23 2007アジアシリーズ

2007年11月12日 (月)

見せた落合ドラゴンズ、アジアシリーズ初制覇!

久本、アジア一おめでとう!

















『KONAMI CUP アジアシリーズ2007』もついに決勝戦。
2勝1敗の2位で予選リーグを通過したドラゴンズは、
3戦全勝で1位の韓国・SKワイバーンズと対戦します。
初戦で相対して敗れたドラゴンズとしては、
リベンジマッチとなるとともに、
日本勢アジアシリーズ3連覇もかかる大事な一戦でしたが、
同点に追い付かれた迎えた最終回、井端が勝ち越しタイムリー。
最後は岩瀬が締めて、アジアシリーズ制覇を成し遂げました!

◇KONAMI CUP アジアシリーズ2007
GAME.7 FINAL SK-中日
(11日・東京ドーム | 中日シリーズ優勝)
21091人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
中 日
S K
[勝] 鈴木(3試合1勝)
[S] 岩瀬(2試合2S)
[D本] 井上3号 イ・ビョンギュ1号2ラン
[Dバッテリー]
山井、岡本、岩瀬 - 谷繁

【ゲームレビュー】
接戦を制しアジアシリーズ初優勝
1点を追う5回1死一、二塁から藤井の適時二塁打で同点とし、
さらに二、三塁から荒木の三ゴロの間に1点を加え勝ち越した。
6回にイ・ビョンギュが2ラン。
8回に岡本が2ランを浴びて5-5の同点に追いつかれたが、
9回2死二塁から井端が中前に適時打を放ち、再び勝ち越した。
9回は岩瀬が投げ逃げ切った。先発・山井は7回を被安打5の3失点。
制球に苦しんだ初回に2失点したが、その後は立ち直り
ソロ本塁打1本の1失点に抑えた。
最優秀選手には決勝適時打を放った井端が選ばれた。
中日新聞アジアシリーズ公式共同通信社ニッカン式スコア


8回ウラ、2死から岡本がイ・ジンヨンに
ライト上段へ2ランを浴び、5-5の同点で迎えた最終回、
東京ドームの屋根の上では、雷鳴がとどろくなか、
先頭の代打・上田が四球を選び、
この試合のラッキーボーイ・藤井が送って二塁へ。
続く荒木はピッチャーゴロに倒れ、2アウト。
そして迎えるは、2番・井端弘和。
カウント1-2からの4球目、SK6番手・ロマノの
外へのスライダーをはじき返すと、
打球はセンター前にしぶとく抜けるタイムリー!
二塁走者の上田が一気に滑り込み、土壇場で再び勝ち越すと、
そのウラを守護神・岩瀬がきっちりと3人で締め、ゲームセット。
苦しみながらも、決勝戦を制したドラゴンズ。
アジアシリーズ初優勝、落合監督が東京ドームで舞いました。

大方のドラゴンズファンもそうだったかもしれませんが、
6回にイ・ビョンギュがキム・グァンヒョンから
レフトに2ランを放ち、3点差となった時点で
自分もほぼ決まりかと思っていました。
しかし7回1死一、三塁のチャンスをクリーンアップで逃し、
8回もSKの継投策の前に、三者凡退。
あと一押しができず、流れが相手に傾きつつあるなか
浴びてしまったのが、8回ウラの2ラン。
2死を奪いながらも、やや制球に苦しんでいた岡本。
4番のイ・ホジュンを四球で歩かせてしまったときに
嫌な予感がしましたが、案の定続く
イ・ジンヨンにカウントを悪くしたうえでドカン!
さらにパク・ジェホンに痛烈にセンター前にはじき返され、
チョン・ギョンベにレフトにあわや逆転弾という大ファウル。
さらに三遊間にアンラッキーな内野安打を許し、
2死一、二塁となったときには、正直逆転も覚悟しました。

しかしここでリリーフした鈴木がよく踏ん張りましたね。
苦しい展開のなかにも関わらず、
数度二塁にけん制球を放るなど、落ち着きも見られ
そしてカウント2-2からの7球目、
最後は外へ沈むスライダーで空振り三振。
この見事な火消しが、最終回の勝ち越しへとつながった。
実に良い仕事をしてくれたと思います。


日本一の勢いそのままに、一気にアジア制覇もと
期待されて臨んだ今回のアジアシリーズ。
しかし53年ぶりの悲願を達成した後ということもあり、
モチベーションが今ひとつ上がらなかったのか、
またはウッズ、川上と投打の主力が欠けていることもあるのか、
さらに初の国際大会、そして勝って当然という周囲の重圧も感じたか。
戦前の予想に反し、実に苦しい戦いが続いたシリーズとなりました。
しかし、そのなかでも勝っていかなくてはいけない。
勝つことの難しさ、大変さを学び、掴んだアジア一。
ナインにとっては、日本一と違った意味で
また一つ成長の糧となったのではと思います。


それにしても、落合監督もお立ち台で話していましたが、
ファンとしても、とりあえず勝ててホッとしました。
このゲームも本来なら3点差ついた時点で
そのまま突き放し、逃げ切らなくてはいけないゲーム。
しかしそれができないのが、チームの現状。
このゲームが今季158試合目ということもあり
かなりの疲労度もあったことでしょう。
よりプレッシャーがかかるポストシーズンを
必死に戦いながら、最後の最後でまさかの窮地。
それでも結果はどうであれ、勝ったことでハッピーエンド。
選手のみなさんには、やはりお疲れ様の一言でしょうね。
レギュラーシーズンこそ2位でしたが、
悔しさを胸にポストシーズンを勝ち抜き、
53年ぶりの日本一、そして苦しんだ末掴んだアジア一。
本当に良い思いをさせていただき、まさに感謝感激でした。


2007年のドラゴンズの戦いは、これで終了。
悲願の日本一となったことで、
とりあえずは一区切りとなるのでは。
そして来季5年目を迎える落合ドラゴンズも、
新たなページをめくることになるのではと思われます。
しかしアジアチャンピオンにはなったものの、
シリーズではまだまだ発展途上の一面も見られましたし、
チームとしては、やはり完全優勝での
日本ー連覇の目標がまだ残っています。
とりあえずはゆっくり休んで、
再び新たな道へと進んでもらいたい。
そのさらなる道へと進んでいくドラゴンズを
今後も見守り、応援していきたいと思います。

アジアチャンピオンおめでとう、中日ドラゴンズ!


☆ウィナーズ・ボイス(11日)

◎井端弘和
<9回、センターへ決勝タイムリー。
予選リーグ・決勝の4試合すべてに打点を挙げる活躍。
12打数4安打7打点と勝負強さを発揮し、MVPに輝く>
「(監督を胴上げして、どういう気分ですか)
そうですね。日本一になって、
ぜひともアジア一になりたいなと思ったので、
それが達成できて良かったです。

(9回のタイムリーの場面は)
そうですね。できることだったら
自分で何とか返したいなという気持ちで
打席に立ってたのが、その通りになって本当に良かったです。

(このシリーズ大活躍でしたね)
荒木がよくチャンスつくってくれるので、
僕は楽な場面で打席に立てたので、
今シーズンは、荒木に感謝したいなと思います。

(なりたかったアジアチャンピオンを手にして)
ロッテ、日本ハムさんと、
続けてチャンピオンになってましたんで、
ぜひともドラゴンズもチャンピオンになれてね、
本当によかったですし、これもファンのみなさまの
おかげだと思っています。

(この後もう1つ大きな仕事が待っていますが)
そうですね。とりあえず2、3日休みたいと思いますんで、
それから考えたいと思います(笑)。
とにかく自分の持っている力を
精いっぱい出して、頑張ってきたいと思います。

(今季は公式戦から全試合出場)
それが、こういう場面で打てたと思います。
ありがとうございました」



「一度(予選リーグで)負けていることで
チャレンジャーとして試合に臨めました。
そういう意味できょうは一番楽でした。
アジアシリーズはどうしても負けられないと
思っていたので勝ててよかった。
1度対戦して、多少は相手のくせとか
大体把握することができたのが大きかった」

<前日(10日)、勝利を予言していたが、ズバリ的中>
「日本シリーズは初戦負けて4連勝。
このシリーズも第1戦は落としたが3連勝で優勝するよ」

<158試合チームでただ1人、すべてに出場。
体中に故障を抱えながらプレーを続けた>
「それが目標だった。
正直、きつかった。特に日本シリーズの後。
でも、日本一になってアジア一にもなりたかった」

<アジアV打は、世界へもつながる。
13日には北京五輪の代表合宿に合流する>
「監督が話したように一つ勝つ難しさを勉強した。
自分の中でこれを生かして、五輪予選を迎えたい。
まずは体を元に戻して、自分の力をすべて出したい」
中スポ中日新聞サンスポスポーツ報知
毎日jpスポーツナビ12デイリー

○イ・ビョンギュ
<6回、初戦に先発して抑えられた
キム・グァンヒョンからレフトへ意地の2ラン>
「変化球を捨て、高めの真っすぐ1本に絞っていました。
韓国チームと試合をするということに対して
複雑な感情はなかった。
今日もドラゴンズとして勝つことしか考えていなかった」
(中スポ、名古屋ニッカン

○藤井淳志
<5回、センターフェンス直撃のタイムリー二塁打>
「ストライクを思い切り打とうと思った」
(中スポ)

○井上一樹
<2回、レフトへ2試合連続の本塁打>
「日本の代表として面目を保ててよかった」
(中スポ)

○岩瀬仁紀
<1点リードの9回に志願登板。
3人で抑え、アジアシリーズも最後を締めくくる>
「何度でもやっぱりいいですね。
今日(胴上げを)やるとは思っていなかったんですけどね。
もみくちゃにされるのは気分がいいですね」
(中スポ、毎日jp名古屋ニッカン

○山井大介
<日本シリーズ第5戦以来の先発で7回を3失点。
初回先頭打者をいきなり四球を歩かせたが、大崩れはせず>
「立ち上がりは悪かったですが、
その後は自分の投球を心掛けて、それなりに修正できました。
相手のレベルも高かった。チームが勝てて良かったです」
(中スポ、名古屋タイムズ

○岡本真也
<2点リードの8回、2番手として登板。
簡単に2死を取った後、四球で走者を出すと、
続くイ・ジンヨンに特大2ランを浴び、苦笑い>
「勝ったから、いいでしょ。明日、明日…」
中スポ


◎落合監督
<SKを下し、アジア王者に輝く。
日本代表としてアジアシリーズ3連覇を成し遂げる>
「(それにしても何という決勝戦)
まあうちらしいって言えば、
うちらしいゲームなんでしょうけども、
よく最後まで全力を出し切って戦ってくれたと思います。
できることであれば、岩瀬を使わないで済めばいいかなとは
思ってたんですけども、まあいっぱいいっぱいで来てましたから。
1点を取った時に、本人(岩瀬)が行くと言うんで
本人に任せましたけども、まあ1年間こういうゲーム続きましたね。

(日本一とは違う感慨があるのでは)
初戦負けてますから…。
この4試合戦ってみて、アジアの力っていうのは、
やっぱり勝ち負けっていうのは、
その日の状態、後は勝ち運があるかどうか。
もうほとんど差はないくらいじゃないですかね、もう。
各国の優勝チーム来てますからやっぱり強いですね。

(勝つことに相当の重圧を感じてると話していましたが)
はい。この重圧っていうのはね、
ちょっとペナントレースとか日本シリーズと
また違ったね、意味での、国際大会でのゲームですから。
今はもう勝ってホッとしているという安堵感の方が先ですね。

(粘って勝った選手たちはどう映ったか)
シーズン通して良い状態で来てる選手もいれば、
ここで若い選手がね、どうやって来年に繋げてくれるかっていう、
そういう場でもあったと思うし、ある種の課題も見つかりましたんで、
これを何とか解消しながら、来年やっていきたいと思いますけども、
まずは選手ゆっくり休ませたいですね。はい。

(1年間応援して下さったファンに対して)
この1年間、ドラゴンズファン、全国のドラゴンズファン、
そして球場に詰めかけてくれてるドラゴンズファン、
私らと一緒にともに戦って、きょうがあると思ってますんで、
まあ来年もまた、今年以上の応援とご声援を
よろしくお願いします。ありがとうございました」



<決勝を振り返り>
「途中スクイズで追加点を取りにいくことも考えた。
しかし日本シリーズでそういう野球をやっていないので、
選手たちにその場の判断で自由にやらせた」

<日本勢初黒星を喫する屈辱的なスタート。
すぐに先発メンバーの入れ替えを敢行、
4試合で同じスタメンは1度もなかった>
「こうやって1年間やってきたから」

<アジアシリーズを振り返り>
「勝つ難しさというのを学びました。
周りは中国相手に負けることはないだろう、と
思われるかもしれないが、
この大会で一番プレッシャーがかかったのは中国戦。
勝つ難しさ、野球の難しさという原点に返って
選手が今後の野球人生に生かしてくれれば、
この大会は優勝以上の意義がある。
昨年の日本シリーズでの負けから始まって、
やっと一区切りついて終われるかな。今はゆっくり休みたい」

<日本一とアジアの2冠達成だが>
「リーグ優勝をしたかったなあという気持ちがある。
やるからには完全優勝しないとダメだ」


<今季の全日程を終え、恒例となったシーズン総括>
「出来からすれば今季が一番悪かった」

<原因として若手の底上げを目指した
2月のキャンプで主力の指導を徹底できなかったと分析>
「恐らくキャンプの失敗。
こういう動きしかできなかったのは監督の責任だ。
若い選手に重点を置いて始めたけど
主力に『監督は見てないようで見ている』という
視線を与えられなかったばかりに…。
主力に『これでいいのか、これがベストなのか?』と
疑心暗鬼を生ませてしまった
これがペナントに最後まで影響した」

<すでに心は来季に飛ぶ。
若手は13日にはナゴヤ球場の練習に合流>
「でも若い選手たちはすでに練習を始めているので、
第2、第3の井端、荒木、森野をどう育てようかと考えている。
競争の社会。自分ではいあがってくる選手が何人出てくるか。
(ペナントの)144試合にはない独特のムードを
(若手の)何人かは味わえた。
結果を出せたのも、出せなかったのもいたけど、
それを自分の中で整理して
キャンプにきてくれればいい方向に向いていくよ」

<緊迫のポストシーズンは
球団、選手、そして自分自身の財産となったが>
「もう1回、私も野球を勉強します。
ベンチを預かる責任。
スタッフを含めた長にいるわけだから、
自分の迷いが負けにつながってしまう。
今この時点から2008年は始まっている。
監督に休んでいる時間はないんです」
中スポ中日新聞サンスポスポーツ報知スポーツナビ12
毎日jpスポニチ名古屋名古屋ニッカン12デイリー


トウキョウからの話題。(11日)

◇平井正史
<この日、FA権を行使せずに残留することを明言。
SK戦のベンチ裏で伊藤球団代表に伝え、試合後に公表>
「(FA宣言)しないです。
あとは中日と細かいところを詰める? 
はい。そういうことになります。改めて交渉します」
(中スポ、共同通信社朝日新聞毎日jp名古屋ニッカン

◇岩瀬仁紀
<FA権行使の期日が12日と迫っていることに>
「僕の中では済んでいること。
明日(12日)になったら分かりますよ」

<単年契約年俸で契約する見込み>
「複数年契約なら、その間、動けないから」
サンスポ朝日新聞スポニチ名古屋名古屋ニッカン


◆伊藤球団代表
<福留の残留交渉の窓口でこの日も意思を確認。
福留がFA権を行使することを明かす。
署名済みの申請書類はすでに球団側が預かっており、
きょう12日にコミッショナー事務局で必要な手続きを取る予定>
「(福留とは)たえず連絡はとっています。
今日の午後(行使すると)連絡があった。
宣言? することになるでしょう。
書類は私がもっているので、それを持っていき、手続きします。
これまでの連絡と感触からして、FA宣言をすると思っていた」
中スポスポーツ報知共同通信社スポニチ名古屋名古屋ニッカン

◆西川球団社長
<FA宣言した場合、福留側から申し出がない限り、
交渉の席を設けないことを明らかに>
「こちらからするつもりはありません。
彼が話し合いたいというなら考えますが、彼にもそう伝えてある。
FA宣言する、しないにかかわらず、最大限の条件を示しています。
(提示は)最初で最後のということになりますね」
中スポサンスポ


◇落合監督
<FAに関しては従来の主張を繰り返す>
「(監督の仕事は)契約した選手をどう育てるかということ。
FAは球団と選手本人がやることで監督の仕事ではない。
立場が違います。私の方からは何もないです」
サンスポスポーツ報知共同通信社朝日新聞名古屋ニッカン


この話題がUPされるころには、
さらに進展しているであろうFAの話題を。
確定したことを優先すると、この日、
平井がFA宣言せずに残留することが明らかになりました。
今季痛めた右肩の不安もあり、残留を決意したそうで、
契約の内容については今後詰めるとのこと。

またFA権を行使することが明らかになった福留は
この日、ナゴヤ球場に姿を見せず。
しかし署名が入った書類は
すでに伊藤球団代表が持っているそうです。
やはりそういう結果になりましたね…。


若竜からの話題。(11日)

◆プロ・アマ交流試合
岐阜県大学選抜-中日
(11日・岐阜県営長良川球場)
   020 110 040 =
  000 000 000 =
[D投] 中里、佐藤亮太、高江洲、チェン
[D本] 前田(2ラン)、中村一生(2ラン)
(中スポ、岐阜新聞

【ゲームレビュー】
2回2死二塁から前田の2ランで先制すると、その後も効果的に得点。
8回には春田の適時三塁打などで2点を追加し、
なおも2死一塁から中村一生が左翼席へダメ押しの2ラン。
チーム6安打で8得点を奪って、試合を決定づけた。
守っては先発の中里が3回で6三振を奪うなど好投。
4人の継投で11三振の完封リレーで、プロの力を見せつけた。
中スポ


前日に続き『岐阜ベースボールフェスティバル2007』に
参加したドラゴンズ2軍。長良川球場で
岐阜県大学選抜とプロ・アマ交流戦を行い、大勝しました。
前田、中村一生というこのところ名前を見なかった選手(失礼)が
ともに一発を放ち、投げては先発の中里が好投したようです。
今週からは、ナゴヤ球場での秋季練習も本格化しそうですね。


PS ごあいさつ。

ありがとう!53年ぶりの日本一を
目指したドラゴンズを
応援してきた
『ST ドラゴンズスタジアム』。
「2007シーズン」「2007交流戦」
「2007クライマックスシリーズ」
「2007日本シリーズ」「2007アジアシリーズ」と終え、
今回でひと区切りとなります。
1シーズンご愛読していただいた方、
シーズン途中からお読みいただいた方、
トラックバックやコメントを下さった方、
本当にどうもありがとうございました。

しかしまだ秋季練習や、優勝パレード、
大・社ドラフトなども残っていますので、
もうちょっとだけおつきあい下さいね。

2007年11月11日 (日)

沈黙のち集中猛攻、連勝竜アジア一まであと1つ!

荒木V弾 きょう、SKとアジアシリーズ決勝

苦しみながらもを駆使した攻撃で、
アジアシリーズ初勝利を挙げたドラゴンズ
しかし決勝進出のための険しい道が続きます。
迎えた中国選抜・チャイナスターズとの一戦。
お昼12時開始のデーゲームとなりましたが、
いきなり先制を許したうえに、5回途中まで
何とノーヒットに抑え込まれる予想外の大苦戦
果たして決勝へのチケットを無事に掴めるのでしょうか。

◇KONAMI CUP アジアシリーズ2007
GAME.5 中日-チャイナスターズ
(10日・東京ドーム | 中日2勝1敗)
12633人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
チャイナ
中 日 ×
[勝] 小笠原(1試合1勝)
[D本] 井上2号 荒木1号
[Dバッテリー]
小笠原、鈴木、高橋 - 小田、清水将海

【ゲームレビュー】
中盤以降に得点を重ねて大勝した
1点差を追う5回に井上のソロで同点。
6回にも荒木がソロを放って勝ち越すと、
なお1死一塁から森野の右前打に失策が絡んで1点を加えた。
7回には5連打を含む7安打を集めて一挙6点を奪い、試合を決めた。
先発・小笠原は1回に1点を失った後は立ち直り、
7回を3安打1失点に抑えた。
中日新聞アジアシリーズ公式共同通信社ニッカン式スコア


ドラゴンズの先発は、左腕の小笠原
小田とのバッテリーでチャイナスターズ戦に臨みます。
しかし立ち上がり、やや制球が不安定。
いきなり先頭のスン・リンフォン四球を与えると、
続くホウ・フォンリエンには、バットの先ながら、
センター前に持って行かれ、一、三塁に。
さらにジャン・ホンボの4球目に、
ホウ・フォンリエンに二盗を許し、無死二、三塁とピンチ。
ジャン・ホンボを外へのスライダーで
空振り三振に取って、ようやくアウト1つ取りますが、
続く4番、ジア・ユィビンにフルカウントから
外へのカットボールをライトに打ち上げられ、犠牲フライ。
チャイナ先制を許してしまいます。


一方、チャイナの先発は、ルゥ・ジエンガン
99年から4年間、ドラゴンズに在籍したあの「呂建剛」
時を経ての古巣への恩返し登板となりました。
ところが立ち上がりから上々の出来。
先頭の荒木がショートゴロに倒れると、
続く井端はバットを折られ二塁ゴロ。
さらに森野は強い当たりながらもショートゴロと、
三者凡退に抑え込まれます。
続く2回ウラもストレートを打たされての内野ゴロ3つ。
さらに3回ウラも、小田がライトフライとなりますが、
それ以外は、ショートゴロ2つと、内野ゴロの山
ストレートこそ130キロ台ながら緩急をつけ、
さらに制球よく、コーナーを突く丁寧な投球の
ルゥ・ジエンガンの前に、1廻り目を
パーフェクトに抑え込まれてしまいます。

対する小笠原も、2回は2三振など三者凡退に取り、
落ち着きを取り戻すと、続く3回も3人でピシャリ。
さらに4回、先頭のジャン・ホンボ
センター前に落とされるヒットを浴びますが、
先制犠飛のジア・ユィビンをストレートで詰まらせ
一塁フライに打ち取ると、続くジャン・ユィフォン
初球、ストレートで1-6-3のダブルプレー。
後続をしっかり断って、追加点を与えません。

それでも相変わらず小笠原を援護できない打線。
2巡目に入った4回ウラも、荒木、井端が内野ゴロ。
森野がカウント1-3から四球を選び、
中村紀洋の3球目にワイルドピッチで二塁に進みますが、
続く4球目、打ち上げてしまいライトフライ。
1-0のまま投手戦の様相で、ゲームは進んでいきます。


4回を終え、わずか四球1つのノーヒット。
決勝進出のためには、できるだけ得点を奪いたい。
しかしルゥ・ジエンガンの思わぬ恩返しの前に
ドラゴンズベンチは徐々に重苦しいムードが…。
そこに風穴を開けたのは、選手会長でした。
5回ウラ、1死から迎えるは、6番・DHの井上
カウント1-0からの2球目、やや中に入った
高目のストレートを思い切り引っ張ると、
まさに打った瞬間という打球は、ライナーでライトスタンドへ!
チーム初安打が、なんと同点のホームラン
沈黙していたドラゴンズ打線にようやくスイッチが入ります。

そして迎えた6回ウラ、
1死から迎えるは、トップに戻って荒木
カウント1-2からの4球目、
内へのストレートを良い感じで振り抜くと、
打球はライナーでそのままレフトポール際に飛び込み、
勢い余って、グラウンドに跳ね返ります!
2本目のヒットも、何とホームランに。
この勝ち越しの一発で、ルゥ・ジエンガンの投球、
さらにチャイナの守りに乱れが生じはじめます。
続く井端が初球、死球を受け出塁すると、
森野は内へのボールを引っ張り、ライト前に落とすヒット。
一塁走者の井端が一気に三塁を陥れると、
ライトからの送球が逸れてしまい、
その間に井端はホームイン!
パーフェクトの間には見られなかった
守備の乱れから、3-1とリードを広げます。


2点差として、優位に立ったドラゴンズ
続く7回ウラに、一気にチャイナを攻め込みます。
1死から中村公治が高いバウンドで
サードの頭上を越える二塁打で出塁すると、
ドラゴンズベンチは、小田に代打・立浪
起用に応えた立浪は、カウント2-1からの4球目、
外へのスライダーを逃さず叩くと、
強い当たりで二塁横を抜いていくタイムリー!
4点目を連打で奪い、ルゥ・ジエンガンをKOします。

さらに2番手以降に襲いかかるドラゴンズ打線
代わったチェン・クンから藤井が三塁横を抜くと、
レフトが処理を誤る間に、立浪の代走・上田が生還。
タイムリーツーベースで1点を追加すると、
続く荒木の2球目、藤井が三塁へスチール。
勢いを加速させると、荒木が4球目、三遊間を抜くタイムリー!
さらに続く井端の初球、今度は荒木が二盗に成功。
足で揺さぶりをかけると、
井端は引っ張ってのショート強襲内野安打!
荒木が一気に二塁から生還して、これで7点目
怒濤の5連打でゲームを一方的にします。

なおもドラゴンズ打線は勢いを緩めません。
3番手の左腕ワン・ペイから
森野がショートゴロのトンネルで、1死一、二塁とすると、
中村紀洋がカウント2-2からの5球目、
中に入ったスライダーを叩き、センター前に抜けるタイムリー!
ようやく飛び出した初ヒットで、打点を挙げると、
続くイ・ビョンギュは三振に倒れ、
2死二、三塁となったものの、
打者一巡、井上の代打となった新井が、
カウント1-1からの3球目、外角低目のスライダーを叩いての
二塁ベース後方、ショートへのタイムリー内野安打
結局この回打者11人で、7安打を集中させての6得点
9-1として、コールドこそ逃すもキッチリ勝負を決めました。


ゲームの大勢が決まったこともあり、小笠原は7回で降板。
8回から、2番手で鈴木がマウンドへ。
2死からリィウ・グアンビアオにセンター前に運ばれますが、
続くジャン・ジェンワンを外のストレートで見逃し三振に取ると、
最終回は、左腕の高橋にスイッチ。
SK戦では乱調だった高橋ですが、この日は本領を発揮。
1死からホウ・フォンリエン
外角低目一杯ののストレートで見逃し三振に取ると、
最後は、代打ジィア・デェロォン
ストレートを2球ファウルで粘られたものの、
最後は、外へのカーブで見逃し三振に取り、ゲームセット!
5回途中まで無安打に抑えられるなど
この日も苦しい展開ながら、
7回打者一巡の猛攻で一挙6点を奪い、試合を決めたドラゴンズ
1次リーグを通算2勝1敗で終え、決勝戦進出に望みを繋ぎました。
そして続いて行われたGame.6では、
SK統一をなんと13-1の7回コールドで下す、圧勝。
これにより、ドラゴンズ予選2位での通過が決定。
決勝戦は3戦全勝のSKと再びの一騎打ちとなりました。


元同僚に荒木弾!前日までに対戦した
2チームとは違って、
このチャイナスターズ戦は、
もう少し楽な展開になるのでは、
けっこうタカをくくっていたのですが、
蓋を開けてみれば、
予想外の大苦戦
チャイナ先発・元ドラゴンズの
ルゥ・ジエンガンの前に、序盤内野ゴロの山を重ね、
何と5回1死までノーヒットに抑え込まれてしまう始末。
相手に合わせた野球をしてしまうのが、
今季のドラゴンズですが、この日もそのような展開。
このままいったら、おそらくやられる…。
流れも来ないしどうしようと、
途中まではまさにヒヤヒヤものでした。

しかし5回、井上の起死回生の一発で
ようやく同点に追い付くと、
それ以降は遅ればせながらスイッチが入ったか、
6回、荒木のレフトポール際への
ライナー弾で勝ち越しに成功すると、
7回には1死から中村公治の二塁打を皮切りに一挙5連打!
さらに相手のエラーも重なるなど、打者11人で6点を奪う猛攻
ようやくここで勝利を実感できたかなと。
コールドゲームにこそできませんでしたが、
どうにか勝利し、予選2位ながら、
決勝進出を決めることができました。


アジアシリーズ連覇をしている日本戦には
各チーム、エース級をぶつけてくるうえに、
このシリーズに入り、今一つ元気がなく低調が深刻な打線。
交流戦などで、元ドラゴンズの選手に
恩返しをされることが多々ありますが、
まさかワールドクラスでそれをやられるとは…。
それでもスタミナ切れにも助けられての大逆転
沈黙を続ける打線を活気づけるためにも、
何らかの起爆剤がほしいなとは思っていましたが、
この日の7回の集中攻撃
そのきっかけとなってくれれば。
まあ3番・森野、4番・中村紀洋にも
ようやくシリーズ初安打が出ましたし、
この日も2安打2打点と、トップの荒木
好調をキープしているのは大きい。
あとはここまで打率.083と精彩がない
イ・ビョンギュが、いかに恩師に恩返しができるか。
その辺が決勝戦での攻撃のカギを握ることでしょう。
連日のコールドゲームで勢いに乗る
SK打線と比べると、貧弱なのはいた仕方ないですが、
この日も駆使したを生かして、
チャンスを逃さぬように攻めていってほしいです。


一方、投手陣では、先発・小笠原が7回を3安打1失点。
完封勝利なら文句なしで決勝進出という状況で、
立ち上がりいきなり四球から、足を生かされたうえに
犠牲フライで、1点を先制されたときは
こちらもどうなることかと思いました。
しかし立ち上がりの失点は、ある意味小笠原らしさ
2回以降はきちんと立ち直って、持ち味を発揮。
低めに集めて打たせて取る投球で三者凡退を重ねる好投。
6回も自らの横を抜かれ、内野安打を許すも、
すかさずけん制で誘い出しての二塁タッチアウトなど
その投球には落ち着きがあったと思います。
2番手以降も、鈴木、高橋がSK戦の悪夢を
しっかり払拭できたことも好材料。
明日も登板があるなら直接リベンジを期待します。


1次リーグを2勝1敗の2位で終え、
あす11日は、ついにアジアシリーズ決勝戦
初戦に苦汁を飲まされた
韓国・SKワイバーンズとのリベンジマッチとなります。
浮き足だってしまい、ミスを連発した前回とは違い、
今回はしっかり気を引き締めて、一戦に臨んでもらいたい。
少しのミスでも突いてくることは、承知の上。
しかしドラゴンズ本来の野球に持ち込めれば、勝利は見えてくるでしょう。
相手の先発投手は、おそらくレイボーン
また初戦やられたキム・グァンヒョンや、
元広島のロマノもスタンバイすると言われています。
攻略は困難とはいえ、できるだけ先制し流れを掴んでほしい。
またドラゴンズの先発は、山井が濃厚。
再び大一番での登板となりそうですが、
あそこまでとは言わぬながらも、スライダーを駆使した好投を期待。
勢いがある相手打線を黙らせて
最後は再び、守護神・岩瀬への継投を!

3月30日から始まった今シーズンも
クライマックス、日本シリーズと勝ち抜き、
このアジアシリーズ決勝戦が、158試合目
そして泣いても笑っても、これが今季最後のゲーム
ここまで来たらぜひとも良いカタチで締めくくるともに、
アジア一の胴上げを必ず見せてもらいたいなと思います!


☆ウィナーズ・ボイス(10日)

◎荒木雅博
<6回、レフトポール際へ勝ち越し本塁打>
「(緊迫感のあるなか、いい一発が出ましたね)
そうですね。あの、年間1本か2本しか打てないのに、
ここで打てて良かったです。

(手応えは)もっと飛んでるかなと思ったんですけど、
まあ、やっぱり力ないですから、はい。良かったです。
向こうも必死に来てますし、
こっちも必死にやってますけども、
まあ良いところでホームランが打てたと思います。

(タイムリーに盗塁とバットは好調じゃないですか)
そうですね。ここ1カ月くらい調子がいいんですけど、
シーズンの最初の方でね、これができてれば、
もっとよかったんですけど。はい。

(アジアナンバーワンに向けて)
あの、監督からもあったように、
僕らは待つ身ですから、結果を待ちたいと思います」



<かつての同僚・ルゥ・ジエンガンから一発。
5年ぶりに見る元同僚は見違えていた>
「(ルゥとは)寮でメシを一緒に食っていた。
驚いた。昔はストレートとカーブしかなかったのにね。
そのイメージで最初は打席に立っていたからダメでした。
あれから何年も経っているんですもんねえ。当然か」
(中スポ、サンスポスポーツ報知共同通信社名古屋ニッカン

○井上一樹
<5回、ライトへ同点ホームラン。
沈黙していた打線を活気づかせる>
「打ったのは、ストレート。
緊迫していた試合の中で、追いつけてよかったです。
正直、焦りはありました。
あれだけみんなが内野ゴロを
打たされたのは、偶然ではないと思う。
正直、(安打が出ずに)これどうよ、ちょっとやばいよ、
早く同点に追いつかなきゃってと思っていた。
あの打席は1アウトだしランナーもいなかったので、
『あわよくば(本塁打狙いで)いったろう』という
気持ちはありましたが、うまくいってくれた」

<今大会、初戦のSK戦に続く2本目の本塁打。
CS、日本シリーズはわずか2打席と
快進撃のチームでは蚊帳の外にいたが>
「ホームランはたまたま。
(指名打者での2戦連続先発出場に)苦にはならない。
1試合に3、4回、打席に立てる喜びがある。
最後にいいアピールができている」
(中スポ、中日新聞サンスポスポーツナビ毎日jp名古屋ニッカン

○小笠原孝
<先制を許すも7回を3安打1失点で勝ち投手>
「あまり深く考えずに、とりあえず
自分のピッチングをすることしか考えなかった。
もし点を取られたら、1点でも少なくという意識で投げていました。
初回の失点は防げた失点なので、先頭打者の四球は反省点です」
(中スポ、サンスポ共同通信社スポニチ名古屋名古屋ニッカン

○立浪和義
<7回1死二塁、小田の代打で登場。
センターへ適時打を放ち、シリーズ初打点をマーク>
「得点圏に走者がいたので何とか打とうと、
いつもと変わらない気持ちでいった」

<今シリーズは代打3打席で3出塁>
「打てば何でもいいんです。
明日が最後になるので勝てるように頑張ります」
(東京中日、サンスポ名古屋ニッカン

○森野将彦
<6回、右前打を放つ。大会3試合目での初安打に>
「体が突っ込んで最悪だった。
10年ぶりに安打を打ったような感覚」
サンスポ

○中村紀洋
<7回にシリーズ初安打となる中前適時打を放つ>
「やる気はいっぱいやねんけど、体がついてこないんよ。
空回りしてるわ。でも、あと1試合や。頑張るわ!」
サンスポ


●ルゥ・ジエンガン(呂建剛・チャイナスターズ)
<99年から4シーズン中日に在籍。
4回まで無安打と古巣を苦しめ、笑みがこぼれる>
「(所属していた)中日との試合はとてもうれしいです。
以前の友人たちと、チームが違えといえど試合ができる。
プレッシャーは感じなかった。
自分としてはとても楽しく投げられました。
球を低めに集めてゴロを打たせ、守備に頼る投球ができた。
井端サン、荒木サンはとても足が速かった」

<98年に中国からの練習生として入団。
99年から02年までは選手として計5年間在籍>
「中日にいたときに多くのことを学びました。
それは中国に戻ってもとても有益なものもあります。
帰国してからの練習は
主に日本の練習方法にのっとってやってきました」
中スポサンスポスポーツナビ時事通信名古屋ニッカン


◇久本祐一
<オフを返上して、ドミニカ共和国の
ウインターリーグに志願参加することがこの日判明。
15日に日本を出発し、『アギラス』に合流予定>
「自分のために行きます。
現状に満足してはいけないですから。
向こう独特のチェンジアップを身につけて、
投球の幅を広げたいんです。
今年2軍を含めて(1軍では1試合)、
何度か先発させてもらい、手応えをつかめた。
来年、任された時にできるようになりたいし、
そうでなくてもロングリリーフができるようでなければいけない」
中スポ

◇山井大介
<きょう11日の決勝・SK戦の先発が濃厚。
アジアシリーズ登板について>
「いけと言われればいくつもりです」
名古屋ニッカン


◎落合監督
<終盤に大量点を奪って連勝。通算2勝1敗とし、
日本勢として3年連続となる決勝進出を決める>
「(ナイスゲームでした)ありがとうございます。

(中盤の猛攻は素晴らしかったですね)
(苦笑し)…何て言やあいいんですかね。
まあ、でも今年のゲームの中で一番疲れました、私は。

(序盤から両投手とも良いピッチングをしました)
そうですね。社会人時代から
韓国、台湾のチームとは何回か経験があるんですけども、
中国チームとは初めてだということで、
それでまあ、どういう野球をやってくるのか、
ちょっとわからなかったんですけども、
まあ、見てる皆さんはね、
勝って当然という思いで見ているでしょうけども、
私らが思っている以上に、中国の野球っていうのは
力はついてきてますね。

(失点数、得点数も大事に絡む試合でしたが)
そういうことは一切考えてなくてね。
まずきょうのこのゲームをどうやって戦うかっていう
そこまでの余裕はありませんでした。

(決勝があることを信じての意気込みを)
まあ待つ身なんで、結果を待ちたいと思います」



<チャイナ先発・ルゥ・ジエンガンについて>
「あれでスタミナがあり、完投能力があれば
こういう試合展開にはならなかったと思う。
中国はこれから発展していく国。
素材としてはいいものを持ってるなという印象を受けた。
周りは中日が勝って当然と思っているけど、
いい投手なのでなかなか打てない。
どのチームもエース級が来ると
そんなに点を取れるもんじゃない。
監督会議の後の会見でも
『あまり点数が取れないかも』と話したけど、
各チーム意外と点を取ってるんですよね。
こういう野球だと、うちにとっては
ゲーム展開で一番不利になってくるのかな。
うちは(大会を通じて)あまりいい出来ではない。
明日(決勝)はどういう展開になるのか、
この3試合では見当がつかない。どちらの目が出るのか…」
(東京中日、中日新聞サンスポスポーツ報知
スポーツナビ時事通信毎日jp名古屋ニッカン


ナゴヤからの話題。(10日)

◆福留孝介

<フリーエージェント(FA)権行使が濃厚。
すでに申請書類に必要事項を記入したことを明かす>
「どっちにしても、あと2日で
決めなきゃいけないでしょうし、決まるでしょう。
書類? (手元に)あります。
とりあえず書くのは書いた。
あとは出すか、出さないか? 
そうだね。特に(考えは)変わっていないよ」

<この日も屋外でのフリー打撃で快音を響かせたが、
着ていたのは背番号1のユニホーム。
まるで慣れ親しんだユニホームと別れを告げる儀式のようにも>
「いつもカッパ(ウインドブレーカー)を着ているから、
たまにはユニホームを着ようかと。深い意味はないよ」

<リハビリの状態については>
「今は50から60くらいの力かな。加減はしているけどね。
打つことに関しては、形になっていない。
ただ、振ることは問題ないよ」

<決断の行方を巨人、阪神、メジャー各球団が見つめている。
来るべく交渉に向けた姿勢についても言及>
「ボクは(広島の)黒田さんとは状況が違う。
だから、そう(海外だけと)は考えていない。
また条件面だけで決められたら簡単だし、楽なのですが…」

「後悔しない決断? いや、後悔しないというか、
後悔するか、後悔しないかは決断した後の自分の問題です。
最終的には自分でしっかりと決めたらいいと思う。
自分で決めた道が正しいと思って進むのが一番いい。
それだったら誰の責任でもなく、自分の責任だから。
(鹿児島の実家から)PL(学園)に入るときから、
そうやって自分で決めてきたから」
中スポサンスポスポニチ名古屋名古屋ニッカン


アジアシリーズよりも、各紙扱いの大きい
『今日のコースケくん』のコーナー(苦笑)
この日は背番号1のホームのユニホームを着て
ナゴヤ球場でのリハビリに臨んだそうです、
気になるFA宣言については、いよいよのようですね。


若竜からの話題。(10日)

◆プロ・アマ交流試合
西濃運輸-中日
(10日・岐阜県営長良川球場)
   001 000 000 =
 西 001 001 00× =
[D投] 佐藤充、金剛、齊藤、菊地、清水昭信
[D本] なし
(中スポ、西濃運輸野球部HP岐阜新聞

【ゲームレビュー】
3回1死二塁から柳田の中前適時打で1点を先制したが、
その後はチャンスらしいチャンスをつくることができず、
西濃運輸の3継投の前に、散発5安打に抑えられた。
中スポ


『岐阜ベースボールフェスティバル2007』の一環で
長良川球場にて西濃運輸プロ・アマ交流戦を行った
ドラゴンズ2軍ですが、1-2で敗れてしまったようです。
ちなみにこの日のクリーンアップは
3番(遊)柳田、4番(左)堂上剛裕、5番(三)堂上直倫
柳田が1安打1打点、剛裕が2安打、直倫はノーヒットでした。

2007年11月10日 (土)

井端4打点荒木激走、苦しみながらアジア初勝利!

アライバ、台湾代表エース撃ち 
アジアシリーズ2007


初モノの国際試合に飲み込まれ、守備の乱れを連発。
アジアシリーズで日本勢初黒星を喫してしまったドラゴンズ
決勝戦に残り、シリーズを制覇するには、
これ以上の負けが許されない事態となりました。
迎えたチャイニーズ・タイペイ代表・統一ライオンズとの第2戦。
先制こそ許したものの、後半足を生かした攻撃で突き放し、
苦しみながらもシリーズ初勝利を挙げました。

◇KONAMI CUP アジアシリーズ2007
GAME.4 統一-中日
(9日・東京ドーム | 中日1勝1敗)
11167人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
中 日
統 一
[勝] 朝倉(1試合1勝)
[S] 岩瀬(1試合1S)
[D本] なし
[Dバッテリー]
朝倉、久本、平井、岡本、岩瀬 - 谷繁

【ゲームレビュー】
接戦を制しアジアシリーズ初勝利
打線は1-1の5回1死満塁から
井端が左翼へ犠飛を放ち勝ち越し。
7回2死からは中前打の荒木が二盗し、
井端の二塁への内野安打で生還。
9回には井端の中堅への犠飛で
リードを2点差に広げた。井端4打点の活躍。
先発・朝倉は7回途中まで被安打7の1失点。
2回、クオ・ダイチに右翼線の適時二塁打を浴びたが、
3回以降はフォークを有効に使うなど
粘りの投球を見せ、7回に右前打されて交代。
久本、平井とつないで3-2の1点差に迫られたが、
8回から岡本、岩瀬の継投で逃げ切った。
(中スポ、アジアシリーズ公式共同通信社ニッカン式スコア


チャイニーズ・タイペイ代表
統一ライオンズの先発は、エースのパン・ウエイルン
立ち上がり、140キロに満たない緩いボールながら、
荒木が一塁ゴロ、井端が見逃しの三球三振、
さらに森野も内へのストレートに詰まって
ショートゴロと三者凡退に抑えられてしまいます。

一方、ドラゴンズの先発は、朝倉健太
日本シリーズ第3戦以来の登板となりましたが、
立ち上がり、先頭のヤン・センに一、二塁間を割るヒット。
続くパン・ウーシュンをフォークで空振り三振に取りますが、
3番のティルソ・ブリトーに死球を与え、
1死一、二塁とピンチを迎えてしまいます。
しかし4番・ガオ・ゴーチン
内へのストレートで詰まらせての三塁ゴロ。
森野が三塁ベースを踏んで、そのまま一塁へ。
5-5-3のダブルプレーで、何とか切り抜けます。

続く2回、ドラゴンズは先制のチャンス。
1死からイ・ビョンギュが二塁強襲の内野安打で出ると、
6番・DHの井上が高目のストレートを叩き、
ショートオーバーのヒット。
スタートを切っていたイ・ビョンギュが三塁へ進みます。
一、三塁とチャンスで迎えるは、7番スタメンの中村公治
連日の起用に応えたいところでしたが、
カウント0-1からの2球目、外への変化球を引っ張り、
打球は痛烈ながらも三塁ゴロ。
5-4-3と渡ってしまい、ダブルプレー
惜しい当たりながら、好機を逸してしまいます。

そのウラ、朝倉が思わぬ一打を。
先頭のリョウ・フーハウに三塁内野安打を許すと、
続くチェン・レンホンの三塁ゴロで二塁へ。
ここで迎えるは、7番・クオ・ダイチ
カウント0-1からの2球目、抜けたフォークが内角高目へ。
思い切り引っ張られると、打球はライト線へ。
二塁走者が生還し、1-0。
タイムリーツーベースとなり、先制を許してしまいます、
なおも続くカオ・ツーガンの三塁ゴロを
森野がお手玉してしまい、1死一、二塁とピンチ。
しかしシュー・センジェを二塁ゴロ。
さらにヤン・センをフルカウントから
外角高目のストレートで一塁ゴロに打ち取り、
何とか追加点は防ぎます。

1点を先制されたドラゴンズ
しかし3回、下位打線から反撃をしかけます。
先頭の谷繁が詰まりながらもライト前に落とすと、
藤井のショートゴロでランナーが入れ替わります。
続く荒木の初球に、藤井が二塁へスチールすると、
荒木のショートゴロをシュー・センジェ
バウンド合わずに弾いて、エラー。
さらに井端の4球目に荒木が二塁へスチールして、
1死二、三塁とチャンスを広げます。
そしてフルカウントからの7球目、
外へのスライダーを右方向へ。
二塁ゴロとなる間に、三塁走者の藤井が生還。
相手のミスも絡み、1-1の同点に追い付きます。


ゲームを優位に進めるためにも勝ち越したいドラゴンズ
5回、1死から谷繁が右腕に当たる死球で出ると、
続く藤井の三塁ゴロをブリトーが悪送球。
さらに荒木がファウルで粘った末に三遊間を抜き、
再び下位打線から満塁のチャンスを作ります。
ここで井端が初球攻撃。
真ん中のフォークをレフトへと運ぶライナー。
三塁走者の谷繁がタッチアップ。
レフトからの送球はショートにカットされる間にホームイン
ドラゴンズが今シリーズ初めて勝ち越しに成功します。
なおも2死一、二塁で迎えるは、森野
しかし内へのボール球に中途半端な空振り三振
1点止まりで、流れを掴むまでは至りません。

1点のリードをもらった朝倉
しかしそのウラ、1死から
ヤン・センに右中間を破るツーベースを許し、
得点圏にランナー背負ってしまいます。
できればここはしっかりゼロに切っておきたい。
ここで朝倉-谷繁のバッテリーはフォークを駆使。
パン・ウーションをカウント2-2からの5球目、
外へのフォークで空振り三振に取ると、
ブリトーもフルカウントまで粘られながら、
最後は外角低目のフォークでセンターライナー。
何とか踏ん張り、得点を与えません。

さらに続く6回ウラのピンチの朝倉
先頭のガオ・ゴーチンにレフト前ヒットを許すと、
続くリョウ・フーハウを空振り三振に取るも、
チェン・レンホンにも三遊間を破られ、
1死一、二塁と走者を溜めてしまいます。
長打が出れば、同点、逆転へとつながるシーン。
朝倉にとっては、まさに踏ん張りどころ。
迎えるは、この日1打点のクオ・ダイチ
カウント2-1からの4球目、一塁ゴロに打ち取り、
2死一、三塁とはしたものの、ガオ・ズーガン
初球、内へのストレートでショートゴロに取り、この回も0。
ヒヤヒヤながらも粘りの投球でしっかりと凌ぎます。


1点差のまま迎えた終盤7回、
しかしここで統一ベンチは、好投のパン・ウエイルンに代え、
2番手として、外国人右腕のピーター・マンローを投入します。
この継投がドラゴンズにとっては吉と出るか。
先頭の谷繁が、ストレートの四球を選びます。
しかし続く藤井はバントを失敗し送れないうえ、
外へのスライダーを引っかけての三塁ゴロ。
入れ替わると、続く荒木の2球目には二塁へスチール失敗。
まさに踏んだり蹴ったり、チャンスが潰えたかに見えました。

ところがここからアライバコンビが見事な足攻を!
荒木がフルカウントからの6球目、
高いバウンドでセンターに抜けるヒットで出ると
続く井端の初球、しっかり盗んでスチール成功。
さらにカウント2-2からの5球目、
外へのボールを叩きつけると、当たりは二塁ベース寄りのゴロ。
しかし井端が懸命に走って内野安打とすると、
その間に荒木が迷うことなく本塁を突入し一気に生還!
相手のスキを突き、で稼いだ貴重な追加点。3-1とリードを広げます。


しかしそのウラ、統一が反撃を。
続投となった朝倉が先頭のヤン・ソンシエン
低目の変化球をうまく合わされ、
ライト前に落とされるヒットを許すと、
ここで落合監督がマウンドへ。
ちょうど100球となった朝倉から左の久本にスイッチします。
左が続くこということで起用された久本ですが、
ヤン・センを内へのスライダーでライトフライに取るも、
パン・ウーションには、一、二塁間を破られ、
1死一、二塁としてしまいます。
右のブリトーを迎えたところで、またも継投。
3番手として平井にスイッチします。
どうしても点を与えてはいけない場面。
ブリトーをフルカウントからフォークで
ショートインフィールドフライに取りますが、
4番のカオ・ゴーチンに外へのスライダーを
右に運ばれ、ライト前にポテンと落ちるタイムリー
3-2と再び1点差に迫られてしまいます。
なおも2死一、三塁と一打同点のピンチ。
しかしリョウ・フーハウを外角高目のストレートで空振り三振。
平井が何とか踏ん張り、1失点で食い止めます。


接戦のまま迎えた終盤、何とかダメを押したいドラゴンズ
しかし8回は、4、5、6番と簡単に三者凡退。
それでもこの日は、下位打線からが頼みの綱。
8回から登板の統一3番手・リン・ユエーピンから
先頭の中村公治が外角高目のストレートを叩き、
センター前ヒットで出ると、続く谷繁が送って二塁へ。
さらに藤井の代打・立浪が四球を選ぶと、
荒木が初球、うまく叩いて一、二塁間を抜くヒット。
1死満塁とチャンスで、この日3打点の井端を迎えます。
3、4番がノーヒットだけに、ぜひともここで決めたい!
カウント1-3からの5球目、外へのストレートを
高々と打ち上げてのセンターへの犠牲フライ
これで4-2と、再び2点差に。
続く森野はボテボテの三塁ゴロに倒れたものの、
リードを広げて、守護神へと繋ぎます。

そして9回ウラ守護神・岩瀬がマウンドへ。
アジアシリーズは初登板となるものの、
そこは国際試合経験が豊富な守護神。
先頭の代打ワン・ズーソン
粘られながらもライトフライに打ち取ると、
続く代打カオ・ゼンファー
外へのスライダーでライトライナー。
そして最後は、代打フォン・ガンリン
外へのストレートで空振り三振に仕留め、ゲームセット!
苦しみながらも逃げ切って、
アジアシリーズ初勝利を収めたドラゴンズ
これで対戦成績を1勝1敗のタイに戻しました。
あす10日は、中国選抜・チャイナスターズ戦
しかし勝敗の行方によっては、3チーム同率の可能性も。
日本一の意地に懸けても、決勝進出は譲れない。
さらに全力を挙げて戦っていくことになりそうです。


足でアジアを制す!統一先発の
パン・ウエイルン
緩急を生かした投球に
翻弄されてしまい、
走者こそ出せど、
なかなか思うようにはいかず
点を挙げられない重い展開
さらに先制を許してしまうなど、
このままでは勝てないのではと思いましたが、
足を絡めた攻撃で、同点に追い付くと、
1点差に迫られた7回、2死からアライバ好走塁で突き放し、
再び1点差に迫られるも、9回、満塁から
この日すべての打点を挙げた井端が、ダメ押しの犠牲フライ。
最後は守護神・岩瀬を投入しての辛勝は、
まさに1つ勝つことの難しさ、
苦しさを教えてもらった感がありました。

先発の朝倉がランナーを出しながらも粘りの投球
三者凡退が1イニングしかなかったことからして、
かなり苦しい投球となりましたね。
特に1点リードしてから5回1死二塁。
さらに続く6回の2死一、三塁などピンチの連続。
調子の良い朝倉ならシュートで凌いでくれるという
頭が働くのですが、この日はそうはいかない。
見ている方もある意味心臓に悪い投球に思えました。
それでも終わってみれば、6回0/3を1失点。
負けていれば、ジ・エンドだっただけに
よく踏ん張ってくれたと思います。


一方、攻撃陣では、2番・井端
チームの全得点をたたき出す4打点
それも内野ゴロの間、レフトへの犠牲ライナー、
二塁への内野安打、そしてセンターへの犠牲フライと
決してクリーンヒットこそないものの、
渋い打撃が光ったこの日の4打席、
まさに頭が下がる思いですね。
森野、中村紀洋、イ・ビョンギュという
クリーンアップが全く機能しないこのシリーズ。
下位で繋いでチャンスを作り、
荒木、井端で返すという状況が続きますが、
どのような勝ち方でも、まずは決勝に進むこと。
そしてSKにリベンジして、アジア王者を掴むこと。
ジャパンの監督が走塁を「(相手に)見せないでほしかった」と
言っていたようですが、そんなのは全く関係ない
打線全体がやや沈み気味なだけに、
機動力を駆使しないといけない現状ですから、
この日も2盗塁、さらに内野安打の一塁送球の間に
二塁からすかさず生還するナイスランを見せた荒木とともに
少ないチャンスを活かすべく、打ち続けてほしい。
その上でクリーンアップの奮起も当然望まれるところです。


10日の第3戦は、中国選抜・チャイナスターズ戦
12時からのデーゲームとなりますが、
もしこのゲームにドラゴンズが、
そしてナイトゲームで統一SKに勝った場合、
3チームが2勝1敗で並んでしまいます。
その際は、大会規定に従い
(1)総失点数の少ないチーム(2)総得点数の多いチーム
(3)チーム打率の高いチーム(4)コイントスに勝ったチーム
という順番で、上位2チームが決勝戦に出られるそうです。
そうなると、先に戦うドラゴンズとしては、
いかに失点を少なくしたうえで、チャイナから点を奪うこと。
SKが13-0でコールド勝ちするなど、格下とは思えますが、
手を抜くことなく、どん欲に勝たないといけませんね。
1つ勝ったことで、打線が目覚めていくことを期待。
そして先発予定の小笠原が奮投し、岡本、岩瀬に繋ぐこと。
とにかく勝って、11日の決勝戦に望みを繋いでもらいたいです。


☆ウィナーズ・ボイス(9日)

◎井端弘和
<チーム全得点をたたき出す4打点>
「(どんな気持ちで試合に臨んだか)
昨日、負けてますんで
何が何でも勝たないといけないなあと思いましたし、
ぜひまたもう一度、韓国(SK)とやりたいなという
気持ちで臨みました。はい。

(2点目の犠牲フライは初球いきましたが)
あまりよくわからないピッチャーだったので
来たボール、打てる範囲のボールは
どんどんいこうと思ってました。

(3点目は1、2番コンビでのらしい得点)
荒木がね、二塁からよく走ってくれました。

(今のコンディションは)
ええ、あの大丈夫です、はい。
日本のチャンピオンとして
ぜひアジアを獲りたいと思いますんで
明日の中国(選抜)戦勝って、
決勝トーナメントに進出したいなと思います。

(ファンのみなさんに)
(千葉)ロッテ、(北海道)日本ハムとね、
続いてアジア一になってますんで、
ぜひドラゴンズもそれに続きたいなと思ってますんで
応援よろしくお願いします」



<5回、レフトへ勝ち越しの犠牲フライ>
「とりあえず勝ち越せてよかったです。
チャンスで回ってきたので
一番、点を取りやすい方法をとっただけ。
どうしたら点が入るか考えてやっているだけですよ。
最低限の仕事をしているだけ」

<7回、二塁へタイムリー内野安打>
「追加点が欲しかった。荒木がよく走ってくれました」

<先発パン・ウエイルンについて>
「特に意識しなかったですけど、
ドラゴンズが勝てるように戦っただけなので、
勝ててよかったです」
(中スポ、中日新聞サンスポ
スポーツ報知毎日jp名古屋ニッカンデイリー

○荒木雅博
<7回、2死一塁で二盗を決めると、
続く井端の二塁への内野安打で本塁を陥れる好走塁。
この日3安打2盗塁とチームをけん引>
「うまくはまりました。
いつもなら一塁がアウトになることが
多いけど、セーフになったので。
井端さんが一塁へよく駆け込んでくれた。
いいランニングを見せてくれました。
いつもああいうタイミングで狙っている。
好走塁? たまたまセーフになっただけです。
盗塁もたまたま走れただけ。
負けられない。毎日必死にやっています。
必死にやっている結果が今日の勝ちにつながった」

<台湾代表のエース・パン・ウエイルンについて>
「誰が代表なんですか? 
(五輪予選は)普通にやりたいなと思います」
(中スポ、中日新聞サンスポスポーツ報知
時事通信毎日jp名古屋ニッカン

○朝倉健太
<6回0/3を7安打2四死球2失点で勝利投手。
苦しい内容だったが>
「チームが勝ってくれればいいです。
僕の調子どうこうは関係ない」

<悪条件下ではめっぽう強い。
慣れない国際球や、台湾独特の応援を
ものともしない芯のの強さを見せる>
「ボールは全然、問題なかったです。
勝ってあたりまえ? それはまわりの見方で、
試合をしているのは自分たちですから。
応援もおもしろいな~と思って投げてました。
最初はうるさかったですけどね」

<長かった今季も、これが最後の登板。
日本シリーズ初白星に国際試合初白星を加え>
「最後いい形で締めくくることができてよかったです」
朝倉健太公式、中スポ、名古屋ニッカン

○岩瀬仁紀
<アジアシリーズ初登板。
2点リードの9回に5番手で登場も、3人でピシャリ>
「まあ準備はしていたからね。
日本勢が連覇している大会なので、
自分たちが終わらせるわけにはいかないんでね」
サンスポ名古屋ニッカン


◎落合監督
<統一に辛勝。決勝進出に望みをつなぎ、安どの表情>
「(日本代表チームとしての1勝目に)
何か、ちょっとホッとしてるような
もうちょっと(選手の)足動いてくれてもいいかなと
いう気はしてるんですけどね。
やっぱり今これがウチのいっぱいのところですかね。

(黒星スタート、どんな気持ちで臨んだか)
普段通り、やるべきことはやらないと、
ウチの持ち味の野球ができませんから、
まあ走るところは走って、
守るところはきちっと守ってもらう。
そういう野球ですけど
やっぱり1つ勝つというのは、大変です。

(ドラゴンズらしい野球ができると見えるか)
まあ個々には動いている選手はいるんですけども、
もうちょっと動いてくれてもいいかなっていう。
まあでも、こういう大会で1つ勝つっていうのは大変です。

(国際試合、一発勝負、ペースを掴むことの難しさは)
それはあります。
我々も経験はしているんですけども、
なんせ選手は未経験ですから、
そういう意味でこれからこの経験を生かしてくれれば。
で、悪いところというのはもう出てますから、
これまた秋の練習から取り組んでいければ
いいかなと思っています。

(朝倉の粘投について)
ええ、もうちょっと放ってもらいたかったんだけども、
本人任せるってことはもうダメってことだと思うんでね。
でもまあこの中、よく投げてくれたと思います。

(統一の印象について)
バッティングは確かにいいですね。
思いっきりというか、もうちょっと
ボール球振ってくれるかと思ったんですけども、
やはりきちっと見逃すところは見逃しているんでね
そんなに簡単に勝てる相手ではなかったと思ってます。

(明日に向けて)
持てる力を選手には目一杯発揮してもらうだけです。
まずは明日のゲームから。
やっと、まあ先のことは考えないように
ずっとしてるんで、明日のことだけ考えていきます」



<強いられた苦戦を評価して>
「1つ勝つということが、どれだけ大変なのかを
選手が再認識してくれれば、収穫があったのではないか。
野球はそんなに簡単な競技じゃない。
選手がそれを肌で感じれば、意義のある1勝だと思う」

<主軸を任された森野、中村紀洋が
ともに2試合連続無安打と低迷を続ける打線を嘆く>
「取り立てていい状態のメンバーが見あたらない」

<10日の勝敗によっては2勝1敗で3チームが並ぶ。
決勝進出は総失点に左右されることについて>
「計算してもいいことはない。
(野球は)計算どおりにいかないスポーツ。
日曜日の試合(決勝)のことは考えない。
そんな考えで野球をやっても、勝てる保証はない。
とにかくベストを尽くす。
力を出してくれれば結果は問わない」
中日新聞サンスポ12スポーツ報知時事通信
毎日jpスポニチ名古屋名古屋ニッカンデイリー


ナゴヤからの話題。(9日)

◆西川球団社長
<この日、FAの権利行使を表明した
西武・和田について関心を示す。
和田の速報を報道陣から聞かされての第一声>
「興味はあります。
ウチは主力に左が多いから、右打者が欲しい。
ウチは右で大きいのを打てる打者がいないからね。
(和田の)名前は確かに挙がっている。
ノリ(中村紀洋)があれだけ爆弾を抱えて
やっているわけだし、その部分を厚くしたい。
(広島からFA宣言した)新井君もいる。
森(コーチ)がドミニカに行くから、
いい外国人を捜してきてくれとも言ってある。
そういうチーム状況にマッチする選手の
一人じゃないかなと思っています」

<西武が和田に提示した2年総額6億円(推定)について>
「(選手を)出すほうと獲る方では違うが、
それ(西武の条件)以下では(獲得は)難しい。
条件面で西武を上回る? そういうことになるでしょう」

<地元・岐阜出身の和田に対して>
「(獲得に)動き出すとなれば
地元の選手というのは要因になる」

<球団としての正式な意思統一は13日の公示を待って>
「詳しい話を現場としていないし、
これから(総合的に)検討します。
アジアシリーズが終わってからになるでしょう」

<あくまでFAでの去就が注目されている福留の去就次第。
同じ外野手の福留の穴埋めではないということ強調>
「もちろん福留君(の引き留め)が最優先。
関係はない。福留は福留。残ってくれると思っている。
去就が(判明することが)前提だが、
現場の要望があれば考慮します」

<福留がFA宣言することが確実となったことに>
「まだ何も聞いていません。
FA宣言したとしても、再提示はしない。
1番の条件を出したつもりだから、
その上でそちら(FA移籍)を選ぶなら
本人の判断と理解するしかない。
伝えることは伝えてある。じっくり考えたらいい」
中スポサンスポスポーツ報知時事通信
スポニチ名古屋12名古屋ニッカン12

◆伊藤球団代表
<この日、和田がFA権行使を表明したことを受け
今オフの補強リストに入っていることを明かし>
「名前は挙がっている」
名古屋ニッカン


◆福留孝介
<この日もナゴヤ球場で右ひじのリハビリを続け、
キャッチボール、フリー打撃などで汗を流す。
注目が集まるFA問題について
「特にこれといった変化はないです。
悩んでいるといえば悩んでいる。
そうでないといえばそうでないですね。
あとは自分でどうするかを決めるだけ。
あとは踏ん切り? そう日もないですし、
何かをするにしても、もうそろそろ
時間じゃないかなと思いますね」

<新たに巨人が獲得に名乗りを上げたことについて>
「巨人? 別に特に何というわけでもないけど、
まあ、そういうふうに名前が出てくることは
本当にありがたいことだと思いますけどね。
まず僕の名前を挙げてもらったということは、
ありがたいことだと思うし、やっている選手としては
非常にうれしいことなんじゃないですか。
中日と対戦するイメージ? 何も考えていないですね」

<中日が同じ外野手でこの日、西武からFA宣言した
和田の獲得に動くことには無関心を装い>
「ボクには分からないこと。
球団がいろいろ考えていること。
決まっているわけでもないでしょうし、
特にボクがどうこういうことじゃないです」
中スポサンスポスポーツ報知スポニチ名古屋名古屋ニッカンデイリー


今朝の東京中日の1面はこれでした。
FA権行使を表明した和田一浩(西武)の獲得に、
ドラゴンズが乗り出すことが明らかになったそうです。
かねてからの補強ポイントである
『右の大砲』として白羽の矢を立てたもので、
FA宣言することが濃厚と言われる
福留の穴を埋める存在としても期待。
アジアシリーズ終了後には、
球団としての意思を正式表明するとのこと。


確かに『右の大砲』というのは魅力的ですね。
35歳という年齢がやや気になりますが、
右の代打が手薄なドラゴンズとしては、
今季も3割をマークした和田
来てくれるなら悪くはないでしょう。
地元・岐阜出身というのもポイント大。
五輪日本代表でもある経験豊富なベテランの加入。
現場が了解するかにもよりますが、
自分的には、来たなら歓迎したいところです。
さらに和田の背番号は、たしか『5』
残念ながら空いていますし、これは決まりかも…?
今後の展開に注目しておきましょう。

2007年11月 9日 (金)

見事アライバ4年連続、今年も5人ゴールデングラブ賞。

ノリ、セでもGグラブ
日本一・守竜!!2年連続5人選出


アジアシリーズの初戦を落としてしまった
ドラゴンズですが、この日はそれ以外にも、
さまざま出来事がありました。
通常通りの展開ではあまりに長くなるので、
特別に分割して、8日のドラゴンズの話題を紹介します。


トウキョウからの話題。(8日)

◇中村紀洋
<三塁手・得票数79・3年ぶり6度目。
セ・リーグでは初受賞(パでは5度受賞)。
ライバル・小笠原(巨人)を14票差で振り切って、
史上7人目の両リーグ受賞を決める>
「まさかこの賞が取れるとは思ってなかった。
みなさんに感謝したいです。
(ゴールデングラブ賞は)
目標とする賞だとずっと思っているので、
選んでいただいてありがたいです」

<並んで座った荒木&井端をチラリと見て>
「すごくレベルの高いプレーを横の2人がやっているので、
何とか追いついていきたい。
(今年は)いろいろなことがあった。
来年も取れるようにがんばります」
(中スポ、サンスポ時事通信毎日jp名古屋ニッカン

◇荒木雅博
<二塁手・得票数130・4年連続4度目。
故障などの影響で出場が113試合にとどまったが>
「今年は、まさか自分が、の気持ちが強いです。
『自分はない』という気持ちだった。感謝しています。
胸を張ってとれたという感覚はない。
(井端との連続受賞は)それが一番うれしい。
一緒のチームで二遊間で取れたことがうれしいので、
これからも連続して取っていきたい」
(東京中日、サンスポ共同通信社時事通信毎日jp名古屋ニッカン

◇井端弘和
<遊撃手・両リーグトップの得票数173・4年連続4度目>
「全部(全試合)出ての受賞で満足しているが
もっとうまくなると思う。
これからも1つでもミスを少なくするよう努力していきたい。
連続で取ることに意味がある。
二遊間はコンビと見られがちなので、
4年続けてとれたからまだまだ続けたいし、
(荒木とは)もっと『名コンビ』になりたいですね」
(東京中日、サンスポ共同通信社時事通信毎日jp名古屋ニッカン

◇川上憲伸
<投手・得票数57・2年連続3度目>
「本当に驚きました。
正直取れると思ってなかった。
今年はピッチングに納得がいかなかったが
守備面で評価された結果だと思う。
今年はよく打たれたので
守備で少しでもカバーできたらと思っていましたが。
1年頑張った結果かなと思う
(谷繁さんと)2人でとれて良かった」
(東京中日、サンスポ時事通信毎日jp名古屋ニッカン

◇谷繁元信
<捕手・得票数143・2年連続3度目。
同一バッテリーによる2年連続受賞はセ・リーグ初>
「投票していただいた方に感謝します。
最初は苦しかったが、日本一になれていい1年だった。
今年は守備機会の記録もつくれた。
来年また一から出直すつもりで
1年間失策ゼロを目指して
いいプレーをファンに見せられるようにやっていきたい」
サンスポ時事通信毎日jp名古屋ニッカン

【その他のドラゴンズ選手の得票数】
中田(投手8位・4票)朝倉(投手10位・3票)
岩瀬(投手12位・1票)ウッズ(一塁手5位・2票)
福留(外野手5位・44票)英智(外野手6位・33票)
森野(外野手8位・24票)イ・ビョンギュ(外野手10位・3票)
三井広報委員会|三井ゴールデン・グラブ賞公式)


今年度の『三井ゴールデン・グラブ賞』が発表され、
ドラゴンズからは、川上投手、谷繁捕手、
荒木二塁手、中村紀洋三塁手、

そして井端遊撃手5選手が受賞しました。
おめでとうございます!

今季はチームのエラー数が増えてしまったこともあり、
おそらく、受賞者も少ないのではと思っていましたが、
5選手とは多かったですし、うれしいですね。
やはりこの賞は、ドラゴンズ独断場なのでしょう。
もしかしたらレギュラーシーズンだけでなく、
CS日本シリーズのイメージも大きかったのかも?
外野手部門こそ、1つも取れませんでしたが、
セでは初という2年連続バッテリー受賞となった憲伸-谷繁に、
こちらも4年連続と、もはや常連ともいえるアライバコンビ
さらにセでは初めてとなった中村紀洋の受賞も、
自分的にはとてもうれしかったです。
中村紀洋の独特のハンドリングを初めて見たときに
うまいなあと感じましたが、ドラゴンズに入って、
サビをしっかり取ったことで、より技術が向上したのでは。
後半戦はエラーも減り、今回の受賞になったと思います。
守り勝つ野球が基本のドラゴンズ
この受賞をさらに続けていってほしいです。


◇岩瀬仁紀
<この日、東京都内で伊藤球団代表と、第1回の交渉を行う。
以下一問一答。話の内容は>
「球団から金額の提示をいただきました。
単年と複数年両方いただきました」

<結論は>
「きょうは真っさらな気持ちで聞いたので、
自分の中でよく考えて、納得のいく結論を出したいです」

<FA権の行使を含めて考えるということ?>
「そうですね。時間は限られていますけど」

<球団からの慰留は>
「熱意はすごく感じました。
『入団してから9年間よくやってくれた。
今年も日本一へ頑張ってくれた』と評価してもらいました」

<交渉を終えて気持ちの変化は>
「気持ちは前向きになりました」

<前向きとは>
「できればこの球団でやれるのが一番いいです」

<メジャーに興味は>
「今年に関して言えば、考えづらいかな…。
気付いたらこの時期に来ていたので」

<FA宣言して残留という選択肢はある>
「残る場合は何もしないです」

<今後について>
「単年か複数年かは今は決められない。
ただ球団から最大のものを出したと
言われたし、これ以上は動かないと思う
いい条件を出してもらったと理解している。
条件は変わらないと思うので、
(2度目の)話し合いはしないと思う」
中スポサンスポスポーツ報知共同通信社時事通信
毎日jpスポニチ名古屋名古屋ニッカン名古屋タイムズデイリー


◆伊藤球団代表
<東京都内のホテルで岩瀬との第1回交渉を行う。
条件提示をしたが、残留に手応えを感じた様子>
「具体的には言えないが、
長年やっていただいた、中日として必要な選手。
残っていただけると信じている。
いい感触をもらった気がする。
球団だけでなく、ファンも岩瀬さんの残留を心から願っている」
スポーツ報知時事通信毎日jpスポニチ名古屋名古屋タイムズ


岩瀬は残る。FA権を取得し、その動向
注目されていた岩瀬
この日午前、
東京都内のホテルで、
伊藤球団代表と、
第1回の交渉を行いました。
中スポによると、
球団側は単年4億5000万円、
さらに2年目以降は
年俸変動制となる
4年契約の2つを提示。
最終結論は持ち越されたものの、岩瀬からは、
「気持ちは前向きになりました。
できればこの球団でやれるのが一番いいです」
というコメントも。
守護神のドラゴンズ残留の可能性は大のようです。
フォトなどの笑顔を見ても、おそらく大丈夫そうですね。
どちらにしても来季は、球団初の4億円プレーヤーとなる岩瀬
まさにスゴイなあとしか言いようがないですが、
さらなる守護神伝説を積み上げていってほしいです。


ナゴヤからの話題。(8日)

◆福留孝介
<右ひじ手術からリハビリ中のナゴヤ球場で
慎重に言葉を選びながらも、悩める胸中を告白。
以下一問一答。中日との交渉から3日たったが>
「悩んではいるけど、何もないことはない」

<重視するのは条件か誠意か?>
「どうだろう。両方そろえば悩まなくて済むんだけど。
(悩んで)神経性胃炎です」

<4年総額17億円は低いという見方もあるが>
「高いか低いかは分からない。
他の球団の数字を聞いているわけじゃないから。
新聞に出ている(他球団の)額は
憶測もあるだろうから、分からない面がある。
ウチのチームから出た数字をもとに判断するしかない」

<結論を出すのはFA権行使の提出期限の12日か>
「その前(11日)か、その日(12日)くらいじゃないかな。
徹底的に悩みます」

<まだ決まっていない>
「(考えが)固まった、まではいかないけど
方向性は出つつある。
まだ、はっきりとは決まっていないけど。
いまは本当にこれでいいのかと自問自答している。
自分1人でここまで来たわけじゃないから。
ビジネスで考えれば楽かな。
(中日に)育ててもらった気持ちもあるし、
(逆指名で)好きで入ったというのもある。
ファンの人にもここまで応援してもらっている。
ビジネスで割り切れればもっと簡単でしょうね」

<広島の黒田は移籍なら米国という希望だが>
「ボクの場合はそこまで(考えが)及ばない」

<他球団の条件を聞きたいか、
聞きたくないかで悩んでいるのか>
「手を挙げれば聞けるし、
挙げなければ聞けないわけだけど…。
ときどき自分でも何で悩んでいるのか
分からなくなるときがある。グルグル回っているんです」

<FA権行使の手を挙げることへの恐れがある>
「挙げることへの恐れはない」

<北京五輪は判断材料になるのか>
「それはいまのところ一切ない。
判断材料にはならないですね」

<FA宣言した場合、
中日の優勝パレード(17日)には参加するのか>
「出ないでしょう。
はっきり決まっていない段階で出るのは申し訳ない」

<FA宣言した場合、練習はどうするのか>
「みんなの邪魔にならないようにやると思う」

<同僚の岩瀬も交渉したが気になるか>
「岩瀬さんのことは気にならないかな。
でも人の心配をしている時間はない」

<FA宣言した広島の新井は泣きながら会見した>
「オレも泣くかな」

<というと残留はない?>
「残留しても泣くかもしれないよ」

<新聞紙上では国内外の球団が興味を示している>
「新聞(が正しいか)は分からないけど、
名前が出るのはありがたいこと。幸せな悩みなのかもしれないね」

<胃が痛い?>
「風邪だったんだけどね。寝込んだよ」

<この日もリハビリをナゴヤ球場で行う。
キャッチボールは約80メートルまで投げられるようになり、
故障後2度目となる屋外のフリー打撃では、
74スイングで12本のサク越えも>
「順調に進んでいる。違和感はない」
中スポサンスポ毎日jpスポニチ名古屋名古屋ニッカンデイリー


一方、5日に同じくFA交渉を行った福留
こちらは12日のリミットまで徹底的に悩むよう。
この日もナゴヤ球場で、悩める胸中を告白したもよう。
そのなかのコメントに「方向性は出つつある」というのがあり、
今朝のスポーツ各紙は、FA権行使が濃厚になった報道。
さらに争奪戦にあの巨人も加わると出ていました。

岩瀬と違って、その言動1つでいろいろ書かれてしまう福留
ほんと大変なんだなと思いますね。
残された日数はあと4日。神経性胃炎にならない程度に悩んで下さい。


ドラフトからの話題。(8日)

◆赤坂和幸(浦和学院高)
<高校生ドラフト1巡目指名。
この日、さいたま市の飲食店で父親とともに、
中田スカウト部長らの交渉を受け、
契約金7000万円、年俸600万円で仮契約。
打者としても高い評価を受けているが、
球団は投手として育成していく方針>
「投手でいくと聞いてうれしかった。
強いチームで大変だが、早く一軍に上がれるように
体をつくり、チームのためになりたい。
10勝できるようなピッチャーになることが目標です」

<北海道日本ハム1巡目指名の中田翔との
日本シリーズでの対決を熱望>
「中田君はかなり意識してます。
高校では彼の方が断然上なのでプロでは勝ちたい。
日本シリーズで対戦? そうですね。
それを最高のビジョンにして、
つらい練習を乗り越えていこうと思います」

<中日の練習は12球団随一のハードメニューで知られるが>
「練習がつらいということは聞いています。
楽しみですね。体力には自信あります。
早く落合監督に見てもらいたいです」

<中日の競争の激しさは日本シリーズを見て実感>
「ヤバイっすね。ほんとに頑張らなきゃと思いました。
すぐに1軍というわけにはいかないと思うので、
とにかく体を作ってチームに必要とされる投手になりたい」
中スポ共同通信社時事通信毎日jp名古屋ニッカン


最後に先日の樋口投手に続き、
この日、高校生ドラフト1巡目指名の
赤坂投手(浦和学院高)と球団側が交渉し仮契約
ドラゴンズへの入団が内定しました。
まずは投手としてやっていくという赤坂投手
ドラゴンズの厳しい練習に向け、抱負を語るともに、
ライバルとして、同じ高校生ドラフト1巡目の
中田翔選手(北海道日本ハム指名)の名前を出しました。
また現在はキャンプで出遅れないため、
退部した野球部の練習に自主参加し、
走り込みと投げ込みを続けているとのこと。
正直、ドラゴンズの練習はキツイと思います。
しかしそれを乗り越えられないと、
ライバルとの対決は見えてこないと思います。
樋口投手ともども、まずは覚悟を決めてほしいです。

アジアシリーズ初戦、守乱竜ミットもない敗戦。

竜らしさなし日本勢初黒星 アジアシリーズ2007

アジア4カ国・地域のプロ野球リーグ代表チームによる
王者決定戦『KONAMI CUP アジアシリーズ2007』がこの日開幕。
53年ぶりの日本一に輝き、日本代表となったドラゴンズ
初戦、韓国・SKワイバーンズとの対戦。
しかしチームとして初めての国際試合からか、
序盤の拙攻に加え、守りのミスで失点など、
らしからぬミスを連発。第3回となる大会で
日本代表チームとしては初となる黒星を喫してしまいました。

◇KONAMI CUP アジアシリーズ2007
GAME.2 中日-SK
(8日・東京ドーム | 中日1敗)
19095人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
S K
中 日
[敗] 中田(1試合1敗)
[D本] 井上1号2ラン
[Dバッテリー]
中田、鈴木、高橋、石井 - 谷繁、小田

【ゲームレビュー】
守りの乱れが響き、初戦を落とした
4回に先発・中田が無死二塁のピンチを招き、
1死三塁から新井失策で1失点。
6回は森野失策と適時二塁打で1点を失い、
さらに1死二塁から中前適時打を浴びてもう1点を失った。
続く7回にも3安打に死球と捕逸が絡み、3失点。
打線は6点差を追う7回に代打・井上が2ラン、
8回にも井端の犠飛で1点を返したが反撃はここまで。
序盤の拙攻が痛かった。
中日新聞アジアシリーズ公式共同通信社ニッカン式スコア


先制のチャンスを掴んだのは、ドラゴンズ
SK先発・19歳高卒ルーキー左腕・キム・グァンヒョンを攻め、
先頭の荒木が三塁線を抜くツーベースで出ると、
続く井端の初球、ワイルドピッチで三塁に進みます。
井端はスライダーを叩き、投ゴロに倒れましたが、
森野がストレートの四球を選び、1死一、三塁。
ここで迎えるは、日本シリーズMVP。
この日は帰国したウッズに代わり、
『4番・DH』に入った中村紀洋
しかしカウント2-2から、カーブを叩くも二塁左へのゴロ。
ショートがそのまま踏んで、6-6-3のダブルプレー
立ち上がりのチャンスを逃してしまいます。


一方、ドラゴンズの先発は、中田賢一
日本シリーズ第2戦以来中10日での登板は
初回を三者凡退で終えたものの、
2回に四球絡みでランナーを溜めてしまいます。
この回先頭、4番のイ・ホジュン
外へのスライダーをうまくライト前に落とされると、
続くイ・ジンヨンにはストレートの四球を与え、一、二塁。
パク・チェホンをストレートで空振り三振に取りますが、
チョン・ギョンベにフルカウントから
ストレートが高めに外れてしまい、四球。
1死満塁とピンチを迎えてしまいます。
ここで迎えるは、パク・キョンワン
初球、ストレートを叩かれ打球はセカンド頭上。
しかしこれを荒木がジャンピングキャッチ!
すかさず二塁に送って、ダブルプレー
バックの好守に助けられ、何とか無失点で凌ぎます。

3回は2奪三振と3人で抑えた中田
しかし4回、先頭の3番・キム・ジェヒョン
レフト左に落ちるツーベースを許しますが、
続くイ・ホジュンを詰まらせての一塁ファウルフライ。
さらにイ・ジンヨンをカウント2-1からストレートで
バットをへし折ってのボテボテの二塁ゴロ。
打ち取ったかと思いきや、猛ダッシュして
素手で掴んだ荒木からの一塁への送球を、
この日一塁スタメン新井
ミットの土手で弾いてしまい、エラー
ボールを拾い直して、本塁へ送るも、
その間に二塁走者のキム・ジェヒョンがホームイン。
続くパク・チェホンを6-4-3の併殺に取ったものの、
守りのミスから、SKに先制を許してしまいます。


1点を追うことになったドラゴンズ
4回ウラ、先頭の井端がストレートを引っ張っての
レフトへのクリーンヒットで出ると、
続く森野は三塁フライに倒れるも、
中村紀洋がストレートの四球を選び、1死一、二塁。
チャンスで、5番・イ・ビョンギュを迎えます。
SKのキム・ソングン監督とは、
LG時代に師弟関係だったというイ・ビョンギュ
ここはぜひとも恩返しの一打を期待したい。
ところが初球、スライダーを叩くもショートゴロ。
中村紀洋が二封されるも、一塁セーフで
何とか併殺こそ防いだものの、
続く新井もカウント1-0からの2球目、
ストレートを引っ張ったものの、同じくショートゴロ。
ここもあと1本が出ず、得点を挙げることができません。
続く5回ウラも、先頭の谷繁が三遊間を抜くヒットで出て、
この日8番・レフトの中村公治が二塁へ送りますが、
9番・平田が、外へのストレートに空振り三振。
続く荒木もフルカウントから、シンカーを叩くもライトフライ。
真上から振り下ろす豪快なフォームから
恐るることなく、ストレート、スライダーなどを繰り出す
キム・グァンヒョンの前に沈黙を続けてしまいます。


5回も先頭打者に四球を与えるなど、
制球が乱れながらも、SK打線を2安打1失点と凌いできた中田
しかし6回、またも守備の乱れからピンチを背負います。
先頭のチョ・ドンファをバットをへし折っての
三塁ゴロに取りますが、森野がグラブの先で弾くと
何とか拾おうとするも、ボールも手につかずにお手玉
エラーで出塁を許してしまいます。
さらに続くキム・ジェヒョン
カウント0-1からの2球目、内へやや甘く入った
ストレートを弾き返されると、右中間フェンスを直撃。
センターの平田から荒木に送られ、本塁へと渡るはずが、
荒木からの送球を、新井がなんとカットミス
弾いてしまう間に、チョ・ドンファが一気に生還。
連係ミスから追加点を奪われます。
さらに続くイ・ジンヨンが、カウント2-0からの3球目、
ストレートを叩くと、打球はセンターへ。
荒木が横っ飛びで止めるも及ばず、ボールが失速。
その間にキム・ジェヒョンもホームインして、3-0
この回2点を奪われた中田はこれで降板。
6回、98球を投げ、3安打5奪三振3四球で3失点。
自責点こそ1ながらその内容は、
決して良いとは言えませんでした。


7回からドラゴンズは、2番手に鈴木を送ります。
先頭のパク・キョンワンを一塁フライ、
続くチェ・ジョンを外のスライダーに見逃し三振と
簡単に2死を取りながら、続くチョン・グンウ
フルカウントから、左中間突破のツーベースを浴びてしまいます。
左のイ・ジェウォンを迎えたところで、
ドラゴンズベンチは、3番手の高橋にスイッチ。
SKも右のイ・ジェウォンを代打に送ります。
ところがここでまたも内野の守りのミスが。
カウント2-2からストレートを叩くと、打球は高橋の足を直撃。
カバーした森野が慌てて一塁へ送るも、
送球がライト側へやや逸れてしまいます。
その間に二塁走者のチョン・グンウが好判断。
一気に本塁を陥れてしまいます。
スキを突かれて、手痛い4点目を奪われたドラゴンズ
打球を受けたこともあったか、
ここから高橋が捕まってしまい、
続く2安打のキム・ジェヒョンの右肩に死球をぶつけると、
イ・ホジュンには、初球、ストレートを叩かれ、
センターへのタイムリーヒット。
さらに2死一、三塁から迎えたイ・ジンヨンの4球目、
内角高目に外れたストレートを谷繁が弾いてしまい、パスボール
三塁走者のキム・ジェヒョンが還ってしまい、この回一挙3失点。
まさに自滅という感じのドラゴンズ
6-0と、ゲームを一方的にされてしまいます。


ここまで2回のアジアシリーズ。
予選リーグの段階で日本代表チームが敗れたことは皆無
しかし6回までキム・グァンヒョンの前に
わずか3安打無得点と突破口を見いだせないままのドラゴンズ
7回ウラも先頭のイ・ビョンギュが一塁ゴロ。
続く新井が粘って四球を選びますが、
谷繁が初球を叩いて、二塁フライ。
この回も2死を取られ、劣勢ムードがさらに漂います。

ところが、ここでキム監督がマウンドへ。
左手親指のマメを潰したというキム・グァンヒョン
ここでマウンドを降ります。
代わって2番手のマウンドには、
右のサイドハンド・チョ・ウンチョン
ドラゴンズベンチも動き、
中村公治代打・井上を送ります。
ここまで不運続きだったドラゴンズですが、
この起用は、『吉』と出ます。
カウント1-1からの3球目、外へのカーブを
うまく拾うと、打球はライトスタンドへ!
2ランホームランとなって、6-2とようやく一矢報います。

さらに続く8回ウラ、先頭の荒木
続投のチョ・ウンチョンの内へのシンカーを叩くと、
打球は、左中間を抜けていきます。
すると打った荒木は、躊躇なく二塁を回ると
そのまま一気に三塁へ!
気迫のこもった激走を見せます。
それに続けと、井端がカウント1-2からの4球目、
ストレートをセンターへ弾き返しての犠牲フライ
荒木がタッチアップで生還し、6-3と3点差に。
ところが、ここでSKベンチは、
ベテラン左腕のカ・トクヨンにスイッチ。
何とか反撃したいドラゴンズ打線ですが、
森野が初球を叩くも、鈍い音を発しての三塁ライナー。
さらに中村紀洋もスライダーを引っ張りますが、
バットの先に当たってのレフトフライ。
惜しくも反撃が潰えてしまいます。

そして迎えた最終回。
1死からSKは、クローザーのチョン・デヒョンを投入。
右のアンダースローに対して、
新井の代打で左の上田を送りますが、一塁ゴロに倒れ2アウト。
続く小田の代打・立浪がシンカーを叩き、
センター前にしぶとく抜けるヒットを放つも、
最後は、井上が高いバウンドの投ゴロに倒れ、ゲームセット
守っては2失策に1暴投1捕逸とミスを連発しての自滅
打っては、6安打3点に抑え込まれ、いいところなしドラゴンズ
日本勢として史上初となるシリーズ黒星を喫してしまいました。
初の国際大会でらしからぬ姿
見せてしまったナインは、ある意味赤っ恥
次の統一ライオンズ戦では、巻き返しをはかります。


良太捕れず…。53年ぶりの
日本一の称号をひっさげ、
日本代表チームとして、
堂々と戦わなくては
いけなかったドラゴンズ
ホームのユニホームを着ての
東京ドームの一塁側
さらに普段と違うライトスタンドからの声援を
背に受けるなど、違和感もあるなかでの初戦でしたが、
チームとしては初の国際試合とあってか、
らしからぬミスを連発したうえ、
そのほとんどが失点に結びついての敗戦
今季のゴールデングラブ賞が5名も出たチームとは、
とても思えない拙守ぶりに、見ている方が
あきれるやら、恥ずかしいやらという展開になってしまいました。


立ち上がり、荒木の二塁打と暴投、
さらに森野の四球で1死一、三塁としながら、
4番・DHに入った中村紀洋が6-6-3のゲッツー。
4回ウラにも、井端のヒットと二盗、
中村紀洋の四球で1死一、二塁としながら、
イ・ビョンギュ、新井がショート正面のゴロと、
序盤、相手先発キム・グァンヒョンを崩し、
流れを掴むチャンスがありながらも
モノにできなかったことが、後々に響きましたね。

相手は弱冠19歳・高卒ルーキー
さらにチャンスがいくつかあったことで
いつか攻略できるという思いもなったかもしれません。
しかしあと1本が出ないことで
あれよあれよで7回2死まで抑え込まれる始末。
なんかレギュラーシーズン拙攻ぶり
再び思い出させてくれたこの日の攻撃でした。
初モノに弱いうえに、ウッズが抜けて、やや弱い印象の打線。
このゲームに関しては良いところがなかったですね。
終盤に代打・井上必死こいて、2ランを放ち、
荒木が左中間の当たりで躊躇なく三塁を陥れるなど、
多少の反撃こそありましたが、
全体としては、精彩がなかった印象。
2戦目以降は、多少はオーダーを組み替える
必要があるのではと感じました。


またこの日は、中村紀洋がDHに入ったことで
一塁・新井、三塁・森野という布陣となりましたが、
それが完全に裏目に出てしまい、ミスを連発。
とくに4回の先制点、6回の2点目と、
一塁の新井拙守ぶりが目立ってしまいました。
相手先発が左投手ということや、
若手への経験をということでの
起用となりましたが、あまりにお粗末
相手のスキを突いたSKの走塁にもやられた感がありますが、
こちらから流れを渡すような守りをしてはいけない。
秋季練習ではきっちり絞られないといけないでしょう。
さらに6回の追加点のきっかけとなった森野のお手玉、
7回の谷繁のパスボールなどは、まさに集中力の欠如
よりによってこういう大舞台で、
こんなプレーをする必要はないのにと思える位の恥ずかしさ
緊張もないとはいえなかったでしょうし、
1つ負けたことで、再びネジを巻き直してくれることでしょう。
まずはチーム全体がきちっとすることで、
再び良い流れを戻してほしいところです。


初戦は敗退となってしまったことで
これ以上の敗戦は許されない状況となりました。
まあこれでナインも目を覚ましてくれるでしょうし、
今後の巻き返しを期待したいですね。
第2戦は、チャイニーズ・タイペイ代表の統一ライオンズ戦
これまたわからない相手ながら、決して侮ってはいけない。
そして全力でプレーをすることでまずは、シリーズ初白星を。
悪い流れを引きずらず、しっかり切り替えて臨んでほしいです。


★プレーヤーズ・ボイス(8日)

●中田賢一
<6回を4安打3四死球3失点(自責1)で敗戦投手>
「自分の調子が悪かっただけ。
カウントを悪くしてのヒットなど、
やってはいけないことをしてしまったので申し訳ないです」

<国際試合使用球の感触については>
「違い? (違和感は)多少あったけど、
ひどいというほどではなかった」
(東京中日、サンスポ名古屋ニッカン

●井上一樹
<7回、代打でライトへ2ラン本塁打を放つ>
「井上とコールされたときの声援が大きかったから、
ファンのみなさんが応援してくれたと思った。
打ちたいという気持ちが乗り移った」

<各国代表が集まった6日のパーティーでは
チーム代表あいさつで『必死こいて…』と発言>
「必死『こいて』はオレのスピーチの失敗。
でも今回のアジアシリーズ、オレは『必死こいて』で頑張る」
(東京中日、サンスポ名古屋ニッカン

●新井良太
<『6番・一塁』で先発出場。4回、6回と守備のミスに>
「緊張はなかった。
普通にやろうと思って、普通にやれなかったのが反省点」

<6回の中継ミスについて>
「判断ミスです」
(東京中日、中日新聞サンスポ毎日jp名古屋ニッカン

●高代野手総合チーフコーチ
<試合の流れを手放したのは、らしからぬ失策から。
普段通りの野球を発揮できずに敗れ>
「ミスで負けた」

<6回の中継ミスをした新井について>
「(新井は)舞い上がっていたね。中継ミスは考えられない」
中日新聞時事通信

●イ・ビョンギュ
<『5番・右翼』でスタメン出場。
母国チームと初対決も4打数無安打と力を出せず>
「さすが韓国の王者だけあって強かった。

<SK先発・キム・グァンヒョンについて>
「いい投手だ。勢いのよさを感じた」
(東京中日、サンスポ

●荒木雅博
<マルチ長打で気を吐くもさえない表情。
SKの印象について>
「しっかりした野球をしてくるチームだと思った。
次の塁を常に狙っていた」
(東京中日、サンスポ名古屋ニッカン

●井端弘和
<キム・グァンヒョンについて>
「ビデオで見る限り、直球中心の投手と思ったら、
意外と変化球が多かった」
(東京中日)


●落合監督
<SKに敗戦を喫し、アジアシリーズで
日本勢初の黒星。不名誉な記録にも淡々>
「一番やってはいけないゲーム運びでしたね。
一昨年の交流戦を思い出しました。
それと良く似た雰囲気のゲームでした」

<球団初の国際大会、その初戦でミスを連発>
「選手たちには、われわれにはわからない
雰囲気があったのかもしれない。
国際大会を経験している選手は
ほとんどいないわけですから。
野手は必死にボールにくらいついているが、
空回りしているかな。
これから経験すれば大丈夫でしょ」

<相手先発・キム・グァンヒョンについて>
「キム・グァンヒョン? 確か19歳ですよね。
いいボールを放るし、このまま成長すれば
代表チームに入ってくる素材だと
ベンチからはそう見えました」

<9日の統一戦では必勝態勢を敷くことが濃厚>
「勝とうと思ってやっている。
最善を尽くしてるが、勝ち負けの世界だから…。
あしたは今持てる最大限の力を出して勝てるように。
多少メンバーは変わる」
(中スポ、中日新聞サンスポ時事通信12
毎日jpスポニチ名古屋名古屋ニッカンデイリー

2007年11月 8日 (木)

目指すは頂点、アジアシリーズ2007今夜開幕!

アジア王者へ中田先陣!? 
最後まで先発&スタメン隠し


今夜からプロ野球のアジア王者を決める
『KONAMI CUP アジアシリーズ2007』が開幕します。
日本代表として、韓国・SKワイバーンズ
チャイニーズ・タイペイ・統一ライオンズ
中国・チャイナスターズと対戦し、
日本勢としては、3年連続のアジア王者を目指すドラゴンズ
この日、東京ドームでは開幕前の公式練習に臨みました。
しかしチームとしては初の国際試合ながらも、
落合監督は、相変わらずのオレ流を貫いたようです。


◇落合監督
<開幕前日の公式練習、公式会見でも
先発投手、オーダーは一切明かさず『オレ流』を貫く>
「オーダー? あした(8日)決めます。
まだ決まっていません。
(選手が)どういう状態で出てこられるのかわからない。
一晩寝て、起きたら体が動かないケースもありますから。
あしたの(試合前)練習を見て決めます」

<データのない初対決の相手を前に、慎重な姿勢を崩さす>
「(相手は)どういう野球なのか…。私の頭の中にはない。
(SKとは)キャンプ中に2試合ほどやっているけど、
そのときはあくまでキャンプ中の練習の一環。
どういう選手がいて、どういう野球をするかは
はっきりいって分からない。
ゲームの中で、こういう野球をするのかな、と
(自分自身が)肌で感じて、対応していくしかないかなと。
それは韓国に限らず、台湾も中国も同じだと思う」
(中スポ、サンスポスポーツナビ共同通信社
時事通信毎日jpスポニチ名古屋名古屋ニッカン


◇イ・ビョンギュ
<落合監督、岩瀬とともに共同会見に出席。
韓国・SKとの初戦に闘志を燃やす。
母国・韓国、恩師・キム監督との対戦とあって、
日本だけでなく韓国メディアからの注目も集める>
「以前はキム監督の下で、非常に多くのことを学んだ。
ただ、今回はチームとチームの戦い。
うちのチーム(中日)が勝てるように一生懸命頑張る。

SKは僕が知っているチームと違う。
だからどういうチームかは言えないよ。
特別なことはなく、自分がやってきた野球をやるだけ」
中スポスポーツナビ共同通信社スポニチ名古屋名古屋ニッカン

◇岩瀬仁紀
<同じく共同会見に出席。
アジアナンバーワンに向けて意気込みを語る>
「12球団の代表として、恥ずかしくない試合をしたいですね」

<アテネ五輪に出場するなど経験豊富な守護神。
国際試合で重要なことを問われ>
「国際大会は相手のことより、
自分の力をきっちり出すことが大事だと思います」
スポーツ報知スポーツナビ共同通信社名古屋ニッカン


◇中田賢一
<きょう8日、SK戦の先発が濃厚。
この日はノースローで軽めの調整に汗を流す>
「シーズン後半はだいぶ良くなってきたので、
そのままの感じでいきたい。
相手のことは分からない。速球に強いと聞いてる。
真っすぐ自体はどこが相手でも通用すると思う。
うまく> 変化球を織り交ぜながら、
持ち味の真っすぐで抑えたい。

<イメージのない相手への対処、
国際舞台は今後への糧になる>
「大学のときに日米野球に出ましたけど、
あれを『国際大会』と呼べるかどうか…。
この大会に出られることがなかなかないことなので
少しでも楽しみたい。体は万全なので投げきりたい」
(東京中日、スポニチ名古屋

◇中村紀洋
<ウッズ不在で『4番・一塁』を任されそう。
この日の練習で一塁の守備をソツなくこなし、
打撃は腰の痛みを感じさせない鋭い打球を相次いで飛ばす>
「4番? めっそうもない。全然こだわっていない。
日本代表としてアジアナンバーワンになれるよう頑張ります。
(安打を)1本でも多く打ちたい」

<過去シドニー、アテネで五輪を経験。
国際試合の戦いを熟知している。優勝のポイントは>
「相手のデータがわからないので、
どれだけ調べて、頭にたたき込めるかでしょう」
(東京中日、サンスポ毎日jp

◇井端弘和
<CS、日本シリーズで蓄積された疲労は
相当なはずだが、直前練習の表情は意外に明るく>
「日本シリーズと変わらない雰囲気でやれている」

<春季キャンプではSKとの練習試合に出場。
韓国王者との対戦へ手応えを語る>
「沖縄では真っすぐに強い印象を持った。
SKには日本のコーチもいるので、日本の野球に近いと思う。
やりやすいんじゃないですか」
(東京中日、共同通信社

◇荒木雅博
<盗塁王も今回ばかりは資料が少ない様子>
「(投手の)データが少ないので、
相手の投手は全く分からないが、
その場の雰囲気で走るか決めます」
(東京中日、共同通信社

◇森野将彦
<ウッズ欠場に伴って、三塁の守備に入るが>
「それしかないでしょう。
自分の状態は上がっています」

<日本代表最終候補メンバーの一員。
北京五輪アジア予選でも対戦する
韓国、台湾のチームとの対戦に本気モードで臨む>
「韓国、台湾に強いところを見せないといけない。
集中していかないとケガをするし、
こっちで結果を残せば、向こう(日本代表)で
試合に出られるチャンスも広がるかもしれません」
(東京中日、名古屋ニッカン

◇平田良介
<初戦先発候補の1人キム・グァンヒョンと
高校時代AAA選手権で対戦しているが>
「真っすぐが速くて、スライダーがよかった。
出場できたら頑張りたい」
(東京中日)


◆パク・キョンワン(SKワイバーンズ)
<攻守の要である17年目の正捕手は対策十分>
「荒木、井端を抑えないと点数を取られる。
抑えれば勝算はある。
クリーンアップにつなげないようにしたい」
(東京中日、スポーツナビ

◆イ・ホジュン(SKワイバーンズ)
<チームトップの71打点をマークした4番。
目下の敵である中日攻略に自信をのぞかせ>
「(中日の)投手力はいいと聞いている。
コントロールが本当にいいし、
さまざまな変化球を持っている。
準備期間は短かったが、集中すれば打てる。
打線の中心が打てば大丈夫」
スポーツナビ


◆キム・ソングン監督(SKワイバーンズ)
<初戦で対する中日について分析>
「春のキャンプで中日とゲームをしたが、
強いチームという印象がある。
ピッチャーもいいし、守備がしっかりしている。
われわれと似ている部分も多い。
荒木や他の選手も出塁率とチームバッティングが優れていて、
出塁率の高い選手には警戒が必要だ」

<肝心の先発投手に関しては明言せず>
「(中日戦の先発を)予想していたピッチャーを
ブルペンで見たが、気に入らなかったので決定しかねている。
今夜もずっと悩むかもしれない。
私たちは必ず決勝に進まなくてはいけない。
決勝に進むにはどうしたらいいか、
もう一度原点に帰って考えなければいけない」

<LG時代、01年にコーチと選手、02年は監督と選手と
かつての愛弟子であるイ・ビョンギュに関して>
「イ・ビョンギュとは今年の沖縄キャンプで3、4時間話した。
日本に来てたくさんの変化があったようで、悩んでいる印象もあった。
本人の(日本で挑戦する)覚悟も、
(シーズン中に)悩んでいたことも知っている。
でも、1年で日本野球に適応したと思う。
どれくらい成長したか見たい。
ここで会うとは思わなかったけど、SKとイ・ビョンギュとの対戦は、
韓国でも話題の的になっている。できれば彼には勝ちたい」
中スポ、東京中日、スポーツナビ


開幕前日とあって、
この日は東京ドームでの公式練習
ドラゴンズナインも、2時間の練習時間を使い、
シートノックやフリー打撃で汗を流したもよう。
その後共同記者会見もあったようですが、
ここで落合監督が、相変わらずの煙幕を。
他国のチームが先発投手を予告したそうですが、
落合監督「あしたの練習を見て決めます」
けっして明らかにすることはなかったそうです。

4チーム総当たりとなる1次リーグの初戦の相手は、
優勝の対抗馬ともいえる韓国王者SKワイバーンズ
「どういう野球をするかははっきりいって分からない。
ゲームの中で肌で感じて、対応していくしかない」

このゲームを迎える際に話した落合監督
選手個々がもつ潜在能力と、
戦っていくなかで敵の弱点を掴み、
臨機応変にゲームプランを立てていく。
そのためにはあえて、自ら手の内を明かさない。
クライマックスシリーズ、日本シリーズ同様、
ドラゴンズらしいいつもの戦い方
日本勢3連覇の懸かるアジアシリーズに臨んでいくようです。


アジアでも「オレ流」で。いきなり最大のライバル
ともいえるSKと対しますが、
ぜひとも良い感じでシリーズに入り、
初戦勝利で波に
乗っていきたいところですね。
優勝候補の大本命
ともいえるドラゴンズ
さらに過去2年は4戦全勝
来ている日本勢だけに
違う意味でそのプレッシャーはないとはいえませんが、
普段通りの野球をやれれば、
勝てる確率は高いのではと思います。
相手もどちらかというと守りの野球
そのなかで早めにうまく流れを掴んで、
優位に持って行くことができるか。
準備期間が短いこともあり、相手のデータは少ない。
しかしあえてイメージを持たないことで、
選手個々の、そしてチームとしての
素の力が発揮されるであろう今回の短期決戦
トータル的にチーム力の高いドラゴンズなら、
よほどの油断や、大きなミスがない限り、
窮地に追い込まれることは、おそらくないと信じています。


母国・韓国、さらに恩師・キム監督との対戦と
このシリーズある意味注目されることに
なるであろうイ・ビョンギュを始め、
帰国したウッズに代わって、4番・一塁に入る中村紀洋
さらに日本代表としての今後への意欲も見せる森野
アジアの舞台に立つミスタードラゴンズ・立浪
そして日本最強の1、2番アライバコンビが、
アジアの舞台でも暴れられるかに期待がかかる攻撃陣

一方、投手陣でも、初戦先発が予想される
中田暴れるストレートが、アジアの打者にも通用するのか。
また2戦目以降、朝倉、小笠原、そしてあの山井
アジア相手に投げることはあるのか。
さらにポストシーズン未だ無失点。
五輪出場など国際試合経験も豊富な岩瀬
今度はアジア最強守護神として、その存在感を示すのかなど、
世間の感心は決して高くないながら、
ドラゴンズファンとしては、シリーズ通じて、
様々な見方ができそうな気がします。

そのうえで、チームとして必ず成し遂げ、
掴まなくてはいけないのは、もちろんアジアチャンピオン
ここでつまずいたら、せっかくの日本一に傷が付きますし、
長かったシーズンを良いカタチで締めてもらいたい。
自分的には、やはりそれを一番望みたいところです。


選手個々が野球選手としての
嗅覚を駆使し、持てる力を発揮して、
ポストシーズン同様、勝利に貢献することができるか。
あえて全勝でとはいいませんが、良いゲームをした上で
最終的には勝って、栄冠を掴み取ってほしい。
そのためにまずは、SKを撃破。
今夜のゲームの入り方に期待したいと思います。


ナゴヤからの話題。(7日)

◆福留孝介
<練習休日のこの日は静養に努める。
球団広報を通じて、コメントを>
「きょうはゆっくり休みました。
まだ時間があるのでじっくり考えたいです」
(東京中日、サンスポスポーツ報知スポニチ名古屋名古屋ニッカン

◆西川球団社長
<この日は福留から連絡はなく>
「何の連絡もなかった。
FAするにしてもしないにしても、条件は一緒。
そうしないと(福留)孝介に対してウソをついたことになる。
こちらは待つだけです。
もう条件を変えることはないが、残ってもらわないと困る選手」

<条件が低かったとの報道もあったが>
「私らはそうは思わない。最大のものを出した。
低いか、高いかは皆さん(報道陣)が勝手に判断すること。
こっちは経営のバランスを考えないといけない。
今年は(FA権を取得した)岩瀬もいるし。
FAして他の条件を見てから(去就を)決めても
遅くはないと(福留に)伝えてある」

<岩瀬に関しては交渉のテーブルにつかないことを口に。
伊藤球団代表、井手編成担当の2人に任せる方針>
「(福留)孝介には最終提示をするからということで
同席したが、本来は交渉には行かないもの」
(東京中日、スポーツ報知スポニチ名古屋12名古屋ニッカン

◆井手取締役編成担当
<きょう8日、アジアシリーズの試合前、
東京都内のホテルで岩瀬とFA交渉を行うことを発表>
「単年や複数年など、さまざまなパターンの条件を用意している」
中スポ

◇岩瀬仁紀
<8日、第1回のFA交渉を行うことが
発表されたが、守護神は無心を強調>
「とにかく聞いてみないことには何とも言えないですね」
中スポ


◆石川賢
<鎌田、竹下とともにこの日、トライアウトに参加。
140キロ台の直球で力のある投球を披露も、
巨人を戦力外になった小関に本塁打を浴びる>
「思いっ切り腕を振れた。
お金も場所も関係ない。話がくることを願っています」
(東京中日)

◆竹下哲史
<12球団合同トライアウトに参加。
5打席で3打数1安打、2四球に終わり>
「現実は厳しいです。
でも、できる限りのことはやりたい。
他球団から連絡がなければ、
その先はそのときにまた考えます」
(中スポ<ドラ番記者>


その他の情報では、注目される守護神・岩瀬
FA交渉が、きょう8日午前にも行われるもよう。
残留の可能性は高いながらも、その金額も気になるところです。

さらに神奈川県川崎市のジャイアンツ球場では、
12球団合同トライアウトが行われ、合計52人が参加。
ドラゴンズからも石川、鎌田、竹下が受験しました。
しかし石川は、今回「目を引いた」と言われる
小関(巨人)に一発を浴びてしまったようで…。
なお2回目のトライアウトは、今月27日、
ナゴヤ球場に場所を移して、行われる予定だそうです。

2007年11月 7日 (水)

落合監督アジアシリーズへの抱負とFA竜戦士続報。

落合監督「重圧感じる」 アジアシリーズ、あす開幕

あす8日からのアジアシリーズを前に
ドラゴンズナインはナゴヤ球場で約1時間半の練習。
終了後、ナゴヤから舞台となる東京に入ったもよう。
またアジアシリーズの監督会議、公式会見が行われ、
落合監督が、シリーズへの抱負を語りました。


◇落合監督
<アジアシリーズのレセプションパーティーに出席。
公式記者会見で大会への抱負を語る>
「日本シリーズが終わったばかりで、
選手の状態もまだ把握していないが、
この大会に出た日本のチームが
すべて優勝をしているというプレッシャーは感じています。
ただ、選手にとってはこういう桧舞台を経験し、
もう一つ大きな選手に成長してくれるのでは
ないかと期待を持っています。
その日、その日のゲームの中で選手が
最大の努力をしてくれれば、私はそれでいいな、と。
勝ち負けは時の運というが、
選手にはことし最後の公式戦で悔いのないように
全力でプレーしてもらえれば。
また、各国のチャンピオンチームが来ているので
いいゲームを皆さんに見せて終わりたいと思っています。
期待するのは全員です。

もともと守りのチームなので
シーズン中と同じような野球になると思います。
ただ、今回はまるっきり各チームのことがわからないので、
恐らくは1点を争うゲームになるのでは。
12球団で最後まで野球をやるわけだから、
それを幸せと感じてやりたいと思います。
うちの選手はどういう試合になっても、
気を抜いたり、手を抜いたりするような選手はいないので、
今持っている力を出してくれれば勝ち負けを問いません」


<日本のチームが連覇しているが>
「この大会に出るのは初めてなので、
過去は過去として、今回がどういうゲームになるのかは
なかなか想像がつかない。
が、ここに出てこられたこと(の意味)を
選手も一番感じていると思うし、
どんなゲームになっても気を抜いたり、手を抜く選手はいない。
力を出してくれれば勝ち負けは問いません。
最善を尽くしてくれればそれで十分。
何としても勝つ? いやいや、そういう方針でやって、
日本シリーズに2度とも負けています。
最善を尽くすという思いで勝つことができたので、
今回も同じ気持ちで臨みます」

<どんな野球を?>
「野球はちょっとした
気のゆるみやミスからゲームが動いていく。
今回はデータもないところ(が相手)となれば、
投手戦になるんじゃないかという気はしている。
ソツのない野球をして終わらせたいと思っている」

<欠場するウッズの代わりは?>
「あしたの練習を見ないと。
誰が動けるか、見当がついていない。
動きを見てから決めたいと思っている」
(中スポ、スポーツナビ共同通信社
時事通信毎日jp名古屋ニッカンデイリー


◇井上一樹選手会長
<会見の後に行われたレセプションパーティーの
壇上にて、中日を代表してあいさつ>
「12球団の代表として、開催国・日本での
国際大会でいい試合をしたいと思います。
最近アジアから多くの選手が世界に輩出されるようになった。
世界に羽ばたく人材を輩出している
アジアの頂点を目指して、必死こいて頑張ります。
きちっとした形で盛り上げたいですね」
(中スポ、スポーツナビ

【アジアシリーズ登録メンバー・中日】
<監 督>落合
<コーチ>森、高代、田村、宇野、石嶺、川相
<投 手>川上、岡本、岩瀬、朝倉、中田、鈴木、
       山井、石井、平井、小笠原、久本、高橋

<捕 手>小田、谷繁、清水将海
<内野手>荒木、立浪、井端、新井、森野、岩﨑、中村紀洋
<外野手>イ・ビョンギュ、平田、井上、藤井、上田、中村公治
スポーツナビより)


53年ぶりの日本一の余韻を覚めぬまま、
次なる戦いは、アジアの頂点
8日から東京ドームで、日本、韓国、台湾の
今季のチャンピオンチームと中国選抜チームが
アジアナンバーワンの座を争う
『KONAMI CUP アジアシリーズ2007』が行われます。
大会開幕を2日前に控え、この日は東京都内のホテルで
公式記者会見レセプションパーティーが開かれました。

ドラゴンズとしては、初の国際大会となりますが、
過去2回の大会では、その年に日本一なった
千葉ロッテ(05年)北海道日本ハム(06年)がともに優勝。
ある意味勝っても当然。負ければ何を言われるか…。
そういうプレッシャーの中での戦いとなるでしょう。

この日の会見で落合監督も、
「プレッシャーは感じている。
その日のゲームの中で
選手が最大の努力をしてくれればいい。
勝ち負けは時の運。
悔いのないように全力でプレーしてもらえれば」
と語り、
優勝宣言などが飛び出すようなことはありませんでした。


4人の監督さんたち。確かにクライマックスシリーズ5試合、
そして日本シリーズ5試合を、
9勝1敗という凄まじさで
勝ち抜いてきたドラゴンズ
その勢いのまま進めれば、
一気に行けるでしょう。
しかしこのポストシーズンは
すべてデータがあったうえでの勝利。
今回のように相手チームのデータもあまりなく、
相手の弱点がなかなか掴みきれない
ある意味一発勝負の大会で、初モノに強くない
ドラゴンズが勝ち抜くことができるのか。
不安要素も決してないとはいえないでしょう。

それでも全体的なレベルとしては、
おそらくドラゴンズの方が上。
こういうゲームは、得てして投手戦になることが多く、
投手陣が充実しているドラゴンズにとっては、
普段通りの野球さえできれば、優位に進んでいくのでは。
悲願達成の余韻こそあれ、再びネジを締め直し、
再び一戦一戦に集中し、ゲームに臨むことが大事となってくるでしょう。


日本代表として、今度はアジアの人々に
ドラゴンズの強さというものを見せつけてほしい。
そういうチャンスとも言える今回のアジアシリーズ
守り勝つ野球で、アジアの頂点へ。
明日からの4試合、今季最後の奮闘に期待したいです。


ナゴヤからの話題。(6日)

◆福留孝介
<条件提示から一夜明けたこの日もナゴヤ球場でリハビリ。
正午すぎまでトレーナー室に閉じこもったまま、
キャッチボール、打撃練習も行わず。
報道陣からの取材依頼にも、発したのはひと言だけ>
「時間がないんです」
(東京中日、スポニチ名古屋名古屋ニッカン

◇井上一樹
<選手会長は、福留の動向を固唾をのんで見守る>
「ドラゴンズで育った人間として、
ドラゴンズで育ち、巣立っていったメジャーリーガーが
いまだに1人もいないのは寂しいという気持ちもあるけど…。
あれだけ素晴らしいプレーヤーだから、
大リーグの球団からもすごく高い評価をされるのは当然。
これはもう、オレたちがどうこう言える問題ではないよね。
納得できる答えを出してほしい、としか…」
中スポ

◇立浪和義
<PL学園高の後輩の福留のFA動向について>
「ボクから言えることは、しっかり考えて
自分の納得する答えを出してほしい、ということだけです」
中スポ

◇荒木雅博
<福留と同い年の親友は、
あえてチームの、そしてファンの思いを口に>
「思い切り悩んで、悩み通して決めてほしいと思います。
どこへ行っても失敗することはないんじゃないですか。
チームとして、ファンとしてみれば
もちろん、残ってほしいでしょう」
中スポ

◇森野将彦
<アジアシリーズで対戦するSKのレイボーンの攻略を誓う。
一昨年の広島在籍中に3ランを放っている>
「レイボーンがいるらしいですね。
背の高い投手ですよね。覚えています」

<疲労はピークに達しているが>
「最近は寝てばっかりなんですよ。
でも試合になればしゃきっとしますよ」
名古屋タイムズ


◇平井正史
<前日に単年契約でダウン提示を保留。
かなりのショックも、一夜明けて冷静に。
東京で2度目の話し合いに臨む予定>
「次は決まっていないが、東京でやってもらわないと困る。
自分の体調のこともあるし、
家族やお世話になっている方と
よく相談してから決めたいと思っています」
(東京中日、スポニチ名古屋

◇岩瀬仁紀
<ナゴヤ球場でアジアシリーズに備えての
全体練習に参加。球団との話し合いについて>
「まだわからない。
東京で(交渉を)やると聞いています。
一度で(残留か宣言かを)決めることはない。
やはり考える時間が欲しい。すぐに答えは出せないと思う」
サンスポスポニチ名古屋名古屋ニッカン


◆伊藤球団代表
<この日は、都内のリーグ実行委員会に出席。
福留の動向については、静観する構え>
「提示条件を変えることはない。
FA宣言するなら12日までに書類を球団に持ってくるはず」

<岩瀬との第1回の交渉について>
「まだ分からない。
東京で交渉? そういうことになるかもしれません」
中スポスポニチ名古屋名古屋ニッカン

◆井手編成担当
<未交渉の岩瀬とは、近日中にも
東京の宿舎内で交渉が行われることになりそう>
「一緒のホテルにいるから交渉はしやすいと思う」
中スポ

◆西川球団社長
<前日の5日には、岩瀬と会食>
「交渉ではなく、一緒に食事をして話をした。
地元出身の選手だし、
チームに必要な選手だという話はさせてもらった。
交渉は伊藤君、井手君に任せてある」

<球団側は福留と同じく全力で慰留する意向>
「彼は戦力として戦っているので
交渉の順番は孝介(福留)より後になるが、
同じように絶対に残ってもらわないと困る選手だ」
中スポ名古屋ニッカン


ナインもこの日の夜のアジアシリーズの
レセプションパーティーに出席したようですが、
今朝の中スポ1面には、前日に球団側と
初交渉に臨んだ福留を案ずるナインの声が。
「納得する答えを出してほしい」というのが
共通して気持ちのようで、その動向を見守っていくようです。
情に訴えるこの中スポを、福留は目にするのでしょうか。


一方、福留とともにその動向が注目される守護神・岩瀬
正式な交渉日時は未定ながら、シリーズ中にも
東京の滞在宿舎で第1回の契約交渉が行われるとのこと。。
球団側は複数年契約の好条件を提示する方針だそうですが、
球団の日本人最高年俸を誇る岩瀬だけに、
その条件も含め、果たしてどうなることやら。
地元出身の選手のうえ、愛着もありそう。
宣言しなさそうとはいえども、やはり交渉事
もしも宣言した場合のチームのリスクは大きく、
やはり気になるところでしょうね。

2007年11月 6日 (火)

福留、平井明暗FA交渉と渡邉選手現役引退。

福留、残ってくれ!! 
本人は保留「12日まで考える」


今季、フリーエージェントの権利を取得し、
その動向が注目される福留がこの日、
球団側との最初の交渉に臨みました。
そのなかで西川社長も出馬した球団側は
「単年」「複数年」と2パターンでの条件を提示。
それを受けた福留は、誠意こそ感じながらも
事前の予告通りに態度を保留
条件を持ち帰り、宣言期限の12日まで熟考するようです。


◆福留孝介
<今季、フリーエージェント(FA)権を取得し、
この日、名古屋市内で球団側との初交渉に臨む。
以下終了後の会見から。条件提示は>
「ありました。単年と複数年、両方いただきました」

<単年と複数年の両方の提示について>
「僕も両方聞いてみたかったので、
ある程度僕の気持ちをくんでいただけたのかと思います」

<返事は>
「していません。
きょう聞いて、さすがに即答はできません。
持って帰って、期間ギリギリになるかもしれないけど、
ゆっくり考えて答えを出したいです。球団にもそう伝えました」

<交渉前の気持ちは>
「いつもの契約交渉と違う雰囲気はありました。
いきなり(西川球団)社長がくることもないし、
場所も違いましたから。
FAを取って、そういうのが始まったのかなと思いました」

<印象に残った話をあったか>
「『ドラゴンズの選手として
最後までユニホームを着てほしい』というのは強く言われました。
条件というよりは、最初(の交渉)から
社長が来ていただいたのでそういう気持ちは伝わってきました」

<球団の評価について>
「今は特にまだ何も感じません。
今日、はっきりとした提示を受けて、
いきなり考えろといわれても難しい。
自分にとって、評価が高いのか低いのかも全く分からない。
自分の評価がどれくらいなのかというものは
考えてきていない。これからです」

<球団は最終の提示としているが>
「そうなるでしょう。期日まで時間もないし。
アジアシリーズに入ったりして、会う時間もない。
どう評価されているのか、最初の段階で決める。
これが最後になる」

<昨年の契約更改時より顔は晴れやかだが>
「晴れやかというより、12日まで悩まないといけないので、
今から暗い顔しているよりは」

<愛着ある球団だが?>
「自分が入りたいと思って入った球団で、
周りに助けてくださる方がいて、
みなさんに支えられてここまで成長できた。
逆にここでなかったら、今どうなってるかわからない。
感謝の気持ちもあるし、このチームでよかったと思っています」

<それが悩む原因?>
「それもありますし、僕は今年、何もしていないのに
グラウンドに立てば、たくさんのファンから声援をいただく。
そういうのもこれから1週間悩んで答えを出さないと」

<単年で契約して、来年FA宣言することは>
「それも視野に入っています。
ただFAを切り札にしながらっていうのもどうかな…」

<FA宣言すると他球団に出ることが前提>
「選手としてどう評価されているのか
話を聞いてみたいという気持ちはあります。
他球団に普通にどう評価されているか
聞いてみたいのはどの選手でも本音だと思う。
そういう気持ちが『あります』とは球団に伝えました。
だからといってイコール『使う』に
ならないのが素直な気持ちです」

<宣言することになった場合、
他球団への移籍が決定ということになるのか>
「今の時点ではそこまで考えていない。
手をあげるかあげないか、それだけ」

<右ひじの状況は>
「年内中にはある程度のことを
普通にできればいいなと思っている。
思ったより順調に進んでいる」

<チームは日本一になったが>
「1年、何もしていないので複雑な気持ち。
前半戦はいたけど、何もしていないという気持ちしかない」

<今季は満足いかない成績だった。決断に影響する?>
「それはほぼ影響しないと思います。
それ(満足するか)はずっと野球をやっていて、
最後まで思うことで、今年に限ることではないです。
この球団でというよりも、どこにいっても、ずっと思っている」

<夢は?>
「夢? (その質問は)
日本以外の場所(メジャー)でという意味で
言われているんだと思いますが、それも僕の中で
可能性がゼロかと言われればゼロじゃないと答えます。
ただ、それは手をあげてからの話。今の段階ではない」

<誰かに相談するか>
「FA宣言するかどうかは、最終的に自分で決めること」

<この日、午後1時からの残留交渉に備え、
スーツ姿でナゴヤ球場に入る。
キャッチボールやノックなど正午までたっぷり汗を>
「どこにも変なところはない。
年内には普通に(走攻守のプレーが)できるようにしたい」

<退団が決まった先輩のデニーが顔を見せるとあいさつ>
「本当にお世話になりました」
(中スポ、中日新聞、東京中日、サンスポスポーツ報知12
共同通信社時事通信毎日jpスポニチ名古屋12名古屋ニッカン12


◇西川球団社長
<福留の要求に応じる形で自ら直接出馬して
残留を要請。引き留めに自信を見せる>
「単年契約については今季の査定をして、
さらにこれまで貢献してきた分を入れた。
複数年契約は単年の数字を基本にして出した。
(新たに)獲得するのと残ってくれというのでは
出すものが違う。他の選手とのバランスもある。
1人だけが突出してしまうと…。
獲得する側は欲しい訳だから、どれだけでも出す。
ドラゴンズとしては(すべてを)考慮して最大のものを出した。
今回の金額が最終的な結論と思ってもらっていい。
他球団の話を聞くのは、いいんじゃないか。
それを聞いた上で残ると言っても、もちろん構わない。
ウチの条件がどうか判断すればいい。
今日は、こちらの最終提示を申し上げた。
ちゃんとした提示をした。
結論は出なかったけど、誠意は十分に分かってくれたと思う。
ちゃんと考えてくれるでしょう」
(東京中日、スポーツ報知時事通信スポニチ名古屋名古屋ニッカン

◇伊藤球団代表
<福留に提示した条件について>
「(他球団と)勝負にならない提示ではない。
単年と、複数年ではどちらを取ってもらってもいい。
誠意ある額だ。条件の修正はしない。精いっぱい提示した」
中日新聞名古屋ニッカン


今季の日本球界のFA選手の中で、
最大の注目と言われている福留の初交渉。
この日の午後1時から行われましたが、
球団側は伊藤球団代表、井手編成担当のほか、
西川球団社長も出馬するという異例の形式。
約45分間の交渉では、福留に対する評価など
球団の説明や残留への説得に終始したもよう。

そして注目の条件提示ですが、
「両方聞いてみたい」という福留の気持ちをくみ取り、
球団側は単年、複数年と2パターンの条件を用意。
中スポによると、権利を行使しなかった場合の
単年では、現状維持3億8500万円
また行使した場合の引き留め条件である
複数年としては、4年総額17億円という金額を提示。
さらに『ドラゴンズの選手として
最後までユニホームを着てほしい』
と言葉とともに、
残留への最大限の誠意を見せたようです。
ドラゴンズの過去のFA選手の交渉では、
異例とも言える「選択肢」が付けられた条件。
さらに西川球団社長の直接出馬による残留要請
とりあえずこの条件を持ち帰り、熟考するという福留
FA宣言リミットの12日まで
「手を挙げるか、挙げないか」自らの意思を決定するそうです。


これまでにはなかった表情。 中スポの金額は、
3億8500万の現状維持に
4年17億と一番少なく
書かれていますが、
他のスポーツ紙では、
単年5億、4年24億(ニッカン)
単年5億、4年20億(サンスポ)、
4年17億程度(報知)と
推定とはいえ、それぞれ金額まちまち
さらに「福留決裂へ …FA宣言確実」(報知)
「事実上のFA宣言 いよいよ争奪戦へ」(スポニチ名古屋)
「福留が初交渉、残留へグラリ」(名古屋ニッカン)
「宣言せず残留」が基本線と言われているが(サンスポ)と
宣言するか、しないかも各紙意見が分かれています。

正直、どれが本当なのかわからないですし、
単年だけ考えても、3億8500万5億では大きな違い。
傍目からは、とうてい判断できませんね。
それでも記者会見の表情からもわかるように
球団側からの誠意は、伝わったのではないでしょうか。
仮にFA宣言せずに残留すれば、黒田(広島)のように
来年オフに再びFA権を行使する可能性がありますが、
球団側がそれにも理解を示したことも
福留にはプラスの条件になったのではと思います。

まあ今季の成績で5億なら残留した方がいいのではと
自分は思ったりしますが、あくまで本人の考え方次第
12日のリミットまでには、
同期でFAを取得している岩瀬も交渉を行います。
それによっても、動きが違ってくるかもしれません。
『一発回答』ということで、今後は球団との交渉はなし。
あとは12日まで福留自身がじっくり悩んで、結論を出すこと。
その決断いかんでは、来季のドラゴンズ
揺さぶる可能性があるのは確かですが、
行使して、他球団の評価を聞くのか、
それとも残留して、ドラゴンズのユニホームを再び着るのか、
背番号1究極の選択に注目したいところです。


◇平井正史
<この日、球団と交渉。
現状維持ならFA宣言せずの残留を基本線としていたが、
単年減額提示で残留を要請される。
大幅減にショックを受け、態度を保留。
FA権行使の可能性をにおわせた>
「こんなもんかというか、FA権を持っていても
持っていなくても一緒なのかと思った。
複数年契約の話はなかった。
球団の熱意? 条件を提示されたので
残って欲しいということだと思うけど、
熱意はあったのかなあ。口調からは伝わらなかった。
正直、(条件は)不満はあります。
はっきりいって迷っています。
FA権の行使? なくはない。きょうで少し傾いた。
今週中には宣言するかしないかを決めないといけない。
1週間、よく考えます」

<今後について、アジアシリーズ中に
球団側と話し合う可能性を示唆>
「向こうでも(東京)でも話はできる。
契約交渉が1カ月早くなった感じ」

<その一方で以前から興味のあった
メジャー挑戦の可能性にも否定せず>
「日本での移籍となると、補償金の問題がある。
逆に海の向こうの方が獲ってくれるのでは」

<それでも気にしているのは年齢>
「僕も年を取るわけですから。難しいですね、FAって」

<いずれにしても期限はシリーズ終了翌日の12日>
「時間が少ない…」
(東京中日、スポーツ報知共同通信社
毎日jpスポニチ名古屋名古屋ニッカン名古屋タイムズ

◇井手編成担当
<平井とのFA交渉について>
「うちのFAはこういうものと説明した」
時事通信


福留ばかりに目が行ってしまうFA交渉
しかしこの日の午前、同じく今季権利を取得した
平井も、球団側と初の交渉を行いました。
「宣言する理由もあまりない」
現状維持ならFA宣言せずの残留を基本線としていた
平井でしたが、球団側が提示した条件は、
今季の9500万円から1500万ダウンの8000万円(中スポ)。
さらにFA選手にありがちな複数年の提示もないという
あまりの提示条件にショックを受け、
球団側の誠意に疑問を感じた平井は、渋い表情
今後の交渉次第ではFA権行使の可能性も示唆したようです。

こちらも金額こそ、各紙バラバラながら、
ダウン提示であったのは確かなようですね。
今季の成績は、45試合で4勝2敗、防御率3.29。
しかし前年と比べ、右肩を痛め開幕に出遅れたり、
内容的にも不安定だったこともあって、
登板数、防御率ともに数字は、やや悪化
『2位査定』で選手との交渉に臨むと言っていた
球団側ですから、考えられない金額ではないですが、
いくらなんでもFA権を持った選手の残留交渉ですからね。
想像とは違い、ショックもあったのはわからないでもないです。
ただ東京でも話し合いの場が設けられるようですし、
とりあえずは、じっくり考えるのがいいかも。
福留同様、宣言しないで残留して、
来季好成績を挙げてからという手もありますしね。
アジアシリーズ中と時間こそないながらも
より良い決断を望みたいなと思います。

なお、この日交渉が行われると
言われていた守護神・岩瀬との交渉は
アジアシリーズで6日にチームが移動するため、
7日以降に東京で行う予定とのこと。
こちらは残留が望まれるうえ、結果も出している選手。
どういう提示が行われるのかにも注目です。


ナゴヤからの話題。(5日)

◆笘篠誠治 氏(前・西武走塁守備コーチ)
<来季から1軍外野守備走塁コーチに就任決定。
この日、球団事務所で正式契約し、会見を行う>
「中日はいい外野手がたくさんいる。
守りがしっかりしていれば簡単には負けない。
若い選手もいっぱい出てきているのでしっかり育てたい。
外野を見ても、肩のある子、足の速い子、いい選手がいる。
長所をどんどん伸ばしてあげたい」

<自らの使命としたのが『若手育成』と『盗塁増』>
「平田くん、藤井くん…。
生で見たことはないけど、十分に走れるなと思う。
西武でもずっと言ってきた
年間100盗塁というのをやってもらいたい」
(東京中日、共同通信社時事通信名古屋ニッカン


◇イ・ビョンギュ
<アジアシリーズ最大のライバルとなりそうな
韓国・SKの情報をチームに提供。
SKとはLG時代に10年間にわたって対戦。
ナゴヤ球場での練習後、その印象を話し>
「SKはいいチームだ。
要注意は背番号7のキム・ジェヒョンだね。
LGにいて、FAで行ったんだ。
自分が知っていることは、何でもチームに伝えたい」
(東京中日、名古屋ニッカン

◇高山通訳
<今年の韓国シリーズのビデオを入手。
スコアラーに情報を提供している。
SKは俊足選手をそろえた機動力のあるチーム>
「足の速い選手が6人ほどいます。
1、2番はこちらが上ですが、
足の速い選手の多さでいえば向こうですね」
(東京中日)

◇荒木雅博
<ほとんど資料のない海外のチーム相手。
研究材料は少ないが、足でかきまわす構え>
「少ないといっても、
試合をやっているうちに分かることもあるし、
(積極的に)やることは変わりません」

<SKとは、キャンプで練習試合をしている。
自分の野球ノートを調べ直す>
「今度も出てくる選手は、ノートにつけているから、
あとで見れば分かるでしょう」
(東京中日)

◇高代野手総合チーフコーチ
<アジアシリーズを帰国したウッズ、クルス以外は
フルメンバーで戦うことを示唆>
「現状でのベストメンバー? そうなるだろうね」

<注目されるDHには立浪を起用する方針>
「普通にいったらそうなるでしょうね」
スポニチ名古屋名古屋タイムズ

◇岩瀬仁紀
<アジアシリーズ期間中の10日に
33歳の誕生日を迎え、誕生日登板の可能性も。
11月の誕生日に野球をしているのは珍しいが>
「登板するといっても展開次第ですからね。
誕生日といっても、この年になったら関係ないですよ。
今年は1年が長すぎる」

<FAについては東京で球団と交渉することになり>
「まず話を聞いてからです」
中スポ、東京中日)

◇伊藤球団代表
<岩瀬とのFA交渉の時期について>
「交渉は7日以降になるでしょう。場所は東京になると思います」
(東京中日)


日本一の翌日に、中スポなどにも
就任要請の話が出ていた前西武の笘篠誠治氏と
1軍外野守備走塁コーチで契約したことが発表されました。
この日、名古屋市内で会見しと抱負を語った笘篠新コーチ
西武ということは、森・辻・奈良原ルートなのでしょうか。
まあ現役時代の外野手の印象があまりないのですが、
主に外野守備走塁を見ていくそうです。
バーフィールド藤井辺りは、鍛えられるのかもしれませんね。

またこの日は、ナゴヤ球場で練習を行ったドラゴンズナイン
今朝の東京中日の紙面には
『チームイ・ビョンギュが韓国代表・SKを丸裸』
として、高山通訳、チョン広報とともに
SKの情報をスコアラーに伝え、分析中と出ていました。
確かにデータが少ないアジアのチームとの対戦。
元千葉ロッテのコーチだったキム・ソングンが率いて
加藤初、太田卓司、福原峰夫という日本人コーチが3人、
さらにレイボーン、ロマノ(ともに元広島)と
日本でプレーした外国人投手もいますし、けっこう手強そうな感じ。
それでも目指すは、アジアチャンピオン
使えるものは、しっかりと使って、
8日からのシリーズに臨んでもらいたいところです。


PS 今日の渡邉選手。

渡辺、現役引退フロント入りを了承 「球団に感謝」

中日から戦力外通告を受けた渡邉博幸内野手(37)が
5日、名古屋市の球団事務所で現役引退を表明した。
当初は他球団で現役続行の考えもあったが、
プロ12年間をすごした愛着ある球団
ユニホームを脱ぐことを決意。
来季からフロント入りすることになった。
(中スポ、公式ブログ毎日jp


◇渡邉博幸
<この日、球団事務所で現役引退を表明>
「他球団でこう(現役で)、やりたいって気持ちは
少しありましたけれども
でもここまでこう頑張らさせていただいた
このドラゴンズを離れたくないと。
そういう気持ちで今、社長と話して
きれいにユニホームを脱ぐことに決めました。
これから球団の方に残って、
フロントの方でお仕事させてもらいますんで、
今まで通りのご支援ですか、お願いしたいと思います。

プロ入りして結局一度もレギュラーを取れなかったけど、
この歳まで現役をやらしてもらい、恵まれていたと思います。
球団には感謝しています。

もともと打撃に自信があってプロに入ったけど、
(社会人では)金属バットだったし、
入団1年目のときは打球の飛び方が全然違う。
2年、3年やって、打撃ではどうかな…と思うようになって、
長い間やるにはどうすればいいか考えた。
それからは守備のこと、とくに一塁を練習しました。

一番の思い出は初めて優勝した99年に
サヨナラヒットを打ったこと。
あれで何とかこの世界で生きていけると思いました。
それとゴールデングラブ賞は本当にうれしかった。
規定打席にも届いていないのに評価してもらえて…。
(グラブ像は)一生の宝物ですね」

中スポ名古屋ニッカン、CBC「ドラゴンズワールド」、
週刊ベースボール11/26号、月刊ドラゴンズ12月号より)


日本一の翌日の2日に、戦力外通告を受け、
球団フロント入りを要請されながら、
返事を保留していた我らが渡邉選手
この日の午前中、名古屋市内の球団事務所を訪れ、
今季限りで現役を引退することを発表しました。

当初は他球団で現役続行という考えも
あったようですが、やはり12年間を過ごし、
愛着あるドラゴンズでユニホームを脱ぐことを決意。
この日、西川球団社長と会談し、決まったそうです。
また引退会見のなかでは、一番の思い出として、
99年8月19日、対巨人21回戦(ナゴヤドーム)。
延長12回ウラ、2死一塁、南真一郎(引退)から放った
レフトフェンス直撃のサヨナラ二塁打を挙げたもよう。
プロ実働12年間の通算成績は、859試合に出場。
313安打、打率.269、11本塁打、123打点
タイトルは04年のゴールデングラブ賞(一塁手部門)。
『スーパーサブ』と呼ばれた名手
チームの日本一を花道にグラブを置くこととなりました。


おつかれさま、ありがとう!日本一の翌日に
通告された戦力外
現役続行か、フロント入りか
選択を迫られましたが、
ようやく決まったようですね。
ご家族のこともありますし、
愛着のあるドラゴンズ
自分的には、
他球団のユニホームを着る渡邉選手
全く想像が付かなかったですし、
この年齢からの挑戦はキツイのではと思っていたので、
本人的には不本意な部分もあるでしょうが、
良い決断だったのではと思いますし、ホッとしました。

「フロント」と「球団職員」では
仕事の内容も違うように思えたりもするのですが、
今後もドラゴンズに関わることとなった渡邉選手
どんなカタチであれ、縁の下の力持ちとして期待。
そして、できればファン感謝デーでは、
引退セレモニーもやってもらいたいところです。

中日ドラゴンズ・背番号5、渡邉博幸選手、
現役生活12年間、本当におつかれさまでした。

誰にも負けない闘志で、これからも活躍を。
そしてドラゴンズのために、汗かきながら頑張って下さい!

2007年11月 5日 (月)

アジア一に向けて始動と福留岩瀬平井FAへの姿勢。

ウッズ代役・4番一塁ノリ 
8日開幕アジアSにむけ練習開始


53年ぶりの日本一をつかみ、
今度は日本代表として、8日からの
『KONAMI CUP アジアシリーズ2007』
出場することになったドラゴンズ
2日間の休養を経て、この日からシリーズに向け、
ナゴヤドームで練習を再開しました。
前日に主砲・ウッズがアメリカへ帰国。
『4番・一塁』が不在でシリーズを迎える打線ですが、
そこには日本シリーズMVPの中村紀洋が座りそうです。


ナゴヤからの話題。(4日)

◇中村紀洋
<この日のノックで三塁の守備につこうとしたが、
落合監督に、ミットを持って一塁へ行くように指示され>
「一塁は監督の指示? はい。
タイロン(ウッズ)が抜けたのもあるし、
腰の負担を考えてくれたんと違いますか。
三塁よりも一塁の方が負担は減る? そうですね」

<一塁だけでなく、4番を任される可能性も高い。
気にするそぶりは見せず、謙虚に話し>
「4番? いや、それは。打順は関係ないです。
何番でもいいですよ」

<2日間の休養では、今季終盤から苦しんでいる
腰痛は回復しなかった。厳しい表情を見せ>
「2日間、体はゆっくり休めたけれど、腰は治らんわ」

<日本シリーズ最終戦から3日。
栄光の余韻に浸るまもなく次の戦いを見すえる>
「あと4試合? まあ、精いっぱいやるだけ」
中スポ、中日新聞、共同通信社
読売新聞スポニチ名古屋名古屋ニッカン


◇森野将彦
<アジアシリーズで三塁を守ることを
当然のように受け止めている>
「誰にも言われていないですけど、
普通に考えたらそうでしょう。
(練習で)三塁に行ったのは自然にですね」
(東京中日)

◇高代野手総合チーフコーチ
<ウッズがいないアジアシリーズの布陣について>
「一塁ノリ(中村紀洋)、三塁森野? 自然に考えればね」
(中スポ)

◇落合監督
<『4番・一塁』のウッズの不在について>
「いいんじゃないの」
名古屋ニッカン


◇イ・ビョンギュ
<アジアシリーズを楽しみにしている>
「日本に来て初めて優勝を経験できた。
中日から日本代表として出られることは光栄です。
各アジア代表チームと戦えるのは楽しみ」

<北京五輪予選の韓国代表にも選ばれている。
シリーズが終われば韓国代表選手の合宿に参加>
「個人的には五輪予選の韓国代表チームが
合宿に入っているので、予選に向けた
コンディション作りのいい場にもしたい」
(東京中日、朝日新聞毎日jp読売新聞

◇平田良介
<この日から練習が再開され>
「アジアシリーズが楽しみです」
名古屋ニッカン


8日から東京ドームでのアジアシリーズに向け、
練習を再開したドラゴンズナイン
午後2時から約2時間のナゴヤドームでの練習は、
日本シリーズ終了後、2日間休養したこともあり、
時折笑顔を交えながら和やかなムード
リラックスした表情で、軽めの調整をこなしました。
野手陣はフリー打撃とノックに取り組み、
投手陣もランニングやキャッチボールなどで汗を流したもよう。


アジアシリーズ欠場が球団から認められ、
ウッズが3日に帰国したため『4番・一塁』が空白に。
打線の柱だけに攻撃力の低下が心配されますが、
どうやらその座には、ポストシーズンでは『5番・三塁』に入り、
日本シリーズMVPに選出された
中村紀洋の起用が濃厚のようです。
痛みが引かない腰の具合は心配ですが、
この日の内野守備練習では、落合監督の指示で
三塁ではなく一塁でノックを受け、軽快な動き。
「一塁の方が負担は減る」
その起用には、前向きの姿勢を見せていました。
4番については「何番でもいいですよ」といいながらも
今季1試合座った9月8日の東京ヤクルト戦では、
4打数2安打2打点と勝負強さを発揮。
よほどのサプライズがない限り、座ることとなるでしょう。
そうなると、三塁には森野が入ることが濃厚。
荒木、井端、森野、中村紀洋という上位打線になりそうです。


しかし空いたのは『4番・一塁』だけではなく、
森野が三塁に入ることにより、レフトが。
またアジアシリーズは、指名打者制が採用されるため、
そのDHに入る選手も、考えなくてはいけなくなるでしょう。
レフトでは、藤井、平田、上田、井上、堂上剛裕らが。
またDHは、おそらくシリーズで務めた立浪になるでしょうが、
その打順を含め、競争になりそうな予感です。
アジアシリーズだけに、母国・韓国のSKワイバーンズと戦える
イ・ビョンギュもやる気も出しそうですし、楽しみ。
主砲はいなくとも、アジアン打線でチャンピオンへ!
ぜひとも上り詰めてもらいたいところです。

なお今後の練習ですが、きょう5日から2日間は
ナゴヤ球場で練習し、6日の夕方、東京入りする予定とのこと。


◆福留孝介
<この日、右ひじ手術後初めてとなる
屋外でのフリー打撃を敢行。
58スイングのうち11本が外野フェンスを越える。
体の違和感を訴えることなく、
徐々に本来の調子を取り戻している様子>
「力を入れたうちには入らないよ。
きょうは暖かかったからね。
ひじ? 何ともないし、大丈夫じゃないかな。
特に変な感じもないです。
普通に自分のスイングをすることを心がけました。
ここまでは順調に来ているんじゃないかな。
年内には普通に(野球が)できるくらいになりたい」

<きょう5日にも名古屋市内で球団と初めての交渉を行う。
去就問題に関しては、まだ意思を明かしていないが>
「球団から連絡はあったけど日時は教えられない。
5日? どうかな…。教えないよ。
現時点で、進展はありません。
何も進んでいないし、何も考えていません。
すべては話を聞いてから。
(条件は)提示を受けてから考えたい。
どう捕らえるかも、それからじゃないですか。
中日への愛着? ずっとやってきて
育ててもらった球団なんだから、
誰にでも(愛着は)あるんじゃない?」
中スポサンスポスポニチ名古屋名古屋ニッカン

◆西川球団社長
<初回の交渉は、伊藤代表と井手編成担当が
出席する予定だが、福留に誠意を見せるため、
最初から交渉の場に出馬する見込み。『一発勝負』を明言>
「(金額提示の段階で)出席してほしい、と頼まれれば出ます。
オーナーと話し合って、決めた金額がある。
本人がそれをのんでくれるかどうかだけ。こっちの腹は決まっている」
中スポスポーツ報知

◇立浪和義
<この日は、ナゴヤドームでの打撃練習に汗を流す。
きょう5日にも最初のFA交渉に臨む福留に、
PL学園、そして中日の大先輩が胸中を気遣い、エールを送る>
「自分でとった権利だから、じっくり考えて決めてほしい。
一番いい選択をしてもらいたい」

<もちろん、同じチームでプレーしたいのはヤマヤマだが>
「そりゃあ、一緒に連覇を目指したいというのもあるけど…。
この問題は彼のこと。ボクらがどうこう言うものではない」
スポニチ名古屋


◇岩瀬仁紀
<福留と同様に、今季FA権を取得。
まだ球団と接触していないこともあり
権利行使について、態度を明確にせず>
「まだわかりません。
球団の条件なんかを聞かないと何も進まないです。
話を聞いてみないと」
(東京中日、共同通信社毎日jpスポニチ名古屋名古屋ニッカン

◇平井正史
<今年FA権を取得。
きょう5日に球団と最初の交渉する見通しを示す>
「(交渉は)明日(5日)と言われています。
まだ何も考えていません。
ただ、球団の話を聞かないと。条件を見てみないとわからない。
(FAの)申請書類は一応、記入はしていますよ。
宣言する理由はあまりないけど、
(条件に)あまり自分で納得できないようなら宣言するでしょうし。
来年もこのチームでやりたいという気持ちもあります。
まあ、契約交渉が早まったという感じ」
(東京中日、毎日jpスポニチ名古屋名古屋ニッカン


◇落合監督
<中スポインタビュー最終回。
クライマックスシリーズについて。
監督、中日球団は導入に反対意見だったが>
「その意見は一貫して変わらないよ。
ただ、システムとしてやることが決まった以上、
現場としては従うだけ」

<ただ、実際に初めてやってみて、
戦った当事者だから言える改善ポイントは?
来期以降も継続されるだけに、よりよい制度にするために>
「われわれに意見を求められれば言うよ。
たとえば(登録の)人数。
シーズン中と同じ(抹消すると再登録まで10日)と言われても…。
今季限りでユニホームを脱ぐという人がいても
(CS出場チームは)1回使って外すということもできない」

<それは確かに改善できるポイントだと思う>
「クライマックスシリーズをやるというだけで、
細かい話し合いが事前にされてなかったんじゃないかなと思う。
やるのなら、時間をかけてキッチリしたものをつくってほしいんだ。
やったことの成功、失敗というのはあるんだろうし、それはわかる。
でも、今回はあまりに急だったんじゃないかなと。
みんながバタバタしたと思うよ」

<その上、選手会は『戦力外通告を10月2日以降に』と。
さらに現場は混乱した>
「早けりゃ早い(と言い)、遅けりゃ遅いと。
選手会と(機構側)の申し合わせは、現場にはわからないことが多い。
覚書程度(で済ませる)なら、しっかり野球協約に書けばいいんだ。
文書になっていれば、こちらも動きやすい。
ウチはまだいいよ。(西川球団)社長も、(伊藤球団)代表も
何か動きがあればオレの耳に入れてくれるから。
(現場が)知らないってことは各球団、多いと思うよ」

<では、連続日本一を目指す来季に向けて。
『球団マター(事柄)』であるのは承知の上で。
FA・福留の残留については>
「それは何も考えていない。本人が決めること。
われわれがとやかく言うことじゃない。
選手と球団と契約して、初めて監督であるオレが預かる。
それが現場の仕事。間違いのないように言うけど
(福留が)必要じゃないかといえば、必要な選手に決まっている。
だからといって、オレが引き留めにいくことはない。
それは別次元の問題なんだ。
すべての決定権をもつのはFA選手自身なんだから」

<それは自身のFA経験もあるから?>
「行きたいよう、したいよう、
悔いの残さないようにすればいいと思う。
オレは出て行かない。それがこの世界のルールなんだ。
これが活字になると『冷たい』『いらないんだ』と
言われるかもしれない。でもそうじゃない。
残るにしても残らないにしても、球団と話し合えばいい。
監督の出ることではないということなんだ」

<現場としては?>
「いれば、いるチームづくり。
いなければ、いないチームづくりをする。
それが現場の仕事だ」

<それ以外の選手については。来季も競争が激しいはず>
「やったやつだけが日の目を見る世界。
能書きを垂れているヒマはない。
練習をやらされているうちはまだまだだよ。
周りはそう見ても、われわれはそう見ない。
それが本物のレギュラーだ」

<たとえば森野?>
「これから2、3年が(選手として)一番大事な時期だろうね。
まだレギュラーじゃない。
ここから2、3年がんばったら本当のレギュラーになれる。
やっと門を開いて外に出たかなというところ。
井端や荒木クラスが一番練習しているんだぞ。
『あの人たちがこれくらいやるんだから、
オレたちは』と思ってくれるのが何人いるか」
(東京中日『落合監督インタビュー最終回』より)


<4日深夜、日テレ『スポーツうるぐす』に出演。
日本一につながった『2つの疑問』について真相を。
日本シリーズ第5戦、山井を交代させたことについて>
「(右手中指の)マメがなくても岩瀬に代えていた。
(就任して)この4年間、最後は岩瀬でやってきたんだから」

<巨人とのCS第2ステージ第1戦の小笠原先発について、
奇策ではなく、窮余の策だったことも明かす>
「タネ明かしをしますけど、本当は山井だった。
でも右肩を壊しまして…。朝倉と迷って小笠原にした」
サンスポ


フリーエージェント(FA)戦線も解禁され、
週明けとなるきょう5日、いよいよ交渉開始
その動向が注目される、福留、岩瀬、平井
ともに球団との1回目の交渉に臨むようです。
ここまでの動きをみると、宣言をして、
他球団との交渉に踏み切る可能性もある福留は、
まずは中日球団の自分に対する評価を聞くこと。
その上で即決せずに、提示された条件を持ち帰り、
情に流されず、動きを起こしていく姿勢のようです。

一方、日本シリーズを戦ってきた岩瀬、平井は、
権利行使について、態度を明確にせず、慎重な姿勢。
「申請書類は一応記入したものの、来年も
このチームでやりたいという気持ちもある」
という平井
「話を聞いてみないと何も進まない」と話す岩瀬
ともに球団からの条件提示を見て、
宣言するかどうか決めることになりそうです。
ただアジアシリーズが11日までありますから、
もしも宣言するとなれば、かなりの強行軍となるかも。
球団は、最大の懸案事項とも言われる福留とともに
岩瀬、平井の残留へも最大限の努力をするとしていますが、
今回の交渉をはじめ、その動向は注目されそうです。


コースケ打った!3選手ともチームの主力で
残ってほしい選手
やはりその動向は、
注目ですよね。
ただ自分的には、
おそらく宣言しそうな福留よりも
守護神・岩瀬の残留が早く決まってほしいなと思っています。
日本一になれたのは、守護神のチカラが大きかったと。
4試合の8回またぎをしたクライマックスシリーズ、
またあの状況で登板し、完全試合リレーで決めた日本シリーズと
ポストシーズンでは、その存在の大きさを改めて感じました。
もちろん福留も必要な選手なのは、当然のうえの当然。
しかし9年間ケガなく常に登板し、
結果を残してきた岩瀬が抜けたときの方が、
チームにとってそのダメージは、計り知れないような気がします。
球団にはできるだけ、慰留に全力をとお願いしたい。
そして忘れられがちな平井にも
もちろん同じようにお願いします。
ただ「おそらく宣言しそう」と書きましたが、
これで福留が宣言しないで残留してくれたら、なおいいです。


ドラフトからの話題。(4日)

◆樋口賢(尾道商業高)
<高校生ドラフト3巡目指名。
この日、広島県尾道市の尾道国際ホテルで仮契約。
契約金5000万円、年俸540万円(金額は推定)。
日本シリーズは全試合テレビ観戦したが、
唯一黒星を喫したエース・川上への弟子入りを熱望>
「(日本シリーズは)全部、見ました。
すごいチームに入るんだなって。素晴らしいチームです。
いつか将来、日本シリーズで投げられるような投手になりたい。
山井さんの試合もすごかったけど、川上さんはすごい。
普通なら(1回に)3ランを打たれたら崩れると思うんです。
切り替え、修正が早い。精神力もすごいと思いました。
話を聞きたい? いや、聞けないと思います。
でも、見ることで勉強はできる。収穫はあると思う」

<投手陣の層の厚さに度肝を抜かれたというが、
『直球で強気に押す投手』を目指して鍛えていく>
「日本シリーズを見てちょっと不安にもなりました。
この中でチャンスをつかむのは大変でしょうから。
じっくり鍛えて頑張りたいですね」
中スポ共同通信社時事通信


先の高校生ドラフトで指名された2選手のうち、
この日、3巡目指名の樋口投手仮契約
中田スカウト部長らと交渉を行い、入団が内定しました。
日本シリーズ5戦すべてを
TVで見て、感動したという樋口投手
さらに将来、この投手陣にその名を連ねるべく
会見では、決意を新たにしていたようです。

現在は母校でBPやブルペン投球などの練習を続け、
来年1月の新人合同自主トレまで
体力を強化していくと話すイケメン148キロ右腕
まずはプロの練習でしっかり体を作り、力をつけ、
そしていつか憧れの憲伸とともに、1軍投手陣を担えるよう、
ぜひともがんばってもらいたいなと思います。

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