お待たせ山本昌躍動初勝利&井上涙の初安打!
2009年9月11日・対東京ヤクルト戦(ナゴヤドーム)。
おそらく投打の2人のベテランにとっては
忘れられないゲームになるんじゃないかなと。
スコア的には3-1と平凡ながら、
ファンにとってもインパクトの残るであろう今季124試合目。
44歳26年目投手・山本昌、38歳20年目外野手・井上一樹、
ようやくながら、「今季初」をともに記録しました。
| ◇セントラル・リーグ公式戦 中日-東京ヤクルト 21回戦 (11日・ナゴヤドーム | 中日9勝12敗) | ||||||||||
| 28869人 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R |
| ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
| 中 日 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | × | 3 |
| [勝] 山本昌(4試合1勝2敗) [S] 岩瀬(51試合2勝3敗38S) [D本] なし | ||||||||||
| [Dバッテリー] 山本昌、山井、浅尾、岩瀬 - 小山、谷繁 | ||||||||||
◇対東京ヤクルト21回戦・スタメン
1 (遊)井端 (4打数2安打)
2 (二)荒木 (3打数1安打)
3 (三)森野 (2打数1安打1打点)
4 (一)ブランコ (3打数無安打)
5 (左)和田 (1打数1安打1打点)
6 (右)井上 (3打数1安打1打点)
7 (中)英智 (4打数無安打)
8 (捕)小山 (2打数無安打)
9 (投)山本昌 (2打数無安打)
【イニング経過】
<1回・東京ヤクルト> P・山本昌(今季4試合目・中89日)
福地外スクリュー二ゴロ、川島慶三外スクリュー中飛、
青木外力入り四球、デントナ内スクリュー詰まりながら中前打、
2死一、三塁から、ガイエル2-3内スライダー三邪飛
<1回ウラ・中日> P・ユウキ
井端外スライダー右前打、荒木初球捕犠打、
森野ストレート四球、ブランコ内外れ四球、
1死満塁から、和田外直球持っていき右犠飛(D 1-0 S)
2死一、三塁から、井上初球内高めカット詰まり三飛
<2回・東京ヤクルト> P・山本昌
宮本外直球右飛、田中浩康外スクリュー二ゴロ、
相川外一杯137キロ直球見三振
<3回・東京ヤクルト> P・山本昌
ユウキ外スクリュー二ゴロ、福地粘るも内138キロ詰まり二飛、
川島慶三粘るも内低め136キロビシッと見三振
<4回・東京ヤクルト> P・山本昌
青木初球内高めスクリュー右飛、
デントナ内直球詰まらせ中飛、
ガイエル内高めスライダー右翼線二塁打、
2死二塁から、宮本内高めバットへし折り遊ゴロ
<4回ウラ・中日> P・ユウキ
和田内外れ四球、井上初球三塁線ゴロ・エンドラン和田二進、
英智センター返しも青木前進回転キャッチ、
小山敬遠気味四球、
2死一、二塁から、山本昌外直球空三振
<5回・東京ヤクルト> P・山本昌
田中浩康外低め直球中飛背走キャッチ、
相川中低め直球中飛定位置、ユウキ外直球空三振
<5回ウラ・中日> P・ユウキ
井端外カット引っ張り三遊間抜くヒット、
荒木バントバスター決まらず2-3・
内スライダー引っ張り遊撃逆突く左前打、
森野4球目・荒木二盗、
無死二、三塁から、森野中フォーク打ち上げ中犠飛・
井端タッチアップ際どいながらタッチかわして生還(D 2-0 T)
1死二塁から、ブランコバットの先遊ゴロ進塁打、
2死三塁から、和田敬遠気味四球、
2死一、三塁から、井上初球内高めカット・
バット折られながら、左前落とす適時打・
今季27打席目初安打・井上感無量一塁ベース上涙目(D 3-0 T)
<6回・東京ヤクルト> P・山本昌 右・小池
福地外スクリュー空三振、
1死から、川島慶三初球中高め直球・
左翼最前列飛び込む本塁打・山本昌天仰ぐ(D 3-1 T)
青木中スライダー三邪飛、デントナ内高め直球中飛
<7回・東京ヤクルト> P・山井
ガイエル内低めスライダー外れ四球、
宮本内低め直球見三振、
田中浩康内スライダー・
カットのようなスイング二ゴロ4-6-3併殺・山井ホッ
<8回・東京ヤクルト> P・浅尾
相川内高め直球右中間飛、代打飯原外フォーク中飛、
福地外外れ四球、川島慶三外スライダー中飛前進キャッチ
<8回ウラ・中日> P・木田
英智内直球高いバウンド三ゴロ、
代打立浪外直球流すも三ゴロ、代打谷繁中直球三正面ゴロ
<9回・東京ヤクルト> P・岩瀬
青木内シュート高いバウンド二塁内野安打、
デントナ内直球中前落ちるヒット・代走野口、
無死一、二塁から、ガイエル中高めスライダー伸びなし一邪飛、
1死一、二塁から、宮本中高め直球二インフィールド飛、
2死一、二塁から、田中浩康外シュート右正面飛、試合終了。
【ゲームレビュー】
山本昌が今季初勝利
山本昌が6イニング3安打1失点で1年ぶりの勝利を挙げた。
6回に一発を浴びたが、それ以外は安定していた。
打線は1回に和田の犠飛で先制。
5回に森野の犠飛と井上の左前打で2点を加えた。
東京ヤクルトは2度目の6連敗で借金5。
(公式サイト、共同通信社、ニッカン式スコア)
ともに今季はファーム暮らしが長く、
顔を真っ黒にしながら、若竜と汗を流してきた2人。
まずは、27打席目の初安打となった井上のタイムリー。
5回2死一、三塁から、ユウキの内角球に
バットを折られながらも、レフト前に落とした貴重な一打。
そろそろヒットが出るんじゃないかとは思っていましたが、
決して会心ではないものの、逆にああいう当たりだったことが、
かえってよかったんじゃないかなと。
本人も一塁上でウルウル状態でしたが、ほんと感動しましたね。
まだこれで終わりじゃないですが、ようやく落ち着くでしょうし、
今後も味のある活躍をさらに期待したいところです。
そしてそれとともに、いや、それ以上にうれしかったのは、
やはり今季4度目の登板で「初勝利」を挙げた昌さん。
ようやく1軍に勝って、帰ってきてくれました!
先発の谷間となっていたこのゲームでしたが、
正直、自分的には山井が来るんじゃないかと思っていました。
しかし中スポの予想が的中し、再昇格即先発。
ただ立ち上がり、やはり上がっていたようで動きが硬かったですね。
真っすぐのスピードこそ、140キロが出ていましたが、
球威、制球ともに今ひとつで、ファウルで粘られる始末。
これまであまりコンビを組んでいない小山との息も
合っていないのではと、多少心配気味に見ていましたが、
2死一、三塁のピンチで、ガイエルを詰まらせたのが大きかったですね。
相手先発のユウキが昌さん以上に制球定まらず、
直後の1回ウラ、2四球を絡めて和田の犠飛で先制。
満塁のチャンスにもかかわらず、援護は1点のみでしたが、
その1点が逆に適度な緊張感となったのかも。
しかし援護をもらった2回以降の
御大の投球は素晴らしかったですね。
CS解説の権藤さんも言っていましたが、まさに「躍動」。
緩急を使い、テンポ良くアウトを重ねるさまは、
それまでの1軍登板では見ることができなかった姿。
それはやはり暑いなか、ファームでローテーションで投げ続け、
結果を残してきた力と、ようやく来たチャンスを
絶対逃さないという強い気持ちがあったからじゃないかなと。
中盤以降、若干外野に飛ばされはじめるも、
センターの英智を中心にバックも好捕。
そして5回には森野の犠飛と井上の涙の適時打でさらなる援護。
3点差になって勝利を確信したか、
6回に初球甘く入って、川島慶三に一発をあびたものの、
それを含めてもわずか3安打、4奪三振1四球。
6イニングを100球で投げきり、ようやく掴んだ通算205勝目。
それは同時に、セ・リーグ新記録となる22年連続勝利に。
44歳の誕生日をまさか0勝のまま過ごすとは
おそらく昌さん本人も考えていなかったでしょうし、
得意の夏を過ぎ、秋となってからの初勝利となりましたが、
逆に遅れたことが、26年にもなるプロ生活において、
違った意味での1ページとなり、
さらなる投球の「深み」というものにつなげられるのでは。
確かに今季は若い投手が成長して、
自身の調子がよくても1軍に上がれない。
ある意味フラストレーションもたまったかもしれませんが、
それでも気持ちを切らさず、頑張ってきた。
野球の神様もしっかり見ていてくれたようで、よかったですね。
もちろんファンとしても、おそらく今季はダメだろう。
このまま1つも勝てないんじゃないかと思っていましたが、
ここに来て、終盤大事な時期に来て、
昌さんの復活勝利が見ることができて、とてもうれしかったです。
まあ次週は9連戦もありますし、
今回の好投で次のチャンスももらえたでしょう。
喜びもひとしおとは思いますが、1勝ではダメ。
残り試合は少ないものの、さらに勝ち続け、
ベンチの信頼をさらに高めていってほしい。
夢の日本シリーズ初勝利のためにも、
今季「最後まで頑張って」、
さらに勝利に貢献する姿を楽しみにしたいと思います。
それでは久々となる昌さんのお立ち台トーク、お楽しみ下さい!
☆ウィナーズ・ボイス(11日)
◎山本昌
<6イニング3安打1失点で今季初勝利を挙げる>
「(白星を待ちわびていたファンの大歓声に応えて下さい)
いやあのう、ね、本当にあのう、ありがたいですね。はい。
うれしいです。はい。
(通算205個目の白星、道のりは長かった、遠かった)
ええあのう、ね、えー、本当に苦労しましたけど、
まあでも、こういう日がくると思って、
えー、頑張っといてよかったなと思います。
(6月以来の先発。顔も真っ黒に日焼けして
若い選手たちと一緒に混じって3カ月間、
どのような気持ちで過ごしていたか)
いやあのう、ね、こういう風に、あのう、
えー、必ずチャンスがくると思ってね。
えー、気持ちを切らずに頑張ってました。はい。
(初回はちょっと緊張感があったか)
そうですね。ちょっとあのうね、
えー、立ち上がり苦労しましたけど、
まあでもあのう、小山が良いリードしてくれましたんで、
えー、本当助かりました。
(すいぶんと飛ばしてMAX140キロ、今日の投球を振り返って)
えー、あのう、途中からね、
えー、コントロールも、えー、良くなってきて、
まあもう1回くらい投げたかったんですけども、はい(笑)。
(9月に入っての白星は自身でも予想外だったと思うが、
改めてこの白星の意味、何か違いがあるか)
ええ、あのう、ね、本当にあのう、
ここまで時間がかかったってのは初めてなんですけど、
まだこれからね、大事な試合もありますし、
えー、頑張っていきたいなと思います。
(これで22年連続の白星、大野豊氏の21年連続を抜いて、
セ・リーグでまた1つ、勲章を手に入れた)
(大歓声に)ええあのう、本当に…(大歓声)
ね、何かすごいですね。はい。
(ただこれは通過点。また次に向けて、クライマックス、
日本シリーズに向けての頼もしい初白星。その辺りは)
いえ、あのう、そこのね、
そこで頑張るために頑張ってきてますんで、
え-、今度こそ最後まで頑張りたいと思います。はい。
(次の投球も大いに期待しています、
その拍手にもう一度応えてください)
え、頑張ります、はい」
<先発談話>
「最後の1点がもったいなかったけど、
久しぶりにしては責任回数をしっかり投げて、良かったかなと思います」
<プロ初勝利を挙げた1988年から
セ・リーグ新記録となる22年連続勝利となったが、
会心の笑顔をのぞかせて>
「ピンとこないが、すごいことなんだろうなと思う。
そんなに続けられたのは、自分でもびっくり。
(体が)丈夫なんだなと。周りの人のおかげです」
<ファーム生活は炎天下、屋外練習の毎日。
投げるたびに白い二の腕が見え隠れした。
26年目。ポストシーズンに向け、頼りがいある『兄貴』が戻ってきた>
「1軍に合流して、違う世界みたい。
これで落ち着いてやれるかな。次のステージもある」
(カメラブログ、サンスポ、時事通信、毎日jp、ニッカン)
<みなさまのお陰で22年連続勝利を記録することができました>
『5回に一樹君が今季初ヒットを打ったところで、
きょうはいけるんじゃないかと思いました。
ずっと2軍で一緒に頑張ってきた仲間ですしね。
直後にホームラン打たれてちゃ、シャレにもなりませんが(汗)。
それから小山君もいいリードをしてくれたし、
英智君をはじめバックのみんなも好守備でもり立ててくれて、
気持ちよく投げられました。
それに、今日の大歓声ももちろん、
2軍戦でもいただいたたくさんの応援にも感謝します。
40歳過ぎて2軍で100イニングも投げるとは思いませんでしたが
「もういいです」って思わずに投げ続けてきて本当によかった。』
(「山本昌公式ホームページ」より引用)
○森バッテリーチーフコーチ
<9月1日からの広島3連戦でチェン・川井・吉見が先発して3連敗。
3人の経験不足を指摘する一方で、ベテランの復調を信じていた>
「下(2軍)にはマサ(山本昌)がいる」
(毎日jp)
○井上一樹
<今季27打席目での初安打は貴重な追加点となる左前打。
2-0の5回2死一、三塁で、バットを折りながらも左前へ落とすと、
一塁ベース上で目を潤ませた。20年目・38歳は感激の面持ちで>
「チームの皆に迷惑と心配をかけていたから、
プロ野球生活で一番うれしいヒットかもしれない。
ヒットを打つのはこんなに難しいものかと身に染みた。
試合後にメールがパンクするぐらいきて、
いろんな人の支えがあったんだなと感じた。
この時期にヒットを打ってないのは自分でも予想だにしなかった。
野球人生の中でも大きな1本だった」
(公式ブログ、カメラブログ、サンスポ、時事通信)
○和田一浩
<初回1死満塁、右翼に大きな先制犠飛を放つ。
3カ月ぶりに1軍のマウンドに上がった
ベテラン山本昌を、初回からしっかりと援護して>
「先制のチャンスだったので、最低限の仕事はできました」
(カメラブログ、毎日jp、ニッカン)
○落合監督
<会見室に登場すると微笑を浮かべ>
「何かしゃべんなきゃいけないの?」
<今季初勝利の山本昌の投球に>
「まあまあじゃないの?」
(中スポ、サンスポ、毎日jp)



御大勝ちましたね

昨夜の1勝は何倍も嬉しかったと思います。
でも昌さんお帰りなさい!と、言った感じですね。
タンちゃん1号も、こういう投球術を
学んでほしいです
一樹もやっとでしたね
この1本がきっかけになればと思います。
それにしても名古屋は
ぽいですね。
屋根付きなので良いのですが・・・・。
降らないでほしいです(笑
投稿: dai | 2009年9月12日 (土) 08時09分
いつもより更新が早いのでびっくりしましたが、

今日は現地参戦でしたね
先発は師匠に合わせて小笠原のようですから
勝利の瞬間をしっかりと観てきて下さい
昨日は昌さんの勇姿に感動しました。

助演の一樹にも泣けました
ここへきてのベテラン復活は頼りになります。
日シリの初勝利に向けて昌さんの頑張りに
期待したいと思います
投稿: ギンタロウ。 | 2009年9月12日 (土) 08時37分
ワッと歓喜するというよりも、しみじみと嬉しく
感動に浸れる勝利でした。長く苦闘してきた
2人のベテランが揃って復活! 今シーズン
強く印象に残る試合になったと思います。
昌投手の躍動感、一樹選手の強い気持ちは
チームメイトにもダイレクトに伝わりましたし、
残り20試合を戦う上で、実に大きなプラスに
なったでしょう。価値ある1勝に感謝します。
投稿: ドライチ | 2009年9月12日 (土) 08時41分
みなさんコメントありがとうございます!
その一方で返事が遅れてしまい、本当に申し訳ありませんでした。
>daiさん
まさに「お帰りなさい」というフレーズがぴったりの勝利。
立ち上がりこそやや硬かったですが、
それ以降はファームで汗を流しながら、
投げ込んできた成果の結晶だったのでは思います
東京駅でいきなりの強い雨。
さすがdaiさん、ドームに雨を持ってくるとは
そう思いながら、行きの新幹線に乗ってましたよ。
ただやや滑りはしたものの、
そんなに強い雨ではなくてよかったですね。
>ギンタロウ。さん
新潟遠征を諦めてまで臨む今回のナゴヤ遠征、
なんとか勝ててよかったなと思います。
小笠原投手、やはり自分の期待を裏切りませんでした。
思わず「オレのタカシ」と叫びましたよ
それはさておき、この試合、
両人のベテランの勇姿に自分も涙ものでした。
言われる通り、この時期はベテランの力でしょう。
チームが勢い付きますし、今後も活躍期待しましょう
>ドライチさん
そろそろかなと思いつつ、なかなか出なかった「初」。
ようやく出たなという喜びとともに、
ほんと出てよかったなと安堵の気持ちも出たナイスゲーム。
ここで終わりではないですが、
ポイントになるゲームの1つとなったと思います。
これでついた勢いを大事に残り試合戦ってほしいです!
投稿: Toshikichi | 2009年9月13日 (日) 09時06分