逆転負けで崖っぷち、竜残り3つすべて勝つだけ。
小笠原で取り、チェンで落として実質1勝2敗。
東京ドームでの巨人とのCS第2ステージ第3戦。
前夜同様に立ち上がり、森野の2ランで先制したものの、
力投していた先発・吉見が6回に2者連続弾を浴び同点。
しかし7回にブランコの右前適時打などで2点を返し、
再び勝ち越しながら、8回から登板した浅尾が乱調。
井端の失策で1点差に迫られると、なお2死一、三塁から
痛恨の2点二塁打を浴びてしまい、逆転負け。
日本シリーズ進出へ向け、巨人に王手をかけられたドラゴンズ。
ついに崖っぷちまで追い込まれてしまいました。
◇クライマックス セ 第2ステージ 巨人-中日 第3戦 (23日・東京ドーム | 中日1勝3敗) | ||||||||||
45409人 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R |
中 日 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 4 |
巨 人 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 3 | × | 5 |
[敗] 浅尾(2試合1敗) [D本] 森野2号2ラン | ||||||||||
[Dバッテリー] 吉見、高橋、浅尾 - 谷繁 |
◇対巨人第3戦・スタメン
1 (遊)井端 (4打数1安打)
2 (二)荒木 (5打数3安打)
3 (三)森野 (4打数1安打3打点)
4 (一)ブランコ (4打数1安打1打点)
5 (左)和田 (3打数無安打)
6 (右)平田 (3打数無安打)
7 (中)藤井 (3打数1安打)
8 (捕)谷繁 (3打数無安打)
9 (投)吉見 (2打数無安打)
【イニング経過】
<1回・中日> P・高橋尚成(中18日)
井端外低め直球見三振、荒木外高め直球右前打、
1死一塁から、森野中入るスライダーとらえ・
高く上がり右中間最前列飛び込む2ラン(D 2-0 G)
<1回ウラ・巨人> P・吉見(中4日)
坂本外フォーク遊飛、松本中高めスライダー中前打、
小笠原外フォーク左前落とすヒット、
1死一、二塁から、ラミレス内高めシュート詰まり一邪飛、
2死一、二塁から、亀井内直球詰まり一ゴロ
<2回ウラ・巨人> P・吉見
谷外直球見三振、
阿部外フォーク合わせ右方向・平田及ばず後逸二塁打、
古城外フォーク合わせただけ遊飛、高橋尚成外フォーク空三振
<3回・中日> P・高橋尚成
吉見内直球見三振、井端内直球左前打、
荒木外スクリューバットの先も右翼線落ちるテキサス二塁打、
1死二、三塁から、森野外高め直球手が出ず三振、
2死二、三塁から、ブランコ外スクリュー空三振(6打席連続)
<4回・中日> P・高橋尚成
和田ストレート四球、平田外一杯直球見三振、
藤井内直球左翼線落ちる二塁打、谷繁勝負避け四球、
1死満塁から、吉見初球内直球叩くも二ゴロ4-6-3併殺
<4回ウラ・巨人> P・吉見
ラミレス内抜けたシュート空三振、
亀井外フォーク打ち上げ二飛、谷内直球中飛
<5回・中日> P・高橋尚成
井端内直球空三振、荒木内カーブ空三振、森野内スクリュー空三振
<5回ウラ・巨人> P・吉見
阿部外直球中前打、古城バスターも中飛、
代打イ・スンヨプ外フォーク一二塁間抜くヒット、
1死一、二塁から、坂本内シュート三塁線ゴロ・
森野ベース踏んで二塁送球5-5-4併殺
<6回・中日> P・越智 一・イ・スンヨプ 右・亀井
ブランコ外フォーク空三振(7打席連続)、
和田外スライダー空三振、
平田高め選び四球、藤井内直球外れ四球、
2死一、二塁から、谷繁中直球空三振
<6回ウラ・巨人> P・吉見
松本内直球二ゴロ、小笠原内直球一ゴロ、
2死から、ラミレス初球中入る直球ライナー右越え本塁打(D 2-1 G)
亀井中入るフォーク振り抜かれ
右翼席飛び込む本塁打・二者連続吉見ヒザをつく(D 2-2 G)
<7回・中日> P・越智
代打井上外高めフォーク中前抜けるヒット、井端初球投犠打、
荒木中低めスライダー三遊間抜くヒット、
P・山口
1死一、三塁から、森野外直球叩きつけ二ゴロの間(D 3-2 G)
1死二塁から、ブランコ初球外チェンジアップ・
止めたバット右方向一二塁間抜けていくヒット・
二走荒木本塁突入アウトのタイミングもダイブ・
捕手の背後に手を伸ばしスーパーホームイン(D 4-2 G)
<7回ウラ・巨人> P・高橋
阿部中高め直球空三振、古城外直球左飛、
イ・スンヨプ外フォーク空三振・きっちり
<8回ウラ・巨人> P・浅尾 中・英智 右・藤井
坂本外直球力んで叩きつけ四球、
松本中直球高いバウンド一塁越えるヒット、
小笠原外直球球威勝り左飛、
ラミレス外フォーク一二塁間ゴロ・荒木追いつき好捕、
2死二、三塁から、亀井パーム不規則な遊ゴロ・
井端バウンド合わずファンブル=エラーの間(D 4-3 G)
2死一、三塁から、代打脇谷初球内低め直球フルスイング・
ライトオーバーフェンス直撃2点適時二塁打(D 4-5 G)
2死二塁から、阿部敬遠、
2死一、二塁から、古城中直球左前打・
二走脇谷本塁突入も和田ビーム本塁タッチアウト
<9回・中日> P・クルーン 左・工藤
代打立浪中高め直球手を出し遊飛、
井端外フォーク空三振、荒木中直球叩くも左飛、試合終了。
【ゲームレビュー】
昨日に続き逆転負け
2点リードの8回に登板した浅尾の乱調が誤算。
2死二、三塁から亀井の遊ゴロ失策、
代打・脇谷の右越え2点二塁打で逆転を許した。
攻撃では、1回に森野の2試合連続となる2ランで先制。
同点とされた直後の7回にも2点を勝ち越したが、
9回はクルーンに三者凡退で締められた。
(公式サイト、共同通信社、ニッカン式スコア)
森野が2試合連続の初回2ランを放ち、
その後、チャンスこそ掴めど追加点が挙げられず。
その一方で中4日で先発した吉見が
とてつもなく大きな重圧のなか、
本来の投球を見せて、5回まで無失点の力投。
何とかゲームを作っていたものの、
疲れもきたか、6回2死からラミレス、亀井に
それまでの制球よりもやや甘く入ったところを
逃さず叩かれてしまい、痛恨の2連発。
しかしそれでもあきらめることなく、
直後の7回に、相手セットアッパーの越智を攻め、
井上、荒木のヒットでチャンスを作ると、
代わった山口から森野が二ゴロを放つ間に1点を勝ち越し。
さらに続くブランコが初球のチェンジアップを右方向。
止めたバットのような中途半端なスイングながら、
ボテボテのゴロが一二塁間を抜けていくと、
浅い右前打にもかかわらず、荒木が本塁に突入し、
ややアウトのタイミングのなか、果敢に頭からダイブ。
さらにブロックのほんの隙間にうまく腕で伸ばしてベースタッチ!
まさにスーパーフライスライディングで、
2点目を加えたときには、流れが来たなと思いましたが…。
しかし8回から満を持して登板させた浅尾が乱調。
先頭の坂本にいきなり0-2、谷繁がすぐさまマウンドへ。
強い口調でゲキを入れるも、逆に力んで四球。
さらに森野、井端と次々と声をかけられ、
荒木には好捕で助けられながら、2死までたどり着いたものの、
亀井の遊ゴロがややイレギュラー。それを井端が痛恨のお手玉。
名手のタイムリーエラーにより、4-3と1点差。
思いも寄らぬ展開に動揺する浅尾。
それを見透かしたか、代打に起用された脇谷が、
初球内角低めの150キロをフルスイングすると、
伸びた打球がライトの頭を越える逆転2点タイムリーツーベース。
せっかく引き寄せたはずの流れ。
さらに勝ちパターンの継投をしたにもかかわらず、
自滅のような形で勝ち越し点を献上。
信じられない逆転負けは、これまで以上に
ダメージが大きく残る敗戦となってしまいました。
勝てたはずのゲームを落とし、
王手をかけられてしまった。
チームにとってはとてつもなく悔しい一敗となり、
窮地に追い込まれる状況となってしまいましたが、
こうなってしまうと「勝つか負けるか」ではなく、
残り3試合すべて「勝つか」のみ。
それだけのために、全力を尽くしてもらいたいですね。
正直、勝敗については紙一重だったなと思いますが、
ポストシーズンは結果がすべてですし。
ただまだ3つ勝てば、その先へのステージへ進むことができる。
あと1つ負ければ終わりだと考えるのではなく、
まずは1つ返して、一矢報いる。
その繰り返しで残されているゲームに臨んでほしいなと。
崖っぷちまで追い込まれたなら、あとは這い上がるのみ。
シンプルに勝つことのみに集中できるでしょうし、
余計なことを考えずに一球一球にのめりこんでくれれば。
この日の結果により、相手は勢いに乗ったでしょう。
しかしこのまま終わってしまっては、昨季と同じ結果に。
少しでもの成長があったチームであると思いますし、
まだまだ死んではいない。
たとえ少なかろうが、小さいだろうが、
とにかくゼロになるまでは、絶対に諦めてはいけない。
さらにこういう状況からの底力を見せてほしい。
残された試合が、1つで終わるのか、2つなのか、
それとも3つ目までいくのか、それは神のみぞ知りますが、
望みを託しながら、竜戦士の最後の戦いを熱く見守ろうと思います。
★プレーヤーズ・ボイス(23日)
●浅尾拓也
<満を持して8回から登板したが
先頭の坂本に四球を与えるなど、制球難を露呈。
小笠原とラミレスを打ち取り、2死二、三塁までこぎつけたが、
井端の失策と代打・脇谷の二塁打で逆転を許した。
前日の22日に25歳になった細身の右腕は言葉を絞り出して>
「見たまんまです。(状態は)いつもと同じでした。
気持ちの面では変わったところはなかったんですけど、
自分のせいで…。強い気持ちを持ってマウンドに立ちましたが…。
いつも抑えようと思っているけれど、一発勝負なので。
次、頑張るしかないです」
(中スポ、サンスポ、スポーツ報知、時事通信、
スポニチ、スポニチ名古屋、デイリー)
●谷繁元信
<8回につかまった浅尾について>
「緊張するのは当たり前。それで抑えなきゃいけない」
<重苦しい雰囲気に包まれる中、
ベテランは気持ちの切り替えに懸命>
「きょうはきょう。あしたはあした」
(中スポ、サンスポ、時事通信)
●吉見一起
<先発したが、勝負どころで制球ミスを犯した。
6回2死から、ラミレスに初球の直球が真ん中に、
亀井にはフォークが谷繁の要求よりも内に入り、連続ソロを浴びた。
5回までは持ち前の制球力でフォークやシュートなどを操って
無失点に抑えていたが、6回は中軸に対しあまりに不用意。
ドーピング違反の疑いが持ち上がったさなかの登板ということもあり、
試合後は大勢の報道陣に囲まれたが、
こう繰り返して、足早にバスに乗り込んで>
「何もありません。何も話せません。
何もないんで…。来られても困ります」
(中スポ、スポーツ報知、共同通信社、時事通信、朝日新聞、毎日jp、ニッカン)
●森バッテリーチーフコーチ
<8回、交代という選択を否定。浅尾にこだわった理由は>
「あそこで(高橋)聡文が抑えられるとは限らんだろ。
ことし、うちはどうやって勝ってきたんだ?
それを変えるわけにはいかんだろ。まあ、絶対とは言わんけどな。
来年の今ごろに浅尾が成長していてくれればいい。
去年の聡文がそうだっただろ」
<第1、2打席ではともにシュートを決め球に
一邪飛、三振と完ぺきに抑えていたが、
6回、ラミレスに真ん中へ入った1球を見逃さず、
右翼席へ運ばれた吉見について>
「(外角の)いいところへ投げようとして、シュート回転で中に入った。
あれが『中4日』ということなんだろう」
<それでも強力打線を相手に6イニング2失点なら及第点。
試合はつくった吉見をねぎらって>
「吉見はいい仕事をした」
(中スポ、サンスポ、スポニチ)
●井端弘和
<2点リードの8回2死二、三塁。
亀井の詰まった打球をファンブルし、三塁走者の坂本の生還を許す。
なおも一、三塁から浅尾が脇谷に右越え二塁打を浴び、逆転。
このシリーズも再三の好守でチームを救ってきた遊撃手。
記録が安打でもおかしくない極めて難しい打球。
二塁走者が横切り、前に出られず、
詰まったのが災いして不規則なバウンドとなるなど、
重なった不運にもくちびるをかんで>
「あれはアウトにしないといけなかった。
誰でもアウトにできる打球だった。
もう勝つだけです。あした(24日)勝つしかない」
(中スポ、サンスポ、スポーツ報知、時事通信、スポニチ名古屋、デイリー)
●荒木雅博
<2年ぶりの日本シリーズ出場へ崖っぷちに追い込まれたが、
体内にはまだ熱い炎が燃えている。選手会長は前を向いた。
全員が死力を尽くした。ナインの声を代弁して>
「みんな、一生懸命やってますよ。
向こうも一生懸命やっているワケだし…」
<そのユニホームはアンツーカーの赤い土がこびり付いていた。
『一生懸命』。その熱い象徴だった。
バットでは必死で食らい付き、気迫の3安打。
足は全力で回転させた。7回2死二塁。
ブランコの右前安打で二塁からホームへ向かった。
獲物に食らい付く野生動物のように、頭から飛んで。
ブロックする捕手・阿部の背後の
わずかな空間に左腕を差し込んみ、間一髪セーフ>
「あそこしか空いてなかったから。走りながら見ていました」
<守っても必死のダイブが一時は危機を救った。
2点リードだった8回1死一、二塁。
ラミレスの一、二塁間への打球に飛び付いて捕った。
抜けていれば適時打確実の打球だったが、
心は熱く燃えても、頭は冷静にさえた>
「この間、一度あそこを抜かれていましたから。
2試合前(第1戦・3回2死一塁)に。少しだけ寄ってました」
<まさかの逆転負け。もう後がない。
3戦3連勝しか、日本シリーズへ進む道はない。
だがあきらめない。熱い思いはその姿が物語る>
「何も言うことがないです。
監督が言っていることの意味が分かりますよ」。
(中スポ)
●森野将彦
<1回1死一塁、右中間スタンドへ先制の2点本塁打を放つ。
1死から右前打の荒木を一塁に置いて、
カウント2-1と追い込まれていたものの、
高橋尚成の低めのスライダーを右中間席の最前列まで運んだ。
第1戦は右前適時打、第2戦は右越え2ラン。
そしてこの日は2試合連発となる右中間2ラン。
CS第2ステージで3戦連続で初回に先制点をたたき出して>
「しっかり打てました」
<しかし3回1死二、三塁では見逃し三振に倒れ
連日の逆転負けに試合後は笑顔が消えていた>
「結果はどうあれ、バットを振らずに見逃したのがいけなかった」
<これで3連勝しかない状況となったが、
最後は顔を上げて強い口調で>
「(24日は)もう負けられない。それだけです。
はっきりと負けられなくなったわけだし、
気持ちで負けないようにしたい。思い切ってやる」
(カメラブログ、中スポ、サンスポ、時事通信1、2、スポニチ名古屋、ニッカン)
●トニ・ブランコ
<第2戦の2打席目からこの日の第3打席まで
7打席連続三振とブレーキになっていたが、
7回の4打席目に適時打を放つ。
1点を勝ち越し、なおも2死二塁。
山口の変化球を右前にはじき返して二走の荒木をかえしたが、
逆転負けに、試合後の表情はさえなかった>
「いいところに飛んでくれた。
それにしても荒木さんがよく走ってくれたね」
(カメラブログ、サンスポ)
●井上一樹
<よもやの逆転負けにうつむき選手が目立つ中、
気持ちを切り替えるように一番にロッカールームから出てきた。
気持ちを奮い立たせるように、自らの言葉をかみしめて>
「もう負けられないわけだから、やるしかないでしょう。
与えられたところでやるしかない」
<この日は同点に追いつかれた直後の7回、
吉見の代打で先頭打者で打席に立ったが、
カウント2-2から粘って外角の変化球を
鮮やかに中前に弾き返して、勝ち越しの場面を演出した>
「同点の場面で出て行ったんだから、やるしかないでしょう」
<ポストシーズンを前に1軍に招集されてから
『1日でも長く現役を』と調整を続けてきたが、
チームの日本シリーズ進出を疑う気持ちなどみじんもない。
こんなところでは終わらない。ユニホームを着て名古屋にたどり着く>
「ところで、今日、パ・リーグはどっちが勝った? 楽天か。そうか」
(中スポ)
●立浪和義
<1点を追う9回先頭の場面で代打で登場したが、
クルーンの前に遊飛に倒れた。
カウント1-3からの高め直球に手を出したことを反省して>
「ボール球だったかな」
<きょう24日に負ければ現役最後の試合になるが、気持ちを切り替えて>
「またあした頑張るよ」
(中スポ)
●藤井淳志
<8回、逆転打となった脇谷の打球は無情にも、
この回から右翼に移った自身のグラブをかすめてフェンスを直撃。
敗戦の責任を自らもかぶるかのようにぼうぜん自失。
4回には今ポストシーズン5本目の二塁打を放つなど、
チャンスを演出したが、うなだれつつ球場を後に>
「関係ないです」
(中スポ)
◇渡邉育成コーチ
<左の肋骨を骨折しながら、わずか41日後の
CS第1ステージの東京ヤクルト戦に復帰した藤井。
驚異的な回復スピードの裏には、
二人三脚でリハビリに取り組んだ育成コーチの金言があった。
失意の直後のとある日のナゴヤ球場。
リハビリをこなしている藤井にこう声をかけたという>
「レギュラーシーズンに間に合うように頑張ろうな」
<実は戦線離脱した時点で、シーズンの規定打席までわずか8打席。
そして打率3割までわずか1厘。それを踏まえ17日開幕のCSでなく、
それ以前のレギュラーシーズンを目標にさせたという>
「最初の状態を聞いて、レギュラーシーズンに
間に合うかどうかは微妙かなと思ったんです。
でも可能性がないわけではないし、
CSだけは目標にするより熱が入るはず」
<12年間の現役生活で、チームの結果と
自身の成績の両方を大切にする重要性は知っている。
『できるだけ早く戻りたい』と呪文のように繰り返していた
藤井の前向きな気持ちを促進するための言葉というわけ。
結果的にレギュラーシーズンには間に合わず、
規定打席も打率3割も達成できなかったが、こう話して>
「シーズンに間に合うという高い目標があったからこそ、
CSまでに戻れた部分もあるかもしれない」
(中スポ)
◇伊藤準規
<ドラフト2位ルーキーが宮崎フェニックス・リーグを終え、
名古屋に帰る2軍本隊とは別に羽田着の航空機で東京入り。
この日から1軍に合流した。
宮崎では練習試合を含め4試合に登板。
ストレートは自己最速の153キロを記録したほか、
21日の千葉ロッテ戦では先発して
プロ最長の7イニングを2安打無失点の好投。
精神面も一回り大きくなってきたよう。
この日は出場選手登録されなかったが、
浅尾ら中継ぎ投手と一緒に練習メニューをこなして>
「宮崎で自信が大きくなりました。
自分が必要とされるならとてもうれしいです。
チャンスをもらった時は全力でやります」
(中スポ)
●落合監督
<一時は勝ち越しながら、終盤の勝ちパターンが崩れ、
逆転で巨人に王手をかけられるたが、多くを語らず。
時折うすら笑いを浮かべながら、帰りのバスに向かい>
「何もない。同じ質問はするな。
何を聞きたいのかはよく分かっているが。聞くな」
<『聞くな』は『察しろ』という意味?>
「察しろと言うわけじゃない。
オレがこの世界で何年メシを食ってきたと思っているんだ。
新聞記者が何を聞こうとしているかぐらいは分かる」
(中スポ、サンスポ、スポーツ報知、共同通信社、時事通信、
朝日新聞、毎日jp、スポニチ名古屋、ニッカン、デイリー)
ドラゴンズトピックス(23日)
◇西脇球団代表
<吉見がドーピング違反の疑いのある点滴を受けた問題で、
中日球団はこの日、日本プロ野球組織の医事委員会から
求められていたカルテを提出。担当医師の立ち会いの下、
吉見の1年分のカルテをファクスで送ったという>
「問題となっているのは静脈内注入だが、
医療行為であれば問題ないということだった。
それがカルテできっちり判断されるかどうか。
出すものは出したので、あとはNPBがどう判断するか。
(ほかの選手の調査は)吉見の判断次第。
それによってはその必要性が出てくるかもしれない」
(中スポ、スポーツ報知、共同通信社、時事通信、スポニチ、ニッカン)
◆下田事務局長(日本プロ野球組織)
<NPBの医事委員会がこの日、東京都内で開かれ、
中日から提出された吉見のカルテなどについて審議したが、
結論は出ず。週明けにも判断する方針>
「結論は出ていない。医事委員会としての結論を、と考えている。
ドクターは早く結論を出した方がいいとは言っているが、
週明けになるかもしれない。なるべく早く結論を出したい」
(中スポ、スポーツ報知、毎日jp、スポニチ、ニッカン)
ベンチワークで自滅したのは明白であり、すでに
自分のブログで散々書いたので繰り返しませんが、
力投した吉見投手のためにも、なんとしても
勝たなければなりませんでしたね。
こういう試合を現地で観てしまうと、正直、
気持ちの切り替えは難しいですが、なんとか
今日の入場までには…と思っています。
ここで諦めて終戦では、哀しすぎますので。
投稿: ドライチ | 2009年10月24日 (土) 11時10分
8回はいったい何だったのでしょうか(苦笑
野球の流れ(先頭打者への四球)は怖いですね
ただ荒木のヘッスラとか、これぞプロ的な
プレーも見れたので負けはしましたが
ドラゴンズらしさは出てたと思います。
今日の観戦が最後にならないように
絶対、勝って26日まで試合を続けてほしいです
投稿: dai | 2009年10月24日 (土) 12時46分
ひとつのプレー。一打席のミス。守備のミス。
そういうもので、崩れかけたとき、ドラゴンズは脆いのかも知れません。
昨年、監督が「うちには、小笠原も金本もいないということか」
というような、めずらしく愚痴に近いことを言っていましたが、もっと突き抜ける選手が必要なのでは。
巨人でいえば、小笠原、ラミレスのような。
吉見もチェンも浅尾を、考えてみれば、去年ブレイクしたわけで……。
今年は、中田、朝倉の不調が最後まで響いたということでしょうか。
いずれにしても、練習も研究もまじめな選手が、心の弱さで負けるのは、何ともつらいです。
でも、どんなスポーツも、結局は個人の個性、心の安定力、強さにかかっている気がします。
その意味では、来年以降、どうすればいいのでしょうか。
落合政権は、もう、巨人には勝てないような気すらしてきました。
中田投手、奇跡を起こしてください。
投稿: ドラファン6年生 | 2009年10月24日 (土) 13時45分
みなさんコメントありがとうございます!
>ドライチさん
観戦おつかれさまでした。
自滅の仕方が仕方だっただけに、
今後に大きく影響した一敗だったと思います
相手を乗せてしまいましたが、
なんとか切り替えて、歯止めをかけないと。
>daiさん
先頭への2球目で谷繁捕手が早々とマウンドへ行きましたが、
それが嫌な流れへの前兆となってしまいましたね。
荒木選手のスーパーフライは本当にしびれました
ああいうプレーが動物的にできるのがプロなんでしょうね
>ドラファン6年生さん
短期決戦でやってはいけない一つのミス。
犯したことが目立った方が自然と負けにつながるのでしょう
突き抜ける選手、レギュラー時代の立浪選手がそうでしたが、
その立浪選手も今季で引退。
チームリーダーがいない来季、
精神的な支柱に誰が担うのか注目したい部分でもありますね
投稿: Toshikichi | 2009年10月25日 (日) 11時54分