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2009年8月30日 (日)

ブランコ岩瀬救う決勝弾、延長でツバメに連勝!

森野の3試合連続本塁打などの活躍もあり、
苦手・東京ヤクルトに敵地で勝利。
首位攻防で食らった連敗を止めたドラゴンズ
残暑厳しい神宮球場での第2戦は、終盤二転三転の展開。
1点リードの9回ウラ、前夜乱調だった守護神・岩瀬
この日もつかまり、青木の犠飛で同点に追いつかれると、
延長10回、逆に相手クローザーのイム・チャンヨンを攻め、
主砲・ブランコの35号などで2点を勝ち越し。
最後は復帰登板となった山井が締めて、4季ぶりのセーブ。
心配要素こそありつつも、ツバメに連勝となりました。

◇セントラル・リーグ公式戦
東京ヤクルト-中日 20回戦
(29日・明治神宮野球場 | 中日8勝12敗)
23532人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 R
中 日
ヤクルト
[勝] 岩瀬(49試合2勝3敗36S)
[S] 山井(8試合2敗1S)
[D本] ブランコ35号
[Dバッテリー]
小笠原、河原、浅尾、岩瀬、山井 - 谷繁

◇対東京ヤクルト20回戦・スタメン
1 (遊)井端  (3打数1安打)
2 (二)荒木  (5打数無安打)
3 (三)森野  (4打数無安打)
4 (一)ブランコ (5打数2安打1打点)
5 (左)和田  (5打数1安打1打点)
6 (右)イ・ビョンギュ (4打数無安打)
7 (中)藤井  (4打数1安打1打点)
8 (捕)谷繁  (3打数1安打)
9 (投)小笠原 (1打数1安打1打点)

【イニング経過】
<1回・中日> P・由規
井端外高め直球中前抜けるヒット、
荒木外直球遊ゴロ6-4-3併殺、森野外153キロ空三振


<1回ウラ・東京ヤクルト> P・小笠原(中6日)
川島慶三内スライダー二ゴロ、福地内直球詰まり三ゴロ、
青木内低め直球手が出ず見三振

<2回ウラ・東京ヤクルト> P・小笠原
ガイエル外スライダー完ぺき捉え・
右翼スタンド飛び込む本塁打(D 0-1 S)
宮本外高め直球空三振、
畠山内直球伸びなし左飛、田中浩康外カーブ遊直

<3回・中日> P・由規
藤井内直球詰まり二ゴロ、谷繁ストレート四球、
小笠原投犠打、井端外スライダー外れ四球、
2死一、二塁から、荒木中直球二正面ライナー


<3回ウラ・東京ヤクルト> P・小笠原
相川外スクリューボテボテ一ゴロ、
由規外直球見三振、川島慶三外力んで四球、
福地2球目・川島慶三二盗もウエスト悠々アウト

<4回・中日> P・由規
森野低め外れ四球、
ブランコ外スライダー右翼線切れそうな飛球・
ガイエル追うも落球=エラー
無死二、三塁から、
和田外直球右方向二ゴロの間(D 1-1 S)
1死三塁から、イ・ビョンギュ粘るも内スライダー遊ゴロ、
2死三塁から、
藤井外スライダー投返し中前抜ける適時打(D 2-1 S)
谷繁粘り外外れ四球、
2死一、二塁から、
小笠原初球中高め直球・
積極的に叩き一二塁間抜く適時打(D 3-1 S)

井端外外れ四球、
2死満塁から、荒木外直球高いバウンド遊ゴロ・ややブレーキ


<4回ウラ・東京ヤクルト> P・小笠原
福地内スライダー空三振も谷繁後逸振り逃げ=小笠原暴投、
青木二塁右抜くヒット、
無死一、二塁から、ガイエル外高め直球空三振、
1死一、二塁から、宮本外直球二正面ライナー二走戻れず併殺

<5回ウラ・東京ヤクルト> P・小笠原
畠山外スクリューとらえ・
ライナーセンターバックスクリーン直撃本塁打(D 3-2 S)

<7回・中日> P・由規
荒木中直球右翼フェンス際飛球・
ガイエルダイビング好捕・荒木ハードラック


<7回ウラ・東京ヤクルト> P・小笠原
ガイエル外直球痛烈ライトライナー・
イ・ビョンギュ背走ジャンピング好捕、
宮本内直球詰まりながら左前落ちるヒット、
P・河原
畠山外直球左翼フェンス際飛球、
田中浩康初球・谷繁捕逸・宮本二進、
2死二塁から、田中浩康内スライダー打ち上げ中飛

<8回ウラ・東京ヤクルト> P・浅尾
相川外スライダーうまく合わせて右翼線落とすヒット・代走野口
飯原初球前浅尾けん制・続けてけん制野口戻れずタッチアウト、
飯原149キロファウルチップ三振、川島慶三外スライダー二ゴロ

<9回・中日> P・五十嵐
谷繁三遊間抜くヒット、
代打小池投犠打・五十嵐腰痛め降板(500試合登板)、
P・押本
1死二塁から、井端外フォークスイング取られ三振、
2死二塁から、荒木外フォーク空三振


<9回ウラ・東京ヤクルト> P・岩瀬 中・英智 右・藤井
福地外スライダー・右越えフェンス大きく跳ね返る三塁打、
無死三塁から、青木初球外スライダー高々中犠飛(D 3-3 S)
代打デントナ中高めスライダー空三振、
宮本外シュート遊ゴロ・岩瀬2試合連続救援失敗・延長戦突入

<10回・中日> P・イム・チャンヨン
森野中フォーク空三振、
1死から、
ブランコ外低めスライダー・
弾丸ライナーレフト中段飛び込む勝ち越し本塁打(D 4-3 S)

和田外直球センターオーバー二塁打、
代打立浪外直球中飛・和田タッチアップ三進、藤井敬遠、
2死一、三塁から、
谷繁初球直球・すっぽ抜け
背中を通過する暴投・和田生還(D 5-3 S)


<10回ウラ・東京ヤクルト> P・山井 右・英智 中・藤井
畠山外スライダー二直、
田中浩康初球中スライダー一塁ミット強襲ヒット、
代打ユウイチ中フォーク空三振、
志田フルカウント中直球打ち上げ捕邪飛、試合終了。


【ゲームレビュー】
延長で競り勝ち 東京ヤクルト戦2カード続けて勝ち越した

10回、ブランコが勝ち越しのソロ本塁打。
さらに相手ミスで1点を加えた。
1点リードの九回、岩瀬が打たれて同点に追いつかれ、延長に入った。
山井は2005年以来のセーブ。東京ヤクルトは4連敗。
公式サイト中日新聞共同通信社ニッカン式スコア


日程が順調に消化されていることもあり、
自分にとっては今季最後となる神宮球場での生観戦
三塁側・内野B指定席での観戦となりましたが、
前夜に続いて、守護神・岩瀬がリードを守れず、
土壇場で同点に追いつかれ、延長戦に突入するイヤな展開。
しかし相手守護神のイム・チャンヨン
その岩瀬を上回るような不調ぶり
延長10回、先頭の森野が空振り三振に倒れたものの、
このところややスランプ気味だった主砲・ブランコが、
イムの投じた2球目、外角スライダーを弾き返すと、
弾丸ライナーでレフト中段へ持っていく勝ち越し弾
起死回生の一発にレフトスタンドが一気に沸きましたね。
さらに和田のヒットと立浪の中飛、そして藤井敬遠で
2死一、三塁のチャンスを迎えると、なんと今度はまさかの暴投
谷繁への初球、内への直球が大きく抜けて背中を通過。
三塁から和田が生還して、ダメ押しともいえる2点目を追加。
このリードを、前日に1軍再昇格を果たし、
約2カ月ぶりの1軍マウンドとなった山井が守って、試合終了。
またしてももつれた展開になりながらも、
何とか競り勝ち、今季初となる神宮球場での連勝
お立ち台には一振りで勝利を決めたブランコが立ち、
「感謝」の言葉を口にすることとなりました。


先発の小笠原が二発こそ浴びたものの、
7回途中までしっかり投げ抜き、良い仕事
さらに河原-浅尾とつないで、最後の締めはもちろん岩瀬
前日は2安打2四球1暴投と乱調で、
まさかの交代指令を受けたものの、
すぐさまもらった舞台でリベンジを果たしてほしい。
この日のブルペン投球を自分も見つめていましたが、
これといって悪くはなさそうだとも感じてましたし、
きっちりやり返してくれるだろうと期待しましたが、
代わり端、先頭の福地にフェンス直撃のスリーベースを許すと、
続く青木に初球を叩かれ、あっさりと同点
福地の当たりが二塁打だったら、
こうはならなかったかもしれませんが、
ただともに、飛ばされてましたね
福地にしろ、青木にしろ一歩間違えれば、スタンドインの可能性も。
ともに宝刀・スライダーを叩かれてのものですが、
球威・キレが本来とはかけ離れているんでしょうね。
後続を抑え、何とかサヨナラは免れた岩瀬でしたが、
さすがに2試合連続救援失敗はショックだったはず。
しかし相手のイム・チャンヨン同様、
シーズン50試合近く投げていれば、疲れがあるのは当然。
こういうシーンもあってもおかしくはないのですが、
そうはない両軍の守護神がともに打ち込まれるのを見て、
改めてこの稼業の難しさ、厳しさを感じたゲームとなりました。


岩瀬の早い機会での復調が待たれますが、
その岩瀬を救ったブランコ勝ち越しのソロ

これぞ主砲の一撃!延長10回に飛び出した
値千金の一発でしたが、
改めて、ブランコのスゴさを
体感させてもらいました。
クリーンアップでは森野の好調、
和田の復調のウラで、
主砲スランプぶり
やや気になるところでありましたが、
この日はついに
指揮官のメスが入ったようで。
試合前の練習で直々にアドバイスをもらうと、
練習時間の終了時には黙々とティー打撃
ちょうど自分が球場に入り、練習を見ていたときに
ブランコがケージの裏でティー打撃で振り込んでいましたが、
その必死さに、何とかこの練習がゲームにおいて、
好結果に結びついてほしいと、願ってしまいましたね。
まあ自分の願いはさておき、落合指導が実っての決勝弾
ナゴドでの一戦に続いてのイム・チャンヨン討ちでしたが、
今回は勝利につながっただけに、その喜び格別でしょう。
やはり巨人追撃に向けて、その打棒は欠かせぬもの。
ぜひともこれをきっかけに、さらなる上昇気流を描いてほしいです。


競り合いを制して、敵地で連勝
巨人のマジックは1つ減ってしまいましたが、
岩瀬の状態こそ心配ながら、
チーム的には再び前を向きはじめたのではないでしょうか。
そして早くも今季最後となるであろう神宮でのドラゴンズ戦
朝から風が強い関東地方、天気予報雨マークですが、
行われた際は、ぜひとも取って3タテを食らわせてほしいですね。
相手はエースを立ててくるでしょうが、
前回結果を出した中田再びの好投を期待。
選挙の動向を気にしつつ、ドラゴンズもしっかりチェックしたいです。


☆ウィナーズ・ボイス(29日)

◎トニ・ブランコ

<延長10回、左越えに勝ち越し本塁打>
「(ナイスバッティングでした)
(日本語で)アリガトウゴザイマス。
(あの場面、どんな気持ちで打席へ)
とにかくあの打席ミートを心掛けていました。
(イム・チャンヨンは)いい投手ですし、
防御率もいい投手なので、とにかくミートを心掛けた
ホームランとなりました。神様のおかげです。
(6試合ぶりのホームラン、久々の感触は)
芯ではなくて、ちょっと(バットの)前の方で打ったんですけども、
うまく飛んでくれて、スタンドまでいってくれてよかったと思います。
ちょっとの間、スランプでしたけど、
まあ今日打ててよかったと思います。
(試合前に落合監督直々の指導・アドバイスがあったが、
その辺も大きなヒントになった)
今日だけでなく監督から一年中いつもアドバイスをもらっています。
自分は(来日)1年目でまだまだやらなきゃいけないことが
いっぱいありますけど、第一に神様、そして2番目に落合監督、
みなさんに感謝しています。ありがとうございます。
(3連敗の後の連勝、明日からのゲームに向けてひと言)
まだまだ先、長いですけど、みんなで
バッターもピッチャーも力合わせて頑張っていきたいと思います。
みなさん(応援)よろしくお願いします!」


<延長10回1死、相手は東京ヤクルトの守護神・イム・チャンヨン。
実は前回16日の対戦で9回1死から同点ソロ本塁打を放っている。
初球はスライダーを空振り。そして2球目、
甘く入った『スライダー』を弾丸ライナーで左翼スタンドに突き刺した。
一塁を回ると、右手を空に突き上げ、喜びを爆発。読み通りの打撃に>
「あのとき(16日)はストレートを打ったんだ。
だから、今回は変化球で攻めてくると思っていたんだ。
イムのようないいピッチャーから打ててうれしかったよ。
このところ打てていなかったが、
チームの勝利につながる本塁打が打てて気持ちがいいよ」

<落合監督による『魔法』も効いた。
8月の月間打率がこの試合まで.207と落ち込んでいた主砲に、
試合前、ケージの裏でマンツーマン指導、主な内容は構えだったよう。
ビジターチームの練習時間が終わるまで汗だくになってバットを振り続けた。
アドバイスに耳を傾けた結果、トップの位置を少し上げる構えに変えた。
その途端、6試合ぶりの一発が生まれた>
「いままではしっくりこなかった。
自分がいい感触で構えられるように変えてみた。
監督の言葉通りにやってうまくいったよ」

<後半戦に入って打撃の調子が格段に落ちた。
5回に放った左前打は4試合ぶりの安打。
この決勝本塁打も6試合、26打席ぶり。
直前のカードの首位巨人との直接対決では、
4番の調子の違いがそのまま結果に表れてしまった>
「シーズン前半戦までは打てていた。
打っていたので相手チームも自分のことを研究してくる。
このところ打てなかったのは、自分にとってはいい経験だと思っている。
日本で1年目の試練。1年目なので、やらなくてはいけないことがたくさんある。
何とか打てるように努力していきたい」

<母国・ドミニカ共和国にある新築の自宅が
壊れる危機を迎えている?らしい。
開幕直後に来日した家族はシーズン途中に帰国したが、
4歳と2歳になる2人の息子がプラスチックのバットを手に
壁や扉に向かってブルンブルンと振っているというのだ。
パパの希望は投手になることではなくスラッガー。
そのお手本としては日本での活躍を常に報告したい>
「このままだと家が壊れるよ。
まあ、それは冗談として2人とも野球選手に育てたいと思っているんだ」
中スポ中日新聞サンスポおおさか報知
時事通信朝日新聞スポニチ名古屋ニッカン


○藤井淳志
<4回に勝ち越しタイムリーを放つ。
1-1に追いつきなお2死三塁の場面で、
由規のスライダーを中前にはじき返し、三塁走者を迎え入れて>
「2アウトだったので、余計なことを考えずにいきました」
サンスポニッカン

○和田一浩
<4回無死二、三塁で鋭い当たりの二ゴロ。
同点の走者がホームへかえり、
さらに二塁走者も三塁へ進めて追加点のお膳立てを整えた。
最低限の仕事を果たしたが、打撃の内容に満足そう。
試合前の打撃練習は休んでコンディション調整に
努めていたが、早速効果が現れて>
「まあ結果的には、という感じですね。
きょうはあの打席以外は完ぺきな打撃ができた。
(試合前の打撃練習を休んだのは)歳だからマイペースで」
(中スポ)

○谷繁元信
<延長10回、1点勝ち越した後の2死一、三塁で、
頭の付近へ投じられたイム・チャンヨンの速球を際どくかわした。
大きく外れたボールを米野がキャッチできず、
ボールはバックネットを転々。和田が5点目のホームを踏んだ。
絶妙な身のこなしが貴重な追加点をもたらし、苦笑い>
「あれは危なかった。でも1点差と2点差じゃ違うからね」
(中スポ)

○立浪和義
<10回1死二塁で岩瀬の代打で登場し、イム・チャンヨンと対戦。
1球ボールを見送って、外角のストレートを深い犠飛。
和田を三塁に進めたが、唇をかんで>
「良い流れだったんで、かえしたかったね」

<30日はレギュラーシーズンで神宮では最後の一戦になる。
惜別の一打で3連勝に貢献することを誓って>
「最後ですよね。今年は神宮で1本も打ってないんで。
明日(30日)打てるように頑張ります」
(中スポ)

○井端弘和
<3打数1安打で打率を.3098とし、
巨人・小笠原(.3095)をわずか3毛差でかわして、
セの打率争いの3位に浮上。
再び連勝街道に乗りそうなチームの雰囲気にも押されて>
「いい流れの中なんでね」
(中スポ)


○小笠原孝
<投げては6イニング1/3を、4安打2失点。
さらにバットでも貴重な1打点。
白星は他人の手に移ったが、間違いなく殊勲はその手の中に。
4回、逆転した直後の2死一、二塁、右前に適時打。
リードが2点に広がった打点は効いた。
投げても要所をしっかり抑えた。
2失点はガイエルと畠山のソロ本塁打2発。
それ以外はほぼ完ぺきで流れも抜群。それでも反省を口に。
降板は1点リードの7回。1死を取り、宮本を安打で出した直後だった。
もし、走者を出さずに投げていれば、まだ先があったかもしれない。
頭には悔いばかりが渦巻いて>
「きょうの内容で投げていれば、
もっと長く投げて後ろのピッチャーを楽にしてあげないといけないです」

<大事な立ち上がり、スッキリ3人斬りだった。
昨季は立ち上がりである1回の失点が目立ったが、
今季は明らかに向上している。
自身の立ち上がりへの意識を聞くと、
神経質にはならずに。神経をほどよく緊張させるという>
「立ち上がり、立ち上がりとよく言われますけど、
先発投手なら誰でも難しいと思いますよ。
立ち上がりのゲームへの入り、というのは。
あまり細かいことを気にしすぎないように投げられればいいと思います。
細かいコースとか、気にしすぎると
おかしくなっていくので。あまり意識することなく投げられれば…」

<登板準備でも何通りも調整を工夫。
一歩ずつ、先発としてのステップを上がってきた。
前回登板の22日の横浜戦では1回に3失点。
久しぶりに立ち上がりの1回に痛い思いをしたが、
1週間後のこの日、しっかり結果を出して>
「いろいろと調整は試しています」
中スポサンスポ毎日jp

○浅尾拓也
<3番手としてリリーフした8回、
先頭の相川に右前打を許してヒヤッとさせたが、
直後に代走・野口を素早いけん制でアウトにして
結局3人でこのイニングを終わらせた。
会心のけん制を笑顔で振り返って>
「けん制のアウトも一つのアウト。
あれは練習しているプレーだし、あのプレーは大きかった」
(中スポ)

○山井大介
<岩瀬はいない。浅尾も使った。
そんな状況のエキストライニングに、5番手で指名された。
走者1人は許したが、最速152キロのスピードと
ギュンと落ちるスライダーで押し切り、4年ぶりのセーブをマーク>
「(勝ち越していなくても)頭からいくぞとは言われていました。
上出来だと思います」

<前回のセーブはロングリリーフで転がってきた。
今回は重圧も違ったと思う。ましてや59日ぶりの1軍マウンド。
過去7試合は、先発のチャンスをもらいながら立ち上がりから自滅。
この救援で同じ過ちを繰り返していたら、
もはや誰も助けてあげることはできないのだ>
「さすがに力が入りました。
(所定の投球練習でも)球が上ずっていましたから。
でも、打者が打席に立ってからは、完全にとはいきませんでしたが、
ある程度はリラックスできたと思います」

<新型インフルエンザ禍に苦しむ2軍から、前日に合流。
普通なら入れ替えを無期限遮断したいところだろうが、
それでも首脳陣は呼んだ。それだけの魅力がこの男にはある。
期待を裏切り続けてきた右腕が、秋風とともに借りを返す>
「これからもこういう形(救援登板)になるかは分かりませんが、
使ってもらえるのならしっかりと仕事をしたい。それだけです」
中スポ


○岩瀬仁紀
<3-2の9回から登板したが、先頭の福地に右越え三塁打を許すと、
続く青木の中犠飛であっさり同点とされた。
直球は130キロ台中盤にとどまり、本来の状態からはほど遠かった。
前日は2安打2四球で1点を失い、
2点リードの9回2死で超異例の降板となったばかり。
積み重なった疲労もあるだろうが言い訳にはできない。
素直に喜べない1勝になってしまったが、前を向いて>
「1度流れが悪くなったから戻したかったけど…。
調子どうこうというよりも抑えないと。
(最近は)正直苦しんでいるけど、
苦しんでいる中で結果を出さないといけない。
このままでは終われない」
(中スポ、サンスポおおさか報知時事通信スポニチ名古屋


○平田良介
<もてるパワーは秘めたままにしない。
スイングの力強さアップに着手。
フリー打撃の後、石嶺コーチに呼び止められ、いくつかダメだしを受けた。
この日は和田がフリー打撃に入らなかったため、
棚ぼたで和田の分の打撃練習時間を手に入れた。
もちろん自分の番もフルに使って練習量は倍。
小さな幸運も着実に力に変えていく>
「下半身の踏ん張りが足りないと注意されました。
あるもの(力強い下半身)は生かさないといけませんからね」
(中スポ)

○イ・ビョンギュ
<名古屋から約300キロ離れた東京への遠征だが、
自身にとってはむしろホームゲームのようなつもりで臨めるところ。
東京での選手宿舎が赤坂のコリアンタウンにほど近いところにあるから。
100%母国語で過ごせるところが
韓流助っ人の心のオアシスになっているよう>
「赤坂ね。よく行くよ。
ヤクルトだとイ・ヘチョンもいるでしょ。
昨日も一緒にご飯を食べに行ったよ」
(中スポ)

◇吉見一起
<その説明を聞きながらポカンとしてしまった。
25日に誕生した待望の第1子、長男の名前について>
「名前は『りょう』に決めました。
字は、石嶺さん(打撃コーチ)の『嶺』と書くんです」

<嶺で「りょう」。読みと字が頭の中でつながらず、
詳しく説明を聞いてようやく理解。うならされた。いい名前だ>
「山のてっぺんという意味があるので、そんな大きな人間になってほしい。
(字画も)全部二重丸だったんです」

<ピッチングセンスの良さはいつも見せてもらっている。
こんなセンスもあったんだ…と思ったら、
内助の功に、また感心させられた>
「ヨメ(聡子夫人)が考えたんです」
(中スポ<ドラ番記者>


○落合監督
<追い詰められながら、4番の一振りでもぎ取った1勝。
守護神・岩瀬の状態だけが心配だが、
もつれた試合にも冷静な態度を貫き、多くを語らず>
「これが野球だって。いろいろあるんだよ」
中スポサンスポおおさか報知スポニチ名古屋


若竜トピックス(29日)

◆ウエスタン・リーグ公式戦
中日-阪神 20回戦
(29日・ナゴヤ球場)
 T 000 000 000 = 0
 D 001 000 03× = 4
[勝] 山本昌(17試合6勝3敗)
[D本] デラロサ6号
[Dバッテリー] 山本昌 - 田中
公式サイト・戦評

○山本昌
<ウエスタン・阪神戦(ナゴヤ球場)で先発。
敗れれば対戦相手の阪神に優勝マジックが点灯してしまう
負けられない試合で、ベテラン左腕が貫禄の投球を披露。
昨季200勝を達成した百戦錬磨の左腕が、阪神2軍打線を翻弄。
老練さを発揮して、わずか94球、4安打無四球で
9イニングを投げ切り、涼しい顔で今季初完封を記録。
立ち上がりからテンポ良く投げ込んでいった。
生命線の制球力もさえ渡り、まったく付け入るスキを与えない。
5回1死からリンに初安打となる二塁打を許すまではパーフェクト。
ピンチらしいピンチはこの回だけで、あとは三塁を踏まさない投球。
スイスイと9イニングを投げ切って>
「(捕手の)田中もいいリードをしてくれた。
まあ、大事な試合だったんで、いい形で投げられて良かったよ」

<今月11日に44歳の誕生日を迎えたベテラン左腕。
2軍優勝への望みをつないだが、
次は1軍をリーグ優勝に導くべく、その登板チャンスをうかがう>
「(1軍で投げる)チャンスをもらえるまで、頑張って投げていくよ」
中スポ

『ファームとはいえ優勝争いの大事なゲーム。
みんな気合も入っていましたし、それに乗せられたという感じですね。
ファーム最年長完封だなんて冷やかされましたが、
94球と球数も少なかったし、わりとすんなりいった感じです。
とにかく若い選手の足を引っ張らずに済んでよかった。』

(「山本昌公式ホームページ」より引用)

○小林投手コーチ
<今季初の完封勝利を挙げた山本昌について、その快投を絶賛>
「ここにきて、すごく安定している。
この充実した内容なら(1軍でも)大丈夫だと、上(1軍に)に報告したよ。
すごく集中して投げてた。
あの年でこれだけの投球は、あっぱれと言うしかないね」
中スポ

○中川裕貴
<3打数2安打2打点と活躍し、チームの勝利に貢献。
3回に先制の中前適時打。8回にダメ押しとなる犠飛。
阪神との首位攻防戦への意気込みを見せて>
「大事な試合と分かっていたので、
硬くならないように、普段通りを心掛けました。
先取点を取れたのが良かった。明日(30日)も勝ちたい」
中スポ


◇井藤真吾
<ひっそりと静まり返った屋内練習場にルーキーが現れた。
今月下旬、ウエスタン・オリックス戦が行われていたナゴヤ球場。
試合が始まる時間の12時すぎから始まった1人だけの特訓は、
ティー打撃から始まって、フリー、マシン打撃と続く
1時間近くもバットを振った後、明るく語って>
「だいぶいい形でスイングできるようになってきました」

<プロ1年目は辛抱の年になった。
愛知・中京大中京高時代での『現役』を終えた後のオフに
右肩を痛めた。ウエスタンでは代走で5試合出場しているものの、
故障の影響もあって打席にはまだ立っていない。
試合前に行われる打撃練習はウ・リーグの出場メンバーが
優先されるため、試合中に1人でバッティング練習を行う。
恒例となっている『ランチ特打』はつらいリハビリ生活の裏返しなのだ。
そんな中、未来への光は差してきている。
練習と治療を慎重に重ねてきた結果、故障はほぼ癒えた。
半年ほど遅れてしまったが、『打者』としてのデビューの日は近づいてきている>
「右肩はほぼ痛みがなくなっています。
9月には試合に出る気持ちでいます」

<母校の後輩たちからは大きな刺激を受けた。
夏の甲子園の決勝が行われた24日、
肩のリハビリを終えた後、テレビの前に座っていた。
手に汗握って後輩たちの勇姿を見守った>
「最後はヒヤヒヤしましたけどね。
ホント、うれしかったです。後輩に負けるわけにはいきませんよ」

<一人っきりの特打ではプロ仕様の技術を思う存分磨いた。
我慢の日々で耐えて蓄えた技術を見せつけるべく、
じっと『そのとき』を待ち構えている>
「バットのヘッドを走らせるような
『木(木製バット)の打ち方』が最近になってできてきた」
(中スポ)




コメント

生応援、お疲れ様でした。早めに勝利して
祝勝会を…と思っていたのですが、
お楽しみはまた次回ということで

ブランコ選手、よく打ってくれましたね。
弾道は低めでしたが、打った瞬間に
スタンドインを確信できましたので、
すぐにバンザイをしていました。

渋いながらも、和田選手の「犠牲ゴロ」も
良かったです。7月のナゴド・カープ戦で
シュルツ投手から打った同点適時打の
ときもそうでしたが、あのような場面では
無理に犠飛を狙わずにしっかり転がす。
効果的な打撃をしっかりと実践しましたね

観戦乙カレーさまでした

岩瀬が打たれたんで、こちらも仏を打って
お返ししないといけなかったので
ブランコにあっぱれですね
それにしても神宮は終盤にもつれますね。
その粘りをドラ戦ではなくG戦でやってよ
と、毎回思いますが・・(苦笑
でも勝てて良かったです。

PS
さすがに内野だと会えませんですね
でもとのコラボが打開出来て良かったです(笑
あと来月12日は、お会い出来たらお会いしましょう

昨日は観戦お疲れ様でした。
神宮ではなかなか楽に勝たせてもらえませんね。
押せ押せのゲーム展開だったので、同点に
された時にはイヤな予感が走ったのですが、
ブランコが一気に流れを引き戻してくれました

球場でお目にかかれなくて残念でしたが、
小笠原のタイムリーは見事でしたね
勝利投手にしてあげたかったです。
それにしても、山井の快速球にはビックリしました。
150kmの表示が出た時は目を疑ってしまいました
さあ~ナカケンで3連勝ですね

みなさんコメントありがとうございます!
そして昨夜は観戦おつかれさまでした
今夜はかなり肌寒い中でのゲームとなりそうですが、
観戦される方はくれぐれも風邪を引かれませんように。
ちなみに平田選手が6番・ライトでスタメンです

>ドライチさん
こちらこそ観戦おつかれさまでした。
9回で終わっていれば、おそらく祝勝会でしたが、
残念ながらそれは次回以降ということで
ただ9回で終わらなかったから、
ブランコ選手の劇弾が見られたかもしれません。
その瞬間は周りのファンとハイタッチでしたよ

和田選手の犠牲ゴロ、高代氏の評価が高かったですね。
ただ良いのか悪いのかわからない由規投手から
得点できたのは大きかったと思います。
タイムリー+進塁打のW効果、さすが和田選手です


>daiさん
こちらこそ乙カレーさまでした
イム投手、このところ良くないという話は
聞いていましたが、まさかホームランとは。
まさにブランコ様々!
お見送りでも思わず「ナイスホームラン」と
叫んでしまいましたよ
もつれましたが、勝てたのでほんとよかったです!

PS 雨はなかったですが、暑かったですね
コーラを飲み過ぎて、汗かきまくちゃいました
12日ナゴヤドーム行かれるんですね。
ぜひとも聖地で会えたらうれしいです


>ギンタロウ。さん
こちらこそ観戦お疲れ様でした
延長戦はかなり良い座席でご覧になったんですね。
つばめっこにはにらまれつつも、やはり勝利は最高ですよね
これもブランコ弾のおかげ、上昇のキッカケにしてほしいです

8回を終えたときには、小笠原投手お立ち台だなと
勝手に思っていましたが、惜しくも幻に…。
それでも良い仕事をしたと思います。
また山井投手、良い感じで帰ってきてくれましたね。
現状はミーネの代役ですが、今後の活躍が楽しみです

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