ブランコ志願の休日特打、竜虎返り討ちの3連戦。
後半戦最初のヤマ場、直接対決6連戦を終え、
1.5ゲーム差で、首位・巨人を追うドラゴンズ。
今夜からは地元ナゴヤドームで4位・阪神を迎え撃ちます。
ここまで7勝4敗と勝ち越している相手ではありますが、
後半戦は調子を上げてきていますし、油断禁物。
この日はその阪神3連戦に備え、ナゴドで練習を行ったナイン。
休日返上、志願参加で打ち込みを行ったブランコ、
対左内角辞さない覚悟のチェンなど、竜の話題を集めました。
ドラゴンズトピックス(3日)
◇トニ・ブランコ
<ナゴヤドームで行われた指名練習に自ら志願して参加。
おもむろにドームを訪れると、バットを持って打撃ケージへ。
左ひじの死球を受けてまだ3日、そんな中、
痛みが残る中で休日を返上。時間にして約20分。
桂川通訳が打撃投手を務めた投球を黙々と打ち続けて>
「きょうは調子が悪いというわけじゃないんだけど、
ちょっと違和感があってね。
だから(打撃練習では)タイミングを確かめながら打ったよ」
<痛みをおして打撃練習を選んだだけでもスゴイが、
もっと驚かされたのが7月31日の東京ヤクルト戦で、
死球をぶつけた相手投手・館山への思いだった>
「(館山に対して)別に怒ってないよ。相手も抑えようと必死なんだから」
<当たる場所が悪かったら骨折していたかもしれないのに、
やさしいというか、大人というか…。
さらに今後も内角攻めが続くことが予想されるがキッパリ。
この日も左ひじにプロテクターをつけて練習したが、
厳しい攻めも覚悟して戦うという>
「内角攻め? それはしょうがない。
わざとぶつけてくるわけじゃないし、気にしない。
ただ、いいバッターというのは
ストライクゾーンにくるボールを打つもの。
ボール球には手を出さなければいいだけだからね。関係ないよ」
<ぶつけられて以来、今も超音波治療を続けている。
それでも、笑顔でナゴヤドームを後にした本当に頼もしい大砲>
「(左ひじは)まだちょっと痛いけど、大丈夫だよ」
<きょう4日から対戦する阪神との対戦成績は
打率.286、1本塁打、7打点で本塁打、打点は
セ・リーグ相手ではもっとも少ない。
しかも初戦先発が予想される安藤はナゴヤドームで5連勝中>
「そうか。でもどこが相手だろうと関係ない。
安藤? どんな投手でも打ちたいのは変わらない。
しっかりボールをたたくだけだよ。
名古屋に帰ってきたし、いい結果を出すよ」
(中スポ、<ドラ番記者>、おおさか報知、スポニチ名古屋、デイリー)
◇藤井淳志
<前カードの東京ヤクルト3連戦で
3試合連続の盗塁を決めたが、阪神相手にも足でかき回す構え>
「打順が6番になったということもあると思うんですが、
いけたら行っていいよというサインが増えたんです。
これを積み重ねて(ゆくゆくは)いつでもいっていいよという
サインを出してもらえるようになりたいです」
(中スポ)
◇小山桂司
<フリー打撃後、居残りでティー打撃を約30分。
石嶺コーチの指導で顔の前にトスされたボールを打ったり、
ノックバットを使ったり。
フリー打撃の前にはアメリカンノックをこなすなど、
移動日を有効に使い、汗びっしょりで>
「バットが遠回りしてしまうのでそれを直そうと。
簡単じゃないですけどね」
(中スポ)
◇福田永将
<フリー打撃前のティー打撃で
左足を大きく上げる一本足打法を試していたが、
右足にしっかり体重を残してから
打ちにいけるようにという工夫だった>
「ティーの最初だけです。
普通に打ち始めると前(左足側)に突っ込んでしまうので」
<前夜は乱闘を初体験。少し楽しそうに?振り返って>
「ああいうときは全員でいくものらしいので、
ぼくもいきました。初めてでした」
<もちろん暴力をふるうために参加したわけではなく、
181センチの長身を生かし、騒ぎが大きくなるのを見事に防いで>
「ぼくはデントナを止めていました」
(中スポ)
◇野本圭
<2日に1軍に合流したルーキーにとっては
きょう4日からの阪神3連戦は正念場のカード。
この日ナゴヤドームでの指名練習に現れると、危機感をにじませ>
「もうひと仕事がないと(1軍に)定着できないですから」
<1度目の2軍落ちから復帰した7月初めは
結果を残し続けられず、10日に2度目の2軍落ち。
同じ轍は踏まない、と2度目のファーム暮らしでは体力強化。
さらに笘篠コーチに『守備を鍛えてこい』と送り出されたこともあり、
ノックを含めて2軍では走り回ってきたという。自信を見せて>
「守備を含めてものすごくやってきた実感があります。
伸ばした点? 体力面の向上ですね」
<そして迎える阪神3連戦>
「上位を追っていく中で、とても大事なカードだと思っています。
このタイミングで呼んでもらえたことはすごくうれしいですし、
ベンチに入っているからには仕事があると思うんで」
(中スポ)
◇小池正晃
<ナゴヤドームで約20分間の特打を行う。
ここ5試合は14打数1安打と快音も減っており、
2カード遠征が続き、十分に打ち込む時間もなかったため敢行。
ブランコとともに汗だくになりながら白球を打ち続けて>
「状態が落ちているんで、上げないとね。
久々に打ち込みたかったのもありますしね」
<中スポ紙面『旬撃』より。
後半戦開幕カードとなった巨人との首位攻防3連戦、
初戦に先制ソロ、第3戦に逆転2ランと勝ち越しに大きく貢献。
対巨人戦ではブランコにも劣らない頼もしさを発揮しているが>
「あの3連戦に関してはいいスタートがきれて。
巨人戦では悪いイメージはまったくないですし、
好きか嫌いかで言えば好きですね。
巨人戦はお客さんが入りますし、緊張感の中でできるというのもありますしね」
<横浜市出身、なのに横浜スタジアムでの
横浜-巨人戦を観戦するときはいつも三塁側だった。
巨人ファンになったきっかけは地元スーパーでのイベント。
出演していた中畑清氏にサインをもらったこと>
「小さいころはやっぱり巨人が好きでしたね。
野球選手になるなら巨人に入りたいというのは、最初の夢でもありましたね。
もちろん今は中日が好きですよ。
巨人ファンでしたから、ユニホームを着ている相手を
倒すのは、モチベーションが上がりますよね」
<大好きなチームだからこそ、
選手の特徴はよく知っている。弱点だって見えてくる>
「巨人に限ったことではないですけど、DVDはよく見ますよ。
スコアラーの方々に焼いてもらって。
自分のイメージと照らし合わせて、
なんで打てなかったのとか見ますね。
人と比べてはいないので、人より多いかどうかは
わかりませんが、やってはいます」
<今年から背番号が『44』に変わった。
昨年までの主砲・タイロン・ウッズから受け継いだ>
「44と僕は相性がいいんです。
(05年)横浜でもらったときも、自らお願いしてもらった背番号で
初めて規定打席に達して、自分の好きな番号ですね」
<今年はウッズのお墨付きを得ているという。
昨季終盤のとある日のこと、いつもきさくなウッズが
珍しく神妙な顔でこう話し掛けてきたという。
『もしオレがやめたらまた44番つけろよ』>
「自分の中では(背番号44を)タイロンからもらって、
レギュラーも取りたいというのがあって。
いい流れじゃないかなと思って変える決心をしました。
彼(ウッズ)の分まで頑張りたいというのは、やっぱりありますね。
中日の44番っていったらタイロンっていうイメージが
みんな強いでしょうけど、僕はその背番号に負けないようにというか、
試合に出続けたいというのはありますね」
<もともと『44』はMLBのマイク・キャメロンにあこがれて着けたもの。
広い守備範囲とパンチ力が特長。今でも一線級で活躍している>
「プレースタイルが好きで。
守備のうまさというか、ユニホームの着こなし方とか。
試合が終わると、ユニホームの上着をズボンから出すんです。
それもかっこよくて。自分も? それはマネできないですけど(笑い)」
<勝負強さを武器に、右翼のレギュラーを英智や野本と争っているが、
打率.235、6本塁打という今の数字には納得していない>
「1軍で野球をやっている実感もありますけど、
もう少し成績がついてこないと。
守備は自信をもってやれていますが、打撃は波がありますので。
試合にも出たり出なかったりですし。
後半戦に入る前に、後半戦は全試合に先発で出るという目標を立てて、
巨人の3連戦ではいい形で入れたんですけど、その後が…。
日曜日(2日)では、先発出場できなくて、
途切れてしまったんですけど、逆にこれを発奮材料にして。
巨人戦に相性がいいというか、好きなので、
そういうところでアピールしていきたいですね。チームに貢献したいですね」
(中スポ、ニッカン)
◇立浪和義
<東京都内の選手宿舎から名古屋に移動。阪神戦に備える。
後半戦は6試合で3打数無安打。地元ファンの前で偉業を達成したい>
「出番があったら、しっかり結果を残したい」
(中スポ)
◇チェン・ウェイン
<きょう4日の阪神戦初戦先発が予想される。
この日はナゴヤドームでランニングなどに汗を流し、
入念なマッサージで体をほぐした。
ドームを後にしたのは選手の中で最後。意気込んで>
「阪神? (今季2完封している)横浜戦と同じような感覚で投げたい」
<今季4勝ながらリーグトップの防御率1.54。
快投を続ける左腕といえども、阪神との相性は決してよくない。
昨季の対戦成績は8試合に登板して2勝2敗、防御率3.58。
今季は初登板となる阪神戦でリベンジすべく強調したのは左打者対策。
鳥谷、金本、ブラゼルと主軸には左の強打者がズラリと並ぶが、
特に金本、鳥谷には本塁打を打たれており、
2人合計で25打数9安打8打点と相性が悪い。
しかも今季は右打者を被打率.193に抑えているのに対し
左には.244と比較的打たれている>
「巨人と阪神は左打者が多いですから」
<具体的な対策として『内角攻め』を挙げる。
リーグ屈指の球威を誇る左腕がきわどい内角を突けば効果は絶大。
『当たったらすいません』というのは、
あくまで言葉のあやなのだが、それくらいの攻めの姿勢を貫くということ>
「以前は左打者のインコースが投げにくかった。
内に投げないと自分が苦しくなる。
去年は左打者の内角の球が甘くなったんで、
外に逃げて打たれるよりも、『当たったらすいません』というくらいの
気持ちで攻めるつもりです。とにかく思い切って腕を振ります」
(中スポ、スポニチ名古屋、ニッカン)
◇朝倉健太
<あす5日の第2戦先発が予想されるが、復調気配。
前回登板の巨人戦では1回に6点を失うなどしてKOされたが、
阪神戦では今季3勝負けなしと好相性だけに、同じ失敗はできない。
この日の練習では入念に遠投を繰り返し、手応え十分の様子>
「感覚的なことを確かめました。修正? できていると思います」
(中スポ)
◇川井雄太
<6日の第3戦が予想されるが、阪神と今季初対戦となる。
開幕12連勝のかかる一戦も、気負うことなくマウンドに向かう>
「印象? 当たってないですし分からないです。
それよりも自分のピッチングに集中します」
(中スポ)
◇落合監督
<ナゴヤドームの両翼ポールを
天井まで延ばすプランがあることが明らかに。
指揮官自身の発案で、ポールの上を通る打球が
『フェア』か『ファウル』か判定しやすくすることが目的。
現在はスタンドから13.5メートルの高さだが、
実現すれば40メートルあまりの超長尺となる。
実施の時期などは未定だが、11日からセ6球場で
ビデオ判定が試行されるが、その動きとは一線を画している。
ビデオ判定については、持論を展開して>
「ビデオって簡単に言うけど、それでプレーが止まるんだ。
野球はアメフットみたいに止めるスポーツじゃない。
いろいろやってみてそれでもだめで、最終手段というなら分かる」
(ニッカン)
【ドラゴンズ・今週の日程】
4日(火) 対阪神 (18:00・ナゴヤドーム)
5日(水) 対阪神 (18:00・ナゴヤドーム)
6日(木) 対阪神 (18:00・ナゴヤドーム)
7日(金) 対横浜 (18:00・横浜スタジアム)
8日(土) 対横浜 (18:00・横浜スタジアム)
9日(日) 対横浜 (18:00・横浜スタジアム)
<ファーム>
5日(水) プロアマ交流戦 対ヤマハ (12:30・ナゴヤ球場)
8日(土) 対福岡ソフトバンク (16:00・鹿児島県立鴨池野球場)
9日(日) 対福岡ソフトバンク (16:00・宮崎市生目の杜運動公園野球場)
以上、この日のドラゴンズの話題を集めましたが、
後半戦最初の巨人・東京ヤクルトとの
ビジター直接対決6連戦を3勝3敗の五分で通過。
首位・巨人との差を1.5ゲームと若干縮めはしたものの、
東京ヤクルトとは、新たな遺恨を生みそうな気配も。
まあ上位3チームにおける争いは、
依然として続いていくと思われますが、
前週の厳しい直接対決に比べると、
今夜からの6連戦は、割に与しやすそうなムードも。
地元・ナゴヤドームで阪神と、さらに週末はハマスタでの横浜戦。
ともに7勝4敗、11勝1敗と好相性のチームとの対戦が続きますが、
「奪首ウイーク」とか「貯金ウイーク」とか
上から目線で見るようなことはぜひとも避けてほしいもの。
数年前、同じこの時期に好相性のチームを迎えながら、
3タテを喰らうなど思わぬつまずきがあったりしましたし、
まあ今季のチーム状態とは違いはするものの、
油断などをせずに、一戦一戦引き締めて臨んでほしいですね。
そんななか、そういう姿勢を実行している主力が
この日のナゴドにはいたようで。
移動日となったこの日は、ナゴヤドームで
投手陣と、野手陣の指名練習が行われたようですが、
なんと主砲・ブランコが志願参加、
休日を返上して、フリー打撃で汗を流したもよう。
先週末の神宮では
館山から左ヒジに死球を喰らい、途中退場。
幸い大事には至らず、
翌日からもスタメン出場してはいるものの、
まだ痛みや腫れは
完全にはひいていないはず。
それにも関わらず、
自らの意志で球場に赴き、
遠征で不足した打ち込み量を解消するため、
しっかり振り込んでいたという主砲。
その姿勢には、
とても頼もしさを感じましたね。
また今後さらに予想されるであろう
厳しい『内角攻め』にも、立ち向かう姿勢。
当てられた館山に対しても、心の広さを感じる言動がありましたし、
「大人な」対応は、実に好感が持てましたよ。
もちろんそこにはそんなことには決して負けないという強い気持ちと、
克服できるという技術の向上への自信。
「いい打者というのはストライクゾーンのボールを打つもの」
当然そういう言動が出るということは、
体調面にも大きな問題はないということなのでしょう。
心配だったフォームの変化なども、
今のところはそんなになさそうですし、
強い打球も出ていますから、今回の3連戦では一発が見たい。
阪神戦は1本塁打、7打点とカード別では最低の数字。
それでもどんな投手が来ようとも、少しでも甘く
ピンポイントに来たボールをしっかり叩ければ、
そのパワーで強烈な一発をお見舞いできるはず。
主砲が打てば、チームは勢いに乗れること確実。
久々のホームゲームで、復調弾を楽しみにしたいところです。
ところでこの阪神3連戦、気になる先発予想は、
初戦から、チェン-安藤、朝倉-岩田、そして川井-久保。
これまでの阪神戦でおなじみだった下柳の登板はなさそう。
その一方で、ナゴヤドーム5連勝中の安藤が来るのは厄介ですね。
さらに久保には前回の甲子園で勝たれていますし、
決して楽な相手でもなさそうな感も。
ただ攻撃陣で、赤星、関本という2人をケガで欠くのは大きい。
平野、藤本、桜井などが代役になるのでしょうが、
赤星ほどの足や、関本ほどのいやらしさはないでしょう。
さらに代わりではないですが、
中日戦に強いベテラン・矢野が戻ってきましたし、
マスクを被るかはわかりませんが、何とかうまく交わしてほしいです。
対するドラゴンズは、チェン、川井が阪神戦今季初登板。
特に昨季阪神の左打者に苦しんだ
チェンがいかなる投球をしてくれるのか、
その辺りがこの3連戦の流れを占いそうですね。
対策として、強気の内角攻めも辞さない構えのようですが、
下半身を使い、腕をしっかり振る投球。
それさえ出来れば、現状のチェンの力なら封じられるのではと。
また阪神戦は3勝負けなしと好相性の朝倉。
前回登板の巨人戦では初回の6失点が大きく響きましたが、
その分の雪辱もしっかりとしてほしいところです。
2カード連続負け越しの首位・巨人は、
週末に東京ヤクルトとの直接対決が控えていますし、
その辺りをうまく利用し、追いつき追い越せれば言うことなし。
おそらく阪神も一泡吹かせてやろうと向かって来ることでしょうが、
こちらのペースに持ち込んで、返り討ちを。
まずは初戦、防御率1位左腕の快投を期待しながら、
2週間ぶりのホームゲームを見守っていきたいと思います。



ブランコ選手の真面目で熱心な姿勢には
感心させられますね。堂々と休んでも
誰も何も言わないと思いますが、自ら
進んで特打。素晴らしいの一言です。
大人の対応も含めて、またまた好感度が
上がりました。真摯な努力がまた今週、
大きな結果に結びつくでしょうね。
チェン投手が毎週6連戦の先陣を切る
というのはテンションが上がります。
パワーピッチの勝利で、チーム全体に
勢いをつけてもらいましょう!
投稿: ドライチ | 2009年8月 4日 (火) 15時49分
コメントありがとうございます!
>ドライチさん
するところですが、
本来なら大事を取って、休養
ちょっとした違和感があったんでしょうね。
まだヒジの方は痛いとは思いますが、
振り込んだことでスッキリもしたようですし、
ぜひとも神様が大きな結果を与えてくださると思います
チェン投手、神宮のブルペンでもいい感じでした。
昨季の阪神戦は本来の投球ができず、
力んでいた印象がありますが、
今年のチェン投手は、違いますからね。
ぜひとも虎封を見せてほしいなと期待しています
投稿: Toshikichi | 2009年8月 4日 (火) 18時27分