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2009年8月 2日 (日)

浅尾吹っ飛ぶまさかの被弾、ツバメに痛い連敗。

天敵をまたも攻略できずに、
東京ヤクルトとの2位攻防初戦を落としたドラゴンズ。
8月最初のゲームとなった神宮での第2戦は、
終盤、1点をめぐる白熱した展開に。
それでも8回、荒木の本塁打で勝ち越しに成功。
ところがそのウラ、セットアッパー浅尾がつかまり、
同点に追い付かれると、デントナに決勝の2点本塁打を被弾。
ミスも絡んでの逆転負け。鬼門神宮で4連敗となりました。

◇セントラル・リーグ公式戦
東京ヤクルト-中日 14回戦
(1日・明治神宮野球場 | 中日3勝11敗)
25226人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
中 日
ヤクルト ×
[敗] 浅尾(40試合6勝7敗)
[D本] 荒木2号
[Dバッテリー]
小笠原、河原、浅尾 - 谷繁

◇対東京ヤクルト14回戦・スタメン
1 (遊)井端  (4打数無安打)
2 (二)荒木  (4打数2安打1打点)
3 (三)森野  (4打数2安打1打点)
4 (一)ブランコ (4打数無安打)
5 (左)和田  (4打数1安打)
6 (中)藤井  (3打数1安打)
7 (右)小池  (4打数無安打)
8 (捕)谷繁  (2打数1安打)
9 (投)小笠原 (1打数無安打)

【イニング経過】
<1回ウラ・東京ヤクルト> P・小笠原(中10日)
青木初球中スライダー三ゴロも森野弾きエラー、
田中浩康投犠打、
福地内高めスライダー詰まるも三遊間落ちるヒット、
1死一、三塁から、デントナ中高め直球高々右犠飛(D 0-1 S)

<2回・中日> P・ユウキ
ブランコベージュサポーター&白い防具・内フォーク空三振、
和田内直球投ゴロ、藤井ど真ん中直球手が出ず見三振

<2回ウラ・東京ヤクルト> P・小笠原
畠山低めカーブとらえ中前打、相川詰まり左飛、
川島慶三四球、ユウキ一犠打、
2死二、三塁から、青木中直球ういい当たりも中飛

<3回・中日> P・ユウキ
小池三ゴロ、谷繁外カーブ右前落とすヒット、
小笠原三犠打、
2死二塁から、井端内スライダー詰まり三ゴロ

<4回・中日> P・ユウキ
荒木外スライダー遊右抜けていくヒット、
森野3球目荒木二盗、
無死二塁から、森野外高めチェンジアップ
中前しぶとく抜けていく適時打(D 1-1 S)

ブランコ中カーブ空三振、
和田外フォーク遊正面ゴロ6-4-3併殺

<4回ウラ・東京ヤクルト> P・小笠原
畠山一ゴロ、相川遊ゴロ、川島慶三内直球ズバッと見三振

<5回・中日> P・ユウキ
藤井内直球見三振、小池三ゴロ、
谷繁2球目内高め直球・
ヘルメットつば付近かする死球=ユウキ危険球退場

<6回・中日> P・萩原
井端二ゴロ、荒木力負け右飛、
森野0-3から内直球右前打、
ブランコ痛烈ライナーも一塁デントナミット収まる

<6回ウラ・東京ヤクルト> P・小笠原
福地外スライダー弱い一邪飛、
デントナ内直球詰まり右中間飛、飯原外直球二ゴロ

<7回・中日> P・松岡
和田高いバウンド中前抜けていくヒット、
藤井バント松岡処理も焦って一塁悪送球・和田三進、
小池2球目藤井二盗、
無死二、三塁から、小池中フォーク振らされ三振、
谷繁制球定まらず選んで四球、
代打・立浪(通算10000打席到達)
1死満塁から、代打立浪外スライダー叩くも遊正面ゴロ・
6-4-3併殺・絶好機つぶす

<7回ウラ・東京ヤクルト> P・河原
畠山三ゴロ・森野右足ひねりバランス崩し一塁悪送球=内野安打、
代走川端、森野ベンチに下がって治療、
相川投犠打、川島慶三高いバウンド三ゴロ・森野処理、
代打ユウイチも中日ベンチ河原続投
2死二塁から、代打ユウイチ内スライダー高々も右飛・火消し

<8回・中日> P・五十嵐
井端外フォーク空三振、
1死から、荒木ど真ん中152キロきれいに振り抜き・
ライナーレフト最前列飛び込む本塁打(D 2-1 S)

森野二直田中浩康ダイブ、
ブランコ痛烈遊ゴロ川島慶三大遠投・見せ場

<8回ウラ・東京ヤクルト> P・浅尾
青木初球外高め直球左方向・
和田背走ジャンプでグラブ当てるも後逸二塁打、
田中浩康一塁方向バント・
チャージブランコ素早く三塁送球もセーフ(=犠打野選)
無死一、三塁から、福地内直球バットへし折り一二塁間・
荒木ダイビングキャッチ二ゴロも、三走青木生還(D 2-2 S)
1死二塁から、デントナ初球中入る直球・
ライトスタンド最前列持って行かれる逆転2ラン(D 2-4 S)

<9回・中日> P・イム・チャンヨン
和田中高め145キロ遊飛、
藤井中高め直球ライトフェンス直撃二塁打、
小池外スライダー空三振、
2死二塁から、谷繁外シンカー空三振、試合終了。


【ゲームレビュー】
浅尾打たれ逆転負け

東京ヤクルトが終盤に逆転し2連勝。
1点を勝ち越された直後の8回、
無死一、三塁から福地の二ゴロで同点とし、
続くデントナが右越えに2ランを放った。
中日は8回に荒木が勝ち越しソロを放ったが、
3番手の浅尾が誤算だった。
公式サイト共同通信社ニッカン式スコア


8月最初の土曜日のナイトゲーム、
この日の神宮球場、かなり入っていましたね!
2位攻防だからなのか、花火300発が上がるからなのか、
その辺りはよくわかりませんが、
数多く詰めかけたファンの前で、まさかの逆転負け。
1点差とはいえ、勝ちパターンに持って行っていただけに、
あそこからひっくり返されたのは、とても悔しかったです。

特に8回の3失点は、本当に信じられない展開。
セットアッパー・浅尾が、同点に追いつかれると、
もはやドラゴンズキラーといえるデントナに痛恨の逆転被弾。
初球、甘く中にシュート回転した真っすぐガツン。
完ぺきというわけではなく、パワーで運ばれたものの、
まさに打った瞬間、しまったと思いましたね。
追い込めばパーム、フォークで牛耳れる快足右腕ですが、
積極的に好球必打で向かってくる相手主砲には
初球からちょっとでも甘く入ってしまうボールは禁物。
実に痛い授業料となってしまいましたね。
それにしても、この日も先制犠飛に、決勝打。
2安打3打点と、かなり打ち込まれている感のあるデントナ。
「暑くなると打つ」打者らしいですが、
これ以上乗せないためにも、何としても止めないと。
4番が打てば、乗ってくるのはどこでも一緒。
東京ヤクルト戦、これ以上の借金をかさねないためにも
「デントナ封じ」の徹底が望まれるところです。

またこの日はこれまでの快進撃中には
ほとんど見られなかったミスが目立ちました。
初回の森野、7回の森野、そして9回のブランコの犠打野選。
こういう接戦になった際は「ミス」で勝負が決まってしまう。
特に苦手としているカードで
自らがこういうプレーをしてしまうと、
まさに相手の思うツボとなってしまいますし…。
ただ3失点につながった8回のプレーを見ても、必死にやってのもの。
背走ジャンプの和田も、必死にチャージしたブランコも、
さらに一、二塁間抜けそうなゴロをダイブして掴んだ荒木も、
それぞれがいっぱいいっぱいなのはわかります。
それでも大事なゲームとなれば、そうはいかない。
修正して、できることをしっかりやってほしいと願います。


初戦、天敵を攻略できずに落とし、
2戦目は勝ちパターンを叩かれての逆転負け。
ミスも多く、やはり今季のこの球場は鬼門のムードが多々。
しかしそんなことを言っている場合ではなく、
とにかく3戦目しっかり取って「やり返す」ことが先決でしょう。
ゲームも1ゲームと迫られましたし、
これ以上の対戦借金を重ねては、今後の戦いに
さらに大きな影響を与えることとなってしまいます。
だからこそこれまで以上に、必勝態勢で臨んでほしいですね。
先発は中12日と空きましたが、中田が来るんでしょう。
前回の神宮で復活を果たしただけに、
その相性を買ってのものなのか。
それとも現状での評価が単に6番目だからなのか。
その辺りは定かではないですが、満を持しての登板ですし、
ぜひとも「3タテストッパー」となってほしい。
この日尻上がりに調子を上げた
小笠原に続いての好投を期待したいものですね。

一方打線としては、前夜左ひじに死球を受け、
途中交代となっていたブランコが、離脱に至らずひと安心。
サポーターと防具を着けての打席でしたが、
痛烈な弾丸打球もありましたが、スイングはまずまず。
あとは上に打球が伸びてくれれば。
さらにここ2試合、ブレーキになっている井端をはじめ、
大事なところで打てなかった面々の奮起も必要でしょう。

「これ以上負けられない。絶対にやり返す」
ファン以上に、ナインの方がそう思っていることでしょう。
ぜひともその気持ちを上手く作用させて、
気負いすぎることなく、ツバメ退治に繋げてほしい。
とにかく最後に岩瀬が登板できるようなゲーム展開に、
チーム一丸となって、持っていってほしいもの。
またしてもカード負け越しこそしてしまいましたが、
しっかり一矢報いて、地元に戻ってくれることを期待しています。


★プレーヤーズ・ボイス(1日)

●浅尾拓也

<1点リードの8回、当然のように登板したが、
デントナに本塁打を打たれるなど3失点。7敗目を喫す>
「調子はそんなに悪いとは思っていないんですが。
抑える気持ちで投げたけど…」
時事通信ニッカン

●荒木雅博
<8回1死、左越えに勝ち越しソロを放つ。
五十嵐自慢の直球をライナーで弾き返し、左翼席へたたき込む。
4月9日の同じ神宮での東京ヤクルト戦以来、4カ月ぶりの2号に>
「自分はホームランバッターじゃない。
ただ何としても塁に出たかった。あの場面はバットが振れた結果」

<前夜、一塁側のファウルフライを追ったとき、
フェンス際でグラブをはめていた左手を強打。
この日のフリー打撃はクッションを手にはめて行ったが、
それでも口癖のようにこう話して>
「大丈夫です」

<一度はそのバットで
チームに勝利をもたらしたはずだったが、逆転負け。
試合後は鬼の形相。ファンの声援を浴びて歩く帰り道。
声を絞り出すように、3勝11敗と
借金8を背負った東京ヤクルト戦で反攻を宣言して>
「明日から。取り返さなきゃいけない」
(中スポ)

●森野将彦
<1点を追う4回無死二塁、ミスを帳消しにする同点タイムリーを放つ。
ユウキの高めのチェンジアップをたたき、
詰まりながらもしぶとく中前に運んだ。
1回の三塁の守備では、先頭の青木の打球をファンブル。
失点につながり、小笠原の足を引っ張ったが、打撃でばん回>
「何とか進塁打を打とうと思ったら、いいところに飛びました」

<7回の守備で右足にアクシデント。
三塁右手前へのゴロを処理する際、右足首をひねった。
送球はワンテンポ遅れた上に本塁側にそれて、記録は内野安打に。
幸い大事には至らず、数分間の治療を経てプレーを継続。
翌日への不安を打ち消して>
「情けないです。不安? あのあともやってるんでね」
(中スポ、毎日jpニッカン

●立浪和義
<同点の7回、1死満塁の好機に小笠原の代打で登場。
しかし外角の沈む球を打たされ、あえなく遊ゴロ併殺に倒れた。
通算1万打席到達も、肩を落として引き揚げて>
「記録はありがたいが、勝たないことには。
ああいうところで打たな。
流れが変わっていたかもしれない。悔しい」
(中スポ、共同通信社時事通信

●藤井淳志
<2点を追う9回1死、直球を捉え右中間フェンス直撃の二塁打。
東京ヤクルトの守護神、イム・チャンヨンから
長打を放ち存在感を見せたが、チームが敗れ、
自身も2打席連続で三振を喫する場面もあっただけに笑顔はない>
「それまでの打席が悪すぎるので。
気持ちで打てるようにならないと。
イム・チャンヨン打ちは次につながる? 
そうですね。つなげていきたいです」
(中スポ)


●小笠原孝
<6イニングをエラー絡みの1失点に抑える好投>
「きょうは全体的にコントロールがよかった。
いい守備に助けてもらって乗っていけた」
(中スポ、毎日jp

●河原純一
<同点の7回にマウンドに上がり、1イニングを1安打無失点。
8回に味方が勝ち越し、一度は勝利投手の権利を得たが、
その後に逆転されてしまった>
「僕の仕事はうちのピッチャーにつなぐことだけですから。
明日また頑張ります」
(中スポ)


●トニ・ブランコ
<前夜の死球が心配されたが、
この日も変わらず『4番・一塁』で先発出場。
この日からつけ始めたひじ当てもフィットしたよう>
「いい感じ。変わらずパワーを発揮できそうだ」

<この日は安打こそ出なかったものの、
6回には痛烈な一直を放って、健在ぶりをアピール。
8回には痛恨の野選で逆転負けの転機をつくってしまったが、
ひじの心配はなさそう>
「ちょっと違和感はあるけれど、(体が)あたたまれば大丈夫」
(中スポ)


●川相内野守備走塁コーチ
<快進撃支えた守備が乱れて、厳しい表情>
「二つ、三つのミスが出て、ピッチャーに負担をかけてしまった。
できることをやっていかないといけない」

<それでも追い付かれ、逆転を許す転機となった
ブランコの野選についてはむしろ前向きに受け止め>
「あれだけ突っ込んで来たんだから、
(三塁を)見ずに一塁に投げてたら逆にダメだよね」
(中スポ、サンスポ


●落合監督
<逃げ切り失敗、東京ヤクルトに逆転負け。
森野の失策が失点につながるなど守備も乱れ、
試合巧者らしからぬ内容。
報道陣に一言。仏頂面で引き揚げて>
「好きに書いといて」
(中スポ、時事通信毎日jp


記録備忘録。(1日)

◇立浪
は東京ヤクルト14回戦(神宮)の7回1死満塁から
代打で出場し、通算1万打席に到達。
この打席は遊ゴロ併殺打に倒れた。プロ7人目。
初打席は1988年4月8日の大洋1回戦(ナゴヤ球場)の1回。
時事通信毎日jp




コメント

生応援で一番悲しい終盤での逆転負け。
勝てるかも……と思ったのは荒木選手の
ホームランが出た直後の数分間だけで
その他の時間帯はずっと重苦しく
テンションがなかなか上がりませんでした

それにしても、対戦成績3勝11敗は
もう取り返しのつかない数字です。
レギュラーシーズンは大きく負け越しで
終わっても仕方ないので、CS対策を
しっかりとしておかなければなりませんね。

荒木のでもらった
と、思い万全の体制をとる為にトイレに行って(終了後は混むので(^^ゞ)
岩瀬を見ようと思ったら・・・・・。
出て来たら東京音頭・・・・・。がーんでした(涙

負ける時は、何をやってもって感じでした
とにかく今日は勝ってほしいですよね

PS
東京。今のところ止んでます
降ったり降らなかったりの微妙な天候ですが
ボク=のため、雨具の用意が必要かと(笑
今日、お会い出来ると良いですよね。

昨日、4時30分着で席が取り難かったので
少し早めの行動が良いかと思います

Toshikichi師匠 こんばんは!
ご無沙汰しておりまして申し訳ございません。
土曜日は残念でした。まさかの2連敗でした。
神宮が嫌いになるぐらいです。
ドラゴンズファンには、塩をもって神宮に行ってほしいぐらいですね(笑)
デントナ選手にやられていますね。
なんとかしなければイケマセン。

お盆にナゴドでヤクルト戦がありますが、
きっちりと3タテでリベンジしてやりたいです!!

と、コメントさせていただいている間に、
荒木選手がやってくれました☆

みなさんコメントありがとうございます!
終電で遅くなったうえ、
電車の冷房で冷えてしまったため、
返事は遅くなって申し訳ございませんでした。


>ドライチさん
観戦おつかれさまでした。
花火はとてもきれいでしたが、最後のはいらなかったですね。

首位に肉薄しているチームが、3勝11敗。
ほんと信じられませんが、今年の相性なのでしょう。
CSを神宮でやることにならないよう、
しっかり上に立つことが大事となるでしょうね


>daiさん
観戦おつかれさまでした。
まあ飲みが進めば、トイレも近くなりますが、
思わぬ暗転となってしまいましたね。
ただ雨が降らない観戦はとてもいいことだと思いました

PS 神宮に行く前に、表参道にいたのですが、
さあ行こうとした3時45分ごろ、がザーー!
おいおいなんてこったいと思いましたが、
それもあって、外野自由席はそんなに並んでなくてホッ。
ただ昨年最後の神宮(1-17)も雨。今回も雨。
そういう面では自分にとって、鬼門です


>dra66さん
こちらこそ、記事は毎日読ませてもらっていますが、
なかなかコメントできなくてすみません
このコメントを先に読んでいれば、塩もって参戦したのですが。
まあ今月末にまた行きますので、そのときは塩持って行きますよ

神宮で腹が立つ思いをいっぱいしたぶん、
お盆のナゴヤドームではしっかり叩きたいものですね

この記事へのコメントは終了しました。

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