていたとのこと。
それでも崩れることなく、しかも試合中にきっちり修正してきたのは、
好調の右腕たるゆえんかもしれませんね。
イニング間のキャッチボールを利用して、フォームをチェック。
さらに意識を変えることで、徐々に本来の投球へ。
5回にこの試合初めて三者凡退に抑えられたことで、
このゲームの流れも多少変わったように感じましたが、
吉見自身もそういう手応えがあったのでは。
そして勝ち越してもらった以降は、まさに尻上がり
狂っていた直球も6回、マクレーンに対する外一杯、
また7回最後の前田健太に関しても、きっちりコントロール。

結局この日は代打の兼ね合いもあって、
7イニング、102球、4安打1失点で降板。
ただ自分的には、少なくとも8回まで行くだろうと
思っていましたし、できれば投げさせてほしかったなと。
それでも得意の広島相手にしっかりと仕事を果たし、
ハーラートップタイの9勝目
2年連続の2ケタに王手がかかりましたし、
ぜひとも球宴前、最後の登板となるであろう
次回で、すんなりと突破してほしいですね。
再び防御率1位に立った安定感を、今後も披露し、
さらにチームの柱となっていってほしいと思います。


一方、打線は、前田健太の前に苦しみましたが、
5回先頭、ブランコが右方向へのパワー弾で同点に追いつくと、
6回、アライバの連打で一、三塁から
森野の左への意地のタイムリーで鮮やかに勝ち越し
この日は3回に先制のきっかけとなる悪送球
4回、チーム初安打の荒木が出て、ヨシと思った矢先に
投ゴロ併殺ですぐさまチャンスを潰すなど、
チームの足を引っ張ってばかりの森野ですが、
食らいついての一打で、汚名返上となりましたね。
そしてそのチャンスをメークしたアライバの連打。
連敗した神宮ではこの連係が完全に遮断されていただけに、
やはりこのコンビが繋がると自然と得点に近づく。
試合を決めたのは森野とはいえ、改めてそう感じた場面でした。

ただ勝ったとはいえ、打線に関してはやや不満も。
1、2、3と上位が繋がり、一気に勝ち越しに成功しながら、
それ以降は繋がらず、1点で終わってしまったのが、残念でしたね。
せっかくイケイケのムードを醸し出しながらも、
ブランコは力んでしまい、三塁ゴロ。
藤井は打ち損じて、犠牲フライも上げられず。
さらに期待のプロ初スタメンの中川には代打が出されるありさま。
その切り札も決められずにチャンスを活かせず…。
思わず「1点のみかよ!」と吠えてしまったぐらい。
結果的には、守りきっての勝利となりましたが、
チャンスをモノにしていれば、前田健太は攻略できた。
失敗が目立ったバントも含め、よりしっかりした攻撃が
遂行できるよう、直していってほしいと願います。

まさに「円熟技」。そんなことこそありましたが、
守りはよかったですね。
特に自分的に一番しびれたのは、
8回の谷繁
2死二塁から、栗原の打球はレフト前へ。
ベンビームがあるにも関わらず、
相変わらず腕を回す三塁ベースコーチャー
きっとアウトだぞ、アウトだぞと思っていましたが、
今回に関してはややセーフっぽいタイミング。
ただこの際の谷繁場所取りがとても素晴らしかったですね。
の足がまったくベースに入らないよう、
体を置いたうえでの完ぺきなブロック
まさにこれこそ「経験」がモノをいう業。
甘いフォークを叩かれた浅尾はもちろん、
チーム全体がまさに感謝の気持ちで一杯となった好プレー
思わず「スゲぇ!」と唸ってしまいました。


神宮の連敗も払拭し、再び今季最多タイの貯金『9』に。
敗れた東京ヤクルトとは、再び1ゲーム差に迫りました。
カープ戦7連勝となりましたし、もう1試合しっかり取って、
さらに立場を優位にしておきたいところですね。
打線がやや下降気味にも感じますが、
少ないチャンスを活かし、得点を奪い、
本来の「守り勝つ野球」で、逃げ切ってほしいところ。
先発予想は、もちろんサンデー川井
球団新記録となる開幕9連勝への挑戦ですが、
立ち上がりとカープの足攻めに気をつけてほしいなと。
そろそろ疲れも気になる夏場ですが、ぜひとも好投。
選出された球宴に堂々出られるよう、頑張ってほしいです!


☆ウィナーズ・ボイス(11日)

◎吉見一起

<7イニング4安打1失点(自責0)で、
ハーラートップタイの9勝目を挙げる>
「(この満員のなか、今日の投球を振り返って)
はいっ。えー、序盤あんまり良くなかったんですけれども、
何とか自分らしく修正できて、
えー、粘り強く投げられたかなと思います。
(まさに尻上がりの投球。どこをどういう風に修正したのか)
えー、そうですね。
あのう、意識の、はい、違いというか、
使い方を少し変えたぐらい、です。
(どの辺をどう変えたのか)
いやまあ、あのう、キャッチャー方向に
しっかり向かっていくってことだけを意識して投げました。
(結果、5、6、7回はパーフェクト。良い締めくくりになった)
はいっ。えー…… 点を取ってくれた後だったので、
3人で切れてよかったと思います。
(2-1という最小得点差、その後を浅尾、岩瀬としっかり守った)
はい、あのう、もういつもあのう、抑えてくれてるので、
今日も抑えてくれて、本当にお礼をいいたいと思います。
(1点取られたが自責0。防御率が1.59となり、
同僚のチェンを抜いて、再びトップに立った)
はいっ、ありがとうございます。
あのう、僕一人ではこういう結果ができないと思いますし、
野手のみなさんが守ってくれて、打ってくれて、
えー、僕以外のピッチャーが助けてくれての結果だと思います。
(打つ方もブランコ、森野と、今非常に頼りになる)
はい、あのう、我慢をしていれば、
いつか点を取ってくれると思うので、
次も粘り強く投げたいと思います。
(これで広島戦7連勝、明日以降の戦いに向けて)
はい。いつも温かい応援ありがとうございます。
えー、一戦一戦必死に頑張っていきたいと思います。
応援よろしくお願いします!」



<先発談話>
「序盤あまり良くなかったのですが、
結果を出そうと気持ちは強くもっていました。
うまく粘れて修正できたかなと思います」

<立ち上がりは、本来の投球とはかけ離れたものだった。
1回から得点圏に走者を背負い、3回2死一、二塁では、
真ん中に甘く入った直球を栗原に痛打され、
あっさり先制点を与えてしまった。
グラブをはめた左手を真っすぐ前に伸ばして投げる右腕には、
左手はかじ取りの役割を果たすが、
この日は左手が正面を向いておらず、ボールが甘くなっていた>
「序盤は修正できず、おかしいなと思って投げていた。
悪い癖が出た。体が三塁方向に流れていた。
左手が三塁側に向いて、クロスするように投げていたので、
(腕が)横振りになって引っかかったり、
外への真っすぐがシュートしたりでした」

<それでも、試合中に修正できるのがこの右腕の強み。
好転のきっかけは谷繁と森バッテリーチーフコーチの言葉。
味方の攻撃中のキャッチボールで修正を重ね、見事に成功した>
「キャッチボールから直そうと言われて。
最初はなかなか直せなかったけど、
試合中のキャッチボールで何とか修正できた。
真っすぐ捕手の方向に放っていくことを意識したら、
右打者のアウトローに直球が投げられるようになった。
5回くらいから良くなってきたんです」

<調子さえ整えれば、あとは独壇場。
対広島戦で過去無敗のデータを存分に見せつける。
最速148キロのストレートやスライダー、フォークなどで
5回以降はパーフェクト投球。
7回2死、投手の前田健太にも全力で立ち向かい、
カウント2-1から146キロの外角直球で見逃し三振。
広島戦はこれで通算5連勝となった>
「僕の中ではここが最後かなという気持ちでいきました」

<これで防御率を1.59とし、
同僚のチェンを抜いて再びリーグトップに立った。
1つ年下のチェンとは、今年の沖縄キャンプで同部屋。
プライベートでも一緒に買い物にでかけるなど、仲のいい弟分>
「チェンはライバルというより僕から見れば弟みたいなやつで、
お互いに切磋琢磨して、高め合っていきたいと思ってました。
今後も切磋琢磨していければいいですね」

<96奪三振、3完封勝利もリーグ1位で、堂々の投手四冠だが>
「周りの人たちの助けがあってこその数字。
まだ中盤なんで、あまり成績は気にしてません。
ひとりで残せた結果でもないですし。
これからも一戦一戦、必死にやるだけです」
カメラブログ中スポサンスポスポーツ報知時事通信
朝日新聞毎日jpスポニチ名古屋ニッカンデイリー

○森バッテリーチーフコーチ
<吉見、チェンが防御率トップを争っていることについて>
「2人がああやって争い続けてくれればいい」
(ニッカン)


○森野将彦
<6回無死一、三塁で、決勝の左前打を放つ。
見逃せばボールの低めシュートをはじき返し、
三塁走者が生還。気合の一打で帳消しに>
「(打ったのは)シュート。
その前の打席でやられていたので、何とか食らいついて行きました。
あれでかえさないと、負けると思ったんで。
前の打席でゲッツー打った球。あそこに来るだろうと思っていました」

<バットでは勝利の立役者なのだが、
3回の守備では失点につながった失策(悪送球)を犯し、
4回1死一塁では併殺打に倒れたことを気にして、
試合後のお立ち台は『辞退』>
「エラーもしたし、それで点にもつながっているし…」
カメラブログ中スポ共同通信社時事通信

○トニ・ブランコ
<5回、2戦連発となる25号同点ソロを放つ。
先頭打者として、前田健太の初球の143キロ直球を
右翼スタンドにライナーで運んだ。
あっという間にスタンドに届く滞空時間の短い一発。
今季放った25本塁打のうち、右へ打ったのは2本目となった。
外角へのコースと球の速さに対応した大振りではないスイング。
とっさにバットが出たような形になり、持ち味のパワーが重なった。
前田健太からは5月7日の天井スピーカー直撃の特大弾を含め、
これで3発目。キラーぶりを発揮している>
「いい感じで打てた。
右方向? 狙っていたわけではないけれど、
外角のボールだったのでライナーを打とうとしたら、うまく入ってくれたんだ。
前田? 三振することもあるし、いつも打てるわけじゃないよ。
きょう打てたのは神様のおかげさ」

<これが7本目の『初球弾』。打率では.488、打点では15。
第一ストライクに拡大しても、打率.511、14本塁打、34打点。
典型的な積極打法で日本の投手を打ち砕いてきた。
圧巻の初球打ちは四球を生まない側面も持つが>
「それはボクのスタイルでもあるからね。
特に日本では、これまでボクがやってきた
ストライクゾーンとは違うこともあると思う。
だから追い込まれると不利になってしまうかもしれない」
カメラブログ中スポサンスポ朝日新聞スポニチ名古屋ニッカン

○永田打撃投手
<ナゴヤドームでの試合前の打撃練習。
2カ所の打撃ケージを使って5分ずつ、
左右の打撃投手の球を打つブランコについて>
「1カ所目ではミートを心がけた打撃をし、
2カ所目では気持ちよく振っているように感じる。
自分で意識して練習しているように思う」
中スポ


○谷繁元信
<8回2死二塁、和田の好返球を受け、
タイミング的には微妙だったが本塁へ突入する梵を
左足でブロックする間に、捕球してタッチ。
自ら認めた絶妙のブロックで1点を死守>
「うまいことできましたね」

<そのブロックを可能にさせたのが和田の送球だと証言。
決して強肩とは言えない和田の球をこう表現。
送球にばかり気を取られることなく、
走者と送球、両方にバランスよく意識をおける。
だから走者への対応もしやすくなるという>
「べんちゃん(和田)はいつも素直というか、
上品な球を投げてくれる。だから、あの場面でも
(走者と送球を)両方、見ることができた」
中スポニッカン

○和田一浩
<8回2死二塁、栗原の左前打で二塁走者・梵が本塁突入。
捕球するとテークバックの小さなフォームから
ワンバウンドのストライク返球で補殺。
絶妙のブロックをした谷繁に感謝して>
「タイミング的には完全にセーフだったと思うけど、
谷繁さんがうまくブロックしてくれたおかげです」

<その『上品な球』は曲がらない。
イチロー(マリナーズ)のようなスピードはないが、
ほとんど一直線にホームへ向かっていく。
捕手から外野手に転向した02年以来、磨き続けてきた技術だ。
自分の欠点を補ってあまりある送球と、
谷繁の高いブロック技術がかみ合っている。
これで補殺はセ・リーグ外野手トップの『6』となったが、
うち2つは二塁でアウトにしたもの。残り4つは谷繁のコンビ。
リーグトップの堅いコンビであることは、数字も示している>
「僕は肩が強くないんで、
スピンの効いたボールを投げないと球が沈んでしまう」
中スポニッカン


○立浪和義
<1点を勝ち越した直後の6回2死満塁、
追加点がほしい場面で登場したが、
0-1からの2球目のカーブを打ち損じて一ゴロ。
ベンチの期待に応えることができず>
「直球を待っていたカーブが甘く入ってきたから
打ったんだけど、バットの先っぽだったね。
やっぱりチャンスにはセンター返しをしないと」
(中スポ)

○浅尾拓也
<1点リードの8回に救援登板。
先頭の梵の左前打などで2死二塁とされ、
栗原に左前打を浴び、同点と思われたが、
和田の好返球と谷繁の好ブロックで走者は本塁でアウトに。
踏ん張って無失点でピンチを切り抜けた。巻き返しを誓って>
「和田さんと谷繁さんに感謝しています。
チームが勝って本当によかった。
調子がよくなくても、抑えられるようにしたいです」
(中スポ)

○岩瀬仁紀
<最後は守護神が1点リードをガッチリ守った。
マクレーン、緒方孝市を簡単に切って2死。
赤松は中前打で出したものの、最後は石原を三飛に仕留める。
リーグ単独トップのセーブは『24』に伸ばしたが、
昨年が78試合目、一昨年が79試合目、3年前が83試合目。
過去3年に比べても76試合での到達はやや早い>
「ひとつひとつしっかり抑えていかないと。勝てて良かった」
(中スポ)


○福田永将
<プロの世界に限っては、公立校や無名校から入るよりも、
強豪校出身者が有利だといえる。
先日、プロ初打席初本塁打の偉業を
やってのけた横浜高出身もその1人>
「先輩の方々には本当によくしていただいています。
横浜高の恩恵? それはあると思います」

<入団3年目の今年、初めて1軍切符をつかんだが、
キッカケの1つが高校の先輩である
多村(福岡ソフトバンク)のフォームを参考にしたからだった。
故障明けで5月下旬に2軍戦に出場していた先輩。
同じようにグリップの位置を上げると、
タイミングが取れるようになって2軍で結果を残せた。
実はオープン戦で会ったとき、
中島(埼玉西武)のバットをもらった。
先輩からのプレゼントは素直にうれしかった。
右の強打者である多村は自身にとって理想。
そんな先輩を見本にしたことで一歩前に進めた。
中日にも心強い先輩がいる。春夏連覇した小池だ。
7日の東京ヤクルト戦でプロ初アーチを放つと、
自分のことのように喜んでくれた。
直接に先輩愛用のファーストミットももらっている。
おそらく同窓生でなければ同じ右打者のライバル、
恩恵は確実にあるといえる>
「(多村さんには)『オレのバットはまだ早いよ』と言われました」
(中スポ)


○落合監督
<広島戦7連勝で貯金を今季最多タイの9に戻す。
指揮官は自らの采配を責める。
場所は断定しなかったが、2度失敗した代打策を示唆するように>
「選手の使い方間違えた。
(プロ初スタメンに抜てきした)中川じゃないよ。
アイツはいいもの見せてる」

<この日の球数は102で、
8回以降は救援陣にマウンドを譲った吉見について。
苦笑いを浮かべたのも、期待の裏返し>
「吉見は完投してくれると思ったけどな。
何球? 疲れたんだろうなあ」
中スポサンスポスポーツ報知時事通信毎日jp


今日の公示。(11日)

◆セ・リーグ

【出場選手登録】
△中日 中川裕貴外野手
【出場選手登録抹消】
▼中日 西川明内野手
(再登録は21日以降。公式サイト共同通信社

△中川裕貴
<前日から長峰らとともに2軍から招集され、1軍に合流。
前日は自分以外の3人が登録され、『待った』の状態だった。
2軍落ちしたのが今月1日、再登録ができないため、
練習後はネット裏で観戦。サヨナラ勝ちを1人さびしく喜んでいた。
2軍落ちしてからのウ・リーグ5試合では
12打数5安打の打率.417と結果を出し、最短の10日間で再昇格してきた>
「登録されたらがんばります」

<この日、1軍に再昇格すると、即プロ初スタメン。
『7番・右翼手』で出場したが、3回先頭で一邪飛に倒れると、
5回1死二塁からは遊ゴロ。2打数無安打で交代>
「(初スタメンは)ビックリしましたけど、準備はしていました。
打つことも守ることもアピールしようと思っていたんですけどね。
つぎにつながれば」

<守備では3回に本塁への好返球を見せるも、
走者に当たってプロ初失策を記録。悔しそうな表情を浮かべて>
「アウトにしたかったですね」

<試合後、ドアラ人形を持っていた。
2打数無安打なのに、なぜヒーローがもらえる人形を?
聞けばロッカーが隣の井端の進言もあって、プレゼントしてもらった。
子どもが今年3月に生まれたばかりだけに、うれしいお祝いとなったよう>
「吉見さんにもらったんですよ。『スタメン祝いだ』って。
吉見さんはいっぱい持っているらしいので」
(中スポ、<ドラ番記者>


若竜トピックス(11日)

◆ウエスタン・リーグ公式戦
オリックス-中日 17回戦
(11日・あじさいスタジアム北神戸)
 D 304 030 000 = 10
 Bs 130 301 000 = 8
[勝] 菊地(22試合2勝3敗2S)
[S] 金剛(22試合1敗10S)
[D本] 新井6号3ラン 柳田3号3ラン
[Dバッテリー] 中里、菊地、小林正人、齊藤、平井、金剛 - 前田
公式サイト・戦評

○柳田殖生
<ウエスタン・オリックス戦(北神戸)に
『2番・二塁手』で先発フル出場し、4打数3安打2打点と活躍。
逆転された直後の3回先頭の第2打席、
梶本達哉の外角高めの直球をとらえると、
打球は右翼スタンドに飛び込む同点3号ソロ。
6月上旬に左足首を痛め、25日の福岡ソフトバンク戦で
復帰してから10試合目。待望の一発が飛び出した>
「(本塁打は)逆転されてすぐだったので、
とにかく塁に出ることだけを考えていた。結果ホームランになってくれた」

<リハビリ中の先月中旬、第一子となる
長女・珠里(みり)ちゃんが生まれ、責任感が増した。
復帰後は10試合で29打数12安打6打点、打率.414。新米パパは好調>
「子どもができたし、1、2軍の選手の入れ替えも
頻繁に行われているので、
とにかく頑張って結果を出してアピールしていきたい」
中スポ

2009年7月11日 (土)

ブランコ冷静沈着サヨナラ弾、河原4年ぶり白星!

神宮での2位攻防に、1勝2敗と負け越し
再び2位と2ゲーム差に開いてしまったドラゴンズ
この日からは地元・ナゴヤドームに戻り広島との3連戦。
仕切り直しとしたい初戦は、両先発の好投もあり、
両チーム無得点のまま、延長戦へと突入。
そして迎えた延長10回、表のピンチをうまくしのぐと、
そのウラ、森野が敬遠された1死一、二塁のチャンスで、
迎えたブランコが冷静に左中間へ放り込む見事な3ラン!
今季5度目のサヨナラで連敗を止めたドラゴンズ
3番手で登板の河原に4年ぶりの白星が付くこととなりました。

◇セントラル・リーグ公式戦
中日-広島 10回戦
(10日・ナゴヤドーム | 中日7勝3敗)
30131人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 R
広 島
中 日 3x
[勝] 河原(14試合1勝)
[D本] ブランコ24号3ラン
[Dバッテリー]
チェン、浅尾、河原 - 小山

◇対広島10回戦・スタメン
1 (遊)井端  (5打数2安打)
2 (二)荒木  (4打数1安打)
3 (三)森野  (4打数2安打)
4 (一)ブランコ (5打数2安打3打点)
5 (左)和田  (3打数無安打)
6 (中)藤井  (4打数2安打)
7 (右)小池  (4打数無安打)
8 (捕)小山  (4打数無安打)
9 (投)チェン (2打数無安打)

【イニング経過】
<1回・広島> P・チェン(中6日)
赤松内直球外れ四球、
東出投犠打・チェン二塁送球も間に合わずセーフ(犠打野選)、
無死一、二塁から、アンディ・フィリップス内直球右飛、
栗原内低め一杯直球見三振、
マクレーン内直球空三振・ピンチしのぐ

<1回ウラ・中日> P・大竹
井端遊ゴロ、荒木一邪飛、
森野投返し中前打、ブランコ高いバウンド三塁内野安打、
2死一、三塁から、和田外スライダースイング取られ三振


<2回・広島> P・チェン
内高め直球空三振、廣瀬内直球捕邪飛、
石原内スライダー三ゴロ・森野ランニングスロー軽快

<2回ウラ・中日> P・大竹
藤井内直球ひっぱり右前打、小池左飛、
小山シュート三ゴロ二封、チェンチェンジアップ二ゴロ


<3回ウラ・中日> P・大竹
井端遊ゴロ、荒木内シュート空三振、
森野詰まるも二塁抜けていくヒット、
ブランコ5球粘るも外スライダー空三振


<4回・広島> P・チェン
フィリップス内カーブ合わせて左前打、
栗原外高め直球空三振、マクレーン外直球空三振、
内高め直球打ち上げ左飛

<5回・広島> P・チェン
廣瀬左中間飛球・藤井追い付きキャッチ、
石原11球粘って空三振、大竹内フォーク空三振9個目

<5回ウラ・中日> P・大竹
チェン見三振、井端外スライダー捌いて左前打、
荒木内シュートひっかけ遊ゴロ6-4-3併殺、術中にはまる


<6回・広島> P・チェン
赤松一ゴロ、東出ファウル3球粘るも空三振、
フィリップス中高めスライダー中前落ちるヒット、
栗原内低め直球打撃させず三ゴロ二封

<7回・広島> P・チェン
マクレーン内高め直球左前打、初球右大きなフライ、
廣瀬外フォーク強い二ゴロ荒木好捕4-6二封、
石原内低め直球ライト前持っていくヒット、
2死一、三塁から、代打小窪3球勝負・
内高めクロスファイアー空三振・11K締めチェン大きく吠える

<7回ウラ・中日> P・横山
小池内フォーク空三振、小山外直球空三振、
代打福田フルカウント外スライダー見極め四球、
井端外直球右方向ライト前持っていくヒット・二塁代走英智
荒木外スライダーバット折れるも・
弱い当たり遊ゴロ送球間に合わずセーフ=遊内野安打、

P・シュルツ
2死満塁から、森野外高め直球空三振

<9回・広島> P・浅尾(2イニング目)
栗原外直球遊ゴロ、マクレーン初球外直球二ゴロ、
外フォーク空三振・寄せ付けず

<9回ウラ・中日> P・青木勇人
小池スライダー遊ゴロ、小山左飛、
代打西川外シュート遊ゴロ・延長戦突入


<10回・広島> P・河原
廣瀬外高めスライダー軽く合わせられ左翼線安打・代走木村
石原投犠打、代打嶋外スライダー外れ四球、
1死一、二塁から、赤松中フォーク投返しゴロ・
河原グラブ弾くも、井端打球に好反応・
捕って素早くベース踏み一塁へ送球、6-6-3併殺踏ん張る

<10回ウラ・中日> P・
井端遊ゴロ、荒木外直球外れ四球、
森野初球荒木二盗、森野勝負避けられ敬遠、
1死一、二塁から、
ブランコ2球目中内寄りシュートツボ、
打った瞬間ライナーで左中間飛び込むサヨナラ3ラン(D 3x-0 C)



【ゲームレビュー】
ブランコがサヨナラ3ランを放ち、延長戦を制した
10回1死から荒木が四球。盗塁で二塁へ進み、
森野は敬遠で一、二塁から左中間スタンドへ運んだ。
サヨナラ勝ちは今季5度目。投手は完封リレー
10回に登板の河原が1死一、二塁をしのぎ、4年ぶりに勝ち星を挙げた。
公式サイト中日新聞共同通信社ニッカン式スコア


2位・東京ヤクルトとの直接対決に負け越し、
移動日なしでナゴヤに戻っての広島との3連戦初戦は、
中盤まで、先発投手同士の見事な投げ合い
片や復帰2試合目、立ち上がりにややピンチがあったものの、
栗原、マクレーンという中軸を連続三振に取り、立ち直ると
以降は、球威ある真っすぐで押しまくり、
今季自己最多、毎回の11三振を奪う投球をみせたチェン
一方は、毎回のように走者を出すものの、
スライダー、シュートなど変化球を操り、
打たせて捕る粘りの投球で後続を断っていった大竹
それぞれが持ち味を発揮したことで、
両軍打線が完全に封じこまれ、続いて行くゼロ行進
7回の表裏にともにチャンスがあったものの、
仲良く?活かせず、そのままゲームは延長戦へ

7回を投げたチェンが降板したあと、
浅尾が2イニングを完ぺきに抑えたドラゴンズは、
10回から3番手に河原を起用。
ただこの日は、マスクを被った小山との呼吸が
合わないのか、自慢の制球が今ひとつ
ヒットと犠打、そして四球で、1死一、二塁。
この日最大ともいえるピンチで、迎えるはトップに返って赤松
ところが、ここでこのゲームの流れを変えるプレーが出ましたね。

カウント2-1からの4球目、
真ん中低めのフォークを弾き返した打球は、投前へ。
河原が取りに行くも掴めず、弾いてしまったものの、
この打球に、なんとショートの井端見事な対応
回り込みながら捕球と同時にベースを踏んで一塁へ転送。
打者走者が俊足の赤松でしたが、間に合って6-6-3の併殺が完成!
まさにラッキー、『結果オーライ』的要素も高かったですが、
一瞬で河原が救われ、そのウラの攻撃に弾みをつけたこのプレー。
これが、ほんとに大きかったと思いましたね。


流れがややこちらに向いてきつつ、迎えた10回ウラ、
1死から荒木が四球を選ぶと、続く森野の初球に素早く二盗。
タイミング的にはアウトにも見えましたが、
荒木の足がしっかり入って、得点圏にランナーが。
さらにここで広島ベンチが、森野敬遠
確実性を選択したのか、なんとブランコとの勝負を選択。
この日内野安打1本あるものの、
それ以外の打席は自分の打撃ができていなかった主砲
相手は与しやすしと見たのでしょうか。
ただこういう場面、普通の4番なら
「なめられている」とか「屈辱」とか、「プライド」とか、
そういう気持ちに溢れてしまうのでしょうが、
画面に映されていたブランコの表情には、
そんなものが全くなさそうで、むしろ冷静に見えましたね。
それがわかったのが、試合後のお立ち台。
「ダブルプレーを狙って内角に来ると思った。
とにかくダブルプレーにならないように打った」

力んで振り回してしまいつつある場面で
しっかりと状況判断。さらにそれまでより軽いバットを握り、
内角球に狙いを絞っていたというブランコ

そんな気持ちはつゆ知らず、
こちらは何とか決めてほしいと願いましたが、
0-1からの2球目、内角低めにお誂え向きのシュートが、
このゾーンが「ツボ」でもあるブランコがきっちり振り抜くと、
完ぺきに捉えた打球は、打った瞬間
それと分かるライナーが左中間スタンドへと一直線。
やはり膠着したゲームにケリを付けたのは、主砲の豪快な一振り
同時にそれは河原に4年ぶり、中日入団後初の白星をプレゼント。
また神宮で負け越し、重いムードを背負っていたチームにとっても、
それを払拭する一発になったのではないかと思いました。


打った人と抑えた人。早出特打の努力も実った
ブランコ弾でサヨナラ勝ち。
なかなかゲームが動かず、
このまま引き分けかなという思いこそあれ、
ただ不思議と負けるという考えが
起きなかった
のは、
相手は東京ヤクルトではなく、
カープだったからでしょうか。
ただ好投のチェンを勝たせることができず、
このままドローでは悪い流れがそのままとなってしまう。
そうならずに不安を断ち切ってくれた一発。
出た瞬間、スゴいなあと打球の行方に感心するとともに、
勝ててよかったと、ほんとホッとしましたね。
これで再び、上位追撃に向けて進むことができる。
神様仏様とまではいいませんが、
それほどありがたい一撃だったんじゃないかなと。

これで対カープ戦は、6連勝
チェンも勝ち星こそ付きませんでしたが、
1.62で防御率リーグ1位にも復帰しましたし、
ほぼ復活した今後の投球も実に楽しみですね。
劇的勝利を受けての第2戦は、週末恒例のデーゲーム
先発は中6日で吉見が濃厚ですが、
ぜひともチェンに続いて、広島打線を封じ込み、
ハイレベルでの防御率争いに持ち込んでほしいもの。
一方打線は、やや和田小池の調子が心配ですが、
藤井がこの日もマルチ安打と上がってきたのが好材料。
この日はやや湿りかちとなってしまいましたが、
できれば早い回で前田健太を捕まえてほしい。
上位2チームも共に勝利したため、ゲーム差には変化なしですが、
とりあえずは1試合1試合しっかりモノにしていく。
地に足付けて、貯金をかせぐ週末にしてほしいなと思います。


☆ウィナーズ・ボイス(10日)

◎トニ・ブランコ

<延長10回1死一、二塁、サヨナラ3ランを放つ>
「(おめでとうございます)アリガトウゴザイマス。
(森野が四球で塁に出たが、どんな気持ちで打席へ)
きっとダブルプレーを狙って、インコースに来ると思いましたので、
それを狙ってとにかくダブルプレーにならないように打ちました。
(振り抜いた後の感触は)
ほんとにほんとにありがとうございます。
完ぺきに打つことができました。ありがとうございます。
(それまでの打席で内角球にバットを折られるような
場面もあったが、それが最後の打席に活きた部分もあったか)
えー、きのう、一昨日と少し考えすぎてまして、
あまり調子が良くなかったので、これを
きょうは思い切っていこうと思って、一生懸命やりました。
それが良かったんだと思います。
(試合前に早く出てきて打撃練習。そんな努力が活きたのでは)
そうですね。感じがやっぱり良くなかったので、
とにかく練習して練習して、感じを掴みました。
(チームの連敗を止める大きなホームランになった。
明日からの戦いに向けての気持ちを最後に)
えー、きょうのように頑張ります。
もう少し楽に勝ちたいと思いますけど。
きょうのように頑張りますので、
みなさんも応援よろしくお願いします!」



<両チーム無得点の10回。
1死から四球で出た荒木が、森野の初球に盗塁を決めた。
森野は歩かされて一、二塁。初球の変化球を見送ったあと、
内角に食い込みながら落ちるシュートをたたいた。
打球は瞬く間に左中間席に突き刺さり、サヨナラ3ランとなった>
「(敬遠は)アメリカでも経験はある。特別なことじゃない。
相手は、内角球でゴロを打たせて併殺を狙ってくると思った。
後ろにはいい打者がいる。
その球に内側からバットを出して、併殺にならないように
少なくともフライをを打ち上げようと思っていた」

<状況に合わせてバットも変えていた。
手にしたのは普段よりやや軽めのタイプ。
先発の大竹らに詰まらされ、3本バットを折っていた。
勝利へのチャンスを目前に誰もが高揚する場面で、
冷静にバットと狙い球を選択していた>
「それまでバットを3本も折られていたからね。
最後(の打席)だし、延長に入って疲れもあったので
少し軽いバットを使った。
グラム数までは分からないけど、
少しでもフライを打ちやすくしようと思って。
ゲッツーにならないように内側からバットを出すには、
いつもより軽いバットの方がいいと思ったんだ。
軽いバットを使ったら、うまく振り抜けたよ」

<努力も実を結んだ。
プチ・スランプ脱出のカギは『ハード・ワーク』。
12打数2安打と湿った東京ヤクルト3連戦。
神宮で敗れた前夜はホテルのベッドに入っても寝つけなかった。
きまじめなクリスチャンは、前夜は午前4時まで
就寝できなかったことを明かして>
「よく眠れなかったんだ」

<聖書を読み、心を落ち着けてようやく眠ったが、
それでも、すぐに目を覚ますと桂川通訳にこう告げた>
「エクストラ・バッティング(早出特打)をしたいんだ」

<この日は東京から名古屋へ移動し
試合に臨むというハードな一日だったが、
東京駅へ向かうと、チームの移動便よりも早い
10時50分の新幹線に飛び乗ってナゴヤドームへ。
まだ他の選手が準備している間に1人、早出特打を敢行。
全体練習が始まる前に約20分、黙々とバットを振り続けた>
「ここ数試合、力強く振れていなかったし、
左足をホーム側に踏み込み過ぎていると感じていた。
チェックポイントがいくつかあった。
いろいろと確認したいこともあった」

<巨人に勝ち越した余勢を駆ったはずの神宮で負け越し。
本拠地で立て直そうとしたが、打線は7回を気迫で抑えた
チェンにこたえることができていなかった。
主砲の一発には、チーム一人一人の硬さを
一気に解きほぐすだけの威力があった>
「今日も投手が素晴らしい働きをしてくれた。
この勝利で、みんなの士気がまた上がると思う。
これをきっかけにして、また5試合、6試合と勝っていきたい」
中スポ中日新聞サンスポスポーツ報知
時事通信スポニチ名古屋ニッカンデイリー


○石嶺打撃コーチ
<志願して早出特打をするなど、
必要と感じた練習は怠らないのブランコに目を細めて>
「今日だけでなく、自主的にマシンを使って打ち込むこともよくある。
ここまで熱心な外国人も本当に珍しいよ」
中スポ中日新聞


○河原純一
<0-0の延長10回に救援。1死一、二塁のピンチを迎えたが、
赤松のピッチャー返しがグラブに当たり、打球を井端が捕球。
二塁ベースを踏み、一塁送球で併殺。
一瞬でピンチを切り抜け、そのウラに劇的なサヨナラ3ランが飛び出した。
プロ通算28勝目を喜ぶより、周囲に感謝して>
「みんなのおかげで勝ち星をいただきました。
きょうはチェンも浅尾もいいピッチングをしていたので、
チームが勝ったことが一番うれしい」

<地鳴りのような声援が、その耳にも届いた。
浪人生活を経て、西武時代の05年6月11日、
対巨人戦(東京ドーム)以来、1490日ぶりの白星。
普段は先発や他の投手の白星を守るために力を尽くす男は、
人気のないベンチ裏で静かに喜びをかみしめ、
ブランコが生還すると、マウンド上で見せていた
ポーカーフェースを崩し、笑顔で力強く握手を交わした>
「ちょうどアイシングをしていたんです。
グラウンドに飛び出した方がいいかな、と思っていたんですけどね」

<前日の東京ヤクルト戦では満塁でマウンドに上がり、
2人の走者をかえして前任者の自責点を増やしてしまった。
その失敗を取り返すチャンスは延長10回。
先頭・廣瀬に左前打され、犠打で1死二塁。
迎えた代打・嶋を歩かせることに、何のためらいもなかった>
「若いころだったら歩かせてもいい場面で、
ボールでもバットの届くところに投げちゃって痛い目にもあった。
でも今は(嶋を歩かせても次打者の)赤松君を抑えれば、
次の(左打者)東出君には左ピッチャーを出すという選択肢もある、
というぐらいに考えられる」

<ウイニングボールは歓喜の左中間スタンドに
飛び込んでしまい手元にはないが、苦笑いして>
「ぼくはいらないですよ」

<巨人、西武時代には先発も抑えも経験。
中継ぎという立場も、実に客観的に理解している。
まるでマウンドにいる自分を第三者として見ているよう。
そんな達観ぶりが、快投を生み出しているのではないだろうか。
それだけ登板ごとに抑えなければという重圧と戦っている証拠でもある。
苦労人はサラリと振り返って>
「僕は先発でもないし、一日一日、自分の仕事をするだけ。
僕らは勝ちがつくつかないじゃなくて、
与えられた仕事をこなせるかどうかが大事だから。
先発だったら、気にすると思いますけどね」
中スポ<ドラ番記者>中日新聞おおさか報知
共同通信社時事通信毎日jp12スポニチ名古屋ニッカン

○森バッテリーチーフコーチ
<延長10回1死一、二塁、赤松を遊ゴロ併殺。
紙一重の差で河原が勝利投手となったが、場面を振り返って>
「(打者が)次の東出に回っていたら岩瀬だった」
おおさか報知


○チェン・ウェイン
<7イニング4安打の好投で、本塁を踏ませなかった。
打線の援護に恵まれず、3勝目は逃したが
完ぺきに近い投球内容に、手応えを口にして>
「調子はだんだん戻ってきたと思います。
コントロールも良かったし、四球も以前より少なくなってきたと思う。
この調子を維持して、次の登板も頑張りたいと思います」

<力でねじ伏せるとはこのこと。
序盤から150キロ近い速球で広島打線をねじ伏せ、
課題の制球がさえ、1四球で毎回の11奪三振。
昨年9月22日の東京ヤクルト戦の10個を超える自己最多。
速球を狙われても大丈夫。打たれない。自信と気迫にあふれていた>
「3、4、5番打者に真っすぐでいっても、空振りやファウルが取れていた。
真っすぐを狙っているだろうけど、
思い切っていけば、高めにいってもファウルになる」

<奪三振ラッシュにもちっともうれしくなさそうだったが、投球内容に笑顔>
「きょうはストライクが先行できたからだと思う。
ボールが先行するとあまり三振が取れない。
きょうは三振も多かったけど、球数が多かった。
ゴロを打たせて取るようにして球数を少なくしたい。
ケガする前に戻ってきた感じです。次もこういう投球をしたい」

<左肩の張りからの復帰2戦目。
右打者を詰まらせた内角速球に手応えがあった。
7イニング4安打無失点という快投の生命線になった>
「自分の一番自信のあるボールです」

<豪快が本来の姿。一時期、他の投手のように
コースを細かく狙う投球を目指したが、やめた。
本来の自分はどんな投手か考え、見つめなおし、開き直った>
「もともとそういうピッチャーじゃない。
コースを狙えるなら狙えた方がいいけど、
狙いすぎると四球、四球になってしまう。
もともと細かいコントロールとかは気にしていなかった。
台湾では力と力。どちらかというとアメリカに近い感じ」

<快速球を生かすアクセントも効いた。
1軍復帰後、投げる数を増やしているのはスローカーブ。
これで緩急の差がより広がった。
カーブは台湾時代から投げていたは、
気付かないうちに威力が落ちていた。
緩いカーブにするため、腕の振りまで緩くなっていたという。
そこでカーブを修正。多少スピードが増しても、
しっかり腕を振って投げた方が威力が増すと考えを変えた>
「ファームでカーブを投げていたときにもっと速くていい、と言われた。
ストライクを投げるとか考えずに、低く投げて、
空振りをとれるくらいにしたいと思った」

<防御率はリーグトップに立った。
先輩・吉見の1.69を抜く『1.62』。
しかしこちらも三振と同じく欲がない。こう言って笑う>
「吉見さんはコースをきっちり投げられるから、しっかり抑えられる。
ボクの場合は真っすぐを狙われているから、
抑えられているのはラッキー。必ずいつか打たれます」
カメラブログ中スポ共同通信社毎日jpニッカン


○井端弘和
<10回1死一、二塁から広島・赤松の打球は、
投手・河原のグラブをはじいてセンター方向へ。
その打球に追いつくと、二塁ベースを踏んで一塁へ送球。
併殺プレーを完成させた。絶妙な守備でサヨナラ劇を呼び込んで>
「最初はセカンドゴロかと思いましたけどね。
でもあれは普通のプレーですよ」
(中スポ)

○森野将彦
<4試合連続でマルチ安打。
打率.269と上昇カーブを描いているが、試合後は反省しきり。
7回2死満塁から三振に倒れたことを悔やんでいた>
「あそこで打たないと意味がないですよ。それが売りだったのに」

<満塁では開幕から7試合連続安打していたが、
これで2打席連続三振。気持ちを切り替えて>
「満塁? 三振ばっかりですね。あしたまた頑張ります」
(中スポ)

○立浪和義
<この日も出番なし。試合後は苦笑いを浮かべて>
「きょうは閉店だね」

<これで4試合連続で出番がないが、気持ちを切り替えて>
「出ないときは出ないし、出るときは続けて出る。
だからまた出たときに頑張りますよ」
(中スポ)


○浅尾拓也
<ゲーム展開によって、ほとんどの投手が
2度、3度と肩をつくって準備するが、岩瀬と2人は違った。
終盤の決まったタイミングで1度だけ肩をつくっていた。
役割がハードなだけに、ブルペンでは
負担を軽くしようと考えられている。
リーグ戦再開から3連投し、休日を挟んでまた3連投。
その翌日は最初から温存方針だったという。
故障しないように計画的に起用されているが、
前日までの1週間、パタリと出番がなくなっていた>
「登板が開くより投げた方がいいんですけど…」
(中スポ<ドラ番記者>


○落合監督
<延長10回、今季5度目のサヨナラ勝ち。
試合後、言葉少なに会見を切り上げたが>
「きょうは打った人と抑えた人に聞いてください。
欲を言えば(先発の)チェンに勝ち星を付けたかったぐらいかな」
中スポサンスポ時事通信毎日jpスポニチ名古屋ニッカン


今日の公示。(10日)

◆セ・リーグ

【出場選手登録】
△中日 長峰昌司投手、岩﨑達郎内野手、中村一生外野手
【出場選手登録抹消】
▼中日 小林正人投手、谷哲也内野手、野本圭外野手
(再登録は20日以降。公式サイト共同通信社

△長峰昌司
<中村一生、岩﨑達郎とともにこの日、出場選手登録される。
ファームでは5勝1敗で防御率2.09。先発する機会も多かったが、
1軍では中継ぎの可能性も大きい>
「先発させてもらってますけど、
上(1軍)ではリリーフで投げるときも長いイニングになることが多いので。
上ではリリーフかもしれませんが、長いイニングも
投げれた方がいいですからね。しっかりやっていきます」
(中スポ)

△中村一生
<同じくこの日、出場選手登録される。
今季初昇格、2軍では打率.315で1本塁打と結果を残していた>
「きのう(9日)練習に合流するように言われました。
出る機会があったらしっかり頑張ります」
(中スポ)

2009年7月10日 (金)

相性継続ヤクに連敗、竜11カードぶり負け越し。

圧勝した初戦に相反し、投手陣が踏ん張れずの大敗
1勝1敗で迎えた東京ヤクルトとの2位攻防第3戦。
しかし神宮連敗中の先発・朝倉健太が精彩を欠き、
初回2点を先制されると、5回にはガイエル
6回には田中浩康に一発を浴び、10安打7失点KO
一方打線は、天敵・館山に対して、4回ブランコの適時打、
6回森野の本塁打などで反撃こそしたものの、
攻略にまでは至らぬままに、試合終了。
相性そのままに屈してしまったドラゴンズ
11カードぶりの負け越しで、2位とは2ゲーム差と開きました。

◇セントラル・リーグ公式戦
東京ヤクルト-中日 12回戦
(9日・明治神宮野球場 | 中日3勝9敗)
14011人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
中 日
ヤクルト ×
[敗] 朝倉(14試合5勝4敗)
[D本] 森野10号
[Dバッテリー]
朝倉、小林正人、河原、パヤノ、高橋 - 谷繁、小山

◇対東京ヤクルト12回戦・スタメン
1 (遊)井端  (4打数1安打)
2 (二)荒木  (4打数無安打)
3 (三)森野  (4打数2安打1打点)
4 (一)ブランコ (4打数1安打1打点)
5 (左)和田  (4打数1安打)
6 (右)小池  (2打数無安打)
7 (中)藤井  (4打数2安打)
8 (捕)谷繁  (2打数無安打)
9 (投)朝倉  (2打数無安打)

【イニング経過】
<1回・中日> P・館山
井端フォーク遊ゴロ、荒木外ストレート二ゴロ、
森野内スライダー右飛


<1回ウラ・東京ヤクルト> P・朝倉(中6日)
青木粘られ四球、田中浩康投犠打、
福地内直球中前弾き返すヒット・
藤井バックホーム暴投・その間に福地二進(藤井エラー)、
1死二、三塁から、デントナ内シュート・
詰まりながらも中前落とす適時打(D 0-1 S)
1死一、三塁から、ガイエル内シュート・
センター抜けそうなライナー井端横っ飛び好捕、
2死一、三塁から、宮本外甘いスライダー・
右中間オーバー適時二塁打(D 0-2 S)

<2回・中日> P・館山
ブランコ外スライダー打ち損じ二飛悔しがる、
和田内低め直球空三振、小池外スライダー手が出ず見三振


<3回・中日> P・館山
藤井内直球中前落とすヒット、
谷繁中直球右打ちも二正面ゴロ4-6-3併殺、朝倉空三振


<3回ウラ・東京ヤクルト> P・朝倉
田中浩康当てただけ二ゴロ、
福地二ゴロ・荒木高いバウンド合わせ好捕、
デントナストレート四球、
ガイエル外シュートバット折りながら中前打、
2死一、二塁から、宮本遊深いゴロ二塁送球アウト

<4回・中日> P・館山
井端二ゴロ、荒木遊ゴロ、森野中前打、
2死一塁から、
ブランコ外低め直球・
左中間フェンス直撃適時二塁打(D 1-2 S)

2死二塁から、和田外スライダー力ない一邪飛

<5回・中日> P・館山
小池内直球合わず空三振、藤井初球流し打ち左前打、
谷繁止めたバット一ゴロ、
2死二塁から、朝倉外フォーク空三振


<5回ウラ・東京ヤクルト> P・朝倉
田中浩康遊ゴロ、福地バットすっぽぬけ三振、
デントナ内低め直球三遊間抜くヒット、
2死一塁から、ガイエル外フォーク捉えられ・
右中間スタンド飛び込む2ラン(D 1-4 S)
宮本初球詰まり一二塁間に上がる飛球・
ブランコ荒木ともに突っ込むも捕れず=一塁内野安打、
相川外直球一、二塁間突破ヒット、川島慶三四球、
2死満塁から、館山初球外フォーク遊ゴロ二封

<6回・中日> P・館山
井端二ゴロ、荒木初球中飛、
2死から、
森野2-3内高め直球完ぺきライト中段本塁打(D 2-4 S)
ブランコ内直球バット折れ遊ゴロ

<6回ウラ・東京ヤクルト> P・朝倉
青木中飛、
1死から、田中浩康初球甘く入るカーブ左越え本塁打(D 2-5 S)
福地フォーク空三振も谷繁後逸振り逃げ(朝倉暴投)、
デントナ4球目福地二盗、デントナ粘り四球、
P・小林正人
ガイエル外外れストレート四球
P・河原
1死満塁から、宮本初球打ち上げあっさり右犠飛(D 2-6 S)
ランナーそれぞれタッチアップ進塁、
2死二、三塁から、相川中直球左中間突破2点二塁打(D 2-8 S)

<7回・中日> P・館山
和田フォークうまく打ち三遊間抜くヒット、
代打野本初球打ち上げ遊飛、藤井中飛、代打西川遊直


<7回ウラ・東京ヤクルト> P・パヤノ 捕・小山
館山内直球見三振、青木外高めスライダー空三振、
田中浩康150キロ打ち上げ二飛

<8回・中日> P・館山
小山二飛、井端外直球右前打、
荒木外スライダー一ゴロ二封、
森野内フォークハーフスイング三振


<9回・中日> P・館山
ブランコ外高め直球中飛青木回転キャッチ、
和田初球スライダー一邪飛、
野本一ゴロ・ベースカバー館山こぼしエラー、
藤井初球投ゴロ館山弾くも落ち着いて処理、試合終了。



【ゲームレビュー】
朝倉の乱調が響き連敗
1回に2失点の後、踏ん張ったが5、6回に追加点を許した。
東京ヤクルトの館山が今季の2度目の完投で
リーグ単独トップの9勝目
切れの良い変化球でテンポよく打ち取り、7安打2失点でまとめた。
公式サイト共同通信社ニッカン式スコア


前夜同様に重い雲、さらに強い風が舞う中の
神宮で迎えた2位攻防・直接対決第3戦
しかし前夜以上に情けない敗戦となってしまいましたね。

投げては鬼門・神宮での登板となった朝倉
立ち上がりから流れに乗れず、先制を許すと、
その後は粘ったものの、5回に2死から
苦手とする外国人・ガイエルに痛恨の2ラン。
続く6回にもそれまで抑え込んでいた
田中浩康にも一発を食らってしまい、追加点。
ここで集中力が切れてしまったか、
振り逃げと四球でさらにピンチを広げ、マウンドを降りると、
代わった小林正人ガイエルにストレートの四球。
役割果たせず満塁としてしまうと、
河原が登板したものの、宮本にあっさりと犠飛。
続く相川にも左中間を破られ、この回4失点のビッグイニング。
ブランコのタイムリー、森野の本塁打などで
こつこつと反撃していた打線でしたが、
本来の投球を取り戻した天敵の前には続く沈黙
しかも点差が6点も開いてしまっては、もはや勝負あり。
7回に谷繁に代打が出た時点で完全にお手上げ。
勝てていない投手勝てなくなった投手の対戦は、
工夫して元に戻った館山の方に軍配。
そしてデントナ、ガイエル、福地と、
相性通りの活躍をされてしまったドラゴンズは、
連敗となり、1勝2敗とカード負け越し。
快進撃の勢いは、相性の壁の前に屈することとなりました。


上昇気流に乗って、一気に2位奪取
意気込んで臨んだ今回の神宮での直接対決
初戦が投打に圧勝だっただけに、
このままイケるぞと思いましたが、そうは問屋が卸さずに、
2戦目は小笠原、そしてこの日は朝倉と、
先発投手が打ち込まれての思いも寄らぬ連敗
おまけにこのところ調子の良くなかったという館山に、
快投、および完投勝利まで献上してしまう始末。
「きょうはこういう日」と、前夜落合監督がコメントしていましたが、
東京ヤクルトとの対戦に関しては
「今年はこういう年」ということになってしまうのでしょうか。
これで3勝9敗と巨人戦よりも数字の悪い借金6
ナゴドでは1つも勝てず、神宮でもこんな試合ばかり。
2位を争うライバル相手にこれでは、この先も厳しいかなと。
これも今年の相性だといえば、それまでなのですが、
それ以上にこのゲームに関しては、
いくらか覇気のなさが見受けられたところもありましたし、
徐々に勢いにも陰りが生じてきたかなとも感じました。

やはり野球というのはピッチャーだなと
改めて感じることとなったこの2試合。
先発投手の出来がゲームの流れを左右しましたね。
まあ東京ヤクルト打線が目を覚ましたかのように
活発だったこともありますが、
相手先発の館山の調子がいつも以上によかったですからね。
立ち上がりからストレートが走り、低めにストライクを集める。
さらにこの日はここまでの反省を生かし、投げ急ぎせず
ボール球を有効に使ってカウントを稼ぐなど、
「工夫した投球」があったことが、好投に繋がったようですね。
相手のキーポイントといえる1、2番を中心に封じ込む。
その上に気持ちもこもった投球をされては、そうは打てないなと。

鬼門にまたしても屈す。一方の朝倉
そのような工夫があったかは、?のもの
ガイエルに対し、
外中心の配球で攻め込むなど
対策こそ立てていたようですが、
初回先頭の四球からはじまり、
初回宮本への不用意な初球、6回の田中浩康に対してもそう。
劣勢だからからかもしれませんが、
今イチ気が入っていないように見えたのも確か。
さらにガイエルには、痛恨の被弾
ここまでもデントナ、ルイス(広島)、ブラゼル(阪神)と
外国人に手痛い一発を浴びていますが、またしてもやられましたね。
朝倉自身これでガックリきたのがわかりましたし、
その辺のアレルギーも依然として解消できずに、4敗目。
ライバルともいえる中田が復活し、負けずにこちらも久々の勝利をと
期待していただけに、KOはとても残念に思いました。

まあ小笠原、朝倉と東京ヤクルト、そして神宮と
相性の良くない投手を立てての3連戦でしたので、
結果的にはそうなっても仕方がない部分もありますが、
今後2位をめぐって凌ぎを削るであろうチームに
変わらぬ苦手意識があるのは、少々困りものですね。
次の対戦は、オールスター明け2カード目、
同じ神宮での3連戦となりますが、次回こそは雪辱を期待します。


5月30日、31日のヤフードームでの連敗以来、
11カードぶりの負け越しとなってしまったドラゴンズ
まあ6月の貯金9、さらに先日までの8連勝と、
ハイペースで突っ走ってきたこともありますし、
やはりその反動もいくらかあるのかも。
ただここをしっかり乗り越えないと、
2位を、そしてその先のチームを追い越すことはできない。
ここは何とか踏みとどまって、前に進んでほしいところ。
6連戦の2カード目は地元に戻って、広島との3連戦。
再開直後に敵地で3タテした相性の良い相手ですが、
雪辱に意欲を燃やしてくるであろうコイを返り討ちにしてほしい。
先発予想は、初戦から
チェン-大竹、吉見-前田健太、そして川井-小松剛
この日は館山の前に沈黙こそしたものの、
打率トップの井端を筆頭に決して調子が悪いわけでもない。
ここは仕切り直して、再び繋がる打線を願いたいですね。
その一方で、このところ打ち込まれている投手陣
特に先発がノックアウトされるところが目立ってきました。
蒸し暑いなかバテもあるでしょうが、
あまり打てないカープ打線を封じ込み、不安を払拭してほしい。
ここでリバウンドするのではなく、再追撃を期待
まずは初戦取って、悪くなりそうな流れを止めてほしいです。


★プレーヤーズ・ボイス(9日)

●朝倉健太

<神宮球場で7連敗中と相性が悪かったが、
この日も精彩を欠き、6回途中10安打7失点で4敗目。
真剣な表情でKOされた自分を振り返って>
「何もありません。
クリーンアップを何とかしようとしたのが裏目に出た。
変化球が安定しなかった? 仕方ない。
(主軸を)止めきれないというか、いろいろ考えてはいるんです。
でも、結果からしたら裏目ということですよね」
朝倉ブログ「おはようございます…」、
中スポ共同通信社毎日jpスポニチ名古屋ニッカン

●谷繁元信
<福地、デントナ、ガイエルの
東京ヤクルト主軸トリオのバットを止められず>
「(打たれたのは)甘いというのはあるし、
こちらも配球を考えないといけない」
中スポ


●小林正人
<6回1死一、二塁、左のガイエル封じとして、
朝倉に代わってマウンドに上がったが、ストレートの四球。
打者1人でベンチに下がる。役割を果たせずに悔しそう。
3日の巨人戦で小笠原に決勝弾を浴びて今季初失点して以来
6日ぶりの登板。間隔が開いた影響は?と問われ>
「それは関係ありません」
(中スポ)

●河原純一
<6回1死満塁で登板すると、宮本に右犠飛、
相川にダメ押しの2点適時打を許してしまった。
安定感ある投球を続けていたが、
東京ヤクルトの勢いを止められず、悔しがって>
「1点は仕方ないにしても、あとの失点が…。
打たれたのはコントロールが甘かった」
(中スポ)

●ネルソン・パヤノ
<前日に初黒星を喫したが、しっかり立て直した。
7回に4番手で登板して三者凡退に。2三振も奪った。
6点ビハインドと点差は大きく開いていたが、
貴重な左の中継ぎだけに、今後に向けて大きな意味がありそう>
「いい投球? ありがとう。あした頑張ります」

<最近10試合中、5試合にマウンドにのぼり、
つなぎ役をしっかり果たしている。
好調の秘密は日本のストライクゾーンへ適応してきたこと>
「日本はアメリカと違って外角は取らない。
その代わり内角は広い。
最初は少し戸惑ったけど、最近は慣れてきた」

<150キロを超える真っすぐで内角をぐいぐい攻めるようになって、
投球の幅が広がった。巨人追撃へのキーマンになる>
「疲れ? それはない。どんどん連投するつもりさ」
(中スポ)

●高橋聡文
<8回に5番手で登板すると、飯原にヒットこそ許したものの、
危なげなく無失点に抑える。140キロ台後半の真っすぐで
何度も詰まらせる場面もあり、本来のパワーピッチが全開>
「きょうは腕が振れました」
(中スポ)


●森野将彦
<天敵・館山をようやく攻略。
昨年が13打数2安打、今年が前日まで7打数1安打。
歯が立たなかった相手をちょっとだけ追いつめた。
4回2死から中前打を放つと、
3点を追う6回には2死走者なしから10号ソロを右翼へ。
フルカウントからのカットボールを見事にはじき返して>
「(本塁打は)完ぺきだった。
いろんな球種があるから、これという球には絞れない。
あの時(6回)は一番速い球に合わせていました。
2安打は次につながる? そうですね」

<試合後、スコアボードを眺めながら、こうつぶやいて>
「館山とやるといつもこういう試合になりますね。
悔しい思いはありますよ。相手が嫌がるようにしないといけない」
中スポサンスポ

●トニ・ブランコ
<2点を追う4回2死一塁から
左中間フェンス直撃のタイムリー二塁打。
前日はスタメンでただ1人無安打に終わっており、
試合前から気合をみなぎらせていた>
「タイミングはよかったけどバットの先だった」

<試合前『秘密兵器』を手に入れた。
ファイテンの担当者から青色を基調とした
特製のネックレスをプレゼントされて大喜び。
さっそく身に着け、爆発を宣言していた>
「最近3試合力が出なかった。これで力が出るよ」

<これで対館山は12打数4安打。試合後は自分を責めたが、
2試合ぶりの打点をマークして本塁打、打点のリーグ二冠を快走>
「もっと打たないといけない。調子はよくないよ」
中スポニッカン

●藤井淳志
<3回に2-0と追い込まれながらも、
館山の直球を中前打すると、5回にも同じく直球を左前打。
2試合連続マルチヒットと気を吐く。
これで館山との今季対戦成績は通算10打数4安打>
「館山さんに対して、悪いイメージはないですね。
うまく打つことができました。あした、また頑張ります」
(中スポ)

●井端弘和
<4打数1安打で打率を.332とし、
巨人の坂本を1厘上回ってリーグ1位に躍り出た。
東京ヤクルト・館山の前に苦しんだが、
8回の第4打席で外角球を右前に打ち返した。
打率トップの話題には乗ってこなかったが>
「まだまだ先は長いですよ」

<実は試合前、1厘差の両者は互いを認め合う発言をしていた。
『井端さんと比べられることが、おかしいです。
実力が違いますから』と坂本が言ったことを伝え聞き、、
「ぷっ」と吹き出すと、真顔でこう言った。
同じ1番・遊撃手。プロ12年目の自身にとって、
可能性に満ちた坂本は己の能力を引き出してくれる発奮材料>
「バッティングセンスは向こう(坂本)の方が上ですよ。
すごいセンスしてる。
球界を代表する選手です。彼のおかげで僕も頑張れる」

<最終的なタイトル争いはずっと遠い先のことでも、
ヒットは明日への光明になる。
それまで3打数無安打。最後に1本。
連続安打を7試合とし、いい流れは手元に残して>
「明日につながる。大きいと思いますよ。
出ると出ないとでは全然違いますから」

<天敵・館山攻略にもわずかな光は見える。
昨季の対館山は14打数2安打の打率.143と抑えられたが、
今季は3試合の対戦で10打数3安打の3割。ジワリと上がっている>
「館山はどのボールも一級品。しかも自信を持って投げてくる。
チャンスはそんなにない中で1本出たのは自信になる。
(館山とは)去年抑えられて、今年も3回やったので、
そろそろ攻略しないといけないと思っている。
左(打者)がよく打っているから、
あとは(自分を含めて)右が打ち出せばつながると思います」
中スポスポーツ報知共同通信社時事通信スポニチ名古屋ニッカン

●荒木雅博
<試合前まで8打数無安打だった苦手・館山の前に
この日も4打数ノーヒット。連続試合安打は12で止まった。
試合後は自ら口を開くと、悔しそうにつぶやいて>
「館山を打ってないんですよね。12の0でしょう」

<昨年も18打数4安打と封じられており、
このままやられっぱなしというわけにはいかない。
厳しい表情のままリベンジを誓って>
「何とか仕掛けないと」
(中スポ)

●西川明
<思い出の神宮で3試合連続代打で起用される。
7回2死一塁、カウント2-0からのチェンジアップに
バットをうまく合わせたが、惜しくも遊ゴロに終わる>
「2-0からにしてはうまく打てたと思います」

<試合後、笑顔はなかったが、わずかな手応えを口に。
無欲の打席を強調。3打数無安打ながら、
近いうちに結果はついてくると信じて>
「結果につながるのがいいとは思うけど、
そこまで(結果を)欲しがってはいません。
きのうときょうは打つべきボールを打っていると自分では思っています」
(中スポ)

●石嶺打撃コーチ
<今季2度目の完投を許してしまった館山にお手上げの様子>
「力のある投手だし、他でも抑えているわけだから。
うちの状態は悪くないが…」
共同通信社


◆吉見一起
<昨季10勝からさらなる進化を遂げている右腕。
進化を手助けしたのは、とあるナゴヤドームでの出来事。
練習の準備などをしていると、ロッカーが隣の井端が
打者心理をこう教えてくれたという>
「いいバッターは前の打席で
ヒットにしたボールを、頭の中から消しているこがあるんだ。
打ち取られた球種を、あえて待つことが多い」

<つまりヒットを放った打者が、
次の打席で同じ球を待つ可能性は小さいということ>
「なるほどと思いましたね」

<井端の一言で野球観が少し変わった気がした。
結果として、谷繁のリードが理解できるようになったという。
バッテリー間の意思疎通がスムーズであれば、
打者との対戦で有利に働くことは、容易に想像できる>
「井端さんのことばを考えながら、試合で投げていると、
谷繁さんのリードの意図と合う場面が何度もあって、
昨年はがむしゃらに投げているだけでしたけど、
配球が分かるようになってきたんです。
きっと次はこの球だろうとか。
当たるというか、合っていることが多くなってきました」

<この日は神宮球場のブルペンで
投球練習を行い、次回の登板に備えた。
その金言で一回り大きくなった右腕が逆転優勝への原動力になる>
「井端さんは登板中も、声をかけてくださったりもして。
本当に勉強になりましたし、ありがたいですね」
(中スポ、<ドラ番記者>


●落合監督
<いずれも先発が崩れての2連敗。
追いすがる報道陣に対して、これだけ言い残して歩みを速める>
「2日間一緒だ。他に何かあるか? ないだろ。
オレに聞いて何がある? オレが投げてるわけじゃないんだから」
中スポサンスポ毎日jpスポニチ名古屋デイリー


若竜トピックス(9日)

◆ウエスタン・リーグ公式戦
中日-広島 15回戦
(9日・ナゴヤ球場)
 C 002 100 000 = 3
 D 121 100 01× = 6
[勝] 山本昌(11試合5勝3敗)
[S] 金剛(21試合1敗9S)
[D本] なし
[Dバッテリー] 山本昌、齊藤、平井、金剛 - 清水将海、前田、小田
公式サイト・戦評

○堂上直倫
<ウエスタン・広島戦で、本塁打が出ていれば
サイクル安打となる4打数4安打1打点の大当たり。
8回の第4打席、上野の投じた3球目の134キロのスライダーを
完ぺきにとらえた打球が、左前安打となった瞬間。
スタンドからは一斉に大きなため息が漏れた。
生涯初のサイクル安打とはならなかったが、
それでも今季初の4安打固め打ちで、打撃復調を猛アピール。
7月に入り、初本塁打を含む8打数7安打3打点、
打率.875と一気に調子を上げてきた>
「(本塁打を)打てばサイクルは知ってたけど、
狙って打撃フォームを崩すのが嫌だったので、
自然体で打席に入りました。
今はしっかりと打席で集中できていることが、
いい結果につながっていると思います」

<目の前にぶら下がった記録よりも、
先の長い今後を見据える冷静さが芽生えた。
7日、プロ初打席初本塁打を記録した同期の福田の存在が
冷静さに加え、負けん気も呼び覚ましてくれた。
自身がドラフト1位で、福田は同3位と、
ともに入団当時から大きな期待をかけられていたが>
「もう一度、一から頑張ろうという気になりました。
だから、今は一日一日が勝負。大事な日だと思ってやっています。
きょう打ったから、明日打てるとは限らない。
一打席に自分の全力を出し切れるようにしていきたい」

<その闘争心に火が付いた。気合を込めて>
「まだ今季は一度も上(1軍)に上がれていないので、
頑張りたいと思います」
中スポ

○齊藤信介
<左ひざ故障からの復調を目指しているが、
復帰後3戦目の登板で、2イニングを投げ1安打1四球の無失点。
投げるごとに状態が上がっていく手応えに、笑顔を浮かべて>
「今日はいい感じだった。
状態はだんだん良くなってきています。
これからも一人一人きっちり抑えることを考えて、
それを積み重ねていきたい」
中スポ


○山本昌
<先発で5イニングを投げ、5安打3失点も内容はまずまず>
『めちゃくちゃ暑かったです。
5回で降りたのは前2日間雨天中止が続いて、
他にも投げなきゃいけない投手がいたから。
でもこの暑さには参ります。
ただ、点は取られたものの状態は悪くないです。
1軍の先発陣も頑張っているので
なかなか登板チャンスはないと思いますが、
とにかくいつでも上にきけるようしっかり調整し続けます。』
(「山本昌公式ホームページ」より引用)

2009年7月 9日 (木)

打線粘るも投手踏ん張れず、竜2位浮上挑戦失敗。

16安打12得点と打線爆発、直接対決初戦に圧勝して、
2位・東京ヤクルトゲーム差なしに迫ったドラゴンズ
迎えた神宮球場での第2戦は、序盤から荒れた展開
先発・小笠原が立ち上がり3ランを浴び、先制されると、
2回にも一発を喫して、わずか1イニング2/3でKO
しかし打線粘りを見せ、6回和田の適時打で6-6の同点に。
ところがそのウラ、3番手・パヤノがつかまり、
無死満塁のピンチを招くと、青木に痛恨の2点勝ち越し打。
2度追いつく粘りを見せた打線もさすがに3度目はなし。
3試合連続2ケタ安打及ばず、連勝は3でストップとなりました。

◇セントラル・リーグ公式戦
東京ヤクルト-中日 11回戦
(8日・明治神宮野球場 | 中日3勝8敗)
13066人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
中 日
ヤクルト × 11
[敗] パヤノ(20試合1勝1敗)
[D本] 小池3号
[Dバッテリー]
小笠原、ネルソン、パヤノ、高橋 - 谷繁

◇対東京ヤクルト11回戦・スタメン
1 (遊)井端  (3打数2安打)
2 (二)荒木  (5打数1安打1打点)
3 (三)森野  (5打数2安打)
4 (一)ブランコ (4打数無安打)
5 (左)和田  (5打数2安打2打点)
6 (右)小池  (4打数1安打1打点)
7 (中)藤井  (4打数3安打1打点)
8 (捕)谷繁  (3打数1安打)
9 (投)小笠原 (1打数1安打1打点)

【イニング経過】
<1回・中日> P・ユウキ
井端12球粘って四球、
荒木4球目・井端二盗失敗、荒木二直、
森野中高めカットボール左中間突破二塁打、
2死二塁から、ブランコ外カーブ三ゴロ


<1回ウラ・東京ヤクルト> P・小笠原(中6日)
青木三ゴロ、
田中浩康初球中スクリュー中堅左突破二塁打、
福地中高め直球右前打、
1死一、三塁から、デントナ内低めスライダー・
すくい上げられ左翼席飛び込む3ラン(D 0-3 S)
飯原中高め直球左翼フェンス際飛、宮本遊ゴロ

<2回・中日> P・ユウキ
和田大きな右飛・飯原ジャンピングキャッチ、
小池右飛、藤井外フォーク左中間突破二塁打、
谷繁四球、
2死一、三塁から、
小笠原外直球流し打ち・
三塁ベース直撃し左翼を転々=適時打(D 1-3 S)

井端初球外カーブ左前打、
2死満塁から、
荒木中高めカット中前落ちる適時打(D 2-3 S)
2死満塁から、森野内低め直球見三振天仰ぐ

<2回ウラ・東京ヤクルト> P・小笠原
相川右飛、
1死から、川島慶三中低め直球思い切り引っ張られ・
ライナー左翼席飛び込む本塁打(D 2-4 S)
ユウキ遊ゴロ、青木外直球流し打ち左前打・小笠原2回持たずKO
P・ネルソン
2死一塁から、田中浩康中低め直球三ゴロ

<3回・中日> P・ユウキ
ブランコ良い角度も左飛、和田二ゴロ、
2死から、
小池ど真ん中直球・
ライナー左中間飛び込む本塁打(D 3-4 S)

藤井中高め直球右前打、谷繁三遊間抜くヒット、
2死一、三塁から、ネルソン外カット空三振


<3回ウラ・東京ヤクルト> P・ネルソン
福地二ゴロ、デントナ中高めフォーク見三振、
飯原遊撃内野安打、宮本2球目飯原二盗、宮本二ゴロ

<5回・中日> P・ユウキ
ブランコ遊直、和田初球外カット左中間突破二塁打、
小池中高めカット三ゴロ、
2死二塁から、
藤井中フォーク一二塁間突破適時打(D 4-4 S)
送球間に藤井二進・ユウキKO
P・萩原
2死二塁から、谷繁外スライダー遊ゴロ

<5回ウラ・東京ヤクルト> P・ネルソン
田中浩康遊ゴロ、
1死から、福地初球内スライダー反応右越え本塁打(D 4-5 S)
デントナ中入るフォークライナー左越え本塁打(D 4-6 S)

<6回・中日> P・松岡
代打福田内フォーク落とされ空三振、
井端投返し中前打、
荒木投返し松岡グラブに当て落とす・一走井端走っていない二封、
森野初球右前落とすヒット、ブランコ内直球背中当たり死球、
2死満塁から、
和田フルカウント中フォーク叩き
三遊間抜ける左前2点適時打(D 6-6 S)

2死一、三塁から、小池遊後方飛球・川島慶三背走キャッチ

<6回ウラ・東京ヤクルト> P・パヤノ
相川内直球外れ四球、
川島慶三2球目バスターに切り替え・右前落とすヒット、
代打野口スリーバント・パヤノ三塁送球間に合わず犠打野選。
無死満塁から、青木外高め直球前進ショート左抜く2点適時打(D 6-8 S)
田中浩康捕犠打、1死二、三塁・森コーチマウンドへ
1死二、三塁から、福地内高め直球遊ゴロ・
井端バックホームも三走野口の足勝りセーフ(D 6-9 S)
デントナ3球目福地二盗、
1死二、三塁から、デントナ内低め直球空三振、
2死二、三塁から、飯原外高め直球空三振

<8回・中日> P・五十嵐
井端左わき腹かすり死球、
荒木初球外直球ひっかけ遊ゴロ6-4-3併殺、森野二ゴロ


<8回ウラ・東京ヤクルト> P・高橋
青木内フォーク空三振、田中浩康中前打、
1死一塁から、福地外高めスライダー左中間突破適時二塁打(D 6-10 S)
デントナ二ゴロ進塁打、
2死三塁から、飯原3球目高橋暴投・三走福地生還(D 6-11 S)

<9回・中日> P・イム・チャンヨン
ブランコ外高めスライダー空三振、
和田外スライダー一邪飛、代打西川外直球左飛、
試合終了。


【ゲームレビュー】
救援陣踏ん張れず

先発の小笠原が2回途中4失点で降板。
打線が2度、同点に追いつきながら救援陣も踏ん張れなかった。
東京ヤクルトは6-6の6回に青木の2点打などで3点を勝ち越し。
粘る中日を振り切り、2位を守った。
公式サイト共同通信社ニッカン式スコア


勝てば2位浮上という
大きなチャンスで迎えた直接対決第2戦。
この日の神宮はどんよりとしたがかかり、
不安定な強い風が回るなか行われましたが、
前夜の勢いそのままに攻め込みたかったドラゴンズが、
逆に「ヨーイドン」でいきなりの3失点
それでも好調な打線が粘りを見せ、
一度ならず二度も同点に追いつきましたが、
いかんせん同点に追いついただけでは、勝てない。
さらに出てくる投手陣が踏ん張れずに、ことごとく失点を重ねるありさま。
同点の6回、3番手で登板したパヤノ
先頭打者を四球で出すと、続く川島慶三にバスターを決められ、
さらには代打野口の投前バントを、微妙な三塁へと送球し、
痛恨のフィルダースチョイス。
無死満塁で迎えるは、トップに返って青木
今季は今イチ乗り切れないながらも、さすがは巧打者
良くない当たりながら、しぶとく左前に運ぶ2点適時打
その回の表に同点に追いつきながら、
すぐさま引き離されてしまうこと、この日2度目。
二度あることは三度あると期待しましたが、
イ・ヘチョン-五十嵐-イム・チャンヨンの継投の前に
チャンスらしいチャンスも作れず、そのまま沈黙
一気に2位奪取の夢は、はかなくも消えることとなりました。


早すぎるKO…。現状の力の差
さらにこの日の先発投手の実績
この辺を考えても、
一気に2位ゲットといきたかったですが、
いきなり3点のビハインド
いくらなんでも…。
4番の3ランは寝ていた打線を
目覚めさせるのには
ちょうどよいレタス弾
なってしまったようですね。
さらに再三同点に追いついた直後に、突き放されること二度。
こちらの投手が踏ん張れなかったことが最もですが、
ツバメ打線の意地というものが、この日はいくらか見えたかも。
さすがは約3カ月、2位を守ってきているチーム。
そうたやすくは2位の座を離してはくれない。
お得意の足攻を絡められてしまった6回ウラには、
そういうものが見え隠れしているようにも感じました。


直接対決で引き離してくれるのが、
もっともインパクトあるやり方なのですが、
残念ながらそれは叶わず
ただ逆に打線が粘れたことは、
追撃への炎が燃えさかっているという証拠。
前夜16安打12得点による「打ち疲れ」も心配されましたが、
それもなかったようですし、ひとまずはヨシかなと。
まあ今季最多失点こそしたものの、
勝ちパターンの投手陣が打ち込まれたわけでもないですし、
切り替えというのも十分に可能と思われます。
ひとまずは小休止して、3戦目をしっかり取る。
勝ち越すことで再び相手にプレッシャーをかけてほしいですね。

1勝1敗となってしまった今回の神宮2位攻防
ただこの日の終盤のように、相手の後ろの方は強力。
となると、やはりゲーム序盤で流れをつかまないといけない。
ただ中スポ先発予想は、中5日であの館山
自身の連勝こそ止まったものの、ドラゴンズ戦は別モノ
そうならぬよう、何とか早めに捕まえてほしいなと。
一方、ドラゴンズは順当に中6日で朝倉が来そう。
ここ約1カ月勝てていない背番号14ですが、
大事な3戦目、なんとか奮起してもらい、勝利に導く投球を。
鬼門神宮での登板になりますが、手痛い一発を避け、
持ち味のゴロアウト&ゲッツー投球をお願いしたい。
仕切り直してツバメにも勝ち越し、上位追撃に向けての自信とする。
そんな白星を今夜は期待したいと思います。


★プレーヤーズ・ボイス(8日)

●ネルソン・パヤノ

<同点に追いついた直後の6回、3番手で登板したが、
先頭・相川を歩かせると、続く川島慶三のバスターが右前に。
続く代打・野口の投前バントで三塁封殺を狙ったがセーフ(犠打野選)。
無死満塁から、青木に前進守備の井端の脇を抜ける2点適時打。
さらに遊ゴロ野選で計3点を失ってしまった。
2日以来、6日ぶりの登板。間隔が空いたことが
微妙に影響したのか、無念の初黒星。
普段は陽気な男が試合後はこう繰り返して、帰りのバスに乗り込む>
「きょうは最悪だった。最悪だ」
(中スポ、サンスポスポーツ報知ニッカン

●小笠原孝
<1イニング2/3を5安打4失点で自身今季最短KO。
1回、デントナに先制の12号3ランを被弾。
2点援護された2回に川島慶三の7号ソロで突き放され、
2死から青木に左前打を許したところで降板。
これまで何度も『課題』と語ってきた立ち上がり。
今季はある程度課題を消化できていたが、この日は耐えきれなかった。
苦手の対東京ヤクルト戦連敗は『5』に伸びて>
「何もありません。見ての通りです。
きょうは自分のコントロールミス。思ったところに投げられなかった。
カバーリングとか初歩的なミスがあった」
中スポ共同通信社時事通信スポニチ名古屋ニッカン

●マキシモ・ネルソン
<小笠原の乱調で2回途中からマウンドに上がる。
4回までは走者を許しながらも無失点で切り抜けたが、
藤井の適時打で追いついた直後の5回につかまった。
1死後、福地に右翼席へ運ばれると、続くデントナにも
この夜2本目のアーチを左翼席に叩き込まれ2失点。
初回から準備を始めるなど、普段よりも忙しい登板となったことが
影響したとも考えられるが、言い訳は一切口にせず>
「与えられた仕事なので、しっかり投げなければならなかった」
(中スポ、ニッカン

●森バッテリーチーフコーチ
<15試合ぶりの2ケタ失点の投手陣に>
「きょうは(敗因は)小笠原とパヤノだよ。
(小笠原は)きょうの状態だったらネルソンに代えたほうがいいということ」
ニッカン


●小池正晃
<中日移籍後では初の2試合連発をマーク。
2点を追う3回2死、カウント0-1からユウキの直球を左中間へ3号ソロ。
2試合連発は横浜時代の05年7月30、31日の広島戦以来で自身3度目>
「ツーアウトだったので、後ろにつなごうと思っていたら、
結果的にホームランになりました。
とにかく塁に出ることを心掛けて、センター返しをイメージしていた。
思い切って狙い球を絞って振っていけました。
右投手の時にスタメンで結果を出したいと思っていたので良かった。
その後に凡退したのが反省ですけど、こういう打撃を続けていきたいですね」
(中スポ、サンスポ毎日jpスポニチ名古屋

●藤井淳志
<3-4の5回2死二塁から同点の右前適時打を放つ。
執念で低めのフォークに食らいついて>
「とにかく何とかしようと思っていました」

<この日今季5度目の3安打猛打賞をマーク>
「試行錯誤しながらやってきたことが結果につながりました。
周りに乗り遅れないように頑張ります」
中スポサンスポ

●和田一浩
<4-6の6回2死満塁、同点の左前2点適時打を放つ。
この試合前まで月間打率.174。
好調とは言えないが、チャンスできっちり仕事を果たし>
「何とかあきらめずに、と思っていた。
調子はあまりよくないけど、試合ではそんなことは言っていられない。
悪くてもベストを尽くすしかない」
中スポサンスポ

●石嶺打撃コーチ
<2度にわたって同点に追いついた打線の粘り。
結果的には負けたものの、明日への手応えを見いだして>
「いまのウチはどこからでも点をとれる形ができている。
みんなが自分の打撃に徹している」
中スポ


●井端弘和
<3試合連続マルチ安打となる3打数2安打。
打率.333となり、トップを走る巨人・坂本に1厘差に迫ったが>
「坂本に肉薄? あんまり興味がないですね。
関係ない。チームが勝つことが大事だから。
チームが勝たないと何も喜べないです。
自分のために野球をやってるわけじゃないんで」

<初回、東京ヤクルト先発・ユウキに対して
6球ファウルで粘って四球で出塁。これで初回出塁は3試合連続。
初回の成績は41打数17安打5四球の打率.415となったが>
「1回は仕留められる球が2球はあったけど、打ち損じたんだけどね。
初回は4割以上? もっと打ちたいと思っているよ」

<最も目指しているのは首位打者ではなくリーグ優勝。
だから敗れてしまっては意味がない。
とはいっても、瞬間的にリーグトップに躍り出たのは事実。
6回にこの日2安打目となる中前打を放った時点で
坂本は4打数無安打の打率.332。
結局、最終5打席目でサヨナラ弾を放って抜き返されたが、
首位・巨人を追うチームより先にデッドヒートの様相を呈してきた。
それでも本人はこういってあしたを見据えて>
「へえー、坂本クンは最後の打席で
サヨナラホームランを打ったんだ。たいしたもんだね。
でも、坂本クンと戦っているわけじゃないから」
中スポデイリー

●荒木雅博
<2回2死満塁でユウキのスライダーを中前に運ぶタイムリー、
12試合連続安打となったが、この打席以外は無安打で、
チームも敗れてしまっただけに、試合後は巻き返しを誓い>
「(あした)頑張ります」
(中スポ)

●谷繁元信
<6回2死二、三塁、福地の遊ゴロで本塁を突いた
三塁走者・野口と交錯。スパイクの歯が当たったのか、
右ひざ上のレガースのない部分のユニホームが破れてしまった。
いったんベンチに下がって、ユニホームを着替えたが>
「少しすり傷ができたけど、大丈夫」
(中スポ)

●福田永将
<前日にプロ初打席で初本塁打を放ったが、空振り三振に倒れる。
6回先頭で代打で登場。カウント2-1から
松岡のフォークを狙ったが、バットはあえなく空を切った>
「(空振りした)初球の(甘い)スライダーはいけなかった。
やっぱりキレは違いますね。チャンスがあれば、また頑張ります」

<鮮烈デビューを飾ったが、先輩からちょっとしたプロの洗礼を浴びた。
この日の試合前、体育の授業の反復横跳びのように、
前後左右に移動するトレーニング中のこと。
谷繁の提案で野手7人でタイムを競うことになった。
最も遅かった選手は、ポール間をダッシュで往復する罰が与えられるが、
残念ながら谷繁や藤井らにかなわず、11秒76で最下位に。
罰の約400メートルを走り終えると、
谷繁からは『ナイスラン』と冗談交じりに声をかけられて>
「また頑張ります」
福田ブログ「HAPPY BIRTHDAY」、中スポ、<ドラ番記者>

●立浪和義
<出番なくベンチで必死に応援したが、結果は黒星に。
試合後はビハインドを2度も追いついたことに触れつつ、
気持ちの切り替えを強調して>
「粘っこくは、やっているんだけどね。
あした切り替えて? そうだね」

<試合前、ルイス通訳兼ブルペン捕手が
打撃捕手の準備のためレガースをつけているところ、
ホームへのスライディングのようなタックルをかましにきた。
もちろん軽い体当たりだったが、予期せぬ出来事にルイスさんはビックリ。
『ごめんごめん』といいながらもうれしそうに笑顔。
現在は出塁するとすぐ代走を起用されるため、
本塁でのクロスプレーはほとんど見られないが、
かつては闘志あふれるスライディングを何度も披露。その血が騒いだよう>
「キャッチャーをみると、つい、ね」
(中スポ)


◆チェン・ウェイン
<最近、新しいトレーニング方法ができた。
足で踏んだゴムのチューブを左手で持って、何度も上下させること。
左肩に負荷がかかり、周囲の筋肉を鍛えたり、
関節の可動域を広げたりする効果があるという。
この日はそのトレーニングは行わず、
神宮球場でのブルペンで投球練習し、
次の登板に備えたが、本人はこう実感して>
「やり始めて、肩の調子が良い気がするんです。
ほとんど毎日、やるようにしていますよ」
(中スポ)

◆住田コンディショニングコーチ
<リハビリ期間中、チェンにチューブトレを勧めたコーチ。
毎日続け、チェンは約1カ月で復帰することができた>
「ウチでも採り入れている選手は何人かいたんですが、
チェンはやったことがないというので。
それならばやってみようか、と。
インナーマッスル(内側の筋肉)を鍛えることができます。
前より肩が強くなる? その可能性はありますね」
(中スポ)


●落合監督
<投手陣誤算で2位浮上ならず
最終的には5点差をつけられての敗戦に、むしろ割り切った様子>
「先発が早くに崩れると苦しい? それはどこのチームでもそうでしょう」

<小笠原は立ち上がりが課題だが>
「そういうことは本人に聞きなよ。
自分で乗り越えなきゃいけないんだから」

<打線は粘ったが>
「きょうはこういう日。おしまい」
中スポスポーツ報知共同通信社時事通信
毎日jpスポニチ名古屋ニッカン

2009年7月 8日 (水)

中田小池谷繁福田竜七夕祭圧勝16安打12点!

快進撃を続け、2位・東京ヤクルト
ついに1ゲーム差にまで迫った3位・ドラゴンズ
この日からは神宮球場での直接対決3連戦がスタート。
その初戦、主導権を握ったのは勢いあるドラゴンズ
初回のブランコのタイムリーで先制すると、
4回には小池・谷繁の2ランが飛び出し、一挙4点を追加。
投げては3カ月ぶりの1軍登板となった中田賢一が、
丁寧に低めを突く投球で、8イニングで11奪三振を奪う好投。
さらに終盤も福田プロ初打席初本塁打などで加点して、
16安打12得点の圧勝。ついにゲーム差なしに詰め寄りました。

◇セントラル・リーグ公式戦
東京ヤクルト-中日 10回戦
(7日・明治神宮野球場 | 中日3勝7敗)
14268人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
中 日 <