チェン魔さか痛恨被弾、竜初戦黒星早くも土俵際。
日本シリーズ出場権を争うクライマックスシリーズ。
セ・リーグの第1ステージがこの日、開幕しました。
レギュラーシーズン2位のドラゴンズと。
3位の東京ヤクルトが相対したナゴヤドームでの第1戦。
4回、和田の本塁打で先制したドラゴンズは、
続く5回にも井端の適時打で理想的に追加点。
しかし6回1死一、三塁のチャンスを逸した直後、
力強い投球を見せていた先発・チェンが捕まり、
青木の適時打とデントナの2ランでまさかの逆転劇。
その後は東京ヤクルトの継投に寄り切られ、CS初戦初黒星。
痛い星を落とし、早くも土俵際まで追い込まれてしまいました。
◇クライマックス セ 第1ステージ 中日-東京ヤクルト 第1戦 (17日・ナゴヤドーム | 中日1敗) | ||||||||||
38391人 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R |
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 3 |
中 日 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
[敗] チェン(1試合1敗) [D本] 和田1号 | ||||||||||
[Dバッテリー] チェン、浅尾、高橋 - 谷繁 |
◇対東京ヤクルト第1戦・スタメン
1 (遊)井端 (4打数1安打1打点)
2 (二)荒木 (3打数無安打)
3 (三)森野 (4打数1安打)
4 (一)ブランコ (4打数1安打)
5 (左)和田 (3打数2安打1打点)
6 (捕)谷繁 (4打数無安打)
7 (右)藤井 (4打数3安打)
8 (中)英智 (1打数無安打)
9 (投)チェン (2打数無安打)
【イニング経過】
<1回・東京ヤクルト> P・チェン(中5日)
福地初球外直球遊ゴロ、田中浩康外フォーク空三振、
宮本内高め150キロバットへし折り遊ゴロ
<1回ウラ・中日> P・石川(中8日)
井端内カットボール高いバウンド三ゴロ、
荒木初球中シュート遊ゴロ、森野外低め直球投ゴロ
<2回・東京ヤクルト> P・チェン
青木内直球高いバウンド三ゴロ、デントナ内外れ四球、
ガイエル外直球二塁寄りゴロ井端飛びつき好捕6-6-3併殺
<2回ウラ・中日> P・石川
ブランコ内高めカット高いバウンド遊内野安打、
和田外シンカー遊正面6-4-3併殺、谷繁外シンカー空三振
<3回ウラ・中日> P・石川
藤井中入る直球右越えフェンス直撃二塁打、
英智初球投犠打、
1死三塁から、チェン初球内シュート三正面ゴロ・
ゴロゴー藤井本塁タッチアウト、
井端ストレート四球、
2死一、二塁から、荒木外シンカー高いバウンド三ゴロ
<4回ウラ・中日> P・石川
森野粘って中直球左飛、ブランコ初球外シンカー三ゴロ、
2死から、和田初球中入るシンカー狙い打ち・
ライナー左中間スタンド飛び込む本塁打(D 1-0 S)
<5回・東京ヤクルト> P・チェン
青木粘って中スライダー三遊間抜くヒット、
デントナ内低め直球ズバッと空三振、
ガイエル外直球見三振、
畠山内沈むスライダー空三振・チェン吠えてガッツポーズ
<5回ウラ・中日> P・石川
藤井中カット引っ張り左翼線二塁打、
英智捕犠打、チェン中シンカー一ゴロ、
2死三塁から、井端初球外シンカー右前運ぶ適時打(D 2-0 S)
<6回・東京ヤクルト> P・チェン
川本内149キロ空三振、石川当てただけ投ゴロ、
福地外高めフォーク右飛
<6回ウラ・中日> P・石川
森野中低めシンカー中前弾き返すヒット、
ブランコ初球高めカット遊ゴロ6-4二封のみ、
和田外シンカー反応中前打・エンドランブランコ三進、
1死一、三塁から、谷繁3球目内高めカット・
スクイズ敢行もファウルで失敗、4球目中低め直球見三振、
2死一、三塁から、藤井外直球捉えるも二正面直
<7回・東京ヤクルト> P・チェン
田中浩康外直球右翼線落とす二塁打、
宮本外直球高いバウンド一ゴロ進塁打、
1死三塁から、青木内高め直球・
詰まりながら三遊間抜いていく適時打(D 2-1 S)
1死一塁から、デントナ高め甘く入るスライダー・
打った瞬間左中間席飛び込む2ラン本塁打(D 2-3 S)
ガイエル中高め直球一二塁間抜くヒット、
畠山内直球詰まり左飛、川本内低め外れ四球、
2死一、二塁から、代打野口内スライダー二飛
<7回ウラ・中日> P・押本 三・吉本
英智外フォーク高いバウンド遊ゴロ、
代打野本粘るも中フォーク一ゴロ、井端外低め直球見三振
<8回・東京ヤクルト> P・浅尾
福地中フォーク高いバウンド投ゴロ、
田中浩康高め直球空三振、宮本初球外直球二ゴロ
<8回ウラ・中日> P・五十嵐
荒木ストレート四球、
森野4球目荒木二盗、森野外フォーク投ゴロ・荒木進めず、
ブランコ外高め直球三塁線ゴロ・荒木進めず、
和田勝負避けられ四球、
P・イム・チャンヨン
2死一、二塁から、谷繁粘るも高め釣り球空三振
<9回・東京ヤクルト> P・高橋
青木中直球左直、デントナ中フォークタイミング外し空三振、
ガイエル外直球高いバウンド二ゴロ
<9回ウラ・中日> P・イム・チャンヨン 一・ユウイチ
藤井外フォーク当てただけも遊内野安打、英智初球投犠打、
1死二塁から、代打立浪外直球力負け左飛、
2死二塁から、井端外スライダー二正面ゴロ、試合終了。
【ゲームレビュー】
逆転負けでCS黒星発進
和田のソロなどで5回までに2点をリードし、
先発・チェンも速球を武器に
6回まで1安打無失点と好投したが、7回に3点を失った。
この回、東京ヤクルトは1死三塁で青木が左前打して1点差として、
続くデントナが左中間へ2点本塁打を放った。
先発の石川は持ち味の緩急を使った投球で
6イニング2失点と粘り、勝利を呼び込んだ。
(公式サイト、共同通信社、ニッカン式スコア)
これぞまさに『短期決戦』ならではの勝ち方。
そんな感じを抱くこととなったゲームでしたね。
チェン-石川と両軍左腕エースを持ってきての初戦。
序盤は投手戦ながら、4回2死から和田の一発で均衡を破ると、
5回には復帰した藤井の二塁打からのチャンスで
井端がお得意の右打ちによるタイムリーで追加点。
2点の援護をもらったチェンは、ツバメ打線相手に快投。
5回には先頭の青木にこの日チーム初安打を許したものの、
デントナ、ガイエル、そして畠山を三者連続三振。
さすが12球団ナンバーワン左腕といえる投球に
思わずしびれてしまいましたが、後半その流れが徐々に変化。
きっかけとなったのは、6回ウラ。
和田のエンドランで1死一、三塁のチャンスで
迎えるは、6番・谷繁。
良い形で攻め込んであと1点でも奪えれば、完全にこちらのペース。
そんなムードのなか、ベンチは絶妙な作戦、
3球目になんとスクイズ敢行のサイン。
三塁走者がブランコでしたし、全く予期できませんでしたが、
これを200犠打のバントの名手・谷繁が一塁側に転がすも、
ボールはラインの外に切れてしまい、ファウル…。
失敗に終わったショックもあったか続く4球目を見逃し三振。
さらにこの日ラッキーボーイの藤井が
外角直球を捉えるも、惜しくも二塁正面ライナー。
結果的には、ここで決めきれなかったことが、
「魔の7回」へとつながってしまいましたね。
そしてやや重い?のムードのまま迎えた7回、
それまで1安打に抑え込んでいたチェンが
やはり飛ばしてきた疲れもあったか、
先頭の田中浩康に直球を叩かれ、
右翼線にスーッと落とされると、
続く宮本にはあっさりと一ゴロ進塁打、
さらに青木には内への直球をうまく叩かれ、
詰まりながらも三遊間を抜いていく適時打で1点差。
ただここで止めておけばよかったものの、
左腕には、はね返す力が残ってなかったようですね。
迎えるは一発のある5番・デントナ。
それまでの打席こそうまく抑えていたものの、
初球、外角への直球が外れた2球目、
高めに甘く入ったスライダーを強振されると、
高々と上がった打球は、東京ヤクルトファンの埋まる
左中間ビジター応援ゾーンへ飛び込む逆転2ラン。
見ていた自分も投げた瞬間に思わず
「ウソだー!!」と叫んでしまいましたが、
それぐらい信じられない甘い失投。
それを逃さずに捉えられ、もっていかれての痛恨劇。
シリーズ前に敵将が話していた勝利プラン、
「数少ないワンチャンスを生かして勝つ」を
まんまに遂行されての逆転負け。
短期決戦で絶対に欲しい先手を取られてしまい、
ドラゴンズはまさに土俵際へと追い込まれてしまいました。
中盤まで完全に
ペースを掴んでいただけに
まさかの逆転負けには、
かなりのショックを受けましたね。
相手にとっては、まさにしてやったり。
圧倒的な内容で放ってきたチェンでしたが、
今季これまでの大一番同様、
またしても投げきれずに、
悔やまれる逆転被弾。
「内容よりも結果」が鉄則の短期決戦。
そのセオリー通りに散ってしまった印象が。
疲れも出たかもしれませんが、まさに一瞬のスキ。
頑張っていたのは、誰もが見て承知の通り。
ただ少しでもスキを見せてしまえば、
やられるのが短期決戦。
それを肌で感じることとなりましたね。
劣勢になったことで、次があるかどうかは分からない。
ただ雪辱の機会が得られたなら、この悔しさを生かしてほしい。
その機会が来ることをファンとしては祈りたいです。
まあチェンの失投が確かに痛かったのですが、
あと一押しできなかった打線にも敗因がありますね。
復帰即スタメンに抜てきされた藤井の猛打賞は
チームとしてはまさに光明でしたが、
ここ一番での集中力では相手に分があったような。
さらに期待していた『経験』を生かせた選手が少なかったかなと。
経験+集中力、これが残り2試合で連勝して
次のステージへ進むために必要な要素といえるでしょう。
ドラゴンズにとっては、クライマックス3年目で初の黒星発進。
さらに相手の中軸にやられたことで、勢いをつけさせたのは痛い。
しかしそんなことばかり言ってられず、
ここまで来たら一戦一戦を「勝つのみ」。
相手はキラー・館山を立てて連勝を狙ってくるでしょう。
ただ窮地には立ったもの、逆にスイッチも入ったでしょうし、
まずは2戦目をしっかり取り返して、タイにすること。
そのためにはチーム一丸となって、キラーを叩く。
ここぞの踏ん張りを願いながら、戦いを見守りたいと思います。
★プレーヤーズ・ボイス(17日)
●チェン・ウェイン
<立ち上がりから150キロ超す直球を中心に力で押して、
5回に先頭の青木に初安打を許したが、後続を三者三振。
崩れる気配は全くなかったが、7回突如暗転。
先頭の田中浩康に直球を簡単にはじき返されて
二塁打とされると、青木に左前適時打を許し1点差に迫られる。
さらに続くデントナに抜けたスライダーを
完ぺきにとらえられ、痛恨の逆転2ラン。
悔やんでも悔やみきれない1球になって>
「ホームランを打たれたのは甘く入ってしまったので悔やまれます。
ストライクがほしいところだった。甘くなってしまった。
今日は一球もミスできない試合だったのに。
疲れは全然、関係ないです。スクイズ失敗は気にしていない。
序盤は良かったけどあの1球だけ。コントロールミスです」
<借りを返すためにも、祈る。仲間がヤクルトを連破し、
巨人戦でチャンスが巡ってくることを願うことしかできない>
「応援するしかない。
勝てる試合だったのに自分のせいで負けてしまった。
今年一番くやしい試合かもしれない」
(中スポ、中日新聞、スポーツ報知、時事通信、朝日新聞、スポニチ名古屋)
●森バッテリーチーフコーチ
<7回大乱調のチェンについて、早口でまくしたてて>
「仕方ない。投げたくてあそこに投げたわけじゃない。
前半が良くても打たれたらパーだ。
あいつは、ああいうところがなくなればもっと勝てるんだろうが。
打たれながらも2点に抑えた相手の石川の方が良かったということだ」
(中日新聞、スポーツ報知、時事通信)
●谷繁元信
<6番に入ったが、ブレーキになった。
2-0の6回1死一、三塁でスクイズのサイン。
だが、カウント1-1で甘く入った高めのカットボールを
当てたが、ファウルにしてしまい失敗。
続く直球に手が出ず、結局見逃し三振。
8回にも走者を2人置いて空振り三振に倒れるなど、
この日は無安打で3三振に終わって>
「どっちかで1点でも入っていたら勝てる試合だったと思う。
(スクイズは)決めないと駄目。成功させなきゃいけなかった。
(ベンチから)出たサインに対して…。できる球だったから」
<マスクをかぶっては先発・チェンの力強い投球をリードしたが、
7回に手痛い逆転を許す。正捕手は一身に責めを負って>
「僕のスクイズ失敗で流れが変わった。
あのバント失敗で、先頭がツーベースという形になっちゃったから」
(中スポ、共同通信社、時事通信)
●和田一浩
<0-0で迎えた4回2死、先制のソロ本塁打を放つ。
待ち構えていたところに石川の初球のシンカーが真ん中へ。
少し驚きながらも見逃さずにバックスクリーン左へたたき込み、
貴重な先制点をもたらして>
「甘い球が来たら初球からいくつもりでいたのですが、
ど真ん中にきた。先制点が大事だと思っていた」
<6回1死一塁ではフルカウントから中前打。
そして8回は五十嵐から敬遠気味の四球で出塁。
本塁打を含む2安打1四球と気を吐いたが、
チームが負けただけに笑顔はない。
自らに言い聞かせるように話して>
「きょうはきょうで終わったから、
あしたから切り替えてやるしかありません」
<ふだんと同じ行動を取ったのが、
シーズン同様の活躍につながったのかもしれない。
大一番の試合前ではあったが、特別な験は担いでいなかった。
タイの尾頭付きを食べたか、の問いにはこう笑い、
球場入りする前はいつも通り、パンをかじったという>
「何もしていないですよ」
<第2戦先発に有力視される館山は苦手とする右腕だが
自身は今季17打数6安打で打率.353。1本塁打も挙げている。
今回こそやり返すしかない>
「(好調の理由は)休みがあったので、
体の疲れが取れた部分はあると思います。
あしたは初回から仕掛けていくしかありません。
打てる球をしっかりと打って楽に投げさせないようにしたい」
(中スポ、サンスポ、共同通信社、毎日jp、スポニチ名古屋、ニッカン)
●井端弘和
<5回2死三塁、右前にタイムリーヒットを放つ>
「チェンも頑張ってますし、追加点が取れてよかったです」
<適時打を放ったが、チームは逆転負け>
「あす負けたら終わり。あした勝つしかない。
悔しいね。でも気持ちを切り替えて、きょうと同じことをしたい」
(カメラブログ、中スポ、サンスポ、時事通信)
●藤井淳志
<1点ビハインドの9回、イム・チャンヨンのフォークを
食らいつくようにしてバットに当てた。
打ち損じたような打球が三遊間へ転がる間、全力で一塁へ駆け込んだ。
間一髪セーフで無死一塁。今季3打数3安打と得意にしている
敵の守護神を揺さぶったが、最後は後続が倒れて敗戦が決まり、
走りながら悔しそうに天を仰いで>
「何とかしたかった」
<これが『復帰戦』だったとは信じられない。
第1打席でライトオーバーの二塁打を放つと、
5回は左翼線へ思い切り引っ張り、
2打席連続となる二塁打で追加点のチャンスメーク。
俊足を生かした9回の内野安打を含め、堂々の猛打賞。
唯一アウトになった6回2死一、三塁の場面も、二塁への強烈なライナー。
本人は残念がったが、打撃内容には非の打ちどころがなかった>
「一番大事なところで凡退してしまった。勝ちにつながらないと…。
次は何とかそういうところで打てるように頑張ります」
<故障は完ぺきに癒えたわけではない。
痛めたわき腹には今もアイシングが欠かせない。
それでも決して弱音をはかない。
今季は開幕前から「全力」だった。
故障明けだとしてもスタイルは何も変わらない。
CS突破の可能性がある限り、前を向いて走り続ける>
「まったく痛くないと言えばウソになります。
でも骨がくっついていると医者が言った以上、僕の中では治っている。
そう自分に言い聞かせています。
怖さ? そんなことを考えるなら
野球選手をやめなきゃなりません。いくからには全力です」
<やっと戻ってきた最高の舞台。落ち込んでなどいられない。
きょう先発が予想される館山には打率.385、
そして守護神イム・チャンヨンには10割(4打数4安打)の相性を誇る。
その言葉が選手たちの気持ちを代弁して>
「とにかく勝ちにつながるプレーをしたい。まだ試合があるわけですから」
(中スポ、ニッカン)
●荒木雅博
<1点を追う8回先頭から四球で出塁すると、
続く森野の打席で盗塁に成功。
得点につながらなかったが。存在感は見せた。
リベンジに向けて気合を入れ直して>
「言い訳になるけど久々の試合で最初は体が動かなかった。
でもこれであしたは動く。がけっぷちですけど頑張ります」
(中スポ)
●高橋聡文
<3番手で9回に登板。
前の打席で2ランのデントナを空振り三振に仕留めるなど、
三者凡退に封じたが、悔しそうに話して>
「抑えられたことはよかったけど、負けてしまったので…」
<第2戦に気持ちを切り替えて>
「明日も出番があれば、同じように投げたい」
(中スポ)
◆山本昌
<ナゴヤ球場で黙々と調整を続けている。
2軍の大半は宮崎に遠征中で、名古屋残留組はわずか9人。
多くが故障からの回復過程など、苦しい時を耐えているが、
その中でベテランのひときわ明るい笑顔が目立つ。
平井を相手にキャッチボールの後、
ゴロ捕では併殺練習のショート役を務めたり、雰囲気をつくっている。
具体的目標が定めにくい調整かもしれない。自身も霧の中にいるようだ>
「照準? わからないよ」
<フェニックス・リーグの序盤で登板することも考えられたが、
結局名古屋に残留。今のところリーグ戦の登板予定はないという。
それでも気持ちは切らしていない。
この日はブルペン入りせず、約2時間で球場を引き上げたが、
常に臨戦態勢に入れるよう、心身ともにコントロールしている。
有事の際は1軍合流することも可能な状態。
『いざ鎌倉』に向けてつめを研ぐことを忘れてはいない>
「投げられるようにしているよ。いつでも? そういうことだね」
(中スポ)
◇稲葉投手コーチ
<フェニックス・リーグは22日までで、
今のところ登板の予定がない山本昌について>
「宮崎の予定はありませんが、(CSも含めて)何があるかわからない。
おおよそ2日や3日に1度のペースで投げさせて準備しています」
(中スポ)
●落合監督
<3年連続の進出となったCS第1ステージで、初めて初戦に敗北。
険しい顔で会見場に現れ、試合後の会見を10秒で切り上げて>
「質問、ないだろ。
短期決戦というのはゲーム内容じゃない。
勝ったか、負けたか。それだけ。
ゲーム内容は、まるっきり関係ない。それが短期決戦の鉄則だ」
(中スポ、中日新聞、サンスポ、スポーツ報知、
時事通信、毎日jp、スポニチ名古屋、ニッカン、デイリー)
今日の公示。(17日)
◆セ・リーグ
【出場選手登録】
△中日 朝倉健太投手、鈴木義広投手、
藤井淳志外野手、井上一樹外野手
(公式サイト、共同通信社)
若竜トピックス(17日)
◆みやざきフェニックス・リーグ
湘南-中日
(17日・久峰野球場)
D 000 000 000 =0
SR 001 121 01× =6
[D本] なし
[Dバッテリー] 清水昭信、佐藤亮太、齊藤 - 前田
(公式サイト・戦評、フェニックスリーグ公式)
●澤井道久
<フェニックス・リーグの湘南戦(久峰)で
二塁打を含む4打数3安打の大活躍。
ポストシーズンでの1軍昇格に向けて猛アピール。
9回の第4打席。元チームメートの左腕・石井裕也の2球目、
真ん中高めの直球をとらえた打球は
中堅手・関口の頭上を越え、外野フェンスまで転がった。
スタンディングで二塁に達し、3安打の固め打ちを決めて>
「(石井の)球筋は分かっていたので思い切って振り抜けました」
<4回は俊足を生かして二塁内野安打、
6回には右前へ痛烈な打球できっちりはじき返した。
左右両打ちだが、この日は対戦した投手が左腕ですべて右打席。
1打席目に三ゴロに打ち取られてから右方向を意識。
その後の3打席で狙い通りの打撃を見せ、好結果に結び付けた。
同リーグでは7試合(練習試合含む)で
16打数7安打、打率.438と好成績を残している>
「CSに出たいので。内容もそうですけど、とにかく結果を求めていきたい」
(中スポ)
●加藤聡
<フェニックス・リーグ6試合目の出場で初スタメン。
7番・中堅でフル出場し、5回の第2打席に中前打を放つ>
「狙っていた内側にきたのでしっかり振れました」
<開幕8日の東京ヤクルト戦以来、
同リーグ2安打目を放ったが、育成選手は気合を入れ直して>
「ほかの2打席はダメでした。
最後の打席は真ん中外寄りの球だったので仕留めないと。
守備も課題なんで。しっかり練習します」
(中スポ)
●小林投手コーチ
<先発で5イニングを6安打4失点の清水昭信について、
この日は変化球の制球が定まらず不安定だったと評価>
「ここ何試合の中で一番悪かった。きょうは軸がぶれていた。
でもやることは分かっているから大丈夫。心配はない」
(中スポ)
結果的には「3-0」に出来る場面で
出来なかったのが痛かったですね。
ただ、私的には7回表から…いや、
1点取られた時点で、思い切った
継投でも良かったかなと思います。
本当に魔さかの逆転負けでしたが、
地元で終戦を迎えるわけにはいきません。
今日は好機を確実にものにして加点し、
主導権を手放さずに勝利して欲しいです
投稿: ドライチ | 2009年10月18日 (日) 10時02分
チェンについて、僕は5回の三者三振も結構懐疑的でした。
デントナ・ガイエルに谷繁がボール球要求してるのに、初球ストライクでしたので。
7回は「ああ、やっぱりな」が第1感です。この辺は森繁の言うとおりと思います。
終盤にようやく荒木が出て盗塁という形を作りましたが、もう「荒木が出て、返す」野球自体が
限界と考えてます。井端が出塁出来ても、足技が使えなくなりつつあるだけに。
それだけに藤井が復帰してるのなら、1番として起用して欲しかったですね。
館山に屈するか勝つか。もう焦点はそこだけですね。僕も見守るだけです。
投稿: FU-TA | 2009年10月18日 (日) 10時24分
チェンを7回の先頭2塁打の地点で何故変えられなかったのでしょうか。ある意味、多くの人が予測できたのではないでしょうか。青木の所では、左対左で変えづらいですし。デントナのところでは怖いでしょうし。シーズン中も何度か同じシーンがあったのでは?
でも、守備は完璧だったので、今日、館山を打てるか、打てないか。
最後の崖っぷちで、井上選手が救ってくれることを期待します。
後は、谷繁選手が、こういう時は借りを返してくれる選手なので。期待します。
立浪さんは、何か、試合に集中できないでいるような気がします。代打も平田選手に切り替えるぐらいしないと勝てない気がします。
今日負けたら、来シーズンに影響してしまうぐらい、ヤバイ状況だと思います。
投稿: ドラファン6年生 | 2009年10月18日 (日) 12時03分
いきなり崖っぷちですね
今年のヤクルト戦を象徴する試合内容でした。
野球は流れが大事ですね。
1つのプレーでこうも流れが変わるので
ある意味、怖いスポーツです
今日が最後の応援になるというのは嫌なので
意地は見せてほしいですね応援しましょう
投稿: dai | 2009年10月18日 (日) 12時37分
みなさんコメントありがとうございます!
今夜の先発は、吉見投手-館山投手。
キラー・井上選手も6番スタメンです。必ず勝ってほしいです
>ドライチさん
6回のスクイズ失敗以降、7回の2ランまで
モノの見事に負の連鎖になってしまったのが悔しいです。
チェン投手なら1点で止めてくれると思いましたが
このまま終わるのは本当に困ります。
取れるところでできるだけ多く取って、明日につないでほしいです
>FU-TAさん
チェン投手、5回は封じ込められましたが、
7回にはさすがに制球面でも余力がなかったようですね。
打たれたらすべてパー。本当にもったいなかったです
藤井選手の1番については、今後の課題となるでしょうね。
今夜は館山投手。必ず攻略してもらわないと
>ドラファン6年生さん
そこまで1安打に抑え込んでいましたし、
7回までは投げてもらい、8回以降の継投を考えていたと思われます。
デントナ選手の被弾が痛すぎましたが、
その前の青木選手のタイムリー。あれがショックだったと思います
井上選手、立浪選手、
今夜もそれぞれに出番が来るでしょうが、
ぜひとも経験を活かして、土俵際から戻してほしいです
>daiさん
初戦落とすというのは全然考えてなかったので、
点の取られ方を含め、けっこう凹んでしまいました。
それにしても痛すぎる1プレー。
ここまで相手の思惑がはまったのは悔しかったです
昨夜はNHK-hiを見ていて負けたので、
今夜はJ SPORTS2にします。ヒロイン必ず聴きたいです
投稿: Toshikichi | 2009年10月18日 (日) 17時53分